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特表2024-508178伝送方法、装置、機器及び可読記憶媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-22
(54)【発明の名称】伝送方法、装置、機器及び可読記憶媒体
(51)【国際特許分類】
   H04W 4/06 20090101AFI20240215BHJP
   H04W 48/16 20090101ALI20240215BHJP
【FI】
H04W4/06
H04W48/16
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023553730
(86)(22)【出願日】2022-03-11
(85)【翻訳文提出日】2023-09-04
(86)【国際出願番号】 CN2022080415
(87)【国際公開番号】W WO2022194053
(87)【国際公開日】2022-09-22
(31)【優先権主張番号】202110281748.3
(32)【優先日】2021-03-16
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】517372494
【氏名又は名称】維沃移動通信有限公司
【氏名又は名称原語表記】VIVO MOBILE COMMUNICATION CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.1, vivo Road, Chang’an, Dongguan,Guangdong 523863, China
(74)【代理人】
【識別番号】100159329
【弁理士】
【氏名又は名称】三縄 隆
(72)【発明者】
【氏名】▲鐘▼ ▲ティン▼▲ティン▼
(72)【発明者】
【氏名】▲謝▼ 振▲華▼
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA21
5K067DD11
5K067EE02
5K067EE10
(57)【要約】
本出願は、通信技術分野に属する伝送方法、装置、機器及び可読記憶媒体を開示し、本出願の実施例の伝送方法は、第一の業務に関心を持つ端末が第一の領域内に位置する場合、第一の行動を実行することを含む。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末によって実行される伝送方法であって、
第一の業務に関心を持つ前記端末が第一の領域内に位置する場合、第一の行動を実行することを含み、
前記第一の行動は、
前記第一の業務の構成情報を取得することと、
無線リソース制御RRC接続状態に入ることと、
非アクセス層NASシグナリングを送信することと、
RRCメッセージを送信することと、
前記第一の業務のデータを受信することとのうちの少なくとも一つを含む、伝送方法。
【請求項2】
前記第一の領域は、
前記第一の業務の業務領域と、
無線アクセスネットワークの通知領域と、
登録領域とのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記の、第一の行動を実行するステップは、
前記端末が前記第一の領域内に入った場合、前記第一の行動を実行することと、
前記端末が前記第一の領域内に入ってタイムアウトした場合、前記第一の行動を実行することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記の、第一の業務に関心を持つ端末が第一の領域内に位置する場合、第一の行動を実行するステップの前に、前記方法は、
第一のネットワーク側機器により送信された第一の情報を受信したことと、
第一のネットワーク側機器により送信された第一の情報を受信していないこととのうちの一つをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第一の情報における内容は、
前記第一の業務のデータ送信指示と、
前記第一の業務の開始指示と、
前記第一の業務の回復指示と、
前記第一の業務のデータ非送信指示と、
前記第一の業務のサスペンド指示と、
前記第一の業務の停止指示と、
前記第一の業務の削除指示と、
前記端末の識別子と、
前記第一の業務の識別子と、
セッション識別子と、
ページング指示とのうちの少なくとも一つを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記第一のネットワーク側機器は、
前記第一の領域内にある基地局と、
前記第一の領域外にある基地局とのうちの少なくとも一つを含む、請求項4に記載の方法。
【請求項7】
前記第一の行動がRRC接続状態に入ることを含む場合、前記方法は、
前記端末がRRC接続状態に入った後に第二の業務のデータを受信しておらず、且つ前記端末が第一の情報を受信した場合、前記第一の情報が前記第一の業務のデータ送信、開始又は回復を指示するために用いられると決定することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第二の業務は、プロトコルデータユニットPDUセッション方式を採用してデータ無線ベアラDRBデータを受信することを含む、請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、
前記第一の行動を実行する過程に、第二のネットワーク側機器により送信された第二の情報を受信することと、
前記第一の行動の実行を完了した後に、第二のネットワーク側機器により送信された第二の情報を受信することとのうちの少なくとも一つをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第二の情報における内容は、
前記第一の業務のデータ非送信指示と、
前記第一の業務のサスペンド指示と、
前記第一の業務の停止指示と、
前記第一の業務の削除指示と、
前記第一の業務のデータ送信の指示と、
前記第一の業務の開始指示と、
前記第一の業務の回復指示と、
前記第一の業務の送信を拒否する指示と、
前記端末の識別子と、
前記第一の業務の識別子と、
セッション識別子とのうちの少なくとも一つを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記第二のネットワーク側機器は、
前記第一の領域内にある基地局と、
前記第一の領域外にある基地局とのうちの少なくとも一つを含む、請求項9に記載の方法。
【請求項12】
前記方法は、
前記端末が第一の領域外にある場合、前記第一の行動の実行を拒否することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
ネットワーク側機器によって実行される伝送方法であって、
第一の業務に関心を持つ端末に第一の情報を送信することを含み、
ここで、前記第一の情報における内容は、
第一の業務のデータ送信の指示と、
第一の業務の開始指示と、
第一の業務の回復指示と、
第一の業務のデータ非送信の指示と、
第一の業務のサスペンド指示と、
第一の業務の停止指示と、
第一の業務の削除指示と、
端末の識別子と、
前記第一の業務の識別子と、
セッション識別子と、
ページング指示とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記ネットワーク側機器は、第一のネットワーク側機器である、伝送方法。
【請求項14】
前記方法は、
前記端末が第一の領域内に第一の行動を実行する過程に、第二の情報を端末に送信すること、
又は、
前記端末が第一の領域内に第一の行動の実行を完了した後に、第二の情報を端末に送信することをさらに含み、
ここで、前記ネットワーク側機器は、第二のネットワーク側機器である、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記第二の情報における内容は、
第一の業務のデータ非送信の指示と、
第一の業務のサスペンド指示と、
第一の業務の停止指示と、
第一の業務の削除指示と、
第一の業務のデータ送信の指示と、
第一の業務の開始指示と、
第一の業務の回復指示と、
第一の業務の送信を拒否する指示と、
前記端末の識別子と、
第一の業務の識別子と、
セッション識別子とのうちの少なくとも一つを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項16】
前記第一の行動は、
第一の業務の構成情報を取得することと、
無線リソース制御RRC接続状態に入ることと、
非アクセス層NASシグナリングを送信することと、
RRCメッセージを送信することと、
第一の業務のデータを受信することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項14に記載の方法。
【請求項17】
前記第一のネットワーク側機器又は第二のネットワーク側機器は、
前記第一の領域内にある基地局と、
前記第一の領域外にある基地局とのうちの少なくとも一つを含む、請求項13又は14に記載の方法。
【請求項18】
前記第一の領域は、
第一の業務の業務領域と、
無線アクセスネットワークの通知領域と、
登録領域とのうちの少なくとも一つを含む、請求項17に記載の方法。
【請求項19】
端末に用いられる伝送装置であって、
第一の業務に関心を持つ端末が第一の領域内に位置する場合、第一の行動を実行するための実行モジュールを含み、
前記第一の行動は、
前記第一の業務の構成情報を取得することと、
無線リソース制御RRC接続状態に入ることと、
非アクセス層NASシグナリングを送信することと、
RRCメッセージを送信することと、
前記第一の業務のデータを受信することとのうちの少なくとも一つを含む、伝送装置。
【請求項20】
ネットワーク側機器に用いられる伝送装置であって、
第一の業務に関心を持つ端末に第一の情報を送信するための第一の送信モジュールを含み、
ここで、前記第一の情報における内容は、
前記第一の業務のデータ送信の指示と、
前記第一の業務の開始指示と、
前記第一の業務の回復指示と、
前記第一の業務のデータ非送信の指示と、
前記第一の業務のサスペンド指示と、
前記第一の業務の停止指示と、
前記第一の業務の削除指示と、
端末の識別子と、
前記第一の業務の識別子と、
セッション識別子と、
ページング指示とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記ネットワーク側機器は、第一のネットワーク側機器である、伝送装置。
【請求項21】
端末であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラムとを含み、前記プログラムが前記プロセッサにより実行される時、請求項1から12のいずれか1項に記載の方法のステップを実現する、端末。
【請求項22】
ネットワーク側機器であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラムとを含み、前記プログラムが前記プロセッサにより実行される時、請求項13から18のいずれか1項に記載の方法のステップを実現する、ネットワーク側機器。
【請求項23】
可読記憶媒体であって、前記可読記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、請求項1から18のいずれか1項に記載の方法のステップを実現する、可読記憶媒体。
【請求項24】
チップであって、プロセッサと、通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、請求項1から18のいずれか1項に記載の方法のステップを実現するために用いられる、チップ。
【請求項25】
コンピュータプログラム製品であって、前記コンピュータプログラム製品は、可読記憶媒体に記憶されており、前記コンピュータプログラム製品が少なくとも一つのプロセッサにより実行される時、請求項1から18のいずれか1項に記載の方法のステップを実現する、コンピュータプログラム製品。
【請求項26】
請求項1から12のいずれか1項に記載の方法のステップを実行するように構成される、端末。
【請求項27】
請求項13から18のいずれか1項に記載の方法のステップを実行するように構成される、ネットワーク側機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2021年3月16日に中国で提出された中国特許出願No.202110281748.3の優先権を主張しており、同出願の内容のすべては、ここに参照として取り込まれる。
【0002】
本出願は、通信技術分野に属し、具体的には、伝送方法、装置、機器及び可読記憶媒体に関する。
【背景技術】
【0003】
無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)接続(Connected)状態の端末(例えばユーザ機器(User Equipment、UE))が、高サービス品質(Quality of Service、QoS)のローカル(Local)マルチキャストブロードキャスト業務(Multicast and Broadcast Services、MBS)のトラフィックデータが一時的に提供されていない(サスペンドされている)ため、非無線リソース制御接続(non-RRC Connected)状態にリリースされた後に、このUEは、セル再選択によりLocal MBS業務の業務領域から離れてLocal MBS業務の回復通知を逃す可能性がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本出願の実施例は、UEがセル再選択により再びLocal MBS業務の業務領域内に入る時にデータを引き続いて受信することができないという問題を解決する伝送方法、装置、機器及び可読記憶媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第一の態様によれば、端末によって実行される伝送方法を提供し、この伝送方法は、
第一の業務に関心を持つ前記端末が第一の領域内に位置する場合、第一の行動を実行することを含み、
前記第一の行動は、
前記第一の業務の構成情報を取得することと、
RRC接続状態に入ることと、
非アクセス層(Non-Access-Stratum、NAS)シグナリングを送信することと、
RRCメッセージを送信することと、
前記第一の業務のデータを受信することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0006】
第二の態様によれば、ネットワーク側機器によって実行される伝送方法を提供し、この伝送方法は、
第一の業務に関心を持つ端末に第一の情報を送信することを含み、
ここで、前記第一の情報における内容は、
第一の業務のデータ送信の指示と、
第一の業務の開始指示と、
第一の業務の回復指示と、
第一の業務のデータ非送信の指示と、
第一の業務のサスペンド指示と、
第一の業務の停止指示と、
第一の業務の削除指示と、
端末の識別子と、
前記第一の業務の識別子と、
セッション識別子と、
ページング指示とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記ネットワーク側機器は、第一のネットワーク側機器である。
【0007】
第三の態様によれば、端末に用いられる伝送装置を提供し、この伝送装置は、
第一の業務に関心を持つ端末が第一の領域内に位置する場合、第一の行動を実行するための実行モジュールを含み、
前記第一の行動は、
前記第一の業務の構成情報を取得することと、
RRC接続状態に入ることと、
NASシグナリングを送信することと、
RRCメッセージを送信することと、
前記第一の業務のデータを受信することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0008】
第四の態様によれば、ネットワーク側機器に用いられる伝送装置を提供し、この伝送装置は、
第一の業務に関心を持つ端末に第一の情報を送信するための第一の送信モジュールを含み、
ここで、前記第一の情報における内容は、
前記第一の業務のデータ送信の指示と、
前記第一の業務の開始指示と、
前記第一の業務の回復指示と、
前記第一の業務のデータ非送信の指示と、
前記第一の業務のサスペンド指示と、
前記第一の業務の停止指示と、
前記第一の業務の削除指示と、
端末の識別子と、
前記第一の業務の識別子と、
セッション識別子と、
ページング指示とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記ネットワーク側機器は、第一のネットワーク側機器である。
【0009】
第五の態様によれば、端末を提供し、この端末は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラムとを含み、前記プログラムが前記プロセッサにより実行される時、第一の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0010】
第六の態様によれば、端末を提供し、この端末は、プロセッサと、通信インターフェースとを含み、ここで、前記プロセッサは、実行する時に第一の態様に記載の方法のステップを実現するために用いられる。
【0011】
第七の態様によれば、ネットワーク側機器を提供し、このネットワーク側機器は、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラムとを含み、前記プログラムが前記プロセッサにより実行される時、第二の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0012】
第八の態様によれば、ネットワーク側機器を提供し、このネットワーク側機器は、プロセッサと、通信インターフェースとを含み、ここで、前記プロセッサは、実行する時に第二の態様に記載の方法のステップを実現するために用いられる。
【0013】
第九の態様によれば、可読記憶媒体を提供し、前記可読記憶媒体には、プログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、第一の態様又は第二の態様に記載の方法のステップを実現する。
【0014】
第十の態様によれば、コンピュータプログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム製品は、非揮発性の記憶媒体に記憶されており、前記コンピュータプログラム製品は、少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、第一の態様又は第二の態様に記載の処理の方法のステップを実現する。
【0015】
第十一の態様によれば、チップを提供し、前記チップは、プロセッサと、通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、第一の態様又は第二の態様に記載の処理の方法を実現するために用いられる。
【発明の効果】
【0016】
本出願の実施例では、端末は、再び第一の業務の業務領域内に入る時に、第一の業務のデータを引き続いて受信し、業務の連続性を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
図1】本出願の実施例が適用可能な無線通信システムのブロック図である。
図2】本出願の実施例による伝送方法のフローチャートのその一である。
図3】本出願の実施例による伝送方法のフローチャートのその二である。
図4】本出願の実施例による伝送装置の概略図のその一である。
図5】本出願の実施例による伝送装置の概略図のその二である。
図6】本出願の実施例における端末の概略図である。
図7】本出願の実施例におけるネットワーク側機器の概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下は、本出願の実施例における図面を結び付けながら、本出願の実施例における技術案を明瞭に記述し、明らかに、記述された実施例は、本出願の一部の実施例であり、すべての実施例ではない。本出願における実施例に基づき、当業者により得られたすべての他の実施例は、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【0019】
本出願の明細書と特許請求の範囲における用語である「第一」、「第二」などは、類似している対象を区別するものであり、指定される順序又は前後手順を記述するためのものではない。理解すべきこととして、このように使用される用語は、適切な場合に交換可能であり、それにより本出願の実施例は、ここで図示又は記述されたもの以外の順序で実施されることが可能であり、且つ「第一」、「第二」によって区別される対象は、一般的には同一種類であり、対象の個数を限定せず、例えば第一の対象は、一つであってもよく、複数であってもよい。なお、明細書及び請求項における「と」は、接続される対象のうちの少なくとも一つを表し、文字である「/」は、一般的には前後関連対象が「又は」の関係であることを表す。
【0020】
指摘すべきこととして、本出願の実施例に記述された技術は、ロングタームエボリューション型(Long Term Evolution、LTE)/LTEの進化(LTE-Advanced、LTE-A)システムに限らず、他の無線通信システム、例えば符号分割多重接続(Code Division Multiple Access、CDMA)、時分割多重接続(Time Division Multiple Access、TDMA)、周波数分割多重接続(Frequency Division Multiple Access、FDMA)、直交周波数分割多重接続(Orthogonal Frequency Division Multiple Access、OFDMA)、単一キャリア周波数分割多重接続(Single-carrier Frequency-Division Multiple Access、SC-FDMA)と他のシステムにも適用できる。本出願の実施例における用語である「システム」と「ネットワーク」は、常に交換可能に使用され、記述された技術は、以上に言及されたシステムとラジオ技術に用いられてもよく、他のシステムとラジオ技術に用いられてもよい。以下の記述は、例示の目的でニューラジオ(New Radio、NR)システムを記述しているとともに、以下の大部分の記述においてNR用語を使用しているが、これらの技術は、NRシステム応用以外の応用、例えば第六世代(6th Generation、6G)通信システムに適用されてもよい。
【0021】
本出願の実施例の理解を容易にするために、まず、以下の技術点を紹介する。
【0022】
一、マルチメディアブロードキャストマルチキャスト業務(Multimedia Broadcast and Multicast Service、MBMS)又はマルチキャストブロードキャスト業務(Multicast Broadcast Service、MBS)概要:
ロングタームエボリューション(Long Term Evolution、LTE)システムでは、MBMS業務は、以下の二つの方式によって送信されてもよい。
【0023】
(1)MBMS/MBS送信方式1:MBMS単一周波数ネットワーク(Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network、MBSFN)サブフレームで物理マルチキャストチャネル(Physical Multicast Channel、PMCH)物理チャネルによって送信される。
【0024】
ここで、制御情報は、システム情報(例えば、システム情報ブロック(System Information Block、SIB)13)とマルチキャスト制御チャネル(Multicast Control Channel、MCCH)によって送信され、データは、マルチキャストトラフィックチャネル(Multicast Traffic Channel、MTCH)によって送信される。
【0025】
(2)MBMS/MBS送信方式2:物理下りリンク制御チャネル(Physical Downlink Control Channel、PDCCH)によりスケジューリングされる物理下りリンク共有チャネル(Physical Downlink Shared Channel、PDSCH)チャネルによって送信される。
【0026】
ここで、制御情報は、システム情報(例えば、SIB20)と単一セルマルチキャスト制御チャネル(Single Cell Multicast Control Channel、SC-MCCH)によって送信され、データは、単一セルマルチキャストトラフィックチャネル(Single Cell Multicast Traffic Channel、SC-MTCH)によって送信される。ここで、SC-MCCHは、単一セル(Single Cell、SC)-無線ネットワーク一時識別子(Radio Network Temporary Identity、RNTI)PDCCHによりスケジューリングされるPDSCHによって送信され、SC-MTCHは、グループ無線ネットワーク一時識別子(Group RNTI、G-RNTI)PDCCHによりスケジューリングされるPDSCHによって送信される。
【0027】
二、Local MBS業務概要:
ニューラジオ(New Radio、NR)MBSにおいて、様々なタイプと性質のMBS業務がサポートされ、Local MBS業務は、その一つである。Local MBS業務とは、ビークルツーエブリシング(vehicle to everything、V2X)、公衆安全とローカルで提供される他のサービスに対して、ローカルサービス領域(例えば、各(per)セルラー、トラッキングエリア(Tracking Area、TA)又は他の地理的メトリック)と特定の時間(例えば、イベント時間、緊急場合又は運行時間)のみにおいて利用可能なグループキャスト又はブロードキャスト通信サービスが存在する可能性がある。そのため、端末がLocal MBS業務のローカルサービス領域から離れると、端末は、このLocal MBS業務を取得することができなくなる。
【0028】
図1を参照すると、図においては、本出願の実施例が適用可能な無線通信システムのブロック図を示す。無線通信システムは、端末11と、ネットワーク側機器12と、スマートサーフェスデバイス13とを含む。ここで、端末11は、端末機器又はユーザ端末(User Equipment、UE)と呼ばれてもよく、端末11は、携帯電話、タブレットコンピュータ(Tablet Personal Computer)、ラップトップコンピュータ(Laptop Computer)(又は、ノートパソコンと呼ばれる)、パーソナルデジタルアシスタント(Personal Digital Assistant、PDA)、パームトップコンピュータ、ネットブック、ウルトラモバイルパーソナルコンピュータ(ultra-mobile personal computer、UMPC)、モバイルインターネットディバイス(Mobile Internet Device、MID)、ウェアラブルデバイス(Wearable Device)又は車載機器(VUE)、歩行者端末(PUE)などの端末側機器であってもよく、ウェアラブルデバイスは、スマートウォッチ、ブレスレット、イヤホン、メガネなどを含む。説明すべきこととして、本出願の実施例は、端末11の具体的なタイプを限定するものではない。
【0029】
ネットワーク側機器12は、基地局又はコアネットワークであってもよく、ここで、基地局は、ノードB、進化ノードB、アクセスポイント、ベーストランシーバステーション(Base TransceiverStation、BTS)、ラジオ基地局、ラジオ送受信機、ベーシックサービスセット(BasicServiceSet、BSS)、拡張サービスセット(ExtendedServiceSet、ESS)、Bノード、進化型Bノード(eNB)、家庭用Bノード、家庭用進化型Bノード、ワイアレスローカルエリアネットワーク(Wireless Local Area Networks、WLAN)アクセスポイント、ワイヤレスフィデリティ(Wireless Fidelity、WiFi)ノード、トランスミッションポイント(Transmitting Receiving Point、TRP)、無線アクセスネットワークノード又は当分野における他のある適切な用語と呼ばれてもよく、同じ技術的効果が達成される限り、前記基地局は、指定される技術用語に限定されず、説明すべきこととして、本出願の実施例においてNRシステムにおける基地局のみを例にするが、基地局の具体的なタイプを限定するものではない。
【0030】
以下では、図面を結び付けながら、いくつかの実施例及びその応用シナリオによって本出願の実施例による伝送方法、装置、機器及び可読記憶媒体を詳細に説明する。
【0031】
図2を参照すると、本出願の実施例は、伝送方法を提供し、この方法の実行本体は、端末であってもよく、具体的なステップは、ステップ201を含む。
【0032】
ステップ201:第一の業務に関心を持つ端末は、第一の領域内に第一の行動を実行し、
前記第一の行動は、
(1)前記第一の業務の構成情報を取得することであって、
例えば、第一の業務は、local MBS業務であり、端末は、ブロードキャスト制御チャネル(Broadcast Control Channel、BCCH)とマルチキャスト制御チャネル(Multiple CCH、MCCH)の情報をモニタリングしてMBS業務の構成情報を取得し、端末は、専有RRCシグナリングを介してLocal MBS業務の構成情報を取得し、例えば、まず、NASシグナリング又はRRCメッセージをネットワークに送信し、MBS業務の構成情報を要求してから、専有RRCシグナリングを介してLocal MBS業務の構成情報を取得することと、
(2)RRC接続状態に入ることであって、
理解できるように、上記(2)における内容は、端末がRRC-inactive状態とRRC-idle状態にあることに適することと、
(3)非アクセス層(Non-Access-Stratum、NAS)シグナリングを送信することと、
(4)RRCメッセージを送信することと、
(5)前記第一の業務のデータを受信することであって、
例えば、local MBS業務のユーザプレーンデータであることとの少なくとも一つを含む。
【0033】
上記の、第一の業務に関心を持つ端末とは、この端末が、第一の業務を受信することを望むことである。
【0034】
本出願の一つの実施の形態では、前記第一の領域は、以下の少なくとも一つを含む。
【0035】
(1)前記第一の業務の業務領域(service area)であって、
例えば、local MBS業務の業務領域内。
【0036】
(2)無線アクセスネットワークの通知領域であって、
理解できるように、上記(2)における内容は、端末が無線リソース制御(Radio Resource Control、RRC)非アクティブ化状態(RRC-inactive状態)にあることに適する。
【0037】
(3)登録領域(Registration Area、RA)であって、
理解できるように、上記(3)における内容は、端末がRRC-inactive状態とRRCアイドル状態(RRC-idle状態)にあることに適する。
【0038】
本出願の一つの実施の形態では、前記の、第一の行動を実行するステップは、
前記端末が前記第一の領域内に入った場合、前記第一の行動を実行することと、
前記端末が前記第一の領域内に入ってタイムアウトした場合、前記第一の行動を実行することとのうちの少なくとも一つを含む。
【0039】
本出願の一つの実施の形態では、前記の、第一の業務に関心を持つ端末が第一の領域内に位置する場合、第一の行動を実行するステップの前に、前記方法は、
第一のネットワーク側機器により送信された第一の情報を受信したこと、
又は、
第一のネットワーク側機器により送信された第一の情報を受信していないことをさらに含む。
【0040】
本出願の一つの実施の形態では、前記第一の情報における内容は、以下の少なくとも一つを含む。
【0041】
(1)前記第一の業務のデータ送信指示。
【0042】
(2)前記第一の業務の開始指示であって、
例えば、local MBS業務のセッション(session)開始(start)。
【0043】
(3)前記第一の業務の回復指示であって、
例えば、local MBS業務のsession回復(resume)。
【0044】
(4)前記第一の業務のデータ非送信指示。
【0045】
(5)前記第一の業務のサスペンド指示であって、
例えば、local MBS業務のsession サスペンド(suspend)。
【0046】
(6)前記第一の業務の停止指示であって、
例えば、local MBS業務のsession 停止(stop)。
【0047】
(7)前記第一の業務の削除指示であって、
例えば、local MBS業務のsession 削除(delete)。
【0048】
(8)前記端末の識別子。
【0049】
(9)前記第一の業務の識別子であって、
例えば、第一の業務がlocal MBS業務である場合、業務識別子は、一時移動グループ識別子(Temporary Mobile Group Identity、TMGI)である。
【0050】
(10)セッション識別子(session identifier)。
【0051】
(11)ページング指示であって、
例えば、無線アクセスネットワークページングメッセージ(RAN paging message)、例えばXNインターフェースの無線アクセスネットワークページングメッセージ、又はコアネットワークページングメッセージ、例えばNGインターフェースのコアネットワークページングメッセージ。
【0052】
本出願の一つの実施の形態では、前記第一のネットワーク側機器は、以下の少なくとも一つを含む。
【0053】
(1)前記第一の領域内にある基地局であって、
例えば、local MBS業務のservice area内にある基地局。
【0054】
(2)前記第一の領域外にある基地局であって、
例えば、local MBS業務のservice area外にある基地局。
【0055】
本出願の一つの実施の形態では、前記第一の行動がRRC接続状態に入ることを含む場合、前記方法は、
前記端末がRRC接続状態に入った後に第二の業務のデータを受信しておらず、且つ前記端末が第一の情報を受信した場合、前記第一の情報が前記第一の業務のデータ送信、開始又は回復を指示するために用いられると決定することをさらに含む。
【0056】
例えば、前記第一の情報がlocal MBS業務のsession startを指示するために用いられると決定し、又は前記第一の情報がlocal MBS業務のsession resumeを指示するために用いられると決定する。
【0057】
本出願の一つの実施の形態では、前記第二の業務は、プロトコルデータユニット(Protocol Data Unit、PDU)セッション方式を採用してデータ無線ベアラ(Data Radio Bearer、DRB)データを受信することを含む。
【0058】
本出願の一つの実施の形態では、前記方法は、
前記第一の行動を実行する過程に、第二のネットワーク側機器により送信された第二の情報を受信することと、
前記第一の行動の実行を完了した後に、第二のネットワーク側機器により送信された第二の情報を受信することとのうちの少なくとも一つをさらに含む。
【0059】
本出願の一つの実施の形態では、前記第二の情報における内容は、以下の少なくとも一つを含む。
【0060】
(1)前記第一の業務のデータ非送信指示。
【0061】
(2)前記第一の業務のサスペンド指示であって、
例えば、local MBS業務のsession suspend。
【0062】
(3)前記第一の業務の停止指示であって、
例えば、local MBS業務のsession stop。
【0063】
(4)前記第一の業務の削除指示であって、
例えば、local MBS業務のsession delete。
【0064】
(5)前記第一の業務のデータ送信の指示。
【0065】
(6)前記第一の業務の開始指示であって、
例えば、local MBS業務のセッション(session)start。
【0066】
(7)前記第一の業務の回復指示であって、
例えば、local MBS業務のsession resume。
【0067】
(8)前記第一の業務の送信を拒否する指示。
【0068】
(9)前記端末の識別子。
【0069】
(10)前記第一の業務の識別子であって、
例えば、第一の業務がlocal MBS業務である場合、業務識別子は、TMGIであってもよい。
【0070】
(11)セッション識別子(session identifier)。
【0071】
本出願の一つの実施の形態では、前記第二のネットワーク側機器は、以下の少なくとも一つを含む。
【0072】
(1)前記第一の領域内にある基地局であって、
例えば、local MBS業務のservice area内にある基地局。
【0073】
(2)前記第一の領域外にある基地局であって、
例えば、local MBS業務のservice area外にある基地局。
【0074】
本出願の一つの実施の形態では、前記方法は、
前記端末が第一の領域外にある場合、前記第一の行動の実行を拒否することをさらに含む。
【0075】
本出願の実施例では、端末は、再び第一の業務の業務領域内に入る時に、第一の業務のデータを引き続いて受信し、業務の連続性を実現することができる。
【0076】
図3を参照すると、本出願の実施例は、伝送方法を提供し、この方法の実行本体は、ネットワーク側機器、例えば第一のネットワーク側機器又は第二のネットワーク側機器であってもよく、具体的なステップは、ステップ301を含む。
【0077】
ステップ301:第一の業務に関心を持つ端末に第一の情報を送信し、
前記第一の情報における内容は、以下の少なくとも一つを含む。
【0078】
(1)第一の業務のデータ送信の指示。
【0079】
(2)第一の業務の開始指示であって、
例えば、local MBS業務のsession start。
【0080】
(3)第一の業務の回復指示であって、
例えば、local MBS業務のsession resume。
【0081】
(4)第一の業務のデータ非送信の指示。
【0082】
(5)第一の業務のサスペンド指示であって、
例えば、local MBS業務のsession suspend。
【0083】
(6)第一の業務の停止指示であって、
例えば、local MBS業務のsession stop。
【0084】
(7)第一の業務の削除指示であって、
例えば、local MBS業務のsession delete。
【0085】
(8)端末の識別子。
【0086】
(9)前記第一の業務の識別子であって、
例えば、第一の業務がlocal MBS業務である場合、業務識別子は、一時移動グループ識別子(Temporary Mobile Group Identity、TMGI)である。
【0087】
(10)セッション識別子。
【0088】
(11)ページング指示であって、
例えば、RAN paging message、例えばXNインターフェースの無線アクセスネットワークページングメッセージ、又はコアネットワークページングメッセージ、例えばNGインターフェースのコアネットワークページングメッセージ。
【0089】
ここで、このネットワーク側機器は、第一のネットワーク側機器である。
【0090】
本出願の一つの実施の形態では、前記第一のネットワーク側機器は、以下の少なくとも一つを含む。
【0091】
(1)第一の領域内にある基地局であって、
例えば、local MBS業務のservice area内にある基地局。
【0092】
(2)第一の領域外にある基地局であって、
例えば、local MBS業務のservice area外にある基地局。
【0093】
本出願の一つの実施の形態では、前記第一の領域は、以下の少なくとも一つを含む。
【0094】
(1)第一の業務の業務領域であって、
例えば、local MBS業務の業務領域内。
【0095】
(2)無線アクセスネットワークの通知領域であって、
理解できるように、上記(2)における内容は、端末がRRC-inactive状態にあることに適する。
【0096】
(3)登録領域であって、
理解できるように、上記(3)における内容は、端末がRRC-inactive状態とRRC-idle状態にあることに適する。
【0097】
本出願の一つの実施の形態では、前記方法は、
前記端末が第一の領域で第一の行動を実行する過程に、第二の情報を端末に送信すること、
又は、
前記端末が第一の領域で第一の行動の実行を完了した後に、第二の情報を端末に送信することをさらに含み、
ここで、ネットワーク側機器は、第二のネットワーク側機器である。
【0098】
本出願の一つの実施の形態では、前記第二の情報における内容は、以下の少なくとも一つを含む。
【0099】
(1)第一の業務のデータ非送信の指示。
【0100】
(2)第一の業務のサスペンド指示であって、
例えば、local MBS業務のsession suspend。
【0101】
(3)第一の業務の停止指示であって、
例えば、local MBS業務のsession stop。
【0102】
(4)第一の業務の削除指示であって、
例えば、local MBS業務のsession delete。
【0103】
(5)第一の業務のデータ送信の指示。
【0104】
(6)第一の業務の開始指示であって、
例えば、local MBS業務のsession start。
【0105】
(7)第一の業務の回復指示であって、
例えば、local MBS業務のsession resume。
【0106】
(8)第一の業務の送信を拒否する指示。
【0107】
(9)前記端末の識別子。
【0108】
(10)第一の業務の識別子であって、
例えば、第一の業務がlocal MBS業務である場合、業務識別子は、TMGIであってもよい。
【0109】
(11)セッション識別子。
【0110】
本出願の一つの実施の形態では、前記第一の行動は、以下の少なくとも一つを含む。
【0111】
(1)第一の業務の構成情報を取得することであって、
例えば、第一の業務は、local MBS業務であり、端末は、BCCHとMCCHの情報をモニタリングしてMBS業務の構成情報を取得し、
端末は、専有RRCシグナリングを介してLocal MBS業務の構成情報を取得し、例えば、まず、NASシグナリング又はRRCメッセージをネットワークに送信し、MBS業務の構成情報を要求してから、専有RRCシグナリングを介してLocal MBS業務の構成情報を取得する。
【0112】
(2)RRC接続状態に入ることであって、
理解できるように、上記(2)における内容は、端末がRRC-inactive状態とRRC-idle状態にあることに適する。
【0113】
(3)NASシグナリングを送信する。
【0114】
(4)RRCメッセージを送信する。
【0115】
(5)第一の業務のデータを受信することであって、
例えば、local MBS業務のユーザプレーンデータである。
【0116】
本出願の一つの実施の形態では、前記第二のネットワーク側機器は、以下の少なくとも一つを含む。
【0117】
(1)前記第一の領域内にある基地局であって、
例えば、local MBS業務のservice area内にある基地局。
【0118】
(2)前記第一の領域外にある基地局であって、
例えば、local MBS業務のservice area外にある基地局。
【0119】
本出願の実施例では、ネットワーク側機器は、第一の業務に関心を持つ端末に第一の情報を送信することができ、それによって端末は、再び第一の業務の業務領域内に入る時に、第一の業務のデータを引き続いて受信し、業務の連続性を実現することができる。
【0120】
図4を参照すると、本出願の実施例は、端末に用いられる伝送装置を提供し、この装置400は、
第一の業務に関心を持つ端末が第一の領域内に位置する場合、第一の行動を実行するための実行モジュール401を含み、
前記第一の行動は、以下の少なくとも一つを含む。
【0121】
(1)前記第一の業務の構成情報を取得することであって、
例えば、第一の業務は、local MBS業務であり、端末は、BCCHとMCCHの情報をモニタリングしてMBS業務の構成情報を取得し、
端末は、専有RRCシグナリングを介してLocal MBS業務の構成情報を取得し、例えば、まず、NASシグナリング又はRRCメッセージをネットワークに送信し、Local MBS業務の構成情報を要求してから、専有RRCシグナリングを介してLocal MBS業務の構成情報を取得する。
【0122】
(2)RRC接続状態に入ることであって、
理解できるように、上記(2)における内容は、端末がRRC-inactive状態とRRC-idle状態にあることに適する。
【0123】
(3)NASシグナリングを送信する。
【0124】
(4)RRCメッセージを送信する。
【0125】
(5)前記第一の業務のデータを受信する。
【0126】
本出願の一つの実施の形態では、前記第一の領域は、以下の少なくとも一つを含む。
【0127】
(1)前記第一の業務の業務領域(service area)であって、
例えば、local MBS業務の業務領域内。
【0128】
(2)無線アクセスネットワークの通知領域であって、
理解できるように、上記(2)における内容は、端末がRRC-inactive状態にあることに適する。
【0129】
(3)RAであって、
理解できるように、上記(3)における内容は、端末がRRC-inactive状態とRRC-idle状態にあることに適する。
【0130】
本出願の一つの実施の形態では、実行モジュール401は、さらに、
前記端末が前記第一の領域内に入った場合、前記第一の行動を実行することと、
前記端末が前記第一の領域内に入ってタイムアウトした場合、前記第一の行動を実行することとのうちの少なくとも一つに用いられる。
【0131】
本出願の一つの実施の形態では、前記装置400は、第一のネットワーク側機器により送信された第一の情報を受信したこと、又は、第一のネットワーク側機器により送信された第一の情報を受信していないことを実行するための処理モジュールをさらに含む。
【0132】
本出願の一つの実施の形態では、前記第一の情報における内容は、以下の少なくとも一つを含む。
【0133】
(1)前記第一の業務のデータ送信指示。
【0134】
(2)前記第一の業務の開始指示であって、
例えば、local MBS業務のsession start。
【0135】
(3)前記第一の業務の回復指示であって、
例えば、local MBS業務のsession resume。
【0136】
(4)前記第一の業務のデータ非送信指示。
【0137】
(5)前記第一の業務のサスペンド指示であって、
例えば、local MBS業務のsession suspend。
【0138】
(6)前記第一の業務の停止指示であって、
例えば、local MBS業務のsession stop。
【0139】
(7)前記第一の業務の削除指示であって、
例えば、local MBS業務のsession delete。
【0140】
(8)前記端末の識別子。
【0141】
(9)前記第一の業務の識別子であって、
例えば、第一の業務がlocal MBS業務である場合、業務識別子は、TMGIである。
【0142】
(10)session identifier。
【0143】
(11)ページング指示であって、
例えば、RAN paging message、例えばXNインターフェースのRAN paging message、又はコアネットワークページングメッセージ、例えばNGインターフェースのコアネットワークページングメッセージ。
【0144】
本出願の一つの実施の形態では、前記第一のネットワーク側機器は、以下の少なくとも一つを含む。
【0145】
(1)前記第一の領域内にある基地局であって、
例えば、local MBS業務のservice area内にある基地局。
【0146】
(2)前記第一の領域外にある基地局であって、
例えば、local MBS業務のservice area外にある基地局。
【0147】
本出願の一つの実施の形態では、前記第一の行動がRRC接続状態に入ることを含む場合、前記装置400は、
前記端末がRRC接続状態に入った後に第二の業務のデータを受信しておらず、且つ前記端末が第一の情報を受信した場合、前記第一の情報が前記第一の業務のデータ送信、開始又は回復を指示するために用いられると決定するための決定モジュールをさらに含む。
【0148】
例えば、前記第一の情報がlocal MBS業務のsession startを指示するために用いられると決定し、又は前記第一の情報がlocal MBS業務のsession resumeを指示するために用いられると決定する。
【0149】
本出願の一つの実施の形態では、前記第二の業務は、PDUセッション方式を採用してDRBデータを受信することを含む。
【0150】
本出願の一つの実施の形態では、前記装置400は、前記第一の行動を実行する過程に、第二のネットワーク側機器により送信された第二の情報を受信することと、前記第一の行動の実行を完了した後に、第二のネットワーク側機器により送信された第二の情報を受信することとのうちの少なくとも一つに用いられる受信モジュールをさらに含む。
【0151】
本出願の一つの実施の形態では、前記第二の情報における内容は、以下の少なくとも一つを含む。
【0152】
(1)前記第一の業務のデータ非送信指示。
【0153】
(2)前記第一の業務のサスペンド指示であって、
例えば、local MBS業務のsession suspend。
【0154】
(3)前記第一の業務の停止指示であって、
例えば、local MBS業務のsession stop。
【0155】
(4)前記第一の業務の削除指示であって、
例えば、local MBS業務のsession delete。
【0156】
(5)前記第一の業務のデータ送信の指示。
【0157】
(6)前記第一の業務の開始指示であって、
例えば、local MBS業務のsession start。
【0158】
(7)前記第一の業務の回復指示であって、
例えば、local MBS業務のsession resume。
【0159】
(8)前記第一の業務の送信を拒否する指示。
【0160】
(9)前記端末の識別子。
【0161】
(10)前記第一の業務の識別子であって、
例えば、第一の業務がlocal MBS業務である場合、業務識別子は、TMGIである。
【0162】
(11)session identifier。
【0163】
本出願の一つの実施の形態では、前記第二のネットワーク側機器は、以下の少なくとも一つを含む。
【0164】
(1)前記第一の領域内にある基地局であって、
例えば、local MBS業務のservice area内にある基地局。
【0165】
(2)前記第一の領域外にある基地局であって、
例えば、local MBS業務のservice area外にある基地局。
【0166】
本出願の一つの実施の形態では、前記装置400は、前記端末が第一の領域外にある場合、前記第一の行動の実行を拒否するための拒否モジュールをさらに含む。
【0167】
本出願の実施例における伝送装置は、オペレーティングシステムを有する装置又は電子機器、端末における部材、集積回路、又はチップであってもよい。この装置又は電子機器は、移動端末であってもよく、非移動端末であってもよい。例示的には、移動端末は、以上に列挙された端末のタイプを含んでもよいが、それらに限らず、非移動端末は、サーバ、ネットワーク接続型ストレージ(Network Attached Storage、NAS)、パーソナルコンピュータ(Personal Computer、PC)、テレビ(Television、TV)、預入支払機又はセルフサービス機などであってもよく、本出願の実施例は、具体的に限定しない。
【0168】
本出願の実施例による装置は、図2に示す方法の実施例により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0169】
図5を参照すると、本出願の実施例は、ネットワーク側機器に用いられる伝送装置を提供し、この装置500は、
第一の業務に関心を持つ端末に第一の情報を送信するための第一の送信モジュール501を含み、
ここで、前記第一の情報における内容は、以下の少なくとも一つを含む。
【0170】
(1)第一の業務のデータ送信の指示。
【0171】
(2)第一の業務の開始指示であって、
例えば、local MBS業務のsession start。
【0172】
(3)第一の業務の回復指示であって、
例えば、local MBS業務のsession resume。
【0173】
(4)第一の業務のデータ非送信の指示。
【0174】
(5)第一の業務のサスペンド指示であって、
例えば、local MBS業務のsession suspend。
【0175】
(6)第一の業務の停止指示であって、
例えば、local MBS業務のsession stop。
【0176】
(7)第一の業務の削除指示であって、
例えば、local MBS業務のsession delete。
【0177】
(8)端末の識別子。
【0178】
(9)前記第一の業務の識別子であって、
例えば、第一の業務がlocal MBS業務である場合、業務識別子は、TMGIである。
【0179】
(10)セッション識別子。
【0180】
(11)ページング指示であって、
例えば、RAN paging message、例えばXNインターフェースの無線アクセスネットワークページングメッセージ、又はコアネットワークページングメッセージ、例えばNGインターフェースのコアネットワークページングメッセージ。
【0181】
ここで、前記ネットワーク側機器は、第一のネットワーク側機器である。
【0182】
本出願の一つの実施の形態では、前記第一のネットワーク側機器は、以下の少なくとも一つを含む。
【0183】
(1)第一の領域内にある基地局であって、
例えば、local MBS業務のservice area内にある基地局。
【0184】
(2)第一の領域外にある基地局であって、
例えば、local MBS業務のservice area外にある基地局。
【0185】
本出願の一つの実施の形態では、前記第一の領域は、以下の少なくとも一つを含む。
【0186】
(1)第一の業務の業務領域であって、
例えば、local MBS業務の業務領域内。
【0187】
(2)無線アクセスネットワークの通知領域であって、
理解できるように、上記(2)における内容は、端末がRRC-inactive状態にあることに適する。
【0188】
(3)登録領域であって、
理解できるように、上記(3)における内容は、端末がRRC-inactive状態とRRC-idle状態にあることに適する。
【0189】
本出願の一つの実施の形態では、前記装置500は、前記端末が第一の領域で第一の行動を実行する過程に、第二の情報を端末に送信し、又は、前記端末が第一の領域で第一の行動の実行を完了した後に、第二の情報を端末に送信するための第二の送信モジュールをさらに含み、
ここで、ネットワーク側機器は、第二のネットワーク側機器である。
【0190】
本出願の一つの実施の形態では、前記第二の情報における内容は、以下の少なくとも一つを含む。
【0191】
(1)第一の業務のデータ非送信の指示。
【0192】
(2)第一の業務のサスペンド指示であって、
例えば、local MBS業務のsession suspend。
【0193】
(3)第一の業務の停止指示であって、
例えば、local MBS業務のsession stop。
【0194】
(4)第一の業務の削除指示であって、
例えば、local MBS業務のsession delete。
【0195】
(5)第一の業務のデータ送信の指示。
【0196】
(6)第一の業務の開始指示であって、
例えば、local MBS業務のsession start。
【0197】
(7)第一の業務の回復指示であって、
例えば、local MBS業務のsession resume。
【0198】
(8)第一の業務の送信を拒否する指示。
【0199】
(9)前記端末の識別子。
【0200】
(10)第一の業務の識別子であって、
例えば、第一の業務がlocal MBS業務である場合、業務識別子は、TMGIであってもよい。
【0201】
(11)セッション識別子。
【0202】
本出願の一つの実施の形態では、前記第一の行動は、以下の少なくとも一つを含む。
【0203】
(1)第一の業務の構成情報を取得することであって、
例えば、第一の業務は、local MBS業務であり、端末は、BCCHとMCCHの情報をモニタリングしてMBS業務の構成情報を取得し、
端末は、専有RRCシグナリングを介してLocal MBS業務の構成情報を取得し、例えば、まず、NASシグナリング又はRRCメッセージをネットワークに送信し、MBS業務の構成情報を要求してから、専有RRCシグナリングを介してLocal MBS業務の構成情報を取得する。
【0204】
(2)RRC接続状態に入ることであって、
理解できるように、上記(2)における内容は、端末がRRC-inactive状態とRRC-idle状態にあることに適する。
【0205】
(3)NASシグナリングを送信する。
【0206】
(4)RRCメッセージを送信する。
【0207】
(5)第一の業務のデータを受信することであって、
例えば、local MBS業務のユーザプレーンデータである。
【0208】
本出願の一つの実施の形態では、前記第二のネットワーク側機器は、以下の少なくとも一つを含む。
【0209】
(1)前記第一の領域内にある基地局であって、
例えば、local MBS業務のservice area内にある基地局。
【0210】
(2)前記第一の領域外にある基地局であって、
例えば、local MBS業務のservice area外にある基地局。
【0211】
本出願の実施例における伝送装置は、オペレーティングシステムを有する装置又は電子機器、ネットワーク側機器における部材、集積回路、又はチップであってもよい。この装置又は電子機器は、基地局であってもよく、他のネットワーク側機器であってもよい。
【0212】
本出願の実施例による装置は、図3に示す方法の実施例により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0213】
本出願の実施例は、端末をさらに提供し、プロセッサと通信インターフェースとを含み、プロセッサは、第一の業務に関心を持つ前記端末が第一の領域内に位置する場合、第一の行動を実行するために用いられる。この端末の実施例は、上記端末側方法の実施例に対応し、上記方法の実施例の各実施プロセスと実現方式は、いずれもこの端末の実施例に適用でき、且つ同じ技術的効果を達成することができる。具体的には、図6は、本出願の実施例を実現する端末のハードウェア構造概略図であり、この端末600は、無線周波数ユニット601、ネットワークモジュール602、オーディオ出力ユニット603、入力ユニット604、センサ605、表示ユニット606、ユーザ入力ユニット607、インターフェースユニット608、メモリ609、及びプロセッサ610などの部材を含むが、それらに限らない。
【0214】
当業者であれば理解できるように、端末600は、各部材に給電する電源(例えば、電池)をさらに含んでもよく、電源は、電源管理システムによってプロセッサ610にロジック的に接続されてもよく、それにより電源管理システムによって充放電管理及び消費電力管理などの機能を実現することができる。図6に示す端末構造は、端末に対する限定を構成せず、端末は、図示された部材の数よりも多く又は少ない部材、又はいくつかの部材の組み合わせ、又は異なる部材の配置を含んでもよく、ここでこれ以上説明しない。
【0215】
理解すべきこととして、本出願の実施例では、入力ユニット604は、グラフィックスプロセッサ(Graphics Processing Unit、GPU)6041とマイクロホン6042を含んでもよく、グラフィックスプロセッサ6041は、ビデオキャプチャモード又は画像キャプチャモードにおいて画像キャプチャ装置(例えば、カメラ)によって得られた静止画像又はビデオの画像データを処理する。表示ユニット606は、表示パネル6061を含んでもよく、液晶ディスプレイ、有機発光ダイオードなどの形式で表示パネル6061が構成されてもよい。ユーザ入力ユニット607は、タッチパネル6071及び他の入力機器6072を含む。タッチパネル6071は、タッチスクリーンとも呼ばれる。タッチパネル6071は、タッチ検出装置とタッチコントローラという二つの部分を含んでもよい。他の入力機器6072は、物理的キーボード、機能キー(例えば、音量制御ボタン、スイッチボタンなど)、トラックボール、マウス、操作レバーを含んでもよいが、それらに限らず、ここでこれ以上説明しない。
【0216】
本出願の実施例では、無線周波数ユニット601は、ネットワーク側機器からの下りリンクのデータを受信した後に、プロセッサ610に処理させ、また、上りリンクのデータをネットワーク側機器に送信する。一般的には、無線周波数ユニット601は、アンテナ、少なくとも一つの増幅器、送受信機、カプラ、低雑音増幅器、デュプレクサなどを含むが、それらに限らない。
【0217】
メモリ609は、ソフトウェアプログラム又は命令及び様々なデータを記憶するために用いられてもよい。メモリ609は、主にプログラム又は命令記憶領域とデータ記憶領域を含んでもよく、ここで、プログラム又は命令記憶領域は、オペレーティングシステム、少なくとも一つの機能に必要なアプリケーションプログラム又は命令(例えば、音声再生機能、画像再生機能など)などを記憶することができる。なお、メモリ609は、高速ランダムアクセスメモリを含んでもよく、非揮発性メモリを含んでもよく、ここで、非揮発性メモリは、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(Programmable ROM、PROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Erasable PROM、EPROM)、電気的に消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(Electrically EPROM、EEPROM)又はフラッシュメモリであってもよい。例えば、少なくとも一つの磁気ディスクメモリデバイス、フラッシュメモリデバイス、又は他の非揮発性ソリッドステートメモリデバイスであってもよい。
【0218】
プロセッサ610は、一つ又は複数の処理ユニットを含んでもよい。選択的に、プロセッサ610は、アプリケーションプロセッサとモデムプロセッサを統合してもよい。ここで、アプリケーションプロセッサは、主にオペレーティングシステム、ユーザインタフェースとアプリケーションプログラム又は命令などを処理するものであり、モデムプロセッサは、主に無線通信を処理するものであり、例えばベースバンドプロセッサである。理解できるように、上記モデムプロセッサは、プロセッサ610に統合されなくてもよい。
【0219】
本出願の実施例による端末は、図2に示す方法の実施例により実現される各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができ、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0220】
本出願の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供し、プロセッサと通信インターフェースとを含み、通信インターフェースは、第一の業務に関心を持つ端末に第一の情報を送信するために用いられる。このネットワーク側機器の実施例は、上記ネットワーク側機器方法の実施例に対応し、上記方法の実施例の各実施プロセスと実現方式は、いずれもこのネットワーク側機器の実施例に適用でき、且つ同じ技術的効果を達成することができる。
【0221】
具体的には、本出願の実施例は、ネットワーク側機器をさらに提供する。図7に示すように、このネットワーク側機器700は、アンテナ701、無線周波数装置702、ベースバンド装置703を含む。アンテナ701と無線周波数装置702とが接続される。上りリンク方向において、無線周波数装置702は、アンテナ701を介して情報を受信し、受信した情報をベースバンド装置703に送信して処理させる。下りリンク方向において、ベースバンド装置703は、送信する情報を処理し、無線周波数装置702に送信し、無線周波数装置702は、受信した情報を処理した後にアンテナ701を介して送出する。
【0222】
上記周波数帯域処理装置は、ベースバンド装置703に位置してもよく、以上の実施例においてネットワーク側機器により実行される方法は、ベースバンド装置703に実現されてもよく、このベースバンド装置703は、プロセッサ704とメモリ705とを含む。
【0223】
ベースバンド装置703は、例えば少なくとも一つのベースバンドボードを含んでもよく、このベースバンドボード上に複数のチップが設置され、図7に示すように、そのうちの一つのチップは、例えばプロセッサ704であり、メモリ705と接続されて、メモリ705におけるプログラムを呼び出し、以上の方法の実施例に示すネットワーク機器操作を実行する。
【0224】
このベースバンド装置703は、ネットワークインターフェース706をさらに含んでもよく、無線周波数装置702との情報のやり取りに用いられ、このインターフェースは、例えば共通公衆無線インターフェース(Common Public Radio Interface、CPRIと略す)である。
【0225】
具体的には、本出願の実施例のネットワーク側機器は、メモリ705に記憶されており、且つプロセッサ704上で運行できる命令又はプログラムをさらに含み、プロセッサ704は、メモリ705における命令又はプログラムを呼び出し、図5に示す各モジュールにより実行される方法を実行し、且つ同じ技術的効果を達成し、説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0226】
本出願の実施例は、コンピュータプログラム製品をさらに提供し、前記コンピュータプログラム製品は、非揮発性の記憶媒体に記憶されており、前記コンピュータプログラム製品は、少なくとも一つのプロセッサにより実行されて、図2又は図3に記載の処理の方法のステップを実現する。
【0227】
本出願の実施例は、可読記憶媒体をさらに提供し、前記可読記憶媒体は、非一時的であってもよく、前記可読記憶媒体上にはプログラム又は命令が記憶されており、このプログラム又は命令がプロセッサにより実行される時、上記図2又は図3に示す方法の実施例の各プロセスを実現し、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0228】
ここで、前記プロセッサは、上記実施例に記載の端末におけるプロセッサである。前記可読記憶媒体は、コンピュータ可読記憶媒体、例えばコンピュータリードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、磁気ディスク又は光ディスクなどを含む。
【0229】
本出願の実施例は、チップをさらに提供し、前記チップは、プロセッサと通信インターフェースとを含み、前記通信インターフェースは、前記プロセッサと結合され、前記プロセッサは、プログラム又は命令を運行し、上記図3又は図4に示す方法の実施例の各プロセスを実現するために用いられ、且つ同じ技術的効果を達成することができる。説明の繰り返しを回避するために、ここでこれ以上説明しない。
【0230】
理解すべきこととして、本出願の実施例に言及されたチップは、システムレベルチップ、システムチップ、チップシステム又はシステムオンチップなどと呼ばれてもよい。
【0231】
説明すべきこととして、本明細書では、用語である「含む」、「包含」又はその他の任意の変形は、非排他的な「含む」を意図的にカバーするものであり、それによって一連の要素を含むプロセス、方法、物品又は装置は、それらの要素を含むだけではなく、明確にリストアップされていない他の要素も含み、又はこのようなプロセス、方法、物品又は装置に固有の要素も含む。それ以上の制限がない場合に、「……を1つ含む」という文章で限定された要素について、この要素を含むプロセス、方法、物品又は装置には他の同じ要素も存在することが排除されるものではない。なお、指摘すべきこととして、本出願の実施の形態における方法と装置の範囲は、図示又は討論された順序で機能を実行することに限らず、関わる機能に基づいて基本的に同時である方式又は逆の順序で機能を実行することを含んでもよく、例えば記述されたものとは異なる手順で記述された方法を実行することができるとともに、様々なステップを追加、省略又は組み合わせることができる。また、いくつかの例を参照して記述された特徴は、他の例で組み合わせられることができる。
【0232】
以上の実施の形態の記述によって、当業者であればはっきりと分かるように上記実施例の方法は、ソフトウェアと必要な汎用ハードウェアプラットフォームの形態によって実現されることができる。無論、ハードウェアによって実現されてもよいが、多くの場合、前者は、より好適な実施の形態である。このような理解を踏まえて、本出願の技術案が実質には又は従来の技術に寄与した部分は、コンピュータソフトウェア製品の形式で具現化されてもよく、このコンピュータソフトウェア製品は、一つの記憶媒体(例えばROM/RAM、磁気ディスク、光ディスク)に記憶され、一台の端末(携帯電話、コンピュータ、サーバ、エアコン、又はネットワーク機器などであってもよい)に本出願の各実施例に記載の方法を実行させるための若干の命令を含む。
【0233】
以上は、図面を結び付けながら、本出願の実施例を記述したが、本出願は、上記の具体的な実施の形態に限らない。上記の具体的な実施の形態は、例示的なものに過ぎず、制限性のあるものではない。当業者は、本出願の示唆で、本出願の趣旨と特許請求の範囲から逸脱しない限り、多くの形式を行うこともでき、いずれも本出願の保護範囲に属する。
【符号の説明】
【0234】
401 実行モジュール
501 第一の送信モジュール
601 無線周波数ユニット
602 ネットワークモジュール
603 オーディオ出力ユニット
604 入力ユニット
6041 グラフィックスプロセッサ
6042 マイクロホン
605 センサ
606 表示ユニット
6061 表示パネル
607 ユーザ入力ユニット
6071 タッチパネル
6072 他の入力機器
608 インターフェースユニット
609 メモリ
610 プロセッサ
700 ネットワーク側機器
702 無線周波数装置
703 ベースバンド装置
704 プロセッサ
705 メモリ
706 ネットワークインターフェース
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2023-09-04
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
端末によって実行される伝送方法であって、
第一の業務に関心を持つ前記端末が第一の領域内に位置する場合、第一の行動を実行することを含み、
前記第一の行動は、
前記第一の業務の構成情報を取得することと、
無線リソース制御RRC接続状態に入ることと、
非アクセス層NASシグナリングを送信することと、
RRCメッセージを送信することと、
前記第一の業務のデータを受信することとのうちの少なくとも一つを含む、伝送方法。
【請求項2】
前記第一の領域は、
前記第一の業務の業務領域と、
無線アクセスネットワークの通知領域と、
登録領域とのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記の、第一の行動を実行するステップは、
前記端末が前記第一の領域内に入った場合、前記第一の行動を実行することと、
前記端末が前記第一の領域内に入ってタイムアウトした場合、前記第一の行動を実行することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記の、第一の業務に関心を持つ端末が第一の領域内に位置する場合、第一の行動を実行するステップの前に、前記方法は、
第一のネットワーク側機器により送信された第一の情報を受信したことと、
第一のネットワーク側機器により送信された第一の情報を受信していないこととのうちの一つをさらに含み、
前記第一の情報における内容は、
前記第一の業務のデータ送信指示と、
前記第一の業務の開始指示と、
前記第一の業務の回復指示と、
前記第一の業務のデータ非送信指示と、
前記第一の業務のサスペンド指示と、
前記第一の業務の停止指示と、
前記第一の業務の削除指示と、
前記端末の識別子と、
前記第一の業務の識別子と、
セッション識別子と、
ページング指示とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一のネットワーク側機器は、
前記第一の領域内にある基地局と、
前記第一の領域外にある基地局とのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第一の行動がRRC接続状態に入ることを含む場合、前記方法は、
前記端末がRRC接続状態に入った後に第二の業務のデータを受信しておらず、且つ前記端末が第一の情報を受信した場合、前記第一の情報が前記第一の業務のデータ送信、開始又は回復を指示するために用いられると決定することをさらに含み、
前記第二の業務は、プロトコルデータユニットPDUセッション方式を採用してデータ無線ベアラDRBデータを受信することを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記方法は、
前記第一の行動を実行する過程に、第二のネットワーク側機器により送信された第二の情報を受信することと、
前記第一の行動の実行を完了した後に、第二のネットワーク側機器により送信された第二の情報を受信することとのうちの少なくとも一つをさらに含み、
前記第二の情報における内容は、
前記第一の業務のデータ非送信指示と、
前記第一の業務のサスペンド指示と、
前記第一の業務の停止指示と、
前記第一の業務の削除指示と、
前記第一の業務のデータ送信の指示と、
前記第一の業務の開始指示と、
前記第一の業務の回復指示と、
前記第一の業務の送信を拒否する指示と、
前記端末の識別子と、
前記第一の業務の識別子と、
セッション識別子とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第二のネットワーク側機器は、
前記第一の領域内にある基地局と、
前記第一の領域外にある基地局とのうちの少なくとも一つを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記方法は、
前記端末が第一の領域外にある場合、前記第一の行動の実行を拒否することをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
ネットワーク側機器によって実行される伝送方法であって、
第一の業務に関心を持つ端末に第一の情報を送信することを含み、
ここで、前記第一の情報における内容は、
第一の業務のデータ送信の指示と、
第一の業務の開始指示と、
第一の業務の回復指示と、
第一の業務のデータ非送信の指示と、
第一の業務のサスペンド指示と、
第一の業務の停止指示と、
第一の業務の削除指示と、
端末の識別子と、
前記第一の業務の識別子と、
セッション識別子と、
ページング指示とのうちの少なくとも一つを含み、
ここで、前記ネットワーク側機器は、第一のネットワーク側機器である、伝送方法。
【請求項9】
前記方法は、
前記端末が第一の領域内に第一の行動を実行する過程に、第二の情報を端末に送信すること、
又は、
前記端末が第一の領域内に第一の行動の実行を完了した後に、第二の情報を端末に送信することをさらに含み、
ここで、前記ネットワーク側機器は、第二のネットワーク側機器である、請求項に記載の方法。
【請求項10】
前記第二の情報における内容は、
第一の業務のデータ非送信の指示と、
第一の業務のサスペンド指示と、
第一の業務の停止指示と、
第一の業務の削除指示と、
第一の業務のデータ送信の指示と、
第一の業務の開始指示と、
第一の業務の回復指示と、
第一の業務の送信を拒否する指示と、
前記端末の識別子と、
第一の業務の識別子と、
セッション識別子とのうちの少なくとも一つを含む、請求項に記載の方法。
【請求項11】
前記第一の行動は、
第一の業務の構成情報を取得することと、
無線リソース制御RRC接続状態に入ることと、
非アクセス層NASシグナリングを送信することと、
RRCメッセージを送信することと、
第一の業務のデータを受信することとのうちの少なくとも一つを含む、請求項に記載の方法。
【請求項12】
前記第一のネットワーク側機器又は第二のネットワーク側機器は、
一の領域内にある基地局と、
前記第一の領域外にある基地局とのうちの少なくとも一つを含み、
前記第一の領域は、
第一の業務の業務領域と、
無線アクセスネットワークの通知領域と、
登録領域とのうちの少なくとも一つを含む、請求項8又は9に記載の方法。
【請求項13】
端末であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラムとを含み、前記プログラムが前記プロセッサにより実行される時、請求項1からのいずれか1項に記載の方法のステップを実現する、端末。
【請求項14】
ネットワーク側機器であって、プロセッサと、メモリと、前記メモリに記憶され、且つ前記プロセッサ上で運行できるプログラムとを含み、前記プログラムが前記プロセッサにより実行される時、請求項から12のいずれか1項に記載の方法のステップを実現する、ネットワーク側機器。
【請求項15】
可読記憶媒体であって、前記可読記憶媒体にはプログラム又は命令が記憶されており、前記プログラム又は命令が端末のプロセッサにより実行される時、請求項1からのいずれか1項に記載の方法のステップを実現又は、前記プログラム又は命令がネットワーク側機器のプロセッサにより実行される時、請求項8から12のいずれか1項に記載の方法のステップを実現する、可読記憶媒体。
【国際調査報告】