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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-21
(54)【発明の名称】ボトル
(51)【国際特許分類】
   B67D 1/04 20060101AFI20240214BHJP
   B01F 21/00 20220101ALI20240214BHJP
   B01F 23/236 20220101ALI20240214BHJP
   B01F 35/71 20220101ALI20240214BHJP
   B01F 101/14 20220101ALN20240214BHJP
【FI】
B67D1/04 Z
B01F21/00
B01F23/236
B01F35/71
B01F101:14
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023537260
(86)(22)【出願日】2022-01-11
(85)【翻訳文提出日】2023-06-13
(86)【国際出願番号】 IB2022050167
(87)【国際公開番号】W WO2022157596
(87)【国際公開日】2022-07-28
(31)【優先権主張番号】00055/21
(32)【優先日】2021-01-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CH
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523225139
【氏名又は名称】ボトルプラス・アクチェンゲゼルシャフト
【氏名又は名称原語表記】BottlePlus AG
(74)【代理人】
【識別番号】100145403
【弁理士】
【氏名又は名称】山尾 憲人
(74)【代理人】
【識別番号】100184343
【弁理士】
【氏名又は名称】川崎 茂雄
(72)【発明者】
【氏名】ケイザー,クリスティアン
【テーマコード(参考)】
3E082
4G035
4G037
【Fターム(参考)】
3E082AA04
3E082BB01
3E082FF09
4G035AA06
4G035AB06
4G035AE09
4G035AE13
4G037AA01
4G037EA01
(57)【要約】
本発明は、ボトル、特に炭酸化してボトルに保存できるCO含有飲料用の再使用可能且つ再充填可能なボトルに関する。より優れた使用特性を有するボトルが達成されることになる。この課題は、ボトルが、液体容器(1)の基部に取り付けられ又はフランジ付けされておりCOタンク(11)を含むアダプタ(6)を有する開閉可能な液体容器(1)を備えることによって解決される。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ボトルであって、特に炭酸化されて前記ボトル内に保存される飲料用の再使用可能なボトルは、液体容器とガスタンクとを備えており、
前記ボトルが、前記液体容器(1)の基部に取り付けられ又はフランジ付けされておりCOタンク(11)を含むアダプタ(6)を有する開閉可能な液体容器(1)を含んでおり、又は前記アダプタ(6)自身がCOタンク/リザーバ(18)として適して設計されている、ことを特徴とするボトル。
【請求項2】
前記液体容器(1)及びアダプタ(6)は、互いに取り外し可能に接続されていることを特徴とする、
請求項1に記載のボトル。
【請求項3】
前記液体容器(1)及び前記アダプタ(6)は、恒久的に互いに接続されており又はユニットを形成することを特徴とする、
請求項1に記載のボトル。
【請求項4】
他のアダプタを前記液体容器(1)にフランジ付けできることを特徴とする、
請求項1~3のいずれか1つに記載のボトル。
【請求項5】
前記アダプタ(6)が、前記ガスタンク(11)に対応するガス流量調整弁(13)と押しボタン(14)とを有していることを特徴とする、
請求項1~3のいずれか1つに記載のボトル。
【請求項6】
前記アダプタが、前記液体容器(1)に対応する逆止弁(9)と前記COタンク(11)に対応する逆止弁(12)とを有していることを特徴とする、
請求項1~5のいずれか1つに記載のボトル。
【請求項7】
減圧器(10)が前記ガス流量調整弁(13)と逆止弁(9)との間に配置されており、又は減圧器(10)が前記ガス流量調整弁(13)の前に設けられていることを特徴とする、
請求項4~6のいずれか1つに記載のボトル。
【請求項8】
前記液体容器(1)を回転可能なクロージャ(2)を介して減圧できることを特徴とする、
請求項1~7のいずれか1つに記載のボトル。
【請求項9】
前記CO2タンク(11)が、前記アダプタ(6)内に恒久的に装着されており、又は交換可能であるように配置されており、又は前記アダプタ自身がCOタンク/リザーバとして適して設計されていることを特徴とする、
請求項1~8のいずれか1つに記載のボトル。
【請求項10】
前記クロージャ(2)のシール要素(19)が圧力リリーフに適するように設計されており、及び/又は、前記クロージャ(2)及びアダプタ(6)が圧力リリーフに適するように設計されていることを特徴とする、
請求項1~9のいずれか1つに記載のボトル。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ボトル、特に炭酸化してボトル内に保存できるCO含有飲料用の再利用可能なボトルに関する。
【背景技術】
【0002】
EP3263512A1は、炭酸化ユニットが取り付けられた液体用の容器を開示している。容器は、ボトル形状の閉鎖可能な容器本体を備え、この容器本体は、基部に、炭酸化ユニット内に配置できる使い捨てカートリッジの形態のガスカートリッジを受け入れるのに適した隆起を有する。容器本体を炭酸化ユニットに載置すると、ガスカートリッジがピンで開けられ、減圧することなく炭酸化ユニットから容器本体にガスが流れる。充填ごとに1つのガスカートリッジが必要であるが、カートリッジを交換せずに繰り返しガスを充填することも可能である。これに対する具体的な解決策は開示されていない。任意で、安全要素として圧力リリーフバルブを設けることができる。
【0003】
同等の装置がDE102015012963A1に示されており、この装置では、液体容器を炭酸化ユニットから分離することなく液体で満たすことができるように、炭酸化ユニットと液体容器が互いに接続(一体化)されている。底部を取り外すと、液体の炭酸化を引き起こすボタンと同様に、ガス貯蔵ユニットに下からアクセスして交換できる。ただし、これを行うには、ガス貯蔵ユニットの周囲において下から手を伸ばさなければならない。ガス貯蔵ユニットを再充填する可能性については言及されていない。
【0004】
このタイプの別の装置がUS2019/0351376A1に記載されており、これも開閉可能な容器と、ガスカートリッジを受け入れるためのベース部分とを含んでいる。ガスカートリッジは、容器の凹んだ窪みにより底の部分で逆さまに立つ。これによって、容器内の使用可能な容積が大幅に減少し、窪み周辺の清掃もより困難になる。ガス流をコントロールするボタンが、ベース部の底に突出して設けられている。ガスカートリッジを再充填するためのオプションについても、ここでは説明されていない。
【0005】
また、例えばEP2279786A2に開示されているように、炭酸化ユニットをボトルの頂部又は蓋に配置することも知られており、一方、ガス貯蔵タンクは再びボトルの内部に配置できる(CH712153A1)。
【0006】
炭酸飲料を製造するための複雑で運搬可能なシステムがWO2020077137A1に開示されている。この場合、COや調味料、ビタミンなどの添加物を入れた複数の相互作用容器が、ガスタンクも含むシステム容器に配置されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
家庭で水道水を炭酸化するための装置には、さまざまなデザインがある。例えば、CN207270263Uは、再利用可能な飲料ボトルの底部を介してCOがボトル本体に直接注入される実施形態を開示している。同様の実施形態は、例えばEP0946273B1号にも記載されている。これらのシステムには、外出先で水を炭酸化するオプションを提供しない。
【0008】
本発明は、飲料および他の液体を炭酸化して保存するためのボトル、特にCO含有飲料用の再利用可能なボトルをさらに改良し、同時に、上述した従来技術の欠点を回避し、特により優れた使用特性を提供するという課題を有する。
【課題を解決するための手段】
【0009】
この課題は、請求項1の特徴によって解決される。
【0010】
本発明に係るボトルは、開閉可能な液体容器と、繰り返し再充填できるガスタンクとを備える。液体容器は、液体容器の底部に取り付けられるか又はフランジ付けされるアダプタに接続可能であり、アダプタは好ましくは恒久的に装着されたCOタンクを含む。
【0011】
アダプタのCOタンクは再充填可能である。COタンクは、アクセス可能で交換可能であり得る。
【0012】
従来技術では、炭酸化のためのCOは、ほとんどが使い捨てカートリッジであるカートリッジから得られるが、本発明に係るボトルのガス供給は、再充填可能なガスタンクから得られ、より環境に優しく、より使いやすく、より安価である。ボトル充填当たり、又は炭酸水1リットル当たりの費用を約1/5に削減できる。
【0013】
したがって、本発明に係るボトルは、高品質の飲料水の供給により、通勤又は仕事に使用できるだけでなく、ハイキング又はサイクリングツアーにも使用できる。さらに、外出先で得た飲料水や湧き水が炭酸のためにより健康的になる。
【0014】
本発明の有利な実施形態は、従属請求項に開示されている。
【0015】
液体容器は、有利には、例えばネジによってアダプタに着脱自在に接続又は連結可能であり、これによりボトルの徹底的な洗浄が容易となる。
【0016】
しかしながら、液体容器とアダプタを互いに永久的に接続したり、ユニットを形成したりすることもできる。
【0017】
必要に応じて、UVライト又は茶こしなどの他のアダプタを液体容器に取り付けたり、フランジ付けしたりできる。
【0018】
アダプタは、有利には、ガスタンクに対応するガス流量調整弁と、その操作のための押しボタンと、ガス流量調整弁の下流に配置された減圧器とを含む。一方では、液体容器内の特定の圧力を超えることができないため、減圧器は安全要素として機能する。他方、規定の炭酸水強度を常に達成できるため、本発明に係るボトルの使用者にとっての使いやすさが増大する。
【0019】
減圧器とガス流量調整弁の順序を逆にすることも可能である。減圧器の代わりに、ガス流量調整弁の下流に圧力リリーフ弁を配置することもできる。さらに、又は代替として、過剰な圧力を軽減するための機構をボトルの蓋に取り付けることもできる。
【0020】
アダプタは、液体容器に対応する逆止弁(又は同様の機能を有する別の部品、例えばシリコン弁)およびCOタンクに対応する逆止弁を有することもできる。後者はCOタンク又はガスタンクを再充填するためのものである。
【0021】
有利なことに、液体容器内の残留圧力は、炭酸化プロセスの後に、ボトルの首部にある回転可能なクロージャを介してリリーフできる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
本発明は、図面を参照して、例示的な実施形態において以下により詳細に説明される。
図1】本発明に係るアダプタを有するボトルを示す。
図2図1に係るボトルを主要な構成要素に分けて示す。
図3】第2実施形態における本発明に係るボトルを示す。
図4】第3実施形態における本発明に係るボトルを示す。
図5】第4実施形態における本発明に係るボトルを示す。
図6】再充填用装置を有する本発明に係るボトルを示す。
図7】再充填の第2実施形態を示す。
【発明を実施するための形態】
【0023】
炭酸化されてボトル内に保存されるCOを含む飲料を提供するための本発明に係るボトル(図1)は、液体容器1の仮想ベース5にフランジ付けされており、恒久的に装着されたCOタンク11を含む、アダプタ6を有する開閉可能な液体容器1を備えている。液体容器1は底部に向かって開いており、アダプタ6も液体容器1の底部5を形成している。
【0024】
他の実施形態では、COタンク11は可逆的に交換可能であってもよく、あるいはCOタンク11の代わりに再充填可能なガスカートリッジ(図3)を装着することもできる。ガスカートリッジを使用する場合のボトルの使用可能な容積の減少を補うために、液体容器1を長くしてもよい。
【0025】
この例では、液体容器1は、液体容器1のボトルネック7上の回転可能なねじ込み可能クロージャ2によって閉じることができる。この目的のために、この例では、ボトルネック7は雄ねじ4を有し、クロージャ2は雌ねじ3を有する。さらに、クロージャ2は、ボトルネック7上に載っているシール要素17、例えばリングシール又はフラットシールを備えている。
【0026】
この例では、液体容器1は、底部5に、アダプタ6の雄ねじ15にねじ込まられ得る雌ねじ16を有する(図1、2)。クロージャ2と同様に、シールリング8が挿入される(図1、2)。
【0027】
ねじ15、16の代わりに、例えばバヨネット又は同様の機構などの他の形態の接続も可能である。
【0028】
液体容器1は、単壁又は二重壁であってもよく、アダプタ6のように、好ましくは軽金属製、好ましくはアルミニウム製、又はステンレス鋼製、プラスチック製又はガラス製である。
【0029】
この例では、COタンク11はアダプタ6に恒久的に装着されているが、任意で(例えばネジ接続を介して)取り外し可能なタンクとして設計することもできる。両方の実施形態において、それは再充填可能である。図4はさらに、アダプタケース18がCO貯蔵/タンクの機能も担う可能性のある実施形態を示している。
【0030】
CO又は場合によっては他の食品安全ガスが、ガスライン/接続を介して制御された方法でガスタンク11から液体容器1内に排出される。ガス流量は、ガスタンク11と液体容器1との間に任意に取り付けることができる減圧器10と、ガス流量調整弁13に接続された押しボタン14とによって調整され、それによって液体容器内の圧力が例えば5-10barを超過しない。
【0031】
押しボタン14を押すことにより、ガス流量調整弁13の機械的な閉塞が解除され、ガスタンク11から液体容器1内へのガスの流入が可能となる。
【0032】
液体が逆流することなくガスが液体又は液体容器1に流入できるようにするために、逆止弁9又はシリコン弁が、基部5に近いアダプタ6内の入口弁として配置されることが好ましい。液体の逆流を防止する他の実施形態も可能である。
【0033】
別の実施形態では、液体容器1内に浸透する気泡のサイズを小さくするために逆止弁9の下流に「ディフューザ」を配置でき、これによりガスの溶解プロセスが増加する。改善された溶解プロセスは、例えば垂直ではなく水平にガス入口を巧みに配置することによって、液体中で上昇する気泡の滞留時間を長くすることによっても達成できる。
【0034】
追加の安全要素として、減圧器10よりも高い例えば12barのリリーフ圧力を有する圧力リリーフ弁を、ガス流量調整弁13と入口弁として機能する逆止弁9との間に配置できる。減圧器10を圧力リリーフ弁に置き換えることもできる。図4および図5はさらに、ボトル蓋内のシール要素19が圧力解放の機能を果たす実施形態を示している。この実施形態は、減圧器及び/又は圧力リリーフ弁及び/又はアダプタ内の所定の限界点で補うことができる。
【0035】
このように、減圧器10及び前述の圧力リリーフユニットは、所望の炭酸水の強度を達成するための設定要素であると同時に、安全要素でもある。押しボタン14を短く押すと、CO含有量の低い飲料が生成され、一方、押しボタン14を長く押すと、CO含有量が高い飲料が生成される。さらに、ボトルを振ると飲み物へのガスの溶解が促進され、ボトル本体内の圧力が低下し、より多くのガスがボトル本体に供給されるようになる。
【0036】
減圧装置10および前述のリリーフユニットに加えて、クロージャ2を緩めてボトルを開けるとき炭酸化プロセス中に液体容器1内に蓄積された圧力を迅速に逃がすことができれば、機能的安全性の別の有利な側面がある。それによって、クロージャ2はまだ完全に緩められておらず、減圧中に持ち上げることができない。減圧は、例えばねじ山の溝によって実現できる。
【0037】
図4は、アダプタ18がCOタンクの機能も担う、ボトルの別の可能性のある実施形態を示す。同様の実施形態が図5に示されており、図4とは対照的に、ガスタンク24は別個の要素を表している。アダプタケース25への接続は、例えばネジ接続により行うことができる。図4に係るプッシュボタン20は、接続されたガス流量調節弁により、機械的な圧力点への力の作用によってCOのボトル内部への流入を可能にする。非作動位置では、調整弁はリセット機構21、例えばスパイラルバネによって閉じたままであり、流れ方向へのCOの流れを許容しない。シール要素19は、シール機能と圧力リリーフ機能とを組み合わせる。シール機能は、使用される材料の形状と弾性の程度とによって保証される。機能原理は従来のエラストマーシール(フラットシール、Oリングなど)に対応する。ボトル本体内の規定の過圧力は、シール要素の幾何学的形状の変化に至る。これにより、規定の過圧力を解放できる。過剰な圧力は、ボトルネック22のねじ山を介して、又はボトルの蓋に特別に設計された開口部を通して排出される。シール要素は任意でユーザーが手動で取り外して洗浄できる。蓋内の圧力解放の他の実施形態も可能である。減圧器及び/又は圧力リリーフ弁及び/又はアダプタの所定の限界点との組み合わせは、安全性の観点から有利である。ボトルキャップ内のリリーフユニットを介した圧力リリーフが低下したCO濃度のために有利であるため、アダプタ内の安全要素はより高いリリーフ圧力を持つべきである。
【0038】
図1によれば、アダプタ6の基部の逆止弁12は、ガスタンク11を再充填するための入口弁として機能する。同様に、図4図5の逆止弁23は、ガス貯蔵庫18又はガスタンク24を再充填するために機能する。再充填ステーション26/アダプタ31は外部にあり、逆止弁12に適合する対応物を介してガスタンク11、18、又は24(図6、7)の再充填を可能にする。
【0039】
ガスタンクの容積は0.5リットル未満で、ガスタンク内の圧力は最大60barであり、少なくとも3.5mmの壁厚と組み合わせることで、規格EN7866およびEN12862を満たす。ボトル自体のように、軽金属製であってもよい。ガスタンクおよび準拠する規格の他の実施形態(形状、壁厚)も可能である。
【0040】
上で説明した例では、すべての機能が機械的に実行される。電気機械的な機能の実装が可能である。
【0041】
1回のタンク充填で最大10リットルの炭酸水を生成できる。
【0042】
COタンク11、18又は24は、逆止弁12又は23および外部再充填ステーション26(図6)を介して繰り返し充填できる。再充填ステーション26には、より大きな市販のCOガスシリンダ27を装備できる。チャージングステーションへの接続は、COの損失を防ぐためのシールを有するねじ継手28、又は同様の機構を使用して行われる。接続は無圧力であてもよく、すなわち、COガスシリンダ27内のチェック弁は、ユーザーが力を加えること、例えばCOガスシリンダを押し下げる又は外部機構(例えばレバー、押しボタンなど)を操作することによって、手動で作動する。代替的に、加圧による実装も可能であり、すなわち、COガスシリンダ27内のチェック弁は、ねじ継手28に接続されると自動的に作動する。COガスシリンダの内容物及び圧力は、充填兼逆止弁29まで流れる。機械的解放機構(例えば、ピン、ボール、プラグ)に力が加えられると、充填兼逆止弁29により、ガスがCOガスシリンダ27からガスライン30を介してアダプタ及びCO貯蔵/タンク18に流れることが可能になる。力は、ボトルを再充填ステーション26に固定して押し下げることによって加えられる。ガスの流れを引き起こす他の形態の力も可能である。COは物理的理由によりガスタンク11、18又は24内で許容される最大圧力60barを超えないため、ガスタンク11、18又は24を充填するための圧力減少/リリーフは必要ない。
【0043】
COタンク11、18、又は24の再充填の別の移動可能な実施形態では、再充填ステーションの代わりに大型COガスシリンダ27用のアダプタ31が設けられる(図7)。COガスボンベ27は、例えば、ねじ継手を介してアダプタ31に取り付けられ、COガスボンベ27内にあるチェック弁は、自動的に作動する(加圧型)。アダプタ32から突き出たニードルがアダプタ6の逆止弁12に挿入されて圧力が加えられると、ガス流量調整弁33の物理的な閉塞が解除され、ガスが流れ始める。
【符号の説明】
【0044】
1 液体容器
2 クロージャ
3 雌ねじ
4 雄ネジ
5 仮想ベース/底部
6 アダプタ
7 ボトルネック
8 シールリング
9 逆止弁
10 減圧器
11 COタンク
12 逆止弁
13 ガス流量調整弁
14 押しボタン
15 雄ネジ
16 雌ねじ
17 シール要素
18 アダプタ兼CO貯蔵/タンク
19 シール要素(圧力リリーフ機能付)
20 接続されたガス流量調整弁付き押しボタン
21 リセット機構
22 ボトルネックのネジ
23 逆止弁
24 COタンク
25 アダプタケース
26 再充填ステーション
27 COガスシリンダ
28 ネジ継手
29 充填兼逆止弁
30 ガスライン
31 アダプタ(再充填ステーションとしての)
32 アダプタニードル
33 ガス流量調整弁
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【国際調査報告】