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特表2024-508083ラジオ波操作ログの処理方法、装置、システム、およびコンピュータ可読記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-22
(54)【発明の名称】ラジオ波操作ログの処理方法、装置、システム、およびコンピュータ可読記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   A61B 18/12 20060101AFI20240215BHJP
   G06F 11/34 20060101ALI20240215BHJP
   G06Q 10/20 20230101ALI20240215BHJP
【FI】
A61B18/12
G06F11/34 176
G06F11/34 138
G06Q10/20
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023540505
(86)(22)【出願日】2021-12-29
(85)【翻訳文提出日】2023-08-08
(86)【国際出願番号】 CN2021142748
(87)【国際公開番号】W WO2022143837
(87)【国際公開日】2022-07-07
(31)【優先権主張番号】202011642024.9
(32)【優先日】2020-12-31
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521106773
【氏名又は名称】杭州▲くん▼博生物科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】HANGZHOU BRONCUS MEDICAL CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Room 801, Floor 8, Building 8, No. 88 Jiangling Road, Xixing Street, Binjiang District, Hangzhou, Zhejiang 310051, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】崔 長杰
(72)【発明者】
【氏名】徐 宏
【テーマコード(参考)】
4C160
5B042
5L049
【Fターム(参考)】
4C160KK04
4C160KK24
4C160KK57
4C160KK63
4C160KK64
5B042MA08
5B042MA11
5B042MA14
5B042MC37
5B042MC40
5L049CC15
(57)【要約】
ラジオ波操作ログの処理方法、装置、システム、およびコンピュータ可読記憶媒体であり、当該方法は、ラジオ波操作システムで動作する目標装置の目標動作データおよびラジオ波操作データをリアルタイムで取得することと、当該目標動作データに応じて動作ログを生成し、当該動作ログをプリセットの第1分類に従って分類し動作ログファイルに保存し、並びに、当該ラジオ波操作データに応じて操作ログを生成し、当該操作ログをプリセットの第2分類に従って分類し操作ログファイルに保存することと、プリセット周期ごとに、当該動作ログファイルと当該操作ログファイルを取得して分析し、当該ラジオ波操作システムのメンテナンスデータと操作結果データを取得することとを含む。本開示によれば、ログファイルの参照性とログファイル管理のシステム効率や管理効率を改善することができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
コンピュータ装置に適用されるラジオ波操作ログの処理方法であって、前記方法は、
ラジオ波操作システムで動作する目標装置の目標動作データおよびラジオ波操作データをリアルタイムで取得することと、
前記目標動作データに応じて動作ログを生成し、前記動作ログをプリセットの第1分類に従って分類し前記目標装置の動作ログファイルに保存し、並びに、前記ラジオ波操作データに応じて操作ログを生成し、前記操作ログをプリセットの第2分類に従って分類し前記目標装置の操作ログファイルに保存することと、
プリセット周期ごとに、前記動作ログファイルを取得して分析し、前記ラジオ波操作システムのメンテナンスデータを取得し、並びに、前記操作ログファイルを取得して分析し、前記ラジオ波操作システムの操作結果データを取得することとを含む、ことを特徴とするラジオ波操作ログの処理方法。
【請求項2】
前記第1分類は、イベントログ、警告ログおよび障害ログを含み、前記動作ログをプリセットの第1分類に従って分類し前記目標装置の動作ログファイルに保存することは、
前記動作ログを前記イベントログ、前記警告ログ、および前記障害ログに従って分類し、前記目標装置の動作ログファイルに保存することを含み、
前記イベントログには、通常の動作中に前記目標装置によってトリガーされたプリセット目標レベルに達したイベントの動作データが含まれ、
前記警告ログには、プリセットの異常状態のあった時の前記目標装置の動作データが含まれ、
前記障害ログには、障害のあった時の前記目標装置のデータが含まれる、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2分類は、開始ログ、一時停止ログ、および終了ログを含み、前記操作ログをプリセットの第2分類に従って分類し前記目標装置の操作ログファイルに保存することは、
前記操作ログを前記開始ログ、前記一時停止ログ、および前記終了ログに従って分類し、前記目標装置の操作ログファイルに保存することを含み、
前記開始ログには、前記目標装置がラジオ波操作の実行を開始する時の操作パラメータデータと、温度および/またはインピーダンス収集装置によって取得されるラジオ波操作対象者の第1物理的特性データとが含まれ、
前記一時停止ログには、前記目標装置がラジオ波操作の実行を一時停止する時の操作パラメータデータと、温度および/またはインピーダンス収集装置によって取得されるラジオ波操作対象者の第2物理的特性データとが含まれ、
前記終了ログには、前記目標装置がラジオ波操作の実行を終了する時の操作パラメータデータと、温度および/またはインピーダンス収集装置によって取得されるラジオ波操作対象者の第3物理的特性データとが含まれる、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記動作ログファイル及び前記操作ログファイルには、タイム・スタンプ・フィールド、タイプ・フィールド、およびコンテンツ・フィールドが含まれ、
前記タイム・スタンプ・フィールドは、ログに対応する時点を格納するために使用され、前記タイプ・フィールドは、ログの分類情報を格納するために使用され、前記コンテンツ・フィールドは、前記目標動作データまたは前記ラジオ波操作データを格納するために使用される、ことを特徴とする請求項2または3に記載の方法。
【請求項5】
前記時点は、プリセット時点との間の時間差である、ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記方法はさらに、前記動作ログファイル及び前記操作ログファイルをファイル・アロケーション・テーブル・システムに保存することを含む、ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記コンピュータ装置はラジオ波操作システム内の装置であり、且つ前記コンピュータ装置はブロックチェーンネットワーク内のノードであり、前記ラジオ波操作データに応じて操作ログを生成し、前記操作ログをプリセットの第2分類に従って分類し、前記目標装置の操作ログファイルに保存した後、さらに
プリセットのログ保存用スマートコントラクトを呼び出すことにより、前記動作ログファイル及び前記操作ログファイルを登録されたブロックチェーンネットワークに保存することを含み、
プリセット周期ごとに、前記動作ログファイルを取得して分析し、前記ラジオ波操作システムのメンテナンスデータを取得し、並びに、前記操作ログファイルを取得して分析し、前記ラジオ波操作システムの操作結果データを取得することは、さらに
前記プリセット周期ごとに、前記ブロックチェーンネットワークから全ての前記動作ログファイル及び前記操作ログファイルを取得して分析し、前記メンテナンスデータ及び前記操作結果データを取得することを含む、ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記方法は、さらに
前記ブロックチェーンネットワーク内の他のノードから送信されたログファイル保存要求を受信すると、前記ログ保存スマートコントラクトに従って、前記ログファイル保存要求が指定する動作ログファイル及び操作ログファイルをローカルに保存することと、
前記ブロックチェーンネットワーク内の他のノードから送信されたログファイル照会要求を受信すると、前記ログ保存スマートコントラクトに従って、前記ログファイル照会要求が指定する動作ログファイルと操作ログファイルを含む応答情報を返すこととを含む、ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
ラジオ波操作ログの処理装置であって、
ラジオ波操作システムで動作する目標装置の目標動作データおよびラジオ波操作データをリアルタイムで取得するためのデータ取得モジュールと、
前記目標動作データに応じて動作ログを生成し、前記動作ログをプリセットの第1分類に従って分類し前記目標装置の動作ログファイルに保存し、並びに、前記ラジオ波操作データに応じて操作ログを生成し、前記操作ログをプリセットの第2分類に従って分類し前記目標装置の操作ログファイルに保存するためのログ分類モジュールと、
プリセット周期ごとに、前記動作ログファイルを取得して分析し、前記ラジオ波操作システムのメンテナンスデータを取得し、並びに、前記操作ログファイルを取得して分析し、前記ラジオ波操作システムの操作結果データを取得するためのログ分析モジュールとを備える、ことを特徴とするラジオ波操作ログの処理装置。
【請求項10】
コンピュータ装置であって、
メモリとプロセッサを備え、
前記メモリには実行可能なプログラムコードが格納され、
前記メモリとカップリングされた前記プロセッサは、前記メモリに格納された前記実行可能プログラムコードを呼び出し、請求項1ないし8のいずれか一項に記載のラジオ波操作ログの処理方法を実行する、ことを特徴とするコンピュータ装置。
【請求項11】
ラジオ波操作ログの処理システムであって、サーバと異なるラジオ波操作システムに属する複数のラジオ波操作制御装置とを備え、
前記サーバは、複数の前記ラジオ波操作制御装置をブロックチェーンネットワークにおけるノードとして登録するためであり、
前記ラジオ波操作制御装置は、請求項1ないし8のいずれか一項に記載のラジオ波操作ログの処理方法を実行するためである、ことを特徴とするラジオ波操作ログの処理システム。
【請求項12】
コンピュータプログラムが格納されている非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、請求項1ないし8のいずれか1項に記載のラジオ波操作ログの処理方法を実施する、ことを特徴とする非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の実施形態は、データ処理技術の分野に関し、特に、ラジオ波操作ログの処理方法、装置、システムおよびコンピュータ可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
ラジオ波焼灼(Radio Frequency Ablation,RFA)技術は、より一般的な低侵襲腫瘍治療技術である。ラジオ波焼灼の原理は、周波数が30MHz(メガヘルツ)未満の交流高周波電流を用い、腫瘍組織内のイオンの高速振動を引き起こし、イオン同士を擦り合わせることで、ラジオ波エネルギーを熱エネルギーに変換して、腫瘍細胞の凝固壊死を引き起こすことである。
【0003】
コンピュータ装置として、ラジオ波操作制御装置は、通常、いくつかのログファイルを記録するが、これらのログファイルは分散した情報を記録し、その管理も無秩序である。
【発明の概要】
【0004】
本発明の実施形態は、ラジオ波操作システムの動作と、ラジオ波操作データのログ生成、分類管理および分析とを実現することができ、それによって、ログファイルの参照性および関連性を改善し、ログファイル管理のシステム効率や管理効率を向上させることができるラジオ波操作ログの処理方法、装置、システムおよびコンピュータ可読記憶媒体を提供する。
【0005】
本開示の実施形態の一態様は、コンピュータ装置に適用されるラジオ波操作ログの処理方法を提供し、当該方法は、
ラジオ波操作システムで動作する目標装置の目標動作データおよびラジオ波操作データをリアルタイムで取得することと、
前記目標動作データに応じて動作ログを生成し、前記動作ログをプリセットの第1分類に従って分類し前記目標装置の動作ログファイルに保存し、並びに、前記ラジオ波操作データに応じて操作ログを生成し、前記操作ログをプリセットの第2分類に従って分類し前記目標装置の操作ログファイルに保存することと、
プリセット周期ごとに、前記動作ログファイルを取得して分析し、前記ラジオ波操作システムのメンテナンスデータを取得し、並びに、前記操作ログファイルを取得して分析し、前記ラジオ波操作システムの操作結果データを取得することとを含む。
【0006】
本開示の実施形態の一態様は、さらにラジオ波操作ログの処理装置を提供し、当該装置は、
ラジオ波操作システムで動作する目標装置の目標動作データおよびラジオ波操作データをリアルタイムで取得するためのデータ取得モジュールと、
前記目標動作データに応じて動作ログを生成し、前記動作ログをプリセットの第1分類に従って分類し前記目標装置の動作ログファイルに保存し、並びに、前記ラジオ波操作データに応じて操作ログを生成し、前記操作ログをプリセットの第2分類に従って分類し前記目標装置の操作ログファイルに保存するためのログ分類モジュールと、
プリセット周期ごとに、前記動作ログファイルを取得して分析し、前記ラジオ波操作システムのメンテナンスデータを取得し、並びに、前記操作ログファイルを取得して分析し、前記ラジオ波操作システムの操作結果データを取得するためのログ分析モジュールとを備える。
【0007】
本開示の実施形態の一態様は、さらにコンピュータ装置を提供し、当該コンピュータ装置は、
メモリとプロセッサを備え、
前記メモリには実行可能なプログラムコードが格納され、
前記メモリとカップリングされる前記プロセッサは、前記メモリに格納される前記実行可能プログラムコードを呼び出し、上記の実施形態により提供されるラジオ波操作ログの処理方法を実行する。
【0008】
本開示の実施形態の一態様は、さらにラジオ波操作ログの処理システムを提供し、当該装置は、サーバと異なるラジオ波操作システムに属する複数のラジオ波操作制御装置とを備え、
前記サーバは、複数の前記ラジオ波操作制御装置をブロックチェーンネットワークにおけるノードとして登録するためであり、
前記ラジオ波操作制御装置は、上記の実施形態に提供されるラジオ波焼灼データ処理のラジオ波操作ログの処理方法を実現するためである。
【0009】
本開示の実施形態の一態様は、さらに非一時的コンピュータプログラムが格納されているコンピュータ可読記憶媒体を提供し、前記コンピュータプログラムはプロセッサにより実行されると、上記の実施形態により提供されるラジオ波操作ログの処理方法を実現する。
【0010】
本開示が提供する各実施形態では、リアルタイムで取得されるラジオ波操作システムで動作する目標装置の目標動作データおよびラジオ波操作データに応じて、当該動作ログをプリセットの第1分類に従って分類し当該目標装置の動作ログファイルに保存し、当該操作ログをプリセットの第2分類に従って分類し当該目標装置の操作ログファイルに保存し、その後、プリセット周期ごとに、当該動作ログファイルと当該操作ログファイルを取得して分析し、当該ラジオ波操作システムのメンテナンスデータと操作結果データを取得することで、ラジオ波操作システムの動作およびラジオ波操作データのログの生成、分類管理、および分析が実現される。当該ログ内容には当該システムの特定の動作データだけでなく、当該システムのラジオ波操作ログも含まれているため、ログファイルの参照性と関連性を向上させることができ、分類と定期的な分析を通じて、ログファイル管理のシステム効率や管理効率も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
本開示の実施形態または従来の技術的解決策をより明確に説明するために、以下に、実施形態または従来の説明に使用される添付の図面を簡単に紹介する。明らかに、以下に説明する図面は、本開示のいくつかの実施形態にすぎない。当業者は、これらの図面に基づいて、創造的な労働をせずに他の図面を取得することができる。
図1図1は、本開示の実施形態によって提供されるラジオ波操作ログの処理方法の適用環境図である。
図2図2は、本開示の一実施形態によって提供されるラジオ波操作ログの処理方法の実施フローチャートである。
図3図3は、本開示の別の一実施形態によって提供されるラジオ波操作ログの処理方法の実施フローチャートである。
図4図4は、本開示の一実施形態によって提供されるラジオ波操作ログの処理装置の構造の模式図である。
図5図5は、本開示の別の一実施形態によって提供されるラジオ波操作ログの処理装置の構造の模式図である。
図6図6は、本開示の一実施形態によって提供されるコンピュータ装置のハードウェアの構造の模式図である。
図7図7は、本開示の一実施形態によって提供されるラジオ波操作ログの処理システムの構造の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本開示の実施形態の目的、技術的解決策および利点をより明確にするために、以下に、本開示の実施形態における技術的解決策を、本開示の実施形態における添付の図面を参照して明確かつ完全に説明する。明らかに、説明される実施形態は、本開示の実施形態の一部であり、すべての実施形態ではない。本開示の実施形態に基づいて、創造的な労働なしに当業者によって得られる他のすべての実施形態は、本開示の保護範囲に含まれる。
【0013】
図1を参照すると、本開示の実施形態によって提供されるラジオ波操作ログの処理方法の適用シナリオ図である。図1に示すように、ラジオ波操作システムは、ラジオ波操作制御装置11、注入ポンプ12、中性電極13、ラジオ波焼灼カテーテル14、および物理的特性データ収集装置15を備える。ここで、物理的特性データ収集装置は、温度収集装置とインピーダンス収集装置を含む。
【0014】
一方、ラジオ波操作システムの動作に先立って、まず、物理的特性データ収集装置15と、注入ポンプ12の延長管121と、ラジオ波エネルギーを生成および出力するラジオ波焼灼カテーテル14とをラジオ波操作対象者に挿入する。続いて、中性電極13をラジオ波操作対象者の外面に接触させることで、ラジオ波焼灼カテーテル14、ラジオ波操作対象者の組織および中性電極13において回路を形成する。ラジオ波操作がトリガーされると、ラジオ波操作制御装置11は、ラジオ波焼灼カテーテル14を制御して放電することで、ラジオ波操作対象者にラジオ波電流(すなわち、ラジオ波エネルギー)を出力して、ラジオ波操作対象者に対してラジオ波操作を行う。同時に、注入ポンプ12は、物理的特性データ収集装置15に収集された被操作部位の温度およびインピーダンス値に応じて、延長管121を介してラジオ波操作対象者に対して灌流操作を行い、ラジオ波操作対象者に生理食塩水を流し込み、ラジオ波操作対象者のインピーダンスおよび温度を調整する。
【0015】
他方、ラジオ波操作制御装置11は、ラジオ波操作システムで動作する目標装置の目標動作データおよびラジオ波操作データをリアルタイムで取得する。次に、当該目標動作データに応じて動作ログを生成し、当該動作ログをプリセットの第1分類に従って分類し前記目標装置の動作ログファイルに保存し、並びに、当該ラジオ波操作データに応じて操作ログを生成し、当該操作ログをプリセットの第2分類に従って当該目標装置の操作ログファイルに保存する。その後、ラジオ波操作制御装置11はプリセット周期ごとに、当該動作ログファイルを取得して分析し、当該ラジオ波操作システムのメンテナンスデータを取得し、並びに、当該操作ログファイルを取得して分析し、当該ラジオ波操作システムの操作結果データを取得する。
【0016】
上記のログ生成、保存および分析操作は、パーソナルコンピュータまたはサーバなどのラジオ波操作システム以外の第三者のコンピュータ装置によっても実行されてもよいことが理解される。ラジオ波操作システムの各装置は動作が開始されると、ワイヤレスネットワークまたは有線接続を介して当該第三者のコンピュータ装置とのデータ接続を確立し、自らの目標動作データとラジオ波操作データを当該第三者のコンピュータ装置に報告する。
【0017】
図2を参照すると、本開示の一実施形態によって提供されるラジオ波操作ログの処理方法の実施フローチャートである。この方法は、コンピュータ装置、例えば、図1のラジオ波操作制御装置11、またはラジオ波操作システム内の目標装置とのデータ接続を確立したサーバ、パーソナルコンピュータなどの他のコンピュータ装置によって実施されてもよい。図2に示すように、当該方法は、以下のステップを含む。
【0018】
ステップS201:ラジオ波操作システムで動作する目標装置の目標動作データおよびラジオ波操作データをリアルタイムで取得する。
【0019】
具体的には、目標動作データには、動作中に目標装置がプリセット状態にあるときに生成される関連データが含まれる。ここで、当該プリセット状態は、例えば、通常、動作中のプリセット目標状態、異常状態、および障害状態を含んでもよいが、これらに限定されない。
【0020】
ラジオ波操作データには、リアルタイムのラジオ波操作データと段階的なラジオ波操作データが含まれる。
【0021】
リアルタイムのラジオ波操作データには、ラジオ波操作のプロセス全体で、目標装置にリアルタイムで呼び出される操作パラメータデータ(ラジオ波焼灼カテーテルのリアルタイム電力、注入ポンプのリアルタイム流量など)と、物理的特性データ収集装置によってリアルタイムで取得されるラジオ波操作対象者の物理的特性データが含まれる。
【0022】
段階的なドラジオ波操作データは、プリセットのラジオ波操作の複数の目標段階で目標装置によって呼び出される操作パラメータデータと、当該複数の目標段階で物理的特性データ収集装置によってリアルタイムで取得されるラジオ波操作対象者の物理的特性データが含まれる。
【0023】
プリセットのラジオ波操作の複数の目標段階には、実行の開始段階、実行の一時停止段階、実行の終了段階が含まれてもよいが、これらに限定されない。物理的特性データ収集装置は、温度収集装置とインピーダンス収集装置を含む。
【0024】
目標装置は、ラジオ波操作システム内の少なくとも1つの装置である。
【0025】
本実施形態の実行主体がラジオ波操作システム以外の他のコンピュータ装置である場合、当該ラジオ波操作システム内の目標装置は、当該他のコンピュータ装置とのデータ接続を確立した後、自らの目標動作データ及びラジオ波操作データを当該他のコンピュータ装置にリアルタイムで送信する。
【0026】
本実施形態の実行主体がラジオ波操作システム内の装置である場合、目標装置は当該装置も含んでもよい。ラジオ波操作制御装置を実行主体とする場合を例として挙げると、当該ラジオ波操作制御装置は、それ自体を目標装置としてのみ取り、または、代わりに、それ自体以外のラジオ波操作システム内の少なくとも任意の他の装置(例えば、注入ポンプ、ラジオ波焼灼カテーテルなど)を目標装置として、または同時に、それ自体およびラジオ波操作システム内の少なくとも任意の他の装置を目標装置とすることもできる。
【0027】
任意選択で、目標装置が当該少なくとも任意の他の装置を含む場合、当該少なくとも任意の他の装置は、ラジオ波操作制御装置とのデータ接続を確立した後、自らの目標動作データおよびラジオ波操作データをラジオ波操作制御装置にリアルタイムで送信する。
【0028】
目標装置は、イベントリスナーを使用することで、当該プリセット状態にあるかどうか、および目標段階にあるかどうかを検出できる。例えば、目標装置がプリセット状態にあるイベントや、ラジオ波操作の実行開始、実行一時停止、または実行終了をトリガーするためのプリセットイベント(例えば、ユーザがラジオ波操作の実行開始、実行一時停止、実行終了をトリガーするための物理ボタンを押したイベント、システム時刻がラジオ波操作のプリセット終了時刻に達したイベントなど)がイベントリスナーによってモニターされた場合、それ自体の目標動作データやラジオ波操作データの取得をトリガーし、ログとして記録する。
【0029】
ステップS202:当該目標動作データに応じて動作ログを生成し、当該動作ログをプリセットの第1分類に従って分類し当該目標装置の動作ログファイルに保存し、並びに、当該ラジオ波操作データに応じて操作ログを生成し、当該操作ログをプリセットの第2分類に従って分類し当該目標装置の操作ログファイルに保存する。
【0030】
具体的には、コンピュータ装置には、第1および第2の分類のための分類キーワードで予め設定される。目標動作データに基づいて動作ログを生成し、第1分類の分類キーワードに応じて当該動作ログの種類を決定し、決定された種類に従い、プリセットの目標装置の動作ログファイルに当該動作ログを保存する。
【0031】
同様に、当該ラジオ波操作データに基づいて操作ログを生成し、第2分類の分類キーワードに応じて当該操作ログの種類を決定し、決定された種類に従い、プリセットの目標装置の操作ログファイルに当該操作ログを保存する。
【0032】
当該動作ログファイルと当該操作ログファイルの保存場所は、当該コンピュータ装置のローカルまたはクラウドネットワークであってもよい。
【0033】
ステップS203:プリセット周期ごとに、当該動作ログファイルを取得して分析し、当該ラジオ波操作システムのメンテナンスデータを取得し、並びに、当該操作ログファイルを取得して分析し、当該ラジオ波操作システムの操作結果データを取得する。
【0034】
具体的には、メンテナンスデータは、当該ラジオ波操作システム内の各装置のソフトウェアおよびハードウェアのメンテナンスと修理に参照を提供するためである。操作結果データは、当該ラジオ波操作システムの各装置のラジオ波操作パラメータ設定の機能、効果、およびケース分析に参照を提供するためである。
【0035】
本開示の実施形態では、リアルタイムで取得されるラジオ波操作システムで動作する目標装置の目標動作データおよびラジオ波操作データに応じて、当該動作ログをプリセットの第1分類に従って分類し当該目標装置の動作ログファイルに保存し、当該操作ログをプリセットの第2分類に従って分類し当該目標装置の操作ログファイルに保存し、その後、プリセット周期ごとに、当該動作ログファイルと当該操作ログファイルを取得して分析し、当該ラジオ波操作システムのメンテナンスデータと操作結果データを取得することで、ラジオ波操作システムの動作およびラジオ波操作データのログの生成、分類管理、および分析が実現される。当該ログ内容には当該システムの特定の動作データだけでなく、当該システムのラジオ波操作ログも含まれているため、ログファイルの参照性と関連性を向上させることができ、分類と定期的な分析を通じて、ログファイル管理のシステム効率や管理効率も向上させることができる。
【0036】
図3を参照すると、本開示の一実施形態によって提供されるラジオ波操作ログの処理方法の実施フローチャートである。この方法は、コンピュータ装置、例えば、図1のラジオ波操作制御装置11、またはラジオ波操作システム内の目標装置とのデータ接続を確立したサーバ、パーソナルコンピュータなどの他のコンピュータ装置によって実施されてもよい。図3に示すように、当該方法は、以下のステップを含む。
【0037】
ステップS301:ラジオ波操作システムで動作する目標装置の目標動作データおよびラジオ波操作データをリアルタイムで取得する。
【0038】
本実施形態において、ステップS301は、図2に示す実施形態におけるステップS201と同様であり、その詳細は図2に示す実施形態に係る説明を参照できるので、ここでは繰り返さない。
【0039】
ステップS302:当該目標動作データに応じて動作ログを生成し、当該動作ログをイベントログ、警告ログ、および障害ログに従って分類し、当該目標装置の動作ログファイルに保存する。
【0040】
具体的には、当該目標動作データに応じて動作ログを生成し、当該動作ログをプリセットの第1分類に従って分類し、当該目標装置の装置動作ログファイルに保存する。ここで、当該第1分類には、イベントログ、警告ログ、および障害ログが含まれる。
【0041】
当該イベントログには、通常の動作中に当該目標装置によってトリガーされたプリセット目標レベルに達したイベントの動作データが含まれる。当該イベントのプリセット目標レベルには、電源オン、電源オフ、装置パラメータの変更、装置状態の変更などの重要レベルとマークされるイベントが含まれるが、これらに限定されない。
【0042】
任意選択で、当該コンピュータ装置の操作システムに、トリガーされる可能性のある様々なイベントに対して、異なるレベル、例えば、重要でない、普通、重要、非常に重要、または、低、中、高、特別などがプリセットされる。システムでイベントがトリガーされたとイベントリスナーによってモニターされた場合、通常、トリガーされたイベントのレベルを取得するために、プリセットのレベル設定ファイルが照会される。
【0043】
当該警告ログには、プリセットの異常状態のあった時の当該装置の動作データが含まれ、当該動作データには、警告が発生した時刻、トリガーの理由、および当該ラジオ操作システムの目標エラーを引き起こしたかどうかなどのデータが含まれる。当該プリセットの異常状態には、不正なパラメータの入力、異常なステータス、および不正な操作を実行するアクションなどが含まれるが、これらに限定されない。
【0044】
当該障害ログには、様々な障害発生時の当該装置のデータが含まれ、当該データには、障害が発生した時刻、発生した部品、発生した操作段階、および障害名称などのデータが含まれる。この障害により、装置が機能しなくなり、例えば、周辺機器の障害で回復できなくなる。
【0045】
ステップS303:当該ラジオ波操作データに応じて操作ログを生成し、当該操作ログを開始ログ、一時停止ログ、および終了ログに従って分類し、当該目標装置の操作ログファイルに保存する。
【0046】
具体的には、当該ラジオ波操作データに応じて操作ログを生成し、当該操作ログをプリセットの第2分類に従って分類し、当該目標装置の操作ログファイルに保存する。ここで、当該第2分類には、開始ログ、一時停止ログ、および終了ログが含まれる。
【0047】
当該開始ログには、当該目標装置がラジオ波操作の実行を開始する時の操作パラメータデータと、温度および/またはインピーダンス収集装置によって取得されるラジオ波操作対象者の第1物理的特性データとが含まれる。例えば、ラジオ波操作の実行開始時のラジオ波焼灼カテーテルの電力パラメータ、ラジオ波操作の実行開始時の注入ポンプの初期流量、ラジオ波操作の実行開始時のインピーダンス収集装置によって取得されるラジオ波操作対象者の初期インピーダンス値、ラジオ波操作の実行開始時の温度収集装置によって取得されるラジオ波操作対象者の初期温度値などである。
【0048】
当該一時停止ログには、当該目標装置がラジオ波操作の実行を一時停止する時の操作パラメータデータと、温度および/またはインピーダンス収集装置によって取得されるラジオ波操作対象者の第2物理的特性データとが含まれる。例えば、ラジオ波操作の実行一時停止時のラジオ波焼灼カテーテルの電力パラメータ、ラジオ波操作の実行一時停止時の注入ポンプのカレント流量、ラジオ波操作の実行一時停止時のインピーダンス収集装置によって取得されるラジオ波操作対象者のカレントインピーダンス値、ラジオ波操作の実行一時停止時の温度収集装置によって取得されるラジオ波操作対象者のカレント温度値などである。
【0049】
当該終了ログには、当該目標装置がラジオ波操作の実行を終了する時の操作パラメータデータと、温度および/またはインピーダンス収集装置によって取得されたラジオ波操作対象者の第3物理的特性データとが含まれる。例えば、ラジオ波操作の実行終了時のラジオ波焼灼カテーテルの電力パラメータ、ラジオ波操作の実行終了時の注入ポンプのカレント流量、ラジオ波操作の実行終了時のインピーダンス収集装置によって取得されるラジオ波操作対象者のカレントインピーダンス値、ラジオ波操作の実行終了時の温度収集装置によって取得されるラジオ波操作対象者のカレント温度値などである。
【0050】
各装置の異なる機能に基づいて、ラジオ波操作の特定の内容が異なることが理解されるだろう。例えば、ラジオ波焼灼カテーテルの場合、そのラジオ波操作の内容には、ラジオ波操作対象者へのラジオ波エネルギーの出力が含まれる。注入ポンプの場合、そのラジオ波操作の内容には、ラジオ波操作対象者に液体を流し込むことが含まれる。ラジオ波操作制御装置の場合、その制御対象によれば、ラジオ波焼灼カテーテルのみを制御する場合、そのラジオ波操作内容は、ラジオ波焼灼カテーテルを制御してラジオ波エネルギーを出力することのみを含み、注入ポンプも制御する場合、そのラジオ波操作内容は、ラジオ波操作対象者に液体を流し込むように注入ポンプを制御することも含む。
【0051】
任意選択で、当該動作ログファイルと当該操作ログファイルをファイル・アロケーション・テーブル(File Allocation Table、FAT)システムに保存する。FATシステムは、ログファイルへのアクセスを容易にする便利なログアクセスインターフェイスを提供する。当該FATシステムは、そのコンピュータ装置でローカルに設定してもよい。
【0052】
任意選択で、当該動作ログファイルと当該操作ログファイルのストレージ構造には、タイム・スタンプ・フィールド、タイプ・フィールド、およびコンテンツ・フィールドが含まれる。ここで、当該タイム・スタンプ・フィールドは、ログに対応する時点を格納するために使用され、当該タイプ・フィールドは、ログの分類情報を格納するために使用され、当該コンテンツ・フィールドは、当該目標動作データまたは当該ラジオ波操作データを格納するために使用される。
【0053】
ここで、当該ログに対応する時点は、つまりカレントログが記録される時点である。単位は、必要に応じて秒またはミリ秒に設定してもよい。オプションとして、当該時点は、プリセット時点との時間差である。ここで、プリセット時点とは、電源オンの時点、ラジオ波操作を実行する時間などであり、具体的には、ユーザのカスタマイズされた操作に応じて設定できる。プリセット時点との間の時間差は相対的な時間であり、カレントのログが記録される時点としてのシステム時刻という絶対的な時刻よりも、相対的な時間をカレントのログの記録する時点のほうがより正確である。
【0054】
さらに、当該動作ログファイルと当該操作ログファイルのストレージ構造には、説明フィールドが含まれる。この説明フィールドは、カレントログに関する説明情報を格納するために使用され、ログを生成する理由、ログ生成がトリガーされた時刻、ログに関係する装置の識別情報、ログが生成された時点の目標装置の動作環境、実行中のタスクなどが含まれるが、これらに限定されない。例えば、2020年12月25日の12時25分に、本ログは注入ポンプの故障により生成され、故障があった時カウントダウンタスクが実行されていた。
【0055】
なお、上述したステップS302及びステップS303の実行順序は、そのステップナンバリングの順序によって限定されるものではなく、すなわち、ステップS302及びステップS303が複数のスレッドを利用して同時に実行されてもよく、又は、ステップS302がステップS303の前に実行され、又は、ステップS303がステップS302の前に実行されてもよい。
【0056】
ステップS304:プリセットのログ保存用スマートコントラクトを呼び出すことにより、当該動作ログファイル及び当該操作ログファイルが登録されたブロックチェーンネットワークに保存される。
【0057】
本実施形態において、当該コンピュータ装置は、ブロックチェーンネットワーク内のノードである。当該ログ保存用スマートコントラクトは、自動化スクリプトコードで構成されるコンピュータプロトコルであり、ステートマシンを利用して、プリセットのコントラクトトリガー条件に基づいてログファイルストレージ操作を自動的に実行できるイベント駆動型コンピュータプログラムでもある。
【0058】
当該ログ保存用スマートコントラクトの内容は、ログデータを格納することである。当該コントラクトトリガー条件は、当該動作ログ及び当該操作ログをブロックチェーンネットワークに送信するのを実行する操作をトリガーするための第1トリガー条件、ログファイル保存側として当該動作ログファイル及び当該操作ログファイルを保存するのを実行する操作をトリガーするための第2トリガー条件、及びログファイル照会を提供するのをトリガーするための第3トリガー条件を含んでもよいが、これらに限定されない。
【0059】
ここで、第1トリガー条件は、例えば、新たな動作ログファイル及び操作ログファイルが生成されたとき、又は、動作ログファイル及び操作ログファイルが更新されたとき、又は、プリセット周期で送信するとき等である。このように、この第1トリガー条件を使用することにより、プリセット条件に達すると、動作ログファイルと操作ログファイルをブロックチェーンネットワークに自動的に保存することで、データ保存の適時性が向上し、改ざんの機会が残らず、データのセキュリティがさらに向上する。
【0060】
この第2トリガー条件は、アイデンティティ条件、装置パフォーマンス条件およびインセンティブ条件を含んでもよいが、これらに限定されない。ここで、アイデンティティ条件は、ブロックチェーンネットワークのユーザとして登録する年数がプリセットの年数になることや、装置の用途等(例えば、単一の用途であるかどうか、または、当該動作ログファイルと操作ログファイルをアップロードする装置の類似装置であるか否か)である。装置のパフォーマンス条件は、例えば、達成したストレージ容量、達成したプロセッサのパフォーマンスなどである。このように、この第2トリガー条件を利用することで、より優れたストレージリソースを取得することができ、データの保存や照会の効率がさらに向上する。
【0061】
第3トリガー条件は、ブロックチェーンネットワーク内の任意のノード、または、指定された応答情報を返すことができるコンピュータ装置などの照会する側のアイデンティティ条件を含んでもよいが、これらに限定されない。操作ログファイルにはラジオ操作対象者の個人のプライバシーが含まれることが多いため、このように、当該第3トリガー条件を利用することにより、個人のプライバシーが確保される。
【0062】
具体的には、動作ログファイルおよび操作ログファイルを当該ブロックチェーンネットワークに保存する前に、当該コンピュータ装置は、ブロックチェーンネットワーク内のノードになるために、ブロックチェーン内の登録サーバを介してブロックチェーンネットワークのユーザとして登録する必要もあり、次いで、当該コンピュータ装置は、当該登録サーバによって返された秘密鍵を用いて当該ログ保存スマートコントラクトに署名し、署名されたログ保存用スマートコントラクトを当該ブロックチェーンネットワークに送信する。当然のことながら、当該ログ保存用スマートコントラクトは、そのブロックチェーンネットワーク内のすべてのノードデバイスによって署名される必要がある。
【0063】
好ましくは、ローカルのログ保存スマートコントラクトが改ざんされるのを回避し、データストレージのセキュリティをさらに確保するために、当該動作ログおよび操作ログがブロックチェーンネットワークにアップロードされるたびに、当該コンピュータ装置は、ブロックチェーンネットワークからログ保存スマートコントラクトを取得する必要がある。
【0064】
具体的には、当該コンピュータ装置は、起動後にログ保存スマートコントラクトを自動的に実行し、ログ保存スマートコントラクトで合意された第1トリガー条件が満たされる場合、当該ログ保存スマートコントラクトを呼び出すことにより、当該動作ログファイルと操作ログファイルを登録されたブロックチェーンネットワークにアップロードして保存する。
【0065】
さらに、当該ブロックチェーンネットワーク内の他のノードから送信されたログファイル保存要求を受信すると、当該コンピュータ装置は、当該ログ保存スマートコントラクトに従って、当該ログファイル保存要求が指定する動作ログファイル及び操作ログファイルをローカルに保存する。具体的には、当該コンピュータ装置は当該ログ保存スマートコントラクトを呼び出し、当該ログ保存スマートコントラクトで合意された第2トリガー条件が満たされる場合、当該ログファイル保存要求が指定する動作ログファイル及び操作ログファイルをローカルに保存する。
【0066】
さらに、当該ブロックチェーンネットワーク内の他のノードから送信されたログファイル照会要求を受信すると、当該ログ保存スマートコントラクトに従って、ログファイル照会要求が指定する動作ログファイルと操作ログファイルを含む応答情報を返す。具体的には、当該ブロックチェーンネットワーク内の他のノードから送信されたログファイル照会要求を受信すると、当該ログ保存スマートコントラクトを呼び出し、当該ログ保存スマートコントラクトで合意された第3トリガー条件が満たされる場合、当該ログファイル照会要求が指定する動作ログファイルと操作ログファイルを含む応答情報を返す。
【0067】
ステップS305:プリセット周期ごとに、当該ブロックチェーンネットワークから全ての当該動作ログファイル及び当該操作ログファイルを取得して分析し、当該ラジオ波操作システムのメンテナンスデータ及び操作結果データを取得する。
【0068】
具体的には、当該コンピュータ装置は、プリセット周期ごとに、当該ブロックチェーンネットワーク内の全てのノードにログファイル照会要求を送信し、当該ブロックチェーンネットワークに保存された全ての動作ログファイル及び操作ログファイルを取得して分析し、当該ラジオ波操作システムのメンテナンスデータ及び操作結果データを取得する。
【0069】
ここで、当該メンテナンスデータは、当該ラジオ波操作システム内の各装置のソフトウェアおよびハードウェアのメンテナンスと修理に参照を提供するためである。当該操作結果データは、当該ラジオ波操作システムの各装置のラジオ波操作パラメータ設定の機能、効果、およびケース分析に参照を提供するためである。
【0070】
当該ブロックチェーンネットワークのノードのうち、当該コンピュータ装置のみがラジオ波オ操作システム内の装置である場合、取得される全ての動作ログファイルおよび操作ログファイルは、当該コンピュータ装置の前記ラジオ波オ操作システム内の目標装置の全ての動作ログファイルおよび操作ログファイルを含むことが、理解されるだろう。当該ブロックチェーンネットワークのノードのうち、複数の異なるラジオ波オ操作システム内の装置が含まれる場合、取得される全ての動作ログファイルおよび操作ログファイルは、当該複数の異なるラジオ波オ操作システム内の目標装置の全ての動作ログファイルおよび操作ログファイルを含む。
【0071】
さらに、当該動作ログファイル及び操作ログファイルを登録されたブロックチェーンネットワークに保存するとき、合わせて当該動作ログファイル及び操作ログファイルが対応する目標装置の説明情報をブロックチェーンネットワークに保存する。ここで、当該目標装置の説明情報には、当該目標装置のモデル、ハードウェア構成などが含まれるが、これらに限定されない。これにより、分析時に当該説明情報に従って、異なるタイプの目標装置を分析することが容易になる。
【0072】
具体的には、全ての動作ログファイル及び操作ログファイルを分析することは、例えば、動作ログファイル内の警告ログ及び障害ログを分析することを含み、ここで、警告ログは、目標障害に導くことを分析するデータの一部である。上記の分析を通じて、ラジオ波操作システムで発生した障害の名前、発生時刻および発生した部品等を取得し、同じ障害を分類して統計し、プリセット統計時間に、同じ発生した部品で1つ以上の同じ障害がプリセット回数発生し、当該発生した部品を修理する必要があると判断し、対応するラジオ波操作システムのメンテナンスデータを出力し、当該メンテナンスデータには、メンテナンスすべき部品、当該部品が対応する装置、当該装置のカレントの位置情報、および当該装置の現在のオペレータが含まれる。
【0073】
操作ログファイル内の開始、一時停止、および終了ログを分析する。上記の分析により、ラジオ波操作システムは、ラジオ波操作を実行する過程で一時停止、早期終了などの情報を、ラジオ波操作結果が正常であることを確認する。停止や早期終了などの情報が発生した場合、ラジオ波操作結果に異常があり、良好な結果が得られないことが確認される。早期終了の決定は、プリセットのラジオ波操作プロセスの完了に必要な期間と比較することによって達成できる。
【0074】
本開示の実施形態では、リアルタイムで取得されるラジオ波操作システムで動作する目標装置の目標動作データおよびラジオ波操作データに応じて、当該動作ログをプリセットの第1分類に従って分類し当該目標装置の動作ログファイルに保存し、当該操作ログをプリセットの第2分類に従って分類し当該目標装置の操作ログファイルに保存し、その後、プリセット周期ごとに、当該動作ログファイルと当該操作ログファイルを取得して分析し、当該ラジオ波操作システムのメンテナンスデータと操作結果データを取得することで、ラジオ波操作システムの動作およびラジオ波操作データのログの生成、分類管理、および分析が実現される。当該ログ内容には当該システムの特定の動作データだけでなく、当該システムのラジオ波操作ログも含まれているため、ログファイルの参照性と関連性を向上させることができ、分類と定期的な分析を通じて、ログファイル管理のシステム効率や管理効率も向上させることができる。さらに、ブロックチェーンネットワークにログファイルを保存することで、ログファイル保存のセキュリティを向上させ、悪意のある改ざんを回避できる。
【0075】
図4を参照すると、本開示の一実施形態によって提供されるラジオ波操作ログの処理装置の構造の模式図である。説明のために、本開示の実施形態に関連する部分のみを示す。当該装置は、コンピュータ装置、または、コンピュータ装置に設置されるソフトウェアモジュールであってもよい。図4に示すように、当該装置は、データ収集モジュール401、ログ分類モジュール402、およびログ分析モジュール403を備える。
【0076】
データ取得モジュールと401は、ラジオ波操作システムで動作する目標装置の目標動作データおよびラジオ波操作データをリアルタイムで取得するためである。
【0077】
ログ分類モジュール402は、当該目標動作データに応じて動作ログを生成し、当該動作ログをプリセットの第1分類に従って分類し当該目標装置の動作ログファイルに保存し、並びに、当該ラジオ波操作データに応じて操作ログを生成し、当該操作ログをプリセットの第2分類に従って分類し当該目標装置の操作ログファイルに保存するためである。
【0078】
ログ分析モジュール403は、プリセット周期ごとに、当該動作ログファイルを取得して分析し、当該ラジオ波操作システムのメンテナンスデータを取得し、並びに、当該操作ログファイルを取得して分析し、当該ラジオ波操作システムの操作結果データを取得するためである。
【0079】
上記の各モジュールがそれぞれの機能を達成する具体的なプロセスは、図2および図3に示す実施形態における関連内容を参照できるので、ここでは繰り返さない。
【0080】
本開示の実施形態では、リアルタイムで取得されるラジオ波操作システムで動作する目標装置の目標動作データおよびラジオ波操作データに応じて、当該動作ログをプリセットの第1分類に従って分類し当該目標装置の動作ログファイルに保存し、当該操作ログをプリセットの第2分類に従って分類し当該目標装置の操作ログファイルに保存し、その後、プリセット周期ごとに、当該動作ログファイルと当該操作ログファイルを取得して分析し、当該ラジオ波操作システムのメンテナンスデータと操作結果データを取得することで、ラジオ波操作システムの動作およびラジオ波操作データのログの生成、分類管理、および分析が実現される。当該ログ内容には当該システムの特定の動作データだけでなく、当該システムのラジオ波操作ログも含まれているため、ログファイルの参照性と関連性を向上させることができ、分類と定期的な分析を通じて、ログファイル管理のシステム効率や管理効率も向上させることができる。
【0081】
図5を参照すると、本開示の別の一実施形態によって提供されるラジオ波操作ログの処理装置の構造の模式図である。説明のために、本開示の実施形態に関連する部分のみを示す。図4に示す実施形態との違いは、図5に示す通りである。
【0082】
オプションとして、当該第1分類には、イベントログ、警告ログ、および障害ログが含まれる。ログ分類モジュール402は、具体的には、当該動作ログをイベントログ、警告ログ、および障害ログに従って分類し、当該目標装置の動作ログファイルに保存するためである。
【0083】
ここで、当該イベントログには、通常の動作中に当該目標装置によってトリガーされたプリセット目標レベルに達したイベントの動作データが含まれる。
【0084】
当該警告ログには、プリセットの異常状態のあった時の当該目標装置の動作データが含まれる。
【0085】
当該障害ログには、障害のあった時の当該目標装置のデータが含まれる。
【0086】
オプションとして、当該第2分類には、開始ログ、一時停止ログ、および終了ログが含まれる。ログ分類モジュール402は、当該操作ログを開始ログ、一時停止ログ、および終了ログに従って分類し、当該目標装置の操作ログファイルに保存するためでもある。
【0087】
ここで、当該開始ログには、当該目標装置がラジオ波操作の実行を開始する時の操作パラメータデータと、温度および/またはインピーダンス収集装置によって取得されるラジオ波操作対象者の第1物理的特性データとが含まれる。
【0088】
当該一時停止ログには、当該目標装置がラジオ波操作の実行を一時停止する時の操作パラメータデータと、温度および/またはインピーダンス収集装置によって取得されるラジオ波操作対象者の第2物理的特性データとが含まれる。
【0089】
当該終了ログには、当該目標装置がラジオ波操作の実行を終了する時の操作パラメータデータと、温度および/またはインピーダンス収集装置によって取得されるラジオ波操作対象者の第3物理的特性データとが含まれる。
【0090】
任意選択で、当該動作ログファイルと当該操作ログファイルには、タイム・スタンプ・フィールド、タイプ・フィールド、およびコンテンツ・フィールドが含まれる。
【0091】
ここで、当該タイム・スタンプ・フィールドは、ログに対応する時点を格納するために使用され、当該タイプ・フィールドは、ログの分類情報を格納するために使用され、当該コンテンツ・フィールドは、当該目標動作データまたは当該ラジオ波操作データを格納するために使用される。
【0092】
オプションとして、当該時点は、プリセット時点との時間差である。
【0093】
オプションとして、当該装置はさらに、
当該動作ログファイルと当該操作ログファイルをファイル・アロケーション・テーブル・システムに保存するための第1記憶モジュール501を備える。
【0094】
任意選択で、当該装置はラジオ波操作システム内の装置であり、且つ当該装置はブロックチェーンネットワーク内のノードであり、当該装置はさらに、
プリセットのログ保存用スマートコントラクトを呼び出すことにより、当該動作ログファイル及び当該操作ログファイルが登録されたブロックチェーンネットワークに保存するための送信モジュール502と、
当該プリセット周期ごとに、当該ブロックチェーンネットワークから全ての当該動作ログファイル及び当該操作ログファイルを取得して分析し、当該メンテナンスデータ及び操作結果データを取得するためのログ分析モジュール403とを備える。
【0095】
オプションとして、当該装置はさらに、
当該ブロックチェーンネットワーク内の他のノードから送信されたログファイル保存要求を受信すると、当該ログ保存スマートコントラクトに従って、当該ログファイル保存要求が指定する動作ログファイル及び操作ログファイルをローカルに保存するための第2記憶モジュール503を備え、
送信モジュール502は、さらに当該ブロックチェーンネットワーク内の他のノードから送信されたログファイル照会要求を受信すると、当該ログ保存スマートコントラクトに従って、ログファイル照会要求が指定する動作ログファイルと操作ログファイルを含む応答情報を返すためでもある。
【0096】
上記の各モジュールがそれぞれの機能を達成する具体的なプロセスは、図2および図3に示す実施形態における関連内容を参照できるので、ここでは繰り返さない。
【0097】
本開示の実施形態では、リアルタイムで取得されるラジオ波操作システムで動作する目標装置の目標動作データおよびラジオ波操作データに応じて、当該動作ログをプリセットの第1分類に従って分類し当該目標装置の動作ログファイルに保存し、当該操作ログをプリセットの第2分類に従って分類し当該目標装置の操作ログファイルに保存し、その後、プリセット周期ごとに、当該動作ログファイルと当該操作ログファイルを取得して分析し、当該ラジオ波操作システムのメンテナンスデータと操作結果データを取得することで、ラジオ波操作システムの動作およびラジオ波操作データのログの生成、分類管理、および分析が実現される。当該ログ内容には当該システムの特定の動作データだけでなく、当該システムのラジオ波操作ログも含まれているため、ログファイルの参照性と関連性を向上させることができ、分類と定期的な分析を通じて、ログファイル管理のシステム効率や管理効率も向上させることができる。さらに、ブロックチェーンネットワークにログファイルを保存することで、ログファイル保存のセキュリティを向上させ、悪意のある改ざんを回避できる。
【0098】
図6を参照すると、本開示の一実施形態によって提供されるコンピュータ装置のハードウェアの構造の模式図である。図6に示すように、コンピュータ装置60は、ネットワークインターフェース61、プロセッサ62、メモリ63、メモリ63に格納されてプロセッサ62において実行されるコンピュータプログラム64、およびシステムバス65を備える。システムバス65は、ネットワークインターフェース61、プロセッサ62、およびメモリ63を接続するためである。プロセッサ62がコンピュータプログラム64を実行すると、図2に示すステップS201~S203のような、上述したラジオ波操作ログの処理方法の各実施形態におけるステップを実施する。
【0099】
ネットワークインターフェース61は、他のサーバと通信するためである。
【0100】
例示的に、プロセッサ62は、中央処理装置(Central Processing Unit,CPU)、または他の汎用プロセッサ、デジタル信号プロセッサ(Digital Signal Processor,DSP)、特定用途向け集積回路(Application Specific Integrated Circuit,ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(Field-Programmable Gate Array,FPGA)または他のプログラマブルロジックデバイス、ディスクリートゲートまたはトランジスタロジックデバイス、ディスクリートハードウェアコンポーネントなどであってもよい。汎用プロセッサは、マイクロプロセッサであってもよいし、当該プロセッサは、任意の従来のプロセッサなどであってもよい。
【0101】
例示的に、メモリ63は、例えば、ハードディスクドライブメモリ、非一時的メモリ、不揮発性メモリ(フラッシュメモリ、またはソリッドステートドライブを形成するための、電子的にプログラム可能な制限が削除されたメモリなど)、揮発性メモリ(静的または動的ランダムアクセスメモリなど)などであり、本開示の実施形態では限定されない。メモリ63は、コンピュータ装置60の内部メモリユニット、および外部記憶装置の両方を含んでもよい。メモリ63は、コンピュータプログラムおよびコンピュータ装置60に必要な他のプログラムおよびデータを格納するためである。メモリ63はまた、出力された、または出力されようとするデータを一時的に格納するためでもある。
【0102】
例示的に、コンピュータプログラム64は、1つまたは複数のモジュール/ユニットに分割することができ、前記1つまたは複数のモジュール/ユニットは、メモリ63に格納され、プロセッサ62に実行され、本発明を実施する。前記1つまたは複数のモジュール/ユニットは、特定の機能を実現することができる一連のコンピュータプログラム命令セグメントであってもよい。当該命令セグメントは、コンピュータ装置60におけるコンピュータプログラム64の実行プロセスを記述するためである。例えば、データ収集モジュール401、ログ分類モジュール402、およびログ分析モジュール403である。各モジュールの具体的な機能は以下の通りである。
【0103】
データ取得モジュールと401は、ラジオ波操作システムで動作する目標装置の目標動作データおよびラジオ波操作データをリアルタイムで取得するためである。
【0104】
ログ分類モジュール402は、当該目標動作データに応じて動作ログを生成し、当該動作ログをプリセットの第1分類に従って分類し当該目標装置の動作ログファイルに保存し、並びに、当該ラジオ波操作データに応じて操作ログを生成し、当該操作ログをプリセットの第2分類に従って分類し当該目標装置の操作ログファイルに保存するためである。
【0105】
ログ分析モジュール403は、プリセット周期ごとに、当該動作ログファイルを取得して分析し、当該ラジオ波操作システムのメンテナンスデータを取得し、並びに、当該操作ログファイルを取得して分析し、当該ラジオ波操作システムの操作結果データを取得するためである。
【0106】
オプションとして、コンピュータプログラム64は、例えば、第1メモリモジュール501、送信モジュール502および第2メモリモジュール503をさらに含む。
【0107】
上記の機能モジュールがそれぞれの機能を達成する具体的なプロセスは、図4および図5に示す実施形態における関連内容を参照できるので、ここでは繰り返さない。
【0108】
さらに、メモリ63はデバイスドライバも格納し、当該デバイスドライバはネットワークおよびインターフェースドライバであってもよい。
【0109】
当業者は、図6が本コンピュータ装置60の一例にすぎず、コンピュータ装置60に対する制限を構成せず、実際の応用では、図に示すものよりも多いまたは少ないコンポーネント、または特定のコンポーネントの組み合わせ、または異なるコンポーネントであってもよいことを理解することができる。例えば、コンピュータ装置60は、入出力デバイス(キーボード、マイク、カメラ、スピーカー、ディスプレイなど)を備えてもよい。
【0110】
さらに、本開示の実施形態は、非一時的なコンピュータ可読記憶媒体をさらに提供し、当該非一時的なコンピュータ可読記憶媒体は、上述の実施形態におけるサーバに配置されてもよい。当該非一時的なコンピュータ可読記憶媒体には、コンピュータプログラムが格納されており、当該コンピュータプログラムがプロセッサに実行されると、上記の図2および図3に示す実施形態に説明されるラジオ波操作ログの処理方法が実施される。
【0111】
図7を参照すると、本開示の一実施形態によって提供されるラジオ波操作ログの処理システムの構造の模式図である。図7に示すように、当該システムは、サーバ701と異なるラジオ波操作システムに属する複数のラジオ波操作制御装置702とを備える。
【0112】
サーバ701は、複数のラジオ波操作制御装置702をブロックチェーンネットワークにおけるノードとして登録するためである。
【0113】
ラジオ波操作制御装置702は、図2および図3に示す実施形態に提供されるラジオ波操作ログの処理方法を実現するためである。ラジオ波操作制御装置702は、当該ラジオ波操作ログの処理方法の具体的なプロセスを実施し、図2および図3に示す実施形態における関連内容を参照できるので、ここでは繰り返さない。
【0114】
オプションとして、図1に示すように、ラジオ波操作システムは、ラジオ波操作制御装置、注入ポンプ、中性電極、ラジオ波焼灼カテーテル、および物理的特性データ収集装置を備える。ここで、ラジオ波操作制御装置が主な制御装置であり、注入ポンプ、中性電極、ラジオ波焼灼カテーテル及び物理的特性データ収集装置は、ラジオ波操作制御装置と電気的に結合しており、ラジオ波操作制御装置のスレーブ装置である。
【0115】
本開示の実施形態では、リアルタイムで取得されるラジオ波操作システムで動作する目標装置の目標動作データおよびラジオ波操作データに応じて、当該動作ログをプリセットの第1分類に従って分類し当該目標装置の動作ログファイルに保存し、当該操作ログをプリセットの第2分類に従って分類し当該目標装置の操作ログファイルに保存し、その後、プリセット周期ごとに、当該動作ログファイルと当該操作ログファイルを取得して分析し、当該ラジオ波操作システムのメンテナンスデータと操作結果データを取得することで、ラジオ波操作システムの動作およびラジオ波操作データのログの生成、分類管理、および分析が実現される。当該ログ内容には当該システムの特定の動作データだけでなく、当該システムのラジオ波操作ログも含まれているため、ログファイルの参照性と関連性を向上させることができ、分類と定期的な分析を通じて、ログファイル管理のシステム効率や管理効率も向上させることができる。
【0116】
上記の実施形態において、各実施形態の説明はそれぞれが有する重点を有しているので、ある実施形態において詳細に説明または記載されていない部分は、他の実施形態の関連する説明を参照することができる。
【0117】
当業者は、本明細書に開示される実施形態を参照して説明される各例示のモジュール/ユニットおよびアルゴリズムのステップが、電子ハードウェア、またはコンピュータソフトウェアと電子ハードウェアの組み合わせによって実現できることを理解することができる。これらの機能がハードウェアで実行されるかソフトウェアで実行されるかは、技術的解決策の特定の応用と設計上の制約による。専門的な技術者は、特定の応用ごとに異なる方法を使用して、説明された機能を実現することができるが、そのような実現は、本開示の範囲を超えるものとみなされるべきではない。
【0118】
本開示で提供される実施形態では、開示される装置/端末および方法は、他の方法で実施され得ることが理解されるべきである。例えば、上記の装置/端末の実施形態は、単に例示的なものである。例えば、モジュールまたはユニットの分割は、論理機能の分割にすぎず、実際の実現では、他の分割方式があり得る。例えば、複数のユニット或いはコンポーネントが別のシステムに組み合わせ或いは集積することも、一部の特徴を無視するか、実現しないこともできる。さらに、表示または議論されている相互結合または直接結合または通信接続は、いくつかのインターフェース、装置、またはユニットを介した間接結合または通信接続であってもよく、電気的、機械的または他の形態であってもよい。
【0119】
個別のコンポーネントとして説明されたユニットは、物理的に分離されている場合とされていない場合があり、ユニットとして表示されるコンポーネントは、物理ユニットである場合とそうでない場合がある。つまり、1つの場所に配置されている場合と、複数のネットワークユニットに分散されている場合がある。ユニットのいくつかまたはすべては、実施形態の解決策の目的を達成するための実際のニーズに従って選択され得る。
【0120】
また、本開示の各実施形態による各機能ユニットは、1つの処理ユニットに集積されてもよいし、各ユニットが物理的に単独で存在してもよいし、2つ以上のユニットが1つのユニットに集積されてもよい。上記の集積ユニットは、ハードウェアまたはソフトウェア機能ユニットの形式で実現することができる。
【0121】
集積ユニットがソフトウェア機能ユニットの形式で実現され、独立した製品として販売または使用される場合、コンピュータ可読記憶媒体に保存できる。このような理解に基づいて、本発明は、実施形態における上述した方法における処理の全部または一部の流れを実施し、関連するハードウェアに指示するコンピュータプログラムによって完了することもできる。当該コンピュータプログラムはコンピュータ可読記憶媒体に格納されてもよく、当該コンピュータプログラムがプロセッサによって実行されると、上記の各方法実施形態のステップが実施される。ここで、コンピュータプログラムは、コンピュータプログラムコードを含み、コンピュータプログラムコードは、ソースコード、オブジェクトコード、実行可能ファイルまたは何らかの中間形式などの形式であってもよい。コンピュータ可読媒体には、コンピュータプログラムコードを運ぶことができる任意のエンティティ或いは装置、記録媒体、フラッシュディスク、リムーバブルハードディスク、磁気ディスク、光ディスク、コンピュータメモリ、読み取り専用メモリ(ROM,Read-Only Memory)、ランダムアクセスメモリ(RAM,Random Access Memory)、電気キャリア信号、通信信号、ソフトウェア配布メディアなどを含んでもよい。コンピュータ可読媒体に含まれるコンテンツは、法域における法律および特許慣行の要件に従って適切に増加または減少する可能性があることに注意する必要がある。例えば、一部の法域では、法律および特許慣行に従って、コンピュータ-可読媒体は電気キャリア信号と電気通信信号含まない。
【0122】
上記の実施形態は、制限ではなく、本開示の技術的解決策を説明するためにのみ使用されることに留意されたい。本開示は、上記の実施形態を参照して詳細に説明してきたが、当業者は、前述の実施形態に記載された技術的解決策を変更すること、または技術的特徴の一部に対して同等の置換を実行することは依然として可能であり、これらの変更または置換は、対応する技術的解決策の本質を本発明の各実施形態のコンセプトおよび範囲から逸脱させるものではなく、本発明の請求の範囲内にあることを理解すべきである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【国際調査報告】