IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ チェ, スン-ウクの特許一覧

特表2024-505717隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体
<>
  • 特表-隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体 図1
  • 特表-隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体 図2
  • 特表-隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体 図3
  • 特表-隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体 図4
  • 特表-隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-07
(54)【発明の名称】隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体
(51)【国際特許分類】
   A41B 11/00 20060101AFI20240131BHJP
【FI】
A41B11/00 J
A41B11/00 F
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023547676
(86)(22)【出願日】2022-01-17
(85)【翻訳文提出日】2023-08-04
(86)【国際出願番号】 KR2022000799
(87)【国際公開番号】W WO2022169132
(87)【国際公開日】2022-08-11
(31)【優先権主張番号】20-2021-0000367
(32)【優先日】2021-02-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0034597
(32)【優先日】2021-03-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523298096
【氏名又は名称】チェ, スン-ウク
【氏名又は名称原語表記】CHOI, Seung-Oug
【住所又は居所原語表記】106-905, 95, Maegok-ro, Buk-gu, Gwangju 61060, Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110001494
【氏名又は名称】前田・鈴木国際特許弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】チェ, スン-ウク
【テーマコード(参考)】
3B018
【Fターム(参考)】
3B018AA02
3B018AB06
3B018AC11
3B018GA02
(57)【要約】
本発明は、雌及び雄のスナップボタンが両方の靴下の一側にそれぞれ固定される左側及び右側の隠しモジュールによってカバーされるように支持される構造であるため、靴下を着用していないときに、隠しモジュールの開放動作によって雌及び雄のスナップボタンをそれぞれ外部に露出させ、両方の靴下を洗濯、乾燥、保管時まで一対をなすように互いに対応して結合でき、靴下を着用しているときは、雌及び雄のスナップボタンがシリコーン素材からなる隠しモジュールの閉鎖動作によって外部に露出しないようにカバーできるため、雌及び雄のスナップボタンに形成されたT字状の突出部分が互いに反対側の足首の肌及び衣服に触れることを防止でき、特に雌及び雄のスナップボタンに形成されたT字状の突出部分が肌に接触して生じ得る擦過傷、又は衣服に接触して生じ得る毛羽及び靴下の美観を阻害することを防止し、商品性を高めることができる。
【選択図】図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
両方の靴下(10a)(10b)の一側にそれぞれ固定され、一側が開放又は閉鎖される出入部(22)がそれぞれ形成された左側及び右側の隠しモジュール(20a)(20b)と、
前記左側及び右側の隠しモジュール(20a)(20b)の中央にそれぞれ固定され、前記両方の靴下(10a)(10b)が一対をなすように、前記左側及び右側の隠しモジュール(20a)(20b)の出入部(22)の開放動作時に、それぞれ外部に露出して互いに対応するように結合する雌及び雄のスナップボタン(30a)(30b)と、を含むことを特徴とする、隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体。
【請求項2】
前記両方の靴下(10a)(10b)の一側には、前記左側及び右側の隠しモジュール(20a)(20b)が固定されるように、半月形に凹状に陥没するか凸状に突出する一対の袋部(12)がそれぞれ形成されることを特徴とする、請求項1に記載の隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体。
【請求項3】
前記一対の袋部(12)は、前記両方の靴下(10a)(10b)の一側に対して、くるぶし位置部分(A)とかかと位置部分(B)との間の領域にそれぞれ形成されることを特徴とする、請求項2に記載の隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体。
【請求項4】
前記左側及び右側の隠しモジュール(20a)(20b)は、シリコーン素材であることを特徴とする、請求項1に記載の隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体。
【請求項5】
前記左側及び右側の隠しモジュール(20a)(20b)は、付着帯(40)によって前記一対の袋部(12)の面積と対応する位置に固定されることを特徴とする、請求項2に記載の隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体。
【請求項6】
前記左側及び右側の隠しモジュール(20a)(20b)は、
前記雌及び雄のスナップボタン(30a)(30b)が中央にそれぞれ固定されて外側に向かうように支持し、前記両方の靴下(10a)(10b)の外部で前記一対の袋部(12)にそれぞれ挿入される半月状のキャップ部(23)と、
前記キャップ部(23)の表面縁部で内側に延長形成され、前記キャップ部(23)に支持された前記雌及び雄のスナップボタン(30a)(30b)が外部に開放又は閉鎖されるように、前記キャップ部(23)の形状変形によって同時連動する薄板のカバー部(24)と、
前記キャップ部(23)とカバー部(24)とが接する縁部で外側に延長形成され、前記一対の袋部(12)と境界をなす靴下の表面(外部面)の縁部に面着するように複数の貫通孔(25)が形成された枠部(26)と、から構成されることを特徴とする、請求項5に記載の隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体。
【請求項7】
前記キャップ部(23)は、押し力によって内側に凹状又は外側に凸状に変形するように、中央から縁部に行くほど断面の厚さが薄く形成されることを特徴とする、請求項6に記載の隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体。
【請求項8】
前記カバー部(24)は、前記キャップ部(23)の縁部で一定の厚さに延長形成され、前記出入部(22)を開放又は閉鎖するように複数の等分に分割形成されることを特徴とする、請求項6に記載の隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体。
【請求項9】
前記複数の貫通孔(25)は、前記枠部(26)の周方向に沿って一定の間隔を有して形成されることを特徴とする、請求項6に記載の隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体。
【請求項10】
前記付着帯(40)は、前記枠部(26)の面積に対応するように接着され、前記複数の貫通孔(25)を介して前記一対の袋部(12)と境界をなす靴下の表面(外部面)の縁部に部分接着するように裏面に接着剤が塗布されることを特徴とする、請求項6に記載の隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体に関し、さらに詳しくは、両方の靴下を一組に結合又は分離するように、両方の靴下の一側に固定される雌及び雄のスナップボタンを外部に開放又は閉鎖できる隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、靴下は両方が一組をなすものであり、人体構造上、必ず両方を同時に使用する。
【0003】
このような靴下は、毎日着替えることが一般的であり、家族が共に生活する家庭では、洗濯時に靴下の数が非常に多いため、これらの靴下が互いに絡み合ったり、絡み合った状態ではそれぞれの靴下への区分が困難となったり、1つ1つ比較してペアを探さなければならないという問題があった。
【0004】
また、同じデザイン及び同じ色の靴下はその区分が非常に困難であり、古い靴下と新しい靴下をちぐはぐではくこともあり、洗濯された靴下の保管時にも必ずペアを合わせて数回たたんで保管しなければならないという煩わしさがあった。
【0005】
そのため、提案された従来の韓国登録実用新案登録第20-0234599号の分離防止用連結具が形成された靴下は、両方の靴下の足首部に互いに対向する連結具をそれぞれ固定し、前記連結具は、スナップボタン又はベルクロ(登録商標)テープで形成することを特徴とする。
【0006】
しかし、従来の両方の靴下の足首部に互いに対向するようにそれぞれ固定された連結具のスナップボタンは、両方の靴下の足首部の外側に常に突出する雌及び雄のスナップボタンの形態であるため、靴下を着用する際、雌及び雄のスナップボタンに形成されたT字状の突出部分が互いに反対側の足首の肌に触れることで、擦過傷などの傷をつけたり、又は衣服に接触して毛羽立つようになり、靴下の美観を阻害するなど商品性を顕著に低下させるという問題があった。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明の目的は、従来の問題に鑑みてこれを解決しようと提案されたものであって、雌及び雄のスナップボタンに形成されたT字状の突出部分が肌及び衣服に触れることを予め防止すると共に、靴下の美観及び商品性を高めることができる隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の技術的課題を解決するための本発明の実施例による隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体は、両方の靴下の一側にそれぞれ固定され、一側が開放又は閉鎖される出入部がそれぞれ形成された左側及び右側の隠しモジュールと、前記左側及び右側の隠しモジュールの中央にそれぞれ固定され、前記両方の靴下が一対をなすように、前記左側及び右側の隠しモジュールの出入部の開放動作時に、それぞれ外部に露出して互いに対応するように結合する雌及び雄のスナップボタンと、を含むことを特徴とする。
【0009】
他の実施例として、本発明の両方の靴下の一側には、前記左側及び右側の隠しモジュールが固定されるように、半月形に凹状に陥没するか凸状に突出する一対の袋部がそれぞれ形成されることを特徴とする。
【0010】
他の実施例として、本発明の一対の袋部は、前記両方の靴下の一側に対して、くるぶし位置部分とかかと位置部分との間の領域にそれぞれ形成されることを特徴とする。
【0011】
他の実施例として、本発明の左側及び右側の隠しモジュールは、シリコーン素材であることを特徴とする。
【0012】
他の実施例として、本発明の左側及び右側の隠しモジュールは、付着帯によって前記一対の袋部の面積と対応する位置に固定されることを特徴とする。
【0013】
他の実施例として、本発明の左側及び右側の隠しモジュールは、前記雌及び雄のスナップボタンが中央にそれぞれ固定されて外側に向かうように支持し、前記両方の靴下の外部で前記一対の袋部にそれぞれ挿入される半月状のキャップ部と、前記キャップ部の表面縁部で内側に延長形成され、前記キャップ部に支持された前記雌及び雄のスナップボタンが外部に開放又は閉鎖されるように、前記キャップ部の形状変形によって同時連動する薄板のカバー部と、前記キャップ部とカバー部とが接する縁部で外側に延長形成され、前記一対の袋部と境界をなす靴下の表面(外部面)の縁部に面着するように複数の貫通孔が形成された枠部と、から構成されることを特徴とする。
【0014】
他の実施例として、本発明のキャップ部は、押し力によって内側に凹状又は外側に凸状に変形するように、中央から縁部に行くほど断面の厚さが薄く形成されることを特徴とする。
【0015】
他の実施例として、本発明のカバー部は、前記キャップ部の縁部で一定の厚さに延長形成され、前記出入部を開放又は閉鎖するように複数の等分に分割形成されることを特徴とする。
【0016】
他の実施例として、本発明の複数の貫通孔は、前記枠部の周方向に沿って一定の間隔を有して形成されることを特徴とする。
【0017】
他の実施例として、本発明の付着帯は、前記枠部の面積に対応するように接着され、前記複数の貫通孔を介して前記一対の袋部と境界をなす靴下の表面(外部面)の縁部に部分接着するように裏面に接着剤が塗布されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0018】
本発明は、雌及び雄のスナップボタンが両方の靴下の一側にそれぞれ固定される左側及び右側の隠しモジュールによってカバーされるように支持される構造であるため、靴下を着用していないときは、隠しモジュールの開放動作によって雌及び雄のスナップボタンをそれぞれ外部に露出させることで、両方の靴下を洗濯、乾燥、保管時まで一対をなすように互いに対応して結合することができ、靴下を着用しているときは、雌及び雄のスナップボタンがシリコーン素材からなる隠しモジュールの閉鎖動作によって外部に露出しないようにカバーすることができるので、雌及び雄のスナップボタンに形成されたT字状の突出部分が互いに反対側の足首の肌及び衣服に触れることを予め防止することができ、特に雌及び雄のスナップボタンに形成されたT字状の突出部分が肌に接触して生じ得る擦過傷、又は衣服に接触して生じ得る毛羽及び靴下の美観を阻害することを防止し、商品性を高めることができるという長所がある。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】本発明による隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体が両方の靴下にそれぞれ固定された状態を示す構成図である。
図2】本発明による隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体を示す正面図である。
図3】本発明による隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体の動作状態を示す縦断面図である。
図4】本発明による隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体によって両方の靴下が結合した状態を示す縦断面図である。
図5】本発明による隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体によって両方の靴下から分離して隠される状態を示す縦断面図である。
【符号の説明】
【0020】
10a、10b:両方の靴下
12:袋部
20a、20b:左側及び右側の隠しモジュール
22:出入部
23:キャップ部
24:カバー部
25:複数の貫通孔
26:枠部
30a、30b:雌及び雄のスナップボタン
40:付着帯
A:くるぶし位置部分
B:かかと位置部分
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明を十分に理解するために本発明の好ましい実施例を添付の図1ないし図5を参照して説明する。本発明の実施例は種々の形態に変形することができ、本発明の範囲が下記で詳しく説明する実施例に限定されるものとして解釈されてはならない。したがって、図面における要素の形状などは、より明確な説明を強調するために誇張して表現されることがある。各図面における同一の構成は同一の参照符号で示した場合があることを留意しなければならない。本発明の要旨を不要に曖昧にすると判断される公知の機能及び構成に対する詳細な技術は省略する。
【0022】
図1(a)及び図1(b)は、本発明による隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体が両方の靴下にそれぞれ固定された状態を示す構成図であり、図2(a)及び図2(b)は、本発明による隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体を示す正面図であり、図3(a)及び図3(b)は、本発明による隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体の動作状態を示す縦断面図であり、図4は、本発明による隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体によって両方の靴下が結合した状態を示す縦断面図であり、図5(a)及び図5(b)は、本発明による隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体によって、両方の靴下から分離して隠される状態を示す縦断面図である。
【0023】
図1ないし図5を参照すると、本発明による隠しモジュールを備えた靴下の分離防止構造体は、両方の靴下(10a)(10b)の一側にそれぞれ固定され、一側が開放又は閉鎖される出入部(22)がそれぞれ形成された左側及び右側の隠しモジュール(20a)(20b)と、前記左側及び右側の隠しモジュール(20a)(20b)の中央にそれぞれ固定され、前記両方の靴下(10a)(10b)が一対をなすように、前記左側及び右側の隠しモジュール(20a)(20b)の出入部(22)の開放動作時に、それぞれ外部に露出して互いに対応するように結合する雌及び雄のスナップボタン(30a)(30b)を含む。
【0024】
すなわち、前記両方の靴下(10a)(10b)の一側には、前記左側及び右側の隠しモジュール(20a)(20b)が靴下の表面(外部面)に固定されるように半月形に凹状に陥没するか凸状に突出する一対の袋部(12)がそれぞれ形成され、前記一対の袋部(12)は、靴下の編み過程で前記両方の靴下(10a)(10b)の一側に対して、くるぶし位置部分(A)とかかと位置部分(B)との間の領域にそれぞれ形成されることで、左側及び右側の隠しモジュール(20a)(20b)の体積が靴下の表面(外部面)に突出することを最小化する役割をする。
【0025】
前記左側及び右側の隠しモジュール(20a)(20b)は、前記一対の袋部(12)の面積と対応するように配置され、円状の付着帯(40)によって靴下の表面(外部面)と固定されるシリコーン素材で射出成形されている。
【0026】
すなわち、前記左側及び右側の隠しモジュール(20a)(20b)は、前記雌及び雄のスナップボタン(30a)(30b)が中央にそれぞれ固定されて外側に向かうように支持し、前記両方の靴下(10a)(10b)の外部で前記一対の袋部(12)にそれぞれ挿入され、内側に凹状又は外側に凸状に変形する半月状のキャップ部(23)と、前記キャップ部(23)の表面縁部で内側に延長形成され、前記キャップ部(23)に支持された前記雌及び雄のスナップボタン(30a)(30b)が外部に開放又は閉鎖されるように、前記キャップ部(23)の形状変形によって同時連動する薄板のカバー部(24)と、前記キャップ部(23)とカバー部(24)とが接する縁部で外側に延長形成され、前記一対の袋部(12)と境界をなす靴下の表面(外部面)の縁部に面着するように複数の貫通孔(25)が形成された枠部(26)と、から構成されている。
【0027】
このとき、前記キャップ部(23)は、押し力によって内側に凹状又は外側に凸状に変形することが容易になるように、中央から縁部に行くほど断面の厚さが薄く形成されている。
【0028】
前記カバー部(24)は、前記キャップ部(23)の縁部で一定の厚さに延長形成され、前記出入部(22)を開放又は閉鎖するように三等分又は複数の等分に分割形成されている。
【0029】
前記複数の貫通孔(25)は、前記枠部(26)の周方向に沿って一定の間隔を有して円状に形成されている。
【0030】
前記枠部(26)は、前記付着帯(40)の面積と対応するように円状帯の形状に形成されている。
【0031】
前記付着帯(40)は、前記枠部(26)の面積に対応するように接着され、前記複数の貫通孔(25)を介して前記一対の袋部(12)と境界をなす靴下の表面(外部面)の縁部に部分接着することで、前記左側及び右側の隠しモジュール(20a)(20b)が前記両方の靴下(10a)(10b)の一対の袋部(12)に固定されるように裏面に接着剤が塗布されている。
【0032】
このように構成された本発明は、図1(a)及び図1(b)のように、両方の靴下(10a)(10b)のくるぶし位置部分(A)とかかと位置部分(B)との間の領域に形成された袋部(12)にそれぞれ固定される左側隠しモジュール(20a)又は右側の隠しモジュール(20b)を用いて両方の靴下(10a)(10b)が一対をなすように結合するためには、まず図3(b)のような状態で示した矢印方向に左側隠しモジュール(20a)又は右側の隠しモジュール(20b)のキャップ部(23)側の後方をそれぞれ押すと、半月状のキャップ部(23)が図3(a)のように外側に凸状にひっくり返る形状変形に合わせて、キャップ部(23)の縁部に一体に形成されたカバー部(24)が放射状に開かれて出入部(22)を開放させるようになり、これと同時にキャップ部(23)の中央にそれぞれ支持された雌スナップボタン(30a)又は雄スナップボタン(30b)がキャップ部(23)がひっくり返る形状変形に合わせて、前方に一定の距離移動されて外部に露出する。
【0033】
このような状態で、図4のように両方の靴下(10a)(10b)を互いに対応する形状に近接させると共に、雌スナップボタン(30a)と雄スナップボタン(30b)とを互いに対応するように結合させると、両方の靴下(10a)(10b)は一対をなすように繋がり、両方の靴下(10a)(10b)が洗濯、乾燥、保管の過程で分離されなくなることによって、両方の靴下(10a)(10b)のペアをいちいち確認するか探す煩わしさと不便さを予め防止できるという長所がある。
【0034】
一方、両方の靴下(10a)(10b)を分離して着用する場合は、図3(a)及び図3(b)のように、左側隠しモジュール(20a)又は右側の隠しモジュール(20b)のキャップ部(23)を内側に押して凹状に変形するようにひっくり返すことができ、このキャップ部(23)がひっくり返る形状変形に合わせてキャップ部(23)の縁部に一体に形成されたカバー部(24)がキャップ部(23)の中央に折られて出入部(22)を閉鎖するため、キャップ部(23)の中央に支持された雌スナップボタン(30a)又は雄スナップボタン(30b)が外部に露出することを遮断することができる。
【0035】
すなわち、両方の靴下(10a)(10b)の袋部(12)にそれぞれ固定された左側隠しモジュール(20a)及び右側の隠しモジュール(20b)の出入部(22)が図5(a)及び図5(b)のようにそれぞれ閉鎖されると、雌及び雄のスナップボタン(30a)(30b)が左側及び右側の隠しモジュール(20a)(20b)のカバー部(24)によってそれぞれカバーされて外部に露出しない状態であるため、雌及び雄のスナップボタン(30a)(30b)に形成されたT字状の突出部分が互いに反対側の足首の肌に接触して生じ得る擦過傷、又は衣服に接触して生じ得る毛羽などを予め防止できるという長所がある。
【0036】
また、左側及び右側の隠しモジュール(20a)(20b)は、人体でくるぶしの突出する高さに合わせてくるぶし位置部分(A)とかかと位置部分(B)との間の領域に形成された半月状の袋部(12)に対応するように挿入固定されるシリコーン素材で射出成形した構造であるため、左側及び右側の隠しモジュール(20a)(20b)の設置面積による体積感を最小化することができ、シリコーン素材の特性上、柔らかい肌触りに加え、成分によって肌を刺激する違和感が全くないという長所がある。
【0037】
一方、本発明は上述した実施例にのみ限定されるものでなく、本発明の要旨を逸逸脱しない範囲内で修正及び変形して実施することができ、そのような修正及び変形が加えられた技術思想も以下の特許登録請求の範囲に属するものとして見なければならない。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】