(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-08
(54)【発明の名称】スピーカーモジュールを含む電子装置
(51)【国際特許分類】
H04R 1/02 20060101AFI20240201BHJP
H04R 1/32 20060101ALI20240201BHJP
【FI】
H04R1/02 102Z
H04R1/32 310Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023545878
(86)(22)【出願日】2021-11-29
(85)【翻訳文提出日】2023-09-21
(86)【国際出願番号】 KR2021017730
(87)【国際公開番号】W WO2022163993
(87)【国際公開日】2022-08-04
(31)【優先権主張番号】10-2021-0013377
(32)【優先日】2021-01-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ジョン, ギヨン
(72)【発明者】
【氏名】アン, ジョンチョル
【テーマコード(参考)】
5D017
5D018
【Fターム(参考)】
5D017AE22
5D018AF16
(57)【要約】
本発明の実施形態によれば、電子装置は、音響導波路(acoustic waveguide)、一面で音響導波路の少なくとも一部を画定するように構成される第1の支持プレート、第1の支持プレートの一面に配置される第1のディスプレイ、第1の支持プレートの他面に配置される第2のディスプレイ、及び第1の支持プレートと第2のディスプレイとの間で、第1の支持プレートの他面に配置されるスピーカーモジュールを含み、音響導波路は、スピーカーモジュールから出力された音響を、第2のディスプレイの一方側から外部空間に放射するように構成される。この他にも、様々な実施形態が可能である。
【選択図】
図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置であって、
音響導波路(acoustic waveguide)と、
一面で前記音響導波路の少なくとも一部を画定するように構成される第1の支持プレートと、
前記第1の支持プレートの一面に配置される第1のディスプレイと、
前記第1の支持プレートの他面に配置される第2のディスプレイと、
前記第1の支持プレートと前記第2のディスプレイとの間に、前記第1の支持プレートの他面に配置されるスピーカーモジュールと、を有し、
前記音響導波路は、前記スピーカーモジュールから出力された音響を、前記第2のディスプレイの一方側から外部空間に放射するように構成されることを特徴とする電子装置。
【請求項2】
前記音響導波路は、前記スピーカーモジュールが音響を出力する方向に対して、反対方向又は傾斜方向に沿って、外部空間に音響を放射するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記第1の支持プレートは、前記第1のディスプレイと前記第2のディスプレイとの間の空間を、少なくとも部分的に囲むように配置される側面ベゼル構造を含み、
前記側面ベゼル構造は、少なくとも部分的に前記第1のディスプレイ又は前記第2のディスプレイの縁に隣接して配置され、前記音響導波路の他の一部を画定するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項4】
前記第1の支持プレートを貫通して形成される開口領域と、
前記第1の支持プレートの縁に隣接して形成されるスリットと、をさらに有し、
前記音響導波路は、前記開口領域を介して、前記スピーカーモジュールから出力される音響が提供され、前記スリットを介して、外部空間に音響を放射するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項5】
前記第1のディスプレイは、前記第1の支持プレートに取り付けられ、前記開口領域と前記スリットとの間に、前記音響導波路の他の一部を画定するように構成されることを特徴とする請求項4に記載の電子装置。
【請求項6】
前記第1の支持プレートの一面に配置されるダミープレートをさらに有し、
前記ダミープレートは、前記第1のディスプレイの一部を支持しながら、前記開口領域と前記スリットとの間に、前記音響導波路の他の一部を画定するように構成されることを特徴とする請求項4に記載の電子装置。
【請求項7】
前記第1のディスプレイと前記第2のディスプレイとの間の空間を、少なくとも部分的に囲むように配置される側面ベゼル構造と、
前記スピーカーモジュールと前記第2のディスプレイとの間で、前記空間に配置される第2の支持プレートと、
前記第2のディスプレイの一部と前記側面ベゼル構造の一部との間に形成されるスリットと、をさらに有し、
前記音響導波路は、前記スリットを介して、外部空間に連結されるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項8】
前記第2のディスプレイは、
一部が、前記側面ベゼル構造の一部と共に前記スリットを画定するように配置される透明プレートと、
前記透明プレートの内側面に設けられ、前記透明プレートと前記第2の支持プレートとの間に配置されるディスプレイパネルと、を含むことを特徴とする請求項7に記載の電子装置。
【請求項9】
前記ディスプレイパネルは、前記第2の支持プレートに取り付けられることを特徴とする請求項8に記載の電子装置。
【請求項10】
前記第2の支持プレートと前記スピーカーモジュールとの間に配置される弾性部材をさらに有し、
前記弾性部材は、前記スピーカーモジュールを、前記第1の支持プレートに密着させるように構成されることを特徴とする請求項7に記載の電子装置。
【請求項11】
前記第1のディスプレイと前記第2のディスプレイとの間の空間を、少なくとも部分的に囲むように配置される側面ベゼル構造と、
前記第1の支持プレートを貫通して形成される開口領域と、
前記第2のディスプレイの一部と前記側面ベゼル構造の一部との間に形成されるスリットと、をさらに有し、
前記音響導波路は、前記開口領域を介して、前記スピーカーモジュールから出力される音響が提供され、前記スリットを介して、外部空間に音響を放射するように構成されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項12】
互いに対向して配置される第1の位置と、前記第1の位置から互いに対して指定された角度だけ広がる第2の位置との間に、互いに対して回動するように構成される第1のハウジング及び第2のハウジングと、
前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとの間に配置され、前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとを回動可能に連結するヒンジモジュールと、をさらに有し、
前記第1のディスプレイは、前記第1のハウジングに配置される第1の領域と、前記第2のハウジングに配置され、前記第1の位置で前記第1の領域に対向して配置される第2の領域と、前記ヒンジモジュールが配置される領域に対応して配置され、前記第1の領域と前記第2の領域とを連結する折り畳み領域と、を含み、
前記第1のハウジングと前記第2のハウジングの内のいずれか1つは、前記音響導波路、前記第1の支持プレート、前記第2のディスプレイ、及び前記スピーカーモジュールを含むことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項13】
前記第1のハウジングと前記第2のハウジングの内の他の1つに配置される少なくとも1つのカメラモジュールをさらに有し、
前記第1の位置で、前記カメラモジュールは、前記音響導波路が外部空間に音響を放射する方向に対して、反対方向又は傾斜方向に沿って、被写体を撮影するように構成されることを特徴とする請求項12に記載の電子装置。
【請求項14】
前記第1の支持プレートは、前記第1の領域と前記第2の領域の内のいずれか1つを支持するように構成されることを特徴とする請求項12に記載の電子装置。
【請求項15】
前記第1のディスプレイと前記第2のディスプレイとの間の空間を、少なくとも部分的に囲むように配置される側面ベゼル構造と、
前記第1の支持プレートを貫通して形成される開口領域と、
前記第2のディスプレイの一部と前記側面ベゼル構造の一部との間に形成されるスリットと、をさらに有し、
前記音響導波路は、前記開口領域を介して、前記スピーカーモジュールから出力される音響が提供され、前記スリットを介して、外部空間に音響を放射するように構成されることを特徴とする請求項12に記載の電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子装置に関し、例えば、スピーカーモジュールを含む電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子情報通信技術の発展により、一つの電子装置に様々な機能が統合されている。
例えば、スマートフォンは、通信機能とともに、音響再生機器、撮像機器、又は電子手帳の機能を含み、アプリケーションの追加インストールにより、より多様な機能をスマートフォンで実現することができる。
スマートフォンのような個人用、携帯用の電子装置の使用が一般化しつつ、携帯性と使いやすさに対するユーザの要求が徐々に増加している。
【0003】
例えば、初期無線通信における音声通話だけでなく、放送又はリアルタイムストリーミングを介したマルチメディアサービスへの需要も急激に増加している。
携帯性を保ちながらも、マルチメディアサービスに適した電子装置を実現するにあたって、画質や音響品質の競争が激化する可能性がある。
フレキシブルディスプレイは、折り畳まれた状態又は巻かれた状態に変形可能であることで、携帯が容易であり、一般的なフラットパネルディスプレイよりも拡張された画面を提供することができる。
【0004】
小型化された電子装置で音響品質を確保することが困難である可能性がある。
例えば、小型化された電子装置では、スピーカーモジュールから外部空間に音響を伝達又は放射することができる経路を設計、確保することが困難であることがある。
このような音響伝達経路では、異なる構造物間の間隔を介して音圧が流出して、音響品質が低下したり、流出した音圧によって、内部構造物が振動することで、ノイズを発生させることがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、音響伝達経路における音圧流出を抑制することができる電子装置を提供することにある。
また、流出した音圧によるノイズの発生を抑制又は防止することができる電子装置を提供することにある。
また、音響伝達経路を提供しながら、様々な部品又は構造物の安定した配置構造を含む電子装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様による電子装置は、音響導波路(acoustic waveguide)と、一面で前記音響導波路の少なくとも一部を画定するように構成される第1の支持プレートと、前記第1の支持プレートの一面に配置される第1のディスプレイと、前記第1の支持プレートの他面に配置される第2のディスプレイと、前記第1の支持プレートと前記第2のディスプレイとの間に、前記第1の支持プレートの他面に配置されるスピーカーモジュールと、を有し、前記音響導波路は、前記スピーカーモジュールから出力された音響を、前記第2のディスプレイの一方側から外部空間に放射するように構成されることを特徴とする。
【0007】
また、本発明の一実施形態による電子装置は、互いに対向して配置される第1の位置と、前記第1の位置から互いに対して指定された角度だけ広がる第2の位置との間で、互いに対して回動するように構成される第1のハウジング及び第2のハウジングと、前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとの間に配置され、前記第1のハウジングと前記第2のハウジングとを回動可能に連結するヒンジモジュールと、前記第1のハウジングに配置される第1の領域と、前記第2のハウジングに配置され、前記第1の位置で、前記第1の領域に対向して配置される第2の領域と、前記ヒンジモジュールが配置される領域に対応して配置され、前記第1の領域と前記第2の領域とを連結する折り畳み(folding)領域を含む第1のディスプレイと、をさらに有し、前記第1のハウジングと前記第2のハウジングの内のいずれか1つは、音響導波路、一面で前記音響導波路の少なくとも一部を画定しながら、前記第1の領域と前記第2の領域のうちいずれかを支持するように構成された第1の支持プレート、前記第1の支持プレートの他面に配置される第2のディスプレイ、及び前記第1の支持プレートと前記第2のディスプレイとの間で、前記第1の支持プレートの他面に配置されるスピーカーモジュールを含み、前記音響導波路は、前記スピーカーモジュールから出力された音響を、前記第2のディスプレイの一方側から外部空間に放射するように構成される。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る電子装置によれば、スピーカーモジュールとディスプレイ(例えば、
図4の第2のディスプレイ303)とが、第1の支持プレートの一面上に配置され、実質的にディスプレイから隔離された領域又は空間に、音響導波路が提供されることによって、音響導波路を介して伝達される音響又は音圧が、ディスプレイと干渉するのを防ぐことができる。
【0009】
例えば、本発明の実施形態による電子装置は、音響伝達経路において音圧が流出するのを防止することで、ノイズの発生を抑制又は防止し、良好な音響品質を提供することができる。
一実施形態では、ディスプレイを音響伝達経路(例えば、音響導波路)とは分離された領域又は空間に配置することによって、ディスプレイの取り付け構造に対する設計の自由度を向上させることができ、安定したディスプレイ取り付け構造を提供することができる。
これに加えて、本明細書を通じて直接的又は間接的に特定される様々な効果を提供する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】本発明の一実施形態による電子装置の展開状態を示す図である。
【
図2】本発明の一実施形態による
図1の電子装置の折り畳み状態を示す図である。
【
図3】本発明の一実施形態による電子装置の分離斜視図である。
【
図4】本発明の一実施形態の1つによる電子装置を示す断面構成図である。
【
図5】本発明の一実施形態の1つによる電子装置のハウジングの背面を一部拡大して示す平面図である。
【
図6】本発明の他の実施形態による電子装置を示す断面構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明の実施形態による電子装置は、様々な形態の装置であり得る。
電子装置は、例えば、携帯用通信装置(例えば、スマートフォン)、コンピュータ装置、携帯用マルチメディア装置、携帯用医療機器、カメラ、ウェアラブル機器、又は家電機器を含み得る。
本発明の実施形態による電子装置は、前述の又は後述する装置に限定されない。
【0012】
本発明の実施形態及びそれに使用される用語は、本明細書に記載された技術的特徴を、特定の実施形態に限定することを意図するものではなく、その実施形態の様々な変更、等価物、又は代替物を含むことを理解すべきである。
図面の説明に関して、類似又は関連する構成要素には、同様の参照番号を使用する場合がある。
項目に対応する名詞の単数形は、関連する文脈上、明らかに別段の指示がない限り、前記項目1つ又は複数を含む。
本明細書において、「A又はB」、「A及びBの内の少なくとも1つ」、「A又はBの内の少なくとも1つ」、「A、B又はC」、「A、B及びCの内の少なくとも1つ」、及び「A、B、又はCの内の少なくとも1つ」などの句の各々は、その句の対応する句に一緒に列挙された項目のいずれか、又はそれらの可能なすべての組み合わせを含み得る。
「第1」、「第2」、又は「一番目」又は「二番目」などの用語は、単にその構成要素を他の対応する構成要素と区別するために使用される場合があり、その構成要素を他の側面(例えば、重要性又は順序)に限定しない。
ある(例えば、第1の)構成要素が、他の(例えば、第2の)構成要素に、「機能的に」又は「通信的に」という用語と組み合わせて、又はそのような用語なしで、「結合された(coupled)」又は「接続された(connected)」と言及されている場合、上記のいくつかの構成要素は、上記の他の構成要素に直接(例えば、有線で)、無線で、又は第3の構成要素を介して接続され得ることを意味する。
【0013】
本明細書の様々な実施形態で使用される「モジュール」という用語は、ハードウェア、ソフトウェア、又はファームウェアで実装されたユニットを含み得、例えば、論理、論理ブロック、部品、又は回路などの用語と交換可能に使用することができる。
モジュールは、一体に構成された部品又は1つ又はそれ以上の機能を実行する、上記部品の最小単位又はその一部であり得る。
例えば、一実施形態によれば、モジュールは、ASIC(application-specific integrated circuit)の形態で実施することができ。
【0014】
本発明の実施形態は、機器(machine、例えば、電子装置)によって読み取り可能な記憶媒体(storage medium、例えば、内蔵メモリ又は外部メモリ)に格納された1つ又はそれ以上の命令を含むソフトウェア(例えば、プログラム)として実施することができる。
例えば、機器(例えば、電子装置)のプロセッサは、記憶媒体に格納された1つ又はそれ以上の命令の内の少なくとも1つの命令を呼び出し、それを実行することができる。
これにより、機器は、上記呼び出された少なくとも1つの命令に従って、少なくとも1つの機能を実行するように動作することを可能にする。
上記1つ又はそれ以上の命令は、コンパイラによって生成されたコード又はインタプリタによって実行され得るコードを含む。
機器で読み取り可能な記憶媒体は、非一時的(non-transitory)記憶媒体の形態で提供され得る。
ここで、「非一時的」とは、記憶媒体が実在(tangible)する装置であり、信号(signal、例えば、電磁波)を含まないことを意味するだけであり、この用語は、データが記憶媒体に半永久的に保存される場合と、一時的に保存される場合とを区別しない。
【0015】
一実施形態によれば、本発明の実施形態による方法は、コンピュータプログラム製品(computer program product)に含まれて提供され得る。
コンピュータプログラム製品は、商品として販売者と購入者との間で取引することができる。
コンピュータプログラム製品は、機器で読み取り可能な記憶媒体(例えば、compact disc read only memory(CD-ROM))の形態で配布されるか、又はアプリケーションストア(例えば、プレイストア(登録商標))を介して、又は2つのユーザ装置(例えば、スマートフォン)間で直接、オンラインで配布(例えば、ダウンロード又はアップロード)され得る。
オンライン配布の場合、コンピュータプログラム製品の少なくとも一部は、製造元のサーバ、アプリケーションストアのサーバ、又は中継サーバのメモリなどの機器で読み取り可能な記憶媒体に少なくとも一時的に保存するか、一時的に生成することができる。
【0016】
一実施形態によれば、上記の構成要素の各構成要素(例えば、モジュール又はプログラム)は、単数又は複数の個体を含んでもよく、複数の個体のいくつかは、異なる構成要素に分離配置することができる。
一実施形態によれば、前述の該当構成要素の内の1つ又はそれ以上の構成要素又は動作を省略してもよく、又は1つ又はそれ以上の他の構成要素又は動作を追加してもよい。
代替的又は追加的に、複数の構成要素(例えば、モジュール又はプログラム)は、1つの構成要素に統合することができる。
この場合、統合された構成要素は、上記複数の構成要素の各構成要素の1つ又はそれ以上の機能を、統合前に上記複数の構成要素の内の該当構成要素によって実行されるのと同じ又は同様に実行することができる。
一実施形態によれば、モジュール、プログラム、又は他の構成要素によって実行される動作は、順次、並列的、繰り返し、又は経験的に実行されてもよく、又は上記動作の内の1つ又はそれ以上が、異なる順序で実行されても、又は省略されてもよく、又は1つ以上の他の動作が追加されてもよい。
【0017】
図1は、本発明の一実施形態による電子装置100の展開状態を示す図であり、
図2は、本発明の一実施形態による
図1の電子装置100の折り畳まれた状態を示す図である。
以下の詳細な説明では、一対のハウジング構造(又は「ハウジング」と呼ばれる)が、ヒンジ構造(又は「ヒンジモジュール」と呼ばれる)によって回動可能に結合された構成について例示する。
しかしながら、そのような実施形態は、本発明の実施形態による電子装置を限定しないことに留意されたい。
例えば、本発明の一実施形態による電子装置は、3つ以上のハウジング構造を含むことができ、以下に開示する実施形態の「一対のハウジング構造」は、「3つ以上のハウジング構造のうち互いに回動可能に結合された2つのハウジング構造」を意味することができる。
【0018】
図1を参照すると、電子装置100は、互いに対して折り畳まれるように、ヒンジ構造(例えば、
図3のヒンジ構造164)を介して回動可能に結合される一対のハウジング構造(110、120)、一対のハウジング構造(110、120)の折り畳み可能な部分を覆うヒンジカバー165、及び一対のハウジング構造(110、120)によって形成された空間に配置されるディスプレイ130(例えば、フレキシブル(flexible)ディスプレイ又はフォルダブル(foldable)ディスプレイ)を含む。
一実施形態では、電子装置100は、一対のハウジング構造(110、120)が互いに対向して折り畳まれた位置から互いに対して並んで広げられた位置まで、回動可能に結合されたフォルダブルハウジングを含む。
本明細書では、ディスプレイ130が配置された面を、電子装置100の前面として定義し、前面の反対面を、電子装置100の背面として定義する。
また、前面と背面との間の空間を囲む面は、電子装置100の側面として定義する。
【0019】
一実施形態では、一対のハウジング構造(110、120)は、センサ領域131dを含む第1のハウジング構造(例えば、第1のハウジング)110、第2のハウジング構造(例えば、第2のハウジング)120、第1の背面カバー140、及び第2の背面カバー150を含む。
電子装置100の一対のハウジング構造(110、120)は、
図1及び
図2に示す形態及び結合に限定されず、他の形状又は部品の組み合わせ及び/又は結合によって実施することができる。
例えば、他の実施形態では、第1のハウジング構造110と第1の背面カバー140とを一体的に形成することができ、第2のハウジング構造120と第2の背面カバー150とを一体的に形成することができる。
別の実施形態では、第1のハウジング構造110は、第1の背面カバー140を含み、第2のハウジング構造120は、第2の背面カバー150を含むことができる。
【0020】
一実施形態によれば、第1のハウジング構造110と第2のハウジング構造120とは、第1の軸、例えば、折り畳み軸Aを中心に両側に配置され、折り畳み軸Aに対して全体として対称な形状を持つ。
いくつかの実施形態では、第1のハウジング構造110と第2のハウジング構造120とは、異なる折り畳み軸を中心に、ヒンジ構造164又はヒンジカバー165に対して回動する。
例えば、第1のハウジング構造110及び第2のハウジング構造120は、ヒンジ構造164又はヒンジカバー165にそれぞれ回動可能に結合されてもよく、折り畳み軸Aに又は異なる折り畳み軸に対して、それぞれ回動することによって、互いに対向して折り畳まれた位置から、互いに対して傾斜した位置又は互いに対して並んで広がった位置の間で回動することができる。
【0021】
本明細書において、「互いに並んで配置する」又は「互いに並んで延長する」とは、2つの構造(例えば、ハウジング(110、120))が少なくとも部分的に互いに隣に位置する状態、又は少なくとも互いに隣に位置する部分が平行に配置された状態を意味する。
いくつかの実施形態では、「互いに並んで配置される」とは、2つの構造が互いに隣接して配置され、平行な方向又は同じ方向を見るように配置されることを意味する。
以下の詳細な説明では、「並んで」、「平行に」などの表現を使用するが、これは、添付の図面などを参照して、構造物の形状や配置関係に応じて容易に理解することができる。
【0022】
一実施形態によれば、第1のハウジング構造110及び第2のハウジング構造120は、電子装置100の状態が、展開状態(extended state、flat state又はopen state)であるか、折り畳み状態(folding state)であるか、又は中間状態であるかによって、互いになす角度や距離が異なる。
一実施形態によれば、第1のハウジング構造110は、第2のハウジング構造120とは異なり、様々なセンサが配置されるセンサ領域131dをさらに含むが、それ以外の領域では、相互対称的な形状を有してもよい。
別の実施形態では、センサ領域131dは、第2のハウジング構造120の少なくとも一部の領域にさらに配置されてもよく、又は代替されてもよい。
【0023】
一実施形態では、第1のハウジング構造110は、電子装置100の展開状態で、ヒンジ構造(例えば、
図3のヒンジ構造164)に連結され、電子装置100の前面を向くように配置された第1面111、第1面111とは反対方向を向く第2面112、及び第1面111と第2面112との間の空間の少なくとも一部を囲む第1の側面部材113を含む。
一実施形態では、第1の側面部材113は、折り畳み軸Aと平行に配置される第1側面113a、第1側面113aの一端から折り畳み軸Aと垂直な方向に延長される第2側面113b、及び第1側面113aの他端から折り畳み軸Aと垂直な方向に延長される第3側面113cを含む。
【0024】
本発明の実施形態を説明するにあたり、前述の側面の配置関係に関して、「平行に」又は「垂直に」などの表現を使用しているが、実施形態によれば、これは、「部分的に平行に」又は「部分的に垂直に」という意味を含み得る。
いくつかの実施形態では、「平行に」又は「垂直に」などの表現は、10度以内の角度範囲で傾斜した配置関係を含む意味であり得る。
【0025】
一実施形態では、第2のハウジング構造120は、ヒンジ構造(例えば、
図3のヒンジ構造164)に連結され、電子装置100の展開状態で電子装置100の前面を向くように配置された第3面121、第3面121とは反対方向を向く第4面122、及び第3面121と第4面122との間の空間の少なくとも一部を囲む第2の側面部材123を含む。
一実施形態では、第2の側面部材123は、折り畳み軸Aと平行に配置される第4側面123a、第4側面123aの一端から折り畳み軸Aと垂直な方向に延長される第5側面123b、及び第4側面123aの他端から折り畳み軸Aと垂直な方向に延長される第6側面123cを含む。
一実施形態では、第3面121は、折り畳み状態で第1面111と対向するように配置され得る。
いくつかの実施形態では、具体的な形状にいくつかの違いがあるが、第2の側面部材123は、第1の側面部材113と実質的に同じ形状又は材料で制作されてもよい。
【0026】
一実施形態では、電子装置100は、第1のハウジング構造110と、第2のハウジング構造120との構造的形状結合を介して、ディスプレイ130を収容するように形成された凹部(recess)101を含む。
凹部101は、ディスプレイ130と実質的に同じサイズを有する。
一実施形態では、センサ領域131dのため、凹部101は、折り畳み軸Aに対して垂直な方向に、異なる2つ以上の幅を有する。
例えば、凹部101は、第2のハウジング構造120の内の折り畳み軸Aと平行な第1部分120aと、第1のハウジング構造110の内のセンサ領域131dの縁に形成される第1部分110aとの間の第1幅W1、及び第2のハウジング構造120の第2部分120bと第1のハウジング構造110の内のセンサ領域131dに対応せずに、折り畳み軸Aと平行な第2部分110bによって形成された第2幅W2を有する。
この場合、第2幅W2は、第1幅W1よりも長く形成される。
【0027】
例えば、凹部101は、互いに非対称な形状を有する第1のハウジング構造110の第1部分110aから、第2のハウジング構造120の第1部分120aまで形成される第1幅W1と、相互対称の形状を有する第1のハウジング構造110の第2部分110bから、第2のハウジング構造120の第2部分120bまで形成される第2幅W2とを有するように形成される。
一実施形態では、第1のハウジング構造110の第1部分110a及び第2部分110bは、折り畳み軸Aから異なる距離を有するように形成され得る。
凹部101の幅は、図に示した例に限定されない。
様々な実施形態では、センサ領域131dの形態又は第1のハウジング構造110及び第2のハウジング構造120の非対称形状を有する部分によって、凹部101は、2つ以上の異なる幅を有し得る。
【0028】
一実施形態では、第1のハウジング構造110及び第2のハウジング構造120の少なくとも一部は、ディスプレイ130を支持するために選択されたサイズの剛性を有する金属材料又は非金属材料で形成される。
別の実施形態では、第1のハウジング構造110及び第2のハウジング構造120の少なくとも一部は、導電性材料(electrically conductive material)を含む。
第1のハウジング構造110及び第2のハウジング構造120が、導電性材料を含む場合、電子装置100は、第1のハウジング構造110及び第2のハウジング構造120の導電性材料からなる部分を用いて、無線電波を送受信する。
例えば、電子装置100のプロセッサ又は通信モジュールは、第1のハウジング構造110及び第2のハウジング構造120の一部を用いて、無線通信を実行する。
【0029】
一実施形態では、センサ領域131dは、第1のハウジング構造110の一方のコーナーに隣接して、所定の領域を有するように形成される。
ただし、センサ領域131dの配置、形状、又はサイズは、図示の例に限定されない。
例えば、別の実施形態では、センサ領域131dは、第1のハウジング構造110の他のコーナー、又は上部コーナーと下部コーナーとの間の任意の領域に設けられてもよい。
別の実施形態では、センサ領域131dは、第2のハウジング構造120の少なくとも一部の領域に配置されてもよい。
別の実施形態では、センサ領域131dは、第1のハウジング構造110及び第2のハウジング構造120に延長されるように配置されてもよい。
【0030】
一実施形態では、電子装置100は、センサ領域131dを介して、又はセンサ領域131dに設けられた1つ又はそれ以上の開口(opening)を介して、電子装置100の前面に露出した部品(components)を含み、これらの部品を介して、様々な機能を実行する。
センサ領域131dに配置された部品は、例えば、前面カメラ装置、近接センサ、照度センサ、虹彩認識センサ、超音波センサ、又はインジケータの内の少なくとも1つを含み得る。
【0031】
一実施形態では、第1の背面カバー140は、第1のハウジング構造110の第2面112に配置され、実質的に長方形の縁部(periphery)を有する。
一実施形態では、第1の背面カバー140の縁部は、少なくとも部分的に第1のハウジング構造110によって包まれる。
同様に、第2の背面カバー150は、第2のハウジング構造120の第4面122に配置され、第2のハウジング構造120によって、その縁部の少なくとも一部が包まれる。
図に示す実施形態では、第1の背面カバー140及び第2の背面カバー150は、折り畳み軸Aを基準に、実質的に対称的な形状を有する。
別の実施形態では、第1の背面カバー140と第2の背面カバー150とは、異なる様々な形状を含んでもよい。
さらに別の実施形態では、第1の背面カバー140は、第1のハウジング構造110と一体的に形成することができ、第2の背面カバー150は、第2のハウジング構造120と一体的に形成することができる。
【0032】
一実施形態では、第1の背面カバー140、第2の背面カバー150、第1のハウジング構造110、及び第2のハウジング構造120は、互いに結合された構造を介して、電子装置100の様々な部品(例えば、プリント回路基板、アンテナモジュール、センサモジュール、又はバッテリ)が配置され得る空間を提供する。
一実施形態では、電子装置100の背面には、1つ又はそれ以上の部品(components)を配置するか、又は視覚的に露出させる。
例えば、第1の背面カバー140の第1の背面領域141を介して、1つ又はそれ以上の部品又はセンサを視覚的に露出させる。
様々な実施形態では、センサは、近接センサ、背面カメラ装置及び/又はフラッシュを含み得る。
【0033】
別の実施形態では、第2の背面カバー150の第2の背面領域151を介して、サブディスプレイ152の少なくとも一部を視覚的に露出させ得る。
いくつかの実施形態では、サブディスプレイ152は、実質的に第2の背面領域151全体の領域に配置され得る。
一実施形態によれば、電子装置100は、第2のハウジング構造120に設けられたスリット153を含む。
スリット153は、例えば、音響を外部空間に放射するように構成され、音声通話では、相手の音声を放射する音響ホールとして機能する。
いくつかの実施形態では、第1の背面領域141に配置されたセンサが、カメラモジュールである場合、
図2に示すように、折り畳まれた状態で、カメラモジュールは、サブディスプレイ152が画面を出力する方向とは反対方向に、被写体を撮影するように構成される。
【0034】
ディスプレイ130は、一対のハウジング構造(110、120)によって形成された空間上に配置される。
例えば、ディスプレイ130は、一対のハウジング構造(110、120)によって形成された凹部(recess、例えば、
図1の凹部101)に着座し、電子装置100の前面の実質的に大部分を占めるように配置される。
例えば、電子装置100の前面は、ディスプレイ130及びディスプレイ130に隣接する第1のハウジング構造110の一部の領域(例えば、縁部領域)及び第2のハウジング構造120の一部の領域(例えば、縁部領域)を含む。
一実施形態では、電子装置100の背面は、第1の背面カバー140、第1の背面カバー140に隣接する第1のハウジング構造110の一部の領域(例えば、縁部領域)、第2の背面カバー150及び第2の背面カバー150に隣接する第2のハウジング構造120の一部の領域(例えば、縁部領域)を含む。
【0035】
一実施形態では、ディスプレイ130は、少なくとも一部の領域が、平面又は曲面に変形できるディスプレイを意味する。
一実施形態では、ディスプレイ130は、折り畳み領域131c、折り畳み領域131cに基づいて、一方側(例えば、折り畳み領域131cの右側領域)に配置される第1の領域131a、及び他方側(例えば、折り畳み領域131cの左側領域)に配置される第2の領域131bを含む。
例えば、第1の領域131aは、第1のハウジング構造110の第1面111に配置され、第2の領域131bは、第2のハウジング構造120の第3面121に配置される。
例えば、ディスプレイ130は、第1面111から
図3のヒンジ構造164を通過して、第3面121に延長され、少なくともヒンジ構造164に対応する領域(例えば、折り畳み領域131c)は、平板状から曲面状に変形可能なフレキシブル領域(flexible region)である。
【0036】
一実施形態では、ディスプレイ130の領域区分は、例示的なものであり、ディスプレイ130は、構造又は機能に応じて、複数(例えば、4つ以上又は2つ)の領域に区分される。
一例として、
図1に示す実施形態では、折り畳み領域131cは、折り畳み軸Aに平行な縦軸(例えば、
図3のY軸)方向に延長され、折り畳み領域131c又は折り畳み軸(A軸)によって、ディスプレイ130の領域を区分するが、別の実施形態では、ディスプレイ130は、他の折り畳み領域(例えば、横軸(例えば、
図3のX軸)に平行な折り畳み領域)又は他の折り畳み軸(例えば、
図3のX軸に平行な折り畳み軸)に基づいて、領域を区分することができる。
前述のディスプレイの領域区分は、一対のハウジング構造(110、120)及びヒンジ構造(例えば、
図3のヒンジ構造164)による物理的区分であるだけで、実質的に一対のハウジング構造(110、120)及びヒンジ構造(例えば、
図3のヒンジ構造164)を介して、ディスプレイ130は、1つの全画面を表示する。
【0037】
一実施形態によれば、第1の領域131a及び第2の領域131bは、折り畳み領域131cを中心に、全体的に対称な形状を有する。
ただし、第1の領域131aは、第2の領域131bと異なり、センサ領域131dを提供するノッチ(notch)領域(例えば、
図3のノッチ領域133)を含み、それ以外の領域では、第2の領域131bと対称的な形状を有する。
例えば、第1の領域131aと第2の領域131bとは、互いに対称的な形状を有する部分と、互いに非対称的な形状を有する部分とを含む。
【0038】
図3をさらに参照すると、ヒンジカバー165は、第1のハウジング構造110と第2のハウジング構造120との間に配置され、内部部品(例えば、
図3のヒンジ構造164)を覆うことができるように構成される。
一実施形態では、ヒンジカバー165は、電子装置100の動作状態(展開状態(extended state)又は折り畳まれた状態(folded state))に応じて、第1のハウジング構造110及び第2のハウジング構造120の一部によって覆われるか、又は外部に露出される。
以下、電子装置100の動作状態(例えば、展開状態(extended state)及び折り畳まれた状態(folded state))による第1のハウジング構造110及び第2のハウジング構造120の動作及びディスプレイ130の各領域について説明する。
【0039】
一実施形態では、電子装置100が、展開状態(extended state)(例えば、
図1の状態)である場合、第1のハウジング構造110及び第2のハウジング構造120は、180度の角度をなし、ディスプレイの第1の領域131a及び第2の領域131bは、同じ方向を向くように、例えば、互いに平行な方向に画面を表示するように配置される。
また、折り畳み領域131cは、第1の領域131a及び第2の領域131bと同一平面を形成される。
一実施形態では、電子装置100が、折り畳まれた状態(folded state)(例えば、
図2の状態)である場合、第1のハウジング構造110と第2のハウジング構造120とは、互いに対向して配置される。
例えば、電子装置100が折り畳まれた状態(folded state、例えば、
図2の状態)である場合、ディスプレイ130の第1の領域131aと第2の領域131bとは、互いに狭い角度(例えば、0度から10度の間)を形成し、互いに対向する。
電子装置100が折り畳まれた状態(folded state、例えば、
図2の状態)である場合、折り畳み領域131cは、少なくとも一部が、所定の曲率を有する曲面を形成する。
【0040】
一実施形態では、電子装置100が中間状態(intermediate state)の場合、第1のハウジング構造110及び第2のハウジング構造120は、互いに所定の角度(a certain angle)をなすように、例えば、90度又は120度の角度をなすように配置される。
例えば、中間状態では、ディスプレイ130の第1の領域131aと第2の領域131bとは、折り畳まれた状態より大きく、展開状態よりも小さい角度を形成する。
折り畳み領域131cは、少なくとも一部が、所定の曲率を有する曲面からなり、このときの曲率は、折り畳まれた状態(folded state)の場合より小さい。
【0041】
図3は、本発明の一実施形態による電子装置100の分離斜視図である。
図3を参照すると、本実施形態では、電子装置100は、ディスプレイ130、支持部材アセンブリ160、少なくとも1つのプリント回路基板170、第1のハウジング又は第1のハウジング構造110、第2のハウジング又は第2のハウジング構造120、第1の背面カバー140、及び第2の背面カバー150を含む。
本明細書では、ディスプレイ(display)130は、ディスプレイモジュール(module)又はディスプレイアセンブリ(assembly)と呼ばれる。
【0042】
ディスプレイ130は、ディスプレイパネル131(例えば、フレキシブルディスプレイパネル)と、ディスプレイパネル131が着座する1つ以上のプレート132又は層とを含む。
一実施形態では、プレート132は、ディスプレイパネル131と支持部材アセンブリ160との間に配置される。
プレート132の一面(例えば、
図3のZ方向の面)の少なくとも一部に、ディスプレイパネル131が配置される。
プレート132は、ディスプレイパネル131と対応する形状に形成される。
例えば、プレート132の一部の領域は、ディスプレイパネル131のノッチ領域133に対応する形状に形成される。
【0043】
支持部材アセンブリ160は、第1の支持部材161、第2の支持部材162、第1の支持部材161と第2の支持部材162との間に配置されるヒンジ構造164、ヒンジ構造164を外側から見ると、それを覆うヒンジカバー165、及び第1の支持部材161と第2の支持部材162とを横切る配線部材163(例えば、フレキシブルプリント回路基板(flexible printed circuit board:FPCB))を含む。
一実施形態では、支持部材アセンブリ160は、プレート132と少なくとも1つのプリント回路基板170との間に配置される。
一例として、第1の支持部材161は、ディスプレイ130の第1の領域131aと第1のプリント回路基板171との間に配置される。
第2の支持部材162は、ディスプレイ130の第2の領域131bと第2のプリント回路基板172との間に配置される。
【0044】
一実施形態では、支持部材アセンブリ160の内部には、配線部材163とヒンジ構造164の少なくとも一部が配置される。
配線部材163は、第1の支持部材161と第2の支持部材162とを横切る方向(例えば、X軸方向)に配置される。
配線部材163は、折り畳み領域131cの折り畳み軸(例えば、Y軸又は
図1の折り畳み軸A)に垂直な方向(例えば、X軸方向)に配置される。
【0045】
一実施形態によれば、ヒンジ構造164は、ヒンジモジュール164a、第1のヒンジプレート164b、及び/又は第2のヒンジプレート164cを含む。
いくつかの実施形態では、ヒンジモジュール164aは、第1のヒンジプレート164bと第2のヒンジプレート164cとを含む意味として解釈される。
一実施形態では、第1のヒンジプレート164bは、第1のハウジング構造110の内部に取り付けられ、第2のヒンジプレート164cは、第2のハウジング構造120の内部に取り付けられる。
いくつかの実施形態では、第1のヒンジプレート164bは、第1の支持部材161に直接取り付けられ、第2のヒンジプレート164cは、第2の支持部材162に直接取り付けられ得る。
【0046】
別の実施形態では、第1のヒンジプレート164b(又は第2のヒンジプレート164c)は、第1のハウジング構造110(又は第2のハウジング構造120)の内部で他の構造(例えば、第1の回転支持面114又は第2の回転支持面124)に直接取り付けられ得る。
例えば、第1のハウジング構造110(又は第2のハウジング構造120)の内部に第1のヒンジプレート164b(又は第2のヒンジプレート164c)が取り付けられる構造は、実施形態によって多様である。
さらに別の実施形態では、ヒンジモジュール164aは、第1のヒンジプレート164bと第2のヒンジプレート164cとに取り付けられ、第2のヒンジプレート164cを、第1のヒンジプレート164bに回動可能に連結され得る。
例えば、ヒンジモジュール164aによって折り畳み軸(例えば、
図1の折り畳み軸A)が形成され、第1のハウジング構造110と第2のハウジング構造120(又は第1の支持部材161と第2の支持部材162)は、実質的に折り畳み軸Aを中心に、互いに対して回動する。
【0047】
少なくとも1つのプリント回路基板170は、前述したように、第1の支持部材161側に配置される第1のプリント回路基板171と、第2の支持部材162側に配置される第2のプリント回路基板172とを含む。
第1のプリント回路基板171と第2のプリント回路基板172とは、支持部材アセンブリ160、第1のハウジング構造110、第2のハウジング構造120、第1の背面カバー140、及び第2の背面カバー150によって形成される空間の内部に配置される。
第1のプリント回路基板171及び第2のプリント回路基板172には、電子装置100の様々な機能を実現するための部品が実装され得る。
【0048】
一実施形態では、第1のハウジング構造110及び第2のハウジング構造120は、ディスプレイ130が支持部材アセンブリ160に結合された状態で、支持部材アセンブリ160の両側に結合されるように相互に組み立てられる。
第1のハウジング構造110及び第2のハウジング構造120は、支持部材アセンブリ160の両側に、例えば、第1の支持部材161及び第2の支持部材162にそれぞれスライド移動可能に結合する。
第1の支持部材161と第2の支持部材162とは、実質的に第1のハウジング構造110と第2のハウジング構造120とに収容されており、実施形態によれば、第1のハウジング構造110及び第2のハウジング構造120の一部として解釈することができる。
【0049】
一実施形態では、第1のハウジング構造110は、第1の回転支持面114を含み、第2のハウジング構造120は、第1の回転支持面114に対応する第2の回転支持面124を含む。
第1の回転支持面114及び第2の回転支持面124は、ヒンジカバー165に含まれる曲面と対応する曲面を含む。
一実施形態では、電子装置100が展開状態(例えば、
図1の状態)である場合、第1の回転支持面114と第2の回転支持面124とが、ヒンジカバー165を覆って、ヒンジカバー165は、電子装置100の背面に露出されていなくても、又は最小限に露出されてもよい。
一実施形態では、電子装置100が折り畳まれた状態(例えば、
図2の状態)である場合、第1の回転支持面114と第2の回転支持面124とが、ヒンジカバー165に含まれる曲面に沿って回転して、ヒンジカバー165を電子装置100の背面に最大限に露出させる。
【0050】
以上の詳細な説明では、第1のハウジング構造110、第2のハウジング構造120、第1の側面部材113、又は第2の側面部材123など、序数を用いて構成要素を単に区別するためのものであって、このような序数の記載によって本発明が限定されないことに留意されたい。
例えば、センサ領域131dが、第1のハウジング構造110に形成された構成として例示しているが、センサ領域131dは、第2のハウジング構造120に形成されても、又は、第1、第2のハウジング構造(110、120)に全て形成されてもよい。
別の実施形態では、第1の背面領域141が第1の背面カバー140に、サブディスプレイ152が第2の背面カバー150にそれぞれ配置された構成が例示しているが、センサ等を配置するための第1の背面領域141と、画面を出力するためのサブディスプレイ152とは、いずれも第1の背面カバー140と第2の背面カバー150の内のいずれかに配置されてもよい。
【0051】
図4は、本発明の一実施形態による電子装置300(例えば、
図1~
図3の電子装置100又はハウジング(110、120))を示す断面構成図であり、
図5は、本発明の一実施形態による電子装置300のハウジング301(例えば、
図1~
図3のハウジング構造(110、120))の背面を部分的に拡大して示す平面図である。
【0052】
図4及び
図5によって開示された実施形態の電子装置300は、例えば、
図1~
図3の第1のハウジング又は第2のハウジング(例えば、第1のハウジング構造110又は第2のハウジング構造120)の内のいずれかであり得る。
いくつかの実施形態では、
図1~
図3の第1のハウジング構造110は、
図4に示した電子装置300の構成を含んでもよく、及び/又は
図1~
図3の第2のハウジング構造120は、
図4に示した電子装置300の構成を含んでもよい。
別の実施形態では、
図4の電子装置300は、
図1の線Cに沿って、第2のハウジング構造120を切開した様子を含むと解釈することができる。
【0053】
図4及び
図5を参照すると、電子装置300は、ハウジング301、ハウジング301の前面に配置された第1のディスプレイ302(例えば、
図1又は
図3のディスプレイ130)、ハウジングの背面に配置された第2のディスプレイ303(例えば、
図1又は
図2のサブディスプレイ152)、及び/又は第1のディスプレイ302と第2のディスプレイ303との間に配置されたスピーカーモジュール304を含む。
いくつかの実施形態では、電子装置300は、複数のスピーカーモジュールを含み得、複数のスピーカーモジュールの内の少なくとも1つは、動画又は音楽を再生するマルチメディアモードで、音響を出力するラウドスピーカーとして機能し、複数のスピーカーモジュールの内の他の少なくとも1つ(例えば、スピーカーモジュール304)は、音声通話モードで、受話音を出力する受話部用スピーカーとして選択的に機能し得る。
別の実施形態では、複数のスピーカーモジュールの内のいずれか1つは、電子装置300の動作モードに応じて、ラウドスピーカーと受話部用スピーカーの内のいずれかとして機能し得る。
【0054】
一実施形態によれば、スピーカーモジュール304は、第1のディスプレイ302に向かう方向に音響を出力し、出力された音響は、ハウジング301の内部空間に設けられた音響導波路341を進み、第2のディスプレイ303の一方側から外部空間に放射される。
ここで、ハウジング301、第1のディスプレイ302及び/又は第2のディスプレイ303によって囲まれた空間を、「電子装置300及び/又はハウジング301の内部空間」と定義し、「外部空間」は、「電子装置300及び/又はハウジング301の周囲の空間」を意味する。
一実施形態では、スピーカーモジュール304は、音声通話モードで受話音を出力する受話部用スピーカーとして提供する。
別の実施形態によれば、マルチメディアモードでは、スピーカーモジュール304は、ラウドスピーカーとして機能することができ、図示しない他のスピーカーモジュールと組み合わせて、ステレオ音響を実現することができる。
【0055】
一実施形態によれば、音響が外部空間に放射される方向は、スピーカーモジュール304が音響を出力する方向とは異なる。
一実施形態では、音響が外部空間に放射される方向は、実質的にスピーカーモジュール304が音響を出力する方向とは反対の方向であり、第2のディスプレイ303が画面を出力する方向と同じである。
例えば、スピーカーモジュール304が音響を出力する方向を、「+Z方向」と定義するとき、音響は、-Z方向に沿って外部空間に放射される。
別の実施形態では、音響が実質的に-Z方向に放射されながら、Z軸に対して傾斜した方向に放射されてもよい。
【0056】
例えば、音響導波路341(例えば、
図1、
図2又は
図4のスリット(153、345))が指向する方向は、電子装置300の設計形状によって定義することができるが、音響が外部空間に伝播する方向は、様々に定義することができる。
いくつかの実施形態では、
図1又は
図2の第1の背面領域141に、カメラモジュールが配置されているとき、カメラモジュールは、音響導波路341又はスリット345を介して、音響が外部空間に放射される方向に対して、反対方向又は傾斜方向に被写体を撮影するように構成され得る。
【0057】
一実施形態によれば、電子装置300は、第1のディスプレイ302とスピーカーモジュール304との間に配置された第1の支持プレート311(例えば、
図3の支持部材(161、162)の内のいずれか1つ)を含み、音響導波路341は、第1のディスプレイ302と第1の支持プレート311との間に設けられる。
例えば、第1の支持プレート311は、一面(例えば、第1のディスプレイ302と対向する面)において、音響導波路341の少なくとも一部を画定する。
一実施形態では、スピーカーモジュール304は、第1の支持プレート311と第2のディスプレイ303との間に配置され、第1の支持プレート311を貫通して、音響導波路341に音響を提供する。
例えば、音響導波路341は、スピーカーモジュール304(又は第2のディスプレイ303)が配置された空間に対して、第1の支持プレート311によって隔離される。
【0058】
一実施形態によれば、ハウジング301は、第1の支持プレート311と側面ベゼル構造313とを含む。
いくつかの実施形態では、「ハウジング301」は、他の機械的構造(例えば、
図3の支持部材アセンブリ160の少なくとも一部)又は電気部品(例えば、
図3のプリント回路基板170)を収容する構造を意味し、この場合、第1のディスプレイ302又は第2のディスプレイ303は、ハウジング301の一部として解釈される。
別の実施形態では、側面ベゼル構造313は、第1の支持プレート311の一部として解釈され得る。
一実施形態によれば、第1の支持プレート311は、実質的に電子装置300(例えば、
図1~
図3のハウジング構造(110、120)の内の少なくとも1つ)の内部に配置され、側面ベゼル構造313と連結され、側面ベゼル構造313と一体的に形成される。
第1の支持プレート311は、例えば、金属材料及び/又は非金属(例えば、ポリマー)材料で形成される。
【0059】
第1のディスプレイ302は、第1の支持プレート311の一面に結合され、他面と第2のディスプレイ303との間に、スピーカーモジュール304及び/又はプリント回路基板(例えば、
図3のプリント回路基板170)が配置される。
一実施形態によれば、側面ベゼル構造313は、実質的に第1のディスプレイ302と第2のディスプレイ303との間の空間を囲むフレーム形状を有する。
一実施形態では、側面ベゼル構造313は、実質的に第1の支持プレート311と同じ材料で形成される。
別の実施形態では、側面ベゼル構造313は、少なくとも部分的に導電性材料を含み、導電性材料で形成された部分は、無線信号を送受信する放射導体として機能する。
いくつかの実施形態では、側面ベゼル構造313は、第1のディスプレイ302又は第2のディスプレイ303の縁に少なくとも部分的に隣接して配置される。
【0060】
一実施形態によれば、プリント回路基板170には、プロセッサ、メモリ、及び/又はインターフェースなどの様々な電気/電子部品を配置することができる。
プロセッサは、例えば、中央処理装置、アプリケーションプロセッサ、グラフィックス処理装置、画像信号プロセッサ、センサハブプロセッサ、又は通信プロセッサの内の1つ又はそれ以上を含み得る。
一実施形態では、プロセッサ又は通信モジュールは、集積回路チップなどの電子部品に搭載され、プリント回路基板170に配置される。
【0061】
一実施形態によれば、第1のディスプレイ302は、少なくとも部分的に側面ベゼル構造313で囲まれた状態で、第1の支持プレート311の一面に配置される。
音響導波路341は、少なくとも部分的に第1のディスプレイ302と第1の支持プレート311との間の空間に配置又は形成される。
音響導波路341は、実質的に第1の支持プレート311が提供する空間として画定され、音響導波路341の一部は、第1のディスプレイ302(又は後述するダミープレート329)によって画定される。
別の実施形態では、音響導波路341の他の一部は、側面ベゼル構造313によって画定することができる。
【0062】
一実施形態によれば、第1のディスプレイ302は、第1の接着部材391によって、第1の支持プレート311に取り付けられた第1のディスプレイパネル323(例えば、
図3のディスプレイパネル131)を含む。
第1の接着部材391は、例えば、弾性を有する両面テープであり得る。
いくつかの実施形態では、第1のディスプレイ302は、外部空間に露出した保護シート321を含むことによって、外部環境から第1のディスプレイパネル323を保護することができる。
保護シート321は、例えば、合成樹脂フィルム又は薄膜ガラスで形成することができ、実質的に透明であり、第1のディスプレイパネル323が出力した画面を透過させる。
例えば、電子装置300が、
図1~
図3のハウジング(例えば、第1のハウジング構造110及び第2のハウジング120)の内の少なくとも1つとして提供される場合、第1のディスプレイ302は、折り畳み領域131cを含むことによって、折り畳まれるか、又は巻かれる。
【0063】
一実施形態によれば、電子装置300は、側面ベゼル構造313に取り付けられた装飾部材315をさらに含むことができる。
装飾部材315は、電子装置300の前面に第1のディスプレイ302の縁を包むように配置される。
例えば、装飾部材315は、第1のディスプレイ302の縁を保護しながら、電子装置300の外観で装飾効果を提供することができる。
【0064】
一実施形態によれば、第2のディスプレイ303は、第1の支持プレート311の他面に配置され、少なくとも部分的に側面ベゼル構造313によって囲まれ、ハウジング301(例えば、側面ベゼル構造313)の少なくとも一部と共に、スリット345(例えば、
図1又は
図2のスリット153)を画定又は形成する。
例えば、側面ベゼル構造313の一部が、第2のディスプレイ303の縁に隣接して配置され、スリット345は、実質的に側面ベゼル構造313と第2のディスプレイ303との間の間隔によって形成される。
【0065】
一実施形態によれば、第2のディスプレイ303は、外部空間に露出した透明プレート331と、透明プレート331の内側面に配置された第2のディスプレイパネル333とを含む。
例えば、第2の接着部材393によって、透明プレート331を、第1の支持プレート311及び/又は側面ベゼル構造313に結合し、第2のディスプレイパネル333は、透明プレート331と第1の支持プレート311との間に配置される。
透明プレート331は、様々なコーティング層を含むガラスプレート又はポリマープレートから形成することができ、実質的に透明であり、第2のディスプレイパネル333を介して出力された画面を透過させる。
【0066】
一実施形態によれば、第2のディスプレイ303は、実質的に第1のディスプレイ302から延長され、電子装置300及び/又はハウジング301の側面(例えば、
図1又は
図2の側面(113a、113b、113c、123a、123b、123c))の一部を包みながら、電子装置300及び/又はハウジング301の背面に配置される。
第2のディスプレイ303が、第1のディスプレイ302から延長される場合、透明プレート331は、実質的に保護シート321と同じ材料又は同じ厚さで形成することができる。
別の実施形態では、第2のディスプレイ303が、第1のディスプレイ302から延長される構造において、電子装置300及び/又はハウジング301の側面に配置された部分、又は電子装置及び/又はハウジングの背面に配置された部分における透明プレート331の厚さは、保護シート321と異なる場合がある。
【0067】
一実施形態によれば、電子装置300は、第2の支持プレート317をさらに含む。
第2の支持プレート317は、スピーカーモジュール304と第2のディスプレイ303との間の空間に配置され、実質的に第2のディスプレイ303(例えば、第2のディスプレイパネル333)を支持するように構成される。
例えば、第2のディスプレイパネル333の全領域が、第2の支持プレート317に支持され、平板の形状を安定的に維持する。
一実施形態では、電子装置300は、第2の支持プレート317とスピーカーモジュール304との間に配置された弾性部材349をさらに含み、弾性部材349は、スピーカーモジュール304を押圧して、第1の支持プレート311に密着させる。
【0068】
一実施形態によれば、スピーカーモジュール304は、第1の支持プレート311の他面に提供され、第1の支持プレート311と接触する領域は、実質的にシールされる。
例えば、スピーカーモジュール304と第1の支持プレート311とが接触する領域には、弾性を有する第3の接着部材395(例えば、両面テープ)を提供し、弾性部材349の弾性力によって、スピーカーモジュール304は、第3の接着部材395及び/又は第1の支持プレート311と密着する。
スピーカーモジュール304は、第1のディスプレイ302に向かう方向(例えば、+Z方向)に音響を出力し、出力された音響は、音響導波路341を進行して、外部空間に放射する。
【0069】
一実施形態によれば、音響導波路341は、スピーカーモジュール304が出力した音響を提供され、外部空間に放射するように構成される。
一実施形態によれば、音響導波路341は、実質的に第1の支持プレート311の一面を加工して形成された溝の形態を有し、第1の支持プレート311の縁に隣接する位置で、外部空間に連結される。
いくつかの実施形態では、音響導波路341は、側面ベゼル構造313の一部を貫通して、スリット345を介して、外部空間に連結されてもよい。
例えば、音響導波路341の少なくとも一部は、第1の支持プレート311及び/又は側面ベゼル構造313によって囲まれた空間を意味する。
【0070】
一実施形態によれば、音響導波路341は、第1のディスプレイ302を向く一部の領域を開放する。
音響導波路341の開放された一部の領域は、第1のディスプレイ302及び/又はダミープレート329によって閉鎖される。
例えば、音響導波路341の他の一部は、第1のディスプレイ302及び/又はダミープレート329によって画定される。
図に示す実施形態では、電子装置300は、ダミープレート329をさらに含み、ダミープレート329が、音響導波路341の他の一部を囲む状態で、第1の支持プレート311に配置されるか、又は取り付けられてもよい。
ダミープレート329は、接着剤又は弾性を有する両面テープなどの第4の接着部材397によって、第1の支持プレート311に接合する。
いくつかの実施形態では、溶接又は融着などの方式で、ダミープレート329を第1の支持プレート311に接合することができる。
【0071】
一実施形態によれば、第1の支持プレート311は、両面を貫通して形成された開口領域343を含む。
開口領域343は、実質的にスピーカーモジュール304に対応する位置に形成され、スピーカーモジュール304は、開口領域343を介して、音響導波路341に音響を提供する。
音響導波路341に提供された音響は、音響導波路341、例えば、部分的にダミープレート329で囲まれた空間と、部分的に側面ベゼル構造313に形成された空間とを順次に進行して、スリット345を介して、外部空間に放射する。
例えば、音響導波路341は、一端で開口領域343を介して音響を提供され、他端でスリット345を介して、外部空間に音響を放射するように構成される。
【0072】
スピーカーモジュール304から外部空間に至る音響伝達又は進行経路(例えば、音響導波路341が提供する経路)では、構造物間の間隔を介して、音圧が流出する可能性があることは前述の通りである。
例えば、音響導波路341の周囲では、スピーカーモジュール304と第1の支持プレート311との間、第1の支持プレート311とダミープレート329との間、及び/又は第1の支持プレート311(又は側面ベゼル構造313)と第2のディスプレイ303(例えば、透明プレート331)との間に隙間がある場合、音圧が流出することがある。
指定された経路(例えば、スリット)ではない構造物間の間隔を介して、音圧が流出すると、スピーカーモジュール304の仕様又は調整状態とは異なる歪んだ音が出力される可能性がある。
別の実施形態では、流出した音圧が、構造物間の空間(例えば、第1の支持プレート311と第2のディスプレイ303の間の空間)に流入されると、構造物の一部に振動が発生する可能性があり、これは、ノイズの原因となることがある。
【0073】
本発明の一実施形態によれば、電子装置300の内部で指定された経路以外の他の間隔を介して、音圧が流出するのを遮断することができる。
例えば、第3の接着部材395は、スピーカーモジュール304と第1の支持プレート311との間にシール構造を提供することによって、音圧が流出するのを遮断することができる。
第3の接着部材395は、第1の支持プレート311の他面で、開口領域343の周囲を包む閉曲線の形状を有する。
同様に、ダミープレート329と第1の支持プレート311とは、第4の接着部材397によって及び/又は溶接又は融着によって接合され、これによって、ダミープレート329と第1の支持プレート311との間にシール構造が形成され、音圧が流出するのを遮断することができる。
【0074】
いくつかの実施形態では、音響導波路341の端部(例えば、スリット345)の周りで、透明プレート331は、第2の接着部材393によって、第1の支持プレート311及び/又は側面ベゼル構造313と接合する。
例えば、第2の接着部材393は、透明プレート331と第1の支持プレート311(又は側面ベゼル構造313)との間の空間に音圧が流入するのを遮断する。
例えば、第2の接着部材393が配置される接合領域(例えば、
図5の接合領域339)は、実質的にZ軸方向から見たときに、音響導波路341(又はスリット345)の周囲に配置され、第2の接着部材393は、音響導波路341の周囲で、透明プレート331と第1の支持プレート311(又は側面ベゼル構造313)との間の間隔をシールする。
【0075】
一実施形態によれば、Z軸方向から見て、透明プレート331は、音響導波路341と一部重ね合わせて配置される。
例えば、透明プレート331の縁部は、少なくとも部分的に着色されて、光を透過しないことがあり、音響導波路341が加工された形状は、透明プレート331の着色された部分によって隠蔽され得る。
これにより、スリット345は、第1の支持プレート311又は側面ベゼル構造313及び第2のディスプレイ303(例えば、透明プレート331)によって画定される。
いくつかの実施形態では、説明の便宜のために区別して説明したが、開口領域343又はスリット345は、実質的に音響導波路341の一部であってもよく、透明プレート331は、音響導波路341の他の一部を画定することができる。
【0076】
一実施形態によれば、第2の接着部材393は、実質的に第2のディスプレイ303の縁に沿って、閉曲線をなすように配置される。
別の実施形態では、第2のディスプレイパネル333は、第2の接着部材393によって囲まれた領域内に配置される。
例えば、第2の接着部材393によって、第2のディスプレイ303とハウジング301(例えば、第1の支持プレート311又は側面ベゼル構造313)で囲まれた空間は、電子装置300の内部の他の空間又は外部空間に対してシールする。
【0077】
一実施形態によれば、第2のディスプレイ303と第1の支持プレート311との間において、第2の支持プレート317は、第2のディスプレイパネル333が配置された空間と、スピーカーモジュール304が配置された空間又は
図3のプリント回路基板170が配置された空間を隔離する。
例えば、第2の支持プレート317は、電子装置300の内部で、第2のディスプレイパネル333が他の構造と干渉するのを遮断し、実質的に第2のディスプレイパネル333の全領域を支持する。
このように、音響導波路341の配置構造及び/又は第2のディスプレイ303の配置構造は、音圧が少なくとも第1の支持プレート311(又は側面ベゼル構造313)と第2のディスプレイ303との間の空間に流入するのを遮断しながら、他の構造に対して、第2のディスプレイパネル333を保護しながら、安定して配置される。
【0078】
図6は、本発明の他の実施形態による電子装置400(例えば、
図1~
図4の電子装置(100、300))を示す断面構成図である。
図6に示す実施形態は、
図4に示した実施形態のダミープレート329が省略され、第1のディスプレイ302自体として、音響導波路341の一部を画定するように構成される。
図4に示した実施形態と比較すると、
図6の電子装置400では、ダミープレート329が省略されるだけに、第1の支持プレート311の厚さ(t1、t2)が、部分的に大きくなることがある。
例えば、
図4の電子装置300と比較すると、
図6の電子装置400では、第1の支持プレート311の厚さが、少なくとも部分的に厚くなることによって、電子装置400の機械的強度を向上させることができる。
以下の詳細な説明では、前述の実施形態により容易に理解できる構成については、図面の参照番号を同様に付与するか、省略し、その詳細な説明も省略することがある。
【0079】
一実施形態によれば、電子装置400は、第1のディスプレイ302(例えば、第1のディスプレイパネル323)を、第1の支持プレート311に取り付ける少なくとも1つの第5の接着部材(491、493)をさらに含む。
第5の接着部材(491、493)は、第1の支持プレート311の一面において、音響導波路341の開放部分を囲む閉曲線をなすように形成又は配置される。
いくつかの実施形態では、第5の接着部材(491、493)は、実質的に第1の接着部材391と1つの本体(「single body」又は「1-piece」)として制作される。
例えば、本実施形態では、第1の接着部材391とは別の第5の接着部材(491、493)を例示して説明したが、第1の接着部材391自体として、第5の接着部材(491、493)の機能を実行することができる。
【0080】
一実施形態によれば、第1のディスプレイ302(例えば、第1のディスプレイパネル323)は、スピーカーモジュール304から出力される音響の音圧によって変形しないほどの十分な剛性を有し、開口部領域343とスリット345との間に
図4のダミープレート329を置き換えて、音響導波路341の一部を画定するように配置される。
一実施形態では、第5の接着部材(491、493)(及び/又は第1の接着部材391)によって、第1の支持プレート311に第1のディスプレイパネル323を取り付けられ、第5の接着部材(491、493)で囲まれた領域において、第1のディスプレイパネル323は、音響導波路341の内壁の内の一部を形成する。
一実施形態によれば、第5の接着部材(491、493)は、実質的に第1の支持プレート311の一面で、音響導波路341の開放部分を囲む閉曲線を形成する。
例えば、第5の接着部材(491、493)は、第1の支持プレート311と第1のディスプレイ302(例えば、第1のディスプレイパネル323)との間にシール構造を形成することにより、音圧が流出することを遮断することができる。
【0081】
前述したように、本発明の実施形態によれば、電子装置(例えば、
図1~
図4又は
図6の電子装置(100、300、400))は、音響導波路(acoustic waveguide、例えば、
図4又は
図6の音響導波路341)、一面で音響導波路の少なくとも一部を画定するように構成された第1の支持プレート(例えば、
図3の支持部材(161、162)、又は
図4及び
図6のハウジング301又は第1の支持プレート311)、第1の支持プレートの一面に配置される第1のディスプレイ(例えば、
図1及び
図3のディスプレイ130、又は
図4及び
図6の第1のディスプレイ302)、第1の支持プレートの他面に配置される第2のディスプレイ(例えば、
図1及び
図2のサブディスプレイ152、又は
図4及び
図6の第2のディスプレイ303)、及び第1の支持プレートと第2のディスプレイとの間で、第1の支持プレートの他面に配置されるスピーカーモジュール(例えば、
図4及び
図6のスピーカーモジュール304)を含み、音響導波路は、スピーカーモジュールから出力された音響を、第2のディスプレイの一方側から外部空間に放射するように構成される。
【0082】
一実施形態によれば、音響導波路は、スピーカーモジュールが音響を出力する方向(例えば、
図4及び
図6の+Z方向)に対して、反対方向(例えば、
図4及び
図6-Z方向)又は傾斜した方向に沿って、外部空間に音響を放射するように構成される。
一実施形態によれば、第1の支持プレートは、第1のディスプレイと第2のディスプレイとの間の空間を、少なくとも部分的に囲むように配置される側面ベゼル構造(例えば、
図1及び
図2の側面(113a、113b、113c、123a、123b、123c)、又は
図4及び
図6の側面ベゼル構造313)を含み、側面ベゼル構造は、少なくとも部分的に第1のディスプレイ又は第2のディスプレイの縁に隣接して配置され、音響導波路の他の一部を画定するように構成される電子装置を提供する。
【0083】
一実施形態によれば、そのような電子装置は、第1の支持プレートを貫通して形成された開口領域(例えば、
図4及び
図6の開口領域343)、及び第1の支持プレートの縁に隣接して形成されるスリット(例えば、
図1と
図2及び/又は
図4と
図6のスリット(153、345))をさらに含み、音響導波路は、開口領域を介して、スピーカーモジュールから出力された音響を提供され、スリットを介して、外部空間に音響を放射するように構成される。
一実施形態によれば、第1のディスプレイ(例えば、
図6の第1のディスプレイ302)は、第1の支持プレートに取り付けられ、開口領域とスリットとの間に、音響導波路の他の一部を画定するように構成される。
【0084】
一実施形態によれば、そのような電子装置は、第1の支持プレートの一面に配置されるダミープレート(例えば、
図4のダミープレート329)をさらに含み、ダミープレートは、第1のディスプレイ(例えば、
図4の第1のディスプレイ302)の一部を支持しながら、開口領域とスリットとの間に、音響導波路の他の一部を画定するように構成される。
一実施形態によれば、そのような電子装置は、第1のディスプレイと第2のディスプレイとの間の空間を、少なくとも部分的に囲むように配置された側面ベゼル構造、スピーカーモジュールと第2のディスプレイとの間で、空間に配置される第2の支持プレート(例えば、
図4及び
図6の第2の支持プレート317)、及び第2のディスプレイの一部と側部ベゼル構造の一部との間に形成されるスリットをさらに含み、音響導波路は、スリットを介して、外部空間に連結されるように構成される。
【0085】
一実施形態によれば、第2のディスプレイは、一部が側面ベゼル構造の一部と共に、スリットを画定するように配置される透明プレート(例えば、
図4及び
図6の透明プレート331)、及び透明プレートの内側面に設けられ、透明プレートと第2の支持プレートとの間に配置されるディスプレイパネル(例えば、
図4及び
図6の第2のディスプレイパネル333)を含み得る。
一実施形態によれば、ディスプレイパネルは、第2の支持プレートに取り付けられ得る。
一実施形態によれば、そのような電子装置は、第2の支持プレートとスピーカーモジュールとの間に配置される弾性部材(例えば、
図4及び
図6の弾性部材349)をさらに含み、弾性部材は、スピーカーモジュールを第1の支持プレートに密着させるように構される。
【0086】
一実施形態によれば、そのような電子装置は、第1のディスプレイと第2のディスプレイとの間の空間を、少なくとも部分的に囲むように配置される側面ベゼル構造、第1の支持プレートを貫通して形成される開口領域、及び第2のディスプレイの一部と側面ベゼル構造の一部との間に形成されるスリットをさらに含み、音響導波路は、開口領域を介して、スピーカーモジュールから出力された音響を提供され、スリットを介して、外部空間に音響を放射するように構成される。
【0087】
本発明の実施形態によれば、電子装置(例えば、
図1~
図4又は
図6の電子装置(100、300、400))は、互いに対向して配置される第1の位置(例えば、
図2に示す状態)と、第1の位置から互いに対して指定された角度だけ広がる第2の位置(例えば、
図1に示す状態)との間で、互いに対して回動するように構成される第1のハウジングと第2のハウジング(例えば、
図1~
図3のハウジング構造(110、120)又は
図4及び
図6のハウジング301)、第1のハウジングと第2のハウジングとの間に配置され、第1のハウジングと第2のハウジングとを回動可能に連結するヒンジモジュール(例えば、
図3のヒンジ構造164)、及び第1のハウジングに配置される第1の領域(例えば、
図1及び
図3の第1の領域131a)と、第2のハウジングに配置され、第1の位置で、第1の領域に対向するように配置される第2の領域(例えば、
図1及び
図3の第2の領域131b)と、ヒンジモジュールが配置された領域に対応して配置され、第1の領域と第2の領域とを連結する折り畳み領域(例えば、
図1及び
図3の折り畳み領域131c)を含む第1のディスプレイ(例えば、
図1及び
図3のディスプレイ130又は
図4及び
図6の第1のディスプレイ302)を含み、第1のハウジングと第2のハウジングの内のいずれか1つは、音響導波路(例えば、
図4又は
図6の音響導波路341)、一面で音響導波路の少なくとも一部を画定しながら、第1の領域と第2の領域の内のいずれか1つを支持するように構成される第1の支持プレート(例えば、
図3の支持部材(161、162)又は
図4及び
図6のハウジング301又は第1の支持プレート311)、第1の支持プレートの他面に配置される第2のディスプレイ(例えば、
図1及び
図2のサブディスプレイ152、又は
図4及び
図6の第2のディスプレイ303)、及び第1の支持プレートと第2のディスプレイとの間で、第1の支持プレートの他面に配置されるスピーカーモジュール(例えば、
図4及び
図6のスピーカーモジュール304)を含み、音響導波路は、スピーカーモジュールから出力された音響を、第2のディスプレイの一方側から外部空間に放射するように構成される。
【0088】
一実施形態によれば、そのような電子装置は、第1のハウジングと第2のハウジングの内の他の1つに配置される少なくとも1つのカメラモジュール(例えば、
図1又は
図2の第1の背面領域141に配置されるセンサ又はカメラモジュール)をさらに含み、第1の位置において、カメラモジュールは、音響導波路が外部空間に音響を放射する方向に対して、反対方向又は傾斜方向に沿って、被写体を撮影するように構成される。
一実施形態によれば、第1の支持プレートは、第1のディスプレイと第2のディスプレイとの間の空間を、少なくとも部分的に囲むように配置される側面ベゼル構造(例えば、
図1及び
図2の側面(113a、113b、113c、123a、123b、123c)又は
図4及び
図6の側面ベゼル構造313)を含み、側面ベゼル構造は、少なくとも部分的に第1のディスプレイ又は第2のディスプレイの縁に隣接して配置され、音響導波路の他の一部を画定するように構成される。
【0089】
一実施形態によれば、そのような電子装置は、第1の支持プレートを貫通して形成される開口領域(例えば、
図4及び
図6の開口領域343)、及び第1の支持プレートの縁に隣接して形成されるスリット(例えば、
図1と
図2及び/又は
図4と
図6のスリット153、345)をさらに含み、音響導波路は、開口領域を介して、スピーカーモジュールから出力された音響を提供され、スリットを介して、外部空間に音響を放射するように構成される。
一実施形態によれば、第1のディスプレイは、第1の支持プレートに取り付けられ、開口領域とスリットとの間に、音響導波路の他の一部を画定するように構成される。
【0090】
一実施形態によれば、そのような電子装置は、第1の支持プレートの一面に配置されるダミープレート(例えば、
図4のダミープレート329)をさらに含み、ダミープレートは、第1のディスプレイの一部を支持しながら、開口領域とスリットとの間に、音響導波路の他の一部を画定するように構成される。
一実施形態によれば、そのような電子装置は、第1のディスプレイと第2のディスプレイとの間の空間を、少なくとも部分的に囲むように配置される側面ベゼル構造、スピーカーモジュールと第2のディスプレイとの間の空間に配置される第2の支持プレート(例えば、
図4及び
図6の第2の支持プレート317)、及び第2のディスプレイの一部と側面ベゼル構造の一部との間に形成されるスリットをさらに含み、音響導波路は、スリットを介して、外部空間に連結されるように構成される。
【0091】
一実施形態によれば、第2のディスプレイは、一部が側面ベゼル構造の一部と共に、スリットを画定するように配置される透明プレート(例えば、
図4及び
図6の透明プレート331)、及び透明プレートの内側面に設けられ、透明プレートと第2の支持プレートとの間に配置されるディスプレイパネル(例えば、
図4及び
図6の第2のディスプレイパネル333)を含む。
一実施形態によれば、そのような電子装置は、第1のディスプレイと第2のディスプレイとの間の空間を、少なくとも部分的に囲むように配置される側面ベゼル構造、第1の支持プレートを貫通して形成される開口領域、及び第2のディスプレイの一部と側面ベゼル構造の一部との間に形成されるスリットをさらに含み、音響導波路は、開口領域を介して、スピーカーモジュールから出力された音響を提供され、スリットを介して、外部空間に音響を放射するように構成される。
【0092】
以上、本発明の詳細な説明では、具体的な実施形態について説明したが、本発明の範囲から逸脱しない限り、種々の変形が可能であることは、当該分野における通常の知識を有する者にとって自明である。
【符号の説明】
【0093】
100、300 電子装置
101 凹部
110 第1のハウジング構造
113 第1の側面部材
114 第1の回転支持面
120 第2のハウジング構造
123 第2の側面部材
124 第2の回転支持面
130 ディスプレイ
131a 第1の領域
131b 第2の領域
131c 折り畳み領域
131d センサ領域
132 プレート
133 ディスプレイパネルのノッチ領域
140 第1の背面カバー
150 第2の背面カバー
152 サブディスプレイ
153 スリット
160 支持部材アセンブリ
161 第1の支持部材
162 第2の支持部材
163 配線部材
164 ヒンジ構造
165 ヒンジカバー
170 プリント回路基板
171 第1のプリント回路基板
172 第2のプリント回路基板
301 ハウジング
302 第1のディスプレイ
303 第2のディスプレイ
304 スピーカーモジュール
311 第1の支持プレート
313 側面ベゼル構造
315 装飾部材
321 保護シート
323 第1のディスプレイパネル
329 ダミープレート
331 透明プレート
333 第2のディスプレイパネル
339 接合領域
341 音響導波路
343 開口領域
345 スリット
349 弾性部材
391 第1の接着部材
393 第2の接着部材
395 第3の接着部材
397 第4の接着部材
【国際調査報告】