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特表2024-508256マスクの容易且つ確実な保管装置、マスク及びマスク支持保管ケース
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-26
(54)【発明の名称】マスクの容易且つ確実な保管装置、マスク及びマスク支持保管ケース
(51)【国際特許分類】
   A62B 25/00 20060101AFI20240216BHJP
   A41D 13/11 20060101ALI20240216BHJP
【FI】
A62B25/00
A41D13/11 Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023548834
(86)(22)【出願日】2022-02-08
(85)【翻訳文提出日】2023-10-06
(86)【国際出願番号】 BR2022050039
(87)【国際公開番号】W WO2022170410
(87)【国際公開日】2022-08-18
(31)【優先権主張番号】BR102021002756-8
(32)【優先日】2021-02-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】BR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523305969
【氏名又は名称】エセエレエセ セルビーソス レラシオナドズ ア サウデ エルテデア
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ヨシタカ フクヤマ, ペドロ
【テーマコード(参考)】
2E185
3B211
【Fターム(参考)】
2E185CC77
3B211CC00
(57)【要約】
本装置は、呼吸用マスク及び外部物体の内部汚染を低減する。本装置は、汚染に対する保護を優先事項として容易且つ迅速にマスクを保管できるようにする。本装置は労働安全衛生の技術分野に関連する。解決策は、マスク上に存在するか又はマスクに追加的に挿入されるストラップに接続するピンを有する支持体を含む容易な保管システムを作成する。接続部はスナップ留め具の形態であり、好ましい実施形態ではリストバンド及びネックコードに接続される構造の形態をとる。システムは、チャネルを結合するコードの通過を可能にするチャネルを有する封止システムを含み、袋様の構造を生成し、マスクの内面と外面とを孤立させる。袋様又は円筒状のケースによって保護が提供される。微生物の増殖を抑えるため、装置の表面に銀の元素を含む材料が用いられ、マスクホルダー、保護ケース及びマスクが共に販売される。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マスクストラップを保持するための留め具又はヘッドの形状を備えるピンを有する、手首又は腕の周りに巻かれる開かれた又は閉じられた円筒状の支持体を含む、マスクを容易且つ安全に保管するための装置。
【請求項2】
前記支持体は、溝、突起、ピン経路のうちの少なくとも1つを有する、請求項1に記載のマスクを容易且つ安全に保管するための装置。。
【請求項3】
前記支持体は、カラビナと、該カラビナを開閉する可動区画とを備える、請求項1に記載のマスクを容易且つ安全に保管するための装置。
【請求項4】
前記支持体はネックコードのための留め具を有する、請求項1に記載のマスクを容易且つ安全に保管するための装置。
【請求項5】
前記支持体は消毒剤を含むフラスコを含むか又は消毒剤を含むフラスコ用の留め具接点を含む、請求項1乃至4のいずれか一項に記載のマスクを容易且つ安全に保管するための装置。
【請求項6】
マスクであって、当該マスクは当該マスクの外面に固定される、支持体のピンに適合可能な留め具ストラップを有する、マスク。
【請求項7】
前記マスクの端部又は前記マスクの表面の垂直線又は前記マスクの表面の水平線に固定され、支持体のピンに適合可能な留め具ストラップを有し、該留め具ストラップは弾性材料で構成される、請求項6に記載のマスク。
【請求項8】
前記マスクの端部に、コードを通すための横断チャネル、縦方向チャネル、ベルクロ、弾性ストランド、スナップ留め具、クリップ又は磁性若しくは磁化可能材料のうちのいずれか1つを有する、請求項6に記載のマスク。
【請求項9】
折り目を有し、該折り目の端部にベルクロ、スナップ留め具、クリップ又は磁性若しくは磁化可能材料のうちのいずれか1つを有する、請求項6に記載のマスク。
【請求項10】
マスク支持体を保管するためのケースであって、当該ケースは、手首又は腕の周りに巻かれる円筒リング状の支持体を覆う表面を有する、マスク支持体を保管するためのケース。
【請求項11】
前記ケースは、前記支持体を覆う硬質又は可鍛性の表面を有する袋形状のカバーを有し、該カバーは前記支持体のための内側固定点を有する、請求項10に記載のマスク支持体を保管するためのケース。
【請求項12】
前記ケースは、前記支持体を覆う可鍛性の表面を有し、弾性リング、コードを通すための横断チャネル、コードを通すための縦方向チャネル、ベルクロリング又は磁性若しくは磁化可能な材料でできたリングのうち少なくとも1つの構造を有する円筒状リングを外周部の少なくとも1つに有する、請求項10に記載のマスク支持体を保管するためのケース。
【請求項13】
前記装置は、その壁の表面に銀元素を有する、請求項1、6又は10に記載のマスク支持体を保管するためのケース。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の目的は、呼吸用マスクの汚染及び外部物体を低減することである。本発明の装置は、汚染に対する安全性を備えたマスク保管を促進且つ迅速化する。本発明は、労働安全衛生の技術分野に関連する。本発明はマスク、マスク用アダプタ及び保護ケースを保管するために理想的な装置。本発明は伝染病及び風土病の蔓延を防止し、ユーザ及び社会を感染から保護する。
【背景技術】
【0002】
保護用呼吸マスクの使用は、COVID-19の時代において、また、一般的に汚染された環境においても必須である。汚染物質は化学的又は物理的なものがある。呼吸用マスクは、微生物の通過を防ぐために多孔性が制御された表面でできている。これらは顔に適応し、ろ過面を通過する空気をろ過する。ウイルスや微生物はマスク表面の外面に付着する。
【0003】
例えば、食事中又は歯磨き中等マスクを使わない時もある。衛生上、安全な場所ではマスクをしない場合もある。このような場合、ユーザはマスクを安全な方法で保管するための選択肢に窮し、手で持ったり、あごに乗せたり、コードで手首に巻いたり、家具の上に置いたりして、何重にも汚染されやすい状態にしている。多くのマスクユーザは肺の問題を抱えている可能性があり、息切れしないようにマスクを引っ込めなければならないことが頻繁にある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ユーザによる汚染の一部は、これらのウイルスや微生物が主に保管されているときに、マスクの外面から内側の表面に通過するときに起こる。別の形態の汚染は、マスクの外面が他の物体に接触するときであり、主にポケット、バッグ、マスクホルダー等に保管されているときに起こる。
【0005】
多くのユーザはマスクをビニール袋や容器に保管し、それによりマスクの外面と内面との間で高い汚染がもたらされる。マスクを折りたたんで封筒又はケースに入れて保管する方法に関する解決策は、マスクの内面を保護するのに役立つが、接触面の開いた端を介して病原体の通過を防ぐのに十分な封止性はまだない。
【0006】
加えて、これらのマスク保管手順の全ては手間がかかり、ユーザはしばしば安全対策を採用しない。同様に、ケース及びマスクホルダーからマスクを取り出す際にも手間が伴う。
【課題を解決するための手段】
【0007】
これらの欠点を念頭に置き、それらを解決するために、本願はこれらの課題を解決又は軽減するための解決策を考え出した。
【0008】
考え出された第1の解決策は、汚染された表面に対処することなく、マスクを簡単且つ安全に保管するための装置を導入することからなる。この解決策は、表面にピン又は留め具を有する本体で構成されている。マスクは、本願で示すように表面に取り付けられたストラップにより又は耳若しくは頭の後ろに支持される自身のコード留め具を用いることにより、簡単且つ素早くマスクを保管及び取り出すことができる。他の提案に関連する本解決策は、マスクの簡単且つ安全な保管及び取り出しを可能にする。これは図面でより詳細に説明される。
【0009】
第2の解決策は、ろ過マスク面の中央に位置する追加のストラップを参照する。このストラップは、マスクを半分に折り畳むことを可能にし、この同じストラップを介して、第1の解決策のピン及び留め具に固定される固定点を提供する。半分に折り畳まれると、この第2の解決策は、マスクの伸長された本体の延在を半分に減らし、占有空間を減らし、第1の解決策のピンへの取り付けプロセスを促進する。第3の解決策との関連性は、強化された封止によって利点を著しく高める。別の解決策は、マスクの側部にストラップを追加し、マスクホルダーでのマスクの調整を改善することである。
【0010】
考え出された第3の解決策は、コードを通すのを可能にするマスクの端部に挿入されたチャネルで構成され、これらのチャネルを介してコードが引っ張られると、マスク外面がシステム内にある場合に、その内側に汚染物質を含み、分離する袋様の構造を生成する。あるいは、袋様の構造は、マスク内面がシステム内にある場合に外側にあるこれらの汚染物質を分離する。汚染物質が袋様の構造内にある場合、それらは環境から分離され、ポケット、バッグ、キャリア等の外部汚染を防ぐ。汚染物質が袋様の構造の外側にある場合、マスク内面は分離され、外部汚染から保護され、ユーザを保護する。状況お及び保護の目的に応じて、このシステムは2つの代替方法を取り得る。マスクを顔から取り外した後に、ユーザは(第2の解決策で説明される)マスクの追加のストラップを第1の解決策のピンに取り付け、第3の解決策のコードを引っ張ってポーチ様の構造を閉じるといった順序で、第1及び第2の解決策との使用関連が考え出された。この同じ引っ張られたコードを用いて、ユーザは第1の解決策の別のピンにマスクを固定できる。したがって、汚染されたマスク面に手で接触することがなく、マスクを安心且つ安全な方法でマスクを容易に保管できる。これは図面でより明確になる。
【0011】
第4の解決策は、第1の解決策に適合する保護カバーを提供する保護ケースである。
【図面の簡単な説明】
【0012】
添付の図面は、本願が提案する解決策を概略的に示す。
図1図1は、マスク表面ホルダーの上面図を示す。
図2図2は、マスクホルダーの側面図を示す。
図3図3は、マスクホルダーの側面図を示す。
図4図4は、マスク表面ホルダーの上面図を示す。
図5図5は、円筒状のマスクホルダーの側面図を示す。
図6図6は、マスク位置合わせ用ガイド付きの円筒状のマスクホルダーの側面図を示す。
図7図7は、マスク位置合わせ用ガイド付きの円筒状のマスクホルダーの側面図を示す。
図8図8は、マスクホルダー固定ピンの配置の側面図を示す。
図9図9は、中央固定ストラップ及びマスクの端部に取り付けられたシールチャネルの図を示す。
図10図10は、中央固定ストラップ及びマスクの端部に取り付けられたシールチャネルの図を示す。
図11図11は、マスクに取り付けられた中央線の固定ストラップの図を示す。
図12図12は、マスクに取り付けられた中央線の固定ストラップの図を示す。
図13図13は、マスクに取り付けられた固定サイドストラップの図を示す。
図14図14は、マスクに取り付けられた固定サイドストラップの図を示す。
図15図15は、マスクホルダー保護ケースの構成を示す。
図16図16は、マスクホルダー保護ケースの構成を示す。
図17図17は、マスクの折り線を示す。
図18図18は、マスクホルダーの固定装置を示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1は、マスクストラップ保持ピン(2)を有する本体(1)の上面図を示す。各ピン(2)の形態は留め具(2)又はヘッド(2)の形状である。ヘッド状の形態は、上部に突起を有するピンである。このヘッドは様々な形状を有し得るが、ヘッドを支持するピン(2)よりも幅広で、例えば、円盤又はリング状であり得る。これは、コードを様々な方向に固定できるという点で、留め具よりも優れている。使用の順序は以下の例から理解できる。マスクのユーザはマスクを着用する必要がない環境に入り、マスクを取り外すが保管する場所がないため、マスクを保持するか又は一般的なホルダーで保管するしかなく、マスクの内面又は他の物体を汚染するリスクがある。本願によって提案される解決策は、マスクをこの支持体(1)に保管できることを理想としている。(1)マスクの固定コードを支持体(1)のピン(2)に固定する。ピン(2)の固定フォーム又はヘッドはこのコードが外れるのを防止する。複数のピン(2)を有していてもよく、マスクを伸ばして保管することができ、保管の安定性を高め、汚染されやすいランダムな動きを防止する。なお、ピン(2)及びコードでマスクを保管するこの方法は、マスクの保管及び取り出しの両方で簡単に行うことができ、系統だったマスク保管方法をユーザが採用することを奨励する。マスクの構成の説明は、解決策は汚染を低減するように工夫されていることを示す。
【0014】
図2は、同じ面に保持ピン(2)を有する本体(1)の側面図を示す。
【0015】
図3は、反対の面に保持ピン(2)を有する本体(1)の側面図を示す。これにより、本体(1)上でマスクを折りたたむことができる。
【0016】
図4は、マスクを配置するための面取り(3)又は突起(3)を有する本体(1)の上面図を示す。
【0017】
図5は、ピン(2)を有する開いた又は閉じた円筒状の本体(1)の側面図を示し、その表面に留め具又はヘッドを備える。この円筒状の形態は、手首又は腕又は肩を取り囲むことができるため、リストバンド又はクランプを形成するために用いられ得る。閉じた円筒状の形態は完全に包み込むリングを形成し、開いた円筒状の形態は手首又は腕を取り囲む円弧を形成する。この形態はマスクを自身に巻き付け、構造内で様々な回転を行うことを可能にする。
【0018】
図1図5のいずれかに示されるように、支持体(1)は、例えば、実質的に平坦な面又は実質的に湾曲した面等様々な形状を有してもよく、それらは中空であることも、セグメントの枠組みを有することもできる。好ましい構成の1つは、リストバンド又はブレスレットとして手首又は腕で用いられる場合、取り扱い及びアクセスの容易さにより、円筒形面をいう。リストバンドの形態は、リストバンドが装着された腕とは反対の手で、装置(1)上にマスクを巻くのを促進するためにも考え出された。考え出された別の好ましい形態は、ペンダント又は振り子等のようにネックコードに掛けられた本体(1)の形態であり、この形態は、その生産設備、ユーザの手によるアクセスの容易さ、女性及び男性の両方並びに子供が使用するための審美的な受容性及びその実用的な使用のために考案されたものである。それは、リング、穴、クリップ、接着剤又は首のコードに固定する他の形態等のネックコードの固定具を有する必要がある。ペンダント又はブレスレットとして使用するために考えられた1つの形態は、スプールの形態(線、ひも又はテープを巻き上げるもの等)であり、これは高いエッジを有する円筒状構造を指し、高いエッジによって画定されるベッドの中央にマスクを固定するために考え出された。考え出された別の形態は、(例えば、針金のような)トレリス等の弾性の糸の骨格構造であり、これは、マスクを固定するピン(2)のフォーマットを可能にしながら、マスクを巻き上げる枠組みを得るために考えられた形態であり、最終製品の生産の容易性及び軽量性の面で利点を有する。支持体(1)は、ゲルアルコール等の消毒物質を含むフラスコに組み込むこともできるし、支持体(1)は消毒物質を含むフラスコと接触する留め具を有することもできる。この関連付けは、マスクの個別保護の要素とゲルアルコールの使用を組み合わせる限り、ユーザに実用性を提供するために考えられた。
【0019】
図6は、マスクを配置するためのガイドとして機能する経路を形成する溝(5)又は突起(4)を有する開いた又は閉じた円筒状の形態を有する本体(1)の側面図を示す。
【0020】
図7は、マスクを配置するためのガイドとして機能する経路を形成する一式のピン(2)を有する開いた又は閉じた円筒状の形態を有する本体(1)の側面図を示す。
【0021】
図8は、本体(1)から始まる湾曲部(6)を有するピン(2)を示す。この湾曲部(6)により、マスクの一部がこの湾曲部(6)を通過し、ピンに固定される前にもう一度円筒状の組み合わせを回ることができる。
【0022】
図9図10図11図12図13及び図14は、耳又は頭部にある従来の固定コード(12)を有するマスク(7)を示す。
【0023】
図9は、マスク表面(7)の中央に位置する支持体(1)ピン(2)に、マスク表面に対して外側又は内側にラッチする固定ストラップ(9)を有する支持体(1)に適応可能なマスク(7)を示し、マスク端部(7)上に位置する、マスク表面に対して直交又は直角なチャネル(8)を示す。マスクの中央に位置するこの固定ストラップ(9)は、引っ張られてピン(2)に固定されると、マスクが自身の上に折り重なるようにするため、マスクをその長さの半分で保管できるため戦略的である。
【0024】
図9にさらに示されるように、直交(8)又は横方向(8)チャネルはコードを固定することを可能にし、コードが引っ張られると、システムの内側にマスク外面があるときに、内部の汚染物質を分離する内面を形成するように袋様の構造を生成する。あるいは、システムの内側にマスク内面がある場合、外側にあるこれらの汚染物質を分離し、マスクの内面と外面との間の汚染度を減少させる。これの横断チャネル(8)に代えて、ボタン、スナップ留め具、クリップ又は磁気若しくは磁化材料等の他の形態も封止のために考えられる。マスクの端部を結合し且つ封止を促進するためコードを置き換えるために、端部のための弾性フレームも考えられる。
【0025】
使用を例示する図9にさらに示すように、マスク(7)が顔から取り外されると、マスク(7)を支持体(1)に機敏に保管でき、先ずピン(2)上に固定ストラップ(9)を接続し、穴(8)を通るコードを引っ張ることにより、マスク内面(7)を保護する袋状が形成される。いったん引き伸ばされると、マスク(7)を支持体(1)の周りに巻くことができ、引っ張られたコードを支持体(1)の他のピン(2)に固定することができ、マスク(7)を安全且つ機敏な保管を提供することができる。
【0026】
図10は、マスク表面の中央に位置する支持体(1)のピン(2)に適合されるストラップ又留め具ップ留め具(9)を有する、支持体(1)に適合可能なマスク(7)を示す。チャネル(10)もマスクの端部(7)に示され、前の図に記載されたものと同じ機能を有するコードが内側に走る表面と平行(10)である。コード(11)はチャネル(10)から領域の外に出て、コードを外に引っ張ることができる。これらは、汚染物質から分離するための袋状構造を作成することを目的とした、引っ張られたコードを位置決めするための別の形態であるコード通すための縦方向チャネル(10)である。
【0027】
図11は、マスク表面(7)の垂直線上のマスク表面に位置する、支持ピン(2)のためのストラップ又留め具(9)を有する支持体(1)に適合可能なマスク(7)を示す。これは、保管される場合にマスク(7)が折り畳まれる別の形態であり、この場合は垂直線で折り畳まれる。
【0028】
図12は、マスク表面(7)の水平線上のマスク表面に位置する支持ピン(2)のためのストラップ又留め具(9)を有する支持体(1)に適合可能なマスク(7)を示す。これは、保管される場合にマスク(7)が折り畳まれる別の形態であり、この場合は水平線で折り畳まれる。
【0029】
図13及び図14は、マスク(7)の側部に位置する支持ピン(2)のためのストラップ又留め具(9)を有する支持体(1)に適合可能なさらなるマスク(7)を示す。これは、支持体(1)のピン(2)にマスクを固定する別の形態である。
【0030】
図9図10図11図12図13及び図14に示すように、弾性材料の導入は、全体的又は部分的に、マスク(7)の保管の結果としての安定化を伴うマスクを引っ張るプロセスを支援するストラップ(9)の構成で考え出された。
【0031】
図15は、マスク支持体(1)を保管するためのケース(13)を示す。これは、支持体(1)を包む硬質又は可鍛性の表面を有するカバー(17)である。カバー(17)は、マスクの保管の間に、外部汚染から支持体セット(1)及びマスクを保護し、それと同時に、保管されたマスクが他の外部物体を汚染するのを防止する。支持体(1)を覆うための可鍛性のカバーは袋又は袋の形状を有し得る。袋の形状は、構造の容易性及びあらゆる支持体(1)への適合性のために考え出された。それは、支持体(1)を袋様に覆う可鍛性の表面を有してもよく、可鍛性の表面は袋様の構造の内部に固定点(14)を有し、固定点(14)は支持体(1)に接続される。この固定点(14)は支持体(1)に固定するためのものであり、このカバー(17)が引っ込められると裏返しになって支持体(1)を安全に露出させ、外部物との接触を防止すると同時に、ケース(13)を固定して紛失を防止する。ケース(13)を閉じるためのシステムはポーチ状の構造として示され、コード(16)が通るチャネル(15)を図示し、引っ張られた場合ケース(13)が閉じられる。この閉じるためのシステムは弾性ストランドによるものであってもよい。
【0032】
図16は、円筒リング形状の支持体(1)表面(18)の保護ケース(13)を示す。この装置は、リストバンド、ブレスレット又はクランプのような形状の支持体(1)に調整するように理想化されている。外周部(19)は中空であり、表面(18)は支持体(1)を保護する目的でそれを覆い包む。中空状の外周部(19)には手首又は腕が通される。外周部(19)に弾性を含めることで、これらの外周部が手首又は腕上で互いを抑制し、抑制された端部を有するリングカバーを形成し、端部が密封され、これは支持体(1)及びマスクによって構成される組み合せを保護する。表面(18)の領域はプラスチック又は好ましくはユーザの手首又は腕に調整するための可撓性を有する他の材料で作ることができる。円筒リング形状を有する表面(18)は、長方形のストリップの形態の布又はプラスチックのサンプルを結合し、例えば端部で縫製し、円筒リングを形成する外周部(19)にゴムで固定することができる限り、製造が容易になるように考え出された。そのため、製造コストが低減され、市場で容易に入手可能な単純な長方形のストリップの布又はプラスチックへの容易なアクセスを可能にする。表面(18)が可撓性である可能性は、手首や腕に調整できるようにするための解決策として考え出された。それが硬い領域であれば、リング構造を覆ったり、覆い外したりするは困難である。
【0033】
図16にさらに示すように、外周部(19)の一方が支持体(1)に既に固定され、外周部(19)の他方が支持体(1)を覆うか、覆い外したりするために緩く構成されたるものとして代替案が考えられている。別の代替案は、支持体(1)に固定するために外周部(19)の少なくとも一部が磁気若しくは磁化可能材料又はベルクロ(登録商標)であり、ゴムの閉塞の役割を果たす。コードを通すための横断チャネル又はコードを通すための縦方向チャネルは、それぞれのコードとともに、外周部(19)上でゴムの閉塞の役割を果たすように考案された別の形態である。
【0034】
図17は、マスクの端部上のコードを通すためのチャネル(8又は10)をベルクロ、スナップ留め具又は磁気若しくは磁化材料で置き換える際に生じる欠点の解決策を示す。例えば、ベルクロの場合、マスクは外側にしか折り畳むことができない。ベルクロが内面に配置された場合、皮膚を刺激し且つ効率的な封止ができない。この欠点を解決する解決策は、マスク(7)上の折り畳み可能な端部(20及び21)を定義された線(20)
に配置することである。この折り畳み可能な線(20)は、マジックテープ(登録商標)、磁気若しくは磁化面、スナップ留め具及び複数の折り畳みクリップ及びボタン等の一方向グリップ構造を、それらの端部(21)が外側に折り畳まれた場合に外側に閉じることを可能にする。展開された場合、ベルクロは内面に移動し、マスクを内側に折り畳むことができる。この折り畳みは、内側又は外側に折り畳むことができるため、マスクに汎用性を提供する。
【0035】
図18に示す本願で考え出された別の解決策は、支持体(1)をユーザの衣服の任意の部分又は任意の他の構造に固定するカラビナを用いる。カラビナ(22)の形態は、ストラップにキーを固定するキーリングに広く用いられている。また、ロープを固定する登山にも多く用いられている。カラビナ(22)は通常金属製のリングで構成され、可動セグメント(25)を有し、コード又は他の直線構造の通過を可能にし、コードの確実な固定を促進するように開くリングの部分(24)から開放され、切り離される軸(23)を有し得る。この「カラビナ」の説明は特許請求の範囲においてこの意味で用いられる。これは、支持体を衣服又は物体上の様々な代替ポイントで固定することができる限りにおいて支持体(1)の機能性を高める。前記カラビナは、ネックコードに固定するためにも用いることができる。
【0036】
抗菌材料の研究に続いて、多くの銀ベースの化合物は微生物の増殖を防ぐのに有効であると結論付けられた。銀を含むこれらの材料は、接触による汚染を低減する効果を最大化するために、本願の解決策(1、7及び13)の表面に用いるために考え出されている。
【0037】
上記の図のいずれかについて、支持体セット(1)とマスク(7)、支持体セット(1)と保護ケース(13)又は支持セット(1)と保護ケース(13)及びマスク(7)が同封されるか又は別個で有する実用キットが販売のために考えられる。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
【国際調査報告】