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  • 特表-プログラマブル電気バイパス 図1
  • 特表-プログラマブル電気バイパス 図2
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-08
(54)【発明の名称】プログラマブル電気バイパス
(51)【国際特許分類】
   H05K 1/02 20060101AFI20240201BHJP
   H05K 1/11 20060101ALI20240201BHJP
【FI】
H05K1/02 J
H05K1/11 A
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023546033
(86)(22)【出願日】2022-01-27
(85)【翻訳文提出日】2023-09-25
(86)【国際出願番号】 IT2022050009
(87)【国際公開番号】W WO2022162710
(87)【国際公開日】2022-08-04
(31)【優先権主張番号】102021000001541
(32)【優先日】2021-01-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523285683
【氏名又は名称】スペーラ,ダリオ マキシミリアン
【氏名又は名称原語表記】SPERA, Dario Maximilian
【住所又は居所原語表記】Via dell’Accademia Albertina 7, Roma, Italy
(74)【代理人】
【識別番号】100180921
【弁理士】
【氏名又は名称】峰 雅紀
(72)【発明者】
【氏名】スペーラ,ダリオ マキシミリアン
【テーマコード(参考)】
5E317
5E338
【Fターム(参考)】
5E317AA11
5E317BB01
5E317BB11
5E317BB12
5E317BB14
5E317BB15
5E317BB22
5E317CC03
5E317CC13
5E317GG20
5E338AA01
5E338CD12
5E338EE60
(57)【要約】
プログラム可能な電気バイパスに関し、その応用分野として、電子機器が考えられる。本発明を応用する電子機器は、例えば、本発明に係るバイパス体の内部を流れる電場を生成する電荷の向きを調整することに用いられる。従って、本発明に係るプログラマブル電気バイパスは、配向電界によって電力を供給されるデバイスのあらゆるエネルギー表現を通じて、生体系、有機系、無機系に対して作用する電磁的及び機械的な活動を誘発する。さらに、そのような電磁的及び機械的な活動は、ある種の機械の動作の修正及び最適化を可能とする。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プログラマブル電気バイパス(1)であって、
少なくとも1つの導電接続がユニークである単相電流によって給電される回路に適用可能であり、前記プログラム可能な電気バイパスは、特定のハードウェア構造を有し、電荷の配向及び/又は量子状態に応じて様々な適用が可能であるために、同じハードウェアを使用しつつ、単に再プログラムによって、適用のあり方を変化させることが可能であることを特徴とするものであり、
少なくとも1つの導電性の電気的接続;と、
少なくとも1つの入力リードと、
少なくとも1つの出力リードと、
等配向性の電荷及び又は同じ量子状態の電荷とを備える、プログラマブル電気バイパス。
【請求項2】
三相電流給電回路に適用可能であり、3つの導電性接続を備えることを特徴とする、請求項1に記載のプログラマブル電気バイパス。
【請求項3】
前記回路は、フォトリソグラフィーで印刷された回路であって、溶接可能な入力リードと少なくとも1つの出力リードとを有する回路である、請求項1又は2記載のプログラマブル電気デバイス。
【請求項4】
電荷、すなわち、導電性物質のイオン又は電流の電荷がホログラフィック情報転送(HIT)技術によってプログラム可能である、請求項1から3のいずれかに記載のプログラマブル電気デバイス。
【請求項5】
前記回路の少なくとも1つの絶縁ケーシングが樹脂製である、請求項1から4のいずれかに記載のプログラマブル電気バイパス。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プログラム可能な電気バイパスに関し、その応用分野として、電子機器が考えられる。
【0002】
本発明を応用する電子機器は、例えば、本発明に係るバイパス体の内部を流れる電場を生成する電荷の向きを調整することに用いられる。
【0003】
従って、本発明に係るプログラマブル電気バイパスは、配向電界によって電力を供給されるデバイスのあらゆるエネルギー表現を通じて、生体系、有機系、無機系に対して作用する電磁的及び機械的な活動を誘発する。
【0004】
さらに、そのような電磁的及び機械的な活動は、ある種の機械の動作の修正及び最適化を可能とする。
【背景技術】
【0005】
現在、市販されている電気バイパスの目的の1つは、異なるソケット間、ソケットとスイッチ間、及び、複数のスイッチ間に電気ブリッジを作ることである。
【0006】
他の用途には、電気バイパスを用いて回路の電流を迂回させて、主回路から供給される適切ではない電圧や電流からシステムや機械やデバイスを保護することが含まれる。
【0007】
背景技術には、電気バイパスの内部を通る電流によって生じる電磁場の作用を修正可能な電気バイパスは存在しない。従来あった技術はせいぜい、もともと電流を迂回させて生成する電磁場を迂回させることが可能な電気回路に並列に接続する技術に過ぎない。
【0008】
したがって、前述の応用限界を克服することを可能とするプログラマブル電気バイパスを開発することが要請されていた。
【発明の概要】
【0009】
本発明の第1の目的は、バイパスを構成する電荷の配向を可能とするプログラマブル電気バイパスを開発することである。これにより、バイパスを流れる電荷が、配向電界によって電力を供給されるデバイスのあらゆるエネルギー表現を通じて、生体系、有機系、無機系に対して作用する電磁的及び機械的な活動を誘発する。
【0010】
また、そのような電磁的及び機械的な活動は、ある種の機械の動作の修正及び最適化をも可能とする。さらに、本発明に係るバイパス体は、電子デバイスにも作用する。
【0011】
したがって、本発明の目的は、新規のプログラマブル電気バイパスを開発することにより、上述の目的を達成することである。請求項1に記載のプログラマブル電気バイパスは、
少なくとも1つの導電性電気接続と、
少なくとも1つの入力リードと、
少なくとも1つの出力リードと、
-等配向性及び/又は同じ量子状態にある複数の電荷とを備える。
【0012】
本発明の第2の観点は、本発明に係るプログラマブル電気バイパスを用いて、生体系、有機系、無機系に対して作用する電磁的及び機械的な活動を生産する生産方法である。
【0013】
請求項15に記載の生産方法は、
要請に応じた電磁的及び機械的作用を発生させるのに適した配向及び/又は量子状態にある電荷を有するプログラマブル電気バイパスを供給するステップと、
前記プログラマブル電気バイパスを、前記少なくとも1つの入力リードを介して、電源に接続するステップと、
前記プログラマブル電気バイパスを、前記少なくとも1つの出力リードを介して、前記電磁的及び機械的作用を及ぼすべきシステム、又は、所望の作用を生み出すシステムに接続するステップと、
前記システムの電源を入れるステップと、
新たなシステムのそれぞれ、又は、前記システムに適用される新たなプログラマブル電気バイパスのそれぞれに対して、上記のステップを繰り返すステップとを含む。
【0014】
本願発明の主な利点は、本願発明に係るプログラマブル電気バイパスを様々な用途に用いることができる点にある。実際、このバイパスは、異なる実施形態に従って、用途のタイプに応じて作製される。
【0015】
さらに、本願発明に係るプログラマブル電気バイパスは、特定のハードウェア構造を有していても、電荷の配向及び/又は量子状態に応じて、用途を変えることができる。
【0016】
したがって、同じハードウェアを使用するにも関わらず、単に本願発明に係るバイパス体を再プログラミングすることによって、用途を変えることが可能である。
【0017】
本発明の一実施形態によれば、プログラマブル電気バイパスは、入力及び出力リードを有する電気ケーブルである。前記ケーブルは、好ましくは、銀またはアルミニウムで構成される。また、前記ケーブルは、絶縁材料で被覆されたものであってもよい。
【0018】
有利なことに、本実施形態のバイパスは、ある種の疾患の治療に用いられる磁気共鳴装置の電源回路に適用することができる。例えば、骨格に磁場を伝達することによって殺菌及び消毒効果を有する。
【0019】
他にも、電荷の配向及び/又は量子状態によっては、本発明に係るプログラマブル電気バイパスの異なる効果が存在する。これらの特徴は、想定される用途に応じてプログラムされる、本発明に係るバイパス体の製造ステップにおいて定義される。
【0020】
ケーブルの実施形態においては、プログラマブル電気バイパスを製造工場で適用することもできる。ニーズに応じて、所定の成分の特定の同素体が得られるように、所定の合金を条件付けるプログラムも可能である。
【0021】
あるいは、食品工場への適用例として、サイロやミキサーに殺菌作用をもたせることも可能である。
【0022】
本発明に係るプログラマブル電気バイパスの別の実施形態として、このバイパスを機械に適用してプラズマを発生させ、例えばコロナ治療にも用いられる。
【0023】
あるいは、例えば、このバイパスは、オゾン発生機に適用される。例えば、本発明に係るバイパス物体は、プラズマ溶接機に適用可能である。
【0024】
本発明のまた別の実施形態においては、プログラマブル電気バイパスは、フォトリソグラフィでプリントされた回路基板として実施される。
【0025】
この実施形態において、本発明に係るプログラマブル電気バイパスは、例えば、LCDスクリーン、QLEDスクリーン、OLEDスクリーン、スマートフォン及びタブレットなどの携帯型デバイスにも非携帯型デバイスにも挿入される。
【0026】
そして、例えば、デバイスのユーザの身体における抗炎症及び鎮痛作用などの治療作用を実行するようにプログラムされる。あるいは、本発明に係るプログラマブル電気バイパスは、挿入された装置の動作モードを最適化するようにプログラムされる。
【0027】
さらに、本発明のこの実施形態において、プログラマブル電気バイパスは、イヤホンおよび3Dビューアなどのウェアラブルデバイスにも相性がよく、治癒作用、例えば、抗炎症および/または鎮痛作用を有する。加えて、電磁場によって生じる身体への有害な影響を打ち消すことができる。デバイスによって生成される電磁場を伝達及び/又は利用することができる。
【0028】
本発明に係るバイパス体を組み込むことができるウェアラブルデバイスには、例えば、心拍数モニタ、スマートウォッチなどがあり、血管拡張または血管収縮作用を有するようにプログラムすることができる。
【0029】
本発明の様々な実施例は、詳細を述べているが実施例がこれらに限られるわけではない。ユーザーの様々なニーズや応用分野に応じて、本発明の優れた適用可能性と無限のプログラム可能性が示されている。
【0030】
従属請求項には、本発明の好ましい実施形態が記載されている。
【図面の簡単な説明】
【0031】
本発明のさらなる特徴および利点は、非限定的な例として示される、プログラマブル電気バイパスの好ましいが排他的ではない2つの実施形態の詳細な説明によりさらに明らかになるであろう。
【0032】
ここで、これらの実施形態を説明する助けとして、実施形態を限定しない図面を用いる。
【0033】
これらの図面は、以下の通りである。
図1】本発明に係る第1の実施形態の斜視図を示す図である。
図2】本発明に係る第1の実施形態の別の斜視図を示す図である。 図中の同じ符号は、同じ構成要素を指す。
【発明を実施するための形態】
【0034】
図1を参照して、プログラマブル電気バイパスの第1の実施例が示されている。符号1を用いて全体的に示されている。
【0035】
この第1の実施形態によれば、プログラマブル電気バイパスは:
―少なくとも1つの導電性電気接続を備える。ここでは、少なくとも1つの電気ケーブルを備える。実際、本発明を単相電流によって電力供給される回路へ適用する場合、本実施例に係るプログラマブル電気バイパスはケーブルを1つ備える。本発明を三相電流によって電力供給される回路へ適用する場合、3つのケーブルを備える。ケーブルは、銀、アルミニウム、リチウム、マグネシウム、ニッケル、銅、それらの合金、または炭素質材料などの導電性材料で作られる。
【0036】
さらに、本実施例に係るプログラマブル電気デバイスは、
―少なくとも1つの入力リードと、
―少なくとも1つの出力リードとを備える。
【0037】
この少なくとも1つの入力リードは、電気製品、ケーブル又は電源側に溶接され又は固定される。また、この少なくとも1つの出力リードは、電気製品、又は、生体系、有機系若しくは無機系のケーブル、若しくは、機械若しくは装置のケーブルに溶接され又は固定される。
【0038】
さらに、本実施例に係るプログラマブル電気デバイスは、
―等配向性の電荷及び/又は同じ量子状態にある電荷を備える。この電荷は、ホログラフィック情報転送(HIT)技術を用いてプログラマブル電気バイパスの製造中にプログラムされる。
【0039】
有利なことに、プログラミングモードに応じて、また、使用される導電性材料に応じて、複数の目的に合わせて電荷をプログラムすることが可能である。この特徴により、プログラマブル電気バイパスは、様々なアプリケーションに適した汎用ツールとなる。
【0040】
例えば、本発明は、磁気共鳴回路、製造プラント、特に食品プラント及び医薬プラントに適用可能である。
【0041】
製薬工場の場合、プログラマブル電気バイパスは、生産ラインに設置され、電磁的及び/又は機械的な作用によって薬品を機能化し、新たな治療効果を付加したり、既存の治療効果を最適化したりすると期待される。
【0042】
この可能性は、以下の利点があるといえる。医薬品製造業者にとっては、製造ラインを変更することなく、本発明によって既存の医薬品に新たな治療効果を機能させることができる。消費者にとっては、1つ又は複数の医薬品によって従来与えられていた治療効果が強調され、最適化される。
【0043】
本実施例に係るプログラマブル電気バイパスは、少なくとも1つの入力リード及び少なくとも1つの出力リードを覆わないで残す少なくとも1つの絶縁ケーシングを含むものであってもよい。
【0044】
図2は、プログラマブル電気バイパスの第2の実施例を示しており、符号10で全体的に示されている。
【0045】
この第2の実施形態によれば、プログラマブル電気バイパスは:
少なくとも1つの導電性電気接続部を備える。フォトリソグラフィに用いられるグラフェンプリント回路基板である。この実施形態は、スマートフォン、タブレット、スマートウォッチなどのマイクロエレクトロニクスおよびナノエレクトロニクスの分野における用途に適している。
【0046】
また、第2の実施形態に係るプログラマブル電気デバイスは、
少なくとも1つの入力リードと、
少なくとも1つの出力リードと、
等配向性及び/又は同じ量子状態にある電荷とをさらに備える。
【0047】
この実施形態は、少なくとも1つの絶縁ケーシングを備えるものであってもよい。この絶縁ケーシングは、炭素質又は金属材料回路を含む基板である。この実施形態において、上記の少なくとも1つの絶縁ケーシングは、樹脂製であることが好ましい。
【0048】
上記の少なくとも1つの入力リード及び少なくとも1つの出力リードは、接点であり、上記の少なくとも1つの絶縁ケースによって覆われていない。
【0049】
有利なことには、この実施形態は、本発明に係るバイパスをポータブルおよびウェアラブルデバイスに適用することを可能にする。さらに、本発明は、これらのデバイスに治癒特性を付与し、例えば、抗炎症および鎮痛作用を活性化する。または、本発明は、これらのデバイスの使用に起因して身体に作用する電磁場の有害な影響を最小限にすることによって、機能を最適化する。
【0050】
本発明の別の観点には、プログラム可能な電気バイパスによって、生体系、有機系、無機系に対して、電磁的及び機械的作用を生じさせる方法が含まれる。
【0051】
この方法は、要請に応じた電磁的及び機械的作用を発生させるのに適した配向及び/又は量子状態にある電荷を有するプログラマブル電気バイパスを供給するステップと、
前記プログラマブル電気バイパスを、前記少なくとも1つの入力リードを介して、電源に接続するステップと、
前記プログラマブル電気バイパスを、前記少なくとも1つの出力リードを介して、前記電磁的及び機械的作用を及ぼすべきシステム、又は、所望の作用を生み出すシステムに接続するステップと、
前記システムの電源を入れるステップと、
新たなシステムのそれぞれ、又は、前記システムに適用される新たなプログラマブル電気バイパスのそれぞれに対して、上記のステップを繰り返すステップとを含む。
図1
図2
【国際調査報告】