IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司の特許一覧

特表2024-508499ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体
<>
  • 特表-ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体 図1
  • 特表-ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体 図2
  • 特表-ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体 図3
  • 特表-ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体 図4
  • 特表-ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体 図5
  • 特表-ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体 図6
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-27
(54)【発明の名称】ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 40/166 20200101AFI20240219BHJP
【FI】
G06F40/166
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023552528
(86)(22)【出願日】2022-03-01
(85)【翻訳文提出日】2023-08-30
(86)【国際出願番号】 CN2022078526
(87)【国際公開番号】W WO2022184037
(87)【国際公開日】2022-09-09
(31)【優先権主張番号】202110227791.1
(32)【優先日】2021-03-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.JAVA
2.Excel
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】チェン,ウェイ
(72)【発明者】
【氏名】シエ,グアンピン
(72)【発明者】
【氏名】チェン,シュエジア
【テーマコード(参考)】
5B109
【Fターム(参考)】
5B109NC02
(57)【要約】
ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供している。方法は、第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックの挿入指令を受信するステップであって、コンテンツブロックは第2のドキュメントに属するステップ(S110)と、第1のドキュメントに第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報を表示するステップであって、コンテンツブロックはオンラインドキュメントソフトウェアによって予め設置され、又はユーザーによってカスタム的に設置される(S120)と、を含む。第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックの挿入指令を受信した後、第1のドキュメントに第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報を表示することにより、ユーザーが第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックとソースドキュメントとの間の引用関係を直観的に了解できることを実現し、ユーザーの使用の便利さを向上させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドキュメント処理機器が実行するドキュメント処理方法であって、
第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックの挿入指令を受信するステップであって、前記コンテンツブロックは第2のドキュメントに属するステップと、
前記第1のドキュメントに前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報を表示するステップと、前記コンテンツブロックはオンラインドキュメントソフトウェアによって予め設置され、又はユーザーによってカスタム的に設置されるステップと、を含むことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記第1のドキュメントに前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報を表示するステップは、
前記第1のドキュメントのコンテンツブロック又はコンテンツブロックの関連領域に前記第2のドキュメントの情報を表示するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記第1のドキュメントに前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報を表示するステップは、
第1の表示モードで前記コンテンツブロックの情報及び/又は前記第2のドキュメントの情報を表示するステップを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記第2のドキュメントの情報は、前記第2のドキュメントのタイトル、前記第2のドキュメントのラベル及び前記第2のドキュメントにおける1つのコンテンツブロックの情報のうちの1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記コンテンツブロックの情報又は第2のドキュメントの情報に対するトリガー操作に応答して、前記第2のドキュメントを表示するステップをさらに含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記第2のドキュメントを表示するステップは、
前記第2のドキュメントに前記コンテンツブロックの情報又は前記第2のドキュメントの情報を位置決めして表示するステップを含むことを特徴とする請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックの挿入指令を受信した後、さらに、
前記コンテンツブロックに対応するレンダリング方式オプションを取得するステップと、
前記レンダリング方式オプションを第1のインタラクション領域に表示するステップと、を含むことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記第1のドキュメントに前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報を表示するステップは、
前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報のレンダリング方式に対する選択指令に応答して、前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報を前記第1のドキュメントにレンダリングして表示するステップを含むことを特徴とする請求項7に記載の方法。
【請求項9】
前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報を前記第1のドキュメントにレンダリングして表示するステップは、
第1のレンダリング方式を選択したことに応答して、第1の表示モードで前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報をレンダリングするステップであって、前記第1の表示モードでは、前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報の表示態様は、前記第1のドキュメントにおけるコンテンツの表示態様とは異なるステップと、
第2のレンダリング方式を選択したことに応答し、第2の表示モードで前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報をレンダリングするステップであって、前記第2の表示モードでは、前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報の表示態様は、前記第1のドキュメントにおけるコンテンツの表示態様と同じであるステップと、を含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記第1のドキュメントに前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報を表示した後、さらに、
前記コンテンツブロックに関連付けられたプリセットコンポーネントに対するトリガー操作に応答して、前記コンテンツブロックが挿入されたドキュメントの情報を取得して表示するステップを含むことを特徴とする請求項1から9の何れか1項に記載の方法。
【請求項11】
前記ドキュメントの情報は、ドキュメント名称、ドキュメント識別子のうちの1つを含むことを特徴とする請求項8に記載の方法。
【請求項12】
ドキュメント処理装置であって、
第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックの挿入指令を受信する受信モジュールであって、前記コンテンツブロックは第2のドキュメントに属する受信モジュールと、
前記第1のドキュメントに前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報を表示する第1の表示モジュールであって、前記コンテンツブロックはオンラインドキュメントソフトウェアによって予め設置され、又はユーザーによってカスタム的に設置される第1の表示モジュールと、
を含むことを特徴とする装置。
【請求項13】
ドキュメント処理機器であって、
1つ又は複数のプロセッサーと、
1つ又は複数のプログラムを記憶するメモリと、
を含み、
前記1つ又は複数のプログラムは前記1つ又は複数のプロセッサーによって実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサーに請求項1から11の何れか1項に記載のドキュメント処理方法を実現させることを特徴とする機器。
【請求項14】
コンピュータ記憶媒体であって、
前記媒体にはコンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムはプロセッサーによって実行されると、請求項1から11の何れか1項に記載のドキュメント処理方法を実現することを特徴とするコンピュータ記憶媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は2021年03月01日にて中国特許庁に提出され、出願番号が202110227791.1であり、発明の名称が「ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体」である中国特許出願の優先権を主張して、その全ての内容は、援用により本開示に組み込まれる。
[技術分野]
【0002】
本開示の実施例は、データ処理の技術分野に関し、特にドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体に関している。
【背景技術】
【0003】
科学技術の継続的な発展に伴い、電子ドキュメントの使用はますます幅広くなっている。ユーザーは1つのドキュメントにおける一部のコンテンツを別のドキュメントにコピーする際には、以下の操作を実行することができ、即ち、ユーザーはソースドキュメントを開いて、その中から必要な一部のコンテンツを検索して、コピー操作を実行し、そして、ターゲットドキュメントを開いて、ターゲットドキュメントにおいてペースト操作を実行することにより、ターゲットドキュメントに当該一部のコンテンツを追加する機能を完成する。しかし、コピーされたコンテンツをターゲットドキュメントにおいてトレースすることはユーザーにとって困難である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本開示の実施例は、ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供し、ユーザーが第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックとソースドキュメントとの間の引用関係を直観的に了解できることを実現する。
【課題を解決するための手段】
【0005】
第1の態様によれば、本開示の実施例は、
第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックの挿入指令を受信するステップであって、前記コンテンツブロックは第2のドキュメントに属するステップと、
前記第1のドキュメントに前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報を表示するステップであって、前記コンテンツブロックはオンラインドキュメントソフトウェアによって予め設置され、又は、ユーザーによってカスタム的に設置されるステップと、
を含むドキュメント処理方法を提供する。
【0006】
第2の態様によれば、本開示の実施例は、
第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックの挿入指令を受信する受信モジュールであって、前記コンテンツブロックは第2のドキュメントに属する受信モジュールと、
前記第1のドキュメントに前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報を表示する第1の表示モジュールであって、前記コンテンツブロックはオンラインドキュメントソフトウェアによって予め設置され、又はユーザーによってカスタム的に設置される第1の表示モジュールと、
を含むドキュメント処理装置をさらに提供する。
【0007】
第3の態様によれば、本開示の実施例は、ドキュメント処理機器をさらに提供し、
1つ又は複数のプロセッサーと、
1つ又は複数のプログラムを記憶するためのメモリと、
を含み、
前記1つ又は複数のプログラムは前記1つ又は複数のプロセッサーによって実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサーに、本開示の実施例の何れか1項に記載のドキュメント処理方法を実現させる。
【0008】
第4の態様によれば、本開示の実施例は、媒体をさらに提供し、前記媒体にはコンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムはプロセッサーによって実行されると、本開示の実施例の何れか1項に記載のドキュメント処理方法を実現する。
【発明の効果】
【0009】
本開示の実施例によって提供されるドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体によれば、ドキュメント処理方法は、第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックの挿入指令を受信するステップであって、コンテンツブロックは第2のドキュメントに属するステップと、第1のドキュメントに第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報を表示するステップであって、コンテンツブロックはオンラインドキュメントソフトウェアによって予め設置され、又は、ユーザーによってカスタム的に設置されるステップと、を含む。本開示の実施例の技術案は、第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックの挿入指令を受信した後、第1のドキュメントに第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報を表示することにより、ユーザーが第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックとソースドキュメントとの間の引用関係を直観的に了解できることを実現し、ユーザーの使用の便利さを向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図面を結合して、以下の具体的な実施形態を参照し、本開示の各実施例の上記及び他の特徴、利点、態様はより明瞭になる。図面において、同じ又は類似の符号は、同じ又は類似の要素を示す。ここで、図面は概略的なものであり、部品及び要素は必ずしも縮尺通りに描かれるわけではない。
図1】本開示の実施例によるドキュメント処理方法のフローチャートである。
図2】本開示の実施例による別のドキュメント処理方法のフローチャートである。
図3】本開示の実施例によるコンテンツブロックの情報及び第2のドキュメントの情報の表示概略図である。
図4】本開示の実施例による別のドキュメント処理方法のフローチャートである。
図5】本開示の実施例によるドキュメント処理装置の構成概略図である。
図6】本開示の実施例によるドキュメント処理機器の構成概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本開示の実施例について図面を参照してより詳しく説明する。図面は、本開示のいくつかの実施例を示すが、本開示はここに記載の実施例に限定されず、様々な形態で実現されてもよく、逆に、これらの実施例は、本開示をより徹底且つ完全に理解するために提供される。ここで、本開示の図面及び実施例は、本開示の保護範囲を限定するものではなく、ただ例示的なものである。
【0012】
本開示の方法実施形態に記載の各ステップは、異なる順序に従って実行されてもよく、及び/又は並行に実行されてもよい。また、方法実施形態は、付加的なステップを含み、及び/又は示されるステップの実行を省略する。この点について、本開示の範囲は限定されていない。
【0013】
本明細書で使用される用語である「包含」及びその変形は、開放的な包含であり、即ち、「包含するが、これに限定されていない」ことである。用語である「基づく」は、「少なくとも部分的に基づく」という意味である。用語である「一実施例」は「少なくとも1つの実施例」を示し、用語である「別の実施例」は「少なくとも1つの別の実施例」を示し、用語である「いくつかの実施例」は「少なくともいくつかの実施例」を示す。他の用語の関連定義は、以下の記載で与えられる。
【0014】
ここで、本開示で言及された「第1」、「第2」などの概念はただ異なる装置、モジュール又はユニットを区別するためのものであり、これらの装置、モジュール又はユニットが実行する機能の順序又は相互依存関係を限定するためのものではない。
【0015】
本開示で言及された「1つ」、「複数」の修飾は限定的なものではなく、概略的なものであり、当業者であれば理解できるように、明細書において特に明示的に指摘されない限り、「1つ又は複数」として理解される。
【0016】
本開示の実施形態における複数の装置の間でインタラクションするメッセージ又は情報の名称は、これらのメッセージ又は情報の範囲を限定するためのものではなく、ただ説明のためのものである。
【0017】
一実施例において、図1は、本開示の実施例によるドキュメント処理方法のフローチャートであり、本実施例は、第1のドキュメントにコンテンツブロックとソースドキュメントとの間の引用関係を直観的に展示する場合に適用され、当該方法はドキュメント処理装置によって実行され、ドキュメント処理装置はソフトウェア及び/又はハードウェアの形態で実現されてもよい。ドキュメント処理方法はドキュメント処理機器に適用される。例示的に、ドキュメント処理機器はコンピュータ機器であってもよい。
【0018】
なお、本実施例によって提供されるドキュメント処理方法は、具体的にコンピュータ機器で使用されることができ、具体的に、コンピュータ機器に統合されるドキュメント処理装置によって実行されると考えられ、コンピュータ機器は具体的にプロセッサー、メモリ、入力装置及び出力装置を含むコンピュータ機器である。例えばノートパソコン、デスクトップパソコン、タブレット及びスマート端末などである。
【0019】
図1に示すように、本実施例によって提供されるドキュメント処理方法は主にステップS110及びS120を含む。
【0020】
S110:第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックの挿入指令を受信する。
【0021】
コンテンツブロックは第2のドキュメントに属する。実施例において、第1のドキュメントはドキュメント処理機器の表示インターフェースに展示される、編集可能なドキュメントであってもよい。実際の操作中には、第1のドキュメントのタイプは限定されず、例示的に、第1のドキュメントはWordドキュメント、txtドキュメント、Excelドキュメント、PDFドキュメントなどの編集可能な任意のドキュメントであってもよい。コンテンツブロックは、独立協働可能で記録可能な能力を備えるデータである。コンテンツブロックの定義について、オンラインドキュメントソフトウェアによって予め設置されてもいし、ユーザーによってカスタム的に設置されてもよく、例えば、コンテンツタイプに基づいてコンテンツブロックを区別することができ、例えば文字、ピクチャ、テーブルなどを異なるタイプのコンテンツに区別してもよいし、所定のセパレータ、例えば「キャリッジリターン」、「段落区切り」、「セクション区切り」などに基づいて、コンテンツブロックを区別してもよいし、さらに、ユーザーが操作することで、コンテンツブロックの区切り境界を設置してもよい。
【0022】
コンテンツブロックは、第2のドキュメントに属する。第1のドキュメントにおいて第2のドキュメントにおけるコンテンツブロックを引用する。実施例において、第2のドキュメントにおけるコンテンツブロックを第1のドキュメントに挿入する。無論、実際の操作中には、ユーザーがコンテンツブロックのソースドキュメントに対する引用権限(閲覧権限及び共有権限)及び編集権限を具備すると決定した場合に限り、第2のドキュメントにおけるコンテンツブロックを第1のドキュメントに挿入する。
【0023】
S120:第1のドキュメントに第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報を表示する。
【0024】
実施例において、第2のドキュメントの情報は第2のドキュメントのタイトル、第2のドキュメントのラベル及び第2のドキュメントにおける1つのコンテンツブロックの情報のうちの1つを含む。実施例において、第2のドキュメントのタイトルは、第2のドキュメントのテーマ名称であり、第2のドキュメントのラベルは第2のドキュメントにおけるコンテンツに基づいて抽出されたキーワード又は説明情報である。無論、第2のドキュメントの情報は直接的に第2のドキュメントにおける1つのコンテンツブロックの情報で表徴されてもよい。
【0025】
実施例において、第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックに対する挿入指令を受信した後、第1のドキュメントに第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報を表示する。ここで、第1のドキュメントに第2のドキュメントの情報を表示することは、第1のドキュメントにコンテンツブロックの引用元(即ち、第2のドキュメントの情報)を表示すると理解されることができる。相応的に、第1のドキュメントにコンテンツブロックの情報を表示することは、引用されるコンテンツブロックを第1のドキュメントに表示すると理解されることができる。
【0026】
本実施例の技術案において、第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックの挿入指令を受信した後、第1のドキュメントに第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報を表示することにより、ユーザーが第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックとソースドキュメントとの間の引用関係を直観的に了解できることを実現し、ユーザーの使用の便利さを向上させる。
【0027】
図2は、本開示の実施例によって提供される別のドキュメント処理方法のフローチャートである。本実施例は、上記の実施例に基づいて、ドキュメント処理方法をさらに説明する。図2に示すように、本実施例のドキュメント処理方法は以下のステップを含む。
S210:第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックの挿入指令を受信する。
【0028】
コンテンツブロックは第2のドキュメントに属する。
【0029】
S220:第1のドキュメントに第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報を表示する。
【0030】
一実施例において、S220は具体的に、第1のドキュメントのコンテンツブロック又はコンテンツブロックの関連領域に第2のドキュメントの情報を表示するステップを含む。第1のドキュメントにおいて、第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報を第1のドキュメントのコンテンツブロック又はコンテンツブロックの関連領域に表示することによって、コンテンツブロックが当該第1のドキュメントにおける原文コンテンツではなく、他のドキュメント(例えば、第2のドキュメント)から引用されることを示す。相応的に、コンテンツブロックの情報を表示すると同時に、コンテンツブロックの引用元を展示する。コンテンツブロックの関連領域は、コンテンツブロックの周辺領域である。
【0031】
一実施例において、S220は具体的に、第1の表示モードでコンテンツブロックの情報及び/又は第2のドキュメントの情報を表示するステップを含む。第1のドキュメントにおいて、第1の表示モジュールでコンテンツブロックの情報を表示することによって、コンテンツブロックが当該第1のドキュメントにおける原文コンテンツではなく、他のドキュメント(例えば、第2のドキュメント)から引用されることを示す。コンテンツブロックの情報を表示すると同時に、第2のドキュメントの情報を表示することで、コンテンツブロックの引用元を表示してもよい。例示的に、図3は、本開示の実施例によって提供されるコンテンツブロックの情報及び第2のドキュメントの情報の表示概略図である。図3に示すように、左側縦線の方式で、コンテンツブロックが当該第1のドキュメントにおける原文コンテンツではなく、引用コンテンツであることを示す。同時に、コンテンツブロックの上方に「From
XXX」をコンテンツブロックの引用元として表示することで、ユーザーがコンテンツブロックの引用元を直観的に見ることができるようにする。
【0032】
S230:コンテンツブロックの情報又は第2のドキュメントの情報に対するトリガー操作に応答する。
【0033】
実施例において、コンテンツブロックの情報又は第2のドキュメントの情報に対するトリガー操作は、コンテンツブロックの情報又は第2のドキュメントの情報に対するクリック操作であってもよいし、コンテンツブロックの情報又は第2のドキュメントの情報に対するフォーカス操作であってもよい。
【0034】
S240:第2のドキュメントにコンテンツブロック情報又は第2のドキュメントの情報を位置決めして表示する。
【0035】
実施例において、コンテンツブロックの情報又は第2のドキュメントの情報に対するトリガー操作を受け付けた後、第1のドキュメントの表示インターフェースに第2のドキュメントをポップアップして、コンテンツブロック情報の位置決めフラグをコンテンツブロック情報又は第2のドキュメントの情報に位置決めする。実際の操作中に、マウスカーソルを第2のドキュメントのコンテンツブロック情報に位置決めしてもよいし、又は直接的に第2のドキュメントの情報に位置決めしてもよい。ここで、第2のドキュメントの情報はコンテンツブロックの情報とインタラクションすることができ、即ち、第2のドキュメントの情報又はコンテンツブロックの情報に対するクリック操作を受け付けた後、第2のドキュメントを自動に開いて、第2のドキュメントのコンテンツブロックの情報又は第2のドキュメントの情報が所在する位置にジャンプする。
【0036】
図4は、本開示の実施例によって提供される別のドキュメント処理方法のフローチャートである。本実施例は上記の実施例に基づいて、ドキュメント処理方法をさらに説明する。図4に示すように、本実施例のドキュメント処理方法は、以下のステップを含む。
S310:第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックの挿入指令を受信する。
【0037】
コンテンツブロックは第2のドキュメントに属する。
【0038】
S320:コンテンツブロックに対応するレンダリング方式オプションを取得する。
【0039】
実施例において、第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックの挿入指令を受信した後、ドキュメント処理機器は自体のデータベースからコンテンツブロックに対応する全てのレンダリング方式オプションを自動的に取得する。ここで、各コンテンツブロックに対応する全てのレンダリング方式オプションはドキュメント処理機器に予め記憶される。無論、第1のドキュメントがオンラインドキュメントである場合、ドキュメント処理機器に対応するサーバーからコンテンツブロックに対応する全てのレンダリング方式オプションを直接的に取得してもよい。ここで、各コンテンツブロックに含まれるレンダリング方式オプションは同じであってもよいし、異なってもよく、これについて限定していなく、即ち、コンテンツブロックに対応するレンダリング方式オプションはコンテンツブロックのタイプ又は形態に関連し、コンテンツブロックのタイプ又は形態に基づいて、調整してもよい。ここで、各コンテンツブロックに含まれるレンダリング方式オプションが同じであることは、レンダリング方式オプションの数が同じであってもよいし、レンダリング方式オプションに対応するレンダリング方式が同じであってもよいし、さらに、レンダリング方式オプションの数、及び各レンダリング方式オプションに対応するレンダリング方式が何れも同じであってもよい。ここで、各レンダリング方式オプションは1つのレンダリング方式に対応し、即ち、レンダリング方式オプションとレンダリング方式との間は一々対応関係である。
【0040】
S330:レンダリング方式オプションを第1のインタラクション領域に表示する。
【0041】
第1のインタラクション領域は、コンテンツブロックのレンダリング方式オプションが搭載されて表示されるために使用される。実施例において、コンテンツブロックに対応する全てのレンダリング方式オプションを取得した後、ユーザーは対応するレンダリング方式を選択するために、予め設置された優先度ソートに従って、レンダリング方式オプションを第1のインタラクション領域に表示する。ここで、レンダリング方式オプションに対して設置される優先度は、第1のドキュメントが採用するドキュメントソフトウェアに関連し、ここで、贅言していない。
【0042】
S340:第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報のレンダリング方式に対する選択指令に応答して、第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報を第1のドキュメントにレンダリングして表示する。
【0043】
実施例において、第1のドキュメントにおいて第1のインタラクション領域をポップアップした後、ユーザーは、自体のニーズに応じて、第1のインタラクション領域における1つのレンダリング方式オプションをクリックし、ユーザーがクリックしたレンダリング方式オプションをハイライトさせることで、ユーザーが選択したレンダリング方式オプションと、選択されていないレンダリング方式オプションとを区別する。選択指令は、ユーザーのレンダリング方式オプションに対する操作である。例示的に、選択指令に対応する選択操作は、クリック操作、切り替え操作を含むことができる。例えば、実際の操作中に、ユーザーは、キーボードにおける方向キー(例えば上方向キー、下方向キー、左方向キー又は右方向キー)によってレンダリング方式オプションを切り替えてもよいし、直接的にマウスによってカーソルをユーザーが選択しようとするレンダリング方式オプションに移動させて、マウスを使用して当該レンダリング方式オプションに対応するレンダリング方式をクリックすることができる。
【0044】
一実施例において、第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報を第1のドキュメントにレンダリングして表示するステップは、第1のレンダリング方式を選択したことに応答して、第1の表示モードで第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報をレンダリングするステップであって、第1の表示モードでは、第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報の表示態様は、第1のドキュメントにおけるコンテンツの表示態様とは異なるステップと、第2のレンダリング方式を選択したことに応答し、第2の表示モードで第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報をレンダリングするステップであって、第2の表示モードでは、第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報の表示態様は、第1のドキュメントにおけるコンテンツの表示態様と同じであるステップと、を含む。
【0045】
第1の表示モードは、特別な形態であり、即ち、第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報を区別するために用いられ、第1のドキュメントにおけるコンテンツの表示態様とは異なり、例えば、図3に示すように、コンテンツブロックの情報の左側に1本の縦線を追加する。第2の表示モードとは、第1のドキュメントと同じ表示形態であり、即ち、第2の表示モードでは、第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報の表示態様は、第1のドキュメントにおけるコンテンツの表示態様と同じである。
【0046】
一実施例において、第1のドキュメントに第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報を表示した後、コンテンツブロックに関連付けられるプリセットコンポーネントに対するトリガー操作に応答して、コンテンツブロックが挿入されたドキュメントの情報を取得して表示するステップをさらに含む。
【0047】
プリセットコンポーネントトリガー操作は、コンテンツブロックに関連付けられるドキュメントの情報を取得するために使用される。無論、コンテンツブロックに関連付けられるドキュメントの情報は、コンテンツブロックのソースドキュメントであってもよいし、コンテンツブロックの引用ドキュメントであってもよい。実際の操作中に、各コンテンツブロックの引用ドキュメントは1つであってもよいし、複数であってもよく、これについて限定していない。実施例において、コンテンツブロックの全ての引用ドキュメントの取得方法は、サーバー又はロカールデータベースを含む。ここで、第1のドキュメントが所在するアプリケーションソフトウェアがオンラインである場合、サーバーから第1のドキュメントにおけるコンテンツブロックの全ての引用ドキュメントを直接的に取得し、第1のドキュメントが所在するアプリケーションソフトウェアはオフラインである場合、ロカールデータベースから第1のドキュメントにおけるコンテンツブロックの全ての引用ドキュメントを直接的に取得する。
【0048】
コンテンツブロックが挿入されたドキュメントの情報を取得した後、第1のドキュメントの関連ドキュメントのドキュメント名称及びドキュメント識別子をインターフェースに表示する。無論、実際の操作中に、引用ドキュメントは、ドキュメント名称が同じである場合が存在する可能性があるため、引用ドキュメントを区別しやすくするために、引用ドキュメント識別子を使用して区別することができる。
【0049】
図5は、本開示の実施例によるドキュメント処理装置の構成概略図であり、本実施例は、コンテンツブロックに対応する引用元を第1のドキュメントに直観的に展示する場合に適用され、ドキュメント処理装置はソフトウェア及び/又はハードウェアの形態で実現されてもよい。ドキュメント処理装置はコンピュータ機器に統合される。
【0050】
図5に示すように、本実施例によって提供されるドキュメント処理装置は主に、
第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックの挿入指令を受信する受信モジュール410であって、コンテンツブロックは第2のドキュメントに属する受信モジュール410と、
第1のドキュメントに第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報を表示する第1の表示モジュール420であって、コンテンツブロックはオンラインドキュメントソフトウェアによって予め設置され、又はユーザーによってカスタム的に設置される第1の表示モジュール420と、を含む。
【0051】
本開示の実施例によって提供されるドキュメント処理装置によれば、上記の装置は、第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックの挿入指令を受信するステップであって、コンテンツブロックは第2のドキュメントに属するステップと、第1のドキュメントに第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報を表示するステップであって、コンテンツブロックはオンラインドキュメントソフトウェアによって予め設置され、又はユーザーによってカスタム的に設置されるステップと、を実行する。本開示の実施例の技術案は、第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックの挿入指令を受信した後、第1のドキュメントに第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報を表示することにより、ユーザーが第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックとソースドキュメントとの間の引用関係を直観的に了解できることを実現し、ユーザーの使用の便利さを向上させる。
【0052】
上記の実施例に基づいて、表示モジュールは具体的に、第1のドキュメントのコンテンツブロック又はコンテンツブロックの関連領域に第2のドキュメントの情報を表示する。
【0053】
上記の実施例に基づいて、表示モジュールは具体的に、第1の表示モードでコンテンツブロックの情報及び/又は第2のドキュメントの情報を表示する。
【0054】
上記の実施例に基づいて、第2のドキュメントの情報は、第2のドキュメントのタイトル、第2のドキュメントのラベル及び第2のドキュメントにおける1つのコンテンツブロックの情報のうちの1つを含む。
【0055】
上記の実施例に基づいて、ドキュメント処理装置は、
コンテンツブロックの情報又は第2のドキュメントの情報に対するトリガー操作に応答して、第2のドキュメントを表示する第2の表示モジュールをさらに含む。
【0056】
上記の実施例に基づいて、第2のドキュメントを表示するステップは具体的に、
第2のドキュメントにコンテンツブロック情報又は第2のドキュメントの情報を位置決めして表示するステップを含む。
【0057】
上記の実施例に基づいて、ドキュメント処理装置は、
第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックの挿入指令を受信した後、コンテンツブロックに対応するレンダリング方式オプションを取得する第1の取得モジュールと、
レンダリング方式オプションを第1のインタラクション領域に表示する第3の表示モジュールと、をさらに含む。
【0058】
上記の実施例に基づいて、第1の表示モジュールは具体的に、第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報のレンダリング方式に対する選択指令に応答して、第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報を第1のドキュメントにレンダリングして表示する。
【0059】
上記の実施例に基づいて、第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報を第1のドキュメントにレンダリングして表示するステップは、
第1のレンダリング方式を選択したことに応答して、第1の表示モードで第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報をレンダリングするステップであって、第1の表示モードでは、第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報の表示態様は、第1のドキュメントにおけるコンテンツの表示態様とは異なるステップと、
第2のレンダリング方式を選択したことに応答し、第2の表示モードで第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報をレンダリングするステップであって、第2の表示モードでは、第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報の表示態様は、第1のドキュメントにおけるコンテンツの表示態様と同じであるステップと、を含む。
【0060】
上記の実施例に基づいて、ドキュメント処理装置は、
第1のドキュメントに第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報を表示した後、コンテンツブロックに関連付けられるプリセットコンポーネントに対するトリガー操作に応答して、コンテンツブロックが挿入されたドキュメントの情報を取得して表示する第2の取得モジュールをさらに含む。
【0061】
上記の実施例に基づいて、ドキュメントの情報は、ドキュメント名称、ドキュメント識別子のうちの1つを含む。
【0062】
本実施例によって提供されるドキュメント処理装置は、本開示の何れかの実施例によって提供されるドキュメント処理方法を実行することができ、ドキュメント処理方法を実行するための相応的な機能モジュール及び有益な効果を備える。
【0063】
図6は、本開示の実施例によって提供するドキュメント処理機器の構成概略図である。以下、図6を参照し、本開示の実施例を実現するのに適するドキュメント処理機器(例えば、図6の端末機器又はサービス端末)500の構成概略図である。本開示の実施例における端末機器は、例えば携帯電話、ノートパソコン、デジタルブロードキャスト受信器、PDA(パーソナル携帯情報機器)、PAD(タブレット)、PMP(ポータブルメディアプレーヤー)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)などのモバイル端末、及び例えばデジタルTV、デスクトップパソコンなどの固定端末を含んでもよいが、これらに限定されていない。図6に示すドキュメント処理機器は、単なる一例であり、本開示の実施例の機能及び使用範囲に何らか制限を与えるものではない。
【0064】
図6に示すように、ドキュメント処理機器500は、読み取り専用メモリ(ROM)502に記憶されるプログラム、又は記憶装置507からランダムアクセスメモリ(RAM)503にロードされたプログラムに従って、各種の適切な動作及び処理を実行できる処理装置(例えば中央処理装置、グラフィックプロセッサーなど)501を含むことができる。RAM503には、ドキュメント処理機器500の操作に必要な各種のプログラム及びデータがさらに記憶される。処理装置501、ROM502及びRAM503はバス504を介して互いに接続される。入力/出力(I/O)インターフェース505もバス504に接続される。
【0065】
一般的に、例えばタッチスクリーン、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイク、加速度計、ジャイロなどを含む入力装置506、例えば液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカ、振動器などを含む出力装置507、例えば磁気テープ、ハードディスクなどを含む記憶装置508、及び通信装置509はI/Oインターフェース505に接続されてもよい。通信装置509は、ドキュメント処理機器500が他の機器と無線又は有線通信を行ってデータをやり取りすることを可能にする。図6は各種の装置を有するドキュメント処理機器500を示すが、ここで、示される全ての装置を実施又は具備するように要求していない。代わりに、より多く又は少ない装置を実施又は具備してもよい。
【0066】
特に、本開示の実施例によれば、以上、フローチャートを参照して記載された過程は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現される。例えば、本開示の実施例はコンピュータプログラム製品を含み、前記コンピュータプログラム製品は、非一時的コンピュータ可読媒体に搭載されるコンピュータプログラムを含み、当該コンピュータプログラムはフローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードを含む。当該実施例において、当該コンピュータプログラムは通信装置509を介してネットワークからダウンロードされてインストールされ、又は記憶装置508からインストールされ、或いはROM
502からインストールされる。当該コンピュータプログラムは処理装置501によって実行されると、本開示の実施例の方法に限定される上記の機能を実行する。
【0067】
ここで、本開示の上記のコンピュータ可読媒体はコンピュータ可読信号媒体、又はコンピュータ可読記憶媒体、或いは上記の両者の任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば電気、磁気、光、電磁気、赤外線、又は半導体のシステム、装置或いはデバイス、若しくは以上の任意の組み合わせであってもよいが、これらに限定されていない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数のリード線を有する電気接続、ポータブルコンピュータ磁気ディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光メモリ、磁気メモリ、又は上記の任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されていない。本開示において、コンピュータ可読記憶媒体はプログラムを含み又は記憶する任意の有形媒体であってもよく、当該プログラムは指令実行システム、装置又はデバイスによって使用され、又はそれらと組み合わせて使用されてもよい。本開示において、コンピュータ可読信号媒体はベースバンドにおいて、又はキャリアの一部として伝播されるデータ信号を含み、当該データ信号には、コンピュータ可読プログラムコードが搭載される。このように伝播されるデータ信号は多種の形態を採用してもよく、電磁信号、光信号又は上記の任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されていない。コンピュータ可読信号媒体はさらに、コンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、当該コンピュータ可読信号媒体は、指令実行システム、装置又はデバイスによって使用され、又はそれらと組み合わせて使用されるプログラムを送信、伝播又は伝送する。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは任意の適切な媒体で伝送されてもよく、当該媒体は、ワイヤ、光ケーブル、RF(無線周波数)など、又は上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されていない。
【0068】
いくつかの実施形態において、クライアント、サービス端末は、例えばHTTP(HyperText Transfer Protocol、ハイパーテキストトランスファープロトコル)のような任意の現在既知、又は将来開発しようとするネットワークプロトコルを使用して通信し、且つ任意の形態又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と互いに接続される。通信ネットワークの例示は、ローカルエリアネットワーク(「LAN」)、広域ネットワーク(「WAN」)、国際的ネットワーク(例えば、インターネット)、エンドツーエンドネットワーク(例えば、ad
hocエンドツーエンドネットワーク)、及び任意の現在既知、又は将来開発しようとするネットワークを含む。
【0069】
上記のコンピュータ可読媒体は、上記のドキュメント処理機器に含まれてもよいし、個別に存在して、当該ドキュメント処理機器に取り付けられていなくてもよい。
【0070】
上記のコンピュータ可読媒体には1つ又は複数のプログラムが搭載され、上記の1つ又は複数のプログラムは当該ドキュメント処理機器によって実行されるとき、当該ドキュメント処理機器に、
第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックの挿入指令を受信するステップであって、コンテンツブロックは第2のドキュメントに属するステップと、
第1のドキュメントに第2のドキュメントの情報及びコンテンツブロックの情報を表示するステップであって、コンテンツブロックはオンラインドキュメントソフトウェアによって予め設置され、又はユーザーによってカスタム的に設置されるステップと、を実行させる。
【0071】
1つ又は複数のプログラム設計言語、或いはそれらの組み合わせで、本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードを書くことができ、上記のプログラム設計言語は、オブジェクト指向のプログラム設計言語、例えばJava、Smalltalk、C++、通常の手続き型プログラム設計言語、例えば「C」言語又は類似のプログラム設計言語を含むが、これらに限定されていない。プログラムコードは全部的にユーザーコンピュータで実行されてもよいし、部分的にユーザーコンピュータで実行されてもよいし、独立したパッケージソフトウェアとして実行されてもよいし、一部がユーザーコンピュータで、他部がリモートコンピュータで実行されてもよいし、又は全部的にリモートコンピュータ又はサーバーで実行されてもよい。リモートコンピュータが関与する場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又は広域ネットワーク(WAN)を含む任意のタイプのネットワークを介してユーザーコンピュータに接続され、又は外部コンピュータに接続される(例えば、インターネットサービスプロバイダーを使用してインターネットを介して接続される)。
【0072】
図面におけるフローチャート及びブロック図は、本開示の各種実施例のシステム、方法及びコンピュータプログラム製品による実現可能なシステムアーキテクチャ、機能及び操作を示す。これについて、フローチャート又はブロック図における各ブロックは1つのモジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部を代表し、当該モジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部は、所定の論理機能を実現する1つ又は複数の実行可能な指令を含む。また、いくつかの代わりとしての実現において、ブロックに示される機能は、図面に示される順序とは異なる順序で発生してもよい。例えば、実際に、連続的に表示される2つのブロックは基本的に並行に実行してもよいし、ある場合、逆の順序で実行してもよく、これは、関する機能に応じて決定される。また、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、ブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、所定の機能又は操作を実行するハードウェアによる専門なシステムによって実現されてもよいし、専門なハードウェアとコンピュータ指令との組み合わせで実現されてもよい。
【0073】
本開示の実施例に記載されているユニットはソフトウェアの形態で実現されてもよいし、ハードウェアの形態で実現されてもよい。ある場合、ユニットの名称は当該ユニット自体への限定を構成していない。
【0074】
本明細書において、以上に記載の機能は少なくとも部分的に1つ又は複数のハードウェア論理部材で実行されてもよい。例えば、非限定的に、使用可能なタイプのハードウェア論理部材は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、コンプレックスプログラマブルロジックデバイス(CPLD)などを含む。
【0075】
本開示において、マシン可読媒体は、指令実行システム、装置又は機器によって使用され、又は指令実行システム、装置又は機器と組み合わせて使用されるプログラムを含み又は記憶する有形媒体であってもよい。マシン可読媒体はマシン可読信号媒体又はマシン可読記憶媒体であってもよい。マシン可読媒体は電子、磁気、光学、電磁気、赤外線、又は半導体システム、装置又は機器、或いは上記の内容の任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されていない。マシン可読記憶媒体のより具体的な例示は1つ又は複数のワイヤによる電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光記憶機器、磁気記憶機器、又は上記の内容の任意の適切な組み合わせを含む。
【0076】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、
第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックの挿入指令を受信するステップであって、前記コンテンツブロックは第2のドキュメントに属するステップと、
前記第1のドキュメントに前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報を表示するステップであって、コンテンツブロックはオンラインドキュメントソフトウェアによって予め設置され、又はユーザーによってカスタム的に設置されるステップと、を含むドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0077】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記第1のドキュメントに前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報を表示するステップは、
前記第1のドキュメントのコンテンツブロック又はコンテンツブロックの関連領域に前記第2のドキュメントの情報を表示するステップを含む、ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0078】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記第1のドキュメントに前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報を表示するステップは、
第1の表示モードで前記コンテンツブロックの情報及び/又は前記第2のドキュメントの情報を表示するステップを含む、ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0079】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記第2のドキュメントの情報は、前記第2のドキュメントのタイトル、前記第2のドキュメントのラベル及び前記第2のドキュメントにおける1つのコンテンツブロックの情報のうちの1つを含む、ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0080】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、
前記コンテンツブロックの情報又は第2のドキュメントの情報に対するトリガー操作に応答して、前記第2のドキュメントを表示するステップをさらに含む、ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0081】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記第2のドキュメントを表示するステップは、
前記第2のドキュメントに前記コンテンツブロック情報又は前記第2のドキュメントの情報を位置決めして表示するステップを含む、ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0082】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記第1のドキュメントにおいてコンテンツブロックの挿入指令を受信した後、さらに、
前記コンテンツブロックに対応するレンダリング方式オプションを取得するステップと、
前記レンダリング方式オプションを第1のインタラクション領域に表示するステップと、を含む、ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0083】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記第1のドキュメントに前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報を表示するステップは、
前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報のレンダリング方式に対する選択指令に応答して、前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報を前記第1のドキュメントにレンダリングして表示するステップを含む、ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0084】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報を前記第1のドキュメントにレンダリングして表示するステップは、
第1のレンダリング方式を選択したことに応答して、第1の表示モードで前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報をレンダリングするステップであって、前記第1の表示モードでは、前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報の表示態様は、前記第1のドキュメントにおけるコンテンツの表示態様とは異なるステップと、
第2のレンダリング方式を選択したことに応答し、第2の表示モードで前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報をレンダリングするステップであって、前記第2の表示モードでは、前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報の表示態様は、前記第1のドキュメントにおけるコンテンツの表示態様と同じであるステップと、を含む、ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0085】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記第1のドキュメントに前記第2のドキュメントの情報及び前記コンテンツブロックの情報を表示した後、さらに、
前記コンテンツブロックに関連付けられるプリセットコンポーネントに対するトリガー操作に応答して、前記コンテンツブロックが挿入されたドキュメントの情報を取得して表示するステップを含む、ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0086】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記ドキュメントの情報は、ドキュメント名称、ドキュメント識別子のうちの1つを含む、ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0087】
以上の記載は、本開示の好適な実施例、及び使用する技術原理の説明のみである。当業者であれば理解できるように、本開示に係る開示範囲は、上記の技術特徴の特定の組み合わせによって構成される技術案に限定されず、また、上記の開示の構想を逸脱することなく、上記の技術特徴又はその等価特徴を任意に組み合わせることで形成される他の技術案、例えば、上記の特徴と本開示に開示された(が限定されない)類似の機能を有する技術特徴とを互いに置き換えることで形成される技術案も含まれる。
【0088】
また、特定の順次で各操作を記載したが、これらの操作は示された特定の順次又は順序に従って順に実行されるように要求していない。一定の環境で、マルチタスク及び並行処理は有利である。同様に、以上の論述にはいくつかの具体的な実現細部が含まれるが、本開示の範囲に対する限定として理解されるべきではない。単一の実施例に記載のいくつかの特徴は、組み合わせるように、単一の実施例で実現されてもよい。また、単一の実施例に記載の各種の特徴は、単独又は任意の適切なサブ組み合わせの形態で複数の実施例に実現されてもよい。
【0089】
構造特徴及び/又は方法論理動作に固有の言語で本主題を記載したが、添付の請求項に限定された主題は、以上に記載の特定の特徴又は動作に限定されていない。逆に、以上に記載の特定の特徴及び動作は、特許請求の範囲を実現する例示的な形態のみである。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
【国際調査報告】