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特表2024-509375放射場ベースのハイブリッド物体供給システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-01
(54)【発明の名称】放射場ベースのハイブリッド物体供給システム
(51)【国際特許分類】
   A61L 2/10 20060101AFI20240222BHJP
   A61L 9/20 20060101ALI20240222BHJP
【FI】
A61L2/10
A61L9/20
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023549118
(86)(22)【出願日】2022-02-10
(85)【翻訳文提出日】2023-10-12
(86)【国際出願番号】 EP2022053280
(87)【国際公開番号】W WO2022171753
(87)【国際公開日】2022-08-18
(31)【優先権主張番号】102021000642.9
(32)【優先日】2021-02-11
(33)【優先権主張国・地域又は機関】DE
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523309277
【氏名又は名称】クレアヌバーター・パテントゲゼルシャフト・ゲゼルシャフト・ミット・ベシュレンクテル・ハフツング
【氏名又は名称原語表記】CLEANUVATOR PATENTGESELLSCHAFT GMBH
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】弁理士法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ローテ,ルッツ
【テーマコード(参考)】
4C058
4C180
【Fターム(参考)】
4C058AA01
4C058BB06
4C058KK02
4C180AA07
4C180AA10
4C180DD01
4C180DD03
4C180DD04
4C180LL04
4C180MM07
(57)【要約】
本発明の内容は、健康に害のないインテリジェントな物体/部屋供給および消毒システムの概念にあり、その動作モードは、細菌およびウイルス消毒の可能性の創出とオーディオ、ビデオおよびデータ情報の伝送の両方のためのUVスペクトル範囲の電磁波の使用に基づく。本発明は、以下のクラスまたは適用領域の施工性を対象とし、生命のある固定および可動の密閉または半密閉型の細菌およびウイルス不活性化を確実にする。
1.文化、スポーツ、イベント会場等の大型物体;
2.公共生活、医療、教育および高等教育の建物などの施設および公共物体;
3.陸上、航空および海上の旅客輸送手段の客室などのキャビン;
4.動物飼育、畜産および獣医学の物体。
不活性化は、190nm~230nmの波長範囲内の電磁放射場の連続波相互作用、ならびに制御可能な時間的および空間的信号シグネチャを有する連続および/または離散的放射スペクトルのプログラム可能および/または自動適応型生成能力に基づく。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
能動および受動両方の伝送部材のUV光学ならびにUV電気光学および/またはUV磁気光学の放射結合に基づいて、信号生成および信号捕捉の両方ならびに信号処理伝送および/またはシステム構成要素の配置からなる、放射場ベースのハイブリッド物体供給システムであって、
- 190nm~230nmの波長範囲内の定義された偏光シグネチャならびに定義された幾何学的、時間的および振幅シグネチャのUV(紫外線)フォトニック放射場が、閉鎖および半閉鎖型の部屋および物体または領域内の固定およびポータブルまたはモバイルユーザまたはユーザグループの空間的または領域全体の広帯域/超広帯域供給のための伝送媒体としての情報技術ベースと通信技術の目的において、また閉鎖および半密閉型の部屋および物体または領域の室内空気、ならびに前記部屋および物体の内部の固定または可動物体の表面の非接触かつ健康に害のない細菌およびウイルスの不活性化または消毒のための有効な媒体としてのアクチュエータ技術ベースにおいて、アクチュエータ技術の観点で、情報技術の観点とアクチュエータ技術の観点の両方で生成および認定され、
- 定義された偏光シグネチャ、ならびに190nm~230nmの前記波長範囲内の定義された幾何学的、時間的、および振幅シグネチャのUV(紫外線)フォトニック放射場の前記生成に基づいて、信号固有アクセスネットワークが、前記情報技術対象放射場および/または信号シグネチャと、前記行為技術対象放射場および/または信号シグネチャの両方にアクセスするように構成され、
- 190nm~230nmの前記波長範囲内で、一定の放射電力スペクトルを有するスペクトル広帯域放射場が生成され、前記広帯域放射場生成が、広帯域ソース「Q」によって、または周波数剛性放射電力スペクトル「fQsn」...「fQsm」を有する「Qs1」...「Qsm」を有する2つ以上の波長シフト狭帯域放射場ソース「Qsn」によって、または前記制御可能な放射電力スペクトル「fQs1」および「fQs2」を有する2つの狭帯域放射場ソース「Qs1」および「Qs2」によって、一定の放射電力スペクトルを有する前記放射場が生成されるように実行され、それぞれの電力スペクトル特性に応じて「fQs1」...「fQsm」を有する前記周波数剛性放射電力スペクトル「fQsn」を有するサブソース「Qs1」...「Qsm」からなる前記ソース「Qsn」の前記波長関連カスケードが、関連する放射電力スペクトル成分の周波数依存重畳が、190nm~230nmの波長範囲にわたる放射電力の一定性を保証するように実行され、
- 副伝送部材「T1-1」および「T1-2」からなる伝送部材「T1」によって、好ましくは互いに空間的に直交して直線偏光する2つの直線偏光波動場「SLP1」および「SLP2」が、190nm~230nmの前記波長範囲内の好ましくは発散する単極化源場から選択され、
- 直線偏光、好ましくは互いに空間的に直交する前記直線偏光場「SLP1」および「SLP2」が、前記副伝送部材「T2-1」および「T2-2」からなる伝送部材「T2」によって円偏光場に変換され、その際、前記伝送部材「T2-1」によって前記直線偏光波動場「SLP1」が円偏光波動場、好ましくは左円偏光波動場「SZP1」に変換され、前記伝送部材「T2-2」によって前記直線偏光波動場「SLP2」が円偏光波動場、好ましくは右円偏光波動場「SZP2」に変換され、
- 前記伝送部材「Tn1-1」および「Tn1-2」からなる、かつ/またはn=1の場合に前記伝送部材「T1-1」および「T1-2」からなる、前記伝送部材「Tn1」の出力側ゲートで生成された、直線偏光、好ましくは互いに空間的に直交する前記直線偏光波動場「SLP1」および「SLP2」が、磁気光学的もしくは電気光学的に活性な伝送部材「Tn2MO-1」および/または「Tn2EO-1」からなる放射結合伝送部材「Tn21」の入力変数と、磁気光学的もしくは電気光学的に活性な伝送部材「Tn2MO-2」および/または「Tn2EO-2」からなる放射結合伝送部材「Tn22」の入力変数とを形成し、直線偏光波動場シグネチャ「SLP1」を生成する前記伝送部材「T1-1」は伝送部材「Tn2MO1」/「Tn2EO-1」に結合され、直線偏光波動場シグネチャ「SLP2」を生成する前記伝送部材「T1-2」は伝送部材「Tn2MO-2」/「Tn2EO-2」に結合され、前記伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2EO-1」は伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2EO-1」によって、またはm=2~jの複数の副伝送部材「SmTn2MO-1」/「SmTn2EO-1」によって形成され、前記伝送部材「Tn2MO-2」/「Tn2EO-2」は伝送部材「Tn2MO-2」/「Tn2EO-2」によって、またはm=2~jのいくつかの副伝送部材「SmTn2MO-2」/「SmTn2EO-2」によって形成され、
- 前記伝送部材「T1-1」/「T1-2」と前記伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2MO-2」または「Tn2EO-1」/「Tn2EO-2」との前記結合が、放射場結合および/または放射場ベースの結合部材によって実行され、
- 各場合において前記伝送部材「Tn2-1」および「Tn2-2」を備え、各場合において前記伝送部材「Tn2MO」または「Tn2EO」からなり、各場合において1つの伝送部材またはいくつかの副伝送部材からなり、条件「fnB」<<「Bf」によるスペクトル帯域通過特性「fnB」ならびに磁気的に離散的かつ連続的に制御可能な帯域中心周波数「fnM」を有する前記伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2MO-2」を形成する、伝送システム「Tn2」によって、または、各場合において前記伝送部材「Tn2-1」および「Tn2-2」を備え、各々が前記伝送部材「Tn2MO」または「Tn2EO」からなり、各々が1つの伝送部材または複数の副伝送部材からなり、条件「fnB」<<「Bf」によるスペクトル帯域通過特性「fnB」および電気的に離散的かつ連続的に制御可能な帯域中心周波数「fnM」を有する前記伝送部材「Tn2EO-1」/「Tn2EO-2」を形成またはもたらし、好ましくは1つの伝送部材またはいくつかの副伝送部材からなり、条件「fnB」<<「Bf」によるスペクトル帯域通過特性「fnB」ならびに磁気的に離散的かつ連続的に制御可能な帯域中心周波数「fnM」を有する前記伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2MO-2」を形成またはもたらし、m=1~j、好ましくはm=1~4の副伝送部材:
- 「S1Tn2MO-1」および「S1Tn2MO-2」
- 「S2Tn2MO-1」および「S2Tn2MO-2」
- 「S3Tn2MO-1」および「S3Tn2MO-2」
- 「S4Tn2MO-1」および「S4Tn2MO-2」
を有する前記副伝送部材「SmT2MO-1」/「SmT2MO-2」から好ましくはなる、前記伝送システム「Tn2」によって、離散的または連続的に制御可能であり、好ましくは離散的に制御可能であり、高い側面急峻性の狭帯域スペクトル帯域通過特性および高度の広範囲選択を有する透過フィルタが生成され、
- m=1~j、好ましくはm=1~4の副伝送部材を有する前記副伝送部材「SmT2MO-1」/「SmT2MO-2」からなる前記伝送部材「Tn2」の前記出力側波動場が、円偏光の前記偏光シグネチャを含み、前記副伝送部材「SmT2MO-1」および「SmT2MO-2」の前記出力側波動場が互いに同じまたは反対、好ましくは反対に偏光され、前記副伝送部材「SmT2MO-1」が好ましくは左円偏光シグネチャを生成し、前記副伝送部材「SmT2MO-2」が好ましくは右円偏光シグネチャを生成し、
- 前記副伝送部材「SmTn2MO-1」/「SmTn2MO-2」の透過スペクトルのスペクトル帯域幅が、等しくまたは等しくなく、好ましくは互いに等しく寸法決めされ、
- 前記副伝送部材「SmTn2MO-1」/「SmTn2MO-1」が、m=1~j、好ましくはm=1~4の互いに異なる結合スペクトルによって寸法決めされ、前記結合スペクトル範囲の前記帯域中心周波数が、条件fkMm>>fkBmおよびfkMm+1>fkMmならびにfkBm<2(fkMm+1-fkMm)(m=1~j)を満たす必要があり、
- 前記伝送部材「Tn2MO-1」または前記副伝送部材「SmTn2MO-1」の前記結合スペクトル「fn2K-1」または「fn2K-1」が、m=1~j、好ましくはm=1~4の条件fkMm>>fkBmおよびfkMm+1>fkMmならびにfkBm<2(fkMm+1-fkMm)を満たすかまたは維持しつつ、離散的に寸法決めされるかまたは連続的に制御され、好ましくは離散的に寸法決めされ、
- 前記伝送部材「T1-1」/「T1-2」および「SmTn2MO-1」/「SmTn2MO-1」間の前記結合が、mがm=1~j、好ましくはm=4の副伝送部材「SmTn2MO-1」が、m=1~j、好ましくはm=1~4の前記放射場結合および/または前記放射場ベース結合部材「Km1/2-1」によって前記伝送部材「T1-1」に結合され、mがm=1~j、好ましくはm=4の副伝送部材「SmTn2MO-2」が、前記放射場結合および/または前記放射場ベース結合部材「Km1/2-2」によって前記伝送部材「T1-2」に結合されるように、並列結合として実行され、
- 前記放射結合に基づいて前記結合に関連して、前記伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2MO-2」が、さらなる伝送部材「Tn3MO-1」/「Tn3MO-2」に結合され、前記伝送部材「Tn3MO-1」/「Tn2MO-2」が、伝送部材「Tn3MO-1」/「Tn3MO-2」によって、またはm=2~kの複数の伝達位相的に直列結合または並列結合、好ましくは伝達位相的に並列結合の副伝送部材「SmTn3MO-1」/「SmT32MO-2」によって形成され、
- 「fnB」<<「Bf」の条件によるスペクトル帯域通過特性「fnB」、および電気的に離散的かつ連続的に制御可能な帯域中心周波数「fnM」を有する前記伝送部材「Tn3MO-1」/「Tn3MO-2」を形成する、1つの伝送部材またはいくつかの副伝送部材から各々なる、好ましくは、m=1~j、好ましくはm=1~4の副伝送部材:
- 「S1Tn3MO-1」および「S1Tn3MO-2」
- 「S2Tn3MO-1」および「S2Tn3MO-2」
- 「S3Tn3MO-1」および「S3Tn3MO-2」
- 「S4Tn3MO-1」および「S4Tn3MO-2」
を有する前記副伝送部材「SmT3MO-1」/「SmT3MO-2」からなる、前記伝送部材「Tn3MO-1」/「Tn3MO-2」によって、
離散的または連続的に制御可能であり、好ましくは離散的に制御可能であり、高い側面急峻性の狭帯域スペクトル帯域通過特性および高度の広範囲選択を有する透過フィルタが生成され、
- 前記副伝送部材「SmTn3MO-1」/「SmTn3MO-2」が、m=2~kの互いに異なる結合スペクトルによって寸法決めされ、前記結合スペクトル範囲の帯域中心周波数が、条件fkMm>>fkBmおよびfkMm+1>fkMmならびにfkBm<2(fkMm+1-fkMm)(m=1~j)を満たす必要があり、
- 前記伝送部材「Tn3MO-1」/「Tn3MO-2」または前記伝送部材「Tn3MO-1」/「Tn3MO-2」を形成する直列結合もしくは並列結合、好ましくは並列結合された前記副伝送部材「SmTn3MO-1」/「SmTn3MO-2」の前記結合スペクトル「fn2K-1」または「fn2K-2」が、条件fkMm>>fkBmおよびfkMm+1>fkMmならびにfkBm<2(fkMm+1-fkMm)(m=1~j)を満たすかまたは遵守しつつ、離散的に寸法決めされるかまたは連続的に制御され、
- 前記伝送部材「Tn2MO-1」および「Tn3MO-1」または「Tn2MO-2」および「Tn3MO-2」の前記結合が、基礎とされる条件fkMm(Tn2MO-1)=fkMm(Tn3MO-1)またはfkMm(Tn2MO-2)=fkMm(Tn3MO-2)および条件fkBm(Tn2MO-1)=fkBm(Tn3MO-1)またはfkBm(Tn2MO-2)=fkBm(Tn3MO-2)および「Tn2MO-1」のfkMm+1-fkMm=「Tn3MO-1」のfkMm+1-fkMmまたは「Tn2MO-2」のfkMm+1-fkMm=「Tn3MO-2」のfkMm+1-fkMmを満たすかまたは遵守することによって実行され、
- 前記伝送システム「Tn2MO」および「Tn2MO-1/Tn2MO-2」、ならびに「Tn3MO」および「Tn3MO-1」/「Tn3MO-2」が、副伝送システム:
- 「S1Tn3MO-1」および「S1Tn3MO-2」
- 「S2Tn3MO-1」および「S2Tn3MO-2」
- 「S3Tn3MO-1」および「S3Tn3MO-2」
- 「S4Tn3MO-1」および「S4Tn3MO-2」
および
- 「S1Tn3MO-1」および「S1Tn3MO-2」
- 「S2Tn3MO-1」および「S2Tn3MO-2」
- 「S3Tn3MO-1」および「S3Tn3MO-2」
- 「S4Tn3MO-1」および「S4Tn3MO-2」
からなり、複数の、好ましくは4つの、スペクトル的に静的な、またはスペクトル制御可能な、好ましくはスペクトル制御可能な伝送パスを有する複数回路ジャイロ磁気結合器を形成し、
- 前記伝送システム「Tn3MO-1」/「T3MO-2」が、偏光シグネチャ合成、好ましくは、静的に印加される伝達関数を有する直線偏光子の機能性を有する、前記副伝送部材「T3-1」および「T3-2」からなる、伝送部材「T3」によって放射結合され、前記伝送部材「Tn4MO」または「Tn4EO」からなる伝送システム「Tn4」を有し、各場合において前記伝送部材「Tn4-1」および「Tn4-2」を備え、1つの伝送部材または複数の副伝送部材からなり、好ましくは、m=1~j、好ましくはm=1~4の副伝送部材:
- 「S1Tn4MO-1」/「S1Tn4EO-1」および「S1Tn4MO-2」/「S1Tn4EO-2」
- 「S2Tn4MO-1」/「S2Tn4EO-1」および「S2Tn4MO-2」/「S2Tn4EO-2」
- 「S3Tn4MO-1」/「S3Tn4EO-1」および「S3Tn4MO-2」/「S3Tn4EO-2」
- 「S4Tn4MO-1」/「S4Tn4EO-1」および「S4Tn4MO-2」/「S4Tn4EO-2」
を有する関連する副伝送部材「SmT4MO-1」/「SmT4MO-2」および/または関連する副伝送部材「SmT4EO-1」/「SmT4EO-2」からなり、前記伝送システム「Tn4」の前記出力側で各場合に生成される前記直線偏光場の結果として生じる振動面が、前記伝送システム「Tn4」の前記出力側の直線振動波動場が、前記伝送システム「Tn4」の前記入力側の前記波動場の直線振動方向に対して0~90度の可変または制御可能な角度オフセットで生成されるように、互いに離散的かつ連続的に制御可能に、前記入力側の前記直線偏光場に対してオフセットされ、
- 前記伝送部材「Tn4MO-1」/「Tn4EO-1」および「Tn4MO-2」/「Tn4EO-2」からなる前記伝送システム「Tn4」の前記出力ゲートで生成された前記波動場が、信号および図形を形成する伝達成分、好ましくは時間的および空間的に制御可能な放射図前処理「SV」のための前記伝達成分の入力信号を形成し、これに基づいて、前記放射図前処理システム「SV」の前記放射図合成副伝送部材「SVD」の前記入力波動場または入力信号を形成することを特徴とする、放射場ベースのハイブリッド物体供給システム。
【請求項2】
請求項1に記載の放射場ベースのハイブリッド物体供給システムであって、
2.1. 定義された偏光シグネチャの電磁波動場、ならびに定義されたまたは定義された制御可能な偏光スペクトルおよび定義されたまたは定義された制御可能な電力スペクトルが生成され、これらは以下のように生成され、
- A.発散する単極化波動場「USQ」の偏光構造を有し、
- B.2つの直線偏光、好ましくは2つの直線直交偏光波動場「SLP1」および「SLP2」の偏光構造を有し、
- C1.2つの円偏光、好ましくは2つの反対円偏光波動場「SZP1」および「SZP2」ならびに静的透過スペクトルの偏光構造を有し、
- C2.2つの円偏光、好ましくは2つの反対円偏光波動場「SfZP1」および「SfZP2」ならびに制御可能な透過スペクトルの偏光構造/シグネチャを有し、
これらは文字Aに記載の、単独のソース「Q」もしくはいくつかのサブソース「Qn」からなる、または文字BおよびCに記載の、前記伝送システム「T」のそれぞれの伝送部材「Tn1-1」/「Tn1-2」および「Tn21」/「Tn2-2」、ならびに文字GおよびHに記載の、前記伝送システム「TMO」および「TEO」の伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2MO-2」および「Tn2EO-1」/「Tn2EO-2」および伝送部材「Tn3MO-1」/「Tn3MO-2」および「Tn3EO-1」/「Tn3EO-2」からなる、ソースシステム「Q」によって、生成され
2.2 サブ項目2.1に対応する、定義された偏光シグネチャの伝送波動場、ならびにサブ項目D~Hによる定義されたまたは定義可能な偏光スペクトルに基づいて:
- D 前記ソースシステム「Q」または「Qn」の前記出力側における文字Aに記載の前記発散する単極化波動場「USQ」
- E 文字Bに記載の前記伝送部材「Tn1-1」の前記出力における前記直線偏光波動場SLP1、および前記伝送部材「Tn1-2」の前記出力側の前記直線偏光波動場「SLP2」
- F 文字Cに記載の前記伝送部材「Tn2-1」の前記出力における前記円偏光、好ましくは左円偏光波動場「SZP1」、および前記伝送部材「Tn2-2」の前記出力側における前記円偏光、好ましくは右円偏光波動場「SZP2」
- G1 前記伝送部材「Tn2MO-1」または「Tn2EO-1」の前記出力側における、スペクトル的に狭帯域であり、電力スペクトルが条件「fnB」<<「fnM」を満たし、磁気的または電気的に離散的かつ連続的に制御可能な帯域中心周波数「fnM」を有する、前記円偏光波動場「SfZP1」
- G2 前記伝送部材「Tn3MO-1」または「Tn3EO-1」の前記出力側における、スペクトル的に狭帯域であり、電力スペクトルが「fnB」<<「fnM」の条件を満たすとともに、磁気的または電気的に離散的かつ連続的に制御可能な帯域中心周波数「fnM」を満たす、前記円偏光波動場「SfZP1」
- H1 前記伝送部材「Tn2MO-2」または「Tn2EO-2」の前記出力における、スペクトル的に狭帯域であり、電力スペクトルが「fnB」<<「fnM」の条件を満たすとともに、磁気的または電気的に離散的かつ連続的に制御可能な帯域中心周波数「fnM」を満たす、前記円偏光波動場「SfZP2」
- H2 前記伝送部材「Tn3MO-2」または「Tn3EO-2」の前記出力側における、スペクトル的に狭帯域であり、電力スペクトルが「fnB」<<「fnM」の条件を満たすとともに、磁気的または電気的に離散的かつ連続的に制御可能な帯域中心周波数「fnM」を満たす、前記円偏光波動場「SfZP2」
が形成され、文字D~Hに記載の前記波動場が、前記シグネチャコンスタレーション「D」または「E」または「F」または「G」または「H」において、および時間的に平行に前記シグネチャコンスタレーション「D/E」または「D/F」または「D/G」または「D/H」または「E/F」または「E/G」または「E/H」ならびに「D/E/F」および「D/E/F/G」または「D/E/F/H」において結合され得、
2.3
2.2.G1/G2および2.2.H1/H2に適合する円偏光シグネチャ「SfZP1」および「SfZP2」を有する電磁波動場が、以下のように生成され:
- 円偏光構造/シグネチャ「SfZP1」を有する電磁波動場、好ましくは左円偏光シグネチャを有する電磁波動場が、可変帯域中心周波数に基づき、かつ条件「fnB」<<「fnM」を満たすソース信号スペクトルのスペクトル的に狭く限定された範囲内で生成され、
- 前記伝送部材「Tn2MO-1」または「Tn2EO-1」ならびに「Tn3MO-1」または「Tn3EO-1」の前記出力側で放射結合される直線偏光子によって、直線偏光シグネチャを有する電磁波動場「SfLP1」が、可変帯域中心周波数に基づき、かつ「fnB」<<「fnM」の条件を満たすソース信号スペクトルのスペクトル的に狭く限定された範囲内で生成され、
- 前記円偏光シグネチャ「SfZP2」を有する電磁波動場、好ましくは右旋円偏光シグネチャを有する電磁波動場が、可変帯域中心周波数に基づき、かつ条件「fnB」<<「fnM」を満たすソース信号スペクトルのスペクトル的に狭く限定された範囲内で生成され、
- 前記伝送部材「Tn2MO-2」または「Tn2EO-2」ならびに「Tn3MO-2」または「Tn3EO-2」の前記出力側で放射結合される直線偏光子によって、直線偏光シグネチャを有する電磁波動場「SfLP2」が、可変帯域中心周波数に基づき、かつ「fnB」<<「fnM」の条件を満たすソース信号スペクトルのスペクトル的に狭く限定された範囲内で生成され、
- 前記波動場「SfLP1」および「SfLP2」の互いに対する前記偏光シグネチャが、前記波動場「SfLP1」が好ましくは直線垂直偏光シグネチャを伴い、前記波動場「SfLP2」が好ましくは直線水平偏光シグネチャを伴うという点で空間直交性の条件を満たし、
- 電磁波動場が、n=1~m、好ましくは1<m<8のスペクトル的に狭く制限されたn内の円偏光構造「SfnZP1」を用いて生成され、各場合に、定義された静的な帯域中心および帯域カットオフ周波数「fnM」に基づき、n=1~m、好ましくは1<m<8および「f1M」<「fnM」<「fmM」であり、条件「fnB」<<「fnM」を満たし、
- n=1~m、好ましくは1<m<8のスペクトル的に狭く制限されたn内の直線偏光構造「SfnLP1」を有し、各場合に、定義された静的な帯域中心および帯域カットオフ周波数「fnM」に基づき、n=1~m、好ましくは1<m<8および「f1M」<「fnM」<「fmM」であり、条件「fnB」<<「fnM」を満たす電磁波動場、
- m=1~m、好ましくは1<m<8のスペクトル的に狭く制限されたn内の円偏光構造「SfnZP2」を有し、各場合に、定義された静的な帯域中心および帯域カットオフ周波数「fnM」に基づき、n=1~m、好ましくは1<m<8および「f1M」<「fnM」<「fmM」であり、条件「fnB」<<「fnM」を満たす電磁波動場、
- n=1~m、好ましくは1<m<8のスペクトル的に狭く制限されたn内の直線偏光構造「SfnLP2」を有し、各場合に、定義された静的な帯域中心および帯域カットオフ周波数「fnM」に基づき、n=1~m、好ましくは1<m<8および「f1M」<「fnM」<「fmM」であり、条件「fnB」<<「fnM」を満たす電磁波動場、
- 前記電磁波動場「SfZP1」の周波数帯域「Bzp1」および前記電磁波動場「SfZP2」の周波数帯域「Bzp2」ならびに前記電磁波動場「SfLP1の周波数帯域「Blp1」および前記電磁波動場「SfLP2」の周波数帯域「Blp2」が、ソースフィールドスペクトルの2つのスペクトル値「f1Q」および「f2Q」の間、好ましくは前記ソースフィールドスペクトルの上下スペクトル限界の間で、離散時間ステップの両方で周期的に、かつ時間的に周期的連続的に変動し、
- 前記ソースフィールドスペクトルの前記スペクトル値「f1Q」および「f2Q」、ならびに変動モード、サイクル時間およびサイクルステップが、感覚的に検出可能なまたは検出された外部の生物物理学的/生化学的観察可能物の評価下で、手動で決定されるか、または自動適応ベースで遠隔でプログラムまたは制御され、
- 前記電磁波動場「SfnZP1」の前記周波数帯域「Bfnzp1」および前記電磁波動場「SfnZP2」の前記周波数帯域「Bfnzp2」、ならびに前記電磁波動場「SfnLP1」の前記周波数帯域「Bfnlp1」および前記電磁波動場「SfnLP2」の前記周波数帯域「Bfnlp2」が、離散時間ステップの両方において周期的に、かつ時間的に周期的連続的に、フェードインおよびフェードアウトされ、これに基づいて、生成され得るそれぞれの前記n個の信号スペクトルの定義されたまたは定義可能なフェードインおよびフェードアウトによって、前記伝送部材「TMO-1/2」または「TEO-1/2」の前記出力信号の振幅スペクトルの定義されたまたは定義可能なシーケンスが、前記偏光シグネチャ「ZP1」/「Zp2」/「LP1」/「LP2」に対して各場合に形成されるように、それぞれ定義されたまたは定義可能な信号組み合わせが生成される前記偏光シグネチャ「ZP1」/「Zp2」/「LP1」/「LP2」について、
- 以下を有する前記電磁波動場の信号「SfnZP1」/「SfnZP2」、ならびに「SfnLP1」「SfnLP2」:
「Sf1ZP1」.......「SfmZP1」
「Sf1ZP2」.......「SfmZP2」
ならびに
「Sf1LP1」.......「SfmLP1」
「Sf1LP2」.......「SfmLP2」
およびそれらのスペクトル関連信号の組み合わせ、ならびにそれらの変動モード、それらのサイクル時間およびそれらのサイクルステップが、手動で決定されるか、または遠隔でプログラムされるか、または感覚的に検出可能なもしくは検出された外部の生物物理学的および/もしくは生化学的観察可能物の評価下で自動適応ベースで制御され、
- 前記電磁波動場「SfnZP1」/「SfnZP2」ならびに「SfnLP1」「SfnLP2」の前記振幅スペクトルの振幅または放射電力スペクトルの電力:
「Sf1ZP1」.......「SfmZP1」
「Sf1ZP2」.......「SfmZP2」
ならびに
「Sf1LP1」.......「SfmLP1」
「Sf1LP2」.......「SfmLP2」
およびそれらのスペクトル関連信号振幅または電力の大きさの組み合わせ、ならびにそれらの変動モード、それらのサイクル時間およびそれらのサイクルステップが、手動で決定されるか、または遠隔でプログラムされるか、または感覚的に検出可能なもしくは検出された外部の生物物理学的および/もしくは生化学的観察可能物の評価下で自動適応ベースで制御され、
2.4 サブパラグラフ2.1~2.3に従って、定義された偏光シグネチャの伝送波動場、ならびに文字D~Hに記載の定義されたまたは定義可能な偏光、振幅および/または電力スペクトルが生成され、これに基づいて:
- 制御可能なスペクトル的に連続および/またはスペクトル的に離散化された偏光スペクトルおよび連続的または離散的に制御可能な振幅スペクトルを有する組み合わせ可能な波動場:
- 円偏光シグネチャを有する
- 直線偏光シグネチャを有する
- 制御可能なスペクトル離散化および/またはスペクトル連続偏光スペクトルおよび連続的または離散的に制御可能な振幅スペクトルを有する組み合わせ可能な波動場が形成され:
- 円偏光シグネチャを有する
- 直線偏光シグネチャを有する
その組み合わせ能力が、:
形成された波動場の
- 振幅スペクトルシグネチャ
- 偏光スペクトルシグネチャ
- 時間的シグネチャ
の複数のおよび定義された組み合わせに基づくことを特徴とする、放射場ベースのハイブリッド物体供給システム。
【請求項3】
請求項1または2に記載の放射場ベースのハイブリッド物体供給システムであって、
- 広帯域ソース「Q」によって、定義されたまたは定義可能な放射電力スペクトルを有する発散および単極化放射波動場が、広帯域ソース信号スペクトルの帯域限界内で、好ましくは一定の放射電力スペクトルを有するように生成され、
- 前記ソースフィールドを生成する前記広帯域ソース「Q」が、磁気光学的に活性な伝送部材「TMO」または電気光学的に活性な伝送部材「TEO」、好ましくは磁気光学的に活性な伝送部材「TMO」に結合され、
- 前記好ましくは磁気光学的な伝送部材が、1つの磁気光学回路またはいくつかの放射場結合磁気光学回路によって、好ましくは2つの放射場結合回路によって形成され、
- 磁気光学回路が、放射波動場の結合システムと、ジャイロ磁気共鳴までの均一な静磁場によって励起可能な磁気光学アパーチャとからなる、好ましくは単結晶希土類系フェロ/フェリ磁性複合材料および予備磁化システムからなる、ジャイロ磁気結合器によって形成され、
- スペクトル的に高い下縁急峻度およびスペクトル的に高い上縁急峻度の両方を有するスペクトル的に狭い帯域の透過スペクトルが、ジャイロ磁気結合器によって、ソース信号スペクトル内で生成され、
- 前記伝送帯域の中心周波数が、前記広帯域ソース「Q」の前記出力信号の前記帯域限界における強度制御可能な均一静的バイアス場広帯域によって制御され、
- 2つ以上のジャイロ磁気結合器からなる2つ以上の磁気光学回路の直列結合によって、制御可能な透過スペクトルならびに制御可能な偏光シグネチャ、好ましくは制御可能な円偏光を有する電気制御可能な透過フィルタシステムが形成されることを特徴とする、放射場ベースのハイブリッド物体供給システム。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか1項に記載の放射場ベースのハイブリッド物体供給システムであって、
- 前記波動場「SQ」が、伝送部材「T1」によって2つの直線偏光、好ましくは空間的に直交する直線偏光波動場に分割され、
- 前記それぞれの直線偏光場、好ましくは互いに空間的に直交する直線偏光が、「fnB」<<「Bf」の条件によるスペクトル帯域通過特性「fnB」および磁気的に離散的かつ連続的に制御可能および/または制御可能な帯域中心周波数「fnM」を有する1つまたは複数の伝送部材「Tn2MO」からなる伝送システム「T2MO」によって、または「fnB」<<「Bf」の条件によるスペクトル帯域通過特性「fnB」および電気的に離散的かつ連続的に制御可能な帯域中心周波数「fnM」を有する1つまたは複数の伝送部材「Tn2EO」からなる伝送システム「T2EO」によって、前記直線偏光波動場「SLP1」が、円偏光、好ましくは左円偏光波動場に前記伝送部材「Tn2MO-1」または「Tn2EO-1」によって変換され、前記直線偏光波動場「SLP2」が、円偏光、好ましくは右円偏光波動場に前記伝送部材「Tn2MO-2」または「Tn2EO-2」によって変換されるように、各場合において円偏光場に変換され、
- 前記伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2EO-1」および「Tn2MO-2」/「Tn2EO-2」の前記透過スペクトルの前記スペクトル帯域幅が、2つ以上の伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2EO-1」および「Tn2MO-2」/「Tn2EO-2」を結合する場合に、それぞれ、互いに等しくまたは等しくなく、好ましくは等しく寸法決めされることを特徴とする、放射場ベースのハイブリッド物体供給システム。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか1項に記載の放射場ベースのハイブリッド物体供給システムであって、
5.01 請求項2の文字Bに記載の前記直線偏光波動場「SLP1」を生成する前記伝送部材「T1」が、伝送部材「Tn2MO-1」または「Tn2EO-1」に結合され、
5.02 前記伝送部材「Tn2MO-1」または「Tn2EO-1」が、伝送部材「Tn3MO-1」または「Tn3EO-1」に結合され、
5.03 前記伝送部材「T1」および「Tn2MO-1」または「Tn2EO-1」および「Tn3MO-1」または「Tn3EO-1」が、互いに放射結合され、
5.04 前記伝送部材「Tn2MO-1」または「Tn2EO-1」が、伝送部材「Tn2MO-1」または「Tn2EO-1」によって、またはm=2~jのいくつかの副伝送部材「SmTn2MO-1」または「SmTn2EO-1」によって形成され、
5.05 前記副伝送部材「SmTn2MO-1」または「SmTn2EO-1」が、互いに異なるm=2~jの結合スペクトルによって寸法決めされ、前記結合スペクトル範囲の前記割り当てられた帯域中心周波数が、条件fkMm>>fkBmおよびfkMm+1>fkMmならびにfkBm<2(fkMm+1-fkMm)(m=1~j)を満たし、
5.06 前記伝送部材「Tn2MO-2」または「Tn2EO-2」の、または前記副伝送部材「SmTn2MO-2」または「SmTn2EO-2」の前記結合スペクトル「fn2K-1」または「fn2K-1」が、前記条件fkMm>>fkBmおよびfkMm+1>fkMmならびにfkBm<2(fkMm+1-fkMm)(m=1~j)を満たすかまたは遵守しつつ、離散的に寸法決めされるかまたは連続的に制御され、
5.07 請求項2文字Cに記載の前記直線偏光波動場「SPL2」を生成する前記伝送部材「T2」が、伝送部材「Tn2MO-2」に結合され、
5.08 前記伝送部材「Tn2MO-2」または「Tn2EO-2」が、伝送部材「Tn3MO-2」または「Tn3EO-2」に結合され、
5.09 前記伝送部材「T2」および「Tn2MO-2」または「Tn2EO-2」および「Tn3MO-2」または「Tn3EO-2」が、互いに放射結合され、
5.10 前記伝送部材「Tn2MO-2」または「Tn2EO-2」が、伝送部材「Tn2MO-2」もしくは「Tn2EO-2」、またはm=2~jのいくつかの副伝送部材「SmTn2MO-2」もしくは「SmTn2EO-2」によって形成され、
5.11 前記副伝送部材「SmTn2MO-2」または「SmTn2EO-2」が、m=2~kの互いに異なる結合スペクトルによって寸法決めされ、前記結合スペクトル範囲の前記割り当てられた帯域中心周波数が、条件fkMm>>fkBmおよびfkMm+1>fkMmならびにfkBm<2(fkMm+1-fkMm)(m=1~j)を満たし、
5.12 前記伝送部材「Tn2MO-2」または「Tn2EO-2」の、または前記副伝送部材「SmTn2MO-2」または「SmTn2EO-2」の前記結合スペクトル「fn2K-1」または「fn2K-2」が、前記条件fkMm>>fkBmおよびfkMm+1>fkMmならびに前記条件fkBm<2(fkMm+1-fkMm)(m=1~j)を満たすかまたは遵守しつつ、離散的に寸法決めされるかまたは連続的に制御され、
5.13 前記伝送部材「Tn2MO-1」が伝送部材「Tn3MO-1」と結合され、および/または前記伝送部材「Tn2MO-2」もしくは「Tn2EO-2」が伝送部材「Tn3MO-2」もしくは「Tn3EO-2」と結合され、
5.14 前記伝送部材「Tn3MO-1」または「Tn3EO-1」および/または「Tn3MO-2」または「Tn3EO-2」が、伝送部材「Tn3MO-1」または「Tn3EO-1」および/または「Tn3MO-2」または「Tn3EO-2」によって、またはいくつかの副伝送部材「SmTn3MO-1」または「SmTn3EO-1」および/または「Tn3MO-2」または「Tn3EO-2」(m=2~j)によって形成され、
5.15 前記副伝送部材「SmTn3MO-1」/「SmTn3EO-1」または「SmTn3MO-2」/「SmTn3EO-2」が、互いに異なるm=2~jの結合スペクトルによって寸法決めされ、前記結合スペクトル範囲の前記帯域中心周波数が、前記条件fkMm>>fkBmおよびfkMm+1>fkMmならびにfkBm<2(fkMm+1-fkMm)(m=1~j)を満たし、
5.16 前記伝送部材「Tn3MO-1」/「Tn3EO-1」のまたは前記伝送部材「Tn3MO-2」/「Tn3EO-2」のまたは関連する前記副伝送部材「SmTn3MO-1」/「SmTn3EO-1」のまたは前記副伝送部材「SmTn3MO-2」/「SmTn3EO-2」の前記結合スペクトル「fn3K-1」または「fn3K-2」が、相関条件fkMm>>fkBmおよびfkMm+1>fkMmならびにfkBm<2(fkMm+1-fkMm)(m=1~j)を義務的に満たすまたは義務的に遵守して、離散的に寸法決めされるか、または連続的に制御され、
5.17 前記伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2EO-1」および「Tn3MO-1」/「Tn3EO-1」のまたは前記伝送部材「Tn2MO-2」/「Tn2EO-2」および「Tn3MO-2」/「Tn3EO-2」の前記結合が、前記条件fkMm(「Tn2MO-1」/「Tn2EO-1」)=fkMm(「Tn3MO-1」/「Tn3EO-1」)およびfkMm(「Tn2MO-2」/「Tn2EO-2」)=fkMm(「Tn3MO-2」/「Tn3EO-2」)およびfkBm(「Tn2MO-1」/「Tn2EO-1」=fkBm(「Tn3MO-1」/「Tn3EO-1」)およびfkBm(「Tn2MO-2」/「Tn2EO-2」)=fkBm(「Tn3MO-2」/「Tn3EO-2」)ならびに「Tn2MO-1」/「Tn2EO-1」のfkMm+1-fkMm=「Tn3MO-1」/「Tn3EO-1」のfkMm+1-fkMmまたは相関条件「Tn2MO-2」/「Tn2EO-2」のfkMm+1-fkMm=「Tn3MO-2」/「Tn3EO-2」のfkMm+1-fkMmを満たしつつ実行されることを特徴とする、放射場ベースのハイブリッド物体供給システム。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか1項に記載の放射場ベースのハイブリッド物体供給システムであって、
- 前記請求項に従って放射場結合された結合構成「T1-1」-「Tn2MO-1」/「T1-2」-「Tn2MO-2」の前記伝送部材が、項目6.1~6.3に記載の前記伝送部材の前記放射場ベースの結合からなる、静的および制御可能な伝送特性を有する伝送部材のカスケード接続を形成し、
6.1 前記伝送部材「T1-1」/「T1-2」の前記伝送サブシステム「S1T1-1」/「S1T1-2」が、好ましくは光コリメータの、ビーム経路およびビーム幾何学的合成の機能性に関連付けられ、
6.2 前記伝送部材「T1-1」/「T1-2」の前記伝送サブシステム「S2T1-1」/「S2T1-2」が、偏光シグネチャ合成の機能性、好ましくは静的に印加される伝達関数を有する直線偏光子で形成され、
6.3 前記伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2MO-2」が、一定磁場、好ましくは制御可能なスペクトル帯域通過特性を有するスペクトル制御可能なジャイロ磁気結合器によって調整することができる単一回路または複数回路、好ましくは2回路磁気光学結合器のシステムアーキテクチャに基づいて、前記磁気制御可能な伝送特性の機能性を有するように形成され、
- 前記一定磁場の前記生成が、2つ以上、好ましくは2つの磁気回路による励起に基づき、第1の静定磁場成分の生成に基づき、その生成は、各々が静的磁束密度プロファイルを有する2つ以上、好ましくは2つの直列結合磁気回路による永久励起に基づき、また、第2の離散的または連続的、好ましくは連続的に制御可能なダイレクトフィールド成分の生成に基づき、その生成は、離散的または連続的に制御可能な磁束密度プロファイルを有する1つ以上、好ましくは2つの直列結合回路による励起に基づき、
- 前記請求項に従って放射場結合された前記結合構成「T1-1」-「Tn2EO-1」/「T1-2」-「Tn2EO-2」の前記伝送部材が、項目6.4~6.6に記載の前記伝送部材の前記放射場ベースの結合からなる、静的および制御可能な伝送特性を有する伝送部材のカスケード接続を形成し、
6.4 前記伝送部材「T1-1」/「T1-2」の前記伝送サブシステム「S1T1-1」/「S1T1-2」が、好ましくは光コリメータの、ビーム経路およびビーム幾何学的合成の機能性に関連付けられ、
6.5 前記伝送部材「T1-1」/「T1-2」の前記伝送サブシステム「S2T1-1」/「S2T1-2」が、偏光構造/シグネチャ合成の前記機能性、好ましくは静的に印加される伝達関数を有する直線偏光子で形成され、
6.6 前記伝送部材「Tn2EO-1」/「Tn2EO-2」が、静電場によって調整可能な電気光学結合器、好ましくは制御可能なスペクトル帯域通過特性を有するスペクトル制御可能なジャイロ電気結合器からなる、単一回路または複数回路、好ましくは2回路伝送システムのシステムアーキテクチャに基づいて、前記電気制御可能な伝送特性の前記機能性を備えて形成され、
前記静電場の前記生成が、2つ以上、好ましくは2つの電気回路による励起に基づき、第1の静電場成分からなり、その生成が、1つ以上の並列結合電気回路、好ましくは静的誘電変位密度プロファイルを有する電気回路による励起に基づき、また、第2の離散的または連続的に制御可能な静電場成分からなり、その生成が、離散的または連続的に制御可能な誘電変位密度プロファイルを有する1つ以上、好ましくは2つの並列結合電気回路による励起に基づくことを特徴とする、放射場ベースのハイブリッド物体供給システム。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の放射場ベースのハイブリッド物体供給システムであって、
7.1 前記伝送部材「Tn4MO」または「Tn4EO」からなり、各々が前記伝送部材「Tn4-1」および「Tn4-2」を備え、1つの伝送部材またはいくつかの副伝送部材からなり、好ましくは前記副伝送部材「SmT4MO-1」/「SmT4MO-2」またはm=1~j、好ましくはm=1~4の副伝送部材:
- 「S1Tn4MO-1」/「S1Tn4EO-1」および「S1Tn4MO-2」/「S1Tn4EO-2」
- 「S2Tn4MO-1」/「S2Tn4EO-1」および「S2Tn4MO-2」/「S2Tn4EO-2」
- 「S3Tn4MO-1」/「S3Tn4EO-1」および「S3Tn4MO-2」/「S3Tn4EO-2」
- 「S4Tn4MO-1」/「S4Tn4EO-1」および「S4Tn4MO-2」/「S4Tn4EO-2」
を有する前記相補的副伝送部材「SmT4EO-1」/「SmT4EO-2」からなる、前記伝送システム「Tn4」であって、前記伝送システム「Tn4」の出力側で各場合に生成される前記直線偏光場の結果として生じる前記振動面が、前記入力側の前記直線偏光場に対して、互いに離散的かつ連続的に制御可能である方法でオフセットされ:
7.2 前記磁気的に制御可能な伝送特性の前記機能性を有する前記伝送部材「Tn4MO-1」/「Tn4MO-2」が、単一回路または複数回路、好ましくは二重回路磁気光学結合器のシステムアーキテクチャに基づき、それぞれの磁気光学活性材料組成物からなり、好ましくは強磁性/フェリ磁性ガーネット組成物からなり、その材料組成固有の磁化が、前記電磁波動場の伝搬方向に平行に向けられた外部から生成された一定磁場によって、伝送された前記電磁波動場の前記伝搬方向に平行に向けられ、また、前記外部一定磁場によって生成された前記伝送波動場の前記偏光シグネチャの磁気制御可能性にさらに基づき、ファラデー効果、好ましくは、前記入力側で生成された前記直線偏光波動場の前記振動面に対する前記出力側で生成された前記直線偏光波動場の前記振動面の磁気的に制御可能な角度に基づいて形成され、
7.3 電気的に制御可能な伝送特性の前記機能性を有する前記伝送部材「Tn4EO-1」/「Tn4EO-2」が、単一回路または複数回路伝送システムのシステムアーキテクチャに基づき、それぞれの電気光学活性材料組成物からなり、その材料組成固有の双極モーメントおよび/または誘電変位プロファイルが、前記伝送された電磁波動場の前記伝搬方向に平行に向けられた外部から生成された静電場によって、前記伝送された電磁波動場の前記伝搬方向に平行に整列され、前記外部静電場によって生成された前記伝送波動場の前記偏光構造/シグネチャの電気的制御可能性にさらに基づき、かつポッケルス効果に基づき、好ましくは、前記入力側で生成された前記直線偏光波動場の前記振動面に対する前記出力側で生成された前記直線偏光波動場の前記振動面の電気的に制御可能な角度に基づいて形成されることを特徴とする、放射場ベースのハイブリッド物体供給システム。
【請求項8】
請求項1~7のいずれか1項に記載の放射場ベースのハイブリッド物体供給システムであって、
- 前記伝送部材「TMO-n」(n=1~j)の磁気的に制御可能な伝送特性の前記機能性によって、予備磁化システム構成要素「VMMO-n」(n=1~j)による静的均一磁場の離散的または連続的に制御可能な生成に基づいて、前記伝送部材「TMO-n」(n=1~j)によって伝送される前記波動場または信号の振幅スペクトルおよび/または偏光スペクトル信号シグネチャの離散的または連続的な制御可能性への制御側のアクセスが、符号化/アクセスインターフェースCMOn(n=1~j)によって形成および構成され、
- 前記伝送部材「TEO-n」(n=1~j)の電気的に制御可能な伝送特性の前記定義された機能性によって、バイアスシステム構成要素「VEEO-n」(n=1~j)による静的均一電場の離散的または連続的に制御可能な生成に基づいて、前記伝送部材「TEO-n」(n=1~j)によって伝送される前記波動場および/または信号の振幅スペクトルおよび/または偏光スペクトル信号シグネチャの離散的または連続的な制御可能性への前記制御側のアクセスが、符号化/アクセスインターフェースCEOn(n=1~j)によって形成および構成され、
- 「n」=1~jの伝送経路「n」の前記振幅スペクトル信号シグネチャおよびそれらの偏光スペクトル信号シグネチャの両方を定義された方法で制御するために、サブインターフェースCSMO-n(n=1~j)からなる前記符号化/アクセスインターフェースCMOによって、また、前記サブインターフェースCSEO-n(n=1~j)からなる前記符号化/アクセスインターフェースCEOによって、前記制御側のアクセスが形成され、
- 高品位ハイブリッド符号化および/または変調アルゴリズムのシステム技術的実施のための手続き的基礎が、前記サブインターフェースCSMO-n(n=1~j)からなる前記インターフェースCMO、ならびに前記サブインターフェースCSEO-n(n=1~j)からなる前記インターフェースCEOに基づいて、前記振幅スペクトルシグネチャならびにn=1~jの前記経路信号「n」の前記偏光シグネチャの前記定義された制御可能性の前記アクセス可能性によって作成され、
- 伝送信頼性の高いフォトニック伝送システムの構成可能性のための開始基礎は、経路選択的信号合成によって、2つ以上の偏光選択的信号経路、好ましくは経路分散された離散的または連続的に制御可能な偏光シグネチャを有するn=2の偏光選択的信号経路を有する2つの信号経路の生成に基づいて、静的または離散的または連続的に制御可能な偏光シグネチャを有する2つ以上の偏光子の経路関連カスケード接続、ならびに相補的および多重相補的符号化および/または変調アルゴリズムの使用に基づいて形成され、
- 伝送信頼性の高いフォトニック伝送システムの構成可能性のための開始基礎は、拡張された経路選択的信号合成によって、スペクトル的に離散的または連続的に制御可能な透過スペクトル、好ましくは離散的に制御可能な透過スペクトル、好ましくは経路分布された離散的または連続的に制御可能な偏光シグネチャを有するn=2の偏光選択的信号経路を有する2つの信号経路、ならびにスペクトル的に制御可能な透過スペクトルを有する2つ以上の偏光選択的信号経路の生成に基づいて、静的または離散的または連続的に制御可能な偏光シグネチャを有する2つ以上の偏光子の前記経路関連カスケード接続、ならびに多重相補的符号化および/または変調アルゴリズムの前記使用に基づいて形成されることを特徴とする、放射場ベースのハイブリッド物体供給システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の目的:
技術的な観点から、今日サービスされるか、または今日期待される、および将来さらに期待される情報の無線通信交換の範囲は、とりわけ、高いスペクトル帯域幅の利用可能性を必要とし、これは、高いおよび最も高い周波数に基づく。高周波およびマイクロ波範囲の電磁波は、データおよび情報を迅速に伝送することができるというそれらの有利な特性に加えて、区別して考慮しなければならない多くの健康被害を伴うが、光スペクトル範囲の電磁波は、基本的に、この点ではるかに快適な基礎を提供する。このスペクトルの可視部分ならびにスペクトルの赤外および紫外部分を含む光スペクトル範囲の電磁波は、生命の存在、したがって人間の生命の存在もほとんど想像できない物理的条件と見なされる。我々はまた、我々の電磁波スペクトルの可視部分から開始して、より短い波とより長い波の両方を結合する紫外波および赤外波の有益な効果および有害な効果の両方についても知っている。ここでは、健康を促進する側面と健康を脅かす側面の両方に焦点を合わせる。これらの側面は、複数の物理的、生物学的および生物物理学的効果を非常に複雑な方法で示し、それらに触れるものであり、これらは赤外または紫外波動場によって達成することができ、人間の生物学的効果は本発明の対象の前景にある。観察の範囲を拡大すると、電磁波とこの基準で曝露された生物との間の相互作用を使用して、生物の巨視的環境および微視的環境の目標とする影響可能性の視点豊富な機構を導き出すことができる。この点で、可視および不可視光波の電磁波スペクトルはまた、医療の基本的な目的を解決するための手法を提供する。これに関連して、その生物学的、化学的および物理的または生化学的および生物物理学的観察可能物を有する我々の直接の生活空間の状態は、非常に重要である。健康に適合する設計、ならびに全ての直接の生活空間の健康に害のない保存および状態は、我々の産業化された文化の文脈において重要な位置を占める。この点において、漸進的な医療を確保するには、生活空間供給の効率、ここではより狭義には部屋および物体供給の効率が間違いなく避けられない。この相関関係を仮定すると、天然の生物学的または生化学的または生物物理学的メカニズムのプロファイリングに基づき、かつ技術的ベースでの解決策指向の開発を可能にする解決策への手法が間違いなく重要になってくる。
【0002】
この解決策戦略の目標とする実施は、閉鎖および半閉鎖型の部屋および物体または領域内の固定およびポータブルまたはモバイルユーザまたはユーザグループの広帯域/超広帯域カバレッジのため、ならびに接触フリーかつ非接触の消毒および不活性化の機能性を有する非接触空間消毒および不活性化技術の構成のための、IR(赤外線)フォトニックおよびVIS(可視)フォトニックシステム/ネットワーク構成要素、ならびにUV(紫外線)フォトニックシステム/ネットワーク構造またはアクセスポータルを認定または区別する解決策手法をもたらす。
【0003】
これに関して、およびこれに由来して、本発明の目的は、行為対象セグメントと情報技術対象セグメントとの組み合わせから生じる。この場合、本発明の行為対象セグメントは、インテリジェントな物体/部屋消毒システムの構成を含み、その動作モードおよび作用は、空間的細菌およびウイルス消毒の可能性を生み出すための紫外線スペクトル範囲の電磁波の使用に基づく。本発明の情報技術対象セグメントは、オーディオ、ビデオ、およびデータ情報の無線空間伝送のためのインテリジェントな物体/部屋供給システムの構成を含む。
【0004】
消毒のより狭い行為目的は、人間が占有する部屋および物体の室内空気、ならびにこれらの部屋および物体内の固定および/または移動物体および物体表面の細菌およびウイルスの不活性化にある。一方、物体/部屋供給のより狭い情報技術の目的は、部屋およびエリア全体にわたって部屋内の固定またはモバイルの通信技術端末またはアクセスデバイスの5G/NG(ネクストジェネレーション)供給を保証することにある。両方の目的は、UV-(紫外線)-C波長範囲の電磁波動場を効果または伝送の媒体としてその容量で共同または二機能的に使用することに基づいて達成されるべきである。
【0005】
本発明の適用分野:
自然に発達したおよび人工的に作り出された人間の環境は、不均一な定着構造および異なる目盛りにおいてウイルス、細菌、酵母、ならびに真菌およびそれらの胞子などの微生物によって多くの異なる方法で汚染されており、非常に異なる健康リスクに関連付けられる。これに関連して、空中浮遊微生物は、公共および文化的生活の建物および場所、健康および介護システムの建物および施設、学校および教育システムの建物および施設、民間および公共の陸上、航空および海上ベースのローカルおよび長距離輸送の大容量旅客輸送手段およびそれらのアクセス施設、ならびに生産およびサービス提供産業の建物および施設など、特に頻繁に発生するエリア内で発生する可能性が高く、または高濃度であることが分かっている。そのような微生物は、人の健康、原材料の生存力、および食品の保存性について、変動する、部分的にしか検出できない危険性をもたらす。それらの非接触および非危険ベースでの信頼性が高く持続可能な不活性化は、世界的な規模および健康戦略の観点から重要な位置を有する非常に局所的な適用可能性を表す。
【0006】
本発明は、これに基づいて、ならびに意図的に、以下に記載される適用または適用分野のクラスの施工性の可能性を伴って進行する。
【0007】
1.生命のある固定された密閉または半密閉型の大規模な物体および建物、例えば、文化、スポーツおよびイベント会場、輸送用建物(空港、海港、鉄道駅)、全ての付加価値部門の産業および大規模製造施設、ならびに商業および公益事業部門の大規模保管および物流施設などの細菌およびウイルスの不活性化;
2.生命のある固定された閉鎖または半閉鎖型の施設および公共の物体、例えば、公共生活の建物、健康および介護の建物、教育および高等教育の建物、銀行業、商業およびサービスの建物、ケータリング、ホテルおよび宿泊産業の建物、ならびに住宅用物件の細菌およびウイルスの不活性化;
3.生命のある閉鎖または半閉鎖型キャビン、すなわち、
- 全てのクラスの鉄道車両(ローカルおよび長距離列車/路面電車/地下鉄)、ローカルおよび長距離バス、ならびに旅客自動車などの旅客輸送の地上移動手段;
- 航空機およびドローンなどの旅客輸送の空中手段;
- 海上船舶および内水路船舶、ならびに海上フェリ-および内水路フェリ-などの旅客輸送の海上手段;
の細菌およびウイルス不活性化:
4.生命のある閉鎖または半閉鎖型の固定および可動両方の特殊な物体、例えば、防御および安全のための建物および物体、法執行およびセキュリティ管理の建物および物体などの細菌およびウイルスの不活性化;
5.個々の部門の生命のある閉鎖または半閉鎖型の固定および可動物体両方の細菌およびウイルスの不活性化;
6.動物飼育ならびに畜産および獣医学の生命のある閉鎖または半閉鎖型物体の細菌およびウイルス不活性化。
【0008】
情報技術に関する本発明の適用分野は、閉鎖および半閉鎖型の部屋、物体、および領域内のあらゆるオーディオ/ビデオ/データ通信、ならびに遠隔測定および遠隔対話サービスの固定、ポータブル、およびモバイルユーザの世界的な情報技術供給に関する。この点において、主な用途の焦点は人と人との通信(PtP)にあるだけでなく、人と機械との通信(PtM)および機械と機械との通信(MtM)の重要性も大幅に増加している。他の重要な用途は、情報技術を特徴とし、かつ果たすべき重要な役割を有するIoT(モノのインターネット)、IIoT(モノの産業インターネット)およびINDUSTRY 4.0用途のみならず、INDUSTRY 4.0用途ならびに社会および個人生活の他の領域の両方で重要性および成長を増しているVR(バーチャルリアリティ)、TR(テレリアリティ)およびAR(拡張現実)用途である。同様に、無線高速ネットワークのモジュール式可用性、および高速化の可能性を有する関連する無線アクセスポータルは、Industry 4.0関連の遠隔ロボット、遠隔医療、遠隔モビリティおよび車両自律性、遠隔セキュリティ、遠隔ロジスティクス、遠隔管理および遠隔学習などの重要な位置および大きな成長の可能性を有する質的に新しい市場セグメントのための際立った基盤を形成する。
【0009】
これに関連して、またこれに基づいて、固定およびモバイル情報および通信技術の現在の市場は、超広帯域ネットワーク構成要素に基づく、位置に依存しない超高速情報アクセスおよび情報伝送ネットワークの可用性に対する主な要件によって特徴付けられる。
【背景技術】
【0010】
既知の従来技術の特徴:
本発明の目的の行為対象セグメントの導出は、既知の従来技術の以下の評価に基づく。自然に発達したおよび人工的に作り出された人間の生活環境は、不均一な定着構造および異なる目盛りにおいて微生物によって最も多様な方法で汚染されており、これには非常に差別化された健康リスクも伴うことが証明されている。これに関連して、空中浮遊微生物は、公共および文化的生活の建物および場所、医療システムの建物および施設、学校および教育システムの建物および施設、民間および公共の陸上、航空および海上ベースのローカルおよび長距離輸送の大容量旅客輸送手段およびそれらのアクセス施設、ならびに生産およびサービス産業の建物および施設など、特に頻繁に発生するエリア内で発生する可能性が高く、または高濃度であることが分かっている。そのような微生物は、人の健康、原材料の貯蔵性、および食品の保存性について、変動する、部分的にしか検出できない危険性をもたらす。
【0011】
微生物への曝露に関連する生死にかかわる危険性および潜在的な危険性の両方の検出可能性および制御可能性は、予防医療および健康維持の最も緊急の課題の1つである。この文脈で利用可能な予後予測の可能性および応用準備のメカニズムは、任意の流行またはパンデミック生活シナリオの出現、形成および拡散に対する効果的な保護のための基礎および前提条件を同時に形成する。
【0012】
2020年1月以来のCOVID-19の疾患および付随するパンデミック局面の誘因は、ベータコロナウイルスSARS-CoV-2に基づいており、肺炎患者からの分離株に基づいて2020年1月にその最初の同定が成功した/02/。ウイルスの検出は、これまで、鼻咽頭分泌物、痰、便、涙液、血液、ならびにエアロゾルおよび表面で行われてきた/01/、/03/、/04/、/05/。SARS-CoV-2の主な伝播経路は、呼吸、咳、会話またはくしゃみ時のウイルス含有流体粒子の呼吸器摂取であると考えられる。便、涙液または血液などの他の経路または伝播部位の関連性または感染効力は、現在調査中である。
【0013】
現在の知見から、ウイルスは、主に感染者によって放出された後に健常者によって摂取されるウイルス含有粒子の放出を介して、他の呼吸器病原体と同様に拡散すると推測される。ウイルス含有エアロゾルの交換を介した人間から人間への伝播、すなわちエアロゾル化ウイルスの放出および周囲空気を介したそれらの伝播、または周囲空気を介して伝播されたエアロゾル化ウイルスの呼吸受容は、一次伝播コンスタレーションとして評価されるべきである。これに関連して、エアロゾル感染と液滴感染との間の移行は流体である/31/。WHOは、液滴を5μm~10μmの直径を有する粒子として定義している。対照的に、より小さい直径を有する粒子は、エアロゾルと呼ばれる/32/。液滴は、それらのサイズのために源から比較的短い距離で地面に沈むが、空気中のエアロゾルの滞留確率は著しく高い。エアロゾルによる伝播は、換気の悪い小さな部屋および粒子放出が多い活動において著しく増加する/09/。
【0014】
I-2020で実験的に確立されたMIT(マサチューセッツ工科大学)による生物物理学的研究では、機械的バリアなしで咳またはくしゃみをしたときに液体粒子は最大8メートル拡散され得る。したがって、この結果は、20世紀初期に由来する液滴感染パラダイムに永続的に挑戦する/11/。
【0015】
鼻咽頭の逆転写ポリメラーゼ連鎖反応(RT-PCR)研究の定量的分析に基づいて、中国の研究者らは、2020年2月にエアロゾルを介したウイルスの伝播性を実証した/12/、/13/。米国国立アレルギー感染症研究所(NIAID)による研究は、エアロゾル中の定量的ウイルス量決定を使用してこの見解を裏付けた。この研究は、人工的に作製されたエアロゾル中のウイルスが最低3時間生存可能なままであり、したがって感染性であることを示した。ここで、人工的に生成されたエアロゾル中の感染性ウイルスの数は、約66分後にならないと半減しなかった/14/、/15/。2020年7月に、無症候性から重症のCOVID-19患者の呼気サンプルにおいてコロナウイルスRNA含有エアロゾルを検出した研究が発表され、最大3時間にわたって空気中に浮遊していると仮定された/16/。対照的に、高ウイルス量を有するCOVID-19患者の詳細な空域検査では、患者の気道におけるSARS-CoV-2 RNAの証拠は得られなかった/17/、/18/。
【0016】
Huoshenshan Hospital Wuhan/Chinaによるさらなる調査では、換気システムの出口ならびに病院の屋内空気におけるウイルスRNAの検出可能性が報告されている/19/。オーストラリアおよび中国の研究者による総説論文も、彼らのデータ収集に基づいて空中にCOVID-19が存在する可能性が高いと見なしている。著者らは、感染予防の文脈において、空中伝播経路を含めることが必須であると評価している/22/。さらなる研究は、病室の空気中のエアロゾルから複製可能なウイルスの培養可能性の証拠を提供することができた。彼らの研究結果に基づいて、実験者は、呼吸器症状を有する患者がエアロゾル形成医療処置なしでも感染性エアロゾルを放出すると見なしている/24/。他の研究は、Columbia大学のIrving Medical Centerで開始され/27/、207nm~222nmの波長範囲内の紫外線の不活性化能を確認している。これに関連して、2mJ/cm未満の放射電力密度を有するUV-C222nm放射を使用したエアロゾル化インフルエンザウイルスH1N1不活性化の成功が報告されている。さらに、これらの研究は、エアロゾル化ヒトコロナウイルスアルファ(HCoV-229E)およびベータ(HCoV-OC43)サブグループの不活性化性に拡大された。この文脈で行われた研究は、エアロゾル化アルファコロナウイルス229EならびにベータコロナウイルスOC43の99.9%不活性化の可能性が、既にそれぞれ>1.7mJ/cmおよび>1.2mJ/cmの放射電力密度の発生で実証された。実施された実験に基づいて、25分の曝露時間後、3mJ/cm/時間の電力密度での不活性化セクターの連続時間曝露の条件下で、エアロゾル化アルファコロナウイルス229EならびにベータコロナウイルスOC43の99.9%の不活性化を確実にすることが可能であると推論される。ここで、さらに、健康安全性を確保または維持しつつ放射電力密度を6mJ/cmに増加させると、不活性化時間が半減すると仮定される。実験者は、実験的に得られた結果をエアロゾル化ヒトSARS-CoV-2ウイルス株の不活性化効率に直接移すことができると仮定する。国際紫外線協会の報告/28/は、IUVA(国際紫外線協会)が200nm~225nmに制限している、UV-Cスペクトル範囲の不活性化の基礎として機能するUV-Cスペクトル範囲の放射の健康安全性を確認または強調するために、皮膚に適用される化粧品、または角質層の化粧品貫通層、ならびに皮膚近位/皮膚被覆衣類における露出関連二次効果または露出関連光化学反応の深遠な長期研究の必要性と詳細な調査の必要性について言及している。
【0017】
試験/29/は、UV放射の不活性化効果およびDNAのUV関連病変の発生または発達の両方を調べ、比較することによって、UV-C254nm放射曝露およびUV-C222nm放射曝露による多剤耐性細菌の定義されたインビトロ不活性化シナリオを調査している。これに関連して、実験者らは、両方の波長でMRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)株の効率的なインビトロ不活性化を決定した。UV-C254nm曝露とは対照的に、UV-C222nm曝露では、UV関連の突然変異誘発前DNA病変はほとんど観察されなかった。
【0018】
実験者らの「インビトロ」研究は、UV-C222nm曝露が誘発する皮膚DNAの突然変異誘発性/突然変異誘発前病変のない、薬剤耐性細菌の効率的なUV-C222nm不活性化性を確認している。
【0019】
それぞれの伝播経路または伝播源の重要性は間違いなくある。伝播源または伝播経路の検出、記録、および分析、ならびに抑制までのそれらの効率の制御可能性は、効果的な健康予防策の主要な制御要素を形成する。
【0020】
呼吸伝播経路の検出、記録、および制御は、可能な伝播シナリオの評価における不可欠な重要優先事項である。
【0021】
空域の消毒または細菌およびウイルス消毒の既知の方法または技術は、高エネルギーUV-C放射への曝露に基づく。短波UV放射は、持続的な細菌およびウイルス消毒効果を有する。放射曝露に関連する侵襲的放射吸収は、細菌またはウイルスDNA(デオキシリボ核酸)ならびにその構造の破壊、したがって細菌およびウイルスの不活性化をもたらす。独立した最近の研究により、SARS-CoV-2(コロナウイルス)の持続的不活性化に対するUV-C放射の有効性が確認された。ボストン大学によって行われた研究/26/は、曝露時間25秒で放射電力密度22Jm/cm2のUV-C254nm放射に曝露することに基づいて、曝露された空域内のSARS-CoV-2ウイルス集団を99.9999%減少させる能力を実証した。ここで、放射電力密度の減少は、曝露時間要件の増加につながる。同じ研究で、放射電力密度を増加させると、曝露された空域のSARS-CoV-2ウイルス株が99.9999%減少し、曝露時間が6秒に短縮されることが実証された。
【0022】
現在の先行技術によれば、200nm~280nm、好ましくは254nmの波長範囲内の紫外線が空気および表面の消毒に使用される。UV-Cバンドの紫外線放射は、構造的に侵襲的な効果で原生動物の細胞構造と相互作用し、それらのさらなる拡散を防ぐ。この場合、UV耐性または免疫の形成は除外される。UV-C曝露による多耐性病院細菌の不活性化性も首尾よく実証されている。
【0023】
複雑な生物に対する高エネルギーUV-C放射の効果は、差別化された方法で評価されなければならない。UV-AおよびUV-B曝露と同様に、人体のUV-C曝露は、原則として、放射電力密度、曝露時間および曝露サイクルに応じて、急性および慢性の細胞損傷または細胞変性の両方をもたらし得る。そのような曝露結果のために、IARC(国際がん研究機関)は、天然起源であるか人工起源であるかにかかわらず、UV放射の波長範囲(UV-C100nm~280nm/UV-B280nm~315nm/UV-A315nm~400nm)を発癌性として分類している。したがって、人間が使用する物体、領域、部屋または居住地の消毒または滅菌のためのUV-C放射の使用または適用は、人間への曝露を排除するシナリオに限定されるか、または保留されている。したがって、UV-C曝露に基づく消毒は、食品製造、飲料水処理、ならびに換気および空調システムの消毒に長年にわたって首尾よく適用されてきた。上海の中国大都市では、この技術はさらに一歩進んでおり、現在、ローカルバスの細菌およびウイルス消毒のための洗車に使用されている。はるかに先には、自律的に駆動するロボットの使用が見込まれ、その用途は、アジアの病院で多くの場所で登録され得るだけでなく、欧州の病院でも始まり、その技術的装置は、UV-C放射曝露による生活に近い物体および部屋の非常に効率的な自律的消毒を可能にする。しかしながら、これらの技術は、その証明された持続的な高い不活性化効率により、健康への損傷の可能性が高いことに関連しているため、それらの使用は、無生物空間および環境のウイルスおよび細菌不活性化に限定される。したがって、人の存在下での公共および多人数の部屋での適用は除外される。
【0024】
呼吸伝播経路の優位性により、部屋または周囲空気のウイルスおよび細菌の量は、主に、ウイルスおよび細菌発生の可能性を有する室内に存在する全ての活性ウイルスおよび細菌源の数または密度および密度分布によって特徴付けられる。活性ウイルス源および細菌源による閉鎖または半閉鎖型の部屋のあらゆる形態の定着は、各個々のウイルス源のそれぞれのウイルス活性の可能性に主に依存して、室内空気の供給源および供給源分布に依存するウイルス量を必然的にもたらし、したがって、呼吸機構全体のウイルスインプリントをもたらす。この意味で、部屋に定着する個体は、各場合にウイルス量を生成する供給源と、供給源に誘導されたウイルス量を受けるレシピエントの両方を構成する。ウイルス源とウイルスレシピエントとの間の結合が室内空気の伝播経路を介して呼吸に基づいて決定される限り、呼吸伝播経路のウイルス不活性化は、ウイルス源とウイルスレシピエントとのウイルス分離のための決定的な解決策手法を形成する。ここで、関連する結合の程度は、伝播経路を形成する室内空気のウイルス量によって決定される。部屋および周囲空気のウイルス量、またはむしろそれに課されるウイルス量は、この文脈において、および人が多い活気のあるまたは生命のある部屋および環境の条件下で、リアルタイムで測定され影響を受け得る生物物理学的観察可能物と任意のリアルタイム不活性化戦略の対象成分の両方を象徴する。この点で、生きている定着の条件下での、ならびに生命のある部屋および環境に基づく、呼吸伝播経路、したがって部屋および周囲空気の、ウイルスおよび細菌不活性化の持続可能で非常に効率的な機器および戦略の利用可能性の必要性も不可欠で独特である。
【0025】
Far-UV-C波長域内のUV-C222nm放射の生成に基づくそのような解決策戦略は、最近、詳細な科学的および科学的実験的調査の主題となっている。この波長範囲内の電磁波の生成は、人体に無害な組織浸透深さを伴い、したがって、角膜と同様に皮膚の生きている表面組織内の任意の細胞損傷を排除することができるので、放射電力または放射電力密度も定義された限度内で測定される限り、健康に害がなく実用可能な高い不活性化効率を有するシステムソリューションの概念のための潜在的に際立った手法が開かれる。
【0026】
主に動物実験に基づく現在の研究は、UV-C222nm放射が、健康に有害な以前に使用されたUV-C254nm放射と比較して健康に害がないことを証明している。
【0027】
これらの研究の1つ/25/の首唱者らは(その収集および調製は、神戸大学のDermatology Department of the Department of Internal Medicine of the Graduate School of Medicineで行われた)は、波長222nmの紫外線(UV-C)への反復曝露が、発癌性の症状を引き起こすことなく高い細菌およびウイルス消毒能力に関連することを動物実験で初めて世界的に実証した。UV-C222nm照射は、入射UV放射に対して有意な感受性を有するこの研究プロジェクトで使用されたマウスにおいて、前癌性病変または基底細胞もしくは有棘細胞癌の発生、または白内障の形成をいずれの場合にももたらさなかった。ここで、色素性乾皮症のモデルマウスにUV-C222nmスペクトルの放射を繰り返し照射した。野生型マウスと比較して、曝露モデルマウスは皮膚癌を発症するリスクが約1万倍高いことを示す。
【0028】
また、反復UV-C222nm放射曝露は、照射されたモデルマウスの皮膚の発癌症状を何ら明らかにしなかった。顕微鏡に基づく分析を継続すると、病原性の異常がないことも明らかになった。対照的に、対照群(その曝露はUV-B放射(280nm~315nm)の使用に基づく)の全てのマウスが皮膚癌を発症した。
【0029】
この対照群の多数のマウスは、UV-B放射曝露の結果として角膜損傷および白内障症状も示した。UV-B波長範囲は、自然日射の波長範囲と同一である。UV-B放射は、皮膚の表皮底部の基底層に到達し、細胞のDNA(デオキシリボ核酸)を損傷する。対照的に、UV-C222nm放射は、層厚が6μm~15μm(マイクロメートル)または6,000nm~15.000nm(ナノメートル)の角質細胞(細胞核なしまたは細胞小器官なし扁平上皮細胞)からなる角質層にのみ到達し、層厚が30μm~50μm(マイクロメートル)または3万nm~5万nm(ナノメートル)の表皮最上層(最外層)であり、それに基づいて表皮細胞のDNAに対する損傷が除外される。
【0030】
したがって、最近の研究結果は、UV-C222nm放射が表皮または角膜に損傷を引き起こさず、したがって人間の皮膚および眼に無害であることを示唆している。この技術は、医療および他の感受性領域における細菌およびウイルス不活性化のための様々な用途に使用できることが予想される。この状況において反復曝露シナリオで確認された、この研究の結果で仮定された健康安全性は、この研究で示された曝露時間と放射電力密度との相関を考慮して、CW(連続波)モードの条件下でさえ、混雑した環境内で調整されたUV-C222nm放射源の施工性を示唆している。
【0031】
ボストン大学の研究/26/で決定された相関を考慮すると、CWモードは、UV-C222nm放射のそれぞれの必要な放射電力密度の有意な低下をもたらすことができ、したがって、放射曝露の健康安全性の程度の有意な増加に寄与することができる。UV-C222nm放射の生成は、現在、波長>222nmの放射成分が抑制され、その結果放出されない、UV-C源の使用に基づいている。しかしながら、この目的のために現在使用されているフィルタは、スペクトル透過特性を有し、その下縁急峻度は、長波長放射成分の抑制に必要な透過特性のスペクトル選択性をまだ保証していない。しかしながら、UV-Cスペクトルの低周波放射成分を遮断し、したがって高度のスペクトル遠距離場選択性を保証することは、表皮ならびに角膜の細胞生存表面組織を透過するUV放射の能力を排除するための決定的な前提条件である。科学的知識の現状に基づいて、有害な微生物およびウイルスならびに細菌の放射支援不活性化の効率は、UV-C放射のスペクトル範囲内、好ましくは230nmの波長未満の波長範囲内のスペクトル調整された狭帯域放射成分の生成可能性と直接相関すると仮定することができる。UV-C放射スペクトルのスペクトル範囲内の定義可能または制御可能な放射電力および放射電力密度の広帯域調整可能な狭帯域放射成分の生成可能性が成功する場合、プログラム可能な放射および電力密度特性、それぞれUV放射図の適応/自動適応合成技術を有する応用指向のUV-C放射源、したがって、不活性化効率が高く、生命のある環境内で健康に害のない定常連続波モードの動作可能性を有するUV-C放射源の設計の可能性がある。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0032】
本発明の目的の情報技術対象セグメントの導出は、既知の従来技術の以下の評価に基づく。
【0033】
モジュール式および無線ネットワーク機能、ならびに任意の数のユーザとのまたはユーザ間の同時の一方向または双方向の通信、遠隔測定および遠隔対話機能の可能性を必要とする最新のデータ伝送技術に対する要求は、現在利用可能な技術では満たされていない。スペクトル依存の伝搬物理的可能性および制限に基づいてスペクトル割り当てが各場合に与えられる、電波スペクトルの利用可能な波長範囲内の関連するカバレッジ条件で提供される多様性および同時に多数のサービスは、展開される伝送チャネルに必要な帯域幅の利用可能性をますます制限する。これは、電波スペクトルのコヒーレント電磁波の干渉感度と相まって、閉鎖領域または半閉鎖領域の全国的な長距離カバレッジに重大な制限をもたらし、その重大性は、グローバル無線インフラストラクチャの概念の文脈において、著しく増加する成長勾配に関連する。
【0034】
曝露によって誘発される生物学的相互作用成分にほとんど害を及ぼさないという大きな利点を有するフォトニックまたは光電子情報伝送の可能性は、これまで、ほぼ独占的に、地上または軌道のポイントツーポイントリンクの確立および動作に使用されてきた。
【0035】
マイクロ波/ミリ波のスペクトル範囲における情報伝送の既知のまたは現在利用可能な技術では、モジュール式および無線ネットワーク能力、ならびに任意の数のユーザとのまたはユーザ間の同時の一方向または双方向の通信、遠隔測定および遠隔対話機能の相互作用能力の可能性を必要とする現代のおよび需要をカバーするオブジェクト関連データ伝送技術の要件を満たすことができず、または選択的にしか満たすことができない。スペクトル依存の伝搬物理的可能性および制限に基づいてスペクトル割り当てが各場合に与えられる、電波スペクトルの利用可能な波長範囲内の関連するカバレッジ条件で提供されるサービスの多様性および同時に多重度は、展開される伝送チャネルに必要な帯域幅の利用可能性をますます制限する。これは、電波スペクトルのコヒーレント電磁波の干渉感度と相まって、閉鎖領域または半閉鎖領域の全国的な長距離カバレッジに重大な制限をもたらし、その重大性は、グローバル無線インフラストラクチャの概念の文脈において、著しく増加する成長勾配に関連する。
【0036】
この技術的背景に対して、本発明は、従来技術から知られている放射場ベースのハイブリッド物体供給システムをさらに開発する、したがって改善する主な目的を設定する。この主な目的は、請求項1の主題によって達成される。有利なさらなる発展は、それに従属する従属請求項および以下の説明の主題である。
【0037】
情報技術目的と行為目的の両方に基づいて本発明による目的を達成するためのIR(赤外線)フォトニックネットワーク構成要素およびVIS(可視)フォトニックネットワーク構成要素の二機能性、ならびにUV(紫外線)フォトニックネットワーク構造またはアクセスポータルに基づく技術的解決策は、知られていない。
【0038】
1.部屋および領域ならびにその中の固定および可動物体の表面の細菌およびウイルス不活性化のための先行技術、
2.動物実験に基づいて、UV-Cスペクトル範囲(100nm~280nm)の電磁放射場の選択された波長範囲と生きている生物との相互作用に関する既知の前述の調査または研究の従来技術、
を考慮して、知識および解決策に関する以下の戦略的結論を導き出すことができる。
【0039】
結論:
1.有害な微生物およびウイルスの不活性化のためのUV-B波長範囲(280nm~315nm)内のUV(紫外線)スペクトル範囲または電磁波スペクトルの波長範囲(100nm~400nm)のフォトニック放射の使用は、従来技術であり、一般に既知の実施である。
【0040】
2.仮定される紫外線放射の使用の一般的な健康被害により、生命のある部屋および物体の消毒のための紫外線放射の使用に基づく医療の概念的可能性の精緻化および実施は、これまで除外されていた。
【0041】
3.UV-A-/UV-B/UV-CスペクトルのUV放射の健康被害の背景は、人間の生体表面組織に浸透し、そこに吸収された放射または放射エネルギーと、発生によって影響を受けた人間の皮膚および/または角膜の組織細胞との相互作用であり、その結果、細胞DNAの不可逆的な転写および/または複製エラーをもたらし得る。
【0042】
UV-A-/UV-B-/UV-Cスペクトルの作用または導入された電磁放射場によって達成することができる、健康を危険にさらす細菌およびウイルスのDNAの再生条件およびそれらの関連する耐性無能力に対する定義された影響は、持続可能で信頼性のある細菌およびウイルス不活性化概念の概念のための効果的な手法を形成する。
【0043】
4.電磁有効媒体(100nm~380nm)の波長と不活性化対象物(ウイルス10nm~350nm/細菌600nm~1000nm)の幾何学的サイズとの間の条件付き相関は、放射場関連空間または身体共鳴の形成を促進する。幾何学的相関の観点から、ならびにイオン化ポテンシャルのエネルギー的に調整されたますます増大する発生に起因して、UV-C放射スペクトル(100nm~280nm)は、閉鎖および半閉鎖型の部屋または空間および物体、ならびにその中の細菌および/またはウイルスが定着可能な/定着した表面における、信頼性が高く持続可能な細菌およびウイルス不活性化の非常に効率的な基礎を形成する。
【0044】
5.現在の十分に根拠のある医学的研究は、紫外線放射の放射電力または放射密度を考慮すると、UV-Cスペクトルの選択的なスペクトル範囲内での永続的な曝露は健康を危険にさらす効果をもたらさないという結論に至る。これに関連して最初の調査により222nmのUV-C波長窓内で健康に害がないことが証明された。
【0045】
6.222nmのUV-C波長窓の健康安全性評価のための本質的な物理的/生物物理的基礎は、周波数の増加に伴う入射電磁放射場の侵入深さ、すなわち、組織表面に衝突する波動場がその入射強度のe-1倍に低下する組織侵入深さの減少である。周波数に加えて、誘電率および/または磁化率プロファイル、すなわち入射波動場に対して有効な物理的材料特性は、生物物理学的組織への交流電磁波動場の透過能力の決定要因である。これに関連して、入射電磁放射場の侵入深さの周波数依存性の減少は、「f」が入射波動場の周波数をマッピングするパラメトリック依存性1/f1/2に従って、または「v」が入射波動場の伝搬速度をマッピングし、「λ」が入射波動場の波長をマッピングするパラメトリック依存性1/(v/λ)1/2に従って、間接的な比例関係で生じる。これに関連して、侵入深さの減少は、入射電磁波動場の波長に正比例して生じる。したがって、230nm未満のUV-C波長範囲では、皮膚のDNAを有する組織層、特に多層扁平上皮としての表皮との直接的な相互作用を排除する侵入深さの減少を仮定することができる。この点において、人間の皮膚に関する相互作用は角質層の上部(外側)領域に限定され、それに基づいて表皮細胞のDNAに対する損傷は除外される。眼に関して、相互作用は、健康への損傷も排除することができる限り、コラーゲン線維からなる角膜の上層(外層)に限定される。
【0046】
7.項目1による既知の技術ならびに項目3による知見を考慮すると、供給媒体としてのUV-Cスペクトルの使用に基づいて、閉鎖および半閉鎖ならびに生命のある物体および部屋の通信広帯域供給の可能性を有する微生物およびウイルスの選択的UV支援不活性化の機構を使用することによるインテリジェントな物体供給システムの概念、開発および市場導入の可能性がある。
【0047】
8.項目5~7に記載の概念は、医療(COVID-19)または無線およびモジュール式高速通信技術の現在非常に局所的で非常に強力な重要市場のサービスのための独自の非常に革新的な製品の短期間の生成可能性の可能性を利用する。
【0048】
本発明の基本的思想の提示:
現代の物体および部屋もしくは空間供給システム、または物体および部屋管理システムの重要な目的、ならびに将来の予測可能な需要予測に向けられたものは、項目I~VIIによる主要な点に集中している。
【0049】
I.安定的で制御可能なエネルギーおよび水の供給の確保。
II.制御可能/自動適応空調技術の可用性および安定した施工性。
【0050】
III.健康に害のない室内空気供給システムの可用性および制御可能かつ自動化された施工性
IV.5G/NG(ネクストジェネレーション)通信インフラストラクチャの供給
V.部屋および物体のセキュリティの確保
VI.火災ガスおよびその中に含まれる有毒ガスの感覚探知
VII.廃棄構造および設備の確保
これに関連して、ならびにこれらの主要な目的の実施において、情報取得ならびに情報伝送および処理の本質的なファセットを有する情報技術の可能性および観点は、ますます考慮すべき前景に移動している。とりわけ、あらゆる固定およびモバイルユーザの間で扱われる膨大なサイズのデータおよび情報を超高速で伝送することが可能であり、伝送しなければならないという増大する必要性および必然的な結果として生じる努力は、地域および国内ならびに世界的な考慮事項の枠組み内でのデータおよび情報伝送の無線概念の支持にますますつながっている。大幅に上昇する成長勾配に関連する固定需要セグメントと比較したモバイル通信技術の重要性の増加はまた、高性能無線伝送およびネットワーク技術の開発および認定への一貫した移行を必要とする。全ての無線伝送技術の基礎は、波スペクトル全体の電磁波の伝送特性の基本的な有用性である。これの主な理由は、急速に増加しているアドレス指定者と受信者との間で、ほとんど想像できない量のデータでますます多くの情報をより速く伝送する必要があることである。今日の、さらには将来の、この量の情報交換に対処できるようにするために、技術的観点から、高いおよび最も高い周波数に基づく高いスペクトル帯域幅の利用可能性が必要とされる。これらの周波数の提供は、国のネットワーク機関と規制当局との間で世界中で調整されている、周波数範囲の割り当ておよびそれぞれのサービスへのそれらの割り当てのための既存の規制の観点からのみであれば、緊急に必要とされる。周知のように、光の支持特性は、高いおよび最も高い周波数、したがって極めて短い波長の電磁波に由来し、これに基づいて、高速データを持続的な速度で伝送することができる可能性と関連付けられる。高周波およびマイクロ波範囲の電磁波は、データおよび情報を迅速に伝送することができるというそれらの有利な特性に加えて、差別化された方法で考慮されなければならない多くの健康被害を伴うが、光、または電磁波の可視物理画像としてのおよび幾何光学の法則に従う光は、基本的に、この点で非常に快適な基礎を提供する。光波は、我々の生活全体に常に不可欠に付随する電磁波である。光によって自然が生まれ、それによって人間の生命が支えられる。我々はまた、我々の電磁波スペクトルの可視部分から開始して、より短い波とより長い波の両方を結合するこれらの波の有益な効果および有害な効果の両方についても知っている。これにより、健康を促進する側面と健康を脅かす側面の両方が、我々のより狭い視野に入る。これらの側面は、複数の物理的、生物学的および生物物理学的効果を非常に複雑かつ多様な方法で示し、触れるものであり、これらは赤外または紫外波動場によって達成することができ、または考慮されるべきである。当然のことながら、人間の生物学的効果は、我々の関心の前景にある。しかしながら、観察の範囲を広げる場合、我々の生きている巨視的および微視的環境の目標とする影響可能性の非常に興味深い、視点の豊富な機構は、電磁波とこれに基づいて曝露された生物との間の相互作用から導き出すことができる。この点において、可視光波および不可視光波の電磁波スペクトルはまた、部屋および物体供給の分野における重要な位置を有する基本物体の解決策のための手法を提供し、これは間違いなく複雑さを増している。この手法に基づいて、IR(赤外線)フォトニックおよびVIS(可視)フォトニックシステム構成要素およびネットワーク構成要素と、UV(紫外線)フォトニックシステムおよびネットワーク構造およびアクセスポータルとの結合は、閉鎖および半閉鎖領域内の固定およびポータブルまたはモバイルユーザおよびユーザグループの空間的および領域全体の広帯域/超広帯域供給、ならびに室内空気および室内の固定または可動物体の表面の非接触かつ安全な細菌およびウイルス消毒の機能性を有する非接触空間消毒および不活性化技術の構成の基礎および出発点を形成する。
【0051】
情報技術の目的でこれから導出される目的は、空間的に配置された、またはモバイル通信技術エンドまたはアクセスシステムの5G/NG(Next Generation)カバレッジを保証するための基礎としての、無線モジュール式ネットワーク技術および/またはモジュール式ネットワーク対応伝送システム構成要素に基づく、インテリジェント通信技術の物体/部屋供給システムの構成にあり、その主な機能および動作モードは、オーディオ、ビデオ、およびデータ情報の空間的および無線伝送のための紫外線スペクトル範囲の電磁波の使用に基づく。一方、能動的な目的を有する結果として得られる物体は、持続可能な物体/部屋消毒システムの構成であり、その主な機能および作用モードは、空間細菌およびウイルス消毒の可能性を達成するための紫外線スペクトル範囲の電磁波の使用に基づく。
【0052】
目的およびそれに由来する目的の両方は、作用/効果および伝送の手段としての交流周波数/高周波電磁、好ましくはフォトニック、波動場の二機能使用に基づく。
【0053】
行為目的に基づいて、目的は、190nm~230nmの波長範囲内の一定の放射電力スペクトルを有するスペクトル的に広帯域の放射波動場を生成することによって達成される。指定された波長範囲内のスペクトル的に広帯域の放射波動場の生成により、関連する相互作用パラメータを有する調整された物体エネルギーの生成が、相互作用の放射源と対象物体との間の相互作用の開始基礎として行われる。これに関連して、
A1.放射場の振幅スペクトル、
A2.ソース放射の電力および電力密度スペクトル、
A3.空間放射図のスペクトル依存空間電力密度分布またはスペクトル依存性、
A4.空間電力密度分布の時間依存性、ならびに
A5.偏光スペクトルおよびその時間的シグネチャ
は有意な相互作用パラメータを表す。それらの定義可能なまたは定義された測定可能性または測定は、目的を達成するための基本的な前提条件である。これに基づいて、目的は、現在知られている従来技術の解析で説明されている、点基準とされる波長の放射波動場と生物学的モデル物体との間の相互作用に関する、モデル特性の一連の実験的調査に基づく。本文脈に関連する生物学的モデル物体のUV-C放射曝露は、発散および単極性または直線偏光の放射特性を有するUV-C源放射のスペクトル時間的またはスペクトル狭帯域生成に基づく。したがって、モデルによって強制された相互作用から導出され得るシステム応答は、必然的に、項目A1~A5に従って考慮されるべき相互作用シナリオの基礎として考えられるべき物理的可観測量の非常に限られた部分の結果のみを表す。この点において、目的はまた、項目A1~A5による相互作用シナリオの定義されたモデル化またはモデル合成、ならびに物理的および生物学的および生物物理学的観点からのそれらの分析評価のための実験的基礎として、ソース側システム構成要素を作成するためのモジュール式またはモジュール式に動作可能な基本的解決策の構成にある。項目A1~A5による相互作用シナリオの定義されたモデル化のより狭い目的は、重要な位置を有する追加の重要な物理的観測事象を含むことに基づくデータ収集ベースの主に定性的な拡張の目的のために、現在知られている従来技術の実験的UV-C曝露シナリオと比較した、相互作用ホライズンの系統的な拡張にある。
【0054】
190nm~230nmの波長範囲内の広帯域放射場生成の目的は、この場合、広帯域ソース「Q」によって、または周波数ロック放射電力スペクトル「fQn」...「fQm」を有する2つ以上の波長シフト狭帯域放射場ソース「Qn」...「Qm」によって、または制御可能な放射電力スペクトル「fQs1」および「fQs2」をそれぞれ有する2つの狭帯域放射場ソース「Qs1」および「Qs2」によって、一定の放射電力スペクトルを有する放射場を生成することによって達成され、周波数剛性放射電力スペクトル「fQn」...「fQm」を有するソース「Qn」...「Qm」の前記波長関連カスケードである「fQs2」は、放射電力スペクトルの関連成分の周波数依存重畳が190nm~230nmの波長範囲にわたって放射電力の一定性を保証するように、それらのそれぞれの電力スペクトル特性に依存して行われる。
【0055】
本発明によれば、2つの光学的にコリメートされたまたはコリメートされていない、好ましくはコリメートされた空間的に直交する直線偏光波動場「SLP1」および「SLP2」は、副伝送部材「T1-1」および「T1-2」からなる伝送部材「T1」によって、190nm~230nmの波長範囲内の好ましくは発散する単極化源場「SQ」から選択される。本発明によれば、それぞれの空間的に直交する直線偏光場「SLP1」および「SLP2」は、各々、関連する副伝送部材「T2-1」および「T2-2」からなる伝送部材「T2」によって円偏光場に変換され、この方法では、伝送部材「T2-1」によって直線偏光波動場「SLP1」が左円偏光波動場「SZP1」に変換され、伝送部材「T2-2」によって直線偏光波動場「SLP2」が右円偏光波動場「SZP2」に変換される。
【0056】
本発明によれば、定義された偏光シグネチャの波動場がこのようにして生成され:
1.単極化波動場「SQ」の偏光構造を有する。
【0057】
2.2つの空間的に直交する直線偏光波動場「SLP1」および「SLP2」の偏光構造を有する。
【0058】
3.2つの逆円偏光波動場「SZP1」および「SZP2」の偏光構造を有する。
項目1によるソースシステム「Q」から、または項目2および項目3による伝送システム「T」のそれぞれの伝送部材「T1-1」/「T2-1」、「T2-1」/「T2-2」から、以下によって分離され得る:
4 ソースシステム「Q」の出力における項目1に記載の単極化波動場「「SQ」」、
5 項目2に記載の伝送部材「T1-1」の出力における光学的にコリメートされたまたはコリメートされていない、好ましくはコリメートされた直線偏光波動場SLP1、および伝送部材「T1-2」の出力における直線偏光波動場「SLP2」、
6 項目3に記載の伝送部材「T2-1」の出力における円偏光波動場「SZP1」、および伝送部材「T2-2」の出力における円偏光波動場「SZP2」
が利用可能である。本発明によれば、項目4~6による波動場は、コンスタレーション「4」または「5」または「6」で生成することができ、コンスタレーション「4/5」または「4/6」または「5/6」ならびに「4/5/6」で並列時間で生成することができる。
【0059】
さらに、190nm~230nmの波長範囲と相関するスペクトル範囲「Bf」内に放射場を生成する目的は、広帯域ソース「Q」を用いて、または周波数剛性放射電力スペクトル「fQn」...「fQm」を有する2つ以上の波長シフト狭帯域ソース「Qn」...「Qm」を用いて、および好ましくは磁気光学的に活性な伝送部材「TMO」または電気光学的に活性な伝送部材「TEO」を用いて、光学的にコリメートされたまたはコリメートされていない、好ましくはコリメートされた、一定の放射電力スペクトルを有する放射場を生成することによって達成され、定義された偏光構造を有する広帯域で離散的かつ連続的に調整可能な狭帯域波動場が形成される。これに基づいて、波動場「SQ」は、伝送部材「T1」によって2つの直線偏光、好ましくは空間的に直交する直線偏光波動場に分割される。本発明によれば、それぞれの直線偏光、好ましくは空間的に直交する直線偏光場は、「fnB」<<「Bf」の条件によるスペクトル帯域通過特性「fnB」および磁気的に離散的かつ連続的に制御可能な帯域中心周波数「fnM」を有する1つまたは複数の伝送部材「Tn2MO」からなる伝送システム「T2MO」によって、または「fnB」<<<「Bf」の条件によるスペクトル帯域通過特性「fnB」および電気的に離散的かつ連続的に制御可能な帯域中心周波数「fnM」を有する1つまたは複数の伝送部材「Tn2EO」からなる伝送システム「T2EO」によって分割され、各場合において、伝送部材「Tn2MO-1」または「Tn2EO-1」によって円偏光場に変換され、直線偏光波動場「SLP1」は、円偏光、好ましくは左円偏光波動場に変換され、直線偏光波動場「SLP2」は、伝送部材「Tn2MO-2」または「Tn2EO-2」によって円偏光、好ましくは右円偏光波動場に変換される。本発明によれば、伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2EO-1」および「Tn2MO-2」/「Tn2EO-2」の透過スペクトルの帯域幅は、2つ以上の伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2EO-1」および「Tn2MO-2」/「Tn2EO-2」を結合する場合に、互いに等しいまたは等しくない寸法にすることができる。伝送部材の帯域中心周波数「fnM」のスペクトル距離は、互いに3つ以上の伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2EO-1」および「Tn2MO-2」/「Tn2EO-2」を結合する場合に、等しいまたは等しくない寸法にすることができる。
【0060】
本発明によれば、離散的かつ連続的に制御可能な電力スペクトルの両方を有する定義されたシグネチャの波動場がこのように生成され、これは、項目1によるソースシステム「Q」から、または項目2および項目3による伝送システム「T」のそれぞれの伝送部材「T1-1」/「T1-2」、「T2-1」/「T2-2」から以下により分離することができる:
7 ソースシステム「Q」の出力における項目1に記載の単極化波動場「「SQ」」、
8 光学的にコリメートされたまたはコリメートされていない、好ましくはコリメートされた直線偏光波動場SLP1、および伝送部材「T1」の出力における項目2に記載の直線偏光波動場「SLP2」、
9 伝送部材「Tn2MO-1」または「Tn2EO-1」の出力において、狭帯域を有し、電力スペクトルが「fnB」<<「Bf」の条件を満たすとともに、磁気的または電気的に離散的かつ連続的に制御可能な帯域中心周波数「fnM」を満たす円偏光波動場「Sn2MO-1」/「Sn2EO-1」と、伝送部材「Tn2MO-2」/「Tn2EO-2」の出力において、狭帯域電力スペクトルが「fnB」<<「Bf」、磁気的または電気的に離散的かつ連続的に制御可能な帯域中心周波数「fnM」の条件を満たす円偏光波動場「Sn2MO-2」/「Sn2EO-2」が利用可能である。
【0061】
本発明によれば、これに関連して、伝送部材の高いスペクトル選択性を保証し、高度の遠距離場選択性を保証することによって、健康に有害である皮膚または角膜の上層の透過または通過能力の顕著な可能性を伴う長波放射成分(λs>>230nm)の抑制、ならびに角膜の周波数比例的に増加する可能性を伴う短波放射成分(λs<<190nm)の抑制の決定的な前提条件が達成される。
【0062】
本発明によるUV-C放射スペクトルの190nm~230nmの波長範囲内の定義可能または制御可能な放射電力および放射電力密度のスペクトル的に広帯域の調整可能な狭帯域振幅または電力および偏光スペクトルを有する放射成分を生成する能力は、プログラム可能または適応/自動適応放射または電力密度および偏光特性を有する用途向けUV-C放射源の設計を可能にし、したがって、不活性化効率が高く、生命のある環境内で健康に害のない固定連続波モードの動作可能性を有するUV-C放射源の構成可能性を可能にする。
【0063】
項目10~15に従って導き出された結論に基づいて、
10 細菌およびウイルス不活性化のためのUV-B波長範囲(280nm~315nm)内の電磁波スペクトルのUV(紫外線)フォトニック波長範囲の放射線の使用は、従来技術であり、一般に既知の実施である。
【0064】
11 仮定されるUV放射の使用の基本的な健康被害により、生命のある部屋または空間および物体の細菌およびウイルス不活性化のための紫外線放射の使用に基づく医療の概念的可能性の精緻化および実施は、これまで除外されていた。
【0065】
12 UV-A-/UV-B/UV-CスペクトルのUV放射の健康被害の背景は、人間の生体表面組織に浸透し、そこに吸収された放射または放射エネルギーと、人間の皮膚および/または角膜の曝露組織細胞との相互作用であり、その結果、細胞DNAの不可逆的な転写および/または複製エラーをもたらし得る。
【0066】
13 UV-A-/UV-B-/UV-Cスペクトルの作用する電磁放射場によって達成することができる、有害な細菌およびウイルスのDNAの再生条件およびそれらの関連する耐性無能力に対する影響は、持続可能で信頼性のある細菌およびウイルス不活性化概念の概念のための効果的な手法を形成する。有効媒体(100nm~380nm)の波長と不活性化対象物(ウイルス10nm~350nm/細菌600nm~1000nm)の幾何学的サイズとの間の相関は、放射場関連空間または身体共鳴の形成を促進する。幾何学的相関の観点から、ならびに頻度の増加に伴ってますます設定されるイオン化ポテンシャルに起因して、UV-C放射スペクトル(100nm~280nm)は、閉鎖および半閉鎖型の部屋および物体、ならびにその中の細菌および/またはウイルスが定着可能な/定着した表面における信頼性が高く持続可能な細菌およびウイルス不活性化の非常に効率的な基礎を形成する。
【0067】
14 現在の十分に根拠のある医学的研究は、紫外線放射の放射電力または放射密度を考慮すると、UV-Cスペクトルの選択的なスペクトル範囲内での永続的な曝露は健康を危険にさらす効果をもたらさないという結論に至る。これに関連して最初の調査により222nmのUV-C波長窓内で健康に害がないことが証明された。
【0068】
15 222nmのUV-C波長窓の健康安全性評価の本質的な物理的/生物物理的基礎は、周波数の増加に伴う入射電磁放射場の侵入深さ、すなわち、組織表面に衝突する波動場がその入射強度のe¬-1倍に減少する組織侵入深さの減少である。周波数に加えて、誘電率および/または磁化率プロファイル、すなわち入射波動場に対して有効な物理的材料特性は、生物物理学的組織への交流電磁波動場の透過能力の決定要因である。これに関連して、入射電磁放射場の侵入深さの周波数依存性の減少は、「f」が入射波動場の周波数をマッピングするパラメトリック依存性1/f1/2に従って、または「v」が入射波動場の伝送速度をマッピングし、「λ」が入射波動場の波長をマッピングするパラメトリック依存性1/(v/λ)1/2に従って、間接的な比例関係で生じる。これに関連して、侵入深さの減少は、入射電磁波動場の波長に正比例して生じる。したがって、230nm未満のUV-C波長範囲では、皮膚のDNAを有する組織層、特に多層扁平上皮としての表皮との直接的な相互作用を排除する侵入深さの減少を仮定することができる。この点において、人間の皮膚に関する相互作用はケラチノサイト層の上部(外側)領域に限定され、それに基づいて表皮細胞のDNAに対する損傷は除外される。眼に関して、相互作用は、健康への損傷も排除することができる限り、コラーゲン線維からなる角膜の上層(外層)に限定される。
【0069】
結果として項目16~20に記載の構成手法が得られる。本発明による解決策のさらなる認定の基礎は:
16 生成された放射の皮膚および角膜の表層への透過能力、したがって細胞DNAとの相互作用の両方を排除するために、230nmの波長範囲の上限が本発明に従って提供されるべきである。
【0070】
17 不活性化対象物の幾何学的条件ならびに減少する波長と共に増加するイオン化ポテンシャルのために、190nmのより低い限界波長が本発明に従って提供されるべきである。
【0071】
18 細菌およびウイルス不活性化の対象の曝露は、2段階および/または多段階CW(連続波)モードの条件下で本発明に従って実施される。
【0072】
19 CW(連続波)モードは、本発明によれば、遠隔でプログラム可能および/または自動適応的にトリガされる。
【0073】
20 トリガまたは起動され得るCW(連続波)モードの分類は、本発明によるパラメータ側分類に基づく。
【0074】
21(連続波)モードの離散化の基礎は、本発明によれば、サブ項目21.1およびサブ項目21.2によるパラメータまたは特性によって形成される。
【0075】
21.1 本発明によれば、放射された電磁放射場のスペクトル範囲の離散化が実行される。
【0076】
21.2 本発明によれば、放射された電磁放射場の電力密度の離散化が実行される。
22.スペクトル離散化は、本発明によれば、サブ項目22.1およびサブ項目22.2によるパラメータに基づいて実行される。
【0077】
22.1 本発明によれば、スペクトル離散化は、超広帯域源による100nm~780nmの波長スペクトル内の電磁源放射の生成、および光または磁気光学狭帯域フィルタまたは磁気光学結合器による広帯域放射場の離散化に基づく。
【0078】
22.2 本発明によれば、スペクトル離散化は、スペクトル的に固定されたおよび/またはスペクトル的に不連続なおよび/または連続的に調整可能な狭帯域放射源による、1つまたは複数の離散波長範囲「λn」(n=1~j)の電磁放射の生成に基づく。
【0079】
23.この文脈における電力密度の離散化の基礎は、本発明によれば、サブ項目23.1およびサブ項目23.2による特性変数によって形成される。
【0080】
23.1 本発明によれば、放射電力の等級区分は、固定放射電力「S」または離散的および/または連続的に制御可能な放射電力「Sn」(n=1~j)の超広帯域源による100nm~780nmの波長スペクトル内の電磁源放射の生成に基づく。
【0081】
23.2 固定放射電力「S」の各々または離散的および/または連続的に制御可能な放射電力「Sn」(n=1~j)の各々の1つまたは複数の放射源による電磁放射の生成。
【0082】
有害な微生物およびウイルスの放射場ベースの不活性化の効率は、定義可能または制御可能な放射電力および放射電力密度のスペクトル的に調整された狭帯域放射成分の生成可能性、ならびにUV-C放射のスペクトル範囲内、好ましくは190nm~230nmの波長範囲内の偏光シグネチャに直接関連しているので、プログラム可能または適応/自動適応放射および電力密度特性ならびに偏光シグネチャを有する用途向けUV-C放射源の設計は、需要指向および高性能製品解決策の構成の優先基盤を形成する。
【0083】
本発明の文脈において、「放射場は、情報技術およびアクチュエータ技術の両方の観点から生成および認定される」と言及される場合、好ましくは「放射場は、オーディオおよびビデオ情報および/またはデータの無線伝送のための伝搬可能なエネルギー形態と、生物学的物体、好ましくはウイルス性および/または細菌性物体の非接触不活性化のための物体エネルギーとの両方を形成するように構成される」ことを意味する。
【0084】
情報技術の目的に基づいて、本発明の目的は、フォトニック5G/NG(ネクストジェネレーション)伝送システム構成要素のネットワーク構成要素の集中的ならびに分散的に制御可能/プログラム可能なインテリジェントならびに放射場結合ネットワークまたはシステムからなる、固定およびポータブルおよび/またはモバイル、ならびにアドレス関連操作情報/通信および/または制御技術アクセスポータルおよび/または端末のカバレッジエリア内の柔軟でモジュール式のアドレス指定された情報および通信技術5G/NG(ネクストジェネレーション)供給のためのフォトニック伝送システムを構成することであり、それに基づいて、部屋/エリア全体のユーザアドレス指定可能/アドレス指定された双方向/一方向のオーディオ、ビデオおよびデータ通信、学際的および部門間の遠隔測定および遠隔対話サービスの使用、ならびに空間的に位置するおよびモバイルの通信および制御インフラストラクチャの両方を供給するための特別な感覚、アクチュエータおよび通信サービスの動作を構成することである。
【0085】
この目的は、本発明によれば、190nm~230nmの波長範囲内の一定の放射電力スペクトルを有するスペクトル広帯域放射場を生成することによって達成され、広帯域放射場は、一定の放射電力スペクトルを有する放射場が、広帯域ソース「Q」によって、または周波数剛性放射電力スペクトル「fQn」...「fQm」を有する「Q1」...「Qm」を有する2つ以上の波長シフト狭帯域放射場ソース「Qn」によって、または連続的もしくは離散的に、好ましくは離散的に制御可能な放射電力スペクトル「fQs1」もしくは「fQs2」を有する2つの狭帯域放射場ソース「Qs1」および「Qs2」によって生成されるように生成され、「Q1」...「Qm」を有するソース「Qn」と「fQ1」...「fQm」を有する周波数剛性放射電力スペクトル「fQn」との波長関連カスケードは、関連する放射電力スペクトル成分の周波数依存重畳が190nm~230nmの波長範囲にわたって放射電力の一定性を保証するように、それぞれの電力スペクトル特性に依存して行われる。
【0086】
本発明によれば、副伝送部材「T1-1」および「T1-2」からなる伝送部材「T1」によって、好ましくは互いに空間的に直交する2つの直線偏光波動場「SLP1」および「SLP2」がそれぞれ、190nm~230nmの波長範囲内の好ましくは発散する単極化源場から選択される。
【0087】
本発明によれば、直線偏光、好ましくは互いに空間的に直交する直線偏光場「SLP1」および「SLP2」は、副伝送部材「T2-1」および「T2-2」からなる伝送部材「T2」によって円偏光場に変換され、その際、伝送部材「T2-1」によって直線偏光波動場「SLP1」が円偏光波動場、好ましくは左円偏光波動場「SZP1」に変換され、伝送部材「T2-2」によって直線偏光波動場「SLP2」が円偏光波動場、好ましくは右円偏光波動場「SZP2」に変換される。
【0088】
伝送部材「Tn1-1」および「Tn1-2」からなる、またはn=1の場合に伝送部材「T1-1」および「T1-2」からなる、伝送部材「Tn1」の出力側ゲートで生成された直線偏光波動場「SLP1」および「SLP2」、好ましくは互いに空間的に直交する直線偏光波動場「SLP1」および「SLP2」は、本発明によれば、磁気光学的もしくは電気光学的に活性な伝送部材「Tn2MO-1」もしくは「Tn2EO-1」からなる放射結合伝送部材「Tn2-1」の入力変数、または磁気光学的もしくは電気光学的に活性な伝送部材「Tn2MO-2」もしくは「Tn2EO-2」からなる放射結合伝送部材「Tn2-2」の入力変数を形成し、直線偏光波動場シグネチャ「SLP1」を生成する伝送部材「T1-1」は伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2EO-1」に結合され、直線偏光波動場シグネチャ「SLP2」を生成する伝送部材「T1-2」が伝送部材「Tn2MO-2」/「Tn2EO-2」に結合され、伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2EO-1」は伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2EO-1」によって、またはm=2~jの複数の副伝送部材「SmTn2MO-1」/「SmTn2EO-1」によって結合され、伝送部材「Tn2MO-2」/「Tn2EO-2」は伝送部材「Tn2MO-2」/「Tn2EO-2」によって、またはm=2~jのいくつかの副伝送部材「SmTn2MO-2」/「SmTn2EO-2」によって形成される。
【0089】
伝送部材「T1-1」/「T1-2」と伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2MO-2」または「Tn2EO-1」/「Tn2EO-2」との結合は、本発明によれば、放射場結合または放射場ベースの結合部材によって実行される。
【0090】
本発明によれば、本発明に基づき、各場合において伝送部材「Tn2-1」および「Tn2-2」を備え、各場合において伝送部材「Tn2MO」または「Tn2EO」からなり、各場合において1つの伝送部材またはいくつかの副伝送部材からなり、条件「fnB」<<「Bf」によるスペクトル帯域通過特性「fnB」ならびに磁気的に離散的かつ連続的に制御可能な帯域中心周波数「fnM」を有する伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2MO-2」を形成する、伝送システム「Tn2」によって、または、各場合において伝送部材「Tn2-1」および「Tn2-2」を備え、各々が伝送部材「Tn2MO」または「Tn2EO」を備え、各々が1つの伝送部材または複数の副伝送部材を備え、条件「fnB」<<「Bf」によるスペクトル帯域通過特性「fnB」ならびに電気的に離散的かつ連続的に制御可能な帯域中心周波数「fnM」を有する伝送部材「Tn2EO-1」/「Tn2EO-2」を形成し、好ましくは1つの伝送部材またはいくつかの副伝送部材からなり、条件「fnB」<<「Bf」によるスペクトル帯域通過特性「fnB」ならびに磁気的に離散的かつ連続的に制御可能な帯域中心周波数「fnM」を有する伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2MO-2」を形成し、m=1~j、好ましくはm=1~4の副伝送部材:
- 「S1Tn2MO-1」および「S1Tn2MO-2」
- 「S2Tn2MO-1」および「S2Tn2MO-2」
- 「S3Tn2MO-1」および「S3Tn2MO-2」
- 「S4Tn2MO-1」および「S4Tn2MO-2」
を有する副伝送部材「SmT2MO-1」/「SmT2MO-2」から好ましくはなる、伝送システム「Tn2」によって、離散的または連続的に制御可能であり、好ましくは離散的に制御可能であり、高スロープ急峻性の狭帯域スペクトル帯域通過特性および高度の広帯域選択を有する透過フィルタが生成される。
【0091】
本発明によれば、m=1~j、好ましくはm=1~4の副伝送部材を有する副伝送部材「SmT2MO-1」/「SmT2MO-2」からなる伝送部材「Tn2」の出力側波動場は、円偏光の偏光シグネチャを含み、副伝送部材「SmT2MO-1」および「SmT2MO-2」の出力側波動場が互いに同じ方向または反対方向、好ましくは反対方向に偏光され、副伝送部材「SmT2MO-1」が好ましくは円形左旋偏光シグネチャを生成し、副伝送部材「SmT2MO-2」が好ましくは円形右旋偏光シグネチャを生成する。
【0092】
本発明によれば、「SmTn2MO-1」/「SmTn2MO-2」副伝送部材の透過スペクトルのスペクトル帯域幅は、等しくまたは等しくなく測定することができる。
【0093】
本発明によれば、「SmTn2MO-1」/「SmTn2MO-1」副伝送部材は、m=1~j、好ましくはm=1~4の互いに異なる結合スペクトルによって寸法決めされ、結合スペクトル範囲の帯域中心周波数は、条件fkMm>>fkBmおよびfkMm+1>fkMmならびにfkBm<2(fkMm+1-fkMm)(m=1~j)を満たさなければならない。
【0094】
本発明によれば、伝送部材「Tn2MO-1」または副伝送部材「SmTn2MO-1」の結合スペクトル「fn2K-1」または「fn2K-1」は、条件fkMm>>fkBmおよびfkMm+1>fkMm、ならびにfkBm<2(fkMm+1-fkMm)(m=1~j、好ましくはm=1~4)を満たすかまたは遵守することによって、離散的に寸法決めされ、または連続的に制御され、好ましくは離散的に寸法決めされて計算される。
【0095】
本発明によれば、伝送部材「T1-1」/「T1-2」および「SmTn2MO-1」/「SmTn2MO-1」間の結合は、mがm=1~j、好ましくはm=4の副伝送部材「SmTn2MO-1」が、m=1~j、好ましくはm=1~4の放射場結合/放射場ベース結合部材「Km1/2-1」によって伝送部材「T1-1」に結合され、mがm=1~j、好ましくはm=4の副伝送部材「SmTn2MO-2」が、放射場結合/放射場ベース結合部材「Km1/2-2」によって伝送部材「T1-2」に結合されるように、並列結合として実行される。
【0096】
放射結合に基づいて、伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2MO-2」は、本発明による伝送部材「Tn3MO-1」/「Tn3MO-2」に結合され、伝送部材「Tn3MO-1」/「Tn2MO-2」は、伝送部材「Tn3MO-1」/「Tn3MO-2」によって、またはm=2~kの複数の直列結合または並列結合、好ましくは並列結合副伝送部材「SmTn3MO-1」/「SmT32MO-2」によって形成される。
【0097】
「fnB」<<「Bf」の条件によるスペクトル帯域通過特性「fnB」、および電気的に離散的かつ連続的に制御可能な帯域中心周波数「fnM」を有する伝送部材「Tn3MO-1」/「Tn3MO-2」を形成する、各場合において1つの伝送部材またはいくつかの副伝送部材からなる、好ましくはm=1~j、好ましくはm=1~4の副伝送部材:
- 「S1Tn3MO-1」および「S1Tn3MO-2」
- 「S2Tn3MO-1」および「S2Tn3MO-2」
- 「S3Tn3MO-1」および「S3Tn3MO-2」
- 「S4Tn3MO-1」および「S4Tn3MO-2」
を有する副伝送部材「SmT3MO-1」/「SmT3MO-2」からなる、伝送部材「Tn3MO-1」/「Tn3MO-2」によって、
合成は、離散的または連続的に制御可能な、好ましくは離散的に制御可能な、高スロープ急峻性の狭帯域スペクトル帯域通過特性および高度の広範囲選択を有する透過フィルタによって実行される。
【0098】
これに基づいて、本発明によれば、副伝送部材「SmTn3MO-1」/「SmTn3MO-2」は、m=2~kだけ互いに異なる結合スペクトルによって寸法決めされ、結合スペクトル領域の帯域中心周波数は、条件fkMm>>fkBmおよびfkMm+1>fkMm、ならびにfkBm<2(fkMm+1-fkMm)(m=1~j)を満たさなければならない。
【0099】
伝送部材「Tn3MO-1」/「Tn3MO-2」または伝送部材「Tn3MO-1」/「Tn3MO-2」を形成する直列結合もしくは並列結合、好ましくは並列結合された副伝送部材「SmTn3MO-1」/「SmTn3MO-2」の結合スペクトル「fn2K-1」または「fn2K-2」は、fkMm>>fkBmおよびfkMm+1>fkMmを満たすかまたは維持することによって本発明に従って決定することができ、m=1~jのfkBm<2(fkMm+1-fkMm)は、離散的に寸法決めされるか連続的に制御することができる。
【0100】
本発明によれば、伝送部材「Tn2MO-1」および「Tn3MO-1」または「Tn2MO-2」および「Tn3MO-2」の結合は、条件fkMm(Tn2MO-1)=fkMm(Tn3MO-1)またはfkMm(Tn2MO-2)=fkMm(Tn3MO-2)、ならびに条件fkBm(Tn2MO-1)=fkBm(Tn3MO-1)またはfkBm(Tn2MO-2)=fkBm(Tn3MO-2)および「Tn2MO-1」のfkMm+1-fkMm=「Tn3MO-1」のfkMm+1-fkMmまたは「Tn2MO-2」のfkMm+1-fkMm=「Tn3MO-2」のfkMm+1-fkMmの実現または遵守下で実行される。
【0101】
本発明によれば、副伝送システム:
- 「S1Tn3MO-1」および「S1Tn3MO-2」
- 「S2Tn3MO-1」および「S2Tn3MO-2」
- 「S3Tn3MO-1」および「S3Tn3MO-2」
- 「S4Tn3MO-1」および「S4Tn3MO-2」
および
- 「S1Tn3MO-1」および「S1Tn3MO-2」
- 「S2Tn3MO-1」および「S2Tn3MO-2」
- 「S3Tn3MO-1」および「S3Tn3MO-2」
- 「S4Tn3MO-1」および「S4Tn3MO-2」
からなる伝送システム「Tn2MO-1/Tn2MO-2」および「Tn3MO-1」/「Tn3MO-2」は、
複数の、好ましくは4つの、スペクトル的に静的な、またはスペクトル制御可能な、好ましくはスペクトル制御可能な伝送パスを有する複数回路結合器、好ましくは2回路ジャイロ磁気結合器を形成する。
【0102】
本発明による伝送システム「Tn3MO-1」/「T3MO-2」は、偏光シグネチャ合成の機能性、好ましくは、静的に印加される伝達関数を有する直線偏光子を有する、副伝送部材「T2-1」および「T2-2」からなる、伝送部材「T2」によって放射結合され、伝送部材「Tn4MO」または「Tn4EO」からなる伝送システム「Tn4」を有し、各場合において伝送部材「Tn4-1」および「Tn4-2」を備え、1つの伝送部材またはいくつかの副伝送部材からなり、m=1~j、好ましくはm=1~4の副伝送部材:
- 「S1Tn4MO-1」/「S1Tn4EO-1」および「S1Tn4MO-2」/「S1Tn4EO-2」
- 「S2Tn4MO-1」/「S2Tn4EO-1」および「S2Tn4MO-2」/「S2Tn4EO-2」
- 「S3Tn4MO-1」/「S3Tn4EO-1」および「S3Tn4MO-2」/「S3Tn4EO-2」
- 「S4Tn4MO-1」/「S4Tn4EO-1」および「S4Tn4MO-2」/「S4Tn4EO-2」
を有する副伝送部材「SmT4MO-1」/「SmT4MO-2」それぞれ副伝送部材「SmT4EO-1」/「SmT4EO-2」から好ましくはなる。
【0103】
これに基づいて、本発明によれば、伝送システム「Tn4」の出力側で生成された直線偏光場の結果として生じる振動面は、伝送システム「Tn4」の出力側の直線振動波動場が、伝送システム「Tn4」の入力側の波動場の直線振動方向に対して0~90度の可変または制御可能な角度オフセットを有するように、互いに離散的かつ連続的に制御可能に、入力側の直線偏光場に対してオフセットされる。
【0104】
本発明によれば、伝送部材「Tn4MO-1」/「Tn4EO-1」および「Tn4MO-2」/「Tn4EO-2」からなる伝送システム「Tn4」の出力側ゲートで生成された波動場は、それぞれ、時間依存もしくは時間依存もしくは時間制御可能な放射図前処理システム「SV」の入力信号、または放射図/信号合成前処理システム「SV」の機能固有副伝送部材を形成する、伝送部材を合成する放射図「SVD」の入力側波動場を形成する。
【0105】
物体から生じる行為的解決策は、定義された時間および振幅スペクトルシグネチャの波動場と定義された偏光シグネチャの波動場の両方の本発明による構成可能性に基づく。本発明によれば、定義されたまたは定義可能な信号シグネチャの信号ゲートがこのように形成される。偏光シグネチャに関して、定義されたまたは定義可能な信号シグネチャの信号ゲートは、単独のソース「Q」もしくはいくつかのサブソース「Qn」、または伝送システム「T」のそれぞれの伝送部材「Tn1-1」/「Tn1-2」および「Tn2-1」/「Tn2-2」、ならびに伝送システム「TMO」または「TEO」の放射結合された伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2MO-2」または「Tn2EO-1」/「Tn2EO-2」および伝送部材「Tn3MO-1」/「Tn3MO-2」または「Tn3EO-1」/「Tn3EO-2」からなる、ソースシステム「Q」によって形成され:
A 単極化波動場「USQ」の偏光構造を有し、
B 2つの直線偏光、好ましくは2つの直線直交偏光波動場「SLP1」および「SLP2」の偏光構造を有し、
C1 2つの円偏光、好ましくは2つの反対円偏光波動場「SZP1」および「SZP2」ならびに静的透過スペクトルの偏光構造を有し、
C2 2つの円偏光、好ましくは2つの反対円偏光波動場「SfZP1」および「SfZP2」ならびに制御可能な透過スペクトルの偏光構造を有し、
ここで:
D ソースシステム「Q」または「Qn」の出力における文字Aに記載の単極化波動場「USQ」、
E 文字Bに記載の伝送部材「Tn1-1」の出力における直線偏光波動場SLP1、および伝送部材「Tn1-2」の出力における直線偏光波動場「SLP2」、
F 文字Cに記載の伝送部材「Tn2-1」の出力における円偏光、好ましくは左円偏光波動場「SZP1」、および伝送部材「Tn2-2」の出力における円偏光、好ましくは右円偏光波動場「SZP2」、
G1 伝送部材「Tn2MO-1」または「Tn2EO-1」の出力における、スペクトル的に狭帯域であり、電力スペクトルが「fnB」<<「fnM」の条件を満たすとともに、磁気的または電気的に離散的かつ連続的に制御可能な帯域中心周波数「fnM」を満たす、円偏光波動場「SfZP1」、
G2 伝送部材「Tn3MO-1」または「Tn3EO-1」の出力における、スペクトル的に狭帯域であり、電力スペクトルが「fnB」<<「fnM」の条件を満たすとともに、磁気的または電気的に離散的かつ連続的に制御可能な帯域中心周波数「fnM」を満たす、円偏光波動場「SfZP1」、
H1 伝送部材「Tn2MO-2」または「Tn2EO-2」の出力における、スペクトル的に狭帯域であり、電力スペクトルが「fnB」<<「fnM」の条件を満たすとともに、磁気的または電気的に離散的かつ連続的に制御可能な帯域中心周波数「fnM」を満たす、円偏光波動場「SfZP2」、
H2 伝送部材「Tn3MO-2」または「Tn3EO-2」の出力における、スペクトル的に狭帯域であり、電力スペクトルが「fnB」<<「fnM」の条件を満たすとともに、磁気的または電気的に離散的かつ連続的に制御可能な帯域中心周波数「fnM」を満たす、円偏光波動場「SfZP2」、
が生成され、文字DからHによる波動場は、コンスタレーション「D」または「E」または「F」または「G」または「H」において、コンスタレーション「D/E」または「D/F」または「D/G」または「D/H」または「E/F」または「E/G」または「E/H」、ならびに「D/E/F」および「D/E/F/G」または「D/E/F/H」で時間平行に生成される。
【0106】
本発明による解決策は、広帯域源信号スペクトルの帯域限界内の定義可能な放射電力スペクトル、好ましくは一定の振幅スペクトルまたは放射電力スペクトルを有する、発散および単極化放射場の生成に基づいており、ソースフィールドを生成する広帯域ソース「Q」は、磁気光学的に活性な伝送部材「TMO」または電気光学的に活性な伝送部材「TEO」、好ましくは磁気光学的に活性な伝送部材「TMO」に間接的に結合される。これに基づいて、好ましくは、磁気光学伝送部材は、磁気光学回路によって、またはいくつかの放射場結合磁気光学回路によって、好ましくは2つの放射場結合回路によって形成される。本発明によれば、磁気回路の基礎は、放射波動場の結合システムと、ジャイロ磁気共鳴までの均一な静磁場によって励起可能な磁気光学アパーチャとからなる、好ましくは単結晶希土類系フェリ磁性複合材料および予備磁化システムからなる、ジャイロ磁気結合器によって形成される。ここで、ジャイロ磁気結合器は、ソース信号スペクトル内のスペクトル的に高い下縁急峻度およびスペクトル的に高い上縁急峻度の両方を有するスペクトル的に狭い帯域の透過スペクトルを生成する。この場合、結合器の透過スペクトル伝送特性の制御は、広帯域ソース「Q」の出力信号の帯域限界における強度制御可能な均一静的バイアス場によって広帯域に実行される。2つ以上のジャイロ磁気結合器からなる2つ以上の磁気光学回路の直列結合によって、制御可能な透過スペクトルならびに制御可能な偏光シグネチャ、好ましくは制御可能な円偏光を有する電気制御可能な透過フィルタシステムが、これに基づいて形成される。
【0107】
本発明に基づいて、広帯域ソース「SQ」の波動場は、伝送部材「T1」によって2つの直線偏光、好ましくは空間的に直交する直線偏光波動場に分割される。本発明によれば、それぞれの直線偏光、好ましくは空間的に直交する直線偏光場は、「fnB」<<「Bf」の条件によるスペクトル帯域通過特性「fnB」および磁気的に離散的かつ連続的に制御可能な帯域中心周波数「fnM」を有する1つまたは複数の伝送部材「Tn2MO」からなる伝送システム「T2MO」によって、または「fnB」<<<「Bf」の条件によるスペクトル帯域通過特性「fnB」および電気的に離散的かつ連続的に制御可能な帯域中心周波数「fnM」を有する1つまたは複数の伝送部材「Tn2EO」からなる伝送システム「T2EO」によって伝送され、各場合において、伝送部材「Tn2MO-1」または「Tn2EO-1」によって円偏光場に変換され、直線偏光波動場「SLP1」は、円偏光、好ましくは左円偏光波動場に変換され、直線偏光波動場「SLP2」は、伝送部材「Tn2MO-2」または「Tn2EO-2」によって円偏光、好ましくは右円偏光波動場に変換される。本発明によれば、伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2EO-1」および「Tn2MO-2」/「Tn2EO-2」の透過スペクトルの帯域幅は、2つ以上の伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2EO-1」および「Tn2MO-2」/「Tn2EO-2」を結合する場合に、互いに等しいまたは等しくない寸法にすることができる。
【0108】
本発明によれば、直線偏光波動場「SLP1」を生成する伝送部材「T1」は、伝送部材「Tn2MO-1」または「Tn2EO-1」に結合され、伝送部材「Tn2MO-1」または「Tn2EO-1」は、伝送部材「Tn3MO-1」または「Tn3EO-1」に結合される。「Tn2EO-1」は、伝送部材「Tn3MO-1」または「Tn3EO-1」に結合され、伝送部材「T1」および「Tn2MO-1」または「Tn2EO-1」および「Tn3MO-1」または「Tn3EO-1」は、互いに放射結合される。本発明によれば、伝送部材「Tn2MO-1」または「Tn2EO-1」は、伝送部材「Tn2MO-1」もしくは「Tn2EO-1」によって、またはm=2~jのいくつかの副伝送部材「SmTn2MO-1」もしくは「SmTn2EO-1」によって合成され、副伝送部材「SmTn2MO-1」または「SmTn2EO-1」は、互いに異なるm=2~jの結合スペクトルによって寸法決めされ、結合スペクトル範囲の帯域中心周波数は、条件fkMm>>fkBmおよびfkMm+1>fkMmならびにfkBm<2(fkMm+1-fkMm)(m=1~j)に対応しなければならない。
【0109】
伝送部材「Tn2MO-2」もしくは「Tn2EO-2」または副伝送部材「SmTn2MO-2」もしくは「SmTn2EO-2」の結合スペクトル「fn2K-1」または「fn2K-1」は、本発明に従って、満たすことによって決定することができ、またはfkMm>>fkBmおよびfkMm+1>fkMmならびにfkBm<2(fkMm+1-fkMm)(m=1~j)は、離散的に寸法決めまたは連続的に制御することができる。
【0110】
本発明によれば、直線偏光波動場「SPL2」を生成する伝送部材「T2」は、伝送部材「Tn2MO-2」または「Tn2EO-2」に結合され、伝送部材「Tn2MO-2」または「Tn2EO-2」は、伝送部材「Tn3MO-2」または「Tn3EO-2」に結合され、伝送部材「T2」および「Tn2MO-2」または「Tn2EO-2」および「Tn3MO-2」または「Tn3EO-2」は、互いに放射結合される。本発明によれば、伝送部材「Tn2MO-2」または「Tn2EO-2」は、伝送部材「Tn2MO-2」もしくは「Tn2EO-2」によって、またはm=2~jのいくつかの副伝送部材「SmTn2MO-2」もしくは「SmTn2EO-2」によって合成され、互いに異なるm=2~kの結合スペクトルを有する副伝送部材「SmTn2MO-2」または「SmTn2EO-2」および結合スペクトル範囲の帯域中心周波数は、条件fkMm>>fkBmおよびfkMm+1>fkMmならびにfkBm<2(fkMm+1-fkMm)(m=1~j)に対応しなければならない。
【0111】
伝送部材「Tn2MO-2」もしくは「Tn2EO-2」または副伝送部材「SmTn2MO-2」もしくは「SmTn2EO-2」の結合スペクトル「fn2K-1」または「fn2K-2」は、本発明に従って、満たすことによって決定することができ、またはfkMm>>fkBmおよびfkMm+1>fkMmならびにfkBm<2(fkMm+1-fkMm)(m=1~j)は、離散的に寸法決めまたは連続的に制御することができる。
【0112】
本発明によれば、伝送部材「Tn2MO-1」は、伝送部材「Tn3MO-1」に結合され、および/または伝送部材「Tn2MO-2」および/または「Tn2EO-2」は、伝送部材「Tn3MO-2」および/または「Tn3EO-2」に結合され、伝送部材「Tn3MO-1」および/または「Tn3EO-1」および/または「Tn3MO-2」または「Tn3EO-2」は、伝送部材「Tn3MO-1」または「Tn3EO-1」および/または「Tn3MO-2」または「Tn3EO-2」によって、またはm=2~jの複数の副伝送部材「SmTn3MO-1」または「SmTn3EO-1」および/または「Tn3MO-2」または「Tn3EO-2」によって形成される。本発明によれば、副伝送部材「SmTn3MO-1」/「SmTn3EO-1」または「SmTn3MO-2」/「SmTn3EO-2」は、互いに異なるm=2~jの結合スペクトルを有し、結合スペクトル範囲の帯域中心周波数は、条件fkMm>>fkBmおよびfkMm+1>fkMmならびにfkBm<2(fkMm+1-fkMm)(m=1~j)に対応しなければならない。
【0113】
伝送部材「Tn3MO-1」/「Tn3EO-1」または「Tn3MO-2」/「Tn3EO-2」または関連する副伝送部材「SmTn3MO-1」/「SmTn3EO-1」または「SmTn3MO-2」/「SmTn3EO-2」の結合スペクトル「fn3K-1」または「fn3K-2」は、相関条件fkMm>>fkBmおよびfkMm+1>fkMm、ならびにfkBm<2(fkMm+1-fkMm)(m=1~j)がそれぞれ満たされる、または維持される場合、離散的に寸法決めされ得る、または連続的に制御され得る。
【0114】
本発明に基づき、基礎として考えられるべき、条件fkMm(「Tn2MO-1」/「Tn2EO-1」)=fkMm(「Tn3MO-1」/「Tn3EO-1」)または条件fkMm(「Tn2MO-2」/「Tn2EO-2」)=fkMm(「Tn3MO-2」/「Tn3EO-2」)ならびにさらなる相関条件fkBm(「Tn2MO-1」/「Tn2EO-1」=fkBm(「Tn3MO-1」/「Tn3EO-1」)、またはさらにそれぞれ満たされるべき、条件fkBm(「Tn2MO-2」/「Tn2EO-2」)=fkBm(「Tn3MO-2」/「Tn3EO-2」)、ならびに条件「Tn2MO-1」/「Tn2EO-1」のfkMm+1-fkMm=「Tn3MO-1」/「Tn3EO-1」のfkMm+1-fkMm、「Tn2MO-2」/「Tn2EO-2」のfkMm+1-fkMm=「Tn3MO-2」/「Tn3EO-2」のfkMm+1-fkMmを満たすまたは遵守する伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2EO-1」および「Tn3MO-1」/「Tn3EO-1」または伝送部材「Tn2MO-2」/「Tn2EO-2」および「Tn3MO-2」/「Tn3EO-2」の結合。
【0115】
システムアーキテクチャ評価の下で、結合構成または結合アーキテクチャ「T1-1」-「Tn2MO-1」/「T1-2」-「Tn2MO-2」の放射場結合伝送部材は、静的および制御可能な伝送特性の両方を有する伝送部材の放射場ベースのカスケード接続を形成し、
1.1 伝送部材「T1-1」/「T1-2」の伝送サブシステム「S1T1-1」/「S1T1-2」は、好ましくは光コリメータの、ビーム経路およびビーム幾何学的合成の機能性に関連付けられ、
1.2 伝送部材「T1-1」/「T1-2」の伝送サブシステム「S2T1-1」/「S2T1-2」は、偏光シグネチャ合成の機能性、好ましくは静的に印加される伝達関数を有する直線偏光子で形成され、
1.3 伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2MO-2」は、一定磁場、好ましくは制御可能なスペクトル帯域通過特性を有するスペクトル制御可能なジャイロ磁気結合器によって調整することができる単一回路または複数回路、好ましくは単一回路磁気光学結合器のシステムアーキテクチャに基づいて、磁気制御可能な伝送特性の機能性を有するように設計される。
【0116】
一定磁場の生成は、2つ以上、好ましくは2つの磁気回路による励起に基づき、第1の静磁場成分の生成に基づき、その生成は、各々が静的磁束密度プロファイルを有する2つ以上、好ましくは2つの直列結合磁気回路による永久励起に基づき、また、第2の離散的または連続的、好ましくは連続的に制御可能な静磁場成分の生成に基づき、その生成は、離散的または連続的に制御可能な磁束密度プロファイルを有する1つ以上、好ましくは2つの直列結合回路による励起に基づく。
【0117】
システムアーキテクチャに関して、結合構成または結合アーキテクチャ「T1-1」-「Tn2EO-1」/「T1-2」-「Tn2EO-2」の放射場結合伝送部材は、静的および制御可能な伝送特性の両方を有する伝送部材の放射ベースのカスケード接続を形成し、
1.4 伝送部材「T1-1」/「T1-2」の伝送サブシステム「S1T1-1」/「S1T1-2」は、好ましくは光コリメータの、ビーム経路およびビーム幾何学的合成の機能性に関連付けられ、
1.5 伝送部材「T1-1」/「T1-2」の伝送サブシステム「S2T1-1」/「S2T1-2」は、偏光シグネチャ合成の機能性、好ましくは静的に印加される伝達関数を有する直線偏光子で形成され、
1.6 単一回路または複数回路伝送システムのシステムアーキテクチャに基づき、それぞれの電気光学活性材料組成物からなり、その変位プロファイルが、外部から生成されることによって、伝送された電磁波動場の伝搬方向に平行に、かつ電磁波動場の伝搬方向に平行に整列され、また、外部静電場によって生成された伝送波動場の偏光シグネチャの電気的制御可能性にさらに基づき、かつポッケルス効果に基づき、好ましくは、入力側で生成された直線偏光波動場の振動面に対する出力側で生成された直線偏光波動場の振動面の電気的に制御可能な角度に基づく、電気的に制御可能な伝送特性の機能性を有する伝送部材「Tn2EO-1」/「Tn2EO-2」。
【0118】
静電場の生成は、ここでは、2つ以上、好ましくは2つの電気回路による励起に基づき、第1の静電場成分からなり、その生成は、1つ以上の並列結合電気回路、好ましくは静的誘電変位密度プロファイルを有する電気回路による励起に基づき、また、第2の離散的または連続的に制御可能な静電場成分からなり、その生成は、離散的または連続的に制御可能な誘電変位密度プロファイルを有する1つ以上、好ましくは2つの並列結合電気回路による励起に基づく。
【0119】
成分機能性に関して、結合構成またはアーキテクチャ「T1-1」-「Tn2MO-1」/「T1-2」-「Tn2MO-2」の放射場結合伝送部材は、静的および制御可能両方の伝送特性の伝送部材のカスケード接続を形成し、
1.7 伝送部材「T1-1」/「T1-2」の伝送サブシステム「S1T1-1」/「S1T1-2」は、好ましくは光コリメータの、ビーム経路およびビーム幾何学的合成の機能性に関連付けられ、
1.8 伝送部材「T1-1」/「T1-2」の伝送サブシステム「S2T1-1」/「S2T1-2」は、偏光シグネチャ合成の機能性、好ましくは静的に印加される伝達関数を有する直線偏光子で形成され、
1.9 単一回路または複数回路伝送システムのシステムアーキテクチャに基づき、それぞれの磁気光学活性材料組成物からなり、好ましくは強磁性/フェリ磁性ガーネット組成物からなり、その材料組成固有の磁化は、電磁波動場の伝搬方向に平行に向けられた外部から生成された一定磁場によって、伝送された電磁波動場の伝搬方向に平行に整列され、また、外部一定磁場によって生成された伝送波動場の偏光シグネチャの磁気制御可能性にさらに基づき、ファラデー効果、好ましくは、入力側で生成された直線偏光波動場の振動面に対する出力側で生成された直線偏光波動場の振動面の磁気的に制御可能な角度に基づく、磁気的に制御可能な伝送特性の機能性を有する伝送部材「Tn2MO-1」/「Tn2MO-2」。
【0120】
伝送部材「Tn3MO-1」/「Tn3MO-2」の結合構成または結合アーキテクチャは、構成要素の機能性に関して、磁気光学伝送部材、好ましくは、磁気的に制御可能な伝送特性を有する伝送部材を、単一または複数回路、好ましくは、一定磁場によって調整可能な単一回路磁気光学結合器、好ましくは、制御可能なスペクトル帯域通過特性を有するスペクトル制御可能なジャイロ磁気結合器のシステムアーキテクチャに基づいて形成する。
【0121】
伝送部材「T1-1」、「T2-1」、「T3-1」および「Tn2MO-1」/「Tn2EO-1」、「Tn3MO-1」/「Tn3EO-1」、「Tn4MO-1」/「Tn4EO-1」ならびに「T1-2」、「T2-2」、「T3-2」および「Tn2MO-2」/「Tn2EO-2」、「Tn3MO-2」/「Tn3EO-2」、「Tn4MO-2」/「Tn4EO-2」は、本発明による図示の基準で、以下のタイプの2ポート伝送部材を形成する:
- 光線光学受動2ポート、
- 磁気光学/電気光学能動および/または受動2ポートデバイスおよび/または
- 磁気光学/電気光学能動および/または受動2ポート、
解析記述性は、散乱パラメータ解析に基づいて与えられる。これに基づいて、伝送システムは以下のカスケード接続からなる:
- 光線光学受動伝送部材、
- 磁気光学/電気光学能動および/または受動伝送部材、
および/または
- それぞれ以下からなる磁気光学/電気光学能動および/または受動伝送部材
- 各々が離散的および/または連続的に制御可能な伝送特性を有する単一回路および/または複数回路の能動および/または受動伝送システム
または
- 光および/または電気光学能動および/または受動および/または磁気光学能動および/または受動伝送部材の2つ以上のカスケード接続の並列接続、
各場合において、単一回路および/または複数回路の能動および/または受動伝送システムからなり、各場合において、離散的および/または連続的に制御可能な伝送特性を有し、その相互リンクされた回路は、各場合において、印加された結合スペクトル、すなわち、結合係数の印加された周波数依存性を有する、伝送操作された単一回路および/または複数回路の受動結合部材によって、または離散的および/または連続的に制御可能な結合スペクトル、すなわち、結合係数の離散的および/または連続的に制御可能な周波数依存性を有する、伝送関連の単一回路および/または複数回路の能動結合部材によって制御される。
【0122】
この手法に基づいて、伝送システム構成要素と制御システム構成要素との結合シナリオを図1図4に示す:
図1はシステム構成1.1および1.2を示す。
【0123】
図2はシステム構成1.3を示す。
図3はシステム構成2.1および2.2を示す。
【0124】
図4はシステム構成2.3を示す。
放射結合伝送部材は、項目Iおよび項目IVによる結合マトリックスの形態で、以下を形成する:
I 「T1」-「Tn2MO-1/2」
II 「T1」-「Tn2EO-1/2」
III 「T3」-「Tn4MO-1/2」
IV 「T3」-「Tn4EO-1/2」
離散的または連続的に制御可能な偏光子、または静的偏光シグネチャを有する偏光子、好ましくは静的偏光シグネチャを有する偏光子と、伝送部材とのカスケード接続:
I.一定磁場によって調整可能な単一または複数回路ジャイロ磁気結合器「Tn2MO-1/2」のシステムアーキテクチャに基づく。
【0125】
II.静電場によって調整可能な単一または複数回路ジャイロ電気結合器「Tn2EO-1/2」のシステムアーキテクチャに基づく。
【0126】
III.一定磁場によって調整可能な単一または複数回路ジャイロ磁気結合器「Tn4MO-1/2」のシステムアーキテクチャに基づく。
【0127】
IV.静電場によって調整可能な単一または複数回路ジャイロ電気結合器「Tn24O-1/2」のシステムアーキテクチャに基づく。
【0128】
カスケード接続:
V 「Tn2MO-1」-「Tn3MO-1」および「Tn2MO-2」-「Tn3MO-2」
VI 「Tn2EO-1」-「Tn3EO-1」および「Tn2EO-2」-「Tn3EO-2」
は項目Vおよび項目VIに記載のシステム構成を形成する:
V 一定磁場によって調整可能な単一または複数回路ジャイロ磁気結合器のシステムアーキテクチャ、
VI 静電場によって調整可能な単一または複数回路ジャイロ電気結合器のシステムアーキテクチャ。
【0129】
項目Iによれば、それぞれの、および本基礎結合構成「T1-1」-「Tn2MO-1」および「T1-2」-「Tn2MO-2」の放射結合伝送部材は、一定磁場によって調整可能な単一または複数回路ジャイロ磁気結合器、好ましくはスペクトル帯域通過特性を有するスペクトル制御可能な磁気光学結合器のシステムアーキテクチャに基づく、光コリメータ、ならびに静的に印加された伝達関数を有する直線偏光子、および制御可能な伝送特性を有する伝送部材の放射結合からなる、静的および制御可能両方の伝送特性の伝送部材のカスケード接続を形成する。これに関連して、磁気光学結合は、磁気光学アパーチャおよび電気的に制御可能な予備磁化システムからなる、均一な静磁場によって予備磁化され得るジャイロトロピック選択素子の透過スペクトルの制御可能性に基づく。
【0130】
項目IIによれば、本事例の基礎となるそれぞれの結合構成「T1-1」-「Tn2EO-1」および「T1-2」-「Tn2EO-2」の放射結合伝送部材は、静電場によって調整可能な単一回路ジャイロ電気結合器、好ましくはスペクトル帯域通過特性を有するスペクトル制御可能な電気光学結合器のシステムアーキテクチャに基づく、光コリメータ、ならびに静的に印加された伝達関数を有する直線偏光子、および制御可能な伝送特性を有する伝送リンクの放射結合からなる、静的および制御可能両方の伝送特性を有する伝送部材のカスケード接続を形成する。これに関連して、電気光学結合は、電気光学アパーチャおよび誘電変位密度を生成する電気的に制御可能なシステムからなる、均一電場によってバイアスされたジャイロ電気選択素子の透過スペクトルの制御可能性に基づく。
【0131】
項目IIIおよび項目IVによれば、放射結合伝送部材は、偏光シグネチャ合成、好ましくは、静的に印加される伝達関数を有する直線偏光子の機能性を有する副伝送部材「T3-1」および「T3-2」からなる伝送部材「T3」からなる、伝送システム「T3」-「Tn4MO-1/2」および「T3」-「Tn4EO-1/2」と、伝送部材「Tn4MO」または「Tn4EO」からなり、好ましくは伝送部材「Tn4EO」からなり、各々が伝送部材「Tn4-1」および「Tn4-2」を備え、また、m=1~j、好ましくはm=4の副伝送部材:
- 「S1Tn4MO-1」/「S1Tn4EO-1」および「S1Tn4MO-2」/「S1Tn4EO-2」
- 「S2Tn4MO-1」/「S2Tn4EO-1」および「S2Tn4MO-2」/「S2Tn4EO-2」
- 「S3Tn4MO-1」/「S3Tn4EO-1」および「S3Tn4MO-2」/「S3Tn4EO-2」
- 「S4Tn4MO-1」/「S4Tn4EO-1」および「S4Tn4MO-2」/「S4Tn4EO-2」
を有する1つの伝送部材またはいくつかの関連する副伝送部材「SmT4MO-1」/「SmT4MO-2」それぞれ「SmT4EO-1」/「SmT4EO-2」からなる伝送システム「Tn4」とを形成する。
【0132】
このシステムの機能性は、伝送システム「Tn4」の入力側で生成された直線偏光場の結果として生じる直線振動面に対する伝送システム「Tn4」の出力側で生成された直線偏光場の結果として生じる直線振動面の離散的かつ連続的に制御可能な角度変化または回転の両方からなり、それにより、伝送システム「Tn4」の出力側の直線振動波動場は、伝送システム「Tn4」の入力側の波動場の直線振動方向に対して0~90度の可変または制御可能な角度オフセットで生成することができる。
【0133】
伝送部材「Tn4MO」または副伝送部材「SmT4MO-1」/「SmT4MO-2」のシステム構成は、項目Iに従って一定磁場によって調整可能な単一または複数回路ジャイロ磁気結合器、好ましくはスペクトル帯域通過特性を有するスペクトル制御可能な磁気光学結合器のシステムアーキテクチャに基づく。
【0134】
伝送部材「Tn4EO」または副伝送部材「SmT4EO-1」/「SmT4EO-2」のシステム構成は、項目IIに従って静電場によって調整可能な単一または複数回路ジャイロ電気結合器、好ましくはスペクトル帯域通過特性を有するスペクトル制御可能な電気光学結合器のシステムアーキテクチャに基づく。
【0135】
項目Iならびに項目IIIおよび項目Vによる磁気制御可能性は、ここでは均一磁場の生成に基づいており、その生成は、第1の静定磁場成分からなる、2つ以上の磁気回路による励起に基づいており、その生成は、それぞれの静磁束密度プロファイルを有する2つ以上の直列結合磁気回路による永久励起に基づいており、直列結合磁気回路は、各々、規定の印加静磁場源と同様に静的磁気永久励起に基づいており、第2の離散的または連続的に制御可能な静磁場成分からなり、その生成は、離散的または連続的に制御可能な磁束密度プロファイルを有する1つまたは複数の直列結合回路による励起に基づいており、離散的または連続的に制御可能な可変静磁場源と同様の直列結合磁気回路は、各々、制御可能な電磁成分による励起に基づいている。
【0136】
項目IIならびに項目IVおよび項目VIによる電気的制御可能性は、静電場の生成に基づき、その生成は、第1の静電場成分からなる、2つ以上の電気回路による励起に基づき、その生成は、静的誘電変位密度プロファイルを有する1つまたは複数の並列結合電気回路による励起に基づき、第2の離散的または連続的に制御可能な静磁場成分からなり、その生成は、離散的または連続的に制御可能な誘電変位密度プロファイルを有する1つまたは複数の並列結合電気回路による励起に基づく。
【0137】
n=1~jのサブインターフェースCSMO-nからなる符号化/アクセスインターフェースCMOによって、また、n=1~jのサブインターフェースCSEO-nからなる符号化/アクセスインターフェースCEOによって、制御側では、「n」=1~jの伝送経路「n」の振幅スペクトル信号シグネチャおよびそれらの偏光スペクトル信号シグネチャの両方を定義された方法で制御するアクセスがある。n=1~jのサブインターフェースCSMO-nからなるインターフェースCMOによって利用可能な、振幅スペクトルシグネチャおよびn=1~jの経路信号「n」の偏光シグネチャの定義された制御可能性のためのアクセスオプションと、n=1~jのサブインターフェースCSEO-nからなるインターフェースCEOによって利用可能な、振幅スペクトルシグネチャおよびn=1~jの経路信号「n」の偏光シグネチャの定義された制御可能性のためのアクセスオプションの両方が、高レベルハイブリッド符号化および変調アルゴリズムのシステム実装のための手続き的基礎を作る。2つ以上の偏光選択的信号経路、好ましくは経路分散された離散的または連続的に制御可能な偏光シグネチャを有するn=2の2つの偏光選択的信号経路の生成に基づく、静的または離散的または連続的に制御可能な偏光シグネチャを有する2つ以上の偏光子の経路関連カスケード接続に基づく、経路選択的信号合成に基づいて、また、相補的および多重相補的な符号化または変調アルゴリズムに基づいて、伝送信頼性の高いフォトニック伝送システムの構成可能性の基礎となる。
【0138】
スペクトル的に離散的または連続的に制御可能な透過スペクトル、好ましくは離散的に制御可能な透過スペクトルを有する2つ以上の偏光選択的信号経路、好ましくは経路分散された離散的または連続的に制御可能な偏光シグネチャを有するn=2の偏光選択的信号経路を有する2つの偏光選択的信号経路の生成に基づく、拡張経路選択的信号合成に基づく、ならびに静的または離散的または連続的に制御可能な偏光シグネチャを有する2つ以上の偏光子の経路関連カスケード接続に基づくスペクトル的に制御可能な透過スペクトル、ならびに多重相補的な符号化または変調アルゴリズムの使用が、伝送信頼性の高いフォトニック伝送システムの構成可能性の基礎となる。
【図面の簡単な説明】
【0139】
図1】伝送関連システム構成1.1/1.2
図2】伝送関連システム構成1.3
図3】伝送関連システム構成2.1/2.2
図4】伝送関連システム構成2.3
図5】例示的な実施形態の伝送関連システム構成を表す。
【発明を実施するための形態】
【0140】
例示的な実施形態:
本発明による解決策は、例示的な実施形態によってより詳細に説明される。
【0141】
周波数剛性放射電力スペクトル「fQ」を有する広帯域ソース「Q」によって、一定の放射電力スペクトルを有する190nm~230nmの波長範囲内の発散および単極化放射場「SQ」が生成され、発散および単極化放射場「SQ」は、第1の放射結合伝送部材「T1-1」のそのソース信号「SQ1」を有する入力信号源と、第2の放射結合伝送部材「T1-2」のそのソース信号「SQ2」を有する入力信号源とを形成し、伝送部材「T1-1」および「T1-2」には、放射ソース「Q」に対して並列結合でそれらの入力信号「SQ1」および「SQ2」が供給される。
【0142】
第1の伝送サブシステム「T1-1S1」および第2の伝送サブシステム「T1-1S2」からなる第1の放射結合伝送部材「T1」によって、定義されたビーム形状および定義された偏光シグネチャを有する放射場が、放射場「SQ1」から生成され、サブシステム「T1-1S1」は、ラメラコリメータ「CT1-1」によるコリメーションに基づいて、定義されたコリメーションによって変換され、放射ソース「Q」の放射波動場「SQ1」を、ビーム形状に関して平行なビーム経路を有する放射波動場「SCQ1」に変換し、広帯域直線偏光子「PL1-1」、好ましくは「ワイヤグリッド」またはウォラストン偏光子による偏光フィルタリングに基づく、定義された偏光選択によるサブシステム「T1-1S2」は、コリメーションによって生成された放射波動場「SCQ1」から、コリメートされた直線偏光放射波動場「SLP1」からなる定義された偏光シグネチャ「SCPQ1」を有する放射波動場を生成する。
【0143】
第1の伝送サブシステム「T1-2S1」および第2の伝送サブシステム「T1-2S2」からなる第2の放射結合伝送部材「T2」によって、定義されたビーム形状および定義された偏光シグネチャを有する放射場が、放射場「SQ2」から生成され、サブシステム「T1-2S1」は、ラメラコリメータ「CT1-2」によるコリメーションに基づいて、定義されたコリメーションによって変換され、放射ソース「Q」の放射波動場「SQ2」を、ビーム形状に関して平行なビーム経路を有する放射波動場「SCQ2」に変換し、広帯域直線偏光子「PL1-2」、好ましくは「ワイヤグリッド」またはウォラストン偏光子による偏光フィルタリングに基づく、定義された偏光選択によるサブシステム「T1-2S2」は、コリメーションによって生成された放射波動場「SCQ2」から、コリメートされた直線偏光放射波動場「SLP2」からなる定義された偏光シグネチャ「SCPQ2」を有する放射波動場を生成する。
【0144】
伝送部材「T1-1」および「T1-2」の出力側ゲートで生成される直線偏光波動場「SLP1」および「SLP2」は、それぞれ放射結合伝送部材「Tn2MO-1」および「Tn2MO-2」の入力変数を形成する。直線偏光波動場シグネチャ「SLP1」を生成する伝送部材「T1-1」を伝送部材「Tn2MO-1」に結合し、直線偏光波動場シグネチャ「SLP2」を生成する伝送部材「T1-2」を伝送部材「Tn2MO-2」に結合することによる「Tn2MO-2」。直線偏光波動場「SLP1」および「SLP2」の生成は、ここでは、両方とも実用的な条件の達成に基づくことができる:
- 互いに同一方向の直線偏光の振動方向
- 互いに反対方向の直線偏光の振動方向
- 直線偏光の振動の相互に空間的に直交する方向
また、以下の条件下:
- 互いに任意または任意に選択可能な直線偏光の振動方向
を実施することができる。本構成では、直線偏光波動場「SLP1」および「SLP2」の生成は、好ましくは、直線波動場偏光の空間直交性の条件下で行われる。
【0145】
放射結合伝送部材は、それぞれの客観的に基づく結合構成「T1-1」-「Tn2MO-1」および「T1-2」-「Tn2MO-2」において、光コリメータ、好ましくはラメラコリメータ、ならびに静的に印加される伝達関数を有する直線偏光子、好ましくは「ワイヤグリッド」またはウォラストン偏光子の放射結合、および一定磁場によって調整可能な単一回路ジャイロ磁気結合器、好ましくはスペクトル帯域通過特性を有するスペクトル制御可能な磁気光学結合器のシステムアーキテクチャに基づく制御可能な伝送特性を有する伝送リンクからなる、静的および制御可能両方の伝送特性の伝送部材のカスケード接続を形成する。
【0146】
これに関連して、磁気光学結合は、単結晶およびビスマスドープのイットリウム鉄ガーネットBixY3-xFe5O12、好ましくは、ビスマスによるイットリウムの完全置換から成長させた単結晶ビスマス鉄ガーネットBi3Fe5O12からなる磁気光学薄膜アパーチャからなる均一磁場、および電気的に制御可能な予備磁化システムによって予備磁化することができる、ジャイロトロピック選択素子の透過スペクトルの制御可能性に基づく。イットリウム鉄ガーネットのドーピングならびにその寸法に対する透過スペクトル特性の有意な依存性のために、透過周波数の関数としての透過率の目標最適化の基礎は、イットリウムの定義された置換ならびに置換基の選択を介して存在する。ここで使用される置換基ビスマスに加えて、イットリウムをネオジムまたはプラセオジムによって、ならびにランタンまたはセリウムによって、さらにエルビウムによって置換すると、透過スペクトル特性を制御する可能性を有するガーネット組成物が得られる。
【0147】
磁気制御可能性は、ここでは、静磁場の生成に基づき、この生成は、磁気高異方性磁気合金、好ましくはサマリウム-コバルト合金Sm2Co17またはネオジム-鉄-ホウ素合金Nd2Fe14Bからなる、好ましくは希土類ベースの高異方性磁気合金による永久励起による永久磁気励起に好ましくは基づく第1の磁気回路と、第2の離散的または連続的、好ましくは連続的に制御可能な静磁場成分とからなる2つの磁気回路による励起に基づき、その生成は、第1の回路に対して離散的または連続的、好ましくは離散的に、かつ第2の回路に対して連続的に制御可能な磁束密度プロファイルを有する2つの直列結合回路による励起に基づき、直列結合磁気回路は各々、離散的または連続的に制御可能な可変静磁場源と同様に制御可能な電磁成分による励起に基づく。
【0148】
放射結合によって、伝送部材「Tn2MO-1」は、伝送部材「Tn3MO-1」に結合され、伝送部材「Tn2MO-1」は、伝送部材「Tn2MO-1」によって、またはm=2~jの複数の副伝送部材「SmTn2MO-1」によって形成される。
【0149】
本発明によれば、副伝送部材「SmTn2MO-1」は、互いに異なるm=2~jの結合スペクトルによって寸法決めされ、結合スペクトル範囲の帯域中心周波数は、条件fkMm>>fkBmおよびfkMm+1>fkMmならびにfkBm<2(fkMm+1-fkMm)(m=1~j)を満たさなければならない。本発明によれば、伝送部材「Tn2MO-1」または副伝送部材「SmTn2MO-1」の結合スペクトル「fn2K-1」または「fn2K-1」は、条件fkMm>>fkBmおよびfkMm+1>fkMmならびにfkBm<2(fkMm+1-fkMm)(m=1~j)を満たすかまたは維持しつつ、離散的に寸法決めされるかまたは連続的に制御される。
【0150】
放射結合に基づいて、伝送部材「Tn2MO-2」は、本発明による伝送部材「Tn3MO-2」と結合され、伝送部材「Tn2MO-2」は、伝送部材「Tn2MO-2」によって、またはm=2~jのいくつかの副伝送部材「SmTn2MO-2」によって形成される。本発明によれば、副伝送部材「SmTn2MO-2」は、m=2~kだけ互いに異なる結合スペクトルによって寸法決めされ、結合スペクトル範囲の帯域中心周波数は、条件fkMm>>fkBmおよびfkMm+1>fkMm、ならびにfkBm<2(fkMm+1-fkMm)(m=1~j)を満たさなければならない。本発明によれば、伝送部材「Tn2MO-2」または副伝送部材「SmTn2MO-2」の結合スペクトル「fn2K-1」または「fn2K-2」は、条件fkMm>>fkBmおよびfkMm+1>fkMmならびにfkBm<2(fkMm+1-fkMm)(m=1~j)を満たすかまたは維持しつつ、離散的に寸法決めされるかまたは連続的に制御される。
【0151】
本発明によれば、伝送部材「Tn2MO-1」および「Tn3MO-1」または「Tn2MO-2」および「Tn3MO-2」の結合は、基礎とされる条件fkMm(Tn2MO-1)=fkMm(Tn3MO-1)またはfkMm(Tn2MO-2)=fkMm(Tn3MO-2)およびfkBm(Tn2MO-1)=fkBm(Tn3MO-1)またはfkBm(Tn2MO-2)=fkBm(Tn3MO-2)および「Tn2MO-1」のfkMm+1-fkMm=「Tn3MO-1」のfkMm+1-fkMmおよび「Tn2MO-2」のfkMm+1-fkMm=「Tn3MO-2」のfkMm+1-fkMmを満たすかまたは維持することによって実行される。
【0152】
伝送部材「Tn3-1」および「Tn3-2」からなり、好ましくは伝送部材「Tn3MO-1」および「Tn3MO-2」からなる伝送部材「Tn3」は、静的に印加される偏光シグネチャを有する偏光子から各々なり、好ましくは静的直線偏光シグネチャを有する偏光子からなり、好ましくは「ワイヤグリッド」またはウォラストン偏光子からなる、伝送部材「T3-1」および「T3-2」からなる伝送部材「T3」によって、好ましくは伝送部材「Tn4-1」および「Tn4-2」からなり、好ましくは、放射結合された副伝送部材「S1Tn4EO-1」/「S1Tn4EO-2」ならびに「S2Tn4EO-1」/「S2Tn4EO-2」を有する伝送部材「Tn4EO-1」および「Tn4EO-2」からなる、伝送部材「Tn4」に接続される。
【0153】
伝送部材「Tn3」の出力ビーム経路または伝送部材「Tn4」の入力ビーム経路への偏光子の結合は、伝送部材「T2-1」および「T2-2」が互いに同一または異なる偏光シグネチャ、好ましくは空間的に直交する偏光シグネチャを割り当てられるように実行される。
【0154】
放射結合伝送部材「S1Tn4EO-1」/「S1Tn4EO-2」ならびに「S2Tn4EO-1」/「S2Tn4EO-2」によって、入力側の直線偏光場に関して伝送システム「Tn4」の出力側で生成される直線偏光場の直線偏光シグネチャの定義されたまたは定義可能な制御は、出力側の直線振動波動場が、伝送システム「Tn4」の入力側波動場の直線振動方向に対して0~90角度度の可変または離散的かつ連続的、好ましくは離散的に制御可能な角度オフセットで生成されることで実行される。
【0155】
伝送システム「S1Tn4EO-1」/「S1Tn4EO-2」ならびに「S2Tn4EO-1」/「S2Tn4EO-2」からなる伝送システム「Tn4」は、外部静電場によって生成される伝送波動場の偏光シグネチャの電気的制御可能性に基づく、およびポッケルス効果、好ましくは入力側で生成される伝送システム「Tn4」の直線偏光波動場の振動面に対する、出力側で生成される直線偏光波動場の振動面の電気角の電気的制御可能性に基づく、2回路伝送システムのシステムアーキテクチャに基づいている。
【0156】
以上より、伝送部材「Tn4MO-1」、「Tn4MO-2」の出力側ゲートでそれぞれ利用可能な波動場は、放射図/信号合成前処理システム「SV」の入力信号と、放射図/信号合成前処理システム「SV」の放射図合成副伝送部材「SVD」を合成する放射図の入力側波動場をそれぞれ形成する。
【0157】
サブインターフェースCS3MO-1およびCS3MO-2からなるサブインターフェースCS2MO-1およびCS2MO-2ならびにC3MOからなる符号化/アクセスインターフェースC2MOと、サブインターフェースCS4EO-1およびCS3EO-2からなる符号化/アクセスインターフェースC4EOは、伝送経路「1」および「2」の振幅スペクトル信号シグネチャならびにそれらの偏光スペクトル信号シグネチャの定義された制御のための制御インターフェースを提供する。ここで、サブインターフェースCS4EO-1およびCS3EO-2からなる符号化/アクセスインターフェースC4EOは、経路信号「SfLPF1」および「SfLPF2」からなる出力信号「SfLPF」の偏光スペクトルの定義された制御可能性への制御側のアクセスを形成する。サブインターフェースCS2MO-1およびCS2MO-2からなる符号化/アクセスインターフェースC2MOによって、また、サブインターフェースCS3MO-1およびCS3MO-2からなる符号化/アクセスインターフェースC3MOによって、経路信号「SfLPF1」および「SfLPF2」の振幅スペクトルの定義された制御可能性にアクセスすることができる。C2MOおよびC3MOインターフェースならびにC4EOインターフェースを介して利用可能な振幅スペクトル信号シグネチャおよび経路信号「1」および「2」の偏光シグネチャの定義された制御可能性のためのアクセスオプションの両方が、高レベルハイブリッド符号化および変調アルゴリズムのシステム実装のための手続き的基礎を作り出す。相補的な符号化および変調アルゴリズムによる経路選択的信号合成に基づいて、伝送信頼性の高いフォトニック伝送システムの構成可能性の出発点が提供される。
【0158】
本発明の範囲内で、特許請求の範囲で指定されたデバイスまたはシステムだけでなく、特に放射場ベースのハイブリッド物体供給のための、それに関連する方法も特許請求される。
【0159】
本発明の一般的な説明、実施形態の説明、以下の特許請求の範囲および図面に示される全ての特徴は、個別におよび互いに任意に組み合わせて本発明に不可欠であり得る。これらの特徴または特徴の組み合わせは、各々独立した発明を構成することができ、その使用は明示的に留保される。これに関連して、実施形態の説明からの個々の特徴は、必ずしもこの実施形態の説明に示される1つ以上または全ての他の特徴と組み合わせる必要はない。この点において、任意の部分的組み合わせが明示的に開示される。さらに、デバイスの表現特徴はまた、再編成されたときにプロセス特徴としての用途を見出すことができ、プロセス特徴は、再編成されたときにデバイスの表現特徴としての用途を見出すことができる。したがって、そのような再編成は自動的に開示される。
【0160】
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【符号の説明】
【0161】
記号および参照符号の一覧
Q ソース
Qn サブソース
Qs スペクトル的に定義された帯域通過特性を有する放射ソース
Qsn スペクトル的に定義された帯域通過特性を有するサブソース
SQ ソース/放射場
SCQ コリメートされた放射波動場
SCP 定義された偏光シグネチャを有する放射波動場
SCPQ コリメートされ定義された偏光放射波動場
fQnQ ソース電力スペクトル
fQs 放射電力スペクトル
S 放射電力
n 自然数
m 自然数
o 自然数
l 自然数
j 自然数
T 放射光学伝送部材
T1 放射光学伝送部材1
T1-1 伝送部材1の副伝送部材1
T1-2 伝送部材1の副伝送部材2
T2 放射光学伝送部材2
T2-1 伝送部材2の副伝送部材1
T2-2 伝送部材2の副伝送部材2
T3 偏光合成素子
SmTnMO 磁気光学副伝送部材
SmTnEO 電気光学副伝送部材
USQ 単極化波動場
SLP1 伝送部材Tn-1の直線偏光波動場
SLP2 伝送部材Tn-2の直線偏光波動場
SfLP1 透過スペクトルが制御可能な伝送部材TMO-1/TEO-1の直線偏光波動場
SfLP2 透過スペクトルが制御可能な伝送部材TMO-2/TEO-2の直線偏光波動場
SZP1 伝送部材T2-1の円偏光波動場
SZP2 伝送部材T2-2の円偏光波動場
SfZP1 透過スペクトルが制御可能なTMO-1/TEO-1伝送部材の円偏光波動場
SfZP2 透過スペクトルが制御可能なTMO-2/TEO-2伝送部材の円偏光波動場
TMO 磁気光学伝送システム
STMO 磁気光学副伝送システム
TEO 電気光学伝送システム
STEO 電気光学副伝送システム
SV 信号放射図処理システム
SVD 放射図合成サブシステム
MO 磁気光学
EO 電気光学
fnB スペクトル帯域幅
f 周波数
K 結合システム
fnM 帯域中心周波数
fk 結合スペクトル
fkM 結合スペクトルの中心周波数
fkB 結合スペクトルの帯域幅
P 偏光子
C コリメータ
CT1-1 伝送部材T1-1のコリメータシステム
CT1-2 伝送部材T1-2のコリメータシステム
SQ1 ソースQの放射源場1
SQ2 ソースQの放射源場2
PL1-1 伝送サブシステムT1-1S1の直線偏光子
PL1-2 伝送サブシステムT1-1S2の直線偏光子
T1-1S1 伝送部材T1の伝送サブシステム1
T1-1S2 伝送部材T1の伝送サブシステム2
CT2-1 伝送部材T2-1のコリメータシステム
CT2-2 伝送部材T2-2のコリメータシステム
PZ1-1 伝送サブシステムT2-1S1の円偏光子
PZ1-2 伝送サブシステムT2-1S2の円偏光子
T2-1S1 伝送部材T2の伝送サブシステム1
T2-1S2 伝送部材T2の伝送サブシステム2
VM 予備磁化システム
VMS 予備磁化サブシステム
VMnMO 予備磁化システムTnMO
VEnEO バイアスサブシステムTnEO
VMSnMO 予備磁化サブシステムTnMO
VESnE バイアスサブシステムTnEO
CnMO 符号化/アクセスインターフェースTnMO
CnEO 符号化/アクセスインターフェースTnEO
SLPF1 直線偏光場制御可能振動面
SLPF2 直線偏光場制御可能振動面
SfLPF1 スペクトル制御可能なSLPF 1
SfLPF2 スペクトル制御可能なSLPF2
SfZP1 スペクトル制御可能な円偏光場
SfZP2 スペクトル制御可能な円偏光場
UV 紫外線
IR 赤外線
λ 波長
λs 放射波長
v 波動伝搬速度
c 光速
μm マイクロメートル
図1
図2
図3
図4
図5
【国際調査報告】