(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-13
(54)【発明の名称】ボートシェアリングプラットフォームシステム及びそれを用いたシェアリング方法
(51)【国際特許分類】
G06Q 50/10 20120101AFI20240205BHJP
G06Q 30/0645 20230101ALN20240205BHJP
【FI】
G06Q50/10
G06Q30/0645
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023547430
(86)(22)【出願日】2021-08-03
(85)【翻訳文提出日】2023-08-25
(86)【国際出願番号】 KR2021010105
(87)【国際公開番号】W WO2022169048
(87)【国際公開日】2022-08-11
(31)【優先権主張番号】10-2021-0017237
(32)【優先日】2021-02-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523087205
【氏名又は名称】パク,ソン ア
(74)【代理人】
【識別番号】100091683
【氏名又は名称】▲吉▼川 俊雄
(74)【代理人】
【識別番号】100179316
【氏名又は名称】市川 寛奈
(72)【発明者】
【氏名】パク,ソン ア
(57)【要約】
本発明は、ボートシェアリングプラットフォームシステム及びそれを用いたシェアリング方法に関し、より詳細には、共有水面中の内水面を活用した共有ビジネスとして、ボート運営収益を共有契約期間中にレジャー施設と共有することにより、運営に対する負担及び人件費を軽減し、オフシーズン中に負担すべき負担感を最小限に抑え、モニタリグ後に市場の問題点を改善及び補完することが可能なボートシェアリングプラットフォームシステム及びそれを用いたシェアリング方法に関する。
【選択図】
図7
【特許請求の範囲】
【請求項1】
共有水面中の内水面を活用したビジネスとして、レジャー施設と賃貸ボートに対するレジャー施設サーバー(100)とボートシェアリング運営サーバー(200)との契約期間に応じたボート運営収益を契約期間中に共有するボートシェアリング契約を締結し、
ボートシェアリングモジュール(11)をシェアリングボート内に搭載してボート情報をユーザー端末(30)と共有し、
ボートシェアリング運営サーバー(200)が前記ボートシェアリングモジュール(11)をモニタリングしてシェアリングボートを改善及び補完することを特徴とする、ボートシェアリングプラットフォームシステム。
【請求項2】
前記ユーザー端末(30)からシェアリングボート情報を受信してボート変更及び決済を行い、受信されたシェアリングボート情報を前記ボートシェアリング運営サーバー(200)と同期化して共有し、ボートレント又はボート共有後に返却されるボートシェアリング共有及び返却情報に基づいて返却ボートの変更及び結合正常か否か及びボート破損か否かを把握して、レジャー施設サーバー(100)が管理所職員端末(20)に通知することを特徴とする、請求項1に記載のボートシェアリングプラットフォームシステム。
【請求項3】
前記ボートシェアリング契約を締結することは、賃貸人端末から受信された情報と賃借人端末から受信された情報とをマッチングして賃貸人と賃借人の同意事項が最高値であるボートシェアリング契約電子文書を選択する最適アルゴリズムで選択されたボートシェアリング契約情報を、前記賃貸人端末と前記賃借人端末にそれぞれ通知することを特徴とする、請求項1に記載のボートシェアリングプラットフォームシステム。
【請求項4】
ネットワーク接続された前記ユーザー端末(30)からボートシェアリング運営サーバー(200)が人的情報の入力を受け、前記ユーザー端末(30)から入力された人的情報に対応するボート規格とボート機種のリストを含むシェアリングボート情報をボートシェアリング運営サーバー(200)がユーザー端末(30)に提供することにより、前記シェアリングボート情報のリストのうち、前記ユーザー端末(30)から選択されたシェアリングボートの機種及びシェアリング時間の設定を受け、前記ボートシェアリング運営サーバー(200)が設定されたボート機種に対するオンラインボートシェアリング契約を締結することを特徴とする、請求項1に記載のボートシェアリングプラットフォームシステム。
【請求項5】
共有水面中の内水面を活用したビジネスとして、レジャー施設と賃貸ボートに対するレジャー施設サーバー(100)とボートシェアリング運営サーバー(200)との契約期間に応じたボート運営収益を契約期間中に共有するボートシェアリング契約を締結する段階と、
ボートシェアリングモジュール(11)をシェアリングボート内に搭載してボート情報をユーザー端末(30)と共有する段階と、
ボートシェアリング運営サーバー(200)が前記ボートシェアリングモジュール(11)をモニタリングしてシェアリングボートを改善及び補完する段階と、を含むことを特徴とする、ボートシェアリングプラットフォームシステムを用いたシェアリング方法。
【請求項6】
ボートシェアリング運営サーバー(200)がシェアリングボート利用者情報、シェアリングボート共有及び返却情報、シェアリングボート利用決済情報を含むシェアリングボート情報を管理する段階と、
ユーザー端末(30)を介してボートをレントするか、或いはボートシェアリング運営サーバー(200)から前記シェアリングボート情報の再入力を受けて確認する段階と、
レジャー施設サーバー(100)が前記ユーザー端末(30)からシェアリングボート情報を受信してボート変更及び決済を行い、受信されたシェアリングボート情報を前記ボートシェアリング運営サーバー(200)と同期化して共有し、ボートレントまたはボート共有後に返却されるボートシェアリング共有及び返却情報に基づいて返却ボートの変更及び結合正常か否か及びボート破損か否かを把握して管理所職員端末(20)に通知する段階と、を含む、請求項5に記載のボートシェアリングプラットフォームシステムを用いたシェアリング方法。
【請求項7】
前記共有水面中の内水面を活用したビジネスとして、レジャー施設と賃貸ボートに対するレジャー施設サーバー(100)とボートシェアリング運営サーバー(200)との契約期間に応じたボート運営収益を契約期間中に共有するボートシェアリング契約を締結する段階は、
ボートシェアリング契約書の様式を電子文書に変換して登録する段階と、
賃貸人端末から賃貸人情報、ボートシェアリング契約情報及び口座情報を受信し、賃借人端末から賃借人情報及びシェアリングボート情報を受信して、ボートシェアリング運営サーバーのデータベースに登録する段階と、
前記賃貸人端末から受信された情報と前記賃借人端末から受信された情報とをマッチングして、賃貸人と賃借人の同意事項が最高値であるボートシェアリング契約電子文書を選択する最適アルゴリズムで選択されたボートシェアリング契約情報を前記賃貸人端末と前記賃借人端末にそれぞれ通知する段階と、
前記賃貸人端末と前記賃借人端末から前記ボートシェアリング契約書の当該電子署名をそれぞれ受信し、前記署名されたボートシェアリング契約書のオンライン公証を行うことにより、オンライン賃貸借契約を締結する段階と、を含む、請求項5に記載のボートシェアリングプラットフォームシステムを用いたシェアリング方法。
【請求項8】
ネットワーク接続されたユーザー端末(30)からボートシェアリング運営サーバー(200)が人的情報の入力を受ける段階と、
前記ユーザー端末(30)から入力を受けた人的情報に対応するボート規格とボート機種のリストを含むシェアリングボート情報をボートシェアリング運営サーバー(200)がユーザー端末(30)に提供する段階と、
前記シェアリングボート情報のリストのうち、前記ユーザー端末(30)から選択されたシェアリングボートの機種及びシェアリング時間の設定を受け、前記ボートシェアリング運営サーバー(200)が設定されたボート機種に対するオンラインボートシェアリング契約を締結する段階と、をさらに含む、請求項5に記載のボートシェアリングプラットフォームシステムを用いたシェアリング方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボートシェアリングプラットフォームシステム及びそれを用いたシェアリング方法に関し、より詳細には、共有水面中の内水面を活用した共有ビジネスとして、ボート運営収益を共有契約期間中にレジャー施設と共有して運営に対する負担及び人件費を軽減し、オフシーズン中に負担すべき負担感を最小限に抑え、モニタリグ後に市場の問題点を改善及び補完することが可能なボートシェアリングプラットフォームシステム及びそれを用いたシェアリング方法に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の一般自動車、オートバイ、自転車、ボートなどの販売プラットフォームシステムは、販売後の事後収益性がなく、一般人が手出し難い高い製品価格により販売参入障壁が高く、レジャー施設への製品販売の後に持続的な取引を確保することができないという問題があった。
【0003】
特にボートの場合、一般人が手出し難い高価なボートを購入し、共有水面中の内水面を活用したビジネスとして利用するにはさらに難しいという問題があった。
【0004】
ここで、共有水面とは、海、海辺、河川、湖沼、溝渠、その他公共用に使用される水面または水流であって、国有のものをいう。
【0005】
内水面は、川、湖、ダム、溝渠、貯水池など、海と海辺を除いた全ての水面を含む。
【0006】
内水面を利用した事業には、休憩のためのレジャースポーツ事業である水上レジャー、釣り場、遊船場事業と生産のための内水面での操業権や養殖漁業権及び浮遊式水上太陽光発電事業などがある。
【0007】
したがって、このような共有水面を使用するためには、共有水面の占用・使用許可、または共有水面の埋め立てライセンスが要求される。
【0008】
しかし、共有水面中の内水面を活用した海洋ビジネス又は海洋レジャースポーツイベントが盛んに行われておらず、特に高価なボートを利用する際に、賃貸人はボート運営回数をモニタリングすることができないため、問題発生時に直ちに解決することができないという問題が発生する。
【0009】
一方、韓国公開特許第2016-0093912号公報は、レンタカー管理業務を自動管理することができるレンタカー管理プラットフォームを利用する会員会社のレンタカー情報を用いて遊休レンタカーをカーシェアリングサービスに利用できるようにするレンタカーベースのカーシェアリングシステムに関するものであり、複数のレンタカー会社に配布されたレンタカー管理サービス装置を介したレンタカー会社の共有情報を用いてレンタル可能車両に関する情報を確認し、保有車両以外の他のレンタカー会社の車両利用を仲介できるようにするとともに、遊休車両をカーシェアリングサービスに利用できるようにして、レンタカー会社の保有車両を積極的に活用できるようにすることにより、レンタカー会社は新たな収益を生み出すことができ、カーシェアリング会社は保有車両の増加によってサービス品質を高めて利用活性化を図ることができるという効果がある。
【0010】
また、韓国登録特許第1543773号公報は、各レンタカー会社のレント車両のうちの遊休レンタカーをカーシェアリングサービスに利用できるようにするレンタカーベースのカーシェアリングシステム及び方法に関する。
【0011】
本発明によれば、レンタカー会社からレントした車両を、契約者の選択に応じて遊休期間を設定して共有車両に切り替え、このような共有車両に関する情報を受信したカーシェアリング会社は、レンタルサービスが適切に備えられていない零細レンタカー会社の共有車両を登録し、多数のユーザーが当該レンタカー会社の遊休中の共有車両をレンタルできるように提供することにより、多数の顧客を確保しているカーシェアリング会社に対しては、多数のレンタカー会社からレント車両のうち共有可能な車両を多数の顧客にレンタルして共有車両のレンタルによる収益を生み出すことができるように支援し、レンタカー会社に対しては、カーシェアリング会社を介して多様な顧客の紹介を受けて遊休車両の稼働率を高めることができるように支援して収益を最大化するという効果がある。
【0012】
また、韓国登録特許第1927606号公報に開示されている展示空間共有サービスシステムは、空間共有者によって空間共有要求情報、又は前記空間に展示しようとする展示作品に対する情報が入力される入力部と、空間提供者によって提供される空間に対する情報が格納された空間情報データベースと、前記入力部に入力された空間共有要求情報又は前記空間に展示しようとする展示作品に対する情報に基づいて、前記空間情報データベース内に格納された空間に対する情報を分析して前記空間共有者に最適な空間を提示する分析サーバーと、を含むことができる。
【0013】
しかしながら、上述した従来の発明は、共有契約期間中に施設と共有して運営に対する負担と人件費を十分に軽減することができず、特に運営回数をモニタリングすることができないため、問題発生時に直ちに解決することができないという問題が発生する。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0014】
【特許文献1】韓国公開特許第2016-0093912号公報
【特許文献2】韓国登録特許第1543773号公報
【特許文献3】韓国登録特許第1927606号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0015】
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたもので、その目的は、ボートシェアリング契約のための電子署名とオンライン公証を電子契約サーバー上で行うことにより、ボート販売ではなく、ボート賃貸方式でレジャー施設市場接近性を拡大したボートシェアリングプラットフォームシステムを提供することにある。
【0016】
したがって、レジャー施設に新たなサービスを導入したいが、負担の高い製品及びサービス価格を克服し、レジャー施設で運営中の製品の故障及び修理に対する負担感を克服し、契約期間中にレジャー施設と取引持続性を確保することができる。
【0017】
本発明の他の目的は、賃貸方式の導入によってレジャー施設とボート賃貸運営に対する収益を共有することができるボートシェアリングプラットフォームシステムを提供することにある。
【0018】
したがって、賃貸後に持続的な取引を確保(シェアリングボート運営回数情報に対する固定収益の分配)し、プラットフォームを連動した運営回数をリアルタイムモニタリングし、ひいてはレジャー施設の運営に対する市場モニタリングデータを確保することができ、プラットフォームを連動したユーザー接近性の拡大、及びレジャー施設の運営に対する人件費の節約とカスタマイズされたソリューションコンサルティングが可能である。
【課題を解決するための手段】
【0019】
上記目的を達成するために、本発明は、共有水面中の内水面を活用したビジネスとして、レジャー施設と賃貸ボートに対するレジャー施設サーバーとボートシェアリング運営サーバーとの契約期間に応じたボート運営収益を契約期間中に共有するボートシェアリング契約を締結し、ボートシェアリングモジュールをシェアリングボート内に搭載してボート情報をユーザー端末と共有し、ボートシェアリング運営サーバーが前記ボートシェアリングモジュールをモニタリングしてシェアリングボートを改善及び補完する。
【0020】
前記ユーザー端末からシェアリングボート情報を受信してボート変更及び決済を行い、受信されたシェアリングボート情報を前記ボートシェアリング運営サーバーと同期化して共有し、ボートレント又はボート共有後に返却されるボートシェアリング共有及び返却情報に基づいて返却ボートの変更及び結合正常か否か及びボート破損か否かを把握して、レジャー施設サーバーが管理所職員端末に通知する。
【0021】
前記ボートシェアリング契約を締結することは、賃貸人端末から受信された情報と前記賃借人端末から受信された情報とをマッチングして賃貸人と賃借人の同意事項が最高値であるボートシェアリング契約電子文書を選択する最適アルゴリズムで選択されたボートシェアリング契約情報を、前記賃貸人端末と前記賃借人端末にそれぞれ通知する。
【0022】
ネットワーク接続されたユーザー端末からボートシェアリング運営サーバーが人的情報の入力を受け、前記ユーザー端末から入力された人的情報に対応するボート規格とボート機種のリストを含むシェアリングボート情報をボートシェアリング運営サーバーがユーザー端末に提供することにより、前記シェアリングボート情報のリストのうち、前記ユーザー端末から選択されたシェアリングボートの機種及びシェアリング時間の設定を受け、前記ボートシェアリング運営サーバーが設定されたボート機種に対するオンラインボートシェアリング契約を締結する。
【0023】
本発明は、共有水面中の内水面を活用したビジネスとして、レジャー施設と賃貸ボートに対するレジャー施設サーバーとボートシェアリング運営サーバーとの契約期間に応じたボート運営収益を契約期間中に共有するボートシェアリング契約を締結する段階と、ボートシェアリングモジュールをシェアリングボート内に搭載してボート情報をユーザー端末と共有する段階と、ボートシェアリング運営サーバーが前記ボートシェアリングモジュールをモニタリングしてシェアリングボートを改善及び補完する段階と、を含む。
【0024】
本発明は、ボートシェアリング運営サーバーがシェアリングボート利用者情報、シェアリングボート共有及び返却情報、シェアリングボート利用決済情報を含むシェアリングボート情報を管理する段階と、ユーザー端末を介してボートをレントするか、或いはボートシェアリング運営サーバーから前記シェアリングボート情報の再入力を受けて確認する段階と、レジャー施設サーバーが前記ユーザー端末からシェアリングボート情報を受信してボート変更及び決済を行い、受信されたシェアリングボート情報を前記ボートシェアリング運営サーバーと同期化して共有し、ボートレントまたはボート共有後に返却されるボートシェアリング共有及び返却情報に基づいて返却ボートの変更及び結合正常か否か及びボート破損か否かを把握して管理所職員端末に通知する段階と、を含む。
【0025】
前記共有水面中の内水面を活用したビジネスとして、レジャー施設と賃貸ボートに対するレジャー施設サーバーとボートシェアリング運営サーバーとの契約期間に応じたボート運営収益を契約期間中に共有するボートシェアリング契約を締結する段階は、ボートシェアリング契約書の様式を電子文書に変換して登録する段階と、賃貸人端末から賃貸人情報、ボートシェアリング契約情報及び口座情報を受信し、賃借人端末から賃借人情報及びシェアリングボート情報を受信して、ボートシェアリング運営サーバーのデータベースに登録する段階と、前記賃貸人端末から受信された情報と前記賃借人端末から受信された情報とをマッチングして、賃貸人と賃借人の同意事項が最高値であるボートシェアリング契約電子文書を選択する最適アルゴリズムで選択されたボートシェアリング契約情報を前記賃貸人端末と前記賃借人端末にそれぞれ通知する段階と、前記賃貸人端末と前記賃借人端末から前記ボートシェアリング契約書の当該電子署名をそれぞれ受信し、前記署名されたボートシェアリング契約書のオンライン公証を行うことにより、オンライン賃貸借契約を締結する段階と、を含む。
【0026】
本発明は、ネットワーク接続されたユーザー端末からボートシェアリング運営サーバーが人的情報の入力を受ける段階と、
前記ユーザー端末から入力を受けた人的情報に対応するボート規格とボート機種のリストを含むシェアリングボート情報をボートシェアリング運営サーバーがユーザー端末に提供する段階と、
前記シェアリングボート情報のリストのうち、前記ユーザー端末から選択されたシェアリングボートの機種及びシェアリング時間の設定を受け、前記ボートシェアリング運営サーバーが設定されたボート機種に対するオンラインボートシェアリング契約を締結する段階と、をさらに含む。
【発明の効果】
【0027】
上述のように構成される本発明は、賃貸ボート契約をレジャー施設と締結し、契約期間に応じたボート運営収益を共有契約期間中にレジャー施設と共有して運営に対する負担と人件費を軽減することができる。
【0028】
また、本発明は、毎月固定的な支出ではなく収益に対する共有ビジネスとして、レジャー施設がオフシーズン(1~2月)中に負担すべき負担感を最小限に抑えることができる。
【0029】
したがって、レジャー施設とボートシェアリング運営会社(本社)が一緒にピークシーズン/オフシーズンを共有し、モニタリング後に市場の問題点を改善及び補完することが可能である。
【0030】
また、本発明は、プラットフォーム技術を連動して運営することにより、切符売り場の運営を別にしなくてもよいという利点があるため、切符売り場施設の運営に対する負担と人件費を軽減することができる。
【0031】
また、本発明は、共有電動キックボード又は共有レンタカーの如くプラットフォーム技術をボート内に搭載し、前記レジャー施設サーバーとボートシェアリング運営サーバーとのモニタリング後の市場問題点の改善及び補完情報の入力が可能である。
【0032】
また、本発明は、共有水面中の内水面を活用したビジネスとして、今後の水上レジャー施設の底辺拡大に関連した有望なアイテムである。
【図面の簡単な説明】
【0033】
【
図1】本発明の一実施形態による端末を介して電子文書によって契約する構成を示す図である。
【
図2】本発明の一実施形態によるデータベースに格納された契約情報などを示す構成図である。
【
図3】本発明の一実施形態による各端末とサーバーとの接続関係を示す図である。
【
図4】本発明の他の実施形態によるサーバーと端末との接続関係によってボートを管理する構成を示す図である。
【
図5】本発明の他の実施形態によるサーバーと端末との接続関係によってボートを管理し、モニタリングによって改善及び補完することができる構成を示す図である。
【
図6】本発明の他の実施形態によるデータベースに格納された人的情報とボートリスト情報などをサーバー間で互いに共有することを示す図である。
【
図7】本発明の別の実施形態によるデータベースに格納された決済情報とボート返却情報などをサーバー間で互いに共有することを示す図である。
【
図8】本発明の別の実施形態によるデータベースに格納された運営回数、収益情報及び人件費情報などをサーバー間で互いに共有することを示す図である。
【
図9】本発明の別の実施形態によるデータベースに格納されたピークシーズン/オフシーズン情報とモニタリング情報などをサーバー間で互いに共有することを示す図である。
【
図10】本発明の一実施形態によるボートシェアリングプラットフォームシステムを用いたシェアリング方法を示す図である。
【
図11】本発明の他の実施形態によるボートシェアリングプラットフォームシステムを用いたシェアリング方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0034】
発明の実施のための最善の形態において、本発明は、共有水面中の内水面を活用したビジネスとして、レジャー施設と賃貸ボートに対するレジャー施設サーバーとボートシェアリング運営サーバーとの契約期間に応じたボート運営収益を契約期間中に共有するボートシェアリング契約を締結し、ボートシェアリングモジュールをシェアリングボート内に搭載してボート情報をユーザー端末と共有し、ボートシェアリング運営サーバーが前記ボートシェアリングモジュールをモニタリングしてシェアリングボートを改善及び補完する。
【0035】
前記ユーザー端末からシェアリングボート情報を受信してボート変更及び決済を行い、受信されたシェアリングボート情報を前記ボートシェアリング運営サーバーと同期化して共有し、ボートレント又はボート共有後に返却されるボートシェアリング共有及び返却情報に基づいて返却ボートの変更及び結合正常か否か及びボート破損か否かを把握して、レジャー施設サーバーが管理所職員端末に通知する。
【0036】
前記ボートシェアリング契約を締結することは、賃貸人端末から受信された情報と前記賃借人端末から受信された情報とをマッチングして賃貸人と賃借人の同意事項が最高値であるボートシェアリング契約電子文書を選択する最適アルゴリズムで選択されたボートシェアリング契約情報を、前記賃貸人端末と前記賃借人端末にそれぞれ通知する。
【0037】
ネットワーク接続されたユーザー端末からボートシェアリング運営サーバーが人的情報の入力を受け、前記ユーザー端末から入力された人的情報に対応するボート規格とボート機種のリストを含むシェアリングボート情報をボートシェアリング運営サーバーがユーザー端末に提供することにより、前記シェアリングボート情報のリストのうち、前記ユーザー端末から選択されたシェアリングボートの機種及びシェアリング時間の設定を受け、前記ボートシェアリング運営サーバーが設定されたボート機種に対するオンラインボートシェアリング契約を締結する。
【0038】
本発明は、共有水面中の内水面を活用したビジネスとして、レジャー施設と賃貸ボートに対するレジャー施設サーバーとボートシェアリング運営サーバーとの契約期間に応じたボート運営収益を契約期間中に共有するボートシェアリング契約を締結する段階と、ボートシェアリングモジュールをシェアリングボート内に搭載してボート情報をユーザー端末と共有する段階と、ボートシェアリング運営サーバーが前記ボートシェアリングモジュールをモニタリングしてシェアリングボートを改善及び補完する段階と、を含む。
【0039】
本発明は、ボートシェアリング運営サーバーがシェアリングボート利用者情報、シェアリングボート共有及び返却情報、シェアリングボート利用決済情報を含むシェアリングボート情報を管理する段階と、ユーザー端末を介してボートをレントするか、或いはボートシェアリング運営サーバーから前記シェアリングボート情報の再入力を受けて確認する段階と、レジャー施設サーバーが前記ユーザー端末からシェアリングボート情報を受信してボート変更及び決済を行い、受信されたシェアリングボート情報を前記ボートシェアリング運営サーバーと同期化して共有し、ボートレントまたはボート共有後に返却されるボートシェアリング共有及び返却情報に基づいて返却ボートの変更及び結合正常か否か及びボート破損か否かを把握して管理所職員端末に通知する段階と、を含む。
【0040】
前記共有水面中の内水面を活用したビジネスとして、レジャー施設と賃貸ボートに対するレジャー施設サーバーとボートシェアリング運営サーバーとの契約期間に応じたボート運営収益を契約期間中に共有するボートシェアリング契約を締結する段階は、ボートシェアリング契約書の様式を電子文書に変換して登録する段階と、賃貸人端末から賃貸人情報、ボートシェアリング契約情報及び口座情報を受信し、賃借人端末から賃借人情報及びシェアリングボート情報を受信して、ボートシェアリング運営サーバーのデータベースに登録する段階と、前記賃貸人端末から受信された情報と前記賃借人端末から受信された情報とをマッチングして、賃貸人と賃借人の同意事項が最高値であるボートシェアリング契約電子文書を選択する最適アルゴリズムで選択されたボートシェアリング契約情報を前記賃貸人端末と前記賃借人端末にそれぞれ通知する段階と、前記賃貸人端末と前記賃借人端末から前記ボートシェアリング契約書の当該電子署名をそれぞれ受信し、前記署名されたボートシェアリング契約書のオンライン公証を行うことにより、オンライン賃貸借契約を締結する段階と、を含む。
【0041】
本発明は、ネットワーク接続されたユーザー端末からボートシェアリング運営サーバーが人的情報の入力を受ける段階と、
前記ユーザー端末から入力された人的情報に対応するボート規格とボート機種のリストを含むシェアリングボート情報をボートシェアリング運営サーバーがユーザー端末に提供する段階と、
前記シェアリングボート情報のリストのうち、前記ユーザー端末から選択されたシェアリングボートの機種及びシェアリング時間の設定を受け、前記ボートシェアリング運営サーバーが設定されたボート機種に対するオンラインボートシェアリング契約を締結する段階と、をさらに含む。
【0042】
[実施形態]
本発明を十分に理解するために、本発明の好適な実施のための形態を添付図面を参照して説明する。本発明の実施形態は様々な形態に変形することができ、本発明の範囲は以下に詳細に説明する実施形態に限定されると解釈されてはならない。本実施形態は、当技術分野における通常の知識を有する者に本発明をより完全に説明するために提供されるものである。よって、図面における要素の形状などは、より明確な説明を強調するために誇張して表現できる。各図における同一の部材は同一の参照符号で図示した場合があることに留意されたい。また、本発明の要旨を不必要に曖昧にするおそれがあると判断された公知の機能及び構成についての詳細な技術は省略する。
【0043】
図1に示すように、本発明は、大きく、賃貸人端末1、賃借人端末2、レジャー施設サーバー100、ボートシェアリング運営サーバー200などで構成され、レジャー施設と賃貸ボート契約を締結し、契約期間に応じたボート運営収益を共有契約期間中にレジャー施設と共有して運営することができる。
【0044】
このため、共有水面中の内水面を活用したビジネスとして、レジャー施設と賃貸ボートに対するレジャー施設サーバー100とボートシェアリング運営サーバー200との契約期間に応じたボート運営収益を契約期間中に共有する電子文書1-1を用いてボートシェアリング契約を締結し、データベース1-2に格納する。
【0045】
図2に示すように、電子文書1-1を用いて締結したボートシェアリング契約は、データベース1-2に格納されるが、共有水面中の内水面を活用したビジネスとして、今後の内水面を水上レジャー施設の底辺拡大に関連した有望なアイテムであり、ボートシェアリングだけでなく、様々なレジャースポーツ装備に適用できる。
【0046】
ここで、前記データベース1-2には、賃貸人情報、賃借人情報、ボートシェアリング契約情報、シェアリングボート情報、口座情報などが格納される。
【0047】
図3に示すように、本発明は、管理所職員端末20、ユーザー端末30、レジャー施設サーバー100、及びボートシェアリング運営サーバー200などを含む。
【0048】
レジャー施設サーバー100は、管理所職員端末20を介してレジャー施設を総合的に管理することができ、ボートシェアリング運営サーバー200は、ユーザー端末30と緊密に接続され、様々な認証サービス又は便宜サービスなどを提供することができる。
【0049】
図4に示すように、ボートシェアリングモジュール11をシェアリングボート内に搭載してユーザー端末30とボート情報(人的情報、ボート規格、ボート機種)を共有し、ボートシェアリング運営サーバー200が、前記ボートシェアリングモジュール11と連動したモニタリングモジュール201を介してモニタリングして改善及び補完情報を生成し、これによりシェアリングボートを改善及び補完する。
【0050】
特に、シェアリングボートを改善及び補完するために、専門家端末4に接続して専門意見の送出を受けて適用することもできる。
【0051】
図10に示すように、本発明は、上述した契約機能のためにボートシェアリング契約書の様式を電子文書1-1に変換して登録する段階と、賃貸人端末から賃貸人情報、ボートシェアリング契約情報及び口座情報を受信し、賃借人端末から賃借人情報及びシェアリングボート情報を受信して、ボートシェアリング運営サーバーのデータベースに登録する段階と、前記賃貸人端末から受信された情報と前記賃借人端末から受信された情報とをマッチングして、賃借人と賃借人の同意事項が最高値であるボートシェアリング契約電子文書を選択する最適アルゴリズムで選択されたボートシェアリング契約情報を前記賃貸人端末と前記賃借人端末にそれぞれ通知する段階と、前記賃貸人端末と前記賃借人端末から前記ボートシェアリング契約書の該当電子署名をそれぞれ受信し、前記署名されたボートシェアリング契約書のオンライン公証を行うことにより、オンライン賃貸借契約を締結する段階と、を含む。
【0052】
したがって、本発明によるプラットフォーム技術を連動してオンライン賃貸借契約に従って運営することにより、費用が消費される業者(例えば、売店など)の運営を別にしなくてもよく、それぞれ負担して行うが収益を分配すればよい。
【0053】
図6に示すように、レジャー施設サーバー100、管理所職員端末20、ユーザー端末30は、データベース1-2内に格納されているユーザー端末人的情報、ボート規格とボート機種のリスト、選択されたシェアリングボート機種及びシェアリング時間などを共有し、ボートシェアリング運営サーバー200とは上述した情報による契約期間に応じたボート運営収益を契約期間中に共有する。
【0054】
データベース1-2には、シェアリングボート利用者情報、シェアリングボート利用決済情報、シェアリングボート共有及び返却情報などが格納され、これらの中でも、シェアリングボート共有及び返却情報は、管理所職員端末20と共有してシェアリングボートを管理するようにすることができる。
【0055】
本発明は、シェアリングボート利用者情報、シェアリングボート共有及び返却情報、シェアリングボート利用決済情報を含むシェアリングボート情報を管理するボートシェアリング運営サーバー200と、ボートをレントまたは共有するユーザーが使用する端末であって、ボートシェアリング運営サーバー200から前記シェアリングボート情報の再入力を受けて確認するユーザー端末30と、を含み、シェアリングボートのボートシェアリングモジュール11に無線または有線で接続されるユーザー端末30は、人的情報、ボート規格、ボート機種情報を共有する。
【0056】
前記ユーザー端末30からシェアリングボート情報を受信してボート変更及び決済を行い、受信されたシェアリングボート情報を前記ボートシェアリング運営サーバー200と同期化して共有し、ボートレント又はボート共有後に返却されるボートシェアリング共有及び返却情報を介して、返却ボートの変更及び結合正常か否か及びボート破損か否かを把握して管理所職員端末20に通知するレジャー施設サーバー100を含むことができる。
【0057】
図7に示すように、データベース1-2には、シェアリングボート運営回数情報、シェアリングボート収益情報、人件費情報などが格納され、レジャー施設サーバー100とボートシェアリング運営サーバー200が一緒に共有して運営に対する負担と人件費を軽減し、切符売り場施設の運営に対する負担と人件費を軽減することができる。
【0058】
図8に示すように、シェアリングボート運営回数情報、シェアリングボート収益情報、人件費情報などを含むデータベース1-2は、ボートシェアリング運営サーバー200と情報を共有契約期間中に共有して運営に対する負担と人件費を軽減することができる。
【0059】
図9に示すように、ピークシーズン/オフシーズン情報、切符売り場施設情報、モニタリング情報などを格納するデータベース1-2は、ボートシェアリング運営サーバー200と情報を共有し、特にモニタリング情報は、モニタリングモジュール201によって加工され、ボートシェアリング運営サーバー200又は専門家端末4などに伝達されて処理される。
【0060】
以下、
図10に示すように、ボートシェアリングプラットフォームシステムを用いたシェアリング方法を説明すると、ボートシェアリング契約書の様式を電子文書に変換して登録(S101)し、賃貸人端末から賃貸人情報、ボートシェアリング契約情報及び口座情報を受信し(S102)、賃借人端末から賃借人情報及び賃借人ボート情報を受信し(S103)、ボートシェアリング運営サーバーのデータベースに登録し(S104)、賃貸人端末から受信された情報と賃借人端末から受信された情報とをマッチングして事前登録をそれぞれ通知し(S105)、賃貸人端末、賃借人端末からボートシェアリング契約書の該当電子署名をそれぞれ受信し(S106)、署名されたボートシェアリング契約書のオンライン公証を行うことにより、オンライン賃貸借契約を締結(S107)する過程を経る。
【0061】
図11に示すように、本発明は、ネットワーク接続されたユーザー端末から人的情報の入力を受ける段階(S201)、ユーザー端末から入力された人的情報に対応するボート規格とボート機種のリストを提供し(S202)、ボート機種のリストのうち、ユーザーから選択されたボート機種及びシェアリング時間の設定を受け(S203)、設定されたボート機種に対するオンラインボートシェアリング契約を締結(S204)する過程を経る。
【0062】
言い換えれば、ネットワーク接続されたユーザー端末30からボートシェアリング運営サーバー200が人的情報の入力を受け、前記人的情報には、ユーザーを識別することができる個人情報、前記個人情報に対応してボートシェアリング運営サーバー200が添付のボート選好情報と以前使用情報などが含まれる。
【0063】
また、前記ユーザー端末30から入力された人的情報に対応するボート規格とボート機種のリストを含むシェアリングボート情報を、ボートシェアリング運営サーバー200がユーザー端末30に提供する段階で、ボート規格とボート機種のリストを用いて収益を計算することができ、最も多くレンタルされるボートの種類と時間帯をモニタリングすることで問題点を改善及び補完することが可能である。
【0064】
前記シェアリングボート情報のリストのうち、前記ユーザー端末30から選択されたシェアリングボートの機種及びシェアリング時間の設定を受け、前記ボートシェアリング運営サーバー200が設定されたボート機種に対するオンラインボートシェアリング契約を締結する段階で、ユーザー端末30と管理所職員端末20とが連動してボート機種の案内を受けて使用説明を聞くことができるため、便利に賃貸ボートの契約と利用を同時に行うことができる。
【0065】
従って、本発明によってオンラインを利用したボートシェアリング方法及びシステムによれば、シェアリング対象者の人的情報に対応するボート機種をオンライン上で便利に賃貸することができ、ボート購入及び交換による費用負担を軽減することができる。
【0066】
また、使用及び交換周期が比較的短いボートの需要特性に符合するので、非常に経済的である。さらに、前記シェアリング対象者の身体情報に適したボートの規格と該当機種に対してオンラインで直接確認することができ、シェアリング時間の経過事項及び適切なボート機種のリストを案内することができるようにする。
【0067】
ボートシェアリング運営サーバー200で、ボートのバッテリー残量、欠陥(動作信号点検)状態などをモニタリングすることができ、GPS位置の確認を行い、ユーザーが指定された水面上でレジャー活動をしているかを管理者がモニタリングすることができる。出航前にボートの欠陥を事前モニタリングして、水上で発生する安全上の事故を予防することができる。
【0068】
ボートシェアリング運営サーバー200で指定されたボートは、自律走行設定が可能であって、搭乗者が直接のボート操縦なしでボートがA部位からB部位まで指定した区間に到着できるように設定することができ、遠隔制御が可能であって、陸上で水上の指定されたボートを制御し、動作することが可能である。搭乗者端末と賃借人端末との間の搭乗情報を入力してサーバーに保存し、事故状況の際にボート搭乗者情報を活用することができる。
【0069】
一方、シェアリングボートの内部には、赤外線センサー又は複数の熱感知センサーを用いて、シェアリングボートの内部に対してN×Nブロックに分割された検知領域を搭乗する搭乗者の温度値としてブロックごとに検出測定された体温情報をシェアリングボート内部のディスプレイ装置に表示するとともにボートシェアリング運営サーバー200に伝送し、測定対象者を選択し、選択された測定対象者の既に測定された体温ヒストリーを表示する体温計を備え、該体温計から伝送された体温情報を受信し、測定対象者別に区分して保存する。
【0070】
なぜなら、測定対象者別に区分して体温を測定することが難しい場合、シェアリングボートの内部を、N×Nブロックに分割された検知領域別に測定して類推することができるためである。
【0071】
すなわち、入力されたブロック別温度値の差異値であるブロック別差異値を算出した後、算出されたブロック別差異値のうち最大値である最大差異値を検出する。
【0072】
このとき、N×Nブロックごとに分割された検知領域は、熱画像カメラを介して3次元的に分割することもでき、一定間隔離隔した複数個の赤外線センサーを用いるか、或いは複数個の熱感知センサーのそれぞれの測定値を分割して検出することができる。
【0073】
また、管理所職員端末20、ユーザー端末30に体温計を装着した後、身体から放出される赤外線を検出し、電気信号に変換して温度を表示することができるが、温度測定情報に基づくユーザー体温調節用サービス情報の提供を受ける制御部を含むユーザー体温調節サービスのためのウェアラブル機器が提供できる。
【0074】
特に、一定間隔離隔した複数の赤外線センサーを用いるか、或いは複数の熱感知センサー以外に熱を感知するカメラを介して人の顔画像を取得する多数の体温監視装置と、前記体温監視装置から人の体温及び顔画像を受信して、人を識別し、識別された人別に受信した体温及び顔画像のデータを記録するボートシェアリング運営サーバー200に接続され、前記体温監視装置は、可視光帯域を撮影する可視光カメラと、熱感知センサーによって熱画像を撮像する熱画像カメラと、を備えて、可視光カメラで前記人の顔を撮像して顔画像を取得し、前記熱画像カメラで撮像された熱画像から人の体温を検出し、前記ボートシェアリング運営サーバー200は、識別された人別に体温を保存することができる。
【0075】
前記ウェアラブル機器は、生体信号測定及びIoT機能を有する装置であって、シェアリング活動中にユーザーの心拍数、体温、呼吸に対するモニタリングを維持し、モニタリングによるユーザーの心拍数、体温、呼吸に対するデータを記録し、記録されたデータを用いてユーザーの状態を識別し、ユーザーの心拍数、呼吸及び体温をモニタリングし、ユーザーの従来の運動データと比較したとき、心拍数、体温が低下し、呼吸率が規則的でない場合にアラームを発生することができる。
【0076】
また、前記ウェアラブル機器は、接触式体温計と非接触式体温計とを結合した形態の結合型体温計と、スマート機器のアプリケーションとを相互連動することにより、基本的な体温測定だけでなく、異常体温(基準正常値から外れた高温及び低温状態の体温)による救急処置方法を提供し、複数の体温測定値を既に指定された方法で算出して統計グラフで表して持続的な体温管理が可能である。
【0077】
また、ユーザーの体温変化による熱ストレス及び適正体温管理を介して状況認知、疾病予測及び予防の諸般的な動作を行うボートシェアリング運営サーバー200は、ユーザーの遠隔状態情報要求に応じてウェブベース管理システムの諸般的な情報を提供して、リアルタイムでユーザーを介して現在の状態を知らせ、維持する過程をシェアリングボート内のディスプレイ装置に表示することができる。
【0078】
また、前記一定間隔離隔した複数個の赤外線センサーを用いるか、或いは複数個の熱感知センサー以外に熱を感知するカメラを介して、熱画像を用いたストレス指数測定を行うことができるが、ユーザーの画像を撮影するCCD(Charge Coupled Device)カメラ及び前記ユーザーの熱画像を撮影し、前記CCDカメラから伝送される画像から前記測定対象者の顔を検出して前記CCDカメラの動作を制御し、前記赤外線熱画像カメラから伝送される熱画像から前記ユーザーの体温を測定し、前記ユーザーの鼻下の温度変化から呼吸量を測定し、ユーザーの体温と呼吸量からストレス指数を測定し、ユーザーの体温変化及び呼吸量変化をそれぞれ重み付けして合算することにより、ストレス指数を測定する。
【国際調査報告】