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特表2024-509574地面の清掃をする拭き取り装置及び清掃装置
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-04
(54)【発明の名称】地面の清掃をする拭き取り装置及び清掃装置
(51)【国際特許分類】
   A47L 11/292 20060101AFI20240226BHJP
   A47L 7/00 20060101ALI20240226BHJP
   A47L 9/06 20060101ALI20240226BHJP
   A47L 9/04 20060101ALI20240226BHJP
   B65F 1/04 20060101ALI20240226BHJP
【FI】
A47L11/292
A47L7/00 A
A47L9/06 A
A47L9/04
B65F1/04
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023555146
(86)(22)【出願日】2022-03-09
(85)【翻訳文提出日】2023-09-21
(86)【国際出願番号】 CN2022079959
(87)【国際公開番号】W WO2022188811
(87)【国際公開日】2022-09-15
(31)【優先権主張番号】202110260423.7
(32)【優先日】2021-03-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】202210204888.5
(32)【優先日】2022-03-03
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523340432
【氏名又は名称】蘇州新清松智能科技有限公司
【氏名又は名称原語表記】SUZHOU XINQINGSONG INTELLIGENT TECHNOLOGY CO., LTD.
【住所又は居所原語表記】Room 904-1, Shishan Science and Technology Museum, No. 105 Dengwei Road, Suzhou High-tech Zone Suzhou, Jiangsu 215000, China
(74)【代理人】
【識別番号】110002262
【氏名又は名称】TRY国際弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】王 暁松
【テーマコード(参考)】
3B061
3E023
【Fターム(参考)】
3B061AD01
3B061AD11
3B061AE02
3E023AA02
(57)【要約】
【課題】本発明は地面の清掃をする拭き取り装置及び清掃装置に関するものである。
【解決手段】前記清掃装置は拭き取り装置と汚水タンクを含み、汚水タンクは拭き取り装置の水及び/或いは汚染物を収集し、拭き取り装置は、ローリングブラシ、スクリューコンベアロッド及び汚水収納部を含む。スクリューコンベアロッドはローリングブラシの一側に取り付けられ、スクリューコンベアロッドはローリングブラシに接近するか或いは当接するように取り付けられる。スクリューコンベアロッドは汚水収納部内に回転可能に取り付けられ、スクリューコンベアロッドは汚水収納部の内壁に接近するか或いは当接するように取り付けられ、汚水収納部の一側には汚水収納部開口が形成されている。本発明の清掃装置は、スクリューコンベアロッドでローリングブラシを押すことにより、ローリングブラシの表面の汚水及び汚染物を除去し、製品の小型化または設計の多様化をサポートし、汚染物の除去の効果を向上させることができる。また、設計を巧妙にし、構造を簡単にし、操作を簡単にし、使用上の利便性を向上させ、装置のモジュール化を実現し、組立ての利便性を向上させ、各部品の代替またはメンテナンスを容易に実施することができる。汚水及び汚染物をスクリューコンベアロッドの一端から他端に輸送し、スクリューコンベアロッド上の凸凹型表面でローリングブラシの表面を揉み、叩き、押すことができる。ローリングブラシモジュールを一気に取り外すか或いは組み立てることができる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ローリングブラシ(1)、スクリューコンベアロッド(21)及び汚水収納部(62)を含み、
前記ローリングブラシ(1)は吸水性ローリングブラシであり、前記スクリューコンベアロッド(21)は表面に螺旋型凹部が形成されているストリップ状部品であり、前記汚水収納部(62)は半密閉型収納部であり、
前記スクリューコンベアロッド(21)は前記ローリングブラシ(1)の一側に取り付けられ、前記スクリューコンベアロッド(21)は前記ローリングブラシ(1)に当接し、
前記スクリューコンベアロッド(21)は前記汚水収納部(62)の半密閉型収納部内に取り付けられ、前記スクリューコンベアロッド(21)は汚水収納部(62)内において回転し、前記スクリューコンベアロッド(21)は前記汚水収納部(62)の内壁に接近するか或いは当接するように取り付けられ、
前記汚水収納部(62)にはスクリューコンベアロッド(21)の吸水方向に延伸している貫通型の汚水汚染物案内口(623)が形成され、前記ローリングブラシ(1)に向いている汚水収納部(62)の一側には汚水収納部開口(622)が形成されていることを特徴とする地面の清掃をする拭き取り装置。
【請求項2】
前記汚水収納部開口(622)の下部辺縁部とローリングブラシ(1)との間には隙間が形成され、回転中のローリングブラシ(1)は前記隙間により汚水及び/或いは粒子状汚染物をスクリューコンベアロッド(21)に送入することを特徴とする請求項1に記載の地面の清掃をする拭き取り装置。
【請求項3】
前記拭き取り装置は加圧ローラーモジュール(3)を更に含み、
前記加圧ローラーモジュール(3)はローリングブラシ(1)を押すように前記スクリューコンベアロッド(21)の上側に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の地面の清掃をする拭き取り装置。
【請求項4】
前記汚水収納部開口(622)の上部辺縁部とローリングブラシ(1)との間にはギャップまたは中空孔が更に形成され、前記加圧ローラーモジュール(3)に搾り出される汚水及び/粒子状汚染物は前記ギャップまたは中空孔によりスクリューコンベアロッド(21)に輸送されることを特徴とする請求項1に記載の地面の清掃をする拭き取り装置。
【請求項5】
前記拭き取り装置は調節部品(16)を更に含み、
前記調節部品(16)により前記加圧ローラーモジュール(3)がローリングブラシ(1)に当接する程度を制御するか或いは前記調節部品(16)により前記スクリューコンベアロッド(21)がローリングブラシ(1)に当接する程度を制御することを特徴とする請求項1に記載の地面の清掃をする拭き取り装置。
【請求項6】
前記拭き取り装置は駆動構造を更に含み、
前記ローリングブラシ(1)は駆動構造により連結され、駆動部品はローリングブラシ(1)が回転するように駆動するか或いは、前記駆動部品はスクリューコンベアロッド(21)に連結され、前記駆動部品はスクリューコンベアロッド(21)が回転するように駆動することを特徴とする請求項1に記載の地面の清掃をする拭き取り装置。
【請求項7】
前記調節部品(16)は弾性引張構造であることを特徴とする請求項5に記載の地面の清掃をする拭き取り装置。
【請求項8】
前記拭き取り装置は支持枠(6)を更に含み、
前記ローリングブラシ(1)、スクリューコンベアロッド(21)及び加圧ローラーモジュール(3)はいずれも前記支持枠(6)内に収納され、ローリングブラシ(1)の一部は支持枠(6)の外部に露出していることを特徴とする請求項1に記載の地面の清掃をする拭き取り装置。
【請求項9】
前記支持枠(6)は一体に成型されている支持枠本体(61)を含み、前記支持枠本体(61)には汚水収納部(62)と加圧ローラー収納部(63)が形成され、前記スクリューコンベアロッド(21)は汚水収納部(62)内に回転可能に取り付けられ、加圧ローラーモジュール(3)は加圧ローラー収納部(63)内に回転可能に取り付けられることを特徴とする請求項8に記載の地面の清掃をする拭き取り装置。
【請求項10】
汚水タンクと請求項1~9のうちいずれか一項に記載の拭き取り装置を含み、
前記汚水タンクはローリングブラシから離れている支持枠の一側に着脱可能に取り付けられ、前記拭き取り装置は汚水タンクに連結され、前記拭き取り装置は水及び/或いは汚染物を処理し、前記汚水タンクは拭き取り装置の水及び/或いは汚染物を収集することを特徴とする清掃装置。
【請求項11】
前記清掃装置は羽根車装置(20)を更に含み、前記羽根車装置(20)はスクリューコンベアロッド(21)の輸送方向の一端に取り付けられ、前記羽根車装置(20)は羽根車(22)と羽根車ケース(23)を含み、
前記羽根車(22)は前記羽根車ケース(23)内に回転可能に取り付けられ、前記羽根車ケース(23)上には羽根車ケースの進水口(232)と羽根車ケースの出水口(233)が形成され、前記羽根車ケースの進水口(232)はスクリューコンベアロッド(21)に近づいている羽根車ケース(23)の一側に形成され、羽根車ケースの出水口(233)は汚水タンクに連結され、前記スクリューコンベアロッド(21)は汚水及び/或いは粒子状汚染物を羽根車ケースの進水口(232)側に輸送し、前記羽根車(22)は羽根車ケースの進水口(232)に輸送された汚水及び/或いは粒子状汚染物を汚水タンク内に送入することを特徴とする請求項10に記載の清掃装置。
【請求項12】
前記ローリングブラシ(1)から離れている支持枠(6)の一側には延伸板(693)が形成され、前記延伸板(693)はローリングブラシ(1)から離れる方向に延伸し、前記延伸板(693)の両側には弾性結合凸部(6931)がそれぞれ形成され、
前記汚水タンク(71)上には結合凹部(712)が形成され、前記汚水タンク(71)を支持枠(6)に着脱可能に取り付けるとき、前記弾性結合凸部(6931)は結合凹部(712)に結合されることを特徴とする請求項10に記載の清掃装置。
【請求項13】
前記支持枠(6)上には着脱用ボタン(694)が回転可能に取り付けられ、前記着脱用ボタン(694)は押し板(6941)と押し板(6941)に垂直に連結されている解錠板(6942)を含み、押し板(6941)を上に引き上げるとき、前記解錠板(6942)はローリングブラシ(1)から離れる方向に汚水タンク(71)を押すことにより汚水タンク(71)が支持枠本体(61)から取り外されるようにすることを特徴とする請求項10に記載の清掃装置。
【請求項14】
操作棒(8)を更に含み、前記操作棒(8)は支持枠(6)上に回転可能に取り付けられ、
前記操作棒(8)は第一回転部品(691)と第二回転部品(692)により前記支持枠(6)上に回転可能に取り付けられ、前記第一回転部品(691)は前記操作棒(8)がx方向に回転するように配置され、前記第二回転部品(692)は前記操作棒(8)がy方向に回転するように配置されることを特徴とする請求項10に記載の清掃装置。
【請求項15】
清水タンク(72)を更に含み、前記清水タンク(72)は操作棒(8)上に取り付けられ、前記操作棒(8)上にはスライド結合構造(81)が形成され、前記スライド結合構造(81)が形成されることにより、体積が異なっているいろいろな清水タンクを前記操作棒(8)上に取り付けることができることを特徴とする請求項14に記載の清掃装置。
【請求項16】
前記清掃装置はポンプエネルギー貯蔵装置(5)を更に含み、前記支持枠本体(61)上には統合コンポーネント収納部(64)が形成され、前記ポンプエネルギー貯蔵装置(5)は統合コンポーネント収納部(64)内に着脱可能に取り付けられ、
前記ポンプエネルギー貯蔵装置(5)は、統合支持枠(51)、ポンプ(73)、回路基板(52)及びエネルギー貯蔵部(53)を含み、ポンプ(73)、回路基板(52)及びエネルギー貯蔵部(53)はいずれも、統合支持枠(51)上に着脱可能に取り付けられ、前記ポンプ(73)は回路基板(52)に電機接続され、前記エネルギー貯蔵部(53)は回路基板(52)に電機接続されることにより回路基板(52)に電力を供給し、前記回路基板(52)は清掃装置全体に電力を供給することを特徴とする請求項10に記載の清掃装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、地面清掃装置の技術分野に属し、特に、地面の清掃をする拭き取り装置及び清掃装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の清掃装置において、内部に駆動電機が取り付けられているローリングブラシの代替またはメンテナンスをするとき、水タンク内の駆動電機に流入することにより、感電のリスクが増加し、駆動電機が破損するおそれがある。また、駆動電機が内部に取り付けられているため、駆動電機の放熱を有効に実施することができない。駆動電機が高温の環境において長時間作動することにより駆動電機が容易に破損するおそれがある。
【0003】
清掃装置は通常、プラスチックで製造される。プラスチック製部品は射出成型により製造されるものであるため、射出成型により構造が複雑であるプラスチック製部品を製造することができない。その問題を解決するため、複数の小型部品を製造した後、複数の小型部品を組み立てることにより清掃装置を獲得することができる。しかしながら、清掃装置の構造が複雑である場合、複数の小型部品で組み立てられる清掃装置は、安定性が悪く、容易に破損するとの欠点を有している。
【0004】
現在、常用している地面清掃装置には、クリーナー、清掃ロボット(Sweeping robot)、モップ等がある。それらは乾湿雑巾で床を掃くか或いは乾湿雑巾で床を拭く。乾湿雑巾で床を拭くとき、地面に多い水が残されることにより、地面が滑ることにより使用者が容易に倒れるおそれがある。また、水が残されている地面を再び踏むことにより地面が汚れるおそれがあるので、使用上の利便性がよくない。現在、販売されている床洗浄機(floor scrubber)は乾湿雑巾で床を掃く機能と乾湿雑巾で床を拭く機能を有している。従来の床洗浄機はワイパーブレードでローリングブラシをこすることによりローリングブラシ上の汚水を搾り出すため、乾燥状態のローリングブラシで床を拭く効果を獲得することができない。また、ワイパーブレードでローリングブラシをこすることにより、ワイパーブレードとローリングブラシが容易に破損し、ローリングブラシに大きい抵抗力を与えるおそれがある。また、従来の清掃装置は、重さが重く、清掃の効率がよくなく、使用上の利便性がよくないとの欠点を有している。
【0005】
従来の技術の問題を解決するため、新しい技術的手段を提供する必要がある。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
従来の技術の欠点を解決するため、本発明の目的は、設計が巧妙であり、構造が簡単であり、装置のモジュール化を実現し、組立ての利便性がよく、各部品の代替またはメンテナンスを容易に実施し、清掃の効果を向上させることができる、地面の清掃をする拭き取り装置及び清掃装置を提供することにある。本発明の具体的な技術的事項はつぎのとおりである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の実施例において、地面の清掃をする拭き取り装置を提供する。前記拭き取り装置は、ローリングブラシ、スクリューコンベアロッド及び汚水収納部を含み、
前記ローリングブラシは吸水性ローリングブラシであり、前記スクリューコンベアロッドは表面に螺旋型凹部が形成されているストリップ状部品であり、前記汚水収納部は半密閉型収納部であり、
前記スクリューコンベアロッドは前記ローリングブラシの一側に取り付けられ、前記スクリューコンベアロッドは前記ローリングブラシに当接し、
前記スクリューコンベアロッドは前記汚水収納部の半密閉型収納部内に取り付けられ、前記スクリューコンベアロッドは汚水収納部内において回転し、前記スクリューコンベアロッドは前記汚水収納部の内壁に接近するか或いは当接するように取り付けられ、
前記汚水収納部にはスクリューコンベアロッドの吸水方向に延伸している貫通型の汚水汚染物案内口が形成され、前記ローリングブラシに向いている汚水収納部の一側には汚水収納部開口が形成されている。
【0008】
本発明の地面の清掃をする拭き取り装置の好適な実施例において、前記汚水収納部開口の下部辺縁部とローリングブラシとの間には隙間が形成され、回転中のローリングブラシは前記隙間により汚水及び/或いは粒子状汚染物をスクリューコンベアロッドに送入する。
【0009】
本発明の地面の清掃をする拭き取り装置の好適な実施例において、前記拭き取り装置は加圧ローラーモジュールを更に含み、
前記加圧ローラーモジュールはローリングブラシを押すように前記スクリューコンベアロッドの上側に取り付けられている。
【0010】
本発明の地面の清掃をする拭き取り装置の好適な実施例において、前記汚水収納部開口の上部辺縁部とローリングブラシとの間にはギャップまたは中空孔が更に形成され、前記加圧ローラーモジュールに搾り出される汚水及び/粒子状汚染物は前記ギャップまたは中空孔によりスクリューコンベアロッドに輸送される。
【0011】
本発明の地面の清掃をする拭き取り装置の好適な実施例において、前記拭き取り装置は調節部品を更に含み、
前記調節部品により前記加圧ローラーモジュールがローリングブラシに当接する程度を制御するか或いは前記調節部品により前記スクリューコンベアロッドがローリングブラシに当接する程度を制御する。
【0012】
本発明の地面の清掃をする拭き取り装置の好適な実施例において、前記拭き取り装置は駆動構造を更に含み、
前記ローリングブラシは駆動構造により連結され、前記駆動部品はローリングブラシが回転するように駆動するか或いは、前記駆動部品はスクリューコンベアロッドに連結され、前記駆動部品はスクリューコンベアロッドが回転するように駆動する。
【0013】
本発明の地面の清掃をする拭き取り装置の好適な実施例において、前記調節部品は弾性引張構造である。
【0014】
本発明の地面の清掃をする拭き取り装置の好適な実施例において、前記拭き取り装置は支持枠を更に含み、
前記ローリングブラシ、スクリューコンベアロッド及び加圧ローラーモジュールはいずれも前記支持枠内に収納され、ローリングブラシの一部は支持枠の外部に露出している。
【0015】
本発明の地面の清掃をする拭き取り装置の好適な実施例において、前記支持枠は一体に成型されている支持枠本体を含み、前記支持枠本体には汚水収納部と加圧ローラー収納部が形成され、前記スクリューコンベアロッドは汚水収納部内に回転可能に取り付けられ、加圧ローラーモジュールは加圧ローラー収納部内に回転可能に取り付けられる。
【0016】
本発明の他の実施例において清掃装置を更に提供する。前記清掃装置は汚水タンクと前記拭き取り装置を含み、
前記汚水タンクはローリングブラシから離れている支持枠の一側に着脱可能に取り付けられ、前記拭き取り装置は汚水タンクに連結され、前記拭き取り装置は水及び/或いは汚染物を処理し、前記汚水タンクは拭き取り装置の水及び/或いは汚染物を収集する。
【0017】
本発明の清掃装置の好適な例示において、前記清掃装置は羽根車装置を更に含み、前記羽根車装置はスクリューコンベアロッドの輸送方向の一端に取り付けられ、前記羽根車装置は羽根車と羽根車ケースを含み、
前記羽根車は前記羽根車ケース内に回転可能に取り付けられ、前記羽根車ケース上には羽根車ケースの進水口と羽根車ケースの出水口が形成され、前記羽根車ケースの進水口はスクリューコンベアロッドに近づいている羽根車ケースの一側に形成され、羽根車ケースの出水口は汚水タンクに連結され、前記スクリューコンベアロッドは汚水及び/或いは粒子状汚染物を羽根車ケースの進水口側に輸送し、前記羽根車は羽根車ケースの進水口に輸送された汚水及び/或いは粒子状汚染物を汚水タンク内に送入する。
【0018】
本発明の清掃装置の好適な例示において、前記ローリングブラシから離れている支持枠の一側には延伸板が形成され、前記延伸板はローリングブラシから離れる方向に延伸し、前記延伸板の両側には弾性結合凸部がそれぞれ形成され、
前記汚水タンク上には結合凹部が形成され、前記汚水タンクを支持枠に着脱可能に取り付けるとき、前記弾性結合凸部は結合凹部内に結合される。
【0019】
本発明の清掃装置の好適な例示において、前記支持枠上には着脱用ボタンが回転可能に取り付けられ、前記着脱用ボタンは押し板と押し板に垂直に連結されている解錠板を含み、押し板を上に引き上げるとき、前記解錠板はローリングブラシから離れる方向に汚水タンクを押すことにより汚水タンクが支持枠本体から出るようにする。
【0020】
本発明の清掃装置の好適な例示において、前記清掃装置は操作棒を更に含み、前記操作棒は支持枠上に回転可能に取り付けられ、
前記操作棒は第一回転部品と第二回転部品により前記支持枠上に回転可能に取り付けられ、前記第一回転部品は前記操作棒がx方向に回転するように配置され、前記第二回転部品は前記操作棒がy方向に回転するように配置される。
【0021】
本発明の清掃装置の好適な例示において、前記清掃装置は清水タンクを更に含み、
前記清水タンクは操作棒上に取り付けられ、前記操作棒上にはスライド結合構造が形成され、前記スライド結合構造が形成されることにより、体積が異なっているいろいろな清水タンクを前記操作棒上に取り付けることができる。
【0022】
本発明の清掃装置の好適な例示において、前記支持枠は一体に成型されている支持枠本体を含み、前記支持枠本体には汚水収納部と加圧ローラー収納部が形成されている。
【0023】
本発明の清掃装置の好適な例示において、前記清掃装置はポンプエネルギー貯蔵装置を更に含み、前記支持枠本体上には統合コンポーネント収納部が形成され、前記ポンプエネルギー貯蔵装置は統合コンポーネント収納部内に着脱可能に取り付けられ、
前記ポンプエネルギー貯蔵装置は、統合支持枠、ポンプ、回路基板及びエネルギー貯蔵部を含み、ポンプ、回路基板及びエネルギー貯蔵部はいずれも、統合支持枠上に着脱可能に取り付けられ、前記ポンプは回路基板に電機接続され、前記エネルギー貯蔵部は回路基板に電機接続されることにより回路基板に電力を供給し、前記回路基板は清掃装置全体に電力を供給する。
【発明の効果】
【0024】
従来の技術と比較してみると、本発明の技術的事項により少なくとも1つまたは複数の発明の効果を奏することができる。
本発明の清掃装置は、設計が巧妙であり、構造が簡単であり、操作が簡単であり、使用上の利便性がよく、装置のモジュール化を実現し、組立ての利便性がよく、各部品の代替またはメンテナンスを容易に実施し、清掃の効果を向上させることができる。
【0025】
支持枠は金属のストレッチ成型により形成されるものであることにより清掃装置を安定に支持することができる。従来の支持枠は多数がプラスチックで製造されるものであり、製造工程の有界性により従来の支持枠を一体に成型しにくい。従来の支持枠で清掃装置を安定に支持するため、支持枠の厚さを厚くする必要があるが、それにより、支持枠の重さが重くなり、装置の構造の簡単化と装置の安定性に影響を与えるおそれがある。複数の部品を組み立てることにより清掃装置を獲得することができるが、そのような清掃装置は、安定性が悪く、容易に破損するとの欠点を有している。それにより清掃装置の構造の簡素化と清掃装置の安定性に影響を与えるおそれがある。
【0026】
本発明の清掃装置にはスクリューコンベアロッドが取り付けられている。前記スクリューコンベアロッドはローリングブラシに接近するか或いは当接するように取り付けられ、かつスクリューコンベアロッドとローリングブラシは反対方向に回転する。ワイパーブレードによりローリングブラシ上の水と汚染物を除去する従来の技術と比較してみると、本発明は円柱形のスクリューコンベアロッドとローリングブラシが当接の状態において反対方向に回転する技術を採用する。それにより、ローリングブラシに付与される抵抗力を減少させ、ローリングブラシの破損を低減し、ローリングブラシが前に回転する抵抗力を大幅に減少させ、ローリングブラシを駆動する電力を低減し、ローリングブラシとスクリューコンベアロッドの表面が摩損することを低減し、装置の寿命を延長することができる。スクリューコンベアロッドでローリングブラシを押すことにより、ローリングブラシ上の汚水及び/或いは粒子状汚染物を搾り出し、かつローリングブラシを半湿り、やや湿りまたはやや乾燥の状態にすることができる。それによりローリングブラシの自動洗浄及び水分の搾り出しの効果を向上させることができる。
【0027】
本発明の清掃装置にはスクリューコンベアロッドが取り付けられている。前記スクリューコンベアロッド上には螺旋型凹部が形成され、前記スクリューコンベアロッドは搾り出される汚水及び/或いは粒子状汚染物をスクリューコンベアロッドの一端から他端の汚水汚染物案内口に輸送する。清水入口と汚水汚染物案内口をスクリューコンベアロッドの両端にそれぞれ形成することにより、空間を節約し、装置の小型化と設計の多様化をサポートすることができる。清水入口と汚水汚染物案内口を他の位置に形成することもできる。スクリューコンベアロッド上に螺旋型凹部が形成されていることにより、スクリューコンベアロッドの表面は凸凹型に形成されている。スクリューコンベアロッドがローリングブラシを押す状態において回転するとき、スクリューコンベアロッド上の凸凹型表面でローリングブラシの表面の柔軟性清潔層を揉み、叩き、押すことにより、ローリングブラシの表面の洗浄及び水分の搾り出しの効果を向上させることができる。
【0028】
本発明の清掃装置には羽根車装置が取り付けられている。羽根車が回転することにより汚水及び/或いは粒子状汚染物には遠心力が付与され、汚水及び/或いは粒子状汚染物は遠心力により汚水タンク内に送入されることができる。本発明の清掃装置に吸収装置を取り付けなくても汚水及び/或いは粒子状汚染物を汚水タンク内に送入することができる。清掃装置に吸収装置が取り付けられているとき、吸収装置の吸引力を小さくすることができるため、電力の消耗を減少させることができる。また、吸収装置が取り付けられている清掃装置において、汚水及び/或いは粒子状汚染物を汚水タンク内に送入することができないとき、吸収装置を補助装置として使用することもできる。本発明の清掃装置には羽根車駆動電機が取り付けられている。前記羽根車駆動電機は羽根車の回転速度を制御することができ、羽根車の回転速度とスクリューコンベアロッドの回転速度は同じであるか或いは、羽根車の回転速度とスクリューコンベアロッドの回転速度は異なることができる。羽根車駆動電機の駆動により羽根車が高速に回転することにより、汚水及び/或いは粒子状汚染物を排出する効率を向上させることができる。
【0029】
本発明の清掃装置には加圧ローラーモジュールモジュールが取り付けられている。加圧ローラーモジュールモジュールにより水をよく除去し、大型粒子状汚染物を遮断することができる。加圧ローラーモジュールモジュールはローリングブラシに接近するか或いは当接するように取り付けられ、かつ加圧ローラーモジュールモジュールとローリングブラシは反対方向に回転する。固定のワイパーブレードが回転中のローリングブラシに当接する従来の技術と比較してみると、本発明は、ローリングブラシに付与される抵抗力を減少させ、ローリングブラシを駆動する電力を低減し、ローリングブラシと加圧ローラーモジュールモジュールの表面が破損することを防止することができる。ワイパーブレードによりローリングブラシ上の水と汚染物を除去する従来の技術と比較してみると、本発明は加圧ローラーモジュールモジュールを採用することにより、ローリングブラシに付与される抵抗力を減少させ、ローリングブラシの破損を低減し、ローリングブラシが前に回転する抵抗力を大幅に減少させ、ローリングブラシを駆動する電力を低減し、ローリングブラシの表面が摩損することを低減し、装置の寿命を延長することができる。
【0030】
本発明の清掃装置には加圧ローラーモジュールモジュールが取り付けられている。円柱形の加圧ローラーモジュールモジュールとローリングブラシが当接の状態において回転することにより、ローリングブラシをもっと強く押し、ローリングブラシを半湿り、やや湿りまたはやや乾燥の状態にすることができる。加圧ローラーモジュールモジュールが更に取り付けられ、加圧ローラーモジュールモジュールとスクリューコンベアロッドにより二重の搾り出しをすることにより、ローリングブラシ上の汚水及び/或いは粒子状汚染物をより有効に除去し、ローリングブラシの作動を確保し、ローリングブラシを洗浄する効率を向上させ、清掃後の地面に水と汚染物が残されることを避けることができる。
【0031】
本発明の清掃装置には汚水収納部が形成され、スクリューコンベアロッドと汚水収納部により汚水、清水及び汚染物を案内する汚水汚染物案内通路が形成される。汚水、清水及び汚染物が汚水汚染物案内通路に案内されることにより、汚水と汚染物を有効に除去できない従来の技術の問題を解決することができる。汚水収納部において、汚水収納部の開口の上部辺縁部と下部辺縁部との間には夾角θが形成されている。夾角θの範囲は180°~270°であり、夾角θを適当に設計することにより汚水収納部がローリングブラシを充分に包囲するようにする。それにより、ローリングブラシ上の汚水及び/或いは粒子状汚染物が汚水収納部内に入ることを確保し、汚水及び/或いは粒子状汚染物があふれ出ることを防止することができる。また、汚水収納部がローリングブラシを包囲する角度θを大きくすることにより、スクリューコンベアロッドの輸送通路の完璧性を確保し、スクリューコンベアロッドはより多い汚水及び/或いは粒子状汚染物を羽根車装置または汚水タンク側に輸送することができる。
【0032】
本発明の清掃装置には調節部品が取り付けられている。使用者は、実際の状況、使用者の需要及び使用の効果に基づいて、調節部品によりスクリューコンベアロッドとローリングブラシとの間の距離及び当接程度または、加圧ローラーモジュールモジュールとローリングブラシとの間の距離及び当接程度を適当に調節することにより最適な清掃効果を獲得することができる。
【0033】
本発明の清掃装置には第一歯状櫛及び/或いはブラシが取り付けられている。ラックまたはブラシヘア部とローリングブラシは点面接触をする。従来のワイパーブレードまたは加圧棒とローリングブラシは面面接触をする。ローリングブラシ上に毛髪、麺類等の柔軟性汚染物が付着するとき、ワイパーブレードまたは加圧棒とローリングブラシが面面接触をすることにより、ワイパーブレードまたは加圧棒はローリングブラシ上の毛髪、麺類等の柔軟性汚染物を除去することができず、柔軟性汚染物がローリングブラシ上により堅固に付着するおそれがある。本発明において、点面接触をする第一歯状櫛及び/或いはブラシを使用するとき、第一歯状櫛及び/或いはブラシ上のラックまたはブラシヘア部はローリングブラ上に付着している柔軟性汚染物を有効に除去することができる。ローリングブラ上の柔軟性汚染物を有効に除去することにより、柔軟性汚染物を除去する効率を向上させ、地面をよりきれいに清掃することができる。加圧ローラーモジュールとローリングブラシが当接の状態において回転するとき、ローラーモジュールの下方には水が集まるおそれがある。その場合、第一歯状櫛及び/或いはブラシは大量の積水を汚水収納部内に案内することにより、積水がいろいろな個所に飛び散ることにより地面に大量の水が残されることを防止することができる。
【0034】
本発明の清掃装置には第二歯状櫛及び/或いはブラシが取り付けられている。加圧ローラーモジュールがローリングブラシを押すことによりローリングブラシ上の汚水及び/或いは粒子状汚染物を除去した後、ローリングブラシの表面のフリース吸水層をローラーベアリングに当接させ、ローラーベアリングに当接したフリース吸水層を前進方向に回転させ続ける。ローリングブラシを地面に当接させるとき、ローリングブラシ1のフリース吸水層が地面に当接することにより、ローリングブラシが汚水及び/或いは粒子状汚染物を吸収する能力が大幅に低下する。本発明において、加圧ローラーモジュールはローリングブラシを押すので、加圧ローラーモジュールの表面にローリングブラシに当接する第二歯状櫛及び/或いはブラシを形成する。ラックまたはブラシヘアでフリース吸水層を擦ることによりフリース吸水層が膨張状態にされるようにする。膨張状態にされているフリース吸水層は地面の汚水及び/或いは粒子状汚染物を有効に吸収することができる。
【0035】
従来の床洗浄機は乾湿雑巾で床を掃く機能と乾湿雑巾で床を拭く機能を有しているが、従来の床洗浄機は通常、ワイパーブレードでローリングブラシをこすることによりローリングブラシ上の汚水を搾り出すため、乾燥状態のローリングブラシで床を拭く効果を獲得することができず、かつローリングブラシ上の汚染部と汚水を有効に除去することができない。また、そのような装置は、販売の値段が高く、構造が複雑であり、容易に破損する欠点を有している。ワイパーブレードでローリングブラシを押す圧力を増加させることにより、ローリングブラシ内の水を有効に搾り出すことができるが、ローリングブラシに付与される抵抗力が増加し、ローリングブラシが破損するおそれがある。また、ワイパーブレードでローリングブラシを押す圧力を多く増加させてもローリングブラシ上の水と汚染物を充分に除去することができない。固定のワイパーブレードが回転中のローリングブラシに当接することにより、ローリングブラシに付与される抵抗力が増加し、ローリングブラシを押す効率が低下し、ワイパーブレードとローリングブラシが容易に破損し、ローリングブラシに大きい抵抗力を与えるおそれがある。ワイパーブレードでローリングブラシを押す圧力を減少させると、ローリングブラシ上の汚水を充分に除去することができず、清掃後の地面に水が残されるおそれがある。本発明において、スクリューコンベアロッド上に形成されている螺旋型凸部でローリングブラシを押すことにより、圧力を容易に調節することができる。また、円柱形のスクリューコンベアロッドとローリングブラシが当接の状態において反対方向に回転することにより、ローリングブラシに付与される抵抗力を減少させ、搾り出しの効果を向上させ、ローリングブラシ上の汚水を充分に搾り出し、汚染物を有効の除去することができる。また、スクリューコンベアロッド上に螺旋型凹部が形成されていることにより、汚染物の輸送通路を形成し、汚水及び/或いは粒子状汚染物をよく案内することができる。清掃装置に清水タンクとポンプが取り付けられることにより、ローリングブラシに清水を輸送し、ローリングブラシの自動洗浄を実現し、装置の設計を適合にすることができる。また、円柱形の加圧ローラーモジュールモジュールとローリングブラシが当接の状態において回転することにより、ローリングブラシをもっと強く押すことによりローリングブラシ内の水をより充分に搾り出すことができる。また、大型粒子状汚染物を遮断し、ローリングブラシに付与される抵抗力を減少させることができる。
【0036】
駆動構造がローリングブラシ内に取り付けられることにより、構造を簡単にし、装着空間を節約し、モジュールと体積を減少させることができる。それにより、装置の軽量化、携帯可能性及び簡素化を実現し、製造のコストを低減することができる。
【0037】
ローリングブラシを清掃装置から取り外すとき、ローリングブラシ内に取り付けられている駆動構造を一緒に取り外すことができる。それにより、操作の利便性と使用上の利便性を向上させ、かつローリングブラシ上の汚水及び/或いは粒子状汚染物が駆動構造内に入ることにより駆動構造の線路に短絡が生ずるか或いは駆動構造が破損することを防止することができる。ローリングブラシ内の駆動構造は装置本体に電気接続されることにより、構造を簡単にし、使用上の利便性を向上させ、設計を巧妙にし、かつローリングブラシの着脱を容易に実施することができる。
【0038】
ローリングブラシの一端に着脱部品が取り付けられていることによりローリングブラシ内の駆動構造の着脱を容易に実施することができる。着脱部品が水に入ることを防止するため、着脱部位にポカヨケボタンを設計することにより駆動構造を勝手に取り出すことができないようにする。ボタンを押すとともに着脱部品を回転させることのみにより、ローリングブラシ内の駆動構造を取り出すことができる。ボタンのクリックが終わるか或いはボタンを押さないとき、着脱部品を回転させてもローリングブラシ内の駆動構造を取り出すことができない。したがって、着脱部品を回転させる誤操作により、ローリングブラシ内の駆動構造が落ちることを防止することができる。着脱部品は駆動構造を支持する役割もし、着脱部品は駆動構造に固定される。駆動構造が着脱部品に固定されることにより、駆動構造は着脱部品と一緒に回転するが、ローリングブラシ本体と一緒に回転しない。
【0039】
駆動構造中の電機は着脱部品により支持枠に電気接続される。電機の導線は中空ボルトを通過した後着脱部品内まで延伸している。着脱部品上には防水電気接続構造が形成され、支持枠には防水ロック構造が形成され、着脱部品は支持枠に着脱可能に密閉状態に電気接続されている。その構造により、ローリングブラシモジュールの着脱を容易にし、ローリングブラシモジュールを一気に取り外すか或いは組み立てることができる。また、駆動構造または拭き取り装置に水が入ることにより装置が破損することを防止することができる。
【0040】
ローリングブラシにはジャミング防止構造が形成され、妨害によりローリングブラシが回転することができないとき、ジャミング防止構造は駆動構造の駆動をサポートすることにより電機を保護することができる。
【0041】
内部に駆動構造が取り付けられているローリングブラシに放熱通路を形成し、かつ放熱通路によりローリングブラシ内の駆動構造(すなわち電機)の熱量を排出させることにより、電機の温度を下げ、電機が高温により焼損することを防止することができる。また、電機の温度を下げることにより、電機の回転速度を向上させ、ローリングブラシの洗浄速度と効率を向上させ、使用者の要求を満たすことができる。ローリングブラシ内の電機が作動するとき大量の熱量が形成される。電機がローリングブラシ内に取り付けられていることにより電機の熱量を有効に排出させることができないので、ローリングブラシ内の電機の回転速度を通常200~400rpmに設定する。電機の回転速度が高すぎると、電機の温度が上昇し、電機が焼損するおそれがある。電機の回転速度が低すぎると、清掃の速度が遅くなり、清掃の効率が低下し、使用者の要求を満たすことができない。電機の回転速度を増加させるため、電機の品質を向上させる必要がある。例えば、電機がローリングブラシの外側に取り付けられている従来の清掃装置において、(作動の安定性を確保するため)回転速度が7000rpmである電機をローリングブラシの外側に取り付けるが、前記電機は通常1000rpmの回転速度で作動する。また、電機がローリングブラシの内部に取り付けられている従来の清掃装置において、回転速度が7000rpmである電機は通常2400rpmの回転速度で作動する。その2つのローリングブラシにより使用者の要求を満たすことができるが、高品質の電機を使用することにより、清掃装置を製造するコストと清掃装置を使用するコストが増加し、一般の家庭において大量に使用することができない。コストを増加させない前提下において電機の高速作動を確保する最適な方法は、ローリングブラシに放熱通路を形成することにより、電機の熱量を排出させ、電機の温度を下げ、電機の高速作動を維持することである。
【0042】
防水カバーが取り付けられることにより、水が収納空間内に入ることを防止し、水が防水綿に入ることをなるべく防止することができる。また、防水突出部の高さは第二端部蓋の高さより高いことにより、ローリングブラシを縦方向または横方向に置いても水が貫通孔内に入ることを防止することができる。
【0043】
清掃装置を使用するとき、ローリングブラシを常に取り替える必要がある。ローリングブラシとそのローリングブラシ内の駆動構造を一緒に取り付けるか或いは一緒に取り外すことにより、ローリングブラシを取り替える利便性を大幅に向上させることができる。また、ローリングブラシが結合手段または磁石吸引手段により装置本体に取り付けられることにより、ローリングブラシを容易に取り替え、代替の利便性を向上させることができる。ローリングブラシ内の駆動構造をローリングブラシから取り外すことができる。ローリングブラシを取り替えるとき、収納空間内の駆動構造を取り出した後、その駆動構造を新ローリングブラシ内に再び取り付けることができる。つぎに、駆動構造が取り付けられている新ローリングブラシを装置本体上に取り付けることにより、ローリングブラシの取り換えを終えることができる。ローリングブラシを取り替えるとき、柔軟性清潔層が取り付けられているローラーベアリングのみを取り替え、かつ駆動構造を再び使用することができる。それにより使用上のコストを減少させることができる。
【0044】
操作棒の自由端が自由に回転できることにより使用者が操作棒を回転させる利便性を向上させることができる。また、操作棒上には位置決め筋部が形成され、固定部品上には位置決め結合凹部が形成され、位置決め筋部は位置決め結合凹部内に結合されることにより、操作棒を垂直方向に立てることができる。すなわち、操作棒を使用しないとき、操作棒を安定に立てることができる。
【0045】
汚水タンクを支持枠の固定部品上に結合させることにより汚水タンクを容易に取り付けることができる。着脱用ボタンが取り付けられ、着脱用ボタンを回転させることにより、汚水タンクを容易に取り外すことができる。それにより、汚水タンク内の汚水及び汚染物を容易に除去するか或いは汚水タンクを容易に洗浄することができる。力が弱い女性であっても汚水タンクを容易に取り外すことができるので、使用上の利便性を向上させることができる。
【0046】
本発明の清掃装置に清水タンクが取り付けられているため、ローリングブラシにより汚水と汚染物を除去するとき、清水タンク内の清水によりローリングブラシを洗浄することができる。それにより、ローリングブラシの自動洗浄機能を実現し、地面をよりきれいに清掃することができる。また、スライド結合構造が取り付けることにより、体積が異なっているいろいろな清水タンクを操作棒上に取り付け、使用上の利便性を向上させることができる。
【0047】
下記明細書において本発明の事項と発明の効果をより詳細に説明する。明細書の説明により本発明の事項と発明の効果をより詳細に理解してもらうか或いは、本発明を実施することにより本発明の事項と発明の効果をより詳細に理解してもらうことができる。
【図面の簡単な説明】
【0048】
本発明の技術的事項をより詳細に説明するため、以下本発明の実施例または従来技術に係る図面を簡単に説明する。注意すべきことは、下記図面は本発明の例示にしか過ぎないものであるため、本発明は下記図面にのみ限定されるものではない。この技術分野の技術者は創造的な研究をしなくても下記図面により本発明の範囲内の他の図面を想到することができる。
図1】本発明の実施例に係る清掃装置の構造を示す斜視図である。
図2】本発明の実施例に係る清掃装置の構造を示す分解斜視図である。
図3図2のR部位の構造を示す局部図である。
図4】本発明の実施例に係る清掃装置の拭き取り装置と汚水タンクの構造を示す斜視図である。
図5図4のA方向の断面の構造を示す断面斜視図である。
図6図4のB方向の断面の構造を示す断面図である。
図7】本発明の実施例に係る清掃装置のローリングブラシモジュールの構造を示す分解斜視図である。
図8】本発明の実施例に係る清掃装置のローリングブラシモジュールの構造を示す第一斜視図である。
図9】本発明の実施例に係る清掃装置のローリングブラシモジュールの構造を示す第二斜視図である。
図10図9のC方向の断面の構造を示す断面斜視図である。
図11図9のD方向の断面の構造を示す断面図である。
図12】本発明の実施例に係る清掃装置のローリングブラシモジュールの駆動構造の分解状態を示す斜視図である。
図13】本発明の実施例に係る清掃装置のローリングブラシモジュールの構造を示す分解斜視図である。
図14】本発明の実施例に係る清掃装置のローリングブラシ本体、電機ケース及び着脱部品の軸線方向の断面の構造を示す斜視図である。
図15】本発明の実施例に係る清掃装置のローリングブラシ本体と着脱部品の軸線方向の断面の構造を示す斜視図である。
図16】本発明の実施例に係る清掃装置の第一端部蓋の構造を示す斜視図である。
図17】本発明の実施例に係る清掃装置の第二端部蓋の構造を示す斜視図である。
図18】本発明の実施例に係る清掃装置の駆動構造の構造を示す分解斜視図である。
図19】本発明の実施例に係る清掃装置の着脱部品の構造を示す斜視図である。
図20図19のE方向の断面の構造を示す斜視図である。
図21】本発明の実施例に係る清掃装置のケース本体の構造を示す斜視図である。
図22図21のF―F方向の断面の構造を示す第一斜視図である。
図23図21のF―F方向の断面の構造を示す第二斜視図である。
図24】本発明の実施例に係る清掃装置のボタンとスプリングの構造を示す斜視図である。
図25】本発明の実施例に係る清掃装置のボタンとスプリングの構造を示す他の斜視図である。
図26】本発明の実施例に係る清掃装置のスクリューコンベアロッドと羽根車装置の構造を示す斜視図である。
図27図26中の羽根車装置の軸線方向の断面の構造を示す斜視図である。
図28】本発明の実施例に係る清掃装置の羽根車装置の構造を示す分解斜視図である。
図29図28中の羽根車の構造を示す斜視図である。
図30】本発明の実施例に係る清掃装置のポンプエネルギー貯蔵装置の構造を示す斜視図である。
図31図30のG方向の断面の構造を示す断面図である。
図32】本発明の実施例に係る清掃装置の支持枠本体の構造を示す斜視図である。
図33】本発明の実施例に係る清掃装置の支持枠本体の構造を示す他の斜視図である。
図34】本発明の実施例に係る清掃装置の防水ロック構造の構造を示す斜視図である。
図35】本発明の実施例に係る清掃装置の防水ロック構造の構造を示す分解斜視図である。
図36】本発明の実施例に係る清掃装置の構造を示す斜視図である。
図37図36のM部位の構造を示す局部図である。
図38】本発明の実施例に係る清掃装置の汚水タンクの構造を示す斜視図である。
図39】本発明の実施例に係る清掃装置の弾性防水パッド上のコーキングシームの構造を示す図である。
図40】本発明の実施例に係る清掃装置の弾性防水パッド上のコーキングシームの構造を示す図である。
図41図2のT部位の構造を示す局部図である。
図42】本発明の他の実施例に係る拭き取り装置の構造を示す斜視図である。
図43】本発明の他の実施例に係る拭き取り装置の構造を示す他の斜視図である。
図44図40のH部位の構造を示す局部図である。
図45図40中のスクリューコンベアロッドと汚水収納部の構造を示す斜視図である。
図46図40中のスクリューコンベアロッドの構造を示す斜視図である。
図47図40中の汚水収納部の構造を示す斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0049】
以下、本発明の実施例を詳細に説明するが、図面中の実施例は本発明の例示にしか過ぎないものである。本発明の図面において、同様または類似している符号は同様または類似している部品を表すか或いは同様または類似の機能を有している部品を表す。以下、図面と実施例により本発明の事項を詳細に説明するが、下記実施例は、本発明を説明するものであり、本発明を限定するものでない。この技術分野の技術者は創造的な研究をしなくても下記実施例により本発明の範囲内の他の実施例を想到することができる。
【0050】
本発明の明細書において、注意すべきことは、「上」、「下」、「上部」、「底部」、「内部」、「外部」、「前端」、「後端」、「両端」、「一端」、「他端」等の用語は図面上の方位または位置関係を表すものである。そのような用語は、本発明の事項を詳細に説明するため用いるものであり、本発明の装置または部品の特定の方向、特定方向の構造及び操作を明示するか或いは暗示するものでない。すなわち、前記用語により本発明を制限する意図はない。本発明の明細書において、特別な説明がない限り、「複数」との用語は2つまたは2つ以上を意味する。また、「第一」、「第二」等の用語は、事項を区分するため用いるものであり、各事項の重要性を明示するか或いは暗示するものでない。
【0051】
本発明の明細書において、特別な説明がない限り、「設置」、「設ける」、「連結」、「装着」、「結合」、「形成」、「固定」等の用語を広義に解する必要がある。例えば、部品が他の部品に「固定される」とのことは、部品が他の部品に直接に固定されるか或いは着脱可能に固定されるか或いは一体に固定されるか或いは機械的に連結されるか或いは電気接続されるか或いは部品が他の部品に直接に連結されるか或いは中間の部品に間接的に固定されるか或いは2つの装置、部品または組立部分の内部が連通状態に連結されることを意味することができる。当業者は具体的な状況により各用語の意味を適当に理解する必要がある。
【0052】
実施例
図1図47を参照する。図1図47に示すとおり、本発明の実施例に係る清掃装置(Cleaning equipment)は、拭き取り装置、汚水タンク71、清水タンク72及び操作棒8を有する。
【0053】
本発明の実施例において、図1図37図39図41に示すとおり、前記拭き取り装置は、ローリングブラシ(Rolling brush)1、クリーニングモジュール、加圧ローラーモジュール3及び支持枠6を含む。前記ローリングブラシ1、クリーニングモジュール及び加圧ローラーモジュール3はいずれも支持枠6上に着脱可能に取り付けられる。前記汚水タンク71は前記ローリングブラシ1から離れている支持枠6の一側に着脱可能に取り付けられ、前記拭き取り装置は汚水タンク71に連結される。前記拭き取り装置は水及び/或いは汚染物を処理し、前記汚水タンク71は拭き取り装置の水及び/或いは汚染物を収集し、前記支持枠6は拭き取り装置内の汚水及び/或いは粒子状汚染物があふれ出ることを阻止することができる。図4図6に示すとおり、前記操作棒8は支持枠6上に回転可能に取り付けられ、前記清水タンク72は操作棒8上に着脱可能に取り付けられる。
【0054】
図32図33に示すとおり、前記支持枠6は一体に成型されている支持枠本体61を含み、前記支持枠本体61は前記ローリングブラシ1の前進方向の後側に取り付けられる。前記支持枠本体61には、汚水収納部62、加圧ローラー収納部63及び少なくとも1つの開口を具備する統合コンポーネント(Integration Components)収納部64が形成され、前記汚水収納部62の軸線方向と前記加圧ローラー収納部63の軸線方向は一致し、前記加圧ローラー収納部63は前記汚水収納部62の上方に形成され、前記加圧ローラー収納部63の開口と前記汚水収納部62の開口はいずれもローリングブラシに向いている。好ましくは、前記統合コンポーネント収納部64は前記ローリングブラシ1から離れている前記汚水収納部62の一側に形成される。前記統合コンポーネント収納部64の両端には開口が形成され、内部には貫通部が形成されている。前記汚水収納部62と加圧ローラー収納部63の内部には長手方向に汚水収納部62と加圧ローラー収納部63を貫通する貫通部が形成されている。前記支持枠本体61は金属製支持枠である。前記統合コンポーネント収納部64、汚水収納部62及び加圧ローラー収納部63の軸線方向は一致している。前記汚水収納部62内にはスクリューコンベアロッド(Screw conveyor rod)21が回転可能に取り付けられている。加圧ローラーモジュール3は加圧ローラー収納部63内に回転可能に取り付けられ、前記統合コンポーネント収納部64内にはポンプエネルギー貯蔵装置が着脱可能に取り付けられている。前記支持枠本体61の一端には第一ケース蓋65が着脱可能に取り付けられ、前記支持枠本体61の他端には第二ケース蓋66が着脱可能に取り付けられている。支持枠6は清掃装置全体を支持する役割をする。支持枠6は金属のストレッチ成型(stretch forming)により形成されるものであることにより清掃装置を安定に支持することができる。従来の支持枠は多数がプラスチックで製造されるものであり、製造工程の有界性(boundedness)により従来の支持枠を一体に成型しにくい。従来の支持枠で清掃装置を安定に支持するため、支持枠の厚さを厚くする必要があるが、それにより、支持枠の重さが重くなり、装置の構造の簡単化と装置の安定性に影響を与えるおそれがある。本発明の例示において、第二ケース蓋66上にはソケット収納部661が形成され、前記汚水収納部62の開口の下部辺縁部には傾斜の案内板621が形成されている。前記案内板621は汚水及び/或いは粒子状汚染物を汚水収納部62内に案内する。本発明の例示において、前記支持枠本体61の上方と下方には見た目を向上させる装飾板がそれぞれ取り付けられている。
【0055】
好ましくは、図33に示すとおり、前記支持枠本体61上には第一歯状櫛67が取り付けられ、第一歯状櫛67は汚水収納部62と加圧ローラー収納部63との間に取り付けられる。第一歯状櫛67は金属、プラスチックまたは他の材料で製造されることができる。本実施例において、前記支持枠本体61上に第一ブラシ収納部を更に形成することができる。前記第一ブラシ収納部は汚水収納部62と加圧ローラー収納部63との間に形成され、前記第一ブラシ収納部内にはブラシが回転可能に取り付けられる。具体的に、ブラシの一端は第一ケース蓋65上に回転可能に取り付けられ、ブラシの他端は第二ケース蓋66上に回転可能に取り付けられる。本発明の清掃装置に第一歯状櫛とブラシを同時取り付けることもできる。第一歯状櫛及び/或いはブラシを取り付けるとき、ラックまたはブラシヘア部とローリングブラシは点面接触をする。従来のワイパーブレードまたは加圧棒とローリングブラシは面面接触をする。ローリングブラシ上に毛髪、麺類等の柔軟性汚染物が付着するとき、ワイパーブレードまたは加圧棒とローリングブラシが面面接触をすることにより、ワイパーブレードまたは加圧棒はローリングブラシ上の毛髪、麺類等の柔軟性汚染物を除去することができず、柔軟性汚染物がローリングブラシ上により堅固に付着するおそれがある。点面接触をする第一歯状櫛及び/或いはブラシを使用するとき、第一歯状櫛及び/或いはブラシ上のラックまたはブラシヘア部はローリングブラ上に付着している柔軟性汚染物を有効に除去することができる。ローリングブラ上の柔軟性汚染物を有効に除去することにより、柔軟性汚染物を除去する効率を向上させ、地面をよりきれいに清掃することができる。
【0056】
加圧ローラーモジュール3とローリングブラシ1が当接の状態において回転するとき、ローラーモジュール3の下方には水が集まるおそれがある。その場合、第一歯状櫛及び/或いはブラシは大量の積水を汚水収納部62内に案内することにより、積水がいろいろな個所に飛び散ることにより地面に大量の水が残されることを防止することができる。
【0057】
好ましくは、図33に示すとおり、前記支持枠本体61上には第二歯状櫛68が取り付けられ、第二歯状櫛68は汚水収納部62から離れている加圧ローラー収納部63の一側に取り付けられる。第二歯状櫛68の数量は1つであるか或いは複数であることができる。第二歯状櫛68の数量は複数であるとき、各第二歯状櫛68のラックは位置がずれるように配置される。本発明の例示において、第二歯状櫛68の数量は2つである。本実施例において、前記支持枠本体61上に少なくとも1つの第二ブラシ収納部を更に形成することができる。第二ブラシ収納部は汚水収納部62から離れている加圧ローラー収納部63の一側に形成され、前記第二ブラシ収納部内に少なくとも1つのブラシが回転可能に取り付けられる。本発明の清掃装置に第二歯状櫛68とブラシを同時取り付けることもできる。第二ブラシ収納部内のブラシと第一ブラシ収納部内のブラシは同じであるか或いは異なることができる。
【0058】
加圧ローラーモジュール3がローリングブラシ1を押すことによりローリングブラシ1上の汚水及び/或いは粒子状汚染物を除去した後、ローリングブラシ1の表面のフリース吸水層(Fleece absorbent layer)をローラーベアリングに当接させ、ローラーベアリングに当接したフリース吸水層を前進方向に回転させ続ける。ローリングブラシ1を地面に当接させるとき、ローリングブラシ1上のフリース吸水層が地面に当接することにより、ローリングブラシ1が汚水及び/或いは粒子状汚染物を吸収する能力が大幅に低下する。加圧ローラーモジュール3はローリングブラシ1を押すので、加圧ローラーモジュール3の表面にローリングブラシ1に当接する第二歯状櫛68及び/或いはブラシを形成する。ラックまたはブラシヘアでフリース吸水層を擦ることによりフリース吸水層が膨張状態にされるようにする。膨張状態にされているフリース吸水層は地面の汚水及び/或いは粒子状汚染物を有効に吸収することができる。以上のとおり、第一歯状櫛67と第二歯状櫛68はローリングブラシ1の清掃能力を大幅に向上させることができる。
【0059】
図1~2と図36図37に示すとおり、前記ローリングブラシから離れている支持枠本体61の一側には固定部品69が取り付けられている。前記操作棒8は回転構造により固定部品69上に回転可能に取り付けられ、前記回転構造は第一回転部品691と第二回転部品692を含む。清掃装置の前進方向をx方向の正方向に定義し、ローリングブラシの軸線方向をy方向に定義する。前記第一回転部品691は前記操作棒8がx方向に回転するように配置され、前記第二回転部品692は前記操作棒8がy方向に回転するように配置される。前記操作棒8の自由端が自由に回転できることにより使用者が操作棒を回転させる利便性を向上させることができる。図41に示すとおり、前記操作棒8上には位置決め筋部6921が形成され、前記固定部品69上には位置決め結合凹部695が形成されている。前記操作棒8を垂直方向に立てるとき、前記位置決め筋部6921は位置決め結合凹部695内に結合される。本発明の例示において、位置決め筋部6921は固定部品69に向いている第二回転部品692の一端に形成されかつローリングブラシに近づくように形成されている。操作棒8を垂直方向に立てるとき、操作棒8が前及び左右に回転することができないので、使用者が操作棒8をずっと握り締めている必要がない。
【0060】
図36図38に示すとおり、前記汚水タンク71はローリングブラシから離れている支持枠本体61の一側に着脱可能に取り付けられる。本発明の例示において、前記汚水タンク71は固定部品69上に着脱可能に取り付けられる。前記固定部品69上には延伸板693が形成され、前記延伸板693は支持枠本体61から離れる方向に延伸している。前記延伸板693の両側には弾性結合凸部6931がそれぞれ形成され、前記汚水タンク71上には弾性結合凸部6931と対応する結合凹部712が形成されている。前記弾性結合凸部6931は結合凹部712内に結合される。好ましくは、前記支持枠6に近づいている結合凹部712の一側の側壁は傾斜面であり、結合凹部712の開口に近づいている傾斜面の一端は支持枠側に傾いている。結合凹部712の一側の側壁が傾斜面であることにより、弾性結合凸部6931を結合凹部712内に容易に結合させるか或いは結合凹部712から容易に取り外すことができる。前記汚水タンク71内に濾過構造を更に取り付けることができる。前記濾過構造で汚染物を濾過することにより、汚水及び/或いは粒子状汚染物を分け、固体状の汚染物を容易に除去することができる。濾過構造に濾過された水を清水タンク72に再び送入することにより水を節約することができる。
【0061】
図36図37に示すとおり、前記固定部品69上には着脱用ボタン694が回転可能に取り付けられている。前記着脱用ボタン694は押し板6941と押し板6941に垂直に連結されている解錠板6942を含む。前記押し板6941は支持枠本体61から離れる方向に延伸し、前記押し板6941と延伸板693は平行に配置される。前記解錠板6942は前記支持枠本体61に近づいている汚水タンク71の一側に形成されている。好ましくは、押し板6941と解錠板6942は一体に成型される。押し板6941を上に引き上げるとき、解錠板6942は支持枠本体61から離れる方向に汚水タンク71を押すことにより汚水タンク71が支持枠本体61から出るようにする。好ましくは、押し板6941上には結合ブロック6943が形成され、前記汚水タンク71上には結合ブロック6943と対応する第二結合凹部713が形成されている。前記汚水タンク71を支持枠本体61上に取り付けるとき、前記結合ブロック6943は第二結合凹部713内に結合される。本発明の例示において、前記結合凹部712は汚水タンク71の底部に形成され、前記第二結合凹部713は汚水タンク71の上部に形成されている。汚水タンク71の上部と底部に結合構造がそれぞれ形成されていることにより、汚水タンク71を支持枠6上に安定に取り付け、支持枠6上に取り付けられる汚水タンク71の安定性と耐用性を増加させることができる。汚水タンク71を支持枠6の固定部品69上に結合させることにより汚水タンク71を容易に取り付けることができる。着脱用ボタン694が取り付けられ、着脱用ボタン694を回転させることにより、汚水タンク71を容易に取り外すことができる。それにより、汚水タンク71内の汚水及び汚染物を容易に除去するか或いは汚水タンク71を容易に洗浄することができる。力が弱い女性であっても汚水タンク71を容易に取り外すことができるので、使用上の利便性を向上させることができる。
【0062】
図1に示すとおり、本発明の清掃装置は清水タンク72を更に含む。清水タンク72はローリングブラシの洗浄に使用される清水を供給する。清水タンク72は清水タンク出口を含み、前記清水タンク出口は清水タンク72の底部に形成されている。好ましくは、前記清水タンク72は前記操作棒8上に取り付けられる。前記操作棒8上にはタンク連結構造81とスライド結合構造82が取り付けられ、前記スライド結合構造82は前記タンク連結構造81の上方に取り付けられる。前記スライド結合構造82は操作棒8上においてスライドすることができる。前記清水タンク72の底部はタンク連結構造81上に取り付けられる。清水タンク72はスライド結合構造82により操作棒8上に取り付けられる。スライド結合構造が操作棒8に沿ってスライドすることにより、前記スライド結合構造は体積が異なっているいろいろな清水タンク72を前記操作棒8上に取り付けることができる。タンク連結構造81上にはタンク接続口が形成され、前記タンク接続口は清水タンク出口に連通状態に連結され、清水タンク72は、清水タンク出口、タンク接続口及び進水管は清水をローリングブラシの表面に輸送することができる。前記清水タンク72の清水タンク出口に近づいている一端には出口バルブが取り付けられている。清水タンク72を取り外すか或いは取り付けるとき、前記出口バルブは清水タンク内の清水が清水タンク出口から流出することを防止することができる。本発明の清掃装置に清水タンク72が取り付けられているため、ローリングブラシにより汚水と汚染物を除去するとき、清水タンク72内の清水によりローリングブラシを洗浄することができる。それにより、ローリングブラシの自動洗浄機能を実現し、地面をよりきれいに清掃することができる。また、スライド結合構造が取り付けることにより、体積が異なっているいろいろな清水タンク72を操作棒上に取り付け、使用上の利便性を向上させることができる。
【0063】
図31に示すとおり、本発明の清掃装置はポンプ73を更に含む。ポンプ73は水管により清水タンク72に連結され、ポンプ72は清水タンク72内の清水を拭き取り装置内に輸送することができる。すなわちローリングブラシ1の表面に輸送することができる。本発明の例示において、前記ポンプ73は支持枠6内に取り付けられる。
【0064】
好ましくは、図30図31に示すとおり、ポンプ73、回路基板52及びエネルギー貯蔵部(Energy Storage Department)53はポンプエネルギー貯蔵装置5上に取り付けられる。前記ポンプエネルギー貯蔵装置5は支持枠6の統合コンポーネント収納部64内に着脱可能に取り付けられる。前記ポンプエネルギー貯蔵装置5は、統合支持枠51、ポンプ73、回路基板52及びエネルギー貯蔵部53を含む。ポンプ73、回路基板52及びエネルギー貯蔵部53はいずれも、統合支持枠51上に着脱可能に取り付けられる。前記ポンプ73は回路基板52に電機接続され、前記エネルギー貯蔵部53は回路基板52に電機接続されることにより回路基板52に電力を供給する。前記回路基板52は清掃装置全体に電力を供給する。例えば、ポンプ、羽根車(impeller)駆動電機及びローリングブラシ内部駆動構造等に電力を供給する。本発明の例示において、前記エネルギー貯蔵部53は少なくとも2つの蓄電池を含み、2つの蓄電池は直列または並列状態に電気接続される。
【0065】
前記統合支持枠51はポンプ支持枠511とポンプ支持枠511に着脱可能に連結される蓄電池支持枠512を含む。前記ポンプ73はポンプ支持枠511内に取り付けられ、蓄電池支持枠512上には蓄電池収納部が形成され、前記エネルギー貯蔵部53は蓄電池収納部内に取り付けられる。本発明の例示において、前記回路基板52は蓄電池支持枠512上に取り付けられ、前記ポンプ支持枠511と蓄電池支持枠512は連結手段により連結される。
【0066】
前記回路基板52上には充電ポート521が取り付けられている。外部の電源を充電ポート521に電気接続させることによりエネルギー貯蔵部53に充電することができる。好ましくは、前記充電ポート521はType-C型充電ポートである。本発明の例示において、前記充電ポート521はポンプ73から離れている回路基板52の一側に取り付けられている。
【0067】
前記回路基板52には、ポンプ制御モジュール、蓄電放電保護モジュール、急速充電モジュール(Fast charging module)及び装置全体制御モジュールが取り付けられている。前記ポンプ制御モジュールはポンプの開閉と流量等を制御する。前記蓄電放電保護モジュールは、エネルギー貯蔵部53が充電または放電をするとき、過充電、過放電または過電流過電圧の充電または放電をすることを防止する。前記充電ポート521と急速充電モジュールが取り付けられることによりエネルギー貯蔵部53の急速充電を実施することができる。装置全体制御モジュールは清掃装置の開閉及び他の機能等を制御する。それらにより、エネルギー貯蔵部53を保護し、装置が破損するリスクを減少させ、装置の寿命を延長させることができる。本発明の例示において、前記統合コンポーネント収納部64の回路基板52と対応する位置には表示窓口が形成され、表示窓口内には表示パネル522が取り付けられている。図2に示すとおり、前記表示パネル522は回路基板52に電機接続され、表示パネル522は、表示装置の作動状態、電量情報、清掃モードまたはリモコン情報等を表示することができる。表示パネル522はタッチパネルであることが好ましい。
【0068】
図5図6に示すとおり、前記クリーニングモジュールはスクリューコンベアロッド21と汚水収納部62を含む。前記スクリューコンベアロッド21はローリングブラシ1に接近するか或いは当接するように取り付けられる。前記スクリューコンベアロッド21上には螺旋型凸部212が形成されている。スクリューコンベアロッド21が回転するとき、螺旋型凸部212は汚水及び/或いは粒子状汚染物をスクリューコンベアロッド21の一端から他端に輸送することができる。前記螺旋型凸部212は柔軟性凸部であるか或いは剛性凸部であることができる。
【0069】
図26図29に示すとおり、前記スクリューコンベアロッド21の輸送方向の一端には羽根車装置20が取り付けられている。前記スクリューコンベアロッド21は汚水収納部62内に回転可能に取り付けられ、スクリューコンベアロッド21の一端は第一ケース蓋65上に取り付けられ、スクリューコンベアロッド21の他端は羽根車装置20上に回転可能に取り付けられる。前記羽根車装置20は第二ケース蓋66内に着脱可能に取り付けられ、前記羽根車装置20は汚水タンク72に連結される。前記スクリューコンベアロッド21はローリングブラシ1上の汚水及び/或いは粒子状汚染物を羽根車装置20側に輸送し、前記羽根車装置20は遠心力により汚水及び/或いは粒子状汚染物を送入することができる。
【0070】
前記羽根車装置20は羽根車22と羽根車ケース23を含み、前記羽根車22は前記羽根車ケース23内に回転可能に取り付けられる。前記羽根車ケース23上には、羽根車収納部231、羽根車ケースの進水口232及び羽根車ケースの出水口233が形成されている。羽根車ケースの進水口232と羽根車ケースの出水口233はいずれも、羽根車収納部231に連通している。前記羽根車ケースの進水口232はスクリューコンベアロッド21に近づいている羽根車ケース23の一側に形成され、前記羽根車収納部231は羽根車ケースの進水口232により汚水収納部62に連通し、羽根車ケースの出水口233は汚水タンク72に連結される。前記羽根車22は羽根車ケースの進水口232に輸送された汚水及び/或いは粒子状汚染物を羽根車ケースの出水口233により汚水タンク72内に送入することができる。羽根車収納部231内において、羽根車22の回転により汚水及び/或いは粒子状汚染物には遠心力が付与され、汚水及び/或いは粒子状汚染物は遠心力により汚水タンク71内に送入されることができる。本発明の例示において、前記羽根車収納部231は円形の収納部であり、前記羽根車ケース23は円形のケースであり、前記羽根車ケースの出水口233は羽根車ケース23の表面に形成されかつ羽根車ケース23から突出するように形成されている。
【0071】
前記羽根車22には羽根車駆動電機234が連結され、前記羽根車駆動電機234は羽根車22が回転するように駆動する。羽根車駆動電機234が取り付けられることにより羽根車22の回転速度を制御することができる。羽根車22の回転速度とスクリューコンベアロッド21の回転速度は同じであるか或いは、羽根車22の回転速度とスクリューコンベアロッド21の回転速度は異なることができる。羽根車駆動電機234の駆動により羽根車22が高速に回転することにより、汚水及び/或いは粒子状汚染物を排出する効率を向上させることができる。
【0072】
前記第一ケース蓋65上には回転が可能が環状噛合い凹部が形成され、前記羽根車装置20から離れているスクリューコンベアロッド21の一端には環状噛合い凹部と対応するスクリュー噛合い歯213が形成されている。前記環状噛合い凹部の傾斜方向と前記スクリューコンベアロッド21の回転方向は一致している。前記スクリューコンベアロッド21が回転するとき、スクリューコンベアロッド21には第一ケース蓋65に向く作用力が付与されるので、回転中のスクリューコンベアロッド21が第二ケース蓋66側から落ちるおそれがない。前記第二ケース蓋66には第二ケース蓋を貫通する羽根車装置装着孔が形成され、前記羽根車装置装着孔からスクリューコンベアロッド21と羽根車装置20を取り付けることができる。前記スクリューコンベアロッド21は汚水収納部62内に収納され、前記羽根車装置20は羽根車装置装着孔内に収納される。前記スクリューコンベアロッド21が回転するとき、スクリューコンベアロッド21には第一ケース蓋65に向く作用力が付与される。したがって、羽根車装置装着孔に装着孔蓋を取り付けることによりスクリューコンベアロッド21と羽根車装置20が羽根車装置装着孔から落ちることを防止することができる。
【0073】
前記スクリューコンベアロッド21の他端は羽根車ケース23上に回転可能に取り付けられる。羽根車ケース23上にはスクリュー収納部237が形成され、前記スクリューコンベアロッド21の他端はベアリングによりスクリュー収納部237内に回転可能に取り付けられる。前記スクリューコンベアロッド21と羽根車22は同時に配置されるか或いは軸線がずれるように配置されることができる。
【0074】
本発明の例示において、羽根車22と羽根車駆動電機234はいずれも羽根車収納部231内に取り付けられ、前記羽根車収納部231の底部には駆動電機収納部2311が形成され、羽根車駆動電機234は駆動電機収納部2311内に収納され、前記駆動電機収納部2311上には駆動電機収納部蓋2312が密閉状態に取り付けられている。前記羽根車駆動電機234は駆動軸2341を含み、前記駆動軸2341は駆動電機収納部蓋2312を貫通した後羽根車収納部231内に挿入され、羽根車22は駆動軸2341上に取り付けられる。前記駆動電機収納部2311の壁面には環状密閉凹部2313が形成され、駆動電機収納部2311と環状密閉凹部2313は同軸に配置され、前記環状密閉凹部2313内には第二密閉リングが取り付けられ、前記駆動電機収納部蓋2312は環状密閉凹部2313内に着脱可能に密閉状態に取り付けられる。羽根車駆動電機234が駆動電機収納部2311内に密閉状態に収納されていることにより、羽根車収納部231内の水が駆動電機収納部2311内に流入することにより羽根車駆動電機234が破損することを防止することができる。
【0075】
前記羽根車ケース23上には装着口235が形成され、前記装着口235には蓋部236が密閉状態に取り付けられている。前記蓋部236の側壁には第一密閉リングが取り付けられ、前記蓋部236は第一密閉リングにより前記装着口235上に密閉状態に取り付けられている。それにより、羽根車ケース23は密閉状態にされ、羽根車収納部231内の水が漏出することにより清掃装置が破損することを防止することができる。
【0076】
前記羽根車22は羽根車本体221と羽根車の軸の表面に環状に取り付けられている複数の羽根222を含み、前記羽根車本体221上には装着凹部223が形成され、前記羽根車本体221は装着凹部223により環状密閉凹部2313に回転可能に取り付けられる。前記蓋部236上には支持凹部が形成され、前記装着凹部223から離れている羽根車22の一側には支持棒224が形成され、前記支持棒224は支持凹部内に回転可能に結合される。本発明の例示において、前記支持棒224はベアリングにより支持凹部内に回転可能に結合される。
【0077】
前記スクリューコンベアロッド21は汚水収納部62内に回転可能に取り付けられ、前記スクリューコンベアロッド21と前記汚水収納部62は同軸に配置される。前記汚水収納部62は円弧型の収納部であり、スクリューコンベアロッド21は汚水収納部62の内壁に接近するか或いは当接するように取り付けられる。前記汚水収納部62の開口はローリングブラシ1に向き、前記スクリューコンベアロッド21はローリングブラシ1に接近するか或いは当接するように取り付けられる。前記ローリングブラシ1上の汚水及び/或いは粒子状汚染物は汚水収納部62内に送入される。
【0078】
前記汚水収納部62において、汚水収納部62の開口の上部辺縁部と下部辺縁部との間には夾角θが形成されている。すなわち、汚水収納部62は夾角θを包囲するように形成されている。前記夾角θは180°より大きく、前記汚水収納部62はローリングブラシ1に接近するか或いは当接するように取り付けられる。好ましい前記夾角θの範囲は180°~270°である。より好ましい前記夾角θは270°である。前記夾角θを適当に設計することにより汚水収納部62がローリングブラシ1を充分に包囲するようにする。それにより、ローリングブラシ1上の汚水及び/或いは粒子状汚染物が汚水収納部62内に入ることを確保し、汚水及び/或いは粒子状汚染物があふれ出ることを防止することができる。また、汚水収納部62がローリングブラシ1を包囲する角度θを大きくすることにより、スクリューコンベアロッド21の輸送通路の完璧性を確保し、スクリューコンベアロッド21はより多い汚水及び/或いは粒子状汚染物を羽根車装置20または汚水タンク71側に輸送することができる。
【0079】
前記スクリューコンベアロッド21は棒状の主軸211と主軸211上に螺旋型に形成されている螺旋型凸部212とを含み、前記螺旋型凸部212は柔軟性凸部であるか或いは剛性凸部であることができる。隣接している2つの螺旋型凸部212の間には螺旋型凹部214が形成され、螺旋型凹部により汚水及び/或いは粒子状汚染物を所定の方向に輸送することができる。前記スクリューコンベアロッド21の回転方向と(汚染物を輸送する)輸送方向とにより前記螺旋型凸部212の螺旋方向を適当に調節することができる。
【0080】
前記スクリューコンベアロッド21は前記汚水収納部62内に着脱可能に取り付けられ、前記スクリューコンベアロッド21は前記汚水収納部62の内壁に接近するか或いは当接するように取り付けられることにより、前記スクリューコンベアロッド21は汚水及び/或いは粒子状汚染物を有効に輸送することができる。前記スクリューコンベアロッド21はその上の螺旋型凹部213により汚水及び/或いは粒子状汚染物を羽根車装置20に輸送する。本発明の例示において、前記スクリューコンベアロッド21と汚水収納部62の内壁との間の距離は1センチメートル以下である。好ましくは、前記スクリューコンベアロッド21と汚水収納部62の内壁との間の距離は0.5センチメートル以下である。より好ましくは、前記スクリューコンベアロッド21と汚水収納部62の内壁との間の距離は0.2センチメートル以下である。
【0081】
前記スクリューコンベアロッド21はローリングブラシ1に接近するか或いは当接するように取り付けられる。本発明の実施例において、前記スクリューコンベアロッド21はローリングブラシ1に当接するように取り付けられ、前記スクリューコンベアロッド21はローリングブラシ1と一緒に回転しない。前記スクリューコンベアロッド21には駆動部品が連結され、前記駆動部品はスクリューコンベアロッド21が回転するように駆動する。前記スクリューコンベアロッド21は汚水及び/或いは粒子状汚染物のみを輸送し、ローリングブラシ1上の汚水及び/或いは粒子状汚染物は汚水収納部62内に送入される。前記スクリューコンベアロッド21はローリングブラシ1上の汚水及び/或いは粒子状汚染物を羽根車装置20側に輸送し、汚水及び/或いは粒子状汚染物は羽根車22の高速の回転により汚水タンク72内に送入されることができる。本発明の他の実施例において、前記スクリューコンベアロッド21はローリングブラシ1に接近するように取り付けられる。前記スクリューコンベアロッド21はローリングブラシ1上の汚水及び/或いは粒子状汚染物をスクリューコンベアロッド21の羽根車装置20側に輸送し、かつ汚水収納部62により清水を輸送する。前記清水は前記スクリューコンベアロッド21の回転により輸送され、前記清水がローリングブラシ1の表面に送入されることによりローリングブラシ1を洗浄することができる。また、前記スクリューコンベアロッド21がローリングブラシ1を押すことにより、ローリングブラ1内の水分を搾り出し、かつローリングブラ1上の汚染物を有効に除去することができる。前記スクリューコンベアロッド21は螺旋型凹部214により汚水及び/或いは粒子状汚染物を輸送し、ローリングブラシ1上の汚水及び/或いは粒子状汚染物を搾り出す。また、前記スクリューコンベアロッド21は清水をローリングブラシ1の表面に輸送してローリングブラシ1の汚水を代替することにより、ローリングブラシ1を洗浄し、ローリングブラシ1の自動洗浄を実現することができる。使用者は前記複数の機能うちいずれか1つを選択するか或いは複数の機能の組合せを用いることができる。前記スクリューコンベアロッド21が汚水及び/或いは粒子状汚染物のみを輸送する場合、前記スクリューコンベアロッド21上にローリングブラシ1に向いている清水口を形成することができる。清水タンク72内の清水はポンプ73と清水口によりローリングブラシ1の表面に輸送される。
【0082】
スクリューコンベアロッド21はローリングブラシ1に接近するか或いは当接するように取り付けられ、かつスクリューコンベアロッド21とローリングブラシ1は反対方向に回転する。円柱形のスクリューコンベアロッド21とローリングブラシ1が当接の状態において回転することにより、ローリングブラシ1に与える抵抗力を減少させ、ローリングブラシ1の破損リスクを低減し、ローリングブラシ1を駆動する電力を低減し、ローリングブラシ1とスクリューコンベアロッド21の表面が摩損することを低減し、装置の寿命を延長することができる。
【0083】
前記スクリューコンベアロッド21上には螺旋型凹部214が形成されていることによりスクリューコンベアロッド21の表面は凸凹型に形成されている。スクリューコンベアロッド21がローリングブラシ1を押す状態において回転するとき、スクリューコンベアロッド21上の凸凹型表面でローリングブラシ1の表面の柔軟性清潔層を揉み(Rubbing)、叩き(tapping)、押すことにより、ローリングブラシ1の表面の洗浄及び水分の搾り出しの効果を向上させることができる。スクリューコンベアロッド21がローリングブラシ1を押すことにより、ローリングブラシ1上の汚水及び/或いは粒子状汚染物を搾り出し(extrusion)、ローリングブラシ1を半湿り(Semi wet)、やや湿り(slightly wet)またはやや乾燥(slightly dry)の状態にすることができる。それによりローリングブラシ1の自動洗浄及び水分の搾り出しの効果を向上させることができる。湿りの状態のローリングブラシ1で地面を拭くことにより地面の清掃をし、スクリューコンベアロッド21とローリングブラシ1上の汚水と清水を取り替えることにより、汚水及び/或いは粒子状汚染物を汚水タンク71に送入し、ローリングブラシ1の自動洗浄を実現し、かつ清掃装置の構造を簡単にすることができる。すなわち、装置の構造の簡素化と製造のコストの低減を実現することができる。
【0084】
前記スクリューコンベアロッド21上には複数の毛製ブラシが取り付けられ、前記毛製ブラシは前記螺旋型凹部214及び/或いは螺旋型凸部212上に取り付けられている。好ましくは、前記毛製ブラシは螺旋型凸部212上に取り付けられる。前記毛製ブラシは、前記スクリューコンベアロッド21と前記ローリングブラシ1との間の摩擦力を向上させ、前記スクリューコンベアロッド21がスライドすることにより前記ローリングブラシ1と一緒に回転しないことを防止することができる。好ましくは、前記スクリューコンベアロッド21は無軸型前記スクリューコンベアロッドである。
【0085】
前記ローリングブラシ1は前記汚水収納部62に近づいている支持枠6の一側に取り付けられ、前記ローリングブラシ1が地面に当接することにより地面の汚水及び/或いは粒子状汚染物を除去することができる。前記支持枠本体61の一端は前記ローリングブラシ1の上方まで延伸し、前記支持枠本体61の他の一端は底部に近づいているローリングブラシ1の一側まで延伸している。前記支持枠本体61はローリングブラシ1上の汚水及び/或いは粒子状汚染物があふれ出ることを阻止する。本発明の例示において、前記ローリングブラシ1の一端は第一ケース蓋65上に回転可能に取り付けられる。
【0086】
前記ローリングブラシ1は内部に駆動構造が取り付けられているローリングブラシである。ローリングブラシ1の一端には着脱部品4が取り付けられ、ローリングブラシ1と着脱部品4はローリングブラシモジュール10を構成する。図7図25に示すとおり、ローリングブラシ1はローリングブラシ本体11と駆動構造12を含む。ローリングブラシ本体11には収納空間111が形成され、収納空間111の少なくとも一端には開口が形成されている。駆動構造12は収納空間111内に収納され、ローリングブラシ本体11の開口には端部蓋が密閉状態に取り付けられている。好ましくは、前記駆動構造12はローリングブラシ本体11と一緒に回転しない。
【0087】
本発明の例示において、図7に示すとおり、前記ローリングブラシ本体11はローラーベアリング(roller bearing)13とローラーベアリング上に取り付けられる柔軟性清潔層を含み、前記収納空間111はローラーベアリング13内に形成される。前記ローラーベアリング13の両端には開口がそれぞれ形成され、その2つの開口は第一開口と第二開口である。前記ローリングブラシ本体11は第一端部蓋112と第二端部蓋113を更に含み、前記第一端部蓋112は第一開口上に取り付けられ、前記第二端部蓋113は第二開口上に取り付けられる。好ましくは、前記第一開口と第二開口には密閉リングが取り付けられ、前記第一端部蓋112は第一開口上に密閉状態に取り付けられ、前記第二端部蓋113は第二開口上に密閉状態に取り付けられる。第一端部蓋112と第二端部蓋113第一開口と第二開口上に密閉状態に取り付けられることにより、ローリングブラシ1外の水が構造駆動内に流入することを防止することができる。
【0088】
前記ローリングブラシ1は清掃装置に回転可能に取り付けられる吸水性ローリングブラシである。ローリングブラシは通常2つの種類を含む。1つ目は吸水が可能な毛糸類綿製ローリングブラシであり、2つ目は吸水が可能なコロジオン(collodion)製ローリングブラシである。常用のコロジオンはポリビニルアルコール(Polyvinyl alcohol)である。前記柔軟性清潔層はフリース吸水層または吸水性ゴム層であることができるが、前記柔軟性清潔層は他の吸水性材料で構成することもできる。
【0089】
図10に示すとおり、前記駆動構造12は回転軸121を含み、前記駆動構造12は回転軸121が回転するように駆動する。前記回転軸121上には環状歯車122が取り付けられ、前記ローラーベアリング内には歯状凹部1311が取り付けられ、前記歯状凹部1311は環状歯車122と対応するように取り付けられる。前記環状歯車122が歯状凹部1311に結合されることにより、前記駆動構造12は環状歯車122と歯状凹部1311によりローリングブラシ本体11が回転するように駆動することができる。本発明の例示において、前記歯状凹部1311は収納空間111内に取り付けられる。本発明の例示において、図15に示すとおり、前記収納空間111内には固定フレーム131が固定され、前記固定フレーム131は前記ローラーベアリング13の内壁に固定され、前記歯状凹部1311は固定フレーム131上に取り付けられる。好ましくは、固定フレーム131とローラーベアリング13は一体に成型される。
【0090】
図12に示すとおり、前記第一端部蓋112はローラーベアリング13の内壁に固定され、第一端部蓋112には第一環状凸部1120が形成され、前記第一環状凸部1120の表面には少なくとも1つの結合部1121が形成され、第二開口に近づいているローラーベアリング13の内壁には少なくとも1つの位置決め凹部132が形成されている。前記位置決め凹部132は結合部1121と対応するように形成され、前記結合部1121は前記位置決め凹部132内に結合される。前記位置決め凹部132は第一位置決め凹部133と第二位置決め凹部134を含み、前記第一位置決め凹部133と第二位置決め凹部134は連通している。前記第一位置決め凹部133の軸線方向は前記ローラーベアリング13の軸線方向に重なり、前記第二位置決め凹部134の軸線方向は前記ローラーベアリング13の軸線方向に垂直である。前記第一位置決め凹部133は第二開口からローラーベアリング13の内壁に沿って第二位置決め凹部134の位置まで延伸することにより第二位置決め凹部134と連通する。前記第一端部蓋112を取り付けるとき、第一端部蓋112を第一位置決め凹部133に沿ってスライドさせ、第一端部蓋112が第二位置決め凹部134の位置までスライドすると、第一端部蓋112を回転させることにより前記結合部1121を前記第二位置決め凹部134内に結合させる。第一端部蓋112をローラーベアリング13上に着脱可能に結合させた後、専用の道具を使用しなければ、第一端部蓋112を取り外すことができない。それにより安全性を向上させ、第一端部蓋112を開け違えることにより駆動国造がローラーベアリング13から落ちることを防止することができる。
【0091】
図12に示すとおり、前記ローリングブラシ1の一端には着脱部品4が取り付けられている。前記着脱部品4により第一端部蓋112を取り外すことにより駆動構造12を取り出すことができる。それによりローリングブラシ本体11を容易に洗浄するか或いは取り替えることができる。図12に示すとおり、前記ローリングブラシ本体11の第一開口には第一端部蓋112が密閉状態に取り付けられ、前記着脱部品4は第一端部蓋112を貫通することにより駆動構造12に固定される。前記着脱部品4によりローリングブラシ本体11上の第一端部蓋112と駆動構造12を取り出すことができる。前記第一端部蓋112はローリングブラシ本体11と一緒に回転することができる。着脱部品4は駆動構造12を支持する役割をし、着脱部品4は駆動構造12に固定される。駆動構造12が着脱部品4に固定されることにより、駆動構造12は着脱部品4と一緒に回転するが、ローリングブラシ本体11と一緒に回転しない。
【0092】
本発明の例示において、図16に示すとおり、前記第一端部蓋112上には第一端部蓋を貫通する貫通孔1122が形成されている。図10に示すとおり、前記着脱部品4は貫通孔1122により駆動構造12に取り付けられる。前記着脱部品4はボルトにより駆動構造12に取り付けられる。着脱部品4は他の結合手段により駆動構造12に取り付けられることもできる。前記着脱部品4はローリングブラシ本体11と一緒に回転しない。本発明の例示において、前記ボルトは中空ボルトである。
【0093】
前記第一端部蓋112上には解錠凹部1123が形成されている。本発明の例示において、前記第一端部蓋112の表面には複数の解錠凹部1123が環状に形成され、複数の解錠凹部1123は前記貫通孔1122の周囲に環状に形成されている。
【0094】
図7図10に示すとおり、前記駆動構造12と第一端部蓋112はベアリング125により回転可能に連結される。前記第一端部蓋112と駆動構造12はいずれも、ローリングブラシ本体11と一緒に回転しない。
【0095】
図15図22に示すとおり、前記着脱部品4はケース本体41とボタン42を含み、前記ボタン42の一端には挿入部421が形成され、前記挿入部421に近づいているボタン42の一端には弾性変形凹部422が形成されている。前記弾性変形凹部422の軸線方向と前記挿入部421の軸線方向は同様である。前記弾性変形凹部422は弾性変形構造を収納させる。
【0096】
前記ケース本体41には軸線方向に延伸しているボタン孔411が形成され、ボタン孔411の底部には貫通型の挿入孔412が形成されている。前記挿入孔412の内径は前記ボタン孔411の内径より小さく、前記挿入部421の外径は前記挿入孔412の外径より大きくない。前記挿入部421の高さが前記挿入孔412の高さより大きいことにより、前記挿入部421は前記挿入孔412を超えて外部に露出することができる。前記ボタン孔411の底部には位置決め柱体413が形成され、前記位置決め柱体413の高さは前記弾性変形凹部422の深さより小さい。本発明の例示において、前記弾性変形構造はスプリング43であり、前記スプリング43の一端は位置決め柱体413上に取り付けられ、前記スプリング43の他端は弾性変形凹部422内に収納される。押されないボタンがボタン孔411内に位置している位置を最初位置といい、押されるボタンがボタン孔411内に位置している位置を解錠位置という。前記弾性変形構造が取り付けられることにより、ボタンンを押さないときそのボタンが最初位置に位置しているようにし、ボタンを押すときそのボタンが解錠位置に位置しているようにすることができる。
【0097】
前記駆動構造12は導線により清掃装置に直接電気接続されることができる。他の実施例において、着脱部品4上に導電構造を形成し、結合手段または磁石吸引手段により着脱部品4を電機に連結させることにより電機に電力を供給することができる。そのような着脱可能な手段を使用するとき、装置のモジュール化を実現し、ローリングブラシモジュール10の着脱を容易に実施することができる。本発明の例示において、駆動構造12の導線は中空ボルトを通過した後着脱部品4内まで延伸している。着脱部品4上には防水電気接続構造が形成され、防水電気接続構造は支持枠6の回路基板に電気接続される。それにより回路基板は駆動構造12の開閉及び回転速度を制御することができる。
【0098】
ローリングブラシモジュール10の一端は防水ソケットにより支持枠に防水状態に電気接続される。防水ソケットは防水電気接続構造と防水ロック構造を含む。前記着脱部品4上には防水電気接続構造が設けられ、前記支持枠6には防水ロック構造が設けられる。本発明の例示において、着脱の利便性を向上させるため、前記ケース本体41を分解可能な構造に設計することができる。図20に示すとおり、前記ケース本体41上には防水電気接続構造が設けられ、前記防水電気接続構造は少なくとも1つの接続端子と少なくとも1つの電気接続口417を含む。前記接続端子はケース本体41上に固定される。本発明の例示において、ケース本体41上には接続端子収納部が形成され、少なくとも1つの接続端子は接続端子収納部内に収納される。前記ケース本体41を分解可能な構造であることにより接続端子を接続端子収納部内に容易に取り付けることができる。前記ケース本体41には少なくとも1つの電気接続口417が形成され、前記電気接続口417は接続端子と対応するように形成されている。好ましくは、図39図40に示すとおり、前記電気接続口417と接続端子との間には弾性防水パッド418が取り付けられ、前記弾性防水パッド418は電気接続口417に密閉状態に取り付けられ、弾性防水パッド418上にはコーキングシーム(Caulking seam)4181が形成されている。前記電気接続口417及びコーキングシーム4181と接続端子は対応するように形成されている。本発明の例示において、前記接続端子は雌型ソケット416であり、雌型ソケット416の数量は2つである。雄型プラグを電気接続口417とコーキングシーム4181により雌型ソケット416に挿入するとき、弾性防水パッド418はコーキングシーム4181により雄型プラグの周囲に密閉状態に取り付けられるので、水がコーキングシーム4181により雌型ソケット416に入ることを防止することができる。雄型プラグを雌型ソケット416に挿入しないとき、コーキングシーム4181が密閉状態にされることにより水が雌型ソケット416に入ることを防止することができる。以上のとおり、弾性防水パッド418は防水と密閉の役割をする。好ましくは、図39に示すとおり、前記コーキングシーム4181の電気接続口417に近づいている一側にはV型開口が形成されている。前記V型開口の長手方向とコーキングシーム4181の長手方向は同じであり、かつ前記V型開口の長さとコーキングシーム4181の長さは同じである。前記V型開口が形成されることにより雄型プラグをコーキングシーム4181に容易に挿入することができ、雄型プラグの挿入によりコーキングシーム4181が破れることを防止することができる。
【0099】
図2図3図34図35に示すとおり、前記防水ソケットは防水ロック構造660を更に含む。前記防水ロック構造660はプラグ本体662と雄型プラグ663を含み、前記支持枠の第二ケース蓋66にはソケット収納部661が形成され、前記プラグ本体662はソケット収納部661内に固定される。本発明の例示において、前記プラグ本体662は第二ケース蓋66のソケット収納部661付近に成型される。前記プラグ本体662上には挿入凹部6621が形成され、前記挿入凹部6621の底部には少なくとも1つの雄型プラグ663が固定され、前記雄型プラグ663は防水電気接続構造と対応するように固定されている。前記雄型プラグ663は電気接続口417により雌型ソケット416に電気接続されることにより駆動構造に電力を供給することができる。本発明の例示において、前記雄型プラグ663の数量は2つであり、雄型プラグ663の他端は回路基板に電気接続される。
【0100】
前記挿入凹部6621の側壁には弾性ホック部6622とホック結合部6623が形成されている。前記弾性ホック部6622の一端は挿入凹部6621の側壁に固定され、弾性ホック部6622の他端は固定されない自由端である。ホック結合部6623と弾性ホック部6622は対応するように形成され、弾性ホック部6622はホック結合部6623内に結合されることができる。
【0101】
好ましくは、前記ホック結合部6623内には弾性密閉部6624が取り付けられている。弾性ホック部6622を押さないとき、弾性ホック部6622は最初位置に位置している。弾性ホック部の自由端が挿入凹部内に挿入され、弾性ホック部がホック結合部内に取り付けられることを押し位置という。弾性ホック部6622が押されるとき、前記弾性ホック部6622は弾性密閉部6624を押すとともに挿入凹部から離れる方向に突出する。弾性ホック部6622を押すことが終わると、弾性密閉部6624が元の形状に変形することにより弾性ホック部は最初の位置に再び戻る。
【0102】
前記防水ロック構造上には弾性ホック部が取り付けられ、ホック結合部内には弾性密閉部が取り付けられている。弾性密閉部は水が清掃装置内に入ることを防止することができる。防水電気接続構造を取り外すとき、弾性密閉部は弾性ホック部を最初の位置に移動させることにより、防水電気接続構造を保護することができる。弾性変形構造がないとき、清掃装置を長く使用しないと、弾性ホック部は元の形状に戻られなく、かつ弾性ホック部はホック結合部内に結合されることができないおそれがある。弾性変形構造が形成されることにより、密閉の効果を獲得し、弾性ホック部が元の形状に戻ることをサポートし、弾性ホック部を長く使用することができる。
【0103】
前記着脱部品4には脱落防止構造が形成され、前記脱落防止構造はボタン42がボタン孔411から脱落することを防止することができる。本発明の例示において、前記ボタン42の表面には弾性止動部423が形成され、前記弾性止動部423上には凸部4231が形成されている。前記ボタン孔411の内壁には止動凹部414が形成され、前記凸部4231は止動凹部414と対応するように形成されている。前記ボタン42を前記ボタン孔411内に挿入するとき、前記凸部4231が止動凹部414内に結合されることにより、前記ボタン42がボタン孔411から脱落することを防止することができる。前記ボタン42の軸線方向において、前記ボタン孔411の長さは前記凸部4231の長さより長い。本発明の例示において、前記挿入部421に近づいている凸部4231の一側の側壁は傾斜壁面であることにより前記凸部4231を止動凹部414に容易に結合させることができる。
【0104】
本発明の実施例において、前記ボタン42の表面には結合開口424が形成され、前記ボタン孔411の内壁には結合凸部415が形成されている。前記ボタン42を前記ボタン孔411内に挿入するとき、前記結合凸部415は結合開口424内に結合される。好ましくは、前記結合開口424と弾性止動部423はボタン42の両側に対向するように形成される。それにより、前記ボタン孔411内に結合されるボタン42の安定性を向上させ、ボタン42をボタン孔411内に安定に、順調に挿入することができる。本発明の例示において、前記挿入部421に近づいている結合開口424の外壁は傾斜面であり、前記挿入孔412から離れている結合凸部415の一側の側壁は傾斜の側壁であることにより、前記結合凸部415を結合開口424内に容易に結合されることができる。
【0105】
前記ボタン42をボタン孔411内に結合させる結合構造は前記結合構造にのみ限定されるものでない。ボタン42がボタン孔411から脱落することを防止することができ、かつボタン42をボタン孔411内に挿入することにより挿入部421を外部に露出させることができる構造であればいずれでもよい。他の実施例において、ボタン42の両側は弾性止動部423をそれぞれ形成し、ボタン孔411の両側に止動凹部414をそれぞれ形成するか或いは、ボタン42の両側は結合開口424をそれぞれ形成し、ボタン孔411の両側に結合凸部415をそれぞれ形成することもできる。
【0106】
前記ボタン42を取り付けるとき、前記スプリング43の一端を前記位置決め柱体413上に固定させ、前記ボタン42をボタン孔411内に挿入するとともにボタン42をボタン孔411の内部へ押す。前記ボタン42をボタン孔411の内部へ押すとき、前記スプリング43の他端は弾性変形凹部422内に結合される。前記ボタン42を押し続けることにより、前記凸部4231は止動凹部414内に結合され、前記結合凸部415は結合開口424内に結合される。その場合、スプリング43の弾力により、前記凸部4231は前記挿入孔412から離れている止動凹部414の一側の側壁に当接し、前記挿入部421に近づいている結合開口424の一側の側壁は結合凸部415に当接する。そのとき、ボタン42が位置している位置をボタン42の最初位置と定義する。
【0107】
前記ボタン42を押すとき、前記凸部4231は止動凹部414内において移動し、前記結合凸部415は依然として結合開口424内に結合され、前記挿入部421は挿入孔412から外出に露出する。そのとき、ボタン42がボタン孔411内に位置している位置をボタン42の解錠位置と定義する。そのとき、前記挿入部421は解錠凹部1123内に挿入される。ボタン42を押すとともに着脱部品4を回転させることにより前記第一端部蓋112はローリングブラシ本体11から取り外される。前記着脱部品4は第一端部蓋112を貫通して駆動構造12に連結されていることにより、ローリングブラシ本体11から着脱部品4、第一端部蓋112及び駆動構造12を一緒に取り外すことができる。図6は着脱部品4、第一端部蓋112及び駆動構造12が取り外されている構造を示す図である。前記駆動構造12を収納空間111から取り外した後、ボタン42を放すと、ボタン42はスプリング23の弾力により最初位置に移動することができる。本実施例において、ボタン42を押すとともに着脱部品4を回転させることにより第一端部蓋112をローリングブラシ本体11から取り外すことができる。それにより、ポカヨケ(Fool-proofing)構造を形成し、誤操作(misoperation)によりボタンが解錠位置に移動することを防止することができる。また、誤操作により着脱部品が取り外されかつ駆動構造が収納空間から脱落するとき、駆動構造が水中に落ちることにより駆動構造が破損することを防止することができる。
【0108】
本発明の他の実施例において、図10図13図15及び図17に示すとおり、前記ローリングブラシ1には放熱通路が形成されている。それにより、電機の温度を下げ、電機の高速作動を維持することができる。本発明は、内部に駆動構造が取り付けられているローリングブラシに放熱通路を形成し、かつ放熱通路によりローリングブラシ内の駆動構造(すなわち電機)の熱量を排出させることにより、電機の温度を下げ、電機が高温により焼損することを防止することができる。また、電機の温度を下げることにより、電機の回転速度を向上させ、ローリングブラシの洗浄速度と効率を向上させ、使用者の要求を満たすことができる。ローリングブラシ内の電機が作動するとき大量の熱量が形成される。電機がローリングブラシ内に取り付けられていることにより電機の熱量を有効に排出させることができないので、ローリングブラシ内の電機の回転速度を通常200~400rpmに設定する。電機の回転速度が高すぎると、電機の温度が上昇し、電機が焼損するおそれがある。電機の回転速度が低すぎると、清掃の速度が遅くなり、清掃の効率が低下し、使用者の要求を満たすことができない。電機の回転速度を増加させるため、電機の品質を向上させる必要がある。例えば、電機がローリングブラシの外側に取り付けられている従来の清掃装置において、(作動の安定性を確保するため)回転速度が7000rpmである電機をローリングブラシの外側に取り付けるが、前記電機は通常1000rpmの回転速度で作動する。また、電機がローリングブラシの内部に取り付けられている従来の清掃装置において、回転速度が7000rpmである電機は通常2400rpmの回転速度で作動する。その2つのローリングブラシにより使用者の要求を満たすことができるが、高品質の電機を使用することにより、清掃装置を製造するコストと清掃装置を使用するコストが増加し、一般の家庭において大量に使用することができない。コストを増加させない前提下において電機の高速作動を確保する最適な方法は、ローリングブラシに放熱通路を形成することにより、電機の熱量を排出させ、電機の温度を下げ、電機の高速作動を維持することである。
【0109】
図18に示すとおり、前記駆動構造12は電機123と電機ケース124を含む。前記電機123には回転軸121を含み、前記電機123は電機ケース124内に収納されている。前記電機ケース124は収納空間111内に固定され、前記電機ケース124は回転軸121またはローラーベアリング13と一緒に回転しない。前記電機ケース124の回転軸の位置には露出用開口が形成され、前記電機123は前記電機ケース124内に収納され、前記回転軸121は露出用開口により電機ケース124の外部に露出し、電機ケース124の外部に露出している回転軸121上には環状歯車122が取り付けられ、環状歯車122は歯状凹部1311に結合される。好ましくは、前記電機ケース124は第一ケース1241と第二ケース1242を含み、第一ケース1241と第二ケース1242は一体に結合されることができる。
【0110】
前記駆動構造12は前記収納空間111内に固定され、前記電機ケース124上には少なくとも1つの放熱孔1243が形成され、前記放熱孔1243は放熱通路と連通している。
【0111】
本発明の例示において、図10に示すとおり、前記電機ケース124の側壁とローラーベアリング13の内壁との間には隙間14が形成されている。前記隙間14は収納空間111内に位置し、前記放熱孔1243と隙間14は連通している。図15に示すとおり、前記固定フレーム131上には少なくとも1つの貫通型のスルーホール(Through-hole)1312が形成され、前記スルーホール1312と隙間14は連通している。図15図17に示すとおり、前記第二端部蓋113上には少なくとも1つの貫通型の貫通孔1131が形成され、前記貫通孔1131とスルーホール1312は連通している。前記放熱通路は隙間14とスルーホール1312を含み、前記スルーホール1312と貫通孔1131との間の構造が中実構造であるか或いは収納空間111の一部を構成することができる。前記スルーホール1312と貫通孔1131との間の構造が中実構造である場合、前記中実構造に排気通路を形成することにより前記スルーホール1312と貫通孔1131を連通させることができる。本発明の例示において、前記スルーホール1312と貫通孔1131との間には収納空間111が形成され、前記スルーホール1312と貫通孔1131は収納空間111により連通している。
【0112】
前記電機が作動するとき熱量を放出する。電機の熱量は放熱孔1243により放熱通路に排出される。前記放熱通路は、隙間14、スルーホール1312及び第一端部蓋112を順に貫通する貫通孔1131を含む。放熱通路内の熱量は貫通孔1131によりローリングブラシ1の外部に排出されることができる。
【0113】
好ましくは、前記駆動構造12には排気装置が取り付けられ、前記排気装置は電機ケース124内に取り付けられる。前記排気装置は電機が放出しかつ電機ケース124内に集まっている熱量を迅速に排出することにより電機の温度を迅速に下げることができる。すなわち電機の温度が迅速に上昇することを防止することができる。前記排気装置を電機内に取り付けるか或いは電機外に取り付けることができる。すなわち排気装置と電機を一体に組み立てるか或いは分解可能な構造に組み立てることができる。排気装置を電機から離れている回転軸の一側に取り付けるか或いは前記電機の回転軸上に取り付けることができる。前記排気装置は排気ファンであるか或いは排気羽根車であることができる。好ましくは、前記排気装置は前記電機ケース124内の放熱孔1243に近づいている位置に取り付けられる。本発明の例示において、前記排気装置は電機内に一体に組み立てられ、前記電機の排気装置の装着位置には複数の電機放熱孔1231が環状に形成されている。前記電機放熱孔1231と放熱孔1243は対応するように形成されている。
【0114】
図7図10及び図13図14に示すとおり、前記ローリングブラシ本体11上には防水綿(Water blocking cotton)15が取り付けられ、前記防水綿15は貫通孔1131と対応するように取り付けられる。前記防水綿15が貫通孔1131上に密閉状態に取り付けられることにより、前記防水綿15は水が貫通孔1131により収納空間111内に入ることを防止することができる。前記防水綿15は収納空間111に近づいている第二端部蓋113の一側に取り付けられるか或いは収納空間111から離れている第二端部蓋113の一側に取り付けられることができる。本発明の例示において、前記防水綿15は収納空間111に近づいている第二端部蓋113の一側に取り付けられる。防水綿15が取り付けられ、かつ防水綿15が放熱通路が密閉状態に取り付けられる。防水綿15の防水性によりローリングブラシ1の外部の水が放熱通路により駆動構造内に入ることを防止することができる。しかしながら、防水綿15は駆動構造の熱量が放熱通路によりローリングブラシ1の外部に排出されることに影響を与えない。
【0115】
好ましくは、図8図10及び図13に示すとおり、前記収納空間111から離れている第二端部蓋113の端面には防水突出部1135が突出するように形成され、前記防水突出部1135の高さは第二端部蓋113の高さより高い。前記貫通孔1131は防水突出部1135上に形成され、かつローリングブラシ1の長手方向に延伸している。前記防水突出部1135の高さは第二端部蓋113の高さより高い。前記貫通孔1131の上方には防水カバー115が取り付けられ、前記防水カバー115は第二端部蓋113上に着脱可能に取り付けられる。本発明の例示において、前記防水カバー115は円弧型の防水カバーであり、円弧型の防水カバーはローリングブラシ1から離れる方向に突出している。前記防水カバー115はボルトにより第二端部蓋113上に取り付けられる。本発明の例示において、前記防水突出部1135の外部には環状凹部が形成され、前記環状凹部内には位置決め筋部が形成され、前記防水カバー115の辺縁部には開口型凹部が形成されている。前記防水カバー115を第二端部蓋113上に取り付けるとき、前記開口型凹部は位置決め筋部上に結合されることにより、防水カバー115と第二端部蓋113が一緒に回転することを確保し、かつ防水カバー115が回転することにより第二端部蓋113から落ちることを防止することができる。防水カバー115が取り付けられることにより、水が貫通孔1131により収納空間111内に入ることを防止することができる。また、防水突出部1135の高さは第二端部蓋113の高さより高いことにより、ローリングブラシ1を縦方向または横方向に置いても水が貫通孔1131内に入ることを防止することができる。防水カバー115、防水綿及び防水突出部1135が形成されることによりローリングブラシ1の防水性を大幅に向上させることができる。
【0116】
本発明の他の実施例において、図15に示すとおり、第一開口に近づいているローラーベアリング13の一端には内部蓋114が取り付けられている。前記内部蓋114は第一開口に近づいているローラーベアリング13の一端に取り付けられるか或いは第二端部蓋113に近づいている収納空間111内部の一側に収納されることができる。前記第二端部蓋113はローラーベアリング13の内壁または内部蓋114上に回転可能に取り付けられる。前記内部蓋114は、第一開口に近づいているローラーベアリング13の一端に着脱可能または着脱不可能に取り付けられるか或いは、第一開口に近づいているローラーベアリング13の一端に一体に形成されることができる。本発明の例示において、前記内部蓋114は第一開口に近づいているローラーベアリング13の一端に着脱不可能に密閉状態に固定される。
【0117】
図13に示すとおり、前記第二端部蓋113は第一開口上に回転可能に取り付けられ、前記第二端部蓋113には複数の結合ホック1132が環状に形成されている。前記結合ホック1132の軸線方向とローリングブラシ1の軸線方向は一致し、複数の結合ホック1132は第二端部蓋113上に間隔を空けて環状に形成されている。前記ローラーベアリング13の内壁には環状筋部1141が形成されている。前記第二端部蓋113を第一開口上に取り付けるとき、前記結合ホック1132は環状筋部1141上に結合される。本発明の例示において、前記内部蓋114は一端に開口が形成されている円筒状蓋であり、内部蓋114の開口は第二端部蓋113に向き、前記環状筋部1141は内部蓋114の内壁に形成されている。
【0118】
前記ローリングブラシ1にはジャミング防止構造が形成され、前記ジャミング防止構造は内部蓋114と第二端部蓋113に形成されている。妨害によりローリングブラシ1が回転することができないとき、ジャミング防止構造は駆動構造の駆動をサポートすることにより電機を保護することができる。図11図13に示すとおり、前記内部蓋114上には結合ピン1143が形成され、前記結合ピン1143はローラーベアリング13の直径方向に延伸している。結合ホック1132に近づいている第二端部蓋113の一側には第二環状凸部1133が形成され、開口に近づいている第二環状凸部1133の内壁の一端には複数の凹型溝1134が形成され、複数の凹型溝1134は第二環状凸部1133の内壁に均等に配列されている。前記凹型溝1134の軸線方向と第二環状凸部1133の軸線方向は一致し、前記貫通孔1131は前記第二環状凸部1133の底部に形成され、前記結合ピン1143は前記凹型溝1134内に収納される。前記内部蓋114上には複数の凹型溝1134が環状に形成され、前記第二端部蓋113には結合ピン1143が形成され、前記結合ピン1143は凹型溝1134内に結合される。本発明の例示において、前記内部蓋114には結合ピン1143が形成され、前記第二端部蓋113の第二環状凸部1133には複数の凹型溝1134が環状に形成されている。
【0119】
前記第二環状凸部1133は複数の結合ホック1132に包囲されている区域内に形成され、第二環状凸部1133の内壁には複数の凹型溝1134が形成されている。前記第二端部蓋113に近づいている内部蓋114の一側には柱体1142が形成され、前記柱体1142の軸線方向とローラーベアリング13の軸線方向は一致している。好ましくは、前記柱体1142とローラーベアリング13は同軸に配列される。柱体1142の表面には少なくとも1つの結合ピン1143が形成され、前記結合ピン1143は柱体1142の直径方向に延伸している。前記結合ピン1143の一端は柱体1142上に固定され、結合ピン1143の他端は自由端である。前記結合ピン1143は前記凹型溝1134内に収納される。好ましくは、前記結合ピン1143の自由端は前記柱体1142に向く方向に傾き、前記結合ピン1143の傾斜方向と前記ローリングブラシ1の傾斜方向は相反している。好ましくは、前記結合ピン1143の自由端は円孔型の自由端である。本発明の例示において、前記内部蓋114上には第三環状凸部1144が更に形成され、前記第二環状凸部1133は第三環状凸部1144内に突出している。前記第二端部蓋113の第二環状凸部1133は突出しかつ第三環状凸部1144内に収納されている。前記第二環状凸部1133が第三環状凸部1144内に突出していることによりジャミング防止構造を支持する役割をすることができる。
【0120】
清掃装置を使用するとき、前記駆動構造12はローリングブラシ1が回転するように駆動し、前記結合ピン1143が凹型溝1134に結合されることにより内部蓋114と第二端部蓋113は一緒に回転する。前記第二端部蓋113、ローリングブラシ本体11または第一端部蓋112が毛髪または他の汚染物に妨害されることにより回転できないおそれがある。前記結合ピン1143の延伸方向と凹型溝1134の回転方向が相反し、回転中の結合ピン1143はいろいろな凹型溝1134に順に結合されることができる。前記駆動医構造の駆動により結合ピン1143が依然として回転できないとき、回転中の結合ピン1143はいろいろな凹型溝1134に順に結合される。結合ピン1143が凹型溝1134に結合されないとき結合ピン1143は押され、結合ピン1143が凹型溝1134に結合されるとき結合ピン1143は元の形状にされることにより、「ターターター」という音をする。それにより、電機に過電流が入力されること、電機の温度が高すぎること、電機またはローリングブラシが破損することを防止することができる。また、清掃装置が「ターターター」という音をすることにより、ローリングブラシが妨害により回転できないことと、ローリングブラシ付近の汚染部を除去する必要があることを使用者に知らせることができる。それにより、電機が破損し、味がし、火事がおきることを防止することができる。
【0121】
前記内部蓋114上には少なくとも1つの開孔(Open Pore)1145が形成され、前記開孔1145と貫通孔1131は連通している。前記開孔1145は収納空間111または排気通路によりスルーホール1312と連通することができる。本発明の例示において、前記開孔1145と貫通孔1131との間には防水綿15が取り付けられ、前記開孔1145は収納空間111よりスルーホール1312と連通している。その場合、電機123は熱量をローリングブラシ1の外部に排出し、電機の熱量は放熱孔1243、隙間14、スルーホール1312及び収納空間111または排気通路、開孔1145及び貫通孔1131によりローリングブラシ1の外部に排出される。
【0122】
本発明の例示において、前記ローリングブラシの電機と着脱部品を取り付ける過程は次のとおりである。
【0123】
第一端部蓋を電気ケースと着脱部品との間に取り付け、中空ボルトにより第二ケースと着脱部品を連結させる。つぎに、電機を第一ケース内に収納させ、駆動構造の導線を中空ボルトの貫通孔に挿入した後、第二ケースを第一ケース上に結合させる。最後に、第二開口により駆動構造を収納空間内に送入し、環状歯車を歯状凹部に結合させ、かつ第一端部蓋を回転することにより第一端部蓋をローラーベアリングの内壁の第二位置決め凹部内に結合させる。
【0124】
注意すべきことは、矛盾が生じない場合、前記ローリングブラシモジュールの各技術的特徴を自由に組み合わせることができ、そのような技術的特徴の組合せ、変形例、変更及び改良等があっても本発明の特許請求の範囲に含まれることは当然である。
【0125】
駆動構造がローリングブラシ内に取り付けられることにより、構造を簡単にし、装着空間を節約し、モジュールと体積を減少させることができる。それにより、装置の軽量化、携帯可能性及び簡素化を実現し、製造のコストを低減することができる。
【0126】
ローリングブラシを清掃装置から取り外すとき、ローリングブラシ内に取り付けられている駆動構造を一緒に取り外すことができる。それにより、操作の利便性と使用上の利便性を向上させ、かつローリングブラシ上の汚水及び/或いは粒子状汚染物が駆動構造内に入ることにより駆動構造の線路に短絡が生ずるか或いは駆動構造が破損することを防止することができる。ローリングブラシ内の駆動構造は装置本体に電気接続されることにより、構造を簡単にし、使用上の利便性を向上させ、設計を巧妙にし、かつローリングブラシの着脱を容易に実施することができる。
【0127】
清掃装置を使用するとき、ローリングブラシを常に取り替える必要がある。ローリングブラシとそのローリングブラシ内の駆動構造を一緒に取り付けるか或いは一緒に取り外すことにより、ローリングブラシを取り替える利便性を大幅に向上させることができる。また、ローリングブラシが結合手段または磁石吸引手段により装置本体に取り付けられることにより、ローリングブラシを容易に取り替え、代替の利便性を向上させることができる。ローリングブラシ内の駆動構造をローリングブラシから取り外すことができる。ローリングブラシを取り替えるとき、収納空間111内の駆動構造を取り出した後、その駆動構造を新ローリングブラシ内に再び取り付けることができる。つぎに、駆動構造が取り付けられている新ローリングブラシを装置本体上に取り付けることにより、ローリングブラシの取り換えを終えることができる。ローリングブラシを取り替えるとき、柔軟性清潔層が取り付けられているローラーベアリングのみを取り替え、かつ駆動構造を再び使用することができる。それにより使用上のコストを減少させることができる。駆動構造が破損するとき、駆動構造のみを取り替えることができ、清掃装置またはローリングブラシモジュール全体を取り替える必要がない。
【0128】
図6に示すとおり、前記加圧ローラーモジュール3は支持枠6上に取り付けられる。具体的に、前記加圧ローラーモジュール3はクリーニングモジュール2に近づいているローリングブラシ1の一側に取り付けられ、前記加圧ローラーモジュール3はクリーニングモジュール2の上方に位置している。前記加圧ローラーモジュール3は従来の円筒型加圧ローラーであるか或いはボールが取り付けられている加圧ローラーモジュールであることができる。円筒型加圧ローラー上には凸凹部が形成され、隣接の2つのボールの間には隙間が形成されている。隙間が形成されることにより加圧ローラーモジュール3はるローリングブラシ1の表面の粒子状汚染物と付着性汚染物を有効に除去することができる。前記加圧ローラーモジュール3の軸線方向と前記ローリングブラシ1の軸線方向は一致している。前記加圧ローラーモジュール3はローリングブラシ1に当接し、前記加圧ローラーモジュール3はローリングブラシ1上の汚水及び/或いは粒子状汚染物を押すことができる。前記加圧ローラーモジュール3には駆動部品が連結され、前記駆動部品は前記加圧ローラーモジュール3が回転するように駆動することができる。好ましくは、前記加圧ローラーモジュール3の回転方向と前記ローリングブラシ1の回転方向は相反する。前記加圧ローラーモジュール3が前記ローリングブラシ1に当接している圧力(tightness)を調節するため、引張スプリング(tension spring)または圧縮スプリング(compression spring)を取り付けることができる。
【0129】
加圧ローラーモジュール3が取り付けられ、加圧ローラーモジュール3でローリングブラシ1を押すことによりローリングブラシ1上の汚水及び/或いは粒子状汚染物を除去することができる。除去された汚水及び/或いは粒子状汚染物は加圧ローラーモジュール3の下方の汚水収納部62が入ることにより、清掃後の地面に水が残されることを防止するか或いは減少させることができる。また、ローリングブラシ1の表面に粒子状汚染物が付着することを更に防止することができる。ローリングブラシ1のボールでローリングブラシ1を押すことによりローリングブラシ1内の汚水を搾り出し、粒子状汚染物または付着性汚染物を除去することができる。それにより、ローリングブラシ1を半湿り(Semi wet)、やや湿り(slightly wet)またはやや乾燥(slightly dry)の状態にし、ローリングブラシ1の作動の効率と洗浄の効果を向上させることができる。
【0130】
図42図47には他の実施例に係る拭き取り装置が示されている。前記拭き取り装置は、ローリングブラシ1、スクリューコンベアロッド21、調節部品16及び汚水収納部62を含む。
【0131】
前記ローリングブラシ1は装置ケース上に回転可能に取り付けられ、前記スクリューコンベアロッド21は装置ケース上に回転可能に取り付けられる。
【0132】
前記スクリューコンベアロッド21は前記ローリングブラシ1の一側に取り付けられ、前記スクリューコンベアロッド21は調節部品16よりローリングブラシ1に当接する。前記調節部品16はスクリューコンベアロッド21がローリングブラシ1に当接する程度を制御する。前記調節部品16は一定の弾性を有している弾性引張構造であり、前記弾性引張構造は一定の弾性を有しているスプリング等であることができる。本発明の例示において、前記調節部品16はスプリングであり、前記スプリングの一端は主軸装着部215に回転可能に取り付けられ、スプリングの他端はローラーベアリング13に回転可能に取り付けられる。好ましくは、前記スクリューコンベアロッド21の回転方向と前記ローリングブラシ1の回転方向が相反することによりローリングブラシ1の回転抵抗力を低減することができる。
【0133】
前記スクリューコンベアロッド21がローリングブラシ1を押すことにより、前記ローリングブラ1の水分を搾り出し、かつローリングブラ1上の汚染物を有効に除去することができる。
【0134】
前記スクリューコンベアロッド21は表面に螺旋型凹部214が形成されているストリップ状部品である。前記スクリューコンベアロッド21は主軸211と主軸211の両端にそれぞれ形成されている主軸装着部215とを含む。前記主軸211の表面には少なくとも1つの螺旋型凹部214が形成され、前記螺旋型凹部214はスクリューコンベアロッド21の一端から他端まで螺旋状に形成されている。前記スクリューコンベアロッド21の回転方向と(汚染物を輸送する)輸送方向とにより前記螺旋型凸部212の螺旋方向を適当に調節することができる。前記主軸211の表面に螺旋型凹部214が形成されていることにより主軸211の表面は凸凹型に形成されている。前記主軸211の表面に複数の螺旋型凹部214を形成することができる。すなわち複数の螺旋構造により複数の螺旋型凹部214が形成される。
【0135】
本発明の例示において、前記主軸装着部215の外径は前記主軸211の外径より小さく、前記主軸211と前記主軸装着部215は一体に成型されている。
【0136】
前記ローリングブラシ1は吸水性ローリングブラシである。ローリングブラシは通常2つの種類を含む。1つ目は吸水が可能な毛糸類綿製ローリングブラシであり、2つ目は吸水が可能なコロジオン製ローリングブラシである。常用のコロジオンはポリビニルアルコールである。前記ローリングブラシ1はローラーベアリング13を含み、前記柔軟性清潔層130はローラーベアリング13上に着脱可能に取り付けられている。前記柔軟性清潔層130は毛糸類清潔層であるか或いは吸水が可能なコロジオン製清潔層であることができるが、前記柔軟性清潔層130は他の吸水材料で製造することもできる。従来のローリングブラシまたはモップを使用するとき、ローリングブラシまたはモップを人工的に洗浄する必要がある。自動洗浄機能を有しているローリングブラシまたはモップがあるが、それらは洗浄の効果がよくないとの欠点を有している。
【0137】
湿り状態にされているローリングブラシ1で地面を拭くことにより地面を清掃する。つぎに、スクリューコンベアロッド21と回転中のローリングブラシ1の汚水と清水を取り替えることにより、汚水及び/或いは粒子状汚染物を半密閉型収納部により所定の位置まで案内することができる。それにより、ローリングブラシ1の自動洗浄機能を実現し、構造を簡単にし、装置の簡素化とコストの低減をサポートすることができる。
【0138】
好ましくは、前記ローリングブラシ1の外径は前記スクリューコンベアロッド21より大きい。
【0139】
前記ローラーベアリング13の両端には固定板116がそれぞれ取り付けられ、前記固定板116は前記装置ケースに固定される。前記固定板116には半径方向の複数の固定孔1161が形成されている。前記スプリングの一端は固定孔1161に結合される。スプリングをいろいろな固定孔1161に結合させることによりスクリューコンベアロッド21または加圧ローラーモジュール3の加圧の程度を制御することができる。
【0140】
前記汚水収納部62は半密閉型収納部である。前記スクリューコンベアロッド21は前記汚水収納部62の半密閉型収納部内に取り付けられ、前記スクリューコンベアロッド21は汚水収納部62内において回転することができる。前記主軸211は前記汚水収納部62の内壁に接近するか或いは当接するように取り付けられる。前記汚水収納部62にはスクリューコンベアロッド21の吸水方向に延伸している貫通型の汚水汚染物案内口623が形成されている。前記スクリューコンベアロッド21は汚水及び/或いは粒子状汚染物をスクリューコンベアロッドの一端からスクリューコンベアロッドの他端に輸送し、スクリューコンベアロッドの他端に輸送された汚水及び/或いは粒子状汚染物は汚水汚染物案内口623により外部に排出される。本発明の例示において、前記汚水汚染物案内口623から離れている汚水収納部62の他端には貫通型の清水入口624が形成されている。本発明の例示において、前記汚水収納部62の両端は密閉状態に形成され、前記汚水汚染物案内口122は汚水収納部62の側壁に形成されている。
【0141】
前記ローリングブラシ1に向いている汚水収納部62の一側には汚水収納部開口622が形成され、前記汚水収納部開口622の下部辺縁部とローリングブラシ1との間には隙間が形成されている。回転中のローリングブラシ1は前記隙間により汚水及び/或いは粒子状汚染物をスクリューコンベアロッド21に送入することができる。好ましくは、前記汚水収納部開口622の長手方向と前記汚水収納部62の長手方向は一致し、前記汚水収納部開口622の長さは前記ローリングブラシ1の長さより小さい。本発明は前記汚水収納部開口622の長さが前記ローリングブラシ1の長さより小さい実施例にのみ限定されるものでなく、他の実施例において前記汚水収納部開口622の長さと前記ローリングブラシ1の長さは同じであることができる。
【0142】
前記スクリューコンベアロッド21が作動する原理はつぎのとおりである。
前記スクリューコンベアロッド21はローリングブラシ1を押すか或いはローリングブラシ1に当接し、前記調節部品16によりスクリューコンベアロッド21がローリングブラシ1を押す程度を制御する。前記スクリューコンベアロッド21が回転するとき、スクリューコンベアロッド上の凸凹型表面によりローリングブラシ1の表面上の柔軟性清潔層130を揉み、叩き、押すことにより、ローリングブラシ1上の汚水及び/粒子状汚染物を搾り出し、搾り出される汚水及び/粒子状汚染物はスクリューコンベアロッド21の螺旋型凹部214内に流入する。スクリューコンベアロッド21が回転することにより、螺旋型凹部214内の汚水及び/或いは粒子状汚染物はスクリューコンベアロッド21の一端から他端へ輸送される。
【0143】
また、前記スクリューコンベアロッド21の一端から清水を供給することもできる。スクリューコンベアロッド21が回転しながらローリングブラシ1を押すとき、清水はスクリューコンベアロッド21に当接しているローリングブラシ1に輸送される。それにより、ローリングブラシ1上の水を取り替え、ローリングブラシ1上の汚水及び/或いは粒子状汚染物をスクリューコンベアロッド21の他端に輸送し、ローリングブラシ1の自動洗浄を実現することができる。
【0144】
本発明の好適な実施例において、前記装置は加圧ローラーモジュール3を更に含む。加圧ローラーモジュール3が更に取り付けられることによりローリングブラシ1をもっと強く押すことができる。それにより、ローリングブラシ1内の水を搾り出す効果を向上させ、清掃後の地面に水が残されることを防止するか或いは減少させることができる。また、ローリングブラシ1の表面に粒子状汚染物が付着することを更に防止することができる。
【0145】
前記加圧ローラーモジュール3は装置ケースまたは汚水収納部62の延伸部位に回転可能に取り付けられる。前記加圧ローラーモジュール3はローリングブラシ1を押すように前記スクリューコンベアロッド21の上側に取り付けられている。好ましくは、前記ローリングブラシ1の外径は前記加圧ローラーモジュール3の外径より大きい。
【0146】
前記調節部品16により加圧ローラーモジュール3がローリングブラシ1に当接する程度を制御することができる。すなわち、前記調節部品16は加圧ローラーモジュール3がローリングブラシ1を押す程度を制御する。本発明の例示において、前記加圧ローラーモジュール3がローリングブラシ1を押す程度を制御する調節部品16もスプリングであることができる。そのスプリング(すなわち調節部品)を取り付ける方法は、前記スクリューコンベアロッド21と前記ローリングブラシ1との間のスプリングの連結方法を参照することができる。
【0147】
前記加圧ローラーモジュール3が更に取り付けられているとき、前記汚水収納部開口622の上部辺縁部とローリングブラシ1との間にはギャップまたは中空孔が更に形成される。前記加圧ローラーモジュール3に搾り出される汚水及び/粒子状汚染物は前記ギャップまたは中空孔によりスクリューコンベアロッド21に輸送されることができる。
【0148】
前記加圧ローラーモジュール3の作動原理はつぎのとおりである。
前記加圧ローラーモジュール3がローリングブラシ1に当接しているとき、調節部品16により加圧ローラーモジュール3がローリングブラシ1を押す程度を制御する。前記加圧ローラーモジュール3でローリングブラシ1を再び押すことによりローリングブラシ1上の汚水及び/粒子状汚染物を搾り出すとき、搾り出される汚水及び/粒子状汚染物はローリングブラシ1の表面からスクリューコンベアロッド21の螺旋型凹部214内に流入する。
【0149】
本実施例において、前記拭き取り装置は装置ケースを更に含み、前記ローリングブラシ1、スクリューコンベアロッド21、加圧ローラーモジュール3及び汚水収納部62はいずれも、前記装置ケース内に収納されている。ローリングブラシ1の一部は装置ケースの外部に露出している。
【0150】
前記加圧ローラーモジュール3が取り付けられないとき、汚水収納部の上部にはローリングブラシに緊密に当接するバッフル(Baffle)が取り付けられる。
【0151】
本発明の実施例において、地面の清掃をする拭き取り装置は駆動装置を更に含む。前記駆動装置はローリングブラシ1に連結され、前記駆動装置はローリングブラシ1が回転するように駆動する。回転中のローリングブラシ1の駆動によりスクリューコンベアロッド21は相反方向に回転し、スクリューコンベアロッド21が回転することにより汚水と汚染物を輸送することができる。
【0152】
本発明の実施例において、ローリングブラシ1は1つの駆動装置に連結され、スクリューコンベアロッド21は他の駆動装置に連結されることもできる。その場合、前記ローリングブラシ1とスクリューコンベアロッド21は各駆動装置の駆動によりそれぞれ回転することができる。
【0153】
本発明の実施例において、ローリングブラシ1に駆動装置を取り付けず、駆動装置をスクリューコンベアロッド21に直接に連結させることもできる。その場合、回転中のスクリューコンベアロッド21の駆動によりローリングブラシ1は相反方向に回転することができる。
【0154】
本発明の実施例において、拭き取り装置のローリングブラシ1とスクリューコンベアロッド21に駆動装置を1つも取り付けないこともできる。拭き取り装置を使用するとき、使用者が拭き取り装置を移動させることによりローリングブラシ1は回転する。また、回転中のローリングブラシ1の駆動によりスクリューコンベアロッド21は相反方向に回転し、スクリューコンベアロッド21が回転することにより汚水と汚染物を輸送することができる。
【0155】
前記駆動装置に関する4つの実施例において、加圧ローラーモジュールが取り付けられる場合、1つの駆動装置を更に含むことができる。前記駆動装置は加圧ローラーモジュールに連結され、前記駆動装置は加圧ローラーモジュールが回転するように駆動することができる。
【0156】
注意すべきことは、矛盾が生じない場合、前記各部品の技術的特徴を自由に組み合わせることができ、そのような技術的特徴の組合せ、変形例、変更及び改良等があっても本発明の特許請求の範囲に含まれることは当然である。
【0157】
本発明の明細書において、「1つの実施例」、「一部の実施例」、「追加実施例」、「他の追加実施例」、「他の実施例」、「例示」、「具体的な例示」または「一部の例示」等の用語は前記実施例または例示において説明した具体的な特徴、構造、材料または特性が本発明の少なくとも1つの実施例または例示に含まれることを意味する。本発明の明細書において、前記用語はいずれかの実施例または例示を表すものであり、所定の実施例または例示を表すものでない。いずれかの実施例または例示において説明した具体的な特徴、構造、材料または特性を他の実施例または例示に適当に組み合わせることができる。この技術分野の技術者は本発明の明細書に記載されているいずれかの実施例または例示を1つの実施例または例示に組み合わせることができる。
【0158】
以上、本発明の好適な実施例を説明してきたが、前記実施例は本発明の例示にしか過ぎないものであるため、本発明は前記実施例にのみ限定されるものでない。本発明の要旨を逸脱しない範囲において任意の変更、代替及び改良をすることができ、これらがあっても本発明に含まれることは勿論である。
【符号の説明】
【0159】
10 ローリングブラシモジュール
1 ローリングブラシ
21 スクリューコンベアロッド
3 加圧ローラーモジュール
4 着脱部品
5 ポンプエネルギー貯蔵装置
6 支持枠
71 汚水タンク
72 清水タンク
73 ポンプ
8 操作棒
11 ローリングブラシ本体
111 収納空間
112 第一端部蓋
1120 第一環状凸部
1121 結合部
1122 貫通孔
1123 解錠凹部
113 第二端部蓋
1131 貫通孔
1132 結合ホック
1133 第二環状凸部
1134 凹型溝
1135 防水突出部
114 内部蓋
1141 環状筋部
1142 柱体
1143 結合ピン
1144 第三環状凸部
1145 開孔
115 防水カバー
116 固定板
1161 固定孔
12 駆動構造
121 回転軸
122 環状歯車
123 電機
1231 電機放熱孔
124 電機ケース
1241 第一ケース
1242 第二ケース
1243 放熱孔
125 ベアリング
13 ローラーベアリング
130 固定フレーム
131 歯状凹部
1311 歯状凹部
1312 スルーホール
132 位置決め凹部
133 第一位置決め凹部
134 第二位置決め凹部
14 隙間
15 防水綿
16 調節部品
20 羽根車装置
211 主軸
212 螺旋型凸部
213 スクリュー噛合い歯
214 螺旋型凹部
215 主軸装着部
22 羽根車
221 羽根車本体
222 羽根
223 装着凹部
224 支持棒
23 羽根車ケース
231 羽根車収納部
2311 駆動電機収納部
2312 駆動電機収納部蓋
2313 環状密閉凹部
232 羽根車ケースの進水口
233 羽根車ケースの出水口
234 羽根車駆動電機
2341 駆動軸
235 装着口
236 蓋部
237 スクリュー収納部
41 ケース本体
411 ボタン孔
412 挿入孔
413 位置決め柱体
414 止動凹部
415 結合凸部
416 雌型ソケット
417 電気接続口
418 弾性防水パッド
4181 コーキングシーム
4182 V型開口
42 ボタン
421 挿入部
422 弾性変形凹部
423 弾性止動部
4231 凸部
424 結合開口
43 スプリング
51 統合支持枠
511 ポンプ支持枠
512 蓄電池支持枠
52 回路基板
521 充電ポート
522 表示パネル
53 エネルギー貯蔵部
61 支持枠本体
62 汚水収納部
621 案内板
622 汚水収納部開口
623 汚水汚染物案内口
624 清水入口
63 加圧ローラー収納部
64 統合コンポーネント収納部
65 第一ケース蓋
66 第二ケース蓋
660 防水ロック構造
661 ソケット収納部
662 プラグ本体
6621 挿入凹部
6622 弾性ホック部
6623 ホック結合部
6624 弾性密閉部
663 雄型プラグ
67 第一歯状櫛
68 第二歯状櫛
69 固定部品
691 第一回転部品
692 第二回転部品
6921 位置決め筋部
693 延伸板
6931 弾性結合凸部
694 着脱用ボタン
6941 押し板
6942 解錠板
6943 結合ブロック
695 位置決め結合凹部
712 結合凹部
713 第二結合凹部
81 タンク連結構造
82 スライド結合構造
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26
図27
図28
図29
図30
図31
図32
図33
図34
図35
図36
図37
図38
図39
図40
図41
図42
図43
図44
図45
図46
図47
【手続補正書】
【提出日】2023-09-21
【手続補正1】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ローリングブラシ(1)、スクリューコンベアロッド(21)及び汚水収納部(62)を含み、
前記ローリングブラシ(1)は吸水性ローリングブラシであり、前記スクリューコンベアロッド(21)は表面に螺旋型凹部が形成されているストリップ状部品であり、前記汚水収納部(62)は半密閉型収納部であり、
前記スクリューコンベアロッド(21)は前記ローリングブラシ(1)の一側に取り付けられ、前記スクリューコンベアロッド(21)は前記ローリングブラシ(1)に当接し、
前記スクリューコンベアロッド(21)は前記汚水収納部(62)の半密閉型収納部内に取り付けられ、前記スクリューコンベアロッド(21)は汚水収納部(62)内において回転し、前記スクリューコンベアロッド(21)は前記汚水収納部(62)の内壁に接近するか或いは当接するように取り付けられ、
前記汚水収納部(62)にはスクリューコンベアロッド(21)の吸水方向に延伸している貫通型の汚水汚染物案内口(623)が形成され、前記ローリングブラシ(1)に向いている汚水収納部(62)の一側には汚水収納部開口(622)が形成されていることを特徴とする地面の清掃をする拭き取り装置。
【請求項2】
前記汚水収納部開口(622)の下部辺縁部とローリングブラシ(1)との間には隙間が形成され、回転中のローリングブラシ(1)は前記隙間により汚水及び/或いは粒子状汚染物をスクリューコンベアロッド(21)に送入することを特徴とする請求項1に記載の地面の清掃をする拭き取り装置。
【請求項3】
前記拭き取り装置は加圧ローラーモジュール(3)を更に含み、
前記加圧ローラーモジュール(3)はローリングブラシ(1)を押すように前記スクリューコンベアロッド(21)の上側に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の地面の清掃をする拭き取り装置。
【請求項4】
前記汚水収納部開口(622)の上部辺縁部とローリングブラシ(1)との間にはギャップまたは中空孔が更に形成され、前記加圧ローラーモジュール(3)に搾り出される汚水及び/粒子状汚染物は前記ギャップまたは中空孔によりスクリューコンベアロッド(21)に輸送されることを特徴とする請求項に記載の地面の清掃をする拭き取り装置。
【請求項5】
前記拭き取り装置は調節部品(16)を更に含み、
前記調節部品(16)により前記加圧ローラーモジュール(3)がローリングブラシ(1)に当接する程度を制御するか或いは前記調節部品(16)により前記スクリューコンベアロッド(21)がローリングブラシ(1)に当接する程度を制御することを特徴とする請求項に記載の地面の清掃をする拭き取り装置。
【請求項6】
前記拭き取り装置は駆動構造を更に含み、
前記ローリングブラシ(1)は駆動構造により連結され、駆動部品はローリングブラシ(1)が回転するように駆動するか或いは、前記駆動部品はスクリューコンベアロッド(21)に連結され、前記駆動部品はスクリューコンベアロッド(21)が回転するように駆動することを特徴とする請求項1に記載の地面の清掃をする拭き取り装置。
【請求項7】
前記調節部品(16)は弾性引張構造であることを特徴とする請求項5に記載の地面の清掃をする拭き取り装置。
【請求項8】
前記拭き取り装置は支持枠(6)を更に含み、
前記ローリングブラシ(1)、スクリューコンベアロッド(21)及び加圧ローラーモジュール(3)はいずれも前記支持枠(6)内に収納され、ローリングブラシ(1)の一部は支持枠(6)の外部に露出していることを特徴とする請求項1に記載の地面の清掃をする拭き取り装置。
【請求項9】
前記支持枠(6)は一体に成型されている支持枠本体(61)を含み、前記支持枠本体(61)には汚水収納部(62)と加圧ローラー収納部(63)が形成され、前記スクリューコンベアロッド(21)は汚水収納部(62)内に回転可能に取り付けられ、加圧ローラーモジュール(3)は加圧ローラー収納部(63)内に回転可能に取り付けられることを特徴とする請求項8に記載の地面の清掃をする拭き取り装置。
【請求項10】
汚水タンクと請求項1~9のうちいずれか一項に記載の拭き取り装置を含み、
前記汚水タンクはローリングブラシから離れている支持枠の一側に着脱可能に取り付けられ、前記拭き取り装置は汚水タンクに連結され、前記拭き取り装置は水及び/或いは汚染物を処理し、前記汚水タンクは拭き取り装置の水及び/或いは汚染物を収集することを特徴とする清掃装置。
【請求項11】
前記清掃装置は羽根車装置(20)を更に含み、前記羽根車装置(20)はスクリューコンベアロッド(21)の輸送方向の一端に取り付けられ、前記羽根車装置(20)は羽根車(22)と羽根車ケース(23)を含み、
前記羽根車(22)は前記羽根車ケース(23)内に回転可能に取り付けられ、前記羽根車ケース(23)上には羽根車ケースの進水口(232)と羽根車ケースの出水口(233)が形成され、前記羽根車ケースの進水口(232)はスクリューコンベアロッド(21)に近づいている羽根車ケース(23)の一側に形成され、羽根車ケースの出水口(233)は汚水タンクに連結され、前記スクリューコンベアロッド(21)は汚水及び/或いは粒子状汚染物を羽根車ケースの進水口(232)側に輸送し、前記羽根車(22)は羽根車ケースの進水口(232)に輸送された汚水及び/或いは粒子状汚染物を汚水タンク内に送入することを特徴とする請求項10に記載の清掃装置。
【請求項12】
前記ローリングブラシ(1)から離れている支持枠(6)の一側には延伸板(693)が形成され、前記延伸板(693)はローリングブラシ(1)から離れる方向に延伸し、前記延伸板(693)の両側には弾性結合凸部(6931)がそれぞれ形成され、
前記汚水タンク(71)上には結合凹部(712)が形成され、前記汚水タンク(71)を支持枠(6)に着脱可能に取り付けるとき、前記弾性結合凸部(6931)は結合凹部(712)に結合されることを特徴とする請求項10に記載の清掃装置。
【請求項13】
前記支持枠(6)上には着脱用ボタン(694)が回転可能に取り付けられ、前記着脱用ボタン(694)は押し板(6941)と押し板(6941)に垂直に連結されている解錠板(6942)を含み、押し板(6941)を上に引き上げるとき、前記解錠板(6942)はローリングブラシ(1)から離れる方向に汚水タンク(71)を押すことにより汚水タンク(71)が支持枠本体(61)から取り外されるようにすることを特徴とする請求項10に記載の清掃装置。
【請求項14】
操作棒(8)を更に含み、前記操作棒(8)は支持枠(6)上に回転可能に取り付けられ、
前記操作棒(8)は第一回転部品(691)と第二回転部品(692)により前記支持枠(6)上に回転可能に取り付けられ、前記第一回転部品(691)は前記操作棒(8)がx方向に回転するように配置され、前記第二回転部品(692)は前記操作棒(8)がy方向に回転するように配置されることを特徴とする請求項10に記載の清掃装置。
【請求項15】
清水タンク(72)を更に含み、前記清水タンク(72)は操作棒(8)上に取り付けられ、前記操作棒(8)上にはスライド結合構造(81)が形成され、前記スライド結合構造(81)が形成されることにより、体積が異なっているいろいろな清水タンクを前記操作棒(8)上に取り付けることができることを特徴とする請求項14に記載の清掃装置。
【請求項16】
前記清掃装置はポンプエネルギー貯蔵装置(5)を更に含み、前記支持枠本体(61)上には統合コンポーネント収納部(64)が形成され、前記ポンプエネルギー貯蔵装置(5)は統合コンポーネント収納部(64)内に着脱可能に取り付けられ、
前記ポンプエネルギー貯蔵装置(5)は、統合支持枠(51)、ポンプ(73)、回路基板(52)及びエネルギー貯蔵部(53)を含み、ポンプ(73)、回路基板(52)及びエネルギー貯蔵部(53)はいずれも、統合支持枠(51)上に着脱可能に取り付けられ、前記ポンプ(73)は回路基板(52)に電機接続され、前記エネルギー貯蔵部(53)は回路基板(52)に電機接続されることにより回路基板(52)に電力を供給し、前記回路基板(52)は清掃装置全体に電力を供給することを特徴とする請求項に記載の清掃装置。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0063】
図31に示すとおり、本発明の清掃装置はポンプ73を更に含む。ポンプ73は水管により清水タンク72に連結され、ポンプ73は清水タンク72内の清水を拭き取り装置内に輸送することができる。すなわちローリングブラシ1の表面に輸送することができる。本発明の例示において、前記ポンプ73は支持枠6内に取り付けられる。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0069
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0069】
図26図29に示すとおり、前記スクリューコンベアロッド21の輸送方向の一端には羽根車装置20が取り付けられている。前記スクリューコンベアロッド21は汚水収納部62内に回転可能に取り付けられ、スクリューコンベアロッド21の一端は第一ケース蓋65上に取り付けられ、スクリューコンベアロッド21の他端は羽根車装置20上に回転可能に取り付けられる。前記羽根車装置20は第二ケース蓋66内に着脱可能に取り付けられ、前記羽根車装置20は汚水タンク71に連結される。前記スクリューコンベアロッド21はローリングブラシ1上の汚水及び/或いは粒子状汚染物を羽根車装置20側に輸送し、前記羽根車装置20は遠心力により汚水及び/或いは粒子状汚染物を送入することができる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0070
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0070】
前記羽根車装置20は羽根車22と羽根車ケース23を含み、前記羽根車22は前記羽根車ケース23内に回転可能に取り付けられる。前記羽根車ケース23上には、羽根車収納部231、羽根車ケースの進水口232及び羽根車ケースの出水口233が形成されている。羽根車ケースの進水口232と羽根車ケースの出水口233はいずれも、羽根車収納部231に連通している。前記羽根車ケースの進水口232はスクリューコンベアロッド21に近づいている羽根車ケース23の一側に形成され、前記羽根車収納部231は羽根車ケースの進水口232により汚水収納部62に連通し、羽根車ケースの出水口233は汚水タンク71に連結される。前記羽根車22は羽根車ケースの進水口232に輸送された汚水及び/或いは粒子状汚染物を羽根車ケースの出水口233により汚水タンク71内に送入することができる。羽根車収納部231内において、羽根車22の回転により汚水及び/或いは粒子状汚染物には遠心力が付与され、汚水及び/或いは粒子状汚染物は遠心力により汚水タンク71内に送入されることができる。本発明の例示において、前記羽根車収納部231は円形の収納部であり、前記羽根車ケース23は円形のケースであり、前記羽根車ケースの出水口233は羽根車ケース23の表面に形成されかつ羽根車ケース23から突出するように形成されている。
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0080
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0080】
前記スクリューコンベアロッド21は前記汚水収納部62内に着脱可能に取り付けられ、前記スクリューコンベアロッド21は前記汚水収納部62の内壁に接近するか或いは当接するように取り付けられることにより、前記スクリューコンベアロッド21は汚水及び/或いは粒子状汚染物を有効に輸送することができる。前記スクリューコンベアロッド21はその上の螺旋型凹部214により汚水及び/或いは粒子状汚染物を羽根車装置20に輸送する。本発明の例示において、前記スクリューコンベアロッド21と汚水収納部62の内壁との間の距離は1センチメートル以下である。好ましくは、前記スクリューコンベアロッド21と汚水収納部62の内壁との間の距離は0.5センチメートル以下である。より好ましくは、前記スクリューコンベアロッド21と汚水収納部62の内壁との間の距離は0.2センチメートル以下である。
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0081
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0081】
前記スクリューコンベアロッド21はローリングブラシ1に接近するか或いは当接するように取り付けられる。本発明の実施例において、前記スクリューコンベアロッド21はローリングブラシ1に当接するように取り付けられ、前記スクリューコンベアロッド21はローリングブラシ1と一緒に回転しない。前記スクリューコンベアロッド21には駆動部品が連結され、前記駆動部品はスクリューコンベアロッド21が回転するように駆動する。前記スクリューコンベアロッド21は汚水及び/或いは粒子状汚染物のみを輸送し、ローリングブラシ1上の汚水及び/或いは粒子状汚染物は汚水収納部62内に送入される。前記スクリューコンベアロッド21はローリングブラシ1上の汚水及び/或いは粒子状汚染物を羽根車装置20側に輸送し、汚水及び/或いは粒子状汚染物は羽根車22の高速の回転により汚水タンク71内に送入されることができる。本発明の他の実施例において、前記スクリューコンベアロッド21はローリングブラシ1に接近するように取り付けられる。前記スクリューコンベアロッド21はローリングブラシ1上の汚水及び/或いは粒子状汚染物をスクリューコンベアロッド21の羽根車装置20側に輸送し、かつ汚水収納部62により清水を輸送する。前記清水は前記スクリューコンベアロッド21の回転により輸送され、前記清水がローリングブラシ1の表面に送入されることによりローリングブラシ1を洗浄することができる。また、前記スクリューコンベアロッド21がローリングブラシ1を押すことにより、ローリングブラ1内の水分を搾り出し、かつローリングブラ1上の汚染物を有効に除去することができる。前記スクリューコンベアロッド21は螺旋型凹部214により汚水及び/或いは粒子状汚染物を輸送し、ローリングブラシ1上の汚水及び/或いは粒子状汚染物を搾り出す。また、前記スクリューコンベアロッド21は清水をローリングブラシ1の表面に輸送してローリングブラシ1の汚水を代替することにより、ローリングブラシ1を洗浄し、ローリングブラシ1の自動洗浄を実現することができる。使用者は前記複数の機能うちいずれか1つを選択するか或いは複数の機能の組合せを用いることができる。前記スクリューコンベアロッド21が汚水及び/或いは粒子状汚染物のみを輸送する場合、前記スクリューコンベアロッド21上にローリングブラシ1に向いている清水口を形成することができる。清水タンク72内の清水はポンプ73と清水口によりローリングブラシ1の表面に輸送される。
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0140
【補正方法】変更
【補正の内容】
【0140】
前記汚水収納部62は半密閉型収納部である。前記スクリューコンベアロッド21は前記汚水収納部62の半密閉型収納部内に取り付けられ、前記スクリューコンベアロッド21は汚水収納部62内において回転することができる。前記主軸211は前記汚水収納部62の内壁に接近するか或いは当接するように取り付けられる。前記汚水収納部62にはスクリューコンベアロッド21の吸水方向に延伸している貫通型の汚水汚染物案内口623が形成されている。前記スクリューコンベアロッド21は汚水及び/或いは粒子状汚染物をスクリューコンベアロッドの一端からスクリューコンベアロッドの他端に輸送し、スクリューコンベアロッドの他端に輸送された汚水及び/或いは粒子状汚染物は汚水汚染物案内口623により外部に排出される。本発明の例示において、前記汚水汚染物案内口623から離れている汚水収納部62の他端には貫通型の清水入口624が形成されている。本発明の例示において、前記汚水収納部62の両端は密閉状態に形成され、前記汚水汚染物案内口623は汚水収納部62の側壁に形成されている。
【国際調査報告】