(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-05
(54)【発明の名称】クイックコネクタ
(51)【国際特許分類】
F16L 21/06 20060101AFI20240227BHJP
F16B 2/10 20060101ALI20240227BHJP
【FI】
F16L21/06
F16B2/10 B
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023547525
(86)(22)【出願日】2022-01-27
(85)【翻訳文提出日】2023-08-10
(86)【国際出願番号】 CN2022074177
(87)【国際公開番号】W WO2022166732
(87)【国際公開日】2022-08-11
(31)【優先権主張番号】202110167603.0
(32)【優先日】2021-02-07
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】521568317
【氏名又は名称】上海威遜机械連接件有限公司
【氏名又は名称原語表記】SHANGHAI VISION MECHANICAL JOINT CO., LTD
【住所又は居所原語表記】No.221 Jinlan Road, Jiading Industrial Park Shanghai 201807, China.
(74)【代理人】
【識別番号】110001139
【氏名又は名称】SK弁理士法人
(74)【代理人】
【識別番号】100130328
【氏名又は名称】奥野 彰彦
(74)【代理人】
【識別番号】100130672
【氏名又は名称】伊藤 寛之
(72)【発明者】
【氏名】陸志剛
(72)【発明者】
【氏名】▲ザイ▼志氷
(72)【発明者】
【氏名】呉軍
【テーマコード(参考)】
3H015
3J022
【Fターム(参考)】
3H015DA03
3H015DA08
3J022DA11
3J022EA34
3J022EB12
3J022EC17
3J022FB04
3J022FB07
3J022FB12
3J022GA03
3J022GA12
(57)【要約】
クイックコネクタであって、トップリング(10)、ボトムリング(20)及びファスナー(30、40)を含み、トップリング(10)及びボトムリング(20)は、継ぎ合わせて組み立てることができ、トップリング(10)は、トップリング溝(13)を有し、ボトムリング(20)は、ボトムリング溝(23)を有し、ファスナー(30、40)は、トップリング(10)及びボトムリング(20)に緩め又は緊密可能に接続され、トップリング(10)及びボトムリング(20)は、固定的に接続されて一体に組み合わせられ、締結状態で、トップリング(10)のトップリング溝(13)及びボトムリング(20)のボトムリング溝(23)は、組み合わせられて環状溝(50)を形成する。組み合わせ式の部品構造により、クイックで装着することを達成させることができる。
【選択図】
図5
【特許請求の範囲】
【請求項1】
トップリング(10)、ボトムリング(20)及びファスナー(30、40)を含み、前記トップリング(10)及び前記ボトムリング(20)は、継ぎ合わせて組み立てることができ、前記トップリング(10)は、トップリング溝(13)を有し、前記ボトムリング(20)は、ボトムリング溝(23)を有し、前記ファスナー(30、40)は、前記トップリング(10)及び前記ボトムリング(20)に緩め又は緊密可能に接続されることで、前記トップリング(10)及び前記ボトムリング(20)は、固定的に接続されて一体に組み合わせられ、締結状態で、前記トップリング(10)のトップリング溝(13)及び前記ボトムリング(20)のボトムリング溝(23)は、組み合わせられて環状溝(50)を形成することを特徴とするクイックコネクタ。
【請求項2】
前記トップリング(10)は、円弧状部品であり、且つトップリング左固定ヘッド(11)及びトップリング右固定ヘッド(12)をさらに含み、前記トップリング左固定ヘッド(11)及びトップリング右固定ヘッド(12)は、前記トップリング(10)の両端にそれぞれ位置し、前記トップリング溝(13)は、前記トップリング(10)の円弧状内側に位置し、前記ボトムリング(20)は、円弧状部品であり、且つボトムリング左固定ヘッド(21)及びボトムリング左固定ヘッド(22)をさらに含み、前記ボトムリング左固定ヘッド(21)及びボトムリング左固定ヘッド(22)は、前記ボトムリング(20)の両端にそれぞれ位置し、前記ボトムリング溝(23)は、前記ボトムリング(20)の円弧状内側に位置し、前記ファスナー(30、40)は、左ファスナー(30)及び右ファスナー(40D)を含み、前記左ファスナー(30)は、前記トップリング左固定ヘッド(11)及び前記ボトムリング左固定ヘッド(21)に緩め又は緊密可能に接続され、前記右ファスナー(40D)は、前記トップリング右固定ヘッド(12)及び前記ボトムリング左固定ヘッド(22)に緩め又は緊密可能に接続されることを特徴とする請求項1に記載のクイックコネクタ。
【請求項3】
前記トップリング(10)は、トップリング左モジュール(15B)及びトップリング右モジュール(16B)をさらに含み、且つ前記トップリング左モジュール(15B)は、前記トップリング右モジュール(16B)に可動に接続され、前記ボトムリング(20)は、ボトムリング左モジュール(25B)及びボトムリング右モジュール(26B)をさらに含み、且つ前記ボトムリング左モジュール(25B)は、前記ボトムリング右モジュール(26B)に可動に接続されることを特徴とする請求項2に記載のクイックコネクタ。
【請求項4】
前記ボトムリングは、ボトムリング左モジュール(25B)、ボトムリング中モジュール(24B)及びボトムリング右モジュール(26B)をさらに含み、且つ前記ボトムリング左モジュール(25B)及び前記ボトムリング右モジュール(26B)は、前記ボトムリング中モジュール(24B)の両端にそれぞれ可動に接続されることを特徴とする請求項1に記載のクイックコネクタ。
【請求項5】
前記トップリング(10)は、トップリング左モジュール(15B)、トップリング中モジュール(14B)及びトップリング右モジュール(16B)をさらに含み、且つ前記トップリング左モジュール(15B)及び前記トップリング右モジュール(16B)は、前記トップリング中モジュール(14B)の両端にそれぞれ可動に接続されることを特徴とする請求項4に記載のクイックコネクタ。
【請求項6】
前記ボトムリング(20)は、ボトムリング中軸部品(203)をさらに含み、前記ボトムリング中軸部品(203)は、前記ボトムリング左モジュール(25B)とボトムリング右モジュール(26B)との接続箇所に装着され、前記左ファスナー(30)は、左ボルト(31D)及び左ナット(32D)をさらに含み、前記右ファスナー(40D)は、右ボルト(41D)及び右ボルト(42D)をさらに含むことを特徴とする請求項2に記載のクイックコネクタ。
【請求項7】
前記ボトムリング(20)は、ボトムリング中軸部品(203)をさらに含み、前記ボトムリング中軸部品(203)は、前記ボトムリング左モジュール(25B)とボトムリング右モジュール(26B)との接続箇所に装着され、前記トップリング(10)は、トップリング中軸部品(103)をさらに含み、前記トップリング中軸部品(103)は、前記トップリング左モジュール(15B)とトップリング右モジュール(16B)との接続箇所に装着され、前記左ファスナー(30)は、左ボルト(31D)及び左ナット(32D)をさらに含み、前記右ファスナー(40D)は、右ボルト(41D)及び右ボルト(42D)をさらに含むことを特徴とする請求項3に記載のクイックコネクタ。
【請求項8】
前記ボトムリング(20)は、ボトムリング左軸部品(201)及びボトムリング右軸部品(202)をさらに含み、前記ボトムリング左軸部品(201)は、前記ボトムリング左モジュール(25B)と前記ボトムリング中モジュール(24B)との接続箇所に装着され、前記ボトムリング右軸部品(202)は、前記ボトムリング右モジュール(26B)と前記ボトムリング中モジュール(24B)との接続箇所に装着され、前記左ファスナー(30)は、左ボルト(31D)及び左ナット(32D)をさらに含み、前記右ファスナー(40D)は、右ボルト(41D)及び右ボルト(42D)をさらに含むことを特徴とする請求項4に記載のクイックコネクタ。
【請求項9】
前記ボトムリング(20)は、ボトムリング左軸部品(201)及びボトムリング右軸部品(202)をさらに含み、前記ボトムリング左軸部品(201)は、前記ボトムリング左モジュール(25B)と前記ボトムリング中モジュール(24B)との接続箇所に装着され、前記ボトムリング右軸部品(202)は、前記ボトムリング右モジュール(26B)と前記ボトムリング中モジュール(24B)との接続箇所に装着され、前記トップリング(10)は、トップリング左軸部品(101)及びトップリング右軸部品(102)をさらに含み、前記トップリング左軸部品(101)は、前記トップリング左モジュール(15B)と前記トップリング中モジュール(14B)との接続箇所に装着され、前記トップリング右軸部品(102)は、前記トップリング右モジュール(16B)と前記トップリング中モジュール(14B)との接続箇所に装着され、前記左ファスナー(30)は、左ボルト(31D)及び左ナット(32D)をさらに含み、前記右ファスナー(40D)は、右ボルト(41D)及び右ボルト(42D)をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載のクイックコネクタ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クイックコネクタ、特に、永久クイックコネクタに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的な生産において、配管及び配管部品を接続して装着する際に、時間と手間を節約するために、クイックで装着可能なコネクタ、すなわちクイックコネクタを採用することが多い。通常のクイックコネクタは、自身のシェルの局部的な曲率半径を拡大することにより、それを装着する際に、シェルが変形してコネクタキー又は溝をパイプのトレンチ、フランジ又はスナップリングと噛み合わせ(又はシェルの変形によりコネクタキーにおける鋸歯と平端管の外面との埋め込み式の噛み合い)、それにより接続を実現する。しかしながら、このような通常のクイックコネクタは、1回のクイック装着しか実現できず、このようなクイックコネクタが一度装着したら、そのシェルが変形してしまい、2回目のクイック装着ができないからである。
【発明の概要】
【0003】
本発明の利点は、クイックコネクタを提供し、それが効率的且つクイックで配管及び配管部品を装着して接続できることである。
【0004】
本発明の別の利点は、クイックコネクタを提供し、組み合わせ式の部品構造により、それが永久クイック装着を達成できることである。
【0005】
本発明の別の利点は、クイックコネクタを提供し、取り外し可能な構造により、本装置を保守及びメンテナンスしやすいことである。
【0006】
本発明の他の利点及び特徴は、以下の説明から明らかとなり、添付した特許請求の範囲に具体的に示された手段及び組み合わせにより実現することができる。
【0007】
本発明によれば、以下の内容を含むクイックコネクタにより前述及びその他の利点及び目的を実現し、前記クイックコネクタは、トップリング及びボトムリングを含み、そのうち、締結状態で、前記トップリングの前記トップリング溝は、前記ボトムリングのボトムリング溝と組み合わせて環状溝を形成する。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】本発明の第1の好ましい実施例の未締結状態の正面図である。
【
図2】本発明の第1の好ましい実施例の締結状態の正面図である。
【
図3】本発明の第1の好ましい実施例の正面斜視概略図である。
【
図4】本発明の第1の好ましい実施例の底面斜視概略図である。
【
図5】本発明の第1の好ましい実施例の分解概略図である。
【
図6】本発明の第2の好ましい実施例の未締結状態の正面図である。
【
図7】本発明の第2の好ましい実施例の締結状態の正面図である。
【
図8】本発明の第2の好ましい実施例の正面斜視概略図である。
【
図9】本発明の第2の好ましい実施例の底面斜視概略図である。
【
図10】本発明の第2の好ましい実施例の分解概略図である。
【
図11】本発明の第3の好ましい実施例の未締結状態の正面図である。
【
図12】本発明の第3の好ましい実施例の締結状態の正面図である。
【
図13】本発明の第3の好ましい実施例の正面斜視概略図である。
【
図14】本発明の第3の好ましい実施例の底面斜視概略図である。
【
図15】本発明の第3の好ましい実施例の分解概略図である。
【
図16】本発明の第4の好ましい実施例の未締結状態の正面図である。
【
図17】本発明の第4の好ましい実施例の締結状態の正面図である。
【
図18】本発明の第4の好ましい実施例の正面斜視概略図である。
【
図19】本発明の第4の好ましい実施例の底面斜視概略図である。
【
図20】本発明の第4の好ましい実施例の分解概略図である。
【
図21】本発明の第5の好ましい実施例の未締結状態の正面図である。
【
図22】本発明の第5の好ましい実施例の締結状態の正面図である。
【
図23】本発明の第5の好ましい実施例の正面斜視概略図である。
【
図24】本発明の第5の好ましい実施例の底面斜視概略図である。
【
図25】本発明の第5の好ましい実施例の分解概略図である。
【
図26】本発明の第6の好ましい実施例の未締結状態の正面図である。
【
図27】本発明の第6の好ましい実施例の締結状態の正面図である。
【
図28】本発明の第6の好ましい実施例の正面斜視概略図である。
【
図29】本発明の第6の好ましい実施例の底面斜視概略図である。
【
図30】本発明の第6の好ましい実施例の分解概略図である。
【
図31】本発明の第7の好ましい実施例の未締結状態の正面図である。
【
図32】本発明の第7の好ましい実施例の締結状態の正面図である。
【
図33】本発明の第7の好ましい実施例の正面斜視概略図である。
【
図34】本発明の第7の好ましい実施例の底面斜視概略図である。
【
図35】本発明の第7の好ましい実施例の分解概略図である。
【
図36】本発明の第8の好ましい実施例の未締結状態の正面図である。
【
図37】本発明の第8の好ましい実施例の締結状態の正面図である。
【
図38】本発明の第8の好ましい実施例の正面斜視概略図である。
【
図39】本発明の第8の好ましい実施例の底面斜視概略図である。
【
図40】本発明の第8の好ましい実施例の分解概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下の説明は、当業者が本発明を実現することを可能にするために本発明を開示するために用いられる。以下の説明における好ましい実施例は、単に例として挙げられ、当業者は、その他の明らかな変形例を想到することができる。以下の説明で定義される本発明の基本原理は、他の実施手段、変形手段、改良手段、均等手段及び本発明の精神及び範囲から逸脱しない他の技術的解決手段に適用することができる。
【0010】
当業者であれば理解すべきものとして、本発明の開示において、「縦方向」、「横方向」、「上」、「下」、「前」、「後」、「左」、「右」、「垂直」、「水平」、「頂部」、「底部」、「内側」、「外側」などの用語により示される方位又は位置関係は、図面に指示された方位又は位置関係に基づくものであり、本発明を容易に説明し及び説明を簡略化するためだけであり、言及された装置又は素子が特定の方位を有し、特定の方位で構造及び操作しなければならないことを指示又は示唆するものではなく、したがって、上記用語は、本発明を限定するものと理解することができない。
【0011】
理解されるように、用語「1つ」は、「少なくとも1つ」又は「1つ又は複数」と理解されるべきであり、すなわち、1つの実施例では、1つの素子の数は、1つであってもよいが、別の実施例では、当該素子の数は、複数であってもよく、用語「1つ」は、数を限定すると理解されるべきではない。
【0012】
本発明に記載のクイックコネクタは、主に、円弧状のトップリング10、円弧状のボトムリング20及び2つのファスナー30(40)という3つのパートを含み、前記トップリング10及び前記ボトムリング20は、継ぎ合わせて組み立てることができ、前記トップリング10は、トップリング溝13をさらに有し、前記ボトムリング20は、ボトムリング溝23をさらに有し、且つ前記ファスナー30(40)は、前記トップリング10及び前記ボトムリング20に緩め又は緊密可能に接続され、前記トップリング10及び前記ボトムリング20を固定的に接続して一体に組み合わせて環状溝50を形成して配管部品を固定するために用いられる。そのうち、前記トップリング10と前記ボトムリング20のうちの少なくとも1つは、可動に接続された複数のモジュールで構成され、本発明は、固定装着時に所定の可動度を備えさせ、緩めて拡縮する効果を達成する。
【0013】
図1~
図5は、本発明の第1の好ましい実施例を示し、当該第1の好ましい実施例は、円弧状のトップリング10、円弧状のボトムリング20、左ファスナー30及び右ファスナー40を含む。前記トップリング10は、前記ボトムリング20と組み合わせて成形することができ、且つ前記左ファスナー30及び前記右ファスナー40により両側に一体に固定され、
図2に示すとおりである。
【0014】
前記トップリング10は、トップリング左固定ヘッド11及びトップリング右固定ヘッド12をさらに含み、しかも、前記トップリング10は、その円弧の内側に位置するトップリング溝13を有する。前記トップリング左固定ヘッド11及び前記トップリング右固定ヘッド12は、前記トップリング10の両端にそれぞれ位置し、且つ、前記トップリング左固定ヘッド11は、その上端の中部に貫通するトップリング左固定孔111及びその下端の中部にトップリング左可動溝112を有し、前記トップリング右固定ヘッド12は、その上端の中部に貫通するトップリング右固定孔121及びその下端の中部にトップリング右可動溝122を有する。
【0015】
前記ボトムリング20は、ボトムリング左固定ヘッド21、ボトムリング右固定ヘッド22、円弧状のボトムリング中モジュール24、円弧状のボトムリング左モジュール25、円弧状のボトムリング右モジュール26、ボトムリング左軸部品201及びボトムリング右軸部品202をさらに含み、しかも、前記ボトムリング20は、その円弧の内側に位置するボトムリング溝23を有し、前記ボトムリング左モジュール25は、前記ボトムリング右モジュール26に可動に接続される。
【0016】
前記ボトムリング左固定ヘッド21は、前記ボトムリング左モジュール25の上端外側に突出し、前記ボトムリング右固定ヘッド22は、前記ボトムリング右モジュール26の上端外側に突出し、且つ前記ボトムリング左固定ヘッド21は、その下端の中部に貫通するボトムリング左固定孔211及びその上端の中部にボトムリング左可動溝212を有し、前記ボトムリング右固定ヘッド22は、その下端の中部に貫通するボトムリング右固定孔221及びその上端の中部にボトムリング右可動溝222を有する。
【0017】
前記左ファスナー30は、前記トップリング左固定ヘッド11及び前記ボトムリング左固定ヘッド21に緩め又は緊密可能に接続され、前記右ファスナー40も前記トップリング右固定ヘッド12及び前記ボトムリング右固定ヘッド22に緩め又は緊密可能に接続される。
【0018】
前記左ファスナー30は、左ボルト31及び左ナット32をさらに含み、前記右ファスナー40は、右ボルト41及び右ナット42をさらに含む。前記左ボルト31は、前記トップリング左固定ヘッド11の前記トップリング左固定孔111及び前記ボトムリング左固定ヘッド21の前記ボトムリング左固定孔211をそれぞれ貫通し、且つ前記左ナット32は、前記左ボルト31の下端に緩め又は緊密可能に装着され、前記右ボルト41は、前記トップリング右固定ヘッド12の前記トップリング右固定孔121及び前記ボトムリング右固定ヘッド22の前記ボトムリング右固定孔221をそれぞれ貫通し、且つ前記右ナット42は、前記右ボルト41の下端に緩め又は緊密可能に装着される。
【0019】
前記ボトムリング中モジュール24は、前記ボトムリング中モジュール24の両端にボトムリング左可動台241及びボトムリング右可動台242をさらに含み、しかも、前記ボトムリング中モジュール24は、その円弧の内側に位置するボトムリング中溝243を有する。
【0020】
前記ボトムリング左モジュール25は、下方に向かって下端に突出するボトムリング左可動ヘッド251をさらに含み、しかも、前記ボトムリング左モジュール25は、その円弧の内側に位置するボトムリング左溝252を有する。前記ボトムリング右モジュール26は、下方に向かって下端に突出するボトムリング右可動ヘッド261をさらに含み、しかも、前記ボトムリング右モジュール26は、その円弧の内側に位置するボトムリング右溝262を有する。
【0021】
前記ボトムリング左軸部品201は、前記ボトムリング左モジュール25の前記ボトムリング左可動ヘッド251及び前記ボトムリング中モジュール24の前記ボトムリング左可動台241に可動に接続され、前記ボトムリング右軸部品202は、前記ボトムリング右モジュール26の前記ボトムリング左可動ヘッド251及び前記ボトムリング中モジュール24の前記ボトムリング右可動台242に可動に接続される。
【0022】
さらに、前記ボトムリング左可動台241及び前記ボトムリング右可動台242は、いずれも2枚式構造であり、しかも、前記ボトムリング左可動台241は、ボトムリング左可動台接続孔2411を有し、前記ボトムリング右可動台242は、ボトムリング右可動台接続孔2421を有し、前記ボトムリング左可動ヘッド251及び前記ボトムリング右可動ヘッド261は、いずれも2枚式構造であり、しかも、前記ボトムリング左可動ヘッド251は、ボトムリング左可動ヘッド接続孔2511を有し、前記ボトムリング右可動ヘッド261は、ボトムリング右可動ヘッド接続孔2611を有する。
【0023】
前記ボトムリング左可動ヘッド251及び前記ボトムリング左可動台241は、互いに間隔する方式で嵌合され、且つ前記ボトムリング左軸部品201を前記ボトムリング左可動ヘッド251の前記ボトムリング左可動ヘッド接続孔2511及び前記ボトムリング左可動台241の前記ボトムリング左可動台接続孔2411に貫通し、それにより前記ボトムリング左可動ヘッド251及び前記ボトムリング左可動台241は、可動的な接続を形成する。
【0024】
前記ボトムリング右可動ヘッド261及び前記ボトムリング右可動台242は、互いに間隔する方式で嵌合され、且つ前記ボトムリング右軸部品202を前記ボトムリング右可動ヘッド261の前記ボトムリング右可動ヘッド接続孔2611及び前記ボトムリング右可動台242の前記ボトムリング左可動台接続孔2421に貫通し、それにより前記ボトムリング左可動ヘッド251及び前記ボトムリング左可動台241は、可動的な接続を形成する。
【0025】
図1は、本発明の当該第1の好ましい実施例の非締結状態を示し、非締結状態で、前記トップリング10及び前記ボトムリング20は、前記左ファスナー30及び前記右ファスナー40により一体に緩めて接続されるが、この時に前記トップリング10は、前記ボトムリング20に接触せず、且つ前記ボトムリング20の前記ボトムリング中モジュール24と前記ボトムリング左モジュール25及びボトムリング右モジュール26との間にも緊密に継ぎ合わせる状態ではない。
【0026】
しかも、前記左ボルト31は、前記トップリング左可動溝112と前記ボトムリング左可動溝212との間に限定的に運動することができ、前記右ボルト41は、前記トップリング右可動溝122と前記ボトムリング右可動溝222との間に限定的に運動することができる。且つ、前記左ナット32は、前記左ボルト31の最下端に装着され、前記右ナット42は、前記右ボルト41の最下端に装着される。
【0027】
図2は、本発明の当該第1の好ましい実施例の締結状態を示し、当該締結状態で、前記左ファスナー30及び前記右ファスナー40を締結することにより、前記ボトムリング中モジュール24、前記ボトムリング左モジュール25及びボトムリング右モジュール26は、力を受けて緊密に継ぎ合わせ、しかも、前記ボトムリング中モジュール24の前記ボトムリング中溝243、前記ボトムリング左モジュール25の前記ボトムリング左溝252及び前記ボトムリング右モジュール26の前記ボトムリング右溝262は、前記ボトムリング溝23を構成して形成する。前記トップリング10及び前記ボトムリング20は、力を受けて緊密に継ぎ合わせ、且つ、前記トップリング10の前記トップリング溝13及び前記ボトムリング20のボトムリング溝23は、組み合わせて環状溝50を形成して配管部品を固定するために用いられる。
【0028】
非締結状態で、接続対象配管又は配管部品の端部を前記環状溝50内に放置することができ、前記左ファスナー30及び前記右ファスナー40を締結するだけで、固定対象配管又は配管部品の端部が前記環状溝50内に強固に固定され、配管又は配管部品をクイックで固定する作用を果たすことができる。
【0029】
図6~
図10は、本発明の第2の好ましい実施例を示し、当該第2の好ましい実施例は、前記第1の好ましい実施例の1つの変形実施例であり、異なるのは、本発明の第2の好ましい実施例では、前記ボトムリング左可動台241が別のボトムリング左可動台241Aに改良され、前記ボトムリング右可動台242が別のボトムリング右可動台242Aに改良され、前記ボトムリング左可動ヘッド251が別のボトムリング左可動ヘッド251Aに改良され、前記ボトムリング右可動ヘッド261がボトムリング右可動ヘッド261Aに改良されることである。
【0030】
前記ボトムリング左可動台241Aは、ボトムリング左可動台接続孔2411Aを有し、前記ボトムリング右可動台242Aは、ボトムリング右可動台接続孔2421Aを有し、前記ボトムリング左可動ヘッド251Aは、貫通するボトムリング左可動ヘッド接続孔2511Aを有し、前記ボトムリング右可動ヘッド261Aは、貫通するボトムリング右可動ヘッド接続孔2611Aを有する。
【0031】
前記ボトムリング左可動台241A及び前記ボトムリング右可動台242Aは、2枚式構造であり、前記ボトムリング左可動ヘッド251Aは、前記ボトムリング左可動台241Aの2枚式構造に介装され、前記ボトムリング右可動ヘッド261Aは、前記ボトムリング右可動台242Aの2枚式構造に介装される。しかも、前記ボトムリング左軸部品201は、前記ボトムリング左可動台241A及び前記ボトムリング左可動ヘッド251Aに可動に接続され、前記ボトムリング右軸部品202は、前記ボトムリング右可動台242A及び前記ボトムリング右可動ヘッド261Aに可動に接続される。
【0032】
上記の一部の素子が改良される場合に、前記第2の好ましい実施例は、依然として前記第1の好ましい実施例と同様又は類似の効果を達成することができる。
【0033】
図11~
図15は、本発明の第3の好ましい実施例を示し、当該第3の好ましい実施例は、円弧状のトップリング10B、円弧状のボトムリング20B、左ファスナー30B、及び右ファスナー40Bを含む。前記トップリング10Bは、前記ボトムリング20Bと組み合わせて成形することができ、且つ前記左ファスナー30B及び前記右ファスナー40Bにより両側に一体に固定され、
図12に示すとおりである。
【0034】
前記トップリング10Bは、トップリング左固定ヘッド11B、トップリング右固定ヘッド12B、トップリング中モジュール14B、トップリング左モジュール15B、トップリング右モジュール16B、トップリング左軸部品101及びトップリング右軸部品102をさらに含み、しかも、前記トップリング10Bは、その円弧の内側に位置するトップリング溝13Bを有し、前記トップリング左モジュール15B及び前記トップリング右モジュール16Bは、前記トップリング中モジュール14Bの両端にそれぞれ可動に接続される。
【0035】
前記トップリング左固定ヘッド11Bは、前記トップリング左モジュール15Bの下端外側に突出し、前記トップリング右固定ヘッド12Bは、前記トップリング右モジュール16Bの下端外側に突出し、且つ前記トップリング左固定ヘッド11Bは、その上端の中部に貫通するボトムリング左固定孔111B及びその下端の中部にボトムリング左可動溝212Bを有し、前記トップリング右固定ヘッド12Bは、その上端の中部に貫通するトップリング右固定孔121B及びその下端の中部にトップリング右可動溝122Bを有する。
【0036】
前記ボトムリング20Bは、ボトムリング左固定ヘッド21B、ボトムリング右固定ヘッド22B、ボトムリング中モジュール24B、ボトムリング左モジュール25B、ボトムリング右モジュール26B、ボトムリング左軸部品201及びボトムリング右軸部品202Bをさらに含み、しかも、前記ボトムリング20Bは、その円弧の内側に位置するボトムリング溝23Bを有し、前記ボトムリング左モジュール25B及び前記ボトムリング右モジュール26Bは、前記ボトムリング中モジュール24Bの両端にそれぞれ可動に接続される。
【0037】
前記ボトムリング左固定ヘッド21Bは、前記ボトムリング左モジュール25Bの上端外側に突出し、前記ボトムリング右固定ヘッド22は、前記ボトムリング右モジュール26Bの上端外側に突出し、且つ前記ボトムリング左固定ヘッド21Bは、その下端の中部に貫通するボトムリング左固定孔211B及びその上端の中部にボトムリング左可動溝212Bを有し、前記ボトムリング右固定ヘッド22Bは、その下端の中部に貫通するボトムリング右固定孔221B及びその上端の中部にボトムリング右可動溝222Bを有する。
【0038】
前記左ファスナー30Bは、前記トップリング左固定ヘッド11B及び前記ボトムリング左固定ヘッド21Bに緩め又は緊密可能に接続され、前記右ファスナー40Bも前記トップリング右固定ヘッド12B及び前記ボトムリング右固定ヘッド22Bに緩め又は緊密可能に接続される。
【0039】
前記左ファスナー30Bは、左ボルト31B及び左ナット32Bをさらに含み、前記右ファスナー40Bは、右ボルト41B及び右ナット42Bをさらに含む。前記左ボルト31Bは、前記トップリング左固定ヘッド11Bの前記トップリング左固定孔111B及び前記ボトムリング左固定ヘッド21Bの前記ボトムリング左固定孔211Bをそれぞれ貫通し、且つ前記左ナット32Bは、前記左ボルト31Bの下端に緩め又は緊密可能に装着され、前記右ボルト41Bは、前記トップリング右固定ヘッド12Bの前記トップリング右固定孔121B及び前記ボトムリング右固定ヘッド22Bの前記ボトムリング右固定孔221Bをそれぞれ貫通し、且つ前記右ナット42Bは、前記右ボルト41Bの下端に緩め又は緊密可能に装着される。
【0040】
前記トップリング中モジュール14Bは、前記トップリング中モジュール14Bの両端にトップリング左可動台141B及びトップリング右可動台142Bをさらに含み、しかも、前記トップリング中モジュール14Bは、その円弧の内側に位置するトップリング中溝143Bを有する。
【0041】
前記トップリング左モジュール15Bは、上方に向かって上端に突出するトップリング左可動ヘッド151Bをさらに含み、しかも、前記ボトムリング左モジュール15Bは、その円弧の内側に位置するトップリング左溝152Bを有する。前記トップリング右モジュール16Bは、上方に向かって上端に突出するトップリング右可動ヘッド161Bをさらに含み、しかも、前記ボトムリング右モジュール16Bは、その円弧の内側に位置するトップリング右溝162Bを有する。
【0042】
前記トップリング左軸部品101は、前記トップリング左モジュール15Bの前記トップリング左可動ヘッド151B及び前記トップリング中モジュール14Bの前記トップリング左可動台141Bに可動に接続され、前記トップリング右軸部品102は、前記トップリング右モジュール16Bの前記トップリング左可動ヘッド151B及び前記トップリング中モジュール24Bの前記ボトムリング右可動台242Bに可動に接続される。
【0043】
さらに、前記トップリング左可動台141B及び前記トップリング右可動台142Bは、いずれも2枚式構造であり、しかも、前記トップリング左可動台141Bは、トップリング左可動台接続孔1411Bを有し、前記トップリング右可動台142Bは、トップリング右可動台接続孔1421Bを有し、前記トップリング左可動ヘッド151B及び前記トップリング右可動ヘッド161Bは、いずれも2枚式構造であり、しかも、前記トップリング左可動ヘッド151Bは、トップリング左可動ヘッド接続孔を有し、前記トップリング右可動ヘッド161Bは、トップリング右可動ヘッド接続孔1611Bを有する。
【0044】
前記トップリング左可動ヘッド151B及び前記トップリング左可動台141Bは、互いに間隔する方式で嵌合し、且つ前記トップリング左軸部品101を前記トップリング左可動ヘッド151Bの前記トップリング左可動ヘッド接続孔1511B及び前記トップリング左可動台141Bの前記トップリング左可動台接続孔1411Bに貫通し、それにより前記トップリング左可動ヘッド151B及び前記トップリング左可動台141Bは、可動的な接続を形成する。
【0045】
前記トップリング右可動ヘッド161B及び前記トップリング右可動台142Bは、互いに間隔する方式で嵌合し、且つ前記トップリング右軸部品102を前記トップリング右可動ヘッド161Bの前記トップリング右可動ヘッド接続孔1611B及び前記トップリング右可動台142Bの前記トップリング左可動台接続孔1421Bに貫通し、それにより前記トップリング左可動ヘッド151B及び前記トップリング左可動台141Bは、可動的な接続を形成する。
【0046】
前記ボトムリング中モジュール24Bは、前記ボトムリング中モジュール24Bの両端にボトムリング左可動台241B及びボトムリング右可動台242Bをさらに含み、しかも、前記ボトムリング中モジュール24Bは、その円弧の内側に位置するボトムリング中溝243Bを有する。
【0047】
前記ボトムリング左モジュール25Bは、下方に向かって下端に突出するボトムリング左可動ヘッド251Bをさらに含み、しかも、前記ボトムリング左モジュール25Bは、その円弧の内側に位置するボトムリング左溝252Bを有する。前記ボトムリング右モジュール26Bは、下方に向かって下端に突出するボトムリング右可動ヘッド261Bをさらに含み、しかも、前記ボトムリング右モジュール26Bは、その円弧の内側に位置するボトムリング右溝262Bを有する。
【0048】
前記ボトムリング左軸部品201は、前記ボトムリング左モジュール25Bの前記ボトムリング左可動ヘッド251及び前記ボトムリング中モジュール24Bの前記ボトムリング左可動台241Bに可動に接続され、前記ボトムリング右軸部品202は、前記ボトムリング右モジュール26Bの前記ボトムリング左可動ヘッド251B及び前記ボトムリング中モジュール24Bの前記ボトムリング右可動台242Bに可動に接続される。
【0049】
さらに、前記ボトムリング左可動台241B及び前記ボトムリング右可動台242Bは、いずれも2枚式構造であり、しかも、前記ボトムリング左可動台241Bは、ボトムリング左可動台接続孔2411Bを有し、前記ボトムリング右可動台242Bは、ボトムリング右可動台接続孔2421Bを有し、前記ボトムリング左可動ヘッド251B及び前記ボトムリング右可動ヘッド261Bは、いずれも2枚式構造であり、しかも、前記ボトムリング左可動ヘッド251Bは、ボトムリング左可動ヘッド接続孔2511Bを有し、前記ボトムリング右可動ヘッド261Bは、ボトムリング右可動ヘッド接続孔2611Bを有する。
【0050】
前記ボトムリング左可動ヘッド251B及び前記ボトムリング左可動台241Bは、互いに間隔する方式で嵌合され、且つ前記ボトムリング左軸部品201を前記ボトムリング左可動ヘッド251Bの前記ボトムリング左可動ヘッド接続孔2511B及び前記ボトムリング左可動台241Bの前記ボトムリング左可動台接続孔2411Bに貫通し、それにより前記ボトムリング左可動ヘッド251B及び前記ボトムリング左可動台241Bは、可動的な接続を形成する。
【0051】
前記ボトムリング右可動ヘッド261B及び前記ボトムリング右可動台242Bは、互いに間隔する方式で嵌合され、且つ前記ボトムリング右軸部品202を前記ボトムリング右可動ヘッド261Bの前記ボトムリング右可動ヘッド接続孔2611B及び前記ボトムリング右可動台242Bの前記ボトムリング左可動台接続孔2421Bに貫通し、それにより前記ボトムリング左可動ヘッド251B及び前記ボトムリング左可動台241Bは、可動的な接続を形成する。
【0052】
図11は、本発明の当該第3の好ましい実施例の非締結状態を示し、非締結状態で、前記トップリング10B及び前記ボトムリング20Bは、前記左ファスナー30B及び前記右ファスナー40Bにより半固定的に一体に接続され、しかも、前記トップリング10Bの前記トップリング中モジュール14B、前記トップリング左モジュール15B及び示されるトップリング右モジュール16Bは、緊密に継ぎ合わせず、前記ボトムリング20Bの前記ボトムリング中モジュール24B、前記ボトムリング左モジュール25B及び前記ボトムリング右モジュール26Bは、緊密に継ぎ合わせない。
【0053】
図12に示すように、前記左ファスナー30B及び前記右ファスナー40Bを締結する際に、前記トップリング10Bの前記トップリング中モジュール14B、前記トップリング左モジュール15B及び示されるトップリング右モジュール16Bは、力を受けて緊密に継ぎ合わせ、前記ボトムリング20Bの前記ボトムリング中モジュール24B、前記ボトムリング左モジュール25B及び前記ボトムリング右モジュール26Bは、力を受けて緊密に継ぎ合わせ、しかも、前記トップリング10Bのトップリング左固定ヘッド11B及び前記ボトムリング20Bのボトムリング左固定ヘッド21Bは、力を受けて緊密に継ぎ合わせ、前記トップリング10Bのトップリング右固定ヘッド12B及び前記ボトムリング20Bのボトムリング右固定ヘッド22Bは、力を受けて緊密な構造になり、それにより前記トップリング10B及び前記ボトムリング20Bは、緊密に継ぎ合わせて強固な全体を形成することができる。
【0054】
しかも、前記トップリング中モジュール14Bの前記トップリング中溝143B、前記トップリング左モジュール15Bの前記トップリング左溝152B及び前記トップリング右モジュール16Bの前記トップリング右溝162Bは、組み合わせて前記トップリングの前記トップリング10Bの前記トップリング溝13Bを形成し、前記ボトムリング中モジュール24Bの前記ボトムリング中溝243B、前記ボトムリング左モジュール25Bの前記ボトムリング左溝252B及び前記ボトムリング右モジュール26Bの前記ボトムリング右溝262Bは、組み合わせて前記ボトムリング20Bの前記ボトムリング溝23Bを形成し、さらに、前記トップリング10Bの前記トップリング溝13B及びボトムリング20Bの前記ボトムリング溝23Bは、組み合わせて環状溝50Bを形成し、固定対象配管部品の端部を固定するために用いられる。
【0055】
図16~
図20は、本発明の第4の好ましい実施例を示し、当該第4の好ましい実施例は、上記第3の実施例の変形実施例であり、本発明の第4の好ましい実施例では、上記第3の実施例における次の素子が適宜変形し、
前記トップリング左可動台141Bは、別のトップリング左可動台141Cに改良され、前記トップリング右可動台142Bは、別のトップリング右可動台142Cに改良され、前記トップリング左可動ヘッド151Bは、別のトップリング左可動ヘッド151Cに改良され、前記トップリング右可動ヘッド161Bは、別のトップリング右可動ヘッド161Cに改良され、
前記ボトムリング左可動台241Bは、別のボトムリング左可動台241Cに改良され、前記ボトムリング右可動台242Bは、別のボトムリング右可動台242Cに改良され、前記ボトムリング左可動ヘッド251Bは、別のボトムリング左可動ヘッド251Cに改良され、前記ボトムリング右可動ヘッド261Bは、別のボトムリング右可動ヘッド261Cに改良される。
【0056】
前記トップリング左可動台141Cは、2枚式構造であり且つトップリング左可動台接続孔1411Cを有し、前記トップリング右可動台142Cは、2枚式構造であり且つトップリング右可動台接続孔1421Cを有し、前記ボトムリング左可動台241Cは、2枚式構造であり且つボトムリング左可動台接続孔2411Cを有し、前記ボトムリング右可動台242Cは、2枚式構造であり且つボトムリング右可動台接続孔2421Cを有する。
【0057】
前記トップリング左可動ヘッド151Cは、貫通するトップリング左可動ヘッド接続孔1511Cを有し、前記トップリング右可動ヘッド161Cは、貫通するトップリング右可動ヘッド接続孔1611Cを有し、前記ボトムリング左可動ヘッド251Cは、貫通するボトムリング左可動ヘッド接続孔2511Cを有し、前記ボトムリング右可動ヘッド261Cは、貫通するボトムリング右可動ヘッド接続孔2611Cを有する。
【0058】
前記トップリング左可動ヘッド151Cは、前記トップリング左可動台141Cに介装され、且つ前記トップリング左軸部品101を前記トップリング左可動ヘッド接続孔1511C及び前記トップリング左可動台接続孔1411Cに装着することにより可動的な接続をヒンジで形成し、前記トップリング右可動ヘッド161Cは、前記トップリング右可動台142Cに介装され、且つ前記トップリング右軸部品102を前記トップリング右可動ヘッド接続孔1611C及び前記トップリング右可動台接続孔1421Cに装着することにより可動的な接続をヒンジで形成する。
【0059】
前記ボトムリング左可動ヘッド251Cは、前記ボトムリング左可動台241Cに介装され、且つ前記ボトムリング左軸部品201を前記ボトムリング左可動ヘッド接続孔2511C及び前記ボトムリング左可動台接続孔2411Cに装着することにより可動的な接続をヒンジで形成し、前記ボトムリング右可動ヘッド261Cは、前記ボトムリング右可動台242Cに介装され、且つ前記ボトムリング右軸部品202を前記ボトムリング右可動ヘッド接続孔2611C及び前記ボトムリング右可動台接続孔2421Cに装着することにより可動的な接続をヒンジで形成する。
【0060】
上記の一部の素子が改良される場合に、前記第4の好ましい実施例は、依然として前記第3の好ましい実施例と同様又は類似の効果を達成することができる。
【0061】
図21~
図25は、本発明の第5の好ましい実施例を示し、当該第5の好ましい実施例は、円弧状のトップリング10D、円弧状のボトムリング20D、左ファスナー30D及び右ファスナー40Dを含む。前記トップリング10Dは、前記ボトムリング20Dと組み合わせて成形することができ、且つ前記左ファスナー30D及び前記右ファスナー40Dにより両側に一体に固定され、
図22に示すとおりである。
【0062】
前記トップリング10Dは、トップリング左固定ヘッド11D及びトップリング右固定ヘッド12Dをさらに含み、しかも、前記トップリング10Dは、その円弧の内側に位置するトップリング溝13Dを有する。前記トップリング左固定ヘッド11D及び前記トップリング右固定ヘッド12Dは、前記トップリング10Dの両端にそれぞれ位置し、且つ、前記トップリング左固定ヘッド11Dは、その上端の中部に貫通するトップリング左固定孔111D及びその下端の中部にトップリング左可動溝112Dを有し、前記トップリング右固定ヘッド12Dは、その上端の中部に貫通するトップリング右固定孔121D及びその下端の中部にトップリング右可動溝122Dを有する。
【0063】
前記ボトムリング20Dは、ボトムリング左固定ヘッド21D、ボトムリング右固定ヘッド22D、円弧状のボトムリング左モジュール25D、円弧状のボトムリング右モジュール26D及びボトムリング中軸部品203をさらに含み、しかも、前記ボトムリング20Dは、その円弧の内側に位置するボトムリング溝23Dを有し、前記ボトムリング左モジュール25Dは、前記ボトムリング右モジュール26Dに可動に接続される。
【0064】
前記ボトムリング左固定ヘッド21Dは、前記ボトムリング左モジュール25Dの上端外側に突出し、前記ボトムリング右固定ヘッド22Dは、前記ボトムリング右モジュール26Dの上端外側に突出し、且つ前記ボトムリング左固定ヘッド21Dは、その下端の中部に貫通するボトムリング左固定孔211D及びその上端の中部にボトムリング左可動溝212Dを有し、前記ボトムリング右固定ヘッド22Dは、その下端の中部に貫通するボトムリング右固定孔221D及びその上端の中部にボトムリング右可動溝222Dを有する。
【0065】
前記左ファスナー30Dは、前記トップリング左固定ヘッド11D及び前記ボトムリング左固定ヘッド21Dに緩め又は緊密可能に接続され、前記右ファスナー40Dも前記トップリング右固定ヘッド12D及び前記ボトムリング右固定ヘッド22Dに緩め又は緊密可能に接続される。
【0066】
前記左ファスナー30Dは、左ボルト31D及び左ナット32Dをさらに含み、前記右ファスナー40Dは、右ボルト41D及び右ナット42Dをさらに含む。前記左ボルト31Dは、前記トップリング左固定ヘッド11Dの前記トップリング左固定孔111D及び前記ボトムリング左固定ヘッド21Dの前記ボトムリング左固定孔211Dをそれぞれ貫通し、且つ前記左ナット32Dは、前記左ボルト31Dの下端に緩め又は緊密可能に装着され、前記右ボルト41Dは、前記トップリング右固定ヘッド12Dの前記トップリング右固定孔121D及び前記ボトムリング右固定ヘッド22Dの前記ボトムリング右固定孔221Dをそれぞれ貫通し、且つ前記右ナット42Dは、前記右ボルト41Dの下端に緩め又は緊密可能に装着される。
【0067】
前記ボトムリング左モジュール25Dは、下方に向かって下端に突出するボトムリング左可動ヘッド251Dをさらに含み、しかも、前記ボトムリング左モジュール25Dは、その円弧の内側に位置するボトムリング左溝252Dを有する。前記ボトムリング右モジュール26Dは、下方に向かって下端に突出するボトムリング右可動ヘッド261Dをさらに含み、しかも、前記ボトムリング右モジュール26Dは、その円弧の内側に位置するボトムリング右溝262Dを有する。
【0068】
さらに、前記ボトムリング左可動ヘッド251D及び前記ボトムリング右可動ヘッド261Dは、間隔式の相互嵌合構造ペアであり、すなわち前記ボトムリング左可動ヘッド251D及び前記ボトムリング右可動ヘッド261Dは、相互嵌合することができ、しかも、前記ボトムリング左可動ヘッド251Dは、ボトムリング左可動ヘッド接続孔2511Dを有し、前記ボトムリング右可動ヘッド261Dは、ボトムリング右可動ヘッド接続孔2611Dを有し、前記ボトムリング中軸部品203を前記ボトムリング左可動ヘッド251Dの前記ボトムリング左可動ヘッド接続孔2511D及び前記ボトムリング右可動ヘッド261Dの前記ボトムリング右可動ヘッド接続孔2611Dに装着することにより、前記ボトムリング左モジュール25Dの前記ボトムリング左可動ヘッド251Dと前記ボトムリング右モジュール26Dの前記ボトムリング左可動ヘッド251Dとの間に可動的な接続を形成する。
【0069】
図21は、本発明の当該第5の好ましい実施例の非締結状態を示し、非締結状態で、前記トップリング10D及び前記ボトムリング20Dは、前記左ファスナー30D及び前記右ファスナー40Dに一体に緩めて接続されるが、この時に前記トップリング10Dは、前記ボトムリング20Dに接触せず、且つ前記ボトムリング20Dの前記ボトムリング左モジュール25Dと前記ボトムリング右モジュール26Dとの間にも緊密に継ぎ合わせる状態ではない。
【0070】
しかも、前記左ボルト31Dは、前記トップリング左可動溝112Dと前記ボトムリング左可動溝212Dとの間に限定的に運動することができ、前記右ボルト41Dは、前記トップリング右可動溝122Dと前記ボトムリング右可動溝222Dとの間に限定的に運動することができる。且つ、前記左ナット32Dは、前記左ボルト31Dの最下端に装着され、前記右ナット42Dは、前記右ボルト41Dの最下端に装着される。
【0071】
図22は、本発明の当該第5の好ましい実施例の締結状態を示し、当該締結状態で、前記左ファスナー30D及び前記右ファスナー40Dを締結することにより、前記ボトムリング左モジュール25D及び前記ボトムリング右モジュール26Dは、力を受けて緊密に継ぎ合わせ、しかも、前記ボトムリング左モジュール25Dの前記ボトムリング左溝252D及び前記ボトムリング右モジュール26Dの前記ボトムリング右溝262Dは、前記ボトムリング溝23Dを構成して形成する。前記トップリング10D及び前記ボトムリング20Dは、力を受けて緊密に継ぎ合わせ、且つ、前記トップリング10Dの前記トップリング溝13D及び前記ボトムリング20Dのボトムリング溝23Dは、組み合わせて環状溝50Dを形成して配管部品を固定するために用いられる。
【0072】
非締結状態で、接続対象配管又は配管部品の端部を前記環状溝50D内に放置することができ、前記左ファスナー30D及び前記右ファスナー40Dを締結するだけで、固定対象配管又は配管部品の端部が前記環状溝50D内に強固に固定され、配管又は配管部品をクイックで固定する作用を果たすことができる。
【0073】
図26~
図30は、本発明の第6の好ましい実施例を示し、当該第6の好ましい実施例では、上記第5の好ましい実施例における次の素子が適宜変形し、
前記ボトムリング左可動ヘッド251Dは、別のボトムリング左可動ヘッド251Eに改良され、前記ボトムリング右可動ヘッド261Dは、別のボトムリング右可動ヘッド261Eに改良され、前記ボトムリング左可動ヘッド251Eは、2枚式構造であり、且つ前記ボトムリング右可動ヘッド261Eは、前記ボトムリング左可動ヘッド251Dに介装される。前記ボトムリング左可動ヘッド251Eは、ボトムリング左可動ヘッド接続孔2511Eをさらに有し、前記ボトムリング右可動ヘッド261Eは、ボトムリング右可動ヘッド接続孔2611Eをさらに有する。前記ボトムリング中軸部品203を前記ボトムリング左可動ヘッド251Eのボトムリング左可動ヘッド接続孔2511E及び前記ボトムリング右可動ヘッド261Eのボトムリング右可動ヘッド接続孔2611Eに装着することにより、前記ボトムリング左可動ヘッド251E及び前記ボトムリング右可動ヘッド261Eは、可動的な接続を形成する。
【0074】
上記の一部の素子が改良される場合に、前記第6の好ましい実施例は、依然として前記第5の好ましい実施例と同様又は類似の効果を達成することができる。
【0075】
図31~
図35は、本発明の第7の好ましい実施例を示し、当該第1の好ましい実施例は、円弧状のトップリング10F、円弧状のボトムリング20F、左ファスナー30F、及び右ファスナー40Fを含む。前記トップリング10Fは、前記ボトムリング20Fと組み合わせて成形することができ、且つ前記左ファスナー30F及び前記右ファスナー40Fにより両側に一体に固定され、
図32に示すとおりである。
【0076】
前記トップリング10Fは、トップリング左固定ヘッド11F、トップリング右固定ヘッド12F、トップリング左モジュール15F、トップリング右モジュール16F、及びトップリング中軸部品103をさらに含み、しかも、前記トップリング10Fは、その円弧の内側に位置するトップリング溝13Fを有し、前記トップリング左モジュール15Fは、前記トップリング右固定ヘッド16Fに可動に接続される。
【0077】
前記トップリング左固定ヘッド11Fは、前記トップリング左モジュール15Fの下端外側に突出し、前記トップリング右固定ヘッド12Fは、前記トップリング右モジュール16Fの下端外側に突出し、且つ前記トップリング左固定ヘッド11Fは、その上端の中部に貫通するボトムリング左固定孔111F及びその下端の中部にボトムリング左可動溝212Fを有し、前記トップリング右固定ヘッド12Fは、その上端の中部に貫通するトップリング右固定孔121F及びその下端の中部にトップリング右可動溝122Fを有する。
【0078】
前記ボトムリング20Fは、ボトムリング左固定ヘッド21F、ボトムリング右固定ヘッド22F、円弧状のボトムリング左モジュール25F、円弧状のボトムリング右モジュール26F、及びボトムリング中軸部品203をさらに含み、しかも、前記ボトムリング20Fは、その円弧の内側に位置するボトムリング溝23Fを有し、前記ボトムリング左モジュール25Fは、前記ボトムリング右モジュール26Fに可動に接続される。
【0079】
前記ボトムリング左固定ヘッド21Fは、前記ボトムリング左モジュール25Fの上端外側に突出し、前記ボトムリング右固定ヘッド22Fは、前記ボトムリング右モジュール26Fの上端外側に突出し、且つ前記ボトムリング左固定ヘッド21Fは、その下端の中部に貫通するボトムリング左固定孔211F及びその上端の中部にボトムリング左可動溝212Fを有し、前記ボトムリング右固定ヘッド22Fは、その下端の中部に貫通するボトムリング右固定孔221F及びその上端の中部にボトムリング右可動溝222Fを有する。
【0080】
前記左ファスナー30Fは、前記トップリング左固定ヘッド11F及び前記ボトムリング左固定ヘッド21Fに緩め又は緊密可能に接続され、前記右ファスナー40Fも前記トップリング右固定ヘッド12F及び前記ボトムリング右固定ヘッド22Fに緩め又は緊密可能に接続される。
【0081】
前記左ファスナー30Fは、左ボルト31F及び左ナット32Fをさらに含み、前記右ファスナー40Fは、右ボルト41F及び右ナット42Fをさらに含む。前記左ボルト31Fは、前記トップリング左固定ヘッド11Fの前記トップリング左固定孔111F及び前記ボトムリング左固定ヘッド21Fの前記ボトムリング左固定孔211Fをそれぞれ貫通し、且つ前記左ナット32Fは、前記左ボルト31Fの下端に緩め又は緊密可能に装着され、前記右ボルト41Fは、前記トップリング右固定ヘッド12Fの前記トップリング右固定孔121F及び前記ボトムリング右固定ヘッド22Fの前記ボトムリング右固定孔221Fをそれぞれ貫通し、且つ前記右ナット42Fは、前記右ボルト41Fの下端に緩め又は緊密可能に装着される。
【0082】
前記トップリング左モジュール15Fは、上方に向かって上端に突出するトップリング左可動ヘッド151Fをさらに含み、しかも、前記ボトムリング左モジュール15Fは、その円弧の内側に位置するトップリング左溝152Fを有する。前記トップリング右モジュール16Fは、上方に向かって上端に突出するトップリング右可動ヘッド161Fをさらに含み、しかも、前記ボトムリング右モジュール16Fは、その円弧の内側に位置するトップリング右溝162Fを有する。
【0083】
さらに、前記トップリング左可動ヘッド151F及び前記トップリング右可動ヘッド161Fは、間隔式の相互嵌合構造ペアであり、すなわち前記トップリング左可動ヘッド151F及び前記ボトムリング右可動ヘッド161Fは、間隔をおいて嵌合することができ、しかも、前記ボトムリング左可動ヘッド151Fは、トップリング左可動ヘッド接続孔1511Fを有し、前記トップリング右可動ヘッド161Fは、トップリング右可動ヘッド接続孔1611Dを有し、前記トップリング中軸部品103を前記トップリング左可動ヘッド151Fの前記トップリング左可動ヘッド接続孔1511F及び前記トップリング右可動ヘッド161Fの前記トップリング右可動ヘッド接続孔1611Fに装着することにより、前記トップリング左モジュール15Fの前記トップリング左可動ヘッド151Fと前記トップリング右モジュール16Fの前記トップリング左可動ヘッド151Fとの間に可動的な接続を形成する。
【0084】
前記ボトムリング左モジュール25Fは、下方に向かって下端に突出するボトムリング左可動ヘッド251Fをさらに含み、しかも、前記ボトムリング左モジュール25Fは、その円弧の内側に位置するボトムリング左溝252Fを有する。前記ボトムリング右モジュール26Fは、下方に向かって下端に突出するボトムリング右可動ヘッド261Fを有し、しかも、前記ボトムリング右モジュール26Fは、その円弧の内側に位置するボトムリング右溝262Fを有する。
【0085】
さらに、前記ボトムリング左可動ヘッド251F及び前記ボトムリング右可動ヘッド261Fは、間隔式の相互嵌合構造ペアであり、すなわち前記ボトムリング左可動ヘッド251F及び前記ボトムリング右可動ヘッド261Fは、間隔をおいて嵌合することができ、しかも、前記ボトムリング左可動ヘッド251Fは、ボトムリング左可動ヘッド接続孔2511Fを有し、前記ボトムリング右可動ヘッド261Fは、ボトムリング右可動ヘッド接続孔2611Fを有し、前記ボトムリング中軸部品203を前記ボトムリング左可動ヘッド251Fの前記ボトムリング左可動ヘッド接続孔2511F及び前記ボトムリング右可動ヘッド261Fの前記ボトムリング右可動ヘッド接続孔2611Fに装着することにより、前記ボトムリング左モジュール25Fの前記ボトムリング左可動ヘッド251Fと前記ボトムリング右モジュール26Fの前記ボトムリング左可動ヘッド251Fとの間に可動的な接続を形成する。
【0086】
図31は、本発明の当該第7の好ましい実施例の非締結状態を示し、非締結状態で、前記トップリング10F及び前記ボトムリング20Fは、前記左ファスナー30F及び前記右ファスナー40Fにより一体に緩めて接続されるが、この時に前記トップリング10Fは、前記ボトムリング20Fに接触せず、且つトップリング10Fの前記トップリング左モジュール15Fとトップリング右モジュール16Fとの間、及び前記ボトムリング20Fの前記ボトムリング左モジュール25Fとボトムリング右モジュール26Fとの間のいずれにも緊密に継ぎ合わせる状態ではない。
【0087】
しかも、前記左ボルト31Fは、前記トップリング左可動溝112Fと前記ボトムリング左可動溝212Fとの間に限定的に運動することができ、前記右ボルト41Fは、前記トップリング右可動溝122Fと前記ボトムリング右可動溝222Fとの間に限定的に運動することができる。且つ、前記左ナット32Fは、前記左ボルト31Fの最下端に装着され、前記右ナット42Fは、前記右ボルト41Fの最下端に装着される。
【0088】
図32は、本発明の当該第7の好ましい実施例の締結状態を示し、当該締結状態で、前記左ファスナー30F及び前記右ファスナー40Fを締結することにより、前記ボトムリング左モジュール15F及び前記トップリング右モジュール16Fは、力を受けて緊密に継ぎ合わせ、しかも、前記トップリング左モジュール15Fの前記トップリング左溝152F及び前記トップリング右モジュール16Fの前記トップリング右溝162Fは、組み合わせて前記トップリング溝13Fを形成し、前記ボトムリング左モジュール25F及びボトムリング右モジュール26Fは、力を受けて緊密に継ぎ合わせ、しかも、前記ボトムリング左モジュール25Fの前記ボトムリング左溝252F及び前記ボトムリング右モジュール26Fの前記ボトムリング右溝262Fは、前記ボトムリング溝23Fを構成して形成する。前記トップリング10F及び前記ボトムリング20Fは、力を受けて緊密に継ぎ合わせ、且つ、前記トップリング10Fの前記トップリング溝13F及び前記ボトムリング20Fのボトムリング溝23Fは、組み合わせて環状溝50Fを形成して配管又は配管部品を固定するために用いられる。
【0089】
非締結状態で、接続対象配管又は配管部品の端部を前記環状溝50内に放置することができ、前記左ファスナー30F及び前記右ファスナー40Fを締結するだけで、固定対象配管部品の端部が前記環状溝50F内に強固に固定され、配管又は配管部品をクイックで固定する作用を果たすことができる。
【0090】
図36~
図40は、本発明の第8の好ましい実施例を示し、当該第8の好ましい実施例では、上記第7の好ましい実施例における次の素子が適宜変形し、
前記トップリング左可動ヘッド151Fは、別のトップリング左可動ヘッド151Gに改良され、前記トップリング右可動ヘッド161Fは、別のボトムリング右可動ヘッド161Gに改良され、前記トップリング右可動ヘッド161Gは、2枚式構造であり、且つ前記トップリング左可動ヘッド151Gは、前記ボトムリング右可動ヘッド161Gに介装される。前記トップリング左可動ヘッド151Gは、トップリング左可動ヘッド接続孔1511Gをさらに有し、前記トップリング右可動ヘッド161Gは、トップリング右可動ヘッド接続孔1611Gをさらに有する。前記ボトムリング中軸部品203を前記トップリング左可動ヘッド151Gのボトムリング左可動ヘッド接続孔1511G及び前記トップリング右可動ヘッド161Gのトップリング右可動ヘッド接続孔1611Gに装着することにより、前記トップリング左可動ヘッド151G及び前記トップリング右可動ヘッド161Gは、可動的な接続を形成する。
【0091】
前記ボトムリング左可動ヘッド251Fは、別のボトムリング左可動ヘッド251Gに改良され、前記ボトムリング右可動ヘッド261Fは、別のボトムリング右可動ヘッド261Gに改良され、前記ボトムリング右可動ヘッド261Gは、2枚式構造であり、且つ前記ボトムリング左可動ヘッド251Gは、前記ボトムリング右可動ヘッド261Gに介装される。前記ボトムリング左可動ヘッド251Gは、ボトムリング左可動ヘッド接続孔2511Gをさらに有し、前記ボトムリング右可動ヘッド261Gは、ボトムリング右可動ヘッド接続孔2611Gをさらに有する。前記ボトムリング中軸部品203を前記ボトムリング左可動ヘッド251Gのボトムリング左可動ヘッド接続孔2511G及び前記ボトムリング右可動ヘッド261Gのボトムリング右可動ヘッド接続孔2611Gに装着することにより、前記ボトムリング左可動ヘッド251G及び前記ボトムリング右可動ヘッド261Gは、可動的な接続を形成する。
【0092】
上記の一部の素子が改良される場合に、前記第8の好ましい実施例は、依然として前記第7の好ましい実施例と同様又は類似の効果を達成することができる。
【0093】
以上、本発明の複数の実施形態を説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されることを表すものではなく、前記原理を逸脱せずに、本発明の実施形態は、任意の変形又は修正が行われてもよく、材料の代替、構造の修正、外観の変更、寸法の調整などの形態を含むが、これらに限定されず、これらの変形は、本発明の精神に含まれるべきである。
【国際調査報告】