IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ バイエル アクチェンゲゼルシャフトの特許一覧 ▶ ザ・ブロード・インスティテュート・インコーポレイテッドの特許一覧 ▶ デイナ ファーバー キャンサー インスティチュート,インコーポレイテッドの特許一覧

特表2024-508171肉腫の処置のための置換3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン
<>
  • 特表-肉腫の処置のための置換3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン 図1
  • 特表-肉腫の処置のための置換3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン 図2
  • 特表-肉腫の処置のための置換3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン 図3
  • 特表-肉腫の処置のための置換3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン 図4
  • 特表-肉腫の処置のための置換3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン 図5
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-22
(54)【発明の名称】肉腫の処置のための置換3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン
(51)【国際特許分類】
   A61K 31/5395 20060101AFI20240215BHJP
   A61P 35/00 20060101ALI20240215BHJP
   A61P 43/00 20060101ALI20240215BHJP
   A61K 45/00 20060101ALI20240215BHJP
   A61P 19/00 20060101ALI20240215BHJP
【FI】
A61K31/5395
A61P35/00
A61P43/00 121
A61K45/00
A61P19/00
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023553692
(86)(22)【出願日】2022-03-02
(85)【翻訳文提出日】2023-11-02
(86)【国際出願番号】 EP2022055211
(87)【国際公開番号】W WO2022184748
(87)【国際公開日】2022-09-09
(31)【優先権主張番号】63/156,193
(32)【優先日】2021-03-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】591063187
【氏名又は名称】バイエル アクチェンゲゼルシャフト
【氏名又は名称原語表記】Bayer Aktiengesellschaft
(71)【出願人】
【識別番号】515236259
【氏名又は名称】ザ・ブロード・インスティテュート・インコーポレイテッド
(71)【出願人】
【識別番号】399052796
【氏名又は名称】デイナ ファーバー キャンサー インスティチュート,インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100108453
【弁理士】
【氏名又は名称】村山 靖彦
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100133400
【弁理士】
【氏名又は名称】阿部 達彦
(72)【発明者】
【氏名】マルティン・ランゲ
(72)【発明者】
【氏名】シュテファン・カウルフース
(72)【発明者】
【氏名】シャルロッテ・クリスティーネ・コーピッツ
(72)【発明者】
【氏名】ハイディ・グロイリッヒ
(72)【発明者】
【氏名】シャオユン・ウ
(72)【発明者】
【氏名】マシュー・メイヤーソン
【テーマコード(参考)】
4C084
4C086
【Fターム(参考)】
4C084AA19
4C084NA05
4C084ZA961
4C084ZB261
4C084ZC751
4C086AA01
4C086AA02
4C086BC72
4C086GA13
4C086GA16
4C086MA01
4C086MA02
4C086MA04
4C086NA05
4C086NA14
4C086ZA96
4C086ZB26
4C086ZC75
(57)【要約】
本発明は、肉腫の処置を必要とする患者に一般式(I)
の化合物を単独で、または前記化合物を唯一の薬剤として含む医薬組成物もしくは組み合わせにおいて、または他の有効成分と組み合わせて投与するステップを含む、肉腫を処置する方法を提供し、式中、R1、R2、R3、およびR4は、本明細書で定義される通りである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
肉腫の成長または増殖を阻害する方法であって、肉腫を有する対象に一般式(I)
【化1】
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、およびC1~C3-ハロアルコキシ基から選択され、
R2は、水素原子およびハロゲン原子から選択され、
R3は、
場合により1個または2個の置換基で置換されたC1~C6-アルキル基(各置換基は、ヒドロキシ基、C1~C4-アルコキシ基、および3~7員ヘテロシクロアルキル基から独立して選択される)、
場合によりC1~C4-アルコキシ基で置換されたC2~C6-アルケニル基、
場合によりヒドロキシ基で置換されたC3~C9-シクロアルキル基、
場合によりヒドロキシ基で置換されたC5~C9-シクロアルケニル基、
-O-、-S-、-S(O)-、S(O)2、および-NR9-から独立して選択される1、2、または3個のヘテロ原子を含む3~9員ヘテロシクロアルキル基であって、
-O-、-NR9-、-CH2-、-CH2-CH2-、-O-CH2-、-CH2-O-、-NR9-CH2-、および-CH2-NR9-から選択される架橋基を場合によりさらに含み、
場合により1、2、または3個の置換基で置換された、3~9員ヘテロシクロアルキル基(各置換基は、
ハロゲン原子、
オキソ(=O)基、
シアノ基、
ヒドロキシ基、
場合によりヒドロキシ基でさらに置換されたC1~C3-アルキル基、
C1~C3-ハロアルキル基、
C1~C3-アルコキシ基、
C1~C3-ハロアルコキシ基、
C(O)NR5R6基、
およびNR5R6基から独立して選択される)、
部分不飽和の、場合により1、2、または3個の置換基で置換された、5~9員ヘテロシクロアルキル基(各置換基は、オキソ基(=O)、C1~C3-アルキル基、-C(O)R5R6基、およびハロゲン原子から独立して選択される)、
場合により1、2、3、または4個の置換基で置換されたアリール基(各置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、C1~C3-アルコキシ基、C1~C3-ハロアルコキシ基、およびNR5R6基から独立して選択される)、
場合により1、2、または3個の置換基で置換された単環式または二環式ヘテロアリール基(各置換基は、ハロゲン原子、C1~C3-アルキル基、シアノ基、C1~C3-ハロアルキル基、C1~C3-ヒドロキシアルキル基、C1~C3-アルコキシ基、ヒドロキシ基、およびNR5R6基から独立して選択され、ただし、前記単環式ヘテロアリール基は4-ピリジルではない)、
およびNR7R8
から選択され、
R4は、水素原子およびC1~C3-アルキル基から選択され、
R5/R6は、水素原子、C1~C6-アルキル基、-C1~C5-アルキレン-O-C1~C5-アルキル基、-C1~C5-アルキレン-S-C1~C5-アルキル基、C3~C6-シクロアルキル基、およびC3~C5-ヘテロシクロアルキル基から独立して選択され、
R7/R8は、水素原子(ただし、R7=R8=水素は除く)、
C1~C6-アルキル基
(これは場合により1、2、3、または4個の置換基で置換されており、前記置換基は、
ハロゲン原子、
シアノ基、
ヒドロキシ基、
C(O)NR5R6基、
NR5R6基、
C1~C3-アルコキシ基、
場合により1個または2個の置換基で置換されたC3~C7-シクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基、オキソ(=O)基、ヒドロキシ基、およびC1~C3-ヒドロキシアルキル基から独立して選択される)、
それ自体が場合によりC1~C3-アルキル基またはオキソ(=O)基で置換された3~7員ヘテロシクロアルキル基、
それ自体が場合によりC1~C3-アルキル基で置換されたヘテロアリール基から独立して選択される)、
-C1~C5-アルキレン-O-C1~C5-アルキル基、
-C1~C5-アルキレン-S-C1~C5-アルキル基、
-C1~C5-アルキレン-NR5-C1~C5-アルキル基、
場合によりヒドロキシ基で置換されたC3~C6-シクロアルキル基、および
場合により1個または2個の置換基で置換された3~6員ヘテロシクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基およびヒドロキシ基から独立して選択される)
から独立して選択され、
R9は、水素原子またはC1~C3-アルキル基または結合である、
方法。
【請求項2】
R1が、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、およびC1~C3-ハロアルコキシ基から選択され、
R2が、水素原子およびハロゲン原子から選択され、
R3が、
ヒドロキシ基、C1~C4-アルコキシ基、および3~7員ヘテロシクロアルキル基から選択される置換基で場合により置換されたC1~C6-アルキル基、
場合によりC1~C4-アルコキシ基で置換されたC2~C6-アルケニル基、
場合によりヒドロキシ基で置換されたC3~C7-シクロアルキル基、
場合によりヒドロキシ基で置換されたC5~C7-シクロアルケニル基、
-O-、S(O)2、および-NR9-から独立して選択される1個または2個のヘテロ原子を含む3~7員ヘテロシクロアルキル基であって、
場合により1個または2個の置換基で置換された、3~7員ヘテロシクロアルキル基(各置換基は、
ハロゲン原子、
シアノ基、
ヒドロキシ基、
場合によりヒドロキシ基でさらに置換されたC1~C3-アルキル基、
C1~C3-アルコキシ基、
C(O)NR5R6基、および
NR5R6基から独立して選択される)、
-O-、-S-、および-NR9-から選択されるヘテロ原子を含む5~7員ヘテロシクロアルキル基であって、部分不飽和であり、C1~C3-アルキル基およびハロゲン原子から選択される置換基で場合により置換された、5~7員ヘテロシクロアルキル基、
場合により1、2、または3個の置換基で置換されたアリール基(各置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、C1~C3-アルコキシ基、およびNR5R6基から独立して選択される)、
場合により置換基で置換された単環式または二環式ヘテロアリール基(該置換基は、ハロゲン原子、C1~C3-アルキル基、シアノ基、C1~C3-ハロアルキル基、C1~C3-アルコキシ基、およびNR5R6基から選択され、ただし、前記単環式ヘテロアリール基はピリジン-4-イル基ではない)、
およびNR7R8
から選択され、
R4が、水素原子およびC1~C3-アルキル基から選択され、
R5/R6が、水素原子およびC1~C6-アルキル基から独立して選択され、
R7/R8が、
水素原子(ただし、R7=R8=水素は除く)、
C1~C6-アルキル基(これは場合により1、2、3、または4個の置換基で置換されており、前記置換基は、
ハロゲン原子、
シアノ基、
ヒドロキシ基、
C(O)NR5R6基、
NR5R6基、
C1~C3-アルコキシ基、
場合により1個または2個の置換基でさらに置換されたC3~C7-シクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基、オキソ(=O)基、ヒドロキシ基、およびC1~C3-ヒドロキシアルキル基から独立して選択される)、
-О-および-NR9-から独立して選択される1、2、または3個のヘテロ原子を含む3~7員ヘテロシクロアルキル基であって、場合によりC1~C3-アルキル基でさらに置換された、3~7員ヘテロシクロアルキル基、
場合によりC1~C3-アルキル基でさらに置換されたヘテロアリール基から独立して選択される)、
場合によりヒドロキシ基またはC1~C3-アルキル基で置換されたC3~C7-シクロアルキル基、および
場合により1個または2個の置換基で置換された3~6員ヘテロシクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基およびヒドロキシ基から独立して選択される)
から独立して選択され、
R9が、水素原子またはC1~C3-アルキル基または結合である、
請求項1に記載の処置方法。
【請求項3】
R1が、水素原子、ハロゲン原子、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、およびC1~C3-ハロアルコキシ基から選択され、
R2が、水素原子およびハロゲン原子から選択され、
R3が、
ヒドロキシ基、C1~C4-アルコキシ基、および3~7員ヘテロシクロアルキル基から選択される置換基で場合により置換されたC1~C6-アルキル基、
場合によりC1~C4-アルコキシ基で置換されたC2~C6-アルケニル基、
場合によりヒドロキシ基で置換されたC3~C7-シクロアルキル基、
C5~C7-シクロアルケニル基、
-O-および-NR9-から独立して選択される1個または2個のヘテロ原子を含む3~7員ヘテロシクロアルキル基であって、
場合により1個または2個の置換基でさらに置換された、3~7員ヘテロシクロアルキル基(各置換基は、
ハロゲン原子、
シアノ基、
ヒドロキシ基、
場合によりヒドロキシ基でさらに置換されたC1~C3-アルキル基、
C1~C3-アルコキシ基、および
C(О)NR5R6基から独立して選択される)、
-O-および-NR9-から選択されるヘテロ原子を含む5~7員ヘテロシクロアルキル基であって、部分不飽和であり、C1~C3-アルキル基およびハロゲン原子から選択される置換基で場合により置換された、5~7員ヘテロシクロアルキル基、
場合により1、2、または3個の置換基で置換されたアリール基(各置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、およびNR5R6基から独立して選択される)、
場合により置換基で置換された単環式または二環式ヘテロアリール基(該置換基は、ハロゲン原子、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、C1~C3-アルコキシ基、およびNR5R6基から選択され、ただし、前記単環式ヘテロアリール基はピリジン-4-イル基ではない)、
およびNR7R8
から選択され、
R4が、水素原子およびC1~C3-アルキル基から選択され、
R5/R6が、水素原子およびC1~C6-アルキル基から独立して選択され、
R7/R8が、
水素原子(ただし、R7=R8=水素は除く)、
C1~C6-アルキル基(これは場合により1、2、3、または4個の置換基で置換されており、前記置換基は、
ハロゲン原子、
シアノ基、
ヒドロキシ基、
NR5R6基、
C1~C3-アルコキシ基、
場合により1個または2個の置換基でさらに置換されたC3~C7-シクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基、オキソ(=O)基、ヒドロキシ基、およびC1~C3-ヒドロキシアルキル基から独立して選択される)、
-О-および-NR9-から独立して選択される1、2、または3個のヘテロ原子を含む3~7員ヘテロシクロアルキル基であって、場合によりC1~C3-アルキル基でさらに置換された、3~7員ヘテロシクロアルキル基、
場合によりC1~C3-アルキル基でさらに置換されたヘテロアリール基から独立して選択される)、
場合によりヒドロキシ基またはC1~C3-アルキル基で置換されたC3~C7-シクロアルキル基、および
場合により1個または2個の置換基で置換された3~6員ヘテロシクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基およびヒドロキシ基から独立して選択される)
から独立して選択され、
R9が、水素原子またはC1~C3-アルキル基または結合である、
請求項1に記載の処置方法。
【請求項4】
R1が、水素原子、ハロゲン原子、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、およびC1~C3-ハロアルコキシ基から選択され、
R2が、水素原子およびハロゲン原子から選択され、
R3が、
ヒドロキシ基、C1~C4-アルコキシ基、および3~7員ヘテロシクロアルキル基から選択される置換基で場合により置換されたC1~C6-アルキル基、
場合によりC1~C4-アルコキシ基で置換されたC2~C6-アルケニル基、
場合によりヒドロキシ基で置換されたC4~C6-シクロアルキル基、
C5~C7-シクロアルケニル基、
-O-および-NR9-から独立して選択される1個または2個のヘテロ原子を含む3~6員ヘテロシクロアルキル基であって、
場合により1個または2個の置換基でさらに置換された、3~6員ヘテロシクロアルキル基(各置換基は、
ハロゲン原子、
シアノ基、
ヒドロキシ基、
場合によりヒドロキシ基でさらに置換されたC1~C3-アルキル基から独立して選択される)、
-O-および-NR9-から選択されるヘテロ原子を含む5~6員ヘテロシクロアルキル基であって、部分不飽和であり、C1~C3-アルキル基およびハロゲン原子から選択される置換基で場合により置換された、5~6員ヘテロシクロアルキル基、
場合により1個または2個の置換基で置換されたアリール基(各置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、およびNR5R6基から独立して選択される)、
場合により置換基で置換された単環式または二環式ヘテロアリール基(該置換基は、ハロゲン原子、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、C1~C3-アルコキシ基、およびNR5R6基から選択され、ただし、前記単環式ヘテロアリール基はピリジン-4-イル基ではない)、
およびNR7R8
から選択され、
R4が、水素原子およびC1~C3-アルキル基から選択され、
R5/R6が、水素原子およびC1~C6-アルキル基から独立して選択され、
R7/R8が、
水素原子(ただし、R7=R8=水素は除く)、
C1~C6-アルキル基(これは場合により1、2、3、または4個の置換基で置換されており、前記置換基は、
ハロゲン原子、
ヒドロキシ基、
C1~C3-アルコキシ基、
場合により1個または2個の置換基でさらに置換されたC3~C6-シクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基およびC1~C3-ヒドロキシアルキル基から独立して選択される)、
-О-および-NR9-から独立して選択される1、2、または3個のヘテロ原子を含む4~6員ヘテロシクロアルキル基であって、場合によりC1~C3-アルキル基でさらに置換された4~6員ヘテロシクロアルキル基、
場合によりC1~C3-アルキル基でさらに置換されたヘテロアリール基から独立して選択される)、
場合によりヒドロキシ基またはC1~C3-アルキル基で置換されたC3~C6-シクロアルキル基、
場合により1個または2個の置換基で置換された3~6員ヘテロシクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基およびヒドロキシ基から独立して選択される)
から独立して選択され、
R9が、水素原子またはC1~C3-アルキル基または結合である、
請求項1に記載の処置方法。
【請求項5】
R1が、水素原子、ハロゲン原子、C1~C3-アルキル基、およびC1~C3-ハロアルキル基から選択され、
R2が、水素原子およびハロゲン原子から選択され、
R3が、
場合により1個または2個の置換基で置換されたC1~C6-アルキル基(各置換基は、ヒドロキシ基、C1~C4-アルコキシ基、および3~7員ヘテロシクロアルキル基から独立して選択される)、
場合によりC1~C3-アルコキシ基で置換されたC2~C6-アルケニル基、
場合によりヒドロキシ基で置換されたC3~C7-シクロアルキル基、
場合によりヒドロキシ基で置換されたC5~C6-シクロアルケニル基、
-O-および-NR9-から独立して選択される1、2、または3個のヘテロ原子を含む3~6員ヘテロシクロアルキル基であって、
場合により1、2、または3個の置換基で置換された、3~6員ヘテロシクロアルキル基(各置換基は、
ハロゲン原子、
オキソ(=О)基、
シアノ基、
ヒドロキシ基、
場合によりヒドロキシ基でさらに置換されたC1~C3-アルキル基から独立して選択される)、
部分不飽和の、場合により1個または2個の置換基で置換された、5~7員ヘテロシクロアルキル基(各置換基は、C1~C3-アルキル基およびハロゲン原子から独立して選択される)、
場合により1、2、3、または4個の置換基で置換されたアリール基(各置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、C1~C3-アルコキシ基、C1~C3-ハロアルコキシ基、およびNR5R6基から独立して選択される)、
場合により1個または2個の置換基で置換された単環式または二環式ヘテロアリール基(各置換基は、ハロゲン原子、C1~C3-アルキル基、シアノ基、C1~C3-ハロアルキル基、C1~C3-アルコキシ基、ヒドロキシ基、およびNR5R6基から独立して選択され、ただし、前記単環式ヘテロアリール基はピリジン-4-イル基ではない)、
およびNR7R8
から選択され、
R4が、水素原子およびC1~C3-アルキル基から選択され、
R5/R6が、水素原子およびC1~C6-アルキル基から独立して選択され、
R7/R8が、
水素原子(ただし、R7=R8=水素は除く)、
C1~C6-アルキル基
(これは場合により1、2、3、または4個の置換基で置換されており、前記置換基は、
ハロゲン原子、
シアノ基、
ヒドロキシ基、
C1~C3-アルコキシ基、
場合により1個または2個の置換基で置換されたC3~C7-シクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基、ヒドロキシ基、およびC1~C3-ヒドロキシアルキル基から独立して選択される)、
それ自体が場合によりC1~C3-アルキル基で置換された3~7員ヘテロシクロアルキル基、
および場合によりC1~C3-アルキル基でさらに置換されたヘテロアリール基から独立して選択される)、
場合によりヒドロキシ基で置換されたC3~C6-シクロアルキル基、および
場合により1個または2個の置換基で置換された3~6員ヘテロシクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基およびヒドロキシ基から独立して選択される)
から独立して選択され、
R9が、水素原子またはC1~C3-アルキル基または結合である、
請求項1に記載の処置方法。
【請求項6】
R1が、水素原子、ハロゲン原子、C1~C3-アルキル基、およびC1~C3-ハロアルキル基から選択され、
R2が、水素原子およびハロゲン原子から選択され、
R3が、
-O-および-NR9-から独立して選択される1個または2個のヘテロ原子を含む3~6員ヘテロシクロアルキル基であって、
場合により1個または2個の置換基でさらに置換された、3~6員ヘテロシクロアルキル基(各置換基は、
ハロゲン原子、
ヒドロキシ基、
および場合によりヒドロキシ基でさらに置換されたC1~C3-アルキル基から独立して選択される)、
場合により1個または2個の置換基で置換されたアリール基(各置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、およびC1~C3-ハロアルキル基から独立して選択される)、
場合により置換基で置換された単環式または二環式ヘテロアリール基(該置換基は、ハロゲン原子、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、およびNR5R6基から選択され、ただし、前記単環式ヘテロアリール基はピリジン-4-イル基ではない)、
およびNR7R8
から選択され、
R4が、水素原子およびC1~C3-アルキル基から選択され、
R5/R6が、水素原子およびC1~C3-アルキル基から独立して選択され、
R7/R8が、
水素原子(ただし、R7=R8=水素は除く)、
C1~C6-アルキル基(これは場合により1、2、3、または4個の置換基で置換されており、前記置換基は、
ハロゲン原子、
ヒドロキシ基、
C1~C3-アルコキシ基、
場合により1個または2個の置換基でさらに置換されたC3~C5-シクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基およびC1~C3-ヒドロキシアルキル基から独立して選択される)、
-О-および-NR9-から独立して選択される1個または2個のヘテロ原子を含む5~6員ヘテロシクロアルキル基であって、場合によりC1~C3-アルキル基でさらに置換された、5~6員ヘテロシクロアルキル基、
場合によりC1~C3-アルキル基でさらに置換されたヘテロアリール基から独立して選択される)、
場合によりヒドロキシ基またはC1~C3-アルキル基で置換されたC3~C6-シクロアルキル基、
場合により1個または2個の置換基で置換された4~5員ヘテロシクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基およびヒドロキシ基から独立して選択される)
から独立して選択され、
R9が、水素原子またはC1~C3-アルキル基または結合である、
請求項1に記載の処置方法。
【請求項7】
R1が、C1~C3-アルキル基(例えば、CH3基)、C1~C3-ハロアルキル基(例えば、CF3基)、およびハロゲン(例えば、フッ素原子)から選択され、
R2が、水素原子であり、
R3が、
場合によりC1~C4-アルコキシ基(例えば、メトキシ基)で置換されたC1~C6-アルキル基、
-O-および-NR9-から独立して選択される1個または2個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクロアルキル基であって、
場合により1個または2個の置換基でさらに置換された、6員ヘテロシクロアルキル基(各置換基は、
ハロゲン原子およびC1~C3-アルキル基から独立して選択される)、
ハロゲン原子またはC1~C3-ハロアルキル基から選択される1個または2個の置換基で置換されたフェニル基、
C1~C3-ハロアルキル基から選択される置換基で置換された単環式5員ヘテロアリール基
から選択され、
R4が、水素原子およびC1~C3-アルキル基(例えば、メチル基)から選択され、
R9が、結合またはC1~C3-アルキル基(例えば、メチル)である、
請求項1に記載の処置方法。
【請求項8】
R1が、CF3およびフッ素原子から選択され、
R2が、水素原子であり、
R3が、
ハロゲン原子およびC1~C3-ハロアルキル基から選択される置換基で場合により置換されたアリール基、
C1~C3-ハロアルキル基およびNR5R6基から選択される置換基で置換された単環式ヘテロアリール基、
およびNR7R8
から選択され、
R4が、水素原子およびメチル基から選択され、
R5/R6が、水素原子およびメチル基から独立して選択され、
R7/R8が、
水素原子(ただし、R7=R8=水素は除く)、
C1~C3-アルキル基(これは場合により1、2、または4個の置換基で置換されており、前記置換基は、
ハロゲン原子、ヒドロキシ基、およびメトキシ基から独立して選択される)
から独立して選択される、
請求項1に記載の処置方法。
【請求項9】
R1が、CH3基、CF3基、およびフッ素原子から選択され、
R2が、水素原子であり、
R3が、
ハロゲン原子、
場合によりメトキシ基で置換されたC1~C6-アルキル基、
-O-および-NR9-から独立して選択される1個または2個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクロアルキル基であって、
場合により1個または2個の置換基でさらに置換された、6員ヘテロシクロアルキル基(各置換基は、
ハロゲン原子およびC1~C3-アルキル基から独立して選択される)、
ハロゲン原子またはC1~C3-ハロアルキル基から選択される1個または2個の置換基で置換されたフェニル基、
C1~C3-ハロアルキル基から選択される置換基で置換された単環式5員ヘテロアリール基
から選択され、
R4が、水素原子およびメチル基から選択され、
R9が、C1~C3-アルキル基である、
請求項1に記載の処置方法。
【請求項10】
一般式(I)の前記化合物が、
5-[4-(4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(モルホリン-4-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(4-フルオロ-4-メチルピペリジン-1-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(4-フルオロピペリジン-1-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(4’-フルオロ-2-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(3’,4’-ジフルオロ-2-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(4’-フルオロ-2,2’-ジメチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-3-メチルフェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-メチル-4-(1H-ピラゾール-4-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-メチル-4-(6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-メチル-4-(ピリジン-3-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-メチル-4-(ピリミジン-5-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(3’-フルオロ-2-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-6-メチル-5-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-5-[3,5-ジフルオロ-4-(モルホリン-4-イル)フェニル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-5-{3,5-ジフルオロ-4-[(2S)-2-メチルモルホリン-4-イル]フェニル}-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-5-(4-ブロモフェニル)-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン
(rac)-6-メチル-5-[4-(モルホリン-4-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3,5-ジフルオロ-4-(モルホリン-4-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
2-(モルホリン-4-イル)-5-(2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル)ベンゾニトリル、
3-クロロ-2-(モルホリン-4-イル)-5-(2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル)ベンゾニトリル、
5-{4-[2,6-ジメチルモルホリン-4-イル]-3-フルオロフェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-(3-フルオロ-4-モルホリノフェニル)-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-(3,5-ジフルオロ-4-モルホリノフェニル)-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-メチル-4-(2-メチルピリミジン-5-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-メチル-4-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,4’-ジフルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-クロロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(6-メチルピリジン-3-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(ピリジン-3-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-アミノ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3’-ヒドロキシ-4’-メチル-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{3-(トリフルオロメチル)-4-[6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-フルオロ-3’-ヒドロキシ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[5’-アミノ-2’,4’-ジフルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-アミノ-3’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(6-アミノピリジン-3-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3’-アミノ-4’-クロロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3’-アミノ-4’-メチル-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3’-アミノ-2’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-アミノ-2’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(3-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(1H-インダゾール-6-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(5-フルオロ-6-メチルピリジン-3-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(1,2-チアゾール-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
1-メチル-5-[4-(2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル)-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-1H-ピロール-2-カルボニトリル、
5-[2,4’-ビス(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(2-メトキシ-6-メチルピリジン-3-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-(メチルアミノ)-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3’-アミノ-4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-フルオロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3’,4’,5’-トリフルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[2’,5’-ジフルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3’-アミノ-4’-フルオロ-2-(トリフルオロメトキシ)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3’,4’-ジフルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(1H-インドール-6-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(2-メチルプロパ-1-エン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[2’,3’-ジフルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(モルホリン-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(ブチルアミノ)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(エチルアミノ)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(トリフルオロメトキシ)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(プロピルアミノ)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(6-メチルピリジン-3-イル)-3-(トリフルオロメトキシ)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-クロロ-2-(トリフルオロメトキシ)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(アゼチジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(1-メチル-1H-ベンズイミダゾール-6-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(ペンチルアミノ)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメトキシ)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(3-メチルピリジン-4-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(2-メチルピリジン-4-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(4’-アミノ-2-フルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2-フルオロ-2’-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2’-クロロ-2,4’-ジフルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(シクロペンタ-1-エン-1-イル)-3-フルオロフェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2’-エチル-2-フルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(6-メトキシピリジン-3-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,4’-ジフルオロ-3’-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2-フルオロ-3’-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2-フルオロ-4’-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2-フルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(2-アミノピリジン-4-イル)-3-フルオロフェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(3’-アミノ-2-フルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-(ジフルオロメチル)-2-フルオロビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(ピリジン-4-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(2-メチルピリミジン-5-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(2-メトキシピリジン-4-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(2-メチルピリジン-3-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(6-メチルピリジン-3-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,2’,4’,5’-テトラフルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,2’,3’,4’-テトラフルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,2’,5’-トリフルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
2’-フルオロ-4’-(2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル)ビフェニル-4-カルボニトリル、
5-(2’-アミノ-2-フルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(3’-アミノ-2-フルオロ-4’-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2-フルオロ-3’-ヒドロキシビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2-フルオロ-4’-ヒドロキシビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2-フルオロ-2’-ヒドロキシビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,3’,4’-トリフルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(ピリジン-3-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,2’,3’-トリフルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,3’,5’-トリフルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,2’,4’-トリフルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2-フルオロ-2’,4’-ジメチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,3’-ジフルオロ-4’-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,2’-ジフルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,2’,6’-トリフルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2-フルオロ-2’-メトキシビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,3’-ジフルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(4-メチルピリジン-3-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-5-(3-フルオロ-4-モルホリノフェニル)-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-[4-(モルホリン-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-(-[(3-クロロ-4-(モルホリン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェニル)-)]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-(-[(4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-)]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-(-[(4-フルオロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-)]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-クロロ-3-(トリフルオロメトキシ)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(4-クロロ-3-メチルフェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-6-メチル-5-(4-モルホリノ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[1-メチル-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(3,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(3,5-ジメチル-1,2-オキサゾール-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{3-(トリフルオロメチル)-4-[3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(1-エチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[シクロペンチル(メチル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(1-メチル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[ブチル(メチル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(シクロペンチルアミノ)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(シクロペンチルアミノ)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-メチル-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[3-メトキシプロパ-1-エン-1-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-5-[4’-ヒドロキシ-2-(トリフルオロメチル)-2’,3’,4’,5’-テトラヒドロ[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(5,6-ジヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[3,3-ジメチルブタ-1-エン-1-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{3-(トリフルオロメチル)-4-[5-(トリフルオロメチル)チオフェン-3-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(プロパ-1-エン-2-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(1-ベンゾチオフェン-2-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(2,5-ジヒドロフラン-3-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(シクロペンタ-1-エン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(1-エチル-1H-イミダゾール-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
3-メチル-5-[4-(2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル)-2-(トリフルオロメチル)フェニル]チオフェン-2-カルボニトリル、
5-{4-[1-(プロパン-2-イル)-1H-ピラゾール-4-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-5-[4-(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-エン-2-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[2’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{3-(トリフルオロメチル)-4-[5-(トリフルオロメチル)チオフェン-2-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(5-メチルピリジン-2-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(5-フルオロピリジン-2-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(5-クロロピリジン-2-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(ピリジン-2-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[2’-(ジフルオロメチル)-2-フルオロ[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,4’-ジフルオロ-2’-メチル[1,1’-ビフェニル]-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
2’-フルオロ-2-メチル-4’-(2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル)[1,1’-ビフェニル]-4-カルボニトリル、
5-[4-(2-メチルプロパ-1-エン-1-イル)-3-(トリフルオロメトキシ)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[4-(2-アミノピリジン-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-[4-(ピリジン-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-[4-(6-メチルピリジン-3-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[2’-フルオロ-4’-メチル-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-[2’,4’,5’-トリフルオロ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-[2’,3’,4’-トリフルオロ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[2’,5’-ジフルオロ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
4’-[(6S)-6-メチル-2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル]-2’-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-2-カルボニトリル、
(6S)-5-[4-(1H-インドール-5-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[4’-ヒドロキシ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[3’-ヒドロキシ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[3’-アミノ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[2’,4’-ジフルオロ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[3’-フルオロ-4’-メチル-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[2’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[2’-メトキシ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[3’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-[4-(4-メチルピリジン-3-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-[4-(3-メチルピリジン-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-[4-(2-メチルピリジン-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[4-(1H-インドール-6-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[4-(6-メトキシピリジン-3-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[4’-メトキシ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-[4’-メチル-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-{4-[1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]-3-(トリフルオロメチル)-フェニル}-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]-3-(トリフルオロメチル)-フェニル}-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]-3-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{3-(ジフルオロメチル)-4-[1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-{4-[(モルホリン-4-イル)メチル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(モルホリン-4-イル)メチル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[2-(ジフルオロメチル)-4’-フルオロ[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-クロロ-2-(ジフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-(ジフルオロメチル)-4-(6-メチルピリジン-3-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(シクロペンタ-1-エン-1-イル)-3-(ジフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-(ジフルオロメチル)-4-(1H-ピラゾール-4-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(3-ヒドロキシ-3-メチルアゼチジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-5-[4-{[3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(オキサン-4-イル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(シス/トランス)-3-ヒドロキシシクロブチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(rac)-2,4-ジメチルアゼチジン-1-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(シスまたはトランス)-2,4-ジメチルアゼチジン-1-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[3,3,3-トリフルオロ-2(S)-ヒドロキシプロピル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(トランス)-4-ヒドロキシシクロヘキシル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(シクロプロピルメチル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(3-メチルオキセタン-3-イル)メチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
-{4-[(3-メトキシプロピル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-({[(rac)-オキソラン-2-イル]メチル}アミノ)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[2(R)-2-ヒドロキシプロピル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(3R)-3-ヒドロキシブチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(2S)-2-ヒドロキシプロピル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(1-ヒドロキシシクロブチル)メチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(3-メチルブチル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(2-メチルプロピル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(2-メトキシエチル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[エチル(メチル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(tert-ブチルアミノ)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-({[(2R)-オキソラン-2-イル]メチル}アミノ)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(ピラジン-2-イル)メチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(2S)-1-ヒドロキシブタン-2-イル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン(ラセミ混合物)、
(rac)-1-[4-(2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル)-2-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン-3-カルボキサミド、
5-{4-[(3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(1R,2R,4R)-ビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(3S)-3-ヒドロキシピロリジン-1-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-5-{4-[(2-ヒドロキシ-3-メトキシプロピル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)メチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(1H-ピラゾール-3-イル)メチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[2-(1H-ピラゾール-1-イル)エチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
1-[4-(2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル)-2-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン-4-カルボニトリル、
(rac)-5-{4-[(1-シクロプロピルエチル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-5-{4-[(2-エトキシプロピル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン
(rac)-5-{4-[(2-メトキシプロピル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン
5-[4-(3-エトキシアゼチジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(ピリミジン-2-イル)メチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(オキソラン-3-イル)メチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン(ラセミ混合物)、
5-[4-{[(2S)-4-ヒドロキシブタン-2-イル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-5-[4-{[(6-オキソピペリジン-3-イル)メチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-5-[4-{[(2,2-ジメチルシクロプロピル)メチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-({[1-(ヒドロキシメチル)シクロブチル]メチル}アミノ)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(2S)-2-(ヒドロキシメチル)アゼチジン-1-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
3-メチル-1-[4-(2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル)-2-(トリフルオロメチル)フェニル]アゼチジン-3-カルボニトリル、
5-[4-(3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(4-エチル-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
4-[4-(2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル)-2-(トリフルオロメチル)アニリノ]ブタンニトリル、
6-[4-(2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル)-2-(トリフルオロ-メチル)フェニル]-2λ6-チア-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2,2-ジオン、
N2-[4-(2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル)-2-(トリフルオロメチル)フェニル]グリシンアミド、
5-{4-[(3R)-3-ヒドロキシピロリジン-1-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(2-メトキシ-2-メチルプロピル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン
5-[4-({[(2S)-オキソラン-2-イル]メチル}アミノ)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(2-エトキシエチル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(1S,2R)-2-ヒドロキシシクロペンチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(オキセタン-3-イル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{3-(ジフルオロメチル)-4-[1-(プロパン-2-イル)-1H-ピラゾール-4-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(モルホリン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-{3-(トリフルオロメチル)-4-[3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-1-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-{3-(トリフルオロメチル)-4-[4-(トリフルオロメチル)-1H-イミダゾール-1-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(3-メトキシプロピル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(2-メチルプロピル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(3,3-ジメチルブチル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(プロパン-2-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-5-{4-[オキサン-3-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(トランス)-5-{4-[4-ヒドロキシシクロヘキシル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン(トランス異性体)、
(シス)-5-{4-[4-ヒドロキシシクロヘキシル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(2-アミノエチル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン-塩酸との塩、
5-{4-[1-アミノ-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-イル]-3-(トリフルオロメチル)-フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン-塩酸との塩、
5-[4-(メチルアミノ)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-[4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[4-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、および
(6S)-5-[4-(3-ヒドロキシ-3-メチルアゼチジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)-フェニル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン
またはそれらの立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物の群から選択される、請求項1に記載の処置方法。
【請求項11】
前記化合物が、
5-[4-(4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(モルホリン-4-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(4’-フルオロ-2-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(3’,4’-ジフルオロ-2-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-(ジフルオロメチル)-2-フルオロ[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-メチル-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン
(6S)-6-メチル-5-{3-(トリフルオロメチル)-4-[3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-1-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(3-メトキシプロピル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(3,3-ジメチルブチル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、および
(6S)-6-メチル-5-[4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
またはそれらの立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物の群から選択される、請求項9に記載の処置方法。
【請求項12】
前記化合物が、
(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-{3-(トリフルオロメチル)-4-[3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-1-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
またはそれらの立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物の群から選択される、請求項9に記載の方法。
【請求項13】
前記化合物が、
(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物である、請求項9に記載の方法。
【請求項14】
該請求項に記載される前記化合物が、1種以上の薬学的に許容される賦形剤と共に医薬組成物に含まれる、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
前記化合物が、
・請求項1から12のいずれか一項に記載の、1種以上の一般式(I)の第1の有効成分と、
・1種以上のさらなる有効成分と
を含む医薬組み合わせに組み合わされる、請求項1から12のいずれか一項に記載の方法。
【請求項16】
有効量の、請求項1から12のいずれか一項に定義される少なくとも1種の化合物、または請求項14もしくは15に定義されるその医薬組成物もしくはその医薬組み合わせを投与することによって、対象における肉腫を制御する方法。
【請求項17】
前記肉腫が軟組織または骨の肉腫である、請求項1から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項18】
前記肉腫が、悪性線維性組織球腫、骨肉腫、肉腫、軟部組織肉腫、および滑膜肉腫から選択される、請求項1から15のいずれか一項に記載の方法。
【請求項19】
肉腫の成長または増殖を阻害する方法であって、骨肉腫、滑膜肉腫、軟部組織肉腫、再発性悪性単発性線維性腫瘍によって表される肉腫、および線維性組織球腫からなる群から選択される肉腫を有する対象に、(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オンを含む有効量の医薬組成物を投与するステップを含む、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、肉腫の処置のための化合物、特に本明細書に記載され定義される一般式(I)の化合物の使用を提供し、また、唯一の薬剤としての、または他の有効成分と組み合わせた、肉腫の処置のための該化合物の医薬組成物の使用を提供する。
【背景技術】
【0002】
がんにより、毎年米国では55万人以上、世界では800万人以上が死亡している。小分子、組織特異的成長要件に影響を及ぼす分子、および免疫調節剤を含む新たな薬剤が、罹患しているがんがユニークなゲノム変異または他の特徴を有する患者の小集団に利益をもたらすことが示されている。残念なことに、多くのがん患者は依然として有効な治療選択肢がないままである。肉腫は、化学療法が場合によっては有効であり、生存率の増加をもたらすことが示されているがんの群である。しかしながら、化学療法は、侵攻性肉腫患者や転移性肉腫患者の予後を改善しておらず、改善された標的療法に対する医学的必要性は高い。
【0003】
新たな抗がん剤を同定するための1つのアプローチは、がん細胞株間で強力な選択性を示す新規な小分子を発見するための表現型スクリーニングと、薬物反応に関連する細胞の特徴を識別するためのその後の予測的ケモゲノミクスである。1990年代、Weinsteinおよび同僚らは、化合物の細胞傷害性プロファイルを使用して、細胞特性、例えば薬物感受性と相関する遺伝子発現プロファイルおよびDNAコピー数を識別することができることを実証した。近年、細胞株の包括的なゲノムおよび表現型の特徴付けと組み合わせた、細胞株の大きなパネルの自動化ハイスループット化学感受性試験により、小分子に対する反応を媒介するがん細胞株の特徴を識別する能力が大いに増加してきた。トラスツズマブ感受性HER2増幅乳がんまたはエルロチニブ感受性EGFR変異肺がんの場合のように、小分子感受性の表現型の観察を、発現パターンまたは体細胞変化と関連付けることができる。
【0004】
表現型スクリーニングにより、PDE3阻害剤であることが文献で知られている化合物の一部が、特定のがんの処置に有用であることが識別された。細胞が感受性になるためには、典型的にはPDE3Aおよび/またはPDE3BとSchlafen 12(SLFN12)ポリヌクレオチドまたはポリペプチドとの同時発現が必要である。薬物感受性を引き起こすPDE3A/B阻害剤や、場合によっては弱いPDE3A/PDE3B阻害剤ですら、PDE3AまたはPDE3BとSLFN12との間の複合体の形成を安定化することが分かっている。細胞感受性を引き起こさないPDE3A/PDE3B阻害剤は、典型的には、PDE3A-またはPDE3B-SLFN12複合体を安定化しない。
【0005】
肉腫は、結合組織、例えば血管、骨、軟骨、深部皮膚組織、脂肪、線維組織、リンパ管、筋肉、および神経のがん性腫瘍である。肉腫は診断が困難であり、上皮細胞で成長を開始する一般的な腫瘍ではなく、肉腫は、軟組織および骨を構築する間葉細胞で始まる。肉腫は、成人および小児に発生する。小児の場合、全がん診断の約15%もが肉腫である。したがって、新たな治療法を見出す緊急の必要性があるように思われる。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0006】
今般、式(I)の化合物、特に(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オンが肉腫の処置に有用であることが分かった。
【0007】
第1の態様によると、本発明は、肉腫の処置に使用される一般式(I)
【化1】
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物を提供し、
式中、
R1は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、およびC1~C3-ハロアルコキシ基から選択され、
R2は、水素原子およびハロゲン原子から選択され、
R3は、
場合により1個または2個の置換基で置換されたC1~C6-アルキル基(各置換基は、ヒドロキシ基、C1~C4-アルコキシ基、および3~7員ヘテロシクロアルキル基から独立して選択される)、
場合によりC1~C4-アルコキシ基で置換されたC2~C6-アルケニル基、
場合によりヒドロキシ基で置換されたC3~C9-シクロアルキル基、
場合によりヒドロキシ基で置換されたC5~C9-シクロアルケニル基、
-O-、-S-、-S(O)-、S(O)2、および-NR9-から独立して選択される1、2、または3個のヘテロ原子を含む3~9員ヘテロシクロアルキル基であって、
-O-、-NR9-、-CH2-、-CH2-CH2-、-O-CH2-、-CH2-O-、-NR9-CH2-、および-CH2-NR9-から選択される架橋基を場合によりさらに含み、
場合により1、2、または3個の置換基で置換された、3~9員ヘテロシクロアルキル基(各置換基は、
ハロゲン原子、
オキソ(=O)基、
シアノ基、
ヒドロキシ基、
場合によりヒドロキシ基でさらに置換されたC1~C3-アルキル基、
C1~C3-ハロアルキル基、
C1~C3-アルコキシ基、
C1~C3-ハロアルコキシ基、
C(O)NR5R6基、
およびNR5R6基から独立して選択される)、
部分不飽和の、場合により1、2、または3個の置換基で置換された、5~9員ヘテロシクロアルキル基(各置換基は、オキソ基(=O)、C1~C3-アルキル基、-C(O)R5R6基、およびハロゲン原子から独立して選択される)、
場合により1、2、3、または4個の置換基で置換されたアリール基(各置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、C1~C3-アルコキシ基、C1~C3-ハロアルコキシ基、およびNR5R6基から独立して選択される)、
場合により1、2、または3個の置換基で置換された単環式または二環式ヘテロアリール基(各置換基は、ハロゲン原子、C1~C3-アルキル基、シアノ基、C1~C3-ハロアルキル基、C1~C3-ヒドロキシアルキル基、C1~C3-アルコキシ基、ヒドロキシ基、およびNR5R6基から独立して選択され、ただし、前記単環式ヘテロアリール基は4-ピリジルではない)、
およびNR7R8
から選択され、
R4は、水素原子およびC1~C3-アルキル基から選択され、
R5/R6は、水素原子、C1~C6-アルキル基、-C1~C5-アルキレン-O-C1~C5-アルキル基、-C1~C5-アルキレン-S-C1~C5-アルキル基、C3~C6-シクロアルキル基、およびC3~C5-ヘテロシクロアルキル基から独立して選択され、
R7/R8は、水素原子(ただし、R7=R8=水素は除く)、
C1~C6-アルキル基
(これは場合により1、2、3、または4個の置換基で置換されており、前記置換基は、
ハロゲン原子、
シアノ基、
ヒドロキシ基、
C(O)NR5R6基、
NR5R6基、
C1~C3-アルコキシ基、
場合により1個または2個の置換基で置換されたC3~C7-シクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基、オキソ(=O)基、ヒドロキシ基、およびC1~C3-ヒドロキシアルキル基から独立して選択される)、
それ自体が場合によりC1~C3-アルキル基またはオキソ(=O)基で置換された3~7員ヘテロシクロアルキル基、
それ自体が場合によりC1~C3-アルキル基で置換されたヘテロアリール基から独立して選択される)、
-C1~C5-アルキレン-O-C1~C5-アルキル基、
-C1~C5-アルキレン-S-C1~C5-アルキル基、
-C1~C5-アルキレン-NR5-C1~C5-アルキル基、
場合によりヒドロキシ基で置換されたC3~C6-シクロアルキル基、および
場合により1個または2個の置換基で置換された3~6員ヘテロシクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基およびヒドロキシ基から独立して選択される)
から独立して選択され、
R9は、水素原子またはC1~C3-アルキル基または結合である。
一般式(I)の化合物は、例えば、本明細書に記載されるように、肉腫の処置、予防、または制御を必要とする対象における肉腫の処置、予防、または制御のために使用され得る。
【0008】
定義
別途の定義がない限り、本明細書で使用されるすべての科学技術用語は、本発明が属する技術分野の当業者によって一般的に理解される意味を有する。以下の参考文献は、本発明で使用される用語のうち多くについて一般的な定義を当業者に与える:Singletonら、Dictionary of Microbiology and Molecular Biology(第2版1994);The Cambridge Dictionary of Science and Technology(Walker編、1988);The Glossary of Genetics、第5版、R.Riegerら(編)、Springer Verlag(1991);およびHale&Marham、The Harper Collins Dictionary of Biology(1991)。本明細書で使用される場合、以下の用語は、別途特定されない限り、それらに帰属する以下の意味を有する。
【0009】
描かれる構造には、結合に関してすべての許容される回転が含まれる。
【0010】
「置換されている」という用語は、存在している状況下における指定された原子の通常の結合価を超えないという条件で、指定された原子または基上の1個以上の水素原子が、示された群から選択されるものによって置き換えられていることを意味する。置換基および/または変数の組み合わせが許容される。
【0011】
「場合により置換された」という用語は、置換基の数が0に等しいか、0とは異なり得ることを意味する。別途の指示がない限り、場合により置換された基は、いずれかの利用可能な炭素または窒素原子上で水素原子を非水素置換基に置き換えることによって、収容され得るだけの数の場合によって存在する置換基で置換され得る。一般に、場合によって存在する置換基が存在する場合、その数は1、2、3、特に1または2であり得る。
【0012】
本明細書で使用される場合、例えば本発明の一般式(I)の化合物の置換基の定義における「1個以上」という用語は、「1、2、3、4、または5個、特に1、2、3、または4個、さらに特には1、2、または3個、さらにより特には1個または2個」を意味する。
【0013】
本明細書で使用される場合、オキソ置換基は、二重結合を介して炭素原子または硫黄原子に結合している酸素原子を表す。
【0014】
「環置換基」という用語は、環上の利用可能な水素原子に取って代わる、芳香環または非芳香環に結合した置換基を意味する。
【0015】
複合置換基が2個以上の部分、例えば(C1~C4-アルキル)-O-(C1~C4-アルキル)-からなる場合、このような複合置換基の最初または最後のハイフンは、分子の残りの部分に対する前記複合置換基の結合点を示す。複合置換基が置換される場合、前記置換基は、複合置換基の任意の適切な炭素原子で結合され得る。
【0016】
炭素原子および場合により1個以上のヘテロ原子、例えば窒素、酸素、または硫黄原子を含む環が、例えば置換基で置換される場合、前記置換基は前記環の任意の適切な位置で結合することが可能であり、適切な炭素原子および/または適切なヘテロ原子に結合する。
【0017】
「含む」という用語は、本明細書において使用される場合、「からなる」を含む。
【0018】
本文中で、いずれかの項目が「本明細書で言及される」と言及されている場合、その項目は本文のどこで言及されていてもよいことを意味する。
本文中で言及される用語は、以下の意味を有する。
【0019】
「ハロゲン原子」という用語は、フッ素、塩素、臭素、またはヨウ素原子、特にフッ素、塩素、または臭素原子を意味する。
【0020】
「C1~C6-アルキル」という用語は、1、2、3、4、5、または6個の炭素原子を有する直鎖または分岐鎖の飽和一価炭化水素基、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec-ブチル、イソブチル、tert-ブチル、ペンチル、イソペンチル、2-メチルブチル、1-メチルブチル、1-エチルプロピル、1,2-ジメチルプロピル、ネオペンチル、1,1-ジメチルプロピル、ヘキシル、1-メチルペンチル、2-メチルペンチル、3-メチルペンチル、4-メチルペンチル、1-エチルブチル、2-エチルブチル、1,1-ジメチルブチル、2,2-ジメチルブチル、3,3-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチル、1,2-ジメチルブチル、もしくは1,3-ジメチルブチル基、またはこれらの異性体を意味する。特に、前記基は、1、2、3、または4個の炭素原子を有し(「C1~C4-アルキル」)、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、sec-ブチル、イソブチル、またはtert-ブチル基であり、さらに特には1、2、または3個の炭素原子を有し(「C1~C3-アルキル」)、例えば、メチル、エチル、n-プロピル、またはイソプロピル基である。
【0021】
「アルキレン」という用語は、「アルキル」という用語に「エン」を付加することによって命名された二価成分であるとして「アルキル」という用語から派生したものであり、例えば、「メチル」は「メチレン」になり、最長鎖のそれぞれの末端に分岐成分の開結合が位置している「-CH2-」成分を意味する。
【0022】
「C1~C6-ハロアルキル」という用語は、直鎖または分岐鎖の飽和一価炭化水素基を意味し、ここで、「C1~C6-アルキル」という用語は先に定義した通りであり、水素原子のうち1個以上が、同一にまたは異なってハロゲン原子によって置き換えられている。特に、前記ハロゲン原子はフッ素原子である。前記C1~C6-ハロアルキル基は、例えば、フルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、2-フルオロエチル、2,2-ジフルオロエチル、2,2,2-トリフルオロエチル、ペンタフルオロエチル、3,3,3-トリフルオロプロピル、または1,3-ジフルオロプロパン-2-イルであり、さらに特にはトリフルオロメチルまたはジフルオロメチルである。
【0023】
「C1~C6-アルコキシ」という用語は、式(C1~C6-アルキル)-O-の直鎖または分岐鎖の飽和一価基であり、ここで、「C1~C6-アルキル」という用語は先に定義した通りであり、例えば、メトキシ、エトキシ、n-プロポキシ、イソプロポキシ、n-ブトキシ、sec-ブトキシ、イソブトキシ、tert-ブトキシ、ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、もしくはn-ヘキシルオキシ基、またはこれらの異性体を意味する。
【0024】
「C1~C6-ハロアルコキシ」という用語は、先に定義した通り直鎖または分岐鎖の飽和一価C1~C6-アルコキシ基を意味し、ここで、水素原子のうち1個以上が、同一にまたは異なってハロゲン原子によって置き換えられている。特に、前記ハロゲン原子はフッ素原子である。前記C1~C6-ハロアルコキシ基は、例えば、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、2,2,2-トリフルオロエトキシ、またはペンタフルオロエトキシである。
【0025】
「C2~C6-アルケニル」という用語は、1個または2個の二重結合を含み、2、3、4、5、または6個の炭素原子、特に2個または4個の炭素原子を有する(「C2~C4-アルケニル」)、直鎖または分岐鎖の一価炭化水素基を意味し、前記アルケニル基が1個を超える二重結合を含む場合、前記二重結合は互いに孤立し得るか、または互いに共役し得ることが理解される。前記アルケニル基は、例えば、エテニル(もしくは「ビニル」)、プロパ-2-エン-1-イル(もしくは「アリル」)、プロパ-1-エン-1-イル、ブタ-3-エニル、ブタ-2-エニル、ブタ-1-エニル、ペンタ-4-エニル、ペンタ-3-エニル、ペンタ-2-エニル、ペンタ-1-エニル、ヘキサ-5-エニル、ヘキサ-4-エニル、ヘキサ-3-エニル、ヘキサ-2-エニル、ヘキサ-1-エニル、プロパ-1-エン-2-イル(もしくは「イソプロペニル」)、2-メチルプロパ-2-エニル、1-メチルプロパ-2-エニル、2-メチルプロパ-1-エニル、1-メチルプロパ-1-エニル、3-メチルブタ-3-エニル、2-メチルブタ-3-エニル、1-メチルブタ-3-エニル、3-メチルブタ-2-エニル、2-メチルブタ-2-エニル、1-メチルブタ-2-エニル、3-メチルブタ-1-エニル、2-メチルブタ-1-エニル、1-メチルブタ-1-エニル、1,1-ジメチルプロパ-2-エニル、1-エチルプロパ-1-エニル、1-プロピルビニル、1-イソプロピルビニル、4-メチルペンタ-4-エニル、3-メチルペンタ-4-エニル、2-メチルペンタ-4-エニル、1-メチルペンタ-4-エニル、4-メチルペンタ-3-エニル、3-メチルペンタ-3-エニル、2-メチルペンタ-3-エニル、1-メチルペンタ-3-エニル、4-メチルペンタ-2-エニル、3-メチルペンタ-2-エニル、2-メチルペンタ-2-エニル、1-メチルペンタ-2-エニル、4-メチルペンタ-1-エニル、3-メチルペンタ-1-エニル、2-メチルペンタ-1-エニル、1-メチルペンタ-1-エニル、3-エチルブタ-3-エニル、2-エチルブタ-3-エニル、1-エチルブタ-3-エニル、3-エチルブタ-2-エニル、2-エチルブタ-2-エニル、1-エチルブタ-2-エニル、3-エチルブタ-1-エニル、2-エチルブタ-1-エニル、1-エチルブタ-1-エニル、2-プロピルプロパ-2-エニル、1-プロピルプロパ-2-エニル、2-イソプロピルプロパ-2-エニル、1-イソプロピルプロパ-2-エニル、2-プロピルプロパ-1-エニル、1-プロピルプロパ-1-エニル、2-イソプロピルプロパ-1-エニル、1-イソプロピルプロパ-1-エニル、3,3-ジメチルプロパ-1-エニル、1-(1,1-ジメチルエチル)エテニル、ブタ-1,3-ジエニル、ペンタ-1,4-ジエニル、またはヘキサ-1,5-ジエニル基である。特に、前記基は、ビニルまたはアリル、プロペニル-、イソプロペニル-、ブテニル-、またはイソブテニル基である。
【0026】
「C2~C6-アルキニル」という用語は、1個の三重結合を含み、2、3、4、5、または6個の炭素原子、特に2個または3個の炭素原子を含む(「C2~C3-アルキニル」)、直鎖または分岐鎖の一価炭化水素基を意味する。前記C2~C6-アルキニル基は、例えば、エチニル、プロパ-1-イニル、プロパ-2-イニル(もしくは「プロパルギル」)、ブタ-1-イニル、ブタ-2-イニル、ブタ-3-イニル、ペンタ-1-イニル、ペンタ-2-イニル、ペンタ-3-イニル、ペンタ-4-イニル、ヘキサ-1-イニル、ヘキサ-2-イニル、ヘキサ-3-イニル、ヘキサ-4-イニル、ヘキサ-5-イニル、1-メチルプロパ-2-イニル、2-メチルブタ-3-イニル、1-メチルブタ-3-イニル、1-メチルブタ-2-イニル、3-メチルブタ-1-イニル、1-エチルプロパ-2-イニル、3-メチルペンタ-4-イニル、2-メチルペンタ-4-イニル、1-メチルペンタ-4-イニル、2-メチルペンタ-3-イニル、1-メチルペンタ-3-イニル、4-メチルペンタ-2-イニル、1-メチルペンタ-2-イニル、4-メチルペンタ-1-イニル、3-メチルペンタ-1-イニル、2-エチルブタ-3-イニル、1-エチルブタ-3-イニル、1-エチルブタ-2-イニル、1-プロピルプロパ-2-イニル、1-イソプロピルプロパ-2-イニル、2,2-ジメチルブタ-3-イニル、1,1-ジメチルブタ-3-イニル、1,1-ジメチルブタ-2-イニル、または3,3-ジメチルブタ-1-イニル基である。特に、前記アルキニル基は、エチニル、プロパ-1-イニル、またはプロパ-2-イニルである。
【0027】
「C3~C9-シクロアルキル」という用語は、3、4、5、6、7、または8個の炭素原子を含む飽和一価単環式または二環式炭化水素環を意味する。前記C3~C8-シクロアルキル基は、例えば、単環式炭化水素環、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル、またはシクロオクチル基であり、これにはまた、縮合、架橋、およびスピロシクロアルキル環系、例えば、二環式炭化水素環、例えばビシクロ[4.2.0]オクチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプチル、またはオクタヒドロペンタレニル、および以下に定義するスピロシクロアルキル系も含まれる。
【0028】
「スピロシクロアルキル」という用語は、2つの環が1つの共通の環炭素原子を共有する飽和一価二環式炭化水素基を意味し、ここで、前記二環式炭化水素基は、5、6、7、8、または9個の炭素原子を含み、前記スピロシクロアルキル基は、スピロ炭素原子を除く炭素原子のうちいずれか1個を介して分子の残りの部分に結合することが可能である。前記スピロシクロアルキル基は、例えば、スピロ[2.2]ペンチル、スピロ[2.3]ヘキシル、スピロ[2.4]ヘプチル、スピロ[2.5]オクチル、スピロ[2.6]ノニル、スピロ[3.3]ヘプチル、スピロ[3.4]オクチル、スピロ[3.5]ノニル、スピロ[3.6]デシル、スピロ[4.4]ノニル、スピロ[4.5]デシル、スピロ[4.6]ウンデシル、またはスピロ[5.5]ウンデシルである。
【0029】
「C5~C6-シクロアルケニル」という用語は、結果として生じるシクロペンテニル基、シクロヘキセニル基、シクロペンタジエニル基、シクロヘキサジエニル基を意味する。
【0030】
「C4~C9-シクロアルケニル」という用語は、4、5、6、7、8、または9個の炭素原子および1個の二重結合を含む一価単環式または二環式炭化水素環を意味する。特に、前記環は4、5、または6個の炭素原子を含む(「C4~C6-シクロアルケニル」)。前記C4~C8-シクロアルケニル基は、例えば、単環式炭化水素環、例えばシクロブテニル、シクロペンテニル、シクロヘキセニル、シクロヘプテニル、もしくはシクロオクテニル基、または架橋環系、同様に二環式炭化水素環、例えばビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-エニル、もしくはビシクロ[2.2.2]オクタ-2-エニル、ビシクロ[3.1.0]ヘキサ-2-エニルである。
【0031】
「3~9員ヘテロシクロアルキル」および「3~6員ヘテロシクロアルキル」という用語は、系列N、O、およびSから選択される1個または2個の同一のまたは異なる環ヘテロ原子を含む、合計でそれぞれ3、4、5、6、7、8、または9個の環原子、3、4、5、または6個の環原子を有する飽和複素環を意味し、前記ヘテロシクロアルキル基は、炭素原子またはヘテロ原子のいずれか1つを介して分子の残りの部分に結合している。これらはまた、以下に定義する縮合系、架橋系、またはスピロ系のいずれかである二環式環系も含む。これはまた、NR7R8基を有する可能性のある式(I)の化合物を含み、ここで、N原子は、R7とR8との結合によって形成されている環に属し、R7およびR8は、それらが結合しているN原子を含む非芳香族環を形成している。本明細書で使用される場合、「ヘテロシクロアルカン」という用語は、本明細書で定義されるヘテロシクロアルキル基と、前記ヘテロシクロアルキル基がその1つの結合価で結合している水素原子とからなる化合物を指す。
【0032】
前記ヘテロシクロアルキル基は、これらに限定されないが、3員もしくは4員環、例えばアザシクロプロピル、オキサシクロプロピル、アゼチジニル、オキセタニル、もしくはチエタニル;5員環、例えばテトラヒドロフラニル、1,3-ジオキソラニル、チオラニル、ピロリジニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、1,1-ジオキシドチオラニル、1,2-オキサゾリジニル、1,3-オキサゾリジニル、もしくは1,3-チアゾリジニル;6員環、例えばテトラヒドロピラニル、テトラヒドロチオピラニル、ピペリジニル、モルホリニル、ジチアニル、チオモルホリニル、ピペラジニル、1,3-ジオキサニル、1,4-ジオキサニル、もしくは1,2-オキサジナニル、または縮合系、例えばアザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-イルであり得る。
【0033】
特に、「4~6員ヘテロシクロアルキル」は、1個の環窒素原子または酸素原子または硫黄原子を含む先に定義した通りの4~6員ヘテロシクロアルキルを意味し、窒素原子を含む場合、系列N、O、Sからの1個のさらなる環ヘテロ原子を場合により含み得る。さらに特には、「5員または6員ヘテロシクロアルキル」は、1個の環窒素原子を含み、系列N、Oからの1個のさらなる環ヘテロ原子を場合により含む、合計5個または6個の環原子を有する単環式飽和複素環を意味する。前記ヘテロシクロアルキル基は、いずれかの炭素原子を介して、または該当する場合はいずれかの窒素原子を介して分子の残りの部分に結合している。これらの両方が、上記の二環式環系を含み得る。「5員または6員ヘテロシクロアルキル」基は、特に、1個または2個のフッ素原子またはメチル基で置換され得る。
【0034】
「部分不飽和3~9員ヘテロシクロアルキル」という用語は、1個または2個の二重結合と、系列N、O、Sからの1個または2個の同一のまたは異なる環ヘテロ原子とを含む、合計5、6、7、8、または9個の環原子を有する単環式不飽和非芳香族複素環を意味する。前記部分不飽和ヘテロシクロアルキル基は、炭素原子、または存在する場合は窒素原子のいずれか1つを介して分子の残りの部分に結合することが可能である。本明細書で使用される場合、「部分不飽和ヘテロシクロアルカン」という用語は、本明細書で定義される部分不飽和ヘテロシクロアルキル基と、前記部分不飽和ヘテロシクロアルキル基がその1つの結合価で結合している水素原子とからなる化合物を指す。
【0035】
前記部分不飽和ヘテロシクロアルキル基は、例えば、4H-ピラニル、2H-ピラニル、3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル、5,6-ジヒドロ-2H-ピラン-3-イル、テトラヒドロピリジニル、例えば1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル、ジヒドロピリジニル、例えば1,6-ジヒドロピリジニル、6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-イル、2,5-ジヒドロ-1H-ピロリル、[1,3]ジオキソリル、4H-[1,3,4]チアジアジニル、2,5-ジヒドロフラニル、2,3-ジヒドロフラニル、2,5-ジヒドロチオフェニル、2,3-ジヒドロチオフェニル、4,5-ジヒドロオキサゾリル、または4H-[1,4]チアジニルである。
【0036】
「縮合ヘテロシクロアルキル」という用語は、合計6、7、8、もしくは9個の環原子、またはそれぞれ合計5、6、もしくは7個の環原子を有する二環式飽和複素環を意味し、ここで、2つの環は隣接する2個の環原子を共有しており、「縮合ヘテロシクロアルキル」は、系列N、O、Sからの1個または2個の同一のまたは異なる環ヘテロ原子を含む。前記縮合ヘテロシクロアルキル基は、炭素原子、または存在する場合は窒素原子のいずれか1つを介して分子の残りの部分に結合することが可能である。
【0037】
前記縮合ヘテロシクロアルキル基は、例えば、3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-イル、3-アザビシクロ[3.2.0]ヘプタン-3-イル、アザビシクロ[3.3.0]オクチル、アザビシクロ[4.3.0]ノニル、ジアザビシクロ[4.3.0]ノニル、オキサアザビシクロ[4.3.0]ノニル、またはチアザビシクロ[4.3.0]ノニルである。
【0038】
「架橋ヘテロシクロアルキル」という用語は、合計7、8、もしくは9個の環原子、またはそれぞれ合計7個の環原子を有する二環式飽和複素環を意味し、ここで、2つの環は隣接していない2個の共通の環原子を共有しており、「架橋ヘテロシクロアルキル」は、系列N、O、Sからの1個または2個の同一のまたは異なる環ヘテロ原子を含む。前記架橋ヘテロシクロアルキル基は、炭素原子、または存在する場合は窒素原子のいずれか1つを介して分子の残りの部分に結合することが可能である。前記架橋ヘテロシクロアルキル基は、例えば、アザビシクロ[2.2.1]ヘプチル、オキサアザビシクロ[2.2.1]ヘプチル、チアザビシクロ[2.2.1]ヘプチル、ジアザビシクロ[2.2.1]ヘプチル、アザビシクロ[2.2.2]オクチル、ジアザビシクロ[2.2.2]オクチル、オキサアザビシクロ[2.2.2]オクチル、チアザビクロ[2.2.2]オクチル、アザビシクロ[3.2.1]オクチル、ジアザビシクロ[3.2.1]オクチル、オキサアザビシクロ[3.2.1]オクチル、チアザビシクロ[3.2.1]オクチル、アザビシクロ[3.3.1]ノニル、ジアザビシクロ[3.3.1]ノニル、オキサアザビシクロ[3.3.1]ノニル、チアザビシクロ[3.3.1]ノニル、アザビシクロ[4.2.1]ノニル、ジアザビシクロ[4.2.1]ノニル、オキサアザビシクロ[4.2.1]ノニル、チアザビシクロ[4.2.1]ノニルである。
【0039】
「ヘテロスピロシクロアルキル」という用語は、合計6、7、8、または9個の環原子を有する二環式飽和複素環を意味し、ここで、2つの環は1個の共通の環炭素原子を共有しており、「ヘテロスピロシクロアルキル」は、系列N、O、Sからの1個または2個の同一のまたは異なる環ヘテロ原子を含む。前記ヘテロスピロシクロアルキル基は、スピロ炭素原子を除く炭素原子、または存在する場合は窒素原子のいずれか1つを介して分子の残りの部分に結合することが可能である。前記ヘテロスピロシクロアルキル基は、例えば、アザスピロ[2.3]ヘキシル、アザスピロ[3.3]ヘプチル、オキサアザスピロ[3.3]ヘプチル、チアアザスピロ[3.3]ヘプチル、2λ6-チア-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2,2-ジオン、オキサスピロ[3.3]ヘプチル、オキサアザスピロ[5.3]ノニル、オキサアザスピロ[4.3]オクチル、ジアザスピロ[3.3]ヘプチル、チアザスピロ[3.3]ヘプチル、チアザスピロ[4.3]オクチル、またはさらなる同族足場、例えばスピロ[3.4]-、スピロ[4.4]-、スピロ[2.4]-、スピロ[2.5]-、スピロ[2.6]-、スピロ[3.5]-、スピロ[3.6]-、スピロ[4.5]-、およびスピロ[4.6]-のうちの1つである。
【0040】
「アリール」という用語は、6~20個(例えば6~10個の環炭素原子)を有する芳香族単環式、二環式(2つの縮合環)、三環式(3つの縮合環)、または多環式(2つ以上の縮合環)の炭化水素環系を指す。アリール基の非限定的な例としては、フェニル、またはナフチル(例えば、1-ナフチル、2-ナフチルなど)が挙げられる。特に、アリール基は、フッ素、ジフルオロメチル、およびトリフルオロメチルから独立して選択される1個または2個の置換基で場合により置換されたフェニル基である。
【0041】
「ヘテロアリール」という用語は、少なくとも1個の環ヘテロ原子を含み、系列N、O、および/またはSからの1、2、または3個のさらなる環ヘテロ原子を場合により含み、環炭素原子またはヘテロ原子を介して分子の残りの部分に結合している、5、6、8、9、または10個の環原子(「5~10員ヘテロアリール」基)、特に5、6、9、または10個の環原子を有する一価単環式または二環式芳香環を意味する。本明細書で使用される場合、「ヘテロアレーン」という用語は、本明細書で定義されるヘテロアリール基と、前記ヘテロアリール基がその1つの結合価で結合している水素原子とからなる化合物を指す。
【0042】
前記ヘテロアリール基は、5員ヘテロアリール基、例えば、チエニル、フラニル、ピロリル、オキサゾリル、チアゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、イソオキサゾリル、イソチアゾリル、オキサジアゾリル、トリアゾリル、チアジアゾリル、もしくはテトラゾリル;6員ヘテロアリール基、例えば、ピリジニル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、もしくはトリアジニル;三環式ヘテロアリール基、例えば、カルバゾリル、アクリジニル、もしくはフェナジニル;9員ヘテロアリール基、例えば、ベンゾフラニル、ベンゾチエニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾイソオキサゾリル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチアゾリル、ベンゾトリアゾリル、インダゾリル、インドリル、イソインドリル、インドリジニル、もしくはプリニル;または10員ヘテロアリール基、例えば、キノリニル、キナゾリニル、イソキノリニル、シンノリニル、フタラジニル、キノキサリニル、もしくはプテリジニルであり得る。
【0043】
一般に、特に言及しない限り、ヘテロアリールまたはヘテロアリーレン基は、分子の残りの部分との結合点に関して、その可能なすべての異性体形態、例えば互変異性体および位置異性体を含む。したがって、いくつかの例示的非限定的例について、ピリジニルという用語は、ピリジン-2-イル、ピリジン-3-イル、およびピリジン-4-イルを含み、またはチエニルという用語は、チエン-2-イルおよびチエン-3-イルを含む。
【0044】
特に、ヘテロアリール基は、場合により1個または2個のメチル基で置換された2H-ピロール-1-イル基、1H-ピラゾール-4-イル基、1H-ピラゾール-5-イル基、各基が場合により1個または2個の置換基で置換されており、各置換基がハロゲン原子、メチル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、およびNH2基から独立して選択される1,2-チアゾール-4-イル基、1,3-チアゾール-5-イル基、ピリジン-3-イル、ピリジン-4-イル、およびピリジン5-イル基、各基が場合により1個または2個の置換基で置換されており、各置換基がハロゲン原子、メチル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、およびNH2基から独立して選択される1H-インドール-6-イル基、1H-インダゾール-6-イル基、および1H-ベンズイミダゾール-6-イル基である。
【0045】
特に、ヘテロアリール基は、
場合により1個または2個の置換基で置換されており、各置換基が水素原子、シアノ基、およびメチル基から独立して選択される2H-ピロール-1-イル基、
場合により1個または2個のメチル基で置換された1H-ピラゾール-4-イル基、
場合により1個または2個のメチル基で置換された1H-ピラゾール-5-イル基、
場合により1個または2個のメチル基で置換された1,2-チアゾール-4-イル基、
場合により1個または2個のメチル基で置換された1,3-チアゾール-5-イル基、
各基が場合により1個または2個の置換基で置換されており、各置換基がハロゲン原子、メチル基、トリフルオロメチル基、メトキシ基、およびNH2基から独立して選択されるピリジン-3-イルおよびピリジン5-イル基、
1H-インドール-6-イル基、1H-インダゾール-6-イル基、および1H-ベンズイミダゾール-6-イル基
である。
【0046】
さらに特には、ヘテロアリール基は、場合によりアミノ基で置換されたピリジニル基、または場合によりジフルオロメチル基もしくはトリフルオロメチル基で置換されたピラゾリル基である。
【0047】
さらにより特には、ヘテロアリール基は、
場合によりジフルオロメチル基またはトリフルオロメチル基で置換された1H-ピラゾール-4-イルまたは1H-ピラゾール-1-イル基
である。
【0048】
本文中で、例えば、「C1~C6-アルキル」、「C1~C6-ハロアルキル」、「C1~C6-アルコキシ」、または「C1~C6-ハロアルコキシ」の定義の文脈で使用される「C1~C6」という用語は、1~6個、すなわち、1、2、3、4、5、または6個の炭素原子という有限数の炭素原子を有するアルキル基を意味する。
【0049】
さらに、本明細書で使用される場合、本文中で、例えば、「C3~C8-シクロアルキル」の定義の文脈で使用される「C3~C8」という用語は、3~8個、すなわち、3、4、5、6、7、または8個の炭素原子という有限数の炭素原子を有するシクロアルキル基を意味する。
【0050】
環ヘテロ原子は、原子価(および適切な場合には芳香族性)によって許容される程度まで、例えば、-S(O)-、-S(O)2-、および-N(R)-を環系におけるヘテロ原子として含むように置換され得る(ここで、例えば、Rは水素原子またはC1~C3-アルキル基であり得る)。
【0051】
ある数値範囲が与えられる場合、前記範囲は、前記範囲内の各値および部分範囲を包含する。
【0052】
例えば、
「C1~C6」は、C1、C2、C3、C4、C5、C6、C1~C6、C1~C5、C1~C4、C1~C3、C1~C2、C2~C6、C2~C5、C2~C4、C2~C3、C3~C6、C3~C5、C3~C4、C4~C6、C4~C5、およびC5~C6を包含し、
「C2~C6」は、C2、C3、C4、C5、C6、C2~C6、C2~C5、C2~C4、C2~C3、C3~C6、C3~C5、C3~C4、C4~C6、C4~C5、およびC5~C6を包含し、
「C3~C10」は、C3、C4、C5、C6、C7、C8、C9、C10、C3~C10、C3~C9、C3~C8、C3~C7、C3~C6、C3~C5、C3~C4、C4~C10、C4~C9、C4~C8、C4~C7、C4~C6、C4~C5、C5~C10、C5~C9、C5~C8、C5~C7、C5~C6、C6~C10、C6~C9、C6~C8、C6~C7、C7~C10、C7~C9、C7~C8、C8~C10、C8~C9、およびC9~C10を包含し、
「C3~C8」は、C3、C4、C5、C6、C7、C8、C3~C8、C3~C7、C3~C6、C3~C5、C3~C4、C4~C8、C4~C7、C4~C6、C4~C5、C5~C8、C5~C7、C5~C6、C6~C8、C6~C7、およびC7~C8を包含し、
「C3~C6」は、C3、C4、C5、C6、C3~C6、C3~C5、C3~C4、C4~C6、C4~C5、およびC5~C6を包含し、
「C4~C8」は、C4、C5、C6、C7、C8、C4~C8、C4~C7、C4~C6、C4~C5、C5~C8、C5~C7、C5~C6、C6~C8、C6~C7、およびC7~C8を包含し、
「C4~C7」は、C4、C5、C6、C7、C4~C7、C4~C6、C4~C5、C5~C7、C5~C6、およびC6~C7を包含し、
「C4~C6」は、C4、C5、C6、C4~C6、C4~C5、およびC5~C6を包含し、
「C5~C10」は、C5、C6、C7、C8、C9、C10、C5~C10、C5~C9、C5~C8、C5~C7、C5~C6、C6~C10、C6~C9、C6~C8、C6~C7、C7~C10、C7~C9、C7~C8、C8~C10、C8~C9、およびC9~C10を包含し、
「C6~C10」は、C6、C7、C8、C9、C10、C6~C10、C6~C9、C6~C8、C6~C7、C7~C10、C7~C9、C7~C8、C8~C10、C8~C9、およびC9~C10を包含する。
【0053】
特に明記されていないか、または文脈から自明でない限り、本明細書で使用される場合、「約」という用語は、当技術分野における通常の公差範囲内、例えば平均の2標準偏差内であると理解される。約は、明記される値に対して10%、9%、8%、7%、6%、5%、4%、3%、2%、1%、0.5%、0.1%、0.05%、または0.01%以内であると理解され得る。文脈から別途の内容が明らかでない限り、本明細書で与えられるすべての数値は、約という用語によって修飾される。
【0054】
「薬剤」とは、あらゆる小分子化合物、抗体、核酸分子、もしくはポリペプチド、またはそれらの断片を意味する。
【0055】
「改善する」とは、疾患の発症または進行を減少させる、抑制する、減弱する、減らす、停止する、または安定化することを意味する。
【0056】
「類似体」とは、同一ではないが、類似の機能的または構造的特徴を有する分子を意味する。例えば、ポリペプチド類似体は、対応する天然ポリペプチドの生物学的活性を保持しながら、天然ポリペプチドと比較して類似体の機能を強化するある種の生化学的修飾を有する。このような生化学的修飾は、例えばリガンド結合を改変することなく、類似体のプロテアーゼ耐性、膜透過性、または半減期を増加させることができるであろう。類似体は非天然アミノ酸を含み得る。
【0057】
本開示において、「含む(comprises)」、「含む(comprising)」、「含有する(containing)」、および「有する(having)」などは、米国特許法においてそれらに帰する意味を有することができ、「含む(includes)」、「含む(including)」などを意味することができる。「から本質的になる(consisting essentially of)」または「本質的になる(consists essentially)」も同様に、米国特許法において帰する意味を有し、この用語はオープンエンドであり、列挙されるものの基本的なまたは新規な特徴が、列挙されるものを超えるものの存在によって変化しない限り、列挙されるものを超えるものの存在を許容するが、先行技術の実施形態は除く。
【0058】
肉腫などの疾患を「制御する」とは、疾患の進行速度の何らかの低下を指し得る。
【0059】
「検出する」とは、検出される分析対象の存在、不存在、または量を識別することを指す。特定の実施形態では、分析対象は、PDE3AまたはSLFN12ポリペプチドである。
【0060】
「疾患」とは、細胞、組織、または器官の正常な機能を損なう、または妨げる何らかの状態または疾患を意味する。疾患の例としては、肉腫(例えば、悪性線維性組織球腫、リンパ肉腫、骨肉腫、横紋筋肉腫、軟部組織肉腫、および滑膜肉腫)が挙げられる。
【0061】
「有効量」とは、未処置患者における肉腫の成長または増殖と比較して、肉腫の成長または増殖を阻害する本明細書に記載の化合物の量を意味する。疾患の治療的処置を目的として本発明を実施するために使用される1種または複数種の活性化合物の有効量は、投与様式、対象の年齢、体重、および全身の健康状態に応じて異なる。最終的に、主治医または獣医師が適切な量および投与レジメンを決定する。このような量は「有効」量と呼ばれる。
【0062】
本明細書で使用される場合、「脱離基」という用語は、結合電子を持って安定な種として化学反応において置換される原子または原子の群を意味する。特に、このような脱離基は、ハロゲン化物、特にフッ化物、塩化物、臭化物、またはヨウ化物、(メチルスルホニル)オキシ、[(トリフルオロメチル)スルホニル]オキシ、[(ノナフルオロブチル)スルホニル]オキシ、(フェニルスルホニル)オキシ、[(4-メチルフェニル)スルホニル]オキシ、[(4-ブロモフェニル)スルホニル]オキシ、[(4-ニトロフェニル)スルホニル]オキシ、[(2-ニトロフェニル)スルホニル]オキシ、[(4-イソプロピルフェニル)スルホニル]オキシ、[(2,4,6-トリイソプロピルフェニル)スルホニル]オキシ、[(2,4,6-トリメチルフェニル)スルホニル]オキシ、[(4-tert-ブチルフェニル)スルホニル]オキシ、および[(4-メトキシフェニル)スルホニル]オキシを含む群から選択される。
【0063】
特に明記されていないか、または文脈から自明でない限り、本明細書で使用される場合、「または」という用語は包括的であると理解される。特に明記されていないか、または文脈から自明でない限り、本明細書で使用される場合、「a」、「an」、および「the」という用語は単数形または複数形であると理解される。
【0064】
化合物、塩、多形、水和物、溶媒和物などの用語の複数形が本明細書で使用される場合、これは、単一の化合物、塩、多形、異性体、水和物、溶媒和物なども意味するとみなされる。
【0065】
「安定な化合物」または「安定な構造」は、反応混合物からの有用な程度の純度までの単離や、有効な治療剤への製剤化を耐え抜くのに十分に堅牢である化合物を意味する。
【0066】
「プロドラッグ(prodrugs)」または「プロドラッグ(prodrug)」という用語は、それ自体は生物学的に活性であっても不活性であってもよいが、体内での滞留時間中に式(I)の化合物に(例えば、代謝的にまたは加水分解的に)変換される化合物を示す。生物系において化合物6またはその塩に変換される化合物6およびその塩の誘導体(生物学的前駆体またはプロドラッグ)が、本発明によって網羅される。前記生物系は、例えば、哺乳類生物、特にヒト対象であり得る。生物学的前駆体は、例えば、代謝プロセスによって式(I)の化合物またはその塩に変換される。
【0067】
式(I)の化合物の「1種または複数種の薬学的に許容される塩」という用語は、薬学的に許容される無機および有機の酸および塩基に由来するものを含む。例えば、S.M.Bergeら「Pharmaceutical Salts」、J.Pharm.Sci.1977、66、1~19を参照されたい。
【0068】
本明細書で使用される場合、「薬学的に許容される塩」という用語は、薬学的に許容される酸または塩基を本明細書で開示される化合物に添加することによって形成される塩を指す。
【0069】
本明細書で使用される場合、「薬学的に許容される」という句は、毒物学的観点から医薬用途での使用について許容され、有効成分と有害な相互作用をしない物質を指す。
【0070】
本明細書で使用される場合、「肉腫(sarcoma)」または「肉腫(sarcomas)」は、限定されないが、軟組織および骨の肉腫、さらに特には骨肉腫、悪性線維性組織球腫、軟部組織肉腫、滑膜肉腫、リンパ肉腫、および横紋筋肉腫を含む。いくつかの実施形態では、肉腫は、軟部組織肉腫、骨肉腫、悪性線維性組織球腫、リンパ肉腫、または横紋筋肉腫ではなく、いくつかの実施形態では、肉腫は、横紋筋肉腫またはリンパ肉腫を含まない。
【0071】
「対象」とは、限定されないが、ヒトまたはヒト以外の哺乳動物、例えばウシ、ウマ、イヌ、ヒツジ、げっ歯動物、またはネコを含む哺乳動物を意味する。処置を必要とする対象は、典型的には、本明細書に記載の疾患、障害、または状態(例えば、肉腫)を処置することが望ましい対象である。例えば、処置を必要とする対象は、処置を求めるかもしくは必要としている場合があり、処置を要求している場合があり、処置を受けている場合があり、将来処置を受けている場合があり、または特定の疾患、障害、もしくは状態について訓練された専門家によってケアされているヒトもしくは動物である場合がある。
【0072】
本明細書で使用される場合、特に明記されていないか、または文脈から自明でない限り、範囲が与えられる場合、上限および下限は常に含まれるものとする。本明細書で与えられる範囲は、該範囲内のすべての値の省略表現であると理解される。例えば、1~50という範囲は、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19、20、21、22、23、24、25、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、39、40、41、42、43、44、45、46、47、48、49、または50からなる群からの任意の数、数の組み合わせ、または部分範囲を含むと理解される。
【0073】
「参考」とは、健康な細胞であり得るか、または腫瘍細胞もしくは腫瘍細胞株の代表的なパネルにおける平均的な発現であり得る、標準状態または対照状態を意味する。例えば、本明細書に記載される化合物により処置される肉腫の成長または増殖を、参考となる未処置の肉腫の成長または増殖と比較する。
【0074】
本明細書において変数を定義している場合の化学基のリストの列挙は、いずれかの単一の基、または列挙された基の組み合わせとしてのその変数の定義を含む。本明細書における変数または態様についての実施形態の列挙は、いずれかの単一の実施形態として、またはいずれかの他の実施形態もしくはその一部と組み合わせてその実施形態を含む。
【0075】
好ましい異性体は、より望ましい生物学的活性を生じるものである。本発明で用いられる化合物のこれらの分離された、純粋な、または部分的に精製された異性体またはラセミ混合物も、本発明の範囲に含まれる。このような材料の精製および分離は、当技術分野で知られている標準的技術によって成し遂げられ得る。
【0076】
したがって、肉腫の処置のための式(I)の化合物の使用についての本発明の一実施形態として、R4、特にR4=C1~C3-アルキル、さらに特にはR4=メチルについてのアルキル基の立体配置は、式(Ia)
【化2】
に示すS立体配置である。
【0077】
光学異性体は、従来法によるラセミ混合物の分割、例えば、光学活性酸もしくは塩基を用いたジアステレオ異性体塩の形成、または共有結合性ジアステレオマーの形成によって得ることができる。適切な酸の例には、酒石酸、ジアセチル酒石酸、ジトルオイル酒石酸、およびカンファースルホン酸がある。ジアステレオ異性体の混合物は、当技術分野で知られている方法、例えば、クロマトグラフィーまたは分別結晶によって、その物理的および/または化学的違いに基づいて個々のジアステレオマーに分離することができる。その後、分離したジアステレオマー塩から光学活性塩基または酸を遊離させる。光学異性体の別の分離法は、エナンチオマーを最大限に分離するために最適に選択される従来の誘導体化を用いるか、または用いないキラルクロマトグラフィー(例えば、キラル相を使用するHPLCカラム)の使用を伴う。キラル相を使用する適切なHPLCカラムが市販されており、例えば、数ある中でもDaicelによって製造されたもの、例えばChiracel ODおよびChiracel OJがあり、これらはすべて日常的に選択可能である。誘導体化を用いるか、または用いない酵素分離も有用である。本発明の光学活性化合物は同様に、光学活性出発材料を利用したキラル合成によっても得ることができる。
【0078】
異なる種類の異性体を互いに区別するために、IUPAC Rules Section E(Pure Appl Chem 45、11~30、1976)が参照される。
【0079】
さらに、本発明で用いられる化合物は、互変異性体として存在し得る。例えば、ヘテロアリール基としてイミダゾピリジン部分を含む本発明のいずれの化合物も、例えば、1H互変異性体もしくは3H互変異性体、または任意の量の2つの互変異性体、すなわち
【化3】
の混合物として存在し得る。
【0080】
式(I)の化合物の使用のために、単一の互変異性体としての、または前記互変異性体の何らかの混合物としての、すべての可能な互変異性体が任意の比で使用され得る。
【0081】
肉腫の処置のために本発明で用いられる化合物の有用な形態は、例えば、代謝産物、水和物、溶媒和物、プロドラッグ、塩、特に薬学的に許容される塩、および/または共沈物であり得る。
【0082】
これらの化合物はまた、水和物または溶媒和物として存在することができ、本発明の化合物は、例えば化合物の結晶格子の構造要素として極性溶媒、特に水、メタノール、またはエタノールを含む。極性溶媒、特に水の量は、化学量論比または非化学量論比で存在し得る。化学量論的溶媒和物、例えば水和物の場合、半、(セミ)、一、セスキ、二、三、四、五などの溶媒和物または水和物が、それぞれ可能である。本発明は、これらのすべての水和物または溶媒和物を含む。
【0083】
さらに、本発明で用いられる化合物は、式(I)の化合物のすべての可能な結晶型または多形を、単一の多形として、または2種以上の多形の任意の比の混合物として含む。
【図面の簡単な説明】
【0084】
図1】肉腫患者由来の異種移植片モデルにおける(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン(「本化合物」)のインビボ抗腫瘍効果を示す図である。本化合物またはビヒクルで処置した免疫不全マウスの皮下における肉腫患者由来の異種移植片モデルSA3831の腫瘍成長。本化合物は、T(処置)/C(ビヒクル対照)比0.01で有意な抗腫瘍効果を示した。T/C比は最終腫瘍サイズに基づいており、統計的評価は、対応のないt検定によって行った(ns=P>0.05、*=P≦0.05、**=P≦0.01、***=P≦0.001)。
図2】肉腫患者由来の異種移植片モデルにおける(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オンのインビボ抗腫瘍効果を示す図である。本化合物またはビヒクルで処置した免疫不全マウスの皮下における肉腫患者由来の異種移植片モデルSA4058の腫瘍成長。本化合物は、T(処置)/C(ビヒクル対照)比0.12で有意な抗腫瘍効果を示した。T/C比は最終腫瘍サイズに基づいており、統計的評価は、対応のないt検定によって行った(ns=P>0.05、*=P≦0.05、**=P≦0.01、***=P≦0.001)。
図3】肉腫患者由来の異種移植片モデルにおける(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オンのインビボ抗腫瘍効果を示す図である。本化合物またはビヒクルで処置した免疫不全マウスの皮下における肉腫患者由来の異種移植片モデルSA16044の腫瘍成長。本化合物は、T(処置)/C(ビヒクル対照)比0.35で有意な抗腫瘍効果を示した。T/C比は最終腫瘍サイズに基づいており、統計的評価は、対応のないt検定によって行った(ns=P>0.05、*=P≦0.05、**=P≦0.01、***=P≦0.001)。
図4】肉腫患者由来の異種移植片モデルにおける(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オンのインビボ抗腫瘍効果を示す図である。(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オンまたはビヒクルで処置した免疫不全マウスの皮下における肉腫患者由来の異種移植片モデルSA10199の腫瘍成長。(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オンは、T(処置)/C(ビヒクル対照)比0.31で有意な抗腫瘍効果を示した。T/C比は最終腫瘍サイズに基づいており、統計的評価は、対応のないt検定によって行った(ns=P>0.05、*=P≦0.05、**=P≦0.01、***=P≦0.001)。
図5】肉腫患者由来の異種移植片モデルにおける(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オンのインビボ抗腫瘍効果を示す図である。(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オンまたはビヒクルで処置した免疫不全マウスの皮下における肉腫患者由来の異種移植片モデルSA10245の腫瘍成長。(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オンは、T(処置)/C(ビヒクル対照)比0.73で抗腫瘍効果の有意でない兆候を示した。T/C比は最終腫瘍サイズに基づいており、統計的評価は、対応のないt検定によって行った(ns=P>0.05、*=P≦0.05、**=P≦0.01、***=P≦0.001)。
【発明を実施するための形態】
【0085】
第1の態様によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、一般式(I)
【化4】
の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される上記の化合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、およびC1~C3-ハロアルコキシ基から選択され、
R2は、水素原子およびハロゲン原子から選択され、
R3は、
場合により1個または2個の置換基で置換されたC1~C6-アルキル基(各置換基は、ヒドロキシ基、C1~C4-アルコキシ基、および3~7員ヘテロシクロアルキル基から独立して選択される)、
場合によりC1~C4-アルコキシ基で置換されたC2~C6-アルケニル基、
場合によりヒドロキシ基で置換されたC3~C9-シクロアルキル基、
場合によりヒドロキシ基で置換されたC5~C9-シクロアルケニル基、
-O-、-S-、-S(O)-、S(O)2、および-NR9-から独立して選択される1、2、または3個のヘテロ原子を含む3~9員ヘテロシクロアルキル基であって、
-O-、-NR9-、-CH2-、-CH2-CH2-、-O-CH2-、-CH2-O-、-NR9-CH2-、および-CH2-NR9-から選択される架橋基を場合によりさらに含み、
場合により1、2、または3個の置換基で置換された、3~9員ヘテロシクロアルキル基(各置換基は、
ハロゲン原子、
オキソ(=O)基、
シアノ基、
ヒドロキシ基、
場合によりヒドロキシ基でさらに置換されたC1~C3-アルキル基、
C1~C3-ハロアルキル基、
C1~C3-アルコキシ基、
C1~C3-ハロアルコキシ基、
C(O)NR5R6基、
およびNR5R6基から独立して選択される)、
部分不飽和の、場合により1、2、または3個の置換基で置換された、5~9員ヘテロシクロアルキル基(各置換基は、オキソ基(=O)、C1~C3-アルキル基、-C(O)R5R6基、およびハロゲン原子から独立して選択される)、
場合により1、2、3、または4個の置換基で置換されたアリール基(各置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、C1~C3-アルコキシ基、C1~C3-ハロアルコキシ基、およびNR5R6基から独立して選択される)、
場合により1、2、または3個の置換基で置換された単環式または二環式ヘテロアリール基(各置換基は、ハロゲン原子、C1~C3-アルキル基、シアノ基、C1~C3-ハロアルキル基、C1~C3-ヒドロキシアルキル基、C1~C3-アルコキシ基、ヒドロキシ基、およびNR5R6基から独立して選択され、ただし、前記単環式ヘテロアリール基は4-ピリジルではない)、
およびNR7R8
から選択され、
R4は、水素原子およびC1~C3-アルキル基から選択され、
R5/R6は、水素原子、C1~C6-アルキル基、-C1~C5-アルキレン-O-C1~C5-アルキル基、-C1~C5-アルキレン-S-C1~C5-アルキル基、C3~C6-シクロアルキル基、およびC3~C5-ヘテロシクロアルキル基から独立して選択され、
R7/R8は、水素原子(ただし、R7=R8=水素は除く)、
C1~C6-アルキル基
(これは場合により1、2、3、または4個の置換基で置換されており、前記置換基は、
ハロゲン原子、
シアノ基、
ヒドロキシ基、
C(O)NR5R6基、
NR5R6基、
C1~C3-アルコキシ基、
場合により1個または2個の置換基で置換されたC3~C7-シクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基、オキソ(=O)基、ヒドロキシ基、およびC1~C3-ヒドロキシアルキル基から独立して選択される)、
それ自体が場合によりC1~C3-アルキル基またはオキソ(=O)基で置換された3~7員ヘテロシクロアルキル基、
それ自体が場合によりC1~C3-アルキル基で置換されたヘテロアリール基から独立して選択される)、
-C1~C5-アルキレン-O-C1~C5-アルキル基、
-C1~C5-アルキレン-S-C1~C5-アルキル基、
-C1~C5-アルキレン-NR5-C1~C5-アルキル基、
場合によりヒドロキシ基で置換されたC3~C6-シクロアルキル基、および
場合により1個または2個の置換基で置換された3~6員ヘテロシクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基およびヒドロキシ基から独立して選択される)
から独立して選択され、
R9は、水素原子またはC1~C3-アルキル基または結合である。
【0086】
第1の態様の第2の実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される上記の化合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、およびC1~C3-ハロアルコキシ基から選択され、
R2は、水素原子およびハロゲン原子から選択され、
R3は、
ヒドロキシ基、C1~C4-アルコキシ基、および3~7員ヘテロシクロアルキル基から選択される置換基で場合により置換されたC1~C6-アルキル基、
場合によりC1~C4-アルコキシ基で置換されたC2~C6-アルケニル基、
場合によりヒドロキシ基で置換されたC3~C7-シクロアルキル基、
場合によりヒドロキシ基で置換されたC5~C7-シクロアルケニル基、
-O-、S(O)2、および-NR9-から独立して選択される1個または2個のヘテロ原子を含む3~7員ヘテロシクロアルキル基であって、
場合により1個または2個の置換基で置換された、3~7員ヘテロシクロアルキル基(各置換基は、
ハロゲン原子、
シアノ基、
ヒドロキシ基、
場合によりヒドロキシ基でさらに置換されたC1~C3-アルキル基、
C1~C3-アルコキシ基、
C(O)NR5R6基、および
NR5R6基から独立して選択される)、
-O-、-S-、および-NR9-から選択されるヘテロ原子を含む5~7員ヘテロシクロアルキル基であって、部分不飽和であり、C1~C3-アルキル基およびハロゲン原子から選択される置換基で場合により置換された、5~7員ヘテロシクロアルキル基、
場合により1、2、または3個の置換基で置換されたアリール基(各置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、C1~C3-アルコキシ基、およびNR5R6基から独立して選択される)、
場合により置換基で置換された単環式または二環式ヘテロアリール基(該置換基は、ハロゲン原子、C1~C3-アルキル基、シアノ基、C1~C3-ハロアルキル基、C1~C3-アルコキシ基、およびNR5R6基から選択され、ただし、前記単環式ヘテロアリール基はピリジン-4-イル基ではない)、
およびNR7R8
から選択され、
R4は、水素原子およびC1~C3-アルキル基から選択され、
R5/R6は、水素原子およびC1~C6-アルキル基から独立して選択され、
R7/R8は、水素原子(ただし、R7=R8=水素は除く)、
C1~C6-アルキル基(これは場合により1、2、3、または4個の置換基で置換されており、前記置換基は、
ハロゲン原子、
シアノ基、
ヒドロキシ基、
C(O)NR5R6基、
NR5R6基、
C1~C3-アルコキシ基、
場合により1個または2個の置換基でさらに置換されたC3~C7-シクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基、オキソ(=O)基、ヒドロキシ基、およびC1~C3-ヒドロキシアルキル基から独立して選択される)、
-О-および-NR9-から独立して選択される1、2、または3個のヘテロ原子を含む3~7員ヘテロシクロアルキル基であって、場合によりC1~C3-アルキル基でさらに置換された、3~7員ヘテロシクロアルキル基、
場合によりC1~C3-アルキル基でさらに置換されたヘテロアリール基から独立して選択される)、
場合によりヒドロキシ基またはC1~C3-アルキル基で置換されたC3~C7-シクロアルキル基、および
場合により1個または2個の置換基で置換された3~6員ヘテロシクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基およびヒドロキシ基から独立して選択される)
から独立して選択され、
R9は、水素原子またはC1~C3-アルキル基または結合である。
【0087】
第1の態様の第3の実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される上記の化合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、水素原子、ハロゲン原子、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、およびC1~C3-ハロアルコキシ基から選択され、
R2は、水素原子およびハロゲン原子から選択され、
R3は、
ヒドロキシ基、C1~C4-アルコキシ基、および3~7員ヘテロシクロアルキル基から選択される置換基で場合により置換されたC1~C6-アルキル基、
場合によりC1~C4-アルコキシ基で置換されたC2~C6-アルケニル基、
場合によりヒドロキシ基で置換されたC3~C7-シクロアルキル基、
C5~C7-シクロアルケニル基、
-O-および-NR9-から独立して選択される1個または2個のヘテロ原子を含む3~7員ヘテロシクロアルキル基であって、
場合により1個または2個の置換基でさらに置換された、3~7員ヘテロシクロアルキル基(各置換基は、
ハロゲン原子、
シアノ基、
ヒドロキシ基、
場合によりヒドロキシ基でさらに置換されたC1~C3-アルキル基、
C1~C3-アルコキシ基、および
C(O)NR5R6基から独立して選択される)、
-O-および-NR9-から選択されるヘテロ原子を含む5~7員ヘテロシクロアルキル基であって、部分不飽和であり、C1~C3-アルキル基およびハロゲン原子から選択される置換基で場合により置換された、5~7員ヘテロシクロアルキル基、
場合により1、2、または3個の置換基で置換されたアリール基(各置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、およびNR5R6基から独立して選択される)、
場合により置換基で置換された単環式または二環式ヘテロアリール基(該置換基は、ハロゲン原子、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、C1~C3-アルコキシ基、およびNR5R6基から選択され、ただし、前記単環式ヘテロアリール基はピリジン-4-イル基ではない)、
およびNR7R8
から選択され、
R4は、水素原子およびC1~C3-アルキル基から選択され、
R5/R6は、水素原子およびC1~C6-アルキル基から独立して選択され、
R7/R8は、水素原子(ただし、R7=R8=水素は除く)、
C1~C6-アルキル基(これは場合により1、2、3、または4個の置換基で置換されており、前記置換基は、
ハロゲン原子、
シアノ基、
ヒドロキシ基、
NR5R6基、
C1~C3-アルコキシ基、
場合により1個または2個の置換基でさらに置換されたC3~C7-シクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基、オキソ(=O)基、ヒドロキシ基、およびC1~C3-ヒドロキシアルキル基から独立して選択される)、
-О-および-NR9-から独立して選択される1、2、または3個のヘテロ原子を含む3~7員ヘテロシクロアルキル基であって、場合によりC1~C3-アルキル基でさらに置換された、3~7員ヘテロシクロアルキル基、
場合によりC1~C3-アルキル基でさらに置換されたヘテロアリール基から独立して選択される)、
場合によりヒドロキシ基またはC1~C3-アルキル基で置換されたC3~C7-シクロアルキル基、および
場合により1個または2個の置換基で置換された3~6員ヘテロシクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基およびヒドロキシ基から独立して選択される)
から独立して選択され、
R9は、水素原子またはC1~C3-アルキル基または結合である。
【0088】
第1の態様の第4の実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される上記の化合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、水素原子、ハロゲン原子、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、およびC1~C3-ハロアルコキシ基から選択され、
R2は、水素原子およびハロゲン原子から選択され、
R3は、
ヒドロキシ基、C1~C4-アルコキシ基、および3~7員ヘテロシクロアルキル基から選択される置換基で場合により置換されたC1~C6-アルキル基、
場合によりC1~C4-アルコキシ基で置換されたC2~C6-アルケニル基、
場合によりヒドロキシ基で置換されたC4~C6-シクロアルキル基、
C5~C7-シクロアルケニル基、
-O-および-NR9-から独立して選択される1個または2個のヘテロ原子を含む3~6員ヘテロシクロアルキル基であって、
場合により1個または2個の置換基でさらに置換された、3~6員ヘテロシクロアルキル基(各置換基は、
ハロゲン原子、
シアノ基、
ヒドロキシ基、
場合によりヒドロキシ基でさらに置換されたC1~C3-アルキル基から独立して選択される)、
-O-および-NR9-から選択されるヘテロ原子を含む5~6員ヘテロシクロアルキル基であって、部分不飽和であり、C1~C3-アルキル基およびハロゲン原子から選択される置換基で場合により置換された、5~6員ヘテロシクロアルキル基、
場合により1個または2個の置換基で置換されたアリール基(各置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、およびNR5R6基から独立して選択される)、
場合により置換基で置換された単環式または二環式ヘテロアリール基(該置換基は、ハロゲン原子、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、C1~C3-アルコキシ基、およびNR5R6基から選択され、ただし、前記単環式ヘテロアリール基はピリジン-4-イル基ではない)、
およびNR7R8
から選択され、
R4は、水素原子およびC1~C3-アルキル基から選択され、
R5/R6は、水素原子およびC1~C6-アルキル基から独立して選択され、
R7/R8は、水素原子(ただし、R7=R8=水素は除く)、
C1~C6-アルキル基(これは場合により1、2、3、または4個の置換基で置換されており、前記置換基は、
ハロゲン原子、
ヒドロキシ基、
C1~C3-アルコキシ基、
場合により1個または2個の置換基でさらに置換されたC3~C6-シクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基およびC1~C3-ヒドロキシアルキル基から独立して選択される)、
-О-および-NR9-から独立して選択される1、2、または3個のヘテロ原子を含む4~6員ヘテロシクロアルキル基であって、場合によりC1~C3-アルキル基でさらに置換された4~6員ヘテロシクロアルキル基、
場合によりC1~C3-アルキル基でさらに置換されたヘテロアリール基から独立して選択される)、
場合によりヒドロキシ基またはC1~C3-アルキル基で置換されたC3~C6-シクロアルキル基、
場合により1個または2個の置換基で置換された3~6員ヘテロシクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基およびヒドロキシ基から独立して選択される)
から独立して選択され、
R9は、水素原子またはC1~C3-アルキル基または結合である。
【0089】
第1の態様の第5の実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される上記の化合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、水素原子、ハロゲン原子、C1~C3-アルキル基、およびC1~C3-ハロアルキル基から選択され、
R2は、水素原子およびハロゲン原子から選択され、
R3は、
場合により1個または2個の置換基で置換されたC1~C6-アルキル基(各置換基は、ヒドロキシ基、C1~C4-アルコキシ基、および3~7員ヘテロシクロアルキル基から独立して選択される)
場合によりC1~C3-アルコキシ基で置換されたC2~C6-アルケニル基、
場合によりヒドロキシ基で置換されたC3~C7-シクロアルキル基、
場合によりヒドロキシ基で置換されたC5~C6-シクロアルケニル基、
-O-および-NR9-から独立して選択される1、2、または3個のヘテロ原子を含む3~6員ヘテロシクロアルキル基であって、
場合により1、2、または3個の置換基で置換された、3~6員ヘテロシクロアルキル基(各置換基は、
ハロゲン原子、
オキソ(=О)基、
シアノ基、
ヒドロキシ基、
場合によりヒドロキシ基でさらに置換されたC1~C3-アルキル基から独立して選択される)、
部分不飽和の、場合により1個または2個の置換基で置換された、5~7員ヘテロシクロアルキル基(各置換基は、C1~C3-アルキル基およびハロゲン原子から独立して選択される)、
場合により1、2、3、または4個の置換基で置換されたアリール基(各置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、シアノ基、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、C1~C3-アルコキシ基、C1~C3-ハロアルコキシ基、およびNR5R6基から独立して選択される)、
場合により1個または2個の置換基で置換された単環式または二環式ヘテロアリール基(各置換基は、ハロゲン原子、C1~C3-アルキル基、シアノ基、C1~C3-ハロアルキル基、C1~C3-アルコキシ基、ヒドロキシ基、およびNR5R6基から独立して選択され、ただし、前記単環式ヘテロアリール基はピリジン-4-イル基ではない)、
およびNR7R8
から選択され、
R4は、水素原子およびC1~C3-アルキル基から選択され、
R5/R6は、水素原子およびC1~C6-アルキル基から独立して選択され、
R7/R8は、水素原子(ただし、R7=R8=水素は除く)、
C1~C6-アルキル基(これは場合により1、2、3、または4個の置換基で置換されており、前記置換基は、
ハロゲン原子、
シアノ基、
ヒドロキシ基、
C1~C3-アルコキシ基、
場合により1個または2個の置換基で置換されたC3~C7-シクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基、ヒドロキシ基、およびC1~C3-ヒドロキシアルキル基から独立して選択される)、
それ自体が場合によりC1~C3-アルキル基で置換された3~7員ヘテロシクロアルキル基、
および場合によりC1~C3-アルキル基でさらに置換されたヘテロアリール基から独立して選択される)、
場合によりヒドロキシ基で置換されたC3~C6-シクロアルキル基、および
場合により1個または2個の置換基で置換された3~6員ヘテロシクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基およびヒドロキシ基から独立して選択される)
から独立して選択され、
R9は、水素原子またはC1~C3-アルキル基または結合である。
【0090】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される上記の化合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、水素原子、ハロゲン原子、C1~C3-アルキル基、およびC1~C3-ハロアルキル基から選択され、
R2は、水素原子およびハロゲン原子から選択され、
R3は、
-O-および-NR9-から独立して選択される1個または2個のヘテロ原子を含む3~6員ヘテロシクロアルキル基であって、
場合により1個または2個の置換基でさらに置換された、3~6員ヘテロシクロアルキル基(各置換基は、
ハロゲン原子、
ヒドロキシ基、
および場合によりヒドロキシ基でさらに置換されたC1~C3-アルキル基から独立して選択される)、
場合により1個または2個の置換基で置換されたアリール基(各置換基は、ハロゲン原子、ヒドロキシ基、およびC1~C3-ハロアルキル基から独立して選択される)、
場合により置換基で置換された単環式または二環式ヘテロアリール基(該置換基は、ハロゲン原子、C1~C3-アルキル基、C1~C3-ハロアルキル基、およびNR5R6基から選択され、ただし、前記単環式ヘテロアリール基はピリジン-4-イル基ではない)、
およびNR7R8
から選択され、
R4は、水素原子およびC1~C3-アルキル基から選択され、
R5/R6は、水素原子およびC1~C3-アルキル基から独立して選択され、
R7/R8は、水素原子(ただし、R7=R8=水素は除く)、
C1~C6-アルキル基(これは場合により1、2、3、または4個の置換基で置換されており、前記置換基は、
ハロゲン原子、
ヒドロキシ基、
C1~C3-アルコキシ基、
場合により1個または2個の置換基でさらに置換されたC3~C5-シクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基およびC1~C3-ヒドロキシアルキル基から独立して選択される)、
-О-および-NR9-から独立して選択される1個または2個のヘテロ原子を含む5~6員ヘテロシクロアルキル基であって、場合によりC1~C3-アルキル基でさらに置換された、5~6員ヘテロシクロアルキル基、
場合によりC1~C3-アルキル基でさらに置換されたヘテロアリール基から独立して選択される)、
場合によりヒドロキシ基またはC1~C3-アルキル基で置換されたC3~C6-シクロアルキル基、
場合により1個または2個の置換基で置換された4~5員ヘテロシクロアルキル基(前記置換基は、C1~C3-アルキル基およびヒドロキシ基から独立して選択される)
から独立して選択され、
R9は、水素原子またはC1~C3-アルキル基または結合である。
【0091】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、CF3およびフッ素原子から選択され、
R2は、水素原子であり、
R3は、
ハロゲン原子およびC1~C3-ハロアルキル基から選択される置換基で場合により置換されたアリール基、
C1~C3-ハロアルキル基およびNR5R6基から選択される置換基で置換された単環式ヘテロアリール基、
およびNR7R8
から選択され、
R4は、水素原子およびメチル基から選択され、
R5/R6は、水素原子およびメチル基から独立して選択され、
R7/R8は、
水素原子(ただし、R7=R8=水素は除く)、
C1~C3-アルキル基(これは場合により1、2、または4個の置換基で置換されており、前記置換基は、
ハロゲン原子、ヒドロキシ基、およびメトキシ基
から独立して選択される)
から独立して選択される。
【0092】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、CF3およびフッ素原子から選択され、
R2は、水素原子であり、
R3は、
ハロゲン原子およびC1~C3-ハロアルキル基から選択される置換基で場合により置換されたアリール基、
C1~C3-ハロアルキル基およびNR5R6基から選択される置換基で置換された単環式ヘテロアリール基、
およびNR7R8
から選択され、
R4は、水素原子であり、
R5/R6は、水素原子およびメチル基から独立して選択され、
R7/R8は、
水素原子(ただし、R7=R8=水素は除く)、
C1~C3-アルキル基(これは場合により1、2、または4個の置換基で置換されており、前記置換基は、
ハロゲン原子、ヒドロキシ基、およびメトキシ基
から独立して選択される)
から独立して選択される。
【0093】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、CF3およびフッ素原子から選択され、
R2は、水素原子であり、
R3は、
ハロゲン原子およびC1~C3-ハロアルキル基から選択される置換基で場合により置換されたアリール基
から選択され、
R4は、水素原子から選択される。
【0094】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、CF3およびフッ素原子から選択され、
R2は、水素原子であり、
R3は、
C1~C3-ハロアルキル基およびNR5R6基から選択される置換基で置換された単環式ヘテロアリール基、
およびNR7R8
から選択され、
R4は、水素原子から選択され、
R5/R6は、水素原子およびメチル基から独立して選択され、
R7/R8は、
水素原子(ただし、R7=R8=水素は除く)、
C1~C3-アルキル基(これは場合により1、2、または4個の置換基で置換されており、前記置換基は、
ハロゲン原子、ヒドロキシ基、およびメトキシ基
から独立して選択される)
から独立して選択される。
【0095】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、CF3およびフッ素原子から選択され、
R2は、水素原子であり、
R3は、
ハロゲン原子およびC1~C3-ハロアルキル基から選択される置換基で場合により置換されたアリール基、
C1~C3-ハロアルキル基およびNR5R6基から選択される置換基で置換された単環式ヘテロアリール基、
およびNR7R8
から選択され、
R4は、メチル基であり、
R5/R6は、水素原子およびメチル基から独立して選択され、
R7/R8は、
水素原子(ただし、R7=R8=水素は除く)、
C1~C3-アルキル基(これは場合により1、2、または4個の置換基で置換されており、前記置換基は、
ハロゲン原子、ヒドロキシ基、およびメトキシ基
から独立して選択される)
から独立して選択される。
【0096】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、CF3およびフッ素原子から選択され、
R2は、水素原子であり、
R3は、
ハロゲン原子およびC1~C3-ハロアルキル基から選択される置換基で場合により置換されたアリール基
から選択され、
R4は、メチル基である。
【0097】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、CF3およびフッ素原子から選択され、
R2は、水素原子であり、
R3は、
C1~C3-ハロアルキル基およびNR5R6基から選択される置換基で置換された単環式ヘテロアリール基、
およびNR7R8
から選択され、
R4は、メチル基であり、
R5/R6は、水素原子およびメチル基から独立して選択され、
R7/R8は、
水素原子(ただし、R7=R8=水素は除く)、
C1~C3-アルキル基(これは場合により1、2、または4個の置換基で置換されており、前記置換基は、
ハロゲン原子、ヒドロキシ基、およびメトキシ基
から独立して選択される)
から独立して選択される。
【0098】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される上記の化合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、C1~C3-アルキル基(例えば、CH3基)、C1~C3-ハロアルキル基(例えば、CF3基)、およびハロゲン(例えば、フッ素原子)から選択され、
R2は、水素原子であり、
R3は、
場合によりC1~C4-アルコキシ基(例えば、メトキシ基)で置換されたC1~C6-アルキル基、
-O-および-NR9-から独立して選択される1個または2個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクロアルキル基であって、
場合により1個または2個の置換基でさらに置換された、6員ヘテロシクロアルキル基(各置換基は、
ハロゲン原子およびC1~C3-アルキル基から独立して選択される)、
ハロゲン原子またはC1~C3-ハロアルキル基から選択される1個または2個の置換基で置換されたフェニル基、
C1~C3-ハロアルキル基から選択される置換基で置換された単環式5員ヘテロアリール基
から選択され、
R4は、水素原子およびC1~C3-アルキル基(例えば、メチル基)から選択され、
R9は、結合またはC1~C3-アルキル基(例えば、メチル)である。
【0099】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される上記の化合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、C1~C3-アルキル基(例えば、CH3基)、C1~C3-ハロアルキル基(例えば、CF3基)、およびハロゲン(例えば、フッ素原子)から選択され、
R2は、水素原子であり、
R3は、
場合によりC1~C4-アルコキシ基(例えば、メトキシ基)で置換されたC1~C6-アルキル基、
-O-および-NR9-から独立して選択される1個または2個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクロアルキル基であって、
場合により1個または2個の置換基でさらに置換された、6員ヘテロシクロアルキル基(各置換基は、
ハロゲン原子およびC1~C3-アルキル基から独立して選択される)、
ハロゲン原子またはC1~C3-ハロアルキル基から選択される1個または2個の置換基で置換されたフェニル基、
C1~C3-ハロアルキル基から選択される置換基で置換された単環式5員ヘテロアリール基
から選択され、
R4は、水素原子であり、
R9は、結合またはC1~C3-アルキル基(例えば、メチル)である。
【0100】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される上記の化合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、C1~C3-アルキル基(例えば、CH3基)、C1~C3-ハロアルキル基(例えば、CF3基)、およびハロゲン(例えば、フッ素原子)から選択され、
R2は、水素原子であり、
R3は、
場合によりC1~C4-アルコキシ基(例えば、メトキシ基)で置換されたC1~C6-アルキル基、
-O-および-NR9-から独立して選択される1個または2個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクロアルキル基であって、
場合により1個または2個の置換基でさらに置換された、6員ヘテロシクロアルキル基(各置換基は、
ハロゲン原子およびC1~C3-アルキル基から独立して選択される)、
ハロゲン原子またはC1~C3-ハロアルキル基から選択される1個または2個の置換基で置換されたフェニル基、
C1~C3-ハロアルキル基から選択される置換基で置換された単環式5員ヘテロアリール基
から選択され、
R4は、C1~C3-アルキル基(例えば、メチル基)であり、
R9は、結合またはC1~C3-アルキル基(例えば、メチル)である。
【0101】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される上記の化合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、C1~C3-アルキル基(例えば、CH3基)、C1~C3-ハロアルキル基(例えば、CF3基)、およびハロゲン(例えば、フッ素原子)から選択され、
R2は、水素原子であり、
R3は、
ハロゲン原子、
場合によりC1~C4-アルコキシ基(例えば、メトキシ基)で置換されたC1~C6-アルキル基、
-O-および-NR9-から独立して選択される1個または2個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクロアルキル基であって、
場合により1個または2個の置換基でさらに置換された、6員ヘテロシクロアルキル基(各置換基は、
ハロゲン原子およびC1~C3-アルキル基から独立して選択される)、
ハロゲン原子またはC1~C3-ハロアルキル基から選択される1個または2個の置換基で置換されたフェニル基、
C1~C3-ハロアルキル基から選択される置換基で置換された単環式5員ヘテロアリール基
から選択され、
R4は、水素原子およびC1~C3-アルキル基(例えば、メチル基)から選択され、
R9は、C1~C3-アルキル基(例えば、メチル)である。
【0102】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される上記の化合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、CH3基、CF3基、およびフッ素原子から選択され、
R2は、水素原子であり、
R3は、
フッ素原子、
-(CH22C(CH33基、-(CH23-OCH3基、
-N-メチル-ピペリジン-基、モルホリノ基、4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル基、
フッ素原子およびジフルオロメチル基から独立して選択される1個または2個の置換基で置換されたフェニル基、
ジフルオロメチル基またはトリフルオロメチル基で置換されたピラゾール基
から選択され、
R4は、水素原子およびメチル基から選択される。
【0103】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される上記の化合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、CH3基、CF3基、およびフッ素原子から選択され、
R2は、水素原子であり、
R3は、
-CH3基、-(CH22C(CH33基、-(CH23-OCH3基、
-N-メチル-ピペラジン-基、モルホリノ基、4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル基、
フッ素原子およびジフルオロメチル基から独立して選択される1個または2個の置換基で置換されたフェニル基、
ジフルオロメチル基またはトリフルオロメチル基で置換されたピラゾール基
から選択され、
R4は、水素原子およびメチル基から選択される。
【0104】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される上記の化合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、C1~C3-ハロアルキル基であり、
R2は、水素原子であり、
R3は、
-NR9-から独立して選択される1個または2個のヘテロ原子を含む6員ヘテロシクロアルキル基、
C1~C3-ハロアルキル基から選択される置換基で置換された単環式5員ヘテロアリール基、および
ハロゲン原子で置換されたフェニル基
から選択され、
R4は、メチル基であり、
R9は、結合またはC1~C3-アルキル基である。
【0105】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される上記の化合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、CF3基であり、
R2は、水素原子であり、
R3は、
-N-メチル-ピペラジン-基、トリフルオロメチルピラゾール基、およびフッ素原子で置換されたフェニル基
から選択され、
R4は、メチル基である。
【0106】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される上記の化合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、CF3基であり、
R2は、水素原子であり、
R3は、
-N-メチル-ピペリジン-基、またはフッ素原子で置換されたフェニル基
から選択され、
R4は、メチル基である。
【0107】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される上記の化合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、CH3基、CF3基、およびフッ素原子から選択され、
R2は、水素原子であり、
R3は、
フッ素原子、
-(CH22C(CH33基、-(CH23-OCH3基、
モルホリノ基、4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル基、
フッ素原子およびジフルオロメチル基から独立して選択される1個または2個の置換基で置換されたフェニル基、
ジフルオロメチル基またはトリフルオロメチル基で置換されたピラゾール基
から選択され、
R4は、水素原子である。
【0108】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される上記の化合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、CH3基、CF3基、およびフッ素原子から選択され、
R2は、水素原子であり、
R3は、
-CH3基、-(CH22C(CH33基、-(CH23-OCH3基、
モルホリノ基、4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル基、
フッ素原子およびジフルオロメチル基から独立して選択される1個または2個の置換基で置換されたフェニル基、
ジフルオロメチル基またはトリフルオロメチル基で置換されたピラゾール基
から選択され、
R4は、水素原子または-CH3基である。
【0109】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される上記の化合物を投与するステップを含み、
式中、
R1は、CH3基、CF3基、およびフッ素原子から選択され、
R2は、水素原子であり、
R3は、
CH3基、-(CH22C(CH33基、-(CH23-OCH3基、
モルホリノ基、4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル基、
フッ素原子およびジフルオロメチル基から独立して選択される1個または2個の置換基で置換されたフェニル基、
ジフルオロメチル基で置換されたピラゾール基
から選択され、
R4は、水素原子である。
【0110】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を含み、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、以下の群から選択される上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される上記の化合物を投与するステップを含む:
5-[4-(4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(モルホリン-4-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(4-フルオロ-4-メチルピペリジン-1-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(4-フルオロピペリジン-1-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(4’-フルオロ-2-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(3’,4’-ジフルオロ-2-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(4’-フルオロ-2,2’-ジメチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(3,6-ジヒドロ-2H-ピラン-4-イル)-3-メチルフェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-メチル-4-(1H-ピラゾール-4-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-メチル-4-(6-オキソ-1,6-ジヒドロピリジン-3-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-メチル-4-(ピリジン-3-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-メチル-4-(ピリミジン-5-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(3’-フルオロ-2-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-6-メチル-5-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-5-[3,5-ジフルオロ-4-(モルホリン-4-イル)フェニル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-5-{3,5-ジフルオロ-4-[(2S)-2-メチルモルホリン-4-イル]フェニル}-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-5-(4-ブロモフェニル)-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン
(rac)-6-メチル-5-[4-(モルホリン-4-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3,5-ジフルオロ-4-(モルホリン-4-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
2-(モルホリン-4-イル)-5-(2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル)ベンゾニトリル、
3-クロロ-2-(モルホリン-4-イル)-5-(2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル)ベンゾニトリル、
5-{4-[2,6-ジメチルモルホリン-4-イル]-3-フルオロフェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-(3-フルオロ-4-モルホリノフェニル)-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-(3,5-ジフルオロ-4-モルホリノフェニル)-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(3,3-ジフルオロピロリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-メチル-4-(2-メチルピリミジン-5-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-メチル-4-(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,4’-ジフルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-クロロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(6-メチルピリジン-3-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(ピリジン-3-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-アミノ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3’-ヒドロキシ-4’-メチル-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{3-(トリフルオロメチル)-4-[6-(トリフルオロメチル)ピリジン-3-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-フルオロ-3’-ヒドロキシ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[5’-アミノ-2’,4’-ジフルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-アミノ-3’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(6-アミノピリジン-3-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3’-アミノ-4’-クロロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3’-アミノ-4’-メチル-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3’-アミノ-2’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-アミノ-2’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(3-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(1H-インダゾール-6-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(5-フルオロ-6-メチルピリジン-3-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(1,2-チアゾール-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
1-メチル-5-[4-(2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル)-2-(トリフルオロメチル)フェニル]-1H-ピロール-2-カルボニトリル、
5-[2,4’-ビス(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(1,3-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(2-メトキシ-6-メチルピリジン-3-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(2-メチル-1,3-チアゾール-5-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-(メチルアミノ)-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3’-アミノ-4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-フルオロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3’,4’,5’-トリフルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[2’,5’-ジフルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3’-アミノ-4’-フルオロ-2-(トリフルオロメトキシ)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3’,4’-ジフルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(1H-インドール-6-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(2-メチルプロパ-1-エン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[2’,3’-ジフルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(モルホリン-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(ブチルアミノ)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(エチルアミノ)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(1-メチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(トリフルオロメトキシ)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(プロピルアミノ)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(6-メチルピリジン-3-イル)-3-(トリフルオロメトキシ)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-クロロ-2-(トリフルオロメトキシ)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(アゼチジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(1-メチル-1H-ベンズイミダゾール-6-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(ペンチルアミノ)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(1-メチル-1H-インダゾール-6-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメトキシ)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(6-フルオロピリジン-3-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(3-メチルピリジン-4-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(2-メチルピリジン-4-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(4’-アミノ-2-フルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2-フルオロ-2’-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2’-クロロ-2,4’-ジフルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(シクロペンタ-1-エン-1-イル)-3-フルオロフェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2’-エチル-2-フルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(6-メトキシピリジン-3-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,4’-ジフルオロ-3’-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2-フルオロ-3’-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2-フルオロ-4’-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2-フルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(2-アミノピリジン-4-イル)-3-フルオロフェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(3’-アミノ-2-フルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-(ジフルオロメチル)-2-フルオロビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(ピリジン-4-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(2-メチルピリミジン-5-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(2-メトキシピリジン-4-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(2-メチルピリジン-3-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(6-メチルピリジン-3-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,2’,4’,5’-テトラフルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,2’,3’,4’-テトラフルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,2’,5’-トリフルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
2’-フルオロ-4’-(2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル)ビフェニル-4-カルボニトリル、
5-(2’-アミノ-2-フルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(3’-アミノ-2-フルオロ-4’-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2-フルオロ-3’-ヒドロキシビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2-フルオロ-4’-ヒドロキシビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2-フルオロ-2’-ヒドロキシビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,3’,4’-トリフルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(ピリジン-3-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,2’,3’-トリフルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,3’,5’-トリフルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,2’,4’-トリフルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2-フルオロ-2’,4’-ジメチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,3’-ジフルオロ-4’-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,2’-ジフルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,2’,6’-トリフルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2-フルオロ-2’-メトキシビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,3’-ジフルオロビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(4-メチルピリジン-3-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-5-(3-フルオロ-4-モルホリノフェニル)-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-[4-(モルホリン-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-(-[(3-クロロ-4-(モルホリン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェニル)-)]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-(-[(4-クロロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-)]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-(-[(4-フルオロ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-)]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-クロロ-3-(トリフルオロメトキシ)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(4-クロロ-3-メチルフェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-6-メチル-5-(4-モルホリノ-3-(トリフルオロメチル)フェニル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[1-メチル-3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(3,5-ジメチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(3,5-ジメチル-1,2-オキサゾール-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{3-(トリフルオロメチル)-4-[3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(1-エチル-1H-ピラゾール-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[シクロペンチル(メチル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(1-メチル-1,2,3,6-テトラヒドロピリジン-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[ブチル(メチル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(シクロペンチルアミノ)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(シクロペンチルアミノ)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-メチル-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[3-メトキシプロパ-1-エン-1-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-5-[4’-ヒドロキシ-2-(トリフルオロメチル)-2’,3’,4’,5’-テトラヒドロ[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(5,6-ジヒドロ-2H-ピラン-3-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(イミダゾ[1,2-a]ピリジン-6-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[3,3-ジメチルブタ-1-エン-1-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{3-(トリフルオロメチル)-4-[5-(トリフルオロメチル)チオフェン-3-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(プロパ-1-エン-2-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(1-ベンゾチオフェン-2-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(2,5-ジヒドロフラン-3-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(シクロペンタ-1-エン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(1-エチル-1H-イミダゾール-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
3-メチル-5-[4-(2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル)-2-(トリフルオロメチル)フェニル]チオフェン-2-カルボニトリル、
5-{4-[1-(プロパン-2-イル)-1H-ピラゾール-4-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-5-[4-(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ-2-エン-2-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[2’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{3-(トリフルオロメチル)-4-[5-(トリフルオロメチル)チオフェン-2-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(5-メチルピリジン-2-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(5-フルオロピリジン-2-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(5-クロロピリジン-2-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(ピリジン-2-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[2’-(ジフルオロメチル)-2-フルオロ[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(2,4’-ジフルオロ-2’-メチル[1,1’-ビフェニル]-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
2’-フルオロ-2-メチル-4’-(2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル)[1,1’-ビフェニル]-4-カルボニトリル、
5-[4-(2-メチルプロパ-1-エン-1-イル)-3-(トリフルオロメトキシ)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[4-(2-アミノピリジン-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-[4-(ピリジン-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-[4-(6-メチルピリジン-3-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[2’-フルオロ-4’-メチル-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-[2’,4’,5’-トリフルオロ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-[2’,3’,4’-トリフルオロ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[2’,5’-ジフルオロ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
4’-[(6S)-6-メチル-2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル]-2’-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-2-カルボニトリル、
(6S)-5-[4-(1H-インドール-5-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[4’-ヒドロキシ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[3’-ヒドロキシ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[3’-アミノ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[2’,4’-ジフルオロ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[3’-フルオロ-4’-メチル-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[2’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[2’-メトキシ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[3’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-[4-(4-メチルピリジン-3-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-[4-(3-メチルピリジン-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-[4-(2-メチルピリジン-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[4-(1H-インドール-6-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[4-(6-メトキシピリジン-3-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[4’-メトキシ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-[4’-メチル-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-{4-[1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]-3-(トリフルオロメチル)-フェニル}-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]-3-(トリフルオロメチル)-フェニル}-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]-3-フルオロ-5-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{3-(ジフルオロメチル)-4-[1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-{4-[(モルホリン-4-イル)メチル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(モルホリン-4-イル)メチル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[2-(ジフルオロメチル)-4’-フルオロ[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-クロロ-2-(ジフルオロメチル)[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-(ジフルオロメチル)-4-(6-メチルピリジン-3-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(シクロペンタ-1-エン-1-イル)-3-(ジフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-(ジフルオロメチル)-4-(1H-ピラゾール-4-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(3-ヒドロキシ-3-メチルアゼチジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-5-[4-{[3,3,3-トリフルオロ-2-ヒドロキシプロピル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(オキサン-4-イル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(シス/トランス)-3-ヒドロキシシクロブチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(rac)-2,4-ジメチルアゼチジン-1-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(シスまたはトランス)-2,4-ジメチルアゼチジン-1-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[3,3,3-トリフルオロ-2(S)-ヒドロキシプロピル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(トランス)-4-ヒドロキシシクロヘキシル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(シクロプロピルメチル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(3-メチルオキセタン-3-イル)メチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
-{4-[(3-メトキシプロピル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-({[(rac)-オキソラン-2-イル]メチル}アミノ)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[2(R)-2-ヒドロキシプロピル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(3R)-3-ヒドロキシブチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(2S)-2-ヒドロキシプロピル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(1-ヒドロキシシクロブチル)メチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(3-メチルブチル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(2-メチルプロピル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(2-メトキシエチル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[エチル(メチル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(tert-ブチルアミノ)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-({[(2R)-オキソラン-2-イル]メチル}アミノ)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(ピラジン-2-イル)メチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(2S)-1-ヒドロキシブタン-2-イル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(3-ヒドロキシピペリジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン(ラセミ混合物)、
(rac)-1-[4-(2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル)-2-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン-3-カルボキサミド、
5-{4-[(3-ヒドロキシ-2,2-ジメチルプロピル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(1R,2R,4R)-ビシクロ[2.2.1]ヘプタン-2-イル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(3S)-3-ヒドロキシピロリジン-1-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-5-{4-[(2-ヒドロキシ-3-メトキシプロピル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(1-メチル-1H-ピラゾール-5-イル)メチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(1H-ピラゾール-3-イル)メチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[2-(1H-ピラゾール-1-イル)エチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
1-[4-(2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル)-2-(トリフルオロメチル)フェニル]ピペリジン-4-カルボニトリル、
(rac)-5-{4-[(1-シクロプロピルエチル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-5-{4-[(2-エトキシプロピル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン
(rac)-5-{4-[(2-メトキシプロピル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン
5-[4-(3-エトキシアゼチジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(ピリミジン-2-イル)メチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(オキソラン-3-イル)メチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン(ラセミ混合物)、
5-[4-{[(2S)-4-ヒドロキシブタン-2-イル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-5-[4-{[(6-オキソピペリジン-3-イル)メチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-5-[4-{[(2,2-ジメチルシクロプロピル)メチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-({[1-(ヒドロキシメチル)シクロブチル]メチル}アミノ)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(2S)-2-(ヒドロキシメチル)アゼチジン-1-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
3-メチル-1-[4-(2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル)-2-(トリフルオロメチル)フェニル]アゼチジン-3-カルボニトリル、
5-[4-(3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(4-エチル-4-ヒドロキシピペリジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
4-[4-(2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル)-2-(トリフルオロメチル)アニリノ]ブタンニトリル、
6-[4-(2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル)-2-(トリフルオロ-メチル)フェニル]-2λ6-チア-6-アザスピロ[3.3]ヘプタン-2,2-ジオン、
N2-[4-(2-オキソ-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-5-イル)-2-(トリフルオロメチル)フェニル]グリシンアミド、
5-{4-[(3R)-3-ヒドロキシピロリジン-1-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(2-メトキシ-2-メチルプロピル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン
5-[4-({[(2S)-オキソラン-2-イル]メチル}アミノ)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(2-エトキシエチル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[(1S,2R)-2-ヒドロキシシクロペンチル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(オキセタン-3-イル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{3-(ジフルオロメチル)-4-[1-(プロパン-2-イル)-1H-ピラゾール-4-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(モルホリン-4-イル)-5-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-{3-(トリフルオロメチル)-4-[3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-1-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-{3-(トリフルオロメチル)-4-[4-(トリフルオロメチル)-1H-イミダゾール-1-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(3-メトキシプロピル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(2-メチルプロピル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(3,3-ジメチルブチル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(プロパン-2-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(rac)-5-{4-[オキサン-3-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(トランス)-5-{4-[4-ヒドロキシシクロヘキシル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン(トランス異性体)、
(シス)-5-{4-[4-ヒドロキシシクロヘキシル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(2-アミノエチル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン-塩酸との塩、
5-{4-[1-アミノ-3-アザビシクロ[3.1.0]ヘキサン-3-イル]-3-(トリフルオロメチル)-フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン-塩酸との塩、
5-[4-(メチルアミノ)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-[4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(2-ヒドロキシプロパン-2-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[4-(3,3-ジフルオロアゼチジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、および
(6S)-5-[4-(3-ヒドロキシ-3-メチルアゼチジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)-フェニル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン。
【0111】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を提供し、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、以下の群から選択される上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用されるこれらの化合物のうちいずれか1つを投与するステップを含む:
5-[4-(4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン
5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(モルホリン-4-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(4’-フルオロ-2-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(3’,4’-ジフルオロ-2-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン
5-[4’-(ジフルオロメチル)-2-フルオロ[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン
(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-メチル-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-{3-(トリフルオロメチル)-4-[3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-1-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(3-メトキシプロピル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-(3,3-ジメチルブチル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、および
(6S)-6-メチル-5-[4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン。
【0112】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を提供し、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、以下の群から選択される上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用されるこれらの化合物のうちいずれか1つを投与するステップを含む:
5-[4-(4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン
5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[3-フルオロ-4-(モルホリン-4-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン
5-(4’-フルオロ-2-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(3’,4’-ジフルオロ-2-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン
5-[4’-(ジフルオロメチル)-2-フルオロ[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン
5-[4-メチル-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン
5-{4-[1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン
(6S)-6-メチル-5-{3-(トリフルオロメチル)-4-[3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-1-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン
5-[4-(3-メトキシプロピル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン
5-[4-(3,3-ジメチルブチル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン。
【0113】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を提供し、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、以下の群から選択される一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用されるこれらの化合物のうちいずれか1つを投与するステップを含む:
5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(4’-フルオロ-2-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-クロロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-{4-[1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]-3-(トリフルオロメチル)-フェニル}-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[3,3,3-トリフルオロ-2(S)-ヒドロキシプロピル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(2-メトキシエチル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[4-(2-アミノピリジン-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、および
(6S)-6-メチル-5-{3-(トリフルオロメチル)-4-[3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-1-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン。
【0114】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を提供し、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、以下の群から選択される一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用されるこれらの化合物のうちいずれか1つを投与するステップを含む:
5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(4’-フルオロ-2-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-クロロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、および
(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン。
【0115】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を提供し、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、以下の群から選択される一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用されるこれらの化合物のうちいずれか1つを投与するステップを含む:
(6S)-5-{4-[1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]-3-(トリフルオロメチル)-フェニル}-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[3,3,3-トリフルオロ-2(S)-ヒドロキシプロピル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(2-メトキシエチル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[4-(2-アミノピリジン-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、および
(6S)-6-メチル-5-{3-(トリフルオロメチル)-4-[3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-1-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン。
【0116】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を提供し、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、以下の群から選択される一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用されるこれらの化合物のうちいずれか1つを投与するステップを含む:
5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-(4’-フルオロ-2-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4’-クロロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-{4-[1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]-3-(トリフルオロメチル)-フェニル}-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-[4-{[3,3,3-トリフルオロ-2(S)-ヒドロキシプロピル]アミノ}-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[(2-ヒドロキシ-2-メチルプロピル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、および
5-{4-[(2-メトキシエチル)アミノ]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン。
【0117】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を提供し、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、以下の群から選択される一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用されるこれらの化合物のうちいずれか1つを投与するステップを含む:
(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-5-[4-(2-アミノピリジン-4-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、および
(6S)-6-メチル-5-{3-(トリフルオロメチル)-4-[3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-1-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン。
【0118】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を提供し、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、以下の群から選択される一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用されるこれらの化合物のうちいずれか1つを投与するステップを含む:
(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
5-{4-[1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-{3-(トリフルオロメチル)-4-[3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-1-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン。
【0119】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を提供し、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、以下の群から選択される一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用されるこれらの化合物のうちいずれか1つを投与するステップを含む:
(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
(6S)-6-メチル-5-{3-(トリフルオロメチル)-4-[3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-1-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
メチル-5-[4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン。
【0120】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を提供し、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、以下の群から選択される一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用されるこれらの化合物のうちいずれか1つを投与するステップを含む:
(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン、
メチル-5-[4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン。
【0121】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を提供し、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、以下のものである一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される化合物を投与するステップを含む:
5-[4-(4,4-ジフルオロピペリジン-1-イル)-3-フルオロフェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン。
【0122】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を提供し、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、以下のものである一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される化合物を投与するステップを含む:
5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン。
【0123】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を提供し、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、以下のものである一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される化合物を投与するステップを含む:
5-[3-フルオロ-4-(モルホリン-4-イル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン。
【0124】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を提供し、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、以下のものである一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される化合物を投与するステップを含む:
5-(4’-フルオロ-2-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン。
【0125】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を提供し、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、以下のものである一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される化合物を投与するステップを含む:
5-(3’,4’-ジフルオロ-2-メチルビフェニル-4-イル)-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン。
【0126】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を提供し、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、以下のものである一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される化合物を投与するステップを含む:
5-[4’-(ジフルオロメチル)-2-フルオロ[1,1’-ビフェニル]-4-イル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン。
【0127】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を提供し、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、以下のものである一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される化合物を投与するステップを含む:
(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン。
【0128】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を提供し、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、以下のものである一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される化合物を投与するステップを含む:
5-[4-メチル-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン。
【0129】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を提供し、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、以下のものである一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される化合物を投与するステップを含む:
5-{4-[1-(ジフルオロメチル)-1H-ピラゾール-4-イル]-3-(トリフルオロメチル)フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン。
【0130】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を提供し、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、以下のものである一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される化合物を投与するステップを含む:
(6S)-6-メチル-5-{3-(トリフルオロメチル)-4-[3-(トリフルオロメチル)-1H-ピラゾール-1-イル]フェニル}-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン。
【0131】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を提供し、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、以下のものである一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される化合物を投与するステップを含む:
5-[4-(3-メトキシプロピル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン。
【0132】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を提供し、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、以下のものである一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される化合物を投与するステップを含む:
5-[4-(3,3-ジメチルブチル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン。
【0133】
第1の態様のさらなる実施形態によると、本発明は、肉腫を処置する方法を提供し、この方法は、肉腫の処置を必要とする患者に、以下のものである一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、もしくは塩、またはそれらの混合物、または肉腫の処置に使用される化合物を投与するステップを含む:
(6S)-6-メチル-5-[4-(4-メチルピペラジン-1-イル)-3-(トリフルオロメチル)フェニル]-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オン。
【0134】
別の実施形態では、本発明は、肉腫の処置のための医薬品を製造するための式(I)の化合物、または本明細書に開示されるあらゆる部分群を提供する。
【0135】
第1の態様の特定のさらなる実施形態では、本発明は、肉腫の処置に使用される「本発明の第1の態様のさらなる実施形態」という見出しのもとで、上記実施形態のうち2つ以上の組み合わせを含む。
【0136】
肉腫の処置に使用するための一般式(I)の化合物は、国際公開第2019/025562号の開示に従って調製することができ、この文献は、特にその中の実施例1~330について記載される合成に関連して、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0137】
本発明の化合物を利用して肉腫を処置することができる。この方法は、肉腫を処置するのに有効な量の式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩、異性体、多形、代謝産物、水和物、溶媒和物、もしくはエステルを、肉腫の処置を必要とする哺乳動物、例えばヒトに投与するステップを含む。
【0138】
本発明はまた、有効量の式(I)の化合物を、肉腫の処置を必要とする患者に投与するステップを含む、肉腫を処置する方法を提供する。
【0139】
本発明は、以下のステップを含む肉腫を処置する方法をさらに含む:
(a)PDE3AまたはPDE3BおよびSLFN12が産生されているかどうか患者の腫瘍試料を分析するステップと、
(b)PDE3AまたはPDE3BおよびSLFN12の発現が見つかった場合、本明細書に開示される式(I)の化合物で前記患者を処置するステップ。
【0140】
分析方法は、当技術分野、例えば、J.Biol.Chem.(2020)295(11)、3431~3446で記載されているように実施することができる。
【0141】
肉腫型のがんはヒトにおいて特徴付けられているが、他の哺乳動物にも存在し、式(I)の化合物の医薬組成物を投与することによって処置することができる。肉腫は、骨を形成している間葉細胞から始まり、骨、骨髄もしくは軟骨または結合組織、例えば血管、軟骨、深皮、脂肪、線維組織、関節、靭帯、リンパ管、筋肉、神経、および腱から始まって身体の様々な部位に生じる。肉腫型のがんについては、70を超えるサブタイプの肉腫、例えば血管肉腫、軟骨肉腫、隆起性皮膚線維肉腫、線維形成性小円形細胞腫瘍、類上皮肉腫、ユーイング肉腫、線維性組織球腫、消化管間質腫瘍、カポジ肉腫、平滑筋肉腫、脂肪肉腫、悪性末梢神経鞘腫瘍、粘液線維肉腫、骨肉腫、横紋筋肉腫、軟部組織肉腫、単発性線維性腫瘍、滑膜肉腫、および未分化多形性肉腫、悪性線維性組織球腫、リンパ肉腫、骨肉腫、横紋筋肉腫、軟部組織肉腫、および滑膜肉腫が存在し得る。
【0142】
本文中で使用される「処置すること」または「処置」という用語は、慣習的に使用され、例えば、腫瘍の状態と戦う、これを緩和する、低減する、軽減する、改善する、そして非常に上手くいけば肉腫を完全になくす目的での対象の管理またはケアである。処置または予防に言及する場合、処置が好ましい。
【0143】
さらなる態様によると、本発明は、肉腫の処置または予防、特に肉腫の処置、さらに特には骨肉腫、滑膜肉腫、軟部組織肉腫、肉腫(再発性悪性単発性線維性腫瘍を表す細胞株SA10199によって表される。実施例のセクションを参照のこと。)、悪性線維性組織球腫の肉腫の処置に使用される、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N-オキシド、水和物、溶媒和物、および塩、特にその薬学的に許容される塩、またはそれらの混合物を提供する。
【0144】
さらなる態様によると、本発明は、骨肉腫、滑膜肉腫、軟部組織肉腫、肉腫(再発性悪性単発性線維性腫瘍を表す細胞株SA10199によって表される。実施例のセクションを参照のこと。)、または線維性組織球腫を含む肉腫の処置に使用される、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N-オキシド、水和物、溶媒和物、および塩、特にその薬学的に許容される塩、またはそれらの混合物を提供する。
【0145】
さらなる態様によると、本発明は、肉腫の処置または予防のための、特に肉腫の処置における、さらに特には骨肉腫、滑膜肉腫、軟部組織肉腫、肉腫(再発性悪性単発性線維性腫瘍を表す細胞株SA10199によって表される。実施例のセクションを参照のこと。)、悪性線維性組織球腫の処置における、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N-オキシド、水和物、溶媒和物、および塩、特にその薬学的に許容される塩、またはそれらの混合物の使用を含む。
【0146】
さらなる態様によると、本発明は、肉腫を処置または予防する方法における、特に骨肉腫、滑膜肉腫、軟部組織肉腫、肉腫(再発性悪性単発性線維性腫瘍を表す細胞株SA10199によって表される。実施例のセクションを参照のこと。)、悪性線維性組織球腫の処置における、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N-オキシド、水和物、溶媒和物、および塩、特にその薬学的に許容される塩、またはそれらの混合物の使用を含む。
【0147】
さらなる態様によると、本発明は、肉腫の予防または処置のための、特に骨肉腫、滑膜肉腫、軟部組織肉腫、肉腫(再発性悪性単発性線維性腫瘍を表す細胞株SA10199によって表される。実施例のセクションを参照のこと。)、悪性線維性組織球腫の処置のための医薬組成物、好ましくは医薬品の調製のための、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N-オキシド、水和物、溶媒和物、および塩、特にその薬学的に許容される塩、またはそれらの混合物の使用を含む。
【0148】
さらなる態様によると、本発明は、有効量の上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N-オキシド、水和物、溶媒和物、および塩、特にその薬学的に許容される塩、またはそれらの混合物を使用した、肉腫を処置または予防する方法、特に肉腫を処置する方法、さらに特には骨肉腫、滑膜肉腫、軟部組織肉腫、肉腫(再発性悪性単発性線維性腫瘍を表す細胞株SA10199によって表される。実施例のセクションを参照のこと。)、悪性線維性組織球腫を処置する方法を含む。
【0149】
さらなる態様によると、本発明は、肉腫の処置、特に肉腫の処置、さらに特には骨肉腫、滑膜肉腫、軟部組織肉腫、肉腫(再発性悪性単発性線維性腫瘍を表す細胞株SA10199によって表される。実施例のセクションを参照のこと。)、悪性線維性組織球腫の処置に使用される、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、水和物、溶媒和物、その塩、特に薬学的に許容される塩、またはそれらの混合物と、1種以上の賦形剤、特に1種以上の薬学的に許容される賦形剤とを含む医薬組成物、特に医薬品を含む。適切な剤形でこのような医薬組成物を調製するための従来の手順を利用することができる。
【0150】
本発明はさらに、医薬組成物、特に医薬品を含み、これは、肉腫の処置のための、特に肉腫の処置における、さらに特には骨肉腫、滑膜肉腫、軟部組織肉腫、肉腫(再発性悪性単発性線維性腫瘍を表す細胞株SA10199によって表される。実施例のセクションを参照のこと。)、悪性線維性組織球腫の処置における使用のために、少なくとも1種の式(I)の化合物を、慣習的に1種以上の薬学的に適した賦形剤と共に含む。
【0151】
さらなる態様によると、本発明は、肉腫を処置または予防する方法における、特に肉腫の処置における、さらに特には軟組織の肉腫、骨肉腫、悪性線維性組織球腫、SA10199によって表される肉腫、または滑膜肉腫の処置における、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N-オキシド、水和物、溶媒和物、および塩、特にその薬学的に許容される塩、またはそれらの混合物の使用を含む。
【0152】
さらなる態様によると、本発明は、肉腫を処置または予防する方法における、特に肉腫の処置における、さらに特には軟組織の肉腫、骨肉腫、SA10199によって表される肉腫、または滑膜肉腫の処置における、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N-オキシド、水和物、溶媒和物、および塩、特にその薬学的に許容される塩、またはそれらの混合物の使用を含む。
【0153】
さらなる態様によると、本発明は、肉腫を処置または予防する方法における、特に肉腫の処置における、さらに特には軟組織の肉腫、悪性線維性組織球腫、SA10199によって表される肉腫、または滑膜肉腫の処置における、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N-オキシド、水和物、溶媒和物、および塩、特にその薬学的に許容される塩、またはそれらの混合物の使用を含む。
【0154】
さらなる態様によると、本発明は、肉腫を処置または予防する方法における、特に肉腫の処置における、さらに特には骨肉腫の処置における、上記の一般式(I)の化合物、またはその立体異性体、互変異性体、N-オキシド、水和物、溶媒和物、および塩、特にその薬学的に許容される塩、またはそれらの混合物の使用を含む。
【0155】
さらに、本発明の第1の態様の一実施形態は、(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オンを、肉腫の処置を必要とする患者に投与するステップを含む、骨肉腫、滑膜肉腫、軟部組織肉腫、肉腫(モデルS10199によって表される)、または線維性組織球腫を処置する方法である。
【0156】
肉腫の処置に使用される化合物は、全身および/または局所活性を有し得る。この目的のために、これらを適切な様式で、例えば、経口、非経口、肺、経鼻、舌下、舌、頬側、直腸、膣、真皮、経皮、結膜、耳経路を介して、またはインプラントもしくはステントとして投与することができる。
【0157】
これらの投与経路のために、式(I)の化合物は適切な投与形態で投与され得る。
【0158】
経口投与のために、式(I)の化合物を、本発明の化合物を迅速にかつ/または修飾された様式で送達する当分野で知られている剤形、例えば錠剤(非コーティング錠、または例えば遅延溶解するか、もしくは不溶性である腸溶性もしくは制御放出コーティングによるコーティング錠)、経口崩壊錠、フィルム/ウエハー、フィルム/凍結乾燥物、カプセル剤(例えば、硬質または軟質ゼラチンカプセル)、糖衣錠、顆粒剤、ペレット、粉末、乳剤、懸濁液、エアロゾール剤、または溶液に製剤化することが可能である。式(I)の化合物を結晶形態および/または非晶形態および/または溶解形態で前記剤形に組み込むことが可能である。
【0159】
非経口投与は、吸収ステップを回避して(例えば、静脈内、動脈内、心臓内、髄腔内、もしくは腰椎内)、または吸収を含めて(例えば、筋肉内、皮下、皮内、経皮、もしくは腹腔内)成し遂げることができる。非経口投与に適した投与形態は、とりわけ、溶液、懸濁液、乳剤、凍結乾燥物、または無菌粉末の形態の注射および点滴用製剤である。
【0160】
他の投与経路に適した例としては、吸入のための医薬形態[とりわけ、粉末吸入器、ネブライザー]、点鼻薬、点鼻液、鼻腔スプレー;舌、舌下、または頬側投与のための錠剤/フィルム/ウエハー/カプセル剤;坐剤;点眼薬、眼軟膏、眼浴、眼球インサート、点耳剤、耳スプレー、耳散剤、耳リンス、耳タンポン;膣カプセル剤、水性懸濁剤(ローション、振盪混合物)、親油性懸濁剤、乳剤、軟膏、クリーム、経皮治療システム(例えば、パッチ)、ミルク、ペースト、フォーム、粉剤、インプラント、またはステントがある。
【0161】
式(I)の化合物は、上述の投与形態に組み込むことができる。これは、薬学的に適した賦形剤と混合することによって、それ自体既知の様式で行うことができる。薬学的に適した賦形剤としては、とりわけ以下のものが挙げられる。
・充填剤および担体(例えば、セルロース、微結晶セルロース(例えば、Avicel(登録商標))、ラクトース、マンニトール、デンプン、リン酸カルシウム(例えば、Di-Cafos(登録商標))、
・軟膏基剤(例えば、ワセリン、パラフィン、トリグリセリド、蝋、羊毛蝋、羊毛蝋アルコール、ラノリン、親水軟膏、ポリエチレングリコール)、
・坐剤基剤(例えば、ポリエチレングリコール、カカオ脂、硬質脂肪)、
・溶媒(例えば、水、エタノール、イソプロパノール、グリセロール、プロピレングリコール、中鎖トリグリセリド脂肪油、液体ポリエチレングリコール、パラフィン)、
・界面活性剤、乳化剤、分散剤、または湿潤剤(例えば、ドデシル硫酸ナトリウム)、レシチン、リン脂質、脂肪アルコール(例えば、Lanette(登録商標))、ソルビタン脂肪酸エステル(例えば、Span(登録商標))、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル(例えば、Tween(登録商標))、ポリオキシエチレン脂肪酸グリセリド(例えば、Cremophor(登録商標))、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、グリセロール脂肪酸エステル、ポロキサマー(例えば、Pluronic(登録商標))、
・緩衝剤、酸、および塩基(例えば、リン酸塩、炭酸塩、クエン酸、酢酸、塩酸、水酸化ナトリウム溶液、炭酸アンモニウム、トロメタモール、トリエタノールアミン)、
・等張剤(例えば、グルコース、塩化ナトリウム)、
・吸着剤(例えば、高分散性シリカ)、
・増粘剤、ゲル形成剤、増ちょう剤、および/または結合剤(例えば、ポリビニルピロリドン、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デンプン、カルボマー、ポリアクリル酸(例えば、Carbopol(登録商標));アルギン酸塩、ゼラチン)、
・崩壊剤(例えば、加工デンプン、カルボキシメチルセルロースナトリウム、デンプングリコール酸ナトリウム(例えば、Explotab(登録商標))、架橋ポリビニルピロリドン、クロスカルメロースナトリウム(例えば、AcDiSol(登録商標))、
・流動調節剤、潤滑剤、滑剤、および離型剤(例えば、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸、タルク、高分散性シリカ(例えば、Aerosil(登録商標))、
・コーティング材料(例えば、糖、シェラック)、および迅速にまたは修飾された様式で溶解するフィルムまたは拡散膜のためのフィルム形成剤(例えば、ポリビニルピロリドン(例えば、Kollidon(登録商標))、ポリビニルアルコール、ヒドロキシプロピルメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、エチルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロースフタレート、酢酸セルロース、セルロースアセテートフタレート、ポリアクリレート、ポリメタクリレート(例えば、Eudragit(登録商標)))、
・カプセル材料(例えば、ゼラチン、ヒドロキシプロピルメチルセルロース)、
・合成ポリマー(例えば、ポリ乳酸、ポリグリコール酸、ポリアクリレート、ポリメタクリレート(例えば、Eudragit(登録商標))、ポリビニルピロリドン(例えば、Kollidon(登録商標))、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニル、ポリエチレンオキシド、ポリエチレングリコール、ならびにこれらのコポリマーおよびブロックコポリマー)、
・可塑剤(例えば、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、グリセロール、トリアセチン、クエン酸トリアセチル、フタル酸ジブチル)、
・浸透促進剤、
・安定剤(例えば、抗酸化剤(例えば、アスコルビン酸、パルミチン酸アスコルビル、アスコルビン酸ナトリウム、ブチルヒドロキシアニソール、ブチルヒドロキシトルエン、没食子酸プロピル))、
・保存剤(例えば、パラベン、ソルビン酸、チオメルサール、塩化ベンザルコニウム、酢酸クロルヘキシジン、安息香酸ナトリウム)、
・着色剤(例えば、無機顔料(例えば、酸化鉄、二酸化チタン))、
・香味剤、甘味剤、香味および/または臭気マスキング剤。
【0162】
本発明はさらに、本発明による少なくとも1種の化合物を、慣習的に1種以上の薬学的に適した賦形剤と共に含む医薬組成物の、肉腫の処置のための使用に関する。
【0163】
別の態様によると、本発明は、特に肉腫の処置および/または予防のための、少なくとも1種の一般式(I)の化合物と、少なくとも1種以上のさらなる有効成分とを含む医薬組み合わせ、特に医薬品を含む。
【0164】
特に、本発明は、
・1種以上の第1の有効成分、特に先に定義した通りの一般式(I)の化合物と、
・1種以上のさらなる有効成分(例えば、抗がん薬)と
を含む、肉腫の処置のための医薬組み合わせを含む。
【0165】
組み合わせのためのさらなる有効成分として、例えば、さらなる肉腫剤としてのベバシズマブ、パリペリドン、またはトラベクテジンが使用され得る。
【0166】
あるいは、以下のような他の抗がん薬を組み合わせてもよい:
131I-chTNT、アバレリックス、アベマシクリブ、アビラテロン、アカラブルチニブ、アクラルビシン、アダリムマブ、ado-トラスツズマブエムタンシン、アファチニブ、アフリベルセプト、アルデスロイキン、アレクチニブ、アレムツズマブ、アレンドロン酸、アリトレチノイン、アルファラジン、アルトレタミン、アミフォスチン、アミノグルテチミド、ヘキシルアミノレブリン酸、アムルビシン、アムサクリン、アナストロゾール、アンセスチム、アネトールジチオールチオン、アネツマブ・ラブタンシン、アンジオテンシンII、抗トロンビンIII、アパルタミド、アプレピタント、アルシツモマブ、アルグラビン、三酸化ヒ素、アスパラギナーゼ、アテゾリズマブ、アベルマブ、アキシカブタゲン・シロルユーセル、アキシチニブ、アザシチジン、バシリキシマブ、ベロテカン、ベンダムスチン、ベシレソマブ、ベリノスタット、ベバシズマブ、ベキサロテン、ビカルタミド、ビサントレン、ブレオマイシン、ブリナツモマブ、ボルテゾミブ、ボスチニブ、ブセレリン、ブレンツキシマブベドチン、ブリガチニブ、ブスルファン、カバジタキセル、カボザンチニブ、カルシトニン、ホリナートカルシウム、レボホリナートカルシウム、カペシタビン、カプロマブ、カルバマゼピン、カルボプラチン、カルボコン、カルフィルゾミブ、カルモフール、カルムスチン、カツマキソマブ、セレコキシブ、セルモロイキン、セミプリマブ、セリチニブ、セツキシマブ、クロラムブシル、クロルマジノン、クロルメチン、シドホビル、シナカルセト、シスプラチン、クラドリビン、クロドロン酸、クロファラビン、コビメチニブ、コパンリシブ、クリサンタスパーゼ、クリゾチニブ、シクロホスファミド、シプロテロン、シタラビン、ダカルバジン、ダクチノマイシン、ダラツムマブ、ダルベポエチンアルファ、ダブラフェニブ、ダサチニブ、ダウノルビシン、デシタビン、デガレリクス、デニロイキンジフチトクス、デノスマブ、デプレオチド、デスロレリン、ジアンヒドロガラクチトール、デクスラゾキサン、塩化ジブロスピジウム、ジアンヒドロガラクチトール、ジクロフェナク、ジヌツキシマブ、ドセタキセル、ドラセトロン、ドキシフルリジン、ドキソルビシン、ドキソルビシン+エストロン、ドロナビノール、デュルバルマブ、エクリズマブ、エドレコロマブ、酢酸エリプチニウム、エロツズマブ、エルトロンボパグ、エナシデニブ、エンドスタチン、エノシタビン、エンザルタミド、エピルビシン、エピチオスタノール、エポエチンアルファ、エポエチンベータ、エポエチンゼータ、エプタプラチン、エリブリン、エルロチニブ、エソメプラゾール、エストラジオール、エストラムスチン、エチニルエストラジオール、エトポシド、エベロリムス、エキセメスタン、ファドロゾール、フェンタニル、フィルグラスチム、フルオキシメステロン、フロクスウリジン、フルダラビン、フルオロウラシル、フルタミド、フォリン酸、フォルメスタン、ホスアプレピタント、ホテムスチン、フルベストラント、ガドブトロール、ガドテリドール、ガドテル酸メグルミン、ガドベルセタミド、ガドキセト酸、硝酸ガリウム、ガニレリクス、ゲフィチニブ、ゲムシタビン、ゲムツズマブ、グルカルピダーゼ、グルトキシム、GM-CSF、ゴセレリン、グラニセトロン、顆粒球コロニー刺激因子、ヒスタミン二塩酸塩、ヒストレリン、ヒドロキシカルバミド、I-125シード、ランソプラゾール、イバンドロン酸、イブリツモマブ・チウキセタン、イブルチニブ、イダルビシン、イホスファミド、イマチニブ、イミキモド、インプロスルファン、インジセトロン、インカドロン酸、インゲノールメブテート、イノツズマブオゾガマイシン、インターフェロンアルファ、インターフェロンベータ、インターフェロンガンマ、イオビトリドール、イオベングアン(123I)、イオメプロール、イピリムマブ、イリノテカン、イトラコナゾール、イクサベピロン、イキサゾミブ、ランレオチド、ランソプラゾール、ラパチニブ、IASOコリン、レナリドミド、レンバチニブ、レノグラスチム、レンチナン、レトロゾール、ロイプロレリン、レバミソール、レボノルゲストレル、レボチロキシンナトリウム、リスリド、ロバプラチン、ロムスチン、ロニダミン、ルテチウムLu 177ドータテート、マソプロコール、メドロキシプロゲステロン、メゲストロール、メラルソプロール、メルファラン、メピチオスタン、メルカプトプリン、メスナ、メタドン、メトトレキサート、メトキサレン、アミノレブリン酸メチル、メチルプレドニゾロン、メチルテストステロン、メチロシン、ミドスタウリン、ミファムルチド、ミルテホシン、ミリプラチン、ミトブロニトール、ミトグアゾン、ミトラクトール、マイトマイシン、ミトタン、ミトキサントロン、モガムリズマブ、モルグラモスチム、モピダモール、モルヒネ塩酸塩、モルヒネ硫酸塩、MVASI、ナビロン、ナビキシモルス、ナファレリン、ナロキソン+ペンタゾシン、ナルトレキソン、ナルトグラスチム、ネシツムマブ、ネダプラチン、ネララビン、ネラチニブ、ネリドロン酸、ネツピタント・パロノセトロン、ニボルマブ、ペンテトレオチド、ニロチニブ、ニルタミド、ニモラゾール、ニモツズマブ、ニムスチン、ニンテダニブ、ニラパリブ、ニトラクリン、ニボルマブ、オビヌツズマブ、オクトレオチド、オファツムマブ、オラパリブ、オララツマブ、オマセタキシン・メペサクシネート、オメプラゾール、オンダンセトロン、オプレルベキン、オルゴテイン、オリロチモド、オシメルチニブ、オキサリプラチン、オキシコドン、オキシメトロン、オゾガマイシン、p53遺伝子療法、パクリタキセル、パルボシクリブ、パリフェルミン、パラジウム-103シード、パロノセトロン、パミドロン酸、パニツムマブ、パノビノスタット、パントプラゾール、パゾパニブ、ペグアスパルガーゼ、PEG-エポエチンベータ(メトキシPEG-エポエチンベータ)、ペンブロリズマブ、ペグフィルグラスチム、pegインターフェロンアルファ-2b、ペンブロリズマブ、ペメトレキセド、ペンタゾシン、ペントスタチン、ペプロマイシン、ペルフルブタン、ペルホスファミド、ペルツズマブ、ピシバニール、ピロカルピン、ピラルビシン、ピクサントロン、プレリキサホル、プリカマイシン、ポリグルサム、リン酸ポリエストラジオール、ポリビニルピロリドン+ヒアルロン酸ナトリウム、ポリサッカリド-K、ポマリドミド、ポナチニブ、ポルフィマーナトリウム、プララトレキサート、プレドニムスチン、プレドニゾン、プロカルバジン、プロコダゾール、プロプラノロール、キナゴリド、ラベプラゾール、ラコツモマブ、塩化ラジウム223、ラドチニブ、ラロキシフェン、ラルチトレキセド、ラモセトロン、ラムシルマブ、ラニムスチン、ラスブリカーゼ、ラゾキサン、レファメチニブ、レゴラフェニブ、リボシクリブ、リセドロン酸、エチドロン酸レニウム-186、リツキシマブ、ロラピタント、ロミデプシン、ロミプロスチム、ロムルチド、ルカパリブ、サマリウム(153Sm)レキシドロナム、サルグラモスチム、サリルマブ、サツモマブ、セクレチン、シルツキシマブ、シプロイセルT、シゾフィラン、ソブゾキサン、グリシジダゾールナトリウム、ソニデギブ、ソラフェニブ、スタノゾロール、ストレプトゾシン、スニチニブ、タラポルフィン、タリモジーン・ラハーパレプベック、タミバロテン、タモキシフェン、タペンタドール、タソネルミン、テセロイキン、テクネチウム(99mTc)ノフェツモマブメルペンタン、99mTc-HYNIC-[Tyr3]-オクトレオチド、テガフール、テガフール+ギメラシル+オテラシル、テモポルフィン、テモゾロミド、テムシロリムス、テニポシド、テストステロン、テトロホスミン、サリドマイド、チオテパ、チマルファシン、サイロトロピンアルファ、チオグアニン、チサゲンレクロイセル、チスレリズマブ、トシリズマブ、トポテカン、トレミフェン、トシツモマブ、トラベクテジン、トラメチニブ、トラマドール、トラスツズマブ、トラスツズマブエムタンシン、トレオスルファン、トレチノイン、トリフルリジン+チピラシル、トリロスタン、トリプトレリン、トラメチニブ、トロフォスファミド、トロンボポエチン、トリプトファン、ウベニメクス、バラチニブ、バルルビシン、バンデタニブ、バプレオチド、ベムラフェニブ、ビンブラスチン、ビンクリスチン、ビンデシン、ビンフルニン、ビノレルビン、ビスモデギブ、ボリノスタット、ボロゾール、イットリウム90ガラスミクロスフェア、ジノスタチン、ジノスタチンスチマラマー、ゾレドロン酸、ゾルビシン。
【0167】
本発明における「組み合わせ」という用語は、当業者に知られているように使用され、前記組み合わせは、固定した組み合わせ、固定していない組み合わせ、またはパーツキット(kit-of-parts)であることが可能である。
【0168】
「固定した組み合わせ」は、当業者に知られているように使用され、例えば、第1の有効成分、例えば1種以上の本発明の一般式(I)の化合物と、さらなる有効成分とが1つの単位投与量または単一実体中に一緒に存在する組み合わせであると定義される。「固定した組み合わせ」の一例は、第1の有効成分とさらなる有効成分とが、製剤におけるように、同時投与用の混和物中に存在する医薬組成物である。「固定した組み合わせ」の別の例は、第1の有効成分とさらなる有効成分とが、混和せずに一単位中に存在する医薬組み合わせである。
【0169】
固定していない組み合わせまたは「パーツキット」は、当業者に知られているように使用され、第1の有効成分とさらなる有効成分とが2つ以上の単位中に存在する組み合わせであると定義される。固定していない組み合わせまたはパーツキットの一例は、第1の有効成分とさらなる有効成分とが別々に存在する組み合わせである。固定していない組み合わせまたはパーツキットの成分を、別々に、順次、同時に、同時発生的に、または時差的交互的に投与することが可能である。
【0170】
式(I)の化合物は、唯一の医薬剤として、または組み合わせが肉腫の処置に対して許容できない副作用をもたらさない場合、1種以上の他の医薬有効成分との組み合わせで投与することができる。例えば、式(I)の化合物は、既知の抗肉腫剤または他の抗がん薬と組み合わせることができる。
【0171】
抗肉腫剤は、例えば、ベバシズマブ、パリペリドン、トラベクテジン、ビンクリスチン、アクチノマイシンD、ドキソルビシン、およびシクロホスファミドから選択され得るが、これらは排他的なリストであると見なされるべきではない。
【0172】
哺乳動物において先に識別された状態の処置を決定するための標準的毒性試験および標準的薬理学的アッセイ、ならびにこれらの結果とこれらの状態を処置するために使用される既知の有効成分または医薬品の結果との比較による、肉腫の処置に有用な化合物を評価するために知られている標準的な実験室技術に基づいて、本発明の化合物の有効投与量を、それぞれの所望の適応症を処置するために容易に決定することができる。これらの状態のうち1つの処置において投与される有効成分の量は、使用される特定の化合物および投与量単位、投与様式、処置期間、処置される患者の年齢および性別、ならびに処置される状態の性質および程度などの考慮事項により大きく変化し得る。
【0173】
投与される有効成分の総量は、一般に、1日当たり約0.001mg/kg~約500mg/kg体重、特に1日当たり約0.001mg/kg~約200mg/kg体重、さらに特には1日当たり約0.01mg/kg~約50mg/kg体重の範囲である。臨床的に有用な投与スケジュールは、1日に1~3回投与~4週間に1回投与の範囲である。さらに、患者が一定期間薬物を投与されない「休薬日」が、薬理学的効果と耐容性との間の全体的なバランスに有益となることがあり得る。単位投与量は、約0.5mg~約1500mgの有効成分を含むことが可能であり、1日1回以上、または1日1回未満投与することができる。静脈内、筋肉内、皮下、および非経口注射を含む注射による投与、ならびに注入技術の使用による平均1日投与量は、好ましくは0.01~200mg/kg総体重となる。平均1日直腸投与レジメンは、好ましくは0.01~200mg/kg総体重となる。平均1日膣投与レジメンは、好ましくは0.01~200mg/kg総体重となる。平均1日局所投与レジメンは、好ましくは1日1~4回、0.1~200mg投与される。経皮濃度は、好ましくは0.01~200mg/kgの1日量を維持するのに必要とされるものとなる。平均1日吸入投与レジメンは、好ましくは0.01~100mg/kg総体重となる。経口投与の場合、投与スケジュールは1日1回または2回または3回となり、一般的な投与について上記で言及した用量範囲が可能である。
【0174】
当然、各患者のための具体的な初期および継続投与レジメンは、主治診断医により決定される状態の性質および重症度、使用される具体的な化合物の活性、患者の年齢および全身状態、投与期間、投与経路、薬物の排泄率、薬物の組み合わせなどによって変化する。一般式(I)の化合物、またはその薬学的に許容される塩もしくはエステルもしくは組成物の所望の処置様式および投与回数は、従来の処置試験を用いて当業者によって確認され得る。
【実施例
【0175】
使用される略語は、それ自体当業者にとって慣用的な意味を有する。
【0176】
肉腫の処置に使用するための一般式(I)の化合物は、国際公開第2019/025562号の開示に従って調製することができる。本明細書の実施例のセクションで言及される実施例番号は、この刊行物中での実施例番号を指す。
【0177】
本出願に記載される本発明の様々な態様を以下の実施例によって示すが、これらは本発明を限定することを何ら意図していない。
【0178】
本明細書に記載される実施例の試験実験は、本発明を例示する役割を果たすが、本発明は与えられた実施例に限定されない。
【0179】
実施例のセクション-一般的部分
製造のための合成またはその他の方法が実験の部分に記載されていないすべての試薬は、市販されているか、または既知であるか、または当業者によって既知の方法により既知の成分から形成され得る。
【0180】
実施例のセクション-生物学的アッセイ
選択された生物学的アッセイにおいて、実施例を1回以上試験した。2回以上試験した場合、データは平均値または中央値のいずれかとして報告し、ここで、
・平均値は、算術平均値とも呼ばれ、得られた値の和÷試験した回数を表し、
・中央値は、昇順または降順で並べた場合の値の群の中央の数を表す。データセットにおける値の数が奇数である場合、中央値は中央の値となる。データセットにおける値の数が偶数である場合、中央値は2つの中央の値の算術平均となる。
【0181】
実施例を1回以上合成した。2回以上合成した場合、生物学的アッセイのデータは、1個以上の合成バッチの試験から得られたデータセットを利用して計算される平均値または中央値を表す。
【0182】
化合物のインビトロ活性は、以下のアッセイで実証され得る。
【0183】
アッセイ1
ヒト肉腫細胞株G-292クローンA141B1におけるインビトロでの細胞増殖測定
一般式(I)の化合物の抗増殖活性を、ヒト肉腫細胞株G-292クローンA141B1(ATCCより)においてインビトロで調べた。この目的のために、適切な数の細胞(1000個)を、適切な増殖培地McCoy’s 5a Medium Modified、FCS 10% final(Biochrom;番号S 0415)を含む384ウェルプレートに播種し、37℃で一晩インキュベートした。処理開始時の細胞生存率を決定するために、24時間後、1つのプレート(0時間プレート)上の細胞を30μl/キャビティのCTG溶液(Promega Cell Titer Glo(カタログ番号G755BおよびG756B))で処理し、室温で10分間インキュベートし、発光をVICTOR V(Perkin Elmer)によって測定した。試験プレート上の細胞を、以下に示すように一般式(I)の化合物のセットで処理し、37℃で72時間インキュベートした。一般に最大最終薬物濃度100nMで始まる10段階の2.5倍希釈系列で、HP D300デジタルディスペンサーを用いて、化合物を細胞に添加した。対照として、細胞をビヒクル(最終濃度0.3%のDMSO)で処理した。処理終了時の細胞生存率を決定するために、72時間後、細胞を30μl/キャビティのCTG溶液(Promega Cell Titer Glo(カタログ番号G755BおよびG756B))で処理し、室温で10分間インキュベートし、発光をVICTOR V(Perkin Elmer)によって測定した。0時間プレート(=最大阻害)およびDMSO対照(=最小阻害)からの値を用いて、各試験物質について、細胞成長に対する効果(%)、およびそこから得られるIC50を決定した。4パラメータ当てはめを用いて、IC50値を計算した。
【0184】
まとめると、表1に示すすべての実施例は、ヒト肉腫細胞株G-292クローンA141B1において抗増殖活性を示し、IC50は604~13nMの範囲であった。
【0185】
【表1A】
【表1B】
【0186】
アッセイ2
インビボ異種移植モデル
ヒトがんのマウス異種移植モデルにおいて、(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オンの抗腫瘍活性を調べた。この目的のために、マウスに腫瘍片を皮下移植した。平均腫瘍サイズ20~40mm2で、動物を処置群と対照群(少なくともn=10匹の動物/群)に無作為に分け、処置をビヒクルのみまたはそれぞれの化合物(製剤:90%PEG400/10%エタノール;施用経路:口から(「p.o.」)、経口)で開始した。経口施用量は10ml/kgとした。1日2回の処置の場合、1日2回の施用間の時間間隔は6~7時間とした。腫瘍サイズおよび体重は、少なくとも週1回測定した。腫瘍面積は、電子ノギス[長さ(mm)×幅(mm)]によって検出した。この実験は、試験がドイツおよび欧州の動物福祉規則に基づく所定の倫理的終点に達した時点で終了した。インビボ抗腫瘍効果を、試験終了時のT/C比(処置/対照;処置群の平均腫瘍重量/対照群の平均腫瘍重量)として表2に示す。0.5未満のT/Cを有する化合物を活性(すなわち、有効)であると定義する。統計分析は、SigmaStatソフトウェアを使用して評価した。一元配置分散分析を実施し、ペアワイズ比較手順(Dunnの方法)によって対照との差を比較した。
【0187】
(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オンは、表2で使用し指定した肉腫モデルにおいて腫瘍体積の減少に有効であった。
【0188】
【表2】
【0189】
新鮮なヒト腫瘍の直接移植によって作られた患者由来の異種移植片モデルは、数十年にわたってインビトロで培養された細胞株から作られた異種移植片モデルと比較して、実際のヒト腫瘍の異種性によりよく似ていると考えられる。(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オンの抗腫瘍活性を、多くのサブタイプからなる腫瘍タイプであり、承認された標的療法がないために高い医学的必要性のある、肉腫の患者由来の異種移植片モデルにおいて評価した。腫瘍モデルは、CrownBioからのものである。
【0190】
患者由来の異種移植片肉腫モデルは、(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オンによる処置に応答し、ビヒクル対照群と比較して腫瘍成長が減少した。モデルSA3831が最も感受性の高いモデルであり、処置終了時のT/C比0.01によって反映される強い腫瘍成長阻害を示した(図1)。モデルSA4058は2番目に感受性の高いモデルであり、処置終了時のT/C比0.12によって反映される強い腫瘍成長阻害を示した(図2)。モデルSA16044およびSA10199もまた、(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オンによる処置に応答し、処置終了時のそれぞれのT/C比0.33および0.34によって反映される中程度の腫瘍成長阻害を示した(図3および図4)。モデルSA10245はT/C比がわずか0.73で、最も感受性の低いモデルであった(図5)。
【0191】
まとめると、(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オンは、いくつかの肉腫の患者由来の異種移植片モデルにおいて有意な抗腫瘍活性を有していた。
【0192】
したがって、本発明の第1の態様の一実施形態は、(6S)-5-[4’-フルオロ-2-(トリフルオロメチル)ビフェニル-4-イル]-6-メチル-3,6-ジヒドロ-2H-1,3,4-オキサジアジン-2-オンを、肉腫の処置を必要とする患者に投与するステップを含む、肉腫、さらに特には骨肉腫、滑膜肉腫、軟部組織肉腫、細胞株SA10199によって表される肉腫、または線維性組織球腫を処置する方法である。
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】