(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-29
(54)【発明の名称】仮想オブジェクトの制御方法、装置、機器、システム及びコンピュータプログラム
(51)【国際特許分類】
A63F 13/86 20140101AFI20240221BHJP
A63F 13/52 20140101ALI20240221BHJP
A63F 13/55 20140101ALI20240221BHJP
A63F 13/79 20140101ALI20240221BHJP
A63F 13/35 20140101ALI20240221BHJP
【FI】
A63F13/86
A63F13/52
A63F13/55
A63F13/79
A63F13/35
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023549550
(86)(22)【出願日】2022-05-05
(85)【翻訳文提出日】2023-09-11
(86)【国際出願番号】 CN2022090926
(87)【国際公開番号】W WO2022267701
(87)【国際公開日】2022-12-29
(31)【優先権主張番号】202110687665.4
(32)【優先日】2021-06-21
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】514187420
【氏名又は名称】テンセント・テクノロジー・(シェンジェン)・カンパニー・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】フー,ジェ
(72)【発明者】
【氏名】チェン,ミンファ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン,ハン
(72)【発明者】
【氏名】ジュ,チュンリン
(72)【発明者】
【氏名】ハン,ロン
(72)【発明者】
【氏名】シュ,ジャオボ
(72)【発明者】
【氏名】チュ,ミンヤン
(57)【要約】
本願は、仮想オブジェクトの制御方法、装置、機器、システム及び読み取り可能な記憶媒体に関し、インターネット技術に属する。方法は、電子機器が第1のライブ配信リソースを表示するステップであって、第1のライブ配信リソースは、少なくとも1つの選択可能な仮想オブジェクトと、ライバーユーザーによって制御される少なくとも1つの仮想オブジェクトとを含むステップ(1101)と、少なくとも1つの選択可能な仮想オブジェクトのうちの目標仮想オブジェクトに対する選択命令を受信したことに応答して、制御要求を送信するステップであって、制御要求は、目標仮想オブジェクトを制御するように要求するものであるステップ(1102)と、目標仮想オブジェクトに対する制御命令に応答して、目標仮想オブジェクトが目標操作を実行するように制御するステップ(1103)と、を含む。上記方法、装置、機器、システム及び読み取り可能な記憶媒体を用いることにより、視聴者ユーザーは、ライブ配信を視聴する場合にライブ配信に参加することができ、視聴者ユーザーのエンゲージメントを向上させ、視聴者ユーザーとライバーユーザーとの間のインタラクティブを向上させ、仮想オブジェクトに対する制御方式がより豊富で柔軟である。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器が実行する仮想オブジェクトの制御方法であって、
第1のライブ配信リソースを表示するステップであって、前記第1のライブ配信リソースは、少なくとも1つの選択可能な仮想オブジェクトと、ライバーユーザーによって制御される少なくとも1つの仮想オブジェクトとを含むステップと、
前記少なくとも1つの選択可能な仮想オブジェクトのうちの目標仮想オブジェクトに対する選択命令を受信したことに応答して、制御要求を送信するステップであって、前記制御要求は、前記目標仮想オブジェクトを制御するように要求するものであるステップと、
前記目標仮想オブジェクトに対する制御命令に応答して、前記目標仮想オブジェクトが目標操作を実行するように制御するステップと、を含む、仮想オブジェクトの制御方法。
【請求項2】
前記少なくとも1つの選択可能な仮想オブジェクトのうちの目標仮想オブジェクトに対する選択命令を受信したことに応答して、制御要求を送信する前記ステップは、
前記少なくとも1つの選択可能な仮想オブジェクトのうちの目標仮想オブジェクトに対する選択命令を受信したことに応答して、前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を取得するステップと、
前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を表示するステップと、
前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報に対する確認命令を受信したことに応答して、サーバに制御要求を送信するステップであって、前記制御要求は、前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子を持つステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記少なくとも1つの選択可能な仮想オブジェクトのうちの目標仮想オブジェクトに対する選択命令を受信したことに応答して、前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を取得する前記ステップは、
前記少なくとも1つの選択可能な仮想オブジェクトのうちの目標仮想オブジェクトに対する選択命令を受信したことに応答して、前記サーバに情報取得要求を送信するステップであって、前記情報取得要求は、前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子を持ち、前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を取得するものであるステップと、
前記サーバが前記情報取得要求に基づいて返信した前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を受信するステップと、を含む、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記目標仮想オブジェクトに対する制御命令に応答して、前記目標仮想オブジェクトが目標操作を実行するように制御する前記ステップは、
前記目標仮想オブジェクトに対する制御命令に応答して、前記制御命令をサーバに送信し、前記サーバにより前記制御命令をゲームクライアントに転送するステップであって、前記制御命令は、前記目標仮想オブジェクトが目標操作を実行するように制御するように前記ゲームクライアントに指示するものであるステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
第1のライブ配信リソースを表示する前記ステップは、
サーバにライブ配信リソース取得要求を送信するステップであって、前記ライブ配信リソース取得要求は、目標ライブ配信スタジオのライブ配信スタジオ識別子を持つステップと、
前記サーバから返信された前記第1のライブ配信リソースを受信して、前記第1のライブ配信リソースを表示するステップであって、前記第1のライブ配信リソースは、前記サーバが前記目標ライブ配信スタジオのライブ配信スタジオ識別子に基づいてゲームクライアントから取得するものであり、前記目標ライブ配信スタジオのライバーユーザーが前記ゲームクライアントによりゲームをプレイして得られるものであるステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
前記少なくとも1つの選択可能な仮想オブジェクトのうちの目標仮想オブジェクトに対する選択命令を受信したことに応答して、制御要求を送信する前記ステップの後に、前記方法は、
サーバから返信された前記目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを受信するステップと、
前記目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスに基づいて、第2のライブ配信リソースを表示するステップであって、前記第2のライブ配信リソースは、前記目標仮想オブジェクトに対応するオーディオビデオであるステップと、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記選択可能な仮想オブジェクトは、人工知能によって制御される仮想オブジェクトである、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記少なくとも1つの選択可能な仮想オブジェクトのうちの目標仮想オブジェクトに対する選択命令を受信したことに応答して、制御要求を送信する前記ステップの後に、前記方法は、
サーバから返信された第1の提示情報を受信するステップであって、前記第1の提示情報は、前記目標仮想オブジェクトが他の視聴者ユーザーによって制御される仮想オブジェクトであることを指示するものであるステップと、
前記第1の提示情報を表示するステップと、をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記方法は、
視聴者ユーザーのユーザー情報に基づいて、前記視聴者ユーザーのプリファレンス情報を取得するステップであって、前記視聴者ユーザーは、前記目標仮想オブジェクトを制御するユーザーと、前記第1のライブ配信リソースを視聴するユーザーとのうちの少なくとも1種のユーザーを含むステップと、
前記視聴者ユーザーのプリファレンス情報に基づいて、目標レンダリング形式を取得するステップと、をさらに含み、
第1のライブ配信リソースを表示する前記ステップは、
前記目標レンダリング形式で前記第1のライブ配信リソースを表示するステップを含む、請求項1に記載の方法。
【請求項10】
前記目標仮想オブジェクトに対する制御命令に応答して、前記目標仮想オブジェクトが目標操作を実行するように制御する前記ステップの後に、前記方法は、
サーバから送信された第2の提示情報を受信するステップであって、前記第2の提示情報は、前記目標仮想オブジェクトの制御時間と前記目標仮想オブジェクトの使用時間との差が時間閾値以下であるように指示するものであり、前記制御時間は、前記目標仮想オブジェクトを制御した時間であり、前記使用時間は、前記目標仮想オブジェクトの制御を可能にする時間であるステップと、
前記第2の提示情報を表示するステップと、をさらに含む請求項1に記載の方法。
【請求項11】
前記選択可能な仮想オブジェクトは、前記ライバーユーザーによって制御されることが不可能である、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
サーバが実行する仮想オブジェクトの制御方法であって、
電子機器から送信された制御要求を受信するステップであって、前記制御要求は、目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子を持ち、前記目標仮想オブジェクトを制御するように要求するものであり、前記目標仮想オブジェクトは、第1のライブ配信リソースに含まれる選択可能な仮想オブジェクトであるステップと、
前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子に基づいて、前記目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを取得するステップと、
前記目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを前記電子機器に送信するステップと、を含む、仮想オブジェクトの制御方法。
【請求項13】
前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子に基づいて、前記目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを取得する前記ステップは、
前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子に基づいて、前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態を決定するステップと、
前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態が制御されていない状態であることに応答して、前記目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを取得するステップと、を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを前記電子機器に送信する前記ステップの後に、前記方法は、
前記電子機器から送信された制御命令を受信するステップと、
前記制御命令をゲームクライアントに送信するステップであって、前記制御命令は、前記目標仮想オブジェクトが目標操作を実行するように制御するように前記ゲームクライアントに指示するものであるステップと、をさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
電子機器から送信された制御要求を受信する前記ステップの前に、前記方法は、
前記電子機器から送信されたライブ配信リソース取得要求を受信するステップであって、前記ライブ配信リソース取得要求は、目標ライブ配信スタジオのライブ配信スタジオ識別子を持つステップと、
前記ライブ配信リソース取得要求を解析して、目標ライブ配信スタジオのライブ配信スタジオ識別子を取得するステップと、
前記目標ライブ配信スタジオのライブ配信スタジオ識別子に基づいて、ゲームクライアントから第1のライブ配信リソースを取得して、前記電子機器に前記第1のライブ配信リソースを返信するステップであって、前記第1のライブ配信リソースは、前記目標ライブ配信スタジオのライバーユーザーが前記ゲームクライアントによりゲームをプレイして得られるものであるステップと、をさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記方法は、
前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態が制御された状態であることに応答して、前記電子機器に第1の提示情報を送信するステップであって、前記第1の提示情報は、前記目標仮想オブジェクトが他の視聴者ユーザーによって制御される仮想オブジェクトであることを指示するものであるステップをさらに含む、請求項13に記載の方法。
【請求項17】
電子機器から送信された制御要求を受信する前記ステップの前に、前記方法は、
前記電子機器から送信された情報取得要求を受信するステップであって、前記情報取得要求は、前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子を持ち、前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を取得するものであるステップと、
前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子に基づいて、前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を取得するステップと、
前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を前記電子機器に送信して、前記電子機器により前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を表示するステップと、をさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項18】
前記目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを前記電子機器に送信する前記ステップの後に、前記方法は、
前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態を制御された状態に調整するステップをさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項19】
前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報は、使用時間及びオブジェクトタスクを含み、前記使用時間は、前記目標仮想オブジェクトの制御を可能にする時間であり、
前記方法は、
前記目標仮想オブジェクトの使用時間内に前記目標仮想オブジェクトのオブジェクトタスクを完了することに応答して、前記目標仮想オブジェクトに対応するボーナスリソースを取得するステップと、
前記目標仮想オブジェクトに対応するボーナスリソースを前記電子機器に送信するステップと、を含む、請求項17に記載の方法。
【請求項20】
前記方法は、
前記目標仮想オブジェクトの制御時間と前記目標仮想オブジェクトの使用時間との差が時間閾値以下であることに応答して、前記電子機器に第2の提示情報を送信するステップであって、前記第2の提示情報は、前記目標仮想オブジェクトの制御時間と前記目標仮想オブジェクトの使用時間との差が時間閾値以下であるように指示するものであり、前記制御時間は、前記目標仮想オブジェクトを制御した時間であり、前記使用時間は、前記目標仮想オブジェクトの制御を可能にする時間であるステップと、
前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態を制御されていない状態に調整するステップと、をさらに含む、請求項12に記載の方法。
【請求項21】
前記選択可能な仮想オブジェクトは、ライバーユーザーによって制御されることが不可能である、請求項12に記載の方法。
【請求項22】
第1のライブ配信リソースを表示する表示モジュールであって、前記第1のライブ配信リソースは、少なくとも1つの選択可能な仮想オブジェクトと、ライバーユーザーによって制御される少なくとも1つの仮想オブジェクトとを含む表示モジュールと、
前記少なくとも1つの選択可能な仮想オブジェクトのうちの目標仮想オブジェクトに対する選択命令を受信したことに応答して、制御要求を送信する送信モジュールであって、前記制御要求は、前記目標仮想オブジェクトを制御するように要求するものである送信モジュールと、
前記目標仮想オブジェクトに対する制御命令に応答して、前記目標仮想オブジェクトが目標操作を実行するように制御する制御モジュールと、を含む、仮想オブジェクトの制御装置。
【請求項23】
電子機器から送信された制御要求を受信する受信モジュールであって、前記制御要求は、目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子を持ち、前記目標仮想オブジェクトを制御するように要求するものであり、前記目標仮想オブジェクトは、第1のライブ配信リソースに含まれる選択可能な仮想オブジェクトである受信モジュールと、
前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子に基づいて、前記目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを取得する取得モジュールと、
前記目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを前記電子機器に送信する送信モジュールと、を含む、仮想オブジェクトの制御装置。
【請求項24】
プロセッサ及びメモリを含む仮想オブジェクトの制御機器であって、前記メモリには、少なくとも1つのプログラムコードが記憶され、前記少なくとも1つのプログラムコードは、前記プロセッサによりロードされかつ実行されると、前記仮想オブジェクトの制御機器に請求項1~21のいずれか一項に記載の仮想オブジェクトの制御方法を実現させる、仮想オブジェクトの制御機器。
【請求項25】
少なくとも1つのコンピュータ命令が記憶されるコンピュータプログラム製品であって、前記少なくとも1つのコンピュータ命令は、プロセッサによりロードされかつ実行されると、コンピュータ機器に請求項1~21のいずれか一項に記載の仮想オブジェクトの制御方法を実現させる、コンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
関連出願
本願は、2021年6月21日に提出された、出願番号が「202110687665.4」で、発明の名称が「仮想オブジェクトの制御方法、装置、機器、システム及び読み取り可能な記憶媒体」である中国特許出願の優先権を主張するものであり、その全ての内容は、参照により本願に組み込まれるものとする。
【0002】
本願の実施例は、インターネットの技術分野に関し、特に仮想オブジェクトの制御方法、装置、機器、システム及びコンピュータプログラムに関する。
【背景技術】
【0003】
インターネット技術の発展に伴い、ますます多くのユーザーは、ゲームライブ配信プラットフォームによりゲームのライブ配信ビデオを視聴することを選択する。
【0004】
関連技術において、ライバーユーザーの電子機器にゲームクライアント及びライブ配信クライアントがインストールされ実行され、ライバーユーザーは、ゲームクライアントを呼び出すことによりゲームをプレイし、ライブ配信クライアントを呼び出すことによりゲームのライブ配信をする。ゲームのライブ配信中において、ライブ配信クライアントに対応するカメラは、ライバーユーザーのゲーム画面のビデオを収集して、オーディオビデオストリームを作成し、オーディオビデオストリームをコンテンツ配信ネットワーク(Content Delivery Network、CDN)にプッシュする。視聴者ユーザーは、ライバーユーザーがゲームをプレイするライブ配信ビデオを視聴しようとすることに応答して、CDNがライバーユーザーのオーディオビデオストリームを視聴者ユーザーの電子機器にプッシュし、それにより、視聴者ユーザーの電子機器にインストールされたビデオプレーヤーは、ライバーユーザーがゲームをプレイするライブ配信ビデオを再生する。
【0005】
しかしながら、視聴者ユーザーは、ライバーユーザーがゲームをプレイするライブ配信ビデオを視聴しかできず、視聴者ユーザーのゲーム中の仮想オブジェクトに対する制御力が低いため、視聴者ユーザーとライバーユーザーとの間のインタラクティブ率が低く、拡張性が低い。また、仮想オブジェクトに対する制御方式が単一であり、柔軟性が低い。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本願の実施例は、関連技術における視聴者ユーザーの仮想オブジェクトに対する制御力が低く、視聴者ユーザーとライバーユーザーとの間のインタラクティブ率が低く、仮想オブジェクトに対する制御方式が単一で柔軟性が低く、拡張性が低いという問題を解決できる仮想オブジェクトの制御方法、装置、機器、システム及びコンピュータプログラムを提供する。前記技術手段は、以下のとおりである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
第1の態様において、本願の実施例は、電子機器が実行する仮想オブジェクトの制御方法を提供し、前記方法は、
第1のライブ配信リソースを表示するステップであって、前記第1のライブ配信リソースは、少なくとも1つの選択可能な仮想オブジェクトと、ライバーユーザーによって制御される少なくとも1つの仮想オブジェクトとを含むステップと、前記少なくとも1つの選択可能な仮想オブジェクトのうちの目標仮想オブジェクトに対する選択命令を受信したことに応答して、制御要求を送信するステップであって、前記制御要求は、前記目標仮想オブジェクトを制御するように要求するものであるステップと、前記目標仮想オブジェクトに対する制御命令に応答して、前記目標仮想オブジェクトが目標操作を実行するように制御するステップと、を含む。
【0008】
第2の態様において、本願の実施例は、サーバが実行する仮想オブジェクトの制御方法を提供し、前記方法は、
電子機器から送信された制御要求を受信するステップであって、前記制御要求は、目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子を持ち、前記目標仮想オブジェクトを制御するように要求するものであり、前記目標仮想オブジェクトは、第1のライブ配信リソースに含まれる選択可能な仮想オブジェクトであるステップと、前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子に基づいて、前記目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを取得するステップと、前記目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを前記電子機器に送信するステップと、を含む。
【0009】
第3の態様において、本願の実施例は、仮想オブジェクトの制御装置を提供し、前記装置は、
第1のライブ配信リソースを表示する表示モジュールであって、前記第1のライブ配信リソースは、少なくとも1つの選択可能な仮想オブジェクトと、ライバーユーザーによって制御される少なくとも1つの仮想オブジェクトとを含む表示モジュールと、
前記少なくとも1つの選択可能な仮想オブジェクトのうちの目標仮想オブジェクトに対する選択命令を受信したことに応答して、制御要求を送信する送信モジュールであって、前記制御要求は、前記目標仮想オブジェクトを制御するように要求するものである送信モジュールと、
前記目標仮想オブジェクトに対する制御命令に応答して、前記目標仮想オブジェクトが目標操作を実行するように制御する制御モジュールと、を含む。
【0010】
第4の態様において、本願の実施例は、仮想オブジェクトの制御装置を提供し、前記装置は、
電子機器から送信された制御要求を受信する受信モジュールであって、前記制御要求は、目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子を持ち、前記目標仮想オブジェクトを制御するように要求するものであり、前記目標仮想オブジェクトは、第1のライブ配信リソースに含まれる選択可能な仮想オブジェクトである受信モジュールと、
前記目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子に基づいて、前記目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを取得する取得モジュールと、
前記目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを前記電子機器に送信する送信モジュールと、を含む。
【0011】
第5の態様において、本願の実施例は、プロセッサ及びメモリを含む電子機器を提供し、前記メモリには、少なくとも1つのプログラムコードが記憶され、前記少なくとも1つのプログラムコードは、前記プロセッサによりロードされかつ実行されると、電子機器に上記第1の態様に記載の仮想オブジェクトの制御方法を実現させる。
【0012】
第6の態様において、本願の実施例は、プロセッサ及びメモリを含むサーバを提供し、前記メモリには、少なくとも1つのプログラムコードが記憶され、前記少なくとも1つのプログラムコードは、前記プロセッサによりロードされかつ実行されると、前記サーバに上記第2の態様に記載の仮想オブジェクトの制御方法を実現させる。
【0013】
第7の態様において、本願の実施例は、電子機器及びサーバを含む仮想オブジェクトの制御システムを提供し、前記電子機器は、上記第1の態様に記載の仮想オブジェクトの制御方法を実現し、前記サーバは、上記第2の態様に記載の仮想オブジェクトの制御方法を実現する。
【0014】
第8の態様において、少なくとも1つのプログラムコードが記憶される非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、前記少なくとも1つのプログラムコードは、プロセッサによりロードされかつ実行されると、コンピュータに上記いずれか一項に記載の仮想オブジェクトの制御方法を実現させる。
【0015】
第9の態様において、少なくとも1つのコンピュータ命令が記憶されるコンピュータプログラム又はコンピュータプログラム製品をさらに提供し、前記少なくとも1つのコンピュータ命令は、プロセッサによりロードされかつ実行されると、コンピュータに上記いずれかの仮想オブジェクトの制御方法を実現させる。
【発明の効果】
【0016】
本願の実施例に係る技術手段において、電子機器に表示された第1のライブ配信リソースには、選択可能な仮想オブジェクトが含まれるため、電子機器に表示されたコンテンツの多様性を増加させ、それにより、視聴者ユーザーは、第1のライブ配信リソースを視聴するだけでなく、第1のライブ配信リソースにおける制御可能な仮想オブジェクトを制御することができ、視聴者ユーザーのエンゲージメント、アクティブ性を向上させることにより、視聴者ユーザーと第1のライブ配信リソースのライバーユーザーとの間のインタラクティブ性が高く、仮想オブジェクトに対する制御方式が豊富であり、柔軟性が高く、さらに第1のライブ配信リソースの視聴者ユーザーに対する魅力を向上させ、第1のライブ配信リソースに対応するゲームの競争力を向上させることができる。
【0017】
また、ローカルゲームを複数人向けのネットワーキングゲームに変えることができ、すなわち、電子機器が、選択可能な仮想オブジェクトを含む第1のライブ配信リソースを表示し、かつ受信された選択命令及び制御命令に基づいて、目標仮想オブジェクトに対する制御を実現することにより、視聴者ユーザーは、ライバーユーザーと一緒にゲームをプレイすることができ、それにより、ライバーユーザーのローカルゲームを、視聴者ユーザーとライバーユーザーとの間の複数人向けのネットワーキングゲームに変え、これにより、電子機器を用いてゲームをプレイする実現方式を豊かにし、かつこのような実現方式の実現コストは、従来の複数人向けのゲームの実現コストより低く、拡張性が高い。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【
図1】本願の実施例に係る仮想オブジェクトの制御方法の実施環境の概略図である。
【
図2】本願の実施例に係る仮想オブジェクトの制御方法のフローチャートである。
【
図3】本願の実施例に係る第1のライブ配信リソースの表示概略図である。
【
図4】本願の実施例に係る選択可能な仮想オブジェクトボックスの表示概略図である。
【
図5】本願の実施例に係る目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報の表示概略図である。
【
図6】本願の実施例に係る第3の提示情報の表示概略図である。
【
図7】本願の実施例に係る第1の提示情報の表示概略図である。
【
図8】本願の実施例に係る第2の提示情報の表示概略図である。
【
図9】本願の実施例に係る仮想オブジェクトの制御方法のアーキテクチャ図である。
【
図10】本願の実施例に係る仮想オブジェクトの制御方法のフローチャートである。
【
図11】本願の実施例に係る仮想オブジェクトの制御方法のフローチャートである。
【
図12】本願の実施例に係る仮想オブジェクトの制御方法のフローチャートである。
【
図13】本願の実施例に係る仮想オブジェクトの制御装置の概略構成図である。
【
図14】本願の実施例に係る仮想オブジェクトの制御装置の概略構成図である。
【
図15】本願の実施例に係る電子機器の概略構成図である。
【
図16】本願の実施例に係るサーバの概略構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
本願の目的、技術手段及び利点をより明確にするために、以下、図面を参照しながら本願の実施形態をさらに詳細に説明する。
【0020】
理解を容易にするために、まず、本願の実施例に係る複数の名詞を説明する。
【0021】
仮想シーンとは、アプリケーションプログラムが端末上に実行する場合に提供(又は表示)されるシーンであり、当該仮想シーンとは、構築された、仮想オブジェクトが動くシーンである。仮想シーンは、2次元仮想シーン、2.5次元仮想シーン、3次元仮想シーンなどであってもよい。当該仮想シーンは、実世界のシミュレーションシーンであってもよく、半シミュレーション半架空のシーンであってもよく、さらに純粋に架空のシーンであってもよい。例示的には、本願の実施例における仮想シーンは、3次元仮想シーンである。
【0022】
仮想オブジェクトとは、仮想シーンにおいて移動可能なオブジェクトである。当該移動可能なオブジェクトは、仮想人物、仮想動物、アニメ人物などであってもよい。インタラクティブオブジェクトは、周辺機器部品又はタッチディスプレイをタップする方式で仮想オブジェクトを操作することができる。各仮想オブジェクトは、仮想シーンにおいて自身の形状及び体積を有し、仮想シーンにおける一部の空間を占める。例示的には、仮想シーンが3次元仮想シーンである場合、仮想オブジェクトは、アニメーション骨格技術に基づいて構築された3次元立体モデルである。
【0023】
クラウドゲーム(Cloud gaming)は、ゲームオンデマンド(Gaming On Demand)とも呼ばれ、クラウドコンピューティング技術を基礎とするオンラインゲーム技術である。クラウドゲーム技術により、比較的グラフィックス処理能力及びデータ演算能力が限定されているシンクライアント(thin client)は、高品質のゲームを実行することができる。クラウドゲームのシーンにおいて、ゲームは、プレーヤーのゲーム端末ではなく、クラウドサーバで実行し、かつクラウドサーバによりゲームシーンをビデオオーディオストリームにレンダリングし、ネットワークを介して、プレーヤーのゲーム端末に伝送する。プレーヤーのゲーム端末は、強力なグラフィックス処理能力及びデータ演算能力を有する必要がなく、基本的なストリーミングメディア再生能力、及びプレーヤーの入力命令を取得してクラウドサーバに送信する能力を有すればよい。
【0024】
ソフトウェア開発キット(Software Development Kit、SDK)は、一般に、特定のソフトウェアパッケージ、ソフトウェアフレームワーク、ハードウェアプラットフォーム、オペレーティングシステムなどのためのアプリケーションソフトウェアを作成するために、ソフトウェア技術者が使用する開発ツールのセットである。SDKは、ゲーム中の任意の複数のカメラ及びオーディオモニターにアクセスし、対応するテクスチャ及びオーディオをキャプチャして、オーディオビデオプッシュストリームを形成することができる。ゲームデータストリームは、任意のゲームデータタイプ、例えば、キャラクターID、リアルタイム位置などの情報を含んでもよい。ゲームデータストリームは、一方向プッシュストリームであり、ゲームイベントは、ゲームと外部との双方向通信をサポートし、ユーザーとゲームとの様々なインタラクティブ行為は、いずれもイベントとして定義されてもよく、コントロール、投票などを含む。SDKは、各周期が終了する場合、アクセスされたカメラ及びオーディオモニターからデータを収集する。ゲームデータストリームも周期に応じてリフレッシュし、必要に応じてビデオ、オーディオ、ゲームデータの異なる更新、プッシュストリーム周波数を設定することができる。
【0025】
ライブ配信プラットフォームとは、ライブのリアルタイムプッシュストリームを視聴者の視聴側に提供するものである。
【0026】
ビデオプレーヤー(Video Player)とは、デジタル信号の形式で記憶されたビデオを再生できるソフトウェアを指し、さらにビデオ再生機能を備える電子機器製品を指す。大部分のビデオプレーヤー(少数のウェーブファイル以外)は、デコーダーを有して圧縮されたメディアファイルを復元し、ビデオプレーヤーには、一通りの周波数変換及びバッファアルゴリズムがさらに内蔵される。
【0027】
オーバーレイコンテンツ(Overlay)とは、ビデオプレーヤーに重畳表示されたロールプレイングなどのゲームインタラクティブフローティングレイヤーであり、当該機能を提供するSDKをOverlay SDKと命名する。
【0028】
図1は、本願の実施例に係る仮想オブジェクトの制御方法の実施環境の概略図であり、
図1に示すように、当該実施環境は、電子機器101及びサーバ102を含む。
【0029】
電子機器101は、スマートフォン、ゲームホスト、デスクトップコンピュータ、タブレットコンピュータ、電子ブックリーダー、MP3(Moving Picture Experts Group Audio Layer III、動的映像専門家圧縮標準オーディオレイヤ3)プレーヤー、MP4(Moving Picture Experts Group Audio Layer IV、動的映像専門家圧縮標準オーディオレイヤ4)プレーヤー、及びノートパソコンのうちの少なくとも1種であってもよい。電子機器101は、本願の実施例に係る仮想オブジェクトの制御方法を実行するものである。サーバ102は、独立した物理サーバであってもよく、複数の物理サーバで構成されたサーバクラスタ又は分散システムであってもよく、さらに、クラウドサービス、クラウドデータベース、クラウドコンピューティング、クラウド関数、クラウドストレージ、ネットワークサービス、クラウド通信、ミドルウェアサービス、ドメインネームサービス、セキュリティサービス、コンテンツ配信ネットワーク(CDN)、及びビッグデータ及び人工知能プラットフォームなどの基礎クラウドコンピューティングサービスを提供するクラウドサーバであってもよい。サーバ102は、有線又は無線通信方式により、電子機器101と直接又は間接的に接続することができ、本願において限定されない。
【0030】
上記実施環境に基づいて、本願の実施例は、仮想オブジェクトの制御方法を提供し、当該方法は、
図1における電子機器101とサーバ102との間のインタラクティブにより実現することができる。
図2に示す本願の実施例に係る仮想オブジェクトの制御方法のフローチャートを例として、当該方法を説明する。
図2に示すように、当該方法は、以下のステップ201~ステップ217を含む。
【0031】
ステップ201では、電子機器は、第1のライブ配信リソースを表示し、第1のライブ配信リソースは、少なくとも1つの選択可能な仮想オブジェクトと、ライバーユーザーによって制御される少なくとも1つの仮想オブジェクトとを含む。
【0032】
本願の実施例において、電子機器に第1のクライアントがインストールされ実行され、第1のクライアントは、ライブ配信クライアントであり、ビデオをライブ配信するか又はライブ配信ビデオを視聴するものである。第1のクライアントは、任意のタイプのクライアントであってもよく、本願の実施例は、第1のクライアントのタイプを限定しない。第1のクライアントには、Overlay SDKがアクセスされる。
【0033】
1つの可能な実施形態において、電子機器に視聴者ユーザーがログインしており、視聴者ユーザーの電子機器における第1のクライアントに対するトリガー操作に応答して、第1のクライアントのホームページを表示し、第1のクライアントのホームページに複数のライブ配信スタジオが表示され、各ライブ配信スタジオに1つ又は複数のライバーユーザーがいる。視聴者ユーザーからの複数のライブ配信スタジオのうちの任意の1つのライブ配信スタジオに対する選択命令に応答して、電子機器は、選択されたライブ配信スタジオを目標ライブ配信スタジオとして決定する。電子機器は、サーバにライブ配信リソース取得要求を送信し、当該ライブ配信リソース取得要求は、目標ライブ配信スタジオのライブ配信スタジオ識別子を持つ。ライブ配信スタジオ識別子は、ライブ配信スタジオのスタジオ番号であってもよく、ライブ配信スタジオを作るライブのアカウントであってもよく、又は目標ライブ配信スタジオを一意に示すことができる他の任意の識別子であってもよく、本願の実施例は、これを限定しない。
【0034】
サーバは、ライブ配信リソース取得要求を受信し、ライブ配信リソース取得要求を解析し、目標ライブ配信スタジオのライブ配信スタジオ識別子を取得する。目標ライブ配信スタジオのライブ配信スタジオ識別子に基づいて、目標ライブ配信スタジオの第1のライブ配信リソースを取得する。サーバは、電子機器に目標ライブ配信スタジオの第1のライブ配信リソースを返信する。例示的には、サーバは、目標ライブ配信スタジオのライブ配信スタジオ識別子に基づいて、ゲームクライアントから第1のライブ配信リソースを取得し、当該第1のライブ配信リソースは、目標ライブ配信スタジオのライバーユーザーがゲームクライアントによりゲームをプレイして得られるものである。当該ゲームクライアントは、クラウドのゲームクライアントであり、目標ライブ配信スタジオのライバーユーザーの電子機器は、ライバーユーザーの制御命令に応答して、サーバにライバーユーザーの制御命令を送信し、サーバは、ライバーユーザーの制御命令をゲームクライアントに転送し、それにより目標ライブ配信スタジオのライバーユーザーは、ゲームクライアントによりゲームをプレイすることができ、例えば、ライバーユーザーは、仮想オブジェクトを制御することができる。ライバーユーザーがゲームクライアントにおいてゲームをプレイする場合、オーディオビデオ、例えば、ライバーユーザーが仮想オブジェクトを制御することに対応するオーディオビデオを形成することができ、当該オーディオビデオは、ライバーユーザーがいる目標ライブ配信スタジオのライブ配信スタジオ識別子に関連することができ、それにより、サーバは、ライブ配信スタジオ識別子に基づいてオーディオビデオを取得し、当該オーディオビデオを第1のライブ配信リソースとして視聴者ユーザーの電子機器に返信することができる。当然のことながら、さらに当該オーディオビデオをライバーユーザーの電子機器に返信することができ、ライバーユーザーの電子機器により第2のクライアントを呼び出して当該オーディオビデオを表示する。
【0035】
電子機器は、サーバから返信された第1のライブ配信リソースを受信し、第1のクライアントを呼び出して第1のライブ配信リソースを表示する。第1のライブ配信リソースは、ライバーユーザーによって制御される仮想オブジェクトに対応するオーディオビデオであり、例えば、第1のライブ配信リソースは、ライバーユーザーによって制御される仮想オブジェクトの視野角から見たオーディオビデオである。当該第1のライブ配信リソースには、ライバーユーザーによって制御される仮想オブジェクトが位置する仮想シーンのシーン画面が表示され、第1のライブ配信リソースは、少なくとも1つのライバーユーザーによって制御される仮想オブジェクトと、少なくとも1つの選択可能な仮想オブジェクトとを含む。いくつかの実施形態において、選択可能な仮想オブジェクトは、ライバーユーザーによって制御されることが不可能であり、AI(Artificial Intelligence、人工知能)によって制御される仮想オブジェクトである。選択可能な仮想オブジェクトは、ノンプレーヤーキャラクター(Non-Player Character、NPC)である。他のいくつかの実施形態において、選択可能な仮想オブジェクトは、ライバーユーザーによって制御されてもよい。すなわち、ライバーユーザーは、少なくとも2つの仮想オブジェクトを制御し、少なくとも2つの仮想オブジェクトのうちの少なくとも1つの仮想オブジェクトを選択可能な仮想オブジェクトとし、かつ当該選択可能な仮想オブジェクトの制御権をライバーユーザーから視聴者ユーザーに渡すことができる。例示的には、選択可能な仮想オブジェクトがライバーユーザーによって制御され得るか否かに関わらず、選択可能な仮想オブジェクトは、いずれもゲームモンスター、ゲーム道具などの仮想オブジェクトを含むが、これらに限定されず、本願の実施例は、選択可能な仮想オブジェクトのタイプを限定しない。
【0036】
例示的には、第1のライブ配信リソースに含まれる仮想オブジェクトにおいて、選択可能な仮想オブジェクトは、変化可能である。第1のライブ配信リソースに仮想オブジェクトA及び仮想オブジェクトBが含まれることを例とすると、選択可能な仮想オブジェクトは、まず、仮想オブジェクトAであり、次に仮想オブジェクトBに変化することができる。本願の実施例は、選択可能な仮想オブジェクトを変化させる要因を限定しない。例えば、選択可能な仮想オブジェクトは、時間に応じて変化する。例えば、午前中に選択可能な仮想オブジェクトを仮想オブジェクトAとし、午後中に選択可能な仮想オブジェクトを仮想オブジェクトBとする。また例えば、選択可能な仮想オブジェクトは、ライバーユーザーの設定に応じて変化する。例えば、ライバーユーザーが選択可能な仮想オブジェクトを仮想オブジェクトAに設定する場合、選択可能な仮想オブジェクトを仮想オブジェクトAとする。ライバーユーザーが選択可能な仮想オブジェクトを仮想オブジェクトBに再設定する場合、選択可能な仮想オブジェクトを仮想オブジェクトAから仮想オブジェクトBに変化させる。また例えば、選択可能な仮想オブジェクトは、視聴者ユーザーの投票数に応じて変化する。例えば、視聴者ユーザーの仮想オブジェクトAに対する投票数が最も多い場合、選択可能な仮想オブジェクトを仮想オブジェクトAとする。視聴者ユーザーの仮想オブジェクトBに対する投票数が仮想オブジェクトAに対する投票数を超えた後、選択可能な仮想オブジェクトは、仮想オブジェクトAから仮想オブジェクトBに変化する。
【0037】
図3は、本願の実施例に係る第1のライブ配信リソースの表示概略図であり、当該
図3において、ライバーユーザーが制御する仮想オブジェクト301、選択可能な仮想オブジェクト302、選択可能な仮想オブジェクト303、選択可能な仮想オブジェクト304、選択可能な仮想オブジェクト305及び選択可能な仮想オブジェクト306が表示される。1つの可能な実施形態において、電子機器の表示インタフェースのサイズが固定されるため、第1のライブ配信リソースを完全に表示できず、第1のライブ配信リソースに含まれる選択可能な仮想リソースを完全に表示できない状況が発生する可能性がある。このような状況に対して、第1のライブ配信リソースの表示インタフェースに選択可能な仮想オブジェクト表示コントロールを表示することができ、視聴者ユーザーの当該選択可能な仮想オブジェクト表示コントロールに対するトリガー操作に応答する場合、第1のライブ配信リソースの表示インタフェースに選択可能な仮想オブジェクトボックスを表示し、当該選択可能な仮想オブジェクトボックスには、全ての選択可能な仮想オブジェクトが表示される。第1のライブ配信リソースの上方に選択可能な仮想リソースボックスを重畳表示してもよく、第1のライブ配信リソースの表示をキャンセルし、選択可能な仮想リソースボックスを表示してもよく、本願の実施例は、選択可能な仮想オブジェクトボックスの表示方式を限定しない。
【0038】
図4は、本願の実施例に係る選択可能な仮想オブジェクトボックスの表示概略図であり、当該
図4において、第1のライブ配信リソースの上方に選択可能な仮想オブジェクトボックスを重畳表示する。当該
図4における第1のライブ配信リソースには、選択可能な仮想オブジェクト表示コントロール401が表示され、視聴者ユーザーの選択可能な仮想オブジェクト表示コントロール401に対するトリガー操作に応答して、選択可能な仮想オブジェクトボックス402を表示し、選択可能な仮想オブジェクトボックス402には、全ての選択可能な仮想オブジェクトが表示される。
図4における選択可能な仮想オブジェクトボックス402に表示された第1ページの選択可能な仮想オブジェクトは、それぞれ選択可能な仮想オブジェクト1~選択可能な仮想オブジェクト6である。選択可能な仮想オブジェクトが多く、選択可能な仮想オブジェクトボックスにおいて1つのページで完全に表示できない場合、さらにページめくりコントロール403が提供され、各ページに表示された選択可能な仮想オブジェクトがいずれも異なり、当該
図4に表示されたのは、第1ページの選択可能な仮想オブジェクトであり、ページめくりコントロールをトリガーする場合、第2ページの選択可能な仮想オブジェクトを表示する。
【0039】
1つの可能な実施形態において、電子機器は、さらに目標レンダリング形式を取得することができ、第1のライブ配信リソースを表示する場合、目標レンダリング形式で第1のライブ配信リソースを表示する。
【0040】
目標レンダリング形式の取得プロセスは、視聴者ユーザーのユーザー情報を取得するステップと、視聴者ユーザーのユーザー情報に基づいて、視聴者ユーザーのプリファレンス情報を取得するステップであって、視聴者ユーザーは、目標仮想オブジェクトを制御するユーザーと、第1のライブ配信リソースを視聴するユーザーとのうちの少なくとも1種のユーザーを含むステップと、視聴者ユーザーのプリファレンス情報に基づいて、目標レンダリング形式を取得するステップと、を含む。ユーザー情報は、ユーザー氏名、ユーザー年齢、ユーザー性別、ユーザーが使用する電子機器のタイプなどの情報を含むが、これらに限定されない。
【0041】
例示的には、ユーザー情報は、ユーザーが使用する電子機器のタイプであり、ユーザー情報に基づいて、視聴者ユーザーのプリファレンス情報がXXタイプの電子機器であることを決定し、さらに、XXタイプの電子機器のカートゥーン画像を取得する。第1のライブ配信リソースを表示する場合、第1のライブ配信リソースにおけるある仮想オブジェクトをXXタイプの電子機器のカートゥーン画像に置き換え、それにより視聴者ユーザーを吸引し、視聴者ユーザーの興味を向上させることができ、かつXXタイプの電子機器を普及させることができる。
【0042】
ステップ202では、少なくとも1つの選択可能な仮想オブジェクトのうちの目標仮想オブジェクトに対する選択命令を受信したことに応答して、電子機器は、サーバに情報取得要求を送信する。
【0043】
1つの可能な実施形態において、視聴者ユーザーは、全ての選択可能な仮想オブジェクトを見ることができ、視聴者ユーザーが選択可能な仮想オブジェクトのうちの目標仮想オブジェクトを制御しようとする場合、視聴者ユーザーは、目標仮想オブジェクトを選択することができる。選択方式は、視聴者ユーザーが目標仮想オブジェクトをタップすることであってもよく、視聴者ユーザーが音声方式で目標仮想オブジェクトを選択することであってもよく、本願の実施例は、選択方式を限定しない。電子機器が視聴者ユーザーからの目標仮想オブジェクトに対する選択命令を受信したことに応答する場合、電子機器は、サーバに情報取得要求を送信する。情報取得要求は、目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子を持ち、当該オブジェクト識別子は、目標仮想オブジェクトのオブジェクト名であってもよく、目標仮想オブジェクトのオブジェクト番号であってもよく、又は目標仮想オブジェクトを一意に示すことができる他の識別子であり、本願の実施例は、これを限定しない。情報取得要求は、目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を取得するものである。例示的には、視聴者ユーザーが選択可能な仮想オブジェクト1を選択すると、電子機器が視聴者ユーザーの選択命令に応答して、選択可能な仮想オブジェクト1を目標仮想オブジェクトとして決定し、サーバに情報取得要求を送信し、当該情報取得要求は、選択可能な仮想オブジェクト1のオブジェクト名を持つ。
【0044】
ステップ203では、サーバは、電子機器から送信された情報取得要求を受信し、情報取得要求に基づいて、目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を取得する。
【0045】
1つの可能な実施形態において、サーバには、各選択可能な仮想オブジェクトのオブジェクト情報、及び選択可能な仮想オブジェクトのオブジェクト情報と選択可能な仮想オブジェクトのオブジェクト識別子との対応関係が記憶されている。サーバは、電子機器から送信された情報取得要求を受信した後、当該情報取得要求を解析し、情報取得要求に持たれた目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子を取得する。目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子、及び選択可能な仮想オブジェクトのオブジェクト情報と選択可能な仮想オブジェクトのオブジェクト識別子との対応関係に基づいて、目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を取得する。オブジェクト情報は、オブジェクト名、オブジェクトアバター、オブジェクト人気値、オブジェクト属性、オブジェクトスキル、オブジェクトタスク、使用時間、オブジェクト物語のうちの少なくとも1種を含むが、これらに限定されない。例示的には、オブジェクト名は、ゲーム中のオブジェクトの名称であり、オブジェクトアバターは、ゲーム中のオブジェクトの表示スタイルであり、オブジェクト人気値は、オブジェクトの人気度合いを示し、オブジェクト属性は、オブジェクトの種情報であり、オブジェクトスキルは、オブジェクトがスキルを習得し、使用できる能力であり、オブジェクトタスクは、オブジェクトを制御するプロセスで完了する必要があるタスクであり、使用時間は、オブジェクトの1回の制御時間であり、又は、使用時間は、目標仮想オブジェクトの制御を可能にする時間であり、オブジェクト物語は、ゲーム中の当該オブジェクトに関する物語である。例示的には、目標仮想オブジェクトは、選択可能な仮想オブジェクト1であり、情報取得要求は、選択可能な仮想オブジェクト1のオブジェクト識別子を持つ。選択可能な仮想オブジェクト1のオブジェクト識別子、及び選択可能な仮想オブジェクトのオブジェクト情報と選択可能な仮想オブジェクトのオブジェクト識別子との対応関係に基づいて、選択可能な仮想オブジェクト1のオブジェクト情報を取得し、すなわち、目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を取得する。なお、選択可能な仮想オブジェクトのオブジェクト情報は、ゲーム開発者によって設定され、選択可能な仮想オブジェクトを制御した視聴者ユーザーによって修正されてもよい。なお、選択可能な仮想オブジェクトのオブジェクト情報及び選択可能な仮想オブジェクトのオブジェクト識別子の記憶方式は、KEY-VALUE(キー-値)の形式で記憶することができる。例えば、選択可能な仮想オブジェクトのオブジェクト情報は、KEYであり、選択可能な仮想オブジェクトのオブジェクト識別子は、VALUEである。又は、選択可能な仮想オブジェクトのオブジェクト識別子は、KEYであり、選択可能な仮想オブジェクトのオブジェクト情報は、VALUEである。当然のことながら、他の記憶方式を用いて選択可能な仮想オブジェクトのオブジェクト情報及び選択可能な仮想オブジェクトのオブジェクト識別子を記憶することができ、本願の実施例は、これを限定しない。
【0046】
ステップ204では、サーバは、目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を電子機器に送信する。
【0047】
1つの可能な実施形態において、サーバは、目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を取得した後、直ちに目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を電子機器に送信し、電子機器により第1のクライアントを呼び出して目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を表示することができる。当然のことながら、サーバは、さらに目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を取得した後に第1の時間待ったから、目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を電子機器に送信することができ、本願の実施例は、当該目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報の送信タイミングを限定しない。第1の時間は、任意の数値であってもよく、本願の実施例は、これを限定しない。例えば、第1の時間は、10秒であり、また例えば、第1の時間は、30秒である。
【0048】
ステップ205では、電子機器は、サーバから送信された目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を受信し、目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を表示する。
【0049】
1つの可能な実施形態において、電子機器は、サーバから送信された目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を受信した後、第1のクライアントを呼び出して目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を表示する。当該表示方式は、第1のライブ配信リソースの上方に目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を重畳表示することであってもよい。表示方式は、さらに、第1のライブ配信リソースの表示をキャンセルし、目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を表示することであってもよい。本願の実施例は、目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報の表示形式を限定するものではない。
【0050】
図5は、本願の実施例に係る目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報の表示概略図であり、当該
図5において、目標仮想オブジェクトは、選択可能な仮想オブジェクト1であり、
図5における表示方式は、第1のライブ配信リソースの上方に目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を重畳表示することである。当該
図5におけるオブジェクト情報表示コントロール501には、選択可能な仮想オブジェクト1のオブジェクト情報が表示され、オブジェクトアバター表示コントロール502には、選択可能な仮想オブジェクト1のオブジェクトアバターが表示される。選択可能な仮想オブジェクト1のオブジェクト名は、オブジェクト1であり、オブジェクト人気値は、2813321であり、オブジェクト属性は、リスであり、オブジェクトスキルは、噛みつき、ジャンプ、付呪であり、オブジェクトタスクは、使用時間内に自己の生存を確保し、かつプレーヤーキャラクターを破ることであり、使用時間は、60秒であり、オブジェクト物語は、XXXXXXXXXXXXXXXXXである。
【0051】
ステップ206では、目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報に対する確認命令を受信したことに応答して、電子機器は、サーバに制御要求を送信する。
【0052】
1つの可能な実施形態において、オブジェクト情報表示コントロール501は、制御コントロール503をさらに含み、例えば、
図5における制御コントロール503は、「プレイ」コントロールである。電子機器が目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を表示することにより、視聴者ユーザーは、目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を見ることができる。視聴者ユーザーが目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を見た後、依然として目標仮想オブジェクトを制御することを決定する場合、視聴者ユーザーは、制御コントロール503を選択することができる。視聴者ユーザーが制御コントロール503を選択した後、電子機器は、サーバに制御要求を送信し、制御要求は、目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子を持ち、目標仮想オブジェクトを制御するように要求するものである。1つの可能な実施形態において、オブジェクト情報表示コントロール501は、閉じコントロール504をさらに含み、視聴者ユーザーが目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を見た後、目標仮想オブジェクトを制御したくない場合、視聴者ユーザーは、閉じコントロール504を選択することにより、目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報の表示をキャンセルすることができる。視聴者ユーザーが閉じコントロール504を選択した後、電子機器は、目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報の表示をキャンセルし、選択可能な仮想オブジェクトボックスを再表示し、すなわち、視聴者ユーザーが目標仮想オブジェクトを再決定するように、全ての選択可能な仮想オブジェクトを再表示する。
【0053】
なお、視聴者ユーザーが目標仮想オブジェクトを再決定する場合、再決定された目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報の取得プロセスは、目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報の取得プロセスと一致するため、ここでは説明を省略する。
【0054】
ステップ207では、サーバは、電子機器から送信された制御要求を受信し、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを取得する。
【0055】
1つの可能な実施形態において、制御要求は、目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子を持ち、サーバは、制御要求を受信した後、当該制御要求を解析し、当該制御要求に持たれた目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子を取得する。目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子に基づいて、目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態を決定する。オブジェクト状態は、制御されていない状態及び制御された状態を含む。制御されていない状態は、目標仮想オブジェクトが他の視聴者ユーザーによって制御されていないことを指示し、すなわち、電子機器にログインしている視聴者ユーザーは、当該目標仮想オブジェクトを制御することができる。制御された状態は、目標仮想オブジェクトが他の視聴者ユーザーによって制御されることを指示し、すなわち、電子機器にログインしている視聴者ユーザーは、当該目標仮想オブジェクトを制御することができない。
【0056】
1つの可能な実施形態において、目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態が制御されていない状態であることに応答する場合、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを取得する。以下の2つの実現方式で目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを取得する。
【0057】
実現方式1は、目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子に基づいて、目標仮想オブジェクトのオーディオデータストリーム及びビデオデータストリームを取得し、さらに目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを取得することである。
【0058】
1つの可能な実施形態において、サーバには、全ての選択可能な仮想オブジェクトのオーディオデータストリーム及びビデオデータストリーム、オブジェクト識別子とオーディオデータストリームとの対応関係、及びオブジェクト識別子とビデオデータストリームとの対応関係が記憶されている。目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態が制御されていない状態であることに応答して、目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子、及びオブジェクト識別子とオーディオデータストリームとの対応関係に基づいて、目標仮想オブジェクトのオーディオデータストリームを取得する。目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子、及びオブジェクト識別子とビデオデータストリームとの対応関係に基づいて、目標仮想オブジェクトのビデオデータストリームを取得する。目標仮想オブジェクトのオーディオデータストリーム及び目標仮想オブジェクトのビデオデータストリームを処理し、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームを取得し、さらに目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを決定する。目標仮想オブジェクトのオーディオデータストリームと目標仮想オブジェクトのビデオデータストリームを処理するプロセスは、目標仮想オブジェクトのオーディオデータストリームと目標仮想オブジェクトのビデオデータストリームをエンコードし、ミキシングし、トランスコードすることにより、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームを取得することである。
【0059】
実現方式2は、目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子に基づいて、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを取得することである。
【0060】
1つの可能な実施形態において、サーバには、全ての選択可能な仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレス、及び選択可能な仮想オブジェクトのオブジェクト識別子とオーディオビデオデータストリームアドレスとの対応関係が記憶されている。目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態が制御されていない状態であることに応答する場合、目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子、及び選択可能な仮想オブジェクトのオブジェクト識別子とオーディオビデオデータストリームアドレスとの対応関係に基づいて、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを取得する。なお、オーディオビデオデータストリームアドレスは、オーディオビデオデータストリームのアドレスであり、オーディオビデオデータストリームアドレスのフォーマットは、RTMP(Real Time Messaging Protocol、リアルタイムメッセージングプロトコル)フォーマットであってもよく、RTSP(Real Time Streaming Protocol、リアルタイムストリーミングプロトコル)フォーマットであってもよく、HLP(HTTP Live Streaming、HTTPリアルタイムストリーミング)フォーマットであってもよく、他のフォーマットであってもよく、本願の実施例は、これを限定しない。なお、上記いずれかの実現方式を選択して目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを取得することができ、本願の実施例は、これを限定しない。
【0061】
1つの可能な実施形態において、サーバは、電子機器から送信された制御要求を受信し、制御要求を解析し、制御要求に持たれた目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子を取得する。目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子に基づいて、目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態を決定する。目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態が制御されていない状態であることに応答して、当該目標仮想オブジェクトの制御権を視聴者ユーザーに渡し、かつ電子機器に第3の提示情報を送信することにより、電子機器の視聴者ユーザーに目標仮想オブジェクトを制御するように提示する。電子機器の表示インタフェースに第3の提示情報及び第1のライブ配信リソースを表示し、それにより、電子機器にログインしている視聴者ユーザーは、第1のライブ配信リソースに基づいて目標仮想オブジェクトを制御することができる。
【0062】
ステップ208では、サーバは、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを電子機器に送信する。
【0063】
1つの可能な実施形態において、サーバは、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを取得した後、直ちに目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを電子機器に送信してもよく、第2の時間待った後に目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを電子機器に送信してもよく、本願の実施例は、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスの送信タイミングを限定しない。
【0064】
第2の時間は、任意の時間であってもよく、本願の実施例は、これを限定しない。例示的には、第2の時間は、10秒である。なお、第2の時間が短いほど、電子機器に第2のライブ配信リソースを表示する遅延が短くなり、第2の時間は、第1の時間と一致してもよく、第1の時間と一致しなくてもよく、本願の実施例は、これを限定しない。
【0065】
1つの可能な実施形態において、サーバは、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを電子機器に送信した後、さらに電子機器に第3の提示情報を送信することができる。第3の提示情報は、電子機器にログインしている視聴者ユーザーが目標仮想オブジェクトを制御することができることを指示するものである。例示的には、第3の提示情報の内容は、「目標仮想オブジェクトの制御権を取得しました。」である。当該第3の提示情報は、目標仮想オブジェクトの使用時間をさらに含んでもよく、例えば、第3の提示情報の内容は、「目標仮想オブジェクトの制御権を取得しました。有効時間は、60秒です。」である。当然のことながら、第3の提示情報の内容は、さらに他の内容であってもよく、本願の実施例は、第3の提示情報の内容を限定しない。
【0066】
1つの可能な実施形態において、電子機器に目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを送信する前に、目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態が制御されていない状態であり、サーバは、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを電子機器に送信した後、さらに目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態を調整する必要があり、目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態を制御された状態に調整することにより、2つ又は2つ以上の視聴者ユーザーが1つの目標仮想オブジェクトを制御する状況を防止する。1つの可能な実施形態において、目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態が制御された状態であることに応答して場合、制御された状態は、目標仮想オブジェクトが他の視聴者ユーザーによって制御されることを指示し、すなわち、電子機器にログインしている視聴者ユーザーは、目標仮想オブジェクトを制御することができない。したがって、サーバは、電子機器に第1の提示情報を送信し、第1の提示情報は、目標仮想オブジェクトが他の視聴者ユーザーによって制御される仮想オブジェクトであることを指示するものである。第1の提示情報の内容は、「目標仮想オブジェクトが他の視聴者によってプレイされています。後でもう一度試してください。」であり、当然のことながら、第1の提示情報は、さらに他の内容であってもよく、本願の実施例は、これを限定しない。
【0067】
ステップ209では、電子機器は、サーバから送信された目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを受信し、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスに基づいて、第2のライブ配信リソースを表示する。
【0068】
1つの可能な実施形態において、電子機器は、サーバから送信された目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを受信し、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスに基づいて、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームを取得する。第1のクライアントを呼び出して目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームに対応する第2のライブ配信リソースを再生し、第2のライブ配信リソースは、目標仮想オブジェクトに対応するオーディオビデオであり、例えば、第2のライブ配信リソースは、目標仮想オブジェクトの視野角から見たオーディオビデオである。
【0069】
1つの可能な実施形態において、第1のライブ配信リソースの上方に第2のライブ配信リソースを重畳表示してもよく、第2のライブ配信リソースで第1のライブ配信リソースを置き換えてもよく(第2のライブ配信リソースのみを表示し、第1のライブ配信リソースを表示しない)、第1のライブ配信リソースと第2のライブ配信リソースを同時に表示してもよい。1つの可能な実施形態において、第1のライブ配信リソースと第2のライブ配信リソースを同時に表示する方式に対して、電子機器の表示インタフェースを2つの表示領域に分け、1つの表示領域が第1のライブ配信リソースを表示し、もう1つの表示領域が第2のライブ配信リソースを表示する。なお、第1のライブ配信リソースと第2のライブ配信リソースの表示領域のサイズは、同じであってもよく、異なってもよく、本願の実施例は、これを限定しない。
【0070】
1つの可能な実施形態において、電子機器は、さらに目標レンダリング形式で第2のライブ配信リソースを表示することができ、目標レンダリング形式の取得プロセスは、上記ステップ201に示すとおりであるため、ここでは説明を省略する。
【0071】
1つの可能な実施形態において、電子機器は、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを受信した後、サーバから送信された第3の提示情報を受信し、第1のクライアントを呼び出して第2のライブ配信リソースを表示した後、第2のライブ配信リソースの上方に第3の提示情報を重畳表示する。
図6は、本願の実施例に係る第3の提示情報の表示概略図であり、当該
図6において、第2のライブ配信リソースで第1のライブ配信リソースを置き換え、すなわち、第2のライブ配信リソースのみを表示し、第1のライブ配信リソースを表示しない。当該
図6におけるコントロール601は、第3の提示情報表示ボックスであり、
図6に表示された第3の提示情報は、「目標仮想オブジェクトの制御権を取得しました。」である。第3の提示情報の下方に表示されるのは、第2のライブ配信リソースである。1つの可能な実施形態において、目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態が制御された状態であることに応答する場合、サーバは、電子機器に第1の提示情報を送信し、電子機器は、第1の提示情報を受信した後、第1のクライアントを呼び出して第1の提示情報を表示し、第1の提示情報は、第1のライブ配信リソースの上方に重畳表示され、このように、視聴者ユーザーが第1のライブ配信リソースを視聴することに影響を与えないと同時に、視聴者ユーザーに目標仮想オブジェクトを制御できないことを通知することができる。
図7は、本願の実施例に係る第1の提示情報の表示概略図である。当該
図7におけるコントロール701は、第1の提示情報表示ボックスであり、
図7に表示された第1の提示情報は、「目標仮想オブジェクトが他の視聴者によってプレイされています。後でもう一度試してください。」である。
【0072】
ステップ210では、電子機器は、目標仮想オブジェクトに対する制御命令を受信する。
【0073】
1つの可能な実施形態において、電子機器は、第2のライブ配信リソースを表示し、電子機器にログインしている視聴者ユーザーは、第2のライブ配信リソースに基づいて第2のライブ配信リソースにおける目標仮想オブジェクトを制御することができ、視聴者ユーザーは、目標仮想オブジェクトをドラッグすることにより目標仮想オブジェクトを制御してもよく、スキルキーをドラッグすることにより目標仮想オブジェクトを制御してもよく、他の方式により目標仮想オブジェクトを制御してもよく、本願の実施例は、これを限定しない。いくつかの実施形態では、スキルキーは、物理キーであり、例えば、物理的なジョイスティック又はボタンである。他のいくつかの実施形態では、スキルキーは、仮想キーであり、例えば、第2のライブ配信リソースに表示されたコントロールである。例示的には、第2のライブ配信リソースには、第1のスキルキー及び第2のスキルキーが表示される。第1のスキルキーは、移動類スキルキーであり、視聴者ユーザーが第1のスキルキーをドラッグする場合、電子機器が取得した目標仮想オブジェクトに対する制御命令は、移動命令である。第2のスキルキーは、発動類スキルキーであり、視聴者ユーザーが第2のスキルキーをドラッグする場合、電子機器が取得した目標仮想オブジェクトに対する制御命令は、発動命令である。
【0074】
ステップ211では、電子機器は、制御命令をサーバに送信する。
【0075】
1つの可能な実施形態において、電子機器は、制御命令を取得した後、直ちに制御命令をサーバに送信してもよく、第3の時間待った後に制御命令をサーバに送信してもよく、本願の実施例は、制御命令の送信タイミングを限定しない。第3の時間は、任意の数値であってもよく、本願の実施例は、これを限定しない。第3の時間は、上記第1の時間又は第2の時間と一致してもよく、上記第1の時間又は第2の時間と一致しなくてもよい。
【0076】
ステップ212では、サーバは、電子機器から送信された制御命令を受信し、制御命令をゲームクライアントに送信する。
【0077】
1つの可能な実施形態において、ゲームクライアントは、クラウドゲームインタラクションSDKにアクセスし、サーバは、制御命令をゲームクライアントに送信し、制御命令は、目標仮想オブジェクトが目標操作を実行するように制御するようにゲームクライアントに指示するものである。第2のライブ配信リソースは、ゲームクライアントが目標仮想オブジェクトが目標操作を実行するように制御するプロセスを表示することができる。目標操作は、制御命令に対応する操作である。例えば、制御命令は、左折であると、目標操作は、目標仮想オブジェクトを制御して左折させることである。
【0078】
1つの可能な実施形態において、ゲームクライアントは、制御命令を受信した後、制御命令に基づいて目標仮想オブジェクトを制御して当該制御命令に対応する目標操作を実行させる。例示的には、制御命令が左へ2歩移動することであれば、ゲームクライアントは、目標仮想オブジェクトを制御して左へ2歩移動させ、電子機器の第2のライブ配信リソースに表示された目標仮想オブジェクトが左へ2歩移動する。また例えば、制御命令がプレーヤーキャラクターを噛みつくことであれば、ゲームクライアントは、目標仮想オブジェクトを制御してプレーヤーキャラクターを噛みつかせ、電子機器の第2のライブ配信リソースにおいて目標仮想オブジェクトがプレーヤーキャラクターを噛みつくプロセスを表示する。
【0079】
ステップ213では、目標仮想オブジェクトの制御時間と目標仮想オブジェクトの使用時間との差が時間閾値以下であることに応答して、電子機器に第2の提示情報を送信する。
【0080】
制御時間は、目標仮想オブジェクトを制御した時間であり、使用時間は、目標仮想オブジェクトの制御を可能にする時間である。1つの可能な実施形態において、目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報は、目標仮想オブジェクトの使用時間を含み、電子機器にログインしている視聴者ユーザーの目標仮想オブジェクトに対する制御時間と目標仮想オブジェクトの使用時間との差が時間閾値以下であることに応答して、サーバは、電子機器に第2の提示情報を送信し、第2の提示情報は、目標仮想オブジェクトの制御時間と目標仮想オブジェクトの使用時間との差が時間閾値以下であるように指示するものであり、電子機器にログインしている視聴者ユーザーに目標仮想オブジェクトを制御し続けることができないことを提示する。例示的には、第2の提示情報の内容は、「目標仮想オブジェクトに対する制御権は期限切れになりました。」であり、当然のことながら、第2の提示情報の内容は、さらに他の内容であってもよく、本願の実施例は、これを限定しない。本願の実施例は、時間閾値の値を限定せず、時間閾値の値は、経験又は実際の需要に応じて設定することができる。例えば、時間閾値の値をゼロに設定すれば、目標仮想オブジェクトの制御時間と目標仮想オブジェクトの使用時間との差がゼロに等しく、すなわち、目標仮想オブジェクトの制御時間が目標仮想オブジェクトの使用時間と一致することに応答して、サーバは、電子機器に第2の提示情報を送信する。
【0081】
1つの可能な実施形態において、サーバは、電子機器に第2の提示情報を送信した後、さらに目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態を調整する必要があり、目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態を制御されていない状態に調整することにより、他の視聴者ユーザーは、目標仮想オブジェクトを制御することができる。
【0082】
ステップ214では、電子機器は、サーバから送信された第2の提示情報を受信し、第2の提示情報を表示する。
【0083】
1つの可能な実施形態において、電子機器は、サーバから送信された第2の提示情報を受信した後、第2のライブ配信リソースの上方に第2の提示情報を重畳表示し、
図8に示すように、本願の実施例に係る第2の提示情報の表示概略図であり、当該
図8におけるコントロール801は、第2の提示情報表示ボックスであり、
図8に表示された第2の提示情報は、「目標仮想オブジェクトに対する制御権は期限切れになりました。」である。
【0084】
1つの可能な実施形態において、第2の提示情報表示ボックスは、さらに継続制御コントロール802及び確認コントロール803を表示することができる。継続制御コントロール802は、目標仮想オブジェクトを制御し続けるように要求するものであり、確認コントロール803は、目標仮想オブジェクトを制御し続けないことを確認するためのものである。視聴者ユーザーが目標仮想オブジェクトを制御し続けようとする場合、視聴者ユーザーは、継続制御コントロール802を選択し、さらにサーバに継続制御要求を送信し、継続制御要求は、目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子を持つ。サーバは、継続制御要求を受信した後、継続制御要求を解析し、継続制御要求に持たれた目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子を取得する。目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子に基づいて、目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態を決定する。目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態が制御されていない状態である場合、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを取得し、かつ電子機器に目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを返信することにより、電子機器にログインしている視聴者ユーザーが目標仮想オブジェクトを制御し続けることができる。目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態が制御された状態である場合、電子機器に第1の提示情報を返信することにより、電子機器にログインしている視聴者ユーザーに目標仮想オブジェクトを一時的に制御できないことを提示する。
【0085】
ステップ215では、目標仮想オブジェクトの使用時間内に目標仮想オブジェクトのオブジェクトタスクを完了することに応答して、サーバは、目標仮想オブジェクトに対応するボーナスリソースを取得する。
【0086】
1つの可能な実施形態において、目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報が目標仮想オブジェクトの使用時間及び目標仮想オブジェクトのオブジェクトタスクを含むため、視聴者ユーザーに目標仮想オブジェクトを制御し続けることを促して、ゲームの視聴者ユーザーに対する魅力を向上させ、さらに視聴者ユーザーとライバーユーザーとの間のインタラクションを向上させるために、電子機器にログインしている視聴者ユーザーが目標仮想オブジェクトの使用時間内に目標仮想オブジェクトのオブジェクトタスクを完了する場合、サーバは、電子機器の視聴者ユーザーにボーナスを付与することができる。サーバには、全ての選択可能な仮想オブジェクトのボーナスリソース、及びオブジェクト識別子とボーナスリソースとの対応関係が記憶される。目標仮想オブジェクトの使用時間内に目標仮想オブジェクトのオブジェクトタスクを完了することに応答して、サーバは、目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子を取得する。目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子、及びオブジェクト識別子とボーナスリソースとの対応関係に基づいて、目標仮想オブジェクトに対応するボーナスリソースを決定する。ボーナスリソースは、経験値であってもよく、バウチャーであってもよく、ゴールドコインであってもよく、本願の実施例は、ボーナスリソースの形式を限定しない。
【0087】
例えば、下記表1は、本願の実施例に係るオブジェクト識別子とボーナスリソースとの対応関係のテーブルを示す。
【0088】
【表1】
上記表1において、オブジェクト識別子が選択可能な仮想オブジェクト1である場合、対応するボーナスリソースは、経験値を200増加させることであり、オブジェクト識別子が選択可能な仮想オブジェクト2である場合、対応するボーナスリソースは、ゴールドコインを100増加させることであり、オブジェクト識別子が選択可能な仮想オブジェクト3である場合、対応するボーナスリソースは、50元のバウチャーである。なお、上記表1は、本願の実施例に係るオブジェクト識別子及びボーナスリソースの例示的な説明に過ぎず、オブジェクト識別子及びボーナスリソースを限定するためのものではない。各選択可能な仮想オブジェクトに対応するボーナスリソースは、ゲーム開発者によって設定されるか、又は選択可能な仮想オブジェクトを制御した視聴者ユーザーによって修正され、本願の実施例は、各選択可能な仮想オブジェクトに対応するボーナスリソースを限定しない。例示的には、目標仮想オブジェクトは、選択可能な仮想オブジェクト1であり、上記表1に基づいて、目標仮想オブジェクトに対応するボーナスリソースが200経験値であることを決定する。
【0089】
1つの可能な実施形態において、電子機器にログインしている視聴者ユーザーが目標仮想オブジェクトの使用時間内に目標仮想オブジェクトのオブジェクトタスクを完了しない場合、サーバは、さらに目標仮想オブジェクトに対応するペナルティリソースを取得することができる。サーバには、選択可能な仮想オブジェクトのペナルティリソース、及びオブジェクト識別子とペナルティリソースとの間の対応関係が記憶される。目標仮想オブジェクトの使用時間内に目標仮想オブジェクトのオブジェクトタスクを完了しない場合、目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子、及びオブジェクト識別子とペナルティリソースとの間の対応関係に基づいて、目標仮想オブジェクトに対応するペナルティリソースを決定する。ペナルティリソースは、経験値であってもよく、ゴールドコインであってもよく、レベルを低下させることであってもよく、本願の実施例は、ペナルティリソースの形式を限定しない。
【0090】
下記表2は、本願の実施例に係るオブジェクト識別子とペナルティリソースとの対応関係のテーブルを示す。
【0091】
【表2】
上記表2において、オブジェクト識別子が選択可能な仮想オブジェクト1である場合、対応するペナルティリソースは、経験値を200減少させることであり、オブジェクト識別子が選択可能な仮想オブジェクト2である場合、対応するペナルティリソースは、ゴールドコインを100減少させることであり、オブジェクト識別子が選択可能な仮想オブジェクト3である場合、対応するペナルティリソースは、レベルを1級低下させることである。なお、上記表2は、本願の実施例に係るオブジェクト識別子及びペナルティリソースの例示的な説明に過ぎず、オブジェクト識別子及びペナルティリソースを限定するためのものではない。各選択可能な仮想オブジェクトに対応するペナルティリソースは、ゲーム開発者によって設定されるか、又は選択可能な仮想オブジェクトを制御した視聴者ユーザーによって修正され、本願の実施例は、各選択可能な仮想オブジェクトに対応するペナルティリソースを限定しない。
【0092】
ステップ216では、サーバは、目標仮想オブジェクトに対応するボーナスリソースを電子機器に送信する。
【0093】
1つの可能な実施形態において、サーバが目標仮想オブジェクトに対応するボーナスリソースを取得した後、目標仮想オブジェクトに対応するボーナスリソースを電子機器に送信することにより、電子機器は、目標仮想オブジェクトに対応するボーナスリソースに基づいて、電子機器にログインしている視聴者ユーザーのアカウントを更新する。1つの可能な実施形態において、サーバが目標仮想オブジェクトに対応するペナルティリソースを取得した後、目標仮想オブジェクトに対応するペナルティリソースを電子機器に送信することにより、電子機器は、目標仮想オブジェクトに対応するペナルティリソースに基づいて、電子機器にログインしている視聴者ユーザーのアカウントを更新する。
【0094】
ステップ217では、電子機器は、サーバから送信された目標仮想オブジェクトに対応するボーナスリソースを受信し、目標仮想オブジェクトに対応するボーナスリソースに基づいて、視聴者ユーザーのアカウントを更新する。
【0095】
1つの可能な実施形態において、電子機器は、サーバから送信された目標仮想オブジェクトに対応するボーナスリソースを受信し、目標仮想オブジェクトに対応するボーナスリソースを電子機器にログインしている視聴者ユーザーのアカウントに追加する。
【0096】
例示的には、視聴者ユーザーの経験値が3000であり、目標仮想オブジェクトに対応するボーナスリソースが200経験値であると、電子機器は、視聴者ユーザーのアカウントを更新した後、視聴者ユーザーの経験値が3200となる。1つの可能な実施形態において、電子機器は、サーバから送信された目標仮想オブジェクトに対応するペナルティリソースを受信し、目標仮想オブジェクトに対応するペナルティリソースに基づいて、電子機器にログインしている視聴者ユーザーのアカウントを更新する。なお、上記ステップ202~ステップ205、ステップ207~ステップ209及びステップ211~ステップ217は、本願の実施例の選択可能なステップである。
【0097】
上記方法において、電子機器に表示された第1のライブ配信リソースには、選択可能な仮想オブジェクトが含まれるため、電子機器に表示されたコンテンツの多様性を増加させ、それにより、視聴者ユーザーは、第1のライブ配信リソースを視聴するだけでなく、第1のライブ配信リソースにおける制御可能な仮想オブジェクトを制御することができ、視聴者ユーザーのエンゲージメント、アクティブ性を向上させることにより、視聴者ユーザーと第1のライブ配信リソースのライバーユーザーとの間のインタラクティブ性が高く、仮想オブジェクトに対する制御方式が豊富であり、柔軟性が高く、さらに第1のライブ配信リソースの視聴者ユーザーに対する魅力を向上させ、第1のライブ配信リソースに対応するゲームの競争力を向上させることができる。また、ローカルゲームを複数人向けのネットワーキングゲームに変えることができ、すなわち、電子機器が、選択可能な仮想オブジェクトを含む第1のライブ配信リソースを表示し、かつ受信された選択命令及び制御命令に基づいて、目標仮想オブジェクトに対する制御を実現することにより、視聴者ユーザーは、ライバーユーザーと一緒にゲームをプレイすることができ、それにより、ライバーユーザーのローカルゲームを、視聴者ユーザーとライバーユーザーとの間の複数人向けのネットワーキングゲームに変え、これにより、電子機器を用いてゲームをプレイする実現方式を豊かにし、かつこのような実現方式の実現コストは、従来の複数人向けのゲームの実現コストより低く、拡張性が高い。
【0098】
また、視聴者ユーザーが目標仮想オブジェクトを制御する場合、さらに第2のライブ配信リソースを表示し、第2のライブ配信リソースが目標仮想オブジェクトに対応するオーディオビデオであるため、視聴者ユーザーが目標仮想オブジェクトをよりよく制御することに役立つ。
【0099】
図9は、本願の実施例に係る仮想オブジェクトの制御方法のアーキテクチャ図である。全体的な流れは、まず、ゲームクライアントに、クラウドゲームインタラクションソフトウェア開発キット(クラウドゲームインタラクションSDK)を集積し、次に、クラウドゲームインタラクションSDKにアクセスしてオーディオビデオデータ収集、ゲームデータ同期(オブジェクト情報、オブジェクト状態)、及びゲームイベント処理(例えば、オブジェクト制御命令)などの論理を実現することである。ライバーユーザーは、ゲームクライアントによりゲームをプレイする。クラウドゲームインタラクションSDKは、オーディオデータ、ビデオデータ、ゲームデータ及びゲームイベントをサーバに応答する。サーバは、オーディオビデオ処理サービスによりオーディオ及びビデオを処理してオーディオビデオデータストリームを取得し、オーディオビデオデータストリームをストリーミングメディアサービス及び電子機器に送信する。
【0100】
サーバがオーディオビデオデータストリームをストリーミングメディアサービスに送信する場合、電子機器がストリーミングメディアサービスからオーディオビデオデータストリームを取得する必要があるため、電子機器は、オーディオビデオデータストリームを取得するのにかかる時間が長い。サーバがオーディオビデオデータストリームを電子機器に直接送信する場合、電子機器は、オーディオビデオデータストリームを取得するのにかかる時間が短い。電子機器は、第1のクライアント(ビデオプレーヤー)を呼び出すことにより、オーディオビデオデータストリームに対応するオーディオビデオを再生する。電子機器には、クラウドゲームのオーバーレイコンテンツソフトウェア開発キット(Overlay SDK)が集積され、Overlay SDKは、ゲームデータを受信して、ビデオプレーヤーに重畳表示し、さらに、ゲームイベントをサーバに送信し、サーバのゲームイベントに対する応答を受信するものである。
【0101】
クラウドゲームインタラクションSDK部分は、オーディオビデオモジュール、ゲームデータモジュール及びゲームイベントモジュールを含む。例えば、オーディオビデオモジュールは、
図9に示すビデオモジュール及びオーディオモジュールを含む。オーディオビデオモジュールは、ゲーム内のテクスチャ及びオーディオをキャプチャして、オーディオビデオデータストリームを形成するものである。クラウドゲームインタラクションSDKは、ゲーム中の任意の複数のカメラ及びオーディオモニターにアクセスし、それぞれ対応するテクスチャ及びオーディオをキャプチャして、オーディオビデオデータストリームを形成することができる。クラウドゲームインタラクションSDKは、一定の周波数に応じて、アクセスされたカメラ及びオーディオモニターからデータを収集し、例えば、当該周波数は、レンダリングループに基づいて決定され、例えば、各フレームのレンダリングが終了する場合にテクスチャ及びオーディオをキャプチャしてもよく、周波数をカスタマイズしてもよい。
【0102】
ゲームデータモジュールは、選択可能な仮想オブジェクトのオブジェクト情報を含むが、これらに限定されないゲームデータを取得し、ゲームデータを電子機器に送信するものであり、ゲームデータストリームは、オーディオビデオデータストリームに類似し、一方向プッシュストリームである。ゲームデータのリフレッシュ周波数は、ゲームループに基づいて決定され、例えば、各ゲームループ周期にゲームデータを1回リフレッシュする。ゲームループ周期は、ゲームのやり方に基づいて決定することができ、ここでは限定しない。
【0103】
ゲームイベントモジュールは、サーバ及び電子機器の制御イベントを受信するものであり、視聴者ユーザーとゲームとの様々なインタラクティブ行為は、いずれもゲームイベントとして定義されてもよい。ゲームイベントモジュールは、ゲームクライアントと外部との双方向通信をサポートする。
【0104】
図10は、本願の実施例に係る仮想オブジェクトの制御方法のフローチャートであり、当該
図10において、電子機器には、オーバーレイコンテンツソフトウェア開発キット(Overlay SDK)がアクセスされ、サーバは、ゲームイベント処理サービス及びオーディオビデオ処理サービスを含み、ゲームクライアントには、クラウドゲームインタラクションソフトウェア開発キット(SDK)がアクセスされ、ゲームクライアントは、ゲームコンテンツを含む。
【0105】
Overlay SDKは、ゲームイベント処理サービスに制御要求を送信し、制御要求は、目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子を持ち、目標仮想オブジェクトを制御するように要求するものである。ゲームイベント処理サービスは、制御要求を受信し、制御要求を解析し、目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子を取得し、目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子に基づいて、目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態を決定する。目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態が制御されていない状態であることに応答する場合、ゲームイベント処理サービスは、オーディオビデオ処理サービスに制御要求を送信する。オーディオビデオ処理サービスは、制御要求を受信し、制御要求に持たれた目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子に基づいて、目標仮想オブジェクトに対応するオーディオビデオデータストリームアドレスを取得する。オーディオビデオ処理サービスは、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスをゲームイベント処理サービスに返信し、ゲームイベント処理サービスにより目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスをOverlay SDKに返信する。また、ゲームイベント処理サービスは、さらに目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態を制御された状態に調整する。Overlay SDKは、制御命令を取得し、制御命令をゲームイベント処理サービスに送信し、ゲームイベント処理サービスにより制御命令をクラウドゲームインタラクションSDKに送信し、さらにクラウドゲームインタラクションSDKにより制御命令をゲームコンテンツに送信し、ゲームコンテンツは、当該制御命令に対応する動作を実行する。目標仮想オブジェクトの制御時間と目標仮想オブジェクトの使用時間との差が時間閾値以下である場合、ゲームイベント処理サービスは、Overlay SDKに第2の提示情報を送信することにより、目標仮想オブジェクトを制御し続けることができないことを提示する。ゲームイベント処理サービスは、目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態を制御されていない状態に調整することにより、他の視聴者ユーザーが目標仮想オブジェクトを制御することができる。
【0106】
図11は、本願の実施例に係る仮想オブジェクトの制御方法のフローチャートであり、当該方法は、
図1における電子機器101により実行することができ、
図11に示すように、当該方法は、以下のステップ1101~ステップ1103を含む。
【0107】
ステップ1101では、第1のライブ配信リソースを表示し、第1のライブ配信リソースは、少なくとも1つの選択可能な仮想オブジェクトと、ライバーユーザーによって制御される少なくとも1つの仮想オブジェクトとを含む。
【0108】
1つの可能な実施形態において、第1のライブ配信リソースを表示するプロセスは、上記ステップ201のプロセスと一致するため、ここでは説明を省略する。
【0109】
ステップ1102では、少なくとも1つの選択可能な仮想オブジェクトのうちの目標仮想オブジェクトに対する選択命令を受信したことに応答して、制御要求を送信し、制御要求は、目標仮想オブジェクトを制御するように要求するものである。
【0110】
1つの可能な実施形態において、制御要求を送信するプロセスは、上記ステップ202~ステップ206のプロセスと一致するため、ここでは説明を省略する。
【0111】
ステップ1103では、目標仮想オブジェクトに対する制御命令に応答して、目標仮想オブジェクトが目標操作を実行するように制御する。
【0112】
1つの可能な実施形態において、目標仮想オブジェクトが目標操作を実行するように制御するプロセスは、上記ステップ210~ステップ212のプロセスと一致するため、ここでは説明を省略する。
【0113】
上記方法は、第1のライブ配信リソースにおいて選択可能な仮想オブジェクトを表示し、それにより、視聴者ユーザーが第1のライブ配信リソースを視聴するだけでなく、電子機器に表示されたコンテンツの多様性を増加させ、さらに第1のライブ配信リソースにおける制御可能な仮想オブジェクトを制御することができ、視聴者ユーザーのエンゲージメント、アクティブ性を向上させることにより、視聴者ユーザーと第1のライブ配信リソースのライバーユーザーとの間のインタラクティブ性が高く、仮想オブジェクトに対する制御方式が豊富であり、柔軟性が高く、さらに第1のライブ配信リソースの視聴者ユーザーに対する魅力を向上させ、第1のライブ配信リソースに対応するゲームの競争力を向上させることができる。かつ、ローカルゲームを複数人向けのネットワーキングゲームに変えることができ、電子機器を用いてゲームをプレイする実現方式を豊かにし、実現コストが従来の複数人向けのゲームより低く、拡張性が高い。
【0114】
図12は、本願の実施例に係る仮想オブジェクトの制御方法のフローチャートであり、当該方法は、
図1におけるサーバ102により実行することができ、
図12に示すように、当該方法は、以下のステップ1201~ステップ1203を含む。
【0115】
ステップ1201では、電子機器から送信された制御要求を受信し、制御要求は、目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子を持ち、目標仮想オブジェクトを制御するように要求するものであり、目標仮想オブジェクトは、第1のライブ配信リソースに含まれる選択可能な仮想オブジェクトである。
【0116】
1つの可能な実施形態において、電子機器から送信された制御要求を受信するプロセスは、上記ステップ207のプロセスと一致するため、ここでは説明を省略する。
【0117】
ステップ1202では、目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子に基づいて、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを取得する。
【0118】
1つの可能な実施形態において、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを取得するプロセスは、上記ステップ207のプロセスと一致するため、ここでは説明を省略する。
【0119】
ステップ1203では、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを電子機器に送信する。
【0120】
1つの可能な実施形態において、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを電子機器に送信するプロセスは、上記ステップ208のプロセスと一致するため、ここでは説明を省略する。
【0121】
上記方法は、制御要求に基づいて、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを取得し、さらにオーディオビデオデータストリームアドレスを電子機器に送信し、それにより、電子機器にログインしている視聴者ユーザーがオーディオビデオデータストリームアドレスに基づいて目標仮想オブジェクトを制御することができ、仮想オブジェクトに対する制御方式が豊富であり、柔軟性が高く、視聴者ユーザーが第1のライブ配信リソースを視聴するだけでなく、電子機器に表示されたコンテンツの多様性を増加させ、さらに第1のライブ配信リソースにおける目標仮想オブジェクトを制御することができ、視聴者ユーザーのエンゲージメント、アクティブ性を向上させることにより、視聴者ユーザーと第1のライブ配信リソースのライバーユーザーとの間のインタラクティブ性が高く、さらに第1のライブ配信リソースの視聴者ユーザーに対する魅力を向上させ、第1のライブ配信リソースに対応するゲームの競争力を向上させることができる。
【0122】
図13は、本願の実施例に係る仮想オブジェクトの制御装置の概略構成図であり、
図13に示すように、当該装置は、
第1のライブ配信リソースを表示する表示モジュールであって、第1のライブ配信リソースは、少なくとも1つの選択可能な仮想オブジェクトと、ライバーユーザーによって制御される少なくとも1つの仮想オブジェクトとを含む表示モジュール1301と、
少なくとも1つの選択可能な仮想オブジェクトのうちの目標仮想オブジェクトに対する選択命令を受信したことに応答して、制御要求を送信する送信モジュールであって、制御要求は、目標仮想オブジェクトを制御するように要求するものである送信モジュール1302と、
目標仮想オブジェクトに対する制御命令に応答して、目標仮想オブジェクトが目標操作を実行するように制御する制御モジュール1303と、を含む。
【0123】
1つの可能な実施形態において、装置は、少なくとも1つの選択可能な仮想オブジェクトのうちの目標仮想オブジェクトに対する選択命令を受信したことに応答して、目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を取得する取得モジュールをさらに含み、
表示モジュール1301は、さらに目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を表示し、
送信モジュール1302は、目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報に対する確認命令を受信したことに応答して、サーバに制御要求を送信し、制御要求は、目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子を持つ。
【0124】
1つの可能な実施形態において、送信モジュール1302は、少なくとも1つの選択可能な仮想オブジェクトのうちの目標仮想オブジェクトに対する選択命令を受信したことに応答して、サーバに情報取得要求を送信し、情報取得要求は、目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子を持ち、目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を取得するものであり、
装置は、サーバが情報取得要求に基づいて返信した目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を受信する受信モジュールをさらに含む。
【0125】
1つの可能な実施形態において、送信モジュール1302は、目標仮想オブジェクトに対する制御命令に応答して、制御命令をサーバに送信し、サーバにより前記制御命令をゲームクライアントに転送し、制御命令は、目標仮想オブジェクトが目標操作を実行するように制御するようにゲームクライアントに指示するものである。
【0126】
1つの可能な実施形態において、表示モジュール1301は、サーバにライブ配信リソース取得要求を送信し、前記ライブ配信リソース取得要求は、目標ライブ配信スタジオのライブ配信スタジオ識別子を持ち、前記サーバから返信された前記第1のライブ配信リソースを受信して、前記第1のライブ配信リソースを表示し、前記第1のライブ配信リソースは、前記サーバが前記目標ライブ配信スタジオのライブ配信スタジオ識別子に基づいてゲームクライアントから取得するものであり、前記目標ライブ配信スタジオのライバーユーザーが前記ゲームクライアントによりゲームをプレイして得られるものである。
【0127】
1つの可能な実施形態において、受信モジュールは、さらに、サーバから返信された目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを受信し、
表示モジュール1301は、さらに、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスに基づいて、第2のライブ配信リソースを表示し、第2のライブ配信リソースは、目標仮想オブジェクトに対応するオーディオビデオである。
【0128】
1つの可能な実施形態において、選択可能な仮想オブジェクトは、人工知能によって制御される仮想オブジェクトである。
【0129】
1つの可能な実施形態において、受信モジュールは、さらに、サーバから返信された第1の提示情報を受信し、第1の提示情報は、目標仮想オブジェクトが他の視聴者ユーザーによって制御される仮想オブジェクトであることを指示するものであり、
表示モジュール1301は、さらに、第1の提示情報を表示する。
【0130】
1つの可能な実施形態において、取得モジュールは、さらに、視聴者ユーザーのユーザー情報に基づいて、視聴者ユーザーのプリファレンス情報を取得し、視聴者ユーザーは、目標仮想オブジェクトを制御するユーザーと、第1のライブ配信リソースを視聴するユーザーとのうちの少なくとも1種のユーザーを含み、視聴者ユーザーのプリファレンス情報に基づいて、目標レンダリング形式を取得し、
表示モジュール1301は、目標レンダリング形式で第1のライブ配信リソースを表示する。
【0131】
1つの可能な実施形態において、受信モジュールは、さらに、サーバから送信された第2の提示情報を受信し、第2の提示情報は、目標仮想オブジェクトの制御時間と目標仮想オブジェクトの使用時間との差が時間閾値以下であるように指示するものであり、制御時間は、目標仮想オブジェクトを制御した時間であり、使用時間は、目標仮想オブジェクトの制御を可能にする時間であり、表示モジュール1301は、さらに、第2の提示情報を表示する。
【0132】
1つの可能な実施形態において、選択可能な仮想オブジェクトは、ライバーユーザーによって制御されることが不可能である。
【0133】
上記装置は、第1のライブ配信リソースにおいて選択可能な仮想オブジェクトを表示し、それにより、視聴者ユーザーが第1のライブ配信リソースを視聴するだけでなく、第1のライブ配信リソースにおける制御可能な仮想オブジェクトを制御することができ、視聴者ユーザーのエンゲージメント、アクティブ性を向上させることにより、視聴者ユーザーと第1のライブ配信リソースのライバーユーザーとの間のインタラクティブ性が高く、さらに第1のライブ配信リソースの視聴者ユーザーに対する魅力を向上させ、第1のライブ配信リソースに対応するゲームの競争力を向上させることができる。かつ、ローカルゲームを複数人向けのネットワーキングゲームに変えることができ、実現コストが従来の複数人向けのゲームより低く、拡張性が高い。かつ、仮想オブジェクトに対する制御方式を豊富にし、柔軟性が高く、電子機器を用いてゲームをプレイする実現方式を豊富にする。
【0134】
図14は、本願の実施例に係る仮想オブジェクトの制御装置の概略構成図であり、
図14に示すように、当該装置は、
電子機器から送信された制御要求を受信する受信モジュールであって、制御要求は、目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子を持ち、目標仮想オブジェクトを制御するように要求するものであり、目標仮想オブジェクトは、第1のライブ配信リソースに含まれる選択可能な仮想オブジェクトである受信モジュール1401と、
目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子に基づいて、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを取得する取得モジュール1402と、
目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを電子機器に送信する送信モジュール1403と、を含む。
【0135】
1つの可能な実施形態において、装置は、目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子に基づいて、目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態を決定する決定モジュールをさらに含み、
取得モジュール1402は、目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態が制御されていない状態であることに応答して、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを取得する。
【0136】
1つの可能な実施形態において、受信モジュール1401は、さらに、電子機器から送信された制御命令を受信し、
送信モジュール1403は、さらに、制御命令をゲームクライアントに送信し、制御命令は、目標仮想オブジェクトが目標操作を実行するように制御するようにゲームクライアントに指示するものである。
【0137】
1つの可能な実施形態において、受信モジュール1401は、さらに、前記電子機器から送信されたライブ配信リソース取得要求を受信し、前記ライブ配信リソース取得要求は、目標ライブ配信スタジオのライブ配信スタジオ識別子を持ち、前記ライブ配信リソース取得要求を解析して、目標ライブ配信スタジオのライブ配信スタジオ識別子を取得し、前記目標ライブ配信スタジオのライブ配信スタジオ識別子に基づいて、ゲームクライアントから第1のライブ配信リソースを取得して、前記電子機器に前記第1のライブ配信リソースを返信し、前記第1のライブ配信リソースは、前記目標ライブ配信スタジオのライバーユーザーが前記ゲームクライアントによりゲームをプレイして得られるものである。
【0138】
1つの可能な実施形態において、送信モジュール1403は、さらに、目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態が制御された状態であることに応答して、電子機器に第1の提示情報を送信し、第1の提示情報は、目標仮想オブジェクトが他の視聴者ユーザーによって制御される仮想オブジェクトであることを指示するものである。
【0139】
1つの可能な実施形態において、受信モジュール1401は、さらに、電子機器から送信された情報取得要求を受信し、情報取得要求は、目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子を持ち、目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を取得するものであり、
取得モジュール1402は、さらに、目標仮想オブジェクトのオブジェクト識別子に基づいて、目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を取得し、
送信モジュール1403は、さらに、目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を電子機器に送信して、電子機器により目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報を表示する。
【0140】
1つの可能な実施形態において、装置は、目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態を制御された状態に調整する調整モジュールをさらに含む。
【0141】
1つの可能な実施形態において、目標仮想オブジェクトのオブジェクト情報は、使用時間及びオブジェクトタスクを含み、使用時間は、目標仮想オブジェクトの制御を可能にする時間であり、取得モジュール1402は、さらに、目標仮想オブジェクトの使用時間内に目標仮想オブジェクトのオブジェクトタスクを完了することに応答して、目標仮想オブジェクトに対応するボーナスリソースを取得し
送信モジュール1403は、さらに、目標仮想オブジェクトに対応するボーナスリソースを電子機器に送信する。
【0142】
1つの可能な実施形態において、送信モジュール1403は、さらに、目標仮想オブジェクトの制御時間と目標仮想オブジェクトの使用時間との差が時間閾値以下であることに応答して、電子機器に第2の提示情報を送信し、第2の提示情報は、目標仮想オブジェクトの制御時間と目標仮想オブジェクトの使用時間との差が時間閾値以下であるように指示するものであり、制御時間は、目標仮想オブジェクトを制御した時間であり、使用時間は、目標仮想オブジェクトの制御を可能にする時間であり、調整モジュールは、さらに、目標仮想オブジェクトのオブジェクト状態を制御されていない状態に調整する。
【0143】
1つの可能な実施形態において、選択可能な仮想オブジェクトは、ライバーユーザーによって制御されることが不可能である。
【0144】
上記装置は、制御要求に基づいて、目標仮想オブジェクトのオーディオビデオデータストリームアドレスを取得し、さらにオーディオビデオデータストリームアドレスを電子機器に送信し、それにより、電子機器にログインしている視聴者ユーザーがオーディオビデオデータストリームアドレスに基づいて目標仮想オブジェクトを制御することができ、視聴者ユーザーが第1のライブ配信リソースを視聴するだけでなく、第1のライブ配信リソースにおける目標仮想オブジェクトを制御することができ、視聴者ユーザーのエンゲージメント、アクティブ性を向上させることにより、視聴者ユーザーと第1のライブ配信リソースのライバーユーザーとの間のインタラクティブ性が高く、さらに第1のライブ配信リソースの視聴者ユーザーに対する魅力を向上させ、第1のライブ配信リソースに対応するゲームの競争力を向上させることができる。かつ、仮想オブジェクトに対する制御方式を豊富にし、柔軟性が高い。
【0145】
なお、上記
図13又は
図14に係る装置は、その機能を実現する場合、上記各機能モジュールの分割のみを例に挙げて説明したが、実際の応用において、必要に応じて上記機能を異なる機能モジュールに割り当てて完了させることができ、つまり、機器の内部構造を異なる機能モジュールに分割することにより、以上で説明された機能の全部又は一部を完了することができる。また、上記実施例に係る装置は、方法の実施例と同じ構想に属し、その具体的な実現プロセスについては、方法の実施例を参照でき、ここでは繰り返して説明しない。
【0146】
図15は、本願の例示的な一実施例に係る電子機器1500の構成ブロック図を示す。当該電子機器1500は、スマートフォン、タブレットコンピュータ、MP3プレーヤー(Moving Picture Experts Group Audio Layer III、動的映像専門家圧縮標準オーディオレイヤ3)、MP4(Moving Picture Experts Group Audio Layer IV、動的映像専門家圧縮標準オーディオレイヤ4)プレーヤー、ノートパソコン又はデスクトップパソコンのような携帯型移動端末であってもよい。電子機器1500は、ユーザー機器、携帯端末、ラップトップ端末、デスクトップ端末などの他の名称とも称されうる。
【0147】
一般的に、電子機器1500は、プロセッサ1501及びメモリ1502を含む。プロセッサ1501は、4コアプロセッサ、8コアプロセッサなどのような1つ又は複数の処理コアを含んでもよい。プロセッサ1501は、DSP(Digital Signal Processing、デジタル信号プロセッサ)、FPGA(Field-Programmable Gate Array、フィールドプログラマブルゲートアレイ)、PLA(Programmable Logic Array、プログラマブルロジックアレイ)のうちの少なくとも1つのハードウェア形式で実現することができる。プロセッサ1501は、メインプロセッサ及びコプロセッサを含んでもよく、メインプロセッサは、アクティブ状態でデータを処理するプロセッサであり、CPU(Central Processing Unit、中央処理装置)とも呼ばれ、コプロセッサは、待機状態でデータを処理する低電力プロセッサである。いくつかの実施例において、プロセッサ1501には、GPU(Graphics Processing Unit、画像プロセッサ)が集積されてもよく、GPUは、ディスプレイに表示しようとするコンテンツのレンダリング及び描画を担当する。いくつかの実施例において、プロセッサ1501は、さらに、AIプロセッサを含んでもよく、当該AIプロセッサは、機械学習に関連する演算操作を処理するものである。メモリ1502は、1つ又は複数のコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を含んでもよく、当該コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、非一時的なものであってもよい。メモリ1502は、さらに、高速ランダムアクセスメモリ、及び不揮発性メモリ、例えば、1つ又は複数の磁気ディスク記憶機器、フラッシュメモリ記憶機器を含んでもよい。いくつかの実施例において、メモリ1502内の非一時的なコンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、少なくとも1つの命令を記憶し、当該少なくとも1つの命令は、プロセッサ1501によって実行されると、本願の方法の実施例に係る仮想オブジェクトの制御方法を実現する。
【0148】
いくつかの実施例において、電子機器1500は、ライバーユーザーのゲームライブ配信リソースを再生するディスプレイ1505をさらに含んでもよい。例えば、上記第1のライブ配信リソース及び第2のライブ配信リソースを表示する。
【0149】
ディスプレイ1505は、UI(User Interface、ユーザーインタフェース)を表示するものである。当該UIは、図形、テキスト、アイコン、ビデオ及びそれらの任意の組み合わせを含んでもよい。ディスプレイ1505がタッチディスプレイである場合、ディスプレイ1505は、さらにディスプレイ1505の表面又は表面の上方のタッチ信号を収集する能力を持つ。当該タッチ信号は、制御信号としてプロセッサ1501に入力されて処理されてもよい。この場合、ディスプレイ1505は、ソフトボタン及びソフトキーボードとも呼ばれる仮想ボタン及び仮想キーボードのうちの少なくとも1つをさらに提供するものであってもよい。いくつかの実施例において、ディスプレイ1505は、1つであってもよく、電子機器1500のフロントパネルに設置され、他のいくつかの実施例において、ディスプレイ1505は、少なくとも2つであってもよく、それぞれ電子機器1500の異なる表面に設置されるか又は折り畳むように設置され、他のいくつかの実施例において、ディスプレイ1505は、フレキシブルディスプレイであってもよく、電子機器1500の湾曲表面又は折り畳み面に設置される。さらに、ディスプレイ1505は、さらに非矩形の不規則な図形、すなわち異形ディスプレイに設定されてもよい。ディスプレイ1505は、LCD(Liquid Crystal Display、液晶ディスプレイ)、OLED(Organic Light-Emitting Diode、有機発光ダイオード)などの材質で製造することができる。
【0150】
当業者が理解できるように、
図15に示す構造は、電子機器1500を限定するものではなく、図示より多いか又は少ないコンポーネントを含んでもよく、あるコンポーネントを組み合わせてもよく、異なるコンポーネント配置を有してもよい。
【0151】
図16は、本願の実施例に係るサーバの概略構成図であり、当該サーバ1600は、構成又は性能の違いにより大きな差異を生じることができ、1つ又は複数のプロセッサ(Central Processing Units、CPU)1601と、1つ又は複数のメモリ1602とを含んでもよく、当該1つ又は複数のメモリ1602には、少なくとも1つのプログラムコードが記憶され、当該少なくとも1つのプログラムコードは、当該1つ又は複数のプロセッサ1601によりロードされかつ実行されると、上記各方法の実施例に係る仮想オブジェクトの制御方法を実現する。当然のことながら、当該サーバ1600は、さらに有線又は無線ネットワークインタフェース、キーボード及び入出力インタフェースなどの部材を有することができ、それにより入出力を行い、当該サーバ1600は、機器機能を実現するための他の部材をさらに含んでもよいため、ここでは説明を省略する。
【0152】
例示的な実施例において、電子機器及びサーバを含む仮想オブジェクトの制御システムをさらに提供する。例示的には、電子機器は、上記
図11に示す実施例を実現するものであり、サーバは、上記
図12に示す実施例を実現するものである。例示的には、電子機器は、サーバとインタラクティブすることにより、上記
図2に示す実施例を実現する。
【0153】
例示的な実施例において、少なくとも1つのプログラムコードが記憶されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体をさらに提供し、当該少なくとも1つのプログラムコードは、前記プロセッサによりロードされかつ実行されると、コンピュータに上記いずれかの仮想オブジェクトの制御方法を実現させる。好ましくは、上記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、リードオンリーメモリ(Read-Only Memory、ROM)、ランダムアクセスメモリ(Random Access Memory、RAM)、コンパクトディスク(Compact Disc Read-Only Memory、CD-ROM)、磁気テープ、フロッピーディスク及び光データ記憶機器などであってもよい。
【0154】
例示的な実施例において、少なくとも1つのコンピュータ命令が記憶されるコンピュータプログラム又はコンピュータプログラム製品をさらに提供し、当該少なくとも1つのコンピュータ命令は、プロセッサによりロードされかつ実行されると、コンピュータに上記いずれかの仮想オブジェクトの制御方法を実現させる。
【0155】
上記は、本願の例示的な実施例にすぎず、本願を限定するものではなく、本願の原則内で行われるいかなる修正、同等置換及び改善などは、いずれも本願の保護範囲内に含まれるべきである。
【国際調査報告】