(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-27
(54)【発明の名称】ドキュメント内容の呈示方法、装置及び電子機器
(51)【国際特許分類】
G06F 3/04817 20220101AFI20240219BHJP
【FI】
G06F3/04817
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023552298
(86)(22)【出願日】2022-03-01
(85)【翻訳文提出日】2023-09-12
(86)【国際出願番号】 CN2022078663
(87)【国際公開番号】W WO2022184064
(87)【国際公開日】2022-09-09
(31)【優先権主張番号】202110227812.X
(32)【優先日】2021-03-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】▲陳▼ ▲偉▼
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA24
5E555AA76
5E555BA02
5E555BA03
5E555BA05
5E555BA06
5E555BB02
5E555BB03
5E555BB05
5E555BB06
5E555BC08
5E555BC17
5E555BC18
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5E555CA18
5E555CB03
5E555CB12
5E555CB44
5E555CC13
5E555CC14
5E555CC15
5E555DB06
5E555DB13
5E555DB18
5E555DB43
5E555DC12
5E555DC13
5E555DC16
5E555DC84
5E555DD06
5E555EA07
5E555EA08
5E555FA00
(57)【要約】
本開示の実施例は、ドキュメント内容の呈示方法、装置及び電子機器を開示する。当該方法の具体的な一実施形態は、ドキュメント内容における第1親子構造に対するアイコン表示トリガー操作に応答して、第1親子構造には子内容が存在するか否かを決定するステップであって、アイコン表示トリガー操作が目標折り畳みアイコンの表示をトリガーするためのものであるステップと、第1親子構造には子内容が存在することに応答して、第1親子構造における子内容を展開し、且つ目標折り畳みアイコンを表示するステップと、目標折り畳みアイコンのトリガー操作に応答して、第1親子構造における子内容を折り畳むステップと、を含む。これによって、ユーザがドキュメント内容を閲覧又は編集するときに、第1親子構造における子内容を柔軟に呈示又は折り畳むことができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドキュメント内容における第1親子構造に対するアイコン表示トリガー操作に応答して、前記第1親子構造には子内容が存在するか否かを決定するステップであって、前記アイコン表示トリガー操作が目標折り畳みアイコンの表示をトリガーするためのものであるステップと、
前記第1親子構造には子内容が存在することに応答して、前記第1親子構造における子内容を展開し、且つ前記目標折り畳みアイコンを表示するステップと、
前記目標折り畳みアイコンのトリガー操作に応答して、前記第1親子構造における子内容を折り畳むステップと、を含むことを特徴とするドキュメント内容の呈示方法。
【請求項2】
前記第1親子構造における子内容が折り畳まれている間に、前記目標折り畳みアイコンを目標展開アイコンに切り替えるステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記アイコン表示トリガー操作は、カーソルを前記第1親子構造が位置する行にホバリングさせることを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記目標折り畳みアイコンのトリガー操作に応答して、前記第1親子構造における子内容を折り畳む前記ステップの前に、
前記アイコン表示トリガー操作の実行が終了したことに応答して、前記目標折り畳みアイコンの表示を取り消すステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1親子構造における子内容が折り畳まれた後、前記第1親子構造における親内容の移動操作に基づいて、前記第1親子構造における親内容及び折り畳まれた子内容のドキュメント内容における位置を移動させるステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1親子構造における子内容が折り畳まれた後、カーソルが前記第1親子構造における親内容が位置する行の所定の位置に位置することに応答し、及びキーボードにおける第1所定のキーのトリガー操作に応答して、
前記第1親子構造における子内容を展開することと、
前記第1親子構造における親内容が位置する行の下方に空白行を挿入することと、の少なくとも1つの操作を実行することを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
ペーストされるべき第2親子構造における子内容が折り畳まれたことに応答して、子内容が折り畳まれた形式で前記第2親子構造をドキュメント内容にペーストするステップを更に含み、前記第2親子構造は、前記第2親子構造における親内容のコピー操作に応答して、コピーを実行することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
ドキュメント内容は、隣接する行の第1内容及び第2内容を含み、前記第1内容が位置する行は、前記第2内容が位置する行の前に配列し、及び
前記方法は、前記第1内容が位置する行の所定の位置にカーソルが位置することに応答し、及びキーボードにおける第2所定のキーのトリガー操作に応答して、前記第1内容を親内容とし、前記第2内容を子内容とし、目標親子構造を形成するステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
ドキュメントの現在のユーザが編集権限を有することに応答して、サーバによって前記ドキュメントの他のユーザに前記第1親子構造の子内容折り畳み情報を転送して、前記他のユーザが閲覧する前記ドキュメントにおいて前記第1親子構造に含まれる子内容を折り畳むステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記他のユーザが閲覧する前記ドキュメントにおける前記第1親子構造に含まれる子内容は、
前記子内容折り畳み情報を受信したことに応答して、前記ドキュメントにおいて前記第1親子構造における子内容をリアルタイムで折り畳むこと、又は前記子内容折り畳み情報を受信した後、前記ドキュメントが内容更新条件を満たすことに応答して、前記ドキュメントにおいて前記第1親子構造における子内容を折り畳むこと、又は
前記子内容折り畳み情報を受信した後、折り畳み確認コントロールが含まれる提示画面を呈示し、前記折り畳み確認コントロールのトリガー操作に応答して、前記ドキュメントにおいて前記第1親子構造における子内容を折り畳むこと、によって折り畳まれることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記子内容折り畳み情報を受信した後、前記他のユーザが閲覧する前記ドキュメントにおいて、前記第1親子構造が子内容の編集中、又は子内容コメント情報の編集中であることに応答して、前記第1親子構造における子内容はリアルタイムな折り畳みを拒絶することを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項12】
ドキュメントの現在のユーザが閲覧権限を有することに応答して、前記ドキュメントの他のユーザに前記第1親子構造の子内容折り畳み情報を転送することを拒絶するステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記ドキュメントが内容更新条件を満たすことに応答し、及びサーバによって転送される子内容操作情報を受信したことに応答して、前記子内容操作情報に基づいて、前記第1親子構造における子内容を展開又は折り畳むステップを更に含み、前記子内容操作情報は、編集権限を有する他のユーザに前記第1親子構造における子内容を最新に展開又は折り畳むことを指示することを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
親子構造における親内容は、
タイトル形式で呈示される内容と、順序なしリスト形式で呈示される内容と、順序付きリスト形式で呈示される内容と、タスクリスト形式で呈示される内容との少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1-13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
ドキュメント内容における第1親子構造に対するアイコン表示トリガー操作に応答して、前記第1親子構造には子内容が存在するか否かを決定するための決定ユニットであって、前記アイコン表示トリガー操作が目標折り畳みアイコンの表示をトリガーするためのものである決定ユニットと、
前記第1親子構造には子内容が存在することに応答して、前記第1親子構造における子内容を展開し、且つ前記目標折り畳みアイコンを表示するための展開ユニットと、
前記目標折り畳みアイコンのトリガー操作に応答して、前記第1親子構造における子内容を折り畳むための折り畳みユニットと、を備えることを特徴とするドキュメント内容の呈示装置。
【請求項16】
1つ又は複数のプロセッサと、
1つ又は複数のプログラムを記憶するために用いられる記憶装置と、を備え、
前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサにより実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサが請求項1-14のいずれか一項に記載の方法を実現することを特徴とする電子機器。
【請求項17】
コンピュータプログラムを記憶しているコンピュータ可読媒体であって、当該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、請求項1-14のいずれか一項に記載の方法を実現することを特徴とするコンピュータ可読媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本願は、2021年03月01日に出願された、発明の名称が「ドキュメント内容の呈示方法、装置及び電子機器」である中国特許出願第202110227812.X号の優先権を主張するものであり、この出願の全ての内容は、参照によって本願に組み込まれる。
【0002】
[技術分野]
本開示の実施例は、コンピュータの技術分野に関し、特に、ドキュメント内容の呈示方法、装置及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0003】
日常の勉強又は仕事において、ドキュメントはユーザが情報を閲覧又は編集する重要な手段の一つとなっている。
【0004】
関連技術において、ドキュメント内容の長さが長い場合、ドキュメント内容を折り畳むことができないため、ユーザがドキュメント内容を閲覧又は編集する柔軟性は低くなる。
【発明の概要】
【0005】
当該開示内容は、後の具体的な実施形態で詳細に説明される構想を簡潔な形で伝えるために提供される。当該開示内容は、保護を主張する技術的解決手段の重要な特徴又は必要な特徴を特定することを目指すものではなく、保護を主張する技術的解決手段の範囲を制限することを目指すものでもない。
【0006】
本開示の実施例は、ドキュメント内容の呈示方法、装置及び電子機器を提供し、ユーザがドキュメント内容を閲覧又は編集するときに、第1親子構造における子内容を柔軟に呈示又は折り畳むことができる。
【0007】
第1態様において、本開示の実施例は、ドキュメント内容における第1親子構造に対するアイコン表示トリガー操作に応答して、第1親子構造には子内容が存在するか否かを決定するステップであって、アイコン表示トリガー操作が目標折り畳みアイコンの表示をトリガーするためのものであるステップと、第1親子構造には子内容が存在することに応答して、第1親子構造における子内容を展開し、且つ目標折り畳みアイコンを表示するステップと、目標折り畳みアイコンのトリガー操作に応答して、第1親子構造における子内容を折り畳むステップと、を含むドキュメント内容の呈示方法を提供する。
【0008】
第2態様において、本開示の実施例は、ドキュメント内容における第1親子構造に対するアイコン表示トリガー操作に応答して、第1親子構造には子内容が存在するか否かを決定するための決定ユニットであって、アイコン表示トリガー操作が目標折り畳みアイコンの表示をトリガーするためのものである決定ユニットと、第1親子構造には子内容が存在することに応答して、第1親子構造における子内容を展開し、且つ目標折り畳みアイコンを表示するための展開ユニットと、目標折り畳みアイコンのトリガー操作に応答して、第1親子構造における子内容を折り畳むための折り畳みユニットと、を備えるドキュメント内容の呈示装置を提供する。
【0009】
第3態様において、本開示の実施例は、1つ又は複数のプロセッサと、1つ又は複数のプログラムを記憶するための記憶装置と、を備え、前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサにより実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサが第1態様に記載のドキュメント内容の呈示方法を実現する電子機器を提供する。
【0010】
第4態様において、本開示の実施例は、コンピュータプログラムを記憶しており、当該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、第1態様に記載のドキュメント内容の呈示方法のステップを実現するコンピュータ可読媒体を提供する。
【0011】
本開示の実施例で提供されるドキュメント内容の呈示方法、装置及び電子機器では、ドキュメント内容における第1親子構造に対するアイコン表示トリガー操作に応答して、第1親子構造には子内容が存在する否かを決定することができる。更に、第1親子構造には子内容が存在することに応答して、第1親子構造における子内容を展開し、且つ目標折り畳みアイコンを表示することができる。更に、目標折り畳みアイコンのトリガー操作に応答して、第1親子構造における子内容を折り畳むことができる。これにより、ユーザがドキュメント内容を閲覧又は編集するときに、第1親子構造における子内容を柔軟に呈示又は折り畳むことができる。したがって、ユーザがドキュメント内容を閲覧又は編集する柔軟性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図面と合わせて以下の具体的な実施形態を参照すると、本開示の各実施例の上記及び他の特徴、利点及び態様はより明確になる。図面全体を通じて、同一又は類似の符号は同一又は類似の要素を表す。図面は例示的なものであり、現物及び要素は必ずしも比例して描かれていないことを理解すべきである。
【0013】
【
図1】本開示に係るドキュメント内容の呈示方法のいくつかの実施例のフローチャートである。
【
図2】本開示に係るドキュメント内容の呈示方法の別のいくつかの実施例のフローチャートである。
【
図3】本開示に係るドキュメント内容の呈示方法の更に別のいくつかの実施例のフローチャートである。
【
図4】本開示に係るドキュメント内容の呈示装置のいくつかの実施例の構成模式図である。
【
図5】本開示のいくつかの実施例のドキュメント内容の呈示方法を適用できる例示的システムアーキテクチャである。
【
図6】本開示に係るいくつかの実施例で提供される電子機器の基本的構成の模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下において、図面を参照しながら本開示の実施例をより詳細に説明する。本開示のいくつかの実施例を図面に示しているが、本開示は種々の形態で実現でき、且つ本明細書に説明される実施例に限定されるものとして解釈されるべきではなく、逆に、これらの実施例は、本開示をより明確且つ完全に理解するために提供されることを理解すべきである。本開示の図面及び実施例は、例示的なものに過ぎず、本開示の保護範囲を限定するためのものではないことを理解すべきである。
【0015】
本開示の方法の実施形態に記載された各ステップは、異なる順序で実行されてもよく、及び/又は並行して実行されてもよいことを理解すべきである。また、方法の実施形態は、追加のステップを含んでもよく、及び/又は示されたステップの実行を省略してもよい。本開示の範囲はこの点で限定されない。
【0016】
本明細書で使用される「含む」という技術用語及びその変形は、開放的な包含であり、即ち「含むがそれに限定されない」との意味である。「基づく」という技術用語は、「少なくとも部分的に基づく」との意味である。「一実施例」という技術用語は、「少なくとも1つの実施例」を表し、「別の実施例」という技術用語は、「少なくとも1つの別の実施例」を表し、「いくつかの実施例」という技術用語は、「少なくともいくつかの実施例」を表す。その他の用語の関連する定義は、後文で説明される。
【0017】
本開示で言及される「第1」、「第2」等の概念は、異なる装置、モジュール又はユニットを区別するためのものに過ぎず、これらの装置、モジュール又はユニットによって実行される機能の順序又は相互依存関係を限定するためのものではないことに注意する必要がある。
【0018】
本開示で言及される「1つの」、「複数の」という修飾は、限定的なものではなく、例示的なものであり、当業者であれば、文脈において別段の明示的な指摘がない限り、「1つ又は複数の」と理解されるべきであることを理解すべきであることに注意する必要がある。
【0019】
本開示の実施形態における複数の装置の間でやり取りするメッセージ又は情報の名称は、説明するためのものに過ぎず、これらのメッセージ又は情報の範囲を限定するためのものではない。
【0020】
本開示に係るドキュメント内容の呈示方法のいくつかの実施例のフローを示す
図1を参照されたい。
図1に示すように、当該ドキュメント内容の呈示方法は、以下のステップ101、ステップ102及びステップ103を含む。
【0021】
ステップ101では、ドキュメント内容における第1親子構造に対するアイコン表示トリガー操作に応答して、第1親子構造には子内容が存在するか否かを決定する。
【0022】
本実施例では、ドキュメントのドキュメント内容には、第1親子構造を含むことができる。
【0023】
上記ドキュメントは、ユーザがオンライン操作するために提供されるオンラインドキュメントであってもよい。
【0024】
親子構造は、ドキュメントにおいて内容を呈示する一つの構造であってもよい。通常、ドキュメント内容には、少なくとも1つの親子構造を含むことができる。実際の応用において、具体的なニーズに応じて、ユーザは、ドキュメント内容におけるいくつかの内容を親子構造で呈示することができる。
【0025】
親子構造には、親内容及び子内容を含むことができる。親内容は、子内容の上位の内容であってもよい。親子構造における子内容は展開又は折り畳むことができる。子内容が展開されると、親子構造における親内容及び子内容は両方ともドキュメント内容に呈示することができ、子内容が折り畳まれると、親子構造における親内容はドキュメント内容に呈示することができると理解されてもよい。
【0026】
選択的に、親子構造における親内容は、タイトル形式で呈示される内容と、順序なしリスト形式で呈示される内容と、順序付きリスト形式で呈示される内容と、タスクリスト形式で呈示される内容との少なくとも1つを含む。当然ながら、親子構造における親内容は他の内容を含んでもよく、ここでは一つ一つ述べない。
【0027】
いくつかのシーンでは、親子構造における子内容は、任意の形式で呈示される内容を含むことができる。例えば、親子構造における子内容は、画像を含んでもよい。
【0028】
本実施例では、ユーザは第1親子構造に対してアイコン表示トリガー操作を実行することができる。
【0029】
アイコン表示トリガー操作は、目標折り畳みアイコンをトリガーするためのものである。折り畳みアイコンは、親子構造における子内容を折り畳むための各種のアイコンであってもよい。例えば、折り畳みアイコンは、上から下に指す矢印アイコン「▼」であってもよい。目標折り畳みアイコンは、第1親子構造における子内容を折り畳むためのアイコンであってもよいと理解されてもよい。
【0030】
選択的に、アイコン表示トリガー操作は、カーソルを第1親子構造が位置する行にホバリングさせることを含む。
【0031】
本実施例では、ユーザが第1親子構造に対して実行したアイコン表示トリガー操作に応答して、ドキュメント内容の呈示方法の実行本体(例えば、
図5に示す端末機器501又は端末機器502)は、第1親子構造には子内容が存在するか否かを決定することができる。
【0032】
ステップ102では、第1親子構造には子内容が存在することに応答して、第1親子構造における子内容を展開し、且つ目標折り畳みアイコンを表示する。
【0033】
本実施例では、第1親子構造には子内容が存在することに応答して、上記実行本体は第1親子構造における子内容を展開することができ、且つ目標折り畳みアイコンを表示することができる。
【0034】
ステップ103では、目標折り畳みアイコンのトリガー操作に応答して、第1親子構造における子内容を折り畳む。
【0035】
本実施例では、ユーザが目標折り畳みアイコンに対して実行したトリガー操作に応答して、上記実行本体は第1親子構造における子内容を折り畳むことができる。
【0036】
以上から分かるように、第1親子構造には子内容が存在し、且つ当該子内容が折り畳まれた場合、ユーザが第1親子構造に対してアイコン表示トリガー操作を実行すると、第1親子構造における子内容を展開し、且つ目標折り畳みアイコンを表示することができる。更に、ユーザが目標折り畳みアイコンに対してトリガー操作を実行すると、第1親子構造における子内容を折り畳むことができる。
【0037】
これにより、ユーザがドキュメント内容を閲覧又は編集するときに、第1親子構造における子内容を柔軟に呈示又は折り畳むことができる。更に、ユーザがドキュメント内容を閲覧又は編集する柔軟性を向上させることができる。
【0038】
いくつかの実施例では、上記実行本体は、更に
図2に示すフローに含まれるステップを実行することができる。当該フローはステップ201を含む。
【0039】
ステップ201では、第1親子構造における子内容が折り畳まれている間に、目標折り畳みアイコンを目標展開アイコンに切り替える。
【0040】
子内容が折り畳まれている間とは、子内容が折り畳まれた時から次の展開までの間の時間帯であってもよい。
【0041】
展開アイコンは、親子構造における子内容を展開するための各種のアイコンであってもよい。例えば、展開アイコンは、左から右に指す矢印アイコン
(外1)
であってもよい。目標展開アイコンは、第1親子構造における子内容を展開するためのアイコンであってもよいと理解されてもよい。
【0042】
これにより、第1親子構造における子内容が折り畳まれている間に、目標展開アイコンを表示することにより、第1親子構造には折り畳まれた子内容が存在することをユーザに提示する。
【0043】
選択的に、目標展開アイコンのトリガー操作に応答して、第1親子構造における子内容を展開し、且つ目標展開アイコンを目標折り畳みアイコンに切り替えることができる。
【0044】
いくつかの実施例では、上記ステップ103を実行する前に、上記実行本体は、更に以下のステップを実行することができる。
【0045】
具体的に、アイコン表示トリガー操作の実行が終了したことに応答して、目標折り畳みアイコンの表示を取り消す。
【0046】
これにより、ユーザが第1親子構造に対してアイコン表示トリガー操作を実行する間に、目標折り畳みアイコンを表示することができる。ユーザが第1親子構造に対してアイコン表示トリガー操作を実行することが終了した後、目標折り畳みアイコンの表示を取り消すことができる。
【0047】
いくつかの実施例では、上記ステップ103を実行した後、上記実行本体は、更に以下のステップを実行することができる。
【0048】
具体的に、第1親子構造における子内容が折り畳まれた後、第1親子構造における親内容の移動操作に基づいて、第1親子構造における親内容及び折り畳まれた子内容のドキュメント内容における位置を移動させる。
【0049】
移動操作は、親子構造を移動させる操作であってもよく、親子構造における親内容又は子内容を移動させる操作であってもよい。移動操作は複数の方式によって実現できることが説明される必要があり、ここで具体的に限定されない。
【0050】
これにより、第1親子構造における子内容が折り畳まれた後、ユーザが第1親子構造に含まれる親内容に対して移動操作を実行すると、第1親子構造における親内容及び折り畳まれた子内容のドキュメント内容における位置を同時に移動させることができる。
【0051】
実際の応用において、子内容が折り畳まれた後、第1親子構造がドキュメント内容に占める領域は小さくなる。この際に、占める領域が小さい親内容を操作することにより、第1親子構造における親内容及び子内容のドキュメント内容における位置を同時に移動させることができる。これにより、第1親子構造のドキュメント内容における位置をより容易に移動させることができる。
【0052】
いくつかの実施例では、上記ステップ103の後に、上記実行本体は、更に以下のステップを実行することができる。
【0053】
具体的に、第1親子構造における子内容が折り畳まれた後、カーソルが第1親子構造における親内容が位置する行の所定の位置に位置することに応答し、及びキーボードにおける第1所定のキーのトリガー操作に応答して、第1親子構造における子内容を展開することと、第1親子構造における親内容が位置する行の下方に空白行を挿入することと、の少なくとも1つの操作を実行する。
【0054】
ここで、所定の位置は、第1親子構造における親内容の前の位置又は後の位置であってもよい。当然ながら、上記所定の位置は、第1親子構造における親内容が位置する行に位置する他の位置であってもよく、ここで具体的に限定されない。
【0055】
第1所定のキーは、例えば、キーボードにおける「enter」キーであってもよい。当然ながら、第1所定のキーは、キーボードにおける他のキーであってもよく、ここで具体的に限定されない。
【0056】
空白行は、ドキュメント内容を含まない行であってもよい。
【0057】
これにより、第1親子構造における子内容が折り畳まれた後、ユーザはキーボードにおける第1所定のキーを操作することにより、第1親子構造における子内容を展開し、及び/又は第1親子構造における親内容が位置する行の下方に空白行を挿入する。
【0058】
第1親子構造における子内容を展開し、且つ第1親子構造における親内容が位置する行の下方に空白行を挿入することで、第1親子構造に呈示される親内容と子内容との間隔を調整できる。第1親子構造における親内容が位置する行の下方にのみ空白行を挿入するだけで、第1親子構造とドキュメント内容における他の内容との間隔を調整できると理解されてもよい。
【0059】
いくつかの実施例では、上記実行本体は、更に以下のステップを実行することができる。
【0060】
具体的に、ペーストされるべき第2親子構造における子内容が折り畳まれたことに応答して、子内容が折り畳まれた形式で第2親子構造をドキュメント内容にペーストする。
【0061】
第2親子構造は、第2親子構造における親内容のコピー操作に応答して、コピーを実行する。
【0062】
第2親子構造は、上記ドキュメント内容にペーストされるべき親子構造であってもよい。実際の応用において、第2親子構造は、上記ドキュメントからコピーされた親子構造であってもよく、他のドキュメントからコピーされた親子構造であってもよい。
【0063】
ドキュメント内容にペーストされた後、第2親子構造における親内容が呈示され、第2親子構造における子内容が折り畳まれていると理解されてもよい。
【0064】
これにより、第2親子構造における子内容が折り畳まれた後、第2親子構造における親内容に対してコピー操作を実行することにより、第2親子構造における親内容及び折り畳まれた子内容をコピーする。更に、ユーザがペースト操作を実行した後、依然として子内容が折り畳まれた形式で第2親子構造を上記ドキュメント内容にペーストする。
【0065】
実際の応用において、子内容が折り畳まれた後、第2親子構造がドキュメント内容に占める領域は小さくなる。したがって、第2親子構造における子内容が折り畳まれた後、占める領域が小さい第2親子構造に対してコピー操作を実行するだけで、第2親子構造のコピーを実現できる。同様に、子内容が折り畳まれた形式で第2親子構造をドキュメント内容にペーストすることは、ユーザが第2親子構造をより直観的に閲覧することに有利である。
【0066】
いくつかの実施例では、ドキュメント内容は、隣接する行の第1内容及び第2内容を含み、第1内容が位置する行は、第2内容が位置する行の前に配列する。
【0067】
この際に、上記実行本体は、更に以下のステップを実行することができる。
【0068】
具体的に、第1内容が位置する行の所定の位置にカーソルが位置することに応答し、及びキーボードにおける第2所定のキーのトリガー操作に応答して、第1内容を親内容とし、第2内容を子内容とし、目標親子構造を形成する。
【0069】
ここで、所定の位置は、第1内容の前の位置又は後の位置であってもよい。当然ながら、上記所定の位置は、第1内容が位置する行に位置する他の位置であってもよく、ここで具体的に限定されない。
【0070】
第2所定のキーは、例えば、キーボードにおける「Tab」キーであってもよい。当然ながら、第2所定のキーは、キーボードにおける他のキーであってもよく、ここで具体的に限定されない。
【0071】
これにより、キーボードにおける第2所定のキーを操作することにより、前後の行に配列されている第1内容及び第2内容を目標親子構造とすることができる。
【0072】
いくつかの実施例では、上記実行本体は、更に
図3に示すフローにおけるステップを実行することができる。当該フローはステップ301を含む。
【0073】
ステップ301では、ドキュメントの現在のユーザが編集権限を有することに応答して、サーバ(例えば、
図5に示すサーバ503)によってドキュメントの他のユーザに第1親子構造の子内容折り畳み情報を転送して、他のユーザが閲覧するドキュメントにおいて第1親子構造に含まれる子内容を折り畳む。
【0074】
編集権限は、ドキュメント内容を編集する権限であってもよい。
【0075】
子内容折り畳み情報は、第1親子構造における子内容を折り畳むことを示す情報であってもよい。実際の応用において、子内容折り畳み情報は複数の形式によって示すことができ、ここで具体的に限定されない。
【0076】
サーバによって転送された子内容折り畳み情報を受信した後、他のユーザ側(例えば、
図5に示す端末機器501又は端末機器502)は上記ドキュメントにおいて、第1親子構造に含まれる子内容を折り畳むことができる。
【0077】
これにより、編集権限を有するユーザが第1親子構造における子内容を折り畳むと、他のユーザが閲覧する上記ドキュメントにおいて、第1親子構造における子内容を同期して折り畳むことができる。
【0078】
いくつかの実施例では、他のユーザ側は、以下の任意の一つの方式によって、上記ドキュメントにおける第1親子構造に含まれる子内容を折り畳む。
【0079】
方式1は以下のとおりである。
【0080】
具体的に、子内容折り畳み情報を受信したことに応答して、ドキュメントにおいて第1親子構造における子内容をリアルタイムで折り畳む。
【0081】
この際に、現在のユーザが第1親子構造における子内容を折り畳んだ後、他のユーザが閲覧する上記ドキュメントにおいて、第1親子構造における子内容をリアルタイムで折り畳むことができる。
【0082】
方式2は以下のとおりである。
【0083】
具体的に、子内容折り畳み情報を受信した後、ドキュメントが内容更新条件を満たすことに応答して、ドキュメントにおいて第1親子構造における子内容を折り畳む。
【0084】
内容更新条件は、ドキュメント内容を更新する条件であってもよい。選択的に、内容更新条件は、更新コントロールのトリガー操作が検出されたことと、上記ドキュメントのオープン操作が検出されたことと、の少なくとも1つを含む。
【0085】
この際に、現在のユーザが第1親子構造における子内容を折り畳んだ後、他のユーザが閲覧する上記ドキュメントにおいて第1親子構造における子内容をリアルタイムで折り畳むのではなく、内容更新条件を満たすときに第1親子構造における子内容を折り畳む。
【0086】
方式3は以下のとおりである。
【0087】
ステップ1では、子内容折り畳み情報を受信した後、提示画面を呈示する。
【0088】
提示画面に折り畳み確認コントロールが含まれる。
【0089】
確認コントロールは、第1親子構造における子内容を折り畳むためのコントロールである。
【0090】
ステップ2では、折り畳み確認コントロールのトリガー操作に応答して、ドキュメントにおいて第1親子構造における子内容を折り畳む。
【0091】
この際に、現在のユーザが第1親子構造における子内容を折り畳んだ後、他のユーザが閲覧するドキュメントにおいて第1親子構造における子内容をリアルタイムで折り畳むのではなく、提示画面によって、第1親子構造における子内容を折り畳むか否かを他のユーザに提示する。更に、他のユーザが提示画面における確認コントロールに対してトリガー操作を実行するときに、第1親子構造における子内容を折り畳む。
【0092】
いくつかの実施例では、他のユーザ側は、以下のステップを実行することができる。
【0093】
具体的に、子内容折り畳み情報を受信した後、他のユーザが閲覧するドキュメントにおいて、第1親子構造が子内容の編集中又は子内容コメント情報の編集中であることに応答して、第1親子構造における子内容はリアルタイムな折り畳みを拒絶する。
【0094】
第1親子構造が子内容の編集中であるとは、即ち他のユーザが第1親子構造における子内容を編集していることである。第1親子構造が子内容コメント情報の編集中であるとは、即ち他のユーザが第1親子構造における子内容のコメント情報を編集していることである。
【0095】
実際の応用において、第1親子構造における子内容が呈示される場合、ユーザは第1親子構造における子内容、又は第1親子構造における子内容のコメント情報を編集することができる。
【0096】
これにより、現在のユーザが第1親子構造における子内容を折り畳んだ後、上記ドキュメントを閲覧する他のユーザが第1親子構造における子内容、又は第1親子構造における子内容のコメント情報を編集している場合、他のユーザ側は、第1親子構造における子内容のリアルタイムな折り畳みを拒絶する。
【0097】
いくつかの実施例では、上記実行本体は、更に以下のステップを実行することができる。
【0098】
具体的に、ドキュメントの現在のユーザが閲覧権限を有することに応答して、ドキュメントの他のユーザに第1親子構造の子内容折り畳み情報を転送することを拒絶する。
【0099】
閲覧権限は、ドキュメント内容を閲覧する権限であってもよい。実際の応用において、閲覧権限のみを有するユーザは、ドキュメント内容を編集できない。
【0100】
これにより、現在のユーザが閲覧権限のみを有する場合において、現在のユーザが第1親子構造における子内容を折り畳むと、第1親子構造における子内容の折り畳みは、現在のユーザが閲覧するドキュメントにのみ有効であり、他のユーザが閲覧する上記ドキュメントに同期されない。
【0101】
いくつかの実施例では、上記実行本体は、更に以下のステップを実行することができる。
【0102】
具体的に、ドキュメントが内容更新条件を満たすことに応答し、及びサーバによって転送された子内容操作情報を受信したことに応答して、子内容操作情報に基づいて、第1親子構造における子内容を展開又は折り畳む。
【0103】
子内容操作情報は、編集権限を有する他のユーザに第1親子構造における子内容を最新に展開又は折り畳むことを指示する。
【0104】
実際の応用において、第1親子構造における子内容を最新に展開又は折り畳むことは、内容更新条件を満たす前に、編集権限を有する他のユーザが第1親子構造における子内容を最新に展開又は折り畳むことであってもよい。
【0105】
これにより、現在のユーザが閲覧権限のみを有する場合、現在のユーザがドキュメント内容における第1親子構造に含まれる子内容を折り畳む又は展開することは、内容更新条件を満たす前にのみ有効である。内容更新条件を満たした後、現在のユーザが閲覧する上記ドキュメントにおいて、編集権限を有する他のユーザが最新に実行した操作に基づいて、第1親子構造における子内容を展開又は折り畳む。
【0106】
更に
図4を参照されたい。上記各図に示す方法の実現として、本開示は、ドキュメント内容の呈示装置のいくつかの実施例を提供し、当該装置実施例は
図1に示す方法実施例に対応し、当該装置は具体的に各種の電子機器に適用できる。
【0107】
図4に示すように、本実施例のドキュメント内容の呈示装置は、決定ユニット401と、展開ユニット402と、折り畳みユニット403と、を含む。決定ユニット401は、ドキュメント内容における第1親子構造に対するアイコン表示トリガー操作に応答して、第1親子構造には子内容が存在するか否かを決定するために用いられ、ここで、アイコン表示トリガー操作は目標折り畳みアイコンの表示をトリガーするためのものである。展開ユニット402は、第1親子構造には子内容が存在することに応答して、第1親子構造における子内容を展開し、且つ目標折り畳みアイコンを表示するために用いられる。折り畳みユニット403は、目標折り畳みアイコンのトリガー操作に応答して、第1親子構造における子内容を折り畳むために用いられる。
【0108】
本実施例では、ドキュメント内容の呈示装置の決定ユニット401、展開ユニット402、折り畳みユニット403の具体的な処理及びそれらがもたらす技術効果は、それぞれ
図1に対応する実施例におけるステップ101、ステップ102、ステップ103の関連説明を参照することができ、ここでは説明を省略する。
【0109】
いくつかの実施例では、ドキュメント内容の呈示装置は、切り替えユニット(図示せず)を更に含む。切り替えユニットは、第1親子構造における子内容が折り畳まれている間に、目標折り畳みアイコンを目標展開アイコンに切り替えるために用いることができる。
【0110】
いくつかの実施例では、アイコン表示トリガー操作は、カーソルを第1親子構造が位置する行にホバリングさせることを含む。
【0111】
いくつかの実施例では、ドキュメント内容の呈示装置は、取り消しユニット(図示せず)を更に含む。取り消しユニットは、アイコン表示トリガー操作の実行が終了したことに応答して、目標折り畳みアイコンの表示を取り消すために用いることができる。
【0112】
いくつかの実施例では、ドキュメント内容の呈示装置は、移動ユニット(図示せず)を更に含む。移動ユニットは、第1親子構造における子内容が折り畳まれた後、第1親子構造における親内容の移動操作に基づいて、第1親子構造における親内容及び折り畳まれた子内容のドキュメント内容における位置を移動させるために用いることができる。
【0113】
いくつかの実施例では、ドキュメント内容の呈示装置は、実行ユニット(図示せず)を更に含む。実行ユニットは、第1親子構造における子内容が折り畳まれた後、カーソルが第1親子構造における親内容が位置する行の所定の位置に位置することに応答し、及びキーボードにおける第1所定のキーのトリガー操作に応答して、第1親子構造における子内容を展開することと、第1親子構造における親内容が位置する行の下方に空白行を挿入することと、の少なくとも1つの操作を実行するために用いることができる。
【0114】
いくつかの実施例では、ドキュメント内容の呈示装置は、ペーストユニット(図示せず)を更に含む。ペーストユニットは、ペーストされるべき第2親子構造における子内容が折り畳まれたことに応答して、子内容が折り畳まれた形式で第2親子構造をドキュメント内容にペーストするために用いることができ、ここで、第2親子構造は、第2親子構造における親内容のコピー操作に応答して、コピーを実行する。
【0115】
いくつかの実施例では、ドキュメント内容は、隣接する行の第1内容及び第2内容を含み、第1内容が位置する行は、第2内容が位置する行の前に配列する。ドキュメント内容の呈示装置は、形成ユニット(図示せず)を更に含む。形成ユニットは、第1内容が位置する行の所定の位置にカーソルが位置することに応答し、及びキーボードにおける第2所定のキーのトリガー操作に応答して、第1内容を親内容とし、第2内容を子内容とし、目標親子構造を形成するために用いることができる。
【0116】
いくつかの実施例では、ドキュメント内容の呈示装置は、転送ユニット(図示せず)を更に含む。転送ユニットは、ドキュメントの現在のユーザが編集権限を有することに応答して、サーバによってドキュメントの他のユーザに第1親子構造の子内容折り畳み情報を転送して、他のユーザが閲覧するドキュメントにおいて第1親子構造に含まれる子内容を折り畳むために用いることができる。
【0117】
いくつかの実施例では、他のユーザが閲覧するドキュメントにおける第1親子構造に含まれる子内容は、子内容折り畳み情報を受信したことに応答して、ドキュメントにおいて第1親子構造における子内容をリアルタイムで折り畳むこと、又は、子内容折り畳み情報を受信した後、ドキュメントが内容更新条件を満たすことに応答して、ドキュメントにおいて第1親子構造における子内容を折り畳むこと、又は、子内容折り畳み情報を受信した後、折り畳み確認コントロールが含まれる提示画面を呈示し、折り畳み確認コントロールのトリガー操作に応答して、ドキュメントにおいて第1親子構造における子内容を折り畳むことによって、折り畳まれる。
【0118】
いくつかの実施例では、子内容折り畳み情報を受信した後、他のユーザが閲覧するドキュメントにおいて、第1親子構造が子内容の編集中、又は子内容コメント情報の編集中であることに応答して、第1親子構造における子内容はリアルタイムな折り畳みを拒絶する。
【0119】
いくつかの実施例では、ドキュメント内容の呈示装置は、拒絶ユニット(図示せず)を更に含む。拒絶ユニットは、ドキュメントの現在のユーザが閲覧権限を有することに応答して、ドキュメントの他のユーザに第1親子構造の子内容折り畳み情報を転送することを拒絶するために用いることができる。
【0120】
いくつかの実施例では、ドキュメント内容の呈示装置は、更新ユニット(図示せず)を更に含む。更新ユニットは、ドキュメントが内容更新条件を満たすことに応答し、及びサーバによって転送された子内容操作情報を受信したことに応答して、子内容操作情報に基づいて、第1親子構造における子内容を展開又は折り畳むために用いることができ、ここで、子内容操作情報は、編集権限を有する他のユーザに第1親子構造における子内容を最新に展開又は折り畳むことを指示する。
【0121】
いくつかの実施例では、親子構造における親内容は、タイトル形式で呈示される内容と、順序なしリスト形式で呈示される内容と、順序付きリスト形式で呈示される内容と、タスクリスト形式で呈示される内容との少なくとも1つを含む。
【0122】
本開示のいくつかの実施例のドキュメント内容の呈示方法を適用できる例示的システムアーキテクチャを示す
図5を更に参照されたい。
【0123】
図5に示すように、システムアーキテクチャは端末機器501、端末機器502及びサーバ503を含んでもよい。実際の応用において、端末機器501はネットワークを介してサーバ503と、又は端末機器502はネットワークを介してサーバ503とインタラクションすることができる。ネットワークは、有線、無線通信リンク又は光ファイバーケーブル等の各種の接続タイプを含んでもよい。
【0124】
端末機器501、端末機器502には、例えば、ドキュメント編集類アプリケーションのような各種のクライアントアプリケーションが実装されてもよい。
【0125】
いくつかのシーンでは、ドキュメント内容における第1親子構造に対するアイコン表示トリガー操作に応答して、端末機器501又は端末機器502は、第1親子構造には子内容が存在するか否かを決定することができる。更に、第1親子構造には子内容が存在することに応答して、端末機器501又は端末機器502は、第1親子構造における子内容を展開し、且つ目標折り畳みアイコンを表示することができる。更に、目標折り畳みアイコンのトリガー操作に応答して、端末機器501又は端末機器502は、第1親子構造における子内容を折り畳むことができる。
【0126】
端末機器501、502は、ハードウェアであっても、ソフトウェアであってもよい。端末機器501、502は、ハードウェアである場合に、ディスプレイを備え且つ情報インタラクションをサポートする様々な電子機器であってもよく、スマートフォン、タブレット、ラップトップコンピュータ及びデスクトップコンピュータ等を含んでもよいが、それらに限定されない。端末機器501、502は、ソフトウェアである場合に、以上で挙げられた電子機器にインストールすることができる。それは複数のソフトウェア又はソフトウェアモジュールで実現してもよいし、単独のソフトウェア又はソフトウェアモジュールで実現してもよい。ここで具体的に限定されない。
【0127】
サーバ504は、各種のサービスを提供するサーバであってもよい。いくつかのシーンでは、サーバ504は、端末機器501と端末機器502との間で子内容操作情報を転送することができる。例えば、ユーザAは端末機器501側にドキュメントを閲覧し、ユーザBは端末機器502側に当該ドキュメントを閲覧する場合、ユーザAがドキュメント内容における親子構造Mに含まれる子内容を展開又は折り畳むと、端末機器501は、サーバ504によって端末機器502に子内容操作情報を転送することができる。更に、端末機器502は、受信された子内容操作情報に基づいて、ユーザBが閲覧する上記ドキュメントにおいて、親子構造Mに含まれる子内容を展開又は折り畳むことができる。
【0128】
サーバ504は、ハードウェアであっても、ソフトウェアであってもよい。サーバ504は、ハードウェアである場合に、複数のサーバからなる分散型サーバクラスタで実現してもよいし、単独のサーバで実現してもよい。サーバ504は、ソフトウェアである場合に、複数のソフトウェア又はソフトウェアモジュールで実現してもよいし(例えば、分散型サービスを提供するためのソフトウェア又はソフトウェアモジュール)、単独のソフトウェア又はソフトウェアモジュールで実現してもよい。ここで具体的に限定されない。
【0129】
本開示の実施例で提供されるドキュメント内容の呈示方法は端末機器501又は端末機器502によって実行してもよく、これに対して、ドキュメント内容の呈示装置は端末機器501又は端末機器502に設置してもよいことが説明される必要がある。
【0130】
図5における端末機器、ネットワーク及びサーバの数はただ例示的なものであることを理解すべきである。実現要求に応じて、任意数の端末機器、ネットワーク及びサーバを有してもよい。
【0131】
以下において、本開示のいくつかの実施例を実現することに適合する電子機器(例えば、
図5における端末機器)の構成模式図を示す
図6を参照する。本開示のいくつかの実施例における端末機器は、例えば、携帯電話、ノート型パソコン、デジタル放送受信機、PDA(携帯情報端末)、PAD(タブレット)、PMP(ポータブルマルチメディアプレーヤー)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)等の携帯端末、及び例えばデジタルTV、デスクトップコンピュータ等の固定端末を含んでもよいが、それらに限定されない。
図6に示されている電子機器は一例に過ぎず、本開示の実施例の機能及び使用範囲を何ら制限するものではない。
【0132】
図6に示すように、電子機器は処理装置(例えば、中央処理ユニット、画像プロセッサ等)601を含んでよく、それは読み取り専用メモリ(ROM)602に記憶されたプログラム又は記憶装置608からランダムアクセスメモリ(RAM)603にロードされたプログラムによって各種の適切な動作及び処理を実現することができる。RAM 603には、電子機器の動作に必要な各種のプログラムやデータが格納されている。処理装置601、ROM 602及びRAM 603は、バス604を介して相互に接続される。入力/出力(I/O)インタフェース605もバス604に接続される。
【0133】
一般的には、例えばタッチスクリーン、タッチパネル、キーボード、マウス、カメラ、マイクロホン、加速度計、ジャイロ等を含む入力装置606と、例えば液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカー、発振器等を含む出力装置607と、例えば磁気テープ、ハードディスク等を含む記憶装置608と、通信装置609とがI/Oインタフェース605に接続されていてよい。通信装置609は電子機器が他のデバイスと無線又は有線通信してデータを交換することを可能にする。
図6に各種の装置を備えた電子機器が示されているが、示された装置の全てを実施又は備えることは要求されていないことを理解されたい。代替的に、より多く又はより少ない装置を代替的に実施又は備えることが可能である。
図6に示されている各ブロックは、1つの装置を表してもよく、必要に応じて複数の装置を表してもよい。
【0134】
特に、本開示のいくつかの実施例によれば、フローチャートを参照しながら上述したプロセスは、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現できる。例えば、本開示のいくつかの実施例はコンピュータプログラム製品を含み、それは、非一時的コンピュータ可読媒体に実装されている、フローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードを含むコンピュータプログラムを含む。このような実施例では、該コンピュータプログラムは、通信装置609によってネットワークからダウンロード及びインストールされ、又は記憶装置608からインストールされ、又はROM 602からインストールされ得る。当該コンピュータプログラムが処理装置601によって実行されると、本開示の実施例の方法で限定された上記機能が実行される。
【0135】
本開示のいくつかの実施例に記載のコンピュータ可読媒体はコンピュータ可読信号媒体若しくはコンピュータ可読記憶媒体又は上記二者を任意に組み合わせたものであってもよいことが説明される必要がある。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁、赤外線又は半導体のシステム、装置又はデバイス或いはそれらの任意の組み合わせであってもよいが、それらに限定されない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数の導線を有する電気的接続、携帯型コンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバー、携帯型コンパクトディスク・リード・オンリー・メモリ(CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置又はそれらの任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されない。本開示のいくつかの実施例では、コンピュータ可読記憶媒体はプログラムを含むか記憶するいかなる有形媒体であってもよく、このプログラムは、命令実行システム、装置又はデバイスに使用されるか、それらと組み合わせて使用されることが可能である。本開示のいくつかの実施例では、コンピュータ可読信号媒体はベースバンド内で又は搬送波の一部として伝播されるデータ信号を含んでよく、その中にコンピュータ可読プログラムコードが搭載される。このように伝播されるデータ信号は多種の形式を採用してよく、電磁信号、光信号又はそれらの任意の適切な組み合わせを含むが、それらに限定されない。コンピュータ可読信号媒体は更にコンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、このコンピュータ可読信号媒体は命令実行システム、装置又はデバイスに使用されるかそれらと組み合わせて使用されるプログラムを送信、伝播又は伝送することができる。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは任意の適切な媒体で伝送可能であり、電線、光ケーブル、RF(ラジオ周波数)等又はそれらの任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、それらに限定されない。
【0136】
いくつかの実施形態では、クライアント、サーバはHTTP(ハイパー・テキスト転送プロトコル:HyperText Transfer Protocol)のような現在既知又は将来研究開発される任意のネットワークプロトコルを利用して通信することができ、且つ任意の形式又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と相互接続することができる。通信ネットワークの例として、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、広域ネットワーク(「WAN」)、インターネット(例えば、相互接続ネットワーク)、ピアツーピアネットワーク(例えば、ad hocピアツーピアネットワーク)、及び現在既知の又は将来研究開発される任意のネットワークを含む。
【0137】
上記コンピュータ可読媒体は、上記電子機器に含まれるものであってもよいし、該電子機器に実装されず、単独して存在するものであってもよい。上記コンピュータ可読媒体に1つ又は複数のプログラムが搭載されており、上記1つ又は複数のプログラムがこの電子機器により実行されると、当該電子機器は、ドキュメント内容における第1親子構造に対するアイコン表示トリガー操作に応答して、第1親子構造には子内容が存在するか否かを決定するステップであって、アイコン表示トリガー操作が目標折り畳みアイコンの表示をトリガーするためのものであるステップと、第1親子構造には子内容が存在することに応答して、第1親子構造における子内容を展開し、且つ目標折り畳みアイコンを表示するステップと、目標折り畳みアイコンのトリガー操作に応答して、第1親子構造における子内容を折り畳むステップと、を実行する。
【0138】
本開示のいくつかの実施例の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは1種又は複数種のプログラミング言語又はそれらの組み合わせで書くことが可能であり、上記プログラミング言語はオブジェクト指向のプログラミング言語、例えばJava、Smalltalk、C++を含むが、それらに限定されなく、更に一般的手続き型プログラミング言語、例えば「C」言語又は類似的なプログラミング言語を含む。プログラムコードは完全にユーザコンピュータで実行したり、部分的にユーザコンピュータで実行したり、独立したソフトウェアパッケージとして実行したり、一部をユーザコンピュータで一部をリモートコンピュータで実行したり、完全にリモートコンピュータ又はサーバで実行したりすることができる。リモートコンピュータの場合に、リモートコンピュータはローカルエリアネットワーク(LAN)又は広域ネットワーク(WAN)を含む任意のネットワークによってユーザコンピュータに接続でき、又は、外部コンピュータに接続できる(例えばインターネットサービスプロバイダを用いてインターネット経由で接続する)。
【0139】
図面のうちフローチャート及びブロック図は本開示の様々な実施例に係るシステム、方法及びコンピュータプログラム製品の実現可能なシステムアーキテクチャ、機能及び動作を示す。この点では、フローチャート又はブロック図における各ブロックは一つのモジュール、プログラムセグメント又はコードの一部分を代表することができ、このモジュール、プログラムセグメント又はコードの一部分は指定された論理機能を実現するための一つ又は複数の実行可能命令を含む。いくつかの置換としての実現では、ブロックに表記される機能は図面に付したものと異なる順序で実現してもよいことにも注意すべきである。例えば、二つの連続的なブロックは実質的に同時に実行してもよく、また、係る機能によって、それらは逆な順序で実行してもよい場合がある。なお、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、及びブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、指定される機能又は動作を実行するハードウェアに基づく専用システムによって実現してもよく、又は専用ハードウェアとコンピュータ命令との組み合わせによって実現してもよいことにも注意すべきである。
【0140】
本開示のいくつかの実施例で説明されたユニットは、ソフトウェアの方式で実現されてもよいし、ハードウェアの方式で実現されてもよい。ここで、ユニットの名称は、このユニット自体を限定するものではない場合がある。例えば、折り畳みユニットは、「目標折り畳みアイコンのトリガー操作に応答して、第1親子構造における子内容を折り畳む」ユニットと記述してもよい。
【0141】
本明細書において以上で記述した機能は少なくとも部分的に1つ又は複数のハードウェアロジックユニットによって実行してもよい。例えば、使用可能な代表的タイプのハードウェアロジックユニットは、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け規格品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、コンプレックスプログラマブルロジックデバイス(CPLD)等を含むが、それらに限定されない。
【0142】
本開示の文脈において、機械可読媒体は有形の媒体であってよく、命令実行システム、装置又は機器に使用されるか、又は命令実行システム、装置又は機器に組み合わせて使用されるプログラムを含むか、又は記憶してよい。機械可読媒体は機械可読信号媒体又は機械可読記憶媒体であってもよい。機械可読媒体は、電子、磁性、光学、電磁、赤外線のもの又は半導体システム、装置又は機器或いはそれらの任意の適切な組合を含んでもよいが、それらに限定されない。機械可読記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数の線に基づく電気的接続、携帯型コンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバー、携帯型コンパクトディスク・リード・オンリー・メモリ(CD-ROM)、光学記憶装置、磁気記憶装置、又はそれらの任意の適切な組み合わせを含む。
【0143】
以上は本開示のいくつかの好ましい実施例及び適用する技術原理の説明に過ぎない。本開示の実施例に係る開示範囲は、上記技術特徴の特定の組み合わせによる技術手段に限定されず、上記開示構想を逸脱することなく上記技術特徴又はそれと同等な特徴を任意に組み合わせて形成した他の技術手段をも含むべきであることが当業者に自明である。例えば、上記特徴と本開示の開示(それに限定されない)による類似的な機能を有する技術特徴を互いに取り替えて形成した技術手段をも含む。
【0144】
また、特定の順番で各操作を説明したが、これらの操作を、示される特定の順番又は順次実行することが求められるものとして理解されるべきではない。ある環境において、マルチタスク及び並行処理が有利になる可能性がある。同様に、上記説明に様々な具体的な実現の詳細が含まれているが、これらは本開示の範囲を限定するものとして解釈してはならない。単一な実施例の文脈に説明されているいくつかの特徴は、単一な実施例では組み合わせて実現されてもよい。逆に、単一な実施例の文脈で説明されている様々な特徴も、別個に、または適切な任意の部分的組合せで複数の実施例に実現されてもよい。
【0145】
構成特徴及び/又は方法論理動作に特定された言語を採用して本主題を説明したが、添付される特許請求の範囲に限定された主題は上記に説明された特定特徴又は動作に限られないことを、理解すべきである。むしろ、上記に記載された特定特徴と動作は、特許請求の範囲を実現する例示的な形式に過ぎない。
【手続補正書】
【提出日】2023-09-12
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドキュメント内容における第1親子構造に対するアイコン表示トリガー操作に応答して、前記第1親子構造には子内容が存在するか否かを決定するステップであって、前記アイコン表示トリガー操作が目標折り畳みアイコンの表示をトリガーするためのものであるステップと、
前記第1親子構造には子内容が存在することに応答して、前記第1親子構造における子内容を展開し、且つ前記目標折り畳みアイコンを表示するステップと、
前記目標折り畳みアイコンのトリガー操作に応答して、前記第1親子構造における子内容を折り畳むステップ
であって、前記子内容が折り畳まれると、前記子内容に対応する親内容が表示されるステップと、を含むことを特徴とするドキュメント内容の呈示方法。
【請求項2】
前記第1親子構造における子内容が折り畳まれている間に、前記目標折り畳みアイコンを目標展開アイコンに切り替えるステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記アイコン表示トリガー操作は、カーソルを前記第1親子構造が位置する行にホバリングさせることを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記目標折り畳みアイコンのトリガー操作に応答して、前記第1親子構造における子内容を折り畳む前記ステップの前に、
前記アイコン表示トリガー操作の実行が終了したことに応答して、前記目標折り畳みアイコンの表示を取り消すステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記第1親子構造における子内容が折り畳まれた後、前記第1親子構造における親内容の移動操作に基づいて、前記第1親子構造における親内容及び折り畳まれた子内容のドキュメント内容における位置を移動させるステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第1親子構造における子内容が折り畳まれた後、カーソルが前記第1親子構造における親内容が位置する行の所定の位置に位置することに応答し、及びキーボードにおける第1所定のキーのトリガー操作に応答して、
前記第1親子構造における子内容を展開することと、
前記第1親子構造における親内容が位置する行の下方に空白行を挿入することと、の少なくとも1つの操作を実行することを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項7】
ペーストされるべき第2親子構造における子内容が折り畳まれたことに応答して、子内容が折り畳まれた形式で前記第2親子構造をドキュメント内容にペーストするステップを更に含み、前記第2親子構造は、前記第2親子構造における親内容のコピー操作に応答して、コピーを実行することを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
ドキュメント内容は、隣接する行の第1内容及び第2内容を含み、前記第1内容が位置する行は、前記第2内容が位置する行の前に配列し、及び
前記方法は、前記第1内容が位置する行の所定の位置にカーソルが位置することに応答し、及びキーボードにおける第2所定のキーのトリガー操作に応答して、前記第1内容を親内容とし、前記第2内容を子内容とし、目標親子構造を形成するステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項9】
ドキュメントの現在のユーザが編集権限を有することに応答して、サーバによって前記ドキュメントの他のユーザに前記第1親子構造の子内容折り畳み情報を転送して、前記他のユーザが閲覧する前記ドキュメントにおいて前記第1親子構造に含まれる子内容を折り畳むステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記他のユーザが閲覧する前記ドキュメントにおける前記第1親子構造に含まれる子内容は、
前記子内容折り畳み情報を受信したことに応答して、前記ドキュメントにおいて前記第1親子構造における子内容をリアルタイムで折り畳むこと、又は前記子内容折り畳み情報を受信した後、前記ドキュメントが内容更新条件を満たすことに応答して、前記ドキュメントにおいて前記第1親子構造における子内容を折り畳むこと、又は
前記子内容折り畳み情報を受信した後、折り畳み確認コントロールが含まれる提示画面を呈示し、前記折り畳み確認コントロールのトリガー操作に応答して、前記ドキュメントにおいて前記第1親子構造における子内容を折り畳むこと、によって折り畳まれることを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項11】
前記子内容折り畳み情報を受信した後、前記他のユーザが閲覧する前記ドキュメントにおいて、前記第1親子構造が子内容の編集中、又は子内容コメント情報の編集中であることに応答して、前記第1親子構造における子内容はリアルタイムな折り畳みを拒絶することを特徴とする請求項9に記載の方法。
【請求項12】
ドキュメントの現在のユーザが閲覧権限を有することに応答して、前記ドキュメントの他のユーザに前記第1親子構造の子内容折り畳み情報を転送することを拒絶するステップを更に含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項13】
前記ドキュメントが内容更新条件を満たすことに応答し、及びサーバによって転送される子内容操作情報を受信したことに応答して、前記子内容操作情報に基づいて、前記第1親子構造における子内容を展開又は折り畳むステップを更に含み、前記子内容操作情報は、編集権限を有する他のユーザに前記第1親子構造における子内容を最新に展開又は折り畳むことを指示することを特徴とする請求項12に記載の方法。
【請求項14】
親子構造における親内容は、
タイトル形式で呈示される内容と、順序なしリスト形式で呈示される内容と、順序付きリスト形式で呈示される内容と、タスクリスト形式で呈示される内容との少なくとも1つを含むことを特徴とする請求項1-13のいずれか一項に記載の方法。
【請求項15】
ドキュメント内容における第1親子構造に対するアイコン表示トリガー操作に応答して、前記第1親子構造には子内容が存在するか否かを決定するための決定ユニットであって、前記アイコン表示トリガー操作が目標折り畳みアイコンの表示をトリガーするためのものである決定ユニットと、
前記第1親子構造には子内容が存在することに応答して、前記第1親子構造における子内容を展開し、且つ前記目標折り畳みアイコンを表示するための展開ユニットと、
前記目標折り畳みアイコンのトリガー操作に応答して、前記第1親子構造における子内容を折り畳
み、前記子内容が折り畳まれると、前記子内容に対応する親内容が表示されるための折り畳みユニットと、を備えることを特徴とするドキュメント内容の呈示装置。
【請求項16】
1つ又は複数のプロセッサと、
1つ又は複数のプログラムを記憶するために用いられる記憶装置と、を備え、
前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサにより実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサが請求項1-14のいずれか一項に記載の方法を実現することを特徴とする電子機器。
【請求項17】
コンピュータプログラムを記憶しているコンピュータ可読媒体であって、当該コンピュータプログラムがプロセッサにより実行されると、請求項1-14のいずれか一項に記載の方法を実現することを特徴とするコンピュータ可読媒体。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0007】
第1態様において、本開示の実施例は、ドキュメント内容における第1親子構造に対するアイコン表示トリガー操作に応答して、第1親子構造には子内容が存在するか否かを決定するステップであって、アイコン表示トリガー操作が目標折り畳みアイコンの表示をトリガーするためのものであるステップと、第1親子構造には子内容が存在することに応答して、第1親子構造における子内容を展開し、且つ目標折り畳みアイコンを表示するステップと、目標折り畳みアイコンのトリガー操作に応答して、第1親子構造における子内容を折り畳み、前記子内容が折り畳まれると、前記子内容に対応する親内容が表示されるステップと、を含むドキュメント内容の呈示方法を提供する。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0034】
ステップ103では、目標折り畳みアイコンのトリガー操作に応答して、第1親子構造における子内容を折り畳む。前記子内容が折り畳まれると、前記子内容に対応する親内容が表示される。
【国際調査報告】