(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-15
(54)【発明の名称】テーパ付き蒸気プラグ
(51)【国際特許分類】
F17C 13/00 20060101AFI20240207BHJP
F17C 3/08 20060101ALI20240207BHJP
【FI】
F17C13/00 302E
F17C3/08
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023547449
(86)(22)【出願日】2022-02-04
(85)【翻訳文提出日】2023-09-05
(86)【国際出願番号】 US2022015288
(87)【国際公開番号】W WO2022170078
(87)【国際公開日】2022-08-11
(32)【優先日】2021-02-05
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520244016
【氏名又は名称】クライオポート,インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100196508
【氏名又は名称】松尾 淳一
(74)【代理人】
【識別番号】100163061
【氏名又は名称】山田 祐樹
(72)【発明者】
【氏名】リー,ベン
(72)【発明者】
【氏名】ボーリンガー,ブレット
【テーマコード(参考)】
3E172
【Fターム(参考)】
3E172AA03
3E172AA05
3E172AA06
3E172AB11
3E172BA01
3E172BB10
3E172BB12
3E172BB17
3E172BD05
3E172DA04
3E172DA75
(57)【要約】
蒸気プラグのための方法、システム、デバイス、および/または装置。蒸気プラグは蒸気プラグカバーまたは蓋を含む。蒸気プラグカバーまたは蓋は容器の開口部をカバーするように構成される。蒸気プラグは首部を含む。首部は、第1の端部および容器の開口部に挿入されるように構成される第2の端部を有する。第1の端部は第1の直径を有し、第2の端部は、第1の直径よりも小さい第2の直径を有する。
【選択図】
図3
【特許請求の範囲】
【請求項1】
容器の開口部をカバーするように構成される蒸気プラグカバーまたは蓋と、
第1の端部および前記容器の前記開口部に挿入されるように構成される第2の端部を有する首部であって、前記第1の端部は第1の直径を有し、前記第2の端部は、前記第1の直径よりも小さい第2の直径を有する、首部と、
を備える、蒸気プラグ。
【請求項2】
前記第2の端部は、前記第1の端部から前記首部の中央に向かって内方に徐々にテーパが付き、そのことが、前記第1の直径よりも小さい前記第2の直径を有する前記第2の端部をもたらす、請求項1に記載の蒸気プラグ。
【請求項3】
前記首部は、第1の円筒部分および第2の円筒部分を含む2つ以上の円筒部分を有し、前記第2の円筒部分は、階段状または層状構造を形成するために前記第1の円筒部分に隣接する、請求項1に記載の蒸気プラグ。
【請求項4】
前記首部に結合され、前記蒸気プラグを取り外すかまたは前記容器の前記開口部に挿入するためにアクセスの容易さを可能にするように構成されるハンドルをさらに備える、請求項1に記載の蒸気プラグ。
【請求項5】
前記ハンドルは、前記ハンドルを前記首部に結合するために、前記蒸気プラグカバーまたは前記蓋の開口部を通して、前記首部の内部の開口部または凹部に挿入されるように構成される、請求項4に記載の蒸気プラグ。
【請求項6】
前記首部の周りに嵌合するように成形およびサイズ化され、前記首部を収納するように構成される疎水性ライナーをさらに備え、
前記疎水性ライナーは、第1の円周を有する第1の端部および第2の円周を有する第2の端部を有し、
前記疎水性ライナーの前記第1の端部の前記第1の円周は、前記首部の前記第1の端部の第1の円周よりも大きく、
前記疎水性ライナーの前記第2の端部の前記第2の円周は、前記疎水性ライナーの前記第1の端部の前記第1の円周よりも小さい、請求項1に記載の蒸気プラグ。
【請求項7】
前記蒸気プラグカバーの下に位置付けられたガスケットと、
前記ガスケットと前記首部との間に位置付けられたOリングと、をさらに備え、
前記ガスケットおよび前記Oリングは、共に結合されるときに前記蒸気プラグカバーと前記首部との間の漏洩を防止するように構成される、請求項1に記載の蒸気プラグ。
【請求項8】
容器の開口部をカバーするように構成される蒸気プラグカバーと、
第1の端部、および、前記第1の端部に対向し、前記容器の前記開口部に挿入されるように構成される第2の端部を有するテーパ付き首部であって、前記第1の端部は第1の直径を有し、前記第2の端部は、前記第1の直径よりも小さい第2の直径を有する、テーパ付き首部と、
前記テーパ付き首部の周りに嵌合するように成形およびサイズ化され、前記テーパ付き首部を収納するように構成される疎水性ライナーと、
を備える、蒸気プラグ。
【請求項9】
前記テーパ付き首部が前記容器の前記開口部に挿入されるときに、前記容器の首部の内側表面と前記第1の端部との間に第1の距離が存在し、
前記テーパ付き首部が前記容器の前記開口部に挿入されるときに、前記容器の前記首部の前記内側表面と前記第2の端部との間に第2の距離が存在する、請求項8に記載の蒸気プラグ。
【請求項10】
前記テーパ付き首部に結合され、前記蒸気プラグを取り外すかまたは前記容器の前記開口部に挿入するためにアクセスの容易さを可能にするように構成されるハンドルをさらに備える、請求項8に記載の蒸気プラグ。
【請求項11】
前記ハンドルは、前記ハンドルを前記テーパ付き首部に結合するために、前記蒸気プラグカバーまたは前記蓋の開口部を通して、前記テーパ付き首部の内部の開口部または凹部に挿入されるように構成される、請求項10に記載の蒸気プラグ。
【請求項12】
前記疎水性ライナーは、第1の円周を有する第1の端部および第2の円周を有する第2の端部を有し、
前記疎水性ライナーの前記第1の端部の前記第1の円周は、前記テーパ付き首部の前記第1の端部の第1の円周よりも大きく、
前記疎水性ライナーの前記第2の端部の前記第2の円周は、前記疎水性ライナーの前記第1の端部の前記第1の円周よりも小さい、請求項8に記載の蒸気プラグ。
【請求項13】
前記蒸気プラグカバーの下に位置付けられたガスケットと、
前記ガスケットと前記テーパ付き首部との間に位置付けられたOリングと、をさらに備え、
前記ガスケットおよび前記Oリングは、前記蒸気プラグの前記テーパ付き首部が前記容器の前記開口部に挿入されるときに前記容器の内部の圧力を均一にするためにガスまたは液体が漏れることを可能にしながら、前記容器のキャビティを部分的にシールするように構成される、請求項8に記載の蒸気プラグ。
【請求項14】
デュワーの開口部をカバーするように構成される蒸気プラグカバーと、
前記蒸気プラグカバーに結合された近位端および前記デュワーの前記開口部に挿入されるように構成されるテーパ付き遠位端を有するテーパ付き首部と、を備え、
前記テーパ付き首部は、円錐の反転円錐台の形状を有する、テーパ付き蒸気プラグ。
【請求項15】
前記近位端は、前記デュワーの前記開口部の近位にあり、
前記テーパ付き遠位端は、前記近位端に対向し、前記デュワーの前記開口部に挿入されるときに前記デュワーの前記開口部の遠位にある、請求項14に記載のテーパ付き蒸気プラグ。
【請求項16】
前記近位端は第1の円周を有し、
前記テーパ付き遠位端は、前記第1の円周よりも小さい第2の円周を有する、請求項14に記載のテーパ付き蒸気プラグ。
【請求項17】
前記テーパ付き首部の周りに嵌合するように成形されサイズ化され、前記テーパ付き首部を収納するように構成される疎水性ライナーをさらに備える、請求項14に記載のテーパ付き蒸気プラグ。
【請求項18】
蒸気プラグを使用して容器をシールするための方法であって、
前記蒸気プラグのテーパ付き首部を容器の開口部に挿入することであって、前記テーパ付き首部は第1の端部および第2の端部を有し、前記第1の端部は第1の直径を有し、前記第2の端部は、前記第1の直径よりも小さい第2の直径を有する、挿入することと、
前記容器の前記開口部を、前記蒸気プラグの第1の端部に隣接する蒸気プラグカバーによってカバーすることと、
前記容器の前記開口部に挿入される前記テーパ付き首部と前記開口部をカバーする前記蒸気プラグカバーとの組み合わせによって前記容器をシールすることと、
を含む、方法。
【請求項19】
前記容器をシールすることは、前記テーパ付き首部と前記容器の前記開口部との間に、前記テーパ付き首部の周りに嵌合するように成形およびサイズ化された疎水性ライナーを収納することをさらに含む、請求項18に記載の方法。
【請求項20】
前記容器をシールすることは、前記蒸気プラグカバーの下にガスケットを、および前記ガスケットと前記蒸気プラグの前記テーパ付き首部との間にOリングを位置付けることをさらに含む、請求項18に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本出願は、2021年2月5日に出願された米国仮特許出願第63/146,372号の利益を主張し、その出願は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。
【0002】
[0002]本明細書は、極低温下で液体またはガスを貯蔵および/または輸送する極低温デバイスを塞ぐかまたは部分的にシールするためのシステム、デバイス、または装置に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]検査技師、科学者、医師または看護師等の医療従事者、および他の技師は、材料を、極低温で貯蔵し、病院、実験室、および研究施設等の種々の施設に輸送することができる。材料を極低温で輸送するとき、技師および/または専門家は、材料を乾燥蒸気シッパー内に貯蔵する。乾燥蒸気シッパーは、材料を輸送するために使用される真空断熱容器である。乾燥蒸気シッパーは、薄壁首部チューブを有する内側ベッセルおよび外側ベッセルを有するデュワーであってもよい。内側ベッセルの内壁は、液体またはガス等の吸収材料を有してもよい。これらのデュワーは、蒸気を捕捉し、約-195℃の極低温を保持しながら、液体窒素を維持するために吸収材料を使用する。デュワーは、生成物をロードするための内部のチャンバを有する。低温を維持するために、蒸気プラグ等の装置が、蒸気ガスの漏れを遅らせるために使用される。蒸気ガスは、デュワーの開口部を部分的にシールするコルクのように働くことができる。蒸気プラグは、蒸気の漏れを低減するが、シールを作成しない。蒸気プラグが開口部をシールする場合、これは、危険な加圧ベッセルを生成することになる。
【0004】
[0004]通常、蒸気プラグは、その効果的な断熱特性によって、ポリスチレンで作られる断熱材料を使用して設計される。しかしながら、水分が、低温から周囲室温への循環中に蓄積する可能性があり、それは、蒸気プラグをベッセルの内壁に凍り付かせる場合がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
[0005]したがって、ガスまたは液体の蒸発を低減し、ベッセルの内壁に凍り付くことなくデュワー内の圧力を均一にするシステム、デバイス、または装置についての必要性が存在する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
[0006]一般に、本明細書で説明する主題の一態様は、蒸気プラグで具現化される。蒸気プラグは蒸気プラグカバーまたは蓋を含む。蒸気プラグカバーまたは蓋は容器の開口部をカバーするように構成される。蒸気プラグは首部を含む。首部は、第1の端部および容器の開口部に挿入されるように構成される第2の端部を有する。第1の端部は第1の直径を有し、第2の端部は、第1の直径よりも小さい第2の直径を有する。
【0007】
[0007]これらのおよび他の実施形態は、任意選択で、以下の特徴の1つまたは複数を含んでもよい。第2の端部は、第1の端部から首部の中央に向かって内方に徐々にテーパが付いてもよい。このことは、第1の直径よりも小さい第2の直径を有する第2の端部をもたらしてもよい。首部は、2つ以上の円筒部分を有してもよい。2つ以上の円筒部分は、第1の円筒部分および第2の円筒部分を含んでもよい。第2の円筒部分は、階段状または層状構造を形成するために第1の円筒部分に隣接してもよい。
【0008】
[0008]蒸気プラグはハンドルを含んでもよい。ハンドルは首部に結合されてもよい。ハンドルは、蒸気プラグを取り外すかまたは容器の開口部に挿入するためにアクセスの容易さを可能にするように構成されてもよい。ハンドルは、ハンドルを首部に結合するために、蒸気プラグカバーまたは蓋内の開口部を通して、首部内の開口部または凹部に挿入されるように構成されてもよい。蒸気プラグは疎水性ライナーを含んでもよい。疎水性ライナーは、首部の周りに嵌合するように成形およびサイズ化されてもよい。疎水性ライナーは、首部を収納するように構成されてもよい。疎水性ライナーは、第1の円周を有する第1の端部および第2の円周を有する第2の端部を有してもよい。疎水性ライナーの第1の端部の第1の円周は首部の第1の端部の第1の円周よりも大きく、首部の第1の端部の周りにしっかりと嵌合してもよい。疎水性ライナーの第2の端部の第2の円周は疎水性ライナーの第1の端部の第1の円周よりも小さくてもよい。
【0009】
[0009]蒸気プラグはガスケットを含んでもよい。ガスケットは蒸気プラグカバーの下に位置付けられてもよい。蒸気プラグはOリングを含んでもよい。Oリングはガスケットと首部との間に位置付けられてもよい。ガスケットおよびOリングは、共に結合されたときに蒸気プラグカバーと首部との間の漏洩を防止するように構成されてもよい。
【0010】
[0010]別の態様において、主題は、蒸気プラグで具現化されてもよい。蒸気プラグは蒸気プラグカバーを含む。蒸気プラグカバーは、容器の開口部をカバーするように構成されてもよい。蒸気プラグカバーはテーパ付き首部を含む。テーパ付き首部は、第1の端部、および、第1の端部に対向する第2の端部を有する。第2の端部は、容器の開口部に挿入されるように構成される。第1の端部は第1の円周を有し、第2の端部は、第1の円周よりも小さい第2の円周を有する。蒸気プラグは、首部の周りに嵌合するように成形およびサイズ化され、首部を収納するように構成される疎水性ライナーを含む。
【0011】
[0011]別の態様において、主題は、テーパ付き蒸気プラグで具現化されてもよい。テーパ付き蒸気プラグは蒸気プラグカバーを含む。蒸気プラグカバーは、デュワーの開口部をカバーするように構成される。テーパ付き蒸気プラグはテーパ付き首部を含む。テーパ付き首部は、蒸気プラグカバーに結合された近位端およびデュワーの開口部に挿入されるように構成されるテーパ付き遠位端を有する。テーパ付き首部は、円錐の反転円錐台の形状を有する。
【0012】
[0012]別の態様において、方法が提供される。方法は、蒸気プラグの首部を容器の開口部に挿入することを含んでもよい。首部は、本明細書でさまざまに開示されるように、テーパ付きでもよく、または階段状でもよい。例えば、首部は、第1の端部および第2の端部を有するテーパ付き首部であってもよく、第1の端部は第1の直径を有し、第2の端部は、第1の直径よりも小さい第2の直径を有する。方法は、容器の開口部を、蒸気プラグの第1の端部に隣接する蒸気プラグカバーによってカバーすることを含んでもよい。方法は、容器の開口部に挿入される首部と開口部をカバーする蒸気プラグカバーとの組み合わせによって容器をシールすることを同様に含んでもよい。容器をシールすることは、首部と容器の開口部との間に、首部の周りに嵌合するように成形およびサイズ化された疎水性ライナーを収納することを同様に含んでもよい。容器をシールすることは、蒸気プラグカバーの下にガスケットを、およびガスケットと蒸気プラグの首部との間にOリングを位置付けることを含んでもよい。
【0013】
[0013]本開示の主題は、本明細書の結びの部分において特に指摘され、明確に特許請求される。しかしながら、本開示のより完全な理解は、以下の例証的な図に関連して考えられるときに、詳細な説明およびクレームを参照することによって最もよく達成され得る。以下の図において、同様の参照数字は、図全体を通して類似の要素およびステップを指す。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【
図1A】[0014]
図1Aは、種々の例示的な実施形態によるテーパ付き端部を有する蒸気プラグの例を示す図である。
【
図1B】[0015]
図1Bは、種々の例示的な実施形態による
図1Aのテーパ付き蒸気プラグの側面斜視図である。
【
図2】[0016]種々の例示的な実施形態によるデュワーに挿入された
図1Aおよび1Bのテーパ付き蒸気プラグを示す図である。
【
図3】[0017]種々の例示的な実施形態による
図1Aおよび1Bのテーパ付き蒸気プラグの分解図である。
【
図4A】[0018]
図4Aは、種々の例示的な実施形態による階段状または層状構造を有する蒸気プラグの例を示す図である。
【
図4B】[0019]
図4Bは、種々の例示的な実施形態による階段状または層状蒸気プラグの側面斜視図である。
【
図5】[0020]種々の例示的な実施形態による蒸気プラグを使用して容器をシールするための方法を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
[0021]本明細書で開示されるのは、極低温下で液体またはガスを貯蔵および/または輸送するデュワー等の極低温デバイスを塞ぐかまたは部分的にシールするためのシステム、デバイス、および/または方法である。蒸気プラグは、デュワーの内側ベッセルを部分的にシールする。デュワーは、極低温で商品を輸送するために使用される2重壁真空断熱容器であってもよい。デュワーは、吸収材料で裏打ちされる内壁と、内側ベッセルおよび外側ベッセルを形成する外壁とを有してもよい。デュワーの内側ベッセルは、首部部分を有してもよい。首部部分は、材料を収納し、材料を内側ベッセルに貯蔵する開口部を有してもよい。吸収材料は液体またはガスであってもよい。
【0016】
[0022]蒸気プラグは、デュワー内で圧力が蓄積しないようにデュワー内の圧力を同様に均一にしながら、開口部を部分的にシールし、蒸発する液体またはガスの量を低減するコルクのように働くことができる。蒸発する液体またはガスの量を低減することによって、蒸気プラグは、蒸発した液体またはガスを置き換えるために引き込まれる温風の量を同様に最小にし、それは、デュワーが、極低温を維持することができる期間を延長する。
【0017】
[0023]蒸気プラグは、ポリスチレン等の断熱材料で構築されてもよい。熱損失を最小にするために、デュワーの内部チャンバと断熱材料との間のギャップは、できる限り小さくてもよい。その結果、水分は、蒸気プラグの首部に沿って形成し凍り付く場合がある。そして、蒸気プラグが、円筒形状であり、内部チャンバに非常に近い直線壁を有するとき、蒸気プラグの首部および/または内部チャンバに沿って形成し凍り付く水分は、蒸気プラグを内部チャンバに凍り付かせる場合がある。しかしながら、円錐台状首部を有するテーパ付き蒸気プラグは、蒸気プラグが内部チャンバに凍り付く可能性を防止および/または低減することができる。
【0018】
[0024]蒸気プラグの上部が周囲温度に近いかまたは周囲温度であり、蒸気プラグの下部が、デュワーのペイロードエリア内での液体窒素に対するその近接性のために、極低温であるかまたは極低温に近い、温度勾配が存在するため、水分は、遠位または下部部分に沿って凝縮し凍り付く可能性が高い。テーパ付き蒸気プラグは、蒸気プラグの遠位部分においてより大きいクリアランスまたはギャップを内部チャンバの壁に対して有し、それは、蒸気プラグの首部の形状から生じる。このことは、蒸気プラグが内部チャンバの壁またはデュワーのペイロードエリアに凍り付くことになる可能性を防止および/または低減し、それは、蒸気プラグが取り外されることを可能にする。蒸気プラグは、反転円錐台形状または他のテーパ付き端部を有してもよいため、窒素蒸発レートを維持しながら、デュワーの開口部に近接する対向端に比べて、蒸気プラグが挿入されるときにデュワーの首部またはペイロードエリア内に存在する蒸気プラグの端部において大きいギャップが存在する。
【0019】
[0025]他の利益および利点は、反転円錐台形状または他のテーパ付き端部の代わりに、階段状または層状構造を有する蒸気プラグの使用を含む。階段状または層状構造は、同様に、デュワーのキャビティの開口部に挿入される1つの端部および蒸気プラグカバーまたは蓋に結合される別の端部を有する。デュワーのキャビティの開口部に挿入される1つの端部は、蒸気プラグカバーまたは蓋に結合される他の端部の円周よりも小さい円周を有してもよい。デュワーのキャビティの開口部に挿入される1つの端部が他の端部よりも小さい円周を有するため、1つの端部とデュワーの内部チャンバとの間により大きいクリアランスまたはギャップが存在して、窒素蒸発レートを維持しながら、蒸気プラグがデュワーの内部チャンバに凍り付く可能性を低減する。
【0020】
[0026]
図1A~1Bは、例示的な実施形態における蒸気プラグ100を示す。
図1Aは、蒸気プラグ100の外観図である。
図1Bは、蒸気プラグ100の側面斜視図である。蒸気プラグ100は、例えば
図2に示すように、蒸気プラグ100がデュワー202の開口部に挿入されるときにデュワー202内の液体またはガスの蒸発を低減する。蒸気プラグ100は、デュワー202を部分的にシールしてもよい。すなわち、蒸気プラグ100は、デュワー202内の圧力を均一にするために液体またはガスがデュワー202から漏れることを可能にするが、蒸発を制限し、温風がデュワー202に入ることを制限するために、漏れる液体またはガスの量を遮ってもよく、および/または低減してもよい。これは、デュワー202内に貯蔵された材料の極低温貯蔵の継続を可能にするために、デュワー202内の極低温を維持する。
【0021】
[0027]種々の実施形態において、蒸気プラグ100は取り外し可能である。特に、蒸気プラグ100は、デュワー202のキャビティ204を部分的にシールするおよび/またはキャビティ204に対するアクセスを制限するために、デュワー202の開口部に挿入されてもよい。蒸気プラグ100は、液体および/またはガスがデュワー202のキャビティ204から漏れることを可能にするためにデュワー202のキャビティ204から取り外されてもよい。
【0022】
[0028]蒸気プラグ100は、蒸気プラグカバー102および首部104を有する。蒸気プラグ100は、蒸気プラグ100を形成するために、内部にハンドル106、ライナー108、および他のコンポーネントを有する。他のコンポーネントは、例えば
図3に示すように、1つまたは複数のガスケット302、ライナー108、1つまたは複数のアンカーまたは締結具304、1つまたは複数のラベル306、および/またはOリング308を含んでもよい。蒸気プラグ100は、一体に相互接続されたまたは統合されたピース等の単一コンポーネント、あるいは、1つまたは複数の締結具を使用して等で相互接続される複数のコンポーネントから作られてもよい。
【0023】
[0029]蒸気プラグカバー102は、蓋であってもよく、および/または円筒状にまたは円状に成形されてもよい。蒸気プラグカバー102は、蒸気プラグカバー102の中央内に位置付けられる凹部110を有してもよい。凹部110は、1つまたは複数の締結具開口部122および/または中央ハンドル開口部124を有してもよい。1つまたは複数の締結具開口部122は、凹部110の異なる象限内に位置付けられてもよく、蒸気プラグ100の種々のコンポーネントを共に結合するために、1つまたは複数のアンカーまたは締結具304を収納してもよい。中央ハンドル開口部124は、凹部110の中央に位置付けられ、ハンドル106の遠位部分126を収納して、ハンドル106を首部104に結合してもよい。
【0024】
[0030]ここで、時折
図2も参照するが、
図1A~1Bの態様を参照すると、蒸気プラグカバー102は、首部104の円周および第1の直径114よりも大きい円周およびプラグ直径112を有してもよい。円周およびプラグ直径112は、デュワー202(
図2)の開口部の円周およびデュワー開口部直径206(
図2)よりも大きくてもよいため、蒸気プラグカバー102はデュワー202(
図2)の開口部をカバーする。
【0025】
[0031]蒸気プラグカバー102はハンドル106を有するかまたはハンドル106に結合されてもよい。ハンドル106は、例えば
図2に示すように、蒸気プラグ100を取り外すために、またはデュワー202のキャビティ204を部分的にシールするためデュワー202の開口部に挿入するためにアクセスの容易さを可能にする。ハンドル106は、リングまたは他の多角形として成形される近位部分128、および、首部104内の凹部310に結合するため、蒸気プラグカバー102の凹部110内にかつ種々の他のコンポーネントを通して挿入される遠位部分126を有してもよい。ハンドル106は、スナップフィット配置で蒸気プラグカバー102および首部104に結合されてもよい。近位部分128は、ユーザがハンドル106を容易に把持することを可能にするように成形されてもよいため、ユーザは、蒸気プラグ100を持ち上げるかまたはそうでなければ、デュワー202の開口部から蒸気プラグ100を取り外すことができる。遠位部分126は、正方形形状、長方形形状、六角形形状、または多角形形状ペグ等の先細形状であってもよいため、遠位部分126は、蒸気プラグカバー102の中央ハンドル開口部124を介して首部104内の凹部310に嵌合および/または挿入されてもよい。
【0026】
[0032]ハンドル106は、凹部110内に位置付けられ、蒸気プラグカバー102および/または首部104に締結、接続、またはそうでなければ、結合されてもよい。ハンドル106は、蒸気プラグカバー102の中央ハンドル開口部124内に、首部104内の凹部内に挿入されて、ハンドル106、蒸気プラグカバー102、および/または首部104を結合してもよい。
図3は、蒸気プラグ100の分解図、ならびに、蒸気プラグカバー102、首部104、ハンドル106、ライナー108、および/または蒸気プラグ100の他のコンポーネントの相互接続を示す。
【0027】
[0033]蒸気プラグ100は、1つまたは複数のアンカーまたは締結具304を含んでもよい。1つまたは複数のアンカーまたは締結具304は、1つまたは複数の締結具開口部122に挿入されてもよい。1つまたは複数のアンカーまたは締結具304は、1つまたは複数の締結具開口部122に挿入され、首部104に締結、結合、または接続されるときに、蒸気プラグカバー102を首部104に留めるかまたは締結してもよい。
【0028】
[0034]蒸気プラグ100は、1つまたは複数のラベル306を含んでもよい。1つまたは複数のラベル306は、蒸気プラグカバー102を首部104に結合するために1つまたは複数のアンカーまたは締結具304が1つまたは複数の締結具開口部122に挿入されるときに、1つまたは複数のアンカーまたは締結具304の上部に位置付けられまたは配置されてもよい。1つまたは複数のラベル306は、1つまたは複数の締結具304を隠すために、また、水分または他の環境変数が1つまたは複数の締結具開口部122に入るのを防止するために使用されてもよい。
【0029】
[0035]蒸気プラグ100は、1つまたは複数のガスケット302および/またはOリング308を含んでもよい。1つまたは複数のガスケット302および/またはOリング308は、蒸気プラグカバー102と首部104との間に位置付けられてもよい。1つまたは複数のガスケット302は、蒸気プラグカバー102および/または首部104の外周(circumferential perimeter)に沿って成形されてもよく、蒸気プラグカバー102と首部104との間に位置付けられてもよい。1つまたは複数のガスケット302は、蒸気プラグカバー102が首部104の上部に位置付けられるときに、蒸気プラグカバー102と首部104との間の空間を満たす。1つまたは複数のガスケット302は、ゴム、シリコーン、繊維ガラス、ポリテトラフルオロエチレン、プラスチック、または弾性ポリマー、あるいは、圧縮可能であり、広範囲の圧力および/または温度に適することができる他の柔軟材料から作られてもよい。
【0030】
[0036]蒸気プラグ100は、Oリング308を含んでもよい。Oリング308は、エラストマーから作られた機械式ガスケットであり、首部104の円周に沿う溝内に着座するように設計されてもよい。Oリング308は、1つまたは複数のガスケット302と首部104との間に位置付けられてもよい。ハンドル106が、蒸気プラグカバー102の中央ハンドル開口部124に挿入され、首部104の凹部310に挿入されて、蒸気プラグカバー102を首部104に結合するとき、蒸気プラグカバー102および首部104は、間にある1つまたは複数のガスケット302およびOリング308によって共に圧縮される。これは、共に結合されるときに蒸気プラグカバー102と首部104との間の漏洩を防止する機械式シールを形成する。
【0031】
[0037]戻って
図1Aおよび1Bに特に重点を置くと、蒸気プラグ100は首部104を含む。首部104は、円筒形状であり、デュワー202(
図2)の開口部に挿入されてもよく、ポリスチレン材料から作られてもよい。首部104は、第1の端部118aおよび第1の端部118aに対向する第2の端部118bを有してもよい。第1の端部118aは、蒸気プラグカバー102に結合され、デュワー202(
図2)の開口部の近位にあってもよい。第2の端部118bは、デュワー202(
図2)の開口部を介してデュワー202(
図2)のキャビティ204(
図2)に挿入されてもよい。第2の端部118bは、デュワー202(
図2)の開口部に挿入されるときに、デュワー202(
図2)の首部内に存在してもよい。
【0032】
[0038]第1の端部118aと第1の端部118bとは、異なる直径を有してもよい。第1の端部118aは、第2の端部118bの第2の直径116および/または円周よりも大きい第1の直径114および/または円周を有してもよい。例えば、蒸気プラグ100は、例えば
図1A~1Bに示すように、デュワー202(
図2)の開口部に挿入されるテーパ付き第2の端部118bを備えた首部を有するテーパ付き蒸気プラグであってもよい。第2の端部118bは、反転円錐台形状を形成するために、第1の端部118aから首部104の中央に向かって内方に角度付けされ、徐々にテーパ付けされてもよい。テーパは、断熱による損失が直線壁設計と同等であり、蒸気プラグ100の表面温度が水の氷点よりも暖かいポイントで始まってもよい。これは、第2の端部118bが、第1の端部118aの第1の直径114および/または円周よりも小さい第2の直径116および/または円周を有することをもたらす。さらに、首部が、反転円錐台形状を形成するように内方にテーパ付けまたは角度付けされるので、首部の直径は、第1の端部118aから第2の端部118bまで徐々に減少する。第1の端部118aにおける温度範囲は、デュワー202(
図2)のキャビティ204(
図2)に最も近い第2の端部118bにおける温度範囲よりも大きいため、第1の端部118aにおける首部104とデュワー202(
図2)の壁との間のギャップは、第2の端部118bにおけるギャップよりも小さくてもよい。角度の量は、デュワー202(
図2)のキャビティ204(
図2)内の温度に依存してもよい。デュワー202(
図2)のキャビティ204(
図2)内の温度が最も冷たいため、第2の端部118bは、首部104とデュワー202(
図2)の内壁との間のクリアランスまたはギャップを増加させるために、第1の端部118aよりも大きい角度でテーパ付けされてもよい。別の例において、蒸気プラグ100は、例えば
図4A~4Bに示すように、階段状構造または層状部分を備えた首部104を有する階段状または層状蒸気プラグであってもよく、階段状構造または層状部分は、デュワー202(
図2)の開口部に挿入される。首部104の異なる実施態様が以下でさらに説明される。
【0033】
[0039]種々の実施形態において、
図1A~1Bに示すようにまた
図2を時折参照して、蒸気プラグ100は、第1の端部118aおよびテーパが付いている第2の端部118bを備えた首部104を有してもよい。第2の端部118bは、デュワー202の開口部に挿入されるときに、蒸気プラグ100の中央に向かって内方に角度付けされ、デュワー202の内側表面から離れてもよい。第2の端部118bが内方に角度付けされるため、第2の端部118bの第2の直径116および/または円周は、第1の端部118aの第1の直径114および/または円周よりも小さい。さらに、テーパ付き第2の端部118bのため、ギャップ120が、例えば
図2に示すように、首部104の外側表面とデュワー202の内側表面との間に形成される。ギャップ120のサイズは、首部104の遠位端に向かって首部104の長さに沿って大きいおよび/または増加してもよい。ギャップ120のサイズは、第1の端部118aの上部であって、デュワー202の開口部の近位にあり、蒸気プラグカバー102に結合される、第1の端部118aの上部においてよりも、第2の端部118bの下部であって、蒸気プラグ100がデュワー202に挿入されるときにデュワー202の開口部の遠位にある、第2の端部118bの下部において大きくてもよい。ギャップ120が、第2の端部118bの下部において大きく、デュワー202の首部の内側表面と直線壁設計の首部との間のギャップよりも大きいため、デュワー202の内側表面と蒸気プラグ100の首部104との間により大きいクリアランスが存在する。さらなるクリアランスは、デュワー202の内側表面および/または蒸気プラグ100の首部104上に形成する凝縮物208が蒸気プラグ100をデュワー202に凍り付かせる可能性を防止および/または低減する。
【0034】
[0040]
図4A~4Bを参照しまた
図2を時折参照して、種々の実施形態において、蒸気プラグ100は、上部部分406aおよび下部部分406bを含む複数の部分406a~406bを有する首部104を有してもよい。複数の部分406a~406bは、階段状または層状構造を形成するために、円筒形状および/または円錐形でありかつ互いに隣接してもよい。
【0035】
[0041]上部部分406aは蒸気プラグカバー102に結合されてもよく、下部部分406bは上部部分406aに隣接してもよい。下部部分406bは、上部部分406aと一体形成されてもよく、および/または、上部部分406aに付着、締結、および/または結合されてもよい。下部部分406bは、蒸気プラグ100がデュワー202の開口部に挿入されるときに、蒸気プラグカバー102およびデュワー202の開口部から遠位に離れて位置付けられてもよい。首部104の複数の部分406a~406bは、下部部分406bの直径404および/または円周が上部部分406aの直径402および/または円周よりも小さい層状または階段状構造を形成してもよい。このことは、蒸気プラグ100がデュワー202の開口部に挿入されるときの首部104と首部104の第1の端部118aに近いデュワー202の内側表面との間のギャップ120と比較して、首部104と首部104の第2の端部118bに近いデュワー202の内側表面との間により大きいギャップ120(
図2)をもたらす。同様に、ギャップ120が、第2の端部118bの下部において大きいため、デュワー202の内側表面と蒸気プラグ100の首部104との間により大きいクリアランスが存在する。さらなるクリアランスは、デュワー202の内側表面および/または蒸気プラグ100の首部104上に形成する凝縮物208が蒸気プラグ100をデュワー202に凍り付かせる可能性を防止および/または低減する。
【0036】
[0042]
図1A~1Bおよび4A~4Bを参照すると、蒸気プラグ100はライナー108を有してもよい。ライナー108は、蒸気プラグ100の首部104を収納するように成形され、デュワー202の開口部に挿入される他の端部で閉鎖する、近位端上に開口部を有するフリース、スリーブ、またはソックであってもよい。ライナー108は、首部104のテーパ付き端部に嵌合するおよび/または端部を収納するようにテーパ付きであってもよい。例えば、開口部を有するライナー108の近位端は、デュワー202の開口部に挿入される首部104の遠位端を囲むまたは閉囲するライナー108の対向する遠位端よりも大きい断面円周および/または直径を有してもよい。さらに、ライナー108は、ライナー108上に蓄積する場合がある凝縮物または他の水分等の水蒸気をはじく疎水性ライナーであってもよい。その後、首部104がライナー108に挿入され、ライナー108が首部104の周りにしっかりと嵌合するとき、ライナー108は、首部104上での凝縮物および/または水分の蓄積から首部104を保護する。さらに、ライナー108は、デュワー202のペイロードエリア内の窒素がデュワー202から漏れることを防止する。
【0037】
[0043]種々の実施形態によれば、
図5を参照し、
図1~4を継続して参照すると、蒸気プラグを使用して容器をシールするための方法500が提供される。方法500は、蒸気プラグの首部を容器の開口部に挿入すること(ブロック510)を含んでもよい。容器は、デュワーまたは他の断熱貯蔵容器であってもよい。首部は、テーパ付きであってよく、第1の端部および第1の端部に対向する第2の端部を有する。テーパ付き首部の第2の端部は、容器の開口部に挿入されてもよい。第2の端部の直径(第2の直径)は、第1の端部の直径(第1の直径)よりも小さくてもよい。
【0038】
[0044]方法は、容器の開口部を、テーパ付き首部の第1の端部に隣接する蒸気プラグカバーまたは蓋によってカバーすること(ブロック520)を続けてもよい。テーパ付き首部が容器内に収納されるにつれて、蒸気プラグカバーまたは蓋は、挿入に応答して、開口部の近くにもたらされてもよいため、蒸気プラグカバーまたは蓋は、開口部をカバーする。
【0039】
[0045]最後に、方法は、容器の開口部に挿入されるテーパ付き首部と開口部に近い蒸気プラグカバーまたは蓋との組み合わせによって容器をシールすること(ブロック530)を含んでもよい。
【0040】
[0046]種々の実施形態において、ブロック530によるシールは、蒸気プラグと首部との間で疎水性ライナーを使用することをさらに含んでもよい。さらに、シールすることは、蒸気プラグカバーの下にガスケットを、およびガスケットと蒸気プラグの首部との間にOリングを位置付けることと、ガスケットおよびOリングが、接触し、ガスまたは液体が容器から漏れることを可能にし、それにより、蒸気プラグカバーを容器に対してシールすることによって、容器の圧力を均一にすることとを含んでもよい。種々の開示される実施形態と矛盾せず実施される種々の構成が実施されてもよい。
【0041】
[0047]方法/システムの例示的な実施形態が例証のスタイルで開示された。したがって、全体を通して使用される用語は、非制限的な方法で読まれるべきである。本明細書の教示に対するマイナーな修正を当業者は思いつくであろうが、本明細書で根拠が与えられる特許の範囲内に制限されることを意図されるものは、本明細書が寄与する技術分野に対する進歩の範囲内に合理的に入る全てのそのような実施形態であること、および、その範囲は、添付の特許請求項の範囲およびそれらの均等物を考慮する場合を除いて制限されないものとすることが理解されるであろう。
【国際調査報告】