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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-08
(54)【発明の名称】包装済みコンタクトレンズ
(51)【国際特許分類】
   B65D 75/36 20060101AFI20240201BHJP
   B65D 85/38 20060101ALI20240201BHJP
   B65D 81/22 20060101ALI20240201BHJP
【FI】
B65D75/36
B65D85/38 200
B65D81/22
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023552362
(86)(22)【出願日】2022-07-20
(85)【翻訳文提出日】2023-08-29
(86)【国際出願番号】 GB2022051883
(87)【国際公開番号】W WO2023007126
(87)【国際公開日】2023-02-02
(31)【優先権主張番号】63/225,976
(32)【優先日】2021-07-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/347,732
(32)【優先日】2022-06-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/350,238
(32)【優先日】2022-06-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521013611
【氏名又は名称】クーパーヴィジョン インターナショナル リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100098475
【弁理士】
【氏名又は名称】倉澤 伊知郎
(74)【代理人】
【識別番号】100130937
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 泰史
(74)【代理人】
【識別番号】100144451
【弁理士】
【氏名又は名称】鈴木 博子
(74)【代理人】
【識別番号】100224672
【弁理士】
【氏名又は名称】深田 孝徳
(72)【発明者】
【氏名】リヴェラ ヴェレス ヘスス ハヴィエル
(72)【発明者】
【氏名】アラヨン リヴェラ ハヴィエル イー
(72)【発明者】
【氏名】ブルゴス クルス ホセ エイ
(72)【発明者】
【氏名】シーヴェンス フィゲロア ルーカス
【テーマコード(参考)】
3E067
3E096
【Fターム(参考)】
3E067AA03
3E067AA13
3E067AB95
3E067AC01
3E067BA33A
3E067BB14A
3E067BB25A
3E067BC02A
3E067CA04
3E067EA32
3E067EB27
3E067FA01
3E067FB02
3E067FC01
3E096AA01
3E096BA21
3E096BB04
3E096CA06
3E096CC02
3E096DA11
3E096DA23
3E096DA26
3E096DB01
3E096DC01
3E096EA02X
3E096FA16
3E096FA27
3E096GA02
3E096GA04
(57)【要約】
【課題】リサイクルが可能なコンタクトレンズブリスターパッケージを提供する。
【解決手段】ブリスターパッケージは、プラスチック材料のベース部材と、未装用コンタクトレンズ及びコンタクトレンズ包装溶液を保持するブリスターキャビティを形成するためにベース部材に接合された密封部材とを含む。ベース部材は、上面と下面とを有し、ブリスターウェルとハンドルとを含む。ハンドルは、ブリスターウェルから延び出すフランジによって提供される。フランジは、雌連結特徴部と雄連結特徴部とを含み、雌連結特徴部は、ブリスターウェルの周辺部とフランジの縁部との間に位置付けられる。雄連結特徴部は、ブリスターウェルの周辺部の外側に位置付けられる。ベース部材上の雌連結特徴部は、実質的に同等のベース部材上の対応する雄連結特徴部と相互連結し、ベース部材を実質的に同等のベース部材に機械的に固定させてベース部材組立体を形成するように構成される。
【選択図】図1A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラスチック材料で作製されたベース部材と、未装用コンタクトレンズ及びコンタクトレンズ包装溶液を保持するように配列されるブリスターキャビティを形成するために前記ベース部材に接合された密封部材とを含むコンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージであって、
前記ベース部材が、上面と下面とを有し、ブリスターウェルと、前記ブリスターウェルから延び出すフランジによって提供されたハンドルとを含む、
コンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージにおいて、
前記フランジは、雌連結特徴部と雄連結特徴部とを含み、前記雌連結特徴部が、前記ブリスターウェルの周辺部と前記フランジの縁部との間に位置付けられ、前記雄連結特徴部が、前記ブリスターウェルの前記周辺部の外側に位置付けられ、
前記ベース部材上の前記雌連結特徴部が、実質的に同等のベース部材上の対応する雄連結特徴部と相互連結し、前記ベース部材を前記実質的に同等のベース部材に機械的に固定させてベース部材組立体を形成するように構成される、
ことを特徴とするコンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージ。
【請求項2】
前記ベース部材は、0.4gから0.72gまでの重量を有する、請求項1に記載のコンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージ。
【請求項3】
前記雌連結特徴部は、前記ベース部材の前記フランジにおいて孔を備える、請求項1又は請求項2に記載のコンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージ。
【請求項4】
前記雌連結特徴部は、ノッチを縁部に含む孔である、請求項1から請求項3の何れか1項に記載のコンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージ。
【請求項5】
前記雌連結特徴部は、前記ハンドルの周辺部からよりも前記ブリスターウェルの前記周辺部から大きい距離に位置付けられる、請求項1から請求項4の何れか1項に記載のコンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージ。
【請求項6】
前記雄連結特徴部は、クリップ、返し部、又はこれらの組み合わせを含む、請求項1から請求項5の何れか1項に記載のコンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージ。
【請求項7】
1つのベース部材の前記雄連結特徴部を第2の実質的に同等のベース部材の前記雌連結特徴部の中に挿入するステップにより、これら2つのベース部材が特定の向きで互いに接合され、前記雄連結特徴部が前記雌連結特徴部から取り外されるのが防止される、請求項1から請求項6の何れか1項に記載のコンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージ。
【請求項8】
前記雄連結特徴部が鍵形突出部を含み、前記鍵形突出部は、実質的に同等の第2のベース部材上の対応する雌連結特徴部のノッチの中に嵌入するように構成され、前記鍵形突出部と前記ノッチとは、前記鍵形突出部が第2のベース部材のノッチの中に挿入された時に、前記第2のベース部材が前記ベース部材に対して特定の方式で配向されるように構成されている、請求項1から請求項7の何れか1項に記載のコンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージ。
【請求項9】
前記雌連結特徴部は、第2のウェルの凹状内面であり、前記雄連結特徴部は、前記第2のウェルの凸状外面であり、前記雌連結特徴部は、前記雄連結特徴部と前記雌連結特徴部との間の締まり嵌めによって実質的に同等のベース部材上の対応する前記雄連結特徴部と相互連結する、請求項1又は請求項2に記載のコンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージ。
【請求項10】
前記ブリスターウェルは周縁部であり、前記ブリスターウェルの前記周縁部は、前記ベース部材の前記上面の上で密封領域によって取り囲まれる、請求項1から請求項9の何れか1項に記載のコンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージ。
【請求項11】
前記ベース部材は、3又は4以上の安定化脚部を更に含み、前記安定化脚部は、前記ベース部材の前記下面から下方に延びて前記ブリスターウェルの周縁部と垂直方向に整列される、請求項1から請求項10の何れか1項に記載のコンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージ。
【請求項12】
前記ベース部材は、前記ブリスターウェルの両側に位置決めされた少なくとも2つの側部タブを含み、前記側部タブは、前記ベース部材の前記上面から下方に延びる、請求項1から請求項11の何れか1項に記載のコンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージ。
【請求項13】
請求項1から請求項12の何れか1項に記載のブリスターパッケージからの複数のベース部材を含むベース部材組立体であって、前記組立体内で、前記各ベース部材が、1又は2以上の他のベース部材に機械的に連結され、各機械的連結は、前記ベース部材のうちの1つの上にある前記雌連結特徴部と、前記ベース部材のうちの別のものの上にある対応する雄連結特徴部との間にある、ベース部材組立体。
【請求項14】
前記ベース部材組立体は、少なくとも14個の前記ベース部材を備える、請求項13に記載のベース部材組立体。
【請求項15】
ベース部材組立体であって、前記ベース部材組立体は、少なくとも15cmの高さを有する、請求項13又は請求項14に記載のベース部材組立体。
【請求項16】
包装済みコンタクトレンズを製造する方法であって、
請求項1から請求項15の何れか1項に記載のコンタクトレンズ用ブリスターパッケージのベース部材を準備するステップと、
コンタクトレンズを前記ベース部材の前記ブリスターウェルの中に入れるステップと、
ある体積の液体コンタクトレンズ包装溶液を前記ベース部材の前記ブリスターウェルの中に入れるステップと、
密封部材を前記ベース部材の前記密封領域に密封させるステップと、
前記コンタクトレンズ及び前記包装溶液を滅菌するために前記密封コンタクトレンズブリスターパッケージを加圧滅菌するステップと、
を含む方法。
【請求項17】
請求項1から請求項12のうちの何れか1項に記載のコンタクトレンズ用密封ブリスターパッケージをリサイクルする方法であって、
前記密封部材を前記ベース部材から除去するステップと、
前記コンタクトレンズを前記ブリスターウェルから取り出すステップと、
前記液体コンタクトレンズ包装溶液を前記ブリスターウェルから除去するステップと、
前記ベース部材上の前記雌連結特徴部を、実質的に同等のベース部材上の対応する雄連結特徴部と相互連結させることによって前記ベース部材を前記実質的に同等のベース部材に機械的に固定させてベース部材組立体を形成するステップと、
を含む方法。
【請求項18】
更なるベース部材を前記ベース部材組立体に機械的に固定させて、少なくとも14個のベース部材を備えるベース部材リサイクルユニットを形成するステップと、前記ベース部材リサイクルユニットをリサイクル容器内に入れるステップと、を更に含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
更なるベース部材を前記ベース部材組立体に機械的に固定させて少なくとも15cmの高さを有するベース部材リサイクルユニットを形成するステップと、前記ベース部材リサイクルユニットをリサイクル容器内に入れるステップと、を更に含む、請求項17又は請求項18に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、包装済みコンタクトレンズに関する。限定的ではなく、より具体的に、本発明は、ベース部材と、未装用コンタクトレンズ及び水溶液を保持するように配列されたブリスターキャビティを形成するようにベース部材に接合された密封部材とを含む密封ブリスターパッケージに関する。
【背景技術】
【0002】
ソフトコンタクトレンズ、例えばヒドロゲル及びシリコーンヒドロゲルのコンタクトレンズは、それらを水和状態及び使用可能状態に保つために水溶液中に保管される。一般的に、コンタクトレンズは、密封ブリスターパッケージ内に個々に包装される。ブリスターパッケージは、未使用コンタクトレンズに適する無菌の保護環境を与え、これらのコンタクトレンズを輸送し、エンドユーザが必要とするまで支障なく保管することを可能にする。従来のブリスターパッケージは、プラスチック材料で作製されたベース部材と、ベース部材に密封されてブリスターキャビティを形成する密封部材とを備える。従来技術の典型的なブリスターパッケージは、未使用コンタクトレンズが中に保管されたブリスターキャビティと、ユーザの親指とその他の指との間に保持することができるハンドルとを有する。ブリスターキャビティは、多くの場合にベース部材内のウェルとして構成され、このウェルは、ある体積のコンタクトレンズ包装溶液及びコンタクトレンズ自体を保持する能力を有する。
【0003】
Martinezの米国第4,691,820号は、突き出たフランジによって囲まれたキャビティを含むベース部分と、フランジに密封されてキャビティを取り囲むカバーシートとを備える、親水性コンタクトレンズを保管し、取り出すためのモールド成形ブリスターパッケージを開示している。
【0004】
欧州特許第1752058号は、親指を受け入れるように成形された湾曲上面と、人差し指の内側湾曲部を受け入れるように成形された湾曲底面とを含む把持領域を含むベース部材を含むコンタクトレンズ格納ブリスターパッケージを開示している。
【0005】
国際特許出願第2021260353号は、ベースシートと密封シートとを含み、一方が椀部を含み、もう一方がドーム部を含むコンタクトレンズ用ブリスターパッケージを開示している。
【0006】
米国特許第10390593号には、把持部分と、遠位端領域と、近位端領域から遠位端領域まで延びる第1の側部領域と、第1の側部領域の反対にある第2の側部領域と、包装溶液及びコンタクトレンズを収容するように構成されたキャビティとを備えた熱可塑性プラスチックベース部材を含むブリスターパッケージが開示されている。
【0007】
日本国特許第2006016049号は、半球形陥凹区分と、その外周辺部まで延ばされたフランジ区分と、支持区分とを備える容器本体を含むコンタクトレンズ用ブリスターパックを開示している。
【0008】
国際特許出願第03/039969号は、パッケージの総体積とパッケージ内にあるレンズ保持キャビティの内部体積とが最小限に抑えられたコンタクトレンズ用パッケージを開示している。
【0009】
米国特許第10390593号の開示内容は、直近の従来技術であることを理解されたい。米国特許第10390593号の開示内容に優る本発明の請求項1に記載の特徴は、ベース部材が雌連結特徴部と雄連結特徴部とを有し、雌連結特徴部が、実質的に同等のベース部材上の対応する雄連結特徴部と相互連結し、ベース部材を実質的に同等のベース部材に機械的に固定させてベース部材組立体を形成するように構成されることである。
【0010】
使用時には、一般的に、ユーザは、密封部材をプラスチックベース部材から除去し、未装用コンタクトレンズを取り出し、空のブリスターパッケージをごみ箱の中に廃棄し、この場合、これらのパッケージはリサイクルされないことになる。プラスチックリサイクル処理は、物体が指定の最小寸法よりも大きい寸法を有することを必要とし、これらの要件が満たされなかった場合には、リサイクルラインが、これらの小さめの物体を除去するステップを有し、それらをリサイクルすることにはならないことから、各個々のプラスチックベース部材は、リサイクルセンターでプラスチックとしてリサイクルするには小さ過ぎる。すなわち、個々のプラスチックベース部材等のプラスチック小片は、リサイクル可能プラスチックで作製されている場合であっても、その小さいサイズに起因してリサイクルすることができない。ブリスターパッケージのベース部材が作製される材料はリサイクル可能であり、従ってコンタクトレンズパッケージを大きめのプラスチック物品と同じ手法でリサイクルすることができるように上記の問題に対処する必要がある。
【0011】
実質的に同等のベース部材上の対応する雄連結特徴部と相互連結し、ベース部材を実質的に同等のベース部材に機械的に固定させてベース部材組立体を形成するように雌連結特徴部を構成する技術的な効果は、リサイクルセンターでリサイクルするのに十分に大きい物体を形成することができることである。対象とする技術課題は、米国特許第10390593号に開示されているベース部材の環境への影響をどのように低減させるかである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0012】
【特許文献1】米国特許第4,691,820号明細書
【特許文献2】欧州特許第1752058号明細書
【特許文献3】国際特許出願第2021260353号明細書
【特許文献4】米国特許第10390593号明細書
【特許文献5】日本国特許出願第2006016049号公報
【特許文献6】国際特許出願第03/039969号明細書
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0013】
第1の態様によると、本発明は、下記の請求項1で提示する特徴を有する気密密封ブリスターパッケージを提供する。気密密封ブリスターパッケージの好ましいが任意選択的な特徴が、従属請求項2から12において記載される。
【0014】
雌連結特徴部と雄連結特徴部とは、複数のベース部材を互いに機械的に固定させてベース部材組立体を形成することを可能にする。ベース部材組立体は、ユーザがブリスターパックを廃棄する準備が整った時にユーザが形成することができる。リサイクルセンターがリサイクルするのに必要とされるサイズ及び重量のものであるベース部材組立体を形成することができる。それによって、ベース部材をリサイクルすることが可能になり、更にそれによって、これらの部材が廃棄されて埋立処理場に送られることがなくなることからブリスターパックの環境への影響が低減する。
【0015】
本明細書で用いる場合、「実質的に同等のベース部材」という用語は、同等のベース部材に加えて、本発明の内容にとって重要ではない違いを有するベース部材をも包含する。
【0016】
ブリスターウェルは、ベース部材の上面から垂下する凹状内面と、ベース部材の下面から垂下する凸状外面とを有することができる。ブリスターウェルは、側壁を有することができる。
【0017】
フランジは、平面状のものとすることができる。フランジは、0.3mmから1.0mmまでの厚みを有することができる。フランジは、0.4mmから0.7mmまでの厚みを有することができる。フランジは、0.5mmの厚みを有することができる。フランジは、0.55mmの厚みを有することができる。
【0018】
ベース部材は、平面図でハンドルの中心とブリスターウェルの中心とを通って延びる線に関して対称な外縁部を有することができる。
【0019】
密封部材は、箔と、1又は2以上のプラスチック材料層とを含む積層構造体とすることができる。密封部材は、プラスチック材料で作製することができる。密封部材は、箔で作製することができる。密封部材の厚みは、約50マイクロメートルから約100マイクロメートルまでとすることができる。密封部材は、言葉及び数字を印刷することができる。密封部材は、60マイクロメートルから70マイクロメートルまでの厚みを有することができる。密封部材に適する材料は、AMCOR(スイス)から入手することができる。密封部材は、ベース部材の上面の面積に等しい面積を有することができる。密封部材は、ベース部材の上面の面積よりも大きい面積を有することができる。密封部材は、ベース部材の上面の面積よりも小さい面積を有することができる。
【0020】
ブリスターウェルは、形状を半球形又は実質的に半球形とすることができる。ブリスターウェルは、不規則な形状のものとすることができる。ブリスターウェルは、形状を円筒形とするができる。ブリスターウェルは、本明細書では側壁と呼ぶ壁を有する。側壁は、ハンドルに隣接させることができる平坦部分を含むことができる。ブリスターウェルは、周縁部を有することができる。
【0021】
ベース部材は、2又は3以上の安定化脚部を含むことができる。ベース部材は、3又は4以上の安定化脚部を含むことができる。安定化脚部は、ベース部材の下面から下方に延びることができる。安定化脚部は、ブリスターウェルの周縁部と垂直方向に整列させることができる。安定化脚部は、ブリスターウェルの最も遠い延び幅まで延び出すようにベース部材の下面から下方に延びることができる。安定化脚部は、ブリスターウェルの最も遠い延び幅よりも遠くまで延び出すようにベース部材の下面から下方に延びることができる。安定化脚部は、ベース部材が平坦面上に上面を上にして置かれた時にベース部材に安定性を与えるのに十分遠くまで延び出すことができる。安定化脚部は、フランジによって形成されたハンドルが安定化支持体としての働きをすることを必要とせずに平坦面上に上面を上にして置かれた時に安定するブリスターパッケージを変わらずに実現しながら、更に輸送及び保管中に問題となる変形を回避するのに十分な構造的完全性、及びコンタクトレンズを適切に保護するのに十分な構造的完全性を維持しながらブリスターパッケージの重量の低減を達成することを可能にすることができる。
【0022】
ベース部材は、少なくとも2つの側部タブを含むことができる。側部タブは、ブリスターウェルの両側に位置決めすることができ、ベース部材の上面から下方に延びる。側部タブは、2.0mmから4.0mmまでの高さを有することができる。側部タブは、3.0mmから4.0mmまでの高さを有することができる。側部タブは、3.0mmの高さを有することができる。側部タブは、4.0mmの高さを有することができる。側部タブは、フランジの上面に沿って6.0mmから10.0mmまでの長さを有することができる。側部タブは、フランジの上面に沿って7.0mmから9.00mmまでの長さを有することができる。側部タブは、フランジの上面に沿って8.0mmの長さを有することができる。側部タブは、ベース部材の構造的完全性を高めることができる。側部タブは、問題となるベース部材の変形の可能性を低減させることができる。側部タブは、平坦面上に上面を上にして置かれた時にベース部材の安定性を高めることができる。側部タブは、把持領域を設けることができる。
【0023】
雌連結特徴部は、ベース部材のフランジ内に孔を備えることができる。ベース部材のフランジにおいて孔は四角形とすることができる。ベース部材のフランジにおいて孔は楕円形とすることができる。ベース部材のフランジにおいて孔は円形とすることができる。ベース部材のフランジにおいて孔は鍵形とすることができる。雌連結特徴部は、ハンドルの周辺部からよりもブリスターウェルの周辺部から大きい距離に位置付けることができる。雌連結特徴部は、フランジを貫通して延びる孔とすることができる。孔は、ブリスターウェルの中心よりもハンドルの外縁部の方に近くに位置付けることができる。孔は、ブリスターウェルの中心から10.0mmから30.0mmまでの距離に位置付けることができる。孔は、ブリスターウェルの中心から20.0mmの距離に位置付けることができる。孔は、0.5mmから1.5mmまでの幅を有するスロットとすることができる。孔は、1.1mmの幅を有するスロットとすることができる。孔は、1.0mmの幅を有するスロットとすることができる。孔は、0.9mmの幅を有するスロットとすることができる。孔の幅は、スロットの短い方の寸法とすることができる。孔は、8.0mmから12.0mmまでの長さを有するスロットとすることができる。孔は、9.0mmから11.0mmまでの長さを有するスロットとすることができる。孔は、9.0mmの長さを有するスロットとすることができる。孔は、10.0mmの長さを有するスロットとすることができる。孔の辺又は長さは、ハンドルの端部に対して平行とすることができる。孔の長さは、ベース部材の長手方向軸に対して垂直とすることができる。孔の長さは、ベース部材の長手方向軸に対して平行とすることができる。孔の長さは、ベース部材の長手方向軸に対して垂直であるところから5度から45度までの間にあるものとすることができる。雌連結特徴部は、ノッチを縁部に含む孔とすることができる。孔は、その最も長い辺にノッチを含むことができる。ノッチは、孔の長さに沿って中心に位置することができる。ノッチは、孔の長さに沿って偏心して位置することができる。孔の縁部内のノッチは、0.5mmから1.5mmまで突出することができる。孔の縁部内のノッチは、孔から1.1mmだけ突出することができる。孔の縁部内のノッチは、2.0mmから3.0mmまでの長さを有することができる。孔の縁部内のノッチは、2.7mmの長さを有することができる。ノッチは、正方形状を有することができる。ノッチは、湾曲形状を有することができる。ノッチは、楕円形状を有することができる。ノッチは、円形状を有することができる。雌連結特徴部は、フランジを貫通して延びる孔を1つしか含まないことができる。雌連結特徴部は、フランジを貫通して延びる孔を1つよりも多く含むことができる。ハンドル内の1又は2以上の孔は、ベース部材の重量を低減させることができる。
【0024】
ブリスターパッケージは、コンタクトレンズを含むことができる。コンタクトレンズは、ヒドロゲルコンタクトレンズとすることができる。コンタクトレンズは、シリコーンヒドロゲルコンタクトレンズとすることができる。
【0025】
ベース部材は、リサイクル可能熱可塑性プラスチック材料から作製することができる。
【0026】
密封部材は、ベース部材に気密に密封される。密封部材は、密封領域においてベース部材に気密に密封させることができる。密封領域は、上平面面図で見た時に実質的に環状のものとすることができる。密封領域は、ベース部材上に存在することができる。密封領域は、上平面図で(すなわち上方から)見た時に環状ではないものとすることができる。密封領域は、ベース部材のハンドルに隣接する頂点を有することができる。本明細書で用いる場合、頂点は、形状の残りの部分に対して最も鋭角の折り返し部を有する幾何学形状部分であると理解されたい。例えば、頂点は、2又は3以上の線分が交わる点とすることができる。しかしながら、複数の線分が湾曲している場合には、頂点から離れたところに位置する線分の一部分よりも小さい半径を有する領域が存在するように交点を混在させることができることを理解することができよう。頂点を有する密封領域は、密封部材を密封領域から分離するのに必要とされる分離力を低減させる。密封部材を密封領域から分離するのに弱い分離力しか必要とされない場合には、ベース部材は、ブリスターパッケージがコンタクトレンズに施す保護を弱めることなく低い構造的完全性しか有さない、すなわちそれ程堅固ではないものとすることができる(従ってより軽量にすることができる)。
【0027】
密封領域は、1.0mmから4.0mmmまでの幅を有することができる。密封領域は、1.0mmから2.5mmmまでの幅を有することができる。密封領域は、2.0mmの幅を有することができる。密封領域は、1.0mmの幅を有することができる。密封領域は、1.7mmの幅を有することができる。密封領域の小さい幅は、気密密封を維持しながらブリスターパックを開封するし易さを改善することができる。
【0028】
ブリスターウェルは、0.4mLから1.6mLまでの体積のコンタクトレンズ包装溶液を保持することができる。ブリスターウェルは、0.6mLから1.4mLまでの体積のコンタクトレンズ包装溶液を保持するものとすることができる。ブリスターウェルは、0.8mLから1.2mLまでの体積のコンタクトレンズ包装溶液を保持することができる。ブリスターウェルは、0.6mLの体積のコンタクトレンズ包装溶液を保持することができる。ブリスターウェルは、0.7mLの体積のコンタクトレンズ包装溶液を保持することができる。ブリスターウェルは、0.8mLの体積のコンタクトレンズ包装溶液を保持することができる。ベース部材は、40.0mmから50.0mmまでの長さと25.0mmから35.0mmまでの幅とを有することができる。ベース部材は、40.0mmから50.0mmまでの長さを有することができる。ベース部材は、43.0mmから47.0mmまでの長さを有することができる。ベース部材は、46.0mmの長さを有することができる。ベース部材は、46.31mmの長さを有することができる。ベース部材は、25.0mmから35.0mmまでの幅を有することができる。ベース部材は、27.0mmから33.0mmまでの幅を有することができる。ベース部材は、28.0mmから30.0mmまでの幅を有することができる。ベース部材は、29.0mmの幅を有することができる。ベース部材は、2.25g又はそれ以下の重量を有することができる。ベース部材は、1.0g又はそれ以下の重量を有することができる。ベース部材は、0.90gよりも小さい重量を有することができる。ベース部材は、0.80gよりも小さい重量を有することができる。ベース部材は、0.72gよりも小さい重量を有することができる。ベース部材は、0.40gから0.72gまでの重量を有することができる。一例では、ベース部材は、0.70gの重量を有する。ベース部材は、0.72gの重量を有することができる。ベース部材は、0.70gよりも小さい重量を有することができる。ベース部材は、0.65gよりも小さい重量を有することができる。ブリスターパッケージの重量の低減は、ブリスターパッケージを輸送するために必要とされる化石燃料の量を低減させることによってブリスターパックの環境への影響を更に低減させることを可能にする。
【0029】
ブリスターウェルは、その中心において5.0mmから8.0mmまでの深さを有することができる。ブリスターウェルは、その中心において6.0mmから7.0mmまでの深さを有することができる。ブリスターウェルは、その中心において6.0mmの深さを有することができる。ブリスターウェルは、その中心において6.7mmの深さを有することができる。
【0030】
ベース部材のフランジは、ブリスターウェルの側壁の厚み以下の厚みを有することができる。ベース部材のフランジは、ブリスターウェルの側壁の厚みの95%以下の厚みを有することができる。ベース部材のフランジは、ブリスターウェルの側壁の厚みの90%以下の厚みを有することができる。ベース部材のフランジは、ブリスターウェルの側壁の厚みの85%以下の厚みを有することができる。
【0031】
ブリスターウェルの側壁は、0.3mmから1.0mmまでの厚みを有することができる。ブリスターウェルの側壁は、0.5mmから0.7mmまでの厚みを有することができる。ブリスターウェルの側壁は、0.6mmの厚みを有することができる。ブリスターウェルの側壁が過度に薄い場合には、プラスチックの中を通る蒸発が発生し、包装溶液の変化が生じ、その結果として場合によってはコンタクトレンズが乾燥し切り、使用不能になる可能性があると考えられる。ブリスターウェル側壁の厚みは、コンタクトレンズ包装溶液の何れかの蒸発を回避するのに十分な厚みを変わらずに有しながら、ブリスターパッケージの重量の低減を可能にすることができる。それによって、コンタクトレンズ装用者による使用までレンズが水和状態に留まることが可能になる。
【0032】
ブリスターウェル側壁は、熱融着システム又は熱融着機のベース部材担持体内でのベース部材の保持を容易にすることができる。密封部材をベース部材に密封させるためにベース部材の上面の上で密封部材に押し当てられる熱融着ダイの表面に対してベース部材の上面が安定して平行なままに留まることを確実にするためにベース部材とベース部材担持体との間に物理的な嵌合を施すように1又は2以上の側壁を受け入れるためのスロットをベース部材担持体内に設けることができることを理解することができよう。
【0033】
ベース部材のフランジは、50,000psi・mm2から150,000psi・mm2までの剛度を有することができる。ベース部材のフランジは、60,000psi・mm2から90,000psi・mm2までの剛度を有することができる。ベース部材材料の曲げ弾性率は、230,000psiから276,000psiまでとすることができる。本ベース部材の剛度は、ベース部材材料の曲げ弾性率にmmを単位とするフランジの厚みの二乗を乗じることによって計算される。曲げ弾性率は、Instron(米国マサチューセッツ州ノーウッド)によって供給されている機器等の従来機器を用いて測定することができる、又はプラスチック製造者がプラスチック技術データの一部として提供することができる。曲げ弾性率は、ISO178試験法によって決定されている通りに用いることができる。
【0034】
フランジは、雄連結特徴部を含む。雄連結特徴部は、クリップ、返し部、又はこれらの組み合わせを含むことができる。雄連結特徴部は、ラッチを備えることができる。ラッチは、雌連結特徴部と相互連結するように構成することができる。雄連結特徴部は、突出部とすることができる。雄連結特徴部は、ハンドルの外端部上にある突出部とすることができる。雄連結特徴部は、ベース部材の把持部分に位置付けることができる。突出部は、フランジに沿って9.0mmから11.0mmまでの長さを有することができる。突出部は、フランジに沿って9.8mmの長さを有することができる。突出部は、ベース部材の縁部から2.0mmから3.0mmまで延び出すことができる。突出部は、ベース部材の縁部から2.3mm延び出すことができる。1つのベース部材の雄連結特徴部を第2の実質的に同等のベース部材の雌連結特徴部の中に挿入することによって、2つのベース部材が特定の向きで互いに接合し、雄連結特徴部が雌連結特徴部から除去されるのが防止されるものとすることができる。
【0035】
雄連結特徴部は、鍵形突出部を含むことができる。鍵形突出部は、実質的に同等の第2のベース部材上の対応する雌連結特徴部のノッチの中に嵌入するように構成することができる。鍵形突出部とノッチとは、鍵形突出部が第2のベース部材のノッチの中に挿入された時に、第2のベース部材がベース部材に対して特定の方式で配向されるように構成することができる。雄連結特徴部は、タブを含む突出部とすることができる。雄連結特徴部は、四角形突出部であって、それが鍵形に見えるようにその側部から延びるタブを有する四角形突出部とすることができる。雄連結特徴部は、四角形突出部であって、その側部からその中心を通って延びるタブを有する四角形突出部とすることができる。タブは、長方形の辺に沿って偏心した位置に位置決めすることができる。タブは、フランジの上面から下方に延びることができる。タブは、フランジに沿って2.0mmから3.0mmまでの長さを有することができる。タブは、フランジに沿って2.2mmから2.4mmまでの長さを有することができる。タブは、フランジに沿って2.3mmの長さを有することができる。タブは、1.0mmから6.0mmまでの高さを有することができる。タブは、1.75mmの高さを有することができる。雄連結特徴部は、ハンドルの端部の全幅に沿って下に延びる突出部を備えることができる。タブは、実質的に同等のベース部材の雌連結特徴部の中に嵌入するようにサイズ決定及び構成することができる。雄連結特徴部は、実質的に同等のベース部材の雌連結特徴部の上に掛止してベース部材を実質的に同等のベース部材に機械的に固定させることができる。雌連結特徴部は、フランジにおいて孔とすることができる。雌連結特徴部は、フランジにおいて孔内にノッチを含むことができる。ベース部材上の雄連結特徴部は、実質的に同等のベース部材上の対応する雌連結特徴部と相互連結するように構成される。このことは、複数のベース部材を互いに取着して、例えばベース部材組立体又はベース部材リサイクルユニットを形成することができる、すなわち、ベース部材を、リサイクルセンターにおけるリサイクルに向けて受け入れさせることができることを意味する。
【0036】
雌連結特徴部は、第2のウェルの凹状内面とすることができる。雌連結特徴部は、第2のウェルの凸状外面とすることができる。雄連結特徴部は、第2のウェルの凸状外面上にある突出部とすることができる。雌連結特徴部は、実質的に同等のベース部材上の対応する雄連結特徴部と、雄連結特徴部と雌連結特徴部との間の締まり嵌めによって相互連結することができる。
【0037】
ベース部材は、3つの安定化脚部を含むことができる。ベース部材は、4つの安定化脚部を含むことができる。ベース部材は、5つの安定化脚部を含むことができる。ベース部材は、ブリスターウェルの中心を通って延びる垂直軸の周りに互いにおよそ120度離して位置決めされた3つの安定化脚部を含むことができる。ベース部材は、ブリスターウェルの中心を通って延びる垂直軸の周りに互いにおよそ90度離して位置決めされた4つの安定化脚部を含むことができる。安定化脚部は、平面状下縁部を含むことができる。安定化脚部は、丸形下縁部を含むことができる。安定化脚部は、湾曲下縁部を含むことができる。
【0038】
ベース部材は、平坦面上に上面を上にして置かれた時に、この平坦面と1つよりも多くの接触点を有することができる。ベース部材は、平坦面上に上面を上にして置かれた時に、この平坦面と2つよりも多くの接触点を有することができる。
【0039】
ベース部材は、平坦面上に上面を上にして置かれた時に、この平坦面と3つよりも多くの接触点を有することができる。ベース部材は、平坦面上に上面を上にして置かれた時に、この平坦面と4つよりも多くの接触点を有することができる。ベース部材と平坦面との間の複数の接触点は、この面がベース部材に対して発揮する力をベース部材の全体にわたって分散させることを可能にすることができる。この分散は、ベース部材の何れか個々の領域、例えばブリスターウェル内で必要とされる剛度を低減させることができ、それによって、ベース部材を作製するために用いられる材料の重量を低減させることを可能にすることができる。ベース部材を作製するために用いられる材料の重量を、コンタクトレンズに適切な保護を施すブリスターパッケージの能力を損なうことなく低減させることができる。
【0040】
本発明の一実施形態による第1のベース部材の下面が、第2のベース部材の下面に対面するように置かれた時には、ベース部材同士間に1つよりも多くの接触点が存在することができる。ベース部材同士間に2つよりも多くの接触点が存在することができる。ベース部材同士間に3つよりも多くの接触点が存在することができる。ベース部材同士間に4つよりも多くの接触点が存在することができる。ベース部材同士間の複数の接触点は、第2のベース部材が第1のベース部材に対して発揮する力を第1のベース部材の全体にわたって分散させることを可能にすることができ、その逆もまた同様である。この分散は、ベース部材の何れか個々の領域、例えばブリスターウェルによって必要とされる剛度を低減させることができる。所要剛度の低減は、ベース部材を作製するために用いられる材料の重量を低減させることを可能にすることができる。ベース部材を作製するために用いられる材料の重量を、保管及び輸送中にコンタクトレンズに適切な保護を施すブリスターパッケージの能力を損なうことなく低減させることができる。
【0041】
ブリスターウェルは、支持リブによって補強することができる。ブリスターウェルは、2又は3以上の支持体によって補強することができる。ブリスターウェルは、3又は4以上の支持体によって補強することができる。ブリスターウェルは、コンタクトレンズに保護を施すブリスターパッケージの能力を損なうことなくブリスターウェルの側壁の厚みを低減させることができるように支持体によって補強することができる。
【0042】
ブリスターウェルは周縁部を有することができる。ブリスターウェルの周縁部は、ベース部材の上面の上で密封領域が取り囲むことができる。
【0043】
雄連結特徴部は、第2のベース部材の雌連結特徴部の中に第1の方向から挿入されるように構成された返し部とすることができる。第2のベース部材の雌連結特徴部は、返し部が第1の方向と反対の第2の方向に抜け出るのを防止するように構成することができる。
【0044】
雄連結特徴部は、返し部を定義する第1の端部と、返し部を定義する第2の端部とを含むことができる。第1の返し部及び第2の返し部は、第2のベース部材の雌連結特徴部の中に第1の方向から挿入されるように構成することができ、第2のベース部材の第2の雌連結特徴部は、第1の返し部及び第2の返し部が第1の方向と反対の第2の方向に抜け出るのを防止するように構成することができる。
【0045】
ベース部材は、従来の射出モールド成形機の適切に成形されたベース部材キャビティの中にプラスチック材料を射出モールド成形することによって作製することができることを当業者は理解されよう。
【0046】
第2の態様によると、本発明は、請求項13に記載のベース部材組立体を提供する。この場合、ベース部材組立体は、複数のベース部材を含み、これらのベース部材は、プラスチック材料で作製され、上面と下面とを有し、ブリスターウェルとハンドルとを含む。ハンドルは、ブリスターウェルから延び出すフランジによって設けられる。フランジは、雌連結特徴部と雄連結特徴部とを含む。雌連結特徴部は、ブリスターウェルの周辺部とフランジの縁部との間に位置付けられる。雄連結特徴部は、ブリスターウェルの周辺部の外側に位置付けられる。ベース部材上の雌連結特徴部は、実質的に同等のベース部材上の対応する雄連結特徴部と相互連結し、ベース部材を実質的に同等のベース部材に機械的に固定させてベース部材組立体を形成するように構成される。ベース部材組立体は、その中で各々が1又は2以上の他のベース部材に機械的に連結された複数のベース部材を含み、各機械的連結は、これらのベース部材のうちの1つのものの上にある雌連結特徴部と、これらのベース部材のうちの別のものの上にある対応する雄連結特徴部との間にある。ベース部材組立体は、少なくとも14個のベース部材を備えることができる。ベース部材組立体は、少なくとも16個のベース部材を備えることができる。ベース部材組立体は、少なくとも20個のベース部材を備えることができる。ベース部材組立体は、少なくとも15cmの高さを有することができる。ベース部材組立体は、少なくとも20cmの高さを有することができる。
【0047】
第3の態様によると、本発明は、請求項14に記載の包装済みコンタクトレンズを製造する方法を下記で提示するように実現する。
【0048】
箔積層密封部材をプラスチックベース部材に加熱下で押し当て、箔積層体のプラスチック層とベース部材の密封領域とを互いに融着させることによってベース部材の密封領域に密封部材を密封させるステップを実施することができる。密封部材を密封領域に密封させるステップは、セ氏210度からセ氏240度までの温度において行うことができる。密封部材を密封領域に密封させるステップは、25PSIから60PSIまでの圧力下で加熱ダイを用いて密封部材をベース部材のフランジに押し当てることで行うことができる。加熱ダイは、密封部材をフランジに100msから1100msまでの時間にわたって押し当てることができる。
【0049】
望ましくは、密封領域は、コンタクトレンズ加圧滅菌プロセス中に発生する分離力に耐えるのに十分な密封をベース部材と密封部材との間に施し、また、利用者が自分の指を用いて剥離開封するのが比較的簡単である。密封部材を密封領域から分離するのに弱めの分離力しか必要とされない場合には、ブリスターパッケージがコンタクトレンズに施す保護を弱めることなくベース部材をより軽量にすることができる。
【0050】
例えば、密封領域は、15ニュートン(N)よりも弱い平均分離力を与えるように構成することができる。幾つかの実施形態では、密封領域は、約4Nから約14Nまでの分離力を与えるように構成される。更なる実施形態では、密封領域は、約6Nから約11Nまでの分離力を与えるように構成される。なおも更なる実施形態では、密封領域は、約8Nから約10Nまでの分離力を与えるように構成される。
【0051】
剥離強度は、INSTRON Model5943試験機を用いて測定することができる。これらの測定の目的では、引張角度が、45度に設定される。剥離強度を試験する前に、試験機の荷重計が較正される。一般的に、操作説明書が製造者によって用意される。
【0052】
密封構成は、上記で説明したようにベース部材の上面の上で密封部材に押し当てられる熱融着ヘッド面の温度を制御すること、密封ヘッドを密封部材に当てる際の圧力を制御すること、又は密封ヘッドを密封部材に当てる時間を制御すること、又はこれらの組み合わせによって調節することができる。
【0053】
第4の態様によると、本発明は、密封ブリスターパッケージをリサイクルする方法であって、密封部材をベース部材から除去するステップと、コンタクトレンズをブリスターウェルから取り出すステップと、液体コンタクトレンズ包装溶液をブリスターウェルから除去するステップと、ベース部材上の雌連結特徴部を実質的に同等のベース部材上の対応する雄連結特徴部と相互連結させることによってベース部材を実質的に同等のベース部材に固定させてベース部材組立体を形成するステップとを含む方法を提供する。方法は、更なるベース部材をベース部材組立体に機械的に固定させ、互いに固定された少なくとも14個のベース部材を備える組立体を形成してベース部材リサイクルユニットを形成するステップを更に含むことができる。代替的に、方法は、更なるベース部材をベース部材組立体に機械的に固定させ、互いに固定された少なくとも20個のベース部材を備える組立体を形成してベース部材リサイクルユニットを形成するステップを含むことができる。方法は、更なるベース部材をベース部材組立体に機械的に固定させて少なくとも15cmの高さを有するベース部材リサイクルユニットを形成するステップを更に含むことができる。方法は、更なるベース部材をベース部材組立体に機械的に固定させて少なくとも20cmの高さを有するベース部材リサイクルユニットを形成するステップを更に含むことができる。方法は、ベース部材リサイクルユニットをリサイクル容器内に入れるステップを更に含むことができる。それによって、ベース部材リサイクルユニットとしてリサイクルすべきベース部材が、リサイクルするのに十分な体積を有することを可能にすることができる。
【0054】
当然ながら、本発明の一態様に関連して説明する特徴を、本発明の他の態様の中に組み込むことができることを理解されよう。例えば、本発明の方法は、本発明の装置に関連して説明した特徴のうちの何れかを組み込むことができ、その逆もまた同様である。
【0055】
これより、本発明の複数の実施形態を、添付の略図面を参照しながら単なる例として説明することにする。
【図面の簡単な説明】
【0056】
図1A】本発明の第1の実施形態によるコンタクトレンズパッケージベース部材の斜視図である。
図1B】本発明の第1の実施形態本体による、ベース部材と密封部材とを含むコンタクトレンズパッケージの斜視図である。
図2A図1Aに記載のベース部材の上面図である。
図2B図1Aに記載のベース部材の雌連結特徴部の上面図である。
図3図1Aに記載の線A-Aに沿ってとったベース部材の断面図である。
図4図1Aに記載のベース部材の端面図である。
図5A図1Aに記載のベース部材の組立体の斜視図である。
図5B図1Aに記載のベース部材の組立体の側面図である。
図6】本発明の第2の実施形態による、包装済みコンタクトレンズを製造する方法のステップを示す図である。
図7】本発明の第3の実施形態による、コンタクトレンズブリスターパッケージをリサイクルする方法のステップを示す図である。
図8A】本発明の第4の実施形態によるコンタクトレンズパッケージベース部材の上面斜視図である。
図8B図8Aに記載のベース部材の底面斜視図である。
図8C図8Aに記載のベース部材のベース部材組立体の斜視図である。
図8D図8Aに記載のベース部材のベース部材組立体の側面図である。
図9A】本発明の第5の実施形態によるコンタクトレンズパッケージベース部材の上面斜視図である。
図9B図9Aに記載のベース部材の底面斜視図である。
図9C図9Aに記載のベース部材の組立体の斜視図である。
図10A】本発明の第6の実施形態によるコンタクトレンズパッケージベース部材の上面斜視図である。
図10B図10Aに記載のベース部材の底面斜視図である。
図10C図10Aに記載のベース部材のベース部材組立体の側面図である。
図11A】本発明の別の実施形態によるコンタクトレンズパッケージベース部材の上面斜視図である。
図11B図11Aに記載のベース部材の底面斜視図である。
図11C図11Aに記載のベース部材の対の側面図である。
図12】本発明の別の実施形態によるコンタクトレンズパッケージベース部材の上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0057】
本発明の複数の例示的実施形態において、ベース部材は、リサイクル可能プラスチック材料である。ベース部材は、ブリスターウェルとハンドルとを含む。ベース部材は、安定化脚部と側部タブとを含むことができる。ベース部材は、ブリスターパックを用いて利用者にブリスターパックから取り出すべき水和コンタクトレンズを呈示する時等の使用中に下方に向くように設計された下面と、上方を向くように設計された上面とを含む。ブリスターウェルは、ベース部材の上面から下方に延びて凹状内面を有し、ベース部材の下面から下方に突出して反対の凸状外面を有する。ブリスターウェルは、周縁部を有することができる。ブリスターウェルの周縁部は、ブリスターウェルの凹状内面がベース部材の平面状上面に合流する場所とすることができる。ブリスターウェルの周縁部は、ベース部材の上面の上で密封領域が取り囲むことができる。使用時のこの密封領域は、ブリスターパックのベース部材がブリスターパックの密封部材に気密に密封される領域である。ブリスターウェルの周辺部からベース部材の縁部までフランジが延びる。ベース部材の第1の端部において、フランジは、ブリスターウェルの周辺部から一定の距離で湾曲縁部へと延び出すことができる。ベース部材の第2の端部では、フランジは、第1の端部の場合よりも遠くまで延び出し、使用時にユーザの親指とその他の指との間に保持されるのに適するハンドルを形成することができる。フランジは、雌連結特徴部と雄連結特徴部とを含む。雌連結特徴部は、ブリスターウェルの周辺部とフランジの縁部との間に位置付けられる。雄連結特徴部は、ブリスターウェルの周辺部の外側に位置付けられる。ブリスターウェルは、コンタクトレンズ及びコンタクトレンズ包装溶液を保持するように寸法決定される。複数の安定化脚部が、ブリスターウェルの凸状外面の周囲でフランジの下面から下方に延びることができる。使用時には、安定化脚部は、ベース部材の下面が、傾くことなく表面に接触する状態でベース部材を置くことを可能にすることができる。ブリスターウェルの両側でフランジの縁部から下に側部タブが延びることができ、この場合、ベース部材の第1の端部からベース部材の第2の端部まで基本部材の中心を通って延びる線の両側で側部タブが対称に存在することができ、この場合、この線は、ブリスターウェルの中心点を通り抜ける。雌連結特徴部は、ベース部材のフランジを貫通して延びる孔とすることができる。雄連結特徴部は、ベース部材のハンドルの端部に位置付けることができる。雄連結特徴部は、ハンドルの端部にある突出部とすることができる。突出部は、ベース部材のフランジの下面から下方に延びるタブを含むことができる。
【0058】
ブリスターパッケージ内に収容されるコンタクトレンズは、好ましくはソフトコンタクトレンズである。ソフトコンタクトレンズは、10~90%の平衡含水率(EWC)を有する点でヒドロゲルコンタクトレンズとすることができる。好ましくは、ソフトコンタクトレンズは、シリコーンヒドロゲルコンタクトレンズ(すなわち、少なくとも1つのシリコーン含有化学物質由来のポリマー単位を備えるヒドロゲルコンタクトレンズ)である。
【0059】
次に、本発明の第1の例示的実施形態を、図1Aから図5Bまでを参照しながら説明することにする。図1Aは、熱可塑性プラスチック層から形成されたベース部材100を示している。ベース部材100は、0.72gの重量を有する。ベース部材100は、リサイクル可能プラスチック材料で作製される。ベース部材100は、その最長点において46.31mmの長さを有し、最広点において29mmの幅を有する。ベース部材100は、ブリスターウェル104とハンドル106とを含む。ブリスターウェル104は、コンタクトレンズを収容するように寸法決定される。ブリスターウェル104は、側壁105を有する(図3)。ブリスターウェル104は、周縁部101を有する。周縁部101は、直線部分154から実質的に円形に離れる。ハンドル106は、ユーザの親指と他の指との間に保持されるように構成された把持部分を設ける。図3は、ベース部材100の断面図を示している。
【0060】
ベース部材は、下面132と上面130とを有する。下面132と上面130とは、ベース部材の境界を巡って延びる縁部134で合流する。
【0061】
ブリスターウェル104は、熱可塑性プラスチック層の上面130内のウェルとして形成され、下に延びて凹状内面を形成する。ブリスターウェル104の側壁105の厚みは0.6mmである、すなわち、ブリスターウェル104の領域内のベース部材100の上面130とベース部材の下面132との間の距離は0.6mmである。ブリスターウェル104の深さは、その最大点で6mmである。ブリスターウェル104は、最大で1.6mLのコンタクトレンズ包装溶液を保持するようにサイズ決定される。
【0062】
図1Bは、ベース部材100と密封部材103とを示している。密封部材103は、それとベース部材100との間に位置付けられて上方からは直接見ることができないことを示すために点線で示している密封領域102においてベース部材100に接合される。密封領域102は、ベース部材100を密封部材103に気密に密封させてブリスターキャビティを形成するために用いられる。密封領域102は、1.5mmの幅を有する。図2Aは、ベース部材100の上面図を示している。ブリスターウェル104の周辺部からベース部材100の境界までフランジが延び出す。ベース部材の第1の端部138が延び出して、ブリスターウェル104の周辺部から5mmの距離に湾曲縁部を形成する。ベース部材の第2の端部136では、フランジが更に遠くまで延び出して、把持部分として用いることができる実質的に平面状のハンドル106を形成する。ベース部材100の幅に沿って、フランジがブリスターウェル104の周辺部から延び出し、ベース部材100の境界に2つの平坦縁部140を形成する。平坦縁部140は、8mmの長さを有する。平坦縁部140同士間の距離は29mmである。
【0063】
ベース部材100の下面132(図3)の平坦縁部140に隣接する区域から2つの側部タブ122(図1Aでそのうちの一方を見ることができる)が下方に延びる。側部タブ122は、4mmの高さと8mmの長さとを有する。これらの側部タブは、ベース部材100の構造的完全性を高め、ユーザがベース部材100を持ち上げる時に親指とそれ以外の指との間でつまむための把持可能部分を与える役割を果たす。側部タブ122は、ベース部材100が平坦面上に上面を上にして置かれる時にベース部材100を安定させる役割も果たす。
【0064】
ハンドル106の厚みは0.55mmである。ベース部材100の第2の端部136から8.0mmの距離に、フランジの厚みを貫通して延びる孔110が存在する。孔110は、雌連結特徴部である。図2Bは、雌連結特徴部の形状を示している。孔110は、形状が10.5mmの長さ142と1mmの幅143とを有する基本的に四角形のスロットである。孔110は、ベース部材の第2の端部136に向く1つの側部にスロットの長辺の一部分を延びるノッチ146を有する。ノッチ146は、2.7mmの長さを有し、スロットから1.1mm突出する。図2Aに示しているように、ハンドル106は、その遠端部(ベース部材100の第2の端部136)に、ベース部材100の縁部から延び出す突出部150を含む。突出部150は、雄連結特徴部である。突出部150は、上方から見た時に(図2Aの場合のように)直線外縁部152を有する。直線外縁部152は、9.8mmの長さを有する。突出部150の平坦外縁部152から下方に延びるタブ124が存在する(図3及び図4)。
【0065】
タブ124は、2.3mmの長さを有し、ベース部材100の上面から下に1.75mm延び出す。ベース部材100の下面132から3つの安定化脚部116a~116cが下に延び、ベース部材100の上面130上のブリスターウェルの周縁部101と垂直方向に整列される。3つの脚部116a~116cは、ブリスターウェル104の凸状外面の周囲に配列される。ベース部材100の第1の端部138に、安定化脚部のうちの1つ116aが、ベース部材100の幅の中央にくるように位置決めされる。第2の脚部116b及び第3の脚部116cを図4に示しており、これらの脚部は、ベース部材100の長さに沿って第1の端部138から第2の端部136まで延びる中心線の両側に配列される。3つの脚部116a~116cの中心点は、ブリスターウェルの中心を通って垂直に下に延びる軸の周囲でおよそ120度離して位置決めされる。
【0066】
図5A及び図5Bは、1つのベース部材100の突出部150を別のベース部材100の孔110の中に挿入し、タブ124が各ベース部材の孔110の内側に各突出部を保持する役割を果たすことによってこの実施形態による14個のベース部材100をどのようにして互いに接合させることができるかを示している。タブ124は、図5Bに示しているように内向面121を有する。タブ124の内向面121は、別のベース部材100の孔110に隣接するフランジ領域を圧迫してベース部材100同士がばらばらになるのを阻止する。各ベース部材100は、少なくとも1つの他のベース部材100におよそ90度の角度で接合される。ベース部材100は、組立体内で上記の手法で接合されており、従ってベース部材100のうちの半分は互いに対して平行であり、残り半分は、第1の半分に対して90度の角度で接合される。
【0067】
図6に示している第2の実施形態による、包装済みコンタクトレンズを製造する方法200において、本発明の第1の態様によるコンタクトレンズブリスターパッケージが準備される202。ブリスターパッケージの熱可塑性プラスチックベース部材のブリスターウェルの中にコンタクトレンズが入れられる204。熱可塑性プラスチックベース部材のブリスターウェルの中にある体積の液体コンタクトレンズ包装溶液が入れられる206。熱可塑性プラスチックベース部材の密封領域に密封部材が密封される208。任意選択的に、方法は、コンタクトレンズ及び包装溶液を滅菌するために密封済みコンタクトレンズブリスターパッケージを加圧滅菌するステップ210を含む。
【0068】
図7は、第3の実施形態による、本発明のコンタクトレンズブリスターパッケージをリサイクルする方法300を示している。方法のステップは、以下の通りである。熱可塑性プラスチックベース部材から密封部材が除去される312。コンタクトレンズが、ブリスターウェルから取り出される314。熱可塑性プラスチックベース部材内のブリスターウェルから液体コンタクトレンズ包装溶液が除去される316。ステップ318において、熱可塑性プラスチックベース部材上の雌連結特徴部を、実質的に同等の熱可塑性プラスチックベース部材上の対応する雄連結特徴部と相互連結させてベース部材組立体を形成することによって、熱可塑性プラスチックベース部材が、実質的に同等の熱可塑性プラスチックベース部材に機械的に固定される。熱可塑性プラスチックベース部材は、その突出部を、実質的に同等のベース部材である熱可塑性プラスチックベース部材の孔の中に、タブが孔内のノッチと整列するように挿入することによって実質的に同等の熱可塑性プラスチックベース部材と相互連結される。2つのベース部材は、合わさってベース部材組立体を形成する320。任意選択的に、方法は、更なる熱可塑性プラスチックベース部材をベース部材組立体に機械的に固定させ、互いに結合された少なくとも30個の熱可塑性プラスチックベース部材を含む組立体を形成してベース部材リサイクルユニットを形成するステップ322を含む。任意選択的に、方法は、ベース部材リサイクルユニットをリサイクル容器内に入れるステップ324を含む。
【0069】
本発明の別の例示的実施形態(図8Aから図8D)は、本発明の第1の例示的実施形態と同様であるが、幾つかの代替的特徴部を有する。ベース部材400は、ブリスターウェル404とハンドル406とを含む。ブリスターウェル404は周縁部401を有する。周縁部401は、密封領域402によって取り囲まれる。ブリスターウェル404の周辺部からベース部材の境界までフランジが延びる。ベース部材の1つの端部において、フランジが延び出してハンドル406を形成する。ベース部材400は、ハンドル406の厚みを貫通して延びる孔410を有する。孔410は、雌連結特徴部である。孔410は、形状が基本的に四角形であるスロットである。孔410は、内側壁433を有する。孔410は、10.5mmの長さ442と1.0mmの幅440とを有する。孔410の長辺は、ベース部材400の長さに沿って延びる中心線に対して平行である。孔410は、1つの側部にスロットの長辺のうちの一方の一部分を延びるノッチ446を有する。ノッチ446は、長方形の長さに沿って偏心して位置し、それによって孔410は鍵形に見える。ノッチは、2.7mmの長さを有し、スロットから1.1mm突出する。ベース部材400の上面の上に孔410に隣接するフランジの領域431が存在する。ベース部材400の下面の上に孔410に隣接するフランジの領域429(図8B)が存在する。ベース部材400は、孔410の両側に2つの大きめの孔456a及び456bを有する。孔456a及び456bは、ベース部材400を作製するのに必要とされる材料の量を低減させ、従ってその重量を低減させる。ハンドル406は、ブリスターウェル404から最も遠いハンドルの端部に突出部425(図8B図8D)を含む。突出部425は、雄連結特徴部である。図8Bは、ベース部材400の下面からのこの突出部425を示している。突出部425は、ベース部材400の下面と平行な下面437を有する。リップ441(図8C及び図8D)が、ベース部材400の上面と平行である。突出部425の下面437と突出部425のリップ441との間には、湾曲部分439(図8B)が存在する。突出部は、フランジの平面内でベース部材400に背向する表面443を含む(図8Cに示しているように)。表面443は、リップ441に対して垂直である。突出部425は、第2の実質的に同等のベース部材上の孔410内のノッチ446と整列するタブ424を含む。タブ424は、ベース部材400の上面に対して垂直な方向にリップ441から延び出す。突出部425は、第2のベース部材400b(図8C)の孔410の中に挿入することができるように成形される。突出部425は、それが孔410内に着座する状態で第1のベース部材400aを第2のベース部材400bに対して垂直に置くことができるように成形される。この位置では、第1のベース部材400aのリップ441は、第2のベース部材400bの孔410の側壁433(図8A及び図8Bを参照されたい)の隣にある。第1のベース部材400aのタブ424は、第2のベース部材400bのノッチ446(図8Aを参照されたい)と整列される。第1のベース部材400aのリップに対して垂直な表面443は、第2のベース部材400bの孔410に隣接するフランジの領域431(図8A)の隣にある。
【0070】
第1のベース部材400aの突出部425が第2のベース部材400bの孔410と整列されると、図8Dに示しているように第1のベース部材400aのフランジが第2のベース部材400bのフランジに対して平行になるように第1のベース部材400aを90度回転させることができる。この位置では、第1のベース部材400aのリップ441は、第2のベース部材400bの下面の上で孔410に隣接するフランジの領域429(図8B)に対して圧力を印加している。第1のベース部材400aのリップ441は、第1のベース部材400aの突出部425が第2のベース部材400bの孔410から抜け出るのを阻止する役割を果たす。第1のベース部材400aのタブ424は、第2のベース部材400bのノッチ446(図8A)と整列される。従って、第1のベース部材400aを第2のベース部材400bに対して90度回転させる行為は、2つのベース部材を互いにロックすることができる。
【0071】
本発明の別の例示的実施形態(図9Aから図9C)は、本発明の第1の例示的実施形態と同様であるが、幾つかの代替的特徴部を有する。ベース部材500は、ブリスターウェル504とハンドル506とを含む。ブリスターウェル504は、その凹状内面がベース部材の上面に合流する場所に周縁部501を有する。ブリスターウェル504の周縁部501は、密封領域502によって取り囲まれる。ブリスターウェル504の周辺部からベース部材500の境界までフランジが延びる。ベース部材500の1つの端部において、フランジが延び出してハンドル506を形成する。ベース部材500は、ハンドル506の厚みを貫通して延びる孔510を有する。孔510は、雌連結特徴部である。孔510は、形状が基本的に四角形であるスロットである。孔510は、10.5mmの長さ542と1.0mmの幅540とを有する。孔510の長辺は、ベース部材500の長さに沿って延びる中心線に対して垂直である。ハンドル506は、ブリスターウェル504から最も遠いハンドルの端部に、フランジ平面から延び出す突出部550を含む。突出部550は、ベース部材500の長さに沿って延びる中心線に関して対称である。突出部550は、中心線の両側に位置決めされた一対のフック551を有する。フック551は、フランジ平面内にあるブリスターウェルに対向する表面535を有する。
【0072】
図9Bは、ベース部材500の下面を示している。フック551は、フランジ平面内でベース部材500に背向する斜め外向面523を有する。フック551の最広点とベース部材500のフランジの残りの部分との間には湾入部525が存在する。ウェル504から最も遠い突出部550の端部に、下面から下方に延びるタブ524が存在する。突出部550及びタブ524は雄連結特徴部である。タブ524は、フランジ平面内でベース部材に背向する突出部521の外方端部を含む。タブ524は、内向面527を含み、これを図9Cに示している。突出部550及びタブ524は、この実施形態による第2の実質的に同等のベース部材500の孔510の中に挿入することができるように成形される。孔510は、フランジの下面の領域529によって囲まれる。孔510は、フランジの上面の領域531(図9A)によって囲まれる。孔510は、フランジの内側壁533(図9B)によって定義される。突出部550及びタブ524を第2のベース部材の孔510の中に挿入するためには、ユーザは、フックの斜め外向面523とフランジの上面の上で孔510を囲む領域531(図9A)との間に圧力を印加しなければならない。この圧力印加は、突出部521の端部と、フランジの上面の上で孔510を囲む領域531との間にも圧力を印加することになる。斜め外向面523及び突出部521の端部は、圧力下で若干屈曲し、この表面が孔510を通り抜けることを可能にすることになる。
【0073】
図9Cに示しているように、突出部550がもう一方のベース部材500の孔510の中に挿入され終わると、タブ524及びフック551は、突出部550が孔510から抜け出るのを阻止する役割を果たす。タブ524の内向面527は、孔510を囲むフランジの下面の領域529に当接し、それによって突出部550が孔510から抜け出るのが阻止される。一方のベース部材のフランジの湾入部525は、孔の内側壁533(図9B)の隣にある。第1のベース部材のブリスターウェルに対向するフックの表面535(図9A)は、ベース部材の下面の上で孔を囲むフランジ529を圧迫し、突出部550が孔510から抜け出るのを阻止する。一方のベース部材の雄連結特徴部(この実施形態では突出部550)が第2のベース部材の雌連結特徴部(この実施形態では孔510)に機械的に固定され終わると、第2のベース部材の雄連結特徴部を、第3のベース部材の雌連結特徴部に機械的に固定させることができる。この固定を繰り返し部行ってベース部材500の組立体を形成することができる。図9Cは、1つのベース部材500の突出部550を別のベース部材500の孔510の中に挿入し、タブ524及びフック551が各ベース部材500の孔510の内側に各突出部を保持する役割を果たすことによってこの実施形態による8個のベース部材500をどのようにして互いに接合させることができるかを示している。各ベース部材500は、少なくとも1つの他のベース部材500におよそ90度の角度で接合される。ベース部材500は、組立体内で上記の手法で接合されており、従ってベース部材500のうちの半分は互いに対して平行であり、残り半分は、第1の半分に対して90度の角度で接合される。
【0074】
本発明の別の例示的実施形態(図10Aから図10C)は、本発明の第1の例示的実施形態と同様であるが、幾つかの代替的特徴部を有する。ベース部材600は、ブリスターウェル604とハンドル606とを含む。ブリスターウェル604は、その凹状内面がベース部材600の上面に合流する場所に周縁部601を有する。ブリスターウェルの周縁部601は、密封領域602によって取り囲まれる。ブリスターウェル604の周辺部からベース部材600の境界までフランジが延びる。ベース部材600の1つの端部において、フランジが延び出してハンドル606を形成する。ベース部材600は、ハンドル606の上面から下方に延びて凹上面を形成し、ハンドル606の下面から下方に延びて凸下面を形成する第2のウェル611を有する。第2のウェル611の凹上面は雌連結特徴部である。図10Aは、第2のウェル611の凹上面を示している。図10Bは、ベース部材600の下面を示している。第2のウェル611の凸下面から突出部612が下に延びる。突出部612は雄連結特徴部である。突出部612は、この実施形態による別のベース部材600の第2のウェル611の中に押し込んで、そこに締まり嵌めによって保持することができるように成形される。図10Cは、第1のベース部材600の突出部612が第2のベース部材600の第2のウェル611の中にどのようにして入るかを示している。突出部612と第2のウェル611との間の締まり嵌めは、2つのベース部材600を互いに保持する。この締まり嵌めを繰り返し部行ってベース部材600の組立体を形成することができる。
【0075】
本発明の別の例示的実施形態(図11Aから図11C)は、本発明の第1の例示的実施形態と同様であるが、幾つかの代替的特徴部を有する。ベース部材800は、ブリスターウェル804とハンドル806とを含む。ブリスターウェル804は、その凹状内面がベース部材800の上面に合流する場所に周縁部801を有する。周縁部801は、密封領域802によって取り囲まれる。ブリスターウェル804の周辺部からベース部材800の境界までフランジが延びる。フランジは、ブリスターウェル804の周辺部から湾曲縁部821まで延び、湾曲縁部821は、ブリスターウェル804の周辺部からウェル804の周囲のあらゆる箇所で実質的に等しい距離にある。フランジは、湾曲縁部821から延び出してベース部材の一方の側にハンドル806を形成する。ハンドル806は、密封領域802と併せて平面状である。4つの突出部860が、ブリスターウェル804の中心を垂直に通って延びる軸の周囲でおよそ90度の間隔でフランジの上面から下方に延びる。突出部860は雄連結特徴部である。図11Bは、ベース部材800の上面から下方に延びる突出部860を示している。ベース部材800の上面から最も遠い突出部860の端部はフック付きである。図11Cは、1つのベース部材800のウェル804が、この例示的実施形態による第2のベース部材800のウェル804の中に挿入され、突出部860が、若干湾入した領域861内で第2のベース部材の湾曲縁部821に被嵌することを示している。領域861は雌連結特徴部である。突出部860のフックは、突出部を適所に保持し、2つのベース部材800を互いに接合された状態に保つ役割を果たす。この接合を繰り返し部行ってベース部材の組立体を形成することができる。
【0076】
本発明の別の例示的実施形態(図12)は、本発明の第1の例示的実施形態と同様であるが、幾つかの代替的特徴部を有する。ベース部材900は、ブリスターウェル904とハンドル906とを含む。ベース部材900は、ハンドル906の厚みを貫通して延びる孔910を有する。孔910は、雌連結特徴部である。この孔は、形状が基本的に四角形であるスロットである。この孔は、10.5mmの長さ942と1.0mmの幅940とを有する。孔910の長辺は、ベース部材の長さに沿って延びる中心線に対して垂直である。孔910は、ベース部材の幅に沿ってその中心に位置決めされてスロットの長辺のうちの一方の一部分を延びるノッチ946を有する。このノッチは、2.7mmの長さを有し、スロットから1.1mm突出する。ハンドル906は、フランジの平面内で延び出す突出部950を含む。突出部950は雄連結特徴部である。
【0077】
本発明を、特定の実施形態を参照しながら説明及び例示したが、当業者は、本発明が、本明細書には具体的に例示していない多くの異なる変化形態に適することを理解されよう。
【0078】
前述の説明で、既知の明白又は予測可能な均等物を有する完全体又は要素に言及したところでは、かかる均等物は、それらを個々に示すかのように本明細書に組み込まれている。あらゆるかかる均等物を包含するものと解釈すべき本発明の真の範囲を決定するためには、特許請求を参照されたい。閲読者は、好ましい、有益な、好適な、又は同様のものとして説明する本発明の完全体又は特徴が任意選択的であり、独立請求項の範囲を限定しないことも理解されよう。更に、かかる任意選択的な完全体又は特徴が、本発明の幾つかの実施形態では見込み的な利点を有するものであるが、望ましいものではない可能性があり、従って他の実施形態では不在である可能性があることを理解されたい。
【符号の説明】
【0079】
100 ベース部材
101 周縁部
102 密封領域
104 ブリスターウェル
106 ハンドル
110 孔
122 側部タブ
130 上面
134 縁部
140 平坦縁部
152 直線外縁部
154 直線部分
116a 安定化脚部
図1A
図1B
図2A
図2B
図3
図4
図5A
図5B
図6
図7
図8A
図8B
図8C
図8D
図9A
図9B
図9C
図10A
図10B
図10C
図11A
図11B
図11C
図12
【手続補正書】
【提出日】2023-08-29
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
プラスチック材料で作製されたベース部材と、未装用コンタクトレンズ及びコンタクトレンズ包装溶液を保持するように配列されるブリスターキャビティを形成するために前記ベース部材に接合された密封部材とを含むコンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージであって、
前記ベース部材が、上面と下面とを有し、ブリスターウェルと、前記ブリスターウェルから延び出すフランジによって提供されたハンドルとを含む、
コンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージにおいて、
前記フランジは、雌連結特徴部と雄連結特徴部とを含み、前記雌連結特徴部が、前記ブリスターウェルの周辺部と前記フランジの縁部との間に位置付けられ、前記雄連結特徴部が、前記ブリスターウェルの前記周辺部の外側に位置付けられ、
前記ベース部材上の前記雌連結特徴部が、実質的に同等のベース部材上の対応する雄連結特徴部と相互連結し、前記ベース部材を前記実質的に同等のベース部材に機械的に固定させてベース部材組立体を形成するように構成され、
前記雄連結特徴部は、クリップ、返し部、又はこれらの組み合わせを含む、
ことを特徴とするコンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージ。
【請求項2】
前記ベース部材は、0.4gから0.72gまでの重量を有する、請求項1に記載のコンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージ。
【請求項3】
前記雌連結特徴部は、前記ベース部材の前記フランジにおいて孔を備える、請求項1又は請求項2に記載のコンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージ。
【請求項4】
前記雌連結特徴部は、ノッチを縁部に含む孔である、請求項1又は請求項2に記載のコンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージ。
【請求項5】
前記雌連結特徴部は、前記ハンドルの周辺部からよりも前記ブリスターウェルの前記周辺部から大きい距離に位置付けられる、請求項1又は請求項2に記載のコンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージ。
【請求項6】
1つのベース部材の前記雄連結特徴部を第2の実質的に同等のベース部材の前記雌連結特徴部の中に挿入するステップにより、これら2つのベース部材が特定の向きで互いに接合され、前記雄連結特徴部が前記雌連結特徴部から取り外されるのが防止される、請求項1又は請求項2に記載のコンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージ。
【請求項7】
前記雄連結特徴部は、鍵形に見えるように側部から延びるタブを有する四角形突出部を含み、前記四角形突出部は、実質的に同等の第2のベース部材上の対応する雌連結特徴部のノッチの中に嵌入するように構成され、前記四角形突出部と前記ノッチとは、前記四角形突出部が第2のベース部材のノッチの中に挿入された時に、前記第2のベース部材が前記ベース部材に対して特定の方式で配向されるように構成されている、請求項1又は請求項2に記載のコンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージ。
【請求項8】
前記雌連結特徴部は、第2のウェルの凹状内面であり、前記雄連結特徴部は、前記第2のウェルの凸状外面であり、前記雌連結特徴部は、前記雄連結特徴部と前記雌連結特徴部との間の締まり嵌めによって実質的に同等のベース部材上の対応する前記雄連結特徴部と相互連結する、請求項1又は請求項2に記載のコンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージ。
【請求項9】
前記ブリスターウェルは周縁部であり、前記ブリスターウェルの前記周縁部は、前記ベース部材の前記上面の上で密封領域によって取り囲まれる、請求項1又は請求項2に記載のコンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージ。
【請求項10】
前記ベース部材は、3又は4以上の安定化脚部を更に含み、前記安定化脚部は、前記ベース部材の前記下面から下方に延びて前記ブリスターウェルの周縁部と垂直方向に整列される、請求項1又は請求項2に記載のコンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージ。
【請求項11】
前記ベース部材は、前記ブリスターウェルの両側に位置決めされた少なくとも2つの側部タブを含み、前記側部タブは、前記ベース部材の前記上面から下方に延びる、請求項1又は請求項2に記載のコンタクトレンズ用気密密封ブリスターパッケージ。
【請求項12】
請求項1又は請求項2に記載のブリスターパッケージからの複数のベース部材を含むベース部材組立体であって、前記組立体内で、前記各ベース部材が、1又は2以上の他のベース部材に機械的に連結され、各機械的連結は、前記ベース部材のうちの1つの上にある前記雌連結特徴部と、前記ベース部材のうちの別のものの上にある対応する雄連結特徴部との間にある、ベース部材組立体。
【請求項13】
前記ベース部材組立体は、少なくとも14個の前記ベース部材を備える、請求項12に記載のベース部材組立体。
【請求項14】
ベース部材組立体であって、前記ベース部材組立体は、少なくとも15cmの高さを有する、請求項12に記載のベース部材組立体。
【請求項15】
包装済みコンタクトレンズを製造する方法であって、
請求項1又は請求項2に記載のコンタクトレンズ用ブリスターパッケージのベース部材を準備するステップと、
コンタクトレンズを前記ベース部材の前記ブリスターウェルの中に入れるステップと、
ある体積の液体コンタクトレンズ包装溶液を前記ベース部材の前記ブリスターウェルの中に入れるステップと、
密封部材を前記ベース部材の密封領域に密封させるステップと、
前記コンタクトレンズ及び包装溶液を滅菌するために密封コンタクトレンズブリスターパッケージを加圧滅菌するステップと、
を含む方法。
【請求項16】
請求項1又は請求項2に記載のコンタクトレンズ用密封ブリスターパッケージをリサイクルする方法であって、
前記密封部材を前記ベース部材から除去するステップと、
コンタクトレンズを前記ブリスターウェルから取り出すステップと、
液体コンタクトレンズ包装溶液を前記ブリスターウェルから除去するステップと、
前記ベース部材上の前記雌連結特徴部を、実質的に同等のベース部材上の対応する雄連結特徴部と相互連結させることによって前記ベース部材を前記実質的に同等のベース部材に機械的に固定させてベース部材組立体を形成するステップと、
を含む方法。
【請求項17】
更なるベース部材を前記ベース部材組立体に機械的に固定させて、少なくとも14個のベース部材を備えるベース部材リサイクルユニットを形成するステップと、前記ベース部材リサイクルユニットをリサイクル容器内に入れるステップと、を更に含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
更なるベース部材を前記ベース部材組立体に機械的に固定させて少なくとも15cmの高さを有するベース部材リサイクルユニットを形成するステップと、前記ベース部材リサイクルユニットをリサイクル容器内に入れるステップと、を更に含む、請求項16に記載の方法。
【国際調査報告】