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特表2024-509676無料充填利用券基盤コンテンツ提供システム
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-05
(54)【発明の名称】無料充填利用券基盤コンテンツ提供システム
(51)【国際特許分類】
   G06Q 50/10 20120101AFI20240227BHJP
   H04L 51/07 20220101ALI20240227BHJP
【FI】
G06Q50/10
H04L51/07
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023545214
(86)(22)【出願日】2022-01-19
(85)【翻訳文提出日】2023-07-26
(86)【国際出願番号】 KR2022000948
(87)【国際公開番号】W WO2022164111
(87)【国際公開日】2022-08-04
(31)【優先権主張番号】10-2021-0011740
(32)【優先日】2021-01-27
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(31)【優先権主張番号】10-2022-0007149
(32)【優先日】2022-01-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】KR
(81)【指定国・地域】
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用申請有り シサジャーナル エコノミー カンパニー リミテッドによるシサジャーナル-eの発行(発行日:令和3年1月20日)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.ZIGBEE
2.WCDMA
(71)【出願人】
【識別番号】520211720
【氏名又は名称】カカオ エンターテインメント コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】KAKAO ENTERTAINMENT CORP.
(74)【代理人】
【識別番号】100111132
【弁理士】
【氏名又は名称】井上 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100170900
【弁理士】
【氏名又は名称】大西 渉
(72)【発明者】
【氏名】パク、ジョンウォン
(72)【発明者】
【氏名】パク、ユンホ
(72)【発明者】
【氏名】キム、ヨンジン
(72)【発明者】
【氏名】イ、グァンス
【テーマコード(参考)】
5L049
【Fターム(参考)】
5L049CC11
(57)【要約】
本発明は、無料充填利用券に基づいて複数のコンテンツを提供するシステムであって、複数のコンテンツを無料で利用できる無料充填利用券を管理し、複数のコンテンツのうち無料充填利用券の適用対象である複数の対象コンテンツを設定し、一定時間ごとに一定個数の無料充填利用券を自動で使用者端末に充填する利用券管理部と、使用者端末から無料充填利用券に基づいて対象コンテンツの提供の要請を受けると、対象コンテンツを使用者端末に提供するコンテンツ提供部と、複数のコンテンツに関するコンテンツ情報、複数の対象コンテンツの設定に関する設定情報および無料充填利用券の充填および使用に関する利用券情報を保存する保存部を含む無料充填利用券基盤コンテンツ提供システムを提供する。
【選択図】図2


【特許請求の範囲】
【請求項1】
無料充填利用券に基づいて複数のコンテンツを提供するシステムであって、
前記複数のコンテンツを無料で利用できる無料充填利用券を管理し、前記複数のコンテンツのうち前記無料充填利用券の適用対象である複数の対象コンテンツを設定し、一定時間ごとに一定個数の前記無料充填利用券を自動で使用者端末に充填する利用券管理部、
前記使用者端末から前記無料充填利用券に基づいて前記対象コンテンツの提供の要請を受けると、前記対象コンテンツを前記使用者端末に提供するコンテンツ提供部、および、
前記複数のコンテンツに関するコンテンツ情報、前記複数の対象コンテンツの設定に関する設定情報および前記無料充填利用券の充填および使用に関する利用券情報を保存する保存部を含む、無料充填利用券基盤コンテンツ提供システム。
【請求項2】
前記利用券管理部は、
前記無料充填利用券の充填時期および充填個数を設定する、請求項1に記載の無料充填利用券基盤コンテンツ提供システム。
【請求項3】
前記利用券管理部は、
前記使用者端末から前記対象コンテンツの提供の要請を受けると、前記無料充填利用券を消尽させながら前記対象コンテンツの閲覧権限を前記使用者端末に付与する、請求項1に記載の無料充填利用券基盤コンテンツ提供システム。
【請求項4】
前記無料充填利用券は、次の充填以前まで使用可能な、請求項1に記載の無料充填利用券基盤コンテンツ提供システム。
【請求項5】
前記無料充填利用券は、前記複数の対象コンテンツに対してすべて使用可能な第1無料充填利用券および前記複数の対象コンテンツのうち特定コンテンツに限って使用できる第2無料充填利用券を含む、請求項1に記載の無料充填利用券基盤コンテンツ提供システム。
【請求項6】
前記利用券管理部は、
前記対象コンテンツに前記第1および第2無料充填利用券がそれぞれ充填された場合、前記第2無料充填利用券を前記第1無料充填利用券より先に消尽させる、請求項5に記載の無料充填利用券基盤コンテンツ提供システム。
【請求項7】
前記コンテンツ情報、前記複数の対象コンテンツの設定に関する前記設定情報および前記利用券情報を前記使用者端末に提供する情報提供部をさらに含む、請求項1に記載の無料充填利用券基盤コンテンツ提供システム。
【請求項8】
前記使用者端末は、
メインホーム画面に前記利用券情報を含むフローティングボタンを露出する、請求項7に記載の無料充填利用券基盤コンテンツ提供システム。
【請求項9】
前記フローティングボタンは、
前記メインホーム画面のスクロール時または前記無料充填利用券をすべて消尽時に縮小型で露出する、請求項8に記載の無料充填利用券基盤コンテンツ提供システム。
【請求項10】
前記フローティングボタンは、
前記無料充填利用券を示すバッジおよび前記無料充填利用券の残余個数を表示する、請求項8に記載の無料充填利用券基盤コンテンツ提供システム。
【請求項11】
前記使用者端末は、
前記複数のコンテンツを種類別に区分した複数のカテゴリーに該当する複数のカテゴリータブを前記メインホーム画面に表示する、請求項8に記載の無料充填利用券基盤コンテンツ提供システム。
【請求項12】
前記使用者端末は、
使用者が前記複数のカテゴリータブのうちいずれか一つを選択すると、選択されたカテゴリータブに該当するカテゴリーホーム画面に移動する、請求項11に記載の無料充填利用券基盤コンテンツ提供システム。
【請求項13】
前記使用者端末は、
前記カテゴリーホーム画面に前記フローティングボタンを縮小型で露出する、請求項12に記載の無料充填利用券基盤コンテンツ提供システム。
【請求項14】
前記使用者端末は、
前記複数の対象コンテンツに該当する無料利用タブを前記メインホーム画面に表示する、請求項8に記載の無料充填利用券基盤コンテンツ提供システム。
【請求項15】
前記使用者端末は、使用者が前記無料利用タブを選択すると、前記対象コンテンツに該当する無料利用ホーム画面に移動する、請求項14に記載の無料充填利用券基盤コンテンツ提供システム。
【請求項16】
前記使用者端末は、
使用者が前記フローティングボタンを選択すると、前記対象コンテンツに該当する無料利用ホーム画面に移動する、請求項14に記載の無料充填利用券基盤コンテンツ提供システム。
【請求項17】
前記使用者端末は、
前記無料充填利用券を保存する保管ボックスに該当する保管ボックスタブを前記メインホーム画面に表示する、請求項8に記載の無料充填利用券基盤コンテンツ提供システム。
【請求項18】
前記使用者端末は、
前記無料充填利用券を充填した後に一定時間の間前記保管ボックスタブに前記無料充填利用券を示すバッジを露出する、請求項17に記載の無料充填利用券基盤コンテンツ提供システム。
【請求項19】
前記使用者端末は、
前記複数の対象コンテンツに前記無料充填利用券を示すバッジを露出する、請求項1に記載の無料充填利用券基盤コンテンツ提供システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は利用券に基づいてコンテンツを使用者に提供する技術に関し、より具体的には、一定時間が経過すると自動で充填されて使用者に付与される無料充填利用券に基づいて使用者にコンテンツを提供する方法およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
忙しい生活を送っている現代人はインターネットを通じての情報通信技術の発展に乗じて、スマートフォンを使って漫画、ドラマ、映画などのような多様なコンテンツの提供を受けているのが一般的である。
【0003】
スマートフォンを通じてのコンテンツ提供は、一般的に前記コンテンツをサービスするプラットフォームを通じて実施される。コンテンツの消費者はスマートフォンで望むコンテンツをサービスするプラットフォームに接続し、スマートフォンは該当コンテンツを実行するために使われるデータをダウンロードして消費者に該当コンテンツを提供する。
【0004】
このようなプラットフォームは大きく二つの方式で収益を創り出す。まず、無料でコンテンツを提供してプラットフォーム使用者を増加させ、増加した使用者を基盤として広告等を通じて収益を創り出す無料基盤コンテンツ提供プラットフォーム、そしてコンテンツを有料で提供して収益を創り出す有料基盤コンテンツ提供プラットフォームがある。
【0005】
以前はコンテンツを消費するにおいて有料に対する拒否感が非常に大きいのが一般的なオンライン消費環境であった。そのため、無料コンテンツ提供プラットフォームがより優勢であった。
【0006】
しかし、無料コンテンツ提供プラットフォームは収益が広告などのような間接的手段によって創出されるため、安定して多様なコンテンツを提供するのが難しく、高性能のコンテンツ提供環境を具備することが制限的である。特に、収益最大化のために広告が乱発され得るため、使用者の便宜性が非常に低下する問題があった。
【0007】
一方、有料コンテンツ提供プラットフォームの場合、多くの消費者がコンテンツを有料で購入した以後に消費者のニーズを充足するかどうかに対する疑いのためコンテンツの有料購入をためらうことになる。
【0008】
このような状況で、本出願人はいわゆる待てば無料というビジネスモデルをウェブトゥーン、オンライン小説などのコンテンツサービスの提供に導入した。一定時間待てば無料でコンテンツが見られるようにする方式はプラットフォーム内に使用者の流入を大きく増加させ、使用者の自然な有料コンテンツの消費を可能にして、ウェブトゥーン、オンライン小説などの有料コンテンツ市場および関連エコシステムの成長を牽引している。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
本発明は、コンテンツ提供サービスに対する忠誠度および依存性を向上させ得る無料充填利用券基盤コンテンツ提供方法およびシステムを提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、使用者の合理的な消費を助けることができる無料充填利用券基盤コンテンツ提供方法およびシステムを提供することを目的とする。
【0011】
本発明で達成しようとする技術的課題は以上で言及した技術的課題に制限されず、言及されていないさらに他の技術的課題は下記の記載から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解され得るであろう。
【課題を解決するための手段】
【0012】
前記課題を解決するために、本発明は、無料充填利用券に基づいて複数のコンテンツを提供するシステムであって、複数のコンテンツを無料で利用できる無料充填利用券を管理し、複数のコンテンツのうち無料充填利用券の適用対象である複数の対象コンテンツを設定し、一定時間ごとに一定個数の無料充填利用券を自動で使用者端末に充填する利用券管理部と、使用者端末から無料充填利用券に基づいて対象コンテンツの提供の要請を受けると、対象コンテンツを使用者端末に提供するコンテンツ提供部と、複数のコンテンツに関するコンテンツ情報、複数の対象コンテンツの設定に関する設定情報および無料充填利用券の充填および使用に関する利用券情報を保存する保存部を含む無料充填利用券基盤コンテンツ提供システムを提供する。
【0013】
ここで、利用券管理部は、無料充填利用券の充填時期および充填個数を設定することができる。
【0014】
また、利用券管理部は、使用者端末から対象コンテンツの提供の要請を受けると、無料充填利用券を消尽させながら対象コンテンツの閲覧権限を使用者端末に付与することができる。
【0015】
また、無料充填利用券は、次の充填以前まで使用可能である。
【0016】
本発明の無料充填利用券基盤コンテンツ提供システムは、コンテンツ情報、複数の対象コンテンツの設定に関する設定情報および利用券情報を使用者端末に提供する情報提供部をさらに含むことができる。
【0017】
また、使用者端末は、メインホーム画面に利用券情報を含むフローティングボタンを露出され得る。
【0018】
ここで、フローティングボタンは、メインホーム画面のスクロール時または無料充填利用券をすべて消尽時に縮小型で露出され得る。
【0019】
また、フローティングボタンは、無料充填利用券を示すバッジおよび無料充填利用券の残余個数を表示することができる。
【0020】
また、使用者端末は複数のコンテンツを種類別に区分した複数のカテゴリーに該当する複数のカテゴリータブをメインホーム画面に表示することができる。
【0021】
また、使用者端末は、使用者が複数のカテゴリータブのうちいずれか一つを選択すると、選択されたカテゴリータブに該当するカテゴリーホーム画面に移動することができる。
【0022】
また、使用者端末は、カテゴリーホーム画面にフローティングボタンを縮小型で露出することができる。
【0023】
また、使用者端末は、複数の対象コンテンツに該当する無料利用タブをメインホーム画面に表示することができる。
【0024】
また、使用者端末は、使用者が無料利用タブを選択すると、対象コンテンツに該当する無料利用ホーム画面に移動することができる。
【0025】
また、使用者端末は、使用者がフローティングボタンを選択すると、対象コンテンツに該当する無料利用ホーム画面に移動することができる。
【0026】
また、使用者端末は、無料充填利用券を保存する保管ボックスに該当する保管ボックスタブをメインホーム画面に表示することができる。
【0027】
また、使用者端末は、無料充填利用券を充填した後に一定時間の間保管ボックスタブに無料充填利用券を示すバッジを露出することができる。
【0028】
また、使用者端末は、複数の対象コンテンツに無料充填利用券を示すバッジを露出することができる。
【発明の効果】
【0029】
本発明によると、無料充填利用券は、無料充填利用券適用対象であるすべてのコンテンツに使うことができ、次の充填以前まで使用可能であるので、使用者は次の充填以前までできるだけ無料充填利用券を多く使用しようとし、無料充填利用券基盤コンテンツ提供サービスを使う頻度が高くなることになる。その結果、使用者の無料充填利用券基盤コンテンツ提供サービスに対する忠誠度および依存性などが高くなる効果がある。
【0030】
また、無料充填利用券を多くのコンテンツに対して使った場合、使用者は経験したコンテンツに対して購入の有無をより確実に決定することができる。つまり、使用者の合理的な消費を助けることができる。
【0031】
本発明で得ることができる効果は以上で言及した効果に制限されず、言及されていないさらに他の効果は下記の記載から本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に明確に理解され得るであろう。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1】本発明の実施例に係る無料充填利用券基盤コンテンツ提供システムの概略的な構成図である。
図2】本発明の実施例に係る無料充填利用券基盤コンテンツ提供システムの無料利用券充填過程を説明するための図面である。
図3】本発明の実施例に係る無料充填利用券基盤コンテンツ提供過程を説明するための図面である。
図4】本発明の実施例に係る無料充填利用券基盤コンテンツ提供システムにおいて、使用者端末にディスプレイされるメインホーム画面を図示した図面である。
図5図4でスクロール時または無料充填利用券をすべて消尽時のメインホーム画面を図示した図面である。
図6】本発明の実施例に係る無料充填利用券基盤コンテンツ提供システムにおいて、使用者端末にディスプレイされるカテゴリーホーム画面を図示した図面である。
図7】本発明の実施例に係る無料充填利用券基盤コンテンツ提供システムにおいて、使用者端末にディスプレイされるカテゴリーホーム画面を図示した図面である。
図8】本発明の実施例に係る無料充填利用券基盤コンテンツ提供システムにおいて、使用者端末にディスプレイされる無料利用ホーム画面を図示した図面である。
図9】本発明の実施例に係る無料充填利用券基盤コンテンツ提供システムにおいて、使用者端末にディスプレイされる対象コンテンツホーム画面を図示した図面である。
図10】本発明の実施例に係る無料充填利用券基盤コンテンツ提供システムにおいて、使用者端末にディスプレイされる対象コンテンツリスト画面を図示した図面である。
図11】本発明の実施例に係る無料充填利用券基盤コンテンツ提供システムにおいて、使用者端末にディスプレイされる無料充填利用券の説明を図示した図面である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
以下、添付された図面を参照して本明細書に開示された実施例を詳細に説明するものの、図面符号にかかわらず、同一または類似する構成要素は同じ参照番号を付し、これに対する重複する説明は省略することにする。以下の説明で使われる構成要素に対する接尾辞「モジュール」および「部」は、明細書作成の容易さのみが考慮されて付与または混用されるものであり、それ自体で互いに区別される意味または役割を有するものではない。また、本明細書に開示された実施例の説明において、関連した公知技術に対する具体的な説明が本明細書に開示された実施例の要旨を曖昧にさせ得る恐れがあると判断される場合、その詳細な説明を省略する。また、添付された図面は本明細書に開示された実施例を容易に理解できるようにするためのものに過ぎず、添付された図面によって本明細書に開示された技術的思想が制限されず、本発明の思想および技術範囲に含まれるすべての変更、均等物乃至代替物を含むものと理解されるべきである。
【0034】
第1、第2等のように序数を含む用語は多様な構成要素の説明に使われ得るが、前記構成要素は前記用語によって限定されはしない。前記用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的でのみ使われる。
【0035】
或る構成要素が他の構成要素に「連結されて」いるとか「接続されて」いると言及された時には、その他の構成要素に直接的に連結されていたりまたは接続されていてもよいが、中間に他の構成要素が存在してもよいと理解されるべきである。反面、或る構成要素が他の構成要素に「直接連結されて」いるとか「直接接続されて」いると言及された時には、中間に他の構成要素が存在しないものと理解されるべきである。
【0036】
単数の表現は文脈上明白に異なって意味しない限り、複数の表現を含む。
【0037】
本出願で、「含む」または「有する」等の用語は明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするものであって、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものなどの存在または付加の可能性を予め排除しないものと理解されるべきである。
【0038】
図1は、本発明の実施例に係る無料充填利用券基盤コンテンツ提供システムの概略的な構成図である。
【0039】
図1を参照すると、本発明の実施例に係る無料充填利用券基盤コンテンツ提供システムは、使用者端末200に無料充填利用券に基づいて複数のコンテンツを提供するシステムであって、サーバー100および使用者端末200を含んで構成され得る。ここで、サーバー100はネットワーク10を通じて使用者端末200と通信可能であるように構成される。
【0040】
また、本発明の実施例に係る無料充填利用券基盤コンテンツ提供システムは、コンテンツの利用券の決済のための金融機関サーバーおよびコンテンツ提供者のコンテンツ提供のためのコンテンツ提供サーバーのような外部サーバー300をさらに含んでもよい。ここで、外部サーバー300はネットワーク10を通じてサーバー100および使用者端末200と通信可能であるように構成される。
【0041】
コンテンツはテキスト、イメージ、動画、オーディオ、またはこれらの組み合わせで具現されて使用者に提供可能な情報または個別の情報要素を指称する概念であり、多数の使用者が接続するプラットフォームを通じて提供されるテキスト(例えば、オンライン小説、その他デジタル書籍)、テキストとイメージの組み合わせ(例えば、ウェブトゥーン)、動画などを含むことができる。
【0042】
コンテンツ提供者はコンテンツを提供する主体を指称する概念であり、使用者(または加入者)に有料または無料でコンテンツを提供するオンラインサービス提供者を意味する。例えば、コンテンツ提供者はTV放送局、ラジオ放送局、VOD(Video On Demand)事業者、AOD(Audio On Demand)事業者などを含むことができる。
【0043】
サーバー100、使用者端末200および外部サーバー300間のネットワーク10を通じての通信方法は、客体と客体がネットワーキングできる多様な通信方法を含むことができ、有線通信、無線通信、3G、4G、5G有線インターネットまたは無線インターネットであってもよく、この他にも有線公衆網、無線移動通信網または携帯インターネットなどと統合されたコアネットワークであってもよく、TCP/IPプロトコルおよびその上位階層に存在する多様なサービス、すなわちHTTP(Hyper Text Transfer Protocol)、Telnet、FTP(File Transfer Protocol)、DNS(Domain Name System)、SMTP(Simple Mail Transfer Protocol)等を提供する開放型コンピュータネットワークであってもよいが、これに制限されない。例えば、ネットワーク2はLAN(Local Area Network)、MAN(Metropolitan Area Network)、GSM(Global System for Mobile Network)、EDGE(Enhanced Data GSM Environment)、HSDPA(High Speed Downlink Packet Access)、W-CDMA(Wideband Code Division Multiple Access)、CDMA(Code Division Multiple Access)、TDMA(Time Division Multiple Access)、ブルートゥース(Bluetooth)(登録商標)、ジグビー(Zigbee)、ワイファイ(Wi-Fi)、VoIP(Voice over Internet Protocol)、LTE Advanced、IEEE802.16m、WirelessMAN-Advanced、HSPA+、3GPP(登録商標) Long Term Evolution(LTE)、Mobile WiMAX(IEEE 802.16e)、UMB(formerly EV-DO Rev.C)、Flash-OFDM、iBurst and MBWA(IEEE 802.20)systems、HIPERMAN、Beam-Division Multiple Access(BDMA)、Wi-MAX(World Interoperability for Microwave Access)、および超音波活用通信からなる群から選択される一つ以上の通信方法による通信ネットワークを指称し得るが、これに限定されるものではない。
【0044】
本発明の実施例に係る無料充填利用券基盤コンテンツ提供システムは、利用券を利用して使用者端末200にコンテンツを提供することができる。
【0045】
ここで、利用券は必ずしも実際の貨幣を利用して決済されるものに限定されず、デジタル通貨などを利用して決済され得る。例えば、利用券を購入する手段は直ちに決済、定期決済または電子商品券など多様な方式でなされ得、特定方式に限定されない。
【0046】
このような利用券は全体コンテンツの利用券としても購入できるが、個別のコンテンツそれぞれに対応する個別の利用券としても購入することができる。
【0047】
利用券の使用範囲は多様に設定され得る。一例において、コンテンツが複数の回からなるシリーズ物の動画である場合、利用券購入時にシリーズ物の各回別の動画に対して利用券を使用可能であるように設定され得る。使用者は例えば特定の回の一つ以上の動画閲覧時に利用券を一つずつ使うことができる。
【0048】
一実施例において、利用券はデジタル通貨または実物貨幣に基づいた決済利用券、非決済基盤利用券を含む。ここで、決済利用券は一定時間の間使用者がコンテンツを利用可能な一時的な利用券(例えば、レンタル権など)、一定時間以上使用者がコンテンツを利用可能な非一時的利用券(例えば、所有権など)を含む。
【0049】
非決済基盤利用券は予め設定された個数のコンテンツを無料で利用するようにする初期利用券(例えば、特定ウェブトゥーンの1話から5話までの無料利用券)、サービス業者によってランダムな時点で提供されるか、第三者によって提供されるプレゼント利用券、特定条件を充足すれば付与されるイベント利用券および一定期間ごとに無料で充填される無料充填利用券を含む。ここで、無料充填利用券は、設定されたコンテンツのうちコンテンツの種類にかかわらず自由に使用できる第1無料充填利用券と特定コンテンツに限って使用できる第2無料充填利用券に区分することができる。
【0050】
ここで、同一コンテンツに対して複数の利用券を使用することができ、使用者が使う特定利用券を指定しなかった場合、初期利用券、第2無料充填利用券、第1無料充填利用券、イベント利用券、プレゼント利用券および決済利用券の順で消尽され得る。
【0051】
イベント利用券は所定のミッションを充足すれば前記使用者に付与されるミッション利用券を含む。一例において、所定のミッションは一つ以上の他の使用者に特定メッセージを伝送する作業を含む。
【0052】
また、サーバー100は利用券購入必要画面を通じての利用券購入要請が受信された場合、利用券購入要請に対応する金額の決済要請をカード会社または金融機関サーバー300に伝送して、一連の代金決済過程を遂行できる。課金処理のために、使用者端末200からクレジットカード情報または金融機関の口座情報などのような決済に必要な個人金融情報が受信されると、サーバー100は受信された個人金融情報に基づいてカード会社または金融機関サーバー300に決済を要請することができる。ここで、金融機関サーバーは金融業務を取り扱うすべての機関を通称し、例えば、銀行、証券会社などをすべて含むことができる。
【0053】
カード会社または金融機関サーバー300から決済完了通知が受信されると、サーバー100は使用者端末200に関連した使用者アカウントに利用券情報を生成することができる。
【0054】
図1を参照すると、サーバー100は利用券管理部110、コンテンツ提供部120、保存部130および情報提供部140を含んで構成され得る。
【0055】
利用券管理部110は初期利用券、無料充填利用券、イベント利用券、プレゼント利用券および決済利用券を管理することができる。
【0056】
特に、利用券管理部110は、複数のコンテンツのうち無料充填利用券の適用対象である複数の対象コンテンツを設定し、一定時間ごとに一定個数の無料充填利用券を自動で使用者端末200に充填することができる。例えば、無料充填利用券は毎晩12時と昼間12時にそれぞれ5個ずつ総10個か使用者端末200に充填され得る。
【0057】
利用券管理部110は無料充填利用券の充填時期および充填個数を設定および変更することができる。ただし、使用者に固定的な充填スケジュールを刻印させるために頻繁な変更は好ましくない。
【0058】
利用券管理部110は、第1無料充填利用券の適用対象である対象コンテンツと第2無料充填利用券の適用対象である対象コンテンツをそれぞれ独立的に設定することができる。すなわち、利用券管理部110は特定コンテンツに対して、第1および第2無料充填利用券のうち少なくとも一つを設定することができる。
【0059】
ここで、第1無料充填利用券は、第2無料充填利用券より利用可能なコンテンツの選択幅がさらに広いので、第2無料充填利用券より大きい権利を有する。したがって、利用券管理部110は対象コンテンツに第1および第2無料充填利用券がそれぞれ充填された場合、第2無料充填利用券を第1無料充填利用券より先に消尽させることができる。
【0060】
利用券管理部110は、対象コンテンツに対して無料充填利用券の適用期間を設定することができる。ここで、使用者は設定された適用期間に限って無料充填利用券を利用して対象コンテンツの提供を受けることができる。
【0061】
無料充填利用券は使用者が一定期間の間無料でコンテンツを閲覧できる権限を意味し、サーバー100から提供された無料充填利用券は次の充填以前まで使用可能である。前述した例において、夜12時に充填された無料充填利用券は昼間12時以前までに使用可能であり、もし昼間12以前まで2個のみ使った状態で昼間12時になると、使わなかった3個は消滅し、新しく5個が充填される。
【0062】
このように、無料充填利用券は次の充填以前まで使用可能であるので、使用者は次の充填以前までにできるだけ無料充填利用券を多く使用しようとし、無料充填利用券基盤コンテンツ提供サービスを使う頻度が高くなることになる。その結果、使用者の無料充填利用券基盤コンテンツ提供サービスに対する忠誠度および依存性などが高くなり得る。
【0063】
また、無料充填利用券を多くのコンテンツに対して使った場合、使用者は経験したコンテンツに対して購入の有無をより確実に決定することができる。つまり、使用者の合理的な消費を助けることができる。
【0064】
利用券管理部110は使用者端末200から対象コンテンツの提供の要請を受けると、無料充填利用券を消尽させながら対象コンテンツの閲覧権限を使用者端末200に付与することができる。
【0065】
対象コンテンツは複数の回で構成され得るが、利用券管理部110は複数の回のうち一部の回に対してのみ無料充填利用券の適用対象に設定することができる。例えば、対象コンテンツの複数の回のうち最新の5回に対しては無料充填利用券の未適用対象に設定することができる。
【0066】
コンテンツ提供部120は使用者端末200から対象コンテンツの提供の要請を受けると、対象コンテンツを使用者端末200に提供することができる。
【0067】
保存部130は複数のコンテンツに関するコンテンツ情報、複数の対象コンテンツの設定に関する設定情報および無料充填利用券の充填および使用に関する利用券情報を保存することができる。
【0068】
情報提供部140はコンテンツ情報、複数の対象コンテンツの設定に関する設定情報および利用券情報を使用者端末に提供することができる。
【0069】
本発明の実施例に係る無料充填利用券基盤コンテンツ提供システムは全体的にハードウェアであるか、または部分的にハードウェアであり部分的にソフトウェアである側面を有することができる。したがって、使用者端末200およびサーバー100と、これに含まれた各構成要素は特定の形式および内容のデータを処理したり電子通信方式でやりとりするためのハードウェアおよびこれに関連したソフトウェアを通称することができる。
【0070】
図1を参照すると、サーバー100の各構成要素は相互間に通信可能に連結されるか、必ずしも物理的に集積された一つの装置を構成するものではない。例えば、保存部130は分散コンピューティング環境で互いに通信可能に位置する個別サーバーまたはコンピューティング装置であってもよい。また、各構成要素が具現されたコンピューティング装置で遂行する動作により装置を機能的に区分したものに過ぎず、必ずしも互いに分離された別個の素子を意味するものではない。例えば、利用券管理部110、コンテンツ提供部120および情報提供部140は必ずしも分離された別個の素子を意味しない。
【0071】
図2は、本発明の実施例に係る無料充填利用券基盤コンテンツ提供システムの無料利用券充填過程を説明するための図面である。
【0072】
図2を参照すると、サーバー100は、複数のコンテンツのうち無料充填利用券の適用対象である複数の対象コンテンツを設定し(S210)、無料充填利用券の充填時期および充填個数を設定することができる(S220)。この時、設定された対象コンテンツおよび無料充填利用券の充填時期および充填個数は保存部130に保存され得る。
【0073】
次に、サーバー100は設定された充填時期に設定された充填個数だけの無料充填利用券を使用者端末200に自動で充填することができる(S230)。例えば、サーバー100は毎晩12時と昼間12時にそれぞれ5個ずつ総10個の無料充填利用券を使用者端末200に自動で充填することができる。
【0074】
次に、サーバー100は使用者端末200に無料充填利用券を充填した以後、無料充填利用券の充填に関する利用券情報を保存部130に保存することができる。
【0075】
図3は、本発明の実施例に係る無料充填利用券基盤コンテンツ提供過程を説明するための図面である。
【0076】
サーバー100は使用者端末200上で実行されるアプリケーションと通信することによってアプリケーションの機能を遂行可能であるように構成される。具体的には、サーバー100は使用者端末200に保存され得る任意のアプリケーションまたは無料充填利用券基盤コンテンツ提供方法を遂行するための端末アプリケーションを支援するサーバー基盤のサービスを運営する。
【0077】
特に、サーバー100は無料充填利用券の有無によりウェブトゥーン、オンライン小説、デジタル書籍、動画などのようなコンテンツを使用者端末200に配布することができ、これに伴い、使用者端末200に設置された端末アプリケーションは使用者の要請に応答してコンテンツに対する提供要請をサーバー100に伝送し、サーバー100からコンテンツの提供を受けることができる。
【0078】
図3を参照すると、サーバー100は使用者端末200に複数のコンテンツ情報および無料充填利用券情報を提供する(S310)。そして、使用者端末200は複数のコンテンツ情報および無料充填利用券情報に基づいてサーバー100に対象コンテンツの提供を要請する(S320)。
【0079】
次に、サーバー100は、使用者端末4からコンテンツ提供要請を受信し、保存部130から無料充填利用券情報を受信し、使用者端末200の無料充填利用券の有無または有効/無効の有無を確認する(S340)。そして、使用者端末200が有効な無料充填利用券を有している場合、要請を受けたコンテンツを使用者端末200に提供する(S350)。
【0080】
この時、サーバー100は無料充填利用券を消尽させながら対象コンテンツの閲覧権限を使用者端末200に付与し、無料充填利用券の消尽に関する利用券情報を保存部130に保存することができる(S360)。
【0081】
図4は本発明の実施例に係る無料充填利用券基盤コンテンツ提供システムにおいて、使用者端末にディスプレイされるメインホーム画面を図示した図面であり、図5図4でスクロール時または無料充填利用券をすべて消尽した時のメインホーム画面を図示した図面である。
【0082】
図4を参照すると、情報提供部140は使用者の選択のためにサービス中であるコンテンツに関連した情報であって、使用者がコンテンツに対する基本的な紹介の提供を受け、コンテンツカテゴリーを選択可能なメインホーム画面210を表示するのに使われるコンテンツ情報、コンテンツカテゴリー情報および利用券情報を使用者端末200に伝送することができる。
【0083】
使用者端末200は、無料充填利用券基盤コンテンツの提供を受けるためのアプリケーションが実行されると、メインホーム画面210が表示され得る。
【0084】
使用者端末200は、複数のコンテンツを種類別に区分した複数のカテゴリーに該当する複数のカテゴリータブ211をメインホーム画面210に表示することができる。例えば、使用者端末200はメインホーム画面210の一領域(例えば、中段)にウェブトゥーンタブ、オンライン小説タブ、映画タブおよび放送タブなどを表示することができる。
【0085】
使用者端末200はカテゴリータブ211に無料充填利用券の適用対象である対象コンテンツが含まれている場合、カテゴリータブ211に無料充填利用券を示すバッジを露出することができる。これに伴い、使用者に、無料充填利用券の使用を誘導することができる。
【0086】
使用者端末200は複数の対象コンテンツに該当する無料利用タブ212をメインホーム画面210の一領域(例えば、中段)に表示することができる。ここで、対象コンテンツは複数のコンテンツのうち無料充填利用券の適用対象であるコンテンツを意味する。
【0087】
使用者が無料利用タブ212を選択(例えば、タッチまたはクリック)すると、使用者端末200はメインホーム画面210で後述する無料利用ホーム画面230に移動することができる。
【0088】
使用者端末200はメインホーム画面210の一領域(例えば、下段右側)に利用券情報を含むフローティングボタン(floating button)213を露出することができる。ここで、フローティングボタン213は無料充填利用券を示すバッジ213aおよび無料充填利用券の残余個数を表示することができる。例えば、サーバー100から無料充填利用券を最初に5個もらった後一つも消尽しなかった場合、最初にもらった利用券5個と表示され得る。
【0089】
使用者がフローティングボタン213を選択(例えば、タッチまたはクリック)すると、使用者端末200はメインホーム画面210で後述する無料利用ホーム画面230に移動することができる。
【0090】
フローティングボタン213は、直観的なデザインで使用者の注目を集めて特定行為を誘導できるボタンを意味する。フローティングボタン213は使用者に肯定的な経験を与えるために、コンテンツタブまたはカテゴリータブを遮る程度および使用者のアプリケーションの使用行動および傾向を考慮して配置することが好ましい。
【0091】
具体的には、本発明はフローティングボタン213を画面の下段に配置することによって、使用者が片手で使用者端末200を把持した時に親指で容易にフローティングボタン213を押せるようにして接近性を高めることができる。
【0092】
使用者端末200は、利用券を保存する保管ボックスに該当する保管ボックスタブ214をメインホーム画面210の一領域(例えば、上段右側)に表示することができる。
【0093】
ここで、無料充填利用券が充填されると使用者端末200の保管ボックスに保存され得る。
【0094】
使用者端末200は、無料充填利用券を充填した後に一定時間(例えば、1時間)の間保管ボックスタブ214に無料充填利用券を示すバッジ214aを露出することができる。これに伴い、使用者に、無料充填利用券の使用を誘導することができる。
【0095】
使用者が保管ボックスタブ214を選択(例えば、タッチまたはクリック)し、保管ボックスに保存された無料充填利用券を選択(例えば、タッチまたはクリック)すると、使用者端末200はメインホーム画面210で後述する無料利用ホーム画面230に移動することができる。
【0096】
図5を参照すると、フローティングボタン213はメインホーム画面210のスクロール(scroll)時または無料充填利用券をすべて消尽時に縮小型で露出することができる。例えば、フローティングボタン213は無料充填利用券の残余個数は削除され、無料充填利用券を示すバッジ213aのみ表示され得る。
【0097】
このように、フローティングボタン213を縮小型で露出する理由は、フローティングボタン213は画面にフローティングされているため、その下部にあるコンテンツタブまたはカテゴリータブを遮って使用者に不便を招き得るが、メインホーム画面210のスクロール時には使用者がフローティングボタン213を認識してスクロールする可能性が高いので、本発明はフローティングボタン213を縮小型で露出してコンテンツタブまたはカテゴリータブを遮ることを最小化する。
【0098】
同様に、無料充填利用券のすべてを消尽時には、使用者がフローティングボタン213を選択する理由がなくなったので、本発明はフローティングボタン213を縮小型で露出してコンテンツタブまたはカテゴリータブを遮ることを最小化する。
【0099】
図6および図7は本発明の実施例に係る無料充填利用券基盤コンテンツ提供システムにおいて、使用者端末にディスプレイされるカテゴリーホーム画面を図示した図面であり、図8は本発明の実施例に係る無料充填利用券基盤コンテンツ提供システムにおいて、使用者端末にディスプレイされる無料利用ホーム画面を図示した図面である。
【0100】
図6および図7を参照すると、使用者端末200は使用者がメインホーム画面210に表示された複数のカテゴリータブ211のうちいずれか一つを選択(例えば、タッチまたはクリック)すると、選択されたカテゴリータブ211に該当するカテゴリーホーム画面220a、220bに移動することができる。例えば、使用者がメインホーム画面210に表示されたウェブトゥーンタブを選択すると、図6のようにウェブトゥーンホーム画面220aに移動することができ、使用者がメインホーム画面210に表示されたオンライン小説タブを選択すると、図7のようにオンライン小説ホーム画面220bに移動することができる。
【0101】
カテゴリーホーム画面220a、220bは、該当カテゴリーに含まれる複数のコンテンツタブを表示することができる。
【0102】
使用者が複数のコンテンツタブのうちいずれか一つを選択(例えば、タッチまたはクリック)すると、使用者端末200はカテゴリーホーム画面220a、220bで選択されたコンテンツホーム画面に移動することができる。
【0103】
使用者端末は、カテゴリーホーム画面220a、220bにフローティングボタン213を縮小型で露出することができる。
【0104】
このように、フローティングボタン213を縮小型で露出する理由は、フローティングボタン213は画面にフローティングされているため、その下部にあるコンテンツタブまたはカテゴリータブを遮って使用者に不便を招き得るが、メインホーム画面210でカテゴリーホーム画面220a、220bに移動時には使用者がフローティングボタン213に含まれた利用券情報を認識して移動する可能性が高いので、本発明はフローティングボタン213を縮小型で露出してコンテンツタブを遮ることを最小化する。
【0105】
使用者がフローティングボタン213を選択(例えば、タッチまたはクリック)すると、使用者端末200はカテゴリーホーム画面220a、220bで後述する無料利用ホーム画面230に移動することができる。
【0106】
図8を参照すると、使用者がメインホーム画面210、カテゴリーホーム画面220a、220bに表示されたフローティングボタン213を選択(例えば、タッチまたはクリック)すると、使用者端末200は無料利用ホーム画面230に移動することができる。
【0107】
使用者端末200は、複数の対象コンテンツを種類別に区分した複数の対象カテゴリーに該当する複数の対象カテゴリータブ231を無料利用ホーム画面230に表示することができる。
【0108】
ここで、対象カテゴリーとしてはウェブトゥーン、オンライン小説、映画および放送のうち少なくとも一つが設定され得る。
【0109】
使用者端末200は、使用者が無料利用ホーム画面230に表示された複数の対象カテゴリータブ231のうちいずれか一つを選択(例えば、タッチまたはクリック)すると、選択された対象カテゴリータブ231に含まれる複数の対象コンテンツタブ232を表示することができる。
【0110】
使用者端末200は、現在のカテゴリーホーム画面220aが図6のようにウェブトゥーンホーム画面220aである場合、使用者がウェブトゥーンホーム画面220aでフローティングボタン213を選択すると、ウェブトゥーンに該当する複数の対象コンテンツタブ232を無料利用ホーム画面230に表示することができる。
【0111】
また、使用者端末200は、現在のカテゴリーホーム画面220aが図7のようにオンライン小説ホーム画面220bである場合、使用者がオンライン小説ホーム画面220bでフローティングボタン213を選択すると、オンライン小説に該当する複数の対象コンテンツタブ232を無料利用ホーム画面230に表示することができる。
【0112】
このように、本発明はカテゴリーホーム画面220a、220bで無料利用ホーム画面230に移動時に使用者が現在関心を持って見ているカテゴリーを反映できるため、使用者に便宜性を提供することができる。
【0113】
これとは異なり、使用者端末200は、メインホーム画面210でフローティングボタン213を選択すると、予め設定された対象カテゴリー(例えば、ウェブトゥーン)に該当する複数の対象コンテンツタブ232を無料利用ホーム画面230に表示することができる。
【0114】
使用者端末200は複数の対象コンテンツタブ232をサムネイル形態で表示することができる。ここで、対象コンテンツタブ232はコンテンツのタイトル、評点、閲覧者数などの関連情報を含むことができる。
【0115】
使用者端末200は、複数の対象コンテンツタブ232に無料充填利用券を示すバッジ232aを露出することができる。ここで、対象コンテンツとして設定された時期が使用者による無料利用ホーム画面210への進入時期より早い場合、バッジ232aを露出することができる。これに伴い、使用者に、無料充填利用券の使用を誘導することができる。
【0116】
また、使用者端末200は、無料充填利用券を示すバッジ、無料充填利用の券残余個数、次の充填時間および充填個数、ヘルプを含む利用券情報233を無料利用ホーム画面210の一領域(例えば、下段)に表示することができる。
【0117】
図9は本発明の実施例に係る無料充填利用券基盤コンテンツ提供システムにおいて、使用者端末にディスプレイされる対象コンテンツホーム画面を図示した図面であり、図10は本発明の実施例に係る無料充填利用券基盤コンテンツ提供システムにおいて、使用者端末にディスプレイされる対象コンテンツリスト画面を図示した図面であり、図11は本発明の実施例に係る無料充填利用券基盤コンテンツ提供システムにおいて、使用者端末にディスプレイされる無料充填利用券の説明を図示した図面である。
【0118】
図9を参照すると、使用者が無料利用ホーム画面230に表示された対象コンテンツ232を選択(例えば、タッチまたはクリック)すると、使用者端末200は対象コンテンツホーム画面240に移動することができる。
【0119】
使用者端末200は、選択された対象コンテンツタブ242を対象コンテンツホーム画面240に表示することができる。ここで、使用者端末200は対象コンテンツタブ242をサムネイル形態で表示することができる。ここで、対象コンテンツタブ242はコンテンツのタイトル、評点、閲覧者数などの関連情報を含むことができる。
【0120】
使用者端末200は対象コンテンツを再生または続けて見ることができる実行タブ241を対象コンテンツホーム画面240に表示することができる。
【0121】
また、使用者端末200は、無料充填利用券を示すバッジ、無料充填利用券の残余個数、次の充填時間および充填個数、ヘルプを含む利用券情報233を対象コンテンツホーム画面240の一領域(例えば、下段)に表示することができる。
【0122】
図10を参照すると、使用者が対象コンテンツホーム画面240に表示された対象コンテンツタブ242を選択(例えば、タッチまたはクリック)すると、使用者端末200は対象コンテンツリスト画面240aに移動することができる。
【0123】
ここで、対象コンテンツの全体の回のうち一部の回に対してのみ無料充填利用券の適用対象に設定された場合、使用者端末200は適用対象ではない回に対して「閲覧不可」という文面を表示することができる。
【0124】
また、使用者端末200は、無料充填利用券を示すバッジ、無料充填利用券の残余個数、次の充填時間および充填個数、ヘルプを含む利用券情報を対象コンテンツリスト画面240aの一領域(例えば、下段)に表示することができる。
【0125】
一方、使用者が対象コンテンツで無料充填利用券の適用対象ではない回を選択(例えば、タッチまたはクリック)すると、利用券使用確認ポップアップウィンドウが露出され得る。ここで、ポップアップウィンドウは保有している初期利用券、イベント利用券、プレゼント利用券および決済利用券を表示することができる。ここで、使用者が保有している利用券はレンタル権および所有権を含むことができる。これに伴い、使用者は保有している利用券のうちいずれか一つを選択および消尽して無料充填利用券の適用対象ではない回を閲覧することができる。これとは異なり、保有している利用券がない場合、利用券を決裁できる決裁ホーム画面に移動することができる。
【0126】
図11を参照すると、使用者端末200は使用者が無料利用ホーム画面230または対象コンテンツホーム画面240に表示されたヘルプ(例えば、クエスチョンマーク)を選択すると、無料充填利用券に対する説明を表示することができる。例えば、使用者端末200は「次の充填は午前8時に無料充填利用券5個が充填される予定であり、無料充填利用券は毎日午前と午後にそれぞれ一回ずつ(1日総2回)自動で充填されており、使わなかった利用券は次の充填時点で消滅されます。無料充填利用券は特定の作品一点に帰属されず、無料充填利用券を示すバッジがあるすべての作品に自由に使用できます。無料充填利用券の充填時間、無料充填利用券数は別途の通知なく調整され得ます。」と表示することができる。
【0127】
以上、本発明の無料充填利用券充填基盤コンテンツ提供方法およびシステムの実施例について説明した。本発明の各実施例に開示された技術的特徴は該当実施例にのみ限定されるものではなく、互いに両立が不可能でない限り、各実施例に開示された技術的特徴は互いに異なる実施例に併合されて適用され得る。
【0128】
本発明は前述した実施例および添付した図面に限定されるものではなく、本発明が属する分野で通常の知識を有する者の観点で多様な修正および変形が可能であろう。したがって、本発明の範囲は本明細書の請求の範囲だけでなくこの請求の範囲と均等なものなどによって定められるべきである。
【0129】
前述した本発明は、プログラムが記録された媒体にコンピュータが読み取り可能なコード(またはアプリケーションやソフトウェア)で具現することが可能である。前述した生成方法はメモリなどに保存されたコードによって実現され得る。
【0130】
コンピュータが読み取り可能な媒体は、コンピュータシステムによって読み取り可能なデータが保存されるすべての種類の記録装置を含む。コンピュータが読み取り可能な媒体の例としては、HDD(Hard Disk Drive)、SSD(Solid State Disk)、SDD(Silicon Disk Drive)、ROM、RAM、CD-ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光データ保存装置などがあり、また、キャリアウェーブ(例えば、インターネットを通じての伝送)の形態で具現されるものも含む。また、前記コンピュータはプロセッサまたは制御部を含んでもよい。したがって、前記の詳細な説明はすべての面で制限的に解釈されてはならず、例示的なものと考慮されるべきである。本発明の範囲は添付された請求項の合理的解釈によって決定されるべきであり、本発明の等価的範囲内でのすべての変更は本発明の範囲に含まれる。
【産業上の利用可能性】
【0131】
本発明に係る無料充填利用券基盤コンテンツ提供システムは、デジタルデバイス、プラットフォームビジネスサーバー、デジタルクラウドなどに使われ得る。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
【国際調査報告】