(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-02
(54)【発明の名称】インスタントメッセージングアプリケーションを介したコンテンツ共有方法、コンピュータプログラム及び情報処理システム
(51)【国際特許分類】
G06F 21/62 20130101AFI20240126BHJP
H04L 51/04 20220101ALI20240126BHJP
H04L 51/08 20220101ALI20240126BHJP
【FI】
G06F21/62 318
H04L51/04
H04L51/08
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023545317
(86)(22)【出願日】2021-12-28
(85)【翻訳文提出日】2023-07-26
(86)【国際出願番号】 KR2021020051
(87)【国際公開番号】W WO2022164056
(87)【国際公開日】2022-08-04
(31)【優先権主張番号】10-2021-0014218
(32)【優先日】2021-02-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】516014409
【氏名又は名称】ライン プラス コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】LINE Plus Corporation
(74)【代理人】
【識別番号】110003199
【氏名又は名称】弁理士法人高田・高橋国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジン ヨンジン
(72)【発明者】
【氏名】ホワン ミン
(72)【発明者】
【氏名】グー サンモ
(72)【発明者】
【氏名】キム ユビン
(72)【発明者】
【氏名】イム ジフン
(72)【発明者】
【氏名】リー ジェイ
(57)【要約】
【課題】少なくとも一つのプロセッサにより遂行される、インスタントメッセージングアプリケーションを介したコンテンツ共有方法を提供する。
【解決手段】コンテンツ共有方法は、インスタントメッセージングアプリケーションの第1のトークルームに含まれる第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対するアクセスを許可するユーザ入力を受信するステップと、第1のユーザアカウントと関連した複数のコンテンツのうちで、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを決定するステップと、第1のトークルームに含まれる第2のユーザアカウントが、決定された少なくとも一つのコンテンツへアクセスできるように許可するステップと、を含み、少なくとも一つのコンテンツは、第2のユーザアカウントの第1のトークルームを介して出力される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも一つのプロセッサにより遂行される、インスタントメッセージングアプリケーションを介したコンテンツ共有方法において、
第1のトークルームに含まれる第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対するアクセスを許可するユーザ入力を受信するステップと、
前記第1のユーザアカウントと関連した複数のコンテンツのうちで、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを決定するステップと、
前記第1のトークルームに含まれる第2のユーザアカウントが、前記決定するステップで決定された前記少なくとも一つのコンテンツへアクセスできるように許可するステップと、
を含み、
前記少なくとも一つのコンテンツは、前記第2のユーザアカウントの前記第1のトークルームを介して出力される、コンテンツ共有方法。
【請求項2】
前記少なくとも一つのコンテンツは、前記第1のユーザアカウントが含まれる第2のトークルームと関連したコンテンツを含む、請求項1に記載のコンテンツ共有方法。
【請求項3】
前記第2のトークルームに含まれる第3のユーザアカウントに、前記第2のトークルームと関連したコンテンツに対するアクセス許可の可否に関するメッセージが転送され、
前記許可するステップは、前記第3のユーザアカウントのアクセス許可要請に基づいて、前記第2のユーザアカウントが前記第2のトークルームと関連したコンテンツへアクセスできるように許可するステップを含む、請求項2に記載のコンテンツ共有方法。
【請求項4】
前記第2のトークルームを介して、前記第2のユーザアカウントが前記第2のトークルームと関連したコンテンツへアクセス中であることを示すメッセージが出力される、請求項3に記載のコンテンツ共有方法。
【請求項5】
前記第2のトークルームに含まれる第3のユーザアカウントに、前記第2のトークルームと関連したコンテンツに対するアクセス許可の可否に関するメッセージが転送され、
前記第3のユーザアカウントのアクセス遮断要請に基づいて、前記第2のトークルームと関連したコンテンツに対する前記第2のユーザアカウントのアクセスが遮断される、請求項2に記載コンテンツ共有方法。
【請求項6】
前記決定するステップは、前記少なくとも一つのコンテンツに対するアクセス許可期限を決定するステップを含み、
前記許可するステップでは、現在時点が前記アクセス許可期限内である場合、前記少なくとも一つのコンテンツへ前記第2のユーザアカウントがアクセスできるように許可する、請求項1に記載のコンテンツ共有方法。
【請求項7】
前記第2のユーザアカウントから、前記第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対するアクセス許可要請を受信するステップと、
前記第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して、前記アクセス許可要請に関するメッセージを出力するステップと、をさらに含み、
前記ユーザ入力を受信するステップでは、前記出力するステップで出力されたメッセージに応じて、前記ユーザ入力を受信する、請求項1に記載のコンテンツ共有方法。
【請求項8】
前記アクセス許可要請は、前記第2のユーザアカウントによりアクセスが要請されたコンテンツに関する情報を含み、
前記決定するステップでは、前記第2のユーザアカウントによりアクセスが要請されたコンテンツに関する情報に基づいて、前記第1のユーザアカウントと関連した複数のコンテンツのうちで、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを決定する、請求項7に記載のコンテンツ共有方法。
【請求項9】
前記第1のトークルームに含まれたテキストに対する分析結果に基づいて、前記第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して、前記第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対する前記第2のユーザアカウントのアクセス許可の可否に関するメッセージを出力するステップをさらに含み、
前記ユーザ入力を受信するステップでは、前記アクセス許可の可否に関するメッセージに応じて、前記ユーザ入力を受信する、請求項1に記載のコンテンツ共有方法。
【請求項10】
前記決定するステップは、
前記第1のユーザアカウントと関連したコンテンツ、又は、前記第1のトークルームに含まれたテキストの少なくとも一つに対する分析結果に基づいて、おすすめコンテンツの範囲を、前記第1のトークルームを介して出力するステップと、
前記おすすめコンテンツの範囲の少なくとも一つのコンテンツを選択するステップと、
を含む、請求項1に記載のコンテンツ共有方法。
【請求項11】
前記少なくとも一つのコンテンツに対するアクセスを遮断するユーザ入力を受信するステップをさらに含み、
前記アクセスを遮断するユーザ入力に基づいて、前記少なくとも一つのコンテンツに対する前記第2のユーザアカウントのアクセスが遮断される、請求項1に記載のコンテンツ共有方法。
【請求項12】
前記第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して、前記第2のユーザアカウントが前記少なくとも一つのコンテンツへアクセス中であることを示すメッセージを出力するステップをさらに含む、請求項1に記載のコンテンツ共有方法。
【請求項13】
前記決定するステップは、
前記第1のユーザアカウントと関連した複数のコンテンツのうちで、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを選択するユーザ入力を受信するステップと、
前記アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを選択するユーザ入力に応じて、前記第1のユーザアカウントと関連した複数のコンテンツのうちで、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを決定するステップと、を含む、請求項1に記載のコンテンツ共有方法。
【請求項14】
請求項1から請求項13のいずれか一項に記載のコンテンツ共有方法をコンピュータで実行するためのコンピュータ読み取り可能なコンピュータプログラム。
【請求項15】
情報処理システムにおいて、
通信モジュールと、
メモリと、
前記メモリと連結され、前記メモリに含まれたコンピュータ読み取り可能な少なくとも一つのプログラムを実行するように構成される少なくとも一つのプロセッサと、を含み、
前記少なくとも一つのプログラムは、
インスタントメッセージングアプリケーションの第1のトークルームに含まれる第1のユーザアカウントから、前記第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対する前記第1のトークルームに含まれる第2のユーザアカウントのアクセス許可要請を受信し、
前記第2のユーザアカウントが前記第1のユーザアカウントと関連したコンテンツへアクセス可能な連結リンクを、前記第2のユーザアカウントの第1のトークルームを介して提供する、ための命令語を含む、情報処理システム。
【請求項16】
前記第1のユーザアカウントと関連したコンテンツは、前記第1のユーザアカウントが含まれる第2のトークルームと関連したコンテンツを含む、請求項15に記載の情報処理システム。
【請求項17】
前記少なくとも一つのプログラムは、
前記第2のトークルームと関連したコンテンツに対する前記第2のユーザアカウントのアクセス許可の可否に関するメッセージを、前記第2のトークルームに含まれる第3のユーザアカウントに転送し、
前記第3のユーザアカウントから前記アクセス許可の可否に対する応答を受信し、
受信された前記第3のユーザアカウントの応答に基づいて、前記第2のユーザアカウントが前記第2のトークルームと関連したコンテンツへアクセス可能な連結リンクを、前記第2のユーザアカウントの第1のトークルームを介して提供する、ための命令語をさらに含む、請求項16に記載の情報処理システム。
【請求項18】
前記少なくとも一つのプログラムは、
前記第1のトークルームに含まれたテキストに対する分析結果を生成し、
生成された前記分析結果に基づいて、前記第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して、前記第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対する前記第2のユーザアカウントのアクセス許可の可否に関するメッセージを転送する、ための命令語をさらに含む、請求項15に記載の情報処理システム。
【請求項19】
前記少なくとも一つのプログラムは、
前記第1のユーザアカウントと関連したコンテンツ、又は、前記第1のトークルームに含まれたテキストの少なくとも一つに対する分析結果に基づいて、おすすめコンテンツの範囲を決定し、
決定された前記おすすめコンテンツの範囲を、前記第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して提供する、ための命令語をさらに含む、請求項15に記載の情報処理システム。
【請求項20】
前記アクセス可能な連結リンクは、前記第2のユーザアカウントと関連した第2のユーザ端末による、前記第1のユーザアカウントと関連した第1のユーザ端末への遠隔接続が可能な連結リンクを含む、請求項15に記載の情報処理システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、インスタントメッセージングアプリケーション(instant messaging application)を介したコンテンツ共有方法及びシステムに関し、具体的には、インスタントメッセージングアプリケーションの第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対する第2のユーザアカウントのアクセスを許可する方法及びシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
スマートフォンなどのモバイル機器の拡散及びインターネットの発達により、インスタントメッセージングアプリケーションが広く使用されている。このようなアプリケーションのトークルームを介して、多数のユーザは日常生活で自然に互いにコミュニケーションをとり、自分の写真、絵、動画、ファイル、連絡先などのような様々のコンテンツを互いに共有できる。また、多数のユーザは、互いに異なるユーザらからなる複数のトークルームに含まれることができ、複数のトークルームの各々を介して互いに異なるユーザらとコンテンツを共有できる。
【0003】
従来のインスタントメッセージングアプリケーションにおいて、ユーザは、トークルームに含まれた他のユーザらに自分のコンテンツを共有するために、共有しようとするイメージ、テキスト、ファイルなどをトークルームに直接的にアップロードしなければならなかった。こうした環境下で、ユーザが一度に共有できるコンテンツの個数が制限された。また、ユーザは、他のトークルームで既に共有したコンテンツを共有するために、他のトークルームで既に共有したコンテンツを読み込み、当該コンテンツをトークルームに再アップロードしなければならない不便さがあった。また、コンテンツが共有されるユーザは、自分が必要としないコンテンツまで受動的に提供されるという問題点があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】韓国公開特許第2015-0015873号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本開示は、前記問題点を解決するためのコンテンツ共有方法、コンピュータプログラム及びシステム(装置)を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示は、方法、システム(装置)又はコンピュータプログラムを含む多様な方式により具現化できる。
【0007】
本開示の一実施例に係る少なくとも一つのプロセッサにより遂行される、インスタントメッセージングアプリケーションを介したコンテンツ共有方法は、インスタントメッセージングアプリケーションの第1のトークルームに含まれる第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対するアクセスを許可するユーザ入力を受信するステップと、第1のユーザアカウントと関連した複数のコンテンツのうちで、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを決定するステップと、第1のトークルームに含まれる第2のユーザアカウントが、決定された少なくとも一つのコンテンツへアクセスできるように許可するステップと、を含み、少なくとも一つのコンテンツは、第2のユーザアカウントの第1のトークルームを介して出力される。
【0008】
本開示の一実施例によれば、少なくとも一つのコンテンツは、第1のユーザアカウントが含まれる第2のトークルームと関連したコンテンツを含む。
【0009】
本開示の一実施例によれば、第2のトークルームに含まれる第3のユーザアカウントに、第2のトークルームと関連したコンテンツに対するアクセス許可の可否に関するメッセージが転送され、許可するステップは、第3のユーザアカウントのアクセス許可要請に基づいて、第2のユーザアカウントが第2のトークルームと関連したコンテンツへアクセスできるように許可するステップを含む。
【0010】
本開示の一実施例によれば、第2のトークルームを介して、第2のユーザアカウントが第2のトークルームと関連したコンテンツへアクセス中であることを示すメッセージが出力される。
【0011】
本開示の一実施例によれば、第2のトークルームに含まれる第3のユーザアカウントに、第2のトークルームと関連したコンテンツに対するアクセス許可の可否に関するメッセージが転送され、第3のユーザアカウントのアクセス遮断要請に基づいて、第2のトークルームと関連したコンテンツに対する第2のユーザアカウントのアクセスが遮断される。
【0012】
本開示の一実施例によれば、決定するステップは、決定された少なくとも一つのコンテンツに対するアクセス許可期限を決定するステップを含み、許可するステップでは、現在時点がアクセス許可期限内である場合、少なくとも一つのコンテンツへ第2のユーザアカウントがアクセスできるように許可する。
【0013】
本開示の一実施例によれば、第2のユーザアカウントから、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対するアクセス許可要請を受信するステップと、第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して、受信されたアクセス許可要請に関するメッセージを出力するステップと、をさらに含み、ユーザ入力を受信するステップでは、出力されたメッセージに応じて、ユーザ入力を受信する。
【0014】
本開示の一実施例によれば、アクセス許可要請は、第2のユーザアカウントによりアクセスが要請されたコンテンツに関する情報を含み、決定するステップでは、第2のユーザアカウントによりアクセスが要請されたコンテンツに関する情報に基づいて、第1のユーザアカウントと関連した複数のコンテンツのうちで、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを決定する。
【0015】
本開示の一実施例によれば、第1のトークルームに含まれたテキストに対する分析結果に基づいて、第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対する第2のユーザアカウントのアクセス許可の可否に関するメッセージを出力するステップをさらに含み、ユーザ入力を受信するステップでは、出力されたアクセス許可の可否に関するメッセージに応じて、ユーザ入力を受信する。
【0016】
本開示の一実施例によれば、決定するステップは、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツ、又は、第1のトークルームに含まれたテキストの少なくとも一つに対する分析結果に基づいて、おすすめコンテンツの範囲を、第1のトークルームを介して出力するステップと、出力されたおすすめコンテンツの範囲の少なくとも一つのコンテンツを選択するステップと、を含む。
【0017】
本開示の一実施例によれば、少なくとも一つのコンテンツに対するアクセスを遮断するユーザ入力を受信するステップをさらに含み、アクセスを遮断するユーザ入力に基づいて、少なくとも一つのコンテンツに対する第2のユーザアカウントのアクセスが遮断される。
【0018】
本開示の一実施例によれば、第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して、第2のユーザアカウントが、決定された少なくとも一つのコンテンツへアクセス中であることを示すメッセージを出力するステップをさらに含む。
【0019】
本開示の一実施例によれば、決定するステップは、第1のユーザアカウントと関連した複数のコンテンツのうちで、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを選択するユーザ入力を受信するステップと、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを選択するユーザ入力に応じて、第1のユーザアカウントと関連した複数のコンテンツのうちで、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを決定するステップと、を含む。
【0020】
本開示の一実施例により前述した方法をコンピュータで実行するためのコンピュータ読み取り可能な記録媒体に保存されたコンピュータプログラムが提供される。
【0021】
本開示の一実施例に係る情報処理システムは、通信モジュールと、メモリと、メモリと連結され、メモリに含まれたコンピュータ読み取り可能な少なくとも一つのプログラムを実行するように構成される少なくとも一つのプロセッサと、を含み、少なくとも一つのプログラムは、インスタントメッセージングアプリケーションの第1のトークルームに含まれる第1のユーザアカウントから、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対する第2のユーザアカウントのアクセス許可要請を受信し、第2のユーザアカウントが第1のユーザアカウントと関連したコンテンツへアクセス可能な連結リンクを、第2のユーザアカウントの第1のトークルームを介して提供する、ための命令語を含む。ここで、第2のユーザアカウントは、第1のトークルームに含まれる。
【0022】
本開示の一実施例によれば、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツは、第1のユーザアカウントが含まれる第2のトークルームと関連したコンテンツを含む。
【0023】
本開示の一実施例によれば、少なくとも一つのプログラムは、第2のトークルームと関連したコンテンツに対する第2のユーザアカウントのアクセス許可の可否に関するメッセージを、第2のトークルームに含まれる第3のユーザアカウントに転送し、第3のユーザアカウントからアクセス許可の可否に対する応答を受信し、受信された第3のユーザアカウントの応答に基づいて、第2のユーザアカウントが第2のトークルームと関連したコンテンツへアクセス可能な連結リンクを、第2のユーザアカウントの第1のトークルームを介して提供する、ための命令語をさらに含む。
【0024】
本開示の一実施例によれば、少なくとも一つのプログラムは、第1のトークルームに含まれたテキストに対する分析結果を生成し、生成された分析結果に基づいて、第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対する第2のユーザアカウントのアクセス許可の可否に関するメッセージを転送する、ための命令語をさらに含む。
【0025】
本開示の一実施例によれば、少なくとも一つのプログラムは、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツ、又は、第1のトークルームに含まれたテキストの少なくとも一つに対する分析結果に基づいて、おすすめコンテンツの範囲を決定し、決定されたおすすめコンテンツの範囲を、第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して提供する、ための命令語をさらに含む。
【0026】
本開示の一実施例によれば、アクセス可能な連結リンクは、第2のユーザアカウントと関連した第2のユーザ端末による、第1のユーザアカウントと関連した第1のユーザ端末への遠隔接続が可能な連結リンクを含む。
【発明の効果】
【0027】
本開示の一部の実施例において、ユーザは、インスタントメッセージングアプリケーションのトークルームを介して、相手のコンテンツに対するアクセス権限を要請できる。すなわち、インスタントメッセージングアプリケーションのトークルームを介して、相手のユーザ端末に遠隔接続することにより、相手のコンテンツを利用できる。また、ユーザは、相手のコンテンツを受動的に提供されるだけでなく、アクセスが許可された相手の複数のコンテンツのうちで、自分が必要とするコンテンツを能動的に利用できる。
【0028】
本開示の一部の実施例において、ユーザが自分のコンテンツの一部を選択することで、各々のコンテンツファイルを直接的に転送しなくても、相手が自分のコンテンツへアクセスできる。したがって、インスタントメッセージングアプリケーションのユーザ間のコンテンツ共有が容易に行われる。
【0029】
本開示の一部の実施例において、ユーザは、自分が含まれないトークルームで共有されたコンテンツに対するアクセスが許可されることで、当該トークルームに共有されたコンテンツを利用できる。反対に、トークルームに含まれないユーザに、当該トークルームと関連したコンテンツを容易に共有できる。
【0030】
本開示の効果は、これらに制限されず、言及されない他の効果等は、特許請求の範囲の記載から、本開示が属する技術分野における通常の知識を有した者(以下、“当業者”という)に明確に理解されるものである。
【図面の簡単な説明】
【0031】
本開示の実施例等は、以下の添付図面に基づいて説明される。ここで、類似の参照番号は類似の要素を示すが、これに限定されるものではない。
【
図1】本開示の一実施例に係るユーザがユーザ端末で動作するインスタントメッセージングアプリケーションのトークルームを介して、他のユーザのコンテンツへアクセスする例を示す図である。
【
図2】本開示の一実施例に係るコンテンツ共有サービスを提供するために、情報処理システムが複数のユーザ端末と通信可能であるように連結された構成を示す概要図である。
【
図3】本開示の一実施例に係るユーザ端末及び情報処理システムの内部構成を示すブロック図である。
【
図4】本開示の一実施例に係るコンテンツ共有方法を示すフローチャートである。
【
図5】本開示の一実施例に係るコンテンツに対する他のユーザのアクセス許可、又は、他のユーザのコンテンツに対するアクセス許可要請を遂行するための動作の例を示す図である。
【
図6】本開示の一実施例に係るアクセスが許可されるコンテンツを決定する例を示す図である。
【
図7】本開示の一実施例に係るアクセスが許可されるコンテンツを決定する例を示す図である。
【
図8】本開示の一実施例に係る他のユーザアカウントからアクセス許可要請が受信される例を示す図である。
【
図9】本開示の一実施例に係るトークルームに含まれたテキスト分析結果に基づいて、アクセス許可の可否に関するメッセージが出力される例を示す図である。
【
図10】本開示の一実施例に係るトークルームと関連したコンテンツに対するアクセス許可の可否に関するメッセージ、及び、コンテンツへアクセス中であることを示すメッセージが出力される例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、本開示の実施のための具体的な内容を添付図面に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明では、本開示の要旨を不明瞭にする恐れがある場合、公知の機能や構成に関する具体的な説明は省略する。
【0033】
添付図面において、同一又は対応する構成要素には同一の参照符号が付与される。また、以下の実施例の説明において、同一又は対応する構成要素について重複する記述は省略され得る。しかしながら、構成要素に関する記述が省略されても、そのような構成要素が、ある実施例に含まれないことを意図するものではない。
【0034】
開示の実施例の利点及び特徴、そしてそれらを達成する方法は、添付図面に基づいて後述する実施例を参照すれば明確になる。しかしながら、本開示は、以下で開示される実施例に限定されず、互いに異なる多様な形態で具現化され得る。本開示の実施例は、当業者に発明のカテゴリを正確に認識させるために提供されるものにすぎない。
【0035】
本明細書で使用される用語について簡略に説明し、開示の実施例について具体的に説明する。本明細書で使用される用語は、本開示での機能を考慮しつつ、可能な限り現在広く使用される一般的な用語を選択したが、これは関連分野に従事する技術者の意図又は判例、新技術の出現などにより変化し得る。また、特定の場合は出願人が任意で選定した用語もあり得るが、これらの意味は当該発明の説明の部分において詳細に記載する。よって、本開示で使用される用語は、単純な用語の名称ではなく、その用語が有する意味と本開示の全般にわたった内容に基づいて定義されるべきである。
【0036】
本明細書では、文脈上において明確に特定しない限り、単数の表現は複数の意味を含み、複数の表現は単数の意味を含むことができる。明細書の全般に渡り、ある部分がある構成要素を「含む」とする際、これは特に反対の記載がない限り、他の構成要素を排除するものではなく、他の構成要素をさらに含むこともできることを意味する。
【0037】
また、明細書で使用される「モジュール」又は「部」という用語は、ソフトウェアやハードウェア構成要素を意味し、「モジュール」又は「部」はある役割を遂行する。しかしながら、「モジュール」又は「部」はソフトウェアやハードウェアに限定される意味ではない。「モジュール」又は「部」は、アドレッシング可能な保存媒体にあるように構成してもよく、一つ又はそれ以上のプロセッサを再生させるように構成してもよい。したがって、一例として、「モジュール」又は「部」は、ソフトウェア構成要素、オブジェクト指向ソフトウェア構成要素、クラス構成要素、タスク構成要素のような構成要素、並びに、プロセス、関数、属性、プロシージャ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバー、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ又は変数のうちで少なくとも一つを含むことができる。構成要素と「モジュール」又は「部」は、内部で提供される機能はさらに小さい数の構成要素及び「モジュール」又は「部」で結合されたり、追加的な構成要素と「モジュール」又は「部」にさらに分離されたりできる。
【0038】
本開示の一実施例によれば、「モジュール」又は「部」はプロセッサ及びメモリで具現化され得る。「プロセッサ」は汎用プロセッサ、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、制御器、マイクロ制御器、状態マシンなどを含むように広く解釈されるべきである。いくつかの環境では、「プロセッサ」は特定用途向け半導体(ASIC)、プログラム可能なロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラム可能なゲートアレイ(FPGA)等を指すこともできる。「プロセッサ」は、例えば、DSPとマイクロプロセッサの組合せ、複数のマイクロプロセッサの組合せ、DSPコアと結合した一つ以上のマイクロプロセッサの組合せ、若しくは、任意の他のそのような構成等の組合せのような処理デバイスの組合せを指すこともできる。また、「メモリ」は電子情報を保存可能な任意の電子コンポーネントを含むように広く解釈されるべきである。「メモリ」は、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、NVRAM(Non-Volatile Random Access Memory)、PROM(Programmable Read-Only Memory)、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Reda-Only Memory)、フラッシュメモリ、磁気又は光学データ保存装置、レジスターなどのようなプロセッサ-読み取り可能な媒体の多様な類型を指すこともできる。プロセッサがメモリから情報を読み取り/読み取ったりメモリに情報を記録できる場合、メモリはプロセッサと電子通信状態にあると言われる。プロセッサに集積されたメモリはプロセッサと電子通信状態にある。
【0039】
本開示において、「インスタントメッセージングアプリケーション」は、コンテンツ共有サービスを含むインスタントメッセージングサービスを提供する任意のアプリケーション又はプログラムを含むことができる。例えば、インスタントメッセージングアプリケーションは、このようなインスタントメッセージングサービスを提供するための専用アプリケーションを指すことができる。他の例として、インスタントメッセージングアプリケーションは、インスタントメッセージングサービスの以外に、ソーシャルネットワークサービスなどのような他のサービスを共に提供するアプリケーションを指すことができる。また他の例として、インスタントメッセージングアプリケーションは、インスタントメッセージングサービスを提供するシステムに接続するのに使用される任意のアプリケーション又はプログラム(ウェブブラウザなど)を指すことができる。
【0040】
本開示において、「トークルーム」は、コンピューティング装置に設置されたインスタントメッセージングアプリケーションで生成可能な、一つ以上のユーザ(又はユーザアカウント)が参加できる仮想の空間又はグループを指すことができる。例えば、一つ以上のユーザアカウントがトークルームに参加又は含まれて、多様な形態のメッセージやファイルなどを互いにやりとりできる。また、トークルームでは、VoIP(Voice over Internet Protocol)通話機能、ライブ放送機能(VoIPリアルタイム映像送出機能)が提供されることで、トークルーム内におけるユーザアカウント間の音声通話、ビデオ通話、映像ストリーミングなどが可能である。また、トークルームはトークルームと関連したリンク(例えば、アイコン又はボタン)を含むことができる。例えば、トークルームは、インスタントメッセージングアプリケーションのトークルームと関連したリンクとして、掲示板、ファイル、ギャラリー、メニュー、ユーザプロフィール、コンテンツへのアクセス(共有)、もっと見る、設定などを含む。
【0041】
本開示において、「ユーザアカウントのトークルーム」は、当該ユーザアカウントと関連したユーザ端末の画面に表示されるトークルーム、チャットルーム、チャットウインドウ及び/又はトークウインドウを指すことができる。例えば、第1のユーザアカウントの第1のトークルームは、第1のユーザアカウントと関連したユーザ端末の画面に表示される第1のトークルームを指し、第2のユーザアカウントの第1のトークルームは、第2のユーザアカウントと関連したユーザ端末の画面に表示される第1のトークルームを指すことができる。
【0042】
本開示において、「ユーザアカウント」は、ユーザがインスタントメッセージングアプリケーションで生成して利用するアカウント又はこれと関連したデータを指すことができる。また、インスタントメッセージングアプリケーションのユーザアカウントは、インスタントメッセージングアプリケーションを利用するユーザを指すことができる。同様に、インスタントメッセージング又はインスタントメッセージングが可能なトークルームに含まれるユーザは、インスタントメッセージングアプリケーションのユーザアカウントを指すことができる。また、ユーザアカウントは、一つ以上のユーザアカウントを含むことができる。本開示において、ユーザアカウント及びユーザは区別して用いられているが、ユーザアカウントはユーザを指し、ユーザはユーザアカウントを指すことができる。また、ユーザアカウントはユーザ端末を指し、ユーザ端末はユーザアカウントを指すことができる。
【0043】
本開示において、「コンテンツ」は、イメージ、テキスト、映像、音声などのような人間の感覚から認識できるデジタル方式により製作されてユーザに提供される各種情報又はその内容物を含むことができる。例えば、コンテンツは、写真項目、ファイル項目、連絡先項目などのような各々のコンテンツ項目を指すことができる。代替的又は付加的に、コンテンツは、コンテンツ項目に含まれた各々の個別的なコンテンツ(例えば、写真やファイルなど)を指すことができる。本開示において、「ユーザアカウントと関連したコンテンツ」は、当該ユーザアカウントと関連したユーザ端末に保存されたコンテンツ、当該ユーザアカウントの保存空間に保存されたコンテンツ及び/又は当該ユーザアカウントが含まれるトークルームと関連したコンテンツを指すことができる。また、「ユーザアカウントと関連したコンテンツ」は、当該トークルームを介して共有/アップロードした履歴があるコンテンツ、当該トークルームの保存空間に保存されたコンテンツ、当該トークルームに含まれるユーザアカウントと関連したコンテンツなどを含むことができる。
【0044】
本開示において、「アクセス許可要請」は、アクセスを許可しようとすることを示す要請及び/又はアクセスを許可されたいことを示す要請を指すことができる。
【0045】
本開示において、「メッセージ」は、インスタントメッセージングアプリケーションのユーザアカウント間にやりとりできる任意の情報/日付を指すことができる。例えば、メッセージは、トークルームを介して、テキストやイメージなどのような様々の形態で表示できる。また、メッセージは、メッセージを受信したユーザアカウントに伝達される情報だけでなく、そのようなユーザから任意のアクション又は応答を要請する任意の情報(例えば、ボタンやリンクなど)を含むことができる。
【0046】
本開示において、「遠隔接続」は、接続権限を持っているユーザが、自分のユーザ端末を利用して、他のユーザのユーザ端末及び/又はサーバに接続することを指すことができる。例えば、ユーザは、他のユーザのユーザ端末に遠隔接続して、ユーザ端末に保存されたデータ/情報を利用できる。また、ユーザは、他のユーザのユーザ端末に遠隔接続して、他のユーザのユーザ端末を操作したり、他のユーザのユーザ端末を介して作業を遂行したりできる。このような遠隔接続を遂行するために、二つ以上のユーザ端末はネットワークを介して互いに通信できる。付加的又代替的に、二つ以上のユーザ端末が一つ以上の遠隔接続サーバ(又はシステム)を介して通信し、二つ以上のユーザ端末は、当該サーバ(又はシステム)を経て遠隔接続を遂行できる。
【0047】
図1は、本開示の一実施例に係るユーザ100がユーザ端末110で動作するインスタントメッセージングアプリケーションのトークルームを介して、他のユーザのコンテンツへアクセスする例を示す図である。ユーザ(又はユーザアカウント)100は、ユーザ端末110で動作するインスタントメッセージングアプリケーションのトークルームを介して、当該トークルームに含まれる他のユーザ(又は、他のユーザアカウント)と関連したコンテンツへアクセスできる。以下において、ユーザ100は第2のユーザ又は第2のユーザアカウントを指し、他のユーザは第1のユーザ又は第1のユーザアカウントを指すことができる。第1のユーザと関連したコンテンツは、第1のユーザのユーザ端末(図示せず)に保存されたイメージ(又は映像)、ファイル、連絡先を含むことができる。付加的又は代替的に、第1のユーザと関連したコンテンツは、第1のユーザは含まれるが第2のユーザは含まれないトークルームと関連したコンテンツの少なくとも一部を含むことができる。
【0048】
一実施例において、第2のユーザ100は、インスタントメッセージングアプリケーションのトークルームを介して、トークルームに含まれる第1のユーザに、第1のユーザと関連したコンテンツに対するアクセス許可を要請できる。例えば、第2のユーザ100は、第1のユーザのユーザ端末に、第1のユーザと関連したコンテンツに対するアクセス許可要請(例えば、アクセスを許可されたいことを示す要請)を転送できる。このとき、第2のユーザ100は、第1のユーザと関連した複数のコンテンツのうちで、アクセス許可を要請するコンテンツを選択できる。これにより、第1のユーザのユーザ端末に転送されたアクセス許可要請は、選択されたコンテンツに関する情報(すなわち、アクセスが要請されたコンテンツに関する情報)を含むことができる。
【0049】
第1のユーザのユーザ端末(例えば、ユーザ端末の少なくとも一つのプロセッサ)は、第2のユーザ100のアクセス許可要請に応じて、第1のユーザと関連したコンテンツに対するアクセスを許可するユーザ入力を受信できる。代替的に、第2のユーザ100のアクセス許可要請がなくても、第1のユーザのユーザ端末は、第1のユーザと関連したコンテンツに対する第2のユーザ100のアクセスを許可するユーザ入力を受信できる。その後、第1のユーザのユーザ端末は、第1のユーザと関連した複数のコンテンツのうちで、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを決定できる。例えば、第1のユーザのユーザ端末は、アクセスが要請されたコンテンツに関する情報に基づいて、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを決定できる。このとき、第2のユーザからアクセスが要請されたコンテンツを、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツとして決定できる。代替的に、第1のユーザのユーザ端末は、第1のユーザと関連した複数のコンテンツの少なくとも一つのコンテンツを選択する第1のユーザのユーザ入力に基づいて、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを決定できる。
【0050】
第1のユーザのユーザ端末は、このように決定された少なくとも一つのコンテンツに対し、第2のユーザ100がアクセスできるように許可することができる。これにより、第2のユーザ100は、第1のユーザと関連した複数のコンテンツの少なくとも一つのコンテンツへアクセスできる。例えば、第2のユーザ100のユーザ端末110は、第2のユーザのトークルームを介して、第1のユーザと関連した複数のコンテンツの少なくとも一つのコンテンツを出力できる。このために、第2のユーザ100のユーザ端末110及び/又は第1のユーザのユーザ端末と連結された情報処理システムは、第1のユーザのユーザ端末から、第1のユーザと関連したコンテンツに対する第2のユーザ100のアクセス許可要請(例えば、第2のユーザのアクセスを許可しようとすることを示す要請)を受信できる。その後、情報処理システムは、第2のユーザ100が第1のユーザと関連したコンテンツへアクセス可能な連結リンクを、第2のユーザ100のトークルームを介して提供できる。ここで、アクセス可能な連結リンクは、第2のユーザ100のユーザ端末110による、第1のユーザのユーザ端末への遠隔接続が可能な連結リンクを含むことができる。
【0051】
図に示すように、インスタントメッセージングアプリケーションの「Chatroom X」に、第2のユーザ100及び「USER A」(すなわち、第1のユーザアカウント)が含まれる場合、第2のユーザ100は、「Chatroom X」を介して「USER A」のイメージへアクセスできる。すなわち、ユーザ端末110の画面120に、「USER A」のユーザ端末に保存された複数のイメージの少なくとも一部122が表示され得る。また、図に示すように、ユーザ端末110の画面120に、「USER Aのイメージへアクセスできます。」というメッセージが出力されることで、第2のユーザ100は、「USER A」のイメージに対してアクセスが許可された状態であることを認知できる。
【0052】
図1では、第1のユーザと関連した複数のコンテンツの少なくとも一部122は、ユーザ端末110の画面120の下部の領域に出力されているが、これに限定されるものではない。例えば、第1のユーザと関連した複数のコンテンツの少なくとも一部122は、ユーザ端末110の画面120の全体又は一部の領域に出力されてもよい。
【0053】
図2は、本開示の一実施例に係るコンテンツ共有サービスを提供するために、情報処理システム230が複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3と通信可能であるように連結された構成を示す概要図である。情報処理システム230は、インスタントメッセージングサービスを提供できるシステム(ら)及び/又はコンテンツ共有サービスを提供できるシステム(ら)を含むことができる。一実施例において、情報処理システム230は、インスタントメッセージングサービス及び/又はコンテンツ共有サービスと関連したコンピュータ実行可能なプログラム(例えば、ダウンロード可能なアプリケーション)や、データを保存、提供及び実行できる一つ以上のサーバ装置及び/又はデータベースや、クラウドコンピューティング(cloud computing)サービス基盤の一つ以上の分散コンピューティング装置及び/又は分散データベースを含むことができる。例えば、情報処理システム230は、インスタントメッセージングサービス及び/又はコンテンツ共有サービスのための別のシステム(例えば、サーバ)などを含むことができる。
【0054】
情報処理システム230により提供されるインスタントメッセージングサービス、コンテンツ共有サービスなどは、複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3の各々に設置されたインスタントメッセージングアプリケーションなどを介してユーザに提供される。例えば、インスタントメッセージングサービスは、インスタントメッセージングアプリケーションのユーザ間のテキストメッセージングサービス、音声メッセージングサービス、ビデオ通話サービス、音声通話サービス、映像ストリーミングサービス、ソーシャルネットワークサービス、コンテンツ提供/検索サービスなどを含むことができる。
【0055】
複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3は、ネットワーク220を介して情報処理システム230と通信できる。ネットワーク220は、複数のユーザ端末210_1、210_2、210_3及び情報処理システム230間の通信が可能であるように構成できる。ネットワーク220は、設置環境に応じて、例えば、イーサネット(Ethernet)(登録商標)、PLC(Power Line Communication)、電話線通信装置及びRS-serial通信などのような有線ネットワーク、移動通信網、WLAN(Wireless LAN)、Wi-Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)及びZigBee(登録商標)などのような無線ネットワーク又はその組合せからなることができる。通信方式は制限されず、ネットワーク220を含むことができる通信網(例えば、移動通信網、有線インターネット、無線インターネット、放送網、衛星網など)を活用する通信方式だけでなく、ユーザ端末210_1、210_2、210_3間の近距離無線通信も含まれ得る。
【0056】
図2では、携帯電話端末210_1、タブレット端末210_2及びPC端末210_3をユーザ端末の例として示したが、これに限定されず、ユーザ端末210_1、210_2、210_3は、有線及び/又は無線通信が可能であり、インスタントメッセージングアプリケーションがインストールされて実行できる任意のコンピューティング装置であり得る。例えば、ユーザ端末は、スマートフォン、携帯電話、ナビゲーション、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デジタル放送用端末、PDA(Personal Digital Assistants)、PMP(Portable Multimedia Player)、タブレットPC、ゲームコンソール(game console)、ウェアラブルデバイス(wearable device)、IoT(internet of things)デバイス、VR(virtual reality)デバイス、AR(augmented reality)デバイスなどを含むことができる。また、
図2では、3つのユーザ端末210_1、210_2、210_3がネットワーク220を介して情報処理システム230と通信するものを示したが、これに限定されず、異なる数のユーザ端末がネットワーク220を介して情報処理システム230と通信するように構成されることもできる。
【0057】
一実施例において、情報処理システム230は、ユーザ端末210_1、210_2、210_3(例えば、第1のユーザアカウントと関連したユーザ端末)から、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対する第2のユーザアカウントのアクセス許可要請(すなわち、第2のユーザアカウントのアクセスを許可しようとすることを示す要請)を受信できる。一実施例において、情報処理システム230は、第2のユーザアカウントが第1のユーザアカウントと関連したコンテンツへアクセス可能な連結リンクを、ユーザ端末210_1、210_2、210_3(例えば、第2のユーザアカウントと関連したユーザ端末)に提供できる。例えば、情報処理システム230は、第2のユーザアカウントの第1のトークルームを介して、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツへアクセス可能な連結リンクを提供できる。
【0058】
図3は、本開示の一実施例に係るユーザ端末210及び情報処理システム230の内部構成を示すブロック図である。ユーザ端末210は、インスタントメッセージングアプリケーションが実行可能であり、有/無線通信が可能な任意のコンピューティング装置を指すことができ、例えば、
図2の携帯電話端末210_1、タブレット端末210_2及びPC端末210_3などを含むことができる。図に示すように、ユーザ端末210は、メモリ312、プロセッサ314、通信モジュール316及び入出力インタフェース318を含むことができる。同様に、情報処理システム230は、メモリ332、プロセッサ334、通信モジュール336及び入出力インタフェース338を含むことができる。
図3に示すように、ユーザ端末210及び情報処理システム230は、各々の通信モジュール316、336を用いて、ネットワーク220を介して情報及び/又はデータが通信できるように構成され得る。また、入出力装置320は、入出力インタフェース318を介して、ユーザ端末210に情報及び/又はデータを入力したり、ユーザ端末210から生成された情報及び/又はデータを出力したりするように構成され得る。
【0059】
メモリ312、332は、非一時的な任意のコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含むことができる。一実施例によれば、メモリ312、332は、RAM(random access memory)、ROM(read only memory)、ディスクドライブ、SSD(solid state drive)及びフラッシュメモリ(flash memory)などのような永久的な大容量保存装置(permanent mass storage device)を含むことができる。他の例として、ROM、SSD、フラッシュメモリ及びディスクドライブなどのような永久的な大容量保存装置は、メモリとは区分される別の永久保存装置としてユーザ端末210又は情報処理システム230に含まれることができる。また、メモリ312、332には、オペレーティングシステムと少なくとも一つのプログラムコード(例えば、インスタントメッセージングサービス、コンテンツ共有サービスと関連したアプリケーションなどのためのコード)が保存され得る。
【0060】
このようなソフトウェア構成要素は、メモリ312、332とは別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体からローディングできる。このような別のコンピュータ読み取り可能な記録媒体は、このようなユーザ端末210及び情報処理システム230に直接連結可能な記録媒体を含むことのできるが、例えば、フロッピードライブ、ディスク、テープ、DVD/CD-ROMドライブ及びメモリカードなどのようなコンピュータ読み取り可能な記録媒体を含むことができる。他の例として、ソフトウェア構成要素等は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体でなく、通信モジュール316、336を介してメモリ312、332にローディングされることもできる。例えば、少なくとも一つのプログラムは、開発者又はアプリケーションのインストールファイルを配信するファイル配信システムが、ネットワーク220を介して提供するファイルによりインストールされるコンピュータプログラム(例えば、インスタントメッセージングサービス、コンテンツ共有サービスと関連したアプリケーションなど)に基づいてメモリ312、332にローディングされることができる。
【0061】
プロセッサ314、334は、基本的な算術、ロジック及び入出力演算を実行することで、コンピュータプログラムの命令を処理するように構成できる。命令は、メモリ312、332又は通信モジュール316、336によりプロセッサ314、334に提供され得る。例えば、プロセッサ314、334は、メモリ312、332のような記録装置に保存されたプログラムコードによって受信される命令を実行するように構成できる。
【0062】
通信モジュール316、336は、ネットワーク220を介して、ユーザ端末210と情報処理システム230とが互いに通信するための構成や機能を提供でき、ユーザ端末210及び/又は情報処理システム230が、他のユーザ端末又は他のシステム(例えば、別のクラウドシステムなど)と通信するための構成や機能を提供できる。一例として、ユーザ端末210のプロセッサ314がメモリ312などのような記録装置に保存されたプログラムコードによって生成した要請又はデータ(例えば、コンテンツに対するアクセス許可要請など)は、通信モジュール316の制御により、ネットワーク220を介して情報処理システム230に伝達され得る。反対に、情報処理システム230のプロセッサ334の制御により提供される制御信号や命令が、通信モジュール336及びネットワーク220を経て、ユーザ端末210の通信モジュール316を介してユーザ端末210に受信され得る。例えば、ユーザ端末210は、情報処理システム230からコンテンツへアクセス可能な連結リンクを受信できる。
【0063】
入出力インタフェース318は、入出力装置320とのインタフェースのための手段であり得る。一例として、入力装置は、オーディオセンサ及び/又はイメージセンサを含むカメラ、キーボード、マイクロホン、マウスなどのような装置を含み、出力装置はディスプレイ、スピーカ、ハプティック(触覚)フィードバックデバイス(haptic feedback device)などのような装置を含むことができる。他の例として、入出力インタフェース318は、タッチスクリーンなどのように入力及び出力を実行するための構成又は機能が一つで統合された装置とのインタフェースのための手段であり得る。
図3では、入出力装置320がユーザ端末210に含まれないように示したが、これに限定されず、ユーザ端末210と一体に構成することもできる。また、情報処理システム230の入出力インタフェース338は、情報処理システム230と連結するか、又は、情報処理システム230が含むことのできる入力や出力のための装置(図示せず)とのインタフェースのための手段であり得る。
図3では、入出力インタフェース318、338がプロセッサ314、334と別に構成された要素として示されているが、これに限定されず、入出力インタフェース318、338がプロセッサ314、334に含まれるように構成することもできる。
【0064】
ユーザ端末210及び情報処理システム230は、
図3に示す構成要素よりも多くの構成要素を含むことができる。しかしながら、大部分の従来技術的構成要素を明確に示す必要はない。一実施例によれば、ユーザ端末210は、前述した入出力装置320の少なくとも一部を含むように具現化できる。また、ユーザ端末210は、トランシーバー(transceiver)、GPS(Global Positioning system)モジュール、カメラ、各種センサ及びデータベースなどのような他の構成要素をさらに含むことができる。例えば、ユーザ端末210がスマートフォンである場合、一般にスマートフォンが有する構成要素を含むことができ、例えば、加速度センサ、ジャイロセンサ、マイクモジュール、カメラモジュール、各種物理的なボタン、タッチパネルを用いたボタン、入出力ポート及び振動のための振動器などのような多様な構成要素がユーザ端末210にさらに含まれるように具現化できる。
【0065】
一実施例によれば、ユーザ端末210のプロセッサ314は、インスタントメッセージングサービスを提供するインスタントメッセージングアプリケーションが動作するように構成できる。このとき、当該アプリケーションと関連したプログラムコードがユーザ端末210のメモリ312にローディングできる。アプリケーションが動作する際に、ユーザ端末210のプロセッサ314は、入出力インタフェース318を介して入出力装置320から提供された情報及び/又はデータを受信したり、通信モジュール316を介して情報処理システム230から情報及び/又はデータを受信したりでき、受信された情報及び/又はデータを処理してメモリ312に保存できる。また、このような情報及び/又はデータは、通信モジュール316を介して情報処理システム230に提供できる。
【0066】
インスタントメッセージングアプリケーションが動作される際に、プロセッサ314は、入出力インタフェース318と連結されたタッチスクリーン、キーボード、オーディオセンサ及び/又はイメージセンサを含むカメラ、マイクロホンなどのような入力装置により入力又は選択された音声データ、テキスト、イメージ、映像などを受信でき、受信された音声データ、テキスト、イメージ及び/又は映像をメモリ312に保存したり、通信モジュール316及びネットワーク220を介して情報処理システム230に提供したりできる。一実施例において、プロセッサ314は、入力装置により入力されるインスタントメッセージングアプリケーションの第1のトークルームに含まれる第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対するアクセスを許可するユーザ入力を受信し、当該ユーザ入力が示す要請(例えば、アクセスを許可しようとすることを示す要請)を、ネットワーク220及び通信モジュール316を介して情報処理システム230に提供できる。
【0067】
一実施例において、プロセッサ314は、第1のユーザアカウントと関連した複数のコンテンツのうちで、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを決定できる。一実施例において、プロセッサ314は、第1のトークルームに含まれる第2のユーザアカウントが、決定された少なくとも一つのコンテンツへアクセスできるように許可する。例えば、プロセッサ314は、決定された少なくとも一つのコンテンツに対する第2のユーザアカウントのアクセス許可要請(例えば、第2のユーザアカウントのアクセスを許可しようとすることを示す要請)を情報処理システム230に転送できる。
【0068】
ユーザ端末210のプロセッサ314は、情報及び/又はデータを、入出力インタフェース318を介して入出力装置320に転送して出力できる。例えば、ユーザ端末210のプロセッサ314は、ディスプレイ出力可能装置(例えば、タッチスクリーンやディスプレイなど)、音声出力可能装置(例えば、スピーカ)などの出力装置320を介して処理された情報及び/又はデータが出力できる。
【0069】
情報処理システム230のプロセッサ334は、複数のユーザ端末210及び/又は複数の外部システムから受信された情報及び/又はデータを管理、処理及び/又は保存するように構成できる。プロセッサ334により処理された情報及び/又はデータは、通信モジュール336及びネットワーク220を介してユーザ端末210に提供できる。一実施例において、プロセッサ334は、インスタントメッセージングアプリケーションの第1のトークルームに含まれる第1のユーザアカウントから、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対する第2のユーザアカウントのアクセス許可要請(例えば、第2のユーザアカウントのアクセスを許可しようとすることを示す要請)を受信できる。ここで、第2のユーザアカウントは、第1のトークルームに含まれることができる。また、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツは、第1のユーザアカウントが含まれる第2のトークルームと関連したコンテンツを含むことができる。一実施例において、プロセッサ334は、第2のユーザアカウントが第1のユーザアカウントと関連したコンテンツへアクセス可能な連結リンクを、第2のユーザアカウントの第1のトークルームを介して提供できる。ここで、アクセス可能な連結リンクは、第2のユーザアカウントと関連した第2のユーザ端末による、第1のユーザアカウントと関連した第1のユーザ端末への遠隔接続が可能な連結リンクを含むことができる。
【0070】
一実施例において、プロセッサ334は、第2のトークルームと関連したコンテンツに対する第2のユーザアカウントのアクセス許可の可否に関するメッセージを第2のトークルームに含まれる第3のユーザアカウントに転送し、第3のユーザアカウントからアクセス許可の可否に対する応答を受信できる。その後、プロセッサ334は、受信された第3のユーザアカウントの応答(例えば、アクセスを許可することを示す応答、アクセスを許可しようとすることを示す要請など)に基づいて、第2のユーザアカウントが第2のトークルームと関連したコンテンツへアクセス可能な連結リンクを、第2のユーザアカウントの第1のトークルームを介して提供できる。これは異なり、プロセッサ334は、第3のユーザアカウントからアクセスを遮断する要請(すなわち、アクセス遮断要請)を受信する場合、第2のユーザアカウントによる第2のトークルームと関連したコンテンツへのアクセスを遮断できる。
【0071】
一実施例において、プロセッサ334は、第1のトークルームに含まれたテキストに対する分析結果を生成し、生成された分析結果に基づいて、第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対する第2のユーザアカウントのアクセス許可の可否に関するメッセージを転送できる。一実施例において、プロセッサ334は、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツ、又は、第1のトークルームに含まれたテキストの少なくとも一つに対する分析結果に基づいて、おすすめコンテンツの範囲を決定し、決定されたおすすめコンテンツの範囲を、第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して提供できる。
【0072】
図4は、本開示の一実施例に係るコンテンツ共有方法400を示すフローチャートである。一実施例において、コンテンツ共有方法400は、プロセッサ(例えば、ユーザ端末の少なくとも一つのプロセッサ)により遂行できる。他の実施例において、コンテンツ共有方法400は、情報処理システムの少なくとも一つのプロセッサにより遂行できる。また他の実施例において、コンテンツ共有方法400は、ユーザ端末の少なくとも一つのプロセッサ及び情報処理システムの少なくとも一つのプロセッサが、コンテンツ共有のために要請される情報を互いに通信しながら遂行できる。
【0073】
コンテンツ共有方法400は、インスタントメッセージングアプリケーションの第1のトークルームに含まれる第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対するアクセスを許可するユーザ入力を受信することにより開始することができる(S410)。例えば、プロセッサは、第2のユーザアカウントのアクセス許可の可否に関するメッセージ及び/又はアクセス許可要請に関するメッセージに応答し、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対するアクセスを許可するユーザ入力を受信できる。
【0074】
続いて、プロセッサは、第1のユーザアカウントと関連した複数のコンテンツのうちで、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを決定できる(S420)。ここで、少なくとも一つのコンテンツは、第1のユーザアカウントが含まれる第2のトークルームと関連したコンテンツを含むことができる。付加的に、プロセッサは、決定された少なくとも一つのコンテンツに対するアクセス許可期限を決定できる。一実施例において、プロセッサは、第1のユーザアカウントと関連した複数のコンテンツのうちで、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを選択するユーザ入力を受信し、これに応じて、第1のユーザアカウントと関連した複数のコンテンツのうちで、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを決定できる。
【0075】
プロセッサは、第1のトークルームに含まれる第2のユーザアカウントが、ステップS420で決定された少なくとも一つのコンテンツへアクセスできるように許可する(S430)。例えば、現在時点がアクセス許可期限内である場合、プロセッサは、少なくとも一つのコンテンツを第2のユーザアカウントがアクセスできるように許可する。これにより、少なくとも一つのコンテンツは、第2のユーザアカウントの第1のトークルームを介して出力され得る。
【0076】
一実施例において、第2のトークルームに含まれる第3のユーザアカウントに、第2のトークルームと関連したコンテンツに対するアクセス許可の可否に関するメッセージが転送され、プロセッサは、第3のユーザアカウントのアクセス許可要請に基づいて、第2のユーザアカウントが第2のトークルームと関連したコンテンツへアクセスできるように許可する。このとき、第2のトークルームを介して、第2のユーザアカウントが第2のトークルームと関連したコンテンツへアクセス中であることを示すメッセージが出力され得る。代替的に、第2のトークルームに含まれる第3のユーザアカウントに、第2のトークルームと関連したコンテンツに対するアクセス許可の可否に関するメッセージが転送され、プロセッサは、第3のユーザアカウントのアクセス遮断要請に基づいて、第2のトークルームと関連したコンテンツに対する第2のユーザアカウントのアクセスを遮断できる。
【0077】
一実施例において、プロセッサは、第2のユーザアカウントから第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対するアクセス許可要請を受信し、第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して受信されたアクセス許可要請に関するメッセージが出力できる。その後、プロセッサは、出力されたメッセージに応じて、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対するアクセスを許可するユーザ入力が受信できる。ここで、アクセス許可要請は、第2のユーザアカウントによりアクセスが要請されたコンテンツに関する情報を含むことができる。このとき、プロセッサは、第2のユーザアカウントによりアクセスが要請されたコンテンツに関する情報に基づいて、第1のユーザアカウントと関連した複数のコンテンツのうちで、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを決定できる。
【0078】
一実施例において、プロセッサは、第1のトークルームに含まれたテキストに対する分析結果に基づいて、第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対する第2のユーザアカウントのアクセス許可の可否に関するメッセージを出力できる。このとき、プロセッサは、出力されたアクセス許可の可否に関するメッセージに応じて、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対するアクセスを許可するユーザ入力が受信できる。
【0079】
一実施例において、プロセッサは、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツ、又は、第1のトークルームに含まれたテキストの少なくとも一つに対する分析結果に基づいて、おすすめコンテンツの範囲を、第1のトークルームを介して出力し、出力されたおすすめコンテンツの範囲のうちで、少なくとも一つのコンテンツを選択することで、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを決定できる。例えば、プロセッサは、出力されたおすすめコンテンツの範囲のうちで、少なくとも一つのコンテンツを選択するユーザ入力に基づいて、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを決定できる。
【0080】
一実施例において、プロセッサは、第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して、第2のユーザアカウントが、決定された少なくとも一つのコンテンツへアクセス中であることを示すメッセージが出力できる。付加的又は代替的に、プロセッサは、少なくとも一つのコンテンツに対するアクセスを遮断するユーザ入力を受信でき、このようなユーザ入力に基づいて、少なくとも一つのコンテンツに対する第2のユーザアカウントのアクセスを遮断できる。
【0081】
図5は、本開示の一実施例に係るコンテンツに対する他のユーザのアクセス許可、又は、他のユーザのコンテンツに対するアクセス許可要請を遂行するための動作510、520の例を示す図である。一実施例において、ユーザは、インスタントメッセージングアプリケーションのトークルームを介して、当該トークルームに含まれる他のユーザが自分のコンテンツへアクセスすることを許可できる。他の実施例において、ユーザは、インスタントメッセージングアプリケーションのトークルームを介して、当該トークルームに含まれる他のユーザのコンテンツに対するアクセス許可を要請できる。
【0082】
第1の動作510に示すように、プロセッサ(例えば、ユーザ端末の少なくとも一つのプロセッサ)は、「Chatroom X」を介して、「コンテンツへのアクセス」と関連したボタン512をディスプレイ上に表示できる。その後、プロセッサは、ディスプレイ上に表示された「コンテンツへのアクセス」と関連したボタン512に対するユーザ入力を受信できる。このようなユーザ入力に応じて、プロセッサは、第2の動作520に示すように、「自分のコンテンツへのアクセスを許可」ボタン522及び「コンテンツへのアクセスを要請」ボタン524をディスプレイ上に表示できる。
【0083】
一実施例において、ユーザは、第2の動作520に示す「自分のコンテンツへのアクセスを許可」ボタン522をタッチ入力することで、「Chatroom X」に含まれる他のユーザ(又は、ユーザアカウント)の少なくとも一部が、自分の複数のコンテンツのうちで、少なくとも一つのコンテンツへアクセスできるように許可する。他の実施例において、ユーザは、第2の動作520に示す「コンテンツへのアクセスを要請」ボタン524をタッチ入力することで、「Chatroom X」に含まれる他のユーザ(又は、ユーザアカウント)の少なくとも一部に、当該ユーザと関連した複数のコンテンツのうちで、少なくとも一つのコンテンツに対するアクセス許可を要請できる。
【0084】
図6は、本開示の一実施例に係るアクセスが許可されるコンテンツを決定する例を示す図である。一実施例において、プロセッサ(例えば、ユーザ端末の少なくとも一つのプロセッサ)は、第1のユーザアカウントと関連した複数のコンテンツのうちで、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを選択するユーザ入力が受信できる。このようなユーザ入力に応じて、プロセッサは、第1のユーザアカウントと関連した複数のコンテンツのうちで、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを決定できる。これにより、プロセッサは、第1のトークルームに含まれる第2のユーザアカウントが、決定された少なくとも一つのコンテンツへアクセスできるように許可する。ここで、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツは、第1のユーザアカウントのユーザ端末に保存されたファイル、連絡先、写真などを含むことができる。付加的又は代替的に、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツは、第1のユーザアカウントの保存空間(例えば、クラウド保存空間や外部保存装置など)に保存されたコンテンツ及び/又は第1のユーザアカウントが含まれるトークルームと関連したコンテンツを含むことができる。
【0085】
一実施例において、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツは、第1のユーザアカウントと関連したファイル項目612、連絡先項目614、写真項目618などのようなコンテンツの項目自体、第1のユーザアカウントの保存空間616自体及び/又は第1のユーザアカウントが含まれる各々のトークルーム620、622、624自体を指すことができる。例えば、ファイル項目612、連絡先項目614、写真項目618などが各々選択されることで、アクセスが許可されるコンテンツは、第1のユーザアカウントが接続されているユーザ端末(すなわち、第1のユーザアカウントと関連したユーザ端末)に保存されたコンテンツを指すことができるが、例えば、ファイルの全部又は一部、連絡先の全部又は一部、イメージ(写真又は動画)の全部又は一部などとして決定できる。図に示すように、プロセッサは、第1のユーザアカウントと関連した複数のコンテンツとして、ファイル項目612、連絡先項目614、保存空間616、写真項目618、Chat A(620)、Chat B(622)、Chat C(624)の各々と関連したボタンをディスプレイ上に表示できる。その後、プロセッサは、ディスプレイ上に表示された複数のボタンの一部(例えば、写真項目618と関連したボタン)に対するユーザ入力(例えば、タッチ入力など)を受信することに応じて、当該項目(例えば、写真項目618)をアクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツとして決定できる。これにより、プロセッサは、第1のユーザの写真項目618に含まれたコンテンツの全部に対し、第2のユーザアカウントがアクセスできるように許可する。
【0086】
プロセッサは、決定された少なくとも一つのコンテンツに対するアクセス許可期限628を決定できる。例えば、アクセス許可期限628は、1時間、1日、1週間、1ケ月などの期間及び/又は「2021.01.22」のように特定時点に該当する終了日(又は、開始日)などを含むことができる。一実施例において、プロセッサは、アクセス許可期限628を設定するユーザ入力を受信し、これに応じて、少なくとも一つのコンテンツに対するアクセス許可期限628を決定できる。例えば、第1のユーザアカウントは、入力装置によりアクセス許可期限628を直接的に入力(例えば、テキスト入力)することで、コンテンツに対するアクセス許可期限628を設定できる。代替的に、第1のユーザアカウントは、アクセス許可期限628に対するリストに含まれた期間の少なくとも一つを選択することで、コンテンツに対するアクセス許可期限628を設定できる。
【0087】
コンテンツに対するアクセス許可期限628が設定された場合、プロセッサは、現在時点(例えば、ユーザ端末の現在時間)がアクセス許可期限628内である場合のみに、第2のユーザアカウントが少なくとも一つのコンテンツへアクセスできるように許可する。例えば、アクセス許可期限628を「1hour」に設定する第1のユーザアカウントのユーザ入力(例えば、タッチ入力など)により、図に示すように、アクセス許可期限628は「1hour」として決定できる。このとき、アクセス許可開始時間から1時間の間に、第2のユーザアカウントが少なくとも一つのコンテンツへアクセスできるように許可する。
【0088】
図6では、第1のユーザアカウントがコンテンツへのアクセスを許可するとき(例えば、許可の直前又は直後)、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツ及びアクセス許可期限628を選択することで、第2のユーザアカウントのアクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツ及びアクセス許可期限628を決定できるが、これに限定されるものではない。例えば、第2のユーザアカウントがコンテンツへのアクセス許可を要請するとき(すなわち、アクセスを許可されたいことを示す要請)、選択したコンテンツ(すなわち、アクセス許可を要請するコンテンツ)及び/又はアクセス許可期限に関する情報に基づいて、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツ及び/又はアクセス許可期限を決定できる。
【0089】
図7は、本開示の一実施例に係るアクセスが許可されるコンテンツを決定する例を示す図である。一実施例において、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツは、コンテンツの項目に含まれた各々の個別的なコンテンツ、第1のユーザアカウントが含まれるトークルームに含まれた各々の個別的なコンテンツ、第1のユーザアカウントの保存空間に含まれた各々の個別的なコンテンツを指すことができる。例えば、第1のユーザアカウントがディスプレイ上に表示されたコンテンツの項目等(又は、トークルームや保存空間)に対するボタンのうちで、写真項目に対するボタンを選択することで、プロセッサ(例えば、ユーザ端末の少なくとも一つのプロセッサ)は、ユーザ端末に保存された複数のイメージをディスプレイ上に出力できる。その後、図に示すように、第1のユーザアカウントが複数のイメージの少なくとも一部712を選択(例えば、タッチ入力やドラッグ入力など)することで、プロセッサは、選択された少なくとも一部のイメージ712に対し、第2のユーザアカウントがアクセスできるように許可する。
【0090】
一実施例において、プロセッサは、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツ、又は、第1のトークルームに含まれたテキストの少なくとも一つに対する分析結果に基づいて、おすすめコンテンツの範囲を、第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して出力できる。このために、情報処理システム及び/又はプロセッサは、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツ、又は、第1のトークルームに含まれたテキストの少なくとも一つに対する分析結果に基づいて、おすすめコンテンツの範囲を決定し、決定されたおすすめコンテンツの範囲を、第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して提供できる。情報処理システム及び/又はプロセッサは、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツ、又は、第1のトークルームに含まれたテキストの少なくとも一つに対する分析のために、多様なイメージ分析アルゴリズム、テキスト分析アルゴリズムなどを使用できる。その後、プロセッサは、出力されたおすすめコンテンツの範囲のうちで、少なくとも一つのコンテンツを選択するユーザ入力(例えば、タッチ入力やドラッグ入力など)を受信することで、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを決定できる。
【0091】
例えば、プロセッサは、第1のユーザアカウントのユーザ端末に保存された複数のイメージのうちで、第1のトークルームに含まれるユーザアカウントの少なくとも一部が含まれた(又は、撮影された)イメージをおすすめコンテンツの範囲として決定し、当該おすすめコンテンツの範囲を、第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して出力できる。このために、情報処理システムは、複数のイメージの各々に含まれた人物分析結果に基づいて、第1のトークルームに含まれるユーザアカウントの少なくとも一部が含まれた(又は、撮影された)イメージをおすすめコンテンツの範囲として決定し、決定されたおすすめコンテンツの範囲を、第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して提供できる。
【0092】
他の例として、プロセッサは、第1のトークルームに含まれたテキストのうちで、「課題」というテキストの分析結果に基づいて、第1のユーザアカウントと関連したファイル項目(又は、ユーザ端末に保存された「課題」というテキストを含む文書など)をおすすめコンテンツの範囲として決定し、当該おすすめコンテンツの範囲を、第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して出力できる。このために、情報処理システムは、第1のトークルームに含まれたテキスト分析結果に基づいて、第1のユーザアカウントと関連したファイル項目(又は、ユーザ端末に保存された「課題」というテキストを含む文書など)をおすすめコンテンツの範囲として決定し、決定されたおすすめコンテンツの範囲を、第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して提供できる。
【0093】
図8は、本開示の一実施例に係る他のユーザアカウントからアクセス許可要請が受信される例を示す図である。一実施例において、プロセッサ(例えば、ユーザ端末の少なくとも一つのプロセッサ)は、第2のユーザアカウントから、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対するアクセス許可要請を受信できる。これにより、プロセッサは、第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して受信されたアクセス許可要請に関するメッセージ812が出力できる。出力されたメッセージ812に応じて、プロセッサは、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対するアクセスを許可するユーザ入力を受信できる。
【0094】
第2のユーザアカウントから受信されたアクセス許可要請は、第2のユーザアカウントによりアクセスが要請されたコンテンツに関する情報を含むことができる。プロセッサは、アクセスが要請されたコンテンツに関する情報に基づいて、第1のユーザアカウントと関連した複数のコンテンツのうちで、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを決定できる。すなわち、第2のユーザアカウントが、第1のユーザアカウントと関連した複数のコンテンツのうちで、アクセスを要請しようとするコンテンツを選択し、選択したコンテンツに対するアクセス許可要請を第2のユーザアカウントに転送できる。その後、第1のユーザアカウントが第2のユーザアカウントのアクセスを許可する場合、プロセッサは、第2のユーザアカウントが選択したコンテンツへアクセスできるように許可する。代替的に、第1のユーザアカウントは、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツを再選択し、第2のユーザアカウントのアクセスを許可できる。このとき、プロセッサは、第2のユーザアカウントが再選択した少なくとも一つのコンテンツのみへアクセスできるように許可する。
【0095】
第1の動作810に示すように、プロセッサは、「USER A」からユーザの文書ファイルに対するアクセス許可要請を受信することにより、「Chatroom X」を介して、「USER Aが文書ファイルに対するアクセス許可を要請しています。」というメッセージ812を出力できる。メッセージ812は、「詳細」ボタン814、「アクセスを許可」ボタン816、「アクセスを拒否」ボタン818を含むことができる。ユーザがメッセージ812に含まれた「アクセスを許可」ボタン816をタッチ入力する場合、プロセッサは、ユーザの文書ファイルに対する「USER A」のアクセスを許可できる。付加的に、ユーザがメッセージ812に含まれた「アクセスを許可」ボタン816のタッチ入力の前又は後に、アクセスが許可されるコンテンツ、アクセス許可期限、アクセス許可対象ユーザなどのようなアクセス許可条件及び/又はアクセス許可情報が修正される場合、プロセッサは、修正されたアクセス許可条件及び/又はアクセス許可情報に基づいて「USER A」のアクセスを許可できる。これに対し、ユーザがメッセージ812に含まれた「アクセスを拒否」ボタン818をタッチ入力する場合、プロセッサは、ユーザの文書ファイルに対する「USER A」のアクセスを許可しない。付加的に、ユーザがメッセージ812に含まれた「詳細」ボタン814をタッチ入力する場合、プロセッサは、アクセスが要請されたコンテンツに関する情報、要請されたアクセス許可期限などのような「USER A」のアクセス許可要請に関する詳細情報を出力できる。
【0096】
一実施例において、プロセッサは、第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して、決定された少なくとも一つのコンテンツへ第2のユーザアカウントがアクセス中であることを示すメッセージ822を出力できる。例えば、プロセッサは、第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して、第2のユーザアカウントが第1のユーザアカウントと関連した少なくとも一つのコンテンツにリアルタイムでアクセス中(例えば、第2のユーザアカウントのユーザ端末にコンテンツが出力中、又は、コンテンツがダウンロード中)であることを示すメッセージを出力できる。付加的又は代替的に、第2のユーザアカウントが第1のユーザアカウントと関連した少なくとも一つのコンテンツへアクセス可能な状態(すなわち、アクセスが許可された状態)であることを示すメッセージを出力できる。
【0097】
第2の動作820に示すように、プロセッサは、「Chatroom X」を介して、「文書ファイルに対するUSER Aのアクセスが許可されています。」というメッセージ822を出力できる。このようなメッセージ822により、ユーザは、自分の文書ファイルに「USER A」がアクセス可能な状態であることを認知できる。メッセージ822は、「詳細」ボタン824、「アクセスを制限」ボタン826を含むことができる。例えば、ユーザが「詳細」ボタン824をタッチ入力する場合、プロセッサは、アクセスが許可されたコンテンツ(又は、コンテンツの範囲)、「USER A」がリアルタイムでアクセス中であるコンテンツ、アクセス許可期限などのような詳細情報を出力できる。付加的に、プロセッサは、少なくとも一つのコンテンツに対するアクセスを遮断するユーザ入力を受信でき、このようなユーザ入力に基づいて、少なくとも一つのコンテンツに対する第2のユーザアカウントのアクセスを遮断できる。例えば、ユーザが「アクセスを制限」ボタン826をタッチ入力する場合、プロセッサは、文書ファイルに対する「USER A」のアクセスを遮断できる。
【0098】
図8では、トークルームに含まれる複数のユーザアカウントの一つが、少なくとも一つのコンテンツへアクセスできるように許可された例を示しているが、これに限定されるものではない。例えば、トークルームに含まれる複数のユーザアカウントの全部又は一部が、少なくとも一つのコンテンツへアクセスできるように許可することもできる。
【0099】
図9は、本開示の一実施例に係るトークルームに含まれたテキスト分析結果に基づいて、アクセス許可の可否に関するメッセージ914が出力される例を示す図である。一実施例において、プロセッサ(例えば、ユーザ端末の少なくとも一つのプロセッサ)は、第1のトークルームに含まれたテキスト912に対する分析結果に基づいて、第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対する第2のユーザアカウントのアクセス許可の可否に関するメッセージ914を出力できる。このために、情報処理システム及び/又はプロセッサは、第1のトークルームに含まれたテキスト912に対する分析結果を生成し、生成された分析結果に基づいて、第1のユーザアカウントの第1のトークルームを介して、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対する第2のユーザアカウントのアクセス許可の可否に関するメッセージ914を転送できる。このとき、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツ及び/又はアクセス許可期限は、分析結果に基づいて自動的に決定され得る。例えば、プロセッサは、第1のユーザアカウントのトークルームに含まれたテキストのうちで、「麗水旅行写真」というテキストの分析結果に基づいて、「麗水」に該当する位置情報を含むイメージを、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツとして決定できる。代替的に、アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツ及び/又はアクセス許可期限は、自動的に基本設定値として決定できる。
【0100】
図に示すように、「Chatroom X」に含まれた「USER A」の「昨日取った写真を見たい」というテキスト912に対する分析結果に基づいて、プロセッサは、ユーザ端末に含まれた複数のイメージのうちで、昨日(例えば、「2021.01.01」)に撮影(又は保存)されたイメージに対する「USER A」のアクセス許可の可否に関するメッセージ(「2021.01.01のイメージに対するUSER Aのアクセスを許可しますか。」)914を出力できる。このために、情報処理システム及び/又はプロセッサは、「Chatroom X」に含まれたテキストのうちで、「昨日」、「写真」及び/又は「見たい」というテキスト分析結果を生成し、生成された分析結果に基づいて、ユーザの「Chatroom X」を介して、複数のイメージのうちで、昨日に撮影(又は保存)されたイメージに対する「USER A」のアクセス許可の可否に関するメッセージ914を転送できる。すなわち、「USER A」がアクセス許可要請のための別の作業を直接的に遂行しなくても、テキスト分析などにより「USER A」の意図が自動的に認識されることによりアクセス許可要請を遂行できる。
【0101】
その後、メッセージ914に対する第1のユーザアカウントの応答により、プロセッサは、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対する第2のユーザアカウントのアクセス許可の可否を決定できる。例えば、プロセッサは、出力されたアクセス許可の可否に関するメッセージ914に応じて、第1のユーザアカウントと関連したコンテンツに対するアクセスを許可するユーザ入力を受信できる。図に示すように、アクセス許可の可否に関するメッセージ914は、「詳細」ボタン916、「アクセスを許可」ボタン918、「アクセスを拒否」ボタン920を含むことができる。例えば、ユーザが「アクセスを許可」ボタン918をタッチ入力する場合、プロセッサは、ユーザ端末に保存された2021.01.01に撮影されたイメージに対する「USER A」のアクセスを許可できる。これに対し、ユーザが「アクセスを拒否」ボタン920をタッチ入力する場合、プロセッサは、ユーザ端末に保存された2021.01.01に撮影されたイメージに対する「USER A」のアクセスを許可しないことができる。付加的に、ユーザが「詳細」ボタン916をタッチ入力する場合、プロセッサは、アクセス許可と関連したコンテンツに関する情報、期限などのような詳細情報を出力できる。
【0102】
図10は、本開示の一実施例に係るトークルームと関連したコンテンツに対するアクセス許可の可否に関するメッセージ1012、及び、トークルームと関連したコンテンツへアクセス中であることを示すメッセージ1022が出力される例を示す図である。アクセスが許可される少なくとも一つのコンテンツは、第1のユーザアカウント(例えば、「USER B」)は含まれるが第2のユーザアカウント(例えば、「USER A」)は含まれない第2のトークルーム(例えば、「Chatroom Y」)と関連したコンテンツ、を含むことができる。すなわち、第2のユーザアカウントは、第1のトークルーム(例えば、第1のユーザアカウント及び第2のユーザアカウントが含まれるトークルーム)を介して、第1のユーザアカウントが含まれる第2のトークルームと関連したコンテンツに対するアクセス許可を要請できる。ここで、第2のトークルームと関連したコンテンツは、第2のトークルームを介して共有されたコンテンツ、第2のトークルームの保存空間に保存されたコンテンツ、第2のトークルームに含まれたテキスト(すなわち、対話内容)、第2のトークルームに含まれるユーザアカウントと関連したコンテンツなどを含むことができる。一実施例において、第2のトークルームと関連したコンテンツに対する第2のユーザアカウントのアクセス許可のために、第2のトークルームに含まれる第3のユーザアカウントに、第2のトークルームと関連したコンテンツ(例えば、トークルーム内のコンテンツの全部又は一部)に対するアクセス許可の可否に関するメッセージ1012が転送され得る。ここで、第3のユーザアカウントは、第2のトークルームに含まれる一つ以上のユーザアカウントを含むことができる。
【0103】
一実施例において、プロセッサ(例えば、ユーザ端末の少なくとも一つのプロセッサ)は、第3のユーザアカウントのアクセス許可要請(すなわち、アクセスを許可しようとすることを示す要請)に基づいて、第2のユーザアカウントが第2のトークルームと関連したコンテンツへアクセスできるように許可する。これに対し、プロセッサは、第3のユーザアカウントのアクセス遮断要請に基づいて、第2のトークルームと関連したコンテンツに対する第2のユーザアカウントのアクセスを遮断できる。例えば、複数の第3のユーザアカウントの全部が第2のユーザアカウントのアクセスを許可する場合、プロセッサは、第2のユーザアカウントが第2のトークルームと関連したコンテンツへアクセスできるように許可する。代替的に、複数の第3のユーザアカウントのうちで、過半数が第2のユーザアカウントのアクセスを許可する場合、プロセッサは、第2のユーザアカウントが第2のトークルームと関連したコンテンツへアクセスできるように許可する。したがって、第1のユーザアカウントだけでなく、第3のユーザアカウントの許可がある場合に、第2のユーザアカウントが第2のトークルームと関連したコンテンツへアクセスできるように許可する。
【0104】
このために、情報処理システム(例えば、情報処理システムの少なくとも一つのプロセッサ)は、第2のトークルームと関連したコンテンツに対する第2のユーザアカウントのアクセス許可の可否に関するメッセージを、第2のトークルームに含まれる第3のユーザアカウントに転送し、第3のユーザアカウントからアクセス許可の可否に対する応答(例えば、アクセス許可要請又はアクセス遮断要請)を受信し、受信された第3のユーザアカウントの応答に基づいて、第2のユーザアカウントが第2のトークルームと関連したコンテンツへアクセス可能な連結リンクを、第2のユーザアカウントの第1のトークルームを介して提供できる。
【0105】
第1の動作1010に示すように、「Chatroom Y」に含まれるユーザアカウント(すなわち、第1のユーザアカウント及び/又は第3のユーザアカウント)が、「Chatroom Y」と関連したコンテンツに対するアクセス許可の可否に関するメッセージを受信することにより、当該ユーザアカウントのユーザ端末は、「Chatroom Y」を介して、「USER AがChat Yに対するアクセス許可を要請しています。」というメッセージ1012を出力できる。メッセージ1012は、「詳細」ボタン、「アクセスを許可」ボタン1014、「アクセスを拒否」ボタン1016を含むことができる。例えば、「Chatroom Y」に含まれるユーザアカウントが全部「アクセスを許可」ボタン1014を選択する場合、「Chatroom Y」と関連したコンテンツに対する「USER A」のアクセスが許可される。これに対し、「Chatroom Y」に含まれるユーザアカウントの一部が「アクセスを拒否」ボタン1016を選択した場合、「Chatroom Y」と関連したコンテンツに対する「USER A」のアクセスが許可されない。
【0106】
一実施例において、第1のユーザアカウント及び/又は第3のユーザアカウントの第2のトークルームを介して、第2のユーザアカウントが第2のトークルームと関連したコンテンツへアクセス中であることを示すメッセージ1022が出力され得る。第2の動作1020に示すように、「Chatroom Y」に含まれるユーザアカウントの「Chatroom Y」を介して、「Chat Yに対するUSER Aのアクセスが許可されています。」というメッセージ1022が出力され得る。このようなメッセージ1022により、「Chatroom Y」に含まれるユーザアカウントは、「Chatroom Y」と関連したコンテンツに「USER A」がアクセス可能な状態であることを認知できる。メッセージ1022は、「詳細」ボタン、「アクセスを制限」ボタン1024を含むことができる。「Chatroom Y」に含まれるユーザアカウントの一部が「アクセスを制限」ボタン1024を選択した場合、「Chatroom Y」と関連したコンテンツに対する「USER A」のアクセスが遮断され得る。
【0107】
前述した方法は、コンピュータで実行するために、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に保存されたコンピュータプログラムとして提供され得る。媒体は、コンピュータで実行可能なプログラムを継続的に保存したり、実行又はダウンロードのために一時保存したりするものであり得る。また、媒体は、単一又は多数のハードウェアが結合された形態の多様な記録手段又は保存手段であり得るが、あるコンピュータシステムに直接接続される媒体に限定されず、ネットワーク上に分散して存在するものであり得る。媒体の例としては、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスクや磁気テープのような磁気媒体、CD-ROMやDVDのような光記録媒体、フロプティカルディスク(floptical disk)のような磁気-光媒体(magneto-optical medium)、ROM、RAM、フラッシュメモリなどを含み、プログラム命令語が保存されるように構成されたものがあり得る。また、他の媒体の例としては、アプリケーションを流通するアプリストアやその他の多様なソフトウェアを供給乃至流通するサイト、サーバなどで管理する記録媒体乃至保存媒体も挙げられる。
【0108】
本開示の方法、動作又は技法は、多様な手段により具現化できる。例えば、このような技法は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、若しくは、これらの組合せで具現化できる。本開示により説明された多様な例示的な論理的ブロック、モジュール、回路及びアルゴリズムステップは、電子ハードウェア、コンピュータソフトウェア、若しくは、両方の組合せで具現化できることを、当業者であれば理解できるはずである。ハードウェア及びソフトウェアのこのような相互の代替を明確に説明するために、多様な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路及びステップが、それらの機能的観点から一般的に前述された。そのような機能が、ハードウェアとして具現化されるか、若しくは、ソフトウェアとして具現化されるかは、特定アプリケーション及び全体システムに付加される設計要請事項によって変化する。当業者は、各々の特定アプリケーションのために多様な方式により説明された機能を具現化することもできるが、そのような具現化は、本開示の範囲から逸脱するものと解釈してはならない。
【0109】
ハードウェアの具現化において、技法の遂行に利用されるプロセッシングユニットは、一つ以上のASIC、DSP、デジタル信号処理デバイス(digital signal processing devices DSPD)、プログラム可能な論理デバイス(programmable logic devices PLD)、フィールドプログラム可能なゲートアレイ(field programmable gate arrays FPGA)、プロセッサ、制御器、マイクロ制御器、マイクロプロセッサ、電子デバイス、本開示に説明された機能を遂行するように設計された他の電子ユニット、コンピュータ、若しくは、これらの組合せによって具現化されることもできる。
【0110】
したがって、本開示により説明された多様な例示的な論理ブロック、モジュール及び回路は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAや他のプログラム可能な論理デバイス、離散ゲートやトランジスタロジック、離散ハードウェアコンポーネント、若しくは、本願に説明された機能を遂行するように設計されたもの等の任意の組合せで、具現化又は遂行されることもできる。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであり得るが、代替的に、プロセッサは、任意の従来のプロセッサ、制御器、マイクロ制御器、若しくは、状態マシンであり得る。プロセッサは、また、コンピューティングデバイスの組合せ、例えば、DSPとマイクロプロセッサ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと関連した一つ以上のマイクロプロセッサ、若しくは、任意の他の構成の組合せで具現化されることもできる。
【0111】
ファームウェア及び/又はソフトウェアの具現化において、技法は、RAM(random access memory)、ROM(read-only memory)、NVRAM(non-volatile random access memory)、PROM(programmable read-only memory)、EPROM(erasable programmable read-only memory)、EEPROM(electrically erasable PROM)、フラッシュメモリ、CD(compact disc)、磁気又は光学データストレージデバイスなどのようなコンピュータ読み取り可能な媒体上に保存された命令として具現化できる。命令は、一つ以上のプロセッサによって実行可能であり得、プロセッサが本開示に説明された機能の特定態様を遂行するようにできる。
【0112】
以上で説明された実施例は、一つ以上の独立型コンピュータシステムで本開示の主題の態様を活用するものとして記述しているが、これに限定されず、ネットワークや分散コンピューティング環境のような任意のコンピューティング環境によっても本開示の主題の態様を具現化できる。さらには、本開示における主題の態様は複数のプロセッシングチップや装置で具現化することもでき、ストレージは複数の装置に亘り、同様に影響を受ける場合もある。このような装置は、PC、ネットワークサーバ及び携帯用装置を含むこともできる。
【0113】
本明細書では、本開示を一部の実施例によって説明したが、当業者が理解し得る本開示から逸脱しない範囲内で多様な変形や変更が可能である。また、そのような変形や変更は、本明細書に添付された特許請求の範囲内に属するものと理解されるべきである。
【国際調査報告】