(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-15
(54)【発明の名称】マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法、端末及び基地局
(51)【国際特許分類】
H04W 28/04 20090101AFI20240207BHJP
H04W 4/06 20090101ALI20240207BHJP
H04W 72/23 20230101ALI20240207BHJP
【FI】
H04W28/04 110
H04W4/06
H04W72/23
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023550123
(86)(22)【出願日】2022-01-17
(85)【翻訳文提出日】2023-08-18
(86)【国際出願番号】 CN2022072262
(87)【国際公開番号】W WO2022179336
(87)【国際公開日】2022-09-01
(31)【優先権主張番号】202110220076.5
(32)【優先日】2021-02-26
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518389015
【氏名又は名称】中国移動通信有限公司研究院
【氏名又は名称原語表記】China Mobile Communication Co., Ltd Research Institute
【住所又は居所原語表記】32 Xuanwumen West Street, Xicheng District, Beijing 100053, China
(71)【出願人】
【識別番号】518301095
【氏名又は名称】中国移動通信集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110001416
【氏名又は名称】弁理士法人信栄事務所
(72)【発明者】
【氏名】▲楊▼ 拓
(72)【発明者】
【氏名】王 ▲飛▼
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA33
5K067CC13
5K067CC14
5K067DD27
5K067DD34
5K067EE02
5K067EE10
5K067HH28
(57)【要約】
本開示は、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバック方法、端末及び基地局を開示する。該方法において、端末は、ネットワークから送信される第1指示情報を受信することであって、前記第1指示情報は、物理下り制御チャンネル(PDCCH)検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、物理下り共有チャンネル(PDSCH)受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられることと、前記端末は、前記第1指示情報に基づいて、PDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用される物理上り制御チャンネル(PUCCH)リソースを決定することと、を含む。
【選択図】
図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック方法であって、
端末は、ネットワークから送信される第1指示情報を受信することであって、前記第1指示情報は、物理下り制御チャンネルPDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、物理下り共有チャンネルPDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられることと、
前記端末は、前記第1指示情報に基づいて、PDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用される物理上り制御チャンネルPUCCHリソースを決定することと、を含む、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック方法。
【請求項2】
前記PDCCH検出動作は、
端末固有のPDCCHを検出することと、
共通PDCCHを検出することと、
共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、のうちのいずれか1つを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードは、
ポイントツーポイントPTPモードと、ポイントツーマルチポイントPTMモードと、のうちの少なくとも1つを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記PDSCH受信動作は、
端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちのいずれか1つを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記PUCCHリソースは、第1PUCCHリソース及び/又は第2PUCCHリソースを含み、
前記第1PUCCHリソースは、共通PDCCHに関連するPUCCHリソース又は共通PDCCHによって指示されるPUCCHリソースであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPDCCHに関連するPUCCHリソース又は端末固有のPDCCHによって指示されるPUCCHリソースである
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、さらに、
前記端末は、前記ネットワークから送信される第1PUCCHリソースの設定情報を受信することであって、前記第1PUCCHリソースは、前記端末が第1PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第1PDSCHは、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第1PUCCHリソースは、少なくとも1つの端末が共有するPUCCHであることと、
前記端末は、前記ネットワークから送信される第2PUCCHリソースの設定情報を受信することであって、前記第2PUCCHリソースは、前記端末が第2PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第2PDSCHは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPUCCHであることと、を含む
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCHを検出することと、PTMモードと、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記端末は、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第1データパケットを受信するのに成功していないとき、前記第1データパケットに対するHARQ情報を前記第1PUCCHリソースでフィードバックすることを含む
請求項1又は5に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、さらに、
前記第1指示情報が、端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモードと、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記端末は、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第2データパケットに対するHARQ情報を、前記第2PUCCHでフィードバックすることを含む
請求項1又は5に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記端末は、前記共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第3データパケットを受信するのに成功していないとき、且つ、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される同じ第3データパケットを受信するのに成功していないとき、前記第3データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすることを含む
請求項1又は5に記載の方法。
【請求項10】
前記方法は、さらに、
前記端末は、予め定義された第1フィードバックポリシー、又は、前記ネットワークから送信される第2指示情報に基づいて、前記第3データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると決定することを含む
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記方法は、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記端末は、前記共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第4データパケットを受信するのに成功しているとき、及び/又は、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される同じ第4データパケットを受信するのに成功しているとき、前記第4データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすることを含む
請求項1又は5に記載の方法。
【請求項12】
前記方法は、さらに、
予め定義された第2フィードバックポリシー、又は、前記ネットワークから送信される第3指示情報に基づいて、前記第4データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると決定することを含む
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法であって、
基地局は、第1指示情報を端末に送信することであって、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられることと、
前記基地局は、前記第1指示情報に基づいて、前記端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出することと、を含む、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法。
【請求項14】
前記PDCCH検出動作は、
端末固有のPDCCHを検出することと、
共通PDCCHを検出することと、
共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、のうちのいずれか1つを含む
請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードは、
PTPモードとPTMモードのうちの少なくとも1つを含む
請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記PDSCH受信動作は、
端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちのいずれか1つを含む
請求項13に記載の方法。
【請求項17】
前記PUCCHリソースは、第1PUCCHリソース及び/又は第2PUCCHリソースを含み、
前記第1PUCCHリソースは、共通PDCCHに関連するPUCCHリソース又は共通PDCCHによって指示されるPUCCHリソースであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPDCCHに関連するPUCCHリソース又は端末固有のPDCCHによって指示されるPUCCHリソースである
請求項13に記載の方法。
【請求項18】
前記方法は、さらに、
前記基地局は、第1PUCCHリソースの設定情報を前記端末に送信することであって、前記第1PUCCHリソースは、前記端末が第1PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第1PDSCHは、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第1PUCCHリソースは、少なくとも1つの端末が共有するPUCCHであることと、
前記基地局は、第2PUCCHリソースの設定情報を前記端末に送信することであって、前記第2PUCCHリソースは、前記端末が第2PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第2PDSCHは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPUCCHであることと、を含む
請求項17に記載の方法。
【請求項19】
前記基地局は、前記第1指示情報に基づいて、前記端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出することは、
前記第1指示情報が、共通PDCCHを検出することと、PTMモードと、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記基地局は、前記第1PUCCHリソースで第1データパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出することを含み、前記第1データパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功していないデータパケットである
請求項13又は17に記載の方法。
【請求項20】
前記基地局は、前記第1指示情報に基づいて、前記端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出することは、
前記第1指示情報が、端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモードと、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記基地局は、前記第2PUCCHリソースで第2データパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出することを含み、前記第2データパケットは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第2データパケットである
請求項13又は17に記載の方法。
【請求項21】
前記基地局は、前記第1指示情報に基づいて、前記端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出することは、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記基地局は、前記第2PUCCHリソースで第3データパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出することを含み、前記第3データパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCH、及び、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功していない同一のデータパケットである
請求項13又は17に記載の方法。
【請求項22】
前記方法は、さらに、
前記基地局は、予め定義された第1フィードバックポリシーに基づいて、前記第2PUCCHで前記第3データパケットに対するHARQ情報を検出すると決定すること、
又は、前記基地局は、前記端末が前記第3データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると指示するように、第2指示情報を前記端末に送信することを含む
請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記基地局は、前記第1指示情報に基づいて、前記端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出することは、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記基地局は、前記第2PUCCHリソースで第4データパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出することを含み、前記第4データパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功しているデータパケット、及び/又は、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功している同一のデータパケットである
請求項13又は17に記載の方法。
【請求項24】
前記方法は、さらに、
前記基地局は、予め定義された第2フィードバックポリシーに基づいて、前記第2PUCCHで前記第4データパケットに対するHARQ情報を検出すると決定すること、
又は、前記基地局は、前記端末が前記第4データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると指示するように、第3指示情報を前記端末に送信することを含む
請求項23に記載の方法。
【請求項25】
端末であって、
送受信機とプロセッサを含み、
前記送受信機は、ネットワークから送信される第1指示情報を受信するように構成され、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられ、
前記プロセッサは、前記第1指示情報に基づいて、PDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定するように構成される、端末。
【請求項26】
端末であって、
プロセッサ、メモリ及び前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラムを含み、
前記プログラムが前記プロセッサによって実行されるとき、請求項1から12のいずれか1項に記載の方法のステップを実現させる、端末。
【請求項27】
基地局であって、
送受信機とプロセッサを含み、
前記送受信機は、第1指示情報を端末に送信するように構成され、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられ、
前記プロセッサは、前記第1指示情報に基づいて、端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出するように構成される、基地局。
【請求項28】
基地局であって、
プロセッサ、メモリ及び前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラムを含み、
前記プログラムが前記プロセッサによって実行されるとき、請求項13から24のいずれか1項に記載の方法のステップを実現させる、基地局。
【請求項29】
コンピュータ可読記憶媒体であって、
前記コンピュータ可読記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶されており、
前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されるとき、請求項1から24のいずれか1項に記載の方法のステップを実現させる、コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本開示は、出願番号が202110220076.5、出願日が2021年02月26日である中国特許出願に基づいて提出され、該中国特許出願に基づく優先権を主張し、該中国特許出願の全ての内容が参照によって本開示に組み込まれる。
【0002】
本開示は、移動通信技術分野に関し、特に、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest、HARQ)フィードバック方法、端末及び基地局に関する。
【背景技術】
【0003】
NR(New Radio)システムのマルチキャスト及び/又はブロードキャスト技術には2つの無線伝送モードがあり、そのうち、1つの無線伝送モードについて、ポイントツーマルチポイント(Point to Multiple Point、PTM)モードであり、ロングタームエボリューション(Long Time Evolution、LTE)システムにおけるシングルセル(Single Cell、SC)-PTMと類似したスキームを採用し、ネットワーク側は、グループRNTI(Group-RNTI、G-RNTI)などの共通の無線ネットワーク一時的識別子(Radio Network Temporary Identifier、RNTI)、巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check、CRC)スクランブルを行う物理下り制御チャンネル(Physical Downlink Control CHannel、PDCCH)を用いて、対応するマルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースが搬送される物理下り共有チャンネル(Physical Downlink Shared CHannel、PDSCH)をスケジューリングし、つまり、基地局は、複数の端末に対して1つのPDSCHリソースのみを伝送する。もう1つの無線伝送モードについて、ポイントツーポイント(Point to Point、PTP)モードであり、ネットワーク側は、端末固有のPDCCHを用いて端末固有のPDSCHをスケジューリングし、このような伝送方式は、従来のユニキャストサビースの伝送方式と類似し、つまり、基地局は、複数の端末に対して複数のPDSCHリソースを伝送する。同時に、NRマルチキャスト及び/又はブロードキャストにおいて、HARQメカニズムを導入することにより、ネットワーク側は、受信した否定確認(NACK)情報に基づいて再送を実現し、サビースの信頼性を向上させる。
【0004】
NRシステムにおいて同じマルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースを受信する端末の数が多いシナリオを考慮して、各端末が個別に肯定確認(ACK)/NACKをフィードバックすると、ネットワーク側の物理上り制御チャンネル(Physical Uplink Control CHannel、PUCCH)のオーバーヘッドが大きくなり、基地局によるPUCCH検出の複雑さも高くなる。そのため、端末の数が多い場合には、否定確認(NACK-only)のみがあるHARQフィードバックスキームを使用することがより適している。つまり、端末は、PDSCHを正しく受信していない場合にNACKをフィードバックし、複数の端末がフィードバックするNACKのPUCCHリソースは同じであり、基地局は、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのPDSCHを再送するかどうかを決定するために、端末によってフィードバックされたNACKがあるかどうかを検出するだけでよい。但し、NRマルチキャスト及び/又はブロードキャスト技術は、PTPとPTM伝送モードをサポートしており、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの性能及び信頼性を向上させるために、端末と基地局との間で上記伝送モードの指示をどのように行うかが、早急に解決する必要がある技術的課題になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
関連技術にかかる問題を解決するために、本開示の少なくとも1つの実施例は、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法、端末及びネットワーク機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様において、少なくとも1つの実施例は、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法を提供し、該方法は、
端末は、ネットワークから送信される第1指示情報を受信することであって、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられることと、
前記端末は、前記第1指示情報に基づいて、PDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定することと、を含む。
【0007】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記PDCCH検出動作は、
端末固有のPDCCHを検出することと、
共通PDCCHを検出することと、
共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0008】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記共通PDCCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースをスケジューリングするために用いられ、
及び/又は、
前記端末固有のPDCCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースをスケジューリングするために用いられる。
【0009】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードは、
PTPモードとPTMモードのうちの少なくとも1つを含む。
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記PDSCH受信動作は、
端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0010】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記PDSCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースを搬送するために用いられる。
【0011】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記PUCCHリソースは、第1PUCCHリソース及び/又は第2PUCCHリソースを含み、
前記第1PUCCHリソースは、共通PDCCHに関連するPUCCHリソース又は共通PDCCHによって指示されるPUCCHリソースであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPDCCHに関連するPUCCHリソース又は端末固有のPDCCHによって指示されるPUCCHリソースである。
【0012】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、さらに、
前記端末は、前記ネットワークから送信される第1PUCCHリソースの設定情報を受信することであって、前記第1PUCCHリソースは、前記端末が第1PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第1PDSCHは、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第1PUCCHリソースは、少なくとも1つの端末が共有するPUCCHであることと、
前記端末は、前記ネットワークから送信される第2PUCCHリソースの設定情報を受信することであって、前記第2PUCCHリソースは、前記端末が第2PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第2PDSCHは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPUCCHであることと、を含む。
【0013】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCHを検出することと、PTMモードと、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記端末は、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第1データパケットを受信するのに成功していないとき、前記第1データパケットに対するHARQ情報を前記第1PUCCHリソースでフィードバックすることを含む。
【0014】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、さらに、
前記第1指示情報が、端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモードと、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記端末は、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第2データパケットに対するHARQ情報を、前記第2PUCCHでフィードバックすることを含む。
【0015】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記端末は、前記共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第3データパケットを受信するのに成功していないとき、且つ、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される同じ第3データパケットを受信するのに成功していないとき、前記第3データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすることを含む。
【0016】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、さらに、
前記端末は、予め定義された第1フィードバックポリシー、又は、前記ネットワークから送信される第2指示情報に基づいて、前記第3データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると決定することを含む。
【0017】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記端末は、前記共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第4データパケットを受信するのに成功しているとき、及び/又は、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される同じ第4データパケットを受信するのに成功しているとき、前記第4データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすることを含む。
【0018】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、さらに、
予め定義された第2フィードバックポリシー、又は、前記ネットワークから送信される第3指示情報に基づいて、前記第4データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると決定することを含む。
【0019】
本開示の別の態様において、少なくとも1つの実施例は、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法を提供し、該方法は、
基地局は、第1指示情報を端末に送信することであって、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられることと、
前記基地局は、前記第1指示情報に基づいて、前記端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出することと、を含む。
【0020】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記PDCCH検出動作は、
端末固有のPDCCHを検出することと、
共通PDCCHを検出することと、
共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0021】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードは、
PTPモードとPTMモードのうちの少なくとも1つを含む。
【0022】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記PDSCH受信動作は、
端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0023】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記PUCCHリソースは、第1PUCCHリソース及び/又は第2PUCCHリソースを含み、
前記第1PUCCHリソースは、共通PDCCHに関連するPUCCHリソース又は共通PDCCHによって指示されるPUCCHリソースであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPDCCHに関連するPUCCHリソース又は端末固有のPDCCHによって指示されるPUCCHリソースである。
【0024】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、さらに、
前記基地局は、第1PUCCHリソースの設定情報を前記端末に送信することであって、前記第1PUCCHリソースは、前記端末が第1PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第1PDSCHは、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第1PUCCHリソースは、少なくとも1つの端末が共有するPUCCHであることと、
前記基地局は、第2PUCCHリソースの設定情報を前記端末に送信することであって、前記第2PUCCHリソースは、前記端末が第2PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第2PDSCHは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPUCCHであることと、を含む。
【0025】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記基地局は、前記第1指示情報に基づいて、前記端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出することは、
前記第1指示情報が、共通PDCCHを検出することと、PTMモードと、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記基地局は、前記第1PUCCHリソースで第1データパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出することを含み、前記第1データパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功していないデータパケットである。
【0026】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記基地局は、前記第1指示情報に基づいて、前記端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出することは、
前記第1指示情報が、端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモードと、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記基地局は、前記第2PUCCHリソースで第2データパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出することを含み、前記第2データパケットは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第2データパケットである。
【0027】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記基地局は、前記第1指示情報に基づいて、端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出することは、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記基地局は、前記第2PUCCHリソースで第3データパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出することを含み、前記第3データパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCH、及び、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功していない同一のデータパケットである。
【0028】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、さらに、
前記基地局は、予め定義された第1フィードバックポリシーに基づいて、前記第2PUCCHで前記第3データパケットに対するHARQ情報を検出すると決定すること、
又は、前記基地局は、前記端末が前記第3データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると指示するように、第2指示情報を前記端末に送信することを含む。
【0029】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記基地局は、前記第1指示情報に基づいて、前記端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出することは、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記基地局は、前記第2PUCCHリソースで第4データパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出することを含み、前記第4データパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功しているデータパケット、及び/又は、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功している同一のデータパケットである。
【0030】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、さらに、
前記基地局は、予め定義された第2フィードバックポリシーに基づいて、前記第2PUCCHで前記第4データパケットに対するHARQ情報を検出すると決定すること、
又は、前記基地局は、前記端末が前記第4データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると指示するように、第3指示情報を前記端末に送信することを含む。
【0031】
本開示の別の態様において、少なくとも1つの実施例は、端末を提供し、該端末は、送受信機とプロセッサを含み、ここで、
前記送受信機は、ネットワークから送信される第1指示情報を受信するように構成され、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられ、
前記プロセッサは、前記第1指示情報に基づいて、PDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定するように構成される。
【0032】
本開示の別の態様において、少なくとも1つの実施例は、端末を提供し、該端末は、プロセッサ、メモリ及び前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラムを含み、前記プログラムが前記プロセッサによって実行されるとき、上記方法のステップを実現させる。
本開示の別の態様において、少なくとも1つの実施例は、基地局を提供し、該基地局送は、受信機とプロセッサを含み、ここで、
前記送受信機は、第1指示情報を端末に送信するように構成され、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられ、
前記プロセッサは、前記第1指示情報に基づいて、端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出するように構成される。
【0033】
本開示の別の態様において、少なくとも1つの実施例は、基地局を提供し、該基地局は、プロセッサ、メモリ及び前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラムを含み、前記プログラムが前記プロセッサによって実行されるとき、上記方法のステップを実現させる。
【0034】
本開示の別の態様において、少なくとも1つの実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体にはプログラムが記憶されており、前記プログラムがプロセッサによって実行されるとき、上記方法のステップを実現させる。
【発明の効果】
【0035】
関連技術と比較して、本開示の実施例に係るマルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法、端末及び基地局によれば、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードの指示を実現し、伝送性能及び信頼性を向上させることができる。また、本開示では、端末が端末固有のPDCCHに関連するPUCCHリソース又は端末固有のPDCCHによって指示されるPUCCHリソースでHARQ情報をフィードバックするように端末に指示することができ、それによって、基地局は、第3データパケットを受信するのに成功していない端末が具体的にどの端末であるかを決定することができ、さらに、ユニキャスト方式を用いて第3データパケットを該端末に再送して伝送リソースオーバーヘッドを節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【
図2】本開示の実施例に係るマルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法が端末側に適用される場合のフローチャートである。
【
図3】本開示の実施例に係るマルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法が基地局側に適用される場合のフローチャートである。
【
図4】本開示の実施例に係る端末の構造模式図である。
【
図5】本開示の実施例に係る端末の別の構造模式図である。
【
図6】本開示の実施例に係る基地局の構造模式図である。
【
図7】本開示の実施例に係る基地局の別の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
以下の選択可能な実施形態の詳細な説明を閲読することで、当業者にとっては、他の様々な利点及び利益が明らかになる。図面は、選択可能な実施形態を示すことのみを目的としており、本開示に対する限定と見なされるべきではない。また、図面において、同じ参照番号は、同じ部品を示すために使用される。
【0038】
以下、図面を参照して本開示の例示的な実施形態をより詳細に説明する。本開示の例示的な実施形態が図面に示されているが、本開示は様々な形態で実現され得、本明細書に説明された実施形態によって限定されるべきではないことを理解すべきである。逆に、これらの実施形態は、本開示をより明確に理解し、本開示の範囲を当業者に完全に伝えることができるために提供される。
【0039】
本開示の明細書及び特許請求の範囲における「第1」、「第2」などの用語は、類似する対象を区別するために使用され、必ずしも特定の順序又は前後順序を説明するために使用されるわけではない。このように使用されるデータは、本明細書に説明された本開示の実施形態が例えば本明細書に図示又は説明されたもの以外の順序で実施され得るように、適切な場合で相互に交換可能であることを理解すべきである。さらに、「含む」及び「備える」という用語、並びにそれらのいかなる変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図しており、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は機器は、明示的にリストされるステップ又はユニットに必ずしも限定されず、明示的にリストされないもの、又はこれらのプロセス、方法、製品、又は機器に固有の他のステップ又はユニットを含むことができる。明細書及び特許請求の範囲における「及び/又は」は、接続されたオブジェクトの少なくとも1つを意味する。
【0040】
本明細書で説明される技術は、新しいエアインターフェイス(NR:New Radio)システム及びロングタームエボリューション(LTE:Long Time Evolution)/LTEの進化(LTE-A:LTE-Advanced)システムに限らず、コード分割多重アクセス(CDMA:Code Division Multiple Access)システム、時分割多重アクセス(TDMA:Time Division Multiple Access)、周波数分割多重アクセス(FDMA:Frequency Division Multiple Access)、直交周波数分割多重アクセス(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、シングルキャリア周波数分割多重アクセス(SC-FDMA:Single-carrier Frequency-Division Multiple Access)及びその他のシステムなど、様々な通信システムに適用されることができる。「システム」と「ネットワーク」という用語は、常に交換可能に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)などの無線技術を実現することができる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標):Wideband Code Division Multiple Access)及びその他のCDMA変形を含む。TDMAシステムは、グローバル移動通信システム(GSM:Global System of Mobile communication)などの無線技術を実現することができる。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB:UltraMoBile BroadBand)、エボリューションUTRA(E-UTRA:Evolution-UTRA)、IEEE802.21(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDMなどの無線技術を実現することができる。UTRAとE-UTRAは、ユニバーサル移動テレコム通信システム(UMTS:Universal MoBile Telecommunications System)の一部である。LTEとより高級なLTE(LTE-Aなど)は、E-UTRAを使用する新しいUMTSバージョンである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、及びGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP(登録商標):3rd Generation Partnership Project)という組織のドキュメントに説明される。CDMA2000とUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP(登録商標)2)という組織のドキュメントに説明される。本明細書で説明される技術は、上述のシステム及び無線技術に使用されてもよく、他のシステム及び無線技術に使用されてもよい。しかしながら、以下の説明は例示のためにNRシステムを説明し、NR用語は以下の説明の多くで使用されるが、これらの技術はNRシステムアプリケーション以外のアプリケーションにも適用され得る。
【0041】
以下の説明は例を提供するものであり、特許請求の範囲に記載された範囲、適用性、又は構成を限定するものではない。論じられた要素の機能及び配置は、本開示の精神及び範囲から逸脱することなく変更され得る。様々な例では、様々な規程又はコンポーネントを適切に省略、代替、又は追加することができる。例えば、説明された方法は、説明されたものとは異なる順序で実行されてもよく、様々なステップを追加、省略、又は組み合わせてもよい。また、いくつかの例を参照して説明された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0042】
図1を参照すると、
図1は、本開示の実施例で適用可能な無線通信システムを示すブロック図である。無線通信システムは、端末11とネットワーク機器12と、を備える。ここで、端末11は、ユーザ端末又はユーザ機器(User Equipment:UE)と呼ばれてもよい。端末11は、携帯電話、タブレットパーソナルコンピュータ(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant:PDA)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device:MID)、ウェアラブル機器(Wearable Device)又は車載機器などの端末側機器であってもよい。なお、本開示の実施例において、端末11の具体的なタイプを限定しない。ネットワーク機器12は、基地局及び/又はコアネットワークエレメントであってもよい。ここで、上記基地局は、5G以降のバージョンの基地局(例えば、gNB、5G NR NB等)又は他の通信システムにおける基地局(例えば、eNB、WLANアクセスポイント又は他のアクセスポイント等)であってもよい。ここで、基地局は、ノードB、進化型ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバステーション(Base Transceiver Station:BTS)、無線基地局、無線送受信機、基本サービスセット(Basic Service Set:BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set:ESS)、ノードB、進化型ノードB(eNB)、ホームノードB、進化型ホームノードB、WLANアクセスポイント、WiFiノード又は前記分野における他の適切な用語と呼ばれてもよい。同様な技術的効果を達成できれば、前記基地局は、特定の技術的用語に限定されない。本開示の実施例において、NRシステムにおける基地局のみを例とするが、基地局の具体的なタイプを限定しない。
【0043】
基地局は、基地局コントローラによる制御下で、端末11と通信することができる。種々の例において、基地局コントローラは、コアネットワーク又は基地局の一部であってもよい。幾つかの基地局は、バックホールを介してコアネットワークと制御情報又はユーザデータの通信を行うことができる。幾つかの例において、これらの基地局のうちの一部は、バックホールリンクを介して直接的又は間接的に相互通信することができる。バックホールリンクは、有線又は無線通信リンクであってもよい。無線通信システムは、複数のキャリア(周波数が異なる波形信号)での動作をサポートできる。マルチキャリア送信機は、変調された信号を該複数のキャリアで同時に伝送することができる。例えば、各通信リンクは、種々の無線技術に従って変調されたマルチキャリア信号であってもよい。各変調された信号は、様々なキャリアで送信され、かつ制御情報(例えば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、データなどを搬送することができる。
【0044】
基地局は、1つ又は複数のアクセスポイントアンテナを介して端末11と無線通信を行うことができる。各基地局は、それぞれ対応するカバレッジエリアに通信カバレッジを提供することができる。アクセスポイントのカバレッジエリアは、該カバレッジエリアの一部のみを構成するセクタに分割されてもよい。無線通信システムは、タイプの異なる基地局(例えば、マクロ基地局、マイクロ基地局、又はピコ基地局)を含んでもよい。基地局は、例えばセルラー又はWLAN無線アクセス技術のような種々の無線技術を利用することもできる。基地局は、同じ又は異なるアクセスネットワーク又はオペレーター配置に関連してもよい。種々の基地局のカバレッジエリア(タイプが同じ又は異なる基地局のカバレッジエリア、同じ又は異なる無線技術を用いたカバレッジエリア、又は同じ又は異なるアクセスネットワークに属するカバレッジエリアを含む)は、オーバーラップされ得る。
【0045】
無線通信システムにおける通信リンクは、上りリンク(Uplink:UL)伝送(例えば、端末11からネットワーク機器12へ)を搬送するための上りリンク、又は、下りリンク(Downlink:DL)伝送(例えば、ネットワーク機器12から端末11へ)を搬送するための下りリンクを含んでもよい。UL伝送は、逆方向リンク伝送と呼ばれてもよく、DL伝送は、順方向リンク伝送と呼ばれてもよい。下りリンク伝送は、ライセンスバンド、アンライセンスバンド又はこれらの両者により実行されてもよい。同様に、上りリンク伝送は、ライセンスバンド、アンライセンスバンド又はこれらの両者により実行されてもよい。
【0046】
背景技術に記載したように、NRマルチキャスト及び/又はブロードキャスト技術がPTPやPTM伝送モードをサポートしており、PDSCHの受信性能を向上させるためには、端末がPTP及びPTMの2種の伝送モードを同時に介してマルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのPDSCHを受信するというスキームが導入される可能性があり、それによって、情報マージの方式によりPDSCHの復調性能を向上させ、基地局は、端末がPTP又はPTM伝送モードのうちの1つのみを使用するか2種のモードを同時に使用するかを端末に明確に知らせる必要がある。同時に、PTMとPTPとのHARQフィードバック態様が異なり、例えば、PTMは、NACK-onlyに基づくHARQフィードバックメカニズムであるが、PTPは、ACK/NACKに基づくHARQフィードバックメカニズムであることを考慮して、端末がPTP及びPTMモードを同時に使用する場合、端末のHARQフィードバックリソースが、PTMモードを用いた構成のフィードバックリソースであるかPTPモードを用いた構成のフィードバックリソースであるかを決定する必要がある。例えば、NACK-onlyのHARQフィードバックメカニズムにおいて、複数の端末のフィードバックNACKのPUCCHリソースが同じであるため、基地局は、どの端末がNACKをフィードバックしているかを区別できず、NACKが検出されるとPDSCHの再送を行う必要がある。
【0047】
以上の問題のうちの少なくとも1つを解決するために、本開示の実施例は、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送性能及び信頼性を向上させることができるマルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法を提供する。
【0048】
図2に示すように、本開示の実施例に係るマルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法は、端末側に適用される場合、ステップ21~22を含む。
【0049】
ステップ21において、端末は、ネットワークから送信される第1指示情報を受信し、前記第1指示情報は、1)PDCCH検出動作と、2)マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、3)PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられる。
【0050】
ここで、前記第1指示情報は、具体的に、下り制御情報(Downlink Control Information、DCI)、上位層シグナリング(例えば無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリング)などのうちの少なくとも1つである。端末がサポートPTP伝送モードのみをサポートするか、PTM伝送モードのみをサポートするか、PTPとPTMの2種の伝送モードを同時にサポートするを考慮して、前記PDCCH検出動作は、具体的に、A)~C)のうちのいずれか1つの動作を含み得る。
【0051】
A)端末固有のPDCCHを検出する。
ここで、前記端末固有のPDCCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースをスケジューリングするために用いられる。
【0052】
B)共通PDCCHを検出する。
ここで、前記共通PDCCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースをスケジューリングするために用いられる。
【0053】
C)共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出する。
ここで、前記共通PDCCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースをスケジューリングするために用いられ、及び/又は、前記端末固有のPDCCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースをスケジューリングするために用いられる。
【0054】
共通PDCCHとは、PDCCHのCRCをスクランブルするためのRNTIが少なくとも1つの端末によって共有されるであり、例えば、G-RNTIを用いてCRCをスクランブルするPDCCHである。
【0055】
端末固有のPDCCHとは、PDCCHのCRCをスクランブルするためのRNTIが1つの端末に固有したものであり、例えば、C-RNTIを用いてCRCをスクランブルするPDCCHである。
【0056】
具体的には、前記マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードは、PTPモードとPTMモードのうちの少なくとも1つを含む。つまり、前記マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードは、PTPモードとPTMモードのうちの1つ又は2つであってもよい。
【0057】
具体的には、前記PDSCH受信動作は、
a)端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
b)共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
c)端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0058】
ここで、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH、均は、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースを搬送するために用いられる。
【0059】
ステップ22において、前記端末は、前記第1指示情報に基づいて、PDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定する。
【0060】
本開示の実施例では、前記PUCCHリソースは、具体的に、第1PUCCHリソース及び/又は第2PUCCHリソースを含み、前記第1PUCCHリソースは、共通PDCCHに関連するPUCCHリソース又は共通PDCCHによって指示されるPUCCHリソースであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPDCCHに関連するPUCCHリソース又は端末固有のPDCCHによって指示されるPUCCHリソースである。
【0061】
以上の方法により、本開示の実施例は、第1指示情報を通じて、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを端末に指示することにより、端末がPTPとPTM伝送モードのうちの少なくとも1つを用いてデータ伝送を行うように端末に指示することができる。例えば、PTPとPTM伝送モードを同時に利用する場合、情報マージの方式により、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送性能及び信頼性を向上させることができる。
【0062】
以上の方法では、前記端末は、さらに、ネットワークから送信される第1PUCCHリソースの設定情報を受信してもよい。ここで、前記第1PUCCHリソースは、端末が第1PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第1PDSCHは、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH、又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHである。
【0063】
そのうち、1つの実施例では、前記第1PUCCHリソースは、少なくとも1つの端末が共有するPUCCHであり、端末がNACK-onlyのHARQフィードバックスキームを採用する際にNACK情報を伝送するために用いられる。
【0064】
同様に、前記端末は、さらに、ネットワークから送信される第2PUCCHリソースの設定情報を受信してもよい。ここで、前記第2PUCCHリソースは、端末が第2PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第2PDSCHは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH、又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPUCCHである。
【0065】
本開示の実施例では、前記第1指示情報が、共通PDCCHを検出することと、PTMモードと、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記端末は、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第1データパケットを受信するのに成功していないとき、前記第1データパケットに対するHARQ情報を前記第1PUCCHリソースでフィードバックする。例えば、前記端末は、NACK-onlyのHARQフィードバックスキームを採用することができ、つまり、端末は、前記第1データパケットを正確に受信していないときに否定確認(NACK)をフィードバックし、前記第1PUCCHリソースで前記第1データパケットに対するNACK情報をフィードバックする。
【0066】
本開示の実施例では、前記第1指示情報が、端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモードと、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記端末は、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第2データパケットに対するHARQ情報を、前記第2PUCCHでフィードバックする。例えば、前記端末は、前記第2PUCCHで前記第2データパケットに対するACK又はNACK情報をフィードバックすることができる。
【0067】
本開示の実施例では、前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記端末は、前記共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第3データパケットを受信するのに成功していないとき、且つ、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される同じ第3データパケットを受信するのに成功していないとき、前記第3データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックする。例えば、前記端末は、2つのPDSCHで前記第3データパケットを正確に受信していないときにNACKをフィードバックし、前記第2PUCCHリソースで前記第3データパケットに対するNACK情報をフィードバックすることができる。このように、端末は、第2PUCCHリソースで第3データパケットに対するNACK情報をフィードバックすることができ、それによって、第3データパケットを正確に受信した他の端末に影響を与えることなく、そして、該端末に対する再送を実現することができる。第1PUCCHが複数の端末で共有されるPUCCHであることを考慮すると、1つの端末が第1PUCCHリソースでNACK情報をフィードバックすることが発生すれば、基地局は、全ての端末に対してPTM方式で再送しなければならず、このように、第3データパケットを正確に受信した端末は、PDCCHとPDSCHを受信する必要となり、不要なエネルギー消費オーバーヘッドをもたらし、しかしながら、第2PUCCHが端末固有のPDCCHに関連するPUCCHリソース又は端末固有のPDCCHによって指示されるPUCCHリソースであるため、基地局は、第2PUCCHでNACK情報を受信した後、第3データパケットを受信するのに成功していない端末が具体的にどの端末であるかを決定することができ、さらに、ユニキャスト方式を用いて第3データパケットを該端末に再送して伝送リソースオーバーヘッドを節約することができ、再送のリソース利用効率を向上させることもでき、第3データパケットを正確に受信した他の端末による再びの繰り返し受信も発生しない。
【0068】
本開示の実施例では、第2PUCCHで前記第3データパケットに対するHARQ情報をフィードバックするというポリシーについては、予め定められており、ネットワークと端末側に設定されたものであってもよいし、ネットワークが第2指示情報を通じて端末に指示するものであってもよい。つまり、端末は、予め定義されたフィードバックポリシー、又は、ネットワークから送信される第2指示情報に基づいて、前記第3データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると決定することができる。
【0069】
本開示の実施例では、前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記端末は、前記共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第4データパケットを受信するのに成功しているとき、及び/又は、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される同じ第4データパケットを受信するのに成功しているとき、前記第4データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックする。例えば、前記端末は、2つのPDSCHでの第4データパケットに対する受信成功が少なくとも1回ある場合、端末は、第2PUCCHで情報をフィードバックACKすることができる。上記2つのPDSCHは、それぞれ、1)前記共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCH、2)前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHである。
【0070】
同様に、端末は、予め定義された第2フィードバックポリシー、又は、ネットワークから送信される第3指示情報に基づいて、前記第4データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると決定することができる。
【0071】
図3に示すように、本開示の実施例に係るマルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法は、基地局側に適用される場合、ステップ31~32を含む。
ステップ31において、基地局は、第1指示情報を端末に送信し、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられる。
【0072】
ここで、前記第1指示情報は、具体的に、DCI、上位層シグナリング(例えばRRCシグナリング)などのうちの少なくとも1つであってもよい。前記PDCCH検出動作は、端末固有のPDCCHを検出することと、共通PDCCHを検出することと、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0073】
前記マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードは、PTPモードとPTMモードのうちの少なくとも1つを含む。
【0074】
前記PDSCH受信動作は、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0075】
ステップ32において、前記基地局は、前記第1指示情報に基づいて、端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出する。
【0076】
ここで、前記PUCCHリソースは、第1PUCCHリソース及び/又は第2PUCCHリソースを含む。ここで、前記第1PUCCHリソースは、共通PDCCHに関連するPUCCHリソース又は共通PDCCHによって指示されるPUCCHリソースであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPDCCHに関連するPUCCHリソース又は端末固有のPDCCHによって指示されるPUCCHリソースである。
【0077】
以上の方法により、本開示の実施例は、第1指示情報を通じて、端末が、PTPとPTMのうちの1つのみのモードで動作するか、2種のモードで同時に動作するかを設定することにより、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送性能及び信頼性を向上させることができる。例えば、PTPとPTM伝送モードを同時に利用する場合、情報マージの方式により、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送性能及び信頼性を向上させることができる。
【0078】
本開示の実施例では、前記基地局は、さらに、第1PUCCHリソースの設定情報を前記端末に送信することができ、前記第1PUCCHリソースは、端末が第1PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第1PDSCHは、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第1PUCCHリソースは、少なくとも1つの端末が共有するPUCCHである。
【0079】
また、前記基地局は、さらに、第2PUCCHリソースの設定情報を前記端末に送信することができ、前記第2PUCCHリソースは、端末が第2PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第2PDSCHは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPUCCHである。
【0080】
具体的には、上記ステップ32において、以下の1)~4)のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0081】
1)前記第1指示情報が、共通PDCCHを検出することと、PTMモードと、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記基地局は、前記第1PUCCHリソースで第1データパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出することができ、前記第1データパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功していないデータパケットである。
【0082】
例えば、前記端末は、NACK-onlyのHARQフィードバックスキームを採用することができ、つまり、端末は、前記第1データパケットを正確に受信していないときにNACKをフィードバックし、前記第1PUCCHリソースで前記第1データパケットに対するNACK情報をフィードバックすることができる。前記基地局は、第1PUCCHリソースで第1データパケットに対する前記端末のNACK情報を検出し、NACK情報を検出すると、基地局は、PTM方式で前記第1データパケットを再送する。
【0083】
2)前記第1指示情報が、端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモードと、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記基地局は、前記第2PUCCHリソースで第2データパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出することができ、前記第2データパケットは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第2データパケットである。
【0084】
例えば、前記端末は、前記第2PUCCHで前記第2データパケットに対するACK又はNACK情報をフィードバックすることができる。前記基地局は、検出したACK又はNACK情報に基づいて、前記端末が第2データパケットを受信するのに成功したかどうかを判断する。例えば、NACK情報を検出すると、前記端末が第2データパケットを受信するのに成功していないと判断し、この場合、基地局は、PTP方式で前記第2データパケットを前記端末に再送することができ、ACK情報を検出すると、前記端末が第2データパケットを受信するのに成功したと判断し、この場合、第2データパケットを再送する必要はない。
【0085】
3)前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、つまり、第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、2種の伝送モード(PTPモード及びPTMモード)と、2種の受信動作(端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信すること)と、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記基地局は、前記第2PUCCHリソースで第3データパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出し、前記第3データパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCH、及び、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功していない同一のデータパケットである。
【0086】
例えば、前記端末は、2つのPDSCHで前記第3データパケットを正確に受信していないときに、前記第2PUCCHリソースで前記第3データパケットに対するNACK情報をフィードバックする。第2PUCCHが、端末固有のPDCCHに関連するPUCCHリソース又は端末固有のPDCCHによって指示されるPUCCHリソースであるため、基地局は、第2PUCCHでNACK情報を受信すると、第3データパケットを受信するのに成功していないターゲット端末を決定することができ、さらに、PTP方式を用いて第3データパケットを該ターゲット端末に再送して伝送リソースオーバーヘッドを節約することができる。対照的に、端末が第1PUCCHリソースでNACK情報をフィードバックする場合、第1PUCCHリソースが複数の端末で共有されるものであるため、基地局は、NACKをフィードバックしている端末がどの端末であるかを確認できず、全ての端末に対して第3データパケットをPTM方式で再送することしかできず、それによって、第3データパケットを受信するのに成功した端末によるPDCCHとPDSCHの繰り返し受信が発生し、さらに、エネルギー消費オーバーヘッド及びリソース浪費をもたらす。
【0087】
また、前記基地局は、予め定義された第1フィードバックポリシーに基づいて、前記第2PUCCHで前記第3データパケットに対するHARQ情報を検出すると決定し、又は、前記基地局は、端末が前記第3データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると指示するように、第2指示情報を端末に送信することができる。
【0088】
4)前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記基地局は、前記第2PUCCHリソースで第4データパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出し、前記第4データパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功しているデータパケット、及び/又は、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功している同一のデータパケットである。つまり、前記第4データパケットは、前記端末が2つのPDSCHで受信するのに少なくとも1回成功したデータパケットである。上記2つのPDSCHは、それぞれ、1)前記共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCH、2)前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHである。
【0089】
また、前記基地局は、さらに、予め定義された第2フィードバックポリシーに基づいて、前記第2PUCCHで前記第4データパケットに対するHARQ情報を検出すると決定することができ、又は、前記基地局は、端末が前記第4データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると指示するように、第3指示情報を端末に送信することができる。
以上から分かるように、本開示の実施例の上記方法において、基地局は、端末がPTPとPTMのうちの1つを使用するか両方を使用するかマルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送を行うように、端末に指示する。また、端末がPTP及びPTMモードで同時に動作し且つあるデータパケットを正確に受信していない場合、端末は、第1PUCCHリソースでNACK情報をフィードバックする必要がないが、第2PUCCHリソースでNACK情報をフィードバックする。それによて、基地局は、第2PUCCHリソースを通じて、データパケットを正確に受信していない端末がどの端末であるかを判断することができ、他の端末の動作に影響を与えることなく、PTPのモードを用いて再送することができる。そうでなければ、基地局が第1PUCCHリソースでNACK情報を受信している場合、基地局は、NACK情報をフィードバックする端末の数を決定できず、NACKをフィードバックしている端末がどの端末であるかが分からず、基地局は、全ての端末に対してデータパケットを再送することしかできないが、実際的に、1つの端末のみが該データパケットを正確に受信していない可能性がであるため、これは、ネットワークリソースの浪費だけでなく、他の端末による不要なPDCCH検出及びPDSCH受信のオーバーヘッドをもたらしている。
【0090】
以上は、本開示の実施例の様々な方法を説明した。以下は、上記方法を実施する装置をさらに提供する。
【0091】
図4を参照すると、本開示の実施例は、端末を提供し、該端末は、受信モジュール41と決定モジュール42を含む。
【0092】
受信モジュール41は、ネットワークから送信される第1指示情報を受信するように構成され、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられる。
【0093】
決定モジュール42は、前記第1指示情報に基づいて、PDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定するように構成される。
【0094】
一実施例では、前記PDCCH検出動作は、
端末固有のPDCCHを検出することと、
共通PDCCHを検出することと、
共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0095】
一実施例では、前記共通PDCCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースをスケジューリングするために用いられ、
及び/又は、
前記端末固有のPDCCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースをスケジューリングするために用いられる。
【0096】
一実施例では、前記マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードは、
PTPモードとPTMモードのうちの少なくとも1つを含む。
【0097】
一実施例では、前記PDSCH受信動作は、
端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0098】
一実施例では、前記PDSCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースを搬送するために用いられる。
【0099】
一実施例では、前記PUCCHリソースは、第1PUCCHリソース及び/又は第2PUCCHリソースを含み、前記第1PUCCHリソースは、共通PDCCHに関連するPUCCHリソース又は共通PDCCHによって指示されるPUCCHリソースであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPDCCHに関連するPUCCHリソース又は端末固有のPDCCHによって指示されるPUCCHリソースである。
【0100】
一実施例では、前記受信モジュールは、さらに、
ネットワークから送信される第1PUCCHリソースの設定情報を受信することであって、前記第1PUCCHリソースは、端末が第1PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第1PDSCHは、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第1PUCCHリソースは、少なくとも1つの端末が共有するPUCCHであることと、
ネットワークから送信される第2PUCCHリソースの設定情報を受信することであって、前記第2PUCCHリソースは、端末が第2PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第2PDSCHは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPUCCHであることと、を実行するように構成される。
【0101】
一実施例では、前記端末は、さらに、第1処理モジュールを含み、
第1処理モジュールは、
前記第1指示情報が、共通PDCCHを検出することと、PTMモードと、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記端末が共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第1データパケットを受信するのに成功していないとき、前記第1データパケットに対するHARQ情報を前記第1PUCCHリソースでフィードバックするように構成される。
【0102】
一実施例では、前記端末は、さらに、第2処理モジュールを含み、
第2処理モジュールは、
前記第1指示情報が、端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモードと、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記端末が端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第2データパケットに対するHARQ情報を、前記第2PUCCHでフィードバックするように構成される。
【0103】
一実施例では、前記端末は、さらに、第3処理モジュールを含み、
第3処理モジュールは、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記端末は、前記共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第3データパケットを受信するのに成功していないとき、且つ、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される同じ第3データパケットを受信するのに成功していないとき、前記第3データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックするように構成される。
【0104】
一実施例では、前記端末は、さらに、第1フィードバック態様決定モジュールを含み、
第1フィードバック態様決定モジュールは、予め定義された第1フィードバックポリシー、又は、ネットワークから送信される第2指示情報に基づいて、前記第3データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると決定するように構成される。
【0105】
一実施例では、前記端末は、さらに、第4処理モジュールを含み、
第4処理モジュールは、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記端末が、前記共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第4データパケットを受信するのに成功しているとき、及び/又は、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される同じ第4データパケットを受信するのに成功しているとき、前記第4データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックするように構成される。
【0106】
一実施例では、前記端末は、さらに、第2フィードバック態様決定モジュールを含み、
第2フィードバック態様決定モジュールは、予め定義された第2フィードバックポリシー、又は、ネットワークから送信される第3指示情報に基づいて、前記第4データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると決定するように構成される。
【0107】
なお、該実施形態における機器は、上記の
図3に示す方法に対応する機器であり、上記の各実施形態における実現形態はすべて、該機器の実施形態に適用可能であり、同じ技術的効果を達成することができる。本開示の実施形態に係る上記機器は、上記方法の実施形態によって実現されるすべての方法ステップを実現することができ、同じ技術的効果を達成することができる。本実施形態における方法の実施形態と同じ部分及び有益な効果については、ここで詳細に説明しない。
【0108】
図5を参照すると、本開示の実施例に係る端末の構造模式図であり、該端末は、プロセッサ501、送受信機502、メモリ503、ユーザインターフェース504及びバスインターフェースを含む。
【0109】
本開示の実施例では、端末は、さらに、メモリ上503に記憶されてプロセッサ501で実行可能なプログラムを含む。
【0110】
前記プロセッサ501は、前記プログラムを実行するとき、
ネットワークから送信される第1指示情報を受信することであって、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられることと、
前記第1指示情報に基づいて、PDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定することと、を実現する。
【0111】
一実施例では、前記PDCCH検出動作は、
端末固有のPDCCHを検出することと、
共通PDCCHを検出することと、
共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0112】
一実施例では、前記共通PDCCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースをスケジューリングするために用いられ、
及び/又は、
前記端末固有のPDCCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースをスケジューリングするために用いられる。
【0113】
一実施例では、前記マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードは、
PTPモードとPTMモードのうちの少なくとも1つを含む。
【0114】
一実施例では、前記PDSCH受信動作は、
端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0115】
一実施例では、前記PDSCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースを搬送するために用いられる。
【0116】
一実施例では、前記PUCCHリソースは、第1PUCCHリソース及び/又は第2PUCCHリソースを含み、
前記第1PUCCHリソースは、共通PDCCHに関連するPUCCHリソース又は共通PDCCHによって指示されるPUCCHリソースであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPDCCHに関連するPUCCHリソース又は端末固有のPDCCHによって指示されるPUCCHリソースである。
【0117】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
ネットワークから送信される第1PUCCHリソースの設定情報を受信することであって、前記第1PUCCHリソースは、端末が第1PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第1PDSCHは、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第1PUCCHリソースは、少なくとも1つの端末が共有するPUCCHであることと、
ネットワークから送信される第2PUCCHリソースの設定情報を受信することであって、前記第2PUCCHリソースは、端末が第2PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第2PDSCHは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPUCCHであることと、を実現する。
【0118】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCHを検出することと、PTMモードと、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第1データパケットを受信するのに成功していないとき、前記第1データパケットに対するHARQ情報を前記第1PUCCHリソースでフィードバックすることを実現する。
【0119】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
前記第1指示情報が、端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモードと、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第2データパケットに対するHARQ情報を、前記第2PUCCHでフィードバックすることを実現する。
【0120】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第3データパケットを受信するのに成功していないとき、且つ、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される同じ第3データパケットを受信するのに成功していないとき、前記第3データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすることを実現する。
【0121】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
予め定義された第1フィードバックポリシー、又は、ネットワークから送信される第2指示情報に基づいて、前記第3データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると決定することを実現する。
【0122】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第4データパケットを受信するのに成功しているとき、及び/又は、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される同じ第4データパケットを受信するのに成功しているとき、前記第4データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすることを実現する。
【0123】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
予め定義された第2フィードバックポリシー、又は、ネットワークから送信される第3指示情報に基づいて、前記第4データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると決定することを実現する。
【0124】
本開示の実施例では、前記コンピュータプログラムがプロセッサ501によって実行されるとき、上記の
図2に示す方法実施例の各プロセスを実現することができ、同じ技術的効果を達成することができることを理解できる。重複を避けるために、ここでは繰り返さない。
【0125】
図5では、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジを含むことができ、具体的に、プロセッサ501によって表される1つ又は複数のプロセッサと、メモリ503によって表されるメモリのさまざまな回路が一緒にリンクされる。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧調整器、及び電力管理回路などの様々な他の回路を一緒にリンクすることもでき、これらは当技術分野でよく知られているため、本明細書ではこれ以上説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。送受信機502は、伝送媒体で様々な他の装置と通信するためのユニットを提供する、送信機及び受信機を含む複数の要素であり得る。異なるユーザ機器について、ユーザインターフェース504は、必要な機器に外部及び内部で接続できるインターフェースであってもよく、接続された機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカー、マイクロフォン、ジョイスティックなどを含むが、これらに限定されない。
【0126】
プロセッサ501は、バスアーキテクチャ及び一般的な処理の管理を担当し、メモリ503は、操作を実行するときにプロセッサ501によって使用されるデータを記憶することができる。
【0127】
なお、該実施形態における機器は、上記の
図2に示す方法に対応する機器であり、上記の各実施形態における実現方式はすべて、該機器の実施形態に適用可能であり、同じ技術的効果を達成することもできる。該機器では、送受信機502とメモリ503、及び、送受信機502とプロセッサ501が全てバスインターフェースで通信接続されてもよく、プロセッサ501の機能も送受信機502によって実現されてもよく、送受信機502の機能もプロセッサ501によって実現されてもよい。なお、本開示の実施形態に係る上記機器は、上記方法の実施形態によって実現されるすべての方法ステップを実現することができ、同じ技術的効果を達成することができる。本実施形態における方法の実施形態と同じ部分及び有益な効果については、ここで詳細に説明しない。
【0128】
本開示のいくつかの実施例では、さらに、プログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体を提供し、該プログラムがプロセッサによって実行されるとき、
ネットワークから送信される第1指示情報を受信することであって、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられることと、
前記第1指示情報に基づいて、PDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定することと、を実現する。
【0129】
該プログラムがプロセッサによって実行されるとき、上記端末側に適用されるマルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法における全ての実施形態を実現することができ、同じ技術的効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは繰り返さない。
【0130】
本開示の実施例は、
図6に示すネットワーク側機器を提供し、該ネットワーク側機器は、送信モジュール61と処理モジュール62を含む。
【0131】
送信モジュール61は、第1指示情報を端末に送信するように構成され、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられる。
【0132】
処理モジュール62は、前記第1指示情報に基づいて、端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出するように構成される。
【0133】
一実施例では、前記PDCCH検出動作は、
端末固有のPDCCHを検出することと、
共通PDCCHを検出することと、
共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0134】
一実施例では、前記マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードは、
PTPモードとPTMモードのうちの少なくとも1つを含む。
【0135】
一実施例では、前記PDSCH受信動作は、
端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0136】
一実施例では、前記PUCCHリソースは、第1PUCCHリソース及び/又は第2PUCCHリソースを含み、前記第1PUCCHリソースは、共通PDCCHに関連するPUCCHリソース又は共通PDCCHによって指示されるPUCCHリソースであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPDCCHに関連するPUCCHリソース又は端末固有のPDCCHによって指示されるPUCCHリソースである。
【0137】
一実施例では、前記送信モジュールは、さらに、
第1PUCCHリソースの設定情報を前記端末に送信することであって、前記第1PUCCHリソースは、端末が第1PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第1PDSCHは、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第1PUCCHリソースは、少なくとも1つの端末が共有するPUCCHであることと、
第2PUCCHリソースの設定情報を前記端末に送信することであって、前記第2PUCCHリソースは、端末が第2PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第2PDSCHは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPUCCHであることと、を実現するように構成される。
【0138】
一実施例では、前記処理モジュールは、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCHを検出することと、PTMモードと、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記第1PUCCHリソースで第1データパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出するように構成され、
前記第1データパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功していないデータパケットである。
【0139】
一実施例では、前記処理モジュールは、さらに、
前記第1指示情報が、端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモードと、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記第2PUCCHリソースで第2データパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出するように構成され、
前記第2データパケットは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第2データパケットである。
【0140】
一実施例では、前記処理モジュールは、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記第2PUCCHリソースで第3データパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出するように構成され、
前記第3データパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCH、及び、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功していない同一のデータパケットである。
【0141】
一実施例では、前記基地局は、さらに、第1決定モジュールを含み、
第1決定モジュールは、予め定義された第1フィードバックポリシーに基づいて、前記第2PUCCHで前記第3データパケットに対するHARQ情報を検出すると決定すること、又は、端末が前記第3データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると指示するように、第2指示情報を端末に送信すること、を実行するように構成される。
【0142】
一実施例では、前記処理モジュールは、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記基地局が前記第2PUCCHリソースで第4データパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出するように構成され、
前記第4データパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功しているデータパケット、及び/又は、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功している同一のデータパケットである。
【0143】
一実施例では、前記基地局は、さらに、第1決定モジュールを含み、
第1決定モジュールは、予め定義された第2フィードバックポリシーに基づいて、前記第2PUCCHで前記第4データパケットに対するHARQ情報を検出すると決定すること、又は、端末が前記第4データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると指示するように、第3指示情報を端末に送信すること、を実行するように構成される。
【0144】
なお、該実施形態における装置は、上記の
図3に示す方法に対応する機器であり、上記の各実施形態における実現形態はすべて、該機器の実施形態に適用可能であり、同じ技術的効果を達成することができる。本開示の実施形態に係る上記機器は、上記方法の実施形態によって実現されるすべての方法ステップを実現することができ、同じ技術的効果を達成することができる。本実施形態における方法の実施形態と同じ部分及び有益な効果については、ここで詳細に説明しない。
【0145】
図7を参照すると、本開示の実施例は、ネットワーク側機器(即ち基地局)の構造模式図を提供し、該ネットワーク側機器は、プロセッサ701、送受信機702、メモリ703及びバスインターフェースを含む。
【0146】
本開示の実施例では、ネットワーク側機器は、さらに、メモリ上703に記憶されてプロセッサ701で実行可能なプログラムを含み、前記プログラムがプロセッサ701によって実行されるとき、
第1指示情報を端末に送信することであって、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられることと、
前記第1指示情報に基づいて、端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出することと、を実現する。
【0147】
一実施例では、
前記PDCCH検出動作は、
端末固有のPDCCHを検出することと、
共通PDCCHを検出することと、
共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0148】
一実施例では、前記マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードは、
PTPモードとPTMモードのうちの少なくとも1つを含む。
【0149】
一実施例では、前記PDSCH受信動作は、
端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0150】
一実施例では、前記PUCCHリソースは、第1PUCCHリソース及び/又は第2PUCCHリソースを含み、前記第1PUCCHリソースは、共通PDCCHに関連するPUCCHリソース又は共通PDCCHによって指示されるPUCCHリソースであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPDCCHに関連するPUCCHリソース又は端末固有のPDCCHによって指示されるPUCCHリソースである。
【0151】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
第1PUCCHリソースの設定情報を前記端末に送信することであって、前記第1PUCCHリソースは、端末が第1PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第1PDSCHは、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第1PUCCHリソースは、少なくとも1つの端末が共有するPUCCHであることと、
第2PUCCHリソースの設定情報を前記端末に送信することであって、前記第2PUCCHリソースは、前記端末が第2PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第2PDSCHは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPUCCHであることと、を実現する。
【0152】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCHを検出することと、PTMモードと、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記第1PUCCHリソースで第1データパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出することであって、前記第1データパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功していないデータパケットであること、を実現する。
【0153】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
前記第1指示情報が、端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモードと、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記第2PUCCHリソースで第2データパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出することであって、前記第2データパケットは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第2データパケットであること、を実現する。
【0154】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記第2PUCCHリソースで第3データパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出することであって、前記第3データパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCH、及び、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功していない同一のデータパケットであること、を実現する。
【0155】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
予め定義された第1フィードバックポリシーに基づいて、前記第2PUCCHで前記第3データパケットに対するHARQ情報を検出すると決定すること、
又は、端末が前記第3データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると指示するように、第2指示情報を端末に送信すること、を実現する。
【0156】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記第2PUCCHリソースで第4データパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出することであって、前記第4データパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功しているデータパケット、及び/又は、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功している同一のデータパケットであること、を実現する。
【0157】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
予め定義された第2フィードバックポリシーに基づいて、前記第2PUCCHで前記第4データパケットに対するHARQ情報を検出すると決定すること、
又は、端末が前記第4データパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると指示するように、第3指示情報を端末に送信すること、を実現する。
【0158】
本開示の実施例では、前記コンピュータプログラムがプロセッサ701によって実行されるとき、上記の
図4に示す方法実施例の各プロセスを実現し、同じ技術的効果を達成することができることを理解できる。重複を避けるために、ここでは繰り返さない。
【0159】
図7では、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジを含むことができ、具体的に、プロセッサ701によって表される1つ又は複数のプロセッサと、メモリ703によって表されるメモリのさまざまな回路が一緒にリンクされる。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧調整器、及び電力管理回路などの様々な他の回路を一緒にリンクすることもでき、これらは当技術分野でよく知られているため、本明細書ではこれ以上説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。送受信機702は、伝送媒体で様々な他の装置と通信するためのユニットを提供する、送信機及び受信機を含む複数の要素であり得る。
【0160】
プロセッサ701は、バスアーキテクチャ及び一般的な処理の管理を担当し、メモリ703は、操作を実行するときにプロセッサ701によって使用されるデータを記憶することができる。
【0161】
なお、該実施形態におけるネットワーク側機器は、上記の
図4に示す方法に対応する機器であり、上述の各実施形態における実現方法はすべて、該ネットワーク側機器の実施形態に適用可能であり、同じ技術的効果を達成することもできる。該機器では、送受信機702とメモリ703、及び、送受信機702とプロセッサ701が全てバスインターフェースで通信接続されてもよく、プロセッサ701の機能も送受信機702によって実現されてもよく、送受信機702の機能もプロセッサ701によって実現されてもよい。なお、本開示の実施形態に係る上記機器は、上記方法の実施形態によって実現されるすべての方法ステップを実現することができ、同じ技術的効果を達成することができる。本実施形態における方法の実施形態と同じ部分及び有益な効果については、ここで詳細に説明しない。
【0162】
本開示のいくつかの実施例では、さらに、プログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体を提供し、該プログラムがプロセッサによって実行されるとき、
第1指示情報を端末に送信することであって、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられることと、
前記第1指示情報に基づいて、端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出することと、を実現する。
【0163】
該プログラムがプロセッサによって実行されるとき、上記基地局側に適用されるマルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法における全ての実施形態を実現でき、同じ技術的効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは繰り返さない。
【0164】
当業者は、本明細書に開示される実施形態と組み合わせて説明される各例のユニット及びアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせによって実現され得ることを理解することができる。これらの機能がハードウェアで実行されるかソフトウェアで実行されるかは、技術案の特定のアプリケーション及び設計上の制約条件によって決定される。当業者は、各特定のアプリケーションに対して異なる方法を使用して説明された機能を実現することができるが、このような実現は、本開示の範囲を超えると見なすべきではない。
【0165】
当業者は、説明の便宜及び簡潔のために、上記説明されたシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程が、前述の方法の実施形態における対応する過程を参照できることを明確に理解することができ、ここでは繰り返さない。
【0166】
本開示で提供される実施形態では、開示された装置及び方法が他の方式で実現され得ることを理解すべきである。例えば、前記ユニットの区分は、論理機能的区分だけであり、実際に実施するときに他の区分モードもあり得て、例えば、複数のユニット又は構成要素は組み合わせられてもよく又は別のシステムに統合されてもよく、又は一部の特徴は無視されてもよく、又は実行されなくてもよい。また、示される又は議論される相互結合又は直接結合又は通信接続は一部のインターフェース、装置又はユニットを介する間接的結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又は他の形態であってもよい。
【0167】
分離部材として説明された前記ユニットは、物理的に分離するものであってもよく又は物理的に分離するものでなくてもよく、ユニットとして表示された部材は物理的ユニットであってもよく又は物理的ユニットでなくてもよく、即ち1つの箇所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分布されてもよい。実際のニーズに応じてその中の一部又は全てのユニットを選択して本実施例の解決策の目的を達成することができる。
【0168】
また、本開示の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、個々のユニットは単独で物理に存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットは、1つのユニットに統合されてもよい。
【0169】
前記機能は、ソフトウェア機能ユニットの形態で実現され且つ独立した製品として販売又は用いられる時に、1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づき、本開示の技術的解決策は本質的に又は従来技術に寄与する部分又は当該技術的解決策の部分がソフトウェア製品の形で実現されてもよく、当該コンピュータソフトウェア製品は、1つの記憶媒体に記憶され、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器等であってもよい)に本開示の各実施例に記載される方法の全て又は一部のステップを実行させるためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュディスク、モバイルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
【0170】
以上の説明は、本開示の具体的な実施例だけであり、本開示の保護範囲は、これに限定されず、いかなる当業者は、本開示で開示される技術範囲内で、変化又は入れ替えを容易に想到し得、これらの変化又は入れ替えが全て本開示の保護範囲に含まれるべきである。したがって、本開示の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うべきである。
【手続補正書】
【提出日】2023-08-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本開示は、出願番号が202110220076.5、出願日が2021年02月26日である中国特許出願に基づいて提出され、該中国特許出願に基づく優先権を主張し、該中国特許出願の全ての内容が参照によって本開示に組み込まれる。
【0002】
本開示は、移動通信技術分野に関し、特に、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのハイブリッド自動再送要求(Hybrid Automatic Repeat reQuest、HARQ)フィードバック方法、端末及び基地局に関する。
【背景技術】
【0003】
NR(New Radio)システムのマルチキャスト及び/又はブロードキャスト技術には2つの無線伝送モードがあり、そのうち、1つの無線伝送モードについて、ポイントツーマルチポイント(Point to Multiple Point、PTM)モードであり、ロングタームエボリューション(Long Time Evolution、LTE)システムにおけるシングルセル(Single Cell、SC)-PTMと類似したスキームを採用し、ネットワーク側は、グループRNTI(Group-RNTI、G-RNTI)などの共通の無線ネットワーク一時的識別子(Radio Network Temporary Identifier、RNTI)、巡回冗長検査(Cyclic Redundancy Check、CRC)スクランブルを行う物理下り制御チャンネル(Physical Downlink Control CHannel、PDCCH)を用いて、対応するマルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースが搬送される物理下り共有チャンネル(Physical Downlink Shared CHannel、PDSCH)をスケジューリングし、つまり、基地局は、複数の端末に対して1つのPDSCHリソースのみを伝送する。もう1つの無線伝送モードについて、ポイントツーポイント(Point to Point、PTP)モードであり、ネットワーク側は、端末固有のPDCCHを用いて端末固有のPDSCHをスケジューリングし、このような伝送方式は、従来のユニキャストサビースの伝送方式と類似し、つまり、基地局は、複数の端末に対して複数のPDSCHリソースを伝送する。同時に、NRマルチキャスト及び/又はブロードキャストにおいて、HARQメカニズムを導入することにより、ネットワーク側は、受信した否定確認(NACK)情報に基づいて再送を実現し、サビースの信頼性を向上させる。
【0004】
NRシステムにおいて同じマルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースを受信する端末の数が多いシナリオを考慮して、各端末が個別に肯定確認(ACK)/NACKをフィードバックすると、ネットワーク側の物理上り制御チャンネル(Physical Uplink Control CHannel、PUCCH)のオーバーヘッドが大きくなり、基地局によるPUCCH検出の複雑さも高くなる。そのため、端末の数が多い場合には、否定確認(NACK-only)のみがあるHARQフィードバックスキームを使用することがより適している。つまり、端末は、PDSCHを正しく受信していない場合にNACKをフィードバックし、複数の端末がフィードバックするNACKのPUCCHリソースは同じであり、基地局は、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのPDSCHを再送するかどうかを決定するために、端末によってフィードバックされたNACKがあるかどうかを検出するだけでよい。但し、NRマルチキャスト及び/又はブロードキャスト技術は、PTPとPTM伝送モードをサポートしており、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの性能及び信頼性を向上させるために、端末と基地局との間で上記伝送モードの指示をどのように行うかが、早急に解決する必要がある技術的課題になる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
関連技術にかかる問題を解決するために、本開示の少なくとも1つの実施例は、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法、端末及びネットワーク機器を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本開示の一態様において、少なくとも1つの実施例は、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法を提供し、該方法は、
端末は、ネットワークから送信される第1指示情報を受信することであって、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられることと、
前記端末は、前記第1指示情報に基づいて、PDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定することと、を含む。
【0007】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記PDCCH検出動作は、
端末固有のPDCCHを検出することと、
共通PDCCHを検出することと、
共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0008】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記共通PDCCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースをスケジューリングするために用いられ、
及び/又は、
前記端末固有のPDCCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースをスケジューリングするために用いられる。
【0009】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードは、
PTPモードとPTMモードのうちの少なくとも1つを含む。
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記PDSCH受信動作は、
端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0010】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記PDSCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースを搬送するために用いられる。
【0011】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記PUCCHリソースは、第1PUCCHリソース及び/又は第2PUCCHリソースを含み、
前記第1PUCCHリソースは、共通PDCCHに関連するPUCCHリソース又は共通PDCCHによって指示されるPUCCHリソースであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPDCCHに関連するPUCCHリソース又は端末固有のPDCCHによって指示されるPUCCHリソースである。
【0012】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、さらに、
前記端末は、前記ネットワークから送信される第1PUCCHリソースの設定情報を受信することであって、前記第1PUCCHリソースは、前記端末が第1PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第1PDSCHは、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第1PUCCHリソースは、少なくとも1つの端末が共有するPUCCHであることと、
前記端末は、前記ネットワークから送信される第2PUCCHリソースの設定情報を受信することであって、前記第2PUCCHリソースは、前記端末が第2PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第2PDSCHは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPUCCHであることと、を含む。
【0013】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCHを検出することと、PTMモードと、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記端末は、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第1タイプのデータパケットを受信するのに成功していないとき、前記第1タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第1PUCCHリソースでフィードバックすることを含む。
【0014】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、さらに、
前記第1指示情報が、端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモードと、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記端末は、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第2タイプのデータパケットに対するHARQ情報を、前記第2PUCCHでフィードバックすることを含む。
【0015】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記端末は、前記共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第3タイプのデータパケットを受信するのに成功していないとき、且つ、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される同じ第3タイプのデータパケットを受信するのに成功していないとき、前記第3タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすることを含む。
【0016】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、さらに、
前記端末は、予め定義された第1フィードバックポリシー、又は、前記ネットワークから送信される第2指示情報に基づいて、前記第3タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると決定することを含む。
【0017】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記端末は、前記共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第4タイプのデータパケットを受信するのに成功しているとき、及び/又は、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される同じ第4タイプのデータパケットを受信するのに成功しているとき、前記第4タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすることを含む。
【0018】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、さらに、
予め定義された第2フィードバックポリシー、又は、前記ネットワークから送信される第3指示情報に基づいて、前記第4タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると決定することを含む。
【0019】
本開示の別の態様において、少なくとも1つの実施例は、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法を提供し、該方法は、
基地局は、第1指示情報を端末に送信することであって、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられることと、
前記基地局は、前記第1指示情報に基づいて、前記端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出することと、を含む。
【0020】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記PDCCH検出動作は、
端末固有のPDCCHを検出することと、
共通PDCCHを検出することと、
共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0021】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードは、
PTPモードとPTMモードのうちの少なくとも1つを含む。
【0022】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記PDSCH受信動作は、
端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0023】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記PUCCHリソースは、第1PUCCHリソース及び/又は第2PUCCHリソースを含み、
前記第1PUCCHリソースは、共通PDCCHに関連するPUCCHリソース又は共通PDCCHによって指示されるPUCCHリソースであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPDCCHに関連するPUCCHリソース又は端末固有のPDCCHによって指示されるPUCCHリソースである。
【0024】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、さらに、
前記基地局は、第1PUCCHリソースの設定情報を前記端末に送信することであって、前記第1PUCCHリソースは、前記端末が第1PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第1PDSCHは、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第1PUCCHリソースは、少なくとも1つの端末が共有するPUCCHであることと、
前記基地局は、第2PUCCHリソースの設定情報を前記端末に送信することであって、前記第2PUCCHリソースは、前記端末が第2PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第2PDSCHは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPUCCHであることと、を含む。
【0025】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記基地局は、前記第1指示情報に基づいて、前記端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出することは、
前記第1指示情報が、共通PDCCHを検出することと、PTMモードと、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記基地局は、前記第1PUCCHリソースで第1タイプのデータパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出することを含み、前記第1タイプのデータパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功していないデータパケットである。
【0026】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記基地局は、前記第1指示情報に基づいて、前記端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出することは、
前記第1指示情報が、端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモードと、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記基地局は、前記第2PUCCHリソースで第2タイプのデータパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出することを含み、前記第2タイプのデータパケットは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第2タイプのデータパケットである。
【0027】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記基地局は、前記第1指示情報に基づいて、端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出することは、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記基地局は、前記第2PUCCHリソースで第3タイプのデータパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出することを含み、前記第3タイプのデータパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCH、及び、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功していない同一のデータパケットである。
【0028】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、さらに、
前記基地局は、予め定義された第1フィードバックポリシーに基づいて、前記第2PUCCHで前記第3タイプのデータパケットに対するHARQ情報を検出すると決定すること、
又は、前記基地局は、前記端末が前記第3タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると指示するように、第2指示情報を前記端末に送信することを含む。
【0029】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記基地局は、前記第1指示情報に基づいて、前記端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出することは、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記基地局は、前記第2PUCCHリソースで第4タイプのデータパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出することを含み、前記第4タイプのデータパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功しているデータパケット、及び/又は、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功している同一のデータパケットである。
【0030】
また、本開示の少なくとも1つの実施例によれば、前記方法は、さらに、
前記基地局は、予め定義された第2フィードバックポリシーに基づいて、前記第2PUCCHで前記第4タイプのデータパケットに対するHARQ情報を検出すると決定すること、
又は、前記基地局は、前記端末が前記第4タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると指示するように、第3指示情報を前記端末に送信することを含む。
【0031】
本開示の別の態様において、少なくとも1つの実施例は、端末を提供し、該端末は、送受信機とプロセッサを含み、ここで、
前記送受信機は、ネットワークから送信される第1指示情報を受信するように構成され、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられ、
前記プロセッサは、前記第1指示情報に基づいて、PDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定するように構成される。
【0032】
本開示の別の態様において、少なくとも1つの実施例は、端末を提供し、該端末は、プロセッサ、メモリ及び前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラムを含み、前記プログラムが前記プロセッサによって実行されるとき、上記方法のステップを実現させる。
本開示の別の態様において、少なくとも1つの実施例は、基地局を提供し、該基地局送は、受信機とプロセッサを含み、ここで、
前記送受信機は、第1指示情報を端末に送信するように構成され、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられ、
前記プロセッサは、前記第1指示情報に基づいて、端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出するように構成される。
【0033】
本開示の別の態様において、少なくとも1つの実施例は、基地局を提供し、該基地局は、プロセッサ、メモリ及び前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラムを含み、前記プログラムが前記プロセッサによって実行されるとき、上記方法のステップを実現させる。
【0034】
本開示の別の態様において、少なくとも1つの実施例は、コンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータ可読記憶媒体にはプログラムが記憶されており、前記プログラムがプロセッサによって実行されるとき、上記方法のステップを実現させる。
【発明の効果】
【0035】
関連技術と比較して、本開示の実施例に係るマルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法、端末及び基地局によれば、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードの指示を実現し、伝送性能及び信頼性を向上させることができる。また、本開示では、端末が端末固有のPDCCHに関連するPUCCHリソース又は端末固有のPDCCHによって指示されるPUCCHリソースでHARQ情報をフィードバックするように端末に指示することができ、それによって、基地局は、第3タイプのデータパケットを受信するのに成功していない端末が具体的にどの端末であるかを決定することができ、さらに、ユニキャスト方式を用いて第3タイプのデータパケットを該端末に再送して伝送リソースオーバーヘッドを節約することができる。
【図面の簡単な説明】
【0036】
【
図2】本開示の実施例に係るマルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法が端末側に適用される場合のフローチャートである。
【
図3】本開示の実施例に係るマルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法が基地局側に適用される場合のフローチャートである。
【
図4】本開示の実施例に係る端末の構造模式図である。
【
図5】本開示の実施例に係る端末の別の構造模式図である。
【
図6】本開示の実施例に係る基地局の構造模式図である。
【
図7】本開示の実施例に係る基地局の別の構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0037】
以下の選択可能な実施形態の詳細な説明を閲読することで、当業者にとっては、他の様々な利点及び利益が明らかになる。図面は、選択可能な実施形態を示すことのみを目的としており、本開示に対する限定と見なされるべきではない。また、図面において、同じ参照番号は、同じ部品を示すために使用される。
【0038】
以下、図面を参照して本開示の例示的な実施形態をより詳細に説明する。本開示の例示的な実施形態が図面に示されているが、本開示は様々な形態で実現され得、本明細書に説明された実施形態によって限定されるべきではないことを理解すべきである。逆に、これらの実施形態は、本開示をより明確に理解し、本開示の範囲を当業者に完全に伝えることができるために提供される。
【0039】
本開示の明細書及び特許請求の範囲における「第1」、「第2」などの用語は、類似する対象を区別するために使用され、必ずしも特定の順序又は前後順序を説明するために使用されるわけではない。このように使用されるデータは、本明細書に説明された本開示の実施形態が例えば本明細書に図示又は説明されたもの以外の順序で実施され得るように、適切な場合で相互に交換可能であることを理解すべきである。さらに、「含む」及び「備える」という用語、並びにそれらのいかなる変形は、非排他的な包含をカバーすることを意図しており、例えば、一連のステップ又はユニットを含むプロセス、方法、システム、製品又は機器は、明示的にリストされるステップ又はユニットに必ずしも限定されず、明示的にリストされないもの、又はこれらのプロセス、方法、製品、又は機器に固有の他のステップ又はユニットを含むことができる。明細書及び特許請求の範囲における「及び/又は」は、接続されたオブジェクトの少なくとも1つを意味する。
【0040】
本明細書で説明される技術は、新しいエアインターフェイス(NR:New Radio)システム及びロングタームエボリューション(LTE:Long Time Evolution)/LTEの進化(LTE-A:LTE-Advanced)システムに限らず、コード分割多重アクセス(CDMA:Code Division Multiple Access)システム、時分割多重アクセス(TDMA:Time Division Multiple Access)、周波数分割多重アクセス(FDMA:Frequency Division Multiple Access)、直交周波数分割多重アクセス(OFDMA:Orthogonal Frequency Division Multiple Access)、シングルキャリア周波数分割多重アクセス(SC-FDMA:Single-carrier Frequency-Division Multiple Access)及びその他のシステムなど、様々な通信システムに適用されることができる。「システム」と「ネットワーク」という用語は、常に交換可能に使用される。CDMAシステムは、CDMA2000、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA:Universal Terrestrial Radio Access)などの無線技術を実現することができる。UTRAは、広帯域CDMA(WCDMA(登録商標):Wideband Code Division Multiple Access)及びその他のCDMA変形を含む。TDMAシステムは、グローバル移動通信システム(GSM:Global System of Mobile communication)などの無線技術を実現することができる。OFDMAシステムは、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB:UltraMoBile BroadBand)、エボリューションUTRA(E-UTRA:Evolution-UTRA)、IEEE802.21(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDMなどの無線技術を実現することができる。UTRAとE-UTRAは、ユニバーサル移動テレコム通信システム(UMTS:Universal MoBile Telecommunications System)の一部である。LTEとより高級なLTE(LTE-Aなど)は、E-UTRAを使用する新しいUMTSバージョンである。UTRA、E-UTRA、UMTS、LTE、LTE-A、及びGSMは、「第3世代パートナーシッププロジェクト」(3GPP(登録商標):3rd Generation Partnership Project)という組織のドキュメントに説明される。CDMA2000とUMBは、「第3世代パートナーシッププロジェクト2」(3GPP(登録商標)2)という組織のドキュメントに説明される。本明細書で説明される技術は、上述のシステム及び無線技術に使用されてもよく、他のシステム及び無線技術に使用されてもよい。しかしながら、以下の説明は例示のためにNRシステムを説明し、NR用語は以下の説明の多くで使用されるが、これらの技術はNRシステムアプリケーション以外のアプリケーションにも適用され得る。
【0041】
以下の説明は例を提供するものであり、特許請求の範囲に記載された範囲、適用性、又は構成を限定するものではない。論じられた要素の機能及び配置は、本開示の精神及び範囲から逸脱することなく変更され得る。様々な例では、様々な規程又はコンポーネントを適切に省略、代替、又は追加することができる。例えば、説明された方法は、説明されたものとは異なる順序で実行されてもよく、様々なステップを追加、省略、又は組み合わせてもよい。また、いくつかの例を参照して説明された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0042】
図1を参照すると、
図1は、本開示の実施例で適用可能な無線通信システムを示すブロック図である。無線通信システムは、端末11とネットワーク機器12と、を備える。ここで、端末11は、ユーザ端末又はユーザ機器(User Equipment:UE)と呼ばれてもよい。端末11は、携帯電話、タブレットパーソナルコンピュータ(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant:PDA)、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internet Device:MID)、ウェアラブル機器(Wearable Device)又は車載機器などの端末側機器であってもよい。なお、本開示の実施例において、端末11の具体的なタイプを限定しない。ネットワーク機器12は、基地局及び/又はコアネットワークエレメントであってもよい。ここで、上記基地局は、5G以降のバージョンの基地局(例えば、gNB、5G NR NB等)又は他の通信システムにおける基地局(例えば、eNB、WLANアクセスポイント又は他のアクセスポイント等)であってもよい。ここで、基地局は、ノードB、進化型ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバステーション(Base Transceiver Station:BTS)、無線基地局、無線送受信機、基本サービスセット(Basic Service Set:BSS)、拡張サービスセット(Extended Service Set:ESS)、ノードB、進化型ノードB(eNB)、ホームノードB、進化型ホームノードB、WLANアクセスポイント、WiFiノード又は前記分野における他の適切な用語と呼ばれてもよい。同様な技術的効果を達成できれば、前記基地局は、特定の技術的用語に限定されない。本開示の実施例において、NRシステムにおける基地局のみを例とするが、基地局の具体的なタイプを限定しない。
【0043】
基地局は、基地局コントローラによる制御下で、端末11と通信することができる。種々の例において、基地局コントローラは、コアネットワーク又は基地局の一部であってもよい。幾つかの基地局は、バックホールを介してコアネットワークと制御情報又はユーザデータの通信を行うことができる。幾つかの例において、これらの基地局のうちの一部は、バックホールリンクを介して直接的又は間接的に相互通信することができる。バックホールリンクは、有線又は無線通信リンクであってもよい。無線通信システムは、複数のキャリア(周波数が異なる波形信号)での動作をサポートできる。マルチキャリア送信機は、変調された信号を該複数のキャリアで同時に伝送することができる。例えば、各通信リンクは、種々の無線技術に従って変調されたマルチキャリア信号であってもよい。各変調された信号は、様々なキャリアで送信され、かつ制御情報(例えば、基準信号、制御チャネルなど)、オーバーヘッド情報、データなどを搬送することができる。
【0044】
基地局は、1つ又は複数のアクセスポイントアンテナを介して端末11と無線通信を行うことができる。各基地局は、それぞれ対応するカバレッジエリアに通信カバレッジを提供することができる。アクセスポイントのカバレッジエリアは、該カバレッジエリアの一部のみを構成するセクタに分割されてもよい。無線通信システムは、タイプの異なる基地局(例えば、マクロ基地局、マイクロ基地局、又はピコ基地局)を含んでもよい。基地局は、例えばセルラー又はWLAN無線アクセス技術のような種々の無線技術を利用することもできる。基地局は、同じ又は異なるアクセスネットワーク又はオペレーター配置に関連してもよい。種々の基地局のカバレッジエリア(タイプが同じ又は異なる基地局のカバレッジエリア、同じ又は異なる無線技術を用いたカバレッジエリア、又は同じ又は異なるアクセスネットワークに属するカバレッジエリアを含む)は、オーバーラップされ得る。
【0045】
無線通信システムにおける通信リンクは、上りリンク(Uplink:UL)伝送(例えば、端末11からネットワーク機器12へ)を搬送するための上りリンク、又は、下りリンク(Downlink:DL)伝送(例えば、ネットワーク機器12から端末11へ)を搬送するための下りリンクを含んでもよい。UL伝送は、逆方向リンク伝送と呼ばれてもよく、DL伝送は、順方向リンク伝送と呼ばれてもよい。下りリンク伝送は、ライセンスバンド、アンライセンスバンド又はこれらの両者により実行されてもよい。同様に、上りリンク伝送は、ライセンスバンド、アンライセンスバンド又はこれらの両者により実行されてもよい。
【0046】
背景技術に記載したように、NRマルチキャスト及び/又はブロードキャスト技術がPTPやPTM伝送モードをサポートしており、PDSCHの受信性能を向上させるためには、端末がPTP及びPTMの2種の伝送モードを同時に介してマルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのPDSCHを受信するというスキームが導入される可能性があり、それによって、情報マージの方式によりPDSCHの復調性能を向上させ、基地局は、端末がPTP又はPTM伝送モードのうちの1つのみを使用するか2種のモードを同時に使用するかを端末に明確に知らせる必要がある。同時に、PTMとPTPとのHARQフィードバック態様が異なり、例えば、PTMは、NACK-onlyに基づくHARQフィードバックメカニズムであるが、PTPは、ACK/NACKに基づくHARQフィードバックメカニズムであることを考慮して、端末がPTP及びPTMモードを同時に使用する場合、端末のHARQフィードバックリソースが、PTMモードを用いた構成のフィードバックリソースであるかPTPモードを用いた構成のフィードバックリソースであるかを決定する必要がある。例えば、NACK-onlyのHARQフィードバックメカニズムにおいて、複数の端末のフィードバックNACKのPUCCHリソースが同じであるため、基地局は、どの端末がNACKをフィードバックしているかを区別できず、NACKが検出されるとPDSCHの再送を行う必要がある。
【0047】
以上の問題のうちの少なくとも1つを解決するために、本開示の実施例は、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送性能及び信頼性を向上させることができるマルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法を提供する。
【0048】
図2に示すように、本開示の実施例に係るマルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法は、端末側に適用される場合、ステップ21~22を含む。
【0049】
ステップ21において、端末は、ネットワークから送信される第1指示情報を受信し、前記第1指示情報は、1)PDCCH検出動作と、2)マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、3)PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられる。
【0050】
ここで、前記第1指示情報は、具体的に、下り制御情報(Downlink Control Information、DCI)、上位層シグナリング(例えば無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)シグナリング)などのうちの少なくとも1つである。端末がサポートPTP伝送モードのみをサポートするか、PTM伝送モードのみをサポートするか、PTPとPTMの2種の伝送モードを同時にサポートするを考慮して、前記PDCCH検出動作は、具体的に、A)~C)のうちのいずれか1つの動作を含み得る。
【0051】
A)端末固有のPDCCHを検出する。
ここで、前記端末固有のPDCCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースをスケジューリングするために用いられる。
【0052】
B)共通PDCCHを検出する。
ここで、前記共通PDCCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースをスケジューリングするために用いられる。
【0053】
C)共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出する。
ここで、前記共通PDCCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースをスケジューリングするために用いられ、及び/又は、前記端末固有のPDCCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースをスケジューリングするために用いられる。
【0054】
共通PDCCHとは、PDCCHのCRCをスクランブルするためのRNTIが少なくとも1つの端末によって共有されるであり、例えば、G-RNTIを用いてCRCをスクランブルするPDCCHである。
【0055】
端末固有のPDCCHとは、PDCCHのCRCをスクランブルするためのRNTIが1つの端末に固有したものであり、例えば、C-RNTIを用いてCRCをスクランブルするPDCCHである。
【0056】
具体的には、前記マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードは、PTPモードとPTMモードのうちの少なくとも1つを含む。つまり、前記マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードは、PTPモードとPTMモードのうちの1つ又は2つであってもよい。
【0057】
具体的には、前記PDSCH受信動作は、
a)端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
b)共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
c)端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0058】
ここで、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH、均は、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースを搬送するために用いられる。
【0059】
ステップ22において、前記端末は、前記第1指示情報に基づいて、PDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定する。
【0060】
本開示の実施例では、前記PUCCHリソースは、具体的に、第1PUCCHリソース及び/又は第2PUCCHリソースを含み、前記第1PUCCHリソースは、共通PDCCHに関連するPUCCHリソース又は共通PDCCHによって指示されるPUCCHリソースであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPDCCHに関連するPUCCHリソース又は端末固有のPDCCHによって指示されるPUCCHリソースである。
【0061】
以上の方法により、本開示の実施例は、第1指示情報を通じて、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを端末に指示することにより、端末がPTPとPTM伝送モードのうちの少なくとも1つを用いてデータ伝送を行うように端末に指示することができる。例えば、PTPとPTM伝送モードを同時に利用する場合、情報マージの方式により、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送性能及び信頼性を向上させることができる。
【0062】
以上の方法では、前記端末は、さらに、ネットワークから送信される第1PUCCHリソースの設定情報を受信してもよい。ここで、前記第1PUCCHリソースは、端末が第1PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第1PDSCHは、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH、又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHである。
【0063】
そのうち、1つの実施例では、前記第1PUCCHリソースは、少なくとも1つの端末が共有するPUCCHであり、端末がNACK-onlyのHARQフィードバックスキームを採用する際にNACK情報を伝送するために用いられる。
【0064】
同様に、前記端末は、さらに、ネットワークから送信される第2PUCCHリソースの設定情報を受信してもよい。ここで、前記第2PUCCHリソースは、端末が第2PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第2PDSCHは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH、又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPUCCHである。
【0065】
本開示の実施例では、前記第1指示情報が、共通PDCCHを検出することと、PTMモードと、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記端末は、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第1タイプのデータパケットを受信するのに成功していないとき、前記第1タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第1PUCCHリソースでフィードバックする。例えば、前記端末は、NACK-onlyのHARQフィードバックスキームを採用することができ、つまり、端末は、前記第1タイプのデータパケットを正確に受信していないときに否定確認(NACK)をフィードバックし、前記第1PUCCHリソースで前記第1タイプのデータパケットに対するNACK情報をフィードバックする。
【0066】
本開示の実施例では、前記第1指示情報が、端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモードと、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記端末は、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第2タイプのデータパケットに対するHARQ情報を、前記第2PUCCHでフィードバックする。例えば、前記端末は、前記第2PUCCHで前記第2タイプのデータパケットに対するACK又はNACK情報をフィードバックすることができる。
【0067】
本開示の実施例では、前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記端末は、前記共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第3タイプのデータパケットを受信するのに成功していないとき、且つ、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される同じ第3タイプのデータパケットを受信するのに成功していないとき、前記第3タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックする。例えば、前記端末は、2つのPDSCHで前記第3タイプのデータパケットを正確に受信していないときにNACKをフィードバックし、前記第2PUCCHリソースで前記第3タイプのデータパケットに対するNACK情報をフィードバックすることができる。このように、端末は、第2PUCCHリソースで第3タイプのデータパケットに対するNACK情報をフィードバックすることができ、それによって、第3タイプのデータパケットを正確に受信した他の端末に影響を与えることなく、そして、該端末に対する再送を実現することができる。第1PUCCHが複数の端末で共有されるPUCCHであることを考慮すると、1つの端末が第1PUCCHリソースでNACK情報をフィードバックすることが発生すれば、基地局は、全ての端末に対してPTM方式で再送しなければならず、このように、第3タイプのデータパケットを正確に受信した端末は、PDCCHとPDSCHを受信する必要となり、不要なエネルギー消費オーバーヘッドをもたらし、しかしながら、第2PUCCHが端末固有のPDCCHに関連するPUCCHリソース又は端末固有のPDCCHによって指示されるPUCCHリソースであるため、基地局は、第2PUCCHでNACK情報を受信した後、第3タイプのデータパケットを受信するのに成功していない端末が具体的にどの端末であるかを決定することができ、さらに、ユニキャスト方式を用いて第3タイプのデータパケットを該端末に再送して伝送リソースオーバーヘッドを節約することができ、再送のリソース利用効率を向上させることもでき、第3タイプのデータパケットを正確に受信した他の端末による再びの繰り返し受信も発生しない。
【0068】
本開示の実施例では、第2PUCCHで前記第3タイプのデータパケットに対するHARQ情報をフィードバックするというポリシーについては、予め定められており、ネットワークと端末側に設定されたものであってもよいし、ネットワークが第2指示情報を通じて端末に指示するものであってもよい。つまり、端末は、予め定義されたフィードバックポリシー、又は、ネットワークから送信される第2指示情報に基づいて、前記第3タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると決定することができる。
【0069】
本開示の実施例では、前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記端末は、前記共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第4タイプのデータパケットを受信するのに成功しているとき、及び/又は、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される同じ第4タイプのデータパケットを受信するのに成功しているとき、前記第4タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックする。例えば、前記端末は、2つのPDSCHでの第4タイプのデータパケットに対する受信成功が少なくとも1回ある場合、端末は、第2PUCCHで情報をフィードバックACKすることができる。上記2つのPDSCHは、それぞれ、1)前記共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCH、2)前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHである。
【0070】
同様に、端末は、予め定義された第2フィードバックポリシー、又は、ネットワークから送信される第3指示情報に基づいて、前記第4タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると決定することができる。
【0071】
図3に示すように、本開示の実施例に係るマルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法は、基地局側に適用される場合、ステップ31~32を含む。
ステップ31において、基地局は、第1指示情報を端末に送信し、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられる。
【0072】
ここで、前記第1指示情報は、具体的に、DCI、上位層シグナリング(例えばRRCシグナリング)などのうちの少なくとも1つであってもよい。前記PDCCH検出動作は、端末固有のPDCCHを検出することと、共通PDCCHを検出することと、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0073】
前記マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードは、PTPモードとPTMモードのうちの少なくとも1つを含む。
【0074】
前記PDSCH受信動作は、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0075】
ステップ32において、前記基地局は、前記第1指示情報に基づいて、端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出する。
【0076】
ここで、前記PUCCHリソースは、第1PUCCHリソース及び/又は第2PUCCHリソースを含む。ここで、前記第1PUCCHリソースは、共通PDCCHに関連するPUCCHリソース又は共通PDCCHによって指示されるPUCCHリソースであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPDCCHに関連するPUCCHリソース又は端末固有のPDCCHによって指示されるPUCCHリソースである。
【0077】
以上の方法により、本開示の実施例は、第1指示情報を通じて、端末が、PTPとPTMのうちの1つのみのモードで動作するか、2種のモードで同時に動作するかを設定することにより、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送性能及び信頼性を向上させることができる。例えば、PTPとPTM伝送モードを同時に利用する場合、情報マージの方式により、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送性能及び信頼性を向上させることができる。
【0078】
本開示の実施例では、前記基地局は、さらに、第1PUCCHリソースの設定情報を前記端末に送信することができ、前記第1PUCCHリソースは、端末が第1PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第1PDSCHは、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第1PUCCHリソースは、少なくとも1つの端末が共有するPUCCHである。
【0079】
また、前記基地局は、さらに、第2PUCCHリソースの設定情報を前記端末に送信することができ、前記第2PUCCHリソースは、端末が第2PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第2PDSCHは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPUCCHである。
【0080】
具体的には、上記ステップ32において、以下の1)~4)のうちの少なくとも1つを含み得る。
【0081】
1)前記第1指示情報が、共通PDCCHを検出することと、PTMモードと、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記基地局は、前記第1PUCCHリソースで第1タイプのデータパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出することができ、前記第1タイプのデータパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功していないデータパケットである。
【0082】
例えば、前記端末は、NACK-onlyのHARQフィードバックスキームを採用することができ、つまり、端末は、前記第1タイプのデータパケットを正確に受信していないときにNACKをフィードバックし、前記第1PUCCHリソースで前記第1タイプのデータパケットに対するNACK情報をフィードバックすることができる。前記基地局は、第1PUCCHリソースで第1タイプのデータパケットに対する前記端末のNACK情報を検出し、NACK情報を検出すると、基地局は、PTM方式で前記第1タイプのデータパケットを再送する。
【0083】
2)前記第1指示情報が、端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモードと、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記基地局は、前記第2PUCCHリソースで第2タイプのデータパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出することができ、前記第2タイプのデータパケットは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第2タイプのデータパケットである。
【0084】
例えば、前記端末は、前記第2PUCCHで前記第2タイプのデータパケットに対するACK又はNACK情報をフィードバックすることができる。前記基地局は、検出したACK又はNACK情報に基づいて、前記端末が第2タイプのデータパケットを受信するのに成功したかどうかを判断する。例えば、NACK情報を検出すると、前記端末が第2タイプのデータパケットを受信するのに成功していないと判断し、この場合、基地局は、PTP方式で前記第2タイプのデータパケットを前記端末に再送することができ、ACK情報を検出すると、前記端末が第2タイプのデータパケットを受信するのに成功したと判断し、この場合、第2タイプのデータパケットを再送する必要はない。
【0085】
3)前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、つまり、第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、2種の伝送モード(PTPモード及びPTMモード)と、2種の受信動作(端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信すること)と、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記基地局は、前記第2PUCCHリソースで第3タイプのデータパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出し、前記第3タイプのデータパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCH、及び、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功していない同一のデータパケットである。
【0086】
例えば、前記端末は、2つのPDSCHで前記第3タイプのデータパケットを正確に受信していないときに、前記第2PUCCHリソースで前記第3タイプのデータパケットに対するNACK情報をフィードバックする。第2PUCCHが、端末固有のPDCCHに関連するPUCCHリソース又は端末固有のPDCCHによって指示されるPUCCHリソースであるため、基地局は、第2PUCCHでNACK情報を受信すると、第3タイプのデータパケットを受信するのに成功していないターゲット端末を決定することができ、さらに、PTP方式を用いて第3タイプのデータパケットを該ターゲット端末に再送して伝送リソースオーバーヘッドを節約することができる。対照的に、端末が第1PUCCHリソースでNACK情報をフィードバックする場合、第1PUCCHリソースが複数の端末で共有されるものであるため、基地局は、NACKをフィードバックしている端末がどの端末であるかを確認できず、全ての端末に対して第3タイプのデータパケットをPTM方式で再送することしかできず、それによって、第3タイプのデータパケットを受信するのに成功した端末によるPDCCHとPDSCHの繰り返し受信が発生し、さらに、エネルギー消費オーバーヘッド及びリソース浪費をもたらす。
【0087】
また、前記基地局は、予め定義された第1フィードバックポリシーに基づいて、前記第2PUCCHで前記第3タイプのデータパケットに対するHARQ情報を検出すると決定し、又は、前記基地局は、端末が前記第3タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると指示するように、第2指示情報を端末に送信することができる。
【0088】
4)前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記基地局は、前記第2PUCCHリソースで第4タイプのデータパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出し、前記第4タイプのデータパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功しているデータパケット、及び/又は、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功している同一のデータパケットである。つまり、前記第4タイプのデータパケットは、前記端末が2つのPDSCHで受信するのに少なくとも1回成功したデータパケットである。上記2つのPDSCHは、それぞれ、1)前記共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCH、2)前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHである。
【0089】
また、前記基地局は、さらに、予め定義された第2フィードバックポリシーに基づいて、前記第2PUCCHで前記第4タイプのデータパケットに対するHARQ情報を検出すると決定することができ、又は、前記基地局は、端末が前記第4タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると指示するように、第3指示情報を端末に送信することができる。
以上から分かるように、本開示の実施例の上記方法において、基地局は、端末がPTPとPTMのうちの1つを使用するか両方を使用するかマルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送を行うように、端末に指示する。また、端末がPTP及びPTMモードで同時に動作し且つあるデータパケットを正確に受信していない場合、端末は、第1PUCCHリソースでNACK情報をフィードバックする必要がないが、第2PUCCHリソースでNACK情報をフィードバックする。それによて、基地局は、第2PUCCHリソースを通じて、データパケットを正確に受信していない端末がどの端末であるかを判断することができ、他の端末の動作に影響を与えることなく、PTPのモードを用いて再送することができる。そうでなければ、基地局が第1PUCCHリソースでNACK情報を受信している場合、基地局は、NACK情報をフィードバックする端末の数を決定できず、NACKをフィードバックしている端末がどの端末であるかが分からず、基地局は、全ての端末に対してデータパケットを再送することしかできないが、実際的に、1つの端末のみが該データパケットを正確に受信していない可能性がであるため、これは、ネットワークリソースの浪費だけでなく、他の端末による不要なPDCCH検出及びPDSCH受信のオーバーヘッドをもたらしている。
【0090】
以上は、本開示の実施例の様々な方法を説明した。以下は、上記方法を実施する装置をさらに提供する。
【0091】
図4を参照すると、本開示の実施例は、端末を提供し、該端末は、受信モジュール41と決定モジュール42を含む。
【0092】
受信モジュール41は、ネットワークから送信される第1指示情報を受信するように構成され、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられる。
【0093】
決定モジュール42は、前記第1指示情報に基づいて、PDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定するように構成される。
【0094】
一実施例では、前記PDCCH検出動作は、
端末固有のPDCCHを検出することと、
共通PDCCHを検出することと、
共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0095】
一実施例では、前記共通PDCCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースをスケジューリングするために用いられ、
及び/又は、
前記端末固有のPDCCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースをスケジューリングするために用いられる。
【0096】
一実施例では、前記マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードは、
PTPモードとPTMモードのうちの少なくとも1つを含む。
【0097】
一実施例では、前記PDSCH受信動作は、
端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0098】
一実施例では、前記PDSCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースを搬送するために用いられる。
【0099】
一実施例では、前記PUCCHリソースは、第1PUCCHリソース及び/又は第2PUCCHリソースを含み、前記第1PUCCHリソースは、共通PDCCHに関連するPUCCHリソース又は共通PDCCHによって指示されるPUCCHリソースであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPDCCHに関連するPUCCHリソース又は端末固有のPDCCHによって指示されるPUCCHリソースである。
【0100】
一実施例では、前記受信モジュールは、さらに、
ネットワークから送信される第1PUCCHリソースの設定情報を受信することであって、前記第1PUCCHリソースは、端末が第1PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第1PDSCHは、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第1PUCCHリソースは、少なくとも1つの端末が共有するPUCCHであることと、
ネットワークから送信される第2PUCCHリソースの設定情報を受信することであって、前記第2PUCCHリソースは、端末が第2PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第2PDSCHは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPUCCHであることと、を実行するように構成される。
【0101】
一実施例では、前記端末は、さらに、第1処理モジュールを含み、
第1処理モジュールは、
前記第1指示情報が、共通PDCCHを検出することと、PTMモードと、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記端末が共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第1タイプのデータパケットを受信するのに成功していないとき、前記第1タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第1PUCCHリソースでフィードバックするように構成される。
【0102】
一実施例では、前記端末は、さらに、第2処理モジュールを含み、
第2処理モジュールは、
前記第1指示情報が、端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモードと、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記端末が端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第2タイプのデータパケットに対するHARQ情報を、前記第2PUCCHでフィードバックするように構成される。
【0103】
一実施例では、前記端末は、さらに、第3処理モジュールを含み、
第3処理モジュールは、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記端末は、前記共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第3タイプのデータパケットを受信するのに成功していないとき、且つ、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される同じ第3タイプのデータパケットを受信するのに成功していないとき、前記第3タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックするように構成される。
【0104】
一実施例では、前記端末は、さらに、第1フィードバック態様決定モジュールを含み、
第1フィードバック態様決定モジュールは、予め定義された第1フィードバックポリシー、又は、ネットワークから送信される第2指示情報に基づいて、前記第3タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると決定するように構成される。
【0105】
一実施例では、前記端末は、さらに、第4処理モジュールを含み、
第4処理モジュールは、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記端末が、前記共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第4タイプのデータパケットを受信するのに成功しているとき、及び/又は、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される同じ第4タイプのデータパケットを受信するのに成功しているとき、前記第4タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックするように構成される。
【0106】
一実施例では、前記端末は、さらに、第2フィードバック態様決定モジュールを含み、
第2フィードバック態様決定モジュールは、予め定義された第2フィードバックポリシー、又は、ネットワークから送信される第3指示情報に基づいて、前記第4タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると決定するように構成される。
【0107】
なお、該実施形態における機器は、上記の
図3に示す方法に対応する機器であり、上記の各実施形態における実現形態はすべて、該機器の実施形態に適用可能であり、同じ技術的効果を達成することができる。本開示の実施形態に係る上記機器は、上記方法の実施形態によって実現されるすべての方法ステップを実現することができ、同じ技術的効果を達成することができる。本実施形態における方法の実施形態と同じ部分及び有益な効果については、ここで詳細に説明しない。
【0108】
図5を参照すると、本開示の実施例に係る端末の構造模式図であり、該端末は、プロセッサ501、送受信機502、メモリ503、ユーザインターフェース504及びバスインターフェースを含む。
【0109】
本開示の実施例では、端末は、さらに、メモリ上503に記憶されてプロセッサ501で実行可能なプログラムを含む。
【0110】
前記プロセッサ501は、前記プログラムを実行するとき、
ネットワークから送信される第1指示情報を受信することであって、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられることと、
前記第1指示情報に基づいて、PDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定することと、を実現する。
【0111】
一実施例では、前記PDCCH検出動作は、
端末固有のPDCCHを検出することと、
共通PDCCHを検出することと、
共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0112】
一実施例では、前記共通PDCCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースをスケジューリングするために用いられ、
及び/又は、
前記端末固有のPDCCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースをスケジューリングするために用いられる。
【0113】
一実施例では、前記マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードは、
PTPモードとPTMモードのうちの少なくとも1つを含む。
【0114】
一実施例では、前記PDSCH受信動作は、
端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0115】
一実施例では、前記PDSCHは、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースを搬送するために用いられる。
【0116】
一実施例では、前記PUCCHリソースは、第1PUCCHリソース及び/又は第2PUCCHリソースを含み、
前記第1PUCCHリソースは、共通PDCCHに関連するPUCCHリソース又は共通PDCCHによって指示されるPUCCHリソースであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPDCCHに関連するPUCCHリソース又は端末固有のPDCCHによって指示されるPUCCHリソースである。
【0117】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
ネットワークから送信される第1PUCCHリソースの設定情報を受信することであって、前記第1PUCCHリソースは、端末が第1PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第1PDSCHは、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第1PUCCHリソースは、少なくとも1つの端末が共有するPUCCHであることと、
ネットワークから送信される第2PUCCHリソースの設定情報を受信することであって、前記第2PUCCHリソースは、端末が第2PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第2PDSCHは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPUCCHであることと、を実現する。
【0118】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCHを検出することと、PTMモードと、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第1タイプのデータパケットを受信するのに成功していないとき、前記第1タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第1PUCCHリソースでフィードバックすることを実現する。
【0119】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
前記第1指示情報が、端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモードと、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第2タイプのデータパケットに対するHARQ情報を、前記第2PUCCHでフィードバックすることを実現する。
【0120】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第3タイプのデータパケットを受信するのに成功していないとき、且つ、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される同じ第3タイプのデータパケットを受信するのに成功していないとき、前記第3タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすることを実現する。
【0121】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
予め定義された第1フィードバックポリシー、又は、ネットワークから送信される第2指示情報に基づいて、前記第3タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると決定することを実現する。
【0122】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第4タイプのデータパケットを受信するのに成功しているとき、及び/又は、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される同じ第4タイプのデータパケットを受信するのに成功しているとき、前記第4タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすることを実現する。
【0123】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
予め定義された第2フィードバックポリシー、又は、ネットワークから送信される第3指示情報に基づいて、前記第4タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると決定することを実現する。
【0124】
本開示の実施例では、前記コンピュータプログラムがプロセッサ501によって実行されるとき、上記の
図2に示す方法実施例の各プロセスを実現することができ、同じ技術的効果を達成することができることを理解できる。重複を避けるために、ここでは繰り返さない。
【0125】
図5では、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジを含むことができ、具体的に、プロセッサ501によって表される1つ又は複数のプロセッサと、メモリ503によって表されるメモリのさまざまな回路が一緒にリンクされる。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧調整器、及び電力管理回路などの様々な他の回路を一緒にリンクすることもでき、これらは当技術分野でよく知られているため、本明細書ではこれ以上説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。送受信機502は、伝送媒体で様々な他の装置と通信するためのユニットを提供する、送信機及び受信機を含む複数の要素であり得る。異なるユーザ機器について、ユーザインターフェース504は、必要な機器に外部及び内部で接続できるインターフェースであってもよく、接続された機器は、キーパッド、ディスプレイ、スピーカー、マイクロフォン、ジョイスティックなどを含むが、これらに限定されない。
【0126】
プロセッサ501は、バスアーキテクチャ及び一般的な処理の管理を担当し、メモリ503は、操作を実行するときにプロセッサ501によって使用されるデータを記憶することができる。
【0127】
なお、該実施形態における機器は、上記の
図2に示す方法に対応する機器であり、上記の各実施形態における実現方式はすべて、該機器の実施形態に適用可能であり、同じ技術的効果を達成することもできる。該機器では、送受信機502とメモリ503、及び、送受信機502とプロセッサ501が全てバスインターフェースで通信接続されてもよく、プロセッサ501の機能も送受信機502によって実現されてもよく、送受信機502の機能もプロセッサ501によって実現されてもよい。なお、本開示の実施形態に係る上記機器は、上記方法の実施形態によって実現されるすべての方法ステップを実現することができ、同じ技術的効果を達成することができる。本実施形態における方法の実施形態と同じ部分及び有益な効果については、ここで詳細に説明しない。
【0128】
本開示のいくつかの実施例では、さらに、プログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体を提供し、該プログラムがプロセッサによって実行されるとき、
ネットワークから送信される第1指示情報を受信することであって、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられることと、
前記第1指示情報に基づいて、PDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定することと、を実現する。
【0129】
該プログラムがプロセッサによって実行されるとき、上記端末側に適用されるマルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法における全ての実施形態を実現することができ、同じ技術的効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは繰り返さない。
【0130】
本開示の実施例は、
図6に示すネットワーク側機器を提供し、該ネットワーク側機器は、送信モジュール61と処理モジュール62を含む。
【0131】
送信モジュール61は、第1指示情報を端末に送信するように構成され、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられる。
【0132】
処理モジュール62は、前記第1指示情報に基づいて、端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出するように構成される。
【0133】
一実施例では、前記PDCCH検出動作は、
端末固有のPDCCHを検出することと、
共通PDCCHを検出することと、
共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0134】
一実施例では、前記マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードは、
PTPモードとPTMモードのうちの少なくとも1つを含む。
【0135】
一実施例では、前記PDSCH受信動作は、
端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0136】
一実施例では、前記PUCCHリソースは、第1PUCCHリソース及び/又は第2PUCCHリソースを含み、前記第1PUCCHリソースは、共通PDCCHに関連するPUCCHリソース又は共通PDCCHによって指示されるPUCCHリソースであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPDCCHに関連するPUCCHリソース又は端末固有のPDCCHによって指示されるPUCCHリソースである。
【0137】
一実施例では、前記送信モジュールは、さらに、
第1PUCCHリソースの設定情報を前記端末に送信することであって、前記第1PUCCHリソースは、端末が第1PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第1PDSCHは、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第1PUCCHリソースは、少なくとも1つの端末が共有するPUCCHであることと、
第2PUCCHリソースの設定情報を前記端末に送信することであって、前記第2PUCCHリソースは、端末が第2PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第2PDSCHは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPUCCHであることと、を実現するように構成される。
【0138】
一実施例では、前記処理モジュールは、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCHを検出することと、PTMモードと、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記第1PUCCHリソースで第1タイプのデータパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出するように構成され、
前記第1タイプのデータパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功していないデータパケットである。
【0139】
一実施例では、前記処理モジュールは、さらに、
前記第1指示情報が、端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモードと、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記第2PUCCHリソースで第2タイプのデータパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出するように構成され、
前記第2タイプのデータパケットは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第2タイプのデータパケットである。
【0140】
一実施例では、前記処理モジュールは、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記第2PUCCHリソースで第3タイプのデータパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出するように構成され、
前記第3タイプのデータパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCH、及び、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功していない同一のデータパケットである。
【0141】
一実施例では、前記基地局は、さらに、第1決定モジュールを含み、
第1決定モジュールは、予め定義された第1フィードバックポリシーに基づいて、前記第2PUCCHで前記第3タイプのデータパケットに対するHARQ情報を検出すると決定すること、又は、端末が前記第3タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると指示するように、第2指示情報を端末に送信すること、を実行するように構成される。
【0142】
一実施例では、前記処理モジュールは、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記基地局が前記第2PUCCHリソースで第4タイプのデータパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出するように構成され、
前記第4タイプのデータパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功しているデータパケット、及び/又は、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功している同一のデータパケットである。
【0143】
一実施例では、前記基地局は、さらに、第1決定モジュールを含み、
第1決定モジュールは、予め定義された第2フィードバックポリシーに基づいて、前記第2PUCCHで前記第4タイプのデータパケットに対するHARQ情報を検出すると決定すること、又は、端末が前記第4タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると指示するように、第3指示情報を端末に送信すること、を実行するように構成される。
【0144】
なお、該実施形態における装置は、上記の
図3に示す方法に対応する機器であり、上記の各実施形態における実現形態はすべて、該機器の実施形態に適用可能であり、同じ技術的効果を達成することができる。本開示の実施形態に係る上記機器は、上記方法の実施形態によって実現されるすべての方法ステップを実現することができ、同じ技術的効果を達成することができる。本実施形態における方法の実施形態と同じ部分及び有益な効果については、ここで詳細に説明しない。
【0145】
図7を参照すると、本開示の実施例は、ネットワーク側機器(即ち基地局)の構造模式図を提供し、該ネットワーク側機器は、プロセッサ701、送受信機702、メモリ703及びバスインターフェースを含む。
【0146】
本開示の実施例では、ネットワーク側機器は、さらに、メモリ上703に記憶されてプロセッサ701で実行可能なプログラムを含み、前記プログラムがプロセッサ701によって実行されるとき、
第1指示情報を端末に送信することであって、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられることと、
前記第1指示情報に基づいて、端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出することと、を実現する。
【0147】
一実施例では、
前記PDCCH検出動作は、
端末固有のPDCCHを検出することと、
共通PDCCHを検出することと、
共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0148】
一実施例では、前記マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードは、
PTPモードとPTMモードのうちの少なくとも1つを含む。
【0149】
一実施例では、前記PDSCH受信動作は、
端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちのいずれか1つを含む。
【0150】
一実施例では、前記PUCCHリソースは、第1PUCCHリソース及び/又は第2PUCCHリソースを含み、前記第1PUCCHリソースは、共通PDCCHに関連するPUCCHリソース又は共通PDCCHによって指示されるPUCCHリソースであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPDCCHに関連するPUCCHリソース又は端末固有のPDCCHによって指示されるPUCCHリソースである。
【0151】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
第1PUCCHリソースの設定情報を前記端末に送信することであって、前記第1PUCCHリソースは、端末が第1PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第1PDSCHは、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第1PUCCHリソースは、少なくとも1つの端末が共有するPUCCHであることと、
第2PUCCHリソースの設定情報を前記端末に送信することであって、前記第2PUCCHリソースは、前記端末が第2PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第2PDSCHは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPUCCHであることと、を実現する。
【0152】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCHを検出することと、PTMモードと、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記第1PUCCHリソースで第1タイプのデータパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出することであって、前記第1タイプのデータパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功していないデータパケットであること、を実現する。
【0153】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
前記第1指示情報が、端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモードと、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記第2PUCCHリソースで第2タイプのデータパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出することであって、前記第2タイプのデータパケットは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第2タイプのデータパケットであること、を実現する。
【0154】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記第2PUCCHリソースで第3タイプのデータパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出することであって、前記第3タイプのデータパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCH、及び、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功していない同一のデータパケットであること、を実現する。
【0155】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
予め定義された第1フィードバックポリシーに基づいて、前記第2PUCCHで前記第3タイプのデータパケットに対するHARQ情報を検出すると決定すること、
又は、端末が前記第3タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると指示するように、第2指示情報を端末に送信すること、を実現する。
【0156】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、前記第2PUCCHリソースで第4タイプのデータパケットに対する前記端末のHARQ情報を検出することであって、前記第4タイプのデータパケットは、前記端末が、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功しているデータパケット、及び/又は、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して受信するのに成功している同一のデータパケットであること、を実現する。
【0157】
一実施例では、前記プロセッサは、前記プログラムを実行するとき、さらに、
予め定義された第2フィードバックポリシーに基づいて、前記第2PUCCHで前記第4タイプのデータパケットに対するHARQ情報を検出すると決定すること、
又は、端末が前記第4タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると指示するように、第3指示情報を端末に送信すること、を実現する。
【0158】
本開示の実施例では、前記コンピュータプログラムがプロセッサ701によって実行されるとき、上記の
図4に示す方法実施例の各プロセスを実現し、同じ技術的効果を達成することができることを理解できる。重複を避けるために、ここでは繰り返さない。
【0159】
図7では、バスアーキテクチャは、任意の数の相互接続されたバス及びブリッジを含むことができ、具体的に、プロセッサ701によって表される1つ又は複数のプロセッサと、メモリ703によって表されるメモリのさまざまな回路が一緒にリンクされる。バスアーキテクチャは、周辺機器、電圧調整器、及び電力管理回路などの様々な他の回路を一緒にリンクすることもでき、これらは当技術分野でよく知られているため、本明細書ではこれ以上説明しない。バスインターフェースはインターフェースを提供する。送受信機702は、伝送媒体で様々な他の装置と通信するためのユニットを提供する、送信機及び受信機を含む複数の要素であり得る。
【0160】
プロセッサ701は、バスアーキテクチャ及び一般的な処理の管理を担当し、メモリ703は、操作を実行するときにプロセッサ701によって使用されるデータを記憶することができる。
【0161】
なお、該実施形態におけるネットワーク側機器は、上記の
図4に示す方法に対応する機器であり、上述の各実施形態における実現方法はすべて、該ネットワーク側機器の実施形態に適用可能であり、同じ技術的効果を達成することもできる。該機器では、送受信機702とメモリ703、及び、送受信機702とプロセッサ701が全てバスインターフェースで通信接続されてもよく、プロセッサ701の機能も送受信機702によって実現されてもよく、送受信機702の機能もプロセッサ701によって実現されてもよい。なお、本開示の実施形態に係る上記機器は、上記方法の実施形態によって実現されるすべての方法ステップを実現することができ、同じ技術的効果を達成することができる。本実施形態における方法の実施形態と同じ部分及び有益な効果については、ここで詳細に説明しない。
【0162】
本開示のいくつかの実施例では、さらに、プログラムが記憶されているコンピュータ可読記憶媒体を提供し、該プログラムがプロセッサによって実行されるとき、
第1指示情報を端末に送信することであって、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられることと、
前記第1指示情報に基づいて、端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出することと、を実現する。
【0163】
該プログラムがプロセッサによって実行されるとき、上記基地局側に適用されるマルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法における全ての実施形態を実現でき、同じ技術的効果を達成することができる。重複を避けるために、ここでは繰り返さない。
【0164】
当業者は、本明細書に開示される実施形態と組み合わせて説明される各例のユニット及びアルゴリズムステップが、電子ハードウェア、又はコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアとの組み合わせによって実現され得ることを理解することができる。これらの機能がハードウェアで実行されるかソフトウェアで実行されるかは、技術案の特定のアプリケーション及び設計上の制約条件によって決定される。当業者は、各特定のアプリケーションに対して異なる方法を使用して説明された機能を実現することができるが、このような実現は、本開示の範囲を超えると見なすべきではない。
【0165】
当業者は、説明の便宜及び簡潔のために、上記説明されたシステム、装置及びユニットの具体的な動作過程が、前述の方法の実施形態における対応する過程を参照できることを明確に理解することができ、ここでは繰り返さない。
【0166】
本開示で提供される実施形態では、開示された装置及び方法が他の方式で実現され得ることを理解すべきである。例えば、前記ユニットの区分は、論理機能的区分だけであり、実際に実施するときに他の区分モードもあり得て、例えば、複数のユニット又は構成要素は組み合わせられてもよく又は別のシステムに統合されてもよく、又は一部の特徴は無視されてもよく、又は実行されなくてもよい。また、示される又は議論される相互結合又は直接結合又は通信接続は一部のインターフェース、装置又はユニットを介する間接的結合又は通信接続であってもよく、電気的、機械的又は他の形態であってもよい。
【0167】
分離部材として説明された前記ユニットは、物理的に分離するものであってもよく又は物理的に分離するものでなくてもよく、ユニットとして表示された部材は物理的ユニットであってもよく又は物理的ユニットでなくてもよく、即ち1つの箇所に位置してもよく、又は複数のネットワークユニットに分布されてもよい。実際のニーズに応じてその中の一部又は全てのユニットを選択して本実施例の解決策の目的を達成することができる。
【0168】
また、本開示の各実施例における各機能ユニットは、1つの処理ユニットに統合されてもよく、個々のユニットは単独で物理に存在してもよく、2つ又は2つ以上のユニットは、1つのユニットに統合されてもよい。
【0169】
前記機能は、ソフトウェア機能ユニットの形態で実現され且つ独立した製品として販売又は用いられる時に、1つのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に記憶されてもよい。このような理解に基づき、本開示の技術的解決策は本質的に又は従来技術に寄与する部分又は当該技術的解決策の部分がソフトウェア製品の形で実現されてもよく、当該コンピュータソフトウェア製品は、1つの記憶媒体に記憶され、コンピュータ装置(パーソナルコンピュータ、サーバ、又はネットワーク機器等であってもよい)に本開示の各実施例に記載される方法の全て又は一部のステップを実行させるためのいくつかの命令を含む。前述の記憶媒体は、USBフラッシュディスク、モバイルハードディスク、読み出し専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random Access Memory)、磁気ディスク又は光ディスク等のプログラムコードを記憶できる様々な媒体を含む。
【0170】
以上の説明は、本開示の具体的な実施例だけであり、本開示の保護範囲は、これに限定されず、いかなる当業者は、本開示で開示される技術範囲内で、変化又は入れ替えを容易に想到し得、これらの変化又は入れ替えが全て本開示の保護範囲に含まれるべきである。したがって、本開示の保護範囲は、特許請求の範囲の保護範囲に従うべきである。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック方法であって、
端末は、ネットワークから送信される第1指示情報を受信することであって、前記第1指示情報は、物理下り制御チャンネルPDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、物理下り共有チャンネルPDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられることと、
前記端末は、前記第1指示情報に基づいて、PDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用される物理上り制御チャンネルPUCCHリソースを決定することと、を含む、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのハイブリッド自動再送要求HARQフィードバック方法。
【請求項2】
前記PDCCH検出動作は、
端末固有のPDCCHを検出することと、
共通PDCCHを検出することと、
共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、のうちのいずれか1つを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードは、
ポイントツーポイントPTPモードと、ポイントツーマルチポイントPTMモードと、のうちの少なくとも1つを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記PDSCH受信動作は、
端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、
端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちのいずれか1つを含む
請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記PUCCHリソースは、第1PUCCHリソース及び/又は第2PUCCHリソースを含み、
前記第1PUCCHリソースは、共通PDCCHに関連するPUCCHリソース又は共通PDCCHによって指示されるPUCCHリソースであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPDCCHに関連するPUCCHリソース又は端末固有のPDCCHによって指示されるPUCCHリソースである
請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、さらに、
前記端末は、前記ネットワークから送信される第1PUCCHリソースの設定情報を受信することであって、前記第1PUCCHリソースは、前記端末が第1PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第1PDSCHは、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第1PUCCHリソースは、少なくとも1つの端末が共有するPUCCHであることと、
前記端末は、前記ネットワークから送信される第2PUCCHリソースの設定情報を受信することであって、前記第2PUCCHリソースは、前記端末が第2PDSCHに対するHARQ情報をフィードバックするために用いられ、前記第2PDSCHは、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHであり、前記第2PUCCHリソースは、端末固有のPUCCHであることと、を含む
請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCHを検出することと、PTMモードと、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記端末は、共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第1
タイプのデータパケットを受信するのに成功していないとき、前記第1
タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第1PUCCHリソースでフィードバックすることを含む
請求項1又は5に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、さらに、
前記第1指示情報が、端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモードと、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記端末は、端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第2
タイプのデータパケットに対するHARQ情報を、前記第2PUCCHでフィードバックすることを含む
請求項1又は5に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記端末は、前記共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第3
タイプのデータパケットを受信するのに成功していないとき、且つ、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される同じ第3
タイプのデータパケットを受信するのに成功していないとき、前記第3
タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすることを含む
請求項1又は5に記載の方法。
【請求項10】
前記方法は、さらに、
前記端末は、予め定義された第1フィードバックポリシー、又は、前記ネットワークから送信される第2指示情報に基づいて、前記第3
タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると決定することを含む
請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記方法は、さらに、
前記第1指示情報が、共通PDCCH及び端末固有のPDCCHを検出することと、PTPモード及びPTMモードと、端末固有のPDCCHと共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCHを受信することと、のうちの少なくとも1つを指示する場合、
前記端末は、前記共通PDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTMモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される第4
タイプのデータパケットを受信するのに成功しているとき、及び/又は、前記端末固有のPDCCHによってスケジューリングされるPDSCH又はPTPモードを通じて伝送されるPDSCHを介して送信される同じ第4
タイプのデータパケットを受信するのに成功しているとき、前記第4
タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすることを含む
請求項1又は5に記載の方法。
【請求項12】
前記方法は、さらに、
予め定義された第2フィードバックポリシー、又は、前記ネットワークから送信される第3指示情報に基づいて、前記第4
タイプのデータパケットに対するHARQ情報を前記第2PUCCHでフィードバックすると決定することを含む
請求項11に記載の方法。
【請求項13】
マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法であって、
基地局は、第1指示情報を端末に送信することであって、前記第1指示情報は、PDCCH検出動作と、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースの伝送モードと、PDSCH受信動作と、のうちの少なくとも1つを指示するために用いられることと、
前記基地局は、前記第1指示情報に基づいて、前記端末がPDSCHに対してHARQフィードバックを行うために使用されるPUCCHリソースを決定し、決定したPUCCHリソースで前記端末から送信されるHARQフィードバック情報を検出することと、を含む、マルチキャスト及び/又はブロードキャストサビースのHARQフィードバック方法。
【請求項14】
端末であって、
プロセッサ、メモリ及び前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラムを含み、
前記プログラムが前記プロセッサによって実行されるとき、請求項1から12のいずれか1項に記載の方法のステップを実現させる、端末。
【請求項15】
基地局であって、
プロセッサ、メモリ及び前記メモリに記憶されて前記プロセッサで実行可能なプログラムを含み、
前記プログラムが前記プロセッサによって実行されるとき、請求項1
3に記載の方法のステップを実現させる、基地局。
【国際調査報告】