(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-21
(54)【発明の名称】映像再生方法、装置、機器及び記録媒体
(51)【国際特許分類】
H04N 21/442 20110101AFI20240214BHJP
H04N 21/431 20110101ALI20240214BHJP
G06F 3/04845 20220101ALI20240214BHJP
G06F 3/0482 20130101ALI20240214BHJP
【FI】
H04N21/442
H04N21/431
G06F3/04845
G06F3/0482
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023552499
(86)(22)【出願日】2022-03-02
(85)【翻訳文提出日】2023-08-30
(86)【国際出願番号】 CN2022078710
(87)【国際公開番号】W WO2022193946
(87)【国際公開日】2022-09-22
(31)【優先権主張番号】202110291842.7
(32)【優先日】2021-03-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】520476341
【氏名又は名称】北京字節跳動網絡技術有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Bytedance Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】Room B-0035, 2/F, No.3 Building, No.30, Shixing Road, Shijingshan District Beijing 100041 China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】▲呉▼ ▲しゅ▼娜
(72)【発明者】
【氏名】安 冬
(72)【発明者】
【氏名】邱 豪
【テーマコード(参考)】
5C164
5E555
【Fターム(参考)】
5C164UA04S
5C164UA43S
5C164UB41P
5C164UB81P
5C164YA11
5E555AA02
5E555BA03
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5E555BA87
5E555BB03
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5E555BB06
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5E555BC18
5E555CA12
5E555CB16
5E555CB47
5E555CC03
5E555DB57
5E555DC21
5E555FA00
(57)【要約】
本開示の実施例は、映像再生方法、装置、機器及び記録媒体に関する。当該方法は、複数の映像が第1ページに複数行複数列で展示されるステップであって、そのうち、前記列の方向は、前記ページのサポートによってスライドするスライド方向と一致する、前記のステップと、トリガー操作に応答して、再生待ちの行の各前記映像のうちの、対応する所定の制御線に到達する第1目標映像を確定するステップであって、そのうち、各前記所定の制御線と前記第1ページにおける各列とは対応関係を有し、各前記所定の制御線は前記列の方向に沿って間隔をおいて配列されている、前記のステップと、前記第1ページで再生している第2目標映像の再生を停止し、前記第1ページで前記第1目標映像を再生するステップと、を含む。複数列の映像を動的に表現する過程において、各映像の再生と停止をより正確に制御することが実現される。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
映像再生方法であって、
複数の映像が第1ページに複数行複数列で展示されるステップであって、前記列の方向は、前記ページのサポートによってスライドするスライド方向と一致する、ステップと、
トリガー操作に応答して、再生待ちの行の各前記映像のうちの、対応する所定の制御線に到達する第1目標映像を確定するステップであって、各前記所定の制御線と前記第1ページにおける各列とは対応関係を有し、各前記所定の制御線は前記列の方向に沿って間隔をおいて配列されている、ステップと、
前記第1ページで再生している第2目標映像の再生を停止し、前記第1ページで前記第1目標映像を再生するステップと、を含むことを特徴とする映像再生方法。
【請求項2】
トリガー操作に応答して、再生待ちの行の各前記映像のうちの、対応する所定の制御線に到達する第1目標映像を確定するステップは、
前記トリガー操作の操作方向と、前記再生待ちの行における各前記映像が位置する列とに基づいて、相応する映像の再生制御位置を確定するステップと、
前記再生待ちの行における各前記映像の再生制御位置が、相応する映像に対応する前記所定の制御線と重合するか否かを判定するステップと、
判定結果を重合とする前記映像を前記第1目標映像と確定するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記トリガー操作の操作方向と、前記再生待ちの行における各前記映像が位置する列とに基づいて、相応する映像の再生制御位置を確定するステップは、
前記トリガー操作の操作方向が前記スライド方向の正方向である場合、前記再生待ちの行における各前記映像のトップエッジを、相応する映像の再生制御位置と確定するステップであって、前記正方向は、前記第1ページの終了位置から開始位置に向かう方向であり、前記トップエッジは映像における前記開始位置に近い一側のエッジである、ステップ、を含み、
前記再生待ちの行における各前記映像と各前記所定の制御線との対応関係は、ページの左列からページの右列までの各前記映像が、前記終了位置の近傍から前記開始位置の近傍までの前記所定の制御線に順次対応していることであることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記トリガー操作の操作方向と、前記再生待ちの行における各前記映像が位置する列とに基づいて、相応する映像の再生制御位置を確定するステップは、
前記トリガー操作の操作方向が前記スライド方向の反方向である場合、前記再生待ちの行におけるページの最右列に位置する前記映像のボトムエッジを、相応する映像の再生制御位置と確定し、前記再生待ちの行における残りの各前記映像のトップエッジを、相応する映像の再生制御位置と確定するステップであって、前記反方向は、前記第1ページの開始位置から終了位置に向かう方向であり、前記ボトムエッジは映像における前記終了位置に近い一側のエッジである、ステップ、を含み、
前記再生待ちの行における各前記映像と各前記所定の制御線との対応関係は、ページの最右列に位置する前記映像が前記終了位置に最も近い前記所定の制御線に対応し、ページの左列からページの右列までの残りの各前記映像が、前記終了位置の近傍から前記開始位置の近傍までの残りの前記所定の制御線に順次対応していることであることを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記第1ページで前記第1目標映像を再生するステップは、
前記第1目標映像が1つである場合、前記第1ページで前記第1目標映像を再生するステップと、
前記第1目標映像が複数である場合、前記トリガー操作の操作方向に基づいて、複数の前記第1目標映像から前記操作方向に対して離反する最後の一つの前記第1目標映像を確定し、確定した前記第1目標映像を前記第1ページで再生するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1ページで再生している第2目標映像の再生を停止し、前記第1ページで前記第1目標映像を再生するステップの後に、
トリガー操作に応答し続けて、各前記映像において対応する前記所定の制御線に到達する第3目標映像を確定するステップと、
前記第1目標映像の再生を停止し、前記第1ページで前記第3目標映像を再生するステップと、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第1ページにおける各前記映像のうちのいずれかの第4目標映像に対するトリガー操作に応答して、第2ページで映像ストリームによって、前記第4目標映像と前記第1ページにおける前記第4目標映像の後に配列された各前記映像が再生されるステップ、をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1ページにおける各前記映像のうちのいずれかの第4目標映像に対するトリガー操作に応答して、第2ページで映像ストリームによって、前記第4目標映像と前記第1ページにおける前記第4目標映像の後に配列された各前記映像が再生されるステップは、
ユーザが前記第1ページにおける復帰操作をトリガーしたことに応答して、前記復帰操作がトリガーされた時に前記第2ページで再生されている第5目標映像を確定し、前記第1ページにおいて前記第5目標映像に位置決めて再生するステップを含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
複数の映像が第1ページに複数行複数列で展示されるステップは、
ユーザの映像検索情報を受信し、前記映像検索情報に対応する複数の映像を確定し、前記複数の映像が前記第1ページに複数行複数列で展示されるステップを含むことを特徴とする請求項1~8のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記複数列が2列である場合、前記所定の制御線は、前記第1ページの開始位置に近い第1所定の制御線と、前記第1ページの終了位置に近い第2所定の制御線とを含み、
前記トリガー操作の操作方向が前記スライド方向の正方向である場合、前記第1所定の制御線はページの右列に対応し、前記第2所定の制御線はページの左列に対応し、
前記トリガー操作の操作方向が前記スライド方向の反方向である場合、前記第1所定の制御線はページの左列に対応し、前記第2所定の制御線はページの右列に対応することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記第1ページにおける前記所定の制御線の位置は、前記映像の前記列の方向における映像長さと前記第1ページの前記列の方向における長さとに基づいて確定されることを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
映像再生装置であって、
複数の映像が第1ページに複数行複数列で展示されるための映像展示モジュールであって、前記列の方向は、前記ページのサポートによってスライドするスライド方向と一致する、映像展示モジュールと、
トリガー操作に応答して、再生待ちの行の各前記映像のうちの、対応する所定の制御線に到達する第1目標映像を確定するための第1目標映像確定モジュールであって、各前記所定の制御線と前記第1ページにおける各列とは対応関係を有し、各前記所定の制御線は前記列の方向に沿って間隔をおいて配列されている、第1目標映像確定モジュールと、
前記第1ページで再生している第2目標映像の再生を停止し、前記第1ページで前記第1目標映像を再生するための第1目標映像再生モジュールと、を含むことを特徴とする映像再生装置。
【請求項13】
電子機器であって、
プロセッサとメモリとを含み、
前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたプログラムまたは指令を呼び出すことによって、請求項1~11のいずれか一項に記載の方法のステップを実行するために使用されることを特徴とする電子機器。
【請求項14】
コンピュータ可読記憶媒体であって、コンピュータに請求項1~11のいずれか一項に記載の方法のステップを実行させるプログラムまたは指令を記憶することを特徴とするコンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2021年3月18日に提出された出願番号202110291842.7及び「映像再生方法、装置、機器及び記録媒体」という発明の名称の中国特許出願の優先権を主張するものであり、この出願の全内容は引用により本出願に組み込まれる。
【0002】
本開示は、画像処理の技術分野に関し、特に、映像再生方法、装置、機器及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
映像検索や映像展示などのシナリオにおける複数列の映像については、現在いくつかの動的再生スキームが存在している。ここでの動的再生とは、ページにおける各映像がユーザの閲覧中に何らかの条件(ユーザがスライドした、映像の再生時間に達したなど)を満たすと、自動的に再生が切り換えることである。
【0004】
既存の動的再生スキームでは、ユーザがスライド操作を行っている限り、次の映像の再生がトリガーされる。しかし、このスキームにおいて、ユーザは、次の映像を見たいものではなく、単に映像をより快適な視覚領域に移動して視聴し続けたいだけかもしれない。また、別の動的再生スキームでは、ユーザのスライド操作に応じて、ページにおける一部の映像だけが再生され、ページにおける未再生の映像に対する注目度が低下する。また、2列の映像を含む動的再生スキームもあり、ユーザのスライド操作によってそのうちの一側の映像再生がトリガーされ、その再生が完了するまで待ってから他側の映像が再生される。
【0005】
要約すると、既存の複数列の映像の動的再生スキームでは、ページにおける各映像の自動再生と停止を正確に制御できないため、複数列の映像の再生が混乱したり、画面全体に適切な視覚領域で再生中の映像が位置する領域を位置決められなかったり、ユーザの操作により非目標の映像が誤再生されたりするという問題が発生する。
【発明の概要】
【0006】
上記技術的課題または上記技術的課題の少なくとも一部を解決するため、本開示は、映像再生方法、装置、機器及び記録媒体を提供した。
【0007】
本開示の実施例は、映像再生方法を提供した。当該方法は、
複数の映像が第1ページに複数行複数列で展示するステップであって、そのうち、前記列の方向は、前記ページのサポートによってスライドするスライド方向と一致する、前記のステップと、
トリガー操作に応答して、再生待ちの行の各前記映像のうちの、対応する所定の制御線に到達する第1目標映像を確定するステップであって、そのうち、各前記所定の制御線と前記第1ページにおける各列とは対応関係を有し、各前記所定の制御線は前記列の方向に沿って間隔をおいて配列されている、前記のステップと、
前記第1ページで再生している第2目標映像の再生を停止し、前記第1ページで前記第1目標映像を再生するステップと、を含む。
【0008】
本開示の実施例は、更に映像再生装置を提供した。当該装置は、
複数の映像が第1ページに複数行複数列で展示されるための映像展示モジュールであって、そのうち、前記列の方向は、前記ページのサポートによってスライドするスライド方向と一致する、前記の映像展示モジュールと、
トリガー操作に応答して、再生待ちの行の各前記映像のうちの、対応する所定の制御線に到達する第1目標映像を確定するための第1目標映像確定モジュールであって、そのうち、各前記所定の制御線と前記第1ページにおける各列とは対応関係を有し、各前記所定の制御線は前記列の方向に沿って間隔をおいて配列されている、前記の第1目標映像確定モジュールと、
前記第1ページで再生している第2目標映像の再生を停止し、前記第1ページで前記第1目標映像を再生するための第1目標映像再生モジュールと、を含む。
【0009】
本開示の実施例は、更に電子機器を提供した。当該電子機器は、
プロセッサとメモリとを含み、
前記プロセッサは、前記メモリに記憶されたプログラムまたは指令を呼び出すことによって、本開示の任意の実施例における前記映像再生方法のステップを実行するために使用される。
【0010】
本開示の実施例は、更にコンピュータ可読記憶媒体を提供した。前記コンピュータ可読記憶媒体は、コンピュータに本開示の任意の実施例における前記映像再生方法のステップを実行させるプログラムまたは指令を記憶する。
【0011】
本開示の実施例から提供した映像再生案は、複数の映像が第1ページに複数行複数列で展示し、そのうち、列の方向は、ページのサポートによってスライドするスライド方向と一致し、トリガー操作に応答して、再生待ちの行の各映像のうちの、対応する所定の制御線に到達する第1目標映像を確定し、そのうち、各所定の制御線と第1ページにおける各列とは対応関係を有し、各所定の制御線は列の方向に沿って間隔をおいて配列されており、第1ページで再生している第2目標映像の再生を停止し、第1ページで第1目標映像を再生する。これにより、ページにおいて複数の所定の制御線を予設定することを実現し、トリガー操作の過程において、これらの所定の制御線を持続的に利用し、スライド方向に垂直な一列の映像のうちの各映像の再生と停止をそれぞれ制御することにより、複数列の映像を動的に表現する過程における各映像の再生と停止の制御の精度を向上させ、複数列の映像の再生が混乱したり、画面に適切な視覚領域で再生中の映像が位置する領域を位置決められなかったり、ユーザの操作により非目標の映像が誤再生されたりするという問題を解決し、ユーザ体験を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
ここでの図面は、明細書に組み込まれて明細書の一部を構成し、本開示に適切の実施例を示し、明細書とともに本開示の原理を説明する。
【0013】
本開示の実施例または従来技術の技術案をより明確に説明するために、以下、実施例または従来技術の記述に使用される必要な図面を簡単に説明し、当業者にとって、創造的な労力を払わずにこれらの図面に基づいて他の関連図面を得ることも明らかである。
【
図1】本開示の実施例が提供した映像再生方法の概略フロー図である。
【
図2】本開示の実施例が提供した映像再生ページにおける複数の映像の概略レイアウト図である。
【
図3】本開示の実施例が提供した別の映像再生方法の概略フロー図である。
【
図4】本開示の実施例が提供した3列の映像が正方向と反方向に沿ってスライド時に所定の制御線の再生制御過程の概略図である。
【
図5】本開示の実施例が提供した映像再生装置の概略構成図である。
【
図6】本開示の実施例が提供した電子機器の概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
本開示の上述の目的、特徴及び利点をより明確に理解するために、以下に本開示の技術案について更に詳細に説明する。なお、本開示の実施例及び実施例における特徴は、矛盾しない場合に互いに組み合わせることができる。
【0015】
以下の説明では、本開示を十分に理解するために多くの具体的な詳細を説明するが、本開示は、本明細書に記載されていない他の方法で実施することもできる。明らかに、明細書における実施例は、本開示の一部の実施例にすぎず、すべての実施例ではない。
【0016】
本開示の実施例が提供した映像再生方法は、主に複数列または複数行の映像を動的に再生するシナリオに適用される。本開示の実施例が提供した映像再生方法は映像再生装置によって実行でき、当該装置はソフトウェア及び/またはハードウェアによって実現でき、当該装置は、例えば、携帯電話、ハンドヘルド、タブレット、ノートパソコン、デスクトップパソコンなどの映像再生機能を有する電子機器に集約することができる。
【0017】
図1は本出願の実施例が提供した映像再生方法のフロー図である。
図1を参照すると、当該映像再生方法は具体的に以下のステップS110~ステップS130を含む。
【0018】
ステップS110において、複数の映像が第1ページに複数行複数列で展示し、そのうち、列の方向は、ページのサポートによってスライドするスライド方向と一致する。
【0019】
具体的には、複数の映像が複数行複数列で展示されている第1ページをロードしてユーザに提示する。いくつかの実施例において、第1ページは、ショートビデオ、生放送などの異なる種類の映像の推薦ページ、関連映像のページ、検索結果ページ、注目ページなどである。
【0020】
図2を参照すると、第1ページ200には、行列に配列された複数の映像がレイアウトされており、行及び列の数は2以上である。
図2(a)を参照すると、映像は、第1ページ200において縦方向にレイアウトすることができ、その列方向とスライド方向はいずれも縦方向であり、行方向は横方向である。
図2(b)を参照すると、映像は、第1ページ200において横方向にレイアウトすることができ、その列方向とスライド方向はいずれも横方向であり、列方向は縦方向である。映像のレイアウト方向が横方向であるか縦方向であるかにかかわらず、第1ページにおける映像のスライド方向はいずれも列方向と一致し、所定の制御線に基づく映像再生制御ロジックも同じである。以下の実施例では、
図2(a)における縦方向のレイアウトを例として説明する。
【0021】
いくつかの実施例において、ステップS110は、ユーザの映像検索情報を受信し、映像検索情報に対応する複数の映像を確定し、複数の映像が第1ページに複数行複数列で表現されるステップを含む。本実施例では、第1ページは映像の検索結果のページであり、ユーザの映像検索操作に基づいて複数の映像を確定してもよい。具体的には、ユーザは、検索位置に検索キーワードを入力したり、何らかの推薦キーワードをトリガーしたりするなどの操作により、映像検索を開始することができる。映像検索エンジンは、上記の検索キーワードや推薦キーワードなどの情報を映像検索情報として受信することができる。そして、この映像検索情報に基づいて映像検索エンジンをトリガーし、映像検索の応答結果、即ち、映像検索情報に対応する複数の映像を取得する。最後に、第1ページにおいて、当該複数の映像が複数行複数列で提示される。なお、映像検索エンジンは、電子機器に集約されていてもよいし、サーバ側に集約されていてもよい。
【0022】
ステップS120において、トリガー操作に応答して、再生待ちの行の各映像のうちの、対応する所定の制御線に到達する第1目標映像を確定する。
【0023】
そのうち、各所定の制御線は、第1ページにおける各列と対応関係を有し、各所定の制御線は、列の方向に沿って間隔をおいて配列されてトリガー操作される。
【0024】
そのうち、トリガー操作とは、スライド操作、クリック操作、または音声制御操作などであり得るページに対するユーザの対話操作である。再生待ちの行は、現在再生されている映像が位置する行、または現在再生されている映像の次の行である。現在いずれかの映像も再生されていない場合、再生待ちの行は、各映像中の最初の行である。各所定の制御線は、第1ページにおける各列と対応関係を有し、各所定の制御線は、列の方向に沿って間隔をおいて配列される。第1ページにおける各映像の再生と停止を正確に制御するために、本開示の実施例では、第1ページにおいてレイアウトされた映像の列の数に従って複数の所定の制御線を予設定し、各所定の制御線が、少なくとも1つの列の映像の再生と停止を制御するために使用される。なお、所定の制御線は、バックグラウンドが映像の動的再生を制御するように設定された。当該所定の制御線は、第1ページに展示されなく、ユーザは各所定の制御線を見ることができない。
【0025】
いくつかの実施例において、第1ページにおける各映像の再生と停止をより正確に制御するために、第1ページにおいてレイアウトされた映像の列の数に従って同じ数の所定の制御線を設定でき、即ち、所定の制御線の数と、第1ページに含まれる映像の列の数とは同じである。また、各所定の制御線と各列の映像との間には1対1の対応関係があり、即ち、各所定の制御線は、一つの列の映像の再生と停止を制御できる。
図2(a)及び
図2(b)に示すように、第1ページにおける映像が二列である場合、所定の制御線の数は2本であり、それぞれは第1ページ200の開始位置201に近い第1所定の制御線202と、第1ページ200の終了位置203に近い第2所定の制御線204とである。
図2(c)に示すように、第1ページにおいて映像が四列である場合、所定の制御線の数は4本であり、それぞれは第1所定の制御線202と、第3所定の制御線205と、第4所定の制御線206と、第2所定の制御線204とである。なお、各所定の制御線の間の配列間隔は、ビジネスニーズに応じて設定できる。
図2(c)に示すように、各所定の制御線は、第1ページ200の上半部分に等間隔に配列されていてもよく、
図2(a)に示すように、各所定の制御線は、第1ページ200の上半部分に非等間隔に配置されていてもよい。
【0026】
いくつかの実施例において、第1ページにおける所定の制御線の位置は、映像の列方向における映像長さと第1ページの列方向における長さとに基づいて確定される。電子機器の画面に適切な視覚領域で映像を再生するために、この実施例では、列方向における映像の映像長さと第1ページの長さとに基づいて、第1ページにおける各所定の制御線の設定位置を確定する必要がある。例えば、
図2(a)に示す縦方向の2列の映像の場合、それに対応する第1所定の制御線202の設定位置は、ほぼトップに配置された一つの映像の1/4に位置し、第2所定の制御線204の設定位置は、ほぼトップに配置された一つの映像のボトムエッジに位置する。
【0027】
具体的には、第1ページがロードされた後、ユーザがその第1ページに対してトリガー操作を行うと、映像再生装置は、そのトリガー操作を検出することができる。そして、このトリガー操作と各所定の制御線とに基づいて、再生待ちの行における各映像がそれに対応する所定の制御線に到達したか否かを判定する。「はい」である場合、対応する所定の制御線に到達した映像を第1目標映像と確定する。対応する所定の制御線に到達していない映像は処理されない。
【0028】
ステップS130において、第1ページで再生している第2目標映像の再生を停止し、第1ページで第1目標映像を再生する。
【0029】
具体的には、第1目標映像が確定された後、その第1目標映像を再生する必要があり、このとき、第1ページで再生している映像(即ち、第2目標映像)の再生を停止し、第1目標映像の再生を開始する。
【0030】
いくつかの実施例では、第1ページで第1目標映像を再生するステップは、第1目標映像が1つである場合、第1ページで第1目標映像を再生するステップと、第1目標映像が複数である場合、トリガー操作の操作方向に基づいて、複数の第1目標映像から操作方向に対して離反する最後の一つの第1目標映像を確定し、確定した第1目標映像を第1ページで再生するステップと、を含む。具体的には、複数の所定の制御線の設定間隔が小さいと、複数の映像が対応する所定の制御線に同時に到達する(即ち、複数の映像が同時に第1目標映像として確定される)という事態が発生する可能性がある。1つの映像を同一時点で再生するというビジネスニーズに合わせて、本実施例では、再生前に第1目標映像が更に処理される。第1目標映像が1つの映像である場合、その目標映像の再生が開始される。第1目標映像が複数の映像である場合、複数の第1目標映像のうちの、トリガー操作の操作方向とは反方向の最後の一つの第1目標映像を選択し、選択された最後の一つの目標映像を再生する。例えば、第1ページのスライド方向を上へまたは下への縦方向とし、トリガー操作の操作方向を上へのスライド(ページにおける映像の上への移動)とすると、複数の第1目標映像が存在する場合には、最も下側の第1目標映像が再生される。
【0031】
いくつかの実施例では、ステップS130の後、当該方法は、トリガー操作に応答し続けて、各映像において対応する所定の制御線に到達する第3目標映像を確定するステップと、第1目標映像の再生を停止し、第1ページで第3目標映像を再生するステップと、を更に含む。
【0032】
具体的には、1回のトリガー操作に応答して第1目標映像を再生した後、ユーザによるトリガー操作が持続されると、映像再生装置は、ステップS120~S130の実行過程に従って、ユーザによるトリガー操作に応答し続け、新たな第1目標映像、即ち第3目標映像を確定し、更に、第1目標映像の再生を停止し、第3目標映像の再生を開始する。
【0033】
本開示の実施例の上記の技術案は、複数の映像が第1ページに複数行複数列で展示し、そのうち、列の方向は、ページのサポートによってスライドするスライド方向と一致し、トリガー操作に応答して、再生待ちの行の各映像のうちの、対応する所定の制御線に到達する第1目標映像を確定し、そのうち、各所定の制御線と第1ページにおける各列とは対応関係を有し、各所定の制御線は列の方向に沿って間隔をおいて配列されており、第1ページで再生している第2目標映像の再生を停止し、第1ページで第1目標映像を再生する。これにより、ページにおいて複数の所定の制御線を設定することを実現し、トリガー操作の過程において、これらの所定の制御線を持続的に利用し、スライド方向に垂直な一列の映像のうちの各映像の再生と停止をそれぞれ制御することにより、複数列の映像を動的に表現する過程における各映像の再生と停止の制御の精度を向上させ、複数列の映像の再生が混乱したり、画面に適切な視覚領域で再生中の映像が位置する領域を位置決められなかったり、ユーザの操作により非目標の映像が誤再生されたりするという問題を解決し、ユーザ体験を向上させることができる。
【0034】
図3は本開示の実施例が提供した別の映像再生方法のフロー図である。当該映像再生方法は「トリガー操作に応答して、再生待ちの行の各映像における対応する所定の制御線に到達する第1目標映像を確定するステップ」を更に最適化する。そのうち、上記の各実施例と同一または相応する用語の説明は、ここでは割愛する。
図3を参照すると、当該映像再生方法は以下のステップS210~S250を含む。
【0035】
ステップS210において、複数の映像が第1ページに複数行複数列で展示される。
【0036】
ステップS220において、トリガー操作の操作方向と、再生待ちの行における各映像が位置する列とに基づいて、相応する映像の再生制御位置を確定する。
【0037】
そのうち、再生制御位置は、映像における位置であり、その映像に対応する所定の制御線が映像の再生を制御する際に到達すべき位置である。
【0038】
具体的には、本開示の実施例における所定の制御線のそれに対応する列の映像に対する制御ロジックは、映像の再生制御位置が当該所定の制御線と重合すれば、当該映像が所定の制御線に到達したとみなされる。そのため、所定の制御線によって再生制御を行う前に、まず各映像の再生制御位置を確定する。トリガー操作の操作方向とページのサポートによるスライド方向とが異なる関係(一致または離反)を有する場合、映像の再生順序が異なると、所定の制御線の制御順序及び制御位置も異なることを考慮して、本開示の実施例では、操作方向、スライド方向、及び映像が位置する列を利用して、相応する映像の再生制御位置を確定する。
【0039】
いくつかの実施例において、ステップS220は、トリガー操作の操作方向がスライド方向の正方向である場合に、再生待ちの行における各映像のトップエッジを、相応する映像の再生制御位置と確定するステップを含む。
【0040】
そのうち、正方向は、
図2に示すように、第1ページ200の終了位置203から開始位置201に向かう方向である。例えば、
図2(a)における正方向は上へスライドする方向(ページにおける映像が上へ移動する方向)である。
図2(b)における正方向は左へスライドする方向(ページにおける映像が左へ移動する方向)である。映像のトップエッジは、当該映像における第1ページ200の開始位置201に近い一側のエッジである。
【0041】
具体的には、例えば、スライド方向が縦方向である場合、ユーザが第1ページで正方向のトリガー操作を行うと、所定の制御線の再生制御ロジックは、再生待ちの行における各映像がページの左列からページの右列へ順番にトリガーされて再生するということである。各所定の制御線が第1ページの開始位置から終了位置へ間隔をおいて配列されており、各所定の制御線がいずれもページの開始位置に近いことを再考慮するため、映像が適切な視覚領域で再生されるように制御するために、本実施例では、再生待ちの行における各映像のトップエッジを、対応する映像の再生制御位置と確定する。
【0042】
いくつかの実施例において、ステップS220は、トリガー操作の操作方向がスライド方向の反方向である場合、再生待ちの行におけるページの最右列に位置する映像のボトムエッジを、相応する映像の再生制御位置と確定し、再生待ちの行における残りの各映像のトップエッジを、相応する映像の再生制御位置と確定するステップを含む。
【0043】
そのうち、反方向は正方向とは相反方向であり、第1ページの開始位置から終了位置へ向かう方向である。ボトムエッジは、映像における終了位置に近い一側のエッジである。
【0044】
具体的には、例えば、スライド方向が縦方向である場合、ユーザが第1ページで反方向のトリガー操作を行うと、所定の制御線の再生制御ロジックは、再生待ちの行における各映像がページの右列からページの左列へ順番にトリガーされて再生するということである。各所定の制御線が第1ページの開始位置から終了位置へ間隔をおいて配列されており、各所定の制御線がいずれもページの開始位置に近いことを再考慮する。そのため、映像が適切な視覚領域で再生されるように制御するために、本実施例では、再生待ちの行における第1ページの最右列に位置する映像のボトムエッジを当該映像の再生制御位置と確定することで、それが反方向に沿って操作されたときに、当該映像が最初にトリガーされて再生される。再生待ちの行における残りの各映像については、映像のトップエッジを、相応する映像の再生制御位置と確定する。
【0045】
ステップS230において、再生待ちの行における各映像の再生制御位置が、相応する映像に対応する所定の制御線と重合するか否かを判定する。
【0046】
具体的には、再生制御ロジックにおいて、各映像の映像再生位置の確定に加えて、所定の制御線と各列との対応関係も確定するからこそ、映像の再生と停止を正しく制御することができる。
【0047】
操作方向が正方向である場合、再生待ちの行における各映像と各所定の制御線との対応関係は、ページの左列からページの右列までの各映像が、終了位置の近傍から開始位置の近傍までの所定の制御線に順次対応していることである。
図2に示すように、第1ページ200において二列の映像がレイアウトされ、2本の所定の制御線が設定され、それぞれは第1ページ200の開始位置201に近い第1所定の制御線202と、第1ページ200の終了位置203に近い第2所定の制御線204とである。また、
図2(a)を例として、上に位置する第1所定の制御線202は、右列の映像の再生の制御に使用され、下に位置する第2所定の制御線204は、左列の映像の再生の制御に使用される。これに基づいて、ユーザの正方向におけるトリガー操作に応答して、再生待ちの行における左列の映像のトップエッジが第2所定の制御線204と重合するか否かを判定し、再生待ちの行における右列の映像のトップエッジが第1所定の制御線202と重合するか否かを判定する。
【0048】
操作方向が反方向である場合には、再生待ちの行における各映像と各所定の制御線との対応関係は、ページの最右列に位置する映像が終了位置に最も近い所定の制御線に対応し、ページの左列からページの右列までの残りの各映像が、終了位置の近傍から開始位置の近傍までの残りの所定の制御線に順次対応していることである。
図2(a)を例として、上に位置する第1所定の制御線202は、左列の映像の再生の制御に使用され、下に位置する第2所定の制御線204は、右列の映像の再生の制御に使用される。これに基づいて、ユーザの反方向におけるトリガー操作に応答して、再生待ちの行における右列の映像のボトムエッジが第2所定の制御線202と重合するか否かを判定し、再生待ちの行における左列の映像のトップエッジが第1所定の制御線204と重合するか否かを判定する。
【0049】
ステップS240において、判定結果を重合とする映像を第1目標映像と確定する。
【0050】
具体的には、ステップS230において重合するか否かの判定については、判定結果が重合である場合には、対応する映像を第1目標映像と確定する。
【0051】
ステップS250において、第1ページで再生している第2目標映像の再生を停止し、第1ページで第1目標映像を再生する。
【0052】
図4(a)を参照すると、第1ページ400における各映像は縦に3列に配置されており、それがサポートするスライド方向は上下方向である。そして、第1ページ400には3本の所定の制御線が配置されており、上から下に第1所定の制御線401、第2所定の制御線402、第3所定の制御線403である。ユーザのトリガー操作の正方向は、上方向であり、反方向は、下方向である。
【0053】
図4(b)~
図4(d)を参照すると、トリガー操作は正方向であり、再生待ちの行は第2行であり、第1所定の制御線401は、最左列の映像を制御するために使用され、第2所定の制御線402は、中央列の映像を制御するために使用され、第3所定の制御線403は、最右列の映像を制御するために使用される場合、各所定の制御線に基づく再生制御ロジックは次のように具現される。ユーザがトリガー操作を実行した後、
図4(b)に示すように、第2行の最左列の映像のトップエッジが最初に第3所定の制御線403と重合すると、その第2行の最左列の映像が第1目標映像と確定されて再生され、同時に第1行において再生されている映像が停止される。トリガー操作に応答し続けて、
図4(c)に示すように、各映像が上へ移動するにつれて、第2行の中央列の映像のトップエッジが第2所定の制御線402と重合すると、当該第2行の中央列の映像が第1目標映像と確定されて再生され、同時に第2行の最左列の映像の再生が停止される。トリガー操作に応答し続けて、
図4(d)に示すように、各映像が持続的に上へ移動するにつれて、第2行の最右列の映像のトップエッジが第1所定の制御線401と重合すると、当該第2行の最右列の映像が第1目標映像と確定されて再生され、同時に第2行の中央列の映像の再生が停止される。
【0054】
図4(e)~
図4(g)を参照すると、トリガー操作は反方向であり、再生待ちの行は
図4(e)におけるページの最頂部に位置する一行であり、第1所定の制御線401は、中央列の映像を制御するために使用され、第2所定の制御線402は、最左列の映像を制御するために使用され、第3所定の制御線403は、最右列の映像を制御するために使用される場合、各所定の制御線に基づく再生制御ロジックは次のように具現される。ユーザがトリガー操作を実行した後、
図4(e)に示すように、再生待ちの行の最右列の映像のボトムエッジが最初に第3所定の制御線403と重合すると、その再生待ちの行の最右列の映像が第1目標映像と確定されて再生され、同時に再生されている他の映像が停止される。トリガー操作に応答し続けて、
図4(f)に示すように、各映像が下へ移動するにつれて、再生待ちの行の中央列の映像のトップエッジが第1所定の制御線401と重合すると、当該再生待ちの行の中央列の映像が第1目標映像と確定されて再生され、同時に再生待ちの行の最右列の映像が停止される。トリガー操作に応答し続けて、
図4(g)に示すように、各映像が持続的に下へ移動するにつれて、再生待ちの行の最左列の映像のトップエッジが第2所定の制御線402と重合すると、当該再生待ちの行の最左列の映像が第1目標映像と確定されて再生され、同時に再生待ちの行の中央列の映像の再生が停止される。
【0055】
本開示の実施例に係る上述した技術案は、トリガー操作の操作方向と再生待ちの行における各映像が位置する列とに基づいて、相応する映像の再生制御位置を確定し、再生待ちの行における各映像の再生制御位置が、相応する映像に対応する所定の制御線と重合するか否かを判定し、判定結果を重合とする映像を第1目標映像として確定する。これにより、ユーザのトリガー操作がそれぞれ正方向操作と反方向操作である場合に、各所定の制御線を利用して、対応する映像の再生をそれぞれ異なる制御策略で制御することを実現し、第1ページにおける複数列/複数行の映像の再生精度を更に向上させる。
【0056】
上記の各技術案を踏まえた上で、この映像再生方法は、
第1ページにおける各映像のうちのいずれかの第4目標映像に対するトリガー操作に応答して、第2ページで映像ストリームの方式によって、第4目標映像と第1ページにおける第4目標映像の後に配列された各映像が再生されるステップを更に含む。
【0057】
そのうち、第4目標映像とは、第1ページにおいて行列にレイアウトされたいずれかの映像であり、再生されている映像であってもよく、再生されていない映像であってもよい。
【0058】
具体的には、ユーザが第1ページにおけるいずれかの第4目標映像に対してトリガー操作を行うと、当該トリガー操作に応答して、映像再生装置は第1ページ目から第2ページに切り替わる。例えば、ユーザがある第4目標映像をクリックすると、第1ページから当該第4目標映像に対応する映像詳細ページに切り替わる。
【0059】
いくつかの実施例では、第2ページは複数の映像からなる内部ストリーム映像を含み、内部ストリーム映像と第1ページにおける各映像との映像内容及び映像レイアウトはいずれも同じである。そして、第2ページに切り替わった後、ユーザのトリガー操作に応答し続けて、第2ページにおいて、第4目標映像及び第1ページにおいて第4目標映像以降に配列されている映像が映像ストリームの方式で再生される。ここでいう映像ストリームの方式とは、いずれの映像がいずれも画面全体で再生し、ユーザによる映像切り替えのトリガー操作により画面が切り替わり、次の映像を全画面で再生する方式である。
【0060】
いくつかの実施例では、第4目標映像に対応する映像が第2ページで再生される。第4目標映像の映像種類が動的カバー(映像内容のキーフレームに基づいて生成されたコンパクト型の小映像)の場合、第4目標映像に対応する詳細映像(長映像、全映像など)が最初から再生される。第4目標映像の映像種類が詳細映像である場合、切替ページのトリガー操作前の第4目標映像の再生進度に基づいて、第4目標映像の再生が継続される。
【0061】
上述した技術案を踏まえた上で、第1ページにおける各映像のうちのいずれかの第4目標映像に対するトリガー操作に応答して、第4目標映像と、第1ページにおいて第4目標映像以降に配列された各映像とを、第2ページにおいて映像ストリームの方式で再生した後、当該映像再生方法は、ユーザが第1ページにおける復帰操作をトリガーしたことに応答して、復帰操作がトリガーされた時に第2ページで再生されている第5目標映像を確定し、第1ページで第5目標映像に位置決めて再生するステップを含む。
【0062】
具体的には、第2ページにおいて映像が映像ストリームの方式で再生されている間に、ユーザが第1ページに復帰する復帰操作をトリガーすると、第2ページから第1ページに切り替わり、当該復帰操作がトリガーされたときに第2ページで再生されている映像(即ち、第5目標映像)を確定する必要がある。そして、第1ページにおいて第5目標映像に位置決められて再生される。例えば、10番目の内部ストリーム映像が第2ページで再生されているときに第1ページに復帰すると、当該10番目の内部ストリーム映像が第5目標映像と確定され、第1ページで再生される。なお、第5目標映像が動的カバーである場合、その動的カバーが第1ページで再度再生される。第5目標映像が詳細映像である場合、復帰操作前の当該詳細映像の再生進度に基づいて再生を継続する。このような設定は、内部ストリーム映像が位置する第2ページから第1ページに復帰する場合にいくつかの映像を繰り返し再生する制御再生を実現し、複数列/複数行映像の動的再生の制御フローを更に改善し、ページにおける各映像の動的再生の精度を更に向上させる。
【0063】
上記の各技術案を踏まえた上で、この映像再生方法は、更に次のステップを含む。
【0064】
ユーザの第1ページから第3ページへのページの切替操作に応答して、第3ページが表示され、ユーザの第1ページに復帰する復帰操作に応答して、ページの切替操作をトリガーした時に第1ページで再生されている第6目標映像を確定し、第1ページで第6目標映像に位置決めて再生するステップである。
【0065】
そのうち、第3ページは、映像詳細ページではない他の詳細ページであり、例えば、ユーザホームページ、音楽詳細ページ、話題ホームページなどである。
【0066】
具体的には、ユーザが第1ページにおいて第3ページに切り替わる操作をトリガーすると、第1ページから第3ページに切り替えられ、このページの切替操作前の第1ページにおいて再生されている映像(即ち、第6目標映像)が確定される。第3ページで第1ページに復帰する復帰操作がトリガーされた場合、第3ページから第1ページに切り替えられ、第6目標映像に位置決められ、第6目標映像が第1ページで再生される。第6目標映像が動的カバーである場合、その動的カバーが再度再生される。第6目標映像が詳細映像である場合、復帰操作前の当該詳細映像の再生進度に基づいて再生を継続する。このような設定は、映像詳細ページではないページから第1ページに復帰する場合にいくつかの映像を繰り返し再生する制御再生を実現し、複数列/複数行映像の動的再生の制御フローを更に改善し、ページにおける各映像の動的再生の精度を更に向上させる。
【0067】
上記の各技術案を踏まえた上で、この映像再生方法は、更に次のステップを含む。
【0068】
第1ページで映像がトップに配置されかつトリガー操作が検出されない場合、最初の行のページの最左列の映像が第1ページで循環的に再生されるか、または第1ページで最初の行の各映像がポーリングされて再生される。
【0069】
具体的には、第1ページで映像がトップに配置されかつ第1ページがロードされた後にユーザが操作していない場合、いくつかの実施例では、第1行(即ち、最初の行)におけるページの最左列にある映像を循環的に再生することができる。例えば、
図2(a)では、第1ページがロードされ且つユーザが操作していない場合、第1行の左側の映像が循環的に再生される。別の実施例では、第1行の各映像がポーリングして再生される。例えば、
図2(a)では、左側の映像と右側の映像が交互に再生される。ここでの映像がトップに配置されることとは、第1ページにおいて映像がページの開始位置から配置されることである。
【0070】
なお、検索語の誤りを訂正するヒントメッセージや、検索語が広すぎる場合に検索結果ページのトップにおける推薦ガイド検索語等が、ページにおける開始位置に最も近い位置に配置されている場合については、それに映像が含まれないため、この場合も映像がトップに配置されたとみなすことができる。このように設定することで、ユーザが操作していないときの動的な映像再生が可能になり、複数列/複数行映像の再生の動的レベルを更に向上させることができる。
【0071】
また、第1ページがロードされた後、設定された時間間隔(例えば1s)を遅延させて映像を再度に再生することができる。
【0072】
いくつかの実施例では、当該映像再生方法は以下のステップを含む。
【0073】
第1ページで映像がトップに配置され、トリガー操作が検出され、且つ、最初の行に最も隣接した次の行の各映像がいずれも対応する所定の制御線に到達しない場合、第1ページにおいて最初の行におけるページの最右側の映像が再生されるか、または第1ページで最初の行における再生されていない各映像がポーリングされて再生される。
【0074】
具体的には、第1ページにおいて映像がトップに配置され、ユーザがトリガー操作を実行したが、それによる映像の移動幅によって、いずれかの映像がそれに対応する所定の制御線に到達しない場合、いくつかの実施例では、最初の行の最後の映像が直接再生されてもよい。例えば、
図2(a)では、第1行の右側の映像が再生される。別のいくつかの実施例では、最初の行でまだ再生されていない映像が交互に再生される。例えば、列方向が縦方向で、配置された列の数が2つ以上の場合、第1ページがロードされてユーザが操作していない場合、第1行の最左側の映像が再生される。ユーザがスライドしたが、所定の制御線の制御ロジックがトリガーされなかった場合、最初の行において最左側の映像以外の残りの各映像は交互に再生されることができる。このように設定することで、ユーザのトリガー操作が所定の制御線の再生制御ロジックをトリガーしない場合の映像の動的再生を実現することができ、複数列/複数行映像の再生の動的レベルをさらに向上させることができる。
【0075】
いくつかの実施例では、当該映像再生方法は以下のステップを含む。
【0076】
第1ページにトップに配置されたホットスポット映像が含まれると、ホットスポット映像が再生され、第1ページにトップに配置された構造化情報からなる総合検索結果のカードが含まれると、いずれの映像も再生されておらず、第1ページにトップに配置されたホットスポット映像または構造化情報からなる総合検索結果のカードが含まれ、且つトリガー操作が検出されると、第1ページにおいて最初の行におけるページの最左列の映像が再生される。
【0077】
そのうち、ホットスポット映像はホットスポットイベントの内容を再生する映像であり、その配置位置は各映像より優先であり、ページの開始位置に最も近い位置に配置される。構造化情報からなる総合検索結果のカードが多種類のマルチメディアコンテンツからなり、少なくとも映像を含み、各映像より優先であり、ページの開始位置に最も近い位置に配置される。例えば、検索語が「切り絵」であると、構造化情報からなる総合検索結果のカードに切り絵アート的文字紹介や映像紹介が含まれ、行列にレイアウトされた各映像に各ユーザによって投稿された様々な切り絵造形の切り絵の過程の映像が含まれる。
【0078】
具体的に、例えば、スライド方向が縦方向であり、第1ページにおいて行列にレイアウトされた各映像の上方に映像が含まれる他のカード(例えば、ホットスポット映像、構造化情報からなる総合検索結果のカードなど)が存在するとき、第1ページがロードされ、所定の制御線に到達していない場合、所定の制御線の再生制御ロジックがトリガーされない。このような設定により、行列にレイアウトされた各映像がトップに配置されていない場合の映像の動的再生を実現することができる。
【0079】
例えば、トップに配置されたホットスポット映像が含まれている場合、映像再生装置は、第1ページがロードされた後、その中にホットスポット映像が含まれているか否かを認識することができる。ホットスポット映像が含まれている場合、そのホットスポット映像が再生され、行列に配列されたいずれかの映像も再生されない。別の例として、映像再生装置が、ロードされた第1ページに構造化情報からなる総合検索結果カードが含まれていることを認識した場合、第1ページにおける行列に配列されたいずれかの映像も再生されず、検索のプライマリ需要への支障を回避する。別の例として、映像再生装置が、ホットスポット映像又は構造化情報からなる総合検索結果カードを認識し、トリガー操作を検出した場合には、行列に配列されたいずれかの映像がそれに対応する所定の制御線に到達する前に、行列に配列された映像に対応の最初の行の最初の映像を再生する。
【0080】
いくつかの実施例では、ユーザが第1ページにおいて急速にスライドする(スライド速度は応答速度よりもはるかに速い)場合、上記の所定の制御線の制御再生ロジックに従って各映像を再生制御することができ、いずれの映像も再生せず、快速スライドの停止時のみ、所定の制御線の再生制御ロジックによって第1目標映像を確定して再生することで、機器の性能消費を削減することもできる。また、上記の再生制御ロジックでは、映像を再生する際に、映像の再生音は弱から強へと変化する。
【0081】
図5は本開示の実施例が提供した映像再生装置の概略構成図である。
図5に示すように、この装置は、
複数の映像が第1ページに複数行複数列で展示するための映像展示モジュール510であって、そのうち、列の方向は、ページのサポートによってスライドするスライド方向と一致する、前記の映像展示モジュール510と、
トリガー操作に応答して、再生待ちの行の各映像のうちの、対応する所定の制御線に到達する第1目標映像を確定するための第1目標映像確定モジュール520であって、そのうち、各所定の制御線と第1ページにおける各列とは対応関係を有し、各所定の制御線は列の方向に沿って間隔をおいて配列されている、前記の第1目標映像確定モジュール520と、
第1ページで再生している第2目標映像の再生を停止し、第1ページで第1目標映像を再生するための第1目標映像再生モジュール530と、を含む。
【0082】
いくつかの実施例では、第1目標映像確定モジュール520は、
トリガー操作の操作方向と、再生待ちの行における各映像が位置する列とに基づいて、相応する映像の再生制御位置を確定するための再生制御位置確定サブモジュールと、
再生待ちの行における各映像の再生制御位置が、相応する映像に対応する所定の制御線と重合するか否かを判定するための重合判定サブモジュールと、
判定結果が重合すると判定された映像を第1目標映像と確定するための第1目標映像確定サブモジュールと、を含む。
【0083】
いくつかの実施例では、再生制御位置確定サブモジュールは、具体的に、
トリガー操作の操作方向がスライド方向の正方向である場合、再生待ちの行における各映像のトップエッジを、相応する映像の再生制御位置と確定し、そのうち、正方向は、第1ページの終了位置から開始位置に向かう方向であり、トップエッジは映像における開始位置に近い一側のエッジであることに使用される。
【0084】
再生待ちの行における各映像と各所定の制御線との対応関係は、ページの左列からページの右列までの各映像が、終了位置の近傍から開始位置の近傍までの所定の制御線に順次対応していることである。
【0085】
いくつかの実施例では、再生制御位置確定サブモジュールは、具体的に、
トリガー操作の操作方向がスライド方向の反方向である場合、再生待ちの行におけるページの最右列に位置する映像のボトムエッジを、相応する映像の再生制御位置と確定し、再生待ちの行における残りの各映像のトップエッジを、相応する映像の再生制御位置と確定し、そのうち、反方向は、第1ページの開始位置から終了位置に向かう方向であり、ボトムエッジは映像における終了位置に近い一側のエッジであることに使用される。
【0086】
再生待ちの行における各映像と各所定の制御線との対応関係は、ページの最右列に位置する映像が終了位置に最も近い所定の制御線に対応し、ページの左列からページの右列までの残りの各映像が、終了位置の近傍から開始位置の近傍までの残りの所定の制御線に順次対応していることである。
【0087】
いくつかの実施例では、第1目標映像再生モジュール530は、具体的に、
第1目標映像が1つである場合、第1ページで第1目標映像を再生することと、
第1目標映像が複数である場合、トリガー操作の操作方向に基づいて、複数の第1目標映像から操作方向に対して離反する最後の一つの第1目標映像を確定し、確定した第1目標映像を第1ページで再生することと、に使用される。
【0088】
いくつかの実施例では、当該装置は第3目標映像再生モジュールを更に含み、
第1ページで再生している第2目標映像の再生を停止し、第1ページで第1目標映像を再生した後、トリガー操作に応答し続けて、各映像において対応する所定の制御線に到達する第3目標映像を確定することと、
第1目標映像の再生を停止し、第1ページで第3目標映像を再生することと、に使用される。
【0089】
いくつかの実施例では、当該装置は第4目標映像再生モジュールを更に含み、
第1ページにおける各映像のうちのいずれかの第4目標映像に対するトリガー操作に応答して、第2ページで映像ストリームによって、第4目標映像と第1ページにおける第4目標映像の後に配列された各映像が再生されることに使用される。
【0090】
いくつかの実施例では、当該装置は第5目標映像再生モジュールを更に含み、
第1ページにおける各映像のうちのいずれかの第4目標映像に対するトリガー操作に応答して、第4目標映像と、第1ページにおいて第4目標映像以降に配列された各映像とを、第2ページにおいて映像ストリームの方式で再生した後、ユーザが第1ページに対する復帰操作をトリガーしたことに応答して、復帰操作がトリガーされた時に第2ページで再生されている第5目標映像を確定し、第1ページにおいて第5目標映像に位置決めて再生することに使用される。
【0091】
いくつかの実施例では、映像展示モジュール510は、具体的に、
ユーザの映像検索情報を受信し、映像検索情報に対応する複数の映像を確定し、複数の映像が第1ページに複数行複数列で展示することに使用される。
【0092】
いくつかの実施例では、複数の列が2列である場合、所定の制御線は、第1ページの開始位置に近い第1所定の制御線と、第1ページの終了位置に近い第2所定の制御線とを含む。
【0093】
トリガー操作の操作方向がスライド方向の正方向である場合、第1所定の制御線はページの右列に対応し、第2所定の制御線はページの左列に対応する。
【0094】
トリガー操作の操作方向がスライド方向の反方向である場合、第1所定の制御線はページの左列に対応し、第2所定の制御線はページの右列に対応する。
【0095】
いくつかの実施例では、第1ページにおける所定の制御線の位置は、映像の列の方向における映像長さと第1ページの列の方向における長さとに基づいて確定される。
【0096】
本開示の実施例により映像再生装置が提供され、ページにおいて複数の所定の制御線を予設定することを実現し、トリガー操作の過程において、これらの所定の制御線を持続的に利用し、スライド方向に垂直な一列の映像のうちの各映像の再生と停止をそれぞれ制御することにより、複数列の映像を動的に表現する過程における各映像の再生と停止の制御の精度を向上させ、複数列の映像の再生が混乱したり、画面に適切な視覚領域で再生中の映像が位置する領域を位置決められなかったり、ユーザの操作により非目標の映像が誤再生されたりするという問題を解決し、ユーザ体験を向上させることができる。
【0097】
本開示の実施例により提供される映像再生装置は、本開示の任意の実施例によって提供される映像再生方法を実行することができ、方法を実行することに対応する機能モジュール及び有益な効果を備える。
【0098】
なお、上述した映像再生装置の実施例では、含まれる各モジュール及びサブモジュールは、機能論理によって分割されているだけであって、相応する機能が実現可能であれば、上記の分割に限定されるものではない。また、各機能モジュール/サブモジュールの具体的な名称も、相互の区別を容易にするためだけのものであり、本開示の保護範囲を制限するものではない。
【0099】
図6は本開示の実施例が提供した電子機器の概略構成図である。
図6に示すように、電子機器600は、1つまたは複数のプロセッサ601及びメモリ602を含む。
【0100】
プロセッサ601は、中央処理装置(CPU)、またはデータ処理能力及び/または指令実行能力を有する他の方式の処理ユニットとすることができ、所望の機能を実行するために、電子機器600における他のコンポーネントを制御することができる。
【0101】
メモリ602は、揮発性メモリ及び/または不揮発性メモリなどの様々な方式のコンピュータ可読記憶媒体を含むことができる1つまたは複数のコンピュータプログラム製品を含むことができる。揮発性メモリは、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM)及び/又はキャッシュメモリ(cache)等を含むことができる。不揮発性メモリは、例えば、読み出し専用メモリ(ROM)、ハードディスク、フラッシュメモリなどを含むことができる。1つまたは複数のコンピュータプログラム指令は、コンピュータ可読記憶媒体上に記憶することができ、プロセッサ601は、上述において説明された本開示の実施例の映像再生方法及び/または他の所望の機能を実現するためにプログラム指令を実行することができる。コンピュータ可読記憶媒体には、映像、所定の制御線などの様々な内容も記憶することができる。
【0102】
一例では、電子機器600は、入力装置603及び出力装置604を更に含むことができ、これらのコンポーネントはバスシステム及び/または他の方式の接続機構(図示せず)を介して相互接続された。当該入力装置603は、例えば、キーボード、マウスなどを含むことができる。当該出力装置604は、各目標映像や詳細映像等を含む各種情報を外部に出力することができる。当該出力装置604は、例えば、ディスプレイ、スピーカ、プリンタ、及び通信ネットワーク及びそれに接続された遠隔出力装置などを含むことができる。
【0103】
もちろん、簡略化のために、
図6には、当該電子機器600における本開示に関連するコンポーネントの一部のみが表示されており、バス、入出力インターフェースなどのコンポーネントは省略されている。これを除いて、具体的に適用される場合に応じて、電子機器600は、他の任意の適切なコンポーネントを含むことができる。
【0104】
上述した方法及び装置を除いて、本開示の実施例は、プロセッサによって実行されるときに、本開示の実施例によって提供した映像再生方法のステップをプロセッサに実行させるコンピュータプログラム指令を含むコンピュータプログラム製品であってもよい。
【0105】
コンピュータプログラム製品は、1つまたは複数のプログラミング言語の任意の組み合わせで書かれた本開示の実施例の動作を実行するためのプログラムコードであり、プログラミング言語は、Java(登録商標)、C++などのオブジェクト指向プログラミング言語を含み、「C」言語などの従来の手続き型プログラミング言語も含む。プログラムコードは、完全にユーザコンピュータ上で実行され、部分的にユーザ機器上で実行され、独立したソフトウェアパッケージとして実行され、部分的にはユーザコンピュータ上、部分的にはリモートコンピュータ上で実行され、または完全にリモートコンピュータまたはサーバ上で実行されてもよい。
【0106】
また、本開示の実施例は、プロセッサによって実行されるときに、本開示の実施例によって提供した映像再生方法のステップをプロセッサに実行させるコンピュータプログラム指令を格納したコンピュータ可読記憶媒体であってもよい。
【0107】
コンピュータ可読記憶媒体は、1つまたは複数の可読媒体の任意の組み合わせを採用することができる。可読媒体は、可読信号媒体または可読記憶媒体とすることができる。可読記憶媒体は、例えば、電気的、磁気的、光的、電磁的、赤外線的、または半導体的なシステム、装置またはデバイス、またはこれらの任意の組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。可読記憶媒体のより具体的な例(網羅的なリストではない)は、1つまたは複数のワイヤを有する電気的接続、ポータブルディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光学メモリデバイス、磁気メモリデバイス、または上記の任意の適切な組み合わせを含む。
【0108】
なお、本開示で使用される用語は、特定の実施例を説明するためにのみ使用され、本出願の範囲を限定するものではない。本開示の明細書及び特許請求の範囲に示されたように、文脈が例外を明示的に示唆しない限り、「1」、「1つ」、「1種類」、及び/または「当該」などの語は、特に単数を指すものではなく、複数を含むこともある。用語「及び/または」は、関連して列挙された1つまたは複数のエントリのいずれか及びすべての組み合わせを含む。用語「含む」、「包含する」、またはその他の任意の変形は、非排他的な含むことをカバーすることを意図しており、それにより、一連の要素を含むプロセス、方法、または機器は、それらの要素だけでなく、明示的にリストされていない他の要素も含み、またはそのようなプロセス、方法、または機器に固有の要素も含む。「第1」、「第2」などの関係用語は、ある実体または操作を別の実体または操作から区別するためにのみ使用され、これらの実体または操作の間にそのような実際の関係または順序が存在することを必ずしも要求または暗示するものではない。これ以上の制限がない場合は、文句「一つ…を含む」にて限定された要素は、前記要素を含むプロセス、方法又は機器において更に同一の要素が存在することを排除するものではない。
【0109】
上記は、当業者が本開示を理解または実施することを可能にする、本開示の具体的な実施形態にすぎない。これらの実施例に対する様々な修正は当業者にとって明白であり、本明細書で定義された一般的な原理は、本開示の精神または範囲から逸脱することなく、他の実施例で実施することができる。したがって、本開示は、本明細書に記載されたこれらの実施例に限定されるものではなく、本明細書に開示された原理及び新規な特徴と一致する最も広い範囲に適合するものである。
【国際調査報告】