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特表2024-507303補聴器別オプション事項を提供する補聴器注文サーバ、およびカスタムメード式補聴器を注文する方法
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  • 特表-補聴器別オプション事項を提供する補聴器注文サーバ、およびカスタムメード式補聴器を注文する方法 図1
  • 特表-補聴器別オプション事項を提供する補聴器注文サーバ、およびカスタムメード式補聴器を注文する方法 図2
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  • 特表-補聴器別オプション事項を提供する補聴器注文サーバ、およびカスタムメード式補聴器を注文する方法 図5
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-16
(54)【発明の名称】補聴器別オプション事項を提供する補聴器注文サーバ、およびカスタムメード式補聴器を注文する方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 30/0601 20230101AFI20240208BHJP
【FI】
G06Q30/0601
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023575333
(86)(22)【出願日】2022-02-21
(85)【翻訳文提出日】2023-08-22
(86)【国際出願番号】 KR2022002502
(87)【国際公開番号】W WO2022182079
(87)【国際公開日】2022-09-01
(31)【優先権主張番号】10-2021-0023899
(32)【優先日】2021-02-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523319254
【氏名又は名称】アイエヌエスエイ コミュニケーション インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】INSA COMMUNICATION INC.
【住所又は居所原語表記】1007,25,Yeonmujang 5ga-gil,Seongdong-gu,Seoul 04782,Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】キム,ホン
(57)【要約】
本発明の複数のセンターサーバ、少なくとも一つ以上の補聴器製造会社サーバ、少なくとも一つ以上の宅配業社サーバとネットワークを介して連結されて、補聴器関連製品に対する注文および配送を処理する補聴器別オプション事項を提供する補聴器注文サーバは、複数のセンター、顧客情報、補聴器製品、管理者などに関するデータを保存する第1データベース部、ウェブページに用いられるアイコン、レイアウト設定情報などに関するデータを保存する第2データベース部、ウェブページ画面を構成する画面構成部、センターサーバ、宅配業社サーバ、補聴器製造会社サーバとそれぞれ有線または無線ネットワークを介して通信できる通信部、顧客が注文しようとする補聴器に対する注文書を作成する注文書生成部、および顧客が既存に注文した補聴器の交換時期を知らせる顧客製品管理部を含み、本発明の補聴器注文サーバを利用してカスタムメード補聴器を注文することにより、補聴器製品別選択可能なオプションを提供して、補聴器注文書作成時間を減少し、正しい補聴器注文書を作成することができるようにすることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数のセンターサーバ、少なくとも一つ以上の補聴器製造会社サーバ、少なくとも一つ以上の宅配業社サーバとネットワークを介して連結されて、補聴器関連製品に対する注文および配送を処理する補聴器注文サーバにいて、
少なくとも一つ以上の補聴器製造会社、複数のセンター、少なくとも一つ以上の宅配業社、少なくとも一つ以上の顧客、少なくとも一つ以上の補聴器製品および管理者に関するデータを保存する第1データベース部;
ウェブページを構成するアイコンおよびレイアウトデータを保存する第2データベース部;
前記第1データベース部と第2データベース部に保存されるデータを組み合わせて、前記センターサーバおよび補聴器製造会社サーバに伝送されるウェブページを構成する画面構成部;
前記センターサーバ、補聴器製造会社サーバ、宅配業社サーバと通信する通信部;および、
前記センターサーバから伝送される注文内容に応じて注文書を生成する注文書生成部;を含み、
前記通信部は、前記注文書を少なくとも一つ以上の前記補聴器製造会社サーバのいずれか一つに送信し、
前記画面構成部は、センターIDで接続されると、センター用ウェブページを構成し、管理者IDで接続されると、管理者用ウェブページを構成し、
前記センター用ウェブページは、
オープン型(RIC)/耳かけ型(BTE)補聴器、耳穴型(ITE)補聴器、イヤーモールドBTE、イヤーモールドRICで構成されるカテゴリのいずれか一つを選択することができるカテゴリページ;
前記カテゴリページで選択されたカテゴリによって選択可能な補聴器、選択された前記補聴器によって選択可能な色、レシーバーおよびスリーブを含む補聴器製品別オプションを表示する製品選択ページ;
前記製品選択ページで選択された注文補聴器に関する内容を表示する注文ページ;
注文補聴器の製作および配送状態を表示する配送ページ;および、
新規顧客情報を入力したり、従来顧客情報をアップデートすることができるように予め決まった様式を提供する顧客管理ページ;
を含む、補聴器別オプション事項を提供する補聴器注文サーバ。
【請求項2】
前記管理者用ウェブページは、
前記センター別補聴器注文現況を表示する注文管理ページ;
前記センター別補聴器配送現況を表示する配送管理ページ;
前記第1データベース部に保存される補聴器製品に関するデータを変更、削除、追加することができる製品管理ページ;および
前記第1データベース部に保存されるセンターに関するデータを変更、削除、追加することができるセンター管理ページ;
を含む、請求項1に記載の補聴器別オプション事項を提供する補聴器注文サーバ。
【請求項3】
前記第1データベース部は、
補聴器名称、外形イメージ、レシーバー、スリーブ、値段、色、および選択可能なオプションに関するデータを含む第1データを補聴器製品単位に区分して保存する製品データベース;
顧客のID、名前、携帯電話番号、聴力情報、耳の型データ、補聴器製造に必要な顧客補聴器関連データおよび注文補聴器の製作現況を含む第2データを顧客単位に区分して保存する顧客データベース;
前記センター別に付与されるセンターID、センター名、センターの位置、センター別注文現況、およびセンター別配送現況を含む第3データをセンター単位に区分して保存するセンターデータベース;
前記宅配業社サーバから伝送された配送進行状態および配送日に対するデータを含む第4データを補聴器注文単位に区分して保存する配送データベース;および
前記管理者ID、名前を含む管理者に関するデータを含む第5データを管理者単位に区分して保存する管理者データベース;
を含み、
前記顧客補聴器関連データには、補聴器製品名、補聴器注文日、補聴器値段、補聴器色、補聴器レシーバー、補聴器スリーブ、補聴器交換時期に関するデータが含まれる、請求項1に記載の補聴器別オプション事項を提供する補聴器注文サーバ。
【請求項4】
予め入力された補聴器製品別交換周期に従って顧客に補聴器交換メッセージを伝送する顧客製品管理部をさらに含む、請求項1に記載の補聴器別オプション事項を提供する補聴器注文サーバ。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一つの補聴器注文サーバを利用して、カスタムメード式補聴器を注文する方法において、
センターサーバでセンターIDを利用して、補聴器注文サーバにログインするステップ;
補聴器注文サーバの画面構成部でセンター用ウェブページを構成して通信部がセンターサーバに伝送するステップ;
前記センターサーバがセンター用ウェブページを受けて注文しようとする補聴器および補聴器のオプションを選択するステップ;
前記注文しようとする補聴器および補聴器のオプションを含む補聴器注文内容および耳の型データを前記補聴器注文サーバに伝送するステップ;
前記補聴器注文サーバが前記注文内容および耳の型データを含む注文書を生成するステップ;および
前記補聴器注文サーバが前記注文書を補聴器製造会社サーバに伝送するステップ;
を含んでなる、カスタムメード式補聴器を注文する方法。
【請求項6】
前記補聴器注文サーバが前記補聴器製造会社サーバから補聴器製作状態を受けて、第1データベース部の顧客データベースに保存するステップ;および
前記補聴器注文サーバが宅配業社サーバから補聴器配送現況を受信して、第1データベース部の配送データベースに保存するステップ;
をさらに含んでなる、請求項5に記載のカスタムメード式補聴器を注文する方法。
【請求項7】
補聴器交換時期が到来した顧客の携帯電話に補聴器交換メッセージを伝送するステップをさらに含んでなる、請求項5に記載のカスタムメード式補聴器を注文する方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、補聴器別オプション事項を提供する補聴器注文サーバ、およびカスタムメード式補聴器を注文する方法に関する。
【背景技術】
【0002】
補聴器は、聴覚機能が低下された使用者が耳に着用することにより、音が聞こえるようにする装置であって、マイクロホン、増幅器、イヤホン、および電源で構成されることができる。例えば、補聴器は外部から入って来る音波をマイクロホンで受けて電気振動に変換し、これを増幅器で増幅して再びイヤホンで音波を生成して耳に伝達することにより、着用者が音が聞こえるようにすることができる。
【0003】
一般に、補聴器は、増幅方式、回路特性および形態によって分けられる。増幅方式による区分は、補聴器が音を線形に増幅するのか非線形に増幅するのかによる区分であり、回路特性は、補聴器がアナログ回路で具現されるのかデジタル回路で具現されるのかによる区分である。しかしながら、通常、補聴器の種類は、大部分補聴器の形態によって区分される。
【0004】
形態によって補聴器を区分すると、ポケット型(Pocket Type)(ボックス型:Box Type)補聴器、耳かけ型(Behind-The-Ear:BTE)補聴器、耳穴型(In-The-Ear:ITE、In-The-Ear:ITC)或は鼓膜型(Completely-In-the-Canal:CIC)補聴器、めがね型(Eyeglass)補聴器に分けることができる。
【0005】
耳穴型補聴器は、外部への露出が少なく、出力を多様に調節することができて、多様な難聴状況に対応しやすいという長所を有している。また、付加装置であるボリュームやメモリーが連結可能であり、その他無線連結などの適用が可能であるので、活用度に優れ、バッテリーの交換が比較的容易であるという長所も有している。
【0006】
オープン型補聴器は、外耳道がオープンされた状態で使用が可能であるので、窮屈感や閉鎖感が少ないという長所を有し、特に多様なレシーバーの適用によって多様な聴力状況に柔軟に適用することができる。
【0007】
耳掛け型補聴器は、耳にかけて使用することから露出が非常に大きいが、管理が容易で、出力が大きいので、高度以上の難聴に用いられることができ、ボリュームが基本的に装着されていて、着用者が音量を簡単に調節して用いることができるという長所を有している。
【0008】
このような補聴器は、使用者個人の耳の形や聴力状況を考慮してカスタムメード式に製造されることが好ましい。例えば、補聴器販売業社では、使用者が耳穴型補聴器を希望する場合、使用者の耳の型を採取する作業をする必要があり、または、耳の型を採取しなくてもいい補聴器種類であっても、使用者の聴力を測定して補聴器の音響増幅特性を使用者個人に合わせるフィット(fitting)作業が要求される。
【0009】
また、それぞれの作業を通じて得られた耳の型および聴力情報などは、補聴器製造会社に伝達されて使用者個人の特性に合う補聴器の製作に利用されることができる。
【0010】
しかしながら、従来には補聴器販売業社が前記使用者の耳の型を郵便で補聴器製造会社に伝達し、前記使用者の聴力情報などを郵便で補聴器製造会社に伝達したり、電子メールなどを利用して補聴器製造会社に伝達する方式を利用した。
【0011】
郵便を利用する場合、情報伝達に時間がたくさんかかって、補聴器を使用するまで時間が長くかかるという短所があり、電子メールを利用する場合には、伝達した情報の受信確認が難しく、注文数量に対する情報の取りまとめなどが難しいという短所がある。
【0012】
また、前記使用者の耳の型が伝達される過程で変質される場合、耳の型の採取過程から再実行しなければならないため、結果的に補聴器の購買時点から補聴器が納品される時点まで長時間がかかるという短所があった。
【0013】
これに対する解決策として、本出願人は、韓国特許第10-1940975号において補聴器中継システムを提示したことがある。
【0014】
しかしながら、補聴器は、種類別、製品別にそれぞれ異なる機能を有する多様なオプション事項を有していて、補聴器の注文時に、補聴器製品別に提供されるオプションを知っている必要があるという問題点、および補聴器製品別に提供されるオプションを正確に選択するために、注文時にマニュアルなどの指針書を確認しなければならないという不便は相変らず存在している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0015】
【特許文献1】韓国特許第10-1940975号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
本発明は、上記の問題点を解決するために考案されたもので、補聴器の注文時に、補聴器製品別に選択可能なオプションをリスト化して表示する補聴器別オプション事項を提供する補聴器注文サーバ、およびカスタムメード式補聴器を注文する方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0017】
複数のセンターサーバ、少なくとも一つ以上の補聴器製造会社サーバ、少なくとも一つ以上の宅配業社サーバとネットワークを介して連結されて、補聴器関連製品に対する注文および配送を処理する補聴器別オプション事項を提供する補聴器注文サーバにいて、本発明の補聴器注文サーバは、少なくとも一つ以上の補聴器製造会社、複数のセンター、少なくとも一つ以上の宅配業社、少なくとも一つ以上の顧客、少なくとも一つ以上の補聴器製品および管理者に関するデータを保存する第1データベース部;ウェブページを構成するアイコンおよびレイアウトデータを保存する第2データベース部;前記第1データベース部と第2データベース部に保存されるデータを組み合わせて、前記センターサーバおよび補聴器製造会社サーバに伝送されるウェブページを構成する画面構成部;前記センターサーバ、補聴器製造会社サーバ、宅配業社サーバと通信する通信部;および前記センターサーバから伝送される注文内容に応じて注文書を生成する注文書生成部;を含む。
【0018】
また、前記通信部は、前記注文書を少なくとも一つ以上の前記補聴器製造会社サーバのいずれか一つに送信し、前記画面構成部はセンターIDで接続されると、センター用ウェブページを構成し、管理者IDで接続されると、管理者用ウェブページを構成する。
【0019】
また、前記センター用ウェブページは、オープン型(RIC)/耳かけ型(BTE)補聴器、耳穴型(ITE)補聴器、イヤーモールドBTE、イヤーモールドRICで構成されるカテゴリのいずれか一つを選択することができるカテゴリページ;前記カテゴリページで選択されたカテゴリによって選択可能な補聴器、選択された前記補聴器によって選択可能な色、レシーバーおよびスリーブを含む補聴器製品別オプションを表示する製品選択ページ;前記製品選択ページで選択された注文補聴器に関する内容を表示する注文ページ;注文補聴器の製作および配送状態を表示する配送ページ;および新規顧客情報を入力したり従来顧客情報をアップデートすることができるように予め決まった様式を提供する顧客管理ページ;を含む。
【0020】
また、前記管理者用ウェブページは、前記センター別補聴器注文現況を表示する注文管理ページ;前記センター別補聴器配送現況を表示する配送管理ページ;前記第1データベース部に保存される補聴器製品に関するデータを変更、削除、追加することができる製品管理ページ;および前記第1データベース部に保存されるセンターに関するデータを変更、削除、追加することができるセンター管理ページ;を含む。
【0021】
また、前記第1データベース部は、補聴器名称、外形イメージ、レシーバー、スリーブ、値段、色、および選択可能なオプションに関するデータを含む第1データを補聴器製品単位に区分して保存する製品データベース;顧客のID、名前、携帯電話番号、聴力情報、耳の型データ、補聴器の製造に必要な顧客補聴器関連データ、および注文補聴器の製作現況を含む第2データを顧客単位に区分して保存する顧客データベース;前記センター別に付与されるセンターID、センター名、センターの位置、センター別注文現況、およびセンター別配送現況を含む第3データをセンター単位に区分して保存するセンターデータベース;前記宅配業社サーバから伝送された配送進行状態および配送日に対するデータを含む第4データを補聴器注文単位に区分して保存する配送データベース;および前記管理者ID、名前を含む管理者に関するデータを含む第5データを管理者単位に区分して保存する管理者データベースを含み、前記顧客補聴器関連データには、補聴器製品名、補聴器注文日、補聴器値段、補聴器色、補聴器レシーバー、補聴器スリーブ、補聴器交換時期に関するデータが含まれる。
【0022】
また、予め入力された補聴器製品別交換周期に従って顧客に補聴器交換メッセージを送信する顧客製品管理部をさらに含む。
【0023】
本発明の補聴器別オプション事項を提供する補聴器注文サーバを利用して、カスタムメード式補聴器を注文する方法は、センターサーバでセンターIDを利用して補聴器注文サーバにログインするステップ;補聴器注文サーバの画面構成部でセンター用ウェブページを構成して、通信部がセンターサーバに伝送するステップ;前記センターサーバがセンター用ウェブページを受けて注文しようとする補聴器および補聴器のオプションを選択するステップ;前記注文しようとする補聴器および補聴器のオプションを含む補聴器注文内容、および前記耳の型データを前記補聴器注文サーバに伝送するステップ;前記補聴器注文サーバが前記注文内容および耳の型データを含む注文書を生成するステップ;および前記補聴器注文サーバが前記注文書を補聴器製造会社サーバに伝送するステップ;を含んでなる。
【0024】
また、前記補聴器注文サーバが前記補聴器製造会社サーバから補聴器製作状態を受けて、第1データベース部の顧客データベースに保存するステップ;および前記補聴器注文サーバが宅配業社サーバから補聴器配送現況を受信して、第1データベース部の配送データベースに保存するステップ;をさらに含んでなる。
【0025】
また、補聴器交換時期が到来した顧客の携帯電話に補聴器交換メッセージを伝送するステップをさらに含んでなる。
【発明の効果】
【0026】
本発明の補聴器別オプション事項を提供する補聴器注文サーバおよびカスタムメード式補聴器を注文する方法は、補聴器製品別選択可能なオプションを提供して補聴器注文書作成時間を短縮し、補聴器注文書を正確に作成することができるようにすることができる。
【0027】
また、補聴器交換時期を顧客に知らせて、顧客が直接補聴器交換時期を憶えていなくても耐久性が尽いた補聴器の交換を勧告することができる。
【0028】
また、補聴器の交換時に既に製作した耳の型を利用して補聴器を製作することができるようにすることにより、耳の型を生成するステップを省略することができて、補聴器の注文過程が短縮されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0029】
図1】本発明の一実施形態によるセンターサーバ、補聴器製造会社サーバ、宅配業社サーバ、および補聴器注文サーバの関係を示した図面である。
図2】本発明の一実施形態による補聴器注文サーバの構成を示した概念図である。
図3】本発明の一実施形態による第1データベース部の構成を示した概念図である。
図4】本発明の一実施形態によるウェブページの構成要素を示した概念図である。
図5】本発明の一実施形態による補聴器別オプション事項を提供する補聴器注文サーバを利用してカスタムメード式補聴器を注文する方法を示した。
【発明を実施するための形態】
【0030】
以下、添付図面を参照して本発明の好ましい実施形態について詳しく説明する。本発明は、以下で開示される実施形態に限定されるのではなく、互いに異なる多様な形態に具現されてもよい。ただ、本実施形態は本発明が属する技術分野において通常の知識を有する者に発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明の技術分野で通常の知識を有する者に自明な事項は省略されてもよい。
【0031】
図1は、本発明の一実施形態によるセンターサーバ11、補聴器製造会社サーバ21、宅配業社サーバ31、および補聴器注文サーバ100の関係を示した。
【0032】
図1を参照すると、本発明の一実施形態による補聴器別オプション事項を提供する補聴器注文サーバ100は、複数のセンターサーバ11、少なくとも一つ以上の補聴器製造会社サーバ21、少なくとも一つ以上の宅配業社サーバ31とネットワークを介して連結されて、補聴器関連製品に対する注文および配送を処理する。
【0033】
複数の前記センターサーバ11のそれぞれは、補聴器専門家が配置された補聴器専門販売店であるセンター10に備えられる通信が可能なコンピュータまたはスマートフォンのような端末機であってもよい。
【0034】
前記センター10の補聴器専門家は、補聴器を注文しようとする顧客の外耳道(external auditory meatus)の耳の型を取ったり顧客の聴力テストを行って前記センター10に備えられるセンターサーバ11を利用して本発明の補聴器注文サーバ100に接続して顧客情報を入力し、補聴器を選択して注文を要請することができ、耳の型を3Dスキャナを利用してスキャニングして生成した耳の型データをアップロードすることができる。
【0035】
この時、補聴器注文サーバ100は、前記センターサーバ11で伝送された顧客情報、注文要請された補聴器、および耳の型データを利用して注文書を生成する。
【0036】
前記センター10で顧客の耳の型を既に有している場合には、耳の型を取る過程を省略してもよく、前記センターサーバ11または補聴器注文サーバ100に顧客の耳の型データが既に保存されている場合には、耳の型を取る過程、および耳の型を3Dスキャナを利用してスキャニングして耳の型データを生成する過程は省略してもよいので、注文過程が短縮されることができる。この場合には、前記センター10に補聴器専門家を配置する必要がなく、耳の型を取るための装備および材料を備える必要がない。
【0037】
従来の郵便などを利用して耳の型を補聴器製造会社20に送る過程を省略してもよいので、配送中に発生する耳の型の損傷および補聴器の製造にかかる時間を短縮することができるようになる。
【0038】
少なくとも一つ以上の前記補聴器製造会社サーバ21は、本発明の一実施形態による補聴器注文サーバ100から注文書を受けることができる。この時、前記補聴器製造会社サーバ21は、カスタムメード式補聴器を製造する業社に設置される通信が可能なコンピュータまたはスマートフォンのような別途の端末機であってもよい。
【0039】
補聴器製造会社20は、前記補聴器注文サーバ100から伝送された前記注文書の内容どおり補聴器を製造することができる装置またはシステムを取り揃えて補聴器を製作することができる。
【0040】
また、補聴器製造会社サーバ21には補聴器製造現況が入力および保存され、前記補聴器製造現況は補聴器注文サーバ100に伝送されて保存されることができる。
【0041】
補聴器注文サーバ100が補聴器製造会社サーバ21と通信可能であり、補聴器製造現況がアップデートされて保存されることによって、前記センターサーバ11で補聴器注文サーバ100に接続して、センター10で注文した補聴器の製造現況をいつでも照会することができる。
【0042】
前記補聴器製造会社20が注文書に応じて補聴器を製造すると、製造した補聴器を宅配業社30に伝達して補聴器を注文したセンター10に製造された補聴器を発送する。
【0043】
少なくとも一つ以上の宅配業社サーバ31は、前記補聴器製造会社20で製造した補聴器に対する配送番号と補聴器の配送状態を前記補聴器注文サーバ100に伝送することができる。
【0044】
前記補聴器注文サーバ100が宅配業社サーバ31と通信できることによって、前記宅配業社サーバ31から配送番号を受けて顧客が注文した補聴器の配送状態を保存することができ、前記センターサーバ11はいつでも補聴器注文サーバ100に接続して、注文した補聴器の配送進行現況を照会することができる。
【0045】
また、図示しなかったが、本発明の補聴器注文サーバ100を管理する管理者は、管理者IDを利用して、前記補聴器注文サーバ100に直接ログインしてもよく、管理者が所持している通信可能なコンピュータまたはスマートフォンのような端末機を介して遠隔地で前記補聴器注文サーバ100に接続してもよい。
【0046】
図2は、本発明の一実施形態による補聴器注文サーバ100の構成を示した概念図である。
【0047】
図2を参照すると、顧客の外耳道に対する耳の型を郵便で補聴器製造会社20に配送しないで、耳の型を3Dスキャナを利用してスキャニングした耳の型データを利用してカスタムメード式補聴器を注文するために、本発明の一実施形態による補聴器注文サーバ100は、複数のセンター10、顧客情報、補聴器製品、管理者などに関するデータを保存する第1データベース部110、ウェブページ130に用いられるアイコン、レイアウト設定情報などに関するデータを保存する第2データベース部120、ウェブページ130画面を構成する画面構成部140、センターサーバ11、宅配業社サーバ31、補聴器製造会社サーバ21とそれぞれ有線または無線ネットワークを介して通信することができる通信部150、顧客が注文しようとする補聴器に対する注文書を作成する注文書生成部160、および顧客が既存に注文した補聴器の交換時期を知らせる顧客製品管理部170を含む。
【0048】
図3は、本発明の一実施形態による第1データベース部110の構成を示した概念図である。
【0049】
図3を参照すると、前記第1データベース部110は、少なくとも一つ以上の補聴器製造会社20、複数のセンター10、少なくとも一つ以上の宅配業社30、少なくとも一つ以上の顧客情報、少なくとも一つ以上の補聴器製品および管理者に関するデータを保存する。このために、前記第1データベース部110は、製品データベース111、顧客データベース112、センターデータベース113、配送データベース114、および管理者データベース115を含む。
【0050】
前記製品データベース111には、補聴器名称、外形イメージ、レシーバー、スリーブ、値段、色、および選択可能なオプションに関するデータが補聴器製品単位に区分して保存される。
【0051】
前記顧客データベース112には、顧客のID、名前、携帯電話番号、聴力情報、耳の型データ、補聴器の製造に必要な顧客補聴器関連データ、注文補聴器の製作現況および配送現況を含むデータが顧客単位に区分して保存される。
【0052】
この時、前記顧客補聴器関連データには、顧客単位に区分してそれぞれの顧客が注文した補聴器製品名、補聴器シリアル番号、補聴器ブランド名、補聴器注文日、補聴器値段、補聴器色、補聴器レシーバー、補聴器スリーブ、補聴器交換時期に関するデータが含まれることができる。
【0053】
前記センターデータベース113には、前記センター10別に付与されるセンターID、センター名、センターの位置、センター別注文現況およびセンター別配送現況を含むデータがセンター10単位に区分して保存される。
【0054】
前記配送データベース114には、前記宅配業社サーバ31から伝送された配送進行状態および配送日に対するデータが補聴器注文単位に区分して保存される。
【0055】
前記管理者データベース115には、前記管理者ID、名前を含む管理者に関するデータが管理者単位に区分して保存される。
【0056】
前記第1データベース部110の製品データベース111、顧客データベース112、センターデータベース113、配送データベース114、管理者データベース115は、前記画面構成部140、通信部150、注文書生成部160、顧客製品管理部170で有機的に活用するために関係型データベースソフトウェア(RDBMS)を用いて構成することが好ましい。
【0057】
前記第2データベース部120には、ウェブページ130を構成するアイコンおよびレイアウトデータが保存され、前記画面構成部140は前記第1データベース部110および第2データベース部120に保存されるデータを組み合わせて、前記センターサーバ11および補聴器製造会社サーバ21に伝送されるウェブページ130を構成する。
【0058】
図4は、本発明の一実施形態によるウェブページ130の構成を示した概念図である。図4を参照すると、前記ウェブページ130は、大体ログインページ131、センター用ウェブページ131、管理者用ウェブページ133に分けられることができる。
【0059】
前記ログインページ131は、前記補聴器注文サーバ100に接続が許容された使用者によるコンピュータまたは端末機であるのかを確認するために、接続IDとパスワードを入力するためのページである。
【0060】
前記センターサーバ11で補聴器注文サーバ100に接続するためには、センター10別に発給されるセンターIDを入力する必要があり、管理者が接続する場合には、管理者に発給される管理者IDを利用して補聴器注文サーバ100に接続する必要がある。
【0061】
前記画面構成部140はセンターIDで接続されると、センター用ウェブページ132を構成し、管理者IDで接続されると、管理者用ウェブページ133を構成する。
【0062】
すなわち、前記ログインページ131でセンターIDを利用して補聴器注文サーバ100に接続すると、前記画面構成部140はセンター用ウェブページ132を構成して前記センターサーバ11に伝送し、前記ログインページ131で管理者IDを利用して補聴器注文サーバ100に接続すると、前記画面構成部140は管理者用ウェブページ133を構成して管理者のコンピュータまたは端末機に伝送するか、または補聴器注文サーバ100に含まれる別途のディスプレイ装置(図示せず)に管理者用ウェブページ133を表示することができる。
【0063】
前記センター用ウェブページ131は、前記センター職員または顧客が前記センターサーバ11を利用して顧客情報を登録およびアップデートし、カスタムメード式補聴器を注文し、注文した補聴器に対する内容を確認し、注文した補聴器の製造および配送現況を照会することができる機能を提供するためのものである。
【0064】
このために、前記センター用ウェブページ131は、カテゴリページ1321、製品選択ページ1322、注文ページ1323、配送ページ1324、および顧客管理ページ1325を含む。
【0065】
前記カテゴリページ1321は、オープン型(RIC)/耳かけ型(BTE)補聴器、耳穴型(ITE)補聴器、イヤーモールドBTE、イヤーモールドRICで構成されるカテゴリのいずれか一つを選択することができるように表示する。
【0066】
前記製品選択ページ1322は、前記カテゴリページ1321で選択されたカテゴリによって選択可能な補聴器イメージ、補聴器製品名、選択された補聴器によって選択可能な色、レシーバー、およびスリーブを含む補聴器製品別オプションを表示する。この時、画面構成部140は、製品選択ページ1322を構成するために、前記製品データベース111に保存されたデータを活用することができる。
【0067】
前記注文ページ1323は、前記製品選択ページで選択された注文補聴器に関する内容を表示することができるようにして、最終的に注文しようとする補聴器に対する内容(以下、「注文内容」とする)を確認することができる。
【0068】
前記注文ページ1323で前記注文内容が確認されると、前記センターサーバ11は、補聴器注文サーバ100に注文内容を送り、前記注文書生成部160で注文内容に応じて注文書を生成するようになる。
【0069】
前記配送ページ1324は、注文補聴器の製作および配送状態を表示する。このために、前記画面構成部140は、第1データベースの配送データベース114に保存されるデータを照会することができる。前記配送ページ1324では各センター10別に提供されるセンターIDを通じて当該センター10で注文した補聴器の製作および配送状態顧客単位に区分してリアルタイム照会することができる。
【0070】
また、前記配送ページ1324には補聴器を注文した顧客の携帯電話でメッセージを作成して送ることができる機能がさらに含まれることができる。特に配送が遅れたり注文した補聴器の製作が遅れる状況が発生する場合に、前記センターサーバ11を利用してセンター職員がメッセージを作成し、作成されたメッセージは補聴器注文サーバ100に伝送されて、通信部150で当該顧客の携帯電話にメッセージを送ることができる。この時、伝送されたメッセージは、前記センターサーバ11から補聴器注文サーバ100に伝送されて前記顧客データベース112に保存されることができる。
【0071】
前記顧客管理ページ1325は、前記センターサーバ11で新規顧客情報を入力したり従来顧客情報をアップデートすることができるように予め決まった様式を提供する。前記センターサーバ11で入力装置を通じて前記様式の作成が終わると、前記センターサーバ11は、顧客情報を補聴器注文サーバ100に伝送し、補聴器注文サーバ100は伝送された顧客情報を顧客データベース112に顧客単位に区分して保存するようになる。
【0072】
前記センター用ウェブページ131の製品選択ページ1322で前記カテゴリページ1321で選択されたカテゴリによって選択可能な補聴器イメージ、補聴器製品名、選択された前記補聴器によって選択可能な色、レシーバーおよびスリーブを含む補聴器製品別オプションを表示し、センター職員または顧客は、製品選択ページ1322で表示する補聴器製品別オプションを選択することができるようになることにより、センター職員や顧客が補聴器製品によって提供されるオプションを記憶したり、補聴器製品によって提供されるオプションが記録されている製品マニュアルなどを捜さなくても注文しようとする補聴器の選択とそれによって提供される選択しようとするオプションを有する補聴器を簡単に注文することができ、正しい注文書を生成することができるだけでなく、補聴器の注文に必要な時間を短縮することができる。
【0073】
前記管理者用ウェブページ133は、補聴器注文サーバ100の管理者が本発明の補聴器注文サーバ100に保存されるデータおよび構成を追加、削除、変更、照会することができる機能を提供するためのものである。このために、前記管理者用ウェブページ133は、注文管理ページ1331、配送管理ページ1332、製品管理ページ1333、センター管理ページ1335を含む。
【0074】
前記注文管理ページ1331は、前記センター10別補聴器注文現況を表示する。前記画面構成部140は、注文管理ページ1331を生成するために、前記センターデータベース113、顧客データベース112を照会することができる。
【0075】
管理者は、注文管理ページ1331を通じて販売実績が優秀なセンター10と各センター10別に販売量の多い補聴器モデルを照会することができて、今後のビジネス計画などを建てる際に参考することができる。
【0076】
また、注文管理ページ1331には、補聴器製品別に製造に必要な時間が追加的に表示されることができる。管理者はこれを通じて補聴器の製造に必要な時間を補聴器製品単位で確認して、補聴器の注文過程または方式を改善する際に参照資料として活用することができる。
【0077】
前記配送管理ページ1332は、前記センター10別に補聴器配送現況を表示する。画面構成部140は、配送管理ページ1332を生成するために、配送データベース114およびセンターデータベース113を照会することができる。管理者は配送管理ページ1332を通じて注文されて製造まで完了された補聴器がセンター10または顧客に配送が完了されたか否かを確認することができる。
【0078】
前記製品管理ページ1333では前記第1データベース部110に保存される補聴器製品に関するデータを変更、削除、追加することができる。補聴器は、時間が経つと生産が中断されて断種されることがあり、新しい技術を適用した新モデルが発売されたりする。よって、第1データベース部110の製品データベース111には補聴器製品別に断種されたり新モデルが発売されることによって、それによる補聴器別選択可能なオプションを最新状態に保持してこそ前記センターサーバ11で正しく注文することができる。
【0079】
このために、製品管理ページ1333は、前記第1データベース部110の製品データベース111を照会することができ、前記製品データベース111に保存される補聴器に関する補聴器名称、外形イメージ、レシーバー、スリーブ、値段、色、および選択可能なオプションに関するデータを補聴器製品単位に区分して、追加、変更、削除することができるウェブページ130を提供する。
【0080】
管理者は、製品管理ページ1333を通じて前記製品データベース111を管理することができ、前記センターサーバ11を介して補聴器注文サーバ100に接続して補聴器を注文しようとする時、前記センター用ウェブページ131の製品選択ページに注文可能な補聴器および補聴器別選択可能なオプションに対する内容がアップデートされて表示されることができる。
【0081】
前記センター管理ページ1335では、前記第1データベース部110に保存されるセンターデータベース113を変更、削除、追加することができる。新規センター10が開設されたり、従来にあったセンター10が閉店する場合があるが、この時、センター10を管理するためのものである。
【0082】
新規センター10が開設された場合には、管理者は、センター管理ページ1335で提供する様式を通じて新規センター10に対するセンターIDを指定して付与することができ、センター名、センターの位置などを入力して、センターデータベース113に保存することができる。
【0083】
また、既存センター10が閉店する場合には、管理者は、センター管理ページ1335でセンターデータベース113を照会して閉店するセンター10に関するデータを削除すしてもよく、既存センター10のセンター名、位置などが変更された場合には、センターデータベース113を照会して当該センター10に関するデータを変更してもよい。
【0084】
すなわち、管理者用ウェブページ133では、本発明の一実施形態による補聴器注文サーバ100の第1データベース部110に保存されるデータを照会、変更、削除、追加する機能を提供する。
【0085】
図示しなかったが、管理者用ウェブページ133には第2データベース部120に保存されるウェブページ130に用いられるアイコン、レイアウト設定情報などに関するデータを追加、変更、削除、照会することができるウェブページ管理ページ1335をさらに含んでもよい。
【0086】
管理者は、ウェブページ管理ページ1335を通じて第2データベース部120に保存されるデータを追加、変更、削除、照会することができ、第2データベース部120に保存されるデータがアップデートされることによって、前記画面構成部140で構成するウェブページ130のレイアウトおよびウェブページ130に含まれる内容が異なることがある。
【0087】
前記通信部150は、前記センターサーバ11、補聴器製造会社サーバ21、宅配業社サーバ31と通信する。通信部150は、LANケーブルまたはFCケーブルを介して通信するためのハブ、スィッチまたはルーターと連結される通信モジュールであってもよく、必要によっては、無線でハブ、スィッチまたはルーターと連結される通信モジュールであってもよい。
【0088】
本発明の一実施形態による補聴器注文サーバ100は、安定的に各センターサーバ11、宅配業社サーバ31、および補聴器製造会社サーバ21と通信するために、前記通信部150は、少なくとも一つ以上備えられることが好ましい。
【0089】
また、前記通信部150は、顧客の携帯電話にメッセージを発送するために、LTEモジュールをさらに含んで構成されてもよい。
【0090】
前記注文書生成部160は、前記センターサーバ11から伝送される注文内容に応じて注文書を生成し、前記通信部150は、前記注文書を少なくとも一つ以上の前記補聴器製造会社サーバのいずれか一つに伝送する。
【0091】
本発明の一実施形態による補聴器注文サーバ100の注文書生成部が自動に前記注文内容に応じて注文書を生成し、通信部150が注文書を自動に補聴器製造会社サーバ21に伝送することによって、手記で作成される注文書に比べて、注文内容を見誤る可能性が少なく、前記センター10や顧客が別途に補聴器製造会社20に注文書を発送しなくてもいいので、配送中に紛失される事故も防止することができる。
【0092】
また、前記注文書は、第1データベース部110の顧客データベース112に保存されていて、いつでも照会して見ることができるという長所がある。
【0093】
補聴器は、製品別に耐久性が決まっていて、所定期間が経つと性能が低下される。そのため、補聴器は周期的に交換することが必要である。顧客の補聴器の交換時期が到来すると、顧客に補聴器の交換時期を知らせるために、本発明の一実施形態による補聴器注文サーバ100は、顧客製品管理部170を含む。
【0094】
前記顧客製品管理部170は、予め入力された補聴器製品別交換周期にしたがって補聴器交換周期が到来した顧客に補聴器交換メッセージを生成し、前記通信部150は、前記メッセージを補聴器交換周期が到来した顧客の携帯電話に伝送することができる。
【0095】
この時、顧客製品管理部170は、顧客別に補聴器交換周期が到来したか否かを確認するために、第1データベース部110に保存される顧客データベース112を照会することができ、前記通信部150は、前記顧客データベース112に保存されている顧客携帯番号を照会することができる。
【0096】
前記顧客製品管理部170は、補聴器交換時期が到来した顧客の補聴器が断種された場合には、前記製品データベース111と顧客データベース112に保存されたデータを活用して、前記顧客の補聴器と同様の性能を有する他の補聴器を検索して、前記顧客に発送する前記メッセージに他の補聴器に関する情報を含ませ、補聴器交換時期が到来した顧客の既存補聴器の新モデルが発売された場合は、前記顧客に発送する前記メッセージに既存補聴器の新モデルに関する情報を含ませる。
【0097】
本発明の補聴器注文サーバ100が顧客製品管理部170を含むことにより、顧客に補聴器交換時期を知らせることができ、新モデルまたは他の補聴器モデルを顧客に推薦することができる。
【0098】
また、顧客製品管理部170は、前記顧客データベース112に含まれる注文補聴器の製造現況および配送現況データの情報がアップデートされる度に、当該顧客に注文補聴器の製造現況または配送現況を含むメッセージを生成し、前記通信部150は、注文補聴器の製造現況または配送現況を含むメッセージを当該顧客の携帯電話に伝送することができる。
【0099】
これによって、本発明の一実施形態による補聴器注文サーバ100は、顧客が注文した補聴器の製造現況および配送現況をリアルタイムで提供することができる。
【0100】
本発明の一実施形態による補聴器注文サーバ100は、前記第1データベース部110および第2データベース部120を管理するデータベース管理部をさらに含んでもよく、前記データベース管理部は、第1データベース部110および第2データベース部120に保存されたデータの中に所定期間照会されなかったり、生成日から特定期間が超過されたデータを別途の保存装置にバックアップし、第1データベース部110および第2データベース部120で削除してもよい。
【0101】
以下では、本発明の一実施形態による補聴器注文サーバ100を利用してカスタムメード式補聴器を注文する方法について説明する。図5は、本発明の一実施形態によるカスタムメード式補聴器を注文する方法を示した。
【0102】
図5を参照すると、本発明の一実施形態による前記センターサーバ11で補聴器注文サーバ100を利用してカスタムメード式補聴器を注文する方法は、センターサーバ11でセンターIDを利用して補聴器注文サーバ100にログインするステップ(S300)、補聴器注文サーバ100の画面構成部140でセンター用ウェブページ132を構成して通信部150がセンターサーバ11に伝送するステップ(S400)、前記センターサーバ11がセンター用ウェブページ132を受けて注文しようとする補聴器および補聴器のオプションを選択するステップ(S500)、前記注文しようとする補聴器および補聴器のオプションを含む補聴器注文内容および前記耳の型データを前記補聴器注文サーバ100に伝送するステップ(S600)、前記補聴器注文サーバ100が前記注文内容および耳の型データを含む注文書を生成するステップ(S700)、および前記補聴器注文サーバ100が前記注文書を補聴器製造会社サーバに伝送するステップ(S800)を含んでなる。
【0103】
追加的に、顧客の外耳道に対する耳の型または耳の型データが生成されない場合には、前記ステップ(S300)以前にシリコーンで顧客の外耳道の型を取って耳の型を生成するステップ(S100)、および前記耳の型を3次元スキャナを用いてスキャニングして、耳の型データを生成するステップ(S200)を実行する必要がある。
【0104】
ログインステップ(S300)では、センター10の職員によってセンターサーバ11でセンターIDをログインページ131に入力して前記補聴器注文サーバ100に接続するようになる。
【0105】
次に、ステップ(S400)で、画面構成部140がセンター用ウェブページ132を構成して、前記センターサーバ11に伝送する。前記センターサーバ11に含まれる別途のディスプレイ装置(図示せず)はセンター用ウェブページ132を表示し、センター職員は前記センターサーバ11に含まれる別途の入力装置(図示せず)を通じてカスタムメード式補聴器注文書作成を行うことができる。
【0106】
次に、ステップ(S500)は、センターサーバ11で顧客情報および顧客が注文しようとする補聴器を選択するステップである。このために、ステップ(S500)は、カテゴリページ1321でカテゴリを選択するステップ(S510)、製品選択ページ1322で選択されたカテゴリに対応する補聴器と当該補聴器が提供される色、レシーバー、スリーブを含むオプションを選択して注文しようとする補聴器を選択するステップ(S520)、および注文ページ1323で顧客情報および顧客の耳の型データをアップロードするステップ(S530)を含んでなる。
【0107】
次に、ステップ(S600)は、前記センターサーバ11で補聴器注文サーバ100に前記ステップ(S500)で入力した顧客情報、耳の型データ、注文しようとする補聴器に関するデータを伝送する。
【0108】
次に、ステップ(S700)は、前記センターサーバ11から伝送されて入力した顧客情報、耳の型データ、注文しようとする補聴器に関するデータを利用して最終注文書を生成する。この時、前記補聴器注文サーバ100は、前記注文書を再び前記センターサーバ11に送り、前記センターサーバ11から最終注文命令を受信することができる。
【0109】
次に、ステップ(S800)で、前記補聴器注文サーバ100は、前記注文書を補聴器製造会社サーバ21に伝送することにより、補聴器の注文を完了することができる。
【0110】
また、本発明の補聴器注文サーバ100がカスタムメード式補聴器を注文する方法は、前記補聴器注文サーバ100が前記補聴器製造会社サーバから補聴器製作状態を受けて、第1データベース部110の顧客データベース112に保存するステップ(S900)、および前記補聴器注文サーバ100が宅配業社サーバ31から補聴器配送現況を受信して、第1データベース部110の配送データベース114に保存するステップ(S1000)をさらに含んでなり得る。
【0111】
前記ステップ(S900)および(S1000)をさらに含むことにより、前記センターサーバ11で補聴器注文サーバ100に接続して注文した補聴器の製造進行現況を照会することができ、製造が完了された補聴器の配送進行現況を照会することができる。
【0112】
また、本発明の補聴器注文サーバ100がカスタムメード式補聴器を注文する方法は、補聴器交換時期が到来した顧客の携帯電話に補聴器交換メッセージを伝送するステップ(S1100)をさらに含んでなってもよい。
【0113】
前記ステップ(S1100)で生成される補聴器交換メッセージには補聴器交換時期が到来した顧客の既存補聴器が断種された場合には、前記顧客の既存補聴器と同様の性能を有する他の補聴器に関する情報が含まれ、補聴器交換時期が到来した顧客の既存補聴器の新モデルが発売された場合は、前記新モデルに関する情報が含まれる。
【0114】
本発明の補聴器注文サーバ100および補聴器注文サーバ100を利用してカスタムメード式補聴器を注文する方法は、補聴器製品別選択可能なオプションを提供して、補聴器注文書作成時間を減少し、正しい補聴器注文書を作成することができるようにし、補聴器交換時期を顧客に知らせ、顧客が直接補聴器交換時期を憶えていなくても、耐久性の尽いた補聴器の交換を勧告することができる。この時、補聴器交換時期に既存補聴器が断種された場合には、顧客に既存補聴器と同様の性能を有する他の補聴器を推薦するか、既存補聴器の新規モデルが発売された場合には、新規モデルの補聴器を推薦することができる。
【0115】
また、補聴器の交換時に、既に製作した耳の型を利用して補聴器を製作することができるようにすることにより、耳の型を生成するステップを省略してもよいので、補聴器の注文過程が短縮されることができる。
【0116】
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明の技術的思想が上述した好ましい実施形態に限定されるのではなく、特許請求の範囲に具体化された本発明の技術的思想を逸脱しない範疇で多様に具現されることができる。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】