(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-04
(54)【発明の名称】表示駆動集積回路、ディスプレイ及び電子機器
(51)【国際特許分類】
G09G 3/3208 20160101AFI20240226BHJP
G09G 3/32 20160101ALI20240226BHJP
G09G 3/20 20060101ALI20240226BHJP
H05B 33/14 20060101ALI20240226BHJP
H10K 50/115 20230101ALI20240226BHJP
H10K 59/129 20230101ALI20240226BHJP
H10K 85/50 20230101ALI20240226BHJP
【FI】
G09G3/3208
G09G3/32 A
G09G3/20 612A
G09G3/20 622B
G09G3/20 680T
G09G3/20 623B
H05B33/14 Z
H10K50/115
H10K59/129
H10K85/50
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023579645
(86)(22)【出願日】2022-07-13
(85)【翻訳文提出日】2023-09-12
(86)【国際出願番号】 CN2022105540
(87)【国際公開番号】W WO2023016181
(87)【国際公開日】2023-02-16
(31)【優先権主張番号】202121883562.7
(32)【優先日】2021-08-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523349907
【氏名又は名称】チップワン テクノロジー (チューハイ) カンパニー リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100120891
【氏名又は名称】林 一好
(74)【代理人】
【識別番号】100165157
【氏名又は名称】芝 哲央
(74)【代理人】
【識別番号】100205659
【氏名又は名称】齋藤 拓也
(74)【代理人】
【識別番号】100126000
【氏名又は名称】岩池 満
(74)【代理人】
【識別番号】100185269
【氏名又は名称】小菅 一弘
(72)【発明者】
【氏名】チュオ シェンティエン
(72)【発明者】
【氏名】シエ ゾンチェ
【テーマコード(参考)】
3K107
5C080
5C380
【Fターム(参考)】
3K107AA01
3K107AA05
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5C380CF66
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5C380DA05
(57)【要約】
本開示は、表示駆動集積回路、ディスプレイ及び電子機器を提供し、前記集積回路は、同一の回路基板に統合された画素回路と表示駆動チップと電源管理回路とを含み、前記電源管理回路は、第1の参照電圧及び第1の検出電圧に基づいて第1の駆動電圧を発生し、第2の参照電圧及び第2の検出電圧に基づいて第2の駆動電圧を出力するための駆動電圧発生モジュールと、前記画素回路の複数の画素ユニットへの給電のために前記第1の駆動電圧を複数の第1のターゲットノードに伝送するための第1の電圧バスと、前記画素回路の複数の画素ユニットへの給電のために前記第2の駆動電圧を複数の第2のターゲットノードに伝送するための第2の電圧バスと、を含む。本開示の実施例では、駆動電圧をリアルタイムに調整することにより、各画素ユニットの発光の安定性を保持して、画素回路に画像内容を正しく表示させ、ユーザの体験を向上させることができる。
【選択図】
図1
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示駆動集積回路であって、
同一の回路基板に統合された自発光表示パネルの画素回路と表示駆動チップと電源管理回路とを含み、
前記電源管理回路は、
前記画素回路の第1のプリセット検出点及び第2のプリセット検出点に接続され、第1の参照電圧と前記第1のプリセット検出点から検出された第1の検出電圧とに基づいて、第1の駆動電圧を発生し、第2の参照電圧と前記第2のプリセット検出点から検出された第2の検出電圧とに基づいて、第2の駆動電圧を出力するための駆動電圧発生モジュールと、
前記駆動電圧発生モジュールに接続され、前記画素回路の複数の画素ユニットへの給電のために前記第1の駆動電圧を複数の第1のターゲットノードに伝送するための第1の電圧バスと、
前記駆動電圧発生モジュールに接続され、前記画素回路の複数の画素ユニットへの給電のために前記第2の駆動電圧を複数の第2のターゲットノードに伝送するための第2の電圧バスと、を含み、
前記第1のプリセット検出点は、前記複数の第1のターゲットノードのうちの1つであり、前記第2のプリセット検出点は、前記複数の第2のターゲットノードのうちの1つであり、前記第1の駆動電圧は、前記第2の駆動電圧よりも高いことを特徴とする表示駆動集積回路。
【請求項2】
前記駆動電圧発生モジュールは、
前記第1の参照電圧及び前記第2の参照電圧を発生するための参照電圧発生手段と、
前記第1のプリセット検出点及び前記参照電圧発生手段に接続され、前記第1の参照電圧及び前記第1の検出電圧に基づいて第1の駆動電圧を発生するための第1の電圧発生手段と、
前記第2のプリセット検出点及び前記参照電圧発生手段に接続され、前記第2の参照電圧及び前記第2の検出電圧に基づいて第2の駆動電圧を発生するための第2の電圧発生手段と、を含むことを特徴とする請求項1に記載の表示駆動集積回路。
【請求項3】
前記第1の電圧発生手段は、さらに、前記第1の参照電圧と前記第1の検出電圧との差に基づいて前記第1の駆動電圧の大きさを調整するために用いられ、
前記第2の電圧発生手段は、さらに、前記第2の参照電圧と前記第2の検出電圧との差に基づいて前記第2の駆動電圧の大きさを調整するために用いられることを特徴とする請求項2に記載の表示駆動集積回路。
【請求項4】
各ターゲットノードの電圧は、各ターゲットノードと前記駆動電圧発生モジュールとの距離の増加に応じて低下することを特徴とする請求項1に記載の表示駆動集積回路。
【請求項5】
前記表示駆動チップは、タイミング制御手段と、ソース駆動手段と、ゲート駆動手段とを含むことを特徴とする請求項1に記載の表示駆動集積回路。
【請求項6】
前記自発光表示パネルは、有機発光ダイオード表示パネルと、発光ダイオード表示パネルと、量子ドット発光ダイオード表示パネルと、マイクロ発光ダイオード表示パネルと、サブミリメートル発光ダイオード表示パネルと、ペロブスカイト発光ダイオード表示パネルとのいずれか1つを含むことを特徴とする請求項1に記載の表示駆動集積回路。
【請求項7】
請求項1~6のいずれか1項に記載の表示駆動集積回路を含むディスプレイ。
【請求項8】
請求項7に記載のディスプレイを含む電子機器。
【請求項9】
前記電子機器は、スマートテレビと、スマートフォンと、スマートウォッチと、スマートバンドと、タブレットと、ノートパソコンと、一体型コンピュータと、入退室管理装置と、電子式ドアロックとのいずれか1つを含むことを特徴とする請求項8に記載の電子機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、表示の技術分野に関し、特に、表示駆動集積回路、ディスプレイ及び電子機器に関する。
【背景技術】
【0002】
自発光表示パネルは、その自発光特性、高輝度、高コントラスト、広視野角、電力消費、高反応速度などの利点により、ディスプレイや電子機器に広く適用されている。しかしながら、表示パネル内部の導線に由来する導線インピーダンスによって表示パネルに負荷の変化が生じ、自発光表示パネルの互いに異なる2つの領域を制御して異なる画面を表示する場合には、2つの領域の負荷の差によって、一部の画素ユニットが受ける駆動電圧の値が変化してしまう。
【発明の概要】
【0003】
本開示の一態様によれば、表示駆動集積回路であって、同一の回路基板に統合された自発光表示パネルの画素回路と表示駆動チップと電源管理回路とを含み、
前記電源管理回路は、
前記画素回路の第1のプリセット検出点及び第2のプリセット検出点に接続され、第1の参照電圧と前記第1のプリセット検出点から検出された第1の検出電圧とに基づいて、第1の駆動電圧を発生し、第2の参照電圧と前記第2のプリセット検出点から検出された第2の検出電圧とに基づいて、第2の駆動電圧を出力するための駆動電圧発生モジュールと、
前記駆動電圧発生モジュールに接続され、前記画素回路の複数の画素ユニットへの給電のために前記第1の駆動電圧を複数の第1のターゲットノードに伝送するための第1の電圧バスと、
前記駆動電圧発生モジュールに接続され、前記画素回路の複数の画素ユニットへの給電のために前記第2の駆動電圧を複数の第2のターゲットノードに伝送するための第2の電圧バスと、を含み、
前記第1のプリセット検出点は、前記複数の第1のターゲットノードのうちの1つであり、前記第2のプリセット検出点は、前記複数の第2のターゲットノードのうちの1つであり、前記第1の駆動電圧は、前記第2の駆動電圧よりも高い、表示駆動集積回路を提供する。
【0004】
可能な一実施形態では、前記駆動電圧発生モジュールは、
前記第1の参照電圧及び前記第2の参照電圧を発生するための参照電圧発生手段と、
前記第1のプリセット検出点及び前記参照電圧発生手段に接続され、前記第1の参照電圧及び前記第1の検出電圧に基づいて第1の駆動電圧を発生するための第1の電圧発生手段と、
前記第2のプリセット検出点及び前記参照電圧発生手段に接続され、前記第2の参照電圧及び前記第2の検出電圧に基づいて第2の駆動電圧を発生するための第2の電圧発生手段と、を含む。
【0005】
可能な一実施形態では、前記第1の電圧発生手段は、さらに、前記第1の参照電圧と前記第1の検出電圧との差に基づいて前記第1の駆動電圧の大きさを調整するために用いられる。
【0006】
可能な一実施形態では、前記第2の電圧発生手段は、さらに、前記第2の参照電圧と前記第2の検出電圧との差に基づいて前記第2の駆動電圧の大きさを調整するために用いられる。
【0007】
可能な一実施形態では、各ターゲットノードの電圧は、各ターゲットノードと当該駆動電圧発生モジュールとの距離の増加に応じて低下する。
【0008】
可能な一実施形態では、前記表示駆動チップは、タイミング制御手段と、ソース駆動手段と、ゲート駆動手段とを含む。
【0009】
可能な一実施形態では、前記自発光表示パネルは、有機発光ダイオード表示パネルと、発光ダイオード表示パネルと、量子ドット発光ダイオード表示パネルと、マイクロ発光ダイオード表示パネルと、サブミリメートル発光ダイオード表示パネルと、ペロブスカイト発光ダイオード表示パネルとのいずれか1つを含む。
【0010】
本開示の一態様によれば、前記表示駆動集積回路を含むディスプレイを提供する。
【0011】
本開示の一態様によれば、前記ディスプレイを含む電子機器を提供する。
【0012】
可能な一実施形態では、前記電子機器は、スマートテレビと、スマートフォンと、スマートウォッチと、スマートバンドと、タブレットと、ノートパソコンと、一体型コンピュータと、入退室管理装置と、電子式ドアロックとのいずれか1つを含む。
【0013】
本開示の実施例による表示駆動集積回路は、第1のプリセット検出点での第1の検出電圧及び第2のプリセット検出点での第2の検出電圧を検出し、第1の参照電圧と前記第1のプリセット検出点から検出された第1の検出電圧とに基づいて第1の駆動電圧を発生し、第2の参照電圧と前記第2のプリセット検出点から検出された第2の検出電圧とに基づいて第2の駆動電圧を出力することができる。そして、第1の駆動電圧と第2の駆動電圧を第1の電圧バスと第2の電圧バスを介して各ターゲットノードに伝送することにより、各画素ユニットが駆動電圧を受けるようにすることができる。上記の回路によれば、本開示の実施例では、駆動電圧を上昇又は低下させるなど、駆動電圧をリアルタイムに調整することにより、各画素ユニットの発光の安定性を保持して、自発光表示パネルに画像内容を正しく表示させ、ユーザの体験を向上させることができる。
【0014】
以上の一般的な説明と後の詳細な説明は、例示的及び解釈的なものに過ぎず、本開示を制限するものではないことは理解すべきである。以下、例示的な実施例について図面を参照しつつ詳細に説明することによって、本開示の他の特徴及び態様は明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0015】
ここで、本明細書の一部として組み込まれる図面は、本開示に適合する実施例を示すものであり、明細書と共に本開示の技術的手段を説明するために用いられる。
【
図1】本開示の一実施例による表示駆動集積回路の模式図を示す。
【
図2】本開示の一実施例による表示駆動集積回路の模式図を示す。
【
図4】本開示の一実施例による電子機器のブロック図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0016】
以下に、本開示による様々な例示的な実施例、特徴及び態様について図面を参照しつつ詳細に説明する。図面において、同じ符号は、機能が同じまたは類似する要素を示す。図面には実施例の様々な態様が示されているが、特に明記されていない限り、図面は必ずしも原寸に比例しているとは限らない。
【0017】
本開示の記載において、理解すべきこととして、「長さ」、「幅」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「鉛直」、「水平」、「頂」、「底」、「内」、「外」などの用語によって指示される方位または位置関係は、図面に示された方位または位置関係に基づくものであり、本開示の説明を容易にし、説明を簡略化するために示されたものにすぎず、それらにより示される装置または要素が必ずしも特定の方位を有し、特定の方位で構成され動作しなければならないことを示すか又は暗示するものではないため、本開示を限定するものと理解すべきではない。
【0018】
なお、「第1の」や「第2の」という用語は、説明の目的のためだけに使用され、相対的な重要性を示したり暗示したり、或いはそれらにより示される技術的特徴の数を暗黙的に示すものと理解すべきではない。それにより、「第1の」や「第2の」によって限定される特徴は、1つまたは複数の当該特徴を明示的または暗黙的に含むものであってもよい。本開示の記載において、「複数」は、特に特定の限定がない限り、2つ以上を意味する。
【0019】
本開示では、特に明確な規定と限定がない限り、「取り付け」、「つながる」、「接続」、「固定」などの用語は、広義に理解されるべきである。例えば、固定接続であってもよいし、取り外し可能な接続であってもよいし、または一体になっていてもよい。機械的接続であってもよいし、電気的接続であってもよい。直接に接続してもよいし、中間媒体を介して間接的に接続してもよいし、2つの要素の内部の連通や2つの要素の相互作用関係であってもよい。当業者であれば、本開示における上記用語の具体的な意味を具体的な状況に応じて理解することができる。
【0020】
ここで専用の用語「例示的」とは、「例、実施例として用いられることまたは説明的なもの」を意味する。ここで「例示的」に説明されるいかなる実施例は、必ずしも他の実施例より好ましいまたは優れたものであると解釈されるとは限らない。
【0021】
本明細書において、「及び/又は」という用語は、関連対象の関連関係を記述するためのものに過ぎず、3つの関係が存在可能であることを示す。例えば、A及び/又はBは、Aのみが存在すること、AとBが同時に存在すること、Bのみが存在することという3つの場合を示すことができる。また、本明細書において、「少なくとも1つ」という用語は、複数のうちのいずれか1つ、又は複数のうちの少なくとも2つの任意の組み合わせを示す。例えば、A、B及びCのうちの少なくとも1つを含むとは、A、B及びCからなる集合から選択されるいずれか1つ又は複数の要素を含むことを示すことができる。
【0022】
また、本開示をより良く説明するために、以下の具体的な実施形態において、多くの具体的な細部が示されている。当業者であれば、何らかの具体的な細部がなくても、本開示は同様に実施できることは理解すべきである。いくつかの実例において、本開示の主旨を明らかにするために、当業者によく知られている方法、手段、要素、および回路については詳細に説明されていない。
【0023】
OLED/LEDなどの自発光表示パネルでは、発光素子が電流によって駆動されるため、発光素子にVDD/VSS電圧を供給する必要がある。また、GATE line(ゲート線)とSOURCE line(ソース線)によって画面内容を提供し、流れる電流を調整する。OLEDディスプレイの構成では、PMIC(Power Management IC、電源管理集積回路)によってパネルに必要な給電電圧を供給し、表示駆動チップ(Display driver IC、DDIC)によってパネルタイミング信号を供給して、協同して画面を表示するが、PMICとDDICが2つの構成部品であり、またフレキシブルプリント基板(Flexible Printed Circuit、FPCと略称する)を介してパネルに接続されるため、比較的長い導線のインピーダンスが存在することになる。そのため、表示画面が異なる(負荷が異なり、PMICの出力電流が異なる)場合に、長い導線のインピーダンスによる電圧降下が変化することで、画素回路に用いられるVDD/VSS電圧はPMICによって供給される所望のVDDではなくなるため、表示パネルに画面内容を正しく表示することができない。本開示の実施例では、表示パネル駆動チップの高度な集積特性を利用し、プリセット検出点の電圧を直接に検出して参照電圧と比較することにより、駆動電圧VDD/VSSを発生する。本開示の実施例では、電圧の補償は、余計な外部回路に依存せず、集積回路の一部の回路によって直接に実行され、電圧補償を実現することができる。
【0024】
図1を参照すると、
図1は、本開示の一実施例による表示駆動集積回路の模式図を示す。
【0025】
図1に示すように、前記集積回路は、同一の回路基板1に統合された自発光表示パネルの画素回路11と表示駆動チップ12と電源管理回路とを含み、
前記電源管理回路は、
前記画素回路11の第1のプリセット検出点134及び第2のプリセット検出点135に接続され、第1の参照電圧V
DDRrefと前記第1のプリセット検出点134から検出された第1の検出電圧とに基づいて、第1の駆動電圧V
DDを発生し、第2の参照電圧V
SSrefと前記第2のプリセット検出点135から検出された第2の検出電圧とに基づいて、第2の駆動電圧V
SSを出力するための駆動電圧発生モジュール13と、
前記駆動電圧発生モジュール13に接続され、前記画素回路11の複数の画素ユニットへの給電のために前記第1の駆動電圧V
DDを複数の第1のターゲットノードに伝送するための第1の電圧バスVW1と、
前記駆動電圧発生モジュール13に接続され、前記画素回路11の複数の画素ユニットへの給電のために前記第2の駆動電圧V
SSを複数の第2のターゲットノードに伝送するための第2の電圧バスVW2と、を含み、
前記第1のプリセット検出点134は、前記複数の第1のターゲットノードのうちの1つであり、前記第2のプリセット検出点135は、前記複数の第2のターゲットノードのうちの1つであり、前記第1の駆動電圧V
DDは、前記第2の駆動電圧V
SSよりも高い。
【0026】
本開示の実施例による表示駆動集積回路は、第1のプリセット検出点での第1の検出電圧及び第2のプリセット検出点での第2の検出電圧を検出し、第1の参照電圧と前記第1のプリセット検出点から検出された第1の検出電圧とに基づいて第1の駆動電圧を発生し、第2の参照電圧と前記第2のプリセット検出点から検出された第2の検出電圧とに基づいて第2の駆動電圧を出力することができる。そして、第1の駆動電圧と第2の駆動電圧を第1の電圧バスと第2の電圧バスを介して各ターゲットノードに伝送することにより、各画素ユニットが駆動電圧を受けるようにすることができる。本開示の実施例では、画素回路と表示駆動チップと電源管理回路を同一の集積回路に統合することにより、外部回路に依存せずに、駆動電圧を上昇又は低下させるなど、駆動電圧をリアルタイムに調整することができ、それにより、各画素ユニットの発光の安定性を保持して、自発光表示パネルに画像内容を正しく表示させ、ユーザの体験を向上させることができる。
【0027】
なお、説明すべきこととして、本開示の実施例による表示駆動集積回路は、画素回路11、表示駆動チップ12及び電源管理回路に加えて、表示パネルにおける他の回路を含んでもよい。本開示の実施例では、これに対して限定しない。
【0028】
可能な一実施形態では、前記自発光表示パネルは、有機発光ダイオード表示パネルと、発光ダイオード表示パネルと、量子ドット発光ダイオード表示パネルと、マイクロ発光ダイオード表示パネルと、サブミリメートル発光ダイオード表示パネルと、ペロブスカイト発光ダイオード表示パネルとのいずれか1つを含む。
【0029】
一例において、画素回路11は、発光素子(例えば、OLED、AMOLED、PMOLEDなど)の表示を駆動するためのM×N個の画素ユニット(例えば、アレイ状に配列される)を含んでもよい。
【0030】
本開示の実施例による表示駆動集積回路は、自発光表示パネルを含む電子機器(例えば、端末)に適用することができる。一例において、端末は、ユーザ機器(User Equipment、UE)、移動局(Mobile Station、MS)、移動端末(Mobile Terminal、MT)等とも呼ばれ、ユーザに音声及び/又はデータ接続性を提供する機器であり、例えば、無線接続機能を有する手持ち機器、車載機器等である。現在、いくつかの端末の例としては、携帯電話(Mobile Phone)、タブレット、ノートパソコン、パームトップ、モバイルインターネットデバイス(Mobile Internetdevice、MID)、ウェアラブルデバイス、仮想現実(Virtual Reality、VR)デバイス、拡張現実(Augmentedreality、AR)デバイス、産業制御(Industrial Control)における無線端末、無人運転(Selfdriving)における無線端末、遠隔手術(Remote medical Surgery)における無線端末、スマートグリッド(Smart Grid)における無線端末、輸送の安全(Transportation Safety)における無線端末、スマートシティ(Smart City)における無線端末、スマートホーム(Smart Home)における無線端末、自動車のインターネット化(IOV)における無線端末等が挙げられる。
【0031】
可能な一実施形態では、各ターゲットノードの電圧は、各ターゲットノードと当該駆動電圧発生モジュール13との距離の増加に応じて低下する。例えば、第1の電圧バスVW1における各ターゲットノードから出力される駆動電圧(VDD1→VDDj→VDDm)は順次に大きく、駆動電圧発生モジュール13から最も近いノードから出力される電圧VDDmが最大となり、駆動電圧発生モジュール13から最も遠いノードから出力される電圧VDD1が最小となる。例えば、第2の電圧バスVW2における各ターゲットノードから出力される駆動電圧(VSS1→VSSj→VSSm)は順次に大きく、駆動電圧発生モジュール13から最も近いノードから出力される電圧VSSmが最大となり、駆動電圧発生モジュール13から最も遠いノードから出力される電圧VSS1が最小となる。ただし、j<mであって、jとmはいずれも整数である。
【0032】
図2を参照すると、
図2は、本開示の一実施例による表示駆動集積回路の模式図を示す。
【0033】
可能な一実施形態では、
図2に示すように、前記駆動電圧発生モジュール13は、
前記第1の参照電圧V
DDRref及び前記第2の参照電圧V
SSrefを発生するための参照電圧発生手段131と、
前記第1のプリセット検出点134及び前記参照電圧発生手段131に接続され、前記第1の参照電圧V
DDRref及び前記第1の検出電圧に基づいて第1の駆動電圧V
DDを発生するための第1の電圧発生手段132と、
前記第2のプリセット検出点135及び前記参照電圧発生手段131に接続され、前記第2の参照電圧V
SSref及び前記第2の検出電圧に基づいて第2の駆動電圧V
SSを発生するための第2の電圧発生手段133とを含む。
【0034】
本開示の実施例では、参照電圧発生手段の具体的な実現方式について限定せず、当業者であれば、関連技術に基づいて実現することができる。
【0035】
可能な一実施形態では、前記第1の電圧発生手段132は、さらに、前記第1の参照電圧VDDRrefと前記第1の検出電圧との差に基づいて前記第1の駆動電圧VDDの大きさを調整するために用いられる。
【0036】
可能な一実施形態では、前記第2の電圧発生手段133は、さらに、前記第2の参照電圧VSSrefと前記第2の検出電圧との差に基づいて前記第2の駆動電圧VSSの大きさを調整するために用いられる。
【0037】
一例において、駆動電圧を調整する時に、検出電圧が参照電圧よりも大きい場合に、駆動電圧を一定の割合または基数で低下させてもよく、検出電圧が参照電圧よりも小さい場合には、駆動電圧を一定の割合または基数で上昇させてもよい。例示的に、調整の割合または基数は、検出電圧と参照電圧との差に応じて決定してもよく、例えば、検出電圧と参照電圧との差をTで表す場合、割合または基数はαTとしてもよい。だだし、αは、経験によって得られるものであってもよい。このようにすれば、駆動電圧を迅速かつ正確に調整することができる。もちろん、本開示の実施例では、駆動電圧の調整方式を限定せず、当業者であれば、必要に応じてあるいは実際の状況に応じて決定することができる。
【0038】
一例において、
図2に示すように、第1の電圧バスVW1が前記第1の電圧発生手段132に接続され、第2の電圧バスVW2が前記第2の電圧発生手段133に接続され、当該第1の電圧バスVW1が当該第1の駆動電圧V
DDを伝送する場合に、当該第1の駆動電圧V
DDは、伝送距離の増加に応じてM個の駆動電圧(V
DD1、…、V
DDj、…、V
DDm)に減衰される。したがって、当該第1の電圧バスVW1は、複数の電圧供給ノード(すなわち、第1のターゲットノード)を有することになり、これによりM個の駆動電圧(V
DD1、…、V
DDj、…、V
DDm)を画素回路11に伝送して、M×N個の前記画素ユニットを駆動する。一方、一例において、
図2に示すように、当該第2の電圧バスVW2が当該第2の駆動電圧V
SSを伝送する場合に、当該第2の駆動電圧V
SSは、伝送距離の増加に応じてM個の駆動電圧(V
SS1、…、V
SSj、…、V
SSm)に減衰される。したがって、当該第2の電圧バスVW2は、同様に複数の電圧供給ノード(第2のターゲットノード)を有することになり、これによりM個の駆動電圧(V
SS1、…、V
SSj、…、V
SSm)を当該画素回路11に伝送して、M×N個の前記画素ユニットを駆動する。
【0039】
本開示の実施例では、第1のプリセット検出点134、第2のプリセット検出点135の具体的な位置について限定せず、当業者は、経験に基づいて決定してもよく、事前計測によって第1の電圧バスVW1の各位置(第1のターゲットノード)の電圧値を把握することにより、前記第1のプリセット検出点134の最適位置を決定してもよい。第1のプリセット検出点134から検出された第1の検出電圧が第1の参照電圧に一致しないときに、当該第1の電圧発生手段132は、前記第1の駆動電圧VDDを上昇または低下させることにより、M個の前記第1の駆動電圧(VDD1、…、VDDj、…、VDDm)の安定性を維持する。第2のプリセット検出点135について、同様に、当業者は、経験に基づいて決定してもよく、事前計測によって第2の電圧バスVW2の各位置の電圧値を把握することにより、前記第2のプリセット検出点135の最適位置を決定してもよい。したがって、前記第2のプリセット検出点135から検出された第2検出電圧が第2の参照電圧に一致しない限り、前記第2の電圧発生手段133は、それに応じて、前記第2の駆動電圧VSSを上昇または低下させることにより、M個の前記第2の駆動電圧(VSS1、…、VSSj、…、VSSm)の安定性を維持する。本開示の実施例による表示駆動集積回路が供給する駆動電圧によれば、画素回路の画素ユニットが受ける駆動電圧の値は、導線インピーダンス及び自発光表示パネルの表示状況の変化に由来する負荷(または電圧差)の変化によって強制的に増加又は減少することがないので、各前記画素ユニットの発光安定性を保持することができる。
【0040】
可能な一実施形態では、前記表示駆動チップ12は、タイミング制御手段1210と、ソース駆動手段1220と、ゲート駆動手段1230とを含む。
【0041】
一例において、タイミング制御手段1210は、クロック信号を表示駆動集積回路における駆動電圧発生モジュール13とソース駆動手段1220とゲート駆動手段1230に供給し、前記ソース駆動手段1220は、データ信号を画素ユニットに出力するために用いられ、前記ゲート駆動手段1230は、走査信号及び輝度制御信号を画素ユニットに出力するために用いられるものであってもよい。本開示の実施例では、タイミング制御手段1210、ソース駆動手段1220及びゲート駆動手段1230の具体的な実現方式について限定せず、当業者であれば、必要に応じて関連技術を用いて実現することができる。
【0042】
本開示の実施例では、COF(Chip On Film、チップオンフィルム)技術または他の技術を用いて画素回路11、表示駆動チップ12および表示駆動集積回路を統合することができ、表示駆動集積回路によって検出電圧及び参照電圧に基づいて駆動電圧を調整することにより、駆動電圧を更新して画素ユニットを駆動する。これにより、回路基板と画素回路内部の導線による導線インピーダンスの負荷への影響を克服し、各画素ユニットの駆動電圧を安定させることができる。
【0043】
【0044】
一例において、
図3a、
図3b、
図3cに示すように、対応する階調コードがGL255である画面を全画面で表示するように(
図3aに示すように)自発光表示パネルを制御した後、次に、対応する階調コードがGL0である画面を自発光表示パネルの周辺領域に表示するように(
図3bに示すように)自発光表示パネルを制御する時に、本開示の実施例による表示駆動集積回路を採用していない場合には、2つの領域の負荷の差(または電圧差)によって、元々階調コードGL255に基づいて表示されていた中央領域が明るくなり、当該中央領域に表示される画面が階調コードGL255に正しく対応しなくなることが見られる。本開示の実施例による表示駆動集積回路を採用した場合には、表示駆動集積回路は、第1の参照電圧と前記第1のプリセット検出点から検出された第1の検出電圧とに基づいて第1の駆動電圧を発生し、第2の参照電圧と前記第2のプリセット検出点から検出された第2の検出電圧とに基づいて第2の駆動電圧を出力し、M個の前記駆動電圧(V
DD1、…、V
DDj、…、V
DDm)及びM個の駆動電圧(V
SS1、…、V
SSj、…、V
SSm)が適応的に電圧調整された後、
図3cに示すように、中央領域の輝度は
図3aの輝度と一致する。このように、本開示の実施例に開示した技術的解決手段は、回路基板と自発光表示パネル内部の画素回路の導線による導線インピーダンスの負荷への影響を克服することができ、画素ユニットが受ける駆動電圧値は、導線インピーダンス及び自発光表示パネルの表示状況の変化に由来する負荷(または電圧差)の変化によって増加又は減少することがなく、各画素ユニットの駆動電圧を安定させることができる。
【0045】
本開示の一態様によれば、前記表示駆動集積回路を含むディスプレイを提供する。
【0046】
本開示の一態様によれば、前記ディスプレイを含む電子機器を提供する。
【0047】
可能な一実施形態では、前記電子機器は、スマートテレビと、スマートフォンと、スマートウォッチと、スマートバンドと、タブレットと、ノートパソコンと、一体型コンピュータと、入退室管理装置と、電子式ドアロックとのいずれか1つを含む。
【0048】
本開示の実施例による表示駆動集積回路は、電子機器に適用することができ、電子機器は、端末、サーバ、または他の形態の機器として提供することができる。
【0049】
図4を参照すると、
図4は、本開示の一実施例による電子機器のブロック図を示す。
【0050】
例えば、電子機器800は、携帯電話、コンピュータ、デジタル放送端末、メッセージ送受信機器、ゲームコンソール、タブレット機器、医療機器、フィットネス機器、パーソナルデジタルアシスタント等の端末であってもよい。
【0051】
図4を参照すると、電子機器800は、処理モジュール802、メモリ804、電源モジュール806、マルチメディアモジュール808、オーディオモジュール810、入出力(I/O)インタフェース812、センサモジュール814、及び通信モジュール816のうちの1つまたは複数のモジュールを含んでもよい。
【0052】
処理モジュール802は、一般的に電子機器800の全体的な動作、例えば表示、電話の呼び出し、データ通信、カメラ動作、および記録動作に関連する動作を制御する。処理モジュール802は、命令を実行して前記方法の全部または一部のステップを完成させるための1つまたは複数のプロセッサ820を含んでもよい。なお、処理モジュール802は、処理モジュール802と他のモジュールとのインタラクションのために、1つまたは複数のモジュールを含んでもよい。例えば、処理モジュール802は、マルチメディアモジュール808と処理モジュール802とのインタラクションのために、マルチメディアモジュールを含んでもよい。
【0053】
メモリ804は、電子機器800での動作をサポートするために様々なタイプのデータを記憶するように構成される。これらのデータの例としては、電子機器800において動作する任意のアプリケーションプログラムまたは方法の命令、連絡先データ、電話帳データ、メッセージ、ピクチャ、ビデオなどを含む。メモリ804は、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブルリードオンリーメモリ(EPROM)、プログラマブルリードオンリーメモリ(PROM)、リードオンリーメモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、または光ディスクなどの任意のタイプの揮発性または不揮発性の記憶装置、またはそれらの組み合わせによって実現できる。
【0054】
電源モジュール806は、電子機器800の様々なモジュールに電力を供給する。電源モジュール806は、電源管理システム、1つまたは複数の電源、および電子機器800のための電力の発生、管理および分配に関連する他のモジュールを含んでもよい。
【0055】
マルチメディアモジュール808は、前記電子機器800とユーザとの間に出力インタフェースを提供するスクリーンを含む。いくつかの実施例では、スクリーンは、液晶ディスプレイ(LCD)およびタッチパネル(TP)を含んでもよい。スクリーンがタッチパネルを含む場合、スクリーンは、ユーザからの入力信号を受けるようにタッチスクリーンとして実現されてもよい。タッチパネルは、タッチ、スライドおよびタッチパネル上のジェスチャーを検知するために、1つまたは複数のタッチセンサを含む。前記タッチセンサは、タッチ又はスライド動作の境界だけではなく、前記タッチ又はスライド動作に関連する継続時間及び圧力を検出するようにしてもよい。いくつかの実施例では、マルチメディアモジュール808は、1つのフロントカメラおよび/またはバックカメラを含む。電子機器800が動作モード、例えば写真モードまたはビデオモードになると、フロントカメラおよび/またはバックカメラは、外部のマルチメディアデータを受信することができる。各フロントカメラおよびバックカメラは、固定された光学レンズ系、または焦点距離および光学ズーム能力を有するものであってもよい。
【0056】
オーディオモジュール810は、オーディオ信号を出力および/または入力するように構成される。例えば、オーディオモジュール810は、電子機器800が動作モード、例えば呼び出しモード、記録モードおよび音声認識モードになると、外部のオーディオ信号を受信するように構成されたマイクロフォン(MIC)を含む。受信されたオーディオ信号は、さらにメモリ804に記憶されるか、または通信モジュール816を介して送信されてもよい。いくつかの実施例では、オーディオモジュール810は、オーディオ信号を出力するためのスピーカをさらに含む。
【0057】
I/Oインタフェース812は、処理モジュール802とキーボード、クリックホイール、ボタンなどの周辺インタフェースモジュールとの間にインタフェースを提供する。これらのボタンは、ホームボタン、音量ボタン、スタートボタン、およびロックボタンを含んでもよいが、これらに限らない。
【0058】
センサモジュール814は、電子機器800に各方面での状態評価を提供するための1つまたは複数のセンサを含む。例えば、センサモジュール814は、電子機器800のオン/オフ状態、電子機器800の例えばディスプレイおよびキーパッドのようなモジュールの相対的位置決めを検出可能である。センサモジュール814は、さらに、電子機器800または電子機器800のあるモジュールの位置変化、ユーザと電子機器800との接触の有無、電子機器800の方位または加減速、および電子機器800の温度変化を検出可能である。センサモジュール814は、いかなる物理的接触なしに近傍の物体の存在を検出するように構成された近接センサを含んでもよい。センサモジュール814は、相補型金属酸化物半導体(CMOS)又は電荷結合装置(CCD)イメージセンサのような、イメージングの応用において使用されるための光センサをさらに含んでもよい。いくつかの実施例では、当該センサモジュール814は、加速度センサ、ジャイロセンサ、磁気センサ、圧力センサ、または温度センサをさらに含んでもよい。
【0059】
通信モジュール816は、電子機器800と他の機器との間の有線または無線通信を実現するように構成される。電子機器800は、例えば無線ネットワーク(WiFi)、第2世代移動通信技術(2G)または第3世代移動通信技術(3G)、またはそれらの組み合わせのような、通信規格に基づく無線ネットワークにアクセス可能である。例示的な一実施例では、通信モジュール816は、放送チャネルを介して外部の放送管理システムからの放送信号又は放送関連情報を受信する。例示的な一実施例では、前記通信モジュール816は、近距離通信を促進させるために近距離無線通信(NFC)モジュールをさらに含む。例えば、NFCモジュールは、無線周波数識別(RFID)技術、赤外線データ協会(IrDA)技術、超広帯域(UWB)技術、ブルートゥース(登録商標)(BT)技術、および他の技術によって実現できる。
【0060】
例示的な実施例では、電子機器800は、前記方法を実行するために、1つまたは複数の特定用途向け集積回路(ASIC)、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、デジタル信号処理装置(DSPD)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、または他の電子デバイスによって実現できる。
【0061】
以上に本開示の各実施例を記述したが、上記説明は、例示的なものに過ぎず、網羅的なものではなく、かつ披露された各実施例に限定されるものでもない。当業者にとって、説明された各実施例の範囲および精神から逸脱することなく、様々な修正および変更は自明である。本明細書に選ばれた用語は、各実施例の原理、実際の応用、または市場における技術への技術的改善を好適に解釈するか、または他の当業者に本文に披露された各実施例を理解させるためのものである。
【国際調査報告】