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特表2024-505737移動型マッサージ装置及びこの制御方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-07
(54)【発明の名称】移動型マッサージ装置及びこの制御方法
(51)【国際特許分類】
   A61H 7/00 20060101AFI20240131BHJP
   A61H 23/02 20060101ALI20240131BHJP
【FI】
A61H7/00 300F
A61H23/02 330
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023548191
(86)(22)【出願日】2021-03-18
(85)【翻訳文提出日】2023-08-04
(86)【国際出願番号】 KR2021003359
(87)【国際公開番号】W WO2022196847
(87)【国際公開日】2022-09-22
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523299174
【氏名又は名称】ソ ホンテ
【氏名又は名称原語表記】SEO, Hong Tae
【住所又は居所原語表記】2127-2303, 186, Sangdong-ro Bucheon-si Gyeonggi-do 14506 Korea
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】ソ ホンテ
【テーマコード(参考)】
4C074
4C100
【Fターム(参考)】
4C074AA03
4C074AA04
4C074AA05
4C074BB01
4C074BB05
4C074CC01
4C074DD01
4C074EE01
4C074EE04
4C074FF01
4C074GG01
4C074GG11
4C100AA06
4C100AA12
4C100AD11
4C100BA02
4C100BB03
4C100CA01
4C100CA02
4C100DA04
4C100DA05
4C100DA08
4C100DA10
4C100EA09
(57)【要約】
本発明は、移動型マッサージ装置が位置を変えながら動くようにする移動部と、前記移動部と機構的に直結されている接続部と、前記接続部と機構的に直結されており、前記移動部と連動されてマッサージサービスを行うマッサージ部と、を備える移動型マッサージ装置、及び移動型マッサージ装置のマッサージを実施する前に、マッサージ準備(a)ステップと、マッサージを実施するマッサージ部動作(b)ステップと、移動型マッサージ装置を移動させる移動部動作(c)ステップと、移動型マッサージ装置の外部において移動型マッサージ装置を制御する遠隔制御動作(d)ステップと、(a)ステップ~(d)ステップのうちのいずれか1つ以上を用いて、最適なマッサージを決定するステップと、を含む移動型マッサージ装置の制御方法を開示する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動型マッサージ装置において、
移動型マッサージ装置が位置を変えながら動くようにする移動部と、
前記移動部と機構的に直結されており、前記移動部と連動されてマッサージサービスを行い、前記移動部の進行方向に対して前後左右のうちのいずれか1つにおいてマッサージサービスを行うマッサージ部と、
を備え、
移動型マッサージ装置の制御方法を用いて、前記移動部と前記マッサージ部とを連動させて、使用者の身体の一部をもむマッサージモード、こするマッサージモード、たたくマッサージモードのうちの少なくとも1つ以上のマッサージ動作を含む、移動型マッサージ装置。
【請求項2】
前記移動部は、
移動型マッサージ装置が使用者の身体をマッサージするために位置を変えることが可能な手段を提供し、使用者の要求に応えて移動しながらマッサージをするために移動型マッサージ装置の状態、動き、センサー、通信、マルチメディア、インターフェースをまとめて管理しかつ制御する主制御部と、
移動型マッサージ装置のバッテリー及び電源の制御の機能を果たす電源部と、
移動型マッサージ装置と外部制御装置との間の情報信号の授受のための通信部と、
移動型マッサージ装置の位置の移動のための移動部の回転と使用者の身体をマッサージするためのマッサージ部のマッサージ動作とを行うことが可能なようにするアクチュエーターを一部に備える駆動部と、
移動部とマッサージ部とが信号及び/又は電気及び/又は機構的な方法のうちのいずれか1つ以上の方法を用いて接続できるようにする接続部と、
を備える、請求項1に記載の移動型マッサージ装置。
【請求項3】
前記接続部は、
移動部が回転するとき、マッサージ部も転んだり、転がらなかったりするようにする構造を含む、請求項2に記載の移動型マッサージ装置。
【請求項4】
前記マッサージ部は、
伸びたり曲がったりする構造を含む、請求項1に記載の移動型マッサージ装置。
【請求項5】
前記マッサージ部は、
曲がる構造のために1つ以上の節から構成されるか、または軟質形態または形状記憶合金のうちのどちらか一方以上の方法を単独にて若しくは複合的に適用する構造を含む、請求項1に記載の移動型マッサージ装置。
【請求項6】
前記マッサージ部は、
マッサージ部が節から構成される形態において、1つ以上の節にたたく機能、こする機能、あるいは、もむ機能のうちのいずれか1つ以上の機能を有するアクチュエーターを適用可能な構造を含む、請求項1に記載の移動型マッサージ装置。
【請求項7】
前記マッサージ部は、
使用者に応じて長さが調節可能な構造を含む、請求項1に記載の移動型マッサージ装置。
【請求項8】
移動型マッサージ装置の制御方法において、
移動型マッサージ装置のマッサージを実施する前に、電源、信号、センサー、器具の状態を点検するマッサージ準備(a)ステップと、
前記マッサージ準備が適切であって、マッサージを実施するマッサージ部動作(b)ステップと、
前記マッサージ準備が適切であって、移動型マッサージ装置を移動させる移動部動作(c)ステップと、
前記マッサージ準備が適切であって、移動型マッサージ装置の外部において移動型マッサージ装置を制御する遠隔制御動作(d)ステップと、
(a)ステップ~(d)ステップのうちのいずれか1つ以上を用いて、最適なマッサージを決定するステップと、
を含む、請求項1に記載の移動型マッサージ装置の制御方法。
【請求項9】
もみもみマッサージモードは、マッサージ部を曲げたり伸ばしたりする動作のための持続時間や曲げるときに曲げる圧力の強さ、またはマッサージ部の長さの変更を考慮した判断を通じて様々な形態のもみもみマッサージを実施することを含む、請求項1に記載の移動型マッサージ装置。
【請求項10】
こすりマッサージモードは、マッサージ部の曲げる状況をこすりに好適な状態に実現した後、移動型マッサージ装置の位置が適正な値にて動くようにするか、またはマッサージ部の長さが変更されながらマッサージを実施することを含む、請求項1に記載の移動型マッサージ装置。
【請求項11】
たたきマッサージモードは、マッサージ部をたたく状況に好適な動作になるようにマッサージ部を曲げたり伸ばしたりする時間や速度を調節するか、またはマッサージ部の長さが変更されるようにしながら実施するか、またはマッサージ部が節から構成され、節中に振動を生成可能なアクチュエーター装置を有する方法によっても実施することを含む、請求項1に記載の移動型マッサージ装置。
【請求項12】
移動型マッサージ装置において、
移動型マッサージ装置の両終端の近くにそれぞれ構成され、移動型マッサージ装置の位置を変えながら動くようにする2つの移動部と、
前記移動部と機構的に直結されており、前記移動部と連動されてマッサージサービスを行うマッサージ部と、
を備え、
移動型マッサージ装置の制御方法を用いて、前記移動部と前記マッサージ部とを連動させて、使用者の身体の一部をもむマッサージモード、こするマッサージモード、たたくマッサージモードのうちの少なくとも1つ以上のマッサージ動作を行う、移動型マッサージ装置。
【請求項13】
前記移動部は、
移動型マッサージ装置が使用者の身体をマッサージするために位置を変えることが可能な手段を提供し、使用者の要求に応えて移動しながらマッサージをするために移動型マッサージ装置の状態、動き、センサー、通信、マルチメディア、インターフェースをまとめて管理しかつ制御する主制御部と、
移動型マッサージ装置のバッテリー及び電源の制御の機能を果たす電源部と、
移動型マッサージ装置と外部制御装置との間の情報信号の授受のための通信部と、
移動型マッサージ装置の位置の移動のための移動部の回転と使用者の身体をマッサージするためのマッサージ部のマッサージ動作とを行うことが可能なようにするアクチュエーターを一部に備える駆動部と、
移動部とマッサージ部とが信号及び/又は電気及び/又は機構的な方法のうちのいずれか1つ以上の方法を用いて接続できるようにする接続部と、
を備える、請求項12に記載の移動型マッサージ装置。
【請求項14】
前記接続部は、
移動部が回転するとき、マッサージ部も転んだり、転がらなかったりする構造を含む、請求項13に記載の移動型マッサージ装置。
【請求項15】
前記マッサージ部は、
伸びたり曲がったりする構造を含む、請求項12に記載の移動型マッサージ装置。
【請求項16】
前記マッサージ部は、
曲がる構造のために1つ以上の節から構成されるか、または軟質形態または形状記憶合金のうちのどちらか一方以上の方法を単独にて若しくは複合的に適用する構造を含む、請求項12に記載の移動型マッサージ装置。
【請求項17】
前記マッサージ部は、
結合モジュールを使用しないか、あるいは、1つ以上の結合モジュールを用いて2つ以上のマッサージ部モジュールを結合する構造を含む、請求項12に記載の移動型マッサージ装置。
【請求項18】
前記マッサージ部は、
マッサージ部が節から構成される形態において、1つ以上の節にたたく機能、こする機能、またはもむ機能のうちのいずれか1つ以上の機能を有するアクチュエーターを適用可能な構造を含む、請求項12に記載の移動型マッサージ装置。
【請求項19】
前記マッサージ部は、
使用者に応じて長さが調節可能な構造を含む、請求項12に記載の移動型マッサージ装置。
【請求項20】
前記結合モジュールは、
1つのマッサージ部モジュールともう1つのマッサージ部モジュールとが信号及び/又は電気及び/又は機構的な方法のうちのいずれか1つ以上の方法を用いて接続できるようにする構造を含む、請求項17に記載の移動型マッサージ装置。
【請求項21】
移動型マッサージ装置の制御方法において、
移動型マッサージ装置のマッサージを実施する前に、電源、信号、センサー、結合モジュールの使用有無、器具の状態を点検するマッサージ準備(a)ステップと、
前記マッサージ準備が適切であって、マッサージを実施するマッサージ部動作(b)ステップと、
前記マッサージ準備が適切であって、移動型マッサージ装置を移動させる移動部動作(c)ステップと、
前記マッサージ準備が適切であって、移動型マッサージ装置の外部において移動型マッサージ装置を制御する遠隔制御動作(d)ステップと、
(a)ステップ~(d)ステップのうちのいずれか1つ以上を用いて、最適なマッサージを決定するステップと、
を含む、請求項12に記載の移動型マッサージ装置の制御方法。
【請求項22】
もみもみマッサージモードは、2つの移動部とマッサージ部との協業により、マッサージ部を曲げたり伸ばしたりする動作のための持続時間や曲げるときに曲げる圧力の強さ、またはマッサージ部の長さの変更を考慮した判断を通じて様々な形態のもみもみマッサージを実施することを含む、請求項12に記載の移動型マッサージ装置。
【請求項23】
こすりマッサージモードは、マッサージ部の曲げる状況をこすりに好適な状態に実現した後、移動型マッサージ装置の位置が適正な値にて動くようにするか、またはマッサージ部の長さが変更されるようにしながらマッサージを実施することを含む、請求項12に記載の移動型マッサージ装置。
【請求項24】
たたきマッサージモードは、マッサージ部をたたく状況に好適な動作になるようにマッサージ部を曲げたり伸ばしたりする時間や速度を調節するか、またはマッサージ部の長さが変更されるようにしながら実施するか、またはマッサージ部が節から構成され、節中に振動を生成可能なアクチュエーター装置を有する方法によっても実施することを含む、請求項12に記載の移動型マッサージ装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、使用者の身体に対する移動型マッサージを提供できるようにする移動型マッサージ装置に関する。
【背景技術】
【0002】
最近の社会の構成の多様化や人々の生活の複雑化には目を見張るものがあり、これに伴い、社会と家庭において肉体的及び精神的に疲労感を訴える傾向がますます高くなりつつある。これに伴い、疲労回復、美容、肥満管理、体型調整など種々の目的のためにマッサージ産業が絶え間なくコツコツ成長しつつある傾向にある。このために、マッサージショップ、皮膚管理ショップ、肥満管理ショップなどの形態で利用者と関連市場が両方とも広がりつつある。マッサージへの需要が急増することに伴い、時間的・空間的・費用的な理由などから、関連する商業施設を訪問できない場合に代えて、家庭や会社の福祉施設において簡便にマッサージを受けられるマッサージ機器への需要及び供給も急増する傾向にあり、マッサージ装置の代表例としては、マッサージチェア、マッサージ棒、マッサージパッド、マッサージロボットなどが挙げられ、これらには手動と電動の製品がある。特に、マッサージチェアやマッサージロボットの場合、多数のモーターを用いるメカニズムを用いて実現する形態で用いられている。マッサージ装置の場合には、人間が手でする動作をモーターと機械の動きを通じて類似の動作を行うようにするが、マッサージ棒や肩、首のマッサージのためのものは、人間が手で掴んで動作をさせなければならない。上記のようなマッサージ装置に関し、大韓民国登録特許第10-1682399号公報(以下、「先行文献1」と称する)は、手に持ってマッサージをすることが可能な無線ハンディ型マッサージ装置を開示している。
【0003】
具体的に、駆動部、バッテリー、昇降部、風生成部などから構成されて使用者にマッサージサービスを提供するという内容が先行文献1に開示されている。
【0004】
しかしながら、先行文献1のマッサージ装置は、人間が手に持ってマッサージが必要とされる部分に密着させなければならないという不便さが存在する。
【0005】
他の形態のマッサージ装置に関し、大韓民国登録特許第10-1563869号公報(以下、「先行文献2」と称する)は、人間が座って背、手、脚をマッサージすることが可能なマッサージチェア型マッサージ装置を開示している。
【0006】
具体的に、背もたれ、ヘッドレスト、肘掛け、脚のせ台、モーター、施術体駆動部などから構成されて使用者にマッサージサービスを提供するという内容が先行文献2に開示されている。
【0007】
しかしながら、先行文献2のマッサージ装置は、嵩が大きく、高価である他、マッサージを受ける間に痛みを感じる程度に機械的な圧迫を与えるという不便さが存在する。
【0008】
さらに他の形態のマッサージ装置に関し、大韓民国登録特許第10-2055313号公報(以下、「先行文献3」と称する)は、複数の多関節アームを用いてマッサージも行えるロボットシステムタイプのマッサージ装置を開示している。
【0009】
具体的に、人間が載せられる支持体、複数の自由度を有する複数の多関節アームなどから構成されて使用者にマッサージサービスを提供するという内容が先行文献3に開示されている。
【0010】
しかしながら、多関節アームを用いたマッサージロボットの場合、高価であり、嵩も高いため、多くのスペースを取ってしまうという不便さが存在する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0011】
【特許文献1】大韓民国登録特許第10-1682399号公報
【特許文献2】大韓民国登録特許第10-1563869号公報
【特許文献3】大韓民国登録特許第10-2055313号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0012】
本発明が解決しようとする課題は、使用者の身体に対する移動型マッサージを提供できるようにする移動型マッサージ装置及びこの制御方法を提供することである。
【0013】
本発明の課題は、上述した課題に何ら制限されるものではなく、言及されていない他の課題は、下記の記載から当業者にとって明らかに理解できる筈である。
【課題を解決するための手段】
【0014】
移動型マッサージ装置の第1の実施形態
上記の課題を達成するために、本発明の第1の実施形態に係る移動型マッサージ装置は、移動型マッサージ装置が位置を変えながら動くようにする移動部と、前記移動部と機構的に直結されており、前記移動部と連動されてマッサージサービスを行い、前記移動部の進行方向に対して前後左右のうちのいずれか1つにおいてマッサージサービスを行うマッサージ部と、を備える。
【0015】
上記の課題を達成するために、本発明の第1の実施形態に係る移動型マッサージ装置の制御方法は、移動型マッサージ装置のマッサージを実施する前に、電源、信号、センサー、器具の状態を点検するマッサージ準備(a)ステップと、前記マッサージ準備が適切であって、マッサージを実施するマッサージ部動作(b)ステップと、前記マッサージ準備が適切であって、移動型マッサージ装置を移動させる移動部動作(c)ステップと、前記マッサージ準備が適切であって、移動型マッサージ装置の外部において移動型マッサージ装置を制御する遠隔制御動作(d)ステップと、(a)ステップ~(d)ステップのうちのいずれか1つ以上を用いて、最適なマッサージを決定するステップと、を含んでいてもよい。
【0016】
移動型マッサージ装置の第2の実施形態
上記の課題を達成するために、本発明の第2の実施形態に係る移動型マッサージ装置は、移動型マッサージ装置の位置を変えながら動くようにする2つの移動部と、前記移動部と機構的に直結されており、前記移動部と連動されてマッサージサービスを行うマッサージ部と、を備える。
【0017】
上記の課題を達成するために、本発明の第2の実施形態に係る移動型マッサージ装置の制御方法は、移動型マッサージ装置のマッサージを実施する前に、電源、信号、センサー、結合モジュールの使用有無、器具の状態を点検するマッサージ準備(a)ステップと、前記マッサージ準備が適切であって、マッサージを実施するマッサージ部動作(b)ステップと、前記マッサージ準備が適切であって、移動型マッサージ装置を移動させる移動部動作(c)ステップと、前記マッサージ準備が適切であって、移動型マッサージ装置の外部において移動型マッサージ装置を制御する遠隔制御動作(d)ステップと、(a)ステップ~(d)ステップのうちのいずれか1つ以上を用いて、最適なマッサージを決定するステップと、を含んでいてもよい。
【0018】
その他の実施形態の具体的な事項は、詳細な説明の欄及び図面に盛り込まれている。
【発明の効果】
【0019】
本発明の移動型マッサージ装置及びこの制御方法によれば、下記のような効果が1つ若しくはそれ以上得られる。
【0020】
まず、第一に、移動部を動かしながらマッサージを行うことができるという長所がある。
【0021】
第二に、マッサージ部を動作させてマッサージを行うことができるという長所がある。
【0022】
第三に、移動部を動かしながらマッサージ部を動作させてマッサージを行うことができるという長所がある。
【0023】
本発明の効果は、上記の効果に限らず、言及されていない他の効果は特許請求の範囲の記載から当業者にとって明確に理解できるものであろう。
【図面の簡単な説明】
【0024】
以下、様々な様相が図面を参照して記載され、ここで、類似の参照番号は、総括的に類似の構成要素を指し示すのに用いられる。以下の実施形態において、説明の目的のために、多数の特定の細部事項が1つ以上の様相の総体的な理解を提供するために提示される。しかしながら、そのような様相がこのような特定の細部事項なしに実施可能であるということは明らかである。他の例示において、公知の構造及び装置が1つ以上の様相の記載を容易にするためにブロック図の形態で示される。
図1】本発明の第1の実施形態に係る移動型マッサージ装置100に関する斜視図である。
図2図1の移動型マッサージ装置100のマッサージ部120が伸びた状態に関する斜視図である。
図3】本発明に係る移動部110の構成要素を説明するための一例を示すブロック図である。
図4】本発明に係るマッサージのための移動型マッサージ装置100、200の制御方法を説明するための一例を示すブロック図である。
図5】本発明の第2の実施形態に係る移動型マッサージ装置200に関する斜視図である。
図6図5の移動型マッサージ装置200のマッサージ部220が伸びた状態に関する斜視図である。
図7図5の移動型マッサージ装置200の移動部210の構成要素を説明するための一例を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0025】
以下、添付図面に基づいて、この明細書に開示されている実施形態について詳しく説明するが、図面符号とは無関係に、同一のまたは類似の構成要素には、同じ参照符号を付し、これについての重複する説明は省略する。以下の説明において用いられる構成要素に対する接尾詞「モジュール」及び「部」は、明細書の作成しやすさのみが考慮されて付されたり混用されたりするものであって、これ自体で互いに区別される意味または役割を有するものではない。また、この明細書に開示されている実施形態を説明するに当たって、関連する公知の技術についての具体的な説明が本明細書に開示されている実施形態の要旨を曖昧にする虞があると認められる場合、その詳細な説明を省略する。なお、添付図面は、単に本明細書に開示されている実施形態を理解しやすくするためのものに過ぎず、添付図面によって本明細書に開示されている技術的思想が制限されるわけではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるあらゆる変更、均等物ないし代替物を含むものと理解されたい。
【0026】
「第1の」、「第2の」などのように序数を含む言い回しは、様々な構成要素を説明するうえで使用可能であるが、前記構成要素は、前記言い回しによって何等限定されない。上記の言い回しは、ある構成要素を他の構成要素から区別する目的でしか使えない。ある構成要素が他の構成要素と「接続」されているとか、「結合」されているとか、と言及された場合、前記ある構成要素が前記他の構成要素に直接的に接続されたり結合されたりすると理解されるべきであるか、または、これらの間に他の構成要素が存在してもよいと理解されるべきである。これに対し、ある構成要素が他の構成要素と「直接的に接続されている」とか、「直結されている」とか、と言及されたときには、これらの間に他の構成要素が存在しないと理解されるべきである。
【0027】
単数の表現は、文脈からみて明らかに他の意味を有さない限り、複数の言い回しを含む。
【0028】
この出願において、「備える」または「有する」などの用語は、明細書に記載の特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定するものに過ぎず、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加の可能性を予め排除しないものと理解すべきである。
【0029】
この明細書において、アクチュエーターは、駆動力を提供可能な構成要素を意味する。例えば、アクチュエーターとしては、モーター、超音波モーター、リニアモーター、電子モーター、DCモーター、ACモーター、リニアアクチュエーター、電動アクチュエーター、低周波装置、たたく装置、こする装置、もむ装置などが挙げられ、これらに何ら限定されない。
【0030】
以下、添付図面に基づいて、この開示の実施形態についてさらに詳しく説明する。
【0031】
移動型マッサージ装置の第1の実施形態
図1は、本発明の第1の実施形態に係る移動型マッサージ装置100に関する斜視図である。
【0032】
この開示の内容の一実施形態に係る移動型マッサージ装置100は、移動型マッサージ装置100が位置を変えながら動くようにする移動部110と、前記移動部110と機構的に直結されており、前記移動部110と連動されてマッサージサービスを行い、移動部の進行方向に対して前後左右のうちのいずれか1つにおいてマッサージサービスを行うマッサージ部120と、を備える。
【0033】
移動部110は、回転を通じて移動型マッサージ装置100が使用者の身体をマッサージするために位置を変えることが可能な手段を提供することができる。移動部110は、使用者の要求に応えて移動しながらマッサージをするために、移動型マッサージ装置100の状態、動き、センサー、通信、マルチメディア、インターフェースなどをまとめて管理しかつ制御する主制御部111と、移動型マッサージ装置100のバッテリー及び電源の制御の機能を果たす電源部112と、移動型マッサージ装置100と外部制御装置との間の情報信号の授受のための通信部113と、移動型マッサージ装置100の位置の移動のための移動部110の回転と使用者の身体をマッサージするためのマッサージ部120のマッサージ動作とを行うことが可能なようにするアクチュエーターを一部に備える駆動部114と、移動部110とマッサージ部120とが信号及び/又は電気及び/又は機構的な方法のうちのいずれか1つ以上の方法を用いて接続できるようにする接続部115と、を備えていてもよい。
【0034】
接続部115は、移動部110とマッサージ部120とを接続し、移動部110が回転するときには、マッサージ部120も転んだり、転がらなかったりするようにすることができる。
【0035】
接続部115は、移動型マッサージ装置100を使用者が使用可能な制御装置(図示せず)としてボタン若しくはディスプレイ装置などを備えていてもよい。この場合、ディスプレイ装置は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display;LCD)、薄膜トランジスター液晶ディスプレイ(thin film transistor-liquid crystal display;TFT LCD)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode;OLED)、フレキシブルディスプレイ(flexible display)、3次元ディスプレイ(3D display)のうちの少なくともいずれか1つを含んでいてもよく、これらに何ら限定されない。
【0036】
前述した移動部110が備える構成要素は、単なる例示的な実施形態に過ぎず、移動部110は、前述した構成要素の他にも様々な構成要素を備えていてもよい。
【0037】
また、図1に示される移動型マッサージ装置100の形状及び構造は、単なる例示的なものに過ぎず、この開示の内容の特許請求の範囲により定義される権利範囲を逸脱しない限り、種々の形態の移動型マッサージ装置100もこの開示の内容の範囲内に含まれ得る。
【0038】
移動部110は、回転するときに摩擦力を増大させるための任意の材質または摩擦力を増大させるための任意の部材(例えば、滑り止めパッドなど)または凹凸(図示せず)構造を備えていてもよい。
【0039】
マッサージ部120は、図1に示すように、曲がった構造のために1つ以上の節から構成(図示せず)されるか、または軟質形態(例えば、シリコン、ハイドロゲルなど)または形状記憶合金などのうちのどちらか一方以上の方法を単独にて若しくは複合的に適用可能である。
【0040】
マッサージ部120は、使用者に応じて長さが調節可能な構造(図示せず)を備えていてもよい。
【0041】
マッサージ部120は、図1に示すように、曲がった状態であってもよいし、図2に示すように、伸びた状態であってもよい。このため、曲げる動作と伸ばす動作を組み合わせる方法により使用者の身体の一部をもんだりこすったりたたいたりするなどのマッサージ動作を行うことができる。
【0042】
マッサージ部120は、節から構成(図示せず)される形態において、1つ以上の節にたたく機能を有するか、こする機能を有するか、もむ機能を有するアクチュエーターを適用して構成してもよい。
【0043】
接続部115は、マッサージ部120の長さが使用者に応じて変更されることが可能なようにする構造(図示せず)を備えていてもよい。
【0044】
移動型マッサージ装置100は、使用者の身体情報を得るためのセンサー(例えば、温度センサー、血圧センサーなど)やもむ圧力を感知するための圧力センサーなどを備えていてもよい。
【0045】
移動型マッサージ装置100は、音の出力のためのオーディオ出力モジュール(図示せず)や音声の入力などのためのオーディオ入力モジュール(図示せず)を備えていてもよい。
【0046】
図4は、本発明に係るマッサージのための移動型マッサージ装置100の制御方法を説明するための一例を示すブロック図である。
【0047】
ステップS301において、移動型マッサージ装置100のマッサージを実施する前に、電源、信号、センサー、器具の状態などを点検することができる。
【0048】
ステップS302において、前記マッサージ準備が適切であると判断される場合、適切なマッサージ動作を実施することができる。
【0049】
こすりマッサージモードの場合、マッサージ部120を曲げたり伸ばしたりする動作のための持続時間や曲げるときに曲げる圧力の強さ、またはマッサージ部の長さの変更などを考慮した判断を通じて様々な形態のこすりマッサージを実施することができる。
【0050】
こすりマッサージモードの場合、マッサージ部120の曲げる状況をこすりに好適な状態に実現した後、移動部110を回転させて移動型マッサージ装置100の位置が適正な値にて動くようにするか、またはマッサージ部の長さが変更されながらマッサージを実施することができる。
【0051】
たたきマッサージモードの場合、マッサージ部120をたたく状況に好適な動作になるように、マッサージ部120を曲げたり伸ばしたりする時間や速度などを調節するか、またはマッサージ部の長さが変更されながら実施することができる。
【0052】
たたきマッサージの場合、マッサージ部120が節から構成(図示せず)され、節中に振動を生成可能なアクチュエーターなどの装置を有する方法によっても実施することができる。
【0053】
ステップS303において、前記マッサージ準備が適切であると判断される場合、移動部110が回転しながら移動型マッサージ装置100を移動させることができる。
【0054】
ステップS304において、前記マッサージ準備が適切であると判断される場合、移動型マッサージ装置100の外部において移動型マッサージ装置100の移動速度、マッサージの強さ、マッサージモードなどを遠隔制御する機器(図示せず)を介して自ら選択したり、音声指令などを用いて遠隔制御動作をしたりすることができる。
【0055】
移動型マッサージ装置100を遠隔制御する機器(図示せず)は、リモコン(Remote controller)、携帯電話(Cellular phone)、個人情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)などを備えていてもよいし、これに何ら限定されず、移動型マッサージ装置100と有線または無線通信を通じて接続可能な様々な電子デバイスを備えていてもよい。
【0056】
ステップS300において、ステップS301~ステップS304のうちのいずれか1つ以上を用いて、たたきマッサージモード、こすりマッサージモード、もみマッサージモードなどのための最適な動作を決定して使用者の身体にマッサージを実施することができる。
【0057】
移動型マッサージ装置100は、マッサージモードの選択や環境設定のための方法として、手動、自動または遠隔制御方法のうちのいずれか1つ以上を含んでいてもよい。
【0058】
移動型マッサージ装置の第2の実施形態
図5は、本発明の第2の実施形態に係る移動型マッサージ装置200に関する斜視図である。
【0059】
図6は、図5の移動型マッサージ装置200のマッサージ部220が伸びた状態に関する斜視図である。
【0060】
この開示の内容の一実施形態に係る移動型マッサージ装置200は、移動型マッサージ装置200が位置を変えながら動くようにする移動部210a、210bと、前記移動部210a、210bと機構的に直結されており、前記移動部210a、210bと連動されてマッサージサービスを行うマッサージ部220と、を備える。
【0061】
移動部210a、210bは、回転を通じて移動型マッサージ装置200が使用者の身体をマッサージするために位置を変えることが可能な手段を提供することができる。移動部210a、210bは、使用者の要求に応えて移動しながらマッサージをするために、移動型マッサージ装置200の状態、動き、センサー、通信、マルチメディア、インターフェースなどをまとめて管理しかつ制御する主制御部211と、移動型マッサージ装置200のバッテリー及び電源の制御の機能を果たす電源部212と、移動型マッサージ装置200と外部制御装置との間の情報信号の授受のための通信部213と、移動型マッサージ装置200の位置の移動のための移動部210a、210bの回転と使用者の身体をマッサージするためのマッサージ部220のマッサージ動作とを行うことが可能なようにするアクチュエーターを一部に備える駆動部214と、移動部210a、210bとマッサージ部220とが信号及び/又は電気及び/又は機構的な方法のうちのいずれか1つ以上の方法を用いて接続できるようにする接続部215a、215bと、を備えていてもよい。
【0062】
接続部215a、215bは、移動部210a、210bとマッサージ部220とを接続し、移動部210a、210bが回転するときには、マッサージ部220も転んだり、転がらなかったりするようにできる。
【0063】
接続部215a、215bは、移動型マッサージ装置200を使用者が使用可能な制御装置(図示せず)としてボタン若しくはディスプレイ装置などを備えていてもよい。この場合、ディスプレイ装置は、液晶ディスプレイ(liquid crystal display;LCD)、薄膜トランジスター液晶ディスプレイ(thin film transistor-liquid crystal display;TFT LCD)、有機発光ダイオード(organic light-emitting diode;OLED)、フレキシブルディスプレイ(flexible display)、3次元ディスプレイ(3D display)のうちの少なくともいずれか1つを含んでいてもよく、これに限定されない。
【0064】
前述した移動部210a、210bが備える構成要素は、単なる例示的な実施形態に過ぎず、移動部210a、210bは、前述した構成要素の他にも様々な構成要素を備えていてもよい。
【0065】
また、図5に示される移動型マッサージ装置200の形状及び構造は、単なる例示的なものに過ぎず、この開示の内容の特許請求の範囲により定義される権利範囲を逸脱しない限り、種々の形態の移動型マッサージ装置200もこの開示の内容の範囲内に含まれ得る。
【0066】
移動部210a、210bは、回転するときに摩擦力を増大させるための任意の材質または摩擦力を増大させるための任意の部材(例えば、滑り止めパッドなど)または凹凸(図示せず)構造を備えていてもよい。
【0067】
マッサージ部220は、図5に示すように、曲がった構造のために1つ以上の節から構成(図示せず)されるか、または軟質形態(例えば、シリコン、ハイドロゲルなど)または形状記憶合金などのうちのどちらか一方以上の方法を単独にて若しくは複合的に適用可能である。
【0068】
マッサージ部220は、使用者に応じて長さが調節可能な構造(図示せず)を備えていてもよい。
【0069】
マッサージ部220は、結合モジュール221を使用しないか、または、1つ以上の結合モジュール221を用いて2つ以上のマッサージ部モジュールを備える構造であってもよい。
【0070】
結合モジュール221は、1つのマッサージ部モジュール222aともう1つのマッサージ部モジュール222bとが信号及び/又は電気及び/又は機構的な方法のうちのいずれか1つの方法を用いて接続できるようにできる。
【0071】
マッサージ部220は、節から構成(図示せず)される形態において、1つ以上の節にたたく機能を有するか、こする機能を有するか、あるいは、もむ機能を有するアクチュエーターを適用して構成可能である。
【0072】
マッサージ部220は、図5に示すように、曲がった状態であってもよいし、図6に示すように、伸びた状態であってもよい。このため、曲げる動作と伸ばす動作を組み合わせる方法により使用者の身体の一部をもんだりこすったりたたいたりするなどのマッサージ動作を行うことができる。
【0073】
接続部215a、215bは、マッサージ部220の長さが使用者に応じて変更可能なようにする構造(図示せず)を備えていてもよい。
【0074】
移動型マッサージ装置200は、使用者の身体情報を得るためのセンサー(例えば、温度センサー、血圧センサーなど)やもむ圧力を感知するための圧力センサーなどを備えていてもよい。
【0075】
移動型マッサージ装置200は、音の出力のためのオーディオ出力モジュール(図示せず)や音声の入力などのためのオーディオ入力モジュール(図示せず)を備えていてもよい。
【0076】
図4は、本発明に係るマッサージのための移動型マッサージ装置200の制御方法を説明するための一例を示すブロック図である。
【0077】
ステップS301において、移動型マッサージ装置200のマッサージを実施する前に、電源、信号、センサー、結合モジュールの使用有無、器具の状態などを点検することができる。
【0078】
ステップS302において、前記マッサージ準備が適切であると判断される場合、適切なマッサージ動作を実施することができる。
【0079】
もみもみマッサージモードの場合、マッサージ部220を曲げたり伸ばしたりする動作のための持続時間や曲げるときに曲げる圧力の強さなどを考慮した判断を通じて様々な形態のこすりマッサージを実施することができる。
【0080】
もみもみマッサージモードの場合、移動部210aと移動部210bとの協業とマッサージ部220の動作により2つの移動部の間の距離が近づき合い、マッサージ部が曲がりながら、またはマッサージ部の長さが変更されながらマッサージ部に密着する身体の一部をマッサージすることができる。
【0081】
こすりマッサージモードの場合、マッサージ部220の曲げる状況をこすりに好適な状態に実現した後、移動部210a、210bを回転させて移動型マッサージ装置200の位置が適正な値にて動くようにしながら、またはマッサージ部の長さが変更されるようにしながらマッサージを実施することができる。
【0082】
たたきマッサージモードの場合、マッサージ部220をたたく状況に好適な動作になるように、マッサージ部220を曲げたり伸ばしたりする時間や速度などを調節するか、またはマッサージ部の長さが変更されるようにしながら実施することができる。
【0083】
たたきマッサージの場合、マッサージ部220を構成するマッサージ部モジュール222aとマッサージ部モジュール222bが節から構成(図示せず)され、節中に振動を生成可能なアクチュエーターなどの装置を有する方法によっても実施することができる。
【0084】
ステップS303において、前記マッサージ準備が適切であると判断される場合、移動部210a、210bが回転しながら移動型マッサージ装置200を移動させることができる。
【0085】
ステップS304において、前記マッサージ準備が適切であると判断される場合、移動型マッサージ装置200の外部において移動型マッサージ装置200の移動速度、マッサージの強さ、マッサージモードなどを遠隔制御する機器(図示せず)を介して自ら選択したり、音声指令などを用いて遠隔制御動作を行ったりすることができる。
【0086】
移動型マッサージ装置200を遠隔制御する機器(図示せず)としては、リモコン(Remote controller)、携帯電話(Cellular phone)、個人情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)などを挙げられ、これらに何ら限定されるものではなく、移動型マッサージ装置100と有線または無線通信を通じて接続可能な様々な電子デバイスが採用可能である。
【0087】
ステップS300において、ステップS301~ステップS304のうちのいずれか1つ以上を用いて、たたきマッサージモード、こすりマッサージモード、もみもみマッサージモードなどのための最適な動作を決定して使用者の身体にマッサージを実施することができる。
【0088】
ステップS300において、移動型マッサージ装置200は、移動部210aと移動部210bとの間の動きをマッサージモードに好適な方式により協力制御することができる。
【0089】
ステップS300において、マッサージ部220を構成するマッサージ部モジュール222aとマッサージ部モジュール222bの動作をマッサージモードに好適な方式により協力制御することができる。
【0090】
移動型マッサージ装置200は、マッサージモードの選択や環境設定のための方法として、手動、自動または遠隔制御方法のうちのいずれか1つ以上を含んでいてもよい。
【0091】
本発明の当業者であれば、本発明がその他のプログラムモジュールと結合されて、及び/又はハードウェアとソフトウェアとの組み合わせ及び/又は機構部の組み合わせにより実現されることが可能であるということについて熟知している筈である。
【0092】
本発明の技術分野において通常の知識を有する者は、ここに開示されている実施形態と関連して説明された様々な例示的な論理ブロック、モジュール、プロセッサー、手段、回路及びアルゴリズム段階が電子ハードウェア、(説明のしやすさのために、ここで、「ソフトウェア」と称される)様々な形態のプログラムまたは設計コードまたは機構部またはこれらのすべての結合により実現可能であるということが理解できる筈である。ハードウェア及びソフトウェアのこのような相互間の互換性について明確に説明するために、様々な例示的なコンポーネント、ブロック、モジュールなど、回路及び段階がこれらの機能と関連して以上において一般的に説明されている。このような機能がハードウェアまたはソフトウェアとして実現されるか否かは、特定のアプリケーション及び全体のシステムに対して課せられる設計制約によって左右される。本発明の技術分野において通常の知識を有する者は、それぞれの特定のアプリケーションについて様々な方式により説明された機能を実現することができるが、これらの実現の決定は、本発明の範囲を逸脱するものと解釈されるべきではない。
【0093】
ここで提示された様々な実施形態は、方法、装置、または標準プログラミング及び/又はエンジニアリング技術を用いた製造物品(article)により実現可能である。用語「製造物品」は、任意のコンピューターにて読み取り可能な装置からアクセル可能なコンピュータープログラム、キャリア、または媒体(media)を含む。例えば、コンピューターにて読み取り可能な記憶媒体は、磁気記憶装置(例えば、ハードディスクなど)、ソリッドステートディスク(SSD:Solid State Disk)、シリコンディスクドライブ(SDD:Silicon Disk Drive)、スマートカード、及びフラッシュメモリー装置(例えば、電気的に消去可能なプログラム可能な読み取り専用メモリ(EEPROM:electrically erasable programmable read-only memory)、カード、スティックなど)を含むが、これらに何ら制限されるものではない。
【0094】
提示されたプロセスにある段階の特定の手順または階層の構造は例示的なアクセスの一例であるということを理解されたい。設計のプライオリティに基づいて、本発明の範囲内においてプロセスにある段階の特定の手順または階層の構造が並べ替えられるということを理解されたい。添付の方法の請求項は、サンプルの手順として様々な段階のエレメントを提供するが、提示された特定の手順または階層の構造に限定されることを意味するものではない。
【0095】
提示された実施形態についての説明は、任意の本発明の技術分野において通常の知識を有する者が本発明を利用したり、または実施できたりするように提供される。これらの実施形態に関する様々な変形は、本発明の技術分野において通常の知識を有する者にとって自明である筈であり、ここに定義された一般的な原理は、本発明の範囲を逸脱することなく、他の実施形態に適用可能である。そのため、本発明は、ここに提示されている実施形態に何ら限定されるものではなく、ここに提示されている原理及び新規な特徴と一貫する最広義の範囲において解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0096】
100 第1の実施形態に係る本体
110 移動部
120 接続部
120 マッサージ部
200 第2の実施形態に係る本体
210(210a、210b) 第2の実施形態に係る移動部
220(221、222a、222b) 第2の実施形態に係るマッサージ部
221 第2の実施形態に係る結合モジュール
222a、222b 第2の実施形態に係るマッサージ部モジュール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2023-08-04
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0096
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0096】
100 第1の実施形態に係る本体
110 移動部
115 接続部
120 マッサージ部
200 第2の実施形態に係る本体
210(210a、210b) 第2の実施形態に係る移動部
220(221、222a、222b) 第2の実施形態に係るマッサージ部
221 第2の実施形態に係る結合モジュール
222a、222b 第2の実施形態に係るマッサージ部モジュール
【国際調査報告】