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特表2024-506050官能特性を向上させるための飲料カップ用蓋
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-08
(54)【発明の名称】官能特性を向上させるための飲料カップ用蓋
(51)【国際特許分類】
   B65D 51/24 20060101AFI20240201BHJP
   A23L 2/00 20060101ALI20240201BHJP
   A23L 2/56 20060101ALI20240201BHJP
【FI】
B65D51/24
A23L2/00 B
A23L2/56
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023547879
(86)(22)【出願日】2022-02-11
(85)【翻訳文提出日】2023-08-08
(86)【国際出願番号】 EP2022053353
(87)【国際公開番号】W WO2022175175
(87)【国際公開日】2022-08-25
(31)【優先権主張番号】2101489
(32)【優先日】2021-02-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】590002013
【氏名又は名称】ソシエテ・デ・プロデュイ・ネスレ・エス・アー
(74)【代理人】
【識別番号】100088155
【弁理士】
【氏名又は名称】長谷川 芳樹
(74)【代理人】
【識別番号】100107456
【弁理士】
【氏名又は名称】池田 成人
(74)【代理人】
【識別番号】100162352
【弁理士】
【氏名又は名称】酒巻 順一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100140453
【弁理士】
【氏名又は名称】戸津 洋介
(72)【発明者】
【氏名】パルツァー, ステファン
(72)【発明者】
【氏名】グレロン, マリー‐アメリ, フランソワーズ スザンヌ
(72)【発明者】
【氏名】ニーダーライター, ゲルハルト
(72)【発明者】
【氏名】ガラフ, ニコラ
【テーマコード(参考)】
3E084
4B117
【Fターム(参考)】
3E084AA02
3E084AA12
3E084AB01
3E084BA01
3E084CA01
3E084CB02
3E084CC03
3E084CC07
3E084DA01
3E084FC01
3E084GA08
3E084GB11
3E084GB12
3E084JA20
3E084KB01
3E084LB02
3E084LC01
3E084LD01
4B117LC03
4B117LE10
4B117LL01
4B117LP17
(57)【要約】
本発明は、カップ(2)の上部開口部を閉じるための蓋(1)を対象とし、カップ(2)は、冷たい又は熱い、液体又は半液体の食品又は飲料製品を収容し、蓋(1)は、実質的に平坦な本体(3)と、蓋をカップの上縁部(5)に取り付けるために下方に延びる周縁リム5とを備え、蓋は、飲み口(6)を更に備えており、少なくとも1つの揮発性香気製品を含むコーティング(7)を備え、コーティング(7)が、液体又は半液体の食用製品が飲み口(6)を通ってすすり込まれるときに、液体又は半液体の食用製品に混合される空気と共に前記揮発性香気製品を放出するように適合されていることを特徴とする。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
カップ(2)の上部開口部を閉じるための蓋(1)であって、前記カップ(2)が、冷たい又は熱い、液体又は半液体の食品又は飲料製品を収容し、前記蓋(1)が、実質的に平坦な本体(3)と、前記蓋を前記カップ(2)の上縁部(5)に取り付けるために下方に延びる周縁リム(4)とを備え、前記蓋(1)が飲み口(6)を更に備えており、少なくとも1つの揮発性香気製品を含むコーティング(7)を備え、前記コーティング(7)が、前記液体又は半液体の食用製品が前記飲み口(6)を通ってすすり込まれるときに、前記液体又は半液体の食用製品に混合される空気と共に前記揮発性香気製品を放出し、かつ/又は前記製品が熱い場合には前記製品によって生成される蒸気と接触することによって前記香気製品を放出するように適合されていることを特徴とする、蓋(1)。
【請求項2】
前記揮発性香気製品が、前記コーティング(7)内にマイクロカプセル化されている、請求項1に記載の蓋(1)。
【請求項3】
前記揮発性香気製品が、制御放出機構のためのゼリー状マトリックスコーティングに封入されている、請求項1に記載の蓋(1)。
【請求項4】
前記揮発性香気製品が、前記蓋の表面にコーティングされた又は同様に取り付けられたカプセル内に貯蔵され、前記カプセルが、所定の温度で溶融して前記揮発性活性製品を放出するように適合されている、請求項1に記載の蓋(1)。
【請求項5】
前記揮発性香気製品が、果実、花、植物、スパイス、生豆コーヒー若しくは焙煎コーヒー、チョコレート、キャンディ、又はそれらの混合物の香気、抽出物若しくは精油を含むリスト内で選択される、天然若しくは人工の風味若しくは香気、又は精油である、請求項1から4のいずれか一項に記載の蓋(1)。
【請求項6】
セルロース繊維、紙(白又はクラフト)、ボール紙、竹繊維、リンゴ繊維、サトウキビ繊維、バガス、アボカド繊維、米若しくは小麦繊維、ペクチン、鉱物粉末(石粉又は砂など)、ポリ乳酸(PLA)、ポリヒドロキシアルカノエート(PHA)、ポリブチレートアジペートテレフタレート(PBAT)、ポリブチレンサクシネート(PBS)などの生分解性ポリマー、又は再生ポリオレフィン若しくはポリエステル、又はそれらの混合物を含むリスト内で選択される持続可能な材料から製造される、請求項1から5のいずれか一項に記載の蓋(1)。
【請求項7】
平坦なブランク材を蓋の所望の形状に熱成形することによって製造される、請求項1から6のいずれか一項に記載の蓋(1)。
【請求項8】
前記蓋本体(3)の内面が、薄い疎水性コーティングでコーティングされている、請求項1から7のいずれか一項に記載の蓋(1)。
【請求項9】
請求項1から6のいずれか一項に記載の蓋(1)によって閉じられたカップ(2)を備える、食品又は飲料の液体又は半液体製品を包装及び供給するための、閉じられたパッケージ(2)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、消費者の官能体験を向上させることを可能とする、飲料カップを閉じるための蓋に関する。
【0002】
[背景技術]
食用液体又は半液体製品の消費において、カップ用蓋は広く知られており、使用されている。これらはカップを閉じる実用的かつしっかりとした方法を提供し、特に場所を変えながらの消費においてカップを動かしたときに製品がこぼれないことを確実にする。
【0003】
カップ用蓋は一般に単純な構造であって、平坦なディスク状本体からなり、カップの上縁部に取り付けるために下方に延びる周縁リムを有する。過去には(ポリスチレンなどの)熱成形プラスチック製であったが、近年の環境問題に対する意識と、プラスチックの使用を減らして置き換える必要性とにより、例えば紙などの他の材料が使用されている。
【0004】
また、既知のカップ用蓋のほとんどが、蓋本体と一体的に形成される飲み口を備え、消費者が飲み口用蓋を挿入すること、又は当該飲み口からカップの内容物を直接すすることを可能にする。
【0005】
近年、消費者は、食品及び飲料摂取の快適な経験を維持しながら、より健康的な栄養摂取の必要性をより意識するようになっている。場所を変えながらの方法でカップから飲む、より健康的であるが栄養的に優しい経験を消費者に提供することができる解決策は、今日において存在しない。
【0006】
[発明の概要]
本発明は、カップの上部開口部を閉じるための蓋を有する既存の解決策の上述の欠点に対する解決策を提供し、カップは、冷たい又は熱い、液体又は半液体の食品又は飲料製品を収容し、蓋は、実質的に平坦な本体と、蓋をカップの上縁部に取り付けるために下方に延びる周縁リムとを備え、蓋は、飲み口を更に備える。本発明の原理によれば、蓋は、少なくとも1つの揮発性香気(aromatic)製品を含むコーティングを備え、コーティングは、液体又は半液体の食用製品が飲み口を通ってすすり込まれるときに、液体又は半液体食用製品に混合される空気と共に揮発性香気製品を放出し、かつ/又は製品が熱い場合には製品によって生成される蒸気と接触することによって香気製品を放出するように適合される。
【0007】
驚くべきことに、消費者がカップ用蓋の飲み口から液体又は半液体製品をすすると、一定量の空気が液体又は半液体製品と一緒に引き込まれ、消費者の口腔系(口、喉及び鼻)に入ることが出願人によって見出された。
【0008】
本発明によるカップ用蓋では、液体と共にすすり込まれる空気の量は、少なくとも、消費者の口の中に配置された飲み口に隣接する蓋の領域に接触する。この空気の速度は、蓋の表面に存在する分子を引き出すのに十分であることが見出された。
【0009】
上述の原理の代わりに又はそれと同時に、コーティングからの香気の放出が、カップに収容されている製品が熱く、蒸気を発生するときに起こり得ることが見出された。この場合、製品から発生した流れ(stream)は、蓋に向かって上方に流通し、コーティングと接触して香気を放出し、その後、香気は、蒸気と共に蓋の飲み口を通って流通する。したがって、香気のある蒸気は蓋の外に放出され、消費者に対して魅力的な香りを消費前及び消費中に作り出す。
【0010】
本発明の一実施形態において、揮発性香気製品は、コーティング中にマイクロカプセル化されている。香り、風味及び他の同様の揮発性製品のマイクロカプセル化はそれ自体が既知であり、本明細書中でより詳細には記載されない。前述するように、消費者が蓋の飲み口を通して製品をすするとき、空気も同様に引き出され、消費者の口に近い蓋の表面上を高速で流通する。空気の速度は、マイクロカプセルを開き、その中に収容されている揮発性香気製品を引き出すのに十分なものであり、その揮発性香気製品は空気中に、消費者の口腔系に向かって流通する。
【0011】
あるいは、香気を、蓋の表面にコーティングとして取り付けられたカプセル内に液体形態で含浸させることができ、そうすることで、蓋が開かれると、カプセルが同時に機械的に開かれ、それによって香気が周囲の空気中に放出される。
【0012】
また代替的に、香気又は香りは、蓋の表面に貯蔵され、いわゆる「制御放出」によって蓋の表面から放出され得る。制御放出は、1つ以上の活性物質又は成分が所望の部位及び時間で、かつ特定の速度で利用可能になる方法として定義され得る。風味、香気、又は香りは、ゼリー状マトリックスコーティングに封入することができる。この場合、それらの放出は、使用されるゲルのテクスチャによって著しく影響を受ける。例えば、ゼラチンゲルは、唾液の存在下において風味の放出の大きな増加を示すが、デンプン及びペクチンゲルは、これらの条件下で風味の放出の減少を示す。したがって、本出願ではゼラチンゲルマトリックスが好ましく、特に、ゼリー状マトリックスコーティングが蓋のすすり口/注出開口部(飲み口)に隣接する蓋の部分、よって、消費者の唾液がすする又は飲む最中に香り、風味又は香気の放出を活性化させることができる場所に位置する場合に好ましい。
【0013】
制御放出の利点は以下の通りである。
活性成分は、長期間にわたって制御された速度で放出される。
加工中又はゼリー状マトリックスが熱にさらされたときの成分の損失を回避又は低減することができる。
反応性又は非相溶性成分を分離することができる。
【0014】
更に、揮発性の香気、香り、又は風味製品を蓋に保存し、蓋から放出するための別の代替案は、いわゆる「融解による風味の放出」である。この放出の機構は、蓋の表面にコーティングされた又は同様に取り付けられたカプセル内に風味、香り、又は香気を保存することを伴う。所定の温度で当該カプセルの壁が溶融すると、揮発性活性材料が放出される。溶融することができ、食品用途に承認されている材料(脂質、修飾脂質又はワックス)は多数ある。そのような用途において、コーティングされた風味付けされた粒子は、コーティングの融点よりも十分に低い温度で貯蔵され、次いで、放出されるためにこの温度を超えて加熱される。カプセルの融点は、例えば、周囲温度では溶融しないが、熱い飲料の温度(55℃~85℃)に対応する温度で溶融するように、適切に選択することができる。別の代替案では、融点は、口に近い人体の平均温度に対応する。この場合、カプセルは、消費者が蓋の飲み口を口に入れたときに溶ける。
【0015】
カプセル化技術、特に風味制御放出のためのカプセル化技術は、以下の通りである。
単純コアセルベーション(長期制御放出機構を提供する)。
複合コアセルベーション(拡散による長期制御放出機構、及びpH、脱水、機械的効果、溶解又は酵素効果による放出開始を提供する)
噴霧乾燥(長期制御放出機構、及び放出開始を提供する)
流動床乾燥(pH活性化又は熱処理によって放出を開始)
押出し(長時間放出を提供する)。
【0016】
これにより、蓋の飲み口を通って流通する液体又は半液体の食用製品自体が風味付けされていない場合であっても、消費者に対して風味付けされた製品を飲む感覚を与えることができる。
【0017】
したがって、本発明は、食用製品自体に風味又は砂糖を加える必要なく、消費者が風味付けされた製品を味わう及び飲む経験をすることを可能にする優れた手段を提供する。本発明は、消費者に、低カロリー製品、例えば水で、風味付けされた飲料の摂取を経験することさえ可能にする。
【0018】
有利には、揮発性香気製品は、果実、花、植物、スパイス、生豆コーヒー若しくは焙煎コーヒー、チョコレート、キャンディ、又はそれらの混合物の香気、抽出物若しくは精油を含むリスト内で選択される、天然若しくは人工の風味若しくは香気、又は精油である。
【0019】
本発明によるカップ用蓋は、有利には、セルロース繊維、紙(白又はクラフト)、ボール紙、竹繊維、リンゴ繊維、サトウキビ繊維、バガス、アボカド繊維、米若しくは小麦繊維、ペクチン、鉱物粉末(石粉又は砂など)、ポリ乳酸(PLA)、ポリヒドロキシアルカノエート(PHA)、ポリブチレートアジペートテレフタレート(PBAT)、ポリブチレンサクシネート(polysuccinate butylene、PBS)などの生分解性ポリマー、又は再生ポリオレフィン若しくはポリエステル、又はそれらの混合物を含むリスト内で選択される持続可能な材料から製造される。
【0020】
好ましくは、平坦なブランク材を蓋の所望の形状に熱成形することによって製造される。あるいは、成形パルプ又はプレスパルプから製造することができる。
【0021】
カップ用蓋の内面は、薄い疎水性コーティングで有利にコーティングすることができる。あるいは、疎水性化合物を、蓋を構成する材料のかたまりに組み込むことができる。これは、蓋の内面に接触する液体が、特にその液体が熱い場合に、その機械的特性に悪影響を与えないことを確実にする(本発明の蓋は、熱い又は冷たい製品を収容するカップを閉じるために使用することができる)。
【0022】
本発明は更に、食品又は飲料の液体又は半液体製品を包装及び供給するための閉じられたパッケージであって、上記のような蓋によって閉じられたカップを備えるパッケージに関する。
【0023】
本発明の追加の特徴及び利点は、図面を参照して以下に記載の現在好ましい実施形態の説明において記載されており、この説明から明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0024】
図1】本発明による蓋と、そのような蓋によって閉じられたカップとを示す斜視図である。
図2】本発明による蓋の上面斜視図である。
図3】本発明の蓋の裏面斜視図である。
【0025】
[発明を実施するための形態]
図1及び図2には、カップ2の上部開口部を閉じるための蓋1が示されている。図面に示す実施形態では、カップ2は、熱い液体飲料製品を収容するように適合されている。蓋1は、実質的に平坦な本体3と、当該蓋をカップの上縁部5に取り付けるために下方に延びる周縁リム4とを備える。蓋1は、飲み口6を更に備える。
【0026】
本発明の原理によれば、蓋1は、少なくとも1つの揮発性香気製品を含むコーティング7を備える。コーティング7は、液体又は半液体食用製品が飲み口6を通ってすすり込まれるときに、当該液体又は半液体食用製品に混合される空気と共に揮発性香気製品を放出し、熱い製品によって生成される蒸気と接触することによって香気製品を放出するように適合される。
【0027】
コーティング7は、図1に示すように、蓋本体3の外面上に配置することができる。あるいは、かつ好ましくは、コーティングは、図3に示すように、蓋の内面上に設けられる。これは必ずしも表面全体を覆う必要はなく、その表面の一部のみを覆う。図1及び図3に示す実施形態において、コーティング7は、飲み口6に隣接する蓋の表面の小さな部分(破線で示す)を覆っている。
【0028】
図面に示す実施形態では、蓋(1)は、95%のセルロース繊維、約1%の鉱物粉末(石粉又は砂など)、及び繊維を結合して材料の構造的完全性を確実にするポリ乳酸(PLA)又はポリヒドロキシアルカン酸(PHA)などの4%の生分解性ポリマーを含む混合物から製造される。材料は、蓋を形成するために平坦なブランク材から熱成形される。あるいは、成形パルプ又はプレスパルプから製造することができる。
【0029】
熱い液体がカップ2に注がれ、次にカップ2が本発明の蓋1によって閉じられると、2つの感覚効果が連続して生じる。
【0030】
まず、熱い液体によって生成された蒸気が、カップ内の熱い液体表面からカップの外側に向かって、飲み口6を通って上方に流れる。これを行うことで、蒸気は飲み口6に隣接するコーティング7と接触し、蒸気との接触によって、コーティング7の中に含まれる香気化合物が放出され、蒸気と混ざる。香気のある蒸気はカップの周りを流れ、消費者に魅力的な心地よい香りを提供する。
【0031】
次に、消費者が蓋1で覆われたカップ2から製品をすすると、液体は飲み口6を通って口に向かう。その途中で、液体はカップ2内に収容される蒸気及び空気とも混ざる。香気のある蒸気は液体と一緒にすすり込まれ、液体製品9と、消費者によって同時に吸い込まれる、コーティング6から取り込まれた封入された香気を有する香気化された空気と、のより良好な混合を可能にすることによって、口内での感覚的知覚を向上させる。
【0032】
注目すべきことに、カップに収容されている熱い液体は、必ずしもそれ自体が香気化されているわけではなく、上述のようにコーティングに収容されている香気を放出するための蒸気を発生させる熱水のみであってもよい。これは、液体自体が風味を含むという印象を消費者に提供し、よって、優れた栄養価及び水分補給の価値を提供しながら、良好な感覚的経験を提供する。
【0033】
本明細書で述べる現在の好ましい実施形態に対する様々な変更及び修正が、当業者には明らかとなる点を理解されたい。このような変更及び修正は、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、並びに本発明の付随する利点を減らすことなく、なされてもよい。したがって、このような変更及び修正は、添付の特許請求の範囲によって包含されることが意図されている。
図1
図2
図3
【国際調査報告】