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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-01
(54)【発明の名称】スピーカー構造体を含む電子装置
(51)【国際特許分類】
   H04M 1/02 20060101AFI20240222BHJP
   H04R 1/02 20060101ALI20240222BHJP
【FI】
H04M1/02 C
H04R1/02 102Z
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023555414
(86)(22)【出願日】2022-02-25
(85)【翻訳文提出日】2023-09-08
(86)【国際出願番号】 KR2022002814
(87)【国際公開番号】W WO2022191482
(87)【国際公開日】2022-09-15
(31)【優先権主張番号】10-2021-0031619
(32)【優先日】2021-03-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】503447036
【氏名又は名称】サムスン エレクトロニクス カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110000051
【氏名又は名称】弁理士法人共生国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】コ, ジヨン
(72)【発明者】
【氏名】ジョン, キヨン
(72)【発明者】
【氏名】アン, ジョンチョル
(72)【発明者】
【氏名】イム, ミンシク
(72)【発明者】
【氏名】ジョン, ヨンジン
【テーマコード(参考)】
5D017
5K023
【Fターム(参考)】
5D017AE22
5D017AE29
5K023AA07
5K023BB06
5K023DD08
5K023EE07
5K023HH05
5K023HH10
5K023LL06
(57)【要約】
本発明の一態様による電子装置は、第1ハウジングと、第1ハウジングの前面に配置されるディスプレイモジュールと、第1ハウジングの上端に配置されるカメラモジュールと、カメラモジュールに隣接するように第1ハウジングに配置されるスピーカーモジュールと、スピーカーモジュールで発生した音が電子装置の外部に放出されるように第1ハウジングの側面に形成される音響孔と、スピーカーモジュールから音響孔の方向に延長されるように第1ハウジングに形成される第1管路、及び第1管路の延長方向に垂直な方向に延長されて第1ハウジングに形成される第2管路を含む管路と、管路の体積拡張のために管路の少なくとも一部に形成される拡張部と、を含む。その他にも様々な実施形態が可能である。
【選択図】図4
【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子装置であって、
第1ハウジングと、
前記第1ハウジングの前面に配置されるディスプレイモジュールと、
前記第1ハウジングの上端に配置されるカメラモジュールと、
前記カメラモジュールに隣接するように前記第1ハウジングの上端に配置される上端スピーカーモジュールと、
前記上端スピーカーモジュールで発生した音が前記電子装置の外部に放出されるように前記第1ハウジングの上端の側面に形成される上端音響孔と、
前記上端スピーカーモジュールから前記上端音響孔の方向に延長される第1管路及び前記第1管路の延長方向に垂直な方向に延長される第2管路を含む上端管路と、
前記上端管路の体積拡張のために前記上端管路の少なくとも一部に形成される拡張部と、を有することを特徴とする電子装置。
【請求項2】
前記上端スピーカーモジュールは、前記上端音響孔を通過して前記ディスプレイモジュールの長手方向に延長される直線に対して第1方向において前記第1ハウジングに配置され、
前記カメラモジュールは、前記直線に対して前記第1方向の反対方向である第2方向において前記第1ハウジングに配置されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項3】
前記上端管路の前記第1管路は、前記直線に対して前記第1方向に位置し、
前記上端管路の前記第2管路は、前記直線に対して前記第2方向に位置することを特徴とする請求項2に記載の電子装置。
【請求項4】
前記第2管路は、前記第1管路に比べて相対的に狭い管路であることを特徴とする請求項3に記載の電子装置。
【請求項5】
前記上端音響孔は、少なくとも一つの孔を含み、
前記上端音響孔の少なくとも一つの孔は、前記第2管路が延長される方向と並行する方向に配列されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項6】
前記第1管路は、前記上端音響孔の放射方向に対して傾斜した構造を含むことを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項7】
第2ハウジングをさらに有し、
前記第1ハウジングは、前記第2ハウジングに折り畳み可能に連結されることを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項8】
前記ディスプレイモジュールは、前記第1ハウジングに配置される第1領域、前記第2ハウジングに配置される第2領域、及び前記第1領域と前記第2領域とを連結する第3領域を含み、
前記ディスプレイモジュールの前記第3領域は、前記第2ハウジングに対する前記第1ハウジングの折り畳みによって少なくとも一部分が折り畳み可能なように形成されることを特徴とする請求項7に記載の電子装置。
【請求項9】
前記拡張部は、前記第1ハウジングの背面に形成された開口(opening)と連結され、
前記電子装置は、前記開口(opening)を閉鎖するように配置される防音材をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項10】
前記防音材は、少なくとも一部に緩衝部材を含むことを特徴とする請求項9に記載の電子装置。
【請求項11】
前記第1ハウジングの下端に配置される下端スピーカーモジュールと、
前記第1ハウジングの下端の側面に形成される下端音響孔と、
前記下端スピーカーモジュールから前記下端音響孔の方向に延長される下端管路と、
をさらに有することを特徴とする請求項1に記載の電子装置。
【請求項12】
前記下端音響孔は、少なくとも一つの孔を含み、
前記下端音響孔の少なくとも一つの孔は、前記第2管路が延長される方向と並行する方向に配列されることを特徴とする請求項11に記載の電子装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明にかかる実施態様は、スピーカー構造体を含む電子装置に関する。
【背景技術】
【0002】
電子装置の普及は増加の一途にある。既存のバー(bar)タイプの電子装置の他にも、フォルダブル電子装置、ローラブル電子装置などの様々な形態の電子装置が市販されている。
電子装置では、携帯用電子装置の上端及び下端の両方に設置されるデュアル(dual)スピーカーを提供することができる。
電子装置では、背面カメラの他に前面カメラも存在し得る。
電子装置の美観のために、スピーカーから出力される音を電子装置の外部に放射するための音響孔が電子装置のハウジングに対称に形成され得る。
【0003】
例えば、上端音響孔及び下端音響孔は、電子装置の上端及び下端の中央部分にそれぞれ配置されて互いに対称を成してよく、上端音響孔と連結されるスピーカーモジュール及び下端音響孔と連結されるスピーカーモジュールもハウジングの上端及び下端の中央部分にそれぞれ配置され得る。
一方、美観のために、ディスプレイの上端の中央部分にカメラ孔が位置し得るようにカメラモジュールも上端中央に配置され得る。
【0004】
この場合、カメラモジュールと上端スピーカーモジュールとのオーバーラップ(overlap)が発生することがある。
また、スピーカーモジュールの音を案内する管路の体積が小さくなると音質が低下することがある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明にかかる実施態様は、上記のような問題を解決又は改善したスピーカーモジュールを含む電子装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一態様による電子装置は、第1ハウジングと、前記第1ハウジングの前面に配置されるディスプレイモジュールと、前記第1ハウジングの上端に配置されるカメラモジュールと、前記カメラモジュールに隣接するように前記第1ハウジングに配置されるスピーカーモジュールと、前記スピーカーモジュールで発生した音が前記電子装置の外部に放出されるように前記第1ハウジングの側面に形成される音響孔と、前記スピーカーモジュールから前記音響孔の方向に延長されるように前記第1ハウジングに形成される第1管路、及び前記第1管路の延長方向に垂直な方向に延長されて第1ハウジングに形成される第2管路を含む管路と、前記管路の体積拡張のために前記管路の少なくとも一部に形成される拡張部と、を有することを特徴とする。
【0007】
また、本発明の一態様による電子装置は、第1ハウジングと、前記第1ハウジングの前面に配置されるディスプレイモジュールと、前記第1ハウジングの上端に配置されるカメラモジュールと、前記カメラモジュールに隣接するように前記第1ハウジングの上端に配置される上端スピーカーモジュールと、前記第1ハウジングの下端に配置される下端スピーカーモジュールと、前記第1ハウジングの上端の側面に形成される上端音響孔と、前記第1ハウジングの下端の側面に形成される下端音響孔と、前記上端スピーカーモジュールから前記上端音響孔の方向に延長される第1管路、及び前記第1管路の延長方向に垂直な方向に延長される第2管路を含む上端管路と、前記下端スピーカーモジュールから前記下端音響孔の方向に延長される下端管路と、前記上端管路の体積拡張のために前記上端管路の少なくとも一部に形成される拡張部と、を有することを特徴とする。
【発明の効果】
【0008】
本発明の一態様による電子装置によれば、電子装置の美観を考慮してスピーカーモジュール及びカメラモジュールが電子装置の中央部分に位置する構造を提示することができる。
また、スピーカーモジュールの管路形状を変更し、スピーカーモジュールとカメラモジュールとの隣接配置による音質問題を解決することができる。
【図面の簡単な説明】
【0009】
図面の説明と関連して、同一又は類似の構成要素に対しては同一又は類似の参照符号を使用する。
図1】本発明の実施形態によるネットワーク環境内の電子装置のブロック図である。
図2a】本発明の実施形態による電子装置の展開状態(unfolded stage)を示す図である。
図2b】本発明の実施形態による図2aの電子装置の折り畳み状態(folded state)を示す図である。
図3】本発明の実施形態による電子装置の分離斜視図である。
図4a】本発明の実施形態によるハウジングの前面及びその周辺構成要素の模式図である。
図4b】本発明の実施形態によるハウジングの前面上端を示す平面図である。
図4c図4bのB-B線に沿って切開した断面図である。
図4d図4bのC-C線に沿って切開した断面図である。
図5a】本発明の実施形態によるハウジングの背面斜視図である。
図5b】ハウジングを図4aのA-A線に沿って切開した断面図である。
図5c】本発明の実施形態による拡張部に防音材が付着された状態の平面図である。
図5d図5cに示した防音材をD-D線に沿って切開した防音材の断面図である。
図6】本発明の実施形態によるバー(Bar)形態の電子装置の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本明細書の実施形態及びそれらに使われる用語は、本明細書に記載された技術的特徴を特定の実施例に限定しようとするものではなく、当該実施形態の様々な変更、均等物、又は代替物を含むものと理解されるべきである。
図面の説明と関連して、類似又は関連する構成要素には類似の参照符号を付する。
アイテムに対応する名詞の単数型は、関連する文脈において特に断らない限り、アイテムを1個又は複数個含み得る。
【0011】
本明細書において、「A又はB」、「A及びBの内の少なくとも一つ」、「A又はBの内の少なくとも一つ」、「A、B又はC」、「A、B及びCの内の少なくとも一つ、」及び「A、B、又はCの内の少なくとも一つ」のような語句はそれぞれ、その語句のうち該当する語句に一緒に並べられているいずれか一つ、又はそれら項目の全ての可能な組合せを含み得る。
「第1」、「第2」、又は「一番目」、「二番目」のような用語は単に、当該構成要素を他の該当構成要素と区分するために使われるもので、当該構成要素を他の側面(例えば、重要性又は順序)において限定するものではない。
ある(例えば、第1)構成要素が他の(例えば、第2)構成要素に、「機能的に」又は「通信的に」という用語と共に又はこれらの用語無しで「結合」又は「連結」されると言及された場合に、これは、ある構成要素が他の構成要素に直接に(例えば、有線で)、無線で、又は第3構成要素を介して連結され得るということを意味する。
【0012】
図1は、本発明の実施形態によるネットワーク環境100内の電子装置101のブロック図である。
図1を参照すると、ネットワーク環境100において、電子装置101は、第1ネットワーク198(例えば、近距離無線通信ネットワーク)を通じて電子装置102と通信し、又は第2ネットワーク199(例えば、遠距離無線通信ネットワーク)を通じて電子装置104又はサーバー108の内の少なくとも一つと通信する。
【0013】
一実施形態によれば、電子装置101は、サーバー108を通じて電子装置104と通信する。
一実施形態によれば、電子装置101は、プロセッサ120、メモリ130、入力モジュール150、音響出力モジュール155、ディスプレイモジュール160、オーディオモジュール170、センサーモジュール176、インターフェース177、連結端子178、ハプティックモジュール179、カメラモジュール180、電力管理モジュール188、バッテリー189、通信モジュール190、加入者識別モジュール196、又はアンテナモジュール197を含む。
一実施形態では、電子装置101には、これらの構成要素の内の少なくとも一つ(例えば、連結端子178)が省略されたり、又は一つ以上の他の構成要素が追加されてよい。
一実施形態では、これらの構成要素の内の一部(例えば、センサーモジュール176、カメラモジュール180、又はアンテナモジュール197)は、一つの構成要素(例えば、ディスプレイモジュール160)として統合されてよい。
【0014】
プロセッサ120は、例えば、ソフトウェア(例えば、プログラム140)を実行し、プロセッサ120に連結された電子装置101の少なくとも一つの他の構成要素(例えば、ハードウェア又はソフトウェア構成要素)を制御でき、様々なデータ処理又は演算を行う。
一実施形態によれば、データ処理又は演算の少なくとも一部として、プロセッサ120は、他の構成要素(例えば、センサーモジュール176又は通信モジュール190)から受信した命令又はデータを揮発性メモリ132に保存し、揮発性メモリ132に保存された命令又はデータを処理し、結果データを不揮発性メモリ134に保存する。
【0015】
一実施形態によれば、プロセッサ120は、メインプロセッサ121(例えば、中央処理装置又はアプリケーションプロセッサ)又はこれとは独立に又は共に運営可能な補助プロセッサ123(例えば、グラフィック処理装置、神経網処理装置(neural processing unit:NPU)、イメージシグナルプロセッサ、センサーハブプロセッサ、又はコミュニケーションプロセッサ)を含む。
例えば、電子装置101がメインプロセッサ121及び補助プロセッサ123を含む場合に、補助プロセッサ123は、メインプロセッサ121に比べて低電力を使用したり、又は指定された機能に特化するように設定され得る。
補助プロセッサ123は、メインプロセッサ121と別個に、又はその一部として具現してよい。
【0016】
補助プロセッサ123は、例えば、メインプロセッサ121がインアクティブ(例えば、スリープ)状態にある間にメインプロセッサ121に代えて、又はメインプロセッサ121がアクティブ(例えば、アプリケーション実行)状態にある間にメインプロセッサ121と一緒に、電子装置101の構成要素の内の少なくとも一つの構成要素(例えば、ディスプレイモジュール160、センサーモジュール176、又は通信モジュール190)と関連した機能又は状態の少なくとも一部を制御する。
一実施形態によれば、補助プロセッサ123(例えば、イメージシグナルプロセッサ又はコミュニケーションプロセッサ)は、機能的に関連している他の構成要素(例えば、カメラモジュール180又は通信モジュール190)の一部として具現され得る。
一実施形態によれば、補助プロセッサ123(例えば、神経網処理装置)は、人工知能モデルの処理に特化したハードウェア構造を含む。
【0017】
人工知能モデルは、機械学習によって生成される。
このような学習は、例えば、人工知能モデルが行われる電子装置101自体で行われるか、別個のサーバー(例えば、サーバー108)で行われてもよい。
学習アルゴリズムは、例えば、教師あり学習(supervised learning)、教師なし学習(unsupervised learning)、半教師あり学習(semi-supervised learning)又は強化学習(reinforcement learning)を含み得るが、前述した例に限定されない。
人工知能モデルは、複数の人工神経網レイヤを含み得る。
人工神経網は、深層神経網(deep neural network:DNN)、CNN(convolutional neural network)、RNN(recurrent neural network)、RBM(restricted boltzmann machine)、DBN(deep belief network)、BRDNN(bidirectional recurrent deep neural network)、深層Q-ネットワーク(deep Q-networks)、又はこれらの内の2つ以上の組合せのいずれか一つであってよいが、前述した例に限定されない。
人工知能モデルは、ハードウェア構造に加えて又は代替として、ソフトウェア構造を含み得る。
【0018】
メモリ130は、電子装置101の少なくとも一つの構成要素(例えば、プロセッサ120又はセンサーモジュール176)によって用いられる様々なデータを保存する。
データは、例えば、ソフトウェア(例えば、プログラム140)及び、これと関連する命令に対する入力データ又は出力データを含む。
メモリ130は、揮発性メモリ132又は不揮発性メモリ134を含む。
【0019】
プログラム140は、メモリ130にソフトウェアとして保存されてよく、例えば、オペレーティングシステム142、ミドルウェア144又はアプリケーション146を含む。
【0020】
入力モジュール150は、電子装置101の構成要素(例えば、プロセッサ120)に用いられる命令又はデータを電子装置101の外部(例えば、ユーザ)から受信する。
入力モジュール150は、例えば、マイク、マウス、キーボード、キー(例えば、ボタン)、又はデジタルペン(例えば、スタイラスペン)を含む。
【0021】
音響出力モジュール155は、音響信号を電子装置101の外部に出力する。
音響出力モジュール155は、例えば、スピーカー又はレシーバーを含む。
スピーカーは、マルチメディア再生又は録音再生のように一般的な用途に用いられる。
レシーバーは、着信電話を受信するために用いられる。
一実施形態によれば、レシーバーは、スピーカーと別個に、又はその一部として具現され得る。
【0022】
ディスプレイモジュール160は、電子装置101の外部(例えば、ユーザ)に情報を視覚的に提供する。
ディスプレイモジュール160は、例えば、ディスプレイ、ホログラム装置、又はプロジェクター、及び当該装置を制御するための制御回路を含む。
一実施形態によれば、ディスプレイモジュール160は、タッチを感知するように設定されたタッチセンサー、又はタッチによって発生する力の強度を測定するように設定された圧力センサーを含み得る。
【0023】
オーディオモジュール170は、音を電気信号に変換させるか、又は、逆に電気信号を音に変換させる。
一実施形態によれば、オーディオモジュール170は、入力モジュール150から音を取得したり、又は、音響出力モジュール155、又は電子装置101と直接に又は無線で連結された外部電子装置(例えば、電子装置102)(例えば、スピーカー又はヘッドホン)から音を出力する。
【0024】
センサーモジュール176は、電子装置101の作動状態(例えば、電力又は温度)、又は外部の環境状態(例えば、ユーザ状態)を感知し、感知された状態に対応する電気信号又はデータ値を生成する。
一実施形態によれば、センサーモジュール176は、例えば、ジェスチャーセンサー、ジャイロセンサー、気圧センサー、マグネチックセンサー、加速度センサー、グリップセンサー、近接センサー、カラーセンサー、IR(infrared)センサー、生体センサー、温度センサー、湿度センサー、又は照度センサーを含み得る。
【0025】
インターフェース177は、電子装置101が外部電子装置(例えば、電子装置102)と直接に又は無線で連結されるうえで利用可能な一つ以上の指定されたプロトコルを支援する。
一実施形態によれば、インターフェース177は、例えば、HDMI(登録商標)(high definition multimedia interface)、USB(universal serial bus)インターフェース、SDカードインターフェース、又はオーディオインターフェースを含み得る。
【0026】
連結端子178は、それを通じて電子装置101が外部電子装置(例えば、電子装置102)と物理的に連結され得るコネクターを含む。
一実施形態によれば、連結端子178は、例えば、HDMI(登録商標)コネクター、USBコネクター、SDカードコネクター、又はオーディオコネクター(例えば、ヘッドホンコネクター)を含み得る。
【0027】
ハプティックモジュール179は、電気的信号を、ユーザが触覚又は運動感覚によって認知できる機械的な刺激(例えば、振動又は動き)又は電気的な刺激に変換する。
一実施形態によれば、ハプティックモジュール179は、例えば、モーター、圧電素子、又は電気刺激装置を含み得る。
【0028】
カメラモジュール180は、静止映像及び動映像を撮影する。
一実施形態によれば、カメラモジュール180は、一つ以上のレンズ、イメージセンサー、イメージシグナルプロセッサ、又はフラッシュを含み得る。
【0029】
電力管理モジュール188は、電子装置101に供給される電力を管理する。
一実施形態によれば、電力管理モジュール188は、例えば、PMIC(power management integrated circuit)の少なくとも一部として具現される。
【0030】
バッテリー189は、電子装置101の少なくとも一つの構成要素に電力を供給する。
一実施形態によれば、バッテリー189は、例えば、再充電不可能な1次電池、再充電可能な2次電池、又は燃料電池を含み得る。
【0031】
通信モジュール190は、電子装置101と外部電子装置(例えば、電子装置102、電子装置104、又はサーバー108)間の直接(例えば、有線)通信チャネル又は無線通信チャネルの確立、及び確立された通信チャネルを介した通信を支援する。
通信モジュール190は、プロセッサ120(例えば、アプリケーションプロセッサ)と独立して運営され、直接(例えば、有線)通信又は無線通信を支援する一つ以上のコミュニケーションプロセッサを含む。
一実施形態によれば、通信モジュール190は、無線通信モジュール192(例えば、セルラー通信モジュール、近距離無線通信モジュール、又はGNSS(global navigation satellite system)通信モジュール)又は有線通信モジュール194(例えば、LAN(local area network)通信モジュール、又は電力線通信モジュール)を含んでよい。
【0032】
これらの通信モジュールの内の該当する通信モジュールは、第1ネットワーク198(例えば、ブルートゥース(登録商標)、WiFi(wireless fidelity)direct又はIrDA(infrared data association)のような近距離通信ネットワーク)又は第2ネットワーク199(例えば、レガシーセルラーネットワーク、5Gネットワーク、次世代通信ネットワーク、インターネット、又はコンピュータネットワーク(例えば、LAN又はWAN)のような遠距離通信ネットワーク)を通じて外部の電子装置104と通信する。
これらの種々の通信モジュールは、一つの構成要素(例えば、単一チップ)として統合されたり、又は互いに別個の複数の構成要素(例えば、複数のチップ)として具現され得る。
無線通信モジュール192は、加入者識別モジュール196に保存された加入者情報(例えば、国際モバイル加入者識別子(IMSI))を用いて第1ネットワーク198又は第2ネットワーク199のような通信ネットワーク内で電子装置101を確認又は認証する。
【0033】
無線通信モジュール192は、4Gネットワーク以後の5Gネットワーク及び次世代通信技術、例えば、NR接続技術(new radio access technology)を支援する。
NR接続技術は、高容量データの高速伝送(eMBB(enhanced mobile broadband))、端末電力最小化と多数端末の接続(mMTC(massive machine type communications))、又は高信頼度及び低遅延(URLLC(ultra-reliable and low-latency communications))を支援する。
無線通信モジュール192は、例えば、高いデータ伝送率の達成のために、高周波帯域(例えば、mmWave帯域)を支援する。
【0034】
無線通信モジュール192は、高周波帯域での性能確保のための様々な技術、例えば、ビームフォーミング(beamforming)、巨大配列多重入出力(massive MIMO(multiple-input and multiple-output))、全次元多重入出力(FD-MIMO:full dimensional MIMO)、アレイアンテナ(array antenna)、アナログビーム形成(analog beam-forming)、又は大規模アンテナ(large scale antenna)のような技術を支援する。
無線通信モジュール192は、電子装置101、外部電子装置(例えば、電子装置104)又はネットワークシステム(例えば、第2ネットワーク199)に規定される様々な要求事項を支援する。
一実施形態によれば、無線通信モジュール192は、eMBB実現のためのピークデータレート(Peak data rate)(例えば、20Gbps以上)、mMTC実現のための損失カバレッジ(Coverage)(例えば、164dB以下)、又はURLLC実現のためのデータの処理遅延(U-plane latency)(例えば、ダウンリンク(DL)及びアップリンク(UL)それぞれ0.5ms以下、又はラウンドトリップ1ms以下)を支援する。
【0035】
アンテナモジュール197は、信号又は電力を外部(例えば、外部の電子装置)に送信したり、又は外部から受信する。
一実施形態によれば、アンテナモジュール197は、サブストレート(例えば、PCB)上に形成された導電体又は導電性パターンからなる放射体を含むアンテナを含む。
一実施形態によれば、アンテナモジュール197は、複数のアンテナ(例えば、アレイアンテナ)を含む。
この場合、第1ネットワーク198又は第2ネットワーク199のような通信ネットワークで用いられる通信方式に適合する少なくとも一つのアンテナが、例えば、通信モジュール190によって複数のアンテナから選択される。
信号又は電力は、選択された少なくとも一つのアンテナを通じて通信モジュール190と外部の電子装置間に送信したり又は受信する。
一実施形態によれば、放射体以外に他の部品(例えば、RFIC(radio frequency integrated circuit))がさらにアンテナモジュール197の一部として形成され得る。
【0036】
一実施形態によれば、アンテナモジュール197は、mmWaveアンテナモジュールを形成する。
一実施形態によれば、mmWaveアンテナモジュールは、印刷回路基板、印刷回路基板の第1面(例えば、下面)に又はそれに隣接して配置され、指定された高周波帯域(例えば、mmWave帯域)を支援できるRFIC、及び印刷回路基板の第2面(例えば、上面又は側面)に又はそれに隣接して配置され、指定された高周波帯域の信号を送信又は受信できる複数のアンテナ(例えば、アレイアンテナ)を含む。
【0037】
上記構成要素の内の少なくとも一部は、周辺機器間の通信方式(例えば、バス、GPIO(general purpose input and output)、SPI(serial peripheral interface)、又はMIPI(mobile industry processor interface))によって互いに連結され、信号(例えば、命令又はデータ)を相互間に交換する。
【0038】
一実施形態によれば、命令又はデータは、第2ネットワーク199に連結されたサーバー108を介して、電子装置101と外部の電子装置104との間に送信又は受信される。
外部の電子装置(102又は104)は、それぞれ、電子装置101と同一の又は異なる種類の装置であり得る。
一実施形態によれば、電子装置101で実行される動作の全部又は一部は、外部の電子装置(102,104、又は108)の内の一つ以上の外部の電子装置で実行される。
例えば、電子装置101が、ある機能やサービスを自動で、又はユーザ又は他の装置からの要請に反応して行わなければならない場合に、電子装置101は、機能又はサービスを独自で実行させるに代えて、又は加えて、一つ以上の外部の電子装置にその機能又はそのサービスの少なくとも一部を行うように要請できる。
要請を受信した一つ以上の外部の電子装置は、要請された機能又はサービスの少なくとも一部、又は要請に関連した追加機能又はサービスを実行し、その実行の結果を電子装置101に伝達する。
【0039】
電子装置101は、上記結果をそのままで、又はさらに処理して、要請に対する応答の少なくとも一部として提供する。
そのために、例えば、クラウドコンピューティング、分散コンピューティング、モバイルエッジコンピューティング(mobile edge computing:MEC)、又はクライアント-サーバーコンピューティング技術が用いられる。
電子装置101は、例えば、分散コンピューティング又はモバイルエッジコンピューティングを用いて超低遅延サービスを提供する。
他の実施形態において、外部の電子装置104は、IoT(internet of things)機器を含む。
サーバー108は、機械学習及び/又は神経網を用いた知能型サーバーであり得る。
一実施形態によれば、外部の電子装置104又はサーバー108は、第2ネットワーク199内に含まれ得る。
電子装置101は、5G通信技術及びIoT関連技術に基づいて知能型サービス(例えば、スマートホーム、スマートシティ、スマートカー、又はヘルスケア)に適用される。
【0040】
図2aは、本発明の実施形態による電子装置200の展開状態(unfolded stage)を示す図であり、図2bは、本発明の実施形態による図2aの電子装置200の折り畳み状態(folded state)を示す図である。
【0041】
図2a及び図2bを参照すると、電子装置200は、お互いに対して折り畳まれるようにヒンジ装置(例えば、図3のヒンジ装置264)によってフォルディング軸A1を基準に回動可能に結合する一対のハウジング(210、220)(例えば、フォルダブルハウジング)、一対のハウジング(210、220)によって配置される第1ディスプレイ230(例えば、フレキシブル(flexible)ディスプレイ、フォルダブル(foldable)ディスプレイ又はメインディスプレイ)及び/又は第2ディスプレイ400(例えば、サブディスプレイ)を含む。
一実施形態によれば、ヒンジ装置(例えば、図3のヒンジ装置264)は、折り畳み状態で、第1ハウジング210及び第2ハウジング220によって外部から見えないように配置され、展開状態で、ヒンジ装置を保護し、折り畳み可能な部分をカバーするヒンジカバー265によって外部から見えないように配置される。
本明細書では、第1ディスプレイ230が配置された面は、電子装置200の前面と定義し、前面の反対面は、電子装置200の背面と定義する。
また、前面と背面との間の空間を取り囲む面は、電子装置200の側面と定義する。
【0042】
一実施形態によれば、一対のハウジング(210、220)は、ヒンジ装置(例えば、図3のヒンジ装置264)によってお互いに対して折り畳み可能に配置される第1ハウジング210及び第2ハウジング220を含む。
一実施形態によれば、一対のハウジング(210、220)は、図2a及び図2bに示す形態及び結合に限定されず、他の形状や部品の組合せ及び/又は結合によって具現され得る。
一実施形態によれば、第1ハウジング210と第2ハウジング220は、フォルディング軸A1を中心に両側に配置され、フォルディング軸A1に対して全体的に対称形状を有する。
一実施形態によれば、第1ハウジング210と第2ハウジング220は、フォルディング軸A1を基準に非対称に折り畳まれる。
一実施形態によれば、第1ハウジング210及び第2ハウジング220は、電子装置200が展開状態(unfolded stage)か、折り畳み状態(folded state)か、又は中間状態(intermediate state)かによって、互いに成す角度や距離が変化する。
【0043】
一実施形態によれば、第1ハウジング210は、電子装置200の展開状態で、ヒンジ装置(例えば、図3のヒンジ装置264)に連結され、電子装置200の前面に向くように配置された第1面211、第1面211の反対方向に向く第2面212、及び/又は第1面211と第2面212との間の第1空間の少なくとも一部を取り囲む第1側面部材213を含む。
一実施形態によれば、第2ハウジング220は、電子装置200の展開状態で、ヒンジ装置(例えば、図3のヒンジ装置264)と連結され、電子装置200の前面に向くように配置された第3面221、第3面221の反対方向に向く第4面222、及び/又は第3面221と第4面222との間の第2空間の少なくとも一部を取り囲む第2側面部材223を含む。
一実施形態によれば、第1面211は、展開状態で第3面221と実質的に同じ方向に向き、折り畳み状態で第3面221と向かい合うように対面する。
一実施形態によれば、電子装置200は、第1ハウジング210と、第2ハウジング220の構造的結合によって第1ディスプレイ230を収容するように形成されるリセス201を含む。
一実施形態によれば、リセス201は、第1ディスプレイ230と実質的に同じ大きさを有する。
【0044】
一実施形態によれば、ヒンジカバー265は、第1ハウジング210と第2ハウジング220との間に配置され、ヒンジ装置(例えば、図3のヒンジ装置264)を覆い得るように配置される。
一実施形態によれば、ヒンジカバー265は、電子装置200の展開状態、折り畳み状態又は中間状態によって、第1ハウジング210及び第2ハウジング220の一部によって覆われたり、外部に露出されたりする。
例えば、電子装置200が展開状態である場合に、ヒンジカバー265は、第1ハウジング210及び第2ハウジング220によって覆われて実質的に露出されない。
一実施形態によれば、電子装置200が折り畳み状態である場合に、ヒンジカバー265は、第1ハウジング210と第2ハウジング220との間で外部に露出される。
一実施形態によれば、第1ハウジング210及び第2ハウジング220が所定の角度をなす(folded with a certain angle)中間状態である場合に、ヒンジカバー265は、第1ハウジング210と第2ハウジング220との間で電子装置200の外部に少なくとも部分的に露出される。
例えば、ヒンジカバー265が外部に露出される領域は、完全に折り畳まれた状態に比べて少ない。
一実施形態によれば、ヒンジカバー265は、曲面を含む。
【0045】
一実施形態によれば、電子装置200が展開状態(例えば、図2aの状態)である場合に、第1ハウジング210及び第2ハウジング220は、約180°の角度をなし、第1ディスプレイ230の第1領域230a、フォルディング領域230c、及び第2領域230bは、同一平面をなし、実質的に同一方向に向くように配置される。
他の実施形態として、電子装置200が展開状態である場合に、第1ハウジング210は、第2ハウジング220に対して約360°の角度で回動して第2面212と第4面222とが向かい合うように反対に折り畳まれる(out folding方式)。
【0046】
一実施形態によれば、電子装置200が折り畳み状態(例えば、図2bの状態)である場合に、第1ハウジング210の第1面211及び第2ハウジング220の第3面221は、互いに向かい合うように配置される。
この場合、第1ディスプレイ230の第1領域230aと第2領域230bは、フォルディング領域230cによって、互いに狭い角度(例えば、0°~約10°の範囲)を形成し、互いに向かい合うように配置される。
一実施形態によれば、フォルディング領域230cは、少なくとも一部が所定の曲率半径を有する曲面で形成される。
一実施形態によれば、電子装置200が中間状態である場合に、第1ハウジング210及び第2ハウジング220は、互いに所定の角度(a certain angle)で配置される。
【0047】
この場合、第1ディスプレイ230の第1領域230aと第2領域230bは、折り畳み状態の場合に比べては大きく、展開状態の場合に比べては小さい角度を形成され、フォルディング領域230cの曲率半径は、折り畳み状態の場合に比べて大きい。
一実施形態において、第1ハウジング210と第2ハウジング220は、ヒンジ装置(例えば、図3のヒンジ装置264)によって、折り畳み状態と展開状態との間の指定されたフォルディング角度で止め得る角度を形成する(free stop機能)。
一実施形態において、第1ハウジング210と第2ハウジング220は、ヒンジ装置(例えば、図3のヒンジ装置264)によって、指定された変曲角度を基準に、展開される方向又は折り畳まれる方向に、加圧されながら動作することもできる。
【0048】
一実施形態によれば、電子装置200は、第1ハウジング210及び/又は第2ハウジング220に配置される少なくとも一つのディスプレイ(230、400)、入力装置215、音響出力装置(227、228)、センサーモジュール(217a、217b、226)、カメラモジュール(216a、216b、225)、キー入力装置219、インジケーター(図示せず)又はコネクターポート229の内の少なくとも一つを含む。
一実施形態において、電子装置200は、構成要素の内の少なくとも一つを省略してもよく、少なくとも一つの他の構成要素をさらに含んでもよい。
【0049】
一実施形態によれば、少なくとも一つのディスプレイ(230、400)は、第1ハウジング210の第1面211からヒンジ装置(例えば、図3のヒンジ装置264)を通じて第2ハウジング220の第3面221の支持を受けるように配置される第1ディスプレイ230(例えば、フレキシブルディスプレイ)、及び第2ハウジング220の内部空間で第4面222を通して外部から見えるように配置される第2ディスプレイ400を含む。
さらに他の例として、第2ディスプレイ400は、第1ハウジング210の内部空間で第2面212を通して外部から見えるように配置され得る。
一実施形態によれば、第1ディスプレイ230は、電子装置200の展開状態で主に用いられ、第2ディスプレイ400は、電子装置200の折り畳み状態で主に用いられる。
一実施形態によれば、電子装置200は、中間状態の場合に、第1ハウジング210と第2ハウジング220とのフォルディング角度に基づいて、第1ディスプレイ230及び/又は第2ディスプレイ400を使用する。
【0050】
一実施形態によれば、第1ディスプレイ230は、一対のハウジング(210、220)によって形成された空間に配置される。
例えば、第1ディスプレイ200は、一対のハウジング(210、220)によって形成されるリセス(recess)201に配置され、電子装置200の前面の実質的に大部分を占めるように配置される。
一実施形態によれば、第1ディスプレイ230は、少なくとも一部領域が平面又は曲面に変形されるフレキシブルディスプレイを含む。
一実施形態によれば、第1ディスプレイ230は、第1ハウジング210と対面する第1領域230a、第2ハウジング220と対面する第2領域230b、及び第1領域230aと第2領域230bとを連結し、ヒンジ装置(例えば、図3のヒンジ装置264)と対面するフォルディング領域230cを含む。
一実施形態によれば、第1ディスプレイ230の領域区分は、一対のハウジング(210、220)及びヒンジ装置(例えば、図3のヒンジ装置264)による例示的な物理的区分であるだけで、実質的に一対のハウジング(210、220)及びヒンジ装置(例えば、図3のヒンジ装置264)によって第1ディスプレイ230は、継ぎ目のない(seamless)、一つの全体画面として表示される。
一実施形態によれば、第1領域230aと第2領域230bは、フォルディング領域230cを基準に全体的に対称形状を有してもよく、部分的に非対称形状を有してもよい。
【0051】
一実施形態によれば、電子装置200は、第1ハウジング210の第2面212に配置される第1背面カバー240、及び第2ハウジング220の第4面222に配置される第2背面カバー250を含む。
一実施形態において、第1背面カバー240の少なくとも一部は、第1側面部材213と一体に形成される。
一実施形態において、第2背面カバー250の少なくとも一部は、第2側面部材223と一体に形成される。
一実施形態によれば、第1背面カバー240及び第2背面カバー250の内の少なくとも一つのカバーは、実質的に透明なプレート(例えば、様々なコーティングレイヤを含むガラスプレート、又はポリマープレート)又は不透明なプレートで形成される。
【0052】
一実施形態によれば、第1背面カバー240は、例えば、コーティング又は着色されたガラス、セラミック、ポリマー、金属(例えば、アルミニウム、ステンレススチール(STS)、又はマグネシウム)、又はこれらの物質の内の少なくとも2つの組合せのような、不透明なプレートによって形成される。
一実施形態によれば、第2背面カバー250は、例えば、ガラス又はポリマーのような、実質的に透明なプレートによって形成される。
したがって、第2ディスプレイ400は、第2ハウジング220の内部空間において、第2背面カバー250を通して外部から見えるように配置される。
一実施形態において、第2背面カバー250は、第2ディスプレイ400に含まれ得る。
【0053】
一実施形態によれば、入力装置215は、マイクを含む。
一実施形態において、入力装置215は、音の方向を感知できるように配置される複数個のマイクを含む。
一実施形態によれば、音響出力装置(227、228)は、スピーカーを含む。
一実施形態によれば、音響出力装置(227、228)は、第2ハウジング220の第4面222を通じて配置される通話用レシーバー227、及び第2ハウジング220の側面部材を通じて配置される外部スピーカー228を含む。
一実施形態において、入力装置215、音響出力装置(227、228)及びコネクター229は、第1ハウジング210及び/又は第2ハウジング220の空間に配置され、第1ハウジング210及び/又は第2ハウジング220に形成された少なくとも一つの孔から外部環境に露出される。
一実施形態において、第1ハウジング210及び/又は第2ハウジング220に形成された孔は、入力装置215及び音響出力装置(227、228)のために共用される。
一実施形態において、音響出力装置(227、228)は、第1ハウジング210及び/又は第2ハウジング220に形成された孔が排除されたままで動作するスピーカー(例えば、ピエゾスピーカー)を含んでもよい。
【0054】
一実施形態によれば、カメラモジュール(216a、216b、225)は、第1ハウジング210の第1面211に配置される第1カメラモジュール216a、第1ハウジング210の第2面212に配置される第2カメラモジュール216b、及び/又は第2ハウジング220の第4面222に配置される第3カメラモジュール225を含む。
一実施形態によれば、電子装置200は、第2カメラモジュール216bの近くに配置されるフラッシュ218を含む。
一実施形態によれば、フラッシュ218は、例えば、発光ダイオード又はキセノンランプ(xenon lamp)を含む。
一実施形態によれば、カメラモジュール(216a、216b、225)は、一つ又は複数のレンズ、イメージセンサー、及び/又はイメージシグナルプロセッサを含み得る。
一実施形態において、カメラモジュール(216a、216b、225)の内の少なくとも一つのカメラモジュールは、2個以上のレンズ(広角及び望遠レンズ)及びイメージセンサーを含み、第1ハウジング210及び/又は第2ハウジング220のいずれか一面に共に配置され得る。
【0055】
一実施形態によれば、センサーモジュール(217a、217b、226)は、電子装置200の内部の作動状態、又は外部の環境状態に対応する電気信号又はデータ値を生成する。
一実施形態によれば、センサーモジュール(217a、217b、226)は、第1ハウジング210の第1面211に配置される第1センサーモジュール217a、第1ハウジング210の第2面212に配置される第2センサーモジュール217b、及び/又は第2ハウジング220の第4面222に配置される第3センサーモジュール226を含む。
一実施形態において、センサーモジュール(217a、217b、226)は、ジェスチャーセンサー、グリップセンサー、カラーセンサー、IR(infrared)センサー、照度センサー、超音波センサー、虹彩認識センサー、又は距離検出センサー(TOFセンサー又はRiDARスキャナー)の内の少なくとも一つを含み得る。
【0056】
一実施形態によれば、電子装置200は、図に示していないセンサーモジュール、例えば、気圧センサー、マグネチックセンサー、生体センサー、温度センサー、湿度センサー、又は指紋認識センサーの内の少なくとも一つをさらに含んでよい。
一実施形態において、指紋認識センサーは、第1ハウジング210の第1側面部材213及び/又は第2ハウジング220の第2側面部材223の内の少なくとも一つの側面部材を通じて配置される。
【0057】
一実施形態によれば、キー入力装置219は、第1ハウジング210の第1側面部材213を通して外部に露出されるように配置される。
一実施形態において、キー入力装置219は、第2ハウジング220の第2側面部材223を通して外部に露出されるように配置される。
一実施形態において、電子装置200は、キー入力装置219の内の一部又は全部を含まなくてもよく、含まれていないキー入力装置219は、少なくとも一つのディスプレイ(230、400)上にソフトキーのような他の形態で具現されてよい。
他の実施形態として、キー入力装置219は、少なくとも一つのディスプレイ(230、400)に含まれた圧力センサーによって具現されてよい。
【0058】
一実施形態によれば、コネクターポート229は、外部電子装置と電力及び/又はデータを送受信するためのコネクター(例えば、USBコネクター又はIFモジュール(interface connector portモジュール))を含む。
一実施形態において、コネクターポート229は、外部電子装置とオーディオ信号を送受信するための機能を共に担うか、又はオーディオ信号の送受信機能を担うための別のコネクターポート(例えば、イヤジャック孔)をさらに含む。
【0059】
一実施形態によれば、カメラモジュール(216a、216b、225)の内の少なくとも一つのカメラモジュール(216a、225)、センサーモジュール(217a、217b、226)の内の少なくとも一つのセンサーモジュール(217a、226)、及び/又はインジケーターは、少なくとも一つのディスプレイ(230、400)を通して露出されるように配置される。
例えば、少なくとも一つのカメラモジュール(216a、225)、少なくとも一つのセンサーモジュール(217a、226)、及び/又はインジケーターは、少なくとも一つのハウジング(210、220)の内部空間において、ディスプレイ(230、240)の活性化領域(display area)の下に配置され、カバー部材(例えば、第1ディスプレイ230のウィンドウ層(図示せず)及び/又は第2背面カバー250)まで穿孔されたオープニング又は透明領域を通じて外部環境と接し得るように配置される。
【0060】
一実施形態によれば、ディスプレイ(230、240)と少なくとも一つのカメラモジュール(216a、225)とが対面する領域は、コンテンツを表示する領域の一部であり、一定透過率を有する透過領域として形成される。
一実施形態によれば、透過領域は、約5%~約20%の範囲の透過率を有するように形成される。
このような透過領域は、イメージセンサーで結像して画像を生成するための光が通過する少なくとも一つのカメラモジュール(216a、225}の有効領域(例えば、画角領域)と重なる領域を含む。
例えば、ディスプレイ(230、240)の透過領域は、周辺に比べてピクセルの密度が低い領域を含む。
例えば、透過領域は、オープニング(開口)を代替してよい。
例えば、少なくとも一つのカメラモジュール(216a、225)は、アンダーディスプレイカメラ(UDC,under display camera)を含む。
他の実施形態として、一部のカメラモジュール又はセンサーモジュール204は、ディスプレイを通して視覚的に露出されずにその機能を果たすように配置される。
例えば、ディスプレイ201(例えば、ディスプレイパネル)の、カメラモジュール及び/又はセンサーモジュールと対面する領域は、穿孔されたオープニングが不要であり得る。
【0061】
一実施形態によれば、電子装置200は、第1ハウジング210の第1導電性側面部材213の少なくとも一部を用いて構成された少なくとも一つのアンテナを含む。
一実施形態によれば、少なくとも一つのアンテナは、第1ハウジング210の上側領域(例えば、A領域)及び/又は下側領域(例えば、B領域)に配置される。
本発明の実施形態によれば、少なくとも一つのアンテナは、第2ディスプレイ400を含む第2ハウジング220の第2導電性側面部材223を用いてさらに具現される。
一実施形態によれば、ある少なくとも一つのアンテナは、第2導電性側面部材223の上側領域(C領域)及び/又は下側領域(D領域)にさらに配置される。
この場合、アンテナの給電地点近くの少なくとも一つの指定された位置で第2ディスプレイ400の導電性シート(例えば、図4aの導電性シート444)と共通グラウンドとして用いられる周辺導電性構造物(例えば、基板又は導電性電気構造物)とが電気的に連結(接地)され、第2側面部材223を用いたアンテナの放射性能低下を防止することに役立ち得る。
【0062】
図3は、本発明の実施形態による電子装置200の分離斜視図である。
図3を参照すると、電子装置200は、第1ディスプレイ230、第2ディスプレイ400、支持部材アセンブリー260、少なくとも一つの印刷回路基板270、第1ハウジング210、第2ハウジング220、第1背面カバー240及び/又は第2背面カバー250を含む。
【0063】
一実施形態によれば、第1ディスプレイ230は、ディスプレイパネル231(例えば、フレキシブルディスプレイパネル)と、ディスプレイパネル231(例えば、フレキシブルディスプレイパネル)が着座する一つ以上のプレート232又は層を含む。
一実施形態によれば、一つ以上のプレート232は、ディスプレイパネル231と支持部材アセンブリー260との間に配置される導電性プレート(例えば、Cuシート又はSUSシート)を含む。
一実施形態によれば、一つ以上のプレート232は、実質的に、第1ディスプレイ230と同じ領域を有するように形成され、第1ディスプレイ230cのフォルディング領域230cと対面する領域が曲げ可能に形成される。
一実施形態によれば、一つ以上のプレート232は、ディスプレイパネル231の背面に配置される少なくとも一つの副資材層(例えば、グラファイト部材)を含む。
一実施形態によれば、一つ以上のプレート232は、ディスプレイパネル231と対応する形状で形成される。
【0064】
一実施形態によれば、第2ディスプレイ400は、第2ハウジング220と第2背面カバー250との間の空間に配置される。
一実施形態によれば、第2ディスプレイ400は、第2ハウジング220と第2背面カバー250との間の空間において、第2背面カバー250の実質的に全体面積を通して外部から見えるように配置される。
【0065】
一実施形態によれば、支持部材アセンブリー260は、第1支持部材261(例えば、第1支持プレート)、第2支持部材262(例えば、第2支持プレート)、第1支持部材261と第2支持部材262との間に配置されるヒンジ装置264、ヒンジ装置264を外部から見るとき、これをカバーするヒンジカバー265、及び/又は第1支持部材261と第2支持部材262を横切る少なくとも一つの配線部材263(例えば、軟性回路基板(flexible printed circuit board:FPCB))を含む。
一実施形態によれば、支持部材アセンブリー260は、一つ以上のプレート232と少なくとも一つの印刷回路基板270との間に配置される。
【0066】
一実施形態によれば、第1支持部材261は、第1ディスプレイ230の第1領域231aと第1印刷回路基板271との間に配置される。
一実施形態によれば、第2支持部材262は、第1ディスプレイ230の第2領域231bと第2印刷回路基板272との間に配置される。
一実施形態によれば、支持部材アセンブリー260の内部には、少なくとも一つの配線部材263とヒンジ装置264の少なくとも一部が配置される。
少なくとも一つの配線部材263は、第1支持部材261と第2支持部材262を横切る方向(例えば、x軸方向)に配置される。
一実施形態によれば、少なくとも一つの配線部材263は、フォルディング領域230cのフォルディング軸(例えば、y軸又は図2aのフォルディング軸A)に垂直な方向(例えば、x軸方向)に配置される。
【0067】
一実施形態によれば、少なくとも一つの印刷回路基板270は、第1支持部材261と対面するように配置される第1印刷回路基板271、又は第2支持部材262と対面するように配置される第2印刷回路基板272を含む。
一実施形態によれば、第1印刷回路基板271と第2印刷回路基板272は、支持部材アセンブリー260、第1ハウジング210、第2ハウジング220、第1背面カバー240及び/又は第2背面カバー250によって形成される内部空間に配置される。
一実施形態によれば、第1印刷回路基板271と第2印刷回路基板272は、電子装置200の様々な機能を具現するために配置される複数の電子部品を含み得る。
【0068】
一実施形態によれば、電子装置は、第1ハウジング210の第1空間において、第1支持部材261によって形成された空間に配置される第1印刷回路基板271、第1支持部材261の第1スウェリング孔2611と対面する位置に配置される第1バッテリー291、少なくとも一つのカメラモジュール282(例えば、図1の第1カメラモジュール216a及び/又は第2カメラモジュール216b)又は少なくとも一つのセンサーモジュール281(例えば、図1の第1センサーモジュール217a及び/又は第2センサーモジュール217b)を含む。
一実施形態によれば、第2ハウジング220の第2空間には、第2支持部材262によって形成された第2空間に配置される第2印刷回路基板272、又は第2支持部材262の第2スウェリング孔2621と対面する位置に配置される第2バッテリー292を含む。
一実施形態によれば、第1ハウジング210と第1支持部材261は一体に形成される。
一実施形態によれば、第2ハウジング220と第2支持部材262も一体に形成される。
【0069】
一実施形態によれば、第1ハウジング210は、第1回転支持面214を含み、第2ハウジング220は、第1回転支持面214に対応する第2回転支持面224を含む。
一実施形態によれば、第1回転支持面214と第2回転支持面224は、ヒンジカバー265に含まれた曲面と対応する(自然に連結される)曲面を含む。
一実施形態によれば、第1回転支持面214と第2回転支持面224は、電子装置200が展開状態である場合に、ヒンジカバー265を覆ってヒンジカバー265を電子装置200の背面に露出させないか、或いは一部のみを露出させる。
一実施形態によれば、第1回転支持面214と第2回転支持面224は、電子装置200が折り畳み状態である場合に、ヒンジカバー265に含まれた曲面に沿って回転してヒンジカバー265を電子装置200の背面に露出させる。
【0070】
図4aは、本発明の実施形態によるハウジング前面及びその周辺構成要素の模式図であり、図4bは、本発明の実施形態によるハウジングの前面上端を示す平面図であり、図4cは、図4bのB-B線に沿って切断した断面図であり、図4dは、図4bのC-C線に沿って切断した断面図である。
以下において、説明する構成要素は、前述した同一又は類似の構成要素に対して詳細な説明を省略し、同一の部材番号を共通使用するものとする。
【0071】
一実施形態によれば、図4aに示すように、電子装置200(例えば、図1の電子装置101又は図2aの電子装置200)のボディーであるハウジング220(例えば、図2aの第2ハウジング220)は、前面222(例えば、図2aの第4面222)に、上端スピーカーモジュール301(例えば、図1の音響出力モジュール155、図2aの音響出力装置228)、下端スピーカーモジュール302(例えば、図1の音響出力モジュール155、図2aの音響出力装置228)、上端管路305、下端管路306、カメラモジュール225(例えば、図1のカメラモジュール180、図2aの第3カメラモジュール225)、印刷回路基板272(例えば、図3の第2印刷回路基板272)、バッテリー292(例えば、図1のバッテリー189又は図3の第2バッテリー292)、ディスプレイモジュール160(例えば、図1のディスプレイモジュール160、図2aの第1ディスプレイ230又は図2aの第2ディスプレイ400)が配置又は形成される。
以下で説明するハウジング220は、支持部材262(例えば、図3の第2支持部材262)を含む概念である。
【0072】
一実施形態によれば、電子装置200のハウジング220には、電子装置200に含まれる様々な電子部品が配置され、少なくとも一部分が電子装置200の外観をなす機構物を総称する。
一実施形態によれば、ハウジング220には、印刷回路基板272、カメラモジュール225、及びスピーカーモジュール(301、302)が配置される。
その他にも様々な電子部品がハウジング220に配置され得る。
一実施形態によれば、電子装置200に含まれた電子部品の内の少なくとも一つは、印刷回路基板272に電気的に連結される。
例えば、スピーカーモジュール(301、302)及びカメラモジュール225は、印刷回路基板272に電気的に連結される。
【0073】
一実施形態によれば、上端スピーカーモジュール301及び下端スピーカーモジュール302は、電子装置200に配置されて音を出力する装置である。
上端スピーカーモジュール301及び下端スピーカーモジュール302は、アプリケーション又は機能の実行によって音を出力する。
例えば、オーディオモジュール(例えば、図1のオーディオモジュール170)で処理されたオーディオ信号を受信し、その信号を音として出力する。
【0074】
一実施形態によれば、図2bを参照すると、上端スピーカーモジュール301は、通話用レシーバー227として用いられる。
通話動作において、着信した電話の通話音が上端スピーカーモジュール301からユーザに伝達される。
フォルダブル(foldable)な電子装置200において、通話動作時に電子装置200を容易に把持できるようにユーザは、電子装置200を折り畳む(folding)ことができる。
ユーザが折り畳まれた電子装置200を把持して通話を行う動作時に、ユーザの耳は、電子装置200の上端中央部に近接し、よって、通話音が放出される部分は、電子装置200の上端中央部に位置する。
例えば、上端スピーカーモジュール301で発生した通話音が放出されるレシーバー孔(図示せず)は、第2背面カバー250の上端中央に形成される。
したがって、レシーバー孔と連結された上端スピーカーモジュール301は、ハウジング220の前面222の上端中央に配置される。
他の実施形態によれば、レシーバー227と上端スピーカーモジュール301は、別個の部品であってよい。
【0075】
一実施形態によれば、図4aに示すように、音響孔(303、304)は、電子装置200のハウジング220の上端及び/又は下端に形成される。
音響孔(303、304)は、ハウジング220の上端(例えば、図4aの+Y方向)の側面に形成される上端音響孔303、及びハウジング220の下端(例えば、図4aの-Y方向)の側面に形成される下端音響孔304を含む。
上端音響孔303及び下端音響孔304は、ハウジング220の上端の側面の中央及び下端の側面の中央の部分にそれぞれ配置され、図4aのX軸に対して互いに対称をなす。
音響孔(303、304)から、スピーカーモジュール(301、302)で発生した音が電子装置200の外部に放射される。
【0076】
一実施形態によれば、上端管路305は、上端スピーカーモジュール301及び上端音響孔303と連結され、上端スピーカーモジュール301の一部である。
上端管路305は、上端スピーカーモジュール301から出力される音を上端音響孔303に案内する。
一実施形態によれば、下端管路306は、下端スピーカーモジュール302及び下端音響孔304と連結され、下端スピーカーモジュール302の一部である。
下端管路306は、下端スピーカーモジュール302から出力される音を下端音響孔304に案内する。
図4aに示すように、下端管路306は、下端スピーカーモジュール302から下端音響孔304の方向(例えば、図4aの-Y方向)に延長される。
【0077】
一実施形態によれば、カメラモジュール225を用いてユーザはセルフ撮影ができる。
フォルダブル電子装置200で特定カメラを用いてセルフ撮影がしやすいように電子装置200をフォールドすることができる。
例えば、図2bを参照すると、カメラモジュール225を用いてセルフ撮影をする際に、ユーザは、電子装置200をフォールドする。
ユーザがカメラモジュール225を用いてディスプレイモジュール160にプレビュー(preview)されるユーザの姿を確認して撮影構図を合わせやすいように、カメラモジュール225のレンズは、ディスプレイモジュール160の上端中央に配置される。
【0078】
一実施形態において、ディスプレイモジュール160にはカメラモジュール225のレンズに光が入射し得る透明領域が存在し、レンズはこの透明領域に対面する。
レンズをディスプレイモジュール160の上端中央に配置するということは、ディスプレイモジュール160の透明領域がディスプレイモジュール160の上端中央に位置することを意味する。
その他にも様々な方法でレンズをディスプレイモジュール160に対して上端中央に位置させ得る。
一方、カメラモジュール225のレンズがディスプレイモジュール160の中央に配置されることにより、対称のデザインを具現することができる。
【0079】
一実施形態によれば、図4a及び図4bに示すように、上端スピーカーモジュール301及びカメラモジュール225がハウジング220の前面222の上端中央に配置される場合に、図4bに示すZ軸方向に上端スピーカーモジュール301とカメラモジュール225とのオーバーラップ(overlap)が発生することがある。
これを解決するために、上端スピーカーモジュール301と連結される上端管路305の形状が変更される。
これに関する詳細な内容は、後述する。
【0080】
一実施形態によれば、図4bに示すように、カメラモジュール225と上端スピーカーモジュール301は、ハウジング220の上端中央に互いに隣接して配置される。
互いに隣接して配置される場合に、上端スピーカーモジュール301は、ハウジング220の長手方向に延長された線310に対して第1方向(例えば、図4bの第1方向)に配置される。
カメラモジュール225は、ハウジング220の長手方向に延長された線310に対して第2方向(例えば、図4bの第2方向)に配置される。
【0081】
一実施形態によれば、図4bに示すように、上端管路305の内の第1管路(305-1)及び第2管路(305-2)は連結される。
上端管路305の内の第1管路(305-1)は、ハウジング220の長手方向に延長された線310に対して第1方向(例えば、図4bの第1方向)に配置される。
上端管路305の内の第2管路(305-2)は、ハウジング220の長手方向に延長された線310に対して第2方向(例えば、図4bの第2方向)に配置される。
第1管路(305-1)は、上端スピーカーモジュール301から上端音響孔303の方向(例えば、図4bの+Y方向)に延長される。
第2管路(305-2)は、少なくとも一部分が、第1管路(305-1)の延長方向に垂直な方向(例えば、図4bのX軸方向又は第2方向)に延長される。
【0082】
一実施形態によれば、図4bに示すように、第1管路(305-1)の幅W1と第2管路(305-2)の幅W2は、互いに異なる。
例えば、第1管路(305-1)の幅W1よりも第2管路(305-2)の幅W2が小さい。
ここで、第1管路(305-1)の幅W1は、図4bに示した第1管路(305-1)のY軸方向の長さを意味する。
また、第2管路(305-2)の幅W2は、図4bに示した第2管路(305-2)のY軸方向の長さを意味する。
ハウジング220において、第1管路(305-1)の幅W1と第2管路(305-2)の幅W2との差に該当する部分に、カメラモジュール225の少なくとも一部が配置される。
【0083】
このような上端管路305の形状により、上端スピーカーモジュール301の上端管路305とカメラモジュール225とがオーバーラップ無しでハウジング220の前面222の上端中央に配置される。
例えば、図4c及び図4dに示すように、第1管路(305-1)の幅W1と第2管路(305-2)の幅W2との差に該当する部分にカメラモジュール225の一部が配置される。
したがって、図4bのC-C線に沿って切断したとき、上端音響孔303の一部がカメラモジュール225の一部によって隠され得る。
【0084】
一実施形態によれば、図4a及び図4cに示すように、上端音響孔303及び下端音響孔304は、少なくとも一つの孔(hole)(303-1、304-1)を含む。
孔(303-1、304-1)から、スピーカーモジュール(301、302)で発生した音が電子装置200の外部に放射される。
孔(303-1、304-1)は、第2管路(305-2)が延長される方向(例えば、図4bのX軸方向)と並ぶ方向に配列される。
【0085】
図4aに示したハウジング220、上端スピーカーモジュール301、上端管路305、下端スピーカーモジュール302、下端管路306、カメラモジュール225、上端音響孔303、下端音響孔304の形態、構造、位置は、例示に過ぎず、以下に説明されるハウジング220、上端スピーカーモジュール301、上端管路305、下端スピーカーモジュール302、下端管路306、カメラモジュール225、上端音響孔303、下端音響孔304が、図4aに示した形態、構造、位置に限定されるものではない。
図4bに示した第1管路(305-1)の幅W1及び第2管路(305-2)の幅W2は、例示に過ぎず、様々に変更してよい。
また、図4a~図4dに示す孔(303-1、304-1)の形態及び個数は例示に過ぎず、様々に変更してもよい。
【0086】
図5aは、本発明の実施形態によるハウジングの背面斜視図であり、図5bは、ハウジングを図4aのA-A線に沿って切断した断面図であり、図5cは、本発明の実施形態による拡張部に防音材が付着された状態の平面図であり、図5dは、図5cに示した防音材をD-D線に沿って切断した防音材の断面図である。
【0087】
ここで、電子装置200(例えば、図1の電子装置101又は図2aの電子装置200)のボディーであるハウジング220(例えば、図2aの第2ハウジング220)の前面222(例えば、図2aの第4面222)は、図5aの+Z方向であり、背面221(例えば、図2aの第3面221)は、図面5aの-Z方向である。
また、以下において、ディスプレイモジュール160は、図1のディスプレイモジュール160、図2aの第1ディスプレイ230、又は図2aの第2ディスプレイ400を含む概念である。
【0088】
一実施形態によれば、拡張部307は、ハウジング220の上端に形成される。
拡張部307の一部である開口(opening)(307-1)は、ハウジング220の背面221の上端に形成される。
拡張部307は、開口(307-1)を通じてハウジング220の背面221から前面222の方向(例えば、図5a及び図5bの+Z方向)にハウジング220に形成された空間を意味する。
一実施形態によれば、上端管路305は、拡張部307の一部である開口(307-1)を通じて形成される。
拡張部307は、開口(307-1)と上端管路305とを連結する空間を意味する。
【0089】
一実施形態によれば、図5a及び図5bに示すように、拡張部307は、上端管路305に形成される。
上端管路305の体積が小さいほど上端音響孔303から放射される音質が低下する。
一実施形態によれば、拡張部307を通じて上端管路305を形成する。
また、拡張部307が上端管路305と連結されることにより、拡張部307の形成された空間分だけ上端管路305の体積が増加し、上端管路305の音質が改善される。
【0090】
一実施形態によれば、図5bに示すように、ガイド面(312-1、312-2)は、上端スピーカーモジュール301で発生した音が抜け出る出口311から音の進行方向(例えば、図5bの+Y方向)に沿って拡張された断面積を有するように傾いている。
音の進行方向に沿って断面積が拡張されながら第1管路(305-1)は、追加空間を確保することができる。
【0091】
一実施形態によれば、図5bに示すように、防水部材309は、ガイド面(312-1、312-2)の末端一部に付着される。
防水部材309は、上端音響孔303から流入した液体から上端スピーカーモジュール301を保護する。
【0092】
一実施形態によれば、図5bに示すように、防音材309は、開口(307-1)に配置される。
防音材309は、開口(307-1)を閉鎖する。
防音材309によって拡張部307が区画される。
例えば、防音材309は、開口(307-1)に付着されて開口(307-1)を閉鎖する。
スピーカーモジュール301で発生した音が開口(307-1)から放出されることを防止することができる。
その他にも、様々な方式で防音材309は、開口(307-1}に配置され得る。
例えば、防音材309は、ソルダリング(soldering)、ボルト結合のような方式で開口(307-1)に配置され得る。
【0093】
一実施形態によれば、図5cに示すように、防音材309は、図4aの上端管路305と類似の形態であり、上端管路305に比べて広い面積を有するように製作される。
一実施形態によれば、図5dに示すように、防音材309は、2種以上の素材を含み得る。
例えば、図5dに示すように、接着部材401-中間部材402-緩衝部材403の順に積層された構造を含み得る。
防音材309の中間部材402の一面404は、接着部材401によって開口(307-1)を閉鎖する。
【0094】
一実施形態によれば、接着部材401は、緩衝部材403の他面405にも付着される。
緩衝部材403の他面405は、接着部材401によってディスプレイモジュール160に付着される。
緩衝部材403は、ディスプレイモジュール160に加えられた衝撃を緩和させることができる。
一実施形態によれば、緩衝部材403の他面405は、粗い(rough)表面である。
緩衝部材403の他面405に接着部材401が付着される。
接着部材401が薄膜(thin film)である場合に、ディスプレイモジュール160に付着される面の表面粗さも増加する。
したがって、ディスプレイモジュール160は、緩衝部材403の他面405においてその位置が固定された状態で保持され得る。
【0095】
図5a、図5b、及び図5cに示す拡張部307、開口(307-1)及び防音材309は、例示に過ぎず、以下において、拡張部307、開口(307-1)及び防音材309が、図5a、図5b及び図5cに示す形態及び構造に限定されるものではない。
図5bに示すガイド面(312-1、321-2)の傾いた程度は、例示であり、傾いた程度は様々に変更され得る。
図5dに示す防音材309を構成する部材の個数と部材の種類は、例示であり、接着部材401、中間部材402、緩衝部材403は、様々に変更され得る。
【0096】
図6は、本発明の実施形態によるバー(Bar)形態の電子装置の平面図である。
一実施形態によれば、図4a~図6に示す電子装置の配置構造及び電子部品の構成がバー形態の電子装置にも適用され得る。
【0097】
本発明の実施形態によれば、図6に示すように、電子装置200(例えば、図1の電子装置101、図2aの電子装置200)において、ハウジング220(例えば、図2aの第2ハウジング220)の前面222(例えば、図2aの第4面222)に上端スピーカーモジュール301(例えば、図1の音響出力モジュール155、図2aの音響出力装置228)、下端スピーカーモジュール302(例えば、図1音響出力モジュール155、図2aの音響出力装置228)、上端管路305、下端管路306、カメラモジュール225(例えば、図1のカメラモジュール180、図2aの第3カメラモジュール225)、印刷回路基板272(例えば、図3の第1印刷回路基板271又は第2印刷回路基板272)、バッテリー292(例えば、図1のバッテリー189、図3の第1バッテリー291又は第2バッテリー292)、ディスプレイモジュール160(例えば、図1のディスプレイモジュール160、図2aの第1ディスプレイ230又は図2aの第2ディスプレイ400)(図示せず)が配置される。
以下で説明するハウジング220は、支持部材262(例えば、図3の第2支持部材262)を含む概念である。
【0098】
一実施形態によれば、図2bを参照すると、上端スピーカーモジュール301は、通話用レシーバー227として用いられる。
通話動作時に、着信した電話の通話音が上端スピーカーモジュール301を通じてユーザに伝達される。
ユーザが電子装置200を把持して通話を行う動作時に、ユーザの耳は、電子装置200の上端中央部に近接し、よって、通話音が放出される部分は、電子装置200の上端中央部に位置する。
例えば、上端スピーカーモジュール301で発生した通話音が放出されるレシーバー孔(図示せず)は、第2背面カバー250の上端中央に形成される。
したがって、レシーバー孔と連結された上端スピーカーモジュール301は、ハウジング220の前面222の上端中央に配置される。
他の実施形態によれば、レシーバー227と上端スピーカーモジュール301は、別個の部品であってもよい。
【0099】
一実施形態によれば、図6に示すように、音響孔(303、304)は、電子装置200のハウジング220の上端及び/又は下端に形成される。
音響孔(303、304)は、ハウジング220の上端(例えば、図6の+Y方向)の側面に形成される上端音響孔303、及びハウジング220の下端(例えば、図6の-Y方向)の側面に形成される下端音響孔304を含む。
上端音響孔303及び下端音響孔304は、ハウジング220の上端の側面中央及び下端の側面中央の部分にそれぞれ配置され、図6のX軸に対して互いに対称をなす。
音響孔(303、304)から、スピーカーモジュール(301、302)で発生した音が電子装置200の外部に放射される。
【0100】
一実施形態によれば、カメラモジュール225を用いてユーザはセルフ撮影ができる。
ユーザがカメラモジュール225を用いてディスプレイモジュール160にプレビュー(preview)されるユーザの姿を確認して撮影構図を合わせやすいように、カメラモジュール225のレンズは、ディスプレイモジュール160の上端中央に配置される。
一実施形態において、ディスプレイモジュール160にはカメラモジュール225のレンズに光が入射し得る透明領域が存在し、レンズはこの透明領域に対面する。
レンズをディスプレイモジュール160の上端中央に配置するということは、ディスプレイモジュール160の透明領域がディスプレイモジュール160の上端中央に位置することを意味する。
その他にも様々な方法でレンズをディスプレイモジュール160に対して上端中央に位置させることができる。
一方、カメラモジュール225のレンズがディスプレイモジュール160の中央に配置されることにより、対称のデザインを具現することができる。
【0101】
一実施形態によれば、図6に示すように、上端スピーカーモジュール301及びカメラモジュール225がハウジング220の前面222の上端中央に配置される場合に、図4bに示したZ軸方向に上端スピーカーモジュール301とカメラモジュール225とのオーバーラップ(overlap)が発生することがある。
これを解決するために、上端スピーカーモジュール301と連結される上端管路305の形状を変更する。
これに関する詳細な内容は、後述する。
【0102】
一実施形態によれば、図6に示すように、第1管路(305-1)の幅W1よりも第2管路(305-2)の幅W2が小さい。
ここで、第1管路(305-1)の幅W1は、図6に示す第1管路(305-1)のY軸方向の長さを意味する。
また、第2管路(305-2)の幅W2は、図6に示す第2管路(305-2)のY軸方向の長さを意味する。
ハウジング220において第1管路(305-1)幅W1と第2管路(305-2)の幅W2との差に該当する部分に、カメラモジュール225の少なくとも一部が配置される。
このような上端管路305の形状により、上端管路305とカメラモジュール225とがオーバーラップ無しでハウジング220の上端の中央部分に配置される。
【0103】
一実施形態によれば、拡張部307は、ハウジング220の上端に形成される。
拡張部307の一部である開口(307-1}は、図5aに示しているように、ハウジング220の背面221の上端に形成される。
拡張部307は、開口(307-1)を通じてハウジング220の背面221から前面222の方向(例えば、図5a及び図5bの+Z方向)にハウジング220に形成された空間を意味する。
他の実施形態では、開口(307-1)は、ハウジング220の前面222の上端に形成される。
拡張部307は、開口(307-1)を通じてハウジング220の前面222から背面221の方向(例えば、図5aの-Z方向)にハウジング220に形成される。
上端管路305は、拡張部307の一部である開口(307-1)によって形成される。
拡張部307は、開口(307-1)と上端管路305とを連結する空間を意味する。
【0104】
図5a及び図5bに示すように、拡張部307は、上端管路305に形成される。
上端管路305の体積が小さいほど上端音響孔303から放射される音質が低下することがある。
一実施形態によれば、拡張部307を通じて上端管路305を形成する。
また、拡張部307が上端管路305と連結されることにより、拡張部307が形成された空間分だけ上端管路305の体積が増加し、上端管路305の音質が改善される。
【0105】
一実施形態によれば、図5bに示すように、ガイド面(312-1、312-2)は、上端スピーカーモジュール301で発生した音が抜け出る出口311から音の進行方向(例えば、図5bの+Y方向)に沿って拡張された断面積を有するように傾いている。
音の進行方向に沿って断面積が拡張されながら第1管路(305-1)は、追加空間を確保することができる。
【0106】
一実施形態によれば、図5bに示すように、防水部材309は、ガイド面(312-1、312-2)の末端一部に付着される。
防水部材309は、上端音響孔303から流入した液体から上端スピーカーモジュール301を保護する。
【0107】
一実施形態によれば、図5bの開口(307-1)は、図5aのハウジング220の背面221に形成されて拡張部307と連結される。
他の実施形態では、開口(307-1)は、ハウジング220の前面222に形成され、拡張部307と連結される。
開口(307-1)は、図5aの防音材309によって閉鎖される。
したがって、上端スピーカーモジュール301で発生した音が開口(307-1)から放出されることを防止することができる。
【0108】
一実施形態によれば、図5dに示すように、防音材309は、2種以上の素材を含み得る。
例えば、図5dに示すように、接着部材401-中間部材402-緩衝部材403の順に積層された構造を含み得る。
防音材309の中間部材402の一面404は、接着部材401によって開口(307-1)を閉鎖する。
一実施形態によれば、図5dに示す接着部材401は、緩衝部材403の他面405にも付着される。
緩衝部材403の他面405は、接着部材401によってディスプレイモジュール160と付着される。
緩衝部材403は、ディスプレイモジュール160に加えられた衝撃を緩和させることができる。
【0109】
一実施形態によれば、緩衝部材403の他面405は、粗い(rough)表面であり得る。
緩衝部材403の他面405に接着部材401が付着される。
接着部材401が薄膜(thin film)である場合に、ディスプレイモジュール160と付着される面の表面粗さも増加する。
したがって、ディスプレイモジュール160は、緩衝部材403の他面405においてその位置が固定された状態で保持される。
【0110】
本発明の実施形態による電子装置(例えば、図2aの電子装置200)は、第1ハウジング(例えば、図2aの第2ハウジング220)、第1ハウジングの前面(例えば、図4aの前面222)に配置されるディスプレイモジュール(例えば、図2aの第1ディスプレイ230又は図2aの第2ディスプレイ400)、第1ハウジングの上端に配置されるカメラモジュール(例えば、図4aのカメラモジュール225)、カメラモジュールに隣接するように第1ハウジングに配置されるスピーカーモジュール(例えば、図4aの上端スピーカーモジュール301)、スピーカーモジュールで発生した音が電子装置の外部に放出されるように第1ハウジングの側面に形成される音響孔(例えば、図4aの上端音響孔303)、スピーカーモジュールから音響孔の方向に延長される第1管路(例えば、図4bの第1管路(305-1))及び第1管路の延長方向に垂直な方向に延長される第2管路(例えば、図4bの第2管路(305-2))を含む管路、管路の体積拡張のために管路の少なくとも一部に形成される拡張部(例えば、図5aの拡張部307)を含む。
【0111】
また、スピーカーモジュールは、音響孔を通過してディスプレイモジュールの長手方向に延長される直線に対して第1方向(例えば、図4bの第1方向)において第1ハウジングに配置され、カメラモジュールは、直線に対して第1方向の反対方向である第2方向(例えば、図4bの第2方向)において第1ハウジングに配置され得る。
【0112】
また、管路の第1管路は、直線に対して第1方向に位置し、管路の第2管路は、直線に対して第2方向に位置し得る。
また、第2管路は、第1管路に比べて相対的に狭い管路を含み得る。
また、音響孔は、少なくとも一つの孔(例えば、図4aの孔(303-1))を含み、音響孔の少なくとも一つの孔は、第2管路が延長される方向と並ぶ方向に配列され得る。
また、第1管路は、音響孔の放射方向に対して傾斜した構造(例えば、図5bのガイド面(312-1、312-2))を含み得る。
また、第2ハウジング(例えば、図2aの第1ハウジング210)をさらに含み、第1ハウジングは、第2ハウジングに折り畳み可能に連結され得る。
【0113】
また、ディスプレイモジュールは、第1ハウジングに配置される第1領域(例えば、図3の第2領域231b)、第2ハウジングに配置される第2領域(例えば、図3の第1領域231a)、及び第1領域と第2領域とを連結する第3領域(例えば、図3の第3領域231c)を含み、ディスプレイモジュールの第3領域は、第2ハウジングに対する第1ハウジングの折り畳みによって少なくとも一部分が折り畳まれ得るように形成され得る。
【0114】
また、拡張部は、第1ハウジングの背面(例えば、図5aの背面221)に形成された開口(opening)(例えば、図5bの開口(307-1))と連結され、電子装置は、開口(opening)を閉鎖するように配置される防音材(例えば、図5bの防音材309)をさらに含み得る。
また、防音材は、少なくとも一部に緩衝部材(例えば、図5dの緩衝部材403)を含み得る。
【0115】
本発明の実施形態による電子装置(例えば、図2aの電子装置200)は、第1ハウジング(例えば、図2aの第2ハウジング220)、第1ハウジングの前面(例えば、図4aの前面222)に配置されるディスプレイモジュール(例えば、図2aの第1ディスプレイ230又は図2aの第2ディスプレイ400)、第1ハウジングの上端に配置されるカメラモジュール(例えば、図4aのカメラモジュール225)、カメラモジュールに隣接するように第1ハウジングの上端に配置される上端スピーカーモジュール(例えば、図4aの上端スピーカーモジュール301)、第1ハウジングの下端に配置される下端スピーカーモジュール(例えば、図4aの下端スピーカーモジュール302)、第1ハウジングの上端の側面に形成される上端音響孔(例えば、図4aの上端音響孔303)、第1ハウジングの下端の側面に形成される下端音響孔(例えば、図4aの下端音響孔304)、上端スピーカーモジュールから上端音響孔の方向に延長される第1管路(例えば、図4bの第1管路(305-1))及び第1管路の延長方向に垂直な方向に延長される第2管路(例えば、図4bの第2管路(305-2))を含む上端管路、下端スピーカーモジュールから下端音響孔の方向に延長される下端管路(例えば、図4aの下端管路306)、上端管路の体積拡張のために上端管路の少なくとも一部に形成される拡張部(例えば、図5aの拡張部307)を含み得る。
【0116】
また、上端スピーカーモジュールは、上端音響孔を通過してディスプレイモジュールの長手方向に延長される直線に対して第1方向(例えば、図4bの第1方向)において第1ハウジングに配置され、カメラモジュールは、直線に対して第1方向の反対方向である第2方向(例えば、図4bの第2方向)において第1ハウジングに配置され得る。
【0117】
また、上端管路の第1管路は、直線に対して第1方向に位置し、上端管路の第2管路は、直線に対して第2方向に位置し得る。
また、第2管路は、第1管路に比べて相対的に狭い管路であり得る。
また、上端音響孔及び下端音響孔は、少なくとも一つの孔をそれぞれ含み、上端音響孔及び下端音響孔の少なくとも一つの孔(例えば、図4aの孔(303-1、304-1))は、第2管路が延長される方向と並ぶ方向に配列され得る。
【0118】
また、第1管路は、上端音響孔の放射方向に対して傾斜した構造(例えば、図5bのガイド面(312-1、312-2))を含み得る。
また、第2ハウジング(例えば、図2aの第1ハウジング210)をさらに含み、第1ハウジングは、第2ハウジングに折り畳み可能に連結され得る。
【0119】
また、ディスプレイモジュールは、第1ハウジングに配置される第1領域(例えば、図3の第2領域231b)、第2ハウジングに配置される第2領域(例えば、図3の第1領域231a)、及び第1領域と第2領域とを連結する第3領域(例えば、図3の第3領域231c)を含み、ディスプレイモジュールの第3領域は、第2ハウジングに対する第1ハウジングの折り畳みによって少なくとも一部分が折り畳まれ得るように形成され得る。
【0120】
また、拡張部は、第1ハウジングの背面に形成された開口(opening)(例えば、図5bの開口(307-1))と連結され、電子装置は、開口(opening)を閉鎖するように配置される防音材(例えば、図5bの防音材309)をさらに含み得る。
また、防音材は、少なくとも一部に緩衝部材(例えば、図5dの緩衝部材403)を含み得る。
【0121】
以上、本明細書及び図面に開示した本発明の実施形態は、本明細書に開示した実施形態に係る技術内容を容易に説明し、本明細書に開示した実施形態の理解を助けるために特定例を提示しただけで、本発明の実施形態の範囲を限定するためのものではない。
したがって、本明細書に開示した実施形態の範囲は、ここに開示した実施形態の他にも、本明細書に開示した実施形態の技術的思想に基づいて導出されるあらゆる変更又は変形された形態が、本明細書に開示した実施形態の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。
【符号の説明】
【0122】
100 ネットワーク環境
101、102、104、200 電子装置
108 サーバー
120 プロセッサ
121 メインプロセッサ
123 補助プロセッサ
130 メモリ
132 揮発性メモリ
134 不揮発性メモリ
140 プログラム
142 オペレーションシステム
144 ミドルウェア
146 アプリケーション
150 入力モジュール
155 音響出力モジュール
160 ディスプレイモジュール
170 オーディオモジュール
176 センサーモジュール
177 インターフェース
178 連結端子
179 ハプティックモジュール
180 カメラモジュール
188 電力管理モジュール
189 バッテリー
190 通信モジュール
192 無線通信モジュール
194 有線通信モジュール
196 加入者識別モジュール
197 アンテナモジュール
198 第1ネットワーク
199 第2ネットワーク
201 リセス
210 第1ハウジング
213 第1側面部材
215 入力装置
216a、216b、225、282 カメラモジュール
217a、217b、226、281 センサーモジュール
218 フラッシュ
219 キー入力装置
220 第2ハウジング
223 第2側面部材
227、228 音響出力装置
229 コネクター
230、400 ディスプレイ
230a 第1領域
230b 第2領域
230c フォルディング領域
240 第1背面カバー
250 第2背面カバー
260 支持部材アセンブリー
261 第1支持部材
262 第2支持部材
263 配線部材
264 ヒンジ装置
265 ヒンジカバー
270 印刷回路基板
271 第1印刷回路基板
272 第2印刷回路基板
291 第1バッテリー
292 第2バッテリー
301 上端スピーカーモジュール
302 下端スピーカーモジュール
303、304 音響孔
303-1、304-1 孔(hole)
305 上端管路
305-1 第1管路
305-2 第2管路
306 下端管路
2611 第1スウェリング孔
2621 第2スウェリング孔
図1
図2a
図2b
図3
図4a
図4b
図4c
図4d
図5a
図5b
図5c
図5d
図6
【手続補正書】
【提出日】2023-09-08
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正の内容】
図2a
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正の内容】
図5b
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正の内容】
図5d
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正の内容】
図6
【国際調査報告】