IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ シージェイ チェイルジェダン コーポレーションの特許一覧 ▶ シージェイ シーフード コーポレーションの特許一覧 ▶ グリーン テクノロジー カンパニー, リミテッドの特許一覧

特表2024-507047食材供給装置及びこれを用いた食材供給方法
<>
  • 特表-食材供給装置及びこれを用いた食材供給方法 図1
  • 特表-食材供給装置及びこれを用いた食材供給方法 図2
  • 特表-食材供給装置及びこれを用いた食材供給方法 図3
  • 特表-食材供給装置及びこれを用いた食材供給方法 図4
  • 特表-食材供給装置及びこれを用いた食材供給方法 図5
  • 特表-食材供給装置及びこれを用いた食材供給方法 図6
  • 特表-食材供給装置及びこれを用いた食材供給方法 図7
  • 特表-食材供給装置及びこれを用いた食材供給方法 図8
  • 特表-食材供給装置及びこれを用いた食材供給方法 図9
  • 特表-食材供給装置及びこれを用いた食材供給方法 図10
  • 特表-食材供給装置及びこれを用いた食材供給方法 図11
  • 特表-食材供給装置及びこれを用いた食材供給方法 図12
  • 特表-食材供給装置及びこれを用いた食材供給方法 図13
  • 特表-食材供給装置及びこれを用いた食材供給方法 図14
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-16
(54)【発明の名称】食材供給装置及びこれを用いた食材供給方法
(51)【国際特許分類】
   B65G 59/04 20060101AFI20240208BHJP
   A23L 35/00 20160101ALN20240208BHJP
【FI】
B65G59/04
A23L35/00
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023540511
(86)(22)【出願日】2021-12-28
(85)【翻訳文提出日】2023-06-29
(86)【国際出願番号】 KR2021020047
(87)【国際公開番号】W WO2022145972
(87)【国際公開日】2022-07-07
(31)【優先権主張番号】10-2020-0186725
(32)【優先日】2020-12-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】513178894
【氏名又は名称】シージェイ チェイルジェダン コーポレーション
(71)【出願人】
【識別番号】519020199
【氏名又は名称】シージェイ シーフード コーポレーション
(71)【出願人】
【識別番号】523242723
【氏名又は名称】グリーン テクノロジー カンパニー, リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100111372
【弁理士】
【氏名又は名称】津野 孝
(72)【発明者】
【氏名】チャン、 ドクジン
(72)【発明者】
【氏名】イム、 ミンス
(72)【発明者】
【氏名】キム、 スンヨン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン、 ヨンホ
(72)【発明者】
【氏名】キム、 サンオ
(72)【発明者】
【氏名】クァク、 ミョンイル
(72)【発明者】
【氏名】リ、 ジョンファ
【テーマコード(参考)】
3F030
4B036
【Fターム(参考)】
3F030AA04
3F030AB02
4B036LF19
4B036LH22
4B036LH33
4B036LP21
4B036LP24
4B036LT11
4B036LT29
(57)【要約】
本発明による食材供給装置は、積層された複数の食材を含む食材が安着した食材カセットから食材スタックを離脱及び上昇させるように設けられる食材リフティング部と、前記食材リフティング部により上昇した食材スタックから一枚の食材を吸着して上昇させるように設けられる食材分離部と、前記食材分離部により上昇した一枚の食材を前方に移送するように設けられる水平移動部を含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
積層された複数の食材を含む食材が安着した食材カセットから食材スタックを離脱及び上昇させるように設けられる食材リフティング部と、
前記食材リフティング部により上昇した食材スタックから一枚の食材を吸着して上昇させるように設けられる食材分離部と、
前記食材分離部により上昇した一枚の食材を前方に移送するように設けられる水平移動部とを含む、食材供給装置。
【請求項2】
前記食材リフティング部は、前記食材スタックの下側から昇降して前記食材スタックを持ち上げるように設けられる食材リフターを含む、請求項1に記載の食材供給装置。
【請求項3】
前記食材リフティング部は、前記食材リフターにより持ち上げられた食材スタックが含む複数の食材の少なくとも一部を支持するように設けられる食材ホルダーをさらに含む、請求項2に記載の食材供給装置。
【請求項4】
前記食材リフターは、左右方向に沿って延びた形状を有し、
前記食材ホルダーは、前後方向に沿って移動して前記複数の食材の少なくとも一部を支持するか、前記複数の食材から離脱して前記複数の食材が前記食材リフターに安着するように設けられる、請求項3に記載の食材供給装置。
【請求項5】
前記食材カセットに上下に開口して形成された食材リフターホールを、前記食材リフターが上下に貫通できる第1リフティング位置と前記第1リフティング位置の後側に位置した第2リフティング位置とに前記食材カセットを選択的に位置させるように設けられる食材カセット移動部をさらに含む、請求項2に記載の食材供給装置。
【請求項6】
前記食材分離部は、
前記一枚の食材に接近して前記一枚の食材の上面に吸着し、昇降するように設けられる吸着ブロックと、
前記吸着ブロックに連通される場合、前記一枚の食材を前記吸着ブロックの吸着に使用される負圧を前記吸着ブロックに提供する通路部材とを含み、
前記吸着ブロックと前記通路部材とが互いに連通される孔は、前記吸着ブロックの上昇により隠されて前記吸着ブロックの下降により開放される、請求項1に記載の食材供給装置。
【請求項7】
前記水平移動部は、前記食材分離部により上昇した一枚の食材の上面に下面が接触するように配置され、接触された前記一枚の食材を前方に移送するように設けられる吸着コンベヤーである、請求項1に記載の食材供給装置。
【請求項8】
前記水平移動部が接触する前記一枚の食材の上面の一部領域は、前記一枚の食材が前後方向に基づいて有する長さの1/3以上の長さを有する、請求項7に記載の食材供給装置
【請求項9】
前記水平移動部は、左右方向から見て、上方に行くほど前後方向に基づいて有する長さが減る形状を有する、請求項7に記載の食材供給装置。
【請求項10】
前記水平移動部は、
負圧が提供されて複数の本体孔が形成される水平移動本体と、
吸着力が生じるように前記複数の本体孔に連通できる複数の吸気孔が形成されて前記水平移動本体の周縁に巻かれる吸着ベルトと、
回転することで前記水平移動本体の周縁に沿って前記吸着ベルトを回転させるように設けられる吸着ローラを含む、請求項7に記載の食材供給装置。
【請求項11】
前記水平移動本体の内部空間は、負圧空間と非負圧空間に区分され、
前記負圧空間は、負圧が提供されて前記複数の本体孔により外部と連通される、請求項10に記載の食材供給装置。
【請求項12】
前記複数の吸気孔は、下側から上方に見て、前後方向に沿ってジグザグに配置される、請求項10に記載の食材供給装置。
【請求項13】
前記複数の吸気孔は、下側から上方に見て、前後方向に沿って延びる長孔状に形成される、請求項10に記載の食材供給装置。
【請求項14】
前記水平移動部により移送された一枚の食材が伝達されて移送させる食材移送部をさらに含む、請求項1に記載の食材供給装置。
【請求項15】
積層された複数の食材を含む食材スタックが安着した食材カセットから前記食材スタックを持ち上げる段階と、
上昇した前記食材スタックから一枚の食材を吸着して上昇させる段階と、
上昇した前記一枚の食材を前方に移送する段階とを含む、食材供給方法。
【請求項16】
前記一枚の食材が吸着して前記食材スタックから離脱された場合、前記一枚の食材の高さだけ前記食材スタックを上昇させる段階をさらに含む、請求項15に記載の食材供給方法。
【請求項17】
前記食材スタックを持ち上げる段階は、前記食材スタックの下側から食材リフターを上昇させる段階を含み、
前記食材スタックが含む複数の食材の個数が所定の個数以下になると、
前記食材スタックを支持するように前記食材リフターよりも高い位置で食材ホルダーを前進させる段階と、
前記食材リフターを下降させる段階とをさらに含む、請求項15に記載の食材供給方法。
【請求項18】
前記食材リフターを下降させる段階が行われた後、前記食材リフターの上側に新しい食材スタックが安着した食材カセットが配置される段階をさらに含む、請求項17に記載の食材供給方法。
【請求項19】
前記食材リフターの上側に食材カセットが配置される段階が行われた後、前記食材リフターを上昇させる段階と、
前記食材スタックが前記食材リフターにより上昇した新しい食材スタックに安着するように、前記食材スタックを支持する食材ホルダーを後退させる段階とをさらに含む、請求項18に記載の食材供給方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、食材供給装置及びこれを用いた食材供給方法に関する。
【背景技術】
【0002】
薄い食材を加工してシート状の食用製品を形成するためには、食材を繊細に取り扱わなければならない。
食材を繊細に扱わない場合、食材が破れるかしわくちゃになって変形されるので、後続工程が正常に進行されない可能性があり、これは、工程の中断と生産性の低下に連結される可能性がある。
熟練された作業者が食材の加工を実施する場合、材料及び生産時間の損失を最小化して食用製品を形成することができる。
しかし、非熟練作業者が作業を実施するか適切に設計されない機械を用いて作業を実施する場合、繊細に食材を取り扱うことができないことから、食材の破損が起こり、生産性が低下する可能性がある。
【0003】
通常、薄い食材を用いた食用製品を製作するために、複数の食材が積層されているスタック状に食材が供給され、スタックから一枚の食材料を分離した後、所定の加工を経る方式を用いることができる。
この過程で、特に食材に対する繊細な取り扱いが求められる。
【0004】
例えば、薄い食材であるノリとライスペーパーを用いてシート状の食用製品の一例であるノリスナックを形成することができる。
食材の両方も薄い食材という共通点があるが、ノリとライスペーパーが互いに異なる物性を有するので、互いに異なる方式の取り扱いが求められる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、このような問題を解決するものであって、食材の供給に必要な時間が短縮し、供給過程で不良が少なく発生して生産性が向上した食材供給装置及び食材供給方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の食材供給装置は、積層された複数の食材を含む食材が安着した食材カセットから食材スタックを離脱及び上昇させるように設けられる食材リフティング部と、前記食材リフティング部により上昇した食材スタックから一枚の食材を吸着して上昇させるように設けられる食材分離部と、前記食材分離部により上昇した一枚の食材を前方に移送するように設けられる水平移動部を含む。
【0007】
本発明の食材供給方法は、積層された複数の食材を含む食材スタックが安着した食材カセットから前記食材スタックを持ち上げる段階と、上昇した前記食材スタックから一枚の食材を吸着して上昇させる段階;及び上昇した前記一枚の食材を前方に移送する段階を含む。
【発明の効果】
【0008】
これにより、食材の供給に必要な時間が短縮し、食材供給過程で発生する不良が低減して生産性が増大することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図1】本発明の一実施形態による食用製品製作システムの概念図である。
【0010】
図2】本発明の一実施形態による食用製品製作システムの斜視図である。
【0011】
図3】本発明の一実施形態による食用製品製作システムの右側面図である。
【0012】
図4】本発明の一実施形態による食用製品製作システムの左側面図である。
【0013】
図5】本発明の一実施形態による食用製品製作システムの第1食材供給装置を拡大して示した図である。
【0014】
図6】本発明の一実施形態による食用製品製作システムの第1食材供給装置の一部分の前面図である。
【0015】
図7】本発明の一実施形態による食用製品製作システムの第1食材供給装置の一部分の左側面図である。
【0016】
図8】本発明の一実施形態による食用製品製作システムの第1食材供給装置の一部分の内部構造が示されるように示した斜視図である。
【0017】
図9】本発明の一実施形態による食用製品製作システムの第1食材供給装置の一部分の内部構造が外に示されるように示した右側面図である。
【0018】
図10図9の状態で吸着ブロックが上昇して一枚のノリを水平移動部に伝達する状況を示した詳細図である。
【0019】
図11】本発明の一実施形態による食用製品製作システムの第2食材供給装置の一部分の斜視図である。
【0020】
図12】本発明の一実施形態による食用製品製作システムの第2食材供給装置の一部分の右側面図である。
【0021】
図13】本発明の一実施形態による食用製品製作方法の順序図である。
【0022】
図14】本発明の一実施形態による第1食材供給方法の順序図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、本発明の一部実施形態を、図面を介して、詳しく説明する。
各図面の構成要素に参照番号を付加するに当たり、同一の構成要素に対しては、たとえ、他の図面上に示されても、できる限り同一の番号を付けるようにしていることに留意しなければならない。
また、本発明の実施形態を説明するに当たり、関連した公知の構成又は機能に関する具体的な説明が本発明の実施形態に対する理解を妨害すると判断される場合には、その詳細な説明は、省略する。
【0024】
また、本発明の実施形態の構成要素を説明するに当たり、「第1」、「第2」、「A」、「B」、「(a)」、「(b)」などの用語を用いることがある。
このような用語は、その構成要素を他の構成要素と区別するためのものに過ぎず、その用語により当該構成要素の本質や順番又は順序などが限定されない。
ある構成要素が他の構成要素に「連結」、「結合」又は「接続」されると記載された場合、その構成要素は、その他の構成要素に直接的に連結するか、又は接続してもよいが、各構成要素の間にさらに他の構成要素を「連結」、「結合」又は「接続」してもよい。
【0025】
本出願は、2020年12月29日に出願された韓国特許出願第10-2020-0186725号に基づく優先権を主張し、当該出願の明細書及び図面に開示された全ての内容は、本出願に援用される。
【0026】
図1は、本発明の一実施形態による食用製品製作システム1の概念図である。
図2は、本発明の一実施形態による食用製品製作システム1の斜視図である。
図3は、本発明の一実施形態による食用製品製作システム1の右側面図である。
図4は、本発明の一実施形態による食用製品製作システム1の左側面図である。
【0027】
図面を参照すれば、本発明の一実施形態による食用製品製作システム1は、第1食材供給装置20、第2食材供給装置30、及び、加圧装置50を含む。
本発明の一実施形態による食用製品製作システム1は、システムフレーム10を含んでよく、接合液噴射装置41を含んでよく、補助接合液噴射装置42を含んでよく、中間コンベヤー61を含んでよく、排出コンベヤー62を含んでよく、切断装置70を含んでよく、プロセッサ80を含んでよい。
序数なしで食材供給装置とすれば、これは、第1食材供給装置20を意味してよく、以下、各構成要素の名称などで序数なしで食材とすれば、これは、第1食材を意味してよい。
【0028】
本明細書において、前後、左右、及び上下方向は、説明の便宜上指称されたものであって、互いに対して直交する方向であってよい。
しかし、このような方向は、食用製品製作システム1が配列された方向に対して相対的に決定されるものであり、上下方向と言って必ず鉛直方向を意味するものではない。
【0029】
本発明の一実施形態による食用製品製作システム1が生産する食用製品は、ノリスナック(SN)であってよい。
このような食用製品の生産のために使用される食材は、第1食材と第2食材を含んでよく、第1食材はノリ(SW)であってよく、第2食材はライスペーパー(RP)であってよく、食用製品が切断して生産される単位製品は単位スナック(SU)であってよい。
したがって、以下、食用製品の代わりにノリスナック(SN)を、一枚の第1食材の代わりに一枚のノリ(SW)を、第1食材スタックの代わりにノリスタック(WS)を、第1食材カセットの代わりにノリカセット(WC)を、一枚の第2食材の代わりに一枚のライスペーパー(RP)を、第2食材スタックの代わりにペーパースタック(PS)を、第2食材カセットの代わりにペーパーカセット(PC)を、単位製品の代わりに単位スナック(SU)を用いて食用製品製作システム1の構成及び作動について説明するが、食用製品、第1食材、及び第2食材が、これに制限されない。
【0030】
食用製品製作システム1の後端に第1食材供給装置20と第2食材供給装置30とが配置されてよい。
第1食材供給装置20と第2食材供給装置30は、それぞれノリとライスペーパーを前方に供給して、ライスペーパーにノリが安着した半製品(HG)を形成してよい。
半製品(HG)は、第1食材供給装置20と第2食材供給装置30の前側に配置された加圧装置50により加圧してノリスナック(SN)として製作されてよい。
提供されたノリがライスペーパーに安着することが容易に行われるように、第1食材供給装置20は、第2食材供給装置30の上側に配置されてよい。
【0031】
本発明の一実施形態による食用製品製作システム1は、システムフレーム10を含んでよい。
システムフレーム10は、食用製品製作システム1が含む構成要素が、互いに対する相対的な位置が固定されるように結合される骨組みとなる構成要素である。
システムフレーム10は、それぞれ左右方向、前後方向、及び上下方向に延びたビームが互いに結合して形成されてよい。
【0032】
【0033】
<第1食材供給装置20>
【0034】
図5は、本発明の一実施形態による食用製品製作システム1の第1食材供給装置20を拡大して示した図である。
図6は、本発明の一実施形態による食用製品製作システム1の第1食材供給装置20の一部分の前面図である。
図7は、本発明の一実施形態による食用製品製作システム1の第1食材供給装置20の一部分の左側面図である。
図8は、本発明の一実施形態による食用製品製作システム1の第1食材供給装置20の一部分の内部構造が示されるように示した斜視図である。
図9は、本発明の一実施形態による食用製品製作システム1の第1食材供給装置20の一部分の内部構造が外に示されるように示した右側面図である。
図10は、図9の状態で吸着ブロックが上昇して一枚のノリを水平移動部に伝達する状況を示した詳細図である。
【0035】
第1食材供給装置20は、積層された複数のノリを含むノリスタック(WS)から一枚のノリ(SW)を分離して供給するように設けられる。
ノリスタック(WS)は、ノリカセット(WC)に安着して供給されてよい。
ノリカセット(WC)は、ノリスタック(WS)の提供のために使用される運搬手段である。
ノリカセット(WC)は、安着したノリスタック(WS)が水平な方向に離脱するか落下することなく、後述する第1食材リフティング部21によっては容易に取り扱われるように上面が開放したボックス状に形成されてよい。
ノリカセット(WC)の床板には、上下に開口して形成された第1食材リフターホールが配置されてよい。
第1食材リフターホールは、一枚のノリ(SW)の面積よりも小さな面積を有してよい。
したがって、後述する第1食材リフター212が昇降する際に、第1食材リフターホールを上下に貫通してよいが、ノリカセット(WC)にノリスタック(WS)が安着する際に、第1食材リフターホールを介して落下しないこともある。
【0036】
第1食材供給装置20は、第1食材カセット移動部25を含んでよい。
第1食材カセット移動部25は、第1リフティング位置と第1リフティング位置の後側に位置した第2リフティング位置にノリカセット(WC)を選択的に位置させるように設けられる。
第1リフティング位置は、ノリカセット(WC)に形成された第1食材リフターホールを第1食材リフター212が上下に貫通できる位置である。
したがって、第1食材カセット移動部25は、前後方向に延びた第1食材カセットレール251と、第1食材カセットレール251に前後方向に沿ってスライディング可能に結合される第1食材カセット安着部252を含んでよい。
第1食材カセット安着部252にノリカセット(WC)が安着して第1食材カセットレール251に沿って提供されてよい。
【0037】
第1食材供給装置20は、第1食材リフティング部21を含んでよい。
第1食材リフティング部21は、積層された複数のノリを含むノリスタック(WS)が安着したノリカセット(WC)からノリスタック(WS)を離脱及び上昇させるように設けられる。
【0038】
第1食材リフティング部21は、上下方向に延びた第1食材リフティングレール211と第1食材リフター212を含んでよい。
第1食材リフター212は、第1リフティング位置に位置したノリスタック(WS)の下側から昇降して第1食材リフターホールを通過してノリスタック(WS)を持ち上げるように設けられる。
したがって、第1食材リフター212は、第1食材リフティングレール211に昇降可能に結合される。
第1食材カセット移動部25は、第2リフティング位置から伝達されたノリカセット(WC)を第1リフティング位置に移動させてよいが、この際、第1食材リフター212は下降してノリカセット(WC)よりも低い位置に配置された状態に置かれ、ノリカセット(WC)の下側に位置するようになる。
第1リフティング位置にノリカセット(WC)が到達した後、第1食材リフター212が上昇して第1食材リフターホールを通過し、第1食材リフター212の上面がノリスタック(WS)の下面に接触してノリスタック(WS)を持ち上げることができる。
【0039】
第1食材リフティングレール211は、第1リフティング位置に配置されたノリカセット(WC)の左右側の一つに配置されてよい。
第1食材リフター212は、左右方向に沿って延びた形状を有してよい。
したがって、第1食材リフターホールは、ノリカセット(WC)の左右方向の側面と床板の左右方向の角の少なくとも一方向の側面と角を分離する形状を有してよい。
第1食材リフター212が昇降して第1食材リフターホールを通過しなければならないためである。
【0040】
第1食材リフター212が持ち上げたノリスタック(WS)から、後述する第1食材分離部22が一枚のノリ(SW)を分離して運搬することができる。
第1食材分離部22は、ノリスタック(WS)に積層された複数のノリのうち最も上側に位置したノリを吸着して運搬する。
したがって、第1食材分離部22の作動が回を重ねれば重ねるほど、ノリスタック(WS)の高さは減る。
第1食材リフター212は、第1食材分離部22が作動してもノリスタック(WS)の上端が地面から有する高さが一定に維持するように上昇することができる。
したがって、第1食材分離部22は、続いて同一の位置でノリを吸着して運搬することができる。
【0041】
第1食材リフティング部21は、第1食材ホルダー213を含んでよい。
第1食材リフター212が持ち上げたノリスタック(WS)が含む複数のノリの個数が所定の個数以下になる場合、連続的にノリが供給され得るように新しいノリスタック(WS)の供給が必要である。
したがって、第1食材リフター212が再び下降して新しいノリスタック(WS)を持ち上げなければならないが、第1食材ホルダー213は、このような状況で使用される。
第1食材ホルダー213は、第1食材リフター212により持ち上げられたノリスタック(WS)が含む複数のノリの少なくとも一部を支持するように設けられる。
第1食材ホルダー213は、第1食材リフター212により持ち上げられたノリスタック(WS)の後側に配置されてよい。
第1食材ホルダー213が前進して第1食材分離部22にノリを供給中であるノリスタック(WS)の下側に挿入されてノリスタック(WS)を支持する。
第1食材リフター212がなくてもこれ以上ノリスタック(WS)が落下しないので、第1食材リフター212は下降してよい。
第1食材リフター212が下降した間に、第1食材ホルダー213は、ノリスタック(WS)が落下しないように支持し、第1食材分離部22は、ノリスタック(WS)に残ったノリを吸着し続けて運搬することができる。
【0042】
下降した第1食材リフター212は、前述した過程を繰り返して新しいノリスタック(WS)を持ち上げる。
新しいノリスタック(WS)の上端が第1食材ホルダー213の下側と隣接した高さまで上昇するように第1食材リフター212が上昇し、その後、第1食材ホルダー213は、既存のノリスタック(WS)から離脱することができる。
第1食材ホルダー213がノリスタック(WS)の後側に配置される場合、第1食材ホルダー213は、ノリスタック(WS)から離脱するために後退することができる。
第1食材ホルダー213の離脱により、既存のノリスタック(WS)は、新しいノリスタック(WS)に安着してよく、第1食材リフター212は、既存のノリスタック(WS)が安着した新しいノリスタック(WS)を支持してよい。
【0043】
第1食材供給装置20は、第1食材分離部22を含んでよい。
第1食材分離部22は、ノリスタック(WS)から一枚のノリ(SW)を把持して移動させるように設けられる。
第1食材分離部22は、昇降可能であるので、一枚のノリ(SW)をノリスタック(WS)の上端で吸着して上昇させてよい。
【0044】
第1食材分離部22は、吸着ブロック221を含んでよい。
吸着ブロック221は、ノリスタック(WS)の上端に位置した一枚のノリ(SW)に接近して一枚のノリ(SW)の上面に吸着し、昇降してよい。
吸着ブロック221は、下降して一枚のノリ(SW)に接近してよく、ノリスタック(WS)の上端に直接接触して一枚のノリ(SW)を吸着してもよいが、ノリスタック(WS)の上端に密接に接近した状態で吸引する空気により一枚のノリ(SW)が持ち上げられて吸着ブロック221に吸着されてもよい。
【0045】
吸着ブロック221は、中空の箱状の構造に形成され、下側にノリの吸着のための孔を有し、このような孔を介して空気を吸引してノリを吸着することができる。
前述した孔は、左右方向に沿って延びた長孔状に形成されてよい。
吸着ブロック221は、前後方向に延び、下面から上方に凹んだ溝を有してよく、このような溝の左右側に位置する吸着ブロック221の脚が一枚のノリ(SW)に接触してよい。
【0046】
第1食材分離部22は、通路部材223を含んでよい。
通路部材223は、パイプのように空気が流動できる内部空間を有してよい。
通路部材223の一端は、負圧を生成する第1食材昇降ブロワー26に連結されて負圧が提供されてよく、他端は、吸着ブロック221に連通されてよい。
通路部材223は、吸着ブロック221の動きに応じて吸着ブロック221に連通されるか連通されなくてよい。
したがって、通路部材223が吸着ブロック221に連通される場合、一枚のノリ(SW)を吸着ブロック221の吸着に使用される負圧を吸着ブロック221に提供する役割を果たすことができ、連通されない場合、吸着ブロック221に対する負圧の提供が中断されることもある。
【0047】
通路部材223と吸着ブロック221は、互いに連結されてよく、吸着ブロック221が通路部材223に対して相対的な動きを上下方向に有してよい。
図9で通路部材223の一部分と吸着ブロック221を太い線で示し、2つの部材の境界が破線で示されている。
図9の状態で吸着ブロック221と通路部材223は連通され、図9の状態で吸着ブロック221の上昇により、図10の状態となり、吸着ブロック221の後端は、同様に太い線で示された通路部材223の前面に接触してよい。
【0048】
吸着ブロック221と通路部材223が互いに連通される孔は、吸着ブロック221の上昇により隠され、吸着ブロック221の下降により開放されてよい。
吸着ブロック221は、後端にブロック負圧提供開口2211を有してよく、通路部材223は、前段に通路負圧提供開口2231を有してよい。
【0049】
ブロック負圧提供開口2211と通路負圧提供開口2231が互いに連通される場合、負圧が通路部材223から吸着ブロック221に伝達される。
吸着ブロック221が、図9のように最大限に下降した場合、ブロック負圧提供開口2211と通路負圧提供開口2231が前後方向に沿って互いに重畳する領域が最大であるので、吸着ブロック221と通路部材223が連通される孔の大きさが最大に形成されてよい。
このような状況で最大の負圧が吸着ブロック221に提供され、一枚のノリ(SW)を円滑に吸着することができる。
【0050】
ブロック負圧提供開口2211と通路負圧提供開口2231が連通される面積が減ると、吸着ブロック221に提供される負圧の大きさが減る。
吸着ブロック221の上昇により、ブロック負圧提供開口2211は、通路部材223の前面により徐々に隠されるようになり、ブロック負圧提供開口2211と通路負圧提供開口2231が重畳する領域が減るようになる。
吸着ブロック221が図10のように最大に上昇した場合、ブロック負圧提供開口2211と通路負圧提供開口2231が前後方向に沿って互いに重畳する領域が最小であるか無いので、吸着ブロック221と真空通路部材が連通される孔の大きさが最小に形成されてよい。
このような状況で、最小の負圧が吸着ブロック221に提供され、一枚のノリ(SW)に対する吸着力が無くなる。
しかし、吸着ブロック221により吸着されて上昇した一枚のノリ(SW)は、後述する水平移動部24により吸着及び移送されるので、一枚のノリ(SW)は、再びノリスタック(WS)に落下して戻らないことがある。
【0051】
吸着ブロック221が昇降して負圧が提供されるか遮断される状況を繰り返す間に、第1食材昇降ブロワー26は、連続的に動作状態を維持していてもよい。
したがって、本発明の食用製品製作システム1は、第1食材昇降ブロワー26の吸気の強さ又は作動/停止を制御することで、吸着ブロック221に加えられる負圧の強さを制御するものではなく、第1食材昇降ブロワー26の作動状態は同様に維持した状態で機械的構成により吸着ブロック221に加えられる負圧の強さを制御することができる。
【0052】
第1食材昇降ブロワー26に対する制御と吸着ブロック221の昇降とを別途に制御する場合、両制御の時差により円滑なノリの供給が行われない可能性があり、正確なノリの供給のために徐々に第1食材供給装置20を制御する必要がある。
しかし、本発明の前述した機械的構成による制御により、第1食材昇降ブロワー26に対する制御と吸着ブロック221の昇降に対する制御が互いに独立されるので、同期化問題によるエラーと遅延が発生せず、比較的速い速度で一枚のノリ(SW)をノリ供給部に提供することができる。
本発明の一実施形態において、食用製品製作システム1が含むブロワーは、ポンプとインペラーなどを含んで空気を吸引してよいが、その構成が、これに制限されない。
【0053】
第1食材分離部22は、ゲートバルブ222を含んでよい。
ゲートバルブ222は、通路部材223の内部に配置され、通路部材223の一部分の開閉を調節することができる。
したがって、通路部材223を介して吸着ブロック221から吸引される空気の流量を調節することができる。
【0054】
第1食材分離部22は、異物除去フィルターを含んでよい。
ノリを吸着する吸着ブロック221の吸着のために空気を吸引するものであるので、通路部材223の内部には、ノリ屑などの異物が集まることがある。
このような異物が第1食材昇降ブロワー26に超えて故障を起こさないように、異物除去フィルターは、通路部材223の内部に配置されて異物をこすことができる。
異物除去フィルターは、静電気方式を用いるフィルターであってもよく、微細通孔を有する網で構成されて通孔の大きさよりも大きな異物をこすフィルターであってもよいが、その種類が、これに制限されない。
【0055】
第1食材供給装置20は、水平移動部24を含んでよい。
水平移動部24は、第1食材分離部22の吸着ブロック221により上昇した一枚のノリ(SW)を前方に移送するように設けられる。
水平移動部24は、第1食材分離部22により上昇した一枚のノリ(SW)の上面に下面が接触するように配置され、接触された一枚のノリ(SW)を前方に移送するように設けられる吸着コンベヤーであってよい。
水平移動部24が吸着コンベヤーであってよいので、一枚のノリ(SW)を吸着すると同時に移送することができる。
したがって、一枚のノリ(SW)の上面にその下面が接触し、一枚のノリ(SW)を支持する構成要素が存在しないとしても、水平移動部24により一枚のノリ(SW)が支持されて下に落下しないことがある。
【0056】
水平移動部24は、一枚のノリ(SW)の上面の全体に対して接触しなくてよい。
吸着ブロック221が、一枚のノリ(SW)の上面に接触した状態で水平移動部24に一枚のノリ(SW)を伝達するからである。
したがって、吸着ブロック221が一枚のノリ(SW)の一部分に接触し、水平移動部24も一枚のノリ(SW)の他の一部分に接触してよい。
図示されたように、吸着ブロック221は、一枚のノリ(SW)の中心部分に接触し、水平移動部24は、一枚のノリ(SW)の前側領域に接触してよい。
安定して一枚のノリ(SW)が水平移動部24により移送されるために、水平移動部24が接触する一枚のノリ(SW)の上面の一部領域は、好ましくは、一枚のノリ(SW)が前後方向に基づいて有する長さの1/3以上の長さを有してよい。
【0057】
水平移動部24は、左右方向から見て、上方に行くほど前後方向に基づいて有する長さが減るテーパードジーンズ状を有してよい。
ただし、水平移動部24の下面は水平に形成され、一枚のノリ(SW)が安定して前方に移送されるようにできる。
【0058】
吸着コンベヤーであってもよい水平移動部24は、水平移動本体241、吸着ベルト242、及び吸着ローラ243を含んでよい。
水平移動本体241は、負圧が提供され、複数の本体孔と本体提供孔244が形成される部分である。
本体孔は、水平移動本体241の下面に形成され、本体提供孔244は、水平移動本体241の左右側に形成され、水平移動ブロワー27と連結されて負圧が提供され得る。
吸着ベルト242は、このような水平移動本体241の前後方向及び上下方向側に形成される周縁面に巻かれて一枚のノリ(SW)と接触してよい。
吸着ベルト242には、複数の吸気孔が形成されてよい。
吸気孔は、一枚のノリ(SW)を吸着できる吸着力が生じるように、複数の本体孔に連通されてよい。
したがって、吸気孔及び本体孔を介して吸入される空気により、一枚のノリ(SW)が水平移動部24に吸着されてよい。
吸着ローラ243は、回転することで、水平移動本体241の周縁に沿って吸着ベルト242を左右方向を軸方向として回転させるように設けられる。
吸着ローラ243により、吸着ベルト242が回転し、前方に吸着された一枚のノリ(SW)を移送することができる。
【0059】
本発明の食用製品製作システム1が含むコンベヤー又はコンベヤーが含むローラは、それぞれ伝達された電力を用いて回転する駆動力を発生させるモータに連結して駆動されてよい。
しかし、モータではないアクチュエーターなどの他の駆動源を使用してもよい。
【0060】
水平移動本体241の内部空間は、負圧空間2411と非負圧空間2412に区分されてよい。
負圧空間2411は、本体提供孔244と本体孔により外部と連通して負圧が提供され、本体孔により外部と連通することができる。
非負圧空間2412には、負圧の提供が行われない。
【0061】
複数の吸気孔は、下側から上方に見て、前後方向に沿って延びた長孔状に形成されてよい。
複数の吸気孔は、下側から上方に見て、前後方向に沿って左右方向に交互に配置され、ジグザグに配置されてよい。
したがって、一枚のノリ(SW)が一部分でのみ吸着して破損されることを防止することができ、最大限広い面積に亘って一枚のノリ(SW)を吸着することができる。
【0062】
第1食材供給装置20は、第1食材移送部23を含んでよい。
第1食材移送部23は、第1食材分離部22により分離され、水平移動部24により前方に伝達された一枚のノリ(SW)を加圧装置50に移送させるように設けられる。
第1食材移送部23は、複数の第1食材移送コンベヤー231を含んでよい。
このような第1食材移送コンベヤー231の上面が、水平移動部24により移送された一枚のノリ(SW)の下面を支持してノリを前方に移送してよい。
したがって、第1食材移送部23の後端は、安定したノリの移送のために水平移動部24と前後方向に基づいて一部重畳してよい。
【0063】
第1食材移送コンベヤー231は、上下方向に基づいて二重に構成され、第1食材移送コンベヤー231の間に一枚のノリ(SW)が配置されてよく、第1食材移送コンベヤー231が、一枚のノリ(SW)の上面と下面に接触して一枚のノリ(SW)を移送してよい。
【0064】
第1食材移送部23は、内部が外部から空間的に分離するように取り囲む第1食材移送ハウジング232を含んでよい。
ノリは、湿度に敏感で、湿度が高いと湿っぽくなり、加工し難くなる可能性がある。
しかし、後述する第2食材供給装置30でライスペーパーに対する注水が行われる可能性があるので、ここで行われた注水により、第1食材移送部23により移送される一枚のノリ(SW)が湿っぽくなることを防止しなければならないためである。
【0065】
第1食材移送部23は、前方に対して下方に傾いた部分を含んでよい。
このような傾いた部分により、一枚のノリ(SW)が移送される際に、自重により第1食材移送コンベヤー231から滑り落ちることを防止し、後述する一枚のライスペーパー(RP)と同期化してよく安着するために、複数のノリ位置固定棒とともに回転することができる。
複数のノリ位置固定棒は、第1食材移送コンベヤー231に前後方向に沿って互いに離隔して配置され、第1食材移送コンベヤー231の上面よりも上方に突出して配置されてよい。
互いに隣接したノリ位置固定棒の間に一枚のノリ(SW)が位置してよく、ノリ位置固定棒により一枚のノリ(SW)が前後方向に沿って移動することが制限されてよい。
【0066】
【0067】
<第2食材供給装置30>
【0068】
図11は、本発明の一実施形態による食用製品製作システム1の第2食材供給装置30の一部分の斜視図である。
図12は、本発明の一実施形態による食用製品製作システム1の第2食材供給装置30の一部分の右側面図である。
【0069】
第2食材供給装置30は、積層された複数のライスペーパーを含むペーパースタック(PS)から一枚のライスペーパー(RP)を分離して供給するように設けられる。
ペーパースタック(PS)は、ペーパーカセット(PC)に安着して供給されてよい。
ペーパーカセット(PC)に関する説明は、ノリカセット(WC)に関する説明との関係でノリをライスペーパーに変更したことに過ぎないので、ノリカセット(WC)に関する説明を援用する。
【0070】
第2食材供給装置30は、第2食材カセット移動部35と第2食材リフティング部31を含んでよい。
第2食材カセット移動部35と第2食材リフティング部31に関する説明は、第1食材カセット移動部25と第1食材リフティング部21に関する説明との関係でノリをライスペーパーに変更したことに過ぎないので、第1食材カセット移動部25と第1食材リフティング部21に関する説明を援用する。
【0071】
第2食材供給装置30は、第2食材分離部32を含んでよい。
第2食材分離部32は、ペーパースタック(PS)から一枚のライスペーパー(RP)を把持して前方に移動させるように設けられる。
第2食材分離部32は、一枚のライスペーパー(RP)を把持する第2食材把持部材322と、第2食材把持部材322が吸着した一枚のライスペーパー(RP)を移動させるスイングアーム321を含んでよい。
【0072】
第2食材把持部材322は、ペーパースタック(PS)が含む複数のライスペーパーのうち最も上側に位置した一枚のライスペーパー(RP)を吸着により把持するように設けられる。
第2食材把持部材322は、ペーパー把持ブロワーに連結して負圧が提供され、ライスペーパーを吸着により把持してよい。
第2食材把持部材322がペーパースタック(PS)に接近する際に負圧が供給され、第2食材把持部材322が第2食材移送部33に接近する際に負圧が除去され、第2食材把持部材322は、第2食材移送部33にライスペーパーを安着させ、ライスペーパーから離脱されてよい。
【0073】
第2食材把持部材322は、複数の第2食材吸着ヘッド3221、3222を含んでよい。
本発明の一実施形態では、合計3個の第2食材吸着ヘッド3221、3222が配置されるものとして説明するが、その数及び配置形状がこれに制限されず、供給される原物の大きさ、特性及び材質などの特性、及び後端に配置された設備との連携効率を向上させるために、多様な数及び配置形状に変更されてよい。
3個の第2食材吸着ヘッド3221、3222のうち、2個3222は、左右方向に沿って互いに離隔して配置され、1個3221は、前述した2個の第2食材吸着ヘッド3222の前側に配置されてよい。
したがって、上方からみて3個の第2食材吸着ヘッド3221、3222がそれぞれ二等辺三角形の頂点に配置されたような構造を第2食材把持部材322が有してよい。
第2食材吸着ヘッド3221、3222は、互いの間隔が調節され得るように、スライディング及び固定可能に第2食材把持フレーム3223に結合されてよい。
このような第2食材吸着ヘッド3221、3222の配置を第2食材供給装置30が有するので、一枚のライスペーパー(RP)が常温で曲げる際にも安定してライスペーパーを把持して移送することができる。
【0074】
スイングアーム321の末端には、第2食材把持部材322が配置される。
スイングアーム321は、左右方向を軸方向として回転することで、前後方向に基づいた第2食材把持部材322の位置を変更してよい。
スイングアーム321は、図12に基づいて、時計方向に回転して左下側のライスペーパーを右上側に移動させてよい。
また、スイングアーム321は、ライスペーパーを第2食材移送部33に伝達した後に再びライスペーパーを吸着するために、図12に基づいて時計反対方向に回転してよい。
すなわち、スイングアーム321は、回転往復運動することができる。
【0075】
スイングアーム321は、一枚のライスペーパー(RP)を吸着する位置と、一枚のライスペーパー(RP)を後述する第2食材移送部33に載置する位置で、第2食材把持部材322が配列された方向が同一のように第2食材把持部材322と結合されてよい。
したがって、ライスペーパーは、水平に第2食材分離部32に供給され、水平に第2食材分離部32から離脱されてよい。
【0076】
第2食材供給装置30は、第2食材移送部33を含んでよい。
第2食材移送部33は、第2食材分離部32により伝達された一枚のライスペーパー(RP)を加圧装置50に移送させるように設けられる。
【0077】
第2食材移送部33は、第2食材ホールディングローラ34を含んでよい。
第2食材ホールディングローラ34は、一枚のライスペーパー(RP)が第2食材分離部32により伝達された際に、それを直ちに後述する第2食材コンベヤーに伝達して移送されるようにせず、適切な時間帯に第2食材コンベヤーにライスペーパーを伝達するように停止するか回転することができるローラである。
第2食材ホールディングローラ34は、左右方向を軸方向として回転できる2個のローラが、互いに上下方向に沿って離隔した形状に形成されてよく、その間にライスペーパーが通る際に、動作を停止してライスペーパーを保持するか、回転してライスペーパーを前方に押し出してよい。
第2食材ホールディングローラ34が押し出した一枚のライスペーパー(RP)は、第2食材コンベヤーに伝達されてよい。
【0078】
第2食材移送部33は、第2食材コンベヤーを含んでよい。
第2食材コンベヤーは、第2食材分離部32により伝達され、第2食材ホールディングローラ34により前方に排出され、上面に安着した一枚のライスペーパー(RP)を前方に移送するように設けられる。
【0079】
第2食材コンベヤーは、第2食材ベルト331と、第2食材ベルト331を回転させる第2食材ローラ332を含んでよい。
第2食材ベルト331は、ライスペーパーの一部分と接触し、ライスペーパーの他の一部分とは接触しないように形成されてよい。
図示されたように、左右方向に基づいて非常に薄い厚さを有し、左右方向に沿って離隔して配置される複数の台が第2食材ベルト331の外側に突出して形成され、このような第2食材ベルト331の複数の台上にライスペーパーが安着して前方に移送される方式が使用されてよい。
したがって、第2食材ベルト331は、ライスペーパーの移送は可能であるが、ライスペーパーとの接触面積を最小化することで、熱によるライスペーパーの変形を防止することができる。
【0080】
第2食材移送部33は、第2食材位置固定棒333を含んでよい。
第2食材位置固定棒333は、第2食材コンベヤーに複数個が互いに前後方向に沿って離隔して配置され、第2食材コンベヤーから前後方向又は上下方向に基づいて外側に突出されてよい。
互いに隣接した2個の第2食材位置固定棒333の間の間隔は、一枚のライスペーパー(RP)が前後方向に基づいて有する長さよりも長くてよい。
したがって、互いに隣接した第2食材位置固定棒333の間に一枚のライスペーパー(RP)が位置してよく、第2食材位置固定棒333により一枚のライスペーパー(RP)が前後方向に沿って移動することが制限されてよい。
第2食材ホールディングローラ34は、互いに隣接した第2食材位置固定棒333の間に一枚のライスペーパー(RP)が供給され得るように、停止した状態でライスペーパーを保持し、その後、回転して前方にライスペーパーを移送する動作を実施してよい。
【0081】
【0082】
<接合液噴射装置41>
【0083】
本発明の一実施形態による食用製品製作システム1は、接合液噴射装置41を含んでよい。接合液噴射装置41は、噴射ノズル411を含んでよい。
噴射ノズル411は、接合液供給部に連結され、第2食材コンベヤーにより移送されるライスペーパーの上面に接合液を噴射してよい。
【0084】
接合液噴射装置41は、噴射カバー412を含んでよい。
噴射カバー412は、噴射ノズル411から噴射される接合液が噴射カバー412内の領域でのみライスペーパーに噴射され、外部に飛散しないようにできる。
【0085】
【0086】
<加圧装置50>
【0087】
加圧装置50は、供給された一枚のライスペーパー(RP)に供給された一枚のノリ(SW)が安着して形成された半製品(HG)を加圧してノリスナック(SN)を形成するように設けられる。
加圧装置50は、ノリとライスペーパーを互いに対して加圧してよい。
【0088】
加圧装置50は、加圧基底部51を含んでよい。
加圧基底部51は、加圧基底部51の上面を介して半製品(HG)が前方に通るように設けられる。
加圧基底部51は、後述する加圧ローラ部52が半製品(HG)を加圧する際に、半製品(HG)を支持する役割を果たす。
【0089】
加圧装置50は、加圧昇降部53を含んでよい。
加圧昇降部53は、加圧基底部51に結合された加圧フレーム56に昇降可能に結合されてよい。
【0090】
加圧装置50は、加圧ローラ部52を含んでよい。
加圧ローラ部52は、下側に通過する半製品(HG)を下方に加圧するように、加圧昇降部53に左右方向を軸方向として回転可能に結合される。
【0091】
加圧装置50は、ガイドローラ部55を含んでよい。
ガイドローラ部55は、半製品(HG)を加圧ローラ部52と加圧基底部51との間に案内するように、加圧基底部51から上方に離隔した位置に回転可能に配置される。
ガイドローラ部55は、半製品(HG)又はノリスナック(SN)の上面に接触して、半製品(HG)又はノリスナック(SN)を前方に移送してよい。
【0092】
本発明の一実施形態では、ガイドローラ部55が、加圧ローラ部52の前側に位置する前側ガイドローラ部55bと、加圧ローラ部52の後側に位置する後側ガイドローラ部55aを含むものとして示したが、その配置が、これに制限されない。
【0093】
【0094】
<中間コンベヤー61と補助接合液噴射装置42>
【0095】
本発明の一実施形態による食用製品製作システム1は、中間コンベヤー61を含んでよい。
中間コンベヤー61は、加圧装置50と切断装置70との間でノリスナック(SN)の伝達のために配置されてよい。
【0096】
中間コンベヤー61を介して加圧装置50から排出されたノリスナック(SN)が切断装置70に移送される所定の時間、ノリスナック(SN)が切断装置70により切断し易くなるように乾燥されてよい。
【0097】
本発明の一実施形態による食用製品製作システム1は、補助接合液噴射装置42を含んでよい。
補助接合液噴射装置42は、中間コンベヤー61により移送されるノリスナック(SN)の上面に補助接合液を噴射するように中間コンベヤー61と隣接して設けられる。
【0098】
【0099】
<切断装置70>
【0100】
本発明の一実施形態による食用製品製作システム1は、切断装置70を含んでよい。
切断装置70は、加圧装置50から排出されたノリスナック(SN)を切断して単位スナック(SU)に小さくカットするように設けられる。
加圧装置50から前方に排出されるノリスナック(SN)が伝達されるように、切断装置70は、加圧装置50の前側に配置されてよく、中間コンベヤー61の前側に配置されてよい。
【0101】
本発明の一実施形態において、切断装置70は、表面に切断のための刃が形成されたローラを含み、ローラの回転によりノリスナック(SN)を切断できるローラカッターであってよい。
しかし、切断装置70は、これに制限されず、スタンプの昇降によりノリスナックに対する加圧及び切削が行われるスタンピングマシンであるか、刃の昇降により押し切りのような方式でノリスナックを切断する装置であってもよい。
【0102】
切断装置70は、切断ローラ72と切断基底部71を含んでよい。
ノリスナック(SN)は、切断基底部71の上面に沿って前方に移送され、回転する切断ローラ72により切断して単位スナック(SU)に小さくカットして前方に排出されてよい。
【0103】
切断装置70は、切断フレーム75を含んでよい。
切断フレーム75は、切断装置70の構成要素が結合され、互いに対する相対的な位置が固定されるようにする骨組みのような構成要素である。
切断フレーム75には、切断基底部71が結合され、切断ローラ72が回転可能に結合されてよい。
【0104】
切断装置70は、補助ローラ73を含んでよい。補助ローラ73は、ノリスナック(SN)を前方に移送し、ノリスナック(SN)が切断ローラ72により切断されることを支持するように、ノリスナック(SN)に基づいて切断ローラ72と対向する位置に配置される。
【0105】
切断装置70は、切断過程で発生した異物を吸引するように設けられる切断吸引ブロワー77をさらに含んでよい。
【0106】
【0107】
<プロセッサ80>
【0108】
プロセッサ80は、食用製品製作システム1の制御のために設けられる。
プロセッサ80は、制御命令を行う論理演算が可能な素子を含む構成要素であって、CPU(Central Processing Unit)などを含んでよい。
プロセッサ80は、各種構成要素に連結され、制御命令による信号を各構成要素に伝達して制御を行ってよく、各種センサー又は獲得部に連結して獲得された情報を信号の形で伝達されてよい。
したがって、本発明の一実施形態において、プロセッサ80は、ノリスナック(SN)製作システムが含む各種構成要素に電気的に連結されてよい。
プロセッサ80は、それぞれの構成要素と電気的に連結されてよいので、導線で連結されるか、無線で通信可能な通信モジュールをさらに有し、相互通信してよい。
【0109】
本発明の一実施形態による食用製品製作システム1は、保存媒体をさらに含み、プロセッサ80が行う制御命令が保存媒体に保存されて活用されてよい。
保存媒体は、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Drive)、サーバ、揮発性媒体、非揮発性媒体などのような装置であってよいが、その種類がこれに制限されない。
保存媒体には、この以外にもプロセッサ80が作業を行うために必要なデータなどがさらに保存されてよい。
【0110】
本発明の一実施形態による食用製品製作システム1は、操作部81をさらに含んでよい。
操作部81は、ユーザにより操作が可能なスイッチ、ボタンのような機械的構造と、食用製品製作システム1の状態が表現可能なディスプレイ装置を含んでよく、プロセッサ80と電気的に連結されてよい。
操作部81は、図示されたように、プロセッサ80が内蔵したケースの外側面に配置されてよいが、その配置がこれに制限されない。
【0111】
図13は、本発明の一実施形態による食用製品製作方法の順序図である。
図14は、本発明の一実施形態による第1食材供給方法の順序図である。
【0112】
以下、プロセッサ80が食用製品製作システム1の各構成要素を制御してノリスナック(SN)を製作する過程について説明する。
図14の順序図は、図13のS20段階に対応し、繰り返し行われてよい。
【0113】
プロセッサ80は、第1食材カセット移動部25と第2食材カセット移動部35とを制御し、ノリスタック(WS)とペーパースタック(PS)を内蔵したノリカセット(WC)とペーパーカセット(PC)が前方に移動するようにできる。
すなわち、ノリスタック(WS)とペーパースタック(PS)を処理可能な位置に供給することができる(S10、S30)。
【0114】
プロセッサ80は、積層された複数のノリを含むノリスタック(WS)が安着したノリカセット(WC)からノリスタック(WS)を持ち上げるように第1食材リフティング部21を制御することができる。
プロセッサ80は、ノリスタック(WS)の下側から第1食材リフター212が上昇するように制御することができる。
プロセッサ80は、上昇したノリスタック(WS)の積層された複数のノリから一枚のノリ(SW)を分離するように第1食材分離部22を制御することができる。
第1食材分離部22の吸着ブロック221がノリに接近し、ノリスタック(WS)の上端に位置した一枚のノリ(SW)を吸着し上昇して水平移動部24に提供し(S21)、プロセッサ80は、一枚のノリ(SW)を前方に移送させるように水平移動部24を制御することができる(S23)。
一枚のノリ(SW)が吸着してノリスタック(WS)から離脱された場合、プロセッサ80は、吸着して移動した一枚のノリ(SW)の高さだけノリスタック(WS)が上昇するように、第1食材リフター212が上昇するように第1食材リフター212を制御することができる(S22)。
【0115】
ノリスタック(WS)が含む複数のノリの個数が所定の個数以下になると(S24)、プロセッサ80は、第1食材ホルダー213がノリスタック(WS)を支持するように、第1食材リフター212よりも高い位置で第1食材ホルダー213が前進するように制御することができる(S25)。
その後、プロセッサ80は、第1食材リフター212を下降するように制御することができる(S26)。
プロセッサ80は、第1食材リフター212が下降した後、第1食材カセット移動部25を制御して第1食材リフター212の上側に新しいノリスタック(WS)が安着したカセットを配置させることができる(S27)。
【0116】
プロセッサ80は、第1食材リフター212の上側にノリカセット(WC)が配置される段階が行われた後、第1食材リフター212が上昇するように制御することができる(S28)。
プロセッサ80は、ノリスタック(WS)が第1食材リフター212により上昇した新しいノリスタック(WS)に安着するように、ノリスタック(WS)を支持した第1食材ホルダー213が後退するように制御することができる(S29)。
【0117】
プロセッサ80は、第2食材リフティング部31を用いても前述した第1食材リフティング部21を制御することと類似の制御を行うことができる。
プロセッサ80は、積層された複数のライスペーパーから一枚のライスペーパー(RP)を分離するように、第2食材分離部32を制御することができる(S40)。
プロセッサ80は、ペーパースタック(PS)が含む複数のライスペーパーのうち、上端に位置した一枚のライスペーパー(RP)を吸着により第2食材把持部材322が把持するように制御し、スイングアーム321を制御し、第2食材把持部材322を移動させて一枚のライスペーパー(RP)が第2食材移送部33に伝達するようにできる。
【0118】
プロセッサ80は、第1食材移送部23と第2食材移送部33を制御して一枚のノリ(SW)と一枚のペーパーとが前進するようにできる。
この際、プロセッサ80は、一枚のノリ(SW)がノリ位置固定棒の間に位置するように、一枚のライスペーパー(RP)が第2食材位置固定棒333の間に位置するように、第1食材移送部23と第2食材移送部33及び第2食材ホールディングローラ34を制御することができる。
また、プロセッサ80は、接合液噴射装置41を制御してライスペーパーの上面に接合液が噴射されるようにできる(S50)。
【0119】
プロセッサ80は、分離された一枚のライスペーパー(RP)に、分離された一枚のノリ(SW)が安着して半製品(HG)になるように、第1食材移送部23と第2食材移送部33を制御することができる(S60)。
プロセッサ80は、一枚のノリ(SW)と一枚のライスペーパー(RP)が同一の速度で前方に移送され、一枚のライスペーパー(RP)に一枚のノリ(SW)が安着するように第1食材移送部23と第2食材移送部33を制御することができる。
【0120】
前進して加圧装置50に伝達された半製品(HG)が加圧されてノリスナック(SN)になるように、プロセッサ80は、加圧装置50を制御することができる(S70)。
プロセッサ80は、その後、中間コンベヤー61を制御して加圧装置50から排出されたノリスナック(SN)を前進させることができる。
ノリスナック(SN)を切断して単位スナック(SU)を生産することができる(S80)。
プロセッサ80は、中間コンベヤー61を介して切断装置70に伝達されたノリスナック(SN)が切断して単位スナック(SU)になるように、切断装置70を制御することができる。
しかし、ノリスナック(SN)を切断して単位スナック(SU)を生産する方法は、これに制限されず、スタンピングマシンを用いたプレス、押し切りを用いた切りなどの様々な方法が使用されてよい。
【0121】
ノリスナック(SN)が切断可能な位置に到達したことが確認された後、プロセッサ80は、切断装置70を制御して切断ローラ72が回転してノリスナック(SN)の切断が行われるようにでき、気体が噴射されるようにブロワーを制御して切断ローラ72の切断刃の周辺の異物が除去されるようにできる。
具体的には、プロセッサ80は、切断刃の周辺の噴射孔を介して気体が噴射されるようにでき、エアナイフを用いて空気が切断刃に向かって噴射されるようにできる。
噴射が行われた後、プロセッサ80は、異物を吸引するように切断吸引ブロワー77を制御することができる。
切断装置70から排出された単位スナック(SU)が後続工程に移動するように、プロセッサ80は、排出コンベヤー62を制御することができる。
【0122】
以上、本発明の実施形態を構成する全ての構成要素が一つに結合するか、結合して動作することと説明されたとして、本発明が必ずこのような実施形態に限定されるものではない。
すなわち、本発明の目的範囲内であれば、その全ての構成要素が一つ以上に選択的に結合して動作してもよい。
また、以上に記載された「含む」、「構成する」又は「有する」などの用語は、特に反対の記載がない限り、当該構成要素が内在し得ることを意味するので、他の構成要素を除くものではなく、他の構成要素をさらに含んでよい。
技術的や科学的な用語を含む全ての用語は、特に定義されない限り、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者により一般的に理解されるものと同一の意味を有する。
辞書に定義された用語のように一般的に用いられる用語は、関連技術の文脈上の意味と一致すると解釈されなければならず、本発明で明らかに定義しない限り、理想的や過度に形式的な意味として解釈されない。
【0123】
以上の説明は、本発明の技術思想を例示的に説明したものに過ぎないものであって、本発明の属する技術分野における通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性から外れない範囲で多様な修正及び変形が可能である。
したがって、本発明に開示された実施形態は、本発明の技術思想を限定するためではなく、説明するためのものであり、このような実施形態により本発明の技術思想の範囲が限定されるものではない。
本発明の保護範囲は、以下の特許請求の範囲により解釈されなければならず、それと同等の範囲内の全ての技術思想は、本発明の権利範囲に含まれる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
【国際調査報告】