IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 広東尼特包装制品有限公司の特許一覧

特表2024-506224全プラスチック製の外付け泡ポンプおよびその泡生成方法
<>
  • 特表-全プラスチック製の外付け泡ポンプおよびその泡生成方法 図1
  • 特表-全プラスチック製の外付け泡ポンプおよびその泡生成方法 図2
  • 特表-全プラスチック製の外付け泡ポンプおよびその泡生成方法 図3
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-09
(54)【発明の名称】全プラスチック製の外付け泡ポンプおよびその泡生成方法
(51)【国際特許分類】
   F04B 9/14 20060101AFI20240202BHJP
【FI】
F04B9/14 B
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023573491
(86)(22)【出願日】2021-10-12
(85)【翻訳文提出日】2023-08-16
(86)【国際出願番号】 CN2021123226
(87)【国際公開番号】W WO2022267265
(87)【国際公開日】2022-12-29
(31)【優先権主張番号】202110683149.4
(32)【優先日】2021-06-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523311971
【氏名又は名称】広東尼特包装制品有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGDONG NEAT PACKAGING CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】2 of No. 2, 1st Jianshe Road Huizhou Industrial Transfer Park, Longmen County Huizhou City, Guangdong 516800, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】梅 元紅
(72)【発明者】
【氏名】曽 志云
【テーマコード(参考)】
3H075
【Fターム(参考)】
3H075AA01
3H075BB03
3H075BB13
3H075BB30
3H075CC40
3H075DA05
3H075DA30
3H075DB13
3H075DB40
(57)【要約】
本開示は全プラスチック製の外付け泡ポンプを開示し、当該泡ポンプはプレスヘッド、固定部材、ピストン、弾性部材、筒体、ストローを備え、前記固定部材の一端は前記プレスヘッドに固定的にまたは取り外し可能に接続され、他端は前記ピストンに固定的にまたは取り外し可能に接続され、前記固定部材は少なくとも部分的に前記筒体に収納され、前記ピストンの一端は前記弾性部材に貫設され、前記ストローは前記筒体の一端に取付けられ、前記ピストンの内部にはタイロッドが設けられ、前記タイロッドは前記ピストンと連動して配置され、前記弾性部材はリサイクル可能な弾性材料からなり、前記固定部材の内部には液体混合部が設けられる。上記泡ポンプは、リサイクル可能な弾性材料からなる弾性部材を使用して、プレスヘッドを押下すると、プレスヘッドの押下がピストンを駆動して押下することで、弾性部材を変形させ、筒体内部の空間を十分に充填し、筒体内部のガスを液体混合部に入れると同時に、ピストンの一端が筒体の細筒部に位置しながら、タイロッドを駆動してストローに向いてに移動させる。液体はピストンとタイロッドとの間の隙間から液体混合部に入り、泡がプレスヘッドから流出する。弾性部材はリサイクル可能な弾性材料からなるため、リサイクル時に泡ポンプと一緒にリサイクルでき、シンプルで便利で、作業効率が向上する。 さらに、弾性部材が変形し、筒体内部の空間を十分に充填することで、液体混合部に入るガスが増えるため、押し出された泡の効果を向上させることができる。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
全プラスチック製の外付け泡ポンプであって、プレスヘッド、固定部材、ピストン、弾性部材、筒体、ストローを備え、前記固定部材の一端は前記プレスヘッドに固定的にまたは取り外し可能に接続され、他端は前記ピストンに固定的にまたは取り外し可能に接続され、前記固定部材は少なくとも部分的に前記筒体に収納され、前記ピストンの一端は前記弾性部材に貫設され、前記ストローは前記筒体の一端に取付けられ、前記ピストンの内部にはタイロッドが設けられ、前記タイロッドは前記ピストンと連動して配置され、前記弾性部材はリサイクル可能な弾性材料からなり、前記固定部材の内部には液体混合部が設けられることを特徴とする、全プラスチック製の外付け泡ポンプ。
【請求項2】
前記弾性部材は、上部弾性部、下部弾性部、および固定リングを備え、前記上部弾性部と前記下部弾性部とが前記固定リングによって固定して接続されることを特徴とする、請求項1に記載の全プラスチック製の外付け泡ポンプ。
【請求項3】
前記弾性部材は、第1の弾性部材と第2の弾性部材とを備え、前記第1の弾性部材と前記第2の弾性部材とが軸対称な一体型構造であることを特徴とする、請求項2に記載の全プラスチック製の外付け泡ポンプ。
【請求項4】
前記弾性部材は、卵形の構造であることを特徴とする、請求項2に記載の全プラスチック製の外付け泡ポンプ。
【請求項5】
前記筒体の一端には、泡立ちビーズが設けられることを特徴とする、請求項1に記載の全プラスチック製の外付け泡ポンプ。
【請求項6】
前記弾性部材はプラスチック材料からなることを特徴とする、請求項1に記載の全プラスチック製の外付け泡ポンプ。
【請求項7】
前記泡ポンプは、弾性部材ホルダーをさらに備え、前記弾性部材ホルダーは、前記筒体の内部に取り付けられることを特徴とする、請求項1に記載の全プラスチック製の外付け泡ポンプ。
【請求項8】
前記泡ポンプは、フィルター部材をさらに備え、前記フィルター部材の一端は、前記固定部材に固定して接続され、前記フィルター部材の内部にはフィルタースクリーンが設けられることを特徴とする、請求項1記載の全プラスチック製の外付け泡ポンプ。
【請求項9】
全プラスチック製の外付け泡ポンプによる泡生成方法であって、
S1:プレスヘッドを押して、弾性部材に向かって移動させることと、
S2:前記プレスヘッドが固定部材を駆動して、前記弾性部材に向かって移動させることと、
S3:前記固定部材がピストンを駆動して、前記弾性部材に向かって移動させることと、
S4:前記ピストンが弾性部材を押圧して変形させ、筒体内部のガスを液体混合部に入れることと、
S5:前記ピストンの一端が筒体の細筒部に位置しながら、タイロッドを駆動してストローに向かって移動させることと、
S6:液体を前記ピストンと前記タイロッドとの間の隙間から液体混合部に入れることと、
S7:泡をプレスヘッドから流れ出すこととを含むことを特徴とする、全プラスチック製の外付け泡ポンプによる泡生成方法。
【請求項10】
前記弾性部材は、前記筒体内部の空間を十分に充填することを特徴とする、請求項9に記載の全プラスチック製の外付け泡ポンプによる泡生成方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、泡ポンプの分野に関し、具体的に全プラスチック製の外付け泡ポンプおよびその泡生成方法に関する。
【背景技術】
【0002】
社会の発展に伴い、人々の日常生活に便利な用品は人々の生活に広く使用されている。今や人々は自分の健康と衛生の問題をより心配し、体を清潔に保つために、手洗い、洗顔、入浴のとき、人々は、洗浄液を使用して洗浄することに慣れている。人々のニーズを満たすために、多数の洗顔液、ハンドソープ、シャワージェルなどの洗浄液が市場に出回っている。便利に使用するために、 このような液体は、一般的にボトルタイプの容器に入れられ、プレスヘッドを押して容器内の液体を絞り出すことによって使用する。
【0003】
現在、このタイプの泡ポンプは、金属製ばねをリセット部品として使用している。液体を除去すると、金属製ばねの回復変形により、泡ポンプの各部品が始動位置に復元される。しかし、泡ポンプを廃棄してリサイクルする必要がある場合、泡ポンプは金属製ばね以外、プラスチック材料であるため、リサイクルする場合は、まず泡ポンプ全体を分割してから、泡ポンプの金属製ばねと他の材料を別々にリサイクルする必要があるので、リサイクル作業全体が煩雑になり、作業時間が長くなり、作業効率が低下することになる。
【発明の概要】
【0004】
上記のことに基づいて、迅速なリサイクルが可能な全プラスチック製の外付け泡ポンプおよびその泡生成方法を提供する必要がある。
【0005】
全プラスチック製の外付け泡ポンプであって、プレスヘッド、固定部材、ピストン、弾性部材、筒体、ストローを備え、前記固定部材の一端は前記プレスヘッドに固定的にまたは取り外し可能に接続され、他端は前記ピストンに固定的にまたは取り外し可能に接続され、前記固定部材は少なくとも部分的に前記筒体に収納され、前記ピストンの一端は前記弾性部材に貫設され、前記ストローは前記筒体の一端に取付けられ、前記ピストンの内部にはタイロッドが設けられ、前記タイロッドは前記ピストンと連動して配置され、前記弾性部材はリサイクル可能な弾性材料からなり、前記固定部材の内部には液体混合部が設けられる。
【0006】
実施形態の1つでは、前記弾性部材は、上部弾性部、下部弾性部、および固定リングを備え、前記上部弾性部と前記下部弾性部とが前記固定リングによって固定して接続される。
【0007】
実施形態の1つでは、前記弾性部材は、第1の弾性部材と第2の弾性部材とを備え、前記第1の弾性部材と前記第2の弾性部材とが軸対称な一体型構造である。
【0008】
実施形態の1つでは、前記弾性部材は卵形の構造である。
【0009】
実施形態の1つでは、前記筒体の一端には泡立ちビーズが設けられる。
【0010】
実施形態の1つでは、前記弾性部材はプラスチックからなる。
【0011】
実施形態の1つでは、前記泡ポンプは、弾性部材ホルダーをさらに備え、前記弾性部材ホルダーは、前記筒体の内部に取り付けられる。
【0012】
実施形態の1つでは、前記泡ポンプは、フィルター部材をさらに備え、前記フィルター部材の一端は、前記固定部材に固定して接続され、前記フィルター部材の内部にはフィルタースクリーンが設けられる。
【0013】
全プラスチック製の外付け泡ポンプによる泡生成方法であって、
S1:プレスヘッドを押して、弾性部材に向かって移動させることと、
S2:前記プレスヘッドは固定部材を駆動して、前記弾性部材に向かって移動させることと、
S3:前記固定部材がピストンを駆動して、前記弾性部材に向かって移動させることと、
S4:前記ピストンが弾性部材を押して変形させ、筒体内部のガスを液体混合部に入れることと、
S5:前記ピストンの一端が筒体の細筒部に位置しながら、タイロッドを駆動してストローに向かって移動させることと、
S6:液体を前記ピストンと前記タイロッドとの間の隙間から液体混合部に入れることと、
S7:泡をプレスヘッドから流れ出すこととを含む。
【0014】
実施形態の1つでは、前記弾性部材は、前記筒体内部の空間を十分に充填する。
【0015】
上記の全プラスチック製の外付け泡ポンプおよびその泡生成方法は、リサイクル可能な弾性材料からなる弾性部材を使用して、プレスヘッドを押下すると、プレスヘッドの押下がピストンを駆動して押下することで、弾性部材を変形させ、筒体内部の空間を十分に圧縮し、筒体内部のガスを液体混合部に入れると同時に、ピストンの一端が筒体の細筒部に入れると共にタイロッドを駆動してストローに向いてに移動させる。液体はピストンとタイロッドとの間の隙間から液体混合部に入り、泡がプレスヘッドから流出する。弾性部材はリサイクル可能な弾性材料からなるため、リサイクル時に泡ポンプと一緒にリサイクルでき、シンプルで便利で、作業効率が向上する。 さらに、弾性部材が変形し、筒体内部の空間を十分に充填することで、液体混合部に入るガスが増えるため、押し出された泡立ちの効果を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1図1は、本開示の一実施形態による全プラスチック製の外付け泡ポンプの組立構造の模式図である。
図2図2は、図1における本開示の一実施形態による全プラスチック製の外付け泡ポンプの断面構造の模式図である。
図3図3は、本開示の別の一実施形態による全プラスチック製の外付け泡ポンプの断面構造の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本発明の上記目的、特徴および利点をより明白かつ理解しやすくするために、本発明の具体的な実施形態を添付図面と併せて以下詳細に説明する。以下の説明では、本発明を完全に理解するために多くの具体的な詳細が記述される。しかしながら、本発明は、本明細書に記載されるものとは異なる他の多くの方法で実施することができ、当業者は、本発明の内容に違反することなく同様の改良を行うことができるので、本発明は以下に開示される特定の実施形態によって限定されるものではない。
【0018】
コンポーネントが別のコンポーネントに「接続される」と見なされる場合、別のコンポーネントに直接接続することも、同時に中間コンポーネントが存在する場合もある。逆に、コンポーネントが別のコンポーネントに「直接」接続されると言われる場合、中間コンポーネントは存在しない。
【0019】
別の定義がない限り、本開示で使用されるすべての技術的および科学的用語は、当業者によって一般的に理解されるのと同じ意味を有する。本明細書で使用される用語は、実施形態を説明することのみを目的としており、本開示を限定することを意図するものではない。本明細書で使用される用語「および/または」は、列挙された1つ以上の関連項目の任意のおよびすべての組み合わせを含む。
【0020】
図1に示されるように、全プラスチック製の外付け泡ポンプは、プレスヘッド100、固定部材200、ピストン300、弾性部材400、筒体500、ストロー600を備え、前記固定部材200の一端はプレスヘッド100に固定的にまたは取り外し可能に接続され、他端は前記ピストン300に固定的にまたは取り外し可能に接続され、前記固定部材200は少なくとも部分的に前記筒体500に収納され、前記ピストン300の一端は前記弾性部材400に貫設され、前記ストロー600は前記筒体500の一端に取付けられ、前記ピストン300の内部にはタイロッド310が設けられ、前記タイロッド310は前記ピストン300と連動して配置され、前記弾性部材400はリサイクル可能な弾性材料からなり、前記固定部材200の内部には液体混合部210が設けられる。
【0021】
図2に示されるように、実施形態の1つでは、前記弾性部材400は、上部弾性部410、下部弾性部420、および固定リング430を備え、前記上部弾性部410と前記下部弾性部420とが前記固定リング430によって固定して接続される。
【0022】
図3に示されるように、実施形態の1つでは、前記弾性部材400は、第1の弾性部材440と第2の弾性部材450とを備え、前記第1の弾性部材440と前記第2の弾性部材450とが軸対称な一体型構造である。
【0023】
実施形態の1つでは、前記弾性部材400は卵形の構造である。
【0024】
実施形態の1つでは、前記筒体500の一端には泡立ちビーズ700が設けられる。
【0025】
実施形態の1つでは、前記弾性部材400はプラスチックからなる。
【0026】
実施形態の1つでは、前記泡ポンプは、弾性部材ホルダー800をさらに備え、前記弾性部材ホルダー800は、前記筒体500の内部に取り付けられる。
【0027】
実施形態の1つでは、前記泡ポンプは、フィルター部材900をさらに備え、前記フィルター部材900の一端は、前記固定部材200に固定して接続され、前記フィルター部材900の内部にはフィルタースクリーンが設けられる。
【0028】
全プラスチック製の外付け泡ポンプによる泡生成方法は、
S1:プレスヘッド100を押して、弾性部材400に向かって移動させることと、
S2:プレスヘッド100が固定部材200を駆動して、弾性部材400に向かって移動させることと、
S3:固定部材200がピストン300を駆動して、弾性部材400に向かって移動させることと、
S4:ピストン300が弾性部材400を押圧して変形させ、筒体500内部のガスを液体混合部210に入れることと、
S5:ピストン300の一端が筒体500の細筒部510に位置しながら、タイロッド310を駆動してストロー600に向かって移動させることと、
S6:液体をピストン300とタイロッド310との間の隙間から液体混合部210に入れることと、
S7:泡をプレスヘッド100から流れ出すこととを含む。
【0029】
実施形態の1つでは、前記弾性部材400は、前記筒体500内部の空間を十分に充填する。
【0030】
弾性部400は、リサイクル可能な弾性材料からなり、ここで、リサイクル可能な弾性材料は、既存の材料であり、リサイクル可能であることに留意されたい。初期状態では、筒体500の細筒部510内に、予め設定された量の液体を蓄えてある。
【0031】
実施形態1:弾性部材400は、上部弾性部410、下部弾性部420、および固定リング430を備える分離型構造であり、上部弾性部410と下部弾性部420とが固定リング430によって固定して接続される。本実施形態では、上弾性部410及び下部弾性部420は、共に茶碗状の構造であり、上部弾性部410と下部弾性部420は互いに逆さまに合わせており、固定リング430によって固定して接続される。
【0032】
泡を取得する必要がある場合、プレスヘッド100を押して弾性部材400に向かって移動させる。プレスヘッド100は固定部材200を押し、弾性部材400に向かって移動する。固定部材200はピストン300を押圧し、弾性部材400に向かって移動する。ピストン300は上部弾性部410を押圧し、下部弾性部420は筒体500に当接することで、上部弾性部410と下部弾性部420を変形させて筒体500内部の空間を十分に充填し、筒体500内の気体を混合部210に入れる。ピストン300の一端が筒体500の細筒部510内に位置しながら、タイロッド310を駆動してストロー600に向かってに移動させるとき、ピストン300とタイロッド310との間に一定の隙間が存在する。この際、細筒部510には一定量の液体があり、液体はピストン300とタイロッド310との隙間を通って液体混合部210に入り、泡がプレスヘッド100から流出する。プレスヘッド100を解放し、弾性部材400は変形から復元し、他のコンポーネントを初期位置に戻させる。
【0033】
実施形態2:弾性部材400は、第1の弾性部材440と第2の弾性部材450とを備え、第1の弾性部材440と第2の弾性部材450とが軸対称な一体型構造である。本開示では、第1の弾性部材440及び第2の弾性部材450が共に茶碗状の構造であり、茶碗の底部が対向する一体構造であり、茶碗の開口部がそれぞれ外側に向いているため、一体構造とすることができる。
【0034】
泡を取得する必要がある場合、プレスヘッド100を押して弾性部材400に向かって移動させる。プレスヘッド100は固定部材200を押し、弾性部材400に向かって移動する。固定部材200はピストン300を押圧し、弾性部材400に向かって移動する。ピストン300は第1の弾性部材440を押圧し、第2の弾性部材450は筒体500に当接することで、第1の弾性部材440と第2の弾性部材450を変形させて筒体500内部の空間を十分に充填し、筒体500内の気体を混合部210に入れる。ピストン300の一端が筒体500の細筒部510内に位置しながら、タイロッド310を駆動してストロー600に向かってに移動させるとき、ピストン300とタイロッド310との間に一定の隙間が存在する。この際、細筒部510には一定量の液体があり、液体はピストン300とタイロッド310との隙間を通って液体混合部210に入り、泡がプレスヘッド100から流出する。
【0035】
このようにして、全プラスチック製の外付け泡ポンプは、リサイクル可能な弾性材料からなる弾性部材400を使用して、プレスヘッド100を押下すると、プレスヘッド100の押下がピストン300を駆動して押下することで、弾性部材400を変形させ、筒体500内部の空間を十分に圧縮し、筒体500内部のガスを液体混合部210に入れると同時に、ピストン300の一端が筒体500の細筒部510に入ると共にタイロッド310を駆動してストロー600に向いてに移動させる。液体はピストン300とタイロッド310との間の隙間から液体混合部210に入り、泡がプレスヘッド100から流出する。弾性部材400はリサイクル可能な弾性材料からなるため、リサイクル時に泡ポンプと一緒にリサイクルでき、シンプルで便利で、作業効率が向上する。 さらに、弾性部材400が変形し、筒体500内部の空間を十分に充填することで、液体混合部に入るガスが増えるため、押し出された泡立ちの効果を向上させることができる。
【0036】
泡ポンプへの液体を制御するために、筒体500の一端には泡立ちビーズ700が設けられる。
【0037】
このようにして、泡を取得する必要がある場合、ピストン300の一端が筒体500の細筒部510に位置しながら、タイロッド310を駆動してストロー600に向いて移動させる。細筒部510とストロー600との接続部に泡立ちビーズ700を押し付けて、外部の液体が泡ポンプに入らないようにする。プレスヘッド100が押されなくなると、弾性部材400は変形から回復し、ピストン300の一端はプレスヘッド100に向いて移動する。泡立ちビーズ700は外部液体の圧力を受けてピストン300に向いて移動することで、液体は細筒部510に入る。泡立ちビーズ700の設定により、液体が泡ポンプに入ることは便利になる。
また、弾性部材400の固定を容易にするために、泡ポンプは弾性部材ホルダ800をさらに備える。
【0038】
このようにして、弾性部材400を弾性部ホルダ800に固定することにより、弾性部材400が勝手に移動しなくなるので、泡ポンプを正常に使用することができる。
【0039】
また、より良好な泡立ちの効果を得るために、泡ポンプはフィルター部材900も備えている。
【0040】
このようにして、フィルター部材900の一端は固定部材200と固定して接続される。フィルター部材900の内部にはフィルタスクリーンが設けられるので、液体混合部210からフィルター部材900に気液混合液を入ると、フィルタスクリーンでのフィルタリング後、生成する泡がより繊細になり、効果がより良好となる。
【0041】
上述した実施形態の技術的特徴は任意に組み合わせてもよく、簡潔にするために、上記実施形態における技術的特徴の全ての可能な組み合わせが記載されているわけではないが、これらの技術的特徴の組み合わせに矛盾がない限り、それらは本説明の範囲内にあると考えられるべきである。
【0042】
上記の実施形態は、本発明のいくつかの実施形態を表現しているに過ぎず、その記載は比較的に具体的かつ詳細であるが、本発明の特許の範囲の限定として理解することはできない。当業者にとっては、本発明の考えから逸脱することなく、多くの変形および改良も行われ得、これらは本発明の保護の範囲内にあることに留意されたい。従って、本発明の保護範囲は、請求の範囲に従うものとする。
図1
図2
図3
【国際調査報告】