(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-26
(54)【発明の名称】ドキュメント更新方法、装置、機器及び媒体
(51)【国際特許分類】
G06F 40/166 20200101AFI20240216BHJP
【FI】
G06F40/166
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023553261
(86)(22)【出願日】2022-02-25
(85)【翻訳文提出日】2023-10-25
(86)【国際出願番号】 CN2022077871
(87)【国際公開番号】W WO2022183977
(87)【国際公開日】2022-09-09
(31)【優先権主張番号】202110226940.2
(32)【優先日】2021-03-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】チェン,ウェイ
(72)【発明者】
【氏名】チェン,シュエジャ
(72)【発明者】
【氏名】シェ,グァンピン
(72)【発明者】
【氏名】ウェイ,ゾンイェン
【テーマコード(参考)】
5B109
【Fターム(参考)】
5B109NA11
5B109VC03
(57)【要約】
本開示は、ドキュメント更新方法、装置、機器及び媒体を開示している。当該方法は、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付けるステップであって、ターゲット引用オブジェクトは第1のドキュメントに含まれるコンテンツブロックであるステップと、編集操作に応答して、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新するステップと、サービス端末が更新情報に基づいて第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新するように、更新情報をサービス端末に送信するステップと、を含む。本技術案において、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付け、編集操作に応答して、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新し、サービス端末が更新情報に基づいて第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新するように、更新情報をサービス端末に送信することによって、第1のドキュメントと引用関係を有する第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対して双方向同期更新を簡単且つ便利に行うという効果を実現する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドキュメント更新機器が実行するドキュメント更新方法であって、
第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付けるステップであって、前記ターゲット引用オブジェクトは前記第1のドキュメントに含まれるコンテンツブロックであるステップと、
前記編集操作に応答して、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新するステップと、
サービス端末が更新情報に基づいて第2のドキュメントにおける前記ターゲット引用オブジェクトを更新するように、前記更新情報を前記サービス端末に送信するステップであって、前記更新情報は、ターゲット引用オブジェクト識別子及び編集コンテンツを含み、前記第2のドキュメントは、前記ターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメント、又は、前記ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントであるステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付ける前に、第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する引用操作に応答して、前記ターゲット引用オブジェクト及び/又は前記ターゲット引用オブジェクトの関連情報を取得するステップであって、前記ターゲット引用オブジェクトの関連情報は、ターゲット引用オブジェクトの引用元及びターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントにおける位置情報を含むステップと、
前記ターゲット引用オブジェクト及び/又は前記ターゲット引用オブジェクトの関連情報を前記第1のドキュメントにレンダリングするステップと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記ターゲット引用オブジェクト及び/又は前記ターゲット引用オブジェクトの関連情報を前記第1のドキュメントにレンダリングするステップは、
第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対するユーザーのトリガー操作を受け付けて、第1のインタラクション領域を表示するステップであって、前記第1のインタラクション領域には前記ターゲット引用オブジェクトの引用方式オプションが搭載されて表示されるステップと、
前記第1のインタラクション領域における1つの引用方式オプションに対するユーザーの選択操作を受け付けるステップと、
前記引用方式オプションに対応する引用効果に従って、前記ターゲット引用オブジェクトを第1のドキュメントにレンダリングするステップと、
を含むことを特徴とする請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記引用方式オプションに対応する引用方式は、リアルタイム引用及び非リアルタイム引用のうちの1つを含むことを特徴とする請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付ける前、さらに、
第1のドキュメントに対して実行される検索操作を受け付けて、ターゲットコンテンツに関連する全てのドキュメント情報を取得するステップと、
前記ドキュメント情報を認識して抽出し、ターゲットコンテンツが含まれる第2のドキュメントを取得するステップと、
前記第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクト及びターゲット引用オブジェクトの関連情報を前記第1のドキュメントに挿入するステップであって、前記ターゲット引用オブジェクトには前記ターゲットコンテンツが含まれるステップと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記ターゲット引用オブジェクトに対するトリガー操作を受け付けた場合、第2のインタラクション領域を表示するステップであって、前記第2のインタラクション領域は前記ターゲット引用オブジェクトの引用情報を表示するために使用されるステップ、
をさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記第2のインタラクション領域を表示するステップは、
前記ターゲット引用オブジェクトを引用した全ての引用ドキュメント及び総引用回数を取得するステップと、
所定の優先度ソート基準に従って前記引用ドキュメントに対して優先度ソートを行うステップと、
前記引用ドキュメントのドキュメント情報及び総引用回数を順に第2のインタラクション領域に表示するステップと、
を含むことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記ドキュメント情報は、引用ドキュメント名称、引用ドキュメント識別子のうちの1つを含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第2のドキュメントにおける前記ターゲット引用オブジェクトを更新する前、さらに、
前記第2のドキュメントのインターフェースに、第2のドキュメントで引用される前記ターゲット引用オブジェクトを更新するための更新コントロールを表示するステップ、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記第2のドキュメントにおける前記ターゲット引用オブジェクトを更新するステップは、
前記第2のドキュメントにおける前記ターゲット引用オブジェクトに、更新元及び/又は更新時間を追加するステップであって、前記更新元は前記第1のドキュメントの情報を含むステップ、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項11】
第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付ける前、さらに、
前記ターゲット引用オブジェクトに対する引用操作を受け付けたことに応答して、前記ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントに対する引用権限を具備するかどうかを決定するステップと、
前記ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントに対する引用権限を具備している場合、前記第1のドキュメントにおいて前記ターゲット引用オブジェクトを引用するステップと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項12】
第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付ける前、さらに、
前記ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントに対する編集権限を具備するかどうかを決定するステップと、
前記ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントに対する編集権限を具備している場合、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付けるステップと、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項13】
ドキュメント更新機器が実行するドキュメント更新方法であって、
端末から送信される第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトの更新情報を受信するステップであって、前記更新情報は、ターゲット引用オブジェクト識別子及び編集コンテンツを含み、前記ターゲット引用オブジェクトは、前記第1のドキュメントに含まれるコンテンツブロックであるステップと、
前記更新情報に基づいて、第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新するステップであって、前記第2のドキュメントは、前記ターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメント、又は、前記ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントであるステップと、
を含むことを特徴とする方法。
【請求項14】
前記更新情報に基づいて、第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新する前、さらに、
前記第1のドキュメントのドキュメント識別子に基づいて、予め作成されたドキュメント関係図から、関連付けドキュメント識別子を抽出するステップと、
前記関連付けドキュメント識別子に基づいて対応する第2のドキュメントを決定するステップと、
を含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
【請求項15】
ドキュメント更新装置であって、
第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付ける第1の受信モジュールであって、前記ターゲット引用オブジェクトは前記第1のドキュメントに含まれるコンテンツブロックである第1の受信モジュールと、
前記編集操作に応答して、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新する第1の更新モジュールと、
サービス端末が更新情報に基づいて、第2のドキュメントにおける前記ターゲット引用オブジェクトを更新するように、前記更新情報を前記サービス端末に送信する第2の更新モジュールであって、前記更新情報は、ターゲット引用オブジェクト識別子及び編集コンテンツを含み、前記第2のドキュメントは、前記ターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメント、又は、前記ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントである第2の更新モジュールと、
を含むことを特徴とする装置。
【請求項16】
ドキュメント更新装置であって、
端末から送信される第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトの更新情報を受信する第1の受信モジュールであって、前記更新情報はターゲット引用オブジェクト識別子及び編集コンテンツを含み、前記ターゲット引用オブジェクトは前記第1のドキュメントに含まれるコンテンツブロックである第1の受信モジュールと、
前記更新情報に基づいて、第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新する更新モジュールであって、前記第2のドキュメントは、前記ターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメント、又は、前記ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントである更新モジュールと、
を含むことを特徴とする装置。
【請求項17】
ドキュメント更新機器であって、
1つ又は複数のプロセッサーと、
1つ又は複数のプログラムを記憶するメモリと、
を含み、
前記1つ又は複数のプログラムは前記1つ又は複数のプロセッサーによって実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサーに、請求項1から4の何れか1項に記載の方法を実現させることを特徴とする機器。
【請求項18】
コンピュータ記憶媒体であって、
前記コンピュータ記憶媒体にはコンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムはプロセッサーによって実行されると、請求項1から14の何れか1項に記載の方法を実現することを特徴とするコンピュータ記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は2021年03月01日にて中国特許庁に提出され、出願番号が202110226940.2であり、発明の名称が「ドキュメント更新方法、装置、機器及び媒体」である中国特許出願の優先権を主張して、その全ての内容は援用により本開示に組み込まれている。
【0002】
本開示は、コンピュータドキュメントデータ処理技術に関し、特に、ドキュメント更新方法、装置、機器及び媒体に関している。
【背景技術】
【0003】
協同作業ニーズの増加につれて、企業内部の間には、複数の共有されているドキュメントが存在する可能性がある。実際の協同作業の過程では、複数のドキュメントにおいて同一のコンテンツを解釈しすぎることを回避するために、直接的に引用方式で複数のドキュメントの間に記憶することができる。しかし、実際の操作中に、現在のドキュメントにおけるターゲットコンテンツを編集した後、現在のドキュメントを引用した他のドキュメントは、編集後のコンテンツをドキュメントに同期させるために、現在のドキュメントを改めて1回引用する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の実施例は、引用関係を有するドキュメントの同期更新を実現するドキュメント更新方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様によれば、本開示の実施例は、
第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付けるステップであって、前記ターゲット引用オブジェクトは前記第1のドキュメントに含まれるコンテンツブロックであるステップと、
前記編集操作に応答して、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新するステップと、
サービス端末が更新情報に基づいて第2のドキュメントにおける前記ターゲット引用オブジェクトを更新するように、前記更新情報を前記サービス端末に送信するステップであって、前記更新情報は、ターゲット引用オブジェクト識別子及び編集コンテンツを含み、前記第2のドキュメントは、前記ターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメント、又は前記ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントであるステップと、
を含むドキュメント更新方法を提供する。
【0006】
第2の態様によれば、本開示の実施例はさらに、
端末から送信される第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトの更新情報を受信するステップであって、前記更新情報は、ターゲット引用オブジェクト識別子及び編集コンテンツを含み、前記ターゲット引用オブジェクトは前記第1のドキュメントに含まれるコンテンツブロックであるステップと、
前記更新情報に基づいて、第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新するステップであって、前記第2のドキュメントは、前記ターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメント、又は前記ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントであるステップと、
を含むドキュメント更新方法を提供する。
【0007】
第3の態様によれば、本開示の実施例はさらに、
第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付ける第1の受信モジュールであって、前記ターゲット引用オブジェクトは前記第1のドキュメントに含まれるコンテンツブロックである第1の受信モジュールと、
前記編集操作に応答して、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新する第1の更新モジュールと、
サービス端末が更新情報に基づいて第2のドキュメントにおける前記ターゲット引用オブジェクトを更新するように、前記更新情報を前記サービス端末に送信する第2の更新モジュールであって、前記更新情報は、ターゲット引用オブジェクト識別子及び編集コンテンツを含み、前記第2のドキュメントは、前記ターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメント、又は前記ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントである第2の更新モジュールと、
を含むドキュメント更新装置を提供する。
【0008】
第4の態様によれば、本開示の実施例はさらに、
端末から送信される第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトの更新情報を受信する第1の受信モジュールであって、前記更新情報はターゲット引用オブジェクト識別子及び編集コンテンツを含み、前記ターゲット引用オブジェクトは前記第1のドキュメントに含まれるコンテンツブロックである第1の受信モジュールと、
前記更新情報に基づいて、第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新する更新モジュールであって、前記第2のドキュメントは、前記ターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメント、又は、前記ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントである更新モジュールと、
を含むドキュメント更新装置を提供する。
【0009】
第5の態様によれば、本開示の実施例はドキュメント更新機器をさらに提供し、
1つ又は複数のプロセッサーと、
1つ又は複数のプログラムを記憶するメモリと、
を含み、
前記1つ又は複数のプログラムは前記1つ又は複数のプロセッサーによって実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサーに上記の何れか1つの実施例に記載のドキュメント更新方法を実現させる。
【0010】
第6の態様によれば、本開示の実施例は、コンピュータ記憶媒体をさらに提供し、前記媒体にはコンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムはプロセッサーによって実行されると、上記の何れか1つの実施例に記載のドキュメント更新方法を実現する。
【発明の効果】
【0011】
本開示において、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付け、編集操作に応答して、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新し、サービス端末が更新情報に基づいて第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新するように、更新情報をサービス端末に送信することによって、従来技術において現在のドキュメントにおけるターゲットコンテンツを編集した後、編集後のコンテンツをドキュメントに同期させるために、現在のドキュメントを引用した他のドキュメントは現在のドキュメントを改めて1回引用する必要があるという煩雑なステップが回避され、第1のドキュメントと引用関係を有する第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対して双方向同期更新を簡単且つ便利に行うという効果が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図面を結合して、以下の具体的な実施形態を参照し、本開示の各実施例の上記及び他の特徴、利点、態様はより明瞭になる。図面において、同じ又は類似の符号は、同じ又は類似の要素を示す。ここで、図面は概略的なものであり、部品及び要素は必ずしも縮尺通りに描かれるわけではない。
【
図1】本開示の実施例によるドキュメント更新方法のフローチャートである。
【
図2】本開示の実施例による更新コントロールの表示概略図である。
【
図3】本開示の実施例によるターゲット引用オブジェクトの更新元、更新時間及び更新オブジェクトの表示概略図である。
【
図4】本開示の実施例による別のドキュメント更新方法のフローチャートである。
【
図5】本開示の実施例による第1のインタラクション領域の表示概略図である。
【
図6】本開示の実施例によるターゲット引用オブジェクトの表示概略図である。
【
図7】本開示の実施例による別のドキュメント更新方法のフローチャートである。
【
図8】本開示の実施例によるさらに別のドキュメント更新方法のフローチャートである。
【
図9】本開示の実施例によるリンクボタンの表示概略図である。
【
図10】本開示の実施例による第2のインタラクション領域の表示概略図である。
【
図11】本開示の実施例による双方向更新権限の作成フローチャートである。
【
図12】本開示の実施例による別の双方向更新権限の作成フローチャートである。
【
図13】本開示の実施例による別の双方向更新権限の作成フローチャートである。
【
図14】本開示の実施例による別のドキュメント更新方法のフローチャートである。
【
図15】本開示の実施例による別のドキュメント更新方法のフローチャートである。
【
図16】本開示の実施例による別のドキュメント更新方法のフローチャートである。
【
図17】本開示の実施例によるドキュメント更新装置の構成ブロック図である。
【
図18】本開示の実施例による別のドキュメント更新装置の構成ブロック図である。
【
図19】本開示の実施例によるドキュメント更新機器の構成ブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本開示の実施例について図面を参照してより詳しく説明する。図面は、本開示のいくつかの実施例を示すが、本開示はここに記載の実施例に限定されず、様々な形態で実現されてもよく、逆に、これらの実施例は、本開示をより徹底且つ完全に理解するために提供される。ここで、本開示の図面及び実施例は、本開示の保護範囲を限定するものではなく、ただ例示的なものである。
【0014】
本開示の方法実施形態に記載の各ステップは、異なる順序に従って実行されてもよく、及び/又は並行に実行されてもよい。また、方法実施形態は、付加的なステップを含み、及び/又は示されるステップの実行を省略する。この点について、本開示の範囲は限定されていない。
【0015】
本明細書で使用される用語である「包含」及びその変形は、開放的な包含であり、即ち、「包含するが、これに限定されていない」ことである。用語である「基づく」は、「少なくとも部分的に基づく」という意味である。用語である「一実施例」は「少なくとも1つの実施例」を示し、用語である「別の実施例」は「少なくとも1つの別の実施例」を示し、用語である「いくつかの実施例」は「少なくともいくつかの実施例」を示す。他の用語の関連定義は、以下の記載で与えられる。
【0016】
ここで、本開示で言及された「第1」、「第2」などの概念はただ異なる装置、モジュール又はユニットを区別するためのものであり、これらの装置、モジュール又はユニットが実行する機能の順序又は相互依存関係を限定するためのものではない。
【0017】
本開示で言及された「1つ」、「複数」の修飾は限定的なものではなく、概略的なものであり、当業者であれば理解できるように、明細書において特に明示的に指摘されない限り、「1つ又は複数」として理解される。
【0018】
本開示の実施形態における複数の装置の間でインタラクションするメッセージ又は情報の名称は、これらのメッセージ又は情報の範囲を限定するためのものではなく、ただ説明のためのものである。
【0019】
図1は、本開示の実施例によって提供されるドキュメント更新方法のフローチャートである。本実施例は、ドキュメントを同期に更新する場合に適用される。本実施例は、ドキュメント更新機器に配置されるドキュメント更新装置によって実行される。当該ドキュメント更新機器は、端末機器であってもよく、好ましくはクライアント機器であってもよい。
図1に示すように、本実施例のドキュメント更新方法は以下のステップを含む。
S110:第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付ける。
【0020】
実施例において、第1のドキュメントとは、ドキュメント更新機器の表示インターフェースに展示される編集可能なドキュメントである。実際の操作中には、現在表示されているドキュメントのタイプは限定されず、例示的に、現在表示されているドキュメントはWordドキュメント、txtドキュメント、Excelドキュメント、PDFドキュメントなどの編集可能な任意のドキュメントであってもよい。ターゲット引用オブジェクトは第1のドキュメントに含まれるコンテンツブロックである。コンテンツブロックは、独立した協働可能で記録可能な能力を備えるデータである。コンテンツブロックの定義について、オンラインドキュメントソフトウェアによって予め設置されてもよいし、ユーザーによってカスタム的に設置されてもよく、例えば、コンテンツのタイプに基づいて、コンテンツブロックを区別することができ、例えば文字、ピクチャ、テーブルなどを異なるタイプのコンテンツに区別してもよいし、所定のセパレータ、例えば「キャリッジリターン」、「段落区切り」、「セクション区切り」などに基づいて、コンテンツブロックを区別してもよいし、さらに、ユーザーが操作することで、コンテンツブロックの区切り境界を設置してもよい。
【0021】
実施例において、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対するユーザーの編集操作を受け付ける。編集操作は修正操作、削除操作及び追加操作のうちの1つを含む。実際の操作中に、ユーザーは異なる操作方式を採用して第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対して編集操作を実行することができ、例えば、マウス、ショートカットキー又はタッチスクリーン操作によってターゲット引用オブジェクトを編集することができる。無論、ユーザーが異なる操作方式を採用する時、ドキュメント更新機器の編集操作に対する受け付け方式も異なる。具体的に、ユーザーがタッチスクリーン操作を採用してターゲット引用オブジェクトを編集した際に、ドキュメント更新機器はユーザーの指又はスタイラスペンのタッチスクリーン上の動作軌跡を取り込んで、ターゲット引用オブジェクトに対するユーザーの編集操作を決定し、ユーザーがマウス又はショートカットキーを採用してターゲット引用オブジェクトを編集した際、ドキュメント更新機器は直接的に、マウスの有線接続又はキーボードの有線接続によって、ターゲットアプリケーションオブジェクトに対するユーザーの編集操作を決定する。無論、他の受け付け方式で、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対するユーザーの編集操作を受け付けてもよく、これに対して限定していない。
【0022】
S120:編集操作に応答して、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新する。
【0023】
実施例において、ターゲット引用オブジェクトに対するユーザーの編集操作を受け付けた後、編集操作に基づいてターゲット引用オブジェクトの編集コンテンツを決定し、当該編集コンテンツに従って第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新する。編集コンテンツは、ターゲット引用オブジェクトを更新するコンテンツと理解されてもよい。無論、異なる編集操作に対応する編集コンテンツも異なり、例えば、編集操作が追加操作である場合、そのターゲット引用オブジェクトの編集コンテンツはターゲット引用オブジェクトのオリジナルのエンティティコンテンツと関係がなく、新規追加したコンテンツであり、編集操作が削除及び修正操作である場合、そのターゲット引用オブジェクトの編集コンテンツは、ターゲット引用オブジェクトのオリジナルのエンティティコンテンツの一部である。
【0024】
S130:サービス端末が更新情報に基づいて第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新するように、更新情報をサービス端末に送信する。
【0025】
更新情報はターゲット引用オブジェクト識別子及び編集コンテンツを含み、第2のドキュメントはターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメント、又は、ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントである。
【0026】
実施例において、更新操作の実行を必要とするターゲットアプリケーションオブジェクトを第2のドキュメントにおいて正確に検索できるために、サービス端末に送信された更新情報には編集コンテンツが含まれるとともに、ターゲット引用オブジェクト識別子がさらに含まれる。ターゲット引用オブジェクト識別子は、ターゲット引用オブジェクトの唯一の識別子を表徴し、即ち、異なるターゲット引用オブジェクトであれば、そのターゲット引用オブジェクト識別子も異なる。無論、異なるドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを容易に区別するために、異なるドキュメント及び異なるターゲット引用オブジェクトを同時に区別できる識別子をターゲット引用オブジェクト識別子として採用する。例示的に、ターゲット引用オブジェクト識別子について、ドキュメント識別子と引用オブジェクト識別子の組み合わせという方式をターゲット引用オブジェクト識別子として採用してもよい。
【0027】
更新情報をサービス端末に送信することで、サービス端末は更新情報に基づいて第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新するようにする。第2のドキュメントはターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメントであってもよし、ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントであってもよい。第2のドキュメントがターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメントである場合、第1のドキュメントはターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントであり、即ち、第1のドキュメントと第2のドキュメントとの間の引用関係は、第1のドキュメントが第2のドキュメントによって引用されることであると理解されてもよく、第2のドキュメントがターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントである場合、第1のドキュメントは、ターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメントであり、即ち、第1のドキュメントと第2のドキュメントとの間の引用関係は、第2のドキュメントが第1のドキュメントによって引用されることであると理解されてもよい。無論、第2のドキュメントの数は1つであってもよいし、複数であってもよく、即ち、第2のドキュメントの数が複数である場合、サービス端末は更新情報を第1のドキュメントに関連付けられる全ての第2のドキュメントにプッシュすることで、第2のドキュメントは更新情報に基づいてロカールにキャッシュされるターゲット引用オブジェクトを更新するようにしてもよい。
【0028】
本実施例の技術案において、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付け、編集操作に応答して、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新し、サービス端末が更新情報に基づいて第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新するように、更新情報をサービス端末に送信し、これにより、従来技術において現在ドキュメントにおけるターゲットコンテンツを編集した後、現在ドキュメントを引用した他のドキュメントは、現在ドキュメントを改めて1回引用した場合に限り、編集後のコンテンツをドキュメントに同期させるという煩雑なステップを回避して、第1のドキュメントと引用関係を有する第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対して双方向同期更新を簡単且つ便利に行うという効果を実現する。
【0029】
無論、第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新する前、第2のドキュメントのインターフェースに更新コントロールを表示するステップであって、更新コントロールは、第2のドキュメントにおいて引用されるターゲット引用オブジェクトを更新するために使用されるステップをさらに含む。更新コントロールは、第2のドキュメントのインターフェースにポップアップする、第2のドキュメントを更新するかどうかを確認するためのオプションである。ここで、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトのエンティティコンテンツを更新するときに、第1のドキュメントに関連付けられる第2のドキュメントも同期に更新され、即ち、サービス端末は更新情報を第2のドキュメントに送信することで、第2のドキュメントは更新情報におけるターゲット引用オブジェクト識別子に対応するターゲット引用オブジェクトを更新するようにする。ところが、実際の操作中に、第2のドキュメントに対応するクライアントのユーザーは第2のドキュメントのオリジナルのエンティティコンテンツを保留し、即ち、ターゲット引用オブジェクトのエンティティコンテンツを更新していなく、ユーザーエクスペリエンスを向上させるために、第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新する前、第2のドキュメントのインターフェースに更新コントロールをポップアップして、ユーザーの使用ニーズにアクセスする。
【0030】
例示的に、
図2は、本開示の実施例によって提供される更新コントロールの表示概略図である。
図2に示すように、更新コントロールには、「更新するかどうか?」、「確認」及び「キャンセル」という類似の言葉が含まれる。ユーザーが「確認」オプションをクリックした場合、更新情報に従って第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新し、ユーザーが「キャンセル」オプションをクリックした場合、第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する更新操作をキャンセルする。無論、更新コントロールをポップアップしながら、第2のドキュメントの表示効果に影響していないために、更新コントロールが所在するインターフェースは、第2のドキュメントのインターフェースの一定の割合(例えば、20%未満)を占める。
【0031】
一実施例において、第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新するステップは、第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに更新元及び/又は更新時間を追加するステップを含み、更新元は第1のドキュメントの情報を含む。
【0032】
実施例において、第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトの引用位置に最新の更新情報を表示する。例示的に、最新の更新情報は、更新元及び/又は更新時間を含むことができる。更新元とは、第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトの更新をトリガーするドキュメント情報である。例示的に、更新元は第1のドキュメントの情報を含み、即ち、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトが更新された場合、相応的に、第1のドキュメントに関連付けられる第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトも更新される。第1のドキュメントの情報は第1のドキュメント名称及び/又は第1のドキュメント識別子を含むことができる。更新時間は、第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトの引用位置に最新の更新時間を表示し、即ち、ターゲット引用オブジェクトの前回の更新の具体的な時間をユーザーにプロンプトするために使用される。無論、ユーザーが、ターゲット引用オブジェクトを更新させる操作ユーザーを明らかに了解するようにするために、第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに更新オブジェクトを追加することができる。
【0033】
なお、第1のドキュメント及び第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトの更新はリアルタイムであり、即ち、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトのエンティティコンテンツが更新された場合、サービス端末は更新情報をリアルタイムに第2のドキュメントにプッシュすることで、第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新する。無論、実際の操作中に、ネットワーク中断、ネットワーク遅延などの外部要因のため、更新を遅延させる場合、第2のドキュメントのユーザーはインターフェースをリフレッシュすることで、更新の目的を達成することができる。
【0034】
例示的に、
図3は、本開示の実施例によって提供されるターゲット引用オブジェクトの更新元、更新時間及び更新オブジェクトの表示概略図である。
図3に示すように、第1のドキュメントはドキュメントBであり、第2のドキュメントはドキュメントAであると、ドキュメントBにおけるターゲット引用オブジェクトが更新された場合、ドキュメントBが所在するクライアントは更新情報をサービス端末に送信することで、サービス端末は更新情報に基づいてドキュメントAにおけるターゲット引用オブジェクトを更新する。例示的に、ユーザーがドキュメントAにおけるターゲット引用オブジェクトの最新の更新情報をより直観的に見ることができるようにするために、ターゲット引用オブジェクトの上方に更新元(Bドキュメント)、更新時間(最終更新日: 2021 年 1
月 16
日)及び更新オブジェクト(ユーザーA)を表示し、即ち、ユーザーAは2021年1月16日にてBドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新する。
【0035】
図4は、本開示の実施例によって提供される別のドキュメント更新方法のフローチャートである。本実施例は上記の実施例に基づいて、ドキュメント更新方法をさらに説明する。
図4に示すように、本実施例のドキュメント更新方法は以下のステップを含む。
S210:第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する引用操作に応答して、ターゲット引用オブジェクト及び/又はターゲット引用オブジェクトの関連情報を取得する。
【0036】
引用操作とは、第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作である。例示的に、引用操作は、ターゲット引用オブジェクトに対するコピー操作、ターゲット引用オブジェクトに対する選択操作などを含むことができる。実際の操作中に、ユーザーは異なる方式でターゲット引用オブジェクトに対して引用操作を実行し、例えば、ショートカットキーによって引用操作を実行してもよいし、ドキュメント表示インターフェース上の選択ボックスにおけるオプションによって引用操作を実行してもよいし、直接的にマウス操作方式で引用操作を実行してもよく、これに対して限定していない。ターゲット引用オブジェクトの関連情報は、ターゲット引用オブジェクトの引用元及びターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントにおける位置情報を含む。実施例において、ターゲット引用オブジェクトの引用元とは、ターゲット引用オブジェクトが所在するドキュメントに対応するソースドキュメントである。例示的に、第2のドキュメントがターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメントであれば、第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトの引用元は第1のドキュメントである。実施例において、第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対するユーザーの引用操作を受け付けた後、ターゲット引用オブジェクトを選定すると同時に、ターゲット引用オブジェクトの関連情報も選定する。
【0037】
S220:ターゲット引用オブジェクト及び/又はターゲット引用オブジェクトの関連情報を第1のドキュメントにレンダリングする。
【0038】
実施例において、第2のドキュメントからターゲット引用オブジェクト及び/又はターゲット引用オブジェクトの関連情報を取得した後、ターゲット引用オブジェクト及び/又はターゲット引用オブジェクトの関連情報を第1のドキュメントにレンダリングする。
【0039】
具体的に、S220はS2201からS2203を含む。
S2201:第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対するユーザーのトリガー操作を受け付けて、第1のインタラクション領域を表示する。
【0040】
第1のインタラクション領域にはターゲット引用オブジェクトの引用方式オプションが搭載されて表示される。実施例において、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対するユーザーのトリガー操作を受け付けた後、第1のドキュメントの表示インターフェースに第1のインタラクション領域をポップアップして、ターゲット引用オブジェクトに対応する全ての引用方式オプションを第1のインタラクション領域に表示することで、ユーザーは実際状況に応じてそのうちの1つの引用方式オプションを選択する。ターゲット引用オブジェクトのトリガー操作は、ターゲット引用オブジェクトに対するクリック操作を含んでもよいし、ターゲット引用オブジェクトに対するペースト操作を含んでもよい。
【0041】
一実施例において、引用方式オプションに対応する引用方式は、リアルタイム引用及び非リアルタイム引用のうちの1つを含む。なお、引用方式がリアルタイム引用である場合、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトが更新された場合、第1のドキュメントと引用関係を有する第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトも同期に更新され、引用方式が非リアルタイム引用である場合、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトが更新された場合、第1のドキュメントと引用関係を有する第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトは同期更新を諦め、即ち、第2のドキュメントにおいてターゲット引用オブジェクトに対してペースト操作を選択したことに相当する。
【0042】
S2202:第1のインタラクション領域における1つの引用方式オプションに対するユーザーの選択操作を受け付ける。
【0043】
実施例において、現在表示ドキュメントに第1のインタラクション領域をポップアップした後、ユーザーは自体ニーズに応じて第1のインタラクション領域における1つの引用方式オプションをクリックして、ユーザーがクリックした引用方式オプションをハイライトさせることで、ユーザーが選択した引用方式オプションと、選択していない引用方式オプションとを区別する。選択操作とは、ユーザーが引用方式オプションを選択する操作である。例示的に、選択操作はクリック操作、切り替え操作を含むことができる。例えば、実際の操作中に、ユーザーはキーボードにおける方向キー(例えば、上方向キー、下方向キー、左方向キー又は右方向キー)によって引用方式オプションを切り替えてもよいし、直接的にマウスによってカーソルをユーザーが選択しようとする引用方式オプションに移動させて、マウスを使用して当該引用方式オプションに対応する引用方式をクリックしてもよい。
【0044】
S2203:引用方式オプションに対応する引用効果に従って、ターゲット引用オブジェクトを第1のドキュメントにレンダリングする。
【0045】
実施例において、第1のインタラクション領域における1つの引用方式オプションに対するユーザーのクリック操作を受け付けた後、現在表示ドキュメントにターゲット引用オブジェクトの、当該引用方式オプションに対応する引用方式での引用効果を表示して、当該引用効果に従ってターゲット引用オブジェクトを第1のドキュメントにレンダリングする。無論、ターゲット引用オブジェクトを第1のドキュメントにレンダリングすると同時に、ターゲット引用オブジェクトの関連情報を第1のドキュメントにレンダリングしてもよい。
【0046】
例示的に、
図5は、本開示の実施例によって提供される第1のインタラクション領域の表示概略図である。
図5に示すように、ターゲット引用オブジェクトを第1のドキュメントにペーストした後、第1のドキュメントにおいて、リアルタイム引用オプション及び非リアルタイム引用オプションが含まれる第1のインタラクション領域をポップアップする。
図5に示すように、ユーザーは、マウスを使用して第1のインタラクション領域におけるリアルタイム引用オプションをクリックすることで、ターゲット引用オブジェクトが所在する第1のドキュメントが更新された場合、第1のドキュメントに関連付けられる第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを同期に更新する。
【0047】
実施例において、第1のドキュメントでは、ターゲット引用オブジェクトが当該第1のドキュメントにおける原文コンテンツではなく、他のドキュメント(例えば、第2のドキュメント)から引用されるものであることを特別な形態で体現するとともに、ターゲット引用オブジェクトの引用元を表示することができる。
【0048】
例示的に、
図6は、本開示の実施例によって提供されるターゲット引用オブジェクトの表示概略図である。
図6に示すように、ターゲット引用オブジェクトが当該第1のドキュメントにおける原文コンテンツではなく、引用コンテンツであることを左側縦線の方式で示す。また、ターゲット引用オブジェクトの上方に「From
XXX」をターゲット引用オブジェクトの引用元として表示し、これにより、ユーザーは、ターゲット引用オブジェクトの引用元を直観的に見ることができる。
【0049】
S230:第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付ける。
【0050】
ターゲット引用オブジェクトは、第1のドキュメントに含まれるコンテンツブロックである。
【0051】
S240:編集操作に応答して、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新する。
【0052】
S250:サービス端末が更新情報に基づいて第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新するように、更新情報をサービス端末に送信する。
【0053】
更新情報はターゲット引用オブジェクト識別子及び編集コンテンツを含み、第2のドキュメントはターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメント、又はターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントである。
【0054】
図7は本開示の実施例によって提供される別のドキュメント更新方法のフローチャートである。本実施例は上記の実施例に基づいて、ドキュメント更新方法をさらに説明する。
図7に示すように、本実施例のドキュメント更新方法は以下のステップを含む。
S310:第1のドキュメントに対する検索操作を受け付けて、ターゲットコンテンツに関連する全てのドキュメント情報を取得する。
【0055】
検索操作とは、第1のドキュメントにおいて行われるターゲットコンテンツの検索操作である。実施例において、第1のドキュメントにおける検索ボックスにターゲットコンテンツのラベル情報(例えば、ターゲットコンテンツのキーワード、ターゲットコンテンツのタイトルなどであってもよい)を入力して、検索をクリックして、ターゲットコンテンツに関連する全てのドキュメント情報を取得する。ドキュメント情報はドキュメント識別子及び/又はドキュメント名称を含む。ここで、ユーザーがチェックするために、ターゲットコンテンツに関連する全てのドキュメント情報は何れも第1のドキュメントの表示インターフェースに表示される。なお、ターゲットコンテンツに関連するドキュメントにはターゲットコンテンツが含まれていない。
【0056】
S320:ドキュメント情報を認識して抽出し、ターゲットコンテンツが含まれる第2のドキュメントを取得する。
【0057】
実施例において、ターゲットコンテンツに関連する全てのドキュメント情報を認識して抽出し、ターゲットコンテンツが含まれる第2のドキュメントを検索する。ターゲットコンテンツが含まれる第2のドキュメントは、第2のドキュメントにターゲットコンテンツが含まれることを示す。
【0058】
S330:第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクト及びターゲット引用オブジェクトの関連情報を第1のドキュメントに挿入する。
【0059】
なお、ターゲット引用オブジェクト及びターゲット引用オブジェクトの関連情報の解釈説明について、上記の実施例の記載を参照すればよく、ここで贅言していない。ターゲットコンテンツが含まれた第2のドキュメントを取得した後、ターゲットコンテンツをターゲット引用オブジェクトとして第1のドキュメントに挿入し、その同時、ターゲット引用オブジェクトの関連情報を取得して、第1のドキュメントに挿入する。
【0060】
ターゲット引用オブジェクトにはターゲットコンテンツが含まれる。
【0061】
S340:第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付ける。
【0062】
ターゲット引用オブジェクトは第1のドキュメントに含まれるコンテンツブロックである。
【0063】
S350:編集操作に応答して、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新する。
【0064】
S360:サービス端末が更新情報に基づいて第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新するように、更新情報をサービス端末に送信する。
【0065】
更新情報はターゲット引用オブジェクト識別子及び編集コンテンツを含み、第2のドキュメントはターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメント、又はターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントである。
【0066】
本実施例の技術案によれば、上記の実施例に基づいて、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトが更新された場合、第1のドキュメントにおけるターゲットコンテンツを検索することで、ターゲット引用オブジェクトの編集コンテンツ(即ち、更新情報)を取得して、ターゲット引用オブジェクトの更新情報を第2のドキュメントに挿入し、第1のドキュメント及び第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトのリアルタイム更新を実現する。
【0067】
図8は、本開示の実施例によって提供される別のドキュメント更新方法のフローチャートである。本実施例は上記の実施例に基づいて、ドキュメント更新方法をさらに説明する。
図8に示すように、本実施例のドキュメント更新方法は以下のステップを含む。
S410:第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付ける。
【0068】
ターゲット引用オブジェクトは第1のドキュメントに含まれるコンテンツブロックである。
【0069】
S420:編集操作に応答して、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新する。
【0070】
S430:サービス端末が更新情報に基づいて第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新するように、更新情報をサービス端末に送信する。
【0071】
更新情報はターゲット引用オブジェクト識別子及び編集コンテンツを含み、第2のドキュメントはターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメント、又は、ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントである。
【0072】
S440:ターゲット引用オブジェクトに対するトリガー操作を受け付けた場合、第2のインタラクション領域を表示する。
【0073】
第2のインタラクション領域はターゲット引用オブジェクトの引用情報を表示するために使用される。実施例において、第1のドキュメントでは、ユーザーはマウスのカーソルをターゲット引用オブジェクトにフォーカスさせた場合、第1のドキュメントにリンクボタンを展示することで、ターゲット引用オブジェクトが引用関係を有することを表徴する。
図9は本開示の実施例によって提供されるリンクボタンの表示概略図である。
図9に示すように、ターゲット引用オブジェクトの右上隅には点線枠があり、点線枠には四芒星形が含まれる。ここで、点線枠は、リンクボタンが所在する領域であり、その内部の四芒星形はリンクボタンである。なお、実際の操作中に、リンクボタンが所在する領域のマーキングは点線枠を採用しなくてもよい。
【0074】
一実施例において、第2のインタラクション領域を表示するステップは、ターゲット引用オブジェクトを引用した全ての引用ドキュメント及び総引用回数を取得するステップと、所定の優先度ソート基準に従って引用ドキュメントに対して優先度ソートを行うステップと、引用ドキュメントのドキュメント情報及び総引用回数を順に第2のインタラクション領域に表示するステップと、を含む。
【0075】
一実施例において、ドキュメント情報は、引用ドキュメント名称、引用ドキュメント識別子のうちの1つを含む。
【0076】
実施例において、引用ドキュメントは、ターゲット引用オブジェクトに関連付けられるドキュメントである。無論、引用ドキュメントはソースドキュメント又は被引用ドキュメントとも呼ばれる。実際の操作中に、各ターゲット引用オブジェクトの引用ドキュメントは1つであってもよいし、複数であってもよく、これに対して限定していない。実施例において、ターゲットアプリケーションオブジェクトの全ての引用ドキュメントの取得チャンネルは、サーバー又はロカールデータベースを含む。ここで、第1のドキュメントが所在するアプリケーションソフトウェアがオンラインである場合、直接的にサーバーから第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトの全ての引用ドキュメントを取得することができ、第1のドキュメントが所在するアプリケーションソフトウェアがオフラインである場合、直接的にロカールデータベースから第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトの全ての引用ドキュメントを取得することができる。
【0077】
実施例において、引用ドキュメントの管理を容易にし、ユーザーがターゲット引用オブジェクトの全ての引用ドキュメントをより直観且つ迅速に了解することを容易にするために、所定の優先度ソート基準に従って全ての引用ドキュメントに対して優先度ソートを行うことができる。一実施例において、所定の優先度ソート基準は、引用日及び引用回数のうちの1つを含む。引用日は、ターゲット引用オブジェクトに対応する引用ドキュメントの更新日であり、引用回数は、ターゲット引用オブジェクトに対応する引用ドキュメントが他のドキュメントによって引用される総回数である。ここで、引用日に従って優先度ソートを行う場合、引用ドキュメントの更新時間に従ってソートし、最新更新された引用ドキュメントを全ての引用ドキュメントの一番上に位置させ(即ち、1番目にある)、引用回数に従って優先度ソートを行う場合、引用回数が最も多いドキュメントを全ての引用ドキュメントの一番上に位置させる(即ち、1番目にある)。
【0078】
実施例において、引用ドキュメント識別子とは、ドキュメントの唯一の識別子であり、ユーザーの身分証明書番号に類似する。実施例において、引用ドキュメントの情報をより便利且つ直観的に了解するために、引用ドキュメントの引用ドキュメント名称及び引用ドキュメント識別子を第2のインタラクション領域に表示する。無論、実際の操作中に、引用ドキュメントは、ドキュメント名称が同じである場合が存在する可能性があり、引用ドキュメントを区別しやすくするために、引用ドキュメント識別子を使用して区別することができる。
【0079】
例示的に、ユーザーが当該リンクボタンをクリックした場合、ポップアップウインドウの方式でターゲット引用オブジェクトの引用関係を第2のインタラクション領域に展示する。例示的に、
図10は本開示の実施例によって提供される第2のインタラクション領域の表示概略図である。
図10に示すように、ターゲット引用オブジェクトの右上隅には点線枠があり、ユーザーはマウスを使用し、又は当該リンクボタンに対してタッチ操作を行うことで、ターゲット引用オブジェクトに対応する引用関係が含まれる第2のインタラクション領域をポップアップする。例示的に、第2のインタラクション領域には3つの引用ドキュメントが含まれ、即ち、ターゲット引用オブジェクトに対応する引用ドキュメントは3つであり、それぞれABCD1、ABCD5及びAEFH2である。1番目の引用ドキュメント及び2番目の引用ドキュメントのドキュメント名称は同じであり、この場合、ドキュメント識別子を使用してドキュメントを区別し、即ち、1番目の引用ドキュメントのドキュメント識別子は1であり、2番目の引用ドキュメントのドキュメント識別子は5である。
【0080】
本開示の実施例の技術案において、第2のインタラクション領域によってターゲット引用オブジェクトの引用関係を表示し、第2のインタラクション領域によってターゲット引用オブジェクトの履歴引用情報を表示することで、ユーザーは、現在表示ドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトの履歴引用情報、引用元及び引用関係をより直観的に了解して、使用過程中の便利さを向上させる。
【0081】
図11は、本開示の実施例によって提供される双方向更新権限の作成フローチャートである。本実施例においてコピー・ペーストによってリアルタイム引用を実現することを例として、双方向更新権限の作成過程を説明する。
図11に示すように、本実施例の作成過程は以下のステップを含む。
S1:ユーザーはドキュメントAから段落コンテンツをコピーする場合、ドキュメントAに対応するシステムは、Aドキュメントの選択されたコンテンツの関連情報(即ち、上記の実施例におけるターゲット引用オブジェクト)をブラウザのクリップボードに書き込んで、コンテンツの関連情報においてペーストコンテンツのドキュメント由来、及びペーストコンテンツのソースドキュメントにおける位置情報を明確に説明する。
S2:ドキュメントBにおいてペースト操作を行う場合、クリップボードからペースト段落の関連コンテンツを読み取って、リアルタイム引用のキーポイント情報を解析して、ドキュメントBに書き込む。
S3:ドキュメントA又はドキュメントBにおいてリアルタイム引用のコンテンツの一部を編集する場合、サーバーに編集指令を送信し、サーバーは、編集指令を受信した後、ソースドキュメント及引用ドキュメントに編集コンテンツをプッシュして、協働の目的を達成する。
【0082】
実施例において、ドキュメントAから段落コンテンツをブラウザのクリップボードにコピーし、ドキュメントAからコピーされた段落コンテンツをドキュメントBにペーストする場合、ドキュメントBの表示インターフェースには、リアルタイム引用及び非リアルタイム引用という2つの機能ボタン(即ち、上記の実施例における引用方式オプション)が表示される。ユーザーは、操作していない場合、又は非リアルタイム引用のボタンを選択した場合、直接的にテキストをペーストし、即ち、ドキュメントAで当該段落コンテンツを更新するときに、ドキュメントBで当該段落コンテンツを更新しなく、ドキュメントBで当該段落コンテンツを更新するときに、ドキュメントAで当該段落コンテンツを更新しない。ユーザーは、リアルタイム引用のボタンを選択した場合、ペーストされたテキストには、
図2に示す左側縦線のような引用の縦線標識、及び引用元「FromドキュメントB」が付けられ、即ち、ドキュメントAで当該段落コンテンツを更新するときに、ドキュメントBで当該段落コンテンツを更新し、ドキュメントBで当該段落コンテンツを更新するときに、ドキュメントAで当該段落コンテンツを更新する。
【0083】
図12は、本開示の実施例によって提供される別の双方向更新権限の作成フローチャートである。本実施例において、「リアルタイム引用」機能の作成によってリアルタイム引用を実現することを例として、双方向更新権限の作成過程を説明する。
図12に示すように、本実施例の作成過程は以下のステップを含む。
S1:ユーザーはドキュメントAから「リアルタイム引用」作成をクリックした場合、システムはAドキュメントの選択されたコンテンツの関連情報(即ち、上記の実施例におけるターゲット引用オブジェクト)をブラウザのクリップボードに書き込んで、コンテンツにおいて、ペーストコンテンツのドキュメント由来、及びペーストコンテンツのソースドキュメントにおける位置情報を明確に説明する。
S2:ドキュメントBにおいてペースト操作を行う場合、クリップボードからペースト段落の関連コンテンツを読み取って、リアルタイム引用のキーポイント情報を解析して、ドキュメントBに書き込む。
S3:ドキュメントA又はドキュメントBにおいてリアルタイム引用のコンテンツの一部を編集する場合、サーバーに編集指令を送信し、サーバーは、編集指令を受け付けた後、ソースドキュメント及引用ドキュメントに編集コンテンツをプッシュして、協働の目的を達成する。
【0084】
実施例において、ドキュメントAのツールバー(ボタンをクリックしてドラッグすると現われるツールバー)からターゲット引用オブジェクト全体を選定し、現われるツールパネルで「リアルタイム引用作成」ボタンをクリックして、リアルタイム引用の作成に成功した。ドキュメントAから作成されたリアルタイム引用コンテンツをドキュメントBにペースト(ctrl+v)し、ペーストされたテキストには、引用の縦線標識及び由来「From
A ドキュメント」が付けられ、ドキュメントAで当該部分のコンテンツを更新すると、ドキュメントBで同期に更新し、ドキュメントBで当該部分のコンテンツを更新すると、ドキュメントAで同期に更新する。
【0085】
図13は、本開示の実施例によって提供される別の双方向更新権限の作成フローチャートである。本実施例において検索・挿入によってリアルタイム引用を実現することを例として、双方向更新権限の作成過程を説明する。
図13に示すように、本実施例の作成過程は以下のステップを含む。
S1:ドキュメントAにおいて検索操作を行い、検索リストは検索コンテンツに関連するドキュメント情報を返す。
S2:ドキュメントBのコンテンツを選択してドキュメントAに挿入し、Aにおいて、ドキュメントBを引用するキーポイント情報を説明し、それは、引用されたコンテンツの由来及び引用されたコンテンツのソースドキュメントにおける位置情報を含む。
S3:ドキュメントA又はドキュメントBにおいて、リアルタイムで引用された一部のコンテンツ(即ち、上記の実施例におけるターゲット引用オブジェクト)を編集して、サーバーに編集指令をプッシュし、サーバーは他のクライアントに関連編集指令を同時にプッシュして、協働の目的を達成する。
【0086】
図14は本開示の実施例によって提供される別のドキュメント更新方法のフローチャートである。本実施例は上記の実施例に基づいて、ドキュメント更新方法をさらに説明する。
図14に示すように、本実施例のドキュメント更新方法は以下のステップを含む。
S510:ターゲット引用オブジェクトに対する引用操作を受け付けたことに応答して、ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントに対する引用権限を具備するかどうかを決定する。
【0087】
実施例において、ターゲット引用オブジェクトに対する引用操作を検出した場合、ユーザーがターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントに対する引用権限を具備するかどうかを決定する。引用権限は、ユーザーのターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントに対する閲覧権限又は共有権限として理解されてもよい。
【0088】
S520:ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントに対する引用権限を具備する場合、第1のドキュメントにおいてターゲット引用オブジェクトを引用する。
【0089】
実施例において、ユーザーはターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントに対する引用権限を具備し、即ち、ユーザーはターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントを閲覧したり共有したりすることができる場合、第1のドキュメントにターゲット引用オブジェクトを導入する。無論、ユーザーはターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントに対する引用権限を具備していない場合、第1のドキュメントにおいてターゲット引用オブジェクトの導入が許可されず、ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントの所有者に権限を申請する指示ボックスをポップアップすることで、ユーザーがターゲット引用オブジェクトを導入できない場合、導入不能の原因を直観的にユーザーに知らせることができ、さらに、ユーザーエクスペリエンスを効果的に向上させる。
【0090】
S530:第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付ける。
【0091】
ターゲット引用オブジェクトは第1のドキュメントに含まれるコンテンツブロックである。
【0092】
S540:編集操作に応答して、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新する。
【0093】
S550:サービス端末が更新情報に基づいて第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新するように、更新情報をサービス端末に送信する。
【0094】
更新情報はターゲット引用オブジェクト識別子及び編集コンテンツを含み、第2のドキュメントは、ターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメント、又は、ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントである。
【0095】
図15は、本開示の実施例によって提供される別のドキュメント更新方法のフローチャートである。本実施例は、上記の実施例に基づいて、ドキュメント更新方法をさらに説明する。
図15に示すように、本実施例のドキュメント更新方法は、以下のステップを含む。
S610:ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントに対する編集権限を具備するかどうかを決定する。
【0096】
実施例において、ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントに対する編集権限を具備するかどうかを決定する過程は、ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントに対する修正権限を具備するかどうかを決定する過程として理解されてもよい。
【0097】
S620:ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントに対する編集権限を具備する場合、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付ける。
【0098】
実施例において、ユーザーは、ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントに対する編集権限を具備し、即ち、ユーザーは、ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントを編集できる場合、第1のドキュメントにおいてターゲット引用オブジェクトを編集することができる。無論、ユーザーはターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントに対する編集権限を具備していない場合、第1のドキュメントにおいてターゲット引用オブジェクトの編集が許可されず、ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントの所有者に権限を申請する指示ボックスをポップアップすることで、ユーザーがターゲット引用オブジェクトを編集できない場合、編集不能の原因を直観的にユーザーに知らせることができ、ユーザーエクスペリエンスを効果的に向上させる。
【0099】
S630:第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付ける。
【0100】
ターゲット引用オブジェクトは第1のドキュメントに含まれるコンテンツブロックである。
【0101】
S640:編集操作に応答して、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新する。
【0102】
S650:サービス端末が更新情報に基づいて第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新するように、更新情報をサービス端末に送信する。
【0103】
更新情報はターゲット引用オブジェクト識別子及び編集コンテンツを含み、第2のドキュメントは、ターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメント、又は、ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントである。
【0104】
図16は、本開示の実施例によって提供される別のドキュメント更新方法のフローチャートである。本実施例はサービス端末に適用される。
図16に示すように、本実施例のドキュメント更新方法は以下のステップを含む。
S710:端末から送信される第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトの更新情報を受信する。
【0105】
更新情報は、ターゲット引用オブジェクト識別子及び編集コンテンツを含み、ターゲット引用オブジェクトは、第1のドキュメントに含まれるコンテンツブロックである。
【0106】
S720:更新情報に基づいて第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新する。
【0107】
第2のドキュメントは、ターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメント、又は、ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントである。
【0108】
実施例において、ユーザーは第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対して編集操作を実行した後、端末は、編集操作に従って第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新して、更新情報をサービス端末に送信し、サービス端末は、端末から送信された第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトの更新情報を受信した場合、更新情報に基づいて第1のドキュメントと引用関係を有する第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新する。
【0109】
一実施例において、更新情報に基づいて第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新する前、第1のドキュメントのドキュメント識別子に基づいて、予め作成されたドキュメント関係図から関連付けドキュメント識別子を抽出するステップと、関連付けドキュメント識別子に基づいて対応する第2のドキュメントを決定するステップと、をさらに含む。
【0110】
実施例において、ドキュメント関係図は、第1のドキュメントのドキュメント識別子と関連付けドキュメント識別子との間の対応関係を表徴するために使用される。関連付けドキュメント識別子は、第1のドキュメントと引用関係を有する全ての第2のドキュメントの識別子である。ここで、第2のドキュメントはターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメント、又は、ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントである。
【0111】
図17は、本開示の実施例によって提供されるドキュメント更新装置の構成ブロック図である。
図17に示すように、本実施例のドキュメント更新装置は、
第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付ける第1の受信モジュール810であって、ターゲット引用オブジェクトは第1のドキュメントに含まれるコンテンツブロックである第1の受信モジュール810と、
編集操作に応答して、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新する第1の更新モジュール820と、
サービス端末が更新情報に基づいて第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新するように、更新情報をサービス端末に送信する第2の更新モジュール830であって、更新情報はターゲット引用オブジェクト識別子及び編集コンテンツを含み、第2のドキュメントはターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメント、又は、ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントである第2の更新モジュール830と、を含む。
【0112】
上記の実施例に基づいて、ドキュメント更新装置は、
第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付ける前、第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する引用操作に応答して、ターゲット引用オブジェクト及び/又はターゲット引用オブジェクトの関連情報を取得する取得モジュールであって、ターゲット引用オブジェクトの関連情報は、ターゲット引用オブジェクトの引用元及びターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントにおける位置情報を含む取得モジュールと、
ターゲット引用オブジェクト及び/又はターゲット引用オブジェクトの関連情報を第1のドキュメントにレンダリングする第1のレンダリングモジュールと、
をさらに含む。
【0113】
上記の実施例に基づいて、レンダリングモジュールは、
第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対するユーザーのトリガー操作を受け付けて、第1のインタラクション領域を表示する表示ユニットであって、第1のインタラクション領域にはターゲット引用オブジェクトの引用方式オプションが搭載されて表示される表示ユニットと、
第1のインタラクション領域における1つの引用方式オプションに対するユーザーの選択操作を受け付ける第1の受け付けユニットと、
引用方式オプションに対応する引用効果に従って、ターゲット引用オブジェクトを第1のドキュメントにレンダリングするレンダリングユニットと、
を含む。
【0114】
上記の実施例に基づいて、引用方式オプションに対応する引用方式は、リアルタイム引用及び非リアルタイム引用のうちの1つを含む。
【0115】
上記の実施例に基づいて、ドキュメント更新装置は、
第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付ける前、第1のドキュメントに対して実行される検索操作を受け付けて、ターゲットコンテンツに関連する全てのドキュメント情報を取得する第2の受信モジュールと、
ドキュメント情報を認識して抽出し、ターゲットコンテンツが含まれる第2のドキュメントを取得する認識抽出モジュールと、
第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクト及びターゲット引用オブジェクトの関連情報を第1のドキュメントに挿入する挿入モジュールであって、ターゲット引用オブジェクトにはターゲットコンテンツが含まれる挿入モジュールと、
をさらに含む。
【0116】
上記の実施例に基づいて、ドキュメント更新装置は、
ターゲット引用オブジェクトの最新の更新時間を第1のドキュメント又は第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトの第1位置にレンダリングする第2のレンダリングモジュール、をさらに含む。
【0117】
上記の実施例に基づいて、ドキュメント更新装置は、
ターゲット引用オブジェクトに対するトリガー操作を受け付けた場合、第2のインタラクション領域を表示する第1の表示モジュールであって、第2のインタラクション領域はターゲット引用オブジェクトの引用情報を表示するために使用される第1の表示モジュール、をさらに含む。
【0118】
上記の実施例に基づいて、第2のインタラクション領域を表示することは具体的に、
ターゲット引用オブジェクトを引用した全ての引用ドキュメント及び総引用回数を取得し、
所定の優先度ソート基準に従って引用ドキュメントに対して優先度ソートを行い、
引用ドキュメントのドキュメント情報及び総引用回数を順に第2のインタラクション領域に表示する。
【0119】
上記の実施例に基づいて、ドキュメント情報は、引用ドキュメント名称、引用ドキュメント識別子のうちの1つを含む。
【0120】
上記の実施例に基づいて、ドキュメント更新装置は、
第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新する前、第2のドキュメントのインターフェースに更新コントロールを表示する第2の表示モジュールであって、更新コントロールは、第2のドキュメントで引用されるターゲット引用オブジェクトを更新するために使用される第2の表示モジュール、をさらに含む。
【0121】
上記の実施例に基づいて、第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新することは具体的に、
第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに更新元及び/又は更新時間を追加し、更新元は第1のドキュメントの情報を含む。
【0122】
上記の実施例に基づいて、ドキュメント更新装置は、
第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付ける前、ターゲット引用オブジェクトに対する引用操作を受け付けたことに応答して、ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントに対する引用権限を具備するかどうかを決定する第1の決定モジュールと、
ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントに対する引用権限を具備する場合、第1のドキュメントにおいてターゲット引用オブジェクトを引用する引用モジュールと、
をさらに含む。
【0123】
上記の実施例に基づいて、ドキュメント更新装置は、
第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付ける前、ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントに対する編集権限を具備するかどうかを決定する第2の決定モジュールと、
ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントに対する編集権限を具備する場合、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付ける第3の受信モジュールと、
をさらに含む。
【0124】
上記のドキュメント更新装置は、本開示の任意の実施例によって提供される、クライアントに適用されるドキュメント更新方法を実行することができ、方法を実行するための機能モジュール及び有益な効果を備える。
【0125】
図18は、本開示の実施例によって提供される別のドキュメント更新装置の構成ブロック図である。本実施例は、サービス端末に適用される。
図18に示すように、本実施例のドキュメント更新装置は、
端末から送信される第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトの更新情報を受信する受信モジュール910であって、更新情報はターゲット引用オブジェクト識別子及び編集コンテンツを含み、ターゲット引用オブジェクトは第1のドキュメントに含まれるコンテンツブロックである受信モジュール910と、
更新情報に基づいて第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新する更新モジュール920であって、第2のドキュメントはターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメント、又はターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントである更新モジュール920と、
を含む。
【0126】
上記の実施例に基づいて、サービス端末に適用されるドキュメント更新装置は、
更新情報に基づいて第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新する前、第1のドキュメントのドキュメント識別子に基づいて予め作成されたドキュメント関係図から関連付けドキュメント識別子を抽出する抽出モジュールと、
関連付けドキュメント識別子に基づいて対応する第2のドキュメントを決定する決定モジュールと、
をさらに含む。
【0127】
上記のドキュメント更新装置は、本開示の任意の実施例によって提供される、サービス端末に適用されるドキュメント更新方法を実行することができ、方法を実行するための機能モジュール及び有益な効果を備える。
【0128】
図19は、本開示の実施例によって提供されるドキュメント更新機器の構成ブロック図である。以下、
図19を参照し、本開示の実施例を実現するための電子機器1000の構成概略図である。本開示の実施例における端末機器は、例えば携帯電話、ノートパソコン、デジタルブロードキャスト受信器、PDA(携帯情報端末)、PAD(タブレット)、PMP(ポータブルメディアプレーヤー)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)などのモバイル端末、及び例えばデジタルTV、デスクトップパソコンなどの固定端末を含んでもよいが、これらに限定されていない。
図19に示される電子機器は、本開示の実施例の機能及び使用範囲を限定するものではなく、1つの例示のみである。
【0129】
図19に示すように、電子機器1000は処理装置(例えば中央処理装置、グラフィックプロセッサーなど)1001を含み、読み取り専用メモリ(ROM)1002に記憶されるプログラム、又は記憶装置1006からランダムアクセスメモリ(RAM)1003にロードされたプログラムに基づいて、各種の適切な動作及び処理を実行することができる。RAM1003には、電子機器1000の操作に必要な各種のプログラム及びデータがさらに記憶される。処理装置1001、ROM1002及びRAM1003はバス1004を介して互いに接続される。入力/出力(I/O)インターフェース1005もバス1004に接続される。
【0130】
一般的に、例えばタッチスクリーン、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイク、加速度計、ジャイロなどを含む入力装置1006、例えば液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカ、振動器などを含む出力装置1007、例えば磁気テープ、ハードディスクなどを含む記憶装置1006、及び通信装置1009はI/Oインターフェース1005に接続されてもよい。通信装置1009は、電子機器1000が他の機器とデータを交換するために無線又は有線通信することを可能にすることができる。
図19は、各種の装置を有する電子機器1000を示しているが、示される全ての装置を実施又は具備するように要求していない。代わりに、より多く又は少ない装置を実施又は具備してもよい。
【0131】
特に、本開示の実施例によれば、以上、フローチャートを参照して記載された過程は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現される。例えば、本開示の実施例はコンピュータプログラム製品を含み、前記コンピュータプログラム製品は、非一時的コンピュータ可読媒体に搭載されるコンピュータプログラムを含み、当該コンピュータプログラムはフローチャートの方法を実行するプログラムコードを含む。当該実施例において、当該コンピュータプログラムは通信装置1009を介してネットワークからダウンロードされてインストールされ、又は記憶装置1006からインストールされ、或いはROM
1002からインストールされる。当該コンピュータプログラムは処理装置1001によって実行されると、本開示の実施例の情報表示方法に限定される上記の機能を実行する。
【0132】
なお、本開示の上記のコンピュータ可読媒体は、コンピュータ可読信号媒体、又はコンピュータ可読記憶媒体、或いは上記の両者の任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば電気、磁気、光、電磁、赤外線、又は半導体のシステム、装置或いはデバイス、若しくは以上の任意の組み合わせであってもよいが、これらに限定されていない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数のリード線を有する電気接続、ポータブルコンピュータ磁気ディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光メモリ、磁気メモリ、又は上記の任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されていない。本開示において、コンピュータ可読記憶媒体はプログラムを含み又は記憶する任意の有形媒体であってもよく、当該プログラムは指令実行システム、装置又はデバイスによって使用され、又はそれらと結合するように使用されてもよい。本開示において、コンピュータ可読信号媒体はベースバンドにおいて、又はキャリアの一部として伝播されるデータ信号を含み、当該データ信号には、コンピュータ可読プログラムコードが担持される。このように伝播されるデータ信号は多種の形態を採用してもよく、電磁信号、光信号又は上記の任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されていない。コンピュータ可読信号媒体はさらに、コンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、当該コンピュータ可読信号媒体は、指令実行システム、装置又はデバイスによって使用され、又はそれらと結合するように使用されるプログラムを送信、伝播又は伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは任意の適切な媒体で伝送されてもよく、これらの媒体は、ワイヤ、光ケーブル、RF(無線周波数)など、又は上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されていない。
【0133】
いくつかの実施形態において、クライアント、サーバーは、例えばHTTP(HyperText
Transfer Protocol、ハイパーテキストトランスファープロトコル)のような任意の現在既知、又は将来開発しようとするネットワークプロトコルを使用して通信し、且つ任意の形態又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と互いに接続することができる。通信ネットワークの例示はローカルエリアネットワーク(「LAN」)、広域ネットワーク(「WAN」)、国際的ネットワーク(例えば、インターネット)、エンドツーエンドネットワーク(例えば、ad
hocエンドツーエンドネットワーク)、及び任意の現在既知、又は将来開発しようとするネットワークを含む。
【0134】
上記のコンピュータ可読媒体は上記の電子機器に含まれてもよいし、個別に存在して、当該電子機器に取り付けられていなくてもよい。
【0135】
上記のコンピュータ可読媒体には1つ又は複数のプログラムが搭載され、上記の1つ又は複数のプログラムは当該電子機器によって実行されると、当該電子機器に、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付けるステップであって、ターゲット引用オブジェクトは第1のドキュメントに含まれるコンテンツブロックであるステップと、編集操作に応答して、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新するステップと、サービス端末が更新情報に基づいて第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新するように、更新情報をサービス端末に送信するステップであって、更新情報はターゲット引用オブジェクト識別子及び編集コンテンツを含み、第2のドキュメントは、ターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメント、又はターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントであるステップと、を実行させる。
【0136】
又は、上記のコンピュータ可読媒体には1つ又は複数のプログラムが搭載され、上記の1つ又は複数のプログラムは当該電子機器によって実行されると、当該電子機器に、端末から送信される第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトの更新情報を受信するステップであって、更新情報はターゲット引用オブジェクト識別子及び編集コンテンツを含み、ターゲット引用オブジェクトは第1のドキュメントに含まれるコンテンツブロックであるステップと、更新情報に基づいて第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新するステップであって、第2のドキュメントはターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメント、又はターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントであるステップと、を実行させる。
【0137】
1つ又は複数のプログラム設計言語、或いはその組み合わせで、本開示の操作を実行するコンピュータプログラムコードを書き、上記のプログラム設計言語は、オブジェクト指向のプログラム設計言語、例えばJava、Smalltalk、C++、通常の手続き型プログラム設計言語、例えば「C」言語又は類似のプログラム設計言語を含むが、これらに限定されていない。プログラムコードは全部的にユーザーコンピュータで実行されてもよいし、部分的にユーザーコンピュータで実行されてもよいし、個別のパッケージソフトとして実行されてもよいし、一部がユーザーコンピュータで、他の一部がリモートコンピュータで実行されてもよいし、又は全部的にリモートコンピュータ又はサーバーで実行されてもよい。リモートコンピュータに関与する場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又は広域ネットワーク(WAN)を含む任意のタイプのネットワークを介してユーザーコンピュータに接続され、又は外部コンピュータに接続される(例えば、インターネットサービスプロバイダーを使用してインターネットを介して接続される)。
【0138】
図面におけるフローチャート及びブロック図は、本開示の各種実施例のシステム、方法及びコンピュータプログラム製品による実現可能なシステムアーキテクチャ、機能及び操作を示す。これについて、フローチャート又はブロック図における各ブロックは1つのモジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部を代表し、当該モジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部は、所定の論理機能を実現する1つ又は複数の実行可能な指令を含む。また、いくつかの代わりとしての実現において、ブロックに記載の機能は、図面と異なる順序に従って発生してもよい。例えば、実際に、連続的に示される2つのブロックは基本的に並行に実行してもよいし、ある場合、逆の順序に従って実行してもよく、これは、関する機能に応じて決定する。また、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、ブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、所定の機能又は操作を実行するハードウェアによる専門なシステムによって実現されてもよいし、専門なハードウェアとコンピュータ指令との組み合わせで実現されてもよい。
【0139】
本開示の実施例に係るユニットは、ソフトウェアの形態で実現されてもよいし、ハードウェアの形態で実現されてもよい。ある場合、ユニットの名称は、当該ユニット自体への限定を構成するものではなく、例えば、第1の取得ユニットはさらに、「少なくとも2つのインターネットプロトコルアドレスを取得するユニット」として説明されてもよい。
【0140】
本明細書において、以上に記載の機能は少なくとも部分的に1つ又は複数のハードウェア論理部材で実行されてもよい。例えば、非限定的に、使用可能なタイプのハードウェア論理部材は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、コンプレックスプログラマブルロジックデバイス(CPLD)などを含む。
【0141】
本開示において、マシン可読媒体は有形媒体であり、指令実行システム、装置又は機器によって使用され、又は指令実行システム、装置又は機器と結合するように使用されるプログラムを含み又は記憶する。マシン可読媒体は、マシン可読信号媒体又はマシン可読記憶媒体であってもよい。マシン可読媒体は、電子、磁気、光学、電磁、赤外線、又は半導体システム、装置又は機器、或いは上記の内容の任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されていない。マシン可読記憶媒体のより具体的な例示は1つ又は複数のワイヤによる電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光記憶機器、磁気記憶機器、又は上記の内容の任意の適切な組み合わせを含む。
【0142】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、
第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付けるステップであって、前記ターゲット引用オブジェクトは前記第1のドキュメントに含まれるコンテンツブロックであるステップと、
前記編集操作に応答して、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新するステップと、
サービス端末が更新情報に基づいて、第2のドキュメントにおける前記ターゲット引用オブジェクトを更新するように、前記更新情報を前記サービス端末に送信するステップであって、前記更新情報はターゲット引用オブジェクト識別子及び編集コンテンツを含み、前記第2のドキュメントは前記ターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメント、又は前記ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントであるステップと、
を含むドキュメント更新方法、装置、機器及び媒体を提供している。
【0143】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付ける前、
第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する引用操作に応答して、前記ターゲット引用オブジェクト及び/又は前記ターゲット引用オブジェクトの関連情報を取得するステップであって、前記ターゲット引用オブジェクトの関連情報は、ターゲット引用オブジェクトの引用元及びターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントにおける位置情報を含むステップと、
前記ターゲット引用オブジェクト及び/又は前記ターゲット引用オブジェクトの関連情報を前記第1のドキュメントにレンダリングするステップと、をさらに含むドキュメント更新方法、装置、機器及び媒体を提供している。
【0144】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記ターゲット引用オブジェクト及び/又は前記ターゲット引用オブジェクトの関連情報を前記第1のドキュメントにレンダリングするステップは、
第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対するユーザーのトリガー操作を受け付けて、第1のインタラクション領域を表示するステップであって、前記第1のインタラクション領域には前記ターゲット引用オブジェクトの引用方式オプションが搭載されて表示されるステップと、
前記第1のインタラクション領域における1つの引用方式オプションに対するユーザーの選択操作を受け付けるステップと、
前記引用方式オプションに対応する引用効果に従って、前記ターゲット引用オブジェクトを第1のドキュメントにレンダリングするステップと、
を含むドキュメント更新方法、装置、機器及び媒体を提供している。
【0145】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、ドキュメント更新方法、装置、機器及び媒体を提供し、前記引用方式オプションに対応する引用方式は、リアルタイム引用及び非リアルタイム引用のうちの1つを含む。
【0146】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付ける前、
第1のドキュメントに対して実行される検索操作を受け付けて、ターゲットコンテンツに関連する全てのドキュメント情報を取得するステップと、
前記ドキュメント情報を認識して抽出し、ターゲットコンテンツが含まれる第2のドキュメントを取得するステップと、
前記第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクト及びターゲット引用オブジェクトの関連情報を前記第1のドキュメントに挿入するステップであって、前記ターゲット引用オブジェクトには前記ターゲットコンテンツが含まれるステップと、
をさらに含むドキュメント更新方法、装置、機器及び媒体を提供している。
【0147】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、
前記ターゲット引用オブジェクトの最新の更新時間を前記第1のドキュメント又は前記第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトの第1位置にレンダリングするステップをさらに含むドキュメント更新方法、装置、機器及び媒体を提供している。
【0148】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、
前記ターゲット引用オブジェクトに対するトリガー操作を受け付けた場合、第2のインタラクション領域を表示するステップであって、前記第2のインタラクション領域は、前記ターゲット引用オブジェクトの引用情報を表示するために使用されるステップをさらに含むドキュメント更新方法、装置、機器及び媒体を提供している。
【0149】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記第2のインタラクション領域を表示するステップは、
前記ターゲット引用オブジェクトを引用した全ての引用ドキュメント及び総引用回数を取得するステップと、
所定の優先度ソート基準に従って前記引用ドキュメントに対して優先度ソートを行うステップと、
前記引用ドキュメントのドキュメント情報及び総引用回数を順に第2のインタラクション領域に表示するステップと、を含むドキュメント更新方法、装置、機器及び媒体を提供している。
【0150】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記ドキュメント情報は、引用ドキュメント名称、引用ドキュメント識別子のうちの1つを含むドキュメント更新方法、装置、機器及び媒体を提供している。
【0151】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記第2のドキュメントにおける前記ターゲット引用オブジェクトを更新する前、
前記第2のドキュメントのインターフェースに更新コントロールを表示するステップであって、前記更新コントロールは、第2のドキュメントで引用された前記ターゲット引用オブジェクトを更新するために使用されるステップをさらに含むドキュメント更新方法、装置、機器及び媒体を提供している。
【0152】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記第2のドキュメントにおける前記ターゲット引用オブジェクトを更新するステップは、
前記第2のドキュメントにおける前記ターゲット引用オブジェクトに更新元及び/又は更新時間を追加するステップであって、前記更新元は前記第1のドキュメントの情報を含むステップを含むドキュメント更新方法、装置、機器及び媒体を提供している。
【0153】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付ける前、
前記ターゲット引用オブジェクトに対する引用操作を受け付けたことに応答して、前記ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントに対する引用権限を具備するかどうかを決定するステップと、
前記ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントに対する引用権限を具備している場合、前記第1のドキュメントにおいて前記ターゲット引用オブジェクトを引用するステップと、をさらに含むドキュメント更新方法、装置、機器及び媒体を提供している。
【0154】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付ける前、
前記ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントに対する編集権限を具備するかどうかを決定するステップと、
前記ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントに対する編集権限を具備している場合、第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトに対する編集操作を受け付けるステップと、をさらに含むドキュメント更新方法、装置、機器及び媒体を提供している。
【0155】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、
端末から送信される第1のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトの更新情報を受信するステップであって、前記更新情報はターゲット引用オブジェクト識別子及び編集コンテンツを含み、前記ターゲット引用オブジェクトは前記第1のドキュメントに含まれるコンテンツブロックであるステップと、
前記更新情報に基づいて、第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新するステップであって、前記第2のドキュメントは前記ターゲット引用オブジェクトを引用したドキュメント、又は前記ターゲット引用オブジェクトのソースドキュメントであるステップと、を含むドキュメント更新方法、装置、機器及び媒体を提供している。
【0156】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記更新情報に基づいて、第2のドキュメントにおけるターゲット引用オブジェクトを更新する前、
前記第1のドキュメントのドキュメント識別子に基づいて、予め作成されたドキュメント関係図から関連付けドキュメント識別子を抽出するステップと、
前記関連付けドキュメント識別子に基づいて対応する第2のドキュメントを決定するステップと、をさらに含むドキュメント更新方法、装置、機器及び媒体を提供している。
【0157】
以上の記載は、本開示の好適な実施例、及び使用する技術原理の説明のみである。当業者であれば理解できるように、本開示に係る開示範囲は、上記の技術特徴の特定の組み合わせから構成される技術案に限定されず、また、上記の開示の構想を逸脱することなく、上記の技術特徴又はその等価特徴を任意に組み合わせることで形成される他の技術案、例えば、上記の特徴と本開示に開示された(限定されない)、類似の機能を有する技術特徴とを互いに置き換えることで形成される技術案も含まれる。
【0158】
また、特定の順次で各操作を記載したが、これらの操作は示された特定の順次又は順序に従って順に実行されるように要求していない。一定の環境で、マルチタスク及び並行処理は有利である。同様に、以上の論述にはいくつかの具体的な実現細部が含まれるが、本開示の範囲の限定として理解されるべきではない。個別の実施例に記載のいくつかの特徴は組み合わせるように、単一の実施例に実現されてもよい。また、単一の実施例に記載の各種の特徴は単独又は任意の適切なサブ組み合わせの形態で複数の実施例に実現されてもよい。
【0159】
構造特徴及び/又は方法論理動作の固有言語で本テーマを記載したが、添付の請求項に限定されたテーマは以上に記載の特定の特徴又は動作に限定されていない。また、以上に記載の特定の特徴及び動作は請求の範囲を実現する例示的な形態のみである。
【国際調査報告】