(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-22
(54)【発明の名称】喫煙情報管理方法及び装置
(51)【国際特許分類】
A24F 40/60 20200101AFI20240215BHJP
A24F 40/65 20200101ALI20240215BHJP
【FI】
A24F40/60
A24F40/65
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023509600
(86)(22)【出願日】2022-11-22
(85)【翻訳文提出日】2023-02-24
(86)【国際出願番号】 KR2022018503
(87)【国際公開番号】W WO2023121007
(87)【国際公開日】2023-06-29
(31)【優先権主張番号】10-2021-0186063
(32)【優先日】2021-12-23
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】519217032
【氏名又は名称】ケーティー アンド ジー コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】110000877
【氏名又は名称】弁理士法人RYUKA国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】リー、ソンボン
(72)【発明者】
【氏名】アン、ビョンヨン
(72)【発明者】
【氏名】ユー、ソ ヒー
(72)【発明者】
【氏名】リー、ジュンフイ
【テーマコード(参考)】
4B162
【Fターム(参考)】
4B162AA03
4B162AA05
4B162AA22
4B162AB01
4B162AB12
4B162AB14
4B162AB23
4B162AC50
4B162AD20
4B162AD40
4B162AD41
(57)【要約】
一例に係る喫煙情報を管理するために、電子装置のユーザに連関するようにアバターを生成し、電子装置と連結された付加装置からユーザの喫煙情報を受信し、喫煙情報に基づいてアバターの外形を変更し、外形が変更されたアバターを出力することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置によって行われる喫煙情報管理方法は、
前記電子装置のユーザに連関するようにアバターを生成する動作と、
前記電子装置と連結された付加装置から前記ユーザの喫煙情報を受信する動作と、
前記喫煙情報に基づいて前記アバターの外形を変更する動作と、
外形が変更された前記アバターを出力する動作と、
を含む、喫煙情報管理方法。
【請求項2】
前記アバターを生成する動作は、
前記ユーザに対するユーザ情報に基づいて前記アバターの基本外形を決定する動作と、
前記基本外形が視覚的に示されるように前記アバターを生成する動作と、
を含む、請求項1に記載の喫煙情報管理方法。
【請求項3】
前記アバターを生成する動作は、前記付加装置から前記ユーザ情報を受信する動作をさらに含む、請求項2に記載の喫煙情報管理方法。
【請求項4】
前記ユーザ情報は、前記付加装置の1つ以上のセンサによって測定された検出情報に基づいて生成される、請求項3に記載の喫煙情報管理方法。
【請求項5】
前記喫煙情報は、前記付加装置によって検出された血圧、心電図、び血中酸素飽和度のうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載の喫煙情報管理方法。
【請求項6】
前記喫煙情報は、前記付加装置によって検出された骨格筋量、基礎代謝量、体水分量、体脂肪量のうち少なくとも1つを含む、請求項1に記載の喫煙情報管理方法。
【請求項7】
前記喫煙情報は、前記付加装置によって検出された喫煙量を含む、請求項1に記載の喫煙情報管理方法。
【請求項8】
請求項1に記載の喫煙情報管理方法を実行させるためのプログラム。
【請求項9】
電子装置は、
喫煙情報を管理するプログラムが記録されたメモリと、
前記プログラムを行うプロセッサと、
を含み、
前記プロセッサは、
前記電子装置のユーザに連関するようにアバターを生成し、
前記電子装置と連結された付加装置から前記ユーザの喫煙情報を受信し、
前記喫煙情報に基づいて前記アバターの外形を変更し、
外形が変更された前記アバターを出力する、
電子装置。
【請求項10】
前記電子装置は移動通信端末である、請求項9に記載の電子装置。
【請求項11】
電子装置によって行われる喫煙情報管理方法は、
前記電子装置のユーザに連関するようにアバターを生成する動作と、
前記電子装置の1つ以上のセンサを用いて前記ユーザの喫煙情報を生成する動作と、
前記喫煙情報に基づいて前記アバターの外形を変更する動作と、
外形が変更された前記アバターを出力する動作と、
を含む、喫煙情報管理方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の実施形態は喫煙情報を管理する技術に関し、具体的に、ユーザに視覚的に喫煙情報を示す技術に関する。
【背景技術】
【0002】
近来、電子タバコに対する需要が少しずつ増加している。また、このように電子タバコに対する需要が増加することにより、電子タバコに関する機能が持続的に開発されている。特に、電子タバコの種類及び特性による関連機能が持続的に開発されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
一実施形態は、電子装置によって行われる喫煙情報を管理する方法を提供することにある。
【0004】
一実施形態は、喫煙情報を管理する電子装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
一実施形態に係る電子装置によって行われる喫煙情報管理方法は、前記電子装置のユーザに連関するようにアバターを生成する動作と、前記電子装置と連結された付加装置から前記ユーザの喫煙情報を受信する動作と、前記喫煙情報に基づいて前記アバターの外形を変更する動作と、外形が変更された前記アバターを出力する動作とを含む。
【0006】
前記アバターを生成する動作は、前記ユーザに対するユーザ情報に基づいて前記アバターの基本外形を決定する動作と、前記基本外形が視覚的に示されるように前記アバターを生成する動作とを含むことができる。
【0007】
前記アバターを生成する動作は、前記付加装置から前記ユーザ情報を受信する動作をさらに含むことができる。
【0008】
前記ユーザ情報は、前記付加装置の1つ以上のセンサによって測定された検出情報に基づいて生成されることができる。
【0009】
前記喫煙情報は、前記付加装置によって検出された血圧、心電図、び血中酸素飽和度のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0010】
前記喫煙情報は、前記付加装置によって検出された骨格筋量、基礎代謝量、体水分量、体脂肪量のうち少なくとも1つを含むことができる。
【0011】
前記喫煙情報は、前記付加装置によって検出された喫煙量を含むことができる。
【0012】
一実施形態に係る電子装置は、喫煙情報を管理するプログラムが記録されたメモリと、前記プログラムを行うプロセッサとを含み、前記プロセッサは、前記電子装置のユーザに連関するようにアバターを生成し、前記電子装置と連結された付加装置から前記ユーザの喫煙情報を受信し、前記喫煙情報に基づいて前記アバターの外形を変更し、外形が変更された前記アバターを出力することができる。
【0013】
前記電子装置は移動通信端末であてもよい。
【0014】
一実施形態に係る電子装置によって行われる喫煙情報管理方法は、前記電子装置のユーザに連関するようにアバターを生成する動作と、前記電子装置の1つ以上のセンサを用いて前記ユーザの喫煙情報を生成する動作と、前記喫煙情報に基づいて前記アバターの外形を変更する動作と、
【0015】
外形が変更された前記アバターを出力する動作とを含む。
【発明の効果】
【0016】
電子装置によって行われる喫煙情報を管理する方法が提供されることができる。
【0017】
喫煙情報を管理する電子装置が提供されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】一実施形態に係る喫煙情報を管理するシステムを示す。
【
図2】一例に係るエアゾール生成装置に巻タバコが挿入された例を示す図である。
【
図3】一例に係るエアゾール生成装置に巻タバコが挿入された例を示す図である。
【
図4】一例に係るエアゾール生成装置に巻タバコが挿入された例を示す図である。
【
図7】他の例に係るエアゾール生成装置のブロック図である。
【
図8】更なる例に係るエアゾール生成装置のブロック図である。
【
図9】一実施形態に係るユーザ端末の構成図である。
【
図10】一実施形態に係る喫煙情報を管理する方法のフローチャートである。
【
図11】一例に係るアバターを生成する方法のフローチャートである。
【
図12】一例に係るアバターを介して管理されるユーザの健康に対する指標を示す。
【
図13】異なる一実施形態に係る喫煙情報を管理する方法のフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
実施形態に対する特定な構造的又は機能的な説明は単なる例示のための目的として開示されたものであって、様々な形態に変更されることができる。したがって、実施形態は特定な開示形態に限定されるものではなく、本明細書の範囲は技術的な思想に含まれる変更、均等物又は代替物を含む。
【0020】
第1又は第2などの用語を複数の構成要素を説明するために用いることがあるが、このような用語は1つの構成要素を他の構成要素から区別する目的としてのみ解釈されなければならない。例えば、「第1構成要素」は「第2構成要素」に命名することができ、同様に、「第2構成要素」は「第1構成要素」にも命名することができる。
【0021】
いずれかの構成要素が他の構成要素に「連結」されているか「接続」されていると言及されたときには、その他の構成要素に直接的に連結されているか又は接続されているが、中間に他の構成要素が存在し得るものと理解されなければならない。
【0022】
単数の表現は文脈上、明白に異なる意味を有しない限り複数の表現を含む。本開示において、「含む」又は「有する」などの用語は、説明された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部分品又はこれを組み合わせたものが存在するものと指定しようとするものであり、1つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部分品又はこれを組み合わせたものの存在又は付加可能性を予め排除しないものと理解されなければならない。
【0023】
異なるように定義さがれない限り、技術的又は科学的な用語を含み、ここで用いる全ての用語は、本実施形態が属する技術分野で通常の知識を有する者によって一般的に理解されるものと同じ意味を有する。一般的に用いられる予め定義された用語は、関連技術の文脈上で有する意味と一致する意味を有するものと解釈されなければならず、本明細書で明白に定義しない限り、理想的又は過度に形式的な意味として解釈されることはない。
【0024】
以下、添付する図面を参照しながら実施形態を詳細に説明する。添付図面を参照して説明することにおいて、図面符号に関わらず同じ構成要素は同じ参照符号を付与し、これに対する重複する説明は省略する。
【0025】
図1は、一実施形態に係る喫煙情報を管理するシステムを示す。
【0026】
一実施形態によれば、喫煙情報を管理するシステム100は、ユーザ端末110及びエアゾール生成装置120を含む。ユーザ端末110及びエアゾール生成装置120のそれぞれは電子装置であってもよい。
【0027】
例えば、ユーザ端末110は移動通信端末であってもよい。ユーザ端末100の構成図が
図9を参照して詳細に説明される。
【0028】
例えば、エアゾール生成装置120は、電子タバコ装置又は喫煙スティックに命名されてもよい。エアゾール生成装置120については、以下で
図2~
図8を参照して詳細に説明される。
【0029】
ユーザは、エアゾール生成装置120が生成したエアゾールが提供されることで喫煙することができる。例えば、エアゾール生成装置120は、エアゾール生成装置120に挿入された巻タバコに熱を加熱することによりエアゾールを生成する。異なる例として、エアゾール生成装置120は、エアゾール生成装置120内の液体型カートリッジ又は固体型カートリッジ内の物質を用いてエアゾールを生成してもよい。エアゾール生成装置120がエアゾールを生成する方法は、記載された実施形態に限定されない。
【0030】
一実施形態によれば、エアゾール生成装置120は、エアゾール生成装置120に含まれた様々なセンサを用いてユーザの喫煙に対する喫煙情報を生成し、喫煙情報をユーザ端末110に送信することができる。ユーザ端末110は、受信した喫煙情報を管理できる。例えば、ユーザ端末110は、アバターを用いて喫煙情報を視覚的に示することができる。ユーザは、アバターを観察することによってユーザの健康状態を視覚的に認知し得る。以下で、
図10~
図12を参照してアバターを介して喫煙情報を管理する方法について詳細に説明される。
【0031】
図2~
図4は、一例に係るエアゾール生成装置に巻タバコが挿入された例を示す図である。
【0032】
図2を参照すると、エアゾール生成装置1は、検出部10、バッテリ11、制御部12及びヒーター13を含む。
図3及び
図4を参照すると、エアゾール生成装置1は、蒸気化器14をさらに含んでもよい。また、エアゾール生成装置1の内部空間には巻タバコ2が挿入されている。エアゾール生成装置1は、
図1を参照して上述したエアゾール生成装置120であってもよい。
【0033】
一実施形態によれば、エアゾール生成装置1はディスプレイをさらに含んでもよい。
【0034】
図2~
図4に示されたエアゾール生成装置1には、本実施形態に関する構成要素が図示されている。したがって、
図2~
図4に示された構成要素の他に、異なる汎用的な構成要素がエアゾール生成装置1にさらに含まれることを本実施形態に関する技術分野で通常の知識を有する者であれば理解することができる。
【0035】
また、
図3及び
図4には、エアゾール生成装置1にヒーター13が含まれているものと図示されているが、必要に応じて、ヒーター13は省略されてもよい。
【0036】
図2には、検出部10、バッテリ11、制御部12及びヒーター13が一列に配置されているものと図示されている。また、
図3には、バッテリ11、制御部12、蒸気化器14及びヒーター13が一列に配置されたものと図示されている。また、
図4には、蒸気化器14及びヒーター13が並列に配置されたものと図示されている。しかし、エアゾール生成装置1の内部構造は、
図2~
図4に示されたものに限定されない。言い換えれば、エアゾール生成装置1の設計に応じて、検出部10、バッテリ11、制御部12、ヒーター13及び蒸気化器14の配置は変更されてもよい。
【0037】
巻タバコ2がエアゾール生成装置1に挿入されれば、エアゾール生成装置1はヒーター13及び/又は蒸気化器14を作動させ、エアゾールを発生させ得る。ヒーター13及び/又は蒸気化器14によって発生したエアゾールは巻タバコ2を通過してユーザに伝達される。
【0038】
必要に応じて、巻タバコ2がエアゾール生成装置1に挿入されていない場合にもエアゾール生成装置1は、ヒーター13を加熱することができる。
【0039】
バッテリ11は、エアゾール生成装置1が動作するために使用される電力を供給する。例えば、バッテリ11は、ヒーター13又は蒸気化器14が加熱できるように電力を供給し、制御部12が動作するために必要な電力を供給する。また、バッテリ11は、エアゾール生成装置1に設置されたディスプレイ、センサ、モータなどが動作するために必要な電力を供給することができる。
【0040】
制御部12は、エアゾール生成装置1の動作を全般的に制御する。具体的に、制御部12は、検出部10、バッテリ11、ヒーター13、及び蒸気化器14のみならず、エアゾール生成装置1に含まれている他の構成の動作を制御することができる。また、制御部12は、エアゾール生成装置1の構成それぞれの状態を確認し、エアゾール生成装置1が動作可能な状態であるか否かを判断してもよい。
【0041】
制御部12は、少なくとも1つのプロセッサを含む。プロセッサは、複数の論理ゲートのアレイに実現されてもよく、汎用的なマイクロプロセッサと、このマイクロプロセッサで実行され得るプログラムが格納されたメモリの組み合せで実現されてもよい。また、他の形態のハードウェアで実現され得ることを、本実施形態が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば理解できる。
【0042】
ヒーター13は、バッテリ11から供給された電力によって加熱される。例えば、巻タバコがエアゾール生成装置1に挿入されれば、ヒーター13は巻タバコの外部に配置される。したがって、加熱したヒーター13は、巻タバコ内のエアゾール生成物質の温度を上昇させることができる。
【0043】
ヒーター13は、電気抵抗性ヒーターであってもよい。例えば、ヒーター13には電気伝導性トラック(track)を含み、電気伝導性トラックに電流の流れによりヒーター13が加熱することができる。しかし、ヒーター13は上述した例に限定されず、希望する温度まで加熱することができれば制限されることなく該当する。ここで、希望温度は、エアゾール生成装置1に予め設定されてもよく、ユーザによって所望する温度に設定されてもよい。
【0044】
一方、異なる例として、ヒーター13は、誘導加熱式ヒーターであってもよい。具体的に、ヒーター13には、巻タバコを誘導加熱方式で加熱するための電気伝導性コイルを含んでもよく、巻タバコは、誘導加熱式ヒーターによって加熱されるサセプターを含んでもよい。
【0045】
例えば、ヒーター13は、管型加熱要素、板型加熱要素、針型加熱要素、又は棒型の加熱要素を含んでもよく、加熱要素の形に応じて巻タバコ2の内部又は外部を加熱することができる。
【0046】
また、エアゾール生成装置1にはヒーター13が複数配置されてもよい。ここで、複数のヒーター13は、巻タバコ2の内部に挿入されるように配置されてもよく、巻タバコ2の外部に配置されてもよい。また、複数のヒーター13のうち一部は巻タバコ2の内部に挿入されるように配置され、残りは巻タバコ2の外部に配置されてもよい。また、ヒーター13の形状は、
図2~
図4に示された形状に限定されることなく、様々な形状に製造されることができる。
【0047】
蒸気化器14は、液状組成物を加熱してエアロゾルを生成し、生成されたエアロゾルは巻きタバコ2を通過してユーザに伝達することができる。すなわち、蒸気化器14によって生成されたエアロゾルは、エアロゾル生成装置1の気流通路に沿って移動し、気流通路は、蒸気化器14によって生成されたエアロゾルが巻きタバコを通過してユーザに伝達されるよう構成できる。
【0048】
例えば、蒸気化器14は、液体格納部、液体伝達手段、及び加熱要素を含むことができるが、これに限定されない。例えば、液体格納部、液体伝達手段、及び加熱要素は、独立的なモジュールとしてエアゾール生成装置1に含まれてもよい。
【0049】
液体格納部は、液相組成物を格納する。例えば、液相組成物は、揮発性タバコ香り成分を含むタバコ含有物質を含む液体であってもよく、非タバコ物質を含む液体であってもよい。液体格納部は、蒸気化器14から取り外し可能に製造されてもよく、蒸気化器14と一体に製造されてもよい。
【0050】
例えば、液相組成物は、水、ソルベント、エタノール、植物抽出物、香料、香味剤、又は、ビタミン混合物を含んでもよい。香料は、メンソール、ペパーミント、スペアミントオイル、各種の果物の香り成分などを含んでもよいが、これに制限されることはない。香味剤は、ユーザに様々な香味又は風味を提供できる成分を含む。ビタミン混合物は、ビタミンA、ビタミンB、ビタミンC及びビタミンEのうち少なくとも1つが混合したものであるが、これに制限されることはない。また、液相組成物は、グリセリン及びプロピレングリコールのようなエアゾール形成制を含んでもよい。
【0051】
液体伝達手段は、液体格納部の液相組成物を加熱要素に伝達することができる。例えば、液体伝達手段は、綿繊維、セラミック繊維、ガラス繊維、多孔性セラミックのようなウィク(wick)であってもよいが、これに限定されない。
【0052】
加熱要素は、液体伝達手段によって伝達される液相組成物を加熱するための要素である。例えば、加熱要素は、金属熱線、金属熱板、セラミックヒーターなどが挙げられるが、これに限定されない。また、加熱要素は、ニクロム線のような伝導性フィラメントで構成されてもよく、液体伝達手段に包まれる構造に配置されてもよい。加熱要素は、電流供給によって加熱され、加熱要素と接触した液体組成物に熱を伝達し、液体組成物を加熱することができる。その結果、エアゾールが生成され得る。
【0053】
例えば、蒸気化器14は、カートマイザ(cartomizer)又はアタマイザ(atomizer)のように称されるが、これに限定されない。
【0054】
一方、エアゾール生成装置1は、検出部10、バッテリ11、制御部12、ヒーター13及び蒸気化器14の他に、汎用的な構成をさらに含んでもよい。例えば、エアゾール生成装置1は、視覚情報の出力が可能なディスプレイ及び/又は触覚情報の出力のためのモータを含んでもよい。
【0055】
一実施形態によると、検出部10は、1つ以上のバイオセンサを含む。例えば、バイオセンサは、血圧センサ、心電図センサ、血中酸素飽和度センサのうちの1つ以上を含んでもよい。バイオセンサは、ユーザの生体信号を測定できるセンサを含むが、記載された実施形態に限定されない。ユーザがエアゾール生成装置1を握った場合、ユーザの生体信号が測定される。
【0056】
一実施形態によると、検出部10は、ユーザの体成分を測定できるセンサを含む。例えば、体成分は、骨格筋量、基礎代謝量、体水分量、体脂肪量を含んでもよい。ユーザがエアゾール生成装置1を握った場合、ユーザの体成分が測定されることができる。
【0057】
一実施形態によれば、検出部10は、パフ検出センサ、温度検出センサ、巻タバコ挿入検出センサをさらに含んでもよい。また、エアゾール生成装置1は、巻タバコ2が挿入された状態でも外気が流入されたり、内部気体が流出され得る構造に製造できる。
【0058】
図2~
図4には図示していないが、エアゾール生成装置1は、別途のクレードルと共にシステムを構成してもよい。例えば、クレードルは、エアゾール生成装置1のバッテリ11の充填に用いられる。又は、クレードルとエアゾール生成装置1が結合された状態でヒーター13が加熱されてもよい。
【0059】
巻タバコ2は、一般的な燃焼型巻タバコに類似している。例えば、巻タバコ2は、エアゾール生成物質を含む第1部分とフィルタなどを含む第2部分に区分されてもよい。又は、巻タバコ2の第2部分にもエアゾール生成物質が含まれてもよい。例えば、顆粒又はカプセルの形態に作られたエアゾール生成物質が第2部分に挿入されてもよい。
【0060】
エアゾール生成装置1の内部には第1部分の全体が挿入され、第2部分は外部に露出されている。又は、エアゾール生成装置1の内部に第1部分の一部のみが挿入されてもよく、第1部分の全体及び第2部分の一部が挿入されてもよい。ユーザは、第2部分を口でくわえている状態でエアゾールを吸入することができる。ここで、エアゾールは、外気が第1部分を通過することにより生成され、生成されたエアゾールは第2部分を通過してユーザの口に伝達される。
【0061】
一例として、外気は、エアゾール生成装置1に形成された少なくとも1つの空気通路を介して流入することができる。例えば、エアゾール生成装置1に形成された空気通路の開閉及び/又は空気通路の大きさはユーザによって調整され得る。そのため、煙霧量、喫煙感などがユーザによって調整され得る。異なる例として、外気は、巻タバコ2の表面に形成された少なくとも1つの孔(hole)を介して巻タバコ2の内部に流入されてもよい。
【0062】
以下、
図5及び
図6を参照すると、巻タバコ2の例を説明する。
【0063】
図5及び
図6は、一例に係る巻タバコの例を示す図である。
【0064】
図5を参照すると、巻タバコ2は、タバコロッド21及びフィルタロッド22を含む。
図2~
図4を参照して上述した第1部分21はタバコロッド21を含み、第2部分22はフィルタロッド22を含む。
【0065】
図5にはフィルタロッド22が単一セグメントとして図示されているが、これに限定されない。言い換えれば、フィルタロッド22は複数のセグメントから構成されてもよい。例えば、フィルタロッド22は、エアゾールを冷却するセグメント及びエアゾール内に含まれた所定の成分をフィルタリングするセグメントを含んでもよい。また、必要に応じて、フィルタロッド22には、他の機能を行う少なくとも1つのセグメントをさらに含んでもよい。
【0066】
巻タバコ2の直径は5mm~9mmの範囲以内で、長さは約48mmであるが、これに限定されない。例えば、タバコロッド21の長さは約12mm、フィルタロッド22の第1セグメントの長さは約10mm、フィルタロッド22の第2セグメントの長さは約14mm、フィルタロッド22の第3セグメントの長さは約12mmであってもよいが、これに限定されない。
【0067】
巻タバコ2は、少なくとも1つのラッパー24によって包装されてもよい。ラッパー24には外気が流入されたり内部気体が流出される少なくとも1つの孔(hole)が形成されることができる。一例として、巻タバコ2は1つのラッパー24によって包装されてもよい。異なる例として、巻タバコ2は、2以上のラッパー24によって重複的に包装されてもよい。例えば、第1ラッパー24aによりタバコロッド21が包装され、ラッパー24b、24c、24dによってフィルタロッド22が包装される。そして、単一ラッパー24eによって巻タバコ2の全体が再包装されてもよい。もし、フィルタロッド22が複数のセグメントで構成されれば、それぞれのセグメントがラッパー24b、24c、24dによって包装されることができる。
【0068】
第1ラッパー24a及び第2ラッパー24bは、一般的なフィルタ巻紙に製造されることができる。例えば、第1ラッパー24a及び第2ラッパー24bは、多孔質の巻紙又は無多孔質の巻紙であってもよい。また、第1ラッパー24a及び第2ラッパー24bは、耐油性を有する紙類及び/又はアルミニウム合紙包装材で製造されてもよい。
【0069】
第3ラッパー24cは、ハード巻紙に製造されることができる。例えば、第3ラッパー24cの秤量は88g/m2~96g/m2の範囲内に含まれてもよく、好ましくは、90g/m2~94g/m2の範囲内に含まれてもよい。また、第3ラッパー24cの厚さは、120um~130umの範囲内に含まれてもよく、好ましくは、125umであってもよい。
【0070】
第4ラッパー24dは、耐油性ハード巻紙で製造されることができる。例えば、第4ラッパー24dの秤量は88g/m2~96g/m2の範囲内に含まれてもよく、好ましくは、90g/m2~94g/m2の範囲内に含まれてもよい。また、第4ラッパー24dの厚さは、120um~130umの範囲内に含まれてもよく、好ましくは、125umであってもよい。
【0071】
第5ラッパー24eは、滅菌紙(MFW)に製造されることができる。ここで、滅菌紙(MFW)は、引張強度、耐水度、平滑度などが一般紙よりも増進されるように特殊製造された紙を意味する。例えば、第5ラッパー24eの秤量は、57g/m2~63g/m2の範囲内に含まれてもよく、好ましくは、60g/m2であってもよい。また、第5ラッパー24eの厚さは、64um~70umの範囲内に含まれてもよく、好ましくは、67umであってもよい。
【0072】
第5ラッパー24eは所定の物質が内添されることができる。ここで、所定の物質の例としてシリコンが挙げられるが、これに限定されない。例えば、シリコンは、温度による変化の少ない耐熱性、酸化されない耐酸化性、各種の薬品に対する抵抗性、水に対する撥水性、又は、電気絶縁性などの特性を有する。但し、シリコンでなくても、上述した特性を有する物質であれば、制限されることなく第5ラッパー24eに塗布(又は、コーティング)されることができる。
【0073】
第5ラッパー24eは、巻タバコ2が燃焼する現像を防止することができる。例えば、タバコロッド21がヒーター13によって加熱されれば、巻タバコ2が燃焼する可能性がある。具体的に、タバコロッド21に含まれた物質のいずれか1つの発火点以上に温度が上昇する場合、巻タバコ2が燃焼する。このような場合にも、第5ラッパー24eは不燃性物質を含んでいるため、巻タバコ2が燃焼する現像が防止される。
【0074】
また、第5ラッパー24eは、巻タバコ2で生成される物質によってホルダが汚染されることが防止される。ユーザのパフによって、巻タバコ2内で液体物質が生成される。例えば、巻タバコ2で生成されたエアゾールが外気によって冷却されることにより、液体物質(例えば、水分など)が生成される。第5ラッパー24eが巻タバコ2を包装することにより、巻タバコ2内で生成された液体物質が巻タバコ2の外部に漏れることを防止することができる。
【0075】
タバコロッド21は、エアゾール生成物質を含む。例えば、エアゾール生成物質は、グリセリン、プロピレングリコール、エチレングリコール、ジプロピレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール、及びオレイルアルコールのうち少なくとも1つを含むが、これに限定されない。また、タバコロッド21は、風味剤、湿潤剤及び/又は有機酸(organic acid)のような他の添加物質を含有することができる。また、タバコロッド21には、メンソール又は保湿剤などの加香液が、タバコロッド21に噴射されることによって添加してもよい。
【0076】
タバコロッド21は多様に製造されることができる。例えば、タバコロッド21はシート(sheet)で製造されてもよく、ストランド(strand)で製造されてもよい。また、タバコロッド21は、タバコシートが細かく切られた刻草で製造されてもよい。また、タバコロッド21は、熱伝導物質によって包まれてもよい。例えば、熱伝導物質は、アルミホイルのような金属ホイールであってもよいが、これに限定されない。一例として、タバコロッド21を包む熱伝導物質は、タバコロッド21に伝達される熱を等しく分散させてタバコロッドに加えられる熱伝導率を向上でき、これによりタバコの味を向上させることができる。また、タバコロッド21を包む熱伝導物質は、誘導加熱式ヒーターによって加熱するサセプターとしての機能を果たす。ここで、図面に示していないが、タバコロッド21は、外部を包む熱伝導物質の他にも追加のサセプターをさらに含んでもよい。
【0077】
フィルタロッド22は、アセチルセルロースフィルタであってもよい。一方、フィルタロッド22の形状は制限されない。例えば、フィルタロッド22は、円柱型のロッドであってもよく、内部に中空を含んでいるチューブ型のロッドであってもよい。また、フィルタロッド22は、リーセス型ロッドであってもよい。もし、フィルタロッド22が複数のセグメントで構成された場合、複数のセグメントのうち少なくとも1つが他の形状に製造されてもよい。
【0078】
フィルタロッド22の第1セグメントは、アセチルセルロースフィルタであってもよい。例えば、第1セグメントは、内部に中空を含むチューブ形態の構造物であってもよい。第1セグメントによってヒーター13が挿入される場合、タバコロッド21の内部物質が後ろにずれる現像が防止され、エアゾールの冷却効果もある。第1セグメントに含まれた中空の直径は2mm~4.5mmの範囲内で適切な直径が採用されるが、これに限定されない。
【0079】
第1セグメントの長さは4mm~30mmの範囲内で適切な長さが採用されるが、これに限定されない。好ましくは、第1セグメントの長さは10mmであってもよいが、これに限定されない。
【0080】
第1セグメントの製造時に可塑剤の含量を調整することで、第1セグメントの硬度が調整される。また、第1セグメントは、内部(例えば、中空)に同一あるいは異形の材質のフィルム、チューブなどの構造物を挿入して製造され得る。
【0081】
フィルタロッド22の第2セグメントは、ヒーター13がタバコロッド21を加熱することによって生成されたエアゾールを冷却させる。したがって、ユーザは適切な温度に冷却されたエアゾールを吸入することができる。
【0082】
第2セグメントの長さ又は直径は、巻タバコ2の形態に応じて多様に決定され得る。例えば、第2セグメントの長さは7mm~20mmの範囲内で適切に採用されてもよい。好ましくは、第2セグメントの長さは約14mmであってもよいが、これに限定されない。
【0083】
第2セグメントは、ポリマー繊維を製織して製造されてもよい。この場合、ポリマーで製造された繊維に加香液を塗布してもよい。又は、加香液が塗布された別途の繊維とポリマーで製造された繊維を共に製織し、第2セグメントを製造してもよい。又は、第2セグメントは、巻軸されたポリマーシートにより形成されてもよい。
【0084】
例えば、ポリマーは、ポリエチレン(PE)、ポリプロピレン(PP)、ポリ塩化ビニール(PVC)、ポリエチレンテレフタラート(PET)、ポリ乳酸(PLA)、アセチルセルロース(CA)、及びアルミホイルからなる群より選択された材料で製造されてもよい。
【0085】
第2セグメントが製織されたポリマー繊維又は巻軸されたポリマーシートによって形成されることにより、第2セグメントは縦方向に延びる単数又は複数のチャネルを含む。ここで、チャネルは、気体(例えば、空気又はエアゾール)が通過する通路を意味する。
【0086】
例えば、巻軸されたポリマーシートからなる第2セグメントは約5μmと約300μmとの間、例えば、約10μmと約250μmとの間の厚さを有する材料で形成されてもよい。また、第2セグメントの全表面積は約300mm2/mmと約1000mm2/mmとの間である。また、エアゾール冷却要素は、比表面積が約10mm2/mgと約100mm2/mgとの間の材料で形成されてもよい。
【0087】
一方、第2セグメントには揮発性香味成分を含有するスレッド(thread)が含まれてもよい。ここで、揮発性香味成分はメンソールであってもよいが、これに制限されることはない。例えば、スレッドには、1.5mg以上のメンソールを第2セグメントに提供するために、十分な量のメンソールが充填され得る。
【0088】
フィルタロッド22の第3セグメントは、アセチルセルロースフィルタであってもよい。第3セグメントの長さは4mm~20mmの範囲内で適切に採用される。例えば、第3セグメントの長さは約12mmであってもよいが、これに限定されることはない。
【0089】
第3セグメントを製造する過程で、第3セグメントに加香液を噴射することによって香味が発生するように製造することができる。又は、加香液が塗布された別途の繊維を第3セグメントの内部に挿入してもよい。タバコロッド21で生成されたエアゾールは、フィルタロッド22の第2セグメントを通過することにより冷却され、冷却されたエアゾールが第3セグメントを介してユーザに伝達される。したがって、第3セグメントに加香要素が添加される場合、ユーザに伝達される香味の持続性が増進されるという効果が発生する。
【0090】
また、フィルタロッド22には、少なくとも1つのカプセル23が含まれてもよい。ここで、カプセル23は香味を発生させる機能を行ってもよく、エアゾールを発生させる機能を行ってもよい。例えば、カプセル23は、香料を含む液体を被膜で包んだ構造であってもよい。カプセル23は、球状又は円筒状の形状を有するが、これに制限されることはない。
【0091】
図6を参照すると、巻タバコ3は、せん断プラグ33をさらに含む。せん断プラグ33は、タバコロッド31において、フィルタロッド32に対向する一側に配置される。せん断プラグ33は、タバコロッド31が外部に離脱することを防止し、喫煙中にタバコロッド31から液相化されたエアゾールがエアゾール発生装置(例えば、
図2~
図4のエアゾール生成装置1)に流れ込むことを防止する。
【0092】
フィルタロッド32は、第1セグメント32a及び第2セグメント32bを含む。ここで、第1セグメント32aは、
図5に示すフィルタロッド22の第1セグメントに対応し、第2セグメント32bは、
図5に示すフィルタロッド22の第3セグメントに対応する。
【0093】
巻タバコ3の直径及び全長は、
図5の巻タバコ2の直径及び全長に対応する。例えば、せん断プラグ33の長さは約7mm、タバコロッド31の長さは約15mm、第1セグメント32aの長さは約12mm、第2セグメント32bの長さは約14mmであってもよいが、これに限定されない。
【0094】
巻タバコ3は、少なくとも1つのラッパー35によって包装される。ラッパー35には外気が流入されたり内部気体が流出する少なくとも1つの孔が形成されることができる。例えば、第1ラッパー35aによってせん断プラグ33が包装され、第2ラッパー35bによってタバコロッド31が包装され、第3ラッパー35cによって第1セグメント32aが包装され、第4ラッパー35dによって第2セグメント32bが包装される。そして、第5ラッパー35eによって巻タバコ3全体が再包装されることができる。
【0095】
また、第5ラッパー35eには少なくとも1つの穿孔36が形成されることができる。例えば、穿孔36は、タバコロッド31を包む領域に形成されるが、これに制限されることはない。穿孔36は、
図3及び
図4に示されたヒーター13によって形成された熱をタバコロッド31の内部に伝達する役割を果たす。
【0096】
また、第2セグメント32bには、少なくとも1つのカプセル34が含まれてもよい。ここで、カプセル34は香味を発生させる機能を行ってもよく、エアゾールを発生させる機能を行ってもよい。例えば、カプセル34は、香料を含む液体を被膜で包んだ構造であってもよい。カプセル34は、球状又は円筒状の形状を有するが、これに制限されることはない。
【0097】
第1ラッパー35aは、一般的なフィルタ巻紙にアルミホイルのような金属ホイールが結合されたものであってもよい。例えば、第1ラッパー35aの全体の厚さは45um~55umの範囲内に含まれてもよく、好ましくは、50.3umであってもよい。また、第1ラッパー35aの金属ホイールの厚さは6um~7umの範囲内に含まれてもよく、好ましくは、6.3umであってもよい。また、第1ラッパー35aの秤量は、50g/m2~55g/m2の範囲内に含まれてもよく、好ましくは、53g/m2であってもよい。
【0098】
第2ラッパー35b及び第3ラッパー35cは一般的なフィルタ巻紙で製造され得る。例えば、第2ラッパー35b及び第3ラッパー35cは、多孔質巻紙又は無多孔質巻紙であってもよい。
【0099】
例えば、第2ラッパー35bの多孔度は35000CUであってもよいが、これに制限されることはない。また、第2ラッパー35bの厚さは70um~80umの範囲内に含まれてもよく、好ましくは、78umであってもよい。また、第2ラッパー35bの秤量は20g/m2~25g/m2の範囲内に含まれてもよく、好ましくは、23.5g/m2であってもよい。
【0100】
例えば、第3ラッパー35cの多孔度は24000CUであってもよいが、これに制限されることはない。また、第3ラッパー35cの厚さは60um~70umの範囲内に含まれてもよく、好ましくは、68umであってもよい。また、第3ラッパー35cの秤量は20g/m2~25g/m2の範囲内に含まれてもよく、好ましくは、21g/m2であってもよい。
【0101】
第4ラッパー35dは、PLA合紙で製造されることができる。ここで、PLA合紙は、紙層、PLA層、及び紙層を含む3重の紙を意味する。例えば、第4ラッパー35dの厚さは100um~120umの範囲内に含まれてもよく、好ましくは、110umであってもよい。また、第4ラッパー35dの秤量は80g/m2~100g/m2の範囲内に含まれてもよく、好ましくは、88g/m2であってもよい。
【0102】
第5ラッパー35eは、滅菌紙(MFW)で製造されることができる。ここで、滅菌紙(MFW)は、引張強度、耐水度、平滑度などが一般紙より増進されるように特殊製造された紙を意味する。例えば、第5ラッパー35eの秤量は57g/m2~63g/m2の範囲内に含まれてもよく、好ましくは、60g/m2であってもよい。また、第5ラッパー35eの厚さは、64um~70umの範囲内に含まれてもよく、好ましくは、67umであってもよい。
【0103】
第5ラッパー35eは所定の物質が内添されてもよい。ここで、所定の物質の例としてシリコンが挙げらえるが、これに限定されない。例えば、シリコンは、温度による変化が少ない耐熱性、酸化されない耐酸化性、各種の薬品に対する抵抗性、水に対する撥水性、又は、電気絶縁性などの特性を有する。但し、シリコンでなくても、上述した特性を有する物質であれば、制限されることなく第5ラッパー35eに塗布(又は、コーティング)されることができる。
【0104】
せん断プラグ33は、アセチルセルロースで製造されることができる。一例として、せん断プラグ33は、アセチルセルローストウに可塑剤(例えば、トリアセチン)を加えて製造できる。アセチルセルローストウを構成するフィラメントのモノデニール(mono denier)は1.0~10.0の範囲内に含まれてもよく、好ましくは、4.0~6.0の範囲内に含まれてもよい。さらに好ましくは、せん断プラグ33のフィラメントのモノデニールは5.0であってもよい。また、せん断プラグ33を構成しているフィラメントの断面はY字型であってもよい。せん断プラグ33のトータルデニール(total denier)は20000~30000の範囲内に含まれてもよく、好ましくは、25000~30000の範囲内に含まれてもよい。さらに好ましくは、せん断プラグ33のトータルデニールは28000であってもよい。
【0105】
また、必要に応じて、せん断プラグ33は少なくとも1つのチャネルを含んでもよく、チャネルの断面形状は多様に製造され得る。
【0106】
タバコロッド31は、
図5を参照して上述したタバコロッド21に対応する。したがって、以下は、タバコロッド31に対する具体的な説明は省略する。
【0107】
第1セグメント32aは、アセチルセルロースで製造されることができる。例えば、第1セグメントは内部に中空を含むチューブ形態の構造物であってもよい。第1セグメント32aは、アセチルセルローストウに可塑剤(例えば、トリアセチン)を加えて製造されることができる。例えば、第1セグメント32aのモノデニール及びトータルデニールは、せん断プラグ33のモノデニール及びトータルデニールと同一であってもよい。
【0108】
第2セグメント32bは、アセチルセルロースで製造されることができる。第2セグメント32bを構成しているフィラメントのモノデニールは1.0~10.0の範囲内に含まれてもよく、好ましくは、8.0~10.0の範囲内に含まれてもよい。さらに好ましくは、第2セグメント32bのフィラメントのモノデニールは9.0であってもよい。また、第2セグメント32bのフィラメントの断面はY字型であってもよい。第2セグメント32bのトータルデニールは20000~30000の範囲内に含まれてもよく、好ましくは、25000であってもよい。
【0109】
図7は、異なる例に係るエアゾール生成装置のブロック図である。
【0110】
一実施形態に係るエアゾール生成装置8は、ハウジング80、検出部81、交替型カートリッジ(又は、液体型カートリッジ)82、コイル83、及びバッテリ84を含む。
図2~
図6を上述したエアゾール生成装置1とは異なる方式で動作することができる。例えば、コイル83は、バッテリ84からエネルギーが供給されて熱を発生させてもよい。コイル83によって発生した熱を用いて、交替型カートリッジ82はエアゾールを生成することができる。ユーザは、孔(opening)81を介して生成されたエアゾールを吸入することができる。
【0111】
一実施形態に係る検出部81に対する説明は、
図2~
図4を参照して上述した検出部10に対する説明に代替される。
【0112】
図8は、更なる例に係るエアゾール生成装置のブロック図である。
【0113】
一実施形態によれば、エアゾール生成装置9は、制御部91、検出部92、出力部93、バッテリ94、ヒーター95、ユーザ入力部96、メモリ97及び通信部98を含む。但し、エアゾール生成装置9の内部構造は
図8に示されているものに制限されない。すなわち、エアゾール生成装置9の設計に応じて、
図8に示されている構成のうち一部が省略されたり新しい構成がさらに加えられることを、本実施形態に関する技術分野で通常の知識を有する者であれば理解することができる。
【0114】
検出部92は、エアゾール生成装置9の状態又はエアゾール生成装置9の周辺の状態を検出し、検出された情報を制御部91に伝達することができる。制御部91は、前記検出された情報に基づいて、ヒーター95の動作制御、喫煙の制限、エアゾール生成物品(例えば、巻タバコ、カートリッジなど)の挿入有無の判断、通知表示などのような様々な機能が実行されるようにエアゾール生成装置9を制御することができる。
【0115】
検出部92は、温度センサ92a、挿入検出センサ92b、及びパフセンサ92cのうち少なくとも1つを含むが、これに制限されることはない。例えば、検出部92は、
図2~
図8を参照して上述した検出部10又は検出部81のセンサを含む。
【0116】
温度センサ92aは、ヒーター95(又は、エアゾール生成物質)が加熱する温度を検出することができる。エアゾール生成装置9は、ヒーター95の温度を検出する別途の温度センサを含んだり、ヒーター95そのものが温度センサの役割を行ってもよい。又は、温度センサ92aは、バッテリ94の温度を監視するようにバッテリ94の周辺に配置されたものであってもよい。
【0117】
挿入検出センサ92bは、エアゾール生成物品の挿入及び/又は除去を検出することができる。例えば、挿入検出センサ92bは、フィルムセンサ、圧力センサ、光センサ、抵抗性センサ、容量性センサ、誘導性センサ、及び赤外線センサのうち少なくとも1つを含んでもよく、エアゾール生成物品が挿入及び/又は除去されることによる信号変化を検出することができる。
【0118】
パフセンサ92cは、気流通路又は気流チャネルの様々な物理的な変化に基づいてユーザのパフを検出することができる。例えば、パフセンサ92cは、温度変化、流量変化、電圧変化、及び圧力変化のいずれか1つに基づいてユーザのパフを検出することができる。
【0119】
検出部92は、前述したセンサ92a~92cの他に、温度/湿度センサ、気圧センサ、磁気センサ(magnetic sensor)、加速度センサ(acceleration sensor)、ジャイロスコープセンサ、位置センサ(例えば、GPS)、近接センサ、及びRGBセンサ(illuminance sensor)のうち少なくとも1つをさらに含んでもい。角度センサの機能は、その名称から当業者が直観的に推論できるため、具体的な説明は省略する。
【0120】
出力部93は、エアゾール生成装置9の状態に関する情報を出力してユーザに提供することができる。出力部93は、ディスプレイ部93a、ハプティック部93b及び音響出力部93cのうち少なくとも1つを含むが、これに限定されることはない。ディスプレイ部93aとタッチパッドがレイヤ構造をなしてタッチスクリーンで構成される場合、ディスプレイ部93aは出力装置以外に入力装置として使用されてもよい。
【0121】
ディスプレイ部93aは、エアゾール生成装置9に関する情報をユーザに視覚的に提供することができる。例えば、エアゾール生成装置9に関する情報は、エアゾール生成装置9のバッテリ94の充電/放電状態、ヒーター95の予熱状態、エアゾール生成物品の挿入/除去状態、又はエアゾール生成装置9の使用が制限される状態(例えば、異常物品の検出)などの様々な情報を意味し、ディスプレイ部93aは、前記情報を外部に出力することができる。ディスプレイ部93aは、例えば、液晶ディスプレイパネル(LCD)、有機発光ディスプレイパネル(OLED)などであってもよい。また、ディスプレイ部93aは、LED発光素子状態であってもよい。
【0122】
ハプティック部93bは、電気的な信号を機械的な刺激又は電気的な刺激に変換し、エアゾール生成装置9に関する情報をユーザに触覚的に提供する。例えば、ハプティック部93bは、モータ、圧電素子、又は、電気刺激装置を含む。
【0123】
音響出力部93cは、エアゾール生成装置9に関する情報をユーザに聴覚的に提供する。例えば、音響出力部93cは、電気信号を音響信号に変換して外部に出力することができる。
【0124】
バッテリ94は、エアゾール生成装置9が動作するために使用される電力を供給する。バッテリ94は、ヒーター95が加熱できるように電力を供給することができる。また、バッテリ94は、エアゾール生成装置9内に備えられた異なる構成(例えば、検出部92、出力部93、ユーザ入力部96、メモリ97及び通信部98)の動作に必要な電力を供給することができる。バッテリ94は、充填可能なバッテリや使い捨てバッテリであってもよい。例えば、バッテリ94は、リチウムポリマー(LiPoly)バッテリであってもよいが、これに制限されることはない。
【0125】
ヒーター95は、バッテリ94から電力が供給されてエアゾール生成物質を加熱することができる。
図8に示されていないが、エアゾール生成装置9は、バッテリ94の電力を変換してヒーター95に供給する電力変換回路(例えば、DC/DCコンバータ)をさらに含んでもよい。また、エアゾール生成装置9が誘導加熱方式でエアゾールを生成する場合、エアゾール生成装置9は、バッテリ94の直流電源を交流電源に変換するDC/ACコンバータをさらに含んでもよい。
【0126】
制御部91、検出部92、出力部93、ユーザ入力部96、メモリ97、及び通信部91は、バッテリ94から電力が供給されて機能を行うことができる。
図8に示されていないが、バッテリ94の電力を変換し、それぞれの構成要素に供給する電力変換回路、例えば、LDO(low dropout)回路又は電圧レギュレータ回路をさらに含んでもよい。
【0127】
一実施形態において、ヒーター95は、任意の適切な電気抵抗性物質から形成される。例えば、適切な電気抵抗性物質は、タイタニウム、ジルコニウム、タンタル、白金、ニッケル、コバルト、クロミウム、ハフニウム、ニオブ、モリブデン、タングステン、スズ、ガリウム、マンガン、鉄、銅、ステンレス鋼、ニクロムなどを含む金属又は金属合金であるが、これに制限されることはない。また、ヒーター130は、金属熱線(wire)、電気伝導性トラック(track)が配置されている金属熱板、セラミック発熱体などで実現されるが、これに制限されることはない。
【0128】
他の実施形態において、ヒーター95は、誘導加熱方式のヒーターであってもよい。例えば、ヒーター95はコイルにより印加された磁場を介して発熱し、エアゾール生成物質を加熱するサセプターを含む。
【0129】
一実施形態において、ヒーター95は複数のヒーターを含む。例えば、ヒーター95は、巻タバコを加熱するための第1ヒーター及び液相を加熱するための第2ヒーターを含む。
【0130】
ユーザ入力部96は、ユーザから入力された情報を受信したり、ユーザに情報を出力することができる。例えば、ユーザ入力部96は、キーパッド(key pad)、ドームスイッチ(dome switch)、タッチパッド(接触式静電容量方式、圧力式抵抗膜方式、赤外線検出方式、表面超音波伝導方式、積分式張力測定方式、ピエゾ効果方式など)、ジョグホイール、ジョグスイッチなどがあるが、これに限定されることはない。また、
図8に示されていないが、エアゾール生成装置9は、USB(universal serial bus)インターフェースなどのような接続インターフェース(connection interface)をさらに含み、USBインターフェースなどのような接続インターフェースを介して他の外部装置と接続されて情報を送受信したり、バッテリ94を充電することができる。
【0131】
メモリ97は、エアゾール生成装置9内で処理される各種のデータを格納するハードウェアとして、制御部91で処理されたデータ及び処理されるデータを格納することができる。メモリ97は、フラッシュメモリタイプ(flash memory type)、ハードディスクタイプ(hard disk type)、マルチメディアカードマイクロタイプ(multimedia card micro type)、カードタイプのメモリ(例えば、SD又はXDメモリなど)、RAM(random access memory)、SRAM(static random access memory)、ROM(read-only memory)、EEPROM(electrically erasable programmable read-only memory)、PROM(programmable read-only memory)、磁気メモリ、磁気ディスク、光ディスクのうち少なくとも1つのタイプの格納媒体を含む。メモリ97は、エアゾール生成装置9の動作時間、最大のパフ回数、現在のパフ回数、少なくとも1つの温度プロファイル、及びユーザの喫煙パターンに対するデータなどを格納してもよい。
【0132】
通信部98は、他の電子装置との通信のための少なくとも1つの構成要素を含む。例えば、通信部98は、近距離通信部98a及び無線通信部98bを含む。
【0133】
近距離通信部(short-range wireless communication unit)98aは、ブルートゥース(登録商標)通信部、BLE(Bluetooth Low Energy)通信部、近距離無線通信部(Near Field Communication unit)、WLAN(ワイファイ)通信部、ジグビー(登録商標)(Zigbee(登録商標))通信部、赤外線(IrDA、infrared Data Association)通信部、WFD(Wi-Fi Direct(登録商標))通信部、UWB(ultra wideband)通信部、Ant+通信部などを含むが、これに制限されることはない。
【0134】
無線通信部98bは、セルラーネットワーク通信部、インターネット通信部、コンピュータネットワーク(例えば、LAN又はWAN)通信部などを含むが、これに制限されることはない。無線通信部98bは、加入者情報(例えば、国際モバイル加入者識別子(IMSI))を用いて通信ネットワーク内でエアゾール生成装置9を確認及び認証してもよい。
【0135】
制御部91は、エアゾール生成装置9の全般的な動作を制御することができる。一実施形態において、制御部91は少なくとも1つのプロセッサを含む。プロセッサは、複数の論理ゲートのアレイで実現され、汎用的なマイクロプロセッサと、このマイクロプロセッサで実行され得るプログラムが格納されたメモリの組み合せで実現されてもよい。また、更なる形態のハードウェアで実現されることを本実施形態が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば理解することができる。
【0136】
制御部91はバッテリ94の電力をヒーター95に供給することを制御することによってヒーター95の温度を制御することができる。例えば、制御部91は、バッテリ94とヒーター95との間のスイッチング素子のスイッチングを制御することによって電力供給を制御することができる。異なる例として、制御部91の制御命令に応じて加熱直接回路がヒーター95に対する電力供給を制御してもよい。
【0137】
制御部91は、検出部92によって検出された結果を分析し、その後も実行される処理を制御する。例えば、制御部91は、検出部92によって検出された結果に基づいて、ヒーター95の動作が開示又は終了するようにヒーター95に供給される電力を制御することができる。異なる例えば、制御部91は、検出部92によって検出された結果に基づいて、ヒーター95が所定の温度まで加熱したり適切な温度を保持できるようにヒーター95に供給される電力の両及び電力が供給される時間を制御することができる。
【0138】
制御部91は、検出部92によって検出された結果に基づいて、出力部93を制御する。例えば、パフセンサ92cを介してカウントされたパフ回数が予め設定された回数に達すると、制御部91は、ディスプレイ部93a、ハプティック部93b、及び音響出力部93cのうち少なくとも1つを介してユーザにエアゾール生成装置9が直ちに終了することを予告できる。
【0139】
一実施形態では、制御部91は検出部92によって検出されたエアゾール生成物品の状態により、ヒーター95に対する電力供給時間及び/又は電力供給量を制御することができる。例えば、エアゾール生成基質がクァスプ状態である場合、制御部91は、誘導コイルに対する電力供給時間を制御し、エアゾール生成基質が一般的な状態である場合よりも予熱時間を増加させることができる。
【0140】
図9は、一実施形態に係るユーザ端末の構成図である。
【0141】
ユーザ端末900は、通信部910、プロセッサ920、及びメモリ930を含む。例えば、ユーザ端末900は、
図1を参照して上述したユーザ端末130であってもよい。
【0142】
通信部910は、プロセッサ920及びメモリ930に接続されてデータを送受信する。通信部910は、外部の他の装置に接続されてデータを送受信することができる。以下、「A」を送受信するという表現は、「Aを示す情報又はデータ」を送受信することを示す。
【0143】
通信部910は、ユーザ端末900内の回路網で実現することができる。例えば、通信部910は、内部バス(internal bus)及び外部バス(external bus)を含む。異なる例として、通信部910は、ユーザ端末900と外部の装置を接続する要素であってもよい。通信部910は、インターフェースであってもよい。通信部910は、外部の装置からデータを受信し、プロセッサ920及びメモリ930にデータを送信することができる。
【0144】
プロセッサ920は、通信部910が受信したデータ及びメモリ930に格納されたデータを処理する。「プロセッサ」は、目的とする動作を実行させるための物理的な構造を有する回路を有するハードウェアで具現されたデータ処理装置である。例えば、目的とする動作は、プログラムに含まれたコード又は命令を含む。例えば、ハードウェアで具現されたデータ処理装置は、マイクロプロセッサー(microprocessor)、中央処理装置(central processing unit)、プロセッサコア(processor core)、マルチコアプロセッサ(multi-core processor)、マルチプロセッサ(multiprocessor)、ASIC(Application-Specific Integrated Circuit)、FPGA(Field Programmable Gate Array)を含む。
【0145】
プロセッサ920は、メモリ(例えば、メモリ930)に格納されたコンピュータで読出し可能なコード(例えば、ソフトウェア)及びプロセッサ920によって誘発された命令を実行する。
【0146】
メモリ930は、通信部910が受信したデータ及びプロセッサ920が処理したデータを格納する。例えば、メモリ930は、プログラム(又は、アプリケーション、ソフトウェア)を格納してもよい。格納されるプログラムは、ユーザの喫煙情報を管理することができるようにコーディングされてプロセッサ920により実行可能なシンタックス(syntax)の集合であってもよい。
【0147】
一態様によれば、メモリ930は、1つ以上の揮発性メモリ、不揮発性メモリ、及びRAM(Random Access Memory)、フラッシュメモリ、ハードディスクドライブ及び光学ディスクドライブを含む。
【0148】
メモリ930は、ユーザ端末900を動作させる命令語セット(例えば、ソフトウェア)を格納する。ユーザ端末900を動作させる命令語セットは、プロセッサ920によって行われる。
【0149】
通信部910、プロセッサ920、及びメモリ930について、以下で
図10~
図12を参照して詳細に説明される。
【0150】
図10は、一実施形態に係る喫煙情報を管理する方法のフローチャートである。
【0151】
以下の動作1010~1040は、
図9を参照して上述したユーザ端末900によって行われることができる。動作1010が実行される前に、ユーザ端末900は付加装置(例えば、エアゾール生成装置)と近距離無線通信を用いて接続できる。付加装置は、
図1に示すエアゾール生成装置120、
図2~
図4のエアゾール生成装置1、
図7のエアゾール生成装置8、又は
図8のエアゾール生成装置9である。
【0152】
動作1010において、ユーザ端末900は、ユーザに連関するようにアバターを生成する。例えば、アバターは、仮想空間上に配置されるコンピュータグラフィックのオブジェクトであってもよい。アバターは、2次元(dimension:D)又は3Dでモデリングされたキャラクターであってもよい。
【0153】
一実施形態によれば、ユーザ端末900は、著作ツールを用いてユーザ情報に対応するようにアバターを著作することができる。例えば、著作ツールは、予め格納されたライブラリー及びテンプレートを用いてユーザのアバターを生成することができる。ユーザ情報に基づいてアバターを生成する方法について、以下で
図11を参照して詳細に説明される。
【0154】
動作1020において、ユーザ端末900は、付加装置からユーザの喫煙情報を受信する。例えば、喫煙情報は、付加装置によって検出された喫煙量を含んでもよい。
【0155】
一実施形態によれば、ユーザ端末900は、喫煙量と共にユーザの現在の状態に関する情報をさらに受信することができる。例えば、喫煙情報は、付加装置によって検出されたユーザの血圧、心電図、及び血中酸素飽和度のうち少なくとも1つをさらに含んでもよい。異なる例として、喫煙情報は、付加装置によって検出されたユーザの骨格筋量、基礎代謝量、体水分量、体脂肪量のうち少なくとも1つをさらに含んでもよい。
【0156】
動作1030において、ユーザ端末900は、受信した喫煙情報に基づいてアバターの外形を変更する。例えば、ユーザ端末900は、アバターの基本外形を喫煙情報のうち特定の情報に対応するように変更してもよい。
【0157】
一実施形態によれば、ユーザの現在の骨格筋量、基礎代謝量、体水分量、体脂肪量に基づいてアバターの外形が筋肉質の外形に変更されたり、又は太っている外形に変更されてもよい。
【0158】
一実施形態によれば、ユーザの現在の血圧が予め設定された閾値血圧よりも高い場合、又は、以前の測定血圧よりも高い場合、アバターの顔色が赤い色に変更されてもよい。
【0159】
一実施形態によれば、ユーザの現在の血中酸素飽和度が予め設定された閾値血中酸素飽和度よりも低い場合、又は、以前の測定血中酸素飽和度よりも低い場合、アバターの顔色が青白くなるように変更されてもよい。
【0160】
一実施形態によれば、付加装置によって測定された吸引抵抗(resistance of suction in smoking)値が予め設定された吸引抵抗値よりも高い場合、アバターが咳をするようにアバターが変更されてもよい。
【0161】
一実施形態によれば、ユーザ端末900は、受信した喫煙情報に基づいてユーザの喫煙に対する累積記録を生成することができる。例えば、累積記録は、時間の流れに応じて特定の指標値の変化である。指標は、血圧、心電図、血中酸素飽和度、骨格筋量、基礎代謝量、体水分量、体脂肪量、及び喫煙量のうち1つ以上を含んでもよい。
【0162】
ユーザ端末900は、累積記録に基づいてユーザの現在の状態を決定し、現在の状態が視覚的に示されるようアバターの外形を変更できる。例えば、予め設定された期間(例えば、1週間、1ヶ月、又は1年)間の目標累積喫煙量が予め設定された場合、ユーザ端末900は、現在の累積喫煙量及び目標累積喫煙量に基づいてアバターの全体的な(又は、一部の)色を変更することができる。例えば、ユーザが1ヶ月の間に20本の喫煙量を目標累積喫煙量に設定した場合、現在の累積喫煙量が20本に近づくほどアバターの色が濃く変更される。例えば、アバターの色は、白色、薄い紅、濃い紅、及び赤い色の順に変化してもよい。
【0163】
一実施形態によれば、ユーザ端末900は、喫煙情報に基づいてユーザに注意が必要な指標をアバターを介してユーザに通知することができる。例えば、ユーザ端末900は、現在の心電図に異常がある場合、アバターをちらつくように変更したり、アバターが怒るアニメーションを出力することで、ユーザに警戒心を持たせることができる。
【0164】
動作1040において、ユーザ端末900は、ユーザ端末900のディスプレイを介して外形が変更されたアバターを出力する。
【0165】
図11は、一例に係るアバターを生成する方法のフローチャートである。
【0166】
一実施形態によれば、
図10を参照して上述した動作1010は、以下の動作1110~1130を含む。
【0167】
動作1110において、ユーザ端末900は、付加装置からユーザ情報を受信する。ユーザ情報は、付加装置の1つ以上のセンサによって測定された検出情報に基づいて生成される。例えば、ユーザ情報は、血圧、心電図、及び血中酸素飽和度、骨格筋量、基礎代謝量、体水分量、体脂肪量のうち少なくとも1つを含む。ユーザ情報は、ユーザが喫煙時に測定される喫煙情報に類似しているが、ユーザ情報は、アバターの初期生成のために測定されるユーザの初期情報又は参照情報として理解される。すなわち、ユーザ情報は、ユーザの喫煙の有無とは関係なく測定され、好ましくは、ユーザが喫煙しない状態で測定される。
【0168】
一実施形態によれば、動作1110は選択的に行われ、実施形態に応じて、動作1110が実行されることなく動作1120が実行されてもよい。
【0169】
一実施形態によれば、ユーザ情報は、付加装置から受信する情報の他に、ユーザ端末900がユーザから直接受信する情報を含むことができる。例えば、ユーザは、ユーザ端末900のユーザインターフェースを介してユーザの伸長、体重、年齢、性別などをユーザ端末900に入力してもよい。
【0170】
動作1120において、ユーザ端末900は、ユーザ情報に基づいてアバターの基本外形を決定する。例えば、ユーザ情報に基づいてユーザの筋肉量の程度を決定し、決定された筋肉量の程度に対応するアバターの胴体の形状(例えば、痩せ型、筋肉質型、又は、肥満型)が決定される。異なる例として、血圧及び血中酸素飽和度に基づいてアバターの顔の色が決定されてもよい。更なる例として、ユーザ情報に基づいてアバターの行動(例えば、活気に満ちた行動、居眠り行動、怒っている行動)が決定されてもよい。
【0171】
アバターの基本外形は、記載された実施形態に限定されることなく、ユーザが視覚を介して認知できるグラフィック効果又はアニメーション効果などを含む。
【0172】
動作1130において、ユーザ端末900は、基本外形が視覚的に示されるようにアバターを生成する。例えば、生成されたアバターは、ユーザ端末900のディスプレイを介して出力されてもよい。ユーザは、出力されたアバターの外形を介して直観的に自身の健康状態を認知することができる。
【0173】
図12は、一例に係るアバターを介して管理されるユーザの健康に対する指標を示す。
【0174】
一実施形態に係るユーザのアバター1210が示されている。初期に生成されたアバター1210は、ユーザのユーザ情報に基づいて決定された基本外形を有する。ユーザが付加装置を用いて喫煙する場合、付加装置はユーザの喫煙情報を生成し、生成された喫煙情報をユーザ端末900に送信することができる。
【0175】
ユーザ端末900は、喫煙情報に対応するようにアバター1210の外形を変更することができる。例えば、ユーザの現在の骨格筋量、基礎代謝量、体水分量、体脂肪量に基づいてアバターの外形が筋肉質の外形に変更されたり、又は、太った外形に変更されてもよい。異なる例として、ユーザの現在の血圧が予め設定された閾値血圧よりも高い場合、又は、以前の測定血圧よりも高い場合、アバターの顔色が赤い色に変更されてもよい。更なる例として、ユーザの現在の血中酸素飽和度が予め設定された閾値血中酸素飽和度よりも低い場合、又は、以前の測定血中酸素飽和度よりも低い場合、アバターの顔色が青白くなるように変更されてもよい。更なる例として、吸引抵抗値が予め設定された吸引抵抗値よりも高い場合、アバターが咳をするようにアバターが変更されてもよい。
【0176】
一実施形態によれば、ユーザ端末900は、喫煙情報に基づいてユーザの喫煙に対する累積記録を管理することができる。例えば、ユーザがアバター1210又は追加オブジェット1220を選択(又は、タッチ)する場合、喫煙に対する累積記録が出力され得る。例えば、累積記録は、予め設定された期間の間の累積喫煙量を含んでもよい。異なる例として、累積記録は、血圧、心電図、血中酸素飽和度、骨格筋量、基礎代謝量、体水分量、体脂肪量に対するテーブル又は変化グラフであってもよい。更なる例として、ユーザ端末900は、累積記録に基づいて健康指標を決定し、決定された健康指標の変化態様をテーブル1230又は変化グラフの形態に出力することができる。健康指標は、血圧、血中酸素飽和度、骨格筋量、及び基礎代謝量などを含んでもよいが、記載された実施形態に限定されない。
【0177】
図10~
図12を参照して付加装置から情報を受信したユーザ端末900によって行われる喫煙情報を管理する方法について説明したが、
図10に示す実施態様とは異なる実施態様が
図13を参照して説明される。
【0178】
図13は、異なる一実施形態に係る喫煙情報を管理する方法のフローチャートである。
【0179】
以下の動作1310~1340は、電子装置(例えば、
図1のエアゾール生成装置120、
図2~
図4のエアゾール生成装置1、
図7のエアゾール生成装置8、又は、
図8のエアゾール生成装置9)によって行われる。
【0180】
動作1310において、電子装置は、ユーザに連関するようにアバターを生成する。動作1310に対する説明は、
図10の動作1010に対する説明が同様に適用される。
【0181】
動作1320において、電子装置は、電子装置の1つ以上のセンサを用いて喫煙情報を生成する。例えば、喫煙情報は、センサによって検出なる喫煙量を含む。異なる例として、喫煙情報は、センサによって検出されたユーザの血圧、心電図、及び血中酸素飽和度のうち少なくとも1つをさらに含んでもよい。更なる例として、喫煙情報は、付加装置によって検出されたユーザの骨格筋量、基礎代謝量、体水分量、体脂肪量のうち少なくとも1つをさらに含んでもよい。
【0182】
動作1330において、電子装置は、喫煙情報に基づいてアバターの外形を変更する。動作1330に対する説明は、
図10の動作1030に対する説明が同様に適用される。
【0183】
動作1340において、電子装置は、電子装置のディスプレイを介して外形が変更されたアバターを出力する。
【0184】
以上で説明された実施形態は、ハードウェア構成要素、ソフトウェア構成要素、又はハードウェア構成要素及びソフトウェア構成要素の組み合せで具現される。例えば、本実施形態で説明した装置及び構成要素は、例えば、プロセッサ、コントローラ、ALU(arithmetic logic unit)、デジタル信号プロセッサ(digital signal processor)、マイクロコンピュータ、FPA(field programmable array)、PLU(programmable logic unit)、マイクロプロセッサー、又は命令(instruction)を実行して応答する異なる装置のように、1つ以上の汎用コンピュータ又は特殊目的コンピュータを用いて具現される。処理装置は、オペレーティングシステム(OS)及びオペレーティングシステム上で実行される1つ以上のソフトウェアアプリケーションを実行する。また、処理装置は、ソフトウェアの実行に応答してデータをアクセス、格納、操作、処理、及び生成する。理解の便宜のために、処理装置は1つが使用されるものとして説明する場合もあるが、当技術分野で通常の知識を有する者は、処理装置が複数の処理要素(processing element)及び/又は複数類型の処理要素を含むことが把握する。例えば、処理装置は、複数のプロセッサ又は1つのプロセッサ及び1つのコントローラを含む。また、並列プロセッサ(parallel processor)のような、他の処理構成も可能である。
【0185】
ソフトウェアは、コンピュータプログラム、コード、命令、又はそのうちの一つ以上の組合せを含み、希望の通りに動作するよう処理装置を構成したり、独立的又は結合的に処理装置を命令することができる。ソフトウェア及び/又はデータは、処理装置によって解釈されたり処理装置に命令又はデータを提供するために、いずれかの類型の機械、構成要素、物理的装置、仮想装置、コンピュータ格納媒体又は装置、又は送信される信号波に永久的又は一時的に具体化することができる。ソフトウェアはネットワークに連結されたコンピュータシステム上に分散され、分散した方法で格納されたり実行され得る。ソフトウェア及びデータは一つ以上のコンピュータで読出し可能な記録媒体に格納され得る。
【0186】
本実施形態による方法は、様々なコンピュータ手段を介して実施されるプログラム命令の形態で具現され、コンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録される。記録媒体は、プログラム命令、データファイル、データ構造などを単独又は組み合せて含む。記録媒体及びプログラム命令は、本発明の目的のために特別に設計して構成されたものでもよく、コンピュータソフトウェア分野の技術を有する当業者にとって公知のものであり使用可能なものであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記録媒体の例として、ハードディスク、フロッピー(登録商標)ディスク及び磁気テープのような磁気媒体、CD-ROM、DVDのような光記録媒体、フロプティカルディスクのような磁気-光媒体、及びROM、RAM、フラッシュメモリなどのようなプログラム命令を保存して実行するように特別に構成されたハードウェア装置を含む。プログラム命令の例としては、コンパイラによって生成されるような機械語コードだけでなく、インタプリタなどを用いてコンピュータによって実行される高級言語コードを含む。
【0187】
上記で説明したハードウェア装置は、本発明に示す動作を実行するために1つ以上のソフトウェアモジュールとして作動するように構成してもよく、その逆も同様である。
【0188】
上述したように実施形態をたとえ限定された図面によって説明したが、当技術分野で通常の知識を有する者であれば、上記の説明に基づいて様々な技術的な修正及び変形を適用することができる。例えば、説明された技術が説明された方法と異なる順に実行され、及び/又は説明されたシステム、構造、装置、回路などの構成要素が説明された方法とは異なる形態に結合又は組み合わせられてもよく、他の構成要素又は均等物によって置き換え又は置換されたとしても適切な結果を達成することができる。
【0189】
したがって、他の具現、他の実施形態および特許請求の範囲と均等なものも後述する特許請求範囲の範囲に属する。
【国際調査報告】