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特表2024-509081スタイラス固定検出装置及びインテリジェントインタラクティブタブレット
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-29
(54)【発明の名称】スタイラス固定検出装置及びインテリジェントインタラクティブタブレット
(51)【国際特許分類】
   G06F 1/16 20060101AFI20240221BHJP
   G06F 1/18 20060101ALI20240221BHJP
【FI】
G06F1/16 312V
G06F1/18 E
G06F1/16 312G
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023550264
(86)(22)【出願日】2022-04-20
(85)【翻訳文提出日】2023-08-21
(86)【国際出願番号】 CN2022087796
(87)【国際公開番号】W WO2022233234
(87)【国際公開日】2022-11-10
(31)【優先権主張番号】202110496470.1
(32)【優先日】2021-05-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】515034703
【氏名又は名称】広州視源電子科技股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGZHOU SHIYUAN ELECTRONICS CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.6,4th Yunpu Road,Huangpu District,Guangzhou,Guangdong P.R.CHINA
(71)【出願人】
【識別番号】518298061
【氏名又は名称】▲広▼州▲視▼▲叡▼▲電▼子科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】GUANGZHOU SHIRUI ELECTRONICS CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】No.192,Kezhu Road,Science Park Guangzhou,Guang Dong,China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】▲盧▼ ▲ゆ▼程
(57)【要約】
【課題】スタイラス固定検出装置及びインテリジェントインタラクティブタブレットを提供する。
【解決手段】本願は、スタイラス固定検出装置及びインテリジェントインタラクティブタブレットを提供する。本願によって提供されるスタイラス固定検出装置は、第1支持体、スイッチコンポーネント、磁石コンポーネント及び弾性コンポーネントを含み、スイッチコンポーネントは第1支持体に設置され、第1支持体に背く磁石コンポーネントの側は、スタイラスを吸着するために使用され、スイッチコンポーネントはマイクロスイッチを含み、マイクロスイッチはトリガーボタンを含み、トリガーボタンは磁石コンポーネントに面して設置され、磁石コンポーネントはトリガー部を含み、磁石コンポーネントは第1支持体に可動接続され、弾性コンポーネントは磁石コンポーネントと第1支持体の可動接続箇所に設置される。本願のスタイラス固定検出装置は、スタイラスの状態を安定して効果的に検出できる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1支持体、スイッチコンポーネント、磁石コンポーネント及び弾性コンポーネントを含む、スタイラスの固定検出装置であって、前記スイッチコンポーネントは前記第1支持体に設置され、前記第1支持体に背く前記磁石コンポーネントの側は前記スタイラスを吸着するために使用され、
前記スイッチコンポーネントはマイクロスイッチを含み、前記マイクロスイッチはトリガーボタンを含み、前記マイクロスイッチのトリガーボタンは前記磁石コンポーネントに面して設置され、前記磁石コンポーネントはトリガー部を含み、前記磁石コンポーネントは前記第1支持体に可動接続され、前記弾性コンポーネントは前記磁石コンポーネントと前記第1支持体の可動接続箇所に設置され、
前記固定検出装置が前記スタイラスを検出した場合、前記磁石コンポーネントは前記スタイラスの吸着力の作用で前記第1支持体から離れ、前記トリガー部は前記トリガーボタンに接触せず、
前記固定検出装置が前記スタイラスを検出しない場合、前記弾性コンポーネントは前記磁石コンポーネントを前記第1支持体に貼り合わせる状態にし、かつ前記トリガー部は前記トリガーボタンに接触する、スタイラス固定検出装置。
【請求項2】
前記第1支持体は第1支持体本体及び前記第1支持体本体に接続される第1突起を有し、前記磁石コンポーネントは第2支持体を含み、前記第1突起は前記第2支持体に近い方向へ突出し、
前記第2支持体は第2支持体本体及び第2突起を有し、前記第2突起は前記第1支持体に近い方向へ突出し、前記第1突起は、前記第2突起に可動接続され、
前記弾性コンポーネントは弾性材を含み、前記弾性材の第1端は前記第2突起の末端に当接し、前記弾性材の第2端は前記第1突起の末端に当接し、前記弾性材の弾性力の作用で、前記第1突起の末端は前記第2支持体に近い方向へ移動し、前記第2突起の末端は前記第1支持体に近い方向へ移動し、前記第1支持体1と前記第2支持体とは互いに接近する、請求項1に記載のスタイラス固定検出装置。
【請求項3】
前記第1突起には第1貫通孔が設置され、前記第1貫通孔は前記第1突起を貫通し、
前記第2突起の末端は前記第1貫通孔に通し、前記第2支持体本体に背く前記第1支持体本体の側に延在する、請求項2に記載のスタイラス固定検出装置。
【請求項4】
前記弾性材は前記第2突起の外壁に囲み設けられ、前記第1貫通孔の内壁と前記第2突起の外壁との間には隙間が設けられ、前記弾性材は、前記第2突起の軸の径方向において、前記第1貫通孔の内壁と前記第2突起の外壁との間の隙間に制限される、請求項3に記載のスタイラス固定検出装置。
【請求項5】
前記弾性コンポーネントはさらにストッパを含み、前記ストッパは前記第2突起の末端に設置され、前記ストッパは、ストッパ本体、第1係合部及び第1止め部を含み、
前記第1係合部は前記第2支持体に向かう前記ストッパ本体の端に設置され、前記第1止め部は前記第2支持体に背く前記ストッパ本体の端に設置され、且つ前記第1係合部の第1端は前記ストッパ本体に接続され、前記第1係合部の第2端は前記マイクロスイッチに向かって延在し、前記第2突起には前記第2突起の末端に連通する貫通孔が設けられ、前記貫通孔の内壁には段差面が設けられ、前記第1係合部は前記貫通孔内に伸び、且つ前記第1係合部の第2端は前記段差面に当接し、
前記第2突起の径方向において前記第1止め部の長さは前記第2突起の直径より大きく、前記弾性材の第1端は前記第1係合部に向かう前記第1止め部の側に当接する、請求項3に記載のスタイラス固定検出装置。
【請求項6】
前記第1突起の末端は、内側に突出する第2止め部を有し、前記弾性材の第2端は、前記第2止め部に当接する、請求項5に記載のスタイラス固定検出装置。
【請求項7】
前記第1止め部の径方向のエッジは、前記マイクロスイッチから離れる方向へ突出し、前記弾性材の第1端は、前記第1止め部の径方向のエッジにより囲まれた領域内に当接する、請求項5に記載のスタイラス固定検出装置。
【請求項8】
前記第2突起には、第2貫通孔が設置され、前記第2貫通孔は、前記第1支持体本体に面する前記第2突起の端を貫通し、前記第1突起は、前記第2貫通孔内に伸び、
前記第2貫通孔内には段差部が設けられ、前記弾性材は、前記段差部の端面と前記第1突起の末端の間に当接する、請求項2に記載のスタイラス固定検出装置。
【請求項9】
前記第1突起は、前記第1突起の長さ方向に沿って延在する少なくとも2つの弾性支持柱を含み、前記少なくとも2つの弾性支持柱の間には隙間が設けられ、且つ前記弾性支持柱の末端に当接フランジを有し、前記弾性材は、前記段差部の端面と前記当接フランジとの間に当接する、請求項8に記載のスタイラス固定検出装置。
【請求項10】
前記第1支持体本体に背く前記当接フランジの側には面取りが設けられ、前記第1支持体本体に向かう前記当接フランジの側には当接端面が設けられ、請求項9に記載のスタイラス固定検出装置。
【請求項11】
前記弾性支持柱には摺動部が設けられ、前記摺動部の径方向のサイズは、前記段差部の内部エッジサイズとマッチし、前記第1突起の軸方向において前記摺動部の長さは、前記段差部の厚さと該方向において前記第2支持体の移動ストロークの和より大きい、請求項9に記載のスタイラス固定検出装置。
【請求項12】
前記第2突起には実装溝が設けられ、前記実装溝は、前記弾性材が前記実装溝を通して前記第2貫通孔に出入可能にするように、前記第2貫通孔に連通する、請求項8~11のいずれか一項に記載のスタイラス固定検出装置。
【請求項13】
前記弾性コンポーネントは2つであり、且つ2つの前記弾性コンポーネントは、前記第1支持体の長さ方向に沿って間隔をあけて配置され、請求項2~11のいずれか一項に記載のスタイラス固定検出装置。
【請求項14】
前記第2突起は2つであり、且つ前記第2突起は、前記弾性コンポーネントと対応して設置され、前記トリガー部は前記第2支持体に位置し、前記トリガー部は2つの前記第2突起の間に位置し、前記第1支持体にガイド孔が設けられ、前記トリガー部の端部は、前記ガイド孔を通して前記マイクロスイッチに当接することができる、請求項13に記載のスタイラス固定検出装置。
【請求項15】
掛け部と係合部がそれぞれ前記第1支持体本体の対向の両側に設置され、前記係合部は、電子デバイスのケースに係合するために使用され、前記掛け部は、前記係合部に対向する前記電子デバイスのケースの端に当接するために使用され、且つ前記掛け部の少なくとも一部は、前記電子デバイスのケースの外側に露出する、請求項2~11のいずれか一項に記載のスタイラス固定検出装置。
【請求項16】
前記磁石コンポーネントは、さらに、前記スタイラスに磁性吸着可能な吸着材を含み、
前記マイクロスイッチから離れる前記第2支持体の側には、実装キャビティが設けられ、前記実装キャビティには、前記マイクロスイッチに面するキャビティ頂壁及び前記マイクロスイッチに背くキャビティ底壁が設けられ、前記実装キャビティの長さ方向は、前記磁石コンポーネントの移動方向と直交であり、前記実装キャビティの長さ方向に沿うキャビティ側壁には開口が設けられ、前記吸着材は、開口に通して前記実装キャビティ内に実装される、請求項2~11のいずれか一項に記載のスタイラス固定検出装置。
【請求項17】
前記実装キャビティのキャビティ底壁は、第2係合部を有し、前記第2係合部は、前記吸着材を前記実装キャビティ内に限定するために使用される、請求項16に記載のスタイラス固定検出装置。
【請求項18】
前記スイッチコンポーネントは、さらに、回路基板を含み、前記回路基板は、前記第1支持体に実装され、前記マイクロスイッチは、前記回路基板に接続される、請求項17に記載のスタイラス固定検出装置。
【請求項19】
前記第2支持体に背く前記第1支持体1の側は、2つの第3係合部を有し、2つの前記第3係合部の配置方向は、前記実装キャビティのキャビティ底部の延在方向と一致し、2つの前記第3係合部は、前記回路基板を前記第1支持体内に固定するために使用される、請求項18に記載のスタイラス固定検出装置。
【請求項20】
前記第3係合部は、前記第1支持体の中間部にある、請求項19に記載のスタイラス固定検出装置。
【請求項21】
さらに、第1補強リブと第2補強リブと第3補強リブを含む補強リブを備え、第1補強リブは、前記第1支持体に設置され、前記第2補強リブ及び前記第3補強リブはいずれも前記第2支持体に設置され、
前記第2補強リブ及び前記第3補強リブはいずれもその末端が前記第1支持体へ伸び、前記第2突起は前記第2補強リブと第3補強リブとの間にあり、且つ前記第3補強リブは前記第2支持体の中央に近い前記第2突起の側にあり、
前記第1補強リブの末端は前記第2支持体へ伸び、且つ前記第1補強リブは前記第2突起に背く前記第2補強リブの側にある、請求項2~11のいずれか一項に記載のスタイラス固定検出装置。
【請求項22】
さらに、複数の位置決めリブを備え、前記複数の位置決めリブは、前記第1支持体に設置され、且つ前記複数の位置決めリブは、前記第1支持体の長さ方向において、前記回路基板の両側に配置され、且つ前記位置決めリブの端部は、前記第2支持体から離れる方向へ延在する、請求項18に記載のスタイラス固定検出装置。
【請求項23】
前記回路基板に面する前記位置決めリブの側には、ガイド斜面が設けられ、前記ガイド斜面は、前記位置決めリブの基部から前記位置決めリブの末端まで延在する、請求項22に記載のスタイラス固定検出装置。
【請求項24】
額縁、スタイラス及び請求項1~11のいずれか一項に記載のスタイラス固定検出装置を含むインテリジェントインタラクティブタブレットであって、前記スタイラス固定検出装置は前記額縁の内側に設置され、前記スタイラス固定検出装置の第1支持体は前記額縁に固定接続され、前記額縁の少なくとも一部には実装部が形成され、前記スタイラスは前記実装部に配置される、インテリジェントインタラクティブタブレット。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2021年5月7日に中国特許庁に提出された、出願番号202110496470.1の中国特許出願の優先権を主張し、その内容全体は、参照により本願に組み込まれる。
【0002】
本願は、電子デバイスの技術分野に関し、例えばスタイラス固定検出装置及びインテリジェントインタラクティブタブレットに関する。
【背景技術】
【0003】
商用インテリジェントインタラクティブタブレットや教師や学生向けの電子ブラックボードなどの一部の電子製品では、使用を容易にするために、デバイスの本体側面にすべてスタイラスが設置され、スタイラスは、商用インテリジェントインタラクティブタブレットまたは電子ブラックボードの画面表面に書き込むことができ、それによりユーザーとデバイスの間の書き込みなどのインタラクティブな機能を完了する。
【0004】
また、スタイラスがユーザーにインテリジェントインタラクティブタブレットまたは電子ブラックボードの本体側面から取って戻させる状態をインテリジェントインタラクティブタブレットまたは電子ブラックボードに知覚させて対応する書きまたはその他のインタラクティブ状態に入るように、スタイラスとデバイス本体の間の接続状態を、安定して効果的に検出する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本願は、スタイラス固定検出装置及びインテリジェントインタラクティブタブレットを提供し、スタイラスの状態を安定して効果的に検出できる。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本願は、スタイラス固定検出装置を提供し、第1支持体、スイッチコンポーネント、磁石コンポーネント及び弾性コンポーネントを含むスタイラス固定検出装置であって、スイッチコンポーネントは第1支持体に設置され、第1支持体に背く磁石コンポーネントの側は、スタイラスを吸着するために使用され、スイッチコンポーネントはマイクロスイッチを含み、マイクロスイッチはトリガーボタンを含み、トリガーボタンは磁石コンポーネントに面して設置され、磁石コンポーネントはトリガー部を含み、磁石コンポーネントは第1支持体に可動接続され、弾性コンポーネントは磁石コンポーネントと第1支持体の可動接続箇所に設置され、固定検出装置がスタイラスを検出した場合、磁石コンポーネントはスタイラスの吸着力の作用で第1支持体から離れ、トリガー部はトリガーボタンに接触せず、固定検出装置がスタイラスを検出しない場合、弾性コンポーネントは磁石コンポーネントを第1支持体に貼り合わせる状態にし、トリガー部はトリガーボタンに接触する。
【0007】
したがって、本願によって提供されるスタイラス固定検出装置はスタイラスの状態を安定して効果的に検出できる。
【0008】
本願は、さらに、インテリジェントインタラクティブタブレットを提供し、額縁、スタイラス及び上記スタイラス固定検出装置を含み、スタイラス固定検出装置は額縁の内側に設置され、スタイラス固定検出装置の第1支持体は額縁に固定接続され、額縁の少なくとも一部に実装部が形成され、スタイラスは実装部に配置される。
【発明の効果】
【0009】
本願は、スタイラス固定検出装置及びインテリジェントインタラクティブタブレットを提供し、本願の提供するスタイラス固定検出装置は、第1支持体、スイッチコンポーネント、磁石コンポーネント及び弾性コンポーネントを含むスタイラス固定検出装置であって、スイッチコンポーネントは第1支持体に設置され、第1支持体に背く磁石コンポーネントの側はスタイラスを吸着するために使用され、スイッチコンポーネントはマイクロスイッチを含み、マイクロスイッチはトリガーボタンを含み、トリガーボタンは磁石コンポーネントに面して設置され、磁石コンポーネントはトリガー部を含み、磁石コンポーネントは第1支持体に可動接続され、弾性コンポーネントは磁石コンポーネントと第1支持体の可動接続箇所に設置され、固定検出装置がスタイラスを検出した場合、磁石コンポーネントはスタイラスの吸着力の作用で第1支持体から離れ、トリガー部はトリガーボタンに接触せず、固定検出装置がスタイラスを検出しない場合、弾性コンポーネントは磁石コンポーネントを第1支持体に貼り合わせる状態にし、トリガー部はトリガーボタンに接触する。本願によって提供されるスタイラス固定検出装置はスタイラスの状態を安定して効果的に検出できる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】ディスプレイデバイスの部分構造概略図である。
図2a】本願の実施例によるスタイラス固定検出装置の一例の構造概略図である。
図2b】本願の実施例によるスタイラス固定検出装置の他例の構造概略図である。
図3a図2aのスタイラス固定検出装置の横断面概略図である。
図3b図2bのスタイラス固定検出装置の横断面概略図である。
図4a】本願の実施例による一例のスタイラス固定検出装置の力解析の模式図である。
図4b】本願の実施例による他例のスタイラス固定検出装置の力解析の模式図である。
図5a】本願の実施例によるスタイラス固定検出装置における第1支持体の一例の斜視概略図である。
図5b】本願の実施例によるスタイラス固定検出装置における第1支持体の他例の斜視概略図である。
図6】本願の実施例によるスタイラス固定検出装置における第2支持体の一例の斜視概略図である。
図7】本願の実施例による一例のスタイラス固定検出装置におけるストッパの斜視概略図である。
図8a】本願の実施例によるスタイラス固定検出装置における他例の第1支持体の斜視概略図である。
図8b】本願の実施例によるスタイラス固定検出装置における他例の第1支持体の平面概略図である。
図9a】本願の実施例による他例のスタイラス固定検出装置における第2支持体と弾性材の接続関係概略図である。
図9b】本願の実施例によるスタイラス固定検出装置における他例の第2支持体の斜視概略図である。
図10】本願の実施例によるインテリジェントインタラクティブタブレットの構造概略図である。
図11a】本願の実施例によるインテリジェントインタラクティブタブレットの部分構造概略図である。
図11b図11aのAの部分拡大構造概略図である。
図12a図11aのB-B線における断面図である。
図12b図11aのB-B線における他例の断面図である。
図13a図12aのC部を示す部分拡大構造概略図である。
図13b図12bのD部を示す部分拡大構造概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下本願における図面を参照して、本願の技術的解決手段を明確かつ完全に説明し、明らかに、説明されている実施例は、すべての実施例ではなく、本願の一部の実施例である。
【0012】
本願の実施例に基づいて、創造的な労働をしないという前提の下で、当業者によって得られた他のすべての実施例が本願の保護範囲に属する。非紛争の場合、次の実施例と実施例の特徴を互いに組み合わせることができる。
【0013】
本願の説明において、用語「中央」、「縦方向」、「横方向」、「長さ」、「幅」、「厚さ」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「直交」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」、「時計回り」、「反時計」、「軸方向」、「径方向」、「円周方向」などで示されている方向または位置関係は、図面に基づいて示されている方向または位置関係であり、本願を説明して説明を簡略化するためだけであり、指す装置又は要素には特定の方向を持ち、特定の方向で構築して動作する必要があると指示するか又は暗示せず、したがって本願を限定するものと理解できないことを理解する必要がある。
【0014】
本願において、他の明確な規定と制限がない限り、用語「実装」、「相互接続」、「接続」、「固定」等の用語広く理解する必要があり、例えば、固定接続、分解接続、または統合にすることができ、直接接続することも、中間メディアを介して間接的に接続することもでき、2つのコンポーネント内部の接続も、2つのコンポーネント間の相互作用関係もできる。当業者にとって、特定の状況に応じて、本願における上記の用語の具体的な意味を理解できる。
【0015】
本願の説明において、「第1」、「第2」という用語は、異なるコンポーネントを説明するためにのみ使用され、順序関係、相対的な重要性を指示または暗示するかまたは指示された技術的特徴の数量を暗黙に表示するとして理解することはできないことに注意する。「第1」、「第2」が限定された特徴は、少なくとも1つの該特徴を明示的または暗黙的に含むことができる。
【0016】
商用インテリジェントインタラクティブタブレットや教師や学生向けの電子ブラックボードなどの一部の電子製品では、使用を容易にするために、デバイスの本体側面にすべてスタイラスが設置され、スタイラスは、商業ディスプレイデバイスまたは学習用機械の画面の表面に書き込み、ユーザーとデバイス間の書き込み等のインタラクティブな機能を完成させることができ、スタイラスがユーザーにインテリジェントインタラクティブタブレットまたは電子ブラックボードの本体側面から取って戻させる状態をインテリジェントインタラクティブタブレットまたは電子ブラックボードに知覚させて対応する書きまたはその他のインタラクティブ状態に入るように、スタイラスとデバイス本体の間の接続状態を、安定して効果的に検出する必要がある。
【0017】
図1はディスプレイデバイスの部分構造概略図である。図1に示すように、関連技術における商業ディスプレイデバイスは、額縁10、支持体20、ホールセンサ30、磁石40及びスタイラス50を含み、ここで、支持体20は、額縁10にロックして付けられ、支持体20は、磁気材料から作られ、磁石40は、吸引力によって支持体20に固定され、ホールセンサ30は、支持体20に固定され、且つホールセンサ30はスタイラス50から離れる磁石40の側に位置し、スタイラス50は、磁力によって完成機額縁10上のスタイラス位置決め溝101内に吸着され、ホールセンサ30は、スタイラス50とスタイラス位置決め溝101との間の吸着状態を検出するために使用され、それにより商業ディスプレイデバイスが対応する書き又は他のインタラクティブ状態に入る。
【0018】
ただし、上記構造によりスタイラスとスタイラスの位置決め溝との間の吸着状態を検出すると、次の欠陥がある。第1に、ホールセンサの使用の原理により、ホールセンサはリアルタイムでインストールするときに監視できる外部磁場の正確な値を決定する必要があり、したがって、複数のデバッグを実行する必要があり、これにより、上記の構造の開発の制限につながり、電子デバイスへの加工効率が低下する。第2に、ホールセンサは主に磁場を検出し、外部に同様に磁場が存在する場合、外部磁場はホールセンサの既存の磁場の検出を容易に妨害し、これにより、ホールセンサの信号フィードバックが不正確になる。
【0019】
その結果、本願は、スタイラス固定検出装置及びインテリジェントインタラクティブタブレットを提供し、上記欠陥を克服することができる。
【0020】
以下に図面及び発明を実施するための形態を参照しながら本願を詳しく説明する。
【0021】
図2aは本願の実施例によるスタイラス固定検出装置の一例の構造概略図である。図2bは本願の実施例によるスタイラス固定検出装置の他例の構造概略図である。図3aは、図2aのスタイラス固定検出装置の横断面概略図である。図3bは、図2bのスタイラス固定検出装置の横断面概略図である。
【0022】
本願の実施例は、スタイラス固定検出装置を提供し、該スタイラス固定検出装置は、電子デバイスに設置でき、例えば電子デバイスのケースに埋め込まれ、それによりスタイラス50が電子デバイスのプリセット位置に固定されるか否かを検出する。ここで、電子デバイスは、商業ディスプレイタブレットまたは他のスタイラスに使用する必要があるデバイスであってもよい。
【0023】
図2aから図3bに示すように、スタイラス固定検出装置は、第1支持体1、スイッチコンポーネント2、磁石コンポーネント3及び弾性コンポーネント4等の構成要素を含み、スイッチコンポーネント2は、第1支持体1に設置され、第1支持体1に背く磁石コンポーネント3の側は、スタイラス50を配置して吸着するために使用され、スイッチコンポーネント2はマイクロスイッチ21を含み、マイクロスイッチ21はトリガーボタンを含み、トリガーボタンは磁石コンポーネント3に面して設置され、磁石コンポーネントはトリガー部314を含み、このようにして、マイクロスイッチ21は、トリガーする時に検出信号を送信するために使用でき、磁石コンポーネント3は第1支持体1に可動接続され、弾性コンポーネント4は磁石コンポーネント3と第1支持体1の可動接続箇所に設置され、固定検出装置がスタイラス50を検出した場合、磁石コンポーネント3はスタイラス50吸着力の作用で第1支持体1から離れ、トリガー部314はトリガーボタンと接触せず(この場合にボタン解放状態に対応することができる)、このように、スタイラス検出装置は、スタイラス50が吸着状態であることを検出し、固定検出装置がスタイラス50を検出しない場合、弾性コンポーネント4は磁石コンポーネント3を第1支持体1に貼り合わせる状態にし、かつトリガー部314はトリガーボタンに接触し、それに対応して、スタイラス検出装置は、該スタイラス50が離れ状態であることを検出する。
【0024】
ここで、スタイラス50は吸着状態にある場合、スタイラス50はスタイラス固定検出装置又は電子デバイスに固定され、スタイラス50は離れ状態にある場合、スタイラス50は、電子デバイスから離脱し、この場合にスタイラス50は、書き等の操作を行うことができる。
【0025】
なお、マイクロスイッチ21には、伝動機構と動作リードを有してもよい。具体的には、磁石コンポーネント3がマイクロスイッチ21と当接する場合、磁石コンポーネント3よる力は、伝達機構を介して動作リードに作用し、マイクロスイッチ21の末端の固定接触点と動的接触点をすぐに接続し、磁石コンポーネント3がマイクロスイッチ21から離れる場合、伝達機構が受けた力は消え、動作リード上の力も消え、マイクロスイッチ21の末端の固定接触点と動的接触点をすぐに切断する。ここで、伝動機構は、ボタン、レバー、ローラーホイールなどの構造にすることができ、ここでは、伝動機構に特に制限なし。
【0026】
本願によるいくつかの具体的な実施形態において、磁石コンポーネント3の少なくとも一部の構造は、磁性を有し、スタイラス50に鉄芯が内蔵され、それにより磁石コンポーネント3とスタイラス50との間の相互吸引が可能になり、スタイラス50を配置位置に位置させることができる。
【0027】
いくつかの他の実施形態において、スタイラス50の延在方向と一致する磁石等は、磁性部品としてスタイラス50に内蔵されてもよく、且つ磁石を介して磁石コンポーネント3を磁性吸着する。ここで、磁性部品の種類を制限しない。
【0028】
図4aは、本願の実施例によるスタイラス固定検出装置の力解析の模式図である。図4bは、本願の実施例による他例のスタイラス固定検出装置の力解析の模式図である。
【0029】
なお、磁石コンポーネント3に対するスタイラスによる吸引力はF1であり、磁石コンポーネント3に対するマイクロスイッチ21による圧力はF2であり、磁石コンポーネント3とマイクロスイッチ21の間の摩擦力はF4であり、第1支持体3に対する弾性コンポーネント4による弾性力はF3である。
【0030】
具体的には、本実施例によるスタイラス固定検出装置において、スタイラス50を配置位置に配置する際に、即ち、スタイラス50が磁石コンポーネント3に接近中に、磁石コンポーネント3とスタイラス50との間の相互吸引の作用で、且つこのときF1+F2>F4+2F3のため、磁石コンポーネント3は、第1支持体1から離れる方向へ移動し、したがって、磁石コンポーネント3がマイクロスイッチ21と当接する位置から離れ、スタイラス50を配置位置から取り外す際に、即ち、スタイラス50が磁石コンポーネント3から離れる際に、弾性コンポーネント4の弾性力の作用で、且つこのとき、F1+ F2<F4+2F3、それにより、磁石コンポーネント3と第1支持体1が互いに接近し、磁石コンポーネント3の少なくとも一部がマイクロスイッチ21に当接し、マイクロスイッチ21がトリガーされる。この間に、磁石コンポーネント3がマイクロスイッチ21に対する押付け・離脱を実現し、それにより電気信号の「0」と「1」の間の切り替えを実現し、スタイラス50の使用状態を検出する。
【0031】
図5aは、本願の実施例によるスタイラス固定検出装置における第1支持体の斜視概略図である。図5bは、本願の実施例によるスタイラス固定検出装置における第1支持体の他例の斜視概略図である。図6は、本願の実施例によるスタイラス固定検出装置における第2支持体の斜視概略図である。
【0032】
図3a~図6に示すように、本実施例の具体的な実施形態において、第1支持体1は第1支持体本体11及び第1支持体本体11に接続される第1突起12を有し、磁石コンポーネント3は第2支持体31を含み、第1突起12は第2支持体31に近い方向へ突出し、第2支持体31は第2支持体本体311及び第2突起312を有し、第2突起312は第1支持体1に近い方向へ突出し、第1突起12は第2突起312に可動接続され、弾性コンポーネント4は弾性材41を含み、且つ弾性材41の第1端は第2突起312の末端に当接し、弾性材41の第2端は第1突起12の末端に当接し、弾性材41の弾性力の作用で、第1突起12の末端は第2支持体31に近い方向へ移動し、第2突起312の末端は第1支持体1に近い方向へ移動し、第1支持体1と第2支持体31は互いに接近する。
【0033】
具体的には、スタイラス50を配置位置から取り外す際に、即ち、スタイラス50が磁石コンポーネント3から離れる際に、第2支持体31における一部の構造(例れば第2突起312)が第2支持体31に背く第1支持体1の側に延在している、又は、第1支持体1における一部の構造が第1支持体1に背く第2支持体31の側に延在している、そのため、弾性材41の弾性力の作用で、第2突起312と第1支持体1の対応する部分は対向移動し、第1支持体1と第2支持体31は互いに接近し、それにより第2支持体31の少なくとも一部はマイクロスイッチ21に当接し、スタイラス50の配置位置に位置する状態を検出できる。
【0034】
なお、本実施例によるスタイラス固定検出装置を加工して製造するために、本実施例において、第1支持体1と第2支持体31は、いすれも、成形が容易なプラスチック部品である。
【0035】
弾性材41に対する第1支持体1および第2支持体31の固定方式に応じて、第1支持体1及び第2支持体31の具体的な構造が異なり、弾性材41の具体的な構造も異なる。例として、それぞれ説明する。
【0036】
選択可能な弾性材の実装方式で、第1突起12は第1貫通孔121を含み、第1貫通孔121は第1突起12を貫通しキャビティ13に連通し、第2突起312の末端は第1貫通孔121から第2支持体本体311に背く第1支持体本体11の側に伸びる。
【0037】
このようにして、第1貫通孔121が存在するため、第2支持体31の第2突起312は、第1支持体1の一側から他側に延在でき、この時、弾性材41の両端は、それぞれ第2突起312及び第1支持体1に当接するか又は他の方式で接続される際に、弾性材41の自身の弾性力により、第1支持体1と第2支持体31を互いに接近することができる。
【0038】
この時、第2突起312と第1貫通孔121との間には、環状の隙間が形成されてもよく、選択的に、弾性材41は、第2突起312の外壁に囲み設けられ、且つ軸方向において第1貫通孔121の内壁と第2突起312の外壁の間の隙間にある。
【0039】
いくつかの任意選択の実施形態では、第1支持体本体11は中空のキャビティ13を有し、第1貫通孔121はキャビティ13に連通し、第2突起312はキャビティ13内に伸びてもよい。
【0040】
いくつかの実施例において、弾性材41は、圧縮ばねであってもよい。一般に、圧縮ばねは、圧縮ばねの上端にある物体を中央から上端方向へ押すために使用され、及び圧縮ばねの底部にある物体を中央から底部方向へ押すために使用される。本願では、弾性材41は、弾性材41の第1端にある磁石コンポーネント3を弾性材41の第2端へ押し、及び弾性材41の第2端にある第1支持体1を弾性材41の第1端へ押し、その結果、本願において、磁石コンポーネント3及び第1支持体1の応力方向は、一般の場合における圧縮ばねの両端にある物体の力とは反対方向の力を受けることになる。
【0041】
その結果、本実施例の具体的な実施形態において、磁石コンポーネント3と第1支持体1の応力方向の切り替えを完了するために、磁石コンポーネント3または第1支持体1に制限構造を設置する必要がある。
【0042】
図7は、本願の実施例によるスタイラス固定検出装置におけるストッパの斜視概略図である。
【0043】
図2a、図3a、図4a、図5aから図7に示すように、磁石コンポーネント3と第1支持体1の応力方向の切り替えを完了するために、本実施例の具体的な実施形態において、弾性コンポーネント4はさらにストッパ42を含み、ストッパ42は第2突起312の末端に設置され、ストッパ42は、ストッパ本体421、第1係合部422及び第1止め部423を含み、第1係合部422は、第2支持体31に向かうストッパ本体421の端に設置され、第1止め部423は、第2支持体31に背くストッパ本体421の端に設置され、且つ第1係合部422の第1端は、ストッパ本体421に接続され、第1係合部422の第2端は、マイクロスイッチ21に向かって延在し、第2突起312は、第2突起312の末端に連通する貫通孔3121を有し、貫通孔3121の内壁には段差面31211が設けられ、第1係合部422は、貫通孔3121内に伸び、且つ第1係合部422の第2端は、段差面31211に当接し、第2突起312とストッパ42を係合することにより、弾性材41によって磁石コンポーネント3に生じる力は、磁石コンポーネント3を第1支持体1の一側へ移動させるように促進することができ、それにより磁石コンポーネント3の少なくとも一部は、マイクロスイッチ21に当接することができる。
【0044】
ストッパ42と第2支持体31との間の実装迅速性を向上させるために、本願の実施例において、ストッパ42は、大きな変形量を生じさせることができる塑性部材であってもよい、したがって、ストッパ42と第2ブランチ31の間の迅速な接続だけでなく、ストッパ42と第2支持体31の間の信頼できる接続も実現できる。
【0045】
いくつかの任意選択の実施形態では、ストッパ本体421は、柱状体であり、例えば角柱体又は円柱体であることができ、第1係合部422は、環状板状部品であってもよく、又は間隔をあけて配置された複数の傾斜板4221を含み、第1止め部423は、板状部品であってもよい。
【0046】
本実施例の具体的な実施形態において、ストッパ本体421は四角柱体であり、ストッパ本体421には、その軸方向において複数の第1係合部422が分布され、第1係合部422は、間隔をあけて配置された複数の傾斜板4221を含み、傾斜板は、ストッパ本体421に対応する側壁面に接続され、隣接する傾斜板4221の間に間隔4222が形成され、且つストッパ本体421の軸方向において、隣接する2つの第1係合部422のうち、一方の傾斜板4221と他方の間隔4222は対向して設置され、また、第1止め部423に近く側にある第1係合部422は、段差面31211に当接し、第1止め部423の2つの端面は、いずれもストッパ本体421に背く方向へ突出する。
【0047】
なお、ストッパ本体421、第1係合部422及び第1止め部423は、他の形状の構造であってもよく、ここで、他の実施形態におけるストッパ42の具体的な形状を制限しない。
【0048】
磁石コンポーネント3の少なくとも一部は、マイクロスイッチ21を効果的に押付けして離脱することを確保し、電気信号「0」と「1」との間の切り替えを実現するために、本実施例の具体的な実施形態において、トリガー部314は、第2支持体31に位置し、トリガー部314は、2つの第2突起312の間に位置し、第1支持体にはガイド孔14が設けられ、ガイド孔14は、2つの第1突起12の間に位置し、且つガイド孔14は、第1貫通孔121と互いに連通し、トリガー部314の端部は、ガイド孔14を貫通してマイクロスイッチ21に当接することができる。
【0049】
任意選択の実施形態として、ガイド穴15は四角穴であり、トリガー部314は、円錐台状構造であり、且つトリガー部314の基部から端部までの径方向のサイズは、徐々に小さくなる。
【0050】
弾性材41の軸方向の位置を限定するために、第2突起312の径方向において第1止め部423の長さは、第2突起312の直径より大きく、弾性材41の第1端は、第1係合部422に向かう一第1止め部423の側に当接し、第1突起12の末端は、内側に突出する第2止め部122を有し、弾性材41の第2端は、第2止め部122に当接する。このことから、弾性材41の軸方向位置を限定することができ、弾性材41の安定性を向上させる。
【0051】
さらに、弾性材41の径方向位置を限定するために、任意選択の実施形態として、第1止め部423の径方向のエッジは、マイクロスイッチ21から離れる方向へ突出し、弾性材41の第1端は、第1止め部423の径方向のエッジにより囲まれた領域内に当接する。これにより、さらに弾性材41の安定性を向上させ、弾性材41には軸浮きが発生することを防止することができる。
【0052】
さらに弾性材41の位置を限定するために、本実施例において、貫通孔3121及び第1貫通孔121は、いずれも丸孔であり、且つ貫通孔3121と第1貫通孔121は、同心に設置され、これにより、弾性材41をさらに効果的に制限することができる。
【0053】
図8aは本願の実施例によるスタイラス固定検出装置における他例の第1支持体の斜視概略図である。図8bは本願の実施例によるスタイラス固定検出装置における他例の第1支持体の平面概略図である。図9aは本願の実施例による他例のスタイラス固定検出装置における第2支持体と弾性材の接続関係概略図である。図9bは本願の実施例によるスタイラス固定検出装置における他例の第2支持体の斜視概略図である。
【0054】
図2b、図3b、図4b、図8aから図9bに示すように、別の選択可能な弾性材41の実装方式では、第2突起312には孔又はキャビティ構造が設けられてもよく、第1突起12は第2突起312のキャビティ構造に伸びてもよい。具体的には、第2突起312には第2貫通孔3122が設けられ、第2貫通孔3122は、第1支持体本体11に面する第2突起312の端を貫通し、第1突起12は、第2貫通孔3122内に伸び、第2貫通孔3122内には段差部3123が設置され、弾性材41は、段差部の端面31231と第1突起12の末端の間に当接する。
【0055】
この時、第1支持体1の第1突起12は、第2支持体31の一側から他側に延在でき、即ち、第2支持体31における一部の構造、例えば、段差部3123は、第1支持体本体1111と第1突起12の間に位置する。対応して、前の弾性材41の実装方式と類似して、弾性材41は、段差部3123と第1突起12の末端の間に当接する際に、弾性材41の自身の弾性力により、第1支持体1と第2支持体31を互いに接近することができる。
【0056】
第1突起12は第2貫通孔3122を自由に貫通し、且つ弾性材41との安定的な接続を保持するために、任意選択で、第1突起12は、第1突起12の長さ方向に沿って延在する少なくとも2つの弾性支持柱12aを含み、少なくとも2つの弾性支持柱12aの間には隙間が設けられ、且つ弾性支持柱12aの末端は当接フランジ123を有し、弾性材41は、段差部の端面31231と当接フランジ123の間に当接する。
【0057】
このように、弾性支持柱12aは、第2貫通孔3122を通過する際に、第2貫通孔3122の孔壁又は弾性材41の内部エッジの押圧で内へ押出され、それにより第2貫通孔3122を順調に通過し、第2貫通孔3122を通過した後、弾性支持柱12aは、外へ拡張し、それにより当接フランジ123は弾性材41の端部に確実に当接する。
【0058】
いくつかの具体的な実施形態において、弾性支持柱12aのその径方向に沿う断面グラフの外部輪郭は、半楕円形外周輪郭又は半円形外周輪郭であり、ここで、弾性支持柱12aの、その径方向に沿う断面グラフ形状を具体的に制限しない。
【0059】
選択可能な構造として、第1支持体本体11に背く当接フランジ123の側には、面取り1231が設けられ、第1支持体本体11に向かう当接フランジ123の側には、当接端面1232が設けられる。面取り1231のガイド役割により、弾性支持柱12aは第2貫通孔を通過する際に、弾性材41等の構造と当接して前進できないことを回避でき、同時に、当接フランジ123の当接端面1232も弾性材41を確実に固定し、且つ弾性材41に弾性力を印加することを容易にする。ここで、当接端面1232の方向は、弾性支持柱12aの長さ方向と互いに直交であることを保持することができる。
【0060】
弾性支持柱12aをプリセット方向に沿って移動させるために、任意選択で、弾性支持柱12aには、摺動部124が設けられ、摺動部124の径方向のサイズは、段差部3123の内部エッジサイズとマッチし、第1突起12の軸方向において摺動部124の長さは、段差部3123の厚さと該方向において第2支持体31の移動ストロークの和より大きい。このように、摺動部124は、第2貫通孔3122の形状と相互にマッチすることができ、第2貫通孔3122中の弾性支持柱12aの位置を維持する。同時に、摺動部124は、第1突起12の軸方向の長さが長く、第1支持体1と第2支持体31が相対的に移動する際に構造の干渉や衝突を回避でき、それにより順調な移動を効果的に維持する。
【0061】
対応して、任意選択の実施形態では、第2支持体31に位置決めブロック315を設置してもよく、位置決めブロック315の形状は、複数の弾性支持柱12a間の隙間とマッチしてもよく、それにより第2貫通孔3122とマッチして弾性支持柱12aをさらに位置決めする。
【0062】
本実施例において、弾性支持柱12aは2つであってもよく、且つ2つの弾性支持柱12aは対称的に設置される。このように、2つの弾性支持柱12aは、外部力に押圧されると、互いに接近することができ、それにより第2貫通孔3122を通過することを容易にし、また、弾性支持柱12aの力をより均等にする。なお、弾性支持柱12aは、3個のような他の数量であってもよく、且つ複数の弾性支持柱12aは、力を均等にするために、第2貫通孔3122の軸方向に関して、中心または軸対称に維持される。
【0063】
第2貫通孔3122の孔口部位には、段差部3123が設置され、且つ弾性材41に対する当接や固定効果を確保するために、段差部3123の内部エッジのサイズは、該方向において弾性材41のサイズより小さい。この時、弾性材41の実装を容易にするために、任意選択で、第2突起312には実装溝3123が設けられ、実装溝3123は第2貫通孔3122に連通し、それにより弾性材41が、実装溝3123を通して第2貫通孔3122に出入可能にする。具体的に、実装溝3123は、第2突起312の側壁に設けられる。
【0064】
磁性コンポーネント3の移動中の安定性を確保するために、本実施例において、弾性コンポーネント4は2つであり、且つ2つの弾性コンポーネント4の分布方向は、スタイラス50の延在方向と一致し、第2突起312は2つであり、且つ第2突起312は、弾性コンポーネント4に対応して設置される。具体的には、2つの弾性コンポーネント4及び2つの第2突起312は、それぞれ第2支持体31の中央線に関して軸対称である。
【0065】
スタイラス固定検出装置と電子デバイスの間の接続を容易にするために、任意選択で、第1支持体本体11の対向の両側には掛け部16と係合部17がそれぞれ設置され、係合部17は、電子デバイスのケースに係合するために使用され、掛け部16は、係合部17に対向する電子デバイスのケースの端に当接するために使用され、且つ掛け部16の少なくとも一部の構造は、電子デバイスのケース外側に露出する。
【0066】
いくつかの任意選択の実施形態では、掛け部16は、第1支持体本体11から突出し、且つ掛け部16の延在方向は、第1支持体本体11の長さ方向と一致し、且つ掛け部16には固定孔161が設けられ、掛け部16は、固定孔161に穿設されたねじ締結部品を介して電子デバイスのケースと取り外し可能に接続され、なお、掛け部16と電子デバイスのケースは他の方式で接続されてもよく、ここで、掛け部16と電子デバイスのケースの接続方式を制限しない。
【0067】
さらに、複数の実施例において、係合部17は、延在アーム171及び係合アーム172を含み、延在アーム171は、順に接続された第1延在部1711及び第2延在部1712を含み、第1延在部1711の第1端は、第1支持体本体11に接続され、第1延在部1711の第2端は、第1支持体本体11に背いて逆方向へ延在し、且つ第1延在部1711の延在方向は、第1支持体本体11の高さ方向と一致し、第2延在部1712の第1端は、第1延在部1711の第2端に接続され、第2延在部1712の第2端は、第1支持体本体11の、その長さ方向に沿う側方へ延在し、それにより第1延在部1711と第2延在部1712の間に角を成し、係合アーム172は、第1係合アーム1721及び第2係合アーム1722を含み、第1係合アーム1721及び第2係合アーム1722は、いずれも第2延在部1712に接続され、第1係合アーム1721と第2係合アーム1722は、第1支持体本体11の高さ方向において、平行に分布し、且つ第1係合アーム1721及び第2係合アーム1722の延在方向は、いずれも第1支持体本体11の長さ方向と一致し、第1係合アーム1721と第2係合アーム1722との間には係合溝1723が形成され、電子デバイスのケースは、係合溝1723内に伸びて係合部17と係合することができる。
【0068】
磁石コンポーネント3とスタイラス50との間の磁性吸着を実現するために、本実施例において、磁石コンポーネント3はさらに、スタイラス50と互いに磁性吸着できる吸着材32を含む。任意選択で、吸着材32は、磁石や鉄芯であってもよく、吸着材32は、磁石である場合、スタイラス50には、鉄芯や磁石を内蔵してもよく、吸着材32は、鉄芯である場合、スタイラス50には、磁石を内蔵してもよい。
【0069】
ただし、実際の生産では、1つのスタイラス固定検出装置が1つのディスプレイデバイスに実装されるが、1つのディスプレイデバイスに複数のスタイラス50が装備されている場合があり、即ち、スタイラス50の実際の数量は、スタイラス固定検出装置の数量より遥かに多い場合があり、磁石のコストが高いことを考慮して、本実施例の具体的な実施形態において、吸着材32は、磁石であり、スタイラス50に鉄芯が内蔵される。
【0070】
図2aから図9bに示すように、吸着材32を第2支持体31に実装するために、いくつかの実施例において、マイクロスイッチ21から離れる第2支持体31の側には、実装キャビティ313が設けられ、実装キャビティ313には、マイクロスイッチ21に面するキャビティ頂壁3131及びマイクロスイッチ21に背くキャビティ底壁3132が設けられ、実装キャビティ313の長さ方向は、磁石コンポーネント3の移動方向と互いに直交であり、実装キャビティ313の長さ方向に沿うキャビティ側壁に開口3133が設けられ、吸着材32は、開口3133を通して実装キャビティ313内に実装される。
【0071】
このように、吸着材32を第2支持体31に実装することができ、かつ、第2支持体31の幅方向において吸着材32を実装キャビティ313内に実装でき、このように、支持体31の製造中に、そのキャビティの開口方向が吸着材32の実装方向と一致することを確保でき、第2支持体31の長さ方向に沿ってキャビティを開口することを回避し、さらにキャビティの深さが大きくて第2支持体31が、押出成形の場合に難しいことを回避できる。
【0072】
吸着材32と第2支持体31の確実な接続を実現するために、本実施例において、実装キャビティ313のキャビティ底壁3132には第2係合部31321が設けられ、第2係合部31321は、吸着材32を実装キャビティ313内に限定するために使用される。
【0073】
また、上記実装キャビティ313の開口方向は、第2支持体31の厚さ方向に沿うキャビティ開口に比べて、キャビティ底壁3132の外壁面が主な応力面である場合、上記キャビティ開口方向は、吸着材32の脱出を防止することができ、したがって磁石コンポーネント3の全体の信頼性を向上させることができ、かつ、第2支持体31の厚さ方向に沿ってキャビティを開口する場合、実装便利性を考慮して、この時、第2係合部31321の厚さは大きくなり、このように、吸着材32とスタイラス50に内蔵された鉄芯の距離を大きくなり、さらにスタイラス50に対して吸着材32により生じる吸着力の大きさに影響を与え、それによりスタイラス50を取り外して執筆する時の手触りに影響を与える。
【0074】
本実施例の具体的な実施形態において、マイクロスイッチ21が「0」と「1」との間の電気信号の切り替えを実現するために、本実施例において、スイッチコンポーネント2はさらに、回路基板22を含み、回路基板22は、第1支持体1に実装され、マイクロスイッチ21は、回路基板22に接続され、且つマイクロスイッチ21は、回路基板22に電気的に接続される。
【0075】
回路基板22を第1支持体に実装することを容易にするために、本実施例によるスタイラス固定検出装置はさらに、複数の位置決めリブ5を含み、複数の位置決めリブ5は、キャビティ13内に設置され、且つ複数の位置決めリブ5は、第1支持体1の長さ方向において、回路基板22の両側に分布し、且つ位置決めリブ5の端部は、第2支持体31から離れる方向へ延在する。これにより、回路基板22の実装に対してガイド役割を果たすことができ、それにより回路基板22と第1支持体1との間の迅速な実装を実現する。
【0076】
さらに回路基板22と第1支持体1との間の迅速な実装を実現するために、回路基板22に面する位置決めリブ5の側には、ガイド斜面51が設けられ、ガイド斜面51は、位置決めリブ5の基部から位置決めリブ5の末端まで延在する。このようにして、さらに回路基板22の実装に対してガイド役割を果たし、さらに回路基板22と第1支持体1との間の迅速な実装を実現できる。
【0077】
回路基板22を第1支持体1に確実に実装するために、任意選択の実施形態として、第2支持体31に背く第1支持体1の側には、2つの第3係合部14が設けられ、即ち、第2支持体31に背くキャビティ13の側には、2つの第3係合部14が設けられ、2つの第3係合部14の分布方向は、実装キャビティ313のキャビティ底部の延在方向と一致し、2つの第3係合部14は、回路基板22を第1支持体1内に限定するために使用される。
【0078】
第1支持体1の押出成形を容易にするために、本実施例において、第3係合部14は、第1支持体1の中間部にあり、第1支持体1の成形中のタッチ方向は、その高さに沿う方向であるため、第3係合部14を、第1支持体1の中間部にすることにより、タッチ中に、第3係合部14の孔位置がマイクロスイッチ21の孔位置と重なり合うことを確保することができ、他の第3係合部14の設置位置に比べて、本実施例における第3係合部14の設置位置は、第1支持体1の離型方向が単一であることを確保できるだけでなく、第1支持体1において、追加の孔位置を加工することも回避でき、第1支持体1の完全性を確保し、さらに第1支持体1の信頼性を向上させ、また、第1支持体1を製造する金型をより簡便にすることができ、製造コストを節約する。
【0079】
本実施例によるスタイラス固定検出装置は、使用中に、多くの場合に平置状態であり、即ち、開口3133の向きは、まっすぐ上向きであり、重力役割の影響で、第1支持体1及び第2支持体31の外形に変化が発生することにより、吸着材32がスタイラス50への吸引力に、変化が発生することを防止するために、本実施例によるスタイラス固定検出装置は、さらに、複数の補強リブ6を含み、複数の補強リブ6は、第1補強リブ6a、第2補強リブ6b及び第3補強リブ6cを含み、第1補強リブ6aは、第1支持体1に設置され、第2補強リブ6b及び第3補強リブ6cは、いずれも第2支持体31に設置され、第2補強リブ6b及び第3補強リブ6cは、末端がいずれも第1支持体1へ伸び、第2突起312は、第2補強リブ6bと第3補強リブ6cとの間にあり、且つ第3補強リブ6cは、第2支持体31の中央に近い第2突起312の側にあり、第1補強リブ6aの末端は、第2支持体31へ伸び、且つ第1補強リブ6aは、第2突起312に背く第2補強リブ6bの側にある。このようにして、第1支持体1及び第2支持体31の強度を向上させることができ、吸着材32がスタイラス50に有効な吸引力を生じることを確保する。
【0080】
本願によって提供されるスタイラス固定検出装置は、第1支持体、スイッチコンポーネント、磁石コンポーネント及び弾性コンポーネントを含むスタイラス固定検出装置であって、スイッチコンポーネントは、第1支持体に設置され、第1支持体に背く磁石コンポーネントの側は、スタイラスを吸着するために使用され、スイッチコンポーネントはマイクロスイッチを含み、マイクロスイッチはトリガーボタンを含み、トリガーボタンは磁石コンポーネントに面して設置され、磁石コンポーネントはトリガー部を含み、磁石コンポーネントは第1支持体に可動接続され、弾性コンポーネントは磁石コンポーネントと第1支持体の可動接続箇所に設置され、固定検出装置がスタイラスを検出した場合、磁石コンポーネントはスタイラスの吸着力の作用で第1支持体から離れ、トリガー部はトリガーボタンに接触せず、固定検出装置がスタイラスを検出しない場合、弾性コンポーネントは磁石コンポーネントを第1支持体に貼り合わせる状態にし、かつトリガー部はトリガーボタンに接触する。本願により提供されるスタイラス固定検出装置は生産に便利であり、スタイラスの状態を効果的に検出できる。
【0081】
図10は本願の実施例によるインテリジェントインタラクティブタブレットの構造概略図である。図11aは本願の実施例によるインテリジェントインタラクティブタブレットの部分構造概略図である。図11bは図11aのAの部分拡大構造概略図である。図12aは図11aのB-B線における断面図である。図12bは図11aのB-B線における他例の断面図である。図13aは図12aのC部を示す部分拡大構造概略図である。図13bは、図12bのD部を示す部分拡大構造概略図である。
【0082】
図10から図13bに示すように、本願の実施例はさらにインテリジェントインタラクティブタブレットを提供し、額縁10、スタイラス50及び上記スタイラス固定検出装置を含み、スタイラス固定検出装置は、額縁10の内側に設置され、スタイラス固定検出装置の第1支持体1は、額縁10に固定接続され、額縁10の少なくとも一部に実装部60が形成され、スタイラス50は、実装部60に配置される。ここで、スタイラス固定検出装置の具体的な構造、機能及び動作原理等はすでに前述の実施例において、詳しく説明されるため、ここでさらに説明しない。
【0083】
具体的には、本実施例において、実装部60は、磁石コンポーネント3に向かって凹んだ溝状のものである。
【0084】
なお、本実施例による電子デバイスは、さらに、他の電子デバイスを正常に動作させるコンポーネント又はユニットを含む、ここで、説明しない。
【0085】
本願は、インテリジェントインタラクティブタブレットを提供し、額縁、スタイラス及び上記実施例におけるスタイラス固定検出装置を含み、スタイラス固定検出装置は、額縁の内側に設置され、スタイラス固定検出装置の第1支持体は、額縁に固定接続され、額縁の少なくとも一部には実装部が形成され、スタイラスは、実装部に配置され、ここで、スタイラス固定検出装置は、第の支持体、スイッチコンポーネント、磁石コンポーネント及び弾性コンポーネントを含むスタイラス固定検出装置であって、スイッチコンポーネントは、第1支持体に設置され、第1支持体に背く磁石コンポーネントの側は、スタイラスを吸着するために使用され、スイッチコンポーネントはマイクロスイッチを含み、マイクロスイッチはトリガーボタンを含み、トリガーボタンは磁石コンポーネントに面して設置され、磁石コンポーネントはトリガー部を含み、磁石コンポーネントは第1支持体に可動接続され、弾性コンポーネントは磁石コンポーネントと第1支持体の可動接続箇所に設置され、固定検出装置がスタイラスを検出した場合、磁石コンポーネントはスタイラスの吸着力の作用で第1支持体から離れ、トリガー部はトリガーボタンに接触せず、固定検出装置がスタイラスを検出しない場合、弾性コンポーネントは磁石コンポーネントを第1支持体に貼り合わせる状態にし、かつトリガー部はトリガーボタンに接触する。本願の実施例によるスタイラス固定検出装置はスタイラスの状態を安定して効果的に検出できる。
【符号の説明】
【0086】
1 第1支持体
2 スイッチコンポーネント
3 磁石コンポーネント
4 弾性コンポーネント
5 位置決めリブ
6 補強リブ
10 額縁
20 支持体
30 ホールセンサ
40 磁石
50 スタイラス
60 実装部
11 第1支持体本体
12 第1突起
13 キャビティ
14 第3係合部
15 ガイド孔
16 掛け部
17 係合部
21 マイクロスイッチ
22 回路基板
31 第2支持体
32 吸着材
41 弾性材
42 ストッパ
51 ガイド斜面
6a 第1補強リブ
6b 第2補強リブ
6c 第3補強リブ
101 スタイラス位置決め溝
121 第1貫通孔
122 第2止め部
12a 弾性支持柱
123 当接フランジ
124 摺動部
161 固定孔
171 延在アーム
1711 第1延在部
1712 第2延在部
172 係合アーム
1721 第1係合アーム
1722 第2係合アーム
1723 係合溝
311 第2支持体本体
312 第2突起
313 実装キャビティ
314 トリガー部
315 位置決めブロック
421 ストッパ本体
422 第1係合部
423 第1止め部
1231 面取り
3121 貫通孔
3122 第2貫通孔
3131 キャビティ頂壁
3132 キャビティ底壁
3133 開口
4221 傾斜板
4222 間隔
31211 段差面
31231 段差部の端面
31321 第2係合部
図1
図2a
図2b
図3a
図3b
図4a
図4b
図5a
図5b
図6
図7
図8a
図8b
図9a
図9b
図10
図11a
図11b
図12a
図12b
図13a
図13b
【国際調査報告】