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特表2024-508208ライブリモートモバイルインターフェースを介したロボットチケットスクラッチ処理のためのシステムおよび方法
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  • 特表-ライブリモートモバイルインターフェースを介したロボットチケットスクラッチ処理のためのシステムおよび方法 図1
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-26
(54)【発明の名称】ライブリモートモバイルインターフェースを介したロボットチケットスクラッチ処理のためのシステムおよび方法
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240216BHJP
【FI】
G06Q50/10
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023535321
(86)(22)【出願日】2022-07-27
(85)【翻訳文提出日】2023-08-25
(86)【国際出願番号】 US2022038587
(87)【国際公開番号】W WO2023009670
(87)【国際公開日】2023-02-02
(31)【優先権主張番号】63/203,666
(32)【優先日】2021-07-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/655,999
(32)【優先日】2022-03-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/448,046
(32)【優先日】2021-09-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/655,996
(32)【優先日】2022-03-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/662,291
(32)【優先日】2022-05-06
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/478,907
(32)【優先日】2021-09-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/655,998
(32)【優先日】2022-03-22
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】17/650,215
(32)【優先日】2022-02-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515293414
【氏名又は名称】ペイレンジ インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100079108
【弁理士】
【氏名又は名称】稲葉 良幸
(74)【代理人】
【識別番号】100109346
【弁理士】
【氏名又は名称】大貫 敏史
(74)【代理人】
【識別番号】100117189
【弁理士】
【氏名又は名称】江口 昭彦
(74)【代理人】
【識別番号】100134120
【弁理士】
【氏名又は名称】内藤 和彦
(72)【発明者】
【氏名】パテル,パレッシュ,ケー.
(72)【発明者】
【氏名】キッチン,マイケル
(57)【要約】
コントローラは、チケット発券機に近接する第1のビデオカメラから第1のビデオストリームを取得し、ユーザデバイスへの配信のために第1のビデオストリームをアプリケーションサーバに送信し、アプリケーションサーバからチケット発券機に対する発券コマンドを受信し、チケット発券機に発券コマンドに基づいてスクラッチ領域を有するチケットを発券させ、アプリケーションサーバからユーザ提供のスクラッチデータを受信し、ロボットスクラッチデバイスにスクラッチデータに従ってスクラッチ領域をスクラッチさせるように構成される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
チケット発券機に対する発券コマンドを受信し、
前記チケット発券機に、前記発券コマンドに基づいてスクラッチ領域を有するチケットを発券させ、
前記アプリケーションサーバからユーザ提供のスクラッチデータを受信する
ように構成されたコントローラと、
前記ユーザ提供のスクラッチデータに従って前記チケットの前記スクラッチ領域をスクラッチするか、または前記スクラッチ領域から不透明物質を除去するように構成されたロボットスクラッチ機構と
を含む、ロボットチケットスクラッチ処理システム。
【請求項2】
前記コントローラが、前記アプリケーションサーバからユーザ提供の署名データを受信するようにさらに構成され、
前記ロボットチケットスクラッチ処理システムが、前記ユーザ提供の署名データに従って前記チケットの署名領域に署名するように構成されたロボット署名機構をさらに備える、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記チケット発券機に近接する走査デバイスであって、
前記チケットの識別コードを走査し、
前記識別コードをチケット検証サーバに送信する
ように構成された走査デバイス
をさらに含む、請求項1または2のいずれかに記載のシステム。
【請求項4】
前記ユーザ提供の署名データに従って前記チケットの前記署名領域に署名するように構成されたロボット署名メカニズムをさらに含む、請求項1から3のいずれかに記載のシステム。
【請求項5】
チケットのストリームから前記チケットを分離するように構成された機械的切断デバイスと、
前記チケットの当たりステータスまたは外れステータスに従って前記チケットを格納するように構成された機械的分類デバイスと
をさらに含む、請求項1から4のいずれかに記載のシステム。
【請求項6】
前記発券済みチケットが、2つの表面を有する物理的なチケット本体を備え、前記スクラッチ領域が、前記2つの表面のうちの一方に接着された不透明物質を含み、前記署名領域が、前記2つの表面のうちの一方の空白部分を含む、請求項1から5のいずれかに記載のシステム。
【請求項7】
前記ユーザ提供の署名データが、ユーザデバイスのユーザインターフェースから取得されたX-Yデータを含み、前記X-Yデータが、前記ユーザインターフェースでの署名入力に対応する2次元のユーザ提供のジェスチャに対応する、請求項1から6のいずれかに記載のシステム。
【請求項8】
前記ユーザ提供のスクラッチデータが、ユーザデバイスのユーザインターフェースから取得されるX-Yデータを含み、前記X-Yデータが、前記ユーザインターフェースでのスクラッチ入力に対応する2次元のユーザ提供のジェスチャに対応する、請求項1から7のいずれかに記載のシステム。
【請求項9】
前記チケット発券機に近接しており、前記ロボット署名機構が前記署名領域に署名している間に前記チケットの前記署名領域の画像データを含むビデオストリームを取得するように構成されたビデオカメラをさらに含む、請求項1から8のいずれかに記載のシステム。
【請求項10】
前記チケット発券機に近接しており、前記ロボットスクラッチ機構が前記スクラッチ領域をスクラッチしている間に前記チケットの前記スクラッチ領域の画像データを含むビデオストリームを取得するように構成されたビデオカメラをさらに含む、請求項1から9のいずれかに記載のシステム。
【請求項11】
請求項1から10のいずれかに記載の動作を含む方法。
【請求項12】
コンピュータシステムによって実行されるように構成された1つまたは複数のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つまたは複数のプログラムが請求項1から10のいずれかに記載の動作を実行するための命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001] 本出願は、2022年2月7日に出願された米国特許出願第17/650,215号の継続である2022年5月6日に出願された米国特許出願第17/662,291号の継続であるとともに、これら出願に対する優先権を主張する。本出願はまた、2022年2月7日に出願された米国特許出願第17/650,215号、2022年3月22日に出願された米国特許出願第17/655,996号、2022年3月22日に出願された米国特許出願第17/655,998号、および2022年3月22日に出願された米国特許出願第17/655,999号の継続であるとともに、これら出願に対する優先権を主張する。これら出願のそれぞれは、2021年9月18日に出願された米国特許出願第17/478,907号の継続であり、この米国特許出願第17/478,907号は、2022年3月22日に、2021年7月27日に出願された米国仮特許出願第63/203,666号に対する優先権を主張する米国特許第11,278,789号として発行された。本出願はまた、2021年9月18日に出願された米国特許出願第17/478,907号、および2021年7月27日に出願された米国仮特許出願第63/203,666号に対する優先権を主張する2021年9月18日に出願された米国特許出願第17/448,046号の継続であるとともに、これら出願に対する優先権を主張する。本出願は、2021年7月27日に出願された米国仮特許出願第63/206,666号に対する優先権も主張する。前述の出願のそれぞれは、その全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0002】
[0002] 本出願は、行政規制下の宝くじチケット発券機とインタラクトするように構成されたネットワーク接続されたロボットデバイスの分野に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003] 宝くじチケット(スクラッチチケットまたはスクラッチャとも呼ばれる)の販売は通常、州または他の行政機関によって規制されており、その管轄区域内の物理的な場所(例えば、売り場)でチケットを販売することが求められている。したがって、好きな宝くじゲームに参加したいが(例えば、休暇、身体障害、またはコンビニエンスストアの場所がないことが原因で)その物理的な場所のうちの1つに存在することができない人は、所望の宝くじチケットの購入が阻まれるか、または購入を思いとどまる可能性がある。宝くじの性質上、多くのプレーヤは、宝くじサイクルごとに同じチケットを購入し、同じ数字でプレーすることを好んでおり、したがって、特定の宝くじサイクルを逃すことになると、落胆する可能性がある。
【0004】
[0004] 加えて、宝くじのスクラッチチケットは通常、ゲームプレーの一部として物理的なアクションを必要とする。場合によっては、チケットが当たりかどうか、当たりの場合はそのチケットの賞が何であるかを確認するために必要とされる基礎情報(例えば、数字、形状、パターンなど)を出現させるために、チケットをスクラッチしなければならない。そのため、(例えば、チケットをスクラッチすることを困難にする条件が原因となり)物理的にプレーすることが困難な状況下にある人は、プレーを思いとどまる可能性がある。
【0005】
[0005] 最後に、複数のチケット(「宝くじプール」または「オフィスプール」)を購入するための費用を分担し、それによって当たりの確率を高めるために、プレーヤのグループ(例えば、家族、同僚など)間で宝くじのスクラッチチケットが分配されることがある。このような場合は通常、1人がお金を集め、チケットを購入し、チケットをプレーし、その結果を他の人に報告する。したがって、グループ内の他の人は、ゲームプレー体験を共有できないことが多く、今後のグループでのチケット購入に寄与し続ける可能性が低くなる。
【発明の概要】
【0006】
[0006] 本開示は、行政による規制を遵守しながら宝くじゲームの仮想プレーを可能にするロボット装置を使用するシステムおよび方法について説明する。売り場に物理的に存在しない(例えば、遠隔地にいる)、または売り場に物理的に存在しているがチケットを物理的にプレーできないプレーヤが、所望の宝くじゲームに参加することができる。本システムおよび方法により、そのようなユーザは、前述したシナリオのそれぞれにおいて、同等のレベルの関与を提供するとともに(例えば、場所、署名、監査などに関する)適用可能な州、地方、連邦、地方自治体、および/または海外のゲームプレーに関する規則に準拠した方法で、宝くじに参加することが可能になる。
【0007】
[0007] 一態様では、ライブリモートモバイルインターフェースを介したロボットチケットスクラッチ処理のためのシステム、方法、および装置が開示される。ユーザインターフェースは、モバイルデバイス、タブレット、コンピュータ、またはウェブブラウザ上のアプリケーションで実行される。ユーザは遠隔地(特定の州内の遠隔地、または海外の場所など)に物理的に存在することができる。いくつかの実装形態では、ユーザは遠隔地にいるのではなく(ビンゴ会場などに)物理的に存在しており、便宜上または物理的な制限により本サービスを使用することがある。
【0008】
[0008] いくつかの実装形態では、チケット発券機には、チケットのロールが装備されるか、または取得されるチケットの形状因子に応じて個別に装備される。セットアップ内には1つまたは複数のチケット発券機がある。いくつかの実装形態では、この機械はセキュアな部屋にある。いくつかの実装形態では、この機械は小売店または他の公共の場所にある。
【0009】
[0009] いくつかの実装形態では、発券機のライブビデオフィードがある。ユーザは、ユーザインターフェースを使用して所望のチケット(また、同じチケットが複数の発券機で利用可能な場合は発券機)を選択する。発券機からチケットが送り出される。
【0010】
[0010] いくつかの実装形態では、上部および下部を含む複数のライブアングルでカメラが配置される。チケットが送り出されるとき、下部のカメラがチケットを撮像し、走査機がチケットのロット/シリアル番号を走査する。コントローラはその情報をアプリケーションサーバに送る。そのチケットは、アプリケーションサーバによって特定のユーザに割り当てられる。いくつかの実装形態では、ユーザは、1つまたは複数のカメラのパン、チルト、およびズームをリモートで制御することができる。
【0011】
[0011] いくつかの実装形態では、ユーザはモバイルインターフェースを使用してチケットに署名することを選ぶことができる。ユーザは、タッチ画面、コンピュータマウス、スタイラス、デジタルペン、キーボード、またはX-Y署名(署名のデジタルファクシミリ)を捕捉する他の入力方法を使用して自分の署名を入力する。
【0012】
[0012] いくつかの実装形態では、署名ファイルは、モバイルアプリケーションからアプリケーションサーバ、コントローラ、そしてロボットアームへと送られ、ロボットアームがチケットに物理的に署名する。ユーザは、チケット上に描写されている署名をリアルタイムで見ることができる。いくつかの実装形態では、署名フィードバックがユーザインターフェース上で複製される。
【0013】
[0013] いくつかの実装形態では、ユーザは、タッチ画面、マウス、スタイラス、デジタルペン、または他のユーザ入力を使用して、遠隔地からチケットを仮想的にスクラッチする。いくつかの実装形態では、チケットのスクラッチ処理は、完全に自動化され、(開始および/または停止以外に)ユーザによるインタラクトを必要としない場合がある。いくつかの実装形態では、システムはランダムなX-Y座標を使用することができる。
【0014】
[0014] いくつかの実装形態では、ユーザがスクラッチしてライブビデオフィードを見ているとき、ロボットアームは、物理的にチケットをスクラッチしているか、チケットをこすっているか、または他の何らかの手段によってリモートでチケット上の情報を出現させている。いくつかの実施形態では、(ビデオフィードの有無にかかわらず)モバイルデバイス上にシミュレートされたチケットが存在し、チケットのスクラッチ処理をモバイルデバイス上でデジタル的にシミュレートするためにリアルタイムでのフィードバックが提供される。いくつかの実装形態では、2人以上の人が同じフィードおよび/または仮想的なスクラッチ処理を視聴している可能性がある。いくつかの実装形態では、ユーザについての知識もチケットへの関心も持たないゲスト視聴者が存在する可能性がある。
【0015】
[0015] いくつかの実装形態では、スクラッチの完了時に、バーコード走査機が、出現した一意コードを走査する。いくつかの実装形態では、一意コードがチケットの裏面にある。いくつかの実装形態では、一意コードを出現させる必要はない。いくつかの実装形態では、コードは固定箇所にあり、コードをスクラッチするためにユーザインタラクトは必要ない。
【0016】
[0016] いくつかの実装形態では、一意コードは、走査機によってチケット引換端末、そしてチケット代理店の検証サーバへと送られ、検証サーバがチケットを検証する。チケットのステータスが返される。チケットが当たりの場合、アプリケーションサーバは金額を含む情報をモバイルアプリケーションに送る。次いで、モバイルアプリケーションは、視覚的、可聴的、および/または触覚的な警告をユーザに提供することができる。当たり資金はユーザアカウント内に入金される。ユーザアカウントは、銀行口座またはカード口座に紐付けられることが可能である。いくつかの実装形態では、資金は仮想通貨口座(ビットコインなど)に送金されてもよい。
【0017】
[0017] 再びロボット機械を参照すると、いくつかの実装形態では、チケットのストリームから最新のチケットを切断するチケット切断機がある。いくつかの実装形態では、当たりチケットを抜き出すまたは外れチケットと区別するチケット分類機がある。いくつかの実装形態では、システムエラー、不完全な走査、または不完全なスクラッチが発生した場合、エラーチケットの山積みも存在する可能性がある。
【0018】
[0018] いくつかの実装形態では、各トランザクション(チケットの走査、署名、および/またはスクラッチ処理)は、監査要件および/または統制要件に基づいて、後の呼出しおよび認証検証のためにビデオ記録および記憶されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1】[0019]いくつかの実装形態による、ネットワーク接続された宝くじシステム100のシステム図である。
図2】[0020]いくつかの実装形態による、データフローを含む、図1のネットワーク接続された宝くじシステム100の概略図である。
図3】[0021]いくつかの実装形態による、図1および図2の宝くじシステム100のチケット処理システムを動作させる方法のフロー図である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
[0022] 同様の参照番号は、図面の複数の表示全体を通して対応する部分を指す。
【0021】
[0023] モバイルデバイスおよびコネクティビティの時代では、統制管轄区域内に存在するロボット装置と、プレーヤに関連付けられたライブリモートモバイルインターフェースとを使用して、宝くじゲームを仮想的にプレーすることを実現することができる。本明細書では、このようなロボット装置、モバイルインターフェース、およびそれらの使用方法の例を説明する。
【0022】
[0024] 図1は、いくつかの実装形態による、ネットワーク接続された宝くじシステム100のシステム図であり、図2は、いくつかの実装形態による、より詳細なデータフローを含む、図1のネットワーク接続された宝くじシステム100の概略図である。
【0023】
[0025] 図1および図2に示すように、宝くじシステム100は、宝くじシステム100によって管理される宝くじを統制する管轄区域内に物理的に配置されたチケット処理システム102を含む。
【0024】
[0026] チケット処理システム102は、チケット発券機190と、引換端末120と、コントローラ110と、走査デバイス(走査機)118と、1つまたは複数のビデオカメラ112と、ロボット署名機構(署名機)114、ロボットスクラッチ機構(スクラッチ機)116、切断デバイス(切断機)132、および/または分類デバイス(分類機)134を含む複数のロボット構成要素とを含む。
【0025】
[0027] チケット処理システム102は、公共の場所(例えば、小売店もしくは他の公共の場所)、または処理システム102の様々な構成要素を収容するように設計されたセキュアな部屋などの専用の場所に配置されてもよい。
【0026】
[0028] チケット処理システム102またはチケット処理システム102に含まれる構成要素は、ロボット機械またはロボット装置と呼ばれることがある。いくつかの実装形態では、ロボット機械またはロボット装置を形成する構成要素には、コントローラ110と、署名機114と、スクラッチ機116と、切断機132と、分類機134と、発券機190から発券された各チケットの適切な画像化、走査、署名、スクラッチ処理、および処理を確実にするために、発券機190から発券されたチケットを受領する、移動させる、配向する、または他の方法で処理するためのハードウェアとが含まれる。
【0027】
[0029] チケット発券機190は、複数の宝くじチケット192を含む(例えば、チケットのロール192が装備されるか、またはチケットの形状因子に応じて個別に装備される)。単一の処理システム102内に1つまたは複数のチケット発券機190が存在してもよい。
【0028】
[0030] 発券機190は、コントローラ110から発券コマンドを受信し、(発券機190内に複数の種類のチケットがある場合)発券コマンドによって指定されたチケットを出力するか、または(例えば、発券機190内に1種類のチケットしかない場合)発券コマンドが特定の種類のチケットを指定しているかどうかに関係なく発券コマンドを受信したことによりチケットを出力するように構成される。発券コマンドは、発券するべきチケットの数量を含んでもよい。このようなシナリオでは、処理システム102の他の構成要素が以下に説明する方法で各チケットを処理できるように、発券機190は、発券コマンドによって指定された数のチケットを一度に1枚ずつ発券するように構成される。
【0029】
[0031] いくつかの実装形態では、処理システム102の他の構成要素(例えば、署名機114、スクラッチ機116、カメラ112、および/または走査機118)は、発券機190内に配置されてもよい。代替として、発券機190は、発券機190自体での物理的なゲームプレー(例えば、お金の投入、選択ボタンの押下など)によってトリガされる発券コマンドの代わりにまたはそれに加えてコントローラ110からの発券コマンドを受け入れるように修正された機械とすることができる。このようなシナリオでは、発券機190によって出力されたチケットを処理するために、処理システム102の他の構成要素は発券機190の外側および発券機190に近接して配置されてもよい。
【0030】
[0032] 発券機190に含まれる(例えば、チケットロール192内または任意の他の構成で配置される)チケットは、スクラッチカード、スクラッチオフ、スクラッチチケット、スクラッチャ、スクラッチイット、スクラッチゲーム、スクラッチアンドウィン、インスタントゲーム、またはインスタント宝くじと呼ばれることもある。チケットは、薄い紙ベースのカード素材またはプラスチックで作製されてもよい。1つまたは複数の領域は、不透明物質(例えば、チケット本体に接着しているシルクスクリーンラテックスパネルなど)をスクラッチすることまたは接着剤を除去することによって出現し得る隠し情報を含んでもよい。不透明物質は、コーティング、パネル、ラベル、スクラッチコーティング、スクラッチパネル、スクラッチラベル、スクラッチ物質、またはスクラッチ領域と呼ばれることもある。
【0031】
[0033] いくつかの実装形態では、賞が当たっているかどうかを確認するために、スクラッチ可能領域全体(または少なくとも閾値分のスクラッチ可能領域)をスクラッチする必要がある。チケットには、賞が当たっているか否か、または秘密コードを出現させるよう印刷されてもよい。いくつかの実装形態では、結果は、スクラッチされる部分に依存しない。他の実装形態では、すべての領域ではなく一部の領域をスクラッチする必要がある。これに該当するのは、正解に対応する領域がスクラッチされるクイズの場合、またはどの領域がスクラッチされるかによってカードが当たるか外れる一部の用途の場合である。このような事例の場合、多くの領域をスクラッチしすぎるとカードは無効になる。外れた後、すべての領域をスクラッチして、どのように当たっていたか、何に当たっていたかを確認することができる。
【0032】
[0034] ビデオカメラ112は、チケット処理システム102内の複数の場所に配置されて、複数のライブアングルを提供してもよい。例えば、第1のカメラ112は、その視野内にチケット発券機190を含んでもよく、第2のカメラ112は、その視野内に発券済みチケット196の上部を含んでもよく、第3のカメラ112は、その視野内に発券済みチケット196の下部を含んでもよい。したがって、宝くじシステム100のユーザはリモートで、(i)どの機械および/またはチケットを選択するかを決定するために発券機190を見ることができ、(ii)スクラッチ領域を見るために発券済みチケット196の上部を見ることができ、かつ/または(iii)署名領域を見るために発券済みチケット196の下部を見ることができる。
【0033】
[0035] いくつかの実装形態では、ユーザは、カメラ112のパン、チルト、およびズームをリモートで制御することができる。任意選択により、2人以上のユーザが、単一のチケットプレーセッション中にカメラ112によって提供される同じビデオフィードを視聴する(例えば、後述する仮想的なスクラッチ処理を見る)ことができる。いくつかの実装形態では、ユーザについての知識もチケットの発券およびスクラッチへの関心も持たないゲスト視聴者が存在してもよい。
【0034】
[0036] 走査機118は、発券済みチケット196が提供される領域の最も近くに配置され、発券されたチケット196上の識別情報を走査するように構成される。例えば、チケットの識別情報は、チケットを識別するロット番号またはシリアル番号などの一意コードを含んでもよい。このようなコードは、不透明物質の背後に隠れていても、隠れていなくてもよい。走査機118は、識別情報(識別情報を走査したもの、または識別情報自体のいずれか)をコントローラ110に送信するように構成される。
【0035】
[0037] いくつかの実装形態では、走査機118は、不透明物質の背後に隠され、チケットがスクラッチされた時点で出現する情報(例えば、数字、文字、記号、マークなど)を走査するようにさらに構成される。走査機118は、そのような情報(情報を走査したもの、または情報自体のいずれか)を引換端末120に送信するように構成される。
【0036】
[0038] チケット引換端末120は、走査機118を含むか、または走査機118に結合され、走査機118によって取得されたデータを受信するように構成される。チケット引換端末120は、走査されたデータの性質に応じて、走査されたデータ(または走査されたデータから導出された番号などの情報)をコントローラ110またはチケット検証サーバ122に送信してもよい。
【0037】
[0039] 第1の例では、チケット引換端末120は、発券済みチケット196の走査された識別番号(例えば、シリアル番号)をコントローラ110に送り、その結果、コントローラ110は、(例えば、ユーザデバイス104およびアプリケーション105、アプリケーションサーバ108、ならびにコントローラ110を介して)走査された識別番号に関連付けられたチケットをそのチケットで現在プレーしているユーザに関連付けられたユーザアカウントに紐付けてもよい。
【0038】
[0040] 第2の例では、チケット引換端末120は、チケットのゲームプレーに関連付けられた走査されたデータ(例えば、不透明物質の下から出現したコード)を、チケット代理店124による検証のために(例えば、チケットが当たりか、当たりではないかを検証するために)チケット検証サーバ122に送ってもよい。いくつかの実装形態では、ゲームプレーに関連付けられるデータは、識別番号(例えば、シリアル番号)とすることができる。言い換えれば、単一の番号は、チケットを識別する(また、アプリケーションサーバ108によってユーザアカウントに紐付けられる)だけでなく、チケットが当たりチケットであるか当たりチケットではないかを検証するための基礎としても機能してもよい。このようなシナリオでは、チケットはプレーされる必要さえない(例えば、スクラッチされる必要がない)場合があり、(i)チケットをユーザアカウントに紐付け、(ii)チケットのステータス(例えば、当たりまたは外れ)を検証するには、発券済みチケット196上の単一の番号を走査するだけで十分である場合がある。
【0039】
[0041] チケット引換端末120は、チケット検証サーバ122からチケット検証情報(例えば、当たり/外れ情報)を受信し、さらなる処理のためにチケット検証情報をアプリケーションサーバ108に送信するように構成される。
【0040】
[0042] コントローラ110は、少なくとも1つのプロセッサ(処理ユニット、プロセッサ、コンピュータ、プログラマブル装置、または命令もしくは動作を実行することが可能な任意の電子技術とも呼ばれる)を備える。コントローラ110は、コントローラの処理ユニットによって実行される1つまたは複数のプログラムを記憶するメモリを備えるか、またはそのメモリに通信可能に結合される。メモリは、接続型記憶媒体(例えば、ハードディスクドライブ、ネットワークディスクドライブ、サーバ)、内部記憶媒体(例えば、RAM、ROM、EPROM、FLASH-EPROM、または任意の他のメモリチップもしくはカートリッジ)、リムーバブル記憶媒体(例えば、CD、DVD、フラッシュドライブ、メモリカード、フロッピーディスク、フレキシブルディスク)、ファームウェア、および/または他の既知のもしくは未発見の記憶媒体を含むがこれらに限定されない、コンピュータ可読媒体を含む。その目的に応じて、記憶は、一時的および/または非一時的とすることができる。
【0041】
[0043] コントローラ110は、アプリケーションサーバ108から発券コマンドを受信し、受信した発券コマンドを発券機190に送信するように構成される。コントローラ110はまた、1つまたは複数のカメラ112からビデオデータを受信し、ビデオデータをアプリケーションサーバ108に送信するように構成される。コントローラ110はまた、アプリケーションサーバ108から署名データおよびスクラッチデータ(以下でより詳細に説明する)を受信し、署名データおよびスクラッチデータをそれぞれ署名機114およびスクラッチ116に送信するように構成される。コントローラ110はまた、走査機118から走査データ(例えば、上述のシリアル番号および/またはゲームプレーデータ)を受信し、走査データを、ユーザアカウント106に紐付けるためにアプリケーションサーバ108に送信するように構成される。
【0042】
[0044] いくつかの実装形態では、コントローラ110は、引換端末120から当たり/外れ情報を受信し、当たり/外れ情報をアプリケーションサーバ108に送信するように構成されてもよい。代替として、引換端末120(またはチケット検証サーバ122)は、コントローラ110を介さずに当たり/外れ情報をアプリケーションサーバ108に送信してもよい。
【0043】
[0045] 署名機114は、アプリケーションサーバ108およびコントローラ110を介してユーザデバイス104から受信した署名データに従って、書き込みツール(例えば、ペン、マーカ、または他の署名ツール)を操作してチケットの署名領域に署名するように構成された機械的デバイスである。署名機114は、署名付けまたは署名デバイス、署名付けまたは署名機構、署名付けまたは署名機械、自動署名機、または自動ペンと呼ばれることもある。例えば、署名機114は、ロボットアームとすることができる。
【0044】
[0046] 署名機114は、ユーザデバイス104のアプリケーション105のユーザインターフェースによってリモートで制御されてもよい。ユーザは、署名機114を仮想的に(リモートで)制御して、ユーザデバイス104のアプリケーション105上の、チケットの署名領域に類似したユーザインターフェース要素にローカルで署名することによって発券済みチケット196に署名してもよい。例えば、ユーザは、タッチ画面、コンピュータマウス、スタイラス、デジタルペン、キーボード、またはユーザデバイス104の他の入力方法を使用し、それによってアプリケーション105にX-Y署名データ(X軸およびY軸はチケットの表面の水平方向および垂直方向を表す)をキャプチャーさせてもよい。いくつかの実装形態では、X-Y署名データは、ユーザデバイスでの署名入力に対応する2次元のユーザ提供のジェスチャに対応する。いくつかの実装形態では、ユーザは、アプリケーション105のユーザインターフェース上に複製(表示)される署名フィードバックとともに、チケット上に描写される署名をリアルタイムで見ることができる。
【0045】
[0047] スクラッチ機116は、アプリケーションサーバ108およびコントローラ110を介してユーザデバイス104から受信したスクラッチデータに従って、スクラッチツール(例えば、針、スクラッチツール、または他の硬い物体)を操作して、チケットのスクラッチ領域から不透明物質をスクラッチするように構成された機械的デバイスである。スクラッチ機116は、スクラッチデバイス、スクラッチ機構、スクラッチ機械、または自動スクラッチ機と呼ばれることもある。例えば、スクラッチ機116は、チケットを物理的にスクラッチするロボットアームとすることができる。
【0046】
[0048] いくつかの実装形態では、スクラッチ機116および署名機114は、いくつかの構成要素を共有してもよい。例えば、単一のロボットアームを使用して、(i)署名モードに設定されている場合、(例えば、アームの移動端に挿入された署名ツールを用いて)チケットの署名領域に署名し、(ii)スクラッチモードに設定されている場合、(例えば、アームの移動端に挿入されたスクラッチツールを用いて)チケットのスクラッチ領域をスクラッチしてもよい。ロボットアームが一方のモードに設定されている間、他方のモードに関連付けられたツールは、アームの移動端から後退してもよい。
【0047】
[0049] いくつかの実装形態では、スクラッチ領域がチケットの片面にあり、署名領域がチケットの反対面にある状況などの場合、スクラッチ機116および署名機114は、独立して構築および動作されてもよい。代替として、このようなチケット構成の場合、上述したように単一のロボットアームがチケットに署名してチケットをスクラッチできるように、チケットめくり機構がチケットを再配向してもよい。
【0048】
[0050] スクラッチ機116は、ユーザデバイス104のアプリケーション105のユーザインターフェースによってリモートで制御されてもよい。ユーザは、スクラッチ116を仮想的に(リモートで)制御して、ユーザデバイス104のアプリケーション105上の、チケットのスクラッチ領域に類似したユーザインターフェース要素とローカルでインタラクトすることによって発券済みチケット196のスクラッチ領域をスクラッチしてもよい(またはスクラッチ領域から不透明物質を除去してもよい)。例えば、ユーザは、タッチ画面(例えば、スワイプジェスチャを使用することによって)、コンピュータマウス、スタイラス、デジタルペン、キーボード、またはユーザデバイス104の他の入力方法を使用し、それによってアプリケーション105にスクラッチデータを捕捉させてもよい。いくつかの実装形態では、アプリケーション105でキャプチャされたスクラッチデータは、ユーザデバイスでのスクラッチ入力に対応する2次元のユーザ提供のジェスチャに対応するX-Yスクラッチデータ(X軸およびY軸はチケットの表面の水平方向および垂直方向を表す)である。代替として、アプリケーション105でキャプチャされたスクラッチデータは、任意のユーザ提供のジェスチャとは無関係のスクラッチパターンを使用して発券済みチケットのスクラッチ領域をスクラッチする(またはスクラッチ領域から不透明物質を除去する)ようにスクラッチ機116に命令するコマンドを含むかまたは備えてもよい。例えば、ユーザは、アプリケーション105のユーザインターフェース上で「チケットをスクラッチする」というアフォーダンスを選択して、スクラッチコマンドをスクラッチ機116に送らせてもよい。スクラッチ機116は、スクラッチコマンドを受信し、事前構成されたスクラッチパターンまたはランダムなスクラッチパターンを使用して発券済みチケットのスクラッチ領域をスクラッチしてもよい(またはスクラッチ領域から不透明物質を除去してもよい)。
【0049】
[0051] いくつかの実装形態では、ユーザは、アプリケーション105のユーザインターフェース上に複製(表示)されるスクラッチ処理フィードバックとともに、発券済みチケット196上でのスクラッチ処理をリアルタイムで見ることができる。スクラッチ処理フィードバックは、ユーザインターフェース上でのチケットがスクラッチされている様子のデジタルシミュレーション、および/または発券済みチケット196がスクラッチ機116によってスクラッチされている様子のライブビデオフィードとすることができる。
【0050】
[0052] いくつかの実装形態では、発券済みチケット196のスクラッチ処理は、アプリケーション105のユーザインターフェースのスクラッチ要素と手動でインタラクトするのではなく、完全に自動化されてもよく、(例えば、ユーザインターフェース上の1つまたは複数のアフォーダンスによって制御された)スクラッチを開始することおよび/または停止すること以外にユーザによるインタラクトを必要としない。
【0051】
[0053] チケット切断機132(切断デバイスまたは切断機構とも呼ばれる)は、ストリーム194内のまだ発券されていないまたは処理されていないチケットから発券済みチケット196を分離するように構成された切断要素を含む機械的デバイスである。チケット切断機132は、チケット196が処理された後(例えば、チケットが署名され、スクラッチされ、走査された後)、コントローラ110から切断コマンドを受信する。
【0052】
[0054] チケット分類機134(分類デバイスまたは分類機構とも呼ばれる)は、当たりチケットを抜き出すまたは外れチケットと区別するように構成された分類要素を含む機械的デバイスである。チケット分類機134は、チケット196が処理された後(例えば、チケットが署名され、スクラッチされ、走査された後)、コントローラ110から分類コマンドを受信する。チケット分類機134は、当たりチケットを当たりチケットの山積みまたは容器138の中に置き、外れチケットを外れチケットの山積みまたは容器136の中に置き、それらをシステムの検査に利用できるようにし、場合によっては、チケット代理店124ならびに/またはチケットを購入および/もしくはプレーしたユーザに送られ得る(例えば、郵送される、または他の方法は配送される)当たりチケットの物理的証明とすることができる。いくつかの実装形態では、システムエラー、不完全な走査、または不完全なスクラッチが発生した場合、チケット分類機134は、そのようなエラーに対応するチケットをエラーチケットの山積みまたは容器(図示せず)の中に置き、それらをシステムのトラブルシューティングに利用できるようにしてもよい。
【0053】
[0055] アプリケーションサーバ108は、少なくとも1つのプロセッサ(処理ユニット、プロセッサ、コンピュータ、プログラマブル装置、または命令もしくは動作を実行することが可能な任意の電子技術とも呼ばれる)を備える。アプリケーションサーバ108は、コントローラの処理ユニットによって実行される1つまたは複数のプログラムを記憶するメモリを備えるか、またはそのメモリに通信可能に結合される。メモリは、接続型記憶媒体(例えば、ハードディスクドライブ、ネットワークディスクドライブ、サーバ)、内部記憶媒体(例えば、RAM、ROM、EPROM、FLASH-EPROM、または任意の他のメモリチップもしくはカートリッジ)、リムーバブル記憶媒体(例えば、CD、DVD、フラッシュドライブ、メモリカード、フロッピーディスク、フレキシブルディスク)、ファームウェア、および/または他の既知のもしくは未発見の記憶媒体を含むがこれらに限定されない、コンピュータ可読媒体を含む。その目的に応じて、記憶は、一時的および/または非一時的とすることができる。
【0054】
[0056] アプリケーションサーバ108は、複数のユーザデバイス104(図1および図2には代表的なデバイスが1つ示されている)からコマンド(例えば、システム102の選択コマンド、機械190の選択コマンド、および/またはチケット発券コマンド)ならびにデータ(例えば、署名データおよびスクラッチデータ)を受信し、コマンドおよびデータを複数のチケット処理システム102(図2には代表的なシステム102が1つ示されている)に送信するように構成される。アプリケーションサーバ108はまた、複数のユーザデバイス104からコマンドおよびデータ(例えば、走査データおよび/またはビデオデータ)を受信し、コマンドおよびデータを複数のユーザデバイス104に送信するように構成される。
【0055】
[0057] いくつかの実装形態では、アプリケーションサーバ108はまた、引換端末120からまたはコントローラ110から当たり/外れ(チケットステータス)情報を受信し、当たり/外れ情報を伝える通知をユーザデバイス104に送信するように構成される。
【0056】
[0058] いくつかの実装形態では、アプリケーションサーバ108はまた、(チケットシリアル番号などの受信された走査データに基づいた、またはそれに関連付けられた)発券済みチケット196を、チケットを発券させたユーザに対応するユーザアカウント106に割り当てるか、または紐付けるように構成される。
【0057】
[0059] ユーザデバイス104は、モバイルデバイス、タブレット、コンピュータ、またはウェブブラウザなどの電子通信デバイスである。ユーザデバイス104は、1つまたは複数のプロセッサを使用してリモート宝くじアプリケーション105を実行し、リモート宝くじアプリケーション105は、ユーザに出力(例えば、アプリケーションサーバ108からのビデオフィード、発券機およびチケットを選択するための選択肢を提供するメニュー、発券コマンドを受け入れるためのユーザインターフェースアフォーダンス、当たりチケット通知など)を提供するように構成されたユーザインターフェースを実行する。ユーザインターフェースは、上述したように、署名機114およびスクラッチ機116を動作させるように構成されたユーザ入力も受け入れる。
【0058】
[0060] ユーザは、アプリケーション105を使用して、チケット処理システム102によって提供される宝くじチケットをプレーしながら遠隔地に物理的に存在することができる。いくつかの実装形態では、ユーザは遠隔地にいるのではなくチケット処理システム102の場所(ビンゴ会場など)に物理的に存在し、便宜上または物理的制限により、任意選択によりアプリケーション105を使用してもよい。
【0059】
[0061] アプリケーション105は、(カメラ112からの)ビデオフィードデータを表示し、(同じチケットが複数の発券機で利用可能な場合)所望のチケットおよび/または発券機についての選択結果を受信する。アプリケーション105は、ユーザデバイス104の入力モジュールを介して入力を受信する。入力モジュールは、タッチ画面、コンピュータマウス、スタイラス、デジタルペン、キーボード、または(例えば、署名および/またはスクラッチのための)X-Y移動をキャプチャする他の入力デバイスを備えてもよい。
【0060】
[0062] アプリケーション105は、アプリケーションサーバ108から当たり/外れ情報(当たり金額を含む)を受信する。アプリケーション105は、ユーザデバイス104に、視覚的、可聴的、および/または触覚的な警告を使用して当たり/外れ情報に関してユーザに警告させてもよい。
【0061】
[0063] チケット代理店124は、チケットおよび/またはチケットを提供するチケット発券機190と関連付けられている。チケット代理店は、チケット検証サーバ122を通じて、チケットおよびチケットの当たり/外れステータスを検証する。(チケット検証サーバ122によって)チケットが有効な当たりチケットであると確認されると、チケット代理店124は、走査された識別番号(例えば、上述したシリアル番号)によってチケットに紐付けられたユーザアカウント106に、当たり資金を入金する。チケット代理店124は、プロバイダ銀行口座126および支払処理モジュールまたはサービス128を介して、ユーザに資金を入金してもよい。ユーザアカウント106は、銀行口座またはカード口座130に紐付けられてもよい。いくつかの実装形態では、資金はユーザアカウントに関連付けられた仮想通貨口座(ビットコインなど)に送金されてもよい。
【0062】
[0064] いくつかの実装形態では、システム100は、追加の構成要素、または上述の構成要素のサブセットのみを含んでもよい。例えば、システム100のいくつかの実装形態は、チケット代理店124、チケット検証サーバ122、プロバイダ銀行口座126、支払処理モジュール128、および/またはユーザ銀行/カード口座130を含まない場合がある。代わりに、システム100は、これらの構成要素のうちの1つまたは複数と通信するように構成されてもよい。
【0063】
[0065] いくつかの実装形態では、システム100の構成要素のうちの1つまたは複数を組み合わせてもよい(すなわち、2つ以上の構成要素の動作が、単一のサーバ、デバイス、コントローラなどによって実行されてもよい)。例えば、チケット検証サーバ122と引換端末120とを組み合わせてもよく、引換端末120とコントローラ110とを組み合わせてもよく、以下同様である。
【0064】
[0066] いくつかの実装形態では、チケット処理システム102の構成要素のうちの1つまたは複数は、ロボット機械として実装されてもよい。例えば、機械は、コントローラ110によって制御され、署名機114、スクラッチ機116、走査機118、カメラ112、引換端末120、切断機132、分類機134、および/または発券機190を含んでもよい。
【0065】
[0067] チケット処理システム102(具体的には、コントローラ110および引換端末120)は、(図中の矢印で示された)1つまたは複数の通信ネットワーク接続を介して、システム100の他の構成要素と通信する。通信ネットワーク接続は、接続が維持される有線もしくは無線通信接続(例えば、専用接続、専用オンライン接続、および/またはハードワイヤード接続)であるか、または(例えば、機械がサーバに一時的に接続する能力、もしくはユーザデバイスがサーバとコンタクトを取る能力をサポートする)オンデマンドでアクセス可能とすることができる。このようなネットワーク接続技術の例には、ハードワイヤード、電話ネットワーク技術、セルラ技術(例えば、GSM、CDMAなど)、Wi-Fi技術、ワイドエリアネットワーク(WAN)、ローカルエリアネットワーク(LAN)、または、インターネット上での既知のもしくは未発見の任意の有線もしくは無線通信技術が含まれ得る。言い方を換えれば、各通信ネットワーク接続は、有線または無線通信プロトコル(例えば、WiFi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、ZigBee(登録商標)、Z-Wave(登録商標)、6LoWPAN、Thread、4G、5Gなどのいずれか)を使用して通信ネットワーク上で実装されてもよい。
【0066】
[0068] チケット処理システム102内の(図中の矢印で示された)通信は、上述の通信技術を使用して行われてもよい。追加としてまたは代替として、そのような通信は、Bluetooth(Bluetooth4.0、Bluetooth Smart、Bluetooth Low Energy(BLE)など)、近距離通信(NFC)、超広帯域(UWB)、無線周波数識別(RFID)、赤外線無線、誘導無線などの狭域通信技術、または既知のもしくは未発見の短距離(約100フィート以下)での通信に使用できる任意の有線または無線技術を使用して行われてもよい。
【0067】
[0069] 図3は、いくつかの実装形態による、図1および図2の宝くじシステム100のチケット処理システムを動作させる方法のフロー図である。方法300は、任意選択により、処理システム102、アプリケーションサーバ108、引換端末120、および/または検証サーバ122のコンピュータメモリもしくは非一時的コンピュータ可読記憶媒体に記憶された命令によって統制される。このような命令は、前述のデバイスの1つまたは複数のプロセッサによって実行されてもよい。コンピュータ可読記憶媒体には、磁気もしくは光ディスク記憶デバイス、フラッシュメモリなどのソリッドステート記憶デバイス、または他の不揮発性メモリデバイスが含まれ得る。各コンピュータ可読記憶媒体に記憶された命令は、ソースコード、アセンブリ言語コード、オブジェクトコード、または1つもしくは複数のプロセッサによって解釈される他の命令フォーマットのうちの1つもしくは複数を含んでもよい。方法300のいくつかの動作を組み合わせてもよく、かつ/または、いくつかの動作の順序を変更してもよい。
【0068】
[0070] 方法300は、動作302または動作304で開始してもよい。動作302において、コントローラ110は、チケット発券機190に近接する1つまたは複数のビデオカメラ112から、(発券機のライブフィードを示す)第1のビデオストリームを取得し、ユーザデバイス104への配信のために第1のビデオストリームをアプリケーションサーバ108に送信する。
【0069】
[0071] ユーザは、ユーザデバイス104上で実行されるアプリケーション105のユーザインターフェースを使用して、任意選択により第1のビデオストリームに基づいて所望のチケットおよび/または発券機190を選択する(例えば、ユーザは、ビデオフィード内で利用可能なチケットおよび/または発券機を見て、ユーザインターフェース内で選択を行う。
【0070】
[0072] ユーザデバイスは、ユーザの選択結果を受信すると、アプリケーションサーバ108を介してコントローラ110に発券コマンドを送信し、動作304において発券コマンドが受信される。コントローラ110は、発券コマンドを受信すると、選択された券売機に選択されたチケットを発券させる。発券されるチケットは、スクラッチ領域、署名領域、および/または、発券された時点で視認可能になるか、もしくはスクラッチ機によって出現させなければならない識別コード(例えば、ロット番号もしくはシリアル番号)を有する物理的な宝くじチケットである。
【0071】
[0073] チケットが送り出されるとき、第1のカメラ112(例えば、下部カメラ)がチケットを撮像し、走査機118がチケットの識別コードを走査する(動作306)。コントローラ110は、走査された識別番号(第1のチケットデータと呼ぶ)をアプリケーションサーバ108に送信する。動作308において、アプリケーションサーバ108は、チケットの識別コードをユーザデバイス104に関連付けられたユーザアカウント106に紐付ける(すなわち、割り当てる、関連付ける)。
【0072】
[0074] 動作306の前、最中、または後に、コントローラ110は、アプリケーションサーバ108から(ユーザデバイス104によって取得された)ユーザ提供の署名データ(動作310)および/またはユーザ提供のスクラッチデータ(動作314)を受信する。署名データは、ロボット署名デバイスにチケットの署名領域に署名させ(動作312)、かつ/または、スクラッチデータは、ロボットスクラッチデバイスにチケットのスクラッチ領域をスクラッチさせる(動作316)。
【0073】
[0075] 言い換えれば、ユーザは、アプリケーション105のユーザインターフェースを使用してチケットに署名することを選ぶことができる(動作310)。ユーザは、タッチ画面、コンピュータマウス、スタイラス、デジタルペン、キーボード、またはX-Y署名を捕捉するその他の入力方法を使用して署名を入力する。署名ファイルは、モバイルアプリケーションからアプリケーションサーバ、コントローラ、そしてロボットアームへと送られ、ロボットアームがチケットに物理的に署名する(動作312)。ユーザは、チケット上に描写されている署名をリアルタイムで見ることができる。いくつかの実装形態では、署名フィードバックがユーザインターフェース上で複製される。
【0074】
[0076] 署名動作の前、最中、または後に、ユーザは、タッチ画面、マウス、スタイラス、デジタルペン、または他のユーザ入力を使用して、チケットを仮想的にスクラッチしてもよい(動作314)。いくつかの実装形態では、チケットのスクラッチ処理は完全に自動化され、(開始および/または停止以外に)ユーザによるインタラクトを必要としない場合がある。いくつかの実装形態では、スクラッチデバイスは、ランダムなX-Y座標を使用することができる。ユーザがユーザインターフェース上でスクラッチのジェスチャを実行するとき、および/またはライブビデオフィードを視聴するとき、ロボットアームは物理的にチケットをスクラッチする。いくつかの実装形態では、(ビデオフィードの有無にかかわらず)ユーザデバイス104上にシミュレートされたチケットが存在し、チケットのスクラッチ処理をユーザデバイス104上でデジタル的にシミュレートするためにリアルタイムでのフィードバックが提供される。
【0075】
[0077] スクラッチ動作が完了すると、走査機118は、スクラッチ領域内に出現した情報(第2のチケットデータと呼ばれる)を走査する(動作318)。情報は、一意コード、ゲームプレー番号、またはスクラッチ動作の前に最初は不透明物質の下に隠されていた任意の他のデータを含んでもよい。いくつかの実装形態では、情報を出現させる必要はない。いくつかの実装形態では、情報が固定箇所にあり、かつ/またはスクラッチ動作は必要ない。走査機118は、第2のチケットデータ(出現した情報)を、チケット検証サーバ122による処理のためにチケット引換端末120に送信する(または第2のチケットデータがチケット検証サーバ122に直接送られる)。
【0076】
[0078] チケット代理店は、第2のチケットデータを受信すると、動作320において(検証サーバ122を介して)第2のチケットデータに基づいてチケットの当たりステータスまたは外れステータスに対応するチケットステータスデータを決定する。チケットが当たりチケット(当たりステータスに対応するチケットステータスデータ)である場合、検証サーバ122は、動作322において、チケットの当たりステータスに関連付けられた金額を含む通知を(ユーザデバイスへの配信のために)アプリケーションサーバ108に送信する。
【0077】
[0079] アプリケーションサーバ108は当たり/外れステータスに基づいてユーザアカウントを更新し、それに応じてユーザデバイスに通知する(動作324)。当たりステータスに関連付けられた金額に対応する資金は、(例えば、支払処理サービス128を使用するチケット代理店によって)ユーザデバイスに関連付けられたユーザアカウントに紐付けられた銀行口座に自動的に送金されてもよい。
【0078】
[0080] いくつかの実装形態では、チケットが処理された後(動作312、316、および318の完了時)、コントローラ110は、切断デバイス132に、処理済みのチケットをチケットのストリームから切断または分離させてもよい。コントローラ110はさらに、分類デバイス134に、当たりチケットを抜き出させるかまたは外れチケットと区別させ、それによって処理済みのチケットを当たりまたは外れのステータスに従って格納してもよい。いくつかの実施形態では、システムエラー、不完全な走査、または不完全なスクラッチがあった場合、エラーチケットの山積みが存在してもよい。
【0079】
[0081] いくつかの実装形態では、各チケット処理トランザクション(例えば、処理システム102における動作302~318)は、後の呼出しおよび認証検証のために(例えば、コントローラ110および/またはアプリケーションサーバ108において)ビデオ記録および記憶され、これにより監査要件および/または統制要件を満たしてもよい。
【0080】
[0082] 以下の条項は、上記の特徴の実装形態の代替および/または追加の組合せを説明している。
【0081】
[0083] 条項1:チケット発券機に近接する第1のビデオカメラから第1のビデオストリームを取得し、ユーザデバイスへの配信のために第1のビデオストリームをアプリケーションサーバに送信し、アプリケーションサーバからチケット発券機に対する発券コマンドを受信し、チケット発券機に発券コマンドに基づいてスクラッチ領域を有するチケットを発券させ、アプリケーションサーバからユーザ提供のスクラッチデータを受信し、ロボットスクラッチデバイスにユーザ提供のスクラッチデータに従ってチケットのスクラッチ領域をスクラッチさせるか、またはスクラッチ領域から不透明物質を除去させるように構成された1つまたは複数のコントローラを含むシステム。
【0082】
[0084] 条項2:1つまたは複数のコントローラが、アプリケーションサーバからユーザ提供の署名データを受信し、ロボット署名デバイスにユーザ提供の署名データに従ってチケットの署名領域に署名させるようにさらに構成される、条項1に記載のシステム。
【0083】
[0085] 条項3:1つまたは複数のコントローラが、チケット発券機に近接した走査デバイスからチケットの識別コードを取得し、識別コードをチケット検証サーバに送信するようにさらに構成される、条項1または2のいずれかに記載のシステム。
【0084】
[0086] 条項4:チケットの識別コードに基づいて、チケットの当たりステータスまたは外れステータスに対応するチケットステータスデータを決定し、チケットの当たりステータスに対応するチケットステータスデータに従って、チケットの当たりステータスに関連付けられた金額を含む通知をユーザデバイスに送信し、当たりステータスに関連付けられた金額に対応する資金を、ユーザデバイスに関連付けられたユーザアカウントに紐付けられた銀行口座に送金させるように構成されたチケット検証サーバをさらに含む、条項1から3のいずれかに記載のシステム。
【0085】
[0087] 条項5:1つまたは複数のコントローラが、切断デバイスにチケットのストリームからチケットを分離させ、分類デバイスにチケットの当たりステータスまたは外れステータスに従ってチケットを格納させるようにさらに構成される、条項1から4のいずれかに記載のシステム。
【0086】
[0088] 条項6:走査デバイスからチケットの識別コードを取得し、識別コードをユーザデバイスに関連付けられたユーザアカウントに紐付けるように構成されたアプリケーションサーバをさらに含む、条項1から5のいずれかに記載のシステム。
【0087】
[0089] 条項7:第1のビデオストリームが、チケット発券機の画像データおよび/または発券済みチケットの画像データを含む、条項1から6のいずれかに記載のシステム。
【0088】
[0090] 条項8:発券済みチケットが、2つの表面を有する物理的なチケット本体を備え、スクラッチ領域が、2つの表面のうちの一方に接着された不透明物質を含み、署名領域が、2つの表面のうちの一方の空白部分を含む、条項1から7のいずれかに記載のシステム。
【0089】
[0091] 条項9:ユーザ提供の署名データが、ユーザデバイスのユーザインターフェースから取得されたX-Yデータを含み、X-Yデータが、ユーザインターフェースでの署名入力に対応する2次元のユーザ提供のジェスチャに対応する、条項1から8のいずれかに記載のシステム。
【0090】
[0092] 条項10:ユーザ提供のスクラッチデータが、ユーザデバイスのユーザインターフェースから取得されるX-Yデータを含み、X-Yデータが、ユーザインターフェースでのスクラッチ入力に対応する2次元のユーザ提供のジェスチャに対応する、条項1から9のいずれかに記載のシステム。
【0091】
[0093] 条項11:1つまたは複数のコントローラが、ロボット署名デバイスが署名領域に署名している間に、チケット発券機に近接する第2のビデオカメラから、チケットの署名領域の画像データを含む第2のビデオストリームを取得するようにさらに構成される、条項1から10のいずれかに記載のシステム。
【0092】
[0094] 条項12:1つまたは複数のコントローラが、ロボットスクラッチデバイスがスクラッチ領域をスクラッチしている間に、チケット発券機に近接する第2のビデオカメラから、チケットのスクラッチ領域の画像データを含む第2のビデオストリームを取得するようにさらに構成される、条項1から11のいずれかに記載のシステム。
【0093】
[0095] 条項13:条項1から12のいずれかに記載の動作を含む方法。
【0094】
[0096] 条項14:コンピュータシステムによって実行されるように構成された1つまたは複数のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つまたは複数のプログラムが条項1から12のいずれかに記載の動作を実行するための命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【0095】
[0097] 以下の条項は、上記の特徴の実装形態の代替および/または追加の組合せを説明している。
【0096】
[0098] 条項1:チケット発券機に近接する第1のビデオカメラから第1のビデオストリームを取得し、ユーザデバイスへの配信のために第1のビデオストリームをアプリケーションサーバに送信し、アプリケーションサーバからチケット発券機に対する発券コマンドを受信し、チケット発券機に発券コマンドに基づいてスクラッチ領域を有するチケットを発券させ、アプリケーションサーバからユーザ提供のスクラッチコマンドを受信し、ロボットスクラッチデバイスにユーザ提供のスクラッチコマンドに従ってチケットのスクラッチ領域をスクラッチさせるか、またはスクラッチ領域から不透明物質を除去させるように構成された1つまたは複数のコントローラを含むシステム。
【0097】
[0099] 条項2:1つまたは複数のコントローラが、アプリケーションサーバからユーザ提供の署名データを受信し、ロボット署名デバイスにユーザ提供の署名データに従ってチケットの署名領域に署名させるようにさらに構成される、条項1に記載のシステム。
【0098】
[0100] 条項3:1つまたは複数のコントローラが、チケット発券機に近接した走査デバイスからチケットの識別コードを取得し、識別コードをチケット検証サーバに送信するようにさらに構成される、条項1または2のいずれかに記載のシステム。
【0099】
[0101] 条項4:チケットの識別コードに基づいて、チケットの当たりステータスまたは外れステータスに対応するチケットステータスデータを決定し、チケットの当たりステータスに対応するチケットステータスデータに従って、チケットの当たりステータスに関連付けられた金額を含む通知をユーザデバイスに送信し、当たりステータスに関連付けられた金額に対応する資金を、ユーザデバイスに関連付けられたユーザアカウントに紐付けられた銀行口座に送金させるように構成されたチケット検証サーバをさらに含む、条項1から3のいずれかに記載のシステム。
【0100】
[0102] 条項5:1つまたは複数のコントローラが、切断デバイスにチケットのストリームからチケットを分離させ、分類デバイスにチケットの当たりステータスまたは外れステータスに従ってチケットを格納させるようにさらに構成される、条項1から4のいずれかに記載のシステム。
【0101】
[0103] 条項6:走査デバイスからチケットの識別コードを取得し、識別コードをユーザデバイスに関連付けられたユーザアカウントに紐付けるように構成されたアプリケーションサーバをさらに含む、条項1から5のいずれかに記載のシステム。
【0102】
[0104] 条項7:第1のビデオストリームが、チケット発券機の画像データおよび/または発券済みチケットの画像データを含む、条項1から6のいずれかに記載のシステム。
【0103】
[0105] 条項8:発券済みチケットが、2つの表面を有する物理的なチケット本体を備え、スクラッチ領域が、2つの表面のうちの一方に接着された不透明物質を含み、署名領域が、2つの表面のうちの一方の空白部分を含む、条項1から7のいずれかに記載のシステム。
【0104】
[0106] 条項9:ユーザ提供の署名データが、ユーザデバイスのユーザインターフェースから取得されたX-Yデータを含み、X-Yデータが、ユーザインターフェースでの署名入力に対応する2次元のユーザ提供のジェスチャに対応する、条項1から8のいずれかに記載のシステム。
【0105】
[0107] 条項10:ユーザ提供のスクラッチコマンドが、ロボットスクラッチデバイスに、チケットのスクラッチ領域をスクラッチすること、またはスクラッチ領域から不透明物質を除去することを開始させ、ロボットスクラッチデバイスが、事前構成されたまたはランダムなスクラッチパターンを使用して、チケットのスクラッチ領域をスクラッチするか、またはスクラッチ領域から不透明物質を除去するように構成される、条項1から9のいずれかに記載のシステム。
【0106】
[0108] 条項11:1つまたは複数のコントローラが、ロボット署名デバイスが署名領域に署名している間に、チケット発券機に近接する第2のビデオカメラから、チケットの署名領域の画像データを含む第2のビデオストリームを取得するようにさらに構成される、条項1から10のいずれかに記載のシステム。
【0107】
[0109] 条項12:1つまたは複数のコントローラが、ロボットスクラッチデバイスがスクラッチ領域をスクラッチしている間に、チケット発券機に近接する第2のビデオカメラから、チケットのスクラッチ領域の画像データを含む第2のビデオストリームを取得するようにさらに構成される、条項1から11のいずれかに記載のシステム。
【0108】
[0110] 条項13:条項1から12のいずれかに記載の動作を含む方法。
【0109】
[0111] 条項14:コンピュータシステムによって実行されるように構成された1つまたは複数のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つまたは複数のプログラムが条項1から12のいずれかに記載の動作を実行するための命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【0110】
[0112] 以下の条項は、上記の特徴の実装形態の代替および/または追加の組合せを説明している。
【0111】
[0113] 条項1:チケット機に関連付けられたカメラから第1の画像データを取得し、第1の画像データをアプリケーションサーバに送信し、アプリケーションサーバからチケット機に対する発券コマンドを受信し、チケット機に発券コマンドに基づいてスクラッチ領域を有するチケットを発券させ、アプリケーションサーバからユーザ提供のスクラッチコマンドを受信し、ロボットスクラッチデバイスにユーザ提供のスクラッチコマンドに従ってチケットのスクラッチ領域をスクラッチさせるか、またはスクラッチ領域から不透明物質を除去させるように構成された1つまたは複数のコントローラを含むシステム。
【0112】
[0114] 条項2:1つまたは複数のコントローラが、アプリケーションサーバからユーザ提供の署名データを受信し、ロボット署名デバイスにユーザ提供の署名データに従ってチケットの署名領域に署名させるようにさらに構成される、条項1に記載のシステム。
【0113】
[0115] 条項3:1つまたは複数のコントローラが、チケット機に関連付けられた走査デバイスからチケットの識別コードを取得し、識別コードをチケット検証サーバに送信するようにさらに構成される、条項1または2のいずれかに記載のシステム。
【0114】
[0116] 条項4:チケットの識別コードに基づいて、チケットの当たりステータスまたは外れステータスに対応するチケットステータスデータを決定し、チケットの当たりステータスに対応するチケットステータスデータに従って、チケットの当たりステータスに関連付けられた金額を含む通知をユーザデバイスに送信し、当たりステータスに関連付けられた金額に対応する資金を、ユーザデバイスに関連付けられたユーザアカウントに紐付けられた銀行口座に送金させるように構成されたチケット検証サーバをさらに含む、条項1から3のいずれかに記載のシステム。
【0115】
[0117] 条項5:1つまたは複数のコントローラが、切断デバイスにチケットのストリームからチケットを分離させ、分類デバイスにチケットの当たりステータスまたは外れステータスに従ってチケットを格納させるようにさらに構成される、条項1から4のいずれかに記載のシステム。
【0116】
[0118] 条項6:走査デバイスからチケットの識別コードを取得し、識別コードをユーザデバイスに関連付けられたユーザアカウントに紐付けるように構成されたアプリケーションサーバをさらに含む、条項1から5のいずれかに記載のシステム。
【0117】
[0119] 条項7:第1の画像データが、チケット機の画像および/またはチケットの画像を含む、条項1から6のいずれかに記載のシステム。
【0118】
[0120] 条項8:チケットが、2つの表面を有する物理的なチケット本体を備え、スクラッチ領域が、2つの表面のうちの一方に接着された不透明物質を含み、署名領域が、2つの表面のうちの一方の空白部分を含む、条項1から7のいずれかに記載のシステム。
【0119】
[0121] 条項9:ユーザ提供の署名データが、ユーザデバイスのユーザインターフェースから取得されたX-Yデータを含み、X-Yデータが、ユーザインターフェースでの署名入力に対応する2次元のユーザ提供のジェスチャに対応する、条項1から8のいずれかに記載のシステム。
【0120】
[0122] 条項10:ユーザ提供のスクラッチコマンドが、ロボットスクラッチデバイスに、チケットのスクラッチ領域をスクラッチすること、またはスクラッチ領域から不透明物質を除去することを開始させ、ロボットスクラッチデバイスが、事前構成されたまたはランダムなスクラッチパターンを使用して、チケットのスクラッチ領域をスクラッチするか、またはスクラッチ領域から不透明物質を除去するように構成される、条項1から9のいずれかに記載のシステム。
【0121】
[0123] 条項11:1つまたは複数のコントローラが、ロボット署名デバイスが署名領域に署名している間に、チケット機に関連付けられた第2のカメラから、チケットの署名領域の画像を含む第2の画像データを取得するようにさらに構成される、条項1から10のいずれかに記載のシステム。
【0122】
[0124] 条項12:1つまたは複数のコントローラが、ロボットスクラッチデバイスがスクラッチ領域をスクラッチしている間に、チケット機に関連付けられた第2のカメラから、チケットのスクラッチ領域の画像を含む第2の画像データを取得するようにさらに構成される、条項1から11のいずれかに記載のシステム。
【0123】
[0125] 条項13:条項1から12のいずれかに記載の動作を含む方法。
【0124】
[0126] 条項14:コンピュータシステムによって実行されるように構成された1つまたは複数のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つまたは複数のプログラムが条項1から12のいずれかに記載の動作を実行するための命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【0125】
[0127] 以下の条項は、上記の特徴の実装形態の代替および/または追加の組合せを説明している。
【0126】
[0128] 条項1:チケット機に関連付けられたカメラから第1の画像データを受信し、第1の画像データをユーザデバイスに送信し、ユーザデバイスからチケット機に対する発券コマンドを受信し、発券コマンドをチケット機に送信して、チケット機に発券コマンドに基づいてスクラッチ領域を有するチケットを発券させ、ユーザデバイスからユーザ提供のスクラッチコマンドを受信し、ユーザ提供のスクラッチコマンドをチケット機に送信して、ロボットスクラッチデバイスにユーザ提供のスクラッチコマンドに従ってチケットのスクラッチ領域をスクラッチさせるか、またはスクラッチ領域から不透明物質を除去させるように構成された1つまたは複数のコントローラを含むサーバシステム。
【0127】
[0129] 条項2:1つまたは複数のコントローラが、ユーザデバイスからユーザ提供の署名データを受信し、ユーザ提供の署名データをチケット機に送信して、ロボット署名デバイスにユーザ提供の署名データに従ってチケットの署名領域に署名させるようにさらに構成される、条項1に記載のサーバシステム。
【0128】
[0130] 条項3:1つまたは複数のコントローラが、チケット機に関連付けられた走査デバイスからチケットの識別コードを受信し、識別コードをチケット検証サーバに送信するようにさらに構成される、条項1または2のいずれかに記載のサーバシステム。
【0129】
[0131] 条項4:チケット機に関連付けられた走査デバイスからチケットの識別コードを受信し、チケットの識別コードに基づいて、チケットの当たりステータスまたは外れステータスに対応するチケットステータスデータを決定し、チケットの当たりステータスに対応するチケットステータスデータに従って、チケットの当たりステータスに関連付けられた金額を含む通知をユーザデバイスに送信し、当たりステータスに関連付けられた金額に対応する資金を、ユーザデバイスに関連付けられたユーザアカウントに紐付けられた銀行口座に送金させるように構成されたチケット検証サーバをさらに含む、条項1から3のいずれかに記載のサーバシステム。
【0130】
[0132] 条項5:1つまたは複数のコントローラが、チケットの当たりステータスに対応するチケットステータスデータに従って、分類デバイスにチケットを格納させるコマンドをチケット機に送信するようにさらに構成される、条項1から4のいずれかに記載のサーバシステム。
【0131】
[0133] 条項6:1つまたは複数のコントローラが、走査デバイスからチケットの識別コードを取得し、識別コードをユーザデバイスに関連付けられたユーザアカウントに紐付けるようにさらに構成される、条項1から5のいずれかに記載のサーバシステム。
【0132】
[0134] 条項7:第1の画像データが、チケット機の画像および/またはチケットの画像を含む、条項1から6のいずれかに記載のサーバシステム。
【0133】
[0135] 条項8:チケットが、2つの表面を有する物理的なチケット本体を備え、スクラッチ領域が、2つの表面のうちの一方に接着された不透明物質を含み、署名領域が、2つの表面のうちの一方の空白部分を含む、条項1から7のいずれかに記載のサーバシステム。
【0134】
[0136] 条項9:ユーザ提供の署名データが、ユーザデバイスのユーザインターフェースから取得されたX-Yデータを含み、X-Yデータが、ユーザインターフェースでの署名入力に対応する2次元のユーザ提供のジェスチャに対応する、条項1から8のいずれかに記載のサーバシステム。
【0135】
[0137] 条項10:ユーザ提供のスクラッチコマンドが、ロボットスクラッチデバイスに、事前構成されたまたはランダムなスクラッチパターンを使用して、チケットのスクラッチ領域をスクラッチさせるか、またはスクラッチ領域から不透明物質を除去させる、条項1から9のいずれかに記載のサーバシステム。
【0136】
[0138] 条項11:1つまたは複数のコントローラが、ロボット署名デバイスが署名領域に署名している間に、チケット機に関連付けられた第2のカメラから、チケットの署名領域の画像を含む第2の画像データを受信し、第2の画像データをユーザデバイスに送信するようにさらに構成される、条項1から10のいずれかに記載のサーバシステム。
【0137】
[0139] 条項12:1つまたは複数のコントローラが、ロボットスクラッチデバイスがスクラッチ領域をスクラッチしている間に、チケット機に関連付けられた第2のカメラから、チケットのスクラッチ領域の画像を含む第2の画像データを受信し、第2の画像データをユーザデバイスに送信するようにさらに構成される、条項1から11のいずれかに記載のサーバシステム。
【0138】
[0140] 条項13:条項1から12のいずれかに記載の動作を含む方法。
【0139】
[0141] 条項14:コンピュータシステムによって実行されるように構成された1つまたは複数のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つまたは複数のプログラムが条項1から12のいずれかに記載の動作を実行するための命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【0140】
[0142] 以下の条項は、上記の特徴の実装形態の代替および/または追加の組合せを説明している。
【0141】
[0143] 条項1:チケット機に関連付けられたカメラから取得された第1の画像データをアプリケーションサーバから受信し、第1の画像データをユーザデバイスのディスプレイ上に表示し、ユーザデバイスのユーザインターフェースにおいてチケット機に対する発券コマンドを取得し、アプリケーションサーバを介して発券コマンドをチケット機に送信して、チケット機に発券コマンドに基づいてスクラッチ領域を有するチケットを発券させ、ユーザデバイスのユーザインターフェースにおいてユーザ提供のスクラッチコマンドを取得し、アプリケーションサーバを介してユーザ提供のスクラッチコマンドをチケット機に送信して、ロボットスクラッチデバイスにユーザ提供のスクラッチコマンドに従ってチケットのスクラッチ領域をスクラッチさせるか、またはスクラッチ領域から不透明物質を除去させるように構成された1つまたは複数のコントローラを備えるユーザデバイス。
【0142】
[0144] 条項2:1つまたは複数のコントローラが、ユーザデバイスのユーザインターフェースにおいてユーザ提供の署名データを取得し、アプリケーションサーバを介してユーザ提供の署名データをチケット機に送信して、ロボット署名デバイスにユーザ提供の署名データに従ってチケットの署名領域に署名させるようにさらに構成される、条項1に記載のユーザデバイス。
【0143】
[0145] 条項3:1つまたは複数のコントローラが、チケット機に関連付けられた走査デバイスによって走査されたチケットの識別コードに基づいて、チケットの当たりステータスまたは外れステータスに対応するチケットのチケットステータスデータをチケット検証サーバから受信するようにさらに構成される、条項1または2のいずれかに記載のユーザデバイス。
【0144】
[0146] 条項4:1つまたは複数のコントローラが、チケットの当たりステータスに対応するチケットのチケットステータスデータに従って、チケットの当たりステータスに関連付けられた金額を含む通知をチケット検証サーバから受信するようにさらに構成される、条項1から3のいずれかに記載のユーザデバイス。
【0145】
[0147] 条項5:1つまたは複数のコントローラが、走査デバイスからチケットの識別コードを取得し、識別コードをユーザデバイスに関連付けられたユーザアカウントに紐付けるようにさらに構成される、条項1から4のいずれかに記載のユーザデバイス。
【0146】
[0148] 条項6:第1の画像データが、チケット機の画像および/またはチケットの画像を含む、条項1から5のいずれかに記載のユーザデバイス。
【0147】
[0149] 条項7:チケットが、2つの表面を有する物理的なチケット本体を備え、スクラッチ領域が、2つの表面のうちの一方に接着された不透明物質を含み、署名領域が、2つの表面のうちの一方の空白部分を含む、条項1から6のいずれかに記載のユーザデバイス。
【0148】
[0150] 条項8:ユーザ提供の署名データが、ユーザデバイスのユーザインターフェースから取得されたX-Yデータを含み、X-Yデータが、ユーザインターフェースでの署名入力に対応する2次元のユーザ提供のジェスチャに対応する、条項1から7のいずれかに記載のユーザデバイス。
【0149】
[0151] 条項9:ユーザ提供のスクラッチコマンドが、ロボットスクラッチデバイスに、事前構成されたまたはランダムなスクラッチパターンを使用して、チケットのスクラッチ領域をスクラッチさせるか、またはスクラッチ領域から不透明物質を除去させる、条項1から8のいずれかに記載のユーザデバイス。
【0150】
[0152] 条項10:ユーザ提供のスクラッチコマンドが、ユーザデバイスのユーザインターフェースから取得されるX-Yデータを含み、X-Yデータが、ユーザインターフェースでのスクラッチ入力に対応する2次元のユーザ提供のジェスチャに対応する、条項1から9のいずれかに記載のユーザデバイス。
【0151】
[0153] 条項11:1つまたは複数のコントローラが、ロボット署名デバイスが署名領域に署名している間に、チケット機に関連付けられた第2のカメラから取得されたチケットの署名領域の画像を含む第2の画像データをアプリケーションサーバから受信するようにさらに構成される、条項1から10のいずれかに記載のユーザデバイス。
【0152】
[0154] 条項12:1つまたは複数のコントローラが、ロボットスクラッチデバイスがスクラッチ領域をスクラッチしている間に、チケット機に関連付けられた第2のカメラから取得されたチケットのスクラッチ領域の画像を含む第2の画像データをアプリケーションサーバから受信するようにさらに構成される、条項1から11のいずれかに記載のユーザデバイス。
【0153】
[0155] 条項13:条項1から12のいずれかに記載の動作を含む方法。
【0154】
[0156] 条項14:コンピュータシステムによって実行されるように構成された1つまたは複数のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つまたは複数のプログラムが条項1から12のいずれかに記載の動作を実行するための命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【0155】
[0157] 以下の条項は、上記の特徴の実装形態の代替および/または追加の組合せを説明している。
【0156】
[0158] 条項1:チケット機に関連付けられたカメラから第1の画像データを取得し、第1の画像データをアプリケーションサーバに送信し、アプリケーションサーバからチケット機に対する第1のコマンドを受信し、チケット機に第1のコマンドに基づいてスクラッチ領域を有するチケットを提供させ、アプリケーションサーバからユーザ提供のスクラッチコマンドを受信し、ロボットスクラッチデバイスにユーザ提供のスクラッチコマンドに従ってチケットのスクラッチ領域をスクラッチさせるか、またはスクラッチ領域から不透明物質を除去させるように構成された1つまたは複数のコントローラを含むシステム。
【0157】
[0159] 条項2:1つまたは複数のコントローラが、アプリケーションサーバからユーザ提供の署名データを受信し、ロボット署名デバイスにユーザ提供の署名データに従ってチケットの署名領域に署名させるようにさらに構成される、条項1に記載のシステム。
【0158】
[0160] 条項3:1つまたは複数のコントローラが、チケット機に関連付けられた走査デバイスからチケットの識別コードを取得し、識別コードをチケット検証サーバに送信するようにさらに構成される、条項1または2のいずれかに記載のシステム。
【0159】
[0161] 条項4:チケットの識別コードに基づいて、チケットの当たりステータスまたは外れステータスに対応するチケットステータスデータを決定し、チケットの当たりステータスに対応するチケットステータスデータに従って、チケットの当たりステータスに関連付けられた金額を含む通知をユーザデバイスに送信し、当たりステータスに関連付けられた金額に対応する資金を、ユーザデバイスに関連付けられたユーザアカウントに紐付けられた銀行口座に送金させるように構成されたチケット検証サーバをさらに含む、条項1から3のいずれかに記載のシステム。
【0160】
[0162] 条項5:1つまたは複数のコントローラが、切断デバイスにチケットのストリームからチケットを分離させ、分類デバイスにチケットの当たりステータスまたは外れステータスに従ってチケットを格納させるようにさらに構成される、条項1から4のいずれかに記載のシステム。
【0161】
[0163] 条項6:走査デバイスからチケットの識別コードを取得し、識別コードをユーザデバイスに関連付けられたユーザアカウントに紐付けるように構成されたアプリケーションサーバをさらに含む、条項1から5のいずれかに記載のシステム。
【0162】
[0164] 条項7:第1の画像データが、チケット機の画像および/またはチケットの画像を含む、条項1から6のいずれかに記載のシステム。
【0163】
[0165] 条項8:チケットが、2つの表面を有する物理的なチケット本体を備え、スクラッチ領域が、2つの表面のうちの一方に接着された不透明物質を含み、署名領域が、2つの表面のうちの一方の空白部分を含む、条項1から7のいずれかに記載のシステム。
【0164】
[0166] 条項9:ユーザ提供の署名データが、ユーザデバイスのユーザインターフェースから取得されたX-Yデータを含み、X-Yデータが、ユーザインターフェースでの署名入力に対応する2次元のユーザ提供のジェスチャに対応する、条項1から8のいずれかに記載のシステム。
【0165】
[0167] 条項10:ユーザ提供のスクラッチコマンドが、ロボットスクラッチデバイスに、チケットのスクラッチ領域をスクラッチすること、またはスクラッチ領域から不透明物質を除去することを開始させ、ロボットスクラッチデバイスが、事前構成されたまたはランダムなスクラッチパターンを使用して、チケットのスクラッチ領域をスクラッチするか、またはスクラッチ領域から不透明物質を除去するように構成される、条項1から9のいずれかに記載のシステム。
【0166】
[0168] 条項11:1つまたは複数のコントローラが、ロボット署名デバイスが署名領域に署名している間に、チケット機に関連付けられた第2のカメラから、チケットの署名領域の画像を含む第2の画像データを取得するようにさらに構成される、条項1から10のいずれかに記載のシステム。
【0167】
[0169] 条項12:1つまたは複数のコントローラが、ロボットスクラッチデバイスがスクラッチ領域をスクラッチしている間に、チケット機に関連付けられた第2のカメラから、チケットのスクラッチ領域の画像を含む第2の画像データを取得するようにさらに構成される、条項1から11のいずれかに記載のシステム。
【0168】
[0170] 条項13:条項1から12のいずれかに記載の動作を含む方法。
【0169】
[0171] 条項14:コンピュータシステムによって実行されるように構成された1つまたは複数のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、1つまたは複数のプログラムが条項1から12のいずれかに記載の動作を実行するための命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【0170】
[0172] 当業者には、上記で提示および説明した例示的な実施形態に対してその広範な発明概念から逸脱することなく変更を加えることができることが理解されよう。したがって、本発明は提示および説明した例示的な実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって定義される本発明の趣旨および範囲内の修正を網羅することを意図したものであることが理解される。
【0171】
[0173] 例えば、例示的な実施形態の特定の特徴は、特許請求された発明の一部であっても一部でなくてもよく、本明細書に記載の特徴のうちの少なくともいくつかを、特に言及された構成要素ではなく異なる構成要素が実行してもよく、開示された実施形態の特徴は組み合わされてもよい。
【0172】
[0174] 「約」および「およそ」という用語は、本明細書で使用される場合、参照される値の+10%または-10%を指す場合がある。例えば、「約9」は8.2および9.9を包含するものと理解される。
【0173】
[0175] 本発明の図および説明のうちの少なくともいくつかは、本発明が明確に理解されるように関連のある要素に焦点を当てるために簡略化されており、明瞭化のために、当業者であれば本発明の一部を構成し得ると認識する他の要素を排除していることを理解されたい。しかしながら、そのような要素は当技術分野でよく知られており、必ずしも本発明のさらなる理解を促すものではないため、本明細書ではそのような要素の説明は提供されていない。
【0174】
[0176] 本明細書では様々な要素を説明するために「第1の」、「第2の」などの用語が時々使用されるが、これらの要素はこれらの用語によって限定されるべきではないことが理解されよう。これらの用語は、ある要素を別の要素と区別するためにのみ使用される。
【0175】
[0177] 例えば、第1の要素のすべての出現箇所が矛盾なく名称変更され、第2の要素のすべての出現箇所が矛盾なく名称変更される限り、説明の意味を変えることなく第1の要素が第2の要素と称される可能性があり、同様に第2の要素が第1の要素と称される可能性がある。第1の要素と第2の要素はどちらも要素であるが、同じ要素ではない。
【0176】
[0178] 「~場合(if)」という用語は、本明細書で使用される場合、任意選択により、文脈に応じて「~際に」または「~との判定に応答して」または「~との検出に応答して」または「~との判定に従って」を意味すると解釈されてもよい。同様に、「~と判定された場合」または「[記載された状態または事象]が検出された場合」という句は、任意選択により、文脈に応じて「~と判定した際に」または「~との判定に応答して」または「[記載された状態または事象]を検出した際に」または「[記載された状態または事象]を検出したことに応答して」または「[記載された状態または事象]が検出されたとの判定に従って」を意味すると解釈される。
【0177】
[0179] 本明細書で使用される用語は、特定の実装形態を説明することのみを目的としており、特許請求の範囲を制限することを意図したものではない。
【0178】
[0180] 単数形「a」、「an」および「the」は、実装形態の説明および添付の特許請求の範囲で使用される場合、文脈上特に明記されていない限り、複数形も含むことを意図している。
【0179】
[0181] また、本明細書で使用される「および/または」という用語は、関連する列挙された項目のうちの1つまたは複数のあらゆる可能な組合せを指すとともにその組合せを包含することも理解されよう。
【0180】
[0182] さらに、本明細書で使用される「備える(comprises)」および/または「備える(comprising)」という用語は、記載された特徴、整数、動作、要素、および/または構成要素の存在を示すが、1つまたは複数の他の特徴、整数、動作、要素、構成要素、および/またはそれらのグループの存在または追加を除外するものではないことが理解されよう。
【0181】
[0183] 「~場合(if)」という用語は、本明細書で使用される場合、文脈に応じて、前述の条件が真である「とき」、または前述の条件が真である「際に」、または前述の条件が真である「との判定に応答して」、または前述の条件が真である「との判定に従って」、または前述の条件が真である「との検出に応答して」を意味すると解釈されてもよい。
【0182】
[0184] 同様に、「(前述の条件が真である)と判定された場合)」または「(前述の条件が真である)場合」または「(前述の条件が真である)とき」という句は、文脈に応じて、前述の条件が真である「と判定した際に」、または前述の条件が真である「との判定に応答して」、または前述の条件が真である「との判定に従って」、または前述の条件が真である「と検出した際に」、または前述の条件が真である「との検出に応答して」を意味すると解釈されてもよい。
【0183】
[0185] さらに、方法が本明細書に記載の工程の特定の順序に依存していない限り、工程の特定の順序は、特許請求の範囲を限定するものと解釈されるべきではない。本発明の方法を対象とする特許請求の範囲は、記載された順序でその工程を実行することに限定されるべきではなく、当業者であれば、工程が変更されてもなお本発明の趣旨および範囲内にあることを容易に理解することができる。
図1
図2
図3
【手続補正書】
【提出日】2023-08-25
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
チケット発券機に対する発券コマンドを受信し、
前記チケット発券機に、前記発券コマンドに基づいてスクラッチ領域を有するチケットを発券させ、
前記アプリケーションサーバからユーザ提供のスクラッチデータを受信する
ように構成されたコントローラと、
前記ユーザ提供のスクラッチデータに従って前記チケットの前記スクラッチ領域をスクラッチするか、または前記スクラッチ領域から不透明物質を除去するように構成されたロボットスクラッチ機構と
前記チケット発券機に近接しており、前記ロボットスクラッチ機構が前記スクラッチ領域をスクラッチしている間に前記チケットの前記スクラッチ領域の画像データを含むビデオストリームを取得するように構成されたビデオカメラと
を含む、ロボットチケットスクラッチ処理システム。
【請求項2】
前記コントローラが、前記アプリケーションサーバからユーザ提供の署名データを受信するようにさらに構成され、
前記ロボットチケットスクラッチ処理システムが、前記ユーザ提供の署名データに従って前記チケットの署名領域に署名するように構成されたロボット署名機構をさらに備える、
請求項1に記載のシステム。
【請求項3】
前記チケット発券機に近接する走査デバイスであって、
前記チケットの識別コードを走査し、
前記識別コードをチケット検証サーバに送信する
ように構成された走査デバイス
をさらに含む、請求項1または2のいずれかに記載のシステム。
【請求項4】
前記ユーザ提供の署名データに従って前記チケットの前記署名領域に署名するように構成されたロボット署名メカニズムをさらに含む、請求項1または2のいずれかに記載のシステム。
【請求項5】
チケットのストリームから前記チケットを分離するように構成された機械的切断デバイスと、
前記チケットの当たりステータスまたは外れステータスに従って前記チケットを格納するように構成された機械的分類デバイスと
をさらに含む、請求項1または2のいずれかに記載のシステム。
【請求項6】
前記発券済みチケットが、2つの表面を有する物理的なチケット本体を備え、前記スクラッチ領域が、前記2つの表面のうちの一方に接着された不透明物質を含み、前記署名領域が、前記2つの表面のうちの一方の空白部分を含む、請求項1または2のいずれかに記載のシステム。
【請求項7】
前記ユーザ提供の署名データが、ユーザデバイスのユーザインターフェースから取得されたX-Yデータを含み、前記X-Yデータが、前記ユーザインターフェースでの署名入力に対応する2次元のユーザ提供のジェスチャに対応する、請求項1または2のいずれかに記載のシステム。
【請求項8】
前記ユーザ提供のスクラッチデータが、ユーザデバイスのユーザインターフェースから取得されるX-Yデータを含み、前記X-Yデータが、前記ユーザインターフェースでのスクラッチ入力に対応する2次元のユーザ提供のジェスチャに対応する、請求項1または2のいずれかに記載のシステム。
【請求項9】
前記ビデオストリームが、前記ロボット署名機構が前記署名領域に署名している間前記チケットの前記署名領域の画像データをさらに含む請求項1または2のいずれかに記載のシステム。
【請求項10】
請求項1または2のいずれかに記載の動作を含む方法。
【請求項11】
コンピュータシステムによって実行されるように構成された1つまたは複数のプログラムを記憶する非一時的コンピュータ可読記憶媒体であって、前記1つまたは複数のプログラムが請求項1または2のいずれかに記載の動作を実行するための命令を含む、非一時的コンピュータ可読記憶媒体。
【国際調査報告】