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特表2024-504959NR V2Xで優先化手順を行う方法及び装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-02
(54)【発明の名称】NR V2Xで優先化手順を行う方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/21 20230101AFI20240126BHJP
   H04W 72/56 20230101ALI20240126BHJP
   H04W 72/02 20090101ALI20240126BHJP
【FI】
H04W72/21
H04W72/56
H04W72/02
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023542999
(86)(22)【出願日】2022-01-13
(85)【翻訳文提出日】2023-08-15
(86)【国際出願番号】 KR2022000657
(87)【国際公開番号】W WO2022154526
(87)【国際公開日】2022-07-21
(31)【優先権主張番号】10-2021-0005528
(32)【優先日】2021-01-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】63/143,660
(32)【優先日】2021-01-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】10-2021-0016176
(32)【優先日】2021-02-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0041762
(32)【優先日】2021-03-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】63/175,034
(32)【優先日】2021-04-14
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/175,546
(32)【優先日】2021-04-15
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】10-2021-0049749
(32)【優先日】2021-04-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0060181
(32)【優先日】2021-05-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】502032105
【氏名又は名称】エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド
【氏名又は名称原語表記】LG ELECTRONICS INC.
【住所又は居所原語表記】128, Yeoui-daero, Yeongdeungpo-gu, 07336 Seoul,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 章
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100159259
【弁理士】
【氏名又は名称】竹本 実
(72)【発明者】
【氏名】ファン テソン
(72)【発明者】
【氏名】イ スンミン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA23
5K067DD11
5K067DD24
5K067DD43
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE25
5K067HH28
(57)【要約】
第1の装置が無線通信を行う方法及びこれを支援する装置が提供される。前記方法は、SL(sidelink)HARQ-ACK報告のための第1のPUCCH)と関連した情報を基地局から受信するステップと、PSCCHを介して、PSSCH及び第2のSCIのスケジューリングのための第1のSCI(sidelink control channel)を第2の装置に送信するステップと、前記PSSCHを介して、前記第2のSCI及びデータを前記第2の装置に送信するステップと、前記データに対するSL HARQ-ACK報告を生成するステップと、前記第1のPUCCH及び低い優先順位インデックスの第2のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順を行うステップと、前記第1のPUCCH及び高い優先順位インデックスの第3のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順を行うステップと、SL HARQ-ACK報告を含まない少なくとも一つのPUCCHまたは少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決する手順において第1のPUSCHを選択するステップと、前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決した後に、前記第1のPUCCH及び前記第1のPUSCHに対する重ねを決定するステップと、前記第1のPUSCHが低い優先順位インデックスを有し、及びUCIを含まないことに基づいて、前記第1のPUSCHを介して前記SL HARQ-ACK報告を前記基地局に送信するステップとを含むことができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の装置が無線通信を行う方法において、
SL(sidelink)HARQ(hybrid automatic repeat request)-ACK(acknowledgment)報告のための第1のPUCCH(physical uplink control channel)と関連した情報を基地局から受信するステップと、
PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、PSSCH(physical sidelink shared channel)及び第2のSCIのスケジューリングのための第1のSCI(sidelink control channel)を第2の装置に送信するステップと、
前記PSSCHを介して、前記第2のSCI及びデータを前記第2の装置に送信するステップと、
前記データに対するSL HARQ-ACK報告を生成するステップと、
前記第1のPUCCH及び低い優先順位インデックス(smaller priority index)の第2のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順を行うステップと、
前記第1のPUCCH及び高い優先順位インデックス(larger priority index)の第3のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順を行うステップと、
SL HARQ-ACK報告を含まない少なくとも一つのPUCCHまたは少なくとも一つのPUSCH(physical uplink shared channel)に対する重ねを解決する手順において第1のPUSCHを選択するステップと、
前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決した後に、前記第1のPUCCH及び前記第1のPUSCHに対する重ねを決定するステップと、
前記第1のPUSCHが低い優先順位インデックスを有し、及びUCI(uplink control information)を含まないことに基づいて、前記第1のPUSCHを介して前記SL HARQ-ACK報告を前記基地局に送信するステップと、を含む方法。
【請求項2】
前記第1のPUSCHが低い優先順位インデックスを有し、及び前記UCIを含まないことに基づいて、前記SL HARQ-ACK報告は、前記第1のPUSCHにマルチプレクシングされる、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のPUSCHが高い優先順位インデックスを有することに基づいて、前記第1の装置は、前記SL HARQ-ACK報告を含む前記第1のPUCCHを送信しない、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第1のPUSCHが高い優先順位インデックスを有することに基づいて、前記第1の装置は、前記第1のPUSCHを前記基地局に送信するステップをさらに含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順において、前記第1のPUCCHが前記第2のPUCCHより前記第1の装置により優先視される、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順において、前記第1のPUCCHが前記第3のPUCCHより前記第1の装置により優先視される、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第2のPUCCH及び前記第3のPUCCHは、前記第1のPUCCHと時間領域で一部または全部重なる、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決する以前に、前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順は、前記第1の装置により行われる、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決する以前に、前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順は、前記第1の装置により行われる、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記低い優先順位インデックスは、0である、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記高い優先順位インデックスは、1である、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記低い優先順位インデックスは、eMBB(enhanced mobile broadband)と関連する、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記高い優先順位インデックスは、URLLC(ultra reliable low latency communications)と関連する、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
無線通信を行うように設定された第1の装置において、
命令語を格納する一つ以上のメモリと、
一つ以上の送受信機と、
前記一つ以上のメモリと前記一つ以上の送受信機とを連結する一つ以上のプロセッサと、を備え、
前記一つ以上のプロセッサは、前記命令語を実行して、
SL(sidelink)HARQ(hybrid automatic repeat request)-ACK(acknowledgment)報告のための第1のPUCCH(physical uplink control channel)と関連した情報を基地局から受信し、
PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、PSSCH(physical sidelink shared channel)及び第2のSCIのスケジューリングのための第1のSCI(sidelink control channel)を第2の装置に送信し、
前記PSSCHを介して、前記第2のSCI及びデータを前記第2の装置に送信し、
前記データに対するSL HARQ-ACK報告を生成し、
前記第1のPUCCH及び低い優先順位インデックス(smaller priority index)の第2のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順を行い、
前記第1のPUCCH及び高い優先順位インデックス(larger priority index)の第3のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順を行い、
SL HARQ-ACK報告を含まない少なくとも一つのPUCCHまたは少なくとも一つのPUSCH(physical uplink shared channel)に対する重ねを解決する手順において第1のPUSCHを選択し、
前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決した後に、前記第1のPUCCH及び前記第1のPUSCHに対する重ねを決定し、及び
前記第1のPUSCHが低い優先順位インデックスを有し、及びUCI(uplink control information)を含まないことに基づいて、前記第1のPUSCHを介して前記SL HARQ-ACK報告を前記基地局に送信する、第1の装置。
【請求項15】
無線通信を行う第1の端末を制御するように設定された装置(apparatus)において、
一つ以上のプロセッサと、
前記一つ以上のプロセッサにより実行可能に連結され、及び命令語を格納する一つ以上のメモリと、を備え、
前記一つ以上のプロセッサは、前記命令語を実行して、
SL(sidelink)HARQ(hybrid automatic repeat request)-ACK(acknowledgment)報告のための第1のPUCCH(physical uplink control channel)と関連した情報を基地局から受信し、
PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、PSSCH(physical sidelink shared channel)及び第2のSCIのスケジューリングのための第1のSCI(sidelink control channel)を第2の端末に送信し、
前記PSSCHを介して、前記第2のSCI及びデータを前記第2の端末に送信し、
前記データに対するSL HARQ-ACK報告を生成し、
前記第1のPUCCH及び低い優先順位インデックス(smaller priority index)の第2のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順を行い、
前記第1のPUCCH及び高い優先順位インデックス(larger priority index)の第3のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順を行い、
SL HARQ-ACK報告を含まない少なくとも一つのPUCCHまたは少なくとも一つのPUSCH(physical uplink shared channel)に対する重ねを解決する手順において第1のPUSCHを選択し、
前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決した後に、前記第1のPUCCH及び前記第1のPUSCHに対する重ねを決定し、
前記第1のPUSCHが低い優先順位インデックスを有し、及びUCI(uplink control information)を含まないことに基づいて、前記第1のPUSCHを介して前記SL HARQ-ACK報告を前記基地局に送信する、装置。
【請求項16】
命令語を記録している非一時的コンピュータ読み取り可能格納媒体であって、
前記命令語は、実行されるとき、第1の装置をして:
SL(sidelink)HARQ(hybrid automatic repeat request)-ACK(acknowledgment)報告のための第1のPUCCH(physical uplink control channel)と関連した情報を基地局から受信するようにし、
PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、PSSCH(physical sidelink shared channel)及び第2のSCIのスケジューリングのための第1のSCI(sidelink control channel)を第2の装置に送信するようにし、
前記PSSCHを介して、前記第2のSCI及びデータを前記第2の装置に送信するようにし、
前記データに対するSL HARQ-ACK報告を生成するようにし、
前記第1のPUCCH及び低い優先順位インデックス(smaller priority index)の第2のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順を行うようにし、
前記第1のPUCCH及び高い優先順位インデックス(larger priority index)の第3のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順を行うようにし、
SL HARQ-ACK報告を含まない少なくとも一つのPUCCHまたは少なくとも一つのPUSCH(physical uplink shared channel)に対する重ねを解決する手順において第1のPUSCHを選択するようにし、
前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決した後に、前記第1のPUCCH及び前記第1のPUSCHに対する重ねを決定するようにし、及び
前記第1のPUSCHが低い優先順位インデックスを有し、及びUCI(uplink control information)を含まないことに基づいて、前記第1のPUSCHを介して前記SL HARQ-ACK報告を前記基地局に送信するようにする、非一時的コンピュータ読み取り可能格納媒体。
【請求項17】
基地局が無線通信を行う方法において、
SL(sidelink)HARQ(hybrid automatic repeat request)-ACK(acknowledgment)報告のための第1のPUCCH(physical uplink control channel)と関連した情報を第1の装置に送信するステップと、
低い優先順位インデックス(smaller priority index)の第2のPUCCHと関連した情報、高い優先順位インデックス(larger priority index)の第3のPUCCHと関連した情報、または第1のPUSCH(physical uplink shared channel)と関連した情報のうち、少なくともいずれか一つを前記第1の装置に送信するステップと、
前記第1のPUSCHを前記第1の装置から受信するステップと、を含み、
前記第1のPUCCH及び前記低い優先順位インデックスの第2のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順は、前記第1の装置により行われ、
前記第1のPUCCH及び前記高い優先順位インデックスの第3のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順は、前記第1の装置により行われ、
SL HARQ-ACK報告を含まない少なくとも一つのPUCCHまたは少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決する手順において、前記第1のPUSCHは、前記第1の装置により選択され、
前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決した後に、前記第1のPUCCH及び前記第1のPUSCHは重なり、及び
前記第1のPUSCHが低い優先順位インデックスを有し、及びUCI(uplink control information)を含まないことに基づいて、前記第1のPUSCHを介して前記SL HARQ-ACK報告は、前記基地局に送信される、方法。
【請求項18】
無線通信を行う基地局において、
命令語を格納する一つ以上のメモリと、
一つ以上の送受信機と、
前記一つ以上のメモリと前記一つ以上の送受信機とを連結する一つ以上のプロセッサと、を備え、
前記一つ以上のプロセッサは、前記命令語を実行して、
SL(sidelink)HARQ(hybrid automatic repeat request)-ACK(acknowledgment)報告のための第1のPUCCH(physical uplink control channel)と関連した情報を第1の装置に送信し、
低い優先順位インデックス(smaller priority index)の第2のPUCCHと関連した情報、高い優先順位インデックス(larger priority index)の第3のPUCCHと関連した情報、または第1のPUSCH(physical uplink shared channel)と関連した情報のうち、少なくともいずれか一つを前記第1の装置に送信し、
前記第1のPUSCHを前記第1の装置から受信し、
前記第1のPUCCH及び前記低い優先順位インデックスの第2のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順は、前記第1の装置により行われ、
前記第1のPUCCH及び前記高い優先順位インデックスの第3のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順は、前記第1の装置により行われ、
SL HARQ-ACK報告を含まない少なくとも一つのPUCCHまたは少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決する手順において、前記第1のPUSCHは、前記第1の装置により選択され、
前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決した後に、前記第1のPUCCH及び前記第1のPUSCHは重なり、及び
前記第1のPUSCHが低い優先順位インデックスを有し、及びUCI(uplink control information)を含まないことに基づいて、前記第1のPUSCHを介して前記SL HARQ-ACK報告は、前記基地局に送信される、基地局。
【請求項19】
無線通信を行う基地局を制御するように設定された装置(apparatus)において、
一つ以上のプロセッサと、
前記一つ以上のプロセッサにより実行可能に連結され、及び命令語を格納する一つ以上のメモリと、を備え、
前記一つ以上のプロセッサは、前記命令語を実行して、
SL(sidelink)HARQ(hybrid automatic repeat request)-ACK(acknowledgment)報告のための第1のPUCCH(physical uplink control channel)と関連した情報を第1の端末に送信し、
低い優先順位インデックス(smaller priority index)の第2のPUCCHと関連した情報、高い優先順位インデックス(larger priority index)の第3のPUCCHと関連した情報、または第1のPUSCH(physical uplink shared channel)と関連した情報のうち、少なくともいずれか一つを前記第1の端末に送信し、及び
前記第1のPUSCHを前記第1の端末から受信し、
前記第1のPUCCH及び前記低い優先順位インデックスの第2のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順は、前記第1の端末により行われ、
前記第1のPUCCH及び前記高い優先順位インデックスの第3のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順は、前記第1の端末により行われ、
SL HARQ-ACK報告を含まない少なくとも一つのPUCCHまたは少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決する手順において、前記第1のPUSCHは、前記第1の端末により選択され、
前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決した後に、前記第1のPUCCH及び前記第1のPUSCHは重なり、及び
前記第1のPUSCHが低い優先順位インデックスを有し、及びUCI(uplink control information)を含まないことに基づいて、前記第1のPUSCHを介して前記SL HARQ-ACK報告は、前記基地局に送信される、装置。
【請求項20】
命令語を記録している非一時的コンピュータ読み取り可能格納媒体であって、
前記命令語は、実行されるとき、基地局をして:
SL(sidelink)HARQ(hybrid automatic repeat request)-ACK(acknowledgment)報告のための第1のPUCCH(physical uplink control channel)と関連した情報を第1の装置に送信するようにし、
低い優先順位インデックス(smaller priority index)の第2のPUCCHと関連した情報、高い優先順位インデックス(larger priority index)の第3のPUCCHと関連した情報、または第1のPUSCH(physical uplink shared channel)と関連した情報のうち、少なくともいずれか一つを前記第1の装置に送信するようにし、
前記第1のPUSCHを前記第1の装置から受信するようにし、
前記第1のPUCCH及び前記低い優先順位インデックスの第2のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順は、前記第1の装置により行われ、
前記第1のPUCCH及び前記高い優先順位インデックスの第3のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順は、前記第1の装置により行われ、
SL HARQ-ACK報告を含まない少なくとも一つのPUCCHまたは少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決する手順において、前記第1のPUSCHは、前記第1の装置により選択され、
前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決した後に、前記第1のPUCCH及び前記第1のPUSCHは重なり、及び
前記第1のPUSCHが低い優先順位インデックスを有し、及びUCI(uplink control information)を含まないことに基づいて、前記第1のPUSCHを介して前記SL HARQ-ACK報告は、前記基地局に送信される、非一時的コンピュータ読み取り可能格納媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、無線通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
サイドリンク(sidelink、SL)とは、端末(User Equipment、UE)間に直接的なリンクを設定し、基地局(Base Station、BS)を経ずに、端末間に音声またはデータなどを直接やり取りする通信方式を意味する。SLは、急速に増加するデータトラフィックによる基地局の負担を解決することができる一つの方案として考慮されている。V2X(vehicle-to-everything)は、有/無線通信を介して他の車両、歩行者、インフラが構築されたモノなどと情報を交換する通信技術を意味する。V2Xは、V2V(vehicle-to-vehicle)、V2I(vehicle-to-infrastructure)、V2N(vehicle-to-network)、及びV2P(vehicle-to-pedestrian)のような四つの類型に区分されることができる。V2X通信は、PC5インターフェース及び/またはUuインターフェースを介して提供されることができる。
【0003】
一方、一層多くの通信機器が一層大きい通信容量を要求するにつれて、既存の無線アクセス技術(Radio Access Technology、RAT)に比べて向上したモバイル広帯域(mobile broadband)通信に対する必要性が台頭されている。それによって、信頼度(reliability)及び遅延(latency)に敏感なサービスまたは端末を考慮した通信システムが論議されており、改善された移動広帯域通信、マッシブMTC(Machine Type Communication)、URLLC(Ultra-Reliable and Low Latency Communication)などを考慮した次世代無線接続技術を新しいRAT(new radio access technology)またはNR(new radio)と称することができる。NRでもV2X(vehicle-to-everything)通信がサポートされることができる。
【0004】
図1は、NR以前のRATに基づくV2X通信とNRに基づくV2X通信を比較して説明するための図面である。図1の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0005】
V2X通信と関連して、NR以前のRATではBSM(Basic Safety Message)、CAM(Cooperative Awareness Message)、DENM(Decentralized Environmental Notification Message)のようなV2Xメッセージに基づいて、安全サービス(safety service)を提供する方案が主に論議された。V2Xメッセージは、位置情報、動的情報、属性情報などを含むことができる。例えば、端末は、周期的なメッセージ(periodic message)タイプのCAM、及び/またはイベントトリガメッセージ(event triggered message)タイプのDENMを他の端末に送信できる。
【0006】
以後、V2X通信と関連して、多様なV2XシナリオがNRで提示されている。例えば、多様なV2Xシナリオは、車両プラトー二ング(vehicle platooning)、向上したドライビング(advanced driving)、拡張されたセンサ(extended sensors)、リモートドライビング(remoted riving)などを含むことができる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
一方、SL HARQ-ACK報告のためのPUCCHと前記eMBB PUCCH及び/またはeMBB PUSCH及び/またはURLLC PUCCH及び/またはURLLC PUSCHとが時間上に重なった場合に端末の動作を定義する必要がある。例えば、SL PUCCH、eMBB PUCCH、eMBB PUSCH、URLLC PUCCH、及び/またはURLLC PUSCHのうち、少なくともいずれか一つが時間領域で一部または全部重なる場合、端末は、前記チャネルの中で送信するチャネルを決定する必要がある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
一実施例において、第1の装置が無線通信を行う方法が提供され得る。前記方法は、SL(sidelink)HARQ(hybrid automatic repeat request)-ACK(acknowledgment)報告のための第1のPUCCH(physical uplink control channel)と関連した情報を基地局から受信するステップと、PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、PSSCH(physical sidelink shared channel)及び第2のSCIのスケジューリングのための第1のSCI(sidelink control channel)を第2の装置に送信するステップと、前記PSSCHを介して、前記第2のSCI及びデータを前記第2の装置に送信するステップと、前記データに対するSL HARQ-ACK報告を生成するステップと、前記第1のPUCCH及び低い優先順位インデックス(smaller priority index)の第2のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順を行うステップと、前記第1のPUCCH及び高い優先順位インデックス(larger priority index)の第3のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順を行うステップと、SL HARQ-ACK報告を含まない少なくとも一つのPUCCHまたは少なくとも一つのPUSCH(physical uplink shared channel)に対する重ねを解決する手順において第1のPUSCHを選択するステップと、前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決した後に、前記第1のPUCCH及び前記第1のPUSCHに対する重ねを決定するステップと、前記第1のPUSCHが低い優先順位インデックスを有し、及びUCI(uplink control information)を含まないことに基づいて、前記第1のPUSCHを介して前記SL HARQ-ACK報告を前記基地局に送信するステップとを含むことができる。
【0009】
一実施例において、無線通信を行う第1の装置が提供され得る。前記第1の装置は、命令語を格納する一つ以上のメモリと、一つ以上の送受信機と、前記一つ以上のメモリと前記一つ以上の送受信機とを連結する一つ以上のプロセッサとを備えることができる。例えば、前記一つ以上のプロセッサは、前記命令語を実行して、SL(sidelink)HARQ(hybrid automatic repeat request)-ACK(acknowledgment)報告のための第1のPUCCH(physical uplink control channel)と関連した情報を基地局から受信し、PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、PSSCH(physical sidelink shared channel)及び第2のSCIのスケジューリングのための第1のSCI(sidelink control channel)を第2の装置に送信し、前記PSSCHを介して、前記第2のSCI及びデータを前記第2の装置に送信し、前記データに対するSL HARQ-ACK報告を生成し、前記第1のPUCCH及び低い優先順位インデックス(smaller priority index)の第2のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順を行い、前記第1のPUCCH及び高い優先順位インデックス(larger priority index)の第3のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順を行い、SL HARQ-ACK報告を含まない少なくとも一つのPUCCHまたは少なくとも一つのPUSCH(physical uplink shared channel)に対する重ねを解決する手順において第1のPUSCHを選択し、前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決した後に、前記第1のPUCCH及び前記第1のPUSCHに対する重ねを決定し、前記第1のPUSCHが低い優先順位インデックスを有し、及びUCI(uplink control information)を含まないことに基づいて、前記第1のPUSCHを介して前記SL HARQ-ACK報告を前記基地局に送信することができる。
【発明の効果】
【0010】
端末がSL通信を効率的に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
図1】NR以前のRATに基づくV2X通信とNRに基づくV2X通信を比較して説明するための図面である。
図2】本開示の一実施例に係る、NRシステムの構造を示す。
図3】本開示の一実施形態に係る、無線プロトコル構造(radio protocol architecture)を示す。
図4】本開示の一実施例に係る、NRの無線フレームの構造を示す。
図5】本開示の一実施例に係る、NRフレームのスロット構造を示す。
図6】本開示の一実施例に係る、BWPの一例を示す。
図7】本開示の一実施例に係る、V2XまたはSL通信を実行する端末を示す。
図8】本開示の一実施例によって、端末が送信モードによってV2XまたはSL通信を実行する手順を示す。
図9】本開示の一実施例に係る、三つのキャストタイプを示す。
図10】本開示の一実施例によって、端末がUL送信に対する優先化を行う手順を示す。
図11】本開示の一実施例によって、第1の装置が無線通信を行う方法を示す。
図12】本開示の一実施例によって、基地局が無線通信を行う方法を示す。
図13】本開示の一実施例に係る、通信システム1を示す。
図14】本開示の一実施例に係る、無線機器を示す。
図15】本開示の一実施例に係る、送信信号のための信号処理回路を示す。
図16】本開示の一実施例に係る、無線機器を示す。
図17】本開示の一実施例に係る携帯機器を示す。
図18】本開示の一実施例に係る、車両または自律走行車両を示す。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本明細書において“AまたはB(A or B)”は“ただA”、“ただB”または“AとBの両方とも”を意味することができる。また、本明細書において“AまたはB(A or B)”は“A及び/またはB(A and/or B)”と解釈されることができる。例えば、本明細書において“A、BまたはC(A、B or C)”は“ただA”、“ただB”、“ただC”、または“A、B及びCの任意の全ての組み合わせ(any combination of A、B and C)”を意味することができる。
【0013】
本明細書で使われるスラッシュ(/)や読点(comma)は“及び/または(and/or)”を意味することができる。例えば、“A/B”は“A及び/またはB”を意味することができる。それによって、“A/B”は“ただA”、“ただB”、または“AとBの両方とも”を意味することができる。例えば、“A、B、C”は“A、BまたはC”を意味することができる。
【0014】
本明細書において“少なくとも一つのA及びB(at least one of A and B)”は、“ただA”、“ただB”または“AとBの両方とも”を意味することができる。また、本明細書において“少なくとも一つのAまたはB(at least one of A or B)”や“少なくとも一つのA及び/またはB(at least one of A and/or B)”という表現は“少なくとも一つのA及びB(at least one of A and B)”と同じく解釈されることができる。
【0015】
また、本明細書において“少なくとも一つのA、B及びC(at least one of A、B and C)”は、“ただA”、“ただB”、“ただC”、または“A、B及びCの任意の全ての組み合わせ(any combination of A、B and C)”を意味することができる。また、“少なくとも一つのA、BまたはC(at least one of A、B or C)”や“少なくとも一つのA、B及び/またはC(at least one of A、B and/or C)”は“少なくとも一つのA、B及びC(at least one of A、B and C)”を意味することができる。
【0016】
また、本明細書で使われる括弧は“例えば(for example)”を意味することができる。具体的に、“制御情報(PDCCH)”で表示された場合、“制御情報”の一例として“PDCCH”が提案されたものである。また、本明細書の“制御情報”は“PDCCH”に制限(limit)されずに、“PDCCH”が“制御情報”の一例として提案されたものである。また、“制御情報(即ち、PDCCH)”で表示された場合も、“制御情報”の一例として“PDCCH”が提案されたものである。
【0017】
本明細書において、一つの図面内で個別的に説明される技術的特徴は、個別的に具現されることもでき、同時に具現されることもできる。
【0018】
以下の技術は、CDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC-FDMA(single carrier frequency division multiple access)などのような多様な無線通信システムに使われることができる。CDMAは、UTRA(universal terrestrial radio access)やCDMA2000のような無線技術で具現されることができる。TDMAは、GSM(global system for mobile communications)/GPRS(general packet radio service)/EDGE(enhanced data rates for GSM evolution)のような無線技術で具現されることができる。OFDMAは、IEEE(institute of electrical and electronics engineers)802.11(Wi-Fi(登録商標))、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802-20、E-UTRA(evolved UTRA)などのような無線技術で具現されることができる。IEEE802.16mは、IEEE802.16eの進化であって、IEEE802.16eに基づくシステムとの下位互換性(backward compatibility)を提供する。UTRAは、UMTS(universal mobile telecommunications system)の一部である。3GPP(登録商標)(3rd generation partnership project)LTE(long term evolution)は、E-UTRA(evolved-UMTS terrestrial radio access)を使用するE-UMTS(evolved UMTS)の一部として、ダウンリンクでOFDMAを採用し、アップリンクでSC-FDMAを採用する。LTE-A(advanced)は、3GPP LTEの進化である。
【0019】
5G NRは、LTE-Aの後続技術であって、高性能、低遅延、高可用性などの特性を有する新しいClean-slate形態の移動通信システムである。5G NRは、1GHz未満の低周波帯域から1GHz~10GHzの中間周波帯域、24GHz以上の高周波(ミリ波)帯域など、使用可能な全てのスペクトラムリソースを活用することができる。
【0020】
説明を明確にするために、5G NRを中心に記述するが、本開示の一実施例に係る技術的思想がこれに制限されるものではない。
【0021】
図2は、本開示の一実施例に係る、NRシステムの構造を示す。図2の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0022】
図2を参照すると、NG-RAN(Next Generation-Radio Access Network)は、端末10にユーザ平面及び制御平面のプロトコル終端(termination)を提供する基地局20を含むことができる。例えば、基地局20は、gNB(next generation-NodeB)及び/またはeNB(evolved-NodeB)を含むことができる。例えば、端末10は、固定されてもよいし、移動性を有してもよく、MS(Mobile Station)、UT(User Terminal)、SS(Subscriber Station)、MT(Mobile Terminal)、無線機器(Wireless Device)等、他の用語とも呼ばれる。例えば、基地局は、端末10と通信する固定局(fixed station)であり、BTS(Base Transceiver System)、アクセスポイント(Access Point)等、他の用語とも呼ばれる。
【0023】
図2の実施例は、gNBのみを含む場合を例示する。基地局20は、相互間にXnインターフェースで連結されることができる。基地局20は、5世代コアネットワーク(5G Core Network:5GC)とNGインターフェースを介して連結されることができる。より具体的に、基地局20は、NG-Cインターフェースを介してAMF(access and mobility management function)30と連結されることができ、NG-Uインターフェースを介してUPF(user plane function)30と連結されることができる。
【0024】
端末とネットワークとの間の無線インターフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)の階層は、通信システムで広く知られた開放型システム間相互接続(Open System Interconnection、OSI)基準モデルの下位3個階層に基づいてL1(第1の階層)、L2(第2の階層)、L3(第3の階層)に区分されることができる。このうち、第1の階層に属する物理階層は、物理チャネル(Physical Channel)を利用した情報転送サービス(Information Transfer Service)を提供し、第3の階層に位置するRRC(Radio Resource Control)階層は、端末とネットワークとの間に無線リソースを制御する役割を遂行する。そのために、RRC階層は、端末と基地局との間のRRCメッセージを交換する。
【0025】
図3は本開示の一実施形態に係る、無線プロトコル構造(radio protocol architecture)を示す。図3の実施形態は本開示の様々な実施形態と組み合わせることができる。具体的には、図3の(a)はUu通信のためのユーザ平面(user plane)の無線プロトコルスタック(stack)を示し、図3の(b)はUu通信のための制御平面(control plane)の無線プロトコルスタックを示す。図3の(c)はSL通信のためのユーザ平面の無線プロトコルスタックを示し、図3の(d)はSL通信のための制御平面の無線プロトコルスタックを示す。
【0026】
図3を参照すると、物理階層(physical layer)は、物理チャネルを利用して上位階層に情報転送サービスを提供する。物理階層は、上位階層であるMAC(Medium Access Control)階層とはトランスポートチャネル(transport channel)を介して連結されている。トランスポートチャネルを介してMAC階層と物理階層との間にデータが移動する。トランスポートチャネルは、無線インターフェースを介してデータがどのようにどんな特徴に送信されるかによって分類される。
【0027】
互いに異なる物理階層間、即ち、送信機と受信機の物理階層間は、物理チャネルを介してデータが移動する。前記物理チャネルは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式に変調されることができ、時間と周波数を無線リソースとして活用する。
【0028】
MAC階層は、論理チャネル(logical channel)を介して上位階層であるRLC(radio link control)階層にサービスを提供する。MAC階層は、複数の論理チャネルから複数のトランスポートチャネルへのマッピング機能を提供する。また、MAC階層は、複数の論理チャネルから単数のトランスポートチャネルへのマッピングによる論理チャネル多重化機能を提供する。MAC副階層は、論理チャネル上のデータ転送サービスを提供する。
【0029】
RLC階層は、RLC SDU(Service Data Unit)の連結(concatenation)、分割(segmentation)、及び再結合(reassembly)を実行する。無線ベアラ(Radio Bearer、RB)が要求する多様なQoS(Quality of Service)を保障するために、RLC階層は、透明モード(Transparent Mode、TM)、非確認モード(Unacknowledged Mode、UM)、及び確認モード(Acknowledged Mode、AM)の三つの動作モードを提供する。AM RLCは、ARQ(automatic repeat request)を介してエラー訂正を提供する。
【0030】
RRC(Radio Resource Control)層は制御平面でのみ定義される。RRC層は無線ベアラの設定(configuration)、再設定(re-configuration)及び解除(release)に関連して論理チャネル、送信チャネル及び物理チャネルの制御を担当する。RBは端末とネットワーク間のデータ伝送のために第1層(physical層または、PHY層)及び第2層(MAC層、RLC層、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)層、SDAP(Service Data Adaptation Protocol)層)によって提供される論理経路を意味する。
【0031】
ユーザ平面でのPDCP階層の機能は、ユーザデータの伝達、ヘッダ圧縮(header compression)、及び暗号化(ciphering)を含む。制御平面でのPDCP階層の機能は、制御平面データの伝達及び暗号化/完全性保護(integrity protection)を含む。
【0032】
SDAP(Service Data Adaptation Protocol)階層は、ユーザ平面でのみ定義される。SDAP階層は、QoSフロー(flow)とデータ無線ベアラとの間のマッピング、ダウンリンク及びアップリンクパケット内のQoSフロー識別子(ID)マーキングなどを実行する。
【0033】
RBが設定されるとは、特定サービスを提供するために無線プロトコル階層及びチャネルの特性を規定し、各々の具体的なパラメータ及び動作方法を設定する過程を意味する。また、RBは、SRB(Signaling Radio Bearer)とDRB(Data Radio Bearer)の二つに分けられる。SRBは、制御平面でRRCメッセージを送信する通路として使われ、DRBは、ユーザ平面でユーザデータを送信する通路として使われる。
【0034】
端末のRRC階層と基地局のRRC階層との間にRRC接続(RRC connection)が確立されると、端末は、RRC_CONNECTED状態にあるようになり、そうでない場合、RRC_IDLE状態にあるようになる。NRの場合、RRC_INACTIVE状態がさらに定義され、RRC_INACTIVE状態の端末は、コアネットワークとの連結を維持し、それに対して、基地局との連結を解約(release)することができる。
【0035】
ネットワークから端末にデータを送信するダウンリンクトランスポートチャネルには、システム情報を送信するBCH(Broadcast Channel)と、その以外にユーザトラフィックや制御メッセージを送信するダウンリンクSCH(SharedChannel)とがある。ダウンリンクマルチキャストまたはブロードキャストサービスのトラフィックまたは制御メッセージの場合、ダウンリンクSCHを介して送信されることもでき、または別途のダウンリンクMCH(Multicast Channel)を介して送信されることもできる。一方、端末からネットワークにデータを送信するアップリンクトランスポートチャネルには、初期制御メッセージを送信するRACH(Random Access Channel)と、その以外にユーザトラフィックや制御メッセージを送信するアップリンクSCH(Shared Channel)とがある。
【0036】
トランスポートチャネルの上位において、トランスポートチャネルにマッピングされる論理チャネル(Logical Channel)では、BCCH(Broadcast Control Channel)、PCCH(Paging Control Channel)、CCCH(Common Control Channel)、MCCH(Multicast Control Channel)、MTCH(Multicast Traffic Channel)などがある。
【0037】
図4は、本開示の一実施例に係る、NRの無線フレームの構造を示す。図4の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0038】
図4を参照すると、NRにおいて、アップリンク及びダウンリンク送信で無線フレームを使用することができる。無線フレームは、10msの長さを有し、2個の5msハーフ-フレーム(Half-Frame、HF)に定義されることができる。ハーフ-フレームは、5個の1msサブフレーム(Subframe、SF)を含むことができる。サブフレームは、一つ以上のスロットに分割されることができ、サブフレーム内のスロット個数は、副搬送波間隔(Subcarrier Spacing、SCS)によって決定されることができる。各スロットは、CP(cyclic prefix)によって12個または14個のOFDM(A)シンボルを含むことができる。
【0039】
ノーマルCP(normal CP)が使われる場合、各スロットは、14個のシンボルを含むことができる。拡張CPが使われる場合、各スロットは、12個のシンボルを含むことができる。ここで、シンボルは、OFDMシンボル(または、CP-OFDMシンボル)、SC-FDMA(Single Carrier-FDMA)シンボル(または、DFT-s-OFDM(Discrete Fourier Transform-spread-OFDM)シンボル)を含むことができる。
【0040】
以下の表1は、ノーマルCPが使われる場合、SCS設定(u)によってスロット別シンボルの個数(Nslot symb)、フレーム別スロットの個数(Nframe,u slot)とサブフレーム別スロットの個数(Nsubframe,u slot)を例示する。
【0041】
【表1】
【0042】
表2は、拡張CPが使用される場合、SCSによって、スロット別シンボルの個数、フレーム別スロットの個数とサブフレーム別スロットの個数を例示する。
【0043】
【表2】
【0044】
NRシステムでは、一つの端末に併合される複数のセル間にOFDM(A)ヌメロロジー(numerology)(例えば、SCS、CP長さなど)が異なるように設定されることができる。それによって、同じ数のシンボルで構成された時間リソース(例えば、サブフレーム、スロットまたはTTI)(便宜上、TU(Time Unit)と通称)の(絶対時間)区間が併合されたセル間に異なるように設定されることができる。
【0045】
NRにおいて、多様な5Gサービスをサポートするための多数のヌメロロジー(numerology)またはSCSがサポートされることができる。例えば、SCSが15kHzである場合、伝統的なセルラーバンドでの広い領域(wide area)がサポートされることができ、SCSが30kHz/60kHzである場合、密集した-都市(dense-urban)、より低い遅延(lower latency)、及びより広いキャリア帯域幅(wider carrier bandwidth)がサポートされることができる。SCSが60kHzまたはそれより高い場合、位相雑音(phase noise)を克服するために24.25GHzより大きい帯域幅がサポートされることができる。
【0046】
NR周波数バンド(frequency band)は、二つのタイプの周波数範囲(frequency range)に定義されることができる。前記二つのタイプの周波数範囲は、FR1及びFR2である。周波数範囲の数値は、変更されることができ、例えば、前記二つのタイプの周波数範囲は、以下の表3の通りである。NRシステムで使われる周波数範囲のうち、FR1は“sub 6GHz range”を意味することができ、FR2は“above 6GHz range”を意味することができ、ミリ波(millimeter wave、mmW)と呼ばれることができる。
【0047】
【表3】
【0048】
前述したように、NRシステムの周波数範囲の数値は、変更されることができる。例えば、FR1は、以下の表4のように410MHz乃至7125MHzの帯域を含むことができる。即ち、FR1は、6GHz(または、5850、5900、5925MHz等)以上の周波数帯域を含むことができる。例えば、FR1内で含まれる6GHz(または、5850、5900、5925MHz等)以上の周波数帯域は、非免許帯域(unlicensed band)を含むことができる。非免許帯域は、多様な用途で使われることができ、例えば、車両のための通信(例えば、自律走行)のために使われることができる。
【0049】
【表4】
【0050】
図5は、本開示の一実施例に係る、NRフレームのスロット構造を示す。図5の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0051】
図5を参照すると、スロットは、時間領域で複数のシンボルを含む。例えば、ノーマルCPの場合、一つのスロットが14個のシンボルを含み、拡張CPの場合、一つのスロットが12個のシンボルを含むことができる。または、ノーマルCPの場合、一つのスロットが7個のシンボルを含み、拡張CPの場合、一つのスロットが6個のシンボルを含むことができる。
【0052】
搬送波は、周波数領域で複数の副搬送波を含む。RB(Resource Block)は、周波数領域で複数(例えば、12)の連続した副搬送波に定義されることができる。BWP(Bandwidth Part)は、周波数領域で複数の連続した(P)RB((Physical)Resource Block)に定義されることができ、一つのヌメロロジー(numerology)(例えば、SCS、CP長さなど)に対応されることができる。搬送波は、最大N個(例えば、5個)のBWPを含むことができる。データ通信は、活性化されたBWPを介して実行されることができる。各々の要素は、リソースグリッドでリソース要素(Resource Element、RE)と呼ばれ、一つの複素シンボルがマッピングされることができる。
【0053】
以下、BWP(Bandwidth Part)及びキャリアに対して説明する。
【0054】
BWP(Bandwidth Part)は、与えられたヌメロロジーでPRB(physical resource block)の連続的な集合である。PRBは、与えられたキャリア上で与えられたヌメロロジーに対するCRB(common resource block)の連続的な部分集合から選択されることができる。
【0055】
例えば、BWPは活性(active)BWP、イニシャル(initial)BWP及び/又はデフォルト(default)BWPの中で少なくともいずれか一つである。例えば、端末はPCell(primary cell)上の活性(active)DL BWP以外のDL BWPにおいてダウンリンク無線リンク品質(downlink radiolink quality)をモニタリングしない場合がある。例えば、端末は活性DL BWPの外部においてPDCCH、PDSCH(physical downlink shared channel)又はCSI-RS(reference signal)(ただし、RRM除外)を受信しない。例えば、端末は非活性DL BWPに対するCSI(Channel State Information)報告をトリガーしない。例えば、端末は活性UL BWP外部においてPUCCH(physical uplink control channel)又はPUSCH(physical uplink shared channel)を送信しない。例えば、ダウンリンクであるとき、イニシャルBWPは(PBCH(physical broadcast channel)によって設定された)RMSI(remaining minimum system information)CORESET(control resource set)に対する連続RBセットとして与えられる。例えば、アップリンクであるとき、イニシャルBWPはランダムアクセス手順のためにSIB(system information block)によって与えられる。例えば、デフォルトBWPは上位層によって設定される。例えば、デフォルトBWPの初期の値はイニシャルDL BWPである。省エネのために、端末が一定期間の間DCIを検出することができないとき、端末は前記端末の活性BWPをデフォルトBWPに切り替えることができる。
【0056】
一方、BWPは、SLに対して定義されることができる。同じSL BWPは、送信及び受信に使われることができる。例えば、送信端末は、特定BWP上でSLチャネルまたはSL信号を送信することができ、受信端末は、前記特定BWP上でSLチャネルまたはSL信号を受信することができる。免許キャリア(licensed carrier)で、SL BWPは、Uu BWPと別途に定義されることができ、SL BWPは、Uu BWPと別途の設定シグナリング(separate configuration signalling)を有することができる。例えば、端末は、SL BWPのための設定を基地局/ネットワークから受信することができる。 例えば、端末は、 Uu BWPのための設定を基地局/ネットワークから受信することができる。SL BWPは、キャリア内でout-of-coverage NR V2X端末及びRRC_IDLE端末に対して(あらかじめ)設定されることができる。RRC_CONNECTEDモードの端末に対して、少なくとも一つのSL BWPがキャリア内で活性化されることができる。
【0057】
図6は、本開示の一実施例に係る、BWPの一例を示す。図6の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。図6の実施例において、BWPは、3個と仮定する。
【0058】
図6を参照すると、CRB(common resource block)は、キャリアバンドの一側端から他側端まで番号が付けられたキャリアリソースブロックである。そして、PRBは、各BWP内で番号が付けられたリソースブロックである。ポイントAは、リソースブロックグリッド(resource block grid)に対する共通参照ポイント(common reference point)を指示することができる。
【0059】
BWPは、ポイントA、ポイントAからのオフセット(Nstart BWP)及び帯域幅(Nsize BWP)により設定されることができる。例えば、ポイントAは、全てのヌメロロジー(例えば、該当キャリアでネットワークによりサポートされる全てのヌメロロジー)のサブキャリア0が整列されるキャリアのPRBの外部参照ポイントである。例えば、オフセットは、与えられたヌメロロジーで最も低いサブキャリアとポイントAとの間のPRB間隔である。例えば、帯域幅は、与えられたヌメロロジーでPRBの個数である。
【0060】
以下、V2XまたはSL通信に対して説明する。
【0061】
SLSS(Sidelink Synchronization Signal)は、SL特定的なシーケンス(sequence)であって、PSSS(Primary Sidelink Synchronization Signal)と、SSSS(Secondary Sidelink Synchronization Signal)とを含むことができる。前記PSSSは、S-PSS(Sidelink Primary Synchronization Signal)と称し、前記SSSSは、S-SSS(Sidelink Secondary Synchronization Signal)と称することができる。例えば、長さ-127M-シーケンス(length-127 M-sequences)がS-PSSに対して使われることができ、長さ-127ゴールド-シーケンス(length-127 Gold sequences)がS-SSSに対して使われることができる。例えば、端末は、S-PSSを利用して最初信号を検出(signal detection)することができ、同期を取得することができる。例えば、端末は、S-PSS及びS-SSSを利用して細部同期を取得することができ、同期信号IDを検出することができる。
【0062】
PSBCH(Physical Sidelink Broadcast Channel)はSL信号送受信の前に端末が真っ先に知るべき基本となる(システム)情報が送信される(放送)チャネルである。例えば、前記基本となる情報はSLSSに関連する情報、デュプレックスモード(Duplex Mode、DM)、TDDUL/DL(Time Division Duplex Uplink/Downlink)構成、リソースプール関連情報、SLSSに関連するアプリケーションの種類、サブフレームオフセット、放送情報などである。例えば、PSBCH性能の評価のために、NR V2Xにおいて、PSBCHのペイロードの大きさは24ビットのCRC(Cyclic Redundancy Check)を含んで56ビットである。
【0063】
S-PSS、S-SSS、及びPSBCHは、周期的送信をサポートするブロックフォーマット(例えば、SLSS(Synchronization Signal)/PSBCHブロック、以下、S-SSB(Sidelink-Synchronization Signal Block ))に含まれることができる。前記S-SSBは、キャリア内のPSCCH(Physical Sidelink Control Channel)/PSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)と同じヌメロロジー(即ち、SCS及びCP長さ)を有することができ、送信帯域幅は、(あらかじめ)設定されたSL BWP(Sidelink Bandwidth Part)内にある。例えば、S-SSBの帯域幅は、11RB(Resource Block)である。例えば、PSBCHは、11RBにわたっている。そして、S-SSBの周波数位置は、(あらかじめ)設定されることができる。したがって、端末は、キャリアでS-SSBを見つけるために周波数で仮設検出(hypothesis detection)を実行する必要がない。
【0064】
図7は、本開示の一実施例に係る、V2XまたはSL通信を実行する端末を示す。図7の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
【0065】
図7を参照すると、V2XまたはSL通信における端末という用語は、主にユーザの端末を意味することができる。しかしながら、基地局のようなネットワーク装備が端末間の通信方式によって信号を送受信する場合、基地局も一種の端末と見なされることもできる。例えば、端末1は、第1の装置100であり、端末2は、第2の装置200である。
【0066】
例えば、端末1は、一連のリソースの集合を意味するリソースプール(resource pool)内で特定のリソースに該当するリソース単位(resource unit)を選択することができる。そして、端末1は、前記リソース単位を使用してSL信号を送信することができる。例えば、受信端末である端末2は、端末1が信号を送信することができるリソースプールの設定を受けことができ、前記リソースプール内で端末1の信号を検出することができる。
【0067】
ここで、端末1が基地局の連結範囲内にある場合、基地局は、リソースプールを端末1に知らせることができる。それに対して、端末1が基地局の連結範囲外にある場合、他の端末がリソースプールを知らせ、または端末1は、事前に設定されたリソースプールを使用することができる。
【0068】
一般に、リソースプールは、複数のリソース単位で構成されることができ、各端末は、一つまたは複数のリソース単位を選定し、自分のSL信号の送信に使用することができる。
【0069】
以下、SLでリソース割当(resource allocation)に対して説明する。
【0070】
図8は、本開示の一実施例によって、端末が送信モードによってV2XまたはSL通信を実行する手順を示す。図8の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。本開示の多様な実施例において、送信モードは、モードまたはリソース割当モードと称することができる。以下、説明の都合上、LTEにおいて、送信モードは、LTE送信モードと称することができ、NRにおいて、送信モードは、NRリソース割当モードと称することができる。
【0071】
例えば、図8の(a)は、LTE送信モード1またはLTE送信モード3と関連した端末動作を示す。または、例えば、図8の(a)は、NRリソース割当モード1と関連した端末動作を示す。例えば、LTE送信モード1は、一般的なSL通信に適用されることができ、LTE送信モード3は、V2X通信に適用されることができる。
【0072】
例えば、図8の(b)は、LTE送信モード2またはLTE送信モード4と関連した端末動作を示す。または、例えば、図8の(b)は、NRリソース割当モード2と関連した端末動作を示す。
【0073】
図8の(а)を参照すると、LTE送信モード1、LTE送信モード3またはNRリソース割り当てモード1において、基地局はSL送信のために端末によって用いられるSLリソースをスケジューリングすることができる。例えば、基地局は端末1にPDCCH(例えば、DCI(Downlink Control Information))またはRRCシグナリング(例えば、Configured Grant Type1またはConfigured Grant Type2)を介してリソーススケジューリングを実行することができ、端末1は前記リソーススケジューリングによって端末2とV2XまたはSL通信を実行することができる。例えば、端末1はPSCCH(Physical Sidelink Control Channel)を介してSCI(Sidelink Control Information)を端末2に送信した後、前記SCIに基づいたデータをPSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)を介して端末2に送信することができる。
【0074】
例えば、NR資源割当モード1で、端末は、動的グラント(dynamic grant)を介して一つのTB(Transport Block)の一つ以上のSL送信のための資源を基地局から提供または割り当てられることができる。例えば、基地局は、動的グラントを利用してPSCCH及び/またはPSSCHの送信のための資源を端末に提供することができる。例えば、送信端末は、受信端末から受信したSL HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)フィードバックを基地局に報告することができる。この場合、基地局がSL送信のための資源を割り当てるためのPDCCH内の指示(indication)に基づいて、SL HARQフィードバックを基地局に報告するためのPUCCH資源及びタイミング(timing)が決定され得る。
【0075】
例えば、DCIは、DCI受信とDCIによりスケジューリングされた1番目のSL送信との間のスロットオフセットを表すことができる。例えば、SL送信資源をスケジューリングするDCIと1番目にスケジューリングされたSL送信資源との間の最小ギャップは、当該端末の処理時間(processing time)より小さくないことができる。
【0076】
例えば、NR資源割当モード1で、端末は、設定されたグラント(configured grant)を介して複数のSL送信のために周期的に資源セットを基地局から提供または割り当てられることができる。例えば、前記設定されるグラントは、設定されたグラントタイプ1または設定されたグラントタイプ2を含むことができる。例えば、端末は、与えられた設定されたグラント(given configured grant)により指示されるそれぞれの場合(occasions)で送信するTBを決定できる。
【0077】
例えば、基地局は、同じキャリア上でSL資源を端末に割り当てることができ、互いに異なるキャリア上でSL資源を端末に割り当てることができる。
【0078】
図8の(b)を参照すると、LTE送信モード2、LTE送信モード4またはNRリソース割当モード2で、端末は、基地局/ネットワークにより設定されたSLリソースまたはあらかじめ設定されたSLリソース内でSL送信リソースを決定することができる。例えば、前記設定されたSLリソースまたはあらかじめ設定されたSLリソースは、リソースプールである。例えば、端末は、自律的にSL送信のためのリソースを選択またはスケジューリングすることができる。例えば、端末は、設定されたリソースプール内でリソースを自体的に選択し、SL通信を実行することができる。例えば、端末は、センシング(sensing)及びリソース(再)選択手順を実行し、選択ウィンドウ内で自体的にリソースを選択することができる。例えば、前記センシングは、サブチャネル単位で実行されることができる。そして、リソースプール内でリソースを自体的に選択した端末1は、PSCCHを介してSCIを端末2に送信した後、前記SCIに基づくデータをPSSCHを介して端末2に送信できる。
【0079】
図9は、本開示の一実施例に係る、三つのキャストタイプを示す。図9の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。具体的に、図9の(a)は、ブロードキャストタイプのSL通信を示し、図9の(b)は、ユニキャストタイプのSL通信を示し、図9の(c)は、グループキャストタイプのSL通信を示す。ユニキャストタイプのSL通信の場合、端末は、他の端末と一対一通信を実行することができる。グループキャストタイプのSL通信の場合、端末は、自分が属するグループ内の一つ以上の端末とSL通信を実行することができる。本開示の多様な実施例において、SLグループキャスト通信は、SLマルチキャスト(multicast)通信、SL一対多(one-to-many)通信などに代替されることができる。
【0080】
以下、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)手順に対して説明する。
【0081】
SLユニキャスト及びグループキャストの場合、物理階層でのHARQフィードバック及びHARQコンバイニング(combining)がサポートされることができる。例えば、受信端末がリソース割当モード1または2で動作する場合、受信端末は、PSSCHを送信端末から受信することができ、PSFCH(Physical Sidelink Feedback Channel)を介してSFCI(Sidelink Feedback Control Information)フォーマットを使用してPSSCHに対するHARQフィードバックを送信端末に送信できる。
【0082】
例えば、SL HARQフィードバックは、ユニキャストに対してイネイブルされることができる。この場合、non-CBG(non-Code Block Group)動作で、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコーディングし、及び受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックを成功的にデコーディングした場合、受信端末は、HARQ-ACKを生成することができる。そして、受信端末は、HARQ-ACKを送信端末に送信できる。それに対して、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコーディングした以後に、受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックを成功的にデコーディングできない場合、受信端末は、HARQ-NACKを生成することができる。そして、受信端末は、HARQ-NACKを送信端末に送信できる。
【0083】
例えば、SL HARQフィードバックは、グループキャストに対してイネイブルされることができる。例えば、non-CBG動作で、二つのHARQフィードバックオプションがグループキャストに対してサポートされることができる。
【0084】
(1)グループキャストオプション1:受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコーディングした以後に、受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックのデコーディングに失敗した場合、受信端末は、HARQ-NACKをPSFCHを介して送信端末に送信できる。それに対して、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコーディングし、及び受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックを成功的にデコーディングした場合、受信端末は、HARQ-ACKを送信端末に送信しない。
【0085】
(2)グループキャストオプション2:受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコーディングした以後に、受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックのデコーディングに失敗した場合、受信端末は、HARQ-NACKをPSFCHを介して送信端末に送信できる。そして、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコーディングし、及び受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックを成功的にデコーディングした場合、受信端末は、HARQ-ACKをPSFCHを介して送信端末に送信できる。
【0086】
例えば、グループキャストオプション1がSL HARQフィードバックに使用される場合、グループキャストの通信を実行する全ての端末は、PSFCHリソースを共有することができる。例えば、同じグループに属する端末は、同じPSFCHリソースを利用してHARQフィードバックを送信することができる。
【0087】
例えば、グループキャストオプション2がSL HARQフィードバックに使用される場合、グループキャストの通信を実行する各々の端末は、HARQフィードバックの送信のために互いに異なるPSFCHリソースを使用することができる。例えば、同じグループに属する端末は、互いに異なるPSFCHリソースを利用してHARQフィードバックを送信することができる。
【0088】
例えば、SL HARQフィードバックがグループキャストに対して有効になったとき、受信端末はTX-RX(Transmission-Reception)距離及び/又はRSRP(Reference Signal Received Power)に基づいてHARQフィードバックを送信端末へ送信するかしないかを決定することができる。
【0089】
例えば、グループキャストオプション1で、TX-RX距離ベースのHARQフィードバックの場合、TX-RX距離が通信範囲の要求事項より小さいまたは同じ場合、受信端末は、PSSCHに対するHARQフィードバックを送信端末に送信できる。それに対して、TX-RX距離が通信範囲の要求事項より大きい場合、受信端末は、PSSCHに対するHARQフィードバックを送信端末に送信しないことがある。例えば、送信端末は、前記PSSCHと関連したSCIを介して、前記送信端末の位置を受信端末に知らせることができる。例えば、前記PSSCHと関連したSCIは、第2のSCIである。例えば、受信端末は、TX-RX距離を前記受信端末の位置と前記送信端末の位置とに基づいて推定または取得することができる。例えば、受信端末は、PSSCHと関連したSCIをデコーディングし、前記PSSCHに使用される通信範囲の要求事項を知ることができる。
【0090】
例えば、リソース割当モード1の場合に、PSFCHとPSSCHとの間の時間(オフセット)は、設定され、またはあらかじめ設定されることができる。ユニキャスト及びグループキャストの場合、SL上で再送信が必要な場合、これはPUCCHを使用するカバレッジ内の端末により基地局に指示されることができる。送信端末は、HARQ ACK/NACKの形態ではなく、SR(Scheduling Request)/BSR(Buffer Status Report)のような形態で前記送信端末のサービング基地局に指示(indication)を送信することもある。また、基地局が前記指示を受信しなくても、基地局は、SLの再送信リソースを端末にスケジューリングできる。例えば、リソース割当モード2の場合に、PSFCHとPSSCHとの間の時間(オフセット)は、設定され、またはあらかじめ設定されることができる。
【0091】
例えば、キャリアにおける端末の送信観点において、PSCCH/PSSCHとPSFCH間のTDMがスロットにおいてSLのためのPSFCHフォーマットに対して許可される。例えば、一つのシンボルを有するシ-ケンスベースPSFCHフォーマットがサポートされる。ここで、前記一つのシンボルはAGC(automatic gain control)区間ではない場合がある。例えば、前記シ-ケンスベースPSFCHフォーマットはユニキャスト及びグループキャストに適用される。
【0092】
例えば、リソースプールと関連したスロット内で、PSFCHリソースは、Nスロット区間に周期的に設定され、または事前に設定されることができる。例えば、Nは、1以上の一つ以上の値に設定されることができる。例えば、Nは、1、2または4である。例えば、特定のリソースプールでの送信に対するHARQフィードバックは、前記特定のリソースプール上のPSFCHを介してのみ送信されることができる。
【0093】
例えば、送信端末がスロット#X乃至スロット#Nにわたって、PSSCHを受信端末に送信する場合、受信端末は、前記PSSCHに対するHARQフィードバックをスロット#(N+A)で送信端末に送信できる。例えば、スロット#(N+A)は、PSFCHリソースを含むことができる。ここで、例えば、Aは、Kより大きいまたは同じ最も小さい整数である。例えば、Kは、論理的スロットの個数である。この場合、Kは、リソースプール内のスロットの個数である。または、例えば、Kは、物理的スロットの個数である。この場合、Kは、リソースプールの内部及び外部のスロットの個数である。
【0094】
例えば、送信端末が受信端末に送信した一つのPSSCHに対する応答として、受信端末がPSFCHリソース上でHARQフィードバックを送信する場合、受信端末は、設定されたリソースプール内で、暗示的メカニズムに基づいて前記PSFCHリソースの周波数領域(frequency domain)及び/またはコード領域(code domain)を決定することができる。例えば、受信端末は、PSCCH/PSSCH/PSFCHと関連したスロットインデックス、PSCCH/PSSCHと関連したサブチャネル、及び/またはグループキャストオプション2ベースのHARQフィードバックのためのグループで各々の受信端末を区別するための識別子のうち少なくともいずれか一つに基づいて、PSFCHリソースの周波数領域及び/またはコード領域を決定することができる。及び/または、例えば、受信端末は、SL RSRP、SINR、L1ソースID、及び/または位置情報のうち少なくともいずれか一つに基づいて、PSFCHリソースの周波数領域及び/またはコード領域を決定することができる。
【0095】
例えば、端末のPSFCHを介したHARQフィードバックの送信とPSFCHを介したHARQフィードバックの受信とが重なる場合、前記端末は、優先順位規則に基づいて、PSFCHを介したHARQフィードバックの送信またはPSFCHを介したHARQフィードバックの受信のうちいずれか一つを選択することができる。例えば、優先順位規則は、少なくとも関連のPSCCH/PSSCHの優先順位の指示(priority indication)に基づくことができる。
【0096】
例えば、端末の複数の端末に対するPSFCHを介したHARQフィードバックの送信が重なる場合、前記端末は、優先順位規則に基づいて特定のHARQフィードバックの送信を選択することができる。例えば、優先順位規則は、少なくとも関連のPSCCH/PSSCHの優先順位の指示(priority indication)に基づくことができる。
【0097】
以下、SCI(Sidelink Control Information)に対して説明する。
【0098】
基地局がPDCCHを介して端末に送信する制御情報をDCI(Downlink Control Information)と称し、それに対して、端末がPSCCHを介して他の端末に送信する制御情報をSCIと称することができる。例えば、端末は、PSCCHをデコーディングする前に、PSCCHの開始シンボル及び/またはPSCCHのシンボル個数を知っている場合がある。例えば、SCIは、SLスケジューリング情報を含むことができる。例えば、端末は、PSSCHをスケジューリングするために少なくとも一つのSCIを他の端末に送信できる。例えば、一つ以上のSCIフォーマット(format)が定義されることができる。
【0099】
例えば、送信端末は、PSCCH上でSCIを受信端末に送信できる。受信端末は、PSSCHを送信端末から受信するために一つのSCIをデコーディングすることができる。
【0100】
例えば、送信端末は、PSCCH及び/またはPSSCH上で二つの連続的なSCI(例えば、2-stage SCI)を受信端末に送信できる。受信端末は、PSSCHを送信端末から受信するために二つの連続的なSCI(例えば、2-stage SCI)をデコーディングすることができる。例えば、(相対的に)高いSCIペイロード(payload)大きさを考慮してSCI構成フィールドを二つのグループに区分した場合に、第1のSCI構成フィールドグループを含むSCIを第1のSCIまたは1st SCIと称することができ、第2のSCI構成フィールドグループを含むSCIを第2のSCIまたは2nd SCIと称することができる。例えば、送信端末は、PSCCHを介して第1のSCIを受信端末に送信できる。例えば、送信端末は、PSCCH及び/またはPSSCH上で第2のSCIを受信端末に送信できる。例えば、第2のSCIは、(独立された)PSCCHを介して受信端末に送信され、またはPSSCHを介してデータと共にピギーバックされて送信されることができる。例えば、二つの連続的なSCIは、互いに異なる送信(例えば、ユニキャスト(unicast)、ブロードキャスト(broadcast)またはグループキャスト(groupcast))に対して適用されることもできる。
【0101】
例えば、送信端末は、SCIを介して、下記の情報のうち一部または全部を受信端末に送信できる。ここで、例えば、送信端末は、下記の情報のうち一部または全部を第1のSCI及び/または第2のSCIを介して受信端末に送信できる。
【0102】
-PSSCH及び/またはPSCCH関連リソース割当情報、例えば、時間/周波数リソース位置/個数、リソース予約情報(例えば、周期)、及び/または
【0103】
-SL CSI報告要請指示子またはSL(L1)RSRP(及び/またはSL(L1)RSRQ及び/またはSL(L1)RSSI)報告要請指示子、及び/または
【0104】
-(PSSCH上の)SL CSI送信指示子(またはSL(L1)RSRP(及び/またはSL(L1)RSRQ及び/またはSL(L1)RSSI)情報送信指示子)、及び/または
【0105】
-MCS(Modulation and Coding Scheme)情報、及び/または
【0106】
-送信電力情報、及び/または
【0107】
-L1デスティネーション(destination)ID情報及び/またはL1ソース(source)ID情報、及び/または
【0108】
-SL HARQプロセス(process)ID情報、及び/または
【0109】
-NDI(New Data Indicator)情報、及び/または
【0110】
-RV(Redundancy Version)情報、及び/または
【0111】
-(送信トラフィック/パケット関連)QoS情報、例えば、優先順位情報、及び/または
【0112】
-SL CSI-RS送信指示子または(送信される)SL CSI-RSアンテナポートの個数情報
【0113】
-送信端末の位置情報または(SL HARQフィードバックが要請される)ターゲット受信端末の位置(または、距離領域)情報、及び/または
【0114】
-PSSCHを介して送信されるデータのデコーディング及び/またはチャネル推定と関連した参照信号(例えば、DMRS等)情報、例えば、DMRSの(時間-周波数)マッピングリソースのパターンと関連した情報、ランク(rank)情報、アンテナポートインデックス情報;
【0115】
例えば、第1のSCIは、チャネルセンシングと関連した情報を含むことができる。例えば、受信端末は、PSSCH DMRSを利用して第2のSCIをデコーディングすることができる。PDCCHに使われるポーラーコード(polar code)が第2のSCIに適用されることができる。例えば、リソースプールで、第1のSCIのペイロードサイズは、ユニキャスト、グループキャスト、及びブロードキャストに対して同じである。第1のSCIをデコーディングした以後に、受信端末は、第2のSCIのブラインドデコーディングを実行する必要がない。例えば、第1のSCIは、第2のSCIのスケジューリング情報を含むことができる。
【0116】
一方、本開示の多様な実施例において、送信端末は、PSCCHを介してSCI、第1のSCI及び/または第2のSCIのうち少なくともいずれか一つを受信端末に送信できるため、PSCCHは、SCI、第1のSCI及び/または第2のSCIのうち少なくともいずれか一つに代替/置換されることができる。及び/または、例えば、SCIは、PSCCH、第1のSCI及び/または第2のSCIのうち少なくともいずれか一つに代替/置換されることがきる。及び/または、例えば、送信端末は、PSSCHを介して第2のSCIを受信端末に送信できるため、PSSCHは、第2のSCIに代替/置換されることができる。
【0117】
本明細書において、「設定または定義」ワードは基地局またはネットワークから(事前に定義されたシグナリング(例えば、SIB、MACシグナリング、RRCシグナリング)を介して)(予め)設定されていると解釈することができる。例えば、「Aが設定される」という「基地局またはネットワークが端末に対してAを(予め)設定/定義することまたは知らせること」を含むことができる。または、「設定または定義」ワードはシステムによって事前に設定または定義されていると解釈することができる。例えば、「Aが設定される」という「Aがシステムによって事前に設定/定義されること」を含むことができる。
【0118】
一方、次期システムでは、端末は、単一キャリアまたはセルでSLチャネル/信号とULチャネル/信号とを許容することができる。例えば、ULキャリアが大きく設定された場合に、端末は、実際トラフィックによってその資源を全て活用できない場合が頻繁でありうる。この場合に、SLとULとの同時送信を単一キャリアでも許容する場合に、資源浪費の問題を緩和できる。一方、端末は、上記の状況を考慮せずに、SLとULとが互いに相違したキャリアまたはサービングセルに属する場合を仮定して、SLとULとの間の電力制御方法を行うことができる。したがって、次期システムでは、SL及び/またはULチャネル/信号に対する電力制御方法を新しく追加/定義する必要がありうる。
【0119】
一方、端末がサービングセル単位またはキャリア単位で電力制御を行うことが具現的に容易でありうる。この場合に、SLとULチャネルが同時に存在するキャリアに対する電力制御方法を新しく定義する必要がある。
【0120】
一方、端末の全体送信電力が最大送信電力を超過する場合に、端末は、ULとSLとの間の電力を配分する過程でSLチャネルに対する優先順位値に基づいて電力を調整するチャネルを決定できる。
【0121】
例えば、端末は、優先順位に基づいてULチャネル/信号のみ送信されるキャリア(グループ)とULとSLチャネル/信号が送信されるキャリアの中で送信電力を減少させるキャリアを選択できる。例えば、端末が、SLチャネルが時間上重なる他のキャリアのULより優先順位が高いと判断する場合に、端末は、SLチャネルが送信されるキャリアのSL及び/またはULの送信電力は維持することができ、端末は、その他のキャリアから送信されるULの送信電力を減少させることができる。例えば、端末が、SLチャネルが時間上重なる他のキャリアのULより優先順位が低いと判断する場合に、端末は、SLチャネルが送信されるキャリアのSL及び/またはULの送信電力を減少させることができ、端末は、その他のキャリアから送信されるULの送信電力を維持できる。
【0122】
例えば、端末は、SLとULとが同時送信されるキャリアに対してSLチャネルの優先順位を無視でき、端末は、全てのキャリアをULキャリアと仮定して電力をキャリア別に割り当てることができる。その後、端末は、SLとULとが同時送信されるキャリアに対して割り当てられた電力を再度SLチャネルとULチャネルとに対して分配することができる。例えば、SLとULとが同時送信されるキャリアに対して、端末は、前記キャリアに割り当てられた電力をSLチャネルに先に割り当てた後に、残余電力をULチャネルに割り当てることができる。例えば、SLとULとが同時送信されるキャリアに対して、端末は、前記キャリアに割り当てられた電力をULチャネルに先に割り当てた後に、残余電力をSLチャネルに割り当てることができる。例えば、SLとULとが同時送信されるキャリアに対して、端末は、前記キャリアに割り当てられた電力をSLチャネルの優先順位にしたがって、優先順位が高いチャネルに先に割り当てた後に、残余電力を残りのリンクのチャネルに割り当てることができる。
【0123】
例えば、端末は、SLとULとが同時送信されるキャリアに対してSLとULとの間の優先順位を決定できる。この場合、端末がSLチャネルの優先順位が高いと判断した場合には、端末は、前記キャリアをSLキャリアと仮定して、SLキャリアとULキャリアとの間の優先順位を決定できる。その後、端末は、SLキャリアの送信電力を減少させるか維持するかを決定した後、SLキャリア内のSLチャネルとULチャネルとに対する電力割当を行うことができる。例えば、SLとULとが同時送信されるキャリアに対して、端末がSLチャネルの優先順位が低いと判断した場合には、端末は、前記キャリアをULキャリアと仮定して、ULキャリア間の電力を割り当てることができる。その後、端末は、前記キャリア内のSLチャネルとULチャネルとに対する電力割当を行うことができる。
【0124】
例えば、SLとULとが同時送信されるキャリアに対して、ULチャネルが他のキャリアのULチャネルに比べて優先順位が高い場合には、端末は、SLとULとが同時送信されるキャリアに対する送信電力を維持でき、端末は、他のキャリアのUL送信電力を減少させることができる。例えば、上記の場合において、端末は、SLとULとが同時送信されるキャリアに対する送信電力をULチャネルに先に割り当てることができ、端末は、残余電力をSLチャネルに割り当てることができる。
【0125】
一方、SLとULとが同時送信されるキャリアにおいて、端末は、UL送信の場合にはTAを適用し、SL送信の場合にはTAを適用しないことができる。これにより、ULに対するスロット境界及び/またはシンボル境界とSLに対するスロット境界及び/またはシンボル境界との差が一定水準以上でありうる。上記の場合には、端末の具現が複雑でありうる。例えば、単一キャリア内のSLとULとの同時送信は、ULに対するスロット境界及び/またはシンボル境界とSLに対するスロット境界及び/またはシンボル境界との差が一定水準以下(例、32usecまたはその他の固定値、または(事前に)設定された値)である場合にのみ許容されることができる。例えば、単一キャリア内のSLとULとの同時送信において、ULに対するスロット境界及び/またはシンボル境界とSLに対するスロット境界及び/またはシンボル境界との差を一定水準以下に合わせるために、端末は、SLのシンボル境界をシフトでき、端末は、前記シフトに対するオフセット値をSL通信を行う他の端末に伝達することができる。例えば、単一キャリア内のSLとULとの同時送信において、ULに対するスロット境界及び/またはシンボル境界とSLに対するスロット境界及び/またはシンボル境界との差を一定水準以下に合わせるために(すなわち、ULとSLに対するスロット境界及び/またはシンボル境界の差が一定水準以上または超過である場合に)、端末は、SLのスロット境界及び/またはシンボル境界をシフトでき、前記端末は、同期参照ソース(reference source)に基づいて決定されたスロット境界及び/またはシンボル境界で前記シフトされた形態のスロット境界及び/またはシンボル境界に基づいてS-SSBを送信できる。例えば、ULに対するスロット境界及び/またはシンボル境界とSLに対するスロット境界及び/またはシンボル境界との差が一定水準以上または超過である場合に、端末は、ULチャネルまたはSLチャネルのうち一つを選択して送信することができる。この場合、例えば、端末は、優先順位が高いチャネルを送信できる。例えば、端末は、PSCCH及び/またはPSSCH及び/またはPSBCHを介して、SLに対するスロット境界及び/またはシンボル境界を同期化ソースに基づいて決定された基準点からシフトするか否か及び/またはシフト値に対する情報を指示/送信できる。例えば、SLに対するスロット境界及び/またはシンボル境界を同期化ソースに基づいて決定された基準点からシフトするか否か及び/またはシフト値に対する情報は、DCIまたは(事前に)設定されたパラメータを介して端末に指示/送信されることができる。
【0126】
一方、単一キャリア内のSLとULとの同時送信の場合に、SLチャネルとULチャネルとが時間上に完全に重なる場合よりは、一部のみ重なる場合が発生しうる。一方、単一キャリア内での端末の送信の場合に、RB(resource block)構成が変更されるか、またはキャリアに対する送信電力が変更されるか、またはPSD(power spectral density)が変更されるなどの状況に応じて、前記区間において送信端末端で過度期間(transient period)が発生しうるし、これにより、信号の歪み(distortion)が部分的に発生しうる。例えば、SLチャネルの送信が同一キャリア内のULチャネルに時間上に含まれる形態で重なる場合には、端末は、前記キャリア内でSLとULとに対する同時送信を行うことができる。例えば、SLチャネル内の過度期間前後に各々DMRSが存在する場合に、端末は、同一キャリア内でSLとULとに対する同時送信を行うことができる。これは、過度期間前後に位相変化のためにDMRSが別に必要でありうるし、DMRSが別にない場合には、チャネル推定を正確に行うことができないためである。例えば、上記の場合において、同一キャリア内にSLとULとに対する同時送信を行うことができない場合に、端末は、SLまたはULの全体または(重なる)一部の送信を取り消すことができる。例えば、前記SLとULとの間の選択において、端末は、優先順位が低い送信を選択して送信を取り消すことができる。例えば、一部シンボルに対して送信取消されるチャネルに対して前記一部シンボルにDMRSが含まれる場合には、端末は、前記チャネル全体の送信を取り消すことができる。例えば、一部シンボルに対して送信取消されるチャネルに対して残余シンボルにDMRSがない場合には、端末は、前記チャネル全体の送信を取り消すことができる。例えば、SLチャネルとULチャネルの中で送信の初めての時点が時間上に先立ったチャネルが、優先順位が高いチャネルでありうる。
【0127】
本開示の実施例において、SLチャネルに対する優先順位値が(前記ULチャネルの優先順位インデックスによって選択される)(事前に)設定された閾値より小さい場合、SLチャネルがULチャネルより優先順位が高いことができる。逆に、SLチャネルに対する優先順位値が(前記ULチャネルの優先順位インデックスによって選択される)(事前に)設定された閾値以上である場合、ULチャネルがSLチャネルより優先順位が高いことができる。ここで、優先順位インデックス1に対応するULチャネルの閾値が設定されない場合には、前記ULチャネルがSLチャネルより優先順位が高いことができる。例えば、特定タイプのULチャネル(例、ランダムアクセス関連ULチャネル)は、SLチャネルより常に優先順位が高いことができる。本開示の実施例において、複数のSLチャネルと複数のULチャネルとの間の優先順位を決定する手順において、少なくとも一つのSLチャネルがプロセシングタイムを考慮して認知できる全ての重なるULチャネルより優先順位が高い場合に、SLチャネル(等)の優先順位が高いことができる。逆に、一つのULチャネルがプロセシングタイムを考慮して認知できる全ての重なるSLチャネルより優先順位が高い場合に、ULチャネル(等)の優先順位が高いことができる。
【0128】
一方、端末は、基地局にUL送信を行うことができ、それぞれのULチャネル/シグナルに対する優先順位インデックス(priority index)は、0または1に対応することができる。前記優先順位インデックスの値に応じて、UL送信は(優先順位インデックスが0である場合に)、eMBB(enhanced mobile broadband)サービスに対応することができ、UL送信は(優先順位インデックスが1である場合に)、URLLC(ultra reliable low latency communications)サービスに対応することができる。一方、端末は、さらに他の端末にSL送信及び/または受信を行うことができ、SL動作モードによっては、端末がSL HARQ-ACK情報を基地局にPUCCHまたはPUSCHを用いて報告することができる。一方、端末端で複数のULチャネル/シグナルが時間上に重なることができ、このとき、端末は、小さい優先順位インデックス(smaller priority index)に対応するPUCCH等に対して(ドロッピング(dropping)またはマルチプルクシング(multiplexing)等を介して)重ねを解決することにより、時間上に重ならないPUCCHの集合を決定できる。本開示において、説明の都合上、重ねを解決する過程でドロップされないチャネルまたは他のチャネルにマルチプレクシングされないチャネルを非オーバーラップチャネル(non-overlapped channel)と称することができる。同一優先順位インデックスのPUSCHが前記非オーバーラップPUCCHの集合と全体または一部重なる場合には、端末は、前記非オーバーラップPUCCHの集合に対応する全体または一部UCIを、前記PUSCHを介して送信するように決定することができる。一方、その後に端末は、前記重なったPUCCH及び/またはPUSCHとの間の重ね解決方式を優先順位インデックスが高いPUCCH及び/またはPUSCHに対して適用することができる。一方、その後に端末は、優先順位インデックス別に決定された非オーバーラップPUCCH及び/またはPUSCHの集合に対して重ね可否を判断することができる。この場合、高い優先順位インデックス(larger priority index)のPUCCH及び/またはPUSCHが低い優先順位インデックス(smaller priority index)のPUCCH及び/またはPUSCHより高い優先順位を有することができる。例えば、端末は、前記状況で高い優先順位インデックス(larger priority index)のPUCCH及び/またはPUSCHと重なる低い優先順位インデックス(smaller priority index)のPUCCH及び/またはPUSCHに対する送信を取り消すことができる。例えば、前記状況は、プロセシングタイムによって異なるように決定されることができる。本開示の実施例において、説明の都合上、低い優先順位インデックス(smaller priority index)(例、値が0)のPUCCHとPUSCHをeMBB PUCCHとeMBB PUSCHとに命名することができる。前記高い優先順位インデックス(larger priority index)(例、値が1)のPUCCHとPUSCHをURLLC PUCCHとURLLC PUSCHとに命名することができる。
【0129】
一方、SL HARQ-ACK報告のためのPUCCH(以下、SL PUCCH)と前記eMBB PUCCH及び/またはeMBB PUSCH及び/またはURLLC PUCCH及び/またはURLLC PUSCHが時間上に重なった場合に端末の動作を定義する必要がある。例えば、SL PUCCH、eMBB PUCCH、eMBB PUSCH、URLLC PUCCH、及び/またはURLLC PUSCHのうち、少なくともいずれか一つが時間領域で一部または全部重なる場合、端末は、前記チャネルの中で送信するチャネルを決定する必要がある。本開示の多様な実施例によって、SL PUCCH、eMBB PUCCH、eMBB PUSCH、URLLC PUCCH、及び/またはURLLC PUSCHのうち、少なくともいずれか一つが時間領域で一部または全部重なる場合、端末が前記チャネルに対する優先化(prioritization)を行う方法及びこれを支援する装置を提案する。
【0130】
例えば、端末は、時間上でeMBB PUCCH及び/またはeMBB PUSCH及び/またはURLLC PUCCH及び/またはURLLC PUSCHに対する重ね問題を解決する過程を行うことができる。例えば、端末は、前記重ね解決過程を行った後に決定された非オーバーラップeMBB PUCCH及び/またはeMBB PUSCH及び/またはURLLC PUCCH及び/またはURLLC PUSCHがSL PUCCHと時間上で重なるか否かを決定できる。一方、SL PUCCHとURLLC PUSCHとが重なる場合に、端末は、SL PUCCHの送信を取り消すことができ、SL HARQ-ACK報告は、URLLC PUSCHに含まれないことができる。例えば、前記Uuチャネル間が非オーバーラップな状況で、端末は、SL PUCCHとeMBB PUSCHの重ね可否を先にチェックすることができ、端末は、次に、SL PUCCHとURLLC PUSCHとの重ね可否をチェックすることができる。これを通じて、SL PUCCHがeMBB PUSCH及びURLLC PUSCHと重なり、及び前記PUSCH等は相互重ならない場合に、端末は、SL HARQ-ACKをeMBB PUSCHに先に含めた後に、SL PUCCHに対する送信を取り消すことができる。したがって、不要にSL HARQ-ACK情報がドロップ(drop)されることを防止できる。
【0131】
例えば、前記非オーバーラップ集合に対して、SL PUCCHとUu UCIが含まれないeMBB PUSCH及び/またはURLLC PUSCHとが重なる場合に、端末は、SL PUCCHを介して送信されるSL HARQ-ACK報告をeMBB PUSCH及び/またはURLLC PUSCHに含めて送信することができ、端末は、SL PUCCHの送信を取り消すことができる。例えば、前記非オーバーラップ集合に対して、SL PUCCHとUu UCIが含まれないeMBB PUSCHとが重なる場合に、端末は、SL PUCCHを介して送信されるSL HARQ-ACK報告をeMBB PUSCHに含めて送信することができ、端末は、SL PUCCHの送信を取り消すことができる。例えば、上記の場合において、複数のPUSCHとSL PUCCHとが重なる場合に、端末は、時間上に先立ったPUSCHにSL HARQ-ACK報告を含むことができる。例えば、上記の場合において、複数のPUSCHとSL PUCCHとが重なる場合に、端末は、URLLC PUSCHにSL HARQ-ACK報告を含むことができる。例えば、上記の場合において、複数のPUSCHとSL PUCCHとが重なる場合に、端末は、eMBB PUSCHにSL HARQ-ACK報告を含むことができる。例えば、前記組み合わせに基づいて、端末は、SL HARQ-ACK報告を含むPUSCHを決定できる。
【0132】
例えば、前記非オーバーラップ集合に対して、SL PUCCHとUu UCIを含むeMBB PUSCH及び/またはURLLC PUSCHとが時間上に重なった場合には、端末は、SLとULとの間の優先順位決定方法(例、前記SLに対する優先順位値がURLLCまたはeMBBに対応する閾値と比較して小さければSLが先に、その他には、ULが先に)によってSL PUCCHを優先するかPUSCHまたはPUSCHに含まれたUu UCIを優先するかを決定できる。例えば、上記の場合において、端末が、SL PUCCHがeMBB PUSCH及び/またはURLLC PUSCHより優先視されると決定した場合に、端末は、前記PUSCHに含まれたUu UCIをマッピングすることを取り消すことができ、端末は、SL HARQ-ACK情報を前記PUSCHに含むことができ、端末は、SL PUCCHの送信を取り消すことができる。例えば、上記の場合において、複数のPUSCHとSL PUCCHとが重なる場合に、端末は、時間上に先立ったPUSCHにSL HARQ-ACK報告を含むことができる。例えば、上記の場合において、複数のPUSCHとSL PUCCHとが重なる場合に、端末は、URLLC PUSCHにSL HARQ-ACK報告を含むことができる。例えば、上記の場合において、複数のPUSCHとSL PUCCHとが重なる場合に、端末は、eMBB PUSCHにSL HARQ-ACK報告を含むことができる。例えば、前記組み合わせに基づいて、端末は、SL HARQ-ACK報告を含むPUSCHを決定できる。
【0133】
例えば、前記非オーバーラップ集合に対して、SL PUCCHとeMBB PUCCH及び/またはURLLC PUCCHとが時間上に重なった場合には、端末は、SLとULとの間の優先順位決定方法によって送信するPUCCHと送信を取り消すPUCCHとを決定できる。例えば、前記非オーバーラップ集合に対して、端末は、SL PUCCHと重なるURLLC PUCCHを比較できる。この場合、仮りに、SL PUCCHがURLLC PUCCHより優先順位が低い場合に、端末は、SL PUCCHとeMBB PUCCHとを比較して送信するまたは送信を取り消すPUCCHを決定できる。
【0134】
例えば、端末は、非オーバーラップ集合に対してSL PUCCHと重なるチャネルに対する優先順位決定を時間上先立った順序で行うことができる。例えば、端末は、非オーバーラップ集合に対してSL PUCCHと重なるチャネルに対する優先順位決定を前記チャネルのタイプ及び/またはUu UCI含み可否及び/またはUL-SCH含み可否などによって決定された順序(例、常時実施例の順序通りに)で行うことができる。
【0135】
例えば、上記の場合において、端末がSL PUCCHが重なるeMBB PUCCH及び/またはURLLC PUCCH及び/またはeMBB PUSCH with Uu UCI及び/またはURLLC PUSCH with Uu UCIより優先されないと決定した場合に、端末は、SL PUCCHの送信を取り消すことができる。
【0136】
例えば、端末は、時間上でeMBB PUCCH及び/またはeMBB PUSCHに対する重ね問題を解決する過程を実行時にeMBB PUCCH及び/またはeMBB PUSCHと重なるSL PUCCHも共に考慮することができる。例えば、端末がeMBB PUCCH及びSL HARQ-ACK報告を含むSL PUCCHに対する重ねを決定すれば、端末は、eMBB PUCCH及びSL HARQ-ACK報告を含むSL PUCCHに対する重ねを解決できる。例えば、時間上に重なるeMBB PUCCH及び/またはUL-SCHが含まれないeMBB PUSCHとSL PUCCHに対して、端末は、SLとULとの間の優先順位決定方法によって送信するULチャネルと送信を取り消すULチャネルとを決定できる。例えば、eMBB PUCCHとSL HARQ-ACK報告を含むSL PUCCHとが重なる場合、端末は、SLとULとの間の優先順位決定方法によって送信するULチャネルと送信を取り消すULチャネルとを決定できる。例えば、前記過程以後にSL PUCCHとeMBB PUSCHとが重なる場合に、端末は、SL HARQ-ACK情報を前記PUSCHに含むことができる。例えば、eMBB PUSCHに既にUu UCIが含まれた場合には、端末は、SLとULとの間の優先順位決定方法によってSLが優先される場合に、前記Uu UCIをマッピングすることを取り消すことができ、端末は、SL HARQ-ACK情報を前記PUSCHに含むことができる。例えば、前記PUSCHは、UL-SCHを含む場合であることができる。例えば、前記PUSCHがUL-SCHを含まない場合には、SLとULとの間の優先順位決定方法によってSLが優先される場合に、端末は、PUSCHの送信を省略できる。例えば、上記の場合において、SL PUCCHと重なるeMBB PUSCHが複数個である場合に、端末は、Uu UCIが含まれなかったPUSCHに優先的にSL HARQ-ACK情報を含むことができる。例えば、この場合に、SL PUCCHが、Uu UCIが含まれたeMBB PUSCHとのみ重なる場合には、SLとULとの間の優先順位決定方法によってSLが優先される場合に、端末は、PUSCHの送信を省略できる。
【0137】
例えば、端末は、時間上でURLLC PUCCH及び/またはURLLC PUSCHに対する重ね問題を解決する過程を実行時に前記と同じ方式でSL PUCCHも共に考慮することができる。例えば、端末がURLLC PUCCH及びSL HARQ-ACK報告を含むSL PUCCHに対する重ねを決定すれば、端末は、URLLC PUCCH及びSL HARQ-ACK報告を含むSL PUCCHに対する重ねを解決できる。
【0138】
上記の場合に、SL HARQ-ACK情報は、URLLC PUSCHとeMBB PUSCHとに重なって送信されることができる。または、例えば、上記の場合において、端末は、eMBB PUSCHまたはURLLC PUSCHにのみSL HARQ-ACK情報を含むことができる。例えば、上記の場合において、端末は、時間上に先立ったまたは遅いPUSCHにのみSL HARQ-ACK情報を含むことができる。例えば、上記の場合において、端末は、eMBB PUSCHにSL HARQ-ACK情報をマッピングすることを取り消すことができる。例えば、上記の場合において、端末は、URLLC PUSCHにSL HARQ-ACK情報をマッピングすることを取り消すことができる。本開示の実施例によれば、上記の方式は、SL HARQ-ACK情報を含んだeMBB PUSCHまたはURLLC PUSCHが再度SL PUCCHと同一スロットで送信され、及び互いに時間上に重ならない場合にも拡張して適用されることができる。例えば、上記の場合において、端末は、SL PUCCH送信を取り消すことができる。例えば、上記の場合において、端末は、PUSCHにマッピングされたSL HARQ-ACK情報のマッピングを取り消すことができる。
【0139】
一方、SL PUCCHとeMBB PUCCH及び/またはPUSCHとの間の重ね解決過程でSL HARQ-ACK情報がeMBB PUSCHにマッピングされる場合、及びSL PUCCHとURLLC PUCCH及び/またはPUSCHとの間の重ね解決過程でSL PUCCHが残る場合が発生しうるし、前記eMBB PUSCHとSL PUCCHとは、再度互いに時間上に重なることができる。例えば、前記SL HARQ-ACK情報が含まれたeMBB PUSCHとSL PUCCHとが時間上に重なる場合、端末は、SL PUCCHの送信を取り消すことができる。これは、同じ情報が既にeMBB PUSCHに含まれたためである。または、例えば、前記SL HARQ-ACK情報が含まれたeMBB PUSCHとSL PUCCHとが時間上に重なる場合、端末は、eMBB PUSCHの送信を取り消すことができる。これは、SL PUCCHのカバレッジがより大きいと判断され得るためである。より特徴的に、例えば、前記eMBB PUSCHにマッピングされたSL HARQ-ACK情報とSL PUCCHを介して送信されるSL HARQ-ACK情報とが相違した場合、端末は、1)SL PUCCHから送信されるSL HARQ-ACK情報をeMBB PUSCHにさらにマッピングすることができるか、または2)PUSCHにマッピングされたSL HARQ-ACK情報に対する優先順位とSL PUCCHに含まれたSL HARQ-ACK情報に対する優先順位とを直接比較して優先順位の低いULチャネルの送信を取り消すことができる。
【0140】
一方、SL PUCCHとeMBB PUCCH及び/またはPUSCHとの間の重ね解決過程でSL PUCCHが残る場合、及びSL PUCCHとURLLC PUCCH及び/またはPUSCHとの間の重ね解決過程でSL HARQ-ACK情報がURLLC PUSCHにマッピングされる場合が発生しうるし、前記URLLC PUSCHとSL PUCCHとは、再度互いに時間上に重なることができる。例えば、前記SL HARQ-ACK情報が含まれたURLLC PUSCHとSL PUCCHとが時間上に重なる場合、端末は、SL PUCCHの送信を取り消すことができる。これは、同じ情報が既にURLLC PUSCHに含まれたためである。または、例えば、前記SL HARQ-ACK情報が含まれたURLLC PUSCHとSL PUCCHとが時間上に重なる場合、端末は、PUSCHの送信を取り消すことができる。これは、SL PUCCHのカバレッジがより大きいと判断され得るためである。より特徴的に、例えば、前記URLLC PUSCHにマッピングされたSL HARQ-ACK情報とSL PUCCHを介して送信されるSL HARQ-ACK情報とが相違した場合、端末は、1)SL PUCCHから送信されるSL HARQ-ACK情報をURLLC PUSCHにさらにマッピングすることができるか、または2)PUSCHにマッピングされたSL HARQ-ACK情報に対する優先順位とSL PUCCHに含まれたSL HARQ-ACK情報に対する優先順位とを直接比較して、優先順位の低いULチャネルの送信を取り消すことができる。
【0141】
図10は、本開示の一実施例によって、端末がUL送信に対する優先化を行う手順を示す。図10の実施例は、本開示の多様な実施例と組み合わせられることができる。
【0142】
図10に示すように、ステップS1010において、第1の端末は、SL HARQ-ACK報告のための第1のPUCCHと関連した情報を基地局から受信することができる。付加的に、第1の端末は、SL資源と関連した情報を基地局から受信することができる。
【0143】
ステップS1020において、第1の端末は、PSCCH及び/またはPSSCHを第2の端末に送信することができる。例えば、第1の端末は、PSCCHを介して第2のSCI及びPSSCHのスケジューリングのための第1のSCIを第2の端末に送信することができる。例えば、第1の端末は、PSSCHを介して第2のSCI及びデータ(例、MAC PDU)を第2の端末に送信することができる。
【0144】
ステップS1030において、第1の端末は、PSFCHを第2の端末から受信することができる。例えば、第1の端末は、PSFCHを介してSL HARQ-ACKを第2の端末から受信することができる。例えば、前記SL HARQ-ACKは、ACK情報またはNACK情報であることができる。
【0145】
ステップS1040において、第1の端末は、SL HARQ-ACK報告を生成できる。例えば、第1の端末がPSFCHを介してACK情報を受信した場合、第1の端末は、SL HARQ-ACK報告をACK情報として生成することができる。例えば、第1の端末がPSFCHを介してNACK情報を受信した場合、第1の端末は、SL HARQ-ACK報告をNACK情報として生成することができる。例えば、第1の端末がグループキャストオプション1(すなわち、NACK onlyフィードバック)でPSFCH検出に失敗した場合、第1の端末は、SL HARQ-ACK報告をACK情報として生成することができる。例えば、第1の端末がグループキャストオプション2またはユニキャスト(すなわち、ACK/NACKフィードバック)でPSFCH検出に失敗した場合、第1の端末は、SL HARQ-ACK報告をNACK情報として生成することができる。
【0146】
ステップS1050において、第1の端末は、前記第1のPUCCH及び低い優先順位インデックス(smaller priority index)の第2のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順を行うことができる。ステップS1060において、第1の端末は、前記第1のPUCCH及び高い優先順位インデックス(larger priority index)の第3のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順を行うことができる。言い換えれば、ステップS1050及びステップS1060において、第1の端末がSL HARQ-ACK報告を含むPUCCH送信と高い優先順位インデックス(larger priority index)及び/または低い優先順位インデックス(smaller priority index)のPUCCHに対する重ねを決定すれば、第1の端末は、各優先順位インデックスのPUCCHとSL HARQ-ACK報告を含むPUCCH送信に対する重ねを解決できる。例えば、第1の端末がSL HARQ-ACK報告を含むPUCCH送信と高い優先順位インデックス(larger priority index)及び/または低い優先順位インデックス(smaller priority index)のPUCCHに対する重ねを決定すれば、第1の端末は、SL HARQ-ACKを含まないPUCCH送信に対する重ねまたはPUCCH送信とPUSCH送信とに対する重ねを解決する前に各優先順位インデックスのPUCCHとSL HARQ-ACK報告を含むPUCCH送信に対する重ねを解決できる。図10の実施例において、第1の端末は、ステップS1050において第1のPUCCHを第2のPUCCHより優先視し、ステップS1060において第1のPUCCHを第3のPUCCHより優先視すると仮定する。
【0147】
ステップS1070において、第1の端末は、SL HARQ-ACK報告を含まない少なくとも一つのPUCCHまたは少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決する手順を行うことができる。ここで、例えば、第1の端末は、第1のPUSCHを選択できる。例えば、前記第1のPUSCHは、高い優先順位インデックス(larger priority index)のPUSCHであることができる。例えば、前記第1のPUSCHは、低い優先順位インデックス(smaller priority index)のPUSCHであることができる。例えば、前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決した後に、第1の端末は、前記第1のPUCCH及び前記第1のPUSCHに対する重ねを決定できる。
【0148】
ステップS1080において、第1の端末は、前記第1のPUSCHを基地局に送信することができる。
【0149】
例えば、SL HARQ-ACK報告を含むPUCCH送信以外のPUCCH及び/またはPUSCH送信に対する重ねを解決した後に、第1の端末がSL HARQ-ACK報告を含むPUCCH送信と低い優先順位インデックス(smaller priority index)のPUSCHに対する重ねを決定すれば、前記PUSCHがUCIを含まない場合、第1の端末は、SL HARQ-ACK報告を含むPUCCH送信と低い優先順位インデックス(smaller priority index)のPUSCHに対する重ねを解決できる。この場合、第1の端末は、前記SL HARQ-ACK報告を前記第1のPUSCHにマルチプレクシングして送信することができる。
【0150】
例えば、SL HARQ-ACK報告を含むPUCCH送信以外のPUCCH及び/またはPUSCH送信に対する重ねを解決した後に、第1の端末がSL HARQ-ACK報告を含むPUCCH送信と高い優先順位インデックス(larger priority index)のPUSCHに対する重ねを決定すれば、第1の端末は、SL HARQ-ACK報告を含むPUCCHを送信しないことができる。
【0151】
例えば、基地局は、PUSCHにSL HARQ-ACK情報が含まれ得るか否かを指示できる。例えば、SAI(sidelink assignment index)フィールドは、DCIによりスケジューリングされるPUSCHに含まれることができ、端末は、SAIフィールド値に応じてSL HARQ-ACK情報がPUSCHに含まれ得るか否かを決定できる。例えば、前記DCIのSAIフィールド値によりSL HARQ-ACK情報がPUSCHに含まれないと指示された場合(semi-static codebookの場合には0値、dynamic codebookである場合には4または0値)に、端末は、PUSCHとSL HARQ-ACK情報を含んだPUCCHが時間上重なる場合にPUSCHを送信でき、端末は、SL HARQ-ACK情報を含んだPUCCHの送信を取り消すことができる。例えば、前記PUSCHは、優先順位インデックス値が1である場合に限定されることができる。例えば、PUSCHをスケジューリングするDCIのSAIフィールド値により前記PUSCHにSL HARQ-ACK情報が含まれると指示される場合に、仮りに、PUSCHと重なるSL HARQ-ACK情報を含んだPUCCHがない場合(例、以前ステップで送信取消)には、端末は、全ての値をNACKに設定することができる。例えば、PUSCHをスケジューリングするDCIのSAIフィールド値により前記PUSCHにSL HARQ-ACK情報が含まれると指示される場合に、仮りに、PUSCHと重なるSL HARQ-ACK情報を含んだPUCCHがない場合(例、以前ステップで送信取消)には、端末は、全ての値をACKに設定することができる。例えば、PUSCHをスケジューリングするDCIのSAIフィールド値により前記PUSCHにSL HARQ-ACK情報が含まれると指示される場合に、仮りに、PUSCHと重なるSL HARQ-ACK情報を含んだPUCCHがない場合(例、以前ステップで送信取消)には、コードブック値は、事前に定義した値の組み合わせとして設定されることができる。例えば、PUSCHをスケジューリングするDCIのSAIフィールド値により前記PUSCHにSL HARQ-ACK情報が含まれると指示される場合に、仮りに、PUSCHと重なるSL HARQ-ACK情報を含んだPUCCHがない場合(例、以前ステップで送信取消)には、送信取り消されたPUCCHを介して送信予定であったSL HARQ-ACK情報を利用してコードブック値が設定され得る。例えば、上記のコードブック設定に対する実施例は、DCIのUL DAI(downlink assignment index)値設定及びこれによるDL HARQ-ACK情報及び/またはUu UCIに対しても適用することができる。例えば、PUSCHをスケジューリングするDCIのDAIフィールド値により前記PUSCHにDL HARQ-ACK情報が含まれると指示される場合に、PUSCHと重なるUu PUCCHの送信取消可否と関係なく、端末は、前記Uu PUCCHに含まれたDL HARQ-ACK情報及び/またはUu UCI情報を前記PUSCHにマッピングすることができる。例えば、SL PUCCH(SL HARQ-ACK情報を含んだPUCCH)がSAIフィールド値を介してSL HARQ-ACK情報が含まれないと指示するDCIによりスケジューリングされるPUSCHとのみ重なる場合(SAIを介してSL HARQ-ACK情報が含まれると指示するDCIによりスケジューリングされるPUSCHとは重ならない場合)に、端末は、PUCCH間重ねを解決する前にSL PUCCHの送信を事前に取り消すことができる。
【0152】
例えば、SAI及びDAIフィールドを含んだDCIによりスケジューリングされるPUSCHの場合に、前記PUSCHに最終的に含まれるSL HARQ-ACK情報及び/またはDL HARQ-ACK情報及び/またはUu UCI有無に関係なく、SL HARQ-ACK情報が含まれる場合を仮定してSAI値が設定され得る。例えば、SAI及びDAIフィールドを含んだDCIによりスケジューリングされるPUSCHの場合に、前記PUSCHに最終的に含まれるSL HARQ-ACK情報及び/またはDL HARQ-ACK情報及び/またはUu UCI有無に関係なく、DL HARQ-ACK情報が含まれる場合を仮定してDAI値が設定され得る。
【0153】
例えば、DCIによりスケジューリングされないPUSCHの場合には、PUSCHとSL HARQ-ACK情報を含んだPUCCHとが時間上重なる場合に、端末は、PUSCHを送信でき、端末は、SL HARQ-ACK情報を含んだPUCCHの送信を取り消すことができる。例えば、前記PUSCHは、優先順位インデックス値が1である場合に限定されることができる。例えば、SAIフィールドがないDCIによりスケジューリングされるPUSCHの場合には、PUSCHとSL HARQ-ACK情報を含んだPUCCHとが時間上重なる場合に、端末は、PUSCHを送信でき、端末は、SL HARQ-ACK情報を含んだPUCCHの送信を取り消すことができる。例えば、前記PUSCHは、優先順位インデックス値が1である場合に限定されることができる。
【0154】
例えば、優先順位インデックス値が1であるPUSCHをスケジューリングするDCIの場合、SAI値は(SEMI-STATIC CODEBOOK SIZE、TYPE 1 CODEBOOKの場合には)常に0を指示でき、SAI値は(DYNAMIC CODEBOOK SIZE、TYPE 2 CODEBOOKの場合には)常に0または4を指示できる。
【0155】
一方、優先順位インデックス値が9であるPUSCHには、SL HARQ-ACK情報が含まれるか、またはDL HARQ-ACK情報が含まれるか、両方とも含まれないことができる。この場合に、基地局が前記PUSCH送信をスケジューリングするDAI及び/またはSAI値を設定するにあたり、基地局は、前記PUSCHに含まれるHARQ-ACK情報の種類に関係なく、具現によって値を設定するか、またはSL HARQ-ACKに該当するDCIの受信個数及び/またはDL HARQ-ACKに該当するDCI受信個数をカウントして値を設定できる。一方、基地局は、SL HARQ-ACK情報がDL HARQ-ACK情報より優先順位が高いか否かを認知できないことがある。これにより、基地局は、前記含まれることができるUCI組み合わせ(SL HARQ-ACK情報またはUu UCI)に対してBD(blind decoding)を行うことができる。一方、DL HARQ-ACK情報に対するコードブックサイズとSL HARQ-ACK情報に対するコードブックサイズとが同一である場合に、基地局は、受信したHARQ-ACK情報がSLであるか、DLであるか区分できないことがある。これにより、基地局は、再送信DCIを正しく端末に送信できないことがある。例えば、基地局は、同一時点のPUSCHを介して送信されることができるDL HARQ-ACK情報とSL HARQ-ACK情報とが同じコードブックサイズを有することを期待しないことができる。例えば、DL HARQ-ACK情報とSL HARQ-ACK情報とが同じコードブックサイズを有する場合には、SL HARQ-ACKコードブックに0または1ビットパディングを介してサイズが異なるように変更されることができる。例えば、DL HARQ-ACK情報とSL HARQ-ACK情報とが同じコードブックサイズを有する場合には、SL HARQ-ACK情報に対するCRCに特定マスキングシーケンスを適用してDLとSLとの間の区分が可能なようにすることができる。
【0156】
本開示の多様な実施例によれば、SL PUCCH、eMBB PUCCH、eMBB PUSCH、URLLC PUCCH、及び/またはURLLC PUSCHのうち、少なくともいずれか一つが時間領域で一部または全部重なる場合、端末は、送信するチャネルを明確に決定できる。これを通じて、eMBBUL、URLLCUL、及び/またはSL HARQ-ACK報告の全体または一部が時間上に重なった状況で、端末は、SL HARQ-ACK報告に対する優先順位決定を効率的に行うことができる。
【0157】
図11は、本開示の一実施例によって、第1の装置が無線通信を行う方法を示す。図11の実施例は、本開示の多様な実施例と組み合わせられることができる。
【0158】
図11に示すように、ステップS1110において、第1の装置は、SL(sidelink)HARQ(hybrid automatic repeat request)-ACK(acknowledgment)報告のための第1のPUCCH(physical uplink control channel)と関連した情報を基地局から受信することができる。ステップS1120において、第1の装置は、PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、PSSCH(physical sidelink shared channel)及び第2のSCIのスケジューリングのための第1のSCI(sidelink control channel)を第2の装置に送信することができる。ステップS1130において、第1の装置は、前記PSSCHを介して、前記第2のSCI及びデータを前記第2の装置に送信することができる。ステップS1140において、第1の装置は、前記データに対するSL HARQ-ACK報告を生成できる。ステップS1150において、第1の装置は、前記第1のPUCCH及び低い優先順位インデックス(smaller priority index)の第2のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順を行うことができる。ステップS1160において、第1の装置は、前記第1のPUCCH及び高い優先順位インデックス(larger priority index)の第3のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順を行うことができる。ステップS1170において、第1の装置は、SL HARQ-ACK報告を含まない少なくとも一つのPUCCHまたは少なくとも一つのPUSCH(physical uplink shared channel)に対する重ねを解決する手順において第1のPUSCHを選択できる。ステップS1180において、第1の装置は、前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決した後に、前記第1のPUCCH及び前記第1のPUSCHに対する重ねを決定できる。ステップS1190において、第1の装置は、前記第1のPUSCHが低い優先順位インデックスを有し、及びUCI(uplink control information)を含まないことに基づいて、前記第1のPUSCHを介して前記SL HARQ-ACK報告を前記基地局に送信することができる。
【0159】
例えば、前記第1のPUSCHが低い優先順位インデックスを有し、及び前記UCIを含まないことに基づいて、前記SL HARQ-ACK報告は、前記第1のPUSCHにマルチプレクシングされることができる。
【0160】
例えば、前記第1のPUSCHが高い優先順位インデックスを有することに基づいて、前記第1の装置は、前記SL HARQ-ACK報告を含む前記第1のPUCCHを送信しないことができる。付加的に、例えば、第1の装置は、前記第1のPUSCHが高い優先順位インデックスを有することに基づいて、前記第1の装置は、前記第1のPUSCHを前記基地局に送信することができる。
【0161】
例えば、前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順において、前記第1のPUCCHが前記第2のPUCCHより前記第1の装置により優先視されることができる。
【0162】
例えば、前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順において、前記第1のPUCCHが前記第3のPUCCHより前記第1の装置により優先視されることができる。
【0163】
例えば、前記第2のPUCCH及び前記第3のPUCCHは、前記第1のPUCCHと時間領域で一部または全部重なることができる。
【0164】
例えば、前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決する以前に、前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順は、前記第1の装置により実行されることができる。
【0165】
例えば、前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決する以前に、前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順は、前記第1の装置により実行されることができる。
【0166】
例えば、前記低い優先順位インデックスは、0であることができる。
【0167】
例えば、前記高い優先順位インデックスは、1であることができる。
【0168】
例えば、前記低い優先順位インデックスは、eMBB(enhanced mobile broadband)と関連することができる。
【0169】
例えば、前記高い優先順位インデックスは、URLLC(ultra reliable low latency communications)と関連することができる。
【0170】
前記提案方法は、本開示の多様な実施例に係る装置に適用されることができる。まず、第1の装置100のプロセッサ102は、SL(sidelink)HARQ(hybrid automatic repeat request)-ACK(acknowledgment)報告のための第1のPUCCH(physical uplink control channel)と関連した情報を基地局から受信するように送受信機106を制御できる。そして、第1の装置100のプロセッサ102は、PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、PSSCH(physical sidelink shared channel)及び第2のSCIのスケジューリングのための第1のSCI(sidelink control channel)を第2の装置に送信するように送受信機106を制御できる。そして、第1の装置100のプロセッサ102は、前記PSSCHを介して、前記第2のSCI及びデータを前記第2の装置に送信するように送受信機106を制御できる。そして、第1の装置100のプロセッサ102は、前記データに対するSL HARQ-ACK報告を生成できる。そして、第1の装置100のプロセッサ102は、前記第1のPUCCH及び低い優先順位インデックス(smaller priority index)の第2のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順を行うことができる。そして、第1の装置100のプロセッサ102は、前記第1のPUCCH及び高い優先順位インデックス(larger priority index)の第3のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順を行うことができる。そして、第1の装置100のプロセッサ102は、SL HARQ-ACK報告を含まない少なくとも一つのPUCCHまたは少なくとも一つのPUSCH(physical uplink shared channel)に対する重ねを解決する手順において第1のPUSCHを選択できる。そして、第1の装置100のプロセッサ102は、前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決した後に、前記第1のPUCCH及び前記第1のPUSCHに対する重ねを決定できる。そして、第1の装置100のプロセッサ102は、前記第1のPUSCHが低い優先順位インデックスを有し、及びUCI(uplink control information)を含まないことに基づいて、前記第1のPUSCHを介して前記SL HARQ-ACK報告を前記基地局に送信するように送受信機106を制御できる。
【0171】
本開示の一実施例によれば、無線通信を行う第1の装置が提供され得る。例えば、第1の装置は、命令語を格納する一つ以上のメモリと、一つ以上の送受信機と、前記一つ以上のメモリと前記一つ以上の送受信機とを連結する一つ以上のプロセッサとを備えることができる。例えば、前記一つ以上のプロセッサは、前記命令語を実行して、SL(sidelink)HARQ(hybrid automatic repeat request)-ACK(acknowledgment)報告のための第1のPUCCH(physical uplink control channel)と関連した情報を基地局から受信し、PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、PSSCH(physical sidelink shared channel)及び第2のSCIのスケジューリングのための第1のSCI(sidelink control channel)を第2の装置に送信し、前記PSSCHを介して、前記第2のSCI及びデータを前記第2の装置に送信し、前記データに対するSL HARQ-ACK報告を生成し、前記第1のPUCCH及び低い優先順位インデックス(smaller priority index)の第2のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順を行い、前記第1のPUCCH及び高い優先順位インデックス(larger priority index)の第3のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順を行い、SL HARQ-ACK報告を含まない少なくとも一つのPUCCHまたは少なくとも一つのPUSCH(physical uplink shared channel)に対する重ねを解決する手順において第1のPUSCHを選択し、前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決した後に、前記第1のPUCCH及び前記第1のPUSCHに対する重ねを決定し、前記第1のPUSCHが低い優先順位インデックスを有し、及びUCI(uplink control information)を含まないことに基づいて、前記第1のPUSCHを介して前記SL HARQ-ACK報告を前記基地局に送信することができる。
【0172】
本開示の一実施例によれば、無線通信を行う第1の端末を制御するように設定された装置(apparatus)が提供され得る。例えば、装置は、一つ以上のプロセッサと、前記一つ以上のプロセッサにより実行可能に連結され、及び命令語を格納する一つ以上のメモリとを備えることができる。例えば、前記一つ以上のプロセッサは、前記命令語を実行して、SL(sidelink)HARQ(hybrid automatic repeat request)-ACK(acknowledgment)報告のための第1のPUCCH(physical uplink control channel)と関連した情報を基地局から受信し、PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、PSSCH(physical sidelink shared channel)及び第2のSCIのスケジューリングのための第1のSCI(sidelink control channel)を第2の端末に送信し、前記PSSCHを介して、前記第2のSCI及びデータを前記第2の端末に送信し、前記データに対するSL HARQ-ACK報告を生成し、前記第1のPUCCH及び低い優先順位インデックス(smaller priority index)の第2のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順を行い、前記第1のPUCCH及び高い優先順位インデックス(larger priority index)の第3のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順を行い、SL HARQ-ACK報告を含まない少なくとも一つのPUCCHまたは少なくとも一つのPUSCH(physical uplink shared channel)に対する重ねを解決する手順において第1のPUSCHを選択し、前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決した後に、前記第1のPUCCH及び前記第1のPUSCHに対する重ねを決定し、及び前記第1のPUSCHが低い優先順位インデックスを有し、及びUCI(uplink control information)を含まないことに基づいて、前記第1のPUSCHを介して前記SL HARQ-ACK報告を前記基地局に送信することができる。
【0173】
本開示の一実施例によれば、命令語を記録している非一時的コンピュータ読み取り可能格納媒体が提供され得る。例えば、前記命令語は、実行されるとき、第1の装置をして:SL(sidelink)HARQ(hybrid automatic repeat request)-ACK(acknowledgment)報告のための第1のPUCCH(physical uplink control channel)と関連した情報を基地局から受信するようにし、PSCCH(physical sidelink control channel)を介して、PSSCH(physical sidelink shared channel)及び第2のSCIのスケジューリングのための第1のSCI(sidelink control channel)を第2の装置に送信するようにし、前記PSSCHを介して、前記第2のSCI及びデータを前記第2の装置に送信するようにし、前記データに対するSL HARQ-ACK報告を生成するようにし、前記第1のPUCCH及び低い優先順位インデックス(smaller priority index)の第2のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順を行うようにし、前記第1のPUCCH及び高い優先順位インデックス(larger priority index)の第3のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順を行うようにし、SL HARQ-ACK報告を含まない少なくとも一つのPUCCHまたは少なくとも一つのPUSCH(physical uplink shared channel)に対する重ねを解決する手順において第1のPUSCHを選択するようにし、前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決した後に、前記第1のPUCCH及び前記第1のPUSCHに対する重ねを決定するようにし、及び前記第1のPUSCHが低い優先順位インデックスを有し、及びUCI(uplink control information)を含まないことに基づいて、前記第1のPUSCHを介して前記SL HARQ-ACK報告を前記基地局に送信するようにすることができる。
【0174】
図12は、本開示の一実施例によって、基地局が無線通信を行う方法を示す。図12の実施例は、本開示の多様な実施例と組み合わせられることができる。
【0175】
図12に示すように、ステップS1210において、基地局は、SL(sidelink)HARQ(hybrid automatic repeat request)-ACK(acknowledgment)報告のための第1のPUCCH(physical uplink control channel)と関連した情報を第1の装置に送信することができる。ステップS1220において、基地局は、低い優先順位インデックス(smaller priority index)の第2のPUCCHと関連した情報、高い優先順位インデックス(larger priority index)の第3のPUCCHと関連した情報、または第1のPUSCH(physical uplink shared channel)と関連した情報のうち、少なくともいずれか一つを前記第1の装置に送信することができる。ステップS1230において、基地局は、前記第1のPUSCHを前記第1の装置から受信することができる。例えば、前記第1のPUCCH及び前記低い優先順位インデックスの第2のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順は、前記第1の装置により行われることができる。例えば、前記第1のPUCCH及び前記高い優先順位インデックスの第3のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順は、前記第1の装置により行われることができる。例えば、SL HARQ-ACK報告を含まない少なくとも一つのPUCCHまたは少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決する手順において、前記第1のPUSCHは、前記第1の装置により選択されることができる。例えば、前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決した後に、前記第1のPUCCH及び前記第1のPUSCHは重なることができる。例えば、前記第1のPUSCHが低い優先順位インデックスを有し、及びUCI(uplink control information)を含まないことに基づいて、前記第1のPUSCHを介して前記SL HARQ-ACK報告は、前記基地局に送信されることができる。
【0176】
前記提案方法は、本開示の多様な実施例に係る装置に適用されることができる。まず、基地局200のプロセッサ202は、SL(sidelink)HARQ(hybrid automatic repeat request)-ACK(acknowledgment)報告のための第1のPUCCH(physical uplink control channel)と関連した情報を第1の装置に送信するように送受信機206を制御できる。そして、基地局200のプロセッサ202は、低い優先順位インデックス(smaller priority index)の第2のPUCCHと関連した情報、高い優先順位インデックス(larger priority index)の第3のPUCCHと関連した情報、または第1のPUSCH(physical uplink shared channel)と関連した情報のうち、少なくともいずれか一つを前記第1の装置に送信するように送受信機206を制御できる。そして、基地局200のプロセッサ202は、前記第1のPUSCHを前記第1の装置から受信するように送受信機206を制御できる。例えば、前記第1のPUCCH及び前記低い優先順位インデックスの第2のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順は、前記第1の装置により行われることができる。例えば、前記第1のPUCCH及び前記高い優先順位インデックスの第3のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順は、前記第1の装置により行われることができる。例えば、SL HARQ-ACK報告を含まない少なくとも一つのPUCCHまたは少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決する手順において、前記第1のPUSCHは、前記第1の装置により選択されることができる。例えば、前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決した後に、前記第1のPUCCH及び前記第1のPUSCHは重なることができる。例えば、前記第1のPUSCHが低い優先順位インデックスを有し、及びUCI(uplink control information)を含まないことに基づいて、前記第1のPUSCHを介して前記SL HARQ-ACK報告は、前記基地局に送信されることができる。
【0177】
本開示の一実施例によれば、無線通信を行う基地局が提供され得る。例えば、基地局は、命令語を格納する一つ以上のメモリと、一つ以上の送受信機と、前記一つ以上のメモリと前記一つ以上の送受信機とを連結する一つ以上のプロセッサとを備えることができる。例えば、前記一つ以上のプロセッサは、前記命令語を実行して、SL(sidelink)HARQ(hybrid automatic repeat request)-ACK(acknowledgment)報告のための第1のPUCCH(physical uplink control channel)と関連した情報を第1の装置に送信し、低い優先順位インデックス(smaller priority index)の第2のPUCCHと関連した情報、高い優先順位インデックス(larger priority index)の第3のPUCCHと関連した情報、または第1のPUSCH(physical uplink shared channel)と関連した情報のうち、少なくともいずれか一つを前記第1の装置に送信し、及び前記第1のPUSCHを前記第1の装置から受信することができる。例えば、前記第1のPUCCH及び前記低い優先順位インデックスの第2のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順は、前記第1の装置により行われることができる。例えば、前記第1のPUCCH及び前記高い優先順位インデックスの第3のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順は、前記第1の装置により行われることができる。例えば、SL HARQ-ACK報告を含まない少なくとも一つのPUCCHまたは少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決する手順において、前記第1のPUSCHは、前記第1の装置により選択されることができる。例えば、前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決した後に、前記第1のPUCCH及び前記第1のPUSCHは重なることができる。例えば、前記第1のPUSCHが低い優先順位インデックスを有し、及びUCI(uplink control information)を含まないことに基づいて、前記第1のPUSCHを介して前記SL HARQ-ACK報告は、前記基地局に送信されることができる。
【0178】
本開示の一実施例によれば、無線通信を行う基地局を制御するように設定された装置(apparatus)が提供され得る。例えば、装置は、一つ以上のプロセッサと、前記一つ以上のプロセッサにより実行可能に連結され、及び命令語を格納する一つ以上のメモリとを備えることができる。例えば、前記一つ以上のプロセッサは、前記命令語を実行して、SL(sidelink)HARQ(hybrid automatic repeat request)-ACK(acknowledgment)報告のための第1のPUCCH(physical uplink control channel)と関連した情報を第1の端末に送信し、低い優先順位インデックス(smaller priority index)の第2のPUCCHと関連した情報、高い優先順位インデックス(larger priority index)の第3のPUCCHと関連した情報、または第1のPUSCH(physical uplink shared channel)と関連した情報のうち、少なくともいずれか一つを前記第1の端末に送信し、前記第1のPUSCHを前記第1の端末から受信することができる。例えば、前記第1のPUCCH及び前記低い優先順位インデックスの第2のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順は、前記第1の端末により行われることができる。例えば、前記第1のPUCCH及び前記高い優先順位インデックスの第3のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順は、前記第1の端末により行われることができる。例えば、SL HARQ-ACK報告を含まない少なくとも一つのPUCCHまたは少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決する手順において、前記第1のPUSCHは、前記第1の端末により選択されることができる。例えば、前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決した後に、前記第1のPUCCH及び前記第1のPUSCHは重なることができる。例えば、前記第1のPUSCHが低い優先順位インデックスを有し、及びUCI(uplink control information)を含まないことに基づいて、前記第1のPUSCHを介して前記SL HARQ-ACK報告は、前記基地局に送信されることができる。
【0179】
本開示の一実施例によれば、命令語を記録している非一時的コンピュータ読み取り可能格納媒体が提供され得る。例えば、前記命令語は、実行されるとき、基地局をして:SL(sidelink)HARQ(hybrid automatic repeat request)-ACK(acknowledgment)報告のための第1のPUCCH(physical uplink control channel)と関連した情報を第1の装置に送信するようにし、低い優先順位インデックス(smaller priority index)の第2のPUCCHと関連した情報、高い優先順位インデックス(larger priority index)の第3のPUCCHと関連した情報、または第1のPUSCH(physical uplink shared channel)と関連した情報のうち、少なくともいずれか一つを前記第1の装置に送信するようにし、及び前記第1のPUSCHを前記第1の装置から受信するようにすることができる。例えば、前記第1のPUCCH及び前記低い優先順位インデックスの第2のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第2のPUCCH間の優先化のための手順は、前記第1の装置により行われることができる。例えば、前記第1のPUCCH及び前記高い優先順位インデックスの第3のPUCCHに対する重ねに基づいて、前記第1のPUCCH及び前記第3のPUCCH間の優先化のための手順は、前記第1の装置により行われることができる。例えば、SL HARQ-ACK報告を含まない少なくとも一つのPUCCHまたは少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決する手順において、前記第1のPUSCHは、前記第1の装置により選択されることができる。例えば、前記SL HARQ-ACK報告を含まない前記少なくとも一つのPUCCHまたは前記少なくとも一つのPUSCHに対する重ねを解決した後に、前記第1のPUCCH及び前記第1のPUSCHは重なることができる。例えば、前記第1のPUSCHが低い優先順位インデックスを有し、及びUCI(uplink control information)を含まないことに基づいて、前記第1のPUSCHを介して前記SL HARQ-ACK報告は、前記基地局に送信されることができる。
【0180】
本開示の様々な実施例は相互組み合わせることができる。
【0181】
以下、本開示の多様な実施例が適用されることができる装置に対して説明する。
【0182】
これに制限されるものではなく、本文書に開示された多様な説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図は、機器間に無線通信/連結(例えば、5G)を必要とする多様な分野に適用されることができる。
【0183】
以下、図面を参照してより具体的に例示する。以下の図面/説明で同じ図面符号は、異なるように記述しない限り、同じ、または対応されるハードウェアブロック、ソフトウェアブロックまたは機能ブロックを例示することができる。
【0184】
図13は、本開示の一実施例に係る、通信システム1を示す。
【0185】
図13を参照すると、本開示の多様な実施例が適用される通信システム1は、無線機器、基地局、及びネットワークを含む。ここで、無線機器は、無線接続技術(例えば、5G NR(New RAT)、LTE(Long Term Evolution))を利用して通信を実行する機器を意味し、通信/無線/5G機器と呼ばれる。これに制限されるものではなく、無線機器は、ロボット100a、車両100b-1、100b-2、XR(eXtended Reality)機器100c、携帯機器(Hand-held device)100d、家電100e、IoT(Internet of Thing)機器100f、AI機器/サーバ400を含むことができる。例えば、車両は、無線通信機能が備えられた車両、自律走行車両、車両間の通信を実行することができる車両などを含むことができる。ここで、車両は、UAV(Unmanned Aerial Vehicle)(例えば、ドローン)を含むことができる。XR機器は、AR(Augmented Reality)/VR(Virtual Reality)/MR(Mixed Reality)機器を含み、HMD(Head-Mounted Device)、車両に備えられたHUD(Head-Up Display)、テレビ、スマートフォン、コンピュータ、ウェアラブルデバイス、家電機器、デジタルサイネージ(signage)、車両、ロボットなどの形態で具現されることができる。携帯機器は、スマートフォン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、コンピュータ(例えば、ノートブック等)などを含むことができる。家電は、TV、冷蔵庫、洗濯機などを含むことができる。IoT機器は、センサ、スマートメーターなどを含むことができる。例えば、基地局、ネットワークは、無線機器で具現されることができ、特定無線機器200aは、他の無線機器に基地局/ネットワークノードとして動作することもできる。
【0186】
ここで、本明細書の無線機器100a~100fにおいて実装される無線通信技術は、LTE、NR、6Gだけでなく、低電力通信のためのNarrowband Internet of Thingsを含めることができる。このとき、例えばNB-IoT技術はLPWAN(Low Power Wide Area Network)技術の一例であり、LTE Cat NB1及び/又はLTE Cat NB2などの規格として実装することができ、上述した名称に限定するものではない。さらに又は、大概、本明細書の無線機器100a~100fで実装される無線通信技術は、LTE-M技術に基づいて通信を行うことができる。このとき、一例として、LTE-M技術はLPWAN技術の一例であり、eMTC(enhanced Machine Type Communication)などの様々な名称で呼ばれる。例えば、LTE-M技術は1)LTE CAT 0、2)LTE Cat M1、3)LTE Cat M2、4)LTE non-BL(non-Bandwidth Limited)、5)LTE-MTC、6)LTE Machine Type Communication、及び/又は 7)LTE Mなどの様々な規格のうちの少なくともいずれか一つで実装することができ、上述した名称に限定するものではない。さらに、又は大概、本明細書の無線機器100a~100fで実装される無線通信技術は、低電力通信を考慮したジグビー(ZigBee(登録商標))、ブルートゥース(Bluetooth(登録商標))、及び低消費電力広域無線ネットワーク(Low Power Wide Area Network,LPWAN)の少なくともいずれか一つを含むことができ、上記の名称に限定するものではない。一例として、Zigbee技術はIEEE 802.15.4などの様々な規格をベースにして、小型/低電力デジタル通信に関連するPAN(personal area networks)を生成することができ、様々な名称で呼ばれる。
【0187】
無線機器100a~100fは、基地局200を介してネットワーク300と連結されることができる。無線機器100a~100fにはAI(Artificial Intelligence)技術が適用されることができ、無線機器100a~100fは、ネットワーク300を介してAIサーバ400と連結されることができる。ネットワーク300は、3Gネットワーク、4G(例えば、LTE)ネットワークまたは5G(例えば、NR)ネットワークなどを利用して構成されることができる。無線機器100a~100fは、基地局200/ネットワーク300を介して互いに通信することもできるが、基地局/ネットワークを介することなく、直接通信(例えば、サイドリンク通信(sidelink communication))することもできる。例えば、車両100b-1、100b-2は、直接通信(例えば、V2V(Vehicle to Vehicle)/V2X(Vehicle to everything)communication)をすることができる。また、IoT機器(例えば、センサ)は、他のIoT機器(例えば、センサ)または他の無線機器100a~100fと直接通信をすることができる。
【0188】
無線機器100a~100f/基地局200、基地局200/基地局200間には無線通信/連結150a、150b、150cが行われることができる。ここで、無線通信/連結は、アップリンク/ダウンリンク通信150a、サイドリンク通信150b(または、D2D通信)、及び基地局間の通信150c(例えば、relay、IAB(Integrated Access Backhaul)のような多様な無線接続技術(例えば、5G NR)を介して行われることができる。無線通信/連結150a、150b、150cを介して無線機器と基地局/無線機器、基地局と基地局は、互いに無線信号を送信/受信することができる。例えば、無線通信/連結150a、150b、150cは、多様な物理チャネルを介して信号を送信/受信することができる。そのために、本開示の多様な提案に基づいて、無線信号の送信/受信のための多様な構成情報設定過程、多様な信号処理過程(例えば、チャネルエンコーディング/デコーディング、変調/復調、リソースマッピング/デマッピング等)、リソース割当過程などのうち少なくとも一部が実行されることができる。
【0189】
図14は、本開示の一実施例に係る、無線機器を示す。
【0190】
図14を参照すると、第1の無線機器100と第2の無線機器200は、多様な無線接続技術(例えば、LTE、NR)を介して無線信号を送受信することができる。ここで、{第1の無線機器100、第2の無線機器200}は、図13の{無線機器100x、基地局200}及び/または{無線機器100x、無線機器100x}に対応することができる。
【0191】
第1の無線機器100は、一つ以上のプロセッサ102及び一つ以上のメモリ104を含み、追加的に一つ以上の送受信機106及び/または一つ以上のアンテナ108をさらに含むことができる。プロセッサ102は、メモリ104及び/または送受信機106を制御し、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図を具現するように構成されることができる。例えば、プロセッサ102は、メモリ104内の情報を処理して第1の情報/信号を生成した後、送受信機106を介して第1の情報/信号を含む無線信号を送信することができる。また、プロセッサ102は、送受信機106を介して第2の情報/信号を含む無線信号を受信した後、第2の情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ104に格納することができる。メモリ104は、プロセッサ102と連結されることができ、プロセッサ102の動作と関連した多様な情報を格納することができる。例えば、メモリ104は、プロセッサ102により制御されるプロセスのうち一部または全部を実行し、または本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図を実行するための命令を含むソフトウェアコードを格納することができる。ここで、プロセッサ102とメモリ104は、無線通信技術(例えば、LTE、NR)を具現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部である。送受信機106は、プロセッサ102と連結されることができ、一つ以上のアンテナ108を介して無線信号を送信及び/または受信することができる。送受信機106は、送信機及び/または受信機を含むことができる。送受信機106は、RF(Radio Frequency)ユニットと混用されることができる。本開示において、無線機器は、通信モデム/回路/チップを意味することもできる。
【0192】
第2の無線機器200は、一つ以上のプロセッサ202、一つ以上のメモリ204を含み、追加的に一つ以上の送受信機206及び/または一つ以上のアンテナ208をさらに含むことができる。プロセッサ202は、メモリ204及び/または送受信機206を制御し、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図を具現するように構成されることができる。例えば、プロセッサ202は、メモリ204内の情報を処理して第3の情報/信号を生成した後、送受信機206を介して第3の情報/信号を含む無線信号を送信することができる。また、プロセッサ202は、送受信機206を介して第4の情報/信号を含む無線信号を受信した後、第4の情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ204に格納することができる。メモリ204は、プロセッサ202と連結されることができ、プロセッサ202の動作と関連した多様な情報を格納することができる。例えば、メモリ204は、プロセッサ202により制御されるプロセスのうち一部または全部を実行し、または本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図を実行するための命令を含むソフトウェアコードを格納することができる。ここで、プロセッサ202とメモリ204は、無線通信技術(例えば、LTE、NR)を具現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部である。送受信機206は、プロセッサ202と連結されることができ、一つ以上のアンテナ208を介して無線信号を送信及び/または受信することができる。送受信機206は、送信機及び/または受信機を含むことができる送受信機206は、RFユニットと混用されることができる。本開示において、無線機器は、通信モデム/回路/チップを意味することもできる。
【0193】
以下、無線機器100、200のハードウェア要素に対してより具体的に説明する。これに制限されるものではなく、一つ以上のプロトコル階層が一つ以上のプロセッサ102、202により具現されることができる。例えば、一つ以上のプロセッサ102、202は、一つ以上の階層(例えば、PHY、MAC、RLC、PDCP、RRC、SDAPのような機能的階層)を具現することができる。一つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図によって、一つ以上のPDU(Protocol Data Unit)及び/または一つ以上のSDU(Service Data Unit)を生成することができる。一つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図によって、メッセージ、制御情報、データまたは情報を生成することができる。一つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された機能、手順、提案及び/または方法によって、PDU、SDU、メッセージ、制御情報、データまたは情報を含む信号(例えば、ベースバンド信号)を生成し、一つ以上の送受信機106、206に提供できる。一つ以上のプロセッサ102、202は、一つ以上の送受信機106、206から信号(例えば、ベースバンド信号)を受信することができ、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図によって、PDU、SDU、メッセージ、制御情報、データまたは情報を取得することができる。
【0194】
一つ以上のプロセッサ102、202は、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサまたはマイクロコンピュータと呼ばれる。一つ以上のプロセッサ102、202は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせにより具現されることができる。一例として、一つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、一つ以上のDSP(Digital Signal Processor)、一つ以上のDSPD(Digital Signal Processing Device)、一つ以上のPLD(Programmable Logic Device)または一つ以上のFPGA(Field Programmable Gate Arrays)が一つ以上のプロセッサ102、202に含まれることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図は、ファームウェアまたはソフトウェアを使用して具現されることができ、ファームウェアまたはソフトウェアは、モジュール、手順、機能などを含むように具現されることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図は、実行するように設定されたファームウェアまたはソフトウェアが一つ以上のプロセッサ102、202に含まれ、または一つ以上のメモリ104、204に格納されて一つ以上のプロセッサ102、202により駆動されることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図は、コード、命令語及び/または命令語の集合形態でファームウェアまたはソフトウェアを使用して具現されることができる。
【0195】
一つ以上のメモリ104、204は、一つ以上のプロセッサ102、202と連結されることができ、多様な形態のデータ、信号、メッセージ、情報、プログラム、コード、指示及び/または命令を格納することができる。一つ以上のメモリ104、204は、ROM、RAM、EPROM、フラッシュメモリ、ハードドライブ、レジスタ、キャッシュメモリ、コンピュータ読み取り格納媒体及び/またはこれらの組み合わせで構成されることができる。一つ以上のメモリ104、204は、一つ以上のプロセッサ102、202の内部及び/または外部に位置できる。また、一つ以上のメモリ104、204は、有線または無線連結のような多様な技術を介して、一つ以上のプロセッサ102、202と連結されることができる。
【0196】
一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上の他の装置に本文での方法及び/または動作流れ図等で言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送信することができる。一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上の他の装置から本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図等で言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを受信することができる。例えば、一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上のプロセッサ102、202と連結されることができ、無線信号を送受信することができる。例えば、一つ以上のプロセッサ102、202は、一つ以上の送受信機106、206が一つ以上の他の装置にユーザデータ、制御情報または無線信号を送信するように制御できる。また、一つ以上のプロセッサ102、202は、一つ以上の送受信機106、206が一つ以上の他の装置からユーザデータ、制御情報または無線信号を受信するように制御できる。また、一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上のアンテナ108、208と連結されることができ、一つ以上のアンテナ108、208を介して本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図等で言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送受信するように設定されることができる。本文書で、一つ以上のアンテナは、複数の物理アンテナであり、または複数の論理アンテナ(例えば、アンテナポート)である。一つ以上の送受信機106、206は、受信されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを一つ以上のプロセッサ102、202を利用して処理するために、受信された無線信号/チャネルなどをRFバンド信号からベースバンド信号に変換(Convert)できる。一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上のプロセッサ102、202を利用して処理されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどをベースバンド信号からRFバンド信号に変換できる。そのために、一つ以上の送受信機106、206は、(アナログ)オシレータ及び/またはフィルタを含むことができる。
【0197】
図15は、本開示の一実施例に係る、送信信号のための信号処理回路を示す。
【0198】
図15を参照すると、信号処理回路1000は、スクランブラ1010、変調器1020、レイヤマッパ1030、プリコーダ1040、リソースマッパ1050、信号生成器1060を含むことができる。これに制限されるものではなく、図15の動作/機能は、図14のプロセッサ102、202及び/または送受信機106、206で実行されることができる。図15のハードウェア要素は、図14のプロセッサ102、202及び/または送受信機106、206で具現されることができる。例えば、ブロック1010~1060は、図14のプロセッサ102、202で具現されることができる。また、ブロック1010~1050は、図14のプロセッサ102、202で具現され、ブロック1060は、図14の送受信機106、206で具現されることができる。
【0199】
コードワードは、図15の信号処理回路1000を経て、無線信号に変換されることができる。ここで、コードワードは、情報ブロックの符号化されたビットシーケンスである。情報ブロックは、送信ブロック(例えば、UL-SCHの送信ブロック、DL-SCHの送信ブロック)を含むことができる。無線信号は、多様な物理チャネル(例えば、PUSCH、PDSCH)を介して送信されることができる。
【0200】
具体的に、コードワードは、スクランブラ1010によりスクランブルされたビットシーケンスに変換されることができる。スクランブルに使われるスクランブルシーケンスは、初期化値に基づいて生成され、初期化値は、無線機器のID情報などが含まれることができる。スクランブルされたビットシーケンスは、変調器1020により変調シンボルシーケンスに変調されることができる。変調方式は、pi/2-BPSK(pi/2-Binary Phase Shift Keying)、m-PSK(m-Phase Shift Keying)、m-QAM(m-Quadrature Amplitude Modulation)などを含むことができる。複素変調シンボルシーケンスは、レイヤマッパ1030により一つ以上の送信レイヤにマッピングされることができる。各送信レイヤの変調シンボルは、プリコーダ1040により該当アンテナポート(ら)にマッピングされることができる(プリコーディング)。プリコーダ1040の出力zは、レイヤマッパ1030の出力yをN*Mのプリコーディング行列Wと掛けて得られる。ここで、Nはアンテナポートの個数であり、Mは送信レイヤの個数である。ここで、プリコーダ1040は、複素変調シンボルに対するトランスフォーム(transform)プリコーディング(例えば、DFT変換)を実行した以後にプリコーディングを実行することができる。また、プリコーダ1040は、トランスフォームプリコーディングを実行せずにプリコーディングを実行することができる。
【0201】
リソースマッパ1050は、各アンテナポートの変調シンボルを時間-周波数リソースにマッピングできる。時間-周波数リソースは、時間ドメインで複数のシンボル(例えば、CP-OFDMAシンボル、DFT-s-OFDMAシンボル)を含み、周波数ドメインで複数の副搬送波を含むことができる。信号生成器1060は、マッピングされた変調シンボルから無線信号を生成し、生成された無線信号は、各アンテナを介して他の機器へ送信されることができる。そのために、信号生成器1060は、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)モジュール及びCP(Cyclic Prefix)挿入器、DAC(Digital-to-Analog Converter)、周波数アップリンク変換器(frequency uplink converter)などを含むことができる。
【0202】
無線機器において、受信信号のための信号処理過程は、図15の信号処理過程1010~1060の逆で構成されることができる。例えば、無線機器(例えば、図14の100、200)は、アンテナポート/送受信機を介して外部から無線信号を受信することができる。受信された無線信号は、信号復元器を介してベースバンド信号に変換されることができる。そのために、信号復元器は、周波数ダウンリンク変換器(frequency downlink converter)、ADC(analog-to-digital converter)、CP除去器、FFT(Fast Fourier Transform)モジュールを含むことができる。以後、ベースバンド信号は、リソースデマッパ過程、ポストコーディング(postcoding)過程、復調過程、及びデスクランブル過程を経て、コードワードに復元されることができる。コードワードは、復号(decoding)を経て、元の情報ブロックに復元されることができる。したがって、受信信号のための信号処理回路(図示せず)は、信号復元器、リソースデマッパ、ポストコーダ、復調器、デスクランブラ、及び復号器を含むことができる。
【0203】
図16は、本開示の一実施例に係る、無線機器を示す。無線機器は、使用-例/サービスによって多様な形態で具現されることができる(図16参照)。
【0204】
図16を参照すると、無線機器100、200は、図16の無線機器100、200に対応し、多様な要素(element)、成分(component)、ユニット/部(unit)、及び/またはモジュール(module)で構成されることができる。例えば、無線機器100、200は、通信部110、制御部120、メモリ部130、及び追加要素140を含むことができる。通信部は、通信回路112及び送受信機(ら)114を含むことができる。例えば、通信回路112は、図16の一つ以上のプロセッサ102、202及び/または一つ以上のメモリ104、204を含むことができる。例えば、送受信機(ら)114は、図16の一つ以上の送受信機106、206及び/または一つ以上のアンテナ108、208を含むことができる。制御部120は、通信部110、メモリ部130、及び追加要素140と電気的に連結され、無線機器の諸般動作を制御する。例えば、制御部120は、メモリ部130に格納されたプログラム/コード/命令/情報に基づいて、無線機器の電気的/機械的動作を制御することができる。また、制御部120は、メモリ部130に格納された情報を通信部110を介して、外部(例えば、他の通信機器)に無線/有線インターフェースを介して送信し、または通信部110を介して、外部(例えば、他の通信機器)から無線/有線インターフェースを介して受信された情報をメモリ部130に格納することができる。
【0205】
追加要素140は、無線機器の種類によって多様に構成されることができる。例えば、追加要素140は、パワーユニット/バッテリ、入出力部(I/O unit)、駆動部、及びコンピューティング部のうち少なくとも一つを含むことができる。これに制限されるものではなく、無線機器は、ロボット(図13の100a)、車両(図13の100b-1、100b-2)、XR機器(図13の100c)、携帯機器(図13の100d)、家電(図13の100e)、IoT機器(図13の100f)、デジタル放送用端末、ホログラム装置、公共安全装置、MTC装置、医療装置、フィンテック装置(または、金融装置)、セキュリティ装置、気候/環境装置、AIサーバ/機器(図13の400)、基地局(図13の200)、ネットワークノードなどの形態で具現されることができる。無線機器は、使用-例/サービスによって、移動可能であり、または固定された場所で使われることができる。
【0206】
図16において、無線機器100、200内の多様な要素、成分、ユニット/部、及び/またはモジュールは、全体が有線インターフェースを介して相互連結され、または少なくとも一部が通信部110を介して無線で連結されることができる。例えば、無線機器100、200内で制御部120と通信部110は有線で連結され、制御部120と第1のユニット(例えば、130、140)は、通信部110を介して無線で連結されることができる。また、無線機器100、200内の各要素、成分、ユニット/部、及び/またはモジュールは、一つ以上の要素をさらに含むことができる。例えば、制御部120は、一つ以上のプロセッサの集合で構成されることができる。例えば、制御部120は、通信制御プロセッサ、アプリケーションプロセッサ(Application processor)、ECU(Electronic Control Unit)、グラフィック処理プロセッサ、メモリ制御プロセッサなどの集合で構成されることができる。他の例として、メモリ部130は、RAM(Random Access Memory)、DRAM(Dynamic RAM)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)、揮発性メモリ(volatile memory)、非-揮発性メモリ(non-volatile memory)及び/またはこれらの組み合わせで構成されることができる。
【0207】
以下、図16の具現例に対して、他の図面を参照してより詳細に説明する。
【0208】
図17は、本開示の一実施例に係る、携帯機器を示す。携帯機器は、スマートフォン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、携帯用コンピュータ(例えば、ノートブック等)を含むことができる。携帯機器は、MS(Mobile Station)、UT(user terminal)、MSS(Mobile Subscriber Station)、SS(Subscriber Station)、AMS(Advanced Mobile Station)またはWT(Wireless terminal)と呼ばれる。
【0209】
図17を参照すると、携帯機器100は、アンテナ部108、通信部110、制御部120、メモリ部130、電源供給部140a、インターフェース部140b、及び入出力部140cを含むことができる。アンテナ部108は、通信部110の一部で構成されることができる。ブロック110~130/140a~140cは、各々、図16のブロック110~130/140に対応する。
【0210】
通信部110は、他の無線機器、基地局と信号(例えば、データ、制御信号等)を送受信することができる。制御部120は、携帯機器100の構成要素を制御し、多様な動作を実行することができる。制御部120は、AP(Application Processor)を含むことができる。メモリ部130は、携帯機器100の駆動に必要なデータ/パラメータ/プログラム/コード/命令を格納することができる。また、メモリ部130は、入/出力されるデータ/情報などを格納することができる。電源供給部140aは、携帯機器100に電源を供給し、有/無線充電回路、バッテリなどを含むことができる。インターフェース部140bは、携帯機器100と他の外部機器の連結をサポートすることができる。インターフェース部140bは、外部機器との連結のための多様なポート(例えば、オーディオの入/出力ポート、ビデオの入/出力ポート)を含むことができる。入出力部140cは、映像情報/信号、オーディオ情報/信号、データ、及び/またはユーザから入力される情報の入力を受け、または出力することができる。入出力部140cは、カメラ、マイクロフォン、ユーザ入力部、ディスプレイ部140d、スピーカー及び/またはハプティックモジュールなどを含むことができる。
【0211】
一例として、データ通信の場合、入出力部140cは、ユーザから入力された情報/信号(例えば、タッチ、文字、音声、イメージ、ビデオ)を取得し、取得された情報/信号は、メモリ部130に格納されることができる。通信部110は、メモリに格納された情報/信号を無線信号に変換し、変換された無線信号を他の無線機器に直接送信し、または基地局に送信できる。また、通信部110は、他の無線機器または基地局から無線信号を受信した後、受信された無線信号を元の情報/信号に復元できる。復元された情報/信号は、メモリ部130に格納された後、入出力部140cを介して多様な形態(例えば、文字、音声、イメージ、ビデオ、ハプティック)で出力されることができる。
【0212】
図18は、本開示の一実施例に係る、車両または自律走行車両を示す。車両または自律走行車両は、移動型ロボット、車両、汽車、有/無人飛行体(Aerial Vehicle、AV)、船舶などで具現されることができる。
【0213】
図18を参照すると、車両または自律走行車両100は、アンテナ部108、通信部110、制御部120、駆動部140a、電源供給部140b、センサ部140c、及び自律走行部140dを含むことができる。アンテナ部108は、通信部110の一部で構成されることができる。ブロック110/130/140a~140dは、各々、図18のブロック110/130/140に対応する。
【0214】
通信部110は、他の車両、基地局(例えば、基地局、路辺基地局(Road Side unit)等)、サーバなどの外部機器と信号(例えば、データ、制御信号等)を送受信することができる。制御部120は、車両または自律走行車両100の要素を制御し、多様な動作を実行することができる。制御部120は、ECU(Electronic Control Unit)を含むことができる。駆動部140aは、車両または自律走行車両100を地上で走行するようにすることができる。駆動部140aは、エンジン、モータ、パワートレイン、輪、ブレーキ、ステアリング装置などを含むことができる。電源供給部140bは、車両または自律走行車両100に電源を供給し、有/無線充電回路、バッテリなどを含むことができる。センサ部140cは、車両状態、周辺環境情報、ユーザ情報などを得ることができる。センサ部140cは、IMU(inertial measurement unit)センサ、衝突センサ、ホイールセンサ(wheel sensor)、速度センサ、傾斜センサ、重量検知センサ、ヘッディングセンサ(heading sensor)、ポジションモジュール(position module)、車両の前進/後進センサ、バッテリセンサ、燃料センサ、タイヤセンサ、ステアリングセンサ、温度センサ、湿度センサ、超音波センサ、照度センサ、ペダルポジションセンサなどを含むことができる。自律走行部140dは、走行中である車線を維持する技術、アダプティブクルーズコントロールのように速度を自動で調節する技術、決められた経路に沿って自動で走行する技術、目的地が設定されると、自動で経路を設定して走行する技術などを具現することができる。
【0215】
一例として、通信部110は、外部サーバから地図データ、交通情報データなどを受信することができる。自律走行部140dは、取得されたデータに基づいて自律走行経路とドライビングプランを生成することができる。制御部120は、ドライビングプランによって車両または自律走行車両100が自律走行経路に沿って移動するように駆動部140aを制御することができる(例えば、速度/方向調節)。自律走行途中、通信部110は、外部サーバから最新の交通情報データを非/周期的に取得し、周辺車両から周辺交通情報データを取得することができる。また、自律走行途中、センサ部140cは、車両状態、周辺環境情報を取得することができる。自律走行部140dは、新しく取得されたデータ/情報に基づいて自律走行経路とドライビングプランを更新することができる。通信部110は、車両位置、自律走行経路、ドライビングプランなどに対する情報を外部サーバに伝達できる。外部サーバは、車両または自律走行車両から収集された情報に基づいて、AI技術などを利用して交通情報データをあらかじめ予測でき、予測された交通情報データを車両または自律走行車両に提供できる。
【0216】
本明細書に記載された請求項は、多様な方式に組み合わせ可能である。例えば、本明細書の方法請求項の技術的特徴が組み合わせられて装置で具現されることができ、本明細書の装置請求項の技術的特徴が組み合わせられて方法で具現されることができる。また、本明細書の方法請求項の技術的特徴と装置請求項の技術的特徴が組み合わせられて装置で具現されることができ、本明細書の方法請求項の技術的特徴と装置請求項の技術的特徴が組み合わせられて方法で具現されることができる。
図1
図2
図3(a)】
図3(b)】
図3(c)】
図3(d)】
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
【手続補正書】
【提出日】2023-08-15
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の装置が無線通信を行う方法において
PSSCH(physical sidelink shared channel)送信を第2の装置へ実行するステップと
前記PSSCH送信に対するSL(sidelink)HARQ(hybrid automatic repeat request)-ACK(acknowledgment)情報を取得するステップと
前記SL HARQ-ACK情報を報告するための第1のPUCCH(physical uplink control channel)と低い優先順位インデックスの第2のPUCCHとの重なりと、前記第1のPUCCHと高い優先順位インデックスの第3のPUCCHとの重なりを決定するステップと
前記第1のPUCCHと前記第2のPUCCHの重なりを解消するための手順と、前記第1のPUCCHと前記第3のPUCCHの間の重なりを解消するための手順とをそれぞれ実行するステップと
i)SL HARQ―ACK報告なしの1つ以上のPUCCH又は、ii)一つ以上のPUSCHの少なくとも一つを含む上りリンクチャネルの間の重なりを決定するステップと
前記上りリンクチャネルの間の前記重なりを解消するための手順を実行するステップと
前記上りリンクチャネルの間の重なりを解消した後に、前記一つ以上のPUSCHの間の前記第1のPUCCHと前記低い優先順位インデックスのPUSCHとの間の重なりを決定するステップであって、前記低い優先順位インデックスのPUSCHは上りリンク制御情報(uplink conrol information(UCI))を含まない、ステップと
前記第1のPUCCHと前記低い優先順位インデックスのPUSCHとの間の重なりを解消することに基づいて、前記SL HARQ―ACK情報を含む前記低い優先順位インデックスの前記PUSCHを、ネットワークへ送信するステップとを含む、方法。
【請求項2】
前記SL HARQ-ACK情報は、前記低い優先順位インデックスのPUSCHにおいて多重化される、請求項1に記載の方法
【請求項3】
前記第1の装置は、前記SL HARQ-ACK情報を含む前記第1のPUCCHを送信しない、請求項1に記載の方法
【請求項4】
前記第1の装置が、前記1つ以上のPUSCHの中の前記高い優先順位インデックスのPUSCHを、前記ネットワークへ送信するステップとさらに含む、請求項1に記載の方法
【請求項5】
前記第1のPUCCHと前記第2のPUCCHの間の重なりを解消することに基づいて、前記第1のPUCCHは、前記第2のPUCCHに対して前記第1の装置により優先化される、請求項1に記載の方法
【請求項6】
前記第1のPUCCHと前記第3のPUCCHの間の重なりを解消することに基づいて、前記第1のPUCCHは、前記第3のPUCCHに対して前記第1の装置により優先化される、請求項1に記載の方法
【請求項7】
前記第2のPUCCHと前記第3のPUCCHは、時間ドメインにおいて前記第1のPUCCHと部分的に又は完全に重なっている、請求項1に記載の方法
【請求項8】
前記上りリンクチャネルの間の重なりを解決する前に、前記第1のPUCCHと前記第2のPUCCHの間の重なりを解消するための手順を前記第1の装置により実行する、請求項1に記載の方法
【請求項9】
前記上りリンクチャネルの間の重なりを解決する前に、前記第1のPUCCHと前記第3のPUCCHの間の重なりを解消するための手順を前記第1の装置により実行する、請求項1に記載の方法
【請求項10】
前記低い優先順位インデックスは、0である、請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記高い優先順位インデックスは、1である、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記低い優先順位インデックスは、eMBB(enhanced mobile broadband)と関連する、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記高い優先順位インデックスは、URLLC(ultra reliable low latency communications)と関連する、請求項1に記載の方法。
【請求項14】
無線通信を行うように設定された第1の装置において
命令を格納する一つ以上のメモリと
一つ以上の送受信機と
前記一つ以上のメモリと前記一つ以上の送受信機とを連結する一つ以上のプロセッサと、を備え
前記一つ以上のプロセッサにより実行されることに基づいて
前記命令は、動作を実行し
前記動作は
PSSCH(physical sidelink shared channel)送信を第2の装置へ実行することと
前記PSSCH送信に対するSL(sidelink)HARQ(hybrid automatic repeat request)-ACK(acknowledgment)情報を取得することと
前記SL HARQ-ACK情報を報告するための第1のPUCCH(physical uplink control channel)と低い優先順位インデックスの第2のPUCCHとの重なりと、前記第1のPUCCHと高い優先順位インデックスの第3のPUCCHとの重なりを決定することと
前記第1のPUCCHと前記第2のPUCCHの重なりを解消するための手順と、前記第1のPUCCHと前記第3のPUCCHの間の重なりを解消するための手順とをそれぞれ実行することと
i)SL HARQ―ACK報告なしの1つ以上のPUCCH又は、ii)一つ以上のPUSCHの少なくとも一つを含む上りリンクチャネルの間の重なりを決定することと
前記上りリンクチャネルの間の前記重なりを解消するための手順を実行することと
前記上りリンクチャネルの間の重なりを解消した後に、前記一つ以上のPUSCHの間の前記第1のPUCCHと前記低い優先順位インデックスのPUSCHとの間の重なりを決定することであって、前記低い優先順位インデックスのPUSCHは上りリンク制御情報(uplink conrol information(UCI))を含まない、ことと
前記第1のPUCCHと前記低い優先順位インデックスのPUSCHとの間の重なりを解消することに基づいて、前記SL HARQ―ACK情報を含む前記低い優先順位インデックスの前記PUSCHを、ネットワークへ送信することとを含む、第1の装置。
【国際調査報告】