(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-27
(54)【発明の名称】ワイヤレスシステムの同期式チャネルアクセス制御
(51)【国際特許分類】
H04W 72/56 20230101AFI20240219BHJP
H04W 74/08 20240101ALI20240219BHJP
【FI】
H04W72/56
H04W74/08
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023550116
(86)(22)【出願日】2022-01-31
(85)【翻訳文提出日】2023-08-18
(86)【国際出願番号】 US2022014565
(87)【国際公開番号】W WO2022186930
(87)【国際公開日】2022-09-09
(32)【優先日】2021-03-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(32)【優先日】2021-03-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】595020643
【氏名又は名称】クゥアルコム・インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】QUALCOMM INCORPORATED
(74)【代理人】
【識別番号】110003708
【氏名又は名称】弁理士法人鈴榮特許綜合事務所
(72)【発明者】
【氏名】シュエ、チ
(72)【発明者】
【氏名】カタール、スリニバス
(72)【発明者】
【氏名】ゾウ、チャオ
(72)【発明者】
【氏名】ガンガダラン、ナベーン
(72)【発明者】
【氏名】ヌラニ・クリシュナン、ニーラカンタン
(72)【発明者】
【氏名】ホムチャウデュリ、サンディプ
(72)【発明者】
【氏名】ファン、シャオロン
(72)【発明者】
【氏名】アショク、アニシュ
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067AA03
5K067BB21
5K067DD34
5K067EE03
5K067HH22
(57)【要約】
本開示は、ワイヤレスシステムの同期式チャネルアクセス制御のためのシステムと、方法と、装置とを提供する。いくつかの態様では、デバイスは、TWTセッションを使用して、1つまたは複数のTWTサービス期間の間に第2のデバイスと通信することができる。アップリンク通信およびダウンリンク通信は、デバイスがTWTサービス期間の外側で低電力モードに入ることを可能にするために、両方ともTWTサービス期間内にあるように調整される場合がある。サービス期間を含むTWTセッションは、(アップリンクデータとして提供されるポーズデータフレームもしくはトラッキングフレームまたはダウンリンクデータとして提供されるビデオデータフレームなどの)デバイス間のXR体験に関連付けられた通信がXR体験のためのレイテンシ要件または他の要件を満たすことを保証するために、デバイスまたは第2のデバイスによって構成および管理される場合がある。TWTサービス期間を使用すると、他のデバイスがTWTサービス期間の外側でワイヤレス媒体を使用することが可能になる。
【選択図】
図8
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エクステンデッドリアリティ(XR)体験のためのワイヤレス通信デバイスによって実行される方法であって、
ワイヤレス媒体の制御を取得することと、ここにおいて、
前記ワイヤレス媒体の制御は、前記ワイヤレス媒体を介して、前記ワイヤレス通信デバイスから第2のデバイスにアプリケーションファイルの第1の物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を送信する第1の優先度に関連付けられ、
前記第1の優先度は、前記ワイヤレス媒体を介して前記第2のデバイスから前記ワイヤレス通信デバイスにデータを送信する第2の優先度とは異なる、
前記第2のデバイスに前記第1のPPDUを提供することと、
前記第2のデバイスに前記アプリケーションファイルの1つまたは複数の後続のPPDUを提供することと、ここにおいて、前記1つまたは複数の後続のPPDUを提供することは、前記ワイヤレス媒体を介して前記1つまたは複数の後続のPPDUを送信する第3の優先度に関連付けられる、
を備える、方法。
【請求項2】
前記第1の優先度は、拡張分散チャネルアクセス(EDCA)パラメータの第1のセットに関連付けられ、
前記第2の優先度はEDCAパラメータの第2のセットに関連付けられ、
前記第3の優先度はEDCAパラメータの第3のセットに関連付けられる、
請求項1に記載の方法。
【請求項3】
EDCAパラメータは、
調停フレーム間隔数(AIFSN)、
最小競合ウィンドウ(CWmin)、または
最大競合ウィンドウ(CWmax)
のうちの1つまたは複数を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記第1の優先度は第1のバックオフカウンタ値に関連付けられ、ここにおいて、前記第1のバックオフカウンタ値は、前記第1のPPDUのための前記ワイヤレス媒体を競合するために前記ワイヤレス通信デバイスのバックオフカウンタによって使用され、
前記第2の優先度は、前記第1のバックオフカウンタ値よりも大きい第2のバックオフカウンタ値に関連付けられ、
前記第3の優先度は、前記第2のバックオフカウンタ値よりも大きい第3のバックオフカウンタ値に関連付けられ、ここにおいて、前記第3のバックオフカウンタ値は、前記1つまたは複数の後続のPPDUのための前記ワイヤレス媒体を競合するために前記ワイヤレス通信デバイスの前記バックオフカウンタによって使用される、
請求項2に記載の方法。
【請求項5】
前記第1のバックオフカウンタ値は第1の送信機会(TXOP)の間ゼロである、請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記ワイヤレス通信デバイスおよび前記第2のデバイスは、第1の基本サービスセット(BSS)に含まれ、
前記ワイヤレス通信デバイスおよび前記第2のデバイスは、他のBSS(OBSS)内のデバイスの範囲内であり、
前記OBSSデバイスは、第4の優先度に関連付けられた高重要度分類データを送信するために前記ワイヤレス媒体を競合し、
前記ワイヤレス通信デバイスまたは前記第2のデバイスは、前記第1の優先度または前記第2の優先度に基づいて前記ワイヤレス媒体の制御を取得する、
請求項2に記載の方法。
【請求項7】
前記ワイヤレス通信デバイスは、前記第3の優先度に関連付けられた1つまたは複数の後続のPPDUを送信するために前記ワイヤレス媒体を競合し、
前記第2のデバイスは、前記ワイヤレス媒体を競合することを止め、
前記OBSSデバイスは、前記第4の優先度に基づいて前記ワイヤレス媒体の制御を取得する、
請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記ワイヤレス媒体の制御を取得するために第1の送信要求(RTS)フレームを提供することと、ここにおいて、前記第1のRTSフレームは、第1の時間期間の間の前記ワイヤレス媒体の制御を維持するネットワーク割振りベクトル(NAV)の指示を含み、前記第1の時間期間は、前記第1のPPDUが提供される第1の送信機会(TXOP)よりも大きい、
前記第1のRTSフレームを提供した後に、前記第2のデバイスから第1の送信可(CTS)フレームを取得することと、
前記第1のTXOPの後、および前記第1の時間期間の終了前に、第2のRTSフレームを提供することと、ここにおいて、
前記第2のRTSフレームは、複数のTXOPをカバーするように前記第1の時間期間を延長する前記NAVの指示を含み、
前記第1のPPDUを提供することは、前記第1のCTSフレームを取得した後、および前記第1のTXOPの間である、
をさらに備える、請求項2に記載の方法。
【請求項9】
前記第1のTXOPは、前記第2のデバイスに前記アプリケーションファイルに関連付けられたPPDUを提供する前に、前記ワイヤレス通信デバイスによって短縮される、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のTXOPの後、および前記第2のRTSフレームを提供する前に、前記第2のデバイスから前記データを取得することをさらに備える、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
前記第2のデバイスに前記アプリケーションファイルの最後のPPDUを提供することと、ここにおいて、
前記最後のPPDUは、前記アプリケーションファイルの最後の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を含み、
前記最後のMSDUは、前記アプリケーションファイルの前記最後のMSDUを識別するメタデータを含み、
前記第2のデバイスに前記最後のMSDUを提供した後に前記第1の時間期間を延長するために別のRTSフレームを提供することを止めることと、
前記第1の時間期間の終了時に前記ワイヤレス媒体の制御を解放することと、
をさらに備える、請求項8に記載の方法。
【請求項12】
前記ワイヤレス媒体の制御を解放するために前記最後のMSDUを提供した後に、コンテンションフリー(CF)エンドビーコンを提供することをさらに備える、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第2のデバイスに第2のアプリケーションファイルの1つまたは複数のPPDUを提供するために、前記ワイヤレス媒体の制御を取得することをさらに備え、ここにおいて、
前記第2のアプリケーションファイルの第1のMSDUは、前記第2のアプリケーションファイルの前記第1のMSDUを識別するメタデータを含み、
前記第1のMSDUは、EDCAパラメータの前記第1のセットに関連付けられ、
前記ワイヤレス媒体の制御を取得することは、EDCAパラメータの前記第1のセットに関連付けられる、
請求項11に記載の方法。
【請求項14】
前記ワイヤレス通信デバイスは、各アプリケーションファイルに対し、前記第1のPPDUのためのRTS/CTSシグナリングを可能にする、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記ワイヤレス通信デバイスは、ソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)に含まれ、
前記第2のデバイスは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含み、
前記アプリケーションファイルは、前記HMDによって表示されるべきビデオフレームに関連付けられる、
請求項1に記載の方法。
【請求項16】
エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたワイヤレス通信デバイスであって、
処理システムと、
インターフェースと、を備え、前記インターフェースは、
ワイヤレス媒体の制御を取得することと、ここにおいて、
前記ワイヤレス媒体の制御は、前記ワイヤレス媒体を介して、前記ワイヤレス通信デバイスから第2のデバイスにアプリケーションファイルの第1の物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を送信する第1の優先度に関連付けられ、
前記第1の優先度は、前記ワイヤレス媒体を介して前記第2のデバイスから前記ワイヤレス通信デバイスにデータを送信する第2の優先度とは異なる、
前記第2のデバイスに前記第1のPPDUを提供することと、
前記第2のデバイスに前記アプリケーションファイルの1つまたは複数の後続のPPDUを提供することと、ここにおいて、前記1つまたは複数の後続のPPDUを提供することは、前記ワイヤレス媒体を介して前記1つまたは複数の後続のPPDUを送信する第3の優先度に関連付けられる、
を行うように構成された、ワイヤレス通信デバイス。
【請求項17】
前記第1の優先度は、拡張分散チャネルアクセス(EDCA)パラメータの第1のセットに関連付けられ、
前記第2の優先度はEDCAパラメータの第2のセットに関連付けられ、
前記第3の優先度はEDCAパラメータの第3のセットに関連付けられる、
請求項16に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項18】
EDCAパラメータは、
調停フレーム間隔数(AIFSN)、
最小競合ウィンドウ(CWmin)、または
最大競合ウィンドウ(CWmax)
のうちの1つまたは複数を含む、請求項17に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項19】
前記第1の優先度は第1のバックオフカウンタ値に関連付けられ、ここにおいて、前記第1のバックオフカウンタ値は、前記第1のPPDUのための前記ワイヤレス媒体を競合するために前記ワイヤレス通信デバイスのバックオフカウンタによって使用され、
前記第2の優先度は、前記第1のバックオフカウンタ値よりも大きい第2のバックオフカウンタ値に関連付けられ、
前記第3の優先度は、前記第2のバックオフカウンタ値よりも大きい第3のバックオフカウンタ値に関連付けられ、ここにおいて、前記第3のバックオフカウンタ値は、前記1つまたは複数の後続のPPDUのための前記ワイヤレス媒体を競合するために前記ワイヤレス通信デバイスの前記バックオフカウンタによって使用される、
請求項17に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項20】
前記第1のバックオフカウンタ値は第1の送信機会(TXOP)の間ゼロである、請求項19に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項21】
前記ワイヤレス通信デバイスおよび前記第2のデバイスは、第1の基本サービスセット(BSS)に含まれ、
前記ワイヤレス通信デバイスおよび前記第2のデバイスは、他のBSS(OBSS)内のデバイスの範囲内であり、
前記OBSSデバイスは、第4の優先度に関連付けられた高重要度分類データを送信するために前記ワイヤレス媒体を競合し、
前記ワイヤレス通信デバイスまたは前記第2のデバイスは、前記第1の優先度または前記第2の優先度に基づいて前記ワイヤレス媒体の制御を取得する、
請求項17に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項22】
前記ワイヤレス通信デバイスは、前記第3の優先度に関連付けられた1つまたは複数の後続のPPDUを送信するために前記ワイヤレス媒体を競合し、
前記第2のデバイスは、前記ワイヤレス媒体を競合することを止め、
前記OBSSデバイスは、前記第4の優先度に基づいて前記ワイヤレス媒体の制御を取得する、
請求項21に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項23】
前記インターフェースは、
前記ワイヤレス媒体の制御を取得するために第1の送信要求(RTS)フレームを提供することと、ここにおいて、前記第1のRTSフレームは、第1の時間期間の間の前記ワイヤレス媒体の制御を維持するネットワーク割振りベクトル(NAV)の指示を含み、前記第1の時間期間が、前記第1のPPDUが提供される第1の送信機会(TXOP)よりも大きい、
前記第1のRTSフレームを提供した後に、前記第2のデバイスから第1の送信可(CTS)フレームを取得することと、
前記第1のTXOPの後、および前記第1の時間期間の終了前に第2のRTSフレームを提供することと、ここにおいて、
前記第2のRTSフレームは、複数のTXOPをカバーするように前記第1の時間期間を延長する前記NAVの指示を含み、
前記第1のPPDUを提供することは、前記第1のCTSフレームを取得した後、および前記第1のTXOPの間である、
を行うようにさらに構成される、請求項17に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項24】
前記第1のTXOPは、前記第2のデバイスに前記アプリケーションファイルに関連付けられたPPDUを提供する前に、前記ワイヤレス通信デバイスによって短縮される、請求項23に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項25】
前記インターフェースは、前記第1のTXOPの後、および前記第2のRTSフレームを提供する前に、前記第2のデバイスから前記データを取得するようにさらに構成される、請求項23に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項26】
前記インターフェースは、
前記第2のデバイスに前記アプリケーションファイルの最後のPPDUを提供することと、ここにおいて、
前記最後のPPDUは、前記アプリケーションファイルの最後の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を含み、
前記最後のMSDUは、前記アプリケーションファイルの前記最後のMSDUを識別するメタデータを含み、
前記第2のデバイスに前記最後のMSDUを提供した後に前記第1の時間期間を延長するために別のRTSフレームを提供することを止めることと、
前記第1の時間期間の終了時に前記ワイヤレス媒体の制御を解放することと、
を行うようにさらに構成される、請求項23に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項27】
前記インターフェースは、前記ワイヤレス媒体の制御を解放するために前記最後のMSDUを提供した後に、コンテンションフリー(CF)エンドビーコンを提供するようにさらに構成される、請求項26に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項28】
前記インターフェースは、前記第2のデバイスに第2のアプリケーションファイルの1つまたは複数のPPDUを提供するために、前記ワイヤレス媒体の制御を取得するようにさらに構成され、ここにおいて、
前記第2のアプリケーションファイルの第1のMSDUは、前記第2のアプリケーションファイルの前記第1のMSDUを識別するメタデータを含み、
前記第1のMSDUは、EDCAパラメータの前記第1のセットに関連付けられ、
前記ワイヤレス媒体の制御を取得することは、EDCAパラメータの前記第1のセットに関連付けられる、
請求項26に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項29】
前記ワイヤレス通信デバイスは、各アプリケーションファイルに対し、前記第1のPPDUのためのRTS/CTSシグナリングを可能にする、請求項28に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項30】
前記ワイヤレス通信デバイスは、ソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)に含まれ、
前記第2のデバイスは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含み、
前記アプリケーションファイルは、前記HMDによって表示されるべきビデオフレームに関連付けられる、
請求項16に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項31】
ワイヤレス通信デバイスによって実行される方法であって、
ワイヤレス媒体を介して第2のデバイスからアプリケーションファイルの第1の物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を取得することと、ここにおいて、
前記第2のデバイスは、前記ワイヤレス媒体の制御を取得し、
前記ワイヤレス媒体の制御は、前記ワイヤレス媒体を介して前記第1のPPDUを送信する第1の優先度に関連付けられ、
前記第1の優先度は、前記ワイヤレス媒体を介して前記ワイヤレス通信デバイスから前記第2のデバイスにデータを送信する第2の優先度とは異なる、
前記第2のデバイスから前記アプリケーションファイルの1つまたは複数の後続のPPDUを取得することと、ここにおいて、前記1つまたは複数の後続のPPDUを取得することは、前記ワイヤレス媒体を介して前記1つまたは複数の後続のPPDUを送信する第3の優先度に関連付けられる、
を備える、方法。
【請求項32】
前記第1の優先度は、拡張分散チャネルアクセス(EDCA)パラメータの第1のセットに関連付けられ、
前記第2の優先度はEDCAパラメータの第2のセットに関連付けられ、
前記第3の優先度はEDCAパラメータの第3のセットに関連付けられる、
請求項31に記載の方法。
【請求項33】
EDCAパラメータは、
調停フレーム間隔数(AIFSN)、
最小競合ウィンドウ(CWmin)、または
最大競合ウィンドウ(CWmax)
のうちの1つまたは複数を含む、請求項32に記載の方法。
【請求項34】
前記第1の優先度は、第1のバックオフカウンタ値に関連付けられ、
前記第2の優先度は、前記第1のバックオフカウンタ値よりも大きい第2のバックオフカウンタ値に関連付けられ、ここにおいて、前記第2のバックオフカウンタ値は、前記第2のデバイスに前記データを提供するべきときを決定する際に前記ワイヤレス通信デバイスのバックオフカウンタによって使用され、
前記第3の優先度は、前記第2のバックオフカウンタ値よりも大きい第3のバックオフカウンタ値に関連付けられる、
請求項32に記載の方法。
【請求項35】
前記第1のバックオフカウンタ値は第1の送信機会(TXOP)の間ゼロである、請求項34に記載の方法。
【請求項36】
前記ワイヤレス通信デバイスおよび前記第2のデバイスは、第1の基本サービスセット(BSS)に含まれ、
前記ワイヤレス通信デバイスおよび前記第2のデバイスは、他のBSS(OBSS)内のデバイスの範囲内であり、
前記OBSSデバイスは、第4の優先度に関連付けられた高重要度分類データを送信するために前記ワイヤレス媒体を競合し、
前記ワイヤレス通信デバイスまたは前記第2のデバイスは、前記第1の優先度または前記第2の優先度に基づいて前記ワイヤレス媒体の制御を取得する、
請求項32に記載の方法。
【請求項37】
前記第2のデバイスは、前記第3の優先度に関連付けられた1つまたは複数の後続のPPDUを送信するために前記ワイヤレス媒体を競合し、
前記ワイヤレス通信デバイスは、前記ワイヤレス媒体を競合することを止め、
前記OBSSデバイスは、前記第4の優先度に基づいて前記ワイヤレス媒体の制御を取得する、
請求項36に記載の方法。
【請求項38】
前記第2のデバイスから第1の送信要求(RTS)フレームを取得することと、ここにおいて、前記第1のRTSフレームは、第1の時間期間の間の前記ワイヤレス媒体の制御を維持するネットワーク割振りベクトル(NAV)の指示を含み、前記第1の時間期間は、前記第1のPPDUが前記第2のデバイスから取得される第1の送信機会(TXOP)よりも大きい、
前記第1のRTSフレームを取得した後に、前記第2のデバイスに第1の送信可(CTS)フレームを提供することと、
前記第1のTXOPの後、および前記第1の時間期間の終了前に、第2のRTSフレームを前記第2のデバイスから取得することと、ここにおいて、
前記第2のRTSフレームは、複数のTXOPをカバーするように前記第1の時間期間を延長する前記NAVの指示を含み、
前記第1のPPDUを取得することは、前記第1のCTSフレームを提供した後、および前記第1のTXOPの間である、
をさらに備える、請求項32に記載の方法。
【請求項39】
前記第1のTXOPは、前記第2のデバイスが前記ワイヤレス通信デバイスに前記アプリケーションファイルに関連付けられたPPDUを提供する前に、前記第2のデバイスによって短縮される、請求項38に記載の方法。
【請求項40】
前記第1のTXOPの後、および前記第2のRTSフレームを取得する前に、前記第2のデバイスに前記データを提供することをさらに備える、請求項38に記載の方法。
【請求項41】
前記第2のデバイスから前記アプリケーションファイルの最後のPPDUを取得すること、ここにおいて、
前記最後のPPDUは、前記アプリケーションファイルの最後の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を含み、
前記最後のMSDUは、前記アプリケーションファイルの前記最後のMSDUを識別するメタデータを含み、
前記第2のデバイスは、前記ワイヤレス通信デバイスに前記最後のMSDUを提供した後に前記第1の時間期間を延長するために別のRTSフレームを提供することを止め、
前記第2のデバイスは、前記第1の時間期間の終了時に前記ワイヤレス媒体の制御を解放する、
をさらに備える、請求項38に記載の方法。
【請求項42】
前記最後のMSDUを取得した後に、前記第2のデバイスからコンテンションフリー(CF)エンドビーコンを取得することをさらに備え、ここにおいて、前記CFエンドビーコンは前記ワイヤレス媒体の制御を解放するために使用される、請求項41に記載の方法。
【請求項43】
前記第2のデバイスは、前記ワイヤレス通信デバイスに第2のアプリケーションファイルの1つまたは複数のPPDUを提供するために、前記ワイヤレス媒体の制御を取得し、
前記第2のアプリケーションファイルの第1のMSDUは、前記第2のアプリケーションファイルの前記第1のMSDUを識別するメタデータを含み、
前記第1のMSDUは、EDCAパラメータの前記第1のセットに関連付けられ、
前記第2のデバイスによって前記ワイヤレス媒体の制御を取得することは、EDCAパラメータの前記第1のセットに関連付けられる、
請求項41に記載の方法。
【請求項44】
前記第2のデバイスは、ソフトウェア対応AP(SAP)を含み、
前記ワイヤレス通信デバイスは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)に含まれ、
前記アプリケーションファイルは、前記HMDによって表示されるべきビデオフレームに関連付けられる、
請求項31に記載の方法。
【請求項45】
エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたワイヤレス通信デバイスであって、
処理システムと、
インターフェースと、を備え、前記インターフェースは、
ワイヤレス媒体を介して第2のデバイスからアプリケーションファイルの第1の物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を取得することと、ここにおいて、
前記第2のデバイスは、前記ワイヤレス媒体の制御を取得し、
前記ワイヤレス媒体の制御は、前記ワイヤレス媒体を介して前記第1のPPDUを送信する第1の優先度に関連付けられ、
前記第1の優先度は、前記ワイヤレス媒体を介して前記ワイヤレス通信デバイスから前記第2のデバイスにデータを送信する第2の優先度とは異なる、
前記第2のデバイスから前記アプリケーションファイルの1つまたは複数の後続のPPDUを取得することと、ここにおいて、前記1つまたは複数の後続のPPDUを取得することは、前記ワイヤレス媒体を介して前記1つまたは複数の後続のPPDUを送信する第3の優先度に関連付けられる、
を行うように構成された、ワイヤレス通信デバイス。
【請求項46】
前記第1の優先度は、拡張分散チャネルアクセス(EDCA)パラメータの第1のセットに関連付けられ、
前記第2の優先度はEDCAパラメータの第2のセットに関連付けられ、
前記第3の優先度はEDCAパラメータの第3のセットに関連付けられる、
請求項45に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項47】
EDCAパラメータは、
調停フレーム間隔数(AIFSN)、
最小競合ウィンドウ(CWmin)、または
最大競合ウィンドウ(CWmax)
のうちの1つまたは複数を含む、請求項46に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項48】
前記第1の優先度は、第1のバックオフカウンタ値に関連付けられ、
前記第2の優先度は、前記第1のバックオフカウンタ値よりも大きい第2のバックオフカウンタ値に関連付けられ、ここにおいて、前記第2のバックオフカウンタ値は、前記第2のデバイスに前記データを提供するべきときを決定する際に前記ワイヤレス通信デバイスのバックオフカウンタによって使用され、
前記第3の優先度は、前記第2のバックオフカウンタ値よりも大きい第3のバックオフカウンタ値に関連付けられる、
請求項46に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項49】
前記第1のバックオフカウンタ値は第1の送信機会(TXOP)の間ゼロである、請求項48に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項50】
前記ワイヤレス通信デバイスおよび前記第2のデバイスは、第1の基本サービスセット(BSS)に含まれ、
前記ワイヤレス通信デバイスおよび前記第2のデバイスは、他のBSS(OBSS)内のデバイスの範囲内であり、
前記OBSSデバイスは、第4の優先度に関連付けられた高重要度分類データを送信するために前記ワイヤレス媒体を競合し、
前記ワイヤレス通信デバイスまたは前記第2のデバイスは、前記第1の優先度または前記第2の優先度に基づいて前記ワイヤレス媒体の制御を取得する、
請求項46に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項51】
前記第2のデバイスは、前記第3の優先度に関連付けられた1つまたは複数の後続のPPDUを送信するために前記ワイヤレス媒体を競合し、
前記ワイヤレス通信デバイスは、前記ワイヤレス媒体を競合することを止め、
前記OBSSデバイスは、前記第4の優先度に基づいて前記ワイヤレス媒体の制御を取得する、
請求項50に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項52】
前記インターフェースは、
前記第2のデバイスから第1の送信要求(RTS)フレームを取得することと、ここにおいて、前記第1のRTSフレームは、第1の時間期間の間の前記ワイヤレス媒体の制御を維持するネットワーク割振りベクトル(NAV)の指示を含み、前記第1の時間期間は、前記第1のPPDUが前記第2のデバイスから取得される第1の送信機会(TXOP)よりも大きい、
前記第1のRTSフレームを取得した後に、前記第2のデバイスに第1の送信可(CTS)フレームを提供することと、
前記第1のTXOPの後、および前記第1の時間期間の終了前に、第2のRTSフレームを前記第2のデバイスから取得することと、ここにおいて、
前記第2のRTSフレームは、複数のTXOPをカバーするように前記第1の時間期間を延長する前記NAVの指示を含み、
前記第1のPPDUを取得することは、前記第1のCTSフレームを提供した後、および前記第1のTXOPの間である、
を行うようにさらに構成される、請求項46に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項53】
前記第1のTXOPは、前記第2のデバイスが前記ワイヤレス通信デバイスに前記アプリケーションファイルに関連付けられたPPDUを提供する前に、前記第2のデバイスによって短縮される、請求項52に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項54】
前記インターフェースは、前記第1のTXOPの後、および前記第2のRTSフレームを取得する前に、前記第2のデバイスに前記データを提供するようにさらに構成される、請求項52に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項55】
前記インターフェースは、
前記第2のデバイスから前記アプリケーションファイルの最後のPPDUを取得すること、ここにおいて、
前記最後のPPDUは、前記アプリケーションファイルの最後の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を含み、
前記最後のMSDUは、前記アプリケーションファイルの前記最後のMSDUを識別するメタデータを含み、
前記第2のデバイスは、前記ワイヤレス通信デバイスに前記最後のMSDUを提供した後に前記第1の時間期間を延長するために別のRTSフレームを提供することを止め、
前記第2のデバイスは、前記第1の時間期間の終了時に前記ワイヤレス媒体の制御を解放する、
を行うようにさらに構成される、請求項52に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項56】
前記インターフェースは、前記最後のMSDUを取得した後に、前記第2のデバイスからコンテンションフリー(CF)エンドビーコンを取得するようにさらに構成され、ここにおいて、前記CFエンドビーコンが前記ワイヤレス媒体の制御を解放するために使用される、請求項55に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項57】
前記第2のデバイスは、前記ワイヤレス通信デバイスに第2のアプリケーションファイルの1つまたは複数のPPDUを提供するために、前記ワイヤレス媒体の制御を取得し、
前記第2のアプリケーションファイルの第1のMSDUは、前記第2のアプリケーションファイルの前記第1のMSDUを識別するメタデータを含み、
前記第1のMSDUは、EDCAパラメータの前記第1のセットに関連付けられ、
前記第2のデバイスによって前記ワイヤレス媒体の制御を取得することは、EDCAパラメータの前記第1のセットに関連付けられる、
請求項55に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項58】
前記第2のデバイスは、ソフトウェア対応AP(SAP)を含み、
前記ワイヤレス通信デバイスは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)に含まれ、
前記アプリケーションファイルは、前記HMDによって表示されるべきビデオフレームに関連付けられる、
請求項45に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項59】
エクステンデッドリアリティ(XR)体験のためのデバイスによって実行される方法であって、
第2のデバイスから、ワイヤレス媒体を介してアップリンク(UL)データを取得することと、
前記第2のデバイスに、前記ワイヤレス媒体を介して物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を含むダウンリンク(DL)データを提供することと、ここにおいて、
1つまたは複数のPPDUは現在の目標起床時間(TWT)ウィンドウの間に前記第2のデバイスに提供され、
前記現在のTWTウィンドウの開始は、
前記1つまたは複数のPPDUのうちの第1のPPDUが前記第2のデバイスに提供されたとき、または、
前記第1のPPDUが前記デバイスのアプリケーションレイヤから媒体アクセス制御レイヤ(MAC)に提供されたとき、
のうちの1つに関連付けられる、
を備える、方法。
【請求項60】
前記第2のデバイスによって表示されるべきビデオフレームをレンダリングすることをさらに備え、ここにおいて、
前記デバイスはレンダリングデバイスを含み、
前記第2のデバイスはディスプレイデバイスを含み、
前記ULデータはポーズデータフレームを含み、
前記ビデオフレームの前記レンダリングは、前記取得されたポーズデータフレームに関連付けられ、ここにおいて、
前記ビデオフレームのうちの第1のビデオフレームは、複数のスライスを含み、
前記第1のビデオフレームのレンダリングは、前記第2のデバイスから最も最近取得された第1のポーズデータフレームに関連付けられ、
1つまたは複数のPPDUは、前記複数のスライスのうちの1つまたは複数に関連付けられる、
請求項59に記載の方法。
【請求項61】
前記第2のデバイスが前記現在のTWTウィンドウの後に低電力モードに入るべきでないことを示す電力管理(PM)フィールドを含むMACヘッダを含むパケットを、前記第2のデバイスに提供することと、
前記現在のTWTウィンドウの後、および次のTWTウィンドウの前に、前記第1のビデオフレームのビデオスライスに関連付けられたPPDUを前記第2のデバイスに提供することと、
をさらに備える、請求項60に記載の方法。
【請求項62】
前記現在のTWTウィンドウの前記開始は、前記第1のビデオフレームについてのモーションツーレンダ(M2R)レイテンシにさらに関連付けられる、請求項60に記載の方法。
【請求項63】
前記デバイスのアプリケーションレイヤクロックとワイヤレス通信デバイス(WCD)クロックとを同期させることをさらに備え、ここにおいて、
前記アプリケーションレイヤクロックは、前記ビデオフレームのレンダリングのタイミングのために前記デバイスによって使用され、
前記WCDクロックは、前記第2のデバイスとのワイヤレス通信のタイミングのために前記デバイスによって使用される、
請求項62に記載の方法。
【請求項64】
前記ポーズデータフレームは第1の頻度で取得され、
前記ビデオフレームは前記第1の頻度でレンダリングされ、ここにおいて、各々の取得されたポーズデータフレームは、レンダリングされたビデオフレームに関連付けられる、
請求項63に記載の方法。
【請求項65】
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記アプリケーションレイヤクロックに前記WCDクロックを同期させることを含む、請求項63に記載の方法。
【請求項66】
前記アプリケーションレイヤクロックに前記WCDクロックを同期させることは、
前記第1のビデオフレームのレンダリングを開始するレンダリング時間の前の第1の時間に、前記現在のTWTウィンドウの前記開始を整合させること、ここにおいて、前記第1の時間は、第1のオフセットだけ前記レンダリング時間に先行し、前記第1のオフセットは、前記M2Rレイテンシに関連付けられる、
を含む、請求項65に記載の方法。
【請求項67】
前記現在のTWTウィンドウの前記開始の間に、前記第1のポーズデータフレームを取得することをさらに備える、請求項66に記載の方法。
【請求項68】
前記現在のTWTウィンドウの間に、さらなるポーズデータフレームを取得することと、
次のTWTウィンドウの間に、第2のビデオフレームの少なくとも一部分をレンダリングすることと、ここにおいて、
前記第2のビデオフレームは、前記さらなるポーズデータフレームに関連付けられ、
前記さらなるポーズデータフレームは、前記第2のビデオフレームをレンダリングする前に、最も最近取得されたポーズデータフレームである、
をさらに備える、請求項67に記載の方法。
【請求項69】
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることを含み、
前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることは、前記デバイスの前記MACにおけるタイミング同期機能(TSF)に関連付けられる、
請求項63に記載の方法。
【請求項70】
前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることは、
前記第1のビデオフレームのレンダリングを開始するレンダリング時間を、前記現在のTWTウィンドウの前記開始の後の第1の時間に整合させること、ここにおいて、前記第1の時間は、前記現在のTWTウィンドウの前記開始に第1のオフセットだけ後に続き、ここにおいて、前記第1のオフセットは前記M2Rレイテンシに関連付けられる、
を含む、請求項69に記載の方法。
【請求項71】
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを周期的に同期させることをさらに備え、ここにおいて、
前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとの間の最後の同期後に、前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとの間のドリフトがドリフト閾値よりも大きくなることに関連付けられる、請求項63に記載の方法。
【請求項72】
前記デバイスはソフトウェア対応AP(SAP)を含み、
前記第2のデバイスは、前記ビデオフレームを表示するヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
請求項60に記載の方法。
【請求項73】
エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたデバイスであって、
処理システムと、
インターフェースと、を備え、前記インターフェースは、
第2のデバイスから、ワイヤレス媒体を介してアップリンク(UL)データを取得することと、
前記第2のデバイスに、前記ワイヤレス媒体を介して物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を含むダウンリンク(DL)データを提供することと、ここにおいて、
1つまたは複数のPPDUが現在の目標起床時間(TWT)ウィンドウの間に前記第2のデバイスに提供され、
前記現在のTWTウィンドウの開始は、
前記1つまたは複数のPPDUのうちの第1のPPDUが前記第2のデバイスに提供されたとき、または
前記第1のPPDUが前記デバイスのアプリケーションレイヤから媒体アクセス制御レイヤ(MAC)に提供されたとき、
のうちの1つに関連付けられる、
を行うように構成された、デバイス。
【請求項74】
前記処理システムは、前記第2のデバイスによって表示されるべきビデオフレームをレンダリングするように構成され、ここにおいて
前記デバイスはレンダリングデバイスを含み、
前記第2のデバイスはディスプレイデバイスを含み、
前記ULデータはポーズデータフレームを含み、
前記ビデオフレームの前記レンダリングは、前記取得されたポーズデータフレームに関連付けられ、ここにおいて、
前記ビデオフレームのうちの第1のビデオフレームは、複数のスライスを含み、
前記第1のビデオフレームのレンダリングは、前記第2のデバイスから最も最近取得された第1のポーズデータフレームに関連付けられ、
1つまたは複数のPPDUは、前記複数のスライスのうちの1つまたは複数に関連付けられる、
請求項73に記載のデバイス。
【請求項75】
前記インターフェースは、
前記第2のデバイスが前記現在のTWTウィンドウの後に低電力モードに入るべきでないことを示す電力管理(PM)フィールドを含むMACヘッダを含むパケットを、前記第2のデバイスに提供することと、
前記現在のTWTウィンドウの後、および次のTWTウィンドウの前に、前記第1のビデオフレームのビデオスライスに関連付けられたPPDUを前記第2のデバイスに提供することと、
を行うようにさらに構成される、請求項74に記載のデバイス。
【請求項76】
前記現在のTWTウィンドウの前記開始は、前記第1のビデオフレームについてのモーションツーレンダ(M2R)レイテンシにさらに関連付けられる、請求項74に記載のデバイス。
【請求項77】
前記デバイスは、前記デバイスのアプリケーションレイヤクロックとワイヤレス通信デバイス(WCD)クロックとを同期させるように構成され、ここにおいて、
前記アプリケーションレイヤクロックは、前記ビデオフレームのレンダリングのタイミングのために前記デバイスによって使用され、
前記WCDクロックは、前記第2のデバイスとのワイヤレス通信のタイミングのために前記デバイスによって使用される、
請求項76に記載のデバイス。
【請求項78】
前記ポーズデータフレームは第1の頻度で取得され、
前記ビデオフレームは前記第1の頻度でレンダリングされ、ここにおいて、各々の取得されたポーズデータフレームは、レンダリングされたビデオフレームに関連付けられる、
請求項77に記載のデバイス。
【請求項79】
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記アプリケーションレイヤクロックに前記WCDクロックを同期させることを含む、請求項77に記載のデバイス。
【請求項80】
前記アプリケーションレイヤクロックに前記WCDクロックを同期させることは、
前記第1のビデオフレームのレンダリングを開始するレンダリング時間の前の第1の時間に、前記現在のTWTウィンドウの前記開始を整合させること、ここにおいて、前記第1の時間は、第1のオフセットだけ前記レンダリング時間に先行し、前記第1のオフセットは、前記M2Rレイテンシに関連付けられる、
を含む、請求項79に記載のデバイス。
【請求項81】
前記インターフェースは、前記現在のTWTウィンドウの前記開始の間に、前記第1のポーズデータフレームを取得するようにさらに構成される、請求項80に記載のデバイス。
【請求項82】
前記インターフェースは、前記現在のTWTウィンドウの間に、さらなるポーズデータフレームを取得するようにさらに構成され、
前記処理システムは、次のTWTウィンドウの間に、第2のビデオフレームの少なくとも一部分をレンダリングするようにさらに構成され、ここにおいて、
前記第2のビデオフレームは、前記さらなるポーズデータフレームに関連付けられ、
前記さらなるポーズデータフレームは、前記第2のビデオフレームをレンダリングする前に、最も最近取得されたポーズデータフレームである、
請求項81に記載のデバイス。
【請求項83】
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることを含み、
前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることは、前記デバイスの前記MACにおけるタイミング同期機能(TSF)に関連付けられる、
請求項77に記載のデバイス。
【請求項84】
前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることは、
前記第1のビデオフレームのレンダリングを開始するレンダリング時間を、前記現在のTWTウィンドウの前記開始の後の第1の時間に整合させること、ここにおいて、前記第1の時間は、前記現在のTWTウィンドウの前記開始に第1のオフセットだけ後に続き、ここにおいて、前記第1のオフセットは前記M2Rレイテンシに関連付けられる、
を含む、請求項83に記載のデバイス。
【請求項85】
前記デバイスは、前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを周期的に同期させるように構成され、
前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとの間の最後の同期後に、前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとの間のドリフトがドリフト閾値よりも大きくなることに関連付けられる、請求項77に記載のデバイス。
【請求項86】
前記デバイスはソフトウェア対応AP(SAP)を含み、
前記第2のデバイスは、前記ビデオフレームを表示するヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
請求項74に記載のデバイス。
【請求項87】
エクステンデッドリアリティ(XR)体験のためのデバイスによって実行される方法であって、
ワイヤレス媒体を介して第2のデバイスにアップリンク(UL)データを提供することと、
前記第2のデバイスから、前記ワイヤレス媒体を介して物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を含むダウンリンク(DL)データを取得することと、ここにおいて、
1つまたは複数のPPDUは現在の目標起床時間(TWT)ウィンドウの間に前記第2のデバイスから取得され、
前記現在のTWTウィンドウの開始は、
前記1つまたは複数のPPDUのうちの第1のPPDUが前記第2のデバイスによって提供されたとき、または
前記第1のPPDUが前記第2のデバイスのアプリケーションレイヤから媒体アクセス制御レイヤ(MAC)に提供されたとき、
のうちの1つに関連付けられる、
を備える、方法。
【請求項88】
前記第2のデバイスは、前記デバイスによって表示されるべきビデオフレームをレンダリングするべきであり、ここにおいて、
前記第2のデバイスはレンダリングデバイスを含み、
前記デバイスはディスプレイデバイスを含み、
前記ULデータはポーズデータフレームを含み、
前記ビデオフレームの前記レンダリングは、前記提供されたポーズデータフレームに関連付けられ、ここにおいて、
前記ビデオフレームのうちの第1のビデオフレームは、複数のスライスを含み、
前記第1のビデオフレームのレンダリングは、前記第2のデバイスによって最も最近取得された第1のポーズデータフレームに関連付けられ、
1つまたは複数のPPDUは、前記複数のスライスのうちの1つまたは複数に関連付けられる、
請求項87に記載の方法。
【請求項89】
前記第2のデバイスから、前記第2のデバイスが前記現在のTWTウィンドウの後に低電力モードに入るべきでないことを示す電力管理(PM)フィールドを含むMACヘッダを含むパケットを取得することと、
前記第2のデバイスから、前記現在のTWTウィンドウの後、および次のTWTウィンドウの前に、前記第1のビデオフレームのビデオスライスに関連付けられたPPDUを取得することと、
をさらに備える、請求項88に記載の方法。
【請求項90】
前記現在のTWTウィンドウの前記開始は、前記第1のビデオフレームについてのモーションツーレンダ(M2R)レイテンシにさらに関連付けられる、請求項88に記載の方法。
【請求項91】
前記デバイスのアプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを同期させることをさらに備え、ここにおいて、
前記アプリケーションレイヤクロックは、前記ビデオフレームの表示のタイミングのために前記デバイスによって使用され、
前記WCDクロックは、前記第2のデバイスとのワイヤレス通信のタイミングのために前記デバイスによって使用される、
請求項90に記載の方法。
【請求項92】
前記ポーズデータフレームは第1の頻度で提供され、
前記ビデオフレームは前記第1の頻度で前記第2のデバイスによってレンダリングされ、ここにおいて、前記第2のデバイスによって取得された各ポーズデータフレームは、レンダリングされたビデオフレームに関連付けられる、
請求項91に記載の方法。
【請求項93】
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記アプリケーションレイヤクロックに前記WCDクロックを同期させることを含む、請求項91に記載の方法。
【請求項94】
前記アプリケーションレイヤクロックに前記WCDクロックを同期させることは、
前記現在のTWTウィンドウの前記開始を、前記第1のポーズデータフレームが前記第2のデバイスに提供される第1の時間に整合させること、ここにおいて、
前記第1の時間は、前記第2のデバイスが前記第1のビデオフレームのレンダリングを開始するべきレンダリング時間に先行し、
前記第1の時間は、第1のオフセットだけ前記レンダリング時間に先行し、
前記第1のオフセットは、前記M2Rレイテンシに関連付けられる、
を含む、請求項93に記載の方法。
【請求項95】
前記現在のTWTウィンドウの前記開始の間に前記第1のポーズデータフレームを取得すること、または
ポーズデータフレームを取得する前に発生する前記現在のTWTウィンドウの前記開始からのタイムアウト、
のうちの1つが発生すると、前記第2のデバイスが前記第1のビデオフレームをレンダリングし始める、請求項93に記載の方法。
【請求項96】
前記現在のTWTウィンドウの前記開始の時間を前記第2のデバイスに指示することをさらに備え、ここにおいて、
前記時間の前記指示は、前記WCDクロックが前記アプリケーションレイヤクロックに同期させられた後に前記デバイスの前記MACにおけるタイミング同期機能(TSF)に関連付けられ、
前記第2のデバイスのWCDクロックは、前記デバイスの前記WCDクロックに同期させられ、ここにおいて、前記WCDクロックの同期は、前記デバイスの前記TSFおよび前記第2のデバイスのMACにおけるTSFに関連付けられ、
前記第2のデバイスのアプリケーションレイヤクロックは、前記APの前記WCDクロックに同期させられ、ここにおいて、前記第2のデバイスの前記WCDクロックへの前記第2のデバイスの前記アプリケーションレイヤクロックの同期は、前記第2のデバイスの前記TSFに関連付けられる、
請求項93に記載の方法。
【請求項97】
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることを含み、
前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることは、前記デバイスの前記MACにおけるタイミング同期機能(TSF)に関連付けられる、
請求項91に記載の方法。
【請求項98】
前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることは、
前記現在のTWTウィンドウに関連付けられた時間に表示時間を整合させること、
を含む、請求項97に記載の方法。
【請求項99】
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを周期的に同期させることをさらに備え、ここにおいて、
前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとの間の最後の同期後に、前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとの間のドリフトがドリフト閾値よりも大きくなることに関連付けられる、請求項91に記載の方法。
【請求項100】
前記第2のデバイスはソフトウェア対応AP(SAP)を含み、
前記デバイスは、前記ビデオフレームを表示するヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
請求項88に記載の方法。
【請求項101】
エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたデバイスであって、
処理システムと、
インターフェースと、を備え、前記インターフェースは、
ワイヤレス媒体を介して第2のデバイスにアップリンク(UL)データを提供することと、
前記第2のデバイスから、前記ワイヤレス媒体を介して物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を含むダウンリンク(DL)データを取得することと、ここにおいて、
1つまたは複数のPPDUは現在の目標起床時間(TWT)ウィンドウの間に前記第2のデバイスから取得され、
前記現在のTWTウィンドウの開始は、
前記1つまたは複数のPPDUのうちの第1のPPDUが前記第2のデバイスによって提供されたとき、または
前記第1のPPDUが前記第2のデバイスのアプリケーションレイヤから媒体アクセス制御レイヤ(MAC)に提供されたとき、
のうちの1つに関連付けられる、
を行うように構成された、デバイス。
【請求項102】
前記第2のデバイスは、前記デバイスによって表示されるべきビデオフレームをレンダリングするべきであり、ここにおいて、
前記第2のデバイスはレンダリングデバイスを含み、
前記デバイスはディスプレイデバイスを含み、
前記ULデータはポーズデータフレームを含み、
前記ビデオフレームの前記レンダリングは、前記提供されたポーズデータフレームに関連付けられ、ここにおいて、
前記ビデオフレームのうちの第1のビデオフレームは、複数のスライスを含み、
前記第1のビデオフレームのレンダリングは、前記第2のデバイスによって最も最近取得された第1のポーズデータフレームに関連付けられ、
1つまたは複数のPPDUは、前記複数のスライスのうちの1つまたは複数に関連付けられる、
請求項101に記載のデバイス。
【請求項103】
前記インターフェースは、
前記第2のデバイスから、前記第2のデバイスが前記現在のTWTウィンドウの後に低電力モードに入るべきでないことを示す電力管理(PM)フィールドを含むMACヘッダを含むパケットを取得することと、
前記第2のデバイスから、前記現在のTWTウィンドウの後、および次のTWTウィンドウの前に、前記第1のビデオフレームのビデオスライスに関連付けられたPPDUを取得することと、
を行うようにさらに構成される、請求項102に記載のデバイス。
【請求項104】
前記現在のTWTウィンドウの前記開始は、前記第1のビデオフレームについてのモーションツーレンダ(M2R)レイテンシにさらに関連付けられる、請求項102に記載のデバイス。
【請求項105】
前記デバイスは、前記デバイスのアプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを同期させるように構成され、ここにおいて、
前記アプリケーションレイヤクロックは、前記ビデオフレームの表示のタイミングのために前記デバイスによって使用され、
前記WCDクロックは、前記第2のデバイスとのワイヤレス通信のタイミングのために前記デバイスによって使用される、
請求項104に記載のデバイス。
【請求項106】
前記ポーズデータフレームは第1の頻度で提供され、
前記ビデオフレームは前記第1の頻度で前記第2のデバイスによってレンダリングされ、ここにおいて、前記第2のデバイスによって取得された各ポーズデータフレームは、レンダリングされたビデオフレームに関連付けられる、
請求項105に記載のデバイス。
【請求項107】
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記アプリケーションレイヤクロックに前記WCDクロックを同期させることを含む、請求項105に記載のデバイス。
【請求項108】
前記アプリケーションレイヤクロックに前記WCDクロックを同期させることは、
前記現在のTWTウィンドウの前記開始を、前記第1のポーズデータフレームが前記第2のデバイスに提供される第1の時間に整合させること、ここにおいて、
前記第1の時間は、前記第2のデバイスが前記第1のビデオフレームのレンダリングを開始するべきレンダリング時間に先行し、
前記第1の時間は、第1のオフセットだけ前記レンダリング時間に先行し、
前記第1のオフセットは、前記M2Rレイテンシに関連付けられる、
を含む、請求項107に記載のデバイス。
【請求項109】
前記現在のTWTウィンドウの前記開始の間に前記第1のポーズデータフレームを取得すること、または
ポーズデータフレームを取得する前に発生する前記現在のTWTウィンドウの前記開始からのタイムアウト、
のうちの1つが発生すると、前記第2のデバイスが前記第1のビデオフレームをレンダリングし始める、請求項107に記載のデバイス。
【請求項110】
前記インターフェースは、前記現在のTWTウィンドウの前記開始の時間を前記第2のデバイスに指示するようにさらに構成され、ここにおいて、
前記時間の前記指示は、前記WCDクロックが前記アプリケーションレイヤクロックに同期させられた後に前記デバイスの前記MACにおけるタイミング同期機能(TSF)に関連付けられ、
前記第2のデバイスのWCDクロックは、前記デバイスの前記WCDクロックに同期させられ、ここにおいて、前記WCDクロックの同期は、前記デバイスの前記TSFおよび前記第2のデバイスのMACにおけるTSFに関連付けられ、
前記第2のデバイスのアプリケーションレイヤクロックは、前記第2のデバイスの前記WCDクロックに同期させられ、ここにおいて、前記第2のデバイスの前記WCDクロックへの前記第2のデバイスの前記アプリケーションレイヤクロックの同期は、前記第2のデバイスの前記TSFに関連付けられる、
請求項107に記載のデバイス。
【請求項111】
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることを含み、
前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることは、前記デバイスの前記MACにおけるタイミング同期機能(TSF)に関連付けられる、
請求項105に記載のデバイス。
【請求項112】
前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることは、
前記現在のTWTウィンドウに関連付けられた時間に表示時間を整合させること、
を含む、請求項111に記載のデバイス。
【請求項113】
前記デバイスは、前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを周期的に同期させるように構成され、ここにおいて、
前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとの間の最後の同期後に、前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとの間のドリフトがドリフト閾値よりも大きくなることに関連付けられる、請求項105に記載のデバイス。
【請求項114】
前記第2のデバイスはソフトウェア対応AP(SAP)を含み、
前記デバイスは、前記ビデオフレームを表示するヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
請求項102に記載のデバイス。
【請求項115】
デバイスによって実行される方法であって、
第2のデバイスに提供されるべき複数のビデオフレームをレンダリングすることと、
前記複数のビデオフレームの各ビデオフレームを複数のビデオスライスに分割することと、
前記複数のビデオスライスの各ビデオスライスについて、
前記ビデオスライスを含むように複数のPPDUを生成することと、ここにおいて、
各PPDUは、前記ビデオスライスに関連付けられた1つまたは複数の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を含み、
前記ビデオスライスは、前記複数のPPDUの各MSDUに含まれるポート番号および差別化サービスフィールドコードポイント(DSCP)値によって識別される、
前記第2のデバイスへの送信のために前記MSDUをキューイングすることと、
を備える、方法。
【請求項116】
前記MSDUをキューイングすることは、各ビデオスライスについて、ソフトウェア内にMSDUキューを生成することを含み、
各MSDUキューは、インターネットプロトコル(IP)アドレス、ポート番号、およびDSCP値によって識別される、
請求項115に記載の方法。
【請求項117】
各ビデオスライスは、前記ビデオスライスのアクセスカテゴリ(AC)に関連付けられたトラフィック識別子(TID)に関連付けられる、請求項116に記載の方法。
【請求項118】
前記ビデオスライスの前記ACはビデオスライスの優先度に関連付けられる、請求項117に記載の方法。
【請求項119】
前記ビデオスライスの前記優先度は、前記ビデオスライスがiスライスであるかpスライスであるかに依存する、請求項118に記載の方法。
【請求項120】
第1のpスライスをレンダリングすることと、
前記第1のpスライスに関連付けられた第1のMSDUキューを生成することと、
前記第1のpスライスをレンダリングした後に、第2のpスライスをレンダリングすることと、
前記第2のpスライスをレンダリングした後、および前記第1のpスライスに関連付けられた1つまたは複数のMSDUを含むPPDUを前記第2のデバイスに提供する前に、前記第1のMSDUキューをフラッシュすることと、
をさらに備える、請求項119に記載の方法。
【請求項121】
第1のiスライスをレンダリングすることと、
前記第1のiスライスに関連付けられた第1のMSDUキューを生成することと、
前記第1のiスライスをレンダリングした後に、第2のiスライスまたはpスライスをレンダリングすることと、
前記第2のiスライスに関連付けられた第2のMSDUキューを生成することと、
前記第2のMSDUキューを生成した後に、前記第1のiスライスに関連付けられた1つまたは複数のMSDUを含むPPDUを前記第2のデバイスに提供することと、
をさらに備える、請求項119に記載の方法。
【請求項122】
ビデオスライスに関連付けられたPPDUについて、
前記PPDUが閾値の回数まで前記第2のデバイスに送信されるように試みられ、
前記デバイスは、前記閾値の回数前記第2のデバイスに前記PPDUを送信する試みに失敗した後、前記ビデオスライスに関連付けられたMSDUキューをフラッシュする、
請求項119に記載の方法。
【請求項123】
前記MSDUキューをフラッシュした後に、置換ビデオスライスを生成することと、
前記置換ビデオスライスに関連付けられた置換MSDUキューを生成することと
をさらに備える、請求項122に記載の方法。
【請求項124】
前記MSDUキューがフラッシュされたことを前記第2のデバイスに示すことをさらに備える、請求項122に記載の方法。
【請求項125】
前記第2のデバイスに1つまたは複数のPPDUを送信するために順方向誤り訂正(FEC)を使用することをさらに備える、請求項115に記載の方法。
【請求項126】
前記第2のデバイスに1つまたは複数のPPDUを送信するためのFECの使用は、
前記デバイスと前記第2のデバイスとの間のリンク品質、
前記第2のデバイスの1つもしくは複数のパラメータ、または
前記複数のビデオフレームの1つもしくは複数のパラメータ、
のうちの1つまたは複数に関連付けられる、請求項125に記載の方法。
【請求項127】
前記デバイスはソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)を含み、
前記第2のデバイスはヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
請求項115に記載の方法。
【請求項128】
エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたデバイスであって、
インターフェースと、
処理システムと、を備え、前記処理システムは、
第2のデバイスに提供されるべき複数のビデオフレームをレンダリングすることと、
前記複数のビデオフレームの各ビデオフレームを複数のビデオスライスに分割することと、
前記複数のビデオスライスの各ビデオスライスについて、
前記ビデオスライスを含むように複数のPPDUを生成することと、ここにおいて、
各PPDUは、前記ビデオスライスに関連付けられた1つまたは複数の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を含み、
前記ビデオスライスは、前記PPDUの各MSDUに含まれるポート番号および差別化サービスフィールドコードポイント(DSCP)値によって識別される、
前記第2のデバイスへの送信のために前記MSDUをキューイングすることと、
を行うように構成された、デバイス。
【請求項129】
前記MSDUをキューイングすることは、各ビデオスライスについて、ソフトウェア内にMSDUキューを生成することを含み、
各MSDUキューは、インターネットプロトコル(IP)アドレス、ポート番号、およびDSCP値によって識別される、
請求項128に記載のデバイス。
【請求項130】
各ビデオスライスは、前記ビデオスライスのアクセスカテゴリ(AC)に関連付けられたトラフィック識別子(TID)に関連付けられる、請求項129に記載のデバイス。
【請求項131】
前記ビデオスライスの前記ACはビデオスライスの優先度に関連付けられる、請求項130に記載のデバイス。
【請求項132】
前記ビデオスライスの前記優先度は、前記ビデオスライスがiスライスであるかpスライスであるかに依存する、請求項131に記載のデバイス。
【請求項133】
前記処理システムは、
第1のpスライスをレンダリングすることと、
前記第1のpスライスに関連付けられた第1のMSDUキューを生成することと、
前記第1のpスライスをレンダリングした後に、第2のpスライスをレンダリングすることと、
前記第2のpスライスをレンダリングした後、および前記第1のpスライスに関連付けられた1つまたは複数のMSDUを含むPPDUを前記第2のデバイスに提供する前に、前記第1のMSDUキューをフラッシュすることと、
を行うようにさらに構成される、請求項132に記載のデバイス。
【請求項134】
前記処理システムは、
第1のiスライスをレンダリングすることと、
前記第1のiスライスに関連付けられた第1のMSDUキューを生成することと、
前記第1のiスライスをレンダリングした後に、第2のiスライスまたはpスライスをレンダリングすることと、
前記第2のiスライスに関連付けられた第2のMSDUキューを生成することと、
を行うようにさらに構成され、
前記インターフェースは、前記第2のMSDUキューを生成した後に、前記第1のiスライスに関連付けられた1つまたは複数のMSDUを含むPPDUを前記第2のデバイスに提供するように構成される、
請求項132に記載のデバイス。
【請求項135】
ビデオスライスに関連付けられたPPDUについて、
前記インターフェースは、閾値の回数まで前記第2のデバイスに前記PPDUを送信するように試みるように構成され、
前記処理システムは、前記閾値の回数前記第2のデバイスに前記PPDUを送信する試みに失敗した後、前記ビデオスライスに関連付けられたMSDUキューをフラッシュするようにさらに構成される、
請求項132に記載のデバイス。
【請求項136】
前記処理システムは、
前記MSDUキューをフラッシュした後に、置換ビデオスライスを生成することと、
前記置換ビデオスライスに関連付けられた置換MSDUキューを生成することと、
を行うようにさらに構成される、請求項135に記載のデバイス。
【請求項137】
前記インターフェースは、前記MSDUキューがフラッシュされたことを前記第2のデバイスに示すようにさらに構成される、請求項135に記載のデバイス。
【請求項138】
前記デバイスは、前記第2のデバイスに1つまたは複数のPPDUを送信するために順方向誤り訂正(FEC)を使用するように構成される、請求項128に記載のデバイス。
【請求項139】
前記第2のデバイスに1つまたは複数のPPDUを送信するためのFECの使用は、
前記デバイスと前記第2のデバイスとの間のリンク品質、
前記第2のデバイスの1つもしくは複数のパラメータ、または
前記複数のビデオフレームの1つもしくは複数のパラメータ、
のうちの1つまたは複数に関連付けられる、請求項138に記載のデバイス。
【請求項140】
前記デバイスはソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)を含み、
前記第2のデバイスはヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
請求項128に記載のデバイス。
【請求項141】
デバイスによって実行される方法であって、
第2のデバイスから、ビデオフレームに関連付けられた1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)を取得すること、ここにおいて、
前記第2のデバイスは、前記デバイスに提供されるべき複数のビデオフレームをレンダリングし、
前記第2のデバイスは、前記複数のビデオフレームの各ビデオフレームを複数のビデオスライスに分割し、
前記複数のビデオスライスの各ビデオスライスについて、
前記第2のデバイスは、前記ビデオスライスを含むように複数のPPDUを生成し、ここにおいて、
各PPDUは、前記ビデオスライスに関連付けられた1つまたは複数の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を含み、
前記ビデオスライスは、前記複数のPPDUの各MSDUに含まれるポート番号および差別化サービスフィールドコードポイント(DSCP)値によって識別され、
前記第2のデバイスは、前記デバイスへの送信のために前記MSDUをキューイングする、
を備える、方法。
【請求項142】
前記MSDUをキューイングすることは、各ビデオスライスについて、ソフトウェア内にMSDUキューを生成することを含み、
各MSDUキューは、インターネットプロトコル(IP)アドレス、ポート番号、およびDSCP値によって識別される、
請求項141に記載の方法。
【請求項143】
各ビデオスライスは、前記ビデオスライスのアクセスカテゴリ(AC)に関連付けられたトラフィック識別子(TID)に関連付けられる、請求項142に記載の方法。
【請求項144】
前記デバイスの並べ替え(REO)キューにおいて、ビデオスライスに関連付けられたMSDUの一部分を取得することと、
REOタイムアウトが発生する前に前記ビデオスライスに関連付けられた前記MSDUの残りを取得しなかった後に、前記REOキューをフラッシュすることと、
をさらに備える、請求項143に記載の方法。
【請求項145】
前記REOタイムアウトは、前記ビデオスライスの前記ACに関連付けられる、請求項144に記載の方法。
【請求項146】
前記デバイスの並べ替え(REO)キューにおいて、前記第2のデバイスから1つまたは複数のMSDUを取得することと、
前記1つまたは複数のMSDUに関連付けられた送信キューが前記第2のデバイスによってフラッシュされたことの指示を取得することと、
前記指示を取得した後に前記REOキューをフラッシュすることと、
をさらに備える、請求項143に記載の方法。
【請求項147】
前記第2のデバイスから1つまたは複数のPPDUを取得するために順方向誤り訂正(FEC)を使用することをさらに備える、請求項141に記載の方法。
【請求項148】
前記第2のデバイスから1つまたは複数のPPDUを取得するためのFECの使用は、
前記デバイスと前記第2のデバイスとの間のリンク品質、
前記第2のデバイスの1つもしくは複数のパラメータ、または
前記複数のビデオフレームの1つもしくは複数のパラメータ、
のうちの1つまたは複数に関連付けられる、請求項147に記載の方法。
【請求項149】
前記第2のデバイスはソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)を含み、
前記デバイスはヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
請求項141に記載の方法。
【請求項150】
エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたデバイスであって、
処理システムと、
インターフェースと、を備え、前記インターフェースは、
第2のデバイスから、ビデオフレームに関連付けられた1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)を取得すること、ここにおいて、
前記第2のデバイスは、前記デバイスに提供されるべき複数のビデオフレームをレンダリングし、
前記第2のデバイスは、前記複数のビデオフレームの各ビデオフレームを複数のビデオスライスに分割し、
前記複数のビデオスライスの各ビデオスライスについて、
前記第2のデバイスは、前記ビデオスライスを含むように複数のPPDUを生成し、ここにおいて、
各PPDUは、前記ビデオスライスに関連付けられた1つまたは複数の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を含み、
前記ビデオスライスは、前記複数のPPDUの各MSDUに含まれるポート番号および差別化サービスフィールドコードポイント(DSCP)値によって識別され、
前記第2のデバイスは、前記デバイスへの送信のために前記MSDUをキューイングする、
を行うように構成された、デバイス。
【請求項151】
前記MSDUをキューイングすることは、各ビデオスライスについて、ソフトウェア内にMSDUキューを生成することを含み、
各MSDUキューは、インターネットプロトコル(IP)アドレス、ポート番号、およびDSCP値によって識別される、
請求項150に記載のデバイス。
【請求項152】
各ビデオスライスは、前記ビデオスライスのアクセスカテゴリ(AC)に関連付けられたトラフィック識別子(TID)に関連付けられる、請求項151に記載のデバイス。
【請求項153】
前記インターフェースは、前記デバイスの並べ替え(REO)キューにおいて、ビデオスライスに関連付けられたMSDUの一部分を取得するようにさらに構成され、
前記処理システムは、REOタイムアウトが発生する前に前記ビデオスライスに関連付けられた前記MSDUの残りを取得しなかった後に、前記REOキューをフラッシュするように構成される、
請求項152に記載のデバイス。
【請求項154】
前記REOタイムアウトは、前記ビデオスライスの前記ACに関連付けられる、請求項153に記載のデバイス。
【請求項155】
前記インターフェースは、
前記デバイスの並べ替え(REO)キューにおいて、前記第2のデバイスから1つまたは複数のMSDUを取得することと、
前記1つまたは複数のMSDUに関連付けられた送信キューが前記第2のデバイスによってフラッシュされたことの指示を取得することと、
を行うようにさらに構成され、
前記処理システムは、前記指示を取得した後に前記REOキューをフラッシュするように構成される、
請求項152に記載のデバイス。
【請求項156】
前記デバイスは、前記第2のデバイスから1つまたは複数のPPDUを取得するために順方向誤り訂正(FEC)を使用するように構成される、請求項150に記載のデバイス。
【請求項157】
前記第2のデバイスから1つまたは複数のPPDUを取得するためのFECの使用は、
前記デバイスと前記第2のデバイスとの間のリンク品質、
前記第2のデバイスの1つもしくは複数のパラメータ、または
前記複数のビデオフレームの1つもしくは複数のパラメータ、
のうちの1つまたは複数に関連付けられる、請求項156に記載のデバイス。
【請求項158】
前記第2のデバイスはソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)を含み、
前記デバイスはヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
請求項150に記載のデバイス。
【請求項159】
デバイスによって実行される方法であって、
エクステンデッドリアリティ(XR)体験の1つまたは複数のビデオフレームに関連付けられた複数のPPDUを第2のデバイスに提供するように試みることと、
前記複数のPPDUを提供するように試みることに関連付けられたPPDU送信レイテンシ、または
前記複数のPPDUを提供するように試みることに関連付けられたPPDU送信欠落
のうちの1つまたは複数を測定することと、
を備え、
前記XR体験の1つまたは複数のパラメータは調整され、前記測定値のうちの1つまたは複数に関連付けられる、
方法。
【請求項160】
前記第2のデバイスから1つまたは複数のポーズデータフレームを取得することと、ここにおいて、前記1つまたは複数のビデオフレームの各々は、前記1つまたは複数のポーズデータフレームのうちの1つのポーズデータフレームに関連付けられる、
前記1つまたは複数のポーズデータフレームを取得することに関連付けられたポーズデータフレーム配信レイテンシを測定することと、
をさらに備える、請求項159に記載の方法。
【請求項161】
前記1つまたは複数のポーズデータフレームを取得することに関連付けられた、欠落または遅延したポーズデータフレームの頻度を測定することをさらに備える、請求項160に記載の方法。
【請求項162】
前記第2のデバイスに提供される1つまたは複数のパケットのヘッダの集約制御(A-Control)フィールド内で、前記第2のデバイスに前記1つまたは複数の測定値の指示を提供することをさらに備える、請求項161に記載の方法。
【請求項163】
前記A-Controlフィールドは、前記1つまたは複数の測定値の前記指示のために予約された制御識別子(ID)を含む、請求項162に記載の方法。
【請求項164】
前記1つまたは複数の測定値は、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間のリンク品質のリンク品質測定値を含み、
前記A-Controlフィールドは前記リンク品質の指示を含む、
請求項162に記載の方法。
【請求項165】
前記A-Controlフィールドは、前記リンク品質を示すために予約されたビットを含む、請求項164に記載の方法。
【請求項166】
前記1つまたは複数のパケットは、
送信要求(RTS)フレームもしくは送信可(CTS)フレーム、
データフレーム、または
ブロック確認応答(BA)フレーム、
のうちの1つまたは複数に含まれる、請求項162に記載の方法。
【請求項167】
前記XR体験の前記1つまたは複数のパラメータを調整することは、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間の1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを調整することを含み、ここにおいて、前記1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを調整することは、
前記デバイスおよび前記第2のデバイスに関連付けられた目標起床時間(TWT)省電力モードのTWTウィンドウのデューティサイクルを調整すること、
前記TWT省電力モードを有効化もしくは無効化すること、
前記デバイスおよび前記第2のデバイスが通信するワイヤレス動作チャネルを変更すること、
前記ワイヤレス動作チャネルサイズを調整すること、
変調およびコーディング方式(MCS)を調整すること、
前記1つまたは複数のPPDUの少なくとも一部分を前記第2のデバイスに提供するために順方向誤り訂正(FEC)を有効化もしくは無効化すること、または
前記1つまたは複数のPPDUの少なくとも前記一部分を前記第2のデバイスに提供するために前記FECを調整すること、
のうちの1つまたは複数を含む、請求項162に記載の方法。
【請求項168】
前記調整された1つまたは複数のパラメータの指示は、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間で通信され、
前記指示は、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間で通信される1つまたは複数のパケットのヘッダの集約制御(A-Control)フィールドに含まれる、請求項161に記載の方法。
【請求項169】
前記A-Controlフィールドは、前記指示のために予約された制御識別子(ID)を含む、請求項168に記載の方法。
【請求項170】
前記1つまたは複数のパケットは、
送信要求(RTS)フレームもしくは送信可(CTS)フレーム、
データフレーム、または
ブロック確認応答(BA)フレーム、
のうちの1つまたは複数に含まれる、請求項168に記載の方法。
【請求項171】
前記XR体験の前記1つまたは複数のパラメータを調整することは、1つまたは複数のビデオパラメータを調整することを含み、ここにおいて、前記ビデオパラメータは、
ビデオフレームレート、
ビデオ解像度、
ターゲット符号化データレート、または
ビデオコーデック、
のうちの1つまたは複数を含む、請求項159に記載の方法。
【請求項172】
前記デバイスはソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)を含み、
前記第2のデバイスはヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
請求項159に記載の方法。
【請求項173】
エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたデバイスであって、
前記XR体験の1つまたは複数のビデオフレームに関連付けられた複数のPPDUを第2のデバイスに提供するように試みるように構成されたインターフェースと、
前記複数のPPDUを提供するように試みることに関連付けられたPPDU送信レイテンシ、または
前記複数のPPDUを提供するように試みることに関連付けられたPPDU送信欠落、
のうちの1つまたは複数を測定するように構成された処理システムと、
を備え、
前記XR体験の1つまたは複数のパラメータは調整され、前記測定値のうちの1つまたは複数に関連付けられる、
デバイス。
【請求項174】
前記インターフェースは、前記第2のデバイスから1つまたは複数のポーズデータフレームを取得するようにさらに構成され、ここにおいて、前記1つまたは複数のビデオフレームの各々は、前記1つまたは複数のポーズデータフレームのうちの1つのポーズデータフレームに関連付けられ、
前記処理システムは、前記1つまたは複数のポーズデータフレームを取得することに関連付けられたポーズデータフレーム配信レイテンシを測定するようにさらに構成される、
請求項173に記載のデバイス。
【請求項175】
前記処理システムは、前記1つまたは複数のポーズデータフレームを取得することに関連付けられた、欠落または遅延したポーズデータフレームの頻度を測定するようにさらに構成される、請求項174に記載のデバイス。
【請求項176】
前記インターフェースは、前記第2のデバイスに提供される1つまたは複数のパケットのヘッダの集約制御(A-Control)フィールド内で、前記第2のデバイスに前記1つまたは複数の測定値の指示を提供するようにさらに構成される、請求項175に記載のデバイス。
【請求項177】
前記A-Controlフィールドは、前記1つまたは複数の測定値の前記指示のために予約された制御識別子(ID)を含む、請求項176に記載のデバイス。
【請求項178】
前記1つまたは複数の測定値は、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間のリンク品質のリンク品質測定値を含み、
前記A-Controlフィールドは前記リンク品質の指示を含む、
請求項176に記載のデバイス。
【請求項179】
前記A-Controlフィールドは、前記リンク品質を示すために予約されたビットを含む、請求項178に記載のデバイス。
【請求項180】
前記1つまたは複数のパケットは、
送信要求(RTS)フレームもしくは送信可(CTS)フレーム、
データフレーム、または
ブロック確認応答(BA)フレーム、
のうちの1つまたは複数に含まれる、請求項176に記載のデバイス。
【請求項181】
前記XR体験の前記1つまたは複数のパラメータを調整することは、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間の1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを調整することを含み、ここにおいて、前記1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを調整することは、
前記デバイスおよび前記第2のデバイスに関連付けられた目標起床時間(TWT)省電力モードのTWTウィンドウのデューティサイクルを調整すること、
前記TWT省電力モードを有効化もしくは無効化すること、
前記デバイスおよび前記第2のデバイスが通信するワイヤレス動作チャネルを変更すること、
前記ワイヤレス動作チャネルサイズを調整すること、
変調およびコーディング方式(MCS)を調整すること、
前記1つまたは複数のPPDUの少なくとも一部分を前記第2のデバイスに提供するために順方向誤り訂正(FEC)を有効化もしくは無効化すること、または
前記1つまたは複数のPPDUの少なくとも前記一部分を前記第2のデバイスに提供するために前記FECを調整すること、
のうちの1つまたは複数を含む、請求項176に記載のデバイス。
【請求項182】
前記調整された1つまたは複数のパラメータの指示は、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間で通信され、
前記指示は、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間で通信される1つまたは複数のパケットのヘッダの集約制御(A-Control)フィールドに含まれる、請求項175に記載のデバイス。
【請求項183】
前記A-Controlフィールドは、前記指示のために予約された制御識別子(ID)を含む、請求項182に記載のデバイス。
【請求項184】
前記1つまたは複数のパケットは、
送信要求(RTS)フレームもしくは送信可(CTS)フレーム、
データフレーム、または
ブロック確認応答(BA)フレーム、
のうちの1つまたは複数に含まれる、請求項182に記載のデバイス。
【請求項185】
前記XR体験の前記1つまたは複数のパラメータを調整することは、1つまたは複数のビデオパラメータを調整することを含み、ここにおいて、前記ビデオパラメータは、
ビデオフレームレート、
ビデオ解像度、
ターゲット符号化データレート、または
ビデオコーデック
のうちの1つまたは複数を含む、請求項173に記載のデバイス。
【請求項186】
前記デバイスはソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)を含み、
前記第2のデバイスはヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
請求項173に記載のデバイス。
【請求項187】
デバイスによって実行される方法であって、
エクステンデッドリアリティ(XR)体験の1つまたは複数のビデオフレームに関連付けられた複数のポーズデータフレームを第2のデバイスに提供するように試みることと、
前記複数のポーズデータフレームを提供するように試みることに関連付けられたポーズデータフレーム送信レイテンシ、または
前記複数のポーズデータフレームを提供するように試みることに関連付けられたポーズデータフレーム送信欠落、
のうちの1つまたは複数を測定することと、
を備え、
前記XR体験の1つまたは複数のパラメータは、調整され、前記測定値のうちの1つまたは複数に関連付けられる、方法。
【請求項188】
前記デバイスの並べ替え(REO)キューにおいて、前記第2のデバイスから1つまたは複数の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を取得することと、ここにおいて、各MSDUは、前記1つまたは複数のビデオフレームのビデオスライスに関連付けられる、
前記REOキューから1つまたは複数のMSDUを削除するために、1回または複数回前記REOキューをフラッシュすることと、
前記REOキューをフラッシュすることに関連付けられたREOフラッシュ時間を計測することと、
をさらに備える、請求項187に記載の方法。
【請求項189】
1つまたは複数のビデオフレームについて、
ビデオフレームに関連付けられた最初のMSDUを取得することと、
前記ビデオフレームに関連付けられた最後のMSDUを取得することと、
1つまたは複数のビデオフレーム用の前記最初のMSDUと前記最後のMSDUとを取得することに関連付けられたビデオフレーム配信レイテンシを測定することと、
をさらに備える、請求項188に記載の方法。
【請求項190】
前記最初のMSDUおよび前記最後のMSDUは、差別化サービスフィールドコードポイント(DSCP)値によって識別される、請求項189に記載の方法。
【請求項191】
前記第2のデバイスに提供される1つまたは複数のパケットのヘッダの集約制御(A-Control)フィールド内で、前記第2のデバイスに前記1つまたは複数の測定値の指示を提供することをさらに備える、請求項190に記載の方法。
【請求項192】
前記A-Controlフィールドは、前記1つまたは複数の測定値の前記指示のために予約された制御識別子(ID)を含む、請求項191に記載の方法。
【請求項193】
前記1つまたは複数の測定値は、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間のリンク品質のリンク品質測定値を含み、
前記A-Controlフィールドは前記リンク品質の指示を含む、
請求項191に記載の方法。
【請求項194】
前記A-Controlフィールドは、前記リンク品質を示すために予約されたビットを含む、請求項193に記載の方法。
【請求項195】
前記1つまたは複数のパケットは、
送信要求(RTS)フレームもしくは送信可(CTS)フレーム、
データフレーム、または
ブロック確認応答(BA)フレーム、
のうちの1つまたは複数に含まれる、請求項191に記載の方法。
【請求項196】
前記XR体験の前記1つまたは複数のパラメータを調整することは、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間の1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを調整することを含み、
前記1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを調整することは、
前記デバイスおよび前記第2のデバイスに関連付けられた目標起床時間(TWT)省電力モードのTWTウィンドウのデューティサイクルを調整すること、
前記TWT省電力モードを有効化もしくは無効化すること、
前記デバイスおよび前記第2のデバイスが通信するワイヤレス動作チャネルを変更すること、
前記ワイヤレス動作チャネルサイズを調整すること、
変調およびコーディング方式(MCS)を調整すること、
前記1つまたは複数のPPDUの少なくとも一部分を前記第2のデバイスに提供するために順方向誤り訂正(FEC)を有効化もしくは無効化すること、または
前記1つまたは複数のPPDUの少なくとも前記一部分を前記第2のデバイスに提供するために前記FECを調整すること、
のうちの1つまたは複数を含む、請求項191に記載の方法。
【請求項197】
前記調整された1つまたは複数のパラメータの指示は、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間で通信され、
前記指示は、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間で通信される1つまたは複数のパケットのヘッダの集約制御(A-Control)フィールドに含まれる、
請求項190に記載の方法。
【請求項198】
前記A-Controlフィールドは、前記指示のために予約された制御識別子(ID)を含む、請求項197に記載の方法。
【請求項199】
前記1つまたは複数のパケットは、
送信要求(RTS)フレームもしくは送信可(CTS)フレーム、
データフレーム、または
ブロック確認応答(BA)フレーム、
のうちの1つまたは複数に含まれる、請求項197に記載の方法。
【請求項200】
ジッタバッファのアンダーフローもしくはオーバーフロー、または
表示されるべきビデオフレームに関連付けられた欠落パケット、
のうちの1つまたは複数を測定することをさらに備える、請求項187に記載の方法。
【請求項201】
前記第2のデバイスはソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)を含み、
前記デバイスはヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
請求項187に記載の方法。
【請求項202】
エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたデバイスであって、
前記XR体験の1つまたは複数のビデオフレームに関連付けられた複数のポーズデータフレームを第2のデバイスに提供するように試みるように構成されたインターフェースと、
前記複数のポーズデータフレームを提供するように試みることに関連付けられたポーズデータフレーム送信レイテンシ、または
前記複数のポーズデータフレームを提供するように試みることに関連付けられたポーズデータフレーム送信欠落、
のうちの1つまたは複数を測定するように構成された処理システムと、
を備え、
前記XR体験の1つまたは複数のパラメータは、調整され、前記測定値のうちの1つまたは複数に関連付けられる、デバイス。
【請求項203】
前記インターフェースは、前記デバイスの並べ替え(REO)キューにおいて、前記第2のデバイスから1つまたは複数の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を取得するようにさらに構成され、ここにおいて、各MSDUは、前記1つまたは複数のビデオフレームのビデオスライスに関連付けられ、
前記処理システムは、
前記REOキューから1つまたは複数のMSDUを削除するために、1回または複数回前記REOキューをフラッシュすることと、
前記REOキューをフラッシュすることに関連付けられたREOフラッシュ時間を計測することと、
を行うようにさらに構成される、
請求項202に記載のデバイス。
【請求項204】
前記インターフェースh、1つまたは複数のビデオフレームについて、
ビデオフレームに関連付けられた最初のMSDUを取得することと、
前記ビデオフレームに関連付けられた最後のMSDUを取得することと
を行うようにさらに構成され、
前記処理システムは、1つまたは複数のビデオフレーム用の前記最初のMSDUと前記最後のMSDUとを取得することに関連付けられたビデオフレーム配信レイテンシを測定するようにさらに構成される、
請求項203に記載のデバイス。
【請求項205】
前記最初のMSDUおよび前記最後のMSDUは、差別化サービスフィールドコードポイント(DSCP)値によって識別される、請求項204に記載のデバイス。
【請求項206】
前記インターフェースは、前記第2のデバイスに提供される1つまたは複数のパケットのヘッダの集約制御(A-Control)フィールド内で、前記第2のデバイスに前記1つまたは複数の測定値の指示を提供するようにさらに構成される、請求項205に記載のデバイス。
【請求項207】
前記A-Controlフィールドは、前記1つまたは複数の測定値の前記指示のために予約された制御識別子(ID)を含む、請求項206に記載のデバイス。
【請求項208】
前記1つまたは複数の測定値は、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間のリンク品質のリンク品質測定値を含み、
前記A-Controlフィールドは前記リンク品質の指示を含む、
請求項206に記載のデバイス。
【請求項209】
前記A-Controlフィールドは、前記リンク品質を示すために予約されたビットを含む、請求項208に記載のデバイス。
【請求項210】
前記1つまたは複数のパケットは、
送信要求(RTS)フレームもしくは送信可(CTS)フレーム、
データフレーム、または
ブロック確認応答(BA)フレーム、
のうちの1つまたは複数に含まれる、請求項206に記載のデバイス。
【請求項211】
前記XR体験の前記1つまたは複数のパラメータを調整することは、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間の1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを調整することを含み、
前記1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを調整することは、
前記デバイスおよび前記第2のデバイスに関連付けられた目標起床時間(TWT)省電力モードのTWTウィンドウのデューティサイクルを調整すること、
前記TWT省電力モードを有効化もしくは無効化すること、
前記デバイスおよび前記第2のデバイスが通信するワイヤレス動作チャネルを変更すること、
前記ワイヤレス動作チャネルサイズを調整すること、
変調およびコーディング方式(MCS)を調整すること、
前記1つまたは複数のPPDUの少なくとも一部分を前記第2のデバイスに提供するために順方向誤り訂正(FEC)を有効化もしくは無効化すること、または
前記1つまたは複数のPPDUの少なくとも前記一部分を前記第2のデバイスに提供するために前記FECを調整すること、
のうちの1つまたは複数を含む、請求項206に記載のデバイス。
【請求項212】
前記調整された1つまたは複数のパラメータの指示は、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間で通信され、
前記指示は、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間で通信される1つまたは複数のパケットのヘッダの集約制御(A-Control)フィールドに含まれる、
請求項205に記載のデバイス。
【請求項213】
前記A-Controlフィールドは、前記指示のために予約された制御識別子(ID)を含む、請求項212に記載のデバイス。
【請求項214】
前記1つまたは複数のパケットは、
送信要求(RTS)フレームもしくは送信可(CTS)フレーム、
データフレーム、または
ブロック確認応答(BA)フレーム、
のうちの1つまたは複数に含まれる、請求項212に記載のデバイス。
【請求項215】
前記処理システムは、
ジッタバッファのアンダーフローもしくはオーバーフロー、または
表示されるべきビデオフレームに関連付けられた欠落パケット、
のうちの1つまたは複数を測定するようにさらに構成される、請求項202に記載のデバイス。
【請求項216】
前記第2のデバイスはソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)を含み、
前記デバイスはヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
請求項202に記載のデバイス。
【請求項217】
ワイヤレス通信デバイスによって実行される方法であって、
第1のワイヤレスリンクを介して第1のデバイスと通信することと、
第2のワイヤレスリンクを介して第2のデバイスと通信することと、
を備え、
前記ワイヤレス通信デバイスは、マルチリンク動作(MLO)技法または目標起床時間(TWT)モードのうちの1つを使用して、前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスと同時に通信し、
前記ワイヤレス通信デバイスは、前記第1のワイヤレスリンク上の通信と比べて前記第2のワイヤレスリンク上の通信に選好を与えるように構成される、
方法。
【請求項218】
前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスと同時に通信することは、
前記ワイヤレス通信デバイスが、前記第1のデバイスからの1つまたは複数のパケットの受信中に、前記第2のデバイスに送信するべきときのために、
前記第1のデバイスからの前記1つまたは複数のパケットの受信の完了前に、前記第2のデバイスに送信することと、
前記第2のデバイスに送信した後に、前記第2のデバイスからブロック確認応答(BA)を取得することと、
前記ワイヤレス通信デバイスが前記1つまたは複数のパケットの前記受信に確認応答するために、前記第1のデバイスにBAを提供することを止めることと、
を含む、請求項217に記載の方法。
【請求項219】
前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスと同時に通信することは、
前記ワイヤレス通信デバイスが、前記第1のデバイスからの1つまたは複数のパケットの受信中に、前記第2のデバイスから1つまたは複数のパケットを取得するべきときのために、
前記第1のデバイスからの前記1つまたは複数のパケットの受信中に、前記第2のデバイスから前記1つまたは複数のパケットを取得することと、
前記第2のデバイスから前記1つまたは複数のパケットを取得した後に、前記第2のデバイスにブロック確認応答(BA)を提供することと、
前記ワイヤレス通信デバイスが前記第1のデバイスからの前記1つまたは複数のパケットの前記受信に確認応答するために、前記第1のデバイスにBAを提供することを止めることと、
を含む、請求項217に記載の方法。
【請求項220】
前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスと同時に通信することは、
前記ワイヤレス通信デバイスが、前記第1のデバイスへの送信中に前記第2のデバイスに送信するべきときのために、
前記第2のデバイスへの前記送信を前記第1のデバイスへの前記送信と同期させること、
1つもしくは複数の時分割多重化(TDM)ウィンドウの外側の前記第1のデバイスへの送信を止めること、ここにおいて、
前記第1のデバイスへの送信は、前記1つもしくは複数のTDMウィンドウの間であり、
前記第2のデバイスへの送信は、前記1つもしくは複数のTDMウィンドウの外側である、
最大物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)持続時間もしくはバースト持続時間のうちの1つもしくは複数を低減すること、
前記第1のデバイスへの送信に関連付けられた送信バッファからパケットをフラッシュすること、または
ワイヤレス媒体を確保するための時間期間を長引かせるために、送信可(CTS)ツーセルフ(CTS-to-Self)フレームをブロードキャストすること、ここにおいて、
前記ワイヤレス媒体は前記第1のワイヤレスリンクと前記第2のワイヤレスリンクとを含み、
前記時間期間は、前記第1のデバイスへの前記送信および前記第2のデバイスへの前記送信のために十分な長さの時間期間である、
のうちの1つまたは複数を実行すること、
を含む、請求項217に記載の方法。
【請求項221】
前記第2のデバイスへの前記送信を前記第1のデバイスへの前記送信と同期させることは、
前記第1のデバイスへの前記送信の開始を前記第2のデバイスへの前記送信の開始と同期させることと、
前記第1のデバイスへの前記送信の終了を前記第2のデバイスへの前記送信の終了と同期させるために、前記第2のデバイスへの前記送信を長引かせることと、ここにおいて、前記第2のワイヤレスリンクに関連付けられたバックオフは、前記第1のデバイスへの前記送信と前記第2のデバイスへの前記送信が同期したときに低減される、
を含む、請求項220に記載の方法。
【請求項222】
前記第2のデバイスへの送信に関連付けられた時分割多重化ウィンドウの間に、前記第1のデバイスへの送信を止めるときのために、前記第1のデバイスは、目標起床時間(TWT)モードをサポートすることを止めさせる、請求項220に記載の方法。
【請求項223】
前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスと同時に通信することは、
前記ワイヤレス通信デバイスが、前記第1のデバイスへの送信中に前記第2のデバイスから1つまたは複数のパケットを取得するべきときのために、
1つもしくは複数の時分割多重化(TDM)ウィンドウの間に、前記第2のデバイスから前記1つもしくは複数のパケットを取得することを止めること、ここにおいて、
前記第1のデバイスへの送信は、前記1つもしくは複数のTDMウィンドウの間であり、
前記第2のデバイスからの受信は、前記1つもしくは複数のTDMウィンドウの外側である、
最大物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)持続時間もしくはバースト持続時間のうちの1つもしくは複数を低減すること、または
前記第1のデバイスに送信する前に、前記第1のデバイスへの送信の前記持続時間の間ワイヤレス媒体を確保するために、ネットワーク割振りベクトル(NAV)値を示すフレームを前記第2のデバイスに提供すること、ここにおいて、前記ワイヤレス媒体が前記第1のワイヤレスリンクと前記第2のワイヤレスリンクとを含む、
のうちの1つまたは複数を実行すること、
を含む、請求項217に記載の方法。
【請求項224】
前記第2のワイヤレスリンク上の前記通信は、エクステンデッドリアリティ(XR)体験に関連付けられる、請求項217に記載の方法。
【請求項225】
前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスと同時に通信することは、
前記第2のワイヤレスリンク上に通信用の第1の目標起床時間(TWT)セッションを構成することと、ここにおいて
前記第1のTWTセッションは、前記第2のワイヤレスリンク上の第1の複数のTWTウィンドウに関連付けられ、
前記第1の複数のTWTウィンドウは、前記ワイヤレス通信デバイスにおけるXRアクティビティに関連付けられ、
前記XRアクティビティは、前記第2のデバイスから1つまたは複数のポーズデータフレームを取得することと、1つまたは複数のビデオフレームをレンダリングすることと、1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)を介して前記第2のデバイスに前記1つまたは複数のビデオフレームを提供することとを含み、
前記第1のワイヤレスリンク上に通信用の第2のTWTセッションを構成することと、ここにおいて、
前記第2のTWTセッションは、前記第1の複数のTWTウィンドウの間に散在する第2の複数のTWTウィンドウに関連付けられ、
前記第2の複数のTWTウィンドウは、前記第1のデバイスと前記ワイヤレス通信デバイスとの間のワイヤレスアクティビティに関連付けられ、
前記第1の複数のTWTウィンドウは、前記第2の複数のTWTウィンドウと重複しない、
前記第1の複数のTWTウィンドウの間に前記第2のデバイスと通信することと、
前記第2の複数のTWTウィンドウの間に前記第1のデバイスと通信することと、
を含む、請求項224に記載の方法。
【請求項226】
前記第1の複数のTWTウィンドウと前記第2の複数のTWTウィンドウとの間のドリフトを測定することと、ここにおいて、
前記第1のTWTセッションは、前記ワイヤレス通信デバイスに関連付けられたアプリケーションレイヤクロックに関連付けられ、
前記第2のTWTセッションは、媒体アクセス制御レイヤ(MAC)におけるワイヤレス通信デバイス(WCD)クロックに関連付けられ、
前記ドリフトを低減するために、前記第1の複数のTWTウィンドウまたは前記第2の複数のTWTウィンドウのうちの1つまたは複数のタイミングを調整することと、
をさらに備える、請求項225に記載の方法。
【請求項227】
前記ドリフトは、前記アプリケーションレイヤクロックの忠実度と前記WCDクロックの忠実度との間の差に関連付けられる、請求項226に記載の方法。
【請求項228】
前記ドリフトは、前記アプリケーションレイヤクロックの共振周波数と前記WCDクロックの共振周波数との間の差に関連付けられる、請求項226に記載の方法。
【請求項229】
前記第1のデバイスはアクセスポイント(AP)であり、
前記ワイヤレス通信デバイスは、前記APと前記第2のデバイスとの間のリレー局(STA)に含まれる、
請求項224に記載の方法。
【請求項230】
前記APまたは前記リレーSTAのうちの1つまたは複数は、レンダリングデバイスであり、
前記第2のデバイスは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
請求項229に記載の方法。
【請求項231】
ワイヤレス通信デバイスであって、
処理システムと、
インターフェースと、を備え、前記インターフェースは、
第1のワイヤレスリンクを介して第1のデバイスと通信することと、
第2のワイヤレスリンクを介して第2のデバイスと通信することと、
を行うように構成され、
前記ワイヤレス通信デバイスは、マルチリンク動作(MLO)技法または目標起床時間(TWT)モードのうちの1つを使用して、前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスと同時に通信し、
前記ワイヤレス通信デバイスは、前記第1のワイヤレスリンク上の通信と比べて前記第2のワイヤレスリンク上の通信に選好を与えるように構成される、
ワイヤレス通信デバイス。
【請求項232】
前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスと同時に通信することは、
前記ワイヤレス通信デバイスが、前記第1のデバイスからの1つまたは複数のパケットの受信中に、前記第2のデバイスに送信するべきときのために、
前記第1のデバイスからの前記1つまたは複数のパケットの受信の完了前に、前記第2のデバイスに送信することと、
前記第2のデバイスに送信した後に、前記第2のデバイスからブロック確認応答(BA)を取得することと、
前記ワイヤレス通信デバイスが前記1つまたは複数のパケットの前記受信に確認応答するために、前記第1のデバイスにBAを提供することを止めることと、
を含む、請求項231に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項233】
前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスと同時に通信することは、
前記ワイヤレス通信デバイスが、前記第1のデバイスからの1つまたは複数のパケットの受信中に、前記第2のデバイスから1つまたは複数のパケットを取得するべきときのために、
前記第1のデバイスからの前記1つまたは複数のパケットの受信中に、前記第2のデバイスから前記1つまたは複数のパケットを取得することと、
前記第2のデバイスから前記1つまたは複数のパケットを取得した後に、前記第2のデバイスにブロック確認応答(BA)を提供することと、
前記ワイヤレス通信デバイスが前記第1のデバイスからの前記1つまたは複数のパケットの前記受信に確認応答するために、前記第1のデバイスにBAを提供することを止めることと、
を含む、請求項231に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項234】
前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスと同時に通信することは、
前記ワイヤレス通信デバイスが、前記第1のデバイスへの送信中に前記第2のデバイスに送信するべきときのために、
前記第2のデバイスへの前記送信を前記第1のデバイスへの前記送信と同期させること、
1つもしくは複数の時分割多重化(TDM)ウィンドウの外側の前記第1のデバイスへの送信を止めること、ここにおいて、
前記第1のデバイスへの送信は、前記1つもしくは複数のTDMウィンドウの間であり、
前記第2のデバイスへの送信は、前記1つもしくは複数のTDMウィンドウの外側である、
最大物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)持続時間もしくはバースト持続時間のうちの1つもしくは複数を低減すること、
前記第1のデバイスへの送信に関連付けられた送信バッファからパケットをフラッシュすること、または
ワイヤレス媒体を確保するための時間期間を長引かせるために、送信可(CTS)ツーセルフ(CTS-to-Self)フレームをブロードキャストすること、ここにおいて、
前記ワイヤレス媒体は前記第1のワイヤレスリンクと前記第2のワイヤレスリンクとを含み、
前記時間期間は、前記第1のデバイスへの前記送信および前記第2のデバイスへの前記送信のために十分な長さの時間期間である、
のうちの1つまたは複数を実行すること、
を含む、請求項231に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項235】
前記第2のデバイスへの前記送信を前記第1のデバイスへの前記送信と同期させることは、
前記第1のデバイスへの前記送信の開始を前記第2のデバイスへの前記送信の開始と同期させることと、
前記第1のデバイスへの前記送信の終了を前記第2のデバイスへの前記送信の終了と同期させるために、前記第2のデバイスへの前記送信を長引かせることと、ここにおいて、前記第2のワイヤレスリンクに関連付けられたバックオフは、前記第1のデバイスへの前記送信と前記第2のデバイスへの前記送信が同期したときに低減される、
を含む、請求項234に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項236】
前記第2のデバイスへの送信に関連付けられた時分割多重化ウィンドウの間に、前記第1のデバイスへの送信を止めるときのために、前記第1のデバイスは、目標起床時間(TWT)モードをサポートすることを止めさせる、請求項234に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項237】
前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスと同時に通信することは、
前記ワイヤレス通信デバイスが、前記第1のデバイスへの送信中に前記第2のデバイスから1つまたは複数のパケットを取得するべきときのために、
1つもしくは複数の時分割多重化(TDM)ウィンドウの間に、前記第2のデバイスから前記1つもしくは複数のパケットを取得することを止めること、ここにおいて、
前記第1のデバイスへの送信は、前記1つもしくは複数のTDMウィンドウの間であり、
前記第2のデバイスからの受信は、前記1つもしくは複数のTDMウィンドウの外側である、
最大物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)持続時間もしくはバースト持続時間のうちの1つもしくは複数を低減すること、または
前記第1のデバイスに送信する前に、前記第1のデバイスへの送信の前記持続時間の間ワイヤレス媒体を確保するために、ネットワーク割振りベクトル(NAV)値を示すフレームを前記第2のデバイスに提供すること、ここにおいて、前記ワイヤレス媒体が前記第1のワイヤレスリンクと前記第2のワイヤレスリンクとを含む、
のうちの1つまたは複数を実行すること、
を含む、請求項231に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項238】
前記第2のワイヤレスリンク上の前記通信は、エクステンデッドリアリティ(XR)体験に関連付けられる、請求項231に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項239】
前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスと同時に通信することは、
前記第2のワイヤレスリンク上に通信用の第1の目標起床時間(TWT)セッションを構成することと、ここにおいて
前記第1のTWTセッションは、前記第2のワイヤレスリンク上の第1の複数のTWTウィンドウに関連付けられ、
前記第1の複数のTWTウィンドウは、前記ワイヤレス通信デバイスにおけるXRアクティビティに関連付けられ、
前記XRアクティビティは、前記第2のデバイスから1つまたは複数のポーズデータフレームを取得することと、1つまたは複数のビデオフレームをレンダリングすることと、1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)を介して前記第2のデバイスに前記1つまたは複数のビデオフレームを提供することとを含み、
前記第1のワイヤレスリンク上に通信用の第2のTWTセッションを構成することと、ここにおいて、
前記第2のTWTセッションは、前記第1の複数のTWTウィンドウの間に散在する第2の複数のTWTウィンドウに関連付けられ、
前記第2の複数のTWTウィンドウは、前記第1のデバイスと前記ワイヤレス通信デバイスとの間のワイヤレスアクティビティに関連付けられ、
前記第1の複数のTWTウィンドウは、前記第2の複数のTWTウィンドウと重複しない、
前記第1の複数のTWTウィンドウの間に前記第2のデバイスと通信することと、
前記第2の複数のTWTウィンドウの間に前記第1のデバイスと通信することと、
を含む、請求項238に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項240】
前記処理システムは、
前記第1の複数のTWTウィンドウと前記第2の複数のTWTウィンドウとの間のドリフトを測定することと、ここにおいて、
前記第1のTWTセッションは、前記ワイヤレス通信デバイスに関連付けられたアプリケーションレイヤクロックに関連付けられ、
前記第2のTWTセッションは、媒体アクセス制御レイヤ(MAC)におけるワイヤレス通信デバイス(WCD)クロックに関連付けられ、
前記ドリフトを低減するために、前記第1の複数のTWTウィンドウまたは前記第2の複数のTWTウィンドウのうちの1つまたは複数のタイミングを調整することと、
を行うようにさらに構成される、請求項239に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項241】
前記ドリフトは、前記アプリケーションレイヤクロックの忠実度と前記WCDクロックの忠実度との間の差に関連付けられる、請求項240に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項242】
前記ドリフトは、前記アプリケーションレイヤクロックの共振周波数と前記WCDクロックの共振周波数との間の差に関連付けられる、請求項240に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項243】
前記第1のデバイスはアクセスポイント(AP)であり、
前記ワイヤレス通信デバイスは、前記APと前記第2のデバイスとの間のリレー局(STA)に含まれる、
請求項238に記載のワイヤレス通信デバイス。
【請求項244】
前記APまたは前記リレーSTAのうちの1つまたは複数は、レンダリングデバイスであり、
前記第2のデバイスは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
請求項243に記載のワイヤレス通信デバイス。
【発明の詳細な説明】
【優先権の主張】
【0001】
関連出願の相互参照
[0001]本特許出願は、本出願の譲受人に譲渡された、2021年3月1日に出願された「ASYNCHRONOUS CHANNEL ACCESS CONTROL OF A WIRELESS SYSTEM」と題する米国特許出願第17/188,165号、および2021年3月1日に出願された「SYNCHRONOUS CHANNEL ACCESS CONTROL OF A WIRELESS SYSTEM」と題する米国特許出願第17/188,275号の優先権を主張する。すべての先行出願の開示は、本特許出願の一部と見なされ、参照により本特許出願に組み込まれる。
【技術分野】
【0002】
[0002]本開示は、一般に、ワイヤレス通信に関し、より詳細には、ワイヤレスシステムの同期式チャネルアクセス制御に関する。
【背景技術】
【0003】
[0003]ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)は、局(STA)とも呼ばれるいくつかのクライアントデバイスが使用するための共有されたワイヤレス通信媒体を提供する、1つまたは複数のアクセスポイント(AP)によって形成され得る。米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11規格ファミリに準拠するWLANの基本ビルディングブロックは、APによって管理される基本サービスセット(BSS)である。各BSSは、APによって通知される基本サービスセット識別子(BSSID)によって識別される。APは、APのワイヤレス範囲内の任意のSTAがWLANとの通信リンクを確立または維持することを可能にするために、ビーコンフレームを周期的にブロードキャストする。
【0004】
[0004]いくつかのワイヤレス通信デバイスは、厳しいエンドツーエンドレイテンシと、パケットロスと、スループットの要件とを有する(ゲーミングトラフィックまたはエクステンデッドリアリティ(XR)トラフィックなどの)低レイテンシトラフィックに関連付けられる場合がある。そのような低レイテンシトラフィックがそれらそれぞれのレイテンシと、パケットロスの要件とに違反することなく処理され得ることをWLANが保証することが望ましい。
【発明の概要】
【0005】
[0005]本開示のシステム、方法、およびデバイスは、各々いくつかの発明的態様を有し、それらのうちの単一の態様が、本明細書に開示される望ましい属性に単独で関与するとは限らない。
【0006】
[0006]本開示に記載される主題の1つの発明的態様は、ワイヤレス通信のための方法として実装され得る。いくつかの実装形態では、方法はワイヤレス通信デバイスによって実行される場合があり、ワイヤレス媒体の制御を取得することを含む場合がある。ワイヤレス媒体の制御は、ワイヤレス媒体を介して、ワイヤレス通信デバイスから第2のデバイスにアプリケーションファイルの第1の物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を送信する第1の優先度に関連付けられ、第1の優先度は、ワイヤレス媒体を介して第2のデバイスからワイヤレス通信デバイスにデータを送信する第2の優先度とは異なる。方法はまた、第2のデバイスに第1のPPDUを提供することを含む場合がある。方法はまた、アプリケーションファイルの1つまたは複数の後続のPPDUを第2のデバイスに提供することを含む場合がある。1つまたは複数の後続のPPDUを提供することは、ワイヤレス媒体を介して1つまたは複数の後続のPPDUを送信する第3の優先度に関連付けられる。
【0007】
[0007]本開示に記載される主題の別の発明的態様は、ワイヤレス通信デバイスにおいて実装され得る。ワイヤレス通信デバイスは、処理システムとインターフェースとを含む。インターフェースは、ワイヤレス媒体の制御を取得するように構成される。ワイヤレス媒体の制御は、ワイヤレス媒体を介して、ワイヤレス通信デバイスから第2のデバイスにアプリケーションファイルの第1のPPDUを送信する第1の優先度に関連付けられ、第1の優先度は、ワイヤレス媒体を介して第2のデバイスからワイヤレス通信デバイスにデータを送信する第2の優先度とは異なる。インターフェースも、第2のデバイスに第1のPPDUを提供し、アプリケーションファイルの1つまたは複数の後続のPPDUを第2のデバイスに提供するように構成される。1つまたは複数の後続のPPDUを提供することは、ワイヤレス媒体を介して1つまたは複数の後続のPPDUを送信する第3の優先度に関連付けられる。
【0008】
[0008]本開示に記載される主題の別の発明的態様は、ワイヤレス通信のための別の方法として実装され得る。いくつかの実装形態では、方法はワイヤレス通信デバイスによって実行される場合があり、ワイヤレス媒体を介してAPからアプリケーションファイルの第1のPPDUを取得することを含む場合がある。APはワイヤレス媒体の制御を取得する。ワイヤレス媒体の制御は、ワイヤレス媒体を介して第1のPPDUを送信する第1の優先度に関連付けられ、第1の優先度は、ワイヤレス媒体を介してワイヤレス通信デバイスからAPにデータを送信する第2の優先度とは異なる。方法はまた、APからアプリケーションファイルの1つまたは複数の後続のPPDUを取得することを含む場合がある。1つまたは複数の後続のPPDUを取得することは、ワイヤレス媒体を介して1つまたは複数の後続のPPDUを送信する第3の優先度に関連付けられる。
【0009】
[0009]本開示に記載される主題の別の発明的態様は、別のワイヤレス通信デバイスにおいて実装され得る。ワイヤレス通信デバイスは、処理システムとインターフェースとを含む。インターフェースは、ワイヤレス媒体を介してAPからアプリケーションファイルの第1のPPDUを取得するように構成される。APはワイヤレス媒体の制御を取得する。ワイヤレス媒体の制御は、ワイヤレス媒体を介して第1のPPDUを送信する第1の優先度に関連付けられ、第1の優先度は、ワイヤレス媒体を介してワイヤレス通信デバイスからAPにデータを送信する第2の優先度とは異なる。インターフェースはまた、APからアプリケーションファイルの1つまたは複数の後続のPPDUを取得するように構成される。1つまたは複数の後続のPPDUを取得することは、ワイヤレス媒体を介して1つまたは複数の後続のPPDUを送信する第3の優先度に関連付けられる。
【0010】
[0010]本開示に記載される主題の別の発明的態様は、ワイヤレス通信のための別の方法として実装され得る。いくつかの実装形態では、方法はデバイスによって実行される場合があり、第2のデバイスから、ワイヤレス媒体を介してアップリンク(UL)データを取得することと、第2のデバイスに、ワイヤレス媒体を介してPPDUを含むダウンリンク(DL)データを提供することとを含む場合がある。1つまたは複数のPPDUは、現在の目標起床時間(TWT:target wake time)ウィンドウの間に第2のデバイスに提供され、現在のTWTウィンドウの開始は、1つもしくは複数のPPDUのうちの第1のPPDUが第2のデバイスに提供されたとき、または第1のPPDUがデバイスのアプリケーションレイヤから媒体アクセス制御レイヤ(MAC)に提供されたときのうちの1つに関連付けられる。
【0011】
[0011]本開示に記載される主題の別の発明的態様は、デバイスにおいて実装され得る。デバイスは、処理システムとインターフェースとを含む。インターフェースは、第2のデバイスから、ワイヤレス媒体を介してULデータを取得し、第2のデバイスに、ワイヤレス媒体を介してPPDUを含むDLデータを提供するように構成される。1つまたは複数のPPDUは、現在のTWTウィンドウの間に第2のデバイスに提供され、現在のTWTウィンドウの開始は、1つもしくは複数のPPDUのうちの第1のPPDUが第2のデバイスに提供されたとき、または第1のPPDUがデバイスのアプリケーションレイヤからMACに提供されたときのうちの1つに関連付けられる。
【0012】
[0012]本開示に記載される主題の別の発明的態様は、ワイヤレス通信のための別の方法として実装され得る。いくつかの実装形態では、方法はデバイスによって実行される場合があり、ワイヤレス媒体を介して第2のデバイスにULデータを提供することと、ワイヤレス媒体を介してPPDUを含むDLデータを第2のデバイスから取得することとを含む場合がある。1つまたは複数のPPDUは、現在のTWTウィンドウの間に第2のデバイスから取得され、現在のTWTウィンドウの開始は、1つもしくは複数のPPDUのうちの第1のPPDUが第2のデバイスによって提供されたとき、または第1のPPDUが第2のデバイスのアプリケーションレイヤからMACに提供されたときのうちの1つに関連付けられる。
【0013】
[0013]本開示に記載される主題の別の発明的態様は、デバイスにおいて実装され得る。デバイスは、処理システムとインターフェースとを含む。インターフェースは、ワイヤレス媒体を介して第2のデバイスにULデータを提供し、ワイヤレス媒体を介してPPDUを含むDLデータを第2のデバイスから取得するように構成される。1つまたは複数のPPDUは、現在のTWTウィンドウの間に第2のデバイスから取得され、現在のTWTウィンドウの開始は、1つもしくは複数のPPDUのうちの第1のPPDUが第2のデバイスによって提供されたとき、または第1のPPDUが第2のデバイスのアプリケーションレイヤからMACに提供されたときのうちの1つに関連付けられる。
【0014】
[0014]本開示に記載される主題の別の発明的態様は、ワイヤレス通信のための別の方法として実装され得る。いくつかの実装形態では、方法はデバイスによって実行される場合があり、第2のデバイスに提供されるべき複数のビデオフレームをレンダリングすることと、複数のビデオフレームの各ビデオフレームを複数のビデオスライスに分割することと、複数のビデオスライスのビデオスライスごとに、ビデオスライスを含むように複数のPPDUを生成することとを含む場合がある。各PPDUは、ビデオスライスに関連付けられた1つまたは複数の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を含み、ビデオスライスは、複数のPPDUの各MSDUに含まれるポート番号および差別化サービスフィールドコードポイント(DSCP:differentiated services field codepoit)値によって識別される。
方法はまた、複数のビデオスライスのビデオスライスごとに、第2のデバイスへの送信のためにMSDUをキューイングすることを含む。
【0015】
[0015]本開示に記載される主題の別の発明的態様は、デバイスにおいて実装され得る。デバイスは、処理システムとインターフェースとを含む。処理システムは、第2のデバイスに提供されるべき複数のビデオフレームをレンダリングし、複数のビデオフレームの各ビデオフレームを複数のビデオスライスに分割し、複数のビデオスライスのビデオスライスごとに、ビデオスライスを含むように複数のPPDUを生成するように構成される。各PPDUは、ビデオスライスに関連付けられた1つまたは複数のMSDUを含み、ビデオスライスは、複数のPPDUの各MSDUに含まれるポート番号およびDSCP値によって識別される。処理システムはまた、複数のビデオスライスのビデオスライスごとに、第2のデバイスへの送信のためにMSDUをキューイングするように構成される。
【0016】
[0016]本開示に記載される主題の別の発明的態様は、ワイヤレス通信のための別の方法として実装され得る。いくつかの実装形態では、方法はデバイスによって実行される場合があり、第2のデバイスから、ビデオフレームに関連付けられた1つまたは複数のPPDUを取得することを含む場合がある。第2のデバイスは、デバイスに提供されるべき複数のビデオフレームをレンダリングし、第2のデバイスは、複数のビデオフレームの各ビデオフレームを複数のビデオスライスに分割する。複数のビデオスライスのビデオスライスごとに、第2のデバイスは、ビデオスライスを含むように複数のPPDUを生成する。各PPDUは、ビデオスライスに関連付けられた1つまたは複数のMSDUを含み、ビデオスライスは、複数のPPDUの各MSDUに含まれるポート番号およびDSCP値によって識別される。複数のビデオスライスのビデオスライスごとに、第2のデバイスは、デバイスへの送信のためにMSDUをキューイングする。
【0017】
[0017]本開示に記載される主題の別の発明的態様は、デバイスにおいて実装され得る。デバイスは、処理システムとインターフェースとを含む。インターフェースは、第2のデバイスから、ビデオフレームに関連付けられた1つまたは複数のPPDUを取得するように構成される。第2のデバイスは、デバイスに提供されるべき複数のビデオフレームをレンダリングし、第2のデバイスは、複数のビデオフレームの各ビデオフレームを複数のビデオスライスに分割する。複数のビデオスライスのビデオスライスごとに、第2のデバイスは、ビデオスライスを含むように複数のPPDUを生成する。各PPDUは、ビデオスライスに関連付けられた1つまたは複数のMSDUを含み、ビデオスライスは、複数のPPDUの各MSDUに含まれるポート番号およびDSCP値によって識別される。複数のビデオスライスのビデオスライスごとに、第2のデバイスは、デバイスへの送信のためにMSDUをキューイングする。
【0018】
[0018]本開示に記載される主題の別の発明的態様は、ワイヤレス通信のための別の方法として実装され得る。いくつかの実装形態では、方法はデバイスによって実行される場合があり、XR体験(experience)の1つまたは複数のビデオフレームに関連付けられた複数のPPDUを第2のデバイスに提供するように試みることと、複数のPPDUを提供するように試みることに関連付けられたPPDU送信レイテンシ、または複数のPPDUを提供するように試みることに関連付けられたPPDU送信欠落(ドロップ、drop)のうちの1つまたは複数を測定することとを含む場合がある。XR体験の1つまたは複数のパラメータは調整され、測定値のうちの1つまたは複数に関連付けられる。
【0019】
[0019]本開示に記載される主題の別の発明的態様は、デバイスにおいて実装され得る。デバイスは、処理システムとインターフェースとを含む。インターフェースは、XR体験の1つまたは複数のビデオフレームに関連付けられた複数のPPDUを第2のデバイスに提供するように試みるように構成される。処理システムは、複数のPPDUを提供するように試みることに関連付けられたPPDU送信レイテンシ、または複数のPPDUを提供するように試みることに関連付けられたPPDU送信欠落のうちの1つまたは複数を測定するように構成される。XR体験の1つまたは複数のパラメータは調整され、測定値のうちの1つまたは複数に関連付けられる。
【0020】
[0020]本開示に記載される主題の別の発明的態様は、ワイヤレス通信のための別の方法として実装され得る。いくつかの実装形態では、方法はデバイスによって実行される場合があり、XR体験の1つまたは複数のビデオフレームに関連付けられた複数のポーズデータフレーム(pose data frame)を第2のデバイスに提供するように試みることと、複数のポーズデータフレームを提供するように試みることに関連付けられたポーズデータフレーム送信レイテンシ、または複数のポーズデータフレームを提供するように試みることに関連付けられたポーズデータフレーム送信欠落のうちの1つまたは複数を測定することとを含む場合がある。XR体験の1つまたは複数のパラメータは調整され、測定値のうちの1つまたは複数に関連付けられる。
【0021】
[0021]本開示に記載される主題の別の発明的態様は、デバイスにおいて実装され得る。デバイスは、処理システムとインターフェースとを含む。インターフェースは、XR体験の1つまたは複数のビデオフレームに関連付けられた複数のポーズデータフレームを第2のデバイスに提供するように試みるように構成される。処理システムは、複数のポーズデータフレームを提供するように試みることに関連付けられたポーズデータフレーム送信レイテンシ、または複数のポーズデータフレームを提供するように試みることに関連付けられたポーズデータフレーム送信欠落のうちの1つまたは複数を測定するように構成される。XR体験の1つまたは複数のパラメータは調整され、測定値のうちの1つまたは複数に関連付けられる。
【0022】
[0022]本開示に記載される主題の別の発明的態様は、ワイヤレス通信のための別の方法として実装され得る。いくつかの実装形態では、方法はワイヤレス通信デバイスによって実行される場合があり、第1のワイヤレスリンクを介して第1のデバイスと通信することと、第2のワイヤレスリンクを介して第2のデバイスと通信することとを含む場合がある。ワイヤレス通信デバイスは、マルチリンク動作(MLO)技法またはTWTモードのうちの1つを使用して、第1のデバイスおよび第2のデバイスと同時に通信し、ワイヤレス通信デバイスは、第1のワイヤレスリンク上の通信と比べて第2のワイヤレスリンク上の通信に選好を与えるように構成される。
【0023】
[0023]本開示に記載される主題の別の発明的態様は、ワイヤレス通信デバイスにおいて実装され得る。ワイヤレス通信デバイスは、処理システムとインターフェースとを含む。インターフェースは、第1のワイヤレスリンクを介して第1のデバイスと通信し、第2のワイヤレスリンクを介して第2のデバイスと通信するように構成される。ワイヤレス通信デバイスは、MLO技法またはTWTモードのうちの1つを使用して、第1のデバイスおよび第2のデバイスと同時に通信し、ワイヤレス通信デバイスは、第1のワイヤレスリンク上の通信と比べて第2のワイヤレスリンク上の通信に選好を与えるように構成される。
【0024】
[0024]本開示に記載される主題の1つまたは複数の実装形態の詳細が、添付の図面および以下の説明に記載されている。他の特徴、態様、および利点は、説明、図面、および特許請求の範囲から明らかになるであろう。以下の図の相対寸法は、一定の縮尺で描かれていない場合があることに留意されたい。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図1A】[0025]例示的なワイヤレス通信ネットワークの絵図。
【
図1B】[0026]エクステンデッドリアリティ(XR)体験を提供するための例示的なデバイスのグループの絵図。
【
図2A】[0027]ワイヤレス通信デバイス間の通信に使用可能な例示的なプロトコルデータユニット(PDU)を示す図。
【
図2B】[0028]
図2AのPDUにおける例示的なフィールドを示す図。
【
図3A】[0029]ワイヤレス通信デバイス間の通信に使用可能な別の例示的なPDUを示す図。
【
図3B】[0030]ワイヤレス通信デバイス間の通信に使用可能な別の例示的なPDUを示す図。
【
図4】[0031]ワイヤレス通信デバイス間の通信に使用可能な例示的な物理レイヤコンバージェンスプロトコル(PLCP)プロトコルデータユニット(PPDU)を示す図。
【
図5】[0032]例示的なワイヤレス通信デバイスのブロック図。
【
図6A】[0033]例示的なアクセスポイント(AP)のブロック図。
【
図6B】[0034]例示的な局(STA)のブロック図。
【
図7】[0035]例示的なモーションツーレンダラツーフォトン(M2R2P:motion-to-render-to-photon)動作を示すシーケンス図。
【
図8】[0036]いくつかの実装形態による、非同期式チャネルアクセス制御のための例示的なプロセスを示すフローチャート。
【
図9】[0037]いくつかの実装形態による、非同期式チャネルアクセス制御のための例示的なプロセスを示すフローチャート。
【
図10】[0038]XR体験用のデバイス間の例示的な送信を示すシーケンス図。
【
図11】[0039]いくつかの実装形態による、目標起床時間(TWT)セッションに基づく同期式チャネルアクセス制御のための例示的なプロセスを示すフローチャート。
【
図12】[0040]いくつかの実装形態による、TWTセッションに基づく同期式チャネルアクセス制御のための例示的なプロセスを示すフローチャート。
【
図13】[0041]モーションツーレンダラ(M2R:motion-to render)レイテンシに関連付けられたポーズデータフレームおよびビデオフレームのレンダリングの例示的なタイミングを示すシーケンス図。
【
図14】[0042]M2Rレイテンシに関連付けられたポーズデータフレームおよびビデオフレームのレンダリングの例示的なタイミングを示すシーケンス図。
【
図15A】[0043]レンダリングデバイスおよびディスプレイデバイスのクロックを同期させることの一例を示すブロック図。
【
図15B】[0044]レンダリングデバイスおよびディスプレイデバイスのクロックを同期させることの一例を示すブロック図。
【
図15C】[0045]レンダリングデバイスおよびディスプレイデバイスのクロックを同期させることの一例を示すブロック図。
【
図16】[0046]いくつかの実装形態による、送信用のデータを管理するための例示的なプロセスを示すフローチャート。
【
図17】[0047]いくつかの実装形態による、送信用のデータを管理するための例示的なプロセスを示すフローチャート。
【
図18】[0048]1つまたは複数のビデオフレーム用のキューを生成することの一例を示すブロック図。
【
図19】[0049]いくつかの実装形態による、フィードバックを生成するための例示的なプロセスを示すフローチャート。
【
図20】[0050]いくつかの実装形態による、フィードバックを生成するための例示的なプロセスを示すフローチャート。
【
図21】[0051]例示的な制御フィールドのブロック図。
【
図22】[0052]複数のデバイスとの同時ワイヤレスリンクをサポートするための例示的なプロセスを示すフローチャート。
【
図23】[0053]XRアクティビティおよびAPとのワイヤレスアクティビティの例示的なタイミングを示すシーケンス図。
【発明を実施するための形態】
【0026】
[0054]様々な図面における同様の参照番号および記号は、同様の要素を示す。
【0027】
[0055]以下の説明は、本開示の発明的態様を記載する目的で、いくつかの実装形態を対象とする。しかしながら、当業者は、本明細書の教示が多数の異なる方法で適用され得ることを容易に認識されよう。記載される実装形態は、とりわけ、米国電気電子技術者協会(IEEE)802.11規格、IEEE802.15規格、Bluetooth(登録商標)スペシャルインタレストグループ(SIG)によって定義されたBluetooth規格、または第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標))によって公表されたロングタームエボリューション(LTE(登録商標))、3G、4G、もしくは5G(新無線(NR))規格のうちの1つまたは複数に従って、無線周波数(RF)信号を送信および受信することが可能な任意のデバイス、システム、またはネットワークにおいて実装され得る。記載される実装形態は、以下の技術または技法:符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元接続(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交FDMA(OFDMA)、シングルキャリアFDMA(SC-FDMA)、シングルユーザ(SU)多入力多出力(MIMO)、およびマルチユーザ(MU)MIMOのうちの1つまたは複数に従って、RF信号を送信および受信することが可能な任意のデバイス、システム、またはネットワークにおいて実装され得る。記載される実装形態はまた、ワイヤレスパーソナルエリアネットワーク(WPAN)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)、ワイヤレスワイドエリアネットワーク(WWAN)、またはモノのインターネット(IOT)ネットワークのうちの1つまたは複数において使用するのに適した他のワイヤレス通信プロトコルまたはRF信号を使用して実装され得る。
【0028】
[0056]様々な実装形態は、一般に、ユーザにエクステンデッドリアリティ(XR)体験を提供するアーキテクチャに関する。XR体験に関連付けられたワイヤレスデータは、一般に、ユーザ体験の低減を防止するために、厳しいレイテンシと、パケットロスの制限とを有する。たとえば、ビデオフレームまたは(オーディオ、触覚コマンドなどを含む)他のデータ用のパケットは、レンダリングされ、(ヘッドマウントディスプレイ(HMD)、ウェアラブルディスプレイ、または他のそのようなワイヤレスもしくは有線のディスプレイデバイスなどの)表示デバイスに配信され、ほぼリアルタイムで表示されなければならない。加えて、(慣性測定ユニット(IMU)からの測定値などの)ユーザの表示デバイスまたは他のデバイスからのセンサ情報は、レンダリングに使用され、そのことはレイテンシ要件をさらに複雑にする。典型的なワイヤレスシステムは、最小フレームレートを保証し、XR体験についての同期問題、スタッダ、または遅延を防止するために、データのレンダリング、配信、および表示に対するそのような制限下で設計されない。
【0029】
[0057]いくつかの実装形態は、より具体的に、XR体験を提供するデバイスのためのワイヤレスシステムの非同期式チャネルアクセス制御に関する。本開示のいくつかの態様によれば、デバイスは、1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)コンバージェンスプロトコル(PLCP)データユニット(PPDU)の優先度を調整し、他のデバイスがワイヤレス媒体上で通信することをさらに可能にしながら、特定の時間におけるワイヤレス媒体の制御を保証するために他の動作を実行することができる。たとえば、デバイスは、アプリケーションファイルの第1のPPDUを送信するためにワイヤレス媒体の制御を取得することを保証するために、バックオフカウンタを調整するか、または1つもしくは複数の拡張分散チャネルアクセス(EDCA)パラメータを調整することができる。アプリケーションファイルの1つまたは複数の後続のPPDUに対して、デバイスは、(ディスプレイデバイスがデバイスに情報を戻すため、または別のデバイスが共有されたワイヤレス媒体を使用して送信するためなどの)いくつかのシナリオで他のデバイスがワイヤレス媒体の制御を取得することを可能にするために、再びバックオフカウンタを調整するか、または1つもしくは複数のEDCAパラメータを調整することができる。
【0030】
[0058]特定の実装形態は、以下の潜在的な利点のうちの1つまたは複数を実現するために実装され得る。ワイヤレス媒体の制御を保証するレンダリングデバイスは、レンダリングデバイスがXR体験のためのレイテンシ要件を満たすことを可能にすることができる。他のデバイスがワイヤレス媒体上で送信することを可能にするレンダリングデバイスは、基本サービスセット(BSS)内の複数のデバイスを有するか、または複数の重複基本サービスセット(OBSS)を有する環境内でワイヤレス媒体が共有されることを可能にすることができる。レンダリングデバイスはまた、レンダリングがXR体験のためのレイテンシと、他の要件とを満たすために、ディスプレイデバイスがレンダリングデバイスにセンサ測定値と、他の情報とを提供することを可能にするように構成される。
【0031】
[0059]いくつかの実装形態は、より具体的に、XR体験を提供するデバイスのためのワイヤレスシステムの同期式チャネルアクセス制御に関する。本開示のいくつかの態様によれば、レンダリングデバイスは、目標起床時間(TWT)セッションを使用して、1つまたは複数の(ウィンドウとも呼ばれる)TWTサービス期間中にディスプレイデバイスと通信することができる。TWTセッションは、XR体験のためのレイテンシ要件または他の要件を満たすために、ワイヤレス媒体の制御を保証するように構成および管理される場合がある。TWTウィンドウを使用すると、他のデバイスがTWTウィンドウの外側のワイヤレス媒体を使用することが可能になる。
【0032】
[0060]特定の実装形態は、以下の潜在的な利点のうちの1つまたは複数を実現するために実装され得る。TWTを使用してワイヤレス媒体の制御を保証するレンダリングデバイスは、レンダリングデバイスがXR体験のためのレイテンシ要件を満たすことを可能にすることができる。他のデバイスがワイヤレス媒体上で送信することを可能にするレンダリングデバイスは、複数のデバイスを有する環境内でワイヤレス媒体が共有されることを可能にすることができる。
【0033】
[0061]いくつかの実装形態は、より具体的に、XR体験のための同期式チャネル制御ワイヤレスシステム内のワイヤレス通信用のアプリケーションベースのデータ転送機構に関する。本開示のいくつかの態様によれば、レンダリングデバイスは、送信されるべきアプリケーションデータを管理することができ、ディスプレイデバイスは、XR体験のためのレイテンシ要件が満たされることを保証するために、受信されたアプリケーションデータを管理することができる。データの管理には、送信されるべき異なるビデオスライス用のMSDUの生成、キューイング、および識別を行うことと、適切なときにキューをフラッシュすることと、ディスプレイデバイスにフラッシュを示すこととを含む。ディスプレイデバイスにおける管理は、並べ替え(REO)キューをフラッシュすること、またはさもなければ、レンダリングデバイスからMSDUを受信するREOキューを管理することであり得る。
【0034】
[0062]特定の実装形態は、以下の潜在的な利点のうちの1つまたは複数を実現するために実装され得る。(キューを生成と、フラッシュすることとを含む)キューの管理は、XR体験のレイテンシ要件が満たされることを保証することができる。キューの管理はまた、レンダリングデバイスとディスプレイデバイスとの間の通信レイテンシを増加させる可能性がある新鮮でないデータの除去を保証することができる。
【0035】
[0063]いくつかの実装形態は、より具体的に、フィードバックを提供し、フィードバックに基づいてXR体験に適合することに関する。本開示のいくつかの態様によれば、レンダリングデバイスは、ディスプレイデバイスにPPDUを送信し、PPDUを送信することに関連付けられたレイテンシまたはパケット欠落を測定するように試みることができる。ディスプレイデバイスは、ポーズデータフレームまたはトラッキングフレームを送信し、フレームを送信することに関連付けられたレイテンシまたはパケット欠落を測定するように試みることができる。レンダリングデバイスおよびディスプレイデバイスは、XR体験に関連付けられた他の測定を実行することができ、測定は、XR体験が(レイテンシまたはパケット欠落における増加を測定することなどの)影響を受けているときを示すことができる。XR体験の1つまたは複数のパラメータは調整される場合があり、測定値または調整値は他のデバイスに示される場合がある。
【0036】
[0064]特定の実装形態は、以下の潜在的な利点のうちの1つまたは複数を実現するために実装され得る。フィードバックを生成および提供することにより、レンダリングデバイスおよびディスプレイデバイスが、レイテンシ要件または他の要件を満たすためにXR体験をいつ調整するべきかを決定することが可能になり得る。
【0037】
[0065]いくつかの実装形態は、より具体的に、1つまたは複数のワイヤレス通信デバイスによる同時ワイヤレスリンクのサポートに関する。本開示のいくつかの態様によれば、レンダリングデバイスまたはリレーデバイスは、APまたはSTAおよびディスプレイデバイスへの同時リンクを含む。レンダリングデバイスまたはリレーデバイスは、(レイテンシ要件と他の要件とを有するXR体験に関連付けられる場合がある)ディスプレイデバイスとの通信に選好(preferences)を与えながら、同時リンクをサポートするべきである。レンダリングデバイスまたはリレーデバイスは、マルチリンク動作(MLO)技法またはTWTモード技法の拡張セットを使用して、同時リンクをサポートし、XR体験のレイテンシ要件と他の要件とを満たすことができる。リレーデバイスがAPおよびディスプレイデバイスとの同時リンクをサポートする場合、XR体験のためのビデオフレームのレンダリングは、APまたはAPの背後のクラウドサーバにおいて実行される場合がある。ビデオフレームは、第1のリンクを使用してAPからリレーデバイスに送られ、第1のリンクと同時に第2のリンクを使用してリレーデバイスからディスプレイデバイスに送られる場合がある。
【0038】
[0066]特定の実装形態は、以下の潜在的な利点のうちの1つまたは複数を実現するために実装され得る。同時リンクのサポートにより、レンダリングデバイスまたはリレーデバイスが、XR体験をさらにサポートしながらAPまたは別のSTAとの通信を続けることが可能になり得る。このようにして、レンダリングデバイスまたはリレーデバイスおよびディスプレイデバイスは、デバイスがXR体験をさらにサポートしながら複数の他のデバイスと通信するBSS、メッシュネットワーク、または他の環境に含まれる場合がある。
【0039】
[0067]
図1Aは、例示的なワイヤレス通信ネットワーク100のブロック図を示す。いくつかの態様によれば、ワイヤレス通信ネットワーク100は、Wi-Fi(登録商標)ネットワークなどのワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN)の一例であり得る(以下WLAN100と呼ばれる)。たとえば、WLAN100は、(IEEE802.11-2016仕様、または限定はしないが、802.11ah、802.11ad、802.11ay、802.11ax、802.11az、802.11ba、および802.11beを含む、その改訂によって定義されるものなどの)IEEE802.11規格ファミリのうちの少なくとも1つを実装するネットワークであり得る。WLAN100は、アクセスポイント(AP)102および複数の局(STA)104などの多数のワイヤレス通信デバイスを含む場合がある。ただ1つのAP102が示されているが、WLANネットワーク100はまた、複数のAP102を含むことができる。
【0040】
[0068]STA104の各々はまた、可能性の中でも特に、移動局(MS)、モバイルデバイス、モバイルハンドセット、ワイヤレスハンドセット、アクセス端末(AT)、ユーザ機器(UE)、加入者局(SS)、または加入者ユニットと呼ばれる場合がある。STA104は、可能性の中でも特に、携帯電話、携帯情報端末(PDA)、他のハンドヘルドデバイス、ネットブック、ノートブックコンピュータ、タブレットコンピュータ、ラップトップ、ディスプレイデバイス(たとえば、とりわけ、TV、コンピュータモニタ、ナビゲーションシステム、HMD)、音楽または他のオーディオもしくはステレオデバイス、遠隔制御デバイス(「遠隔制御装置」)、プリンタ、キッチンまたは他の家庭用器具、(たとえば、パッシブキーレスエントリアンドスタート(PKES)システムのための)キーフォブなどの様々なデバイスを表すことができる。
【0041】
[0069]単一のAP102およびSTA104の関連付けられたセットは、それぞれのAP102によって管理される基本サービスセット(BSS)と呼ばれる場合がある。
図1Aは、WLAN100の基本サービスエリア(BSA)を表すことができるAP102の例示的なカバレージエリア106をさらに示す。BSSは、サービスセット識別子(SSID)によってユーザに、ならびにAP102の媒体アクセス制御(MAC)アドレスであり得る基本サービスセット識別子(BSSID)によって他のデバイスに識別される場合がある。AP102は、AP102のワイヤレス範囲内の任意のSTA104が、AP102とのそれぞれの(以下「Wi-Fiリンク」とも呼ばれる)通信リンク108を確立するために、またはAP102との通信リンク108を維持するために、BSSIDを含むビーコンフレーム(「ビーコン」)を周期的にブロードキャストして、AP102に「関連付ける」または再び関連付けることを可能にする。たとえば、ビーコンは、それぞれのAP102によって使用される一次チャネルの識別、ならびにAP102とのタイミング同期を確立または維持するためのタイミング同期機能を含むことができる。AP102は、それぞれの通信リンク108を介してWLANにおける様々なSTA104に外部ネットワークへのアクセスを提供することができる。
【0042】
[0070]AP102との通信リンク108を確立するために、STA104の各々は、1つまたは複数の周波数帯域(たとえば、2.4GHz、5.0GHz、6.0GHz、または60GHz帯域)における周波数チャネル上でパッシブまたはアクティブなスキャン動作(「スキャン」)を実行するように構成される。パッシブスキャンを実行するために、STA104はビーコンを聴取し、ビーコンは、(1つの時間単位(TU)が1024マイクロ秒(μs)に等しい場合があるTUで測定される)目標ビーコン送信時間(TBTT)と呼ばれる周期的な時間間隔で、それぞれのAP102によって送信される。アクティブスキャンを実行するために、STA104は、プローブ要求を生成し、スキャンされるべき各チャネル上で逐次送信し、AP102からのプローブ応答を聴取する。各STA104は、パッシブまたはアクティブなスキャンを介して取得されたスキャン情報に基づいて関連付けるべきAP102を識別または選択し、選択されたAP102との通信リンク108を確立するために認証と、関連付け動作とを実行するように構成される場合がある。AP102は、関連付け動作の最盛時に関連付け識別子(AID)をSTA104に割り当て、AP102はSTA104を追跡するためにAIDを使用する。
【0043】
[0071]ワイヤレスネットワークの遍在性が高まった結果として、STA104は、STAの範囲内の多くのBSSのうちの1つを選択するか、または複数の接続されたBSSを含む拡張サービスセット(ESS)を一緒に形成する複数のAP102の中から選択する機会を有する場合がある。WLAN100に関連付けられた拡張ネットワーク局は、複数のAP102がそのようなESS内で接続されることを可能にすることができる有線またはワイヤレスの配信システムに接続される場合がある。そのため、STA104は2つ以上のAP102によってカバーされ得、異なる送信のために異なる時間に異なるAP102と関連付けることができる。加えて、AP102との関連付けの後に、STA104はまた、関連付けるべきより適切なAP102を見つけるために、その周りを周期的にスキャンするように構成される場合がある。たとえば、その関連付けられたAP102に対して動いているSTA104は、より大きい受信信号強度インジケータ(RSSI)または低減されたトラフィック負荷などのより望ましいネットワーク特性を有する別のAP102を見つけるために、「ローミング」スキャンを実行することができる。
【0044】
[0072]場合によっては、STA104は、AP102またはSTA104自体以外の他の機器なしにネットワークを形成することができる。そのようなネットワークの一例は、アドホックネットワーク(またはワイヤレスアドホックネットワーク)である。アドホックネットワークは、代替として、メッシュネットワークまたはピアツーピア(P2P)ネットワークと呼ばれる場合がある。場合によっては、アドホックネットワークは、WLAN100などのより大きいワイヤレスネットワーク内に実装される場合がある。そのような実装形態では、STA104は、通信リンク108を使用してAP102を通して互いに通信することが可能であり得るが、STA104はまた、直接ワイヤレス通信リンク110を介して互いに直接通信することができる。さらに、2つのSTA104は、両方のSTA104が同じAP102に関連付けられ、それによってサービスされるかどうかにかかわらず、直接通信リンク110を介して通信することができる。そのようなアドホックシステムでは、STA104のうちの1つまたは複数は、BSS内でAP102によってこなされた役割を想定することができる。そのようなSTA104は、グループオーナ(GO)と呼ばれる場合があり、アドホックネットワーク内の送信を調整することができる。直接ワイヤレスリンク110の例は、Wi-Fi直接接続、Wi-Fiトンネルドダイレクトリンクセットアップ(TDLS)リンクを使用することによって確立された接続、および他のP2Pグループ接続を含む。
【0045】
[0073]AP102およびSTA104は、(IEEE802.11-2016仕様、または限定はしないが、802.11ah、802.11ad、802.11ay、802.11ax、802.11az、802.11ba、および802.11beを含む、その改訂によって定義されるものなどの)IEEE802.11規格ファミリに従って、機能し、(それぞれの通信リンク108を介して)通信することができる。これらの規格は、PHYレイヤおよび媒体アクセス制御(MAC)レイヤのためのWLAN無線と、ベースバンドプロトコルとを定義する。AP102およびSTA104は、物理レイヤコンバージェンスプロトコル(PLCP)プロトコルデータユニット(PPDU)の形式で、互いとの間で(以下「Wi-Fi通信」とも呼ばれる)ワイヤレス通信を送信および受信する。WLAN100におけるAP102およびSTA104は、無認可スペクトルを介してPPDUを送信することができ、無認可スペクトルは、2.4GHz帯域、5.0GHz帯域、60GHz帯域、3.6GHz帯域、および900MHz帯域などのWi-Fi技術によって従来使用されている周波数帯域を含むスペクトルの一部分であり得る。本明細書に記載されたAP102およびSTA104のいくつかの実装形態はまた、認可通信と無認可通信の両方をサポートすることができる、6.0GHz帯域などの他の周波数帯域において通信することができる。AP102およびSTA104はまた、共有認可周波数帯域などの他の周波数帯域上で通信するように構成され得、そこで、複数の事業者は、同じまたは重複する1つまたは複数の周波数帯域において動作するための認可を有する場合がある。
【0046】
[0074]周波数帯域の各々は、複数のサブバンドまたは周波数チャネルを含む場合がある。たとえば、IEEE802.11n、802.11ac、および802.11ax規格の改訂に準拠するPPDUは、各々が複数の20MHzチャネルに分割される2.4GHz帯域および5.0GHz帯域上で送信される場合がある。そのため、これらのPPDUは、20MHzの最小帯域幅を有する物理チャネル上で送信されるが、より大きいチャネルがチャネル結合を介して形成され得る。たとえば、PPDUは、複数の20MHzチャネルを一緒に結合することにより、40MHz、80MHz、160MHz、または320MHzの帯域幅を有する物理チャネル上で送信される場合がある。
【0047】
[0075]各PPDUは、PHYプリアンブルと、ペイロードとをPLCPサービスデータユニット(PSDU)の形式で含む合成構造である。プリアンブル内で提供される情報は、PSDU内の後続のデータを復号するために受信デバイスによって使用される場合がある。結合されたチャネル上でPPDUが送信される実例では、プリアンブルフィールドは複製され、複数のコンポーネントチャネルの各々において送信される場合がある。PHYプリアンブルは、レガシー部分(または「レガシープリアンブル」)と非レガシー部分(または「非レガシープリアンブル」)の両方を含む場合がある。レガシープリアンブルは、用途の中でも特に、パケット検出、自動利得制御、およびチャネル推定に使用される場合がある。レガシープリアンブルはまた、概して、レガシーデバイスとの互換性を維持するために使用される場合がある。プリアンブルのフォーマット、コーディング、および非レガシー部分内で提供される情報は、ペイロードを送信するために使用されるべき特定のIEEE802.11プロトコルに基づく。PPDUはまた、物理レイヤプロトコルデータユニットまたはPHYプロトコルデータユニットと呼ばれる場合がある。
【0048】
[0076]上述されたように、(STA104などの)デバイスは、互いに直接通信することができる。XR体験の場合、レンダリングデバイスはディスプレイデバイスと直接通信することができる。たとえば、ビデオフレームデータ、オーディオデータ、およびセンサ情報は、ディスプレイデバイスの動きと同期したビデオをレンダリングおよび表示すること(またはオーディオもしくは他のデータを提供すること)を可能にするために、XR体験を提供するデバイス間で通信される場合がある。
【0049】
[0077]本明細書で使用されるXR体験は、ユーザに提供される場合がある(ユーザが現実世界から分離され得る)仮想現実(VR)体験、(仮想世界もしくは仮想情報がディスプレイ内の現実世界オブジェクトに重ね合わされ得る)拡張現実(AR)体験、または(仮想オブジェクトおよび現実世界オブジェクトがユーザにシームレスに現れることができるディスプレイ内に統合され得る)複合現実(MR)体験のうちの1つまたは複数を指す。たとえば、ユーザは、ユーザの動きに基づいてユーザに情報を提供するために同期したHMD(もしくは他のディスプレイデバイス)、オーディオデバイス、または(触覚グローブもしくは触覚ベストなどの)触覚フィードバックデバイスを有する場合がある。
【0050】
[0078]
図1Bは、XR体験を提供するための例示的なデバイスのグループ150の絵図を示す。デバイス152は、XR体験のビデオフレームを表示するためのディスプレイデバイスである。デバイス152はHMDとして描写されているが、デバイス152は、タブレットまたはスマートフォンまたは眼鏡などの任意の適切なディスプレイデバイスであってもよい。デバイス154は、ワイヤレス通信リンク156を介してディスプレイデバイス152にビデオフレームを提供するためのデバイスである。デバイス154は、
図1AのSTA104の例示的な実装形態であり得る。デバイス154は、ディスプレイデバイス152のためのソフトウェア対応AP(ソフトAPまたはSAP)として構成される場合がある。いくつかの実装形態では、デバイス154は、ビデオフレームをレンダリングするように構成されたレンダリングデバイスである。いくつかの実装形態では、デバイス154は、ワイヤレス通信リンク160を介してAP158の背後のクラウドサーバまたはAP158自体によってレンダリングされたビデオフレームを取得し、デバイス152にビデオフレームを提供するためのブリッジデバイスである。デバイス154はスマートフォンとして描写されているが、デバイス154は、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、またはタブレットなどの、フレームをレンダリングまたは提供するための任意の適切なデバイスであってもよい。デバイス154はAP158と通信しているように描写されているが、いくつかの実装形態では、デバイス154はピアツーピア(P2P)モードで別のSTAと通信する。提供された例では、APは、P2Pモードでデバイス154に通信可能に結合されたSTAを指すことができる。
【0051】
[0079]いくつかの実装形態では、デバイス152またはデバイス154は、1つまたは複数の他のデバイスの(範囲内とも呼ばれる)ワイヤレス通信範囲内にある。たとえば、デバイス152または154のうちの1つまたは複数は、デバイス162の範囲内にあり得る。デバイス162は、AP158のBSS内にあり得るか、または異なるAPに関連付けられた他のBSS(OBSS)内にあり得る。デバイス162は、(同じ周波数帯域内、同じチャネル上、または重複するチャネル上などの)デバイス154と同じワイヤレス媒体上で通信するように構成される。このようにして、デバイス154および162は、他のデバイスと通信するためにワイヤレス媒体を共有する。
【0052】
[0080]以下の例の多くは、デバイスがビデオフレームおよびビデオフレームのビデオスライスに関連付けられたPPDUを生成、提供、または取得することを記載する。本開示の態様はまた、提供される他のタイプのデータに適用される。たとえば、アプリケーションファイルは、アプリケーションレイヤにおいて受信デバイスによって認識可能なデータの最も小さいセグメントであり得る。受信デバイスは、アプリケーションファイル全体を生成するために、アプリケーションファイルのすべての部分が取得され接合されない限り、アプリケーションレイヤにおいてアプリケーションファイルのいずれの部分も処理することができない。アプリケーションファイルの一例は、ビデオフレームのビデオスライスを含む。本明細書で使用されるビデオスライスはまた、ビデオフレームスライスまたはスライスと呼ばれる場合がある。ビデオを処理する際に、各フレームは、(ピクセル列、ピクセル行、マクロブロックのグループ、またはビデオフレームの他の部分などの)複数のスライスに分割される場合があり、各ビデオスライスは、1つまたは複数のPPDUにパッケージ化される場合がある。以下の例は、ビデオスライスを指してアプリケーションファイルを参照している場合があるが、アプリケーションファイルは(ビデオフレームなどの)他の部分を指してもよく、(オーディオ、触覚情報、文書、アプリケーションスクリプトなどの)他のデータを含んでもよい。このようにして、デバイス152は、(オーディオデバイスまたは触覚フィードバックデバイスなど)ディスプレイデバイス以外であってもよい。そのため、本開示は、ビデオデータの管理および搬送ならびにそれに固有のデバイスに限定されない。
【0053】
[0081]上述されたように、(デバイス152と154とを含む)多くのデバイスは、互いの間でPPDUを提供および取得することができる。たとえば、AP158は、デバイス154との間でPPDUを提供および取得することができる。別の例では、デバイス154はデバイス152にPPDUを提供することができる。
図2A~
図4は、様々な例示的なPPDUを描写する。図は、AP102と1つまたは複数のSTA104との間で通信されるPPDUとして記載されているが、PPDUは、デバイス152とデバイス154との間(SAPとしてのデバイス154とSAPのSTAとしてのデバイス152との間)で通信されてもよい。
【0054】
[0082]
図2Aは、ワイヤレス通信デバイス間の通信に使用可能な例示的なプロトコルデータユニット(PDU)200を示す。たとえば、PDU200は、PPDUとして構成され得る。図示されたように、PDU200は、PHYプリアンブル202とPHYペイロード204とを含む。たとえば、PHYプリアンブル202は、それ自体がレガシーショートトレーニングフィールド(L-STF)206と、レガシーロングトレーニングフィールド(L-LTF)208と、レガシーシグナリングフィールド(L-SIG)210とを含むレガシー部分を含む場合がある。PHYプリアンブル202はまた、非レガシー部分(非レガシーフィールド212)を含む場合がある。L-STF206は、概して、受信デバイスが、自動利得制御(AGC)と粗いタイミングおよび周波数推定とを実行することを可能にする。L-LTF208は、概して、受信デバイスが、細かいタイミングと、周波数推定とを実行することを可能にし、ワイヤレスチャネルを推定することも可能にする。L-SIG210は、概して、受信デバイスが、PDUの持続時間を決定し、決定された持続時間を使用してPDUの上で送信することを回避することを可能にする。たとえば、L-STF206、L-LTF208、およびL-SIG210は、2位相シフトキーイング(BPSK)変調方式に従って変調される場合がある。ペイロード204はデータ214を含む。ペイロード204は、BPSK変調方式、直交BPSK(Q-BPSK)変調方式、直交振幅変調(QAM)変調方式、または別の適切な変調方式に従って変調される場合がある。ペイロード204は、概して、たとえば、媒体アクセス制御(MAC)プロトコルデータユニット(MPDU)またはアグリゲートMPDU(A-MPDU)の形式で、上位レイヤデータを搬送することができる。
【0055】
[0083]
図2Bは、
図2AのPDUにおける例示的なL-SIGフィールド220を示す。L-SIG220は、データレートフィールド222と、予約済みビット224と、長さフィールド226と、パリティビット228と、テールフィールド230とを含む。データレートフィールド222はデータレートを示す(データレートフィールド222内で示されたデータレートは、ペイロード204内で搬送されるデータの実際のデータレートでない場合があることに留意されたい)。長さフィールド226は、たとえば、バイト単位でパケットの長さを示す。パリティビット228は、ビットエラーを検出するために使用される。テールフィールド230は、デコーダ(たとえば、ビタビデコーダ)の動作を終了するために受信デバイスによって使用されるテールビットを含む。受信デバイスは、データレートフィールド222および長さフィールド226に示されたデータレートと、長さとを利用して、たとえば、マイクロ秒(μs)単位でパケットの持続時間を決定する。
【0056】
[0084]
図3Aは、ワイヤレス通信デバイス間のワイヤレス通信に使用可能な別の例示的なPDU300を示す。PDU300は、SU送信、OFDMA送信、またはMU-MIMO送信に使用される場合がある。PDU300は、IEEE802.11ワイヤレス通信プロトコル規格に対するIEEE802.11axの改訂に従って、高効率(HE)WLAN PPDUとしてフォーマットされる場合がある。PDU300は、レガシー部分302と非レガシー部分304とを含むPHYプリアンブルを含む。PDU300は、たとえば、データフィールド324を含むPSDUの形式で、プリアンブルの後にPHYペイロード306をさらに含む場合がある。
【0057】
[0085]プリアンブルのレガシー部分302は、L-STF308と、L-LTF310と、L-SIG312とを含む。非レガシー部分304は、L-SIG(RL-SIG)314、第1のHE信号フィールド(HE-SIG-A)316、HEショートトレーニングフィールド(HE-STF)320、および1つまたは複数のHEロングトレーニングフィールド(またはシンボル)(HE-LTF)322の繰り返しを含む。OFDMA通信またはMU-MIMO通信の場合、第2の部分304は、HE-SIG-A316とは別々に符号化された第2のHE信号フィールド(HE-SIG-B)318をさらに含む。L-STF308、L-LTF310、およびL-SIG312のように、RL-SIG314およびHE-SIG-A316内の情報は複製され、結合チャネルの使用を伴う実例内のコンポーネント20MHzチャネルの各々において送信される場合がある。対照的に、HE-SIG-B318内のコンテンツは、各20MHzチャネルに対して固有であり、固有のSTA104を目標にすることができる。
【0058】
[0086]RL-SIG314は、PDU300がHE PPDUであることをHE互換STA104に示すことができる。AP102は、HE-SIG-A316を使用して、APが複数のSTA104のためにULまたはDLのリソースをスケジュールしたことを識別し、複数のSTA104に通知することができる。たとえば、HE-SIG-A316は、識別されたSTA104向けのリソース割振りを示すリソース割振りサブフィールドを含む場合がある。HE-SIG-A316は、AP102によってサービスされる各HE互換STA104によって復号される場合がある。MU送信の場合、HE-SIG-A316は、関連付けられたHE-SIG-B318を復号するために各々の識別されたSTA104によって使用可能な情報をさらに含む。たとえば、HE-SIG-A316は、例の中でも特に、HE-SIG-B318の位置および長さと、利用可能なチャネル帯域幅と、変調およびコーディング方式(MCS)とを含むフレームフォーマットを示すことができる。HE-SIG-A316はまた、識別されたSTA104以外のSTA104によって使用可能なHE WLANシグナリング情報を含む場合がある。
【0059】
[0087]HE-SIG-B318は、たとえば、STA固有(または「ユーザ固有」)MCS値およびSTA固有RU割振り情報などのSTA固有スケジューリング情報を搬送することができる。DL MU-OFDMAのコンテキストでは、そのような情報により、それぞれのSTA104が関連付けられたデータフィールド324内の対応するリソースユニット(RU)を識別および復号することが可能になる。各HE-SIG-B318は、共通フィールドと、少なくとも1つのSTA固有フィールドとを含む。共通フィールドは、例の中でも特に、周波数領域内のRU割当てを含む複数のSTA104に対するRU割振りを示し、どのRUがMU-MIMO送信に割り振られるかと、どのRUがMU-OFDMA送信に対応するかと、割振りの中のユーザの数とを示すことができる。共通フィールドは、共通ビット、CRCビット、およびテールビットで符号化される場合がある。ユーザ固有フィールドは特定のSTA104に割り当てられ、固有のRUをスケジュールし、他のWLANデバイスにスケジューリングを示すために使用される場合がある。各ユーザ固有フィールドは、複数のユーザブロックフィールドを含む場合がある。各ユーザブロックフィールドは、データフィールド324内のそれぞれのRUペイロードを復号するために、2つのそれぞれのSTA用の情報を含む2つのユーザフィールドを含む場合がある。
【0060】
[0088]
図3Bは、ワイヤレス通信デバイス間のワイヤレス通信に使用可能な別の例示的なPDU350を示す。PDU350は、SU送信、OFDMA送信、またはMU-MIMO送信に使用される場合がある。PDU350は、IEEE802.11ワイヤレス通信プロトコル規格に対するIEEE802.11beの改訂に従って、超高スループット(EHT)WLAN PPDUとしてフォーマットされる場合があるか、または将来のIEEE802.11ワイヤレス通信プロトコル規格もしくは他のワイヤレス通信規格に準拠する新しいワイヤレス通信プロトコルの任意の後の(ポストEHT)バージョンに準拠するPPDUとしてフォーマットされる場合がある。PDU350は、レガシー部分352と非レガシー部分354とを含むPHYプリアンブルを含む。PDU350は、たとえば、データフィールド374を含むPSDUの形式で、プリアンブルの後にPHYペイロード356をさらに含む場合がある。
【0061】
[0089]プリアンブルのレガシー部分352は、L-STF358と、L-LTF360と、L-SIG362とを含む。プリアンブルの非レガシー部分354は、RL-SIG364と、RL-SIG364の後の複数のワイヤレス通信プロトコルバージョン依存信号フィールドとを含む。たとえば、非レガシー部分354は、(本明細書では「U-SIG366」と呼ばれる)汎用信号フィールド366と、(本明細書では「EHT-SIG368」と呼ばれる)EHT信号フィールド368とを含む場合がある。U-SIG366およびEHT-SIG368の1つまたは両方は、EHTを超える他のワイヤレス通信プロトコルバージョンとして構成され、それら用のバージョン依存情報を搬送することができる。非レガシー部分354は、追加の(本明細書では「EHT-STF370」と呼ばれるが、それはEHTを超える他のワイヤレス通信プロトコルバージョンとして構成され、それら用のバージョン依存情報を搬送することができる)ショートトレーニングフィールド370と、1つまたは複数の追加の(本明細書では「EHT-LTF372」と呼ばれるが、それらはEHTを超える他のワイヤレス通信プロトコルバージョンとして構成され、それら用のバージョン依存情報を搬送することができる)ロングトレーニングフィールド372とをさらに含む。L-STF358、L-LTF360、およびL-SIG362のように、U-SIG366およびEHT-SIG368内の情報は複製され、結合チャネルの使用を伴う実例内のコンポーネント20MHzチャネルの各々において送信される場合がある。いくつかの実装形態では、EHT-SIG368は、追加または代替として、一次20MHzチャネル内で搬送される情報とは異なる1つまたは複数の非一次20MHzチャネル内で情報を搬送することができる。
【0062】
[0090]EHT-SIG368は、1つまたは複数のジョイント符号化シンボルを含む場合があり、U-SIG366が符号化されるブロックとは異なるブロック内で符号化される場合がある。EHT-SIG368は、APが複数のSTA104のためにULまたはDLのリソースをスケジュールしたことを識別し、複数のSTA104に通知するためにAPによって使用される場合がある。EHT-SIG368は、AP102によってサービスされる各互換STA104によって復号される場合がある。EHT-SIG368は、概して、データフィールド376内のビットを解釈するために受信デバイスによって使用される場合がある。たとえば、EHT-SIG368は、例の中でも特に、RU割振り情報と、空間ストリーム構成情報と、MCSなどのユーザ当たりのシグナリング情報とを含む場合がある。EHT-SIG368は、バイナリ畳み込みコード(BCC)に使用される場合がある、巡回冗長検査(CRC)(たとえば、4ビット)と、テール(たとえば、6ビット)とをさらに含む場合がある。いくつかの実装形態では、EHT-SIG368は、各々がCRCとテールとを含む1つまたは複数のコードブロックを含む場合がある。いくつかの態様では、コードブロックの各々は別々に符号化される場合がある。
【0063】
[0091]EHT-SIG368は、たとえば、ユーザ固有MCS値およびユーザ固有RU割振り情報などのSTA固有スケジューリング情報を搬送することができる。EHT-SIG368は、概して、データフィールド376内のビットを解釈するために受信デバイスによって使用される場合がある。DL MU-OFDMAのコンテキストでは、そのような情報により、それぞれのSTA104が関連付けられたデータフィールド376内の対応するRUを識別および復号することが可能になる。各EHT-SIG368は、共通フィールドと、少なくとも1つのユーザ固有フィールドとを含む場合がある。共通フィールドは、例の中でも特に、複数のSTA104に対するRU分布を示し、周波数領域内のRU割当てを示し、どのRUがMU-MIMO送信に割り振られるかと、どのRUがMU-OFDMA送信に対応するかと、割振りの中のユーザの数とを示すことができる。共通フィールドは、共通ビット、CRCビット、およびテールビットで符号化される場合がある。ユーザ固有フィールドは特定のSTA104に割り当てられ、固有のRUをスケジュールし、他のWLANデバイスにスケジューリングを示すために使用される場合がある。各ユーザ固有フィールドは、複数のユーザブロックフィールドを含む場合がある。各ユーザブロックフィールドは、たとえば、それらそれぞれのRUペイロードを復号するために、2つのそれぞれのSTA用の情報を含む2つのユーザフィールドを含む場合がある。
【0064】
[0092]RL-SIG364およびU-SIG366の存在は、PDU350がEHT PPDU、または将来のIEEE802.11ワイヤレス通信プロトコル規格に準拠する新しいワイヤレス通信プロトコルの任意の後の(ポストEHT)バージョンに準拠するPPDUであることをEHTまたは後のバージョンに準拠するSTA104に示すことができる。たとえば、U-SIG366は、EHT-SIG368またはデータフィールド376のうちの1つまたは複数の中のビットを解釈するために、受信デバイスによって使用される場合がある。
【0065】
[0093]
図4は、AP102といくつかのSTA104との間の通信に使用可能な例示的なPPDU400を示す。上述されたように、各PPDU400は、PHYプリアンブル402とPSDU404とを含む。各PSDU404は、1つまたは複数のMACプロトコルデータユニット(MPDU)を搬送することができる。たとえば、各PSDU404は、複数のアグリゲートMPDU(A-MPDU)サブフレーム406のアグリゲーションを含むA-MPDU408を搬送することができる。各A-MPDUサブフレーム406は、A-MPDUサブフレーム406のデータ部分(「ペイロード」または「フレーム本体」)を含む、付随するMPDU414より前に、MACデリミタ410とMACヘッダ412とを含む場合がある。MPDU414は、1つまたは複数のMACサービスデータユニット(MSDU)サブフレーム416を搬送することができる。たとえば、MPDU414は、複数のMSDUサブフレーム416を含むアグリゲートMSDU(A-MSDU)418を搬送することができる。各MSDUサブフレーム416は、サブフレームヘッダ422が先行する対応するMSDU420を含んでいる。
【0066】
[0094]A-MPDUサブフレーム406を再び参照すると、MACヘッダ412は、フレーム本体414内にカプセル化されたデータの特性または属性を定義するかまたは示す情報を含んでいるいくつかのフィールドを含む場合がある。MACヘッダ412はまた、フレーム本体414内にカプセル化されたデータ用のアドレスを示すいくつかのフィールドを含む。たとえば、MACヘッダ412は、ソースアドレス、送信機アドレス、受信機アドレス、または宛先アドレスの組合せを含む場合がある。MACヘッダ412は、制御情報を含んでいるフレーム制御フィールドを含む場合がある。フレーム制御フィールドは、フレームタイプ、たとえば、データフレーム、制御フレーム、または管理フレームを指定する。MACヘッダ412は、ワイヤレス通信デバイスによって送信されるべき最後のPPDUの確認応答(ACK)(たとえば、A-MPDUの場合はブロックACK(BA))の終わりまで、PPDUの終わりから延びる持続時間を示す持続時間フィールドをさらに含む場合がある。持続時間フィールドを使用すると、示された持続時間の間ワイヤレス媒体を確保するように働き、したがってNAVが確立される。各A-MPDUサブフレーム406はまた、誤り検出のためのフレームチェックシーケンス(FCS)フィールド424を含む場合がある。たとえば、FCSフィールド424は巡回冗長検査(CRC)を含む場合がある。
【0067】
[0095]上述されたように、AP102およびSTA104は、マルチユーザ(MU)通信、すなわち、1つのデバイスから複数のデバイスの各々への同時送信(たとえば、AP102から対応するSTA104への複数の同時ダウンリンク(DL)通信)、または複数のデバイスから単一のデバイスへの同時送信(たとえば、対応するSTA104からAP102への複数の同時アップリンク(UL)送信)をサポートすることができる。MU送信をサポートするために、AP102およびSTA104は、マルチユーザ多入力多出力(MU-MIMO)技法と、マルチユーザ直交周波数分割多元接続(MU-OFDMA)技法とを利用することができる。
【0068】
[0096]MU-OFDMA方式では、ワイヤレスチャネルの利用可能な周波数スペクトルは、各々がいくつかの異なる周波数サブキャリア(「トーン」)を含む複数のリソースユニット(RU)に分割される場合がある。異なるRUは、特定の時間に異なるSTA104にAP102によって割り振られるか、または割り当てられる場合がある。RUのサイズおよび分布は、RU割振りと呼ばれる場合がある。いくつかの実装形態では、RUは2MHzの間隔で割り振られる場合があるので、最小のRUは、24個のデータトーンおよび2個のパイロットトーンからなる26個のトーンを含む場合がある。結果として、20MHzのチャネルでは、(一部のトーンは他の目的のために確保されるので)(2MHz、26トーンのRUなどの)最大9個のRUが割り振られる場合がある。同様に、160MHzのチャネルでは、最大74個のRUが割り振られる場合がある。より大きい52トーン、106トーン、242トーン、484トーン、および996トーンのRUも割り振られる場合がある。たとえば、隣接するRU間の干渉を減らすために、受信機のDCオフセットを減らすために、および送信中心周波数漏洩を回避するために、隣接するRUは、(DCサブキャリアなどの)ヌルサブキャリアによって分離される場合がある。
【0069】
[0097]UL MU送信の場合、AP102は、複数のSTA104からAP102へのUL MU-OFDMA送信またはUL MU-MIMO送信を開始し同期させるために、トリガフレームを送信することができる。したがって、そのようなトリガフレームは、複数のSTA104が時間的に同時にAP102にULトラフィックを送ることを可能にすることができる。トリガフレームは、それぞれの関連付け識別子(AID)を介して1つまたは複数のSTA104をアドレス指定することができ、AP102にULトラフィックを送るために使用され得る1つまたは複数のRUを各AID(およびしたがって各STA104)に割り当てることができる。APはまた、スケジュールされていないSTA104が競合する(contend)ことができる1つまたは複数のランダムアクセス(RA)RUを指定することができる。
【0070】
[0098]
図5は、例示的なワイヤレス通信デバイス500のブロック図を示す。いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信デバイス500は、
図1Aを参照して上述されたSTA104のうちの1つ、または
図1Bを参照するデバイス152もしくは154の1つもしくは両方などのSTAにおいて使用するためのデバイスの一例であり得る。いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信デバイス500は、
図1Aを参照して上述されたAP102などのAPにおいて使用するためのデバイスの一例であり得る。ワイヤレス通信デバイス500は、(たとえば、ワイヤレスパケットの形式で)ワイヤレス通信を送信すること(または送信のために出力すること)および受信することが可能である。たとえば、ワイヤレス通信デバイスは、IEEE802.11-2016仕様、または限定はしないが、802.11ah、802.11ad、802.11ay、802.11ax、802.11az、802.11ba、および802.11beを含む、それらの改訂によって定義されたものなどの、IEEE802.11規格に準拠するPPDUおよびMPDUの形式でパケットを送信および受信するように構成され得る。
【0071】
[0099]ワイヤレス通信デバイス500は、1つまたは複数のモデム502、たとえば、Wi-Fi(IEEE802.11準拠)モデムを含む、チップ、システムオンチップ(SoC)、チップセット、パッケージ、またはデバイスであり得るか、またはそれらを含むことができる。いくつかの実装形態では、1つまたは複数のモデム502(まとめて「モデム502」)は、WWANモデム(たとえば、3GPP 4GLTEまたは5G準拠モデム)をさらに含む。いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信デバイス500は、1つまたは複数の無線機504(まとめて「無線機504」)も含む。いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信デバイス500は、1つまたは複数のプロセッサ、処理ブロック、または処理要素506(まとめて「プロセッサ506」)と、1つまたは複数のメモリブロックまたはメモリ要素508(まとめて「メモリ508」)とをさらに含む。
【0072】
[0100]モデム502は、たとえば、可能性の中でも特に、特定用途向け集積回路(ASIC)などのインテリジェントハードウェアブロックまたはデバイスを含むことができる。モデム502は、概して、PHYレイヤを実装するように構成される。たとえば、モデム502は、ワイヤレス媒体を介する送信のために、パケットを変調し、変調されたパケットを無線機504に出力するように構成される。モデム502は同様に、無線機504によって受信される変調されたパケットを取得し、復調されたパケットを提供するためにパケットを復調するように構成される。変調器および復調器に加えて、モデム502は、デジタル信号処理(DSP)回路と、自動利得制御(AGC)と、コーダと、デコーダと、マルチプレクサと、デマルチプレクサとをさらに含む場合がある。たとえば、送信モードにある間、プロセッサ506から取得されたデータはコーダに提供され、コーダは符号化ビットを提供するためにデータを符号化する。符号化ビットは、変調されたシンボルを提供するために、(選択されたMCSを使用して)変調コンステレーション内のポイントにマッピングされる。変調されたシンボルは、NSS個の空間ストリームまたはNSTS個の時空間ストリームにマッピングされる場合がある。それぞれの空間ストリームまたは時空間ストリーム内の変調されたシンボルは、多重化され、逆高速フーリエ変換(IFFT)ブロックを介して変換され、その後、Txウィンドウ処理およびフィルタ処理のためにDSP回路に提供される場合がある。デジタル信号は、デジタルアナログ変換器(DAC)に提供される場合がある。得られたアナログ信号は、周波数アップコンバータに、最終的に無線機504に提供される場合がある。ビームフォーミングを伴う実装形態では、それぞれの空間ストリーム内の変調されたシンボルは、IFFTブロックへのそれらの提供の前にステアリング行列を介してプリコーディングされる。
【0073】
[0101]受信モードにある間、無線機504から受信されたデジタル信号はDSP回路に提供され、DSP回路は、たとえば、信号の存在を検出し、初期タイミングと、周波数オフセットとを推定することによって、受信信号を収集するように構成される。DSP回路はさらに、たとえば、チャネル(狭帯域)フィルタ処理、(I/Q不均衡を補正することなどの)アナログ障害調整を使用して、および狭帯域信号を最終的に取得するためにデジタル利得を適用して、デジタル信号をデジタル的に調整するように構成される。DSP回路の出力はAGCに供給される場合があり、AGCは、適切な利得を決定するために、たとえば1つまたは複数の受信されたトレーニングフィールドにおいて、デジタル信号から抽出された情報を使用するように構成される。DSP回路の出力はまた、復調器と結合され、復調器は、信号から変調されたシンボルを抽出し、たとえば、各空間ストリーム内の各サブキャリアのビット位置ごとに対数尤度比(LLR)を算出するように構成される。復調器はデコーダと結合され、デコーダは、復号ビットを提供するためにLLRを処理するように構成される場合がある。空間ストリームのすべてからの復号ビットは、逆多重化のためにデマルチプレクサに供給される。逆多重化されたビットは、デスクランブルされ、処理、評価、または解釈のためにMACレイヤ(プロセッサ506)に提供される場合がある。
【0074】
[0102]無線機504は、概して、1つまたは複数のトランシーバに組み合わされる場合がある少なくとも1つの無線周波数(RF)送信機(または「送信機チェーン」)と、少なくとも1つのRF受信機(または「受信機チェーン」)とを含む。たとえば、RF送信機およびRF受信機は、それぞれ、少なくとも1つの電力増幅器(PA)と少なくとも1つの低雑音増幅器(LNA)とを含む様々なDSP回路を含む場合がある。RF送信機およびRF受信機は、次に1つまたは複数のアンテナに結合される場合がある。たとえば、いくつかの実装形態では、ワイヤレス通信デバイス500は、(各々が対応する送信チェーンを有する)複数の送信アンテナと、(各々が対応する受信チェーンを有する)複数の受信アンテナとを含むか、またはそれらと結合され得る。モデム502から出力されたシンボルは無線機504に提供され、無線機504は結合されたアンテナを介してシンボルを送信する。同様に、アンテナを介して受信されたシンボルは無線機504によって取得され、無線機504はモデム502にシンボルを提供する。
【0075】
[0103]プロセッサ506は、たとえば、処理コア、処理ブロック、中央処理装置(CPU)、マイクロプロセッサ、マイクロコントローラ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)などのプログラマブル論理デバイス(PLD)、個別ゲートもしくはトランジスタ論理、個別ハードウェア構成要素、または本明細書に記載された機能を実行するように設計されたそれらの任意の組合せなどのインテリジェントハードウェアブロックまたはデバイスを含むことができる。プロセッサ506は、無線機504およびモデム502を介して受信された情報を処理し、ワイヤレス媒体を介する送信のためにモデム502および無線機504を介して出力されるべき情報を処理する。たとえば、プロセッサ506は、MPDU、フレーム、またはパケットの生成および送信に関係する様々な動作を実行するように構成された制御プレーンとMACレイヤとを実装することができる。MACレイヤは、動作または技法の中でも特に、フレームのコーディングおよび復号と、空間多重化と、時空間ブロックコーディング(STBC)と、ビームフォーミングと、OFDMAリソース割振りとを実行するか、またはそれらを容易にするように構成される。いくつかの実装形態では、プロセッサ506は、概して、上述された様々な動作をモデムに実行させるようにモデム502を制御することができる。
【0076】
[0104]メモリ508は、ランダムアクセスメモリ(RAM)または読取り専用メモリ(ROM)またはそれらの組合せなどの有形記憶媒体を含むことができる。メモリ508はまた、プロセッサ506によって実行されると、MPDU、フレーム、またはパケットの生成、送信、受信、および解釈を含む、ワイヤレス通信のための本明細書に記載された様々な動作をプロセッサに実行させる命令を含んでいる非一時的プロセッサまたはコンピュータ実行可能ソフトウェア(SW)コードを記憶することができる。たとえば、本明細書に開示された構成要素の様々な機能、または本明細書に開示された方法、動作、プロセス、もしくはアルゴリズムの様々なブロックもしくはステップは、1つまたは複数のコンピュータプログラムの1つまたは複数のモジュールとして実装され得る。
【0077】
[0105]
図6Aは、例示的なAP602のブロック図を示す。たとえば、AP602は、
図1Aを参照して記載されたAP102または
図1Bを参照して記載されたAP158の例示的な実装形態であり得る。AP602は、ワイヤレス通信デバイス(WCD)610を含む。たとえば、ワイヤレス通信デバイス610は、
図5を参照して記載されたワイヤレス通信デバイス500の例示的な実装形態であり得る。AP602はまた、ワイヤレス通信を送信および受信するために、ワイヤレス通信デバイス610と結合された複数のアンテナ620を含む。いくつかの実装形態では、AP602は、ワイヤレス通信デバイス610と結合されたアプリケーションプロセッサ630と、アプリケーションプロセッサ630と結合されたメモリ640とをさらに含む。AP602は、インターネットを含む外部ネットワークへのアクセスを獲得するためにAP602がコアネットワークまたはバックホールネットワークと通信することを可能にする、少なくとも1つの外部ネットワークインターフェース650をさらに含む。たとえば、外部ネットワークインターフェース650は、有線(たとえば、イーサネット(登録商標))ネットワークインターフェースおよび(WWANインターフェースなどの)ワイヤレスネットワークインターフェースの1つまたは両方を含む場合がある。前述の構成要素のうちのいくつかの構成要素は、少なくとも1つのバスを介して、直接的または間接的に構成要素のうちの他のいくつかの構成要素と通信することができる。AP602は、ワイヤレス通信デバイス610と、アプリケーションプロセッサ630と、メモリ640と、アンテナ620の少なくとも一部分と、外部ネットワークインターフェース650とを包含するハウジングをさらに含む。
【0078】
[0106]
図6Bは、例示的なSTA604のブロック図を示す。たとえば、STA604は、
図1Aを参照して記載されたSTA104、または
図1Bを参照して記載されたデバイス152もしくは154のうちの1つもしくは複数の例示的な実装形態であり得る。STA604は、ワイヤレス通信デバイス615を含む。たとえば、ワイヤレス通信デバイス615は、
図5を参照して記載されたワイヤレス通信デバイス500の例示的な実装形態であり得る。STA604はまた、ワイヤレス通信を送信および受信するために、ワイヤレス通信デバイス615と結合された1つまたは複数のアンテナ624を含む。STA604は、ワイヤレス通信デバイス615と結合されたアプリケーションプロセッサ635と、アプリケーションプロセッサ635と結合されたメモリ645とをさらに含む。いくつかの実装形態では、STA604は、(タッチスクリーンまたはキーパッドなどの)ユーザインターフェース(UI)655と、タッチスクリーンディスプレイを形成するようにUI655と統合され得るディスプレイ665とをさらに含む。いくつかの実装形態では、STA604は、たとえば、1つまたは複数の慣性センサ、加速度計、温度センサ、圧力センサ、または高度センサなどの1つまたは複数のセンサ675をさらに含む場合がある。前述の構成要素のうちのいくつかの構成要素は、少なくとも1つのバスを介して、直接的または間接的に構成要素のうちの他のいくつかの構成要素と通信することができる。STA604は、ワイヤレス通信デバイス615と、アプリケーションプロセッサ635と、メモリ645と、アンテナ624の少なくとも一部分と、UI655と、ディスプレイ665とを包含するハウジングをさらに含む。
【0079】
[0107]デバイス152のいくつかの実装形態では、STA604は、HMDまたは((ヘッドフォンを含む)オーディオデバイス、触覚デバイス、触覚ベストなどの)ユーザにXR体験を提供するために使用される他のデバイスであり得るか、それを含む場合があるか、またはそれに結合される場合がある。STA604がHMDを含む場合、ディスプレイ665は、眼鏡、単眼鏡、または他のヘッドマウントユニットに統合される場合がある。このようにして、STA604は、XR体験のためのディスプレイデバイスであり得る。センサ675は、STA604の向きまたは動きを決定するために、ジャイロスコープ、加速度計、または他のセンサを含む場合がある慣性測定ユニット(IMU)を含む場合がある。たとえば、IMUは、ユーザが自分の頭を動かすにつれてHMDの向きまたは動きを測定するためにHMDに含まれる場合がある。デバイスの配向情報(および場合によっては動き情報)は、ポーズ情報と呼ばれる場合がある。IMUは、(100マイクロ秒(μs)ごとなどの)定義された間隔でポーズ情報を測定する。
【0080】
[0108]いくつかの実装形態では、(HMDなどの)ディスプレイデバイスは、そのセンサ675の中に1つまたは複数のカメラを含む。1つまたは複数のカメラは、ビデオフレームを生成する際にレンダリングデバイスによって使用されるべきトラッキングフレームまたは他のトラッキング情報を生成するためにディスプレイデバイスによって使用される場合がある。トラッキング情報は、ビデオフレーム内の情報またはオブジェクトの位置を決定するために使用されるHMD内のユーザの視野(FOV)内のマーカまたはポイントを含む場合がある。たとえば、ビルのドアの位置を示すマーカは、ユーザのFOV内のドアの近くに会社の名前、営業時間などを重ね合わせるようにビデオフレームをレンダリングするために使用される場合がある。このようにして、ディスプレイデバイスからレンダリングデバイスへのULトラフィックは、(ポーズフレームとも呼ばれる)ポーズデータフレームとトラッキングフレームとを含む場合がある。レンダリングはポーズフレームに基づくものとして例の中で記載されているが、レンダリングはまた、ディスプレイデバイスからの1つまたは複数のトラッキングフレームに基づいてもよい。
【0081】
[0109]デバイス154のいくつかの実装形態では、STA604は、デバイス152に対するSAPとして構成される場合がある。STA604をSAPとして働かせるためのソフトウェアは、メモリ645(またはSTA604の適切なメモリ)に記憶され、アプリケーションプロセッサ635によって実行される場合がある。このようにして、(SAPとして働く)STA604は、AP602のいくつかの機能を実行することができる。
【0082】
[0110]XR体験のためのレンダリングデバイスは、(SAPとして働くSTA604であり得る)デバイス154、(デバイス154がブリッジデバイスとして働く)AP158、または両方の組合せであり得る。AP602は、本開示の態様を説明する際に明確および簡潔にするためにXR体験のみのためのレンダリングデバイスを記載する本明細書の例において言及される場合がある。XR体験のためのディスプレイデバイスはデバイス152である。STA604は、XR体験のためのディスプレイデバイスを記載する本明細書の例において言及される場合がある。いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスおよびディスプレイデバイスは、(デバイス間でPPDUまたはポーズパケットを送信するためなどに)6GHz周波数帯域上で通信することができる。しかしながら、(5GHzまたはIEEE802.11規格において定義された他の周波数帯域などの)任意の適切な周波数帯域が使用される場合がある。レンダリングデバイスからディスプレイデバイスへのダウンリンク(DL)送信レートは、45~60フレーム毎秒(fps)をサポートするために少なくとも50メガビット毎秒(Mbps)~120Mbpsであり得、ディスプレイデバイスからレンダリングデバイスへのアップリンク(UL)送信レートは、最小で0.5Mbps~20Mbpsであり得る。デバイスは、(DL上またはUL上などの)単方向レイテンシが10ms未満であるように構成される場合がある。
【0083】
[0111]アプリケーションプロセッサ630または635は、アプリケーションレイヤを含む開放型システム間相互接続(OSI)モデルの1つまたは複数のホストレイヤを実行するように構成される場合がある。本明細書で使用されるレンダリングデバイスのアプリケーションレイヤは、アプリケーションプロセッサ630またはアプリケーションレイヤにおいて動作を実行する他の構成要素を指すことができる。レンダリングデバイスにおけるXR体験のためのアプリケーションレイヤは、レンダリングデバイスによって実行されるXRアプリケーション用のレンダリングを含む場合がある。本明細書で使用されるディスプレイデバイスのアプリケーションレイヤは、アプリケーションプロセッサ635またはアプリケーションレイヤにおいて動作を実行する他の構成要素を指すことができる。ディスプレイデバイスにおけるXR体験のためのアプリケーションレイヤは、ディスプレイデバイスによって実行されるXRアプリケーション用のビデオを表示することを含む場合がある。
【0084】
[0112]WCD610または615は、ネットワークレイヤ、媒体アクセス制御レイヤ(MAC)、または物理レイヤ(PHY)などのOSIモデルの1つまたは複数のレイヤを実行するように構成される場合がある。レイヤのうちの1つまたは複数は、ワイヤレスレイヤまたはWi-Fiレイヤと呼ばれる場合がある。本明細書で使用されるレンダリングデバイスのワイヤレスレイヤは、ワイヤレスレイヤにおいて動作を実行するWCD610を指すことができる。本明細書で使用されるディスプレイデバイスのワイヤレスレイヤは、ワイヤレスレイヤにおいて動作を実行するWCD615を指すことができる。
【0085】
[0113]ポーズ情報に基づいてビデオフレームをレンダリングするためにポーズ情報を測定することからのプロセスは、モーションツーレンダ(M2R:motion-to-render)と呼ばれる場合がある。ビデオフレームをレンダリングすることからビデオフレームを表示することまでのプロセスは、レンダツーフォトン(R2P)と呼ばれる場合がある。ポーズ情報を測定することからポーズ情報を使用してビデオフレームをレンダリングし、ビデオフレームを表示することまでのプロセスは、モーションツーレンダツーフォトン(M2R2P:motion-to-render-to-photon)と呼ばれる場合がある。いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスおよびディスプレイデバイスは、M2R2Pが(50msと70msとの間などの)70ms未満であるように構成される。
【0086】
[0114]
図7は、例示的なM2R2P動作を示すシーケンス
図700を示す。例示的なM2R2P動作は1つのビデオフレームを参照し、M2R2P動作はビデオフレームごとに繰り返される場合がある。動作のタイミングは縮尺通りに描かれず、いくつかの動作は前の動作よりも少し遅い場合があるか、または描写されたものよりも長いかもしくは短い時間量をとる場合がある。
【0087】
[0115]ディスプレイデバイスのIMUは、複数のIMU測定値(702)を生成する。各ラインはIMU測定値を示す。描写されたように、IMU測定値は、ビデオフレームがレンダリングまたは表示されるべきときと無関係に周期的であり得る。レンダリングまたは表示されるべきビデオフレームのために、ディスプレイデバイスは、IMU測定値のうちの1つからIMU測定パケット(704)を生成する。選択されたIMU測定値は、レンダリングデバイスからパケットに対する要求が取得されたとき、またはパケット用の定義された周期に基づいてパケットが生成されるべきときの現在のIMU測定値であり得る。IMU測定パケットを生成した後、ディスプレイデバイスは、送信/受信ウィンドウ708のUL送信706の間にレンダリングデバイスにパケットを送信することができる。レンダリングデバイスは、IMU測定パケット内で取得されたポーズ情報(または他の情報)に基づいてビデオフレームをレンダリングし符号化することができる(710)。レンダリングデバイスは、符号化ビデオフレームデータを含むように1つまたは複数のPPDUを生成し、送信/受信ウィンドウ708のDL送信712の間にディスプレイデバイスに1つまたは複数のPPDUを送信することができる。UL送信706およびDL送信712のタイミングは、ワイヤレスレイヤにおいてオーバージエア(OTA)時間と処理時間とを含む。ディスプレイデバイスはビデオフレームを復号することができる(714)。いくつかの実装形態では、ディスプレイデバイスは、ジッタバッファ(716)を使用して復号されたフレーム情報を取り込み、ビデオ内のジッタを防止するためにビデオフレーム生成時間を円滑化することができる。たとえば、ジッタバッファは、復号時間におけるばらつきを取り除くことにより、ビデオフレームの固定された再生スケジュールを保証するために使用される。いくつかの実装形態では、ディスプレイデバイスは、1つまたは複数のビデオフレームに対して非同期時間ワーピング(ATW)を実行して(718)、表示されたビデオの知覚されるフレームレートを増大させるか、またはIMU測定が行われたときとビデオフレームが表示されたときとの間のレイテンシを補償することができる。ディスプレイデバイスは、702において選択されたIMU測定値に基づくビデオフレームであるビデオフレームを表示する(720)。
【0088】
[0116]本明細書で使用されるIMU測定値はポーズ情報と呼ばれる場合があり、IMU測定パケットはポーズパケットまたはポーズデータパケットと呼ばれる場合がある。ポーズ情報は、方位を参照するデバイスの向き、デバイスの動き、デバイスの位置、またはデバイスによって表示されるべき適切なビデオフレームを生成するために使用されるデバイスの特定の場所の他の特性を含む場合がある。
図7では、ポーズパケットはビデオフレームごとに一度生成されるものとして描写されている。いくつかの実装形態では、ポーズパケットは、ビデオフレームごとに一度よりも高い頻度で生成される場合がある。たとえば、60fpsビデオはビデオフレーム当たり16.67msに対応し、ディスプレイデバイスは、2msごとにポーズパケットを生成することができる。このようにして、1つのビデオフレームの表示中に少なくとも8つのポーズパケットが生成される場合がある。ディスプレイデバイスは、ポーズパケットがレンダリングデバイスに提供されるべきときに最も最近のポーズパケットを選択することができる。レンダリングデバイスは、取得されたポーズパケットに基づいてビデオフレームを生成することができる。いくつかの実装形態では、最も最近のポーズパケットは、レンダリングデバイスからディスプレイデバイスへのDL送信のために、レンダリングデバイスによって取得されない場合がある。レンダリングデバイスは、最後に取得されたポーズパケットを使用してビデオフレームを生成することができる。ポーズパケットとビデオフレームをレンダリングすることとの間のレイテンシを低減するために、ディスプレイデバイスは、前のビデオフレームをレンダリングし符号化する間に、複数のポーズパケットを提供することができる。いくつかの他の実装形態では、ポーズパケットの送信は、レンダリングおよび符号化と同期される。このようにして、ポーズパケットを送るタイミングは、レンダリングデバイスが次のビデオフレームをレンダリングするためにポーズパケットを取得するように保証される。
【0089】
[0117]ワイヤレス媒体へのアクセスに関して、XR体験のM2R2Pレイテンシ要件は、ワイヤレス媒体の制御を取得するためにレンダリングデバイスおよびディスプレイデバイスに選好を与える(provide preference)ことをワイヤレスシステムに行わせることができる。レンダリングデバイスおよびディスプレイデバイスに対する選好(preference)は、同じBSS内の他のデバイスまたはレンダリングデバイスもしくはディスプレイデバイスの範囲内のOBSSからの1つもしくは複数のデバイスを参照する場合がある。ワイヤレス媒体の制御を取得することは、(レンダリングデバイスなどの)デバイスが送信または受信のために1つまたは複数のワイヤレスチャネルの制御を取得することを指すことができる。1つまたは複数のワイヤレスチャネルへのアクセスは、(デバイスが競合ウィンドウの間にワイヤレス媒体を競合する)非同期式または(1つもしくは複数のAPがデバイス間のワイヤレス媒体へのアクセスを調整する)同期式であり得る。以下の例に記載されるように、選好を与えることは、(バックオフタイマ値または1つもしくは複数のEDCAパラメータなどの)1つまたは複数の競合パラメータを調整すること、あるいはワイヤレス媒体上で送信する1つまたは複数の他のデバイスによる干渉を防止するためにレンダリングデバイスとディスプレイデバイスとの間の送信/受信ウィンドウを調整することを含む場合がある。ワイヤレス媒体の非同期式制御は、非同期式チャネルアクセス制御と呼ばれる場合がある。ワイヤレス媒体の同期式制御は、同期式チャネルアクセス制御と呼ばれる場合がある。ワイヤレスシステムはまた、レンダリングデバイスとディスプレイデバイスとの間のDLトラフィックとULトラフィックとの間の衝突を防止するか、レンダリングデバイスとAPとの間のリンクと、レンダリングデバイスとディスプレイデバイスとの間のリンクとの間の干渉を防止するか、またはチャネルアクセス制御に基づいてレンダリングデバイスもしくディスプレイデバイスにおける電力節約を可能にするように構成される場合がある。
【0090】
[0118]
図8は、いくつかの実装形態による、非同期式チャネルアクセス制御のための例示的なプロセス800を示すフローチャートを示す。例示的なプロセスにおけるワイヤレス媒体の制御および他の動作は、(
図1Bのデバイス154などの)デバイスまたは(
図6BのWCD615などの)デバイス内に実装されたワイヤレス通信デバイスによって実行される場合がある。動作を実行するデバイスは、XR体験のレンダリングデバイスであり得る。
【0091】
[0119]802において、デバイスがワイヤレス媒体の制御を取得する。ワイヤレス媒体の制御は、ワイヤレス媒体を介して、デバイスから第2のデバイスにアプリケーションファイルの第1のPPDUを送信する第1の優先度に関連付けられる(804)。第1の優先度は、ワイヤレス媒体を介して第2のデバイスからデバイスにデータを送信する第2の優先度とは異なる(806)。上述されたように、アプリケーションファイルは、デバイスによって処理され得る(欠損部分がない)全体であるデータの最小部分であり得る。
【0092】
[0120]808において、デバイスが第2のデバイスに第1のPPDUを提供する。
【0093】
[0121]810において、デバイスがアプリケーションファイルの1つまたは複数の後続のPPDUを第2のデバイスに提供する。いくつかの実装形態では、第2のデバイスはディスプレイデバイスであり、アプリケーションファイルは、(ビデオフレームのビデオスライスなどを含む)ビデオフレームに関連付けられる。このようにして、(第1のPPDUと1つまたは複数の後続のPPDUとを含む)複数のPPDUは、ビデオフレームに関連付けられる場合がある。1つまたは複数の後続のPPDUを提供するアクションは、ワイヤレス媒体を介して1つまたは複数の後続のPPDUを送信する第3の優先度に関連付けられる(812)。
【0094】
[0122]第1の優先度はEDCAパラメータの第1のセットに関連付けられる場合があり、第2の優先度はEDCAパラメータの第2のセットに関連付けられる場合があり、第3の優先度はEDCAパラメータの第3のセットに関連付けられる場合がある。EDCAパラメータは、(IEEE802.11規格内に定義されたCW機構などに基づいて)いつ他のデバイスに送信するべきかを決定するために、レンダリングデバイスまたはディスプレイデバイスによって使用される調停フレーム間隔数(AIFSN:arbitration interframe spacing number)、最小競合ウィンドウ(CWmin)、または最大競合ウィンドウ(CWmax)のうちの1つまたは複数を含む場合がある。たとえば、第1の優先度は、ワイヤレス媒体を競合するすべての他のデバイスと比較してワイヤレス媒体の制御を取得するために、アグレッシブなEDCAパラメータに関連付けられる場合がある。具体例では、第1の優先度についてのCWminおよびCWmaxは、他のデバイスによって使用される他のCWよりも小さい第1の長さである。追加または代替として、第1の優先度のためのAIFSNは、他のデバイスによって使用される他のAIFSNよりも小さい数である。たとえば、より小さい数は、(高優先度、ベストエフォートなどの)送信されるべきパケットの分類に基づくトラフィックの優先度を示すことができる。より低い優先度またはより高い優先度は、それぞれ、より大きいAIFSNまたはより小さいAIFSNを指すことができる。送信されるべき最も高い優先度のトラフィックを示す第1の優先度の場合、AIFSNは1であり得、第1の優先度よりも低い優先度を有するトラフィックを示す第3の優先度の場合、AIFSNは3であり得る。第3の優先度よりも高い優先度と第1の優先度よりも低い優先度とを有するトラフィックを示す第2の優先度の場合、AIFSNは2であり得る。いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、レンダリングデバイスとディスプレイデバイスの両方のためにCWを確保することができる。このようにして、CWminおよびCWmaxは、ディスプレイデバイスに対して0に設定される場合がある。
【0095】
[0123]第1の優先度はまた、ワイヤレス媒体の競合についての第1のバックオフカウンタ値に関連付けられる場合があり、第2の優先度はまた、ワイヤレス媒体の競合についての第2のバックオフカウンタ値に関連付けられる場合があり、第3の優先度はまた、ワイヤレス媒体の競合についての第3のバックオフカウンタ値に関連付けられる場合がある。バックオフカウンタはバックオフカウンタ値に設定され、バックオフカウンタはワイヤレス媒体上の送信機会(TXOP)に対して0までカウントダウンする。バックオフカウンタが0に達すると、デバイスは、(キャリア検知を実行してワイヤレス媒体が占有されていないかどうか決定し、キャリア検知に基づいてワイヤレス媒体上で送信することなどの)ワイヤレス媒体上で送信するように試みる。より短いバックオフカウンタ値は、デバイスがより早くワイヤレス媒体上で送信するように試みることに対応する。いくつかの実装形態では、第1のバックオフカウンタ値は第2のバックオフカウンタ値よりも小さく、第2のバックオフカウンタ値は第3のバックオフカウンタ値よりも小さい。このようにして、レンダリングデバイスからの(ビデオフレーム用などの)第1のPPDUは、ディスプレイデバイスからの(ポーズパケットなどの)データよりも早く送信されるように試みられる場合があり、ディスプレイデバイスからのデータは、レンダリングデバイスからの(ビデオフレーム用などの)1つまたは複数の後続のPPDUよりも早く送信されるように試みられる場合がある。いくつかの実装形態では、第1のバックオフカウンタ値は0であり得、第2のバックオフカウンタ値はショートフレーム間隔(SIFS)よりも大きい時間期間を示すことができ、第3のバックオフカウンタ値は、第2のバックオフカウンタ値によって示された時間期間よりも大きい時間期間を示すことができる。
【0096】
[0124]レンダリングデバイスは、第1の優先度に関連付けられた第1のPPDUと、第3の優先度に関連付けられた1つまたは複数の後続のPPDUとを提供する。レンダリングデバイスは、第1のPPDUを送信した後に、1つまたは複数のEDCAパラメータをパラメータの第1のセットからパラメータの第3のセットに調整するようにそれ自体を構成することができる。レンダリングデバイスはまた、第1のPPDUを送信した後に、(バックオフカウンタを後続のPPDU用の第3の値に設定することなどにより)バックオフカウンタ値を第1の値から第3の値に調整することができる。EDCAパラメータと、バックオフカウンタ値の異なるセットとを使用して、レンダリングデバイスは、(ディスプレイデバイスとOBSS内の他のデバイスとを含む)他のデバイスに対して第1のPPDUを送信するより高い確率を有する。反対に、ディスプレイデバイスは、1つまたは複数の後続のPPDUがディスプレイデバイスに送信される前に、レンダリングデバイスに(ポーズパケットなどの)データを送信することができる。
【0097】
[0125]いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、送信要求(RTS)/送信可(CTS(clear to send))機構を使用して、ワイヤレス媒体の制御を取得し、ワイヤレス媒体を確保する。たとえば、レンダリングデバイスは、ワイヤレス媒体の制御を取得するために第1のRTSフレームを提供(ブロードキャストなど)することができる。RTSフレームは、第1のバックオフカウンタ値に基づいて送信される場合がある。第1のRTSフレームは、第1の時間期間の間のワイヤレス媒体の制御を維持するためにネットワーク割振りベクトル(NAV)の指示を含む。NAVは、ワイヤレス媒体がデバイスによって確保された時間期間を示す。このようにして、レンダリングデバイスの範囲内の他のデバイスは、RTSフレームを受信し、RTSフレームを処理し、示された時間量の間のワイヤレス媒体上の送信をやめるために、それらのNAVを示された時間量に設定する。例示的なRTS/CTS機構およびレンダリングデバイスとディスプレイデバイスとの間のデータの送信は、
図10を参照して以下により詳細に記載される。
【0098】
[0126]
図8は、レンダリングデバイスの視点から例示的なプロセスを描写する。
図9は、ディスプレイデバイスの視点から例示的なプロセスを描写する。
【0099】
[0127]
図9は、いくつかの実装形態による、非同期式チャネルアクセス制御のための例示的なプロセス900を示すフローチャートを示す。例示的なプロセスにおける動作は、(
図1Bのデバイス152などの)デバイスまたは(
図6BのWCD615などの)デバイス内に実装されたワイヤレス通信デバイスによって実行される場合がある。動作を実行するデバイスは、XR体験のディスプレイデバイスであり得る。
【0100】
[0128]902において、デバイスがワイヤレス媒体を介して第2のデバイスからアプリケーションファイルの第1のPPDUを取得する。XR体験の場合、デバイスはディスプレイデバイスであり得、第2のデバイスはレンダリングデバイスであり得る。第2のデバイスは、基盤AP、(SAPとして働く
図1Bのデバイス154などの)SAP、またはデバイスにアプリケーションファイルのPPDUを提供するための別のデバイスを指すことができる(
図9および
図10を参照する以下の例では、第2のデバイスはAPまたはレンダリングデバイスと呼ばれる場合がある)。いくつかの実装形態では、アプリケーションファイルは、ビデオフレームの1つまたは複数のビデオスライスを含む。
【0101】
[0129]第2のデバイスは第1のPPDUを提供するためにワイヤレス媒体の制御を取得し(904)、ワイヤレス媒体の制御は、ワイヤレス媒体を介して第1のPPDUを送信する第1の優先度に関連付けられる(906)。第1の優先度は、ワイヤレス媒体を介してデバイスから第2のデバイスにデータを送信する第2の優先度とは異なる(908)。
【0102】
[0130]910において、デバイスがアプリケーションファイルの1つまたは複数の後続のPPDUを第2のデバイスから取得する。1つまたは複数の後続のPPDUを取得するアクションは、ワイヤレス媒体を介して1つまたは複数の後続のPPDUを送信する第3の優先度に関連付けられる(912)。上述されたように、優先度はバックオフカウンタ値またはEDCAパラメータのセットのうちの1つまたは複数に関連付けられる場合がある。
【0103】
[0131]
図10は、XR体験用のデバイス間の例示的な送信を示すシーケンス
図1000を示す。デバイスは、説明の目的でレンダリングデバイスおよびディスプレイデバイスとして描写されているが、記載される概念は他のタイプのデバイスに拡張されてもよい。開始時間t
0は、CWの開始または(1つもしくは複数のPPDUがレンダリングデバイスにおいて送信の準備ができたときなどの)レンダリングデバイスがそのバックオフ(BO)カウンタを開始するべきときの他の瞬間を示す場合がある。レンダリングデバイスのBOカウンタは、(ビデオフレームのアプリケーションファイルなどの)アプリケーションファイルの第1のPPDUに関連付けられた第1のバックオフカウンタ値(第1のBO値)に設定される。ディスプレイデバイスがそのBOカウンタを開始するべきである場合、ディスプレイデバイスのBOカウンタは、ディスプレイデバイスからレンダリングデバイスに送信されるべきデータに関連付けられた第2のバックオフカウンタ値(第2のBO値)に設定される。
【0104】
[0132]第1のBO値に基づくBO時間期間の後(時間t1)、レンダリングデバイスはRTSフレームを送ることができる。ワイヤレス媒体上のRTSフレームの終端は時間t2にある。ディスプレイデバイスは、時間t2のSIFS持続時間後(時間t3)にレンダリングデバイスにCTSフレームを送る。CTSフレームを送ることは、ディスプレイデバイスが(ワイヤレス媒体が空いていることを示す場合がある)RTSフレームを取得すること、およびディスプレイデバイスがレンダリングデバイスからデータを取得する準備ができたことに基づく場合がある。ワイヤレス媒体上のCTSフレームの終端は時間t4にある。レンダリングデバイスは、時間t4のSIFS持続時間後(時間t5)にディスプレイデバイスに(ビデオフレームのアプリケーションファイルなどの)アプリケーションファイルの第1のPPDUを送る。
【0105】
[0133]描写されていないが、CTSフレームがレンダリングデバイスによって取得されない場合、レンダリングデバイスは、再びBO時間期間待機し、ディスプレイデバイスにRTSフレームを再送するように試みることができる。いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、RTSフレームの送信が失敗したことを示す前に、5回RTSフレームの送信を再試行するように構成される。いくつかの実装形態では、ワイヤレス媒体を確保する前のRTS/CTS機構は、ビデオフレームに関連付けられる。RTSの送信が失敗した(およびレンダリングデバイスがワイヤレス媒体の制御を取得することができない)場合、レンダリングデバイスは、ディスプレイデバイスに関連フレームを提供することをやめ、ディスプレイデバイスに次のフレームを提供するためにワイヤレス媒体の制御を取得するように試みることができる。ビデオフレームがスキップされた場合、ディスプレイデバイスは、前に表示されたビデオフレームを繰り返すか、または逃したビデオフレームが表示されるべきであった時間にビデオフレームを表示しない場合がある。いくつかの実装形態では、ビデオフレームがスキップされた場合、(変調およびコーディング方式(MCS)、フレームレート、順方向誤り訂正(FEC)などの)DL通信の1つまたは複数のパラメータは、帯域幅要件を低減するように試み、ディスプレイデバイスにビデオフレームを配信する確率を増やすように試みるために調整される場合がある。
【0106】
[0134]
図10を再び参照すると、ワイヤレス媒体上の第1のPPDUの終端は時間t
6にある。ディスプレイデバイスは、時間t
6のSIFS持続時間後(時間t
7)にレンダリングデバイスにブロック確認応答(BA)を送る。BAは、ディスプレイデバイスが第1のPPDUを取得したことを示す。BAはまた、((1つまたは複数のMSDUを含む)どのMPDUが第1のPPDU内で取得されたかを示すことなどにより)(1つまたは複数のMPDUなどの)任意の部分が破損または消失したかどうかを示すことができる。レンダリングデバイスがBAを取得しない場合、レンダリングデバイスは、ディスプレイデバイスに第1のPPDUを再送するように試みることができる。
【0107】
[0135]ワイヤレス媒体上のBAの終端は時間t8にある。レンダリングデバイスは、時間t8のSIFS持続時間後(時間t9)にディスプレイデバイスに第2のPPDUを送り、ワイヤレス媒体上の第2のPPDUの終端は時間t10にある。プロセスは、TXOPの間、レンダリングデバイスからディスプレイデバイスに送信されるべき1つまたは複数のPPDUに対して繰り返すことができる。たとえば、レンダリングデバイスは、時間t11において第NのPPDUを送ることができる(Nは1以上である)。ワイヤレス媒体上の第NのPPDUの終端は時間t12にある。ディスプレイデバイスは、時間t12のSIFS持続時間後(時間t13)にレンダリングデバイスにBAを送り、ワイヤレス媒体上のBAの終端は時間t14にある。
【0108】
[0136]RTSフレームを再び参照すると、RTSフレームは、(示された元のNAV保護持続時間などの)TXOPよりも大きい持続時間の間にワイヤレス媒体を確保するようにNAV値を示す。たとえば、TXOPは、最大2.5msの持続時間の間にレンダリングデバイスによって構成可能であり得る。RTSフレームは、レンダリングデバイスがNAV保護を拡張するべきである場合、2.5ms以上の量のNAV値を示す。NAVを設定することは、時間量の間に受信デバイスが送信することを止めるために各受信デバイスのNAVを設定する値をレンダリングデバイスが示すことを指すことができる。NAVを拡張することは、受信デバイスが送信を止めるべき時間量を拡張するために各受信デバイスのNAVを増加または設定するNAVパディング値または新しいNAV値をレンダリングデバイスが示すことを指すことができる。NAV持続時間およびTXOPは、RTSフレームの開始時間に始まる場合がある。いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、(2.5msなどの)TXOP持続時間に設定されるようなNAV持続時間を示す。レンダリングデバイスはまた、(第1のPPDU~第NのPPDUなどの)各PPDU内で、残りのNAVが最小持続時間であることを保証するために、または(PPDU送信に続く1msのNAVパディングを示すことなどの)NAVを拡張するために、最小のNAV値を示すことができる。
【0109】
[0137]ディスプレイデバイスは、(時間t14などの)TXOPの最後にそのBOカウンタを実行する(第2のBO値に設定する)ことができる。BO時間の間、ディスプレイデバイスは、到来トラフィックのためにワイヤレス媒体を聴取する。(時間t15などの)BOカウンタが0に達する時間までワイヤレス媒体がクリアのままである場合、ディスプレイデバイスはレンダリングデバイスにデータを送ることができる。ディスプレイデバイスからのデータは、ポーズ情報またはXR体験用の任意の他の適切なULデータを含む場合がある。
【0110】
[0138]ワイヤレス媒体上のデータの終端は時間t16にある。レンダリングデバイスは、時間t16のSIFS持続時間後(時間t17)にディスプレイデバイスにBAを送り、ワイヤレス媒体上のBAの終端は時間t18にある。レンダリングデバイスは、ディスプレイデバイスに送るべきアプリケーションファイルの1つまたは複数の後続のPPDUを有する場合がある。たとえば、ビデオフレームを送ることは、第1のTXOPの間に完了しない場合があり、ビデオフレームの残りは、1つまたは複数の後続のTXOPの間に送られるべきである。描写されたように、元のNAV保護は、ワイヤレス媒体が時間t18の後にレンダリングデバイスによってまだ確保されていることを示す。
【0111】
[0139]上述されたように、1つまたは複数の後続のPPDUは、(第3のバックオフカウンタ値(第3のBO値)またはEDCAパラメータの第3のセットに関連付けられた)第3の優先度に関連付けられる。このようにして、レンダリングデバイスのBOカウンタは第3のBO値に設定される場合があり(およびレンダリングデバイスはEDCAパラメータの第3のセット向けに構成される場合があり)、BOカウンタはワイヤレス媒体上のBAの終端(時間t18)において0までのカウントダウンを始める。BOカウンタは時間t19において0に達し、レンダリングデバイスは時間t19において新しいRTSフレームを提供する。描写されたように、時間t19はまだ元のNAV保護持続時間内にある。新しいRTSは、(元のNAV保護までの持続時間内と同様であり得る)拡張されたNAV保護を示す新しいNAV値を示す場合がある。このようにして、各受信デバイスのNAVは、示されたNAV値にリセットされ、レンダリングデバイスによるNAVの確保を効果的に拡張する。新しいRTSフレームはまた、新しいTXOPを示す場合がある。
【0112】
[0140]ワイヤレス媒体上のRTSフレームの終端は時間t20にある。ディスプレイデバイスは、時間t20のSIFS持続時間後(時間t21)にレンダリングデバイスにCTSフレームを送り、ワイヤレス媒体上のCTSフレームの終端は時間t22にある。レンダリングデバイスは、時間t22のSIFS持続時間後(時間t23)にディスプレイデバイスに第N+1のPPDUを送る。プロセスは、1つまたは複数のさらなるTXOPの間に第1のTXOPと同様に繰り返される場合がある。
【0113】
[0141]いくつかの実装形態では、RTS/CTS機構は、各ビデオフレームの第1のPPDUの間にレンダリングデバイスによって有効にされ、ビデオフレームの他のPPDUの間に無効にされる場合がある。このようにして、第N+1のPPDUは、(ディスプレイデバイスに新しいTXOPを示すためなどに)RTS/CTS機構なしに送られる場合がある。NAV持続時間は、各PPDU内で示されたNAVパディングを使用して拡張される場合がある。いくつかの実装形態では、RTS/CTS機構は、(新しいTXOPを示すために
図10に描写された1つまたは複数の後続のPPDUの間などの)第1のPPDU以外のPPDUの間にレンダリングデバイスによって有効にされる場合もある。
【0114】
[0142]レンダリングデバイスは、MSDUを受信するためにビデオキューを含む場合がある。MSDUは、MSDUが関連付けられた固有のビデオフレームを示すために記述子を含む。いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、ディスプレイデバイスに(1つまたは複数のPPDU内で)MSDUを提供し、1つまたは複数の取得されたBAは、ディスプレイデバイスによって受信されたMSDUを示す。レンダリングデバイスは、すべてのMSDUがディスプレイデバイスに提供されるまで、ビデオキューから識別されたMSDUを取り除く。いくつかの実装形態では、次のビデオフレームに関連付けられたMSDUは、現在のビデオフレームに関連付けられたすべてのMSDUがディスプレイデバイスへの提供に成功する前に、ビデオキューにおいて受信される場合がある。いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、次のビデオフレームのMSDUの送信を開始するために(現在のビデオフレームの残りをスキップして)ビデオキューをフラッシュすることができる。いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、現在のビデオフレームの残りのMSDUを提供することができる。
【0115】
[0143]上述されたように、レンダリングデバイスは、ビデオフレームの第1のPPDUの第1の優先度向けにそれ自体を構成することができる。いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、EDCAパラメータ(およびBO値)のうちの1つもしくは複数、RTS/CTS機構が有効にされるかどうか、またはRTS/CTS用の再試行の数を調整することができる。たとえば、ビデオキューが空であり、第2のビデオフレームに関連付けられた第1のMSDUを受信した場合、レンダリングデバイスは、(ビデオフレームの第1のPPDUに関連付けられる場合がある)EDCAパラメータの第1のセット向けにそれ自体を構成し、BOカウンタを第1のBO値に設定することができる。RTS/CTSがビデオフレームの第1のPPDUのみに有効にされる場合、レンダリングデバイスは、(ビデオフレームの第1のPPDUに含まれるべき第1のMSDUを有する)RTS/CTSを有効にすることができる。追加または代替として、レンダリングデバイスは、RTS/CTS用の再試行の数を(5回の再試行などの)定義された数に設定することができる。レンダリングデバイスは、(CTSを取得することなどに基づいて)RTSの送信が完了した後に、または定義された数の再試行の後に、EDCAパラメータ(およびBO値)を第3の優先度に関連付けられたそれらに調整することができる。いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、(CTSを取得することなどに基づいて)RTSの送信が完了した後に、または定義された数の再試行の後に、RTS/CTSを無効にするか、またはRTS/CTS用の再試行の数を調整することができる。
【0116】
[0144]第1のMSDUは、(
図4に描写されたMSDUサブフレーム416のサブフレームヘッダ422内などの)ビデオフレームの第1のPPDU内の第1のMSDUを識別するメタデータを含む場合がある。第1のPPDUを取得し処理するディスプレイデバイスは、メタデータに基づいてPPDUが新しいビデオフレームに関連付けられた(第1のMSDUを含む)MSDUを含むと決定することができる。いくつかの実装形態では、最後のMSDUは、(
図4に描写されたMSDUサブフレーム416のサブフレームヘッダ422内などの)ビデオフレームの最後のPPDU内の最後のMSDUを識別するメタデータを含む場合がある。PPDUを取得し処理するディスプレイデバイスは、メタデータに基づいてPPDUがビデオフレームに関連付けられた最後のMSDUを含むと決定することができる。レンダリングデバイスは、最後のPPDU内のNAVパディングの指示を含むことを防止するか、またはさもなければ最後のPPDUを使用してNAVを拡張することができる。このようにして、レンダリングデバイスは、現在のNAVの最後にワイヤレス媒体の制御を解放することができる。追加または代替として、レンダリングデバイスは、それらのNAVをクリアするように受信デバイスに指示するために、最後のMSDUを提供した後にコンテンションフリー(CF)エンドビーコンを送ることができる。このようにして、レンダリングデバイスは、現在のNAVの最後の前にワイヤレス媒体の制御を解放することができる。
【0117】
[0145]いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、(第1のTXOPなどの)1つまたは複数のTXOPを最大持続時間から短縮することができる。レンダリングデバイスは、ディスプレイデバイスがXR体験のための十分な頻度でレンダリングデバイスにULデータを提供できることを保証するために、TXOPを短縮することができる。TXOPを短縮することはまた、ディスプレイデバイスがWCDの1つまたは複数の構成要素をTXOPの外側の時間の間低電力モードに置くことによって電力を節約することを可能にすることができる。
【0118】
[0146](レンダリングデバイスなどの)デバイスおよび(ディスプレイデバイスなどの)第2のデバイスは、第1のBSS内であり得る。
図10に示されていないが、OBSSからのデバイスは、レンダリングデバイスおよびディスプレイデバイスとワイヤレス媒体を共有することができる。第1、第2、および第3の優先度に基づいて、OBSSデバイスは、いくつかのタイプのデータを送信するためにワイヤレス媒体の制御を取得することを防止される場合がある。たとえば、OBSSデバイスは、そのトラフィックをベストエフォート、高優先度などとして分類することができる。OBSSデバイスによって送信されるべきデータは、(トラフィックの分類に基づいてOBSSデバイス用のEDCAパラメータの第4のセットまたは第4のBO値に関連付けられる場合がある)第4の優先度に関連付けられる。OBSSデバイスは、第4の優先度に関連付けられたデータを送信するためにワイヤレス媒体を競合することができる。
【0119】
[0147]レンダリングデバイスは、常に、第1の優先度に基づいて第1のPPDUを送信するために制御を取得することができる。たとえば、(第1の優先度に関連付けられた)EDCAパラメータの第1のセットは、ワイヤレス媒体の制御を取得する際にディスプレイデバイスおよびOBSSデバイスを超える選好度(prefernce)をレンダリングデバイスにもたせる。第4の優先度に関連付けられたデータがベストエフォートデータとして分類された場合、(第3の優先度に関連付けられた後続のPPDUを送信する)レンダリングデバイスおよび(第2の優先度に関連付けられたデータを送信する)ディスプレイデバイスは、OBSSデバイスを超える選好度を有する場合がある。たとえば、第4の優先度に関連付けられたEDCAパラメータは、OBSSデバイスがベストエフォート分類データを送信することを防止することができる。
【0120】
[0148]いくつかの実装形態では、EDCAパラメータの第3のセットは、デバイスが(レンダリングデバイスからの1つまたは複数の後続のPPDUの送信の前の送信を可能にするようにEDCAパラメータのセットに関連付けられる場合がある)高重要度分類データを送信することができるように構成される場合がある。たとえば、
図10を再び参照すると、RTSを受信しなかったデバイスが(差別化サービスコードポイント(DSCP)値などに基づく)高重要度分類データを送信するべきである場合、デバイスは、時間t
18の後およびレンダリングデバイスが(EDCAパラメータの第3のセットに関連付けられた)次のRTSを送るべきである前に(DSCP値に関連付けられたEDCAパラメータに基づいて)データを送信することができる場合がある。デバイスが(DSCP値などに基づいて)ベストエフォート分類データを送信するべきである場合、DSCP値に関連付けられたデバイスのEDCAパラメータは、レンダリングデバイスがEDCAパラメータの第3のセットに関連付けられたRTSを送ることをデバイスが阻止することを防止することができる。デバイスは、NAV時間の最後にそのようなデータ(または高重要度分類データ)を送信するように試みることができる。
【0121】
[0149]上記の例は、非同期式チャネルアクセス制御のためのレンダリングデバイスおよびディスプレイデバイスの動作を描写する。いくつかの実装形態では、ワイヤレスシステムは、同期式チャネルアクセス制御のために構成される場合がある。同期式チャネルアクセス制御についての例示的な態様が以下に記載される。いくつかの実装形態では、同期式チャネルアクセス制御は、1つまたは複数のAPによって(IEEE802.11beとIEEE802.11axの後の他のIEEE規格とを含む、1つまたは複数の802.11ax対応またはその後のAPなどによって)定義された目標起床時間(TWT)セッションに基づく。いくつかの実装形態では、同期式チャネルアクセス制御は、((レガシーAPと呼ばれる場合もある)プレ802.11ax APなどの)1つまたは複数のAPによって調整された(IEEE802.11ax規格内で定義されたTWTセッションに準拠しない場合がある)同期した送信/受信ウィンドウに基づく場合がある。
【0122】
[0150]TWTセッションは、(TWTセッションの特性に関してSTAと呼ばれる場合がある)ディスプレイデバイスと(TWTセッションの特性に関してAPと呼ばれる場合がある)レンダリングデバイスとの間であり得る。TWTセッションは、SPの間にそれ以上のトラフィックが通信されるべきでないと決定されない限り、その間にディスプレイデバイスが目覚めたままである1つまたは複数のTWTサービス期間(SP)を含む。TWT SPは、本明細書ではTWTウィンドウまたはウィンドウと呼ばれる場合がある。
【0123】
[0151](TWTとも呼ばれる)TWTセッションは、複数の特性を含む場合がある。特性には、
-(2つの特定のデバイス間の)個別TWTまたは(3つ以上のデバイスもしくはTWTの間に変化する場合があるデバイス間の)ブロードキャストTWTのいずれか、
-(STAがAPとTWTを開始し、それをAPは許容するか、拒否するか、もしくは代替案を提供することができる)応答型TWT、または(STAがワイヤレス媒体を聴取しているときに既知のサイクルに基づいてAPが非応答型TWT応答を送る)非応答型TWTのいずれか、
-(APがDLトラフィックを送ることができる前に(節電(PS)ポールまたは自動節電配信(APSD)トリガフレームなどを介して)TWT SP内で起床したときをSTAが示す)事前通知TWT、または(APがTWT SPの間にSTAからの指示を待つことなくDLトラフィックを送ることができる)事前非通知TWTのいずれか、
-(STAがULトラフィックを送ることができる前にAPがSTAへトリガフレームを送る)トリガ対応TWT、または(STAがトリガフレームを待つことなくULトラフィックを送ることができる)非トリガ対応TWTのいずれか、および
-(STAが現在のTWT SP開始時間から固定された時間量の次のTWT SP開始時間を計算する)暗示的TWT、または(STAがAPに次のTWT SP開始時間を要求する)明示的TWTのいずれか
が含まれる。
【0124】
[0152](XR体験のためなどの)レンダリングデバイスとディスプレイデバイスとの間の同期式チャネルアクセス制御用のTWTは、個別TWT、応答型TWT、事前通知TWT、非トリガ対応TWT、および暗示的TWTであり得る。いくつかの実装形態では、TWTは非応答型TWTである。TWTは、レンダリングデバイスおよびディスプレイデバイスのXRアクティビティを保護するためにそのような特性を含む場合がある。たとえば、個別TWTは、レンダリングデバイスおよびディスプレイデバイスが互いの間でDLトラフィック(およびULトラフィック)を通信するためにTWTウィンドウが排他的にセットアップされることを保証し、応答型TWTおよび事前通知TWTは、(ディスプレイデバイスがDLトラフィックを受信する準備ができていない結果として再試行に関連付けられた遅延を防止するために)ディスプレイデバイスがレンダリングデバイスからDLトラフィックを受信する準備ができていることを保証し、非トリガ対応TWTは、ディスプレイデバイスが(レンダリングデバイスからのトリガフレームのオーバーヘッドを必要とせずに)より大きい周波数でポーズデータフレームを送ることを可能にし、暗示的TWTは、次のTWT SP開始時間を要求するディスプレイデバイス(およびそれを提供するレンダリングデバイス)によって引き起こされるオーバーヘッドを低減する。TWTについての特性の例示的なセットが示されているが、特性の任意の適切なセットが使用されてもよい。
【0125】
[0153]本明細書で使用されるXRアクティビティは、ユーザにXR体験を提供するために(レンダリングデバイスまたはディスプレイデバイスのうちの1つまたは複数などの)1つまたは複数のデバイスによって実行される任意のアクションを指すことができる。XRアクティビティは、ディスプレイデバイスのIMUによってディスプレイデバイスの場所を測定することと、IMU測定値から(ポーズデータフレームとも呼ばれる)ポーズフレームまたはポーズパケットを生成することと、トラッキングフレームを生成することと、レンダリングデバイスにポーズフレームおよびトラッキングフレームを提供することと、ポーズフレームおよびトラッキングフレームに基づいて1つまたは複数のビデオフレームをレンダリングおよび符号化することと、1つまたは複数のビデオフレームをパケット化することと、ディスプレイデバイスにパケットを提供することと、受信されたパケットからビデオフレームを復号することと、(デジッタおよびATWなどの)ビデオフレームを処理することと、ビデオフレームを表示することとを含む場合がある。XRアクティビティは、追加または代替として、XR体験中のユーザにオーディオ、触覚フィードバック、または他の感覚情報を提供するための動作を含む場合がある。
【0126】
[0154]上述された非同期式チャネル制御アクセスと同様に、TWTを使用する同期式チャネル制御アクセスは、XR体験のためのレイテンシ要件と、パケットロス要件とを満たすために、レンダリングデバイスとディスプレイデバイスとの間のトラフィックを整列させることにより、ワイヤレス媒体上の衝突と、干渉とを防止するべきである。ULトラフィックは、(TWTウィンドウの外側を含む)利用可能なときにディスプレイデバイスによって送られる場合がある。いくつかの実装形態では、しかし、ULトラフィックはTWTウィンドウの間に送信される。上述されたように、XR体験の場合、ULトラフィックは、ディスプレイデバイスからのポーズフレームとトラッキングフレームとを含む場合がある。DLトラフィックは、レンダリングデバイスからビデオフレームデータを搬送するPPDUを含む場合がある。PPDU、ポーズフレーム、およびトラッキングフレームはTWTウィンドウの間に送信され、他のデバイスからのデータ(またはレンダリングデバイスからAPもしくは他のデバイスへの他のデータ)は、TWTウィンドウの外側で送信される。留意することに、本明細書に記載された概念は、(ビデオに関連付けられていないアプリケーションファイルなどの)他のタイプのULトラフィックおよびDLトラフィックならびに他のタイプのデバイスに適用されてもよい。本開示のいくつかの態様は、態様を記載する際に明確にするために、XR体験用のレンダリングデバイスおよびディスプレイデバイスを参照して例において記載されているが、本開示の態様は提供された例に限定されない。
【0127】
[0155]
図7を再び参照すると、レンダリングデバイスによる各ビデオフレームのレンダリングおよび符号化(710)は、ディスプレイのフレームレートに関連付けられた既知の間隔および周期においてであり得る(720)。レンダリングデバイスとディスプレイデバイスとの間のTWTセッション用のTWTウィンドウは、レンダリング用の既知の間隔および周期に基づいて既知の間隔を有するようにセットアップされる場合がある。たとえば、レンダリングデバイスは、既知の周期で次のビデオフレームのPPDUを送信する準備ができる場合があり、TWTウィンドウのタイミングは周期に基づく場合がある。上述されたように、TWTウィンドウは、レンダリングデバイスとディスプレイデバイスとの間で送信されるべきULデータおよびDLデータにワイヤレス媒体が割り振られる時間を含む。このようにして、ULトラフィックがディスプレイデバイスによって送信されるべきときは、DLトラフィックが送信されるべきときと、両方がTWTウィンドウの間に送信され得るように調整される場合がある。レンダリングデバイスは、レンダリングデバイスにおけるビデオフレームのレンダリングに基づいて、(ディスプレイデバイスに示されたTWTウィンドウの期間および長さで)ディスプレイデバイスとのTWTセッションをセットアップすることができる。ディスプレイデバイスは、TWTウィンドウの示された期間および長さに基づいて、ULトラフィックの送信を調整することができる。TWTウィンドウの長さにより、(それぞれ、ULデータおよびDLデータとも呼ばれる)ULトラフィックとDLトラフィックの両方が同じTWTウィンドウの間に送信されることが可能になる。
【0128】
[0156]
図11は、いくつかの実装形態による、TWTセッションに基づく同期式チャネルアクセス制御のための例示的なプロセス1100を示すフローチャートを示す。例示的なプロセスにおける動作は、(
図1Bのデバイス154などの)デバイスまたは(
図6BのWCD615などの)デバイス内に実装されたワイヤレス通信デバイスによって実行される場合がある。動作を実行するデバイスは、XR体験のレンダリングデバイスであり得る。
【0129】
[0157]1102において、デバイスがワイヤレス媒体を介して第2のデバイスからULデータを取得する。ULデータは、(HMDなどの)ディスプレイデバイスであり得る第2のデバイスからの1つもしくは複数のポーズフレームまたは1つもしくは複数のトラッキングフレームを含む場合がある。
【0130】
[0158]1104において、デバイスが、第2のデバイスに、ワイヤレス媒体を介してPPDUを含むDLデータを提供する。PPDUはビデオフレームデータを含む場合がある。現在のTWTウィンドウの間に、デバイスは、第2のデバイスにPPDUのうちの1つまたは複数を提供することができる(1106)。1つまたは複数のポーズフレームも、現在のTWTウィンドウの間に取得される場合がある。このようにして、ULデータとDLデータの両方は、現在のTWTウィンドウの間に送信される場合がある。
【0131】
[0159]TWTウィンドウの開始時間は、TWTウィンドウを使用する際にレイテンシを低減し、効率を増大させるように調整される場合がある。たとえば、TWTウィンドウがTWTウィンドウの間にULデータまたはDLデータのいずれかが送信されるある時間量前に開始した場合、(ディスプレイデバイスなどの)第2のデバイスは、目覚めたままであるべきであり、送信に使用されないTWTウィンドウの時間量の間聴取している。加えて、PPDUがTWTウィンドウの外側での送信の準備ができている場合、レンダリングデバイスは、PPDUを送信するために次のTWTウィンドウまで待機しなければならない。ULデータがTWTウィンドウの外側で送信されるべきである場合、ディスプレイデバイスは、ULデータを送信するために、TWTウィンドウの外側の時間の間アクティブな電力状態のままでなければならない。上述されたように、ビデオフレームをレンダリングする周期は(ビデオフレーム用のPPDUが周期的な送信に利用可能であるとき)既知である。(第1のPPDUなどの)PPDUが各期間中に送信に利用可能である時間が既知である場合、TWTウィンドウの開始は、PPDUが各期間に利用可能であるときに基づいて決定される場合がある。このようにして、現在のTWTウィンドウの開始は、1つまたは複数のPPDUのうちの第1のPPDUが第2のデバイスに提供されたとき、または第1のPPDUがデバイスのアプリケーションレイヤからMACに提供されたときのうちの1つに関連付けられる(1108)。たとえば、現在のTWTウィンドウ(および他のTWTウィンドウ)の開始は、TWTウィンドウの開始と送信との間のいかなるレイテンシも低減し、1つまたは複数のPPDUに送信用の準備をさせることと1つまたは複数のPPDUを送信することとの間にレンダリングデバイスが待機するべきいかなる時間も低減するように、DLデータと、ULデータとを送信する時間と同期する。
【0132】
[0160]上述されたように、DLデータおよびULデータは、XR体験のためにレンダリングされるビデオフレームに関連付けられる場合がある。いくつかの実装形態では、(レンダリングデバイスなどの)
図11に描写されたデバイスは、(ディスプレイデバイスなどの)第2のデバイスによって表示されるべきビデオフレームをレンダリングする。このようにして、第2のデバイスからのULデータはポーズデータフレームを含み、ビデオフレームのレンダリングは取得されたポーズデータフレームに関連付けられる。上述されたように、(第1のビデオフレームなどの)ビデオフレームは複数のビデオスライスを含み、第1のビデオフレームのレンダリングは、第2のデバイスから最も最近取得されたポーズデータフレームに関連付けられ、第2のデバイスに送信されるべき1つまたは複数のPPDUは、複数のビデオスライスのうちの1つまたは複数に関連付けられる。たとえば、レンダリングデバイスはビデオフレームを複数のスライスに分割し、レンダリングデバイスは、TWTウィンドウの間に送信されるべき複数のPPDUに各スライスをパッケージ化する。各TWTウィンドウは、ディスプレイデバイスにビデオフレームのPPDUを送信するためにレンダリングデバイスによって使用される場合がある(次のTWTウィンドウは次のビデオフレームのPPDUを送信するために使用される)。
【0133】
[0161]第2のデバイスはTWTウィンドウの間にDLデータを聴取する。DLデータおよびULデータがTWTウィンドウの間に送信されるように両方の送信が調整された場合、第2のデバイスはTWTウィンドウの外側で送信する必要がない場合がある。(ディスプレイデバイスなどの)第2のデバイスは、TWTウィンドウの間に(そのワイヤレス通信デバイスの1つまたは複数の構成要素への電力を落とすかまたは電力を低減することなどの)低電力モードに入ることができる。このようにして、第2のデバイスは電力消費を低減することができる。たとえば、(HMDなどの)多くのディスプレイデバイスは、ユーザが動き回ることを可能にし、ユーザの移動の自由を制限しないようにバッテリ電源式である。ディスプレイデバイスは、電力を節約し、充電の間に使用され得るディスプレイデバイスの時間量を延ばすために、その無線周波数(RF)フロントエンドの1つまたは複数の構成要素をTWTウィンドウ間で低電力モードに置くことができる。TWTセッションの間のそのような低電力モードは、TWT省電力モードと呼ばれる場合がある。
【0134】
[0162]レンダリングデバイスは、TWTウィンドウの外側でディスプレイデバイスに送信し続けるように決定することができる。たとえば、レンダリングデバイスは、ビデオフレームの1つまたは複数のPPDUを現在のTWTウィンドウの間にディスプレイデバイスに提供することができないと決定することができる。このようにして、1つまたは複数のPPDUは、現在のTWTウィンドウの後に提供される場合がある。いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、現在のTWTウィンドウの後に低電力モード(TWT省電力モード)に入らないようにディスプレイデバイスに指示を提供することができる。指示は、(ウィンドウの間にディスプレイデバイスに提供される最後のパケットなどの)現在のTWTウィンドウの間にディスプレイデバイスに提供される(ディスプレイデバイスが低電力モードに入らないことを示すために0に設定されているフレーム制御フィールドのPMビットなどの)パケットのMACヘッダの電力管理(PM)フィールドに含まれる場合がある。ディスプレイデバイスは、パケットのヘッダを処理し、現在のTWTウィンドウの後に低電力モードに入ることが防止されるべきであると決定する。このようにして、レンダリングデバイスは、ディスプレイデバイスに、現在のTWTウィンドウの後および次のTWTウィンドウの前にPPDUを提供することができる。
【0135】
[0163]反対に、レンダリングデバイスは、現在のTWTウィンドウの間にさらなるPPDUが送信されるべきでない場合、早く現在のTWTウィンドウを終了することができる。たとえば、現在のTWTウィンドウの終了の前にビデオフレームのすべてのPPDUがディスプレイデバイスに提供された場合、レンダリングデバイスは、現在のTWTウィンドウが早く終了することをディスプレイデバイスに示すことができる。いくつかの実装形態では、パケットのMACヘッダのサービス品質(QoS)フィールドのサービス期間終了(EOSP)ビットは、TWTウィンドウが終了することを示すために1に設定される場合がある。パケットはヌルデータフレームを含み、(EOSPパケットと呼ばれる場合がある)QoSフィールドのEOSPビットを介してTWTウィンドウの終了を示すために排他的に使用される場合がある。(IEEE802.11ax規格内などで)TWTセッション用に定義されたように、EOSPパケットは、TWTウィンドウの間の10msを超える非アクティブ(inactivity)の後に送ることができる。いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、最後のPPDUの後の10msの非アクティブ状態の後にEOSPパケットを送るように構成される。
【0136】
[0164]いくつかの実装形態では、TWTウィンドウは、10msの非アクティブが経過する前に終了する場合がある。たとえば、上述されたように、MSDUは、MSDUがビデオフレーム用の最後のMSDUであることを示すためにメタデータを含む場合がある。最後のMSDUの処理において、ディスプレイデバイスは、ビデオフレームのためにレンダリングデバイスからそれ以上のPPDUが受信されるべきでないと決定し、ディスプレイデバイスは、(ディスプレイデバイスのためにTWTウィンドウを効率的に終了して)次のTWTウィンドウまで低電力モードに入ることができる。別の例では、レンダリングデバイスは、(最後のPPDUの直後などの)10ms未満の非アクティブの後にEOSPパケットを送るように構成される場合がある。レンダリングデバイスは、ディスプレイデバイスへの送信用のPPDUを準備するときに、最後のMSDUのメタデータに基づいてEOSPパケットを送るように決定することができる。
【0137】
[0165]本明細書で言及される低電力モード(TWT省電力モード)は、(802.11baなどを含むプレ802.11ax規格などの)IEEE802.11規格内で定義された1つまたは複数のスリープモードとは異なる場合がある。たとえば、低電力モード(TWT省電力モード)は、APのビーコン内の配信トラフィック指示メッセージ(DTIM)に基づいてベストエフォート分類トラフィック向けに設計された(ディープスリープと呼ばれる)規格で定義されたスリープモードよりも早いスリープツーウェイク(S2W)時間およびウェイクツースリープ(W2S)時間に関連付けられる場合がある。いくつかの実装形態では、低電力モード向けの(S2Wと、W2Sとを含む)最小の低電力期間は約10msであり得、ディープスリープ向けの(S2Wと、W2Sとを含む)最小のディープスリープ期間は、(60fps(ビデオフレーム当たり約16ms)におけるビデオのためのXRアクティビティには長すぎる場合がある)約40msであり得る。低電力モードは、より少ないRFフロントエンド構成要素の電力を落とすこと、ワイヤレス媒体のキャリア信号ロックを維持すること、または低電力モードに入り、そこから出る時間量を低減する他の動作により、ディープスリープとは異なる場合がある。
【0138】
[0166]
図11は、レンダリングデバイスの視点から例示的なプロセスを描写する。
図12は、ディスプレイデバイスの視点から例示的なプロセスを描写する。
【0139】
[0167]
図12は、いくつかの実装形態による、TWTセッションに基づく同期式チャネルアクセス制御のための例示的なプロセス1200を示すフローチャートを示す。例示的なプロセスにおける動作は、(
図1Bのデバイス152などの)デバイスまたは(
図6BのWCD615などの)デバイス内に実装されたワイヤレス通信デバイスによって実行される場合がある。動作を実行するデバイスは、XR体験のディスプレイデバイスであり得る。
【0140】
[0168]1202において、デバイスがワイヤレス媒体を介して第2のデバイスにULデータを提供する。第2のデバイスはレンダリングデバイスであり得、ULデータは、ポーズデータフレームまたはトラッキングフレームのうちの1つまたは複数を含む場合がある。
【0141】
[0169]1204において、デバイスが、第2のデバイスから、ワイヤレス媒体を介してPPDUを含むDLデータを取得する。たとえば、PPDUは、ULデータに基づいてレンダリングされる1つまたは複数のビデオフレームに関連付けられる。デバイスは、現在のTWTウィンドウの間に第2のデバイスから1つまたは複数のPPDUを取得し(1206)、現在のTWTウィンドウの開始は、1つまたは複数のPPDUのうちの第1のPPDUがデバイスに提供されたとき、または第1のPPDUが第2のデバイスのアプリケーションレイヤからMACに提供されたときのうちの1つに関連付けられる(1208)。
【0142】
[0170]上述されたように、TWTウィンドウの開始は、第1のPPDUが送信されるべきときに関連付けられる。いくつかの実装形態では、TWTウィンドウの開始は、第1のPPDUが送信されるべきときと一致する場合がある。いくつかの実装形態では、TWTウィンドウは、第1のPPDUが送信されるべきときの前に始まる場合がある。ディスプレイデバイスは、レンダリングされるべきビデオフレームごとにトラッキングフレームまたは1つもしくは複数のポーズデータフレームのうちの1つまたは複数を提供することができる。このようにして、トラッキングフレームまたは1つもしくは複数のポーズデータフレームを提供する頻度は、ビデオフレームの頻度と同じである。たとえば、ポーズデータフレームは第1の頻度で提供される場合があり、ビデオフレームは第1の頻度でレンダリングされる場合がある。ディスプレイデバイスは、ビデオフレームの第1のPPDUが送信の準備ができるときの前にポーズデータフレームを提供することができる。いくつかの実装形態では、TWTウィンドウはトラッキングフレームまたは1つもしくは複数のポーズデータフレームの第1が、ディスプレイデバイスからレンダリングデバイスに送信されるべきときに始まる。たとえば、TWTウィンドウが始まるべきときは、XR体験についてのM2Rレイテンシに基づく場合がある。
【0143】
[0171]
図13は、M2Rレイテンシに関連付けられたポーズデータフレームおよびビデオフレームのレンダリングの例示的なタイミングを示すシーケンス
図1300を示す。1302において、ディスプレイデバイスがポーズ情報を取得する。たとえば、ディスプレイデバイスは、現在のIMU測定値をポーズデータフレーム(0よりも大きい任意の整数Nについて)N-1内にパッケージ化し、ポーズデータフレームN-1をレンダリングデバイスに提供するように決定する。ULレイテンシ1304は、IMU測定の時間と(1306において)レンダリングデバイスがポーズデータフレームN-1を取得する時間との間のレイテンシである。ULレイテンシ1304は、送信するULデータの量およびワイヤレス媒体の状態に基づいて変化する場合がある。たとえば、ワイヤレス媒体がより多くの干渉またはノイズを含む場合、ULレイテンシ1304は、ポーズフレームN-1を送る際の再試行、またはより低いMCSレートを使用してポーズフレームN-1を送信することの結果としてより大きい場合がある。ポーズフレームN-1を取得した(1306)後、レンダリングデバイスはビデオフレームN-1のレンダリングを開始する(1308)。時間1310は、ビデオフレームN-1をレンダリングするレンダリング時間を示す。描写されていないが、レンダリング時間は、ビデオフレームをレンダリングおよび符号化するための時間を含む場合がある。レンダリングデバイスは、複数のPPDUにおいてディスプレイデバイスにビデオフレームN-1を提供する。時間1312は、その間にレンダリングデバイスからディスプレイデバイスにPPDUが提供される時間である。図示されていないが、PPDUは、フレーム全体の符号化が完了する前後に提供される場合がある。たとえば、ビデオスライスは、1つまたは複数のPPDU内にパッケージ化する前に別のビデオスライスが処理されていることと同時に、1つまたは複数のPPDU内にパッケージ化される場合がある。このようにして、時間1312は時間1310と重複する場合がある。
【0144】
[0172]1316において、ディスプレイデバイスが再びポーズ情報を取得する。たとえば、ディスプレイデバイスは、その時間に現在のIMU測定値をポーズデータフレームN内にパッケージ化するように決定する。ポーズデータフレームNは、時間1320にレンダリングデバイスによって取得される(ULレイテンシ1318は時間1316と時間1320との間のレイテンシである)。ULレイテンシ1318は、ULレイテンシが変化する場合があることを描写するために、ULレイテンシ1304よりも大きいものとして描写されている。
【0145】
[0173]1322において、レンダリングデバイスがビデオフレームNのレンダリングを開始する。ビデオは固有のフレームレートを有する場合があり、ビデオフレームレンダリング間の間隔は、フレームレート、解像度、符号化、および他のビデオパラメータに基づいて固定される場合がある。このようにして、時間1308と時間1322との間の時間量は、時間1322とビデオフレームN+1のレンダリングを開始する時間との間の時間量と同じであり得る。時間1324は、ビデオフレームNをレンダリングするレンダリング時間を示す。レンダリングデバイスは、複数のPPDUにおいてディスプレイデバイスにビデオフレームNを提供する。時間1326は、その間にレンダリングデバイスからディスプレイデバイスにPPDUが提供される時間である。図示されていないが、時間1312および1326は、チャネル状態、チャネルサイズ、MCS、順方向誤り訂正(FEC)の使用、送信されるべきPPDUの数、または他の特性に基づいて可変であり得る。
【0146】
[0174]レンダリングデバイスは、ディスプレイデバイスから取得された最も最近のポーズフレームに基づいて現在のフレームをレンダリングする。ビデオフレームNの場合、時間1322は(ポーズフレームNが取得されたときの)時間1320の前である。このようにして、レンダリングデバイスは、(ポーズフレームNはまだ取得されていないので)ポーズフレームNに基づいてビデオフレームNをレンダリングしない。取得された最後のポーズフレームがポーズフレームN-1である場合、レンダリングデバイスはポーズフレームN-1に基づいてビデオフレームNをレンダリングする。M2Rレイテンシは、IMU測定とIMU測定に関連付けられたビデオフレームのレンダリングとの間のレイテンシであり得る。ビデオフレームNはポーズフレームN-1に基づくので、M2Rレイテンシ1314は、ポーズフレームNが時間内に受信された場合よりも大きい。M2Rレイテンシは、既定または既知のULレイテンシに基づいて決定される場合がある。
【0147】
[0175]いくつかの実装形態では、TWTウィンドウ1328は、(時間1302がディスプレイデバイスがポーズフレームN-1を送信するべきときであると想定すると)時間1302に始まる場合がある。時間1302と1316との間の時間量が(時間1308と1322との間と同じ時間量などの)固定されている場合、TWTウィンドウ1328の長さは、時間1312を完全に含むように固定される場合がある。時間1312は変化する場合があるので、TWTウィンドウ1328は、(最大解像度、最小MCS、最小チャネルサイズなどに基づいてビデオフレームの送信を可能にする長さなどの)時間1312の変動を収容するための長さのTWTウィンドウであり得る。上述されたように、レンダリングデバイスはまた、TWTウィンドウの間に送信されることが可能でないPPDUを送信するために、TWTウィンドウの終了の後に1つまたは複数のPPDUが送信されるべきであることを示す場合がある。例では、TWTウィンドウ1328の終了は、時間1312の終了と時間1316との間であり得る。図示されていないが、新しいTWTウィンドウが時間1316に始まる場合がある。留意することに、シーケンス
図1300(および描写された他のシーケンス図)は、一定の縮尺ではなく、動作内で変化する場合がある。たとえば、ビデオフレームN-1のDL(1312)は、1つのTWTウィンドウへのポーズフレームNのUL(1320)と一緒であり得る。
【0148】
[0176]例示的なシーケンス
図1300では、ポーズフレームを提供するタイミングとビデオフレームをレンダリングするタイミングは調整されず、それにより、新しいポーズデータフレームを受信する前にビデオフレームがレンダリングされるようになり、M2Rレイテンシが増加する場合がある。レンダリングデバイスがビデオフレームのレンダリングを調整することができるか、またはディスプレイデバイスがレンダリングデバイスへのポーズフレームの提供を調整することができ、その結果、新しいビデオフレームをレンダリングする前に1つまたは複数のポーズフレームが取得される(レンダリングデバイスおよびディスプレイデバイスが時間1320の後に時間1322が発生するように調整することなど)。
図14は、M2Rレイテンシを低減するように調整されたタイミングを描写する。
【0149】
[0177]
図14は、M2Rレイテンシに関連付けられたポーズデータフレームおよびビデオフレームのレンダリングの例示的なタイミングを示すシーケンス
図1400を示す。1402において、ディスプレイデバイスがポーズ情報を取得する。たとえば、ディスプレイデバイスは、現在のIMU測定値をポーズデータフレーム(0よりも大きい任意の整数Nについて)N-1内にパッケージ化し、ポーズデータフレームN-1をレンダリングデバイスに提供するように決定する。ULレイテンシ1404は、IMU測定の時間から(1406において)レンダリングデバイスがポーズフレームN-1を取得する時間までの時間量である。ULレイテンシ1404は、送信する情報量およびワイヤレス媒体の状態に基づいて変化する場合がある。たとえば、ワイヤレス媒体がより多くの干渉またはノイズを含む場合、ULレイテンシ1404は、ポーズフレームN-1を送る際の再試行、またはより低いMCSレートを使用してポーズフレームN-1を送信することの結果としてより大きい場合がある。ポーズフレームN-1を取得した(1406)後、レンダリングデバイスはビデオフレームN-1のレンダリングを開始する(1408)。時間1410は、ビデオフレームN-1をレンダリングするレンダリング時間を示す。レンダリングデバイスは、複数のPPDUにおいてディスプレイデバイスにビデオフレームN-1を提供する。時間1412は、その間にレンダリングデバイスからディスプレイデバイスにPPDUが提供される時間である。
【0150】
[0178]1416において、ディスプレイデバイスがポーズ情報を取得し、レンダリングデバイスにポーズデータフレームNを提供する。ULレイテンシ1418は、IMU測定の時間から(1420において)レンダリングデバイスがポーズデータフレームNを取得する時間までの時間量である。ポーズフレームNについてのULレイテンシ1418は、ULレイテンシが変化する場合があることを描写するために、ULレイテンシ1404よりも大きい。1422において、ディスプレイデバイスがビデオフレームNのレンダリングを開始する。時間1424は、ビデオフレームNをレンダリングするレンダリング時間を示す。レンダリングデバイスは、複数のPPDUにおいてディスプレイデバイスにビデオフレームNを提供する。時間1426は、その間にレンダリングデバイスからディスプレイデバイスにPPDUが提供される時間である。TWTウィンドウ1428は、
図13のTWTウィンドウ1328と同じであり得る。
【0151】
[0179]時間1408と時間1422との間の時間量は、
図13の1308と1322との間の時間量と同じであり得る。
図13と
図14との間の違いは、ディスプレイデバイスによるポーズフレームの提供とレンダリングデバイスによるビデオフレームのレンダリングとの間のタイミングであり得る。
図14に描写されたように、ビデオフレームをレンダリングするタイミングは、ディスプレイデバイスがレンダリングデバイスにポーズフレームを提供するタイミングと調整される。たとえば、時間1422は、時間1422が時間1420の後に残るように決定される。このようにして、ポーズフレームNはビデオフレームNをレンダリングする前に取得され、ポーズフレームNはビデオフレームNをレンダリングするために使用される場合がある。いくつかの実装形態では、タイミングは、(最低のMCS、最小のワイヤレスチャネル、ノイズのレベル、FECの使用、およびレンダリングデバイスへのポーズデータフレームの送信のスループットを減少させる他のパラメータに基づく潜在的なULレイテンシなどの)ポーズフレームについてのULレイテンシに基づく場合がある。レンダリングが調整される場合、M2Rレイテンシ1414は低減される。たとえば、M2Rレイテンシ1414は
図13のM2Rレイテンシ1314よりも小さい。
【0152】
[0180]レンダリングおよびポーズフレームの提供が調整された場合、TWTウィンドウの開始はM2Rレイテンシに基づく場合がある。たとえば、レンダリングデバイスは、ビデオフレームをレンダリングする時間の第1のオフセット前に始まるようにTWTウィンドウを決定することができる。いくつかの実装形態では、第1のオフセットは、(TWTウィンドウ1428の開始になる時間1408の前のM2Rレイテンシ1414などの)M2Rレイテンシであり得る。
【0153】
[0181]
図13および
図14に描写されたように、ポーズデータフレームが取得または提供される場合があり、ビデオフレームが同じ頻度でレンダリングされる場合がある。いくつかの実装形態では、(TWTウィンドウの中間において、またはTWTウィンドウの終了に向かってポーズデータフレームを提供することなどの)TWTウィンドウの間に2つ以上のポーズデータフレームが提供される場合があるが、TWTウィンドウの開始時に提供される少なくとも1つのポーズデータフレームは第1の頻度で提供される場合がある。このようにして、TWTウィンドウの開始時に取得されたポーズデータフレームの各々は、レンダリングされるビデオフレームに関連付けられる場合がある。(ワイヤレス媒体上の一時的な干渉などに基づいて)TWTウィンドウの間に第1のポーズデータフレームを取得する問題がある場合、TWTウィンドウの間にさらなるポーズデータフレームが提供される場合がある。たとえば、
図14においてポーズフレームNがレンダリングデバイスによって取得されないが、ディスプレイデバイスがTWTウィンドウ1428の最後に中間ポーズフレームを提供する場合、レンダリングデバイスは、(ポーズフレームN-1の代わりに)中間ポーズフレームを使用して、ビデオフレームNをレンダリングすることができる。さらなるポーズフレームを提供することは、ポーズ情報が取得されたときとビデオフレームがそのような場合にレンダリングされたときとの間のレイテンシを低減することができる。
【0154】
[0182]TWTウィンドウの開始時に提供されるポーズフレームを再び参照すると、ポーズフレームを取得することおよびビデオフレームをレンダリングすることは同じ頻度であり、ビデオフレームをレンダリングすることとポーズフレームを取得することとの間のタイミングは、M2Rレイテンシを低減するように調整される。ポーズ情報を取得することは、ディスプレイデバイスのアプリケーションレイヤにおいて実行され、ビデオフレームをレンダリングすることは、レンダリングデバイスのアプリケーションレイヤにおいて実行される。
図6Aおよび
図6Bを再び参照すると、(メモリ640と連携して)アプリケーションプロセッサ630は、(スマートフォン上のVRアプリケーションまたはARアプリケーションなどの)レンダリングデバイス上のXRアプリケーションを実行することができる。(メモリ645と連携して)アプリケーションプロセッサ635は、(HMD上のVRアプリケーションまたはARアプリケーションなどの)ディスプレイデバイスのXRアプリケーションを実行することができる。アプリケーションレイヤにおいて、レンダリングデバイスはビデオフレームをレンダリングするか、またはオーディオ、触覚フィードバック、もしくはXR体験用の他の情報を生成し、ディスプレイデバイスは、(センサ675などから)IMU測定値を取得するか、ビデオを表示するか、オーディオを再生するか、またはXR体験のためにユーザに他の情報を提供する。アプリケーションレイヤにおける動作は、デバイスのアプリケーションレイヤクロックに基づく。たとえば、デバイスは、(水晶などの)第1の圧電材料を使用して、アプリケーションレイヤ動作を実行するためにアプリケーションプロセッサに提供されるホストクロックを生成することができる。このようにして、アプリケーションレイヤクロックは、(レンダリングデバイスによって)ビデオフレームをレンダリングするタイミングのために、または(ディスプレイデバイスによって)ビデオフレームを表示するタイミングのためにデバイスによって使用される。そのようなクロックは、アプリケーションレイヤクロックと呼ばれる場合がある。
【0155】
[0183]上述されたように、WCD610または615は、(MACなどの)OSIモデルの下位レイヤにおいて動作を実行するために使用される。たとえば、ポーズデータフレーム、トラッキングフレーム、または送信用のPPDUを管理およびスケジュールすること、ならびにパケットの受信を管理することは、MACにおいてであり、WCD610またはWCD615によって管理される場合がある。WCDの動作は、(WCDクロックと呼ばれる)第2のクロックに基づく。WCDクロックは、第2のデバイスとのワイヤレス通信のタイミングのためにデバイスによって使用される。WCDクロックは、アプリケーションレイヤクロック用とは異なるデバイスの(第2の水晶などの)第2の圧電材料に基づく。デバイスは2つの異なる水晶(およびしたがって異なるロジック)を使用して、アプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを生成することができ、アプリケーションクロックおよびWCDクロックは、異なる周波数、解像度、または位相にあり得る。
【0156】
[0184]ポーズフレーム(およびトラッキングフレーム)を提供することと、ビデオフレームをレンダリングすることとの間のタイミングを調整するために、ディスプレイデバイスおよびレンダリングデバイスは、アプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを同期させることができる。このようにして、アプリケーションレイヤクロックおよびWCDクロックは、同じ周波数と位相とを有することができる。いくつかの実装形態では、アプリケーションレイヤクロックは、WCDクロックに同期させられる場合がある。いくつかの実装形態では、WCDクロックは、アプリケーションレイヤクロックに同期させられる場合がある。1つのデバイスのクロックも、他のデバイスのクロックに同期させられる場合がある。このようにして、レンダリングデバイスとディスプレイデバイスとの間の4つのクロックのうちの1つは基準クロックであり、他の3つのクロックは基準クロックに同期させられる。(TWTウィンドウの開始を決定するために使用されるオフセットなどの)TWTウィンドウタイミングは、基準クロックに基づいて決定される場合がある。ディスプレイデバイスのアプリケーションレイヤクロックが基準クロックである場合、ディスプレイデバイスのアプリケーションレイヤクロックはTWTウィンドウのタイミングを駆動することができ、レンダリングデバイスのアプリケーションレイヤクロックが基準クロックである場合、レンダリングデバイスのアプリケーションレイヤクロックはTWTウィンドウのタイミングを駆動することができる。WCDクロックが他のクロックを同期させるために使用されるべきである場合、TWTウィンドウのスケジュールが設定される場合があり、ビデオフレームのレンダリングタイミングまたは表示タイイングのうちの1つまたは複数が、TWTの設定されたスケジュールに基づいて調整される場合がある。
【0157】
[0185]
図15A~
図15Cは、異なるクロックが同期用の基準クロックであることを描写する。ディスプレイデバイスのアプリケーションレイヤクロックは
図15Aの基準クロックとして描写され、レンダリングデバイスのアプリケーションレイヤは
図15Bの基準クロックとして描写され、レンダリングデバイスまたはディスプレイデバイスのWCDクロックは
図15Cの基準クロックとして描写される。
【0158】
[0186]
図15Aは、レンダリングデバイス1502およびディスプレイデバイス1508のクロックを同期させることの一例を示すブロック
図1500を示す。レンダリングデバイス1502はアプリケーションレイヤクロック1504とWCDクロック1506とを含み、ディスプレイデバイス1508はアプリケーションレイヤクロック1510とWCDクロック1512とを含む。例では、アプリケーションレイヤクロック1510が基準クロックであり、他のクロックはアプリケーションレイヤクロック1510に同期させられる。
【0159】
[0187]1514において、WCDクロック1512がアプリケーションレイヤクロック1510に同期させられる。たとえば、アプリケーションレイヤクロック1510の時間は、レンダリングデバイス1502に提供されるべきポーズ情報またはトラッキングフレーム内で示される場合がある。情報は、アプリケーションレイヤから(WCDなどの)MACに提供されて、スケジュールされ、レンダリングデバイス1502に送信される。WCDは、アプリケーションレイヤから取得された情報から時間を取得し、示された時間に基づいてWCDクロックを同期させることができる。
【0160】
[0188]1516において、WCDクロック1506がWCDクロック1512に同期する。たとえば、ディスプレイデバイス1508のWCDは、レンダリングデバイス1502とワイヤレス媒体を介する通信を同期させるためのローカルタイミング同期機能(TSF)タイマを含む。レンダリングデバイス1502のWCDもローカルTSFタイマを含む。ディスプレイデバイス1508のWCDは、(ディスプレイデバイス1508からレンダリングデバイス1502へのポーズデータフレームまたはビーコンフレームなどを介して)レンダリングデバイス1502のWCDにそのTSFタイマ値の指示を周期的に提供する。WCDクロック1512をアプリケーションレイヤクロック1510に同期させると、ディスプレイデバイス1508のWCDのTSFタイマが調整させられる。TSFタイマ値の指示はレンダリングデバイス1502のWCDに周期的に提供されるので、調整されたTSFタイマ値はレンダリングデバイス1502のWCDに示される。レンダリングデバイス1502は、ディスプレイデバイス1508からの調整されたTSFタイマ値に基づいて、そのWCDクロックを調整することができる。
【0161】
[0189]レンダリングデバイス1502のWCDクロック1506がディスプレイデバイス1508のWCDクロック1512およびアプリケーションレイヤクロック1510に同期させられた場合、レンダリングデバイス1502は、アプリケーションレイヤクロック1504をWCDクロック1506に同期させることができる(1518)。いくつかの実装形態では、レンダリングデバイス1502は、(MACからレンダリングデバイス1502向けに構成されたアプリケーションレイヤへの呼出しなどを介して)TSFタイマ値をアプリケーションレイヤに利用可能にするように構成される場合がある。TSFタイマ値がアプリケーションレイヤにおいて見えない場合、(示されたTSFタイマ値およびパケットが送信された時間などの)ディスプレイデバイスから取得されたパケットからのタイミング情報は、アプリケーションレイヤクロック1504を同期させる際に使用される場合がある。
【0162】
[0190]
図15Bは、レンダリングデバイス1522およびディスプレイデバイス1528のクロックを同期させることの一例を示すブロック
図1520を示す。レンダリングデバイス1522はアプリケーションレイヤクロック1524とWCDクロック1526とを含み、ディスプレイデバイス1528はアプリケーションレイヤクロック1530とWCDクロック1532とを含む。例では、アプリケーションレイヤクロック1524が基準クロックであり、他のクロックはアプリケーションレイヤクロック1524に同期させられる。
【0163】
[0191]1534において、WCDクロック1526がアプリケーションレイヤクロック1524に同期させられる。たとえば、アプリケーションレイヤクロック1524の時間は、ビデオフレームまたはディスプレイデバイス1528に提供されるべき他の情報内で示される場合がある。情報は、アプリケーションレイヤから(WCDなどの)MACに提供されて、スケジュールされ、ディスプレイデバイス1528に送信される。WCDは、アプリケーションレイヤから取得された情報から時間を取得し、示された時間に基づいてWCDクロックを同期させることができる。
【0164】
[0192]1536において、(レンダリングデバイス1522のWCDのローカルTSFタイマ値などに基づいて)WCDクロック1532がWCDクロック1526に同期する。たとえば、レンダリングデバイス1522のWCDは、(ビデオフレーム用のPPDUの1つまたは複数のMAC制御要素(CE)などを介して)ディスプレイデバイス1528のWCDにそのTSFタイマ値または他のタイミング情報の指示を周期的に提供し、ディスプレイデバイス1528のローカルTSFタイマは、アプリケーションレイヤクロック1524にWCDクロック1526を同期した後に更新されたタイミング情報に基づいて調整される場合がある。ディスプレイデバイス1528のWCDクロック1532がレンダリングデバイス1522のWCDクロック1526およびアプリケーションレイヤクロック1524に同期させられた場合、ディスプレイデバイス1528は、アプリケーションレイヤクロック1530をWCDクロック1532に同期させることができる(1538)。
図15Aを参照して上述されたのと同様に、ディスプレイデバイス1528は、(MACからディスプレイデバイス1528向けに構成されたアプリケーションレイヤへの呼出しなどを介して)TSFタイマ値をアプリケーションレイヤに利用可能にするように構成される場合がある。TSFタイマ値がアプリケーションレイヤにおいて見えない場合、(示されたTSFタイマ値およびパケットが送信された時間などの)レンダリングデバイスから取得されたパケットからのタイミング情報は、アプリケーションレイヤクロック1530を同期させる際に使用される場合がある。
【0165】
[0193]
図15Cは、レンダリングデバイス1542およびディスプレイデバイス1548のクロックを同期させることの一例を示すブロック
図1540を示す。レンダリングデバイス1542はアプリケーションレイヤクロック1544とWCDクロック1546とを含み、ディスプレイデバイス1548はアプリケーションレイヤクロック1550とWCDクロック1552とを含む。例では、WCDクロック1546または1552が基準クロックであり、他のクロックはWCDクロックに同期させられる。
【0166】
[0194]1554において、WCDクロック1546および1552は互いに同期させられる。たとえば、(
図15Aおよび
図15Bを参照して上述されたように)タイミング情報がデバイス間で提供された場合、デバイス間のTSFタイマが同期させられる場合がある。1556において、レンダリングデバイス1542は、(
図15Aを参照して上述されたように)アプリケーションレイヤクロック1544をWCDクロック1546に同期させる。1558において、ディスプレイデバイス1548は、(
図15Bを参照して上述されたように)アプリケーションレイヤクロック1550をWCDクロック1552に同期させる。
【0167】
[0195]
図15Aを再び参照すると、アプリケーションレイヤクロック1510が基準クロックである場合、アプリケーションレイヤクロック1510は、最初にディスプレイデバイス1508によって設定される場合があり、動作中に調整される必要はない。アプリケーションレイヤクロック1510は動作中に調整されず、ビデオフレームの表示はディスプレイデバイス1508のアプリケーションレイヤクロック1510に基づくので、ビデオフレームの表示は、動作中変わらないままであり得る(他のクロック1504、1506、および1512は、アプリケーションレイヤクロック1510に同期させられたままであるように調整される)。ディスプレイデバイス1508は、レンダリングデバイス1502とディスプレイデバイス1508との間のTWTセッションスケジュールを決定することができる。スケジュールは、TWTウィンドウの間隔と、TWTウィンドウのサイズと、TWTウィンドウの開始時間とを含む場合がある。ディスプレイデバイス1508は、(TWTウィンドウの開始にポーズフレームの送信を整合させる(align)ことなどの)TWTウィンドウにULトラフィックを整合させることができる。このようにして、ポーズ情報がパッケージ化され、レンダリングデバイス1502に提供されるタイミングは、アプリケーションレイヤクロック1510に基づいて決定されたTWTスケジュールに基づく。たとえば、ポーズフレームを生成するために使用されるべき固有のIMU測定値は、アプリケーションレイヤクロック1510に基づいて決定されたTWTスケジュールに基づく場合がある。
【0168】
[0196]WCDクロック1506およびアプリケーションレイヤクロック1504がアプリケーションレイヤクロック1510に同期させられた場合、レンダリングデバイス1502は、(TWTウィンドウの一部分にPPDUの送信を整合させることなどの)TWTウィンドウにDLトラフィックを整合させることができる。たとえば、
図14を再び参照すると、ディスプレイデバイスは、TWTスケジュールに基づいて(TWTウィンドウ1428を含む)TWTウィンドウの開始時にあるように時間1402と、1416とを決定する。レンダリングデバイスは、それぞれ、時間1402および1416からの第1のオフセットであるように(ビデオフレームN-1と、Nとをレンダリングする)時間1408と、1422とを調整することができる(第1のオフセットはM2Rレイテンシに関連付けられる)。上述されたように、M2Rレイテンシ1414は既知であり得る。第1のオフセットはM2Rレイテンシ1414であり得る。このようにして、レンダリングデバイスは、時間1402のM2Rレイテンシ1414後であるように時間1410を調整することができる。
【0169】
[0197]いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、TWTウィンドウの間にポーズフレームを取得することに基づいて、またはTWTウィンドウの開始からのタイムアウトに基づいて、時間1408と、1422とをトリガすることができる。たとえば、(時間1408において)ビデオフレームN-1のレンダリングをトリガすることは、(時間1406において)ポーズフレームNー1を取得することに基づく場合がある。このようにして、時間1406と1408との間の差は、(アプリケーションレイヤにおいてビデオフレームをレンダリングする前に、ポーズフレームを処理することおよびアプリケーションレイヤにWCDによってポーズ情報を提供することなどの)ビデオフレームのレンダリングをトリガするために必要な時間量に基づく。上述されたように、レンダリングデバイスが(ワイヤレス媒体上の干渉などに基づいて)ポーズフレームを取得できない場合、レンダリングデバイスはディスプレイデバイスにACKを提供しない。ディスプレイデバイスは、(最大回数まで、またはTWTウィンドウの開始からのタイムアウト時間量までなどの)1回または複数回ポーズフレームを提供するように再試行することができる。タイムアウトは、レンダリングデバイスがビデオフレームのレンダリングを開始するべきときに基づく場合がある。たとえば、タイムアウト時間は、最大(時間1402~1408などの)TWTウィンドウの開始からレンダリングデバイスがビデオフレームのレンダリングを開始する時間までの時間量であり得る。タイムアウト時間は、レンダリングデバイスによって決定される場合があるか、またはTWTセッション内で定義される場合がある。このようにして、レンダリングデバイスは、各TWTウィンドウの開始からカウントを開始し、レンダリングデバイスは、タイムアウト時間に達することまたはポーズフレームを取得することの最初の方において、ビデオフレームのレンダリングをトリガする。タイムアウトが発生した(ポーズフレームを取得する前にタイムアウト時間に達した)場合、レンダリングデバイスは、(最後のTWTウィンドウの間などの)TWTウィンドウの前に取得された最後に取得されたポーズフレームを使用して、ビデオフレームを生成することができる。
【0170】
[0198]いくつかの実装形態では、ディスプレイデバイスは、レンダリングデバイスがビデオフレームのレンダリングを開始するときを示すことができる。このようにして、レンダリングデバイスは、ディスプレイデバイスからの明示的な指示に基づいて各ビデオフレームのレンダリングをトリガする。たとえば、ディスプレイデバイスのアプリケーションレイヤにおける垂直同期(Vsync)値は、レンダリングデバイスがビデオフレームをレンダリングするべき時間を示すようにWCDに示される場合がある。Vsyncに基づく時間はWCDの間に示される場合があり、レンダリングデバイスは示された時間をビデオフレームをレンダリングするアプリケーションレイヤ時間に変換することができる。
【0171】
[0199]
図15Bを再び参照すると、アプリケーションレイヤクロック1524が基準クロックである場合、アプリケーションレイヤクロック1524は、最初にレンダリングデバイス1522によって設定される場合があり、動作中に調整される必要はない。アプリケーションレイヤクロック1524は動作中に調整されず、ビデオフレームのレンダリングはレンダリングデバイス1522のアプリケーションレイヤクロック1524に基づくので、ビデオフレームのレンダリングは、動作中変わらないままであり得る(他のクロック1526、1532、および1530は、アプリケーションレイヤクロック1524に同期させられたままであるように調整される)。レンダリングデバイス1522は、レンダリングデバイス1522とディスプレイデバイス1528との間のTWTセッションスケジュールを決定することができる。スケジュールは、TWTウィンドウの間隔と、TWTウィンドウのサイズと、TWTウィンドウの開始時間とを含む場合がある。レンダリングデバイス1522は、ビデオフレームのために定義されたレンダリング時間のオフセット前であるようにTWTウィンドウの開始時間を決定することができる。たとえば、
図14を再び参照すると、時間1408および1422は、アプリケーションレイヤクロック1530(
図15B)に基づいて設定される場合がある。レンダリングデバイスは、設定されたレンダリング時間1408および1422の(M2Rレイテンシに関連付けられた)第1のオフセット前であるように(TWTウィンドウの開始である)時間1402と、1416とを決定することができる。いくつかの実装形態では、第1のオフセットは、上述されたようなM2Rレイテンシ1414であり得る。上述されたように、M2Rレイテンシ(および第1のオフセット)は、ULレイテンシを相殺するように決定される場合がある。
【0172】
[0200]WCDクロック1532およびアプリケーションレイヤクロック1530がアプリケーションレイヤクロック1524に同期させられた場合(
図15B)、ディスプレイデバイス1528は、TWTウィンドウにULトラフィックを整合させることができる。たとえば、
図14を再び参照すると、ディスプレイデバイスは、レンダリングデバイスによって示されたTWTスケジュールに基づいて(TWTウィンドウ1428を含む)TWTウィンドウの開始時にあるように時間1402と、1416とを決定することができる。ディスプレイデバイス1528はまた、アプリケーションレイヤクロック1530に基づいてビデオフレーム用の表示時間を整合させることができる。このようにして、現在のビデオフレームの表示時間は、現在のTWTウィンドウに関連付けられた時間に整合させられる。
【0173】
[0201]
図15Cを再び参照すると、WCDクロック1546および1552が基準クロックである場合、WCDクロック1546および1552は、最初に、レンダリングデバイス1542とディスプレイデバイス1548との間に提供されたTSF情報に基づいて、設定され同期させられる場合がある。たとえば、レンダリングデバイス1542はディスプレイデバイス1548にタイミング情報を提供することができ、ローカルTSFタイマはタイミング情報に基づいて同期させられる場合がある。このようにして、アプリケーションレイヤクロック1544およびアプリケーションレイヤクロック1550は、それぞれのWCDクロックに基づいて調整される。基準クロックとしてのWCDクロックでは、TWTセッションスケジュールは、(XRトラフィックのためのレイテンシ要件に加えて)ネットワークリソース利用可能性に基づく場合がある。たとえば、TWTウィンドウのサイズ、間隔、および開始時間は、ワイヤレス媒体がレンダリングデバイスからAPおよびディスプレイデバイスへの同時リンクによって共有されていることに基づく場合がある。別の例では、TWTウィンドウのサイズ、間隔、および開始時間は、(メッシュネットワーク内などの)レンダリングデバイスと複数のディスプレイデバイスとの間のマルチリンクによって共有されているワイヤレス媒体に基づく場合がある。TWTセッションスケジュールは、レンダリングデバイスまたはディスプレイデバイスのいずれかによって決定される場合があり、レンダリングデバイスおよびディスプレイデバイスは、TWTセッションスケジュールに基づいてアプリケーションレイヤ動作を調整することができる。
【0174】
[0202]
図14を再び参照すると、いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、(時間1408に対して時間1402後のM2Rレイテンシ1414に等しい第1のオフセットなどの)それぞれのTWTウィンドウの開始の第1のオフセット後であるように時間1408と、1422とを設定することができる。いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、(上述されたような)ポーズフレームを取得することまたはタイムアウトの発生に基づいてレンダリングをトリガすることができる。ディスプレイデバイスは、TWTセッションスケジュールに基づいてビデオフレームを表示する時間を決定することができる。
【0175】
[0203]時間とともに、同期させられたクロックは互いにドリフトする場合がある。レンダリングデバイスまたはディスプレイデバイスは、ドリフトの結果としてクロックを周期的に同期させる場合がある。たとえば、WCDクロックはTSFに基づいて同期したままである場合があるが、ディスプレイデバイスまたはレンダリングデバイスにおけるアプリケーションレイヤクロックは、それぞれのWCDクロックからドリフトする場合がある。いくつかの実装形態では、デバイスは、アプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとの間のドリフトを測定し、それが(10μs以上などの)定義された閾値よりも大きいどうかを決定する。ドリフトが定義された閾値よりも大きくなる場合、デバイスは、アプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを再び同期させることができる。同期は、
図15A~
図15Cを参照して上述されたように、どのクロックが基準クロックであるかに基づいて実行される場合がある。デバイスが基準クロックを含む場合、他のデバイスはまた、同期に基づいてそのクロックを同期させることができる。
【0176】
[0204]上記の例では、ディスプレイデバイスは、TWTウィンドウの間に2つ以上のポーズフレームを提供することができる。たとえば、第1のポーズフレームは、TWTウィンドウの開始時に提供される場合がある。ディスプレイデバイスはまた、TWTウィンドウ内の後で1つまたは複数のさらなるポーズフレームを提供することができる。いくつかの実装形態では、ディスプレイデバイスは、TWTウィンドウの間のワイヤレス媒体上の定義された時間の非アクティブの後にさらなるポーズフレームを提供することができる。いくつかの実装形態では、ディスプレイデバイスは、TWTウィンドウの終了に向かって、または(MSDUがビデオフレーム用の最後のMSDUであることを示すMSDU内の指示などに基づいて)提供されるべきPPDUがそれ以上ないことをレンダリングデバイスが示した後に、さらなるポーズフレームを提供することができる。各ポーズフレームは、新しいIMU測定値に基づく場合がある。(ワイヤレス媒体上の干渉などに基づいて)ポーズフレームがレンダリングデバイスによって取得されない場合、レンダリングデバイスにおいて取得された前のポーズ情報は、TWTウィンドウ当たりただ1つのポーズフレームが提供された場合よりも新鮮でない。
【0177】
[0205]いくつかの実装形態では、IMU測定は、レンダリングデバイスに提供するために、ポーズフレームとして位置情報をパッケージ化することとは関係なく行われる。たとえば、IMUは、1kHzの周波数で(1msごとに)位置情報を測定することができる。ディスプレイデバイスは、最も最近のIMU測定値を使用して、必要なときにポーズフレームを生成することができ、ディスプレイデバイスは、ポーズフレームについての他のIMU測定値を無視することができる。この例では、IMU測定とポーズフレームの生成との間のレイテンシは、最大1msである。いくつかの実装形態では、IMU測定は、ポーズフレームが生成されるべきときに基づく場合がある。たとえば、IMU測定は、レンダリングデバイスにポーズフレームを提供するタイミングに基づいてトリガされる場合がある。
【0178】
[0206]同期式チャネルアクセスでは、通信のタイミングは、(ビデオフレームの円滑な表示を保証するため、およびM2R2PレイテンシがXR体験のために満たされることを保証するためなどに)レイテンシ要件がXRトラフィックのために満たされることを保証するために、レンダリングデバイスおよびディスプレイデバイスによって管理される。レンダリングデバイスは、(別のデバイスへのベストエフォート分類トラフィックなどの)他のトラフィックとは異なるようにXRトラフィックを処理することができる。このようにして、データの処理およびそのようなデータの通信は、(XR関連データであるか、またはXR関連データでないかなどの)アプリケーションに基づく場合がある。
【0179】
[0207]ベストエフォート分類トラフィックの場合、局は、通常、送信用のWCDの先入れ先出し(FIFO)キューにMSDUレベルのトラフィックを提供する。キューの中のMSDUの管理は、データ配信デッドラインまたはレイテンシ要件の概念がなく、各MSDUは他のMSDUとは無関係に管理される。XRアプリケーションの場合、アプリケーションファイルは2つ以上のMSDUを必要とする場合がある。加えて、(定義された時間量内にビデオフレームを配信することなどの)アプリケーションデータを配信する時間的制約は、定義された時間量内に配信されるべきアプリケーションデータをMSDUが搬送することを必要とする場合がある。任意のMSDUがディスプレイデバイスによって取得される際に失われるか、または遅れる場合、アプリケーションファイル用に取得されたすべての他のMSDUは、処理されない場合があり、ディスプレイデバイスに無用な場合がある。たとえば、ビデオスライスがレンダリングデバイスによって複数のMSDUにパッケージ化され、1つを除くMSDUのすべてがディスプレイデバイスに配信された場合、配信されたMSDUは、ビデオスライスを生成するために使用することができない。いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスおよびディスプレイデバイスは、アプリケーションファイルのすべてのMSDUがXR体験のためのレイテンシ要件に準拠するために時間内に配信されることを保証するためにXRトラフィックを管理するように構成される。
【0180】
[0208]
図16は、いくつかの実装形態による、送信用のデータを管理するための例示的なプロセス1600を示すフローチャートを示す。例はXR体験用のビデオのビデオフレームとしてのデータを描写するが、データは、(XR体験用であるか、またはそうでない場合がある)アプリケーションファイルの任意の適切なデータであってもよい。たとえば、適切なデータは、オーディオデータ、触覚データ、またはXR体験用の他のデータであってもよい。別の例では、適切なデータは、第2のデバイスに送信されるべき複数のMSDUにパッケージ化された他のデータであってもよい。プロセス1600における動作を実行するデバイスはレンダリングデバイスであり得、第2のデバイスはディスプレイデバイスであり得る。
【0181】
[0209]1602において、デバイスが第2のデバイスに提供されるべき複数のビデオフレームをレンダリングする。
【0182】
[0210]1604において、デバイスが複数のビデオフレームの各ビデオフレームを複数のビデオスライスに分割する。1606において、デバイスが、ビデオスライスごとに、ビデオスライスを含むように複数のPPDUを生成する。各PPDUは、ビデオスライスに関連付けられた1つまたは複数のMSDUを含む(1608)。1つまたは複数のMSDUに関連付けられたビデオスライスは、各MSDUに含まれるポート番号およびDSCP値によって識別される場合がある(1610)。ポート番号は、MSDUを送信する際に使用されるべきソースポートのIDであり得、DSCP値は、XR体験の固有のビデオフレームを示す値であり得る。いくつかの実装形態では、DSCP値は、連続するビデオフレームごとに増やされる。1612において、デバイスが、ビデオスライスごとに、第2のデバイスへの送信のためにMSDUをキューイングする。いくつかの実装形態では、キューはビデオスライスごとに生成される。
【0183】
[0211]
図16に描写されたプロセス1600は、レンダリングデバイスの視点からである。
図17に描写されたプロセス1700はプロセス1600と同様であるが、ディスプレイデバイスの視点からであり得る。
【0184】
[0212]
図17は、いくつかの実装形態による、送信用のデータを管理するための例示的なプロセス1700を示すフローチャートを示す。プロセス1700における動作を実行するデバイスはディスプレイデバイスであり得、第2のデバイスはレンダリングデバイスであり得る。1702において、デバイスが、第2のデバイスから、ビデオフレームに関連付けられた1つまたは複数のPPDUを取得する。1つまたは複数のPPDUに関して、第2のデバイスは、デバイスに提供されるべき複数のビデオフレームをレンダリングする(1704)。第2のデバイスは、複数のビデオフレームの各ビデオフレームを複数のビデオスライスに分割する(1706)。ビデオスライスごとに、第2のデバイスは、ビデオスライスに含むように複数のPPDUを生成する(1708)。各PPDUは、ビデオスライスに関連付けられた1つまたは複数のMSDUを含む(1710)。1つまたは複数のMSDUに関連付けられたビデオスライスは、各MSDUに含まれるポート番号およびDSCP値によって識別される場合がある(1712)。ビデオスライスごとに、第2のデバイスは、デバイスへの送信のためにMSDUをキューイングする(1714)。キューは、ビデオスライスごとにソフトウェア内に生成されたMSDUキューであり得、各MSDUキューは、(ターゲットIPアドレスなどの)IPアドレス、ポート番号、およびDSCP値によって識別される場合がある。
【0185】
[0213]
図18は、1つまたは複数のビデオフレーム用のキューを生成することの一例を示すブロック
図1800を示す。ビデオ1802は、レンダリングデバイスによってレンダリングされる(1以上の整数Qに対して)ビデオフレームQと、Q+1とを含む。レンダリングデバイスは、各ビデオフレームをビデオスライスに分割することができる。たとえば、ビデオフレームQは、(1以上の整数Nに対して)N個のビデオスライスを含み、ビデオフレームQ+1はN個のビデオスライスを含む。レンダリングデバイスは、各ビデオスライスを(1以上の整数Rに対してビデオスライスごとにR個のIPパケットなどの)複数のIPパケットにパッケージ化し、レンダリングデバイスは各IPパケットをMSDUにパッケージ化する。上述されたように、レンダリングデバイスは、ビデオフレームQのビデオスライス1のIPパケット1用のMSDUをビデオフレームQ用の最初のMSDUとして識別することができ、レンダリングデバイスは、ビデオフレームQのビデオスライスNのIPパケットR用のMSDUをビデオフレームQ用の最後のMSDUとして識別することができる。レンダリングデバイスは、ビデオフレームQ+1のビデオスライス1のIPパケット1用のMSDUをビデオフレームQ+1用の最初のMSDUとして識別することができ、レンダリングデバイスは、ビデオフレームQ+1のビデオスライスNのIPパケットR用のMSDUをビデオフレームQ+1用の最後のMSDUとして識別することができる。レンダリングデバイスは、ビデオフレームQのビデオスライス1のMSDU用のキュー1、ビデオフレームQのビデオスライスNのMSDU用のキューN、ビデオフレームQ+1のビデオスライス1のMSDU用のキューN+1、ビデオフレームQ+1のビデオスライスNのMSDU用のキュー2*Nなどを作成する。各ビデオスライスは、同じ数のIPパケットにパッケージ化されているように描写されているが、各ビデオスライスは、任意の適切な数のIPパケットにパッケージ化されてもよい。
【0186】
[0214]各キューは、(WCDなどの)レンダリングデバイスによってソフトウェア内に生成され、レンダリングデバイスのメモリに記憶されるMSDUキューであり得る。たとえば、キューは、レンダリングデバイス内に実装され得るWCD500のメモリ508(
図5)内に生成および記憶される場合がある。MSDUキューは、IPアドレス、ポート番号、およびレンダリングデバイスによってビデオフレームに割り当てられたDSCP値に基づいて、レンダリングデバイスのWCDによって識別および追跡される場合がある。キュー内のすべてのMSDUは、同じIPアドレス、ポート、およびDSCP値に関連付けられる。
【0187】
[0215]DSCP値は、XR体験用であるビデオフレームに基づく場合がある。このようにして、DSCP値はアプリケーションベースであり得る。いくつかの実装形態では、DSCP値はまた、ビデオフレームのタイプに基づく場合がある。たとえば、ビデオの基準フレーム(iフレーム)は、pスライスを含むビデオの中間フレーム(pフレーム)とは異なるDSCP値に関連付けられる場合があるiスライスを含む。レンダリングデバイスは、固有のビデオスライスの優先度に関連付けられているようにレンダリングデバイスおよびディスプレイデバイスによって定義され得る、前に確保されたDSCP値を使用する。
【0188】
[0216]いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、ビデオスライスごとにトラフィック識別子(TID)を割り当てる。TIDは、ビデオスライスに関連付けられた複数のMSDU用のPPDUのMPDU MACヘッダに含まれる場合がある。TIDはビデオスライスのアクセスカテゴリ(AC)に関連付けられ、ACはビデオスライスの優先度に関連付けられる場合がある。このようにして、レンダリングデバイスは、ビデオスライスの優先度が送信されるべき他のデータの優先度よりも高いことを示すTIDに基づいて、他のデータと比較してビデオスライスのMSDUを送信するように決定することができる。いくつかの実装形態では、ビデオスライスの優先度は、ビデオスライスがiスライスであるかpスライスであるかに基づく。たとえば、iスライスは、(異なるTIDによって示される場合がある)レンダリングデバイスによる送信のためのpスライスよりも高い優先度に関連付けられる場合がある。
【0189】
[0217]固有のビデオスライスおよびビデオフレームに対するMSDUキューの識別子に基づいて、レンダリングデバイスは、ディスプレイデバイスへの複数のPPDU内の送信のためにMSDUをスケジュールすることができる。たとえば、レンダリングデバイスは、次のビデオスライスのMSDUキューからMSDUを送信する前に、第1のビデオスライスのMSDUキューからMSDUを送信するように試みることができる。ディスプレイデバイスは、(ワイヤレス媒体上の干渉の結果としてなどで)レンダリングデバイスから1つまたは複数のMSDUを取得できない場合がある。たとえば、ディスプレイデバイスは、送られたPPDUに対してBAを提供することができないか、またはディスプレイデバイスは、(1つもしくは複数のMSDUを含む)どのMPDUが取得に成功したかを示すBAを提供することができる。
【0190】
[0218]ビデオスライスは、ビデオデバイスにおいてビデオフレームを表示するためのレイテンシ要件に関連付けられる。(設定された時間量内でMSDUを含む1つまたは複数のMPDUを示すBAを受信しないことなどで)ディスプレイデバイスがビデオフレームを表示することを可能にする時間量内で1つまたは複数のMSDUがディスプレイデバイスへの配信に成功しなかった場合、レンダリングデバイスは、前のMSDUの配信を完了することなく異なるビデオスライス用のMSDUを提供することに移ることができる。たとえば、
図18を再び参照し、ビデオフレームQおよびQ+1がpフレームであると想定すると、レンダリングデバイスは、キュー1~Nを生成し、それらのキュー内でMSDUを配信するように試みる。上述されたように、フレームのレンダリングは定義された間隔においてである。レンダリングデバイスは、キュー1~Nを生成した後の時間にキューN+1~2*Nの生成に進む。同じビデオスライスに関連付けられた新しいキューを生成するレンダリングデバイスは、レンダリングデバイスが前のキューからそれ以上のMSDUを配信するように試みるべきでないことを示す場合がある。たとえば、ビデオフレームQおよびビデオフレームQ+1のビデオスライス1は、(ビデオフレーム間の同じ線または列などの)ビデオフレームの同じ領域を指すことができる。キューN+1が生成される時間までキュー1が空でない(配信されるべきキュー1からのさらなるMSDUを有する)場合、レンダリングデバイスは、キュー1内の残りのMSDUを配信する試みを停止し、キューN+1内のMSDUの提供を開始することができる。上述されたように、ビデオスライスは、キューN+1がキュー1に関連付けられると決定するために使用され得るポート番号によって識別される場合がある。レンダリングデバイスは、MSDUがディスプレイデバイスへの送信のためにもはやスケジュールされないように、(新鮮でないと見なされた残りのMSDUを有する)キュー1をフラッシュすることができる。このようにして、(第1のpスライス用に生成された)第1のMSDUキューは、(連続するpフレームの同じビデオスライスなどの)第1のpスライスに関連付けられた第2のpスライスをレンダリングした後に、および(配信できなかった1つまたは複数のMSDUを含むPPDUなどの)第1のpスライスに関連付けられた1つまたは複数のMSDUを含むPPDUをディスプレイデバイスに提供する前にフラッシュされる場合がある。
【0191】
[0219]いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、新しく対応するiスライスまたはpスライスが生成された後に、iスライスに関連付けられたMSDUを配信し続けるように試みることができる。たとえば、iスライスは、取得されたPPDUからディスプレイデバイスによって生成されたビデオ内の中間フレーム用の基準フレームとして使用される場合がある。したがって、古いiスライスは、それらが(連続するpスライスを復号するためなどに)後続のpスライス用の基準として使用され得るので、ディスプレイデバイスにとってまだ価値がある場合がある。レンダリングデバイスは、前のiスライスに関連付けられた新しいiスライスまたはpスライスをレンダリングすると、前のiスライスに関連付けられたMSDUキューをフラッシュすることができない。たとえば、レンダリングデバイスは、(第2の連続するiスライスがレンダリングされるまで、または次のiスライスがレンダリングされるまでのpスライスの数などの)閾値の数の連続するiスライス、pスライス、またはそれらの組合せがレンダリングされるまで、iスライス用のMSDUを配信しようとする試みを続けることができる。
図18を再び参照し、フレームQおよびQ+1がiフレームである(1つまたは複数のpフレームがiフレームの間である(図示せず))ことに基づいて、レンダリングデバイスは、フレームQの第1のiスライスをレンダリングし、第1のiスライスに関連付けられた第1のMSDUキューを生成し、(ビデオフレームの同じビデオスライスなどの)第1のiスライスに関連付けられたフレームQ+1の第2のiスライスをレンダリングし、第2のiスライスに関連付けられた第2のMSDUキューを生成し、第2のMSDUキューを生成した後に第1のiスライスを有する1つまたは複数のMSDUを含むPPDUをさらに提供することができる。
【0192】
[0220]上述されたように、PPDUはレンダリングデバイスによって(5回などの)閾値の回数送信されるように試みられる場合がある。PPDUは、(ビデオスライスなどの)アプリケーションファイルの1つまたは複数のMSDUを含む。PPDUが閾値の数の再試行の後に配信できなかった場合、PPDUはディスプレイデバイスに配信されるように二度と試みられない。このようにして、ディスプレイデバイスは、ビデオスライスの1つまたは複数のMSDUを取得せず、MSDUの一部が欠落しているので、ディスプレイデバイスは、取得されたMSDUからビデオスライスを生成することができない場合がある。いくつかの実装形態では、PPDUが閾値の数の再試行の後に配信できなかった場合、(WCDなどの)レンダリングデバイスは、ビデオスライスに関連付けられたMSDUキューをフラッシュすることができる。
【0193】
[0221]MSDUキューがフラッシュされた場合、レンダリングデバイスは、MSDUキューをフラッシュした後に置換ビデオスライスを生成することができる。置換ビデオスライスは、最も最近取得されたポーズフレームまたは元のビデオスライスのコピーに基づく新しいビデオスライスであり得る。置換ビデオスライスを生成した後に、レンダリングデバイスは、(他のビデオスライスについて
図18に描写されたのと同様に)置換ビデオスライスに関連付けられた置換MSDUキューを生成することができる。置換MSDUキューが生成された場合、レンダリングデバイスは、1つまたは複数のPPDU内の置換MSDUキューからのMSDUをディスプレイデバイスに送信するように試みることができる。置換ビデオスライスを生成することは、ビデオフレームを表示するためにディスプレイデバイスに置換ビデオスライスを含むPPDUを提供するのに十分な時間があるかどうかに基づく場合がある。たとえば、レンダリングデバイスは、TWTウィンドウの残りが閾値の時間量よりも小さいことに基づいて、置換ビデオスライスを生成しないように決定することができる。このようにして、ディスプレイデバイスは、前のビデオフレームからビデオスライスを表示するか、または(ビデオスライスの位置に黒点を含む場合がある)ビデオフレーム用のビデオスライスを表示しない場合がある。
【0194】
[0222]PPDU再試行の数または新しいビデオスライスの着信に基づいてMSDSキューがフラッシュされることに加えて、またはその代替として、レンダリングデバイスは、アプリケーションレイヤからの明示的なコマンドに基づいてMSDUキューをフラッシュすることができる。たとえば、レンダリングデバイスのユーザは、XR体験の一部分がリセットされるべきであること、またはXR体験が終了するべきであることを示すことができる。スケジュールされたMSDUはもはや送信される必要がない。レンダリングデバイスは、アプリケーションレイヤにおいて1つまたは複数のMSDUキューをフラッシュするために明示的なコマンドを生成し、コマンドをWCDに提供することができる。WCDは、コマンドに基づいて1つまたは複数のMSDUキューをフラッシュすることができる。
【0195】
[0223]いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、MSDUキューがフラッシュされたことをディスプレイデバイスに示す。指示は、パケットのMACヘッダまたはレンダリングデバイスからディスプレイデバイスへの個別制御要素に含まれる場合がある。このようにして、ディスプレイデバイスは、1つまたは複数の欠落したMSDUに気付かされる。指示は、どのビデオスライスが(IPアドレス、ポート番号、およびMACヘッダ内のMSDUキューを識別するために使用されるDSCP値を提供することなどの)MSDUキューに関連付けられているかを示すことができる。指示に基づいて、ディスプレイデバイスは、示されたビデオスライスに関連付けられたMSDUを記憶および処理することを終了することができる。たとえば、ディスプレイデバイスのWCDは、(ビデオスライスなどの)アプリケーションファイルを復元するためにすべてまたは十分な数のMSDUが取得されるまで、MSDUを取得および記憶するために並べ替え(REO)キューを含む場合がある。REOキューは、レンダリングデバイスから1つまたは複数のMSDUを取得することができる。(レンダリングデバイスにおいて1つまたは複数のMSDUを含んだMSDUキューなどの))1つまたは複数の取得されたMSDUに関連付けられた送信キューがフラッシュされたことの指示をディスプレイデバイスが取得した場合、取得されたMSDUは、もはやビデオスライスを生成する際に使用されない場合がある。このようにして、ディスプレイデバイスは、指示を取得した後にREOキューをフラッシュすることができる。
【0196】
[0224]いくつかの実装形態では、ディスプレイデバイスは、(ビデオスライスなどの)アプリケーションファイルに関連付けられたすべて(または十分な数)のMSDUが取得されなかった場合、REOキューをフラッシュすることができる。たとえば、REOキューは、ビデオスライスに関連付けられたMSDUの一部分を取得することができるが、REOキューは、REOタイムアウトが発生する前にビデオスライスに関連付けられたMSDUの残りを取得することができない。ディスプレイデバイスは、REOタイムアウトが発生する前にMSDUの残りを取得しなかった後にREOキューをフラッシュすることができる。一例では、REOタイムアウトの時間量は、アプリケーションファイルの最初のMSDUを取得したときから、アプリケーションファイルの最後のMSDUが取得されるべき最新のときまでの時間であり得る。別の例では、REOタイムアウトの時間量は、ビデオフレーム全体のビデオスライスが取得されるべきときを示す時間であり得る。いくつかの実装形態では、REOタイムアウトの時間量は、TWTウィンドウサイズに基づく場合がある。いくつかの実装形態では、REOタイムアウトの時間量は、(ビデオスライス用のTIDに基づくなどの)ビデオスライスのACに基づく。例示的なREOタイムアウトの時間量は10msであるが、任意の適切な時間量が使用されてもよい。時間量は、TWTウィンドウの開始またはREOタイムアウトが発生したかどうかを決定するための任意の他の適切な開始点からカウントされる場合がある。ディスプレイデバイスがすべてのMSDUを取得する前にREOタイムアウトの時間量までカウントした場合、ディスプレイデバイスはREOキューをフラッシュすることができる。
【0197】
[0225]いくつかの実装形態では、ディスプレイデバイスは周期的にREOキューをフラッシュすることができる。たとえば、ディスプレイデバイスは、TWTウィンドウの間にREOキューをフラッシュすることができる。いくつかの実装形態では、ディスプレイデバイスは、アプリケーションレイヤにおいて生成された明示的なコマンドに基づいて、REOキューをフラッシュすることができる。たとえば、XR体験は、ディスプレイデバイスのユーザによって、またはさもなければXRアプリケーションレイヤによってリセットされるか、または終了する場合がある。このようにして、ディスプレイデバイスは、取得されたMSDUがもはや必要とされないので、REOキューをフラッシュするコマンドを生成することができる。
【0198】
[0226]アプリケーションファイルを生成するために(ビデオスライスなどの)アプリケーションファイルのすべてのMSDUの取得を要求することとは対照的に、FECを使用すると、ディスプレイデバイスがアプリケーションファイルに関連付けられたMSDUの一部分のみを取得した後にアプリケーションファイルを生成することが可能になり得る。たとえば、各MSDUは、ペイロードの終端にいくつかのFECビットを含む場合がある。取得されたMSDUからのFECビットは、欠落したMSDUを構築するには十分であり得る。MSDUペイロードの一部分がFECビットとして確保されるので、各MSDU内で提供されるペイロードの量が低減され、ビデオスライス用のMSDUの数が増える場合がある。しかしながら、ディスプレイデバイスは、ビデオスライスを生成するためにビデオスライス用のすべてのMSDUを取得する必要がない場合がある。いくつかの実装形態では、FECは、(ディスプレイデバイスによって測定された基準信号受信電力(RSRP)測定値、基準信号受信品質(RSRQ)測定値、または信号対ノイズ比(SNR)測定値などの)レンダリングデバイスとディスプレイデバイスとの間のリンク品質に基づいて使用されるか、または使用されない場合がある。たとえば、FECは、(閾値を下回るSNR低下によって示されるように)干渉が閾値を超えて増えるか、または(閾値を下回るRSRPもしくはRSRQの低下によって示されるように)チャネル状態が閾値を下回って悪化した場合、ディスプレイデバイスおよびレンダリングデバイスによって使用される場合がある。いくつかの実装形態では、ビデオフレームのためのレイテンシ要件をさらに満たしながら、ビデオフレームのフレームレート、解像度、または他のパラメータがFECの使用を許可しない場合、FECは使用されない場合がある。たとえば、フレームレートが閾値のフレームレートよりも大きい場合、ビデオフレーム解像度が閾値解像度よりも大きい場合などに、FECは使用されない場合がある。いくつかの実装形態では、FECは、(ディスプレイデバイスに対するスループットに影響を及ぼす場合があるチャネルサイズ、PPDUの取得に使用されるMCSなどの)ディスプレイデバイスの1つまたは複数のパラメータに基づいて使用されるか、または使用されない場合がある。FECの使用は、1つもしくは複数のポーズフレーム内でレンダリングデバイスにディスプレイデバイスによって、または1つもしくは複数のPPDUのMACヘッダ内でディスプレイデバイスにレンダリングデバイスによって示される場合がある。
【0199】
[0227]ビデオスライスごとにFECを使用するいくつかの実装形態では、ディスプレイデバイスは、ビデオスライスを復元するために十分なMSDUがいつ取得されるかをレンダリングデバイスに示すことができる。たとえば、ディスプレイデバイスは、PPDUがレンダリングデバイスから取得されたことを示すために、レンダリングデバイスにBAを提供する。PPDUがビデオスライスを復元するのに十分なMSDUを含んだとディスプレイデバイスが決定した場合、ディスプレイデバイスは、十分な数のMSDUが取得されたことをレンダリングデバイスへのBA内で示すことができる。たとえば、BAのMACヘッダの集約制御(A-Control)フィールドは、ビデスライス用の十分な数のMSDUが取得されたことを示すように構成される場合がある。レンダリングデバイスは、A-Controlフィールドを処理して、ビデスライス用のMSDUを含むそれ以上のPPDUがディスプレイデバイスに提供されるべきでない((ディスプレイデバイスはすでに取得されたMSDUからビデオスライスを生成するべきである)と決定することができる。レンダリングデバイスは、指示を取得した後に関連するMSDUキューをフラッシュすることができる。
【0200】
[0228]ワイヤレス媒体およびXR体験における変化は、レンダリングデバイスまたはディスプレイデバイスにおいて、他のデバイスにデータを通信するか、または1つもしくは複数のXR動作を実行する際に変化を必要とする場合がある。たとえば、ワイヤレス媒体がより輻輳するにつれて、ディスプレイデバイスはレンダリングデバイスから離れて移動するか、またはワイヤレス媒体上により多くの干渉が存在し、レンダリングデバイスおよびディスプレイデバイスは、1つまたは複数のパラメータを調整して、デバイス間で通信されるべき情報の量を低減することができる。(ビデオまたはワイヤレスチャネルのサイズ、チャネルサイズ、MCS、FECの使用、TWTウィンドウサイズなどに影響を及ぼして、デバイス間のビットレート、およびXR体験用のデバイス間のデータを配信する際の成功に影響を及ぼすビデオフレームレート、フレーム解像度、カラーパレットなどの)例示的なパラメータがXR体験に関連付けられる場合がある。レンダリングデバイスおよびディスプレイデバイスは、提供されたデータに関するフィードバックを他のデバイスに提供するように構成される場合があり、デバイスは、フィードバックに基づいてXR体験を調整するように構成される場合がある。たとえば、レンダリングデバイスは、ディスプレイデバイスにPPDUを送信することに基づいてフィードバックを生成することができ、ディスプレイデバイスは、レンダリングデバイスにポーズフレームを送信することに基づいてフィードバックを生成することができる。
【0201】
[0229]
図19は、いくつかの実装形態による、フィードバックを生成するための例示的なプロセス1900を示すフローチャートを示す。例示的なプロセス1900を実行するデバイスはレンダリングデバイスであり得、第2のデバイスはディスプレイデバイスであり得る。1902において、デバイスが、XR体験の1つまたは複数のビデオフレームに関連付けられた複数のPPDUを第2のデバイスに提供するように試みる。
【0202】
[0230]1904において、デバイスが、複数のPPDUを提供するように試みることに関連付けられたPPDU送信レイテンシまたはPPDU送信欠落(drop)のうちの1つまたは複数を測定する。たとえば、レンダリングデバイスは、ディスプレイデバイスに送信された1つまたは複数のPPDUに対してBAが取得されなかったときを観察することができる。いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、送信されたPPDUに対してBAが取得されなかったときにPPDU送信欠落が発生したと決定することができる。いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、レンダリングデバイスがPPDUについての再試行の最大数に達し、レンダリングデバイスがもはやPPDUを配信するように試みないときにPPDU送信欠落が発生したと決定することができる。レンダリングデバイスは、時間とともにPPDU送信欠落の総数をカウントすることができる。時間は、TWTウィンドウ、TWTウィンドウの設定された数、設定された時間量、または別の適切な時間量を超える場合がある。いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、ディスプレイデバイスに送信されるように試みられたPPDUの総数によって除算されたPPDU送信欠落の数であり得るPPDU送信欠落率を決定することができる。
【0203】
[0231]レンダリングデバイスは、ディスプレイデバイスに配信されたPPDUに対して取得されたBAに基づいて、PPDU送信レイテンシを決定することができる。たとえば、レンダリングデバイスは、(レンダリングデバイスのWCDクロックなどに基づいて)ディスプレイデバイスにPPDUが送信された時間を追跡する。レンダリングデバイスはまた、(レンダリングデバイスのWCDクロックなどに基づいて)ディスプレイデバイスからPPDUに関連付けられたBAが取得された時間を追跡する。レンダリングデバイスは、PPDUが送信された時間とBAが取得された時間との間の差であるように、PPDUについてのPPDU送信レイテンシを決定することができる。いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、PPDU送信の数と比較して平均PPDU送信レイテンシ、中央PPDU送信レイテンシ、またはPPDU送信レイテンシの分布を決定することができる。
【0204】
[0232](PPDU送信レイテンシまたはPPDU送信欠落を含む)1つまたは複数の測定値は、XR体験の1つまたは複数のパラメータに関連付けられ、XR体験の1つまたは複数のパラメータは、1つまたは複数の測定の後に調整される場合がある(1906)。いくつかの実装形態では、PPDU送信レイテンシおよびPPDU送信欠落は、(より少ない干渉、レンダリングデバイスの近くに移動するディスプレイデバイスなどに基づいて)チャネル状態が向上しているか、または(より多い干渉、レンダリングデバイスから離れて移動するディスプレイデバイスなどに基づいて)チャネル状態が劣化しているかを示すことができる。測定値はまた、ディスプレイデバイスへのスループットが増加しているか、または減少しているかを示すことができる。測定値に基づいて、レンダリングデバイス(およびディスプレイデバイス)は、ビデオ(またはXR体験の他のデータ)がレイテンシ要件とパケットロス要件とをまだ満たすことを保証するために、XR体験の1つまたは複数のパラメータが調整されるべきかどうかを決定することができる。たとえば、レンダリングデバイスは、PPDU送信欠落が増大した場合、チャネルサイズを低減するか、MCSを増加させるか、またはFECを使用することができる。チャネルサイズを低減するか、MCSを増加させるか、またはFECを使用した結果として、ディスプレイデバイスへのスループットが減少する。減少したスループットが現在のビデオに必要なスループットよりも小さい場合、レンダリングデバイスは、(解像度、フレームレートなどを減少させることなどの)1つまたは複数のビデオパラメータを調整することができる。測定値または調整値はディスプレイデバイスに通信される場合があり、ディスプレイデバイスは1つまたは複数の調整値を実装することができる。
【0205】
[0233]
図19に描写されたプロセス1900は、フィードバックを生成するレンダリングデバイスの視点からである。
図20に描写されたプロセス2000は、フィードバックを生成するディスプレイデバイスの視点からであり得る。
【0206】
[0234]
図20は、いくつかの実装形態による、フィードバックを生成するための例示的なプロセス2000を示すフローチャートを示す。例示的なプロセス2000を実行するデバイスはディスプレイデバイスであり得、第2のデバイスはレンダリングデバイスであり得る。2002において、デバイスが、XR体験の1つまたは複数のビデオフレームに関連付けられた複数のポーズデータフレームを第2のデバイスに提供するように試みる。いくつかの実装形態では、デバイスはまた、第2デバイスにトラッキングフレームを提供するように試みる。
【0207】
[0235]2004において、デバイスが、複数のポーズデータフレームを提供するように試みることに関連付けられたポーズデータフレーム送信レイテンシまたはポーズデータフレーム送信欠落のうちの1つまたは複数を測定する。たとえば、ディスプレイデバイスは、レンダリングデバイスに送信された1つまたは複数のポーズデータフレームに対してBAが取得されなかったときを観察することができる。いくつかの実装形態では、ディスプレイデバイスは、送信されたポーズデータフレームに対してBAが取得されなかったときにポーズデータフレーム送信欠落が発生すると決定することができる。いくつかの実装形態では、ディスプレイデバイスは、ディスプレイデバイスがポーズデータフレームについての再試行の最大数に達したときにポーズデータフレーム送信欠落が発生すると決定することができる。レンダリングデバイスは、時間とともにポーズデータフレーム送信欠落の総数をカウントすることができる。時間は、TWTウィンドウ、TWTウィンドウの設定された数、設定された時間量、または別の適切な時間量を超える場合がある。いくつかの実装形態では、ディスプレイデバイスは、レンダリングデバイスに送信されるように試みられたポーズデータフレームの総数によって除算されたポーズデータフレーム送信欠落の数であり得るポーズデータフレーム送信欠落率を決定することができる。
【0208】
[0236]ディスプレイデバイスは、レンダリングデバイスに配信されたポーズデータフレームに対して取得されたBAに基づいて、ポーズデータフレーム送信レイテンシを決定することができる。たとえば、ディスプレイデバイスは、(ディスプレイデバイスのWCDクロックなどに基づいて)レンダリングデバイスにポーズデータフレームが送信された時間を追跡する。ディスプレイデバイスはまた、(ディスプレイデバイスのWCDクロックなどに基づいて)レンダリングデバイスからポーズデータフレームに関連付けられたBAが取得された時間を追跡する。ディスプレイデバイスは、ポーズデータフレームが送信された時間とBAが取得された時間との間の差であるように、ポーズデータフレームについてのポーズデータフレーム送信レイテンシを決定することができる。いくつかの実装形態では、ディスプレイデバイスは、ポーズデータフレーム送信の数と比較して平均ポーズデータフレーム送信レイテンシ、中央ポーズデータフレーム送信レイテンシ、またはポーズデータフレーム送信レイテンシの分布を決定することができる。
【0209】
[0237]
図19を参照して上述されたのと同様に、(ポーズデータフレーム送信レイテンシまたはポーズデータフレーム送信欠落を含む)1つまたは複数の測定値は、XR体験の1つまたは複数のパラメータに関連付けられ、XR体験の1つまたは複数のパラメータは、1つまたは複数の測定の後に調整される場合がある(2006)。いくつかの実装形態では、ポーズデータフレーム送信レイテンシおよびポーズデータフレーム送信欠落は、(より少ない干渉、レンダリングデバイスの近くに移動するディスプレイデバイスなどに基づいて)チャネル状態が向上しているか、または(より多い干渉、レンダリングデバイスから離れて移動するディスプレイデバイスなどに基づいて)チャネル状態が劣化しているかを示すことができる。測定値に基づいて、ディスプレイデバイス(およびレンダリングデバイス)は、ビデオ(またはXR体験の他のデータ)が(上述されたような)レイテンシ要件とパケットロス要件とをまだ満たすことを保証するために、XR体験の1つまたは複数のパラメータが調整されるべきかどうかを決定することができる。測定値または調整値はレンダリングデバイスに通信される場合があり、レンダリングデバイスは1つまたは複数の調整値を実装することができる。
【0210】
[0238]レンダリングデバイスを再び参照すると、レンダリングデバイスは、ディスプレイデバイスから1つまたは複数のポーズデータフレームを取得することができる(1つまたは複数のビデオフレームの各々はポーズデータフレームに関連付けられる)。1つまたは複数の測定値は、取得されたポーズデータフレームに基づく測定値を含む場合がある。いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、1つまたは複数のポーズデータフレームを取得することに関連付けられたポーズデータフレーム配信レイテンシを測定することができる。たとえば、既知のTWTウィンドウの開始時間およびTWTウィンドウの開始時に配信されるべきポーズデータフレームを用いて、レンダリングデバイスは、TWTウィンドウの開始時間とポーズデータフレームが取得された時間(時間はレンダリングデバイスのWCDクロックに基づく)との間の差を決定することができる。いくつかの実装形態では、IMU測定の時間は、(ディスプレイデバイスのアプリケーションレイヤによって示された時間などの)ポーズデータフレームに含まれる。レンダリングデバイスのWCDクロックとディスプレイデバイスのアプリケーションレイヤクロックは同期させられ得るので、レンダリングデバイスは、IMU測定の時間とポーズデータフレームを取得する時間との間の差を決定することができる。レンダリングデバイスは、(TWTウィンドウの定義された数または定義された時間量などと比較して)ポーズデータフレーム配信の数と比較して平均ポーズデータフレーム送信レイテンシ、中央ポーズデータフレーム送信レイテンシ、またはポーズデータフレーム送信レイテンシの分布を決定することができる。
【0211】
[0239]レンダリングデバイスによる1つまたは複数の測定値は、欠落または遅延したポーズデータフレームの頻度を含む場合がある。いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、1つまたは複数のポーズデータフレームが欠落または遅延したかどうかを決定する。たとえば、ディスプレイデバイスは、各TWTウィンドウの開始時にタイムアウトまでポーズデータフレームを提供するように試みることができる。レンダリングデバイスがタイムアウトの前にポーズデータフレームを取得しなかった場合、レンダリングデバイスは、ポーズデータフレームが欠落または遅延したと決定することができる。レンダリングデバイスは、TWTウィンドウの決定された数と比較して欠落または遅延したポーズデータフレームの数をカウントすることができる。連続するTWTウィンドウが発生するにつれてその数が増えた場合、レンダリングデバイスは、欠落または遅延したポーズデータフレームの頻度が増えたと決定する。連続するTWTウィンドウが発生するにつれてその数が減った場合、レンダリングデバイスは、欠落または遅延したポーズデータフレームの頻度が減ったと決定する。いくつかの実装形態では、頻度は、任意のポーズデータフレームが欠落または遅延したかどうかを決定する際に使用されるTWTウィンドウの決定された数によって除算された欠落または遅延したポーズデータフレームの数であり得る。
【0212】
[0240]ディスプレイデバイスを再び参照すると、ディスプレイデバイスのREOキューは、レンダリングデバイスから1つまたは複数のMSDUを取得することができる。上述されたように、各MSDUは、(ビデオスライスなどの)アプリケーションファイルに関連付けられる場合がある。ディスプレイデバイスは、REOキューから1つまたは複数のMSDUを取り除くために、1回または複数回REOキューをフラッシュすることができる。たとえば、ディスプレイデバイスは、(ディスプレイデバイスのREOキュー内のMSDUに関連付けられたレンダリングデバイスのMSDUキューなどの)レンダリングデバイスにおける送信キューがフラッシュされたことの指示を取得することに基づいて、REOキューをフラッシュすることができる。別の例では、ディスプレイデバイスは、(TWTウィンドウの間などに)周期的にREOキューをフラッシュすることができる。別の例では、ディスプレイデバイスは、(表示用のビデオスライスの構築を可能にするために定義された時間量内にすべてのMSDUまたは十分な数のMSDUが受信されないことなどの)タイムアウトが発生した場合にREOキューをフラッシュすることができる。別の例では、ディスプレイデバイスは、前のビデオスライス用のMSDUの残りを取得する前に後続のビデオスライス用のMSDUが取得された場合にREOキューをフラッシュすることができる。別の例では、ディスプレイデバイスは、ディスプレイデバイスのアプリケーションレイヤからのコマンドに基づいてREOキューをフラッシュすることができる。ディスプレイデバイスにおける1つまたは複数の測定値は、REOキューをフラッシュすることに関連付けられたREOフラッシュ時間を含む場合がある。いくつかの実装形態では、ディスプレイデバイスは、(TWT間隔またはTWT間隔の数などの)定義された時間量と比較してREOキューがフラッシュされた回数をカウントする。REOフラッシュ時間は、TWT間隔当たりのフラッシュの平均数、ディスプレイデバイスによってカウントされたフラッシュの総数、またはREOキューがディスプレイデバイスによってフラッシュされた回数の別の適切な指示であり得る。
【0213】
[0241]ディスプレイデバイスにおける1つまたは複数の測定値はまた、ビデオフレーム配信レイテンシを含む場合がある。たとえば、1つまたは複数のビデオフレームの場合、(REOキューなどにおいて)ディスプレイデバイスは、ビデオフレームに関連付けられた最初のMSDUを取得する。上述されたように、最初のMSDUは、MSDUがビデオフレーム用の最初のMSDUであることを示すためにメタデータを含む場合がある。ディスプレイデバイスはまた、ビデオフレームに関連付けられた最後のMSDUを取得し、それはMSDUがビデオフレーム用の最後のMSDUであることを示すためにメタデータを含む場合がある。いくつかの実装形態では、最初のMSDUおよび最後のMSDUは、MSDUに含まれるDSCP値によって識別される場合がある。ディスプレイデバイスは、ビデオフレーム用の最初のMSDUと最後のMSDUとを取得することに関連付けられたビデオフレーム配信レイテンシを測定することができる。たとえば、ディスプレイデバイスは、ディスプレイデバイスのWCDクロックから、最初のMSDUが取得された時間と最後のMSDUが取得された時間とを決定することができる。ディスプレイデバイスは、最初のMSDUが取得されたときと最後のMSDUが取得されたときとの間の差を、ビデオフレームについてのビデオフレーム配信レイテンシとして決定することができる。いくつかの実装形態では、ディスプレイデバイスは、いくつかのビデオフレーム配信レイテンシについての平均配信レイテンシ、中央配信レイテンシ、または配信レイテンシの分布を決定することができる。
【0214】
[0242]ポーズデータフレームもしくはビデオフレームの配信レイテンシ、ドロップもしくは欠落したポーズデータフレームの頻度、またはフラッシュ時間の増加は、チャネル状態が悪くなっていること、またはデバイス間のスループットがどういうわけか制限されていることを示すことができる。反対に、ポーズデータフレームもしくはビデオフレームの配信レイテンシ、ドロップもしくは欠落したポーズデータフレームの頻度、またはフラッシュ時間の減少は、チャネル状態が向上していること、またはデバイス間のスループットが増えていることを示すことができる。
【0215】
[0243]ディスプレイデバイスにおける1つまたは複数の測定値はまた、ジッタバッファのアンダーフローもしくはオーバーフロー、または表示されるべきビデオスライスに関連付けられた欠落パケットのうちの1つまたは複数を含む場合がある。上述されたように、ディスプレイデバイスは、表示前にビデオフレームを処理する際にジッタ除去を実行することができる。ジッタ除去はビデオフレーム情報のジッタバッファを使用して、ビデオフレームの表示の円滑化を可能にする。バッファ内のデータが下限しきい値を下回った場合、ディスプレイデバイスはジッタバッファのアンダーフローを決定することができ、バッファ内のデータが上限しきい値を上回った場合、ディスプレイデバイスはジッタバッファのオーバーフローを決定することができる。(データ欠如の結果である)アンダーフローおよび(一部のデータがバッファから漏洩しているかもしれないような多すぎるデータをもたらす)オーバーフローは、ディスプレイデバイスによるジッタ除去に悪影響を及ぼす場合がある。いくつかの実装形態では、ディスプレイデバイスは、ジッタバッファに関連付けられた定義された時間量と比較して、オーバーフローもしくはアンダーフローの総数、および平均バッファ使用率、または他の測定基準をカウントすることができる。
【0216】
[0244]表示されるべきビデオフレームに関連付けられた欠落パケットは、欠落ビデオスライスを含む場合がある。ディスプレイデバイスは、1つまたは複数のビデオスライスを欠落した1つまたは複数のビデオフレームを表示することができる。いくつかの実装形態では、1つまたは複数の測定値は、定義された時間量と比較して、1つまたは複数のビデオスライスを欠落して表示されたビデオフレームの数、欠落したビデオスライスの数、または欠落パケットの別の適切な測定基準のカウントを含む。
【0217】
[0245]レンダリングデバイスまたはディスプレイデバイスの場合、1つまたは複数の測定値は、レンダリングデバイスとディスプレイデバイスとの間のリンク品質のリンク品質測定値を含む場合がある。たとえば、ディスプレイデバイスまたはレンダリングデバイスは、RSRP、RSRQ、SNR、またはデバイス間のリンク品質を示す他の測定基準を測定することができる。リンク品質測定基準における変化は、悪化したチャネル状態または向上したチャネル状態を示すことができる。
【0218】
[0246](測定値についての1つもしくは複数の閾値などの)1つもしくは複数の測定値についての1つもしくは複数の発見的方法に基づいて、または1つもしくは複数の測定値のための任意の適切な機械学習モデルに基づいて、レンダリングデバイスまたはディスプレイデバイスは、XR体験のためのレイテンシ要件が満たされることを保証するために、XR体験の1つまたは複数のパラメータを調整することができる。XR体験の1つまたは複数のパラメータは、レンダリングデバイスとディスプレイデバイスとの間の1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを含む場合がある。1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを調整することは、以下の1つまたは複数を含む場合がある。
-TWT省電力モードのためにTWTウィンドウのデューティサイクルを調整すること。デューティサイクルは、TWTウィンドウ間隔の間にTWTウィンドウの外側の時間量と比較されるTWTウィンドウの長さであり得る。
-TWT省電力モードを有効化または無効化すること。
-それを介してレンダリングデバイスもしくはディスプレイデバイスが通信するワイヤレス動作チャネルを変更すること。
-(20MHz、40MHz、80MHz、80+80MHz、および160MHzの間でチャネウルサイズを増加もしくは減少させることなどの)ワイヤレス動作チャネルサイズを調整すること。
-MCSを調整すること。
-レンダリングデバイスからディスプレイデバイスにPPDUを提供するためのFECを有効化もしくは無効化すること。または
-(FECに使用されるべきペイロード内のビット数に関連付けられる場合があるFECのコードレートなどの)FECを調整すること。
【0219】
[0247]いくつかの実装形態では、XR体験の1つまたは複数のパラメータは、1つまたは複数のビデオパラメータを含む場合がある。1つまたは複数のビデオパラメータを調整することは、ビデオフレームレート、(フレーム解像度などの)ビデオ解像度、(符号化ビットレートとも呼ばれる)ターゲット符号化データレート、またはビデオコーデックのうちの1つまたは複数を調整することを含む場合がある。いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、ビデオフレームレート、ビデオ解像度、符号化ビットレート、またはビデオコーデックに基づいて、ビデオフレームのレンダリングレートを調整することができる。いくつかの実装形態では、ディスプレイデバイスは、ビデオフレームレートに基づいてビデオフレームの表示レートを調整することができる。ビデオ解像度、符号化データレート、およびビデオコーデックの各々は、ビデオ品質とファイルサイズとの間のトレードオフである。たとえば、ビデオコーデックの選択は、ビデオ品質とのビデオの圧縮のバランスをとることに基づく。レンダリングデバイスは、ファイルサイズおよびレイテンシ要件とのビデオ品質のバランスをとるために、(ビデオを符号化するための利用可能なコーデックの間を切り替えることなどの)ビデオ解像度、ターゲット符号化データレート、またはビデオコーデックを調整することができる。
【0220】
[0248]いくつかの実装形態では、1つまたは複数のパラメータを調整することは、ディスプレイデバイスとレンダリングデバイスとの間、またはディスプレイデバイスへのリレーSTAとリレーSTAに通信可能に結合された別のデバイスとの間の計算タスクの機能的な分割を調整することを含む場合がある。たとえば、1つまたは複数の測定値に基づいて、ディスプレイデバイスは、((リンク品質が閾値未満であるか、または悪いと示されていることなどの)レンダリングデバイスへのリンクが悪いと決定されたときなどに)ディスプレイデバイスにおいて一部のレンダリングが実行されるべきであると決定することができる。たとえば、1つまたは複数のpフレームは、ディスプレイデバイスにおいてレンダリングされる場合がある。このようにして、レンダリングデバイスからディスプレイデバイスにより少ないPPDUが送信されるべきである。同様に、APまたは別のSTAがビデオフレームをレンダリングするべきであり、レンダリングされるフレームがリレーSTAを介してディスプレイデバイスに中継される場合、リレーSTAは、1つまたは複数の測定値に基づいて、1つまたは複数のビデオフレームをレンダリングすることが他のSTAまたはAPの代わりにリレーSTAにおいて実行されるべきであると決定することができる。
【0221】
[0249]ディスプレイデバイスまたはレンダリングデバイスは、XR体験の1つまたは複数のパラメータに対して行われた1つまたは複数の測定または調整を他のデバイスに示すことができる。いくつかの実装形態では、デバイスは、他のデバイスに提供される1つまたは複数のパケットのヘッダのA-Controlフィールド内で他のデバイスに1つまたは複数の測定値の指示を提供することができる。1つまたは複数のパケットは、(非同期チャネルアクセスなどに対してRTS/CTSが有効である場合)RTSフレームまたはCTSフレーム、(レンダリングデバイスからディスプレイデバイスへの1つもしくは複数のPPDU、またはディスプレイデバイスからレンダリングデバイスへの1つもしくは複数のポーズデータフレームなどの)データフレーム、あるいは(PPDUを取得することに関連付けられたレンダリングデバイスへのBA、またはポーズデータフレームを取得することに関連付けられたディスプレイデバイスへのBAなどの)BAフレームに含まれる場合がある。例示的なA-Controlフィールドは、IEEE802.11ax規格内において定義されたHE制御フィールド(HE A-Controlフィールド)の変形形態であり得る。一例では、A-Controlフィールドは、RTSフレームまたはCTSフレームのMACヘッダのフレーム制御フィールドに含まれる場合がある。別の例では、A-Controlフィールドは、
図2Aの例示的なPDUの非レガシーフィールド212に含まれる場合がある。別の例では、A-Controlフィールドは、
図4のMPDUサブフレーム406内のMACヘッダ412のフレーム制御フィールドに含まれる場合がある。別の例では、A-Controlフィールドは、BAフレームのMACヘッダのフレーム制御フィールドに含まれる場合がある。
【0222】
[0250]
図21は、例示的な制御フィールド2100のブロック図を示す。制御フィールド2100は、1つまたは複数のフレームに含まれるA-Controlフィールドの簡略版であり得る。実際のA-Controlフィールドは、(ヘッダの終端(EOH)などの)図示されていないさらなるサブフィールドを含む場合がある。制御フィールドは、制御識別子(ID)サブフィールド2102と、制御情報サブフィールド2104とを含む。サブフィールド2102内の制御IDは、何のタイプの制御情報がサブフィールド2104に含まれるかを示す。たとえば、HE制御フィールドに基づいて、サブフィールド2102は、異なる制御情報用の制御IDとして異なる番号を含む場合がある。0の制御IDは、サブフィールド2104がACKを含むことを示すことができ、2の制御IDは、サブフィールド2104がBAを含むことを示すことができ、以下同様である。IEEE802.11ax規格は、用途からいくつかの制御IDを予約する。
【0223】
[0251]いくつかの実装形態では、(サブフィールド2102などの)A-Controlフィールドは、(サブフィールド2104が1つまたは複数の測定値を含むために使用されることなどの)ディスプレイデバイスまたはレンダリングデバイスからの1つまたは複数の測定値がA-Controlフィールドに含まれることを示すために予約された制御IDを含む。予約された制御IDは、A-Controlフィールドを符号化および復号することを可能にするために、レンダリングデバイスとディスプレイデバイスの両方において定義される場合がある。いくつかの実装形態では、異なる制御IDは異なるタイプの測定値に使用される場合がある。
【0224】
[0252]いくつかの実装形態では、(サブフィールド2102などの)A-Controlフィールドは、(サブフィールド2104が1つまたは複数の調整されたパラメータの指示を含むために使用されることなどの)1つまたは複数の調整されたパラメータがA-Controlフィールドに含まれることを示すために予約された制御IDを含む。予約された制御IDは、A-Controlフィールドを符号化および復号することを可能にするために、レンダリングデバイスとディスプレイデバイスの両方において定義される場合がある。いくつかの実装形態では、異なる制御IDは異なるタイプの調整値に使用される場合がある。
【0225】
[0253]1つまたは複数の測定値を示す際に、A-Controlフィールドは、(上述されたように、レンダリングデバイスまたはディスプレイデバイスによって測定される場合がある)リンク品質の指示を含む場合がある。いくつかの実装形態では、リンク品質は、バイナリ形式で良または不良として示される場合がある。たとえば、デバイスがSNRを測定する場合、デバイスはSNRを閾値と比較することができる。SNRが閾値より小さい場合、リンク品質は不良と見なされる場合がある。SNRが閾値より大きい場合、リンク品質は良と見なされる場合がある。(サブフィールド2104などの)A-Controlフィールドは、(不良の場合の0および良の場合の1などの)リンク品質を示すために予約されたビットを含む場合がある。サブフィールドの残りのビットは、1つもしくは複数の測定値、または1つもしくは複数の測定値に基づく1つもしくは複数のパラメータに対する調整値を示すために使用される場合がある。
【0226】
[0254]このようにして、ディスプレイデバイスおよびレンダリングデバイスは、互いにフィードバックを提供し、必要に応じてXR体験を調整することができる。フィードバックを提供することは、非同期式チャネルアクセスと同期式チャネルアクセスの両方のために実行される場合がある。フィードバックおよび調整についてXR体験を参照して記載されているが。上述された測定しフィードバックを提供するための動作は、他のタイプのデータおよび他のタイプのアプリケーションに適用されてもよい。
【0227】
[0255]
図1Bに描写されたように、デバイス154は、(ディスプレイデバイスなどの)第1のデバイス152および(BSSのAPまたはメッシュネットワーク内の別のSTAなどの)第2のデバイス158との同時リンクをサポートすることができる。いくつかの実装形態では、リンク156は5GHzまたは6GHzの周波数スペクトル内であり得、リンク160は5GHzまたは6GHzの周波数スペクトル内であり得る。デバイス154は、(XRトラフィックの優先順位を付けること、ならびにさもなければXR体験のためのレイテンシと、他の要件とを満たすようにXR動作を管理することなどの)XR体験をさらにサポートしながら同時リンクをサポートするように構成される。
【0228】
[0256]同時リンクは、TWTセッションを使用して管理される場合がある(上述されたように、APまたは他のSTAは、ディスプレイデバイスおよびレンダリングデバイスのためのTWTウィンドウの外側で通信する)。TWTをサポートしないレガシーデバイスの場合、同時リンクは、(IEEE802.11規格内において定義されたような)マルチリンク動作(MLO)技法を使用してサポートされる場合がある。
【0229】
[0257]
図22は、複数のデバイスとの同時ワイヤレスリンクをサポートするための例示的なプロセス2200を示すフローチャートを示す。例示的なプロセス2200は、(レンダリングデバイスまたは第1のデバイスおよび第2のデバイスとの同時ワイヤレスリンクをサポートする別の適切なデバイスに含まれるWCDなどの)WCDによって実行される場合がある。いくつかの実装形態では、第2のデバイスはディスプレイデバイスである。いくつかの実装形態では、第1のデバイスは、(BSS内の)APまたは(メッシュネットワーク内の)別のSTAであり得る。例示的なプロセス2200は、明確にする目的でレンダリングデバイスまたはレンダリングデバイスのWCDによって実行されるものとして以下に記載されるが、例示的なプロセス2200は、任意の適切なデバイスによって実行されてもよい。
【0230】
[0258]2202において、(レンダリングデバイスのWCDなどの)レンダリングデバイスが、第1のワイヤレスリンクを介して第1のデバイスと通信する。たとえば、レンダリングデバイスはAPまたは別のSTAと通信する。
【0231】
[0259]2204において、レンダリングデバイスが、第2のワイヤレスリンクを介して第2のデバイスと通信する。たとえば、レンダリングデバイスは、XR体験のためにレンダリングデバイスとディスプレイデバイスとの間に構成された第1のワイヤレスリンクを介してディスプレイデバイスと通信する。WCDは、MLO技法またはTWTモードのうちの1つを使用して、第1のデバイスおよび第2のデバイスと同時に通信する(2206)。(TWTとも呼ばれる)TWTモード技法は、同期式チャネルアクセス、アプリケーションベースのデータ管理、およびフィードバックの生成を参照して上述された動作を含む場合がある。MLO技法はいくつかのTWTモード技法と同様であり得るが、TWTをサポートしないレガシーデバイスによってサポートされる場合がある。
【0232】
[0260]WCDは、第1のワイヤレスリンク上の通信と比べて第2のワイヤレスリンク上の通信に選好を与えるように構成される(2208)。たとえば、第2のワイヤレスリンクは、XR体験のためのレンダリングデバイスとディスプレイデバイスとの間であり得る。(PPDU、ポーズデータフレーム、およびトラッキングフレームなどの)レンダリングデバイスとディスプレイデバイスとの間で送信されるべきXRデータは、XR体験に関連付けられたレイテンシ要件およびパケットロス要件に関連付けられる。このようにして、レンダリングデバイスとディスプレイデバイスとの間の通信は、レンダリングデバイスと(AP、または他のデバイスにベストエフォート分類トラフィックを送信するように試みるレンダリングデバイスなどの)他のデバイスとの間の通信よりも重要な通信であり得る。WCDが第1のワイヤレスリンク上の通信と比べて第2のワイヤレスリンク上の通信に選好を与えるための例示的な動作は、以下にさらに詳細に記載される。
【0233】
[0261](APなどの)第1のデバイスおよび(ディスプレイデバイスなどの)第2のデバイスと同時に通信することは、以下を含む場合がある。
-WCDは、(APから受信しているときにディスプレイデバイスに送信することなどの)第1のデバイスからの1つもしくは複数のパケットの受信中に第2のデバイスに送信するべきである。
-WCDは、(APから受信しているときにディスプレイデバイスから受信することなどの)第1のデバイスからの1つもしくは複数のパケットの受信中に第2のデバイスから1つもしくは複数のパケットを取得するべきである。
-WCDは、(APに送信しているときにディスプレイデバイスに送信することなどの)第1のデバイスへの送信中に第2のデバイスに送信するべきである。または
-WCDは、(APから送信しているときにディスプレイデバイスから受信することなどの)第1のデバイスへの送信中に第2のデバイスから1つもしくは複数のパケットを取得するべきである。
【0234】
[0262]典型的なMLO技法は、別のリンク上で受信が進行中のときにリンク上の送信を防止するように定義される。たとえば、ワイヤレスリンク上の送信を可能にすることは、(両方のワイヤレスリンクを含む)ワイヤレス媒体のクリアチャネルアセスメント(CCA)に基づく場合がある。(WCDが第1のデバイスから受信しているときなどの)ワイヤレス媒体が占有されていることをCCAが示す場合、WCDは送信を止める。このようにして、WCDが典型的なMLO向けに構成されている場合、WCDは、第1のワイヤレスリンクを介して第1のデバイスから受信しているときに、第2のワイヤレスリンクを介する第2のデバイスへの送信を防止し、WCDは、第2のワイヤレスリンクを介して第2のデバイスから受信しているときに、第1のワイヤレスリンクを介する第1のデバイスへの送信を止める。典型的なMLO技法は、(いくつかのレイテンシ要件を満たさないことなどの)XR体験に悪影響を及ぼすであろうレンダリングデバイスとディスプレイデバイスとの間の通信を防止することができる。MLO技法が同時リンクサポートのためにレンダリングデバイスによって使用されるべきである場合、レンダリングデバイスのWCDは、ディスプレイデバイスとの通信に優遇措置を提供するためにMLO技法(および他のMAC動作)を拡張するように構成される場合がある。たとえば、WCDは、(APまたはSTAなどの)別のデバイスから受信しながらディスプレイデバイスへの送信を可能にすることができる。いくつかの実装形態では、WCDは、WCDがディスプレイデバイスに送信するべきときにCCAを無視するように構成される場合がある。異なる例示的な同時通信用のMLO技法に対する例示的な調整が以下に記載される。
【0235】
[0263]1つの例示的な同時通信は、WCDが第1のデバイスから1つまたは複数のパケットを受信することと、WCDが第2のデバイスに送信することとを含む。たとえば、レンダリングデバイスは、APまたはSTAから1つまたは複数のパケットを取得する過程にいる場合がある。1つまたは複数のパケットを取得しながら、レンダリングデバイスは、(1つまたは複数のビデオフレームに関連付けられた1つまたは複数のPPDUを送信することなどの)レンダリングデバイスがディスプレイデバイスに送信するべきであると決定することができる。WCDは、第1のデバイスからの1つまたは複数のパケットの受信の完了前に、第2のデバイスに送信することができる。本明細書に記載された例は、本開示の態様を記載する際に簡潔および明確にするために、排他的にWCDまたは同時リンクを管理するデバイスをレンダリングデバイスとして、第2のデバイスをディスプレイデバイスとして、第1のデバイスをAPとして指す。留意することに、例は、レンダリングデバイス、ディスプレイデバイス、AP、または任意の他の特定のデバイスに限定されない。
【0236】
[0264]レンダリングデバイスは、通常、第1のワイヤレスリンクを介して1つまたは複数のパケットを取得した後、APにBAを提供するはずである。レンダリングデバイスがAPにBAを提供するべきときに、ディスプレイデバイスへの第2のワイヤレスリンクを介する送信がまだ進行中である場合、CCAはワイヤレス媒体がビジーであることを示すはずであり、レンダリングデバイスはAPにBAを提供することを止めるはずである。レンダリングデバイスは、(ディスプレイデバイスにPPDUを配信した後にディスプレイデバイスからBAを取得することなどの)ディスプレイデバイスに送信した後にディスプレイデバイスからBAを取得する。典型的なMLOに基づいて、APからの受信の終了がディスプレイデバイスへの送信の終了と一致する場合、レンダリングデバイスにおけるCCAは、APにBAを提供することをレンダリングデバイスに止めさせるはずはない。しかしながら、ディスプレイデバイスからのBAが取得されるべきほぼ同じ時間に、BAはAPに提供される場合がある。APへのBAとディスプレイデバイスからのBAがワイヤレス媒体上で重複する場合、レンダリングデバイスは、ディスプレイデバイスからのBAの取得に成功しない場合がある。BAを取得しないことは、ディスプレイデバイスへの送信をレンダリングデバイスに再試行させる(それはディスプレイデバイスにデータを配信する際のレイテンシを増加させる)。
【0237】
[0265]MLOを拡張するいくつかの実装形態では、(WCDなどの)レンダリングデバイスは、APにBAを提供して1つまたは複数のパケットの受信に確認応答することを防止する。このようにして、ディスプレイデバイスから取得されるBAは、APへのBAによって干渉されない。たとえば、レンダリングデバイスは、WCDが第2のワイヤレスリンクに対して送信モードにあるかどうかを決定することができる。WCDが第2のワイヤレスリンクに対して送信モードにある場合、レンダリングデバイスは、第1のワイヤレスリンクを介してBAを提供することを防止することができる。レンダリングデバイスが1つまたは複数のパケットについてAPにBAを送信することを止めるべきである場合、第1のワイヤレスリンクを介する1つまたは複数のパケットの通信は、失敗したと見なされる場合がある。APがレンダリングデバイスからBAを取得しない場合、APは、後で、(APから1つまたは複数のパケットを配信するレイテンシを増加させて)レンダリングデバイスに1つまたは複数のパケットを送信することを再試行することができる。第2のワイヤレスリンク上のレイテンシを増加させることと比較して第1のワイヤレスリンク上のレイテンシを増加させることは、(XR体験などのために)レンダリングデバイスとディスプレイデバイスとの間のレイテンシ要件に基づいて許容可能であり得る。
【0238】
[0266]別の例示的な同時通信は、レンダリングデバイスがAPから1つまたは複数のパケットを受信することと、レンダリングデバイスがディスプレイデバイスから1つまたは複数のパケットを受信することとを含む。たとえば、レンダリングデバイスは、第2のワイヤレスリンクを介してポーズデータフレーム、トラッキングフレーム、または他のパケットがディスプレイデバイスによって提供されたときに、第1のワイヤレスリンクを介してAPから受信している場合がある。レンダリングデバイスは、APからの1つまたは複数のパケットの受信中に、ディスプレイデバイスから1つまたは複数のパケットを取得する。レンダリングデバイスは、ディスプレイデバイスから1つまたは複数のパケットを取得した後、ディスプレイデバイスにBAを提供する。いくつかの実装形態では、ディスプレイデバイスからの情報の受信との干渉を防止するために、レンダリングデバイスは、APにBAを提供してAPからの1つまたは複数のパケットの受信に確認応答することを止めることができる。たとえば、第1のワイヤレスリンクを介する第1の1つまたは複数のアンテナ上の送信は、第2のワイヤレスリンクを介して受信する第2の1つまたは複数のアンテナ上の局所的な干渉を引き起こす場合がある。APへのBAの送信を止めることは、ディスプレイデバイスからの受信における局所的な干渉の発生を防止する。
【0239】
[0267]別の例示的な同時通信は、レンダリングデバイスがAPに送信することと、レンダリングデバイスがディスプレイデバイスに送信することとを含む。たとえば、レンダリングデバイスは、レンダリングデバイスが第2のワイヤレスリンクを介してディスプレイデバイスに1つまたは複数のPPDUを送信すると決定したときに、第1のワイヤレスリンクを介してAPに送信している場合がある。APへの進行中の送信と同時に(ディスプレイデバイスに送信される1つまたは複数のPPDUに含まれるべき1つまたは複数のMSDUなどの)送信のためにWCDにデータが到達した場合、典型的なMLO技法は、(ワイヤレス媒体がビジーであることを示すであろう)CCAを決定するようにレンダリングデバイスに要求するはずである。このようにして、レンダリングデバイスは、(第2のワイヤレスリンクを介するレイテンシを増大させて)ディスプレイデバイスへの送信を遅らせるはずである。MLO技法に対する1つまたは複数の拡張は、ディスプレイデバイスへの送信においてそのような遅延を回避または低減するように試みるために適用される場合がある。
【0240】
[0268]MLO技法に対する1つの例示的な拡張では、レンダリングデバイスは、ディスプレイデバイスへの送信をAPへの送信と同期させる。たとえば、APおよびディスプレイデバイスへの送信の開始が同期させられる場合がある。送信の開始を同期させることは、レンダリングデバイスからディスプレイデバイスへの送信スケジュールまたは既知の送信期間に基づく場合がある。たとえば、ビデオフレームをレンダリングすることは一定の間隔においてであり得、MSDUは(ULレイテンシまたはレンダリングレイテンシなどの任意のレイテンシに関連付けられた許容時間量内で変化する場合がある)一定の間隔での送信に利用可能である。レンダリングデバイスがAPへの送信を開始する前に、レンダリングデバイスは、現在時間が、MSDUがディスプレイデバイスに送信されるべき閾値時間量内であるかどうかを決定することができる。閾値時間量内である場合、レンダリングデバイスは、APおよびディスプレイデバイスへの送信を同期させるために、APへの送信を遅らせることができる。いくつかの実装形態では、ワイヤレス媒体の制御を取得するか、またはさもなければディスプレイに送信するためにBOが使用される場合、レンダリングデバイスは、第1のワイヤレスリンクを介する送信と第2のワイヤレスリンクを介する送信とを同期させるために、第2のワイヤレスリンクに関連付けられたBOを低減することができる。
【0241】
[0269]ディスプレイデバイスへの送信は、APへの送信よりも短い場合がある。ディスプレイデバイスへの送信が最初に終了した場合、BAは、レンダリングデバイスがまだAPに送信している間にディスプレイデバイスによって送信される場合がある(それは、BAを受信するレンダリングデバイスに影響を及ぼす場合がある)。送信を同期させるいくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、APへの送信の終了をディスプレイデバイスへの送信の終了と同期させるために、ディスプレイデバイスへの送信を長引かせることができる。例示的なパディングは、ゼロパディングまたは送信の終了を同期させるためにディスプレイデバイスへの送信に任意の適切なテールを追加することを含む場合がある。レンダリングデバイスは、APに送信されるようにスケジュールされたデータ量、ディスプレイデバイスに送信されるようにスケジュールされたデータ量、ならびに第1のワイヤレスリンクおよび第2のワイヤレスリンクを介する測定されたスループットに基づいて、適用されるべきパディング量を決定することができる。いくつかの実装形態では、第2のワイヤレスリンクに関連付けられた低減されたBOは、第2のワイヤレスリンクを介するレイテンシが影響を受けないようにパディングを補償することができる。
【0242】
[0270]MLO技法に対する別の例示的な拡張では、レンダリングデバイスは、1つまたは複数の時分割多重化(TDM)ウィンドウの外側のAPへの送信を止めることができる。TWTセッションは、ワイヤレス媒体の時分割多重化の形態として概念化される場合がある。たとえば、レンダリングデバイスとディスプレイデバイスとの間の通信は、TWTウィンドウの間であり得、レンダリングデバイスと(APまたはSTAなどの)別のデバイスとの間の通信は、TWTウィンドウの外側であり得る。上述されたように、一部のレガシーデバイスはTWTをサポートしない。1つまたは複数のレガシーデバイスを含むワイヤレスシステムは、TDMウィンドウを使用してワイヤレス媒体を共有するように構成される場合がある。たとえば、レンダリングデバイスとディスプレイデバイスとを含むBSSのAPは、レンダリングデバイスと通信するように1つまたは複数のTDMを構成することができる。TDMウィンドウを構成することは、TDMウィンドウについてのウィンドウ長と、周期と、他のパラメータとを構成することを含む場合がある。このようにして、レンダリングデバイスからAPへの送信は、1つまたは複数のTDMウィンドウの間であり、(ディスプレイデバイスに送信されるPPDUなどの)レンダリングデバイスからディスプレイデバイスへの送信は、1つまたは複数のTDMウィンドウの外側である。定義されたTDMウィンドウでは、(TDMウィンドウの外側の)ディスプレイデバイスに送信するための最大遅延は、現在のTDMウィンドウの残りの長さに基づく。
【0243】
[0271]MLO技法に対する別の例示的な拡張では、レンダリングデバイスは、最大PPDU持続時間またはバースト持続時間を低減することができる。PPDU持続時間は、PPDUのサイズおよびスループットに基づく場合がある。最大PPDU持続時間が低減された場合、PPDUを送信するための最大時間量が低減される場合がある。バースト持続時間は、レンダリングデバイスがディスプレイデバイスにPPDUを送信するべき時間量であり得る。バースト持続時間を短縮すると、ワイヤレス媒体がディスプレイデバイスへの送信のために排他的に確保されるべき時間量が短縮される。PPDUを送信するために確保されるべき時間量またはディスプレイデバイスへの送信持続時間を短縮すると、レンダリングデバイスがバースト持続時間に関連付けられた新しいPPDU送信または新しいTXOPをより迅速にスケジュールすることが可能になる。このようにして、ディスプレイデバイスへの送信に対する潜在的な遅延は、最大PPDU持続時間またはバースト持続時間を低減することによって低減される場合がある。
【0244】
[0272]MLO技法に対する別の例示的な拡張では、レンダリングデバイスはAPへの送信を中断することができ、その結果、レンダリングデバイスはもはやAPに送信していない。上述されたように、1つまたは複数のMSDUは、レンダリングデバイスがAPに送信している間に、ディスプレイデバイスにレンダリングデバイスによって送信される準備ができている。APに送信されるべきパケットは、レンダリングデバイスのWCDの送信バッファに含まれる。APへの送信を中断するために、レンダリングデバイスは、APへの送信に関連付けられた送信バッファからパケットをフラッシュすることができる。送信バッファが空である場合、APへの送信が終了する。このようにして、レンダリングデバイスが第2のワイヤレスリンクを介する送信のためにCCAを実行するとき、CCAは、レンダリングデバイスが第2のワイヤレスリンクを介してディスプレイデバイスに送信するためにワイヤレス媒体が空いていることを示すことができる。
【0245】
[0273]MLO技法に対する別の例示的な拡張では、レンダリングデバイスは、CTSからセルフ(CTS-to-Self)フレームを使用して、ディスプレイデバイスに送信するためのワイヤレス媒体の確保を拡張することができる。たとえば、レンダリングデバイスがAPに送信するとき、(レンダリングデバイスとディスプレイデバイスとの間のCTS/RTS機構に関して上述されたように)ワイヤレス媒体はレンダリングデバイス向けに確保される。確保が終了すると、他のデバイスは、ワイヤレス媒体を競合するか、またはワイヤレス媒体を介して送信するようにスケジュールされる場合があり、レンダリングデバイスは、他のデバイスがワイヤレス媒体の占有を終了するのを待つことができる。いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスがディスプレイデバイスへの送信の準備ができたMSDUを有するとき、レンダリングデバイスは、(第2のワイヤレスリンクに関連付けられた1つまたは複数のMSDUキュー内のデータ量などに基づいて)MSDUを送信するための時間量を決定する。レンダリングデバイスは、(第1のワイヤレスリンクに関連付けられた送信バッファ内に残っているデータ量などに基づいて)APに送信するための残りの時間量も決定する。レンダリングデバイスは、APに送信するための残りの時間量に基づいて確保からの任意の時間が残っているかどうかを決定することができ、レンダリングデバイスは、同じ確保中にディスプレイデバイスにMSDUを送信することを可能にするための確保にさらなる時間量を決定することができる。このようにして、APへの送信およびディスプレイデバイスへの送信は、(ディスプレイデバイスへの送信に新しい確保を必要とすることと比べて遅延を低減する)同じ確保の間に行われる場合がある。ワイヤレス媒体の確保を拡張するために、レンダリングデバイスはCTS-to-Selfフレームをブロードキャストすることができる。CTS-to-Selfフレームは、(CTS-to-Selfフレームを取得する各デバイスの現在のNAVに加えられるべき値などの)ワイヤレス媒体が確保される時間期間を長引かせるように示すことができる。上述されたように、長引かされた時間期間は、APへの送信とディスプレイデバイスへの送信とを含むのに十分な長さの時間期間である。
【0246】
[0274]別の例示的な同時通信は、レンダリングデバイスがAPに送信することと、レンダリングデバイスがディスプレイデバイスから1つまたは複数のパケットを取得することとを含む。たとえば、レンダリングデバイスは、ディスプレイデバイスが第2のワイヤレスリンクを介してポーズデータフレームまたはトラッキングフレームを送信するときに、第1のワイヤレスリンクを介してAPに送信している場合がある。ディスプレイデバイスによってレンダリングデバイスにパケットが送信されているときにレンダリングデバイスが第2のワイヤレスリンクを介して送信している場合、レンダリングデバイスはディスプレイデバイスからパケットを取得することができない場合がある。レンダリングデバイスがディスプレイデバイスからパケットを取得しない場合、レンダリングデバイスはディスプレイデバイスにBAを提供せず、ディスプレイデバイスはレンダリングデバイスにパケットを再送信する。典型的なMLO技法に基づいて、ディスプレイデバイスは、パケットが配信に成功するか、または最大数の再試行が行われるまで、パケットを送信するように試みることを続けることができる。ディスプレイデバイスが再試行を続けるにつれて、送信パラメータは、パケットが配信される可能性を増やすように試みるように調整される場合がある。たとえば、ディスプレイデバイスはMCSを増やし、FECを使用し、送信レートを低下させる。送信レートは低下し続ける場合があり、低下した送信レートは、XR体験のためのレイテンシ要件を満たす際に問題を引き起こすはずである。
【0247】
[0275]MLO技法は、送信遅延を回避もしくは低減するか、またはディスプレイデバイスとレンダリングデバイスとの間の通信レイテンシに悪影響を及ぼす場合があるディスプレイデバイスにおける送信パラメータを調整することを防止するように拡張される場合がある。MLO技法に対する1つの例示的な拡張では、1つまたは複数のTDMウィンドウは、TDMウィンドウの間にディスプレイデバイスによってパケットが送信されることを防止するために使用される場合がある。TDMウィンドウは、(上述されたように)レンダリングデバイスとAPとの間の通信のためにワイヤレス媒体を確保する。たとえば、APへの送信は1つまたは複数のTDMウィンドウの間であり、ディスプレイデバイスからの受信は1つまたは複数のTDMウィンドウの外側である。このようにして、レンダリングデバイスは、1つまたは複数のTDMウィンドウの間にディスプレイデバイスから1つまたは複数のパケットを取得することが防止される。
【0248】
[0276]MLO技法に対する別の例示的な拡張では、レンダリングデバイスは、最大PPDU持続時間またはバースト持続時間を低減することができる。上述されたように、最大PPDU持続時間またはバースト持続時間を低減すると、レンダリングデバイスがAPに送信する時間量が低減される。このようにして、ディスプレイデバイスがレンダリングデバイスへの送信を再試行するべき時間量が低減される(それは、ディスプレイデバイスがレンダリングデバイスに送信することに関連付けられた遅延を低減する)。
【0249】
[0277]MLO技法に対する別の例示的な拡張では、レンダリングデバイスは、ワイヤレス媒体がAPへの送信に関連付けられた時間量の間ビジーであるべきことをディスプレイデバイスに示すことができる。たとえば、レンダリングデバイスは、APへの送信の持続時間の間ワイヤレス媒体を確保するためのNAV値を示すフレームをディスプレイデバイスに提供することができる。いくつかの実装形態では、NAV値は、レンダリングデバイスからディスプレイデバイスに送信されるPPDUに含まれる場合がある。このようにして、ディスプレイデバイスは、示された持続時間の間にレンダリングデバイスへの送信を止めるように示されたNAV値にそのNAVを設定することができる。
【0250】
[0278]TDMウィンドウおよび他のMLO技法の使用がTWTをサポートしないレガシーデバイスを参照して記載されたが、記載された技法は、(TWTをサポートするデバイスを含む)任意のデバイス内に実装されてもよい。追加または代替として、技法はMLOの外部で適用される場合があり、技法は特定の同時リンクサポート実装形態に限定されない。
【0251】
[0279]同時リンクをサポートするためにMLO技法を使用することに加えて、またはその代替として、レンダリングデバイスはTWTを使用して同時リンクをサポートすることができる。いくつかの実装形態では、レンダリングデバイス(またはディスプレイデバイス)は、第2のワイヤレスリンクを介するディスプレイデバイスとの通信のためにディスプレイデバイスとの第1のTWTセッションを構成することができ、レンダリングデバイスは、第1のワイヤレスリンクを介するAPとの通信のためにAPとの第2のTWTセッションを構成することができる。第1のTWTセッションは第1の複数のTWTウィンドウを含み、第1の複数のTWTウィンドウは、(ディスプレイデバイスから1つまたは複数のポーズデータフレームまたはトラッキングフレームを取得すること、1つまたは複数のビデオフレームをレンダリングすること、および1つまたは複数のPPDUを介してディスプレイデバイスに1つまたは複数のビデオフレームを提供することなどの)レンダリングデバイスにおけるXRアクティビティに関連付けられる。第2のTWTセッションは、第1の複数のTWTウィンドウの間に点在し、第1の複数のTWTウィンドウと重複しない第2の複数のTWTウィンドウを含む。たとえば、TWTウィンドウは、(第1の複数のTWTウィンドウからのTWTウィンドウ、第2の複数のTWTウィンドウからのTWTウィンドウ、第1の複数のTWTウィンドウからのTWTウィンドウなどのように)交互になる場合がある。このようにして、レンダリングデバイスは、第1の複数のTWTウィンドウの間にディスプレイデバイスと通信し、レンダリングデバイスは、第2の複数のTWTウィンドウの間にAPと通信する。
【0252】
[0280]第1のTWTセッションは、XR体験に関連付けられた任意のレイテンシ要件またはパケットロス要件を満たすように、レンダリングデバイスまたはディスプレイデバイスによって構成される。第1のTWTセッションが確立された後に、レンダリングデバイスは、APとの第2のTWTセッションの構成を開始することができ、第2のTWTセッションは第1のTWTセッションのTWTウィンドウの外側のTWTウィンドウを含む。第2のTWTセッションが第1のTWTセッションに基づいて構成された場合、第1のTWTセッションは一次TWTセッションと見なされる場合があり、第2のTWTセッションは二次TWTセッションと見なされる場合がある。上述されたように、APは、(レンダリングデバイスとの第2のTWTセッションを含む)TWTをサポートするIEEE802.11ax対応APであり得る。
【0253】
[0281]フィードバックおよび調整に関して上述されたように、第1のTWTセッションは、(TWTウィンドウの長さ、間隔などを調整することなどの)調整される場合がある。レンダリングデバイスまたはディスプレイデバイスは、第2のTWTセッションを参照せずに第1のTWTセッションを調整することができる。このようにして、第1のTWTセッションは、(2つのTWTセッションからの重複するTWTウィンドウなどの)第2のTWTセッションとの競合を引き起こすように調整される場合がある。第1のTWTセッションが調整された後に、レンダリングデバイスは、TWTウィンドウの重複を回避するためにAPとの第2のTWTセッションの調整を開始することができる。このようにして、第2のTWTセッションは、第1のTWTセッションに対する調整に基づいて調整される。
【0254】
[0282]TWTセッションを構成するか、またはTWTセッションを調整する際に、レンダリングデバイスはAPに対するSTAとして働くことができ、ディスプレイデバイスに対するSTAとして働くことができる。このようにして、レンダリングデバイスは、レンダリングデバイスのWCDによってサポートされるSTA関連MACとSAP関連MACとを有するものとして概念化される場合がある。SAP関連MACは、ディスプレイデバイスとの第1のTWTセッションを構成および調整する際に使用され、STA関連MACは、APとの第2のTWTセッションを構成および調整する際に使用される。第1のTWTセッションが一次TWTセッションである場合、第1のTWTセッションを構成または調整した後に、第1のTWTセッションに関する情報または変更は、SAP関連MACからSTA関連MACに通信される。STA関連MACにおいて第1のTWTセッションに対する情報または変更を取得することに応答して、レンダリングデバイスは、第2のTWTセッションを構成または調整するためにAPと交渉することができる。いくつかの実装形態では、APは、(BSS内の他のデバイスをサポートすることなどに基づいて)それ自体のTWT要件を有する場合がある。レンダリングデバイスは、APの要件が満たされることを保証するようにAPとの第2のTWTセッションを構成することができる。レンダリングデバイスはまた、XR体験に関連付けられた任意のレイテンシ要件およびパケットロス要件も満たしながらAPの要件をサポートするように、第2のTWTセッションを構成する前に第1のTWTセッションを構成することができる。
【0255】
[0283]いくつかの実装形態では、第2のTWTセッションのTWTウィンドウは、STA関連MAC用のWCDのS2W持続時間を考慮に入れるようにスケジュールされる。たとえば、第2のTWTセッションのTWTウィンドウは、S2W持続時間が(上述されたようにディスプレイデバイスから受信することおよびディスプレイデバイスに送信することなどの)XRアクティビティと重複しないようにスケジュールされる。
【0256】
[0284]
図23は、XRアクティビティおよびAPとのワイヤレスアクティビティ(ワイヤレスアクティビティと呼ばれる)の例示的なタイミングを示すシーケンス
図2300を示す。(第2のワイヤレスリンクを介してポーズデータフレームを受信することから現在のビデオフレームを提供することまでなどの)第1のXRアクティビティ2302が開始時間2304を有し、(第2のワイヤレスリンクを介して次のポーズデータフレームを受信することから次のビデオフレームを提供することまでなどの)第2のXRアクティビティ2306が開始時間2308を有する。いくつかの実装形態では、XRアクティビティ2302は第1のTWTセッションの第1のTWTウィンドウに対応し、XRアクティビティ2306は第1のTWTセッションの第2のTWTウィンドウに対応する。XRアクティビティは(ビデオの表示レートまたはレンダリングレートなどに基づいて)周期的であり、周期アクティビティの周期持続時間2310は、開始時間2308と2304との間の差である。(第1のワイヤレスリンクを介するレンダリングデバイスとAPとの間の通信に関連付けられた)ワイヤレスアクティビティ2312は、(XRアクティビティ2302および2306に対応するTWTウィンドウ間などの)XRアクティビティ2302および2306の外側にスケジュールされるべきである。ワイヤレスアクティビティ2312は、スケジュールされるべき開始時間2314と終了時間2316とを有する。ワイヤレスアクティビティ2312は、第2のTWTセッションの第1のTWTウィンドウに対応する場合がある。開始時間2314は、XRアクティビティ2302の後のバッファ2318を超える場合がある。たとえば、上述されたように、1つもしくは複数のPPDUは、TWTウィンドウの後にディスプレイデバイスに送信される場合があり、またはPPDUがディスプレイデバイスに配信されるときは、チャネル状態および他のレイテンシに応じて変化する場合がある。このようにして、XRアクティビティ2302の持続時間は変化する場合がある。バッファ2318は、定義された時間量が(XRアクティビティ2302を含む)XRアクティビティの持続時間内の変動を相殺するためであり得る。描写されたように、開始時間2314はバッファ2318の後である。
【0257】
[0285]開始時間2314はまた、ディスプレイデバイス(またはAP)との受信および送信が低電力モードから来る1つまたは複数のWCD構成要素によって影響を受けないことを保証するために、レンダリングデバイスにおけるS2W持続時間を相殺するようにスケジュールされる場合がある。一般的なXRアクティビティ開始時間がxであり、周期持続時間がPRであり、(XRアクティビティ2302の長さなどの)XRアクティビティ持続時間がARであり、バッファ持続時間がzであり、一般的なワイヤレスアクティビティ開始時間がyであり、(その時間の間にWCDがアクティブモードに残るべきTWTウィンドウの間隔などの)TWT起床間隔がPWであり、ワイヤレスアクティビティの持続時間(終了時間2316と開始時間2314との間の差)がAWであると想定すると、ワイヤレスアクティビティは、ワイヤレスアクティビティのいずれのサイクル(ワイヤレスアクティビティが周期的であると想定して、nW)およびXRアクティビティのいずれのサイクル(nR)の間もXRアクティビティと重複しないようにスケジュールされ、それは以下の式(1)~(3)に数学的に描写される。
【0258】
【0259】
[0286]このようにして、開始時間2304はXRアクティビティの任意のサイクルに対してx+nRPRであり得、開始時間2308はx+(nR+1)PRであり得、XRアクティビティ2302の終了はx+nRPR+ARであり得、XRアクティビティ2306の終了はx+(nR+1)PR+ARであり得る。開始時間2314はy+nWPWであり得、終了時間2316はy+nWPW+AWであり得る。PWは、PRの1つまたは複数の倍数であるように構成される場合がある。TWTがレンダリングデバイスとディスプレイデバイスとの間の通信に使用される場合、PRは、(フィードバックなどに基づいてXRアクティビティに対して調整が行われないと想定すると)XRアクティビティのすべてのサイクルにわたって一定の値である。
【0260】
[0287]レンダリングデバイスは、TWTセッション内で定義されていないTDMウィンドウを使用することができる。たとえば、上述されたように、1つまたは複数のMLO技法は、TDMウィンドウの使用を含む場合がある。いくつかの実装形態では、PRは、(同時通信に起因する送信または受信における遅延などに起因する)XRアクティビティの異なるサイクルの間で変化する場合がある。レンダリングデバイスは、式(1)~(3)を参照するが、変化するPRに関して上記と同様のTWTウィンドウの間にワイヤレスアクティビティをスケジュールする。たとえば、レンダリングデバイスは、XRアクティビティ内の考えられる遅延または変動に基づいて発生する場合がある可能なPRの公倍数を決定するように試みることができる。このようにして、ワイヤレスアクティビティ2312は、(XRアクティビティ2302と、2306とを含む)XRアクティビティのいずれとも重複しないように保証される。
【0261】
[0288]同時リンクサポートのためのTWTの使用を再び参照すると、デバイスのアプリケーションレイヤクロックおよびWCDクロックは異なる忠実度(fidelity)を有する場合がある。たとえば、アプリケーションレイヤクロックは、WCDクロックよりも大きい(粒度とも呼ばれる)忠実度を有する値を示すことができる場合がある。忠実度における差はまた、PWとは異なる方式で示されているPRによって引き起こされる場合がある。たとえば、PRは、XRアクティビティの(3サイクル当たり50msなどの)サイクル数ごとの時間として示される場合がある。しかしながら、(PRに等しい)PWは、ワイヤレスアクティビティのサイクルごとに決定される場合がある。たとえば、PRが(サイクル当たり50/3msであるはずの)3サイクル当たり50msであり、PWがPRに等しい場合、レンダリングデバイスは、(最小時間単位である1μsなどの)WCDクロックの忠実度に基づいてPWを近似することができる。この例では、PWは、50/3msの近似値である16.666msまたは16.667msとし示されるように制限される。WCDクロック忠実度がPWの指示を制限することの結果として、ワイヤレスアクティビティ2312の周期持続時間は、(例におけるサイクル当たり最大1μsなどの)XRアクティビティの周期持続時間2310とは異なる。PWが16.666msであるように決定され、PRが50/3msである例では、ワイヤレスアクティビティは、XRアクティビティに対して194秒ごとに3.88msシフトする。いくつかの実装形態では、バッファは、PWを測定する際の近似誤差に起因する経時的なワイヤレスアクティビティ内のドリフト量を相殺するように構成される。バッファ2318が3.88msである場合、ワイヤレスアクティビティは、194秒後に前のXRアクティビティと重複し始める場合がある。
【0262】
[0289]いくつかの実装形態では、XRアクティビティとワイヤレスアクティビティとの間のドリフトは、デバイスのアプリケーションレイヤクロックおよびWCDクロックに関連付けられた共振周波数における差に基づいて発生する場合がある。上述されたように、アプリケーションレイヤクロックおよびWCDクロックに異なる水晶が使用される場合がある。水晶は、クロックが基準とする異なる共振周波数を有する場合がある。加えて、水晶は、共振周波数を変化させる(温度または湿気などの)環境条件によって異なるように影響を受ける場合がある。デバイスは共振周波数が同じであると想定することができるが、ワイヤレスアクティビティは、共振周波数における差に基づいてXRアクティビティに対して時間とともにドリフトする場合がある。(水晶がより高い共振周波数を有するWCDクロックに関連付けられている)共振周波数における差がアプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとの間で水晶の100万サイクル当たり20サイクルである例では、ワイヤレスアクティビティは194秒ごとに3.88msドリフトする場合がある。バッファ2318が3.88msである場合、ワイヤレスアクティビティは、194秒後に前のXRアクティビティと重複し始める場合がある。
【0263】
[0290]TWTセッションの1つまたは両方は、ドリフトに基づいて調整される場合がある。たとえば、第2のTWTセッションは、第2のTWTセッションからのTWTウィンドウが第1のTWTセッションからのTWTウィンドウと重複することを防止するように周期的に調整される場合がある。いくつかの実装形態では、レンダリングデバイスは、第1のTWTセッションからの第1の複数のTWTウィンドウと第2のTWTセッションからの第2の複数のTWTウィンドウとの間のドリフトを測定することができる。上述されたように、第1のTWTセッションを決定することは、レンダリングデバイスのアプリケーションレイヤクロックに基づく場合がある。第2のTWTセッションは、レンダリングデバイスのWCDクロックに基づく場合がある。レンダリングデバイスは、第1の複数のTWTウィンドウまたは第2の複数のTWTウィンドウのうちの1つまたは複数のタイミングを調整することができる。たとえば、レンダリングデバイスは、第2の複数のTWTウィンドウの第1の複数のTWTウィンドウとの重複を防止するために、第2のTWTセッションの調整を開始することができる。
【0264】
[0291]第2のTWTセッションの調整は、測定されたドリフトに基づく定義された時間間隔においてであり得る。たとえば、ドリフトがPWの近似値に基づく場合、レンダリングデバイスは、近似誤差およびバッファのサイズに基づいて第2のTWTセッションを調整するように定義された間隔を決定することができる。PWが16.666msであるように近似され、PRが50/3msであり、バッファが3.88msである上記の例では、レンダリングデバイスは、194秒未満であるように定義された間隔を決定することができる。共振周波数における差が100万サイクル当たり20サイクルであり、バッファが3.88msである上記の例では、レンダリングデバイスは、194ms未満であるように定義された間隔を決定することができる。いくつかの実装形態では、定義された間隔は、(2つの間の最も大きいドリフトを引き起こす特徴などに基づく)両方のタイプのドリフトに基づく場合がある。
【0265】
[0292]ドリフトに関連付けられた決定された時間間隔に基づいて第2のTWTセッションを調整することに加えて、またはその代替として、レンダリングデバイスは、XRアクティビティおよびワイヤレスアクティビティが重複し始めるかどうか決定するように試みることができる。たとえば、レンダリングデバイスはスケジュールを提供することができ、またはさもなければWCDは、(第2のワイヤレスリンクを介して送信または受信するときの間隔などの)XRアクティビティがいつ行われるべきかを推定することができ、WCDは、ワイヤレスアクティビティが推定されたXRアクティビティと重複するべきかどうかを周期的に決定することができる。APとの第2のTWTセッションのTWTウィンドウは、第1のTWTセッションのTWTウィンドウとの重複を防止する決定に基づいて、前進または遅延する場合がある。
【0266】
[0293]上述されたように、本開示の態様は、他のデバイスとワイヤレス媒体をさらに共有しながら、他のデバイスよりも2つのデバイスの間の通信に選好を与えるためのワイヤレスシステムを含む。選好は、レイテンシ要件とパケットロス要件とを満たすXR体験のレンダリングデバイスとディスプレイデバイスとの間の通信に与えられる場合がある。いくつかの実装形態では、選好は非同期式チャネル制御動作を介して与えられる場合がある。いくつかの実装形態では、選好は同期式チャネル制御動作を介して与えられる場合がある。ワイヤレス媒体を共有することは、(同時リンクサポートなどのための)TWTセッションまたはMLO技法の使用を介する場合がある。本開示の態様はまた、レンダリングデバイスとディスプレイデバイスとの間のXR体験に関連付けられたフィードバックを生成し提供することを含む。(レンダリングデバイスおよびディスプレイデバイスまたはレンダリングデバイスおよびAPなどの)デバイス間の通信は、XR体験のためのレイテンシ要件とパケットロス要件とを満たすことを保証するために、フィードバックに基づいて調整される場合がある。このようにして、1つまたは複数のレンダリングデバイスと1つまたは複数のディスプレイデバイスとを含む(BSSまたはメッシュネットワークなどの)システム全体は、XR体験をサポートするように構成される場合がある。
【0267】
[0294]以下の番号を付けられた条項に実装例が記載される。
1. エクステンデッドリアリティ(XR)体験のためのワイヤレス通信デバイスによって実行される方法であって、
ワイヤレス媒体の制御を取得することと、ここにおいて、
ワイヤレス媒体の制御が、ワイヤレス媒体を介して、ワイヤレス通信デバイスから第2のデバイスにアプリケーションファイルの第1の物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を送信する第1の優先度に関連付けられ、
第1の優先度が、ワイヤレス媒体を介して第2のデバイスからワイヤレス通信デバイスにデータを送信する第2の優先度とは異なる、
第2のデバイスに第1のPPDUを提供することと、
第2のデバイスにアプリケーションファイルの1つまたは複数の後続のPPDUを提供することと、ここにおいて、1つまたは複数の後続のPPDUを提供することが、ワイヤレス媒体を介して1つまたは複数の後続のPPDUを送信する第3の優先度に関連付けられる、
を含む、方法。
2. 第1の優先度が拡張分散チャネルアクセス(EDCA)パラメータの第1のセットに関連付けられ、
第2の優先度がEDCAパラメータの第2のセットに関連付けられ、
第3の優先度がEDCAパラメータの第3のセットに関連付けられる、
条項1の方法。
3. EDCAパラメータが、
調停フレーム間隔数(AIFSN)、
最小競合ウィンドウ(CWmin)、または
最大競合ウィンドウ(CWmax)
のうちの1つまたは複数を含む、条項1~2のうちの1つまたは複数の方法。
4. 第1の優先度が第1のバックオフカウンタ値に関連付けられ、ここにおいて、第1のバックオフカウンタ値が、第1のPPDUのためのワイヤレス媒体を競合するためにワイヤレス通信デバイスのバックオフカウンタによって使用され、
第2の優先度が、第1のバックオフカウンタ値よりも大きい第2のバックオフカウンタ値に関連付けられ、
第3の優先度が、第2のバックオフカウンタ値よりも大きい第3のバックオフカウンタ値に関連付けられ、ここにおいて、第3のバックオフカウンタ値が、1つまたは複数の後続のPPDUのためのワイヤレス媒体を競合するためにワイヤレス通信デバイスのバックオフカウンタによって使用される、
条項1~2のうちの1つまたは複数の方法。
5. 第1のバックオフカウンタ値が第1の送信機会(TXOP)の間ゼロである、条項1~2または4のうちの1つまたは複数の方法。
6. ワイヤレス通信デバイスおよび第2のデバイスが、第1の基本サービスセット(BSS)に含まれ、
ワイヤレス通信デバイスおよび第2のデバイスが、他のBSS(OBSS)内のデバイスの範囲内であり、
OBSSデバイスが、第4の優先度に関連付けられた高重要度分類データを送信するためにワイヤレス媒体を競合し、
ワイヤレス通信デバイスまたは第2のデバイスが、第1の優先度または第2の優先度に基づいてワイヤレス媒体の制御を取得する、
条項1~2のうちの1つまたは複数の方法。
7. ワイヤレス通信デバイスが、第3の優先度に関連付けられた1つまたは複数の後続のPPDUを送信するためにワイヤレス媒体を競合し、
第2のデバイスがワイヤレス媒体を競合することを止め、
OBSSデバイスが第4の優先度に基づいてワイヤレス媒体の制御を取得する、
条項1~2または6のうちの1つまたは複数の方法。
8. ワイヤレス媒体の制御を取得するために第1の送信要求(RTS)フレームを提供することと、ここにおいて、第1のRTSフレームが、第1の時間期間の間のワイヤレス媒体の制御を維持するネットワーク割振りベクトル(NAV)の指示を含み、ここにおいて、第1の時間期間が、その間に第1のPPDUが提供される第1の送信機会(TXOP)よりも大きい、
第1のRTSフレームを提供した後に第2のデバイスから第1の送信可(CTS)フレームを取得することと、
第1のTXOPの後、および第1の時間期間の終了前に第2のRTSフレームを提供することと、ここにおいて、
第2のRTSフレームが、複数のTXOPをカバーするように第1の時間期間を延長するNAVの指示を含み、
第1のPPDUを提供することが、第1のCTSフレームを取得した後、および第1のTXOPの間である、
をさらに含む、条項1~2のうちの1つまたは複数の方法。
9. 第1のTXOPが、第2のデバイスにアプリケーションファイルに関連付けられたPPDUを提供する前に、ワイヤレス通信デバイスによって短縮される、条項1~2または8のうちの1つまたは複数の方法。
10. 第1のTXOPの後、および第2のRTSフレームを提供する前に第2のデバイスからデータを取得することをさらに含む、条項1~2または8のうちの1つまたは複数の方法。
11. 第2のデバイスにアプリケーションファイルの最後のPPDUを提供することと、ここにおいて、
最後のPPDUが、アプリケーションファイルの最後の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を含み、
最後のMSDUが、アプリケーションファイルの最後のMSDUを識別するメタデータを含む、
第2のデバイスに最後のMSDUを提供した後に第1の時間期間を延長するために別のRTSフレームを提供することを止めることと、
第1の時間期間の終了時にワイヤレス媒体の制御を解放することと
をさらに含む、条項1~2または8のうちの1つまたは複数の方法。
12. ワイヤレス媒体の制御を解放するために最後のMSDUを提供した後に、コンテンションフリー(CF)エンドビーコンを提供することをさらに含む、条項1~2、8、または11のうちの1つまたは複数の方法。
13. 第2のデバイスに第2のアプリケーションファイルの1つまたは複数のPPDUを提供するために、ワイヤレス媒体の制御を取得することをさらに含み、ここにおいて、
第2のアプリケーションファイルの第1のMSDUが、第2のアプリケーションファイルの第1のMSDUを識別するメタデータを含み、
第1のMSDUがEDCAパラメータの第1のセットに関連付けられ、
ワイヤレス媒体の制御を取得することが、EDCAパラメータの第1のセットに関連付けられる、
条項1~2、8、または11のうちの1つまたは複数の方法。
14. ワイヤレス通信デバイスが、アプリケーションファイルごとに第1のPPDUのためのRTS/CTSシグナリングを可能にする、条項1~2、8、11、または13のうちの1つまたは複数の方法。
15. ワイヤレス通信デバイスがソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)に含まれ、
第2のデバイスがヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含み、
アプリケーションファイルがHMDによって表示されるべきビデオフレームに関連付けられる、
条項1~14のうちの1つまたは複数の方法。
16. エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたワイヤレス通信デバイスであって、
処理システムと、
ワイヤレス媒体の制御を取得することと、ここにおいて、
ワイヤレス媒体の制御が、ワイヤレス媒体を介して、ワイヤレス通信デバイスから第2のデバイスにアプリケーションファイルの第1の物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を送信する第1の優先度に関連付けられ、
第1の優先度が、ワイヤレス媒体を介して第2のデバイスからワイヤレス通信デバイスにデータを送信する第2の優先度とは異なる、
第2のデバイスに第1のPPDUを提供することと、
第2のデバイスにアプリケーションファイルの1つまたは複数の後続のPPDUを提供することと、ここにおいて、1つまたは複数の後続のPPDUを提供することが、ワイヤレス媒体を介して1つまたは複数の後続のPPDUを送信する第3の優先度に関連付けられる、
を行うように構成されたインターフェースと
を含む、ワイヤレス通信デバイス。
17. 第1の優先度が拡張分散チャネルアクセス(EDCA)パラメータの第1のセットに関連付けられ、
第2の優先度がEDCAパラメータの第2のセットに関連付けられ、
第3の優先度がEDCAパラメータの第3のセットに関連付けられる、
条項16のワイヤレス通信デバイス。
18. EDCAパラメータが、
調停フレーム間隔数(AIFSN)、
最小競合ウィンドウ(CWmin)、または
最大競合ウィンドウ(CWmax)
のうちの1つまたは複数を含む、条項16~17のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
19. 第1の優先度が第1のバックオフカウンタ値に関連付けられ、ここにおいて、第1のバックオフカウンタ値が、第1のPPDUのためのワイヤレス媒体を競合するためにワイヤレス通信デバイスのバックオフカウンタによって使用され、
第2の優先度が、第1のバックオフカウンタ値よりも大きい第2のバックオフカウンタ値に関連付けられ、
第3の優先度が、第2のバックオフカウンタ値よりも大きい第3のバックオフカウンタ値に関連付けられ、ここにおいて、第3のバックオフカウンタ値が、1つまたは複数の後続のPPDUのためのワイヤレス媒体を競合するためにワイヤレス通信デバイスのバックオフカウンタによって使用される、
条項16~17のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
20. 第1のバックオフカウンタ値が第1の送信機会(TXOP)の間ゼロである、条項16~17または19のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
21. ワイヤレス通信デバイスおよび第2のデバイスが、第1の基本サービスセット(BSS)に含まれ、
ワイヤレス通信デバイスおよび第2のデバイスが、他のBSS(OBSS)内のデバイスの範囲内であり、
OBSSデバイスが、第4の優先度に関連付けられた高重要度分類データを送信するためにワイヤレス媒体を競合し、
ワイヤレス通信デバイスまたは第2のデバイスが、第1の優先度または第2の優先度に基づいてワイヤレス媒体の制御を取得する、
条項16~17のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
22. ワイヤレス通信デバイスが、第3の優先度に関連付けられた1つまたは複数の後続のPPDUを送信するためにワイヤレス媒体を競合し、
第2のデバイスがワイヤレス媒体を競合することを止め、
OBSSデバイスが第4の優先度に基づいてワイヤレス媒体の制御を取得する、
条項16~17または21のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
23. インターフェースが、
ワイヤレス媒体の制御を取得するために第1の送信要求(RTS)フレームを提供することと、ここにおいて、第1のRTSフレームが、第1の時間期間の間のワイヤレス媒体の制御を維持するネットワーク割振りベクトル(NAV)の指示を含み、ここにおいて、第1の時間期間が、その間に第1のPPDUが提供される第1の送信機会(TXOP)よりも大きい、
第1のRTSフレームを提供した後に第2のデバイスから第1の送信可(CTS)フレームを取得することと、
第1のTXOPの後、および第1の時間期間の終了前に第2のRTSフレームを提供することと、ここにおいて、
第2のRTSフレームが、複数のTXOPをカバーするように第1の時間期間を延長するNAVの指示を含み、
第1のPPDUを提供することが、第1のCTSフレームを取得した後、および第1のTXOPの間である、
を行うようにさらに構成される、条項16~17のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
24. 第1のTXOPが、第2のデバイスにアプリケーションファイルに関連付けられたPPDUを提供する前に、ワイヤレス通信デバイスによって短縮される、条項16~17または23のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
25. インターフェースが、第1のTXOPの後、および第2のRTSフレームを提供する前に第2のデバイスからデータを取得するようにさらに構成される、条項23のワイヤレス通信デバイス。
26. インターフェースが、
第2のデバイスにアプリケーションファイルの最後のPPDUを提供することと、ここにおいて、
最後のPPDUが、アプリケーションファイルの最後の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を含み、
最後のMSDUが、アプリケーションファイルの最後のMSDUを識別するメタデータを含む、
第2のデバイスに最後のMSDUを提供した後に第1の時間期間を延長するために別のRTSフレームを提供することを止めることと、
第1の時間期間の終了時にワイヤレス媒体の制御を解放することと
を行うようにさらに構成される、条項16~17または23のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
27. インターフェースが、ワイヤレス媒体の制御を解放するために最後のMSDUを提供した後に、コンテンションフリー(CF)エンドビーコンを提供するようにさらに構成される、条項16~17、23、または26のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
28. インターフェースが、第2のデバイスに第2のアプリケーションファイルの1つまたは複数のPPDUを提供するために、ワイヤレス媒体の制御を取得するようにさらに構成され、ここにおいて、
第2のアプリケーションファイルの第1のMSDUが、第2のアプリケーションファイルの第1のMSDUを識別するメタデータを含み、
第1のMSDUがEDCAパラメータの第1のセットに関連付けられ、
ワイヤレス媒体の制御を取得することが、EDCAパラメータの第1のセットに関連付けられる、
条項16~17、23、または26のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
29. ワイヤレス通信デバイスが、アプリケーションファイルごとに第1のPPDUのためのRTS/CTSシグナリングを可能にする、条項16~17、23、26、または28のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
30. ワイヤレス通信デバイスがソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)に含まれ、
第2のデバイスがヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含み、
アプリケーションファイルがHMDによって表示されるべきビデオフレームに関連付けられる、
条項16~29のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
31. ワイヤレス通信デバイスによって実行される方法であって、
ワイヤレス媒体を介して第2のデバイスからアプリケーションファイルの第1の物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を取得することと、ここにおいて、
第2のデバイスがワイヤレス媒体の制御を取得し、
ワイヤレス媒体の制御が、ワイヤレス媒体を介して第1のPPDUを送信する第1の優先度に関連付けられ、
第1の優先度が、ワイヤレス媒体を介してワイヤレス通信デバイスから第2のデバイスにデータを送信する第2の優先度とは異なる、
APからアプリケーションファイルの1つまたは複数の後続のPPDUを取得することと、ここにおいて、1つまたは複数の後続のPPDUを取得することが、ワイヤレス媒体を介して1つまたは複数の後続のPPDUを送信する第3の優先度に関連付けられる、
を含む、方法。
32. 第1の優先度が拡張分散チャネルアクセス(EDCA)パラメータの第1のセットに関連付けられ、
第2の優先度がEDCAパラメータの第2のセットに関連付けられ、
第3の優先度がEDCAパラメータの第3のセットに関連付けられる、
条項31の方法。
33. EDCAパラメータが、
調停フレーム間隔数(AIFSN)、
最小競合ウィンドウ(CWmin)、または
最大競合ウィンドウ(CWmax)
のうちの1つまたは複数を含む、条項31~32のうちの1つまたは複数の方法。
34. 第1の優先度が第1のバックオフカウンタ値に関連付けられ、
第2の優先度が、第1のバックオフカウンタ値よりも大きい第2のバックオフカウンタ値に関連付けられ、ここにおいて、第2のバックオフカウンタ値が、APにデータを提供するべきときを決定する際にワイヤレス通信デバイスのバックオフカウンタによって使用され、
第3の優先度が、第2のバックオフカウンタ値よりも大きい第3のバックオフカウンタ値に関連付けられる、
条項31~32のうちの1つまたは複数の方法。
35. 第1のバックオフカウンタ値が第1の送信機会(TXOP)の間ゼロである、条項31~32または34のうちの1つまたは複数の方法。
36. ワイヤレス通信デバイスおよび第2のデバイスが、第1の基本サービスセット(BSS)に含まれ、
ワイヤレス通信デバイスおよび第2のデバイスが、他のBSS(OBSS)内のデバイスの範囲内であり、
OBSSデバイスが、第4の優先度に関連付けられた高重要度分類データを送信するためにワイヤレス媒体を競合し、
ワイヤレス通信デバイスまたは第2のデバイスが、第1の優先度または第2の優先度に基づいてワイヤレス媒体の制御を取得する、
条項31~32のうちの1つまたは複数の方法。
37. 第2のデバイスが、第3の優先度に関連付けられた1つまたは複数の後続のPPDUを送信するためにワイヤレス媒体を競合し、
ワイヤレス通信デバイスがワイヤレス媒体を競合することを止め、
OBSSデバイスが第4の優先度に基づいてワイヤレス媒体の制御を取得する、
条項31~32または36のうちの1つまたは複数の方法。
38. APから第1の送信要求(RTS)フレームを取得することと、ここにおいて、第1のRTSフレームが、第1の時間期間の間のワイヤレス媒体の制御を維持するネットワーク割振りベクトル(NAV)の指示を含み、ここにおいて、第1の時間期間が、その間に第1のPPDUがAPから取得される第1の送信機会(TXOP)よりも大きい、
第1のRTSフレームを取得した後に第2のデバイスに第1の送信可(CTS)フレームを提供することと、
第1のTXOPの後、および第1の時間期間の終了前に第2のRTSフレームをAPから取得することと、ここにおいて、
第2のRTSフレームが、複数のTXOPをカバーするように第1の時間期間を延長するNAVの指示を含み、
第1のPPDUを取得することが、第1のCTSフレームを提供した後、および第1のTXOPの間である、
をさらに含む、条項31~32のうちの1つまたは複数の方法。
39. 第1のTXOPが、第2のデバイスがワイヤレス通信デバイスにアプリケーションファイルに関連付けられたPPDUを提供する前に、第2のデバイスによって短縮される、条項31~32または38のうちの1つまたは複数の方法。
40. 第1のTXOPの後、および第2のRTSフレームを取得する前に第2のデバイスにデータを提供すること
をさらに含む、条項31~32または38のうちの1つまたは複数の方法。
41. APからアプリケーションファイルの最後のPPDUを取得すること、ここにおいて、
最後のPPDUが、アプリケーションファイルの最後の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を含み、
最後のMSDUが、アプリケーションファイルの最後のMSDUを識別するメタデータを含み、
第2のデバイスが、ワイヤレス通信デバイスに最後のMSDUを提供した後に第1の時間期間を延長するために別のRTSフレームを提供することを止め、
第2のデバイスが、第1の時間期間の終了時にワイヤレス媒体の制御を解放する、
をさらに含む、条項31~32または38のうちの1つまたは複数の方法。
42. 最後のMSDUを取得した後に第2のデバイスからコンテンションフリー(CF)エンドビーコンを取得することをさらに含み、ここにおいて、CFエンドビーコンがワイヤレス媒体の制御を解放するために使用される、条項31~32、38、または41のうちの1つまたは複数の方法。
43. 第2のデバイスが、ワイヤレス通信デバイスに第2のアプリケーションファイルの1つまたは複数のPPDUを提供するために、ワイヤレス媒体の制御を取得し、
第2のアプリケーションファイルの第1のMSDUが、第2のアプリケーションファイルの第1のMSDUを識別するメタデータを含み、
第1のMSDUがEDCAパラメータの第1のセットに関連付けられ、
第2のデバイスによってワイヤレス媒体の制御を取得することが、EDCAパラメータの第1のセットに関連付けられる、
条項31~32、38、または41のうちの1つまたは複数の方法。
44. 第2のデバイスがソフトウェア対応AP(SAP)を含み、
ワイヤレス通信デバイスがヘッドマウントディスプレイ(HMD)に含まれ、
アプリケーションファイルがHMDによって表示されるべきビデオフレームに関連付けられる、
条項31~43のうちの1つまたは複数の方法。
45. エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたワイヤレス通信デバイスであって、
処理システムと、
ワイヤレス媒体を介して第2のデバイスからアプリケーションファイルの第1の物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を取得することと、ここにおいて、
第2のデバイスがワイヤレス媒体の制御を取得し、
ワイヤレス媒体の制御が、ワイヤレス媒体を介して第1のPPDUを送信する第1の優先度に関連付けられ、
第1の優先度が、ワイヤレス媒体を介してワイヤレス通信デバイスから第2のデバイスにデータを送信する第2の優先度とは異なる、
APからアプリケーションファイルの1つまたは複数の後続のPPDUを取得することと、ここにおいて、1つまたは複数の後続のPPDUを取得することが、ワイヤレス媒体を介して1つまたは複数の後続のPPDUを送信する第3の優先度に関連付けられる、
を行うように構成されたインターフェースと
を含む、ワイヤレス通信デバイス。
46. 第1の優先度が拡張分散チャネルアクセス(EDCA)パラメータの第1のセットに関連付けられ、
第2の優先度がEDCAパラメータの第2のセットに関連付けられ、
第3の優先度がEDCAパラメータの第3のセットに関連付けられる、
条項45のワイヤレス通信デバイス。
47. EDCAパラメータが、
調停フレーム間隔数(AIFSN)、
最小競合ウィンドウ(CWmin)、または
最大競合ウィンドウ(CWmax)
のうちの1つまたは複数を含む、条項45~46のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
48. 第1の優先度が第1のバックオフカウンタ値に関連付けられ、
第2の優先度が、第1のバックオフカウンタ値よりも大きい第2のバックオフカウンタ値に関連付けられ、ここにおいて、第2のバックオフカウンタ値が、APにデータを提供するべきときを決定する際にワイヤレス通信デバイスのバックオフカウンタによって使用され、
第3の優先度が、第2のバックオフカウンタ値よりも大きい第3のバックオフカウンタ値に関連付けられる、
条項45~46のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
49. 第1のバックオフカウンタ値が第1の送信機会(TXOP)の間ゼロである、条項45~46または48のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
50. ワイヤレス通信デバイスおよび第2のデバイスが、第1の基本サービスセット(BSS)に含まれ、
ワイヤレス通信デバイスおよび第2のデバイスが、他のBSS(OBSS)内のデバイスの範囲内であり、
OBSSデバイスが、第4の優先度に関連付けられた高重要度分類データを送信するためにワイヤレス媒体を競合し、
ワイヤレス通信デバイスまたは第2のデバイスが、第1の優先度または第2の優先度に基づいてワイヤレス媒体の制御を取得する、
条項45~46のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
51. 第2のデバイスが、第3の優先度に関連付けられた1つまたは複数の後続のPPDUを送信するためにワイヤレス媒体を競合し、
ワイヤレス通信デバイスがワイヤレス媒体を競合することを止め、
OBSSデバイスが第4の優先度に基づいてワイヤレス媒体の制御を取得する、
条項45~46または50のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
52. インターフェースが、
APから第1の送信要求(RTS)フレームを取得することと、ここにおいて、第1のRTSフレームが、第1の時間期間の間のワイヤレス媒体の制御を維持するネットワーク割振りベクトル(NAV)の指示を含み、ここにおいて、第1の時間期間が、その間に第1のPPDUがAPから取得される第1の送信機会(TXOP)よりも大きい、
第1のRTSフレームを取得した後に第2のデバイスに第1の送信可(CTS)フレームを提供することと、
第1のTXOPの後、および第1の時間期間の終了前に第2のRTSフレームをAPから取得することと、ここにおいて、
第2のRTSフレームが、複数のTXOPをカバーするように第1の時間期間を延長するNAVの指示を含み、
第1のPPDUを取得することが、第1のCTSフレームを提供した後、および第1のTXOPの間である、
を行うようにさらに構成される、条項45~46のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
53. 第1のTXOPが、第2のデバイスがワイヤレス通信デバイスにアプリケーションファイルに関連付けられたPPDUを提供する前に、第2のデバイスによって短縮される、条項45~46または52のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
54. インターフェースが、第1のTXOPの後、および第2のRTSフレームを取得する前に第2のデバイスにデータを提供するようにさらに構成される、条項45~46または52のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
55. インターフェースが、
APからアプリケーションファイルの最後のPPDUを取得すること、ここにおいて、
最後のPPDUが、アプリケーションファイルの最後の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を含み、
最後のMSDUが、アプリケーションファイルの最後のMSDUを識別するメタデータを含み、
第2のデバイスが、ワイヤレス通信デバイスに最後のMSDUを提供した後に第1の時間期間を延長するために別のRTSフレームを提供することを止め、
第2のデバイスが、第1の時間期間の終了時にワイヤレス媒体の制御を解放する、
を行うようにさらに構成される、条項45~46または52のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
56. インターフェースが、最後のMSDUを取得した後に第2のデバイスからコンテンションフリー(CF)エンドビーコンを取得するようにさらに構成され、ここにおいて、CFエンドビーコンがワイヤレス媒体の制御を解放するために使用される、条項45~46、52、または55のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
57. 第2のデバイスが、ワイヤレス通信デバイスに第2のアプリケーションファイルの1つまたは複数のPPDUを提供するために、ワイヤレス媒体の制御を取得し、
第2のアプリケーションファイルの第1のMSDUが、第2のアプリケーションファイルの第1のMSDUを識別するメタデータを含み、
第1のMSDUがEDCAパラメータの第1のセットに関連付けられ、
第2のデバイスによってワイヤレス媒体の制御を取得することが、EDCAパラメータの第1のセットに関連付けられる、
条項45~46、52、または55のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
58. 第2のデバイスがソフトウェア対応AP(SAP)を含み、
ワイヤレス通信デバイスがヘッドマウントディスプレイ(HMD)に含まれ、
アプリケーションファイルがHMDによって表示されるべきビデオフレームに関連付けられる、
条項45~57のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
59. エクステンデッドリアリティ(XR)体験のためのデバイスによって実行される方法であって、
第2のデバイスから、ワイヤレス媒体を介してアップリンク(UL)データを取得することと、
第2のデバイスに、ワイヤレス媒体を介して物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を含むダウンリンク(DL)データを提供することと、ここにおいて、
1つまたは複数のPPDUが現在の目標起床時間(TWT)ウィンドウの間に第2のデバイスに提供され、
現在のTWTウィンドウの開始が、
1つまたは複数のPPDUのうちの第1のPPDUが第2のデバイスに提供されたとき、または
第1のPPDUがデバイスのアプリケーションレイヤから媒体アクセス制御レイヤ(MAC)に提供されたとき
のうちの1つに関連付けられる、
を含む、方法。
60. 第2のデバイスによって表示されるべきビデオフレームをレンダリングすることをさらに含み、
デバイスがレンダリングデバイスを含み、
第2のデバイスがディスプレイデバイスを含み、
ULデータがポーズデータフレームを含み、
ビデオフレームのレンダリングが取得されたポーズデータフレームに関連付けられ、ここにおいて、
ビデオフレームのうちの第1のビデオフレームが複数のスライスを含み、
第1のビデオフレームのレンダリングが、第2のデバイスから最も最近取得された第1のポーズデータフレームに関連付けられ、
1つまたは複数のPPDUが複数のスライスのうちの1つまたは複数に関連付けられる、
条項59の方法。
61. 第2のデバイスが現在のTWTウィンドウの後に低電力モードに入るべきでないことを示す電力管理(PM)フィールドを含むMACヘッダを含むパケットを第2のデバイスに提供することと、
現在のTWTウィンドウの後、および次のTWTウィンドウの前に第1のビデオフレームのビデオスライスに関連付けられたPPDUを第2のデバイスに提供することと
をさらに含む、条項59~60のうちの1つまたは複数の方法。
62. 現在のTWTウィンドウの開始が第1のビデオフレームについてのモーションツーレンダ(M2R)レイテンシにさらに関連付けられる、条項59~60のうちの1つまたは複数の方法。
63. デバイスのアプリケーションレイヤクロックとワイヤレス通信デバイス(WCD)クロックとを同期させることをさらに含み、ここにおいて、
アプリケーションレイヤクロックが、ビデオフレームのレンダリングのタイミングのためにデバイスによって使用され、
WCDクロックが、第2のデバイスとのワイヤレス通信のタイミングのためにデバイスによって使用される、
条項59~60または62のうちの1つまたは複数の方法。
64. ポーズデータフレームが第1の頻度で取得され、
ビデオフレームが第1の頻度でレンダリングされ、ここにおいて、各々の取得されたポーズデータフレームがレンダリングされたビデオフレームに関連付けられる、
条項59~60、62、または63のうちの1つまたは複数の方法。
65. デバイスのアプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを同期させることが、アプリケーションレイヤクロックにWCDクロックを同期させることを含む、条項59~60、62、または63のうちの1つまたは複数の方法。
66. アプリケーションレイヤクロックにWCDクロックを同期させることが、
第1のビデオフレームのレンダリングを開始するレンダリング時間の前の第1の時間に現在のTWTウィンドウの開始を整合させること、ここにおいて、第1の時間が第1のオフセットだけレンダリング時間に先行し、第1のオフセットがM2Rレイテンシに関連付けられる、
を含む、条項59~60、62、63、または65のうちの1つまたは複数の方法。
67. 現在のTWTウィンドウの開始の間に(during)第1のポーズデータフレームを取得することをさらに含む、条項59~60、62、63、65、または66のうちの1つまたは複数の方法。
68. 現在のTWTウィンドウの間にさらなるポーズデータフレームを取得することと、
次のTWTウィンドウの間に第2のビデオフレームの少なくとも一部分をレンダリングすることと、ここにおいて、
第2のビデオフレームがさらなるポーズデータフレームに関連付けられ、
さらなるポーズデータフレームが、第2のビデオフレームをレンダリングする前に最も最近取得されたポーズデータフレームである、
をさらに含む、条項59~60、62、63、または65~67のうちの1つまたは複数の方法。
69. デバイスのアプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを同期させることが、WCDクロックにアプリケーションレイヤクロックを同期させることを含み、ここにおいて、WCDクロックにアプリケーションレイヤクロックを同期させることが、デバイスのMACにおけるタイミング同期機能(TSF)に関連付けられる、条項59~60、62、または63のうちの1つまたは複数の方法。
70. WCDクロックにアプリケーションレイヤクロックを同期させることが、
第1のビデオフレームのレンダリングを開始するレンダリング時間を現在のTWTウィンドウの開始の後の第1の時間に整合させること、ここにおいて、第1の時間が現在のTWTウィンドウの開始に第1のオフセットだけ後に続き、第1のオフセットがM2Rレイテンシに関連付けられる、
を含む、条項59~60、62、63、または69のうちの1つまたは複数の方法。
71. デバイスのアプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを周期的に同期させることをさらに含み、ここにおいて、アプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを同期させることが、アプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとの間の最後の同期からの、ドリフト閾値よりも大きいアプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとの間のドリフトに関連付けられる、条項59~60、62、または63のうちの1つまたは複数の方法。
72. デバイスがソフトウェア対応AP(SAP)を含み、
第2のデバイスが、ビデオフレームを表示するヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
条項59~71のうちの1つまたは複数の方法。
73. エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたデバイスであって、
処理システムと、
第2のデバイスから、ワイヤレス媒体を介してアップリンク(UL)データを取得することと、
第2のデバイスに、ワイヤレス媒体を介して物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を含むダウンリンク(DL)データを提供することと、ここにおいて、
1つまたは複数のPPDUが現在の目標起床時間(TWT)ウィンドウの間に第2のデバイスに提供され、
現在のTWTウィンドウの開始が、
1つまたは複数のPPDUのうちの第1のPPDUが第2のデバイスに提供されたとき、または
第1のPPDUがデバイスのアプリケーションレイヤから媒体アクセス制御レイヤ(MAC)に提供されたとき
のうちの1つに関連付けられる、
を行うように構成されたインターフェースと、
を含む、デバイス。
74. 処理システムが、第2のデバイスによって表示されるべきビデオフレームをレンダリングするように構成され、ここにおいて、
デバイスがレンダリングデバイスを含み、
第2のデバイスがディスプレイデバイスを含み、
ULデータがポーズデータフレームを含み、
ビデオフレームのレンダリングが取得されたポーズデータフレームに関連付けられ、ここにおいて、
ビデオフレームのうちの第1のビデオフレームが複数のスライスを含み、
第1のビデオフレームのレンダリングが、第2のデバイスから最も最近取得された第1のポーズデータフレームに関連付けられ、
1つまたは複数のPPDUが複数のスライスのうちの1つまたは複数に関連付けられる、
条項73のデバイス。
75. インターフェースが、
第2のデバイスが現在のTWTウィンドウの後に低電力モードに入るべきでないことを示す電力管理(PM)フィールドを含むMACヘッダを含むパケットを第2のデバイスに提供することと、
現在のTWTウィンドウの後、および次のTWTウィンドウの前に第1のビデオフレームのビデオスライスに関連付けられたPPDUを第2のデバイスに提供することと
を行うようにさらに構成される、条項73~74のうちの1つまたは複数のデバイス。
76. 現在のTWTウィンドウの開始が第1のビデオフレームについてのモーションツーレンダ(M2R)レイテンシにさらに関連付けられる、条項73~74のうちの1つまたは複数のデバイス。
77. デバイスが、デバイスのアプリケーションレイヤクロックとワイヤレス通信デバイス(WCD)クロックとを同期させるように構成され、ここにおいて、
アプリケーションレイヤクロックが、ビデオフレームのレンダリングのタイミングのためにデバイスによって使用され、
WCDクロックが、第2のデバイスとのワイヤレス通信のタイミングのためにデバイスによって使用される、
条項73~74または76のうちの1つまたは複数のデバイス。
78. ポーズデータフレームが第1の頻度で取得され、
ビデオフレームが第1の頻度でレンダリングされ、ここにおいて、各々の取得されたポーズデータフレームがレンダリングされたビデオフレームに関連付けられる、
条項73~74、76、または77のうちの1つまたは複数のデバイス。
79. デバイスのアプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを同期させることが、アプリケーションレイヤクロックにWCDクロックを同期させることを含む、条項73~74、76、または77のうちの1つまたは複数のデバイス。
80. アプリケーションレイヤクロックにWCDクロックを同期させることが、
第1のビデオフレームのレンダリングを開始するレンダリング時間の前の第1の時間に現在のTWTウィンドウの開始を整合させること、ここにおいて、第1の時間が第1のオフセットだけレンダリング時間に先行し、第1のオフセットがM2Rレイテンシに関連付けられる、
を含む、条項73~74、76、77、または79のうちの1つまたは複数のデバイス。
81. インターフェースが、現在のTWTウィンドウの開始の間に(during)、第1のポーズデータフレームを取得するようにさらに構成される、条項73~74、76、77、79、または80のうちの1つまたは複数のデバイス。
82. インターフェースが、現在のTWTウィンドウの間に(during)、さらなるポーズデータフレームを取得するようにさらに構成され、
処理システムが、次のTWTウィンドウの間に(during)、第2のビデオフレームの少なくとも一部分をレンダリングするようにさらに構成され、ここにおいて、
第2のビデオフレームがさらなるポーズデータフレームに関連付けられ、
さらなるポーズデータフレームが、第2のビデオフレームをレンダリングする前に最も最近取得されたポーズデータフレームである、
条項73~74、76、77、または79~81のうちの1つまたは複数のデバイス。
83. デバイスのアプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを同期させることが、WCDクロックにアプリケーションレイヤクロックを同期させることを含み、ここにおいて、WCDクロックにアプリケーションレイヤクロックを同期させることが、デバイスのMACにおけるタイミング同期機能(TSF)に関連付けられる、条項73~74、76、または77のうちの1つまたは複数のデバイス。
84. WCDクロックにアプリケーションレイヤクロックを同期させることが、
第1のビデオフレームのレンダリングを開始するレンダリング時間を現在のTWTウィンドウの開始の後の第1の時間に整合させること、ここにおいて、第1の時間が現在のTWTウィンドウの開始に第1のオフセットだけ後に続き、第1のオフセットがM2Rレイテンシに関連付けられる、
を含む、条項73~74、76、77、または83のうちの1つまたは複数のデバイス。
85. デバイスが、デバイスのアプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを周期的に同期させるように構成され、ここにおいて、アプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを同期させることが、アプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとの間の最後の同期からの、ドリフト閾値よりも大きいアプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとの間のドリフトに関連付けられる、条項73~74、76、または77のうちの1つまたは複数のデバイス。
86. デバイスがソフトウェア対応AP(SAP)を含み、
第2のデバイスが、ビデオフレームを表示するヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
条項73~85のうちの1つまたは複数のデバイス。
87. エクステンデッドリアリティ(XR)体験のためのデバイスによって実行される方法であって、
ワイヤレス媒体を介して第2のデバイスにアップリンク(UL)データを提供することと、
第2のデバイスから、ワイヤレス媒体を介して物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を含むダウンリンク(DL)データを取得することと、ここにおいて、
1つまたは複数のPPDUが現在の目標起床時間(TWT)ウィンドウの間に第2のデバイスから取得され、
現在のTWTウィンドウの開始が、
1つまたは複数のPPDUのうちの第1のPPDUが第2のデバイスによって提供されたとき、または
第1のPPDUが第2のデバイスのアプリケーションレイヤから媒体アクセス制御レイヤ(MAC)に提供されたとき
のうちの1つに関連付けられる、
を含む、方法。
88. 第2のデバイスが、デバイスによって表示されるべきビデオフレームをレンダリングするべきであり、ここにおいて、
第2のデバイスがレンダリングデバイスを含み、
デバイスがディスプレイデバイスを含み、
ULデータがポーズデータフレームを含み、
ビデオフレームのレンダリングが提供されたポーズデータフレームに関連付けられ、ここにおいて、
ビデオフレームのうちの第1のビデオフレームが複数のスライスを含み、
第1のビデオフレームのレンダリングが、第2のデバイスによって最も最近取得された第1のポーズデータフレームに関連付けられ、
1つまたは複数のPPDUが複数のスライスのうちの1つまたは複数に関連付けられる、
条項87の方法。
89. 第2のデバイスから、第2のデバイスが現在のTWTウィンドウの後に低電力モードに入るべきでないことを示す電力管理(PM)フィールドを含むMACヘッダを含むパケットを取得することと、
第2のデバイスから、現在のTWTウィンドウの後、および次のTWTウィンドウの前に第1のビデオフレームのビデオスライスに関連付けられたPPDUを取得することと
をさらに含む、条項87~88のうちの1つまたは複数の方法。
90. 現在のTWTウィンドウの開始が第1のビデオフレームについてのモーションツーレンダ(M2R)レイテンシにさらに関連付けられる、条項87~88のうちの1つまたは複数の方法。
91. デバイスのアプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを同期させることをさらに含み、ここにおいて、
アプリケーションレイヤクロックが、ビデオフレームの表示のタイミングのためにデバイスによって使用され、
WCDクロックが、第2のデバイスとのワイヤレス通信のタイミングのためにデバイスによって使用される、
条項87~88または90のうちの1つまたは複数の方法。
92. ポーズデータフレームが第1の頻度で提供され、
ビデオフレームが第1の頻度で第2のデバイスによってレンダリングされ、ここにおいて、第2のデバイスによって取得された各ポーズデータフレームがレンダリングされたビデオフレームに関連付けられる、
条項87~88、90、または91のうちの1つまたは複数の方法。
93. デバイスのアプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを同期させることが、アプリケーションレイヤクロックにWCDクロックを同期させることを含む、条項87~88、90、または91のうちの1つまたは複数の方法。
94. アプリケーションレイヤクロックにWCDクロックを同期させることが、
現在のTWTウィンドウの開始を、第1のポーズデータフレームが第2のデバイスに提供される第1の時間に整合させること、ここにおいて、
第1の時間が、第2のデバイスが第1のビデオフレームのレンダリングを開始するべきレンダリング時間に先行し、
第1の時間が、第1のオフセットだけレンダリング時間に先行し、
第1のオフセットがM2Rレイテンシに関連付けられる、
を含む、条項87~88、90、91、または93のうちの1つまたは複数の方法。
95. 現在のTWTウィンドウの開始の間に第1のポーズデータフレームを取得すること、または
ポーズデータフレームを取得する前に発生する現在のTWTウィンドウの開始からのタイムアウト
のうちの1つが発生すると、第2のデバイスが第1のビデオフレームをレンダリングし始める、条項87~88、90、91、または93のうちの1つまたは複数の方法。
96. 現在のTWTウィンドウの開始の時間を第2のデバイスに指示することをさらに含み、ここにおいて、
時間の指示が、WCDクロックがアプリケーションレイヤクロックに同期させられた後にデバイスのMACにおけるタイミング同期機能(TSF)に関連付けられ、
第2のデバイスのWCDクロックがデバイスのWCDクロックに同期させられ、ここにおいて、WCDクロックの同期がデバイスのTSFおよび第2のデバイスのMACにおけるTSFに関連付けられ、
第2のデバイスのアプリケーションレイヤクロックがAPのWCDクロックに同期させられ、ここにおいて、第2のデバイスのWCDクロックへの第2のデバイスのアプリケーションレイヤクロックの同期が、第2のデバイスのTSFに関連付けられる、
条項87~88、90、91、または93のうちの1つまたは複数の方法。
97. デバイスのアプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを同期させることが、WCDクロックにアプリケーションレイヤクロックを同期させることを含み、ここにおいて、WCDクロックにアプリケーションレイヤクロックを同期させることが、デバイスのMACにおけるタイミング同期機能(TSF)に関連付けられる、条項87~88、90、または91のうちの1つまたは複数の方法。
98. WCDクロックにアプリケーションレイヤクロックを同期させることが、
現在のTWTウィンドウに関連付けられた時間に表示時間を整合させること
を含む、条項87~88、90、91、または97のうちの1つまたは複数の方法。
99. デバイスのアプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを周期的に同期させることをさらに含み、ここにおいて、アプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを同期させることが、アプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとの間の最後の同期からの、ドリフト閾値よりも大きいアプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとの間のドリフトに関連付けられる、条項87~88、90、または91のうちの1つまたは複数の方法。
100. 第2のデバイスがソフトウェア対応AP(SAP)を含み、
デバイスが、ビデオフレームを表示するヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
条項87~99のうちの1つまたは複数の方法。
101. エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたデバイスであって、
処理システムと、
ワイヤレス媒体を介して第2のデバイスにアップリンク(UL)データを提供することと、
第2のデバイスから、ワイヤレス媒体を介して物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を含むダウンリンク(DL)データを取得することと、ここにおいて、
1つまたは複数のPPDUが現在の目標起床時間(TWT)ウィンドウの間に第2のデバイスから取得され、
現在のTWTウィンドウの開始が、
1つまたは複数のPPDUのうちの第1のPPDUが第2のデバイスによって提供されたとき、または
第1のPPDUが第2のデバイスのアプリケーションレイヤから媒体アクセス制御レイヤ(MAC)に提供されたとき
のうちの1つに関連付けられる、
を行うように構成されたインターフェースと
を含む、デバイス。
102. 第2のデバイスが、デバイスによって表示されるべきビデオフレームをレンダリングするべきであり、ここにおいて、
第2のデバイスがレンダリングデバイスを含み、
デバイスがディスプレイデバイスを含み、
ULデータがポーズデータフレームを含み、
ビデオフレームのレンダリングが提供されたポーズデータフレームに関連付けられ、ここにおいて、
ビデオフレームのうちの第1のビデオフレームが複数のスライスを含み、
第1のビデオフレームのレンダリングが、第2のデバイスによって最も最近取得された第1のポーズデータフレームに関連付けられ、
1つまたは複数のPPDUが複数のスライスのうちの1つまたは複数に関連付けられる、
条項101のデバイス。
103. インターフェースが、
第2のデバイスから、第2のデバイスが現在のTWTウィンドウの後に低電力モードに入るべきでないことを示す電力管理(PM)フィールドを含むMACヘッダを含むパケットを取得することと、
第2のデバイスから、現在のTWTウィンドウの後、および次のTWTウィンドウの前に第1のビデオフレームのビデオスライスに関連付けられたPPDUを取得することと
を行うようにさらに構成される、条項101~102のうちの1つまたは複数のデバイス。
104. 現在のTWTウィンドウの開始が第1のビデオフレームについてのモーションツーレンダ(M2R)レイテンシにさらに関連付けられる、条項101~102のうちの1つまたは複数のデバイス。
105. デバイスが、デバイスのアプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを同期させるように構成され、ここにおいて、
アプリケーションレイヤクロックが、ビデオフレームの表示のタイミングのためにデバイスによって使用され、
WCDクロックが、第2のデバイスとのワイヤレス通信のタイミングのためにデバイスによって使用される、
条項101~102または104のうちの1つまたは複数のデバイス。
106. ポーズデータフレームが第1の頻度で提供され、
ビデオフレームが第1の頻度で第2のデバイスによってレンダリングされ、ここにおいて、第2のデバイスによって取得された各ポーズデータフレームがレンダリングされたビデオフレームに関連付けられる、
条項101~102、104、または105のうちの1つまたは複数のデバイス。
107. デバイスのアプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを同期させることが、アプリケーションレイヤクロックにWCDクロックを同期させることを含む、条項101~102、104、または105のうちの1つまたは複数のデバイス。
108. アプリケーションレイヤクロックにWCDクロックを同期させることが、
現在のTWTウィンドウの開始を、第1のポーズデータフレームが第2のデバイスに提供される第1の時間に整合させること、ここにおいて、
第1の時間が、第2のデバイスが第1のビデオフレームのレンダリングを開始するべきレンダリング時間に先行し、
第1の時間が、第1のオフセットだけレンダリング時間に先行し、
第1のオフセットがM2Rレイテンシに関連付けられる、
を含む、条項101~102、104、105、または107のうちの1つまたは複数のデバイス。
109. 現在のTWTウィンドウの開始の間に第1のポーズデータフレームを取得すること、または
ポーズデータフレームを取得する前に発生する現在のTWTウィンドウの開始からのタイムアウト
のうちの1つが発生すると、第2のデバイスが第1のビデオフレームをレンダリングし始める、条項101~102、104、105、または107のうちの1つまたは複数のデバイス。
110. インターフェースが、現在のTWTウィンドウの開始の時間を第2のデバイスに指示するようにさらに構成され、ここにおいて、
時間の指示が、WCDクロックがアプリケーションレイヤクロックに同期させられた後にデバイスのMACにおけるタイミング同期機能(TSF)に関連付けられ、
第2のデバイスのWCDクロックがデバイスのWCDクロックに同期させられ、ここにおいて、WCDクロックの同期がデバイスのTSFおよび第2のデバイスのMACにおけるTSFに関連付けられ、
第2のデバイスのアプリケーションレイヤクロックが第2のデバイスのWCDクロックに同期させられ、ここにおいて、第2のデバイスのWCDクロックへの第2のデバイスのアプリケーションレイヤクロックの同期が、第2のデバイスのTSFに関連付けられる、
条項101~102、104、105、または107のうちの1つまたは複数のデバイス。
111. デバイスのアプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを同期させることが、WCDクロックにアプリケーションレイヤクロックを同期させることを含み、ここにおいて、WCDクロックにアプリケーションレイヤクロックを同期させることが、デバイスのMACにおけるタイミング同期機能(TSF)に関連付けられる、条項101~102、104、または105のうちの1つまたは複数のデバイス。
112. WCDクロックにアプリケーションレイヤクロックを同期させることが、
現在のTWTウィンドウに関連付けられた時間に表示時間を整合させること
を含む、条項101~102、104、105、または111のうちの1つまたは複数のデバイス。
113. デバイスが、デバイスのアプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを周期的に同期させるように構成され、ここにおいて、アプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを同期させることが、アプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとの間の最後の同期からの、ドリフト閾値よりも大きいアプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとの間のドリフトに関連付けられる、条項101~102、104、または105のうちの1つまたは複数のデバイス。
114. 第2のデバイスがソフトウェア対応AP(SAP)を含み、
デバイスが、ビデオフレームを表示するヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
条項101~113のうちの1つまたは複数のデバイス。
115. デバイスによって実行される方法であって、
第2のデバイスに提供されるべき複数のビデオフレームをレンダリングすることと、
複数のビデオフレームの各ビデオフレームを複数のビデオスライスに分割することと、
複数のビデオスライスのビデオスライスごとに、
ビデオスライスを含むように複数のPPDUを生成することと、ここにおいて、
各PPDUが、ビデオスライスに関連付けられた1つまたは複数の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を含み、
ビデオスライスが、複数のPPDUの各MSDUに含まれるポート番号および差別化サービスフィールドコードポイント(DSCP)値によって識別される、
第2のデバイスへの送信のためにMSDUをキューイングすることと
を含む、方法。
116. MSDUをキューイングすることが、ビデオスライスごとにソフトウェア内にMSDUキューを生成することを含み、ここにおいて、各MSDUキューが、インターネットプロトコル(IP)アドレス、ポート番号、およびDSCP値によって識別される、条項115の方法。
117. 各ビデオスライスが、ビデオスライスのアクセスカテゴリ(AC)に関連付けられたトラフィック識別子(TID)に関連付けられる、条項115~116のうちの1つまたは複数の方法。
118. ビデオスライスのACがビデオスライスの優先度に関連付けられる、条項115~117のうちの1つまたは複数の方法。
119. ビデオスライスの優先度が、ビデオスライスがiスライスであるかpスライスであるかに依存する、条項115~118のうちの1つまたは複数の方法。
120. 第1のpスライスをレンダリングすることと、
第1のpスライスに関連付けられた第1のMSDUキューを生成することと、
第1のpスライスをレンダリングした後に第2のpスライスをレンダリングすることと、
第2のpスライスをレンダリングした後、および第1のpスライスに関連付けられた1つまたは複数のMSDUを含むPPDUを第2のデバイスに提供する前に、第1のMSDUキューをフラッシュすることと
をさらに含む、条項115~119のうちの1つまたは複数の方法。
121. 第1のiスライスをレンダリングすることと、
第1のiスライスに関連付けられた第1のMSDUキューを生成することと、
第1のiスライスをレンダリングした後に第2のiスライスまたはpスライスをレンダリングすることと、
第2のiスライスに関連付けられた第2のMSDUキューを生成することと、
第2のMSDUキューを生成した後に第1のiスライスに関連付けられた1つまたは複数のMSDUを含むPPDUを第2のデバイスに提供することと
をさらに含む、条項115~119のうちの1つまたは複数の方法。
122. ビデオスライスに関連付けられたPPDUについて、
PPDUが閾値の回数まで第2のデバイスに送信されるように試みられ、
デバイスが、閾値の回数第2のデバイスにPPDUを送信する試みに失敗した後、ビデオスライスに関連付けられたMSDUキューをフラッシュする、
条項115~119のうちの1つまたは複数の方法。
123. MSDUキューをフラッシュした後に置換ビデオスライスを生成することと、
置換ビデオスライスに関連付けられた置換MSDUキューを生成することと
をさらに含む、条項115~119または122のうちの1つまたは複数の方法。
124. MSDUキューがフラッシュされたことを第2のデバイスに示すことをさらに含む、条項115~119または122のうちの1つまたは複数の方法。
125. 第2のデバイスに1つまたは複数のPPDUを送信するために順方向誤り訂正(FEC)を使用することをさらに含む、条項115の方法。
126. 第2のデバイスに1つまたは複数のPPDUを送信するためのFECの使用が、
デバイスと第2のデバイスとの間のリンク品質、
第2のデバイスの1つもしくは複数のパラメータ、または
複数のビデオフレームの1つもしくは複数のパラメータ
のうちの1つまたは複数に関連付けられる、条項115または125のうちの1つまたは複数の方法。
127. デバイスがソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)を含み、
第2のデバイスがヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
条項115~126のうちの1つまたは複数の方法。
128. エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたデバイスであって、
インターフェースと、
第2のデバイスに提供されるべき複数のビデオフレームをレンダリングすることと、
複数のビデオフレームの各ビデオフレームを複数のビデオスライスに分割することと、
複数のビデオスライスのビデオスライスごとに、
ビデオスライスを含むように複数のPPDUを生成することと、ここにおいて、
各PPDUが、ビデオスライスに関連付けられた1つまたは複数の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を含み、
ビデオスライスが、PPDUの各MSDUに含まれるポート番号および差別化サービスフィールドコードポイント(DSCP)値によって識別される、
第2のデバイスへの送信のためにMSDUをキューイングすることと
を行うように構成された処理システムと
を含む、デバイス。
129. MSDUをキューイングすることが、ビデオスライスごとにソフトウェア内にMSDUキューを生成することを含み、ここにおいて、各MSDUキューが、インターネットプロトコル(IP)アドレス、ポート番号、およびDSCP値によって識別される、条項128のデバイス。
130. 各ビデオスライスが、ビデオスライスのアクセスカテゴリ(AC)に関連付けられたトラフィック識別子(TID)に関連付けられる、条項128~129のうちの1つまたは複数のデバイス。
131. ビデオスライスのACがビデオスライスの優先度に関連付けられる、条項128~130のうちの1つまたは複数のデバイス。
132. ビデオスライスの優先度が、ビデオスライスがiスライスであるかpスライスであるかに依存する、条項128~131のうちの1つまたは複数のデバイス。
133. 処理システムが、
第1のpスライスをレンダリングすることと、
第1のpスライスに関連付けられた第1のMSDUキューを生成することと、
第1のpスライスをレンダリングした後に第2のpスライスをレンダリングすることと、
第2のpスライスをレンダリングした後、および第1のpスライスに関連付けられた1つまたは複数のMSDUを含むPPDUを第2のデバイスに提供する前に、第1のMSDUキューをフラッシュすることと
を行うようにさらに構成される、条項128~132のうちの1つまたは複数のデバイス。
134. 処理システムが、
第1のiスライスをレンダリングすることと、
第1のiスライスに関連付けられた第1のMSDUキューを生成することと、
第1のiスライスをレンダリングした後に第2のiスライスまたはpスライスをレンダリングすることと、
第2のiスライスに関連付けられた第2のMSDUキューを生成することと
を行うようにさらに構成され、
インターフェースが、第2のMSDUキューを生成した後に第1のiスライスに関連付けられた1つまたは複数のMSDUを含むPPDUを第2のデバイスに提供するように構成される、
条項128~132のうちの1つまたは複数のデバイス。
135. ビデオスライスに関連付けられたPPDUについて、
インターフェースが、閾値の回数まで第2のデバイスにPPDUを送信するように試みるように構成され、
処理システムが、閾値の回数第2のデバイスにPPDUを送信する試みに失敗した後、ビデオスライスに関連付けられたMSDUキューをフラッシュするようにさらに構成される、
条項128~132のうちの1つまたは複数のデバイス。
136. 処理システムが、
MSDUキューをフラッシュした後に置換ビデオスライスを生成することと、
置換ビデオスライスに関連付けられた置換MSDUキューを生成することと
を行うようにさらに構成される、条項128~132または135のうちの1つまたは複数のデバイス。
137. インターフェースが、MSDUキューがフラッシュされたことを第2のデバイスに示すようにさらに構成される、条項128~132または135のうちの1つまたは複数のデバイス。
138. デバイスが、第2のデバイスに1つまたは複数のPPDUを送信するために順方向誤り訂正(FEC)を使用するように構成される、条項128の方法。
139. 第2のデバイスに1つまたは複数のPPDUを送信するためのFECの使用が、
デバイスと第2のデバイスとの間のリンク品質、
第2のデバイスの1つもしくは複数のパラメータ、または
複数のビデオフレームの1つもしくは複数のパラメータ
のうちの1つまたは複数に関連付けられる、条項128または138のうちの1つまたは複数のデバイス。
140. デバイスがソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)を含み、
第2のデバイスがヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
条項128~139のうちの1つまたは複数のデバイス。
141. デバイスによって実行される方法であって、
第2のデバイスから、ビデオフレームに関連付けられた1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)を取得すること、ここにおいて
第2のデバイスが、デバイスに提供されるべき複数のビデオフレームをレンダリングし、
第2のデバイスが、複数のビデオフレームの各ビデオフレームを複数のビデオスライスに分割し、
複数のビデオスライスのビデオスライスごとに、
第2のデバイスが、ビデオスライスを含むように複数のPPDUを生成し、ここにおいて、
各PPDUが、ビデオスライスに関連付けられた1つまたは複数の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を含み、
ビデオスライスが、複数のPPDUの各MSDUに含まれるポート番号および差別化サービスフィールドコードポイント(DSCP)値によって識別され、
第2のデバイスが、デバイスへの送信のためにMSDUをキューイングする、
を含む、方法。
142. MSDUをキューイングすることが、ビデオスライスごとにソフトウェア内にMSDUキューを生成することを含み、ここにおいて、各MSDUキューが、インターネットプロトコル(IP)アドレス、ポート番号、およびDSCP値によって識別される、条項141の方法。
143. 各ビデオスライスが、ビデオスライスのアクセスカテゴリ(AC)に関連付けられたトラフィック識別子(TID)に関連付けられる、条項141~142のうちの1つまたは複数の方法。
144. デバイスの並べ替え(REO)キューにおいて、ビデオスライスに関連付けられたMSDUの一部分を取得することと、
REOタイムアウトが発生する前にビデオスライスに関連付けられたMSDUの残りを取得しなかった後にREOキューをフラッシュすることと
をさらに含む、条項141~143のうちの1つまたは複数の方法。
145. REOタイムアウトがビデオスライスのACに関連付けられる、条項141~144のうちの1つまたは複数の方法。
146. デバイスの並べ替え(REO)キューにおいて、第2のデバイスから1つまたは複数のMSDUを取得することと、
1つまたは複数のMSDUに関連付けられた送信キューが第2のデバイスによってフラッシュされたことの指示を取得することと、
指示を取得した後にREOキューをフラッシュすることと
をさらに含む、条項141~143のうちの1つまたは複数の方法。
147. 第2のデバイスから1つまたは複数のPPDUを取得するために順方向誤り訂正(FEC)を使用することをさらに含む、条項141の方法。
148. 第2のデバイスから1つまたは複数のPPDUを取得するためのFECの使用が、
デバイスと第2のデバイスとの間のリンク品質、
第2のデバイスの1つもしくは複数のパラメータ、または
複数のビデオフレームの1つもしくは複数のパラメータ
のうちの1つまたは複数に関連付けられる、条項141または147のうちの1つまたは複数の方法。
149. 第2のデバイスがソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)を含み、
デバイスがヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
条項141~148のうちの1つまたは複数の方法。
150. エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたデバイスであって、
処理システムと、
第2のデバイスから、ビデオフレームに関連付けられた1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)を取得すること、ここにおいて、
第2のデバイスが、デバイスに提供されるべき複数のビデオフレームをレンダリングし、
第2のデバイスが、複数のビデオフレームの各ビデオフレームを複数のビデオスライスに分割し、
複数のビデオスライスのビデオスライスごとに、
第2のデバイスが、ビデオスライスを含むように複数のPPDUを生成し、ここにおいて、
各PPDUが、ビデオスライスに関連付けられた1つまたは複数の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を含み、
ビデオスライスが、複数のPPDUの各MSDUに含まれるポート番号および差別化サービスフィールドコードポイント(DSCP)値によって識別され、
第2のデバイスが、デバイスへの送信のためにMSDUをキューイングする、
を行うように構成されたインターフェースと
を含む、デバイス。
151. MSDUをキューイングすることが、ビデオスライスごとにソフトウェア内にMSDUキューを生成することを含み、ここにおいて、各MSDUキューが、インターネットプロトコル(IP)アドレス、ポート番号、およびDSCP値によって識別される、条項150のデバイス。
152. 各ビデオスライスが、ビデオスライスのアクセスカテゴリ(AC)に関連付けられたトラフィック識別子(TID)に関連付けられる、条項150~151のうちの1つまたは複数のデバイス。
153. インターフェースが、デバイスの並べ替え(REO)キューにおいて、ビデオスライスに関連付けられたMSDUの一部分を取得するようにさらに構成され、
処理システムが、REOタイムアウトが発生する前にビデオスライスに関連付けられたMSDUの残りを取得しなかった後にREOキューをフラッシュするように構成される、
条項150~152のうちの1つまたは複数のデバイス。
154. REOタイムアウトがビデオスライスのACに関連付けられる、条項150~153のうちの1つまたは複数のデバイス。
155. インターフェースが、
デバイスの並べ替え(REO)キューにおいて、第2のデバイスから1つまたは複数のMSDUを取得することと、
1つまたは複数のMSDUに関連付けられた送信キューが第2のデバイスによってフラッシュされたことの指示を取得することと
を行うようにさらに構成され、
処理システムが、指示を取得した後にREOキューをフラッシュするように構成される、
条項150~152のうちの1つまたは複数のデバイス。
156. デバイスが、第2のデバイスから1つまたは複数のPPDUを取得するために順方向誤り訂正(FEC)を使用するように構成される、条項150のデバイス。
157. 第2のデバイスから1つまたは複数のPPDUを取得するためのFECの使用が、
デバイスと第2のデバイスとの間のリンク品質、
第2のデバイスの1つもしくは複数のパラメータ、または
複数のビデオフレームの1つもしくは複数のパラメータ
のうちの1つまたは複数に関連付けられる、条項150または156のうちの1つまたは複数のデバイス。
158. 第2のデバイスがソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)を含み、
デバイスがヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
条項150~157のうちの1つまたは複数のデバイス。
159. デバイスによって実行される方法であって、
エクステンデッドリアリティ(XR)体験の1つまたは複数のビデオフレームに関連付けられた複数のPPDUを第2のデバイスに提供するように試みることと、
複数のPPDUを提供するように試みることに関連付けられたPPDU送信レイテンシ、または
複数のPPDUを提供するように試みることに関連付けられたPPDU送信欠落
のうちの1つまたは複数を測定することと、
ここにおいて、XR体験の1つまたは複数のパラメータが調整され、測定値のうちの1つまたは複数に関連付けられる、
を含む、方法。
160. 第2のデバイスから1つまたは複数のポーズデータフレームを取得することと、ここにおいて、1つまたは複数のビデオフレームの各々が1つまたは複数のポーズデータフレームのうちのポーズデータフレームに関連付けられる、
1つまたは複数のポーズデータフレームを取得することに関連付けられたポーズデータフレーム配信レイテンシを測定することと
をさらに含む、条項159の方法。
161. 1つまたは複数のポーズデータフレームを取得することに関連付けられた、欠落または遅延したポーズデータフレームの頻度を測定することをさらに含む、条項159~160のうちの1つまたは複数の方法。
162. 第2のデバイスに提供される1つまたは複数のパケットのヘッダの集約制御(A-Control)フィールド内で第2のデバイスに1つまたは複数の測定値の指示を提供することをさらに含む、条項159~161のうちの1つまたは複数の方法。
163. A-Controlフィールドが、1つまたは複数の測定値の指示のために予約された制御識別子(ID)を含む、条項159~162のうちの1つまたは複数の方法。
164. 1つまたは複数の測定値が、デバイスと第2のデバイスとの間のリンク品質のリンク品質測定値を含み、
A-Controlフィールドがリンク品質の指示を含む、
条項159~162のうちの1つまたは複数の方法。
165. A-Controlフィールドが、リンク品質を示すために予約されたビットを含む、条項159~162または164のうちの1つまたは複数の方法。
166. 1つまたは複数のパケットが、
送信要求(RTS)フレームもしくは送信可(CTS)フレーム、
データフレーム、または
ブロック確認応答(BA)フレーム
のうちの1つまたは複数に含まれる、条項159~162のうちの1つまたは複数の方法。
167. XR体験の1つまたは複数のパラメータを調整することが、デバイスと第2のデバイスとの間の1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを調整することを含み、ここにおいて、1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを調整することが、
デバイスおよび第2のデバイスに関連付けられた目標起床時間(TWT)省電力モードのTWTウィンドウのデューティサイクルを調整すること、
TWT省電力モードを有効化もしくは無効化すること、
それを介してデバイスおよび第2のデバイスが通信するワイヤレス動作チャネルを変更すること、
ワイヤレス動作チャネルサイズを調整すること、
変調およびコーディング方式(MCS)を調整すること、
1つまたは複数のPPDUの少なくとも一部分を第2のデバイスに提供するために順方向誤り訂正(FEC)を有効化もしくは無効化すること、または
1つまたは複数のPPDUの少なくとも一部分を第2のデバイスに提供するためにFECを調整すること
のうちの1つまたは複数を含む、条項159~162のうちの1つまたは複数の方法。
168. 調整された1つまたは複数のパラメータの指示がデバイスと第2のデバイスとの間で通信され、ここにおいて、指示がデバイスと第2のデバイスとの間で通信される1つまたは複数のパケットのヘッダの集約制御(A-Control)フィールドに含まれる、条項159~161のうちの1つまたは複数の方法。
169. A-Controlフィールドが、指示のために予約された制御識別子(ID)を含む、条項159~161または168のうちの1つまたは複数の方法。
170. 1つまたは複数のパケットが、
送信要求(RTS)フレームもしくは送信可(CTS)フレーム、
データフレーム、または
ブロック確認応答(BA)フレーム
のうちの1つまたは複数に含まれる、条項159~161または168のうちの1つまたは複数の方法。
171. XR体験の1つまたは複数のパラメータを調整することが、1つまたは複数のビデオパラメータを調整することを含み、ここにおいて、ビデオパラメータが、
ビデオフレームレート、
ビデオ解像度、
ターゲット符号化データレート、または
ビデオコーデック
のうちの1つまたは複数を含む、条項159~170のうちの1つまたは複数の方法。
172. デバイスがソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)を含み、
第2のデバイスがヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
条項159~171のうちの1つまたは複数の方法。
173. エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたデバイスであって、
XR体験の1つまたは複数のビデオフレームに関連付けられた複数のPPDUを第2のデバイスに提供するように試みるように構成されたインターフェースと、
複数のPPDUを提供するように試みることに関連付けられたPPDU送信レイテンシ、または
複数のPPDUを提供するように試みることに関連付けられたPPDU送信欠落
のうちの1つまたは複数を測定するように構成された処理システムと、
ここにおいて、XR体験の1つまたは複数のパラメータが調整され、測定値のうちの1つまたは複数に関連付けられる、
を含む、デバイス。
174. インターフェースが、第2のデバイスから1つまたは複数のポーズデータフレームを取得するようにさらに構成され、ここにおいて、1つまたは複数のビデオフレームの各々が1つまたは複数のポーズデータフレームのうちのポーズデータフレームに関連付けられ、
処理システムが、1つまたは複数のポーズデータフレームを取得することに関連付けられたポーズデータフレーム配信レイテンシを測定するようにさらに構成される、
条項173のデバイス。
175. 処理システムが、1つまたは複数のポーズデータフレームを取得することに関連付けられた、欠落または遅延したポーズデータフレームの頻度を測定するようにさらに構成される、条項173~174のうちの1つまたは複数のデバイス。
176. インターフェースが、第2のデバイスに提供される1つまたは複数のパケットのヘッダの集約制御(A-Control)フィールド内で第2のデバイスに1つまたは複数の測定値の指示を提供するようにさらに構成される、条項173~175のうちの1つまたは複数のデバイス。
177. A-Controlフィールドが、1つまたは複数の測定値の指示のために予約された制御識別子(ID)を含む、条項173~176のうちの1つまたは複数のデバイス。
178. 1つまたは複数の測定値が、デバイスと第2のデバイスとの間のリンク品質のリンク品質測定値を含み、
A-Controlフィールドがリンク品質の指示を含む、
条項173~176のうちの1つまたは複数のデバイス。
179. A-Controlフィールドが、リンク品質を示すために予約されたビットを含む、条項173~176または178のうちの1つまたは複数のデバイス。
180. 1つまたは複数のパケットが、
送信要求(RTS)フレームもしくは送信可(CTS)フレーム、
データフレーム、または
ブロック確認応答(BA)フレーム
のうちの1つまたは複数に含まれる、条項173~176のうちの1つまたは複数のデバイス。
181. XR体験の1つまたは複数のパラメータを調整することが、デバイスと第2のデバイスとの間の1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを調整することを含み、ここにおいて、1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを調整することが、
デバイスおよび第2のデバイスに関連付けられた目標起床時間(TWT)省電力モードのTWTウィンドウのデューティサイクルを調整すること、
TWT省電力モードを有効化もしくは無効化すること、
それを介してデバイスおよび第2のデバイスが通信するワイヤレス動作チャネルを変更すること、
ワイヤレス動作チャネルサイズを調整すること、
変調およびコーディング方式(MCS)を調整すること、
1つまたは複数のPPDUの少なくとも一部分を第2のデバイスに提供するために順方向誤り訂正(FEC)を有効化もしくは無効化すること、または
1つまたは複数のPPDUの少なくとも一部分を第2のデバイスに提供するためにFECを調整すること
のうちの1つまたは複数を含む、条項173~176のうちの1つまたは複数のデバイス。
182. 調整された1つまたは複数のパラメータの指示がデバイスと第2のデバイスとの間で通信され、ここにおいて、指示がデバイスと第2のデバイスとの間で通信される1つまたは複数のパケットのヘッダの集約制御(A-Control)フィールドに含まれる、条項173~175のうちの1つまたは複数のデバイス。
183. A-Controlフィールドが、指示のために予約された制御識別子(ID)を含む、条項173~175または182のうちの1つまたは複数のデバイス。
184. 1つまたは複数のパケットが、
送信要求(RTS)フレームもしくは送信可(CTS)フレーム、
データフレーム、または
ブロック確認応答(BA)フレーム
のうちの1つまたは複数に含まれる、条項173~175または182のうちの1つまたは複数のデバイス。
185. XR体験の1つまたは複数のパラメータを調整することが、1つまたは複数のビデオパラメータを調整することを含み、ここにおいて、ビデオパラメータが、
ビデオフレームレート、
ビデオ解像度、
ターゲット符号化データレート、または
ビデオコーデック
のうちの1つまたは複数を含む、条項173~184のうちの1つまたは複数のデバイス。
186. デバイスがソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)を含み、
第2のデバイスがヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
条項173~185のうちの1つまたは複数のデバイス。
187. デバイスによって実行される方法であって、
エクステンデッドリアリティ(XR)体験の1つまたは複数のビデオフレームに関連付けられた複数のポーズデータフレームを第2のデバイスに提供するように試みることと、
複数のポーズデータフレームを提供するように試みることに関連付けられたポーズデータフレーム送信レイテンシ、または
複数のポーズデータフレームを提供するように試みることに関連付けられたポーズデータフレーム送信欠落
のうちの1つまたは複数を測定することと、
ここにおいて、XR体験の1つまたは複数のパラメータが調整され、測定値のうちの1つまたは複数に関連付けられる、
を含む、方法。
188. デバイスの並べ替え(REO)キューにおいて、第2のデバイスから1つまたは複数の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を取得することと、ここにおいて、各MSDUが1つまたは複数のビデオフレームのビデオスライスに関連付けられる、
REOキューから1つまたは複数のMSDUを取り除くために、1回または複数回REOキューをフラッシュすることと、
REOキューをフラッシュすることに関連付けられたREOフラッシュ時間を計測することと
をさらに含む、条項187の方法。
189. 1つまたは複数のビデオフレームについて、
ビデオフレームに関連付けられた最初のMSDUを取得することと、
ビデオフレームに関連付けられた最後のMSDUを取得することと、
1つまたは複数のビデオフレーム用の最初のMSDUと最後のMSDUとを取得することに関連付けられたビデオフレーム配信レイテンシを測定することと
をさらに含む、条項187~188のうちの1つまたは複数の方法。
190. 最初のMSDUおよび最後のMSDUが差別化サービスフィールドコードポイント(DSCP)値によって識別される、条項187~189のうちの1つまたは複数の方法。
191. 第2のデバイスに提供される1つまたは複数のパケットのヘッダの集約制御(A-Control)フィールド内で第2のデバイスに1つまたは複数の測定値の指示を提供することをさらに含む、条項187~190のうちの1つまたは複数の方法。
192. A-Controlフィールドが、1つまたは複数の測定値の指示のために予約された制御識別子(ID)を含む、条項187~191のうちの1つまたは複数の方法。
193. 1つまたは複数の測定値が、デバイスと第2のデバイスとの間のリンク品質のリンク品質測定値を含み、
A-Controlフィールドがリンク品質の指示を含む、
条項187~191のうちの1つまたは複数の方法。
194. A-Controlフィールドが、リンク品質を示すために予約されたビットを含む、条項187~191または193のうちの1つまたは複数の方法。
195. 1つまたは複数のパケットが、
送信要求(RTS)フレームもしくは送信可(CTS)フレーム、
データフレーム、または
ブロック確認応答(BA)フレーム
のうちの1つまたは複数に含まれる、条項187~191のうちの1つまたは複数の方法。
196. XR体験の1つまたは複数のパラメータを調整することが、デバイスと第2のデバイスとの間の1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを調整することを含み、ここにおいて、1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを調整することが、
デバイスおよび第2のデバイスに関連付けられた目標起床時間(TWT)省電力モードのTWTウィンドウのデューティサイクルを調整すること、
TWT省電力モードを有効化もしくは無効化すること、
それを介してデバイスおよび第2のデバイスが通信するワイヤレス動作チャネルを変更すること、
ワイヤレス動作チャネルサイズを調整すること、
変調およびコーディング方式(MCS)を調整すること、
1つまたは複数のPPDUの少なくとも一部分を第2のデバイスに提供するために順方向誤り訂正(FEC)を有効化もしくは無効化すること、または
1つまたは複数のPPDUの少なくとも一部分を第2のデバイスに提供するためにFECを調整すること
のうちの1つまたは複数を含む、条項187~191のうちの1つまたは複数の方法。
197. 調整された1つまたは複数のパラメータの指示がデバイスと第2のデバイスとの間で通信され、ここにおいて、指示がデバイスと第2のデバイスとの間で通信される1つまたは複数のパケットのヘッダの集約制御(A-Control)フィールドに含まれる、条項187~190のうちの1つまたは複数の方法。
198. A-Controlフィールドが、指示のために予約された制御識別子(ID)を含む、条項187~190または197のうちの1つまたは複数の方法。
199. 1つまたは複数のパケットが、
送信要求(RTS)フレームもしくは送信可(CTS)フレーム、
データフレーム、または
ブロック確認応答(BA)フレーム
のうちの1つまたは複数に含まれる、条項187~190または197のうちの1つまたは複数の方法。
200. ジッタバッファのアンダーフローもしくはオーバーフロー、または
表示されるべきビデオフレームに関連付けられた欠落パケット
のうちの1つまたは複数を測定することをさらに含む、条項187~199のうちの1つまたは複数の方法。
201. 第2のデバイスがソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)を含み、
デバイスがヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
条項187~200のうちの1つまたは複数の方法。
202. エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたデバイスであって、
XR体験の1つまたは複数のビデオフレームに関連付けられた複数のポーズデータフレームを第2のデバイスに提供するように試みるように構成されたインターフェースと、
複数のポーズデータフレームを提供するように試みることに関連付けられたポーズデータフレーム送信レイテンシ、または
複数のポーズデータフレームを提供するように試みることに関連付けられたポーズデータフレーム送信欠落
のうちの1つまたは複数を測定するように構成された処理システムと、
ここにおいて、XR体験の1つまたは複数のパラメータが調整され、測定値のうちの1つまたは複数に関連付けられる、
を含む、デバイス。
203. インターフェースが、デバイスの並べ替え(REO)キューにおいて、第2のデバイスから1つまたは複数の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を取得するようにさらに構成され、ここにおいて、各MSDUが1つまたは複数のビデオフレームのビデオスライスに関連付けられ、
処理システムが、
REOキューから1つまたは複数のMSDUを取り除くために、1回または複数回REOキューをフラッシュすることと、
REOキューをフラッシュすることに関連付けられたREOフラッシュ時間を計測することと
を行うようにさらに構成される、
条項202のデバイス。
204. インターフェースが、1つまたは複数のビデオフレームについて、
ビデオフレームに関連付けられた最初のMSDUを取得することと、
ビデオフレームに関連付けられた最後のMSDUを取得することと
を行うようにさらに構成され、
処理システムが、1つまたは複数のビデオフレーム用の最初のMSDUと最後のMSDUとを取得することに関連付けられたビデオフレーム配信レイテンシを測定するようにさらに構成される、
条項202~203のうちの1つまたは複数のデバイス。
205. 最初のMSDUおよび最後のMSDUが差別化サービスフィールドコードポイント(DSCP)値によって識別される、条項202~204のうちの1つまたは複数のデバイス。
206. インターフェースが、第2のデバイスに提供される1つまたは複数のパケットのヘッダの集約制御(A-Control)フィールド内で第2のデバイスに1つまたは複数の測定値の指示を提供するようにさらに構成される、条項202~205のうちの1つまたは複数のデバイス。
207. A-Controlフィールドが、1つまたは複数の測定値の指示のために予約された制御識別子(ID)を含む、条項202~206のうちの1つまたは複数のデバイス。
208. 1つまたは複数の測定値が、デバイスと第2のデバイスとの間のリンク品質のリンク品質測定値を含み、
A-Controlフィールドがリンク品質の指示を含む、
条項202~206のうちの1つまたは複数のデバイス。
209. A-Controlフィールドが、リンク品質を示すために予約されたビットを含む、条項202~206または208のうちの1つまたは複数のデバイス。
210. 1つまたは複数のパケットが、
送信要求(RTS)フレームもしくは送信可(CTS)フレーム、
データフレーム、または
ブロック確認応答(BA)フレーム
のうちの1つまたは複数に含まれる、条項202~206のうちの1つまたは複数のデバイス。
211. XR体験の1つまたは複数のパラメータを調整することが、デバイスと第2のデバイスとの間の1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを調整することを含み、ここにおいて、1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを調整することが、
デバイスおよび第2のデバイスに関連付けられた目標起床時間(TWT)省電力モードのTWTウィンドウのデューティサイクルを調整すること、
TWT省電力モードを有効化もしくは無効化すること、
それを介してデバイスおよび第2のデバイスが通信するワイヤレス動作チャネルを変更すること、
ワイヤレス動作チャネルサイズを調整すること、
変調およびコーディング方式(MCS)を調整すること、
1つまたは複数のPPDUの少なくとも一部分を第2のデバイスに提供するために順方向誤り訂正(FEC)を有効化もしくは無効化すること、または
1つまたは複数のPPDUの少なくとも一部分を第2のデバイスに提供するためにFECを調整すること
のうちの1つまたは複数を含む、条項202~206のうちの1つまたは複数のデバイス。
212. 調整された1つまたは複数のパラメータの指示がデバイスと第2のデバイスとの間で通信され、ここにおいて、指示がデバイスと第2のデバイスとの間で通信される1つまたは複数のパケットのヘッダの集約制御(A-Control)フィールドに含まれる、条項202~205のうちの1つまたは複数のデバイス。
213. A-Controlフィールドが、指示のために予約された制御識別子(ID)を含む、条項202~205または212のうちの1つまたは複数のデバイス。
214. 1つまたは複数のパケットが、
送信要求(RTS)フレームもしくは送信可(CTS)フレーム、
データフレーム、または
ブロック確認応答(BA)フレーム
のうちの1つまたは複数に含まれる、条項202~205または212のうちの1つまたは複数のデバイス。
215. 処理システムが、
ジッタバッファのアンダーフローもしくはオーバーフロー、または
表示されるべきビデオフレームに関連付けられた欠落パケット
のうちの1つまたは複数を測定するようにさらに構成される、条項202~214のうちの1つまたは複数のデバイス。
216. 第2のデバイスがソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)を含み、
デバイスがヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
条項202~215のうちの1つまたは複数のデバイス。
217. ワイヤレス通信デバイスによって実行される方法であって、
第1のワイヤレスリンクを介して第1のデバイスと通信することと、
第2のワイヤレスリンクを介して第2のデバイスと通信することと、ここにおいて、
ワイヤレス通信デバイスが、マルチリンク動作(MLO)技法または目標起床時間(TWT)モードのうちの1つを使用して、第1のデバイスおよび第2のデバイスと同時に通信し、
ワイヤレス通信デバイスが、第1のワイヤレスリンク上の通信と比べて第2のワイヤレスリンク上の通信に選好を与えるように構成される、
を含む、方法。
218. 第1のデバイスおよび第2のデバイスと同時に通信することが、
ワイヤレス通信デバイスが、第1のデバイスからの1つまたは複数のパケットの受信中に、第2のデバイスに送信するべきときのために、
第1のデバイスからの1つまたは複数のパケットの受信の完了前に、第2のデバイスに送信することと、
第2のデバイスに送信した後に、第2のデバイスからブロック確認応答(BA)を取得することと、
ワイヤレス通信デバイスが1つまたは複数のパケットの受信に確認応答するために第1のデバイスにBAを提供することを止めることと
を含む、条項217の方法。
219. 第1のデバイスおよび第2のデバイスと同時に通信することが、
ワイヤレス通信デバイスが、第1のデバイスからの1つまたは複数のパケットの受信中に、第2のデバイスから1つまたは複数のパケットを取得するべきときのために、
第1のデバイスからの1つまたは複数のパケットの受信中に、第2のデバイスから1つまたは複数のパケットを取得することと、
第2のデバイスから1つまたは複数のパケットを取得した後に、第2のデバイスにブロック確認応答(BA)を提供することと、
ワイヤレス通信デバイスが第1のデバイスからの1つまたは複数のパケットの受信に確認応答するために第1のデバイスにBAを提供することを止めることと
を含む、条項217の方法。
220. 第1のデバイスおよび第2のデバイスと同時に通信することが、
ワイヤレス通信デバイスが、第1のデバイスへの送信中に第2のデバイスに送信するべきときのために、
第2のデバイスへの送信を第1のデバイスへの送信と同期させること、
1つもしくは複数の時分割多重化(TDM)ウィンドウの外側の第1のデバイスへの送信を止めること、ここにおいて、
第1のデバイスへの送信が1つもしくは複数のTDMウィンドウの間であり、
第2のデバイスへの送信が1つもしくは複数のTDMウィンドウの外側である、
最大物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)持続時間もしくはバースト持続時間のうちの1つもしくは複数を低減すること、
第1のデバイスへの送信に関連付けられた送信バッファからパケットをフラッシュすること、または
ワイヤレス媒体を確保するための時間期間を長引かせるために、送信可(CTS)ツーセルフ(CTS-to-Self)フレームをブロードキャストすること、ここにおいて、
ワイヤレス媒体が第1のワイヤレスリンクと第2のワイヤレスリンクとを含み、
時間期間が、第1のデバイスへの送信および第2のデバイスへの送信のために十分な長さの時間期間である、
のうちの1つまたは複数を実行すること
を含む、条項217の方法。
221. 第2のデバイスへの送信を第1のデバイスへの送信と同期させることが、
第1のデバイスへの送信の開始を第2のデバイスへの送信の開始と同期させることと、
第1のデバイスへの送信の終了を第2のデバイスへの送信の終了と同期するようにさせるために、第2のデバイスへの送信を長引かせることと、ここにおいて、第2のワイヤレスリンクに関連付けられたバックオフが、第1のデバイスへの送信と第2のデバイスへの送信が同期させられたときに低減される、
を含む、条項217または220のうちの1つまたは複数の方法。
222. 第2のデバイスへの送信に関連付けられた時分割多重化ウィンドウの間に第1のデバイスへの送信を止めるときに、第1のデバイスが目標起床時間(TWT)モードをサポートすることを止めさせる、条項217または220のうちの1つまたは複数の方法。
223. 第1のデバイスおよび第2のデバイスと同時に通信することが、
ワイヤレス通信デバイスが、第1のデバイスへの送信中に第2のデバイスから1つまたは複数のパケットを取得するべきときのために、
1つもしくは複数の時分割多重化(TDM)ウィンドウの間に第2のデバイスから1つもしくは複数のパケットを取得することを止めること、ここにおいて、
第1のデバイスへの送信が1つもしくは複数のTDMウィンドウの間であり、
第2のデバイスからの受信が1つもしくは複数のTDMウィンドウの外側である、
最大物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)持続時間もしくはバースト持続時間のうちの1つもしくは複数を低減すること、または
第1のデバイスに送信する前に、第1のデバイスへの送信の持続時間の間ワイヤレス媒体を確保するために、ネットワーク割振りベクトル(NAV)値を示すフレームを第2のデバイスに提供すること、ここにおいて、ワイヤレス媒体が第1のワイヤレスリンクと第2のワイヤレスリンクとを含む、
のうちの1つまたは複数を実行すること
を含む、条項217の方法。
224. 第2のワイヤレスリンク上の通信がエクステンデッドリアリティ(XR)体験に関連付けられる、条項217の方法。
225. 第1のデバイスおよび第2のデバイスと同時に通信することが、
第2のワイヤレスリンク上に通信用の第1の目標起床時間(TWT)セッションを構成することと、ここにおいて、
第1のTWTセッションが、第2のワイヤレスリンク上の第1の複数のTWTウィンドウに関連付けられ、
第1の複数のTWTウィンドウが、ワイヤレス通信デバイスにおけるXRアクティビティに関連付けられ、
XRアクティビティが、第2のデバイスから1つまたは複数のポーズデータフレームを取得することと、1つまたは複数のビデオフレームをレンダリングすることと、1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)を介して第2のデバイスに1つまたは複数のビデオフレームを提供することとを含み、
第1のワイヤレスリンク上に通信用の第2のTWTセッションを構成することと、ここにおいて、
第2のTWTセッションが、第1の複数のTWTウィンドウの間に散在する第2の複数のTWTウィンドウに関連付けられ、
第2の複数のTWTウィンドウが、第1のデバイスとワイヤレス通信デバイスとの間のワイヤレスアクティビティに関連付けられ、
第1の複数のTWTウィンドウが、第2の複数のTWTウィンドウと重複しない、
第1の複数のTWTウィンドウの間に第2のデバイスと通信することと、
第2の複数のTWTウィンドウの間に第1のデバイスと通信することと
を含む、条項217または224のうちの1つまたは複数の方法。
226. 第1の複数のTWTウィンドウと第2の複数のTWTウィンドウとの間のドリフトを測定することと、ここにおいて、
第1のTWTセッションが、ワイヤレス通信デバイスに関連付けられたアプリケーションレイヤクロックに関連付けられ、
第2のTWTセッションが、媒体アクセス制御レイヤ(MAC)におけるワイヤレス通信デバイス(WCD)クロックに関連付けられ、
ドリフトを低減するために第1の複数のTWTウィンドウまたは第2の複数のTWTウィンドウのうちの1つまたは複数のタイミングを調整することと
をさらに含む、条項217、224、または225のうちの1つまたは複数の方法。
227. ドリフトが、アプリケーションレイヤクロックの忠実度とWCDクロックの忠実度との間の差に関連付けられる、条項217または224~226のうちの1つまたは複数の方法。
228. ドリフトが、アプリケーションレイヤクロックの共振周波数とWCDクロックの共振周波数との間の差に関連付けられる、条項217または224~226のうちの1つまたは複数の方法。
229. 第1のデバイスがアクセスポイント(AP)であり、
ワイヤレス通信デバイスが、APと第2のデバイスとの間のリレー局(STA)に含まれる、
条項217~228のうちの1つまたは複数の方法。
230. APまたはリレーSTAのうちの1つまたは複数がレンダリングデバイスであり、
第2のデバイスがヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
条項217~229のうちの1つまたは複数の方法。
231. ワイヤレス通信デバイスであって、
処理システムと、
第1のワイヤレスリンクを介して第1のデバイスと通信することと、
第2のワイヤレスリンクを介して第2のデバイスと通信することと、ここにおいて、
ワイヤレス通信デバイスが、マルチリンク動作(MLO)技法または目標起床時間(TWT)モードのうちの1つを使用して、第1のデバイスおよび第2のデバイスと同時に通信し、
ワイヤレス通信デバイスが、第1のワイヤレスリンク上の通信と比べて第2のワイヤレスリンク上の通信に選好を与えるように構成される、
を行うように構成されたインターフェースと
を含む、ワイヤレス通信デバイス。
232. 第1のデバイスおよび第2のデバイスと同時に通信することが、
ワイヤレス通信デバイスが、第1のデバイスからの1つまたは複数のパケットの受信中に、第2のデバイスに送信するべきときのために、
第1のデバイスからの1つまたは複数のパケットの受信の完了前に、第2のデバイスに送信することと、
第2のデバイスに送信した後に、第2のデバイスからブロック確認応答(BA)を取得することと、
ワイヤレス通信デバイスが1つまたは複数のパケットの受信に確認応答するために第1のデバイスにBAを提供することを止めることと
を含む、条項231のワイヤレス通信デバイス。
233. 第1のデバイスおよび第2のデバイスと同時に通信することが、
ワイヤレス通信デバイスが、第1のデバイスからの1つまたは複数のパケットの受信中に、第2のデバイスから1つまたは複数のパケットを取得するべきときのために、
第1のデバイスからの1つまたは複数のパケットの受信中に、第2のデバイスから1つまたは複数のパケットを取得することと、
第2のデバイスから1つまたは複数のパケットを取得した後に、第2のデバイスにブロック確認応答(BA)を提供することと、
ワイヤレス通信デバイスが第1のデバイスからの1つまたは複数のパケットの受信に確認応答するために第1のデバイスにBAを提供することを止めることと
を含む、条項231のワイヤレス通信デバイス。
234. 第1のデバイスおよび第2のデバイスと同時に通信することが、
ワイヤレス通信デバイスが、第1のデバイスへの送信中に第2のデバイスに送信するべきときのために、
第2のデバイスへの送信を第1のデバイスへの送信と同期させること、
1つもしくは複数の時分割多重化(TDM)ウィンドウの外側の第1のデバイスへの送信を止めること、ここにおいて、
第1のデバイスへの送信が1つもしくは複数のTDMウィンドウの間であり、
第2のデバイスへの送信が1つもしくは複数のTDMウィンドウの外側である、
最大物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)持続時間もしくはバースト持続時間のうちの1つもしくは複数を低減すること、
第1のデバイスへの送信に関連付けられた送信バッファからパケットをフラッシュすること、または
ワイヤレス媒体を確保するための時間期間を長引かせるために、送信可(CTS)ツーセルフ(CTS-to-Self)フレームをブロードキャストすること、ここにおいて、
ワイヤレス媒体が第1のワイヤレスリンクと第2のワイヤレスリンクとを含み、
時間期間が、第1のデバイスへの送信および第2のデバイスへの送信のために十分な長さの時間期間である、
のうちの1つまたは複数を実行すること
を含む、条項231のワイヤレス通信デバイス。
235. 第2のデバイスへの送信を第1のデバイスへの送信と同期させることが、
第1のデバイスへの送信の開始を第2のデバイスへの送信の開始と同期させることと、
第1のデバイスへの送信の終了を第2のデバイスへの送信の終了と同期するようにさせるために、第2のデバイスへの送信を長引かせることと、ここにおいて、第2のワイヤレスリンクに関連付けられたバックオフが、第1のデバイスへの送信と第2のデバイスへの送信が同期させられたときに低減される、
を含む、条項231または234のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
236. 第2のデバイスへの送信に関連付けられた時分割多重化ウィンドウの間に第1のデバイスへの送信を止めるときに、第1のデバイスが目標起床時間(TWT)モードをサポートすることを止めさせる、条項231または234のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
237. 第1のデバイスおよび第2のデバイスと同時に通信することが、
ワイヤレス通信デバイスが、第1のデバイスへの送信中に第2のデバイスから1つまたは複数のパケットを取得するべきときのために、
1つもしくは複数の時分割多重化(TDM)ウィンドウの間に第2のデバイスから1つもしくは複数のパケットを取得することを止めること、ここにおいて、
第1のデバイスへの送信が1つもしくは複数のTDMウィンドウの間であり、
第2のデバイスからの受信が1つもしくは複数のTDMウィンドウの外側である、
最大物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)持続時間もしくはバースト持続時間のうちの1つもしくは複数を低減すること、または
第1のデバイスに送信する前に、第1のデバイスへの送信の持続時間の間ワイヤレス媒体を確保するために、ネットワーク割振りベクトル(NAV)値を示すフレームを第2のデバイスに提供すること、ここにおいて、ワイヤレス媒体が第1のワイヤレスリンクと第2のワイヤレスリンクとを含む、
のうちの1つまたは複数を実行すること
を含む、条項231のワイヤレス通信デバイス。
238. 第2のワイヤレスリンク上の通信がエクステンデッドリアリティ(XR)体験に関連付けられる、条項231のワイヤレス通信デバイス。
239. 第1のデバイスおよび第2のデバイスと同時に通信することが、
第2のワイヤレスリンク上に通信用の第1の目標起床時間(TWT)セッションを構成することと、ここにおいて
第1のTWTセッションが、第2のワイヤレスリンク上の第1の複数のTWTウィンドウに関連付けられ、
第1の複数のTWTウィンドウが、ワイヤレス通信デバイスにおけるXRアクティビティに関連付けられ、
XRアクティビティが、第2のデバイスから1つまたは複数のポーズデータフレームを取得することと、1つまたは複数のビデオフレームをレンダリングすることと、1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)を介して第2のデバイスに1つまたは複数のビデオフレームを提供することとを含み、
第1のワイヤレスリンク上に通信用の第2のTWTセッションを構成することと、ここにおいて
第2のTWTセッションが、第1の複数のTWTウィンドウの間に散在する第2の複数のTWTウィンドウに関連付けられ、
第2の複数のTWTウィンドウが、第1のデバイスとワイヤレス通信デバイスとの間のワイヤレスアクティビティに関連付けられ、
第1の複数のTWTウィンドウが、第2の複数のTWTウィンドウと重複しない、
第1の複数のTWTウィンドウの間に第2のデバイスと通信することと、
第2の複数のTWTウィンドウの間に第1のデバイスと通信することと
を含む、条項231または238のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
240. 処理システムが、
第1の複数のTWTウィンドウと第2の複数のTWTウィンドウとの間のドリフトを測定することと、ここにおいて、
第1のTWTセッションが、ワイヤレス通信デバイスに関連付けられたアプリケーションレイヤクロックに関連付けられ、
第2のTWTセッションが、媒体アクセス制御レイヤ(MAC)におけるワイヤレス通信デバイス(WCD)クロックに関連付けられ、
ドリフトを低減するために第1の複数のTWTウィンドウまたは第2の複数のTWTウィンドウのうちの1つまたは複数のタイミングを調整することと
を行うようにさらに構成される、条項231、238、または239のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
241. ドリフトが、アプリケーションレイヤクロックの忠実度とWCDクロックの忠実度との間の差に関連付けられる、条項231または238~240のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
242. ドリフトが、アプリケーションレイヤクロックの共振周波数とWCDクロックの共振周波数との間の差に関連付けられる、条項231または238~240のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
243. 第1のデバイスがアクセスポイント(AP)であり、
ワイヤレス通信デバイスが、APと第2のデバイスとの間のリレー局(STA)に含まれる、
条項231~242のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
244. APまたはリレーSTAのうちの1つまたは複数がレンダリングデバイスであり、
第2のデバイスがヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
条項231~243のうちの1つまたは複数のワイヤレス通信デバイス。
【0268】
[0295]本明細書で使用される、項目のリスト「のうちの少なくとも1つ」または「のうちの1つまたは複数」を指す句は、単一のメンバーを含む、それらの項目の任意の組合せを指す。たとえば、「a、b、またはcのうちの少なくとも1つ」は、aのみ、bのみ、cのみ、aとbの組合せ、aとcの組合せ、bとcの組合せ、およびaとbとcの組合せの可能性を包含するものである。
【0269】
[0296]本明細書に開示される実装形態に関して記載された様々な例示的な構成要素、論理、論理ブロック、モジュール、回路、動作、およびアルゴリズムプロセスは、本明細書に開示される構造とそれらの構造的等価物とを含む、電子ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはハードウェア、ファームウェア、もしくはソフトウェアの組合せとして実装され得る。ハードウェア、ファームウェア、およびソフトウェアの互換性が、概して機能に関して記載され、上述された様々な例示的な構成要素、ブロック、モジュール、回路、およびプロセスにおいて示されている。そのような機能がハードウェアに実装されるか、ファームウェアに実装されるか、ソフトウェアに実装されるかは、特定の適用例および全体的なシステムに課される設計制約に依存する。
【0270】
[0297]本開示に記載された実装形態に対する様々な修正は当業者には容易に明らかであり得、本明細書で定義された一般原理は、本開示の趣旨または範囲から逸脱することなく他の実装形態に適用され得る。したがって、特許請求の範囲は、本明細書に示された実装形態に限定されるものではなく、本開示、本明細書に開示される原理および新規の特徴に一致する、最も広い範囲を与えられるべきである。
【0271】
[0298]さらに、別個の実装形態の文脈で本明細書に記載された様々な特徴はまた、単一の実装形態において組合せで実装され得る。反対に、単一の実装形態の文脈で記載された様々な特徴はまた、別々に、または任意の適切な部分組合せで、複数の実装形態において実装され得る。したがって、特徴は、特定の組合せで働くものとして上述され、初めにそのように請求される場合さえあるが、請求された組合せからの1つまたは複数の特徴は、場合によってはその組合せから削除され得、請求された組合せは、部分組合せ、または部分組合せの変形形態を対象とする場合がある。
【0272】
[0299]同様に、動作が特定の順序で図面に描写されているが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が示された特定の順序で、もしくは逐次的な順序で実行されること、またはすべての示された動作が実行されることを必要とするものとして理解されるべきではない。さらに、図面は、フローチャートまたは流れ図の形態で1つまたは複数の例示的なプロセスを概略的に描写する場合がある。しかしながら、描写されていない他の動作が、概略的に示された例示的なプロセスに組み込まれ得る。たとえば、1つまたは複数の追加の動作が、示された動作のいずれかの前に、その後に、それと同時に、またはその間に実行され得る。いくつかの状況では、マルチタスキングおよび並列処理が有利であり得る。その上、上述された実装形態における様々なシステム構成要素の分離は、すべての実装形態においてそのような分離を必要とするものとして理解されるべきでなく、記載されたプログラム構成要素およびシステムは、概して、単一のソフトウェア製品の中で互いに一体化されるか、または複数のソフトウェア製品の中にパッケージングされ得ることを理解されたい。
【手続補正書】
【提出日】2023-09-04
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
エクステンデッドリアリティ(XR)体験のためのデバイスによって実行される方法であって、
第2のデバイスから、ワイヤレス媒体を介してアップリンク(UL)データを取得することと、
前記第2のデバイスに、前記ワイヤレス媒体を介して物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を含むダウンリンク(DL)データを提供することと、ここにおいて、
1つまたは複数のPPDUは現在の目標起床時間(TWT)ウィンドウの間に前記第2のデバイスに提供され、
前記現在のTWTウィンドウの開始は、
前記1つまたは複数のPPDUのうちの第1のPPDUが前記第2のデバイスに提供されたとき、または、
前記第1のPPDUが前記デバイスのアプリケーションレイヤから媒体アクセス制御レイヤ(MAC)に提供されたとき、
のうちの1つに関連付けられる、
を備える、方法。
【請求項2】
前記第2のデバイスによって表示されるべきビデオフレームをレンダリングすることをさらに備え、ここにおいて、
前記デバイスはレンダリングデバイスを含み、
前記第2のデバイスはディスプレイデバイスを含み、
前記ULデータはポーズデータフレームを含み、
前記ビデオフレームの前記レンダリングは、前記取得されたポーズデータフレームに関連付けられ、ここにおいて、
前記ビデオフレームのうちの第1のビデオフレームは、複数のスライスを含み、
前記第1のビデオフレームのレンダリングは、前記第2のデバイスから最も最近取得された第1のポーズデータフレームに関連付けられ、
1つまたは複数のPPDUは、前記複数のスライスのうちの1つまたは複数に関連付けられる、
請求項
1に記載の方法。
【請求項3】
前記第2のデバイスが前記現在のTWTウィンドウの後に低電力モードに入るべきでないことを示す電力管理(PM)フィールドを含むMACヘッダを含むパケットを、前記第2のデバイスに提供することと、
前記現在のTWTウィンドウの後、および次のTWTウィンドウの前に、前記第1のビデオフレームのビデオスライスに関連付けられたPPDUを前記第2のデバイスに提供することと、
をさらに備える、請求項
2に記載の方法。
【請求項4】
前記現在のTWTウィンドウの前記開始は、前記第1のビデオフレームについてのモーションツーレンダ(M2R)レイテンシにさらに関連付けられる、請求項
2に記載の方法。
【請求項5】
前記デバイスのアプリケーションレイヤクロックとワイヤレス通信デバイス(WCD)クロックとを同期させることをさらに備え、ここにおいて、
前記アプリケーションレイヤクロックは、前記ビデオフレームのレンダリングのタイミングのために前記デバイスによって使用され、
前記WCDクロックは、前記第2のデバイスとのワイヤレス通信のタイミングのために前記デバイスによって使用される、
請求項
4に記載の方法。
【請求項6】
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記アプリケーションレイヤクロックに前記WCDクロックを同期させることを含む、請求項
5に記載の方法。
【請求項7】
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることを含み、
前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることは、前記デバイスの前記MACにおけるタイミング同期機能(TSF)に関連付けられる、
請求項
5に記載の方法。
【請求項8】
エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたデバイスであって、
処理システムと、
インターフェースと、を備え、前記インターフェースは、
第2のデバイスから、ワイヤレス媒体を介してアップリンク(UL)データを取得することと、
前記第2のデバイスに、前記ワイヤレス媒体を介して物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を含むダウンリンク(DL)データを提供することと、ここにおいて、
1つまたは複数のPPDUが現在の目標起床時間(TWT)ウィンドウの間に前記第2のデバイスに提供され、
前記現在のTWTウィンドウの開始は、
前記1つまたは複数のPPDUのうちの第1のPPDUが前記第2のデバイスに提供されたとき、または
前記第1のPPDUが前記デバイスのアプリケーションレイヤから媒体アクセス制御レイヤ(MAC)に提供されたとき、
のうちの1つに関連付けられる、
を行うように構成された、デバイス。
【請求項9】
前記処理システムは、前記第2のデバイスによって表示されるべきビデオフレームをレンダリングするように構成され、ここにおいて
前記デバイスはレンダリングデバイスを含み、
前記第2のデバイスはディスプレイデバイスを含み、
前記ULデータはポーズデータフレームを含み、
前記ビデオフレームの前記レンダリングは、前記取得されたポーズデータフレームに関連付けられ、ここにおいて、
前記ビデオフレームのうちの第1のビデオフレームは、複数のスライスを含み、
前記第1のビデオフレームのレンダリングは、前記第2のデバイスから最も最近取得された第1のポーズデータフレームに関連付けられ、
1つまたは複数のPPDUは、前記複数のスライスのうちの1つまたは複数に関連付けられる、
請求項
8に記載のデバイス。
【請求項10】
前記インターフェースは、
前記第2のデバイスが前記現在のTWTウィンドウの後に低電力モードに入るべきでないことを示す電力管理(PM)フィールドを含むMACヘッダを含むパケットを、前記第2のデバイスに提供することと、
前記現在のTWTウィンドウの後、および次のTWTウィンドウの前に、前記第1のビデオフレームのビデオスライスに関連付けられたPPDUを前記第2のデバイスに提供することと、
を行うようにさらに構成される、請求項
9に記載のデバイス。
【請求項11】
前記現在のTWTウィンドウの前記開始は、前記第1のビデオフレームについてのモーションツーレンダ(M2R)レイテンシにさらに関連付けられる、請求項
9に記載のデバイス。
【請求項12】
前記デバイスは、前記デバイスのアプリケーションレイヤクロックとワイヤレス通信デバイス(WCD)クロックとを同期させるように構成され、ここにおいて、
前記アプリケーションレイヤクロックは、前記ビデオフレームのレンダリングのタイミングのために前記デバイスによって使用され、
前記WCDクロックは、前記第2のデバイスとのワイヤレス通信のタイミングのために前記デバイスによって使用される、
請求項
11に記載のデバイス。
【請求項13】
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記アプリケーションレイヤクロックに前記WCDクロックを同期させることを含む、請求項
12に記載のデバイス。
【請求項14】
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることを含み、
前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることは、前記デバイスの前記MACにおけるタイミング同期機能(TSF)に関連付けられる、
請求項
12に記載のデバイス。
【請求項15】
前記デバイスはソフトウェア対応AP(SAP)を含み、
前記第2のデバイスは、前記ビデオフレームを表示するヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
請求項
9に記載のデバイス。
【請求項16】
エクステンデッドリアリティ(XR)体験のためのデバイスによって実行される方法であって、
ワイヤレス媒体を介して第2のデバイスにアップリンク(UL)データを提供することと、
前記第2のデバイスから、前記ワイヤレス媒体を介して物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を含むダウンリンク(DL)データを取得することと、ここにおいて、
1つまたは複数のPPDUは現在の目標起床時間(TWT)ウィンドウの間に前記第2のデバイスから取得され、
前記現在のTWTウィンドウの開始は、
前記1つまたは複数のPPDUのうちの第1のPPDUが前記第2のデバイスによって提供されたとき、または
前記第1のPPDUが前記第2のデバイスのアプリケーションレイヤから媒体アクセス制御レイヤ(MAC)に提供されたとき、
のうちの1つに関連付けられる、
を備える、方法。
【請求項17】
前記第2のデバイスは、前記デバイスによって表示されるべきビデオフレームをレンダリングするべきであり、ここにおいて、
前記第2のデバイスはレンダリングデバイスを含み、
前記デバイスはディスプレイデバイスを含み、
前記ULデータはポーズデータフレームを含み、
前記ビデオフレームの前記レンダリングは、前記提供されたポーズデータフレームに関連付けられ、ここにおいて、
前記ビデオフレームのうちの第1のビデオフレームは、複数のスライスを含み、
前記第1のビデオフレームのレンダリングは、前記第2のデバイスによって最も最近取得された第1のポーズデータフレームに関連付けられ、
1つまたは複数のPPDUは、前記複数のスライスのうちの1つまたは複数に関連付けられる、
請求項
16に記載の方法。
【請求項18】
前記第2のデバイスから、前記第2のデバイスが前記現在のTWTウィンドウの後に低電力モードに入るべきでないことを示す電力管理(PM)フィールドを含むMACヘッダを含むパケットを取得することと、
前記第2のデバイスから、前記現在のTWTウィンドウの後、および次のTWTウィンドウの前に、前記第1のビデオフレームのビデオスライスに関連付けられたPPDUを取得することと、
をさらに備える、請求項
17に記載の方法。
【請求項19】
前記現在のTWTウィンドウの前記開始は、前記第1のビデオフレームについてのモーションツーレンダ(M2R)レイテンシにさらに関連付けられる、請求項
17に記載の方法。
【請求項20】
前記デバイスのアプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを同期させることをさらに備え、ここにおいて、
前記アプリケーションレイヤクロックは、前記ビデオフレームの表示のタイミングのために前記デバイスによって使用され、
前記WCDクロックは、前記第2のデバイスとのワイヤレス通信のタイミングのために前記デバイスによって使用される、
請求項
19に記載の方法。
【請求項21】
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記アプリケーションレイヤクロックに前記WCDクロックを同期させることを含む、請求項
20に記載の方法。
【請求項22】
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることを含み、
前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることは、前記デバイスの前記MACにおけるタイミング同期機能(TSF)に関連付けられる、
請求項
20に記載の方法。
【請求項23】
エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたデバイスであって、
処理システムと、
インターフェースと、を備え、前記インターフェースは、
ワイヤレス媒体を介して第2のデバイスにアップリンク(UL)データを提供することと、
前記第2のデバイスから、前記ワイヤレス媒体を介して物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を含むダウンリンク(DL)データを取得することと、ここにおいて、
1つまたは複数のPPDUは現在の目標起床時間(TWT)ウィンドウの間に前記第2のデバイスから取得され、
前記現在のTWTウィンドウの開始は、
前記1つまたは複数のPPDUのうちの第1のPPDUが前記第2のデバイスによって提供されたとき、または
前記第1のPPDUが前記第2のデバイスのアプリケーションレイヤから媒体アクセス制御レイヤ(MAC)に提供されたとき、
のうちの1つに関連付けられる、
を行うように構成された、デバイス。
【請求項24】
前記第2のデバイスは、前記デバイスによって表示されるべきビデオフレームをレンダリングするべきであり、ここにおいて、
前記第2のデバイスはレンダリングデバイスを含み、
前記デバイスはディスプレイデバイスを含み、
前記ULデータはポーズデータフレームを含み、
前記ビデオフレームの前記レンダリングは、前記提供されたポーズデータフレームに関連付けられ、ここにおいて、
前記ビデオフレームのうちの第1のビデオフレームは、複数のスライスを含み、
前記第1のビデオフレームのレンダリングは、前記第2のデバイスによって最も最近取得された第1のポーズデータフレームに関連付けられ、
1つまたは複数のPPDUは、前記複数のスライスのうちの1つまたは複数に関連付けられる、
請求項
23に記載のデバイス。
【請求項25】
前記インターフェースは、
前記第2のデバイスから、前記第2のデバイスが前記現在のTWTウィンドウの後に低電力モードに入るべきでないことを示す電力管理(PM)フィールドを含むMACヘッダを含むパケットを取得することと、
前記第2のデバイスから、前記現在のTWTウィンドウの後、および次のTWTウィンドウの前に、前記第1のビデオフレームのビデオスライスに関連付けられたPPDUを取得することと、
を行うようにさらに構成される、請求項
24に記載のデバイス。
【請求項26】
前記現在のTWTウィンドウの前記開始は、前記第1のビデオフレームについてのモーションツーレンダ(M2R)レイテンシにさらに関連付けられる、請求項
24に記載のデバイス。
【請求項27】
前記デバイスは、前記デバイスのアプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを同期させるように構成され、ここにおいて、
前記アプリケーションレイヤクロックは、前記ビデオフレームの表示のタイミングのために前記デバイスによって使用され、
前記WCDクロックは、前記第2のデバイスとのワイヤレス通信のタイミングのために前記デバイスによって使用される、
請求項
26に記載のデバイス。
【請求項28】
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記アプリケーションレイヤクロックに前記WCDクロックを同期させることを含む、請求項
27に記載のデバイス。
【請求項29】
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることを含み、
前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることは、前記デバイスの前記MACにおけるタイミング同期機能(TSF)に関連付けられる、
請求項
27に記載のデバイス。
【請求項30】
前記第2のデバイスはソフトウェア対応AP(SAP)を含み、
前記デバイスは、前記ビデオフレームを表示するヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
請求項
24に記載のデバイス。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0272
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0272】
[0299]同様に、動作が特定の順序で図面に描写されているが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が示された特定の順序で、もしくは逐次的な順序で実行されること、またはすべての示された動作が実行されることを必要とするものとして理解されるべきではない。さらに、図面は、フローチャートまたは流れ図の形態で1つまたは複数の例示的なプロセスを概略的に描写する場合がある。しかしながら、描写されていない他の動作が、概略的に示された例示的なプロセスに組み込まれ得る。たとえば、1つまたは複数の追加の動作が、示された動作のいずれかの前に、その後に、それと同時に、またはその間に実行され得る。いくつかの状況では、マルチタスキングおよび並列処理が有利であり得る。その上、上述された実装形態における様々なシステム構成要素の分離は、すべての実装形態においてそのような分離を必要とするものとして理解されるべきでなく、記載されたプログラム構成要素およびシステムは、概して、単一のソフトウェア製品の中で互いに一体化されるか、または複数のソフトウェア製品の中にパッケージングされ得ることを理解されたい。
以下に本願の出願当初の特許請求の範囲に記載された発明を付記する。
[C1]
エクステンデッドリアリティ(XR)体験のためのワイヤレス通信デバイスによって実行される方法であって、
ワイヤレス媒体の制御を取得することと、ここにおいて、
前記ワイヤレス媒体の制御は、前記ワイヤレス媒体を介して、前記ワイヤレス通信デバイスから第2のデバイスにアプリケーションファイルの第1の物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を送信する第1の優先度に関連付けられ、
前記第1の優先度は、前記ワイヤレス媒体を介して前記第2のデバイスから前記ワイヤレス通信デバイスにデータを送信する第2の優先度とは異なる、
前記第2のデバイスに前記第1のPPDUを提供することと、
前記第2のデバイスに前記アプリケーションファイルの1つまたは複数の後続のPPDUを提供することと、ここにおいて、前記1つまたは複数の後続のPPDUを提供することは、前記ワイヤレス媒体を介して前記1つまたは複数の後続のPPDUを送信する第3の優先度に関連付けられる、
を備える、方法。
[C2]
前記第1の優先度は、拡張分散チャネルアクセス(EDCA)パラメータの第1のセットに関連付けられ、
前記第2の優先度はEDCAパラメータの第2のセットに関連付けられ、
前記第3の優先度はEDCAパラメータの第3のセットに関連付けられる、
C1に記載の方法。
[C3]
EDCAパラメータは、
調停フレーム間隔数(AIFSN)、
最小競合ウィンドウ(CWmin)、または
最大競合ウィンドウ(CWmax)
のうちの1つまたは複数を含む、C2に記載の方法。
[C4]
前記第1の優先度は第1のバックオフカウンタ値に関連付けられ、ここにおいて、前記第1のバックオフカウンタ値は、前記第1のPPDUのための前記ワイヤレス媒体を競合するために前記ワイヤレス通信デバイスのバックオフカウンタによって使用され、
前記第2の優先度は、前記第1のバックオフカウンタ値よりも大きい第2のバックオフカウンタ値に関連付けられ、
前記第3の優先度は、前記第2のバックオフカウンタ値よりも大きい第3のバックオフカウンタ値に関連付けられ、ここにおいて、前記第3のバックオフカウンタ値は、前記1つまたは複数の後続のPPDUのための前記ワイヤレス媒体を競合するために前記ワイヤレス通信デバイスの前記バックオフカウンタによって使用される、
C2に記載の方法。
[C5]
前記第1のバックオフカウンタ値は第1の送信機会(TXOP)の間ゼロである、C4に記載の方法。
[C6]
前記ワイヤレス通信デバイスおよび前記第2のデバイスは、第1の基本サービスセット(BSS)に含まれ、
前記ワイヤレス通信デバイスおよび前記第2のデバイスは、他のBSS(OBSS)内のデバイスの範囲内であり、
前記OBSSデバイスは、第4の優先度に関連付けられた高重要度分類データを送信するために前記ワイヤレス媒体を競合し、
前記ワイヤレス通信デバイスまたは前記第2のデバイスは、前記第1の優先度または前記第2の優先度に基づいて前記ワイヤレス媒体の制御を取得する、
C2に記載の方法。
[C7]
前記ワイヤレス通信デバイスは、前記第3の優先度に関連付けられた1つまたは複数の後続のPPDUを送信するために前記ワイヤレス媒体を競合し、
前記第2のデバイスは、前記ワイヤレス媒体を競合することを止め、
前記OBSSデバイスは、前記第4の優先度に基づいて前記ワイヤレス媒体の制御を取得する、
C6に記載の方法。
[C8]
前記ワイヤレス媒体の制御を取得するために第1の送信要求(RTS)フレームを提供することと、ここにおいて、前記第1のRTSフレームは、第1の時間期間の間の前記ワイヤレス媒体の制御を維持するネットワーク割振りベクトル(NAV)の指示を含み、前記第1の時間期間は、前記第1のPPDUが提供される第1の送信機会(TXOP)よりも大きい、
前記第1のRTSフレームを提供した後に、前記第2のデバイスから第1の送信可(CTS)フレームを取得することと、
前記第1のTXOPの後、および前記第1の時間期間の終了前に、第2のRTSフレームを提供することと、ここにおいて、
前記第2のRTSフレームは、複数のTXOPをカバーするように前記第1の時間期間を延長する前記NAVの指示を含み、
前記第1のPPDUを提供することは、前記第1のCTSフレームを取得した後、および前記第1のTXOPの間である、
をさらに備える、C2に記載の方法。
[C9]
前記第1のTXOPは、前記第2のデバイスに前記アプリケーションファイルに関連付けられたPPDUを提供する前に、前記ワイヤレス通信デバイスによって短縮される、C8に記載の方法。
[C10]
前記第1のTXOPの後、および前記第2のRTSフレームを提供する前に、前記第2のデバイスから前記データを取得することをさらに備える、C8に記載の方法。
[C11]
前記第2のデバイスに前記アプリケーションファイルの最後のPPDUを提供することと、ここにおいて、
前記最後のPPDUは、前記アプリケーションファイルの最後の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を含み、
前記最後のMSDUは、前記アプリケーションファイルの前記最後のMSDUを識別するメタデータを含み、
前記第2のデバイスに前記最後のMSDUを提供した後に前記第1の時間期間を延長するために別のRTSフレームを提供することを止めることと、
前記第1の時間期間の終了時に前記ワイヤレス媒体の制御を解放することと、
をさらに備える、C8に記載の方法。
[C12]
前記ワイヤレス媒体の制御を解放するために前記最後のMSDUを提供した後に、コンテンションフリー(CF)エンドビーコンを提供することをさらに備える、C11に記載の方法。
[C13]
前記第2のデバイスに第2のアプリケーションファイルの1つまたは複数のPPDUを提供するために、前記ワイヤレス媒体の制御を取得することをさらに備え、ここにおいて、
前記第2のアプリケーションファイルの第1のMSDUは、前記第2のアプリケーションファイルの前記第1のMSDUを識別するメタデータを含み、
前記第1のMSDUは、EDCAパラメータの前記第1のセットに関連付けられ、
前記ワイヤレス媒体の制御を取得することは、EDCAパラメータの前記第1のセットに関連付けられる、
C11に記載の方法。
[C14]
前記ワイヤレス通信デバイスは、各アプリケーションファイルに対し、前記第1のPPDUのためのRTS/CTSシグナリングを可能にする、C13に記載の方法。
[C15]
前記ワイヤレス通信デバイスは、ソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)に含まれ、
前記第2のデバイスは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含み、
前記アプリケーションファイルは、前記HMDによって表示されるべきビデオフレームに関連付けられる、
C1に記載の方法。
[C16]
エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたワイヤレス通信デバイスであって、
処理システムと、
インターフェースと、を備え、前記インターフェースは、
ワイヤレス媒体の制御を取得することと、ここにおいて、
前記ワイヤレス媒体の制御は、前記ワイヤレス媒体を介して、前記ワイヤレス通信デバイスから第2のデバイスにアプリケーションファイルの第1の物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を送信する第1の優先度に関連付けられ、
前記第1の優先度は、前記ワイヤレス媒体を介して前記第2のデバイスから前記ワイヤレス通信デバイスにデータを送信する第2の優先度とは異なる、
前記第2のデバイスに前記第1のPPDUを提供することと、
前記第2のデバイスに前記アプリケーションファイルの1つまたは複数の後続のPPDUを提供することと、ここにおいて、前記1つまたは複数の後続のPPDUを提供することは、前記ワイヤレス媒体を介して前記1つまたは複数の後続のPPDUを送信する第3の優先度に関連付けられる、
を行うように構成された、ワイヤレス通信デバイス。
[C17]
前記第1の優先度は、拡張分散チャネルアクセス(EDCA)パラメータの第1のセットに関連付けられ、
前記第2の優先度はEDCAパラメータの第2のセットに関連付けられ、
前記第3の優先度はEDCAパラメータの第3のセットに関連付けられる、
C16に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C18]
EDCAパラメータは、
調停フレーム間隔数(AIFSN)、
最小競合ウィンドウ(CWmin)、または
最大競合ウィンドウ(CWmax)
のうちの1つまたは複数を含む、C17に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C19]
前記第1の優先度は第1のバックオフカウンタ値に関連付けられ、ここにおいて、前記第1のバックオフカウンタ値は、前記第1のPPDUのための前記ワイヤレス媒体を競合するために前記ワイヤレス通信デバイスのバックオフカウンタによって使用され、
前記第2の優先度は、前記第1のバックオフカウンタ値よりも大きい第2のバックオフカウンタ値に関連付けられ、
前記第3の優先度は、前記第2のバックオフカウンタ値よりも大きい第3のバックオフカウンタ値に関連付けられ、ここにおいて、前記第3のバックオフカウンタ値は、前記1つまたは複数の後続のPPDUのための前記ワイヤレス媒体を競合するために前記ワイヤレス通信デバイスの前記バックオフカウンタによって使用される、
C17に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C20]
前記第1のバックオフカウンタ値は第1の送信機会(TXOP)の間ゼロである、C19に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C21]
前記ワイヤレス通信デバイスおよび前記第2のデバイスは、第1の基本サービスセット(BSS)に含まれ、
前記ワイヤレス通信デバイスおよび前記第2のデバイスは、他のBSS(OBSS)内のデバイスの範囲内であり、
前記OBSSデバイスは、第4の優先度に関連付けられた高重要度分類データを送信するために前記ワイヤレス媒体を競合し、
前記ワイヤレス通信デバイスまたは前記第2のデバイスは、前記第1の優先度または前記第2の優先度に基づいて前記ワイヤレス媒体の制御を取得する、
C17に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C22]
前記ワイヤレス通信デバイスは、前記第3の優先度に関連付けられた1つまたは複数の後続のPPDUを送信するために前記ワイヤレス媒体を競合し、
前記第2のデバイスは、前記ワイヤレス媒体を競合することを止め、
前記OBSSデバイスは、前記第4の優先度に基づいて前記ワイヤレス媒体の制御を取得する、
C21に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C23]
前記インターフェースは、
前記ワイヤレス媒体の制御を取得するために第1の送信要求(RTS)フレームを提供することと、ここにおいて、前記第1のRTSフレームは、第1の時間期間の間の前記ワイヤレス媒体の制御を維持するネットワーク割振りベクトル(NAV)の指示を含み、前記第1の時間期間が、前記第1のPPDUが提供される第1の送信機会(TXOP)よりも大きい、
前記第1のRTSフレームを提供した後に、前記第2のデバイスから第1の送信可(CTS)フレームを取得することと、
前記第1のTXOPの後、および前記第1の時間期間の終了前に第2のRTSフレームを提供することと、ここにおいて、
前記第2のRTSフレームは、複数のTXOPをカバーするように前記第1の時間期間を延長する前記NAVの指示を含み、
前記第1のPPDUを提供することは、前記第1のCTSフレームを取得した後、および前記第1のTXOPの間である、
を行うようにさらに構成される、C17に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C24]
前記第1のTXOPは、前記第2のデバイスに前記アプリケーションファイルに関連付けられたPPDUを提供する前に、前記ワイヤレス通信デバイスによって短縮される、C23に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C25]
前記インターフェースは、前記第1のTXOPの後、および前記第2のRTSフレームを提供する前に、前記第2のデバイスから前記データを取得するようにさらに構成される、C23に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C26]
前記インターフェースは、
前記第2のデバイスに前記アプリケーションファイルの最後のPPDUを提供することと、ここにおいて、
前記最後のPPDUは、前記アプリケーションファイルの最後の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を含み、
前記最後のMSDUは、前記アプリケーションファイルの前記最後のMSDUを識別するメタデータを含み、
前記第2のデバイスに前記最後のMSDUを提供した後に前記第1の時間期間を延長するために別のRTSフレームを提供することを止めることと、
前記第1の時間期間の終了時に前記ワイヤレス媒体の制御を解放することと、
を行うようにさらに構成される、C23に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C27]
前記インターフェースは、前記ワイヤレス媒体の制御を解放するために前記最後のMSDUを提供した後に、コンテンションフリー(CF)エンドビーコンを提供するようにさらに構成される、C26に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C28]
前記インターフェースは、前記第2のデバイスに第2のアプリケーションファイルの1つまたは複数のPPDUを提供するために、前記ワイヤレス媒体の制御を取得するようにさらに構成され、ここにおいて、
前記第2のアプリケーションファイルの第1のMSDUは、前記第2のアプリケーションファイルの前記第1のMSDUを識別するメタデータを含み、
前記第1のMSDUは、EDCAパラメータの前記第1のセットに関連付けられ、
前記ワイヤレス媒体の制御を取得することは、EDCAパラメータの前記第1のセットに関連付けられる、
C26に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C29]
前記ワイヤレス通信デバイスは、各アプリケーションファイルに対し、前記第1のPPDUのためのRTS/CTSシグナリングを可能にする、C28に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C30]
前記ワイヤレス通信デバイスは、ソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)に含まれ、
前記第2のデバイスは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含み、
前記アプリケーションファイルは、前記HMDによって表示されるべきビデオフレームに関連付けられる、
C16に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C31]
ワイヤレス通信デバイスによって実行される方法であって、
ワイヤレス媒体を介して第2のデバイスからアプリケーションファイルの第1の物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を取得することと、ここにおいて、
前記第2のデバイスは、前記ワイヤレス媒体の制御を取得し、
前記ワイヤレス媒体の制御は、前記ワイヤレス媒体を介して前記第1のPPDUを送信する第1の優先度に関連付けられ、
前記第1の優先度は、前記ワイヤレス媒体を介して前記ワイヤレス通信デバイスから前記第2のデバイスにデータを送信する第2の優先度とは異なる、
前記第2のデバイスから前記アプリケーションファイルの1つまたは複数の後続のPPDUを取得することと、ここにおいて、前記1つまたは複数の後続のPPDUを取得することは、前記ワイヤレス媒体を介して前記1つまたは複数の後続のPPDUを送信する第3の優先度に関連付けられる、
を備える、方法。
[C32]
前記第1の優先度は、拡張分散チャネルアクセス(EDCA)パラメータの第1のセットに関連付けられ、
前記第2の優先度はEDCAパラメータの第2のセットに関連付けられ、
前記第3の優先度はEDCAパラメータの第3のセットに関連付けられる、
C31に記載の方法。
[C33]
EDCAパラメータは、
調停フレーム間隔数(AIFSN)、
最小競合ウィンドウ(CWmin)、または
最大競合ウィンドウ(CWmax)
のうちの1つまたは複数を含む、C32に記載の方法。
[C34]
前記第1の優先度は、第1のバックオフカウンタ値に関連付けられ、
前記第2の優先度は、前記第1のバックオフカウンタ値よりも大きい第2のバックオフカウンタ値に関連付けられ、ここにおいて、前記第2のバックオフカウンタ値は、前記第2のデバイスに前記データを提供するべきときを決定する際に前記ワイヤレス通信デバイスのバックオフカウンタによって使用され、
前記第3の優先度は、前記第2のバックオフカウンタ値よりも大きい第3のバックオフカウンタ値に関連付けられる、
C32に記載の方法。
[C35]
前記第1のバックオフカウンタ値は第1の送信機会(TXOP)の間ゼロである、C34に記載の方法。
[C36]
前記ワイヤレス通信デバイスおよび前記第2のデバイスは、第1の基本サービスセット(BSS)に含まれ、
前記ワイヤレス通信デバイスおよび前記第2のデバイスは、他のBSS(OBSS)内のデバイスの範囲内であり、
前記OBSSデバイスは、第4の優先度に関連付けられた高重要度分類データを送信するために前記ワイヤレス媒体を競合し、
前記ワイヤレス通信デバイスまたは前記第2のデバイスは、前記第1の優先度または前記第2の優先度に基づいて前記ワイヤレス媒体の制御を取得する、
C32に記載の方法。
[C37]
前記第2のデバイスは、前記第3の優先度に関連付けられた1つまたは複数の後続のPPDUを送信するために前記ワイヤレス媒体を競合し、
前記ワイヤレス通信デバイスは、前記ワイヤレス媒体を競合することを止め、
前記OBSSデバイスは、前記第4の優先度に基づいて前記ワイヤレス媒体の制御を取得する、
C36に記載の方法。
[C38]
前記第2のデバイスから第1の送信要求(RTS)フレームを取得することと、ここにおいて、前記第1のRTSフレームは、第1の時間期間の間の前記ワイヤレス媒体の制御を維持するネットワーク割振りベクトル(NAV)の指示を含み、前記第1の時間期間は、前記第1のPPDUが前記第2のデバイスから取得される第1の送信機会(TXOP)よりも大きい、
前記第1のRTSフレームを取得した後に、前記第2のデバイスに第1の送信可(CTS)フレームを提供することと、
前記第1のTXOPの後、および前記第1の時間期間の終了前に、第2のRTSフレームを前記第2のデバイスから取得することと、ここにおいて、
前記第2のRTSフレームは、複数のTXOPをカバーするように前記第1の時間期間を延長する前記NAVの指示を含み、
前記第1のPPDUを取得することは、前記第1のCTSフレームを提供した後、および前記第1のTXOPの間である、
をさらに備える、C32に記載の方法。
[C39]
前記第1のTXOPは、前記第2のデバイスが前記ワイヤレス通信デバイスに前記アプリケーションファイルに関連付けられたPPDUを提供する前に、前記第2のデバイスによって短縮される、C38に記載の方法。
[C40]
前記第1のTXOPの後、および前記第2のRTSフレームを取得する前に、前記第2のデバイスに前記データを提供することをさらに備える、C38に記載の方法。
[C41]
前記第2のデバイスから前記アプリケーションファイルの最後のPPDUを取得すること、ここにおいて、
前記最後のPPDUは、前記アプリケーションファイルの最後の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を含み、
前記最後のMSDUは、前記アプリケーションファイルの前記最後のMSDUを識別するメタデータを含み、
前記第2のデバイスは、前記ワイヤレス通信デバイスに前記最後のMSDUを提供した後に前記第1の時間期間を延長するために別のRTSフレームを提供することを止め、
前記第2のデバイスは、前記第1の時間期間の終了時に前記ワイヤレス媒体の制御を解放する、
をさらに備える、C38に記載の方法。
[C42]
前記最後のMSDUを取得した後に、前記第2のデバイスからコンテンションフリー(CF)エンドビーコンを取得することをさらに備え、ここにおいて、前記CFエンドビーコンは前記ワイヤレス媒体の制御を解放するために使用される、C41に記載の方法。
[C43]
前記第2のデバイスは、前記ワイヤレス通信デバイスに第2のアプリケーションファイルの1つまたは複数のPPDUを提供するために、前記ワイヤレス媒体の制御を取得し、
前記第2のアプリケーションファイルの第1のMSDUは、前記第2のアプリケーションファイルの前記第1のMSDUを識別するメタデータを含み、
前記第1のMSDUは、EDCAパラメータの前記第1のセットに関連付けられ、
前記第2のデバイスによって前記ワイヤレス媒体の制御を取得することは、EDCAパラメータの前記第1のセットに関連付けられる、
C41に記載の方法。
[C44]
前記第2のデバイスは、ソフトウェア対応AP(SAP)を含み、
前記ワイヤレス通信デバイスは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)に含まれ、
前記アプリケーションファイルは、前記HMDによって表示されるべきビデオフレームに関連付けられる、
C31に記載の方法。
[C45]
エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたワイヤレス通信デバイスであって、
処理システムと、
インターフェースと、を備え、前記インターフェースは、
ワイヤレス媒体を介して第2のデバイスからアプリケーションファイルの第1の物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を取得することと、ここにおいて、
前記第2のデバイスは、前記ワイヤレス媒体の制御を取得し、
前記ワイヤレス媒体の制御は、前記ワイヤレス媒体を介して前記第1のPPDUを送信する第1の優先度に関連付けられ、
前記第1の優先度は、前記ワイヤレス媒体を介して前記ワイヤレス通信デバイスから前記第2のデバイスにデータを送信する第2の優先度とは異なる、
前記第2のデバイスから前記アプリケーションファイルの1つまたは複数の後続のPPDUを取得することと、ここにおいて、前記1つまたは複数の後続のPPDUを取得することは、前記ワイヤレス媒体を介して前記1つまたは複数の後続のPPDUを送信する第3の優先度に関連付けられる、
を行うように構成された、ワイヤレス通信デバイス。
[C46]
前記第1の優先度は、拡張分散チャネルアクセス(EDCA)パラメータの第1のセットに関連付けられ、
前記第2の優先度はEDCAパラメータの第2のセットに関連付けられ、
前記第3の優先度はEDCAパラメータの第3のセットに関連付けられる、
C45に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C47]
EDCAパラメータは、
調停フレーム間隔数(AIFSN)、
最小競合ウィンドウ(CWmin)、または
最大競合ウィンドウ(CWmax)
のうちの1つまたは複数を含む、C46に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C48]
前記第1の優先度は、第1のバックオフカウンタ値に関連付けられ、
前記第2の優先度は、前記第1のバックオフカウンタ値よりも大きい第2のバックオフカウンタ値に関連付けられ、ここにおいて、前記第2のバックオフカウンタ値は、前記第2のデバイスに前記データを提供するべきときを決定する際に前記ワイヤレス通信デバイスのバックオフカウンタによって使用され、
前記第3の優先度は、前記第2のバックオフカウンタ値よりも大きい第3のバックオフカウンタ値に関連付けられる、
C46に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C49]
前記第1のバックオフカウンタ値は第1の送信機会(TXOP)の間ゼロである、C48に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C50]
前記ワイヤレス通信デバイスおよび前記第2のデバイスは、第1の基本サービスセット(BSS)に含まれ、
前記ワイヤレス通信デバイスおよび前記第2のデバイスは、他のBSS(OBSS)内のデバイスの範囲内であり、
前記OBSSデバイスは、第4の優先度に関連付けられた高重要度分類データを送信するために前記ワイヤレス媒体を競合し、
前記ワイヤレス通信デバイスまたは前記第2のデバイスは、前記第1の優先度または前記第2の優先度に基づいて前記ワイヤレス媒体の制御を取得する、
C46に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C51]
前記第2のデバイスは、前記第3の優先度に関連付けられた1つまたは複数の後続のPPDUを送信するために前記ワイヤレス媒体を競合し、
前記ワイヤレス通信デバイスは、前記ワイヤレス媒体を競合することを止め、
前記OBSSデバイスは、前記第4の優先度に基づいて前記ワイヤレス媒体の制御を取得する、
C50に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C52]
前記インターフェースは、
前記第2のデバイスから第1の送信要求(RTS)フレームを取得することと、ここにおいて、前記第1のRTSフレームは、第1の時間期間の間の前記ワイヤレス媒体の制御を維持するネットワーク割振りベクトル(NAV)の指示を含み、前記第1の時間期間は、前記第1のPPDUが前記第2のデバイスから取得される第1の送信機会(TXOP)よりも大きい、
前記第1のRTSフレームを取得した後に、前記第2のデバイスに第1の送信可(CTS)フレームを提供することと、
前記第1のTXOPの後、および前記第1の時間期間の終了前に、第2のRTSフレームを前記第2のデバイスから取得することと、ここにおいて、
前記第2のRTSフレームは、複数のTXOPをカバーするように前記第1の時間期間を延長する前記NAVの指示を含み、
前記第1のPPDUを取得することは、前記第1のCTSフレームを提供した後、および前記第1のTXOPの間である、
を行うようにさらに構成される、C46に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C53]
前記第1のTXOPは、前記第2のデバイスが前記ワイヤレス通信デバイスに前記アプリケーションファイルに関連付けられたPPDUを提供する前に、前記第2のデバイスによって短縮される、C52に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C54]
前記インターフェースは、前記第1のTXOPの後、および前記第2のRTSフレームを取得する前に、前記第2のデバイスに前記データを提供するようにさらに構成される、C52に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C55]
前記インターフェースは、
前記第2のデバイスから前記アプリケーションファイルの最後のPPDUを取得すること、ここにおいて、
前記最後のPPDUは、前記アプリケーションファイルの最後の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を含み、
前記最後のMSDUは、前記アプリケーションファイルの前記最後のMSDUを識別するメタデータを含み、
前記第2のデバイスは、前記ワイヤレス通信デバイスに前記最後のMSDUを提供した後に前記第1の時間期間を延長するために別のRTSフレームを提供することを止め、
前記第2のデバイスは、前記第1の時間期間の終了時に前記ワイヤレス媒体の制御を解放する、
を行うようにさらに構成される、C52に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C56]
前記インターフェースは、前記最後のMSDUを取得した後に、前記第2のデバイスからコンテンションフリー(CF)エンドビーコンを取得するようにさらに構成され、ここにおいて、前記CFエンドビーコンが前記ワイヤレス媒体の制御を解放するために使用される、C55に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C57]
前記第2のデバイスは、前記ワイヤレス通信デバイスに第2のアプリケーションファイルの1つまたは複数のPPDUを提供するために、前記ワイヤレス媒体の制御を取得し、
前記第2のアプリケーションファイルの第1のMSDUは、前記第2のアプリケーションファイルの前記第1のMSDUを識別するメタデータを含み、
前記第1のMSDUは、EDCAパラメータの前記第1のセットに関連付けられ、
前記第2のデバイスによって前記ワイヤレス媒体の制御を取得することは、EDCAパラメータの前記第1のセットに関連付けられる、
C55に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C58]
前記第2のデバイスは、ソフトウェア対応AP(SAP)を含み、
前記ワイヤレス通信デバイスは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)に含まれ、
前記アプリケーションファイルは、前記HMDによって表示されるべきビデオフレームに関連付けられる、
C45に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C59]
エクステンデッドリアリティ(XR)体験のためのデバイスによって実行される方法であって、
第2のデバイスから、ワイヤレス媒体を介してアップリンク(UL)データを取得することと、
前記第2のデバイスに、前記ワイヤレス媒体を介して物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を含むダウンリンク(DL)データを提供することと、ここにおいて、
1つまたは複数のPPDUは現在の目標起床時間(TWT)ウィンドウの間に前記第2のデバイスに提供され、
前記現在のTWTウィンドウの開始は、
前記1つまたは複数のPPDUのうちの第1のPPDUが前記第2のデバイスに提供されたとき、または、
前記第1のPPDUが前記デバイスのアプリケーションレイヤから媒体アクセス制御レイヤ(MAC)に提供されたとき、
のうちの1つに関連付けられる、
を備える、方法。
[C60]
前記第2のデバイスによって表示されるべきビデオフレームをレンダリングすることをさらに備え、ここにおいて、
前記デバイスはレンダリングデバイスを含み、
前記第2のデバイスはディスプレイデバイスを含み、
前記ULデータはポーズデータフレームを含み、
前記ビデオフレームの前記レンダリングは、前記取得されたポーズデータフレームに関連付けられ、ここにおいて、
前記ビデオフレームのうちの第1のビデオフレームは、複数のスライスを含み、
前記第1のビデオフレームのレンダリングは、前記第2のデバイスから最も最近取得された第1のポーズデータフレームに関連付けられ、
1つまたは複数のPPDUは、前記複数のスライスのうちの1つまたは複数に関連付けられる、
C59に記載の方法。
[C61]
前記第2のデバイスが前記現在のTWTウィンドウの後に低電力モードに入るべきでないことを示す電力管理(PM)フィールドを含むMACヘッダを含むパケットを、前記第2のデバイスに提供することと、
前記現在のTWTウィンドウの後、および次のTWTウィンドウの前に、前記第1のビデオフレームのビデオスライスに関連付けられたPPDUを前記第2のデバイスに提供することと、
をさらに備える、C60に記載の方法。
[C62]
前記現在のTWTウィンドウの前記開始は、前記第1のビデオフレームについてのモーションツーレンダ(M2R)レイテンシにさらに関連付けられる、C60に記載の方法。
[C63]
前記デバイスのアプリケーションレイヤクロックとワイヤレス通信デバイス(WCD)クロックとを同期させることをさらに備え、ここにおいて、
前記アプリケーションレイヤクロックは、前記ビデオフレームのレンダリングのタイミングのために前記デバイスによって使用され、
前記WCDクロックは、前記第2のデバイスとのワイヤレス通信のタイミングのために前記デバイスによって使用される、
C62に記載の方法。
[C64]
前記ポーズデータフレームは第1の頻度で取得され、
前記ビデオフレームは前記第1の頻度でレンダリングされ、ここにおいて、各々の取得されたポーズデータフレームは、レンダリングされたビデオフレームに関連付けられる、
C63に記載の方法。
[C65]
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記アプリケーションレイヤクロックに前記WCDクロックを同期させることを含む、C63に記載の方法。
[C66]
前記アプリケーションレイヤクロックに前記WCDクロックを同期させることは、
前記第1のビデオフレームのレンダリングを開始するレンダリング時間の前の第1の時間に、前記現在のTWTウィンドウの前記開始を整合させること、ここにおいて、前記第1の時間は、第1のオフセットだけ前記レンダリング時間に先行し、前記第1のオフセットは、前記M2Rレイテンシに関連付けられる、
を含む、C65に記載の方法。
[C67]
前記現在のTWTウィンドウの前記開始の間に、前記第1のポーズデータフレームを取得することをさらに備える、C66に記載の方法。
[C68]
前記現在のTWTウィンドウの間に、さらなるポーズデータフレームを取得することと、
次のTWTウィンドウの間に、第2のビデオフレームの少なくとも一部分をレンダリングすることと、ここにおいて、
前記第2のビデオフレームは、前記さらなるポーズデータフレームに関連付けられ、
前記さらなるポーズデータフレームは、前記第2のビデオフレームをレンダリングする前に、最も最近取得されたポーズデータフレームである、
をさらに備える、C67に記載の方法。
[C69]
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることを含み、
前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることは、前記デバイスの前記MACにおけるタイミング同期機能(TSF)に関連付けられる、
C63に記載の方法。
[C70]
前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることは、
前記第1のビデオフレームのレンダリングを開始するレンダリング時間を、前記現在のTWTウィンドウの前記開始の後の第1の時間に整合させること、ここにおいて、前記第1の時間は、前記現在のTWTウィンドウの前記開始に第1のオフセットだけ後に続き、ここにおいて、前記第1のオフセットは前記M2Rレイテンシに関連付けられる、
を含む、C69に記載の方法。
[C71]
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを周期的に同期させることをさらに備え、ここにおいて、
前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとの間の最後の同期後に、前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとの間のドリフトがドリフト閾値よりも大きくなることに関連付けられる、C63に記載の方法。
[C72]
前記デバイスはソフトウェア対応AP(SAP)を含み、
前記第2のデバイスは、前記ビデオフレームを表示するヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
C60に記載の方法。
[C73]
エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたデバイスであって、
処理システムと、
インターフェースと、を備え、前記インターフェースは、
第2のデバイスから、ワイヤレス媒体を介してアップリンク(UL)データを取得することと、
前記第2のデバイスに、前記ワイヤレス媒体を介して物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を含むダウンリンク(DL)データを提供することと、ここにおいて、
1つまたは複数のPPDUが現在の目標起床時間(TWT)ウィンドウの間に前記第2のデバイスに提供され、
前記現在のTWTウィンドウの開始は、
前記1つまたは複数のPPDUのうちの第1のPPDUが前記第2のデバイスに提供されたとき、または
前記第1のPPDUが前記デバイスのアプリケーションレイヤから媒体アクセス制御レイヤ(MAC)に提供されたとき、
のうちの1つに関連付けられる、
を行うように構成された、デバイス。
[C74]
前記処理システムは、前記第2のデバイスによって表示されるべきビデオフレームをレンダリングするように構成され、ここにおいて
前記デバイスはレンダリングデバイスを含み、
前記第2のデバイスはディスプレイデバイスを含み、
前記ULデータはポーズデータフレームを含み、
前記ビデオフレームの前記レンダリングは、前記取得されたポーズデータフレームに関連付けられ、ここにおいて、
前記ビデオフレームのうちの第1のビデオフレームは、複数のスライスを含み、
前記第1のビデオフレームのレンダリングは、前記第2のデバイスから最も最近取得された第1のポーズデータフレームに関連付けられ、
1つまたは複数のPPDUは、前記複数のスライスのうちの1つまたは複数に関連付けられる、
C73に記載のデバイス。
[C75]
前記インターフェースは、
前記第2のデバイスが前記現在のTWTウィンドウの後に低電力モードに入るべきでないことを示す電力管理(PM)フィールドを含むMACヘッダを含むパケットを、前記第2のデバイスに提供することと、
前記現在のTWTウィンドウの後、および次のTWTウィンドウの前に、前記第1のビデオフレームのビデオスライスに関連付けられたPPDUを前記第2のデバイスに提供することと、
を行うようにさらに構成される、C74に記載のデバイス。
[C76]
前記現在のTWTウィンドウの前記開始は、前記第1のビデオフレームについてのモーションツーレンダ(M2R)レイテンシにさらに関連付けられる、C74に記載のデバイス。
[C77]
前記デバイスは、前記デバイスのアプリケーションレイヤクロックとワイヤレス通信デバイス(WCD)クロックとを同期させるように構成され、ここにおいて、
前記アプリケーションレイヤクロックは、前記ビデオフレームのレンダリングのタイミングのために前記デバイスによって使用され、
前記WCDクロックは、前記第2のデバイスとのワイヤレス通信のタイミングのために前記デバイスによって使用される、
C76に記載のデバイス。
[C78]
前記ポーズデータフレームは第1の頻度で取得され、
前記ビデオフレームは前記第1の頻度でレンダリングされ、ここにおいて、各々の取得されたポーズデータフレームは、レンダリングされたビデオフレームに関連付けられる、
C77に記載のデバイス。
[C79]
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記アプリケーションレイヤクロックに前記WCDクロックを同期させることを含む、C77に記載のデバイス。
[C80]
前記アプリケーションレイヤクロックに前記WCDクロックを同期させることは、
前記第1のビデオフレームのレンダリングを開始するレンダリング時間の前の第1の時間に、前記現在のTWTウィンドウの前記開始を整合させること、ここにおいて、前記第1の時間は、第1のオフセットだけ前記レンダリング時間に先行し、前記第1のオフセットは、前記M2Rレイテンシに関連付けられる、
を含む、C79に記載のデバイス。
[C81]
前記インターフェースは、前記現在のTWTウィンドウの前記開始の間に、前記第1のポーズデータフレームを取得するようにさらに構成される、C80に記載のデバイス。
[C82]
前記インターフェースは、前記現在のTWTウィンドウの間に、さらなるポーズデータフレームを取得するようにさらに構成され、
前記処理システムは、次のTWTウィンドウの間に、第2のビデオフレームの少なくとも一部分をレンダリングするようにさらに構成され、ここにおいて、
前記第2のビデオフレームは、前記さらなるポーズデータフレームに関連付けられ、
前記さらなるポーズデータフレームは、前記第2のビデオフレームをレンダリングする前に、最も最近取得されたポーズデータフレームである、
C81に記載のデバイス。
[C83]
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることを含み、
前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることは、前記デバイスの前記MACにおけるタイミング同期機能(TSF)に関連付けられる、
C77に記載のデバイス。
[C84]
前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることは、
前記第1のビデオフレームのレンダリングを開始するレンダリング時間を、前記現在のTWTウィンドウの前記開始の後の第1の時間に整合させること、ここにおいて、前記第1の時間は、前記現在のTWTウィンドウの前記開始に第1のオフセットだけ後に続き、ここにおいて、前記第1のオフセットは前記M2Rレイテンシに関連付けられる、
を含む、C83に記載のデバイス。
[C85]
前記デバイスは、前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを周期的に同期させるように構成され、
前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとの間の最後の同期後に、前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとの間のドリフトがドリフト閾値よりも大きくなることに関連付けられる、C77に記載のデバイス。
[C86]
前記デバイスはソフトウェア対応AP(SAP)を含み、
前記第2のデバイスは、前記ビデオフレームを表示するヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
C74に記載のデバイス。
[C87]
エクステンデッドリアリティ(XR)体験のためのデバイスによって実行される方法であって、
ワイヤレス媒体を介して第2のデバイスにアップリンク(UL)データを提供することと、
前記第2のデバイスから、前記ワイヤレス媒体を介して物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を含むダウンリンク(DL)データを取得することと、ここにおいて、
1つまたは複数のPPDUは現在の目標起床時間(TWT)ウィンドウの間に前記第2のデバイスから取得され、
前記現在のTWTウィンドウの開始は、
前記1つまたは複数のPPDUのうちの第1のPPDUが前記第2のデバイスによって提供されたとき、または
前記第1のPPDUが前記第2のデバイスのアプリケーションレイヤから媒体アクセス制御レイヤ(MAC)に提供されたとき、
のうちの1つに関連付けられる、
を備える、方法。
[C88]
前記第2のデバイスは、前記デバイスによって表示されるべきビデオフレームをレンダリングするべきであり、ここにおいて、
前記第2のデバイスはレンダリングデバイスを含み、
前記デバイスはディスプレイデバイスを含み、
前記ULデータはポーズデータフレームを含み、
前記ビデオフレームの前記レンダリングは、前記提供されたポーズデータフレームに関連付けられ、ここにおいて、
前記ビデオフレームのうちの第1のビデオフレームは、複数のスライスを含み、
前記第1のビデオフレームのレンダリングは、前記第2のデバイスによって最も最近取得された第1のポーズデータフレームに関連付けられ、
1つまたは複数のPPDUは、前記複数のスライスのうちの1つまたは複数に関連付けられる、
C87に記載の方法。
[C89]
前記第2のデバイスから、前記第2のデバイスが前記現在のTWTウィンドウの後に低電力モードに入るべきでないことを示す電力管理(PM)フィールドを含むMACヘッダを含むパケットを取得することと、
前記第2のデバイスから、前記現在のTWTウィンドウの後、および次のTWTウィンドウの前に、前記第1のビデオフレームのビデオスライスに関連付けられたPPDUを取得することと、
をさらに備える、C88に記載の方法。
[C90]
前記現在のTWTウィンドウの前記開始は、前記第1のビデオフレームについてのモーションツーレンダ(M2R)レイテンシにさらに関連付けられる、C88に記載の方法。
[C91]
前記デバイスのアプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを同期させることをさらに備え、ここにおいて、
前記アプリケーションレイヤクロックは、前記ビデオフレームの表示のタイミングのために前記デバイスによって使用され、
前記WCDクロックは、前記第2のデバイスとのワイヤレス通信のタイミングのために前記デバイスによって使用される、
C90に記載の方法。
[C92]
前記ポーズデータフレームは第1の頻度で提供され、
前記ビデオフレームは前記第1の頻度で前記第2のデバイスによってレンダリングされ、ここにおいて、前記第2のデバイスによって取得された各ポーズデータフレームは、レンダリングされたビデオフレームに関連付けられる、
C91に記載の方法。
[C93]
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記アプリケーションレイヤクロックに前記WCDクロックを同期させることを含む、C91に記載の方法。
[C94]
前記アプリケーションレイヤクロックに前記WCDクロックを同期させることは、
前記現在のTWTウィンドウの前記開始を、前記第1のポーズデータフレームが前記第2のデバイスに提供される第1の時間に整合させること、ここにおいて、
前記第1の時間は、前記第2のデバイスが前記第1のビデオフレームのレンダリングを開始するべきレンダリング時間に先行し、
前記第1の時間は、第1のオフセットだけ前記レンダリング時間に先行し、
前記第1のオフセットは、前記M2Rレイテンシに関連付けられる、
を含む、C93に記載の方法。
[C95]
前記現在のTWTウィンドウの前記開始の間に前記第1のポーズデータフレームを取得すること、または
ポーズデータフレームを取得する前に発生する前記現在のTWTウィンドウの前記開始からのタイムアウト、
のうちの1つが発生すると、前記第2のデバイスが前記第1のビデオフレームをレンダリングし始める、C93に記載の方法。
[C96]
前記現在のTWTウィンドウの前記開始の時間を前記第2のデバイスに指示することをさらに備え、ここにおいて、
前記時間の前記指示は、前記WCDクロックが前記アプリケーションレイヤクロックに同期させられた後に前記デバイスの前記MACにおけるタイミング同期機能(TSF)に関連付けられ、
前記第2のデバイスのWCDクロックは、前記デバイスの前記WCDクロックに同期させられ、ここにおいて、前記WCDクロックの同期は、前記デバイスの前記TSFおよび前記第2のデバイスのMACにおけるTSFに関連付けられ、
前記第2のデバイスのアプリケーションレイヤクロックは、前記APの前記WCDクロックに同期させられ、ここにおいて、前記第2のデバイスの前記WCDクロックへの前記第2のデバイスの前記アプリケーションレイヤクロックの同期は、前記第2のデバイスの前記TSFに関連付けられる、
C93に記載の方法。
[C97]
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることを含み、
前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることは、前記デバイスの前記MACにおけるタイミング同期機能(TSF)に関連付けられる、
C91に記載の方法。
[C98]
前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることは、
前記現在のTWTウィンドウに関連付けられた時間に表示時間を整合させること、
を含む、C97に記載の方法。
[C99]
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを周期的に同期させることをさらに備え、ここにおいて、
前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとの間の最後の同期後に、前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとの間のドリフトがドリフト閾値よりも大きくなることに関連付けられる、C91に記載の方法。
[C100]
前記第2のデバイスはソフトウェア対応AP(SAP)を含み、
前記デバイスは、前記ビデオフレームを表示するヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
C88に記載の方法。
[C101]
エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたデバイスであって、
処理システムと、
インターフェースと、を備え、前記インターフェースは、
ワイヤレス媒体を介して第2のデバイスにアップリンク(UL)データを提供することと、
前記第2のデバイスから、前記ワイヤレス媒体を介して物理レイヤプロトコルデータユニット(PPDU)を含むダウンリンク(DL)データを取得することと、ここにおいて、
1つまたは複数のPPDUは現在の目標起床時間(TWT)ウィンドウの間に前記第2のデバイスから取得され、
前記現在のTWTウィンドウの開始は、
前記1つまたは複数のPPDUのうちの第1のPPDUが前記第2のデバイスによって提供されたとき、または
前記第1のPPDUが前記第2のデバイスのアプリケーションレイヤから媒体アクセス制御レイヤ(MAC)に提供されたとき、
のうちの1つに関連付けられる、
を行うように構成された、デバイス。
[C102]
前記第2のデバイスは、前記デバイスによって表示されるべきビデオフレームをレンダリングするべきであり、ここにおいて、
前記第2のデバイスはレンダリングデバイスを含み、
前記デバイスはディスプレイデバイスを含み、
前記ULデータはポーズデータフレームを含み、
前記ビデオフレームの前記レンダリングは、前記提供されたポーズデータフレームに関連付けられ、ここにおいて、
前記ビデオフレームのうちの第1のビデオフレームは、複数のスライスを含み、
前記第1のビデオフレームのレンダリングは、前記第2のデバイスによって最も最近取得された第1のポーズデータフレームに関連付けられ、
1つまたは複数のPPDUは、前記複数のスライスのうちの1つまたは複数に関連付けられる、
C101に記載のデバイス。
[C103]
前記インターフェースは、
前記第2のデバイスから、前記第2のデバイスが前記現在のTWTウィンドウの後に低電力モードに入るべきでないことを示す電力管理(PM)フィールドを含むMACヘッダを含むパケットを取得することと、
前記第2のデバイスから、前記現在のTWTウィンドウの後、および次のTWTウィンドウの前に、前記第1のビデオフレームのビデオスライスに関連付けられたPPDUを取得することと、
を行うようにさらに構成される、C102に記載のデバイス。
[C104]
前記現在のTWTウィンドウの前記開始は、前記第1のビデオフレームについてのモーションツーレンダ(M2R)レイテンシにさらに関連付けられる、C102に記載のデバイス。
[C105]
前記デバイスは、前記デバイスのアプリケーションレイヤクロックとWCDクロックとを同期させるように構成され、ここにおいて、
前記アプリケーションレイヤクロックは、前記ビデオフレームの表示のタイミングのために前記デバイスによって使用され、
前記WCDクロックは、前記第2のデバイスとのワイヤレス通信のタイミングのために前記デバイスによって使用される、
C104に記載のデバイス。
[C106]
前記ポーズデータフレームは第1の頻度で提供され、
前記ビデオフレームは前記第1の頻度で前記第2のデバイスによってレンダリングされ、ここにおいて、前記第2のデバイスによって取得された各ポーズデータフレームは、レンダリングされたビデオフレームに関連付けられる、
C105に記載のデバイス。
[C107]
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記アプリケーションレイヤクロックに前記WCDクロックを同期させることを含む、C105に記載のデバイス。
[C108]
前記アプリケーションレイヤクロックに前記WCDクロックを同期させることは、
前記現在のTWTウィンドウの前記開始を、前記第1のポーズデータフレームが前記第2のデバイスに提供される第1の時間に整合させること、ここにおいて、
前記第1の時間は、前記第2のデバイスが前記第1のビデオフレームのレンダリングを開始するべきレンダリング時間に先行し、
前記第1の時間は、第1のオフセットだけ前記レンダリング時間に先行し、
前記第1のオフセットは、前記M2Rレイテンシに関連付けられる、
を含む、C107に記載のデバイス。
[C109]
前記現在のTWTウィンドウの前記開始の間に前記第1のポーズデータフレームを取得すること、または
ポーズデータフレームを取得する前に発生する前記現在のTWTウィンドウの前記開始からのタイムアウト、
のうちの1つが発生すると、前記第2のデバイスが前記第1のビデオフレームをレンダリングし始める、C107に記載のデバイス。
[C110]
前記インターフェースは、前記現在のTWTウィンドウの前記開始の時間を前記第2のデバイスに指示するようにさらに構成され、ここにおいて、
前記時間の前記指示は、前記WCDクロックが前記アプリケーションレイヤクロックに同期させられた後に前記デバイスの前記MACにおけるタイミング同期機能(TSF)に関連付けられ、
前記第2のデバイスのWCDクロックは、前記デバイスの前記WCDクロックに同期させられ、ここにおいて、前記WCDクロックの同期は、前記デバイスの前記TSFおよび前記第2のデバイスのMACにおけるTSFに関連付けられ、
前記第2のデバイスのアプリケーションレイヤクロックは、前記第2のデバイスの前記WCDクロックに同期させられ、ここにおいて、前記第2のデバイスの前記WCDクロックへの前記第2のデバイスの前記アプリケーションレイヤクロックの同期は、前記第2のデバイスの前記TSFに関連付けられる、
C107に記載のデバイス。
[C111]
前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることを含み、
前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることは、前記デバイスの前記MACにおけるタイミング同期機能(TSF)に関連付けられる、
C105に記載のデバイス。
[C112]
前記WCDクロックに前記アプリケーションレイヤクロックを同期させることは、
前記現在のTWTウィンドウに関連付けられた時間に表示時間を整合させること、
を含む、C111に記載のデバイス。
[C113]
前記デバイスは、前記デバイスの前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを周期的に同期させるように構成され、ここにおいて、
前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとを同期させることは、前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとの間の最後の同期後に、前記アプリケーションレイヤクロックと前記WCDクロックとの間のドリフトがドリフト閾値よりも大きくなることに関連付けられる、C105に記載のデバイス。
[C114]
前記第2のデバイスはソフトウェア対応AP(SAP)を含み、
前記デバイスは、前記ビデオフレームを表示するヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
C102に記載のデバイス。
[C115]
デバイスによって実行される方法であって、
第2のデバイスに提供されるべき複数のビデオフレームをレンダリングすることと、
前記複数のビデオフレームの各ビデオフレームを複数のビデオスライスに分割することと、
前記複数のビデオスライスの各ビデオスライスについて、
前記ビデオスライスを含むように複数のPPDUを生成することと、ここにおいて、
各PPDUは、前記ビデオスライスに関連付けられた1つまたは複数の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を含み、
前記ビデオスライスは、前記複数のPPDUの各MSDUに含まれるポート番号および差別化サービスフィールドコードポイント(DSCP)値によって識別される、
前記第2のデバイスへの送信のために前記MSDUをキューイングすることと、
を備える、方法。
[C116]
前記MSDUをキューイングすることは、各ビデオスライスについて、ソフトウェア内にMSDUキューを生成することを含み、
各MSDUキューは、インターネットプロトコル(IP)アドレス、ポート番号、およびDSCP値によって識別される、
C115に記載の方法。
[C117]
各ビデオスライスは、前記ビデオスライスのアクセスカテゴリ(AC)に関連付けられたトラフィック識別子(TID)に関連付けられる、C116に記載の方法。
[C118]
前記ビデオスライスの前記ACはビデオスライスの優先度に関連付けられる、C117に記載の方法。
[C119]
前記ビデオスライスの前記優先度は、前記ビデオスライスがiスライスであるかpスライスであるかに依存する、C118に記載の方法。
[C120]
第1のpスライスをレンダリングすることと、
前記第1のpスライスに関連付けられた第1のMSDUキューを生成することと、
前記第1のpスライスをレンダリングした後に、第2のpスライスをレンダリングすることと、
前記第2のpスライスをレンダリングした後、および前記第1のpスライスに関連付けられた1つまたは複数のMSDUを含むPPDUを前記第2のデバイスに提供する前に、前記第1のMSDUキューをフラッシュすることと、
をさらに備える、C119に記載の方法。
[C121]
第1のiスライスをレンダリングすることと、
前記第1のiスライスに関連付けられた第1のMSDUキューを生成することと、
前記第1のiスライスをレンダリングした後に、第2のiスライスまたはpスライスをレンダリングすることと、
前記第2のiスライスに関連付けられた第2のMSDUキューを生成することと、
前記第2のMSDUキューを生成した後に、前記第1のiスライスに関連付けられた1つまたは複数のMSDUを含むPPDUを前記第2のデバイスに提供することと、
をさらに備える、C119に記載の方法。
[C122]
ビデオスライスに関連付けられたPPDUについて、
前記PPDUが閾値の回数まで前記第2のデバイスに送信されるように試みられ、
前記デバイスは、前記閾値の回数前記第2のデバイスに前記PPDUを送信する試みに失敗した後、前記ビデオスライスに関連付けられたMSDUキューをフラッシュする、
C119に記載の方法。
[C123]
前記MSDUキューをフラッシュした後に、置換ビデオスライスを生成することと、
前記置換ビデオスライスに関連付けられた置換MSDUキューを生成することと
をさらに備える、C122に記載の方法。
[C124]
前記MSDUキューがフラッシュされたことを前記第2のデバイスに示すことをさらに備える、C122に記載の方法。
[C125]
前記第2のデバイスに1つまたは複数のPPDUを送信するために順方向誤り訂正(FEC)を使用することをさらに備える、C115に記載の方法。
[C126]
前記第2のデバイスに1つまたは複数のPPDUを送信するためのFECの使用は、
前記デバイスと前記第2のデバイスとの間のリンク品質、
前記第2のデバイスの1つもしくは複数のパラメータ、または
前記複数のビデオフレームの1つもしくは複数のパラメータ、
のうちの1つまたは複数に関連付けられる、C125に記載の方法。
[C127]
前記デバイスはソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)を含み、
前記第2のデバイスはヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
C115に記載の方法。
[C128]
エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたデバイスであって、
インターフェースと、
処理システムと、を備え、前記処理システムは、
第2のデバイスに提供されるべき複数のビデオフレームをレンダリングすることと、
前記複数のビデオフレームの各ビデオフレームを複数のビデオスライスに分割することと、
前記複数のビデオスライスの各ビデオスライスについて、
前記ビデオスライスを含むように複数のPPDUを生成することと、ここにおいて、
各PPDUは、前記ビデオスライスに関連付けられた1つまたは複数の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を含み、
前記ビデオスライスは、前記PPDUの各MSDUに含まれるポート番号および差別化サービスフィールドコードポイント(DSCP)値によって識別される、
前記第2のデバイスへの送信のために前記MSDUをキューイングすることと、
を行うように構成された、デバイス。
[C129]
前記MSDUをキューイングすることは、各ビデオスライスについて、ソフトウェア内にMSDUキューを生成することを含み、
各MSDUキューは、インターネットプロトコル(IP)アドレス、ポート番号、およびDSCP値によって識別される、
C128に記載のデバイス。
[C130]
各ビデオスライスは、前記ビデオスライスのアクセスカテゴリ(AC)に関連付けられたトラフィック識別子(TID)に関連付けられる、C129に記載のデバイス。
[C131]
前記ビデオスライスの前記ACはビデオスライスの優先度に関連付けられる、C130に記載のデバイス。
[C132]
前記ビデオスライスの前記優先度は、前記ビデオスライスがiスライスであるかpスライスであるかに依存する、C131に記載のデバイス。
[C133]
前記処理システムは、
第1のpスライスをレンダリングすることと、
前記第1のpスライスに関連付けられた第1のMSDUキューを生成することと、
前記第1のpスライスをレンダリングした後に、第2のpスライスをレンダリングすることと、
前記第2のpスライスをレンダリングした後、および前記第1のpスライスに関連付けられた1つまたは複数のMSDUを含むPPDUを前記第2のデバイスに提供する前に、前記第1のMSDUキューをフラッシュすることと、
を行うようにさらに構成される、C132に記載のデバイス。
[C134]
前記処理システムは、
第1のiスライスをレンダリングすることと、
前記第1のiスライスに関連付けられた第1のMSDUキューを生成することと、
前記第1のiスライスをレンダリングした後に、第2のiスライスまたはpスライスをレンダリングすることと、
前記第2のiスライスに関連付けられた第2のMSDUキューを生成することと、
を行うようにさらに構成され、
前記インターフェースは、前記第2のMSDUキューを生成した後に、前記第1のiスライスに関連付けられた1つまたは複数のMSDUを含むPPDUを前記第2のデバイスに提供するように構成される、
C132に記載のデバイス。
[C135]
ビデオスライスに関連付けられたPPDUについて、
前記インターフェースは、閾値の回数まで前記第2のデバイスに前記PPDUを送信するように試みるように構成され、
前記処理システムは、前記閾値の回数前記第2のデバイスに前記PPDUを送信する試みに失敗した後、前記ビデオスライスに関連付けられたMSDUキューをフラッシュするようにさらに構成される、
C132に記載のデバイス。
[C136]
前記処理システムは、
前記MSDUキューをフラッシュした後に、置換ビデオスライスを生成することと、
前記置換ビデオスライスに関連付けられた置換MSDUキューを生成することと、
を行うようにさらに構成される、C135に記載のデバイス。
[C137]
前記インターフェースは、前記MSDUキューがフラッシュされたことを前記第2のデバイスに示すようにさらに構成される、C135に記載のデバイス。
[C138]
前記デバイスは、前記第2のデバイスに1つまたは複数のPPDUを送信するために順方向誤り訂正(FEC)を使用するように構成される、C128に記載のデバイス。
[C139]
前記第2のデバイスに1つまたは複数のPPDUを送信するためのFECの使用は、
前記デバイスと前記第2のデバイスとの間のリンク品質、
前記第2のデバイスの1つもしくは複数のパラメータ、または
前記複数のビデオフレームの1つもしくは複数のパラメータ、
のうちの1つまたは複数に関連付けられる、C138に記載のデバイス。
[C140]
前記デバイスはソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)を含み、
前記第2のデバイスはヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
C128に記載のデバイス。
[C141]
デバイスによって実行される方法であって、
第2のデバイスから、ビデオフレームに関連付けられた1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)を取得すること、ここにおいて、
前記第2のデバイスは、前記デバイスに提供されるべき複数のビデオフレームをレンダリングし、
前記第2のデバイスは、前記複数のビデオフレームの各ビデオフレームを複数のビデオスライスに分割し、
前記複数のビデオスライスの各ビデオスライスについて、
前記第2のデバイスは、前記ビデオスライスを含むように複数のPPDUを生成し、ここにおいて、
各PPDUは、前記ビデオスライスに関連付けられた1つまたは複数の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を含み、
前記ビデオスライスは、前記複数のPPDUの各MSDUに含まれるポート番号および差別化サービスフィールドコードポイント(DSCP)値によって識別され、
前記第2のデバイスは、前記デバイスへの送信のために前記MSDUをキューイングする、
を備える、方法。
[C142]
前記MSDUをキューイングすることは、各ビデオスライスについて、ソフトウェア内にMSDUキューを生成することを含み、
各MSDUキューは、インターネットプロトコル(IP)アドレス、ポート番号、およびDSCP値によって識別される、
C141に記載の方法。
[C143]
各ビデオスライスは、前記ビデオスライスのアクセスカテゴリ(AC)に関連付けられたトラフィック識別子(TID)に関連付けられる、C142に記載の方法。
[C144]
前記デバイスの並べ替え(REO)キューにおいて、ビデオスライスに関連付けられたMSDUの一部分を取得することと、
REOタイムアウトが発生する前に前記ビデオスライスに関連付けられた前記MSDUの残りを取得しなかった後に、前記REOキューをフラッシュすることと、
をさらに備える、C143に記載の方法。
[C145]
前記REOタイムアウトは、前記ビデオスライスの前記ACに関連付けられる、C144に記載の方法。
[C146]
前記デバイスの並べ替え(REO)キューにおいて、前記第2のデバイスから1つまたは複数のMSDUを取得することと、
前記1つまたは複数のMSDUに関連付けられた送信キューが前記第2のデバイスによってフラッシュされたことの指示を取得することと、
前記指示を取得した後に前記REOキューをフラッシュすることと、
をさらに備える、C143に記載の方法。
[C147]
前記第2のデバイスから1つまたは複数のPPDUを取得するために順方向誤り訂正(FEC)を使用することをさらに備える、C141に記載の方法。
[C148]
前記第2のデバイスから1つまたは複数のPPDUを取得するためのFECの使用は、
前記デバイスと前記第2のデバイスとの間のリンク品質、
前記第2のデバイスの1つもしくは複数のパラメータ、または
前記複数のビデオフレームの1つもしくは複数のパラメータ、
のうちの1つまたは複数に関連付けられる、C147に記載の方法。
[C149]
前記第2のデバイスはソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)を含み、
前記デバイスはヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
C141に記載の方法。
[C150]
エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたデバイスであって、
処理システムと、
インターフェースと、を備え、前記インターフェースは、
第2のデバイスから、ビデオフレームに関連付けられた1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)を取得すること、ここにおいて、
前記第2のデバイスは、前記デバイスに提供されるべき複数のビデオフレームをレンダリングし、
前記第2のデバイスは、前記複数のビデオフレームの各ビデオフレームを複数のビデオスライスに分割し、
前記複数のビデオスライスの各ビデオスライスについて、
前記第2のデバイスは、前記ビデオスライスを含むように複数のPPDUを生成し、ここにおいて、
各PPDUは、前記ビデオスライスに関連付けられた1つまたは複数の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を含み、
前記ビデオスライスは、前記複数のPPDUの各MSDUに含まれるポート番号および差別化サービスフィールドコードポイント(DSCP)値によって識別され、
前記第2のデバイスは、前記デバイスへの送信のために前記MSDUをキューイングする、
を行うように構成された、デバイス。
[C151]
前記MSDUをキューイングすることは、各ビデオスライスについて、ソフトウェア内にMSDUキューを生成することを含み、
各MSDUキューは、インターネットプロトコル(IP)アドレス、ポート番号、およびDSCP値によって識別される、
C150に記載のデバイス。
[C152]
各ビデオスライスは、前記ビデオスライスのアクセスカテゴリ(AC)に関連付けられたトラフィック識別子(TID)に関連付けられる、C151に記載のデバイス。
[C153]
前記インターフェースは、前記デバイスの並べ替え(REO)キューにおいて、ビデオスライスに関連付けられたMSDUの一部分を取得するようにさらに構成され、
前記処理システムは、REOタイムアウトが発生する前に前記ビデオスライスに関連付けられた前記MSDUの残りを取得しなかった後に、前記REOキューをフラッシュするように構成される、
C152に記載のデバイス。
[C154]
前記REOタイムアウトは、前記ビデオスライスの前記ACに関連付けられる、C153に記載のデバイス。
[C155]
前記インターフェースは、
前記デバイスの並べ替え(REO)キューにおいて、前記第2のデバイスから1つまたは複数のMSDUを取得することと、
前記1つまたは複数のMSDUに関連付けられた送信キューが前記第2のデバイスによってフラッシュされたことの指示を取得することと、
を行うようにさらに構成され、
前記処理システムは、前記指示を取得した後に前記REOキューをフラッシュするように構成される、
C152に記載のデバイス。
[C156]
前記デバイスは、前記第2のデバイスから1つまたは複数のPPDUを取得するために順方向誤り訂正(FEC)を使用するように構成される、C150に記載のデバイス。
[C157]
前記第2のデバイスから1つまたは複数のPPDUを取得するためのFECの使用は、
前記デバイスと前記第2のデバイスとの間のリンク品質、
前記第2のデバイスの1つもしくは複数のパラメータ、または
前記複数のビデオフレームの1つもしくは複数のパラメータ、
のうちの1つまたは複数に関連付けられる、C156に記載のデバイス。
[C158]
前記第2のデバイスはソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)を含み、
前記デバイスはヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
C150に記載のデバイス。
[C159]
デバイスによって実行される方法であって、
エクステンデッドリアリティ(XR)体験の1つまたは複数のビデオフレームに関連付けられた複数のPPDUを第2のデバイスに提供するように試みることと、
前記複数のPPDUを提供するように試みることに関連付けられたPPDU送信レイテンシ、または
前記複数のPPDUを提供するように試みることに関連付けられたPPDU送信欠落
のうちの1つまたは複数を測定することと、
を備え、
前記XR体験の1つまたは複数のパラメータは調整され、前記測定値のうちの1つまたは複数に関連付けられる、
方法。
[C160]
前記第2のデバイスから1つまたは複数のポーズデータフレームを取得することと、ここにおいて、前記1つまたは複数のビデオフレームの各々は、前記1つまたは複数のポーズデータフレームのうちの1つのポーズデータフレームに関連付けられる、
前記1つまたは複数のポーズデータフレームを取得することに関連付けられたポーズデータフレーム配信レイテンシを測定することと、
をさらに備える、C159に記載の方法。
[C161]
前記1つまたは複数のポーズデータフレームを取得することに関連付けられた、欠落または遅延したポーズデータフレームの頻度を測定することをさらに備える、C160に記載の方法。
[C162]
前記第2のデバイスに提供される1つまたは複数のパケットのヘッダの集約制御(A-Control)フィールド内で、前記第2のデバイスに前記1つまたは複数の測定値の指示を提供することをさらに備える、C161に記載の方法。
[C163]
前記A-Controlフィールドは、前記1つまたは複数の測定値の前記指示のために予約された制御識別子(ID)を含む、C162に記載の方法。
[C164]
前記1つまたは複数の測定値は、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間のリンク品質のリンク品質測定値を含み、
前記A-Controlフィールドは前記リンク品質の指示を含む、
C162に記載の方法。
[C165]
前記A-Controlフィールドは、前記リンク品質を示すために予約されたビットを含む、C164に記載の方法。
[C166]
前記1つまたは複数のパケットは、
送信要求(RTS)フレームもしくは送信可(CTS)フレーム、
データフレーム、または
ブロック確認応答(BA)フレーム、
のうちの1つまたは複数に含まれる、C162に記載の方法。
[C167]
前記XR体験の前記1つまたは複数のパラメータを調整することは、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間の1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを調整することを含み、ここにおいて、前記1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを調整することは、
前記デバイスおよび前記第2のデバイスに関連付けられた目標起床時間(TWT)省電力モードのTWTウィンドウのデューティサイクルを調整すること、
前記TWT省電力モードを有効化もしくは無効化すること、
前記デバイスおよび前記第2のデバイスが通信するワイヤレス動作チャネルを変更すること、
前記ワイヤレス動作チャネルサイズを調整すること、
変調およびコーディング方式(MCS)を調整すること、
前記1つまたは複数のPPDUの少なくとも一部分を前記第2のデバイスに提供するために順方向誤り訂正(FEC)を有効化もしくは無効化すること、または
前記1つまたは複数のPPDUの少なくとも前記一部分を前記第2のデバイスに提供するために前記FECを調整すること、
のうちの1つまたは複数を含む、C162に記載の方法。
[C168]
前記調整された1つまたは複数のパラメータの指示は、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間で通信され、
前記指示は、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間で通信される1つまたは複数のパケットのヘッダの集約制御(A-Control)フィールドに含まれる、C161に記載の方法。
[C169]
前記A-Controlフィールドは、前記指示のために予約された制御識別子(ID)を含む、C168に記載の方法。
[C170]
前記1つまたは複数のパケットは、
送信要求(RTS)フレームもしくは送信可(CTS)フレーム、
データフレーム、または
ブロック確認応答(BA)フレーム、
のうちの1つまたは複数に含まれる、C168に記載の方法。
[C171]
前記XR体験の前記1つまたは複数のパラメータを調整することは、1つまたは複数のビデオパラメータを調整することを含み、ここにおいて、前記ビデオパラメータは、
ビデオフレームレート、
ビデオ解像度、
ターゲット符号化データレート、または
ビデオコーデック、
のうちの1つまたは複数を含む、C159に記載の方法。
[C172]
前記デバイスはソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)を含み、
前記第2のデバイスはヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
C159に記載の方法。
[C173]
エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたデバイスであって、
前記XR体験の1つまたは複数のビデオフレームに関連付けられた複数のPPDUを第2のデバイスに提供するように試みるように構成されたインターフェースと、
前記複数のPPDUを提供するように試みることに関連付けられたPPDU送信レイテンシ、または
前記複数のPPDUを提供するように試みることに関連付けられたPPDU送信欠落、
のうちの1つまたは複数を測定するように構成された処理システムと、
を備え、
前記XR体験の1つまたは複数のパラメータは調整され、前記測定値のうちの1つまたは複数に関連付けられる、
デバイス。
[C174]
前記インターフェースは、前記第2のデバイスから1つまたは複数のポーズデータフレームを取得するようにさらに構成され、ここにおいて、前記1つまたは複数のビデオフレームの各々は、前記1つまたは複数のポーズデータフレームのうちの1つのポーズデータフレームに関連付けられ、
前記処理システムは、前記1つまたは複数のポーズデータフレームを取得することに関連付けられたポーズデータフレーム配信レイテンシを測定するようにさらに構成される、
C173に記載のデバイス。
[C175]
前記処理システムは、前記1つまたは複数のポーズデータフレームを取得することに関連付けられた、欠落または遅延したポーズデータフレームの頻度を測定するようにさらに構成される、C174に記載のデバイス。
[C176]
前記インターフェースは、前記第2のデバイスに提供される1つまたは複数のパケットのヘッダの集約制御(A-Control)フィールド内で、前記第2のデバイスに前記1つまたは複数の測定値の指示を提供するようにさらに構成される、C175に記載のデバイス。
[C177]
前記A-Controlフィールドは、前記1つまたは複数の測定値の前記指示のために予約された制御識別子(ID)を含む、C176に記載のデバイス。
[C178]
前記1つまたは複数の測定値は、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間のリンク品質のリンク品質測定値を含み、
前記A-Controlフィールドは前記リンク品質の指示を含む、
C176に記載のデバイス。
[C179]
前記A-Controlフィールドは、前記リンク品質を示すために予約されたビットを含む、C178に記載のデバイス。
[C180]
前記1つまたは複数のパケットは、
送信要求(RTS)フレームもしくは送信可(CTS)フレーム、
データフレーム、または
ブロック確認応答(BA)フレーム、
のうちの1つまたは複数に含まれる、C176に記載のデバイス。
[C181]
前記XR体験の前記1つまたは複数のパラメータを調整することは、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間の1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを調整することを含み、ここにおいて、前記1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを調整することは、
前記デバイスおよび前記第2のデバイスに関連付けられた目標起床時間(TWT)省電力モードのTWTウィンドウのデューティサイクルを調整すること、
前記TWT省電力モードを有効化もしくは無効化すること、
前記デバイスおよび前記第2のデバイスが通信するワイヤレス動作チャネルを変更すること、
前記ワイヤレス動作チャネルサイズを調整すること、
変調およびコーディング方式(MCS)を調整すること、
前記1つまたは複数のPPDUの少なくとも一部分を前記第2のデバイスに提供するために順方向誤り訂正(FEC)を有効化もしくは無効化すること、または
前記1つまたは複数のPPDUの少なくとも前記一部分を前記第2のデバイスに提供するために前記FECを調整すること、
のうちの1つまたは複数を含む、C176に記載のデバイス。
[C182]
前記調整された1つまたは複数のパラメータの指示は、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間で通信され、
前記指示は、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間で通信される1つまたは複数のパケットのヘッダの集約制御(A-Control)フィールドに含まれる、C175に記載のデバイス。
[C183]
前記A-Controlフィールドは、前記指示のために予約された制御識別子(ID)を含む、C182に記載のデバイス。
[C184]
前記1つまたは複数のパケットは、
送信要求(RTS)フレームもしくは送信可(CTS)フレーム、
データフレーム、または
ブロック確認応答(BA)フレーム、
のうちの1つまたは複数に含まれる、C182に記載のデバイス。
[C185]
前記XR体験の前記1つまたは複数のパラメータを調整することは、1つまたは複数のビデオパラメータを調整することを含み、ここにおいて、前記ビデオパラメータは、
ビデオフレームレート、
ビデオ解像度、
ターゲット符号化データレート、または
ビデオコーデック
のうちの1つまたは複数を含む、C173に記載のデバイス。
[C186]
前記デバイスはソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)を含み、
前記第2のデバイスはヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
C173に記載のデバイス。
[C187]
デバイスによって実行される方法であって、
エクステンデッドリアリティ(XR)体験の1つまたは複数のビデオフレームに関連付けられた複数のポーズデータフレームを第2のデバイスに提供するように試みることと、
前記複数のポーズデータフレームを提供するように試みることに関連付けられたポーズデータフレーム送信レイテンシ、または
前記複数のポーズデータフレームを提供するように試みることに関連付けられたポーズデータフレーム送信欠落、
のうちの1つまたは複数を測定することと、
を備え、
前記XR体験の1つまたは複数のパラメータは、調整され、前記測定値のうちの1つまたは複数に関連付けられる、方法。
[C188]
前記デバイスの並べ替え(REO)キューにおいて、前記第2のデバイスから1つまたは複数の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を取得することと、ここにおいて、各MSDUは、前記1つまたは複数のビデオフレームのビデオスライスに関連付けられる、
前記REOキューから1つまたは複数のMSDUを削除するために、1回または複数回前記REOキューをフラッシュすることと、
前記REOキューをフラッシュすることに関連付けられたREOフラッシュ時間を計測することと、
をさらに備える、C187に記載の方法。
[C189]
1つまたは複数のビデオフレームについて、
ビデオフレームに関連付けられた最初のMSDUを取得することと、
前記ビデオフレームに関連付けられた最後のMSDUを取得することと、
1つまたは複数のビデオフレーム用の前記最初のMSDUと前記最後のMSDUとを取得することに関連付けられたビデオフレーム配信レイテンシを測定することと、
をさらに備える、C188に記載の方法。
[C190]
前記最初のMSDUおよび前記最後のMSDUは、差別化サービスフィールドコードポイント(DSCP)値によって識別される、C189に記載の方法。
[C191]
前記第2のデバイスに提供される1つまたは複数のパケットのヘッダの集約制御(A-Control)フィールド内で、前記第2のデバイスに前記1つまたは複数の測定値の指示を提供することをさらに備える、C190に記載の方法。
[C192]
前記A-Controlフィールドは、前記1つまたは複数の測定値の前記指示のために予約された制御識別子(ID)を含む、C191に記載の方法。
[C193]
前記1つまたは複数の測定値は、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間のリンク品質のリンク品質測定値を含み、
前記A-Controlフィールドは前記リンク品質の指示を含む、
C191に記載の方法。
[C194]
前記A-Controlフィールドは、前記リンク品質を示すために予約されたビットを含む、C193に記載の方法。
[C195]
前記1つまたは複数のパケットは、
送信要求(RTS)フレームもしくは送信可(CTS)フレーム、
データフレーム、または
ブロック確認応答(BA)フレーム、
のうちの1つまたは複数に含まれる、C191に記載の方法。
[C196]
前記XR体験の前記1つまたは複数のパラメータを調整することは、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間の1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを調整することを含み、
前記1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを調整することは、
前記デバイスおよび前記第2のデバイスに関連付けられた目標起床時間(TWT)省電力モードのTWTウィンドウのデューティサイクルを調整すること、
前記TWT省電力モードを有効化もしくは無効化すること、
前記デバイスおよび前記第2のデバイスが通信するワイヤレス動作チャネルを変更すること、
前記ワイヤレス動作チャネルサイズを調整すること、
変調およびコーディング方式(MCS)を調整すること、
前記1つまたは複数のPPDUの少なくとも一部分を前記第2のデバイスに提供するために順方向誤り訂正(FEC)を有効化もしくは無効化すること、または
前記1つまたは複数のPPDUの少なくとも前記一部分を前記第2のデバイスに提供するために前記FECを調整すること、
のうちの1つまたは複数を含む、C191に記載の方法。
[C197]
前記調整された1つまたは複数のパラメータの指示は、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間で通信され、
前記指示は、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間で通信される1つまたは複数のパケットのヘッダの集約制御(A-Control)フィールドに含まれる、
C190に記載の方法。
[C198]
前記A-Controlフィールドは、前記指示のために予約された制御識別子(ID)を含む、C197に記載の方法。
[C199]
前記1つまたは複数のパケットは、
送信要求(RTS)フレームもしくは送信可(CTS)フレーム、
データフレーム、または
ブロック確認応答(BA)フレーム、
のうちの1つまたは複数に含まれる、C197に記載の方法。
[C200]
ジッタバッファのアンダーフローもしくはオーバーフロー、または
表示されるべきビデオフレームに関連付けられた欠落パケット、
のうちの1つまたは複数を測定することをさらに備える、C187に記載の方法。
[C201]
前記第2のデバイスはソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)を含み、
前記デバイスはヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
C187に記載の方法。
[C202]
エクステンデッドリアリティ(XR)体験向けに構成されたデバイスであって、
前記XR体験の1つまたは複数のビデオフレームに関連付けられた複数のポーズデータフレームを第2のデバイスに提供するように試みるように構成されたインターフェースと、
前記複数のポーズデータフレームを提供するように試みることに関連付けられたポーズデータフレーム送信レイテンシ、または
前記複数のポーズデータフレームを提供するように試みることに関連付けられたポーズデータフレーム送信欠落、
のうちの1つまたは複数を測定するように構成された処理システムと、
を備え、
前記XR体験の1つまたは複数のパラメータは、調整され、前記測定値のうちの1つまたは複数に関連付けられる、デバイス。
[C203]
前記インターフェースは、前記デバイスの並べ替え(REO)キューにおいて、前記第2のデバイスから1つまたは複数の媒体アクセス制御レイヤ(MAC)サービスデータユニット(MSDU)を取得するようにさらに構成され、ここにおいて、各MSDUは、前記1つまたは複数のビデオフレームのビデオスライスに関連付けられ、
前記処理システムは、
前記REOキューから1つまたは複数のMSDUを削除するために、1回または複数回前記REOキューをフラッシュすることと、
前記REOキューをフラッシュすることに関連付けられたREOフラッシュ時間を計測することと、
を行うようにさらに構成される、
C202に記載のデバイス。
[C204]
前記インターフェースh、1つまたは複数のビデオフレームについて、
ビデオフレームに関連付けられた最初のMSDUを取得することと、
前記ビデオフレームに関連付けられた最後のMSDUを取得することと
を行うようにさらに構成され、
前記処理システムは、1つまたは複数のビデオフレーム用の前記最初のMSDUと前記最後のMSDUとを取得することに関連付けられたビデオフレーム配信レイテンシを測定するようにさらに構成される、
C203に記載のデバイス。
[C205]
前記最初のMSDUおよび前記最後のMSDUは、差別化サービスフィールドコードポイント(DSCP)値によって識別される、C204に記載のデバイス。
[C206]
前記インターフェースは、前記第2のデバイスに提供される1つまたは複数のパケットのヘッダの集約制御(A-Control)フィールド内で、前記第2のデバイスに前記1つまたは複数の測定値の指示を提供するようにさらに構成される、C205に記載のデバイス。
[C207]
前記A-Controlフィールドは、前記1つまたは複数の測定値の前記指示のために予約された制御識別子(ID)を含む、C206に記載のデバイス。
[C208]
前記1つまたは複数の測定値は、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間のリンク品質のリンク品質測定値を含み、
前記A-Controlフィールドは前記リンク品質の指示を含む、
C206に記載のデバイス。
[C209]
前記A-Controlフィールドは、前記リンク品質を示すために予約されたビットを含む、C208に記載のデバイス。
[C210]
前記1つまたは複数のパケットは、
送信要求(RTS)フレームもしくは送信可(CTS)フレーム、
データフレーム、または
ブロック確認応答(BA)フレーム、
のうちの1つまたは複数に含まれる、C206に記載のデバイス。
[C211]
前記XR体験の前記1つまたは複数のパラメータを調整することは、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間の1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを調整することを含み、
前記1つまたは複数のワイヤレス通信パラメータを調整することは、
前記デバイスおよび前記第2のデバイスに関連付けられた目標起床時間(TWT)省電力モードのTWTウィンドウのデューティサイクルを調整すること、
前記TWT省電力モードを有効化もしくは無効化すること、
前記デバイスおよび前記第2のデバイスが通信するワイヤレス動作チャネルを変更すること、
前記ワイヤレス動作チャネルサイズを調整すること、
変調およびコーディング方式(MCS)を調整すること、
前記1つまたは複数のPPDUの少なくとも一部分を前記第2のデバイスに提供するために順方向誤り訂正(FEC)を有効化もしくは無効化すること、または
前記1つまたは複数のPPDUの少なくとも前記一部分を前記第2のデバイスに提供するために前記FECを調整すること、
のうちの1つまたは複数を含む、C206に記載のデバイス。
[C212]
前記調整された1つまたは複数のパラメータの指示は、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間で通信され、
前記指示は、前記デバイスと前記第2のデバイスとの間で通信される1つまたは複数のパケットのヘッダの集約制御(A-Control)フィールドに含まれる、
C205に記載のデバイス。
[C213]
前記A-Controlフィールドは、前記指示のために予約された制御識別子(ID)を含む、C212に記載のデバイス。
[C214]
前記1つまたは複数のパケットは、
送信要求(RTS)フレームもしくは送信可(CTS)フレーム、
データフレーム、または
ブロック確認応答(BA)フレーム、
のうちの1つまたは複数に含まれる、C212に記載のデバイス。
[C215]
前記処理システムは、
ジッタバッファのアンダーフローもしくはオーバーフロー、または
表示されるべきビデオフレームに関連付けられた欠落パケット、
のうちの1つまたは複数を測定するようにさらに構成される、C202に記載のデバイス。
[C216]
前記第2のデバイスはソフトウェア対応アクセスポイント(SAP)を含み、
前記デバイスはヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
C202に記載のデバイス。
[C217]
ワイヤレス通信デバイスによって実行される方法であって、
第1のワイヤレスリンクを介して第1のデバイスと通信することと、
第2のワイヤレスリンクを介して第2のデバイスと通信することと、
を備え、
前記ワイヤレス通信デバイスは、マルチリンク動作(MLO)技法または目標起床時間(TWT)モードのうちの1つを使用して、前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスと同時に通信し、
前記ワイヤレス通信デバイスは、前記第1のワイヤレスリンク上の通信と比べて前記第2のワイヤレスリンク上の通信に選好を与えるように構成される、
方法。
[C218]
前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスと同時に通信することは、
前記ワイヤレス通信デバイスが、前記第1のデバイスからの1つまたは複数のパケットの受信中に、前記第2のデバイスに送信するべきときのために、
前記第1のデバイスからの前記1つまたは複数のパケットの受信の完了前に、前記第2のデバイスに送信することと、
前記第2のデバイスに送信した後に、前記第2のデバイスからブロック確認応答(BA)を取得することと、
前記ワイヤレス通信デバイスが前記1つまたは複数のパケットの前記受信に確認応答するために、前記第1のデバイスにBAを提供することを止めることと、
を含む、C217に記載の方法。
[C219]
前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスと同時に通信することは、
前記ワイヤレス通信デバイスが、前記第1のデバイスからの1つまたは複数のパケットの受信中に、前記第2のデバイスから1つまたは複数のパケットを取得するべきときのために、
前記第1のデバイスからの前記1つまたは複数のパケットの受信中に、前記第2のデバイスから前記1つまたは複数のパケットを取得することと、
前記第2のデバイスから前記1つまたは複数のパケットを取得した後に、前記第2のデバイスにブロック確認応答(BA)を提供することと、
前記ワイヤレス通信デバイスが前記第1のデバイスからの前記1つまたは複数のパケットの前記受信に確認応答するために、前記第1のデバイスにBAを提供することを止めることと、
を含む、C217に記載の方法。
[C220]
前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスと同時に通信することは、
前記ワイヤレス通信デバイスが、前記第1のデバイスへの送信中に前記第2のデバイスに送信するべきときのために、
前記第2のデバイスへの前記送信を前記第1のデバイスへの前記送信と同期させること、
1つもしくは複数の時分割多重化(TDM)ウィンドウの外側の前記第1のデバイスへの送信を止めること、ここにおいて、
前記第1のデバイスへの送信は、前記1つもしくは複数のTDMウィンドウの間であり、
前記第2のデバイスへの送信は、前記1つもしくは複数のTDMウィンドウの外側である、
最大物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)持続時間もしくはバースト持続時間のうちの1つもしくは複数を低減すること、
前記第1のデバイスへの送信に関連付けられた送信バッファからパケットをフラッシュすること、または
ワイヤレス媒体を確保するための時間期間を長引かせるために、送信可(CTS)ツーセルフ(CTS-to-Self)フレームをブロードキャストすること、ここにおいて、
前記ワイヤレス媒体は前記第1のワイヤレスリンクと前記第2のワイヤレスリンクとを含み、
前記時間期間は、前記第1のデバイスへの前記送信および前記第2のデバイスへの前記送信のために十分な長さの時間期間である、
のうちの1つまたは複数を実行すること、
を含む、C217に記載の方法。
[C221]
前記第2のデバイスへの前記送信を前記第1のデバイスへの前記送信と同期させることは、
前記第1のデバイスへの前記送信の開始を前記第2のデバイスへの前記送信の開始と同期させることと、
前記第1のデバイスへの前記送信の終了を前記第2のデバイスへの前記送信の終了と同期させるために、前記第2のデバイスへの前記送信を長引かせることと、ここにおいて、前記第2のワイヤレスリンクに関連付けられたバックオフは、前記第1のデバイスへの前記送信と前記第2のデバイスへの前記送信が同期したときに低減される、
を含む、C220に記載の方法。
[C222]
前記第2のデバイスへの送信に関連付けられた時分割多重化ウィンドウの間に、前記第1のデバイスへの送信を止めるときのために、前記第1のデバイスは、目標起床時間(TWT)モードをサポートすることを止めさせる、C220に記載の方法。
[C223]
前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスと同時に通信することは、
前記ワイヤレス通信デバイスが、前記第1のデバイスへの送信中に前記第2のデバイスから1つまたは複数のパケットを取得するべきときのために、
1つもしくは複数の時分割多重化(TDM)ウィンドウの間に、前記第2のデバイスから前記1つもしくは複数のパケットを取得することを止めること、ここにおいて、
前記第1のデバイスへの送信は、前記1つもしくは複数のTDMウィンドウの間であり、
前記第2のデバイスからの受信は、前記1つもしくは複数のTDMウィンドウの外側である、
最大物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)持続時間もしくはバースト持続時間のうちの1つもしくは複数を低減すること、または
前記第1のデバイスに送信する前に、前記第1のデバイスへの送信の前記持続時間の間ワイヤレス媒体を確保するために、ネットワーク割振りベクトル(NAV)値を示すフレームを前記第2のデバイスに提供すること、ここにおいて、前記ワイヤレス媒体が前記第1のワイヤレスリンクと前記第2のワイヤレスリンクとを含む、
のうちの1つまたは複数を実行すること、
を含む、C217に記載の方法。
[C224]
前記第2のワイヤレスリンク上の前記通信は、エクステンデッドリアリティ(XR)体験に関連付けられる、C217に記載の方法。
[C225]
前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスと同時に通信することは、
前記第2のワイヤレスリンク上に通信用の第1の目標起床時間(TWT)セッションを構成することと、ここにおいて
前記第1のTWTセッションは、前記第2のワイヤレスリンク上の第1の複数のTWTウィンドウに関連付けられ、
前記第1の複数のTWTウィンドウは、前記ワイヤレス通信デバイスにおけるXRアクティビティに関連付けられ、
前記XRアクティビティは、前記第2のデバイスから1つまたは複数のポーズデータフレームを取得することと、1つまたは複数のビデオフレームをレンダリングすることと、1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)を介して前記第2のデバイスに前記1つまたは複数のビデオフレームを提供することとを含み、
前記第1のワイヤレスリンク上に通信用の第2のTWTセッションを構成することと、ここにおいて、
前記第2のTWTセッションは、前記第1の複数のTWTウィンドウの間に散在する第2の複数のTWTウィンドウに関連付けられ、
前記第2の複数のTWTウィンドウは、前記第1のデバイスと前記ワイヤレス通信デバイスとの間のワイヤレスアクティビティに関連付けられ、
前記第1の複数のTWTウィンドウは、前記第2の複数のTWTウィンドウと重複しない、
前記第1の複数のTWTウィンドウの間に前記第2のデバイスと通信することと、
前記第2の複数のTWTウィンドウの間に前記第1のデバイスと通信することと、
を含む、C224に記載の方法。
[C226]
前記第1の複数のTWTウィンドウと前記第2の複数のTWTウィンドウとの間のドリフトを測定することと、ここにおいて、
前記第1のTWTセッションは、前記ワイヤレス通信デバイスに関連付けられたアプリケーションレイヤクロックに関連付けられ、
前記第2のTWTセッションは、媒体アクセス制御レイヤ(MAC)におけるワイヤレス通信デバイス(WCD)クロックに関連付けられ、
前記ドリフトを低減するために、前記第1の複数のTWTウィンドウまたは前記第2の複数のTWTウィンドウのうちの1つまたは複数のタイミングを調整することと、
をさらに備える、C225に記載の方法。
[C227]
前記ドリフトは、前記アプリケーションレイヤクロックの忠実度と前記WCDクロックの忠実度との間の差に関連付けられる、C226に記載の方法。
[C228]
前記ドリフトは、前記アプリケーションレイヤクロックの共振周波数と前記WCDクロックの共振周波数との間の差に関連付けられる、C226に記載の方法。
[C229]
前記第1のデバイスはアクセスポイント(AP)であり、
前記ワイヤレス通信デバイスは、前記APと前記第2のデバイスとの間のリレー局(STA)に含まれる、
C224に記載の方法。
[C230]
前記APまたは前記リレーSTAのうちの1つまたは複数は、レンダリングデバイスであり、
前記第2のデバイスは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
C229に記載の方法。
[C231]
ワイヤレス通信デバイスであって、
処理システムと、
インターフェースと、を備え、前記インターフェースは、
第1のワイヤレスリンクを介して第1のデバイスと通信することと、
第2のワイヤレスリンクを介して第2のデバイスと通信することと、
を行うように構成され、
前記ワイヤレス通信デバイスは、マルチリンク動作(MLO)技法または目標起床時間(TWT)モードのうちの1つを使用して、前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスと同時に通信し、
前記ワイヤレス通信デバイスは、前記第1のワイヤレスリンク上の通信と比べて前記第2のワイヤレスリンク上の通信に選好を与えるように構成される、
ワイヤレス通信デバイス。
[C232]
前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスと同時に通信することは、
前記ワイヤレス通信デバイスが、前記第1のデバイスからの1つまたは複数のパケットの受信中に、前記第2のデバイスに送信するべきときのために、
前記第1のデバイスからの前記1つまたは複数のパケットの受信の完了前に、前記第2のデバイスに送信することと、
前記第2のデバイスに送信した後に、前記第2のデバイスからブロック確認応答(BA)を取得することと、
前記ワイヤレス通信デバイスが前記1つまたは複数のパケットの前記受信に確認応答するために、前記第1のデバイスにBAを提供することを止めることと、
を含む、C231に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C233]
前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスと同時に通信することは、
前記ワイヤレス通信デバイスが、前記第1のデバイスからの1つまたは複数のパケットの受信中に、前記第2のデバイスから1つまたは複数のパケットを取得するべきときのために、
前記第1のデバイスからの前記1つまたは複数のパケットの受信中に、前記第2のデバイスから前記1つまたは複数のパケットを取得することと、
前記第2のデバイスから前記1つまたは複数のパケットを取得した後に、前記第2のデバイスにブロック確認応答(BA)を提供することと、
前記ワイヤレス通信デバイスが前記第1のデバイスからの前記1つまたは複数のパケットの前記受信に確認応答するために、前記第1のデバイスにBAを提供することを止めることと、
を含む、C231に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C234]
前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスと同時に通信することは、
前記ワイヤレス通信デバイスが、前記第1のデバイスへの送信中に前記第2のデバイスに送信するべきときのために、
前記第2のデバイスへの前記送信を前記第1のデバイスへの前記送信と同期させること、
1つもしくは複数の時分割多重化(TDM)ウィンドウの外側の前記第1のデバイスへの送信を止めること、ここにおいて、
前記第1のデバイスへの送信は、前記1つもしくは複数のTDMウィンドウの間であり、
前記第2のデバイスへの送信は、前記1つもしくは複数のTDMウィンドウの外側である、
最大物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)持続時間もしくはバースト持続時間のうちの1つもしくは複数を低減すること、
前記第1のデバイスへの送信に関連付けられた送信バッファからパケットをフラッシュすること、または
ワイヤレス媒体を確保するための時間期間を長引かせるために、送信可(CTS)ツーセルフ(CTS-to-Self)フレームをブロードキャストすること、ここにおいて、
前記ワイヤレス媒体は前記第1のワイヤレスリンクと前記第2のワイヤレスリンクとを含み、
前記時間期間は、前記第1のデバイスへの前記送信および前記第2のデバイスへの前記送信のために十分な長さの時間期間である、
のうちの1つまたは複数を実行すること、
を含む、C231に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C235]
前記第2のデバイスへの前記送信を前記第1のデバイスへの前記送信と同期させることは、
前記第1のデバイスへの前記送信の開始を前記第2のデバイスへの前記送信の開始と同期させることと、
前記第1のデバイスへの前記送信の終了を前記第2のデバイスへの前記送信の終了と同期させるために、前記第2のデバイスへの前記送信を長引かせることと、ここにおいて、前記第2のワイヤレスリンクに関連付けられたバックオフは、前記第1のデバイスへの前記送信と前記第2のデバイスへの前記送信が同期したときに低減される、
を含む、C234に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C236]
前記第2のデバイスへの送信に関連付けられた時分割多重化ウィンドウの間に、前記第1のデバイスへの送信を止めるときのために、前記第1のデバイスは、目標起床時間(TWT)モードをサポートすることを止めさせる、C234に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C237]
前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスと同時に通信することは、
前記ワイヤレス通信デバイスが、前記第1のデバイスへの送信中に前記第2のデバイスから1つまたは複数のパケットを取得するべきときのために、
1つもしくは複数の時分割多重化(TDM)ウィンドウの間に、前記第2のデバイスから前記1つもしくは複数のパケットを取得することを止めること、ここにおいて、
前記第1のデバイスへの送信は、前記1つもしくは複数のTDMウィンドウの間であり、
前記第2のデバイスからの受信は、前記1つもしくは複数のTDMウィンドウの外側である、
最大物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)持続時間もしくはバースト持続時間のうちの1つもしくは複数を低減すること、または
前記第1のデバイスに送信する前に、前記第1のデバイスへの送信の前記持続時間の間ワイヤレス媒体を確保するために、ネットワーク割振りベクトル(NAV)値を示すフレームを前記第2のデバイスに提供すること、ここにおいて、前記ワイヤレス媒体が前記第1のワイヤレスリンクと前記第2のワイヤレスリンクとを含む、
のうちの1つまたは複数を実行すること、
を含む、C231に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C238]
前記第2のワイヤレスリンク上の前記通信は、エクステンデッドリアリティ(XR)体験に関連付けられる、C231に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C239]
前記第1のデバイスおよび前記第2のデバイスと同時に通信することは、
前記第2のワイヤレスリンク上に通信用の第1の目標起床時間(TWT)セッションを構成することと、ここにおいて
前記第1のTWTセッションは、前記第2のワイヤレスリンク上の第1の複数のTWTウィンドウに関連付けられ、
前記第1の複数のTWTウィンドウは、前記ワイヤレス通信デバイスにおけるXRアクティビティに関連付けられ、
前記XRアクティビティは、前記第2のデバイスから1つまたは複数のポーズデータフレームを取得することと、1つまたは複数のビデオフレームをレンダリングすることと、1つまたは複数の物理レイヤ(PHY)プロトコルデータユニット(PPDU)を介して前記第2のデバイスに前記1つまたは複数のビデオフレームを提供することとを含み、
前記第1のワイヤレスリンク上に通信用の第2のTWTセッションを構成することと、ここにおいて、
前記第2のTWTセッションは、前記第1の複数のTWTウィンドウの間に散在する第2の複数のTWTウィンドウに関連付けられ、
前記第2の複数のTWTウィンドウは、前記第1のデバイスと前記ワイヤレス通信デバイスとの間のワイヤレスアクティビティに関連付けられ、
前記第1の複数のTWTウィンドウは、前記第2の複数のTWTウィンドウと重複しない、
前記第1の複数のTWTウィンドウの間に前記第2のデバイスと通信することと、
前記第2の複数のTWTウィンドウの間に前記第1のデバイスと通信することと、
を含む、C238に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C240]
前記処理システムは、
前記第1の複数のTWTウィンドウと前記第2の複数のTWTウィンドウとの間のドリフトを測定することと、ここにおいて、
前記第1のTWTセッションは、前記ワイヤレス通信デバイスに関連付けられたアプリケーションレイヤクロックに関連付けられ、
前記第2のTWTセッションは、媒体アクセス制御レイヤ(MAC)におけるワイヤレス通信デバイス(WCD)クロックに関連付けられ、
前記ドリフトを低減するために、前記第1の複数のTWTウィンドウまたは前記第2の複数のTWTウィンドウのうちの1つまたは複数のタイミングを調整することと、
を行うようにさらに構成される、C239に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C241]
前記ドリフトは、前記アプリケーションレイヤクロックの忠実度と前記WCDクロックの忠実度との間の差に関連付けられる、C240に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C242]
前記ドリフトは、前記アプリケーションレイヤクロックの共振周波数と前記WCDクロックの共振周波数との間の差に関連付けられる、C240に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C243]
前記第1のデバイスはアクセスポイント(AP)であり、
前記ワイヤレス通信デバイスは、前記APと前記第2のデバイスとの間のリレー局(STA)に含まれる、
C238に記載のワイヤレス通信デバイス。
[C244]
前記APまたは前記リレーSTAのうちの1つまたは複数は、レンダリングデバイスであり、
前記第2のデバイスは、ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を含む、
C243に記載のワイヤレス通信デバイス。
【国際調査報告】