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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-16
(54)【発明の名称】ラベル貼付機
(51)【国際特許分類】
   B65C 9/20 20060101AFI20240208BHJP
   B65C 9/26 20060101ALI20240208BHJP
【FI】
B65C9/20
B65C9/26
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023550624
(86)(22)【出願日】2022-02-18
(85)【翻訳文提出日】2023-10-18
(86)【国際出願番号】 EP2022054135
(87)【国際公開番号】W WO2022179957
(87)【国際公開日】2022-09-01
(31)【優先権主張番号】102021000004100
(32)【優先日】2021-02-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】IT
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】510147581
【氏名又は名称】ピ・エ・ラベレルス・ソシエタ・ペル・アチオニ
【氏名又は名称原語表記】P.E. LABELLERS S.p.A.
(74)【代理人】
【識別番号】100101454
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 卓二
(74)【代理人】
【識別番号】100111039
【弁理士】
【氏名又は名称】前堀 義之
(72)【発明者】
【氏名】バルディーニ,リッカルド
【テーマコード(参考)】
3E095
【Fターム(参考)】
3E095AA06
3E095BA02
3E095CA01
3E095DA52
3E095DA58
3E095DA83
3E095FA11
3E095FA17
(57)【要約】
ラベル貼付機は、ラベルを貼られる容器(3)を搬送するためのコンベヤ(2)と、少なくとも1つのラベル貼付ステーション(6)とを備え、前記少なくとも1つのラベル貼付ステーション(6)には、複数のラベル(8a)が連続して印刷された連続するラベルリボン(8)を繰り出すための巻出しアセンブリ(7)と、少なくとも1つのドラム(10)とが設けられており、前記少なくとも1つのドラム(10)には、このドラム(10)の前記側面に対して凹凸のある少なくとも1つのレリーフ部分(13)を有する複数のランナー(12)が周囲に設けられており、前記レリーフ部分には、前記ラベルリボン(8)および/または前記ラベル(8a)が接触を介して係合することができる。前記ランナーの前記少なくとも1つのレリーフ部分(13)上にある前記ラベル(8a)の前端部及び後端部に、少なくとも1つのそれぞれの接着剤インプリント(15)を付すために、前記ラベルリボン(8)および/または前記ラベル(8a)上に接着剤を塗布するための塗布ローラ(14)が、前記ドラム(10)の横方向に配置されている、前記ランナー(12)のうちの少なくとも1つは、前記塗布ローラ(14)のために少なくとも1つの当接(abutment)領域(17)が形成された少なくとも1つの輪郭部分(16)を備え、前記少なくとも1つの当接領域(17)は、前記少なくとも1つの輪郭部分(16)の少なくとも1つの他の領域(18)よりも前記ドラム(10)の前記側面から突出していて、前記塗布ローラー(14)によって、前記輪郭部分(16)上にある前記ラベルリボン(8)及び/又は前記ラベル(8a)の部分に、少なくとも1つの無接着剤領域(15b)を有する少なくとも1つの接着剤インプリント(15)を塗布できるようにしている。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ラベルを貼られる容器(3)を前進経路に沿って搬送するためのコンベヤ(2)と、前記前進経路に沿って配置された少なくとも1つのラベル貼付ステーション(6)とを備え、
前記少なくとも1つのラベル貼付ステーション(6)には、複数のラベル(8a)が連続して印刷された連続するラベルリボン(8)を巻き出すための巻出しアセンブリ(7)と、前記ラベルリボン(8)および/または前記ラベル(8a)を、側面に付着した状態で受け取るように設計された少なくとも1つのドラム(10)とが設けられており、前記少なくとも1つのドラム(10)には、このドラム(10)の前記側面に対して凹凸のある少なくとも1つのレリーフ部分(13)を有する複数のランナー(12)が周囲に設けられており、前記レリーフ部分には前記ラベルリボン(8)および/または前記ラベル(8a)が接触を介して係合することができ、
前記ランナー(12)の前記少なくとも1つのレリーフ部分(13)と接触している前記ラベル(8a)の前端部及び後端部に、少なくとも1つのそれぞれの接着剤インプリント(15)を付すために、前記ラベルリボン(8)および/または前記ラベル(8a)上に接着剤を塗布するための塗布ローラ(14)が、前記ドラム(10)の横方向に配置されている、ラベル貼付機において、
前記ランナー(12)のうちの少なくとも1つは、前記塗布ローラ(14)のために少なくとも1つの当接(abutment)領域(17)が形成された少なくとも1つの輪郭部分(16)を備え、前記少なくとも1つの当接領域(17)は、前記少なくとも1つの輪郭部分(16)の少なくとも1つの他の領域(18)よりも前記ドラム(10)の前記側面から突出していて、前記塗布ローラー(14)によって、前記少なくとも1つの輪郭部分(16)に接触している前記ラベルリボン(8)及び/又は前記ラベル(8a)の部分に、少なくとも1つの無接着剤領域(15b)を有する少なくとも1つの接着剤インプリント(15)を塗布できるようにしていることを特徴とする、ラベル貼付機。
【請求項2】
前記ランナー(12)のそれぞれは、少なくとも1つの輪郭部分(16)を有する、請求項1に記載のラベル貼付機。
【請求項3】
前記少なくとも1つの輪郭部分(16)は、略連続する当接領域(17)と、前記輪郭部分(16)の周辺領域に位置し、前記当接領域(17)よりも前記ドラム(10)の側面からの突出量が少ない領域(18)とを備えている、請求項1又は2に記載のラベル貼付機。
【請求項4】
前記輪郭部分(16)は、前記ドラム(10)の側面からの突出量がより小さい領域(18)によって相互に分離して配置された複数の当接領域(17)を備えている、請求項1~3のいずれか1つに記載のラベル貼付機。
【請求項5】
前記複数のランナー(12)はそれぞれ、少なくとも2つのレリーフ部分(13)を備えており、これらのレリーフ部分(13)はそれぞれ、前記ラベルリボン(8)の2つの連続するラベル(8a)の後端部及び前端部を接触状態で受け取るように設計されており、前記レリーフ部分(13)の少なくとも1つは少なくとも1つの輪郭領域(16)を備えている、請求項1~4のいずれか1つに記載のラベル貼付機。
【請求項6】
少なくとも1つの輪郭領域(16)を備えているレリーフ部分(13)は、接触状態でラベル(8a)の後端部を受け取るように設計されたレリーフ部分に対応している、請求項1~5のいずれか1つに記載のラベル貼付機。
【請求項7】
前記レリーフ部分(13)はそれぞれ、少なくとも1つの輪郭領域(16)を備えている、請求項1~6のいずれか1つに記載のラベル貼付機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、ラベル貼付機に関する。
【背景技術】
【0002】
複数のラベルが連続して印刷されているリールから取り出される連続ラベルリボンを切断することによって得られるラベルの、容器への貼付を自動式に実行できるラベル貼付機が知られている。
【0003】
通常、ラベル貼付機では、ラベルを貼付される容器は、搬送手段によって前進経路に沿って搬送される。この搬送手段は、通常、個々の容器のための複数の支持体を備えた回転カルーセルによって構成されており、それらの支持体は、容器自体をそれらの自軸を中心に回転させるようになっている。
【0004】
さらに、容器の前進経路に沿って、少なくとも1つのラベル貼付ステーションがある。このラベル貼付ステーションには、リールからラベルリボンを取り出すことを可能にし、場合によっては、そのラベルリボンに張力調整手段を通過させ、そして、そのラベルリボンを切断ドラムに供給する巻出しアセンブリが設けられている。切断ドラムは、その周囲領域に、一つのラベルと次のラベルとの間でラベルリボンの切断を実行できるようにする複数の刃を備えている。
【0005】
こうして切断された個々のラベルは、切断ドラムを離れると、移送ドラム(transfer drum)と接触する。移送ドラムは、カルーセルによって搬送されて移送ドラムの前に徐々に提示される容器に、ラベルを付着させる。
【0006】
特に、ラベルは、移送ドラムの外側面の対応するセクタで移送ドラムに付着するように配置される。
【0007】
ラベルリボンに予め接着剤が塗布されていない場合には、ラベル貼付機には、糊付けユニット(gluing unit) が設けられる。この糊付けユニットは、移送ドラムに隣接して配置された接着剤塗布ローラ(adhesive spreading roller)で構成することができ、各ラベルの前端部(前方エッジ)または後端部(後方エッジ)に接着剤の層を塗布する。その後、それらのラベルは移送ドラムによって取り込まれて、カルーセルによって搬送されているそれぞれの容器に付着する。
【0008】
特に、糊付けユニットが塗布ローラによって構成されている場合、移送ドラムの様々なセクタの端部には、2つの接着剤接着領域(adhesive bonding regions)がある。これらの接着剤接着領域は、移送ドラムの主側面に対して凹凸があり、ランナー(runner)と呼ばれるそれぞれのブロックによって形成されている。ラベルの前端部と後端部は、これらのブロックの上に載置されるように設計されており、ラベルが塗布ローラの前を通過するときに、塗布ローラがそれらのラベルに一定量の接着剤を塗布するが、この一定量の接着剤は、ラベルリボンの長手方向に対して横方向に延びる実質的に長方形の形状の連続ストリップの形態の接着剤インプリント(adhesive imprints) つまり接着剤領域を2つだけ形成するように配分される。
【0009】
ラベルの前端部および後端部にこの形状の接着剤インプリントを生成するために、ランナーは、作成される接着剤インプリントに対応して形成されたレリーフ部分(凹凸部分)を呈示すように形作られている。このレリーフ部分は、移送ドラムの側面から半径方向に突出するリブによって実質的に構成されており、それは、それの長手軸に沿って、移送ドラムの軸と実質的に平行に延在し、対応するランナーの残りの部分に接続された端部とは反対側の最外端に、実質的に外方向に凸状かつ連続した接触面を有する。この接触面に、塗布ローラから接着剤インプリントを受け取ることになっているラベルの面が当接する。
【0010】
ラベルが塗布ローラに付着したままになるのを防ぐため、移送ドラムの側面とランナー自体とに設けられた、エア吸引手段に接続された穴によって、ラベルは移送ドラムの側面とランナーにくっついた状態に保たれる。
【0011】
ラベル貼付機の稼働中、互いに分離された個々のラベルが移送ドラムに付着することから、移送ドラムが糊で汚れる場合があり、結果として、必要なクリーニングを実行するためにラベル貼付機を停止させる必要があることがよく起こる。
【0012】
また、次の様なラベル貼付機もある。このラベル貼付機では、移送ドラムは、その周囲に配置された複数の切断装置を備え、一つのラベルと次のラベルとの間の分離部分でラベルリボンの切断を行うことを可能とすると共に、切断後に提供されたラベルを対応するボトルに貼り付けるために、それらのラベルをその側面に保持することができる。この場合、移送ドラムは「切断・移送ドラム」と呼ぶのがより正確である。
【0013】
このタイプのラベル貼付機は既知であり、塗布ローラによってラベルに接着剤が塗布された後に、ラベルの切断を実行するために切断装置を作動させることで、塗布ローラがラベルの側面を接着剤で汚す可能性を回避するようにしている。
【0014】
特に、同じ出願人の名による国際公開第WO2018/114618号からは、巻出しアセンブリ(unwinding assembly)がラベルリボンを直接移送ドラムに供給するラベル貼付機が知られており、この場合、移送ドラムには複数の切断装置が設けられている。切断装置はそれぞれ、移送ドラムの回転方向において各ランナーの直後の位置に配置され、刃によって構成されている。刃は、移送ドラムに一体的に固定され、対応する吸引室に収容されている。この吸引室は、移送ドラムの側面に開口していて、空気吸引手段に接続されている。空気吸引手段は、ラベルリボンを吸引室内に引っ張り込んで刃に当てることを可能とし、その結果、ラベル貼付リボンが切断されることとなる。
【0015】
このラベル貼付機にはさらに、移送ドラムの回転中に、巻出しアセンブリによる移送ドラムへのラベルリボンの送り速度つまり供給速度を変化させることを可能にする制御手段が設けられており、これにより、ラベルリボンの送り速度を移送ドラムの周速度(peripheral speed)と同じかあるいはわずかに遅くするラベル貼付機の運転手順(動作手順)を決定することができる。これは、塗布ローラが、その前を通過するランナー上に位置するラベルリボンの連続する2つのラベルの前端部と後端部にそれぞれ、接着剤のインプリントを付けることができるようにするため、あるいは、切断装置が連続する2つのラベルの間で切断を行えるようにするためである。さらに、移送ドラムへのラベルの供給速度をラベルの移送速度より遅くする、ラベル貼付機の運転手順(動作手順)を決定することができる。これは、ラベルリボンに対する移送ドラムの滑りを許容するためであり、これにより、塗布ローラが事前に接着剤を塗布した連続する2つのラベルの間の分離部分に、塗布ローラが接着剤を塗布したときにこれら2つのラベルの後端部と前端部が置かれていたランナーのすぐ後方で、切断装置を位置決めするためである。あるいは、それは、ラベルリボンの切断を実行する切断装置を作動させた後に、切断されたラベルをラベルリボンの残り部分から取り除くためである。
【0016】
上述のラベル貼付機については、ラベル貼付機のランニングコストを節約するために、塗布ローラによってラベルに転写される接着剤の量を可能な限り制限できるようにする必要性が広く感じられている。
【0017】
現在広く感じられているもう一つの必要性は、容器に貼り付けられたラベルをこれらの容器から簡単に剥がせるようにすることで、これらの容器を洗浄および滅菌した後、新しいラベルを付けて再利用できるようにして、空容器が環境へ散らばるのを制限することである。
【0018】
現在のラベル貼付機の課題は、外側面に山と谷(凹凸)によって形成された輪郭を有する容器にもラベルを正しく貼付できることである。実際、このタイプの容器では、ラベルに対して横方向に延びる連続した長方形の接着剤ストリップで構成される接着剤インプリントが端部に付されているラベルが、容器の外面にある谷部分にも接着して、波状のパターンをとる傾向がある。これは、ラベルを読みにくくするため、好ましくない。
【0019】
さらに、容器の谷部分の接着剤インプリントに存在する接着剤(糊)は、ラベルを容器に固定するのに必要ではない。容器の山部分に存在する接着剤で十分であるためである。したがって、容器の谷部分の接着剤は無駄になる。
【0020】
これらの問題を克服しようとするために、ランナーは、レリーフ部分(凹凸部分)を有し続けているものの、接着剤(糊)を受け取ることになっているラベル部分用の平坦で連続した接触面を有する、ラベル貼付機が提案されている。しかし、これらのラベル貼付機では、塗布ローラの側面は滑らかではなく、幾つかの部分が他の部分よりもより浮き出た輪郭になっている。これは、ラベルに、従来のラベル貼付機で一般的に起こるような、単純な連続した接着剤のストリップで構成される接着剤のインプリントではなく、接着剤のある領域だけでなく接着剤のない領域をも含む接着剤インプリントをラベルに付けることができるようにするためである。接着剤のない領域は、それらのラベルの取り外しを容易にするように、および/またはラベルが貼り付けられる容器の外側面に存在する谷部分に配置されるように設計されている。
【0021】
この解決策は、上述の問題を解決し、ラベルに望ましくないしわを生じさせないという点では有効であるが、塗布ローラを設けることにおいて構造がある程度複雑になるという欠点がある。
【0022】
さらに、この解決策では、ラベルの形式を変更することができない。但し、塗布ローラを交換すればこの限りではないが、これにはかなりの操作上の困難と長いラベル貼付機の停止時間が伴う。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0023】
本発明の目指すところ(aim)は、上述の態様のうちの1つまたは複数において、既知の技術を改善することができるラベル貼付機を提供することである。
【0024】
この目指すところ(aim)の範囲内で、本発明の目的は、接着剤を無駄にすることなく、ラベルの形式に適した接着剤インプリントをラベルに与えることを可能にするラベル貼付機を提供することである。
【0025】
本発明の別の目的は、ラベルにしわが寄る危険性を伴わずに、容器の形状に適合するラベルに粘着性インプリントを付与することを可能にするラベル貼付機を提供することである。
【0026】
本発明の別の目的は、ラベルの形式の変更に迅速かつ容易に適応できるラベル貼付機を提供することである。
【0027】
本発明の別の目的は、構造が簡単なラベル貼付機を提供することである。
【0028】
本発明の別の目的は、動作における安全性および信頼性の広範囲にわたる保証を提供することができるラベル貼付機を提供することである。
【0029】
本発明のさらなる目的は、既存の解決策に代わる方法で背景技術の欠点を克服することである。
【0030】
本発明の別の目的は、純粋に経済的な観点からも競争力があるように、低コストで製造できるラベル貼付機を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0031】
この目指すところおよび以下により明らかになるこれらおよび他の目的は、従属請求項の1つまたは複数の特徴を備えてもよい請求項1に記載のラベル貼付機によって達成される。
【0032】
本発明のさらなる特徴および利点は、本発明によるラベル貼付機の好ましいが排他的ではない実施形態の説明からより明らかになるであろう。これらの実施形態は、非限定的な例として添付の図面に示されている。
【図面の簡単な説明】
【0033】
図1】本発明によるラベル貼付機の斜視図である。
図2】本発明によるラベル貼付機の切断・移送ドラムの斜視図である。
図3】本発明によるラベル貼付機のドラムのランナーの斜視図である。
図4】ランナーの正面図である。
図5図4のV-V線に沿った断面図である。
図6】本発明によるラベル貼付機の一連の動作ステップの一つを上から見た概略平面図である。
図7】本発明によるラベル貼付機の一連の動作ステップの一つを上から見た概略平面図である。
図8】本発明によるラベル貼付機の一連の動作ステップの一つを上から見た概略平面図である。
図9】本発明によるラベル貼付機のドラム上のランナーによって生成され得る接着剤インプリントの例を示す。
図10】本発明によるラベル貼付機のドラム上のランナーによって生成され得る接着剤インプリントの例を示す。
図11】本発明によるラベル貼付機のドラム上のランナーによって生成され得る接着剤インプリントの例を示す。
【発明を実施するための形態】
【0034】
図面を参照すると、全体的に参照番号1で示される本発明によるラベル貼付機は、前進経路に沿ってラベルを貼付される容器3のコンベヤ2を備える。
【0035】
コンベヤ2は、例えば、回転カルーセル4によって構成される。回転カルーセル4は、その周囲領域に、個々の容器3を支持する複数のパン5を有し、これらのパン5は、容器3をその軸の周りに回転させるように、回転する。
【0036】
容器3の前進経路に沿って、少なくとも1つのラベル貼付ステーション6があり、このステーション6は、例えば逆回転する一対の同調ローラ(entrainment rollers)7a、7bによって構成される巻出しアセンブリ7を備えている。一対の同調ローラは、複数のラベル8a、8bが連続して印刷された連続ラベルリボン8をリール(図示せず)から取り出すのを可能とする。
【0037】
好都合なことに、巻出しアセンブリ7によってリールから取り出されたラベルリボン8はまた、それ自体知られているように、ラベルリボン8の張りを真っ直ぐにし調整するための装置9を通過させられる。
【0038】
ラベル貼付ステーション6は、少なくとも1つのドラム10をさらに備える。ドラム10はそれ自身の軸の周りを回転することができ、その側面10aにラベルリボン8および/またはラベル8a、8bを付着させて受け取るように設計されている。
【0039】
この目的のために、それ自体は知られているように、ドラム10の側面10aには複数の吸引孔11があり、これらの吸引孔11は真空源(図示せず)に接続されている。これは、ラベルリボン8および/またはラベル8a、8bをドラム10に密着できるようにするためである。
【0040】
ドラム10の周囲には複数のランナー12がさらに設けられている。これらのランナー12はドラム10の軸の周りに互いにある角度をもって隔てられて配置されている。
【0041】
ランナー12のそれぞれは、ドラム10の側面10aに対して凹凸をなす少なくとも1つのそれぞれのレリーフ部分(つまり凹凸部分)13を有する。このレリーフ部分はラベルリボン8および/またはラベル8a、8bと接触を介して係合することができる。
【0042】
ラベルリボン8および/またはラベル8a、8bのランナー12への密着(張り付き)を確実にするために、ランナー12にも吸引ポート11が形成されているのが好都合である。
【0043】
ドラム10の横には接着剤塗布ローラ14が配置されており、ラベルリボン8および/またはラベル8a、8bに接着剤を塗布することを可能とする。
【0044】
特に、ランナー12は、そのレリーフ部分(relief portion) 13の少なくとも一部に、接着剤を塗布するための少なくとも1つの領域を画定している。この領域は、塗布ローラ14に対面するように設計されていて、ランナー12が塗布ローラ14の前を通過するときに、塗布ローラ14が、ランナー12のレリーフ部分13と接触しているラベル8a、8bの前端部および後端部に、少なくとも1つのそれぞれの接着剤インプリント15を付けることができ、続いて、ラベル8a、8bをそれぞれの容器3に貼り付けることができるようになっている。
【0045】
上記複数のランナー12の少なくとも1つは、実質的に接着剤を塗布する領域に、塗布ローラ14用に、少なくとも1つの当接(abutment)領域17が画定された少なくとも1つの輪郭部分(contoured part)16を有する。当接領域17は、塗布ローラ14と接触することが意図されていない輪郭部分16の少なくとも1つの他の領域18よりも、ドラム10の側面10aから突出しているため、塗布ローラ14は、当接領域17に位置するラベルリボン8またはラベル8a、8bの部分に接着剤を転写できる(移せる, transfer)が、領域18に位置する部分には転写できない。
【0046】
このようにして、塗布ローラ14は、輪郭部分16と接触しているラベルリボン8および/またはラベル8a、8bの部分に、少なくとも1つの接着剤インプリント15を付することが可能である。この接着剤インプリント15は、輪郭部分16の当接領域17によって得られる、接着剤を含む少なくとも1つの領域15aだけでなく、ランナー12の輪郭部分16の領域18に設けられた部分にある接着剤を含まない少なくとも1つの領域15bも有している。
【0047】
塗布ローラ14によって形成された接着剤インプリント15内に接着剤のない領域(無接着剤領域)15bが存在することにより、塗布ローラ14によってラベル8a、8bに転写される接着剤の量を節約できるとともに、一度貼り付けられたラベル8a、8bを容器3から除去するのを容易にすることができ、内容物が消費された後の容器3の再利用が容易になる。
【0048】
好ましくは、ドラム10のランナー12のそれぞれは、少なくとも1つの輪郭部分16を有する。
【0049】
例えば、輪郭部分16は、実質的に連続し、好ましくは、外向きの凸面を呈する当接領域17と、輪郭部分16の周辺領域に位置し、当接領域17よりもドラムの側面10aからの突出量が小さい領域18とを備えることができる。当接領域17は、輪郭部分16の略大部分に影響を及ぼし、ドラム10の軸と略平行に長手方向に延びている。
【0050】
このように構成された輪郭部分16により、実際に、ラベル8a、8b上に接着剤インプリント15を堆積することが可能である。この接着剤インプリント15は、その周辺領域における接着剤のない1つの領域15bを除いて、ラベル8a、8bの横方向の長さ部分の殆どに影響を与える略ストリップ形状の接着剤を有する単一領域15aによって大部分が構成されている。接着剤のない領域15bは、接着剤を有する領域15aによって形成されたストリップの一種の欠落角部または欠落部分を形成しており、接着剤インプリント15の接着剤のない領域15bが位置するラベルの端部フラップを持ち上げて、容器3からラベル8a、8bを引き剥がすことにより、ラベル8a、8bを容易に取り除き可能とできる。
【0051】
あるいは、輪郭部分16は、複数の当接領域17を備えることもできる。これらの当接領域17は、当接領域17に対してドラム10の側面からの突出量が少ない領域18によって相互に分離されて配置されている。これにより、相互に離間し、接着剤のない領域15bが間に挟まれた、接着剤を有する複数の領域15aによって形成される接着剤インプリント15を形成することができる。したがって、それらの接着剤インプリント15のいくつかの箇所でのみ、特に、より大きな保持力が必要な箇所で、ラベル8a、8bの接着ができるようにするが、必要の無い他の領域では接着できないようにでき、その結果、接着剤を大幅に節約することが可能となる。
【0052】
例えば、容器3の外面が山と谷の輪郭を有する場合、接着剤インプリント15における接着剤を有する領域15aが容器3の山部分には配置されるが、谷部分には配置されないように、当接領域17を配置することが可能である。
【0053】
実際には、上記複数または1つの当接領域17は、輪郭部分16に画定されたそれぞれの隆起部分によって構成され、一方、上記複数または1つの領域18は、やはり輪郭部分16に画定されたそれぞれの中空部分によって構成される。
【0054】
次に、図面に示される実施形態をより具体的に参照すると、ドラム10は、巻出しアセンブリ7によってラベルリボン8を直接供給され、その周囲に沿って分散配置された複数の切断装置19を有することに留意されたい。これらの切断装置19は、コマンドでアクティブ化されて、1つのラベル8a、8bと次のラベルとの間でラベルリボン8の切断を実行する。
【0055】
好都合なことに、このような切断装置19は、塗布ローラ14による2つの接着剤インプリント15の付着の後に、ラベルリボン8に沿って、2つの連続するラベル8a、8bの間の分離部分でラベルリボン8の切断を実行するようになっている。塗布ローラ14による2つの接着剤インプリント15の付着は、1つの接着剤インプリント15が、上記2つの連続するラベルのうちの一方の後端部上に、例えば図6、7、8に8aで示されるエッジに対応する後端部上に、そして、もう1つ接着剤インプリント15が、ラベルリボン8の前進方向において前のラベルの直後にある他方のラベル8bの前端部上に行われる。
【0056】
この場合、ランナー12のそれぞれは、少なくとも2つのレリーフ部分13を備える。これらのレリーフ部分13は、各例において、ラベルリボン8の2つの連続するラベル8a、8bの後端部および前端部をそれぞれ、接触状態で、受けるように設計されている。
【0057】
特に、各ランナー12上の両方のレリーフ部分13は、接着剤を塗布するためのそれぞれの領域を画定し、これらの少なくとも1つは、少なくとも1つの輪郭領域16を含む。
【0058】
より具体的には、少なくとも1つの輪郭領域16を含むレリーフ部分13は、少なくとも、ラベル8a、8bの後端部を接触させて受けることを意図された部分である。だから、ラベル8a、8bが、ラベル8a、8bの前端部に後端部が重なった状態で、容器3に貼り付けられた場合には、これらのラベルの容易な除去が可能となる。それは、それらのラベルの後端部上に、少なくとも1つの接着剤不在領域15bを有する接着剤インプリント15が存在することによるもので、引っ張ることで取り外すことを可能とするからである。
【0059】
代替として、各ランナー12上のレリーフ部分13のそれぞれが、少なくとも1つの輪郭部分16を備えることも可能である。
【0060】
ランナー12の2つのレリーフ部分13を使用して設けることができる接着剤インプリント15の例が、図9、10、および11に示されている。
【0061】
特に、図9は、ランナー12によって、ラベル8aの後端部及びラベル8aに連続するラベル8bの前端部でそれぞれラベルリボン8上に設けることができる一対の接着剤インプリント15を示す。このランナー12は、ラベル8aの後端部に、ラベル8aを横切るストリップ内に接着剤を有する領域15aを有する接着剤インプリント15を提供することができる輪郭部分16を有する第1のレリーフ部分13を有する。接着剤インプリント15は、接着剤のない領域15bで、ラベル8bに面する側の角が欠けている。ランナー12は、第2のレリーフ部分13も有する。この第2のレリーフ部分13は、既知の技術に従って作られており、したがって、ラベル8bを横切る長方形のストリップ状の接着剤を有する領域15aによって本質的に全体が構成されラベル8bの横方向長さのほぼ全体に沿って延びる接着剤インプリント15を、ラベル8bの前端部上に提供することができる。
【0062】
これとは異なり、図10は、2つのレリーフ部分13を有するランナー12によってラベルリボン8上に設けることができる一対の接着剤インプリント15を示している。2つのレリーフ部分13は両方とも、塗布ローラ14の前を通過後、2つの連続するラベル8a、8bの前端部と後端部に、接着剤インプリント15を形成することができるそれぞれの輪郭部分16を有する。これらの接着剤インプリント15は、接着剤を有する複数の局所領域15aを含む。各局所領域15aは略長方形の形状を有し、ラベルリボン8の延びる方向と実質的に平行である。複数の局所領域15aは、ラベル8a、8bを横断する方向において、接着剤のない領域15bと交互に配置されている。
【0063】
図11は、ランナー12によってラベルリボン8上の、2つの連続するラベル8aおよび8bの後端部および前端部に設けられた接着剤インプリント15を示す。このランナー12の両方のレリーフ部分13には、それぞれの輪郭部分16が設けられている。ラベル8aの後端部に設けられた接着剤インプリント15は、ラベル8aを横切るストリップ状の、接着剤を有する連続領域15aによって構成されているが、角が欠けており、これは接着剤のない領域15bによって構成されている。ラベル8bの前端部に設けられた接着剤インプリント15は、接着剤を有する複数の局所領域15aによって構成され、これらの領域は、ラベル8bに対して横断方向に、接着剤のない領域15bによって相互に分離されている。
【0064】
再び図示の実施形態を参照すると、ドラム10のランナー12のそれぞれは、ドラム10の回転方向において対応するランナー12のすぐ後ろの位置に配置されたそれぞれの切断装置19と協働する。
【0065】
この場合、ラベル貼付機(機械とも言う)を制御するために、例えば電子制御ユニット30によって構成される制御手段が設けられると都合がよい。この制御手段は、巻出しアセンブリによるドラム10へのラベルリボン8の送り速度をドラム10の周速度に対して変えるために、ラベルリボン8を巻き出す(つまり、繰り出す)巻出しアセンブリ7を駆動するようになっており、ラベルリボン8上でのドラム10の側面(lateral surface)の滑りを得るべく、巻出しアセンブリ7によりドラム10にラベルリボン8が送られる速度よりもドラム10の周速度の方が早い機械動作工程と、ドラム10へのラベルリボン8の送り速度つまり供給速度がドラム10の周速度と略同じである機械動作工程とを有する。
【0066】
特に、制御手段は、ラベルリボン8の2つの連続するラベル8a、8bの前端部と後端部とがランナー12に接触した状態でランナー12が塗布ローラ14の前を通過して、塗布ローラ14によって2つの接着剤インプリント15を、一つはランナー12と接触している上記2つの連続するラベル8a、8bの後端部に、もう一つは前端部に付着させた直後に、巻出しアセンブリ7によるドラム10へのラベルリボン8の供給速度の減速を命令することができる。
【0067】
このようにして、結果としてラベルリボン8上をドラム10が滑ることとなり、それが、ラベルリボン8を伸ばすことを可能にし、ラベルリボン8がランナー12の輪郭部分16に接着した後にラベルリボン8にしわが残ったままになるという状況を回避することができる。また、この滑りにより、さらに、ランナー12(この上で塗布ローラ14が接着剤インプリント15を塗布)の真後ろで、接着剤インプリント15を受け取った2つの連続するラベル8aの間の分離部分に、切断装置19を置くことが可能になり、ラベルリボン8の切断およびラベルリボン8の前進方向においてラベル8bに先行するラベル8aのラベルリボン8からの分離を行うことを可能とする。
【0068】
切断に続いてラベルリボン8から分離されたラベル8aは、吸引孔11によりドラム10の側面10aに密着した状態で保持されるので、ドラム10はラベル8aをカルーセル4上の対応する容器3に接着させることができる。
【0069】
対応する切断装置19によるラベルリボン8の切断の瞬間に、制御手段は、巻出しアセンブリ7に、ドラム10の周速度とほぼ同じ速度でラベルリボン8をドラム10に供給するように命令し、その結果、ラベルリボン8の動きと切断装置19の動きとが実質的に同期した状態でラベルリボン8の切断が行われることに留意すべきである。
【0070】
ラベルリボン8の切断を行った後、制御手段は、ドラム10の周速度に対してラベルリボン8のドラム10への送り速度を遅くするように指令することも可能である。その結果、ドラム10は、ラベルリボン8上を引きずられることにより、ラベルリボン8の残りの部分から切り離された後に得られるラベル8aを引っ張ることができる。
【0071】
有利なことに、図示の実施形態では、各切断装置19は、切断チャンバ21内に配置されたそれぞれの刃20を備える。切断チャンバ21はドラム10の側面10aに開口しており、例えば、ドラム10の吸引孔11に接続された同じ真空源で構成される吸引手段に接続することができるため、切断装置19に面するラベルリボン8の部分を対応する切断チャンバ21内に引き込んで、それを刃20に接触させて、切断を行うことができる。
【0072】
本発明によるラベル貼付機の動作は以下の通りである。
【0073】
図6に示す状況から開始して、巻出しアセンブリ7はドラム10の周速度にほぼ相当する速度で、ラベルリボン8をドラム10に供給する。一方、塗布ローラ14が塗布ローラ14と接触するラベルリボン8の部分に2つの接着剤インプリント15(そのうちの一方はラベルリボン8の進行方向においてラベル8bに先行するラベル8aの後端部にあり、他方はラベル8bの前端部にある)を付着させることができるように、ラベルリボン8の連続する2枚のラベル8a、8bの後端部と前端部とがそれぞれのレリーフ部分13に接触した状態で、ランナー12が塗布ローラ14の前方を通過する。
【0074】
この状況において、ランナー12上に存在する吸引孔11は、真空源への接続によって都合よく作動され、その結果、ラベルリボン8は、ランナー12のレリーフ部分13に完全に密着されて、ランナー12に存在する吸引孔11によるレリーフ部分13への引き付け作用により、その形状を取る。
【0075】
接着剤インプリント15がラベル8a、8bの後端部および前端部に付けられると、図7の状況に達する。そこでは、制御手段の指令にしたがって、ラベルリボン8を巻き出すための巻出しアセンブリ7が作動し、ドラム10の周速度よりも遅い速度でラベルリボン8をドラム10に送る。
【0076】
このようにして、ドラム10は、ラベルリボン8を押し付けて滑ることができる。これは、ラベルリボン8を伸ばし、ランナー12に密着した後にラベルリボン8を元の形状に戻し、こうしてランナー12の輪郭部分16への密着後にラベルリボン8に後でシワが残る状況を回避するためである。さらに、これは、前の工程では塗布ローラ14の正面にあったランナー12の(ドラム10回転方向において)直ぐ後ろにある切断装置19を、接着剤インプリント15が付された2枚のラベル8a、8bの間の分離部分のところに配置するためである。
【0077】
ドラム10がラベルリボン8上を滑る間、ランナー12上に存在する複数の吸引穴11の少なくとも一部は、都合の良いことに、真空源への接続を切断することによって非作動となり、こうしてラベルリボン8のシワが残ることを防止する助けとなる。
【0078】
図8は、接着剤インプリント15を受けたラベル8a、8bの前端部および後端部が接触していたランナー12のすぐ後ろの切断装置19が、対応する刃20とともにラベル8a、8bの間の分離部分に到着した状況を示す。
【0079】
この状況において、ラベルリボン8は、巻出しアセンブリ7によって、ドラム10の周速度に略対応する速度で再び供給される。ラベル8a、8b間の分離領域にある切断装置19の切断チャンバ21は、吸引手段に接続されており、そのため、ラベルリボン8を切断チャンバ21内へと内側に引き込み、対応する刃20にラベルリボン8を押し付けて、ラベルリボン8を切断し、ラベル8aをラベルリボンから分離する。
【0080】
ラベル8aの切断後、制御手段は、もう一度、巻出しアセンブリ7によるドラム10へのラベルリボン8の供給速度をドラム10の周速度に対して遅くするよう、指令する。これは、切断されたラベル8aをラベルリボン8の残りの部分から遠ざけると共に、ラベル8aが接着剤を受け取ったランナーの(ドラム10の回転方向において)後の次のランナー12を、ラベル8bとラベルリボン8に沿ってこのラベル8bの直後に続くラベルとの間の分離部分に配置するためである。それから、動作サイクルが再開されるよう、ラベルリボン8の供給速度をドラム10の周速度に略対応する(一致する)値に戻す。その間、ラベルリボン8から切断されたラベル8aは、ドラム10によって、コンベヤ2によって搬送されるそれぞれの容器3へと送られる。
【0081】
実際に、本発明は、既知の技術に対して、非常にシンプルな構造で、ラベルの品質を損なうことなく、ラベルに塗布される接着剤の使用および消費の有効な最適化を達成することを可能にするラベル貼付機を提供することによって、上記の目指すところ(aim)と目的とを完全に達成することが判明した。
【0082】
このように考えられた本発明は、多くの修正および変形が可能であり、それらのすべては添付の特許請求の範囲内にある。さらに、すべての詳細事項は、他の技術的に同等の要素で置き換えてもよい。
【0083】
実際において、特定の用途に適合する限り、使用される材料、寸法および形状は、適宜必要に応じて、また最新技術に応じて、如何なるものであってもよい。
【0084】
この出願が優先権を主張するイタリア特許出願第102021000004100号の開示は、参照により本明細書に組み込まれている。
【0085】
いずれかの請求項で言及されている技術的特徴の後に参照符号が付いている場合、それらの参照符号は請求項のわかりやすさを高めることのみを目的として含まれており、したがって、そのような参照符号は、例としてこのような参照符号により特定された各要素の解釈に制限的な影響を与えるものではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【国際調査報告】