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特表2024-508940着脱し易い医療用開口サクション装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-28
(54)【発明の名称】着脱し易い医療用開口サクション装置
(51)【国際特許分類】
   A61C 19/00 20060101AFI20240220BHJP
   A61C 5/90 20170101ALI20240220BHJP
【FI】
A61C19/00 A
A61C5/90
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023554040
(86)(22)【出願日】2022-03-14
(85)【翻訳文提出日】2023-09-05
(86)【国際出願番号】 KR2022003492
(87)【国際公開番号】W WO2022244958
(87)【国際公開日】2022-11-24
(31)【優先権主張番号】10-2021-0063796
(32)【優先日】2021-05-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】508295568
【氏名又は名称】安 常勳
【氏名又は名称原語表記】AHN,Sang Hoon
【住所又は居所原語表記】#403-1303,Yeolmaemaeul 4-danji Apt.,Jijok-dong,Yuseong-gu Daejeon 305-770(KR)
(74)【代理人】
【識別番号】100110434
【弁理士】
【氏名又は名称】佐藤 勝
(72)【発明者】
【氏名】安 常勳
【テーマコード(参考)】
4C052
【Fターム(参考)】
4C052AA06
(57)【要約】
本発明は、歯科診療中に使用者が口を開いた状態を保持するように適合された固定型または柔軟型の開口部と、口腔内の唾液、水、歯の切削物などを吸引するように適合されたサクション部とを、容易に着脱可能に構成された医療用開口サクション装置に関する。
【選択図】図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者の口に引き込まれて、歯が載置されて口を開けた状態を保持させ、内部に孔が形成されて口腔内の液体が吸入される開口部(1)と、ガイド部(410)の一端が開口部(1)の他端に着脱が可能であり、ガイド部(410)の他端にチューブ(T)が結合され、吸入力を提供するサクション機を有するサクション部(2)と、を含むことを特徴とする、着脱し易い医療用開口サクション装置。
【請求項2】
前記開口部(1)は、咬合面が係止される第1の凹部(120、120a)と、液体が吸入される第1の隙間(110)と、を有する第1のボディー(100)と、第1のボディー(100)の他端に延設され、歯が載置された載置部(230、230a)と、載置部(230、230a)の側面に突設されて歯列と頬粘膜との間に位置している第1の支持部(231)と、載置部(230、230a)に延設された取手部(240、240a)と、を有する第2のボディー(200)と、サクション部(2)を着脱するための結合溝(310)を有する第3のボディー(300)と、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の着脱し易い医療用開口サクション装置。
【請求項3】
前記開口部(1)は、第1のボディー(100)と第2のボディー(200)との間に形成された第2の凹部(210、210a)と、第2のボディー(200)に形成された複数の第2の隙間(220、220a)と、を含み、これにより前記取手部(240、240a)に弾性が付与されることを特徴とする、請求項2に記載の着脱し易い医療用開口サクション装置。
【請求項4】
前記載置部(230、230a)には、歯の滑りを防止する第1のノンスリップ部(232、232a)が突設されていることを特徴とする、請求項2に記載の着脱し易い医療用開口サクション装置。
【請求項5】
前記取手部(240、240a)には、手の滑りを防止する第2のノンスリップ部(241、241a)が突設されていることを特徴とする、請求項2に記載の着脱し易い医療用開口サクション装置。
【請求項6】
前記載置部(230、230a)及び前記取手部(240、240a)の側面に拡張部(250、250a)が延設されて歯の載置面積が拡張されることを特徴とする、請求項2に記載の着脱し易い医療用開口サクション装置。
【請求項7】
前記サクション部(2)は、一端に形成された複数のガイド部(410)と、前記ガイド部(410)の間に形成された第3の隙間(420)と、開口部(1)の他端に着脱自在に結合されるように前記ガイド部(410)の内側面に形成された第1の突出部(411)と、を含むことを特徴とする、請求項1に記載の着脱し易い医療用開口サクション装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、着脱し易い医療用開口吸入装置に関し、より詳しくは、歯科診療中に使用者が口を開いた状態を保持するように適合された固定型または柔軟型の開口部と、口腔内の唾液、水、歯の切削物などを吸引するように適合されたサクション部とを、容易に着脱可能に構成された医療用開口サクション装置に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、歯科診療または治療のために、患者は長時間の間、口を開けていなければならない。これにより、患者は顎関節に無理が加えられるようになって、顎が震えたり、顎で音がしたりするなどの不便さを経験するようになる。
【0003】
また、歯科診療または治療中に患者の口腔内の唾液、血液、水、歯石、歯の切削物などを吸い込むためのサクションチップが患者の口腔内に位置される。
【0004】
大部分、サクションチップを曲げて患者の口にかけるか、医療陣が直接サクション機を取って患者の口の中に位置させて用いられる。
【0005】
しかし、サクションチップを曲げて使う場合には、軟口蓋に溜まる唾液、水などを吸い込むため、医療陣が別にサクション機を取って軟口蓋の部分に位置させて使用しなければならないという煩わしさがある。
【0006】
万が一、医療陣がサクション機の使用が下手な場合は、サクションチップに軟組織が一緒に吸い込まれてしまし、傷がつくか、軟口蓋または口蓋垂(のどびこ)に触れるようになると、嘔吐反射が誘発されるという問題がある。
【0007】
前記のような問題点を解決するためのものとして、韓国登録特許第10-1363054号(以下、文献1という)、米国公開特許第2014/0356802号(以下、文献2という)、韓国登録特許第10-1522314号(以下、文献3という)、及び韓国登録特許第10-2068080号(以下、文献4という)が挙げられる。
【0008】
文献1の発明は、歯科治療時に患者の口を開かせる機能と、患者の口腔内の唾液液を吸い込む吸入チューブを固定する機能とを兼備する歯科治療用開口器に関する。
【0009】
文献1の発明の歯科治療用開口器は、歯の離脱を防止するために、基部両端に側壁が形成されているが、臼歯の大きさが平均よりも大きければ側壁に塞がれて臼歯が歯載置支持部に位置されにくい。また、前記開口器は、使用過程中に口を少し開けると歯から抜けて口蓋垂方向に落ちるようになって嘔吐反射が生じることができる。
【0010】
文献2の発明は、外部光源と患者の口腔との間に位置付けられる医療陣の手と装備によって発生される影に起因する不便さを改善するために、患者の歯に脱着可能でありながら、光を放出する口腔発光器に関する。
【0011】
文献2の発明の口腔発光器は、光が口腔全体を照射するため、イラジエーション現象により局所的な部位の治療時に光の効率的な利用ができない。また、前記発光器の側面に突設されたリテンション要素にサクションチップを差し込んで使用することができるが、サクションチップが舌、軟口蓋または口蓋垂に触れるようになって、続いてサクションチップの位置を操作しなければならないという煩わしさがある。
【0012】
文献3の発明は、患者が口を開けた状態を固定しながら円滑なサクション及び診療者の視野確保が可能であり、サクション時に軟組織の吸入や損傷を防止するサクション用マウスプロップ(mouth prop)に関する。
【0013】
前記文献3の発明は、サクションチップが結合されたチューブがサクション用マウスプロップの連結部に貫通形成されて、患者の口に載置されて使われるが、患者が口を少しだけ開けても歯から前記マウスプロップが抜け易くて医療陣が周期的に観察若しくは操作しなければならないという煩わしさがある。
【0014】
文献4の発明は、患者の口の大きさによって隙間を調節して多様な口の大きさを有する患者向けに互換的に使用できる隙間調節が可能な歯ぐき支持部挿入型マウスプロップに関する。
【0015】
前記文献4の発明のマウスプロップは、医療陣が患者の口の大きさに合わせて回転移送ピボットを操作してヒンジ結合の長さをその都度調節しなければならないという煩わしさがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0016】
【特許文献1】韓国登録特許第10-1363054号公報
【特許文献2】米国公開特許第2014/0356802号公報
【特許文献3】韓国登録特許第10-1522314号公報
【特許文献4】韓国登録特許第10-1522314号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0017】
本発明は、前記背景技術の問題点を解決し、着脱し易い医療用開口サクション装置を提供することを目的とする。
【0018】
特に、本発明は、使用者の口を開かせる機能とともに吸入機能を持つ開口部と、開口部に結合されて吸入力を提供するサクション部との装着と分離を容易にすることを目的とする。
【0019】
また、本発明は、第2の凹部と第2の隙間とを有する開口部に弾性が形成されて、使用者の口への装着時に顎関節の無理を最小化させることを目的とする。
【0020】
さらに、本発明は、軟組織を吸い込むことがないようにするとともに、別途のサクションチップを用いなくても、効率よく、唾液、水などを自動で吸い込んで取り除くことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0021】
前記のような目的を達成するために、本発明の着脱し易い医療用開口サクション装置は、使用者の口に引き込まれて、歯が載置されて口を開けた状態を保持させ、内部に孔が形成されて口腔内の液体が吸入される開口部1と;ガイド部410の一端が開口部1の他端に着脱が可能であり、ガイド部410の他端にチューブTが結合され、吸入力を提供するサクション機を有するサクション部2と;を含むことを特徴とする。
【0022】
前記開口部1は、咬合面が係止される第1の凹部120、120aと、液体が吸入される第1の隙間110と、を有する第1のボディー100と;第1のボディー100の他端に延設され、歯が載置される載置部230、230aと、載置部230、230aの側面に突設されて歯列と頬粘膜との間に位置される第1の支持部231と、載置部230、230aに延設される取手部240、240aと、を有する第2のボディー200と;サクション部2を着脱するための結合溝310を有する第3のボディー300と;を含むことを特徴とする。
【0023】
また、前記開口部1は、第1のボディー100と第2のボディー200との間に形成された第2の凹部210、210aと、第2のボディー200に形成された複数の第2の隙間220、220aと、を含み、これにより前記取手部240、240aに弾性が付与されることを特徴とする。
【0024】
前記載置部230、230aには、歯の滑りを防止する第1のノンスリップ部232、232aが突設されていることを特徴とする。
【0025】
前記取手部240、240aには、手の滑りを防止する第2のノンスリップ部241、241aが突設されていることを防止することを特徴とする。
【0026】
本発明の着脱し易い医療用開口サクション装置は、前記載置部230、230a及び前記取手部240、240aの側面に拡張部250、250aが延設されていることを特徴とする。
【0027】
前記サクション部2は、一端に形成された複数のガイド部410と、前記ガイド部410の間に形成された第3の隙間420と、開口部1の他端に着脱自在に結合されるように前記ガイド部410の内側面に形成された第1の突出部411と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0028】
本発明の着脱し易い医療用開口サクション装置は、使用者の口を開かせる機能とともに吸入機能を有する開口部と、開口部に結合されて吸入力を提供するサクション部との装着と分離がし易くて、別途のサクションチップを用いることなく、開口部に結合されたサクション部を分離して自由に使用し得るので歯科診療または治療が円滑に行われることができるという効果がある。
【0029】
また、本発明は、第2の凹部と第2の隙間とを有する開口部に弾性が形成され、使用者の口に装着時に顎関節の無理を最小化させて、使用者が楽でかつ安全に口が開いた状態を保つことができるという効果がある。
【0030】
さらに、本発明は、開口部に設けられた第1の隙間により軟組織が吸い込まれず詰まりが発生しないので、唾液、水などが持続的に自動吸入されて取り除かれるという効果がある。
【0031】
すなわち、本発明は、サクション作業のためのアシスタントなしで医療陣1人でも着脱し易い医療用開口サクション装置を用いて視野が確保されることによって、フッ素塗布、自家重合レジン治療などを行うことができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】本発明による着脱し易い医療用開口サクション装置を示した分解斜視図でる。
図2】本発明による開口部を示した正面図である。
図3】本発明によるサクション部を示した正面図である。
図4】本発明による開口部とサクション部が結合された状態を示した断面図である。
図5】本発明によるまた他の形態の開口部を示した正面図である。
図6】本発明によるまた他の形態の開口部を示した左側面図である。
図7】本発明によるまた他の形態の開口部を示した正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、実施例によって本発明を詳細に説明する。
【0034】
本発明の目的、特徴、長所は、以下の実施例によって容易に理解されるはずである。
【0035】
本発明は、ここで開示される実施例に限定されなく、他の形態で具体化されることができる。ここで開示される実施例は、本発明の属する技術分野における通常の知識を持つ者に本発明の思想を十分に伝達するために提供されるものであり、本発明の技術的思想及び技術的範囲に含まれるすべての変換、均等物または代替物を含むものと理解されなければならない。
【0036】
したがって、以下の実施例によって本発明が限定されてはならなく、本発明の技術的思想及び技術的範囲に含まれるすべての変換が含まれるものと理解すべきである。すなわち、本発明の属する技術分野における通常の知識を持つ者であれば、請求範囲に記載された本発明の思想から逸脱しない範囲内で、構成要素の付加、変更、削除または追加などによって本発明を多様に修正または変更させることができ、これも本発明の権利範囲内に含まれるといえる。
【0037】
本発明は、多様な変換が加えられることができ、種々の実施例を有することができるところ、特定の実施例を図面に例示して詳細に説明する。図面において、要素の大きさまたは要素の同士間の相対的な大きさは、本発明に対する明確な理解のためにやや誇張して図示されることができる。また、これらの図面に示された要素の形状が製造工程上の変異などによって多少変更されることができる。
【0038】
したがって、本明細書で開示された実施例は、特別な言及がない限り、図面に示された形状に限定されてはならず、ある程度の変形を含むものと理解されなければならない。
【0039】
一方、本発明の種々の実施例は、明白に反対の指摘がない限り、その他のいずれの実施例と結合されることができる。特に好ましいか有利であると指示する如何なる特徴も好ましいか有利であると指示したその他のいずれの特徴及び特徴と結合されることができる。すなわち、本発明の多様な態様、特徴、実施例または具現例は、単独若しくは多様な組み合わせで使われることができる。
【0040】
本明細書に使われた用語は、特定の実施例を記述するためのものに過ぎず、請求範囲によって限定しようとするものではないことを理解しなければならなく、本明細書に使われるすべての技術用語及び科学用語は、別段の言及がない限り、通常の技術を持つ者に一般的に理解されるものと同じ意味を有する。単数の表現は、文脈上明白に異なるものを意味しない限り、複数の表現を含む。
【0041】
本発明を説明するにあたり、関連する公知技術に対する具体的な説明が本発明の要旨を濁らすことができると判断される場合、その詳細な説明を省略する。
【0042】
<実施例1>
本発明の着脱し易い医療用開口サクション装置(以下、「医療用開口サクション装置」という)は、図1に示すように、開口部1とサクション部2とを有することができる。
【0043】
前記開口部1は、使用者の口に引き込まれるとともに、歯が載置されて使用者が口を開けた状態を保持させ、内部に孔が形成されているため、口腔内の唾液、水などの液体と歯石、歯の切削物などの異物が吸入されて取り除かれることができる。
【0044】
ここで、開口部1は、人間に用いられることが好ましいが、哺乳類、逝虫類などにも適用して使うことができる。
【0045】
また、開口部1は、合成樹脂、金属または生分解性樹脂で射出成形されて製造されることができる。好ましく、開口部1は、医療用または人体に無害な合成樹脂で製造されることができる。
【0046】
例えば、医療用または人体に無害な合成樹脂は、ポリプロピレン(PP;polypropylene)、高透明・高耐衝撃性のポリプロピレン(TIPP;transparent-impact resistance polypropylene)、ポリカーボネート(PC;polycarbonate)、ポリエチレンテレフタルレート(PET;polyethylene terephthalate)、ポリエーテルスルホン(PES、polyethersulfone)、ポリフェニルスルホン(PPSU;polyphenylsulfone)、ポリオキシメチレン(POM;polyoxymethylene)またはシリコーン樹脂のいずれか一つが用いられることができる。
【0047】
開口部1が使い捨てとして用いられる場合には、ポリオキシメチレンで製造されることが好ましい。
【0048】
もし、開口部1を消毒して使用する場合は、ポリプロピレン、ポリエーテルスルホンまたはポリフェニルスルホンの中でいずれか一つで製造されることが好ましい。
【0049】
より具体的に説明すると、開口部1は、図1及び図2に示すように、第1のボディー100、第2のボディー200、及び第3のボディー300を含むことができる。
【0050】
前記第1のボディー100は、図2に示すように、正面視、一端側面が突設されて尖ったアーチまたはスペード模様のような形状に形成されることができる。
【0051】
ここで、第1のボディー100は、一端側面がそれぞれ突設されることによって、第1の凹部120、120aが形成されることができる。
【0052】
前記第1の凹部120、120aは、使用者が歯で前記開口部1を噛んだ時、軟組織が少なくて硬組織からなる口の最も奥側に位置した歯に掛けられ、第1のボディー100の一端が口の最も奥側に位置した歯の後ろの軟組織に位置することができる。
【0053】
例えば、第1の凹部120、120aが口の最も奥側に位置した臼歯の端の咬合面にそれぞれ掛けられると、第1の凹部120、120aに負圧が発生して舌、頬粘膜などのような軟組織によって第1の隙間110が塞がることなく、第1の隙間110へ唾液、水などのような液体が引き続き吸入されて取り除かれることができる。
【0054】
前記第1の隙間110は、前記液体を吸い込むために、第1のボディー100の一端に線形で、長細い矩形、円形またはピンホール形状に形成されることができる。
【0055】
望ましく、第1の隙間110は、図2に示すように、線形または長細い矩形に形成されることによって、第1の隙間110に軟組織がくっついても隙間ができるので、塞がることなく引き続き液体を吸い込んで取り除くことができる。
【0056】
また、第1の隙間110は、平面視、一つの線で形成された一字状、一つの線に他の一つの線が貫通されて形成された十字状または一つの線に2以上の線が貫通されて形成された放射状の中でいずれか一つに形成されることができる。
【0057】
前記線は、直線または非直線で形成されることができる。
【0058】
前記第1のボディー100は、内部に吸入孔が形成されており、前記吸入孔は、後術する第1の孔201に延設されて液体を吸い込んで取り除くことができる。
【0059】
前記第2のボディー200は、第1のボディー100他端に延設され、内部に第1の孔201が形成されることができる。この時、前記吸入孔を介して吸入された液体は、第1の孔201を経て後術する第1の孔201の他端に形成されている排出孔へ液体が排出されることができる。
【0060】
図2に示すように、正面視、第2のボディー200両方側面に傾斜面を有する載置部230、230aがそれぞれ形成されることができる。この時、載置部230、230aは、図2に示すように、第1のボディー100を中心として第2のボディー200の両方側面に対称形成されることができる。
【0061】
前記載置部230、230aは、使用者の歯が載置されることができる。この時、使用者は載置部230、230aに歯が載置されることによって、顎関節の無理を最小化させることができ、使用者が楽でかつ安全に口が開いた状態を保つことができるという効果がある。
【0062】
この時、使用者の歯が滑ったり、離脱されたりすることを防止するために、載置部230、230aは、歯の載置面に第1のノンスリップ部232、232aがそれぞれ突設されることができる。
【0063】
前記第1のノンスリップ部232、232aは、突起、凹凸または波形状に形成されることができるが、これらに限定されない。
【0064】
ここで、第1のノンスリップ部232、232aの大きさと個数は特に限定されない。
【0065】
また、前記載置部230、230a側面に第1の支持部231、231aがそれぞれ突設されることができる。
【0066】
前記第1の支持部231、231aは、載置部230、230aの他端側面に水平方向にそれぞれ突設され、ニュートラルゾーン(neutral zone)にはめ込んで開口部1が口の中で回転するときに開口部1が口の中に巻き込まれるか、口の外に抜けてしまうことを防止することができる。
【0067】
ここで、ニュートラルゾーンは、歯列と頬粘膜との間に位置した空間を意味する。
【0068】
この時、第1の支持部231、231aの内側面にはそれぞれ歯列が当接し、第1の支持部231、231aの外側面には頬粘膜が当接するように配置されることができる。
【0069】
例えば、開口部1が使用者の左側ニュートラルゾーンにはめ込まれる場合は、載置部230aに使用者の左側上顎の歯が載置され、載置部230に使用者の左側下顎の歯が載置されることができる。この時、第1の支持部231aは、使用者の左側上顎に位置されたニュートラルゾーンにはめ込まれ、第1の支持部231は、使用者の左側下顎に位置されたニュートラルゾーンにはめ込まれることができる。
【0070】
ここで、第1の凹部120aは、使用者の左側上顎の最も奥側に位置した臼歯咬合面に掛けられ、第1の凹部120は、使用者の左側下顎の最も奥側に位置した臼歯咬合面に掛けられることができる。
【0071】
例えば、開口部1が使用者の右側ニュートラルゾーンにはめ込まれる場合は、載置部230に使用者の右側上顎の歯が載置され、載置部230aに使用者の右側下顎の歯が載置されることができる。この時、第1の支持部231は、使用者の右側上顎に位置されたニュートラルゾーンにはめ込まれ、第1の支持部231aは、使用者の右側下顎に位置されたニュートラルゾーンにはめ込まれることができる。
【0072】
ここで、第1の凹部120は、使用者の右側上顎の最も奥側に位置した臼歯咬合面に欠けられ、第1の凹部120aは使用者の右側下顎の最も奥側に位置した臼歯咬合面に掛けられることができる。
【0073】
前記第1の支持部231、231aの他端に取手部240、240aがそれぞれ延設されることができる。
【0074】
前記取手部240、240aは、使用者または医療陣が開口部1を使用者の口の中に挿入するために備えられることができる。
【0075】
この時、取手部240、240aは、使用者または医療陣の手が触れる面に第2のノンスリップ部241、241aがそれぞれ突設され、使用者または医療陣の手が滑ることを防止することができる。
【0076】
図2に示すように、第1のボディー100及び第2のボディー200を有する開口部1は、アルファベットAに似ている形状に形成されることができる。
【0077】
前記第3のボディー300は、前記第2のボディー200の他端中心に延設されることができる。
【0078】
この時、第3のボディー300は、後術するサクション部2の着脱を容易にするために結合溝310を有してもよい。
【0079】
第3のボディー300の内部には、前述した第1の孔201が延びて形成され、第3のボディー300他端に排出孔が形成されることができる。
【0080】
また、第3のボディー300は、サクション部2が摺動して嵌合されるために、第2のボディー200の他端中心に円柱状に延設され、円柱状の他端に円錐台形状に延設されることができる。
【0081】
前記円柱状の他端には、結合溝310が形成されており、サクション部2の第1の突出部411が前記結合溝310に係合されることができる。
【0082】
前記サクション部2は、前記開口部1に着脱自在であり、チューブTとサクション機とを有することができる。
【0083】
より具体的に説明すると、サクション部2は、図3に示すように、ガイド部410と、ガイド部410の他端にチューブTとが結合されてなることができる。
【0084】
前記チューブTの他端に吸入力を提供するサクション機が結合されることができる。
ここで、チューブTは、通常可撓性を有する合成樹脂で形成され、チューブTの内部に歯科診療または治療時に、所望する形態に変形した後、変形された形状を維持するように可塑性を有する金属で形成されたワイヤが一体に構成されることができる。
【0085】
前記サクション部2は、内部に空間を形成し、円柱状に形成されることができる。
この時、サクション部2は、前述した開口部1への着脱を容易にするために、一端にガイド部410と第3の隙間420とが形成されることができる。
【0086】
ここで、ガイド部410と第3の隙間420とが交互にサクション部2の一端に形成されて一端が分岐状に形成されてもよい。
【0087】
この時、ガイド部410の内面に第1の突出部411が突設されることができる。
ここで、第1の突出部411は、前記第3のボディー300の外面に沿って摺動して結合溝310に係合されるために、半円または半球状に形成されることができる。
【0088】
この時、サクション部2の一端が第3のボディー300の外面に沿って摺動する際に、サクション部2の一端の内径が第3のボディー300の外径よりも小さく形成されても、ガイド部410と第3の隙間420とが交互に形成されているため、サクション部2の一端の内径が第3のボディー300の外径と同じ長さに延長し、結合溝311にはめ込まれるとともに、元のサクション部2の内径の長さに戻りながら嵌合されることができる。
【0089】
逆に、サクション部2が開口部1から抜ける時も、第3のボディー300の外面に沿って摺動して容易に抜けることができる。
【0090】
また、サクション部2が前記のような方式で開口部1に着脱し易いという長所がある。これにより、別途のサクションチップを用いることなく、開口部1に結合されたサクション部2を分離して自由に使用可能であり、歯科診療または治療が円滑に行われるという利点がある。
【0091】
さらに、前述した構造を有する開口部1とサクション部2との装着過程中に開口部1が口の中に入り込まないとともに、分離過程中に開口部1が口の外に離脱されないという効果がある。
【0092】
図4に示すように、サクション部2の一端の内部空間は遊びを最小化させるために、前述した第3のボディー300の外部形状に対応する形状に形成されており、開口部1とサクション部2との嵌合時に浮きがなく密着力が向上して負圧が維持されて吸入力が低下しないという利点がある。
【0093】
特に、開口部1とサクション部2との嵌合後に、液体吸入時に開口部1とサクション部2とが嵌合されて当接面に水分が位置するようになると、水膜が形成されて密閉力が向上して負圧が維持されることができる。
【0094】
サクション部2の他端内部には、チューブTが結合されるための第4の孔414が形成されることができる。
【0095】
前記第4の孔414の内径は、チューブTの外径と等しく形成された方が良い。
【0096】
前記サクション部2の一端に形成された内部空間と、他端内部に形成された第4の孔414との間に第2の孔412および第3の孔413が形成されることができる。
【0097】
前記第2の孔412は、第3のボディー300の他端に形成された排出孔に当接するように配置されることができる。
【0098】
また、第2の孔412内径は、第3のボディー300の排出孔の内径と等しいか、または小さく形成されることができる。望ましく、第2の孔412の内径が第3のボディー300の排出孔の内径よりも小さく形成されているため、吸入力が向上することができる。
【0099】
前記第3の孔413は、第2の孔412と第4の孔414との間に配置されることができる。
【0100】
すなわち、本発明の医療用開口サクション装置は、開口部1とサクション部2との着脱が可能な構造で形成されることによって、必要によって、開口部1からサクション部2を分離して、医療陣がサクション部2によって液体を吸い込むことで取り除くことができる。
【0101】
<実施例2>
前記実施例1の医療用開口サクション装置において、開口部1は、弾性を有するために、第2の凹部210、210aと第2の隙間220、220aとをさらに含むことができる。
【0102】
前記第2の凹部210、210aおよび第2の隙間220、220aを除いた医療用開口サクション装置の構成は、前記実施例1と同様であるので、重複する内容は省略する。
【0103】
前記第2の凹部210、210aは、図2に示すように、第1のボディー100と載置部230、230aとの間に位置された第2のボディー200の両側面にそれぞれ凹溝で形成されることができる。
【0104】
前記第2の隙間220、220aは、図2に示すように、第3のボディー300を中心に第2のボディー200の他端にスリット(slit)形状にそれぞれ形成されることができる。この時、第2の隙間220、220aは、第3のボディー300を中心に対称されるように形成されることができる。
【0105】
図2のように、前記第2の凹部210、210aと第2の隙間220、220aとを含む医療用開口サクション装置は、使用者または医療陣が取手部240、240aを把持すると、図5のように、取手部240、240aがそれぞれ内側方向に撓むことができる。
【0106】
この時、医療用開口サクション装置は、載置部230、230a同士間の距離と、取手部240、240a同士間の距離が減って使用者の口の中に入れやすい。
【0107】
また、医療用開口サクション装置は、診療または治療過程中に口を少し開けても、前記第2の凹部210、210aおよび第2の隙間220、220aによって形成された弾性に起因して、口から医療用開口サクション装置が抜けないという利点がある。
【0108】
なお、前記医療用開口サクション装置を口に入れて載置部230、230aに歯が載置された状態を1次咀嚼と想定すると、使用者が載置部230、230aに力を入れる2次咀嚼が発生しても前記第2の凹部210、210aおよび第2の隙間220、220aによって弾性が維持されることができる。
【0109】
このように弾性を持つ医療用開口サクション装置は、第2の凹部210、210aと第2の隙間220、220aとが第2のボディー200に含まれることで、載置部230、230aに載置された歯によって咀嚼が行われても第2のボディー200に弾性が発生して載置部230、230aが壊れないという長所がある。
【0110】
前記実施例1で説明する開口部1は、弾性が形成できず固定型開口部と言え、実施例2で説明する開口部1は、弾性が形成されるため柔軟型開口部と言える。
【0111】
<実施例3>
前記実施例1または実施例2の医療用開口サクション装置において、開口部1は、拡張部250、250aをさらに含むことができる。
【0112】
前記拡張部250、250aを除いた医療用開口サクション装置の構成は、前記実施例1または実施例2と同様であるので、重複する内容は省略する。
【0113】
前記拡張部250、250aは、図6に示すように、載置部230、230aおよび取手部240、240aが側面方向に長さが延びて拡張形成されることができる。
【0114】
この時、取手部240、240aの長さが延びて、それに合わせて第2のノンスリップ部241、241aも長さが延びて形成されることができる。
【0115】
ここで、図6のように取手部240、240aが前記拡張部250、250aによって歯が載置される面積が拡張されることによって、口の中において広い範囲で開口部1の回転が可能である。
【0116】
ここで、拡張部250、250aが備えられた開口部1を成人用開口部1aと言え、拡張部250、250aが備えられない開口部1を小児用開口部と言える。
【0117】
もし、小児用開口部に前記拡張部250、250aが含まれる場合、小児用開口部が小児の口の中に深く入り込んで嘔吐や空えずきが誘発される恐れがある。したがって、小児用開口部は、大人と比較して口が小さいから前記拡張部250、250aが不要であることができる。
【0118】
<実施例4>
前記実施例2または実施例3の医療用開口サクション装置は、第2の突出部221、221aをさらに含むことができる。
【0119】
前記第2の突出部221、221aを除いた医療用開口サクション装置の構成は、前記実施例2または実施例3と同様であるので、重複する内容は省略する。
【0120】
前記第2の突出部221、221aは、図7に示すように、第2の隙間220、220aが形成された第2のボディー200に外側方向にそれぞれ突設されることができる。
【0121】
ここで、第2の突出部221、221aは、図5と同様に、使用者または医療陣が取手部240、240aに過度な力を加えて取手部240、240aがそれぞれ内側方向に過度に撓むことを防止することができる。
【0122】
<実施例5>
前記実施例1~実施例4のいずれか一つの開口部1に香りを付与することができる。
【0123】
ここで、香りを付与することを除いた開口部1の構成は、前述した実施例1~実施例4のいずれか一つの開口部1と同様であるので、重複する内容は省略する。
【0124】
前記香りは、人体に無害な香料を合成樹脂に混合させて開口部1が射出成形されることができる。
【0125】
この時、香りを付与した開口部1は、合成樹脂から発生する固有の香りを遮蔽させることで、使用者が、香りを付与した開口部1を口の中に入れたとき、拒否感が減少されることができる。
【0126】
したがって、前記香りは、口の中に入れた際に拒否感が生じない天然香料または合成香料が用いられることができる。
【0127】
例えば、香りは甘い香り、果物の香り、薄荷の香り、 薄荷の香り、堅果類の香りまたは穀物の香りのいずれか一つ以上が用いられることができるが、特にこれらに限定されない。
【0128】
<実施例6>
前記実施例1~実施例5のいずれか一つの開口部1に色を付与することができる。
【0129】
ここで、色を付与することを除いた開口部1の構成は、前述した実施例1~実施例5のいずれか一つの開口部1と同様であるので、重複する内容は省略する。
【0130】
前記色は、人体に無害な色素が合成樹脂に混合させて開口部1が射出成形されることができる。
【0131】
この時、色を付与した開口部1は、合成樹脂固有の色ではない、使用者が所望する色でオーダーメード製造してもよい。
【0132】
例えば、黄色を付与した開口部1は小児用開口部に仕分け、青色が付与された開口部1は成人向け開口部に仕分けて使用することができる。
【0133】
この時、使用される色は、使用者が所望する色が使用できるから、特に限定されない。
【0134】
<実施例7>
前記実施例1~実施例6のいずれか一つの開口部1は、カバーをさらに含むことができる。
【0135】
ここで、カバーを除いた開口部1の構成は、前述した実施例1~実施例6のいずれか一つの開口部1と同様であるので、重複する内容は省略する。
【0136】
前記カバーは、開口部1を口の中に入れたときに使用者が感じる異物感を防止するために、載置部230、230a、第1の支持部231、231a、取手部240、240a、及び拡張部250、250aの外面を覆うように形成されることができる。
【0137】
ここで、カバーは、シリコーン樹脂を用いてキャップのような形状に形成されて載置部230、230a、第1の支持部231、231a、取手部240、240a、及び拡張部250、250aに嵌合されて使用者が感じる異物感が防止されるという長所がある。
【産業上の利用可能性】
【0138】
本発明は、着脱し易い医療用開口サクション装置であって、歯科診療または治療中に使用者が口を開けている状態を保持させる開口部と、口腔内の唾液、水、歯石、歯の切削物などを吸い込むサクション部との装着と分離をし易いように、着脱自在な構造で形成された産業上利用することができる発明である。
【符号の説明】
【0139】
1 開口部
100 第1のボディー
110 第1の隙間
120、120a 第1の凹部
200 第2のボディー
201 第1の孔
210、210a 第2の凹部
220、220a 第2の隙間
221、221a 第2の突出部
230、230a 載置部
231、231a 第1の支持部
232、232a 第1のノンスリップ部
240、240a 取手部
241、241a 第2のノンスリップ部
250、250a 拡張部
300 第3のボディー
310 結合溝
2 サクション部
410 ガイド部
411 第1の突出部
412 第2の孔
413 第3の孔
414 第4の孔
420 第3の隙間
T チューブ
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
【手続補正書】
【提出日】2023-09-05
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者の口に引き込まれて、歯が載置されて口を開けた状態を保持させ、内部に孔が形成されて口腔内の液体が吸入される開口部(1)と、
ガイド部(410)の一端が開口部(1)の他端に着脱が可能であり、ガイド部(410)の他端にチューブ(T)が結合され、吸入力を提供するサクション機を有するサクション部(2)と、
を含み、
前記開口部(1)は、
咬合面が係止される第1の凹部(120、120a)と、液体が吸入される第1の隙間(110)と、を有する第1のボディー(100)と、
第1のボディー(100)の他端に延設され、歯が載置された載置部(230、230a)と、載置部(230、230a)の側面に突設されて歯列と頬粘膜との間に位置している第1の支持部(231)と、載置部(230、230a)に延設された取手部(240、240a)と、を有する第2のボディー(200)と、
前記サクション部(2)を着脱するための結合溝(310)を有する第3のボディー(300)と、を含むことを特徴とする、着脱し易い医療用開口サクション装置。
【請求項2】
前記開口部(1)は、第1のボディー(100)と第2のボディー(200)との間に形成された第2の凹部(210、210a)と、第2のボディー(200)に形成された複数の第2の隙間(220、220a)と、を含み、これにより前記取手部(240、240a)に弾性が付与されることを特徴とする、請求項に記載の着脱し易い医療用開口サクション装置。
【請求項3】
前記載置部(230、230a)には、歯の滑りを防止する第1のノンスリップ部(232、232a)が突設されていることを特徴とする、請求項に記載の着脱し易い医療用開口サクション装置。
【請求項4】
前記取手部(240、240a)には、手の滑りを防止する第2のノンスリップ部(241、241a)が突設されていることを特徴とする、請求項に記載の着脱し易い医療用開口サクション装置。
【請求項5】
前記載置部(230、230a)及び前記取手部(240、240a)の側面に拡張部(250、250a)が延設されて歯の載置面積が拡張されることを特徴とする、請求項に記載の着脱し易い医療用開口サクション装置。
【国際調査報告】