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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-29
(54)【発明の名称】コネクタ
(51)【国際特許分類】
   H01R 13/6593 20110101AFI20240221BHJP
   H01R 12/75 20110101ALN20240221BHJP
【FI】
H01R13/6593
H01R12/75
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023552142
(86)(22)【出願日】2022-03-08
(85)【翻訳文提出日】2023-08-25
(86)【国際出願番号】 KR2022003265
(87)【国際公開番号】W WO2022191579
(87)【国際公開日】2022-09-15
(31)【優先権主張番号】10-2021-0032183
(32)【優先日】2021-03-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2021-0188430
(32)【優先日】2021-12-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】509023012
【氏名又は名称】エル エス エムトロン リミテッド
【氏名又は名称原語表記】LS Mtron Ltd.
【住所又は居所原語表記】127, LS-ro, Dongan-gu, Anyang-si, Gyeonggi-do, 14119 Republic of Korea
(74)【代理人】
【識別番号】100120031
【弁理士】
【氏名又は名称】宮嶋 学
(74)【代理人】
【識別番号】100107582
【弁理士】
【氏名又は名称】関根 毅
(74)【代理人】
【識別番号】100217940
【弁理士】
【氏名又は名称】三並 大悟
(72)【発明者】
【氏名】リー、スチャン
【テーマコード(参考)】
5E021
5E223
【Fターム(参考)】
5E021FA03
5E021FA09
5E021FA14
5E021FB02
5E021FB11
5E021FB15
5E021FB17
5E021FC40
5E021LA09
5E021LA15
5E021LA21
5E223AA01
5E223AA11
5E223AC50
5E223BA07
5E223BA12
5E223BA15
5E223BA17
5E223CC09
5E223CD01
5E223DA25
5E223DA33
5E223EA12
5E223EB04
5E223GA08
5E223GA11
5E223GA26
(57)【要約】
本発明はRF(Radio Frequency)信号伝送のための第1RFコンタクト;前記第1RFコンタクトから第1軸方向に沿って離隔して配置された第2RFコンタクト;前記第1RFコンタクトと前記第2RFコンタクトが結合される絶縁部;前記絶縁部に結合されたカバーシェル;前記第1RFコンタクトと電気的に連結される第1同軸ケーブル;前記第1同軸ケーブルから前記第1軸方向に沿って離隔して前記第2RFコンタクトと電気的に連結される第2同軸ケーブル;および前記第1同軸ケーブルが前記第1RFコンタクトに接続され前記第2同軸ケーブルが前記第2RFコンタクトに接続されるように前記第1同軸ケーブルと前記第2同軸ケーブルを前記カバーシェルに結合させる結合部を含むことができる。前記カバーシェルの後方面は前記第1同軸ケーブルと前記第2同軸ケーブルが挿入されるように開放されるように形成され、結合部は前記カバーシェルを通じて接地(Ground)されて前記後方面を遮蔽できるコネクタに関する。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
RF(Radio Frequency)信号伝送のための第1RFコンタクト(2);
前記第1RFコンタクト(2)から第1軸方向(X軸方向)に沿って離隔して配置された第2RFコンタクト(3);
前記第1RFコンタクト(2)と前記第2RFコンタクト(3)が結合される絶縁部(4);前記絶縁部(4)に結合されたカバーシェル(5);
前記第1RFコンタクト(2)と電気的に連結される第1同軸ケーブル(6);
前記第1同軸ケーブル(6)から前記第1軸方向(X軸方向)に沿って離隔して前記第2RFコンタクト(3)と電気的に連結される第2同軸ケーブル(7);および
前記第1同軸ケーブル(6)が前記第1RFコンタクト(2)に接続され前記第2同軸ケーブル(7)が前記第2RFコンタクト(3)に接続されるように前記第1同軸ケーブル(6)と前記第2同軸ケーブル(7)を前記カバーシェル(5)に結合させる結合部(8)を含み、
前記カバーシェル(5)の後方面は前記第1同軸ケーブル(6)と前記第2同軸ケーブル(7)が挿入されるように開放されるように形成され、
前記結合部(8)は前記カバーシェル(5)を通じて接地(Ground)されて前記後方面を遮蔽することを特徴とする、コネクタ。
【請求項2】
前記結合部(8)は前記第1同軸ケーブル(6)が挿入される第1整列孔(82)、前記第2同軸ケーブル(7)が挿入される第2整列孔(83)、および前記第1整列孔(82)と前記第2整列孔(83)が形成された結合本体(81)を含み、
前記結合本体(81)は前記第1整列孔(82)に挿入された第1同軸ケーブル(6)が前記第1RFコンタクト(2)に接続可能な位置に配置されるように前記第1同軸ケーブル(6)を整列することを特徴とする、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項3】
前記第1同軸ケーブル(6)は前記第1RFコンタクト(2)に接続される第1接続ピン(61)、前記第1接続ピンに結合された第1シールド部材(63)を含み、
前記第1シールド部材(63)は前記第1整列孔(82)に挿入されるように前記第1整列孔(82)と同じ直径または前記第1整列孔(82)より小さい直径で形成されたことを特徴とする、請求項2に記載のコネクタ。
【請求項4】
前記結合部(8)は前記第1整列孔(82)に挿入された前記第1シールド部材(63)を前記結合本体(81)に対して固定させるための第1固定部材(84)を含み、
前記第1固定部材(84)は前記結合本体(81)から前記第1整列孔(82)側に突出したことを特徴とする、請求項3に記載のコネクタ。
【請求項5】
前記第1シールド部材(63)は前記結合部(8)を通じて接地(Ground)されて前記第1シールド部材(63)の内部を遮蔽することを特徴とする、請求項3に記載のコネクタ。
【請求項6】
前記結合部(8)は前記第1同軸ケーブル(6)が挿入される第1整列孔(82)、前記第2同軸ケーブル(7)が挿入される第2整列孔(83)、および前記第1整列孔(82)と前記第2整列孔(83)が形成された結合本体(81)を含み、
前記結合本体(81)は前記第1同軸ケーブル(6)と前記第2同軸ケーブル(7)を前記第1軸方向(X軸方向)に沿って離隔させるための離隔部材(813)を含み、
前記離隔部材(813)は前記第1軸方向(X軸方向)を基準として前記第1整列孔(82)と前記第2整列孔(83)の間に配置されたことを特徴とする、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項7】
前記結合部(8)は前記第1軸方向(X軸方向)に垂直な第2軸方向(Y軸方向)を基準として互いに離隔して配置された第1後方遮蔽部材(811)、および第2後方遮蔽部材(812)を含み、
前記第1後方遮蔽部材(811)と前記第2後方遮蔽部材(812)は前記後方面に対する二重遮蔽壁で具現されたことを特徴とする、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項8】
前記結合本体(81)は前記第1軸方向(X軸方向)に垂直な第2軸方向(Y軸方向)を基準として互いに離隔して配置された第1後方遮蔽部材(811)、および第2後方遮蔽部材(812)を含み、
前記第1固定部材(84)は複数個で形成され、
前記第1固定部材(84)のうち一部は前記第1後方遮蔽部材(811)に結合され、前記第1固定部材(84)のうち残りは前記第2後方遮蔽部材(812)に結合されたことを特徴とする、請求項4に記載のコネクタ。
【請求項9】
前記カバーシェル(5)は前記第1軸方向(X軸方向)を基準として前記第1RFコンタクト(2)と前記第2RFコンタクト(3)の間に配置されて前記第1RFコンタクト(2)と前記第2RFコンタクト(3)の間を遮蔽させる隔壁部(53)を含むことを特徴とする、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項10】
前記結合部(8)は前記隔壁部(53)を通じて接地されて前記後方面を遮蔽することを特徴とする、請求項9に記載のコネクタ。
【請求項11】
カバーシェル(5)は接続検査窓(55)を含み、
前記接続検査窓(55)は前記隔壁部(53)と前記結合部(8)が接続される地点に位置することを特徴とする、請求項10に記載のコネクタ。
【請求項12】
前記結合部(8)は互いに分離可能に結合された第1結合本体(81a)と第2結合本体(81b)を含み、
前記第1結合本体(81a)と前記第2結合本体(81b)は互いに同じ形態で形成されたことを特徴とする、請求項1に記載のコネクタ。
【請求項13】
前記結合部(8)は互いに分離可能に結合された第1結合本体(81a)と第2結合本体(81b)、および前記第1結合本体(81a)と前記第2結合本体(81b)を分離可能に結合させるための組立部材(86)を含み、
前記組立部材(86)は前記第1結合本体(81a)と前記第2結合本体(81b)のうち少なくとも一つに形成された組立突起(861)、および前記組立突起(861)が挿入されるための組立孔(862)を含むことを特徴とする、請求項1に記載のコネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は電気的連結のために電子機器に設置されるコネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
コネクタ(Connector)は電気的連結のために各種電子機器に設けられるものである。例えば、コネクタは携帯電話、コンピュータ、タブレットコンピュータなどのような電子機器に設置されて電子機器内に設置された各種部品を互いに電気的に連結することができる。
【0003】
一般的に電子機器のうちスマートフォン、タブレットPCなどの無線通信機器の内部には、RF(Radio Frequency)信号を伝達するRFコネクタ、カメラなどのデジタル信号を処理する基板対基板コネクタ(Board to Board Connector;以下「基板コネクタ」という)等が備えられる。
【0004】
図1は、従来に基板コネクタを利用した電気的連結方式を示した概念的な斜視図である。
【0005】
図1を参照すると、電子機器(10)に第1モジュール11と第2モジュール12が互いに離隔して配置された場合、従来には軟性回路基板(FPCB、Flexible Printed Circuit Broard)13を通じて電気的に連結された第1基板コネクタ14と第2基板コネクタ15を利用して前記第1モジュール11と前記第2モジュール12を電気的に連結した。
【0006】
前記軟性回路基板13は柔軟性(Flexibility)を有するもので、前記第1モジュール11と前記第2モジュール12が互いに離隔した場合だけでなく、前記第1モジュール11と前記第2モジュール12が互いに異なる方向を向くように配置された場合にも基板コネクタ14、15を利用した電気的連結を可能とする。
【0007】
しかし、前記軟性回路基板13は一般的な印刷回路基板(PCB、Printed Circuit Board)より単価が高いため、互いに離隔したモジュール11、12を電気的に連結するための費用を上昇させる問題がある。また、このような問題は前記第1モジュール11と前記第2モジュール12が互いに離隔した距離が増加するほどさらに深化する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
本発明は前述したような問題点を解決するために案出されたもので、互いに離隔して配置されたモジュールを電気的に連結するための費用を減らすことができるコネクタを提供するためのものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記のような課題を解決するために、本発明は次のような構成を含むことができる。
【0010】
本発明に係るコネクタは、RF(Radio Frequency)信号伝送のための第1RFコンタクト;前記第1RFコンタクトから第1軸方向に沿って離隔して配置された第2RFコンタクト;前記第1RFコンタクトと前記第2RFコンタクトが結合される絶縁部;前記絶縁部に結合されたカバーシェル;前記第1RFコンタクトと電気的に連結される第1同軸ケーブル;前記第1同軸ケーブルから前記第1軸方向に沿って離隔して前記第2RFコンタクトと電気的に連結される第2同軸ケーブル;および前記第1同軸ケーブルが前記第1RFコンタクトに接続され前記第2同軸ケーブルが前記第2RFコンタクトに接続されるように前記第1同軸ケーブルと前記第2同軸ケーブルを前記カバーシェルに結合させる結合部を含むことができる。前記カバーシェルの後方面は前記第1同軸ケーブルと前記第2同軸ケーブルが挿入されるように開放されるように形成され、結合部は前記カバーシェルを通じて接地(Ground)されて前記後方面を遮蔽することができる。
【発明の効果】
【0011】
本発明によると、次のような効果を図ることができる。
【0012】
本発明は、基板コネクタと柔軟性(Flexibility)を有するケーブルを利用して離隔して配置された第1モジュールと第2モジュールを電気的に連結することができるように具現される。したがって、本発明は第1モジュールと第2モジュールが互いに離隔した場合だけでなく、第1モジュールと第2モジュールが互いに異なる方向を向くように配置された場合にも、軟性回路基板より相対的に安い同軸ケーブルを利用して基板コネクタを通じて電気的連結を具現することができる。これに伴い、本発明は互いに離隔して配置された第1モジュールと第2モジュールを電気的に連結するための費用を減らすことができる。
【0013】
本発明は複数個の同軸ケーブルを利用して複数個でRF信号を伝送できるため、制限された空間で複数個の信号を伝送することが要求されるモバイル装置やアンテナ送受信装置のような電子機器に好適に活用され得る。
【0014】
本発明に係るコネクタは、結合部を利用して複数個の同軸ケーブルをカバーシェルに結合させるように具現される。したがって、本発明に係るコネクタは、複数個の同軸ケーブルを複数個のRFコンタクトに接続させる作業の便宜性および容易性を向上させることができる。
【0015】
本発明に係るコネクタは、結合部を利用してカバーシェルの後方面を遮蔽させるように具現される。したがって、本発明に係るコネクタは、同軸ケーブルが挿入されるように開放されたカバーシェルの後方面により遮蔽性能が低下することを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1】従来の基板コネクタを利用した電気的連結方式を示した概念的な斜視図である。
図2】本発明に係るコネクタが相手コネクタに結合される姿を示した概略的な斜視図である。
図3】本発明に係るコネクタが第1モジュールと第2モジュールを連結した姿を示した概略的な側面図である。
図4】本発明に係るコネクタの概略的な斜視図である。
図5】本発明に係るコネクタの概略的な分解斜視図である。
図6】本発明に係るコネクタの概略的な平面図である。
図7】本発明に係るコネクタの概略的な背面図である。
図8】本発明に係るコネクタの内部を示した部分的な平面図である。
図9】本発明に係るコネクタの内部を示した概念的な側面図である。
図10】本発明に係るコネクタにおいて第1同軸ケーブルと第2同軸ケーブルが結合部に結合された姿を説明するための概略的な正面図である。
図11】本発明に係るコネクタにおいて結合部の分解斜視図である。
図12図11のI-I線を基準として示した概略的な側断面図である。
図13】本発明に係るコネクタにおいて結合部の組立斜視図である。
図14図13のII-II線を基準として示した概略的な側断面図である。
図15】本発明に係るコネクタにおいて第1結合本体に対する概略的な平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
以下では、本発明に係るコネクタの実施例を添付された図面を参照して詳細に説明する。一方、図8図15でハッチング(hatching)された部分は断面を意味するものではなく、各構成を区分するために表示したものである。
【0018】
図2および図3を参照すると、本発明に係るコネクタ1は携帯電話、コンピュータ、タブレットコンピュータなどのような電子機器(図示されず)に設置され得る。本発明に係るコネクタ1は電子機器で互いに離隔して配置された複数個のモジュールを電気的に連結するのに使われ得る。例えば、本発明に係るコネクタ1は一側が前記第1モジュール110に結合され、他側が前記第2モジュール120に結合されて互いに離隔して配置された前記第1モジュール110と前記第2モジュール120を電気的に連結することができる。前記モジュールはアンテナ、メインボードなどのように電子機器の通信に利用される部品をなす構成であり得る。例えば、第1モジュール110と第2モジュール120を電気的に連結する場合、前記第1モジュール110はアンテナモジュールであり、前記第2モジュール120はアンテナモジュールを駆動させる駆動モジュールまたはアンテナモジュールと信号を送受信する送受信モジュールであり得る。ここで第1モジュール110と第2モジュール120は互いに異なるモジュールを区分するためのものであって、特定の種類のモジュールを指称するものではないことは本発明の技術分野に属する当業者に自明であろう。
【0019】
図2図5を参照すると、本発明に係るコネクタ1は第1RFコンタクト2、第2RFコンタクト3、絶縁部4、カバーシェル5、第1同軸ケーブル6、および第2同軸ケーブル7を含むことができる。
【0020】
前記第1RFコンタクト2と第2RFコンタクト3は、RF(Radio Frequency)信号伝送のためのものである。前記第2RFコンタクト3は前記第1RFコンタクト2から第1軸方向(X軸方向)に沿って離隔して配置されたものである。
【0021】
前記絶縁部4は前記第1RFコンタクト2と前記第2RFコンタクト3が結合されるものである。前記絶縁部4は前記カバーシェル5に結合され得る。前記第1RFコンタクト2と前記第2RFコンタクト3は前記絶縁部4により支持された状態で第1モジュール110の第1相手コネクタ111が有するRFコンタクトに接続され得る。
【0022】
前記カバーシェル5は前記絶縁部4に結合されたものである。前記カバーシェル5は内部に前記絶縁部4を収容することができる。前記カバーシェル5の後方面は前記第1同軸ケーブル6と前記第2同軸ケーブル7が挿入されるように開放されるように形成され得る。これに伴い、前記第1同軸ケーブル6と前記第2同軸ケーブル7は、前記カバーシェル5の後方面を通じて前記カバーシェル5の内部に挿入されて前記第1RFコンタクト2と前記第2RFコンタクト3に電気的に連結され得る。前記カバーシェル5の後方面は、前記第1軸方向(X軸方向)に垂直な第2軸方向(Y軸方向)を基準として後方(BD矢印方向)を向く面を意味する。前記後方(BD矢印方向)は前記第1RFコンタクト2と前記第2RFコンタクト3から前記第1同軸ケーブル6と前記第2同軸ケーブル7に向かう方向であり得る。
【0023】
前記第1同軸ケーブル6は前記第1RFコンタクト2に電気的に連結されるものである。前記第1同軸ケーブル6は前記第1RFコンタクト2を通じて前記第1モジュール110の第1相手コネクタ111に接続され得る。これに伴い、前記第1同軸ケーブル6は前記第1モジュール110に電気的に連結され得る。前記第1同軸ケーブル6は柔軟性(Flexibility)を利用して前記第1モジュール110に電気的に連結された状態で、前記第1モジュール110から離隔して配置された第2モジュール120に電気的に連結され得る。例えば、図3のように、前記第1同軸ケーブル6は一側が前記第1モジュール110の第1相手コネクタ111に接続された状態で他側が前記第2モジュール120に直接電気的に連結されることによって、前記第1モジュール110と前記第2モジュール120を電気的に連結することができる。前記第1同軸ケーブル6は一側が前記第1モジュール110の第1相手コネクタ111に接続された状態で他側が前記第2モジュール120の第2相手コネクタ(図示されず)に接続されることによって、前記第1モジュール110と前記第2モジュール120を電気的に連結してもよい。これに伴い、第1モジュール110と前記第2モジュール120は前記第1同軸ケーブル6を通じて離隔して配置された状態で電気的に連結され得る。
【0024】
前記第2同軸ケーブル7は前記第2RFコンタクト3に電気的に連結されるものである。前記第2同軸ケーブル7は前記第2RFコンタクト3を通じて前記第1モジュール110の第1相手コネクタ111に接続され得る。これに伴い、前記第2同軸ケーブル7は前記第1モジュール110に電気的に連結され得る。前記第2同軸ケーブル7は柔軟性(Flexibility)を利用して前記第1モジュール110に電気的に連結された状態で、前記第1モジュール110から離隔して配置された第2モジュール120に電気的に連結され得る。例えば、前記第2同軸ケーブル7は一側が前記第1モジュール110の第1相手コネクタ111に接続された状態で他側が前記第2モジュール120に直接電気的に連結されることによって、前記第1モジュール110と前記第2モジュール120を電気的に連結することができる。前記第2同軸ケーブル7は一側が前記第1モジュール110の第1相手コネクタ111に接続された状態で他側が前記第2モジュール120の第2相手コネクタ(図示されず)に接続されることによって、前記第1モジュール110と前記第2モジュール120を電気的に連結してもよい。これに伴い、第1モジュール110と前記第2モジュール120は前記第2同軸ケーブル7を通じて離隔して配置された状態で電気的に連結され得る。
【0025】
したがって、本発明に係るコネクタ1は次のような作用効果を図ることができる。
【0026】
第1に、本発明に係るコネクタ1は柔軟性(Flexibility)を有する前記第1同軸ケーブル6と前記第2同軸ケーブル7を利用して離隔して配置された前記第1モジュール110と前記第2モジュール120を電気的に連結することができるように具現される。したがって、本発明に係るコネクタ1は第1モジュール110と前記第2モジュール120が互いに離隔した場合だけでなく、前記第1モジュール110と前記第2モジュール120が互いに異なる方向を向くように配置された場合にも、軟性回路基板(13、図1に図示される)より相対的に安い前記同軸ケーブル6、7を利用して前記第1基板コネクタ34を通じて電気的連結を具現することができる。これに伴い、本発明に係るコネクタ1は軟性回路基板(13、図1に図示される)を利用した比較例と対比するとき、前記第1モジュール110と前記第2モジュール120を電気的に連結するための費用を減らすことができる。
【0027】
第2に、本発明に係るコネクタ1は前記第1同軸ケーブル6と前記第2同軸ケーブル7を利用して複数個のRF信号を伝送するように具現される。したがって、本発明に係るコネクタ1は一個の同軸ケーブルを利用する比較例に比べて制限された空間で複数個の信号を伝送することが要求されるモバイル装置やアンテナ送受信装置のような電子機器にさらに好適に活用され得る。
【0028】
図4図9を参照すると、本発明に係るコネクタ1は結合部8を含むことができる。
【0029】
前記結合部8は前記第1同軸ケーブル6と前記第2同軸ケーブル7を前記カバーシェル5に結合させるものである。前記結合部8は前記第1同軸ケーブル6が前記第1RFコンタクト2に接続されるように前記第1同軸ケーブル6を前記カバーシェル5に結合させ、前記第2同軸ケーブル7が前記第2RFコンタクト3に接続されるように前記第2同軸ケーブル7を前記カバーシェル5に結合させることができる。前記結合部8は前記第1同軸ケーブル6と前記第2同軸ケーブル7に結合された状態で前記カバーシェル5に結合されることによって、前記第1同軸ケーブル6と前記第2同軸ケーブル7を前記カバーシェル5に結合させることができる。前記結合部8は前記カバーシェル5の後方面を遮るように配置され得る。前記結合部8は前記カバーシェル5を通じて接地(Ground)されて前記カバーシェル5の後方面を遮蔽することができる。これに伴い、本発明に係るコネクタ1は次のような作用効果を図ることができる。
【0030】
第1に、本発明に係るコネクタ1は前記結合部8を利用して前記第1同軸ケーブル6が前記第1RFコンタクト2に接続され、前記第2同軸ケーブル7が前記第2RFコンタクト3に接続されるように前記第1同軸ケーブル6と前記第2同軸ケーブル7を前記カバーシェル5に結合させることができる。これに伴い、本発明に係るコネクタ1は複数個の同軸ケーブルを複数個のRFコンタクトに接続させる作業の便宜性および容易性を向上させることができる。
【0031】
第2に、本発明に係るコネクタ1は前記結合部8を利用して前記カバーシェル5の後方面を遮蔽する。これに伴い、前記カバーシェル5の後方面は前記第1同軸ケーブル6と前記第2同軸ケーブル7が挿入されるための部分を除いた残り部分が前記結合部8により遮蔽されるように具現される。したがって、本発明に係るコネクタ1は前記カバーシェル5の内部で発生した電磁波が前記後方面を通じて外部に放射されることによって周辺に位置した回路部品の信号に干渉されることを防止することができ、その反対に、周辺に位置した回路部品から発生した電磁波が前記後方面を通じて前記カバーシェル5の内部に浸透して前記カバーシェル5の内部で発生するRF信号に干渉されることを防止することができる。したがって、本発明に係るコネクタ1は前記結合部8を通じてEMI(Electro Magnetic Interference)遮蔽性能、EMC(Electro Magnetic Compatibility)性能を向上させるのに寄与することができる。
【0032】
以下では、第1RFコンタクト2、第2RFコンタクト3、絶縁部4、カバーシェル5、第1同軸ケーブル6、第2同軸ケーブル7、および結合部8について、添付された図面を参照して具体的に説明する。
【0033】
図2、および図4図9を参照すると、第1RFコンタクト2と前記第2RFコンタクト3はRF(Radio Frequency)信号伝送のためのものである。前記第1RFコンタクト2と前記第2RFコンタクト3は超高周波RF信号を伝送することができる。前記第1RFコンタクト2と前記第2RFコンタクト3は前記絶縁部4に支持され得る。前記第1RFコンタクト2と前記第2RFコンタクト3は組立工程を通じて前記絶縁部4に結合され得る。前記第1RFコンタクト2と前記第2RFコンタクト3は射出成形を通じて前記絶縁部4と一体に成形されてもよい。
【0034】
前記第1RFコンタクト2と前記第2RFコンタクト3は前記第1軸方向(X軸方向)を基準として互いに離隔して配置され得る。前記第1RFコンタクト2と前記第2RFコンタクト3は、前記第1相手コネクタ111に接続されることによって前記第1モジュール110に電気的に連結され得る。本発明に係るコネクタ1がプラグコネクタで具現された場合、前記第1相手コネクタ111はレセプタクルコネクタで具現され得る。本発明に係るコネクタ1がレセプタクルコネクタで具現された場合、前記第1相手コネクタ111はプラグコネクタで具現され得る。
【0035】
前記第1RFコンタクト2は前記第1同軸ケーブル6に電気的に連結されるものである。前記第1同軸ケーブル6は前記カバーシェル5の後方面を通じて前記カバーシェル5の内部に挿入されて前記第1RFコンタクト2に電気的に連結され得る。前記第1RFコンタクト2は前記第1相手コネクタ111が有するRFコンタクトに接続され得る。これに伴い、前記第1同軸ケーブル6は前記第1RFコンタクト2を通じて前記第1相手コネクタ111に接続され得る。前記第1RFコンタクト2は前記カバーシェル5に形成された接続孔(54、図7に図示される)を通じて前記第1相手コネクタ111に接続され得る。前記第1RFコンタクト2は少なくとも一部が前記絶縁部4が有する第1RF突起41上に位置するように前記絶縁部4に結合され得る。前記第1RF突起41は前記接続孔54を通じて前記カバーシェル5から外部に突出したものである。これに伴い、前記第1RF突起41が前記第1相手コネクタ111のRF収容溝(図示されず)に挿入されると、前記第1RFコンタクト2は前記第1相手コネクタ111のRF接続部材と電気的に連結され得る。前記第1RFコンタクト2は導電性(Electrical Conductive)を有する材質で形成され得る。例えば、前記第1RFコンタクト2は金属で形成され得る。
【0036】
前記第2RFコンタクト3は前記第2同軸ケーブル7に電気的に連結されるものである。前記第2同軸ケーブル7は前記カバーシェル5の後方面を通じて前記カバーシェル5の内部に挿入されて前記第2RFコンタクト3に電気的に連結され得る。前記第2RFコンタクト3は前記第1相手コネクタ111が有するRFコンタクトに接続され得る。これに伴い、前記第2同軸ケーブル7は前記第2RFコンタクト3を通じて前記第1相手コネクタ111に接続され得る。前記第2RFコンタクト3は前記接続孔54を通じて前記第1相手コネクタ111に接続され得る。前記第2RFコンタクト3は少なくとも一部が前記絶縁部4が有する第2RF突起42上に位置するように前記絶縁部4に結合され得る。前記第2RF突起42は前記接続孔54を通じて前記カバーシェル5から外部に突出したものである。前記第2RF突起42は前記第1RF突起41から前記第1軸方向(X軸方向)に沿って離隔して配置され得る。これに伴い、前記第2RF突起42が前記RF収容溝に挿入されると、前記第2RFコンタクト3は前記第1相手コネクタ111のRF接続部材と電気的に連結され得る。前記第2RFコンタクト3は導電性(Electrical Conductive)を有する材質で形成され得る。例えば、前記第1RFコンタクト2は金属で形成され得る。
【0037】
一方、図2図10には、本発明に係るコネクタ1が2個のRFコンタクト2、3のみを含むものとして図示されているが、これに限定されず、本発明に係るコネクタ1は3個以上のRFコンタクトを含んでもよい。この場合、本発明に係るコネクタ1はRFコンタクトの個数に対応するように同軸ケーブルを具備することができる。例えば、本発明に係るコネクタ1が3個のRFコンタクトを具備した場合、同軸ケーブルも3個を具備することができる。本明細書では本発明に係るコネクタ1が2個のRFコンタクト、すなわち前記第1RFコンタクト2と前記第2RFコンタクト3を含むものを基準として説明する。これから本発明に係るコネクタ1が3個以上のRFコンタクトと同軸ケーブルを具備した実施例を導き出すことは、本発明に属する技術分野の当業者に自明であろう。
【0038】
前記絶縁部4は前記第1RFコンタクト2、および前記第2RFコンタクト3が結合されるものである。前記絶縁部4は絶縁本体40、前記第1RF突起41、前記第2RF突起42、第1ケーブル収容溝43、および第2ケーブル収容溝44を含むことができる。前記絶縁本体40は前記第1RFコンタクト2と前記第2RFコンタクト3を支持するものである。前記第1RFコンタクト2と前記第2RFコンタクト3は前記絶縁本体40に結合されて支持され得る。前記絶縁本体40は前記第1RFコンタクト2と前記第2RFコンタクト3を支持した状態で前記カバーシェル5に結合され得る。前記絶縁本体40は絶縁材質で形成され得る。例えば、前記絶縁本体40はプラスチック、ゴム等で形成され得る。前記絶縁本体40の下面には前記第1RF突起41と前記第2RF突起42が配置され得る。前記接続孔54は前記絶縁本体40の下面で前記第1RF突起41と前記第2RF突起42が配置された領域を外部に露出させることができる。これに伴い、前記第1RF突起41と前記第2RF突起42は前記接続孔54を通じて前記カバーシェル5から外部に突出し得る。
【0039】
前記第1ケーブル収容溝43は前記第1同軸ケーブル6を収容するためのものである。前記第1ケーブル収容溝43は前記絶縁本体40の上面から所定深さの溝(Groove)が形成されて具現され得る。前記第1ケーブル収容溝43には前記第1同軸ケーブル6の一部が収容され得る。前記第1同軸ケーブル6は前記第1ケーブル収容溝43を通じて前記絶縁部4に結合されて前記第1RFコンタクト2に電気的に連結され得る。
【0040】
前記第2ケーブル収容溝44は前記第2同軸ケーブル7を収容するためのものである。前記第2ケーブル収容溝44は前記絶縁本体40の上面から所定深さの溝(Groove)が形成されて具現され得る。前記第2同軸ケーブル7の一部が収容され得る。前記第2同軸ケーブル7は前記第2ケーブル収容溝44を通じて前記絶縁部4に結合されて前記第2RFコンタクト3に電気的に連結され得る。前記第1ケーブル収容溝43と前記第2ケーブル収容溝44は前記第1軸方向(X軸方向)を基準として離隔して配置され得る。
【0041】
前記カバーシェル5は前記絶縁部4に結合されるものである。前記カバーシェル5は内部に前記絶縁部4を収容することができる。これに伴い、前記カバーシェル5は前記絶縁部4をはじめとして前記絶縁部4に結合されたRFコンタクト2、3、および同軸ケーブル6、7を外部から保護することができる。前記カバーシェル5は接地され得る。これに伴い、前記カバーシェル5は前記RFコンタクト2、3と同軸ケーブル6、7に対する信号、電磁波などの遮蔽機能を具現することができる。前記カバーシェル5は前記第1相手コネクタ111の相手接地コンタクト(図示されず)に接続されて接地され得る。前記カバーシェル5は前記第1モジュール11が有する相手接地パターン(図示されず)に接続されて接地され得る。前記カバーシェル5は導電性(Electrical Conductive)を有する材質で形成され得る。例えば、前記カバーシェル5は金属で形成され得る。
【0042】
前記カバーシェル5は接続孔54を含むことができる。前記接続孔54は前記カバーシェル5の一側を貫通して形成され得る。前記接続孔54は前記第1RFコンタクト2と前記第2RFコンタクト3が第1相手コネクタ111のRFコンタクトと接続されるための通路として利用され得る。前記第1RF突起41と前記第2RF突起42は前記接続孔54に配置され得る。これに伴い、前記第1RFコンタクト2で前記第1RF突起41に位置する部分と前記第2RFコンタクト3で前記第2RF突起42に位置する部分は前記接続孔54に配置され得る。したがって、本発明に係るコネクタ1は前記カバーシェル5を利用して前記絶縁部4、RFコンタクト2、3、および同軸ケーブル6、7を外部から保護できながらも、前記接続孔54を通じて前記RFコンタクト2、3が前記第1相手コネクタ111に電気的に連結されるように具現され得る。
【0043】
前記カバーシェル5は第1カバー本体51、および第2カバー本体52を含むことができる。前記第1カバー本体51は前記絶縁部4を囲むものである。前記第1カバー本体51は前記RFコンタクト2、3と前記同軸ケーブル6、7に対する遮蔽機能を具現することができる。このために、前記第1カバー本体51は前方遮蔽部材(511、図6に図示される)、左側遮蔽部材(512、図6に図示される)、右側遮蔽部材(513、図6に図示される)、上側遮蔽部材(514、図6に図示される)、および下側遮蔽部材(515、図7に図示される)を含むことができる。
【0044】
前記前方遮蔽部材511は前記絶縁部4の前方(FD矢印方向)に配置されたものである。前記前方(FD矢印方向)は前記第1軸方向(X軸方向)に垂直な第2軸方向(Y軸方向)に平行な方向を意味する。前記前方(FD矢印方向)は前記同軸ケーブル6、7から前記RFコンタクト2、3に向かう方向であり得る。前記前方遮蔽部材511は接地されることによって前記前方(FD矢印方向)を基準として前記RFコンタクト2、3と前記同軸ケーブル6、7に対する遮蔽機能を具現することができる。
【0045】
前記左側遮蔽部材512は前記絶縁部4の左側(LD矢印方向)に配置されたものである。前記左側(LD矢印方向)は前記第1軸方向(X軸方向)に平行な方向を意味する。前記左側(LD矢印方向)は前記第2同軸ケーブル7から前記第1同軸ケーブル6に向かう方向であり得る。前記左側遮蔽部材512は接地されることによって前記左側(LD矢印方向)を基準として前記RFコンタクト2、3と前記同軸ケーブル6、7に対する遮蔽機能を具現することができる。
【0046】
前記右側遮蔽部材513は前記絶縁部4の右側(RD矢印方向)に配置されたものである。前記右側(RD矢印方向)は前記左側(LD矢印方向)に反対となる方向を意味する。前記右側遮蔽部材513は接地されることによって前記右側(RD矢印方向)を基準として前記RFコンタクト2、3と前記同軸ケーブル6、7に対する遮蔽機能を具現することができる。
【0047】
前記上側遮蔽部材514は前記絶縁部4の上方(UD矢印方向)に配置された面を意味する。前記上方(UD矢印方向)は前記第1軸方向(X軸方向)と前記第2軸方向(Y軸方向)に垂直な第3軸方向(Z軸方向)に平行な方向を意味する。前記上側遮蔽部材514は接地されることによって前記上方(UD矢印方向)を基準としてRFコンタクト2、3と前記同軸ケーブル6、7に対する遮蔽機能を具現することができる。
【0048】
前記下側遮蔽部材515は前記絶縁部4下方(DD矢印方向)に配置されたものである。前記下方(DD矢印方向)は前記上方(UD矢印方向)に反対となる方向を意味する。前記下側遮蔽部材515には前記接続孔54が形成され得る。前記接続孔54は前記下側遮蔽部材515を貫通して形成され得る。前記下側遮蔽部材515は接地されることによって前記下方(DD矢印方向)を基準としてRFコンタクト2、3と前記同軸ケーブル6、7に対する遮蔽機能を具現することができる。
【0049】
前記第1カバー本体51は後方面が開放されるように形成され得る。前記カバーシェル5の後方面は前記第2軸方向(Y軸方向)を基準として前方遮蔽部材511に対向するように配置された面を意味する。前記同軸ケーブル6、7は前記カバーシェル5の後方面を通じて前記カバーシェル5の内部に挿入されることによって前記RFコンタクト2、3に電気的に連結され得る。しかし、前記第1カバー本体51の後方面が開放されることにより、前記後方(BD矢印方向)を基準としてRFコンタクト2、3と前記同軸ケーブル6、7に対する遮蔽機能が低下する問題が発生する可能性がある。このような問題を解決するために、本発明に係るコネクタ1は前記結合部8が前記第1カバー本体51の後方面を遮るように配置することによって、前記後方(BD矢印方向)を基準としてRFコンタクト2、3と前記同軸ケーブル6、7に対する遮蔽機能が低下することを防止することができる。
【0050】
前記第2カバー本体52は前記結合部8を収納するためのものである。前記結合部8は前記第2カバー本体52が有する収納溝(521、図5に図示される)に挿入されて前記第2カバー本体52に収納され得る。前記収納溝521は前記絶縁部4の後方(BD矢印方向)に配置され得る。これに伴い、前記結合部8は前記収納溝521に挿入されることによって前記第1カバー本体51の後方面を遮るように配置され得る。
【0051】
前記第2カバー本体52は左側支持部材(522、図7に図示される)、右側支持部材(523、図7に図示される)、および下側支持部材(524、図7に図示される)を含むことができる。
【0052】
前記左側支持部材522は前記収納溝521の左側に配置されるものである。前記左側支持部材522は前記収納溝521に挿入された前記結合部8が前記左側(LD矢印方向)に移動することが制限されるように前記結合部8を支持することができる。
【0053】
前記右側支持部材523は前記収納溝521の右側に配置されるものである。前記右側支持部材523は前記収納溝521に挿入された前記結合部8が右側(RD矢印方向)に移動することが制限されるように前記結合部8を支持することができる。
【0054】
前記下側支持部材524は前記収納溝521の下側に配置されるものである。前記下側支持部材524は前記収納溝521に挿入された前記結合部8が下方(DD矢印方向)に移動することが制限されるように前記結合部8を支持することができる。
【0055】
前記第1カバー本体51は前記結合部8が上方(UD矢印方向)に移動することを制限することができる。このために、前記上側遮蔽部材514は前記収納溝521の上側に配置され得る。前記上側遮蔽部材514は前記収納溝521が挿入された前記結合部8が前記上方(UD矢印方向)に移動することが制限されるように前記結合部8を支持することができる。
【0056】
前記第1カバー本体51と前記第2カバー本体52は分離可能に結合され得る。これに伴い、本発明に係るコネクタ1は前記カバーシェル5の内部に前記絶縁部4、前記結合部8等を挿入する作業の容易性を向上させることができる。
【0057】
図4図10を参照すると、前記第1同軸ケーブル6は前記第1モジュール110と前記第2モジュール120を電気的に連結するためのものである。前記第1モジュール110と前記第2モジュール120は前記第1同軸ケーブル6を通じて離隔した状態でも電気的に連結され得る。前記第1同軸ケーブル6は一側が前記第1モジュール110に電気的に連結され、他側が前記第2モジュール120に電気的に連結され得る。この場合、前記第1同軸ケーブル6は前記第1RFコンタクト2が前記第1相手コネクタ111のRFコンタクトに接続されることによって前記第1モジュール110に電気的に連結され得る。前記第1同軸ケーブル6は第1接続ピン61、第1内部絶縁部材62、第1シールド部材63、および第1外部絶縁部材64を含むことができる。
【0058】
前記第1接続ピン61は前記第1RFコンタクト2に電気的に連結されるものである。前記第1接続ピン61は前記第1RFコンタクト2に接触して前記第1RFコンタクト2と電気的に連結され得る。
【0059】
前記第1内部絶縁部材62は前記第1接続ピン61に結合されるものである。前記第1内部絶縁部材62は前記第1接続ピン61の外部を囲むように前記第1接続ピン61に結合され得る。前記第1接続ピン61は前記第1内部絶縁部材62から一部が外部に露出するように前記第1内部絶縁部材62に結合され得る。これに伴い、前記第1接続ピン61は前記第1RFコンタクト2と電気的に連結されるために必要な部分を除いた残り部分が前記第1内部絶縁部材62により絶縁されるように具現され得る。前記第1内部絶縁部材62は絶縁材質で形成され得る。例えば、前記第1内部絶縁部材62はゴムで形成され得る。
【0060】
前記第1シールド部材63は前記第1接続ピン61に対する遮蔽機能を遂行するものである。前記第1シールド部材63は前記結合部8を通じて接地されて前記第1接続ピン61に対する遮蔽機能を遂行することができる。これに伴い、前記第1シールド部材63は前記第1接続ピン61から発生した電磁波、RF信号などが外部に放射されることを防止することができる。前記第1シールド部材63は前記第1内部絶縁部材62の外部を囲むように前記第1内部絶縁部材62に結合され得る。前記第1シールド部材63は導電性(Electrical Conductive)材質で形成され得る。例えば、前記第1シールド部材63は金属で形成され得る。前記第1外部絶縁部材64は前記第1シールド部材63に結合されるものである。
【0061】
前記第1外部絶縁部材64は前記第1シールド部材63の外部を囲むように前記第1シールド部材63に結合され得る。前記第1シールド部材63は前記第1外部絶縁部材64から一部が外部に露出するように前記第1外部絶縁部材64に結合され得る。これに伴い、前記第1シールド部材63は前記第1外部絶縁部材64から外部に露出した部分を通じて前記結合部8に接地されることによって前記第1接続ピン61に対する遮蔽機能を遂行することができる。前記第1外部絶縁部材64は絶縁材質で形成され得る。例えば、前記第1外部絶縁部材64はゴムで形成され得る。
【0062】
前記第2同軸ケーブル7は前記第1モジュール110と前記第2モジュール120を電気的に連結するためのものである。前記第1モジュール110と前記第2モジュール120は前記第2同軸ケーブル7を通じて離隔した状態でも電気的に連結され得る。前記第2同軸ケーブル7は一側が前記第1モジュール110に電気的に連結され、他側が前記第2モジュール120に電気的に連結され得る。この場合、前記第2同軸ケーブル7は前記第2RFコンタクト3が前記第1相手コネクタ111のRFコンタクトに接続されることによって前記第1モジュール110に電気的に連結され得る。前記第2同軸ケーブル7は第2接続ピン71、第2内部絶縁部材72、第2シールド部材73、および第2外部絶縁部材74を含むことができる。
【0063】
前記第2接続ピン71は前記第2RFコンタクト3に電気的に連結されるものである。前記第2接続ピン71は前記第2RFコンタクト3に接触して前記第2RFコンタクト3と電気的に連結され得る。
【0064】
前記第2内部絶縁部材72は前記第2接続ピン71に結合されるものである。前記第2内部絶縁部材72は前記第2接続ピン71の外部を囲むように前記第2接続ピン71に結合され得る。前記第2接続ピン71は前記第2内部絶縁部材72から一部が外部に露出するように前記第2内部絶縁部材72に結合され得る。これに伴い、前記第2接続ピン71は前記第2RFコンタクト3と電気的に連結されるために必要な部分を除いた残り部分が前記第2内部絶縁部材72により絶縁されるように具現され得る。前記第2内部絶縁部材72は絶縁材質で形成され得る。例えば、前記第2内部絶縁部材72はゴムで形成され得る。
【0065】
前記第2シールド部材73は前記第2接続ピン71に対する遮蔽機能を遂行するものである。前記第2シールド部材73は前記結合部8を通じて接地されて前記第2接続ピン71に対する遮蔽機能を遂行することができる。これに伴い、前記第2シールド部材73は前記第2接続ピン71から発生した電磁波、RF信号などが外部に放射されることを防止することができる。前記第2シールド部材73は前記第2内部絶縁部材72の外部を囲むように前記第2内部絶縁部材72に結合され得る。前記第2シールド部材73は導電性(Electrical Conductive)材質で形成され得る。例えば、前記第2シールド部材73は金属で形成され得る。前記第2外部絶縁部材74は前記第2シールド部材73に結合されるものである。
【0066】
前記第2外部絶縁部材74は前記第2シールド部材73の外部を囲むように前記第2シールド部材73に結合され得る。前記第2シールド部材73は前記第2外部絶縁部材74から一部が外部に露出するように前記第2外部絶縁部材74に結合され得る。これに伴い、前記第2シールド部材73は前記第2外部絶縁部材74から外部に露出した部分を通じて前記結合部8に接地されることによって前記第2接続ピン71に対する遮蔽機能を遂行することができる。前記第2外部絶縁部材74は絶縁材質で形成され得る。例えば、前記第2外部絶縁部材74はゴムで形成され得る。
【0067】
図5図13を参照すると、前記結合部8は前記第1同軸ケーブル6と前記第2同軸ケーブル7を前記カバーシェル5に結合させるものである。前記第1同軸ケーブル6と前記第2同軸ケーブル7はそれぞれ前記結合部8を通じて前記第1RFコンタクト2と前記第2RFコンタクト3に接続され得る。前記結合部8は前記カバーシェル5を通じて接地(Ground)されて前記カバーシェル5の後方面を遮蔽することができる。前記結合部8は導電性(Electrical Conductive)材質で形成され得る。例えば、前記結合部8は金属で形成され得る。
【0068】
前記結合部8は結合本体81、第1整列孔82、および第2整列孔83を含むことができる。
【0069】
前記結合本体81は前記第1同軸ケーブル6と前記第2同軸ケーブル7が結合されるものである。前記第1同軸ケーブル6と前記第2同軸ケーブル7は前記結合本体81に結合されて前記カバーシェル5に結合され得る。前記結合本体81は前記収納溝521に挿入されて前記第1同軸ケーブル6と前記第2同軸ケーブル7を前記カバーシェル5に結合させることができる。このために、前記結合本体81には前記第1整列孔82と前記第2整列孔83が形成され得る。
【0070】
前記第1整列孔82は前記第1同軸ケーブル6が挿入されるものである。前記第1整列孔82は前記結合本体81を貫通して形成され得る。前記第1同軸ケーブル6は前記第1整列孔82に挿入されて前記結合本体81に結合され得る。前記第2整列孔83は前記第2同軸ケーブル7が挿入されるものである。前記第2整列孔83は前記結合本体81を貫通して形成され得る。前記第2同軸ケーブル7は前記第2整列孔83に挿入されて前記結合本体81に結合され得る。前記結合本体81は前記第1整列孔82に挿入された前記第1同軸ケーブル6が前記第1RFコンタクト2に接続可能な位置に配置されるように前記第1同軸ケーブル6を整列することができる。具体的には、前記第1同軸ケーブル6は前記第1整列孔82に挿入されると、前記第1同軸ケーブル6は前記結合本体81に支持されて前記第1RFコンタクト2に接続可能な位置に配置され得る。すなわち、前記結合本体81は前記第1同軸ケーブル6が前記第1RFコンタクト2に接続されることをガイドすることができる。前記第1RFコンタクト2に接続可能な位置は前記第1同軸ケーブル6の前記第1接続ピン61が前記第1RFコンタクト2と接触する位置を意味する。これに伴い、本発明に係るコネクタ1は前記結合本体81を利用して前記第1同軸ケーブル6を前記第1RFコンタクト2に接続させる作業の容易性を向上させることができる。また、本発明に係るコネクタ1は前記結合本体81で前記第1同軸ケーブル6の位置を固定させることによって前記第1同軸ケーブル6が前記第1RFコンタクト2に接続されるための位置から離脱することを防止することができる。
【0071】
前記第2整列孔83は前記第2同軸ケーブル7が挿入されるものである。前記第2整列孔83は前記結合本体81を貫通して形成され得る。前記第2同軸ケーブル7は前記第2整列孔83に挿入されて前記結合本体81に結合され得る。前記結合本体81は前記第2整列孔83に挿入された前記第2同軸ケーブル7が前記第2RFコンタクト3に接続可能な位置に配置されるように前記第2同軸ケーブル7を整列することができる。具体的には、前記第2同軸ケーブル7は前記第2整列孔83に挿入されると、前記第2同軸ケーブル7は前記結合本体81に支持されて前記第2RFコンタクト3に接続可能な位置に配置され得る。すなわち、前記結合本体81は前記第2同軸ケーブル7が前記第2RFコンタクト3に接続されることをガイドすることができる。前記第2RFコンタクト3に接続可能な位置は前記第2同軸ケーブル7の前記第2接続ピン71が前記第2RFコンタクト3と接触する位置を意味する。これに伴い、本発明に係るコネクタ1は前記結合本体81を利用して前記第2同軸ケーブル7を前記第2RFコンタクト3に接続させる作業の容易性を向上させることができる。また、本発明に係るコネクタ1は前記結合本体81で前記第2同軸ケーブル7の位置を固定させることによって前記第2同軸ケーブル7が前記第2RFコンタクト3に接続されるための位置から離脱することを防止することができる。
【0072】
前記結合本体81は前記第1整列孔82と前記第2整列孔83をすべて含むことができる。これに伴い、本発明に係るコネクタ1は前記結合本体81を利用して前記第1同軸ケーブル6を前記第1RFコンタクト2に接続可能な位置に配置されるように整列することに加え、前記第2同軸ケーブル7を前記第2RFコンタクト3に接続可能な位置に配置されるように整列することができる。したがって、本発明に係るコネクタ1は前記第1同軸ケーブル6と前記第2同軸ケーブル7を整列させる作業の容易性をさらに向上させることができる。
【0073】
前記第1シールド部材63は前記第1整列孔82に挿入されるように前記第1整列孔82と同じ直径または前記第1整列孔82より小さい直径で形成され得る。例えば、図9のように、前記第1シールド部材63の直径は前記第1整列孔82の直径より小さいように形成されて前記第1シールド部材63が前記第1整列孔82に収容され得る。この場合、前記第1シールド部材63と前記第1結合本体81a、81の間には前記第1整列孔82が配置され得る。これに伴い、本発明に係るコネクタ1は前記第1シールド部材63が前記第1整列孔82に挿入されて前記第1整列孔82に収容されるように具現される。前記結合本体81は前記第1整列孔82に収容された前記第1シールド部材63を囲むように配置され得る。したがって、前記結合本体81は前記第1整列孔82に収容された前記第1シールド部材63を支持することによって前記第1接続ピン61が前記第1RFコンタクト2に接触するようにガイドすることができる。前記第1整列孔82は前記第1シールド部材63の周面に対応する形態で形成され得る。例えば、前記第1シールド部材63の周面が円形で形成された場合、前記第1整列孔82は円形で形成され得る。前記第2シールド部材73は前記第2整列孔83に挿入されるように前記第2整列孔83と同じ直径または前記第2整列孔83より小さい直径で形成され得る。これに伴い、本発明に係るコネクタ1は前記第2シールド部材73が前記第2整列孔83に挿入されて前記第2整列孔83に収容されるように具現される。前記結合本体81は前記第2整列孔83に収容された前記第2シールド部材73を囲むように配置され得る。したがって、前記結合本体81は前記第2整列孔83に収容された前記第2シールド部材73を支持することによって前記第2接続ピン71が前記第2RFコンタクト3に接触するようにガイドすることができる。前記第2整列孔83は前記第2シールド部材73の周面に対応する形態で形成され得る。例えば、前記第2シールド部材73の周面が円形で形成された場合、前記第2整列孔83は円形で形成され得る。
【0074】
図5図10図13を参照すると、前記結合部8は第1固定部材84、および第2固定部材85を含むことができる。一方、図10でハッチング(Hatching)で表示された部分は断面を表現するものではなく、前記第1固定部材84により前記第1整列孔82が遮られる面積および前記第2固定部材85により前記第2整列孔83が遮られる面積を表現するためのものである。
【0075】
前記第1固定部材84は前記第1シールド部材63を前記結合本体81に対して固定させるためのものである。前記第1固定部材84は前記結合本体81から前記第1整列孔82側に突出して形成され得る。図10図13のように、前記第1固定部材84は前記第1整列孔82の一部を直線で形成することによって具現され得る。これに伴い、前記第1固定部材84は前記第1整列孔82の一部を遮るように配置されることによって、前記第1整列孔82に挿入された前記第1シールド部材63と干渉され得る。したがって、前記第1固定部材84は前記第1整列孔82に挿入された前記第1シールド部材63を加圧することによって、前記第1シールド部材63が前記結合本体81に対して固定されるように具現される。
【0076】
前記第1シールド部材63に対する前記第1整列孔82の加圧力は、前記第1固定部材84と前記第1シールド部材63の干渉量によって調節され得る。前記第1固定部材84が前記第1整列孔82から突出した長さが長いほど前記第1固定部材84により前記第1整列孔82が遮られる面積が大きくなるので前記第1固定部材84と前記第1シールド部材63の干渉量が大きくなり、前記第1固定部材84が前記第1整列孔82から突出した長さが短いほど前記第1固定部材84により前記第1整列孔82が遮られる面積が小さくなるので前記第1固定部材84と前記第1シールド部材63の干渉量が小さくなることになる。
【0077】
前記第1固定部材84は複数個で形成され得る。前記第1固定部材84は互いに離隔して前記第1シールド部材63の互いに異なる部分を加圧するように具現され得る。例えば、前記第1固定部材84が2個で形成される場合、前記第1固定部84a、84bのうち第1-1固定部84aは前記第1結合本体81aから前記第1整列孔82側に突出し。前記第1固定部84a、84bのうち第1-2固定部84bは前記第2結合本体81から前記第1整列孔82側に突出し得る。この場合、前記第1固定部84a、84bは前記第3軸方向(Z軸方向)を基準として互いに離隔して前記第1シールド部材63の互いに異なる部分を加圧するように具現され得る。図示されてはいないが、前記第1固定部材84は前記第2軸方向(Y軸方向)を基準としても互いに離隔して前記第1シールド部材63の互いに異なる部分を加圧するように具現され得る。また、前記第1固定部材84は前記第1整列孔82の周りに沿って離隔して配置されることによって前記第1軸方向(X軸方向)を基準としても互いに離隔して前記第1シールド部材63の互いに異なる部分を加圧するように具現されてもよい。前述した通り、前記第1固定部材84が前記結合本体81から前記第1整列孔82側に突出する位置によって、前記第1シールド部材63を前記第1軸方向(X軸方向)、前記第2軸方向(Y軸方向)、および前記第3軸方向(Z軸方向)を基準として互いに異なる位置で加圧できる多様な実施例を導き出すことは本発明の技術分野に属する通常の技術者に自明であろう。
【0078】
これに伴い、本発明に係るコネクタ1は前記第1シールド部材63を前記結合本体81に対してさらに堅固に固定させることができるため、製品の耐久性をさらに向上させることができる。前記第1固定部材84は3個以上で形成されてもよい。この場合、前記第1固定部材84は互いに離隔して前記第1シールド部材63の互いに異なる部分を加圧するように具現され得る。
【0079】
前記第2固定部材85は前記第2シールド部材73を前記結合本体81に対して固定させるためのものである。前記第2固定部材85は前記結合本体81から前記第2整列孔83側に突出して形成され得る。図10図13のように、前記第2固定部材85は前記第2整列孔83の一部を直線で形成することによって具現され得る。これに伴い、前記第2固定部材85は前記第2整列孔83の一部を遮るように配置されることによって、前記第2整列孔83に挿入された前記第2シールド部材73と干渉され得る。したがって、前記第2固定部材85は前記第2整列孔83に挿入された前記第2シールド部材73を加圧することによって、前記第2シールド部材73が前記結合本体81に対して固定されるように具現される。
【0080】
前記第2固定部材85は前記第1軸方向(X軸方向)を基準として前記第1固定部材84に対して前記第1シールド部材63から前記第2シールド部材73に向かう方向に沿って離隔して配置され得る。これに伴い、前記第2固定部材85は前記第1軸方向(X軸方向)を基準として前記第1シールド部材63から離隔して配置された前記第2シールド部材73を固定させることができるように具現される。したがって、本発明に係るコネクタ1は前記結合部8を通じて前記第1シールド部材63と前記第2シールド部材73をすべて固定させるように具現されるので、振動や揺れまたは外部の衝撃などに対する製品の耐久性をさらに向上させることができる。
【0081】
前記第2シールド部材73に対する前記第2整列孔83の加圧力は、前記第2固定部材85と前記第2シールド部材73の干渉量によって調節され得る。前記第2固定部材85が前記第2整列孔83から突出した長さが長いほど前記第2固定部材85により前記第2整列孔83が遮られる面積が大きくなるので前記第2固定部材85と前記第2シールド部材73の干渉量が大きくなり、前記第2固定部材85が前記第2整列孔83から突出した長さが短いほど前記第2固定部材85により前記第2整列孔83が遮られる面積が小さくなるので前記第2固定部材85と前記第2シールド部材73の干渉量が小さくなることになる。
【0082】
前記第2固定部材85は複数個で形成され得る。前記第2固定部材85は互いに離隔して前記第2シールド部材73の互いに異なる部分を加圧するように具現され得る。例えば、前記第2固定部材85が2個で形成される場合、前記第2固定部85a、85bのうち第2-1固定部85aは前記第1結合本体81aから前記第2整列孔83側に突出し、前記第1固定部84a、84bのうち第2-2固定部85bは前記第2結合本体81bから前記第2整列孔83側に突出し得る。この場合、前記第2固定部85a、85bは前記第3軸方向(Z軸方向)を基準として互いに離隔して前記第2シールド部材73の互いに異なる部分を加圧するように具現され得る。図示されてはいないが、前記第2固定部材85は前記第2軸方向(Y軸方向)を基準としても互いに離隔して前記第2シールド部材73の互いに異なる部分を加圧するように具現され得る。また、前記第2固定部材85は前記第2整列孔83の周りに沿って離隔して配置されることによって前記第1軸方向(X軸方向)を基準としても互いに離隔して前記第2シールド部材73の互いに異なる部分を加圧するように具現されてもよい。前述した通り、前記第2固定部材85が前記結合本体81から前記第2整列孔83側に突出する位置によって、前記第2シールド部材73を前記第1軸方向(X軸方向)、前記第2軸方向(Y軸方向)、および前記第3軸方向(Z軸方向)を基準として互いに異なる位置で加圧できる多様な実施例を導き出すことは本発明の技術分野に属する通常の技術者に自明であろう。
【0083】
これに伴い、本発明に係るコネクタ1は前記第2シールド部材73を前記結合本体81に対してさらに堅固に固定させることができるため、製品の耐久性をさらに向上させることができる。前記第2固定部材85は3個以上で形成されてもよい。この場合、前記第2固定部材85は互いに離隔して前記第2シールド部材73の互いに異なる部分を加圧するように具現され得る。
【0084】
前記第1シールド部材63は前記結合部8を通じて接地(Ground)されて前記第1シールド部材63の内部を遮蔽することができる。前記第1シールド部材63の内部にはRF信号伝送に必要な回路部品が配置され得る。例えば、前記第1シールド部材63の内部には前記第1接続ピン61の一部が配置され得る。これに伴い、本発明に係るコネクタ1は前記第1シールド部材63の内部で発生した電磁波が周辺に位置した回路部品の信号に干渉されることを防止することができ、その反対に、周辺に位置した回路部品から発生した電磁波が前記第1シールド部材63の内部を通じて伝送されるRF信号に干渉されることを防止することができる。したがって、本発明に係るコネクタ1は前記結合部8を通じて前記第1同軸ケーブル6に対するEMI(Electro Magnetic Interference)遮蔽性能、EMC(Electro Magnetic Compatibility)性能を向上させるのに寄与することができる。
【0085】
前記第2シールド部材73は前記結合部8を通じて接地されて前記第2シールド部材73の内部を遮蔽することができる。前記結合部8を通じて前記第2シールド部材73の内部を遮蔽する構造は前述した前記第1シールド部材63の内部を遮蔽する構造と概略的に一致するため、これに対する具体的な説明は省略する。
【0086】
前記結合本体81は前記第1同軸ケーブル6と前記第2同軸ケーブル7を前記第1軸方向(X軸方向)に沿って離隔させるための離隔部材813を含むことができる。前記離隔部材813は前記第1軸方向(X軸方向)を基準として前記第1整列孔82と前記第2整列孔83の間に配置され得る。これに伴い、前記第1整列孔82に挿入された前記第1同軸ケーブル6と前記第2整列孔83に挿入された前記第2同軸ケーブル7は前記第1軸方向(X軸方向)を基準として互いに離隔して前記結合本体81に結合され得る。したがって、本発明に係るコネクタ1は前記離隔部材813を利用して前記第1同軸ケーブル6と前記第2同軸ケーブル7が接触することを防止することによって前記第1同軸ケーブル6と前記第2同軸ケーブル7が振動や揺れによって互いにぶつかったり刺されにより損傷乃至破損することを基本的に遮断することができる。
【0087】
前記結合本体81は第1後方遮蔽部材(811、図9に図示される)、および第2後方遮蔽部材(812、図9に図示される)を含むことができる。前記第1後方遮蔽部材811と前記第2後方遮蔽部材812は前記カバーシェル5の後方面を遮蔽するためのものである。前記第1後方遮蔽部材811と前記第2後方遮蔽部材812は前記第2軸方向(Y軸方向)を基準として互いに離隔して配置され得る。例えば、前記第1後方遮蔽部材811は前記第2後方遮蔽部材812の前方(FD矢印方向)に配置され得る。これに伴い、前記第1後方遮蔽部材811と前記第2後方遮蔽部材812は前記カバーシェル5の後方面に対する二重遮蔽壁で具現され得る。したがって、本発明に係るコネクタ1は前記結合部8を利用して前記カバーシェル5の後方面を遮蔽する機能をさらに向上させることができる。
【0088】
前記第1整列孔82は前記第1後方遮蔽部材811と前記第2後方遮蔽部材812を貫通して形成され得る。これに伴い、前記第1同軸ケーブル6は前記第1整列孔82に挿入されることによって前記第1後方遮蔽部材811と前記第2後方遮蔽部材812にそれぞれ結合され得る。前記第2整列孔83は第1後方遮蔽部材811と前記第2後方遮蔽部材812を貫通して形成され得る。これに伴い、前記第2同軸ケーブル7は前記第2整列孔83に挿入されることによって前記第1後方遮蔽部材811と前記第2後方遮蔽部材812にそれぞれ結合され得る。
【0089】
前記第1固定部材84は前記第1後方遮蔽部材811と前記第2後方遮蔽部材812それぞれに結合され得る。これに伴い、本発明に係るコネクタ1は前記第2軸方向(Y軸方向)を基準として前記結合部8を利用して前記第1同軸ケーブル6に対する多重固定構造を具現することができる。具体的には、前記第1固定部材84のうち一部は前記第1後方遮蔽部材811に結合され、前記第1固定部材84のうち残りは前記第2後方遮蔽部材812に結合され得る。例えば、前記第1固定部材84が4個である場合、前記第1固定部材84のうち2個は前記第1後方遮蔽部材811に結合され、前記第1固定部材84のうち残りの2個は前記第2後方遮蔽部材812に結合され得る。これに伴い、本発明に係るコネクタ1は前記第1固定部材84が前記第2軸方向(Y軸方向)に沿って離隔して前記第1シールド部材63を前記結合本体81に固定させることができる。したがって、本発明に係るコネクタ1は前記第2軸方向(Y軸方向)を基準として前記第1同軸ケーブル6に対する多重固定構造を具現することによって、前記第1同軸ケーブル6が前記結合部8に固定される構造の安定性をさらに向上させることができる。
【0090】
前記第2固定部材85は前記第1後方遮蔽部材811と前記第2後方遮蔽部材812にそれぞれ結合され得る。これに伴い、本発明に係るコネクタ1は前記第2軸方向(Y軸方向)を基準として前記結合部8を利用して前記第2同軸ケーブル7に対する多重固定構造を具現することができる。これは前記にて前記第1固定部材84を通じて説明した内容と概略的に一致するため、具体的な説明は省略する。
【0091】
前記カバーシェル5は隔壁部(53、図5に図示される)を含むことができる。
【0092】
前記隔壁部53は前記第1RFコンタクト2と前記第2RFコンタクト3の間を遮蔽させるためのものである。前記隔壁部53は前記第1軸方向(X軸方向)を基準として前記第1RFコンタクト2と前記第2RFコンタクト3の間に配置され得る。前記隔壁部53は前記絶縁本体40に形成された隔壁孔45に挿入されて前記第1RFコンタクト2と前記第2RFコンタクト3の間に配置され得る。前記隔壁孔45は前記絶縁本体40を貫通して形成され得る。前記隔壁部53は接地されて前記第1RFコンタクト2と前記第2RFコンタクト3の間を遮蔽させることができる。これに伴い、本発明に係るコネクタ1は前記第1RFコンタクト2と前記第2RFコンタクト3の間にRF信号が干渉されることを防止することができる。前記隔壁部53は前記下側支持部材524に結合され得る。前記隔壁部53は前記第2軸方向(Y軸方向)に沿って延びるように形成され得る。前記隔壁部53は導電性(Electrical Conductive)を有する材質からなる薄い板で形成され得る。例えば、前記隔壁部53は金属板であり得る。
【0093】
前記隔壁部53は隔壁本体(531、図8に図示される)、および接地コンタクト(532、図7に図示される)を含むことができる。
【0094】
前記隔壁本体531は前記第1RFコンタクト2と前記第2RFコンタクト3の間を遮蔽させるものである。前記隔壁本体531は前記第1RFコンタクト2と前記第2RFコンタクト3の間を遮るように前記第1軸方向(X軸方向)を基準として前記第1RFコンタクト2と前記第2RFコンタクト3の間に配置され得る。前記隔壁本体531を基準として一側には前記第1RFコンタクト2と前記第1同軸ケーブル6が配置され、他側には前記第2RFコンタクト3と前記第2同軸ケーブル7が配置され得る。前記隔壁本体531は前記接地コンタクト532を通じて接地されて遮蔽機能を遂行することができる。
【0095】
前記接地コンタクト532は前記第1相手コネクタ111が有する相手接地コンタクト(図示されず)に接続されるものである。前記接地コンタクト532は前記隔壁本体531に結合され得る。前記接地コンタクト532は前記カバーシェル5の接続孔を通じて前記第1相手コネクタ111の相手接地コンタクトに接続され得る。前記接地コンタクト532は前記第1RF突起41と前記第2RF突起42の間に配置され得る。これに伴い、前記接地コンタクト532は前記第1RF突起41上に位置する第1RFコンタクト2と前記第2RF突起42上に位置する前記第2RFコンタクト3の間を遮蔽することができる。
【0096】
前記結合部8は前記隔壁部53を通じて接地されて前記カバーシェル5の後方面を遮蔽することができる。例えば、図8のように、前記第1後方遮蔽部材811が前記第2後方遮蔽部材812の前方(FD矢印方向)に配置された場合、前記第1後方遮蔽部材811は前記隔壁部53に接続されて接地され得る。具体的には、前記第1後方遮蔽部材811は前記第2軸方向(Y軸方向)を基準として後方(BD矢印方向)に配置された前記隔壁本体531の端部に接続されて接地され得る。これに伴い、前記第1後方遮蔽部材811と前記第2後方遮蔽部材812は前記隔壁本体531を通じて接地されて遮蔽機能を遂行することができる。
【0097】
前記カバーシェル5は接続検査窓55を含むことができる。前記接続検査窓55は前記隔壁部53と前記結合部8が接続されたかどうかを検査するためのものである。前記接続検査窓55は前記第1カバー本体51を貫通して形成され得る。これに伴い、本発明に係るコネクタ1は作業者が前記第1カバー本体51と前記第2カバー本体52を分離せずとも前記接続検査窓55を通じて前記カバーシェル5の内部を見ることができるように具現される。前記接続検査窓55は前記隔壁部53と前記結合部8が接続される地点に位置することができる。これに伴い、作業者は前記第1カバー本体51と前記第2カバー本体52を分離せずとも前記接続検査窓55を通じて前記隔壁部53と前記結合部8が接続されるかどうかを確認することができる。したがって、本発明に係るコネクタ1は前記接続検査窓55を通じて前記隔壁部53と前記結合部8が接続されたかどうかを検査する作業の便宜性および容易性を向上させることができる。
【0098】
図示されてはいないが、前記接続検査窓55は前記第2カバー本体52に形成されてもよい。前記接続検査窓55は複数個で形成され得る。この場合、前記接続検査窓55は前記第1カバー本体51と前記第2カバー本体52の双方に形成され得る。
【0099】
以下では、前記結合本体81が2個のユニットが組み立てられて形成される実施例について、図11図15を参照して詳細に説明する。
【0100】
図11図15を参照すると、前記結合部8は互いに分離可能に結合された第1結合本体81aと前記第2結合本体81b、および前記組立部材86を含むことができる。
【0101】
前記第1結合本体81aは前記結合本体81の一部を構成するものである。前記第1結合本体81aは前記第2結合本体81bと結合されて前記結合本体81を形成することができる。前記第2結合本体81bは前記結合本体81の残りの一部を構成するものである。前記第2結合本体81bは前記第1結合本体81aと結合されて前記結合本体81を形成することができる。これに伴い、本発明に係るコネクタ1は次のような作用効果を図ることができる。
【0102】
第1に、本発明に係るコネクタ1は前記結合本体81を一体型で作る比較例に比べて不良が発生した部分のみ取り替えできるように具現されるため、製造単価を低くすることができる。比較例の場合、前記結合本体81に不良が発生するとすべてを廃棄しなければならない反面、本発明に係るコネクタ1は不良が発生した部分を取り替えればよいためである。
【0103】
第2に、本発明に係るコネクタ1は前記結合本体81に前記第1同軸ケーブル6と前記第2同軸ケーブル7を結合させる作業の容易性を向上させることができる。例えば、比較例の場合、前記結合本体81に形成された第1固定部材84により前記第1同軸ケーブル6を前記第1整列孔82に挿入させる作業が妨害され得るのに反して、本発明に係るコネクタ1は前記第1結合本体81aを前記第1同軸ケーブル6に結合させ、順次前記第2結合本体81bを前記第2同軸ケーブル7に結合させることによって、前記第1固定部材84に妨害されずに前記第1同軸ケーブルを前記第1整列孔82に挿入させることができる。したがって、本発明に係るコネクタ1は比較例に比べて、前記結合本体81に前記第1同軸ケーブル6と前記第2同軸ケーブル7を結合させる作業の容易性を向上させることができる。
【0104】
前記結合部8が前記第1結合本体81aと前記第2結合本体81bを含む場合、前記第1結合本体81aと前記第2結合本体81bは互いに同じ形態で形成され得る。これに伴い、本発明に係るコネクタ1は前記結合本体81を生産するための製造設備を減らすことができるため、前記結合本体81に対する製造単価をさらに低くすることができ、作業者が前記第1結合本体81aと前記第2結合本体81bを区分せずに組み立てることができるため、作業工数を減らし製造便宜性をさらに向上させることができる。この場合、前記第1結合本体81aと前記第2結合本体81bは前記第2軸方向(Y軸方向)を基準として前記第1結合本体81aの一側と他側の中間地点と前記第1軸方向(X軸方向)と前記第2軸方向(Y軸方向)に垂直な第3軸方向(Z軸方向)を基準として前記第1結合本体81aの一側と他側の中間地点に位置する中間点CPを基準として点対称に配置されて互いに結合されるように具現され得る。
【0105】
前記組立部材86は前記第1結合本体81aと前記第2結合本体81bを分離可能に結合させるためのものである。前記組立部材86は前記第1結合本体81aまたは前記第2結合本体81bのうち少なくとも一つに形成された組立突起861、および前記組立突起861が挿入されるための組立孔862を含むことができる。例えば、前記第1結合本体81aに前記組立突起861が形成された場合、前記組立突起861は前記第2結合本体81bに形成された前記組立孔862に挿入されて前記第1結合本体81aと前記第2結合本体81bを結合させることができる。この場合、前記組立孔862に挿入された前記組立突起861が前記組立孔862から分離されると、前記第1結合本体81aと前記第2結合本体81bは再び分離され得る。例えば、前記第2結合本体81bに前記組立突起861が形成された場合、前記組立突起861は前記第1結合本体81aに形成された前記組立孔862に挿入されて前記第1結合本体81aと前記第2結合本体81bを結合させることができる。前記第1結合本体81aと前記第2結合本体81bが同じ形態で形成された場合、前記第1結合本体81aには前記組立突起861と前記組立孔862がすべて形成され得る。この場合、前記第2結合本体81bは前記第1結合本体81aと同じ形態で形成されるため、前記第2結合本体81bにも前記組立突起861と前記組立孔862がすべて形成され得る。これに伴い、前記第1結合本体81aに形成された組立突起861は前記第2結合本体81bに形成された組立孔862に挿入され、前記第2結合本体81bに形成された組立突起861は前記第1結合本体81aに形成された組立孔862に挿入されることによって前記第1結合本体81aと前記第2結合本体81bを結合させることができる。以下では、前記第1結合本体81aと前記第2結合本体81bが同じ形態で形成された実施例を基準として前記第1結合本体81aについて具体的に説明する。これから前記第2結合本体81bを導き出すことは本発明の技術分野に属する当業者に自明であろう。
【0106】
図15を参照すると、前記組立突起861と前記組立孔862は複数個で形成され得る。前記組立突起861、861′、861″は前記第1軸方向(X軸方向)に沿って離隔して配置され得る。前記組立突起861、861′、861″のうち一部は前記第1結合本体81aが有する第1後方遮蔽部材811aに結合され、前記組立突起861、861′、861″のうち残りは前記第1結合本体81aが有する第2後方遮蔽部材812aに結合され得る。前記組立孔862、862′、862″は前記第1軸方向(X軸方向)に沿って離隔して配置され得る。前記組立孔862、862′、862″のうち一部は前記第1結合本体81aが有する第1後方遮蔽部材811aに結合され、前記組立孔862、862′、862″のうち残りは前記第1結合本体81aが有する第2後方遮蔽部材812aに結合され得る。
【0107】
以上で説明した本発明は前述した実施例および添付された図面に限定されるものではなく、本発明の技術的思想を逸脱しない範囲内で多様に置換、変形および変更できることが本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者において明白であろう。
図1
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図5
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【国際調査報告】