IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ オーバーチュア・リサーフェシング・インコーポレイテッドの特許一覧

特表2024-506178骨軟骨欠損のための関節面置換インプラントシステムおよび方法
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-09
(54)【発明の名称】骨軟骨欠損のための関節面置換インプラントシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   A61F 2/38 20060101AFI20240202BHJP
【FI】
A61F2/38
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023547821
(86)(22)【出願日】2022-02-04
(85)【翻訳文提出日】2023-09-29
(86)【国際出願番号】 US2022015315
(87)【国際公開番号】W WO2022170097
(87)【国際公開日】2022-08-11
(31)【優先権主張番号】63/146,491
(32)【優先日】2021-02-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/592,896
(32)【優先日】2022-02-04
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523298638
【氏名又は名称】オーバーチュア・リサーフェシング・インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】ライリー・ジェイ・ウィリアムズ
(72)【発明者】
【氏名】ヒョン・ペ
(72)【発明者】
【氏名】ベンジャミン・アーノルド
(72)【発明者】
【氏名】ブライアン・バウマン
(72)【発明者】
【氏名】イアン・フライド
【テーマコード(参考)】
4C097
【Fターム(参考)】
4C097AA07
4C097BB01
4C097CC01
4C097CC03
4C097CC05
4C097CC17
(57)【要約】
例示の関節形成システムおよび方法は、凸状担持表面部分および軟骨下骨表面部分を備える第1のインプラントと、凹状担持表面部分および軟骨下骨表面部分を備える第2のインプラントとの埋め込みを伴い、インプラントは、患者における骨軟骨欠損を処置するために、患者の関節への埋め込みのために構成される。関節は、膝関節、肩関節、股関節、足関節、または第1の中足指節関節などであり得る。例示の実施形態では、関節は膝関節であり、第1のインプラントは大腿骨インプラントであり、第2のインプラントは脛骨インプラントである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
凸状担持表面部分および軟骨下骨表面部分を備える大腿骨インプラントと、
凹状担持表面部分および軟骨下骨表面部分を備える脛骨インプラントと
を備える単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項2】
前記脛骨インプラントの前記凹状担持表面部分は、近位平面を定める周縁を有し、
前記脛骨インプラントの前記軟骨下骨表面部分は遠位平面を定め、
前記脛骨インプラントの前記凹状担持表面部分の前記周縁によって定められる前記近位平面は、前記脛骨インプラントの前記軟骨下骨表面部分によって定められる前記遠位平面と非平行である、
請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項3】
前記脛骨インプラントの前記凹状担持表面部分は、近位平面を定める周縁を有し、
前記脛骨インプラントの前記軟骨下骨表面部分は遠位平面を定め、
前記脛骨インプラントの前記凹状担持表面部分の前記周縁によって定められる前記近位平面は、前記脛骨インプラントの前記軟骨下骨表面部分によって定められる前記遠位平面と平行である、
請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項4】
前記大腿骨インプラントは少なくとも1つの近位ペグをさらに備える、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項5】
前記大腿骨インプラントの前記少なくとも1つの近位ペグは少なくとも1つの返しを備える、請求項4に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項6】
前記大腿骨インプラントは少なくとも1つの回転防止スパイクをさらに備える、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項7】
前記脛骨インプラントは少なくとも1つの遠位ペグをさらに備える、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項8】
前記脛骨インプラントの前記少なくとも1つの遠位ペグは少なくとも1つの返しを備える、請求項7に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項9】
前記脛骨インプラントの前記凹状担持表面部分は、近位平面を定める周縁を有し、
前記脛骨インプラントの前記軟骨下骨表面部分は遠位平面を定め、
前記脛骨インプラントは少なくとも1つの遠位ペグをさらに備え、
前記脛骨インプラントの前記少なくとも1つの遠位ペグは、前記脛骨インプラントの前記軟骨下骨表面部分によって定められる前記遠位平面に対して垂直であり、前記脛骨インプラントの前記凹状担持表面部分の前記周縁によって定められる前記近位平面に対して非垂直である軸を定める、
請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項10】
前記脛骨インプラントは少なくとも1つの回転防止スパイクをさらに備える、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項11】
前記大腿骨インプラントの前記凸状担持表面部分は非多孔質チタンを備える、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項12】
前記大腿骨インプラントの前記軟骨下骨表面部分は多孔質チタンを備える、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項13】
前記大腿骨インプラントの前記少なくとも1つのペグは複数の返しを備える、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項14】
前記大腿骨インプラントは複数の回転防止スパイクをさらに備える、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項15】
前記大腿骨インプラントは複数の近位ペグをさらに備える、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項16】
前記脛骨インプラントの前記凹状担持表面部分は超高分子量ポリエチレンを備える、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項17】
前記脛骨インプラントの前記軟骨下骨表面部分は近位側と遠位側とを有し、
前記脛骨インプラントの前記凹状担持表面部分は、前記脛骨インプラントの前記軟骨下骨表面部分の前記近位側と圧縮成形される、
請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項18】
前記脛骨インプラントの前記軟骨下骨表面部分の前記近位側は多孔質チタンを備える、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項19】
前記脛骨インプラントの前記軟骨下骨表面部分の前記遠位側は不規則格子を備える、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項20】
前記脛骨インプラントの前記遠位ペグは複数の返しを備える、請求項7に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項21】
前記脛骨インプラントは複数の回転防止スパイクをさらに備える、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項22】
前記脛骨インプラントは複数の遠位ペグをさらに備える、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項23】
前記大腿骨インプラントの前記凸状担持表面部分は丸い輪郭を備える、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項24】
前記大腿骨インプラントの前記凸状担持表面部分は楕円形のレーストラック形の輪郭を備える、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項25】
前記大腿骨インプラントの前記凸状担持表面部分は3つの円の輪郭を備える、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項26】
前記大腿骨インプラントの前記少なくとも1つの近位ペグは小柱多孔質構造を備える、請求項4に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項27】
前記脛骨インプラントの前記少なくとも1つの遠位ペグは小柱多孔質構造を備える、請求項7に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項28】
前記大腿骨インプラントの前記凸状担持表面部分は、非多孔質ステンレス鋼、非多孔質コバルトクロム、および非多孔質セラミックから成る群から選択される部材を備える、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項29】
前記脛骨インプラントの前記軟骨下骨表面部分の前記近位側は、非多孔質ステンレス鋼、非多孔質コバルトクロム、および非多孔質セラミックから成る群から選択される部材を備える、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項30】
前記大腿骨インプラントの前記凸状担持表面部分は、約12mmから約20mmまでの範囲内の直径の値を有する丸い輪郭を備える、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項31】
前記大腿骨インプラントの前記凸状担持表面部分は、約20mmから約35mmまでの範囲内の長さの値を有する楕円形のレーストラック形の輪郭を備える、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項32】
前記大腿骨インプラントの前記凸状担持表面部分は、約12mmから約20mmまでの範囲内の幅の値を有する楕円形のレーストラック形の輪郭を備える、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項33】
前記大腿骨インプラントは、約5mmから約10mmまでの範囲内の厚さの値を有する、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項34】
前記脛骨インプラントは、約15mmから約25mmまでの範囲内の直径の値を有する、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項35】
前記脛骨インプラントは、約6.5mm以上である厚さの値を有する、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項36】
前記大腿骨インプラントは一体式ユニットである、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項37】
前記脛骨インプラントは一体式ユニットである、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項38】
前記大腿骨インプラントは、円形を有し、骨ネジ固定機構をさらに備える、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項39】
前記脛骨インプラントは、円形を有し、骨ネジ固定機構をさらに備える、請求項1に記載の単顆型膝関節形成関節面置換システム。
【請求項40】
凸状担持表面部分および軟骨下骨表面部分を備える第1のインプラントと、
凹状担持表面部分および軟骨下骨表面部分を備える第2のインプラントと、
を備え、
患者の関節への埋め込みのために構成される
関節形成関節面置換システム。
【請求項41】
前記関節は、膝関節、肩関節、股関節、足関節、および第1の中足指節関節から成る群から選択される部材を備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項42】
前記第1のインプラントは大腿骨インプラントを備え、前記第2のインプラントは脛骨インプラントを備え、前記関節は膝関節を備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項43】
前記第2のインプラントの前記凹状担持表面部分は、近位平面を定める周縁を有し、
前記第2のインプラントの前記軟骨下骨表面部分は遠位平面を定め、
前記第2のインプラントの前記凹状担持表面部分の前記周縁によって定められる前記近位平面は、前記第2のインプラントの前記軟骨下骨表面部分によって定められる前記遠位平面と非平行である、
請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項44】
前記第2のインプラントの前記凹状担持表面部分は、近位平面を定める周縁を有し、
前記第2のインプラントの前記軟骨下骨表面部分は遠位平面を定め、
前記第2のインプラントの前記凹状担持表面部分の前記周縁によって定められる前記近位平面は、前記第2のインプラントの前記軟骨下骨表面部分によって定められる前記遠位平面と平行である、
請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項45】
前記第1のインプラントは少なくとも1つの近位ペグをさらに備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項46】
前記第1のインプラントの前記少なくとも1つの近位ペグは少なくとも1つの返しを備える、請求項44に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項47】
前記第1のインプラントは少なくとも1つの回転防止スパイクをさらに備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項48】
前記第2のインプラントは少なくとも1つの遠位ペグをさらに備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項49】
前記第2のインプラントの前記少なくとも1つの遠位ペグは少なくとも1つの返しを備える、請求項47に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項50】
前記第2のインプラントの前記凹状担持表面部分は、近位平面を定める周縁を有し、
前記第2のインプラントの前記軟骨下骨表面部分は遠位平面を定め、
前記第2のインプラントは少なくとも1つの遠位ペグをさらに備え、
前記第2のインプラントの前記少なくとも1つの遠位ペグは、前記第2のインプラントの前記軟骨下骨表面部分によって定められる前記遠位平面に対して垂直であり、前記第2のインプラントの前記凹状担持表面部分の前記周縁によって定められる前記近位平面に対して非垂直である軸を定める、
請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項51】
前記第2のインプラントは少なくとも1つの回転防止スパイクをさらに備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項52】
前記第1のインプラントの前記凸状担持表面部分は非多孔質チタンを備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項53】
前記第1のインプラントの前記軟骨下骨表面部分は多孔質チタンを備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項54】
前記第1のインプラントの前記少なくとも1つのペグは複数の返しを備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項55】
前記第1のインプラントは複数の回転防止スパイクをさらに備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項56】
前記第1のインプラントは複数の近位ペグをさらに備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項57】
前記第2のインプラントの前記凹状担持表面部分は超高分子量ポリエチレンを備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項58】
前記第2のインプラントの前記軟骨下骨表面部分は近位側と遠位側とを有し、
前記第2のインプラントの前記凹状担持表面部分は、前記第2のインプラントの前記軟骨下骨表面部分の前記近位側と圧縮成形される、
請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項59】
前記第2のインプラントの前記軟骨下骨表面部分の前記近位側は多孔質チタンを備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項60】
前記第2のインプラントの前記軟骨下骨表面部分の前記遠位側は不規則格子を備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項61】
前記第2のインプラントの前記遠位ペグは複数の返しを備える、請求項47に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項62】
前記第2のインプラントは複数の回転防止スパイクをさらに備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項63】
前記第2のインプラントは複数の遠位ペグをさらに備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項64】
前記第1のインプラントの前記凸状担持表面部分は丸い輪郭を備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項65】
前記第1のインプラントの前記凸状担持表面部分は楕円形のレーストラック形の輪郭を備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項66】
前記第1のインプラントの前記凸状担持表面部分は3つの円の輪郭を備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項67】
前記第1のインプラントの前記少なくとも1つの近位ペグは小柱多孔質構造を備える、請求項44に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項68】
前記第2のインプラントの前記少なくとも1つの遠位ペグは小柱多孔質構造を備える、請求項47に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項69】
前記第1のインプラントの前記凸状担持表面部分は、非多孔質ステンレス鋼、非多孔質コバルトクロム、および非多孔質セラミックから成る群から選択される部材を備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項70】
前記第2のインプラントの前記軟骨下骨表面部分の前記近位側は、非多孔質ステンレス鋼、非多孔質コバルトクロム、および非多孔質セラミックから成る群から選択される部材を備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項71】
前記第1のインプラントの前記凸状担持表面部分は、約12mmから約20mmまでの範囲内の直径の値を有する丸い輪郭を備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項72】
前記第1のインプラントの前記凸状担持表面部分は、約20mmから約35mmまでの範囲内の長さの値を有する楕円形のレーストラック形の輪郭を備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項73】
前記第1のインプラントの前記凸状担持表面部分は、約12mmから約20mmまでの範囲内の幅の値を有する楕円形のレーストラック形の輪郭を備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項74】
前記第1のインプラントは、約5mmから約10mmまでの範囲内の厚さの値を有する、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項75】
前記第2のインプラントは、約15mmから約25mmまでの範囲内の直径の値を有する、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項76】
前記第2のインプラントは、約6.5mm以上である厚さの値を有する、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項77】
前記第1のインプラントは一体式ユニットである、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項78】
前記第2のインプラントは一体式ユニットである、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項79】
前記第1のインプラントは、円形を有し、骨ネジ固定機構をさらに備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項80】
前記第2のインプラントは、円形を有し、骨ネジ固定機構をさらに備える、請求項40に記載の関節形成関節面置換システム。
【請求項81】
関節形成関節面置換システムを患者の関節へと埋め込む方法であって、
前記関節面置換システムの第1のインプラントを前記患者の前記関節の第1の骨の遠位部分と係合するステップであって、前記第1のインプラントは凸状担持表面部分と軟骨下骨表面部分とを備える、ステップと、
前記関節面置換システムの第2のインプラントを前記患者の前記関節の第2の骨の近位部分と係合するステップであって、前記第2のインプラントは凹状担持表面部分と軟骨下骨表面部分とを備える、ステップと
を含む方法。
【請求項82】
前記関節は、膝関節、肩関節、股関節、足関節、および第1の中足指節関節から成る群から選択される部材を備える、請求項81に記載の方法。
【請求項83】
前記関節は膝関節を備え、前記第1のインプラントは大腿骨インプラントを備え、前記第2のインプラントは脛骨インプラントを備える、請求項81に記載の方法。
【請求項84】
前記第2のインプラントの前記凹状担持表面部分は、近位平面を定める周縁を有し、
前記第2のインプラントの前記軟骨下骨表面部分は遠位平面を定め、
前記第2のインプラントの前記凹状担持表面部分の前記周縁によって定められる前記近位平面は、前記第2のインプラントの前記軟骨下骨表面部分によって定められる前記遠位平面と非平行である、
請求項81に記載の方法。
【請求項85】
前記第2のインプラントの前記凹状担持表面部分は、近位平面を定める周縁を有し、
前記第2のインプラントの前記軟骨下骨表面部分は遠位平面を定め、
前記第2のインプラントの前記凹状担持表面部分の前記周縁によって定められる前記近位平面は、前記第2のインプラントの前記軟骨下骨表面部分によって定められる前記遠位平面と平行である、
請求項81に記載の方法。
【請求項86】
前記第1のインプラントは少なくとも1つの近位ペグをさらに備える、請求項81に記載の方法。
【請求項87】
前記第1のインプラントの前記少なくとも1つの近位ペグは少なくとも1つの返しを備える、請求項86に記載の方法。
【請求項88】
前記第1のインプラントは少なくとも1つの回転防止スパイクをさらに備える、請求項81に記載の方法。
【請求項89】
前記第2のインプラントは少なくとも1つの遠位ペグをさらに備える、請求項81に記載の方法。
【請求項90】
前記第2のインプラントの前記少なくとも1つの遠位ペグは少なくとも1つの返しを備える、請求項89に記載の方法。
【請求項91】
前記第2のインプラントの前記凹状担持表面部分は、近位平面を定める周縁を有し、
前記第2のインプラントの前記軟骨下骨表面部分は遠位平面を定め、
前記第2のインプラントは少なくとも1つの遠位ペグをさらに備え、
前記第2のインプラントの前記少なくとも1つの遠位ペグは、前記第2のインプラントの前記軟骨下骨表面部分によって定められる前記遠位平面に対して垂直であり、前記第2のインプラントの前記凹状担持表面部分の前記周縁によって定められる前記近位平面に対して非垂直である軸を定める、
請求項81に記載の方法。
【請求項92】
前記第2のインプラントは少なくとも1つの回転防止スパイクをさらに備える、請求項81に記載の方法。
【請求項93】
前記第1のインプラントの前記凸状担持表面部分は非多孔質チタンを備える、請求項81に記載の方法。
【請求項94】
前記第1のインプラントの前記軟骨下骨表面部分は多孔質チタンを備える、請求項81に記載の方法。
【請求項95】
前記第1のインプラントの前記少なくとも1つのペグは複数の返しを備える、請求項81に記載の方法。
【請求項96】
前記第1のインプラントは複数の回転防止スパイクをさらに備える、請求項81に記載の方法。
【請求項97】
前記第1のインプラントは複数の近位ペグをさらに備える、請求項81に記載の方法。
【請求項98】
前記第2のインプラントの前記凹状担持表面部分は超高分子量ポリエチレンを備える、請求項81に記載の方法。
【請求項99】
前記第2のインプラントの前記軟骨下骨表面部分は近位側と遠位側とを有し、
前記第2のインプラントの前記凹状担持表面部分は、前記第2のインプラントの前記軟骨下骨表面部分の前記近位側と圧縮成形される、
請求項81に記載の方法。
【請求項100】
前記第2のインプラントの前記軟骨下骨表面部分の前記近位側は多孔質チタンを備える、請求項81に記載の方法。
【請求項101】
前記第2のインプラントの前記軟骨下骨表面部分の前記遠位側は不規則格子を備える、請求項81に記載の方法。
【請求項102】
前記第2のインプラントの前記遠位ペグは複数の返しを備える、請求項89に記載の方法。
【請求項103】
前記第2のインプラントは複数の回転防止スパイクをさらに備える、請求項81に記載の方法。
【請求項104】
前記第2のインプラントは複数の遠位ペグをさらに備える、請求項81に記載の方法。
【請求項105】
前記第1のインプラントの前記凸状担持表面部分は丸い輪郭を備える、請求項81に記載の方法。
【請求項106】
前記第1のインプラントの前記凸状担持表面部分は楕円形のレーストラック形の輪郭を備える、請求項81に記載の方法。
【請求項107】
前記第1のインプラントの前記凸状担持表面部分は3つの円の輪郭を備える、請求項81に記載の方法。
【請求項108】
前記第1のインプラントの前記少なくとも1つの近位ペグは小柱多孔質構造を備える、請求項86に記載の方法。
【請求項109】
前記第2のインプラントの前記少なくとも1つの遠位ペグは小柱多孔質構造を備える、請求項89に記載の方法。
【請求項110】
前記第1のインプラントの前記凸状担持表面部分は、非多孔質ステンレス鋼、非多孔質コバルトクロム、および非多孔質セラミックから成る群から選択される部材を備える、請求項81に記載の方法。
【請求項111】
前記第2のインプラントの前記軟骨下骨表面部分の前記近位側は、非多孔質ステンレス鋼、非多孔質コバルトクロム、および非多孔質セラミックから成る群から選択される部材を備える、請求項81に記載の方法。
【請求項112】
前記第1のインプラントの前記凸状担持表面部分は、約12mmから約20mmまでの範囲内の直径の値を有する丸い輪郭を備える、請求項81に記載の方法。
【請求項113】
前記第1のインプラントの前記凸状担持表面部分は、約20mmから約35mmまでの範囲内の長さの値を有する楕円形のレーストラック形の輪郭を備える、請求項81に記載の方法。
【請求項114】
前記第1のインプラントの前記凸状担持表面部分は、約12mmから約20mmまでの範囲内の幅の値を有する楕円形のレーストラック形の輪郭を備える、請求項81に記載の方法。
【請求項115】
前記第1のインプラントは、約5mmから約10mmまでの範囲内の厚さの値を有する、請求項81に記載の方法。
【請求項116】
前記第2のインプラントは、約15mmから約25mmまでの範囲内の直径の値を有する、請求項81に記載の方法。
【請求項117】
前記第2のインプラントは、約6.5mm以上である厚さの値を有する、請求項81に記載の方法。
【請求項118】
前記第1のインプラントは一体式ユニットである、請求項81に記載の方法。
【請求項119】
前記第2のインプラントは一体式ユニットである、請求項81に記載の方法。
【請求項120】
前記第1のインプラントは、円形を有し、骨ネジ固定機構をさらに備える、請求項81に記載の方法。
【請求項121】
前記第2のインプラントは、円形を有し、骨ネジ固定機構をさらに備える、請求項81に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願の相互参照
本出願は、2021年2月5日に出願された米国仮特許出願第63/146,491号の便益を主張し、この特許出願の開示は、本明細書において参照により組み込まれている。
【0002】
本発明の実施形態は、概して、関節形成のシステムおよび方法に関し、詳細には、骨軟骨欠損のための最小の関節面置換の単顆型膝関節面置換インプラントのシステムおよび方法を網羅する。
【背景技術】
【0003】
関節接合する関節面の骨軟骨欠損のための単顆型での関節の関節面置換インプラントが、本明細書において開示されている。縮小したインプラントのフットプリントは、関節接合する関節面の最小限の切除を可能にする。多孔質の内殖および返し付きペグの特徴部は、強くセメントなしでの固定を可能にする。凹状の関節面のための人工装具が、関節への斜めのアクセスで埋め込まれ得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
第1の態様において、本発明の実施形態は、単顆型膝関節形成関節面置換システムと、単顆型膝関節形成関節面置換システムの使用および製造のための方法とを網羅している。例示の単顆型膝関節形成関節面置換システムは大腿骨インプラントと脛骨インプラントとを含み得る。大腿骨インプラントは凸状担持表面部分と軟骨下骨表面部分とを含み得る。脛骨インプラントは凹状担持表面部分と軟骨下骨表面部分とを含み得る。ある場合には、脛骨インプラントの凹状担持表面部分は、近位平面を定める周縁を有し、脛骨インプラントの軟骨下骨表面部分は遠位平面を定め、脛骨インプラントの凹状担持表面部分の周縁によって定められる近位平面は、脛骨インプラントの軟骨下骨表面部分によって定められる遠位平面と非平行である。ある場合には、脛骨インプラントの凹状担持表面部分は、近位平面を定める周縁を有し、脛骨インプラントの軟骨下骨表面部分は遠位平面を定め、脛骨インプラントの凹状担持表面部分の周縁によって定められる近位平面は、脛骨インプラントの軟骨下骨表面部分によって定められる遠位平面と平行である。ある場合には、大腿骨インプラントは少なくとも1つの近位ペグをさらに備える。ある場合には、大腿骨インプラントの近位ペグは少なくとも1つの返しを備える。ある場合には、大腿骨インプラントは少なくとも1つの回転防止スパイクをさらに備える。ある場合には、脛骨インプラントは少なくとも1つの遠位ペグをさらに備える。ある場合には、脛骨インプラントの遠位ペグは少なくとも1つの返しを備える。ある場合には、脛骨インプラントの凹状担持表面部分は、近位平面を定める周縁を有し、脛骨インプラントの軟骨下骨表面部分は遠位平面を定め、脛骨インプラントは少なくとも1つの遠位ペグをさらに備え、脛骨インプラントの遠位ペグは、脛骨インプラントの軟骨下骨表面部分によって定められる遠位平面に対して垂直であり、脛骨インプラントの凹状担持表面部分の周縁によって定められる近位平面に対して非垂直である軸を定める。ある場合には、脛骨インプラントは少なくとも1つの回転防止スパイクをさらに備える。ある場合には、大腿骨インプラントの凸状担持表面部分は非多孔質チタンを含む。ある場合には、大腿骨インプラントの軟骨下骨表面部分は多孔質チタンを含む。ある場合には、大腿骨インプラントのペグは複数の返しを備える。ある場合には、大腿骨インプラントは1つまたは複数の回転防止スパイクをさらに備える。ある場合には、大腿骨インプラントは1つまたは複数の近位ペグをさらに備える。ある場合には、脛骨インプラントの凹状担持表面部分は超高分子量ポリエチレンを含む。ある場合には、脛骨インプラントの軟骨下骨表面部分は近位側と遠位側とを有し、脛骨インプラントの凹状担持表面部分は、脛骨インプラントの軟骨下骨表面部分の近位側と圧縮成形される。ある場合には、脛骨インプラントの軟骨下骨表面部分の近位側は多孔質チタンを含む。ある場合には、脛骨インプラントの軟骨下骨表面部分の遠位側は不規則格子を含む。ある場合には、脛骨インプラントの遠位ペグは1つまたは複数の返しを備える。ある場合には、脛骨インプラントは1つまたは複数の回転防止スパイクをさらに備える。ある場合には、脛骨インプラントは1つまたは複数の遠位ペグをさらに備える。ある場合には、大腿骨インプラントの凸状担持表面部分は丸い輪郭を含む。ある場合には、大腿骨インプラントの凸状担持表面部分は楕円形のレーストラック形の輪郭を含む。ある場合には、大腿骨インプラントの凸状担持表面部分は3つの円の輪郭を含む。ある場合には、大腿骨インプラントの近位ペグは小柱多孔質構造を備える。ある場合には、脛骨インプラントの遠位ペグは小柱多孔質構造を備える。ある場合には、大腿骨インプラントの凸状担持表面部分は、非多孔質ステンレス鋼、非多孔質コバルトクロム、非多孔質セラミック、またはそれらの任意の組み合わせを含む。ある場合には、脛骨インプラントの軟骨下骨表面部分の近位側は、非多孔質ステンレス鋼、非多孔質コバルトクロム、非多孔質セラミック、またはそれらの任意の組み合わせを含む。ある場合には、大腿骨インプラントの凸状担持表面部分は、約12mmから約20mmまでの範囲内の直径の値を有する丸い輪郭を備える。ある場合には、大腿骨インプラントの凸状担持表面部分は、約20mmから約35mmまでの範囲内の長さの値を有する楕円形のレーストラック形の輪郭を備える。ある場合には、大腿骨インプラントの凸状担持表面部分は、約12mmから約20mmまでの範囲内の幅の値を有する楕円形のレーストラック形の輪郭を備える。ある場合には、大腿骨インプラントは、約5mmから約10mmまでの範囲内の厚さの値を有する。ある場合には、脛骨インプラントは、約15mmから約25mmまでの範囲内の直径の値を有する。ある場合には、脛骨インプラントは、約6.5mm以上である厚さの値を有する。ある場合には、大腿骨インプラントは一体式ユニットである。ある場合には、脛骨インプラントは一体式ユニットである。ある場合には、大腿骨インプラントは、円形を有し、骨ネジ固定機構をさらに備える。ある場合には、脛骨インプラントは、円形を有し、骨ネジ固定機構をさらに備える。
【0005】
他の態様において、本発明の実施形態は、関節形成関節面置換システムと、関節形成関節面置換システムの使用および製造のための方法とを網羅している。例示の関節形成関節面置換システムは第1のインプラントと第2のインプラントとを含み得る。第1のインプラントは凸状担持表面部分と軟骨下骨表面部分とを有し得る。第2のインプラントは凹状担持表面部分と軟骨下骨表面部分とを有し得る。システムは、患者の関節への埋め込みのために構成され得る。ある場合には、関節は、膝関節、肩関節、股関節、足関節、または第1の中足指節関節である。ある場合には、第1のインプラントは大腿骨インプラントを含み、第2のインプラントは脛骨インプラントを含み、関節は膝関節である。ある場合には、第2のインプラントの凹状担持表面部分は、近位平面を定める周縁を有し、第2のインプラントの軟骨下骨表面部分は遠位平面を定め、第2のインプラントの凹状担持表面部分の周縁によって定められる近位平面は、第2のインプラントの軟骨下骨表面部分によって定められる遠位平面と非平行である。ある場合には、第2のインプラントの凹状担持表面部分は、近位平面を定める周縁を有し、第2のインプラントの軟骨下骨表面部分は遠位平面を定め、第2のインプラントの凹状担持表面部分の周縁によって定められる近位平面は、第2のインプラントの軟骨下骨表面部分によって定められる遠位平面と平行である。ある場合には、第1のインプラントは少なくとも1つの近位ペグをさらに備える。ある場合には、第1のインプラントの近位ペグは少なくとも1つの返しを備える。ある場合には、第1のインプラントは少なくとも1つの回転防止スパイクをさらに備える。ある場合には、第2のインプラントは少なくとも1つの遠位ペグをさらに備える。ある場合には、第2のインプラントの遠位ペグは少なくとも1つの返しを備える。ある場合には、第2のインプラントの凹状担持表面部分は、近位平面を定める周縁を有し、第2のインプラントの軟骨下骨表面部分は遠位平面を定め、第2のインプラントは少なくとも1つの遠位ペグをさらに備え、第2のインプラントの遠位ペグは、第2のインプラントの軟骨下骨表面部分によって定められる遠位平面に対して垂直であり、第2のインプラントの凹状担持表面部分の周縁によって定められる近位平面に対して非垂直である軸を定める。ある場合には、第2のインプラントは少なくとも1つの回転防止スパイクをさらに備える。ある場合には、第1のインプラントの凸状担持表面部分は非多孔質チタンを含む。ある場合には、第1のインプラントの軟骨下骨表面部分は多孔質チタンを含む。ある場合には、第1のインプラントのペグは1つまたは複数の返しを備える。ある場合には、第1のインプラントは1つまたは複数の回転防止スパイクをさらに備える。ある場合には、第1のインプラントは1つまたは複数の近位ペグをさらに備える。ある場合には、第2のインプラントの凹状担持表面部分は超高分子量ポリエチレンを含む。ある場合には、第2のインプラントの軟骨下骨表面部分は近位側と遠位側とを有し、第2のインプラントの凹状担持表面部分は、第2のインプラントの軟骨下骨表面部分の近位側と圧縮成形される。ある場合には、第2のインプラントの軟骨下骨表面部分の近位側は多孔質チタンを含む。ある場合には、第2のインプラントの軟骨下骨表面部分の遠位側は不規則格子を含む。ある場合には、第2のインプラントの遠位ペグは1つまたは複数の返しを備える。ある場合には、第2のインプラントは1つまたは複数の回転防止スパイクをさらに備える。ある場合には、第2のインプラントは1つまたは複数の遠位ペグをさらに備える。ある場合には、第1のインプラントの凸状担持表面部分は丸い輪郭を含む。ある場合には、第1のインプラントの凸状担持表面部分は楕円形のレーストラック形の輪郭を含む。ある場合には、第1のインプラントの凸状担持表面部分は3つの円の輪郭を含む。ある場合には、第1のインプラントの近位ペグは小柱多孔質構造を備える。ある場合には、第2のインプラントの遠位ペグは小柱多孔質構造を備える。ある場合には、第1のインプラントの凸状担持表面部分は、非多孔質ステンレス鋼、非多孔質コバルトクロム、非多孔質セラミック、またはそれらの任意の組み合わせを含む。ある場合には、第2のインプラントの軟骨下骨表面部分の近位側は、非多孔質ステンレス鋼、非多孔質コバルトクロム、非多孔質セラミック、またはそれらの任意の組み合わせを含む。ある場合には、第1のインプラントの凸状担持表面部分は、約12mmから約20mmまでの範囲内の直径の値を有する丸い輪郭を備える。ある場合には、第1のインプラントの凸状担持表面部分は、約20mmから約35mmまでの範囲内の長さの値を有する楕円形のレーストラック形の輪郭を備える。ある場合には、第1のインプラントの凸状担持表面部分は、約12mmから約20mmまでの範囲内の幅の値を有する楕円形のレーストラック形の輪郭を備える。ある場合には、第1のインプラントは、約5mmから約10mmまでの範囲内の厚さの値を有する。ある場合には、第2のインプラントは、約15mmから約25mmまでの範囲内の直径の値を有する。ある場合には、第2のインプラントは、約6.5mm以上である厚さの値を有する。ある場合には、第1のインプラントは一体式ユニットである。ある場合には、第2のインプラントは一体式ユニットである。ある場合には、第1のインプラントは、円形を有し、骨ネジ固定機構をさらに備える。ある場合には、第2のインプラントは、円形を有し、骨ネジ固定機構をさらに備える。
【0006】
他の態様では、本発明の実施形態は、関節形成関節面置換システムを患者の関節へと埋め込むためのシステムおよび方法を網羅する。例示の方法は、関節面置換システムの第1のインプラントを患者の関節の第1の骨の遠位部分と係合するステップであって、第1のインプラントは凸状担持表面部分と軟骨下骨表面部分とを備える、ステップを含み得る。方法は、関節面置換システムの第2のインプラントを患者の関節の第2の骨の近位部分と係合するステップであって、第2のインプラントは凹状担持表面部分と軟骨下骨表面部分とを備える、ステップをさらに含み得る。ある場合には、関節は、膝関節、肩関節、股関節、足関節、または第1の中足指節関節である。ある場合には、関節は膝関節であり、第1のインプラントは大腿骨インプラントを備え、第2のインプラントは脛骨インプラントを備える。ある場合には、第2のインプラントの凹状担持表面部分は、近位平面を定める周縁を有し、第2のインプラントの軟骨下骨表面部分は遠位平面を定め、第2のインプラントの凹状担持表面部分の周縁によって定められる近位平面は、第2のインプラントの軟骨下骨表面部分によって定められる遠位平面と非平行である。ある場合には、第2のインプラントの凹状担持表面部分は、近位平面を定める周縁を有し、第2のインプラントの軟骨下骨表面部分は遠位平面を定め、第2のインプラントの凹状担持表面部分の周縁によって定められる近位平面は、第2のインプラントの軟骨下骨表面部分によって定められる遠位平面と平行である。ある場合には、第1のインプラントは少なくとも1つの近位ペグをさらに備える。ある場合には、第1のインプラントの近位ペグは少なくとも1つの返しを備える。ある場合には、第1のインプラントは少なくとも1つの回転防止スパイクをさらに備える。ある場合には、第2のインプラントは少なくとも1つの遠位ペグをさらに備える。ある場合には、第2のインプラントの遠位ペグは少なくとも1つの返しを備える。ある場合には、第2のインプラントの凹状担持表面部分は、近位平面を定める周縁を有し、第2のインプラントの軟骨下骨表面部分は遠位平面を定め、第2のインプラントは少なくとも1つの遠位ペグをさらに備え、第2のインプラントの遠位ペグは、第2のインプラントの軟骨下骨表面部分によって定められる遠位平面に対して垂直であり、第2のインプラントの凹状担持表面部分の周縁によって定められる近位平面に対して非垂直である軸を定める。ある場合には、第2のインプラントは少なくとも1つの回転防止スパイクをさらに備える。ある場合には、第1のインプラントの凸状担持表面部分は非多孔質チタンを含む。ある場合には、第1のインプラントの軟骨下骨表面部分は多孔質チタンを含む。ある場合には、第1のインプラントのペグは1つまたは複数の返しを備える。ある場合には、第1のインプラントは1つまたは複数の回転防止スパイクをさらに備える。ある場合には、第1のインプラントは1つまたは複数の近位ペグをさらに備える。ある場合には、第2のインプラントの凹状担持表面部分は超高分子量ポリエチレンを含む。ある場合には、第2のインプラントの軟骨下骨表面部分は近位側と遠位側とを有し、第2のインプラントの凹状担持表面部分は、第2のインプラントの軟骨下骨表面部分の近位側と圧縮成形される。ある場合には、第2のインプラントの軟骨下骨表面部分の近位側は多孔質チタンを含む。ある場合には、第2のインプラントの軟骨下骨表面部分の遠位側は不規則格子を含む。ある場合には、第2のインプラントの遠位ペグは1つまたは複数の返しを備える。ある場合には、第2のインプラントは1つまたは複数の回転防止スパイクをさらに備える。ある場合には、第2のインプラントは1つまたは複数の遠位ペグをさらに備える。ある場合には、第1のインプラントの凸状担持表面部分は丸い輪郭を含む。ある場合には、第1のインプラントの凸状担持表面部分は楕円形のレーストラック形の輪郭を含む。ある場合には、第1のインプラントの凸状担持表面部分は3つの円の輪郭を含む。ある場合には、第1のインプラントの近位ペグは小柱多孔質構造を備える。ある場合には、第2のインプラントの遠位ペグは小柱多孔質構造を備える。ある場合には、第1のインプラントの凸状担持表面部分は、非多孔質ステンレス鋼、非多孔質コバルトクロム、非多孔質セラミック、またはそれらの任意の組み合わせを含む。ある場合には、第2のインプラントの軟骨下骨表面部分の近位側は、非多孔質ステンレス鋼、非多孔質コバルトクロム、非多孔質セラミック、またはそれらの任意の組み合わせを含む。ある場合には、第1のインプラントの凸状担持表面部分は、約12mmから約20mmまでの範囲内の直径の値を有する丸い輪郭を備える。ある場合には、第1のインプラントの凸状担持表面部分は、約20mmから約35mmまでの範囲内の長さの値を有する楕円形のレーストラック形の輪郭を備える。ある場合には、第1のインプラントの凸状担持表面部分は、約12mmから約20mmまでの範囲内の幅の値を有する楕円形のレーストラック形の輪郭を備える。ある場合には、第1のインプラントは、約5mmから約10mmまでの範囲内の厚さの値を有する。ある場合には、第2のインプラントは、約15mmから約25mmまでの範囲内の直径の値を有する。ある場合には、第2のインプラントは、約6.5mm以上である厚さの値を有する。ある場合には、第1のインプラントは一体式ユニットである。ある場合には、第2のインプラントは一体式ユニットである。ある場合には、第1のインプラントは、円形を有し、骨ネジ固定機構をさらに備える。ある場合には、第2のインプラントは、円形を有し、骨ネジ固定機構をさらに備える。
【0007】
これらの実施形態および他の実施形態は、添付の図面の図に関する以下の記載においてさらに詳細に記載されている。
【0008】
ここで、開示されているデバイス、送達システム、または方法の特定の実施形態が、図面を参照して説明される。この詳細な説明におけるいかなることも、あらゆる具体的な構成要素、特徴、またはステップが本発明にとって必須であることを意味するようには意図されていない。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1A】ある実施形態による関節形成システムインプラントの態様の図である。
図1B】ある実施形態による関節形成システムインプラントの態様の図である。
図1C】ある実施形態による関節形成システムインプラントの態様の図である。
図1D】ある実施形態による関節形成方法の態様の図である。
図2A】ある実施形態による関節形成システムの第1のインプラントの態様の図である。
図2B】ある実施形態による関節形成システムの第1のインプラントの態様の図である。
図3】ある実施形態による関節形成システムの第1のインプラントの態様の図である。
図4A】ある実施形態による関節形成システムの第1のインプラントの態様の図である。
図4B】ある実施形態による関節形成システムの第1のインプラントの態様の図である。
図4C】ある実施形態による関節形成システムの第1のインプラントの態様の図である。
図4D】ある実施形態による関節形成システムの第1のインプラントの態様の図である。
図4E】ある実施形態による関節形成システムの第1のインプラントの態様の図である。
図4F】ある実施形態による関節形成システムの第1のインプラントの態様の図である。
図4G】ある実施形態による関節形成システムの第1のインプラントの態様の図である。
図5A】ある実施形態による関節形成システムの第1のインプラントの態様の図である。
図5B】ある実施形態による関節形成システムの第1のインプラントの態様の図である。
図6】ある実施形態による関節形成システムの第1のインプラントの態様の図である。
図7A】ある実施形態による関節形成システムの第1のインプラントの態様の図である。
図7B】ある実施形態による関節形成システムの第1のインプラントの態様の図である。
図7C】ある実施形態による関節形成システムの第1のインプラントの態様の図である。
図7D】ある実施形態による関節形成システムの第1のインプラントの態様の図である。
図7E】ある実施形態による関節形成システムの第1のインプラントの態様の図である。
図7F】ある実施形態による関節形成システムの第1のインプラントの態様の図である。
図8】ある実施形態による関節形成システムの第1のインプラントの態様の図である。
図9A】ある実施形態による関節形成システムの第1のインプラントの態様の図である。
図9B】ある実施形態による関節形成システムの第1のインプラントの態様の図である。
図10A】ある実施形態による関節形成システムの第1のインプラントの態様の図である。
図10B】ある実施形態による関節形成システムの第1のインプラントの態様の図である。
図11A】ある実施形態による関節形成システムの第2のインプラントの態様の図である。
図11B】ある実施形態による関節形成システムの第2のインプラントの態様の図である。
図12】ある実施形態による関節形成システムの第2のインプラントの態様の図である。
図13】ある実施形態による関節形成システムの第2のインプラントの態様の図である。
図14】ある実施形態による関節形成システムの第2のインプラントの態様の図である。
図15A】ある実施形態による関節形成システムの第2のインプラントの態様の図である。
図15B】ある実施形態による関節形成システムの第2のインプラントの態様の図である。
図15C】ある実施形態による関節形成システムの第2のインプラントの態様の図である。
図16A】ある実施形態による関節形成システムの第2のインプラントの態様の図である。
図16B】ある実施形態による関節形成システムの第2のインプラントの態様の図である。
図17】ある実施形態による関節形成システムの第2のインプラントの態様の図である。
図18】ある実施形態による関節形成システムの第2のインプラントの態様の図である。
図19】ある実施形態による関節形成システムの第2のインプラントの態様の図である。
図20】ある実施形態による関節形成システムの第2のインプラントの態様の図である。
図21】ある実施形態による関節形成システムの第2のインプラントの態様の図である。
図22】ある実施形態による関節形成システムの第2のインプラントの態様の図である。
図23A】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図23B】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図24A】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図24B】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図25A】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図25B】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図25C】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図26A】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図26B】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図26C】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図27A】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図27B】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図27C】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図28A】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図28B】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図29】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図30A】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図30B】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図31A】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図31B】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図32A】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図32B】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図33A】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図33B】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図34A】ある実施形態による例示の脛骨インプラントの態様の図である。
図34B】ある実施形態による例示の脛骨インプラントの態様の図である。
図34C】ある実施形態による例示の脛骨インプラントの態様の図である。
図35A】ある実施形態による例示の大腿骨楕円形インプラントの態様の図である。
図35B】ある実施形態による例示の大腿骨楕円形インプラントの態様の図である。
図35C】ある実施形態による例示の大腿骨楕円形インプラントの態様の図である。
図36A】ある実施形態による例示の大腿骨の丸いインプラントの態様の図である。
図36B】ある実施形態による例示の大腿骨の丸いインプラントの態様の図である。
図37A】ある実施形態による例示の脛骨インプラントの態様の図である。
図37B】ある実施形態による例示の脛骨インプラントの態様の図である。
図37C】ある実施形態による例示の脛骨インプラントの態様の図である。
図37D】ある実施形態による例示の脛骨インプラントの態様の図である。
図38A】ある実施形態による例示の大腿骨インプラントの態様の図である。
図38B】ある実施形態による例示の大腿骨インプラントの態様の図である。
図38C】ある実施形態による例示の大腿骨インプラントの態様の図である。
図38D】ある実施形態による例示の大腿骨インプラントの態様の図である。
図39A】ある実施形態による例示の大腿骨インプラントの態様の図である。
図39B】ある実施形態による例示の大腿骨インプラントの態様の図である。
図39C】ある実施形態による例示の大腿骨インプラントの態様の図である。
図39D】ある実施形態による例示の大腿骨インプラントの態様の図である。
図39E】ある実施形態による例示の大腿骨インプラントの態様の図である。
図40A】ある実施形態による例示の大腿骨インプラントの態様の図である。
図40B】ある実施形態による例示の大腿骨インプラントの態様の図である。
図40C】ある実施形態による例示の大腿骨インプラントの態様の図である。
図40D】ある実施形態による例示の大腿骨インプラントの態様の図である。
図40E】ある実施形態による例示の大腿骨インプラントの態様の図である。
図41A】ある実施形態による例示の大腿骨インプラントの態様の図である。
図41B】ある実施形態による例示の大腿骨インプラントの態様の図である。
図41C】ある実施形態による例示の大腿骨インプラントの態様の図である。
図41D】ある実施形態による例示の大腿骨インプラントの態様の図である。
図41E】ある実施形態による例示の大腿骨インプラントの態様の図である。
図42A】ある実施形態による例示の脛骨インプラントの態様の図である。
図42B】ある実施形態による例示の脛骨インプラントの態様の図である。
図42C】ある実施形態による例示の脛骨インプラントの態様の図である。
図42D】ある実施形態による例示の脛骨インプラントの態様の図である。
図42E】ある実施形態による例示の脛骨インプラントの態様の図である。
図43A】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図43B】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図43C】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図43D】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図43E】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図44A】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図44B】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図44C】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図44D】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図44E】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図45A】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図45B】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図45C】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図45D】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図45E】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図46A】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図46B】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図46C】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図46D】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図46E】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図47A】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図47B】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図47C】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図47D】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図47E】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図48A】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図48B】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図48C】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図48D】ある実施形態による関節形成システムのための挿入デバイスの態様の図である。
図49A】ある実施形態による、関節形成システムのための挿入デバイス、および関連する使用の方法の態様の図である。
図49B】ある実施形態による、関節形成システムのための挿入デバイス、および関連する使用の方法の態様の図である。
図49C】ある実施形態による、関節形成システムのための挿入デバイス、および関連する使用の方法の態様の図である。
図49D】ある実施形態による、関節形成システムのための挿入デバイス、および関連する使用の方法の態様の図である。
図49E】ある実施形態による、関節形成システムのための挿入デバイス、および関連する使用の方法の態様の図である。
図49F】ある実施形態による、関節形成システムのための挿入デバイス、および関連する使用の方法の態様の図である。
図49G】ある実施形態による、関節形成システムのための挿入デバイス、および関連する使用の方法の態様の図である。
図50A】ある実施形態による関節形成システムのための衝撃デバイスの態様の図である。
図50B】ある実施形態による関節形成システムのための衝撃デバイスの態様の図である。
図50C】ある実施形態による関節形成システムのための衝撃デバイスの態様の図である。
図51A】ある実施形態による関節形成システムのための衝撃デバイスの態様の図である。
図51B】ある実施形態による関節形成システムのための衝撃デバイスの態様の図である。
図51C】ある実施形態による関節形成システムのための衝撃デバイスの態様の図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
現在利用可能な部分的な膝システムは、大腿顆および脛骨プラトの全体の切除および関節面置換を必要とする大きなインプラントをしばしば伴う。このようなシステムの脛骨インプラントは、典型的には、患者内での組み立てを必要とする複数のコンポーネントを含む。特定の脛骨係留部の包含は、追加の骨表面となる前脛骨皮質の切除を必要とする。ある現在利用可能な部分的な膝システムでは、大腿骨コンポーネントは、患者内での組み立てを必要とする複数のコンポーネントを含む。知られているシステムは、挿入および固定のためのセメントをしばしば必要とし、固定の強度において妥協している。また、特定の知られている大腿骨コンポーネントは非常に薄い。既存の脛骨インプラントは、前脛骨皮質などの重要な骨表面を通じて進む相当の骨切除を必要する可能性がある。現在利用可能な脛骨インプラントは、固定のためのセメントをしばしば必要とする。本発明の実施形態は、これらの限定のうちの少なくとも一部に対処する特有の解決策を提供する。
【0011】
本明細書で開示されているインプラントの実施形態は、骨軟骨欠損の進行における初期に骨軟骨欠損に対処するために、および、不具合が時間に伴って悪化する場合に必要とされる全体での関節置換の必要性を防止または遅延するために、使用できる。この手法は、生物学的技術と関節全体の関節形成との間に、適切なステップを提供する。インプラントの固定技術は、より強いセメントなしでの固定を可能にする。強力な固定および小さい輪郭は高いレベルの可動性を患者に提供するが、他の手法およびインプラントは患者の可動性を制限する可能性がある。斜めの手法は、関節における健康な関節接合する軟骨を保護するのを助け、外科医により容易なアクセスを提供する。
【0012】
本明細書で開示されている例示の関節形成関節面置換システムおよび方法は、凸状担持表面部分および軟骨下骨表面部分を有する第1のインプラントと、凹状担持表面部分および軟骨下骨表面部分を備える第2のインプラントとの使用を網羅する。インプラントシステムは、患者の関節への埋め込みのために構成され得る。関節は、例えば、膝関節、肩関節、股関節、足関節、または第1の中足指節関節などであり得る。
【0013】
一実施形態では、関節の関節面置換システムは、膝関節について利用可能な2つの主要なインプラント、つまり、丸い大腿骨インプラントと斜めの脛骨インプラントとを備える。ある実施形態では、大腿骨インプラントは凸状チタン担持表面を有する。ある実施形態では、大腿骨インプラントは、担持表面において窒化チタン(TiN)被覆を有する。円形のインプラントは、固定を促進するために、返しを伴うだけでなく、軟骨下骨の表面において不規則な多孔質チタンの区域を伴う単一のペグを有する。回転移動を防止するために、インプラントの基部からの回転防止スパイクがある。
【0014】
ある実施形態では、脛骨インプラントは、凹状の超高分子量(UHMW)ポリエチレン担持表面を有する。脛骨インプラントは、埋め込みの斜めのアクセスおよび角度を相殺するために、斜めの担持表面を有する。埋め込みのこの角度は、斜めのピン案内による処置において早く設定される。ポリエチレン部分は、ポリエチレン部分への結合部位としてのチタントレイにおける規則的な多孔質構造を使用して、トレイに圧縮成形される。次に、チタントレイは、骨の内殖を促進するために、インプラントのより深い部分を含む別々の不規則格子を有する。中心の返し付きペグを伴うこの格子は、骨固定を促進する。インプラントの基部は、回転移動を防止するための回転防止スパイクを備える。
【0015】
ある場合には、インプラントは、骨軟骨欠損を含む表面に埋め込まれるだけであり得る。インプラントは、関節接合する表面において、個別にかまたは並んでのいずれかで使用され得る。本明細書で開示されている特定の丸いインプラントの実施形態への任意選択の特徴および代替には、様々な直径の大きさがあり、楕円形の輪郭、様々な長さ、および様々な幅を伴うインプラントがある。楕円形のインプラントは、固定ペグの数が変化してもよい。ある場合には、インプラントは、レーストラックの輪郭または3つの円の輪郭など、異なる輪郭を有してもよい。ある場合には、3つの円は同様の直径を有する。ある場合には、3つの円は異なる直径を有する。ある場合には、輪郭は、ある直径の第1の数の円形の輪郭と、他の直径を有する第2の数の円形の輪郭とを含み得る。このような輪郭は、拡孔/準備過程に追加のステップを付与する可能性がある。
【0016】
脛骨インプラントについての任意選択および代替の特徴は、アクセスおよび挿入の異なる角度を補完するために、様々な直径の大きさおよび異なる担持表面角度を含む。これは、ピン進入の角度において変化する任意選択の脛骨のピン案内も含む。
【0017】
例示のシステムのインプラントについての変形には、インプラントの厚さを小さくするのを助けるための多孔質の小柱の構造のないものがあり得る。インプラントの実施形態は、異なる骨および関節を受け入れるための変形も有し得る。インプラントの実施形態は、複数のペグの形、またはペグなしの形を有し得る。複数のペグの選択肢は回転防止スパイクの必要性を排除することができ、ペグなしの選択肢は穿孔の準備の必要性を排除することができる。インプラントの実施形態は、小柱多孔質構造である返しなしペグを有する形を網羅する。
【0018】
インプラントの一部分は、チタン、ステンレス鋼、コバルトクロムなどを含み得る。いずれの担持表面もセラミックから作ることができる。
【0019】
ある実施形態では、大腿骨の丸いインプラントは、12.0~27.5mmの直径の寸法での範囲である。大腿骨楕円形インプラントは、長さおよび幅/直径において、12.0mm×20mmから27.5mm×40mmまでの範囲であり得る。ある実施形態では、大腿骨インプラントの全体の厚さは4mmから10mmまでで変化し得る。本明細書において他に説明されているように、大腿骨インプラントの厚さは、担持表面における変曲点(大腿骨インプラントについての最大値)から、多孔質区域が拡孔された骨の底または表面と係合する軟骨下骨表面までの距離を参照することができる。
【0020】
ある実施形態では、脛骨インプラントは、直径が15mmから25mmmでの範囲である。ある場合には、脛骨インプラントの最小の全体厚さは5.0mmである。ある場合には、軟骨下骨表面への凹状担持表面の窪みは、5.0mmまたは5.05mmである。本明細書において他に説明されているように、脛骨インプラントの厚さは、担持表面における変曲点(脛骨インプラントについての最小値)から、多孔質区域が拡孔された骨の底または表面と係合する軟骨下骨表面までの距離を参照することができる。
【0021】
ある実施形態では、脛骨インプラントのポリエチレン区域とチタン区域との間の接続方法は、機械的な係止として、多孔質区域にわたって圧縮成形を使用し、これは、同様の構成要素の間の他の機械的な係止と比較して、接続部位の厚さを小さくする。
【0022】
ある実施形態では、斜めの挿入は、向上したアクセスを可能にする。ある場合には、セメントが必要とされない。例示の実施形態は、細かく調整する最終的なインプラントの嵌め合いのための手作業での拡孔の正確性を容易にもする。例示の実施形態は、限られた器具のセットおよび/またはセメントなしの使用も網羅し、手術についての時間の短縮と、患者の露出の危険性の低下とをもたらす。
【0023】
あるシステムの実施形態は、表面/不具合の矯正ごとに1つのインプラントを含む(例えば、脛骨トレイおよび脛骨挿入体が1つの部品である)。脛骨挿入体を脛骨トレイにオーバーモールドすることでインプラントの厚さを小さくすることができ、これはさらに骨切除の深さを小さくする。不具合の大きさとされた輪郭は、切除される必要のある関節接合する表面の領域を小さくする。実施形態は、複数のペグ/ペグなしの代替の種類も網羅する。ペグなしの実施形態は、以前の手術/ハードウェア(例えば、干渉するネジ)を伴う患者にとって有用な選択肢となり得る。例示の方法は、脛骨インプラントへの逆行性アプローチ、および/または、大腿骨インプラントにとっての順行性アプローチを網羅する。ある実施形態では、ネジ山の付けられた「骨ネジ」固定技術が円形インプラントのために使用され得る。例示の実施形態では、インプラントは、手術室(OR)における組立体を必要とせず、従属部品を伴う代替の実施形態を含む必要性がない。
【0024】
代替の実施形態は、限定されることはないが、肩関節、股関節、足関節(距骨)、および第1の中足指節関を含め、骨軟骨欠損をしばしば進行させる他の関節における同様の関節面置換の処置において使用される若干変更されたインプラントを備え得る。
【0025】
ここで図面を見ると、図1A図1Cは、本発明の実施形態による単顆型膝関節形成関節面置換システム100の様々な態様を描写している。例示のシステムは大腿骨インプラントと脛骨インプラントとを含み得る。例えば、図1Aは、患者の大腿骨121の遠位部分120と係合させられる単一ペグの大腿骨インプラント110を描写している。同様に、図1Bは、患者の大腿骨141の遠位部分140と係合させられる複数ペグの大腿骨インプラント130を描写している。図1Cは、患者の脛骨161の近位部分160と係合させられる単一ペグの脛骨インプラント150を描写している。本明細書においてさらに検討されているように、大腿骨インプラントは凸状担持表面部分を有することができ、脛骨インプラントは凹状担持表面部分を有することができ、凹状担持表面部分および凸状担持表面部分は、例えば患者の膝関節が屈曲および伸展を受けるとき、関節面置換システムの使用の間に互いと滑動式に係合することができる。図1Dは、単顆型膝関節形成関節面置換システムを患者の膝の部分へと埋め込む方法170の態様を描写している。この実施形態に示されているように、方法170は、ステップ180によって指示されているように、関節面置換システムの大腿骨インプラントを、患者の膝の大腿骨の遠位部分と係合させることを含み得る。大腿骨インプラントは凸状担持表面部分と軟骨下骨表面部分とを含み得る。方法170は、ステップ190によって指示されているように、関節面置換システムの脛骨インプラントを、患者の膝の脛骨の近位部分と係合させることを含み得る。脛骨インプラントは凹状担持表面部分と軟骨下骨表面部分とを含み得る。
【0026】
図2Aおよび図2Bは、本発明の実施形態による例示の大腿骨インプラント200の態様を描写している。ここで示されているように、大腿骨インプラント200は凸状担持表面部分210と軟骨下骨表面部分220とを有し得る。凸状担持表面部分210は、関節接合する表面として動作することができる。大腿骨インプラント200は近位ペグ230も備え得る。ここで描写されている実施形態では、近位ペグ230は複数の返し240を備える。ある場合には、大腿骨インプラント200の凸状担持表面部分210は非多孔質チタンを含み得る。ある場合には、凸状担持表面部分210は、非多孔質ステンレス鋼、非多孔質コバルトクロム、非多孔質セラミックなどを含み得る。ある場合には、大腿骨インプラント200の軟骨下骨表面部分220は多孔質チタンを含み得る。この実施形態では、大腿骨インプラント200の凸状担持表面部分210は丸い輪郭を有する。ある場合には、凸状担持表面部分210は、約12mmから約20mmまでの範囲内の値を伴う直径Dを有する丸い輪郭を提供し得る。ある場合には、大腿骨インプラント200は、約5mmから約10mmまでの範囲内の値を伴う厚さTを有する。大腿骨インプラントの厚さTは、担持表面における変曲点(大腿骨インプラントについての最大値)から、多孔質区域が患者の拡孔された骨の底または表面と係合する軟骨下骨表面までの距離を参照することができる。ペグ長さLは約7mmの値を有し得る。ある場合には、近位ペグ230は小柱多孔質構造を有し得る。ある場合には、大腿骨インプラント200は一体式ユニットである。ある場合には、大腿骨インプラント200は骨ネジ固定機構を備える。
【0027】
図3は、本発明の実施形態による例示の大腿骨インプラント300の態様を描写している。ここで示されているように、大腿骨インプラント300は凸状担持表面部分310と軟骨下骨表面部分320とを有し得る。大腿骨インプラント300は近位ペグ330も備え得る。ここで描写されている実施形態では、近位ペグ330は複数の返し340を備える。ある場合には、ペグ330および軟骨下骨表面部分320は多孔質材料を含み、返し340および凸状担持表面部分310は中実または非多孔質の材料を含む。ある場合には、大腿骨インプラント300の凸状担持表面部分310は非多孔質チタンを含み得る。ある場合には、凸状担持表面部分310は、非多孔質ステンレス鋼、非多孔質コバルトクロム、非多孔質セラミックなどを含み得る。ある場合には、返し340は非多孔質または中実の材料を含み得る。ある場合には、大腿骨インプラント300の軟骨下骨表面部分320は多孔質チタンを含み得る。この実施形態では、大腿骨インプラント300の凸状担持表面部分310は丸い輪郭を有する。ある場合には、近位ペグ330は小柱多孔質構造を有し得る。ある場合には、大腿骨インプラント300は一体式ユニットである。
【0028】
図4A図4Gは、本発明の実施形態による例示の大腿骨インプラント400の態様を描写している。ここで示されているように、大腿骨インプラント400は凸状担持表面部分410と軟骨下骨表面部分420とを有し得る。大腿骨インプラント400は近位ペグ430も備え得る。ここで描写されている実施形態では、近位ペグ430は複数の返し440を備える。ある場合には、大腿骨インプラント400の凸状担持表面部分410は非多孔質チタンを含み得る。ある場合には、凸状担持表面部分410は、非多孔質ステンレス鋼、非多孔質コバルトクロム、非多孔質セラミックなどを含み得る。ある場合には、大腿骨インプラントは多孔質構造を含まなくてもよい。この実施形態では、大腿骨インプラント400の凸状担持表面部分410は丸い輪郭を有する。ある場合には、大腿骨インプラント400は一体式ユニットである。この実施形態では、大腿骨インプラント400は複数の回転防止スパイクまたは突起450を備える。このようなスパイクまたは突起450は、インプラントが患者の身体に埋め込まれるとき、インプラント400がインプラントまたは近位ペグ430の中心長手方向軸401の周りで回転するのを防止または抑制するのを助けることができる。ある場合には、大腿骨インプラントは多孔質構造を含まなくてもよい(例えば、図4B)。つまり、図4Bに描写されている大腿骨インプラントは、中実または非多孔質の材料から完全に作られる。
【0029】
図5Aおよび図5Bは、本発明の実施形態による例示の大腿骨インプラント500の態様を描写している。ここで示されているように、大腿骨インプラント500は凸状担持表面部分510と軟骨下骨表面部分520とを有し得る。大腿骨インプラント500は複数の近位ペグ530も備え得る。ここで描写されている実施形態では、近位ペグ530は複数の返し540を備える。ある場合には、大腿骨インプラント500の凸状担持表面部分510は非多孔質チタンを含み得る。ある場合には、凸状担持表面部分510は、非多孔質ステンレス鋼、非多孔質コバルトクロム、非多孔質セラミックなどを含み得る。ある場合には、大腿骨インプラントは多孔質構造を含まなくてもよい。この実施形態では、大腿骨インプラント500の凸状担持表面部分510は丸い輪郭を有する。ある場合には、大腿骨インプラント500は一体式ユニットである。この実施形態では、大腿骨インプラント500は回転防止スパイクを備えない。複数のペグ530の存在は、患者の身体に埋め込まれるとき、インプラント500がその中心長手方向軸の周りで回転するのを防止または抑制するのを助けることができる。
【0030】
図6は、本発明の実施形態による例示の大腿骨インプラント600の態様を描写している。ここで示されているように、大腿骨インプラント600は凸状担持表面部分610と軟骨下骨表面部分620とを有し得る。ある場合には、大腿骨インプラント600の凸状担持表面部分610は非多孔質チタンを含み得る。ある場合には、凸状担持表面部分610は、非多孔質ステンレス鋼、非多孔質コバルトクロム、非多孔質セラミックなどを含み得る。ある場合には、大腿骨インプラントは多孔質構造を含まなくてもよい。この実施形態では、大腿骨インプラント600の凸状担持表面部分610は丸い輪郭を有する。ある場合には、大腿骨インプラント600は一体式ユニットである。この実施形態では、大腿骨インプラント600は複数の回転防止スパイク650を備えるが、近位ペグを備えていない。スパイク650の存在は、患者の身体に埋め込まれるとき、インプラント600がその中心長手方向軸の周りで回転するのを防止または抑制するのを助けることができる。
【0031】
図7A図7Fは、本発明の実施形態による例示の大腿骨インプラント700の態様を描写している。ここで示されているように、大腿骨インプラント700は凸状担持表面部分710と軟骨下骨表面部分720とを有し得る。大腿骨インプラント700は1つまたは複数の近位ペグ730も備え得る。ある場合には、軟骨下骨表面部分720および/または1つもしくは複数の近位ペグ730は、多孔質チタンなどの多孔質材料を含み得る。ここで描写されている実施形態では、近位ペグ730は複数の返し740を備える。ある場合には、大腿骨インプラント700の凸状担持表面部分710は非多孔質チタンを含み得る。ある場合には、凸状担持表面部分710は、非多孔質ステンレス鋼、非多孔質コバルトクロム、非多孔質セラミックなどを含み得る。ある場合には、ペグ730および軟骨下骨表面部分720は多孔質材料を含み、返し740および凸状担持表面部分710は中実または非多孔質の材料(図7E)を含む。ある場合には、大腿骨インプラントは多孔質構造を含まなくてもよい(例えば、図7F)。つまり、図7Fに描写されている大腿骨インプラントは、中実または非多孔質の材料から完全に作られる。大腿骨インプラント700の凸状担持表面部分710は3つの円または楕円形の輪郭を有する。3つの円の輪郭は、(例えば、重なり合う円による、患者の骨における3つの隣接する拡孔場所で)円形のリーマによる単純な拡孔を可能とする3つの区域を有する表面部分を提供する。ある場合には、大腿骨インプラント700は一体式ユニットである。この実施形態では、大腿骨インプラント700は回転防止スパイクを備えないが、このようなスパイクは他の実施形態で存在してもよい。
【0032】
図8は、本発明の実施形態による例示の大腿骨インプラント800の態様を描写している。ここで示されているように、大腿骨インプラント800は凸状担持表面部分と軟骨下骨表面部分820とを有し得る。大腿骨インプラント800は1つまたは複数の近位ペグ830も備え得る。ある場合には、軟骨下骨表面部分820および/または1つもしくは複数の近位ペグ830は、多孔質チタンなどの多孔質材料を含み得る。ここで描写されている実施形態では、近位ペグ830は複数の返し840を備える。ある場合には、大腿骨インプラント800の凸状担持表面部分は非多孔質チタンを含み得る。ある場合には、凸状担持表面部分は、非多孔質ステンレス鋼、非多孔質コバルトクロム、非多孔質セラミックなどを含み得る。ある場合には、大腿骨インプラントは多孔質構造を含まなくてもよい。大腿骨インプラント800は3つの円の輪郭を有する。ある場合には、大腿骨インプラント800は一体式ユニットである。この実施形態では、大腿骨インプラント800は回転防止スパイクを備えないが、このようなスパイクは他の実施形態で存在してもよい。
【0033】
図9Aおよび図9Bは、本発明の実施形態による例示の大腿骨インプラント900の態様を描写している。ここで示されているように、大腿骨インプラント900は凸状担持表面部分910と軟骨下骨表面部分920とを有し得る。大腿骨インプラント900は近位ペグを含まないが、このようなペグは他の実施形態に存在することができる。ある場合には、軟骨下骨表面部分920は、多孔質チタンなどの多孔質材料を含み得る。ある場合には、大腿骨インプラント900の凸状担持表面部分は非多孔質チタンを含み得る。ある場合には、凸状担持表面部分910は、非多孔質ステンレス鋼、非多孔質コバルトクロム、非多孔質セラミックなどを含み得る。ある場合には、大腿骨インプラントは多孔質構造を含まなくてもよい。大腿骨インプラント900は3つの円の輪郭を有する。ある場合には、大腿骨インプラント900は一体式ユニットである。この実施形態では、大腿骨インプラント900は回転防止スパイクを備えないが、このようなスパイクは他の実施形態で存在してもよい。
【0034】
図10Aおよび図10Bは、本発明の実施形態による例示の大腿骨インプラント1000の態様を描写している。ここで示されているように、大腿骨インプラント1000は凸状担持表面部分1010と軟骨下骨表面部分1020とを有し得る。大腿骨インプラント1000は1つまたは複数の近位ペグ1030も備え得る。ある場合には、軟骨下骨表面部分1020および/または1つもしくは複数の近位ペグ1030は、多孔質チタンなどの多孔質材料を含み得る。ここで描写されている実施形態では、近位ペグ1030は複数の返し1040を備える。ある場合には、大腿骨インプラント1000の凸状担持表面部分1010は非多孔質チタンを含み得る。ある場合には、凸状担持表面部分1010は、非多孔質ステンレス鋼、非多孔質コバルトクロム、非多孔質セラミックなどを含み得る。ある場合には、大腿骨インプラントは多孔質構造を含まなくてもよい。大腿骨インプラント1000の凸状担持表面部分1010は楕円形のレーストラック形の輪郭を有する。ある場合には、楕円形のレーストラック形の輪郭は、約20mmから約35mmまでの範囲内の値を伴う長さLを有する。ある場合には、楕円形のレーストラック形の輪郭は、約12mmから約20mmまでの範囲内の値を伴う幅Wを有する。ある場合には、大腿骨インプラント1000は一体式ユニットである。この実施形態では、大腿骨インプラント1000は回転防止スパイクを備えないが、このようなスパイクは他の実施形態で存在してもよい。
【0035】
図11Aは、本発明の実施形態による例示の脛骨インプラント1100の態様を描写している。ここで示されているように、脛骨インプラント1100は凹状担持表面部分1110(視界から隠されている)と軟骨下骨表面部分1120とを有し得る。脛骨インプラント1100は遠位ペグ1130も備え得る。ここで描写されている実施形態では、遠位ペグ1130は1つまたは複数の返し1140を備え得る。ある場合には、脛骨インプラント1100の凹状担持表面部分1110は超高分子量(UHMW)ポリエチレンを含み得る。ある場合には、脛骨インプラント1100の軟骨下骨表面部分1120の近位側は多孔質チタンを含む。ある場合には、脛骨インプラント1100の軟骨下骨表面部分1120の近位側は、非多孔質ステンレス鋼、非多孔質コバルトクロム、および/または非多孔質セラミックを含む。ある場合には、脛骨インプラント1100の軟骨下骨表面部分1120の遠位側は不規則格子を含む。この実施形態では、大腿骨インプラント1100の凹状担持表面部分1110は丸い輪郭を有する。ある場合には、凹状担持表面部分1110は、約15mmから約25mmまでの範囲内の値を伴う直径Dを有する丸い輪郭を提供し得る。ある場合には、脛骨インプラント1100は、約6.5mm以上である値を伴う厚さTを有する。脛骨インプラントの厚さTは、担持表面における変曲点(脛骨インプラントについての最小値)から、多孔質区域が拡孔された骨の底または表面と係合する軟骨下骨表面までの距離を参照することができる。ペグ長さLは約5.5mmの値を有し得る。ある場合には、遠位ペグ1130は小柱多孔質構造を有し得る。ある場合には、脛骨インプラント1100は一体式ユニットである。この実施形態では、脛骨インプラント1100は回転防止スパイクを備えないが、このようなスパイクは他の実施形態で存在してもよい。ある場合には、脛骨インプラント1100は骨ネジ固定機構を備える。
【0036】
図11Aに示されているように、脛骨インプラント1100の凹状担持表面部分1110は、近位平面を定める周縁1105を有することができ、脛骨インプラント1100の軟骨下骨表面部分1120は遠位平面1122を定めることができる。ある実施形態では、脛骨インプラント1100の凹状担持表面部分1110の周縁1105によって定められる近位平面1106は、脛骨インプラント1100の軟骨下骨表面部分1120によって定められる遠位平面1122と非平行である。遠位ペグ1130は長手方向軸1132を定める。ある場合には、遠位ペグ1130によって定められる長手方向軸1132は、脛骨インプラント1100の軟骨下骨表面部分1120によって定められる遠位平面1122に対して垂直とでき、脛骨インプラント1100の凹状担持表面部分1110の周縁1105によって定められる近位平面1106に対して非垂直とできる。図11Bに示されているように、埋め込むと、遠位ペグ1130によって定められる長手方向軸1132は、凹状担持表面部分1110に対して直角である軸1111から角度Aにある。ある場合には、角度Aは約10度の値を有する。ここで示されているように、脛骨トレイの底または遠位表面は、ペグに対して垂直であり得る。
【0037】
図12は、本発明の実施形態による例示の脛骨インプラント1200の態様を描写している。脛骨インプラント1200は、凹状担持表面1210と、軟骨下骨表面1220と、複数の返し1240を有する遠位ペグ1230とを備える。
【0038】
図13は、本発明の実施形態による例示の脛骨インプラント1300の態様を描写している。ここに提供されている断面図において、インプラント1300は、凹状担持表面部分1310(非多孔質ポリマ材料を含み得る)と、近位側1321および遠位側1323を有する軟骨下骨表面部分1320(多孔質金属材料を含み得る)と、遠位ペグ1330(多孔質金属材料を含み得る)における複数の返し1340(非多孔質金属材料を含み得る)とを備える。脛骨インプラントの凹状担持表面部分1310は、脛骨インプラント1300の軟骨下骨表面部分1320の近位側1321と圧縮成形され得る。ある場合には、圧縮成形過程のため、重なり領域1315があり得る。ある場合には、凹状担持表面部分1310は超高分子量(UHMW)ポリエチレンを含み、軟骨下骨表面部分1320および遠位ペグ1330は多孔質金属材料を含み、返し1340は中実金属材料を含む。重なり領域または部分1315は、UHMWポリエチレンと多孔質金属との両方を含んでもよく、圧縮成形の結果として存在し得る。例えば、脛骨インプラントの凹状担持表面部分1310は、脛骨インプラントの軟骨下骨表面部分の近位側1321と圧縮成形され得る。
【0039】
図14は、本発明の実施形態による例示の脛骨インプラント1400の態様を描写している。本明細書において提供されている断面図において、脛骨インプラント1400が、凹状担持表面1410と、軟骨下骨表面1420と、複数の返し1440を有する遠位ペグ1430とを備えることが見て取れる。
【0040】
図15A図15Cは、本発明の実施形態による例示の脛骨インプラント1500の態様を描写している。ここで示されているように、脛骨インプラント1500は凹状担持表面部分1510と軟骨下骨表面部分1520とを有し得る。脛骨インプラント1500は遠位ペグ1530も備え得る。ここで描写されている実施形態では、遠位ペグ1530は1つまたは複数の返し1540を備え得る。ある場合には、脛骨インプラント1500の凹状担持表面部分1510は超高分子量(UHMW)ポリエチレンを含み得る。ある場合には、脛骨インプラント1500の軟骨下骨表面部分1520の近位側は多孔質チタンを含む。ある場合には、脛骨インプラント1500の軟骨下骨表面部分1520の近位側は、非多孔質ステンレス鋼、非多孔質コバルトクロム、および/または非多孔質セラミックを含む。ある場合には、脛骨インプラント1500の軟骨下骨表面部分1520の遠位側は不規則格子を含む。この実施形態では、大腿骨インプラント1510の凹状担持表面部分1510は丸い輪郭を有する。ある場合には、遠位ペグ1530は小柱多孔質構造を有し得る。ある場合には、脛骨インプラント1500は一体式ユニットである。ある場合には、脛骨インプラント1500は1つまたは複数の回転防止スパイク1550を備え得るが、このようなスパイクは他の実施形態で存在しなくてもよい。
【0041】
図16Aおよび図16Bは、本発明の実施形態による例示の脛骨インプラント1600の態様を描写している。ここで示されているように、脛骨インプラント1600は凹状担持表面部分1610と軟骨下骨表面部分1620とを有し得る。図16Bは、図16Aに描写されているインプラントの断面図を提供している。
【0042】
図17は、本発明の実施形態による例示の脛骨インプラント1700の態様を描写している。
【0043】
図18は、本発明の実施形態による例示の脛骨インプラント1800の態様を描写している。ここで示されているように、脛骨インプラント1800は小柱底多孔質構造を備えていない。
【0044】
図19は、本発明の実施形態による例示の脛骨インプラント1900の態様を描写している。脛骨インプラント1900は複数の遠位ペグ1930を備え得る。ここで描写されている実施形態では、遠位ペグ1930は1つまたは複数の返し1940を備え得る。
【0045】
図20は、本発明の実施形態による例示の脛骨インプラント2000の態様を描写している。脛骨インプラント2000は、1つまたは複数の回転防止スパイク2050を備え得る。このようなスパイク2050は、患者の身体に埋め込まれるとき、インプラント2000がその中心長手方向軸2001の周りで回転するのを防止または抑制するのを助けることができる。
【0046】
図21は、本発明の実施形態による例示の脛骨インプラント2100の態様を描写している。脛骨インプラント2100は、1つまたは複数の回転防止スパイク2150を備え得る。脛骨インプラントは、遠位ペグ2030など、1つまたは複数の遠位ペグも備え得る。ここで示されているように、遠位ペグ2030は返しを有していないが、返しは他の実施形態では遠位ペグに存在してもよい。
【0047】
図22は、本発明の実施形態による例示の脛骨インプラント2200の態様を描写している。ここで示されているように、脛骨インプラント2200は凹状担持表面部分2210(視界から隠されている)と軟骨下骨表面部分2220とを有し得る。脛骨インプラント2200は遠位ペグ2230も備え得る。脛骨インプラント2200の凹状担持表面部分2210は、近位平面2206を定める周縁2205を有することができ、脛骨インプラント2200の軟骨下骨表面部分2220は遠位平面2222を定めることができる。ある実施形態では、脛骨インプラント2200の凹状担持表面部分2210の周縁2205によって定められる近位平面2206は、脛骨インプラント2200の軟骨下骨表面部分2220によって定められる遠位平面2222と平行である。遠位ペグ2230は長手方向軸2232を定めることができる。ある場合には、遠位ペグ2230によって定められる長手方向軸2232は、脛骨インプラント2200の軟骨下骨表面部分2220によって定められる遠位平面2222に対して垂直とでき、脛骨インプラント2200の凹状担持表面部分2210の周縁2205によって定められる近位平面2206に対しても垂直とできる。本発明の実施形態は、長手方向軸2232が遠位平面2222および/または近位平面2206に対して垂直でない脛骨インプラントも網羅する。ある場合には、脛骨インプラント2200は、ゼロ度または可変角度の実施形態を提供することができる。
【0048】
本発明の実施形態は、関節形成システムのための様々な挿入デバイスおよび挿入方法を網羅する。ある場合には、挿入デバイスは、リーマ、ガイド、寸法測定器などの構成要素を含み得る。挿入デバイスは、インプラントを受け入れること、インプラントを位置決めすること、および/または、インプラントを患者組織に挿入すること、もしくは、インプラントを患者組織に固定することに向けて、患者の組織(例えば、骨)を準備するために使用できる。
【0049】
図23Aおよび図23Bは、本発明の実施形態による大腿骨リーマ(一次)システム2300の態様を描写している。図23Aは遠位の端面図を提供しており、図23Bは側面図を提供している。大腿骨リーマ(一次)システム2300は近位端2310と遠位端2320とを備え、遠位端2320は、患者の骨を拡孔し、それによって、インプラントを受け入れるような大きさおよび/または構成とされる凹所を骨に作り出すように構成されている。例えば、遠位端2320は、大腿骨の遠位部分において凹所または穴を作り出すことができる。遠位端2320は、同様の直径の凹所または穴を作り出すように、直径Dを有する切断要素または穿孔要素を備え得る穴開け機構2325を有し得る。一次大腿骨リーマシステムの実施形態の関連する態様は、例えば図43A図43Eと関連して、本明細書における他のところで検討されている。
【0050】
図24Aおよび図24Bは、本発明の実施形態による大腿骨リーマ(一次)システム2400の態様を描写している。図24Aは遠位の端面図を提供しており、図24Bは側面図を提供している。大腿骨リーマ(一次)システム2400は近位端2410と遠位端2420とを備え、遠位端2420は、患者の骨を拡孔し、それによって、インプラントを受け入れるような大きさおよび/または構成とされる凹所を骨に作り出すように構成されている。例えば、遠位端2420は、大腿骨の遠位部分において凹所または穴を作り出すことができる。遠位端2420は、同様の直径の凹所または穴を作り出すように、直径Dを有する切断要素または穿孔要素を備え得る穴開け機構2425を有し得る。
【0051】
ある実施形態によれば、図23Aおよび図23Bは、丸い大腿骨インプラントについてのリーマシステムの態様を描写しており、1つだけのリーマが丸いインプラントを埋め込むために必要とされる。ある実施形態によれば、図24Aおよび図24Bは、楕円形のインプラントについての一次リーマシステムの態様を描写している。図23Aおよび図23Bのシステムは、拡孔深さ、穴開け深さ、および/または孔深さの観点において、図24Aおよび図24Bのシステムと異なり得る。ある場合には、切断特徴の上部におけるより大きい直径は、穿孔深さを限定するように動作することができる。
【0052】
図25A図25Cは、本発明の実施形態による大腿骨リーマ(二次)システムの態様を描写している。システムは、(図25Aに示されているような)穴開け組立体2510と、(図25Bの側面図および図25Cの平面図に示されているような)案内部2520とを備え得る。使用中、案内部2520は、患者の大腿骨の遠位区域と係合させることができ、穴開け組立体2510の遠位端2530の穴開け機構2535が、リーマシステムによって作り出された遠位大腿骨における穴または孔が望まれるように位置決めされるように、例えば案内部2520の開口2525に穴開け機構2535を配置することで、案内部2520と並べることができる。二次大腿骨リーマシステムの実施形態の関連する態様は、例えば図44A図44Eと関連して、本明細書における他のところで検討されている。
【0053】
図26A図26Cは、本発明の実施形態による大腿骨リーマ(案内部を通じた)システムの態様を描写している。システムは、(図26Aの側面図および図26Bの断面図に示されているような)穴開け支持体2610と、(図26Cの平面図に示されているような)案内部2620とを備え得る。使用中、案内部2620は、患者の大腿骨の遠位区域と係合させることができ、穴開け支持体2610の遠位端2630が、例えば、穴開け支持体2610の中心開口2612を通じて前進させられるドリル(図示されていない)によって、1つまたは複数の穴または孔が遠位大腿骨において作り出され得るように、遠位端2630を案内部2620の開口2625と並べることで、および/または、遠位端2630を側方区域2627、2629と並べることで、案内部2620と並べることができる。そのため、このような穴または孔は、インプラントのそれぞれのペグを受け入れることができる。ある実施形態では、リーマの遠位端の直径はインプラントの大きさで変化することができる(例えば、より大きいインプラントの大きさのためのより大きいリーマ遠位端の直径、および、より小さいインプラントの大きさのためのより小さいリーマ遠位端)。
【0054】
図27A図27Cは、本発明の実施形態による大腿骨リーマ(案内部を通じた)システムの態様を描写している。システムは、(図27Aの側面図および図27Bの断面図に示されているような)穴開け支持体2710と、(図27Cの平面図に示されているような)案内部2720とを備え得る。使用中、案内部2720は、患者の大腿骨の遠位区域と係合させることができ、穴開け支持体2710の遠位端2730が、例えば、穴開け支持体2710の中心開口2712を通じて前進させられるドリル(図示されていない)によって、1つまたは複数の穴または孔が遠位大腿骨において作り出され得るように、遠位端2730を案内部2720の開口2725と並べることで、および/または、遠位端2730を側方区域2727、2729と並べることで、案内部2720と並べることができる。そのため、このような穴または孔は、インプラントのそれぞれのペグを受け入れることができる。ある実施形態では、リーマの遠位端の直径はインプラントの大きさで変化することができる(例えば、より大きいインプラントの大きさのためのより大きいリーマ遠位端の直径、および、より小さいインプラントの大きさのためのより小さいリーマ遠位端)。
【0055】
図28Aおよび図28Bは、本発明の実施形態による脛骨ピン案内システム2800の態様を描写している。脛骨ピン案内システムの実施形態の関連する態様は、例えば図49A図49Gと関連して、本明細書における他のところで検討されている。
【0056】
図29は、本発明の実施形態による例示の脛骨ピンデバイス2900の態様を描写している。デバイスはピン2910を備え得る。ある場合には、脛骨ピンデバイス2900は、図49A図49Gのうちの1つまたは複数に描写されているデバイスと同じ機能性を提供することができる、および/または、同じ意図された使用のために実施され得る。
【0057】
図30Aおよび図30Bは、本発明の実施形態による脛骨リーマ(一次)システム3000の態様を描写している。関連する一次脛骨リーマシステムの態様は、例えば図48A図48Dと関連して、本明細書における他のところで検討されている。
【0058】
図31Aおよび図31Bは、本発明の実施形態による脛骨ピンデバイス3100の態様を描写している。デバイスはピン3110を備え得る。ある場合には、脛骨ピンデバイス3100は、図48A図48Dのうちの1つまたは複数に描写されているデバイスと同じ機能性を提供することができる、および/または、同じ意図された使用のために実施され得る。
【0059】
図32Aおよび図32Bは、本発明の実施形態による脛骨リーマ(二次)システム3200の態様を描写している。
【0060】
図33Aおよび図33Bは、本発明の実施形態による例示の脛骨ピンデバイス3300の態様を描写している。デバイスはピン3310を備え得る。ある態様では、デバイスの遠位区域3320が、インプラントの形状を模倣する、またはインプラントの形状に一致する一方で、拡孔/穴開け/穿孔デバイスとしても機能するように構成され得る。ある場合には、脛骨ピンデバイス3300は、正確なインプラントの嵌め合いのために、バイン(bine)を手で拡孔するために、一次リーマが使用された後に使用され得る。
【0061】
図34A図34Cは、本発明の実施形態による例示の脛骨インプラント3400の態様を描写している。ある実施形態によれば、脛骨インプラント3400は凹状担持表面部分3410と軟骨下骨表面部分3420とを含み得る。脛骨インプラント3400は、ペグ3430と1つまたは複数の回転防止スパイク3440とを備え得る。この実施形態では、中実部分が多孔質オーバーモールド区域を包囲することができる。ある場合には、中実部分は、トレイ3452、スパイク3440、および/または柱返し3454などの1つまたは複数の特徴を含み得る。インプラントは、スラップハンマ取り外し工具に連結するための中心ネジ3456を有し得る。ペグ3430は、任意選択でセメントが流れるために動作する1つまたは複数の通路3432を有し得る。いくつかの実施形態では、セメントが使用されない。ペグはより短くでき、中実とできる。インプラントは、溢れ流れるセメントを含むために、ペグの基部における多孔質の軟骨下骨格子3427において、ポケット3423を含み得る。
【0062】
図35A図35Cは、本発明の実施形態による例示の大腿骨楕円形インプラント3500の態様を描写している。インプラント3500は凸状担持表面部分3510と軟骨下骨表面部分3520とを含み得る。大腿骨インプラント3500は1つまたは複数の近位ペグ3530も備え得る。ある場合には、軟骨下骨表面部分3520および/または1つもしくは複数の近位ペグ3530は、多孔質チタンなどの多孔質材料を含み得る。ここで描写されている実施形態では、近位ペグ3530は複数の返し3540を備える。ある場合には、大腿骨インプラント3500の凸状担持表面部分3510は非多孔質チタンを含み得る。ある場合には、凸状担持表面部分3510は、非多孔質ステンレス鋼、非多孔質コバルトクロム、非多孔質セラミックなどを含み得る。ある場合には、ペグ3530および軟骨下骨表面部分3520は多孔質材料を含み、返し3540および凸状担持表面部分3510は中実または非多孔質の材料を含む。ある場合には、大腿骨インプラントは多孔質構造を含まなくてもよい。つまり、大腿骨インプラントは、中実または非多孔質の材料から完全に作られ得る。大腿骨インプラント3500の凸状担持表面部分3510は3つの円または楕円形の輪郭を有する。3つの円の輪郭は、(例えば、重なり合う円による、患者の骨における3つの隣接する拡孔場所で)円形のリーマによる単純な拡孔を可能とする3つの区域を有する表面部分を提供する。ある場合には、大腿骨インプラント3500は一体式ユニットである。この実施形態では、大腿骨インプラント3500は回転防止スパイクを備えないが、このようなスパイクは他の実施形態で存在してもよい。この実施形態では、1つまたは複数のペグ3530は、セメントが流れるのを可能にする1つまたは複数の通路3532を有し得る。ある場合には、ペグ3530は中実であり得る。ある場合には、インプラント3500は、溢れ流れるセメントを含むために、ペグの基部における多孔質の軟骨下骨格子3527において、1つまたは複数のポケット3523を含み得る。ある場合には、インプラント3500は、取り外し工具の連結を可能とするために、中実区域の真下に切り込み3529を備え得る。
【0063】
図36Aおよび図36Bは、本発明の実施形態による例示の大腿骨の丸いインプラント3600の態様を描写している。この実施形態では、ペグ3630が、セメントが流れるのを可能にする1つまたは複数の通路3632を有し得る。ある場合には、ペグ3630は中実であり得る。ある場合には、インプラント3600は、溢れ流れるセメントを含むために、ペグ3630の基部における多孔質の軟骨下骨格子3653において、ポケット3650を含み得る。ある場合には、インプラント3600は、取り外し工具の連結を可能とするために、中実区域の真下に切り込み3660を備え得る。
【0064】
図37A図37Dは、本発明の実施形態による例示の脛骨インプラント3700の態様を描写している。この態様では、インプラント3700は(例えば、ペグ3730において)骨ネジ3740を有し得る。インプラント3700の基部3720は、ネジ3740と係合することで1つの構成要素として駆動され得る。例えば、ネジ3740は患者の骨と係合することができる。インプラント3700の脛骨ポリエチレン3750が、駆動された後に基部にはまり込むことができる。
【0065】
図38A図38Dは、本発明の実施形態による例示の大腿骨インプラント3800の態様を描写している。この実施形態では、インプラント3800は(例えば、ペグ3830において)骨ネジ3840を有し得る。インプラント3800の基部3850は、雌ネジと係合することで骨へと駆動され得る。例えば、ネジ3840は患者の骨と係合することができる。インプラント3800の担持表面部分3860が、同じネジを用いて基部3850へと螺合することができる、または、カップリングを介して基部3850と他の形で係合することができる。
【0066】
図39A図39Eは、本発明の実施形態による例示の大腿骨インプラント3900の態様を描写している。図39Aは上平面図を提供しており、図39Bは斜視図を提供しており、図39Cは前面図を提供しており、図39Dは右側面図を提供しており、図39Eは断面図を提供している。ここで示されているように、大腿骨インプラント3900は楕円形を有し得る。ある場合には、インプラント3900は、約25mmの長さLと、約17.5mmの幅Wとを有し得る。図39Eに示されているように、インプラント3900のペグの返し3940と凸状表面部分3910とは、中実のチタンなど、中実の材料から作られ得る。インプラント3900の軟骨下骨表面部分3920は、チタンなどの材料を含み得るランダム格子などの非中実の材料から作られ得る。ある場合には、担持表面3912が窒化チタン(TiN)被覆を含む。
【0067】
図40A図40Eは、本発明の実施形態による例示の大腿骨インプラント4000の態様を描写している。図40Aは上平面図を提供しており、図40Bは斜視図を提供しており、図40Cは前面図を提供しており、図40Dは右側面図を提供しており、図40Eは断面図を提供している。ここで示されているように、大腿骨インプラント4000は楕円形を有し得る。ある場合には、インプラント4000は、約40mmの長さLと、約17.5mmの幅Wとを有し得る。図40Eに示されているように、インプラント4000のペグの返し4040と凸状表面部分4010とは、中実のチタンなど、中実の材料から作られ得る。インプラント4000の軟骨下骨表面部分4020は、チタンなどの材料を含み得るランダム格子などの非中実の材料から作られ得る。ある場合には、担持表面4012が窒化チタン(TiN)被覆を含む。
【0068】
ある実施形態では、大腿骨楕円形インプラントは、約17.5mmから約27.5mmまでの範囲内の値を有する幅Wを有し得る。ある実施形態では、大腿骨楕円形インプラントが、約25mmから約40mmまでの範囲内の値を有する長さLを有し得る。大腿骨楕円形インプラントについての例示の幅寸法×長さ寸法には、17.5mm×25mm、17.5mm×30mm、17.5mm×35mm、17.5mm×40mm、20mm×30mm、20mm×35mm、20mm×40mm、22.5mm×30mm、22.5mm×35mm、22.5mm×40mm、25mm×35mm、25mm×40mm、27.5mm×35mm、および27.5mm×40mmなどがある。
【0069】
図41A図41Eは、本発明の実施形態による例示の大腿骨インプラント4100の態様を描写している。図41Aは上平面図を提供しており、図41Bは側面図を提供しており、図41Cは底平面図を提供しており、図40Dは斜視図を提供しており、図41Eは断面図を提供している。ここで示されているように、大腿骨インプラント4100は丸い形を有する。ある場合には、インプラント4100は約17.5mmの直径Dを有し得る。図41Eに示されているように、インプラント4100のペグの返し4140と凸状表面部分4110とは、中実のチタンなど、中実の材料から作られ得る。インプラント4100の軟骨下骨表面部分4120は、チタンなどの材料を含み得るランダム格子などの非中実の材料から作られ得る。ある場合には、担持表面4112が窒化チタン(TiN)被覆を含む。ある実施形態では、大腿骨の丸いインプラントは、約17.5mmから約27.5mmまでの範囲内の値を有する直径Dを有し得る。大腿骨の丸いインプラントについての例示の直径寸法には、17.5mm、20mm、22.5mm、25mm、27.5mmなどがある。
【0070】
図42A図42Eは、本発明の実施形態による例示の脛骨インプラント4200の態様を描写している。図42Aは断面図を提供しており、図42Bは前側面図を提供しており、図42Cは右側面図を提供しており、図42Dは底平面図を提供しており、図42Eは斜視図を提供している。ここで示されているように、脛骨インプラント4200は丸い形を有する(上または底から見られるとき)。ある場合には、インプラント4200は、約15.0mmから約25.0mmまでの範囲内の値を伴う直径Dを有し得る。図42Aに示されているように、インプラント4200のペグの返し4240と回転防止スパイク4250とは、中実のチタンなど、中実の材料から作られ得る。インプラント4200の凹状表面部分4210は、超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)など、プラスチックまたはポリマ材料から作ることができる。インプラント4200の軟骨下骨表面部分4220は、チタンなどの材料を含み得るランダム格子などの非中実の材料から作られ得る。インプラント4200は、凹状表面部分4210と軟骨下骨表面部分4220との間に配置される中間部分4260を含み得る。ある場合には、中間部分4260は、チタンなどの材料を含み得るダイヤモンド格子などの非中実の材料から作られ得る。ある実施形態では、脛骨インプラントは、約17.5mmから約25.0mmまでの範囲内の値を有する直径Dを有し得る。脛骨インプラントについての例示の直径寸法には、17.5mm、20mm、25mmなどがある。ある場合には、凹状表面部分4210は軟骨下骨表面部分4220または脛骨トレイに圧縮成形され得る。
【0071】
図43A図43Eは、本発明の実施形態による一次大腿骨リーマシステム4300の態様を描写している。図43Aは側面図を提供しており、図43Bは断面図を提供しており、図43Cは斜視図を提供している。一次大腿骨リーマシステム4300は近位端4310と遠位端4320とを備え、遠位端4320は、患者の骨を拡孔し、それによって、インプラントを受け入れるような大きさおよび/または構成とされる凹所を骨に作り出すように構成されている。例えば、遠位端4320は、大腿骨の遠位部分において凹所または穴を作り出すことができる。図43Dは、切断要素または穿孔要素を備え得る穴開け機構4325を有する遠位端4320を示す底平面図を提供している。穴開け機構4325は、同様の直径の骨の凹所または穴を作り出すことができる直径Dを有する。図43Eは、遠位端4320の断面図を提供しており、拡孔の深さを制御するように動作することができるワッシャ機構4370を有する遠位端4320を示している。ある場合には、ワッシャ機構4370は、例えば不具合の範囲を超えて位置付けられる、顆表面と接触することで拡孔深さを制限することができる。一次大腿骨リーマシステムの実施形態の関連する態様は、例えば図23A図23Eと関連して、本明細書における他のところで検討されている。
【0072】
図44A図44Eは、本発明の実施形態による二次大腿骨リーマシステム4400の態様を描写している。図44Aは側面図を提供しており、図44Bは断面図を提供しており、図44Cは斜視図を提供している。二次大腿骨リーマシステム4400は近位端4410と遠位端4420とを備え、遠位端4420は、患者の骨を拡孔し、それによって、インプラントを受け入れるような大きさおよび/または構成とされる凹所を骨に作り出すように構成されている。例えば、遠位端4420は、大腿骨の遠位部分において凹所または穴を作り出すことができる。図44Dは、切断要素または穿孔要素を備え得る穴開け機構4425を有する遠位端4420を示す底平面図を提供している。穴開け機構4425は、同様の直径の骨の凹所または穴を作り出すことができる直径Dを有する。図44Eは、遠位端4420の断面図を提供している。二次大腿骨リーマシステムの実施形態の関連する態様は、例えば図25A図25Eと関連して、本明細書における他のところで検討されている。
【0073】
図45A図45Eは、本発明の実施形態によるリーマ案内機構4500の態様を描写している。図45Aは斜視図を提供しており、図45Bは上平面図を提供しており、図45Cは前側面図を提供しており、図45Dは右側面図を提供しており、図45Eは断面図を提供している。
【0074】
図46A図46Eは、本発明の実施形態によるピン案内寸法測定機構4600の態様を描写している。図46Aは上平面図を提供しており、図46Bは前側面図を提供しており、図46Cは底平面図を提供しており、図46Dは上方からの斜視図を提供しており、図46Eは下方からの斜視図を提供している。ここで示されているように、ピン案内寸法測定機構4600は、ピン案内穴4610と、万能器具ハンドルソケット4620と、(例えば、患者の骨に係合することで)ピンを設置する間に案内機構4600を安定化させるように動作することができるスパイク4630とを備える。ある場合には、ピン案内機構4600は、インプラントの大きさを決定するために使用され得る幅Wと長さLとを有することができる。ある場合には、長さの提供および幅の提供は、インプラントの大きさと一対一であり、またはインプラントの大きさを模倣もしくはそれと合致する。
【0075】
図47A図47Eは、本発明の実施形態によるピン案内寸法測定機構4700の態様を描写している。図47Aは上平面図を提供しており、図47Bは右側面図を提供しており、図47Cは底平面図を提供しており、図47Dは上方からの斜視図を提供しており、図47Eは下方からの斜視図を提供している。ここで示されているように、ピン案内寸法測定機構4700は、ピン案内穴4710と、万能器具ハンドルソケット4720と、(例えば、患者の骨に係合することで)ピンを設置する間に案内機構4700を安定化させるように動作することができるスパイク4730とを備える。ある場合には、ピン案内機構4700は、インプラントの大きさを決定するために使用され得る直径Dを有することができる。
【0076】
図48A図48Dは、本発明の実施形態による一次脛骨リーマシステム4800の態様を描写している。図48Aは側面図を提供しており、図48Bは断面図を提供している。一次脛骨リーマシステム4800は近位端4810と遠位端4820とを備え、遠位端4820は、患者の骨を拡孔し、それによって、インプラントを受け入れるような大きさおよび/または構成とされる凹所を骨に作り出すように構成されている。例えば、遠位端4820は、大腿骨の遠位部分において凹所または穴を作り出すことができる。図48Cは底面図を提供しており、図48Dは断面図を提供している。図48Cに描写されているように、一次脛骨リーマシステムの遠位端4820は、切り出し部4882を有するリーマヘッド4880と、切り出し部4892を有する深さ停止ワッシャ4890とを備え得る。切り出し部4882、4892は、遠位端4820に患者の大腿顆をきれいにさせることができる。このような大腿骨をきれいにする技術の態様は、例えば図49F図49Gと関連して、本明細書における他のところで検討されている。
【0077】
図49A図49Gは、本発明の実施形態による脛骨ピン案内システム4900および関連する使用の方法の態様を描写している。図49Aおよび図49Bは側面図を提供しており、図49Cは断面図を提供している。脛骨ピン案内システム4900は近位端4910と遠位端4920とを備え得る。図49Cに示されているように、脛骨ピン案内システム4900の遠位端が遠位係合平面4928を定めることができ、案内システム4900の内腔4902が中心長手方向軸4904を、内腔4902を通じて患者へと送達されるピンがピン角度Aで骨に入ることができるように定めることができ、角度Aは、平面4928に対して直角のベクトルVと中心長手方向軸4904との間の角度である。図49Eに示されているように、脛骨案内システム4900の遠位端4920は、システム4900に大腿顆をきれいにさせることができる切り出し部4924を備える。遠位端4920は、ピンを設置する一方で使用中にシステム4900を安定化させるように動作することができるスパイク4960も備える。例えば、スパイク4960は患者の骨に係合することができる。図49Fおよび図49Gは、システム4900がピン4901を患者の骨(例えば、脛骨T)へと送達するために使用される間の方法の態様を示している。ここで示されているように、システムの遠位端4920の切り出し部4924は、遠位端に大腿顆FCをきれいにさせることができる。図49Fは患者の膝の側面図を示しており、図49Gは患者の膝の上側の図を示している。
【0078】
図50A図50Cは、本発明の実施形態による衝撃システム5000の態様を描写している。図50Aは側面図を提供しており、図50Bは断面図を提供しており、図50Cは斜視図を提供している。ここで示されているように、衝撃システム5000は、凹状表面5024を有する遠位端5020を備えることができ、凹状表面5024は、インプラント(例えば、大腿骨インプラント)の凸状表面に合致または補完するように成形または構成され得る。
【0079】
図51A図51Cは、本発明の実施形態による衝撃システム5100の態様を描写している。図51Aは側面図を提供しており、図51Bは断面図を提供しており、図51Cは前面図を提供している。ここで示されているように、衝撃システム5100は、凸状表面5124を有する遠位端5120を備えることができ、凸状表面5124は、インプラント(例えば、脛骨インプラント)の凹状表面に合致または補完するように成形または構成され得る。衝撃システム5100は、衝撃システム5100に患者の大腿顆をきれいにさせることができる遠位湾曲部5105も備え得る。このような大腿骨をきれいにする技術の態様は、例えば図49F図49Gと関連して、本明細書における他のところで検討されている。
【0080】
先の記載は、特定の好ましい実施形態に関連する相当の詳細を含むが、本発明の範囲を限定するとして解釈されるべきではなく、むしろ、好ましい実施形態の例示を提供するとして解釈されるべきである。
【0081】
本発明の実施形態は、本明細書に開示されているような関節形成関節面置換システムを有するキットを網羅する。ある実施形態では、キットは、例えば本明細書に開示されている方法のいずれかによるデバイスを使用するための命令と共に、1つまたは複数の関節形成関節面置換システムのインプラントおよび/または挿入デバイスを含む。
【0082】
記載されているシステムおよびデバイスのすべての特徴は、必要な変更を加えて、記載されている方法に適用可能であり、その逆もまた然りである。
【0083】
前述の発明は、理解の明確性の目的のための図示および例を用いていくらか詳細に説明されてきたが、当業者は、特定の変化、変形、置き換えの構造、および/または等価が、添付の請求項の範囲内で望まれるように実施または採用され得ることを、理解するものである。また、本明細書において提供されている各々の参照は、参照により個別に組み込まれているかのように、その全体において参照により同じ程度まで組み込まれている。関連して、本明細書において言及されているすべての出版物、特許、特許出願、学術論文、書籍、技術的参照などは、各々個々の出版物、特許、特許出願、学術論文、書籍、技術的参照などが参照により組み込まれるように明示的および個別に指示されているかのように、本明細書において参照により同じ程度まで組み込まれている。
【符号の説明】
【0084】
100 単顆型膝関節形成関節面置換システム
110 単一ペグの大腿骨インプラント
120 遠位部分
121 大腿骨
130 複数ペグの大腿骨インプラント
140 遠位部分
141 大腿骨
150 単一ペグの脛骨インプラント
160 近位部分
161 脛骨
200 大腿骨インプラント
210 凸状担持表面部分
220 軟骨下骨表面部分
230 近位ペグ
240 返し
300 大腿骨インプラント
310 凸状担持表面部分
320 軟骨下骨表面部分
330 近位ペグ
340 返し
400 大腿骨インプラント
401 中心長手方向軸
410 凸状担持表面部分
420 軟骨下骨表面部分
430 近位ペグ
440 返し
450 回転防止スパイク、突起
500 大腿骨インプラント
510 凸状担持表面部分
520 軟骨下骨表面部分
530 近位ペグ
540 返し
600 大腿骨インプラント
610 凸状担持表面部分
650 回転防止スパイク
700 大腿骨インプラント
710 凸状担持表面部分
720 軟骨下骨表面部分
730 近位ペグ
740 返し
800 大腿骨インプラント
820 軟骨下骨表面部分
830 近位ペグ
840 返し
900 大腿骨インプラント
910 凸状担持表面部分
920 軟骨下骨表面部分
1000 大腿骨インプラント
1010 凸状担持表面部分
1020 軟骨下骨表面部分
1030 近位ペグ
1040 返し
1100 脛骨インプラント
1105 周縁
1106 近位平面
1110 凹状担持表面部分
1111 軸
1120 軟骨下骨表面部分
1122 遠位平面
1130 遠位ペグ
1132 長手方向軸
1140 返し
1200 脛骨インプラント
1210 凹状担持表面
1220 軟骨下骨表面
1230 遠位ペグ
1240 返し
1300 脛骨インプラント
1310 凹状担持表面部分
1315 重なり領域
1320 軟骨下骨表面部分
1321 近位側
1323 遠位側
1330 遠位ペグ
1340 返し
1400 脛骨インプラント
1410 凹状担持表面
1420 軟骨下骨表面
1430 遠位ペグ
1440 返し
1500 脛骨インプラント
1510 凹状担持表面部分
1520 軟骨下骨表面部分
1530 遠位ペグ
1540 返し
1550 回転防止スパイク
1600 脛骨インプラント
1610 凹状担持表面部分
1620 軟骨下骨表面部分
1700 脛骨インプラント
1800 脛骨インプラント
1900 脛骨インプラント
1930 遠位ペグ
1940 返し
2000 脛骨インプラント
2001 中心長手方向軸
2030 遠位ペグ
2050 回転防止スパイク
2100 脛骨インプラント
2150 回転防止スパイク
2200 脛骨インプラント
2205 周縁
2206 近位平面
2210 凹状担持表面部分
2220 軟骨下骨表面部分
2222 遠位平面
2230 遠位ペグ
2232 長手方向軸
2300 大腿骨リーマ(一次)システム
2310 近位端
2320 遠位端
2325 穴開け機構
2400 大腿骨リーマ(一次)システム
2410 近位端
2420 遠位端
2425 穴開け機構
2510 穴開け組立体
2520 案内部
2525 開口
2530 遠位端
2535 穴開け機構
2610 穴開け支持体
2612 中心開口
2620 案内部
2625 開口
2627、2629 側方区域
2630 遠位端
2710 穴開け支持体
2712 中心開口
2720 案内部
2730 遠位端
2725 開口
2727、2729 側方区域
2800 脛骨ピン案内システム
2900 脛骨ピンデバイス
2910 ピン
3000 脛骨リーマ(一次)システム
3100 脛骨ピンデバイス
3110 ピン
3200 脛骨リーマ(二次)システム
3300 脛骨ピンデバイス
3310 ピン
3320 遠位区域
3400 脛骨インプラント
3410 凹状担持表面部分
3420 軟骨下骨表面部分
3423 ポケット
3427 多孔質の軟骨下骨格子
3430 ペグ
3432 通路
3440 回転防止スパイク
3452 トレイ
3454 柱返し
3456 中心ネジ
3500 大腿骨楕円形インプラント
3510 凸状担持表面部分
3520 軟骨下骨表面部分
3527 多孔質の軟骨下骨格子
3529 切り込み
3530 近位ペグ
3532 通路
3540 返し
3600 大腿骨の丸いインプラント
3630 ペグ
3632 通路
3650 ポケット
3653 多孔質の軟骨下骨格子
3660 切り込み
3700 脛骨インプラント
3720 基部
3730 ペグ
3740 骨ネジ
3750 脛骨ポリエチレン
3800 大腿骨インプラント
3830 ペグ
3840 骨ネジ
3850 基部
3860 担持表面部分
3900 大腿骨インプラント
3910 凸状表面部分
3912 担持表面
3920 軟骨下骨表面部分
3940 返し
4000 大腿骨インプラント
4010 凸状表面部分
4012 担持表面
4020 軟骨下骨表面部分
4040 返し
4100 大腿骨インプラント
4110 凸状表面部分
4112 担持表面
4120 軟骨下骨表面部分
4140 返し
4200 脛骨インプラント
4210 凹状表面部分
4220 軟骨下骨表面部分
4240 返し
4250 回転防止スパイク
4260 中間部分
4300 一次大腿骨リーマシステム
4310 近位端
4320 遠位端
4325 穴開け機構
4370 ワッシャ機構
4400 二次大腿骨リーマシステム
4410 近位端
4420 遠位端
4425 穴開け機構
4500 リーマ案内機構
4600 ピン案内寸法測定機構
4610 ピン案内穴
4620 万能器具ハンドルソケット
4630 スパイク
4700 ピン案内寸法測定機構
4710 ピン案内穴
4720 万能器具ハンドルソケット
4730 スパイク
4800 一次脛骨リーマシステム
4810 近位端
4820 遠位端
4880 リーマヘッド
4882 切り出し部
4890 深さ停止ワッシャ
4892 切り出し部
4900 脛骨ピン案内システム
4901 ピン
4902 内腔
4904 中心長手方向軸
4910 近位端
4920 遠位端
4924 切り出し部
4928 遠位係合平面
4960 スパイク
5000 衝撃システム
5020 遠位端
5024 凹状表面
5100 衝撃システム
5105 遠位湾曲部
5120 遠位端
5124 凸状表面
A ベクトルVと中心長手方向軸4904との間の角度
D 担持表面部分の直径
D インプラントの直径
D 穴開け機構の直径
D ピン案内機構の直径
FC 大腿顆
L ペグの長さ
L 楕円形のレーストラック形の輪郭の長さ
L インプラントの長さ
L ピン案内機構の長さ
T 厚さ
T 脛骨インプラント1100の厚さ
T 脛骨
V 平面4928に対して直角のベクトル
W 楕円形のレーストラック形の輪郭の幅
W インプラントの幅
W ピン案内機構の幅
図1A
図1B
図1C
図1D
図2A
図2B
図3
図4A
図4B
図4C
図4D
図4E
図4F
図4G
図5A
図5B
図6
図7A
図7B
図7C
図7D
図7E
図7F
図8
図9A
図9B
図10A
図10B
図11A
図11B
図12
図13
図14
図15A
図15B
図15C
図16A
図16B
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23A
図23B
図24A
図24B
図25A
図25B
図25C
図26A
図26B
図26C
図27A
図27B
図27C
図28A
図28B
図29
図30A
図30B
図31A
図31B
図32A
図32B
図33A
図33B
図34A
図34B
図34C
図35A
図35B
図35C
図36A
図36B
図37A
図37B
図37C
図37D
図38A
図38B
図38C
図38D
図39A
図39B
図39C
図39D
図39E
図40A
図40B
図40C
図40D
図40E
図41A
図41B
図41C
図41D
図41E
図42A
図42B
図42C
図42D
図42E
図43A
図43B
図43C
図43D
図43E
図44A
図44B
図44C
図44D
図44E
図45A
図45B
図45C
図45D
図45E
図46A
図46B
図46C
図46D
図46E
図47A
図47B
図47C
図47D
図47E
図48A
図48B
図48C
図48D
図49A
図49B
図49C
図49D
図49E
図49F
図49G
図50A
図50B
図50C
図51A
図51B
図51C
【国際調査報告】