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特表2024-505907通信プラットフォーム内の極秘データの格納
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  • 特表-通信プラットフォーム内の極秘データの格納 図1A
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-08
(54)【発明の名称】通信プラットフォーム内の極秘データの格納
(51)【国際特許分類】
   G06F 21/62 20130101AFI20240201BHJP
   G06F 21/60 20130101ALI20240201BHJP
   G06F 21/31 20130101ALI20240201BHJP
   H04L 51/04 20220101ALI20240201BHJP
   H04L 67/306 20220101ALI20240201BHJP
【FI】
G06F21/62 309
G06F21/60 320
G06F21/31
H04L51/04
H04L67/306
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023545899
(86)(22)【出願日】2021-12-17
(85)【翻訳文提出日】2023-09-27
(86)【国際出願番号】 US2021064239
(87)【国際公開番号】W WO2022164536
(87)【国際公開日】2022-08-04
(31)【優先権主張番号】17/163,439
(32)【優先日】2021-01-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520173819
【氏名又は名称】ズーム ビデオ コミュニケーションズ インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】Zoom Video Communications, Inc.
【住所又は居所原語表記】55 Almaden Blvd., 6th Floor, San Jose, CA 95113 U.S.A.
(74)【代理人】
【識別番号】100137969
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 憲昭
(74)【代理人】
【識別番号】100104824
【弁理士】
【氏名又は名称】穐場 仁
(74)【代理人】
【識別番号】100121463
【弁理士】
【氏名又は名称】矢口 哲也
(72)【発明者】
【氏名】ノーブル,トーマス
(72)【発明者】
【氏名】スプリンガー,シェーン
(57)【要約】
通信プラットフォーム内の極秘データの格納のためにコンピュータストレージメディア上に符号化されたコンピュータプログラムを含む、方法、システム、及び装置。システムは、送信ユーザアカウントに関連付けられた入力メッセージを受信するための第1の入力セクションと、別のユーザアカウントから送信ユーザアカウントによって受信したメッセージ情報を表示するための表示セクションとを含む通信インターフェースを表示する。システムは、極秘情報を入力するための要件を判定する。システムはその後、極秘メッセージを受信するための第2の入力セクションと、極秘メッセージの期限満了時間値を設定するためのインターフェース制御部とを含む、極秘データユーザインターフェースを表示する。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つ以上のプロセッサを備える通信システムであって、前記プロセッサは、
通信インターフェースを表示する動作であって、前記通信インターフェースは、
送信ユーザアカウントに関連付けられた入力メッセージを受信するための第1の入力セクションと、
別のユーザアカウントから前記送信ユーザアカウントによって受信したメッセージ情報を表示するための表示セクションと
を備える、動作と、
前記第1の入力セクションで受信した入力メッセージを評価すること、及び
前記受信した入力メッセージが極秘情報を含むと判定すること
を含む、極秘情報を入力するための要件を判定する動作と、
極秘データユーザインターフェースを表示する動作であって、前記極秘データユーザインターフェースは、
極秘メッセージを受信するための第2の入力セクションであって、前記第1の入力セクションで受信した前記入力メッセージは前記第2の入力セクションにコピーされる、第2の入力セクションと、
前記極秘メッセージの期限満了時間値を設定するためのインターフェース制御部と
を備える、動作と、
少なくとも受信ユーザアカウントに、極秘メッセージが送信されたという通知を送信する動作であって、前記極秘メッセージは、前記期限満了時間値の持続時間にわたって前記受信ユーザアカウントによってアクセス可能である、動作と
を実行するように構成されている、通信システム。
【請求項2】
前記極秘メッセージの前記期限満了時間値は、前記極秘メッセージが前記受信ユーザアカウントに送信されると開始される持続時間、又は前記極秘メッセージに関する通知が前記受信ユーザアカウントによって受信されると開始される持続時間のうちの1つを表す、請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記受信ユーザアカウントに関連付けられたハッシュ値に基づいて前記極秘メッセージを暗号化する動作と、
データリポジトリに前記暗号化極秘メッセージを一時的に記憶する動作と、
極秘メッセージが前記受信ユーザアカウントに送信されたという表示を前記受信ユーザアカウントに提供する動作と、
前記受信ユーザアカウントによる前記暗号化極秘メッセージへのアクセスを受信する動作と、
前記受信ユーザアカウントが前記期限満了時間値内に前記極秘暗号化メッセージにアクセスする場合、前記暗号化極秘メッセージを復号し、暗号化されていない形態の前記極秘メッセージを前記受信ユーザアカウントに提供する動作と、
前記一時的に記憶された暗号化極秘メッセージを前記データリポジトリから削除する動作と
をさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項4】
前記暗号化極秘メッセージを復号する前に、前記受信ユーザアカウントを認証する動作
をさらに含む、請求項3に記載のシステム。
【請求項5】
チャットメッセージ又はチャットルーム内に、前記極秘メッセージへのリンクを埋め込む動作と、
1つ以上のユーザアカウントによる前記極秘メッセージへのアクセスを受信する動作と、
前記1つ以上のユーザアカウントの各々について前記極秘メッセージへのアクセスを認証する動作と、
認証されたユーザに前記極秘メッセージへのアクセスを提供する動作と
をさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項6】
前記受信ユーザアカウントによる前記極秘メッセージへのアクセスを受信する動作と、
前記受信ユーザアカウントによる前記極秘メッセージへの前記アクセスの日付/タイムスタンプを記録する動作と
をさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項7】
前記極秘メッセージへのアクセスが、ある期間内に期限切れになるというメッセージを、前記極秘メッセージの追加の受信アカウントに提供する動作であって、前記期間は、前記受信ユーザアカウントが前記極秘メッセージにアクセスしたときに開始する、動作
をさらに含む、請求項6に記載のシステム。
【請求項8】
前記極秘情報を入力するための要件を判定することは、前記極秘データユーザインターフェースを表示するためのグラフィカルユーザインターフェース構成要素の選択を受信することを含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項9】
前記極秘データユーザインターフェース内に、前記極秘情報のどの部分を受信者にアクセス可能とするかを選択するための追加のインターフェース制御部を提供する動作
をさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項10】
検出制御ユーザインターフェースを表示する動作であって、前記検出制御データユーザインターフェースは、
前記極秘メッセージの検出閾値を設定するためのインターフェース制御部
を備える、動作をさらに含み、
前記入力メッセージが極秘情報を含むと判定することは、1つ以上の検出基準が前記検出閾値を満たしたか又は超えたと判定することを含む
請求項1に記載のシステム。
【請求項11】
前記入力メッセージが極秘情報を含むと判定したことに応答して、前記メッセージが極秘情報を含むという通知を前記送信ユーザアカウントに提供する動作
をさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項12】
前記極秘情報は、テキストコンテンツ、オーディオコンテンツ、画像コンテンツ、ビデオコンテンツ、オーディオビジュアルコンテンツ、アイコン、絵文字、音声テキスト変換、及び/又はテキスト音声変換オーディオのうちの1つ以上を含むことができる、請求項1に記載のシステム。
【請求項13】
前記極秘情報をリモートリポジトリ内に記憶する動作と、
前記受信ユーザアカウントがアクセスするための前記極秘情報を提供するために、前記リモートリポジトリから前記極秘情報を取得する動作と
をさらに含む、請求項1に記載のシステム。
【請求項14】
前記リモートリポジトリは、前記送信ユーザアカウントによって維持及び/又は指定される、請求項13に記載のシステム。
【請求項15】
前記極秘データユーザインターフェースは、前記極秘メッセージが第三者の受信者によってアクセス可能となるのを制限するための追加のインターフェース制御部をさらに備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項16】
極秘メッセージを受信するための前記第2の入力セクションは、1つ以上のファイル又は文書を投稿するためのインターフェース制御部を備える、請求項1に記載のシステム。
【請求項17】
通信プラットフォーム内の極秘メッセージへのアクセスを提供するための方法であって、
送信クライアントデバイスから入力メッセージを受信するステップと、
前記受信した入力メッセージを評価すること、及び
前記受信した入力メッセージが極秘情報を含むと判定すること
を含む、極秘メッセージを入力するための要件を判定するステップと、
表示のために、前記送信クライアントデバイスで、極秘データユーザインターフェースを提供するステップであって、前記極秘データユーザインターフェースは、
極秘メッセージを受信するための入力セクションであって、前記第1の入力セクションで受信した前記入力メッセージは第2の入力セクションにコピーされる、入力セクションと、
前記極秘メッセージにアクセスするための期限満了時間値を設定するためのインターフェース制御部と
を備える、ステップと、
前記送信クライアントデバイスから、前記極秘メッセージ及び前記極秘メッセージの期限満了時間値を受信するステップと、
受信クライアントデバイスに、前記極秘メッセージが閲覧のために利用可能であるという通知を送信するステップと、
前記受信クライアントデバイスでの表示のために、前記期限満了時間値内に前記極秘メッセージへのアクセスを提供するステップと
を含む方法。
【請求項18】
前記送信ユーザインターフェースは、前記期限満了時間値の開始基準を選択するための第2のインターフェース制御部をさらに備える、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
極秘メッセージを受信するための前記入力セクションは、前記極秘メッセージの1つ以上の極秘部分と1つ以上の機密性のない部分との組合せを受信するように構成された1つ以上の要素を備える、請求項17に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]関連出願の相互参照
本出願は、2021年1月30日に出願された米国特許出願第17/163,439号明細書の利益を主張し、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
[0002]本発明は、デジタル通信に関し、より具体的には、通信又はメッセージングプラットフォーム内の極秘データの格納を提供するシステム及び方法に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]デジタル通信ツール及びプラットフォームは、人々及び組織が、例えばインターネットを介して遠隔で通信及び協働する能力を提供する上で不可欠であった。カジュアルでフレンドリーな会話(「チャット」)、仕事の会議又は会合、非同期作業、又は個人的な会話などの用途が人気を爆発させている。多くは、参加者が多種多様なデバイスのいずれかを使用して会話に入ることを可能にし、会話の最中に異なるデバイス間で切り替えることを可能にする。また、このような用途によって、文書及びメディア(画像、ビデオ、又は音声など)をサーバにアップロードさせることも一般的になっており、サーバでは、これらを他のチャット参加者に送信することができる。
【0004】
[0004]通信及び協働のための市場が指数関数的に成長している一方で、データ及びプライバシーに関する懸念も高まっている。近年、多くの国では、堅牢なデータプライバシー及びデータ保護規制を確立する措置を講じている。加えて、データ損失、盗難、漏洩は、会社が今日直面している最も重要な問題の1つである。極秘データを損なうリスク、及び/又は顧客、ユーザ、又は従業員の個人特定情報(PII)を曝すリスクがあまりにも大きく、このような情報を保護するために十分な安全保護対策が講じられていないので、会社及び組織は、通信及び協働ツールの使用を控えることが多い。このような企業は、これらのツールを使用することで、PII又は他の極秘データ漏洩に対する厳しい規制又は他のポリシー制限の違反の危険性があると判断している場合がある。このような企業は、他の機密性のないコンテンツと混合されたときにデータ漏洩の可能性があるため、標準的な企業通信ツールを活用する能力が制限されていると感じるかも知れない。例えば、決済カード業界(PCI)コンプライアンスは、決済業界でのクレジットカード取引のセキュリティを保証するために、クレジットカード会社によって義務付けられている。クレジットカード情報は安全でなければならず、強力なアクセス制御手段を含む、特定の技術及び運用規格に従って保護されなければならない。したがって、会社は、情報を送信及び共有するための通信プラットフォームの使用を含む、それらの運用がPCIに準拠しているか否かを評価しなければならない。
【0005】
[0005]場合によっては、組織は、代わりに独自の内部通信ツールを設計することを選択しており、これは法外な費用がかかり、資源集約的である。場合によっては、組織は、既存の第三者通信プラットフォームを使用するが、PII及び他の極秘情報を保護するために厳格な措置を講じる。例えば、社内チャットチャネルに関して、会社は、PIIが漏洩するリスクを経典するために、24時間毎にチャネルのチャット履歴を自動的に削除する対策をとってもよい。
【0006】
[0006]チャット会話及びメッセージの自動削除のためのいくつかのツールが存在する。しかしながら、設定された期限満了ウィンドウが経過するまで安全な会話モジュール内に極秘メッセージを格納する又は「貯蔵する」ためのツールは、市場にない。このようなツールはまた、例えば、どのコンテンツが格納されるか、どの受信者がアクセスするべきか、及びどの時点でどのようにして期限満了ウィンドウが始まるかなど、自動削除プロセスの要素に対する粒度制御も欠落している。
【0007】
[0007]他のツールでは、極秘データのために別の通信ストリームが設けられ、様々なチャネルにわたって広がる単一のトピックに関するバラバラの通信をもたらす。これはしばしば混乱を招き、会話のスレッドについていくことができなくなる。
【0008】
[0008]したがって、デジタル通信ツール及びプラットフォームの分野には、通信又はメッセージングプラットフォーム内に極秘情報を格納する新しく有用なシステム及び方法を作成する必要がある。本発明者らによって発見された問題の原因は、期限満了ウィンドウが適用された安全な会話モジュール内に極秘メッセージを格納する能力の欠如、並びにこれらのメッセージの格納、アクセス、及び/又は期限満了に対する粒度制御の欠如である。
【発明の概要】
【0009】
[0009]本発明は、通信又はメッセージングプラットフォーム内の極秘情報又は文書へのアクセスを提供するための高速で抑制された安全な方法を可能にすることによって、既存の問題を克服する。
【0010】
[0010]極秘情報は、通信インターフェース内のインターフェースモジュール内に格納される。これは、永続的であるか否かにかかわらず、そうでなければ機密性のないチャット又は会話内で極秘データの貯蔵を可能にする。極秘情報は、企業のデータ制御要件を維持するために、ある期間(「期限満了時間ウィンドウ」)が満了した後に自動削除されるように構成される。これにより、人々及び組織は、PIIなどの共有された極秘情報が特定の参加者のみによる規制されたアクセスで適切に格納することができ、設定された時間量が経過した後に自動的に削除されることを保証しながら、永続的なチャット及び通信技術の利益を享受することができる。その結果、チャット及び/又は他の通信のための機密性が高く安全な「モジュール」となり、極秘情報は、保護のためにモジュール内に配置することができる。チャットメッセージに加えて、極秘文書及びメディアをアップロードする能力もまた、このような極秘コンテンツを安全なモジュール内に配置するために有効化され得る。いくつかの実施形態では、この解決策はまた、公開チャット内の極秘情報のコンテナ化を使用して、メッセージ毎のレベルで機密性を出し入れする通信の混合ストリームも可能にする。この解決策はまた、個々のメッセージのレベルでセキュリティ対策を有効化することも可能にする。これらのメッセージは、長期間のデータ保持を防止するために、自動削除の様々なタイミングを活用することができる。
【0011】
[0011]一実施形態は、いくつかの動作を実行するように構成された通信システムに関する。まず、システムは、送信ユーザアカウントに関連付けられた入力メッセージを受信するための第1の入力セクションを有する通信インターフェースを表示する。通信インターフェースはまた、他のアカウントから送信ユーザアカウントによって受信したメッセージ情報を表示するための表示セクションも含む。システムはその後、極秘情報を入力するための要件を判定する。次に、システムは、極秘メッセージを受信するための第2の入力セクションを含む極秘データユーザインターフェースと、極秘メッセージの期限満了時間値を設定するためのインターフェース制御部とを表示する。システムは、極秘メッセージが送信されたという通知を、少なくとも受信ユーザアカウントに送信する。極秘メッセージはその後、期限満了時間値の持続時間にわたって受信ユーザアカウントによってアクセス可能である。
【0012】
[0012]いくつかの実施形態では、期限満了時間値は、極秘メッセージが受信ユーザアカウントに送信されると開始することができ、他の実施形態では、期限満了時間値は、極秘メッセージが受信ユーザアカウントによって受信されると開始することができる。いくつかの実施形態では、極秘メッセージは、例えば、受信ユーザアカウントに関連付けられたハッシュ値に基づいて暗号化され、受信ユーザアカウントが極秘メッセージにアクセスすると復号される。いくつかの実施形態では、受信ユーザアカウントは、復号の前に認証されなければならない。いくつかの実施形態では、極秘メッセージへのリンクは、チャットメッセージ又はチャットルームに埋め込むことができる。システムが、受信ユーザアカウントによって極秘メッセージにアクセスする試みを受信すると、システムは、受信ユーザアカウントを認証しようと試みる。システムはその後、認証が成功したユーザアカウントにのみアクセスを提供する。いくつかの実施形態では、極秘メッセージを閲覧する許可のない、及び/又は認証することができないユーザは、極秘メッセージを見ることができない状態でグレーアウトした極秘メッセージモジュールを見るか、又はアクセスすることができないコンテンツの何らかの視覚的マーキングを見る。いくつかの実施形態では、期限満了時間値が満了すると、極秘メッセージモジュールは、グレーアウトして見えるか、又は、コンテンツを閲覧するための時間ウィンドウが満了したという何らかの表示と共に、対話するために利用できないように見える。
【0013】
[0013]いくつかの実施形態では、極秘情報を入力するための要件を判定することは、極秘データユーザインターフェースを表示するためのグラフィカルユーザインターフェース(「GUI」)構成要素又は要素の送信ユーザアカウントによる選択を受信することを含む。いくつかの実施形態では、システムは、受信した入力メッセージが極秘情報を含むと判定し、次いで、受信した入力メッセージを極秘データユーザインターフェースの第2の入力セクションにコピーする。
【0014】
[0014]いくつかの実施形態では、極秘情報は、リモートクラウドストレージなどのリモートリポジトリ内に記憶される。いくつかの実施形態では、リモートリポジトリは、送信ユーザアカウントによって維持又は指定することができる。
【0015】
[0015]本開示のさらなる適用領域は、詳細な説明、特許請求の範囲、及び図面から明らかになるだろう。詳細な説明及び特定の例は、例示のみを意図しており、本開示の範囲を限定することを意図するものではない。
【0016】
[0016]本発明は、デジタル通信に関し、より具体的には、通信又はメッセージングプラットフォーム内の極秘データの格納を提供するシステム及び方法に関する。
【0017】
[0017]本開示は、詳細な説明及び以下の図面から、よりよく理解されるだろう。
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1A】いくつかの実施形態が動作し得る例示的な環境を示す図である。
図1B】本明細書の方法のいくつかを実行するための命令を実行し得る例示的なコンピュータシステムを示す図である。
図2A】いくつかの実施形態で実行し得る例示的な方法200を示すフローチャートである。
図2B】いくつかの実施形態で実行し得る例示的な方法250を示すフローチャートである。
図3】いくつかの実施形態による、通信又はメッセージングプラットフォームの例示的な一実施形態300を示す図である。
図4】通信又はメッセージングプラットフォーム内の極秘情報の格納を提供する例示的な一実施形態400を示す図である。
図5A】いくつかの実施形態による、送信ユーザワークフローの例示的な一実施形態500を示す図である。
図5B】いくつかの実施形態による、受信ユーザワークフローの例示的な一実施形態550を示す図である。
図6】いくつかの実施形態の処理を実行し得る例示的なコンピュータを示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
[0027]本明細書では、本発明の特定の実施形態を詳細に参照する。実施形態又はその態様のいくつかが図面に示されている。
【0020】
[0028]説明を明確にするために、本発明は、特定の実施形態を参照して説明されてきたが、本発明が記載される実施形態に限定されないことは、理解されるべきである。対照的に、本発明は、任意の特許請求の範囲によって定義されるその範囲に含まれ得るような代替例、修正例、及び同等物を包含する。本発明の以下の実施形態は、特許請求される発明に対する一般性を失うことなく、及びこれに対して制限を課すことなく、明記される。以下の説明では、本発明の完全な理解を提供するために、具体的な詳細が明記される。本発明は、これらの具体的な詳細の一部又は全部を伴わずに実践されてもよい。加えて、本発明を不必要に不明瞭にすることを回避するために、周知の特長は詳細に記載されない場合がある。
【0021】
[0029]加えて、この例示的な特許に明記された例示的な方法のステップは、本明細書に提示された順序とは異なる順序で実行され得ることを理解すべきである。さらに、例示的な方法のいくつかのステップは、順次実行されるのではなく、並列に実行されてもよい。また、例示的な方法のステップは、いくつかのステップがネットワーク環境内の異なるコンピュータによって実行されるネットワーク環境で実行されてもよい。
【0022】
[0030]いくつかの実施形態は、コンピュータシステムによって実施される。コンピュータシステムは、プロセッサ、メモリ、及び非一時的コンピュータ可読媒体を含み得る。メモリ及び非一時的媒体は、本明細書に記載される方法及びステップを実行するための命令を記憶し得る。
【0023】
[0031]例として、会社からの顧客サービス担当者は、担当者のマネージャと会話するために通信プラットフォームを使用してもよい。会話は、顧客が会社の決済システムに関して抱えている問題について、担当者がマネージャの助けを求めることに関する。顧客の問題に対処するプロセスで、顧客サービス担当者は、顧客のクレジットカード番号を含むメッセージを自分のマネージャに送信する。
【0024】
[0032]以前のアプローチでは、クレジットカード情報の共有により、クレジットカード情報が会話内に存在して漠然と曝露される結果となり、PCI違反につながる恐れがあるか、又は会社が指定された時間、例えば24時間毎に会話全体を自動的に削除することを選択し、こうして顧客の問題を解決する会話を取得する能力を失う可能性があった。いくつかのアプローチでは、クレジットカード情報は、完全に別個の会話ウィンドウに入らなければならず、こうして情報が共有されている理由についてのコンテキストを提供する会話からクレジットカード情報を分離する。
【0025】
[0033]これに対して、現在のアプローチは、顧客サービス担当者が、チャットウィンドウ内で直接、クレジットカード番号を極秘情報として共有することを可能にする。チャットの残りは機密性のないコンテンツから構成され得るが、顧客サービス担当者は、極秘コンテンツをアップロードするオプションを選択し、次いで極秘コンテンツを入力ウィンドウ内にペーストすることができる。顧客サービス担当者はまた、顧客サービス担当者が極秘メッセージを送信した時刻から1日の期限満了時間ウィンドウを設定することができ、その後、極秘コンテンツ(すなわち、クレジットカード番号)はもはやチャット内でアクセスできなくなり、一時的にホストされていたサーバから削除される。一方、機密性のないメッセージの残りはアクセス可能なままであり、コンテキストの損失も顧客が抱えていた特定の問題に関する情報もない。もしも担当者が将来この会話に言及する必要が合った場合、クレジットカード情報を含む極秘メッセージはないが、依然として利用可能である。したがって、会社はPCI違反の可能性を回避することができ、通信プラットフォーム内のすべての会話を削除するポリシーを採用する必要はない。
【0026】
[0034]加えて、アクセスログ及び他の形態のアクセス制御に起因して、会社は、会社が極秘情報を制御及び規制するための慎重な措置を講じたという検証可能な証拠を指摘することができ、特定の極秘メッセージにアクセスしている特定のユーザ、並びに特定の極秘メッセージにアクセスしようとするがうまくいかない特定のユーザの記録を生成するために記録されたユーザアクティビティも指摘することができる。会社は、例えば過去1週間にわたって極秘メッセージコンテナ内で送信された400のメッセージがあったことなど、特定の情報及び極秘情報に関する統計から利益を得ることができる。これらの特徴のすべては、対象の会社、通信プラットフォームのホスト、クライアント管理又は第三者リポジトリのいずれもその極秘コンテンツの所与の期限満了時間ウィンドウの持続時間よりも長く極秘コンテンツを記憶する必要なく、存在することができる。
I.例示的な環境
【0027】
[0035]図1Aは、いくつかの実施形態が動作し得る例示的な環境を示す図である。例示的な環境100では、送信クライアントデバイス150及び1つ以上の受信クライアントデバイス160は、処理エンジン102に、及び任意選択的に通信プラットフォーム140に接続される。処理エンジン102は、通信プラットフォーム140に接続され、任意選択的に、ユーザアカウントリポジトリ130、会話リポジトリ132、及び/又は極秘メッセージリポジトリ134を含む、1つ以上のリポジトリ及び/又はデータベースに任意選択的に接続される。データベースのうちの1つ以上は、複数のデータベースに組み合わされるか又は分割されてもよい。この環境における送信クライアントデバイス150及び(1つ又は複数の)受信クライアントデバイス160はコンピュータであってもよく、通信プラットフォームサーバ140及び処理エンジン102は、コンピュータ、若しくはリモートサーバを介して又はローカルで通信可能に結合された複数のコンピュータ上でホストされたアプリケーション又はソフトウェアであってもよい。
【0028】
[0036]例示的な環境100は、1つの送信クライアントデバイス、1つの受信クライアントデバイス、1つの処理エンジン、及び1つの通信プラットフォームのみで示されているが、実際には、より多くの又は少ない送信クライアントデバイス、受信クライアントデバイス、処理エンジン、及び/又は通信プラットフォームがあってもよい。いくつかの実施形態では、送信クライアントデバイス、受信クライアントデバイス、処理エンジン、及び/又は通信プラットフォームは、同じコンピュータ又はデバイスの一部であってもよい。
【0029】
[0037]一実施形態では、処理エンジン102は、方法200(図2A)又は本明細書の他の方法を実行してもよく、その結果、通信プラットフォーム内の格納された極秘メッセージへのアクセスを提供し得る。いくつかの実施形態では、これは、(1つ又は複数の)デバイスとアプリケーションサーバ又は何らかの他のネットワークサーバとの間のネットワークを介した送信クライアントデバイス、(1つ又は複数の)受信クライアントデバイス、処理エンジン、通信プラットフォーム、及び/又は(1つ又は複数の)他のデバイスとの通信を介して達成することができる。いくつかの実施形態では、処理エンジン102は、コンピュータ若しくは同様のデバイス上でホストされるアプリケーション、ブラウザ拡張機能、又は他のソフトウェア製品であるか、又はそれ自体が本明細書の方法及び実施形態のいくつかを実行するためにアプリケーション、ブラウザ拡張機能、又は他のソフトウェア製品をホストするように構成されたコンピュータ若しくは同様のデバイスである。
【0030】
[0038]送信クライアントデバイス150及び(1つ又は複数の)受信クライアントデバイス160は、デバイスのユーザに情報を提示するように構成されたディスプレイを有するデバイスである。いくつかの実施形態では、送信クライアントデバイス150及び(1つ又は複数の)受信クライアントデバイス160は、UI要素又は構成要素を有するユーザインターフェース(UI)の形態で情報を提示する。いくつかの実施形態では、送信クライアントデバイス150及び(1つ又は複数の)受信クライアントデバイス160は、処理エンジン102及び/又は通信プラットフォーム140に信号及び/又は情報を送受信する。送信クライアントデバイス150は、メッセージ(すなわち、チャットメッセージ、コンテンツ、ファイル、文書、メディア、又は他の形態の情報又はデータ)を1つ以上の受信クライアントデバイス160に投稿するように構成される。(1つ又は複数の)受信クライアントデバイス160は、期限満了時間ウィンドウ内に許可されたユーザにこのようなメッセージへのアクセスを提供するように構成される。いくつかの実施形態では、送信クライアントデバイス150及び(1つ又は複数の)受信クライアントデバイスは、情報を送信及び/又は受信することができる1つ以上のアプリケーション又は他のプログラムをホスト及び実行することができるコンピューティングデバイスである。いくつかの実施形態では、送信クライアントデバイス150及び/又は(1つ又は複数の)受信クライアントデバイス160は、コンピュータデスクトップ若しくはラップトップ、携帯電話、バーチャルアシスタント、仮想現実又は拡張現実デバイス、ウェアラブル、又は情報を送受信することができる任意の他の適切なデバイスであってもよい。いくつかの実施形態では、処理エンジン102及び/又は通信プラットフォーム140は、送信クライアントデバイス150及び/又は(1つ又は複数の)受信クライアントデバイス160上で実行されるアプリケーション又はウェブサービスとして全体的又は部分的にホストされてもよい。いくつかの実施形態では、通信プラットフォーム140、処理エンジン102、及び送信クライアントデバイス150又は受信クライアントデバイス160のうちの1つ以上は、同じデバイスであってもよい。いくつかの実施形態では、送信クライアントデバイス150は送信ユーザアカウントに関連付けられ、(1つ又は複数の)受信クライアントデバイス160は(1つ又は複数の)受信ユーザアカウントに関連付けられる。
【0031】
[0039]いくつかの実施形態では、任意選択のリポジトリは、ユーザアカウントリポジトリ130、会話リポジトリ132、及び/又は極秘メッセージリポジトリ134のうちの1つ以上を含むことができる。任意選択のリポジトリは、通信プラットフォーム140に関連付けられたユーザアカウント情報、通信プラットフォーム140の2つ以上のユーザアカウント間の会話、及び処理エンジン102を介して格納された極秘メッセージ(極秘文書、メディア、又はファイルを含み得る)をそれぞれ記憶及び/又は保持するように機能する。(1つ又は複数の)任意選択のデータベースはまた、処理エンジン102又は通信プラットフォーム140が本明細書の方法及びシステムの要素を実行するための任意の他の適切な情報を記憶及び/又は維持することができる。いくつかの実施形態では、(1つ又は複数の)任意選択のデータベースは、システム100の1つ以上の構成要素によって(例えば、処理エンジン102によって)照会することができ、(1つ又は複数の)データベース内の特定の記憶されたデータを取得することができる。
【0032】
[0040]通信プラットフォーム140は、会話、「チャット」(すなわち、チャットルーム又は一連のパブリック又はプライベートチャットメッセージ)、ビデオ協議又は会議、メッセージボード又はフォーラム、仮想会議、若しくは他の形態のデジタル通信内など、二者以上の間の通信を容易にするように構成されたプラットフォームである。
【0033】
[0041]図1Bは、本明細書に記載される機能のいくつかを実行し得るソフトウェアモジュールを有する例示的なコンピュータシステム150を示す図である。
【0034】
[0042]通信インターフェースモジュール152は、送信ユーザアカウントからの入力メッセージを受信するための第1の入力セクションと、他のユーザアカウントから送信ユーザアカウントによって受信したメッセージ情報を表示するための表示セクションとを含む、送信クライアントデバイスでの通信インターフェースを表示するように機能する。
【0035】
[0043]判定モジュール154は、極秘情報を入力するための要件がシステム内に存在するか否かを判定する。
【0036】
[0044]極秘データインターフェースモジュール156は、極秘メッセージを受信するための第2の入力セクションと、極秘メッセージの期限満了時間値を設定するためのインターフェース制御部とを含む、送信クライアントデバイスでの極秘データユーザインターフェースを表示するように機能する。
【0037】
[0045]通知モジュール158は、極秘メッセージが送信されたことを示す通知を、送信ユーザアカウント及び/又は(1つ又は複数の)受信ユーザアカウントに送信するように機能する。
【0038】
[0046]アクセスモジュール160は、期限満了時間値の持続時間にわたって(1つ又は複数の)受信ユーザアカウントによる極秘メッセージへのアクセスを許可するように機能する。
【0039】
[0047]上記のモジュール及びそれらの機能は、以下の例示的な方法に関連して、より詳細に説明される。
II.例示的な方法
【0040】
[0048]図2Aは、いくつかの実施形態で実行し得る例示的な方法を示すフローチャートである。
【0041】
[0049]ステップ202において、システムは、送信クライアントデバイスに通信インターフェースを表示する。通信インターフェースは、通信プラットフォーム140に関連し、その送信ユーザアカウントと1つ以上の他のユーザアカウントとの間の会話を表示するGUI内のウィンドウなどの「チャットウィンドウ」を表すことができる。通信インターフェースは、少なくとも、送信ユーザアカウントに関連付けられた入力メッセージを受信するための第1の入力セクションと、他のユーザアカウントから送信ユーザアカウントによって受信したメッセージ情報を表示するための表示セクションとを含む。通信プラットフォーム内の通信インターフェースの一例は、図3に示されている。
【0042】
[0050]図3は、いくつかの実施形態による、通信プラットフォーム内の通信インターフェースの例示的な一実施形態300を示す図である。
【0043】
[0051]例示的な実施形態300内で、通信又はメッセージングプラットフォームは、「チャット」又は会話ウィンドウとして表示される。他の実施形態は、例えば、チャットルーム、メッセージフォーラム、仮想会議空間、又は通信用の任意の他の適切なインターフェースとして現れてもよい。通信プラットフォームにアクセスするために使用され得る2つの例示的なデバイス、すなわちデスクトップ又はラップトップインターフェース302、及びより小型のモバイルデバイス又はスマートフォンインターフェース304に対応する2つのモダリティが、例示的な実施形態300に示されている。両方のモダリティは、レイアウト及びインターフェースは異なる場合があっても、メッセージ、共有メディアなどを含む、チャットコンテンツを表示するように構成されている。
【0044】
[0052]チャットウィンドウ内には、メッセージ及び他のコンテンツが表示される。テキストメッセージ306が示されている。メッセージ306は、別のユーザによって送信され、デバイス上でチャットにアクセスしているユーザによって受信される。チャットの他の参加者は、チャット内に出席し、及び/又はメッセージを閲覧しているが、チャットメッセージを送信していない可能性がある。いくつかの実施形態では、ユーザは、チャットに参加している現在のメンバーのリストを表示することができる。
【0045】
[0053]別のメッセージ308は、チャットの参加者と共有される添付ファイルからなる。添付ファイルは、他のユーザデバイス上で表示及び閲覧することができるPDF文書である。さらに別のメッセージ310は、デフォルトでチャットウィンドウ内に表示されて閲覧可能な共有画像ファイルからなる。例えば、オーディオ及びビデオを含む、他のメディアも共有可能であり得る。
【0046】
[0054]インターフェースの下部において、入力ウィンドウ312は、デバイスに関連付けられたユーザがメッセージを入力することを可能にする。投稿時に、メッセージはチャットの参加者に送信され、チャットウィンドウ内にメッセージとして現れる。いくつかの実施形態では、1人以上の参加者は、メッセージがチャットウィンドウ内に投稿されたときに通知を受信することを選択してもよい。入力ウィンドウに加えて、ユーザは、ビデオ会議を切り替えるための(「会議」)、チャットウィンドウのスクリーンショットを撮るための(「スクリーンショット」)、及びチャットの他の参加者と共有するファイル又は文書をアップロードするための(「アップロード」)、UI要素(例えば、ボタンなど)も選択することができる。極秘メッセージ及び/又は極秘データを送信するための(「極秘」)UI要素314もある。
【0047】
[0055]図2のステップ202に戻ると、第1の入力セクションは、会話内の1人以上の受信者がメッセージを受信してアクセスできるように、送信ユーザアカウントが会話内で投稿されるメッセージ(例えば、チャットメッセージ)を入力する方法を提供するように機能する。いくつかの実施形態では、入力メッセージはテキストである。いくつかの実施形態では、入力メッセージは、テキスト要素と非テキスト要素との混合であってもよい。入力メッセージは、例えば、絵文字、アイコン、音声テキスト変換、テキスト音声変換オーディオコンテンツ、及び他のオーディオコンテンツ、画像コンテンツ、ビデオコンテンツ、オーディオビジュアルコンテンツ、又はデジタル通信若しくはデータの送信の任意の他の適切な形態若しくは方法を含み得る。いくつかの実施形態では、例えばポップアップ仮想キーボードなどの、入力メッセージの入力を容易にするための様々なGUI要素が、異なるコンテキストに現れてもよい。
【0048】
[0056]表示セクションは、会話又はチャットウィンドウに内々に関与する他のユーザから着信するメッセージを送信ユーザアカウントが受信する方法を提供するように機能する。いくつかの実施形態では、新しいメッセージが会話内に現れたという何らかの通知を提供するために、1つ以上のGUI要素が現れてもよい。
【0049】
[0057]いくつかの実施形態では、通信インターフェースは、まず、通信インターフェースを表示する前に、正当かつ認可されたものとして送信ユーザアカウント及び/又は送信クライアントデバイスを認証する。認証は、1つ以上の第一者又は第三者認証ツールを介して提供されてもよい。このような認証プロセス又は技術は、例えば、多要素認証(MFA)、OAuth、OpenID Connect、SAML2.0、パスワード、RSA SecurIDトークン、ディレクトリサービスを使用する統合認証、クライアント証明書、任意の他の形態の認証、又はこれらの組合せを含み得る。いくつかの実施形態では、極秘メッセージを送信する目的のために別個の認証を必要とするユーザのプライマリユーザアカウント以外に、二次ログインを必要とする場合がある。いくつかの実施形態では、様々な機能への送信ユーザアカウントのアクセスを規制するために、1つ以上のアクセス制御構成要素又は技術が提供されてもよい。いくつかの実施形態では、アクセスロギングは、様々な方法で実施され得る。いくつかの実施形態では、タイムライン又は他の文書は、認証プロセスの最中又は後に、送信ユーザアカウントに関して自動的に生成されてもよい。
【0050】
[0058]いくつかの実施形態では、システムは、通信インターフェース内でナビゲートし、1人以上の他のユーザと通信する送信ユーザの体験中に、1つ以上のプロンプトを送信ユーザアカウントに配信する。プロンプトは、ユーザがチャットウィンドウ内でメッセージを送信したこと、送信ユーザがチャットから切断されたか又はネット接続が不安定であること、ユーザのメッセージ又はファイルが送信されたこと、極秘メッセージが送信ユーザに送信されたこと、又は送信ユーザの通知若しくはプロンプティングのための任意の他の適切な理由の何らかの形態の通知、メッセージ、又は穏やかなリマインダを提供し得る。
【0051】
[0059]ステップ204において、システムは、極秘情報を入力するための要件がシステム内に存在するか否かを判定する。極秘情報を入力するための要件は、送信ユーザが格納された極秘メッセージとしてメッセージを送信することを承認することを望み得るように、又は送信ユーザが格納された極秘メッセージとして新しいメッセージを生成することを望み得るように、何らかの条件がされたか否かに関する。いくつかの実施形態では、極秘情報を入力するための要件は、システムが、極秘データインターフェースを表示するためのグラフィカルユーザインターフェース構成要素の選択を受信したときに、存在すると判定される。
【0052】
[0060]いくつかの実施形態では、極秘情報を入力するための要件が存在するか否かを判定することは、いくつかのステップを含む。まず、システムは、第1の入力セクションで受信された入力メッセージを評価する。システムはその後、受信した入力メッセージが極秘情報を含むと判定する。システムはその後、以下でさらに詳細に説明されるように、受信した入力メッセージからの極秘情報を極秘データユーザインターフェースの第2の入力セクションにコピーした状態で、極秘データユーザインターフェースを表示する。
【0053】
[0061]システムは、この判定をいくつかの方法のいずれかで行うために、入力メッセージを評価することができる。いくつかの実施形態では、システムは、極秘情報を入力するための要件が存在するか否かを判定するために入力メッセージを評価するための人工知能(AI)又は機械学習(ML)技術及びプロセスを採用することができる。例えば、MLアルゴリズムは、極秘コンテンツ及び機密性のないコンテンツの両方の例を表すデータのセットで訓練されてもよい。MLアルゴリズムはその後、コンテンツの新しい入力部分を極秘コンテンツとして分類すべきか又は機密性のないコンテンツとして分類すべきかを所与の信頼度まで予測することができるだろう。
【0054】
[0062]いくつかの実施形態では、極秘情報を入力するための要件が存在するとシステムが判定すると、送信ユーザは、「これは極秘情報の可能性があります。確認できますか?」のような記述と共に、予測された対象の極秘コンテンツを含む確認ウィンドウを受信することができる。ユーザはその後、これが極秘コンテンツであると確認することができ、その場合、対象のコンテンツを入力ウィンドウにコピーした状態で極秘データユーザインターフェースが現れ、又は極秘コンテンツではないことを選択することができ、その場合、確認ウィンドウは閉じられ、ユーザは通信プラットフォーム上でそれらのアクティビティを開始することができる。
【0055】
[0063]いくつかの実施形態では、通信プラットフォームは、検出制御ユーザインターフェースを表示することができてもよい。検出制御ユーザインターフェースは、通信インターフェースとは別個のインターフェースであってもよく、又は様々な方法で通信インターフェースに組み込むことができる。検出制御ユーザインターフェースは、送信ユーザ及び/又は送信ユーザに関連付けられた組織が、どのようにしてどんな状況で極秘コンテンツが存在することをシステムが検出するかの様々な制御を設定することを可能にするように機能する。いくつかの実施形態では、検出制御インターフェースは、極秘メッセージの検出閾値を設定するためのインターフェース制御部を含んでもよい。入力メッセージが極秘情報を含むと判定することは、1つ以上の検出基準が検出閾値を満たしたか又は超えたと判定することを含むことができる。例えば、送信ユーザ又は彼らの関連組織は、社会保障番号フォーマット又はクレジットカード情報フォーマットなどの特定のフォーマットを入力又は選択してもよく、このようなフォーマットで発生するいかなるコンテンツも、極秘コンテンツとして自動的にフラグを立てることができるか、又は潜在的な極秘コンテンツとして示唆できることを示してもよい(コンテンツが実際に極秘コンテンツであるという送信ユーザによる確認を必要とする)。いくつかの実施形態では、検出閾値又は検出機密性は、対象のフォーマットと同様に見えるコンテンツに遭遇した際の検出の機密性がどの程度細かいか又は粗いかを制御するために、このようなフォーマットに対して設定されてもよい。検出基準は、例えば、「機密」という用語を含むアップロードされた文書、会社の財務部によってアップロードされるように検出された、又は財務部に由来するエクセルスプレッドシート、又は多種多様な他の基準のような基準を追加で含むことができる。
【0056】
[0064]ステップ206において、システムは、送信クライアントデバイスに極秘データユーザインターフェース(UI)を表示する。極秘データUIは、少なくとも、極秘メッセージを受信するための第2の入力セクションと、極秘メッセージの期限満了時間値を設定するためのインターフェース制御部とを含む。極秘データUIは、ポップアップウィンドウ要素、既存のウィンドウとは別個のウィンドウ、既存の通信インターフェースウィンドウ内の格納されたウィンドウ、又はGUI内の任意の他の適切な格納された要素など、通信インターフェースの別個のモジュール内に格納される。いくつかの実施形態では、極秘データユーザインターフェースは、他のメッセージと区別するために幾分の視覚的変化を伴う会話内のメッセージとして現れる。
【0057】
[0065]第2の入力セクションは、送信ユーザアカウントから極秘メッセージを受信するように機能する。いくつかの実施形態では、第1の入力ウィンドウと機能的及び/又は視覚的に同様又は同一であるが、格納された極秘データUI内の要素として位置している。視覚的要素及び外観(例えば、色、フォント、スタイル、又は他の視覚的要素)は、第1の入力セクションと異なってもよい。
【0058】
[0066]いくつかの実施形態では、第2の入力セクションは、ユーザが極秘コンテンツ部分と機密性のないコンテンツ部分との組合せを入力することを可能にする1つ以上の要素を含む。これにより、ユーザは、例えば、極秘部分のためのコンテキストを提供する機密性のない部分を提供することができる。例えば、ユーザは、「以下の情報は機密であり、このチャットの外部の誰にも共有又は送信されるべきではない」と読み取れる機密性のない部分を入力してもよい。極秘部分はその後、その記述に従うことができる。
【0059】
[0067]極秘メッセージの期限満了時間値を設定するためのインターフェース制御部は、送信ユーザが期限満了時間値を制御する方法を提供する。期限満了時間値は、極秘メッセージが極秘メッセージの受信者、すなわち(1つ又は複数の)受信ユーザアカウントによってアクセス可能となる時間量を表す。いくつかの実施形態では、期限満了時間値は、極秘メッセージが受信ユーザアカウントに送信されたときに開始する持続時間を表す。他の実施形態では、期限満了時間値は、極秘メッセージに関する通知が第1の受信ユーザアカウントによって受信されたときに開始する持続時間を表す。さらに別の実施形態では、持続時間は、極秘メッセージが受信ユーザアカウントによって最初にアクセスされたときに開始される。
【0060】
[0068]いくつかの実施形態では、各受信ユーザアカウントに1つずつ、複数の期限満了時間値を設定することができ、持続時間は、各受信ユーザアカウントが極秘メッセージの通知にアクセスするか、あるいはこれを受信するときに開始される。例えば、グループチャットウィンドウのコンテキスト内で、各受信ユーザアカウントは、アクセス時に極秘コンテンツを閲覧するために5分を有することができる。
【0061】
[0069]いくつかの実施形態では、インターフェース制御部は、送信ユーザが異なる持続時間から選択することを可能にするドロップダウンメニューとして現れることができる。例えば、ユーザは、例えば1時間、12時間、1日、1週間、又は任意の他の適切な持続時間の期限満了時間値を選択することができるかも知れない。いくつかの実施形態では、インターフェース制御部はまた、送信ユーザが、どの条件が期限満了時間ウィンドウの開始をトリガするかを設定することも可能にする。例えば、ユーザには、極秘メッセージが第1の受信者に送信されたという通知を第1の受信者が受信したとき、極秘メッセージがその受信者に送信されたという通知を各受信者が受信したとき、極秘メッセージが送信ユーザによって送信されたとき、又は期限満了時間ウィンドウを開始するための任意の他の適切な条件として、期限満了時間ウィンドウの開始を設定するオプションが提供されてもよい。
【0062】
[0070]いくつかの実施形態では、極秘メッセージが第三者の受信者によってアクセス可能となるのをユーザが制限することを可能にする追加のインターフェース制御部が、極秘データユーザインターフェース内に表示される。送信ユーザアカウントがこの制御部を有効化及び設定することを選択した場合には、極秘メッセージは、会話又はチャットルーム内で意図された受信者によってアクセス可能となるが、これらの受信者は、追加の第三者とコンテンツを共有することが制限される。いくつかの実施形態では、極秘コンテンツをコピー又はペーストする能力を無効化すること、極秘コンテンツのスクリーンショットを撮る能力を無効化すること、又はユーザがコンテンツを共有することを別途制限することなどの制限が適用されてもよい。いくつかの実施形態では、送信ユーザアカウントが、ユーザコンテンツが1つ以上のユーザアカウントによってアクセス可能となることを制限すること(すなわち、「ブラックリスト」)、及び/又はユーザコンテンツが特定のユーザアカウントによってのみアクセス可能となるように許可すること(すなわち、「ホワイトリスト」)を可能にするインターフェース制御部又は要素が表示されてもよい。
【0063】
[0071]ステップ208において、システムは、極秘メッセージがユーザアカウントに送信されたという通知を少なくとも1つの受信ユーザアカウントに送信し、極秘メッセージは、期限満了時間値の持続時間にわたって受信ユーザアカウントによってアクセス可能である。極秘メッセージは、受信ユーザアカウントに関連付けられた受信ユーザデバイスで表示されているメッセージによってのみアクセス可能であってもよく、オーディオ、ビデオ、又はオーディオビジュアルメディアメッセージの場合に再生可能であってもよく、又は通信プラットフォーム内で任意の同様の適切な方法で別途アクセス可能であってもよい。
【0064】
[0072]いくつかの実施形態では、極秘メッセージを閲覧できないように、極秘メッセージは、視覚マスクを有するコンテナ内に表示される。ユーザがコンテナをクリックすると、視覚マスクが除去され、極秘メッセージを閲覧することができる。いくつかの実施形態では、視覚マスクは、情報が極秘であり、ユーザが要素と対話するときに表示されることを示すテキストを含む。極秘メッセージがデフォルトでどのように表示されるかについて、他の可能性も考えられる。いくつかの実施形態では、送信ユーザアカウントは、極秘メッセージがどのように表示されるかの異なる態様を制御することができ、このような制御部は、極秘メッセージが作成されているときに極秘データユーザインターフェース内に現れる。
【0065】
[0073]いくつかの実施形態では、システムは、極秘メッセージを暗号化する。いくつかの実施形態では、極秘メッセージの暗号化は、受信ユーザアカウントに関連付けられたハッシュ値に基づく。セキュリティ又は暗号鍵、アカウントレベルの個人識別番号(PIN)、例えば、トランスポート層セキュリティ(TSL)暗号化などの非ハッシュベースの暗号化、若しくは任意の他の適切な形態の暗号化又はハッシュ化が考えられる。いくつかの実施形態では、システムは、ローカル又はリモートデータストレージデバイス、リモートリポジトリ、クラウドストレージ場所、又は他の適切なストレージ場所などのデータリポジトリに暗号化極秘メッセージを一時的に記憶する。システムはその後、極秘メッセージが受信ユーザアカウントに送信されたという表示を受信ユーザアカウントに提供する。システムはその後、受信ユーザアカウントによって暗号化極秘メッセージにアクセスする試みを受信する。受信ユーザアカウントが期限満了時間値内の極秘暗号化メッセージにアクセスする場合には、システムは、暗号化極秘メッセージを復号し、暗号化されていない形態の極秘メッセージを受信ユーザアカウントに提供する。システムはその後、一時的に記憶された暗号化極秘メッセージをデータリポジトリから除去(すなわち、恒久的に削除)する。システムは、暗号化極秘メッセージを復号する前に、受信ユーザアカウントを認証する。認証は、OAuth、多要素認証、又は任意の他の適切なユーザ認証プロセスを含み得る。
【0066】
[0074]いくつかの実施形態では、受信ユーザが極秘メッセージにアクセスすると、システムは、ユーザのアクセスのログとして日付/タイムスタンプを生成する。ログはその後、セキュリティ、監視、及び/又は他の目的など、様々な状況で取得することができる。いくつかの実施形態では、このようなログは、自動的に(例えば、定期的な間隔で、又は設定可能な何らかのトリガイベント時に)又は手動でログファイルにエクスポートすることができる。
【0067】
[0075]いくつかの実施形態では、期限満了時間ウィンドウが経過すると、極秘メッセージが削除され、コンテンツもまた、該当する場合、極秘メッセージを取得した任意のクラウドストレージ又は他のデータリポジトリを含む、極秘メッセージが存在する任意の場所から恒久的に削除される。いくつかの実施形態では、いずれの極秘メッセージの記録も残らず、コンテナは完全に削除される。他の実施形態では、コンテナウィンドウは残るが、極秘メッセージがもはやアクセスできなくなったという視覚的及び/又はテキスト表示が現れる。いくつかの実施形態では、極秘メッセージがチャットログ内で送信されたという情報が記録されるが、期限満了時間値が経過する前にも後にも、極秘メッセージは現れない。
【0068】
[0076]いくつかの実施形態では、期限満了時間ウィンドウが経過するとコンテンツが恒久的に削除されるのではなく、代わりにコンテンツは、受信ユーザアカウント、及び任意選択的に追加のユーザにもアクセス可能となるように編集、修正、及び継続される。一例として、極秘文書は、少量の極秘コンテンツと混合された大量の機密性のないコンテンツを含む場合があり、極秘コンテンツは、ファイルメタデータで示されるか、又は他の方法で示される。期限満了時間ウィンドウが経過すると、文書は、機密性のないコンテンツが未編集のままである間、示された極秘コンテンツが改訂又は完全に削除されるように修正されるように、自動的に構成され得る。期限満了時間値が経過したときに文書及びメッセージを編集又は修正するために、多くの他のこのような可能性が存在し得る。いくつかの実施形態では、極秘コンテンツは、削除されて異なるコンテンツに置き換えられてもよい。例えば、極秘コンテンツを有する文書ファイルが削除され、期限満了時間ウィンドウが経過すると、文書ファイルの改訂バージョンがこれに置き換わってもよい。
【0069】
[0077]いくつかの実施形態では、ソースファイル又は文書を完全に削除するのではなく、他のアクションを取ることができる。例えば、様々な実施形態では、ファイルは、アーカイブストレージデバイス又はクラウドの場所などの異なるストレージ場所に転送されてもよく、又は第三者アーカイブサービスを使用して保管されてもよい。
【0070】
[0078]図2Bは、いくつかの実施形態で実行し得る別の例示的な方法を示すフローチャートである。
【0071】
[0079]ステップ214において、システムは、送信クライアントデバイスから入力メッセージを受信する。いくつかの実施形態では、送信クライアントデバイスは、通信インターフェースの入力セクションを介して入力メッセージを投稿する。例えば、通信インターフェースは、チャットウィンドウ又は同様の会話UI要素などを介して、会話を表示していてもよい。通信インターフェース内で、UI要素は、会話の一部としてメッセージを投稿するために、送信クライアントデバイスに関連付けられた送信ユーザアカウントがメッセージ(例えば、テキストメッセージ)を入力ウィンドウに入力することを可能にする。
【0072】
[0080]ステップ216において、システムは、図2Aのステップ204に関連して上述されたように、極秘メッセージを入力するための要件を判定する。
【0073】
[0081]ステップ218において、システムは、図2Aのステップ206に関連して上述されたように、極秘メッセージを受信するための入力セクション及び期限満了時間値を設定するためのインターフェース制御部を含む、極秘データユーザインターフェースを提供する。
【0074】
[0082]ステップ220において、システムは、極秘データユーザインターフェースの入力セクション及びインターフェース制御部を介して送信クライアントデバイスによって投稿された、極秘メッセージ及び期限満了時間値を受信する。いくつかの実施形態では、極秘メッセージ及び期限満了時間値は、リモートクラウドストレージ及び他の適切なリポジトリなどのリモートリポジトリに送信される。いくつかの実施形態では、極秘データユーザインターフェースは、極秘メッセージをクライアント管理のリモートリポジトリ又はクライアント指定の第三者リモートリポジトリに送信するというオプションを提供する。いくつかの実施形態では、受信ユーザが後に極秘メッセージにアクセスすると、システムは、リモートリポジトリから極秘メッセージを取得する。
【0075】
[0083]ステップ222において、システムは、図2Aのステップ208に関連して上述されたように、極秘メッセージがアクセス可能であるという通知を受信クライアントデバイスに送信する。
【0076】
[0084]ステップ224において、システムは、図2Aのステップ208に関連して上述されたように、期限満了時間値内に受信クライアントデバイスで極秘メッセージへのアクセスを提供する。
【0077】
[0085]図4は、通信又はメッセージングプラットフォーム内の極秘情報の格納を提供する例示的な一実施形態400を示す図である。
【0078】
[0086]この例示的な実施形態の通信インターフェース401は、送信ユーザ及び何人かの受信ユーザを含む、何人かの参加者とのチャットルームを表示する。メッセージ入力ウィンドウ402は、通信プラットフォーム内の機密性のないメッセージ入力ウィンドウの一例である。メッセージウィンドウ(又はメッセージバブル)内のいくつかのUI要素は、送信ユーザがメッセージで応答すること、ビデオ会議に切り替えること、又は他のアクションを実行することを可能にする。図3のUI要素314に示されるように、「極秘」と記されたボタンもまた、極秘メッセージを送信するための1つ以上のウィンドウ又はUI要素を開始するために対話することができる。
【0079】
[0087]「極秘」ボタン又は同様のUI要素をクリックすると、ポップアップウィンドウUI要素が会話ウィンドウの上に重なって現れる。これは、極秘データユーザインターフェース404である。一例では、送信ユーザは、メッセージ402に応答するために入力ウィンドウ内にメッセージをタイピングし始めており、次いで、入力されている情報が極秘であるとシステムが判定すると、システムは、極秘情報を入力する必要があると判定している。この場合、情報は、スティーブ・マクパーソナルの住所及び電話番号であり、これらは両方ともPIIであると判定される。これに応答して、極秘データユーザインターフェース404のUI要素は、極秘入力が必要であるとシステムが判定すると自動的にポップアップし、送信ユーザが入力ウィンドウに入力したPIIは、極秘データユーザインターフェースの入力ウィンドウ406にコピーされる。極秘データUIはまた、メッセージが自動削除される時間を表す、いくつかの利用可能な期限満了時間ウィンドウ値のうちの1つを送信ユーザがドロップダウンメニューから選択することを可能にするインターフェース制御部408も提供する。
【0080】
[0088]極秘データUI内の追加のUI要素は極秘文書アップロードボタン410を含み、これは、送信ユーザが極秘文書、ファイル、又はメディアを任意選択的にアップロードすることを可能にする。このような極秘文書は、例えば、ワードプロセッサ文書、スプレッドシート文書、オーディオファイル、暗号化されたテキスト文書、画像のセット、又はビデオファイルであってもよい。いくつかの実施形態では、文書は、潜在的なウイルス、マルウェア、及び/又は他のセキュリティ脅威について、システムによって自動的にスキャンされてもよい。極秘メッセージをキャンセルするために、極秘データUI内にキャンセルボタンも現れ、受信ユーザとして会話の参加者に送信される極秘メッセージを会話内で投稿するために、PII送信412ボタンが現れる。
【0081】
[0089]図5Aは、いくつかの実施形態による、送信ユーザワークフローの例示的な一実施形態500を示す図である。
【0082】
[0090]ステップ502において、送信ユーザ(すなわち、極秘メッセージを送信するユーザアカウントに関連付けられたユーザ)は、通信プラットフォームの通信インターフェース内のPII又は極秘データモジュールをクリックする。具体的には、送信ユーザは、例えば、図3又は図4に示されるように、チャット又は会話ウィンドウ並びにメッセージを入力するための標準的な入力ウィンドウを含み得る、通信インターフェースを提示される。送信ユーザは、送信ユーザが極秘データであると知っているデータを転送する必要がある。標準的なチャット入力ウィンドウの上のモジュールは、ボタン又は他の対話型UI要素として提示されてもよく、例えば「極秘データを入力」、「PIPを入力」、「極秘メッセージを送信」などとして記される。モジュールをクリックするか又は別の方法で対話すると、別のウィンドウ(例えば、ポップアップウィンドウ又は他の格納された要素)が現れる。別のウィンドウは、例えば、極秘データユーザインターフェース404に関連して図4に示されるように、「機密情報をアップロード」などとして記されてもよい。別のウィンドウは、極秘メッセージをアップロードし、極秘メッセージがどのように送信されるかについての制御を設定するための様々な構成要素又は要素を含み得る。例示的な実施形態では、このような制御部は、タイトルを入力するための入力フィールド、期限満了ウィンドウ(すなわち、期限満了時間値)を設定するためのドロップダウンメニュー、及び極秘メッセージを入力するための入力ウィンドウを含む。
【0083】
[0091]ステップ504において、送信ユーザは、タイトルを入力するための入力フィールドにタイトルを入力することによって、コンテンツにタイトルを付ける。このタイトルは、(1人又は複数の)受信ユーザがコンテンツの関連性を確認することを可能にするように機能し、中に格納された極秘メッセージに何らかのコンテキストを提供する。タイトルはまた、発見タスクを助けることもできる。いくつかの実施形態では、タイトルは、後の検索アクティビティのために索引付け可能である。いくつかの実施形態では、タイトルはまた、会話に関するチャットログに現れてもよい。
【0084】
[0092]ステップ506において、送信ユーザは、期限満了ウィンドウを設定するためのドロップダウンメニューと対話することによって、期限満了ウィンドウ、すなわち期限満了時間値を設定する。期限満了ウィンドウを設定するためのこのドロップダウンメニューは、インターフェース制御部408に関連して図4に示されている。送信ユーザは、いくつかの所定の持続時間(例えば、5分、1時間、1日など)のうちの1つについて期限満了時間値を設定することができる。いくつかの実施形態では、メニューオプションは「無期限」を含んでもよく、これは、会話内に有効期限を持たないように極秘メッセージのアクセシビリティを構成する。いくつかの実施形態では、ドロップダウンメニュー又は極秘データユーザインターフェース内の何らかの他の要素は、例えば、各受信ユーザが極秘メッセージにアクセスするとき、送信ユーザが極秘メッセージを送信するとき、第1の受信ユーザが極秘メッセージにアクセスするとき、各受信ユーザが送信されている極秘メッセージに関する通知を受信するとき、又は期限満了ウィンドウを開始するための任意の他の適切な条件で有効期限が切れるか否かを送信ユーザが選択することを可能にする。
【0085】
[0093]ステップ508において、送信ユーザは、極秘メッセージを入力するための入力ウィンドウにテキストデータなどのデータを入力する。この入力ウィンドウは、入力ウィンドウ406に関連して図4に示されている。いくつかの実施形態では、送信ユーザは、フォーマット化のために複数行テキストを入力することができる。いくつかの実施形態では、絵文字又は他の非テキスト記号若しくは表現を入力するために、追加のオプションが存在してもよい。いくつかの実施形態では、例えば、「+極秘文書」、「極秘文書をアップロード」、「極秘ファイルを添付」などとして記されるUI要素は、極秘データユーザインターフェース内に現れる。送信ユーザは、極秘文書として送信されるファイル又は文書をアップロードするために、UI要素をクリックするか、又は他の方法でこれと対話することができる。これの一例は、極秘文書アップロードボタン410に関連して図4に示されている。
【0086】
[0094]ステップ510において、送信ユーザは、極秘データユーザインターフェース上に現れる「送信」ボタン又は他のUI要素をクリックするか、又は他の方法でこれと対話する。いくつかの実施形態では、「送信」UI要素は、PII送信ボタン412に関連して図4に示されている。送信ユーザが「送信」ボタンをクリックすると、送信ユーザは、この極秘コンテンツを後に編集することができないことを送信ユーザに通知する確認ウィンドウで促される。いくつかの実施形態では、「今後これを表示しない」などと記された確認ウィンドウ内に存在するチェックボックスUI要素があってもよく、これは、確認ウィンドウが将来のセッションに現れるのを防止する。「送信」、「OK」などと記されたボタンをクリックすると、システムは、極秘メッセージ、極秘ファイル又は文書、若しくは両方を送信することを試みる。いくつかの実施形態では、極秘メッセージを送信する試みに失敗すると、送信ユーザは、試みの失敗を知らせるエラーメッセージ又は他の通知を受信してもよく、次のステップの何らかの命令、エラーコード、又は同様のメッセージを提供してもよい。
【0087】
[0095]図5Bは、いくつかの実施形態による、受信ユーザワークフローの例示的な一実施形態550を示す図である。
【0088】
[0096]ステップ552において、受信ユーザは、通信プラットフォームの通信インターフェース内のPII又は極秘データモジュールをクリックする。図5Aのように、通信インターフェースは、チャット又は会話ウィンドウであってもよい。PIIモジュールは、例えば、「極秘データ」、「極秘データのみ」、「極秘データをアップロード」、「PII」などとして記されたコンテナとして現れてもよい。いくつかの実施形態では、コンテナは、メッセージウィンドウ、メッセージバブル、又は特定のユーザからのメッセージを示す他のUI要素内に配置される。例えば、PIIモジュールは、図5Aからの送信ユーザからのメッセージ内のコンテナとして現れてもよい。いくつかの実施形態では、PIIモジュールは、図5Aのステップ504で送信ユーザによって設定されたタイトルなどのタイトル、及び/又は図5Aのステップ506で送信ユーザによって設定された期限満了ウィンドウなどの期限満了ウィンドウを追加で含むことができる。タイトル及び期限満了ウィンドウの両方は、ユーザがPIIモジュールと対話又はこれをクリックすることなく、PIIモジュール内に現れることができる。いくつかの実施形態では、PIIモジュールはまた、例えば、ロックアイコン及び「極秘情報を開く」などと記されたボタンなどの要素も含むことができる。ユーザがPIIモジュールと対話する前に、極秘メッセージもコンテンツも視認又はアクセスすることができない。
【0089】
[0097]ステップ554において、受信ユーザは、通信プラットフォーム内で認証する。いくつかの実施形態では、受信ユーザは、例えばポップアップウィンドウ又は別個の画面上に現れるモーダルログインインターフェースを提示される。モーダルログインインターフェースは、「あなたのアカウントにログインして下さい」、「あなたのユーザアカウントを認証して下さい」などのメッセージを含むことができる。いくつかの実施形態では、ユーザ認証プロセスは、受信ユーザが、ロック解除されたクライアントデバイスへのアクセスを有する傍受者などの別の意図しない受信者ではなく、実際には意図された受信ユーザであることを確認するために、通信プラットフォーム内の受信ユーザアカウントを認証又は再認証することを伴うことができる。
【0090】
[0098]ステップ556において、受信ユーザは、極秘メッセージを閲覧するか又は別の方法でこれにアクセスする。これは、例えば、テキストメッセージを閲覧すること、いずれかのアップロードされたファイル、文書、又はメディアを閲覧、アクセス、又は再生すること、若しくは同様の形態で極秘コンテンツにアクセスすることを含むことができる。いくつかの実施形態では、極秘データは、モーダルポップアップウィンドウなどの別個のコンテナ内で閲覧又はアクセスされる。いくつかの実施形態では、受信ユーザはテキストをコピーしてもよく、いくつかの実施形態では、デフォルトで有効化されるか又は送信ユーザ若しくは彼らの関連組織によって設定されたセキュリティ制御により、ユーザがテキストをコピーすることを禁止されてもよい。いくつかの実施形態では、文書、ファイル、又はメディアは、通信インターフェース内で直接閲覧又はアクセスするためのオプションを有してもよい。例えば、ウィンドウ内の文書は、通信インターフェース内に現れて、受信ユーザが文書にアクセスすることを可能にし、いくつかの実施形態では、文書をローカルに(例えば「ダウンロード」又は「保存」UI要素又はメニューオプションを介して)保存することを可能にすることができる。いくつかの実施形態では、受信ユーザは、(例えば、デフォルトで、又は送信ユーザによって規定されるように)文書をダウンロード又は保存することができない場合がある。いくつかの実施形態では、通信プラットフォーム内にユーザアクティビティを記録するために、様々なアクセスオプション及び/又はオプションのユーザ選択が、セキュリティ情報イベント管理(SIEM)ツール、クラウドアクセスセキュリティブローカ(CASB)などの動作の一部として記録される。いくつかの実施形態では、ユーザが極秘メッセージを閲覧又はアクセスすると、期限満了時間値が開始されるように(例えば、デフォルトで、又は送信ユーザによって)設定され、カウントダウンを開始する。
【0091】
[0099]ステップ558において、受信ユーザは、PII又は極秘データモジュールを閉じる。極秘データに関するタスクを終了すると、ユーザはモーダルポップアップウィンドウ又は他の別個のコンテナ要素を閉じる。いくつかの実施形態では、ユーザは代わりに、例えば、サインアウトすること、アプリケーション全体を閉じること、又は一定期間アイドルのままでいることなどによって、通信プラットフォーム自体を閉じるか、終了するか、又は切断することができる。場合によっては、ユーザは、期限満了時間ウィンドウが経過する間に極秘データを閲覧又はアクセスしている可能性がある。このような場合、ユーザは、期限満了ウィンドウが経過していることに関するメッセージでシステムによって自動的に閉じられるポップアップウィンドウ又はコンテナを有してもよい。いくつかの実施形態では、ユーザは、期限満了ウィンドウが経過する10分前など、期限満了ウィンドウが経過する前の1つ以上の特定の時間間隔で何らかの警告表示を受信してもよい。いくつかの実施形態では、ユーザが文書を閲覧している間に期限満了タイマが表示され、期限満了時間ウィンドウが開始されている場合、リアルタイムでカウントダウンする。いくつかの実施形態では、ユーザは、期限満了タイマを手動で開始するための確認プロンプトを受信してもよい。
【0092】
[0100]ステップ560において、受信ユーザは、仕事に戻るか、通信プラットフォームを使用して行っていた仕事又は個人的な会話に戻るか、若しくは極秘メッセージコンテンツ、会話ウィンドウ、及び/又は通信プラットフォーム全体から他の方法で離脱する。いくつかの実施形態では、受信ユーザは、適用可能かつ(例えば、デフォルトで、又は送信ユーザによって)そのように設定されている場合、定義された期限満了の瞬間まで、極秘メッセージを再開封することが任意選択的に許可される。いくつかの実施形態では、受信ユーザは、極秘メッセージを再開封するために、通信プラットフォーム内で受信ユーザアカウントを再認証しなければならない。いくつかの実施形態では、極秘メッセージ設定は、ユーザが所定回数だけ極秘メッセージを再開封し得るように確立され得る。例えば、送信ユーザ又は彼らの組織は、各受信ユーザが1回のみ極秘コンテンツにアクセスすることができ、その後、期限満了時間ウィンドウが経過した場合と同様に、コンテンツにアクセスできなくなると規定してもよい。
【0093】
[0101]図6は、いくつかの実施形態の処理を実行し得る例示的なコンピュータを示す図である。例示的なコンピュータ600は、いくつかの実施形態と一致する動作を実行することができる。コンピュータ600のアーキテクチャは例示的である。コンピュータは、様々な他の方法で実装することができる。本明細書の実施形態によれば、多種多様なコンピュータを使用することができる。
【0094】
[0102]プロセッサ601は、コンピュータプログラムを実行するなどの計算機能を実行することができる。揮発性メモリ602は、プロセッサ601にデータの一時的なストレージを提供することができる。RAMは、揮発性メモリの一種である。揮発性メモリは通常、その記憶された情報を維持するために電力を必要とする。ストレージ603は、データ、命令、及び/又は任意の情報にコンピュータストレージを提供する。ディスク及びフラッシュメモリを含む、通電されていないときでもデータを保存することができる不揮発性メモリは、ストレージの一例である。ストレージ603は、ファイルシステム、データベースとして、又は他の方法で編成されてもよい。データ、命令、及び情報は、プロセッサ601による処理のために、ストレージ603から揮発性メモリ602内にロードされ得る。
【0095】
[0103]コンピュータ600は、周辺機器605を含んでもよい。周辺機器605は、キーボード、マウス、トラックボール、ビデオカメラ、マイクロフォン、及び他の入力デバイスなどの入力周辺機器を含むことができる。周辺機器605は、ディスプレイなどの出力デバイスも含むことができる。周辺機器605は、CD-R及びDVD-Rレコーダ/プレーヤなどのリムーバブルメディアデバイスを含むことができる。通信デバイス606は、コンピュータ100を外部媒体に接続することができる。例えば、通信デバイス606は、ネットワークへの接続を提供するネットワークアダプタの形態を取ることができる。コンピュータ600はまた、様々な他のデバイス604を含むことができる。コンピュータ600の様々な構成要素は、バス、クロスバー、又はネットワークなどの接続媒体によって接続することができる。
【0096】
[0104]先行する詳細な説明のいくつかの部分は、コンピュータメモリ内のデータビットに対する演算のアルゴリズム及び記号表現に関して提示されてきた。これらのアルゴリズムの記述及び表現は、データ処理分野の当業者の研究の内容を他の当業者に最も効果的に伝えるために、これらの当業者によって使用される方法である。アルゴリズムは、ここでは、そして一般的に、所望の結果をもたらす自己矛盾のない一連の演算であると考えられる。演算は、物理量の物理的操作を必要とするものである。通常、必ずしもそうとは限らないが、これらの量は、記憶、結合、比較、及び他の方法で操作することができる、電気信号又は磁気信号の形態を取る。これらの信号をビット、値、要素、記号、文字、用語、数字などとして参照することは、主に慣用の理由から、ときには便利であることが証明されている。
【0097】
[0105]しかしながら、これら及び同様の用語のすべては、適切な物理量に関連付けられるべきであり、これらの量に適用された便利なラベルに過ぎないことに留意すべきである。上記の説明から明らかであると別途明確に述べられていない限り、説明全体を通して、「識別する」又は「判定する」又は「実行する」又は「行う」又は「収集する」又は「作成する」又は「送信する」などの用語を利用する説明は、コンピュータシステムのレジスタ及びメモリ内の物理(電子)量として表されるデータを、コンピュータシステムのメモリ又はレジスタ若しくは他のこのような情報ストレージデバイス内の物理量として同様に表される他のデータに操作又は変換するアクション又はプロセスを参照することが理解される。
【0098】
[0106]本開示は、本明細書の動作を実行するための装置にも関する。この装置は、意図された目的のために特別に構成されてもよく、又はこれは、コンピュータに記憶されたコンピュータプログラムによって選択的に起動又は再構成される汎用コンピュータを備えてもよい。このようなコンピュータプログラムは、各々がコンピュータシステムバスに結合された、フロッピーディスク、光ディスク、CD-ROM、及び光磁気ディスクを含む任意のタイプのディスク、読み出し専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、EPROM、EEPROM、磁気又は光カード、若しくは電子命令を記憶するのに適した任意のタイプのメディアなどの、ただしこれらに限定されないコンピュータ可読記憶媒体に記憶することができる。
【0099】
[0107]本明細書の教示によるプログラムと共に様々な汎用システムを使用することができ、方法を実行するためにより特殊化された装置を構築することが便利であると証明することができる。様々なこれらのシステムの構造は、上記の説明に明記された通りに現れる。加えて、本開示は、いかならう特定のプログラミング言語を参照しても説明されない。本明細書に記載される開示の教示を実施するために、様々なプログラミング言語が使用され得ることが理解されるだろう。
【0100】
[0108]本開示は、本開示によるプロセスを実行するようにコンピュータシステム(又は他の電子デバイス)をプログラムするために使用され得る命令を記憶した機械可読媒体を含み得る、コンピュータプログラム製品、又はソフトウェアとして提供され得る。機械可読媒体は、機械(例えば、コンピュータ)によって読み取り可能な形式で情報を記憶するための任意の機構を含む。例えば、機械可読(例えば、コンピュータ可読)媒体は、読み出し専用メモリ(「ROM」)、ランダムアクセスメモリ(「RAM」)、磁気ディスク記憶媒体、光記憶媒体、フラッシュメモリデバイスなどの機械(例えば、コンピュータ)可読記憶媒体を含む。
【0101】
[0109]前述の開示において、本開示の実装形態は、その具体的な例示的な実装形態を参照して説明されてきた。以下の特許請求の範囲に明記された本開示の実装形態のより広い要旨及び範囲から逸脱することなく、様々な修正がなされ得ることは明らかであろう。したがって、本開示及び図面は、限定的な意味ではなく例示的な意味であると見なされるべきである。
図1A
図1B
図2A
図2B
図3
図4
図5A
図5B
図6
【国際調査報告】