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特表2024-507641迅速な2次セルアクティブ化のための一時的参照信号
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-21
(54)【発明の名称】迅速な2次セルアクティブ化のための一時的参照信号
(51)【国際特許分類】
   H04W 24/10 20090101AFI20240214BHJP
   H04W 72/0457 20230101ALI20240214BHJP
   H04W 72/23 20230101ALI20240214BHJP
【FI】
H04W24/10
H04W72/0457 110
H04W72/23
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023540622
(86)(22)【出願日】2022-01-28
(85)【翻訳文提出日】2023-06-30
(86)【国際出願番号】 US2022014366
(87)【国際公開番号】W WO2022165213
(87)【国際公開日】2022-08-04
(31)【優先権主張番号】63/143,662
(32)【優先日】2021-01-29
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/586,574
(32)【優先日】2022-01-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】507364838
【氏名又は名称】クアルコム,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100163522
【弁理士】
【氏名又は名称】黒田 晋平
(72)【発明者】
【氏名】武田 一樹
(72)【発明者】
【氏名】チャンファン・パク
(72)【発明者】
【氏名】ジェ・ホ・リュ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA14
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
5K067EE56
5K067LL11
(57)【要約】
ワイヤレス通信のための方法、システム、およびデバイスについて説明する。ユーザ機器(UE)が、UEにおいて1次セルに加えて2次セルがアクティブ化されることを示す2次セルアクティブ化メッセージを基地局から受信し得る。UEは、2次セルアクティブ化メッセージに少なくとも部分的に基づいて、セルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分のスロット位置、および非周期的参照信号の第1の部分と非周期的参照信号の第2の部分との間のスロットオフセットを識別してもよく、スロットオフセットは、スロット位置について連続しないスロットを含む。UEは、非周期的参照信号に少なくとも部分的に基づいて、2次セルの1つまたは複数の特性を測定してもよい。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための方法であって、
前記UEにおいて1次セルに加えて2次セルがアクティブ化されることを示す2次セルアクティブ化メッセージを基地局から受信するステップと、
前記2次セルアクティブ化メッセージに少なくとも部分的に基づいて、セルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分を搬送する第1の複数のスロットのスロット位置、および前記第1の複数のスロットと前記非周期的参照信号の第2の部分を搬送する第2の複数のスロットとの間のスロットオフセットを識別するステップであって、前記スロットオフセットが連続しないスロットを含み、前記第2の複数のスロットの非周期的参照信号の前記第2の部分が前記第1の複数のスロットの非周期的参照信号の前記第1の部分と同じシンボルのセットを使用する、識別するステップと、
前記非周期的参照信号に少なくとも部分的に基づいて前記2次セルの1つまたは複数の特性を測定するステップと
を含む、方法。
【請求項2】
前記2次セルアクティブ化メッセージが、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージ、またはそれら両方で受信される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記2次セルの周波数範囲、前記2次セルの周波数帯、前記2次セルの周波数帯組合せ、前記2次セルのサブキャリア間隔、前記2次セルの帯域幅部分構成、前記2次セルの時間領域二重化構成、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数に少なくとも部分的に基づいて前記スロットオフセットを識別するステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記スロットオフセットを示す構成信号を受信するステップ
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記構成信号が、前記スロットオフセット、前記スロット位置、またはそれら両方を示すフィールドを含むダウンリンク制御情報を含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記UEの最小スロットオフセット値を示すUE能力メッセージを送信するステップをさらに含み、前記スロットオフセットが、前記UE能力メッセージに少なくとも部分的に基づく、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
周波数範囲、周波数帯、周波数帯組合せ、サブキャリア間隔、帯域幅部分構成、または時間領域二重化構成のうちの少なくとも1つのために前記UEの前記最小スロットオフセット値を識別するステップ
をさらに含む、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
1次セルにおけるワイヤレス通信のための方法であって、
ユーザ機器(UE)のために、2次セルのセルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分を搬送する第1の複数のスロットのスロット位置、および前記第1の複数のスロットと前記非周期的参照信号の第2の部分を搬送する第2の複数のスロットとの間のスロットオフセットを識別するステップであって、前記スロットオフセットが連続しないスロットを含み、前記第2の複数のスロットの非周期的参照信号の前記第2の部分が前記第1の複数のスロットの非周期的参照信号の前記第1の部分と同じシンボルのセットを使用する、識別するステップと、
前記UEにおいて前記1次セルに加えて前記2次セルがアクティブ化されることを示し、前記スロット位置および前記スロットオフセットに従って前記2次セルでの前記非周期的参照信号の送信をトリガする2次セルアクティブ化メッセージを、前記UEに送信するステップと
を含む、方法。
【請求項9】
前記2次セルアクティブ化メッセージが、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージ、またはそれら両方で送信される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記2次セルの周波数範囲、前記2次セルの周波数帯、前記2次セルの周波数帯組合せ、前記2次セルのサブキャリア間隔、前記2次セルの帯域幅部分構成、前記2次セルの時間領域二重化構成、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数に少なくとも部分的に基づいて前記スロットオフセットを識別するステップ
をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記スロットオフセットを示す構成信号を送信するステップ
をさらに含む、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記構成信号が、前記スロットオフセット、前記スロット位置、またはそれら両方を示すフィールドを含むダウンリンク制御情報を含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記UEの最小スロットオフセット値を示すUE能力メッセージを受信するステップをさらに含み、前記スロットオフセットが、前記UE能力メッセージに少なくとも部分的に基づく、請求項8に記載の方法。
【請求項14】
周波数範囲、周波数帯、周波数帯組合せ、サブキャリア間隔、帯域幅部分構成、または時間領域二重化構成のうちの少なくとも1つのために前記UEの前記最小スロットオフセット値を識別するステップ
をさらに含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと、
前記メモリに記憶され、
前記UEにおいて1次セルに加えて2次セルがアクティブ化されることを示す2次セルアクティブ化メッセージを基地局から受信することと、
前記2次セルアクティブ化メッセージに少なくとも部分的に基づいて、セルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分を搬送する第1の複数のスロットのスロット位置、および前記第1の複数のスロットと前記非周期的参照信号の第2の部分を搬送する第2の複数のスロットとの間のスロットオフセットを識別することであって、前記スロットオフセットが連続しないスロットを含み、前記第2の複数のスロットの非周期的参照信号の前記第2の部分が前記第1の複数のスロットの非周期的参照信号の前記第1の部分と同じシンボルのセットを使用する、識別することと、
前記非周期的参照信号に少なくとも部分的に基づいて前記2次セルの1つまたは複数の特性を測定することと
を前記UEに行わせるように前記プロセッサによって実行可能である命令と
を備える、装置。
【請求項16】
前記2次セルアクティブ化メッセージが、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージ、またはそれら両方で受信される、請求項15に記載の装置。
【請求項17】
前記命令が、
前記2次セルの周波数範囲、前記2次セルの周波数帯、前記2次セルの周波数帯組合せ、前記2次セルのサブキャリア間隔、前記2次セルの帯域幅部分構成、前記2次セルの時間領域二重化構成、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数に少なくとも部分的に基づいて前記スロットオフセットを識別すること
を前記UEに行わせるように前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項15に記載の装置。
【請求項18】
前記命令が、
前記スロットオフセットを示す構成信号を受信すること
を前記UEに行わせるように前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項15に記載の装置。
【請求項19】
前記構成信号が、前記スロットオフセット、前記スロット位置、またはそれら両方を示すフィールドを含むダウンリンク制御情報を含む、請求項18に記載の装置。
【請求項20】
前記命令が、
前記UEの最小スロットオフセット値を示すUE能力メッセージを送信することであって、前記スロットオフセットが、前記UE能力メッセージに少なくとも部分的に基づく、送信すること
を前記UEに行わせるように前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項15に記載の装置。
【請求項21】
前記命令が、
周波数範囲、周波数帯、周波数帯組合せ、サブキャリア間隔、帯域幅部分構成、または時間領域二重化構成のうちの少なくとも1つのために前記UEの前記最小スロットオフセット値を識別すること
を前記UEに行わせるように前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項20に記載の装置。
【請求項22】
1次セルにおけるワイヤレス通信のための装置であって、
プロセッサと、
前記プロセッサに結合されたメモリと、
前記メモリに記憶され、
ユーザ機器(UE)のために、2次セルのセルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分を搬送する第1の複数のスロットのスロット位置、および前記第1の複数のスロットと前記非周期的参照信号の第2の部分を搬送する第2の複数のスロットとの間のスロットオフセットを識別することであって、前記スロットオフセットが連続しないスロットを含み、前記第2の複数のスロットの非周期的参照信号の前記第2の部分が前記第1の複数のスロットの非周期的参照信号の前記第1の部分と同じシンボルのセットを使用する、識別することと、
前記UEにおいて前記1次セルに加えて前記2次セルがアクティブ化されることを示し、前記スロット位置および前記スロットオフセットに従って前記2次セルでの前記非周期的参照信号の送信をトリガする2次セルアクティブ化メッセージを、前記UEに送信することと
を前記1次セルに行わせるように前記プロセッサによって実行可能である、命令と
を備える、装置。
【請求項23】
前記2次セルアクティブ化メッセージが、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)、ダウンリンク制御情報(DCI)メッセージ、またはそれら両方で送信される、請求項22に記載の装置。
【請求項24】
前記命令が、
前記2次セルの周波数範囲、前記2次セルの周波数帯、前記2次セルの周波数帯組合せ、前記2次セルのサブキャリア間隔、前記2次セルの帯域幅部分構成、前記2次セルの時間領域二重化構成、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数に少なくとも部分的に基づいて前記スロットオフセットを識別すること
を前記1次セルに行わせるように前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項22に記載の装置。
【請求項25】
前記命令が、
前記スロットオフセットを示す構成信号を送信すること
を前記1次セルに行わせるように前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項22に記載の装置。
【請求項26】
前記構成信号が、前記スロットオフセット、前記スロット位置、またはそれら両方を示すフィールドを含むダウンリンク制御情報を含む、請求項25に記載の装置。
【請求項27】
前記命令が、
前記UEの最小スロットオフセット値を示すUE能力メッセージを受信することあって、前記スロットオフセットが、前記UE能力メッセージに少なくとも部分的に基づく、受信すること
を前記1次セルに行わせるように前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項22に記載の装置。
【請求項28】
前記命令が、
周波数範囲、周波数帯、周波数帯組合せ、サブキャリア間隔、帯域幅部分構成、または時間領域二重化構成のうちの少なくとも1つのために前記UEの前記最小スロットオフセット値を識別すること
を前記1次セルに行わせるように前記プロセッサによってさらに実行可能である、請求項27に記載の装置。
【請求項29】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のための装置であって、
前記UEにおいて1次セルに加えて2次セルがアクティブ化されることを示す2次セルアクティブ化メッセージを基地局から受信するための手段と、
前記2次セルアクティブ化メッセージに少なくとも部分的に基づいて、セルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分を搬送する第1の複数のスロットのスロット位置、および前記第1の複数のスロットと前記非周期的参照信号の第2の部分を搬送する第2の複数のスロットとの間のスロットオフセットを識別するための手段であって、前記スロットオフセットが連続しないスロットを含み、前記第2の複数のスロットの非周期的参照信号の前記第2の部分が前記第1の複数のスロットの非周期的参照信号の前記第1の部分と同じシンボルのセットを使用する、識別するための手段と、
前記非周期的参照信号に少なくとも部分的に基づいて前記2次セルの1つまたは複数の特性を測定するための手段と
を備える、装置。
【請求項30】
1次セルにおけるワイヤレス通信のための装置であって、
ユーザ機器(UE)のために、2次セルのセルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分を搬送する第1の複数のスロットのスロット位置、および前記第1の複数のスロットと前記非周期的参照信号の第2の部分を搬送する第2の複数のスロットとの間のスロットオフセットを識別するための手段であって、前記スロットオフセットが連続しないスロットを含み、前記第2の複数のスロットの非周期的参照信号の前記第2の部分が前記第1の複数のスロットの非周期的参照信号の前記第1の部分と同じシンボルのセットを使用する、識別するための手段と、
前記UEにおいて前記1次セルに加えて前記2次セルがアクティブ化されることを示し、前記スロット位置および前記スロットオフセットに従って前記2次セルでの前記非周期的参照信号の送信をトリガする2次セルアクティブ化メッセージを、前記UEに送信するための手段と
を備える、装置。
【請求項31】
ユーザ機器(UE)におけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読記録媒体であって、
前記コードが、
前記UEにおいて1次セルに加えて2次セルがアクティブ化されることを示す2次セルアクティブ化メッセージを基地局から受信することと、
前記2次セルアクティブ化メッセージに少なくとも部分的に基づいて、セルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分を搬送する第1の複数のスロットのスロット位置、および前記第1の複数のスロットと前記非周期的参照信号の第2の部分を搬送する第2の複数のスロットとの間のスロットオフセットを識別することであって、前記スロットオフセットが連続しないスロットを含み、前記第2の複数のスロットの非周期的参照信号の前記第2の部分が前記第1の複数のスロットの非周期的参照信号の前記第1の部分と同じシンボルのセットを使用する、識別することと、
前記非周期的参照信号に少なくとも部分的に基づいて前記2次セルの1つまたは複数の特性を測定することと
を行うようにプロセッサによって実行可能な命令を含む、非一時的コンピュータ可読記録媒体。
【請求項32】
1次セルにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読記録媒体であって、前記コードが、
ユーザ機器(UE)のために、2次セルのセルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分を搬送する第1の複数のスロットのスロット位置、および前記第1の複数のスロットと前記非周期的参照信号の第2の部分を搬送する第2の複数のスロットとの間のスロットオフセットを識別することであって、前記スロットオフセットが連続しないスロットを含み、前記第2の複数のスロットの非周期的参照信号の前記第2の部分が前記第1の複数のスロットの非周期的参照信号の前記第1の部分と同じシンボルのセットを使用する、識別することと、
前記UEにおいて前記1次セルに加えて前記2次セルがアクティブ化されることを示し、前記スロット位置および前記スロットオフセットに従って前記2次セルでの前記非周期的参照信号の送信をトリガする2次セルアクティブ化メッセージを、前記UEに送信することと
を行うようにプロセッサによって実行可能な命令を含む、非一時的コンピュータ可読記録媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
相互参照
本特許出願は、各々が本出願の譲受人に譲渡された、2021年1月29日に出願され、「TEMPORARY REFERENCE SIGNAL FOR FAST SECONDARY CELL ACTIVATION」と題する、TAKEDAらによる米国仮特許出願第63/143662号、および2022年1月27日に出願され、「TEMPORARY REFERENCE SIGNAL FOR FAST SECONDARY CELL ACTIVATION」と題する、TAKEDAらによる米国特許出願第17/586574号の利益を主張する。
【0002】
以下は、迅速な2次セルアクティブ化のための一時的参照信号を含むワイヤレス通信に関する。
【背景技術】
【0003】
ワイヤレス通信システムは、音声、映像、パケットデータ、メッセージング、放送などの様々な種類の通信コンテンツを提供するために広く配備されている。これらのシステムは、利用可能なシステムリソース(たとえば、時間、周波数、および電力)を共有することによって複数のユーザとの通信をサポートすることが可能であり得る。そのような多元接続システムの例には、ロングタームエボリューション(LTE)システム、LTEアドバンスト(LTE-A)システム、またはLTE-A Proシステムなどの第4世代(4G)システム、およびニューラジオ(NR)システムと呼ばれることがある第5世代(5G)システムを含む。これらのシステムは、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、または離散フーリエ変換拡散直交周波数分割多重化(DFT-S-OFDM)などの技術を採用し得る。ワイヤレス多元接続通信システムは、場合によっては、ユーザ機器(UE)として知られていることがある複数の通信デバイスのための通信を各々が同時にサポートする、1つまたは複数の基地局または1つまたは複数のネットワークアクセスノードを含み得る。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0004】
説明する技法は、迅速な2次セル(SCell)アクティブ化のための一時的参照信号をサポートする改良された方法、システム、デバイス、および装置に関する。一般に、説明する技法は、より迅速におよび効率的にユーザ機器(UE)のためのSCellのアクティブ化を改善することを可能にする。たとえば、UEが、SCellがアクティブ化されることを示すSCellアクティブ化メッセージを受信してもよい。SCellアクティブ化メッセージは、アクティブ化されるSCellと同じ基地局および/または異なる基地局に関連している場合がある1次セル(PCell)から受信されてもよい。UEは、たとえば、SCellアクティブ化メッセージおよび/または他の構成に基づいて、非周期的参照信号の連続しないスロット配置(たとえば、スロットnのスロット位置およびスロットnとスロットn+kとの間のスロットオフセットに基づくスロットn+kの位置)を識別してもよい。すなわち、UEは、アクティブ化メッセージを使用して、非周期的参照信号の第1の部分のスロットnのスロット位置、ならびにスロットオフセットを識別し、アクティブ化されるSCellによって非周期的参照信号の第2の部分が送信されるスロットn+kを識別する。UEはその場合、たとえば、スロットnの非周期的参照信号の第1の部分の関連するリソース、および、連続しないスロットを構成する、非周期的参照信号の第2の部分があるスロットn+kを識別するスロットオフセットを使用して、SCellからの非周期的参照信号を測定してもよい。これは、UEがより迅速におよび効率的にワイヤレス通信を行うためにSCellと同期することを可能にし得る。
【0005】
UEにおけるワイヤレス通信のための方法について説明する。この方法は、UEにおいてPCellに加えてSCellがアクティブ化されることを示すSCellアクティブ化メッセージを基地局から受信することと、SCellアクティブ化メッセージに基づいて、セルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分のスロット位置、および非周期的参照信号の第1の部分と非周期的参照信号の第2の部分との間のスロットオフセットを識別することであって、スロットオフセットが、スロット位置について連続しないスロットを含む、識別することと、非周期的参照信号に基づいてSCellの1つまたは複数の特性を測定することとを含んでもよい。いくつかの例では、スロット位置は、非周期的参照信号の第1の部分を搬送する第1の複数のスロットについてであってもよく、スロットオフセットは、図3に示すように、第1の複数のスロットと非周期的参照信号の第2の部分を搬送する第2の複数のスロットとの間であってもよい。いくつかの例では、第1の複数のスロットで搬送される非周期的参照信号の第1の部分に使用されるタイミング領域パターン(たとえば、シンボル)は、第2の複数のスロットで搬送される非周期的参照信号の第2の部分に再利用される(たとえば、同じである)場合がある。
【0006】
UEにおけるワイヤレス通信のための装置について説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに記憶された命令とを含み得る。命令は、装置に、UEにおいてPCellに加えてSCellがアクティブ化されることを示すSCellアクティブ化メッセージを基地局から受信することと、SCellアクティブ化メッセージに基づいて、セルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分のスロット位置、および非周期的参照信号の第1の部分と非周期的参照信号の第2の部分との間のスロットオフセットを識別することであって、スロットオフセットが、スロット位置について連続しないスロットを含む、識別することと、非周期的参照信号に基づいてSCellの1つまたは複数の特性を測定することとを行わせるように、プロセッサによって実行可能であってもよい。
【0007】
UEにおけるワイヤレス通信のための別の装置について説明する。この装置は、UEにおいてPCellに加えてSCellがアクティブ化されることを示すSCellアクティブ化メッセージを基地局から受信するための手段と、SCellアクティブ化メッセージに基づいて、セルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分のスロット位置、および非周期的参照信号の第1の部分と非周期的参照信号の第2の部分との間のスロットオフセットを識別するための手段であって、スロットオフセットが、スロット位置について連続しないスロットを含む、識別するための手段と、非周期的参照信号に基づいてSCellの1つまたは複数の特性を測定するための手段とを含んでもよい。
【0008】
UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。このコードは、UEにおいてPCellに加えてSCellがアクティブ化されることを示すSCellアクティブ化メッセージを基地局から受信することと、SCellアクティブ化メッセージに基づいて、セルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分のスロット位置、および非周期的参照信号の第1の部分と非周期的参照信号の第2の部分との間のスロットオフセットを識別することであって、スロットオフセットが、スロット位置について連続しないスロットを含む、識別することと、非周期的参照信号に基づいてSCellの1つまたは複数の特性を測定することとを行うように、プロセッサによって実行可能な命令を含んでもよい。
【0009】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、スロット位置は、非周期的参照信号の第1の部分のためのリソースを含む第1のスロットを含み、スロットオフセットは、非周期的参照信号の第2の部分のためのリソースを含む第2のスロットを識別し、第2のスロットは、第1のスロットについて連続しないスロットを含む。
【0010】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のスロットの間の非周期的参照信号の第1の部分のためのリソースは、第2のスロットの間の非周期的参照信号の第2の部分のためのリソースとは異なる時間領域パターンを使用する。
【0011】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、スロット位置は、複数のスロットの第1のセットを含み、複数のスロットの第1のセットの各スロットが、非周期的参照信号の第1のインスタンスのためのリソースを含み、スロットオフセットは、複数のスロットの第2のセットを識別し、複数のスロットの第2のセットの各スロットが、非周期的参照信号の第2のインスタンスのためのリソースを含み、複数のスロットの第2のセットは、複数のスロットの第1のセットについて連続しないスロットを含む。
【0012】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、複数のスロットの第1のセットの間の非周期的参照信号の第1のインスタンスのためのリソースは、複数のスロットの第2のセットの間の非周期的参照信号の第2のインスタンスのためのリソースとは異なる時間領域パターンを使用する。
【0013】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、SCellの周波数範囲、SCellの周波数帯、SCellの周波数帯組合せ、SCellのサブキャリア間隔(SCS)、SCellの帯域幅部分(BWP)構成、SCellの時間領域二重化(RDD)構成、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数に基づいてスロットオフセットを識別するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0014】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、スロットオフセットを示す構成信号を受信するための動作、機能、手段、または命令をさらに含み得る。
【0015】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、構成信号は、スロットオフセット、スロット位置、またはそれら両方を示すフィールドを含む、ダウンリンク制御情報(DCI)を含む。
【0016】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、UEの最小スロットオフセット値を示すUE能力メッセージを送信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでもよく、スロットオフセットは、UE能力メッセージに基づいてよい。
【0017】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、周波数範囲、周波数帯、周波数帯組合せ、SCS、BWP構成、またはTDD構成のうちの少なくとも1つについてUEの最小スロットオフセット値を識別するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでもよい。
【0018】
PCellにおけるワイヤレス通信のための方法について説明する。この方法は、SCellのセルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1部分のスロット位置、および非周期的参照信号の第1の部分と非周期的参照信号の第2の部分との間のスロットオフセットを、UEのために識別することであって、スロットオフセットがスロット位置について連続しないスロットを含む、識別することと、UEにおいてPCellに加えてSCellがアクティブ化されることを示すSCellアクティブ化メッセージをUEに送信することと、スロット位置およびスロットオフセットに従ってSCellにおいて非周期的参照信号の送信をトリガすることとを含み得る。
【0019】
PCellにおけるワイヤレス通信のための装置について説明する。装置は、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、メモリ内に記憶された命令とを含み得る。命令は、SCellのセルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分のスロット位置、および非周期的参照信号の第1の部分と非周期的参照信号の第2の部分との間のスロットオフセットを、UEのために識別することであって、スロットオフセットが、スロット位置について連続しないスロットを含む、識別することと、UEにおいてPCellに加えてSCellがアクティブ化されることを示し、スロット位置およびスロットオフセットに従ってSCellで非周期的参照信号の送信をトリガするSCellアクティブ化メッセージを、UEに送信することとを装置に行わせるように、プロセッサによって実行可能であってもよい。
【0020】
PCellにおけるワイヤレス通信のための別の装置について説明する。装置は、SCellのセルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分のスロット位置、および非周期的参照信号の第1の部分と非周期的参照信号の第2の部分との間のスロットオフセットを、UEのために識別するための手段であって、スロットオフセットが、スロット位置について連続しないスロットを含む、識別するための手段と、UEにおいてPCellに加えてSCellがアクティブ化されることを示し、スロット位置およびスロットオフセットに従ってSCellで非周期的参照信号の送信をトリガするSCellアクティブ化メッセージをUEに送信するための手段とを含んでもよい。
【0021】
PCellにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体について説明する。コードは、SCellのセルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分のスロット位置、および非周期的参照信号の第1の部分と非周期的参照信号の第2の部分との間のスロットオフセットを、UEのために識別することであって、スロットオフセットが、スロット位置について連続しないスロットを含む、識別することと、UEにおいてPCellに加えてSCellがアクティブ化されることを示し、スロット位置およびスロットオフセットに従ってSCellで非周期的参照信号の送信をトリガするSCellアクティブ化メッセージをUEに送信することとを行うように、プロセッサによって実行可能な命令を含んでもよい。
【0022】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、スロット位置は、非周期的参照信号の第1の部分のためのリソースを含む第1のスロットを含み、スロットオフセットは、非周期的参照信号の第2の部分のためのリソースを含む第2のスロットを識別し、第2のスロットは、第1のスロットについて連続しないスロットを含む。
【0023】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、第1のスロットの間の非周期的参照信号の第1の部分のためのリソースは、第2のスロットの間の非周期的参照信号の第2の部分のためのリソースとは異なる時間領域パターンを使用する。
【0024】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、スロット位置は、複数のスロットの第1のセットを含み、複数のスロットの第1のセットの各スロットが、非周期的参照信号の第1のインスタンスのためのリソースを含み、スロットオフセットは、複数のスロットの第2のセットを識別し、複数のスロットの第2のセットの各スロットが、非周期的参照信号の第2のインスタンスのためのリソースを含み、複数のスロットの第2のセットは、複数のスロットの第1のセットについて連続しないスロットを含む。
【0025】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、複数のスロットの第1のセットの間の非周期的参照信号の第1のインスタンスのためのリソースは、複数のスロットの第2のセットの間の非周期的参照信号の第2のインスタンスのためのリソースとは異なる時間領域パターンを使用する。
【0026】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、SCellの周波数範囲、SCellの周波数帯、SCellの周波数帯組合せ、SCellのSCS、SCellのBWP構成、SCellのTDD構成、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数に基づいてスロットオフセットを識別するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含み得る。
【0027】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、スロットオフセットを示す構成信号を送信するための動作、機能、手段、または命令をさらに含み得る。
【0028】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例では、構成信号は、スロットオフセット、スロット位置、またはそれら両方を示すフィールドを含むDCIを含む。
【0029】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、UEの最小スロットオフセット値を示すUE能力メッセージを受信するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでもよく、スロットオフセットは、UE能力メッセージに基づいてよい。
【0030】
本明細書で説明する方法、装置、および非一時的コンピュータ可読媒体のいくつかの例は、周波数範囲、周波数帯、周波数帯組合せ、SCS、BWP構成、またはTDD構成のうちの少なくとも1つについてUEの最小スロットオフセット値を識別するための動作、特徴、手段、または命令をさらに含んでもよい。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1】本開示の態様による、迅速な2次セル(SCell)アクティブ化のための一時的参照信号をサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図である。
図2】本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートするワイヤレス通信システムの一例を示す図である。
図3】本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートする非周期的参照信号構成の一例を示す図である。
図4】本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートする非周期的参照信号構成の一例を示す図である。
図5】本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートする非周期的参照信号構成の一例を示す図である。
図6】本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートするデバイスのブロック図である。
図7】本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートするデバイスのブロック図である。
図8】本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートする通信マネージャのブロック図である。
図9】本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートするデバイスを含むシステムの図である。
図10】本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートするデバイスのブロック図である。
図11】本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートするデバイスのブロック図である。
図12】本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートする通信マネージャのブロック図である。
図13】本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートするデバイスを含むシステムの図である。
図14】本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートする方法を示すフローチャートである。
図15】本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートする方法を示すフローチャートである。
図16】本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートする方法を示すフローチャートである。
図17】本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートする方法を示すフローチャートである。
図18】本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートする方法を示すフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0032】
2次セル(SCell)のアクティブ化は、一般に、ユーザ機器(UE)が周期的な同期信号ブロック(SSB)送信に基づいてアクティブ化されるSCellのチャネル状態測定を行わなければならないために、かなりの量の時間がかかる。たとえば、新無線(NR)ワイヤレス通信システムのSSB送信は、ロングタームエボリューション(LTE)ワイヤレス通信システムのセル固有の参照信号(CRS)送信よりもはるかに少ない頻度で行われることがあり、したがってNRのSCellアクティブ化は、CRS周期よりも大幅に長い時間がかかる可能性がある。いくつかのワイヤレス通信は、SSB送信を待つ必要なしにSCellアクティブ化を可能にするためにSCell上で送信され得る一時的参照信号(たとえば、非周期的参照信号)をサポートし得る。一時的参照信号は、追跡参照信号(TRS)、チャネル状態情報(CSI-RS)、ビーム参照信号(BRS)、位相追跡参照信号(PTRS)、および/または新たに設計される参照信号の一例であってもよい。しかしながら、そのようなワイヤレス通信システムは、一時的参照信号が、媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)、またはダウンリンク制御情報(DCI)によってトリガされ得るように構成されるが、そのような構成シグナリングが一時的参照信号を構成するためにどのように使用されるか、一時的参照信号の構成がどのようにしてUEに示されるかなどに関する機構を与えない。
【0033】
さらに、アクティブ化されるいくつかのSCellは、しきい値よりも大きいSSB周期(たとえば、SSB周期>160ms)と関連付けられる場合がある。この状況では、2つのSSBが使用され、すなわち、第1のSSBは自動利得制御(AGC)に、第2のSSBはチャネル追跡に(たとえば、チャネル性能測定に)使用される。上記で説明した一時的参照信号手法にこのアプローチを採用すると、ワイヤレス通信システムは1つのスロットで、または2つの連続したスロットでのみ一時的参照信号リソースを許可するので、問題になる可能性がある。これは、UEがTRSを使用したAGCおよびチャネル追跡を行うことができない状況を生じる可能性がある。
【0034】
本開示の態様について、最初にワイヤレス通信システムの文脈で説明する。一般に、説明する技法は、より迅速におよび効率的にUEのためのSCellのアクティブ化を改善することを可能にする。たとえば、UEが、SCellがアクティブ化されることを示すSCellアクティブ化メッセージを受信してもよい。SCellアクティブ化メッセージは、アクティブ化されるSCellと同じ基地局および/または異なる基地局に関連している場合がある1次セル(PCell)から受信されてもよい。UEは、たとえば、SCellアクティブ化メッセージおよび/または他の構成に基づいて、非周期的参照信号の連続しないスロット配置(たとえば、スロットnのスロット位置およびスロットnとスロットn+kとの間のスロットオフセットに基づくスロットn+kの位置)を識別してもよい。この例では、nとkの両方が、正の整数である。
【0035】
すなわち、UEは、アクティブ化メッセージを使用して、非周期的参照信号の第1の部分のスロットnのスロット位置、ならびにスロットオフセットを識別し、アクティブ化されるSCellによって非周期的参照信号の第2の部分が送信されるスロットn+kを識別する。UEはその場合、たとえば、スロットnの非周期的参照信号の第1の部分の関連するリソース、および、連続しないスロットを構成する、非周期的参照信号の第2の部分があるスロットn+kを識別するスロットオフセットを使用して、SCellからの非周期的参照信号を測定してもよい。これは、UEがより迅速におよび効率的にワイヤレス通信を行うためにSCellと同期することを可能にし得る。
【0036】
本開示の態様について、迅速なSCellアクティブ化のための一時的な参照信号に関係する装置図、システム図、およびフローチャートによってさらに示し、それらを参照しながら説明する。
【0037】
図1は、本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートするワイヤレス通信システム100の一例を示す。ワイヤレス通信システム100は、1つまたは複数の基地局105と、1つまたは複数のUE115と、コアネットワーク130とを含み得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、LTEネットワーク、LTE-アドバンスト(LTE-A)ネットワーク、LTE-A Proネットワーク、またはNRネットワークであり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、拡張ブロードバンド通信、超高信頼(たとえば、ミッションクリティカル)通信、低レイテンシ通信、低コストかつ低複雑度のデバイスとの通信、またはそれらの任意の組合せをサポートし得る。
【0038】
基地局105は、ワイヤレス通信システム100を形成するために地理的エリア全体にわたって分散されることがあり、異なる形態をなす、または異なる能力を有するデバイスであってよい。基地局105およびUE115は、1つまたは複数の通信リンク125を介してワイヤレス通信し得る。各基地局105は、UE115および基地局105が1つまたは複数の通信リンク125を確立し得るカバレージエリア110を提供し得る。カバレージエリア110は、基地局105およびUE115が1つまたは複数の無線アクセス技術による信号の通信をサポートし得る地理的エリアの一例であってよい。
【0039】
UE115は、ワイヤレス通信システム100のカバレージエリア110全体にわたって分散されることがあり、各UE115は、異なる時間において固定、またはモバイル、またはそれら両方であることがある。UE115は、異なる形態をなす、または異なる能力を有するデバイスであり得る。いくつかの例示的なUE115を図1に示している。本明細書で説明するUE115は、図1に示すように、他のUE115、基地局105、またはネットワーク機器(たとえば、コアネットワークノード、中継デバイス、統合アクセスおよびバックホール(IAB)ノード、または他のネットワーク機器)などの、様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0040】
基地局105は、コアネットワーク130と通信する、もしくは互いに通信する、またはそれら両方の通信を行い得る。たとえば、基地局105は、1つまたは複数のバックホールリンク120を通して(たとえば、S1、N2、N3、または他のインターフェースを介して)コアネットワーク130とインターフェースし得る。基地局105は、バックホールリンク120を通じて(たとえば、X2、Xn、または他のインターフェースを介して)、直接的(たとえば、基地局105間で直接)、もしくは間接的(たとえば、コアネットワーク130を介して)のいずれかで、またはそれら両方で互いに通信し得る。いくつかの例では、バックホールリンク120は、1つもしくは複数のワイヤレスリンクであってよく、または1つもしくは複数のワイヤレスリンクを含んでもよい。
【0041】
本明細書で説明する基地局105のうちの1つまたは複数は、基地トランシーバ局、無線基地局、アクセスポイント、無線トランシーバ、ノードB、eノードB(eNB)、次世代ノードBもしくはギガノードB(そのいずれもgNBと呼ばれることがある)、ホームノードB、ホームeノードB、または他の好適な用語を含んでよく、または当業者によってそのように呼ばれることがある。
【0042】
UE115は、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、リモートデバイス、ハンドヘルドデバイス、もしくは加入者デバイス、またはいくつかの他の好適な用語を含んでよく、またはそのように呼ばれることがあり、ここで、「デバイス」は、例の中でも、ユニット、局、端末、またはクライアントと呼ばれることもある。UE115はまた、セルラーフォン、携帯情報端末(PDA)、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはパーソナルコンピュータなどのパーソナル電子デバイスを含むことがあり、またはそのように呼ばれることがある。いくつかの例では、UE115は、例の中でも、器具、もしくは車両、メーターなどの様々な物品において実装され得る、例の中でも、ワイヤレスローカルループ(WLL)局、モノのインターネット(IoT)デバイス、あらゆるモノのインターネット(IoE)デバイス、またはマシンタイプ通信(MTC)デバイスを含むことがあり、またはそのように呼ばれることがある。
【0043】
本明細書で説明するUE115は、図1に示すように、時には中継器として働くことがある他のUE115、ならびに、例の中でも、マクロeNBもしくはgNB、スモールセルeNBもしくはgNB、または中継基地局を含む、基地局105およびネットワーク機器などの、様々なタイプのデバイスと通信することが可能であり得る。
【0044】
UE115および基地局105は、1つまたは複数のキャリア上で1つまたは複数の通信リンク125を介して互いにワイヤレス通信し得る。「キャリア」という用語は、通信リンク125をサポートするための定義された物理レイヤ構造を有する無線周波数スペクトルリソースのセットを指すことがある。たとえば、通信リンク125のために使用されるキャリアは、所与の無線アクセス技術(たとえば、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、NR)のための1つまたは複数の物理レイヤチャネルに従って動作する無線周波数スペクトル帯域の一部分(たとえば、帯域幅部分(BWP))を含み得る。各物理レイヤチャネルは、収集シグナリング(たとえば、同期信号、システム情報)、キャリアに対する動作を協調させる制御シグナリング、ユーザデータ、または他のシグナリングを搬送し得る。ワイヤレス通信システム100は、キャリアアグリゲーションまたはマルチキャリア動作を使用して、UE115との通信をサポートし得る。UE115は、キャリアアグリゲーション構成に従って、複数のダウンリンクコンポーネントキャリアおよび1つまたは複数のアップリンクコンポーネントキャリアとともに構成され得る。キャリアアグリゲーションは、周波数分割複信(FDD)コンポーネントキャリアと時分割複信(TDD)コンポーネントキャリアの両方とともに使用され得る。
【0045】
いくつかの例では(たとえば、キャリアアグリゲーション構成では)、キャリアはまた、他のキャリアに対する動作を協調させる収集シグナリングまたは制御シグナリングを有してもよい。キャリアは、周波数チャネル(たとえば、発展型ユニバーサルモバイル電気通信システム地上波無線アクセス(E-UTRA)絶対無線周波数チャネル番号(EARFCN))に関連付けられることがあり、UE115による発見のためにチャネルラスタに従って配置されることがある。キャリアは、初期収集および接続が、UE115によってキャリアを介して行われ得る、スタンドアロンモードで動作され得るか、またはキャリアは、接続が、(たとえば、同じまたは異なる無線アクセス技術の)異なるキャリアを使用してアンカリングされる、非スタンドアロンモードで動作され得る。
【0046】
ワイヤレス通信システム100の中に示されている通信リンク125は、UE115から基地局105へのアップリンク送信、または基地局105からUE115へのダウンリンク送信を含み得る。キャリアは、(たとえば、FDDモードでは)ダウンリンク通信もしくはアップリンク通信を搬送し得るか、または(たとえば、TDDモードでは)ダウンリンク通信およびアップリンク通信を搬送するように構成され得る。
【0047】
キャリアは、無線周波数スペクトルの特定の帯域幅と関連していてもよく、いくつかの例では、キャリア帯域幅は、キャリアまたはワイヤレス通信システム100の「システム帯域幅」と呼ばれることがある。たとえば、キャリア帯域幅は、特定の無線アクセス技術のキャリアのためのいくつかの所定の帯域幅のうちの1つ(たとえば、1.4、3、5、10、15、20、40、または80メガヘルツ(MHz))であり得る。ワイヤレス通信システム100のデバイス(たとえば、基地局105、UE115、またはそれら両方)は、特定のキャリア帯域幅上の通信をサポートするハードウェア構成を有し得るか、またはキャリア帯域幅のセットのうちの1つのキャリア帯域幅上の通信をサポートするように構成可能であり得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、複数のキャリア帯域幅に関連するキャリアを介した同時通信をサポートする、基地局105またはUE115を含み得る。いくつかの例では、サービスされる各UE115は、キャリア帯域幅の部分(たとえば、サブバンド、BWP)、またはすべての上で動作するために構成され得る。
【0048】
キャリア上で送信される信号波形は、(たとえば、直交周波数分割多重化(OFDM)または離散フーリエ変換拡散OFDM(DFT-S-OFDM)などのマルチキャリア変調(MCM)技法を使用して)複数のサブキャリアから構成され得る。MCM技法を採用するシステムでは、リソース要素は、1つのシンボル期間(たとえば、1つの変調シンボルの持続時間)および1つのサブキャリアからなることがあり、ここで、シンボル期間およびサブキャリア間隔は、逆関係にある。各リソース要素によって搬送されるビットの数は、変調方式(たとえば、変調方式の次数、変調方式のコーディングレート、またはそれら両方)に依存し得る。したがって、UE115が受信するリソース要素が多いほど、また変調方式の次数が高いほど、UE115のデータレートは高くなり得る。ワイヤレス通信リソースは、無線周波数スペクトルリソース、時間リソース、および空間リソース(たとえば、空間レイヤまたはビーム)の組合せを指すことがあり、複数の空間レイヤの使用は、UE115との通信に対してデータレートまたはデータ完全性をさらに高め得る。
【0049】
キャリアに対する1つまたは複数のヌメロロジーがサポートされてもよく、ここで、ヌメロロジーは、サブキャリア間隔(Δf)およびサイクリックプレフィックスを含み得る。キャリアは、同じまたは異なるヌメロロジーを有する1つまたは複数のBWPに分割され得る。いくつかの例では、UE115は複数のBWPで構成され得る。いくつかの例では、キャリアに対する単一のBWPが所与の時間にアクティブであってもよく、UE115のための通信が1つまたは複数のアクティブなBWPに制限されることがある。
【0050】
基地局105またはUE115のための時間間隔は、たとえば、Ts=1/(Δfmax・Nf)秒のサンプリング周期を指すことがある、基本時間単位の倍数単位で表現されることがあり、ただし、Δfmaxは、サポートされる最大のサブキャリア間隔を表してよく、Nfは、サポートされる最大の離散フーリエ変換(DFT)サイズを表してよい。通信リソースの時間間隔は、指定された持続時間(たとえば、10ミリ秒(ms))を各々が有する無線フレームに従って編成され得る。各無線フレームは、(たとえば、0から1023に及ぶ)システムフレーム番号(SFN)によって識別され得る。
【0051】
各フレームは、複数の連続的に番号付けされたサブフレームまたはスロットを含んでもよく、各サブフレームまたはスロットは、同じ持続時間を有してもよい。いくつかの例では、フレームは(たとえば、時間領域において)サブフレームに分割されてもよく、各サブフレームはいくつかのスロットにさらに分割されてもよい。代替として、各フレームは可変数のスロットを含んでもよく、スロットの数はサブキャリア間隔に依存し得る。各スロットは、(たとえば、各シンボル期間にプリペンドされたサイクリックプレフィックスの長さに応じて)いくつかのシンボル期間を含み得る。いくつかのワイヤレス通信システム100では、スロットは、1つまたは複数のシンボルを含む複数のミニスロットにさらに分割されてもよい。サイクリックプレフィックスを除いて、各シンボル期間は、1つまたは複数(たとえば、Nf個)のサンプリング周期を含み得る。シンボル期間の持続時間は、サブキャリア間隔または動作の周波数帯域に依存し得る。
【0052】
サブフレーム、スロット、ミニスロット、またはシンボルは、ワイヤレス通信システム100の(たとえば、時間領域における)最小スケジューリングユニットであることがあり、送信時間間隔(TTI)と呼ばれることがある。いくつかの例では、TTI持続時間(たとえば、TTIの中のシンボル期間の数)は可変であってよい。追加または代替として、ワイヤレス通信システム100の最小スケジューリング単位は、(たとえば、短縮TTI(sTTI)のバーストの中で)動的に選択されてよい。
【0053】
物理チャネルは、様々な技法に従ってキャリア上で多重化されてもよい。物理制御チャネルおよび物理データチャネルは、たとえば、時分割多重化(TDM)技法、周波数分割多重化(FDM)技法、またはハイブリッドTDM-FDM技法のうちの1つまたは複数を使用してダウンリンクキャリア上で多重化されてよい。物理制御チャネルのための制御領域(たとえば、制御リソースセット(CORESET))は、シンボル期間の数によって規定されてよく、キャリアのシステム帯域幅またはシステム帯域幅のサブセットにわたって延びてよい。1つまたは複数の制御領域(たとえば、CORESET)が、UE115のセットのために構成され得る。たとえば、UE115のうちの1つまたは複数は、1つまたは複数のサーチスペースセットに従って制御情報を求めて制御領域を監視または探索してよく、各サーチスペースセットは、カスケード方式で位置する1つまたは複数のアグリゲーションレベルにおける1つまたは複数の制御チャネル候補を含んでよい。制御チャネル候補のためのアグリゲーションレベルは、所与のペイロードサイズを有する制御情報フォーマットのための符号化された情報に関連する制御チャネルリソース(たとえば、制御チャネル要素(CCE:control channel element))の数を指すことがある。サーチスペースセットは、制御情報を複数のUE115へ送るために構成された共通探索空間セット、および制御情報を特定のUE115へ送るためのUE固有サーチスペースセットを含んでよい。
【0054】
各基地局105は、1つまたは複数のセル、たとえば、マクロセル、スモールセル、ホットスポット、もしくは他のタイプのセル、またはそれらの任意の組合せを介して、通信カバレージを提供し得る。「セル」という用語は、(たとえば、キャリア上での)基地局105との通信のために使用される論理通信エンティティを指すことがあり、近隣セルを区別するための識別子(たとえば、物理セル識別子(PCID)、仮想セル識別子(VCID)、またはその他)に関連付けられ得る。いくつかの例では、セルはまた、論理通信エンティティが動作する地理的カバレージエリア110または地理的カバレージエリア110の一部分(たとえば、セクタ)を指すことがある。そのようなセルは、基地局105の能力などの様々な要因に応じて、より小さいエリア(たとえば、構造物、構造物のサブセット)からより大きいエリアに及ぶことがある。たとえば、セルは、例の中でも、建物、建物のサブセット、または地理的カバレージエリア110の間のもしくは地理的カバレージエリア110と重複する外部空間であり得るか、またはそれらを含み得る。
【0055】
マクロセルは、一般に、比較的大きい地理的エリア(たとえば、半径数キロメートル)をカバーし、マクロセルをサポートするネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115による無制限アクセスを可能にし得る。スモールセルは、マクロセルと比較して低電力の基地局105に関連付けられることがあり、スモールセルは、マクロセルと同じまたはマクロセルとは異なる(たとえば、免許要、免許不要)周波数帯域において動作することがある。スモールセルは、ネットワークプロバイダのサービスに加入しているUE115に無制限アクセスを提供してもよく、またはスモールセルとの関連付けを有するUE115(たとえば、限定加入者グループ(CSG)内のUE115、自宅またはオフィス内のユーザに関連するUE115)に制限付きアクセスを提供してもよい。基地局105は、1つまたは複数のセルをサポートすることができ、1つまたは複数のコンポーネントキャリアを使用して1つまたは複数のセル上での通信をサポートすることもできる。
【0056】
いくつかの例では、キャリアは、複数のセルをサポートすることができ、異なるセルは、異なるタイプのデバイスにアクセスを提供し得る異なるプロトコルタイプ(たとえば、MTC、狭帯域IoT(NB-IoT)、拡張モバイルブロードバンド(eMBB))に従って構成され得る。
【0057】
いくつかの例では、基地局105は可動であってよく、したがって、移動する地理的カバレージエリア110に通信カバレージを提供し得る。いくつかの例では、異なる技術に関連する異なる地理的カバレージエリア110が重複することがあるが、異なる地理的カバレージエリア110は同じ基地局105によってサポートされてよい。他の例では、異なる技術に関連する重複する地理的カバレージエリア110が、異なる基地局105によってサポートされてよい。ワイヤレス通信システム100は、たとえば、異なるタイプの基地局105が同じかまたは異なる無線アクセス技術を使用して様々な地理的カバレージエリア110にカバレージを提供する、ヘテロジニアスネットワークを含んでよい。
【0058】
ワイヤレス通信システム100は、同期動作または非同期動作をサポートしてもよい。同期動作の場合、基地局105は同様のフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局105からの送信は時間的にほぼ整合されることがある。非同期動作の場合、基地局105は異なるフレームタイミングを有することがあり、異なる基地局105からの送信は、いくつかの例では、時間的に整合されないことがある。本明細書で説明する技法は、同期動作または非同期動作のいずれかのために使用され得る。
【0059】
MTCデバイスまたはIoTデバイスなど、いくつかのUE115は、低コストまたは低複雑度のデバイスであり得、マシン間の自動化された通信を(たとえば、マシンツーマシン(M2M)通信を介して)提供し得る。M2M通信またはMTCは、人間が介在することなく、デバイスが互いとまたは基地局105と通信することを可能にするデータ通信技術を指すことがある。いくつかの例では、M2M通信またはMTCは、センサーまたはメーターを組み込んで情報を測定またはキャプチャし、そのような情報を利用するかもしくはその情報をアプリケーションプログラムと対話する人間に提示する中央サーバもしくはアプリケーションプログラムにその情報を中継する、デバイスからの通信を含み得る。いくつかのUE115は、情報を収集するか、またはマシンもしくは他のデバイスの自動化された挙動を可能にするように設計され得る。MTCデバイスの用途の例は、スマートメータリング、インベントリ監視、水位監視、機器監視、ヘルスケア監視、野生生物監視、天候および地質学的事象監視、フリート管理および追跡、リモートセキュリティ検知、物理アクセス制御、ならびにトランザクションベースのビジネス課金を含む。
【0060】
いくつかのUE115は、半二重通信などの、電力消費を低減する動作モード(たとえば、送信または受信を介した一方向通信をサポートするが、送信および受信を同時にサポートしないモード)を用いるように構成され得る。いくつかの例では、半二重通信は、低減されたピークレートで実行されてよい。UE115のための他の電力節約技法は、アクティブな通信に関与していないときに節電ディープスリープモードに入ること、(たとえば、狭帯域通信に従って)限られた帯域幅にわたって動作すること、またはこれらの技法の組合せを含む。たとえば、いくつかのUE115は、キャリア内の、キャリアのガードバンド内の、またはキャリアの外側の定義された部分または範囲(たとえば、サブキャリアまたはリソースブロック(RB)のセット)に関連付けられた狭帯域プロトコルタイプを使用する動作のために構成され得る。
【0061】
ワイヤレス通信システム100は、超高信頼通信もしくは低レイテンシ通信、またはそれらの様々な組合せをサポートするように構成され得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、超高信頼低レイテンシ通信(URLLC)またはミッションクリティカル通信をサポートするように構成され得る。UE115は、超高信頼、低レイテンシ、またはクリティカル機能(たとえば、ミッションクリティカル機能)をサポートするように設計され得る。超高信頼通信は、プライベート通信またはグループ通信を含んでもよく、ミッションクリティカルプッシュツートーク(MCPTT)、ミッションクリティカルビデオ(MCVideo)、またはミッションクリティカルデータ(MCData)などの、1つまたは複数のミッションクリティカルサービスによってサポートされ得る。ミッションクリティカル機能に対するサポートは、サービスの優先度付けを含んでもよく、ミッションクリティカルサービスは、公共安全または一般的な商業用途のために使用されてもよい。超高信頼、低レイテンシ、ミッションクリティカル、および超高信頼低レイテンシという用語は、本明細書で互換的に使用され得る。
【0062】
いくつかの例では、UE115はまた、デバイス間(D2D)通信リンク135を介して(たとえば、ピアツーピア(P2P)プロトコルまたはD2Dプロトコルを使用して)他のUE115と直接通信できる場合がある。D2D通信を利用する1つまたは複数のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110内にあってよい。そのようなグループの中の他のUE115は、基地局105の地理的カバレージエリア110の外側にあってよく、または場合によっては基地局105からの送信を受信できないことがある。いくつかの例では、D2D通信を介して通信するUE115のグループは、各UE115がグループの中のあらゆる他のUE115へ通信する1対多(1:M)システムを利用し得る。いくつかの例では、基地局105は、D2D通信のためのリソースのスケジューリングを容易にする。他の場合、D2D通信は、基地局105の関与なしにUE115間で行われる。
【0063】
いくつかのシステムでは、D2D通信リンク135は、車両(たとえば、UE115)間の、サイドリンク通信チャネルなどの通信チャネルの一例であってよい。いくつかの例では、車両は、ビークルツーエブリシング(V2X)通信、車両間(V2V)通信、またはこれらの何らかの組合せを使用して通信し得る。車両は、交通状態、信号スケジューリング、天候、安全、緊急事態に関連する情報、またはV2Xシステムに関係する任意の他の情報をシグナリングし得る。いくつかの例では、V2Xシステム内の車両は、路側ユニットなどの路側インフラストラクチャと、または車両ネットワーク間(V2N)通信を使用して1つもしくは複数のネットワークノード(たとえば、基地局105)を介してネットワークと、あるいは両方と通信し得る。
【0064】
コアネットワーク130は、ユーザ認証、アクセス認可、トラッキング、インターネットプロトコル(IP)接続性、および他のアクセス機能、ルーティング機能、またはモビリティ機能を提供し得る。コアネットワーク130は、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC)であってよく、発展型パケットコア(EPC)または5Gコア(5GC)は、アクセスおよびモビリティを管理する少なくとも1つの制御プレーンエンティティ(たとえば、モビリティ管理エンティティ(MME)、アクセスおよびモビリティ管理機能(AMF))、ならびにパケットをルーティングするかまたは外部ネットワークに相互接続する少なくとも1つのユーザプレーンエンティティ(たとえば、サービングゲートウェイ(S-GW)、パケットデータネットワーク(PDN)ゲートウェイ(P-GW)、またはユーザプレーン機能(UPF))を含んでよい。制御プレーンエンティティは、コアネットワーク130に関連する基地局105によってサービスされるUE115のためのモビリティ、認証、およびベアラ管理などの、非アクセス層(NAS)機能を管理し得る。ユーザIPパケットは、IPアドレス割振りならびに他の機能を提供し得るユーザプレーンエンティティを通じて転送され得る。ユーザプレーンエンティティは、1つまたは複数のネットワーク事業者のIPサービス150に接続され得る。IPサービス150は、インターネット、イントラネット、IPマルチメディアサブシステム(IMS)、またはパケット交換ストリーミングサービスへのアクセスを含み得る。
【0065】
基地局105などのネットワークデバイスのうちのいくつかは、アクセスノードコントローラ(ANC)の一例であり得るアクセスネットワークエンティティ140などの下位構成要素を含んでよい。各アクセスネットワークエンティティ140は、ラジオヘッド、スマートラジオヘッド、または送信/受信ポイント(TRP)と呼ばれることがある1つまたは複数の他のアクセスネットワーク送信エンティティ145を通じてUE115と通信し得る。各アクセスネットワーク送信エンティティ145は、1つまたは複数のアンテナパネルを含んでよい。いくつかの構成では、各アクセスネットワークエンティティ140または基地局105の様々な機能は、様々なネットワークデバイス(たとえば、ラジオヘッドおよびANC)にわたって分散されてよく、または単一のネットワークデバイス(たとえば、基地局105)の中に統合されてもよい。
【0066】
ワイヤレス通信システム100は、通常、300メガヘルツ(MHz)から300ギガヘルツ(GHz)の範囲の中の、1つまたは複数の周波数帯域を使用して動作し得る。一般に、300MHzから3GHzまでの領域は、波長が約1デシメートルから1メートルまでの長さに及ぶので、極超短波(UHF)領域またはデシメートル帯域と呼ばれる。UHF波は、建物および環境特性によって遮断または方向転換されることがあるが、その波は、屋内に位置するUE115にマクロセルがサービスを提供するのに十分に構造物を貫通し得る。UHF波の送信は、300MHz未満のスペクトルの短波(HF)または超短波(VHF)部分のより低い周波数およびより長い波を使用する送信と比較して、より小型のアンテナおよびより短い距離(たとえば、100キロメートル未満)に関連し得る。
【0067】
ワイヤレス通信システム100はまた、センチメートル帯域とも呼ばれる3GHzから30GHzまでの周波数帯域を使用する超高周波(SHF:super high frequency)領域の中、またはミリメートル帯域とも呼ばれる(たとえば、30GHzから300GHzまでの)スペクトルの極高周波(EHF:extremely high frequency)領域の中で動作し得る。いくつかの例では、ワイヤレス通信システム100は、UE115と基地局105との間のミリメートル波(mmW)通信をサポートすることができ、それぞれのデバイスのEHFアンテナは、UHFアンテナよりも小型で間隔がより密であり得る。いくつかの例では、このことはデバイス内でのアンテナアレイの使用を容易にし得る。しかしながら、EHF送信の伝搬は、SHF送信またはUHF送信よりもさらに大きい大気減衰を受け、距離がより短いことがある。本明細書で開示される技法は、1つまたは複数の異なる周波数領域を使用する送信にわたって採用されることがあり、これらの周波数領域にわたる帯域の指定された使用は、国または規制団体によって異なることがある。
【0068】
ワイヤレス通信システム100は、免許要無線周波数スペクトル帯域と免許不要無線周波数スペクトル帯域の両方を利用し得る。たとえば、ワイヤレス通信システム100は、5GHz産業科学医療用(ISM)帯域などの免許不要帯域において、免許支援アクセス(LAA)、LTE免許不要(LTE-U)無線アクセス技術、またはNR技術を採用し得る。免許不要無線周波数スペクトル帯域の中で動作するとき、基地局105およびUE115などのデバイスは、衝突検出および衝突回避のためのキャリア感知を採用し得る。いくつかの例では、免許不要帯域の中での動作は、免許要帯域(たとえば、LAA)の中で動作するコンポーネントキャリアと連携したキャリアアグリゲーション構成に基づいてよい。免許不要スペクトルの中での動作は、例の中でも、ダウンリンク送信、アップリンク送信、P2P送信、またはD2D送信を含んでよい。
【0069】
基地局105またはUE115は、送信ダイバーシティ、受信ダイバーシティ、多入力多出力(MIMO)通信、またはビームフォーミングなどの技法を採用するために使用され得る、複数のアンテナを装備してよい。基地局105またはUE115のアンテナは、MIMO動作または送信ビームフォーミングもしくは受信ビームフォーミングをサポートし得る、1つまたは複数のアンテナアレイまたはアンテナパネル内に位置し得る。たとえば、1つまたは複数の基地局アンテナまたはアンテナアレイは、アンテナタワーなどのアンテナアセンブリにおいて併置され得る。いくつかの例では、基地局105と関連付けられるアンテナまたはアンテナアレイは、多様な地理的位置に位置し得る。基地局105は、基地局105がUE115との通信のビームフォーミングをサポートするために使用し得る、アンテナポートのいくつかの行および列を有するアンテナアレイを有してよい。同様に、UE115は、様々なMIMO動作またはビームフォーミング動作をサポートし得る、1つまたは複数のアンテナアレイを有し得る。追加または代替として、アンテナパネルは、アンテナポートを介して送信される信号のための無線周波数ビームフォーミングをサポートし得る。
【0070】
基地局105またはUE115は、異なる空間レイヤを介して複数の信号を送信または受信することによってマルチパス信号伝搬を活用し、スペクトル効率を高めるために、MIMO通信を使用し得る。そのような技法は、空間多重化と呼ばれることがある。複数の信号は、たとえば、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して送信デバイスによって送信され得る。同様に、複数の信号は、異なるアンテナまたはアンテナの異なる組合せを介して受信デバイスによって受信され得る。複数の信号の各々は、別個の空間ストリームと呼ばれることがあり、同じデータストリーム(たとえば、同じコードワード)または異なるデータストリーム(たとえば、異なるコードワード)に関連するビットを搬送し得る。異なる空間レイヤは、チャネル測定および報告のために使われる異なるアンテナポートに関連付けられ得る。MIMO技法は、複数の空間レイヤが、同じ受信デバイスへ送信されるシングルユーザMIMO(SU-MIMO)、および複数の空間レイヤが、複数のデバイスへ送信されるマルチユーザMIMO(MU-MIMO)を含む。
【0071】
空間フィルタ処理、指向性送信、または指向性受信と呼ばれることもあるビームフォーミングは、送信デバイスと受信デバイスとの間の空間経路に沿ってアンテナビーム(たとえば、送信ビーム、受信ビーム)を成形またはステアリングするために、送信デバイスまたは受信デバイス(たとえば、基地局105、UE115)において使用され得る信号処理技法である。ビームフォーミングは、アンテナアレイに対して特定の方位で伝搬するいくつかの信号が、強め合う干渉を受けるが、他の信号が、弱め合う干渉を受けるように、アンテナアレイのアンテナ素子を介して通信される信号を合成することによって達成され得る。アンテナ素子を介して通信される信号の調整は、送信デバイスまたは受信デバイスが、振幅オフセット、位相オフセット、またはそれら両方を、デバイスに関連するアンテナ素子を介して搬送される信号に適用することを含んでよい。アンテナ素子の各々に関連する調整は、(たとえば、送信デバイスもしくは受信デバイスのアンテナアレイに対する、またはいくつかの他の方位に対する)特定の方位に関連するビームフォーミング重みセットによって規定され得る。
【0072】
基地局105またはUE115は、ビームフォーミング動作の一部としてビーム掃引技法を使用し得る。たとえば、基地局105は、UE115との指向性通信のためのビームフォーミング動作を行うために、複数のアンテナまたはアンテナアレイ(たとえば、アンテナパネル)を使用し得る。いくつかの信号(たとえば、同期信号、参照信号、ビーム選択信号、または他の制御信号)は、異なる方向で複数回、基地局105によって送信され得る。たとえば、基地局105は、送信の異なる方向に関連する異なるビームフォーミング重みセットに従って信号を送信し得る。異なるビーム方向での送信は、(たとえば、基地局105などの送信デバイスによって、またはUE115などの受信デバイスによって)基地局105によるもっと後の送信または受信のためのビーム方向を識別するために使用され得る。
【0073】
特定の受信デバイスに関連するデータ信号などのいくつかの信号は、単一のビーム方向(たとえば、UE115などの受信デバイスに関連する方向)において基地局105によって送信され得る。いくつかの例では、単一のビーム方向に沿った送信に関連するビーム方向は、1つまたは複数のビーム方向に送信された信号に基づいて決定され得る。たとえば、UE115は、基地局105によって異なる方向に送信された信号のうちの1つまたは複数を受信することがあり、UE115が最も高い信号品質または場合によっては許容可能な信号品質で受信した信号の指示を基地局105に報告し得る。
【0074】
いくつかの例では、デバイスによる(たとえば、基地局105またはUE115による)送信は、複数のビーム方向を使用して実行されてよく、デバイスは、(たとえば、基地局105からUE115への)送信のための合成されたビームを生成するために、デジタルプリコーディングまたは無線周波数ビームフォーミングの組合せを使用し得る。UE115は、1つまたは複数のビーム方向のためのプリコーディング重みを示すフィードバックを報告してよく、フィードバックは、システム帯域幅または1つもしくは複数のサブバンドにわたるビームの構成された数に対応し得る。基地局105は、プリコーディングされてよくまたはプリコーディングされなくてもよい参照信号(たとえば、セル固有参照信号(CRS)、チャネル状態情報参照信号(CSI-RS))を送信し得る。UE115は、プリコーディング行列インジケータ(PMI)またはコードブックベースのフィードバック(たとえば、マルチパネルタイプコードブック、線形結合タイプコードブック、ポート選択タイプコードブック)であり得る、ビーム選択のためのフィードバックを提供し得る。これらの技法について、基地局105によって1つまたは複数の方向に送信される信号を参照しながら説明するが、UE115は、(たとえば、UE115による後続の送信または受信のためのビーム方向を識別するために)信号を異なる方向に複数回送信するための、または(たとえば、データを受信デバイスに送信するために)信号を単一の方向に送信するための、同様の技法を採用し得る。
【0075】
受信デバイス(たとえば、UE115)は、同期信号、参照信号、ビーム選択信号、または他の制御信号などの様々な信号を基地局105から受信するとき、複数の受信構成(たとえば、指向性リスニング)を試みてもよい。たとえば、受信デバイスは、異なるアンテナサブアレイを介して受信することによって、異なるアンテナサブアレイに従って受信信号を処理することによって、アンテナアレイの複数のアンテナ素子において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセット(たとえば、異なる指向性リスニング重みセット)に従って受信することによって、またはアンテナアレイの複数のアンテナ素子において受信された信号に適用される異なる受信ビームフォーミング重みセットに従って受信信号を処理することによって、複数の受信方向を試みてもよく、それらのいずれも、異なる受信構成または受信方向による「リスニング」と呼ばれることがある。いくつかの例では、受信デバイスは、(たとえば、データ信号を受信するとき)単一のビーム方向に沿って受信するために単一の受信構成を使用し得る。単一の受信構成は、異なる受信構成方向(たとえば、複数のビーム方向によるリスニングに基づいて、最も高い信号強度、最も高い信号対雑音比(SNR)、または場合によっては許容可能な信号品質を有すると決定されたビーム方向)によるリスニングに基づいて決定されたビーム方向に整合され得る。
【0076】
ワイヤレス通信システム100は、階層化プロトコルスタックに従って動作するパケットベースのネットワークであり得る。ユーザプレーンでは、ベアラまたはパケットデータコンバージェンスプロトコル(PDCP)レイヤにおける通信はIPベースであってよい。無線リンク制御(RLC)レイヤは、論理チャネル上で通信するためにパケットセグメンテーションおよびリアセンブリを実行し得る。媒体アクセス制御(MAC)レイヤは、優先度処理と、トランスポートチャネルへの論理チャネルの多重化とを実行し得る。MACレイヤはまた、MACレイヤにおける再送信をサポートしてリンク効率を改善するために、誤り検出技法、誤り訂正技法、またはそれら両方を使用し得る。制御プレーンでは、無線リソース制御(RRC)プロトコルレイヤが、ユーザプレーンデータのための無線ベアラをサポートする、UE115と基地局105またはコアネットワーク130との間のRRC接続の確立、構成、および保守を行ってよい。物理レイヤにおいて、トランスポートチャネルは物理チャネルにマッピングされ得る。
【0077】
UE115および基地局105は、データが受信に成功する可能性を高めるために、データの再送信をサポートし得る。ハイブリッド自動再送要求(HARQ)フィードバックは、データが通信リンク125上で正しく受信される可能性を高めるための1つの技法である。HARQは、誤り検出(たとえば、巡回冗長検査(CRC)を使用する)、前方誤り訂正(FEC)、および再送信(たとえば、自動再送要求(ARQ))の組合せを含んでよい。HARQは、劣悪な無線条件(たとえば、低い信号対雑音条件)でのMACレイヤにおけるスループットを改善し得る。いくつかの例では、デバイスは、デバイスが特定のスロットの中の前のシンボルにおいて受信されたデータに対してそのスロットの中でHARQフィードバックを提供し得る、同一スロットHARQフィードバックをサポートし得る。他の場合、デバイスは、後続のスロットにおいて、または何らかの他の時間間隔に従ってHARQフィードバックを提供し得る。
【0078】
UE115は、UE115において1次セルに加えてSCellがアクティブ化されることを示すSCellアクティブ化メッセージを、基地局105から受信してもよい。UE115は、SCellアクティブ化メッセージに少なくとも部分的に基づいて、セルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分のスロット位置、および非周期的参照信号の第1の部分と非周期的参照信号の第2の部分との間のスロットオフセットを識別してもよく、スロットオフセットは、スロット位置について連続しないスロットを含む。UE115は、非周期的参照信号に少なくとも部分的に基づいて、SCellの1つまたは複数の特性を測定してもよい。
【0079】
基地局105は(たとえば、UE115のPCellとして構成されるとき)、SCellのセルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分のスロット位置、および非周期的参照信号の第1の部分と非周期的参照信号の第2の部分との間のスロットオフセットを、UE115のために識別してもよく、スロットオフセットは、スロット位置について連続しないスロットを含む。基地局105は、SCellがUE115において1次セルに加えてアクティブ化されることを示し、スロット位置およびスロットオフセットに従ってSCellでの非周期的参照信号の送信をトリガするSCellアクティブ化メッセージを、UE115に送信してもよい。
【0080】
図2は、本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートするワイヤレス通信システム200の一例を示す。ワイヤレス通信システム200は、ワイヤレス通信システム100の態様を実装し得る。ワイヤレス通信システム200は、本明細書で説明する対応するデバイスの例であり得る基地局205、基地局210、および/またはUE215を含み得る。
【0081】
すなわち、いくつかの態様では基地局205は、UE215のためのPCellとして構成されてもよく、基地局210は、UE215のためにアクティブ化されたSCell(たとえば、アクティブ化されるSCell)であってもよい。しかしながら、UE215のためにアクティブ化されたPCellおよびSCellが、同じ基地局に関連付けられる場合があり、ならびに/または異なる基地局と関連付けられる場合があることを理解されたい。PCellおよびSCellが異なる基地局に関連付けられる例では、そのような基地局は、ワイヤレスにおよび/またはワイヤード接続によって(たとえば、バックホール接続によって)、UE215との通信の態様を協調させてもよい。
【0082】
いくつかのワイヤレス通信システムは、いくつかの状況では、SCellアクティブ化中にアクティブ化プロセスを促進するためにサポートされる一時的参照信号をサポートして効率を改善してもよい。一時的参照信号は、SCellアクティブ化のために、たとえば、周波数範囲1(FR1)または周波数範囲2(FR2)においてサポートされてもよい。広く、一時的参照信号は、AGC整定(settling)、時間、および/またはSCellアクティブ化中の周波数追跡/同調などに関係する機能をサポートしてもよい。
【0083】
いくつかの態様では、一時的参照信号は、非周期的参照信号220と呼ばれることもあり、TRS、非周期的CSI-RS、永続的CSI-RS、半永続的CSI-RS、サウンディング参照信号(SRS)、PSS/SSSに基づく参照信号などの一例であってもよい。非周期的参照信号220として構成され得る参照信号のタイプの他の例は、限定はしないが、位相追跡参照信号、ビーム追跡/管理参照信号などを含む。したがって、TRS、非周期的参照信号、一時的参照信号などの用語は、本明細書では互換的に使用され得る。
【0084】
したがって、いくつかの例では、TRSが、SCellアクティブ化のために一時的参照信号(たとえば、非周期的参照信号220)として選択され得る。いくつかの例では、一時的参照信号は、DCI、MAC CEなどによってトリガされてもよい。UE215は、構成された時間しきい値内以降の(たとえば、スロットm以降の)、SCellアクティブ化手順の間に、トリガされた一時的参照信号を測定してもよい。
【0085】
従来、スロットでSCellアクティブ化コマンドを受信すると、UE215は、有効なCSIの報告を送信すること、およびスロット
【0086】
【数1】
【0087】
までにアクティブ化されるSCellに対してSCellアクティブ化コマンドに関係するアクションを適用することをサポートし得る。THARQは、ダウンリンクデータ送信とダウンリンクデータ送信の確認応答(たとえば、HARQ-ACKフィードバック)との間のタイミング(単位ms)を指し得る。Tactivation_timeは、ms単位のSCellアクティブ化遅延を指し得る。アクティブ化されるSCellがわかっていて、FR1に属する場合、Tactivation_timeは、(たとえば、精密追跡をサポートするために)SCell測定サイクルが160ms以下である場合は、TFirstSSB+5msであることがあり、または(たとえば、AGCプラス精密追跡をサポートするために)SCell測定サイクルが160msよりも大きい場合は、TFirstSSB_Max+Trs+5msであることがある。SCellが未知であって、FR1に属する場合、いくつかの条件が満たされるとすれば、Tactivation_timeは、(たとえば、AGC、精密追跡、およびSSB検出をサポートするために)TFirstSSB_Max+TSMTC_Max+2*Trs+5msであることがある。Trsは、一般に、UEがSCell追加メッセージ中のSCellのためのSMTC設定を提供された場合、アクティブ化されるSCellのSSBベースの測定およびタイミング設定(SMTC)周期を指し得る。そうでない場合、Trsは、同じSSB周波数およびサブキャリア間隔を有する測定対象NR(measObjectNR)で設定されたSMTCを指し得る。UE215がこの周波数でSMTC設定または測定対象を与えられない場合、Trsを含む要件は、SSB送信周期が5msであると仮定すると、5msに等しいTrsで適用され得る。TFirstSSBは、スロット
【0088】
【数2】
【0089】
の後のSMTCによって示される第1の完全なSSBバーストの終わりまでの時間を指し得る。TFirstSSB_Maxは、スロット
【0090】
【数3】
【0091】
の後のSMTCによって示される第1の完全なSSBバーストの終わりまでの時間を指し得る。これは、FR1で、帯域内のSCellアクティブ化の場合、アクティブ化または解放されるすべてのアクティブサービングセルおよびSCellが、同じスロットでSSBバーストを送信している時という要件を満たし得る。帯域間SCellアクティブ化の場合、これは、アクティブ化されるSCellがSSBバーストを送信している第1の時を指し得る。FR2において、これは、アクティブ化または解放されるすべてのアクティブサービングセルおよびSCellが、同じスロットでSSBバーストを送信している時を指し得る。
【0092】
したがって、FR1において、ある条件(たとえば、SCell測定サイクル<=160ms)で、一時的参照信号を使用したSCellアクティブ化の場合、SCellアクティブ化遅延は、
【0093】
【数4】
【0094】
に等しくてもよい。この場合も、THARQは一般に、HARQ-ACKが送信されるまでのタイムラインを指す。Tactivation_timeは一般に、TFirstTempRS+5msを指し、ここでTFirstTempRSは、n+THARQ+3ms後の一時的参照信号の開始または終了までの時間である。TCSI_Reportingは一般に、第1の利用可能なCSI報告がCSI報告にCSIリソースの不確かさを含むまでの遅延を指す。
【0095】
したがって、いくつかの例では、一時的参照信号は、パラメータtrs-Infoで構成されたTRS(たとえば、非ゼロ電力(NZP)-CSI-RSリソースセット)であってもよい。従来、これは、スロットに構成された(2つのOFDMシンボル上に)2つのNZP-CSI-RSリソース、または2つの連続するスロットに構成された4つのNZP-CSI-RSリソースを含み得る。TRSは、SCellがアクティブ化されるとき(たとえば、少なくとも最初に)アクティブになる、ダウンリンクBWPの帯域幅にわたってもよい。ダウンリンクBWPは、UE215のために構成された第1のアクティブなDL-BWP-idに対応してもよい。
【0096】
一時的参照信号が送信されるスロット、NZP-CSI-RSリソースセットインデックス、または組合せのいずれかが、一時的参照信号のトリガリングシグナリングによって示され得る。1つのオプションでは、これは、トリガリングシグナリングがPDSCHによって搬送されるMAC CEで伝えられることを含み得る。たとえば、一時的参照信号をトリガするMAC CEは、SCellをアクティブ化するMAC CEも搬送するPDSCHによって搬送され得る。別の例では、一時的参照信号をトリガするMAC CEは、SCellをアクティブ化するMAC CEを搬送するPDSCHとは異なるPDSCHによって示され得る。別のオプションは、DCIで伝えられるトリガシグナリングを含み得る。たとえば、これは、SCellをアクティブ化するMAC CEを搬送するPDSCHをスケジュールするDCIを含み得る。別の例では、これは、SCellをアクティブ化するMAC CEを搬送するPDSCHをスケジュールするDCIとは異なるDCIを含み得る。
【0097】
そのような従来の技法によれば、一時的参照信号の時間領域割振りは、一般に、スロット内に構成される2つのCSI-RSリソース、または連続するスロットに構成される4つのCSI-RSリソース(2つの連続するスロットにわたって同じであってもよい)からなり得る。これは、上位層パラメータCSI-RS-resourceMappingによって定義され得る。
【0098】
したがって、一時的参照信号構成を使用して、迅速なSCellアクティブ化が改善され得る。この文脈において、SCellアクティブ化遅延は、
【0099】
【数5】
【0100】
に対応し得る。THARQは、この場合も、ACKが送信されるまでのタイムラインに対応する。Tactivation_timeは一般に、Ttemp RS+5msを指すことがあり、ここでTtemp RSは、n+THARQ+3ms後のTRSまでの時間である。いくつかの態様では、アクティブ化時間は、UE215がアクティブ化コマンドに対してHARQ-ACKを送信する間の時間、TRSを測定するためにUE215にかかる時間、およびUE215がCSI-RS報告を送信する準備ができている時間に対応し得る。
【0101】
この手法は、SCell測定サイクル<=160msでアクティブ化されるSCellには適している可能性があるが、SCell測定サイクル>160msでアクティブ化されるSCellには他の問題が生じる可能性がある。SCell測定サイクル>160msの場合、2つのSSBが使用されなければならない。2つのSSBは少なくとも5msだけ時間領域が分離されるので、UE215は、(たとえば、第1のSSBを使用して)AGCを処理し、(たとえば、追跡/微調整のために第2のSSBを使用して)連続的に追跡するのに十分な時間を有する。しかしながら、上記で説明した一時的参照信号技法は、一般に、NZP-CSI-RSリソースが1つのスロットまたは2つの連続したスロットのいずれかに存在するように制限される。すなわち、NZP-CSI-RSリソースが、短い持続期間内(たとえば、2スロット内まで)に含まれるので、UE215は、AGCを処理し、また精密追跡を行うための十分な時間がない場合がある。すなわち、スロット持続時間(たとえば、NRスロット長)は、15kHz、30kHz、60kHz、および120kHzのSCSに対してそれぞれ1ms、0.5ms、0.25ms、および0.125msである場合がある。一時的参照信号リソースの構成を単一スロット内に、または2つの連続したスロットにまたがるように制限すると、UE215が一時的参照信号を使用してAGC動作および次いで微調整を行うのに十分な時間をもたらさない可能性がある。
【0102】
したがって、説明する技法の態様は、連続しないスロットにわたる一時的参照信号を使用したSCellアクティブ化のための様々な機構を提供する。たとえば、基地局205(UE215のPCellとして動作していてもよい)が、基地局210(たとえば、この例ではSCell)がUE215のためにアクティブ化されることを決定してもよい。SCellがUE215のためにアクティブ化されることに基づいて、基地局205は、セルアクティブ化測定ための非周期的参照信号220の第1の部分のスロット位置、および非周期的参照信号220の第1の部分と非周期的参照信号220の第2の部分との間のスロットオフセットを識別してもよい。すなわち、非周期的参照信号の第1の部分のスロット位置は、非周期的参照信号220のためのリソースが割り振られる第1のスロット(および/または第1の複数のスロット)を指し得る。非周期的参照信号の第2の部分は、非周期的参照信号220のためのリソースが同じく割り振られる第2のスロット(および/または第2の複数のスロット)を指し得る。スロットオフセットは、非周期的参照信号220の第1の部分と非周期的参照信号220の第2の部分との間のスロットの数(たとえば、時間領域分離)に対応し得る。図2に示すように、スロットオフセットは一般に、スロット位置について連続しないスロットにまたがる。
【0103】
基地局205は次いで、PCell(たとえば、この例では基地局205)に加えて基地局210(たとえば、SCell)がアクティブ化されることを示す、SCellアクティブ化メッセージをUE215に送信し得る。いくつかの態様では、SCellアクティブ化メッセージはまた、スロット位置およびスロットオフセットに従ってSCellでの非周期的参照信号220の送信をトリガしてもよい。たとえば、SCellアクティブ化メッセージは送信され、または場合によっては、DCIおよび/またはMAC CE(たとえば、SCellアクティブ化を示すMAC CEをスケジュールするDCIおよび/または異なるDCI)で伝えられてもよい。PCellおよびSCellが同じ基地局205によって制御されるまたは実装される場合、基地局は、SCellアクティブ化メッセージを時間トリガまたは非周期的参照信号220のタイミングを基づかせる他の基準として使用してもよい。代替的に、PCellおよびSCellが、異なる基地局205によって制御または実装される場合、PCellを実装する基地局205は、SCellで非周期的参照信号220を送信するために、SCellアクティブ化メッセージがSCellを実装する基地局への信号またはトリガであるように、SCellを実装する基地局と協調してもよい。
【0104】
UE215は、セルアクティブ化測定のための非周期的参照信号220の第1の部分のスロット位置、および非周期的参照信号220の第1の部分と第2の部分との間のスロットオフセットを識別してもよい。たとえば、UE215は、基地局205から送信されるSCellアクティブ化メッセージに基づいて、スロット位置およびスロットオフセットを識別してもよい。したがって、UE215は、非周期的参照信号220を使用してSCellの様々な特性を測定または場合によっては決定してもよい。たとえば、UE215は、スロット位置に対応するスロットで基地局210から送信される非周期的参照信号220の第1の部分を使用して、AGCアクションを測定または場合によっては実行してもよい。UE215は、(たとえば、第2の部分の間)スロット位置に関係するスロットオフセットに対応するスロットで、基地局210から送信される非周期的参照信号220の第2の部分を使用して、微調整(たとえば、追跡)を測定または場合によっては実行してもよい。したがって、UE215は、UE215のためのSCellとして基地局210をアクティブ化するために、測定の結果を示すCSI報告を基地局210に送信してもよい。
【0105】
したがって、ワイヤレス通信システム200は、一時的参照信号が2つの部分に分割され、第1の部分(たとえば、第1の部分)がスロットnに位置し、第2の部分(たとえば、第2の部分)がスロットn+k、ただしk>=0に位置している。これは、互いについて連続しない異なるスロットで構成されるOFDMシンボルの同じセット上にNZP-CSI-RSリソースを含んでもよい。すなわち、スロット位置は、非周期的参照信号220の第1の部分のためのリソースを含む第1のスロットに対応してもよく、スロットオフセットは、非周期的参照信号220の第2の部分のためのリソースを含む第2のスロットを識別する。この場合も、第1のスロットおよび第2のスロットは、互いについて連続しないスロットであってもよい(たとえば、第1の部分を含むスロットnと第2の部分を含むスロットn+kとの間に少なくとも1つのスロットがあってもよい)。いくつかの例では、一時的参照信号(たとえば、非周期的参照信号220)は、複数のNZP-CSI-RSリソースが構成されてもよく、いくつかのリソースがスロットnに構成され、他のリソースがスロットn+k、ただしk>=0に構成される。すなわち、スロットnのNZP-CSI-RSリソースの時間領域パターン、およびスロットn+kのそれらは、必ずしも同一であるとは限らない。したがって、この例では、第1のスロットの間の非周期的参照信号220の第1の部分のためのリソースは、第2のスロットの間の非周期的参照信号220の第2の部分のためのリソースとは異なる時間領域パターンを使用する場合がある。
【0106】
別の例(図3を参照しながらより詳細に説明する)では、一時的参照信号を構成することは、2つのTRSを繰り返すことを含んでもよく、第1のTRSはスロットnから始まり(またはスロットnで終わり)、第2のTRSはスロットn+k、ただしk>=0から始まる。すなわち、この例では、スロット位置は、第1の複数のスロットを含んでもよく、第1の複数のスロットの各スロットが、非周期的参照信号220の第1のインスタンスのためのリソースを含む。この例では、スロットオフセットは、第2の複数のスロットを識別してもよく、第2の複数のスロットの各スロットが、非周期的参照信号220の第2のインスタンスのためのリソースを含む。この場合も、第1の複数のスロットと第2の複数のスロットとの間の時間領域分離は、連続しないスロットにまたがり得る。
【0107】
いくつかの例では、スロットnは、トリガリングPDCCHが検出されるスロットからのオフセットを構成された上位層によって決定され得る。複数の値が、構成されてもよい。たとえば、DCIフィールド(たとえば、CSI要求)が、スロット位置および/またはスロットオフセット値の少なくとも1つを暗黙的におよび/または明示的に示すように構成されてもよい。
【0108】
いくつかの態様では、一時的参照信号の第1の部分と第2の部分との間の必要な時間ギャップ(たとえば、スロットオフセット)は、UE215がAGC整定を行うためにどのくらいの時間が必要とされるかによって決まり得る。したがって、説明する技法の態様は、UE215がk(たとえば、スロットオフセット)の最小構成可能値のそれの能力をネットワークに報告することに基づき得る。したがって、これは、UE215がUE215の最小スロットオフセット値を識別する、または場合によっては示すUE能力メッセージを送信することを含んでもよい。一例では、UE215は、様々なパラメータに基づいてそれのkの最小構成可能値(たとえば、それの最小スロットオフセット値)を報告してもよい。パラメータの例は、限定はしないが、アクティブ化されるSCellのFR、周波数帯、周波数帯組合せ、またはSCSを、単独でまたは任意の組合せで含む。したがって、それの能力を報告するとき、UE215は、1つのオプションでは、各FR、各周波数帯、各周波数帯組合せ、各SCSなどについてkの最小構成可能値を報告してもよい。これは、UE215がkの最小構成可能値の複数の値を報告し、各報告された値が特定の事例(たとえば、パラメータ)に対するものであることを意味し得る。
【0109】
別の例では、UE215は、いくつかのFR、周波数帯、周波数帯組合せ、またはSCSに共通のkの最小構成可能値(たとえば、それの最小スロットオフセット値)を報告してもよい。したがって、UE215は、異なる事例に対して(たとえば、異なるパラメータに対して)異なる方法で解釈される場合がある、kの最小構成可能値を報告してもよい。1つの限定例として、UE215がそれのUE能力メッセージにおいて、k=2の最小構成可能値を報告する場合、これは、特定のSCSに対する2つのスロットとして解釈されてもよい(たとえば、SCS=30kHzの場合、2つのスロットが1msに対応し得る)。1msは、別のSCSの場合の必要な時間ギャップと解釈されてもよい。UE215が基準SCS=30kHzに対してk=2を報告するので、たとえば、SCS=60kHzの場合、kの最小構成可能値は、4と見なされ得る。基地局205は、UE能力メッセージを受信し、UE能力メッセージに基づいて一時的参照信号のスロットオフセット構成を識別するまたは場合によっては選択することがある。
【0110】
いくつかのシナリオでは、UE215は、アクティブ化されるSCellに対して(たとえば、基地局210に対して)SMTCで構成されてもよく、アクティブ化されるSCellと同じ周波数帯に少なくとも1つのサービングセルがあってもよい。この状況では、UE215は、TRSトリガリングDCIを監視するよう求められない場合があり、または期待しない場合がある。
【0111】
図3は、本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートする非周期的参照信号構成300の一例を示す。非周期的参照信号構成300は、ワイヤレス通信システム100および/または200の態様を実装し得る。非周期参照信号構成300の態様は、本明細書の対応するデバイスの例であり得る、UEおよび/または基地局に実装され、またはこれらによって実装され得る。
【0112】
上記で説明したように、説明する技法の態様は、基地局(たとえば、PCell)がUEのためにアクティブ化されるSCellからの一時的参照信号(たとえば、非周期的参照信号305)の送信をトリガすることを可能にし、非周期的参照信号305は、連続しないスロットにある。すなわち、PCellは、UEにおいてPCellに加えてSCellがアクティブ化されることを示すSCellアクティブ化メッセージを送信してもよい。SCellアクティブ化メッセージは、セルアクティブ化測定(たとえば、AGC)のための非周期的参照信号305の第1の部分のスロット位置、ならびに非周期的参照信号305の第1の部分と、セルアクティブ化測定(たとえば、細かい調整/追跡)にも使用される、非周期的参照信号305の第2の部分との間のスロットオフセットの識別を示すおよび/またはトリガする場合がある。スロットオフセットは、非周期的参照信号305の第1の部分と第2の部分との間のスロットの数に対応し得る。図3に示すように、スロット位置は、非周期的参照信号305の第1の部分のためのリソースを保持するスロットに対応してもよく、非周期的参照信号305は、非周期的参照信号305の第2の部分のためのリソースを保持するスロットについて連続しないスロットである。SCellアクティブ化メッセージは、DCIおよび/またはMAC CEによって、暗黙的におよび/または明示的に搬送され、または場合によっては伝えられてもよい。
【0113】
したがって、説明する技法の態様は、スロットn+k(たとえば、非周期的参照信号305の第2の部分)のために基地局および/またはUEがk(たとえば、スロットオフセット)の位置を決定することを含み得る。すなわち、スロットオフセットは、kとして参照されてもよく、スロットnが、非周期的参照信号305の第1の部分に対応し、スロットn+kが、非周期的参照信号305の第2の部分に対応する。kの値の表示を識別する、および/または伝えるために、様々な技法が利用され得る。上記で説明したように、いくつかの例では、kの値は、アクティブ化されるSCellのFR、周波数帯、周波数帯組合せ、SCS、BWP構成、TDD UL-DL構成などによって決まり得る。したがって、kの値は、いくつかの例では、UE能力シグナリングに基づき得る。
【0114】
第1のオプションは、k(たとえば、スロットオフセット)の値を識別するおよび/または示すための暗黙的手法を含み得る。概してこれは、SCellのFR、SCellの周波数帯、SCellの周波数帯組合せ、SCellのSCS、SCellのBWP構成、SCellのTDD構成などに基づいてスロットオフセットを識別する基地局(たとえば、PCell)および/またはUEを含み得る。たとえば、PCellおよび/またはUEは、アクティブ化されるSCellについてのFR、周波数帯、周波数帯組合せ、またはSCS、BWP構成、TDD構成などに基づいて、kの値を決定し得る。
【0115】
1つの非限定的な例として、アクティブ化されるSCellがFR1周波数帯のために構成される場合、kは2に設定されてもよく、アクティブ化されるSCellがFR2周波数帯のために構成される場合、kは3に設定されてもよい。別の非限定的な例として、アクティブ化されるSCellが15/30kHzのSCSを使用する場合、kは2に設定されてもよく、アクティブ化されるSCellが60/120kHzのSCSを使用する場合、kは3に設定されてもよい。
【0116】
第2のオプションは、nおよび/またはkの値が明示的にシグナリングされる明示的手法を含み得る。たとえば、スロットn+kを識別するために、上位層パラメータが使用され得る。TRSベースのSCellアクティブ化(たとえば、非周期的参照信号305を使用するSCellアクティブ化)の場合、UEは、CSI要求フィールドを有するDCIフォーマットを受信してもよく、CSI要求フィールドは、アクティブ化されるSCell上で非周期的TRSがトリガされること、ならびにどこで非周期的TRSが始まるかをUEに示す(たとえば、スロットnがkとともに示される)。すなわち、{n,k}値の組合せは、CSI要求フィールドによって識別され得る。非限定的な一例では、CSI要求フィールド値は、{4,2}(たとえば、n=4、k=2)を示す「00」というフィールド値、{5,2}を示す「01」というフィールド値、{4,3}を示す「10」というフィールド値、{5,3}を示す「11」というフィールド値を含み得る。したがって、PCellは、スロットオフセットを示す構成信号をUEに送信してもよく、構成信号はスロットオフセットおよび/またはスロット位置を示すフィールドを有するDCIを含む。
【0117】
非周期的参照信号構成300は、スロット位置が非周期的参照信号305の第1の部分に関連している第1の複数のスロット(単に例として2つのスロットが示されている)を含む例を示す(たとえば、第1の複数のスロットの各スロットが、非周期的参照信号の第1のインスタンスのためのリソースを含み得る)。図3に示す非限定的な例では、第1の複数のスロットは、2つのスロットにまたがり、各スロットが、非周期的参照信号305の第1のインスタンス(単に例としてスロットごとに2つのインスタンスが示されている)のためのリソースを含んでいる。この例のスロットオフセットは、非周期的参照信号305の第2の部分に関連している第2の複数のスロット(単に例として2つのスロットが示されている)を識別し得る(たとえば、第2の複数のスロットの各スロットが、非周期的参照信号305の第2のインスタンスのためのリソースを含み得る)。図3に示す非限定的な例では、第2の複数のスロットは、2つのスロットにまたがり、各スロットが、非周期的参照信号305の第2のインスタンス(単に例としてスロットごとに2つのインスタンスが示されている)のためのリソースを含んでいる。したがって、非周期的参照信号構成300は、一時的参照信号が、スロットnから始まる(またはスロットnで終わる)2つのTRS、およびスロットn+k、ただしk>=0に始まる第2のTRSを繰り返すことを含む例を示す。
【0118】
図4は、本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートする非周期的参照信号構成400の一例を示す。非周期的参照信号構成400は、ワイヤレス通信システム100および/もしくは200、ならびに/または非周期的参照信号構成300の態様を実装し得る。非周期参照信号構成400の態様は、本明細書の対応するデバイスの例であり得る、UEおよび/または基地局に実装され、またはこれらによって実装され得る。
【0119】
上記で説明したように、説明する技法の態様は、基地局(たとえば、PCell)がUEのためにアクティブ化されるSCellからの一時的参照信号(たとえば、非周期的参照信号405)の送信をトリガすることを可能にし、非周期的参照信号405は、連続しないスロットにある。すなわち、PCellは、UEにおいてPCellに加えてSCellがアクティブ化されることを示すSCellアクティブ化メッセージを送信してもよい。SCellアクティブ化メッセージは、セルアクティブ化測定(たとえば、AGC)のための非周期的参照信号405の第1の部分のスロット位置、ならびに非周期的参照信号405の第1の部分と、セルアクティブ化測定(たとえば、細かい調整/追跡)にも使用される、非周期的参照信号405の第2の部分との間のスロットオフセットの識別を示すおよび/またはトリガする場合がある。スロットオフセットは、非周期的参照信号405の第1の部分と第2の部分との間のスロットの数に対応し得る。図4に示すように、スロット位置は、非周期的参照信号405の第1の部分のためのリソースを保持するスロットに対応してもよく、非周期的参照信号405は、非周期的参照信号405の第2の部分のためのリソースを保持するスロットについて連続しないスロットである。SCellアクティブ化メッセージは、DCIおよび/またはMAC CEによって、暗黙的におよび/または明示的に搬送され、または場合によっては伝えられてもよい。
【0120】
上記でも説明したように、いくつかの態様では、kの値は、アクティブ化されるSCellのFR、周波数帯、周波数帯組合せ、SCS、BWP構成、TDD UL-DL構成などに基づいてもよい。非周期的参照信号構成400は、kの値がアクティブ化されるSCellのTDD構成に少なくとも部分的に基づいている非限定的な例を示す。
【0121】
たとえば、アクティブ化されるSCellは、いくつかのスロットがダウンリンクスロット(D)として、アップリンクスロット(U)として、および/またはフレキシブルスロット(F)として指定されるTDD構成を使用して構成されてもよい。非周期的参照信号構成400は、非周期的参照信号405の第1の部分に対応するスロットnが、非周期的参照信号405のためのNZP-CSI-RSリソースをマップすることができるダウンリンクスロットまたは特殊なスロットであり、非周期的参照信号405の第2の部分に対応するスロットn+kが初めは、非周期的参照信号405のためのNZP-CSI-RSリソースをマップすることができないアップリンクスロットとして構成される場合、n+kスロットのためのNZP-CSI-RSリソースは、NZP-CSI-RSリソースに対応することができる次のスロットに延期され得る。したがって、この例ではkの値は、アクティブ化されるSCellのTDD UL-DL構成に基づいて選択および/または更新されてもよい。上記で説明したように、nおよび/またはkの値は、暗黙的におよび/または明示的にUEに示されてもよい。
【0122】
図5は、本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートする非周期的参照信号構成500の一例を示す。非周期的参照信号構成500は、ワイヤレス通信システム100および/もしくは200、ならびに/または非周期的参照信号構成300および/もしくは400の態様を実装し得る。非周期参照信号構成500の態様は、本明細書の対応するデバイスの例であり得る、UEおよび/または基地局に実装され、またはこれらによって実装され得る。
【0123】
上記で説明したように、説明する技法の態様は、基地局(たとえば、PCell)がUEのためにアクティブ化されるSCellからの一時的参照信号(たとえば、非周期的参照信号505)の送信をトリガすることを可能にし、非周期的参照信号505は、連続しないスロットにある。すなわち、PCellは、UEにおいてPCellに加えてSCellがアクティブ化されることを示すSCellアクティブ化メッセージを送信してもよい。SCellアクティブ化メッセージは、セルアクティブ化測定(たとえば、AGC)のための非周期的参照信号505の第1の部分のスロット位置、ならびに非周期的参照信号505の第1の部分と、セルアクティブ化測定(たとえば、細かい調整/追跡)にも使用される、非周期的参照信号505の第2の部分との間のスロットオフセットの識別を示すおよび/またはトリガする場合がある。スロットオフセットは、非周期的参照信号505の第1の部分と第2の部分との間のスロットの数に対応し得る。図5に示すように、スロット位置は、非周期的参照信号405の第1の部分のためのリソースを保持するスロットに対応してもよく、非周期的参照信号405は、非周期的参照信号405の第2の部分のためのリソースを保持するスロットについて連続しないスロットである。SCellアクティブ化メッセージは、トリガリングDCI 510など、DCIおよび/またはMAC CEによって、暗黙的におよび/または明示的に搬送され、または場合によっては伝えられてもよい。
【0124】
上記でも説明したように、いくつかの態様では、kの値は、アクティブ化されるSCellのFR、周波数帯、周波数帯組合せ、SCS、BWP構成、TDD UL-DL構成などに基づいてもよい。非周期的参照信号構成500は、nおよびkの値が明示的に示された非限定的な例を示す。すなわち、スロット位置および/またはスロットオフセットを示すために、構成信号が使用され得る。
【0125】
たとえば、基地局(たとえば、PCell)は、kおよびnの値を示す、トリガリングDCI510をUEに送信し得る。トリガリングDCI510は、PCellに加えてUEのためにSCellをアクティブ化する同じDCIであってもよく、または異なるDCIであってもよい。トリガリングDCI510は、1つまたは複数のフィールドを使用してkおよびnの表示を搬送する、または場合によっては伝えることがある。たとえば、nおよびkの値を示すために、CSI要求フィールドが使用されてもよい。すなわち、{n,k}値の組合せは、CSI要求フィールドによって識別され得る。非限定的な一例では、CSI要求フィールド値は、{4,2}(たとえば、n=4、k=2)を示す「00」というフィールド値、{5,2}を示す「01」というフィールド値、{4,3}を示す「10」というフィールド値、{5,3}を示す「11」というフィールド値を含み得る。図5に示す非限定的な一例では、トリガリングDCI510は、アクティブ化されるSCellに対して{4,3}を示し得る。したがって、PCellは、スロットオフセットを示す構成信号をUEに送信してもよく、構成信号は、スロットオフセットおよび/またはスロット位置を示すフィールドを有するDCIを含む。UEは、SCellへのセル捕捉(cell acquisition)のために第1の部分および第2の部分の(たとえば、連続しないスロットの)非周期的参照信号505を測定し得る。
【0126】
図6は、本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートするデバイス605のブロック図600を示す。デバイス605は、本明細書で説明するようなUE115の態様の例であってもよい。デバイス605は、受信機610、送信機615、および通信マネージャ620を含んでもよい。デバイス605はまた、プロセッサを含んでもよい。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いに通信していてもよい。
【0127】
受信機610は、様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号に関係する情報チャネル)と関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス605の他の構成要素に渡され得る。受信機610は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0128】
送信機615は、デバイス605の他の構成要素によって生成される信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機615は、様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号に関係する情報チャネル)と関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機615は、トランシーバモジュールにおいて受信機610と併置されてもよい。送信機615は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0129】
通信マネージャ620、受信機610、送信機615、またはそれらの様々な組合せもしくはそれらの様々な構成要素は、本明細書で説明する迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号の様々な態様を実行するための手段の例であってもよい。たとえば、通信マネージャ620、受信機610、送信機615、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、本明細書で説明する機能の1つまたは複数の実行するための方法をサポートし得る。
【0130】
いくつかの例では、通信マネージャ620、受信機610、送信機615、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、ハードウェアに(たとえば、通信管理回路に)実装され得る。ハードウェアは、プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)もしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別のハードウェア構成要素、または本開示で説明する機能を実行するための手段として構成された、または場合によってはそれをサポートするそれらの任意の組合せを含むことがある。いくつかの例では、プロセッサおよびプロセッサと結合されたメモリは、(たとえば、メモリに記憶された命令をプロセッサによって実行することによって)本明細書で説明する機能の1つまたは複数を実行するように構成され得る。
【0131】
追加または代替として、いくつかの例では、通信マネージャ620、受信機610、送信機615、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、プロセッサによって実行されるコードに(たとえば、通信管理ソフトウェアとして)実装され得る。プロセッサによって実行されるコードに実装される場合、通信マネージャ620、受信機610、送信機615、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素の機能は、汎用プロセッサ、DSP、中央処理ユニット(CPU)、グラフィックス処理ユニット(GPU)、ASIC、FPGA、または(たとえば、本開示において説明する機能を実行するための手段として構成された、もしくは場合によってはそれをサポートする)これらのもしくは他のプログラマブル論理デバイスの任意の組合せによって実行され得る。
【0132】
いくつかの例では、通信マネージャ620は、受信機610、送信機615、またはそれら両方を使用して、または場合によってはそれらと協働して、様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実行するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ620は、受信機610から情報を受信する、送信機615に情報を送る、または情報を受信する、情報を送信する、もしくは本明細書で説明する様々な他の動作を行うために受信機610、送信機615、またはそれら両方と組み合わせて統合されることがある。
【0133】
通信マネージャ620は、本明細書で開示する例に従ってUEにおいてワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ620は、UEにおいて1次セルに加えてSCellがアクティブ化されることを示すSCellアクティブ化メッセージを基地局から受信するための手段として構成される、または場合によってはこれをサポートすることがある。通信マネージャ620は、SCellアクティブ化メッセージに基づいて、セルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分のスロット位置、および非周期的参照信号の第1の部分と非周期的参照信号の第2の部分との間のスロットオフセットを識別するための手段として構成される、または場合によってはこれをサポートすることがあり、スロットオフセットは、スロット位置について連続しないスロットを含む。通信マネージャ620は、非周期的参照信号に基づいてSCellの1つまたは複数の特性を測定するための手段として構成される、または場合によってはそれをサポートすることがある。いくつかの例では、スロット位置は、非周期的参照信号の第1の部分を搬送する第1の複数のスロットについてであってもよく、スロットオフセットは、図3に示すように、第1の複数のスロットと、非周期的参照信号の第2の部分を搬送する第2の複数のスロットとの間にあってもよい。いくつかの例では、第1の複数のスロットで搬送される非周期的参照信号の第1の部分に使用されるタイミング領域パターン(たとえば、シンボル)は、第2の複数のスロットで搬送される非周期的参照信号の第2の部分に再利用される(たとえば、同じである)場合がある。
【0134】
本明細書で説明する例に従って通信マネージャ620を含むこと、または構成することによって、デバイス605(たとえば、受信機610、送信機615、通信マネージャ620、またはそれらの組合せを制御するまたは場合によってはそれらに結合されたプロセッサ)は、AGC機能、周波数/位相の追跡/調整などをサポートするために非周期的参照信号とともに連続しないスロットをスケジュールすることによって、SCellアクティブ化手順を改善するための技法をサポートし得る。
【0135】
図7は、本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートするデバイス705のブロック図700を示す。デバイス705は、本明細書で説明するようなデバイス605またはUE115の態様の一例であってよい。デバイス705は、受信機710、送信機715、および通信マネージャ720を含んでもよい。デバイス705はまた、プロセッサを含んでもよい。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していてもよい。
【0136】
受信機710は、様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号に関係する情報チャネル)と関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス705の他の構成要素に渡され得る。受信機710は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0137】
送信機715は、デバイス705の他の構成要素によって生成される信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機715は、様々な情報チャネル(たとえば制御チャネル、データチャネル、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号に関係する情報チャネル)と関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機715は、トランシーバモジュールにおいて受信機710と併置されてもよい。送信機715は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0138】
デバイス705、またはそれの様々な構成要素は、本明細書で説明する迅速なSCellアクティブ化のために一時的参照信号の様々な態様を実行するための手段の一例であってもよい。たとえば、通信マネージャ720は、SCellアクティブ化マネージャ725、TRS構成マネージャ730、チャネル性能マネージャ735、またはそれらの任意の組合せを含んでもよい。通信マネージャ720は、本明細書で説明する通信マネージャ620の態様の一例であってよい。いくつかの例では、通信マネージャ720、またはそれの様々な構成要素は、受信機710、送信機715、もしくはそれら両方を使用して、または場合によってはそれらと協働して、様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実行するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ720は、受信機710から情報を受信する、送信機715に情報を送る、または情報を受信する、情報を送信する、もしくは本明細書で説明する様々な他の動作を行うために受信機710、送信機715、またはそれら両方と組み合わせて統合されることがある。
【0139】
通信マネージャ720は、本明細書で開示する例に従ってUEにおいてワイヤレス通信をサポートし得る。SCellアクティブ化マネージャ725は、UEにおいて1次セルに加えてSCellがアクティブ化されることを示すSCellアクティブ化メッセージを基地局から受信するための手段として構成される、または場合によってはこれをサポートすることがある。TRS構成マネージャ730は、SCellアクティブ化メッセージに基づいて、セルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分のスロット位置、および非周期的参照信号の第1の部分と非周期的参照信号の第2の部分との間のスロットオフセットを識別するための手段として構成される、または場合によってはそれをサポートすることがあり、スロットオフセットは、スロット位置について連続しないスロットを含む。チャネル性能マネージャ735は、非周期的参照信号に基づいてSCellの1つまたは複数の特性を測定するための手段として構成される、または場合によってはそれをサポートすることがある。いくつかの例では、スロット位置は、非周期的参照信号の第1の部分を搬送する第1の複数のスロットについてであってもよく、スロットオフセットは、図3に示すように、第1の複数のスロットと非周期的参照信号の第2の部分を搬送する第2の複数のスロットとの間であってもよい。いくつかの例では、第1の複数のスロットで搬送される非周期的参照信号の第1の部分に使用されるタイミング領域パターン(たとえば、シンボル)は、第2の複数のスロットで搬送される非周期的参照信号の第2の部分に再利用される(たとえば、同じである)場合がある。
【0140】
図8は、本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートする通信マネージャ820のブロック図800を示す。通信マネージャ820は、本明細書で説明する通信マネージャ620、通信マネージャ720、またはそれら両方の態様の一例であってよい。通信マネージャ820、またはそれの様々な構成要素は、本明細書で説明する迅速なSCellアクティブ化のために一時的参照信号の様々な態様を実行するための手段の一例であってもよい。たとえば、通信マネージャ820は、SCellアクティブ化マネージャ825、TRS構成マネージャ830、チャネル性能マネージャ835、スロットオフセットマネージャ840、構成マネージャ845、UE能力マネージャ850、またはそれらの任意の組合せを含んでもよい。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと直接または間接的に通信していることがある。
【0141】
通信マネージャ820は、本明細書で開示する例に従ってUEにおいてワイヤレス通信をサポートし得る。SCellアクティブ化マネージャ825は、UEにおいて1次セルに加えてSCellがアクティブ化されることを示すSCellアクティブ化メッセージを基地局から受信するための手段として構成される、または場合によってはそれをサポートすることがある。TRS構成マネージャ830は、SCellアクティブ化メッセージに基づいて、セルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分のスロット位置、および非周期的参照信号の第1の部分と非周期的参照信号の第2の部分との間のスロットオフセットを識別するための手段として構成される、または場合によってはそれをサポートすることがあり、スロットオフセットは、スロット位置について連続しないスロットを含む。チャネル性能マネージャ835は、非周期的参照信号に基づいてSCellの1つまたは複数の特性を測定するための手段として構成される、または場合によってはそれをサポートすることがある。
【0142】
いくつかの例では、スロット位置は、非周期的参照信号の第1の部分のためのリソースを含む第1のスロットを含み、スロットオフセットは、非周期的参照信号の第2の部分のためのリソースを含む第2のスロットを識別し、第2のスロットは、第1のスロットについて連続しないスロットを含む。
【0143】
いくつかの例では、第1のスロットの間の非周期的参照信号の第1の部分のためのリソースは、第2のスロットの間の非周期的参照信号の第2の部分のためのリソースとは異なる時間領域パターンを使用する。
【0144】
いくつかの例では、スロット位置は、複数のスロットの第1のセットを含み、複数のスロットの第1のセットの各スロットが、非周期的参照信号の第1のインスタンスのためのリソースを含み、スロットオフセットは、複数のスロットの第2のセットを識別し、複数のスロットの第2のセットの各スロットが、非周期的参照信号の第2のインスタンスのためのリソースを含み、複数のスロットの第2のセットは、複数のスロットの第1のセットについて連続しないスロットを含む。
【0145】
いくつかの例では、複数のスロットの第1のセットの間の非周期的参照信号の第1のインスタンスのためのリソースは、複数のスロットの第2のセットの間の非周期的参照信号の第2のインスタンスのためのリソースとは異なる時間領域パターンを使用する。
【0146】
いくつかの例では、スロットオフセットマネージャ840は、SCellの周波数範囲、SCellの周波数帯、SCellの周波数帯組合せ、SCellのサブキャリア間隔、SCellの帯域幅部分構成、SCellの時間領域二重化構成、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数に基づいてスロットオフセットを識別するための手段として構成される、または場合によってはそれをサポートすることがある。
【0147】
いくつかの例では、構成マネージャ845は、スロットオフセットを示す構成信号を受信するための手段として構成される、または場合によってはそれをサポートすることがある。
【0148】
いくつかの例では、構成信号は、スロットオフセット、スロット位置、またはそれら両方を示すフィールドを含むダウンリンク制御情報を含む。
【0149】
いくつかの例では、UE能力マネージャ850は、UEの最小スロットオフセット値を示すUE能力メッセージを送信するための手段として構成される、または場合によってはそれをサポートすることがあり、スロットオフセットは、UE能力メッセージに基づく。
【0150】
いくつかの例では、UE能力マネージャ850は、周波数範囲、周波数帯、周波数帯組合せ、サブキャリア間隔、帯域幅部分構成、または時間領域二重化構成のうちの少なくとも1つのためにUEの最小スロットオフセット値を識別するための手段として構成される、または場合によってはそれをサポートすることがある。
【0151】
図9は、本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートするデバイス905を含むシステム900の図を示す。デバイス905は、本明細書で説明するようなデバイス605、デバイス705、またはUE115の構成要素の一例であってよく、またはそれらを含んでもよい。デバイス905は、1つまたは複数の基地局105、UE115、またはそれらの任意の組合せとワイヤレスに通信し得る。デバイス905は、通信マネージャ920、入力/出力(I/O)コントローラ910、トランシーバ915、アンテナ925、メモリ930、コード935、およびプロセッサ940などの、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向の音声およびデータ通信のための構成要素を含んでよい。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス945)を介して電子通信している、または場合によっては(たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、電気的に)結合されることがある。
【0152】
I/Oコントローラ910は、デバイス905のための入力信号および出力信号を管理してよい。I/Oコントローラ910はまた、デバイス905に組み込まれていない周辺装置を管理してよい。いくつかの場合、I/Oコントローラ910は、外部周辺装置への物理接続またはポートを表し得る。場合によっては、I/Oコントローラ910は、iOS(登録商標)、ANDROID(登録商標)、MS-DOS(登録商標)、MS-WINDOWS(登録商標)、OS/2(登録商標)、UNIX(登録商標)、LINUX(登録商標)、または別の知られているオペレーティングシステムなどのオペレーティングシステムを利用してよい。追加または代替として、I/Oコントローラ910は、モデム、キーボード、マウス、タッチスクリーン、または類似のデバイスを表してよく、またはそれらと相互作用し得る。いくつかの場合、I/Oコントローラ910は、プロセッサ940などのプロセッサの一部として実装されてよい。いくつかの場合、ユーザは、I/Oコントローラ910を介して、またはI/Oコントローラ910によって制御されるハードウェア構成要素を介して、デバイス905と対話し得る。
【0153】
いくつかの場合、デバイス905は、単一のアンテナ925を含み得る。しかしながら、いくつかの他の場合、デバイス905は2つ以上のアンテナ925を有することがあり、これらのアンテナは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る。トランシーバ915は、本明細書で説明するように、1つまたは複数のアンテナ925、有線リンク、またはワイヤレスリンクを介して、双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ915は、ワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ915はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために1つまたは複数のアンテナ925に提供し、1つまたは複数のアンテナ925から受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。トランシーバ915、またはトランシーバ915と1つまたは複数のアンテナ925は、本明細書で説明する送信機615、送信機715、受信機610、受信機710、またはそれらの任意の組合せまたはそれらの構成要素の一例であってよい。
【0154】
メモリ930は、ランダムアクセスメモリ(RAM)および読取り専用メモリ(ROM)を含み得る。メモリ930は、プロセッサ940によって実行されると、デバイス905に本明細書で説明する様々な機能を実行させる命令を含む、コンピュータ可読のコンピュータ実行可能コード935を記憶し得る。コード935は、システムメモリまたは別のタイプのメモリなどの、非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶されてもよい。いくつかの場合、コード935は、プロセッサ940によって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)本明細書で説明する機能をコンピュータに実施させ得る。いくつかの場合、メモリ930は、特に、周辺構成要素または周辺デバイスとの対話などの、基本的なハードウェア動作またはソフトウェア動作を制御し得る基本I/Oシステム(BIOS)を含み得る。
【0155】
プロセッサ940は、インテリジェントハードウェアデバイス、(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、GPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含んでもよい。いくつかの場合、プロセッサ940は、メモリコントローラを使ってメモリアレイを動作させるように構成されてよい。いくつかの他の場合には、メモリコントローラは、プロセッサ940に組み込まれてもよい。プロセッサ940は、様々な機能(たとえば、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートする機能またはタスク)をデバイス905に実行させるために、メモリ(たとえば、メモリ930)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。たとえば、デバイス905またはデバイス905の構成要素は、プロセッサ940と、プロセッサ940に結合されたメモリ930とを含んでもよく、プロセッサ940およびメモリ930は、本明細書で説明する様々な機能を実行するように構成される。
【0156】
通信マネージャ920は、本明細書で開示する例に従ってUEにおいてワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ920は、UEにおいて1次セルに加えてSCellがアクティブ化されることを示すSCellアクティブ化メッセージを基地局から受信するための手段として構成される、または場合によってはこれをサポートすることがある。通信マネージャ920は、SCellアクティブ化メッセージに基づいて、セルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分のスロット位置、および非周期的参照信号の第1の部分と非周期的参照信号の第2の部分との間のスロットオフセットを識別するための手段として構成される、または場合によってはこれをサポートすることがあり、スロットオフセットは、スロット位置について連続しないスロットを含む。通信マネージャ920は、非周期的参照信号に基づいてSCellの1つまたは複数の特性を測定するための手段として構成される、または場合によってはそれをサポートすることがある。
【0157】
本明細書で説明する例に従って通信マネージャ920を含むことまたは構成することによって、デバイス905は、AGC機能、周波数/位相の追跡/調整などをサポートするために非周期的参照信号とともに連続しないスロットをスケジュールすることによってSCellアクティブ化手順を改善するための技法をサポートし得る。
【0158】
いくつかの例では、通信マネージャ920は、トランシーバ915、1つもしくは複数のアンテナ925、またはそれらの組合せを使用して、または場合によってはそれらと協働して、様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実行するように構成され得る。通信マネージャ920は、別個の構成要素として示しているが、いくつかの例では、通信マネージャ920に関して説明する1つまたは複数の機能は、プロセッサ940、メモリ930、コード935、またはそれらの組合せによってサポートされる、または実行される場合がある。たとえば、コード935は、本明細書で説明する迅速なSCellアクティブ化のために一時的参照信号の様々な態様をデバイス905に行わせるためにプロセッサ940によって実行可能な命令を含んでもよく、またはプロセッサ940およびメモリ930は、場合によってはそのような動作を行うまたはサポートするように構成されてもよい。
【0159】
図10は、本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートするデバイス1005のブロック図1000を示す。デバイス1005は、本明細書で説明するような基地局105の態様の一例であってよい。デバイス1005は、受信機1010、送信機1015、および通信マネージャ1020を含んでもよい。デバイス1005はまた、プロセッサを含んでもよい。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
【0160】
受信機1010は、様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号に関係する情報チャネル)と関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス1005の他の構成要素に渡され得る。受信機1010は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0161】
送信機1015は、デバイス1005の他の構成要素によって生成される信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機1015は、様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号に関係する情報チャネル)と関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機1015は、トランシーバモジュールにおいて受信機1010と併置されてもよい。送信機1015は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0162】
通信マネージャ1020、受信機1010、送信機1015、またはそれらの様々な組合せもしくはそれらの様々な構成要素は、本明細書で説明する迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号の様々な態様を実行するための手段の例であってもよい。たとえば、通信マネージャ1020、受信機1010、送信機1015、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、本明細書で説明する機能の1つまたは複数の実行するための方法をサポートし得る。
【0163】
いくつかの例では、通信マネージャ1020、受信機1010、送信機1015、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、ハードウェアに(たとえば、通信管理回路に)実装され得る。ハードウェアは、プロセッサ、DSP、ASIC、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別のハードウェア構成要素、または本開示で説明する機能を実行するための手段として構成された、または場合によってはそれをサポートするそれらの任意の組合せを含むことがある。いくつかの例では、プロセッサおよびプロセッサと結合されたメモリは、(たとえば、メモリに記憶された命令をプロセッサによって実行することによって)本明細書で説明する機能の1つまたは複数を実行するように構成され得る。
【0164】
追加または代替として、いくつかの例では、通信マネージャ1020、受信機1010、送信機1015、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素は、プロセッサによって実行されるコードに(たとえば、通信管理ソフトウェアとして)実装され得る。プロセッサによって実行されるコードに実装される場合、通信マネージャ1020、受信機1010、送信機1015、またはそれらの様々な組合せもしくは構成要素の機能は、汎用プロセッサ、DSP、CPU、GPU、ASIC、FPGA、または(たとえば、本開示において説明する機能を実行するための手段として構成された、もしくは場合によってはそれをサポートする)これらのもしくは他のプログラマブル論理デバイスの任意の組合せによって実行され得る。
【0165】
いくつかの例では、通信マネージャ1020は、受信機1010、送信機1015、もしくはそれら両方を使用して、または場合によってはそれらと協働して、様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実行するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ1020は、受信機1010から情報を受信する、送信機1015に情報を送る、または情報を受信する、情報を送信する、もしくは本明細書で説明する様々な他の動作を行うために受信機1010、送信機1015、またはそれら両方と組み合わせて統合されることがある。
【0166】
通信マネージャ1020は、本明細書で開示する例に従って1次セルにおいてワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ1020は、SCellのセルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分のスロット位置、および非周期的参照信号の第1の部分と非周期的参照信号の第2の部分との間のスロットオフセットを、UEのために識別するための手段として構成される、または場合によってはそれをサポートすることがあり、スロットオフセットは、スロット位置について連続しないスロットを含む。通信マネージャ1020は、UEにおいて1次セルに加えてSCellがアクティブ化されることを示し、スロット位置およびスロットオフセットに従ってSCellでの非周期的参照信号の送信をトリガするSCellアクティブ化メッセージを、UEに送信するための手段として構成される、または場合によってはそれをサポートすることがある。いくつかの例では、スロット位置は、非周期的参照信号の第1の部分を搬送する第1の複数のスロットについてであってもよく、スロットオフセットは、図3に示すように、第1の複数のスロットと非周期的参照信号の第2の部分を搬送する第2の複数のスロットとの間であってもよい。いくつかの例では、第1の複数のスロットで搬送される非周期的参照信号の第1の部分に使用されるタイミング領域パターン(たとえば、シンボル)は、第2の複数のスロットで搬送される非周期的参照信号の第2の部分に再利用される(たとえば、同じである)場合がある。
【0167】
本明細書で説明する例に従って通信マネージャ1020を含むこと、または構成することによって、デバイス1005(たとえば、受信機1010、送信機1015、通信マネージャ1020、またはそれらの組合せを制御するまたは場合によってはそれらに結合されたプロセッサ)は、AGC機能、周波数/位相の追跡/調整などをサポートするために非周期的参照信号とともに連続しないスロットをスケジュールすることによって、SCellアクティブ化手順を改善するための技法をサポートし得る。
【0168】
図11は、本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートするデバイス1105のブロック図1100を示す。デバイス1105は、本明細書で説明するようなデバイス1005または基地局105の態様の一例であってよい。デバイス1105は、受信機1110、送信機1115、および通信マネージャ1120を含んでもよい。デバイス1105はまた、プロセッサを含んでもよい。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと通信していることがある。
【0169】
受信機1110は、様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号に関係する情報チャネル)と関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を受信するための手段を提供し得る。情報は、デバイス1105の他の構成要素に渡され得る。受信機1110は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0170】
送信機1115は、デバイス1105の他の構成要素によって生成される信号を送信するための手段を提供し得る。たとえば、送信機1115は、様々な情報チャネル(たとえば、制御チャネル、データチャネル、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号に関係する情報チャネル)と関連付けられたパケット、ユーザデータ、制御情報、またはそれらの任意の組合せなどの情報を送信し得る。いくつかの例では、送信機1115は、トランシーバモジュールにおいて受信機1110と併置されてもよい。送信機1115は、単一のアンテナまたは複数のアンテナのセットを利用し得る。
【0171】
デバイス1105、またはそれの様々な構成要素は、本明細書で説明する迅速なSCellアクティブ化のために一時的参照信号の様々な態様を実行するための手段の一例であってもよい。たとえば、通信マネージャ1120は、TRS構成マネージャ1125、SCellアクティブ化マネージャ1130、またはそれらの任意の組合せを含んでもよい。通信マネージャ1120は、本明細書で説明する通信マネージャ1020の態様の一例であってよい。いくつかの例では、通信マネージャ1120、またはそれの様々な構成要素は、受信機1110、送信機1115、もしくはそれら両方を使用して、または場合によってはそれらと協働して、様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実行するように構成され得る。たとえば、通信マネージャ1120は、受信機1110から情報を受信する、送信機1115に情報を送る、または情報を受信する、情報を送信する、もしくは本明細書で説明する様々な他の動作を行うために受信機1110、送信機1115、またはそれら両方と組み合わせて統合されることがある。
【0172】
通信マネージャ1120は、本明細書で開示する例に従って1次セルにおいてワイヤレス通信をサポートし得る。TRS構成マネージャ1125は、SCellのセルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分のスロット位置、および非周期的参照信号の第1の部分と非周期的参照信号の第2の部分との間のスロットオフセットを、UEのために識別するための手段として構成される、または場合によってはそれをサポートすることがあり、スロットオフセットは、スロット位置について連続しないスロットを含む。SCellアクティブ化マネージャ1130は、UEにおいて1次セルに加えてSCellがアクティブ化されることを示し、スロット位置およびスロットオフセットに従ってSCellでの非周期的参照信号の送信をトリガするSCellアクティブ化メッセージを、UEに送信するための手段として構成される、または場合によってはそれをサポートすることがある。
【0173】
図12は、本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートする通信マネージャ1220のブロック図1200を示す。通信マネージャ1220は、本明細書で説明する通信マネージャ1020、通信マネージャ1120、またはそれら両方の態様の一例であってよい。通信マネージャ1220、またはそれの様々な構成要素は、本明細書で説明する迅速なSCellアクティブ化のために一時的参照信号の様々な態様を実行するための手段の一例であってもよい。たとえば、通信マネージャ1220は、TRS構成マネージャ1225、SCellアクティブ化マネージャ1230、スロットオフセットマネージャ1235、構成マネージャ1240、UE能力マネージャ1245、またはそれらの任意の組合せを含んでもよい。これらの構成要素の各々は、(たとえば、1つまたは複数のバスを介して)互いと直接または間接的に通信していることがある。
【0174】
通信マネージャ1220は、本明細書で開示する例に従って1次セルにおいてワイヤレス通信をサポートし得る。TRS構成マネージャ1225は、SCellのセルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分のスロット位置、および非周期的参照信号の第1の部分と非周期的参照信号の第2の部分との間のスロットオフセットを、UEのために識別するための手段として構成される、または場合によってはそれをサポートすることがあり、スロットオフセットは、スロット位置について連続しないスロットを含む。SCellアクティブ化マネージャ1230は、UEにおいて1次セルに加えてSCellがアクティブ化されることを示し、スロット位置およびスロットオフセットに従ってSCellでの非周期的参照信号の送信をトリガするSCellアクティブ化メッセージを、UEに送信するための手段として構成される、または場合によってはそれをサポートすることがある。
【0175】
いくつかの例では、スロット位置は、非周期的参照信号の第1の部分のためのリソースを含む第1のスロットを含み、スロットオフセットは、非周期的参照信号の第2の部分のためのリソースを含む第2のスロットを識別し、第2のスロットは、第1のスロットについて連続しないスロットを含む。
【0176】
いくつかの例では、第1のスロットの間の非周期的参照信号の第1の部分のためのリソースは、第2のスロットの間の非周期的参照信号の第2の部分のためのリソースとは異なる時間領域パターンを使用する。
【0177】
いくつかの例では、スロット位置は、複数のスロットの第1のセットを含み、複数のスロットの第1のセットの各スロットが、非周期的参照信号の第1のインスタンスのためのリソースを含み、スロットオフセットは、複数のスロットの第2のセットを識別し、複数のスロットの第2のセットの各スロットが、非周期的参照信号の第2のインスタンスのためのリソースを含み、複数のスロットの第2のセットは、複数のスロットの第1のセットについて連続しないスロットを含む。
【0178】
いくつかの例では、複数のスロットの第1のセットの間の非周期的参照信号の第1のインスタンスのためのリソースは、複数のスロットの第2のセットの間の非周期的参照信号の第2のインスタンスのためのリソースとは異なる時間領域パターンを使用する。
【0179】
いくつかの例では、スロットオフセットマネージャ1235は、SCellの周波数範囲、SCellの周波数帯、SCellの周波数帯組合せ、SCellのサブキャリア間隔、SCellの帯域幅部分構成、SCellの時間領域二重化構成、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数に基づいてスロットオフセットを識別するための手段として構成される、または場合によってはそれをサポートすることがある。
【0180】
いくつかの例では、構成マネージャ1240は、スロットオフセットを示す構成信号を送信するための手段として構成される、または場合によってはそれをサポートすることがある。
【0181】
いくつかの例では、構成信号は、スロットオフセット、スロット位置、またはそれら両方を示すフィールドを含むDCIを含む。
【0182】
いくつかの例では、UE能力マネージャ1245は、UEの最小スロットオフセット値を示すUE能力メッセージを受信するための手段として構成される、または場合によってはそれをサポートすることがあり、スロットオフセットは、UE能力メッセージに基づく。
【0183】
いくつかの例では、UE能力マネージャ1245は、周波数範囲、周波数帯、周波数帯組合せ、サブキャリア間隔、帯域幅部分構成、または時間領域二重化構成のうちの少なくとも1つのためにUEの最小スロットオフセット値を識別するための手段として構成される、または場合によってはそれをサポートすることがある。
【0184】
図13は、本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートするデバイス1305を含むシステム1300の図を示す。デバイス1305は、本明細書で説明するようなデバイス1005、デバイス1105、または基地局105の構成要素の一例であってよく、またはそれらを含んでもよい。デバイス1305は、1つまたは複数の基地局105、UE115、またはそれらの任意の組合せとワイヤレスに通信し得る。デバイス1305は、通信マネージャ1320、ネットワーク通信マネージャ1310、トランシーバ1315、アンテナ1325、メモリ1330、コード1335、プロセッサ1340、および局間通信マネージャ1345など、通信を送信および受信するための構成要素を含む、双方向の音声およびデータ通信のための構成要素を含んでよい。これらの構成要素は、1つまたは複数のバス(たとえば、バス1350)を介して電子通信している、または場合によっては(たとえば、動作可能に、通信可能に、機能的に、電子的に、電気的に)結合されることがある。
【0185】
ネットワーク通信マネージャ1310は、(たとえば、1つまたは複数の有線バックホールリンクを介した)コアネットワーク130との通信を管理してよい。たとえば、ネットワーク通信マネージャ1310は、1つまたは複数のUE115などのクライアントデバイスのためのデータ通信の転送を管理してよい。
【0186】
場合によっては、デバイス1305は、単一のアンテナ1325を含み得る。しかしながら、いくつかの他の場合、デバイス1305は2つ以上のアンテナ1325を有することがあり、これらのアンテナは、複数のワイヤレス送信を同時に送信または受信することが可能であり得る。トランシーバ1315は、本明細書で説明するように、1つまたは複数のアンテナ1325、有線リンク、またはワイヤレスリンクを介して、双方向に通信し得る。たとえば、トランシーバ1315は、ワイヤレストランシーバを表すことがあり、別のワイヤレストランシーバと双方向に通信し得る。トランシーバ1315はまた、パケットを変調し、変調されたパケットを送信のために1つまたは複数のアンテナ1325に提供し、1つまたは複数のアンテナ1325から受信されたパケットを復調するためのモデムを含み得る。トランシーバ1315、またはトランシーバ1315と1つまたは複数のアンテナ1325は、本明細書で説明する送信機1015、送信機1115、受信機1010、受信機1110、またはそれらの任意の組合せまたはそれらの構成要素の一例であってよい。
【0187】
メモリ1330はRAMおよびROMを含んでよい。メモリ1330は、プロセッサ1340によって実行されると、デバイス1305に本明細書で説明する様々な機能を実行させる命令を含む、コンピュータ可読のコンピュータ実行可能コード1335を記憶し得る。コード1335は、システムメモリまたは別のタイプのメモリなどの、非一時的コンピュータ可読媒体内に記憶されてもよい。いくつかの場合、コード1335は、プロセッサ1340によって直接的に実行可能でないことがあるが、(たとえば、コンパイルされ実行されたとき)本明細書で説明する機能をコンピュータに実施させ得る。いくつかの場合、メモリ1330は、特に、周辺構成要素またはデバイスとの対話などの、基本的なハードウェアまたはソフトウェア動作を制御し得るBIOSを含み得る。
【0188】
プロセッサ1340は、インテリジェントハードウェアデバイス、(たとえば、汎用プロセッサ、DSP、CPU、GPU、マイクロコントローラ、ASIC、FPGA、プログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理構成要素、個別ハードウェア構成要素、またはそれらの任意の組合せ)を含んでもよい。いくつかの場合、プロセッサ1340は、メモリコントローラを使ってメモリアレイを動作させるように構成されてよい。いくつかの他の場合には、メモリコントローラは、プロセッサ1340に組み込まれてもよい。プロセッサ1340は、様々な機能(たとえば、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートする機能またはタスク)をデバイス1305に実行させるために、メモリ(たとえば、メモリ1330)に記憶されたコンピュータ可読命令を実行するように構成され得る。たとえば、デバイス1305またはデバイス1305の構成要素は、プロセッサ1340と、プロセッサ1340に結合されたメモリ1330とを含んでもよく、プロセッサ1340およびメモリ1330は、本明細書で説明する様々な機能を実行するように構成される。
【0189】
局間通信マネージャ1345は、他の基地局105との通信を管理してよく、他の基地局105と協働してUE115との通信を制御するためのコントローラまたはスケジューラを含んでもよい。たとえば、局間通信マネージャ1345は、ビームフォーミングまたはジョイント送信などの様々な干渉緩和技法のために、UE115への送信のためのスケジューリングを協調させてよい。いくつかの例では、局間通信マネージャ1345は、基地局105の間で通信を行うために、LTE/LTE-Aワイヤレス通信ネットワーク技術内のX2インターフェースを提供してよい。
【0190】
通信マネージャ1320は、本明細書で開示する例に従って1次セルにおいてワイヤレス通信をサポートし得る。たとえば、通信マネージャ1320は、SCellのセルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分のスロット位置、および非周期的参照信号の第1の部分と非周期的参照信号の第2の部分との間のスロットオフセットを、UEのために識別するための手段として構成される、または場合によってはそれをサポートすることがあり、スロットオフセットは、スロット位置について連続しないスロットを含む。通信マネージャ1320は、UEにおいて1次セルに加えてSCellがアクティブ化されることを示し、スロット位置およびスロットオフセットに従ってSCellでの非周期的参照信号の送信をトリガするSCellアクティブ化メッセージを、UEに送信するための手段として構成される、または場合によってはそれをサポートすることがある。いくつかの例では、スロット位置は、非周期的参照信号の第1の部分を搬送する第1の複数のスロットについてであってもよく、スロットオフセットは、図3に示すように、第1の複数のスロットと非周期的参照信号の第2の部分を搬送する第2の複数のスロットとの間であってもよい。いくつかの例では、第1の複数のスロットで搬送される非周期的参照信号の第1の部分に使用されるタイミング領域パターン(たとえば、シンボル)は、第2の複数のスロットで搬送される非周期的参照信号の第2の部分に再利用される(たとえば、同じである)場合がある。
【0191】
本明細書で説明する例に従って通信マネージャ1320を含むことまたは構成することによって、デバイス1305は、AGC機能、周波数/位相の追跡/調整などをサポートするために非周期的参照信号とともに連続しないスロットをスケジュールすることによってSCellアクティブ化手順を改善するための技法をサポートし得る。
【0192】
いくつかの例では、通信マネージャ1320は、トランシーバ1315、1つもしくは複数のアンテナ1325、またはそれらの組合せを使用して、または場合によってはそれらと協働して、様々な動作(たとえば、受信すること、監視すること、送信すること)を実行するように構成され得る。通信マネージャ1320は、別個の構成要素として示しているが、いくつかの例では、通信マネージャ1320に関して説明する1つまたは複数の機能は、プロセッサ1340、メモリ1330、コード1335、またはそれらの組合せによってサポートされる、または実行される場合がある。たとえば、コード1335は、本明細書で説明する迅速なSCellアクティブ化のために一時的参照信号の様々な態様をデバイス1305に行わせるためにプロセッサ1340によって実行可能な命令を含んでもよく、またはプロセッサ1340およびメモリ1330は、場合によってはそのような動作を行うまたはサポートするように構成されてもよい。
【0193】
図14は、本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートする方法1400を示すフローチャートを示す。方法1400の動作は、本明細書で説明するように、UEまたはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1400の動作は、図1図9を参照しながら説明したように、UE115によって実行され得る。いくつかの例では、UEは、説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実行し得る。
【0194】
1405において、方法は、UEにおいて1次セルに加えてSCellがアクティブ化されることを示すSCellアクティブ化メッセージを基地局から受信するステップを含んでもよい。1405の動作は、本明細書で開示する例に従って実行されてよい。いくつかの例では、1405の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなSCellアクティブ化マネージャ825によって実行され得る。
【0195】
1410において、方法は、SCellアクティブ化メッセージに基づいて、セルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分のスロット位置、および非周期的参照信号の第1の部分と非周期的参照信号の第2の部分との間のスロットオフセットを識別するステップを含んでもよく、スロットオフセットは、スロット位置について連続していないスロットを含む。1410の動作は、本明細書で開示する例に従って実行されてよい。いくつかの例では、1410の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなTRS構成マネージャ830によって実行され得る。いくつかの例では、スロット位置は、非周期的参照信号の第1の部分を搬送する第1の複数のスロットについてであってもよく、スロットオフセットは、図3に示すように、第1の複数のスロットと非周期的参照信号の第2の部分を搬送する第2の複数のスロットとの間であってもよい。いくつかの例では、第1の複数のスロットで搬送される非周期的参照信号の第1の部分に使用されるタイミング領域パターン(たとえば、シンボル)は、第2の複数のスロットで搬送される非周期的参照信号の第2の部分に再利用される(たとえば、同じである)場合がある。
【0196】
1415において、方法は、非周期的参照信号に基づいてSCellの1つまたは複数の特性を測定するステップを含んでもよい。1415の動作は、本明細書で開示する例に従って実行されてよい。いくつかの例では、1415の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなチャネル性能マネージャ835によって実行され得る。
【0197】
図15は、本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートする方法1500を示すフローチャートを示す。方法1500の動作は、本明細書で説明するように、UEまたはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1500の動作は、図1図9を参照しながら説明したように、UE115によって実行され得る。いくつかの例では、UEは、説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実行し得る。
【0198】
1505において、方法は、UEにおいて1次セルに加えてSCellがアクティブ化されることを示すSCellアクティブ化メッセージを基地局から受信するステップを含んでもよい。1505の動作は、本明細書で開示する例に従って実行されてよい。いくつかの例では、1505の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなSCellアクティブ化マネージャ825によって実行され得る。
【0199】
1510において、方法は、SCellアクティブ化メッセージに基づいて、セルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分のスロット位置、および非周期的参照信号の第1の部分と非周期的参照信号の第2の部分との間のスロットオフセットを識別するステップを含んでもよく、スロットオフセットは、スロット位置について連続しないスロットを含む。1510の動作は、本明細書で開示する例に従って実行されてよい。いくつかの例では、1510の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなTRS構成マネージャ830によって実行され得る。
【0200】
1515において、方法は、SCellの周波数範囲、SCellの周波数帯、SCellの周波数帯組合せ、SCellのサブキャリア間隔、SCellの帯域幅部分構成、SCellの時間領域二重化構成、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数に基づいてスロットオフセットを識別するステップを含み得る。1515の動作は、本明細書で開示する例に従って実行されてよい。いくつかの例では、1515の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなスロットオフセットマネージャ840によって実行され得る。
【0201】
1520において、方法は、非周期的参照信号に基づいてSCellの1つまたは複数の特性を測定するステップを含んでもよい。1520の動作は、本明細書で開示する例に従って実行されてよい。いくつかの例では、1520の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなチャネル性能マネージャ835によって実行され得る。
【0202】
図16は、本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートする方法1600を示すフローチャートを示す。方法1600の動作は、本明細書で説明するように、UEまたはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1600の動作は、図1図9を参照しながら説明したように、UE115によって実行され得る。いくつかの例では、UEは、説明する機能を実行するようにUEの機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、UEは、専用ハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実行し得る。
【0203】
1605において、方法は、UEの最小スロットオフセット値を示すUE能力メッセージを送信するステップを含んでもよく、スロットオフセットは、UE能力メッセージに基づく。1605の動作は、本明細書で開示する例に従って実行されてよい。いくつかの例では、1605の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなUE能力マネージャ850によって実行され得る。
【0204】
1610において、方法は、UEにおいて1次セルに加えてSCellがアクティブ化されることを示すSCellアクティブ化メッセージを基地局から受信するステップを含んでもよい。1610の動作は、本明細書で開示する例に従って実行されてよい。いくつかの例では、1610の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなSCellアクティブ化マネージャ825によって実行され得る。
【0205】
1615において、方法は、SCellアクティブ化メッセージに基づいて、セルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分のスロット位置、および非周期的参照信号の第1の部分と非周期的参照信号の第2の部分との間のスロットオフセットを識別するステップを含んでもよく、スロットオフセットは、スロット位置について連続しないスロットを含む。1615の動作は、本明細書で開示する例に従って実行されてよい。いくつかの例では、1615の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなTRS構成マネージャ830によって実行され得る。
【0206】
1620において、方法は、非周期的参照信号に基づいてSCellの1つまたは複数の特性を測定するステップを含んでもよい。1620の動作は、本明細書で開示する例に従って実行されてよい。いくつかの例では、1620の動作の態様は、図8を参照しながら説明したようなチャネル性能マネージャ835によって実行され得る。
【0207】
図17は、本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートする方法1700を示すフローチャートを示す。方法1700の動作は、本明細書で説明するように、基地局またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1700の動作は、図1図5および図10図13を参照しながら説明したように、基地局105によって実行され得る。いくつかの例では、基地局は、説明する機能を実行するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実行し得る。
【0208】
1705において、方法は、SCellのセルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分のスロット位置、および非周期的参照信号の第1の部分と非周期的参照信号の第2の部分との間のスロットオフセットを、UEのために識別するステップを含んでもよく、スロットオフセットは、スロット位置について連続しないスロットを含む。1705の動作は、本明細書で開示する例に従って実行されてよい。いくつかの例では、1705の動作の態様は、図12を参照しながら説明したようなTRS構成マネージャ1225によって実行され得る。いくつかの例では、スロット位置は、非周期的参照信号の第1の部分を搬送する第1の複数のスロットについてであってもよく、スロットオフセットは、図3に示すように、第1の複数のスロットと非周期的参照信号の第2の部分を搬送する第2の複数のスロットとの間であってもよい。いくつかの例では、第1の複数のスロットで搬送される非周期的参照信号の第1の部分に使用されるタイミング領域パターン(たとえば、シンボル)は、第2の複数のスロットで搬送される非周期的参照信号の第2の部分に再利用される(たとえば、同じである)場合がある。
【0209】
1710において、方法は、UEにおいて1次セルに加えてSCellがアクティブ化されることを示し、スロット位置およびスロットオフセットに従ってSCellでの非周期的参照信号の送信をトリガするSCellアクティブ化メッセージを、UEに送信してもよい。1710の動作は、本明細書で開示する例に従って実行されてよい。いくつかの例では、1710の動作の態様は、図12を参照しながら説明したようなSCellアクティブ化マネージャ1230によって実行され得る。
【0210】
図18は、本開示の態様による、迅速なSCellアクティブ化のための一時的参照信号をサポートする方法1800を示すフローチャートを示す。方法1800の動作は、本明細書で説明するように、基地局またはそれの構成要素によって実装され得る。たとえば、方法1800の動作は、図1図5および図10図13を参照しながら説明したように、基地局105によって実行され得る。いくつかの例では、基地局は、説明する機能を実行するように基地局の機能要素を制御するための命令のセットを実行し得る。追加または代替として、基地局は、専用ハードウェアを使用して、説明する機能の態様を実行し得る。
【0211】
1805において、方法は、SCellのセルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分のスロット位置、および非周期的参照信号の第1の部分と非周期的参照信号の第2の部分との間のスロットオフセットを、UEのために識別するステップを含んでもよく、スロットオフセットは、スロット位置について連続しないスロットを含む。1805の動作は、本明細書で開示する例に従って実行されてよい。いくつかの例では、1805の動作の態様は、図12を参照しながら説明したようなTRS構成マネージャ1225によって実行され得る。
【0212】
1810において、方法は、スロットオフセットを示す構成信号を送信するステップを含んでもよい。1810の動作は、本明細書で開示する例に従って実行されてよい。いくつかの例では、1810の動作の態様は、図12を参照しながら説明したような構成マネージャ1240によって実行され得る。
【0213】
1815において、方法は、UEにおいて1次セルに加えてSCellがアクティブ化されることを示し、スロット位置およびスロットオフセットに従ってSCellでの非周期的参照信号の送信をトリガするSCellアクティブ化メッセージを、UEに送信してもよい。1815の動作は、本明細書で開示する例に従って実行されてよい。いくつかの例では、1815の動作の態様は、図12を参照しながら説明したようなSCellアクティブ化マネージャ1230によって実行され得る。
【0214】
以下は、本開示の態様の概要を提供する。
【0215】
態様1:UEにおけるワイヤレス通信のための方法であって、UEにおいてPCellに加えてSCellがアクティブ化されることを示すSCellアクティブ化メッセージを基地局から受信するステップと、SCellアクティブ化メッセージに少なくとも部分的に基づいて、セルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1の部分を搬送する第1の複数のスロットのスロット位置、および第1の複数のスロットと非周期的参照信号の第2の部分を搬送する第2の複数のスロットとの間のスロットオフセットを識別するステップであって、スロットオフセットが連続しないスロットを含み、第2の複数のスロットの非周期的参照信号の第2の部分が第1の複数のスロットの非周期的参照信号の第1の部分と同じシンボルのセットを使用する、識別するステップと、非周期的参照信号に少なくとも部分的に基づいてSCellの1つまたは複数の特性を測定するステップとを含む、方法。
【0216】
態様2:SCellアクティブ化メッセージがMAC CE、DCIメッセージ、またはそれら両方で受信される、態様1の方法。
【0217】
態様3:SCellの周波数範囲、SCellの周波数帯、SCellの周波数帯組合せ、SCellのサブキャリア間隔、SCellの帯域幅部分構成、SCellの時間領域二重化構成、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数に少なくとも部分的に基づいてスロットオフセットを識別するステップをさらに含む、態様1または2の方法。
【0218】
態様4:スロットオフセットを示す構成信号を受信するステップをさらに含む、態様1から3のいずれかの記載の方法。
【0219】
態様5:構成信号が、スロットオフセット、スロット位置、またはそれら両方を示すフィールドを含むダウンリンク制御情報を含む、態様4の方法。
【0220】
態様6:UEの最小スロットオフセット値を示すUE能力メッセージを送信するステップをさらに含み、スロットオフセットが、UE能力メッセージに少なくとも部分的に基づく、態様1から5のいずれかの方法。
【0221】
態様7:周波数範囲、周波数帯、周波数帯組合せ、サブキャリア間隔、帯域幅部分構成、または時間領域二重化構成のうちの少なくとも1つのためにUEの最小スロットオフセット値を識別するステップをさらに含む、態様6の方法。
【0222】
態様8:PCellでのワイヤレス通信のための方法であって、UEのために、SCellのセルアクティブ化測定のための非周期的参照信号の第1部分を搬送する第1の複数のスロットのスロット位置、および第1の複数のスロットと非周期的参照信号の第2の部分を搬送する第2の複数のスロットとの間のスロットオフセットを識別するステップであって、スロットオフセットが連続しないスロットを含み、第2の複数のスロットにおける非周期的参照信号の第2の部分が、第1の複数のスロットにおける非周期的参照信号の第1の部分と同じシンボルのセットを使用する、識別するステップと、UEにおいてPCellに加えてSCellがアクティブ化されることを示し、スロット位置およびスロットオフセットに従ってSCellでの非周期的参照信号の送信をトリガするSCellアクティブ化メッセージをUEに送信するステップとを含む、方法。
【0223】
態様9:SCellアクティブ化メッセージがMAC CE、DCIメッセージ、またはそれら両方で送信される、態様8の方法。
【0224】
態様10:SCellの周波数範囲、SCellの周波数帯、SCellの周波数帯組合せ、SCellのサブキャリア間隔、SCellの帯域幅部分構成、SCellの時間領域二重化構成、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数に少なくとも部分的に基づいてスロットオフセットを識別するステップをさらに含む、態様8または9の方法。
【0225】
態様11:スロットオフセットを示す構成信号を送信するステップをさらに含む、態様8から10のいずれかの方法。
【0226】
態様12:構成信号が、スロットオフセット、スロット位置、またはそれら両方を示すフィールドを含むダウンリンク制御情報を含む、態様11の方法。
【0227】
態様13:UEの最小スロットオフセット値を示すUE能力メッセージを受信するステップをさらに含み、スロットオフセットが、UE能力メッセージに少なくとも部分的に基づく、態様8から12のいずれかの方法。
【0228】
態様14:周波数範囲、周波数帯、周波数帯組合せ、サブキャリア間隔、帯域幅部分構成、または時間領域二重化構成のうちの少なくとも1つのためにUEの最小スロットオフセット値を識別するステップをさらに含む、態様13の方法。
【0229】
態様15:UEにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに記憶され、態様1~7のうちのいずれかの方法を装置に実行させるようにプロセッサによって実行可能な命令とを備える装置。
【0230】
態様16:態様1から7のいずれかの方法を実行するための少なくとも1つの手段を備える、UEにおけるワイヤレス通信のための装置。
【0231】
態様17:UEにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様1から7のいずれかの方法を実行するようにプロセッサによって実行可能な命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0232】
態様18:PCellにおけるワイヤレス通信のための装置であって、プロセッサと、プロセッサと結合されたメモリと、メモリに記憶され、態様8から14のいずれかの方法を装置に実行させるようにプロセッサによって実行可能な命令とを備える装置。
【0233】
態様19:態様8から14のいずれかの方法を実行するための少なくとも1つの手段を備える、PCellにおけるワイヤレス通信のための装置。
【0234】
態様20:PCellにおけるワイヤレス通信のためのコードを記憶する非一時的コンピュータ可読媒体であって、コードが、態様8から14のいずれかの方法を実行するようにプロセッサによって実行可能な命令を含む、非一時的コンピュータ可読媒体。
【0235】
本明細書で説明する方法は可能な実装形態について説明するものであること、動作およびステップが再構成されるかまたは別様に修正される場合があること、ならびに他の実装形態が可能であることに留意されたい。さらに、これらの方法のうちの2つ以上からの態様が組み合わせられてもよい。
【0236】
LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRシステムの態様が例として説明されることがあり、LTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNR用語が説明の大部分において使用されることがあるが、本明細書で説明する技法はLTE、LTE-A、LTE-A Pro、またはNRネットワーク以外に適用可能である。たとえば、説明した技法は、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDMなどの様々な他のワイヤレス通信システム、ならびに本明細書で明示的に言及しない他のシステムおよび無線技術に適用可能であり得る。
【0237】
本明細書で説明した情報および信号は、多種多様な技術および技法のいずれかを使って表され得る。たとえば、説明全体にわたって言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、およびチップは、電圧、電流、電磁波、磁場もしくは磁性粒子、光場もしくは光学粒子、またはそれらの任意の組合せによって表されてよい。
【0238】
本明細書の本開示に関して説明する様々な例示的なブロックおよび構成要素は、汎用プロセッサ、DSP、ASIC、CPU、GPU、FPGAもしくは他のプログラマブル論理デバイス、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書で説明する機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せを用いて実装または実行され得る。汎用プロセッサはマイクロプロセッサであってよいが、代替として、プロセッサは、任意のプロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、または状態機械であってよい。プロセッサはまた、コンピューティングデバイスの組合せ(たとえば、DSPとマイクロプロセッサとの組合せ、複数のマイクロプロセッサ、DSPコアと連携した1つもしくは複数のマイクロプロセッサ、または任意の他のそのような構成)として実装され得る。
【0239】
本明細書で説明した機能は、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェア、またはそれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアは、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、マイクロコード、ハードウェア記述言語、またはそれ以外として呼ばれるかどうかにかかわらず、命令、命令セット、コード、コードセグメント、プログラムコード、プログラム、サブプログラム、ソフトウェアモジュール、アプリケーション、ソフトウェアアプリケーション、ソフトウェアパッケージ、ルーチン、サブルーチン、オブジェクト、実行ファイル、実行スレッド、プロシージャ、または関数などを意味するものと広く解釈されるものとする。プロセッサによって実行されるソフトウェアにおいて実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとして、コンピュータ可読媒体上に記憶され、またはコンピュータ可読媒体を介して送信され得る。他の例および実装形態が、本開示および添付の特許請求の範囲の範囲内にある。たとえば、ソフトウェアの性質に起因して、本明細書で説明する機能は、プロセッサによって実行されるソフトウェア、ハードウェア、ハードワイヤリング、またはこれらのうちのいずれかの組合せを使用して実装され得る。機能を実施する特徴はまた、機能の部分が様々な物理ロケーションにおいて実施されるように分散されることを含めて、様々な位置に物理的に位置し得る。
【0240】
コンピュータ可読媒体は、ある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を可能にする任意の媒体を含む、非一時的コンピュータ記憶媒体と通信媒体の両方を含む。非一時的記憶媒体は、汎用または専用コンピュータによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体であり得る。限定ではなく例として、非一時的コンピュータ可読媒体は、RAM、ROM、電気的消去可能プログラマブルROM(EEPROM)、フラッシュメモリ、コンパクトディスク(CD)ROMまたは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージまたは他の磁気ストレージデバイス、あるいは命令またはデータ構造の形態の所望のプログラムコード手段を搬送または記憶するために使用され得、汎用もしくは専用コンピュータまたは汎用もしくは専用プロセッサによってアクセスされ得る、任意の他の非一時的媒体を含み得る。また、任意の接続がコンピュータ可読媒体と適切に呼ばれる。たとえば、ソフトウェアが、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、デジタル加入者回線(DSL)、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を使用して、ウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペア、DSL、または赤外線、無線、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、コンピュータ可読媒体の定義の中に含まれる。本明細書で使用するディスク(disk)およびディスク(disc)は、CD、レーザーディスク(disc)、光ディスク(disc)、デジタル多用途ディスク(DVD)(disc)、フロッピーディスク(disk)、およびBlu-ray(登録商標)ディスク(disc)を含み、ここで、ディスク(disk)は、通常、データを磁気的に再生し、ディスク(disc)は、レーザーを用いてデータを光学的に再生する。上記の組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれる。
【0241】
特許請求の範囲内を含めて本明細書で使用するとき、項目の列挙(たとえば、「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」などの句で始まる項目の列挙)において使用されるような「または」は、たとえば、A、B、またはCのうちの少なくとも1つという列挙が、AまたはBまたはCまたはABまたはACまたはBCまたはABC(すなわち、AおよびBおよびC)を意味するような、包括的な列挙を示す。また、本明細書で使用する「に基づいて」という句は、条件の閉集合への参照として解釈されてはならない。たとえば、「条件Aに基づいて」として説明する例示的なステップは、本開示の範囲から逸脱することなく、条件Aと条件Bの両方に基づいてよい。言い換えれば、本明細書で使用する「に基づいて」という句は、「に少なくとも部分的に基づいて」という句と同様に解釈されるものとする。
【0242】
添付の図において、同様の構成要素または特徴は、同じ参照ラベルを有し得る。さらに、同じタイプの様々な構成要素は、参照ラベルの後に、ダッシュと、同様の構成要素を区別する第2のラベルとを続けることによって区別され得る。第1の参照ラベルのみが本明細書で使用される場合、説明は、第2の参照ラベル、または他の後続の参照ラベルにかかわらず、同じ第1の参照ラベルを有する同様の構成要素のうちのいずれにも適用可能である。
【0243】
添付の図面に関して本明細書に記載される説明は、例示的な構成を説明し、実装され得るかまたは特許請求の範囲内に入るすべての例を表すとは限らない。本明細書で使用する「例示的」という用語は、「例、事例、または例示として働くこと」を意味し、「好ましい」または「他の例よりも有利な」を意味しない。詳細な説明は、説明した技法の理解をもたらすための具体的な詳細を含む。しかしながら、これらの技法は、これらの具体的な詳細なしに実践され得る。いくつかの事例では、説明する例の概念を不明瞭にすることを回避するために、知られている構造およびデバイスはブロック図の形態で示される。
【0244】
本明細書での説明は、当業者が本開示を作成または使用することを可能にするために与えられる。本開示の様々な修正が当業者に明らかになり、本明細書で定義される一般原理は、本開示の範囲から逸脱することなく他の変形形態に適用され得る。したがって、本開示は、本明細書で説明した例および設計に限定されず、本明細書で開示する原理および新規の特徴と一致する最も広い範囲を与えられるべきである。
【符号の説明】
【0245】
100 ワイヤレス通信システム
105 基地局
110 カバレージエリア
115 UE
120 バックホールリンク
125 通信リンク
130 コアネットワーク
135 デバイス間(D2D)通信リンク
140 アクセスネットワークエンティティ
145 アクセスネットワーク送信エンティティ
150 IPサービス
200 ワイヤレス通信システム
205 基地局
210 基地局
215 UE
220 非周期的参照信号
300 非周期的参照信号構成
305 非周期的参照信号
400 非周期的参照信号構成
405 非周期的参照信号
500 非周期的参照信号構成
505 非周期的参照信号
510 トリガリングDCI
605 デバイス
610 受信機
615 送信機
620 通信マネージャ
705 デバイス
710 受信機
715 送信機
720 通信マネージャ
725 SCellアクティブ化マネージャ
730 TRS構成マネージャ
820 通信マネージャ
825 SCellアクティブ化マネージャ
830 TRS構成マネージャ
835 チャネル性能マネージャ
840 スロットオフセットマネージャ
845 構成マネージャ
850 UE能力マネージャ
905 デバイス
910 入力/出力(I/O)コントローラ
915 トランシーバ
920 通信マネージャ
925 アンテナ
930 メモリ
935 コード
940 プロセッサ
945 バス
1005 デバイス
1010 受信機
1015 送信機
1020 通信マネージャ
1105 デバイス
1110 受信機
1115 送信機
1120 通信マネージャ
1125 TRS構成マネージャ
1130 SCellアクティブ化マネージャ
1220 通信マネージャ
1225 TRS構成マネージャ
1230 SCellアクティブ化マネージャ
1235 スロットオフセットマネージャ
1240 構成マネージャ
1245 UE能力マネージャ
1305 デバイス
1310 ネットワーク通信マネージャ
1315 トランシーバ
1320 通信マネージャ
1325 アンテナ
1330 メモリ
1335 コード
1340 プロセッサ
1345 局間通信マネージャ
1400 方法
1500 方法
1600 方法
1700 方法
1800 方法
図1
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図4
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【国際調査報告】