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特表2024-509149ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-02-29
(54)【発明の名称】ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体
(51)【国際特許分類】
   G06F 40/58 20200101AFI20240221BHJP
   G06F 16/332 20190101ALI20240221BHJP
【FI】
G06F40/58
G06F16/332
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023553218
(86)(22)【出願日】2022-03-02
(85)【翻訳文提出日】2023-09-01
(86)【国際出願番号】 CN2022078732
(87)【国際公開番号】W WO2022184079
(87)【国際公開日】2022-09-09
(31)【優先権主張番号】202110232055.5
(32)【優先日】2021-03-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.MySQL
2.JAVA
3.ELASTICSEARCH
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】ポン,ロントン
【テーマコード(参考)】
5B175
【Fターム(参考)】
5B175DA01
(57)【要約】
ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供し、ドキュメント処理方法は、ターゲットドキュメントに対する第1のユーザーの編集操作を受け付けたことに応答して、編集内容を取得するステップ(S11)と、編集内容に基づいて、サーバーに第1のデータ要求を送信するステップ(S12)と、サーバーから送信される共通言語識別子を受信したことに応答して、編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新するステップであって、共通言語識別子は編集内容に基づいて決定されるステップ(S13)と、を含む。実施例では、オンラインドキュメントの編集中に、入力された編集内容に共通言語が含まれることが認識された場合、編集内容におけるターゲット内容を共通言語に自動的に更新するので、オンラインドキュメントにおける共通言語の効果的な管理が実現される。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ドキュメント処理機器が実行するドキュメント処理方法であって、
ターゲットドキュメントに対する第1のユーザーの編集操作を受け付けたことに応答して、編集内容を取得するステップと、
前記編集内容に基づいて、サーバーに第1のデータ要求を送信するステップと、
前記サーバーから送信される共通言語識別子を受信したことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新するステップであって、前記共通言語識別子は前記編集内容に基づいて決定されるステップと、
を含む、方法。
【請求項2】
前記サーバーから送信される共通言語識別子を受信したことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新するステップは、
第1のインタラクション領域を展示するステップであって、前記第1のインタラクション領域は前記編集内容におけるターゲット内容に関連付けられるステップと、
前記第1のインタラクション領域に対する前記第1のユーザーの第1の操作を受け付けたことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新するステップと、を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記サーバーから送信される共通言語識別子を受信したことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新するステップは、
第2のインタラクション領域を展示するステップであって、前記第2のインタラクション領域は前記編集内容におけるターゲット内容に関連付けられる共通言語識別子を含むステップと、
前記第2のインタラクション領域に対する前記第1のユーザーの第2の操作を受け付けたことに応答して、前記ターゲット内容に対応する共通言語識別子を取得するステップと、
前記第2のインタラクション領域に対する前記第1のユーザーの第3の操作を受け付けたことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を前記共通言語識別子に対応する共通言語に更新するステップと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
前記サーバーから送信される共通言語識別子を受信したことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新するステップは、
前記編集内容におけるターゲット内容が複数である場合、第3のインタラクション領域を展示するステップであって、前記第3のインタラクション領域は複数の前記ターゲット内容に関連付けられる共通言語情報を含むステップと、
前記第3のインタラクション領域に対する前記第1のユーザーの第4の操作を受け付けたことに応答して、前記ターゲット内容に対して、対応する共通言語識別子をマッチングさせるステップと、
前記第3のインタラクション領域に対する前記第1のユーザーの第5の操作を受け付けたことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を、マッチングした共通言語識別子に対応する共通言語に更新するステップと、
を含む、請求項1に記載の方法。
【請求項5】
前記編集内容におけるターゲット内容と前記共通言語識別子との関連関係を確立するステップと、
前記関連関係をマッピング関係テーブルに記憶するステップと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項6】
現在の編集モードが第1のモードであることに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容の表示モードを第1のモードから第2のモードに変更するステップ、又は、
現在の編集モードが第3のモードであることに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容の表示モードを第3のモードから前記第3のモードに関連付けられる第2のモードに変更するステップ、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
更新後の前記ターゲット内容に対するトリガー操作に応答して、前記サーバーに第2のデータ要求を送信するステップであって、前記第2のデータ要求は、共通言語識別子及び前記ターゲットドキュメントの識別子を含むステップと、
前記サーバーから送信される第2のデータを受信したことに応答して、前記共通言語識別子に対応する共通言語説明情報を展示するステップと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
共通言語の挿入操作に応答して、前記ターゲットドキュメントに前記共通言語を表示するステップをさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
前記共通言語の挿入操作に応答して、前記ターゲットドキュメントに前記共通言語を表示するステップは、
共通言語の挿入操作に応答して、第1の操作入口を展示するステップであって、前記第1の操作入口はターゲット共通言語を取得するために使用されるステップと、
前記ターゲット共通言語を取得したことに応答して、第2の操作入口を展示するステップと、
前記第2の操作入口に対する操作指令を受信したことに応答して、前記ターゲットドキュメントに前記ターゲット共通言語を表示するステップと、
を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項10】
前記共通言語の挿入操作に応答して、前記ターゲットドキュメントに前記共通言語を表示するステップは、
共通言語の挿入操作に応答して、ターゲット位置情報を取得するステップと、
前記ターゲット位置情報に基づいて、前記ターゲットドキュメントに前記共通言語を表示するステップと、
を含む、請求項8に記載の方法。
【請求項11】
共通言語の追加操作に応答して、共通言語の名称及び共通言語の説明情報を受信するステップと、
前記サーバーが対応する共通言語記録を作成するように、前記共通言語の名称及び共通言語の説明情報を前記サーバーに送信するステップと、
をさらに含む、請求項1に記載の方法。
【請求項12】
前記ターゲット内容は、前記編集内容の一部又は全てである、請求項1に記載の方法。
【請求項13】
ドキュメント処理機器が実行するドキュメント処理方法であって、
クライアントから送信される、編集内容を含む第1のデータ要求を受信するステップと、
前記編集内容に基づいて、前記編集内容に対応する共通言語識別子を取得するステップと、
前記編集内容に対応する共通言語識別子を前記クライアントに送信するステップと、
を含む、方法。
【請求項14】
前記編集内容に基づいて、前記編集内容に対応する共通言語識別子を取得するステップは、
前記編集内容に対して単語分割処理を行って、前記編集内容に対応する複数の単語を取得するステップと、
前記単語によって共通言語ベースにおいてマッチングして、各単語に対応する共通言語識別子を決定するステップと、
を含む、請求項13に記載の方法。
【請求項15】
前記編集内容に基づいて、前記編集内容に対応する共通言語識別子を取得するステップは、
少なくとも1つの前記編集内容に対応するデータ情報に対してアグリゲーション処理を行って、アグリゲーション処理後のデータ情報総量を決定するステップと、
前記データ情報総量が閾値条件を満たしている場合、前記編集内容に対応する共通言語識別子を取得するステップと、
を含む請求項13に記載の方法。
【請求項16】
前記クライアントから送信される第2のデータ要求を受信するステップであって、前記第2のデータ要求は共通言語識別子及びターゲットドキュメントの識別子を含むステップと、
共通言語ベースにおいて前記共通言語識別子に対応する共通言語説明情報を検索するステップと、
前記共通言語識別子に対応する共通言語説明情報が含まれる第2のデータをクライアントに送信するステップと、
をさらに含む、請求項13に記載の方法。
【請求項17】
前記第2のデータ要求はユーザー識別子をさらに含み、
前記方法は、
前記ユーザー識別子及び前記ターゲットドキュメントの識別子に基づいて、前記ユーザーが前記ターゲットドキュメントの権限を有するかどうかを決定するステップと、
前記ユーザーが前記ターゲットドキュメントの権限を有することに応答して、共通言語ベースにおいて前記共通言語識別子に対応する共通言語説明情報を検索するという操作を実行するステップと、
をさらに含む、請求項16に記載の方法。
【請求項18】
クライアントから送信される共通言語の名称及び共通言語の説明情報を受信するステップと、
前記共通言語の名称に基づいて共通言語ベースにおいて検索するステップと、
前記共通言語の名称が検索されていないことに応答して、前記共通言語の名称及び共通言語の説明情報に基づいて共通言語ベースを更新するステップと、
をさらに含む、請求項13に記載の方法。
【請求項19】
ドキュメント処理装置であって、
ターゲットドキュメントに対する第1のユーザーの編集操作を受け付けたことに応答して、編集内容を取得する内容取得モジュールと、
前記編集内容に基づいて、サーバーに第1のデータ要求を送信する要求送信モジュールと、
前記サーバーから送信される共通言語識別子を受信したことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新する共通言語更新モジュールであって、前記共通言語識別子は前記編集内容に基づいて決定される共通言語更新モジュールと、
を含む、装置。
【請求項20】
ドキュメント処理装置であって、
クライアントから送信される、編集内容を含む第1のデータ要求を受信する要求受信モジュールと、
前記編集内容に基づいて、前記編集内容に対応する共通言語識別子を取得する共通言語識別子取得モジュールと、
前記編集内容に対応する共通言語識別子を前記クライアントに送信する共通言語識別子送信モジュールと、
を含む、装置。
【請求項21】
ドキュメント処理機器であって、
1つ又は複数のプロセッサーと、
1つ又は複数のプログラムを記憶するメモリと、
を含み、
前記1つ又は複数のプログラムは前記1つ又は複数のプロセッサーによって実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサーに、請求項1~18のいずれか一項に記載のドキュメント処理方法を実現させる、機器。
【請求項22】
媒体であって、
前記媒体にはコンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムはプロセッサーによって実行されると、請求項1~18のいずれか一項に記載のドキュメント処理方法を実現する、媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は2021年03月02日にて中国国家知識産権局に提出され、出願番号が202110232055.5であり、発明の名称が「ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体」である中国特許出願の優先権を主張して、その全ての内容は援用により本開示に組み込まれる。
【0002】
本開示の実施例は情報処理技術に関し、特に、ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体に関している。
【背景技術】
【0003】
ユーザーは、ドキュメントを使用して専門情報を記録する際に、関連資料をドキュメントに書き込む。各チームが係る分野知識は異なり、同一チームの異なるユーザーが担当する技術分野も異なる。従って、チームのユーザーは1つの共通言語を使用して1つの概念を説明する必要があり、また、以降の知識伝達及び情報整合を容易にするために、当該共通言語は、他の曖昧さが導入されず、まとめが容易であり、明瞭に解釈可能であるように維持される必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
ところが、従来技術では、オンラインドキュメントにおける共通言語を効果的に管理する方法がない。
【0005】
本開示の実施例は、オンラインドキュメントにおける共通言語を効果的に管理するためのドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供している。
【課題を解決するための手段】
【0006】
第1の態様によれば、本開示の実施例は、ドキュメント処理方法を提供し、
ターゲットドキュメントに対する第1のユーザーの編集操作を受け付けたことに応答して、編集内容を取得するステップと、
前記編集内容に基づいて、サーバーに第1のデータ要求を送信するステップと、
前記サーバーから送信される共通言語識別子を受信したことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新するステップであって、前記共通言語識別子は前記編集内容に基づいて決定されるステップと、を含む。
【0007】
第2の態様によれば、本開示の実施例は、サーバーに適用されるドキュメント処理方法をさらに提供し、
クライアントから送信される、編集内容を含む第1のデータ要求を受信するステップと、
前記編集内容に基づいて、前記編集内容に対応する共通言語識別子を取得するステップと、
前記編集内容に対応する共通言語識別子を前記クライアントに送信するステップと、を含む。
【0008】
第3の態様によれば、本開示の実施例は、ドキュメント処理装置をさらに提供し、
ターゲットドキュメントに対する第1のユーザーの編集操作を受け付けたことに応答して、編集内容を取得する内容取得モジュールと、
前記編集内容に基づいて、サーバーに第1のデータ要求を送信する要求送信モジュールと、
前記サーバーから送信される共通言語識別子を受信したことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新する共通言語更新モジュールであって、前記共通言語識別子は前記編集内容に基づいて決定される共通言語更新モジュールと、を含む。
【0009】
第4の態様によれば、本開示の実施例は、サーバーに配置されるドキュメント処理装置をさらに提供し、
クライアントから送信される、編集内容を含む第1のデータ要求を受信する要求受信モジュールと、
前記編集内容に基づいて、前記編集内容に対応する共通言語識別子を取得する共通言語識別子取得モジュールと、
前記編集内容に対応する共通言語識別子を前記クライアントに送信する共通言語識別子送信モジュールと、を含む。
【0010】
第5の態様によれば、本開示の実施例はドキュメント処理機器をさらに提供し、
1つ又は複数のプロセッサーと、
1つ又は複数のプログラムを記憶するメモリと、を含み、
前記1つ又は複数のプログラムが前記1つ又は複数のプロセッサーによって実行されると、前記1つ又は複数のプロセッサーに、本開示の実施例のいずれか一項に記載のドキュメント処理方法を実現させる。
【0011】
第6の態様によれば、本開示の実施例は媒体をさらに提供し、前記媒体にはコンピュータプログラムが記憶され、前記コンピュータプログラムはプロセッサーによって実行されると、本開示の実施例のいずれか一項に記載のドキュメント処理方法を実現する。
【発明の効果】
【0012】
本開示の実施例は、ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供し、上記のドキュメント処理方法は、ターゲットドキュメントに対する第1のユーザーの編集操作を受け付けたことに応答して、編集内容を取得するステップと、編集内容に基づいて、サーバーに第1のデータ要求を送信するステップと、サーバーから送信される共通言語識別子を受信したことに応答して、編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新するステップであって、共通言語識別子は編集内容に基づいて決定されるステップと、を含む。本開示の実施例によれば、オンラインドキュメントの編集中に、入力された編集内容に共通言語が含まれることが認識された場合、編集内容におけるターゲット内容を共通言語に自動的に更新するので、オンラインドキュメントにおける共通言語の効果的な管理が実現される。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図面を結合して、以下の具体的な実施形態を参照し、本開示の各実施例の上記及び他の特徴、利点、態様はより明瞭になる。図面において、同一又は類似の符号は同一又は類似の要素を示す。ここで、図面は概略的なものであり、部品及び要素は必ずしも縮尺通りに描かれるわけではない。
図1】本開示の実施例によるドキュメント処理方法のフローチャートである。
図2】本開示の実施例による第1のインタラクション領域の概略図である。
図3】本開示の実施例による第2のインタラクション領域の概略図である。
図4】本開示の実施例によるドキュメント操作ページの概略図である。
図5】本開示の実施例によるドキュメント処理方法のフローチャートである。
図6】本開示の実施例によるドキュメント処理のインタラクション方法のフローチャートである。
図7】本開示の実施例によるドキュメント処理のインタラクション方法のフローチャートである。
図8】本開示の実施例によるドキュメント処理のインタラクション方法のフローチャートである。
図9】本開示の実施例によるドキュメント処理装置の構成概略図である。
図10】本開示の実施例によるドキュメント処理装置の構成概略図である。
図11】本開示の実施例による電子機器の構成図である。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、図面を参照して、本開示の実施例をより詳しく記載する。図面は本開示のいくつかの実施例を示すが、本開示はここに記載の実施例に限定されず、各種の形態で実現されてもよく、これらの実施例を提供することで、本開示をより徹底且つ完全に理解する。ここで、本開示の図面及び実施例は本開示の保護範囲を限定していなく、ただ例示的なものである。
【0015】
なお、本開示の方法実施形態に記載の各ステップは異なる順序に従って実行され、及び/又は並行に実行される。また、方法実施形態は付加的なステップを含み、及び/又は示されるステップの実行を省略する。この点について、本開示の範囲は限定されていない。
【0016】
本明細書における用語である「包含」及びその変形は、開放的な包含であり、即ち、「包含するが、これに限定されていない」という意味である。用語である「基づく」は、「少なくとも部分的に基づく」という意味である。用語である「一実施例」は「少なくとも1つの実施例」を示し、用語である「別の実施例」は「少なくとも1つの別の実施例」を示し、用語である「いくつかの実施例」は「少なくともいくつかの実施例」を示す。他の用語の関連定義は、以下の記載で与えられる。
【0017】
なお、本開示の実施例に言及された「第1」、「第2」などの概念はただ異なる装置、モジュール又はユニットを区別するためのものであり、これらの装置、モジュール又はユニットが実行する機能の順序又は相互依存関係を限定していない。
【0018】
なお、本開示の実施例に言及された「1つ」、「複数」の修飾は限定的なものではなく、概略的なものであり、当業者であれば理解できるように、明細書において、特に明示的に指摘がない限り、「1つ又は複数」として理解される。
【0019】
本開示の実施形態における複数の装置の間でインタラクションするメッセージ又は情報の名称はこれらのメッセージ又は情報の範囲を限定するものではなく、ただ説明のためのものである。
【0020】
図1は、本開示の実施例によるドキュメント処理方法のフローチャートであり、本実施例は、ドキュメントにおける共通言語を管理する場合に適用される。当該方法はドキュメント処理装置によって実行され、前記装置はソフトウェア及び/又はハードウェアの形態で実現される。前記ドキュメント処理方法はクライアントに適用される。
【0021】
なお、本実施例によって提供されるドキュメント処理方法は具体的にクライアントで使用することができ、具体的に、クライアントに統合されるドキュメント処理装置によって実行されると考えられる。クライアントは具体的に、プロセッサー、メモリ、入力装置及び出力装置が含まれるコンピュータ機器、例えばノートパソコン、デスクトップパソコン、タブレットコンピューター及びスマート端末などであってもよい。
【0022】
図1に示すように、本実施例によるドキュメント処理方法は主にステップS11、S12及びS13を含む。
【0023】
S11:ターゲットドキュメントに対する第1のユーザーの編集操作を受け付けたことに応答して、編集内容を取得する。
【0024】
上記のターゲットドキュメントは、クライアントの展示領域に展示される編集可能なドキュメント、例えばwordドキュメント、excelドキュメント、pdfドキュメント、txtドキュメントなどの通常のドキュメントであってもよいし、他の編集可能なドキュメントであってもよく、これに対して本実施例は限定していない。上記の編集内容は、作業員が現在のドキュメントページに入力した内容であってもよいし、ユーザーがペースト方式で入力した内容であってもよいし、ユーザーがインプットメソッドによって入力した内容であってもよく、本実施例は編集内容を限定していなく、ただそれを例示的に説明する。
【0025】
S12:前記編集内容に基づいて、サーバーに第1のデータ要求を送信する。
【0026】
上記のサーバーは、ネットワークにおいてクライアントにコンピューティング又はアプリケーションサービスを提供するバックグラウンドサーバー又はバックエンドサーバーであってもよい。サービス要求に応答して、サービスを担当し、サービスを保障する能力を備え、高速のCPU演算能力、長時間に亘る確実な運転、強大のI/O外部データスループット能力、及びよりよい拡張性を備える。
【0027】
第1のデータ要求には編集内容が含まれ、第1のデータ要求は、編集内容には共通言語が存在するかどうかを認識するように、サーバーに要求する。サーバーは、編集内容に対応する共通言語識別子を認識した場合、当該共通言語識別子をクライアントに送信する。
【0028】
S13:前記サーバーから送信される共通言語識別子を受信したことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新し、前記共通言語識別子は前記編集内容に基づいて決定される。
【0029】
共通言語とは、1つの作業チームが同じ概念又は知識点を説明するための言語であり、後続の知識伝達及び情報整合を容易にするために、当該作業チームは、当該共通言語を、他の曖昧さが導入されず、且つまとめが容易であり、明瞭に解釈可能であるように保持している。
【0030】
具体的に、共通言語は、DDD(プログラム駆動設計)によるソフトウェア開発の過程で、チーム内の全ての参加者が幅広く使用してこそ、業務ルールの説明を正確に伝達することができ、チームメンバーが用語標識の合意を達成することを容易にし、理解及び伝播を容易にする。共通言語識別子とは、各共通言語が何れも具備する唯一の識別子IDであり、当該共通言語識別子によって、対応する共通言語の名称及び解釈を見つけることができる。前記ターゲット内容は前記編集内容の一部又は全てである。
【0031】
本実施例において、クライアントは、第1のユーザーがターゲットドキュメントページに入力した編集内容を受信し、上記の編集内容に基づいて第1のデータ要求を生成してサーバーに送信し、サーバーは編集内容に基づいて、編集内容に対応する共通言語識別子が存在するかどうかを認識する。存在すれば、上記の共通言語識別子をクライアントに返す。クライアントは、サーバーから送信される共通言語識別子を受信したことに応じて、編集内容におけるターゲット内容を自動的に共通言語に更新する。編集内容に対応する共通言語識別子が存在しなければ、サーバーは何も処理しない。編集内容に対応する共通言語識別子とは、編集内容における一部又は全てが具備する対応する共通言語識別子である。
【0032】
本開示の実施例において、編集内容におけるターゲット内容を自動的に共通言語に更新することは、サーバーから送信される共通言語識別子を受信した後、手動介入を必要とせずに、直接的にターゲット内容を共通言語に更新すると理解することができ、便利且つ迅速である。
【0033】
一実施形態において、前記サーバーから送信される共通言語識別子を受信したことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新するステップは、第1のインタラクション領域を展示するステップであって、前記第1のインタラクション領域は前記編集内容におけるターゲット内容に関連付けられるステップと、前記第1のインタラクション領域に対する前記第1のユーザーの第1の操作を受け付けたことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新するステップと、を含む。
【0034】
インタラクション領域は、ターゲットドキュメントに展示される、第1のユーザーとクライアントとがインタラクションを行うための表示領域と理解されてもよい。さらに、インタラクション領域はターゲットドキュメントページにおける所定領域であってもよいし、又は、ターゲットドキュメントにおけるカーソルが所在する領域であってもよい。所定領域は予め設置された固定位置であってもよいし、編集内容位置の変化に応じて変化してもよい。例えば、所定の位置は、ドキュメントページの底部、トップ部、左側又は右側であってもよい。編集内容位置の変化に応じて変化するのは、編集内容の右下、右上又は左下であってもよい。
【0035】
本実施例において、サーバーは、ターゲット内容に対応する共通言語識別子をクライアントに返し、クライアントは、ターゲット内容に関連付けられる情報を第1のインタラクション領域に表示する。上記の関連付けられる情報は、ターゲット内容を共通言語に更新するかどうかを、第1のユーザーにプロンプトするために使用される。
【0036】
図2は、本開示の実施例による第1のインタラクション領域の概略図であり、図2に示すように、第1のインタラクション領域11に「共通言語に設定する?」を表示するとともに、「YES」及び「NO」という2つの選択ボタンを表示する。
【0037】
さらに、第1のインタラクション領域に対する第1のユーザーの第1の操作に応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新する。第1のインタラクション領域に対する第1のユーザーのトリガー操作に応答して、編集内容に対して何も処理しない。
【0038】
例えば、上記の第1の操作は、第1のインタラクション領域11における「YES」ボタンに対するトリガー操作であり、前記編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新する。さらに、トリガー操作は、第1のインタラクション領域11における「NO」ボタンに対するトリガー操作であってもよい。上記のボタンに対するトリガー操作は、ボタンに対するクリック、ダブルクリック又はタッチ操作であってもよく、これに対して本実施例は限定していない。
【0039】
具体的に、「YES」ボタンに対する第1のユーザーのトリガー操作を受け付けた後、当該操作に応答して、ターゲット内容を共通言語に更新する。「NO」ボタンに対する第1のユーザーのトリガー操作を受け付けた後、当該操作に応答して、ターゲット内容に対して何も処理せず、ターゲット内容は依然として通常の編集内容である。
【0040】
なお、図2に示される第1のインタラクション領域及び操作方式は限定ではなく、ただ例示的な説明であり、実際のページ展示シナリオに基づいて他の設置を行ってもよい。
【0041】
一実施形態において、前記サーバーから送信される共通言語識別子を受信したことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新するステップは、第2のインタラクション領域を展示するステップであって、前記第2のインタラクション領域は前記編集内容におけるターゲット内容に関連付けられる共通言語識別子を含むステップと、前記第2のインタラクション領域に対する前記第1のユーザーの第2の操作を受け付けたことに応答して、前記ターゲット内容に対応する共通言語識別子を取得するステップと、前記第2のインタラクション領域に対する前記第1のユーザーの第3の操作を受け付けたことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を前記共通言語識別子に対応する共通言語に更新するステップと、を含む。
【0042】
本実施例において、サーバーは、編集内容におけるターゲット内容が複数の共通言語識別子に対応することを認識した場合、ターゲット内容に対応する複数の共通言語識別子をクライアントに返し、クライアントはターゲット内容に関連付けられる複数の共通言語識別子を第2のインタラクション領域に表示する。
【0043】
図3は、本開示の実施例による第2のインタラクション領域の概略図であり、図3に示すように、編集内容の右下隅に第1のインタラクション領域21を表示し、第1のインタラクション領域21には複数の共通言語識別子、例えば、共通言語A、共通言語B、共通言語C、共通言語D、及び共通言語に設定しないなどの操作可能なオプションが含まれ、作業員は、上記の第2のインタラクション領域において、ターゲット内容に対応する共通言語識別子を選択することができる。
【0044】
例示的に、第2のインタラクション領域における「共通言語に設定しない」というオプションに対する第1のユーザーのクリック操作を検出した場合、ターゲット内容に対して何も処理しなく、ただ通常のテキストとして記憶する。
【0045】
さらに、サーバーから送信される共通言語識別子を受信するとともに、各共通言語識別子とターゲット内容とのマッチ度を受信することもでき、共通言語識別子の第2のインタラクション領域における順序は上記のマッチ度に基づいて決定される。例えば、共通言語識別子の第2のインタラクション領域における上から下への順序は、当該共通言語識別子と対応するターゲット内容とのマッチ度の降順である。マッチ度が最も高いものは1番目に展示され、そして、マッチ度に従って順に低下する。
【0046】
一実施形態において、第2のインタラクション領域に対する第1のユーザーの第2の操作を受け付けたことに応答して、前記ターゲット内容に対応する共通言語識別子を取得し、ターゲット内容を直接的に、共通言語識別子に対応する共通言語に設定する。
【0047】
例えば、第2のインタラクション領域における「共通言語A」というオプションに対する第1のユーザーのクリック操作を検出した場合、共通言語識別子Aを取得して、ターゲット内容を直接的に、共通言語識別子Aに対応する共通言語に更新する。
【0048】
一実施形態において、第2のインタラクション領域に対する第1のユーザーの第2の操作を受け付けたことに応答して、前記ターゲット内容に対応する共通言語識別子を取得して、第2のインタラクション領域における表示内容を更新し、この場合、第2のインタラクション領域には、ターゲット内容に関連付けられる情報が表示される。第2のインタラクション領域に対する第1のユーザーの第3の操作を受け付けたことに応答して、ターゲット内容を、前記共通言語識別子に対応する共通言語に更新する。第2のインタラクション領域に対する第1のユーザーの第3の操作を受け付けたことに応答することは、第1のインタラクション領域における第1の操作と同様であり、具体的に、上記の実施例の第1のインタラクション領域における第1の操作の記載を参照すればよく、本実施例において、贅言していない。上記の関連情報は、ターゲット内容を共通言語に設定するかどうかを、第1のユーザーにプロンプトするために使用される。
【0049】
一実施形態において、前記サーバーから送信される共通言語識別子を受信したことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新するステップは、前記編集内容におけるターゲット内容が複数である場合、第3のインタラクション領域を展示するステップであって、前記第3のインタラクション領域には複数の前記ターゲット内容に関連付けられる共通言語識別子が含まれるステップと、前記第3のインタラクション領域に対する前記第1のユーザーの第4の操作を受け付けたことに応答して、前記ターゲット内容に対して、対応する共通言語識別子をマッチングさせるステップと、前記第3のインタラクション領域に対する前記第1のユーザーの第5の操作を受け付けたことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を、マッチングした共通言語識別子に対応する共通言語に更新するステップと、を含む。
【0050】
本実施例において、サーバーは、編集内容における複数のターゲット内容に対して、対応する共通言語識別子がそれぞれ存在することを認識した場合、ターゲット内容に対応する複数の共通言語識別子をクライアントに返し、クライアントは複数のターゲット内容に関連付けられる共通言語識別子を第3のインタラクション領域に表示する。クライアントは、前記第3のインタラクション領域に対する第1のユーザーの第5の操作を受け付けたことに応答して、編集内容におけるターゲット内容を、マッチングした共通言語識別子に対応する共通言語に更新する。
【0051】
例えば、編集内容における複数のターゲット内容に対して、対応する共通言語識別子がそれぞれ存在することは、ターゲット内容aが共通言語識別子Aに対応し、ターゲット内容bが共通言語識別子Bに対応し、ターゲット内容cが共通言語識別子Cに対応し、ターゲット内容dが共通言語識別子Dに対応するように理解されてもよい。
【0052】
上記の実施例に基づいて、ターゲットドキュメントに対する第1のユーザーの編集操作を受け付けたことに応答して、編集内容を取得する前、前記方法は、モードスイッチに対する第1のユーザーの操作に応答して、ユーザー識別子の共通言語認識モードを有効にするステップをさらに含む。
【0053】
具体的に、ドキュメントにモードスイッチを配置してもよく、上記のモードスイッチは、共通言語認識モードを有効又は無効にするために使用され、共通言語認識モードとは、ユーザーが編集内容を入力した後、編集内容が共通言語であるかどうかを自動的に認識するものである。
【0054】
共通言語認識モードが有効状態にある場合、ユーザーによる編集内容の入力を実行した後、編集内容が共通言語であるかどうかを自動的に認識し、即ち、上記のステップS11からS13のように、本開示の実施例によるドキュメント処理方式を実行する。共通言語認識モードが無効状態にある場合、ユーザーによる編集内容の入力を実行した後、共通言語を認識せずに、直接的に通常の編集テキストとして記憶する。
【0055】
さらに、前記モードスイッチが無効状態にある場合、モードスイッチに対する操作に応答して、共通言語認識モードを有効にし、上記のモードスイッチに対する操作はモードスイッチに対するクリック、ダブルクリック又はタッチを含む。前記モードスイッチがスイッチ状態にある場合、モードスイッチに対する操作に応答して、共通言語認識モードを無効にし、上記のモードスイッチに対する操作はモードスイッチに対するクリック、ダブルクリック又はタッチを含む。
【0056】
本開示の実施例によるドキュメント処理方法は、ターゲットドキュメントに対する第1のユーザーの編集操作を受け付けたことに応答して、編集内容を取得するステップと、編集内容に基づいて、サーバーに第1のデータ要求を送信するステップと、サーバーから送信される共通言語識別子を受信したことに応答して、編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新するステップであって、共通言語識別子は編集内容に基づいて決定されるステップと、を含む。本開示の実施例によれば、オンラインドキュメントの編集中に、入力された編集内容には共通言語が含まれる場合、編集内容におけるターゲット内容を自動的に共通言語に更新することで、オンラインドキュメントにおける共通言語の効果的な管理を実現する。
【0057】
上記の実施例に基づいて、本開示の実施例は別のドキュメント処理方法を提供し、前記ドキュメント処理方法は、共通言語の挿入操作に応答して、前記ターゲットドキュメントに前記共通言語を表示するステップを含む。
【0058】
本実施例において、共通言語の挿入操作は、ターゲット現在ドキュメントに共通言語を挿入する操作として理解されてもよい。上記の挿入操作は右キーをクリックすることで操作を行ってもよいし、ドキュメントのトップ部の機能ボックスにおける挿入ボタンによって操作を行ってもよい。これに対して本実施例は限定していない。
【0059】
一実施形態において、前記共通言語の挿入操作に応答して、前記ターゲットドキュメントに前記共通言語を表示するステップは、共通言語の挿入操作に応答して、第1の操作入口を展示するステップであって、前記第1の操作入口はターゲット共通言語を取得するために使用されるステップと、前記ターゲット共通言語を取得したことに応答して、第2の操作入口を展示するステップと、前記第2の操作入口に対する操作指令を受信したことに応答して、前記ターゲットドキュメントに前記ターゲット共通言語を表示するステップと、を含む。
【0060】
上記の第2の操作入口は、1つ又は複数のターゲット共通言語の操作入口を含む。第2の操作入口に対する操作指令は、第2の操作入口に対するクリック、ダブルクリック又はタッチのうちいずれか1つのオプションを含む。
【0061】
さらに、共通言語の挿入操作は、ドキュメントのトップ部の挿入ボタンによって操作を行って、ドキュメントに内容を挿入できる、第1の操作入口が含まれる全てのオプションを展示して、第1の操作入口に対応する共通言語オプションに対する操作に応答することができる。ターゲットドキュメントに挿入選択ボックスを展示し、挿入選択ボックスに、ドキュメントに内容を追加できる、第1の操作入口が含まれる全てのオプションを展示し、第1の操作入口に対応する共通言語オプションの操作に応答することもできる。
【0062】
さらに、第1の操作入口における共通言語オプションに対する操作に応答した後、ターゲット共通言語を取得し、前記ターゲット共通言語を取得したことに応答して、第2の操作入口を展示する。第2の操作入口に対する操作に応答して、複数のターゲット共通言語から1つのターゲット共通言語を選択する。第1のユーザーがターゲットドキュメントに入力したターゲット内容を受信して、当該ターゲット内容を共通言語に更新する。
【0063】
1つの例示的な実施形態において、図4は本開示の実施例によるドキュメント操作ページの概略図である。図4に示すように、ターゲットドキュメントの任意の位置にマウス右キーをクリックし、又はドキュメントのトップ部の機能バーにおいて選択操作を行って、ターゲットドキュメントに図4に示す機能リストボックス31を展示して、上記の機能リストにおける「下方追加」オプション22を操作し、現在ドキュメントに図4に示す追加選択ボックス23を展示して、追加選択ボックス23における第1の操作入口の「共通言語」というオプションを操作し、ターゲットドキュメントに第2の選択ボックス24を展示する。図4に示すように、第2の選択ボックス24は第2の操作入口、例えば、共通言語A、共通言語B、共通言語C、共通言語Dを含み、作業員はいずれか1つの共通言語IDを、次にドキュメントに入力する編集内容に対応する共通言語として選択する。
【0064】
なお、図4は、共通言語の挿入方法の例示的な説明のみであり、限定ではない。
【0065】
一実施形態において、前記共通言語の挿入操作に応答して、前記ターゲットドキュメントに前記共通言語を表示するステップは、共通言語の挿入操作に応答して、ターゲット位置情報を取得するステップと、前記ターゲット位置情報に基づいて、前記ターゲットドキュメントに前記共通言語を表示するステップと、を含む。
【0066】
本実施例において、ターゲット位置情報は共通言語の挿入位置であり、当該位置情報は、共通言語に対する第1のユーザーの挿入操作によって実現される。第1のユーザーはターゲットドキュメントの任意の位置に共通言語を挿入することができる。
【0067】
さらに、上記の実施例に基づいてターゲット共通言語を取得した後、後続の第1のユーザーがターゲット位置に入力したターゲット内容をターゲット共通言語に更新する。
【0068】
一実施例において、上記の実施例に基づいて、前記編集内容におけるターゲット内容と前記共通言語識別子との関連関係を確立するステップと、前記関連関係をマッピング関係テーブルに記憶するステップと、をさらに含む。
【0069】
上記の共通言語識別子は上記の実施例において、第1のユーザーが第1のインタラクション領域、第2のインタラクション領域又は第3のインタラクション領域から選択した共通言語識別子であってもよい。
【0070】
ターゲット内容と選択した共通言語識別子との間の対応関係を確立する。なお、ターゲット内容と共通言語識別子とは一対一の関係であってもよいし、多対一の関係であってもよい。即ち、異なるターゲット内容は、同一の共通言語識別子に対応してもよい。
【0071】
マッピング関係テーブルには、ターゲット内容と共通言語識別子との対応関係が記憶されることで、後続のドキュメントの使用中に、作業員は、ターゲット内容に対応する共通言語IDを容易に取得することができる。
【0072】
さらに、上記の実施例に基づいて、現在編集モードが第1のモードであることに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容の表示モードを第1のモードから第2のモードに変更するステップ、又は、現在編集モードが第3のモードであることに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容の表示モードを第3のモードから前記第3のモードに関連付けられる第2のモードに変更するステップをさらに含む。
【0073】
本実施例において、第1のモードは、ターゲットドキュメントにおける通常内容の表示モードと理解されてもよい。第2のモードは、共通言語が存在するターゲット内容の専門表示方式である。
【0074】
例えば、第1の表示モードは宋体、フォントサイズ4である。第2の表示モードは下線追加、文字背景追加、太字、又は斜体などの表示方式である。
【0075】
本実施例において、第3のモードは、ターゲットドキュメントにおける通常内容の表示モードを基礎としてレンダリングを追加した表示方式と理解されてもよい。第2のモードは、共通言語が存在するターゲット内容の専門表示方式である。
【0076】
なお、第3の表示モードと第1の表示モードとの相違点は以下の通り、即ち、第1のモードはドキュメント内容の基礎表示に過ぎないことに対して、第3の表示方式は第1のモードを基礎としてレンダリングを追加した表示方式である。第3のモードに関連付けられる第2の表示モードは、第3のモードを基礎としてレンダリングを追加した表示方式である。
【0077】
例えば、第1の表示モードは宋体、フォントサイズ4である。第3のモードは宋体、フォントサイズ4、太字である。相応的に、第3のモードに関連付けられる第2の表示モードは宋体、フォントサイズ4、太字、下線追加である。又は、第3のモードに関連付けられる第2の表示モードは宋体、フォントサイズ4、太字、文字背景追加である。
【0078】
上記のターゲット内容を区別して表示する方式によって、作業員は、後続、ドキュメントを使用する際に、どんな内容が共通言語であるかを明らかに知ることができる。
【0079】
上記の実施例に基づいて、上記のドキュメント処理方法は、更新後の前記ターゲット内容に対するトリガー操作に応答して、前記サーバーに第2のデータ要求を送信するステップであって、前記第2のデータ要求は、共通言語識別子及び前記ターゲットドキュメントの識別子を含むステップと、前記サーバーから送信される第2のデータを受信したことに応答して、前記共通言語識別子に対応する共通言語説明情報を展示するステップと、をさらに含む。
【0080】
本実施例において、更新後の前記ターゲット内容に対するトリガー操作は、更新後のターゲット内容に対する選定操作であってもよし、更新後のターゲット内容に対するクリック操作であってもよいし、マウスカーソルが更新後のターゲット内容を指すことであってもよい。共通言語説明情報は、ターゲット内容に対応する共通言語の詳しい解釈情報である。
【0081】
第2のデータ要求は主に、クライアントがターゲット内容に対応する共通言語の詳しい解釈情報をサーバーに要求するために使用される。
【0082】
本実施例において、更新後の前記ターゲット内容的に対するトリガー操作に応答した後、前記サーバーに第2のデータ要求を送信する。サーバーはターゲットドキュメントの識別子に基づいて対応する予め設定されたマッピング関係テーブルを決定し、ターゲット内容に基づいて予め設定されたマッピング関係テーブルにおいて検索する。予め設定されたマッピング関係テーブルにおいてターゲット内容に対応する共通言語識別子を検索した場合、現在操作のターゲット内容が共通言語であり、当該共通言語識別子に基づいてターゲット内容に対応する共通言語説明情報を取得してクライアントに送信して展示する。
【0083】
さらに、クライアントは、サーバーから返されるターゲット内容に対応する共通言語説明情報を受信した後、解釈展示ボックスに共通言語の説明情報を展示してもよい。
【0084】
ターゲットドキュメントに解釈展示ボックスを表示する方式は多種があり、例えば、ターゲットドキュメントページの所定領域に解釈展示ボックスを表示してもよいし、又は、ドキュメント領域におけるカーソルが所在する領域に解釈展示ボックスを表示してもよい。解釈展示ボックスはドキュメントにホバーする展示ボックスである。所定領域は予め設置された固定位置であってもよし、ドキュメント内容に応じて変化する位置であってもよい。例えば、所定の位置はドキュメントページの底部、トップ部、左側又は右側であってもよい。ドキュメント内容に応じて変化する位置は、編集内容の右下、右上又は左下であってもよい。
【0085】
例えば、解釈展示ボックスはドキュメントの底部に配置される。作業員は、ドキュメントの閲覧中に、ターゲット内容「ABCD」に対応する共通言語の具体的な内容をチェックする必要があり、マウスのカーソルをターゲット内容「ABCD」に置くか、又はマウスでターゲット内容「ABCD」をクリックし、クライアントは、作業員の操作を検出した後、サーバーに第2のデータ要求を送信することができる。サーバーは当該ターゲット内容に対応する共通言語説明情報を返して、ターゲットドキュメントにおける解釈展示ボックスに共通言語の説明情報を展示する。さらに、作業員がチェックした後、解釈展示ボックスの閉じボタンによって、解釈展示ボックスを閉じてもよいし、ドキュメント内容「ABCD」を再び操作することで、解釈展示ボックスを閉じてもよい。
【0086】
本実施例の技術案によれば、作業員はマウスを共通言語に置いた場合、当該共通言語の具体的な意味を展示して解析するフローティングウィンドウが現われる。
【0087】
上記の実施例に基づいて、上記のドキュメント処理方法は、共通言語の追加操作に応答して、共通言語の名称及び共通言語の説明情報を受信するステップと、前記サーバーが対応の共通言語記録を作成するように、前記共通言語の名称及び共通言語の説明情報を前記サーバーに送信するステップと、をさらに含む。
【0088】
共通言語名称は、作業員が共通言語に対して規定する名前である。
【0089】
本実施例において、クライアントは、ユーザーがドキュメントに入力した、共通言語ベースの確立又は更新指令を受信し、共通言語の追加操作に応答して、ユーザーが入力した共通言語名称及び共通言語説明情報を受信し、サーバーの共通言語ベースのインターフェースを要求し、共通言語名称及び対応する共通言語説明情報を導入することができる。サーバーは、要求を受信した後、重複する共通言語があるかどうかを判定し、重複する共通言語がなければ、共通言語記録を生成して、共通言語ベースを更新してから、処理結果をクライアントに返す。
【0090】
図5は本開示の実施例によるドキュメント処理方法のフローチャートであり、本実施例はドキュメントにおける共通言語を管理する場合に適用される。当該方法はドキュメント処理装置によって実行され、前記装置はソフトウェア及び/又はハードウェアの形態で実現される。前記ドキュメント処理方法はサーバーに適用される。
【0091】
図5に示すように、本実施例によるドキュメント処理方法は主にステップS21、S22及びS23を含む。
【0092】
S21:クライアントから送信される、編集内容を含む第1のデータ要求を受信する。
【0093】
上記のサーバーは、ネットワークにおいてクライアントにコンピューティング又はアプリケーションサービスを提供するバックグラウンドサーバー又はバックエンドサーバーであってもよい。サービス要求に応答し、サービスを担当し、サービスを保障する能力を備え、高速のCPU演算能力、長時間に亘る確実な運転、強大のI/O外部データスループット能力及びよりよい拡張性を備える。
【0094】
さらに、サービス端末はクライアントにサービスを提供する。クライアントとサーバーとの間に通信接続を確立することで、データのインタラクション及び伝送を行うことができる。
【0095】
具体的に、クライアントは、作業員がターゲットドキュメントページに入力した編集内容を受信して、編集内容に基づいて第1のデータ要求を生成して、上記の第1のデータ要求をサーバーに送信し、サーバーは、クライアントから送信される第1のデータ要求を受信する。
【0096】
S22:前記編集内容に基づいて、前記編集内容に対応する共通言語識別子を取得する。
【0097】
一実施形態において、前記編集内容に基づいて、前記編集内容に対応する共通言語識別子を取得するステップは、少なくとも1つの前記編集内容に対応するデータ情報に対してアグリゲーション処理を行って、アグリゲーション処理後のデータ情報総量を決定するステップと、前記データ情報総量が閾値条件を満たしている場合、前記編集内容に対応する共通言語識別子を取得するステップと、を含む。
【0098】
閾値条件は、編集内容に基づいて対応する共通言語識別子を検索する条件である。上記の閾値条件は、編集内容の属性特徴、例えば、編集内容のテキスト文字数、テキストフォーマット、編集内容のフォントサイズなどであってもよい。
【0099】
本実施例において、MySQLデータベースにおけるbinlogログをリッスンし、前記ターゲットドキュメントに対応する複数のbinlogログを取得する。前記複数のbinlogログに対応する修正を1回の修正にアグリゲーションして、具体的な修正内容を抽出する。前記具体的な修正内容の文字数が閾値条件に達した場合、前記編集内容に対応する共通言語識別子を取得する。
【0100】
MySQLデータベースは、ユーザーのデータを記憶できるオープンソースの行列式データベースである。Binlogログは、MySQLデータベースサービス層がメンテナンスするバイナリログであり、主に、MySQLデータを更新するか又は潜在的に更新するSQL文を記録して、「トランザクション」の形態で磁気ディスクに保存する。簡単に言えば、データベースの各回の操作動作を記録し、binlogによって映画を再生するようにMySQLの操作動作をもう一度やり直す。
【0101】
具体的に、ターゲットドキュメントページでユーザーによる入力操作が完了するたびに、対応する変更内容をMySQLデータベースに書き込む。クライアントから送信される編集内容を受信した後、共通言語モジュールはMySQLデータベースのBinlogログを非同期にリッスンして、binlogログを解析する。本実施例において、遅延キューを採用して消費し、毎回、あるドキュメントの複数のbinlog記録を消費して、対応する修正を1回修正にアグリゲーションして、具体的な修正内容を抽出する。具体的な修正内容の増加するテキスト文字数が閾値条件を超えた場合、前記編集内容に対応する共通言語識別子を取得する。
【0102】
好ましくは、本実施例における閾値条件は10個の文字である。ここで、10個の文字という閾値条件は経験に基づいて取得され、閾値条件は、実際応用状況に応じて設定してもよく、本実施例はこれを限定していなく、ただ説明する。
【0103】
一実施形態において、前記編集内容に基づいて、前記編集内容に対応する共通言語識別子を取得するステップは、前記編集内容に対して単語分割処理を行って、前記編集内容に対応する複数の単語を取得するステップと、前記単語によって共通言語ベースにおいてマッチングして、各単語に対応する共通言語識別子を決定するステップと、を含む。
【0104】
具体的に、編集内容行に対してロカールで単語分割処理を行って、編集内容から対応する単語を抽出し、単語によって共通言語
ElasticSearch 検索ベースにおいて単語を正確にマッチングする。
【0105】
上記の単語分割処理は任意の単語分割ポリシー、例えば吃音中国語単語分割ポリシーを採用してもよく、本実施例は単語分割ポリシーを限定していなく、ただ説明する。
【0106】
別の実施形態において、前記編集内容に対応する共通言語識別子を検索するステップは、編集内容によって共通言語ベースにおいてファジーマッチングを行って、検索結果を決定するステップを含む。
【0107】
具体的に、単語分割がされていない編集内容によってElasticSearch
検索ベースにおいて曖昧検索を行う。
【0108】
さらに、ElasticSearchはLuceneベースによる検索エンジンである。分散型、マルチテナントをサポートする全文検索エンジンを提供する。
【0109】
別の実施形態において、単語によって共通言語ElasticSearch検索ベースにおいて単語を正確にマッチングして、単語分割がされていない編集内容によってElasticSearch
検索ベースにおいて曖昧検索を行って、2回の検索結果に基づいて検索結果を決定する。
【0110】
本実施例において、単語によって共通言語ElasticSearch検索ベースにおいて単語を正確にマッチングすることで、検索速度を向上させ、単語分割がされていない編集内容によってElasticSearch
検索ベースにおいて曖昧検索を行うことで、検索のリコール率を向上させる。
【0111】
S23:前記編集内容に対応する共通言語識別子を前記クライアントに送信する。
【0112】
一実施形態において、編集内容に対応する共通言語識別子が検索されていない場合、内容は何も返さなくてもよい。
【0113】
別の実施形態において、1つ又は複数の共通言語識別子が検索された場合、検索された共通言語識別子の数に応じて異なる処理を行う。
【0114】
具体的に、検索された共通言語識別子の数は所定閾値以下である場合、検索された全ての共通言語識別子をクライアントに返してもよい。クライアントに返された共通言語識別子はマッチ度の降順に従ってソーティングされた共通言語識別子である。
【0115】
具体的に、検索された共通言語識別子の数は所定閾値より大きい場合、検索された全ての共通言語識別子をマッチ度の降順に従ってソーティングして、最初のL個の共通言語識別子をクライアントに返す。Lは所定閾値に等しい。上記の所定閾値は実際の適用状況に応じて設置することができる。例えば、3つ又は5つであってもよい。
【0116】
別の実施形態において、ソート処理を行わずに、検索された全ての共通言語IDをクライアントに返してもよい。
【0117】
本実施例において、現在のユーザー識別子が共通言語認識モードを有効にした場合に限り、具体的な共通言語の自動認識操作を実行することができる。現在のユーザー識別子が共通言語認識モードを有効にしていない場合、いかなる操作も実行されなくてもよい。
【0118】
一実施例において、上記のドキュメント処理方法は、前記クライアントから送信される第2のデータ要求を受信するステップであって、前記第2のデータ要求は共通言語識別子及びターゲットドキュメントの識別子を含むステップと、共通言語ベースにおいて前記共通言語識別子に対応する共通言語説明情報を検索するステップと、前記共通言語識別子に対応する共通言語説明情報が含まれた第2のデータをクライアントに送信するステップと、をさらに含む。
【0119】
本実施例において、サーバーは、第2のデータ要求を受信した後、第2のデータ要求における共通言語識別子に基づいてターゲット内容に対応する共通言語説明情報を決定する必要がある。具体的に、サーバーはターゲットドキュメントの識別子に基づいて対応する所定マッピング関係テーブルを決定し、ターゲット内容に基づいて所定のマッピング関係テーブルにおいて検索する。所定マッピング関係テーブルにおいてターゲット内容に対応する共通言語識別子を検索した場合、現在操作のターゲット内容が共通言語であることを示し、かつ、当該共通言語識別子に基づいてターゲット内容に対応する共通言語説明情報を取得して、クライアントに送信して展示する。
【0120】
さらに、前記第2のデータ要求は、ユーザー識別子をさらに含み、前記方法は、前記ユーザー識別子及び前記ターゲットドキュメントの識別子に基づいて、前記ユーザーが前記ターゲットドキュメントの権限を有するかどうかを決定するステップと、前記ユーザーが前記ターゲットドキュメントの権限を有することに応答して、共通言語ベースにおいて前記共通言語識別子に対応する共通言語説明情報を検索するという操作を実行するステップと、をさらに含む。
【0121】
ターゲットドキュメントの識別子とユーザー識別子との対応関係テーブルにおいて検索を行って、ユーザー識別子がターゲットドキュメントの権限を有するかどうかを決定する。上記の権限とは、修正、入力、削除、編集などの権限を指してもよい。本実施例における権限とは主に、共通言語識別子の検索権限を指す。
【0122】
ドキュメント識別子とユーザー識別子との対応関係テーブルにおいて、現在のユーザー識別子とターゲットドキュメントの識別子との対応関係を検索したことができる場合、現在のユーザー識別子がターゲットドキュメント権限を有すると決定する。そして、共通言語ベースにおいて、前記共通言語識別子に係る、前記ターゲット内容に対応する共通言語説明情報を検索するという操作を実行する。
【0123】
ドキュメント識別子とユーザー識別子との対応関係テーブルにおいて、現在のユーザー識別子とターゲットドキュメントの識別子との対応関係が検索されていない場合、現在のユーザー識別子が現在ドキュメントの権限を有していないと決定し、共通言語識別子の検索権限を具備しないことを直接的にユーザーにプロンプトする。このように、ドキュメントのセキュリティ及び機密性を向上させる。
【0124】
一実施例において、上記のドキュメント処理方法は、クライアントから送信される共通言語の名称及び共通言語の説明情報を受信するステップと、前記共通言語の名称に基づいて共通言語ベースを検索するステップと、前記共通言語の名称が検索されていないことに応答して、前記共通言語の名称及び共通言語の説明情報に基づいて共通言語ベースを更新するステップと、をさらに含む。
【0125】
本実施例において、クライアントは、ユーザーがドキュメントに入力した、共通言語ベースの構築又は更新指令を受信し、共通言語の追加操作に応答して、ユーザーが入力する共通言語名称及び共通言語説明情報を受信し、サーバーの共通言語ベースのインターフェースを要求して、共通言語名称及び対応する共通言語説明情報を導入する。サーバーは、要求を受信した後、重複する共通言語がないかを判定し、重複する共通言語がなければ、共通言語記録を生成して、共通言語ベースを更新してから、処理結果をクライアントに返す。
【0126】
図6は本開示の実施例によるドキュメント処理のインタラクション方法のフローチャートであり、図6に示すように、本実施例によって提供されるインタラクション方法は主に以下のステップを含む。
S31:クライアントはターゲットドキュメントにおける編集内容を受信する。
S32:クライアントは前記編集内容をサーバーに送信する。
S33:サーバーは、前記編集内容が検索条件を満たしている場合、前記編集内容に対応する共通言語識別子を検索する。
S34:サーバーは検索結果に基づいて前記編集内容に対応する共通言語識別子を決定する。
S35:サーバーは前記共通言語識別子をクライアントに送信する。
S36:クライアントは前記ターゲットドキュメントに第2のインタラクション領域を展示し、前記第2のインタラクション領域は1つ又は複数の共通言語識別子を含む。
S37:クライアントは、前記第2のインタラクション領域に対する操作に応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新する。
【0127】
上記の各ステップの具体的な実施形態について、上記の実施例の説明を参照すればよく、本実施例において、贅言していない。
【0128】
図7は、本開示の実施例によるドキュメント処理のインタラクション方法のフローチャートであり、図7に示すように、本実施例によって提供されるインタラクション方法は主に以下のステップを含む。
S41:クライアントは前記ターゲットドキュメントにおけるドキュメント内容に対する操作に応答する。
S42:クライアントは前記サーバーに第2のデータ要求を送信する。
S43:サーバーは前記現在のユーザー識別子及び前記ターゲットドキュメントの識別子に基づいて、現在のユーザー識別子が現在のドキュメントの権限を有するかどうかを決定する。
S44:サーバーは、現在のユーザー識別子が現在のドキュメントの権限を有する場合、共通言語ベースにおいて、前記共通言語識別子に係る、前記ドキュメント内容に対応する共通言語説明情報を検索する。
S45:サーバーは共通言語説明情報をクライアントに返す。
S46:クライアントは共通言語説明情報を展示する。
【0129】
上記の各ステップの具体的な実施形態について、上記の実施例の説明を参照すればよく、本実施例において贅言していない。
【0130】
図8は、本開示の実施例によるドキュメント処理のインタラクション方法のフローチャートであり、図8に示すように、本実施例によって提供されるインタラクション方法は主に、以下のステップを含む。
S51:クライアントは、前記ターゲットドキュメントに対する操作に応答して、共通言語名称及び共通言語説明情報を受信する。
S52:クライアントは共通言語名称及び共通言語説明情報を前記サーバーに送信する。
S53:サーバーは前記共通言語名称によって前記共通言語ベースにおいて検索する。
S54:前記共通言語名称が検索されていない場合、サーバーは前記共通言語名称及び共通言語説明情報に基づいて共通言語ベースを更新する。
S55:サーバーは共通言語ベースの更新結果をクライアントに返す。
【0131】
上記の各ステップの具体的な実施形態について、上記の実施例の説明を参照すればよく、本実施例において、贅言していない。
【0132】
図9は、本開示の実施例によるドキュメント処理装置の構成概略図であり、本実施例は、ドキュメントにおける共通言語を管理する場合に適用され、前記装置はソフトウェア及び/又はハードウェアの形態で実現されてもよい。前記ドキュメント処理装置はクライアントに配置される。
【0133】
図9に示すように、本実施例によって提供されるドキュメント処理装置は主に、
ターゲットドキュメントに対する第1のユーザーの編集操作を受け付けたことに応答して、編集内容を取得する内容取得モジュール91と、
前記編集内容に基づいて、サーバーに第1のデータ要求を送信する要求送信モジュール92と、
前記サーバーから送信される共通言語識別子を受信したことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新する共通言語更新モジュール93であって、前記共通言語識別子は前記編集内容に基づいて決定される共通言語更新モジュール93と、を含む。
【0134】
本実施例によって提供されるドキュメント処理装置は、ターゲットドキュメントに対する第1のユーザーの編集操作を受け付けたことに応答して、編集内容を取得し、編集内容に基づいて、サーバーに第1のデータ要求を送信し、サーバーから送信される共通言語識別子を受信したことに応答して、編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新し、共通言語識別子は編集内容に基づいて決定される。本開示の実施例では、オンラインドキュメントの編集中に、入力された編集内容には共通言語が含まれることが認識された場合、編集内容におけるターゲット内容を自動的に共通言語に更新し、オンラインドキュメントにおける共通言語の効果的な管理が実現される。
【0135】
一実施形態において、共通言語更新モジュール93は具体的に、前記編集内容におけるターゲット内容に関連付けられた第1のインタラクション領域を展示し、前記第1のインタラクション領域に対する前記第1のユーザーの第1の操作を受け付けたことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新する。
【0136】
一実施形態において、共通言語更新モジュール93は具体的に、第2のインタラクション領域を展示し、前記第2のインタラクション領域は前記編集内容におけるターゲット内容に関連付けられる共通言語識別子を含み、前記第2のインタラクション領域に対する前記第1のユーザーの第2の操作を受け付けたことに応答して、前記ターゲット内容に対応する共通言語識別子を取得し、前記第2のインタラクション領域に対する前記第1のユーザーの第3の操作を受け付けたことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を前記共通言語識別子に対応する共通言語に更新する。
【0137】
一実施形態において、共通言語更新モジュール93は具体的に、前記編集内容におけるターゲット内容が複数である場合、第3のインタラクション領域を展示し、前記第3のインタラクション領域は、複数の前記ターゲット内容に関連付けられる共通言語情報を含み、前記第3のインタラクション領域に対する前記第1のユーザーの第4の操作を受け付けたことに応答して、前記ターゲット内容に対して、対応する共通言語識別子をマッチングさせ、前記第3のインタラクション領域に対する前記第1のユーザーの第5の操作を受け付けたことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を、マッチングした共通言語識別子に対応する共通言語に更新する。
【0138】
一実施形態において、共通言語更新モジュール93はさらに、前記編集内容におけるターゲット内容と前記共通言語識別子との関連関係を確立し、前記関連関係をマッピング関係テーブルに記憶する。
【0139】
一実施形態において、共通言語更新モジュール93はさらに、現在編集モードが第1のモードであることに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容の表示モードを第1のモードから第2のモードに変更し、又は、現在編集モードが第3のモードであることに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容の表示モードを第3のモードから前記第3のモードに関連付けられる第2のモードに変更する。
【0140】
一実施形態において、要求送信モジュール92はさらに、更新後の前記ターゲット内容に対するトリガー操作に応答して、前記サーバーに第2のデータ要求を送信し、前記第2のデータ要求は、共通言語識別子及び前記ターゲットドキュメントの識別子を含み、
相応的に、前記装置は、前記サーバーから送信される第2のデータを受信したことに応答して、前記共通言語識別子に対応する共通言語説明情報を展示する説明情報展示モジュールをさらに含む。
【0141】
一実施形態において、前記装置は、共通言語の挿入操作に応答して、前記ターゲットドキュメントに前記共通言語を表示する共通言語表示モジュールをさらに含む。
【0142】
一実施形態において、共通言語表示モジュールは具体的に、共通言語の挿入操作に応答して、ターゲット共通言語を取得するための第1の操作入口を展示し、前記ターゲット共通言語を取得したことに応答して、第2の操作入口を展示し、前記第2の操作入口に対する操作指令を受信したことに応答して、前記ターゲットドキュメントに前記ターゲット共通言語を表示する。
【0143】
一実施形態において、共通言語表示モジュールは具体的に、共通言語の挿入操作に応答して、ターゲット位置情報を取得し、前記ターゲット位置情報に基づいて、前記ターゲットドキュメントに前記共通言語を表示する。
【0144】
一実施形態において、前記装置は、共通言語の追加操作に応答して、共通言語の名称及び共通言語の説明情報を受信する追加操作応答モジュールと、
前記サーバーが対応する共通言語記録を作成するように、前記共通言語の名称及び共通言語の説明情報を前記サーバーに送信する説明情報送信モジュールと、をさらに含む。
【0145】
一実施形態において、前記ターゲット内容は前記編集内容の一部又は全てである。
【0146】
本開示の実施例によって提供されるドキュメント処理装置は、本開示のいずれかの実施例によるドキュメント処理方法を実行することができ、データ処理方法を実行するための相応的な機能モジュール及び有益効果を具備する。
【0147】
図10は本開示の実施例によるドキュメント処理装置の構成概略図であり、本実施例はドキュメントにおける共通言語を管理する場合に適用され、前記装置はソフトウェア及び/又はハードウェアの形態で実現されてもよい。前記ドキュメント処理装置はサーバー端末に配置される。
【0148】
図10に示すように、本実施例によって提供されるドキュメント処理装置は主に、
クライアントから送信される、編集内容を含む第1のデータ要求を受信する受信モジュール101と、
前記編集内容に基づいて、前記編集内容に対応する共通言語識別子を取得する共通言語識別子取得モジュール102と、
前記編集内容に対応する共通言語識別子を前記クライアントに送信する共通言語識別子送信モジュール103と、を含む。
【0149】
一実施形態において、共通言語識別子取得モジュール102は具体的に、前記編集内容に対して単語分割処理を行って、前記編集内容に対応する複数の単語を取得し、前記単語によって共通言語ベースにおいてマッチングして、各単語に対応する共通言語識別子を決定する。
【0150】
一実施形態において、共通言語識別子取得モジュール102は具体的に、少なくとも1つの前記編集内容に対応するデータ情報に対してアグリゲーション処理を行って、アグリゲーション処理後のデータ情報総量を決定し、前記データ情報総量が閾値条件を満たしている場合、前記編集内容に対応する共通言語識別子を取得する。
【0151】
一実施形態において、要求受信モジュール101はさらに、前記クライアントから送信される第2のデータ要求を受信し、前記第2のデータ要求は共通言語識別子及びターゲットドキュメントの識別子を含み、
相応的に、前記装置は、
共通言語ベースにおいて前記共通言語識別子に対応する共通言語説明情報を検索する検索モジュールと、
前記共通言語識別子に対応する共通言語説明情報が含まれた第2のデータをクライアントに送信するデータ送信モジュールと、をさらに含む。
【0152】
一実施形態において、前記第2のデータ要求はユーザー識別子をさらに含み、
前記装置は、
前記ユーザー識別子及び前記ターゲットドキュメントの識別子に基づいて、前記ユーザーが前記ターゲットドキュメントの権限を有するかどうかを決定し、前記ユーザーが前記ターゲットドキュメントの権限を有することに応答して、共通言語ベースにおいて前記共通言語識別子に対応する共通言語説明情報を検索するという操作を実行する権限決定モジュールをさらに含む。
【0153】
一実施形態において、前記装置は、
クライアントから送信される共通言語の名称及び共通言語の説明情報を受信する説明情報受信モジュールと、
前記共通言語の名称に基づいて共通言語ベースを検索する名称検索モジュールと、
前記共通言語の名称が検索されていないことに応答して、前記共通言語の名称及び共通言語の説明情報に基づいて共通言語ベースを更新する言語ベース更新モジュールと、をさらに含む。
【0154】
本開示の実施例によって提供されるドキュメント処理装置は本開示のいずれかの実施例によるドキュメント処理方法を実行することができ、データ処理方法を実行するための相応的な機能モジュール及び有益効果を具備する。
【0155】
以下、図11を参照して、本開示の実施例を実現するのに適した電子機器(例えば、図11の端末機器又はサービス端末)1100の構成概略図を示した。本開示の実施例における端末機器は、例えば携帯電話、ノートパソコン、デジタルブロードキャスト受信器、PDA(携帯情報端末)、PAD(タブレット)、PMP(ポータブルメディアプレーヤー)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)などのモバイル端末、及び例えばデジタルTV、デスクトップパソコンなどの固定端末を含んでもよいが、これらに限定されていない。図11の電子機器は、本開示の実施例の機能及び使用範囲に制限を与えるべきではなく、1つの例示のみである。
【0156】
図11に示すように、電子機器1100は、読み取り専用メモリ(ROM)1102に記憶されるプログラム、又は記憶装置11011からランダムアクセスメモリ(RAM)1103にロードされたプログラムに基づいて、各種の適切な動作及び処理を実行する処理装置(例えば中央処理装置、グラフィックプロセッサーなど)1101を含むことができる。RAM1103には、電子機器1100の操作に必要な各種のプログラム及びデータがさらに記憶される。処理装置1101、ROM1102及びRAM1103はバス1104を介して互いに接続される。入力/出力(I/O)インターフェース1105もバス1104に接続される。
【0157】
一般的に、例えばタッチスクリーン、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイク、加速度計、ジャイロなどを含む入力装置1108、例えば液晶ディスプレイ(LCD)、スピーカ、振動器などを含む出力装置11011、例えば磁気テープ、ハードディスクなどを含む記憶装置1108、及び通信装置1109はI/Oインターフェース1105に接続されてもよい。通信装置1109は、電子機器1100が他の機器と無線又は有線通信を行ってデータをやり取りすることを可能にする。図11は各種の装置を有する電子機器1100を示すが、ここで、示される全ての装置を実施又は具備するように要求していない。代わりに、より多く又は少ない装置を実施又は具備してもよい。
【0158】
特に、本開示の実施例によれば、以上、フローチャートを参照して記載された過程は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現される。例えば、本開示の実施例はコンピュータプログラム製品を含み、前記コンピュータプログラム製品は、非一時的コンピュータ可読媒体に搭載されるコンピュータプログラムを含み、当該コンピュータプログラムはフローチャートに示される方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例において、当該コンピュータプログラムは通信装置1109を介してネットワークからダウンロードされてインストールされ、又は記憶装置1108からインストールされ、あるいはROM
1102からインストールされる。当該コンピュータプログラムは処理装置1101によって実行されると、本開示の実施例の方法に限定される上記の機能を実行する。
【0159】
ここで、本開示の上記のコンピュータ可読媒体はコンピュータ可読信号媒体、又はコンピュータ可読記憶媒体、あるいは上記の両者の任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ可読記憶媒体は、例えば電気、磁気、光、電磁、赤外線、又は半導体のシステム、装置あるいはデバイス、若しくは以上の任意の組み合わせであってもよいが、これらに限定されていない。コンピュータ可読記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数のリード線を有する電気接続、ポータブルコンピュータ磁気ディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光メモリ、磁気メモリ、又は上記の任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されていない。本開示において、コンピュータ可読記憶媒体はプログラムを含み又は記憶する任意の有形媒体であってもよく、当該プログラムは指令実行システム、装置又はデバイスによって使用され、又はそれらと結合して使用されてもよい。本開示において、コンピュータ可読信号媒体はベースバンドにおいて、又はキャリアの一部として伝播されるデータ信号を含み、当該データ信号にはコンピュータ可読プログラムコードが担持される。このように伝播されるデータ信号は多種の形態を採用してもよく、電磁信号、光信号又は上記の任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されていない。コンピュータ可読信号媒体は、コンピュータ可読記憶媒体以外の任意のコンピュータ可読媒体であってもよく、当該コンピュータ可読信号媒体は、指令実行システム、装置又はデバイスによって使用され、又はそれらと結合して使用されるプログラムを送信したり、伝播したり伝送したりする。コンピュータ可読媒体に含まれるプログラムコードは任意の適切な媒体で伝送されてもよく、ワイヤ、光ケーブル、RF(無線周波数)など、又は上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されていない。
【0160】
いくつかの実施形態において、クライアント、サービス端末は、例えばHTTP(HyperText
Transfer Protocol、ハイパーテキストトランスファープロトコル)のような任意の現在既知、又は将来開発しようとするネットワークプロトコルを使用して通信し、且つ、任意の形態又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と互いに接続することができる。通信ネットワークの例示はローカルエリアネットワーク(「LAN」)、広域ネットワーク(「WAN」)、国際的ネットワーク(例えば、インターネット)、エンドツーエンドネットワーク(例えば、ad
hocエンドツーエンドネットワーク)、及び任意の現在既知、又は将来開発しようとするネットワークを含む。
【0161】
上記のコンピュータ可読媒体は上記の電子機器に含まれてもよいし、個別に存在して、当該電子機器に取り付けられていなくてもよい。
【0162】
上記のコンピュータ可読媒体には1つ又は複数のプログラムが搭載され、上記の1つ又は複数のプログラムは当該電子機器によって実行されると、当該電子機器に、
ターゲットドキュメントに対する第1のユーザーの編集操作を受け付けたことに応答して、編集内容を取得するステップと、
前記編集内容に基づいて、サーバーに第1のデータ要求を送信するステップと、
前記サーバーから送信される共通言語識別子を受信したことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新するステップであって、前記共通言語識別子は前記編集内容に基づいて決定されるステップと、を実行させる。
【0163】
上記のコンピュータ可読媒体には1つ又は複数のプログラムが搭載され、上記の1つ又は複数のプログラムは当該電子機器によって実行されると、当該電子機器に、
クライアントから送信される、編集内容を含む第1のデータ要求を受信するステップと、
前記編集内容に基づいて、前記編集内容に対応する共通言語識別子を取得するステップと、
前記編集内容に対応する共通言語識別子を前記クライアントに送信するステップと、を実行させる。
【0164】
1つ又は複数のプログラム設計言語、あるいはそれらの組み合わせで、本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードを書き、上記のプログラム設計言語は、オブジェクト指向のプログラム設計言語、例えばJava、Smalltalk、C++、通常の手続き型プログラム設計言語、例えば「C」言語又は類似のプログラム設計言語を含むが、これらに限定されていない。プログラムコードは全部的にユーザーコンピュータで実行されてもよいし、部分的にユーザーコンピュータで実行されてもよいし、個別のパッケージソフトとして実行されてもよいし、一部がユーザーコンピュータで、他の一部がリモートコンピュータで実行されてもよいし、又は全部的にリモートコンピュータ又はサーバーで実行されてもよい。リモートコンピュータに関する場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)又は広域ネットワーク(WAN)を含む任意のタイプのネットワークを介してユーザーコンピュータに接続され、又は、外部コンピュータに接続される(例えば、インターネットサービスプロバイダーを使用してインターネットを介して接続される)ことができる。
【0165】
図面におけるフローチャート及びブロック図は、本開示の各種実施例のシステム、方法及びコンピュータプログラム製品による実現可能なシステムアーキテクチャ、機能及び操作を示す。これについて、フローチャート又はブロック図における各ブロックは1つのモジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部を代表し、当該モジュール、プログラムセグメント、又はコードの一部は、所定の論理機能を実現する1つ又は複数の実行可能な指令を含む。また、いくつかの代わりとしての実現において、ブロックに記載の機能は、図面とは異なる順序に従って発生してもよい。例えば、実際に、連続的に表示される2つのブロックは基本的に並行に実行してもよいし、ある場合、逆の順序に従って実行してもよく、これは、関する機能に応じて決定する。なお、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、ブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、所定の機能又は操作を実行するハードウェアによる専門なシステムによって実現されてもよいし、専門なハードウェアとコンピュータ指令との組み合わせで実現されてもよい。
【0166】
本開示の実施例に記載されたユニットは、ソフトウェアの形態で実現されてもよいし、ハードウェアの形態で実現されてもよい。ある場合、ユニットの名称は当該ユニット自体への限定を構成していない。
【0167】
本明細書において、以上に記載の機能は少なくとも部分的に1つ又は複数のハードウェア論理部材で実行されてもよい。例えば、非限定的に、使用可能なタイプのハードウェア論理部材は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、コンプレックスプログラマブルロジックデバイス(CPLD)などを含む。
【0168】
本開示において、マシン可読媒体は有形媒体であり、指令実行システム、装置又は機器によって使用され、又は指令実行システム、装置又は機器と結合して使用されるプログラムを含み又は記憶することができる。マシン可読媒体はマシン可読信号媒体又はマシン可読記憶媒体であってもよい。マシン可読媒体は電子、磁気、光学、電磁、赤外線、又は半導体システム、装置又は機器、あるいは上記の内容の任意の適切な組み合わせを含んでもよいが、これらに限定されていない。マシン可読記憶媒体のより具体的な例示は1つ又は複数のワイヤによる電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、コンパクトディスクリードオンリーメモリ(CD-ROM)、光記憶機器、磁気記憶機器、又は上記の内容の任意の適切な組み合わせを含む。
【0169】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、
ターゲットドキュメントに対する第1のユーザーの編集操作を受け付けたことに応答して、編集内容を取得するステップと、
前記編集内容に基づいて、サーバーに第1のデータ要求を送信するステップと、
前記サーバーから送信される共通言語識別子を受信したことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新するステップであって、前記共通言語識別子は前記編集内容に基づいて決定されるステップと、
を含むドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0170】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記サーバーから送信される共通言語識別子を受信したことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新するステップは、
第1のインタラクション領域を展示するステップであって、前記第1のインタラクション領域は、前記編集内容におけるターゲット内容に関連付けられるステップと、
前記第1のインタラクション領域に対する前記第1のユーザーの第1の操作を受け付けたことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新するステップと、
を含む、ドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0171】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記サーバーから送信される共通言語識別子を受信したことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新するステップは、
第2のインタラクション領域を展示するステップであって、前記第2のインタラクション領域は前記編集内容におけるターゲット内容に関連付けられる共通言語識別子を含むステップと、
前記第2のインタラクション領域に対する前記第1のユーザーの第2の操作を受け付けたことに応答して、前記ターゲット内容に対応する共通言語識別子を取得するステップと、
前記第2のインタラクション領域に対する前記第1のユーザーの第3の操作を受け付けたことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を前記共通言語識別子に対応する共通言語に更新するステップと、
を含むドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0172】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記サーバーから送信される共通言語識別子を受信したことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を共通言語に更新するステップは、
前記編集内容におけるターゲット内容が複数である場合、第3のインタラクション領域を展示するステップであって、前記第3のインタラクション領域は複数の前記ターゲット内容に関連付けられる共通言語情報を含むステップと、
前記第3のインタラクション領域に対する前記第1のユーザーの第4の操作を受け付けたことに応答して、前記ターゲット内容に対して、対応する共通言語識別子をマッチングさせるステップと、
前記第3のインタラクション領域に対する前記第1のユーザーの第5の操作を受け付けたことに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容を、マッチングした共通言語識別子に対応する共通言語に更新するステップと、
を含むドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0173】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、
前記編集内容におけるターゲット内容と前記共通言語識別子との関連関係を確立するステップと、
前記関連関係をマッピング関係テーブルに記憶するステップと、
をさらに含むドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0174】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、
現在編集モードが第1のモードであることに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容の表示モードを第1のモードから第2のモードに変更するステップ、又は、
現在編集モードが第3のモードであることに応答して、前記編集内容におけるターゲット内容の表示モードを第3のモードから前記第3のモードに関連付けられる第2のモードに変更するステップ、
をさらに含むドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0175】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、
更新後の前記ターゲット内容に対するトリガー操作に応答して、前記サーバーに第2のデータ要求を送信するステップであって、前記第2のデータ要求は、共通言語識別子及び前記ターゲットドキュメントの識別子を含むステップと、
前記サーバーから送信される第2のデータを受信したことに応答して、前記共通言語識別子に対応する共通言語説明情報を展示するステップと、
をさらに含むドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0176】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、
共通言語の挿入操作に応答して、前記ターゲットドキュメントに前記共通言語を表示するステップ、
をさらに含むドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0177】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記共通言語の挿入操作に応答して、前記ターゲットドキュメントに前記共通言語を表示するステップは、
共通言語の挿入操作に応答して、第1の操作入口を展示するステップであって、前記第1の操作入口はターゲット共通言語を取得するステップと、
前記ターゲット共通言語を取得したことに応答して、第2の操作入口を展示するステップと、
前記第2の操作入口に対する操作指令を受信したことに応答して、前記ターゲットドキュメントに前記ターゲット共通言語を表示するステップと、
を含むドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0178】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記共通言語の挿入操作に応答して、前記ターゲットドキュメントに前記共通言語を表示するステップは、
共通言語の挿入操作に応答して、ターゲット位置情報を取得するステップと、
前記ターゲット位置情報に基づいて、前記ターゲットドキュメントに前記共通言語を表示するステップと、
を含むドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0179】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、
共通言語の追加操作に応答して、共通言語の名称及び共通言語の説明情報を受信するステップと、
前記サーバーが対応する共通言語記録を作成するように、前記共通言語の名称及び共通言語の説明情報を前記サーバーに送信するステップと、
をさらに含むドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0180】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、
前記ターゲット内容は、前記編集内容の一部又は全てであるドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0181】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、
クライアントから送信される、編集内容を含む第1のデータ要求を受信するステップと、
前記編集内容に基づいて、前記編集内容に対応する共通言語識別子を取得するステップと、
前記編集内容に対応する共通言語識別子を前記クライアントに送信するステップと、
を含むドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0182】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記編集内容に基づいて、前記編集内容に対応する共通言語識別子を取得するステップは、
前記編集内容に対して単語分割処理を行って、前記編集内容に対応する複数の単語を取得するステップと、
前記単語によって共通言語ベースにおいてマッチングして、各単語に対応する共通言語識別子を決定するステップと、
を含むドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0183】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記編集内容に基づいて、前記編集内容に対応する共通言語識別子を取得するステップは、
少なくとも1つの前記編集内容に対応するデータ情報に対してアグリゲーション処理を行って、アグリゲーション処理後のデータ情報総量を決定するステップと、
前記データ情報総量が閾値条件を満たしている場合、前記編集内容に対応する共通言語識別子を取得するステップと、
を含むドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0184】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、
前記クライアントから送信される第2のデータ要求を受信するステップであって、前記第2のデータ要求は共通言語識別子及びターゲットドキュメントの識別子を含むステップと、
共通言語ベースにおいて前記共通言語識別子に対応する共通言語説明情報を検索するステップと、
前記共通言語識別子に対応する共通言語説明情報が含まれた第2のデータをクライアントに送信するステップと、
をさらに含むドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0185】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、前記第2のデータ要求はユーザー識別子をさらに含み、前記方法は、
前記ユーザー識別子及び前記ターゲットドキュメントの識別子に基づいて、前記ユーザーが前記ターゲットドキュメントの権限を有するかどうかを決定するステップと、
前記ユーザーが前記ターゲットドキュメントの権限を有することに応答して、共通言語ベースにおいて前記共通言語識別子に対応する共通言語説明情報を検索するという操作を実行するステップと、
をさらに含むドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0186】
本開示の1つ又は複数の実施例によれば、
クライアントから送信される共通言語の名称及び共通言語の説明情報を受信するステップと、
前記共通言語の名称に基づいて共通言語ベースを検索するステップと、
前記共通言語の名称が検索されていないことに応答して、前記共通言語の名称及び共通言語の説明情報に基づいて共通言語ベースを更新するステップと、
をさらに含むドキュメント処理方法、装置、機器及び媒体を提供する。
【0187】
以上の記載は、本開示の好適な実施例、及び使用する技術原理の説明のみである。当業者であれば理解できるように、本開示に係る開示範囲は、上記の技術特徴の特定の組み合わせから構成される技術案に限定されず、また、上記の開示の構想を逸脱することなく、上記の技術特徴又はその等価特徴を任意に組み合わせることで形成される他の技術案、例えば、上記の特徴と本開示に開示された(が限定されない)類似の機能を有する技術特徴とを互いに置き換えることで形成される技術案もカバーされる。
【0188】
また、特定の順次で各操作を記載したが、これらの操作は示された特定の順次又は順序に従って順に実行されるように要求していない。一定の環境で、マルチタスク及び並行処理は有利である。同じように、以上の論述にはいくつかの具体的な実現細部が含まれるが、本開示の範囲の限定として理解されるべきではない。個別の実施例に記載のいくつかの特徴は組み合わせるように、単一の実施例において実現されてもよい。また、単一の実施例に記載の各種の特徴は単独又は任意の適切なサブ組み合わせの形態で複数の実施例において実現されてもよい。
【0189】
構造特徴及び/又は方法論理動作の固有言語で本テーマを記載したが、添付の請求項に限定されたテーマは以上に記載の特定の特徴又は動作に限定されていない。また、以上に記載の特定の特徴及び動作は、特許請求の範囲を実現する例示的な形態のみである。
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【国際調査報告】