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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-02
(54)【発明の名称】共同測位のための測位基準信号測定
(51)【国際特許分類】
   H04W 64/00 20090101AFI20240126BHJP
   H04W 88/18 20090101ALI20240126BHJP
   G01S 5/14 20060101ALI20240126BHJP
【FI】
H04W64/00
H04W88/18
G01S5/14
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023545255
(86)(22)【出願日】2021-11-29
(85)【翻訳文提出日】2023-07-26
(86)【国際出願番号】 US2021061024
(87)【国際公開番号】W WO2022169498
(87)【国際公開日】2022-08-11
(31)【優先権主張番号】17/165,771
(32)【優先日】2021-02-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】バオ、ジンチャオ
(72)【発明者】
【氏名】アッカラカラン、ソニー
(72)【発明者】
【氏名】ルオ、タオ
(72)【発明者】
【氏名】モントジョ、ジュアン
【テーマコード(参考)】
5J062
5K067
【Fターム(参考)】
5J062AA08
5J062BB05
5J062CC11
5K067DD20
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE23
5K067JJ51
(57)【要約】
複数のユーザ機器(UE)の位置は、ダウンリンク(DL)測位基準信号(PRS)、アップリンク(UL)PRS、サイドリンク(SL)PRS、またはそれらの組合せを含み得るPRSの共通セットからの測位測定値を使用してロケーションサーバによって共同で決定される。PRSの共通セットは、たとえば、ロケーションサーバによって決定されたUEの位置の概算推定値、UEからの推奨、またはUEからの位置報告に基づいてロケーションサーバによって選択され得る。ロケーションサーバによって選択されると、PRSの共通セットの指示がUEに送られる。PRSの共通セットは、代替として、1つまたは複数のUEによって、たとえば、制御UEまたはコンセンサスによって選択され得、1つまたは複数のUEは、ロケーションサーバにPRSの共通セットの指示を与える。
【選択図】図10
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ロケーションサーバによって実施される複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするための方法であって、
測定のための測位基準信号の共通セットを選択することと、測位基準信号の前記共通セットは、前記複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、前記1つまたは複数の基地局によって測定されることになる前記複数のUEからのアップリンク測位基準信号、前記複数のUE中のUEからの、前記複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、
前記複数のUE中の各UEにメッセージを送ることと、前記メッセージは、測位基準信号の前記共通セットの指示を備える、
前記複数のUE中の各UE、前記1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数からロケーション情報を受信することと、前記ロケーション情報は、測位基準信号の前記共通セットの前記指示に基づいて生成されるダウンリンク測位基準信号測定値、アップリンク測位基準信号測定値、ラウンドトリップ時間測定値、サイドリンク測位基準信号測定値、またはそれらの前記組合せを備える、
受信された前記ロケーション情報を使用して各UEのための位置推定値を共同で決定することと、
を備える、方法。
【請求項2】
測位基準信号の前記共通セットを選択する前に、共同測位のための前記複数のUEを選択することをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
測定のための測位基準信号の前記共通セットを選択することは、
前記複数のUEのためのロケーション推定値を決定することと、
前記複数のUEおよび前記複数のUE中に含まれる前記UEのための前記ロケーション推定値に基づいて、測位基準信号の前記共通セット中に含まれる前記ダウンリンク測位基準信号、前記アップリンク測位基準信号、前記サイドリンク測位基準信号、またはそれらの前記組合せを決定することと、
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
測定のための測位基準信号の前記共通セットを選択することは、
前記複数のUEからの1つまたは複数のUEから、測位基準信号の前記共通セット中に含まれることになる前記ダウンリンク測位基準信号、前記アップリンク測位基準信号、前記サイドリンク測位基準信号、またはそれらの前記組合せのための推奨を受信することと、
前記1つまたは複数のUEから受信された前記推奨に基づいて、測位基準信号の前記共通セット中に含まれる前記ダウンリンク測位基準信号、前記アップリンク測位基準信号、前記サイドリンク測位基準信号、またはそれらの前記組合せを決定することと、
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
測定のための測位基準信号の前記共通セットを選択することは、
前記複数のUEからの1つまたは複数のUEからロケーション測定報告を受信することと、
前記1つまたは複数のUEから受信された前記ロケーション測定報告に基づいて、測位基準信号の前記共通セット中に含まれる前記ダウンリンク測位基準信号、前記アップリンク測位基準信号、前記サイドリンク測位基準信号、またはそれらの前記組合せを決定することと、
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記1つまたは複数の基地局と、測位基準信号の前記共通セット中に含まれる前記ダウンリンク測位基準信号をスケジュールすることをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
測位基準信号の前記共通セットは、測位基準信号(PRS)リソース識別子(ID)、PRSリソースセットID、送信ポイント(TRP)ID、セルID、サイドリンク-PRS ID、UE ID、加入者識別モジュール(SIM)、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
対応する位置推定値を前記複数のUE中の各UEに送ることをさらに備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするように構成されたロケーションサーバであって、
ワイヤレスネットワーク中のエンティティと通信するように構成された通信インターフェースと、
少なくとも1つのメモリと、
前記通信インターフェースと前記少なくとも1つのメモリとに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
測定のための測位基準信号の共通セットを選択することと、測位基準信号の前記共通セットは、前記複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、前記1つまたは複数の基地局によって測定されることになる前記複数のUEからのアップリンク測位基準信号、前記複数のUE中のUEからの、前記複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、
前記通信インターフェースを介して、前記複数のUE中の各UEにメッセージを送ることと、前記メッセージは、測位基準信号の前記共通セットの指示を備える、
前記通信インターフェースを介して、前記複数のUE中の各UE、前記1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数からロケーション情報を受信することと、前記ロケーション情報は、測位基準信号の前記共通セットの前記指示に基づいて生成されるダウンリンク測位基準信号測定値、アップリンク測位基準信号測定値、ラウンドトリップ時間測定値、サイドリンク測位基準信号測定値、またはそれらの前記組合せを備える、
受信された前記ロケーション情報を使用して各UEのための位置推定値を共同で決定することと、
を行うように構成された、ロケーションサーバ。
【請求項10】
前記少なくとも1つのプロセッサは、測位基準信号の前記共通セットを選択する前に、共同測位のための前記複数のUEを選択するようにさらに構成された、請求項9に記載のロケーションサーバ。
【請求項11】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記複数のUEのロケーション推定値を決定することと、
前記複数のUEおよび前記複数のUE中に含まれる前記UEのための前記ロケーション推定値に基づいて、測位基準信号の前記共通セット中に含まれる前記ダウンリンク測位基準信号、前記アップリンク測位基準信号、前記サイドリンク測位基準信号、またはそれらの前記組合せを決定することと、
を行うように構成されることによって、測定のための測位基準信号の前記共通セットを選択するように構成された、請求項9に記載のロケーションサーバ。
【請求項12】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記通信インターフェースを介して、前記複数のUEからの1つまたは複数のUEから、測位基準信号の前記共通セット中に含まれることになる前記ダウンリンク測位基準信号、前記アップリンク測位基準信号、前記サイドリンク測位基準信号、またはそれらの前記組合せのための推奨を受信することと、
前記1つまたは複数のUEから受信された前記推奨に基づいて、測位基準信号の前記共通セット中に含まれる前記ダウンリンク測位基準信号、前記アップリンク測位基準信号、前記サイドリンク測位基準信号、またはそれらの前記組合せを決定することと、
を行うように構成されることによって測定のための測位基準信号の前記共通セットを選択するように構成された、請求項9に記載のロケーションサーバ。
【請求項13】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記通信インターフェースを介して、前記複数のUEからの1つまたは複数のUEからロケーション測定報告を受信することと、
前記1つまたは複数のUEから受信された前記ロケーション測定報告に基づいて、測位基準信号の前記共通セット中に含まれる前記ダウンリンク測位基準信号、前記アップリンク測位基準信号、前記サイドリンク測位基準信号、またはそれらの前記組合せを決定することと、
を行うように構成されることによって測定のための測位基準信号の前記共通セットを選択するように構成された、請求項9に記載のロケーションサーバ。
【請求項14】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記1つまたは複数の基地局と、測位基準信号の前記共通セット中に含まれる前記ダウンリンク測位基準信号をスケジュールするようにさらに構成された、請求項9に記載のロケーションサーバ。
【請求項15】
測位基準信号の前記共通セットは、測位基準信号(PRS)リソース識別子(ID)、PRSリソースセットID、送信ポイント(TRP)ID、セルID、サイドリンク-PRS ID、UE ID、加入者識別モジュール(SIM)、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を備える、請求項9に記載のロケーションサーバ。
【請求項16】
前記少なくとも1つのプロセッサは、対応する位置推定値を、前記通信インターフェースを介して、前記複数のUE中の各UEに送るようにさらに構成された、請求項9に記載のロケーションサーバ。
【請求項17】
複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするように構成されたロケーションサーバであって、
測定のための測位基準信号の共通セットを選択するための手段と、測位基準信号の前記共通セットは、前記複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、前記1つまたは複数の基地局によって測定されることになる前記複数のUEからのアップリンク測位基準信号、前記複数のUE中のUEからの、前記複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、
前記複数のUE中の各UEにメッセージを送るための手段と、前記メッセージは、測位基準信号の前記共通セットの指示を備える、
前記複数のUE中の各UE、前記1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数からロケーション情報を受信するための手段と、前記ロケーション情報は、測位基準信号の前記共通セットの前記指示に基づいて生成されるダウンリンク測位基準信号測定値、アップリンク測位基準信号測定値、ラウンドトリップ時間測定値、サイドリンク測位基準信号測定値、またはそれらの前記組合せを備える、
受信された前記ロケーション情報を使用して各UEのための位置推定値を共同で決定するための手段と、
を備える、ロケーションサーバ。
【請求項18】
その上に記憶されたプログラムコードを含むた非一時的記憶媒体であって、前記プログラムコードは、複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするようにロケーションサーバ中の少なくとも1つプロセッサを構成するように動作可能であり、
測定のための測位基準信号の共通セットを選択するためのプログラムコードと、測位基準信号の前記共通セットは、前記複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、前記1つまたは複数の基地局によって測定されることになる前記複数のUEからのアップリンク測位基準信号、前記複数のUE中のUEからの、前記複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、
前記複数のUE中の各UEにメッセージを送るためのプログラムコードと、前記メッセージは、測位基準信号の前記共通セットの指示を備える、
前記複数のUE中の各UE、前記1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数からロケーション情報を受信するためのプログラムコードと、前記ロケーション情報は、測位基準信号の前記共通セットの前記指示に基づいて生成されるダウンリンク測位基準信号測定値、アップリンク測位基準信号測定値、ラウンドトリップ時間測定値、サイドリンク測位基準信号測定値、またはそれらの前記組合せを備える、
受信された前記ロケーション情報を使用して各UEのための位置推定値を共同で決定するためのプログラムコードと、
を備える、非一時的記憶媒体。
【請求項19】
複数のユーザ機器(UE)中の第1のUEによって実施される前記複数のUEの共同測位をサポートするための方法であって、
前記複数のUEの共同測位のために、前記複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、前記1つまたは複数の基地局によって測定されることになる前記複数のUEからのアップリンク測位基準信号、前記複数のUE中のUEからの、前記複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための推奨をロケーションサーバに送ることと、ここにおいて、前記ロケーションサーバは、前記推奨に基づいて測定のための測位基準信号の共通セットを選択し、測位基準信号の前記共通セットは、選択されたダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、
前記第1のUEによる測定のための測位基準信号の前記共通セットの指示を備えるメッセージを前記ロケーションサーバから受信することと、
測位基準信号の前記共通セットの前記指示に基づいて、前記ダウンリンク測位基準信号、前記サイドリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号を送信すること、またはそれらの前記組合せの測位測定を実施することと、
を備える、方法。
【請求項20】
前記共同測位のための前記複数のUEは、前記ロケーションサーバによって選択される、請求項19に記載の方法。
【請求項21】
測位基準信号の前記共通セットは、測位基準信号(PRS)リソース識別子(ID)、PRSリソースセットID、送信ポイント(TRP)ID、セルID、サイドリンク-PRS ID、UE ID、加入者識別モジュール(SIM)、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を備える、請求項19に記載の方法。
【請求項22】
前記ダウンリンク測位基準信号、前記サイドリンク測位基準信号、またはそれらの前記組合せの前記測位測定値を備えるロケーション情報報告を前記ロケーションサーバに送ること、
をさらに備える、請求項19に記載の方法。
【請求項23】
前記ロケーションサーバは、前記ロケーション情報報告と、他のUEおよび前記1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つから受信されたロケーション情報報告とに基づいて、前記複数のUE中の各UEのための位置推定値を共同で決定する、請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記第1のUEのための前記位置推定値を前記ロケーションサーバから受信することをさらに備える、請求項23に記載の方法。
【請求項25】
複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするように構成された前記複数のUE中の第1のUEであって、
ワイヤレスネットワーク中のエンティティと通信するように構成されたワイヤレストランシーバと、
少なくとも1つのメモリと、
前記ワイヤレストランシーバと前記少なくとも1つのメモリとに結合された少なくとも1つのプロセッサと、
を備え、前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記ワイヤレストランシーバを介して、前記複数のUEの共同測位のために、前記複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、前記1つまたは複数の基地局によって測定されることになる前記複数のUEからのアップリンク測位基準信号、前記複数のUE中のUEからの、前記複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための推奨をロケーションサーバに送ることと、ここにおいて、前記ロケーションサーバは、前記推奨に基づいて測定のための測位基準信号の共通セットを選択し、測位基準信号の前記共通セットは、選択されたダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、
前記ワイヤレストランシーバを介して、前記第1のUEによる測定のための測位基準信号の前記共通セットの指示を備えるメッセージを前記ロケーションサーバから受信することと、
測位基準信号の前記共通セットの前記指示に基づいて、前記ダウンリンク測位基準信号、前記サイドリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号を送信すること、またはそれらの前記組合せの測位測定を実施することと、
を行うように構成された、第1のUE。
【請求項26】
前記共同測位のための前記複数のUEは、前記ロケーションサーバによって選択される、請求項25に記載の第1のUE。
【請求項27】
測位基準信号の前記共通セットは、測位基準信号(PRS)リソース識別子(ID)、PRSリソースセットID、送信ポイント(TRP)ID、セルID、サイドリンク-PRS ID、UE ID、加入者識別モジュール(SIM)、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を備える、請求項25に記載の第1のUE。
【請求項28】
前記少なくとも1つのプロセッサは、
前記ワイヤレストランシーバを介して、前記ダウンリンク測位基準信号、前記サイドリンク測位基準信号、またはそれらの前記組合せの前記測位測定値を備えるロケーション情報報告を前記ロケーションサーバに送ること、
を行うようにさらに構成された、請求項25に記載の第1のUE。
【請求項29】
前記ロケーションサーバは、前記ロケーション情報報告と、他のUEから受信されたロケーション情報報告とに基づいて、前記複数のUE中の各UEのための位置推定値を共同で決定する、請求項28に記載の第1のUE。
【請求項30】
前記少なくとも1つのプロセッサは、前記第1のUEのための前記位置推定値を、前記ワイヤレストランシーバを介して前記ロケーションサーバから受信するようにさらに構成された、請求項29に記載の第1のUE。
【請求項31】
複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするように構成された前記複数のUE中の第1のUEであって、
前記複数のUEの共同測位のために、前記複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、前記1つまたは複数の基地局によって測定されることになる前記複数のUEからのアップリンク測位基準信号、前記複数のUE中のUEからの、前記複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための推奨をロケーションサーバに送るための手段と、ここにおいて、前記ロケーションサーバは、前記推奨に基づいて測定のための測位基準信号の共通セットを選択し、測位基準信号の前記共通セットは、選択されたダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、
前記第1のUEによる測定のための測位基準信号の前記共通セットの指示を備えるメッセージを前記ロケーションサーバから受信するための手段と、
測位基準信号の前記共通セットの前記指示に基づいて、前記ダウンリンク測位基準信号、前記サイドリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号を送信すること、またはそれらの前記組合せの測位測定を実施するための手段と、
を備える、第1のUE。
【請求項32】
その上に記憶されたプログラムコードを含む非一時的記憶媒体であって、前記プログラムコードは、複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするように前記複数のUE中の第1のUE中の少なくとも1つプロセッサを構成するように動作可能であり、
前記複数のUEの共同測位のために、前記複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、前記1つまたは複数の基地局によって測定されることになる前記複数のUEからのアップリンク測位基準信号、前記複数のUE中のUEからの、前記複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための推奨をロケーションサーバに送るためのプログラムコードと、ここにおいて、前記ロケーションサーバは、前記推奨に基づいて測定のための測位基準信号の共通セットを選択し、測位基準信号の前記共通セットは、選択されたダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、
前記第1のUEによる測定のための測位基準信号の前記共通セットの指示を備えるメッセージを前記ロケーションサーバから受信するためのプログラムコードと、
測位基準信号の前記共通セットの前記指示に基づいて、前記ダウンリンク測位基準信号、前記サイドリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号を送信すること、またはそれらの前記組合せを実施するためのプログラムコードと、
を備える、非一時的記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【優先権の主張】
【0001】
[0001]本出願は、その全体が参照により本明細書に組み込まれる、2021年2月2日に出願された「POSITIONING REFERENCE SIGNAL MEASUREMENT FOR JOINT POSITIONING」と題する米国非仮出願第17/165,771号の優先権を主張する。
【技術分野】
【0002】
[0002]本明細書で開示される主題は、ワイヤレス通信システムに関し、より詳細には、共同測位(joint positioning)をサポートするシステム、方法、およびデバイスに関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]ワイヤレス通信システムは、電話、ビデオ、データ、メッセージング、測位、およびブロードキャストなど、様々な電気通信サービスを提供するために広く展開されている。典型的なワイヤレス通信システムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、帯域幅、送信電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能な多元接続技術を採用し得る。そのような多元接続システムの例は、ロングタームエボリューション(LTE(登録商標))システム、LTEアドバンスト(LTE-A)システム、またはLTE-A Proシステムなどの第4世代(4G)システム、および新無線(NR)システムと呼ばれ得る第5世代(5G)システムを含む。
【0004】
[0004]いくつかの例では、ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によってはユーザ機器(UE)として知られる、複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、いくつかの基地局を含み得る。LTEネットワークまたはLTE-Aネットワークでは、1つまたは複数の基地局のセットがeノードB(eNB)を定義することができる。他の例では(たとえば、次世代または5Gネットワークでは)、ワイヤレス多元接続通信システムは、いくつかの中央ユニット(CU)(たとえば、中央ノード(CN)、アクセスノードコントローラ(ANC)など)と通信しているいくつかの分散型ユニット(DU)(たとえば、エッジユニット(EU)、エッジノード(EN)、無線ヘッド(RH)、スマート無線ヘッド(SRH)、送信受信ポイント(TRP)など)を含み得、ここで、中央ユニットと通信している1つまたは複数の分散型ユニットのセットは、アクセスノード(たとえば、新無線基地局(NR BS)、新無線ノードB(NR NB)、ネットワークノード、5G NB、gNBなど)を定義し得る。基地局またはDUは、(たとえば、基地局からまたはUEへの送信のために)ダウンリンクチャネル上で、および(たとえば、UEから基地局または分散型ユニットへの送信のために)アップリンクチャネル上でUEのセットと通信し得る。さらに、UEは、サイドリンクチャネルを使用して互いに直接通信し得る。
【0005】
[0005]UEのロケーションは、緊急呼と、ナビゲーションと、方向探知と、アセット追跡と、インターネットサービスとを含む、いくつかの適用例にとって有用または必須であり得る。UEのロケーションは、様々なシステムから集められた情報に基づいて推定され得る。たとえば、LTEまたは5G NRに従って実装されるセルラーネットワークでは、基地局は、測位測定がUEによって実施されるダウンリンク基準信号を送り得、および/またはUEは、測位測定が基地局によって実施されるアップリンク基準信号を送り得る。さらに、サイドリンク基準信号がUEによって送信され、測位測定が、UEによって実施され得る。UEは、UEベースの測位において測位測定を使用してそれ自体のロケーションの推定値を計算し得るか、またはUE支援型の測位において測位測定に基づいてUEのロケーションを計算し得るネットワークエンティティ、たとえば、ロケーションサーバに測位測定を送り得る。
【0006】
[0006]複数のUEの測位をより効率的に支援するために測位改善が5G NRなどのより新しい技術中に実装されることが望ましいことがある。
【発明の概要】
【0007】
[0007]複数のユーザ機器(UE)の位置は、ダウンリンク(DL)測位基準信号(PRS)、アップリンク(UL)PRS、サイドリンク(SL)PRS、またはそれらの組合せを含み得るPRSの共通セットからの測位測定値を使用して、ロケーションサーバによって共同で決定される(jointly determined)。PRSの共通セットは、たとえば、ロケーションサーバによって決定されたUEの位置の概算推定値、UEからの推奨、またはUEからの位置報告に基づいてロケーションサーバによって選択され得る。ロケーションサーバによって選択されると、PRSの共通セットの指示がUEに送られる。PRSの共通セットは、代替として、1つまたは複数のUEによって、たとえば、制御UEまたはコンセンサスによって選択され得、1つまたは複数のUEは、ロケーションサーバにPRSの共通セットの指示を与える。UEは、PRSの共通セットを使用して測位測定を実施し、UEの位置を共同で決定するロケーションサーバに報告を与える。
【0008】
[0008]一実装形態では、ロケーションサーバによって実施される複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするための方法は、測定のための測位基準信号の共通セットを選択することと、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUE(s)からの、複数のUE中の他のUE(s)によって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える;複数のUE中の各UEにメッセージを送ることと、メッセージは、測位基準信号の共通セットの指示を備える;複数のUE中の各UE、1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数からロケーション情報を受信することと、ロケーション情報は、測位基準信号の共通セットの指示に基づいて生成されるダウンリンク測位基準信号測定値、アップリンク測位基準信号測定値、ラウンドトリップ時間測定値、サイドリンク測位基準信号測定値、またはそれらの組合せを備える;受信されたロケーション情報を使用して各UEのための位置推定値を共同で決定することと、を含む。
【0009】
[0009]一実装形態では、複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするように構成されたロケーションサーバは、ワイヤレスネットワーク中のエンティティと通信するように構成された通信インターフェースと、少なくとも1つのメモリと、通信インターフェースと少なくとも1つのメモリとに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、測定のための測位基準信号の共通セットを選択することと、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える;通信インターフェースを介して、複数のUE中の各UEにメッセージを送ることと、メッセージは、測位基準信号の共通セットの指示を備える;通信インターフェースを介して、複数のUE中の各UE、1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数からロケーション情報を受信することと、ロケーション情報は、測位基準信号の共通セットの指示に基づいて生成されるダウンリンク測位基準信号測定値、アップリンク測位基準信号測定値、ラウンドトリップ時間測定値、サイドリンク測位基準信号測定値、またはそれらの組合せを備える;受信されたロケーション情報を使用して各UEのための位置推定値を共同で決定することと、を行うように構成される。
【0010】
[0010]一実装形態では、複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするように構成されたロケーションサーバは、測定のための測位基準信号の共通セットを選択するための手段と、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える;複数のUE中の各UEにメッセージを送るための手段と、メッセージは、測位基準信号の共通セットの指示を備える;複数のUE中の各UE、1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数からロケーション情報を受信するための手段と、ロケーション情報は、測位基準信号の共通セットの指示に基づいて生成されるダウンリンク測位基準信号測定値、アップリンク測位基準信号測定値、ラウンドトリップ時間測定値、サイドリンク測位基準信号測定値、またはそれらの組合せを備える;受信されたロケーション情報を使用して各UEのための位置推定値を共同で決定するための手段と、を含む。
【0011】
[0011]一実装形態では、その上に記憶されたプログラムコードを含む非一時的記憶媒体であって、プログラムコードは、複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするようにロケーションサーバ中の少なくとも1つのプロセッサを構成するように動作可能であり、該非一時的記憶媒体は、測定のための測位基準信号の共通セットを選択するためのプログラムコードと、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える;複数のUE中の各UEにメッセージを送るためのプログラムコードと、メッセージは、測位基準信号の共通セットの指示を備える;複数のUE中の各UE、1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数からロケーション情報を受信するためのプログラムコードと、ロケーション情報は、測位基準信号の共通セットの指示に基づいて生成されるダウンリンク測位基準信号測定値、アップリンク測位基準信号測定値、ラウンドトリップ時間測定値、サイドリンク測位基準信号測定値、またはそれらの組合せを備える;受信されたロケーション情報を使用して各UEのための位置推定値を共同で決定するためのプログラムコードと、を含む。
【0012】
[0012]一実装形態では、複数のユーザ機器(UE)中の第1のUEによって実施される複数のUEの共同測位をサポートするための方法は、複数のUEの共同測位のために、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための推奨をロケーションサーバに送ることと、ここにおいて、ロケーションサーバは、推奨に基づいて測定のための測位基準信号の共通セットを選択し、測位基準信号の共通セットは、選択されたダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える;第1のUEによる測定のための測位基準信号の共通セットの指示を備えるメッセージをロケーションサーバから受信することと;測位基準信号の共通セットの指示に基づいて、ダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号を送信すること、またはそれらの組合せの測位測定を実施することと、を含む。
【0013】
[0013]一実装形態では、複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするように構成された複数のUE中の第1のUEは、ワイヤレスネットワーク中のエンティティと通信するように構成されたワイヤレストランシーバと、少なくとも1つのメモリと、ワイヤレストランシーバと少なくとも1つのメモリとに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、ワイヤレストランシーバを介して、複数のUEの共同測位のために、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための推奨をロケーションサーバに送ることと、ここにおいて、ロケーションサーバは、推奨に基づいて測定のための測位基準信号の共通セットを選択し、測位基準信号の共通セットは、選択されたダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える;ワイヤレストランシーバを介して、第1のUEによる測定のための測位基準信号の共通セットの指示を備えるメッセージをロケーションサーバから受信することと;測位基準信号の共通セットの指示に基づいて、ダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号を送信すること、またはそれらの組合せの測位測定を実施することと、を行うように構成される。
【0014】
[0014]一実装形態では、複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするように構成された複数のUE中の第1のUEは、複数のUEの共同測位のために、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための推奨をロケーションサーバに送るための手段と、ここにおいて、ロケーションサーバは、推奨に基づいて測定のための測位基準信号の共通セットを選択し、測位基準信号の共通セットは、選択されたダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える;第1のUEによる測定のための測位基準信号の共通セットの指示を備えるメッセージをロケーションサーバから受信するための手段と;測位基準信号の共通セットの指示に基づいて、ダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号を送信すること、またはそれらの組合せの測位測定を実施するための手段と、を含む。
【0015】
[0015]一実装形態では、その上に記憶されたプログラムコードを含む非一時的記憶媒体であって、プログラムコードは、複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするように複数のUE中の第1のUE中の少なくとも1つプロセッサを構成するように動作可能であり、該非一時的記憶媒体は、複数のUEの共同測位のために、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための推奨をロケーションサーバに送るためのプログラムコードと、ここにおいて、ロケーションサーバは、推奨に基づいて測定のための測位基準信号の共通セットを選択し、測位基準信号の共通セットは、選択されたダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える;第1のUEによる測定のための測位基準信号の共通セットの指示を備えるメッセージをロケーションサーバから受信するためのプログラムコードと;測位基準信号の共通セットの指示に基づいてダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号を送信すること、またはそれらの組合せの測位測定を実施するためのプログラムコードと、を含む。
【0016】
[0016]一実装形態では、ロケーションサーバによって実施される複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするための方法は、複数のUEからの1つまたは複数のUEから、測定のための測位基準信号の共通セットの指示を受信することと、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える;複数のUE中の各UE、1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数からロケーション情報を受信することと、ロケーション情報は、測位基準信号の共通セットから生成されるダウンリンク測位基準信号測定値、アップリンク測位基準信号測定値、ラウンドトリップ時間測定値、サイドリンク測位基準信号測定値、またはそれらの組合せを備える;受信されたロケーション情報を使用して各UEのための位置推定値を共同で決定することと、を含む。
【0017】
[0017]一実装形態では、複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするように構成されたロケーションサーバは、ワイヤレスネットワーク中のエンティティと通信するように構成された通信インターフェースと、少なくとも1つのメモリと、通信インターフェースと少なくとも1つのメモリとに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、通信インターフェースを介して複数のUEからの1つまたは複数のUEから、測定のための測位基準信号の共通セットの指示を受信することと、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える;通信インターフェースを介して、複数のUE中の各UE、1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数からロケーション情報を受信することと、ロケーション情報は、測位基準信号の共通セットから生成されるダウンリンク測位基準信号測定値、アップリンク測位基準信号測定値、ラウンドトリップ時間測定値、サイドリンク測位基準信号測定値、またはそれらの組合せを備える;受信されたロケーション情報を使用して各UEのための位置推定値を共同で決定することと、を行うように構成される。
【0018】
[0018]一実装形態では、複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするように構成されたロケーションサーバは、複数のUEからの1つまたは複数のUEから、測定のための測位基準信号の共通セットの指示を受信するための手段と、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える;複数のUE中の各UE、1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数からロケーション情報を受信するための手段と、ロケーション情報は、測位基準信号の共通セットから生成されるダウンリンク測位基準信号測定値、アップリンク測位基準信号測定値、ラウンドトリップ時間測定値、サイドリンク測位基準信号測定値、またはそれらの組合せを備える;受信されたロケーション情報を使用して各UEのための位置推定値を共同で決定するための手段と、を含む。
【0019】
[0019]一実装形態では、その上に記憶されたプログラムコードを含む非一時的記憶媒体であって、プログラムコードは、複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするようにロケーションサーバ中の少なくとも1つプロセッサを構成するように動作可能であり、該非一時的記憶媒体は、複数のUEからの1つまたは複数のUEから、測定のための測位基準信号の共通セットの指示を受信するためのプログラムコードと、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える;複数のUE中の各UE、1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数からロケーション情報を受信するためのプログラムコードと、ロケーション情報は、測位基準信号の共通セットから生成されるダウンリンク測位基準信号測定値、アップリンク測位基準信号測定値、ラウンドトリップ時間測定値、サイドリンク測位基準信号測定値、またはそれらの組合せを備える;受信されたロケーション情報を使用して各UEのための位置推定値を共同で決定するためのプログラムコードと、を含む。
【0020】
[0020]一実装形態では、複数のユーザ機器(UE)中の第1のUEによって実施される複数のUEの共同測位をサポートするための方法は、複数のUEの識別情報と複数のUEが共同測位セッション中に含まれるという指示とをロケーションサーバから受信することと;測定のための測位基準信号の共通セットの指示をロケーションサーバに送ることと、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える;測位基準信号の共通セットからダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号を送信すること、または測位基準信号の共通セットからのそれらの組合せの測位測定を実施することと、を含む。
【0021】
[0021]一実装形態では、複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするように構成された複数のUE中の第1のユーザ機器(UE)は、ワイヤレスネットワーク中のエンティティと通信するように構成されたワイヤレストランシーバと、少なくとも1つのメモリと、ワイヤレストランシーバと少なくとも1つのメモリとに結合された少なくとも1つのプロセッサとを含み、少なくとも1つのプロセッサは、ワイヤレストランシーバを介して、複数のUEの識別情報と複数のUEが共同測位セッション中に含まれるという指示とをロケーションサーバから受信することと;ワイヤレストランシーバを介して、測定のための測位基準信号の共通セットの指示をロケーションサーバに送ることと、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える;測位基準信号の共通セットからダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号を送信すること、または測位基準信号の共通セットからのそれらの組合せの測位測定を実施することと、を行うように構成される。
【0022】
[0022]一実装形態では、複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするように構成された複数のUE中の第1のユーザ機器(UE)は、複数のUEの識別情報と複数のUEが共同測位セッション中に含まれるという指示とをロケーションサーバから受信するための手段と;測定のための測位基準信号の共通セットの指示をロケーションサーバに送るための手段と、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える;測位基準信号の共通セットからダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号を送信すること、または測位基準信号の共通セットからのそれらの組合せの測位測定を実施するための手段と、を含む。
【0023】
[0023]一実装形態では、その上に記憶されたプログラムコードを含む非一時的記憶媒体であって、プログラムコードは、複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするように複数のUE中の第1のユーザ機器(UE)中の少なくとも1つプロセッサを構成するように動作可能である、該非一時的記憶媒体は、複数のUEの識別情報と複数のUEが共同測位セッション中に含まれるという指示とをロケーションサーバから受信するためのプログラムコードと;測定のための測位基準信号の共通セットの指示をロケーションサーバに送るためのプログラムコードと、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える;測位基準信号の共通セットからダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号を送信すること、または測位基準信号の共通セットからのそれらの組合せの測位測定を実施するためのプログラムコードと、を含む。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】[0024]いくつかのUEと、無線アクセスネットワーク(RAN)と、5Gコアネットワーク(5GC)とを含む通信システムのアーキテクチャを示す図。
図2A】[0025]ワイヤレス通信システムにおけるUEの測位を拡張するサイドリンク測位の使用を示す図。
図2B】[0026]UEの間でのサイドリンク測位が使用されるワイヤレス通信システムにおけるUEの共同測位を示す図。
図3】[0027]簡略化されたワイヤレスネットワーク環境と、UEと基地局との間の範囲を使用したUEの共同測位のための例示的な技法とを示す図。
図4】[0028]疎に接続されたワイヤレスネットワーク環境におけるUEのための共同測位セッションを示す図。
図5】[0029]密に接続されたワイヤレスネットワーク環境におけるUEのための共同測位セッションを示す図。
図6】[0030]ロケーションサーバによって選択されるPRSの共通セットを使用して共同測位セッション中に通信システムの構成要素の間で送られる様々なメッセージを示すシグナリングフロー。
図7】[0031]UEによって選択されるPRSの共通セットを使用して共同測位セッション中に通信システムの構成要素の間で送られる様々なメッセージを示すシグナリングフロー。
図8】[0032]各UEによって測定され、報告されるPRSの共通セットを使用したUEのグループの共同測位をサポートすることが可能なUEのハードウェア実装形態のいくつかの例示的な特徴を示す概略ブロック図。
図9】[0033]各UEによって測定され、報告されるPRSの共通セットを使用したUEのグループの共同測位をサポートすることが可能なロケーションサーバのハードウェア実装形態のいくつかの例示的な特徴を示す概略ブロック図。
図10】[0034]開示される実装形態に整合する方式で複数のUEの共同測位をサポートする例示的な方法のためのフローチャート。
図11】[0035]開示される実装形態に整合する方式で複数のUEの共同測位をサポートする例示的な方法のためのフローチャート。
図12】[0036]開示される実装形態に整合する方式で複数のUEの共同測位をサポートする例示的な方法のためのフローチャート。
図13】[0037]開示される実装形態に整合する方式で複数のUEの共同測位をサポートする例示的な方法のためのフローチャート。
【発明を実施するための形態】
【0025】
[0038]要素は、図中の数字の標示によって示され、異なる図中の同様の番号が付けられた要素は、同じ要素または同様の要素を表す。共通の要素の異なるインスタンスは、別個の数字の接尾辞をもつ共通の要素のための数字の標示に従うことによって示される。この場合、接尾辞のない数字の標示への言及は、共通の要素の何らかのインスタンスを示す。
【0026】
[0039]複数のユーザ機器(UE)による測定のために測位基準信号(PRS)の共通セットを使用する複数のUEのための共同測位セッションのための技法について、本明細書で説明される。PRSの共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになるダウンリンク(DL)PRS、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク(SL)PRS、またはそれらの組合せであり得る。PRSの共通セットは、PRSリソース識別子(ID)、PRSリソースセットID、送信ポイント(TRP)ID、セルID、SL-PRS ID、UE ID、加入者識別モジュール(SIM)、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数であり得る。PRSの共通セットは、ロケーションサーバによって選択されるか、または複数のUE中の1つまたは複数のUEによって選択され得る。PRSの共通セットを使用することによって、ワイヤレスネットワークの接続密度が増加し、これは、UEが共通のPRS測定値をまったくまたはわずかしか有しないときなど、疎に接続されたワイヤレスネットワークと比較して優れた測位パフォーマンスを与える。
【0027】
[0040]説明は、たとえば、コンピューティングデバイスの要素によって実施されるべきアクションのシーケンスに言及し得る。本明細書で説明される様々なアクションは、特定の回路(たとえば、特定用途向け集積回路(ASIC))によって、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるプログラム命令によって、または両方の組合せによって実施され得る。本明細書で説明されるアクションのシーケンスは、実行時に、関連するプロセッサに本明細書で説明される機能を実施させることになるコンピュータ命令の対応するセットを記憶した非一時的コンピュータ可読媒体内で具現化され得る。したがって、本明細書で説明される様々な態様は、請求される主題を含むそのすべてが本開示の範囲内であるいくつかの異なる形態で具現化され得る。
【0028】
[0041]本明細書で使用される「ユーザ機器」(UE)および「基地局」という用語は、別段に記載されていない限り、いずれかの特定の無線アクセス技術(RAT)に固有でないかまたはそれに限定されない。概して、そのようなUEは、ワイヤレス通信ネットワークを介して通信するためにユーザによって使用される任意のワイヤレス通信デバイス(たとえば、モバイルフォン、ルータ、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、追跡デバイス、モノのインターネット(IoT)デバイスなど)であり得る。UEは、モバイルであり得るかまたは(たとえば、いくつかの時間において)固定であり得、無線アクセスネットワーク(RAN)と通信し得る。本明細書で使用される「UE」という用語は、「アクセス端末」または「AT」、「クライアントデバイス」、「ワイヤレスデバイス」、「加入者デバイス」、「加入者端末」、「加入者局」、「ユーザ端末」またはUT、「モバイル端末」、「移動局」、あるいはそれらの変形形態と互換的に呼ばれることがある。概して、UEは、RANを介してコアネットワークと通信することができ、コアネットワークを通して、UEは、インターネットなどの外部ネットワークおよび他のUEと接続され得る。もちろん、有線アクセスネットワーク、(たとえば、IEEE802.11などに基づく)WiFi(登録商標)ネットワークなどを介してなど、コアネットワークおよび/またはインターネットに接続する他の機構もUEのために可能である。
【0029】
[0042]基地局は、それが展開されるネットワークに応じて、UEと通信しているいくつかのRATのうちの1つに従って動作し得、代替的に、アクセスポイント(AP)、ネットワークノード、ノードB、発展型ノードB(eNB)、一般的なノードB(gノードB、gNB)などと呼ばれることがある。さらに、いくつかのシステムでは、基地局は、純粋にエッジノードシグナリング機能を与え得、他のシステムでは、それは、追加の制御および/またはネットワーク管理機能を与え得る。
【0030】
[0043]UEは、限定はしないが、プリント回路(PC)カード、コンパクトフラッシュ(登録商標)デバイス、外部または内部モデム、ワイヤレスまたはワイヤラインフォン、スマートフォン、タブレット、追跡デバイス、アセットタグなどを含む、いくつかのタイプのデバイスのいずれかによって実施され得る。UEがそれを通してRANに信号を送出することができる通信リンクはアップリンクチャネル(たとえば、逆方向トラフィックチャネル、逆方向制御チャネル、アクセスチャネルなど)と呼ばれる。RANがそれを通してUEに信号を送出することができる通信リンクはダウンリンクまたは順方向リンクチャネル(たとえば、ページングチャネル、制御チャネル、ブロードキャストチャネル、順方向トラフィックチャネルなど)と呼ばれる。UEが他のUEに信号を送ることができる通信リンクは、サイドリンクチャネルと呼ばれる。本明細書で使用されるトラフィックチャネル(TCH)という用語は、アップリンク/逆方向トラフィックチャネルまたはダウンリンク/順方向またはサイドリンクトラフィックチャネルのいずれかを指すことがある。
【0031】
[0044]本明細書で使用される「セル」または「セクタ」という用語は、文脈に応じて、基地局の複数のセルのうちの1つに、または基地局自体に対応し得る。「セル」という用語は、(たとえば、キャリア上の)基地局との通信のために使用される論理通信エンティティを指し得、同じまたは異なるキャリアを介して動作するネイバリングセルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID))に関連付けられ得る。いくつかの例では、キャリアは複数のセルをサポートし得、異なるセルは、異なるタイプのデバイスにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、マシンタイプ通信(MTC)、狭帯域モノのインターネット(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB)など)に従って構成され得る。いくつかの例では、「セル」という用語は、論理エンティティがその上で動作する地理的カバレージエリアの一部分(たとえば、セクタ)を指すことがある。
【0032】
[0045]図1は、UE105と、UE106と、無線アクセスネットワーク(RAN)135と、第5世代(5G)次世代RAN(NG)(NG-RAN)と、5Gコアネットワーク(5GC)140とを含む通信システム100の一例を示す。UE105および/またはUE106は、たとえば、IoTデバイス、ロケーショントラッカデバイス、セルラー電話、ビークル、または他のデバイスであり得る。5Gネットワークは、新無線(NR)ネットワークと呼ばれることもあり、NG-RAN135は、5G RANまたはNR RANと呼ばれることがあり、5GC140は、NGコアネットワーク(NGC)と呼ばれることがある。NG-RANおよび5GCの規格化は、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))において進行中である。したがって、NG-RAN135および5GC140は、3GPPからの5Gサポートのための現在のまたは将来の規格に準拠し得る。RAN135は、別のタイプのRAN、たとえば、3G RAN、4Gロングタームエボリューション(LTE)RANなどであり得る。UE106は、システム100中の同様の他のエンティティとの間で信号を送るおよび/または受信するためにUE105と同様に構成および結合され得る。通信システム100は、全地球測位システム(GPS)、グローバルナビゲーション衛星システム(GLONASS)、Galileo、またはBeidouのような衛星測位システム(SPS)(たとえば、グローバルナビゲーション衛星システム(GNSS))、あるいはインド地域航法衛星システム(IRNSS)、欧州静止ナビゲーションオーバーレイサービス(EGNOS)、またはワイドエリアオーグメンテーションシステム(WAAS)などの何らかの他の局所的なまたは地域のSPSのための、衛星ビークル(SV)190、191、192、193のコンスタレーション185からの情報を利用し得る。通信システム100の追加の構成要素について以下で説明される。通信システム100は、追加または代替の構成要素を含み得る。
【0033】
[0046]図1に示されているように、NG-RAN135は、NRノードB(gNB)110a、110bと次世代eノードB(ng-eNB)114とを含み、5GC140は、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)115と、セッション管理機能(SMF)117と、ロケーション管理機能(LMF)120と、ゲートウェイモバイルロケーションセンター(GMLC)125とを含む。gNB110a、110b、およびng-eNB114は、互いに通信可能に結合され、それぞれ、UE105およびUE106と双方向にワイヤレス通信するように構成され、それぞれ、AMF115に通信可能に結合され、それと双方向に通信するように構成される。gNB110a、110b、およびng-eNB114は、基地局(BS)と呼ばれることがある。AMF115と、SMF117と、LMF120と、GMLC125とは、互いに通信可能に結合され、GMLC125は、外部クライアント130に通信可能に結合される。SMF117は、メディアセッションを作成し、制御し、削除するために、サービス制御機能(SCF)(図示せず)の最初の接点として働き得る。BS110a、110b、114は、マクロセル(たとえば、高出力セルラー基地局)、またはスモールセル(たとえば、低出力セルラー基地局)、またはアクセスポイント(たとえば、WiFi、WiFi-Direct(WiFi-D)、Bluetooth(登録商標)、Bluetooth低エネルギー(BLE)、Zigbee(登録商標)などの短距離技術を用いて通信するように構成された短距離基地局)であり得る。BS110a、110b、114のうちの1つまたは複数は、複数のキャリアを介してUE105および106と通信するように構成され得る。BS110a、110b、114の各々は、それぞれの地理的領域、たとえばセルのための通信カバレージを提供し得る。各セルは、基地局アンテナの機能として複数のセクタに区分され得る。
【0034】
[0047]図1は、様々な構成要素の一般化された図を提供し、それらのいずれかまたはすべてが適宜に利用され得、それらの各々が必要に応じて複製または省略され得る。詳細には、UE105および106のみが示されているが、多くのUE(たとえば、数百、数千、数百万など)が通信システム100において利用され得る。同様に、通信システム100は、より多数の(またはより少数の)SV(すなわち、示された4つのSV190~193よりも多いまたは少ない)、gNB110a、110b、ng-eNB114、AMF115、外部クライアント130、および/または他の構成要素を含み得る。通信システム100中の様々な構成要素を接続する図示された接続は、追加の(中間)構成要素、直接的または間接的な物理および/またはワイヤレス接続、ならびに/あるいは追加のネットワークを含み得る、データおよびシグナリング接続を含む。さらに、構成要素は、所望の機能に応じて、並べ替えられ、組み合わせられ、分離され、置換され、および/または省略され得る。
【0035】
[0048]図1は5Gベースのネットワークを示すが、同様のネットワーク実装形態および構成が、3G、ロングタームエボリューション(LTE)など、他の通信技術のために使用され得る。本明細書で説明される実装形態は(それらが、5G技術のためのものであっても、ならびに/あるいは1つまたは複数の他の通信技術および/またはプロトコルのためのものであっても)、指向性同期信号を送信すること(またはブロードキャストすること)、UE(たとえば、UE105、106)またはBS110a、110b、114において指向性信号を受信および測定すること、ならびに/あるいは(GMLC125または他のロケーションサーバを介して)UE105、106にロケーション支援を提供すること、ならびに/あるいはそのような指向的に送信された信号のためにUE105、106またはBS110a、110b、114において受信される測定量に基づいてUE105、106、BS110a、110b、またはLMF120などのロケーション対応デバイスにおいてUE105、106のためのロケーションを算出することを行うために使用され得る。ゲートウェイモバイルロケーションセンター(GMLC)125と、ロケーション管理機能(LMF)120と、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF)115と、SMF117と、ng-eNB(eノードB)114と、gNB(gノードB)110a、110bとは、例であり、様々な実施形態では、それぞれ、様々な他のロケーションサーバ機能および/または基地局機能によって置き換えられるか、またはそれらを含み得る。
【0036】
[0049]システム100の構成要素が、たとえばBS110a、110b、114および/またはネットワーク140(および/または、1つまたは複数の他のベーストランシーバ局など、図示されない1つまたは複数の他のデバイス)を介して、直接または間接的に互いに(少なくとも時々ワイヤレス接続を使用して)通信できるという点で、システム100はワイヤレス通信が可能である。間接通信では、たとえばデータパケットのヘッダ情報を変えること、フォーマットを変更することなどのために、あるエンティティから別のエンティティへの送信の間に、通信が変えられ得る。UE105、106は、複数のUEを含み得、モバイルワイヤレス通信デバイスであり得るが、ワイヤレスに有線接続を介して通信し得る。UE105、106は、様々なデバイスのいずれか、たとえば、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ビークルベースのデバイスなどであり得るが、UE105、106は、これらの構成のいずれかである必要がないので、これらは例にすぎず、他の構成のUEが使用され得る。他のUEはウェアラブルデバイス(たとえば、スマートウォッチ、スマートジュエリー、スマートグラスまたはヘッドセットなど)を含み得る。現在存在しているか、または将来において開発されるかにかかわらず、さらに他のUEが使用され得る。さらに、他のワイヤレスデバイス(モバイルであるか否かにかかわらず)が、システム100内で実装され得、互いと、ならびに/あるいは、UE105、106、BS110a、110b、114、コアネットワーク140、および/または外部クライアント130と通信し得る。たとえば、そのような他のデバイスは、モノのインターネット(IoT)デバイス、医療デバイス、ホームエンターテインメントおよび/またはオートメーションデバイスなどを含み得る。コアネットワーク140は、たとえばUE105、106に関するロケーション情報を外部クライアント130が(たとえば、GMLC125を介して)要求および/または受信することを可能にするために、外部クライアント130(たとえば、コンピュータシステム)と通信し得る。
【0037】
[0050]UE105、106または他のデバイスは、様々なネットワークにおいて、および/または様々な目的で、および/または様々な技術(たとえば、5G、Wi-Fi(登録商標)通信、Wi-Fi通信の複数の周波数、衛星測位、1つまたは複数のタイプの通信(たとえば、GSM(登録商標)(モバイル用グローバルシステム)、CDMA(符号分割多元接続)、LTE(ロングタームエボリューション)、V2X(たとえば、V2P(車両対歩行者)、V2I(車両対インフラストラクチャ)、V2V(車両間)など)、IEEE802.11pなど))を使用して、通信するように構成され得る。V2X通信は、セルラー(セルラーV2X(C-V2X))および/またはWiFi(たとえば、DSRC(専用短距離通信))であり得る。システム100は、複数のキャリア(異なる周波数の波形信号)上の動作をサポートし得る。マルチキャリア送信機は、複数のキャリア上で同時に変調された信号を送信することができる。各変調信号は、符号分割多元接続(CDMA)信号、時分割多元接続(TDMA)信号、直交周波数分割多元接続(OFDMA)信号、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)信号などであり得る。各変調信号は、異なるキャリア上で送られ得、パイロット、オーバーヘッド情報、データなどを搬送し得る。UE105、106は、物理サイドリンク同期チャネル(PSSCH)、物理サイドリンクブロードキャストチャネル(PSBCH)、物理サイドリンク制御チャネル(PSCCH)、サイドリンクチャネル状態情報基準信号(SL-CSIRS)、物理サイドリンクフィードバックチャネル(PSFCH)、またはサイドリンクサウンディング基準信号(SL-SRS)などの1つまたは複数のサイドリンクチャネルを介して送信することによってUE間のサイドリンク(SL)通信を通して互いに通信し得る。
【0038】
[0051]UE105、106は、デバイス、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、モバイル端末、端末、移動局(MS)、セキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)対応端末(SET)を備え得、および/またはそのように呼ばれるか、あるいは、何らかの他の名前で呼ばれることがある。さらに、UE105、106は、セルフォン、スマートフォン、ラップトップ、タブレット、PDA、追跡デバイス、ナビゲーションデバイス、モノのインターネット(IoT)デバイス、アセットトラッカー、健康モニタ、セキュリティシステム、スマート都市センサ、スマートメーター、ウェアラブルトラッカー、あるいは何らかの他のポータブルまたは可動デバイスに対応し得る。一般に、必ずしもそうとは限らないが、UE105、106は、モバイル通信用グローバルシステム(GSM)、符号分割多元接続(CDMA)、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標))、LTE、高速パケットデータ(HRPD)、IEEE802.11 WiFi(Wi-Fiとも呼ばれる)、Bluetooth(BT)、ワールドワイドインターオペラビリティフォーマイクロウェーブアクセス(WiMAX(登録商標))、(たとえば、NG-RAN135および5GC140を使用する)5G新無線(NR)など、1つまたは複数の無線アクセス技術(RAT)を使用してワイヤレス通信をサポートし得る。UE105、106は、たとえばデジタル加入者回線(DSL)またはパケットケーブルを使用して他のネットワーク(たとえばインターネット)に接続し得るワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)を使用して、ワイヤレス通信をサポートし得る。これらのRATのうちの1つまたは複数の使用は、UE105、106が(たとえば図1に示されていない5GC140の要素を介して、または場合によってはGMLC125を介して)外部クライアント130と通信することを可能にし、および/または外部クライアント130が(たとえば、GMLC125を介して)UE105、106に関するロケーション情報を受信することを可能にし得る。
【0039】
[0052]UE105、106の各々は、単一のエンティティを含み得、あるいは、ユーザがオーディオ、ビデオおよび/もしくはデータI/O(入出力)デバイスならびに/またはボディセンサならびに別個のワイヤラインもしくはワイヤレスモデムを採用し得るパーソナルエリアネットワーク中などで複数のエンティティを含み得る。UE、たとえば、UE105または106のロケーションの推定値は、ロケーション、ロケーション推定値、ロケーションフィックス、フィックス、位置、位置推定値、または位置フィックスと呼ばれることがあり、地理的であり、したがって、高度成分(たとえば、海抜高、地表高または地表深度、フロアレベル、または地階レベル)を含むことも含まないこともあるUEのロケーション座標(たとえば、緯度および経度)を提供し得る。代替的に、UEのロケーションは、都市ロケーションとして(たとえば、郵便住所として、あるいは、特定の部屋またはフロアなど、建築物中の何らかのポイントまたは小さいエリアの指定として)表され得る。UEのロケーションは、ある確率または信頼性レベル(たとえば、67%、95%など)でUEがそれの内部に位置することが予想される(地理的にまたは都市形態でのいずれかで定義される)エリアまたはボリュームとして表され得る。UEのロケーションは、たとえば、知られているロケーションからの距離および方向を備える相対的なロケーションとして表され得る。相対的なロケーションは、たとえば、地理的に、都市に関して、あるいは、たとえば、マップ、フロアプラン、または建築物プラン上に示されたポイント、エリア、またはボリュームを参照することによって定義され得る知られているロケーションにおける何らかの原点に対して定義された相対的な座標(たとえば、X、Y(およびZ)座標)として表され得る。本明細書に含まれている説明では、ロケーションという用語の使用は、別段に示されていない限り、これらの変形態のいずれかを備え得る。UEのロケーションを算出するとき、局所的なx、y、および場合によってはz座標の値を求め、次いで、所望される場合、局所的な座標を(たとえば、緯度、経度、および平均海面の上または下の高度に対する)絶対的な座標にコンバートすることが一般的である。
【0040】
[0053]UE105、106は、様々な技術のうちの1つまたは複数を使用して他のエンティティと通信するように構成され得る。UE105、106は、1つまたは複数のデバイスツーデバイス(D2D)ピアツーピア(P2P)リンクを介して1つまたは複数の通信ネットワークに間接的に接続するように構成され得る。D2D P2Pリンクは、LTE Direct(LTE-D)、WiFi Direct(登録商標)(WiFi-D)、Bluetoothなど、任意の適切なD2D無線アクセス技術(RAT)を用いてサポートされ得る。D2D通信を利用するUEのグループのうちの1つまたは複数は、gNB110a、110b、および/またはng-eNB114のうちの1つまたは複数などの送信/受信ポイント(TRP)の地理的カバレージエリア内にあり得る。そのようなグループ中の他のUEはそのような地理的カバレージエリアの外側にあり得るか、または別様に基地局からの送信を受信することができないことがある。D2D通信を介して通信するUEのグループは、各UEがグループ中の他のUEに送信し得る、1対多(1:M)システムを利用し得る。TRPは、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを容易にし得る。他の場合には、D2D通信は、TRPの関与なしでUE間で行われ得る。D2D通信を利用するUEのグループのうちの1つまたは複数は、TRPの地理的カバレージエリア内にあり得る。そのようなグループ中の他のUEはそのような地理的カバレージエリアの外側にあることがあり、または別様に基地局からの送信を受信することができないことがある。D2D通信を介して通信するUEのグループは、各UEがグループ中の他のUEに送信し得る、1対多(1:M)システムを利用し得る。TRPは、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを容易にし得る。他の場合には、D2D通信は、TRPの関与なしでUE間で行われ得る。
【0041】
[0054]図1に示されているNG-RAN135中の基地局(BS)は、gNB110aおよび110bと呼ばれるNRノードBを含む。NG-RAN135中のgNB110a、110bのペアは、1つまたは複数の他のgNBを介して互いに接続され得る。5Gネットワークへのアクセスは、UEとgNB110a、110bのうちの1つまたは複数との間のワイヤレス通信を介してUE105、106に提供され、gNB110a、110bは、5Gを使用するUEのために5GC140へのワイヤレス通信アクセスを提供し得る。図1では、UEのためのサービングgNBは、gNB110bであると仮定され、一方、UE106のためのサービングgNBは、gNB110aであると仮定されるが、別のgNBは、UE105、106が別のロケーションに移動する場合にサービングgNBとして働き得るか、またはUE105、106に追加のスループットおよび帯域幅を与えるための2次gNBとして働き得、UE105、106は、同じサービングgNBを共有し得る。
【0042】
[0055]図1に示されているNG-RAN135中の基地局(BS)は、次世代発展型ノードBとも呼ばれるng-eNB114を含み得る。ng-eNB114は、場合によっては1つもしくは複数の他のgNBおよび/または1つもしくは複数の他のng-eNBを介してNG-RAN135中のgNB110a、110bのうちの1つまたは複数に接続され得る。ng-eNB114は、UE105、106にLTEワイヤレスアクセスおよび/または発展型LTE(eLTE)ワイヤレスアクセスを提供し得る。gNB110a、110bおよび/またはng-eNB114のうちの1つまたは複数は、UE105、106の位置を決定するのを支援するために信号を送信し得るが、UE105、106からまたは他のUEから信号を受信しないことがある測位専用のビーコンとして機能するように構成され得る。
【0043】
[0056]BS110a、110b、114はそれぞれ、1つまたは複数のTRPを備え得る。たとえば、BSのセル内の各セクタはTRPを備え得るが、複数のTRPは1つまたは複数の構成要素を共有し得る(たとえば、プロセッサを共有するが別個のアンテナを有し得る)。システム100はマクロTRPのみを含み得るか、またはシステム100は異なるタイプのTRP、たとえばマクロTRP、ピコTRP、および/もしくはフェムトTRPなどを有し得る。マクロTRPは、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし得、サービスに加入している端末による無制限アクセスを可能にし得る。ピコTRPは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、ピコセル)をカバーし得、サービスに加入している端末による無制限アクセスを可能にし得る。フェムトTRPまたはホームTRPは、比較的小さい地理的エリア(たとえば、フェムトセル)をカバーし得、フェムトセルとの関連を有する端末(たとえば、家庭のユーザのための端末)による制限付きアクセスを可能にし得る。
【0044】
[0057]通信システム100は、NRをサポートし、1つまたは複数の基地局110a、110b、114とサポートされたUE105および106との間の通信をサポートし得る。UEは、ワイヤレス通信システム100全体にわたって分散され得、各UEは固定または移動であり得る。通信の部分として、基地局110a、110b、114およびUE105および106の各々は、チャネル推定、ビーム管理およびスケジューリング、ならびに1つまたは複数の基地局のカバレージエリア内のワイヤレスデバイス測位を含む、動作のための基準信号送信をサポートし得る。
【0045】
[0058]たとえば、基地局110a、110b、114は、チャネル状態情報基準信号(CSI-RS)送信を含む、NR通信のための1つまたは複数のダウンリンク基準信号を送信し得る。CSI-RS送信の各々は、特定のUE105、106がチャネルを推定し、チャネル品質情報を報告するように構成され得る。報告されたチャネル品質情報は、基地局110a、110b、114におけるスケジューリングまたはリンク適応のために、あるいは、拡張チャネルリソースに関連する方向性送信のためのモビリティまたはビーム管理プロシージャの一部として使用され得る。同様に、UE105および106は、1つまたは複数の基地局110a、110b、114にアップリンク信号を送信し、UE105および106の間でサイドリンク送信を送信するように構成され得る。
【0046】
[0059]基地局110a、110b、114は、測位基準信号(PRS)送信を含む1つまたは複数の追加のダウンリンク基準信号を送信し得る。PRS送信は、特定のUE105、106が測位およびロケーション情報に関連する1つまたは複数の報告パラメータ(たとえば、報告量)を測定し、報告するように構成され得る。PRS送信および報告パラメータフィードバックは、様々なロケーションサービス(たとえば、ナビゲーションシステムおよび緊急通信)をサポートし得る。いくつかの例では、報告パラメータは、(全地球測位システム(GPS)技術などの)UE105、106によってサポートされる1つまたは複数の追加のロケーションシステムを補足する。
【0047】
[0060]基地局110a、110b、114は、チャネルの1つまたは複数のPRSリソース上のPRS送信を構成し得る。PRSリソースは、ポートの構成された数に応じて、スロットの1つまたは複数のOFDMシンボル内の複数の物理リソースブロック(PRB)のリソース要素にまたがり得る。たとえば、PRSリソースは、スロットの1つのシンボルにまたがり、送信のための1つのポートを含んでいることがある。任意のOFDMシンボルにおいて、PRSリソースは連続するPRBを占有し得る。いくつかの例では、PRS送信は、スロットの連続するOFDMシンボルにマッピングされ得る。他の例では、PRS送信は、スロットの点在したOFDMシンボルにマッピングされ得る。さらに、PRS送信は、チャネルのPRB内の周波数ホッピングをサポートし得る。
【0048】
[0061]1つまたは複数のPRSリソースは、基地局110a、110b、114のPRSリソース設定に従っていくつかのPRSリソースセットにまたがり得る。PRS送信内の1つまたは複数のPRSリソース、PRSリソースセット、およびPRSリソース設定の構造は、マルチレベルリソース設定と呼ばれることがある。たとえば、基地局110a、110b、114のマルチレベルPRSリソース設定は、複数のPRSリソースセットを含み得、各PRSリソースセットは、(4つのPRSリソースのセットなどの)PRSリソースのセットを含んでいることがある。
【0049】
[0062]UE105、106は、スロットの1つまたは複数のPRSリソースにわたってPRS送信を受信し得る。UE105、106は、送信中に含まれる各PRSリソースではないにしても、そのうちの少なくともいくつかについての報告パラメータを決定し得る。各PRSリソースについての(報告量を含み得る)報告パラメータは、到着時間(TOA)、基準信号時間差(RSTD)、基準信号受信電力(RSRP)、角度、PRS識別番号、受信対送信差(UE Rx-Tx)、信号対雑音比(SNR)、または基準信号受信品質(RSRQ)のうちの1つまたは複数を含み得る。
【0050】
[0063]同様に、UE105、106は、基地局110a、110b、114によって受信され、測位のために使用され得る1つまたは複数の追加のアップリンク基準信号を送信するように構成され得る。たとえば、UE105は、測位のためにサウンディング基準信号(SRS)を送信し得る。UE105、106からアップリンク基準信号を受信する基地局110a、110b、114は、到着時間(TOA)、受信対送信差(UE Rx-Tx)のうちの1つまたは複数などの測位測定を実施し得る。
【0051】
[0064]ワイヤレス通信システム100の態様は、UEのロケーション決定のための基地局110a、110b、114によるダウンリンクPRS送信またはUE、たとえば、UE105またはUE106によるアップリンクSRS送信の使用を含み得る。ダウンリンクベースのUEのロケーション決定の場合、NRネットワーク中のロケーションサーバ、たとえば、LMF120または(ロケーションサーバ120と呼ばれることがある)LTE中のE-SMLCが、UEにPRS支援データ(AD)などの測位支援を与えるために使用され得る。UE支援測位において、ロケーションサーバは、たとえば、TDOA、または他の所望の技法を使用して、ロケーションサーバがUEについての位置推定値をそれを用いて決定し得る、1つまたは複数の基地局110a、110b、114についての位置測定を示す測定報告をUEから受信し得る。ロケーションサーバ120は、コアネットワーク140中に位置するものとして図1に示されているが、コアネットワーク140の外部、たとえば、NG-RAN中にあり得る。
【0052】
[0065]UEの位置推定値は、測位信号のためのPRS信号またはSRSなどの基準信号または1つまたは複数の基地局110a、110b、114またはUEからの他の基準信号を使用して決定され得る。到着時間差(TDOA)、DL到着時間差(DL-TDOA)、DL離脱角(DL AoD)、拡張セルID(ECID)などの測位方法は、基地局からの基準信号を使用してUEの位置を推定するために使用され得る位置決め方法である。TDOAは、たとえば、基準セルのための基地局と1つまたは複数のネイバーセルのための基地局とから受信されたダウンリンク(DL)信号の間の基準信号時間差(RSTD)を測定することに依拠する。RTSDが取得され得るDL信号は、たとえば、3GPP TS 36.211に定義されているように、セル固有基準信号(CRS)と測位基準信号(PRS)とを備える。
【0053】
[0066]他の測位方法は、アップリンクベースの測位方法とダウンリンクおよびアップリンクベースの測位方法とを含むUEによって送信される基準信号を使用し得る。たとえば、アップリンクベースの測位方法は、たとえば、UL到着時間差(UL-TDOA)、UL到来角(UL AoA)、UL相対到着時間(UL-RTOA)を含み、ダウンリンクおよびアップリンクベースの測位方法は、たとえば、1つまたは複数の隣接基地局とのラウンドトリップ時間(RTT)を含む。さらに、UEが、測定され、測位のために使用されるサイドリンク測位基準信号を送信および/または受信するサイドリンクベースの測位が使用され得る。
【0054】
[0067]述べられたように、図1は、5G通信プロトコルに従って通信するように構成されたノードを示すが、たとえばLTEプロトコルまたはIEEE802.11xプロトコルなど、他の通信プロトコルに従って通信するように構成されたノードが使用され得る。たとえば、UE105、106にLTEワイヤレスアクセスを提供する発展型パケットシステム(EPS)では、RANは、発展型ノードB(eNB)を備える基地局を備え得る発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションズシステム(UMTS)地上波無線アクセスネットワーク(E-UTRAN)を備え得る。EPSのためのコアネットワークは発展型パケットコア(EPC)を備え得る。EPSは、E-UTRAN+EPCを備え得、ここで、E-UTRANは、図1中のNG-RAN135に対応し、EPCは、5GC140に対応する。
【0055】
[0068]gNB110a、110bおよびng-eNB114は、測位機能のために、LMF120と通信するAMF115と通信し得る。AMF115は、セル変更とハンドオーバとを含むUE105、106のモビリティをサポートし得、UE105、106へと、場合によっては、UE105、106のためのデータおよびボイスベアラへとのシグナリング接続をサポートすることに参加し得る。LMF120は、たとえば、ワイヤレス通信を通してUE105、106と直接通信するか、またはBS110a、110b、114と直接通信し得る。LMF120は、UE105、106がNG-RAN135にアクセスするときのUE105、106の測位をサポートし得、支援GNSS(A-GNSS)、到着時間差(TDOA)(たとえば、ダウンリンク(DL)TDOAまたはアップリンク(UL)TDOA)、リアルタイムキネマティクス(RTK)、精密単独測位(PPP)、差動GNSS(DGNSS)、拡張セルID(E-CID)、到着角度(AOA)、離脱角度(AOD)、および/または他の位置方法などの位置プロシージャ/方法をサポートし得る。LMF120は、たとえば、AMF115から、またはGMLC125から受信されたUE105、106のためのロケーションサービス要求を処理し得る。LMF120は、AMF115および/またはGMLC125に対応し得る。LMF120は、ロケーションマネージャ(LM)、ロケーション機能(LF)、コマーシャルLMF(CLMF)、または付加価値LMF(VLMF)などの他の名前で呼ばれることがある。LMF120を実装するノード/システムは、追加または代替として、拡張サービングモバイルロケーションセンター(E-SMLC)またはセキュアユーザプレーンロケーション(SUPL)ロケーションプラットフォーム(SLP)など、他のタイプのロケーションサポートモジュールを実装し得る。(UEのロケーションの導出を含む)測位機能の少なくとも部分は、(たとえば、gNB110a、110bおよび/またはng-eNB114などのワイヤレスノードによって送信される信号ならびに/あるいは、たとえば、LMF120によってUEに提供された支援データのためにUEによって取得された信号測定値を使用して)UEにおいて実施され得る。(UEのロケーションの導出を含む)測位機能の少なくとも部分は、代替として、(たとえば、gNB110a、110bおよび/またはng-eNB114によって取得された信号測定値を使用して)LMF120において実施され得る。AMF115は、UE105、106とコアネットワーク140との間のシグナリングを処理する制御ノードとして働き得、QoS(サービス品質)フローおよびセッション管理を提供する。AMF115は、セル変更およびハンドオーバを含むUE105、106の移動性をサポートし得、UE105、106へのシグナリング接続をサポートすることに参加し得る。
【0056】
[0069]GMLC125は、外部クライアント130から受信されたUE105、106についてのロケーション要求をサポートし得、AMF115によってLMF120にフォワーディングするためにそのようなロケーション要求をAMF115にフォワーディングし得るか、またはLMF120にロケーション要求を直接フォワーディングし得る。(たとえば、UE105、106のためのロケーション推定値を含んでいる)LMF120からのロケーション応答は、直接またはAMF115を介してのいずれかでGMLC125に戻され得、GMLC125は、次いで、外部クライアント130に(たとえば、ロケーション推定値を含んでいる)ロケーション応答を戻し得る。AMF115とLMF120の両方に接続されたGMLC125が示されているが、いくつかの実装形態では、これらの接続のうちの1つのみが5GC140によってサポートされ得る。
【0057】
[0070]図1にさらに示されているように、LMF120は、3GPP技術仕様(TS)38.455に定義され得る(NPPaまたはNRPPaと呼ばれることがある)新無線位置プロトコルAを使用してgNB110a、110bおよび/またはng-eNB114と通信し得る。NRPPaは、3GPP TS 36.455において定義されているLTE測位プロトコルA(LPPa)と同じであるか、それと同様であるか、またはそれの拡張であり得、NRPPaメッセージは、AMF115を介してgNB110a(またはgNB110b)とLMF120との間でおよび/またはng-eNB114とLMF120との間で転送される。図1にさらに示されているように、LMF120とUE105、106とは、3GPP TS 36.355において定義され得るLTE測位プロトコル(LPP)を使用して通信し得る。LMF120とUE105、106とは、同じくまたは代わりに、LPPと同じであるか、それと同様であるか、またはそれの拡張であり得る(NPPまたはNRPPと呼ばれることがある)新無線測位プロトコルを使用して通信し得る。ここで、LPPメッセージおよび/またはNPPメッセージは、AMF115と、UE105、106のためのサービングgNB110a、110bまたはサービングng-eNB114とを介してUE105、106とLMF120との間で転送され得る。たとえば、LPPメッセージおよび/またはNPPメッセージは、5Gロケーションサービスアプリケーションプロトコル(LCS AP)を使用してLMF120とAMF115との間で転送され得、5G非アクセス層(NAS)プロトコルを使用してAMF115とUE105、106との間で転送され得る。メッセージがサービングgNBに透過的である、すなわち、サービングgNBは、メッセージのコンテンツを理解する必要がなく、LMF120とUE105、106との間で通信を単にフォワーディングするので、LPPプロトコルを使用したLMF120とUE105、106との間の通信は、直接通信と本明細書では呼ばれることがある。対照的に、NRPPaなどのNPPプロトコルを使用した通信中に、サービングgNBは、メッセージをアンパックし、コンテンツを選び出し、これは、パックされ、たとえば、無線リソース制御(RRC)、媒体アクセス制御-制御要素(MAC-CE)、ダウンリンク制御情報(DCI)などを介してUuエアインターフェース中でUEに送られる。LPPプロトコルおよび/またはNPPプロトコルは、A-GNSS、RTK、TDOA、AOA、AOD、および/またはE-CIDなどのUE支援型のおよび/またはUEベースの位置方法を使用してUE105、106の測位をサポートするために使用され得る。NRPPaプロトコルは、(たとえば、gNB110a、110bまたはng-eNB114によって取得された測定値とともに使用されるときに)E-CIDなどのネットワークベースの位置方法を使用してUE105、106の測位をサポートするために使用され得、ならびに/あるいはgNB110a、110b、および/またはng-eNB114からの指向性同期信号(SS)送信を定義するパラメータなどのロケーション関係情報をgNB110a、110bおよび/またはng-eNB114から取得するためにLMF120によって使用され得る。LMF120は、gNBまたはTRPとコロケートされるかまたはそれと統合され得、あるいはgNBおよび/またはTRPから離れて配設され、gNBおよび/またはTRPと直接または間接的に通信するように構成され得る。
【0058】
[0071]UE支援型の位置方法では、UE、たとえば、UE105またはUE106は、ロケーション測定値を取得し、UEのためのロケーション推定値の算出のためにロケーションサーバ(たとえば、LMF120)に測定値を送り得る。たとえば、ロケーション測定値は、gNB110a、110b、ng-eNB114、および/またはWLAN APのための受信信号強度指示(RSSI)、ラウンドトリップ信号伝搬時間(RTT)、基準信号時間差(RSTD)、基準信号受信電力(RSRP)および/または基準信号受信品質(RSRQ)、AOA、AODのうちの1つまたは複数を含み得る。ロケーション測定値は、同じくまたは代わりに、SV190~193のためのGNSS擬似距離、コード位相、および/またはキャリア位相の測定値を含み得る。
【0059】
[0072]UEベースの位置方法では、UE、たとえば、UE105またはUE106は、(たとえば、UE支援型の位置方法のためのロケーション測定値と同じまたはそれと同様であり得る)ロケーション測定値を取得し得、(たとえば、LMF120などのロケーションサーバから受信された、あるいはgNB110a、110b、ng-eNB114、または他の基地局もしくはAPによってブロードキャストされた支援データの助けをかりて)UEのロケーションを算出し得る。
【0060】
[0073]ネットワークベースの位置方法(position method)では、1つまたは複数の基地局(たとえば、gNB110a、110b、および/またはng-eNB114)、サイドリンクUE、またはAPは、ロケーション測定値(たとえば、UE、たとえば、UE105またはUE106によって送信された信号のためのRSSI、RTT、RSRP、RSRQ、AOA、AODまたは到着時間(ToA)の測定値)を取得し得、および/またはUEによって取得された測定値を受信し得る。1つまたは複数の基地局またはAPは、UEのためのロケーション推定値の算出のためにロケーションサーバ(たとえば、LMF120)に測定値を送り得る。
【0061】
[0074]NRPPaを使用してgNB110a、110b、および/またはng-eNB114によってLMF120に提供された情報は、指向性SS送信およびロケーション座標のためのタイミングおよび構成情報を含み得る。LMF120は、NG-RAN135および5GC140を介してLPPメッセージおよび/またはNPPメッセージ中の支援データとしてUE105、106にこの情報の一部または全部を提供し得る。
【0062】
[0075]LMF120からUE105、106に送られたLPPメッセージまたはNPPメッセージは、所望の機能に応じて様々な事のうちのいずれかを行うようにUE105、106に命令し得る。たとえば、LPPメッセージまたはNPPメッセージは、GNSS(またはA-GNSS)、WLAN、E-CID、および/またはTDOA(または何らかの他の位置方法)のための測定値を取得するようにUE105、106に対する命令を含んでいることがある。E-CIDの場合、LPPメッセージまたはNPPメッセージは、gNB110a、110b、および/またはng-eNB114のうちの1つまたは複数によってサポートされる(またはeNBもしくはWiFi APなどの何らかの他のタイプの基地局によってサポートされる)特定のセル内で送信される指向性信号の1つまたは複数の測定量(たとえば、ビームID、ビーム幅、平均角度、RSRP、RSRQ測定値)を取得するようにUE105、106に命令し得る。UE105、106は、サービングgNB110a(またはサービングng-eNB114)およびAMF115を介して(たとえば、5G NASメッセージ内の)LPPメッセージまたはNPPメッセージ中でLMF120に測定量を送り返し得る。
【0063】
[0076]述べられたように、通信システム100は5G技術に関して説明されるが、通信システム100は、GSM、WCDMA、LTEなど、他の通信技術をサポートするために実装され得、それらの通信技術は、(たとえば、音声、データ、測位、および他の機能を実装するために)UE105、106などのモバイルデバイスをサポートし、それらと対話するために使用される。いくつかのそのような実施形態では、5GC140は、異なるエアインターフェースを制御するように構成され得る。たとえば、5GC140は、5GC140中の非3GPPインターワーキング機能(N3IWF、図1に図示せず)を使用してWLANに接続され得る。たとえば、WLANは、UE105、106のためのIEEE802.11 WiFiアクセスをサポートし得、1つまたは複数のWiFi APを備え得る。ここで、N3IWFは、WLANに、およびAMF115などの5GC140中の他の要素に接続し得る。いくつかの実施形態では、NG-RAN135と5GC140の両方は、1つまたは複数の他のRANと1つまたは複数の他のコアネットワークとによって置き換えられ得る。たとえば、EPSでは、NG-RAN135は、eNBを含んでいるE-UTRANによって置き換えられ得、5GC140は、AMF115の代わりのモビリティ管理エンティティ(MME)と、LMF120の代わりのE-SMLCと、GMLC125と同様であり得るGMLCとを含んでいるEPCによって置き換えられ得る。そのようなEPSでは、E-SMLCは、E-UTRAN中のeNBにロケーション情報を送り、それらのeNBからロケーション情報を受信するために、NRPPaの代わりにLPPaを使用し得、UE105、106の測位をサポートするためにLPPを使用し得る。これらの他の実施形態では、指向性PRSを使用したUE105、106の測位は、5Gネットワークについて本明細書で説明されたことに類似する方式でサポートされ得るが、gNB110a、110b、ng-eNB114、AMF115、およびLMF120について本明細書で説明される機能およびプロシージャは、場合によっては、eNB、WiFi AP、MME、およびE-SMLCなどの他のネットワーク要素に代わりに適用され得ることが異なる。
【0064】
[0077]図1に示されている通信システム100などの無線ネットワーク中のUEのための測位は、一般に、DL PRSおよび/またはUL PRSのためにUuインターフェース、すなわち、UEと無線アクセスネットワークとの間の無線インターフェースを使用する。UEのための測位は、測位のための特定のサイドリンクが定義された基準信号であり得るサイドリンクPRS(SL-PRS)を使用し得るか、または測位のためのサウンディング基準信号(SRSPos)と呼ばれることがあるUu PRS、たとえば、UL PRSを再使用し得るか、または他の基準信号が、サイドリンクチャネル中で送信され得る。サイドリンク測位は、追加の送信(または受信)ノードを与えることによってUEの測位を拡張し得る。
【0065】
[0078]図2Aは、たとえば、ワイヤレス通信システム200におけるUEの測位を拡張するためのサイドリンク測位の使用を示し、ターゲットUE106の位置は、ターゲットUE106とのサイドリンクチャネルを介した追加の測位(アンカー)ノードとして働く別のUE105とのいくつかの基地局110a、110b、110c(それぞれ、gNB1、gNB2、gNB3)との間でダウンリンクPRSおよび/またはアップリンクPRSを使用して決定され得る。図示されているように、ターゲットUE106は、サービング基地局110aを介してロケーションサーバ(LMF120)と通信し、一方、アンカーUE105は、別個のサービング基地局110d(gNB4)を介してロケーションサーバ(LMF120)と通信するが、所望される場合、アンカーUE105は、ターゲットUE106のためのサービング基地局110aを介してLMF120に通信し得る。さらに、図2Aが単一のアンカーUE105を示すが、所望される場合複数のアンカーUEが使用され得ることを理解されたい。
【0066】
[0079]ターゲットUE106のための測位セッション中に、ターゲットUE106は、基地局110a、110b、および110cからダウンリンクPRSを受信し、および/またはそれらにアップリンクPRSを送信し得る。受信ノード、たとえば、ターゲットUE106および/または基地局110a、110b、および110cの各々は、たとえば、RSTD、ToA、RTTなどのタイミングベースの測定またはAoAまたはAoDなどの角度ベースの測定を使用して受信された測位基準信号を測定し、LMF120に測位測定値を報告し得る。さらに、アンカーUE105および/またはターゲットUE106は、サイドリンクチャネル中でSL-PRSを送信し得、これは、時間ベースの測定または角度ベースの測定を使用して測定され、それらのそれぞれのサービング基地局110aおよび110dを介してUE105および/または106によってLMF120に報告され得る。
【0067】
[0080]LMF120は、ターゲットUE106および/または、それぞれ基地局110a、110b、および110cによって測定されたUu PRS、たとえば、DL PRSおよび/またはUL PRSとターゲットUE106および/またはアンカーUE105によって測定されたSL-PRSとの測位測定値に基づいてターゲットUE106の位置を決定し得る。LMF120は、ターゲットUE106の位置を決定するために基地局110a、110b、および110cとアンカーUE105との知られている位置をさらに使用し得る。たとえば、LMF120は、たとえば、TDOA、RTTなどを使用してターゲットUE106と基地局110a、110b、および110cならびにアンカーUE105との間の距離を決定し得、たとえば、多辺測位を使用して基地局110a、110b、および110cならびにアンカーUE105の知られている絶対位置を使用してターゲットUE106の位置を決定し得る。
【0068】
[0081]図2Bは、サイドリンク測位が測位を拡張するために使用されるワイヤレス通信システム250におけるUEの共同測位を示す。UE105および106の両方は、いくつかの基地局110a、110b、110c、および110dとの間でダウンリンクPRSおよび/またはアップリンクPRSを使用し、UE105と106との間でSL-PRSを使用して(ボックス252によって示されるように)共同で測位される。図2Bに示されているように、共同測位セッション中に、UE106は、たとえば、タイミング、角度、または電力ベースの測定を使用して基地局110a、110b、110c、および110dからのDL PRSを測定し、これは、LMF120(図示せず)に報告される。UE106は、SL-PRSをさらに送信する。UE105は、たとえば、タイミング、角度、または電力ベースの測定を使用して、基地局110dからのDL PRSを測定し、UE106から受信されたSL-PRSを測定し、これは、LMF120に報告される。
【0069】
[0082]共同測位中に、LMF120は、Uu PRSの測定のためのUE105および106から受信された測位測定値、たとえば、UE106によって測定された基地局110a、110b、110c、および110dからのDL PRS、およびUE105によって測定された基地局110dからのDL PRS、およびUE105によって測定されたUE106からのSL-PRSに基づいて、共同でUE105とUE106との両方の位置を決定する。UE105および106の共同測位では、UE105と106との両方は、ターゲットUEとして扱われ、各UEは、他のUEのためのアンカーノードとして働き得る。たとえば、LMF120は、たとえば、TDOA、RTTなどを使用して、UE106と基地局110a、110b、110c、および110dとの間の距離、およびUE105と基地局110dとの間の距離、およびUE105と106との間の距離を決定し得る。LMF 120は、たとえば、多辺測位(multilateration)を使用して、決定された距離と基地局110a、110b、110c、および110dの知られている絶対位置とを使用してUE105および106の位置を同時に決定し得る。
【0070】
[0083]図3は、簡略化されたワイヤレスネットワーク環境300と、たとえば、マルチRTTまたは他のタイプのPRS測定を使用して決定されるUEと基地局との間の距離を使用したUE105および106の共同測位のための例示的な技法とを示す。UE105および106の共同測位は、たとえば、多次元尺度構成法(multi-dimensional scaling)を使用して実施され得、(図3に示されるように)RTT、TDOA、二重差動(double differential)RTT、または(差動GPSと同様の方法で実施され得る)二重差動TDOAなどを使用し得る。共同で決定されていることになっているUE105および106の位置は、それぞれ、デカルト座標(x105,y105)および(x106,y106)によって2次元で表され得る。距離測定値は、DLおよび/またはUL PRS測定を使用して座標(xk,yk)、ここでk=a、b、cである、をもつgNB110a、110bおよび110cとして示される1つまたは複数のアンカーポイントまたはノードのために取得され得る。いくつかの実装形態では、UE105と106との間の距離はまた、UE105と106との間のSL-PRSの測定に基づいて取得され得る。ロケーションサーバ、たとえば、LMF120は、UE106からそれぞれ3つのgNB110a、gNB110b、およびgNB110cまでの距離d1、d2、d3と、UE105からgNB110cまでの距離d4と、UE105と106との間の距離d5とを決定し得る。RTT測定に基づいて、2つのノードの間の距離dは、以下によって与えられる
【0071】
【数1】
【0072】
[0084]ここで、RTTは、gNB110またはサイドリンクUEのための測定されたRTTであり、cは、信号の速度(たとえば、光速)である。
【0073】
[0085]各距離dが決定されると、ロケーションサーバ120は、gNB110a、110b、および110cの知られている絶対ロケーションに基づいて、たとえば、多辺測位などの様々な知られている幾何学的技法を使用してUE105の実際の位置(x105,y105)および(x106,y106)の値を求め得る。図3では、UE105の位置は、ノードとノードの位置によって定義される中心との間の決定された距離によって定義された半径をもつ円のすべての共通の交差点に理想的にはあり、ここで、円302、304、306、および308の中心は、gNB110a、110b、および110cの知られている実際の位置によって定義され、円310の中心は、UE105の未知の位置または同等にUE106の未知の位置として定義され得ることがわかる。実際には、これらの円の交差点は、RTT測定を取得する際のノイズおよび他のエラーにより単一のポイントにないことがある。図3に示されている方法は、より多数のgNB110および追加のまたはより少ないUEに拡張され得、gNB110が異なる高さにある場合、(たとえば、gNB110の各々を中心とする球体の共通の交差ポイントから)UE105、106の3次元ロケーションを決定するために使用され得る。そのような拡張は、当技術分野に精通している者には一般に知られている。
【0074】
[0086]概して、共同測位は、ノードのサブセットがgNBであり、ノードの別のサブセットがUEであるグラフとしてモデル化され得る。グラフ中の各端部は、2つのノードの間のPRS測定、たとえば、DLもしくはULなどの単方向測定またはUuもしくはサイドリンクにおける双方向測定のいずれかを表す。グラフ中の端部の数を増加させることによって、グラフは、より接続された高密度なものになる。
【0075】
[0087]図4は、基地局110a、110b、110c、110dからのDL PRS402、404、406、および408とUE105からUE106へのSL-PRS410とを使用した疎に接続されたワイヤレスネットワーク環境におけるUE105および106のための共同測位セッション400を示す。図示されているように、UE106は、基地局110aおよび110bからDL PRS402および404を受信し、一方、UE105は、基地局110cおよび110dからDL PRS406および408を受信する。
【0076】
[0088]わかるように、UE105は、UE106とは著しく異なるセットのPRSを測定する。したがって、図4では、各UE105および106は、PRSの一意のサブセットを測定するように選択し、UE105およびUE106によって測定されたPRSのセットの交差点はない。したがって、測位セッション400のグラフは、疎に接続されていると考慮され得(グラフ中に比較的低い数の端部しかなく)、したがって、共同測位セッションは、比較的粗悪な測位パフォーマンスを有することになる。
【0077】
[0089]測位では、アンカー(たとえば、基地局または他のUE)を含む異なるノードペアの間での共通のPRS測定の数が増加し、それによって、グラフ内の端部の数が増加する場合、測位の精度が追加の冗長性によって改善され得、測定の不確実性またはあいまいさが低減され得る。さらに、測位アルゴリズムは、グラフの密度を増加させることによってより良い精度を達成するために、たとえば、圧縮センシング、次元削減などにより改善され得る。
【0078】
[0090]共同測位のためのPRS測定の密度を増加させるために、PRS測定のためのPRSの共通セットが使用され得る。PRSの共通セットは、DL PRS、UL-PRS、RTT、SL-PRS、またはそれらの組合せであり得、1つまたは複数のPRSリソースID、PRSリソースセットID、TRP ID、セルID、SL-PRS ID、UE ID、SIM、またはそれらの任意の組合せに基づいて識別され得る。
【0079】
[0091]図5は、例として、基地局110a、110b、110c、110dからUE105および106への、UE106によって測定されたDL PRSとUE105からUE106へのSL-PRSとを使用した密に接続されたワイヤレスネットワーク環境におけるUE105および106のための別の共同測位セッション500を示す。図5は、図4と同様であるが、増加した密度のPRSを有する。比較的疎な接続を示す図4とは異なり、図5は、各基地局からのPRSを測定する各UE105および106を示し、たとえば、基地局110a、110b、110c、110dからのDL PRS502、506、510、および514がUE106によって測定され、基地局110a、110b、110c、110dからのDL PRS504、508、512、および516がUE105によって測定される。
【0080】
[0092]図5でわかるように、UE105およびUE106は、PRSの実質的に同じセットを測定する。したがって、図5中のUE105および106は、PRSの共通セットを測定する。PRSの共通セットは、UEのグループ、たとえば、図5中のUE105および106が同じPRSセッションにわたって測定を行うように推奨または示唆または要求されるPRSのセットを指す。
【0081】
[0093]SL-PRS518は、PRSのアンカーセット中に必ずとは限らないが含まれ得る。たとえば、UEのための前の位置決定に基づいてまたは同じサービングセルを共有するなど、UEのワイヤレス接続に基づいて決定され得るUE105および106が互いの極近傍にある場合、サイドリンクチャネルが、UE105と106との間に確立され得、サイドリンク支援型の測位が測位セッションにおいて使用され得る。
【0082】
[0094]UE105および106は、互いに近接しているとき、同様の環境を有し、それらが共に、環境内の同じPRSを測定し得ることと、同様の「良好な」PRS、すなわち、良好な信号対干渉雑音比(SINR)、良好な見通し線(LOS)条件などをもつPRSを発見し得ることとを示し得る。共同測位セッション中にUEによる測定のためのPRSの共通セットを定義することによって、UEは、PRSの共通セット中のすべてのPRSを測定し、ロケーションサーバのためのロケーション情報報告中にこれらの測定値を含み、接続の増加した密度、したがって、改善された測位の精度を生じ得る。
【0083】
[0095]いくつかの実装形態では、ロケーションサーバ、たとえば、LMF120は、共同測位セッション中に測定し、ロケーション情報報告中に含めるためにPRSの共通セットを選択し、それをすべてのUEに割り当て得る。いくつかの実装形態では、共同測位セッション中の1つまたは複数のUEは、測定され、ロケーション情報報告中に含まれることになるPRSの共通のアンカーセットを選択し得る。
【0084】
[0096]図6は、UE105および106によって測定され、報告されることになるPRSの共通セットを使用するUE1 105およびUE2 106のための共同測位セッション中に図1に示された通信システム100の構成要素の間で送られる様々なメッセージを示すシグナリングフロー600である。図6におけるPRSの共通セットは、ロケーションサーバ、たとえば、LMF120によって選択されUEに与えられる。UE105および106は、UE105および106が(gNB110または基地局110と総称されることがある)共通の基地局、たとえば、サービングgNB110a、gNB110b、およびgNB110cからDL PRSを受信し、測定するネットワークベースの測位を実施するように構成され得る。いくつかの実装形態では、UE105および106は、SL-PRSを送信および/または受信し、ロケーションサーバ120に報告することによってサイドリンク支援型の測位を実施するようにさらに構成され得る。図6に示されているシグナリングフロー600における共同測位セッション中に、追加のまたはより少ないメッセージが、交換され得、またはメッセージの順序が変更され得る。たとえば、いくつかの実装形態では、UE105および106は、追加または代替として、基地局110によって受信され、ロケーションサーバ120に報告されるUL PRSを送信し得る。さらに、いくつかのメッセージが、組み合わされ、たとえば、複数のノードにブロードキャストされ得るか、または除去され得る。ロケーションサーバ120からUE105および106へのロケーション情報についての要求またはgNB110によって測定されることになるUE105および106によるUL PRS送信を可能にすることを求める要求などの追加のメッセージが送信され得る。シグナリングフロー600では、UE105および106ならびにロケーションサーバ120は、上記で言及されたLPP測位プロトコルを使用して通信すると仮定されるが、NPPまたはLPPとNPPとの組合せ、またはNRPPaなど、他の将来のプロトコルの使用も可能である。
【0085】
[0097]段階1および2において、それぞれ、UE105およびUE106ならびにロケーションサーバ120は、LPPまたはNRPPa測位プロトコルを使用し得る能力転送を実施する。たとえば、ロケーションサーバ120は、たとえば、UEに能力を要求するためにUE105および106に能力要求メッセージを送り得、UE105および106は、たとえば、UE105および106がサイドリンク支援型の測位のための能力を示し得る能力提供メッセージをロケーションサーバ120に戻す。
【0086】
[0098]段階3において、ロケーションサーバ120は、共同測位のためのUEのグループを選択し得る。たとえば、ロケーションサーバ120は、UEの近接度とUEのための位置情報についての要求をほぼ同時に受信することとに基づいて共同測位のためのUEを選択し得る。ロケーションサーバ120は、たとえば、ロケーションサーバ120によって決定されるまたは1つもしくは複数のUE105および106によって報告されるUE105および106の前の位置推定値に基づいて、またはUE105および106がサイドリンク接続をすでに有するのかどうかまたはUE105および106が同じサービング基地局110aを使用しているのかどうか、これは、前のメッセージから決定され得る、に基づいてUE105および106が近接しているのかどうかを決定し得る。ロケーションサーバ120は、たとえば、UEの能力と近接度とに基づいてサイドリンク支援型の測位が共同測位セッション中に使用され得るのかどうかをさらに決定し得る。
【0087】
[0099]段階4において、ロケーションサーバ120は、共同測位セッション中の各UE(UE105および106)が測定し、報告しなければならないPRSの共通セットSを選択する。PRSの共通セットSは、DL PRS、UL-PRS、RTT、SL-PRS、またはそれらの組合せを含み得る。UE105および106は、異なるロケーションを有し得、異なるLOS経路条件を有し得るので、同じTRPからの同じPRSリソースを測定するように各UEに要求することは適切でないことがある。したがって、PRSの共通セットSは、PRSリソースID、PRSリソースセットID、TRP ID、セルID、SL-PRS ID、UE ID、加入者識別モジュール(SIM)、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数のリストを含み得る。
【0088】
[0100]ロケーションサーバ120は、様々なファクタに基づいてPRSの共通セットSを選択し得る。たとえば、ロケーションサーバ120は、たとえば、UEの前に決定された位置またはUEのためのセル情報(たとえば、すべてのUEが同じサービング基地局に取り付けられる)などに基づいて共同測位セッション中にUEのグループのための概算推定値を決定し得、UEのグループの推定されたロケーションに基づいてPRSの共通セットSを決定し得る。別の例では、UE105および106のうちの1つまたは複数は、たとえば、能力転送などのメッセージまたは支援データ要求メッセージ(図示せず)またはロケーションサーバ120への他のタイプのメッセージ中にPRSの共通セットSのための推奨をロケーションサーバ120に与え得、ロケーションサーバ120は、PRSの共通セットS中に含むためのDL PRS、UL-PRS、RTT、SL-PRS、またはそれらの組合せを決定する。別の例では、ロケーションサーバ120は、1つまたは複数のUE105および106の位置の事前推定値を含むロケーション測定報告を1つまたは複数のUE105および106から受信し得、ロケーションサーバ120は、UEから受信されたUEの位置の事前推定値に基づいてPRSの共通セットSを決定し得る。
【0089】
[0101]随意の段階5Aにおいて、ロケーションサーバ120は、gNB1 110a、gNB2 110b、およびgNB3 110cとして示される各基地局110と、PRSの共通セットS中に含まれるUE1 105のためのPRS構成をスケジュール(または再スケジュール)し得る。いくつかの実装形態では、PRSは、すでに構成されている可能性があり、ロケーションサーバ120は、すでに構成されたPRSに基づいて共通のPRSセットを選択し得、その場合、段階5Aは必要ない。PRS構成は、少なくともPRSの共通セットSを含むが、いくつかの実装形態では、すべてのUEのための共通セットS中にないことがある追加のPRS構成を含み得る。たとえば、PRSの共通セットSに加えて、ロケーションサーバ120は、1つまたは複数の追加の基地局(図示せず)と、UE2 106によって測定されないことになるUE1 105のためのPRS構成をスケジュールし得る。ロケーションサーバ120は、PRSの共通セットS中に含まれる場合、UEから送信されたUL PRSの測定をさらにスケジュールし得る。
【0090】
[0102]随意の段階5Bにおいて、ロケーションサーバ120は、gNB1 110a、gNB2 110b、およびgNB3 110cとして示される各基地局110と、PRSの共通セットS中に含まれるUE2 106のためのPRS構成をスケジュール(または再スケジュール)し得る。いくつかの実装形態では、段階5Bは、段階5Aと組み合わされ得る。さらに、いくつかの実装形態では、PRSは、すでに構成されている可能性があり、ロケーションサーバ120は、すでに構成されたPRSに基づいて共通のPRSセットを選択し得、その場合、段階5Bは必要ない。PRS構成は、PRSの少なくとも共通セットSを含むが、いくつかの実装形態では、すべてのUEのための共通セットS中にないことがある追加のPRS構成を含み得る。たとえば、PRSの共通セットSに加えて、ロケーションサーバ120は、UE1 105によって測定されないことになるUE2 106のためのPRS構成を1つまたは複数の追加の基地局(図示せず)と、スケジュールし得る。ロケーションサーバ120は、PRSの共通セットS中に含まれる場合、UEから送信されたUL PRSの測定をさらにスケジュールし得る。
【0091】
[0103]段階6Aおよび6Bにおいて、ロケーションサーバ120は、それぞれ、UE1 105およびUE2 106に支援データを送り得る。支援データは、たとえば、PRSの共通セットS中に含まれ得る複数のDL PRS、UL PRS、SL PRS、またはそれらの組合せのための測定のために利用可能であり得るPRSのための構成情報を含み得る。いくつかの実装形態では、追加のPRSが支援データ中に含まれ得る。例として、PRSの共通セットSのための構成情報DL PRSは、DL PRS構成を定義するために使用され得るNR-DL-PRS-Config情報要素(IE)を示す抽象構文表記法1(ASN.1)の断片を示す表1に示されるように支援データ中に構成され得る。
【0092】
【表1】
【0093】
[0104]段階7において、ロケーションサーバ120は、ロケーション測定のための要求を含み得、測定されるPRSの少なくとも共通セットSの指示を含み得る測定要求などのメッセージをUE1 105に送る。いくつかの実装形態では、指示は、たとえば、PRSの共通セットS中のPRSのための識別子であり得る。いくつかの実装形態では、指示は、PRSの共通セット中のPRSを含むインデックスへの参照であり得る。PRSの共通セットSは、所望される場合他の方法で示され得る。いくつかの実装形態では、PRSの共通セットSの指示または識別情報は、段階6A中の支援データメッセージ中でまたは異なるタイプのメッセージ中でなど測定要求メッセージ以外のメッセージ中に与えられ得る。
【0094】
[0105]段階8において、段階7と同様に、ロケーションサーバ120は、ロケーション測定のための要求を含み得、測定されるPRSの少なくとも共通セットSの指示を含み得る測定要求などのメッセージをUE2 106に送る。いくつかの実装形態では、指示は、たとえば、PRSの共通セットS中のPRSのための識別子であり得る。いくつかの実装形態では、指示は、PRSの共通セット中のPRSを含むインデックスへの参照であり得る。PRSの共通セットSは、所望される場合他の方法で示され得る。いくつかの実装形態では、PRSの共通セットSの指示または識別情報は、段階6B中の支援データメッセージ中でまたは異なるタイプのメッセージ中でなど測定要求メッセージ以外のメッセージ中で与えられ得る。
【0095】
[0106]段階9において、PRSが送信され、たとえば、gNB110が、ロケーションサーバ120によって構成されたDL PRSをブロードキャストし得、UE1 105とUE2 106とが、ロケーションサーバ120によって構成されたUL PRSをブロードキャストし得、または、たとえば、RTTの場合その両方が行われ得る。
【0096】
[0107]段階10において、段階10A、10B、および10Cで示されるように、PRSの共通セットSからの受信されたPRSが測定され、たとえば、段階10Aおよび10Bによって示されるように、それぞれ、UE1 105およびUE2 106がPRSの共通セットSからの受信されたDL PRSを測定し(存在する場合)、段階10Cによって示されるように、gNB110がPRSの共通セットからの受信されたUL PRSを測定する(存在する場合)。測定は、たとえば、TOA、Rx-Tx、RTTなどのタイミングベースの測定、AoAなどの角度ベースの測定、またはRSRPなどの電力ベースの測定であり得る。
【0097】
[0108]段階11において、サイドライン支援型の測位が測位セッションにおいて使用される場合、UE105と106との一方または両方がSL-PRSを送信し得る。図6に示されているように、UE1 105は、UE2 106にSL-PRSを送信し、UE2 106は、UE1 105にSL-PRSを送信するが、いくつかの実装形態では、UEのうちのただ1つしか、SL-PRSを送信しないことがある。
【0098】
[0109]段階12Aおよび12Bにおいて、それぞれ、UE1 105およびUE2 106は、PRSの共通セットS中に含まれる場合、段階11において送信された受信されたSL-PRSを測定する。測定は、たとえば、TOA、Rx-Txなどのタイミングベースの測定、AoAなどの角度ベースの測定、またはRSRPなどの電力ベースの測定であり得る。いくつかの実装形態では、DL PRSが送信され、測定される前にSL-PRSが送信され、測定され得、たとえば、段階9、10Aおよび10Bの前に段階11、12Aおよび12Bが実施され得ることを理解されたい。
【0099】
[0110]段階13において、UE1 105は、段階10Aおよび12A中に取得された測位測定値を含む測位情報報告をロケーションサーバ120に送信する。
【0100】
[0111]段階14において、UE2 106は、段階10Bおよび12B中に取得された測位測定値を含む測位情報報告をロケーションサーバ120に送信する。
【0101】
[0112]段階15において、gNB110は、もしあれば、段階10C中に取得された測位測定値を含む測位情報報告をロケーションサーバ120に送信する。
【0102】
[0113]段階16において、ロケーションサーバ120は、たとえば、マルチRTT、TDOA、二重差動RTT、二重差動TDOA、および多辺測位、複数のAoAの交差点などを使用してgNB110の知られている位置とともに段階13、14および15において受信された測定応答に基づいてUE1 105およびUE2 106のロケーションを共同で決定する。ロケーションサーバ120は、UE105および106にまたは要求元外部クライアント(図示せず)にロケーションを送り得る。
【0103】
[0114]図7は、UE105および106のうちの1つまたは複数によって選択される、UE105および106によって測定され、報告されることになるPRSの共通セットを使用するUE1 105およびUE2 106のための共同測位セッション中に図1に示された通信システム100の構成要素の間で送られる様々なメッセージを示すシグナリングフロー700である。図6に示されているシグナリングフロー600中の共同測位セッションと同様に、UE105および106は、UE105および106が(gNB110または基地局110と総称されることがある)いくつかの基地局の共通セット、たとえば、サービングgNB110a、gNB110b、およびgNB110cからDL PRSを受信し、測定するネットワークベースの測位を実施するように構成され得る。いくつかの実装形態では、UE105および106は、SL-PRSを送信および/または受信し、ロケーションサーバ120に報告することによってサイドリンク支援型の測位を実施するようにさらに構成され得る。図7に示されているシグナリングフロー700における共同測位セッション中に、追加のまたはより少ないメッセージが、交換され得、またはメッセージの順序が変更され得る。たとえば、いくつかの実装形態では、UE105および106は、追加または代替として、基地局110によって受信され、ロケーションサーバ120に報告されるUL PRSを送信し得る。さらに、いくつかのメッセージが、組み合わされ、たとえば、複数のノードにブロードキャストされ得るか、または除去され得る。ロケーションサーバ120からUE105および106へのロケーション情報についての要求またはgNB110によって測定されることになるUE105および106によるUL PRS送信を可能にすることを求める要求などの追加のメッセージが送信され得る。シグナリングフロー700では、UE105および106ならびにロケーションサーバ120は、上記で言及されたLPP測位プロトコルを使用して通信すると仮定されるが、NPPまたはLPPとNPPとの組合せ、またはNRPPaなど、他の将来のプロトコルの使用も、可能である。
【0104】
[0115]段階1および2において、それぞれ、UE105およびUE106ならびにロケーションサーバ120は、LPPまたはNRPPa測位プロトコルを使用し得る能力転送を実施する。たとえば、ロケーションサーバ120は、たとえば、UEに能力を要求するためにUE105および106に能力要求メッセージを送り得、UE105および106は、たとえば、UE105および106がサイドリンク支援型の測位のための能力を示し得る能力提供メッセージをロケーションサーバ120に戻す。
【0105】
[0116]段階3において、ロケーションサーバ120は、共同測位のためのUEのグループを選択し得る。たとえば、ロケーションサーバ120は、UEの近接度とUEのための位置情報についての要求をほぼ同時に受信することとに基づいて共同測位のためのUEを選択し得る。ロケーションサーバ120は、たとえば、ロケーションサーバ120によって決定されるまたは1つもしくは複数のUE105および106によって報告されるUE105および106の前の位置推定値に基づいて、またはUE105および106がサイドリンク接続をすでに有するのかどうかまたはUE105および106が同じサービング基地局110aを使用しているのかどうか、これは、前のメッセージから決定され得る、に基づいてUE105および106が近接しているのかどうかを決定し得る。ロケーションサーバ120は、たとえば、UEの能力と近接度とに基づいてサイドリンク支援型の測位が共同測位セッション中に使用され得るのかどうかをさらに決定し得る。
【0106】
[0117](単一の段階に組み合わされ得る)随意の段階4Aおよび4Bにおいて、ロケーションサーバ120は、たとえば、gNB1 110a、gNB2 110b、およびgNB3 110cとして示される基地局110のグループと、それぞれ、UE1 105およびUE2 106のためのPRS構成をスケジュールし得る。いくつかの実装形態では、たとえば、PRSが周期的であり、ブロードキャストされている場合、PRSが、変更されないことがあるが、PRSが、オンデマンドであるか、または非周期的である場合、段階4Aおよび4Bが実施され得る。
【0107】
[0118]段階5Aおよび5Bにおいて、ロケーションサーバ120は、それぞれ、UE1 105およびUE2 106に支援データを送り得る。支援データは、たとえば、複数のDL PRS、UL PRS、SL PRS、またはそれらの組合せのための測定のために利用可能であり得るPRSのための構成情報を含み得る。
【0108】
[0119]段階6において、ロケーションサーバ120は、UE1が共同測位セッション中に含まれることを示し得、他のUE、たとえば、UE2 106を識別し得る測定要求などのメッセージをUE1 105に送る。測定要求は、共同測位セッション中のUEのうちの1つまたは複数がPRSの共通セットSを決定することになっていることを示し得る。いくつかの実装形態では、段階6におけるメッセージは、UE1 105による測定のために利用可能であり、PRSの共通セット中に含まれ得るPRSを示し得る。いくつかの実装形態では、指示は、たとえば、測定のために利用可能であるPRSのための識別子であり得る。いくつかの実装形態では、指示は、利用可能であるPRSを含むインデックスへの参照であり得る。PRSの共通セットSは、所望される場合他の方法で示され得る。いくつかの実装形態では、ロケーションサーバ120は、UEがグループ測位セッション中に含まれることを示し得、段階5Aの支援データメッセージ中でなど異なるメッセージ中で利用可能なPRSの指示を与え得る。
【0109】
[0120]段階7において、ロケーションサーバ120は、UE2が共同測位セッション中に含まれることを示し得、他のUE、たとえば、UE1 105を識別し得る測定要求などのメッセージをUE2 106に送る。測定要求は、共同測位セッション中のUEのうちの1つまたは複数がPRSの共通セットSを決定することになっていることを示し得る。いくつかの実装形態では、段階6におけるメッセージは、UE2 106による測定のために利用可能であり、PRSの共通セット中に含まれ得るPRSを示し得る。いくつかの実装形態では、指示は、たとえば、測定のために利用可能であるPRSのための識別子であり得る。いくつかの実装形態では、指示は、利用可能であるPRSを含むインデックスへの参照であり得る。PRSの共通セットSは、所望される場合他の方法で示され得る。いくつかの実装形態では、ロケーションサーバ120は、UEがグループ測位セッション中に含まれることを示し得、段階5Bの支援データメッセージ中でなど異なるメッセージ中で利用可能なPRSの指示を与え得る。
【0110】
[0121]段階8において、UE105および106は、共同測位セッション中の各UE(UE105および106)が測定し、報告しなければならないPRSの推奨された共通セットSを決定し得る。PRSの共通セットSは、DL PRS、UL-PRS、RTT、SL-PRS、またはそれらの組合せを含み得る。PRSの共通セットSは、PRSリソースID、PRSリソースセットID、TRP ID、セルID、SL-PRS ID、UE ID、加入者識別モジュール(SIM)、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数のリストを含み得る。
【0111】
[0122]UE105および106は、たとえば、(ユニキャスト、ブロードキャスト、マルチキャストによる)グループ中の他のUEとのサイドリンク通信を介してPRSの共通セットSを決定し得る。たとえば、UE105および106は、それらが共同測位のためのグループ中に含まれることと、グループ中で他のUEの識別情報とを決定すると、UE105および106のうちの1つまたは複数は、サイドリンク通信を開始し得る。PRSの共通セットSは、状態6および7中で受信されたメッセージ中に与えられるPRSに基づいてUE105および106によって選定され得る。一実装形態では、UEのうちの1つ、たとえば、UE105は、制御UEとして働き、グループ中に含まれるそれぞれの他のUEから、たとえば、UE106からPRSの推奨されるセットを収集し得る。他のUEからのPRSの受信された推奨されるセットに基づいて、制御UE105は、共同測位において使用されるべきUEのためのPRSの共通セットSを決定し得る。制御UE105は、(たとえば、段階9において)ロケーションサーバ120にPRSの共通セットSを送り、グループ中の他のUEにPRSの共通セットSを分配する。別の実装形態では、UE105および106は、PRSの共通セットSについてのコンセンサスに到達するまで、たとえば、複数の反復中に互いにPRSの推奨されるセットを送り得る。たとえば、UEは、(たとえば、UE1からUE2へ、次いで、UE3(図示せず)へ、戻ってUE1へなどの)ラウンドロビンプロシージャで、または(たとえば、UE2およびUE3(図示せず)からPRSの共通セットSを協調し、決定し得るUE1への)分散投票(distributed voting)プロシージャでPRSの推奨される共通セットSを分配し得る。たとえば、PRSの共通セットS中のすべての要素は、グループ中の各UEをポーリングすることによってまたはコンセンサスに到達するまでPRSのセットの要素ごとに各UEが投票し、他のUEと投票を共有することによって個々に選択され得る。PRSの共通セットSについての同意に到達すると、1つまたは複数のUE、たとえば、UE105は、(たとえば、段階9において)ロケーションサーバ120にPRSの共通セットSを送り、グループ中の他のUEにPRSの共通セットSを分配し得る。
【0112】
[0123]段階9において、UE105は、たとえば、ロケーションサーバ120に段階8において決定されたPRSの共通セットSの指示を送り得る。PRSの共通セットSの指示は、たとえば、PRSの共通セットS中に含まれるPRSのための識別子であり得る。いくつかの実装形態では、利用可能であるPRSを含むインデックスへの参照など別のタイプの指示が使用され得る。
【0113】
[0124](単一の段階に組み合わされ得る)随意の段階10および11において、ロケーションサーバ120は、段階9において1つまたは複数のUEから受信されたPRSの共通セットSに基づいて、たとえば、gNB1 110a、gNB2 110b、およびgNB3 110cとして示される基地局110のグループと、それぞれ、UE1 105およびUE2 106のためのPRS構成を再スケジュールし得る。段階4Aおよび4Bの場合と同様に、いくつかの実装形態では、たとえば、PRSが周期的であり、ブロードキャストされている場合、PRSが、変更されないことがあるが、PRSが、オンデマンドであるか、または非周期的である場合、段階10および11が実施され得る。ロケーションサーバ120は、PRSの共通セットS中に含まれる場合、UEから送信されたUL PRSの測定をさらにスケジュールし得る。
【0114】
[0125]段階12において、PRSが送信され、たとえば、gNB110が、ロケーションサーバ120によって構成されたDL PRSをブロードキャストし、UE1 105とUE2 106とが、ロケーションサーバ120によって構成されたUL PRSをブロードキャストし得、または、たとえば、RTTのためにその両方が行われ得る。
【0115】
[0126]段階13において、段階13A、13B、および段階13Cで示されるように、PRSの共通セットSからの受信されたPRSが測定され、たとえば、段階13Aおよび13Bによって示されるように、それぞれ、UE1 105およびUE2 106がPRSの共通セットSからの受信されたDL PRSを測定し(存在する場合)、段階13Cに示されるように、gNB110がPRSの共通セットからの受信されたUL PRSを測定する(存在する場合)。測定は、たとえば、TOA、Rx-Tx、RTTなどのタイミングベースの測定、AoAなどの角度ベースの測定、またはRSRPなどの電力ベースの測定であり得る。
【0116】
[0127]段階14において、サイドライン支援型の測位が測位セッションにおいて使用される場合、UE105と106との一方または両方がSL-PRSを送信し得る。図6に示されているように、UE1 105は、UE2 106にSL-PRSを送信し、UE2 106は、UE1 105にSL-PRSを送信するが、いくつかの実装形態では、UEのうちのただ1つしか、SL-PRSを送信しないことがある。
【0117】
[0128]段階15Aおよび15Bにおいて、それぞれ、UE1 105およびUE2 106は、PRSの共通セットS中に含まれる場合、段階14において送信された受信されたSL-PRSを測定する。測定は、たとえば、TOA、Rx-Txなどのタイミングベースの測定、AoAなどの角度ベースの測定、またはRSRPなどの電力ベースの測定であり得る。いくつかの実装形態では、DL PRSが送信され、測定される前にSL-PRSが送信され、測定され得、たとえば、段階12、13Aおよび13Bの前に段階14、15Aおよび15Bが実施され得ることを理解されたい。
【0118】
[0129]段階16において、UE1 105は、段階13Aおよび15A中に取得された測位測定値を含む測位情報報告をロケーションサーバ120に送信する。
【0119】
[0130]段階17において、UE2 106は、段階13Bおよび15B中に取得された測位測定値を含む測位情報報告をロケーションサーバ120に送信する。
【0120】
[0131]段階18において、gNB110は、もしあれば、段階13C中に取得された測位測定値を含む測位情報報告をロケーションサーバ120に送信する。
【0121】
[0132]段階19において、ロケーションサーバ120は、たとえば、マルチRTT、TDOA、二重差動RTT、二重差動TDOA、および多辺測位、複数のAoAの交差点などを使用してgNB110の知られている位置とともに段階16、17および18において受信された測定応答に基づいてUE1 105およびUE2 106のロケーションを共同で決定する。ロケーションサーバ120は、UE105および106にまたは要求元外部クライアント(図示せず)にロケーションを送り得る。
【0122】
[0133]図8は、開示される実装形態に整合する方式で、UEのグループ中の各UEによって測定され、報告されるPRSの選択された共通セットに基づいて、いくつかの実装形態では、サイドリンク支援型の測位を使用してそれ自体を含むUEのグループの共同測位をサポートすることが可能であるUE105またはUE106であり得るUE800のハードウェア実装形態のいくつかの例示的な特徴を示す概略ブロック図を示す。PRSの共通セットは、たとえば、DL PRS、UL-PRS、RTT、SL-PRS、またはそれらの組合せを含み得る。UE800は、たとえば、非一時的コンピュータ可読媒体820およびメモリ804への1つまたは複数の接続806(たとえば、バス、回線、ファイバー、リンクなど)に動作可能に結合され得る、1つまたは複数のプロセッサ802、メモリ804、センサユニット816、トランシーバ810(たとえば、ワイヤレスネットワークインターフェース)などのハードウェア構成要素を含む。UE800は、たとえば、ディスプレイ、ユーザがUEとインターフェースし得るディスプレイ上の仮想キーパッドなどのキーパッドもしくは他の入力デバイス、または衛星測位システム受信機を含み得るユーザインターフェースなどの、図示されていない追加のアイテムをさらに含み得る。いくつかの例示的な実装形態では、UE800の全部または一部は、チップセットなどの形態をとり得る。
【0123】
[0134]トランシーバ810は、たとえば、1つまたは複数のタイプのワイヤレス通信ネットワークを介して1つまたは複数の信号を送信することを可能にされる送信機812と、1つまたは複数のタイプのワイヤレス通信ネットワークを介して送信された1つまたは複数の信号を受信するための受信機814とを含み得る。いくつかの実施形態では、UE800は、内部にあることも外部にあることもあるアンテナ811を含み得る。UEアンテナ811は、トランシーバ810によって処理される信号を送信および/または受信するために使用され得る。いくつかの実施形態では、UEアンテナ811は、トランシーバ810に結合され得る。いくつかの実施形態では、UE800によって受信された(送信された)信号の測定は、UEアンテナ811とトランシーバ810との接続のポイントにおいて実施され得る。たとえば、受信された(送信された)RF信号測定のための基準の測定ポイントは、受信機814(送信機812)の入力(出力)端子およびUEアンテナ811の出力(入力)端子であり得る。複数のアンテナまたはアンテナアレイを含むアンテナ811をもつUE800では、アンテナコネクタは、複数のUEのアンテナの集約出力(入力)を表す仮想ポイントと見なされ得る。複数のアンテナまたはアンテナアレイにおける受信された信号の位相差が、アンテナアレイに対する信号のAoAを決定するために使用され得、これは、UE800の知られている配向に基づいてローカルまたはグローバル基準フレームにコンバートされ得る。いくつかの実施形態では、UE800は、タイミング測定値、角度測定値、または信号強度測定値を含む受信信号を測定し得、未加工の測定値は、1つまたは複数のプロセッサ802によって処理され得る。
【0124】
[0135]センサユニット816は、たとえば、1つもしくは複数の慣性センサ、1つもしくは複数の磁力計、1つもしくは複数の環境センサ、1つもしくは複数の光センサ、1つもしくは複数の重みセンサ、および/または1つもしくは複数の高周波(RF)センサなどの様々なタイプのセンサのうちの1つまたは複数を備え得る。たとえば、センサユニット816は、(たとえば、3次元のUE800の加速に集合的に応答する)1つもしくは複数の加速度計ならびに/または1つもしくは複数のジャイロスコープ(たとえば、3次元ジャイロスコープ)、(たとえば、磁北および/もしくは真北に対する)配向を決定するための1つもしくは複数の磁力計(たとえば、3次元磁力計)、1つもしくは複数の温度センサ、1つもしくは複数の気圧センサ、1つもしくは複数の周辺光センサ、1つもしくは複数のカメライメージャ、ならびに/または1つもしくは複数のマイクロフォンなどを含み得る。センサ816は、その指示がメモリ804に記憶され、たとえば、測位および/またはナビゲーション動作を対象とするアプリケーションなどの1つまたは複数のアプリケーションをサポートする処理ユニット802によって処理され得る、アナログ信号および/またはデジタル信号を生成し得る。センサユニット816は、相対的なロケーション測定、相対的なロケーション決定、動き決定などにおいて使用され得る。センサユニット816によって検出される情報は、動き検出、相対的な変位、デッドレコニング、センサベースのロケーション決定、および/またはセンサ支援型のロケーション決定のために使用され得る。センサユニット816は、たとえば、アンカーUE800の配向を決定するのに有用であり得る。UE800の配向は、ターゲットUE106から受信されたサイドリンク通信信号のAoAをローカルまたはグローバル基準フレームにコンバートするために使用され得る。
【0125】
[0136]1つまたは複数のプロセッサ802は、ハードウェアとファームウェアとソフトウェアとの組合せを使用して実装され得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ802は、媒体820および/またはメモリ804など、非一時的コンピュータ可読媒体上に、1つまたは複数の命令またはプログラムコード808を実装することによって、本明細書で説明される機能を実施するように構成され得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のプロセッサ802は、UE800の動作に関係するデータ信号計算プロシージャまたはプロセスの少なくとも一部分を実施するように構成可能な1つまたは複数の回路を表し得る。
【0126】
[0137]媒体820および/またはメモリ804は、命令またはプログラムコード808を記憶し得、命令またはプログラムコード808は、1つまたは複数のプロセッサ802によって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサ802に、本明細書で開示される技法を実施するようにプログラムされた専用コンピュータとして動作させる、実行可能コードまたはソフトウェア命令を含んでいる。UE800に示されているように、媒体820および/またはメモリ804は、本明細書で説明される方法を実施するために1つまたは複数のプロセッサ802によって実装され得る1つまたは複数の構成要素またはモジュールを含み得る。構成要素またはモジュールは、1つまたは複数のプロセッサ802によって実行可能である媒体820中のソフトウェアとして示されているが、構成要素またはモジュールは、メモリ804に記憶され得るか、あるいは1つまたは複数のプロセッサ802中またはプロセッサ外のいずれかの専用ハードウェアであり得ることを理解されたい。
【0127】
[0138]いくつかのソフトウェアモジュールおよびデータテーブルが、媒体820および/またはメモリ804中に常駐し、本明細書で説明される通信と機能の両方を管理するために、1つまたは複数のプロセッサ802によって利用され得る。UE800に示されているように媒体820および/またはメモリ804のコンテンツの編成は例にすぎず、したがって、モジュールおよび/またはデータ構造の機能は、UE800の実装形態に応じて様々な方法で組み合わせられ、分離され、および/または構造化され得ることを諒解されたい。
【0128】
[0139]媒体820および/またはメモリ804は、1つまたは複数のプロセッサ802によって実装されたとき、複数のUEの共同測位のために複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つもしくは複数の基地局からのDL PRS、UEからのSL-PRS、またはそれらの組合せを含むPRSの共通セットを決定するように1つまたは複数のプロセッサ802を構成する共通PRSユニット822を含み得る。PRSの共通セットは、PRS ID、PRSリソースセットID、TRP ID、セルID、SL-PRS ID、UE ID、SIM、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を含み得る。1つまたは複数のプロセッサ802は、ワイヤレストランシーバ810を介して、ロケーションサーバまたは別のUEとの間でPRSの共通セットの指示を送信または受信するように構成され得る。指示は、たとえば、PRSの識別子であり得るか、またはPRSを含む1つもしくは複数のインデックスへの参照であり得る。一実装形態では、1つまたは複数のプロセッサ802は、ワイヤレストランシーバ810を介して、複数のUEの識別情報と複数のUEが共同測位セッション中に含まれるという指示とをロケーションサーバから受信するように構成され得る。1つまたは複数のプロセッサ802は、ワイヤレストランシーバ810を介して、測定のために利用可能であり、PRSの共通セット中に含まれ得るDL PRS、UL-PRS、RTT、SL-PRS、またはそれらの組合せのための構成情報を少なくとも1つの他のUEから受信することと、DL PRS、UL-PRS、RTT、SL-PRS、またはそれらの組合せのどれが相応してPRSの共通セット中に含まれるのかを決定することと、ワイヤレストランシーバ810を介して、それぞれの他のUEにPRSの共通セットの指示を送ることとを行うように構成され得る。1つまたは複数のプロセッサ802は、少なくとも1つの他のUEに、ワイヤレストランシーバ810を介して、PRSの共通セット中に含まれることになるDL PRS、UL-PRS、RTT、SL-PRS、またはそれらの組合せのための推奨を送ることと、少なくとも1つの他のUEから、ワイヤレストランシーバ810を介して、PRSの共通セット中に含まれることになるDL PRS、UL-PRS、RTT、SL-PRS、またはそれらの組合せのための推奨を受信することと、ここにおいて、PRSの共通セットは、複数のUEのコンセンサスによって決定される、を行うように構成され得る。別の実装形態では、1つまたは複数のプロセッサ802は、ワイヤレストランシーバ810を介して、PRSの共通セットを選択するロケーションサーバにDL PRS、UL-PRS、RTT、SL-PRS、またはそれらの組合せのための推奨を送ることと、ワイヤレストランシーバ810を介してロケーションサーバからPRSの共通セットの指示を受信することとを行うように構成され得る。
【0129】
[0140]媒体820および/またはメモリ804は、1つまたは複数のプロセッサ802によって実装されたとき、ワイヤレストランシーバ810を介して、測定要求および/または支援データなどのメッセージをロケーションサーバから受信するように1つまたは複数のプロセッサ802を構成するメッセージユニット824を含み得る。いくつかの実装形態では、メッセージは、PRSの識別子またはPRSを識別する1つもしくは複数のインデックスへの参照など、測定されることになるPRSの共通セットの指示を含み得る。いくつかの実装形態では、メッセージは、PRSの共通セットが1つまたは複数のUEによって選択され得る複数のDL PRS、複数のSL-PRS、またはそれらの組合せのための構成情報を備え得る。メッセージは、複数のUEの識別情報と複数のUEが共同測位セッション中に含まれるという指示とをさらに含み得る。
【0130】
[0141]媒体820および/またはメモリ804は、1つまたは複数のプロセッサ802によって実装されたとき、ワイヤレストランシーバ810を介して、PRSの共通セットからDL PRS、UL-PRS、RTT、SL-PRS、またはそれらの組合せの測位測定を実施するように1つまたは複数のプロセッサ802を構成する測位測定ユニット826を含み得る。測位測定は、たとえば、TOA、Rx-Tx、RTTなどのタイミング測定、AoAなどの角度測定、RSRPなどの電力測定、またはそれらの組合せであり得る。
【0131】
[0142]媒体820および/またはメモリ804は、1つまたは複数のプロセッサ802によって実装されたとき、ワイヤレストランシーバ810を介して、DL PRS、UL-PRS、RTT、SL-PRS、またはそれらの組合せの測位測定を備えるロケーション情報報告をロケーションサーバに送るように1つまたは複数のプロセッサ802を構成する報告ユニット828を含み得る。
【0132】
[0143]媒体820および/またはメモリ804は、1つまたは複数のプロセッサ802によって実装されたとき、ワイヤレストランシーバ810を介して、他のUEの位置と共同でロケーションサーバによって決定されたUEのための位置推定値をロケーションサーバから受信するように1つまたは複数のプロセッサ802を構成する位置ユニット830を含み得る。
【0133】
[0144]本明細書で説明される方法は、適用例に応じて様々な手段によって実装され得る。たとえば、これらの方法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ハードウェア実装の場合、1つまたは複数のプロセッサ802は、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明される機能を実施するように設計された他の電子ユニット、またはそれらの組合せの内部に実装され得る。
【0134】
[0145]ファームウェアおよび/またはソフトウェア実装の場合、方法は、本明細書で説明される機能を実施するモジュール(たとえば、プロシージャ、関数など)を用いて実装され得る。命令を有形に具現化するいかなる機械可読媒体も、本明細書で説明される方法を実装する際に使用され得る。たとえば、ソフトウェアコードは、メモリに記憶され、1つまたは複数のプロセッサユニットによって実行され、プロセッサユニットに、本明細書で開示されるアルゴリズムを実施するようにプログラムされた専用コンピュータとして動作させ得る。メモリは、1つまたは複数のプロセッサ内に、または1つまたは複数のプロセッサの外部に実装され得る。本明細書で使用される「メモリ」という用語は、長期メモリ、短期メモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、または他のメモリのいずれかのタイプを指し、メモリの特定のタイプまたはメモリの数、あるいはメモリが記憶される媒体のタイプに限定されるべきではない。
【0135】
[0146]ファームウェアおよび/またはソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、媒体820および/またはメモリ804などの非一時的コンピュータ可読媒体上で1つまたは複数の命令またはプログラムコード808として記憶され得る。例は、データ構造で符号化されたコンピュータ可読媒体と、コンピュータプログラム808で符号化されたコンピュータ可読媒体とを含む。たとえば、その上に記憶されたプログラムコード808を含む非一時的コンピュータ可読媒体は、開示される実施形態に整合する方式でPRSの選択された共通セットを使用する共同測位セッションおよび、いくつかの実装形態では、サイドリンク支援型の測位をサポートするためのプログラムコード808を含み得る。非一時的コンピュータ可読媒体820は、物理的コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのような非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM(登録商標)、CD-ROMまたは他の光ディスク(disk)ストレージ、磁気ディスク(disk)ストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコード808を記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができ、本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(登録商標)(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピー(登録商標)ディスク(disk)およびblu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0136】
[0147]コンピュータ可読媒体820上での記憶に加えて、命令および/またはデータは、通信装置中に含まれる伝送媒体上の信号として提供され得る。たとえば、通信装置は、命令とデータとを示す信号を有するトランシーバ810を含み得る。命令およびデータは、1つまたは複数のプロセッサに、特許請求の範囲において概説される機能を実装させるように構成される。すなわち、通信装置は、開示される機能を実施するための情報を示す信号をもつ伝送媒体を含む。
【0137】
[0148]メモリ804は、任意のデータ記憶機構を表し得る。メモリ804は、たとえば、1次メモリおよび/または2次メモリを含み得る。1次メモリは、たとえば、ランダムアクセスメモリ、読取り専用メモリなどを含み得る。この例では1つまたは複数のプロセッサ802とは別個であるものとして示されているが、1次メモリの全部または一部は、1つまたは複数のプロセッサ802内に設けられるか、または場合によっては1つまたは複数のプロセッサ802とコロケート/結合され得ることを理解されたい。2次メモリは、たとえば、1次メモリと同じまたは同様のタイプのメモリ、および/あるいは、たとえば、ディスクドライブ、光ディスクドライブ、テープドライブ、固体メモリドライブなど、1つまたは複数のデータ記憶デバイスまたはシステムを含み得る。
【0138】
[0149]いくつかの実装形態では、2次メモリは、非一時的コンピュータ可読媒体820を動作可能に受容可能であるか、または場合によってはそれに結合するように構成可能であり得る。したがって、いくつかの例示的な実装形態では、本明細書で提示される方法および/または装置は、全体的にまたは部分的にコンピュータ可読媒体820の形態をとり得、コンピュータ可読媒体820は、その上に記憶されたコンピュータ実装可能コード808を含み得、コンピュータ実装可能コード808は、少なくとも1つのプロセッサ802によって実行された場合、本明細書で説明される例示的な動作の全部または一部分を実行することを、実効的に可能にされ得る。コンピュータ可読媒体820は、メモリ804の一部であり得る。
【0139】
[0150]図9は、開示される実装形態に整合する方式で、UEのグループ中の各UEによって測定され、報告されるPRSの選択された共通セットに基づいて、いくつかの実装形態では、サイドリンク支援型の測位を使用してUEのグループの共同測位をサポートすることが可能であるLMF120などのロケーションサーバ900のハードウェア実装形態のいくつかの例示的な特徴を示す概略ブロック図である。PRSの共通セットは、たとえば、DL PRS、UL-PRS、RTT、SL-PRS、またはそれらの組合せを含み得る。ロケーションサーバ900は、たとえば、非一時的コンピュータ可読媒体920およびメモリ904への1つまたは複数の接続906(たとえば、バス、回線、ファイバー、リンクなど)に動作可能に結合され得る、1つまたは複数のプロセッサ902、メモリ904、および通信インターフェース910などのハードウェア構成要素を含む。外部インターフェース910は、AMFなどの1つまたは複数の中間エンティティを介して送受信ポイントまたはgNB110などの基地局に接続することが可能で、ターゲットUE106およびアンカーUE105などのUEと通信することが可能なワイヤードおよび/またはワイヤレスインターフェースであり得る。
【0140】
[0151]1つまたは複数のプロセッサ902は、ハードウェアとファームウェアとソフトウェアとの組合せを使用して実装され得る。たとえば、1つまたは複数のプロセッサ902は、媒体920および/またはメモリ904など、非一時的コンピュータ可読媒体上に、1つまたは複数の命令またはプログラムコード908を実装することによって、本明細書で説明される機能を実施するように構成され得る。いくつかの実施形態では、1つまたは複数のプロセッサ902は、ロケーションサーバ900の動作に関係するデータ信号コンピューティングプロシージャまたはプロセスの少なくとも一部分を実施するように構成可能な1つまたは複数の回路を表し得る。
【0141】
[0152]媒体920および/またはメモリ904は、命令またはプログラムコード908を記憶し得、命令またはプログラムコード908は、1つまたは複数のプロセッサ902によって実行されたとき、1つまたは複数のプロセッサ902に、本明細書で開示される技法を実施するようにプログラムされた専用コンピュータとして動作させる、実行可能コードまたはソフトウェア命令を含んでいる。ロケーションサーバ900に示されているように、媒体920および/またはメモリ904は、本明細書で説明される方法を実施するために1つまたは複数のプロセッサ902によって実装され得る、1つまたは複数の構成要素またはモジュールを含み得る。構成要素またはモジュールは、1つまたは複数のプロセッサ902によって実行可能である媒体920中のソフトウェアとして示されているが、構成要素またはモジュールは、メモリ904に記憶され得るか、あるいは1つまたは複数のプロセッサ902中またはプロセッサ外のいずれかの専用ハードウェアであり得ることを理解されたい。
【0142】
[0153]いくつかのソフトウェアモジュールおよびデータテーブルが、媒体920および/またはメモリ904中に常駐し、本明細書で説明される通信と機能の両方を管理するために、1つまたは複数のプロセッサ902によって利用され得る。ロケーションサーバ900に示されている媒体920および/またはメモリ904の内容の編成は例にすぎず、したがって、モジュールおよび/またはデータ構造の機能は、ロケーションサーバ900の実装形態に応じて、異なる方法で組み合わせられ、分離され、および/または構造化され得ることを諒解されたい。
【0143】
[0154]媒体920および/またはメモリ904は、1つまたは複数のプロセッサ902によって実装されたとき、測定のためのPRSの共通セットを選択するように1つまたは複数のプロセッサ902を構成する共通PRSユニット922を含み得る。PRSの共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのDL PRS、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのUL PRS、複数のUE中の他のUEによって測定されることになる複数のUE中のUEからのSL-PRS、またはそれらの組合せを備え得る。PRSの共通セットは、PRS ID、PRSリソースセットID、TRP ID、セルID、SL-PRS ID、UE ID、SIM、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を含み得る。例として、1つまたは複数のプロセッサ902は、複数のUEのためのロケーション推定値を決定することと、相応してPRSの共通セットのためのDL PRS、UL-PRS、RTT、SL-PRS、またはそれらの組合せを決定することとを行うように構成され得る。別の例では、1つまたは複数のプロセッサ902は、通信インターフェース910を介して、1つまたは複数のUEからDL PRS、UL-PRS、RTT、SL-PRS、またはそれらの組合せのための推奨を受信し得、推奨に基づいてPRSの共通セットのためのDL PRS、UL-PRS、RTT、SL-PRS、またはそれらの組合せを決定し得る。別の例では、1つまたは複数のプロセッサ902は、1つまたは複数のUEからロケーション測定報告を受信し、ロケーション測定報告からのUEのロケーションに基づいてPRSの共通セットのためのDL PRS、UL-PRS、RTT、SL-PRS、またはそれらの組合せを決定し得る。別の実装形態では、1つまたは複数のプロセッサ902は、通信インターフェース910を介して、1つまたは複数のUEからPRSの共通セットを受信し得、たとえば、ここで、1つまたは複数のUEは、PRSの共通セットにおいて使用されるべきDL PRS、UL-PRS、RTT、SL-PRS、またはそれらの組合せを選択している。
【0144】
[0155]媒体920および/またはメモリ904は、1つまたは複数のプロセッサ902によって実装されたとき、通信インターフェース910を介して、複数のUE中の各UEに測定要求または支援データメッセージなどのメッセージを送るように1つまたは複数のプロセッサ902を構成するメッセージユニット924を含み得る。いくつかの実装形態では、メッセージは、たとえば、PRSの識別子またはPRSの共通セットが決定され得るインデックスへの参照に基づいてロケーションサーバ900によって選択されるPRSの共通セットの指示を備え得る。いくつかの実装形態では、メッセージは、複数のDL PRS、UL-PRS、RTT、SL-PRS、もしくはそれらの組合せのための構成情報および/または測定のために利用可能な、測位基準信号の共通セットがUEによって選択され得るPRSの指示を備え得る。いくつかの実装形態では、メッセージは、複数のUEの識別情報と複数のUEが共同測位セッション中に含まれるという指示とを含み得る。
【0145】
[0156]媒体920および/またはメモリ904は、1つまたは複数のプロセッサ902によって実装されたとき、通信インターフェース910を介して、共同測位セッション中に各UEおよび/または基地局からロケーション情報を受信するように1つまたは複数のプロセッサ902を構成するロケーション情報報告ユニット926を含み得る。各UEからのロケーション情報は、たとえば、各UEによって行われたDL PRSの測定、UL PRSの測定、RTTの測定、SL-PRSの測定、またはそれらの組合せを含み得る。測位測定は、たとえば、TOA、Rx-Tx、RTTなどのタイミング測定、AoAなどの角度測定、RSRPなどの電力測定、またはそれらの組合せであり得る。
【0146】
[0157]媒体920および/またはメモリ904は、1つまたは複数のプロセッサ902によって実装されたとき、各UEから受信されたロケーション情報を使用して各UEのための位置推定値を共同で決定するように1つまたは複数のプロセッサ902を構成する共同測位ユニット928を含み得る。たとえば、各UEからの位置測定値は、基地局の知られている位置とともに、多辺測位、複数のAoAの交差点、または他の知られている測位技法を使用して各UEの位置を決定するために使用され得る。1つまたは複数のプロセッサ902は、通信インターフェース910を介して、各UEに対応する位置推定値を各UEに送るようにさらに構成され得る。1つまたは複数のプロセッサ902は、たとえば、UEの前に決定された位置または共通のサーバのセルIDなどに基づいて共同測位セッションのためのUEのグループを選択するようにさらに構成され得る。
【0147】
[0158]媒体920および/またはメモリ904は、1つまたは複数のプロセッサ902によって実装されたとき、1つまたは複数の基地局と、PRSの共通セット中に含まれるDL PRSをスケジュールするように1つまたは複数のプロセッサ902を構成するスケジューリングユニット930を含み得る。
【0148】
[0159]本明細書で説明される方法は、適用例に応じて様々な手段によって実装され得る。たとえば、これらの方法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ハードウェア実装の場合、1つまたは複数のプロセッサは、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本明細書で説明される機能を実施するように設計された他の電子ユニット、またはそれらの組合せの内部に実装され得る。
【0149】
[0160]ファームウェアおよび/またはソフトウェアを伴う実装形態の場合、方法は、本明細書で説明される別個の機能を実施するモジュール(たとえば、プロシージャ、関数など)を用いて実装され得る。命令を有形に具現化するいかなる機械可読媒体も、本明細書で説明される方法を実装する際に使用され得る。たとえば、ソフトウェアコードは、メモリに記憶され、1つまたは複数のプロセッサユニットによって実施され、プロセッサユニットに、本明細書で開示されるアルゴリズムを実施するようにプログラムされた専用コンピュータとして動作させ得る。メモリは、1つまたは複数のプロセッサ内に、または1つまたは複数のプロセッサの外部に実装され得る。本明細書で使用される「メモリ」という用語は、長期メモリ、短期メモリ、揮発性メモリ、不揮発性メモリ、または他のメモリのいずれかのタイプを指し、メモリの特定のタイプまたはメモリの数、あるいはメモリが記憶される媒体のタイプに限定されるべきではない。
【0150】
[0161]ファームウェアおよび/またはソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、媒体920および/またはメモリ904などの非一時的コンピュータ可読媒体上で1つまたは複数の命令またはプログラムコード908として記憶され得る。例は、データ構造で符号化されたコンピュータ可読媒体と、コンピュータプログラム908で符号化されたコンピュータ可読媒体とを含む。たとえば、その上に記憶されたプログラムコード908を含む非一時的コンピュータ可読媒体は、開示される実施形態に整合する方式でPRSの選択された共通セットを使用する共同測位セッションおよび、いくつかの実装形態では、サイドリンク支援型の測位をサポートするためのプログラムコード908を含み得る。非一時的コンピュータ可読媒体920は、物理的コンピュータ記憶媒体を含む。記憶媒体は、コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、そのような非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMまたは他の光ディスク(disk)ストレージ、磁気ディスク(disk)ストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは、命令またはデータ構造の形態で所望のプログラムコード908を記憶するために使用され得、コンピュータによってアクセスされ得る任意の他の媒体を備えることができ、本明細書で使用されるディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(disc)(CD)、レーザーディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(disc)(DVD)、フロッピーディスク(disk)およびblu-rayディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、データをレーザーで光学的に再生する。上記の組合せもコンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0151】
[0162]コンピュータ可読記憶媒体上での記憶に加えて、命令および/またはデータは、通信装置中に含まれる伝送媒体上の信号として与えられ得る。たとえば、通信装置は、命令およびデータを示す信号を有する送受信機を含み得る。命令およびデータは、非一時的コンピュータ可読媒体、たとえばメモリ904に記憶され、1つまたは複数のプロセッサに、本明細書で開示される手順および技法を実施するようにプログラムされた専用コンピュータとして動作させるように構成される。すなわち、通信装置は、開示される機能を実施するための情報を示す信号をもつ伝送媒体を含む。
【0152】
[0163]図10は、たとえば、開示される実装形態に整合する方式でユーザ機器(UE)105および106などの複数のUEの共同測位をサポートするためにLMF120などのロケーションサーバによって実施される例示的な方法1000のためのフローチャートを示す。
【0153】
[0164]ブロック1002において、たとえば、図6の段階4において説明されるように、測定のための測位基準信号の共通セットが選択され、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える。測位基準信号の共通セットは、たとえば、測位基準信号(PRS)リソース識別子(ID)、PRSリソースセットID、送信ポイント(TRP)ID、セルID、サイドリンク-PRS ID、UE ID、加入者識別モジュール(SIM)、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を備え得る。測定のための測位基準信号の共通セットを選択するための手段、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ904および/もしくはロケーションサーバ900の共通PRSユニット922などの媒体920中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する1つまたは複数のプロセッサ902であり得る。
【0154】
[0165]ブロック1004において、たとえば、図6の段階7および8において説明されるように、メッセージが、複数のUE中の各UEに送られ、メッセージは、測位基準信号の共通セットの指示を備える。複数のUE中の各UEにメッセージを送るための手段、メッセージは、測位基準信号の共通セットの指示を備える、は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ904および/もしくはロケーションサーバ900のメッセージユニット924などの媒体920中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する通信インターフェース910および1つまたは複数のプロセッサ902であり得る。
【0155】
[0166]ブロック1006において、たとえば、図6の段階13、14および15において説明されるように、複数のUE中の各UE、1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数からのロケーション情報が受信され、ロケーション情報は、測位基準信号の共通セットの指示に基づいて生成されるダウンリンク測位基準信号測定値、アップリンク測位基準信号測定値、ラウンドトリップ時間測定値、サイドリンク測位基準信号測定値、またはそれらの組合せを備える。複数のUE中の各UE、1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数からロケーション情報を受信するための手段、各UEからのロケーション情報は、測位基準信号の共通セットの指示に基づいて生成されるダウンリンク測位基準信号測定値、アップリンク測位基準信号測定値、ラウンドトリップ時間測定値、サイドリンク測位基準信号測定値、またはそれらの組合せを備える、は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ904および/もしくはロケーションサーバ900のロケーション情報報告ユニット926などの媒体920中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する通信インターフェース910および1つまたは複数のプロセッサ902であり得る。
【0156】
[0167]ブロック1008において、たとえば、図6の段階16において説明されるように、ロケーションサーバは、受信されたロケーション情報を使用して各UEのための位置推定値を共同で決定する。受信されたロケーション情報を使用して各UEのための位置推定値を共同で決定するための手段は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ904および/もしくはロケーションサーバ900の共同測位ユニット928などの媒体920中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する1つまたは複数のプロセッサ902であり得る。
【0157】
[0168]一実装形態では、たとえば、図6の段階3において説明されるように、ロケーションサーバは、測位基準信号の共通セットを選択する前に共同測位のための複数のUEを選択し得る。測位基準信号の共通セットを選択する前に共同測位のための複数のUEを選択するための手段は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ904および/もしくはロケーションサーバ900の共同測位ユニット928などの媒体920中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する1つまたは複数のプロセッサ902であり得る。
【0158】
[0169]一実装形態では、たとえば、図6の段階3において説明されるように、測定のための測位基準信号の共通セットは、複数のUEのロケーション推定値を決定することと、複数のUEと複数のUE中に含まれるUEとのためのロケーション推定値に基づいて測位基準信号の共通セット中に含まれるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを決定することとを行うことによってUEによって選択され得る。複数のUEのロケーション推定値を決定するための手段と、複数のUEと複数のUE中に含まれるUEとのためのロケーション推定値に基づいて測位基準信号の共通セット中に含まれるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを決定するための手段とは、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ904および/もしくはロケーションサーバ900の共通PRSユニット922などの媒体920中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する通信インターフェース910および1つまたは複数のプロセッサ902であり得る。
【0159】
[0170]一実装形態では、たとえば、図6の段階3において説明されるように、測定のための測位基準信号の共通セットは、複数のUEからの1つまたは複数のUEから、測位基準信号の共通セット中に含まれることになるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための推奨を受信することと、1つまたは複数のUEから受信された推奨に基づいて測位基準信号の共通セット中に含まれるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを決定することと、を行うことによってUEによって選択され得る。複数のUEからの1つまたは複数のUEから、測位基準信号の共通セット中に含まれることになるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための推奨を受信するための手段と、1つまたは複数のUEから受信された推奨に基づいて測位基準信号の共通セット中に含まれるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを決定するための手段とは、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ904および/もしくはロケーションサーバ900の共通PRSユニット922などの媒体920中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する通信インターフェース910および1つまたは複数のプロセッサ902であり得る。
【0160】
[0171]一実装形態では、たとえば、図6の段階3において説明されるように、測定のための測位基準信号の共通セットは、複数のUEからの1つまたは複数のUEからロケーション測定報告を受信することと、1つまたは複数のUEから受信されたロケーション測定報告に基づいて測位基準信号の共通セット中に含まれるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを決定することとを行うことによってUEによって選択され得る。複数のUEからの1つまたは複数のUEからロケーション測定報告を受信するための手段と、1つまたは複数のUEから受信されたロケーション測定報告に基づいて測位基準信号の共通セット中に含まれるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを決定するための手段とは、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ904および/もしくはロケーションサーバ900の共通PRSユニット922などの媒体920中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する通信インターフェース910および1つまたは複数のプロセッサ902であり得る。
【0161】
[0172]一実装形態では、たとえば、図6の段階5Aおよび5Bにおいて説明されるように、ロケーションサーバは、1つまたは複数の基地局と、測位基準信号の共通セット中に含まれるダウンリンク測位基準信号をスケジュールすることをさらに行い得る。1つまたは複数の基地局と、測位基準信号の共通セット中に含まれるダウンリンク測位基準信号をスケジュールするための手段は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ904および/もしくはロケーションサーバ900のスケジューリングユニット930などの媒体920中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する通信インターフェース910および1つまたは複数のプロセッサ902であり得る。
【0162】
[0173]一実装形態では、たとえば、図6の段階16において説明されるように、ロケーションサーバは、対応する位置推定値を複数のUE中の各UEに送ることをさらに行い得る。対応する位置推定値を複数のUE中の各UEに送るための手段は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ904および/もしくはロケーションサーバ900の共同測位ユニット928などの媒体920中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する1つまたは複数のプロセッサ902であり得る。
【0163】
[0174]図11は、たとえば、開示される実装形態に整合する方式でユーザ機器(UE)105および106などの複数のUEの共同測位をサポートするためにUE105などのUEによって実施される例示的な方法1100のためのフローチャートを示す。
【0164】
[0175]ブロック1102において、たとえば、図6の段階4に説明されるように、UEは、複数のUEの共同測位のために、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための推奨をロケーションサーバに送り、ここにおいて、ロケーションサーバは、推奨に基づいて測定のための測位基準信号の共通セットを選択し、測位基準信号の共通セットは、選択されたダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える。たとえば、共同測位のための複数のUEがロケーションサーバによって選択され得る。測位基準信号の共通セットは、測位基準信号(PRS)リソース識別子(ID)、PRSリソースセットID、送信ポイント(TRP)ID、セルID、サイドリンク-PRS ID、UE ID、加入者識別モジュール(SIM)、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を備え得る。複数のUEの共同測位のために、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための推奨をロケーションサーバに送るための手段、ここにおいて、ロケーションサーバは、推奨に基づいて測定のための測位基準信号の共通セットを選択し、測位基準信号の共通セットは、選択されたダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ804および/もしくはUE800の共通PRSユニット822などの媒体820中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装するワイヤレストランシーバ810および1つまたは複数のプロセッサ802であり得る。
【0165】
[0176]ブロック1104において、たとえば、図6の段階7において説明されるように、第1のUEによる測定のための測位基準信号の共通セットの指示を備えるメッセージが、ロケーションサーバから受信される。第1のUEによる測定のための測位基準信号の共通セットの指示を備えるメッセージをロケーションサーバから受信するための手段は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ804および/もしくはUE800のメッセージユニット824などの媒体820中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装するワイヤレストランシーバ810および1つまたは複数のプロセッサ802であり得る。
【0166】
[0177]ブロック1106において、たとえば、図6の段階10Aおよび12Aにおいて説明されるように、UEは、測位基準信号の共通セットの指示に基づいて、ダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号を送信すること、またはそれらの組合せの測位測定を実施する。測位基準信号の共通セットの指示に基づいて、ダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号を送信すること、またはそれらの組合せの測位測定を実施するための手段は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ804および/もしくはUE800の測位測定ユニット826などの媒体820中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装するワイヤレストランシーバ810および1つまたは複数のプロセッサ802であり得る。
【0167】
[0178]一実装形態では、たとえば、図6の段階13において説明されるように、UEは、ダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せの測位測定値を備えるロケーション情報報告をロケーションサーバに送り得る。ダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せの測位測定値を備えるロケーション情報報告をロケーションサーバに送るための手段は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ804および/もしくはUE800の報告ユニット828などの媒体820中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装するワイヤレストランシーバ810および1つまたは複数のプロセッサ802であり得る。一例では、ロケーションサーバは、ロケーション情報報告と、他のUEおよび1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つから受信されたロケーション情報報告とに基づいて複数のUE中の各UEのための位置推定値を共同で決定することを行い得る。たとえば、図6の段階16において説明されるように、UEは、ロケーションサーバから、UEのための位置推定値を受信することをさらに行い得る。ロケーションサーバから、UEのための位置推定値を受信するための手段は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ804および/もしくはUE800の位置ユニット830などの媒体820中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装するワイヤレストランシーバ810および1つまたは複数のプロセッサ802であり得る。
【0168】
[0179]図12は、たとえば、開示される実装形態に整合する方式でユーザ機器(UE)105および106などの複数のUEの共同測位をサポートするためにLMF120などのロケーションサーバによって実施される例示的な方法1200のためのフローチャートを示す。
【0169】
[0180]ブロック1202において、たとえば、図7の段階8および9において説明されるように、ロケーションサーバは、複数のUEからの1つまたは複数のUEから、測定のための測位基準信号の共通セットの指示を受信し、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える。測位基準信号の共通セットは、たとえば、測位基準信号(PRS)リソース識別子(ID)、PRSリソースセットID、送信ポイント(TRP)ID、セルID、サイドリンク-PRS ID、UE ID、加入者識別モジュール(SIM)、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を備え得る。複数のUEからの1つまたは複数のUEから、測定のための測位基準信号の共通セットの指示を受信するための手段、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ904および/もしくはロケーションサーバ900の共通PRSユニット922などの媒体920中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する通信インターフェース910および1つまたは複数のプロセッサ902であり得る。
【0170】
[0181]ブロック1204において、たとえば、図7の段階16、17および18において説明されるように、ロケーションサーバは、複数のUE中の各UE、1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数からロケーション情報を受信し、ロケーション情報は、測位基準信号の共通セットから生成されるダウンリンク測位基準信号測定値、アップリンク測位基準信号測定値、ラウンドトリップ時間測定値、サイドリンク測位基準信号測定値、またはそれらの組合せを備える。複数のUE中の各UE、1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数からロケーション情報を受信するための手段、ロケーション情報は、測位基準信号の共通セットから生成されるダウンリンク測位基準信号測定値、アップリンク測位基準信号測定値、ラウンドトリップ時間測定値、サイドリンク測位基準信号測定値、またはそれらの組合せを備える、は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ904および/もしくはロケーションサーバ900のロケーション報告ユニット926などの媒体920中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する通信インターフェース910および1つまたは複数のプロセッサ902であり得る。
【0171】
[0182]ブロック1206において、たとえば、図7の段階19において説明されるように、ロケーションサーバは、受信されたロケーション情報を使用して各UEのための位置推定値を共同で決定する。受信されたロケーション情報を使用して各UEのための位置推定値を共同で決定するための手段は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ904および/もしくはロケーションサーバ900の共同測位ユニット928などの媒体920中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する1つまたは複数のプロセッサ902であり得る。
【0172】
[0183]一実装形態では、たとえば、図7の段階5Aおよび5Bまたは6および7において説明されるように、ロケーションサーバは、複数のUE中の各UEにメッセージを送り得、メッセージは、測位基準信号の共通セットが1つまたは複数のUEによって選択される複数のダウンリンク測位基準信号、複数のアップリンク測位基準信号、複数のサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための構成情報を備える。複数のUE中の各UEにメッセージを送るための手段、メッセージは、測位基準信号の共通セットが1つまたは複数のUEによって選択される複数のダウンリンク測位基準信号、複数のアップリンク測位基準信号、複数のサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための構成情報を備える、は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ904および/もしくはロケーションサーバ900のメッセージユニット924などの媒体920中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する通信インターフェース910および1つまたは複数のプロセッサ902であり得る。
【0173】
[0184]一実装形態では、たとえば、図7の段階4Aおよび4Bにおいて説明されるように、ロケーションサーバは、測位基準信号の共通セットを受信する前に、1つまたは複数の基地局と、複数のダウンリンク測位基準信号をスケジュールすることをさらに行い得る。測位基準信号の共通セットを受信する前に、1つまたは複数の基地局と、複数のダウンリンク測位基準信号をスケジュールするための手段は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ904および/もしくはロケーションサーバ900のスケジューリングユニット930などの媒体920中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する通信インターフェース910および1つまたは複数のプロセッサ902であり得る。たとえば、図7の段階10および11において説明されるように、ロケーションサーバは、測位基準信号の共通セットを受信した後に1つまたは複数の基地局と、ダウンリンク測位基準信号をスケジュールすることをさらに行い得る。測位基準信号の共通セットを受信した後に1つまたは複数の基地局と、ダウンリンク測位基準信号をスケジュールするための手段は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ904および/もしくはロケーションサーバ900のスケジューリングユニット930などの媒体920中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する通信インターフェース910および1つまたは複数のプロセッサ902であり得る。
【0174】
[0185]一実装形態では、たとえば、図7の段階3において説明されるように、ロケーションサーバは、共同測位のための複数のUEを選択することをさらに行い得る。たとえば、図7の段階6および7において説明されるように、ロケーションサーバは、複数のUEの識別情報と複数のUEが共同測位セッション中に含まれるという指示とを複数のUE中の各UEに送ることをさらに行い得る。共同測位のための複数のUEを選択するための手段は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ904および/もしくはロケーションサーバ900の共同測位ユニット928などの媒体920中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する1つまたは複数のプロセッサ902であり得る。複数のUEの識別情報と複数のUEが共同測位セッション中に含まれるという指示とを複数のUE中の各UEに送るための手段は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ904および/もしくはロケーションサーバ900の共同測位ユニット928およびメッセージユニット924などの媒体920中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する通信インターフェース910および1つまたは複数のプロセッサ902であり得る。
【0175】
[0186]一実装形態では、たとえば、図7の段階19において説明されるように、ロケーションサーバは、対応する位置推定値を複数のUE中の各UEに送ることをさらに行い得る。対応する位置推定値を複数のUE中の各UEに送るための手段は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ904および/もしくはロケーションサーバ900の共同測位ユニット928などの媒体920中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する1つまたは複数のプロセッサ902であり得る。
【0176】
[0187]図13は、たとえば、開示される実装形態に整合する方式でユーザ機器(UE)105および106などの複数のUEの共同測位をサポートするためにUE105などのUEによって実施される例示的な方法1300のためのフローチャートを示す。
【0177】
[0188]ブロック1302において、たとえば、図7の段階6において説明されるように、UEは、複数のUEの識別情報と複数のUEが共同測位セッション中に含まれるという指示とをロケーションサーバから受信する。複数のUEの識別情報と複数のUEが共同測位セッション中に含まれるという指示とをロケーションサーバから受信するための手段は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ804および/もしくはUE800の共通PRSユニット822などの媒体820中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装するワイヤレストランシーバ810および1つまたは複数のプロセッサ802であり得る。
【0178】
[0189]ブロック1304において、たとえば、図7の段階9において説明されるように、UEは、測定のための測位基準信号の共通セットの指示をロケーションサーバに送り、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える。測位基準信号の共通セットは、測位基準信号(PRS)リソース識別子(ID)、PRSリソースセットID、送信ポイント(TRP)ID、セルID、サイドリンク-PRS ID、UE ID、加入者識別モジュール(SIM)、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を備え得る。測定のための測位基準信号の共通セットの指示をロケーションサーバに送るための手段、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中の他のUEによって測定されることになる複数のUE中のUEからのサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ804および/もしくはUE800の共通PRSユニット822などの媒体820中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装するワイヤレストランシーバ810および1つまたは複数のプロセッサ802であり得る。
【0179】
[0190]ブロック1306において、たとえば、図7の段階13Aおよび15Aにおいて説明されるように、UEは、測位基準信号の共通セットからダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号を送信すること、または測位基準信号の共通セットからのそれらの組合せの測位測定を実施する。測位基準信号の共通セットからダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号を送信すること、または測位基準信号の共通セットからそれらの組合せの測位測定を実施するための手段は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ804および/もしくはUE800の測位測定ユニット826などの媒体820中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装するワイヤレストランシーバ810および1つまたは複数のプロセッサ802であり得る。
【0180】
[0191]いくつかの実装形態では、たとえば、図7の段階5Aまたは6において説明されるように、UEは、ロケーションサーバからメッセージを受信し得、メッセージは、測位基準信号の共通セットが複数のUE中の1つまたは複数のUEによって選択される複数のダウンリンク測位基準信号、複数のアップリンク測位基準信号、複数のサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための構成情報を備える。複数のUEの識別情報と複数のUEが共同測位セッション中に含まれるという指示とは、たとえば、メッセージ中にあり得る。ロケーションサーバからメッセージを受信するための手段、メッセージは、測位基準信号の共通セットが複数のUE中の1つまたは複数のUEによって選択される複数のダウンリンク測位基準信号、複数のアップリンク測位基準信号、複数のサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための構成情報を備える、は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ804および/もしくはUE800のメッセージユニット824などの媒体820中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装するワイヤレストランシーバ810および1つまたは複数のプロセッサ802であり得る。
【0181】
[0192]いくつかの実装形態では、たとえば、図7の段階8において説明されるように、UEは、複数のUE中の少なくとも1つの他のUEから、測位基準信号の共通セット中に含まれることになるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための推奨を受信することをさらに行い得る。たとえば、図7の段階8において説明されるように、UEは、少なくとも1つの他のUEから受信された推奨に基づいて測位基準信号の共通セット中に含まれるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを決定し得る。たとえば、図7の段階8において説明されるように、UEは、それぞれの他のUEに測位基準信号の共通セットを送り得る。複数のUE中の少なくとも1つの他のUEから、測位基準信号の共通セット中に含まれることになるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための推奨を受信するための手段は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ804および/もしくはUE800の共通PRSユニット822などの媒体820中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装するワイヤレストランシーバ810および1つまたは複数のプロセッサ802であり得る。少なくとも1つの他のUEから受信された推奨に基づいて測位基準信号の共通セット中に含まれるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを決定するための手段は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ804および/もしくはUE800の共通PRSユニット822などの媒体820中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装する1つまたは複数のプロセッサ802であり得る。それぞれの他のUEに測位基準信号の共通セットを送るための手段は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ804および/もしくはUE800の共通PRSユニット822などの媒体820中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装するワイヤレストランシーバ810および1つまたは複数のプロセッサ802であり得る。
【0182】
[0193]いくつかの実装形態では、たとえば、図7の段階8において説明されるように、UEは、複数のUE中の少なくとも1つの他のUEに、測位基準信号の共通セット中に含まれることになるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための第1の推奨を送ることをさらに行い得る。たとえば、図7の段階8において説明されるように、UEは、複数のUE中の少なくとも1つの他のUEから、測位基準信号の共通セット中に含まれることになるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための第2の推奨を受信すること、測位基準信号の共通セットは、複数のUEのコンセンサスによって決定される、を行い得る。複数のUE中の少なくとも1つの他のUEに、測位基準信号の共通セット中に含まれることになるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための第1の推奨を送るための手段は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ804および/もしくはUE800の共通PRSユニット822などの媒体820中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装するワイヤレストランシーバ810および1つまたは複数のプロセッサ802であり得る。複数のUE中の少なくとも1つの他のUEから、測位基準信号の共通セット中に含まれることになるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための第2の推奨を受信するための手段、ここにおいて、測位基準信号の共通セットは、複数のUEのコンセンサスによって決定される、は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ804および/もしくはUE800の共通PRSユニット822などの媒体820中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装するワイヤレストランシーバ810および1つまたは複数のプロセッサ802であり得る。
【0183】
[0194]一実装形態では、たとえば、図7の段階16において説明されるように、UEは、ダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せの測位測定値を備えるロケーション情報報告をロケーションサーバに送り得る。ダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せの測位測定値を備えるロケーション情報報告をロケーションサーバに送るための手段は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ804および/もしくはUE800の報告ユニット828などの媒体820中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装するワイヤレストランシーバ810および1つまたは複数のプロセッサ802であり得る。一例では、たとえば、図7の段階19において説明されるように、UEは、ロケーション情報報告と、他のUEおよび1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つから受信されたロケーション情報報告とに基づいて複数のUE中の他のUEのための位置推定値を用いて共同で決定されたUEのための位置推定値をロケーションサーバから受信することをさらに行い得る。ロケーションサーバから、UEのための位置推定値を受信するための手段は、たとえば、専用ハードウェアをもつか、またはメモリ804および/もしくはUE800の位置ユニット830などの媒体820中の実行可能コードもしくはソフトウェア命令を実装するワイヤレストランシーバ810および1つまたは複数のプロセッサ802であり得る。
【0184】
[0195]特定の要望に従って、実質的な変形が行われ得る。たとえば、カスタマイズされたハードウェアも使用され得、ならびに/あるいは特定の要素が、ハードウェア、(アプレットなど、ポータブルソフトウェアを含む)ソフトウェア、またはその両方で実装され得る。さらに、ネットワーク入出力デバイスなど、他のコンピューティングデバイスへの接続が採用され得る。
【0185】
[0196]構成は、フロー図またはブロック図として示されるプロセスとして説明されることがある。各々は動作を逐次プロセスとして説明することがあるが、動作の多くは並行してまたは同時に実行され得る。さらに、動作の順序は並べ替えられ得る。プロセスは、図中に含まれない追加のステップを有し得る。さらに、本方法の例は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはそれらの任意の組合せによって実装され得る。ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、またはマイクロコードで実装されるとき、必要なタスクを実行するためのプログラムコードまたはコードセグメントは、記憶媒体などの非一時的コンピュータ可読媒体に記憶され得る。プロセッサは、説明されたタスクを実行し得る。
【0186】
[0197]別段に定義されていない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、一般にまたは通常理解されるものと同じ意味を有する。本明細書で使用される冠詞「a」および「an」は、その冠詞の1つまたは2つ以上(すなわち、少なくとも1つ)の文法上の目的語を指す。例として、「要素」は、1つの要素または2つ以上の要素を意味する。量、持続時間などのような測定可能な値に言及するときに本明細書で使用される「約」および/または「およそ」は、特定の値からの±20%または±10%、±5%、または+0.1%の変化が、本明細書で説明されるシステム、デバイス、回路、方法、および他の実装形態の文脈において適しているとき、そのような変化を包含する。量、持続時間、(周波数のような)物理的属性などのような測定可能な値に言及するときに本明細書で使用される「実質的に」も、特定の値からの±20%または±10%、±5%、または+0.1%の変化が、本明細書で説明されるシステム、デバイス、回路、方法、および他の実装形態の文脈において適しているとき、そのような変化を包含する。
【0187】
[0198]特許請求の範囲を含めて、本明細書で使用される場合、「のうちの少なくとも1つ」あるいは「のうちの1つまたは複数」で終わる項目の列挙中で使用される「または」は、たとえば、「A、B、またはCのうちの少なくとも1つ」の列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)、あるいは2つ以上の特徴をもつ組合せ(たとえば、AA、AAB、ABBCなど)を意味するような、選言的列挙を示す。また、本明細書で使用される場合、別段に明記されていない限り、機能または動作が項目または状態「に基づく」という文は、その機能または動作が、述べられた項目または状態に基づき、述べられた項目または状態に加えて1つまたは複数の項目および/または状態に基づき得ることを意味する。
【0188】
[0199]本明細書で使用されるモバイルデバイス、ユーザ機器(UE)、または移動局(MS)は、セルラーまたは他のワイヤレス通信デバイス、スマートフォン、タブレット、パーソナル通信システム(PCS)デバイス、パーソナルナビゲーションデバイス(PND)、個人情報マネージャ(PIM)、携帯情報端末(PDA)、ラップトップ、あるいはナビゲーション測位信号など、ワイヤレス通信および/またはナビゲーション信号を受信することが可能である他の適切なモバイルデバイスなどのデバイスを指す。「移動局」(または「モバイルデバイス」、「ワイヤレスデバイス」もしくは「ユーザ機器」)という用語はまた、短距離ワイヤレス、赤外線、ワイヤライン接続、または他の接続などによってパーソナルナビゲーションデバイス(PND)と通信するデバイスを含むものとし、衛星信号受信、支援データ受信、および/または位置関連処理が当該デバイスで発生するか、PNDで発生するかにかかわらない。また、「移動局」または「ユーザ機器」は、インターネット、WiFi、または他のネットワークなどを介してサーバとの通信が可能であり、1つまたは複数のタイプのノードと通信するための、ワイヤレス通信デバイス、コンピュータ、ラップトップ、タブレットデバイスなどを含むすべてのデバイスを含むものとし、衛星信号受信、支援データ受信、および/または位置関連処理が当該デバイスで発生するか、サーバで発生するか、ネットワークに関連する別のデバイスまたはノードで発生するかにかかわらない。上記の任意の動作可能な組合せも「移動局」または「ユーザ機器」と見なされる。モバイルデバイスまたはユーザ機器(UE)はまた、モバイル端末、端末、デバイス、セキュアユーザプレーンロケーション対応端末(SET)、ターゲットデバイス、ターゲットと呼ばれること、または何らかの他の名称で呼ばれることがある。
【0189】
[0200]一実施形態では、第1の例示的な独立請求項は、第1のワイヤレスノードにおけるユーザ機器(UE)のロケーションをサポートするための方法であって、増加した量のロケーション関連情報のブロードキャストについての第1の要求を受信することと、ブロードキャストは、第1のワイヤレスノードのためのワイヤレスアクセスタイプに基づく、ワイヤレスアクセスタイプを使用し、第1の要求に基づいて増加した量のロケーション関連情報をブロードキャストすることとを備える方法を含み得る。
【0190】
[0201]本明細書で提示される技法、プロセス、および/または実装形態の一部は、1つまたは複数の規格の全部または一部に準拠することがあるが、そのような技法、プロセス、および/または実装形態は、いくつかの実施形態では、そのような1つまたは複数の規格の一部または全部に準拠しないことがある。
【0191】
[0202]実装例が、以下の番号付けされた条項において説明される。
【0192】
[0203]1.ロケーションサーバによって実施される複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするための方法であって、
[0204]測定のための測位基準信号の共通セットを選択することと、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、
[0205]複数のUE中の各UEにメッセージを送ることと、メッセージは、測位基準信号の共通セットの指示を備える、
[0206]複数のUE中の各UE、1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数からロケーション情報を受信することと、ロケーション情報は、測位基準信号の共通セットの指示に基づいて生成されるダウンリンク測位基準信号測定値、アップリンク測位基準信号測定値、ラウンドトリップ時間測定値、サイドリンク測位基準信号測定値、またはそれらの組合せを備える、
[0207]受信されたロケーション情報を使用して各UEのための位置推定値を共同で決定することと
を備える、方法。
【0193】
[0208]2.測位基準信号の共通セットを選択する前に共同測位のための複数のUEを選択することをさらに備える、条項1に記載の方法。
【0194】
[0209]3.測定のための測位基準信号の共通セットを選択することは、
[0210]複数のUEのためのロケーション推定値を決定することと、
[0211]複数のUEと複数のUE中に含まれるUEとのためのロケーション推定値に基づいて測位基準信号の共通セット中に含まれるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを決定することと
を備える、条項1または2に記載の方法。
【0195】
[0212]4.測定のための測位基準信号の共通セットを選択することは、
[0213]複数のUEからの1つまたは複数のUEから、測位基準信号の共通セット中に含まれることになるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための推奨を受信することと、
[0214]1つまたは複数のUEから受信された推奨に基づいて測位基準信号の共通セット中に含まれるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを決定することと
を備える、条項1から3のいずれかに記載の方法。
【0196】
[0215]5.測定のための測位基準信号の共通セットを選択することは、
[0216]複数のUEからの1つまたは複数のUEからロケーション測定報告を受信することと、
[0217]1つまたは複数のUEから受信されたロケーション測定報告に基づいて測位基準信号の共通セット中に含まれるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを決定することと
を備える、条項1から4のいずれかに記載の方法。
【0197】
[0218]6.1つまたは複数の基地局と、測位基準信号の共通セット中に含まれるダウンリンク測位基準信号をスケジュールすることをさらに備える、条項1から5のいずれかに記載の方法。
【0198】
[0219]7.測位基準信号の共通セットは、測位基準信号(PRS)リソース識別子(ID)、PRSリソースセットID、送信ポイント(TRP)ID、セルID、サイドリンク-PRS ID、UE ID、加入者識別モジュール(SIM)、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を備える、条項1から6のいずれかに記載の方法。
【0199】
[0220]8.対応する位置推定値を複数のUE中の各UEに送ることをさらに備える、条項1から7のいずれかに記載の方法。
【0200】
[0221]9.複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするように構成されたロケーションサーバであって、
[0222]ワイヤレスネットワーク中のエンティティと通信するように構成された通信インターフェースと、
[0223]少なくとも1つのメモリと、
[0224]通信インターフェースと少なくとも1つのメモリとに結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備え、少なくとも1つのプロセッサは、
[0225]測定のための測位基準信号の共通セットを選択することと、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、
[0226]通信インターフェースを介して、複数のUE中の各UEにメッセージを送ることと、メッセージは、測位基準信号の共通セットの指示を備える、
[0227]通信インターフェースを介して、複数のUE中の各UE、1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数からロケーション情報を受信することと、ロケーション情報は、測位基準信号の共通セットの指示に基づいて生成されるダウンリンク測位基準信号測定値、アップリンク測位基準信号測定値、ラウンドトリップ時間測定値、サイドリンク測位基準信号測定値、またはそれらの組合せを備える、
[0228]受信されたロケーション情報を使用して各UEのための位置推定値を共同で決定することと
を行うように構成された、ロケーションサーバ。
【0201】
[0229]10.少なくとも1つのプロセッサは、測位基準信号の共通セットを選択する前に共同測位のための複数のUEを選択するようにさらに構成された、条項9に記載のロケーションサーバ。
【0202】
[0230]11.少なくとも1つのプロセッサは、
[0231]複数のUEのロケーション推定値を決定することと、
[0232]複数のUEと複数のUE中に含まれるUEとのためのロケーション推定値に基づいて測位基準信号の共通セット中に含まれるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを決定することと
を行うように構成されることによって測定のための測位基準信号の共通セットを選択するように構成された、条項9または10に記載のロケーションサーバ。
【0203】
[0233]12.少なくとも1つのプロセッサは、
[0234]通信インターフェースを介して複数のUEからの1つまたは複数のUEから、測位基準信号の共通セット中に含まれることになるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための推奨を受信することと、
[0235]1つまたは複数のUEから受信された推奨に基づいて測位基準信号の共通セット中に含まれるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを決定することと
を行うように構成されることによって測定のための測位基準信号の共通セットを選択するように構成された、条項9から11のいずれかに記載のロケーションサーバ。
【0204】
[0236]13.少なくとも1つのプロセッサは、
[0237]通信インターフェースを介して、複数のUEからの1つまたは複数のUEからロケーション測定報告を受信することと、
[0238]1つまたは複数のUEから受信されたロケーション測定報告に基づいて測位基準信号の共通セット中に含まれるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを決定することと
を行うように構成されることによって測定のための測位基準信号の共通セットを選択するように構成された、条項9から12のいずれかに記載のロケーションサーバ。
【0205】
[0239]14.少なくとも1つのプロセッサは、1つまたは複数の基地局と、測位基準信号の共通セット中に含まれるダウンリンク測位基準信号をスケジュールするようにさらに構成された、条項9から13のいずれかに記載のロケーションサーバ。
【0206】
[0240]15.測位基準信号の共通セットは、測位基準信号(PRS)リソース識別子(ID)、PRSリソースセットID、送信ポイント(TRP)ID、セルID、サイドリンク-PRS ID、UE ID、加入者識別モジュール(SIM)、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を備える、条項9から14のいずれかに記載のロケーションサーバ。
【0207】
[0241]16.少なくとも1つのプロセッサは、対応する位置推定値を、通信インターフェースを介して、複数のUE中の各UEに送るようにさらに構成された、条項9から15のいずれかに記載のロケーションサーバ。
【0208】
[0242]17.複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするように構成されたロケーションサーバであって、
[0243]測定のための測位基準信号の共通セットを選択するための手段と、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、
[0244]複数のUE中の各UEにメッセージを送るための手段と、メッセージは、測位基準信号の共通セットの指示を備える、
[0245]複数のUE中の各UE、1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数からロケーション情報を受信するための手段と、ロケーション情報は、測位基準信号の共通セットの指示に基づいて生成されるダウンリンク測位基準信号測定値、アップリンク測位基準信号測定値、ラウンドトリップ時間測定値、サイドリンク測位基準信号測定値、またはそれらの組合せを備える、
[0246]受信されたロケーション情報を使用して各UEのための位置推定値を共同で決定するための手段と
を備える、ロケーションサーバ。
【0209】
[0247]18.その上に記憶されたプログラムコードを含む非一時的記憶媒体であって、プログラムコードは、複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするようにロケーションサーバ中の少なくとも1つプロセッサを構成するように動作可能であり、
[0248]測定のための測位基準信号の共通セットを選択するためのプログラムコードと、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、
[0249]複数のUE中の各UEにメッセージを送るためのプログラムコードと、メッセージは、測位基準信号の共通セットの指示を備える、
[0250]複数のUE中の各UE、1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数からロケーション情報を受信するためのプログラムコードと、ロケーション情報は、測位基準信号の共通セットの指示に基づいて生成されるダウンリンク測位基準信号測定値、アップリンク測位基準信号測定値、ラウンドトリップ時間測定値、サイドリンク測位基準信号測定値、またはそれらの組合せを備える、
[0251]受信されたロケーション情報を使用して各UEのための位置推定値を共同で決定するためのプログラムコードと
を備える、非一時的記憶媒体。
【0210】
[0252]19.複数のユーザ機器(UE)中の第1のUEによって実施される複数のUEの共同測位をサポートするための方法であって、
[0253]複数のUEの共同測位のための複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための推奨をロケーションサーバに送ることと、ここにおいて、ロケーションサーバは、推奨に基づいて測定のための測位基準信号の共通セットを選択し、測位基準信号の共通セットは、選択されたダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、
[0254]第1のUEによる測定のための測位基準信号の共通セットの指示を備えるメッセージをロケーションサーバから受信することと、
[0255]測位基準信号の共通セットの指示に基づいて、ダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号を送信すること、またはそれらの組合せの測位測定を実施することと
を備える、方法。
【0211】
[0256]20.共同測位のための複数のUEは、ロケーションサーバによって選択される、条項19に記載の方法。
【0212】
[0257]21.測位基準信号の共通セットは、測位基準信号(PRS)リソース識別子(ID)、PRSリソースセットID、送信ポイント(TRP)ID、セルID、サイドリンク-PRS ID、UE ID、加入者識別モジュール(SIM)、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を備える、条項19または20に記載の方法。
【0213】
[0258]22.
[0259]ダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せの測位測定値を備えるロケーション情報報告をロケーションサーバに送ること
をさらに備える、条項19から21のいずれかに記載の方法。
【0214】
[0260]23.ロケーションサーバは、ロケーション情報報告と、他のUEおよび1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つから受信されたロケーション情報報告とに基づいて複数のUE中の各UEのための位置推定値を共同で決定する、条項22に記載の方法。
【0215】
[0261]24.第1のUEのための位置推定値をロケーションサーバから受信することをさらに備える、条項23に記載の方法。
【0216】
[0262]25.複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするように構成された複数のUE中の第1のUEであって、
[0263]ワイヤレスネットワーク中のエンティティと通信するように構成されたワイヤレストランシーバと、
[0264]少なくとも1つのメモリと、
[0265]ワイヤレストランシーバと少なくとも1つのメモリとに結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備え、少なくとも1つのプロセッサは、
[0266]ワイヤレストランシーバを介して、複数のUEの共同測位のための複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための推奨をロケーションサーバに送ることと、ここにおいて、ロケーションサーバは、推奨に基づいて測定のための測位基準信号の共通セットを選択し、測位基準信号の共通セットは、選択されたダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、
[0267]ワイヤレストランシーバを介して、第1のUEによる測定のための測位基準信号の共通セットの指示を備えるメッセージをロケーションサーバから受信することと、
[0268]測位基準信号の共通セットの指示に基づいて、ダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号を送信すること、またはそれらの組合せの測位測定を実施することと
を行うように構成された、第1のUE。
【0217】
[0269]26.共同測位のための複数のUEは、ロケーションサーバによって選択される、条項25に記載の第1のUE。
【0218】
[0270]27.測位基準信号の共通セットは、測位基準信号(PRS)リソース識別子(ID)、PRSリソースセットID、送信ポイント(TRP)ID、セルID、サイドリンク-PRS ID、UE ID、加入者識別モジュール(SIM)、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を備える、条項25または26に記載の第1のUE。
【0219】
[0271]28.少なくとも1つのプロセッサは、
[0272]ワイヤレストランシーバを介して、ダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せの測位測定値を備えるロケーション情報報告をロケーションサーバに送ること
を行うようにさらに構成された、条項25から27のいずれかに記載の第1のUE。
【0220】
[0273]29.ロケーションサーバは、ロケーション情報報告と、他のUEから受信されたロケーション情報報告とに基づいて複数のUE中の各UEのための位置推定値を共同で決定する、条項28に記載の第1のUE。
【0221】
[0274]30.少なくとも1つのプロセッサは、第1のUEのための位置推定値をワイヤレストランシーバを介してロケーションサーバから受信するようにさらに構成された、条項29に記載の第1のUE。
【0222】
[0275]31.複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするように構成された複数のUE中の第1のUEであって、
[0276]複数のUEの共同測位のための複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための推奨をロケーションサーバに送るための手段と、ここにおいて、ロケーションサーバは、推奨に基づいて測定のための測位基準信号の共通セットを選択し、測位基準信号の共通セットは、選択されたダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、
[0277]第1のUEによる測定のための測位基準信号の共通セットの指示を備えるメッセージをロケーションサーバから受信するための手段と、
[0278]測位基準信号の共通セットの指示に基づいて、ダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号を送信すること、またはそれらの組合せの測位測定を実施するための手段と
を備える、第1のUE。
【0223】
[0279]32.その上に記憶されたプログラムコードを含む非一時的記憶媒体であって、プログラムコードは、複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするように複数のUE中の第1のUE中の少なくとも1つプロセッサを構成するように動作可能であり、
[0280]複数のUEの共同測位のための複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための推奨をロケーションサーバに送るためのプログラムコードと、ここにおいて、ロケーションサーバは、推奨に基づいて測定のための測位基準信号の共通セットを選択し、測位基準信号の共通セットは、選択されたダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、
[0281]第1のUEによる測定のための測位基準信号の共通セットの指示を備えるメッセージをロケーションサーバから受信するためのプログラムコードと、
[0282]測位基準信号の共通セットの指示に基づいて、ダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号を送信すること、またはそれらの組合せの測位測定を実施するためのプログラムコードと
を備える、非一時的記憶媒体。
【0224】
[0283]33.ロケーションサーバによって実施される複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするための方法であって、
[0284]複数のUEからの1つまたは複数のUEから、測定のための測位基準信号の共通セットの指示を受信することと、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、
[0285]複数のUE中の各UE、1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数からロケーション情報を受信することと、ロケーション情報は、測位基準信号の共通セットから生成されるダウンリンク測位基準信号測定値、アップリンク測位基準信号測定値、ラウンドトリップ時間測定値、サイドリンク測位基準信号測定値、またはそれらの組合せを備える、
[0286]受信されたロケーション情報を使用して各UEのための位置推定値を共同で決定することと
を備える、方法。
【0225】
[0287]34.複数のUE中の各UEにメッセージを送ること、メッセージは、測位基準信号の共通セットが1つまたは複数のUEによって選択される複数のダウンリンク測位基準信号、複数のアップリンク測位基準信号、複数のサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための構成情報を備える、をさらに備える、条項33に記載の方法。
【0226】
[0288]35.測位基準信号の共通セットを受信する前に、1つまたは複数の基地局と、複数のダウンリンク測位基準信号をスケジュールすることをさらに備える、条項34に記載の方法。
【0227】
[0289]36.測位基準信号の共通セットを受信した後に、1つまたは複数の基地局と、ダウンリンク測位基準信号をスケジュールすることをさらに備える、条項34に記載の方法。
【0228】
[0290]37.
[0291]共同測位のための複数のUEを選択することと、
[0292]複数のUEの識別情報と複数のUEが共同測位セッション中に含まれるという指示とを複数のUE中の各UEに送ることと
をさらに備える、条項33から36のいずれかに記載の方法。
【0229】
[0293]38.測位基準信号の共通セットは、測位基準信号(PRS)リソース識別子(ID)、PRSリソースセットID、送信ポイント(TRP)ID、セルID、サイドリンク-PRS ID、UE ID、加入者識別モジュール(SIM)、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を備える、条項33から37のいずれかに記載の方法。
【0230】
[0294]39.対応する位置推定値を複数のUE中の各UEに送ることをさらに備える、条項33から38のいずれかに記載の方法。
【0231】
[0295]40.複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするように構成されたロケーションサーバであって、
[0296]ワイヤレスネットワーク中のエンティティと通信するように構成された通信インターフェースと、
[0297]少なくとも1つのメモリと、
[0298]通信インターフェースと少なくとも1つのメモリとに結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備え、少なくとも1つのプロセッサは、
[0299]通信インターフェースを介して複数のUEからの1つまたは複数のUEから、測定のための測位基準信号の共通セットの指示を受信することと、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、
[0300]通信インターフェースを介して、複数のUE中の各UE、1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数からロケーション情報を受信することと、ロケーション情報は、測位基準信号の共通セットから生成されるダウンリンク測位基準信号測定値、アップリンク測位基準信号測定値、ラウンドトリップ時間測定値、サイドリンク測位基準信号測定値、またはそれらの組合せを備える、
[0301]受信されたロケーション情報を使用して各UEのための位置推定値を共同で決定することと
を行うように構成された、ロケーションサーバ。
【0232】
[0302]41.複数のUE中の各UEにメッセージを送ること、メッセージは、測位基準信号の共通セットが1つまたは複数のUEによって選択される複数のダウンリンク測位基準信号、複数のアップリンク測位基準信号、複数のサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための構成情報を備える、をさらに備える、条項40に記載のロケーションサーバ。
【0233】
[0303]42.測位基準信号の共通セットを受信する前に、1つまたは複数の基地局と、複数のダウンリンク測位基準信号をスケジュールすることをさらに備える、条項41に記載のロケーションサーバ。
【0234】
[0304]43.測位基準信号の共通セットを受信した後に、1つまたは複数の基地局と、ダウンリンク測位基準信号をスケジュールすることをさらに備える、条項41に記載のロケーションサーバ。
【0235】
[0305]44.
[0306]共同測位のための複数のUEを選択することと、
[0307]複数のUEの識別情報と複数のUEが共同測位セッション中に含まれるという指示とを複数のUE中の各UEに送ることと
をさらに備える、条項40から43のいずれかに記載のロケーションサーバ。
【0236】
[0308]45.測位基準信号の共通セットは、測位基準信号(PRS)リソース識別子(ID)、PRSリソースセットID、送信ポイント(TRP)ID、セルID、サイドリンク-PRS ID、UE ID、加入者識別モジュール(SIM)、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を備える、条項40から44のいずれかに記載のロケーションサーバ。
【0237】
[0309]46.対応する位置推定値を複数のUE中の各UEに送ることをさらに備える、条項40から45のいずれかに記載のロケーションサーバ。
【0238】
[0310]47.複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするように構成されたロケーションサーバであって、
[0311]複数のUEからの1つまたは複数のUEから、測定のための測位基準信号の共通セットの指示を受信するための手段と、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、
[0312]複数のUE中の各UE、1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数からロケーション情報を受信するための手段と、ロケーション情報は、測位基準信号の共通セットから生成されるダウンリンク測位基準信号測定値、アップリンク測位基準信号測定値、ラウンドトリップ時間測定値、サイドリンク測位基準信号測定値、またはそれらの組合せを備える、
[0313]受信されたロケーション情報を使用して各UEのための位置推定値を共同で決定するための手段と
を備える、ロケーションサーバ。
【0239】
[0314]48.その上に記憶されたプログラムコードを含む非一時的記憶媒体であって、プログラムコードは、複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするようにロケーションサーバ中の少なくとも1つプロセッサを構成するように動作可能であり、
[0315]複数のUEからの1つまたは複数のUEから、測定のための測位基準信号の共通セットの指示を受信するためのプログラムコードと、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、
[0316]複数のUE中の各UE、1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数からロケーション情報を受信するためのプログラムコードと、ロケーション情報は、測位基準信号の共通セットから生成されるダウンリンク測位基準信号測定値、アップリンク測位基準信号測定値、ラウンドトリップ時間測定値、サイドリンク測位基準信号測定値、またはそれらの組合せを備える、
[0317]受信されたロケーション情報を使用して各UEのための位置推定値を共同で決定するためのプログラムコードと
を備える、非一時的記憶媒体。
【0240】
[0318]49.複数のユーザ機器(UE)中の第1のUEによって実施される複数のUEの共同測位をサポートするための方法であって、
[0319]複数のUEの識別情報と複数のUEが共同測位セッション中に含まれるという指示とをロケーションサーバから受信することと、
[0320]測定のための測位基準信号の共通セットの指示をロケーションサーバに送ることと、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、
[0321]測位基準信号の共通セットからダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号を送信すること、またはそれらの組合せの測位測定を実施することと
を備える、方法。
【0241】
[0322]50.ロケーションサーバからメッセージを受信すること、メッセージは、測位基準信号の共通セットが複数のUE中の1つまたは複数のUEによって選択される複数のダウンリンク測位基準信号、複数のアップリンク測位基準信号、複数のサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための構成情報を備える、をさらに備える、条項49に記載の方法。
【0242】
[0323]51.複数のUEの識別情報と複数のUEが共同測位セッション中に含まれるという指示とがメッセージ中にある、条項50に記載の方法。
【0243】
[0324]52.
[0325]複数のUE中の少なくとも1つの他のUEから、測位基準信号の共通セット中に含まれることになるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための推奨を受信することと、
[0326]少なくとも1つの他のUEから受信された推奨に基づいて測位基準信号の共通セット中に含まれるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを決定することと、
[0327]それぞれの他のUEに測位基準信号の共通セットを送ることと
をさらに備える、条項49から51のいずれかに記載の方法。
【0244】
[0328]53.
[0329]複数のUE中の少なくとも1つの他のUEに、測位基準信号の共通セット中に含まれることになるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための第1の推奨を送ることと、
[0330]複数のUE中の少なくとも1つの他のUEから、測位基準信号の共通セット中に含まれることになるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための第2の推奨を受信することと、
[0331]ここにおいて、測位基準信号の共通セットは、複数のUEのコンセンサスによって決定される、
をさらに備える、条項49から52のいずれかに記載の方法。
【0245】
[0332]54.測位基準信号の共通セットは、測位基準信号(PRS)リソース識別子(ID)、PRSリソースセットID、送信ポイント(TRP)ID、セルID、サイドリンク-PRS ID、UE ID、加入者識別モジュール(SIM)、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を備える、条項49から53のいずれかに記載の方法。
【0246】
[0333]55.ダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せの測位測定値を備えるロケーション情報報告をロケーションサーバに送ることをさらに備える、条項49から54のいずれかに記載の方法。
【0247】
[0334]56.ロケーション情報報告と、他のUEおよび1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つから受信されたロケーション情報報告とに基づいて複数のUE中の他のUEのための位置推定値を用いて共同で決定された第1のUEのための位置推定値をロケーションサーバから受信することをさらに備える、条項55に記載の方法。
【0248】
[0335]57.複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするように構成された複数のUE中の第1のユーザ機器(UE)であって、
[0336]ワイヤレスネットワーク中のエンティティと通信するように構成されたワイヤレストランシーバと、
[0337]少なくとも1つのメモリと、
[0338]ワイヤレストランシーバと少なくとも1つのメモリとに結合された少なくとも1つのプロセッサと
を備え、少なくとも1つのプロセッサは、
[0339]ワイヤレストランシーバを介して、複数のUEの識別情報と複数のUEが共同測位セッション中に含まれるという指示とをロケーションサーバから受信することと、
[0340]ワイヤレストランシーバを介して、測定のための測位基準信号の共通セットの指示をロケーションサーバに送ることと、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、
[0341]測位基準信号の共通セットからダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号を送信すること、または測位基準信号の共通セットからのそれらの組合せの測位測定を実施することと
を行うように構成された、第1のUE。
【0249】
[0342]58.少なくとも1つのプロセッサは、ワイヤレストランシーバを介してロケーションサーバからメッセージを受信すること、メッセージは、測位基準信号の共通セットが複数のUE中の1つまたは複数のUEによって選択される複数のダウンリンク測位基準信号、複数のアップリンク測位基準信号、複数のサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための構成情報を備える、を行うようにさらに構成された、条項57に記載の第1のUE。
【0250】
[0343]59.複数のUEの識別情報と複数のUEが共同測位セッション中に含まれるという指示とがメッセージ中にある、条項58に記載の第1のUE。
【0251】
[0344]60.少なくとも1つのプロセッサは、
[0345]ワイヤレストランシーバを介して複数のUE中の少なくとも1つの他のUEから、測位基準信号の共通セット中に含まれることになるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための推奨を受信することと、
[0346]少なくとも1つの他のUEから受信された推奨に基づいて測位基準信号の共通セット中に含まれるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを決定することと、
[0347]ワイヤレストランシーバを介して、それぞれの他のUEに測位基準信号の共通セットを送ることと
を行うようにさらに構成された、条項57から59のいずれかに記載の第1のUE。
【0252】
[0348]61.少なくとも1つのプロセッサは、
[0349]ワイヤレストランシーバを介して複数のUE中の少なくとも1つの他のUEに、測位基準信号の共通セット中に含まれることになるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための第1の推奨を送ることと、
[0350]ワイヤレストランシーバを介して複数のUE中の少なくとも1つの他のUEから、測位基準信号の共通セット中に含まれることになるダウンリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せのための第2の推奨を受信することと、
[0351]測位基準信号の共通セットは、複数のUEのコンセンサスによって決定される、
を行うようにさらにさらに構成された、条項57から60のいずれかに記載の第1のUE。
【0253】
[0352]62.測位基準信号の共通セットは、測位基準信号(PRS)リソース識別子(ID)、PRSリソースセットID、送信ポイント(TRP)ID、セルID、サイドリンク-PRS ID、UE ID、加入者識別モジュール(SIM)、またはそれらの任意の組合せのうちの1つまたは複数を備える、条項57から61のいずれかに記載の第1のUE。
【0254】
[0353]63.少なくとも1つのプロセッサは、
[0354]ダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せの測位測定値を備えるロケーション情報報告をロケーションサーバに送ること
を行うようにさらに構成された、条項57から62のいずれかに記載の第1のUE。
【0255】
[0355]64.少なくとも1つのプロセッサは、ワイヤレストランシーバを介して、ロケーション情報報告と、他のUEおよび1つまたは複数の基地局、またはそれらの組合せのうちの少なくとも1つから受信されたロケーション情報報告とに基づいて複数のUE中の他のUEのための位置推定値を用いて共同で決定された第1のUEのための位置推定値をロケーションサーバから受信することを行うようにさらに構成された、条項63に記載の第1のUE。
【0256】
[0356]65.複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするように構成された複数のUE中の第1のユーザ機器(UE)であって、
[0357]複数のUEの識別情報と複数のUEが共同測位セッション中に含まれるという指示とをロケーションサーバから受信するための手段と、
[0358]測定のための測位基準信号の共通セットの指示をロケーションサーバに送るための手段と、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、
[0359]測位基準信号の共通セットからダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号を送信すること、またはそれらの組合せの測位測定を実施するための手段と
を備える、第1のUE。
【0257】
[0360]66.その上に記憶されたプログラムコードを含む非一時的記憶媒体であって、プログラムコードは、複数のユーザ機器(UE)の共同測位をサポートするように複数のUE中の第1のユーザ機器(UE)中の少なくとも1つプロセッサを構成するように動作可能であり、
[0361]複数のUEの識別情報と複数のUEが共同測位セッション中に含まれるという指示とをロケーションサーバから受信するためのプログラムコードと、
[0362]測定のための測位基準信号の共通セットの指示をロケーションサーバに送るためのプログラムコードと、測位基準信号の共通セットは、複数のUE中の各UEによって測定されることになる1つまたは複数の基地局からのダウンリンク測位基準信号、1つまたは複数の基地局によって測定されることになる複数のUEからのアップリンク測位基準信号、複数のUE中のUEからの、複数のUE中の他のUEによって測定されることになるサイドリンク測位基準信号、またはそれらの組合せを備える、
[0363]測位基準信号の共通セットからダウンリンク測位基準信号、サイドリンク測位基準信号、アップリンク測位基準信号を送信すること、または測位基準信号の共通セットからのそれらの組合せの測位測定を実施するためのプログラムコードと
を備える、非一時的記憶媒体。
【0258】
[0364]特定の実施形態が本明細書で詳しく開示されたが、これは説明のために例として行われたにすぎず、以下の添付の特許請求の範囲を限定することは意図されない。具体的には、様々な置換、変更、および修正が、特許請求の範囲によって定義される本発明の趣旨および範囲から逸脱することなく行われ得ると考えられる。他の態様、利点、および修正は、以下の特許請求の範囲内にあるものと考えられる。提示される特許請求の範囲は、本明細書で開示された実施形態および特徴を表すものである。特許請求されない他の実施形態および機能も考えられる。したがって、他の実施形態が、以下の特許請求の範囲内にある。
図1
図2A
図2B
図3
図4
図5
図6
図7
図8
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図10
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図12
図13
【国際調査報告】