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特表2024-509147サイドリンク無線リソースの効率的なシグナリング
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-29
(54)【発明の名称】サイドリンク無線リソースの効率的なシグナリング
(51)【国際特許分類】
   H04W 72/25 20230101AFI20240221BHJP
   H04W 92/18 20090101ALI20240221BHJP
   H04W 72/0446 20230101ALI20240221BHJP
   H04W 72/0453 20230101ALI20240221BHJP
   H04W 72/02 20090101ALI20240221BHJP
【FI】
H04W72/25
H04W92/18
H04W72/0446
H04W72/0453
H04W72/02
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023553193
(86)(22)【出願日】2022-02-16
(85)【翻訳文提出日】2023-10-31
(86)【国際出願番号】 EP2022053768
(87)【国際公開番号】W WO2022184437
(87)【国際公開日】2022-09-09
(31)【優先権主張番号】20215219
(32)【優先日】2021-03-01
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FI
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】515076873
【氏名又は名称】ノキア テクノロジーズ オサケユイチア
(74)【代理人】
【識別番号】100094112
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 讓
(74)【代理人】
【識別番号】100106183
【弁理士】
【氏名又は名称】吉澤 弘司
(74)【代理人】
【識別番号】100114915
【弁理士】
【氏名又は名称】三村 治彦
(74)【代理人】
【識別番号】100125139
【弁理士】
【氏名又は名称】岡部 洋
(74)【代理人】
【識別番号】100209808
【弁理士】
【氏名又は名称】三宅 高志
(72)【発明者】
【氏名】メディナ,ダニエル
(72)【発明者】
【氏名】ジ,リアンハイ
(72)【発明者】
【氏名】パンツナー,ベルトルド
(72)【発明者】
【氏名】キイルリッヒ プラタス,ヌノ マニュエル
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067EE02
5K067EE25
5K067EE61
5K067EE71
(57)【要約】
サイドリンク無線リソースの効率的なシグナリングのための方法が開示される。第1の端末デバイスは、候補無線リソースのセットから無線リソースのサブセットを選択する。第1の端末デバイスは、時間および周波数における候補無線リソースのセットの予め定義された列挙順序に少なくとも部分的に基づいて、無線リソースのサブセットのためのリソースインデックスのセットを決定する。第1の端末デバイスは、少なくともリソースインデックスのセットを示す第1のリソース指示値を決定する。第1の端末デバイスは、第1のリソース指示値を1つまたは複数の第2の端末デバイスに送信する。
【選択図】図9
【特許請求の範囲】
【請求項1】
少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備える装置であって、前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、
候補無線リソースのセットから無線リソースのサブセットを選択するステップと、
時間および周波数における前記候補無線リソースのセットの予め定義された列挙順序に少なくとも部分的に基づいて、前記無線リソースのサブセットのためのリソースインデックスのセットを決定するステップと、
少なくとも前記リソースインデックスのセットを示す第1のリソース指示値を決定するステップと、
前記第1のリソース指示値を1つまたは複数の第2の端末デバイスに送信するステップとを前記装置に実行させ、
前記装置は、第1の端末デバイスに含まれることを特徴とする装置。
【請求項2】
前記第1のリソース指示値は、組み合わせ数システムを使用することによって決定されることを特徴とする請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記第1のリソース指示値は、前記無線リソースのサブセットに関連するリソースサイズをさらに示すことを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
【請求項4】
前記無線リソースのサブセットに関連する複数のリソースサイズを示す第2のリソース指示値を決定するステップと、
前記第2のリソース指示値を前記1つまたは複数の第2の端末デバイスに送信するステップとを前記装置にさらに実行させられることを特徴とする請求項1または2に記載の装置。
【請求項5】
前記1つまたは複数の第2の端末デバイスに、前記無線リソースのサブセットの順列を示す順列インデックスを送信するステップを前記装置にさらに実行させられることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の装置。
【請求項6】
前記リソースインデックスのセットは、前記時間を用いて開始することによって決定されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の装置。
【請求項7】
前記リソースインデックスのセットは、前記周波数を用いて開始することによって決定されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の装置。
【請求項8】
少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備える装置であって、前記少なくとも1つのメモリおよび前記コンピュータプログラムコードは、前記少なくとも1つのプロセッサを用いて、
第1の端末デバイスからリソース指示値を受信するステップであって、前記リソース指示値は、無線リソースのサブセットに関連するリソースインデックスのセットを少なくとも示し、前記リソースインデックスのセット内のリソースインデックスは、時間および周波数における前記無線リソースのサブセットに含まれる無線リソースの位置を示すステップと、
前記リソース指示値に少なくとも部分的に基づいて、候補無線リソースのセットから前記無線リソースのサブセットを決定するステップと、
サイドリンク送信のために前記無線リソースのサブセットから無線リソースを選択するステップとを前記装置に実行させ、
前記装置は、第2の端末に含まれることを特徴とする装置。
【請求項9】
前記リソース指示値は、前記無線リソースのサブセットに関連するリソースサイズをさらに示し、
前記無線リソースのサブセットは、受信された前記リソース指示値に基づき前記リソースサイズを決定することによって少なくとも部分的に決定されることを特徴とする請求項8に記載の装置。
【請求項10】
前記無線リソースのサブセットは、前記リソースインデックスのセットに少なくとも部分的に基づいて、論理スロットオフセットのセットと、前記無線リソースのサブセットに関連する開始サブチャンネルインデックスのセットとを決定することによって少なくとも部分的に基づいて決定されることを特徴とする請求項8または9に記載の装置。
【請求項11】
少なくとも選択された前記無線リソースを使用して前記サイドリンク送信を送信するステップをさらに装置に実行させることを特徴とする請求項8乃至10のいずれか1項に記載の装置。
【請求項12】
第1の端末デバイスによって、候補無線リソースのセットから無線リソースのサブセットを選択するステップと、
前記第1の端末デバイスによって、時間および周波数における前記候補無線リソースのセットの予め定義された列挙順序に少なくとも部分的に基づいて前記無線リソースのサブセットのためのリソースインデックスのセットを決定するステップと、
前記第1の端末デバイスによって、少なくとも前記リソースインデックスのセットを示す第1のリソース指示値を決定するステップと、
前記第1の端末デバイスによって、前記第1のリソース指示値を1つまたは複数の第2の端末デバイスに送信するステップとを備えることを特徴とする方法。
【請求項13】
第2の端末デバイスによって、第1の端末デバイスからリソース指示値を受信するステップであって、前記リソース指示値は、リソースのサブセットに関連する少なくともリソースインデックスのセットを示すステップと、
前記第2の端末デバイスによって、前記リソース指示値に少なくとも部分的に基づいて候補リソースのセットから前記リソースのサブセットを決定するステップと、
前記第2の端末デバイスによって、サイドリンク送信のための前記リソースのサブセットからリソースを選択するステップとを備えることを特徴とする方法。
【請求項14】
少なくとも、
候補無線リソースのセットから無線リソースのサブセットを選択するステップと、
時間および周波数における前記候補無線リソースのセットの予め定義された列挙順序に少なくとも部分的に基づいて、前記無線リソースのサブセットのためのリソースインデックスのセットを決定するステップと、
少なくとも前記リソースインデックスを示す第1のリソース指示値を決定するステップと、
前記第1のリソース指示値を1つまたは複数の第2の端末デバイスに送信するステップとを装置に実行させるための命令を備えるコンピュータプログラムであって、
前記装置は、第1の端末に含まれることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項15】
少なくとも、
第1の端末デバイスからリソース指示値を受信するステップであって、前記リソース指示値は、リソースのサブセットに関連する少なくともリソースインデックスのセットを示すステップと、
前記リソース指示値に少なくとも部分的に基づいて候補リソースのセットから前記リソースのサブセットを決定するステップと、
サイドリンク送信のために前記リソースのサブセットからリソースを選択するステップとを装置に実行させるための命令を備えるコンピュータプログラムであって、
前記装置は、第2の端末デバイスに含まれることを特徴とするコンピュータプログラム。
【請求項16】
少なくとも第1の端末デバイスおよび第2の端末デバイスを備えるシステムであって、
前記第1の端末デバイスは、
候補無線リソースのセットから無線リソースのサブセットを選択し、
時間および周波数における前記候補無線リソースのセットの予め定義された列挙順序に少なくとも部分的に基づいて前記無線リソースのサブセットに対するリソースインデックスのセットを決定し、
少なくとも前記リソースインデックスのセットを示すリソース指示値を決定し、
前記リソース指示値を前記第2の端末デバイスに送信し、
前記第2の端末デバイスは、
前記第1の端末デバイスから前記リソース指示値を受信し、
前記リソース指示値に少なくとも部分的に基づいて前記候補無線リソースのセットから前記無線リソースのサブセットを決定し、
サイドリンク送信のために前記無線リソースのサブセットから無線リソースを選択することを特徴とするシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
以下の実施形態は、ワイヤレス通信に関する。
【背景技術】
【0002】
リソースは限られているので、リソースの使用を最適化することが望ましい。サイドリンク通信、すなわちデバイスツーデバイス(device-to-device)通信では、端末デバイスは、別の端末デバイスと通信するためのリソースのより良好な使用を可能にするために利用され得る。
【発明の概要】
【0003】
様々な例示的な実施形態に求められる保護の範囲は、独立請求項によって示される。独立請求項の範囲に入らない本明細書に記載される例示的な実施形態および特徴は、存在する場合、様々な例示的な実施形態を理解するのに有用な例として解釈されるべきである。
【0004】
一態様によれば、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備える装置が提供され、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、候補無線リソースのセットから無線リソースのサブセットを選択するステップと、時間および周波数における候補無線リソースのセットの予め定義された列挙順序に少なくとも部分的に基づいて、無線リソースのサブセットのためのリソースインデックスのセットを決定するステップと、少なくともリソースインデックスのセットを示す第1のリソース指示値を決定するステップと、第1のリソース指示値を1つまたは複数の第2の端末デバイスに送信するステップとを装置に実行させるように構成され、装置は第1の端末デバイスに含まれる。
【0005】
他の態様によれば、候補無線リソースのセットから無線リソースのサブセットを選択するステップと、時間および周波数における候補無線リソースのセットの予め定義された列挙順序に少なくとも部分的に基づいて、無線リソースのサブセットのためのリソースインデックスのセットを決定するステップと、少なくともリソースインデックスのセットを示す第1のリソース指示値を決定するステップと、第1のリソース指示値を1つまたは複数の第2の端末デバイスに送信するステップとを備える手段を備える装置が提供され、装置は、第1の端末装置において構成されている。
【0006】
他の態様によれば、第1の端末デバイスによって、候補無線リソースのセットから無線リソースのサブセットを選択するステップと、第1の端末デバイスによって、時間および周波数における候補無線リソースのセットの予め定義された列挙順序に少なくとも部分的に基づいて、無線リソースのサブセットのためのリソースインデックスのセットを決定するステップと、第1の端末デバイスによって、少なくともリソースインデックスのセットを示す第1のリソース指示値を決定するステップと、第1の端末デバイスによって、第1のリソース指示値を1つまたは複数の第2の端末デバイスに送信するステップとを備える方法が提供される。
【0007】
他の態様によれば、少なくとも、候補無線リソースのセットから無線リソースのサブセットを選択するステップと、時間および周波数における候補無線リソースのセットの予め定義された列挙順序に少なくとも部分的に基づいて、無線リソースのサブセットのためのリソースインデックスのセットを決定するステップと、少なくともリソースインデックスのセットを示す第1のリソース指示値を決定するステップと、第1のリソース指示値を1つまたは複数の第2の端末デバイスに送信するステップとを装置に実行させるための命令を備えるコンピュータプログラムが提供され、装置は第1の端末デバイスに含まれる。
【0008】
他の態様によれば、少なくとも、候補無線リソースのセットから無線リソースのサブセットを選択するステップと、時間および周波数における候補無線リソースのセットの予め定義された列挙順序に少なくとも部分的に基づいて、無線リソースのサブセットのためのリソースインデックスのセットを決定するステップと、少なくともリソースインデックスのセットを示す第1のリソース指示値を決定するステップと、第1のリソース指示値を1つまたは複数の第2の端末デバイスに送信するステップとを装置に実行させるためのプログラム命令を備えるコンピュータ可読媒体が提供され、装置は第1の端末デバイスに含まれる。
【0009】
他の態様によれば、少なくとも、候補無線リソースのセットから無線リソースのサブセットを選択するステップと、時間および周波数における候補無線リソースのセットの予め定義された列挙順序に少なくとも部分的に基づいて、無線リソースのサブセットのためのリソースインデックスのセットを決定するステップと、少なくともリソースインデックスのセットを示す第1のリソース指示値を決定するステップと、第1のリソース指示値を1つまたは複数の第2の端末デバイスに送信するステップとを装置に実行させるためのプログラム命令を含む非一時的なコンピュータ可読媒体が提供され、装置は第1の端末デバイスに含まれる。
【0010】
一態様によれば、少なくとも1つのプロセッサと、コンピュータプログラムコードを含む少なくとも1つのメモリとを備える装置が提供され、少なくとも1つのメモリおよびコンピュータプログラムコードは、少なくとも1つのプロセッサを用いて、第1の端末デバイスからリソース指示値を受信するステップであって、リソース指示値は、無線リソースのサブセットに関連する少なくともリソースインデックスのセットを示し、リソースインデックスのセット内のリソースインデックスは、時間および周波数における無線リソースのサブセットに含まれる無線リソースの位置を示すステップと、リソース指示値に少なくとも部分的に基づいて候補無線リソースのセットから無線リソースのサブセットを決定するステップと、サイドリンク送信のための無線リソースのサブセットから無線リソースを選択するステップとを装置に実行させるように構成され、装置は第2の端末デバイスに含まれる。
【0011】
他の態様によれば、第1の端末デバイスからリソース指示値を受信するステップであって、リソース指示値が、無線リソースのサブセットに関連付けられた少なくともリソースインデックスのセットを示し、リソースインデックスのセット内のリソースインデックスが、時間および周波数における無線リソースのサブセットに含まれる無線リソースの位置を示すステップと、リソース指示値に少なくとも部分的に基づいて、候補無線リソースのセットから無線リソースのサブセットを決定するステップと、サイドリンク送信のための無線リソースのサブセットから無線リソースを選択するステップとを備える手段を備える装置が提供され、装置は第2の端末デバイスに含まれる。
【0012】
他の態様によれば、第2の端末デバイスによって、第1の端末デバイスからリソース指示値を受信するステップであって、リソース指示値が、リソースのサブセットに関連する少なくともリソースインデックスのセットを示すステップと、第2の端末デバイスによって、リソース指示値に少なくとも部分的に基づいて候補リソースのセットからリソースのサブセットを決定するステップと、第2の端末デバイスによって、サイドリンク送信のためのリソースのサブセットからリソースを選択するステップとを備える方法が提供される。
【0013】
他の態様によれば、少なくとも、第1の端末デバイスからリソース指示値を受信するステップであって、リソース指示値は、無線リソースのサブセットに関連する少なくともリソースインデックスのセットを示し、リソースインデックスのセット内のリソースインデックスは、時間および周波数における無線リソースのサブセットに含まれる無線リソースの位置を示すステップと、リソース指示値に少なくとも部分的に基づいて候補無線リソースのセットから無線リソースのサブセットを決定するステップと、サイドリンク送信のための無線リソースのサブセットから無線リソースを選択するステップとを装置に実行させるための命令を備えるコンピュータプログラムが提供され、装置は第2の端末デバイスに含まれる。
【0014】
他の態様によれば、少なくとも、第1の端末デバイスからリソース指示値を受信するステップであって、リソース指示値は、無線リソースのサブセットに関連する少なくともリソースインデックスのセットを示し、リソースインデックスのセット内のリソースインデックスは、時間および周波数における無線リソースのサブセットに含まれる無線リソースの位置を示すステップと、リソース指示値に少なくとも部分的に基づいて候補無線リソースのセットから無線リソースのサブセットを決定するステップと、サイドリンク送信のための無線リソースのサブセットから無線リソースを選択するステップとを装置に実行させるためのプログラム命令を備えるコンピュータ可読媒体が提供され、装置は第2の端末デバイスに含まれる。
【0015】
他の態様によれば、少なくとも、第1の端末デバイスからリソース指示値を受信するステップであって、リソース指示値は、無線リソースのサブセットに関連する少なくともリソースインデックスのセットを示し、リソースインデックスのセット内のリソースインデックスは、時間および周波数における無線リソースのサブセットに含まれる無線リソースの位置を示すステップと、リソース指示値に少なくとも部分的に基づいて候補無線リソースのセットから無線リソースのサブセットを決定するステップと、サイドリンク送信のための無線リソースのサブセットから無線リソースを選択するステップとを装置に実行させるためのプログラム命令を含む非一時的なコンピュータ可読媒体が提供され、装置は第2の端末デバイスに含まれる。
【0016】
他の態様によれば、少なくとも第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとを備えるシステムが提供される。第1の端末デバイスは、候補無線リソースのセットから無線リソースのサブセットを選択し、時間および周波数における候補無線リソースのセットの予め定義された列挙順序に少なくとも部分的に基づいて、無線リソースのサブセットのためのリソースインデックスのセットを決定し、少なくともリソースインデックスのセットを示すリソース指示値を決定し、リソース指示値を第2の端末デバイスに送信する。第2の端末デバイスは、リソース指示値を第1の端末デバイスから受信し、リソース指示値に少なくとも部分的に基づいて候補無線リソースのセットから無線リソースのサブセットを決定し、サイドリンク送信のための無線リソースのサブセットから無線リソースを選択する。
【0017】
他の態様によれば、少なくとも第1の端末デバイスと第2の端末デバイスとを備えるシステムが提供される。第1の端末デバイスは、候補無線リソースのセットから無線リソースのサブセットを選択するステップと、時間および周波数における候補無線リソースのセットの予め定義された列挙順序に少なくとも部分的に基づいて、無線リソースのサブセットのためのリソースインデックスのセットを決定するステップと、少なくともリソースインデックスのセットを示すリソース指示値を決定するステップと、リソース指示値を第2の端末デバイスに送信するステップとを備える手段を備える。第2の端末デバイスは、リソース指示値を第1の端末デバイスから受信するステップと、リソース指示値に少なくとも部分的に基づいて、候補無線リソースのセットから無線リソースのサブセットを決定するステップと、サイドリンク送信のための無線リソースのサブセットから無線リソースを選択するステップとを備える手段を備える。
【0018】
以下では、添付の図面を参照して様々な例示的な実施形態をより詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1は、セルラー通信ネットワークの例示的な実施形態を示す。
図2図2は、端末デバイス間のサイドリンク無線リソース割り当て調整を示す。
図3図3は、2つの予約無線リソースを示す一例を示す。
図4図4は、例示的な実施形態によるフローチャートを示す。
図5図5は、決定されたリソースサイズを符号化する例を示す。
図6図6は、いくつかの例示的な実施形態によるフローチャートを示す。
図7図7は、いくつかの例示的な実施形態によるフローチャートを示す。
図8図8は、いくつかの例示的な実施形態によるフローチャートを示す。
図9図9は、例示的な実施形態によるシグナリング図を示す。
図10図10は、例示的な実施形態による装置を示す。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下の実施形態は例示である。本明細書は、本文のいくつかの場所において「1つの(an)」、「ある(one)」、または「いくつかの(some)」実施形態に言及し得るが、これは、各言及が同じ実施形態になされること、または特定の特徴が単一の実施形態にのみ適用されることを必ずしも意味しない。異なる実施形態の単一の特徴を組み合わせて他の実施形態を提供することもできる。
【0021】
以下では、例示的な実施形態が適用され得るアクセスアーキテクチャの例として、ロングタームエボリューションアドバンスド(LTE-A:Long Term Evolution Advanced)または新無線(NR:New Radio、5G)に基づく無線アクセスアーキテクチャを使用して、様々な例示的な実施形態を説明するが、例示的な実施形態はそのようなアーキテクチャに限定されない。例えば、いくつかの例示的な実施形態は、PC5エアインターフェースを介したサイドリンク通信および/またはUuインターフェースを介したアップリンク/ダウンリンクに適用され得る。当業者には明らかなように、例示的な実施形態は、パラメータおよび手順を適切に調整することによって適切な手段を有する他の種類の通信ネットワークにも適用され得る。適切なシステムのための他のオプションのいくつかの例は、ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS:Universal Mobile Telecommunications System)無線アクセスネットワーク(UTRANまたはE-UTRAN)、ロングタームエボリューション(LTE、E-UTRAと実質的に同じ)、ワイヤレスローカルエリアネットワーク(WLAN:Wireless Local Area NetworkまたはWi-Fi)、マイクロ波アクセスのためのワールドワイドインターオペラビリティ(WiMAX)、Bluetooth(登録商標)、パーソナルコミュニケーションサービス(PCS:Personal Communications Services)、ZigBee(登録商標)、広帯域符号分割多元接続(WCDMA:Wideband Code Division Multiple Access)、超広帯域(UWB)技術を使用するシステム、センサネットワーク、モバイルアドホックネットワーク(MANET)およびインターネットプロトコルマルチメディアサブシステム(IMS:Internet protocol Multimedia Subsystems)またはそれらの任意の組合せであり得る。
【0022】
図1は、いくつかの要素および機能エンティティを示す簡略化されたシステムアーキテクチャの例を示し、そのすべては論理ユニットであり、その実装形態は示されているものとは異なり得る。図1に示す接続は論理的な接続であり、実際の物理的接続は異なっていてもよい。当業者には明白であるように、システムはまた、図1に示されるもの以外の機能および構造を備えてもよい。
【0023】
しかしながら、例示的な実施形態は、例として与えられたシステムに限定されず、当業者は、必要な特性を備える他の通信システムにこの解決策を適用することができる。
【0024】
図1の例は、例示的な無線アクセスネットワークの一部を示す。
【0025】
図1は、セルを提供するアクセスノード((e/g)NodeBなど)104を有するセル内の1つまたは複数の通信チャネル上でワイヤレス接続にあるように構成されたユーザデバイス100および102を示す。ユーザデバイスから(e/g)NodeBへの物理リンクは、アップリンクまたは逆方向リンクと呼ばれることがあり、(e/g)NodeBからユーザデバイスへの物理リンクは、ダウンリンクまたは順方向リンクと呼ばれることがある。(e/g)NodeBまたはそれらの機能は、そのような使用に適した任意のノード、ホスト、サーバまたはアクセスポイントなどのエンティティを使用することによって実装され得ることを理解されたい。
【0026】
通信システムは、複数の(e/g)NodeBを備えることができ、その場合、(e/g)NodeBはまた、その目的のために設計された、有線または無線のリンクを介して互いに通信するように構成され得る。これらのリンクは、シグナリング目的のために使用され得る。(e/g)NodeBは、それが結合される通信システムの無線リソースを制御するように構成されたコンピューティングデバイスであり得る。NodeBは、基地局、アクセスポイント、または無線環境で動作することができる中継局を含む任意の他のタイプのインターフェースデバイスと呼ばれることもある。(e/g)NodeBは、トランシーバを含むか、またはトランシーバに結合され得る。(e/g)NodeBのトランシーバから、ユーザデバイスへの双方向無線リンクを確立するアンテナユニットへの接続を提供することができる。アンテナユニットは、複数のアンテナまたはアンテナ素子を備えてもよい。(e/g)NodeBは、コアネットワーク110(CN:Core Networkまたは次世代コア(NGC:Next Generation Core))にさらに接続され得る。システムに応じて、CN側の相手方は、サービングゲートウェイ(S-GW:Serving Gateway、ユーザデータパケットのルーティングおよび転送)、外部パケットデータネットワークへのユーザデバイス(UE)の接続性を提供するためのパケットデータネットワークゲートウェイ(P-GW:Packet data network Gateway)またはモバイル管理エンティティ(MME:Mobile Management Entity)などであり得る。
【0027】
ユーザデバイス(UE、ユーザ機器、ユーザ端末、端末デバイスなどとも呼ばれる)は、エアインターフェース上の無線リソースが割り振られ、割り当てられ得る装置の一タイプを示し、したがって、ユーザデバイスに関して本明細書で説明する任意の特徴は、中継ノードなどの対応する装置で実装され得る。そのような中継ノードの例は、基地局に向かうレイヤ3中継(セルフバックホール中継)であり得る。
【0028】
ユーザデバイスは、加入者識別モジュール(SIM:Subscriber Identification Module)を用いて、または加入者識別モジュールなしで動作するワイヤレスモバイル通信デバイスを含むポータブルコンピューティングデバイスを指し、移動局(携帯電話)、スマートフォン、携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistant)、ハンドセット、ワイヤレスモデムを使用するデバイス(アラームまたは測定デバイスなど)、ラップトップおよび/またはタッチスクリーンコンピュータ、タブレット、ゲームコンソール、ノートブック、ならびにマルチメディアデバイスを含むがこれらのタイプのデバイスに限定されない。ユーザデバイスは、ほぼ排他的なアップリンクのみのデバイスでもあってもよく、その例は、画像またはビデオクリップをネットワークにロードするカメラまたはビデオカメラであり得ることを理解されたい。ユーザデバイスはまた、モノのインターネット(IoT:Internet of Things)ネットワークにおいて動作する能力を有するデバイスであってもよく、これは、オブジェクトが、人間対人間または人間対コンピュータのインタラクションを必要とせずにネットワークを介してデータを転送する能力を提供され得るシナリオである。ユーザデバイスはまた、クラウドを利用してもよい。いくつかの用途では、ユーザデバイスは、無線部品(腕時計、イヤホンまたは眼鏡等)を伴う小型携帯デバイスを備えてもよく、計算は、クラウド内で行われてもよい。ユーザデバイス(またはいくつかの例示的な実施形態ではレイヤ3中継ノード)は、ユーザ機器機能の1つまたは複数を実行するように構成され得る。ユーザデバイスは、加入者ユニット、移動局、リモート端末、アクセス端末、ユーザ端末、端末デバイスまたはユーザ機器(UE)と呼ばれることもあるが、ほんの数個の名前または装置に言及する。
【0029】
本明細書で説明される様々な技術はまた、サイバーフィジカルシステム(CPS:Cyber Physical System)(物理エンティティを制御する計算要素を協働させるシステム)に適用され得る。CPSは、異なる位置の物理的物体に埋め込まれた大量の相互接続されたICTデバイス(センサ、アクチュエータ、プロセッサ、マイクロコントローラなど)の実装および利用を可能にし得る。問題の物理システムが固有の移動性を有するモバイルサイバーフィジカルシステムは、サイバーフィジカルシステムのサブカテゴリである。モバイル物理システムの例は、人間または動物によって輸送される移動ロボットおよび電子機器を含む。
【0030】
さらに、装置は単一のエンティティとして示されているが、異なるユニット、プロセッサ、および/またはメモリユニット(これらのすべては図1に示されてない)が実装され得る。
【0031】
5Gは、多入力多出力(MIMO:Multiple Input Multiple Output)アンテナ、LTEよりも多くの基地局またはノード(いわゆるスモールセルコンセプト)を使用することを可能にすることができ、より小さい局と協働して動作し、サービスの必要性、使用事例、および/または利用可能なスペクトルに応じて様々な無線技術を使用するマクロサイトを含む。5Gモバイル通信は、ビデオストリーミング、拡張現実、データ共有の異なる方法、および車両安全性、異なるセンサ、およびリアルタイム制御を含む、種々の形態の機械タイプアプリケーション((大容量)機械タイプ通信(mMTC:(massive) machine type communications)など)を含む、広範囲の使用事例および関連アプリケーションをサポートし得る。5Gは、複数の無線インターフェース、すなわち、6GHz未満、cmWave、およびmmWaveを有し、また、LTEなどの既存のレガシー無線アクセス技術と統合可能であることが期待され得る。LTEとの統合は、少なくとも初期段階において、システムとして実装されてもよく、マクロカバレッジは、LTEによって提供されてもよく、5G無線インターフェースアクセスは、LTEへのアグリゲーションによってスモールセルからされてもよい。言い換えれば、5Gは、RAT間操作性(LTE-5Gなど)とRI間操作性(6GHz未満、cmWave、mmWaveなどの無線インターフェース間操作性)の両方をサポートすることができる。5Gネットワークにおいて使用されると考えられる一概念は、レイテンシ、信頼性、スループットおよびモビリティに対する異なる要件を有するサービスを実行するために、複数の独立した専用の仮想サブネットワーク(ネットワークインスタンス)が実質的に同じインフラストラクチャ内で作成され得るネットワークスライシングであり得る。
【0032】
LTEネットワークにおける現在のアーキテクチャは、無線において完全に分散されてもよく、コアネットワークにおいて完全に集中されてもよい。5Gにおける低レイテンシアプリケーションおよびサービスは、コンテンツを無線に近づける必要があってもよく、これは、ローカルブレークアウトおよびマルチアクセスエッジコンピューティング(MEC:Multi-access Edge Computing)につながる。5Gは、分析および知識生成がデータのソースにおいて行われることを可能にし得る。このアプローチは、ラップトップ、スマートフォン、タブレット、およびセンサなどのネットワークに連続的に接続されない場合があるリソースを活用することを必要とし得る。MECは、アプリケーションおよびサービスホスティングのための分散コンピューティング環境を提供することができる。それはまた、より速い応答時間のために、セルラー加入者に近接してコンテンツを記憶および処理する能力を有し得る。エッジコンピューティングは、ワイヤレスセンサネットワーク、モバイルデータ取得、モバイル署名分析、ローカルクラウド/フォグコンピューティングおよびグリッド/メッシュコンピューティングとしても分類可能な協働分散ピアツーピアアドホックネットワーキングおよび処理、デューコンピューティング(dew computing)、モバイルエッジコンピューティング、クラウドレット(cloudlet)、分散データ記憶および検索、自律自己修復ネットワーク、リモートクラウドサービス、拡張および仮想現実、データキャッシング、モノのインターネット(マッシブコネクティビティおよび/またはレイテンシクリティカル)、クリティカル通信(自律車両、交通安全、リアルタイム分析、時間クリティカル制御、ヘルスケア用途)などの広範な技術をカバーし得る。
【0033】
通信システムはまた、公衆交換電話網またはインターネット112などの他のネットワークと通信するか、またはそれらによって提供されるサービスを利用することが可能であってもよい。通信ネットワークはまた、クラウドサービスの使用をサポートすることが可能であってもよく、例えば、コアネットワーク動作の少なくとも一部は、クラウドサービス(これは「クラウド」114によって図1に示されている)として実行され得る。通信システムはまた、異なるオペレータのネットワークが、例えば、スペクトル共有において協働するための設備を提供する、中央制御エンティティ等を備えてもよい。
【0034】
エッジクラウドは、ネットワーク機能仮想化(NFV:Network Function Virtualization)およびソフトウェア定義ネットワーキング(SDN:Software Defined Networking)を利用することによって、無線アクセスネットワーク(RAN:Radio Access Network)にもたらされる。エッジクラウドを使用することは、アクセスノード動作が、少なくとも部分的に、無線部品を備えるリモート無線ヘッドまたは基地局に動作可能に結合されたサーバ、ホスト、またはノードにおいて実行されることを意味し得る。ノード動作は、複数のサーバ、ノード、またはホストの間で分散されることも可能であり得る。cloudRANアーキテクチャの適用は、RANリアルタイム機能がRAN側で(分散ユニット(DU104)側において)実行され、非リアルタイム機能が集中方式で(中央ユニット(CU108)において)実行されることを可能にし得る。
【0035】
また、コアネットワーク動作と基地局動作との間の労働の分散は、LTEのそれとは異なるか、または存在しないことさえあり得ることを理解されたい。使用され得るいくつかの他の技術の進歩は、ビッグデータおよびオールIP(all-IP)であってもよく、これは、ネットワークが構築および管理されている方法を変更し得る。5G(または新無線(NR:New Radio))ネットワークは、複数の階層をサポートするように設計されてもよく、MECサーバは、コアと基地局またはnodeB(gNB)との間に配置され得る。MECは、4Gネットワークにおいても適用され得ることを理解されたい。
【0036】
5Gはまた、例えばバックホールを提供することによって、5Gサービスのカバレッジを強化または補完するために衛星通信を利用することができる。可能な使用事例は、マシンツーマシン(M2M)またはモノのインターネット(IoT)デバイスまたは乗物に乗車している乗客にサービス継続性を提供すること、または重要な通信および将来の鉄道/海上/航空通信のためのサービス利用可能性を保証することであり得る。衛星通信は、静止地球軌道(GEO:Geostationary Earth Orbit)衛星システムを利用し得るが、低地球軌道(LEO:Low Earth Orbit)衛星システム、特にメガコンステレーション(多くの(ナノ)衛星が配備されるシステム)も利用し得る。メガコンステレーション内の少なくとも1つの衛星106は、地上セルを作成するいくつかの衛星対応ネットワークエンティティをカバーすることができる。地上セルは、地上中継ノード104を介して、または地上もしくは衛星内に位置するgNBによって作成され得る。
【0037】
図示のシステムは無線アクセスシステムの一部の例にすぎず、実際には、システムは複数の(e/g)NodeBを備えることができ、ユーザデバイスは複数の無線セルへのアクセスを有することができ、システムは物理層中継ノードまたは他のネットワーク要素などの他の装置を備えることもできることは当業者には明らかである。(e/g)NodeBのうちの少なくとも1つは、Home(e/g)NodeBであり得る。また、無線通信システムの地理的領域には、複数の無線セルだけでなく、異なる種類の無線セルが複数設けられてもよい。無線セルは、数十キロメートルまでの直径を有する大きいセルであり得るマクロセル(またはアンブレラセル)、またはマイクロセル、フェムトセル、もしくはピコセルなどのより小さいセルであり得る。図1の(e/g)NodeBは、任意の種類のこれらのセルを提供することができる。セルラー無線システムは、いくつかの種類のセルを含む多層ネットワークとして実装され得る。多層ネットワークでは、1つのアクセスノードが1つの種類のセルを提供することができ、したがって、そのようなネットワーク構造を提供するために複数の(e/g)NodeBが必要になることがある。
【0038】
通信システムの展開および性能を改善する要求を満たすために、「プラグアンドプレイ(plug-and-play)」(e/g)NodeBのコンセプトを導入することができる。「プラグアンドプレイ」(e/g)NodeBを使用することができるネットワークは、Home(e/g)NodeB(H(e/g)nodeB)に加えて、home nodeBゲートウェイ(またはHNB-GW)(図1において不図示)を含むことができる。オペレータのネットワーク内にインストールされ得るHNBゲートウェイ(HNB-GW)は、多数のHNBからコアネットワークに戻すトラフィックを集約することができる。
【0039】
サイドリンク通信は、UE間の直接通信を可能にし、ネットワークとUEとの間または2つのUE間のトラフィックを中継UEを介して中継する。NRサイドリンクは、たとえば、近接サービス(ProSe:Proximity Services)通信と同様に、センサシェアリングなどの高度なV2X(vehicle-to-everything)通信サービスをサポートし得る。NRサイドリンク送信は、例えば、物理サイドリンク共有チャネル(PSSCH:Physical Sidelink Shared Channel)において発生し得る。NRサイドリンクモード1では、PSSCH送信のための無線リソースは、gNBなどの基地局によってスケジュールされ得る。NRサイドリンクモード2では、PSSCH送信のための無線リソースは、UEによって自律的に選択され得る。
【0040】
図2は、NRサイドリンクモード2リソース割り当てのためのUE間協調を示す。無線リソースのセットは、第1のUE201によって決定される。無線リソースのセットは、第2のUE202に送信される(210)。次いで、第2のUE202は、無線リソースのこのセットを、それ自体のPSSCH送信のためのリソース選択において考慮に入れる。
【0041】
そのようなUE間協調は、例えば、第1のUEが、小隊(platoon)などにおいてグループ中の他のUEによって使用される無線リソースを調整することによってグループリーダーとして働くときに使用され得る。他の例示的な使用事例は、たとえば、ユニキャストサイドリンク通信における受信機支援リソース選択であり得ることであって、受信機UEは、その好ましいまたは好ましくない無線リソースを送信機UEに示す。これは、例えば、隠れ端末問題に対処する方法として使用されてもよく、受信機UEは、送信機UEによって検出可能でない干渉源にさらされる。
【0042】
Rel-16 NRサイドリンクでは、第1段階のサイドリンク制御情報(SCI:Sidelink Control Information)は、図3に示すように、SCIが送信される論理スロットの次の論理スロットから始まる、リソースプールのT=31の論理スロットを含む時間ウィンドウ内に最大k=2の無線リソースを予約するためのリソース割当て情報を備え得る。図3は、SCIフォーマット1-Aによって示される2つの予約された無線リソースを示す例を示す。
【0043】
SCIフォーマット1-Aによって搬送されるリソース割り当て情報は、時間リソース指示値(TRIV:Time Resource Indication Value)の形態の時間リソース割当て、および周波数リソース指示値(FRIV:Frequency Resource Indication Value)の形態の周波数リソース割当ての2つのフィールドを含む。
【0044】
TRIVフィールドは、SCIが送信されるスロットに対する予約されたリソースの論理スロットオフセットを示す。2つの予約されたリソース(k=2)の場合、2つのオフセットt1およびt2(t1は1以上t2未満、t2はt1より大きく31以下)は、以下のようにTRIVフィールドによって符号化される。
【数1】
【0045】
図3において、オフセットt1は区間301で示され、オフセットt2は区間302で示される。
【数2】
は、(t1,t2)を選択する可能性のある方法であるので、この場合のTRIVフィールドは、
【数3】
ビットのオーバーヘッドが生じる。t1<t2であるので、2つの予約されたリソースは同じスロット内にあることを許可されないことに注意されたい。
【0046】
FRIVフィールドは、リソースプール内の予約されたリソースの開始サブチャネルインデックスを示し、間隔303によって図3に示される合計
【数4】
チャネル、ならびに間隔304によって図3に示されるリソースサイズLsubCH、すなわち、連続サブチャネルの長さを含む。区間305は、論理スロット数T=31を示す。2つの予約されたリソース(k=2)の場合、2つの開始サブチャネルインデックス
【数5】
および
【数6】
は、リソースサイズLsubCHとともに、以下のようにFRIVフィールドによって符号化される。
【数7】
【0047】
図3において、
【数8】
は間隔306によって示され、
【数9】
は間隔307によって示される。
【数10】
個の可能なFRIV値があるので、この場合のFRIVフィールドは、
【数11】

ビットのオーバーヘッドを生じる。
【0048】
上記のTRIVおよびFRIV式は、k=2に対して適用可能である。FRIV式は、指示された任意の数の無線リソースkに対して以下のように一般化することができる。
【数12】
【0049】
この場合のFRIVフィールドは、
【数13】
ビットのオーバーヘッドを生じる。
【0050】
しかし、TRIV式は、k>2の一般化を可能にしないことがある。前述のように、t1<t2であるので、TRIV式のさらなる制限は、示されたリソースが同じスロットにないことである。さらに、FRIV式の制限は、すべての無線リソースが同じリソースサイズLsubCHを有すると仮定されることである。したがって、SCIフォーマット1-Aで使用されるTRIVおよびFRIV技術は、任意の無線リソースセットをシグナリングするために適用できない。
【0051】
いくつかの例示的な実施形態は、例えばNRサイドリンクモード2リソース割り当てにおけるUE間協調のための制御シグナリングオーバーヘッドを最小限に抑えるために、第1のUEによって決定された任意の数の無線リソースを効率的に符号化するために使用され得る。いくつかの例示的な実施形態は、最小のオーバーヘッドで第1のUEから1つまたは複数の第2のUEに無線リソースのセットをシグナリングするための方法を備え得る。
【0052】
いくつかの例示的な実施形態は、k次の組合せ数システムを利用することができる。数学において、k次の組合せ数システムは、自然数(0を含む)とk組合せ、すなわちk個の別個の要素のサブセットとの間の対応である。
【数14】
である数Nは、集合{0,1,・・・,n-1}のk組み合わせに対応する。特定のkの組み合わせ{c1,c2,・・・,ck}に対応する数Nは、
【数15】
で、次式によって与えられる。
【数16】
【0053】
この演算は、計算数学において「ランキング(ranking)」として知られている。「アンランキング(unranking)」として知られる逆演算、すなわち、数Nに対応するk組み合わせ{c1,c2,・・・,ck}を求めることは、以下のようにグリーディアルゴリズムによって実行され得る。まず、ckは、
【数17】
を満たす最大数として決定される。ck-1は、
【数18】
を満たす最大数として決定され、以下同様である。組み合わせ数システムは、それに先行するk組み合わせを明示的にリストする必要なしに、辞書式順序付けにおける所与の位置にあるk組み合わせの迅速な計算を可能にし得る。
【0054】
図4は、例示的な実施形態によるフローチャートを示す。図4を参照すると、第1のUEは、1つまたは複数の第2のUEによるPSSCH送信のための候補無線リソースのセットを決定する(ステップ401)。第1のUEは、候補無線リソースのセットから無線リソースのサブセットを選択する(ステップ402)。第1のUEは、時間領域および周波数領域における候補無線リソースのセットの予め定義された列挙順序に少なくとも部分的に基づいて、選択された無線リソースのサブセットのためのリソースインデックスのセットを決定する(ステップ403)。決定されたリソースインデックスに基づいて、第1のUEは、選択された無線リソースのサブセットを示すリソース指示値、たとえば組み合わせリソース指示値(CRIV)を決定する(ステップ404)。CRIVは、時間領域情報と周波数領域情報の両方を含む。第1のUEは、決定されたリソース指示値を1つまたは複数の第2のUEに送信する(ステップ405)。
【0055】
候補無線リソースのセットを決定するステップ401は、たとえば、第1のUEが1つまたは複数の第2のUEから調整要求(CR:Coordination Request)、スケジューリング要求(SR:Scheduling Request)、またはバッファステータス報告(BSR:Buffer Status Report)を受信することによってトリガされ得る。PSSCHの送信のための候補無線リソースは、時間領域リソース、すなわち、1つまたは複数のスロットおよび/または周波数領域リソース、すなわち、1つまたは複数のサブチャネルによって定義され得る。第1のUEは、例えば、受信されたBSR、チャネル条件などに基づいて、リソースサイズLsubCH、すなわち、周波数領域における連続するサブチャネルの長さを決定し得る。例えば、高いバッファレベルまたは悪いチャネル条件は、第1のUEに大きい無線リソースを考慮させ得るが、低いバッファレベルまたは良好なチャネル条件は、第1のUEに小さい無線リソースを考慮させ得る。したがって、候補無線リソースのセットは、決定されたリソースサイズによって制約され得る。
【0056】
候補無線リソースのセットは、第2のUEによるPSSCHの送信のために構成されたサイドリンク無線リソースプールによってさらに制約され得る。言い換えれば、候補無線リソースは、リソースプール内のリソースに制限され得る。第1のUEは、例えば、第1のUEも同じリソースプールで構成される場合、または第1のUEが第2のUEのリソースプールの制御下にある場合、第2のUEのリソースプールを認識していると仮定され得る。代替として、第2のUEは、例えば、第1のUEから無線リソースを要求するときに、そのリソースプールを第1のUEに通知してもよい。
【0057】
同様に、候補無線リソースのセットは、予め定義されたパケット遅延バジェット(budget)を満たす要件によって課される時間間隔、すなわち、リソース選択ウィンドウ(RSW:Resource Selection Window)によって制約され得る。言い換えると、候補無線リソースは、時間間隔内のリソースに制限され得る。そのようなRSWは、CR、SR、またはBSRが第2のUEから受信される時間、例えばスロットおよび/または第2のUEによって予め定義または示されるパケット遅延バジェットに基づいて、第1のUEによって決定され得る。RSWはまた、予め定義または構成されてもよい。
【0058】
例えば、第1のUEが、第2のUEによるPSSCH送信のために構成されたサイドリンク無線リソースプールのT個の論理スロットを備えるリソースサイズLsubcHおよびRSWを決定した場合、候補無線リソースのセットは、以下の合計を備え得る。
【数19】
構成されたサイドリンク無線リソースプール内のLsubCH連続サブチャネルを備えるシングルスロットリソースであって、
【数20】
は、構成されたサイドリンク無線リソースプールのサブチャネルの数である。
【0059】
選択するステップ402では、n個の候補無線リソースのセットからk個の無線リソースのサブセットを選択するステップであって、サブセット内の選択された無線リソースの数kは、例えば、無線リソース制御(RRC:Radio Resource Control)メッセージを使用することによって、ネットワーク、すなわち、基地局によって構成されてもよく、または数kは、第1のUEによって導出されてもよい。例えば、数kは、候補無線リソースの数の予め定義された割合、例えば10%であり得る。
【0060】
第1のUEは、例えば、第1のUEによって実行される基準信号受信電力(RSRP:Reference Signal Received Power)および/または受信信号強度インジケータ(RSSI:Received Signal Strength Indicator)などのセンシング測定値に基づいて、無線リソースのサブセットを選択し得る。例えば、無線リソースのサブセットは、第1のUEの観点から、1つまたは複数の第2のUEによる後続のPSSCH送信の意図された受信機として好ましいおよび/または好ましくない無線リソースを備え得る。
【0061】
k個の選択された無線リソースは、同じサイズのもの、例えば、図3に示すように、単一のスロット内のLsubCH連続サブチャネルとすることができる。代替として、選択された無線リソースは、異なるリソースサイズを有し得る。例えば、j番目の選択された無線リソース(jは1以上k以下)は、単一のスロットにおいてLsubCH,j個の連続するサブチャネルを備え得る。
【0062】
j番目の選択された無線リソース(jは1以上k以下)に対するリソースインデックスrjを決定するステップ403のために、リソースインデックスは、
【数21】
であるように決定され得る。第1のUEは、予め定義された順序での候補無線リソースの列挙に基づいてリソースインデックスrjを決定してもよい。列挙順序は、時間領域および周波数領域における候補無線リソースの位置に基づき得る。
【0063】
例えば、j番目の選択された無線リソース(jは1以上k以下)についてのリソースインデックスrjは、以下のように決定され得る。
【数22】
ここで、tj(tjは0以上T未満)は、RSWの第1の論理スロットに対するj番目の選択された無線リソースが発生する論理スロットの論理スロットオフセットであり、
【数23】
は、構成されたサイドリンク無線リソースプール内のj番目の選択された無線リソースの開始サブチャネルインデックスである。この場合、候補無線リソースは、下記の表1のように、まず時間領域を考慮して列挙されると仮定することができる。表1は、T=10論理スロット、
【数24】
サブチャネルおよびLsubCH=1サブチャネルを有する候補無線リソースを列挙する例を示す。表1において、行は周波数、すなわちサブチャネルを示し、列は時間、すなわち論理スロットを示す。太いセルは、決定されたリソースインデックスを示す。
【0064】
代替的に、j番目の選択された無線リソース(jは1以上k以下)についてのリソースインデックスrjは、以下のように決定され得る。
【数25】
この場合、候補無線リソースは、下記の表2のように、まず周波数領域を考慮して列挙されると仮定することができる。表2は、T=10論理スロット、
【数26】
サブチャネル、およびLsubCH=1サブチャネルを有する候補無線リソースを列挙する例を示す。表2において、行は周波数すなわちサブチャネルを示し、列は時間すなわち論理スロットを示す。太いセルは、決定されたリソースインデックスを示す。
【0065】
【表1】
【0066】
【表2】
【0067】
k個の選択された無線リソースに対するリソースインデックスrjを決定すると(jは1以上k以下)、第1のUEは、
【数27】
を有するランクRを、
【数28】
を有する対応するk組合せ{r1,r2,・・・,rk}のk次の組み合わせ数システムにおいて、例えば以下のように決定することができる。
【数29】
【0068】
例えば、表1に示す場合、n=40、k=5であり、決定されたリソースインデックスは{r1,r2,r3,r4,r5}={6,19,22,30,37}であり、5組み合わせ{r1,r2,r3,r4,r5}のランクは、
【数30】
【0069】
上記の式に従って決定されるランクRは、第1のUEによって決定されるリソースサイズLsubCHに関する情報を伝達しないことに注意されたい。図5は、リソースサイズLsubCHが候補無線リソースの数にどのように影響を及ぼし得るかを示す例を示し、その結果、それらの中からk個の無線リソースを選択する可能な方法の数を示す。
【数31】
を、RSWおよび構成されたサイドリンク無線リソースプール内のi個の連続するサブチャネルからなる候補シングルスロットリソースの総数を表すものとする。ni候補無線リソースからk個の無線リソースを選択する可能な方法の数は、
【数32】
である。なお、ni<kである場合、
【数33】
である。
【0070】
第1の例501では、リソースサイズLsubCH=1の場合、n1個の候補無線リソースの中からk個の無線リソースを選択できる数は
【数34】
となる。第2の例502では、リソースサイズLsubCH=2の場合、n2個の候補無線リソースの中からk個の無線リソースを選択することが可能な数は
【数35】
となる。第3の例502では、リソースサイズLsubCH=3の場合、n3個の候補無線リソースの中からk個の無線リソースを選択することが可能な数は
【数36】
となる。第4の例504では、リソースサイズ
【数37】
の場合、
【数38】
であり、候補無線リソースからk個の無線リソースを選択する可能な方法の数は、
【数39】
となる。
【0071】
したがって、第1のUEは、選択された無線リソースのサブセットをCRIVとして符号化することができ、
【数40】
となる。CRIVは、例えば、以下のように決定され得る(404)。
【数41】
【0072】
このように、第1のUEは、単一の整数値、すなわちCRIVを用いて、無線リソースインデックス{r1,r2,・・・,rk}の決定されたセット(ランクRによって符号化される)およびリソースサイズLsubCH(級数項(sum term)によって符号化される)を共同で示し得る。
【数42】
個のCRIVの可能な値があり得るので、CRIVをシグナリングするために生じるオーバーヘッドは、
【数43】
ビットになり得る。
【0073】
上記のCRIV式における級数項は、RSWおよび構成されたサイドリンクリソースプール内の決定されたリソースサイズLsubCHより小さいk個の無線リソースを選択する可能な方法の総数に対応するオフセットとして見ることができる。単一のCRIVを用いて、リソースインデックスの決定されたセットおよびリソースサイズLsubCHを共に示す代替的な方法は、決定されたリソースサイズLsubCHより大きいk個の無線リソースを選択する可能な方法の合計数に対応するオフセットを使用することによるものであり、すなわち、
【数44】
である。
【0074】
選択された無線リソースのサブセットを示す決定されたCRIVは、例えば物理層シグナリングを使用することによって、1つまたは複数の第2のUEに送信され得ることであって(405)、第1段階のSCIまたは第2段階のSCIなど、あるいは媒体アクセス制御(MAC)制御要素(CE)またはRRCメッセージなどの上位レイヤシグナリングを使用することによるものなどである。CRIVを搬送するためにRRCメッセージを使用する場合、メッセージの可能な抽象シンタックス表記1(ASN.1)表現は、例えば、以下であり得る。
【数45】
ここで、sl-ResourceSetIndicationValue-r17はCRIVを含む。
【0075】
いくつかの例示的な実施形態では、リソースサイズLsubCHは、1つまたは複数の第2のUEにシグナリングする必要がないように、予め定義または構成され得る。この場合、CRIVは、決定されたランクに等しく設定されることができ、すなわち、CRIV=Rである。Rについて
【数46】
個の可能な値があり得るので、CRIVをシグナリングするために生じるオーバーヘッドは、この場合、
【数47】
ビットに低減されてもよく、ここでnは候補無線リソースの総数を示す。
【0076】
いくつかの例示的な実施形態では、上記の表1および表2のように、選択された無線リソースが時間的に重複しない、すなわち、それらが異なるスロットで発生するとき、第1のUEは、時間領域情報に基づいて例えば以下のようにランクR’を決定することができる。
【数48】
ここで、
【数49】
は、RSWの第1の論理スロットに対する選択された無線リソースの論理スロットオフセット(昇順)である。
表1および表2に示す例であって、選択された無線リソースの論理スロットオフセットは{t1,t2,・・・,t5}={0,2,6,7,9}であり、したがって、
【数50】
【0077】
この場合、時間領域情報は、決定されたランクに等しいTRIVフィールド、すなわちTRIV=R’によって第2のUEに伝達されてもよく、オーバーヘッドは
【数51】
ビットである。
【0078】
周波数領域情報は、該当する場合、一般化FRIV式に基づく別個のFRIVフィールドを使用することによって伝達され得る。
【数52】
ここで、
【数53】
は、構成されたサイドリンク無線リソースプール内のj番目の選択された無線リソースの開始サブチャネルインデックスである。これは、
【数54】
ビットのオーバーヘッドを生じ得る。受信されたFRIV値から、第2のUEは、例えば、以下のように周波数領域情報を取得することができる。
【数55】
【0079】
いくつかの例示的な実施形態では、第1のUEが、選択された無線リソースのうちの少なくともいくつかについて異なるリソースサイズLsubCH,jを決定する場合、第1のUEは、例えば、以下のリソース長指示値(LIV)によって、1つまたは複数の第2のUEに異なるリソースサイズを伝達することができる。
【数56】
【0080】
したがって、LIVに対して
【数57】
個の可能な値が存在してもよく、LIVをシグナリングするために生じるオーバーヘッドは、
【数58】
ビットになる。
【0081】
代替的に、時間領域および周波数領域情報を伝達するために別個のTRIVフィールドおよびFRIVフィールドがそれぞれ使用される場合、リソースサイズLsubCH,jは、それぞれの開始サブチャネルインデックス
【数59】
ともに、たとえば以下のように一般化されたFRIV式によってより効率的に示され得る。
【数60】
ここで、最終項
【数61】
は、例えば、以下のように再帰的に得ることができる。
【数62】
【0082】
受信されたFRIV値から、第2のUEは、例えば、以下のように周波数領域情報を取得することができる。
【数63】
【0083】
図6は、例示的な実施形態によるフローチャートを示し、第1のUEは、無線リソースのサブセットに関連する少なくとも複数のリソースサイズを示す第2のリソース指示値を決定する(ステップ601)。第2のリソース指示値は、例えば、上記で提示された一般化FRIV式によるLIVまたはFRIVであり得る。第1のUEは、第2のリソース指示値を1つまたは複数の第2のUEに送信する(ステップ602)。
【0084】
図7は、別の例示的な実施形態によるフローチャートを示し、第1のUEが、無線リソースのサブセットの順列を示す順列インデックスを1つまたは複数の第2のUEに送信する(ステップ701)。言い換えれば、第1のUEは、選択された無線リソースのサブセットの順列、すなわち順序付けを1つまたは複数の第2のUEに示すことができる。順列は、0以上k!未満であるような順列インデックスPによって指示することができる。選択された無線リソースのサブセットのk!順列があり得るので、これは、
【数64】
ビットのオーバーヘッドを生じ得る。順列は、例えば、第1のUEの観点からの所与の選択された無線リソースの優先順に対応し得る。この場合、第2のUEは、例えば、第2のUEによるPSSCH送信のための無線リソースを選ぶときに、指示された順列に従って順に選択された無線リソースを考慮することができる。代替的に、選択された無線リソースのうちのどれが、第2のUEのグループ内の第2のUEのうちのどれによって取られるべきかを示すために、順列が使用され得る。例えば、第1のグループメンバー、例えば、グループ中の最低または最高の識別子をもつUEは、示された順列に従って第1の選択された無線リソースをとり得る。第2のグループメンバー、例えば、グループ内の2番目に低い識別子または2番目に高い識別子を有するUEは、指示された順列などに従って、第2の選択された無線リソースをとることができる。第1のUEによって順列が示されない場合、例えば、グループ内のj番目に低い識別子またはj番目に高い識別子を有するグループメンバーは、リソースインデックスrjに対応するj番目に選択された無線リソースをとることができる。
【0085】
図8は、第2のUEの観点から例示的な実施形態によるフローチャートを示す。図8を参照すると、第2のUEは、無線リソースのサブセットに関連する少なくともリソースインデックスのセットを示すリソース指示値、例えばCRIVを第1のUEから受信する(ステップ801)。リソースインデックスのセットにおけるリソースインデックスは、時間領域および周波数領域における無線リソースのサブセットに含まれる無線リソースの位置を示す。第2のUEは、PSSCHの送信のための候補無線リソースのセットを決定する(ステップ802)。第2のUEは、受信されたCRIVに基づいて候補無線リソースのセットから選択された無線リソースのサブセットを決定する(ステップ803)。第2のUEは、PSSCH送信のために選択された無線リソースの決定されたサブセットから1つまたは複数の無線リソースを選択する(ステップ804)。
【0086】
第2のUEは、例えばSCI内の物理層シグナリングを使用することによって、または例えばMAC CEもしくはRRCメッセージ内の上位レイヤシグナリングを使用することによって、第1のUEからCRIVを受信し得る(ステップ801)。
【0087】
第2のUEによってステップ802で決定された候補無線リソースのセットは、第1のUEによって決定された候補無線リソースのセットと実質的に同じであり得る。第2のUEは、CRIVが第1のUEから受信される時間、例えばスロットに基づいて、例えばCRIVを含むSCIが受信されるスロットに基づいて、第1のUEによって決定されたRSWと実質的に同じRSWを決定し得る。例えば、RSWは、送信されるべきデータを準備するのに充分な時間を第2のUEに与えるために、その後に所定の数のスロットを開始することができる。予め定義されていない場合、そのようなスロットオフセットは、例えばCRIVとともに、第1のUEによって第2のUEに示され得る。第2のUEはまた、第2のUEが第1のUEにCR、SRまたはBSRを送信した時間、例えばスロットおよび/または第2のUEによって送信されるデータのパケット遅延バジェットに基づいてRSWを決定し得る。代替として、RSWは、予め定義または構成されてもよい。
【0088】
第2のUEは、受信されたCRIVに基づいてリソースサイズLsubCHを、例えば以下のように決定することができる。
【数65】
ここで、
【数66】
である。
【0089】
他の例として、リソースサイズLsubCHは、次のように決定することができる。
【数67】
【0090】
代替的に、リソースサイズLsubCHは、予め定義されるかまたは構成され得る。
【0091】
決定または予め定義されたRSWおよび決定または予め定義されたリソースサイズLsubCHに基づいて、第2のUEは、第2のUEによるPSSCH送信のための構成されたサイドリンク無線リソースプール内の候補無線リソースのセットを決定し得る。前述のように、第2のUEによって決定された候補無線リソースのセットは、第1のUEによって決定された候補無線リソースのセットと実質的に同じであり得る。
【0092】
受信されたCRIVに基づいて選択された無線リソースのサブセットを決定するステップ803において、第2のUEは、例えば以下のように、決定されたリソースサイズLsubCHに基づいて、k組み合わせ{r1,r2,・・・rk}のランクRを回復することができる。
【数68】
【0093】
他の例として、ランクRは、以下のように決定することができる。
【数69】
【0094】
第2のUEは、次いで、例えば、以下のようにグリーディアルゴリズムに基づいて、回復されたランクRからリソースインデックス{r1,r2,・・・,rk}を決定することができる。
【数70】
等。例えば、上記の表1の場合を考慮すれば、リソースインデックスは、下記のように決定されてもよい。
【数71】

【0095】
k個の選択された無線リソース(jは1以上k以下)内の所与の無線リソースjに対する決定されたリソースインデックスrjに基づいて、第2のUEは、論理スロットオフセットtjおよびRSW内のj番目の選択された無線リソースおよび構成されたサイドリンク無線リソースプールの開始サブチャネルインデックス
【数72】
決定することができる。候補無線リソースが、最初に時間領域を考慮することによって列挙されると仮定される場合、これらのインデックスは、例えば、
【数73】
であり得る。
【0096】
代替的に、まず周波数領域を考慮して候補無線リソースを列挙すると仮定する場合、これらのインデックスは、例えば、
【数74】
であり得る。
【0097】
第2のUEは、第1のUEによって示された選択された無線リソースの決定されたサブセットからPSSCHの送信のための1つまたは複数の無線リソースを選択することができる(ステップS804)。例えば、第2のUEは、第2のUEによって実行されるRSRPおよび/またはRSSIなどのセンシング測定値に基づいて、第1のUEによって示される選択された無線リソースの決定されたサブセットからPSSCHの送信のための1つまたは複数の無線リソースを選択し得る。
【0098】
図9は、例示的な実施形態によるシグナリング図を示す。図9を参照すると、第1のUE(UE1として示される)は、リソース指示値、例えば、CRIVを含むメッセージを第2のUE(UE2として示される)に送信する(ステップ901)。第2のUEは、リソースインデックスを復号し、受信されたCRIVに基づいてPSSCH送信のための無線リソースを選択する(ステップ902)。第2のUEは、少なくとも選択された無線リソースを使用して第1のUEにPSSCH送信を送信する(ステップ903)。
【0099】
代替的に、第2のUEは、少なくとも選択された無線リソースを使用することによって、(第1のUEの代わりに)第3のUEにPSSCH送信を送信し得る。
【0100】
図4および図6図9を用いて上記で説明した機能および/またはブロックは、絶対的な時系列順ではなく、それらのうちのいくつかは、同時に、または説明された順序とは異なる順序で実行され得る。他の機能および/またはブロックもまた、それらの間で、またはそれらの中で実行され得る。
【0101】
いくつかの例示的な実施形態によって提供される技術的利点は、それらが、リソース選択ウィンドウ内の無線リソースの任意のセットと、例えばNRサイドリンクモード2リソース割り当てにおけるUE間協調のための構成されたサイドリンク無線リソースプールとをシグナリングするための効率的な方法を提供し得ることである。ここで、効率とは、ビットオーバーヘッドの減少を意味する。最大k=2の選択された無線リソースに限定される、SCIフォーマット1-Aで使用されるレガシーTRIVおよびFRIV技術と比較して、いくつかの例示的な実施形態によって提供されるCRIVアプローチは、任意の数の選択された無線リソースをシグナリングするために使用され得る。CRIVは、選択された無線リソースの時間領域および周波数領域位置を共同で符号化し、所与のCRIV値は、これらの変数の一意かつ有効な選択に対応するため、CRIVアプローチは、最小限のビットオーバーヘッドを生じる。さらに、いくつかの例示的な実施形態は、選択された無線リソースが時間的に重複することを可能にし得る。
【0102】
いくつかの例示的な実施形態において、CRIVをシグナリングすることは、
【数75】
ビットを使用してもよく、ここで、
【数76】
である。他方で、TRIVおよびFRIVをシグナリングすることは、
【数77】
ビットを使用することができる。以下の表3は、T=10スロットおよび
【数78】
サブチャネルを仮定して、CRIVアプローチとTRIVおよびFRIVアプローチのオーバーヘッド値を示す。
【0103】
【表3】
【0104】
公正な比較を提供するために、k個の無線リソースに対して一般化されたTRIVによって生じるオーバーヘッド
【数79】
は、複製を可能にするT個のスロットのセットからk個のスロットを選択する方法の数、すなわち、反復を伴うk組合せの数を考慮する。これは、k個の選択された無線リソースが時間的に重複し得る状況に対応する。
【0105】
図10は、例示的な実施形態による、端末デバイスなどの装置であるか、または端末デバイスに含まれる装置であり得る装置1000を示す。端末デバイスは、本明細書ではUEと呼ばれることもある。装置1000は、プロセッサ1010を備える。プロセッサ1010は、コンピュータプログラム命令を解釈し、データを処理する。プロセッサ1010は、1つまたは複数のプログラマブルプロセッサを備え得る。プロセッサ1010は、組み込みファームウェアを有するプログラマブルハードウェアを備えてもよく、代替として、または加えて、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC:Application Specific Integrated Circuits)を備えてもよい。
【0106】
プロセッサ1010は、メモリ1020に結合される。プロセッサは、メモリ1020との間でデータを読み書きするように構成される。メモリ1020は、1つまたは複数のメモリユニットを備え得る。メモリユニットは、揮発性または不揮発性であり得る。いくつかの例示的な実施形態では、不揮発性メモリの1つまたは複数のユニットおよび揮発性メモリの1つまたは複数のユニット、あるいは不揮発性メモリの1つまたは複数のユニット、あるいは揮発性メモリの1つまたは複数のユニットがあり得ることに注意されたい。揮発性メモリは、例えば、ランダムアクセスメモリ(RAM:Random-Access Memory)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM:Dynamic Random-Access Memory)または同期ダイナミックランダムアクセスメモリ(SDRAM:Synchronous dynamic random-access memory)であってもよい。不揮発性メモリは、例えば、読取り専用メモリ(ROM:Read-Only Memory)、プログラマブル読取り専用メモリ(PROM:Programmable Read-Only Memory)、電子消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM:Electronically Erasable Programmable Read-Only Memory)、フラッシュメモリ、光学ストレージまたは磁気ストレージであり得る。概して、メモリは、非一時的コンピュータ可読媒体と呼ばれることがある。メモリ1020は、プロセッサ1010によって実行されるコンピュータ可読命令を記憶する。例えば、不揮発性メモリは、コンピュータ可読命令を記憶し、プロセッサ1010は、データおよび/または命令の一時的記憶のために揮発性メモリを使用して命令を実行する。
【0107】
コンピュータ可読命令は、メモリ1020に予め記憶されていてもよく、あるいは代替的または追加的に、電磁搬送波信号を介して装置によって受信されてもよく、および/またはコンピュータプログラム製品などの物理的エンティティからコピーされてもよい。コンピュータ可読命令の実行は、装置1000に上述の機能の1つまたは複数を実行させる。
【0108】
本文書の文脈では、「メモリ」または「コンピュータ可読媒体」または「コンピュータ可読媒体」は、コンピュータなどの命令実行システム、装置、またはデバイスによって、またはそれらに関連して使用するための命令を収容、記憶、通信、伝搬、または搬送することができる任意の非一時的な媒体または媒体または手段であり得る。
【0109】
装置1000は、入力ユニット1030をさらに備えるか、またはそれに接続され得る。入力ユニット1030は、入力を受信するための1つまたは複数のインターフェースを備え得る。1つまたは複数のインターフェースは、例えば、1つまたは複数の温度、動きおよび/または配向センサ、1つまたは複数のカメラ、1つまたは複数の加速度計、1つまたは複数のマイクロフォン、1つまたは複数のボタンおよび/または1つまたは複数のタッチ検出ユニットを備えることができる。さらに、入力ユニット1030は、外部デバイスが接続し得るインターフェースを備え得る。
【0110】
装置1000はまた、出力ユニット1040を備え得る。出力ユニットは、発光ダイオード(LED:Light Emitting Diode)ディスプレイ、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)、および/または液晶オンシリコン(LCoS:Liquid Crystal on Silicon)ディスプレイなど、視覚コンテンツをレンダリングすることができる1つまたは複数のディスプレイを備えるか、またはそれに接続され得る。出力ユニット1040は、1つまたは複数のオーディオ出力をさらに備えることができる。1つまたは複数のオーディオ出力は、例えばスピーカであってもよい。
【0111】
装置1000は、接続ユニット1050をさらに備える。接続ユニット1050は、1つまたは複数の外部デバイスへのワイヤレス接続を可能にする。接続ユニット1050は、装置1000に統合され得る、または装置1000が接続され得る、少なくとも1つの送信機と少なくとも1つの受信機とを備える。少なくとも1つの送信機は少なくとも1つの送信アンテナを備え、少なくとも1つの受信機は少なくとも1つの受信アンテナを備える。接続ユニット1050は、装置1000にワイヤレス通信能力を与える集積回路または集積回路のセットを備え得る。代替的に、ワイヤレス接続は、ハードワイヤード特定用途向け集積回路(ASIC)であり得る。接続ユニット1050は、対応する制御ユニットによって制御される、電力増幅器、デジタルフロントエンド(DFE:Digital Front End)、アナログデジタル変換器(ADC:Analog-to-Digital Converter)、デジタルアナログ変換器(DAC:Digital-to-Analog Converter)、周波数変換器、(復調)変調器、および/または符号/復号回路などの1つまたは複数の構成要素を備え得る。
【0112】
装置1000は、図10に示されていない様々な構成要素をさらに備え得ることに注意されたい。様々な構成要素は、ハードウェア構成要素および/またはソフトウェア構成要素であり得る。
【0113】
本出願で使用される場合、「回路」という用語は、以下のうちの1つまたは複数またはすべてを指し得る。
(a)ハードウェアのみの回路実装(アナログおよび/またはデジタル回路のみにおける実装など)
(b)ハードウェア回路とソフトウェアの組み合わせであって、例えば(適用可能な場合)、
(i)アナログおよび/またはデジタルハードウェア回路とソフトウェア/ファームウェアとの組み合わせ
(ii)ソフトウェア(デジタルシグナルプロセッサを含む)、ソフトウェアおよびメモリを有するハードウェアプロセッサの任意の部分であって、携帯電話などの装置に様々な機能を実行させるために協働する
(c)ハードウェア回路および/またはマイクロプロセッサまたはマイクロプロセッサの一部などのプロセッサであって、動作のためにソフトウェア(例えばファームウェア)を必要とするが、ソフトウェアは、動作のために必要とされないときには存在しないことがある。
【0114】
回路のこの定義は、任意の請求項を含む本出願におけるこの用語の全ての使用に適用される。さらなる例として、本出願で使用する場合、回路という用語はまた、単にハードウェア回路もしくはプロセッサ(または複数のプロセッサ)、またはハードウェア回路もしくはプロセッサの一部、ならびにその(またはそれらの)付随するソフトウェアおよび/またはファームウェアの実装形態を包含する。回路という用語はまた、たとえば、特定の請求項の要素に適用可能である場合、モバイルデバイス用のベースバンド集積回路またはプロセッサ集積回路、またはサーバ、セルラーネットワークデバイス、または他のコンピューティングもしくはネットワークデバイス内の同様の集積回路を包含する。
【0115】
本明細書で説明する技術および方法は、様々な手段によって実装され得る。例えば、これらの技術は、ハードウェア(1つまたは複数のデバイス)、ファームウェア(1つまたは複数のデバイス)、ソフトウェア(1つまたは複数のモジュール)あるいはそれらの組合せで実装され得る。ハードウェア実装の場合、例示的な実施形態の装置は、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、グラフィックス処理ユニット(GPU)、プロセッサ、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、本明細書で説明する機能を実行するように設計された他の電子ユニットまたはそれらの組合せに実装され得る。ファームウェアまたはソフトウェアの場合、実装は、本明細書で説明する機能を実行する少なくとも1つのチップセットのモジュール(例えば、プロシージャ、関数など)を通じて実行され得る。ソフトウェアコードは、メモリユニットに記憶され、プロセッサによって実行され得る。メモリユニットは、プロセッサ内に、またはプロセッサの外部に実装され得る。後者の場合、当技術分野で知られているように、様々な手段を介してプロセッサに通信可能に結合することができる。加えて、本明細書で説明されるシステムの構成要素は、それに関して説明される種々の態様等の達成を促進するために、追加の構成要素によって再配列および/または補完されてもよく、当業者によって理解されるように、所与の図に説明される精密な構成に限定されない。
【0116】
技術が進歩するにつれて、本発明の概念が様々な方法で実装され得ることが当業者には明らかであろう。実施形態は、上述の例示的な実施形態に限定されず、特許請求の範囲内で変更することができる。したがって、すべての単語および表現は広く解釈されるべきであり、例示的な実施形態を限定するためではなく説明することを意図している。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
【国際調査報告】