(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-19
(54)【発明の名称】第三者検体監視
(51)【国際特許分類】
A61B 5/145 20060101AFI20240209BHJP
A61B 5/00 20060101ALI20240209BHJP
【FI】
A61B5/145
A61B5/00 102E
A61B5/00 102B
A61B5/00 102C
A61B5/00 N
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023544537
(86)(22)【出願日】2022-01-28
(85)【翻訳文提出日】2023-09-21
(86)【国際出願番号】 US2022014359
(87)【国際公開番号】W WO2022165210
(87)【国際公開日】2022-08-04
(32)【優先日】2021-01-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】500211047
【氏名又は名称】アボット ダイアベティス ケア インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】ABBOTT DIABETES CARE INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100073184
【氏名又は名称】柳田 征史
(74)【代理人】
【識別番号】100175042
【氏名又は名称】高橋 秀明
(74)【代理人】
【識別番号】100163050
【氏名又は名称】小栗 眞由美
(74)【代理人】
【識別番号】100224775
【氏名又は名称】南 毅
(72)【発明者】
【氏名】リー,ウィリアム クー
(72)【発明者】
【氏名】レヴォルタ,アンドリュー
(72)【発明者】
【氏名】クマール,パンガナマラ アシュウィン
(72)【発明者】
【氏名】ストラティス,スティーヴン
(72)【発明者】
【氏名】スワインハート,リンジー コリーン
【テーマコード(参考)】
4C038
4C117
【Fターム(参考)】
4C038KK10
4C038KL01
4C117XA07
4C117XC11
4C117XG03
4C117XG05
4C117XG19
4C117XG22
4C117XG23
4C117XH02
4C117XJ13
4C117XJ48
(57)【要約】
第三者検体監視アプリケーション用のデジタル及びグラフィカルユーザーインターフェースが提供される。例えば、第三者検体監視アプリケーションにおける接続インターフェース、警報通知設定インターフェース、及び記録簿インターフェース用の方法、システム、及びインターフェースの様々な実施形態が本書に開示される。また、向上した視認性モード、第三者検体監視アプリケーションをセットアップするためのインターフェースなどを含むインターフェース改善の様々な実施形態が記述される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第三者検体監視のためのシステムであって、
少なくとも一部は監視対象ユーザーの体液と接触するように構成された検体センサーを備えるセンサー制御装置と、
前記監視対象ユーザーの検体レベルを示すデータを前記センサー制御装置から無線で受信するように構成された第1読取装置であって、前記検体レベルを示すデータを信頼できるコンピュータシステムに送信するように更に構成された第1読取装置と、
副表示装置であって、
前記センサー制御装置のセンサータイプ情報及び前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータを前記信頼できるコンピュータシステムから受信するように構成された無線通信回路、及び
メモリと結合された1つ以上のプロセッサを備える副表示装置と
を備え、
前記メモリは、前記1つ以上のプロセッサによって実行された時、前記1つ以上のプロセッサに前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータを反映する1つ以上の接続インターフェースを表示させる第三者検体監視アプリケーションを記憶する、システム。
【請求項2】
前記第1読取装置はスマートフォンである、請求項1記載のシステム。
【請求項3】
前記副表示装置はスマートフォンである、請求項1記載のシステム。
【請求項4】
前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータを反映する前記1つ以上の接続インターフェースはプロファイルカード部及び検体グラフ部を含む第1接続インターフェースを含む、請求項1記載のシステム。
【請求項5】
前記プロファイルカード部は前記監視対象ユーザーの名前を含む、請求項4記載のシステム。
【請求項6】
前記プロファイルカード部は前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータに基づく検体レベル値及び傾向方向矢印を含む、請求項4記載のシステム。
【請求項7】
前記プロファイルカード部は現在検体レベルが目標検体範囲内であるか否かを示す背景色を含む、請求項4記載のシステム。
【請求項8】
前記検体グラフ部は検体傾向線を含む、請求項4記載のシステム。
【請求項9】
前記検体グラフ部は低グルコース警報閾値又は高グルコース警報閾値を示す1つ以上の線を含む、請求項4記載のシステム。
【請求項10】
前記副表示装置はタッチ画面を更に備え、前記第三者検体監視アプリケーションは前記1つ以上のプロセッサによって実行された時、前記1つ以上のプロセッサに
前記検体グラフ部上の選択された点に対応する入力を前記タッチ画面から受信させ、
前記タッチ画面から受信した前記入力に基づいて前記プロファイルカード部を更新させる、請求項4記載のシステム。
【請求項11】
前記副表示装置はタッチ画面を更に備え、前記第三者検体監視アプリケーションは前記1つ以上のプロセッサによって実行された時、前記1つ以上のプロセッサに更に
プルダウン・ジェスチャーに対応する入力を前記タッチ画面から受信させ、
受信した前記入力に基づいて前記プロファイルカード部及び前記検体グラフ部を更新させる、請求項4記載のシステム。
【請求項12】
前記プロファイルカード部及び前記検体グラフ部は前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータに基づいて所定の頻度で自動的に更新される、請求項4記載のシステム。
【請求項13】
前記監視対象ユーザーは第1監視対象ユーザーであり、前記1つ以上の接続インターフェースは1つ以上のプロファイルカード部を含む1つの複数接続インターフェースを含み、前記1つ以上のプロファイルカード部は前記第1監視対象ユーザーに関わる第1プロファイルカード部を含む、請求項4記載のシステム。
【請求項14】
前記1つ以上のプロファイルカード部は第2監視対象ユーザーに関わる第2プロファイルカード部を更に含む、請求項13記載のシステム。
【請求項15】
前記第1プロファイルカード部は前記第1監視対象ユーザーの検体レベルを示すデータに基づく第1検体レベル値を表示するように構成され、前記第2プロファイルカード部は前記第2監視対象ユーザーの検体レベルを示すデータに基づく第2検体レベル値を表示するように構成される、請求項14記載のシステム。
【請求項16】
前記信頼できるコンピュータシステムを更に含み、前記信頼できるコンピュータシステムはクラウドベースサーバーを含む、請求項1記載のシステム。
【請求項17】
前記センサー制御装置は前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータを前記第1読取装置にBluetooth又はBluetooth低エネルギー通信プロトコルに従って無線送信するように構成される、請求項1記載のシステム。
【請求項18】
前記センサー制御装置は前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータを前記第1読取装置に近距離無線通信プロトコルに従って無線送信するように構成される、請求項1記載のシステム。
【請求項19】
前記副表示装置の前記無線通信回路は前記信頼できるコンピュータシステムと802.11x又はセルラー通信プロトコルに従って通信するように構成される、請求項1記載のシステム。
【請求項20】
前記第1読取装置は前記センサー制御装置と第1無線通信プロトコルに従って無線通信するように構成され、前記第1読取装置は前記信頼できるコンピュータシステムと前記第1無線通信プロトコルと異なる第2無線通信プロトコルに従って無線通信するように更に構成される、請求項1記載のシステム。
【請求項21】
第三者検体監視のためのシステムであって、
少なくとも一部は監視対象ユーザーの体液と接触するように構成された検体センサーを備えるセンサー制御装置と、
前記監視対象ユーザーの検体レベルを示すデータを前記センサー制御装置から無線で受信するように構成された第1読取装置であって、前記検体レベルを示すデータを信頼できるコンピュータシステムに送信するように更に構成された第1読取装置と、
副表示装置であって、
前記センサー制御装置のセンサータイプ情報及び前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータを前記信頼できるコンピュータシステムから受信するように構成された無線通信回路、及び
メモリと結合された1つ以上のプロセッサを備える副表示装置と
を備え、
前記メモリは、前記1つ以上のプロセッサによって実行された時、前記1つ以上のプロセッサに前記センサータイプ情報に基づいて1つ以上の警報通知設定インターフェースを表示させる第三者検体監視アプリケーションを記憶する、システム。
【請求項22】
前記第1読取装置はスマートフォンである、請求項21記載のシステム。
【請求項23】
前記副表示装置はスマートフォンである、請求項21記載のシステム。
【請求項24】
前記第三者検体監視アプリケーションは前記1つ以上のプロセッサによって実行された時、前記1つ以上のプロセッサに更に
前記受信したセンサータイプ情報に基づいて前記センサー制御装置のタイプを決定させ、 前記センサー制御装置のタイプが第1センサータイプであるとの決定に応答して、第1組の警報通知設定インターフェースを表示させ、
前記センサー制御装置のタイプが第2センサータイプであるとの決定に応答して、第2組の警報通知設定インターフェースを表示させ、
前記第1センサータイプは前記第2センサータイプと異なり、前記第1組の警報通知設定インターフェースは前記第2組の警報通知設定インターフェースと異なる、請求項21記載のシステム。
【請求項25】
前記第1組の警報通知設定インターフェースはグルコース読取スイッチを含む、請求項24記載のシステム。
【請求項26】
前記第2組の警報通知設定インターフェースはグルコース読取スイッチを含まない、請求項25記載のシステム。
【請求項27】
前記第2組の警報通知設定インターフェースは最近のデータ無し設定を含む、請求項24記載のシステム。
【請求項28】
前記第1組の警報通知設定インターフェースは最近のデータ無し設定を含まない、請求項27記載のシステム。
【請求項29】
前記第1組の警報通知設定インターフェースは緊急低グルコース警報設定を含む、請求項24記載のシステム。
【請求項30】
前記第1組の警報通知設定インターフェースは緊急低グルコース閾値を更に含む、請求項29記載のシステム。
【請求項31】
前記緊急低グルコース閾値は変更不可な設定である、請求項30記載のシステム。
【請求項32】
前記第1組の警報通知設定インターフェースと前記第2組の警報通知設定インターフェースはそれぞれ低グルコース警報設定を含む、請求項24記載のシステム。
【請求項33】
前記第1組の警報通知設定インターフェースと前記第2組の警報通知設定インターフェースはそれぞれ高グルコース警報設定を含む、請求項24記載のシステム。
【請求項34】
前記第三者検体監視アプリケーションは前記1つ以上のプロセッサによって実行された時、前記1つ以上のプロセッサに更に
前記センサー制御装置のタイプが未知のセンサータイプ又は未対応のセンサータイプ であるとの決定に応答して、第3組の警報通知設定インターフェースを表示させ、
前記第3組の警報通知設定インターフェースは前記第1組の警報通知設定インターフェース及び前記第2組の警報通知設定インターフェースと異なる、請求項24記載のシステム。
【請求項35】
前記第3組の警報通知設定インターフェースは変更不可な低グルコース閾値設定又は変更不可な高グルコース閾値設定を含む、請求項34記載のシステム。
【請求項36】
前記信頼できるコンピュータシステムを更に含み、前記信頼できるコンピュータシステムはクラウドベースサーバーを含む、請求項21記載のシステム。
【請求項37】
前記センサー制御装置は前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータを前記第1読取装置にBluetooth又はBluetooth低エネルギー通信プロトコルに従って無線送信するように構成される、請求項21記載のシステム。
【請求項38】
前記センサー制御装置は前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータを前記第1読取装置に近距離無線通信プロトコルに従って無線送信するように構成される、請求項21記載のシステム。
【請求項39】
前記副表示装置の前記無線通信回路は前記信頼できるコンピュータシステムと802.11x又はセルラー通信プロトコルに従って通信するように構成される、請求項21記載のシステム。
【請求項40】
前記第1読取装置は前記センサー制御装置と第1無線通信プロトコルに従って無線通信するように構成され、前記第1読取装置は前記信頼できるコンピュータシステムと前記第1無線通信プロトコルと異なる第2無線通信プロトコルに従って無線通信するように更に構成される、請求項21記載のシステム。
【請求項41】
第三者検体監視のためのシステムであって、
少なくとも一部は監視対象ユーザーの体液と接触するように構成された検体センサーを備えるセンサー制御装置と、
前記監視対象ユーザーの検体レベルを示すデータを前記センサー制御装置から無線で受信するように構成された第1読取装置であって、前記検体レベルを示すデータを信頼できるコンピュータシステムに送信するように更に構成された第1読取装置と、
副表示装置であって、
前記センサー制御装置のセンサータイプ情報及び前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータを前記信頼できるコンピュータシステムから受信するように構成された無線通信回路、及び
メモリと結合された1つ以上のプロセッサを備える副表示装置と
を備え、
前記メモリは、前記1つ以上のプロセッサによって実行された時、前記1つ以上のプロセッサに前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータを反映する記録簿インターフェースを表示させる第三者検体監視アプリケーションを記憶する、システム。
【請求項42】
前記第1読取装置はスマートフォンである、請求項41記載のシステム。
【請求項43】
前記副表示装置はスマートフォンである、請求項41記載のシステム。
【請求項44】
前記記録簿インターフェースは所定の期間について複数の記録簿エントリを含む、請求項41記載のシステム。
【請求項45】
前記複数の記録簿エントリは日付でグループ分けされる、請求項44記載のシステム。
【請求項46】
前記複数の記録簿エントリは第1記録簿エントリを含み、前記第1記録簿エントリは検体レベル値、傾向方向矢印、及び時刻印を含む、請求項44記載のシステム。
【請求項47】
前記複数の記録簿エントリは第2記録簿エントリを更に含み、前記第2記録簿エントリは前記監視対象ユーザーの検体レベルは報告可能な検体レベル上限を超えているという文字標示を含む、請求項46記載のシステム。
【請求項48】
前記複数の記録簿エントリは第2記録簿エントリを更に含み、前記第2記録簿エントリは低グルコース警報を含む、請求項46記載のシステム。
【請求項49】
前記第1記録簿エントリは警報絵文字を更に含む、請求項46記載のシステム。
【請求項50】
前記複数の記録簿エントリは第2記録簿エントリを含み、前記第2記録簿エントリは前記監視対象ユーザーによって手入力されたエントリから成る、請求項46記載のシステム。
【請求項51】
前記信頼できるコンピュータシステムを更に含み、前記信頼できるコンピュータシステムはクラウドベースサーバーを含む、請求項41記載のシステム。
【請求項52】
前記センサー制御装置は前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータを前記第1読取装置にBluetooth又はBluetooth低エネルギー通信プロトコルに従って無線送信するように構成される、請求項41記載のシステム。
【請求項53】
前記センサー制御装置は前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータを前記第1読取装置に近距離無線通信プロトコルに従って無線送信するように構成される、請求項41記載のシステム。
【請求項54】
前記副表示装置の前記無線通信回路は前記信頼できるコンピュータシステムと802.11x又はセルラー通信プロトコルに従って通信するように構成される、請求項41記載のシステム。
【請求項55】
前記第1読取装置は前記センサー制御装置と第1無線通信プロトコルに従って無線通信するように構成され、前記第1読取装置は前記信頼できるコンピュータシステムと前記第1無線通信プロトコルと異なる第2無線通信プロトコルに従って無線通信するように更に構成される、請求項41記載のシステム。
【発明の詳細な説明】
【関連出願】
【0001】
本出願は、2021年1月29日に出願された米国仮特許出願第63/143339号に対する優先権を主張する。その全体を全ての目的のために本明細書に引用する。
【技術分野】
【0002】
本明細書に記載された主題は、第三者検体監視及びそれに関するシステム、方法、及び装置に概ね関する。
【背景技術】
【0003】
検体レベル、例えばグルコース、ケトン、乳酸塩、酸素、ヘモグロビンA1Cなどの検出及び/又は監視は、糖尿病を患う個人の健康に極めて重要でありうる。糖尿病を患う患者は意識の喪失、心臓血管疾患、網膜症、神経障害、及び腎症を含む合併症を経験しうる。糖尿病患者は一般に自分のグルコースレベルを監視し臨床的に安全範囲内に維持されていることを保証するように求められ、またこの情報を体内のグルコースレベルを下げるのにインスリンが必要か及び/又は何時必要かを、又は体内のグルコースレベルを上げるのに追加のグルコースが何時必要かを判断するのに使用してよい。
【0004】
増大する臨床データはグルコース監視の頻度と血糖制御の間の強い相関関係を示す。しかし、このような相関関係にも拘らず、糖尿病状態と診断された多くの個人は、都合、試験自由裁量、グルコース試験に伴う痛み、及び費用を含む要因の組み合わせにより自分のグルコースレベルを監視するべき頻度で監視しない。
【0005】
患者の頻繁なグルコース監視計画の順守を増やすために、生体内検体監視システムを利用できる。これらのシステムでは検体監視を必要とする個人の体にセンサー制御装置を装着してもよい。個人の快適さ及び便利さを増加させるために、センサー制御装置は小さな形状因子を有し、個人によってセンサー取り付け器を用いて付けられうる。取り付けプロセスは、ユーザーの人体の層内の体液中の検体レベルを検知するセンサーの少なくとも一部を取り付け器又は挿入機構を使って挿入しセンサーが体液に接触するようにすることを含む。また、検体監視システムは検体データ、警報、及び警報情報を別の装置に送信するように構成されてもよい。その装置で第三者、例えば介護者、親、又は配偶者がデータを見直し、警報を受信し、及び/又は適切な対応処置をすることができる。
【0006】
しかし、その利点にも拘わらず、一部の第三者は様々な理由で検体監視システムを使用したがらない。それらの理由は提示されるデータの複雑さ及び量、検体監視システム用のソフトウェア及びユーザーインターフェースに関連する習熟曲線、及び提示され利用できる情報の全体的不足を含む。
【0007】
従って、第三者検体監視のためのデジタルインターフェース、グラフィカルユーザーインターフェース、及びそれらに関係し頑強で使い易く適時で実行可能な応答を可能にするシステム、方法、及び装置が求められている。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0008】
第三者検体監視のためのデジタルインターフェース及びユーザーインターフェースの実施形態が本明細書に提供される。特に、1人以上の監視対象ユーザーの検体関連情報を監視するための、第三者の表示装置上の検体監視アプリケーションに関するシステム、方法、及びインターフェースが本書に記述される。第三者は介護者、親、配偶者、又はセンサー制御装置を付けた1人以上のユーザーを監視することに関心がある任意の他の個人、グループ、又は実体でありうる。
【0009】
1つの実施形態によれば、第三者検体監視アプリケーション用の様々な接続インターフェースが提供される。1つの実施形態によれば、単一接続インターフェースはプロファイルカード部(監視対象ユーザーの名前、現在検体レベル値、及び傾向方向矢印を有する)と検体グラフ部(検体傾向線、目標検体範囲を示す網掛け領域、及び警報閾値線を有する)を含みうる。他の実施形態では、それぞれ監視対象ユーザーに関する複数のプロファイルカードを有する複数接続インターフェースが提供される。
【0010】
別の実施形態によれば、第三者検体監視アプリケーション用の様々な警報通知設定インターフェースが提供される。実施形態の1つの態様によれば、第三者検体監視アプリケーションは信頼できるコンピュータシステムから受信した監視対象ユーザーのセンサー制御装置に関するセンサータイプ情報に基づいて1つ以上の警報通知設定インターフェースを表示するように構成されうる。幾つかの実施形態では、例えばグルコース読取設定を含みうる第1組の警報通知設定インターフェースが、監視対象ユーザーが第1センサータイプのセンサー制御装置を有するとの決定に基づいて表示されうる。幾つかの実施形態では、最近のデータ無し設定を含みうる第2組の警報通知設定インターフェースが、監視対象ユーザーが第2センサータイプのセンサー制御装置を有するとの決定に基づいて表示されうる。
【0011】
別の実施形態によれば、第三者検体監視アプリケーション用の様々な記録簿インターフェースが提供される。実施形態の1つの態様によれば、第三者検体監視アプリケーションは所定の期間について日付でグループ分けされた複数の記録簿エントリを含む記録簿インターフェースを表示するように構成されうる。多くの実施形態では、記録簿インターフェースは検体レベル値、傾向方向矢印、及び時刻印を含む第1記録簿エントリを含みうる。幾つかの実施形態では、第2記録簿エントリは監視対象ユーザーの検体レベルが報告可能な検体レベル上限を超えているという文字標示を含みうる。幾つかの実施形態では、別の記録簿エントリは低グルコース警報又は高グルコース警報を含みうる。更に他の実施形態では、記録簿エントリは監視対象ユーザーによって手入力されたエントリから成りうる。
【0012】
本書で提供される実施形態の多くは第三者検体監視アプリケーション用の非常に直観的で使い易い改善されたGUI又はGUI特徴であり、監視対象ユーザーの重要な生理学的情報への速いアクセスを可能にする。より具体的には、これらの実施形態は第三者が異なるユーザーインターフェースを容易に辿り及びそれらの間を移動するのを可能にし、これらのインターフェースは監視対象ユーザーの様々な生理学的状態を第三者に速やかに示しうり、第三者が大量のデータを調べる困難な作業をする必要がない。また、GUI並びにGUI特徴及びインターフェースの幾つかは、第三者が異なるモデル及びバージョンのセンサー制御装置を有する複数のユーザーを同時に監視するのを許す点で汎用性を提供する。他の改善及び利点も提供される。これらの装置の様々な構成が単に例である実施形態として詳細に説明される。
【0013】
本書に記載された主題の他のシステム、装置、方法、特徴、及び利点が、下記の図及び詳細な説明を考察することで当業者に明らかとなろう。全てのそのような追加のシステム、装置、方法、特徴、及び利点が説明に含まれ、本書に記載された主題の範囲内であり、添付の請求項により保護されるよう意図されている。請求項における特徴の明白な記述がない限り、実施形態のこれらの特徴は添付の請求項を限定すると決して解釈されるべきでない。
【図面の簡単な説明】
【0014】
本書に明記された主題の構造と動作の両方に関する詳細は、添付図を考察することで明白であるかも知れない。図中、類似の符号は類似の部品を指す。図中の部品は必ずしも一定の縮尺でなく、主題の原理を例示することに重点が置かれている。また、全ての図は概念を伝えるよう意図され、相対的大きさ、形状、及び他の詳細な属性が、厳密でも正確でもなく概略的に例示されている場合がある。
【
図1】検体監視システムのシステム概略図であり、センサー取り付け器、センサー制御装置、読取装置、ネットワーク、信頼できるコンピュータシステム、及びローカルコンピュータシステムを備える。
【
図2A】読取装置の実施形態を描くブロック図である。
【
図2B】センサー制御装置の実施形態を描くブロック図である。
【
図2C】センサー制御装置の実施形態を描くブロック図である。
【
図3A】第三者検体監視用のシステムの概略図であり、本システムはセンサー制御装置、監視対象ユーザーの読取装置、ネットワーク、信頼できるコンピュータシステム、及び第三者の表示装置を備える。
【
図3B】第三者検体監視用の別のシステムの概略図であり、本システムは複数のセンサー制御装置、複数の監視対象ユーザーの読取装置、ネットワーク、信頼できるコンピュータシステム、及び複数の第三者の表示装置を備える。
【
図4A】第三者検体監視を許可及び/又は禁止するための検体監視アプリケーションのGUIの実施形態である。
【
図4B】第三者検体監視を許可及び/又は禁止するための検体監視アプリケーションのGUIの実施形態である。
【
図4C】第三者検体監視を許可及び/又は禁止するための検体監視アプリケーションのGUIの実施形態である。
【
図4D】第三者検体監視を許可及び/又は禁止するための検体監視アプリケーションのGUIの実施形態である。
【
図4E】第三者検体監視を許可及び/又は禁止するための検体監視アプリケーションのGUIの実施形態である。
【
図4F】第三者検体監視を許可及び/又は禁止するための検体監視アプリケーションのGUIの実施形態である。
【
図4G】第三者検体監視を許可及び/又は禁止するための検体監視アプリケーションのGUIの実施形態である。
【
図4H】第三者検体監視を許可及び/又は禁止するための検体監視アプリケーションのGUIの実施形態である。
【
図4I】第三者検体監視を許可及び/又は禁止するための検体監視アプリケーションのGUIの実施形態である。
【
図4J】監視対象ユーザー及び第三者間の第三者検体監視をセットアップするための方法の実施形態を描くフロー図である。
【
図5A】第三者検体監視アプリケーションのセットアップに関係するGUIの実施形態である。
【
図5B】第三者検体監視アプリケーションのセットアップに関係するGUIの実施形態である。
【
図5C】第三者検体監視アプリケーションのセットアップに関係するGUIの実施形態である。
【
図5D】第三者検体監視アプリケーションのセットアップに関係するGUIの実施形態である。
【
図5E】第三者検体監視アプリケーションのセットアップに関係するGUIの実施形態である。
【
図5F】第三者検体監視アプリケーションのセットアップに関係するGUIの実施形態である。
【
図5G】第三者検体監視アプリケーションのセットアップに関係するGUIの実施形態である。
【
図5H】第三者検体監視アプリケーションのセットアップに関係するGUIの実施形態である。
【
図5I】第三者検体監視アプリケーションのセットアップに関係するGUIの実施形態である。
【
図5J】第三者検体監視アプリケーションのセットアップに関係するGUIの実施形態である。
【
図5K】第三者検体監視アプリケーションのセットアップに関係するGUIの実施形態である。
【
図5L】第三者検体監視アプリケーションのセットアップに関係するGUIの実施形態である。
【
図5M】第三者検体監視アプリケーションのセットアップに関係するGUIの実施形態である。
【
図5N】第三者検体監視アプリケーションのセットアップに関係するGUIの実施形態である。
【
図5O】第三者検体監視アプリケーションのセットアップに関係するGUIの実施形態である。
【
図5P】第三者検体監視アプリケーションのセットアップに関係するGUIの実施形態である。
【
図5Q】第三者検体監視アプリケーションのセットアップに関係するGUIの実施形態である。
【
図5R】第三者検体監視アプリケーションのセットアップに関係するGUIの実施形態である。
【
図5S】第三者検体監視アプリケーションのセットアップに関係するGUIの実施形態である。
【
図6A】第三者検体監視アプリケーションの接続インターフェースを表示するための方法の実施形態を描くフロー図である。
【
図6B】監視対象ユーザーとの接続を確立することに関係する検体監視アプリケーションのGUIの実施形態である。
【
図6C】監視対象ユーザーとの接続を確立することに関係する検体監視アプリケーションのGUIの実施形態である。
【
図7】第三者検体監視アプリケーションの単一接続インターフェースの実施形態であり、検体グラフ部を含む。
【
図8A】第三者検体監視アプリケーションの接続インターフェースの実施形態であり、複数の監視対象ユーザーのための接続インターフェースを含む。
【
図8B】第三者検体監視アプリケーションの接続インターフェースの実施形態であり、複数の監視対象ユーザーのための接続インターフェースを含む。
【
図8C】第三者検体監視アプリケーションの接続インターフェースの実施形態であり、複数の監視対象ユーザーのための接続インターフェースを含む。
【
図8D】第三者検体監視アプリケーションの接続インターフェースの実施形態であり、複数の監視対象ユーザーのための接続インターフェースを含む。
【
図8E】第三者検体監視アプリケーションの接続インターフェースの実施形態であり、複数の監視対象ユーザーのための接続インターフェースを含む。
【
図8F】第三者検体監視アプリケーションの接続インターフェースの実施形態であり、複数の監視対象ユーザーのための接続インターフェースを含む。
【
図8G】第三者検体監視アプリケーションの接続インターフェースの実施形態であり、複数の監視対象ユーザーのための接続インターフェースを含む。
【
図8H】第三者検体監視アプリケーションの接続インターフェースの実施形態であり、複数の監視対象ユーザーのための接続インターフェースを含む。
【
図8I】第三者検体監視アプリケーションの接続インターフェースの実施形態であり、複数の監視対象ユーザーのための接続インターフェースを含む。
【
図8J】第三者検体監視アプリケーションの接続インターフェースの実施形態であり、複数の監視対象ユーザーのための接続インターフェースを含む。
【
図9A】第三者検体監視アプリケーションの接続インターフェースの追加の実施形態である。
【
図9B】第三者検体監視アプリケーションの接続インターフェースの追加の実施形態である。
【
図9C】第三者検体監視アプリケーションの接続インターフェースの追加の実施形態である。
【
図9D】第三者検体監視アプリケーションの接続インターフェースの追加の実施形態である。
【
図9E】第三者検体監視アプリケーションの接続インターフェースの追加の実施形態である。
【
図10A】第三者検体監視アプリケーションの記録簿インターフェースを描くGUIの実施形態である。
【
図10B】第三者検体監視アプリケーションの記録簿インターフェースを描くGUIの実施形態である。
【
図10C】第三者検体監視アプリケーションの記録簿インターフェースを描くGUIの実施形態である。
【
図10D】第三者検体監視アプリケーションの記録簿インターフェースを描くGUIの実施形態である。
【
図10E】第三者検体監視アプリケーションの記録簿インターフェースを描くGUIの実施形態である。
【
図10F】第三者検体監視アプリケーションの記録簿インターフェースを描くGUIの実施形態である。
【
図10G】第三者検体監視アプリケーションの記録簿インターフェースを描くGUIの実施形態である。
【
図10H】第三者検体監視アプリケーションの記録簿インターフェースを描くGUIの実施形態である。
【
図10I】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースを表示するための方法の実施形態を描くフロー図である。
【
図11A】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの実施形態である。
【
図11B】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの実施形態である。
【
図11C】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの実施形態である。
【
図11D】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの実施形態である。
【
図11E】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの実施形態である。
【
図11F】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの実施形態である。
【
図11G】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの実施形態である。
【
図11H】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの実施形態である。
【
図12A】第三者検体監視アプリケーションのグルコース読取通知設定インターフェースの追加の実施形態である。
【
図12B】第三者検体監視アプリケーションのグルコース読取通知設定インターフェースの追加の実施形態である。
【
図13A】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの追加の実施形態である。
【
図13B】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの追加の実施形態である。
【
図13C】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの追加の実施形態である。
【
図13D】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの追加の実施形態である。
【
図13E】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの追加の実施形態である。
【
図13F】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの追加の実施形態である。
【
図13G】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの追加の実施形態である。
【
図13H】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの追加の実施形態である。
【
図14A】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの追加の実施形態である。
【
図14B】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの追加の実施形態である。
【
図14C】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの追加の実施形態である。
【
図14D】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの追加の実施形態である。
【
図14E】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの追加の実施形態である。
【
図14F】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの追加の実施形態である。
【
図14G】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの追加の実施形態である。
【
図15A】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの追加の実施形態である。
【
図15B】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの追加の実施形態である。
【
図15C】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの追加の実施形態である。
【
図15D】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの追加の実施形態である。
【
図15E】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの追加の実施形態である。
【
図15F】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの追加の実施形態である。
【
図15G】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの追加の実施形態である。
【
図15H】第三者検体監視アプリケーションの警報通知設定インターフェースの追加の実施形態である。
【
図16A】第三者検体監視アプリケーションの警報通知インターフェースの実施形態である。
【
図16B】第三者検体監視アプリケーションの警報通知インターフェースの実施形態である。
【
図16C】第三者検体監視アプリケーションの警報通知インターフェースの実施形態である。
【
図16D】第三者検体監視アプリケーションの警報通知インターフェースの実施形態である。
【
図16E】第三者検体監視アプリケーションの警報通知インターフェースの実施形態である。
【
図16F】第三者検体監視アプリケーションの警報通知インターフェースの実施形態である。
【
図16G】第三者検体監視アプリケーションの警報通知インターフェースの実施形態である。
【
図16H】第三者検体監視アプリケーションの警報通知インターフェースの実施形態である。
【
図17A】第三者検体監視アプリケーションのインターフェースの実施形態である。
【
図17B】第三者検体監視アプリケーションのインターフェースの実施形態である。
【
図17C】第三者検体監視アプリケーションのインターフェースの実施形態である。
【
図17D】第三者検体監視アプリケーションのインターフェースの実施形態である。
【
図17E】第三者検体監視アプリケーションのインターフェースの実施形態である。
【
図17F】第三者検体監視アプリケーションのインターフェースの実施形態である。
【
図17G】第三者検体監視アプリケーションのインターフェースの実施形態である。
【
図17H】第三者検体監視アプリケーションのインターフェースの実施形態である。
【
図17I】第三者検体監視アプリケーションのインターフェースの実施形態である。
【
図17J】第三者検体監視アプリケーションのインターフェースの実施形態である。
【
図17K】第三者検体監視アプリケーションのインターフェースの実施形態である。
【
図17L】第三者検体監視アプリケーションのインターフェースの実施形態である。
【
図17M】第三者検体監視アプリケーションのインターフェースの実施形態である。
【
図17N】第三者検体監視アプリケーションのインターフェースの実施形態である。
【
図17O】第三者検体監視アプリケーションのインターフェースの実施形態である。
【
図18A】第三者検体監視アプリケーションのメニューインターフェースの実施形態である。
【
図18B】第三者検体監視アプリケーションの他のインターフェースの実施形態である。
【
図18C】第三者検体監視アプリケーションの他のインターフェースの実施形態である。
【
図19A】第三者検体監視アプリケーションの向上した視認性モードでのインターフェースの実施形態である。
【
図19B】第三者検体監視アプリケーションの向上した視認性モードでのインターフェースの実施形態である。
【
図19C】第三者検体監視アプリケーションの向上した視認性モードでのインターフェースの実施形態である。
【
図19D】第三者検体監視アプリケーションの向上した視認性モードでのインターフェースの実施形態である。
【
図19E】第三者検体監視アプリケーションの向上した視認性モードでのインターフェースの実施形態である。
【
図19F】第三者検体監視アプリケーションの向上した視認性モードでのインターフェースの実施形態である。
【
図19G】第三者検体監視アプリケーションの向上した視認性モードでのインターフェースの実施形態である。
【
図19H】第三者検体監視アプリケーションの向上した視認性モードでのインターフェースの実施形態である。
【
図19I】第三者検体監視アプリケーションの向上した視認性モードでのインターフェースの実施形態である。
【
図19J】第三者検体監視アプリケーションの向上した視認性モードでのインターフェースの実施形態である。
【
図19K】第三者検体監視アプリケーションの向上した視認性モードでのインターフェースの実施形態である。
【
図19L】第三者検体監視アプリケーションの向上した視認性モードでのインターフェースの実施形態である。
【
図19M】第三者検体監視アプリケーションの向上した視認性モードでのインターフェースの実施形態である。
【
図19N】第三者検体監視アプリケーションの向上した視認性モードでのインターフェースの実施形態である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本主題を詳細に説明する前に、本開示は記載された特定の実施形態に限定されず、従って、勿論変わりうることは理解されるべきである。また、本書で使用される用語は特定の実施形態だけを説明する目的のためであり、限定するように意図されていないことは理解されるべきである。本開示の範囲は添付の請求項によってのみ限定される。
【0016】
本書で使用されるように及び添付の請求項において、文脈からそうでないと明らかに指示されない限り、英語の単数形「a」、「an」、及び「the」は複数の指示対象を含む。
【0017】
本書に記載された公開は、本願の出願日前の開示のためだけに提供される。本開示が事前開示によってそのような公開に先行する資格がないと認めていると解釈されるべきでない。また、提供された公開の日付は実際の公開日(独立に確認する必要がある)と異なる場合がある。
【0018】
概ね、本開示の実施形態は、第三者検体監視用のGUI及びデジタルインターフェースと、関連するシステム、方法、及び装置とを含む。従って、多くの実施形態は、センサーの少なくとも一部が体の少なくとも1つの検体の情報を得るために監視対象ユーザーの体内に配置され、又はされうるように構造上構成された生体内検体センサーを含む。しかし、本書に記載された実施形態は、試験管内能力を持つ生体内検体監視システム及び純粋に試験管内又は生体外検体監視システム(完全に非侵襲性のシステムを含む)と共に使用されうることに注意されたい。
【0019】
また、本書に開示した方法の各及び全ての実施形態の場合、これらの実施形態のそれぞれを実行できるシステム及び装置は本開示の範囲内に含まれる。例えば、センサー制御装置、読取装置、表示装置、ローカルコンピュータシステム、及び信頼されるコンピュータシステムの実施形態が開示され、これらの装置及びシステムは1つ以上のセンサー、検体監視回路(例えば、アナログ回路)、メモリ(例えば、命令群を記憶するための)、電源、通信回路、送信機、受信機、任意の及び全ての方法ステップを実行しうる又は実行を可能にしうるプロセッサ及び/又はコントローラ(例えば、命令群を実行するための)を有しうる。
【0020】
上述したように、本書に記載された複数の実施形態は、例えば介護者の読取装置のメモリに常駐する第三者検体監視アプリケーション用の改善されたGUIを提供する。これらのGUIは役立ち、使い易く、監視対象ユーザーの生理学的情報への高速アクセスを可能にする。幾つかの実施形態によれば、例えば第三者検体監視アプリケーションにおける接続インターフェースのための方法及びインターフェースが提供される。この接続インターフェースはリアルタイム(又はほぼリアルタイム)検体情報及び対話型インターフェースを提供するように構成されうる。他の実施形態によれば、監視対象ユーザーが使用するセンサー種類に基づいて使用可能なある特徴を持った第三者検体監視アプリケーション用の警報通知設定インターフェースのための方法及びインターフェースが提供される。これに関し、第三者検体監視アプリケーションは異なるタイプ及びバージョンのセンサー制御装置を付けた複数の監視対象ユーザーを同時に支援するのに柔軟でかつ頑健でありうる。検体監視ソフトウェアアプリケーション用の別の改善されたデジタルインターフェース及びユーザーインターフェースが説明される。
【0021】
集合的に及び個別にこれらの方法、システム、並びにデジタルインターフェース及びユーザーインターフェースは、介護者が監視対象ユーザーの状態に関する改善された情報及びインターフェースを受け取るのを可能にし、また検体監視システムの警報能力を向上させることで、第三者検体監視の有用性及び柔軟性を向上させる。他の改善及び利点も提供される。これらの装置の様々な構成が単に例である実施形態として詳細に説明される。
【0022】
しかし、実施形態のこれらの態様を詳細に説明する前に、例えば生体内検体監視システム内に存在しうる装置の例及びそれらの動作の例(これらの例の全ては本書に記載された実施形態と共に使用されうる)を先ず説明するのが望ましい。
【0023】
様々なタイプの生体内検体監視システムが存在する。例えば、連続検体監視システム(又は連続グルコース監視システム)は、センサー制御装置から読取装置へデータを、例えば促すことなくスケジュールに従って自動的に連続的に送信できる。別の例としてフラッシュ検体監視システム(又はフラッシュ・グルコース監視システム又は単にフラッシュシステム)は、読取装置による走査又はデータ要求に応答してセンサー制御装置からデータを、例えば近距離無線通信(NFC)又は無線自動識別(RFID)プロトコルを用いて転送できる。また、生体内検体監視システムは指穿刺較正の必要なく動作しうる。
【0024】
生体内検体監視システムは、体外で生物試料に接触し計器を通常含む生体外システムと区別されうる。その計器は監視対象ユーザーの血糖値を測るために分析されうる監視対象ユーザーの体液を載せた検体試験細片を受け取るためのポートを有する。
【0025】
生体内監視システムは、体内に位置し監視対象ユーザーの体液と接触しその中の検体レベルを検知するセンサーを含みうる。センサーは、検体検知を可能にし制御する電子回路及び電源を含み監視対象ユーザーの体に付けられたセンサー制御装置の一部でありうる。センサー制御装置及びそのバリエーションはまた、「センサー制御ユニット」、「体に付けた電子回路」装置もしくはユニット、「体に付けた」装置もしくはユニット、又は「センサーデータ通信」装置もしくはユニットなどと呼ばれうる。
【0026】
生体内監視システムは、センサー制御装置から検知された検体データを受信し処理し及び/又は監視対象ユーザー又は監視対象ユーザーの検体レベルを監視することに関心がある第三者(例えば、介護者、親、配偶者、又は医療提供者)に任意の数の形式で表示する装置も含みうる。この装置及びそのバリエーションは、「手持ち読取装置」、「読取装置」(又は単に「読取機」)、「手持ち電子機器」(又は単に「ハンドヘルド」)、「携帯データ処理」装置もしくはユニット、「データ受信機」、「受信」装置もしくはユニット(又は単に「受信機」)、又は「リモート」装置もしくはユニット、「表示装置」などと呼ばれうる。パーソナルコンピュータなどの他の装置も生体内監視システム及び生体外監視システムと共に利用され、又は組み込まれてきた。
【0027】
生体内検体監視システムの実施形態
図1は、検体監視システム100の実施形態を描く概念図であり、監視システム100は、センサー取り付け器150、センサー制御装置102、及び読取装置120を含む。センサー取り付け器150はセンサー制御装置102を監視対象ユーザーの皮膚の監視位置に届けるのに使用されうる。センサー104は粘着性パッチ105によってある期間適切な位置に維持される。センサー制御装置102は
図2B及び2Cに更に説明され、読取装置120と通信路140を介して有線又は無線技術を使用して通信できる。例としての無線プロトコルはBluetooth、Bluetooth低エネルギー(BLE、BTLE、Bluetooth SMARTなど)、NFCなどを含む。監視対象ユーザーは読取装置120のメモリにインストールされたアプリケーションを画面122(多くの実施形態ではタッチ画面でありうる)及び入力121を使って眺めて使用できる。読取装置120の装置バッテリーは電源ポート123を使って再充電されうる。1つだけの読取装置120が示されているが、センサー制御装置102は複数の読取装置120と通信しうる。各読取装置120は互いに通信しデータを共有しうる。読取装置120の更なる詳細が
図2Aに関して下記に説明される。読取装置120はローカルコンピュータシステム170と通信路141を介して有線又は無線通信プロトコルを使用して通信できる。ローカルコンピュータシステム170はラップトップ、デスクトップ、タブレット、ファブレット、スマートフォン、スマートウォッチ、装着型電子装置、健康追跡器、セットトップボックス、ビデオゲームコンソール、又は他の計算装置のうち1つ以上を含みうり、無線通信はBluetooth、Bluetooth低エネルギー(BTLE)、Wi‐Fiなどを含む適用可能な無線ネットワークプロトコルのどれでも含みうる。前述したように読取装置120が通信路142を介してネットワーク190と有線又は無線通信プロトコルにより通信できるやり方と同じように、ローカルコンピュータシステム170は通信路143を介してネットワーク190と通信できる。ネットワーク190は私有ネットワーク、公衆ネットワーク、ローカルエリア又は広域ネットワークなどのネットワークのどれであってもよい。信頼できるコンピュータシステム180はクラウドベース・プラットフォーム又はサーバーを含みうり、認証サービス、安全なデータ記憶、報告生成を可能にし、通信路144を介してネットワーク190と有線又は無線技術により通信できる。また、
図1は単一のセンサー制御装置102及び単一の読取装置120と通信する信頼できるコンピュータシステム180及びローカルコンピュータシステム170を描くが、ローカルコンピュータシステム170及び/又は信頼できるコンピュータシステム180はそれぞれ、複数の読取装置及びセンサー制御装置と有線又は無線通信できることを当業者は理解するであろう。
【0028】
読取装置の実施形態
図2Aは読取装置120(幾つかの実施形態では、スマートフォンでありうる)の実施形態を描くブロック図である。幾つかの実施形態では、読取装置120は表示器122、入力部品121、及びメモリ223と結合された通信プロセッサ222とメモリ225と結合されたアプリケーションプロセッサ224とを含む処理コア206を備えうる。別のメモリ230、アンテナ229を有するRF送受信機228、及び電力管理モジュール238を有する電源226も備えうる。更に、読取装置120は無線通信回路を含みアンテナ234を用いてWi‐Fi、NFC、Bluetooth、BTLE、及びGPSを通じて通信するように構成されうる多機能送受信機232も備えうる。当業者は理解するように、これらの部品は機能デバイスを構成するように電気的に及び通信可能に結合される。
【0029】
センサー制御装置の実施形態
図2B及び2Cは検体センサー104及びセンサー電子回路160(検体監視回路を含む)を有するセンサー制御装置102の実施形態を描くブロック図である。センサー電子回路は、最終結果データを監視対象ユーザー又は第三者への表示に適するようにするための処理能力の大部分を有しうる。
図2Bには、カスタム特定用途集積回路(ASIC)でありうる単一の半導体チップ161が描かれている。アナログ・フロントエンド(AFE)162、電力管理(又は制御)回路164、プロセッサ166、及び通信回路168(通信プロトコルに応じて送信機、受信機、送受信機、受動回路などでありうる)を含むある高レベル機能ユニット群がASIC161内に示されている。この実施形態では、AFE162及びプロセッサ166両方が検体監視回路として使用されるが、他の実施形態では、どちらかの回路が検体監視機能を実行しうる。プロセッサ166は1つ以上のプロセッサ、マイクロプロセッサ、コントローラ、及び/又はマイクロコントローラ(それぞれ個別チップ又は複数の異なるチップに分散されて(かつ一部であって)よい)を含みうる。
【0030】
メモリ163も、ASIC161内に含まれ、ASIC161内に存在する様々な機能ユニットによって共有されるか、それらのうち2つ以上に分散されうる。メモリ163も別チップでありうる。メモリ163は揮発性メモリ及び/又は不揮発性メモリでありうる。この実施形態では、ASIC161は電源172(コイン電池などでありうる)と結合される。AFE162は生体内検体センサー104と接続しそれから測定データを受信し、そのデータをデジタル形式でプロセッサ166に出力し、プロセッサ166はそのデータを処理して最終結果のグルコース個別値及び傾向値などを得る。このデータはアンテナ171を経由して読取装置120(不図示)に送信するために通信回路168に提供されうる。読取装置120では、常駐ソフトウェアアプリケーションはそのデータを表示するために最小の追加処理を必要とする。幾つかの実施形態によれば、例えば現在のグルコース値はセンサー制御装置102から読取装置120に1分毎に送信され、履歴グルコース値はセンサー制御装置102から読取装置120に5分毎に送信されうる。
【0031】
幾つかの実施形態では、センサー制御装置102から取得したデータは読取装置120に記憶されうる。幾つかの実施形態の1つの態様によれば、このようなデータはセンサー制御装置102のモデル番号及びシリアル番号とセンサー制御装置102の状態に関する情報、市場コード、又はネットワークアドレスとを含みうる。幾つかの実施形態では、このようなデータはセンサー制御装置102によって検出された誤り事象も含みうる。また、幾つかの実施形態では、現在グルコース値及び履歴グルコース値のどちらか又は両方は1つ以上の時刻印(例えば、工場時間、UTC時間、時間帯に基づくユーザー地域時間、及び現在時間帯)を含みうる。
【0032】
幾つかの実施形態では、センサー制御装置102は、読取装置120がセンサー制御装置102と通信していない場合(例えば、読取装置120が無線通信範囲外にいる、電源がオフされている、又はセンサー制御装置102と他の理由で通信できない場合)、読取装置120がセンサー制御装置102と通信を再確立すると、データが読取装置120に充填されうる。幾つかの実施形態によれば、充填されうるデータは、これらに限定されないが現在及び履歴グルコース値と誤り事象とを含みうる。データ充填に関する更なる詳細は米国特許第10820842号と米国特許出願公開第2021/0378601号に見つけられうる。これら両方の全体を本書に引用する。
【0033】
幾つかの実施形態によれば、センサー制御装置102から取得された各現在グルコース値及び/又は履歴グルコース値は、例えばCRC完全性検査を実行しデータが正確に転送されたことを保証することで、読取装置120で更に検証されうる。幾つかの実施形態では、例えば現在グルコース値及び/又は履歴グルコース値のデータ品質マスクを検査し読取値が正確であると保証し有効な読取値として読取装置120に表示されうる。
【0034】
幾つかの実施形態の別の態様によれば、読取装置120は上記データのどれでも又は全てを記憶するためのデータベースを備えうる。幾つかの実施形態では、データベースは所定の期間(例えば、30日、60日、90日、6ヶ月、1年など)データを保持するように構成されうる。幾つかの実施形態によれば、データベースはクラウドサーバーにアップロードされた後、データを消去するように構成されうる。他の実施形態では、データベースは臨床状況用に構成されうり、データが非臨床状況に比べてより長期間(例えば、1年)保持される。上記データ(例えば、現在及び/又は履歴グルコース値、誤り事象など)に加えて、読取装置120のデータベースはユーザー構成情報(例えば、ログインID、通知設定、地域設定、及び他の設定)及びアプリケーション構成情報(例えば、クラウド設定、データ及び/又は誤り事象をアップロードするためのURL、バージョン情報など)も記憶しうる。データベースは暗号化され、読取装置120のオペレーティングシステムが正常に機能しない状態であってもユーザーがデータ内容を直接閲覧するのを防ぎうる。
【0035】
幾つかの実施形態では、センサー制御装置102の電力と処理資源を節約するために、AFE162から受信したデジタルデータを最小の処理又は処理なしで読取装置120(不図示)へ送信できる。他の実施形態では、プロセッサ166はある所定のデータタイプ(例えば、現在グルコース値、履歴グルコース値)をメモリ163に記憶するか又は読取装置120(不図示)に送信するために生成し、ある警報状態(例えば、センサー故障状態)を確認するように構成されうる一方、他の処理及び警報機能(例えば、高/低グルコース閾値警報)は読取装置120で実行されうる。本書に記載された方法、機能、及びインターフェースがセンサー制御装置102、読取装置120、ローカルコンピュータシステム170、又は信頼できるコンピュータシステム180の処理回路によって全て又は一部実行されうることを当業者は理解するであろう。
【0036】
図2Cは
図2Bに類似するが、代わりに2つの個別の半導体チップ162及び174を含み、それらは一緒に又は別々にパッケージに入れられうる。AFE162はASIC161内に存在する。プロセッサ166は電力管理回路164及び通信回路168とチップ174上に一体化される。AFE162はメモリ163を含んでよく、チップ174は単独又は分散されうるメモリ165を含む。1つの実施形態では、AFE162は1チップ上で電力管理回路164及びプロセッサ166と結合され、通信回路168は別のチップ上にある。別の実施形態では、AFE162及び通信回路168両方が1チップ上にあり、プロセッサ166及び電力管理回路164は別のチップ上にある。それぞれが別の機能を担う又はフェイルセーフ冗長のため1つ以上の機能を共有する3つ以上のチップを含む他のチップ組み合わせが可能であることに注意されたい。
【0037】
第三者検体監視用のシステムの実施形態
検体監視システム用のシステム、方法、及び装置の実施形態を説明する。初めに、用語「第三者」は個人、実体、又は監視対象ユーザー以外であって、監視対象ユーザーの検体レベル及びそれに関する情報を監視することに関心がある任意の人を指しうる。幾つかの実施形態では、例えば第三者は介護者、親、又は配偶者でありえ、監視対象ユーザーは年長者、子供、配偶者、又は患者でありうる。1つの態様によれば、本書に記載の実施形態は、検体監視システム100に関して説明したのと同様のシステム、方法、及び装置を含むが、1人以上の監視対象ユーザーの検体レベルを監視するために第三者が使用する1つ以上の副表示装置も含む。第三者の副表示装置は監視対象ユーザーの読取装置120と同じ又は同様の構成要素(命令群を記憶するためのメモリに結合された1つ以上のプロセッサを含む)を備えうる。命令群はそれら1つ以上のプロセッサによって実行される時、それらのプロセッサに1人以上の監視対象ユーザーの検体レベルを監視するように構成された第三者検体監視アプリケーションを実行させる。
【0038】
図3Aは監視対象ユーザーの検体データ及び他の関連情報を第三者に通信できるシステム100‐Aの実施形態を描く概念図である。実施形態の1つの態様によれば、システム100‐Aは
図1に関して説明した検体監視システム100と複数の類似点を共有する。特に、システム100‐Aは読取装置120‐1と通信リンク140を介して無線通信するセンサー制御装置102(監視対象ユーザー25が着けている)を含みうる。多くの実施形態によれば、センサー制御装置102は、例えばBluetooth通信プロトコル又はNFCプロトコルにより読取装置120‐1とデータを無線通信するように構成された通信回路を備えうる。また、幾つかの実施形態によれば、読取装置120‐1はスマートフォン、スマートウォッチ、装着型電子装置、専用受信機、又はグルコース計器でありうる。1つの読取装置120‐1が
図3Aに描かれているが、監視対象ユーザー25は複数の読取装置(例えば、スマートフォン、グルコース計器、専用受信機など)(それぞれセンサー制御装置102から検体データを取得するのに使用されうる)を有しうる。また、読取装置120‐1は信頼できるコンピュータシステム180とネットワーク190を通して無線通信できる。幾つかの実施形態では、読取装置120‐1は802.11x通信プロトコル又はセルラー通信プロトコルにより信頼できるコンピュータシステム180とデータを無線通信するように構成された通信回路を備えうる。
【0039】
図3Aをなお参照すると、検体監視システム100‐Aは第三者50が所持する副表示装置120‐2を更に含む。前述したように、第三者50は介護者、親、配偶者、又は監視対象ユーザー25の検体レベルを監視することに関心がある任意の他の個人、グループ、又は実体でありうる。副表示装置120‐2はネットワーク190を通し802.11x通信プロトコル又はセルラー通信プロトコルにより信頼できるコンピュータシステム180とデータを無線通信するように構成された通信回路を備えうる。多くの実施形態によれば、ネットワーク190はインターネットでありうる。
【0040】
前述したように、多くの実施形態では、監視対象ユーザー25が着けているセンサー制御装置102は、少なくとも一部が監視対象ユーザー25の体内に配置されるように構成された検体センサーを含み監視対象ユーザー25の生体検体レベルを検知する。センサー制御装置102は監視対象ユーザー25の検体レベルを示すデータを読取装置120‐1に無線通信でき、読取装置120‐1はそのデータを信頼できるコンピュータシステム180に無線通信できる。
【0041】
実施形態の別の態様によれば、副表示装置120‐2(スマートフォン、スマートウォッチ、装着型電子装置、又は専用受信機から成りうる)は監視対象ユーザー25の検体レベルを示すデータ(信頼できるコンピュータシステム180によってネットワーク190を介して副表示装置120‐2に無線通信される)を受信するように構成されうる。また、副表示装置120‐2は、副表示装置120‐2のメモリに記憶された第三者検体監視ソフトウェアアプリケーションを含みうる。第三者検体監視ソフトウェアアプリケーションは監視対象ユーザー25の検体情報を第三者50へ表示するように構成されうる。
【0042】
このように、第三者50は監視対象ユーザー25の検体情報に関する適時情報を受信できる。幾つかの実施形態では、例えば第三者の表示装置120‐2にインストールされた第三者検体監視ソフトウェアアプリケーションは監視対象ユーザー25の検体レベルに関連する警報を受信するように構成されうる。
【0043】
図3Bは1人以上の監視対象ユーザーの検体データ及び他の関連情報を1人以上の第三者に通信できるシステム100‐Bの実施形態を描く概念図である。実施形態の1つの態様によれば、システム100‐Bは
図1及び3Aに関して説明したシステム100及び100‐Aと多数の類似点を共有する。特に、
図3Bは、1人以上の監視対象ユーザー(25A、25B、25N)の検体データ及び他の関連情報を1人以上の第三者(50A及び50B)に通信できるシステム100‐Bを描く。幾つかの実施形態では、システム100‐Bは、対応する読取装置(例えば、120‐1A、120‐1B、及び120‐1N)とそれぞれ無線通信する1つ以上のセンサー制御装置102A、102B、102N(監視対象ユーザー25A、25B、及び25Nがそれぞれ着けている)を含みうる。各監視対象ユーザーに1つだけの読取装置が描かれているが、各監視対象ユーザーは複数の読取装置(例えば、スマートフォン、グルコース計器、専用受信機)(それぞれ対応するセンサー制御装置から検体データを受信するように構成されうる)を有しうることを当業者は理解するであろう。
【0044】
多くの実施形態の別の態様によれば、センサー制御装置(例えば、102A、102B、102N)はそれぞれ、対応する読取装置(例えば、120‐1A、120‐1B、120‐1N)と、例えばBluetooth、Bluetooth低エネルギー、又はNFCプロトコルに従って無線通信するように構成された通信回路を含みうる。また、幾つかの実施形態によれば、各読取装置(例えば、120‐1A、120‐1B、120‐1N)はスマートフォン、スマートウォッチ、装着型電子装置、専用受信機、又はグルコース計器でありうり、信頼できるコンピュータシステム180とネットワーク190を通して無線通信できる。幾つかの実施形態では、各読取装置(例えば、120‐1A、120‐1B、120‐1N)は802.11x通信プロトコル又はセルラー通信プロトコルにより信頼できるコンピュータシステム180とデータを無線通信するように構成された通信回路を備えうる。
【0045】
図3Bをなお参照すると、システム100‐Bは1人以上の第三者(50A、50B)がそれぞれ所持する1つ以上の副表示装置(例えば、120‐2A、120‐2B)を更に含む。前述したように、各第三者(例えば、50A、50B)は介護者、親、配偶者、又は1人以上の監視対象ユーザー(例えば、25A、25B、25N)の検体レベルを監視することに関心がある任意の個人、グループ、又は実体でありうる。各副表示装置(例えば、120‐2A、120‐2B)はネットワーク190を通し802.11x通信プロトコル又はセルラー通信プロトコルにより信頼できるコンピュータシステム180とデータを無線通信するように構成された通信回路を更に備えうる。多くの実施形態によれば、ネットワーク190はインターネットでありうる。
【0046】
実施形態の1つの態様によれば、各センサー制御装置(例えば、102A、102B、102N)は、少なくとも一部が監視対象ユーザー(例えば、25A、25B、25N)の体内に配置されるように構成された検体センサーを含む。各センサー制御装置(例えば、102A、102B、102N)は監視対象ユーザー(例えば、25A、25B、25N)の検体レベルを示すデータを対応する読取装置(例えば、120‐1A、120‐1B、120‐1N)に無線通信でき、読取装置はそのデータを信頼できるコンピュータシステム180に無線通信できる。実施形態の別の態様によれば、各副表示装置(例えば、120‐2A、120‐2B)はその副表示装置のメモリに記憶され第三者(例えば、50A、50B)によって操作されるように構成された第三者検体監視アプリケーションを含みうる。また、各副表示装置(例えば、120‐2A、120‐2B)はスマートフォン、スマートウォッチ、装着型電子装置、又は専用受信機でありうり、監視対象ユーザー(例えば、25A、25B、25N)の検体レベルを示すデータであって、信頼できるコンピュータシステム180によってネットワーク190を介して第三者の表示装置(例えば、120‐2A、120‐2B)に無線通信されるデータを受信するように構成されうる。
【0047】
幾つかの実施形態によれば、センサー制御装置102A、102B、及び102Nはそれぞれ、第1タイプのセンサー制御装置、第2タイプのセンサー制御装置、及び第3タイプのセンサー制御装置から成りうる。幾つかの実施形態では、例えば第1タイプのセンサー制御装置は監視対象ユーザーの検体レベルを示すデータをNFCプロトコルに従って送信するように構成され、第2タイプのセンサー制御装置は監視対象ユーザーの検体レベルを示すデータをBluetooth又はBluetooth低エネルギー通信プロトコルに従って送信するように構成されうる。他の実施形態では、第1タイプのセンサー制御装置は監視対象ユーザーの検体レベルを示すデータを送信し警報(即ち、その監視対象ユーザーによって設定された設定に従って生成された警報標示)を「発信」するように構成されうる。第2タイプのセンサー制御装置は監視対象ユーザーの検体レベルを示すデータ(及び任意選択で監視対象ユーザーの警報設定)を送信するように構成され、警報状態の判断(例えば、検体閾値を超えているか)が信頼できるコンピュータシステムか副表示装置か又は両方によって行われうる。また、第3タイプのセンサー制御装置は未知の又は対応していないセンサー制御装置でありうる。下記に更に詳細に説明するように、第三者の表示装置(120‐2A又は120‐2B)にインストールされた第三者検体監視ソフトウェアアプリケーションは異なるタイプの警報、警報設定インターフェース、並びに監視対象ユーザーのセンサー制御装置のタイプに基づく他の特徴及びGUIを提示するように構成されうる。第三者検体監視の異なるタイプの警報に関する追加の詳細は米国特許出願第17/478447号に見つけることができる。その全体を本書に引用する。
【0048】
このように、各第三者(例えば、50A、50B)は1人以上の監視対象ユーザー(例えば、25A、25B、25N)の検体情報に関する適時情報を受信できる。幾つかの実施形態では、例えば第三者の表示装置120‐2Aにインストールされた第三者検体監視ソフトウェアアプリケーションは監視対象ユーザー25A及び25Bの検体レベルに関連する警報を受信するように構成されうる。別の実施形態では、例えば第三者の表示装置120‐2Bにインストールされた第三者検体監視ソフトウェアアプリケーションは監視対象ユーザー25A、25B、及び25Nの検体レベルを示すデータを受信するように構成されうる。同様に、幾つかの実施形態では、例えば監視対象ユーザーの読取装置120‐1Aにインストールされた検体監視ソフトウェアは監視対象ユーザー25Aの検体レベルを示すデータを第三者50Aと(50Bではなく)共有するように構成されうる。他の組み合わせ及び並べ替えが可能であり完全に本開示の範囲内であることを当業者は理解するであろう。
【0049】
第三者検体監視用デジタル及びグラフィカルユーザーインターフェースの例
第三者検体監視用のデジタルインターフェース及びGUIとそれに関係するシステム、方法、及び装置の実施形態を説明する。初めに、本書に記載したGUI及び関係する方法は読取装置120、副表示装置120‐2、ローカルコンピュータシステム170、信頼できるコンピュータシステム180、及び/又は検体監視システム100、100‐A、又は100‐Bの一部であるか又はと通信する任意の他の装置もしくはシステムのメモリに記憶された命令群から成ることを当業者は理解するであろう。これらの命令は、読取装置120、副表示装置120‐2、ローカルコンピュータシステム170、信頼できるコンピュータシステム180、又は検体監視システム100、100‐A、又は100‐Bの他の装置もしくはシステムの1つ以上のプロセッサによって実行される時、それらのプロセッサに方法ステップを実行させ及び/又は本書に記載したGUIを出力させうる。本書に記載したGUIは、単一集中装置のメモリに命令群として記憶されうる、或いは地理的に散在した位置にある複数の個別の装置に亘って分散されうることを当業者は認識するであろう。
【0050】
第三者検体監視を許可/禁止するためのGUIの実施形態
図4A~4Iは検体監視ソフトウェアアプリケーション用の、第三者検体監視を許可/禁止し、設定するためのGUIの実施形態である。初めに、この項に記載されたGUIは監視対象ユーザーの読取装置のメモリに記憶された検体監視ソフトウェアアプリケーション用のインターフェースに関する。(対照的に、後述する多くの他のGUI及びインターフェースは第三者の副表示装置のメモリに記憶された第三者検体監視アプリケーション用のインターフェースに関する。)
図4Aを先ず参照すると、GUI401は検体監視ソフトウェアアプリケーション用のインターフェースを描く、このインターフェースは監視対象ユーザーが第三者検体監視を設定、許可、又は禁止するのを許す。幾つかの実施形態によれば、GUI401はボタン402を含み、ボタン402は押されると監視対象ユーザーが第三者検体監視に関する設定を見直し及び/又は設定するのを許す別のインターフェースを表示させる。幾つかの実施形態では、GUI401は、検体監視ソフトウェアアプリケーションの他の設定インターフェース又は他の特徴を表示させる他のボタン又はリンクも含みうる。
【0051】
図4Bは検体監視ソフトウェアアプリケーション用のインターフェースを描く別のGUI403であり、このインターフェースは監視対象ユーザーが、自身の検体データを共有することを監視対象ユーザーが望む第三者に関する情報を入力するのを許す。幾つかの実施形態では、GUI403は名欄404、姓欄406、及び電子メールアドレス欄408、並びに押されると第三者への招待状を生成する「追加」ボタン410を含みうる。
【0052】
次に
図4Cを参照すると、GUI411は検体監視ソフトウェアアプリケーション用の別のインターフェースを描く、このインターフェースは最近追加された第三者の名前及び電子メールアドレスを示す第三者ラベル412、その第三者に招待状が送信されたことを示す招待状状態414、監視対象ユーザーが特定の第三者との検体データの共有を禁止するのを許す取り除きリンク416、及び監視対象ユーザーが以前の画面(例えば、GUI401又は421)に戻るのを許す「完了」ボタン418を含む。
図4Dは
図4Cと異なる状態のGUI411を描き、「招待状を再送」リンク420が招待状状態の代わりに提供される。また、取り除きリンク416が選択されると、接続取り除きモダル432が
図4Iに示すように表示される。
【0053】
図4Eは検体監視ソフトウェアアプリケーション用の別のインターフェースを描く別のGUI421であり、このインターフェースはどんな待ち状態の接続(例えば、その第三者が招待にまだ応答していない)も一覧表示する待ち状態接続部422と、押されると監視対象ユーザーをGUI403に戻す「接続を追加」ボタンとを含む。
図4Fは
図4Eと異なる状態のGUI421を描き、このインターフェースは上記の待ち状態の接続部と全ての確立された接続(例えば、その第三者は監視対象ユーザーの検体データを共有する招待を受け入れた場合)を一覧表示する接続部426とを含む。
【0054】
次に
図4Gを参照すると、GUI411は
図4C及び4Dに示したインターフェースと異なる状態で描かれている。特に、
図4Gは第三者が招待を受け入れ接続が確立された後のGUI411を描く。また、幾つかの実施形態では、GUI411は、押されると
図4Hに示すような共有停止モダル430を表示する共有停止リンク428も含む。実施形態の1つの態様によれば、共有停止モダル430は監視対象ユーザーが検体データ(及び他の関連する情報)をその第三者と共有するのを止めるのを許す。
【0055】
各個別のグラフィカル要素(例えば、モダル、ボタン、及びリンク)が特定のインターフェースに関して説明されるが、これらの要素のそれぞれ及びどれでも単一のインターフェース内で様々な構成で再配置されるか、又は異なるインターフェースの他の要素と組み合わせられ同じ機能及び/又は結果を達成しうり、グラフィカル要素及びインターフェースのそのような他の組み合わせ及び/又は配置は完全に本開示の範囲内であることを当業者は理解するであろう。
【0056】
第三者検体監視アプリケーションのセットアップのためのGUIの実施形態
図4Jは例えば介護者、親、又は配偶者による第三者検体監視を可能にするために第三者検体監視アプリケーション(第三者検体監視ソフトウェアアプリケーション又は第三者検体監視アプリとも呼ばれる)をセットアップするための方法450の実施形態を描くフロー図である。ステップ452で、監視対象ユーザーが検体データ及び他の情報を共有するよう招待状を第三者に送信する。幾つかの実施形態によれば、監視対象ユーザーは招待状を監視対象ユーザーの読取装置に常駐する検体監視ソフトウェアアプリケーション(
図4A~4Hに関して説明したように)を介して送信できる。他の実施形態では、監視対象ユーザーは招待状を第三者に検体監視アプリケーションとは別のウェブベースインターフェース(例えば、ウェブブラウザ)を通して送信できる。多くの実施形態では、招待状は第三者によって受信される電子メールであって第三者検体監視アプリケーションをダウンロードしインストールするリンクを含む電子メールから成りうる。ステップ454で、その第三者が既にそうしていなければ、第三者検体監視アプリケーションが第三者の表示装置(副表示装置とも呼ばれる)にダウンロードされインストールされる。次に、ステップ456で、第三者検体監視アプリケーションがその第三者の表示装置で起動される。ステップ458で、第三者検体監視アプリケーションは第三者にユーザーアカウントを作成するように促すか、又は第三者が既にユーザーアカウントを持っている場合、第三者に信頼できるコンピュータシステム(例えば、クラウドベースサーバー)に第三者検体監視アプリケーションを通してログインするように促す(例えば、
図5A~5Q参照)。第三者がうまくログインすると、ステップ460で、第三者は第三者検体監視アプリケーションを通して監視対象ユーザーが自身の検体データを共有することを望んでいるとの通知を受信し、第三者は要請を受け入れるように促される(例えば、
図6C参照)。第三者が要請を受け入れると、ステップ462で、第三者検体監視アプリケーションは監視対象ユーザーの検体レベル及び他の関連する情報を受信し第三者の表示装置に表示し始める(例えば、
図7、8A~8J、及び9A~9C参照)。
【0057】
第三者検体監視アプリケーションのセットアップのためのGUIの実施形態を説明する。この項に記載したインターフェースは本書に記載された他の実施形態(限定されないが方法450及び
図4A~4Iに関して説明したインターフェースを含む)のいずれとも組み合わせて使用されうることを当業者は理解するであろう。
【0058】
図5Aを先ず参照すると、GUI501は第三者検体監視アプリケーションが起動されると表示される初期インターフェースを描く。実施形態の1つの態様によれば、GUI501は初めての第三者ユーザーのための「始めよう」ボタン502とその第三者がユーザーアカウントを既に持っている場合は「ログイン」ボタン504とを含む。
【0059】
次に
図5Bを参照すると、GUI505は第三者がGUI501の「始めよう」ボタン502を選択すると表示される導入インターフェースを描く。
図5Bに示すように、GUI505は第三者検体監視アプリケーションに関する情報文と「アカウントを作成」ボタン506とを含みうる。
【0060】
次に
図5Cを参照すると、GUI507は第三者がGUI505の「アカウントを作成」ボタン506を選択すると表示される地域設定インターフェースを描く。
図5Cに示すように、GUI507はプルダウンメニュー508、ダイアル、又は第三者が国又は地域を入力できる自由テキスト欄を含みうる。幾つかの実施形態によれば、第三者検体監視アプリケーションのある特徴が第三者によって入力された国又は地域に基づいて有効又は無効にされうる。他の実施形態では、様々なインターフェースに表示される測定単位(「UOM」)も第三者によって入力される国又は地域に依存しうる。
【0061】
国又は地域がメニュー508を使って入力され、「続ける」ボタン510が選択されると、第三者検体監視アプリケーションはエンドユーザー使用許諾契約(「EULA」)511と個人情報保護方針513を表示する。これらはそれぞれ、第三者に各契約の条項を受け入れるように促すモダル512、514(
図5D及び5Eに描かれている)を含む。幾つかの実施形態では、第三者がEULA又は個人情報保護方針の条項を受け入れなければ、第三者検体監視アプリケーションはこれらのインターフェースを越えて進むことはできない。
【0062】
次に
図5Fを参照すると、GUI511は第三者がユーザーアカウントを作成するのを許す第三者検体監視アプリケーションのインターフェースを描く。幾つかの実施形態の1つの態様によれば、GUI511は第三者がユーザーアカウントを作成するのに必要な情報、例えば名、姓、誕生日、電子メールアドレス、パスワード、及びパスワード確認を入力できる複数の欄518を含む。要求された情報を複数の欄518に第三者が入力し、「続ける」ボタン520を選択すると、第三者は入力した電子メールアドレスを確認するように促される(
図5GのGUI521に示すように)。また、GUI521は第三者がうっかり元の確認電子メールを消去又はなくした場合に備えて「再送」リンクを含む。(
図5Hは第三者の新しいアカウントを確認する確認リンク526を含む電子メールメッセージの実施形態を描く。
図5Hは「名」欄と続く「姓」欄によりユーザーに宛てられた電子メールメッセージを示すが、電子メールメッセージは他のやり方でユーザーに宛てられうることを当業者は理解するであろう。幾つかの実施形態によれば、例えばユーザーが所定の国、地域、又は市場にいる場合、「姓」と続く「名」によりユーザーに宛てられうる。)
実施形態の別の態様によれば、確認プロセスが完了し、第三者がGUI521の「続ける」ボタン524(
図5G)を選択すると、一連の情報及び設定インターフェース、
図5I~5Mが第三者に表示される。幾つかの実施形態では、例えばGUI527(
図5I)がアカウント作成後に最初に表示され、このインターフェースはその第三者のアカウントが正常に作成されたという確認メッセージを含む。同様に、GUI529(
図5J)は第三者検体監視アプリケーションが適切に機能するためにインターネット接続(例えば、Wi‐Fi又はセルラー接続による)が必要とのメッセージを表示しうる。また、GUI531(
図5K)は表示装置のオペレーティングシステムにより通知許可を有効にする指示を第三者に表示する。次に、モダル534が第三者に提示され(
図5LのGUI533に示すように)、必要な通知許可を第三者が有効にできる。幾つかの実施形態では、第三者検体監視アプリケーションは、通知許可が適切に有効にされるまで動作不能又は部分的に動作可能であるように設定されうる。最後に、
図5Mに示すように、GUI535は第三者検体監視アプリケーションは治療法又は投薬決定に使用されるべきでないとの警告を表示しうる。
【0063】
図5A及び5Fに戻って、第三者が既にアカウントを持っている場合、ログインGUI537を表示させうる(
図5Nに示すように)「ログイン」ボタン504又はリンク516を選択できる。実施形態の1つの態様によれば、第三者は自身の電子メールアドレス及びパスワードをログイン欄538に入力して自身のユーザーアカウントにログインできる。或いは、第三者が自身のパスワードを忘れた場合、「パスワードを忘れた」リンク540を選択でき、一連のパスワードリセットインターフェースを表示させる(例えば、
図5O、5P、及び5QのGUI541及び543参照)。
【0064】
実施形態の別の態様によれば、第三者が正常にログインすると、
図5Rに示す「新しい特徴」インターフェース545が表示されうる。幾つかの実施形態では、「新しい特徴」インターフェース545は第三者検体監視アプリケーションの最新の更新以降そのユーザーがログインしていなかった場合のみ表示されうる。他の実施形態では、「新しい特徴」インターフェース545は既定の予定表に従って表示されうる。幾つかの実施形態では、「新しい特徴」インターフェース547は、第三者検体監視アプリケーションは治療法決定用ではないことを更に強調するために安全性バナー通知548を含みうる。幾つかの実施形態では、安全性バナー通知548は所定の時間後(例えば、5秒、15秒、30秒など)に自動消去されるように設定されうる。他の実施形態では、安全性バナー通知548は、第三者がメッセージを見て読む十分な時間を持てるように第三者が手入力で通知548を消去するまでインターフェース547上に留まるように設定されうる。安全性バナー通知548が「新しい特徴」インターフェースに関して示されているが、同じ又は類似の安全性バナー通知548が、ログイン、又は第三者検体監視アプリケーションが最前面に出された、又は特定で所定のインターフェースが表示された時などの1つ以上の異なる条件に基づき本書に記載されたインターフェースのいずれにも一時的に重ねられうる。また、
図5Sに描かれたバナー通知548は治療法決定に関係するが、他の緊急又は重要なメッセージが表示されうり、完全に本開示の範囲内であることも当業者は理解するであろう。
【0065】
第三者検体監視アプリケーション用の接続インターフェースの実施形態
第三者検体監視アプリケーション用の接続インターフェースの実施形態を説明する。初めに、接続インターフェースは1人以上の監視対象ユーザーの検体レベルを示すデータを提示するためのインターフェースを指す。本書に記載されたインターフェースは、第三者が所有する副表示装置(例えば、スマートフォン、スマートウォッチ、装着型電子装置、専用受信機など)のメモリに記憶された命令群を含みうることも当業者は理解するであろう。
【0066】
図6Aは第三者検体監視アプリケーションの接続インターフェースを表示する方法600の実施形態を描くフロー図である。ステップ602で、第三者検体監視アプリケーションが、第三者が所有する副表示装置上で起動される。前述したように、副表示装置はスマートフォン、スマートウォッチ、装着型電子装置、又は専用受信機から成りうる。ステップ604で、第三者が自身のアカウントとパスワードで第三者検体監視アプリケーションを介してログインする。幾つかの実施形態では、第三者検体監視アプリケーションは第三者の信用証明書をクラウドベースサーバーに認証のために渡す。他の実施形態では、第三者のユーザーアカウント及びパスワードが第三者検体監視アプリケーション自体又は副表示装置によって局所的に認証されうる。ステップ606で、幾つの接続が第三者について活性かを第三者のユーザーアカウントに基づいて判断する。第三者がまだどんな接続も確立していないならば、ステップ608で、接続無しインターフェースが表示される(例えば、
図6B参照)。第三者が1つの接続を有するならば、単一接続インターフェースがステップ610で表示される(例えば、
図7参照)。第三者が複数の接続を有するならば、複数接続インターフェースがステップ612で副表示装置に表示される(例えば、
図8A参照)。
【0067】
図6Bを参照すると、GUI651は第三者が活性な接続を持たない場合に第三者検体監視アプリケーションによって表示される接続無しインターフェースの実施形態を描く。多くの実施形態では、GUI651は接続がまだ無いことを示す情報テキストを含み、接続の追加に関する追加の指示及び/又は情報を提供する「もっと知る」リンクを更に含みうる。
図6Cは監視対象ユーザーが第三者に検体データを共有するよう要請した別の状態のGUI651を描き、この場合、モダル652がその第三者に表示される。幾つかの実施形態によれば、第三者は共有する要請をモダル652のそれぞれのボタンにより受け入れるか又は拒絶できる。他の実施形態では、モダル652は情報のみでありうり、接続は自動的に確立されうる。
【0068】
次に
図7を参照すると、GUI701は第三者検体監視アプリケーションによって表示される単一接続インターフェースの実施形態を描く。実施形態の1つの態様によれば、GUI701はメニュー絵文字702、設定絵文字704、プロファイルカード部710、検体グラフ部720、及び記録簿ボタン730を含みうる。多くの実施形態では、プロファイルカード部710は接続名712(例えば、監視対象ユーザーの名前であって、
図7に示すように名に続く姓の頭文字として、又は名に続く姓として、又はある所定の国又は市場の場合に姓に続く名として表示されうる)、時刻印716、及び現在検体レベル値714を更に含みうる。幾つかの実施形態では、現在検体レベル値714は数値(第三者の地域又は国によって決まる測定単位で表示されうる)と監視対象ユーザーの検体レベルが上昇しているか下降しているかを示す傾向方向矢印とを含みうる。また、プロファイルカード部710は監視対象ユーザーの検体レベルが目標検体範囲の上か下か又は内であるかを示す背景色を有しうる。例えば、監視対象ユーザーの検体レベルが目標範囲の下であれば、プロファイルカード部710の背景色は赤でありうる。監視対象ユーザーの検体レベルが目標範囲内であれば、プロファイルカード部710の背景色は緑でありうる。幾つかの実施形態によれば、目標範囲は監視対象ユーザーによって設定された所定の検体レベル範囲でありうる。他の実施形態では、目標範囲は第三者検体監視アプリケーションを介して第三者によって設定されうる。
【0069】
図7をなお参照すると、検体グラフ部720はプロファイルカード部710の近くに位置し、監視対象ユーザーの検体レベルを所定の時間に亘って反映する検体傾向線722を含みうる。例えば、
図7に示すように、検体グラフ部720のx軸は時間単位(例えば、5分刻み、15分刻みなど)を含み12時間に亘りうり一方、y軸は監視対象ユーザーの測定された検体濃度を含みうる。他の所定の時間(例えば、4時間、24時間、48時間など)がx軸上に反映されうり、完全に本開示の範囲内であることも当業者は認識するであろう。
【0070】
検体グラフ部720は監視対象ユーザーの目標範囲を示す網掛け領域(網掛け領域726で示される)と
図7で破線728A(高グルコース閾値)及び728B(低グルコース閾値)として描かれた1つ以上の警報閾値とを更に含みうる。幾つかの実施形態では、警報閾値は監視対象ユーザーによって設定されうる。他の実施形態では、警報閾値は第三者検体監視アプリケーションを介して第三者によって設定されうる。更に他の実施形態では、検体グラフ部720は警報閾値を含まなくてもよい(例えば、第三者又は監視対象ユーザーが警報を禁止した、又は監視対象ユーザーのセンサー制御装置が警報に対応していない場合)。
【0071】
多くの実施形態の別の態様によれば、接続インターフェースはリアルタイム又はほぼリアルタイムで対話式でありうる。幾つかの実施形態では、例えばプロファイルカード部710に反映された情報(例えば、現在検体レベル値714)及び検体グラフ部720に反映された情報(例えば、検体傾向線722)は所定の頻度(例えば、30秒毎、1分毎、5分毎など)で自動的に更新され及び/又はリフレッシュされうる。幾つかの実施形態では、現在検体レベル値714及び検体傾向線722は接続インターフェースが副表示装置の最前面に表示された時に更新されうる。更に他の実施形態では、現在プロファイルカード部710及び検体グラフ部720は第三者による所定の入力(例えば、第三者が指で又は何か他の所定のジェスチャーで画面をプルダウンした時)に応答して更新されうる。
【0072】
また、実施形態の別の態様によれば、プロファイルカード部710は検体グラフ部720との第三者の対話に基づいて履歴検体データを表示するように設定されうる。幾つかの実施形態では、例えば第三者が検体傾向線722上の点と対話する時(例えば、検体傾向線722上の点に触れることで)、プロファイルカード部710は検体傾向線722上のその点の位置に基づいて履歴検体レベル値を表示するように更新されうる。同様に、時刻印716及びプロファイルカード部710の背景色も、表示されている履歴検体レベル値の時刻印と、触れられている検体傾向線722の点又は部分に応じて履歴検体レベル値が目標検体範囲内であったか外であったかとを反映するように更新されうる(例えば、
図8C参照)。
【0073】
図7に示すように、プロファイルカード部710に表示されている検体傾向線722の点又は部分が検体傾向線722上の色付き円724によって示されうる。幾つかの実施形態では、第三者は色付き円724に触れそれを検体傾向線722に沿ってドラッグでき、プロファイルカード部710に表示された情報は、第三者が触れている検体傾向線722の点又は部分に基づいて履歴検体レベルデータにより直ちに更新されうる(例えば、
図8C参照)。幾つかの実施形態の1つの態様によれば、接続インターフェースはまた、プロファイルカード部710上で第三者がタップするのに応答して選択された点を現在時刻(現在グルコースレベルとも呼ばれる)に戻すように設定されうる。幾つかの実施形態では、接続インターフェースは検体グラフ部720の右端上で第三者がタップするのに応答して、選択された点を現在時刻/現在グルコースレベルに戻すように設定されうる。幾つかの実施形態では、接続インターフェースは検体グラフ部720の任意の部分上で右へドラッグするジェスチャーと組み合わせて第三者がタップするのに応答して、選択された点を現在時刻/現在グルコースレベルに戻すように設定されうる。上記ジェスチャーのいずれも単独又は組み合わせて実行されうることを当業者は認識するであろう。
【0074】
図8A~8Jは第三者が複数の接続を有する時の第三者検体監視アプリケーションによって表示される接続インターフェースの実施形態を描く。先ず
図8Aを参照すると、GUI801は複数のプロファイルカード802、804、806、及び808を含む複数接続インターフェースを描く。一般に、GUI801の各プロファイルカードは
図7に関して説明したプロファイルカード部710に類似する。例えば、プロファイルカード802は接続名、時刻印、及び現在検体レベル値(数値及び傾向方向矢印を含む)を含む。前述したように、各接続名は
図8Aに示すように名に続く姓の頭文字として、又は名に続く姓として、又は或いはある所定の国又は市場の場合に姓に続く名として表示されうる。また、プロファイルカード802は監視対象ユーザーの検体レベルが目標検体範囲内であるか外であるかを示す背景色を有しうる。実施形態の別の態様によれば、第三者が、例えばタッチスクリーンの対応する領域を押すことでプロファイルカード802を選択すると、対応する個別接続インターフェース811が表示される(
図8B及び8Cに示すように)。前述したように、第三者は色付き円812を検体傾向線に沿ってドラッグし色付き円812が位置する検体傾向線の点に関連し対応する履歴検体レベル値及び対応する時刻印をプロファイルカード部814に表示させることでGUI811と対話できる。
【0075】
図8Aに戻って、プロファイルカード804も接続名及び時刻印を含む。しかし、現在検体レベル値の代わりに、プロファイルカード804は低グルコース警報テキスト及び絵文字を表示し低グルコース閾値状態が発生していることを示す。幾つかの実施形態によれば、第三者がプロファイルカード804を選択すると、対応する個々の接続インターフェース813が表示される(
図8Dに示すように)。しかし、幾つかの実施形態では、GUI813は「低グルコース警報」及び絵文字をプロファイルカード部に維持し、検体傾向線は静的で対話できない。他の実施形態では、インターフェース813の検体傾向線は更新され続けうり、また第三者はそれと対話できるが、検体傾向線はギャップを表示しうる。
【0076】
図8Aに戻って、プロファイルカード806も接続名及び時刻印を含む。しかし、現在検体レベル値の代わりに、プロファイルカード806は3つのダッシュ記号を表示し最近のデータを受信していないことを示す。これは信号喪失状態、例えば監視対象ユーザーのスマートフォンが誤動作しているか又は監視対象ユーザーの装着したセンサー制御装置と共に無線通信範囲外に出たためでありうる。信号喪失状態に関する追加の詳細は米国特許出願第17/478447号に見つけることができる。その全体を本書に引用する。
【0077】
幾つかの実施形態の別の態様によれば、第三者がプロファイルカード806を選択すると、対応する個々の接続インターフェース813が表示される(
図8E、8F、及び8Gに示すように)。前述したように、第三者は検体傾向線(又は近傍)に触れることでGUI813と対話でき、第三者が対話している検体傾向線の点に関連し対応する履歴検体レベル値(あれば)及び対応する時刻印をプロファイルカード部816に表示させる。例えば、
図8Fは選択された点818において3つのダッシュ記号が示すように対応する時刻午前8:33の履歴検体データが無いことを示す。
図8Eに戻って、プロファイルカード部816も情報絵文字と共に最近のデータが無いことを示す。幾つかの実施形態では、情報絵文字を押すことは情報モダル820を更に表示させ(
図8Gに示すように)、このモダルは最近のデータが無い状態の可能性のある原因に関する追加の情報を提供できる。
【0078】
図8Aに戻って、プロファイルカード808も接続名及び時刻印を含む。しかし、現在検体レベル値の代わりに、プロファイルカード808は文字「HI」を表示し監視対象ユーザーの検体レベルが報告可能な検体レベル上限を超えていることを示す(同様に、文字「LO」標示は監視対象ユーザーの検体レベルが報告可能な検体レベル下限未満であることを示しうる)。
図8Aに示すように、プロファイルカード808は橙色背景色を有し検体レベル値が目標検体範囲を超えていることを示しうる。第三者がプロファイルカード808を選択すると、対応する個々の接続インターフェース821が表示される(
図8H、8I、及び8Jに示すように)。前述したように、第三者は検体傾向線(又は近傍)に触れることでGUI821と対話でき、第三者が対話している検体傾向線の点に関連し対応する履歴検体レベル値(あれば)及び対応する時刻印をプロファイルカード部822に表示させる。例えば、
図8Iは選択された点824において監視対象ユーザーの検体レベルが対応する時刻午後4:55に報告可能な上限を超えていることを示す。
図8Hに戻って、プロファイルカード部822も監視対象ユーザーの検体レベルが範囲外であるというメッセージ及び情報絵文字を含む。幾つかの実施形態では、情報絵文字を押すと
図8Jに示すようにモダル826を表示させうり、このモダルは範囲外グルコース状態に関する追加の情報を提供できる。
【0079】
図9A~9Eは接続インターフェース901、903、905、909、及び911の追加の実施形態である。
図9Aは赤色の色付きドット902を含み選択された点が目標範囲未満であることを示す接続インターフェース901である。幾つかの実施形態によれば、色付きドット902は検体傾向線上のドットの位置が所定の目標範囲を超えるか、未満か、又は内である値を反映するかに基づいて所定の色で表示されうる。例えば、
図9Bでは色付きドットは緑色で、選択された点が目標検体範囲内であることを示す。
図9Cでは色付きドット908は橙色で、選択された点が目標検体範囲を超えていることを示す。
【0080】
図9Bを参照すると、接続GUI903は一部904がある履歴検体レベル値が固定の低グルコース閾値未満であることを示す赤色で表示される検体傾向線を含む。幾つかの実施形態によれば、固定の低グルコース閾値は目標範囲及び/又は警報閾値(
図9Cに示す)と無関係の閾値(例えば、70mg/dL未満)でありうり、検体傾向線の赤色部906は低グルコース警報閾値及び目標検体範囲と無関係である。次に
図9D及び9Eを参照すると、接続GUI909及び911は
図9A~9C(mg/dL)と異なる測定単位(mmol/L)を使用するインターフェースを描く。異なる測定単位はプロファイルカード部の現在検体値に、及び検体グラフ部のy軸に沿って示される。幾つかの実施形態では、測定単位は第三者検体監視アプリケーション内の設定可能な設定でありうる。他の実施形態では、測定単位は第三者検体監視アプリケーションの構成又はセットアップ時の地域及び/又は国の選択に基づいて決定されうる。
【0081】
実施形態の別の態様によれば、接続インターフェースに表示される検体データは、監視対象ユーザーが使用する複数の読取装置から収集され結合された検体データを反映しうる。幾つかの実施形態では、例えば監視対象ユーザーは複数の読取装置、例えばスマートフォン、専用受信機、及び/又はグルコース計器を使って検体データをセンサー制御装置から収集してもよい。監視対象ユーザーの各読取装置は収集した検体データを信頼できるコンピュータシステム180(例えば、クラウドベースサーバー)に送信できる。その後、多くの実施形態では、収集された検体データは信頼できるコンピュータシステム180によって結合され、例えば、不一致を解消し重複する記録を除去し、その後、データを第三者の副表示装置に送信できる。他の実施形態では、収集された検体データは第三者の副表示装置上の第三者検体監視アプリケーションによって結合されうる。複数の読取装置によって収集された検体データを結合する方法に関する追加の詳細は米国特許出願公開第2021/0378601号に見つけることができる。その全体を本書に引用する。
【0082】
表示された検体情報を更新又はと対話するためのこれらの方法又は状態のどの1つ以上も単独で又は互いに組み合わせて実行されうり、監視対象ユーザーの設定された設定、第三者の設定された設定、又は監視対象ユーザーが着けたセンサー制御装置のタイプに依存しうることを当業者は認識するであろう。
【0083】
第三者検体監視アプリケーション用の記録簿インターフェースの実施形態
第三者検体監視アプリケーション用の記録簿インターフェースの実施形態を説明する。初めに、本書に記載されたインターフェースは第三者が所有する副表示装置(例えば、スマートフォン、スマートウォッチ、装着型電子装置、専用受信機など)のメモリに記憶された命令群を含みうることを当業者は理解するであろう。
【0084】
図7に関して前述したように、各接続インターフェースは記録簿ボタン730を含みうる。実施形態の1つの態様によれば、記録簿ボタン730が選択されると、第三者検体監視アプリケーションに記録簿インターフェースが表示される(
図10A~10Hに示すように)。各記録簿インターフェースは所定の期間(例えば、最近2週間、先月、最近6か月)に対して複数の記録簿エントリを含みうる。実施形態の別の態様によれば、記録簿インターフェースは異なるタイプのセンサー制御装置からの記録簿エントリを含みうる。幾つかの実施形態では、例えば監視対象ユーザーのセンサー制御装置が監視対象ユーザーの読取装置によって走査された時に記録簿エントリは自動的に生成されうる。他の実施形態では、記録簿エントリは警報が起動され及び/又は監視対象ユーザーの読取装置に提示された時に自動的に生成されうる。更に他の実施形態では、記録簿エントリは警報が起動され及び/又は第三者の副表示装置に提示された時に自動的に生成されうる。他の実施形態では、記録簿エントリは監視対象ユーザーの読取装置の検体監視アプリケーションに監視対象ユーザーによって手入力されうる。
【0085】
図10Aは第三者検体監視アプリケーションで使用するための記録簿GUI1001の実施形態を描く。記録簿GUI1001は日付けによりグループ分けされた複数の記録簿エントリを含み、各記録簿エントリは検体レベル値、傾向方向矢印、背景色、及び時刻印を含みうる。例えば、記録簿GUIは午後12:14の監視対象ユーザーによる検体読取値を示す記録簿エントリ1003を含み、検体レベルは117mg/dLで、検体レベルは上昇していて(例えば、上方傾向矢印)、検体レベルは目標検体範囲内(例えば、緑色背景)である。実施形態の別の態様によれば、記録エントリ1003が選択されると、
図10Gに示す情報モダル1015が表示され記録エントリに関する追加の情報を提供する。また、記録簿GUI1001は監視対象ユーザーの検体レベルが報告可能な検体レベル上限を超えている時を示す記録簿エントリを更に含みうる。例えば、記録簿エントリ1002は文字「HI」標示を表示して監視対象ユーザーの検体レベルが報告可能な検体レベル上限を超えていることを示す。(同様に、文字「LO」標示は監視対象ユーザーの検体レベルが報告可能な検体レベル下限未満であることを示しうる。)また、描かれた実施形態によれば、記録エントリ1002を選択すると
図10Bに示す情報モダル1004が表示され、このモダルは範囲外状態に関する追加の情報を提供しうる。
【0086】
図10Cは第三者検体監視アプリケーションで使用するための記録簿GUI1005の別の実施形態を描く。
図10Cは
図10A及び10Bに関して説明した記録簿GUI1001に(GUI1005は低グルコース警報を反映する記録簿エントリ1006を更に含む以外は)類似する記録簿インターフェースを描く。前述したように、記録簿エントリ1006は低グルコース警報又は高グルコース警報が起動され及び/又は監視対象ユーザーの読取装置に提示されることに応答して自動的に生成されうる。また、描かれた実施形態によれば、記録エントリ1005を選択すると
図10Dに示す情報モダル1008が表示され、このモダルは低グルコース警報に関する追加の情報(例えば、警報時刻)を提供しうる。
【0087】
図10Eは第三者検体監視アプリケーションで使用するための記録簿GUI1010の別の実施形態を描く。
図10Eは記録簿GUI1001及び1005に(GUI1010に示された全ての記録簿エントリは起動され及び/又は第三者の副表示装置に提示された警報に応答して自動的に生成される以外は)類似する記録簿インターフェースを描く。例えば、記録エントリ1012は検体レベル値(例えば、69mg/dL)、傾向方向矢印、背景色、警報絵文字、及び時刻印を含む。また、描かれた実施形態によれば、記録エントリ1010を選択すると
図10Fに示す情報モダル1014が表示され、このモダルは低グルコース警報に関する追加の情報(例えば、警報時刻)を提供しうる。
【0088】
また、接続インターフェースと同様に、記録簿インターフェースに表示された検体データは監視対象ユーザーが利用する複数の読取装置から収集され結合された検体データを反映しうる。幾つかの実施形態では、例えば監視対象ユーザーが装着したセンサー制御装置から複数の読取装置、例えばスマートフォン、専用受信機、及び/又はグルコース計器を使って検体データを収集してよい。監視対象ユーザーの各読取装置は収集された検体データを信頼できるコンピュータシステム180(例えば、クラウドベースサーバー)に送信できる。多くの実施形態では、その後、収集された検体データは信頼できるコンピュータシステム180によって結合され、例えば、不一致を解消し重複する記録を除去し、その後、データを第三者の副表示装置に送信できる。他の実施形態では、収集された検体データは第三者の副表示装置上の第三者検体監視アプリケーションによって結合されうる。複数の読取装置によって収集された検体データを結合する方法に関する追加の詳細は米国特許出願公開第2021/0378601号に見つけることができる。その全体を本書に引用する。
【0089】
本書に描かれ説明され記録簿インターフェースを含む接続インターフェースのどれも検体レベル値を異なる測定単位で表示するように設定されうることも当業者は認識するであろう。例えば、記録簿GUI1001(
図10A)は検体レベル値をmg/dL単位で描く一方、記録簿GUI1013(
図10H)は検体レベル値をmmol/L単位で描く。また、本書に記載された異なるタイプの記録簿インターフェースは単独で又は互いに組み合わせて実行されうり、監視対象ユーザーの設定された設定、第三者の設定された設定、又は監視対象ユーザーが着けたセンサー制御装置のタイプに依存しうることを当業者は理解するであろう。
【0090】
第三者検体監視アプリケーション用の警報通知設定インターフェースの実施形態
第三者検体監視アプリケーション用の警報通知設定インターフェースの実施形態を説明する。初めに、本書に記載されたインターフェースは第三者が所有する副表示装置(例えば、スマートフォン、スマートウォッチ、装着型電子装置、専用受信機など)のメモリに記憶された命令群を含みうることを当業者は理解するであろう。
【0091】
実施形態の1つの態様によれば、第三者検体監視アプリケーションは監視対象ユーザーが装着したセンサー制御装置のタイプに基づいて1つ以上の警報通知設定インターフェースを提示するように設定されうる。
図10Iは第三者検体監視アプリケーション用の警報通知設定インターフェースを表示するための方法1050の実施形態を描くフロー図である。初めに、ステップ1052の前に、方法1050は第三者が先ず第三者検体監視アプリケーションを副表示装置(例えば、スマートフォン、スマートウォッチ、装着型電子装置、又は専用受信機)にインストールしユーザーアカウントを作成する(
図5A~5Mに関して前述したように)ことを要求しうる。ステップ1052で、監視対象ユーザーとの接続が第三者の副表示装置上の第三者検体監視アプリケーションにより確立される。接続を確立するプロセスは
図4A~4J及び6B、6Cに関して説明した方法及びインターフェースを利用できる。ステップ1054で、第三者検体監視アプリケーションはセンサータイプ情報を受信する。幾つかの実施形態によれば、センサータイプ情報はバージョン番号、バージョン名、モデル名、モデル番号、シリアル番号、センサーコード、又は接続に関わる監視対象ユーザーが装着したセンサー制御装置のタイプを示す何か他のタイプの識別子を含みうる。幾つかの実施形態では、センサータイプ情報は接続が確立されると第三者検体監視アプリケーションへ信頼できるコンピュータシステム(例えば、クラウドベースサーバー)から送信されうる。他の実施形態では、第三者検体監視アプリケーションはセンサータイプ情報を信頼できるコンピュータシステムに周期的に要求しうる。
【0092】
図10Iを再び参照すると、ステップ1056で、第三者検体監視アプリケーションは警報通知設定インターフェースを受信したセンサータイプ情報に基づいて決める。例えば、ステップ1058で、その接続に関わる監視対象ユーザーが第1センサータイプのセンサー制御装置を使用していると判断すると第1組の警報通知設定が表示されうる。同様に、ステップ1060で、その接続に関わる監視対象ユーザーが第2センサータイプのセンサー制御装置を使用していると判断すると第2組の警報通知設定が表示されうる。また、幾つかの実施形態では、その接続に関わる監視対象ユーザーのセンサータイプを確認できないと(又は、別の例として、監視対象ユーザーのセンサータイプが対応していないものと判断されると)、第3組の警報通知設定が表示されうる。また、幾つかの実施形態によれば、特定の監視対象ユーザーに通知設定インターフェースを表示する(ステップ1058、1060、又は1062)前に、第三者検体監視アプリケーションは監視対象ユーザーの通知設定を信頼できるコンピュータシステムを介して受信できる。第三者が監視対象ユーザーの通知設定を見たのはこれが初めてならば、第三者検体監視アプリケーションは通知設定をその監視対象ユーザーの警報設定を使って自動的に設定できる。次に、幾つかの実施形態によれば、第三者は第三者検体監視アプリケーション内の監視対象ユーザーの通知設定を変更でき、第三者検体監視アプリケーションはどんな変更も保存し前に進みうる。
【0093】
これに関して、第三者検体監視アプリケーションは柔軟性を提供し、様々なセンサー制御装置と動作するように設定されうり、監視対象ユーザーの警報設定を任意選択で採用できると共に、第三者がそれらを変更し前に進むのを許す。これは第三者が複数の監視対象ユーザーとの複数の接続を支援する必要がある場合又は監視対象ユーザーが自身のセンサー制御装置を変えた場合に有益でありうる。幾つかの実施形態の別の態様によれば、監視対象ユーザーのセンサー制御装置及び/又は検体監視ソフトウェアアプリケーションに変更が検出されると、第三者検体監視ソフトウェアはあるインターフェース及び設定を動的にユーザーの介在なしに変更できる。非限定の例として、第三者検体監視アプリケーションは監視対象ユーザーのセンサー制御装置が走査ベース装置(例えば、要求又は走査に応答してデータを送信する)からストリーミング装置(例えば、データを自律的に送信する)にアップグレードされたかを検出できる。センサー制御装置がアップグレードされたことを検出したことに応答して、第三者が第三者検体監視アプリケーションを更新するよう促す通知が出力されうる(
図17I)。第三者検体監視アプリケーションが更新されると、センサー制御装置がアップグレードされた監視対象ユーザーのリアルタイム監視が利用できることを第三者に知らせる通知が出力されうる(
図17J)。またアップグレードされたセンサー制御装置の新しい機能を支える変更された一組の通知設定がその監視対象ユーザーと関連付けされうる。例えば、監視対象ユーザーのセンサー制御装置が走査ベース装置からストリーミング装置にアップグレードされたならば、前に第1タイプの通知設定(例えば、
図13A~13H)を表示していた第三者検体監視ソフトウェアは第2タイプの通知設定(例えば、
図15E~15H)を表示しうる。同様に、監視対象ユーザーのセンサー制御装置及び/又は検体監視ソフトウェアアプリケーションが変更されたならば、表示される記録簿インターフェースも変化しうる。例えば、1つの実施形態によれば、監視対象ユーザーのセンサー制御装置が走査ベース装置からストリーミング装置にアップグレードされたならば、第三者検体監視ソフトウェアはその監視対象ユーザーに関連する記録簿を第1タイプの記録簿(例えば、
図10A)から第2タイプの記録簿(例えば、
図10E)に変更しうる。
【0094】
別の非限定の例として、第三者検体監視アプリケーションは主表示装置(例えば、監視対象ユーザーのスマートフォン)と通信可能に結合されていた監視対象ユーザーのセンサー制御装置がその後、副表示装置(例えば、専用読取装置)と通信可能に結合され、センサー制御装置が監視対象ユーザーの主表示装置へデータをもはやストリーミングしていないかを自動的に検出できる。その後、第三者検体監視アプリケーションは警告又は通知を出力でき(例えば、
図17E~17H)、次に適切な一組の通知設定を副表示装置に自動的に表示できる。例えば、監視対象ユーザーのセンサー制御装置が副表示装置と通信可能に結合されると、前に第2タイプの通知設定(例えば、
図13A~13H、
図14A~14G、又は
図15E~15H)を表示していた第三者検体監視ソフトウェアは第1タイプの通知設定(例えば、
図12A、12B)を表示できる。
【0095】
図11A~11Hは第三者検体監視アプリケーション用の一組の警報通知設定インターフェースの実施形態を描く。幾つかの実施形態では、これらのインターフェースは方法1050のステップ1062(
図10I)に関して説明した第3組の警報通知設定を含みうる。
【0096】
先ず
図11Aを参照すると、警報通知設定GUI1101はグルコース読取スイッチ1102(オフ状態に描かれている)、低グルコース警報設定1104(オン状態に描かれている)、及び高グルコース警報設定1106(オフ状態に描かれている)を含む。実施形態の1つの態様によれば、グルコース読取スイッチはオンになると、監視対象ユーザーがグルコース読取値を読み取る(例えば、センサー制御装置を読取装置で走査する)と、第三者の副表示装置に警報通知を表示させうる。実施形態の別の態様によれば、低グルコース警報設定1104は低グルコース閾値を示すテキストを更に含みうる。
【0097】
第三者がGUI1101の高グルコース警報設定1106を選択すると、第三者検体監視アプリケーションは別の警報通知設定GUI1107を表示する(
図11Bに示すように)。GUI1107は高グルコース警報スイッチ1108(オフ状態に描かれている)を含む。幾つかの実施形態によれば、第三者が高グルコース警報設定1108をオン状態に切り替えようとすると、モダル1110が表示され(
図11Cに示すように)、監視対象ユーザーが「この警報に対応していないセンサー又はアプリを使っている」こと、又は監視対象ユーザーが「アプリケーション内でこの警報をオフにした」ことを示す。実施形態の1つの態様によれば、この接続に関係する監視対象ユーザーが使用するセンサー制御装置のタイプに関するセンサータイプ情報に基づいてモダル1110は表示されうる。
【0098】
図11Aに戻って、第三者が低グルコース警報設定1104を選択すると、別の警報通知設定GUI1111が表示される。
図11Dで分かるように、GUI1111は低グルコース警報スイッチ(オン状態に描かれている)及び低グルコース警報閾値設定1112(情報絵文字を含む)を含む。低グルコース警報閾値設定1112が選択されると、モダル1114が
図11Eに示すように表示され、この設定が監視対象ユーザーによってのみ検体監視アプリケーションから変更されうることを示す。再び、モダル1114が接続に関係する監視対象ユーザーが使用するセンサー制御装置のタイプに関するセンサータイプ情報に基づいて表示されうる。
【0099】
図11F~11Hは一組の警報通知設定GUIの別の実施形態を描き、監視対象ユーザーの警報設定に関するある情報が未知である。
図11Fを参照すると、例えばGUI1115は、例えば低グルコース警報設定1116が低グルコース閾値は未知であることを示す以外は、
図11AのGUI1101に類似する。第三者が低グルコース警報設定1116を選択すると、別の警報通知設定GUI1117が表示される。
図11Gで分かるように、GUI1117は、接続の警報設定が未知であるという文字標示1118が表示される(低グルコース閾値設定の代わりに)以外は、
図11DのGUI1111に類似する。同様に、情報絵文字1118が選択されると、モダル1120が表示され(
図11Hに示すように)この特定の警報設定の状態に関する追加の情報を提供する。
【0100】
図12A及び12Bは第三者検体監視アプリケーション用の一組の警報通知設定GUIの別の実施形態を描く。幾つかの実施形態では、これらのインターフェースは方法1050のステップ1058(
図10I)に関して説明した第1組の警報通知設定を含みうる。
図12Aを参照すると、警報通知設定GUI1201はオフ状態に描かれているグルコース読取スイッチ1202Aを含む。
図12Bは同じGUI1201を描き、グルコース読取スイッチ1202Bがオン状態に描かれている。前述したように、グルコース読取スイッチ1202Bが有効になると、第三者検体監視アプリケーションは監視対象ユーザーがグルコース読取値を読み取る(例えば、センサー制御装置を自身の読取装置で走査する)時に警報通知を第三者の副表示装置に表示させるように設定されうる。
【0101】
実施形態の1つの態様によれば、GUI1201は他の設定(例えば、低グルコース警報、高グルコース警報など)を含まない。なぜなら、第三者検体監視アプリケーションが受信したセンサータイプ情報が示すように、接続に関係する監視対象ユーザーが使用するセンサー制御装置がそのような設定に対応していないからである。
【0102】
図13A~13Hは第三者検体監視アプリケーション用の一組の警報通知設定GUIの別の実施形態を描く。幾つかの態様では、これらのインターフェースは
図11A~11Hに描かれたインターフェースにかなり類似し、方法1050のステップ1058(
図10I)に関して説明した第1組の警報通知設定も含みうる。
図13Aを先ず参照すると、警報通知設定GUI1301は、GUI1301もグルコース読取スイッチ1302(オフ状態に描かれている)、低グルコース警報設定1304(オン状態に描かれている)、及び高グルコース警報設定1306(オフ状態に描かれている)を含む点でGUI1101(
図11A)に類似する。同様に、実施形態の1つの態様によれば、グルコース読取スイッチ1302はオンになると、監視対象ユーザーがグルコース読取値を読み取る(例えば、センサー制御装置を読取装置で走査する)時に警報通知を第三者の副表示装置に表示させうる。同様に、実施形態の別の態様によれば、低グルコース警報設定1304は低グルコース閾値を表示するテキストを更に含みうる。
【0103】
第三者がGUI1301の高グルコース警報設定1306を選択すると、第三者検体監視アプリケーションは別の警報通知設定GUI1307を
図13Bに示すように表示する。GUI1307は高グルコース警報スイッチ1308(オフ状態に描かれている)を含む。幾つかの実施形態によれば、第三者が高グルコース警報設定1308をオン状態に切り替えようとすると、モダル1310が表示され監視対象ユーザーが監視対象ユーザーの読取装置上の検体監視アプリケーションによりこの特定の警報をオフにしたことを示す。実施形態の1つの態様によれば、モダル1310が接続に関係する監視対象ユーザーが使用するセンサー制御装置のタイプに関するセンサータイプ情報に基づいて表示されうる。
【0104】
図13Aに戻って、第三者が低グルコース警報設定1304を選択すると、別の警報通知設定GUI1311が表示される。
図13Dで分かるように、GUI1311は低グルコース警報スイッチ(オン状態に描かれている)及び低グルコース警報閾値設定1312(情報絵文字を含む)を含む。低グルコース警報閾値設定1312が選択されると、モダル1314が
図13Eに示すように表示され、この設定が監視対象ユーザーによってのみ検体監視アプリケーションにおいて変更されうることを示す。再び、モダル1314が接続に関係する監視対象ユーザーが使用するセンサー制御装置のタイプに関するセンサータイプ情報に基づいて表示されうる。
【0105】
図13F~13Hは一組の警報通知設定GUIの別の実施形態を描き、監視対象ユーザーの警報設定に関するある情報が未知である。GUI1315は、例えば低グルコース警報設定1316が低グルコース閾値は未知であることを示す以外は、
図13AのGUI1301に類似する。第三者が低グルコース警報設定1316を選択すると、別の警報通知設定GUI1317が表示される。
図13Gで分かるように、GUI1317は、接続の警報設定が未知であるという文字標示1318が表示される(低グルコース閾値設定の代わりに)以外は、
図13DのGUI1311に類似する。同様に、情報絵文字1318が選択されると、モダル1320が表示され、この特定の警報設定の状態に関する追加の情報を提供する。
【0106】
図14A~14Gは第三者検体監視アプリケーション用の一組の警報通知設定GUIの別の実施形態を描く。幾つかの実施形態では、これらのインターフェースは方法1050のステップ1060(
図10I)に関して説明した第2組の警報通知設定を含みうる。
【0107】
図14Aを先ず参照すると、警報通知設定GUI1410は低グルコース警報設定1402(オン状態に描かれている)及び高グルコース警報設定1404(オフ状態に描かれている)を含む。また、これらの実施形態の1つの態様によれば、GUI1410は最近のデータ無し設定1406(オン状態に描かれている)も含み、グルコース読取スイッチ(
図11Aに示すような)を含まない。なぜなら、第三者検体監視アプリケーションが受信したセンサータイプ情報が、監視対象ユーザーのセンサー制御装置は検体データを監視対象ユーザーの読取装置へ自律的にストリームする(例えば、Bluetooth又はBluetooth低エネルギープロトコルにより)ように設定されていることを示すからである。実施形態の別の態様によれば、低グルコース警報設定1402は低グルコース閾値を示すテキストを含みうり、最近のデータ無し設定1406は最新の有効現在グルコース読取値から閾時間が経過したことを示すテキストを含みうる。
【0108】
図14B~14Dは低グルコース警報に関する警報通知設定GUIの追加の実施形態を描く。特に、幾つかの実施形態によれば、低グルコース警報設定1402(
図14A)の選択は低グルコース警報GUI1407を表示させうる。
図14Bは低グルコース警報GUI1407を示し、低グルコース警報スイッチ1408Aはオフ状態である。
図14Cは低グルコース警報GUI1407を示し、低グルコース警報スイッチ1408Bはオン状態であり、低グルコース警報閾値設定1410も表示させる。幾つかの実施形態によれば、低グルコース警報閾値設定1410が選択されると、低グルコース警報閾値GUI1411が表示される。
図14Dで分かるように、低グルコース警報閾値GUI1411はホイールインターフェース1412を含み、これにより第三者は低グルコース閾値を選択できる。数値を選択するための他のユーザーインターフェース特徴、例えばプルダウンメニュー又は自由テキスト欄を利用でき、完全に本開示の範囲内であることを当業者は認識するであろう。低グルコース閾値が選択されると、第三者は保存ボタン1414を選択しどんな変更も低グルコース警報設定に適用できる。
【0109】
図14E~14Gは最近のデータがない警報に関する警報通知設定GUIの追加の実施形態を描く。特に、幾つかの実施形態によれば、最近のデータ無し設定1406(
図14A)の選択は最近のデータがない警報GUI1415を表示させうる。
図14Eは最近のデータがない警報GUI1415を示し、最近のデータがない警報スイッチ1416Aはオフ状態である。
図14Fは最近のデータがない警報GUI1415を示し、最近のデータがない警報スイッチ1416Bはオン状態であり、閾時間経過設定1418も表示させ、最新の有効な現在グルコース読取値を受信してから閾時間が経過したことを最近のデータがない警報を起動する前に示す。また、幾つかの実施形態によれば、閾時間経過設定1418が選択されると、閾時間経過GUI1419が表示される。
図14Gで分かるように、閾時間経過GUI1419はホイールインターフェース1420を含み、これにより第三者は閾時間経過値を選択できる。重ねて、数値を選択するための他のユーザーインターフェース特徴、例えばプルダウンメニュー又は自由テキスト欄を利用でき、完全に本開示の範囲内であることを当業者は認識するであろう。閾時間経過値が選択されると、第三者は保存ボタン1422を選択しどんな変更も最近のデータ無し設定に適用できる。
【0110】
図15A~15Dは第三者検体監視アプリケーション用の一組の警報通知設定インターフェースの別の実施形態を描く。幾つかの態様では、これらのインターフェースは
図13A~13Hに描かれたインターフェースにかなり類似し、方法1050のステップ1058(
図10I)に関して説明した第1組の警報通知設定も含みうる。
図15Aを先ず参照すると、警報通知設定GUI1501は、GUI1501もグルコース読取スイッチ1502(オン状態に描かれている)、低グルコース警報設定1506(オン状態に描かれている)、及び高グルコース警報設定1508(オフ状態に描かれている)を含む点でGUI1301(
図13A)に類似する。また、GUI1501は緊急低グルコース警報1504(オン状態に描かれている)を含む。実施形態の別の態様によれば、低グルコース警報設定1506及び緊急低グルコース警報設定1504はそれぞれの閾値を示すテキストを含みうる。
【0111】
第三者がGUI1501の緊急低グルコース警報設定1504を選択すると、第三者検体監視アプリケーションは緊急低グルコース警報GUI1509を
図15Bに示すように表示する。GUI1509は緊急低グルコース警報スイッチ1510A(オフ状態に描かれている)を含む。
図15CはGUI1509を描き、緊急低グルコース警報設定はオン状態であり、緊急低グルコース閾値1512及び情報絵文字も表示させる。緊急低グルコース閾値1512又は情報絵文字が選択されると、モダル1514が
図15Dに示すように表示され、緊急低グルコース警報の設定は変更できないことを示す。モダル1514は接続に関係する監視対象ユーザーが使用するセンサー制御装置のタイプに関するセンサータイプ情報に基づいて表示されうる。
【0112】
図15E~15Hは第三者検体監視アプリケーション用の一組の警報通知設定インターフェースの別の実施形態を描く。幾つかの態様では、これらのインターフェースは
図14A~14Gに描かれたインターフェースにかなり類似し、方法1050のステップ1060(
図10I)に関して説明した第2組の警報通知設定も含みうる。
図15Eを先ず参照すると、警報通知設定GUI1521は、低グルコース警報設定1524(オン状態に描かれている)及び高グルコース警報設定1526(オフ状態に描かれている)を含む。低グルコース警報設定1524は低グルコース閾値を示すテキストを含みうり、最近のデータ無し設定1528は最新の有効な現在グルコース読取値から閾時間が経過したことを示すテキストを含みうる。
【0113】
また、これらの実施形態の1つの態様によれば、GUI1521もグルコース読取スイッチ1522(オン状態に描かれている)及び最近のデータ無し設定1528両方を含む。なぜなら、第三者検体監視アプリケーションが受信したセンサータイプ情報が、監視対象ユーザーのセンサー制御装置は(1)走査ベース又は要求べース検体データ送信及び(2)検体データの自律的ストリーミング(例えば、Bluetooth又はBluetooth低エネルギープロトコルにより)両方用に設定されていることを示すからである。
【0114】
図15F~15Hは高グルコース警報に関する警報通知設定GUIの追加の実施形態を描く。特に、幾つかの実施形態によれば、高グルコース警報設定1526(
図15E)の選択は高グルコース警報GUI1531を表示させうる。
図15Fは高グルコース警報GUI1531を示し、高グルコース警報スイッチ1532Aはオフ状態である。
図15Gは高グルコース警報GUI1531を示し、高グルコース警報スイッチ1532Bはオン状態であり、高グルコース警報閾値設定1534も表示させる。幾つかの実施形態によれば、高グルコース警報閾値設定1534が選択されると、高グルコース警報閾値GUI1541が表示される。
図15Hで分かるように、高グルコース警報閾値GUI1541はホイールインターフェース1542を含み、これにより第三者は高グルコース閾値を選択できる。数値を選択するための他のユーザーインターフェース特徴、例えばプルダウンメニュー又は自由テキスト欄を利用でき、完全に本開示の範囲内であることを当業者は認識するであろう。高グルコース閾値が選択されると、第三者は保存ボタン1544を選択しどんな変更も低グルコース警報設定に適用できる。これに関して、
図14A~14Hに関して説明した前記実施形態と同様、第三者は監視対象ユーザーのグルコース警報閾値に依存しないあるグルコース警報閾値を選択できる。
【0115】
警報通知設定GUI及びそれらの特定の要素が、あるセンサー制御装置との特定の組み合わせで説明されるが、それらのインターフェース及び要素が他の組み合わせ及び並べ替えで実現されうり、そのような構成は完全に本開示の範囲内であることを当業者は理解するであろう。
【0116】
第三者検体監視用の警報通知インターフェース及び他のインターフェースの実施形態
第三者検体監視用の警報通知インターフェース及び他のタイプのインターフェースの実施形態を説明する。初めに、本書に記載されたインターフェースは第三者が所有する副表示装置(例えば、スマートフォン、スマートウォッチ、装着型電子装置、専用受信機など)のメモリに記憶された命令群を含みうることを当業者は理解するであろう。また、警報通知インターフェースのいずれも前述した警報通知設定インターフェースのいずれとも組み合わせて使用されうることを当業者は認識するであろう。
【0117】
図16A~16H及び17A~17Oは第三者検体監視用の警報通知インターフェース及び他のインターフェースの実施形態である。
図16Aを先ず参照すると、警報インターフェース1601は、監視対象ユーザーが新しい検体センサーを特定の時刻に使い始めたことを示す新しいセンサー通知の実施形態を描く。
図16Bは警報インターフェース1603を示し、グルコース読取通知の実施形態を描く。この通知は、例えば監視対象ユーザーが自身のセンサー制御装置を走査したことを示しうる。また、警報インターフェース1603は検体レベル値(例えば、281mg/dL)、監視対象ユーザーの検体レベルが上昇しているか下降しているかを示す傾向方向矢印、及び時刻印を示しうる。
図16Cは監視対象ユーザーの検体レベルが特定の時刻に高グルコース警報閾値を超えたことを示す高グルコース警報の実施形態を描く警報インターフェース1605を示す。同様に、
図16Dは高グルコース警報インターフェースの別の実施形態である警報インターフェース1607を示し、監視対象ユーザーの検体レベルが報告可能な検体レベル上限を超えていることを示す標示「HI」を伴う。
【0118】
次に
図16Eを参照すると、警報インターフェース1609は監視対象ユーザーの検体レベルが特定の時刻に低グルコース警報閾値未満に下がったことを示す低グルコース警報通知の実施形態を描く。
図16Fは解除された低グルコース警報通知を描く警報インターフェース1611を示し、監視対象ユーザーが自身の読取装置上の低グルコース警報を特定の時刻に解除したことを示す。
図16Gは最近のデータがない通知を描く警報インターフェース1613を示し、特定の時刻から有効な現在検体レベルを受信していないことを示しうる。幾つかの実施形態では、例えば最近のデータがない通知は、副表示装置上の第三者検体監視アプリケーションが有効な現在検体レベル読取値を信頼できるコンピュータシステムから受信していないことを示しうる。他の実施形態では、最近のデータがない通知は監視対象ユーザーの読取装置上の検体監視アプリケーションが有効な現在検体レベル読取値をセンサー制御装置から受信していないことを示しうる。更に他の実施形態では、最近のデータがない通知は上記状態のどちらか又は両方、又は第三者検体監視アプリケーションが有効な現在検体レベル読取値を受信するのを妨げる任意の他の状態を示しうる。
【0119】
次に
図16Hを参照すると、警報インターフェース1615は監視対象ユーザーのセンサー制御装置の有効期限が切れたことを示しうるセンサー終了警報通知の実施形態を描く。幾つかの実施形態では、センサー終了通知はまた、監視対象ユーザーのセンサー制御装置が他の理由、例えばセンサー故障状態で終了させられたかを示しうる。
【0120】
図16A~16Hに描かれた実施形態の1つの態様によれば、各警報通知インターフェースは、警報通知領域に接触する又はタップすると、第三者検体監視アプリケーションが前景に出てその警報通知に関係する接続インターフェースを表示できるように設定されうる。実施形態の別の態様によれば、本書に記載された警報通知インターフェースのどれも又は全ては時刻印なしで表示されうる。
【0121】
次に
図17Aを参照すると、警報インターフェース1701は通知インターフェース1701の実施形態を描き、監視対象ユーザーが検体情報を第三者と共有するのを止めたことを示す。実施形態の1つの態様によれば、監視対象ユーザーが自身の検体情報を第三者と共有するのを止めたという標示を第三者検体監視アプリケーションが受信したことに応答して、警報インターフェース1701が表示されうる。幾つかの実施形態では、例えば監視対象ユーザーが監視対象ユーザーの検体監視アプリケーションの共有停止リンク428を選択すると、この標示が生成されうる(例えば、
図4H参照)。他の実施形態では、監視対象ユーザーが監視対象ユーザーの検体監視アプリケーションの削除リンク416を選択すると、この標示が生成されうる(例えば、
図4C参照)。他の実施形態では、監視対象ユーザーが自身のアカウントを削除するとこの標示が生成されうる。
【0122】
図17Bは第三者検体監視アプリケーション用の緊急低グルコース警報通知インターフェース1703の実施形態である。実施形態の1つの態様によれば、緊急低グルコース警報通知インターフェース1703は
図15A~15Dに関して説明した警報通知設定インターフェースで実現されうる。
【0123】
図17Cは第三者検体監視アプリケーション用の保守警告通知インターフェース1705の実施形態である。実施形態の1つの態様によれば、保守警告通知インターフェース1705は信頼できるコンピュータシステム(例えば、クラウドベースサーバー)によって起動され更新されうる。
【0124】
図17Dは監視対象ユーザーが第三者と検体情報を共有するのを再開したことを示す通知インターフェース1707の実施形態である。前述した実施形態と同様に、ユーザーの特定の国又は市場に依って、通知インターフェース1707が患者の名と続く患者の姓、患者の名と続く患者の姓の頭文字、又は患者の姓と続く患者の名と共に表示されうる。
【0125】
図17Eはリアルタイムグルコース及び警報が監視対象ユーザーに使用不可であることを示す警告の形態の通知インターフェース1709の実施形態である。この警告は、監視対象ユーザーが自身のセンサー制御装置を副表示装置と通信可能に結合し監視対象ユーザーのセンサー制御装置はもはや主表示装置にデータをストリーミングしていないことを第三者検体監視アプリケーションが検出した時に表示されうる。
【0126】
図17Fはリアルタイムグルコース及び警報が監視対象ユーザーに使用不可であることを示すアプリ内通知1712を含む第三者検体監視アプリケーションインターフェース1711の例である。アプリ内通知1712は、監視対象ユーザーが自身のセンサー制御装置を副表示装置と通信可能に結合し監視対象ユーザーのセンサー制御装置はもはや主表示装置にデータをストリーミングしていないことを第三者検体監視アプリケーションが検出した時に表示されうる。
【0127】
図17G及び17Hはリアルタイムグルコース及び警報が監視対象ユーザーに使用不可であることを示すためのアプリ内モダル1713及び情報モダル1715を含む第三者監視アプリケーション用のインターフェースの例である。
【0128】
図17Iは第三者に自身の第三者検体監視アプリケーションを更新するのを促すための通知インターフェース1717の実施形態である。幾つかの実施形態によれば、この通知は、監視対象ユーザーのセンサー制御装置及び/又は検体監視ソフトウェアアプリケーションが変更されたと判断された後に表示されうる。
【0129】
図17Jは第三者に監視対象ユーザーのリアルタイムグルコースが使用可能であることを通知するための通知インターフェース1719の実施形態である。幾つかの実施形態によれば、この通知は、監視対象ユーザーのセンサー制御装置及び/又は検体監視ソフトウェアアプリケーションが変更され、第三者検体監視アプリケーションが更新されたと判断された後に表示されうる。
【0130】
図17K~17Nは指導インターフェース1721、1723、1725、及び1727の実施形態であり、これらは監視対象ユーザーのセンサー制御装置及び/又は検体監視ソフトウェアアプリケーションがアップグレードされた後、監視対象ユーザーに向けた第三者検体監視アプリケーションの接続インターフェース内に表示されうる。幾つかの実施形態によれば、指導インターフェース1721、1723、1725、及び1727は監視対象ユーザーのセンサー制御装置及び/又は検体監視ソフトウェアアプリケーションが初めてアップグレードされた時だけ表示されうる。次に、
図17Oに示すように、別の監視対象ユーザーのセンサー制御装置がアップグレードされた時に却下可能な催促状1731だけが示され、第三者は指導インターフェースを再び提示される必要がない。しかし、第三者が指導インターフェースを再び見たいと望むなら、その第三者は
図17Oに示された「もっと知る」リンクにタッチし指導インターフェース1721、1723、1725、及び1727を起動できる。他の実施形態では、指導インターフェース1721、1723、1725、及び1727は監視対象ユーザーのセンサー制御装置及び/又は検体監視ソフトウェアアプリケーションがアップグレードされる毎に表示されうる。
【0131】
上記警報通知インターフェースは単に例示であると意図され、決して全て網羅しようと意図されていないことに注意されたい。検体監視用の警報インターフェースに関する追加の詳細は米国特許出願公開第2021/0282672号、米国特許出願公開第2021/0378601号、及び米国特許出願第17/478447号に見つけることができる。これらの全ての全体を本書に引用する。
【0132】
第三者検体監視用の追加のGUIの実施形態
第三者検体監視用の追加のGUIの実施形態を説明する。先ず
図18Aを参照すると、第三者検体監視アプリケーションと共に使用されるメニューGUI1801が描かれている。幾つかの実施形態では、メニューインターフェース1801はこれらに限定されないが接続管理選択肢1802、アカウント設定選択肢、ヘルプ選択肢、及びソフトウェアについて選択肢を含む複数の選択可能な選択肢を含みうる。接続管理選択肢1802が選択されると、接続管理GUI1803が
図18Bに示すように表示される。実施形態の1つの態様によれば、接続管理GUI1803は1つ以上の接続(あれば)の一覧を含みうり、各接続は監視対象ユーザーの名前で表示される。幾つかの実施形態では、各接続はその接続を削除するための選択可能な絵文字1804も含みうる。実施形態の別の態様によれば、選択可能な絵文字1804が押されると、確認モダル1806が表示され接続を削除する前の確認を第三者に促す。
【0133】
図19A~19Nを参照して、向上した視認性モード(「ダークモード」とも呼ばれる)に関するGUIの実施形態を説明する。ある環境では、本書に記載のインターフェースの多くに関してより良い視認性のために第三者の副表示装置の表示を向上させることが望ましいことがある。例えば、チャート又はグラフ内の色むらは、色間のコントラストの欠如の故に低光量設定において見つけるのが困難でありうる。別の例として、低光量設定で目の緊張を減らしうるある背景色を利用するように、インターフェースが変更されうる。
【0134】
例えば、
図19Aは向上した視認性モードでの第三者検体監視アプリケーションの初期インターフェース1901を描き、
図5Aの初期インターフェース501に類似している。別の例として、
図19Bは向上した視認性モードでの複数接続インターフェース1903を描き、
図8Aの複数接続インターフェース801に類似している。同様に、
図19C~19Fは接続インターフェース1905、1907、1909、1911を描き、
図19Gは記録簿インターフェース1913を描き、
図19Hは警報通知設定インターフェース1915を描き、これらの全てが向上した視認性モードで示されている。
【0135】
図19I~19Nは向上した視認性モードでの第三者検体監視アプリケーションのインターフェース1917、1919、1921、1923、1925、及び1927の実施形態を描く。実施形態の1つの態様によれば、インターフェース1917、1919、1921、1923、1925、及び1927は、これらのインターフェースがリアルタイムグルコースデータ及び警報が監視対象ユーザーに使用不可であるという第三者への警告又は通知を描く点で
図17E~17Hに関して説明したインターフェース1709、1711、1713、及び1715に類似する。実施形態の別の態様によれば、監視対象ユーザーが自身のセンサー制御装置を副表示装置と通信可能に結合し監視対象ユーザーのセンサー制御装置はもはや主表示装置にデータをストリーミングしていないことを第三者検体監視アプリケーションが検出した時に、インターフェース1917、1919、1921、1923、1925、及び1927は表示されうる。
【0136】
また、幾つかの実施形態では、向上した視認性モードは、表示装置のオペレーティングシステム(例えば、iOS、Android)のユーザー設定可能な設定により有効にされうる。他の実施形態では、向上した視認性モードは第三者検体監視アプリケーション内のユーザー設定可能な設定(例えば、アプリ内設定)でありうる。更に他の実施形態では、光センサー(例えば、光電装置、光検出器、光トランジスタ、光可変抵抗器、及び/又は光ダイオード)による所定の活性化閾値超又は未満の光の検出に応答して、向上した視認性モードは自動的に有効にされうる。更に他の実施形態では、向上した視認性モードは所定の時間表(例えば、午後6時~午前6時)又は季節時間表(日没~日の出)に従って有効/無効にされうる。他の活性化機構が利用されうり、完全に本開示の範囲内であることを当業者は理解するであろう。向上した視認性モードに関する追加の詳細は米国特許出願第17/478447号に見つけることができる。これの全体を本書に引用する。
【0137】
第三者検体監視アプリケーション用のデジタル及びグラフィカルユーザーインターフェースが提供される。例えば、第三者検体監視アプリケーションにおける接続インターフェース、警報通知設定インターフェース、及び記録簿インターフェース用の方法、システム、及びインターフェースの様々な実施形態が本書に開示される。また、向上した視認性モード、第三者検体監視アプリケーションをセットアップするためのインターフェースなどを含むインターフェース改善の様々な実施形態が記述されている。
【0138】
本書に記載されたGUI(又はそれらの部分)のいずれも単に例示であると意図され、特定の実施形態又は図に描かれ及び/又は記載された個別の要素又は要素のどんな組み合わせも、他の実施形態に関して描かれ及び/又は記載されたどんな他の要素又は他の要素のどんな組み合わせとも自由に組み合わせ可能であることを当業者は理解するであろう。
【0139】
なお、本明細書で提供されたいずれの実施形態もそれに関して説明した全ての特徴、要素、構成要素、機能、及びステップは、他のいずれの実施形態のそれらと自由に組み合わせ及び置き換えが可能であるように意図されている。ある特徴、要素、構成要素、機能、又はステップが1つの実施形態のみに関して説明された場合、そうでないと明記しない限り、その特徴、要素、構成要素、機能、又はステップは本書に記載された他の全ての実施形態と共に使用できうることは理解されるべきである。従って、この段落は、複数の異なる実施形態の特徴、要素、構成要素、機能、及びステップを組み合わせるか、又は1つの実施形態の特徴、要素、構成要素、機能、及びステップを別の実施形態のそれらと置き換える請求項の導入のための前出及び裏付けとして、そのような組み合わせ又は置き換えが可能であると本説明の特定の例に明記されていなくても、働く。全てのそのような組み合わせ及び置き換えは許容されると当業者が容易に認識するであろうことを考えると、全ての可能な組み合わせ及び置き換えを明記することは過度な負担になることは明らかに認められる。
【0140】
実施形態は様々な変形および代替の形態が可能であるが、それらの特定の例を図示し本明細書に詳細に説明した。しかし、これらの実施形態は開示された特定の形態に限定されず、それどころか、これらの実施形態は、本開示の要旨に含まれる全ての変形、等価物、及び代替物を含むと理解されるべきである。また、実施形態のいずれの特徴、機能、ステップ、又は要素も請求項に記載又は追加されることがあり、その範囲内にない特徴、機能、ステップ、又は要素によって特許請求の範囲を定義する負の限定も記載されることがある。
【0141】
以下、本発明の代表的な実施形態を項分け記載する。
【0142】
実施形態1
第三者検体監視のためのシステムであって、
少なくとも一部は監視対象ユーザーの体液と接触するように構成された検体センサーを備えるセンサー制御装置と、
前記監視対象ユーザーの検体レベルを示すデータを前記センサー制御装置から無線で受信するように構成された第1読取装置であって、前記検体レベルを示すデータを信頼できるコンピュータシステムに送信するように更に構成された第1読取装置と、
副表示装置であって、
前記センサー制御装置のセンサータイプ情報及び前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータを前記信頼できるコンピュータシステムから受信するように構成された無線通信回路、及び
メモリと結合された1つ以上のプロセッサを備える副表示装置と
を備え、
前記メモリは、前記1つ以上のプロセッサによって実行された時、前記1つ以上のプロセッサに前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータを反映する1つ以上の接続インターフェースを表示させる第三者検体監視アプリケーションを記憶する、システム。
【0143】
実施形態2
前記第1読取装置はスマートフォンである、実施形態1記載のシステム。
【0144】
実施形態3
前記副表示装置はスマートフォンである、実施形態1又は2記載のシステム。
【0145】
実施形態4
前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータを反映する前記1つ以上の接続インターフェースはプロファイルカード部及び検体グラフ部を含む第1接続インターフェースを含む、実施形態1~3のいずれかに記載のシステム。
【0146】
実施形態5
前記プロファイルカード部は前記監視対象ユーザーの名前を含む、実施形態4記載のシステム。
【0147】
実施形態6
前記プロファイルカード部は前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータに基づく検体レベル値及び傾向方向矢印を含む、実施形態4又は5記載のシステム。
【0148】
実施形態7
前記プロファイルカード部は現在検体レベルが目標検体範囲内であるか否かを示す背景色を含む、実施形態4~6のいずれかに記載のシステム。
【0149】
実施形態8
前記検体グラフ部は検体傾向線を含む、実施形態4~7のいずれかに記載のシステム。
【0150】
実施形態9
前記検体グラフ部は低グルコース警報閾値又は高グルコース警報閾値を示す1つ以上の線を含む、実施形態4~8のいずれかに記載のシステム。
【0151】
実施形態10
前記副表示装置はタッチ画面を更に備え、前記第三者検体監視アプリケーションは前記1つ以上のプロセッサによって実行された時、前記1つ以上のプロセッサに
前記検体グラフ部上の選択された点に対応する入力を前記タッチ画面から受信させ、
前記タッチ画面から受信した前記入力に基づいて前記プロファイルカード部を更新させる、実施形態4~9のいずれかに記載のシステム。
【0152】
実施形態11
前記副表示装置はタッチ画面を更に備え、前記第三者検体監視アプリケーションは前記1つ以上のプロセッサによって実行された時、前記1つ以上のプロセッサに更に
プルダウン・ジェスチャーに対応する入力を前記タッチ画面から受信させ、
受信した前記入力に基づいて前記プロファイルカード部及び前記検体グラフ部を更新させる、実施形態4~10のいずれかに記載のシステム。
【0153】
実施形態12
前記プロファイルカード部及び前記検体グラフ部は前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータに基づいて所定の頻度で自動的に更新される、実施形態4~11のいずれかに記載のシステム。
【0154】
実施形態13
前記監視対象ユーザーは第1監視対象ユーザーであり、前記1つ以上の接続インターフェースは1つ以上のプロファイルカード部を含む1つの複数接続インターフェースを含み、前記1つ以上のプロファイルカード部は前記第1監視対象ユーザーに関わる第1プロファイルカード部を含む、実施形態4~12のいずれかに記載のシステム。
【0155】
実施形態14
前記1つ以上のプロファイルカード部は第2監視対象ユーザーに関わる第2プロファイルカード部を更に含む、実施形態13記載のシステム。
【0156】
実施形態15
前記第1プロファイルカード部は前記第1監視対象ユーザーの検体レベルを示すデータに基づく第1検体レベル値を表示するように構成され、前記第2プロファイルカード部は前記第2監視対象ユーザーの検体レベルを示すデータに基づく第2検体レベル値を表示するように構成される、実施形態14記載のシステム。
【0157】
実施形態16
前記信頼できるコンピュータシステムを更に含み、前記信頼できるコンピュータシステムはクラウドベースサーバーを含む、実施形態1~15のいずれかに記載のシステム。
【0158】
実施形態17
前記センサー制御装置は前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータを前記第1読取装置にBluetooth又はBluetooth低エネルギー通信プロトコルに従って無線送信するように構成される、実施形態1~16のいずれかに記載のシステム。
【0159】
実施形態18
前記センサー制御装置は前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータを前記第1読取装置に近距離無線通信プロトコルに従って無線送信するように構成される、実施形態1~17のいずれかに記載のシステム。
【0160】
実施形態19
前記副表示装置の前記無線通信回路は前記信頼できるコンピュータシステムと802.11x又はセルラー通信プロトコルに従って通信するように構成される、実施形態1~18のいずれかに記載のシステム。
【0161】
実施形態20
前記第1読取装置は前記センサー制御装置と第1無線通信プロトコルに従って無線通信するように構成され、前記第1読取装置は前記信頼できるコンピュータシステムと前記第1無線通信プロトコルと異なる第2無線通信プロトコルに従って無線通信するように更に構成される、実施形態1~19のいずれかに記載のシステム。
【0162】
実施形態21
第三者検体監視のためのシステムであって、
少なくとも一部は監視対象ユーザーの体液と接触するように構成された検体センサーを備えるセンサー制御装置と、
前記監視対象ユーザーの検体レベルを示すデータを前記センサー制御装置から無線で受信するように構成された第1読取装置であって、前記検体レベルを示すデータを信頼できるコンピュータシステムに送信するように更に構成された第1読取装置と、
副表示装置であって、
前記センサー制御装置のセンサータイプ情報及び前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータを前記信頼できるコンピュータシステムから受信するように構成された無線通信回路、及び
メモリと結合された1つ以上のプロセッサを備える副表示装置と
を備え、
前記メモリは、前記1つ以上のプロセッサによって実行された時、前記1つ以上のプロセッサに前記センサータイプ情報に基づいて1つ以上の警報通知設定インターフェースを表示させる第三者検体監視アプリケーションを記憶する、システム。
【0163】
実施形態22
前記第1読取装置はスマートフォンである、実施形態21記載のシステム。
【0164】
実施形態23
前記副表示装置はスマートフォンである、実施形態21又は22記載のシステム。
【0165】
実施形態24
前記第三者検体監視アプリケーションは前記1つ以上のプロセッサによって実行された時、前記1つ以上のプロセッサに更に
前記受信したセンサータイプ情報に基づいて前記センサー制御装置のタイプを決定させ、 前記センサー制御装置のタイプが第1センサータイプであるとの決定に応答して、第1組の警報通知設定インターフェースを表示させ、
前記センサー制御装置のタイプが第2センサータイプであるとの決定に応答して、第2組の警報通知設定インターフェースを表示させ、
前記第1センサータイプは前記第2センサータイプと異なり、前記第1組の警報通知設定インターフェースは前記第2組の警報通知設定インターフェースと異なる、実施形態21~23のいずれかに記載のシステム。
【0166】
実施形態25
前記第1組の警報通知設定インターフェースはグルコース読取スイッチを含む、実施形態24記載のシステム。
【0167】
実施形態26
前記第2組の警報通知設定インターフェースはグルコース読取スイッチを含まない、実施形態25記載のシステム。
【0168】
実施形態27
前記第2組の警報通知設定インターフェースは最近のデータ無し設定を含む、実施形態24~26のいずれかに記載のシステム。
【0169】
実施形態28
前記第1組の警報通知設定インターフェースは最近のデータ無し設定を含まない、実施形態27記載のシステム。
【0170】
実施形態29
前記第1組の警報通知設定インターフェースは緊急低グルコース警報設定を含む、実施形態24~28のいずれかに記載のシステム。
【0171】
実施形態30
前記第1組の警報通知設定インターフェースは緊急低グルコース閾値を更に含む、実施形態29記載のシステム。
【0172】
実施形態31
前記緊急低グルコース閾値は変更不可な設定である、実施形態30記載のシステム。
【0173】
実施形態32
前記第1組の警報通知設定インターフェースと前記第2組の警報通知設定インターフェースはそれぞれ低グルコース警報設定を含む、実施形態24~31のいずれかに記載のシステム。
【0174】
実施形態33
前記第1組の警報通知設定インターフェースと前記第2組の警報通知設定インターフェースはそれぞれ高グルコース警報設定を含む、実施形態24~32のいずれかに記載のシステム。
【0175】
実施形態34
前記第三者検体監視アプリケーションは前記1つ以上のプロセッサによって実行された時、前記1つ以上のプロセッサに更に
前記センサー制御装置のタイプが未知のセンサータイプ又は未対応のセンサータイプ であるとの決定に応答して、第3組の警報通知設定インターフェースを表示させ、
前記第3組の警報通知設定インターフェースは前記第1組の警報通知設定インターフェース及び前記第2組の警報通知設定インターフェースと異なる、実施形態24~33のいずれかに記載のシステム。
【0176】
実施形態35
前記第3組の警報通知設定インターフェースは変更不可な低グルコース閾値設定又は変更不可な高グルコース閾値設定を含む、実施形態34記載のシステム。
【0177】
実施形態36
前記信頼できるコンピュータシステムを更に含み、前記信頼できるコンピュータシステムはクラウドベースサーバーを含む、実施形態21~35のいずれかに記載のシステム。
【0178】
実施形態37
前記センサー制御装置は前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータを前記第1読取装置にBluetooth又はBluetooth低エネルギー通信プロトコルに従って無線送信するように構成される、実施形態21~36のいずれかに記載のシステム。
【0179】
実施形態38
前記センサー制御装置は前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータを前記第1読取装置に近距離無線通信プロトコルに従って無線送信するように構成される、実施形態21~37のいずれかに記載のシステム。
【0180】
実施形態39
前記副表示装置の前記無線通信回路は前記信頼できるコンピュータシステムと802.11x又はセルラー通信プロトコルに従って通信するように構成される、実施形態21~38のいずれかに記載のシステム。
【0181】
実施形態40
前記第1読取装置は前記センサー制御装置と第1無線通信プロトコルに従って無線通信するように構成され、前記第1読取装置は前記信頼できるコンピュータシステムと前記第1無線通信プロトコルと異なる第2無線通信プロトコルに従って無線通信するように更に構成される、実施形態21~39のいずれかに記載のシステム。
【0182】
実施形態41
第三者検体監視のためのシステムであって、
少なくとも一部は監視対象ユーザーの体液と接触するように構成された検体センサーを備えるセンサー制御装置と、
前記監視対象ユーザーの検体レベルを示すデータを前記センサー制御装置から無線で受信するように構成された第1読取装置であって、前記検体レベルを示すデータを信頼できるコンピュータシステムに送信するように更に構成された第1読取装置と、
副表示装置であって、
前記センサー制御装置のセンサータイプ情報及び前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータを前記信頼できるコンピュータシステムから受信するように構成された無線通信回路、及び
メモリと結合された1つ以上のプロセッサを備える副表示装置と
を備え、
前記メモリは、前記1つ以上のプロセッサによって実行された時、前記1つ以上のプロセッサに前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータを反映する記録簿インターフェースを表示させる第三者検体監視アプリケーションを記憶する、システム。
【0183】
実施形態42
前記第1読取装置はスマートフォンである、実施形態41記載のシステム。
【0184】
実施形態43
前記副表示装置はスマートフォンである、実施形態41又は42記載のシステム。
【0185】
実施形態44
前記記録簿インターフェースは所定の期間について複数の記録簿エントリを含む、実施形態41~43のいずれかに記載のシステム。
【0186】
実施形態45
前記複数の記録簿エントリは日付でグループ分けされる、実施形態44記載のシステム。
【0187】
実施形態46
前記複数の記録簿エントリは第1記録簿エントリを含み、前記第1記録簿エントリは検体レベル値、傾向方向矢印、及び時刻印を含む、実施形態44又は45記載のシステム。
【0188】
実施形態47
前記複数の記録簿エントリは第2記録簿エントリを更に含み、前記第2記録簿エントリは前記監視対象ユーザーの検体レベルは報告可能な検体レベル上限を超えているという文字標示を含む、実施形態46記載のシステム。
【0189】
実施形態48
前記複数の記録簿エントリは第2記録簿エントリを更に含み、前記第2記録簿エントリは低グルコース警報を含む、実施形態46又は47記載のシステム。
【0190】
実施形態49
前記第1記録簿エントリは警報絵文字を更に含む、実施形態46~48のいずれかに記載のシステム。
【0191】
実施形態50
前記複数の記録簿エントリは第2記録簿エントリを含み、前記第2記録簿エントリは前記監視対象ユーザーによって手入力されたエントリから成る、実施形態46~49のいずれかに記載のシステム。
【0192】
実施形態51
前記信頼できるコンピュータシステムを更に含み、前記信頼できるコンピュータシステムはクラウドベースサーバーを含む、実施形態41~50のいずれかに記載のシステム。
【0193】
実施形態52
前記センサー制御装置は前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータを前記第1読取装置にBluetooth又はBluetooth低エネルギー通信プロトコルに従って無線送信するように構成される、実施形態41~51のいずれかに記載のシステム。
【0194】
実施形態53
前記センサー制御装置は前記監視対象ユーザーの前記検体レベルを示すデータを前記第1読取装置に近距離無線通信プロトコルに従って無線送信するように構成される、実施形態41~52のいずれかに記載のシステム。
【0195】
実施形態54
前記副表示装置の前記無線通信回路は前記信頼できるコンピュータシステムと802.11x又はセルラー通信プロトコルに従って通信するように構成される、実施形態41~53のいずれかに記載のシステム。
【0196】
実施形態55
前記第1読取装置は前記センサー制御装置と第1無線通信プロトコルに従って無線通信するように構成され、前記第1読取装置は前記信頼できるコンピュータシステムと前記第1無線通信プロトコルと異なる第2無線通信プロトコルに従って無線通信するように更に構成される、実施形態41~54のいずれかに記載のシステム。
【符号の説明】
【0197】
25 監視対象ユーザー
50 第三者
100 検体監視システム
102 センサー制御装置
104 検体センサー
105 粘着性パッチ
120 読取装置
121 入力部品
122 表示器
123 電源ポート
140、141、142 通信路
150 センサー取り付け器
160 センサー電子回路
162 アナログ・フロントエンド
170 ローカルコンピュータシステム
180 信頼できるコンピュータシステム
190 ネットワーク
222 通信プロセッサ
223、225、230 メモリ
224 アプリケーションプロセッサ
226 電源
228 RF送受信機
232 多機能送受信機
401、403、411 GUI(グラフィカルユーザーインターフェース)
【国際調査報告】