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特表2024-506376パノラマ画像に基づく情報プッシュ方法と装置、移動端末及びコンピュータプログラム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-13
(54)【発明の名称】パノラマ画像に基づく情報プッシュ方法と装置、移動端末及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0488 20220101AFI20240205BHJP
   G06F 3/0485 20220101ALI20240205BHJP
【FI】
G06F3/0488
G06F3/0485
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023548851
(86)(22)【出願日】2022-06-29
(85)【翻訳文提出日】2023-08-14
(86)【国際出願番号】 CN2022102107
(87)【国際公開番号】W WO2023005573
(87)【国際公開日】2023-02-02
(31)【優先権主張番号】202110846859.4
(32)【優先日】2021-07-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】514187420
【氏名又は名称】テンセント・テクノロジー・(シェンジェン)・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ジャオ,チー
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA59
5E555BA04
5E555BA38
5E555BA83
5E555BB04
5E555BB38
5E555BE12
5E555CA10
5E555CB07
5E555CB21
5E555DA02
5E555DC02
5E555FA00
(57)【要約】
本出願はパノラマ画像に基づく情報プッシュ方法と装置、移動端末及びコンピュータプログラムに関する。前記方法は、移動端末で表示されるフレーミング領域において、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第一部分画像を表示し(202);目標パノラマ画像に対して発生するフレーミング領域の変位に応じて、変位後のフレーミング領域において、目標パノラマ画像から変位後のフレーミング領域に投影される第二部分画像を表示し(204);及び、第二部分画像が目標パノラマ画像の目標画像範囲に属するときに、目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、推奨情報が第二部分画像に表示されるようにさせるステップ(206)を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
移動端末が実行する、パノラマ画像に基づいて情報をプッシュする方法であって、
移動端末で表示されるフレーミング領域において、目標パノラマ画像から前記フレーミング領域に投影される第一部分画像を表示するステップ;
前記目標パノラマ画像に対して発生する前記フレーミング領域の変位に応じて、変位後の前記フレーミング領域において、前記目標パノラマ画像から変位後の前記フレーミング領域に投影される第二部分画像を表示するステップ;及び
前記第二部分画像が前記目標パノラマ画像の目標画像範囲に属するときに、前記目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、前記推奨情報が前記第二部分画像に表示されるようにさせるステップを含む、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、
前記目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、前記推奨情報が前記第二部分画像に表示されるようにさせるステップは、
前記第二部分画像において推奨情報表示領域を重ねて表示するステップ;及び
前記推奨情報表示領域において画像フォーマットの推奨情報及び推奨詳細内容入口を表示するステップであって、前記推奨情報は前記目標画像範囲に対して配置される情報である、ステップを含み、
前記方法は、
前記推奨詳細内容入口に対してトリガーした詳細内容表示トリガー操作に応じて、前記推奨情報の推奨詳細内容をプッシュするステップをさらに含む、方法。
【請求項3】
請求項2に記載の方法であって、
前記推奨詳細内容入口に対してトリガーした詳細内容表示トリガー操作に応じて、前記推奨情報の推奨詳細内容をプッシュするステップは、
前記推奨詳細内容入口に対してトリガーした詳細内容表示トリガー操作に応じて、前記推奨情報にリンクされているアプリケーションプログラム画面にジャンプするステップ;及び
前記アプリケーションプログラム画面において前記推奨情報の推奨詳細内容を表示するステップを含む、方法。
【請求項4】
請求項2に記載の方法であって、
前記推奨詳細内容入口に対してトリガーした詳細内容表示トリガー操作に応じて、前記推奨情報の推奨詳細内容をプッシュするステップは、
前記推奨詳細内容入口に対してトリガーした詳細内容表示トリガー操作に応じて、前記フレーミング領域の所在する表示画面における推奨内容表示領域において前記推奨情報の推奨詳細内容をプッシュするステップを含む、方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法であって、
前記目標パノラマ画像に対して発生する前記フレーミング領域の変位に応じて、変位後の前記フレーミング領域において、前記目標パノラマ画像から変位後の前記フレーミング領域に投影される第二部分画像を表示するステップは、
前記フレーミング領域に対してのフレーミング方位調整に応じて、フレーミング方位調整後の前記フレーミング領域において、前記目標パノラマ画像からフレーミング方位調整後の前記フレーミング領域に投影される第二部分画像を表示するステップを含む、方法。
【請求項6】
請求項1に記載の方法であって、
前記目標パノラマ画像に対して発生する前記フレーミング領域の変位に応じて、変位後の前記フレーミング領域において、前記目標パノラマ画像から変位後の前記フレーミング領域に投影される第二部分画像を表示するステップは、
前記目標パノラマ画像に対しての投影方位調整操作に応じて、前記フレーミング領域において、投影方位調整後の目標パノラマ画像から前記フレーミング領域に投影される前記第二部分画像を表示するステップを含む、方法。
【請求項7】
請求項1に記載の方法であって、
前記目標パノラマ画像から前記フレーミング領域に投影される現在の部分画像の属する目標画像範囲が変わらないときに、情報更新トリガー操作に応じて、前記目標画像範囲に対して配置される候補推奨情報をプッシュし、前記第二部分画像に表示される推奨情報が前記候補推奨情報に更新させるようにさせるステップをさらに含む、方法。
【請求項8】
請求項1に記載の方法であって、
前記目標パノラマ画像から前記フレーミング領域に投影される現在の部分画像の所在する目標画像範囲が第一画像範囲から第二画像範囲に変わったときに、情報更新トリガー操作に応じて、前記現在の部分画像に表示される推奨情報を、前記第一画像範囲に対して配置される第一推奨情報から、前記第二画像範囲に対して配置される第二推奨情報に更新するステップをさらに含む、方法。
【請求項9】
請求項1に記載の方法であって、
前記目標画像範囲は第一画像範囲であり、
前記方法は、
前記目標パノラマ画像に対して発生する前記フレーミング領域の二次変位に応じて、二次変位後の前記フレーミング領域において、前記目標パノラマ画像から二次変位後の前記フレーミング領域に投影される第三部分画像を表示するステップ;及び
前記第三部分画像が前記目標パノラマ画像の第二画像範囲に属するときに、前記第一画像範囲に対して配置される第一推奨情報の表示を取り消し、前記第三部分画像において前記第二画像範囲に対して配置される第二推奨情報を表示するステップをさらに含む、方法。
【請求項10】
請求項1に記載の方法であって、
前記第二部分画像が前記目標パノラマ画像の目標画像範囲に属するときに、前記目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、前記推奨情報が前記第二部分画像に表示されるようにさせるステップは、
前記第二部分画像が前記目標パノラマ画像の目標画像範囲に属するときに、前記第二部分画像の表示時にトリガーした情報プッシュトリガー操作に応じて、前記目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、前記推奨情報が前記第二部分画像に表示されるようにさせるステップを含む、方法。
【請求項11】
請求項10に記載の方法であって、
前記第二部分画像の表示時にトリガーした情報プッシュトリガー操作に応じて、前記目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、前記推奨情報が前記第二部分画像に表示されるようにさせるステップは、
前記第二部分画像の表示時に、前記移動端末の目標方向上の移動に応じて、前記目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、前記推奨情報が前記第二部分画像に表示されるようにさせるステップを含む、方法。
【請求項12】
請求項11に記載の方法であって、
前記推奨情報の表示時に、前記移動端末の目標方向上の移動に応じて、前記第二部分画像において前記推奨情報の表示を取り消すステップをさらに含む、方法。
【請求項13】
請求項1に記載の方法であって、
前記推奨情報は3次元画像を含み、
前記目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、前記推奨情報が前記第二部分画像に表示されるようにさせるステップは、
前記第二部分画像において、前記3次元画像から前記フレーミング領域に投影される第一視角画像を表示するステップを含み、
前記方法は、
前記フレーミング領域に対して発生する前記3次元画像の視角偏移に応じて、前記第二部分画像において、視角偏移後の前記3次元画像から前記フレーミング領域に投影される第二視角画像を表示するステップをさらに含む、方法。
【請求項14】
請求項1乃至13のうちの何れか1項に記載の方法であって、
目標アプリケーションプログラムの起動操作に応じて、前記目標アプリケーションプログラムのプロモーション情報表示画面を表示するステップを含み、
前記移動端末で表示されるフレーミング領域において、目標パノラマ画像から前記フレーミング領域に投影される第一部分画像を表示するステップは、
前記プロモーション情報表示画面において、目標パノラマ画像から前記フレーミング領域に投影される第一部分画像を表示するステップを含む、方法。
【請求項15】
請求項1乃至13のうちの何れか1項に記載の方法であって、
目標アプリケーションプログラムの情報フロー表示画面においてプロモーション情報表示領域を表示するステップをさらに含み、
前記移動端末で表示されるフレーミング領域において、目標パノラマ画像から前記フレーミング領域に投影される第一部分画像を表示するステップは、
前記プロモーション情報表示領域において、目標パノラマ画像から前記フレーミング領域に投影される第一部分画像を表示するステップを含む、方法。
【請求項16】
請求項1乃至13のうちの何れか1項に記載の方法であって、
移動端末の表示画面において候補パノラマ画像標識を表示するステップをさらに含み、
前記移動端末で表示されるフレーミング領域において、目標パノラマ画像から前記フレーミング領域に投影される第一部分画像を表示するステップは、
前記候補パノラマ画像標識における目標パノラマ画像標識に対しての選択操作に応じて、前記移動端末のフレーミング領域において、目標パノラマ画像から前記フレーミング領域に投影される第一部分画像を表示するステップであって、前記目標パノラマ画像標識は前記目標パノラマ画像の画像標識である、ステップを含む、方法。
【請求項17】
パノラマ画像に基づいて情報をプッシュする装置であって、
移動端末で表示されるフレーミング領域において、目標パノラマ画像から前記フレーミング領域に投影される第一部分画像を表示するための第一投影モジュール;
前記目標パノラマ画像に対して発生する前記フレーミング領域の変位に応じて、変位後の前記フレーミング領域において、前記目標パノラマ画像から変位後の前記フレーミング領域に投影される第二部分画像を表示するための第二投影モジュール;及び
前記第二部分画像が前記目標パノラマ画像の目標画像範囲に属するときに、前記目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、前記推奨情報が前記第二部分画像に表示されるようにさせるための情報プッシュモジュールを含む、装置。
【請求項18】
記憶器と、
前記記憶器に接続される処理器と、を含む移動端末であって、
前記記憶器にはコンピュータプログラムが記憶されており、
前記処理器は前記コンピュータプログラムを実行して請求項1乃至16のうちの何れか1項に記載の方法を実現するように構成される、移動端末。
【請求項19】
プログラムに、請求項1乃至16のうちの何れか1項に記載の方法を実行させるためのプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、2021年07月26日に中国専利局に出願した、出願番号が2021108468594、発明の名称が「パノラマ画像に基づく情報プッシュ方法、装置及び移動端末」である中国特許出願に基づく優先権を主張するものであり、その全内容を参照によりここに援用する。
【0002】
本出願は、コンピュータの技術分野に関し、特に、パノラマ画像に基づく情報プッシュ方法、装置、移動端末、コンピュータ可読記憶媒体及びコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0003】
コンピュータ技術の発展に伴い、情報の表示方法は多様化しており、例えば、パノラマ画像により情報の表示を行うことができる。パノラマ画像は或る点をサラウンド中心として1組の画像に対してシームレスなつなぎ合わせを行うことで得られる合成画像であり、移動端末(mobile
terminal)は内蔵のジャイロスコープによりユーザの移動方位(mobile orientation)を感知し、パノラマ画像に対応する位置を計算し、そして、移動端末の表示インターフェースに投影し、異なる方位でパノラマ画像における異なる部分画像(partial image)を表示することで、ユーザが見るときに3D(3-dimension(3次元))効果が見えるようにさせることができる。
【0004】
パノラマ画像を利用して情報プッシュを行うときに、一般的には、推奨情報(勧め情報)をパノラマ画像に直接追加し、推奨情報をパノラマ画像における一部の画面として表示することで、ユーザがパノラマ画像の投影画面から推奨情報を取得し得るようにさせる。
【0005】
しかし、ユーザのアテンションがパノラマ画像の投影画面に集中しやすいため、パノラマ画像における推奨情報が無視され、情報プッシュの効果に影響を与える恐れがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上述の問題点に鑑み、本出願の実施例は、情報プッシュの効果を向上させることができるパノラマ画像ベースの情報プッシュ方法、装置、移動端末、コンピュータ可読記憶媒体及びコンピュータプログラムの提供を課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
移動端末が実行する、パノラマ画像に基づく情報プッシュ方法が提供され、前記方法は、
移動端末で表示されるフレーミング(framing(view findingともいう))領域において、目標パノラマ画像から前記フレーミング領域に投影される第一部分画像を表示し;
前記目標パノラマ画像に対して発生する前記フレーミング領域の変位に応じて、前記変位が発生した後の前記フレーミング領域において、前記目標パノラマ画像から前記変位が発生した後の前記フレーミング領域に投影される第二部分画像を表示し;及び
前記第二部分画像が前記目標パノラマ画像の目標画像範囲(目標画像区間ともいう)に属するときに、前記目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、前記推奨情報が前記第二部分画像に表示されるようにさせるステップを含む。
【0008】
パノラマ画像に基づく情報プッシュ装置が提供され、前記装置は、
移動端末で表示されるフレーミング領域において、目標パノラマ画像から前記フレーミング領域に投影される第一部分画像を表示するための第一投影モジュール;
前記目標パノラマ画像に対して発生する前記フレーミング領域の変位に応じて、前記変位が発生した後の前記フレーミング領域において、前記目標パノラマ画像から前記変位が発生した後の前記フレーミング領域に投影される第二部分画像を表示するための第二投影モジュール;及び
前記第二部分画像が前記目標パノラマ画像の目標画像範囲に属するときに、前記目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、前記推奨情報が前記第二部分画像に表示されるようにさせるための情報プッシュモジュールを含む。
【0009】
記憶器及び処理器を含む移動端末が提供され、前記記憶器にはコンピュータ可読命令が記憶されており、前記処理器は前記コンピュータ可読命令を実行するときに以下のステップを実現し、即ち、
移動端末で表示されるフレーミング領域において、目標パノラマ画像から前記フレーミング領域に投影される第一部分画像を表示し;
前記目標パノラマ画像に対して発生する前記フレーミング領域の変位に応じて、前記変位が発生した後の前記フレーミング領域において、前記目標パノラマ画像から前記変位が発生した後の前記フレーミング領域に投影される第二部分画像を表示し;及び
前記第二部分画像が前記目標パノラマ画像の目標画像範囲に属するときに、前記目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、前記推奨情報が前記第二部分画像に表示されるようにさせるステップである。
【0010】
コンピュータ可読命令を記憶しているコンピュータ可読記憶媒体が提供され、前記コンピュータ可読命令は処理器により実行されるときに以下のステップを実現し、即ち、
移動端末で表示されるフレーミング領域において、目標パノラマ画像から前記フレーミング領域に投影される第一部分画像を表示し;
前記目標パノラマ画像に対して発生する前記フレーミング領域の変位に応じて、前記変位が発生した後の前記フレーミング領域において、前記目標パノラマ画像から前記変位が発生した後の前記フレーミング領域に投影される第二部分画像を表示し;及び
前記第二部分画像が前記目標パノラマ画像の目標画像範囲に属するときに、前記目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、前記推奨情報が前記第二部分画像に表示されるようにさせるステップである。
【0011】
コンピュータプログラムが提供され、該コンピュータプログラムは処理器により実行されるときに以下のステップを実現し、即ち、
移動端末で表示されるフレーミング領域において、目標パノラマ画像から前記フレーミング領域に投影される第一部分画像を表示し;
前記目標パノラマ画像に対して発生する前記フレーミング領域の変位に応じて、前記変位が発生した後の前記フレーミング領域において、前記目標パノラマ画像から前記変位が発生した後の前記フレーミング領域に投影される第二部分画像を表示し;及び
前記第二部分画像が前記目標パノラマ画像の目標画像範囲に属するときに、前記目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、前記推奨情報が前記第二部分画像に表示されるようにさせるステップである。
【0012】
本出願の1つ又は複数の実施例の詳細な内容が以下の図面及び説明で与えられる。本出願の他の特徴、目的及び利点が明細書、図面及び特許請求の範囲から明らかになる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
本出願の実施例又は従来技術における技術案をより明確に説明するために、以下、実施例又は従来技術を説明するために用いる必要のある図面について簡単に紹介する。明らかのように、以下に説明される図面は本出願の幾つかの実施例に過ぎず、当業者は創造性のある労働をせずにこれらの図面に基づいて他の図面を得ることができる。
図1】一実施例におけるパノラマ画像ベースの情報プッシュ方法の適用環境を示す図である。
図2】一実施例におけるパノラマ画像ベースの情報プッシュ方法のフローチャートである。
図3】一実施例における異なる類型のパノラマ画像を示す図である。
図4】一実施例において異なる変位が発生した後のフレーミング領域において部分画像を表示するインターフェースを示す図である。
図5】一実施例においてフレーミング領域で部分画像を表示するインターフェースを示す図である。
図6】もう1つの実施例においてフレーミング領域で部分画像を表示するインターフェースを示す図である。
図7】一実施例において推奨情報を表示するインターフェースを示す図である。
図8】一実施例におけるフレーミング領域のインターフェースを示す図である。
図9】一実施例において目標画像範囲が変わらないときに推奨情報を表示するインターフェースを示す図である。
図10】一実施例において目標画像範囲が変化したときに推奨情報を表示するインターフェースを示す図である。
図11】一実施例において推奨情報及び詳細内容入口を表示するインターフェースを示す図である。
図12】一実施例における画像範囲(画像区間ともいう)と推奨情報とのマッピング関係を示す図である。
図13】一実施例においてトリガーによって推奨情報を表示するフローチャートである。
図14】一実施例において推奨情報を自動で表示するフローチャートである。
図15】もう1つの実施例におけるパノラマ画像ベースの情報プッシュ方法のフローチャートである。
図16】一実施例におけるパノラマ画像ベースの情報プッシュ装置の構成を示すブロック図である。
図17】一実施例における移動端末の内部構成を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本出願の目的、技術案及び利点をより明確にするために、以下、図面及び実施例と併せて、本出願について詳細に説明する。なお、ここで説明される具体的な実施例は本出願を説明するためだけのものであり、本出願を限定するのもではない。
【0015】
本出願で提供されるパノラマ画像ベースの情報プッシュ方法は図1に示す適用環境に用いることができる。そのうち、移動端末102はネットワークを介してサーバー104と通信を行う。ユーザは移動端末102によってパノラマ画像に対しての投影表示をトリガーし、移動端末102はパノラマ画像の投影表示に対してのトリガー操作に応じて、移動端末102のフレーミング領域で、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第一部分画像を表示し;移動端末102は目標パノラマ画像に対して発生するフレーミング領域の変位に応じて、変位が発生した後のフレーミング領域において第二部分画像を表示し、第二部分画像は目標パノラマ画像から変位発生後のフレーミング領域に投影されるもう1つの部分画像であり;第二部分画像が目標パノラマ画像の目標画像範囲にあるときに、目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、推奨情報が第二部分画像に表示されるようにさせる。そのうち、推奨情報はサーバー104により提供され得る。推奨情報は発生した変位に基づいて自動で表示されても良く、ユーザがトリガーした情報プッシュトリガー操作に応じて表示されても良い。
【0016】
そのうち、移動端末102は様々なノートパソコン、スマートフォン、タブレットコンピュータ、車載端末及びポータブルウェアラブルデバイスであっても良いが、これらに限定されず、ポータブルウェアラブルデバイスはスマートウォッチ、スマートブレスレット、ヘッドマウントデバイスなどであっても良い。サーバー104は独立したサーバー、又は複数のサーバーからなるサーバー群により実現され得る。
【0017】
一実施例において、図2に示すように、パノラマ画像に基づく情報プッシュ方法が提供され、該方法が図1における移動端末に適用されることを例にして説明を行う。
【0018】
ステップ202:移動端末で表示されるフレーミング領域において、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第一部分画像を表示する。
【0019】
そのうち、パノラマ画像は或る点をサラウンド中心として1組の画像に対してシームレスなつなぎ合わせを行うことで得られる合成画像である。図3に示すように、パノラマ画像は360°の環状画像であっても良く、360°よりも小さい角度の半環状画像であっても良く、さらに、720°の球状画像であっても良い。移動端末とは移動過程で正常に使用され得る端末を指す。移動端末はパノラマ画像に対して変位が発生することで、パノラマ画像から投影される部分画像を変えることができる。図4に示すように、フレーミング領域は移動端末のスクリーンでパノラマ画像から投影される部分画像を表示するための領域である。フレーミング領域のサイズは移動端末のスクリーンのサイズと同じであっても良く、例えば、移動端末のスクリーンにおいて、投影される部分画像をフルスクリーン(全画面)で表示し、フレーミング領域のサイズは移動端末のスクリーンのサイズよりも小さくても良く、これによって、移動端末のスクリーンでは、投影される部分画像だけでなく、他の情報をも表示できる。目標パノラマ画像は部分画像を移動端末のフレーミング領域に投影して表示するためのパノラマ画像である。第一部分画像は目標パノラマ画像から確定される、フレーミング領域に投影表示されるための部分画像である。
【0020】
具体的には、ユーザが移動端末でパノラマ画像の投影表示に対してトリガーしたときに、移動端末はスクリーンでフレーミング領域を表示し、そして、フレーミング領域で目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第一部分画像を表示し、ユーザは移動端末のフレーミング方位を変え、又は目標パノラマ画像に対して投影中心点の調整を行うことで、目標パノラマ画像における任意の1つの方位の部分画像をチェックできる。1つの具体的な応用において、ユーザがパノラマ画像に対しての投影表示操作をトリガーし、移動端末は該投影表示操作に応じてスクリーンでフレーミング領域を表示し、そして、フレーミング領域で目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第一部分画像を表示し、第一部分画像の中心点の目標パノラマ画像内の座標位置は事前設置される位置である。例えば、第一部分画像の中心点の目標パノラマ画像内の対応する座標系での座標は(R,0,0)であり、そのうち、Rは目標パノラマ画像構築時に採用される参照中心点から該目標パノラマ画像における任意の1つの位置までの距離である。
【0021】
ステップ204:目標パノラマ画像に対して発生するフレーミング領域の変位に応じて、変位が発生した後のフレーミング領域において、目標パノラマ画像から変位発生後のフレーミング領域に投影される第二部分画像を表示する。
【0022】
そのうち、目標パノラマ画像に対して発生するフレーミング領域の変位はフレーミング領域と目標パノラマ画像との間の相対変位である。具体的には、ユーザが移動端末のフレーミング方位を変えることで生じる相対変位であっても良く、ユーザが目標パノラマ画像に対して投影方位調整を行うことで生じる相対変位であっても良い。図5に示すように、目標パノラマ画像に対しての投影方位調整は、ユーザがフレーミング領域における部分画像に対して任意の方向上のスライドを行い、投影方位を変えることで実現されても良い。図6に示すように、移動端末のフレーミング方位の変更は、ユーザが、移動端末が目標点の周りを回転するように制御することで実現されても良く、目標点は移動端末のスクリーンが面する方向上の点である。変位が相対変位であるため、移動端末のフレーミング方位に対しての視角変化量は目標パノラマ画像に対して発生するフレーミング領域の変位の大きさを表すことができ、視角変化量が大きいほど、フレーミング領域の発生する相対変位が大きくなり、視角変化量が小さいほど、フレーミング領域の発生する相対変位が小さくなる。また、目標パノラマ画像の投影方位に対しての調整幅(調整範囲/調整量)も同様に目標パノラマ画像に対して発生するフレーミング領域の変位を表すことができる。調整幅が大きいほど、フレーミング領域の発生する相対変位が大きくなり、調整幅が小さいほど、フレーミング領域の発生する相対変位が小さくなる。
【0023】
第二部分画像及び第一部分画像はともに目標パノラマ画像における部分画像であり、目標パノラマ画像に対してフレーミング領域の変位が発生したので、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される部分画像にも変化が発生し得る。フレーミング領域のサイズに変化がないので、第一部分画像と第二部分画像は同じサイズを有する。第二部分画像の中心点の目標パノラマ画像内の位置は、第一部分領域の中心点の目標パノラマ画像内の位置及び目標パノラマ画像に対して発生するフレーミング領域の変位に関連している。具体的には、移動端末は、第一部分領域の中心点の目標パノラマ画像内の位置を基準として、目標パノラマ画像に対して発生するフレーミング領域の変位に基づいて、第二部分領域の中心点の目標パノラマ画像内の位置を確定し、そして、フレーミング領域のサイズに基づいて、投影待ちの第二部分画像を確定することで、目標パノラマ画像から変位発生後のフレーミング領域に投影される第二部分画像を表示する。
【0024】
具体的には、移動端末は、ユーザが移動端末のフレーミング方位を変更しており、又はユーザが目標パノラマ画像の投影方位に対して調整を行っていることを検出したときに、移動端末は、目標パノラマ画像に対して発生するフレーミング領域の変位に基づいて、変位が発生した後のフレーミング領域において、目標パノラマ画像から変位発生後のフレーミング領域に投影される第二部分画像を表示することで、目標パノラマ画像から投影される部分画像が発生した相対変位に伴って変化するようにさせ、目標パノラマ画像に対しての多角度表示を実現できる。
【0025】
ステップ206:第二部分画像が目標パノラマ画像の目標画像範囲にあるときに、目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、推奨情報が第二部分画像に表示されるようにさせる。
【0026】
そのうち、目標画像範囲にはそれに対応する推奨情報が配置されており、目標画像範囲は目標パノラマ画像の一部である。目標画像範囲に対応する画像サイズは目標パノラマ画像の画像サイズよりも小さく、かつフレーミング領域に投影される部分画像の画像サイズよりも大きい。目標パノラマ画像の画像範囲の数は1つであっても良く、複数であっても良く、例えば、目標画像範囲は具体的には目標パノラマ画像に対して範囲(区間)分割を行った後に得られる複数の画像範囲のうちの1つであっても良い。異なる変位が発生した後に投影される第二部分画像の属する画像範囲は同じであっても良く、異なっても良い。例えば、360°の環状パノラマ画像について、目標パノラマ画像に対して60°の等距離範囲の分割を行った後に6つの画像範囲を得ることができ、第二部分画像の中心点の360°の環状パノラマ画像の座標系での相対角度が30°であるときに、第二部分画像の属する画像範囲は第一画像範囲であり、第二部分画像の中心点の360°の環状パノラマ画像の座標系での相対角度が45°であるときに、第二部分画像の属する画像範囲は第一画像範囲であり、第二部分画像の中心点の360°の環状パノラマ画像の座標系での相対角度が75°であるときに、第二部分画像の属する画像範囲は第二画像範囲である。
【0027】
推奨情報はユーザに推奨する情報である。推奨情報は1つ又は複数のインターフェース要素により表示され得る。推奨情報は具体的にはウィンドウ、ダイアログボックス、グラフィックス、テキスト、音楽、ビデオなどの各種の形のインターフェース要素を含んでも良いが、これらに限定されない。そのうち、文字や画像類型の推奨情報はすべて画像インターフェース要素により表示でき、画像インターフェース要素は静的画像であっても良く、複数の静的画像の組み合わせからなる動的画像であっても良い。表示される推奨情報は1種類(類型)のインターフェース要素であっても良く、複数の種類のインターフェース要素の組み合わせであっても良い。推奨情報は画像範囲に対して配置される情報であり、異なる画像範囲は同じ類型の異なる内容の推奨情報に対応しても良く、異なる類型の推奨情報に対応しても良い、具体的には、ユーザのニーズに応じて設定されても良く、同じ画像範囲には1つの推奨情報が配置されても良く、複数の推奨情報が配置されても良く、そのうち、複数の推奨情報は同時に表示されても良く、情報更新操作に応じて切り替えて表示されても良い。
【0028】
具体的には、図7に示すように、移動端末は、第二部分画像が目標パノラマ画像の目標画像範囲に属すると検出したときに、第二部分画像において目標画像範囲にマッチングした推奨情報を重ねて表示し、ユーザは、表示される第二部分画像から推奨情報を得ることができる。第二部分画像に推奨情報を重ねて表示することで、ユーザのアテンションを重ねて表示される推奨情報に集中させ、情報プッシュの効果を向上させることができる。
【0029】
上述のパノラマ画像ベースの情報プッシュ方法では、移動端末で表示されるフレーミング領域において、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第一部分画像を表示することで、部分画像の投影を実現し、移動端末は、目標パノラマ画像に対して発生するフレーミング領域の変位に応じて、変位が発生した後のフレーミング領域において、目標パノラマ画像から変位発生後のフレーミング領域に投影される第二部分画像を表示することで、発生した相対位置によって同じフレーミング領域で異なる部分画像をそれぞれ表示するようにさせ、また、第二部分画像が目標パノラマ画像の目標画像範囲にあるときに、目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、推奨情報が第二部分画像に表示されるようにさせる。情報プッシュの過程では、推奨情報をパノラマ画像における固定位置に直接追加する処理方式に比べて、第二部分画像が目標パノラマ画像の目標画像範囲に属するときに、目標画像範囲について配置される推奨情報を表示し、パノラマ画像と推奨情報のデカップリング、及び推奨情報の投影される部分画像への表示により、推奨情報の表示確率を増大し、情報プッシュの効果を向上させることができる。
【0030】
一実施例において、フレーミング領域がプロモーション情報表示ページ(画面)である場合に、パノラマ画像に基づく情報プッシュ方法はさらに、目標アプリケーションプログラムに対しての起動操作に応じて、目標アプリケーションプログラムに対応するプロモーション情報表示画面を表示することを含む。
【0031】
そのうち、プロモーション情報表示画面とは、アプリケーションプログラム起動時に、情報表示及びプロモーションを行うための画面、例えば、アプリケーションプログラムの画面オープン広告ページを指す。目標アプリケーションプログラムとは、プロモーション情報表示画面の表示機能を有するアプリケーションプログラムを指す。プロモーション情報表示画面に表示される内容(コンテンツ)は目標アプリケーションプログラムによって表示が許可される内容であっても良く、具体的には、目標アプリケーションプログラムに関する内容であっても良く、目標アプリケーションプログラムとは無関係の内容、例えば、目標アプリケーションプログラムと連携関係がある他のプラットフォームに対応する情報であっても良い。
【0032】
具体的には、移動端末は、ユーザがアプリケーションプログラムの起動をトリガーすることを検出しており、アプリケーションプログラムの表示画面に入る前に、先にプロモーション情報表示画面を表示できる。具体的な応用において、アプリケーションプログラム起動後の所定時間長(期間)内でプロモーション情報表示画面を表示し、所定時間長が経ってもユーザがプロモーション情報表示画面に表示される内容に対してトリガーすることを検出していないときに、アプリケーションプログラムの実行画面に進入する。
【0033】
また、移動端末で表示されるフレーミング領域において、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第一部分画像を表示することは、プロモーション情報表示画面において、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第一部分画像を表示することを含む。
【0034】
1つの具体的な応用において、図8に示すように、目標アプリケーションプログラムの起動がトリガーされるときに、移動端末はフルスクリーンでプロモーション情報表示画面を表示し、プロモーション情報表示画面において、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第一部分画像を表示し、また、移動端末は目標パノラマ画像に対するフレーミング領域の変位に応じて、部分画像の更新表示を実現できる。
【0035】
本実施例では、ユーザがアプリケーションプログラムの起動をトリガーして、アプリケーションプログラムの実行画面に入る前に、先にプロモーション情報表示画面を表示でき、プロモーション情報表示画面において、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第一部分画像を表示することで、プロモーション情報表示画面を有効に表示し得ると同時に、アプリケーションプログラムに対してのユーザの使用に影響を与えることがない。一方では、フルスクリーンで表示される表示方法により、画面パラメータに対するデータ処理を簡素化し、画面レイアウトに必要なデータ処理量を減少させることができ、他方では、フルスクリーン表示によって、より多くの内容を表示でき、ユーザの注意をより惹きつけることができるため、その後の情報に対しての効果的な推奨の実現が容易になる。
【0036】
一実施例において、フレーミング領域がプロモーション情報表示領域である場合に、パノラマ画像に基づく情報プッシュ方法はさらに、目標アプリケーションプログラムの情報フロー表示画面においてプロモーション情報表示領域を表示することを含む。
【0037】
そのうち、目標アプリケーションプログラムとは情報フロー表示機能を有するアプリケーションプログラムを指す。プロモーション情報表示領域とはアプリケーションプログラムの情報フロー表示画面における1つの情報フロー表示領域を指し、情報フロー表示画面は例えば、ソーシャルアプリケーションの動的表示画面などであり、プロモーション情報表示領域は動的表示画面における推奨広告位置であっても良い。プロモーション情報表示領域に表示される内容は目標アプリケーションプログラムによって表示が許可される内容であっても良く、具体的には、目標アプリケーションプログラムに関する内容であっても良く、目標アプリケーションプログラムとは無関係の内容であっても良く、例えば、目標アプリケーションプログラムと連携関係がある他のプラットフォームに対応する情報である。具体的には、移動端末は、ユーザが目標アプリケーションプログラムの情報フロー表示画面への進入をトリガーする操作に応じて、情報フロー表示画面を表示し、情報フロー表示画面内の指定される情報フロー表示位置でプロモーション情報表示領域を表示する。
【0038】
また、移動端末で表示されるフレーミング領域において、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第一部分画像を表示することは、プロモーション情報表示領域において、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第一部分画像を表示することを含む。
【0039】
1つの具体的な応用において、図3乃至図6に示すように、フレーミング領域はアプリケーションプログラムの情報フロー表示画面における1つのプロモーション情報表示領域であっても良く、例えば、ソーシャルアプリケーションの動的表示画面の推奨広告位置における画像表示領域である。ユーザがソーシャルアプリケーションの動的表示画面における情報をスライドしてチェックし、推奨広告位置に対応する内容を現在の画面にスライドするときに、推奨広告位置における画像表示領域において、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第一部分画像を表示する。
【0040】
本実施例では、目標アプリケーションプログラムの情報フロー表示画面でプロモーション情報表示領域を表示し、プロモーション情報表示領域で目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第一部分画像を表示し、一方では、情報フロー表示画面において情報を独立して表示し得るという特徴を利用して、投影される部分画像の表示を設定するインターフェース設定パラメータの複雑度を低減し、必要なデータ処理量を減少させることで、データ処理の効率を向上させることができ、他方では、情報フロー表示画面がユーザの頻繁に閲覧する対象とされるという特徴を利用して、情報フロー表示画面においてプロモーション情報表示領域を表示し、フレーミング領域の露出率を上げることができ、また、投影される部分画像を表示する表示方法と併せて、ユーザの注意をより惹きつけることができるため、その後の情報に対しての効果的な推奨の実現が容易になる。
【0041】
一実施例において、目標パノラマ画像に対して発生するフレーミング領域の変位に応じて、変位が発生した後のフレーミング領域において、目標パノラマ画像から変位発生後のフレーミング領域に投影される第二部分画像を表示することは、フレーミング領域に対してのフレーミング方位調整に応じて、フレーミング方位調整発生後のフレーミング領域において、目標パノラマ画像からフレーミング方位調整発生後のフレーミング領域に投影される第二部分画像を表示することを含む。
【0042】
そのうち、フレーミング方位とはフレーミング領域の所在する移動端末が面する方位を指す。具体的には、ユーザが移動端末を持って、腕や体を回転させて移動端末の所在する向きを変えることで、移動端末の方位の変化が発生するようにさせるときに、移動端末は内蔵のジャイロスコープセンサーにより、方位の変化が発生したことを検出し、そして、具体的な方位変化パラメータを検出できるため、移動端末はジャイロスコープセンサーにより提供される方位変化パラメータ(例えば、フレーミング領域と目標パノラマ画像との間の相対変位の大きさ)に基づいて、フレーミング方位調整後のフレーミング領域に対応するフレーミング方位を確定できる。フレーミング方位の調整により生じるフレーミング領域と目標パノラマ画像との間の相対変位は実質上、フレーミング領域の方位の変化であっても良い。
【0043】
具体的には、移動端末のジャイロスコープセンサーにより移動端末の方位の変化が検出されたときに、即ち、フレーミング領域のフレーミング方位が調整されたときに、方位の変化が発生した移動端末のフレーミング領域において、目標パノラマ画像から該フレーミング領域に投影される第二部分画像を表示する。図6には、移動端末が異なるフレーミング方位にあるときにそれぞれの対応する状態が示されている。
【0044】
本実施例では、一方では、フレーミング領域に対してフレーミング方位調整を行う(即ち、移動端末の方位が変化する)ことで、具体的な方位変化データが移動端末により内蔵のジャイロスコープセンサーなどを用いて正確に検出されるようにさせ、方位変化の検出プロセスの実現をジャイロスコープセンサーなどのデバイスによる実現にトランスファーできるため、移動端末に必要なデータ処理分析量を減少させ、データ処理の負荷を軽減でき、他方では、ユーザが移動端末の方位を変える方式で、投影される部分画像の表示のインタラクション過程に参加し得るようにさせることができるため、投影される部分画像がユーザの方位の変化とともに移動するようにさせ、部分画像が表示される過程におけるインタラクション形態を豊富にし、部分画像表示過程の面白さを向上させることができる。
【0045】
もう1つの実施例において、目標パノラマ画像に対して発生するフレーミング領域の変位に応じて、変位が発生した後のフレーミング領域において、目標パノラマ画像から変位発生後のフレーミング領域に投影される第二部分画像を表示することは、目標パノラマ画像に対しての投影方位調整操作に応じて、フレーミング領域において、投影方位調整後の目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第二部分画像を表示することを含む。
【0046】
そのうち、投影方位は目標パノラマ画像の投影のための参照点の目標パノラマ画像内の方位である。参照点は目標パノラマ画像から選択される任意の点であっても良い。例えば、360°パノラマ画像における0°位置の1つの点を参照点として選択し、目標パノラマ画像に対して時計回りに45°回転する操作を行った場合に、該参照点の360°パノラマ画像における位置は45°方向である。よって、投影方位には時計回りに45°回転する調整が発生している。目標パノラマ画像に対しての投影方位調整操作は、移動端末で表示される部分画像に対してドラッグ操作を行うにより、目標パノラマ画像の投影方位に対して調整を行うことができる。
【0047】
本実施例では、目標パノラマ画像の投影方位調整によってフレーミング領域が目標パノラマ画像に対して変位するようにさせる方式で、投影方位調整操作に応じて具体的な方位変化データを確定でき、全体的なプロセスはデータ処理器により実現され得るので、移動端末において方位の変化を検出するハードウェアへの依存を減少させ、適用シナリオを拡大でき、また、ユーザが移動端末の物理的な方位を変えることなく、投影される部分画像の変更を実現できるため、ユーザに多様なインタラクション方式を提供し、情報プッシュの効果を向上させることができる。
【0048】
一実施例において、推奨情報は3次元画像を含み、目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、推奨情報が第二部分画像に表示されるようにさせることは、第二部分画像において、3次元画像からフレーミング領域に投影される第一視角画像を表示することを含む。
【0049】
そのうち、3次元画像とは長さ、幅及び深さデータを有する立体画像を指す。異なる視角によって3次元画像の異なる効果を表示できる。例えば、3次元画像は簡単な立方体や直方体であっても良く、複雑な3Dゲームキャラクタなどであっても良い。第一視角画像は3次元画像の任意の1つの視角、例えば、正面視角、背面視角又は側面視角などに対応するものであっても良い。具体的には、異なる目標画像範囲について、異なる3次元画像を表示でき、第二部分画像が目標パノラマ画像の目標画像範囲に属するときに、目標画像範囲にマッチングした3次元画像に基づいて、第二部分画像において、該3次元画像からフレーミング領域に投影される第一視角画像を表示し、そのうち、第一視角画像は第二部分画像に重ねて表示できる。
【0050】
また、パノラマ画像に基づく情報プッシュ方法はさらに、フレーミング領域に対して発生する3次元画像の視角偏移(シフト/オフセット)に応じて、第二部分画像において、視角偏移発生後の3次元画像からフレーミング領域に投影される第二視角画像を表示することを含む。
【0051】
そのうち、第一視角画像及び第二視角画像は3次元画像の異なる表示視角に対応する画像である。視角偏移はフレーミング領域に対する3次元画像の視角変化である。具体的には、視角偏移は、ユーザが3次元画像に対して或る方向上のドラッグ操作を行うことで実現され得る。さらに、第二部分画像に3次元画像が表示されているときに、表示されている部分画像に対して投影視角調整を行う機能を禁止することで、或る方向上のドラッグ操作を行うときに作用する対象が唯一であるように確保できる。
【0052】
本実施例では、3次元画像を推奨情報として表示し、一方では、より多様な推奨情報を表示することで推奨情報の多様な表示を実現でき、また、3次元の画像によりユーザの注目を集めることができる。他方では、パノラマ画像に3次元画像を表示し、かつユーザの操作に応じて3次元画像の視角を変えることで、ユーザとのインタラクションの強度を増加させ、情報プッシュの効果の向上に有利である。
【0053】
一実施例において、目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、推奨情報が第二部分画像に表示されるようにさせることは、第二部分画像に推奨情報表示領域を重ねて表示し;及び、推奨情報表示領域に画像フォーマットの推奨情報及び推奨詳細内容入口を表示することを含み、パノラマ画像に基づく情報プッシュ方法はさらに、推奨詳細内容入口を表示しているときに、推奨詳細内容入口に対してトリガーした詳細内容表示トリガー操作に応じて、推奨情報の推奨詳細内容をプッシュすることを含む。
【0054】
そのうち、推奨詳細内容は推奨情報と関連付けられるより詳細なデータ情報である。例えば、推奨情報が広告であるときに、推奨詳細内容は広告の詳細内容であっても良い。具体的には、図11に示すように、推奨情報に対応するのがゲームなどのアプリケーションプログラム広告であるときに、推奨詳細内容はアプリケーションプログラムのダウンロード画面であっても良く、推奨情報に対応するのが商品広告であるときに、推奨詳細内容は商品の購入画面であって良い。
【0055】
詳細内容表示トリガー操作は推奨情報の推奨詳細内容の表示をトリガーするための操作である。詳細内容表示トリガー操作は表示される推奨情報に対してのトリガー操作であっても良く、例えば、トリガー操作は推奨情報の表示領域に対して行われるクリック操作、長押し操作、ドラッグ操作、ダブルクリック操作などの操作のうちの1つであっても良い、具体的には、実際の適用シナリオに基づいて設定されても良い。詳細内容表示トリガー操作は、移動端末におけるセンサーが検出したトリガー操作であっても良い。例えば、移動端末の加速度センサーにより、或る方向上の加速度が存在するかを検出することで、詳細内容表示トリガー操作を検出し、例えば、ユーザが移動端末を持ってジャンプしたり、移動端末を振るように制御したりするなどの行為(behavior)により、或る方向上の加速度が生じ得るので、ユーザが移動端末を持ってジャンプしたり、移動端末を振るように制御したりするなどの行為はすべて、詳細内容表示トリガー操作とすることができる。
【0056】
1つの具体的な応用において、目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、推奨情報が第二部分画像においてゲームダウンロード推奨情報として表示されるようにさせることは具体的にはゲームキャラクタ情報、ゲームダウンロード入口などの表示を含む。移動端末は、加速度センサーにより或る方向上の加速度を検出し、又はゲームダウンロード入口に対してのトリガー操作を検出したときに、ゲームダウンロード画面を表示する。
【0057】
本実施例では、推奨情報を表示するときに、画像フォーマットの推奨情報及び推奨詳細内容入口を表示することで、概要情報の次元から推奨情報に対しての表示を実現でき、トリガーした詳細内容表示トリガー操作に応じて、推奨情報の推奨詳細内容をプッシュすることで、詳細内容の次元から推奨情報に対してのプッシュを実現でき、目標パノラマ画像の部分画像が投影されている場合に、簡単なインタラクションで直接、概要情報及び推奨詳細内容の多段階表示を実現でき、これによって、ユーザは異なる深さの次元から概要情報及び推奨詳細内容を得ることができるため、情報プッシュの有効性を向上させることができる。
【0058】
一実施例において、推奨詳細内容入口を表示しているときに、推奨詳細内容入口をトリガーした詳細内容表示トリガー操作に応じて、推奨情報の推奨詳細内容をプッシュすることは、推奨詳細内容入口を表示しているときに、推奨詳細内容入口をトリガーした詳細内容表示トリガー操作に応じて、推奨情報にリンクされているアプリケーションプログラム画面にジャンプし;及び、アプリケーションプログラム画面に推奨情報の推奨詳細内容を表示することを含む。
【0059】
そのうち、アプリケーションプログラム画面はアプリケーションプログラムの実行画面であり、推奨情報の推奨詳細内容を表示するために用いられる。アプリケーションプログラム画面はフレーミング領域の所在する画面とは異なる画面であり、具体的には、アプリケーションストアにおける推奨情報に対応するアプリケーションプログラムをダウンロードする画面であっても良く、ショッピングソフトウェアにおける推奨情報に対応する商品を購入する画面であっても良く、さらに、推奨情報に対応するサブアプリケーションが親環境で実行されるときの画面、例えば、ソーシャルアプリケーションの実行環境で実行されるアプレットであっても良い。移動端末は、推奨詳細内容入口が表示されているときに、推奨詳細内容入口をトリガーした詳細内容表示トリガー操作に応じて、画面のジャンプを実現し、移動端末で推奨情報にリンクされているアプリケーションプログラム画面を表示し、アプリケーションプログラム画面に推奨情報の推奨詳細内容を表示する。
【0060】
具体的には、移動端末は、推奨詳細内容入口が表示されているときに、推奨詳細内容入口をトリガーした詳細内容表示トリガー操作に応じて、第二部分画像及び推奨情報の表示を取り消し、推奨情報にリンクされているアプリケーションプログラムを起動してそれにジャンプし、アプリケーションプログラムの実行画面に推奨情報に対応する推奨詳細内容を表示する。
【0061】
1つの具体的な応用において、移動端末は、加速度センサーにより、上下方向上の加速度を検出し、又はゲームダウンロード入口に対してのトリガー操作を検出したときに、第二部分画像及びゲームダウンロード入口の表示を取り消し、そして、アプリケーションプログラムダウンロード画面を表示し、アプリケーションプログラムダウンロード画面にゲームダウンロード画面を表示する。
【0062】
本実施例では、画面のジャンプにより、パノラマ画像の部分画像の投影画面から推奨情報に対応するアプリケーションプログラムにジャンプすることで、必要な中間操作を減少させ、レスポンス速度を効果的に向上させることができるため、ユーザは具体的な推奨情報を迅速かつ便利に得ることができ、また、推奨情報にリンクされているアプリケーションプログラムについて、ユーザのガイドを実現できるため、情報の有効な推奨を実現できる。
【0063】
一実施例において、パノラマ画像に基づく情報プッシュ方法はさらに、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される現在の部分画像の属する目標画像範囲が変わらないときに、情報更新トリガー操作に応じて、目標画像範囲に対して配置される候補推奨情報をプッシュし、第二部分画像に表示される推奨情報が候補推奨情報に更新されるようにさせることを含む。
【0064】
そのうち、画像範囲にマッチングした推奨情報は複数を含んでも良く、例えば、一回目に表示される主(メイン)推奨情報及び候補としての候補推奨情報を含む。候補推奨情報は、同じ画像範囲にマッチングした、一回目に表示される推奨情報が更新される必要のあるときの置換対象である。情報更新トリガー操作は、推奨情報の更新表示をトリガーするための操作である。情報更新トリガー操作は推奨情報が表示されているときのトリガー操作であっても良い。
【0065】
具体的には、目標画像範囲にマッチングした候補推奨情報が存在する場合に、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される現在の部分画像に変化が発生したが、現在の部分画像の属する目標画像範囲が変わらないときに、情報更新トリガー操作に応じて、目標画像範囲に対して配置される候補推奨情報をプッシュし、第二部分画像に表示される推奨情報が候補推奨情報に更新されるようにさせることで、推奨情報の切り替え更新を実現できる。
【0066】
本実施例では、目標画像範囲にマッチングした候補推奨情報が存在する場合に、推奨情報の更新条件が「投影される第二部分画像が目標パノラマ画像において属する目標画像範囲が変わらない」になるように制御することで、移動端末は該条件の下でトリガーした情報更新トリガー操作に応じて、候補推奨情報に基づいて推奨情報の更新表示を行うことを実現できるため、目標画像範囲において異なる推奨情報の切り替えを実現し、推奨情報の切り替えのために行う必要のあるデータ処理の複雑度を低減し、情報の迅速な更新及び有効な推奨を実現できる。
【0067】
一実施例において、パノラマ画像に基づく情報プッシュ方法はさらに、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される現在の部分画像の所在する目標画像範囲が第一画像範囲から第二画像範囲に変わったときに、情報更新トリガー操作に応じて、現在の部分画像に表示される推奨情報を、第一画像範囲に対して配置される第一推奨情報から、第二画像範囲に対して配置される第二推奨情報に更新することを含む。
【0068】
そのうち、情報更新トリガー操作は推奨情報の更新表示をトリガーするための操作である。情報更新トリガー操作は推奨情報が表示されているときのトリガー操作であっても良い。具体的に言えば、情報プッシュトリガー操作のトリガー条件は、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される部分画像の所在する画像範囲が第一画像範囲から第二画像範囲に変わったことを含んでも良く、そのうち、第一画像範囲及び第二画像範囲は目標パノラマ画像から分割される複数の画像範囲のうちの任意の2つの範囲であり、具体的には、位置が隣接する画像範囲であっても良く、隣接しない画像範囲であっても良い。情報更新トリガー操作は、移動端末におけるセンサーが検出したトリガー操作、又はユーザが推奨情報に対して行ったトリガー操作であっても良い。例えば、移動端末の加速度センサーにより、或る方向上の加速度が存在するかを検出することで、情報更新トリガー操作を検出し、具体的には、ユーザが移動端末を持ってジャンプしたり、移動端末を振るように制御したりするなどの行為があるかを検出することで、情報更新トリガー操作が存在するかを確定しても良い。
【0069】
目標画像範囲に変化が発生することは具体的には、ユーザが移動端末を制御して、又は目標パノラマ画像の移動を制御して、フレーミング領域と目標パノラマ画像との間の相対変位が発生するようにさせた場合に実現されても良い。例えば、図9に示すように、ユーザが移動端末を回転させて推奨情報の表示をトリガーすることで、第二部分画像に推奨情報が表示された後に、ユーザが再び移動端末を回転させ、このときに、フレーミング領域に表示される部分画像に変化が発生したが、推奨情報は依然表示されており、ユーザが回転を停止した後に、フレーミング領域に表示される部分画像の属する画像範囲に変化が発生しており、即ち、現在の画像範囲が推奨情報にマッチングしなくなるときに、情報更新トリガー操作をトリガーし、現在の画像範囲にマッチングした推奨情報に基づいて推奨情報の更新表示を行うことができる。
【0070】
具体的には、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第二部分画像の属する目標画像範囲に変化が発生しないときに、推奨情報が表示されているときに、情報更新トリガー操作をトリガーせず、又は、移動端末が該情報更新トリガー操作に対してレスポンスせず、又は推奨情報の更新処理フローを行わないことで、データ処理リソースを節約できる。目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第二部分画像の属する目標画像範囲に変化が発生したときに、移動端末は、推奨情報が表示されているときに、トリガーした情報更新トリガー操作に応じて、現在の部分画像に表示される推奨情報を、変化後の目標画像範囲にマッチングした推奨情報に更新することで、移動端末は、更新条件が満たされたときに、トリガーした情報更新トリガー操作に応じて、推奨情報の更新を実現できる。
【0071】
1つの具体的な応用において、図10に示すように、ゲーム広告を例とし、ユーザは情報プッシュトリガー操作により、フレーミング領域で第一画像範囲にマッチングした“ゲームキャラクタA”が表示されるようにさせ、ユーザが移動端末を回転させ、回転後の現在の部分画像の属する画像範囲が依然として第一画像範囲である場合に、表示される“ゲームキャラクタA”を更新せず、ユーザが再び移動端末を回転させ、回転後の現在の部分画像の属する画像範囲が第二画像範囲になる場合に、表示される“ゲームキャラクタA”を第二画像範囲にマッチングした“ゲームキャラクタB”で置換する。
【0072】
本実施例では、推奨情報の更新条件が「投影される第二部分画像が目標パノラマ画像において属する目標画像範囲に変化が発生した」になるように制御することで、移動端末は該条件の下でトリガーした情報更新トリガー操作に応じて、異なる目標画像範囲のそれぞれにマッチングした推奨情報に基づいて、推奨情報の更新を実現できるため、異なる目標画像範囲について異なる推奨情報を表示し、切り替え待ちの推奨情報の迅速なマッチングを実現し、切り替え待ちの推奨情報の確定プロセスを簡素化し、情報の迅速な更新及び有効な推奨を実現できる。
【0073】
一実施例において、推奨詳細内容入口を表示しているときに、推奨詳細内容入口をトリガーした詳細内容表示トリガー操作に応じて、推奨情報の推奨詳細内容をプッシュすることは、推奨詳細内容入口を表示しているときに、推奨詳細内容入口をトリガーした詳細内容表示トリガー操作に応じて、フレーミング領域の所在する表示画面における推奨内容表示領域に推奨情報の推奨詳細内容を表示することを含む。
【0074】
そのうち、推奨内容表示領域はフレーミング領域の所在する表示画面のうちフレーミング領域を除いた部分の領域である。推奨内容表示領域はフレーミング領域とともに同じ画面に表示され、具体的に言えば、推奨内容表示領域はフレーミング領域と重畳(オーバーラップ)しても良く、例えば、フレーミング領域に推奨内容表示領域を重ねて表示し、ユーザが推奨内容表示領域の表示の取り消しをトリガーしたときに、引き続き、フレーミング領域に基づいてインタラクションを行うことができる。推奨内容表示領域はフレーミング領域の周辺領域であっても良く、例えば、フレーミング領域の上又は下に推奨内容表示領域を表示する。フレーミング領域の周辺領域に推奨詳細内容を表示できるため、推奨詳細内容を得ると同時に、引き続き、フレーミング領域に基づいてインタラクションを行うことができる。
【0075】
具体的には、移動端末は、推奨詳細内容入口を表示しているときに、推奨詳細内容入口をトリガーした詳細内容表示トリガー操作に応じて、フレーミング領域の所在する表示画面における推奨内容表示領域において推奨情報の推奨詳細内容を表示し、推奨内容表示領域には表示取り消し入口がさらに表示されており、移動端末は、ユーザが表示取り消し入口に対して行ったトリガー操作に応じて、推奨内容表示領域の表示を取り消す。
【0076】
本実施例では、推奨内容表示領域及びフレーミング領域を同じ画面に表示することで、ユーザは画面切り替えを行うことなく、推奨詳細内容を取得し、他の推奨情報の表示をトリガーすることができ、また、画面切り替えを避けることで、移動端末が情報表示を行うための画面パラメータ設定プロセスを簡素化し、ユーザの情報取得の利便性を向上させ、複数の推奨情報の有効な推奨の実現に有利である。
【0077】
一実施例において、パノラマ画像に基づく情報プッシュ方法はさらに、移動端末の表示画面にパノラマ画像標識を表示することを含み、移動端末で表示されるフレーミング領域において、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第一部分画像を表示することは、パノラマ画像標識に対してのトリガー操作に応じて、移動端末で表示されるフレーミング領域において、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第一部分画像を表示することを含み、そのうち、パノラマ画像標識は目標パノラマ画像の画像標識である。
【0078】
そのうち、パノラマ画像標識は異なるパノラマ画像を表し区別するために用いられる。パノラマ画像標識は具体的にはパノラマ画像に対応する情報のトリガー入口を含んでも良く、パノラマ画像に対応する情報はパノラマ画像名称、パノラマ画像類型などであっても良い。例えば、ゲーム愛好家の場合に、ゲーム類型のパノラマ画像をトリガーする可能性がホームタイプのパノラマ画像をトリガーする可能性よりも高い。また、例えば、A類ゲーム愛好家の場合、A類ゲームに対応するパノラマ画像をトリガーする可能性がB類ゲームに対応するパノラマ画像をトリガーする可能性よりも高い。パノラマ画像類型を標識することで、ユーザが関心のあるパノラマ画像を選択するに便利であり、ユーザが目標パノラマ画像の起動をトリガーする可能性を増大し、推奨情報の推奨が成功する可能性を高くすることができる。
【0079】
第一部分画像は目標パノラマ画像において事前設定される投影中心に対応する部分画像であり、投影中心を事前設定することで、異なる移動端末又は同じ移動端末が異なる方位で目標パノラマ画像を起動するときに表示される第一部分画像が同じになるように確保し、フレーミング領域と目標パノラマ画像との毎回の相対変位が同じ条件で実現されるように確保できるため、各目標画像範囲に対応する推奨情報が特定の順序を有するように保証し、推奨情報の合理的な配置に有利である。
【0080】
1つの具体的な応用において、移動端末の表示画面に複数の候補パノラマ画像標識を表示し、移動端末は、ユーザが候補パノラマ画像標識に対して行った選択操作に応じて、目標パノラマ画像標識を選択し、移動端末で表示されるフレーミング領域において、目標パノラマ画像標識に対応する目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第一部分画像を表示する。
【0081】
本実施例では、パノラマ画像標識をトリガーして目標パノラマ画像の部分画像の投影を起動し、第一部分画像を表示することで、異なる移動端末又は同じ移動端末が異なる方位で目標パノラマ画像を起動するときに移動端末が表示する第一部分画像が同じになるように確保できるため、推奨情報の合理的な配置の実現に有利であり、上述の方法の異なる移動端末への適用性を拡大できる。
【0082】
一実施例において、目標画像範囲は第一画像範囲であり、パノラマ画像に基づく情報プッシュ方法はさらに、目標パノラマ画像に対して発生するフレーミング領域の二次変位に応じて、二次変位発生後のフレーミング領域において、目標パノラマ画像から二次変位発生後のフレーミング領域に投影される第三部分画像を表示し;及び、第三部分画像が目標パノラマ画像の第二画像範囲に属するときに、第一画像範囲にマッチングした推奨情報の表示を取り消し、そして、第三部分画像において第二画像範囲にマッチングした推奨情報を表示することを含む。
【0083】
そのうち、第一画像範囲及び第二画像範囲は何れも目標パノラマ画像の画像範囲のうちの1つであり、目標パノラマ画像に対して範囲分割を行うことで、複数の画像範囲を得ることができる。そのうち、目標画像の範囲分割は等距離(等区間/等間隔)分割であっても良く、即ち、分割により得られる各画像範囲のサイズは同じであり、目標画像の範囲分割は非等距離分割であっても良く、即ち、分割により得られる各画像範囲のサイズには差異が存在しても良い。具体的な範囲分割方法は実際のニーズに応じて調整されても良く、例えば、複数の異なる推奨情報に対応する画像範囲が同じになるようにさせたいときに、例えば、図12に示すように、360°の環状パノラマ画像を8つの画像範囲に分割し、[0°,45°)の範囲で表示される推奨情報は図A1であり、[45°,90°)の範囲で表示される推奨情報は図A2であり;……;[270°,315°)の範囲で表示される推奨情報は図A7であり;[315°,360°)の範囲で表示される推奨情報は図A8である。
【0084】
二次変位とは推奨情報を表示しているときに目標パノラマ画像に対して発生するフレーミング領域の変位を指す。理解できるように、変位及び二次変位はすべて目標パノラマ画像に対して発生するフレーミング領域の変位であり、変位が発生する具体的な方式は同じであっても良く、変位及び二次変位は、変位の発生を表示するタイミングがそれぞれ推奨情報の表示の前後にあることを表すために用いられる。二次変位後に目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される部分画像は第三部分画像であり、即ち、部分画像は発生する相対変位に従って変化し得る。
【0085】
具体的には、第二部分領域に推奨情報が表示されているときに、移動端末はフレーミング領域の、目標パノラマ画像に対して発生する変位を検出し、相対変位が発生していると検出したときに、さらに相対変位発生後に目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第三部分画像の属する画像範囲に変化が発生したかを確定し、変化があった場合に、第三部分画像に表示される推奨情報を変化後の画像範囲にマッチングした推奨情報で置換する。変化がない場合に、継続して第三部分画像で元の画像範囲にマッチングした推奨情報を表示する。
【0086】
1つの具体的な応用において、第二部分領域において第一画像範囲にマッチングした第一推奨情報“ゲームキャラクタA”が表示されているときに、移動端末はジャイロスコープセンサーにより、移動端末の方位の変化を検出しており、又はユーザがフレーミング領域に表示されている部分画像に対してドラッグ操作を行ったことを検出しており、フレーミング領域の、目標パノラマ画像に対しての変位が発生していると判定した後に、移動端末はさらに、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第三部分画像の属する画像範囲を判断し、画像範囲が依然として第一画像範囲である場合に、第三部分画像に“ゲームキャラクタA”を表示し、画像範囲が第二画像範囲である場合に、第三部分画像において第二画像範囲にマッチングした“ゲームキャラクタB”を表示する。これにより、投影表示される部分画像の属する画像範囲の変化に基づいて、部分画像に表示される推奨情報の更新を実現できる。
【0087】
本実施例では、推奨情報が表示されているときに二次変位に対してのレスポンスにより、二次変位後に投影される第三部分領域の属する画像範囲が第一画像範囲から第二画像範囲に変わることに基づいて、推奨情報を第二画像範囲にマッチングした推奨情報に更新できる。便利な操作によって推奨情報の更新を実現し、発生する変位の属する異なる画像範囲について異なる推奨情報を表示することで、推奨情報の多様な表示を実現し、情報プッシュの効果を向上させることができる。
【0088】
一実施例において、第二部分画像が目標パノラマ画像の目標画像範囲にあるときに、目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、推奨情報が第二部分画像に表示されるようにさせることは、第二部分画像が目標パノラマ画像の目標画像範囲に属する場合に、第二部分画像が表示されているときにトリガーした情報プッシュトリガー操作に応じて、目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、推奨情報が第二部分画像に表示されるようにさせることを含む。
【0089】
そのうち、情報プッシュトリガー操作は推奨情報の表示をトリガーするための操作である。情報プッシュトリガー操作は部分画像が表示されているときのトリガー操作であっても良い。具体的に言えば、情報プッシュトリガー操作は部分画像に対してのトリガー、例えば、クリック操作、長押し操作などであり得る。情報プッシュトリガー操作は移動端末におけるセンサーが検出したトリガー操作であっても良い。例えば、移動端末の加速度センサーにより、或る方向上の加速度があるかを検出することで、詳細内容表示トリガー操作を検出し、例えば、ユーザが移動端末を持ってジャンプしたり、移動端末を振るように制御したりするなど行為により或る方向上の加速度が生じ得るので、ユーザが移動端末を持ってジャンプしたり、移動端末を振るように制御したりする行為はすべて詳細内容表示トリガー操作とすることができる。
【0090】
具体的には、移動端末は目標パノラマ画像に対しての起動操作に応じて、移動端末で表示されるフレーミング領域において、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第一部分画像を表示し、移動端末は目標パノラマ画像に対して発生するフレーミング領域の変位に応じて、変位が発生した後のフレーミング領域において、目標パノラマ画像から変位発生後のフレーミング領域に投影される第二部分画像を表示する。
【0091】
なお、表示される第二部分画像は発生する変位に伴って変化し得る。第二部分画像が目標パノラマ画像の目標画像範囲に属するときに、第二部分画像が表示されているときにトリガーしたの情報プッシュトリガー操作に応じて、目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、推奨情報が第二部分画像に表示されるようにさせる。つまり、推奨情報は情報プッシュトリガー操作に応じて表示されるのであり、移動端末は情報プッシュトリガー操作発生時に表示される部分画像の属する目標画像範囲を検出することで、表示されるべき推奨情報が目標画像範囲にマッチングした推奨情報であると確定し、そして、第二部分画像に該推奨情報を表示する。表示される推奨情報は表示される部分画像の属する画像範囲の変化に応じて更新でき、表示される推奨情報は情報更新トリガー操作に応じて更新されても良く、具体的には実際のシナリオのニーズに応じて設定できる。
【0092】
1つの具体的な応用において、ユーザはクリックによって、ゲームパノラマ画像についての投影表示をトリガーし、移動端末で表示されるフレーミング領域においてゲームパノラマ画像投影からフレーミング領域に投影される第一部分画像を表示し、移動端末はジャイロスコープセンサーによって、移動端末に方位の変化があったことを検出し、又はユーザがフレーミング領域に表示される部分画像に対してドラッグ操作を行ったことを検出しているときに、上述の方位変化又はドラッグ操作に対応する変位が発生した後のフレーミング領域において、目標パノラマ画像から上述の変位発生後のフレーミング領域に投影される第二部分画像を表示する。第二部分画像が目標パノラマ画像の第一画像範囲に属するときに、移動端末は内蔵の加速度センサーによって、目標方向上の加速度が存在すると検出し、例えば、ユーザが移動端末を持ってジャンプしたり、移動端末を振るように制御したりするなどの行為を検出したときに、第二部分画像で第一画像範囲にマッチングした推奨情報“ゲームキャラクタA”を表示する。
【0093】
さらに、移動端末はジャイロスコープセンサーによって、移動端末に方位の変化が発生したことを検出し、又はユーザがフレーミング領域に表示される部分画像に対してドラッグ操作を行ったことを検出し、そして、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第三部分画像の属する画像範囲に変化が発生したかに基づいて、表示される推奨情報に対して更新を行うかを判定できる。画像範囲が依然として第一画像範囲である場合に、第三部分画像に継続して“ゲームキャラクタA”を表示し、画像範囲が第二画像範囲である場合に、第三部分画像で第二画像範囲にマッチングした“ゲームキャラクタB”を表示する。これにより、投影表示される部分画像の属する画像範囲の変化に基づいて、部分画像に表示される推奨情報の更新を実現できる。
【0094】
さらに、移動端末は推奨情報表示時に情報更新トリガー操作をトリガーしたかに基づいて、表示されている推奨情報に対して更新を行うかを判定できる。移動端末が情報更新トリガー操作に対してのトリガーに応答するときにフレーミング領域で表示されるのは情報更新トリガー操作をトリガーするときにフレーミング領域に投影される目標部分画像である。よって、該目標部分画像において、表示されている推奨情報を目標部分画像の属する目標画像範囲にマッチングした推奨情報に更新する。
【0095】
本実施例では、ユーザが第二部分画像表示時にトリガーした情報プッシュトリガー操作に応じて、目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、推奨情報が第二部分画像に表示されるようにさせることで、ユーザは推奨情報の表示タイミングを確定でき、また、ユーザがトリガーした情報プッシュトリガー操作により推奨情報を表示することで、情報プッシュプロセスにおけるインタラクションを強化し、ユーザの情報プッシュプロセスにおける参与度を向上させ、ユーザの関心をさらに集めることができるため、情報プッシュの有効性を向上させることができる。
【0096】
一実施例において、第二部分画像が目標パノラマ画像の目標画像範囲に属するときに、第二部分画像表示時にトリガーした情報プッシュトリガー操作に応じて、目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、推奨情報が第二部分画像に表示されるようにさせることは、第二部分画像が目標パノラマ画像の目標画像範囲に属するときに、第二部分画像表示時の移動端末の目標方向上の移動に応じて、目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、推奨情報が第二部分画像に表示されるようにさせることを含む。
【0097】
そのうち、目標方向は移動端末により検出され得る任意の方向であっても良い。具体的に言えば、目標方向上の移動は重力方向上の移動であっても良く、或る方向上の往復移動であっても良く、往復移動とは、ユーザが、移動端末が或る方向上で位置Aから位置Bに移動してから再び位置Aに戻すように制御する過程を指す。具体的な応用において、往復移動は移動端末の操作ユーザが移動端末を振る又は上下にシェイクするなどの動作であっても良く、移動端末の操作ユーザが移動端末を持ってジャンプする動作であっても良く、そのうち、ジャンプは上へのジャンプ又は前/後へのジャンプなどであっても良く、ジャンプ過程では地面の高さに対してユーザが変化して元に戻るので、上へのジャンプであれ、前又は後へのジャンプであれ、垂直方向に関して移動は往復移動に属する。また、振るという動作は移動方向が限定されない往復移動であり、上下にシェイクするのは垂直方向上の往復移動である。
【0098】
1つの具体的な応用において、第二部分画像が目標パノラマ画像の目標画像範囲に属するときに、移動端末は内蔵のジャイロスコープセンサーにより、ユーザが移動端末を持ってジャンプする動作を検出し、それに応じて、目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、推奨情報が第二部分画像に表示されるようにさせ、例えば、ユーザが1回ジャンプすると、目標画像範囲にマッチングした広告画像を表示する。
【0099】
本実施例では、移動端末が目標方向上の往復移動を行い、例えば、ユーザがジャンプするときに、推奨情報を表示することで、移動端末が内蔵のジャイロスコープセンサーなどのデバイスによって正確に検出を行い、迅速かつ正確なレスポンスを実現でき、また、ユーザのジャンプ行為が推奨情報の表示をトリガーした効果を作り、よりインタラクティブな楽しみ及び没入型の体験を実現できる。
【0100】
一実施例において、パノラマ画像に基づく情報プッシュ方法はさらに、推奨情報を表示するときに、移動端末の目標方向上の移動に応じて、第二部分画像において目標画像範囲にマッチングした推奨情報を表示することを取り消すことを含む。
【0101】
そのうち、目標方向は移動端末により検出され得る任意の方向であっても良い。具体的には、推奨情報の表示トリガー操作に対応する目標方向と同じ方向であっても良く、それとは異なる方向であっても良い。具体的には、推奨情報の表示トリガー操作は表示取消トリガー操作の類型と同じであり、これによって、ユーザが同じ動作に基づいて推奨情報の表示及び推奨情報の表示の取り消しを行うようにさせることができ、操作が簡単かつ便利であり、ユーザが継続して他の推奨情報を得ることを容易にし、情報の推奨効果を向上させることができる。
【0102】
本出願ではさらに適用シナリオが提供され、該適用シナリオには上述のパノラマ画像に基づく情報プッシュ方法が応用される。具体的には、該パノラマ画像に基づく情報プッシュ方法の該適用シナリオにおける応用は以下のとおりである。
【0103】
具体的な適用シナリオは移動端末における情報フロー、画面オープン、生放送広告のシナリオであっても良い。パノラマ画像に基づく情報プッシュ方法により、斬新なインタラクティブゲーム化広告表示形態を実現できる。
【0104】
具体的には、広告主が広告を出すときに1枚の360°又は720°のパノラマ画像A、及び異なる角度でトリガーされる複数枚の広告画像A1、A2、A3、A4などをパノラマ広告画像投影時の推奨情報としてアップロードする必要があり、各広告画像は1つの角度範囲に対応する。そのうち、ユーザは画像ツールを用いて編集や設計を行い又はパノラマカメラを用いて素材に必要な360°又は720°パノラマ画像を広告素材として得ることができる。
【0105】
図13に示すように、移動端末が携帯電話であることを例とし、ユーザが携帯電話を挙げて回る(回転する)ときに、パノラマ画像Aは携帯電話のスクリーン上のフレーミング領域、即ち、広告位置においてともに移動し、水平方向の或る角度に移動するときに、携帯電話は内蔵の加速度センサーにより、ユーザのジャンプ動作(又は、携帯電話の操作者が振る又は上下にシェイクする動作)、例えば、上への1回のジャンプを検出すると、該水平方向の角度の所在する角度範囲に対応する広告画像をトリガーし、広告画像を表示するときに、ユーザの広告画像への操作を検出することで、広告画像に対応するアプリケーションプログラムのダウンロードを行う。
【0106】
これにより、ユーザが回転したりジャンプしたりする行為が、広告内容ありパノラマ画像Aの部分投影をトリガーし、広告画像A1又はA2又はA3又はA4に変るようにさせる効果を作り、よりインタラクティブな楽しみ及び没入型の体験を実現できる。
【0107】
もう1つの実施例において、図14に示すように、パノラマ画像Aの部分投影は携帯電話のスクリーン上の広告位置において携帯電話の移動に伴って変化し、携帯電話は水平方向の或る角度に移動して停止するときに、該水平方向の角度の所在する角度範囲に対応する広告画像を直接トリガーでき、広告画像を表示するときに、ユーザのジャンプ行為を検出することで、広告画像に対応するアプリケーションプログラムのダウンロードを行うことができる。
【0108】
具体的な応用プロセスにおいて、ユーザは携帯電話のフロント側の広告位置上のパノラマ画像をクリックし、携帯電話のスクリーンでパノラマ画像から投影される初期画像シーンを表示し、パノラマ画像は複数の画像シーンを含み、各画像シーンはパノラマ画像の1つの角度に対応し、具体的な角度の値は初期画像シーンに対する角度であっても良く、又は、他の参照点に対する角度であっても良い。携帯電話のスクリーンでは1回、1つの画像シーンを表示しても良い。
【0109】
パノラマ画像がM度のものであることを例とし、N個の広告画像がパノラマ画像に均一分布しており、例えば、広告画像1が角度1-30度に対応し、広告画像2が角度30-60度に対応し、広告画像3が角度60-90度に対応し、他はこれに基づいて類推できる。ユーザが携帯電話を持って初期画像シーンから角度a回転し、かつユーザのジャンプ行為が検出されたときに、携帯電話の処理器は回転角度aの後の画像シーンに対応する角度範囲を確定し、該角度範囲に関連付けられる広告画像を表示し、例えば、角度aが45度である場合に、広告画像2を表示する。
【0110】
携帯電話の広告位置で広告画像が表示されているときに、ユーザが広告画像をクリックし、又はダウンロード入口をトリガーし、あるいは、携帯電話が内蔵の加速度センサーにより再びユーザのジャンプ動作を検出したときに、該広告画像に対応する詳細画面へのジャンプをトリガーし、例えば、表示されている広告画像がゲーム広告であるときに、ゲームダウンロード画面にジャンプする。
【0111】
具体的な実現フローは次のとおりであり、即ち、まず、携帯電話上の広告位置でパノラマ画像から投影される画像シーンを表示し、画像シーンは携帯電話の移動角度に従って変化でき、次に、或る角度に移動したときに、携帯電話の処理器は角度の属する角度範囲と広告画像とのマッピング関係に基づいて、対応する広告画像を呼び出して現在の画像シーンに表示する。広告画像が表示されているときに、携帯電話内蔵の加速度センサーがユーザのジャンプ行為を検出した場合に、広告画像に対応する詳細画面に進入し、例えば、ゲームダウンロード画面にジャンプしてゲームダウンロードを行う。携帯電話内蔵のジャイロスコープセンサーが、ユーザが継続して次の角度に回転したことを検出した場合に、携帯電話の処理器は再び、角度の属する角度範囲と広告画像とのマッピング関係に基づいて、対応する広告画像を呼び出して表示されている広告画像を更新し、また、更新後の広告画像について、ユーザのジャンプ行為を検出することで、対応する詳細画面に進入することもできる。
【0112】
上述の処理プロセスにおける携帯電話の回転角度及びユーザジャンプ行為などの検出は、それぞれ、ジャイロスコープセンサー及び加速度センサーにより実現され得る。そのうち、加速度センサーは重力加速度の方向を取得し、そして、加速度を時間で積分することで携帯電話の3次元空間内の速度を計算することで、携帯電話を持つユーザのジャンプ行為を検出できる。ジャイロスコープセンサーは携帯電話の3次元空間の角速度を得るためのセンサーであり、角速度を時間で積分することで携帯電話の姿勢の変化量を計算することで、携帯電話を持つユーザの視角の回転動作を取得できる。
【0113】
1つの具体的な応用において、ユーザはフロント側のパノラマ画像をクリックし、携帯電話のスクリーンでパノラマ画像から投影される初期画像シーンを表示し、初期画像シーンは具体的にはパノラマ画像内の0度に対応する画像シーンであっても良く、ユーザが携帯電話を持って回転するときに、携帯電話のジャイロスコープセンサーが回転の角度aを検出し、携帯電話は角度aに基づいてパノラマ画像から投影表示される画像シーンを表示でき、ユーザが回転及びジャンプを停止するときに、このときには、携帯電話のスクリーンでパノラマ画像の画像シーンAを表示し、携帯電話は加速度センサーによりユーザのジャンプ行為を検出し、そして、角度aに基づいて画像シーンAに対応する広告画像を確定し、画像シーンAに該広告画像を重ねて表示する。このときに、ユーザは再びジャンプ行為により画像シーンAにリターンできる。ユーザは画像シーンAから角度b回転し、携帯電話のスクリーンでは画像シーンBを表示し、携帯電話は角度a+bに基づいて対応する広告画像(即ち、画像シーンBと関連付けられる広告画像)を確定し、そして、画像シーンBに該広告画像を重ねて表示する。
【0114】
一実施例において、図15に示すように、パノラマ画像に基づく情報プッシュ方法が提供され、それは以下のステップを含む。
【0115】
ステップ1502:移動端末の表示画面にパノラマ画像標識を表示する。
【0116】
ステップ1504:パノラマ画像標識に対してのトリガー操作に応じて、移動端末で表示されるフレーミング領域において、パノラマ画像標識に対応する目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第一部分画像を表示する。
【0117】
ステップ1506:フレーミング領域に対してのフレーミング方位調整に応じて、フレーミング方位調整発生後のフレーミング領域において、目標パノラマ画像からフレーミング方位調整発生後のフレーミング領域に投影される第二部分画像を表示する。
【0118】
ステップ1508:目標パノラマ画像に対しての投影方位調整操作に応じて、フレーミング領域において、投影方位調整後の目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第二部分画像を表示する。
【0119】
ステップ1510:第二部分画像が目標パノラマ画像の目標画像範囲に属するときに、第二部分画像表示時の移動端末の目標方向上の往復移動に応じて、第二部分画像に推奨情報表示領域を重ねて表示し、ステップ1512又はステップ1518にジャンプする。
【0120】
ステップ1512:推奨情報表示領域で画像フォーマットの推奨情報及び推奨詳細内容入口を表示する。
【0121】
ステップ1514:推奨詳細内容入口をトリガーした詳細内容表示トリガー操作に応じて、推奨情報にリンクされているアプリケーションプログラム画面にジャンプする。
【0122】
ステップ1516:アプリケーションプログラム画面に推奨情報の推奨詳細内容を表示する。
【0123】
ステップ1518:推奨情報表示領域に推奨情報を表示する。
【0124】
ステップ1520:目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される現在の部分画像の属する目標画像範囲が変わらないときに、情報更新トリガー操作に応じて、目標画像範囲に対して配置される候補推奨情報をプッシュし、第二部分画像に表示される推奨情報が候補推奨情報に更新されるようにさせる。
【0125】
ステップ1522:目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される現在の部分画像の所在する目標画像範囲が第一画像範囲から第二画像範囲に変わったときに、情報更新トリガー操作に応じて、現在の部分画像に表示される推奨情報を、第一画像範囲に対して配置される第一推奨情報から、第二画像範囲に対して配置される第二推奨情報に更新する。
【0126】
理解できるように、図2及び図15のフローチャートにおける各ステップは矢印の指示に従って順次表示されているが、これらのステップは必ずしも矢印の指示の順序に従って順次実行される必要がない。特段の説明がない限り、これらのステップの実行は順序の制限がなく、これらのステップは他の順序に従って実行されても良い。また、図2及び図15における少なくとも一部のステップは複数のステップ又は複数の段階を含んでも良く、これらのステップ又は段階は必ずしも同一の時刻に実行される必要がなく、異なる時刻に実行されても良く、これらのステップ又は段階の実行も必ずしも順次行う必要がなく、他のステップ又は他のステップにおけるステップ又は段階の少なくとも一部と交互に実行されても良い。
【0127】
一実施例において、図16に示すように、パノラマ画像に基づく情報プッシュ装置1600が提供され、該装置はソフトウェアモジュール又はハードウェアモジュール、あるいは、両者の組み合わせにより移動端末の一部になっても良く、該装置は具体的には、第一投影モジュール1602、第二投影モジュール1604及び情報プッシュモジュール1606を含む。
【0128】
第一投影モジュール1602:移動端末で表示されるフレーミング領域において、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第一部分画像を表示するために用いられる。
【0129】
第二投影モジュール1604:目標パノラマ画像に対して発生するフレーミング領域の変位に応じて、変位が発生した後のフレーミング領域において、目標パノラマ画像から変位発生後のフレーミング領域に投影される第二部分画像を表示するために用いられる。
【0130】
情報プッシュモジュール1606:第二部分画像が目標パノラマ画像の目標画像範囲に属するときに、目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、推奨情報が第二部分画像に表示されるようにさせるために用いられる。
【0131】
一実施例において、情報プッシュモジュールはさらに、重ね表示ユニット及び推奨情報表示ユニットを含み、そのうち、重ね表示ユニットは第二部分画像において推奨情報表示領域を重ねて表示するために用いられ、推奨情報表示ユニットは推奨情報表示領域において推奨情報及び推奨詳細内容入口を表示するために用いられ、パノラマ画像に基づく情報プッシュ装置はさらに推奨詳細内容表示モジュールを含み、それは推奨詳細内容入口を表示するときに、推奨詳細内容入口をトリガーした詳細内容表示トリガー操作に応じて、推奨情報の推奨詳細内容をプッシュするために用いられる。
【0132】
一実施例において、推奨詳細内容表示モジュールはアプリケーションプログラム画面表示ユニット及び推奨詳細内容表示ユニットを含み、アプリケーションプログラム画面表示ユニットは推奨詳細内容入口を表示するときに、推奨詳細内容入口をトリガーした詳細内容表示トリガー操作に応じて、推奨情報にリンクされているアプリケーションプログラム画面にジャンプするために用いられ、推奨詳細内容表示ユニットはアプリケーションプログラム画面に推奨情報の推奨詳細内容を表示するために用いられる。
【0133】
一実施例において、推奨詳細内容表示モジュールはさらに、推奨詳細内容入口を表示するときに、推奨詳細内容入口をトリガーした詳細内容表示トリガー操作に応じて、フレーミング領域の所在する表示画面における推奨内容表示領域において推奨情報の推奨詳細内容を表示するために用いられる。
【0134】
一実施例において、第二投影モジュールはさらに、フレーミング領域に対してのフレーミング方位調整に応じて、フレーミング方位調整発生後のフレーミング領域において、目標パノラマ画像からフレーミング方位調整発生後のフレーミング領域に投影される第二部分画像を表示するために用いられる。
【0135】
一実施例において、第二投影モジュールはさらに、目標パノラマ画像に対しての投影方位調整操作に応じて、フレーミング領域において、投影方位調整後の目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第二部分画像を表示するために用いられる。
【0136】
一実施例において、パノラマ画像に基づく情報プッシュ装置は推奨情報更新モジュールをさらに含み、推奨情報更新モジュールは目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される現在の部分画像の属する目標画像範囲が変わらないときに、推奨情報表示時にトリガーした情報更新トリガー操作に応じて、第二部分画像で目標画像範囲にマッチングした候補推奨情報を表示するために用いられる。
【0137】
一実施例において、パノラマ画像に基づく情報プッシュ装置はさらに推奨情報更新モジュールを含み、推奨情報更新モジュールは目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される現在の部分画像の属する目標画像範囲が変化したときに、推奨情報表示時にトリガーした情報更新トリガー操作において、現在の部分画像で変化後の目標画像範囲にマッチングした推奨情報を表示するために用いられる。
【0138】
一実施例において、目標画像範囲は第一画像範囲であり、パノラマ画像に基づく情報プッシュ装置はさらに第三投影モジュール及び推奨情報更新モジュールを含み、そのうち、第三投影モジュールはフレーミング領域の、目標パノラマ画像に対して発生した二次変位に応じて、二次変位発生後のフレーミング領域において、目標パノラマ画像から二次変位発生後のフレーミング領域に投影される第三部分画像を表示するために用いられ、推奨情報更新モジュールは第三部分画像が目標パノラマ画像の第二画像範囲に属するときに、第一画像範囲にマッチングした推奨情報の表示を取り消し、第三部分画像において第二画像範囲にマッチングした推奨情報を表示するために用いられる。
【0139】
一実施例において、情報プッシュモジュールはさらに、第二部分画像が目標パノラマ画像の目標画像範囲に属するときに、第二部分画像表示時にトリガーした情報プッシュトリガー操作に応じて、目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、推奨情報が第二部分画像に表示されるようにさせるために用いられる。
【0140】
一実施例において、情報プッシュモジュールはさらに、第二部分画像が目標パノラマ画像の目標画像範囲に属するときに、第二部分画像表示時の移動端末の目標方向上の往復移動に応じて、目標画像範囲に対して配置される推奨情報をプッシュし、推奨情報が第二部分画像に表示されるようにさせるために用いられる。
【0141】
一実施例において、情報取消表示モジュールはさらに、推奨情報表示時に、移動端末の目標方向上の移動に応じて、第二部分画像において目標画像範囲にマッチングした推奨情報を表示することを取り消すために用いられる。
【0142】
一実施例において、推奨情報は3次元画像を含み、情報プッシュモジュールはさらに、第二部分画像において3次元画像からフレーミング領域に投影される第一視角画像を表示するために用いられる。
【0143】
パノラマ画像に基づく情報プッシュ装置はさらに視角変換モジュールを含み、それはフレーミング領域に対して発生する3次元画像の視角偏移に応じて、第二部分画像において、視角偏移発生後の3次元画像からフレーミング領域に投影される第二視角画像を表示するために用いられる。
【0144】
一実施例において、パノラマ画像に基づく情報プッシュ装置はパノラマ画像標識表示モジュールをさらに含み、パノラマ画像標識表示モジュールは移動端末の表示画面に候補パノラマ画像標識を表示するために用いられ、第一投影モジュールはさらに、候補パノラマ画像標識における目標パノラマ画像標識への選択操作に応じて、移動端末のフレーミング領域において、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第一部分画像を表示するために用いられ、そのうち、目標パノラマ画像標識は目標パノラマ画像の画像標識である。
【0145】
一実施例において、フレーミング領域はプロモーション情報表示画面であり、パノラマ画像に基づく情報プッシュ装置はプロモーション情報表示画面表示モジュールを含み、それは目標アプリケーションプログラムに対しての起動操作に応じて、目標アプリケーションプログラムに対応するプロモーション情報表示画面を表示するために用いられ、第一投影モジュールはさらに、プロモーション情報表示画面において、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第一部分画像を表示するために用いられる。
【0146】
一実施例において、フレーミング領域はプロモーション情報表示画面であり、パノラマ画像に基づく情報プッシュ装置はプロモーション情報表示領域表示モジュールを含み、それは目標アプリケーションプログラムの情報フロー表示画面において、プロモーション情報表示領域を表示するために用いられ、第一投影モジュールはさらに、プロモーション情報表示領域において、目標パノラマ画像からフレーミング領域に投影される第一部分画像を表示するために用いられる。
【0147】
パノラマ画像に基づく情報プッシュ装置の具体的な実施例については上述のパノラマ画像に基づく情報プッシュ方法の実施例を参照でき、ここではその詳しい説明を省略する。上述のパノラマ画像に基づく情報プッシュ装置における各モジュールは全部又は部分がソフトウェア、ハードウェア及びそれらの組み合わせにより実現され得る。上述の各モジュールはハードウェアの形で移動端末における処理器に埋め込み又はそれと独立して構成でき、又は、ソフトウェアの形で移動端末における記憶器に記憶されることで、処理器はそれを呼び出して上述の各モジュールに対応する操作を実行できる。
【0148】
一実施例において、移動端末が提供され、その内部構成は図17に示すとおりである。該移動端末はシステムバスを介して接続される処理器、記憶器、通信インターフェース、ディスプレイ及び入力装置を含む。そのうち、該移動端末の処理器は計算及び制御能力を提供するために用いられる。該移動端末の記憶器は不揮発性記憶媒体及び内部記憶器を含む。該不揮発性記憶媒体にはオペレーティングシステム及びコンピュータ可読命令が記憶されている。該内部記憶器は不揮発性記憶媒体におけるオペレーティングシステム及びコンピュータ可読命令の実行のために環境を提供するために用いられる。該移動端末の通信インターフェースは外部の端末と有線又は無線方式で通信を行うために用いられ、無線方式はWIFI、オペレーターネットワーク、NFC又は他の技術により実現できる。該コンピュータ可読命令は処理器により実行されるときに、パノラマ画像に基づく情報プッシュ方法を実現するように構成される。該移動端末のディスプレイは液晶ディスプレイ又は電子インクディスプレイであっても良く、該移動端末の入力装置はディスプレイを覆うタッチレイヤーであっても良く、移動端末の外殻に設置されるボタン、トラックボール、タッチパッドなどであっても良く、さらに、外部のキーポイント、タッチパネル、マウスなどであっても良い。
【0149】
当業者が理解できるように、図17に示す構成は本出願の技術案に関する一部のみの構成のブロック図であり、本出願の技術案が適用される移動端末を限定せず、具体的な移動端末は図示よりも多くの又は少ない部品を含んでも良く、又は幾つかの部品を組み合わせても良く、又は異なる部品配置を有しても良い。
【0150】
一実施例において、移動端末がさらに提供され、それは記憶器及び処理器を含み、記憶器にはコンピュータ可読命令が記憶されており、該処理器はコンピュータ可読命令を実行するときに上述の各方法の実施例におけるステップを実現するように構成される。
【0151】
一実施例において、コンピュータ可読記憶媒体が提供され、その中にはコンピュータ可読命令が記憶されており、該コンピュータ可読命令は処理器により実行されるときに上述の各方法の実施例におけるステップを実現するように構成される。
【0152】
一実施例において、コンピュータ可読命令プロダクト又はコンピュータ可読命令が提供され、該コンピュータ可読命令プロダクト又はコンピュータ可読命令はコンピュータ命令を含み、該コンピュータ命令はコンピュータ可読記憶媒体に格納されている。移動端末の処理器はコンピュータ可読記憶媒体から該コンピュータ命令を読み取り、処理器は該コンピュータ命令を実行することで、該移動端末に、上述の各方法の実施例におけるステップを実現させる。
【0153】
当業者理解できるように、上述の実施例の方法における全部又は一部のフローの実現は、コンピュータ可読命令によって関連するハードウェアを命令することで完了でき、コンピュータ可読命令は不揮発性コンピュータ可読取記憶媒体に記憶され、該コンピュータ可読命令は実行されるときに上述の各方法の実施例のフローを含んでも良い。そのうち、本出願で提供される各実施例に使用される、記憶器、記憶、データベース又は他の媒体に対しての任意の引用はすべて不揮発性及び揮発性記憶器のうちの少なくとも1つを含んでも良い。不揮発性記憶器はROM(Read-Only Memory)、磁気テープ、フロッピーディスク、フラッシュメモリ、光記憶器などを含んでも良い。揮発性記憶器はRAM(Random Access Memory)又は外部高速キャッシュ記憶器を含んでも良い。例示として、RAMはSRAM(Static
Random Access Memory)、DRAM(Dynamic
Random Access Memory)などの様々なものを含んでも良い。
【0154】
以上、本出願の好ましい実施例を説明したが、本出願はこの実施例に限定されず、本出願の趣旨を離脱しない限り、本出願に対するあらゆる変更は本出願の技術的範囲に属する。
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【国際調査報告】