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特表2024-507512情報処理方法、装置、関連機器及び記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-20
(54)【発明の名称】情報処理方法、装置、関連機器及び記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 8/26 20090101AFI20240213BHJP
   H04W 88/14 20090101ALI20240213BHJP
【FI】
H04W8/26
H04W88/14
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023550076
(86)(22)【出願日】2022-02-10
(85)【翻訳文提出日】2023-08-18
(86)【国際出願番号】 CN2022075932
(87)【国際公開番号】W WO2022174754
(87)【国際公開日】2022-08-25
(31)【優先権主張番号】202110190187.6
(32)【優先日】2021-02-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】518389015
【氏名又は名称】中国移動通信有限公司研究院
【氏名又は名称原語表記】China Mobile Communication Co., Ltd Research Institute
【住所又は居所原語表記】32 Xuanwumen West Street, Xicheng District, Beijing 100053, China
(71)【出願人】
【識別番号】518301095
【氏名又は名称】中国移動通信集団有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】110002468
【氏名又は名称】弁理士法人後藤特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】王 丹
(72)【発明者】
【氏名】李 永競
(72)【発明者】
【氏名】孫 滔
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA26
5K067DD17
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE16
(57)【要約】
本願は、情報処理方法、装置、関連機器及び記憶媒体を開示している。かかる方法は、セッション管理機能(SMF)が統合データ管理(UDM)又は統合データリポジトリ(UDR)からインターネットプロトコルドメイン(IP domain)を取得することと、取得したIP domainをポリシー制御機能(PCF)に送信することとを含む。
【選択図】 図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
セッション管理機能(SMF)に適用される情報処理方法であって、
統合データ管理(UDM)又は統合データリポジトリ(UDR)からインターネットプロトコルドメイン(IP domain)を取得することと、
取得したIP domainをポリシー制御機能(PCF)に送信することとを含む、情報処理方法。
【請求項2】
セッション確立過程にUDM又はUDRからIP domainを取得する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
UDM又はUDRからIP domainを取得するとき、前記方法は、
UDM又はUDRからインターネットプロトコルインデックス(IP index)を取得することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、
端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信することを更に含む、請求項1~3の何れか一項に記載の方法。
【請求項5】
前記方法は、
前記端末のインターネットプロトコル(IP)アドレスを確定することと、
前記端末のIPアドレスを前記ネットワークアドレス変換機能に送信することとを更に含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、
ユーザプレーン機能(UPF)を選択することと、
選択したUPFに従って、対応するネットワークアドレス変換機能を確定することとを更に含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、
事業者のローカルポリシーに従って、対応するネットワークアドレス変換機能を確定することを更に含む、請求項4に記載の方法。
【請求項8】
前記端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信することは、
N4インターフェースプロトコルに基づいて、前記端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信するか、
又は、
選択したUPFを介して、前記端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信することを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、
前記ネットワークアドレス変換機能からフィードバックされた受領確認情報を受信することを更に含む、請求項4に記載の方法。
【請求項10】
UDM又はUDRに適用される情報処理方法であって、
IP domainをSMFに提供することを含む、情報処理方法。
【請求項11】
セッション確立過程にIP domainを前記SMFに提供する、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
IP domainをSMFに提供するとき、前記方法は、
IP indexを前記SMFに提供することを更に含む、請求項10に記載の方法。
【請求項13】
提供されるIP domainは、
AF、又は、動的ホスト構成プロトコル(DHCP)サーバ、又は、認証、認可及びアカウンティング(AAA)サーバが、能力公開機能を介してUDM又はUDRに提供したものであるという条件と、
ネットワークマネジメント機器によってUDM又はUDRへ構成されたものであるという条件と、
ローカルで構成されたものであるという条件とのうち、1つの条件を満たす、請求項10~12の何れか一項に記載の方法。
【請求項14】
SMFに適用される情報処理方法であって、
端末に対応するIP domainであって、UDM又はUDRから取得されたIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信することを含む、情報処理方法。
【請求項15】
前記方法は、
前記端末のIPアドレスを確定することと、
前記端末のIPアドレスを前記ネットワークアドレス変換機能に送信することとを更に含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記方法は、
前記端末用にUPFを選択することと、
選択したUPFに従って、対応するネットワークアドレス変換機能を確定することとを更に含む、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記方法は、
事業者のローカルポリシーに従って、対応するネットワークアドレス変換機能を確定することを更に含む、請求項14に記載の方法。
【請求項18】
前記端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信することは、
N4インターフェースプロトコルに基づいて、前記端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信するか、
又は、
選択したUPFを介して、前記端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信することを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項19】
前記方法は、
前記ネットワークアドレス変換機能からフィードバックされた受領確認情報を受信することを更に含む、請求項14~18の何れか一項に記載の方法。
【請求項20】
ネットワークアドレス変換機能に適用される情報処理方法であって、
SMFから送信された端末に対応するIP domainであって、UDM又はUDRから取得されたIP domainを受信することと、
端末から送信されたデータパケットを受信することと、
受信したデータパケットの第一情報及び/又は第二情報であって、受信したデータパケットのトンネル経路を表す第一情報及び/又は端末のIPアドレスを表す第二情報を利用して、対応するIP domainを確定することと、
確定したIP domainを利用して、受信したデータパケットの送信元アドレスをマッピングすることとを含む、情報処理方法。
【請求項21】
SMFから送信された端末に対応するIP domainを受信するとき、前記方法は、
前記SMFから送信された端末のIPアドレスを受信することを更に含む、請求項20に記載の方法。
【請求項22】
前記SMFから送信された端末に対応するIP domainを受信することは、
N4インターフェースプロトコルに基づいて、SMFから送信された前記端末に対応するIP domainを受信するか、
又は、
SMFによって選択されたUPFを介して、SMFから送信された前記端末に対応するIP domainを受信することを含む、請求項20に記載の方法。
【請求項23】
前記方法は、
受領確認情報を前記SMFにフィードバックすることを更に含む、請求項20に記載の方法。
【請求項24】
前記確定したIP domainを利用して、受信したデータパケットのアドレスをマッピングすることは、
前記確定したIP domain、及び、IP domainと外部IPアドレスセグメントとの対応関係を利用して、受信したデータパケットの送信元アドレスをマッピングすることを含む、請求項20~23の何れか一項に記載の方法。
【請求項25】
情報処理装置であって、
UDM又はUDRからIP domainを取得するように構成された取得ユニットと、
取得したIP domainをPCFに送信するように構成された第一送信ユニットとを含む、情報処理装置。
【請求項26】
情報処理装置であって、
IP domainをSMFに提供するように構成された提供ユニットを含む、情報処理装置。
【請求項27】
情報処理装置であって、
端末に対応するIP domainであって、UDM又はUDRから取得されたIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信するように構成された第二送信ユニットを含む、情報処理装置。
【請求項28】
情報処理装置であって、
端末に対応するIP domainであって、UDM又はUDRから取得されたIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信するように構成された第一送信ユニットを含む、情報処理装置。
【請求項29】
情報処理装置であって、
SMFから送信された端末に対応するIP domainであって、UDM又はUDRから取得されたIP domainを受信し、端末から送信されたデータパケットを受信するように構成された第一受信ユニットと、
受信したデータパケットの第一情報及び/又は第二情報であって、受信したデータパケットのトンネル経路を表す第一情報及び/又は端末のIPアドレスを表す第二情報を利用して、対応するIP domainを確定し、確定したIP domainを利用して、受信したデータパケットの送信元アドレスをマッピングするように構成された第一確定ユニットとを含む、情報処理装置。
【請求項30】
第一プロセッサ及び第一通信インターフェースを含むSMFであって、
前記第一通信インターフェースは、UDM又はUDRからIP domainを取得するとともに、取得したIP domainをPCFに送信するように構成されているか、
又は、
前記第一通信インターフェースは、端末に対応するIP domainであって、UDM又はUDRから取得されたIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信するように構成されている、SMF。
【請求項31】
第二プロセッサ及び第二通信インターフェースを含むUDMであって、
前記第二通信インターフェースは、IP domainをSMFに提供するように構成されている、UDM。
【請求項32】
第三プロセッサ及び第三通信インターフェースを含むUDRであって、
前記第三通信インターフェースは、IP domainをSMFに提供するように構成されている、UDR。
【請求項33】
ネットワークアドレス変換機能であって、
SMFから送信された端末に対応するIP domainであって、UDM又はUDRから取得されたIP domainを受信するとともに、端末から送信されたデータパケットを受信するように構成された第四通信インターフェースと、
受信したデータパケットの第一情報及び/又は第二情報であって、受信したデータパケットのトンネル経路を表す第一情報及び/又は端末のIPアドレスを表す第二情報を利用して、対応するIP domainを確定するとともに、確定したIP domainを利用して、受信したデータパケットの送信元アドレスをマッピングするように構成された第四プロセッサとを含む、ネットワークアドレス変換機能。
【請求項34】
第一プロセッサと、プロセッサ上で動作可能なコンピュータプログラムを記憶するように構成された第一メモリとを含むSMFであって、
前記第一プロセッサは、前記コンピュータプログラムを動作させると、請求項1~9の何れか一項に記載の方法のステップ、又は、請求項14~19の何れか一項に記載の方法のステップを実行するように構成されている、SMF。
【請求項35】
第二プロセッサと、プロセッサ上で動作可能なコンピュータプログラムを記憶するように構成された第二メモリとを含むUDMであって、
前記第二プロセッサは、前記コンピュータプログラムを動作させると、請求項10~13の何れか一項に記載の方法のステップを実行するように構成されている、UDM。
【請求項36】
第三プロセッサと、プロセッサ上で動作可能なコンピュータプログラムを記憶するように構成された第三メモリとを含むUDRであって、
前記第三プロセッサは、前記コンピュータプログラムを動作させると、請求項10~13の何れか一項に記載の方法のステップを実行するように構成されている、UDR。
【請求項37】
第四プロセッサと、プロセッサ上で動作可能なコンピュータプログラムを記憶するように構成された第四メモリとを含むネットワークアドレス変換機能であって、
前記第四プロセッサは、前記コンピュータプログラムを動作させると、請求項20~24の何れか一項に記載の方法のステップを実行するように構成されている、ネットワークアドレス変換機能。
【請求項38】
コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1~9の何れか一項に記載の方法のステップ、又は、請求項10~13の何れか一項に記載の方法のステップ、又は、請求項14~19の何れか一項に記載の方法のステップ、又は、請求項20~24の何れか一項に記載の方法のステップが実現される、記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本願は、出願番号が202110190187.6であり、出願日が2021年2月18日である中国特許出願に基づいて出願されるものであり、当該中国特許出願の優先権を主張し、当該中国特許出願の内容の全ては、ここで参照として本願に組み込まれる。
本願は、移動通信の分野に関し、特に、情報処理方法、装置、関連機器及び記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
セッション確立過程に、セッション管理機能(SMF、Session Management Function)は、端末にインターネットプロトコル(IP)アドレスを割り当てることが可能である。IPアドレスの割り当て時に、プライベートネットワークアドレスの衝突の問題が発生する恐れがある。更に、産業ネットワークにおいては、産業ユーザにプライベートネットワークアドレスを割り当てることがますます一般的になっており、それによって、プライベートネットワークアドレスの衝突の問題もますます顕在化している。プライベートネットワークアドレスの衝突の問題を解決するためには、アドレスドメイン(即ち、IP domain)を採用するという基本思想が提案されている。
【0003】
しかしながら、如何にアドレスドメインを効果的に採用してプライベートネットワークアドレスの衝突の問題を解決するかについては、未だに効果的な解決案がない。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
関連技術における問題を解決するために、本願の実施例は、情報処理方法、装置、関連機器及び記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本願の実施例に係る技術案は、次のように実現されている。
【0006】
本願の実施例は、SMFに適用される情報処理方法であって、
統合データ管理(UDM、Unified Data Management)又は統合データリポジトリ(UDR、Unified Data Repository)からIPドメイン(domain)を取得することと、
取得したIP domainをポリシー制御機能(PCF、Policy Control Function)に送信することとを含む。
【0007】
上記技術案において、セッション確立過程にUDM又はUDRからIP domainを取得する。
【0008】
上記技術案において、UDM又はUDRからIP domainを取得するとき、前記方法は、
UDM又はUDRからIPインデックス(IP index)を取得することを更に含む。
【0009】
上記技術案において、前記方法は、
端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信することを更に含む。
【0010】
上記技術案において、前記方法は、
前記端末のIPアドレスを確定することと、
前記端末のIPアドレスを前記ネットワークアドレス変換機能に送信することとを更に含む。
【0011】
上記技術案において、前記方法は、
ユーザプレーン機能(UPF、User Plane Function)を選択することと、
選択したUPFに従って、対応するネットワークアドレス変換機能を確定することとを更に含む。
【0012】
上記技術案において、前記方法は、
事業者のローカルポリシーに従って、対応するネットワークアドレス変換機能を確定することを更に含む。
【0013】
上記技術案において、上述の端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信することは、
N4インターフェースプロトコルに基づいて、前記端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信するか、
又は、
選択したUPFを介して、前記端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信することを含む。
【0014】
上記技術案において、前記方法は、
前記ネットワークアドレス変換機能からフィードバックされた受領確認情報を受信することを更に含む。
【0015】
本願の実施例には、UDM又はUDRに適用される情報処理方法であって、
IP domainをSMFに提供することを含む、情報処理方法が更に提供されている。
【0016】
上記技術案において、セッション確立過程にIP domainを前記SMFに提供する。
【0017】
上記技術案において、IP domainをSMFに提供するとき、前記方法は、
IP indexを前記SMFに提供することを更に含む。
【0018】
上記技術案において、提供されるIP domainは、
AF、又は、動的ホスト構成プロトコル(DHCP、Dynamic Host Configuration Protocol)サーバ、又は、認証、認可及びアカウンティング(AAA、Authentication、Authorization、Accounting)サーバが、能力公開機能を介してUDM又はUDRに提供したものであるという条件と、
ネットワークマネジメント機器によってUDM又はUDRへ構成されたものであるという条件と、
ローカルで構成されたものであるという条件とのうち、1つの条件を満たす。
【0019】
本願の実施例には、SMFに適用される情報処理方法であって、
端末に対応するIP domainであって、UDM又はUDRから取得されたIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信することを含む、情報処理方法が更に提供されている。
【0020】
上記技術案において、前記方法は、
前記端末のIPアドレスを確定することと、
前記端末のIPアドレスを前記ネットワークアドレス変換機能に送信することとを更に含む。
【0021】
上記技術案において、前記方法は、
前記端末用にUPFを選択することと、
選択したUPFに従って、対応するネットワークアドレス変換機能を確定することとを更に含む。
【0022】
上記技術案において、前記方法は、
事業者のローカルポリシーに従って、対応するネットワークアドレス変換機能を確定することを更に含む。
【0023】
上記技術案において、上述の端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信することは、
N4インターフェースプロトコルに基づいて、前記端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信するか、
又は、
選択したUPFを介して、前記端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信することを含む。
【0024】
上記技術案において、前記方法は、
前記ネットワークアドレス変換機能からフィードバックされた受領確認情報を受信することを更に含む。
【0025】
本願の実施例には、ネットワークアドレス変換機能に適用される情報処理方法であって、
SMFから送信された端末に対応するIP domainであって、UDM又はUDRから取得されたIP domainを受信することと、
端末から送信されたデータパケットを受信することと、
受信したデータパケットの第一情報及び/又は第二情報であって、受信したデータパケットのトンネル経路を表す第一情報及び/又は端末のIPアドレスを表す第二情報を利用して、対応するIP domainを確定することと、
確定したIP domainを利用して、受信したデータパケットの送信元アドレスをマッピングすることとを含む、情報処理方法が更に提供されている。
【0026】
上記技術案において、SMFから送信された端末に対応するIP domainを受信するとき、前記方法は、
前記SMFから送信された端末のIPアドレスを受信することを更に含む。
【0027】
上記技術案において、上述のSMFから送信された端末に対応するIP domainを受信することは、
N4インターフェースプロトコルに基づいて、SMFから送信された前記端末に対応するIP domainを受信するか、
又は、
SMFによって選択されたUPFを介して、SMFから送信された前記端末に対応するIP domainを受信することを含む。
【0028】
上記技術案において、前記方法は、
受領確認情報を前記SMFにフィードバックすることを更に含む。
【0029】
上記技術案において、上述の確定したIP domainを利用して、受信したデータパケットのアドレスをマッピングすることは、
前記確定したIP domain、及び、IP domainと外部IPアドレスセグメントとの対応関係を利用して、受信したデータパケットの送信元アドレスをマッピングすることを含む。
【0030】
本願の実施例には、情報処理装置であって、
UDM又はUDRからIP domainを取得するように構成された取得ユニットと、
取得したIP domainをPCFに送信するように構成された第一送信ユニットとを含む、情報処理装置が更に提供されている。
【0031】
本願の実施例には、情報処理装置であって、
IP domainをSMFに提供するように構成された提供ユニットを含む、情報処理装置が更に提供されている。
【0032】
本願の実施例には、情報処理装置であって、
端末に対応するIP domainであって、UDM又はUDRから取得されたIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信するように構成された第二送信ユニットを含む、情報処理装置が更に提供されている。
【0033】
本願の実施例には、情報処理装置であって、
端末に対応するIP domainであって、UDM又はUDRから取得されたIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信するように構成された第一送信ユニットを含む、情報処理装置が更に提供されている。
【0034】
本願の実施例には、情報処理装置であって、
SMFから送信された端末に対応するIP domainであって、UDM又はUDRから取得されたIP domainを受信し、端末から送信されたデータパケットを受信するように構成された第一受信ユニットと、
受信したデータパケットの第一情報及び/又は第二情報であって、受信したデータパケットのトンネル経路を表す第一情報及び/又は端末のIPアドレスを表す第二情報を利用して、対応するIP domainを確定し、確定したIP domainを利用して、受信したデータパケットの送信元アドレスをマッピングするように構成された第一確定ユニットとを含む、情報処理装置が更に提供されている。
【0035】
本願の実施例には、第一プロセッサ及び第一通信インターフェースを含むSMFであって、
前記第一通信インターフェースは、UDM又はUDRからIP domainを取得するとともに、取得したIP domainをPCFに送信するように構成されているか、
又は、
前記第一通信インターフェースは、端末に対応するIP domainであって、UDM又はUDRから取得されたIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信するように構成されている、SMFが更に提供されている。
【0036】
本願の実施例には、第二プロセッサ及び第二通信インターフェースを含むUDMであって、
前記第二通信インターフェースは、IP domainをSMFに提供するように構成されている、UDMが更に提供されている。
【0037】
本願の実施例には、第三プロセッサ及び第三通信インターフェースを含むUDRであって、
前記第三通信インターフェースは、IP domainをSMFに提供するように構成されている、UDRがさらに提供されている。
【0038】
本願の実施例には、ネットワークアドレス変換機能であって、
SMFから送信された端末に対応するIP domainであって、UDM又はUDRから取得されたIP domainを受信するとともに、端末から送信されたデータパケットを受信するように構成された第四通信インターフェースと、
受信したデータパケットの第一情報及び/又は第二情報であって、受信したデータパケットのトンネル経路を表す第一情報及び/又は端末のIPアドレスを表す第二情報を利用して、対応するIP domainを確定するとともに、確定したIP domainを利用して、受信したデータパケットの送信元アドレスをマッピングするように構成された第四プロセッサとを含む、ネットワークアドレス変換機能が更に提供されている。
【0039】
本願の実施例には、第一プロセッサと、プロセッサ上で動作可能なコンピュータプログラムを記憶するように構成された第一メモリとを含むSMFであって、
前記第一プロセッサは、前記コンピュータプログラムを動作させると、上記SMF側の何れか1つの方法のステップを実行するように構成されている、SMFが更に提供されている。
【0040】
本願の実施例には、第二プロセッサと、プロセッサ上で動作可能なコンピュータプログラムを記憶するように構成された第二メモリとを含むUDMであって、
前記第二プロセッサは、前記コンピュータプログラムを動作させると、上記UDM側の何れか1つの方法のステップを実行するように構成されている、UDMが更に提供されている。
【0041】
本願の実施例には、第三プロセッサと、プロセッサ上で動作可能なコンピュータプログラムを記憶するように構成された第三メモリとを含むUDRであって、前記第三プロセッサは、前記コンピュータプログラムを動作させると、上記UDR側の何れか1つの方法のステップを実行するように構成されている、UDRが更に提供されている。
【0042】
本願の実施例には、第四プロセッサと、プロセッサ上で動作可能なコンピュータプログラムを記憶するように構成された第四メモリとを含むネットワークアドレス変換機能であって、
前記第四プロセッサは、前記コンピュータプログラムを動作させると、上記ネットワークアドレス変換機能側の何れか1つの方法のステップを実行するように構成されている、ネットワークアドレス変換機能が更に提供されている。
【0043】
本願の実施例には、コンピュータプログラムを記憶した記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記SFM側の何れか1つの方法のステップ、又は、上記UDM側の何れか1つの方法のステップ、又は、上記UDR側の何れか1つの方法のステップ、又は、上記ネットワークアドレス変換機能側の何れか1つの方法のステップが実現される、記憶媒体が更に提供されている。
【発明の効果】
【0044】
本願の実施例による情報処理方法、装置、関連機器及び記憶媒体は、SMFを介してUDM又はUDRからIP domain情報を動的に取得することで、SMFによって取得されたIP domainの定義と、AFによって取得されたIP domainの定義とを同じにすることができるため、IP domain情報の効果的な構成が実現され、NATを使用する場合、SMFとNATとの間のインターフェースを開通させて情報のインタラクションを行うことで、AFが理解するIP domain情報と、コアネットワークの内部で使用されるIP domain情報とを一致させており、IP domain情報の効果的な利用が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0045】
図1】本願の実施例に係る情報処理方法のフロー模式図である。
図2】本願の実施例に係るネットワークアーキテクチャの模式図である。
図3】本願の実施例に係る別の情報処理方法のフロー模式図である。
図4】本願の応用実施例におけるセッション確立のフロー模式図である。
図5】本願の実施例に係る情報処理装置の構造模式図である。
図6】本願の実施例に係る別の情報処理装置の構造模式図である。
図7】本願の実施例に係るさらに別の情報処理装置の構造模式図である。
図8】本願の実施例に係るSMFの構造模式図である。
図9】本願の実施例に係るUDMの構造模式図である。
図10】本願の実施例に係るUDRの構造模式図である。
図11】本願の実施例に係るネットワークアドレス変換機能の構造模式図である。
図12】本願の実施例に係る情報処理システムの構造模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0046】
以下、図面及び実施例と併せて、本願を更に詳述する。
【0047】
関連技術では、端末へのIPアドレスの割り当てを支援するために、UDM(UDM機能とも称されてもよい)からSMFへ伝送されるIPアドレスプール(pool)情報が定義されており、それに、SMFがUDMから端末の静的アドレスを取得できなかった場合、セッション確立過程に、SMFは、PCFから契約済みのIP indexを取得し、当該IP indexは、どのような方式で端末(ユーザ機器(UE)とも称されてもよい)のIPアドレスを割り当てるかをSMFに指示するものである。関連技術では、3つの割り当て方式が定義されている。
【0048】
しかしながら、IPアドレスの割り当ての過程に、プライベートネットワークのIPv4アドレスの衝突の問題が発生する恐れがある。当該問題を解決するために、IP domainの基本思想が提案されており、即ち、SMFは、異なるプライベートネットワークアドレスにIP domainフィールドを割り当て、IP domainは、当該IPアドレスがどのアドレスドメインに属するかを指示するものであり、IPv4アドレスが衝突する場合に、同じIPv4アドレスに対応する異なるプロトコルデータユニット(PDU、Protocol Data Unit)セッションを区別可能にして、唯一のターゲットPDUセッションを見つけるためのものである。しかしながら、IP domainの基本思想において、如何にIP domainを効果的に構成及び利用するかは、現在急いで解決すべき問題であり、具体的に、以下の2点に現れている。
1点目として、関連技術において、SMFによる異なるIP domainの割り当ては、例えばローカル構成等に依頼する実際の実現となり、つまり、SMFのIP domain情報は、事前構成されたもの又は実現に基づくものであり、十分に動的ではなく、それに、IP domainの情報定義と、アプリケーション機能(AF、Application Function)によって取得されるIP domainフィールドとを如何に一致させるかについても、不明である。
2点目として、ネットワークアドレス変換(NAT、Network Address Translation)方法が使用される場合、AFは、事前定義された或る推定に基づいて、NAT後のアドレスとIP domainとの関係を推測することで、AFによってセッションバインディングにおいて対応するIP domainフィールドが選択されるようにしている。この実際の実現は、構成に依存するものであり、十分に柔軟かつ動的ではなく、それに、インタラクションが十分にフレンドリーではなく、AFが理解するIP domain情報と、コアネットワーク(例えば第五世代移動通信技術(5G)コアネットワーク)の内部で使用されるIP domain情報とは、一致しない可能性が高い。
【0049】
これに基づき、本願の各実施例において、SMFがUDM又はUDRからIP domain情報を動的に取得することで、SMFによって取得されたIP domainの定義と、AFによって取得されたIP domainの定義とを同じにする一方で、NATを使用する場合、SMFとNATとの間のインターフェースを開通させて情報のインタラクションを行うことで、AFが理解するIP domain情報と、コアネットワークの内部で使用されるIP domain情報とを一致させている。
【0050】
本願の実施例提供の技術案は、SMFを介してUDM又はUDRからIP domain情報を動的に取得することで、SMFによって取得されたIP domainの定義と、AFによって取得されたIP domainの定義とを同じにすることができるため、IP domain情報の効果的な構成が実現され、NATを使用する場合、SMFとNATとの間のインターフェースを開通させて情報のインタラクションを行うことで、AFが理解するIP domain情報と、コアネットワークの内部で使用されるIP domain情報とを一致させており、IP domain情報の効果的な利用が実現される。
【0051】
本願の実施例には、SMFに適用される情報処理方法が提供されており、図1に示すように、当該方法は、以下のステップ101~102を含む。
【0052】
ステップ101は、UDM又はUDRからIP domainを取得することである。
【0053】
ステップ102は、取得したIP domainをPCFに送信することである。
【0054】
実際の応用の際、SMFは、SMFエンティティと称されてもよく、UDMは、UDMエンティティと称されてもよく、UDRは、UDRエンティティと称されてもよく、PCFは、PCFエンティティと称されてもよい。
【0055】
UDMは、統合データ管理機能とも称されてもよく、UDRは、統合データリポジトリ機能とも称されてもよい。
【0056】
IP domain情報の動的な構成を実現し、SMFによって取得されたIP domainの定義とAFによって取得されたIP domainの定義とが同じになることを実現するために、AF、又は、外部の動的ホスト構成プロトコル(DHCP)サーバ(英語の表現としては、serverであってもよい)又はAAAサーバは、能力公開機能を介してIP domain情報をUDM又はUDRに書き込み、つまり、能力公開機能を介してIP domain情報をUDM又はUDRへ構成又は提供してもよいし、ローカル構成又はネットワークマネジメント運用保守管理(OAM)の方式でIP domain構成情報をUDM又はUDRへ構成し、その後、UDM又はUDRによってIP domain情報を前記SMFに提供してもよい。こうして、SMFは、IP domain情報を動的に取得可能となる。
【0057】
実際の応用の際、前記SMFは、セッション確立過程にUDM又はUDRからIP domainを取得してもよい。
【0058】
IPアドレスを割り当てるとき、前記SMFは、取得した契約済みのIP indexを利用してIPアドレスを割り当てるために、契約済みのIP indexを取得しておく必要がある。
【0059】
これに基づき、一実施例において、UDM又はUDRからIP domainを取得するとき、当該方法は、
UDM又はUDRからIP indexを取得することを更に含んでもよい。
【0060】
具体的に、セッション確立過程にUDM又はUDRからIP indexを取得してもよい。
【0061】
それに応じて、AF、又は、外部のDHCサーバ又はAAAサーバは、能力公開機能を介してIP domain情報及びIP indexをUDM又はUDRへ書き込んでもよいし(構成又は提供とも称されてもよい)、ローカル構成又はネットワークマネジメントOAMの方式でIP domain及びIP indexをUDM又はUDRへ構成してもよい。
【0062】
ここで、IP indexにIPアドレスプール(pool)IDが含まれてもよく、前記SMFは、IPアドレスプールIDに対応するIPアドレスプールを利用して端末へのIPアドレスの割り当てを行ってもよい。
【0063】
IP indexの定義形式は、アドレス割り当て方式識別子+IPアドレスプールIDである。
【0064】
関連技術では、SMFによるIPアドレスの割り当てと、UPFによるIPアドレスの割り当てと、DHCP又はDN-AAAサーバによるIPアドレスの割り当てとを含む3つのアドレス割り当て方式が提供されている。各アドレス割り当て方式には、1つの識別子、即ちIDが対応付けられており、それに応じて、IP indexの定義形式は、アドレス割り当て方式ID+IPアドレスプールIDとなる。
【0065】
実際の応用の際、IP domainの定義形式は、会社名.市.省.事業者.国であってもよい。つまり、IP domainの形式は、異なるサードパーティDHCP又はAAAサーバを区別するために、ユニフォームリソースロケータ(URL、Uniform Resource Locator)の定義方式に似っている。
【0066】
ステップ102において、実際の応用の際、PCFは、IP domain情報を受け取った後、IP domain情報をバインディングサポート機能(BSF、Binding Support Function)に書き込み、BSFは、IP domain情報をネットワークリポジトリ機能(NRF、Network Repository Function)に書き込む。こうして、AFがセッションバインディング検索を行うとき、AFは、UE IPアドレス情報及びIP domain情報をキャリーし、NRFを介して対応するBSF及びPCFを見つけることで、PDUセッションを確定することになる。
【0067】
NAT方法が使用される場合、AFが理解するIP domain情報とコアネットワークの内部で使用されるIP domain情報が一致しないように、ユーザプレーンでIP domain情報を伝達する必要があり、それに、関連技術では、SMFがNATの情報を取得できないため、SMFとNATとのインターフェースを開通させて情報のインタラクションを行うことができれば、ネットワーク構成を良好に行うことが可能となる。
【0068】
これに基づき、一実施例において、当該方法は、
端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能(英語の表現としては、Network Address Translation Functionであってもよく、NATFと略す)に送信することを更に含んでもよい。
【0069】
実際の応用の際、実施の便宜上、前記SMFは、図2に示すように、N4インターフェースプロトコルに基づいて、ネットワークアドレス変換機能とのインタラクションを行ってもよい。
【0070】
これに基づき、一実施例において、前記SMFは、N4インターフェースプロトコルに基づいて、前記端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信してもよい。
【0071】
例示的に、前記SMFは、N4インターフェースプロトコルを再利用して、SMFとネットワークアドレス変換機能との間のインターフェースを確立し、例えばSMF又はNATFは、互いにN4 association確立フローを開始することでN4インターフェースを確立し、確立したインターフェース伝達情報を利用して、例えば前記端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信してもよい。
【0072】
一実施例において、前記SMFは、選択したUPFを介して、前記端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信してもよい。例示的に、前記SMFは、前記UPFのトランスペアレント送信を介して、前記端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信する。
【0073】
前記SMFは、前記端末のIPアドレスを確定し、前記端末のIPアドレスをネットワークアドレス変換機能に送信する必要がある。これにより、前記端末のデータパケットが入ってくると、ネットワークアドレス変換機能は、前記端末のIP domainを明確にし、更に前記端末のIP domainに従って適切な外部パブリックネットワークアドレスセグメントを選択してアドレスマッピングを行うことができる。
【0074】
これに基づき、一実施例において、当該方法は、
前記端末のIPアドレスを確定することと、
前記端末のIPアドレスを前記ネットワークアドレス変換機能に送信することとを更に含んでもよい。
【0075】
ここで、実際の応用の際、前記SMFは、前記端末に対応するネットワークアドレス変換機能を確定する必要もある。
【0076】
これに基づき、一実施例において、当該方法は、
UPFを選択することと、
選択したUPFに従って、対応するネットワークアドレス変換機能を確定することとを更に含んでもよい。
【0077】
前記SMFは、セッション確立過程にUPFを選択する。
【0078】
前記SMFは、事業者のローカルポリシーに従って、対応するネットワークアドレス変換機能を確定してもよい。例示的に、前記SMFは、選択したUPFの展開位置に応じて、どのネットワークアドレス変換機能を選択するかを把握してもよく、前記SMFは、当該PDUセッションの特徴、例えば当該セッションが或る特定の企業ユーザ用に確立されたものであることに従って、対応するネットワークアドレス変換機能を選択してもよく、また、前記SMFは、負荷バランスを考慮して、対応するネットワークアドレス変換機能を選択してもよい。本願の実施例は、前記SMFが事業者のローカルポリシーに従って、対応するネットワークアドレス変換機能を確定する具体的な処理手順について限定しない。
【0079】
前記ネットワークアドレス変換機能は、前記SMFから送信された前記端末のIP domain情報を受け取った後、受領確認(即ち、ACK)情報を前記SMFにフィードバックしてもよい。
【0080】
ここで、実際の応用の際、IP domainと外部IPアドレスセグメントとの対応関係は、ネットワークアドレス変換機能内に事前構成されていてもよく、もしIP domainと外部IPアドレスセグメントとの対応関係に前記端末のIP domain情報がない場合、前記ネットワークアドレス変換機能は、選択失敗の指示を前記SMFにフィードバックすることで、前記SMFによるネットワークアドレス変換機能の再選択をトリガしてもよい。
【0081】
それに応じて、本願の実施例には、UDM又はUDRに適用される情報処理方法が更に提供されており、当該方法は、
IP domainをSMFに提供することを含む。
【0082】
つまり、UDM又はUDRは、IP domainをSMFに送信する。
【0083】
一実施例において、セッション確立過程にIP domainを前記SMFに提供する。
【0084】
一実施例において、当該方法は、
AF又はDHCPサーバが能力公開機能を介してIP domainをUDM又はUDRへ構成することを更に含んでもよい。
【0085】
ここで、実際の応用の際、ローカル構成又はネットワークマネジメントOAMの方式でIP domainをUDM又はUDRへ構成してもよい。
【0086】
以上の説明から分かるように、前記提供されるIP domainは、
AF又はDHCPサーバ又はAAAサーバが能力公開機能を介してUDM又はUDRに提供したものであるという条件と、
ネットワークマネジメント機器によってUDM又はUDRへ構成されたものであるという条件と、
ローカルで構成されたものであるという条件とのうち、1つの条件を満たす。
【0087】
一実施例において、IP domainをSMFに提供するとき、当該方法は、
IP indexを前記SMFに提供することを更に含んでもよい。
【0088】
それに応じて、AF又はDHCPサーバは、能力公開機能を介してIP domain及びIP indexをUDM又はUDRへ構成する。実際の応用の際、ローカル構成又はネットワークマネジメントOAMの方式でIP domain及びIP indexをUDM又はUDRへ構成してもよい。
【0089】
それに応じて、本願の実施例には、ネットワークアドレス変換機能に適用される情報処理方法が更に提供されており、図3に示すように、当該方法は、以下のステップ301~304を含む。
【0090】
ステップ301は、SMFから送信された端末に対応するIP domainであって、UDM又はUDRから取得されたIP domainを受信することである。
【0091】
ステップ302は、端末から送信されたデータパケットを受信することである。
【0092】
ステップ303は、受信したデータパケットの第一情報及び/又は第二情報であって、受信したデータパケットのトンネル経路を表す第一情報及び/又は端末のIPアドレスを表す第二情報を利用して、対応するIP domainを確定することである。
【0093】
ステップ304は、確定したIP domainを利用して、受信したデータパケットの送信元アドレスをマッピングすることである。
【0094】
一実施例において、SMFから送信された端末に対応するIP domainを受信するとき、当該方法は、
前記SMFから送信された端末のIPアドレスを受信することを更に含んでもよい。
【0095】
一実施例において、ステップ301の具体的な実現としては、以下のことを含んでもよい。
上述のSMFから送信された端末に対応するIP domainを受信することは、
N4インターフェースプロトコルに基づいて、SMFから送信された前記端末に対応するIP domainを受信するか、
又は、
SMFによって選択されたUPFを介して、SMFから送信された前記端末に対応するIP domainを受信することを含む。
【0096】
一実施例において、当該方法は、
受領確認情報を前記SMFにフィードバックすることを更に含んでもよい。
【0097】
一実施例において、ステップ304の具体的な実現としては、
前記確定したIP domain、及び、IP domainと外部IPアドレスセグメントとの対応関係を利用して、受信したデータパケットの送信元アドレスをマッピングすることを含んでもよい。
【0098】
本願の実施例による情報処理方法は、SMFを介してUDM又はUDRからIP domain情報を動的に取得することで、SMFによって取得されたIP domainの定義と、AFによって取得されたIP domainの定義とを同じにすることができるため、IP domain情報の効果的な構成が実現され、NATを使用する場合、SMFとNATとの間のインターフェースを開通させて情報のインタラクションを行うことで、AFが理解するIP domain情報と、コアネットワークの内部で使用されるIP domain情報とを一致させており、IP domain情報の効果的な利用が実現される。
【0099】
以下、応用実施例と併せて、本願を更に詳述する。
【0100】
本応用実施例において、ネットワークアドレス変換機能をNATFと略す。
【0101】
本応用実施例において、AF又は外部のDHCPサーバは、能力公開機能を介してIP index(IPアドレスプールID情報を含む)及びIP domainをUDM又はUDRに書き込むか、又は、ローカル構成又はネットワークマネジメントOAMの方式でIP index(IPアドレスプールID情報を含む)及びIP domainをUDM又はUDRへ構成する。
【0102】
IP domainの定義形式は、会社名.市.省.事業者.国であってもよい。IP indexの定義形式は、アドレス割り当て方式+IPアドレスプールIDである。
【0103】
本応用実施例において、SMFとNATFとの間のインターフェースが設計され、当該インターフェースプロトコルは、N4のパケット転送制御プロトコル(PFCP、Packet Forwarding Control Protocol)インターフェースプロトコルを再利用可能である。NATFとUPFとの関係は、SMF内に事前構成されたものであり、即ち、SMFが関連技術に従って適切なPDUセッションアンカーポイント(PSA)UPFを選択すると、それに応じて、NATFも選択される。
【0104】
SMFとNATFとのインタラクションは、SMF又はNATFが互いにN4 association確立フローを開始し、SMFがUE IPアドレス及び対応するIP domain情報をNATFに送信することを含む。NATFは、データパケットが入ってくるときの仮想ローカルエリアネットワーク(VLAN)情報又は他のトンネル情報、送信元アドレス情報に従えば、対応するIP domain情報を明確にし、IP domain情報に従って適切な外部パブリックネットワークアドレスセグメントを選択してアドレスマッピングを行うことが可能となる。ネットワーキング構造としては、図2に示すものが採用されてもよい。
【0105】
図4に示すように、本応用実施例におけるPDUセッション確立フローは、以下のステップ401~417を含む。
【0106】
ステップ401は、UEがPDUセッション確立要求(PDU Session Establishment Request)を開始することである。
【0107】
ステップ402は、アクセス及びモビリティ管理機能(AMF、Access and Mobility Management Function)が、要求を受け取った後、SMF選択(SMF selection)を行うことである。
【0108】
ステップ403は、AMFが、PDUセッションを確立するセッション管理コンテキスト確立要求(Nsmf_PDUSession_CreateSMContext Request)を、選択したSMFに送信することである。
【0109】
ステップ404は、SMFが、要求を受け取った後、UDMとの間に契約データ取得又は契約データ更新(Subscription retrieval/ Subscription for updates)を行い、次にステップ405を実行することである。
本ステップにおいて、UDMは、IP index及びIP domain情報をSMFに送信する。
【0110】
ステップ405は、SMFが、PDUセッションのセッション管理コンテキスト確立応答(Nsmf_PDUSession_CreateSMContext Response)をAMFに返し、次にステップ406を実行することである。
【0111】
ステップ406は、UEが、ネットワーク側との間にPDUセッションの認証又は認可(PDU Session authentication/authorization)を行い、次にステップ407aを実行することである。
【0112】
ステップ407aは、SMFがPCF選択(PCF selection)を行うことである。
【0113】
ステップ407bは、SMFが、PCFとの間にセッション管理のポリシー関連付けの確立(SM Policy Association Establishment)又はSMFによってトリガされるセッション管理のポリシー関連付けの変更(SMF initiated SM Policy Association Modification)を行い、次にステップ408を実行することである。
SMFとPCFとのインタラクション時に、SMFは、IPアドレス及びIP domain情報をPCFに送信する。
【0114】
ステップ408は、SMFがUPF選択(UPF selection)を行うことである。
ここで、SMFは、IP domain情報及びIP index(IPアドレスプールIDを明確にできる)情報を取得した後、関連技術を利用して、UEのIPアドレス(例えば上記の3つのアドレス割り当て方式の1つを採用したもの)を取得し、その間に適切なUPFを選択することが可能となる。
【0115】
ステップ409は、SMFが、PCFとの間にSMF initiated SM Policy Association Modificationを行い、次にステップ410aを実行することである。
ここで、本ステップにおいて、UPFは、IPアドレスを割り当てると、SMFは、UPFによって割り当てられたIPアドレスを取得してPCFに送信する。本ステップは、オプショナルのステップである。
【0116】
ステップ410aは、SMFが、N4セッション確立又は変更要求(N4 Session Establishment/Modification Request)をUPFに送信することである。
【0117】
ステップ410bは、UPFが、要求を受け取った後、N4セッション確立又は変更応答(N4 Session Establishment/Modification Response)をSMFに送信し、次にステップ411を実行することである。
ここで、ステップ410bが完了した後、ステップ410a及び410bのN4インターフェース確立フロー(step10)を再利用すれば、SMFは、NATFとの接続を確立することになる。
【0118】
ステップ411は、SMFが、N1N2メッセージ伝達(Namf_Communication_N1N2MessageTransfer)メッセージをAMFに送信し、次にステップ412を実行することである。
【0119】
ステップ412は、AMFが、メッセージを受け取った後、PDUセッション要求(N2 PDU Session Request)をアクセスネットワーク(AN)又は無線アクセスネットワーク(RAN)に送信することである。
ここで、当該要求は、非アクセス層(NAS)メッセージ(msg)であり、前記AN又はRANは、以下の説明において(R)ANと略す。
【0120】
ステップ413は、(R)ANが、UEとのインタラクションを行い、具体的なリソースを割り当て(AN-specific resource setup)、次にステップ414を実行することである。
ここで、当該ステップは、PDUセッション確立受諾(PDU Session Establishment Accept)とも称されてもよい。
【0121】
ステップ414は、(R)ANが、PDUセッション確立応答(N2 PDU Session Response)をAMFに送信し、次にステップ415を実行することである。
【0122】
ステップ415は、AMFが、PDUセッションのセッション管理コンテキストの更新要求(Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext Request)をSMFに送信することである。
【0123】
ステップ416aは、SMFが、要求を受け取った後、N4セッション変更要求(N4 Session Modification Request)をUPFに送信することである。
【0124】
ステップ416bは、UPFが、要求を受け取った後、N4セッション変更応答(N4 Session Modification Response)をSMFに送信し、次にステップ417を実行することである。
【0125】
ステップ417は、SMFが、PDUセッションのセッション管理コンテキストの更新応答(Nsmf_PDUSession_UpdateSMContext Response)をAMFに送信することである。
【0126】
PDUセッション確立が完了した後、データパケットの送信時に、上りリンクトラフィックフローについて、NATFは、データパケットが入ってくるときのVLAN情報又は他のトンネル経路情報、UE IPアドレス情報に従って、対応するIP domain情報を明確にし、IP domain情報に従って適切な外部パブリックネットワークアドレスセグメントを選択してアドレスマッピングを行うことが可能となる。
【0127】
その後、AFは、パブリックネットワークアドレスに従ってIP domain情報を推定することで、セッションバインディング検索を行うことが可能となる。例示的に、例えば事業者とサードパーティとは、サードパーティ端末が使用可能なパブリックネットワークアドレスセグメントをネゴシエートし、例えば172.168.1.xxxを工場1用に割り当て、172.168.2.xxxを工場2用に割り当て、AFは、これらのネゴシエートされた情報に従ってIP domain情報を推定することが可能である。ここで、具体的な割り当て方式は、オフラインのもので、事業者とサードパーティとによってネゴシエートされたものである。本願の実施例は、パブリックネットワークアドレスに従ってIP domain情報を推定する具体的な処理手順について限定しない。
【0128】
産業ネットワークにおいては、産業ユーザにプライベートネットワークアドレスを割り当てることがますます一般的になっており、関連問題を解決するには、動的なリアルタイムのプライベートネットワークアドレス割り当て方式が必要となる。本願の実施例による技術案は、関連サービスフローをより明白及び明確にすることで、プライベートネットワークアドレスの衝突の解決は、曖昧な事業者構成に依存しなくなり、標準的なフローとなる。
【0129】
本願の実施例に係る技術案を実現するために、本願の実施例には、SMFに設置される情報処理装置が更に提供されており、図5に示すように、当該装置は、
UDM又はUDRからIP domainを取得するように構成された取得ユニット501と、
取得したIP domainをPCFに送信するように構成された第一送信ユニット502とを含む。
【0130】
一実施例において、前記取得ユニット501は、セッション確立過程にUDM又はUDRからIP domainを取得するように構成されている。
【0131】
一実施例において、前記取得ユニット501は、UDM又はUDRからIP domainを取得するとき、UDM又はUDRからIP indexを取得するように更に構成されている。
【0132】
一実施例において、当該装置は、端末に対応するIP domainであって、UDM又はUDRから取得されたIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信するように構成された第二送信ユニットを更に含んでもよい。
【0133】
一実施例において、当該装置は、
前記端末のIPアドレスを確定し、
前記端末のIPアドレスを前記ネットワークアドレス変換機能に送信するように構成された第二確定ユニットを更に含んでもよい。
【0134】
一実施例において、前記第二確定ユニットは、
UPFを選択し、選択したUPFに従って、対応するネットワークアドレス変換機能を確定するか
又は、
事業者のローカルポリシーに従って、対応するネットワークアドレス変換機能を確定するように更に構成されている。
【0135】
一実施例において、前記第二送信ユニットは、
N4インターフェースプロトコルに基づいて、前記端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信するか、
又は、
選択したUPFを介して、前記端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信するように構成されている。
【0136】
一実施例において、当該装置は、
前記ネットワークアドレス変換機能からフィードバックされた受領確認情報を受信するように構成された第二受信ユニットを更に含んでもよい。
【0137】
実際の応用の際、前記取得ユニット501、第一送信ユニット502、第二送信ユニット、第二受信ユニットは、情報処理装置内の通信インターフェースによって実現されてもよく、前記第二確定ユニットは、情報処理装置内のプロセッサによって実現されてもよい。
【0138】
本願の実施例に係るUDM又はUDR側の方法を実現するために、本願の実施例には、UDM又はUDRに設置される情報処理装置が更に提供されており、図6に示すように、当該装置は、
IP domainをSMFに提供するように構成された提供ユニット601を含む。
【0139】
一実施例において、前記提供ユニット601は、セッション確立過程にIP domainを前記SMFに提供するように構成されている。
【0140】
一実施例において、前記提供ユニット601は、IP domainをSMFに提供するとき、IP indexを前記SMFに提供するように更に構成されている。
【0141】
一実施例において、図6に示すように、当該装置は、IP domainを構成するように構成された構成ユニット602を更に含んでもよい。
【0142】
一実施例において、前記構成ユニット602は、
AF又はDHCPサーバ又はAAAサーバを利用して、能力公開機能を介してIP domainをUDM又はUDRに提供するか、
又は、
ネットワークマネジメント機器を利用して、IP domainをUDM又はUDRへ構成するか、
又は、
IP domainをローカルで構成するように構成されている。
【0143】
実際の応用の際、前記提供ユニット601は、情報処理装置内の通信インターフェースによって実現されてもよく、前記構成ユニット602は、情報処理装置内のプロセッサと通信インターフェースとの組み合わせによって実現されてもよい。
【0144】
本願の実施例に係るネットワークアドレス変換機能側の方法を実現するために、本願の実施例には、ネットワークアドレス変換機能に設置される情報処理装置が更に提供されており、図7に示すように、当該装置は、
SMFから送信された端末に対応するIP domainであって、UDM又はUDRから取得されたIP domainを受信し、端末から送信されたデータパケットを受信するように構成された第一受信ユニット701と、
受信したデータパケットの第一情報及び/又は第二情報であって、受信したデータパケットのトンネル経路を表す第一情報及び/又は端末のIPアドレスを表す第二情報を利用して、対応するIP domainを確定し、確定したIP domainを利用して、受信したデータパケットの送信元アドレスをマッピングするように構成された第一確定ユニット702とを含む。
【0145】
一実施例において、前記第一受信ユニット701は、SMFから送信された端末に対応するIP domainを受信するとき、前記SMFから送信された端末のIPアドレスを受信するように更に構成されている。
【0146】
一実施例において、前記第一受信ユニット701は、
N4インターフェースプロトコルに基づいて、SMFから送信された前記端末に対応するIP domainを受信するか、
又は、
SMFによって選択されたUPFを介して、SMFから送信された前記端末に対応するIP domainを受信するように構成されている。
【0147】
一実施例において、当該装置は、受領確認情報を前記SMFにフィードバックするように構成された第三送信ユニットを更に含んでもよい。
【0148】
一実施例において、前記第一確定ユニット702は、前記確定したIP domain、及び、IP domainと外部IPアドレスセグメントとの対応関係を利用して、受信したデータパケットの送信元アドレスをマッピングするように構成されている。
【0149】
実際の応用の際、前記第一受信ユニット701及び第三送信ユニットは、情報処理装置内の通信インターフェースによって実現されてもよく、前記第一確定ユニット702は、情報処理装置内のプロセッサによって実現されてもよい。
【0150】
説明すべきなのは、上記実施例による情報処理装置について、情報伝送を行うとき、上記各プログラムモジュールの分割を例にして説明しただけであり、実際の応用では、必要に応じて上記処理を異なるプログラムモジュールに配分して完成させることが可能であり、即ち、装置の内部構造を異なるプログラムモジュールに分割して、上記で説明された全て又は一部の処理を完成させてもよい。また、上記実施例による情報処理装置は、情報処理方法の実施例と同じ構想に属し、その具体的な実現手順の詳細については、方法の実施例を参照すればよく、ここで繰り返して述べない。
【0151】
上記プログラムモジュールのハードウェア実現に基づき、且つ本願の実施例に係るSMF側の方法を実現するために、本願の実施例には、SMFが更に提供されており、図8に示すように、当該SMF800は、
他のネットワーク要素との間に情報のインタラクションが可能な第一通信インターフェース801と、
他のネットワーク要素との間に情報のインタラクションが実現されるように、前記第一通信インターフェース801に接続された第一プロセッサであって、第一メモリ803に記憶されたコンピュータプログラムを動作させると、上記SMF側の1つ又は複数の技術案による方法を実行するように構成された第一プロセッサ802とを含む。
【0152】
具体的に、前記第一通信インターフェースは、UDM又はUDRからIP domainを取得するとともに、取得したIP domainをPCFに送信するように構成されている。
【0153】
一実施例において、前記第一通信インターフェース801は、セッション確立過程にUDM又はUDRからIP domainを取得するように構成されている。
【0154】
一実施例において、前記第一通信インターフェース801は、UDM又はUDRからIP domainを取得するとき、UDM又はUDRからIP indexを取得するように更に構成されている。
【0155】
一実施例において、前記第一通信インターフェース801は、端末に対応するIP domainであって、UDM又はUDRから取得されたIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信するように更に構成されている。
【0156】
一実施例において、前記第一プロセッサ802は、
前記端末のIPアドレスを確定し、
前記端末のIPアドレスを前記ネットワークアドレス変換機能に送信するように構成されている。
【0157】
一実施例において、前記第一プロセッサ802は、
UPFを選択し、選択したUPFに従って、対応するネットワークアドレス変換機能を確定するか、
又は、
事業者のローカルポリシーに従って、対応するネットワークアドレス変換機能を確定するように更に構成されている。
【0158】
一実施例において、前記第一通信インターフェース801は、
N4インターフェースプロトコルに基づいて、前記端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信するか、
又は、
選択したUPFを介して、前記端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信するように構成されている。
【0159】
一実施例において、前記第一通信インターフェース801は、前記ネットワークアドレス変換機能からフィードバックされた受領確認情報を受信するように更に構成されている。
【0160】
説明すべきなのは、第一プロセッサ802及び第一通信インターフェース801の具体的な処理手順については、上記方法を参照して理解可能である。
【0161】
勿論、実際の応用の際、SMF800内の各コンポーネントは、バスシステム804を介して結合される。理解できることに、バスシステム804は、これらのコンポーネントの間の接続通信を実現するように構成されている。バスシステム804は、データバスに加え、電源バス、制御バス及び状態信号バスを含むが、説明を明確にするために、図8では、各種のバスを全てバスシステム804として示している。
【0162】
本願の実施例における第一メモリ803は、SMF800の操作をサポートするために、様々なタイプのデータを記憶するように構成されている。これらのデータの例には、SMF800上で操作するための任意のコンピュータプログラムが含まれる。
【0163】
上記本願の実施例に開示の方法は、前記第一プロセッサ802に適用されるか、又は前記第一プロセッサ802によって実現されることが可能である。前記第一プロセッサ802は、信号の処理能力を有する集積回路チップであり得る。実現の際、上記方法の各ステップは、前記第一プロセッサ802内のハードウェアである集積論理回路又はソフトウェア形式の命令によって完成可能である。上記の第一プロセッサ802は、汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP、Digital Signal Processor)、又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント等であってもよい。前記第一プロセッサ802は、本願の実施例に開示の各方法、ステップ及びロジックブロック図を実現又は実行可能である。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサや、任意の常用的なプロセッサ等であってもよい。本願の実施例に開示の方法のステップとの結合は、直接具現化として、ハードウェアデコーダプロセッサによる実行で完成されてもよいし、又は、デコーダプロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによる実行で完成されてもよい。ソフトウェアモジュールは、記憶媒体内に位置してもよく、当該記憶媒体は、第一メモリ803にあり、前記第一プロセッサ802は、第一メモリ803内の情報を読み取み、そのハードウェアと組み合わせて前述した方法のステップを完成させる。
【0164】
例示的な実施例において、SMF800は、1つ又は複数の特定用途向け集積回路(ASIC、Application Specific Integrated Circuit)、DSP、プログラマブルロジックデバイス(PLD、Programmable Logic Device)、複合プログラマブルロジックデバイス(CPLD、Complex Programmable Logic Device)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA、Field-Programmable Gate Array)、汎用プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ(MCU、Micro Controller Unit)、マイクロプロセッサ(Microprocessor)、又は他の電子部品によって実現され、前述した方法を実行するように構成されてもよい。
【0165】
上記プログラムモジュールのハードウェア実現に基づき、且つ本願の実施例に係るUDM側の方法を実現するために、本願の実施例には、UDMが更に提供されており、図9に示すように、当該UDM900は、
SMFとの間に情報のインタラクションが可能な第二通信インターフェース901と、
SMFとの間に情報のインタラクションが実現されるように、前記第二通信インターフェース901に接続された第二プロセッサであって、第二メモリ903に記憶されたコンピュータプログラムを動作させると、上記UDM側の1つ又は複数の技術案による方法を実行するように構成された第二プロセッサ902とを含む。
【0166】
具体的に、前記第二通信インターフェース901は、IP domainをSMFに提供するように構成されている。
【0167】
一実施例において、前記第二通信インターフェース901は、セッション確立過程にIP domainを前記SMFに提供するように構成されている。
【0168】
一実施例において、前記第二通信インターフェース901は、IP domainをSMFに提供するとき、IP indexを前記SMFに提供するように更に構成されている。
【0169】
一実施例において、前記第二プロセッサ902は、IP domainを構成するように構成されている。
【0170】
一実施例において、前記第二プロセッサ902は、
AF又はDHCPサーバ又はAAAサーバを利用して、能力公開機能を介してIP domainをUDM又はUDRに提供するか、
又は、
ネットワークマネジメント機器を利用して、IP domainをUDM又はUDRへ構成するか、
又は、
IP domainをローカルで構成するように構成されている。
【0171】
説明すべきなのは、前記第二プロセッサ902及び第二通信インターフェース901の具体的な処理手順については、上記方法を参照して理解可能である。
【0172】
勿論、実際の応用の際、UDM900内の各コンポーネントは、バスシステム904を介して結合される。理解できることに、バスシステム904は、これらのコンポーネントの間の接続通信を実現するように構成されている。バスシステム904は、データバスに加え、電源バス、制御バス及び状態信号バスを含むが、説明を明確にするために、図9では、各種のバスを全てバスシステム904として示している。
【0173】
本願の実施例における第二メモリ903は、UDM900の操作をサポートするために、様々なタイプのデータを記憶するように構成されている。これらのデータの例には、UDM900上で操作するための任意のコンピュータプログラムが含まれる。
【0174】
上記本願の実施例に開示の方法は、前記第二プロセッサ902に適用されるか、又は前記第二プロセッサ902によって実現されることが可能である。前記第二プロセッサ902は、信号の処理能力を有する集積回路チップであり得る。実現の際、上記方法の各ステップは、前記第二プロセッサ902内のハードウェアである集積論理回路又はソフトウェア形式の命令によって完成可能である。上記の第二プロセッサ902は、汎用プロセッサ、DSP、又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント等であってもよい。前記第二プロセッサ902は、本願の実施例に開示の各方法、ステップ及びロジックブロック図を実現又は実行可能である。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサや、任意の常用的なプロセッサ等であってもよい。本願の実施例に開示の方法のステップとの結合は、直接具現化として、ハードウェアデコーダプロセッサによる実行で完成されてもよいし、又は、デコーダプロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによる実行で完成されてもよい。ソフトウェアモジュールは、記憶媒体内に位置してもよく、当該記憶媒体は、第二メモリ903にあり、前記第二プロセッサ902は、第二メモリ903内の情報を読み取み、そのハードウェアと組み合わせて前述した方法のステップを完成させる。
【0175】
例示的な実施例において、UDM900は、1つ又は複数のASIC、DSP、PLD、CPLD、FPGA、汎用プロセッサ、コントローラ、MCU、Microprocessor、又は他の電子部品によって実現され、前述した方法を実行するように構成されてもよい。
【0176】
上記プログラムモジュールのハードウェア実現に基づき、且つ本願の実施例に係るUDR側の方法を実現するために、本願の実施例には、UDRが更に提供されており、図10に示すように、当該UDR1000は、
SMFとの間に情報のインタラクションが可能な第三通信インターフェース1001と、
SMFとの間に情報のインタラクションが実現されるように、前記第三通信インターフェース1001に接続された第三プロセッサであって、第三メモリ1003に記憶されたコンピュータプログラムを動作させると、上記UDR側の1つ又は複数の技術案による方法を実行するように構成された第三プロセッサ1002とを含む。
【0177】
具体的に、前記第三通信インターフェース1001は、IP domainをSMFに提供するように構成されている。
【0178】
一実施例において、前記第三通信インターフェース1001は、セッション確立過程にIP domainを前記SMFに提供するように構成されている。
【0179】
一実施例において、前記第三通信インターフェース1001は、IP domainをSMFに提供するとき、IP indexを前記SMFに提供するように更に構成されている。
【0180】
一実施例において、前記第三プロセッサ1002は、IP domainを構成するように構成されている。
【0181】
一実施例において、前記第三プロセッサ1002は、
AF又はDHCPサーバ又はAAAサーバを利用して、能力公開機能を介してIP domainをUDM又はUDRに提供するか、
又は、
ネットワークマネジメント機器を利用して、IP domainをUDM又はUDRへ構成するか、
又は、
IP domainをローカルで構成するように構成されている。
【0182】
説明すべきなのは、前記第三プロセッサ1002及び第三通信インターフェース1001の具体的な処理手順については、上記方法を参照して理解可能である。
【0183】
勿論、実際の応用の際、UDR1000内の各コンポーネントは、バスシステム1004を介して結合される。理解できることに、バスシステム1004は、これらのコンポーネントの間の接続通信を実現するように構成されている。バスシステム1004は、データバスに加え、電源バス、制御バス及び状態信号バスを含むが、説明を明確にするために、図10では、各種のバスを全てバスシステム1004として示している。
【0184】
本願の実施例における第三メモリ1003は、UDM900の操作をサポートするために、様々なタイプのデータを記憶するように構成されている。これらのデータの例には、UDR1000上で操作するための任意のコンピュータプログラムが含まれる。
【0185】
上記本願の実施例に開示の方法は、前記第三プロセッサ1002に適用されるか、又は前記第三プロセッサ1002によって実現されることが可能である。前記第三プロセッサ1002は、信号の処理能力を有する集積回路チップであり得る。実現の際、上記方法の各ステップは、前記第三プロセッサ1002内のハードウェアである集積論理回路又はソフトウェア形式の命令によって完成可能である。上記の前記第三プロセッサ1002は、汎用プロセッサ、DSP、又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント等であってもよい。前記第三プロセッサ1002は、本願の実施例に開示の各方法、ステップ及びロジックブロック図を実現又は実行可能である。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサや、任意の常用的なプロセッサ等であってもよい。本願の実施例に開示の方法のステップとの結合は、直接具現化として、ハードウェアデコーダプロセッサによる実行で完成されてもよいし、又は、デコーダプロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによる実行で完成されてもよい。ソフトウェアモジュールは、記憶媒体内に位置してもよく、当該記憶媒体は、第三メモリ1003にあり、前記第三プロセッサ1002は、第三メモリ1003内の情報を読み取み、そのハードウェアと組み合わせて前述した方法のステップを完成させる。
【0186】
例示的な実施例において、UDR1000は、1つ又は複数のASIC、DSP、PLD、CPLD、FPGA、汎用プロセッサ、コントローラ、MCU、Microprocessor、又は他の電子部品によって実現され、前述した方法を実行するように構成されてもよい。
【0187】
上記プログラムモジュールのハードウェア実現に基づき、且つ本願の実施例に係るネットワークアドレス変換機能側の方法を実現するために、本願の実施例には、ネットワークアドレス変換機能が更に提供されており、図11に示すように、当該ネットワークアドレス変換機能1100は、
SMFとの間に情報のインタラクションが可能な第四通信インターフェース1101と、
SMFとの間に情報のインタラクションが実現されるように、前記第四通信インターフェース1101に接続された第四プロセッサであって、第四メモリ1103に記憶されたコンピュータプログラムを動作させると、上記ネットワークアドレス変換機能側の1つ又は複数の技術案による方法を実行するように構成された第四プロセッサ1102とを含む。
【0188】
具体的に、前記第四通信インターフェース1101は、SMFから送信された端末に対応するIP domainであって、UDM又はUDRから取得されたIP domainを受信するとともに、端末から送信されたデータパケットを受信するように構成されており、
前記第四プロセッサ1102は、受信したデータパケットの第一情報及び/又は第二情報であって、受信したデータパケットのトンネル経路を表す第一情報及び/又は端末のIPアドレスを表す第二情報を利用して、対応するIP domainを確定するとともに、確定したIP domainを利用して、受信したデータパケットの送信元アドレスをマッピングするように構成されている。
【0189】
一実施例において、前記第四通信インターフェース1101は、SMFから送信された端末に対応するIP domainを受信するとき、前記SMFから送信された端末のIPアドレスを受信するように更に構成されている。
【0190】
一実施例において、前記第四通信インターフェース1101は、
N4インターフェースプロトコルに基づいて、SMFから送信された前記端末に対応するIP domainを受信するか、
又は、
SMFによって選択されたUPFを介して、SMFから送信された前記端末に対応するIP domainを受信するように構成されている。
【0191】
一実施例において、前記第四通信インターフェース1101は、受領確認情報を前記SMFにフィードバックするように更に構成されている。
【0192】
一実施例において、前記第四プロセッサ1102は、前記確定したIP domain、及び、IP domainと外部IPアドレスセグメントとの対応関係を利用して、受信したデータパケットの送信元アドレスをマッピングするように構成されている。
【0193】
説明すべきなのは、前記第四プロセッサ1102及び第四通信インターフェース1101の具体的な処理手順については、上記方法を参照して理解可能である。
【0194】
勿論、実際の応用の際、ネットワークアドレス変換機能1100内の各コンポーネントは、バスシステム604を介して結合される。理解できることに、バスシステム604は、これらのコンポーネントの間の接続通信を実現するように構成されている。バスシステム604は、データバスに加え、電源バス、制御バス及び状態信号バスを含むが、説明を明確にするために、図6では、各種のバスを全てバスシステム604として示している。
【0195】
本願の実施例における第四メモリ1103は、ネットワークアドレス変換機能1100の操作をサポートするために、様々なタイプのデータを記憶するように構成されている。これらのデータの例には、ネットワークアドレス変換機能1100上で操作するための任意のコンピュータプログラムが含まれる。
【0196】
上記本願の実施例に開示の方法は、前記第四プロセッサ1102に適用されるか、又は前記第四プロセッサ1102によって実現されることが可能である。前記第四プロセッサ1102は、信号の処理能力を有する集積回路チップであり得る。実現の際、上記方法の各ステップは、前記第四プロセッサ1102内のハードウェアである集積論理回路又はソフトウェア形式の命令によって完成可能である。上記の前記第四プロセッサ1102は、汎用プロセッサ、DSP、又は他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲート又はトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネント等であってもよい。前記第四プロセッサ1102は、本願の実施例に開示の各方法、ステップ及びロジックブロック図を実現又は実行可能である。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサや、任意の常用的なプロセッサ等であってもよい。本願の実施例に開示の方法のステップとの結合は、直接具現化として、ハードウェアデコーダプロセッサによる実行で完成されてもよいし、又は、デコーダプロセッサ内のハードウェア及びソフトウェアモジュールの組み合わせによる実行で完成されてもよい。ソフトウェアモジュールは、記憶媒体内に位置してもよく、当該記憶媒体は、第四メモリ1103にあり、前記第四プロセッサ1102は、第四メモリ1103内の情報を読み取み、そのハードウェアと組み合わせて前述した方法のステップを完成させる。
【0197】
例示的な実施例において、ネットワークアドレス変換機能1100は、1つ又は複数のASIC、DSP、PLD、CPLD、FPGA、汎用プロセッサ、コントローラ、MCU、Microprocessor、又は他の電子部品によって実現され、前述した方法を実行するように構成されてもよい。
【0198】
理解できることに、本願の実施例におけるメモリ(第一メモリ803、第二メモリ903、第三メモリ1003、第四メモリ1103)は、揮発性メモリ又は不揮発性メモリであってもよいし、揮発性メモリと不揮発性メモリとの両方を含んでもよい。そのうち、不揮発性メモリは、読取専用メモリ(ROM、Read Only Memory)、プログラマブル読取専用メモリ(PROM、Programmable Read-Only Memory)、消去可能なプログラマブル読取専用メモリ(EPROM、Erasable Programmable Read-Only Memory)、電気的に消去可能なプログラマブル読取専用メモリ(EEPROM、Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)、磁気ランダムアクセスメモリ(FRAM(登録商標)、ferromagnetic random access memory)、フラッシュメモリ(Flash Memory)、磁気表面メモリ、光ディスク、又は読取専用光ディスク(CD-ROM、Compact Disc Read-Only Memory)であってもよく、磁気表面メモリは、磁気ディスクメモリ又は磁気テープメモリであってもよい。揮発性メモリは、ランダムアクセスメモリ(RAM、Random Access Memory)であってもよく、外部高速キャッシュとして用いられる。例示的に説明すると、例えば静的ランダムアクセスメモリ(SRAM、Static Random Access Memory)、同期静的ランダムアクセスメモリ(SSRAM、Synchronous Static Random Access Memory)、動的ランダムアクセスメモリ(DRAM、Dynamic Random Access Memory)、同期動的ランダムアクセスメモリ(SDRAM、Synchronous Dynamic Random Access Memory)、ダブルデータレート同期動的ランダムアクセスメモリ(DDRSDRAM、Double Data Rate Synchronous Dynamic Random Access Memory)、拡張同期動的ランダムアクセスメモリ(ESDRAM、Enhanced Synchronous Dynamic Random Access Memory)、同期接続動的ランダムアクセスメモリ(SLDRAM、SyncLink Dynamic Random Access Memory)、ダイレクトメモリバスランダムアクセスメモリ(DRRAM、Direct Rambus Random Access Memory)のような様々なRAMが利用可能であるが、これらに限定されない。本願の実施例に記載のメモリは、これら及び任意の他の適合タイプのメモリを含むが、限定されるものではない。
【0199】
本願の実施例による方法を実現するために、本願の実施例には、情報処理システムが更に提供されており、図12に示すように、当該システムは、SMF1201、UDM又はUDR1202、PCF1203及びネットワークアドレス変換機能1204を含む。
【0200】
ここで、説明すべきなのは、前記SMF1201、UDM又はUDR1202、PCF 1203及びネットワークアドレス変換機能1204の具体的な処理手順について、既に前文で詳述しており、ここで繰り返して述べない。
【0201】
例示的な実施例において、本願の実施例には、記憶媒体、即ちコンピュータ記憶媒体が更に提供されており、具体的に、コンピュータ可読記憶媒体であり、一例として、コンピュータプログラムを記憶した第一メモリ803を含み、上記コンピュータプログラムは、前述したSMF側の方法に記載のステップが完成されるように、SMF800の第一プロセッサ802によって実行されることが可能であり、別の一例として、コンピュータプログラムを記憶した第二メモリ903を含み、上記コンピュータプログラムは、前述したUDM側の方法に記載のステップが完成されるように、UDM900の第二プロセッサ902によって実行されることが可能であり、さらなる一例として、コンピュータプログラムを記憶した第三メモリ1003を含み、上記コンピュータプログラムは、前述したUDR側の方法に記載のステップが完成されるように、UDR1000の第三プロセッサ1002によって実行されることが可能であり、更に別の一例として、コンピュータプログラムを記憶した第四メモリ1103を含み、上記コンピュータプログラムは、前述したネットワークアドレス変換機能側の方法に記載のステップが完成されるように、ネットワークアドレス変換機能1100の第四プロセッサ1102によって実行されることが可能である。コンピュータ可読記憶媒体は、FRAM(登録商標)、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、Flash Memory、磁気表面メモリ、光ディスク、又はCD-ROM等のメモリであってもよい。
【0202】
説明すべきなのは、「第一」、「第二」などの用語は、類似しているオブジェクトを区別するために使用されるものであり、必ずしも特定の順序や前後順番を記述するために使用されるとは限らない。
【0203】
また、本願の実施例に記載の技術案の間は、衝突しない限り、任意に組み合わせることが可能である。
【0204】
上述したのは、本願の好ましい実施例に過ぎず、本願の保護範囲を限定するためのものではない。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2023-08-18
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
セッション管理機能(SMF)に適用される情報処理方法であって、
統合データ管理(UDM)又は統合データリポジトリ(UDR)からインターネットプロトコルドメイン(IP domain)を取得することと、
取得したIP domainをポリシー制御機能(PCF)に送信することとを含む、情報処理方法。
【請求項2】
セッション確立過程にUDM又はUDRからIP domainを取得する、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
UDM又はUDRからIP domainを取得するとき、前記方法は、
UDM又はUDRからインターネットプロトコルインデックス(IP index)を取得することを更に含み、
前記方法は、
端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信することを更に含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記方法は、
前記端末のインターネットプロトコル(IP)アドレスを確定することと、
前記端末のIPアドレスを前記ネットワークアドレス変換機能に送信することとを更に含み、
又は、
前記方法は、
ユーザプレーン機能(UPF)を選択することと、
選択したUPFに従って、対応するネットワークアドレス変換機能を確定することとを更に含み、
又は、
前記方法は、
事業者のローカルポリシーに従って、対応するネットワークアドレス変換機能を確定することを更に含み、
又は、
前記端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信することは、
N4インターフェースプロトコルに基づいて、前記端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信するか、
又は、
選択したUPFを介して、前記端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信することを含み、
又は、
前記方法は、
前記ネットワークアドレス変換機能からフィードバックされた受領確認情報を受信することを更に含む、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
UDM又はUDRに適用される情報処理方法であって、
IP domainをSMFに提供することを含む、情報処理方法。
【請求項6】
セッション確立過程にIP domainを前記SMFに提供する、請求項に記載の方法。
【請求項7】
IP domainをSMFに提供するとき、前記方法は、
IP indexを前記SMFに提供することを更に含み、
提供されるIP domainは、
AF、又は、動的ホスト構成プロトコル(DHCP)サーバ、又は、認証、認可及びアカウンティング(AAA)サーバが、能力公開機能を介してUDM又はUDRに提供したものであるという条件と、
ネットワークマネジメント機器によってUDM又はUDRへ構成されたものであるという条件と、
ローカルで構成されたものであるという条件とのうち、1つの条件を満たす、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
SMFに適用される情報処理方法であって、
端末に対応するIP domainであって、UDM又はUDRから取得されたIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信することを含む、情報処理方法。
【請求項9】
前記方法は、
前記端末のIPアドレスを確定することと、
前記端末のIPアドレスを前記ネットワークアドレス変換機能に送信することとを更に含む、請求項に記載の方法。
【請求項10】
前記方法は、
前記端末用にUPFを選択することと、
選択したUPFに従って、対応するネットワークアドレス変換機能を確定することとを更に含み、
又は、
前記方法は、
事業者のローカルポリシーに従って、対応するネットワークアドレス変換機能を確定することを更に含み、
又は、
前記端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信することは、
N4インターフェースプロトコルに基づいて、前記端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信するか、
又は、
選択したUPFを介して、前記端末に対応するIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信することを含み、
又は、
前記方法は、
前記ネットワークアドレス変換機能からフィードバックされた受領確認情報を受信することを更に含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
ネットワークアドレス変換機能に適用される情報処理方法であって、
SMFから送信された端末に対応するIP domainであって、UDM又はUDRから取得されたIP domainを受信することと、
端末から送信されたデータパケットを受信することと、
受信したデータパケットの第一情報及び/又は第二情報であって、受信したデータパケットのトンネル経路を表す第一情報及び/又は端末のIPアドレスを表す第二情報を利用して、対応するIP domainを確定することと、
確定したIP domainを利用して、受信したデータパケットの送信元アドレスをマッピングすることとを含む、情報処理方法。
【請求項12】
SMFから送信された端末に対応するIP domainを受信するとき、前記方法は、
前記SMFから送信された端末のIPアドレスを受信することを更に含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記SMFから送信された端末に対応するIP domainを受信することは、
N4インターフェースプロトコルに基づいて、SMFから送信された前記端末に対応するIP domainを受信するか、
又は、
SMFによって選択されたUPFを介して、SMFから送信された前記端末に対応するIP domainを受信することを含み、
又は、
前記方法は、
受領確認情報を前記SMFにフィードバックすることを更に含み、
前記確定したIP domainを利用して、受信したデータパケットのアドレスをマッピングすることは、
前記確定したIP domain、及び、IP domainと外部IPアドレスセグメントとの対応関係を利用して、受信したデータパケットの送信元アドレスをマッピングすることを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項14】
情報処理装置であって、
UDM又はUDRからIP domainを取得するように構成された取得ユニットと、
取得したIP domainをPCFに送信するように構成された第一送信ユニットとを含む、情報処理装置。
【請求項15】
情報処理装置であって、
IP domainをSMFに提供するように構成された提供ユニットを含む、情報処理装置。
【請求項16】
情報処理装置であって、
端末に対応するIP domainであって、UDM又はUDRから取得されたIP domainをネットワークアドレス変換機能に送信するように構成された第二送信ユニットを含む、情報処理装置。
【請求項17】
情報処理装置であって、
SMFから送信された端末に対応するIP domainであって、UDM又はUDRから取得されたIP domainを受信し、端末から送信されたデータパケットを受信するように構成された第一受信ユニットと、
受信したデータパケットの第一情報及び/又は第二情報であって、受信したデータパケットのトンネル経路を表す第一情報及び/又は端末のIPアドレスを表す第二情報を利用して、対応するIP domainを確定し、確定したIP domainを利用して、受信したデータパケットの送信元アドレスをマッピングするように構成された第一確定ユニットとを含む、情報処理装置。
【国際調査報告】