(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-05
(54)【発明の名称】アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する方法および装置
(51)【国際特許分類】
H04L 67/562 20220101AFI20240227BHJP
G06F 3/0481 20220101ALI20240227BHJP
【FI】
H04L67/562
G06F3/0481
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023547830
(86)(22)【出願日】2022-02-23
(85)【翻訳文提出日】2023-08-08
(86)【国際出願番号】 CN2022077363
(87)【国際公開番号】W WO2022227823
(87)【国際公開日】2022-11-03
(31)【優先権主張番号】202110486256.8
(32)【優先日】2021-04-30
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
(71)【出願人】
【識別番号】521431088
【氏名又は名称】北京字跳▲網▼絡技▲術▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Zitiao Network Technology Co., Ltd.
【住所又は居所原語表記】0207, 2/F, Building 4, Zijin Digital Park, Haidian District, Beijing,P. R. China
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】フー,ハオ
(72)【発明者】
【氏名】ワン,ジュンピン
(72)【発明者】
【氏名】ヂォン,ビァオ
(72)【発明者】
【氏名】ドン,ユーリン
(72)【発明者】
【氏名】トン,ペイゼァ
【テーマコード(参考)】
5E555
【Fターム(参考)】
5E555AA02
5E555AA22
5E555BA14
5E555BB14
5E555BC08
5E555BD01
5E555CB74
5E555DB49
5E555DC21
5E555DD05
5E555EA11
5E555EA16
5E555FA00
(57)【要約】
本出願の実施例は、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する方法を開示し、提供側は、共有プラットフォームによって提供されるデータ標準により、転送可能な、表示対象情報を作成し、共有プラットフォームに提供する。一方(表示側)が他方(提供側)の情報を展示しようとする場合、表示側は、表示対象情報の識別子を含む表示要求を共有プラットフォームに送信する。共有プラットフォームは、表示要求を受信した後、表示対象情報を表示要求における識別子に応じて取得することで、表示側が前記表示対象情報を表示できる。このように、本出願の実施例によって提供される技術案によれば、複数の表示側が存在する場合、各表示側と提供側との間はいずれも、データ通信ネゴシエートを行う必要がなく、提供側によって提供される表示対象情報を表示でき、通信ネゴシエートの占有するリソースを低減させ、情報インタラクションの効率を向上させる。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
装置により実行される、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する方法であって、
共有プラットフォームが、表示側から送信された表示要求を受信するステップであって、前記表示要求は表示対象情報の識別子を含み、前記表示対象情報は、提供側が前記共有プラットフォームのデータ標準に基づいて生成したものであり、前記データ標準は、前記表示対象情報において表示する必要があるフィールドを指示するために使用されるステップと、
前記共有プラットフォームが、前記識別子に応じて前記表示対象情報を取得するステップと、を含む、
ことを特徴とする方法。
【請求項2】
前記共有プラットフォームが、前記識別子に応じて前記表示対象情報を取得するステップは、
前記共有プラットフォームが、前記識別子に応じてローカルから前記表示対象情報を検索して取得するステップ、あるいは、
前記共有プラットフォームが、前記表示対象情報を取得する要求メッセージを前記識別子に応じて前記提供側に送信し、前記提供側から送信された応答メッセージを受信するステップであって、前記応答メッセージは前記表示対象情報を含むステップを含む、
ことを特徴とする請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記共有プラットフォームに対する前記表示側のロードに応答して、前記共有プラットフォームは前記表示側に表示キャリアを提供することで、前記表示側が前記表示キャリアを介して前記表示対象情報を表示するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
【請求項4】
前記表示対象情報は、対応する表示コンポーネントがあり、前記表示コンポーネントは、前記表示対象情報の表示方式を指示するために使用される、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
【請求項5】
前記共有プラットフォームによって提供される表示キャリアは、前記表示コンポーネントに実行環境を提供するために使用される、
ことを特徴とする請求項4に記載の方法。
【請求項6】
前記識別子に対応する表示対象情報が変化した場合、前記共有プラットフォームは、前記提供側から送信された通知メッセージを受信するステップであって、前記通知メッセージは前記識別子を含むステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
【請求項7】
前記通知メッセージは、更新後の表示対象情報をさらに含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記共有プラットフォームが前記通知メッセージを受信した後、
前記共有プラットフォームが、前記識別子に対応する表示対象情報が展示されている状態にあるか否かを判断するステップと、
前記識別子に対応する表示対象情報が展示されている状態にあることに応答して、前記共有プラットフォームが、更新後の表示対象情報を取得することで、前記表示側が、前記更新後の表示対象情報を展示するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項6に記載の方法。
【請求項9】
前記共有プラットフォームが、前記更新後の表示対象情報をローカルに記憶するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項7または8に記載の方法。
【請求項10】
前記データ標準は、前記フィールドに対応するタイプを指示する、
ことを特徴とする請求項1または2に記載の方法。
【請求項11】
装置により実行される、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する方法であって、
ユーザのトリガ操作に応答して、表示側が表示対象情報を共有プラットフォームにより取得するステップであって、前記表示対象情報は、提供側が前記共有プラットフォームのデータ標準に基づいて生成したものであり、前記データ標準は、前記表示対象情報において表示する必要があるフィールドを指示するために使用されるステップと、
前記表示側が前記表示対象情報を表示するステップと、を含む、
ことを特徴とする方法。
【請求項12】
表示側が表示対象情報を共有プラットフォームにより取得する前記ステップは、
前記表示側が、前記表示対象情報の識別子を含む表示要求を前記共有プラットフォームに送信することで、前記共有プラットフォームが前記表示対象情報の識別子に応じてローカルから前記表示対象情報を検索し、または前記表示対象情報を前記提供側に要求するステップを含む、
ことを特徴とする請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記表示側が前記表示対象情報を表示するステップは、
前記表示側が、前記表示対象情報に対応する表示コンポーネントに応じて前記表示対象情報を表示するステップであって、前記表示コンポーネントは、前記表示対象情報の表示方式を指示するために使用され、前記表示コンポーネントは、前記提供側によって提供されるものであるステップを含む、
ことを特徴とする請求項11または12に記載の方法。
【請求項14】
前記表示側が前記表示対象情報を表示するステップは、
前記表示側が、表示キャリアをロードし、前記表示キャリアに基づいて前記表示対象情報を表示するステップであって、前記表示キャリアは、前記共有プラットフォームによって提供され、前記表示対象情報を表示するためのキャリアであるステップを含む、
ことを特徴とする請求項11または12に記載の方法。
【請求項15】
前記表示対象情報は拡張能力を有し、前記拡張能力は前記表示対象情報に対してユーザが実行可能な操作を指示するために使用される、
ことを特徴とする請求項11または12に記載の方法。
【請求項16】
前記拡張能力は前記表示側に結合される、
ことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項17】
前記拡張能力は前記表示側とデカップリングする、
ことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項18】
前記表示対象情報に対するユーザのトリガ操作に応答して、前記表示側は、前記拡張能力に対応する拡張コントロール、または前記拡張能力に対応する拡張結果を出力するステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項19】
前記拡張能力は、前記表示対象情報に対してタグ追加操作を行う能力、または前記表示対象情報に対してコメント操作を行う能力を指示するために使用される、
ことを特徴とする請求項15に記載の方法。
【請求項20】
前記表示対象情報のタグコントロールに対するユーザのトリガ操作に応答して、タグ追加ページに入るステップと、
前記表示側は、前記ユーザが前記タグ追加ページで入力したタグ情報を受信し、前記表示対象情報を、追加されたタグ情報と関連付けて展示するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項19に記載の方法。
【請求項21】
前記表示対象情報のコメントコントロールに対するユーザのトリガ操作に応答して、コメントページに入るステップと、
前記表示側は、前記ユーザが前記コメントページで入力したコメントコンテンツを受信し、前記表示対象情報を、前記コメントコンテンツと関連付けて展示するステップと、をさらに含む、
ことを特徴とする請求項19に記載の方法。
【請求項22】
装置により実行される、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する方法であって、
提供側が、表示対象情報を、共有プラットフォームによって提供されるデータ標準に応じて生成するステップであって、前記データ標準は、前記表示対象情報において表示する必要があるフィールドを指示するために使用されるステップと、
前記提供側が、前記表示対象情報を前記共有プラットフォームにキャッシュするか否かを決定するステップと、
前記表示対象情報を前記共有プラットフォームにキャッシュすると決定した後、前記提供側が、前記表示対象情報を前記共有プラットフォームに送信するステップと、を含む、
ことを特徴とする方法。
【請求項23】
提供側が、表示対象情報を、共有プラットフォームによって提供されるデータ標準に応じて生成する前記ステップの後、
前記提供側が、前記表示対象情報に拡張能力をパッケージするステップをさらに含む、
ことを特徴とする請求項22に記載の方法。
【請求項24】
前記拡張能力は表示側に結合される、
ことを特徴とする請求項23に記載の方法。
【請求項25】
前記拡張能力は表示側とデカップリングする、
ことを特徴とする請求項23に記載の方法。
【請求項26】
前記提供側は、前記拡張能力と前記表示側との対応関係を記憶する、
ことを特徴とする請求項24に記載の方法。
【請求項27】
アプリケーションプログラムにおいて情報を表示するシステムであって、前記システムは、インタラクションオブジェクトおよび共有プラットフォームを含み、
前記共有プラットフォームは、データ標準を提供することで、前記インタラクションオブジェクトが、表示対象情報を前記データ標準に応じて生成し、前記データ標準は、前記表示対象情報において表示する必要があるフィールドを指示するために使用され、
前記共有プラットフォームはさらに、前記インタラクションオブジェクトから送信された表示要求に応じて、前記表示対象情報を前記インタラクションオブジェクトに提供し、前記表示要求は、前記表示対象情報の識別子を含む、
ことを特徴とするシステム。
【請求項28】
前記共有プラットフォームは、データ管理モジュールおよび表示キャリアを含む、
ことを特徴とする請求項27に記載のシステム。
【請求項29】
前記データ管理モジュールは、前記インタラクションオブジェクトと情報インタラクションを行う、
ことを特徴とする請求項28に記載のシステム。
【請求項30】
前記データ管理モジュールはさらに、前記表示対象情報を記憶する、
ことを特徴とする請求項28または29に記載のシステム。
【請求項31】
前記表示キャリアは、前記インタラクションオブジェクトのロードに基づいて、前記表示対象情報を前記インタラクションオブジェクトのプリセット位置に表示する、
ことを特徴とする請求項28または29に記載のシステム。
【請求項32】
前記表示対象情報が変化した場合、前記データ管理モジュールはさらに、前記インタラクションオブジェクトから送信された、前記識別子を含む通知メッセージを受信する、
ことを特徴とする請求項28または29に記載のシステム。
【請求項33】
前記データ管理モジュールはさらに、前記識別子に対応する表示対象情報が展示されている状態にあるか否かを判断し、
前記識別子に対応する表示対象情報が展示されている状態にあることに応答して、前記データ管理モジュールは、前記識別子を含む更新メッセージを前記表示キャリアに送信し、
前記表示キャリアは、更新後の表示対象情報をコールバックし、前記更新後の表示対象情報を前記インタラクションオブジェクトに展示する、
ことを特徴とする請求項32に記載のシステム。
【請求項34】
前記インタラクションオブジェクトは、前記表示対象情報を表示するための表示側、または前記表示対象情報を提供するための提供側である、
ことを特徴とする請求項27~29のいずれか1項に記載のシステム。
【請求項35】
アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する装置であって、
表示側から送信された表示要求を受信するための受信ユニットであって、前記表示要求は表示対象情報の識別子を含み、前記表示対象情報は、提供側が共有プラットフォームのデータ標準に基づいて生成したものであり、前記データ標準は、前記表示対象情報において表示する必要があるフィールドを指示するために使用される受信ユニットと、
前記識別子に応じて前記表示対象情報を取得するための取得ユニットと、を含む、
ことを特徴とする装置。
【請求項36】
アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する装置であって、
ユーザのトリガ操作に応答して、表示対象情報を共有プラットフォームにより取得するための取得ユニットであって、前記表示対象情報は、提供側が前記共有プラットフォームのデータ標準に基づいて生成したものであり、前記データ標準は、前記表示対象情報において表示する必要があるフィールドを指示するために使用される取得ユニットと、
前記表示対象情報を表示するための表示ユニットと、を含む、
ことを特徴とする装置。
【請求項37】
アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する装置であって、
表示対象情報を、共有プラットフォームによって提供されるデータ標準に応じて生成するための生成ユニットであって、前記データ標準は、前記表示対象情報において表示する必要があるフィールドを指示するために使用される生成ユニットと、
前記表示対象情報を前記共有プラットフォームにキャッシュするか否かを決定するための決定ユニットと、
前記表示対象情報を前記共有プラットフォームにキャッシュすると決定した後、前記表示対象情報を前記共有プラットフォームに送信するための送信ユニットと、を含む、
ことを特徴とする装置。
【請求項38】
電子機器であって、
1つまたは複数のプロセッサと、
1つまたは複数のプログラムを記憶するためのメモリと、を含み、
前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサによって実行される場合、前記1つまたは複数のプロセッサに請求項1~26のいずれか1項に記載のアプリケーションプログラムにおいて情報を表示する方法を実現させる、
ことを特徴とする電子機器。
【請求項39】
コンピュータ読み取り可能な記憶媒体であって、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に指令が記憶されており、前記指令がデバイス上で実行される場合、前記デバイスに請求項1~26のいずれか1項に記載のアプリケーションプログラムにおいて情報を表示する方法を実行させる、
ことを特徴とするコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
【請求項40】
コンピュータプログラムであって、前記コンピュータプログラムは、請求項1~26のいずれか1項に記載のアプリケーションプログラムにおいて情報を表示する方法を実行するためのプログラムコードを含む、
ことを特徴とするコンピュータプログラム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[関連出願の相互参照]
本出願は、2021年04月30日に中国特許庁に提出された、出願番号が202110486256.8であって、出願の名称が「アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する方法および装置」である中国特許出願に基づく優先権を主張するものであり、その全内容を援用により本出願に組み込む。
[技術分野]
本出願は、コンピュータ処理技術分野に関し、具体的には、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
異なるアプリケーションプログラムの出現に伴い、異なるアプリケーションプログラム間で情報インタラクションを行うシーンが存在するが、異なるアプリケーション間では転送する必要がある情報に対して統一的な定義が欠如し、異なるアプリケーションプログラム間で情報を正常に転送することができなくなる。いくつかのシーンでは、異なるアプリケーションプログラム間でネゴシエートでき、ネゴシエートが成立してから情報転送を実現できる。1つのアプリケーションプログラムが複数の他のアプリケーションプログラムと情報インタラクションを行う場合、アプリケーションプログラムごとにネゴシエートする必要があり、情報インタラクションの効率を低下させる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
これに鑑みて、本出願の実施例は、多方のアプリケーションプログラム間での情報の自由な転送を実現し、情報インタラクションの効率を向上させる、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する方法および装置を提供する。
【0004】
上記課題を解決するために、本出願の実施例により提供される技術案は以下のようにする。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本出願の実施例の第1の態様では、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する方法を提供し、当該方法は、共有プラットフォームが、表示側から送信された表示要求を受信するステップであって、前記表示要求は表示対象情報の識別子を含み、前記表示対象情報は、提供側が前記共有プラットフォームのデータ標準に基づいて生成したものであり、前記データ標準は、前記表示対象情報において表示する必要があるフィールドを指示するために使用されるステップと、前記共有プラットフォームが、前記識別子に応じて前記表示対象情報を取得するステップと、を含む。
【0006】
具体的な実現形態では、前記共有プラットフォームが、前記識別子に応じて前記表示対象情報を取得するステップは、前記共有プラットフォームが、前記識別子に応じてローカルから前記表示対象情報を検索して取得するステップ、あるいは、前記共有プラットフォームが、前記表示対象情報を取得する要求メッセージを前記識別子に応じて前記提供側に送信し、前記提供側から送信された応答メッセージを受信するステップであって、前記応答メッセージは前記表示対象情報を含むステップを含む。
【0007】
具体的な実現形態では、前記方法は、前記共有プラットフォームに対する前記表示側のロードに応答して、前記共有プラットフォームが前記表示側に表示キャリアを提供することで、前記表示側が前記表示キャリアを介して前記表示対象情報を表示するステップをさらに含む。
【0008】
具体的な実現形態では、前記表示対象情報は、対応する表示コンポーネントがあり、前記表示コンポーネントは、前記表示対象情報の表示方式を指示するために使用される。
【0009】
具体的な実現形態では、前記共有プラットフォームによって提供される表示キャリアは、前記表示コンポーネントに実行環境を提供するために使用される。
【0010】
具体的な実現形態では、前記方法は、前記識別子に対応する、表示対象情報が変化した場合、前記共有プラットフォームは、前記提供側から送信された通知メッセージを受信するステップであって、前記通知メッセージは前記識別子を含むステップをさらに含む。
【0011】
具体的な実現形態では、前記通知メッセージは、更新後の表示対象情報をさらに含む。
【0012】
具体的な実現形態では、前記共有プラットフォームが前記通知メッセージを受信した後、前記方法は、前記共有プラットフォームが、前記識別子に対応する表示対象情報が展示されている状態にあるか否かを判断するステップと、前記識別子に対応する表示対象情報が展示されている状態にあることに応答して、前記共有プラットフォームが、更新後の表示対象情報を取得することで、前記表示側が、前記更新後の表示対象情報を展示するステップと、をさらに含む。
【0013】
具体的な実現形態では、前記方法は、前記共有プラットフォームが、前記更新後の表示対象情報をローカルに記憶するステップをさらに含む。
【0014】
具体的な実現形態では、前記データ標準は、前記フィールドに対応するタイプを指示する。
【0015】
本出願の実施例の第2の態様では、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する方法を提供し、前記方法は、ユーザのトリガ操作に応答して、表示側が表示対象情報を共有プラットフォームにより取得するステップであって、前記表示対象情報は、提供側が前記共有プラットフォームのデータ標準に基づいて生成したものであり、前記データ標準は、前記表示対象情報において表示する必要があるフィールドを指示するために使用されるステップと、前記表示側が前記表示対象情報を表示するステップと、を含む。
【0016】
具体的な実現形態では、表示側が表示対象情報を共有プラットフォームにより取得する前記ステップは、前記表示側が、前記表示対象情報の識別子を含む表示要求を前記共有プラットフォームに送信することで、前記共有プラットフォームが前記表示対象情報の識別子に応じてローカルから前記表示対象情報を検索し、または前記表示対象情報を前記提供側に要求するステップを含む。
【0017】
具体的な実現形態では、前記表示側が前記表示対象情報を表示するステップは、前記表示側は、前記表示対象情報に対応する表示コンポーネントに応じて前記表示対象情報を表示するステップであって、前記表示コンポーネントは、前記表示対象情報の表示方式を指示するために使用され、前記表示コンポーネントは、前記提供側によって提供されるものであるステップを含む。
【0018】
具体的な実現形態では、前記表示側が前記表示対象情報を表示するステップは、前記表示側が、表示キャリアをロードし、前記表示キャリアに基づいて前記表示対象情報を表示するステップであって、前記表示キャリアは、前記共有プラットフォームによって提供され、前記表示対象情報を表示するためのキャリアであるステップを含む。
【0019】
具体的な実現形態では、前記表示対象情報は拡張能力を有し、前記拡張能力は、前記表示対象情報に対してユーザが実行可能な操作を指示するために使用される。
【0020】
具体的な実現形態では、前記拡張能力は前記表示側に結合される。
【0021】
具体的な実現形態では、前記拡張能力は前記表示側とデカップリングする。
【0022】
具体的な実現形態では、前記方法は、前記表示対象情報に対するユーザのトリガ操作に応答して、前記表示側が、前記拡張能力に対応する拡張コントロール、または前記拡張能力に対応する拡張結果を出力するステップをさらに含む。
【0023】
具体的な実現形態では、前記拡張能力は、前記表示対象情報に対してタグ追加操作を行う能力、または前記表示対象情報に対してコメント操作を行う能力を含む。
【0024】
具体的な実現形態では、前記方法は、前記表示対象情報のタグコントロールに対するユーザのトリガ操作に応答して、タグ追加ページに入るステップと、前記表示側は、前記ユーザが前記タグ追加ページで入力したタグ情報を受信し、前記表示対象情報を、追加されたタグ情報と関連付けて展示するステップと、をさらに含む。
【0025】
具体的な実現形態では、前記方法は、前記表示対象情報のコメントコントロールに対するユーザのトリガ操作に応答して、コメントページに入るステップと、前記表示側は、前記ユーザが前記コメントページで入力したコメントコンテンツを受信し、前記表示対象情報を、前記コメントコンテンツと関連付けて展示するステップと、をさらに含む。
【0026】
本出願の実施例の第3の態様では、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する方法を提供し、前記方法は、提供側が、表示対象情報を、共有プラットフォームによって提供されるデータ標準に応じて生成するステップであって、前記データ標準は、前記表示対象情報において表示する必要があるフィールドを指示するために使用されるステップと、前記提供側が、前記表示対象情報を前記共有プラットフォームにキャッシュするか否かを決定するステップと、前記表示対象情報を前記共有プラットフォームにキャッシュすると決定した後、前記提供側が、前記表示対象情報を前記共有プラットフォームに送信するステップと、を含む。
【0027】
具体的な実現形態では、提供側が、表示対象情報を、共有プラットフォームによって提供されるデータ標準に応じて生成する前記ステップの後、前記方法は、前記提供側が、前記表示対象情報に拡張能力をパッケージするステップをさらに含む。
【0028】
具体的な実現形態では、前記拡張能力は表示側に結合される。
【0029】
具体的な実現形態では、前記拡張能力は前記表示側とデカップリングする。
【0030】
具体的な実現形態では、前記提供側は、前記拡張能力と前記表示側との対応関係を記憶する。
【0031】
本出願の実施例の第4の態様では、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示するシステムを提供し、前記システムは、インタラクションオブジェクトおよび共有プラットフォームを含み、前記共有プラットフォームは、データ標準を提供することで、前記インタラクションオブジェクトが、表示対象情報を前記データ標準に応じて生成するために使用され、前記データ標準は、前記表示対象情報において表示する必要があるフィールドを指示するために使用され、前記共有プラットフォームはさらに、前記インタラクションオブジェクトから送信された表示要求に応じて、前記表示対象情報を前記インタラクションオブジェクトに提供するために使用され、前記表示要求は、前記表示対象情報の識別子を含む。
【0032】
具体的な実現形態では、前記共有プラットフォームは、データ管理モジュールおよび表示キャリアを含む。
【0033】
具体的な実現形態では、前記データ管理モジュールは、前記インタラクションオブジェクトと情報インタラクションを行う。
【0034】
具体的な実現形態では、前記データ管理モジュールはさらに、前記表示対象情報を記憶する。
【0035】
具体的な実現形態では、前記表示キャリアは、前記インタラクションオブジェクトのロードに基づいて、前記表示対象情報を前記インタラクションオブジェクトのプリセット位置に表示する。
【0036】
具体的な実現形態では、前記表示対象情報が変化した場合、前記データ管理モジュールはさらに、前記インタラクションオブジェクトから送信された、前記識別子を含む通知メッセージを受信する。
【0037】
具体的な実現形態では、前記データ管理モジュールはさらに、前記識別子に対応する、表示対象情報が展示されている状態にあるか否かを判断し、前記識別子に対応する、表示対象情報が展示されている状態にあることに応答して、前記データ管理モジュールは、前記識別子を含む更新メッセージを前記表示キャリアに送信し、前記表示キャリアは、更新後の表示対象情報をコールバックし、前記更新後の表示対象情報を前記インタラクションオブジェクトに展示する。
【0038】
具体的な実現形態では、前記インタラクションオブジェクトは、前記表示対象情報を表示するための表示側、または前記表示対象情報を提供するための提供側である。
【0039】
本出願の実施例の第5の態様では、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する装置を提供し、前記装置は、表示側から送信された表示要求を受信するための受信ユニットであって、前記表示要求は表示対象情報の識別子を含み、前記表示対象情報は、提供側が前記共有プラットフォームのデータ標準に基づいて生成したものであり、前記データ標準は、前記表示対象情報において表示する必要があるフィールドを指示するために使用される受信ユニットと、前記識別子に応じて前記表示対象情報を取得するための取得ユニットと、を含む。
【0040】
本出願の実施例の第6の態様では、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する装置を提供し、前記装置は、ユーザのトリガ操作に応答して、表示対象情報を共有プラットフォームにより取得するための取得ユニットであって、前記表示対象情報は、提供側が前記共有プラットフォームのデータ標準に基づいて生成したものであり、前記データ標準は、前記表示対象情報において表示する必要があるフィールドを指示するために使用される取得ユニットと、前記表示対象情報を表示するための表示ユニットと、を含む。
【0041】
本出願の実施例の第7の態様では、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する装置を提供し、前記装置は、表示対象情報を、共有プラットフォームによって提供されるデータ標準に応じて生成するための生成ユニットであって、前記データ標準は、前記表示対象情報において表示する必要があるフィールドを指示するために使用される生成ユニットと、前記表示対象情報を前記共有プラットフォームにキャッシュするか否かを決定するための決定ユニットと、前記表示対象情報を前記共有プラットフォームにキャッシュすると決定した後、前記表示対象情報を前記共有プラットフォームに送信するための送信ユニットと、を含む。
【0042】
本出願の実施例の第8の態様では、電子機器を提供し、前記電子機器は、1つまたは複数のプロセッサと、1つまたは複数のプログラムを記憶するためのメモリと、を含み、前記1つまたは複数のプログラムが前記1つまたは複数のプロセッサによって実行される場合、前記1つまたは複数のプロセッサに第1の態様、第2の態様、または第3の態様に記載のアプリケーションプログラムにおいて情報を表示する方法を実現させる。
【0043】
本出願の実施例の第9の態様では、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を提供し、前記コンピュータ読み取り可能な記憶媒体に指令が記憶されており、前記指令が機器で実行される場合、前記機器に第1の態様、第2の態様、または第3の態様に記載のアプリケーションプログラムにおいて情報を表示する方法を実行させる。
【0044】
本出願の実施例の第10の態様では、コンピュータプログラム製品を提供し、前記コンピュータプログラム製品は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体上に担持されるコンピュータプログラムを含み、前記コンピュータプログラムは、第1の態様、第2の態様、または第3の態様に記載のアプリケーションプログラムにおいて情報を表示する方法を実行するためのプログラムコードを含む。
【0045】
このように、本出願の実施例は以下のような有益な効果を有する。
本出願の実施例に開示された技術案では、共有プラットフォームを提供し、提供側は、当該共有プラットフォームによって提供されるデータ標準により、転送可能な、表示対象情報を作成し、共有プラットフォームに提供する。一方(表示側)が他方(提供側)の情報を展示しようとする場合、表示側は、表示対象情報の識別子を含む表示要求を共有プラットフォームに送信する。共有プラットフォームは、表示要求を受信した後、表示対象情報を表示要求における識別子に応じて取得することで、表示側が前記表示対象情報を表示できる。このように、本出願の実施例により提供される技術案によれば、複数の表示側が存在する場合、各表示側と提供側との間はいずれも、データ通信ネゴシエートを行う必要がなく、提供側によって提供される表示対象情報を表示でき、通信ネゴシエートの占有するリソースを低減させ、情報インタラクションの効率を向上させる。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【
図2】本出願の実施例により提供される情報インタラクション概略図である。
【
図3】本出願の実施例により提供される共有プラットフォーム構造概略図である。
【
図4】本出願の実施例により提供される適用シーン概略図である。
【
図5】本出願の実施例により提供される、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する方法フローチャートである。
【
図6】本出願の実施例により提供される別の、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する方法フローチャートである。
【
図7】本出願の実施例により提供される、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示するシステム構造図である。
【
図8】本出願の実施例により提供される、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する装置構造図である。
【
図9】本出願の実施例により提供される別の、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する装置構造図である。
【
図10】本出願の実施例により提供されるさらに別の、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する装置構造図である。
【
図11】本出願の実施例により提供される電子機器の構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0047】
本出願の上記目的、特徴、および利点をより分かりやすくするために、以下、図面および具体的な実施形態を結合して本出願の実施例をさらに詳しく説明する。
【0048】
発明者は伝統的な情報インタラクションへの研究中に発見したように、異なるアプリケーションプログラムが情報インタラクションを行う場合、異なるアプリケーションプログラム間では情報フォーマットへの統一的な定義が欠如するため、異なるアプリケーションプログラム間が情報転送を行う場合、単独のデータ通信ネゴシエートを行う必要があり、これにより、データ提供側によって提供されるデータフォーマットは表示側の表示要求に適合させ、ネゴシエートが成立してから情報転送ができる。例えば、
図1に示すように、インスタントメッセージング(instant messaging、IM)アプリケーション101がカレンダースケジュールアプリケーション103における情報を表示する場合、両者はまず、通信ネゴシエートを行い、ネゴシエートが成立してから、カレンダースケジュールアプリケーション103はIM仕様に準拠した情報をIMに提供することで、IMが、カレンダースケジュールアプリケーション103によって提供される情報を展示できる。クラウドドキュメントアプリケーション102がカレンダースケジュールアプリケーション103における情報を表示する場合、両者は通信ネゴシエートを行うことで、カレンダースケジュールアプリケーション103が、クラウドドキュメントアプリケーション仕様に準拠した情報をクラウドドキュメントアプリケーション102に提供し、さらに情報転送を実現する。大量のアプリケーション間で情報転送を行うことが存在する場合、1つのアプリケーションは他のアプリケーション105との間でそれぞれにネゴシエートする必要があり、大量のリソースを占有し、情報転送効率が低下することになる。
【0049】
これを基礎とし、本出願の実施例は共有プラットフォームを提供し、当該共有プラットフォームにより、異なるアプリケーションが当該共有プラットフォームによって提供されるデータ標準に応じて、柔軟に現れ、インタラクション可能な情報セグメントを作成することができ、情報の自由な転送を実現する。
図2に示すように、提供側は例えば、カレンダースケジュールアプリケーション103、グループカードアプリケーション104、および他のアプリケーション105等を含むことができ、インタラクション可能な情報セグメント、即ち、表示対象情報を共有プラットフォーム300に提供する。表示側は、IM101、クラウドドキュメント102等を含み、表示対象情報を共有プラットフォーム300により取得し、さらに当該表示対象情報を表示し、提供側と表示側との間のネゴシエート過程を減少し、情報転送効率を向上させる。
【0050】
なお、本出願の実施例における表示側、提供側はそれぞれ、異なるアプリケーションを指し、当該2つの異なるアプリケーションは、異なるサービス側によって相応するサービスが提供される、互いに独立したアプリケーションであってもよく、あるいは、当該2つのアプリケーションは、同じサービス側によって相応するサービスが提供される、一定の関連関係を有する2つの異なるアプリケーションモジュールであってもよい。例えば、表示側は、第1協働プラットフォームのアプリケーションに属し、提供側は、第2協働プラットフォームのアプリケーションであり、第1協働プラットフォーム、第2協働プラットフォームは、異なるサーバに対応する。あるいは、表示側および提供側は、同じ協働プラットフォームからのものであり、例えば、表示側は、第1協働プラットフォームのIMであり、提供側は、第1協働プラットフォームにおけるメールアプリケーション等である。
【0051】
方法実施例
本出願により提供される技術案を理解しやすいために、以下、まず、本出願の実施例における共有プラットフォームを説明する。
【0052】
図3を参照して、当該図面は、本出願の実施例により提供される共有プラットフォーム構造概略図であり、
図3に示すように、当該共有プラットフォーム300は、データ管理モジュール301と、表示キャリア302とを含む。
【0053】
データ管理モジュール301は、異なるアプリケーションとの間で情報インタラクションを行うのを実現し、データを管理するために使用される。データ管理モジュール301は、各提供側にデータ標準を提供することができ、当該データ標準は、提供側によって提供される、表示対象情報において表示する必要があるフィールドを指示するために使用され、さらに各表示フィールドに対応するタイプを指示することができる。提供側は、データ標準に応じて自分の内部の情報を標準フォーマットのデータに変換する。表示対象情報は、提供側によって提供されるデータ要約またはデータ記述であってもよく、当該表示対象情報には、データ標準によって定義される表示フィールドを含む。例えば、提供側はクラウドドキュメントであり、それによって提供される、表示対象情報におけるフィールドは、ドキュメントタイトル、作者、ドキュメントリンク、権限等を含んでもよく、フィールドタイプは、文字タイプであってもよい。具体的には、データ管理モジュール301は、表示側から送信された表示要求を受信し、当該表示要求における識別子に応じて、当該識別子に対応する表示対象情報を取得する。
【0054】
具体的には、データ管理モジュール301はさらに、データキャッシュ能力を提供し、表示対象情報を記憶することができる。データ管理モジュール301が表示対象情報のキャッシュが許容されるか否かは、提供側によって決定される。例えば、提供側が提供された表示対象情報に機密データが含まれると決定する場合、提供側は、表示対象情報をデータ管理モジュールにキャッシュしないように選択することができる。あるいは、提供側は、表示対象情報のうち一部の機密ではないデータをデータ管理モジュールにキャッシュするように選択することができる。
【0055】
理解するように、データ管理モジュール301は、表示対象情報のキャッシュが許容されると、表示側から送信された表示要求を受信した後、表示要求における表示対象情報の識別子に応じて、表示対象情報をローカルから検索して取得することができる。データ管理モジュール301が表示対象情報のキャッシュを許容されない場合、データ管理モジュールは、表示側から送信された表示要求を受信した後、提供側に要求メッセージを送信することで、表示対象情報を当該要求メッセージにより要求する。
【0056】
可能な実施形態では、データ管理モジュール301はさらに、データ同期のために使用される。例えば、表示対象情報が変化した場合、提供側は、データ管理モジュール301に通知メッセージを送信することができ、当該通知メッセージは、表示対象情報の識別子を含み、当該識別子に対応する表示対象情報が更新されたことを当該通知メッセージによりデータ管理モジュール301に通知する。通知メッセージには、更新後の表示対象情報も含むことができる。
【0057】
データ管理モジュール301が通知メッセージを受信した後、当該識別子に対応する表示対象情報が展示されている状態にあるか否かを判断し、表示対象情報が展示されている状態にあると、データ管理モジュールは、識別子を含む更新メッセージを表示キャリア302に送信する。表示キャリア302は、更新メッセージを受信した後、更新後の表示対象情報をコールバックすることで、更新後の表示対象情報を表示側に提供する。当該識別子に対応する表示対象情報が展示されなく、かつ更新後の表示対象情報が、データ管理モジュール301にキャッシュされることを許容すると、データ管理モジュール301は、表示対象情報を更新する。更新後の表示対象情報がデータ管理モジュール301にキャッシュされることが許容しないと、通知メッセージに更新後の表示対象情報を含む場合、更新後の表示対象情報を廃棄する。
【0058】
例えば、
図4に示すように、データ管理モジュール301は、アプリケーションプログラムインターフェース(Application Programming Interface、API)、例えば、イベントサブスクリプションwebhookインターフェースを外部に提供することができ、提供側100がハイパーテキスト転送プロトコル(Hypertext Transfer Protocol、HTTP)を介してデータ同期を行うことをサポートし、さらに表示キャリア302と内部ロングリンクを確立し、当該ロングリンクを介してデータを転送することができる。
【0059】
表示キャリア302は、表示側200が表示対象情報を表示するための環境を提供するために使用される。具体的には、表示側200は、表示キャリアを集積することができ、表示側200が表示対象情報を表示する場合、当該表示キャリアのロードにより情報を表示する。
【0060】
可能な実施形態では、表示側は、表示対象情報だけでなく、当該表示対象情報に対応する表示コンポーネントを提供することもでき、当該表示コンポーネントは、表示対象情報の表示形式を定義するために使用される。各表示対象情報は、1つの表示コンポーネントのみに対応できることにより、表示対象情報が異なる表示側で表示される場合、同じ表示形式を呈することができるのを保証する。具体的には、表示キャリア302は、表示コンポーネントに実行環境を提供する。
【0061】
上記により提供される共有プラットフォームに基づいて、以下、図面を結合して本出願の実施例により提供される、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する方法を説明する。
【0062】
図5を参照して、当該図は、本出願の実施例により提供される、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する方法フローチャートであり、
図5に示すように、当該方法は、S501~S504を含むことができる。
S501:表示側は、表示要求を共有プラットフォームに送信する。
【0063】
本実施例では、ユーザトリガ操作を検出した場合、表示側は、表示対象情報の識別子(identifier、ID)を含む表示要求を共有プラットフォームに送信する。具体的には、表示側が表示キャリアを集積できるため、表示側は、表示キャリアを介してデータ管理モジュールに表示要求を送信する。例えば、クラウドドキュメントは、共有プラットフォームの表示キャリアを集積し、ユーザがクラウドドキュメントでグループカードを展示する必要がある場合、クラウドドキュメントはユーザのトリガ操作に応答して、グループカードに対応するIDを表示キャリアを介して共有プラットフォームのデータ管理モジュールに送信する。
【0064】
S502:共有プラットフォームは、表示対象情報を表示要求に応じて取得する。
【0065】
前記実施例から分かるように、共有プラットフォームは、データキャッシュ能力を提供でき、各提供側によって提供される表示対象情報をデータ管理モジュールにキャッシュすることができるが、共有プラットフォームが表示対象情報をキャッシュするか否かは、提供側によって決定される。これを基礎とし、共有プラットフォームは、表示対象情報を以下の方式により取得することができる。
【0066】
一方は、表示対象情報を共有プラットフォーム側に記憶する場合、共有プラットフォームが、表示要求を取得した後、識別子に対応する表示対象情報を表示要求における識別子に応じてローカルで検索し取得することである。共有プラットフォームは、表示対象情報を記憶する場合、さらに表示対象情報と識別子との間の対応関係テーブルを記憶でき、表示対象情報を当該対応関係テーブルに応じて照会する。
【0067】
他方は、表示対象情報を共有プラットフォーム側に記憶しない場合、共有プラットフォームが、表示要求を取得した後、当該表示要求に応じて要求メッセージを生成し、提供側に要求メッセージを送信し、提供側から送信された、表示対象情報が含まれる応答メッセージを受信する。要求メッセージは、表示対象メッセージの識別子を含む。表示対象情報は、提供側が予め共有プラットフォームによって提供されるデータ標準に応じて生成したものであってもよく、例えば、IMは、開発段階でグループカードに対して標準化処理を行うようにしてもよいし、提供側がニーズを感知した(例えば、要求メッセージを受信した)場合データ標準に応じて生成するものであってもよい。提供側が表示対象情報を生成するタイミングについて、実際の適用状況に応じて決定されることができ、本実施例はここで限定しない。提供側の具体的な実現について、後続の実施例で説明する。
【0068】
S503:共有プラットフォームは、表示対象情報を表示側に送信する。
【0069】
S504:表示側は、表示対象情報を表示する。
【0070】
具体的には、表示側が共有プラットフォームの表示キャリアを集積できるため、共有プラットフォームのデータ管理モジュールが表示対象情報を取得した後、データ管理モジュールは、表示対象情報を表示キャリアに送信する。表示キャリアは表示側のロードに基づいて、表示対象情報を表示側のプリセット位置に表示することができる。
【0071】
可能な実施形態では、提供側は、表示対象情報だけでなく、当該表示対象情報にマッチングする表示コンポーネントを提供することもでき、当該表示コンポーネントは、表示対象情報の表示方式を指示するために使用される。当該表示コンポーネントによって、異なる表示側が表示対象情報を表示する場合、統一的な表示方式を呈するのを保証することができる。具体的には、表示側は、表示対象情報を表示する場合、表示対象情報に対応する表示コンポーネントに応じて当該表示対象情報を表示する。表示側によって集積された表示キャリアは、表示コンポーネントに実行環境を提供することができる。つまり、表示側は表示対象情報を表示する場合、直接に表示対象情報をロードする必要がなく、表示キャリアをロードするだけで、さらに表示対象情報を表示キャリアでロードし、表示側と表示対象情報との間の論理的分離を実現し、表示側と表示対象情報との間の安全性を向上させ、表示対象情報が悪意情報を持って表示側の正常な使用に影響を与えるのを回避する。
【0072】
可能な実施形態では、表示対象情報は、拡張能力をさらに有することができ、当該拡張能力は、ユーザが表示対象情報に対して行うことができる操作を指示するために使用される。例えば、拡張能力は、表示対象情報に対してタグ追加操作を行う能力であってもよいし、表示対象情報に対してコメント操作を行う能力等であってもよい。本実施例では、拡張能力と表示側との間の関係に基づいて、汎用拡張能力と個性化拡張能力とに分けられることができる。汎用拡張能力とは、当該拡張能力が表示側とデカップリングすることを意味し、即ち、表示側に関係なく、当該拡張能力は、各表示側でいずれも体現されることができる。例えば、タグ追加操作の能力は、IM、クラウドドキュメント、カレンダー等の表示側でいずれも実現されることができる。汎用拡張能力について、提供側は、表示対象情報を生成する場合、表示対象情報の外層で汎用拡張能力をパッケージすることができる。表示側は表示対象情報を表示する場合、当該汎用拡張能力に対応する拡張コンポーネント、または当該汎用能力に対応する拡張結果を出力することができる。例えば、表示対象情報をIMに表示する場合、表示対象情報に対するユーザのトリガ操作に応答して、タグコントロールを表示する。あるいは、表示対象情報にタグが追加された後、さらに対応するタグ名称を展示することができる。
【0073】
具体的には、表示側がタグコントロールを出力した後、タグコントロールに対するユーザのトリガ操作に応答して、タグ追加ページに入り、表示側は、ユーザがタグ追加ページで入力したタグ情報を受信し、表示対象情報を追加されたタグ情報と関連付けて展示する。例えば、表示対象情報を、タグ情報が指示するタグページに追加する。ユーザが入力するタグ情報は、タグ名称を含むことができ、ユーザが入力するタグ名称は、既存のタグ名称であってもよいし、新規のタグ名称であってもよい。
【0074】
個性化拡張能力とは、当該拡張能力が表示側に結合されることを意味し、表示側によって提供されるいくつかの「表示側の特色を有する」拡張能力である。例えば、フライブックキットにおけるIMは、表示対象情報によって提供されるPin機能であり、クラウドドキュメントは、表示対象情報によって提供されるコメント操作の機能である。個性化拡張能力について、提供側は、予め表示側によって提供される拡張能力に応じて、表示対象情報に当該拡張能力をパッケージすることができる。あるいは、提供側は、個性化拡張能力と表示側との間の対応関係を予め記憶し、提供側が、表示対象情報に対する、ある表示側のニーズを感知する場合、当該表示対象情報に当該表示側に対応する個性化拡張能力をパッケージする。
【0075】
具体的には、表示対象情報のコメントコントロールに対するユーザのトリガ操作に応答して、コメントページに入り、表示側は、ユーザがコメントページで入力したコメントコンテンツを受信し、表示対象情報をコメントコンテンツと関連付けて展示する。
【0076】
上記実施例に基づいて、以下、図面を結合して情報の提供側と共有プラットフォームとの間のインタラクションを説明する。
【0077】
図6を参照して、当該図は、本出願の実施例により提供される別の、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する方法フローチャートであり、
図6に示すように、当該方法は、S601~S606を含む。
S601:提供側は、共有プラットフォームによって提供されるデータ標準に応じて表示対象情報を生成する。
【0078】
本実施例では、いずれのアプリケーションについて、いずれも共有プラットフォームによって提供されるデータ標準に応じて表示対象情報を生成することができる。データ標準は、表示対象情報において表示する必要があるフィールドを指示するために使用され、さらに各フィールドのタイプを指示することができる。
【0079】
可能な実施形態では、提供側は、データ標準に応じて表示対象情報を生成した後、さらに当該表示対象情報に拡張能力をパッケージすることができ、当該拡張能力は、ユーザが表示対象情報を操作できることを指示するために使用される。拡張能力は、表示側に結合されることができ、当該拡張能力について、表示側によって提供されるものであり、或いは、拡張能力は表示側とデカップリングし、即ち、当該拡張能力は表示側と無関係である。拡張能力の実現について、
図5に示す実施例における関連記載を参照可能である。
【0080】
S602:提供側は、表示対象情報を共有プラットフォームにキャッシュするか否かを決定し、そうであれば、S603~S604を実行し、そうでなければ、S605~S606を実行する。
【0081】
提供側が表示対象情報を生成した後、当該表示対象情報を共有プラットフォームにキャッシュするか否かを決定できる。具体的には、表示対象情報に機密データが含まれるか否かに応じて、キャッシュするか否かを決定できる。例えば、表示対象情報に機密データが含まれる場合、当該表示対象情報を共有プラットフォームにキャッシュしないことができる。表示対象情報に機密データが含まれない場合、当該表示対象情報を共有プラットフォームにキャッシュすることができる。あるいは、表示対象情報に機密データが含まれる場合、一部の機密ではないデータを共有プラットフォームにキャッシュすることができる。具体的には、提供側が、表示対象情報を共有プラットフォームにキャッシュできると決定する場合、S603~S604を実行し、表示対象情報を共有プラットフォームに送信する。提供側が、表示対象情報を共有プラットフォームにキャッシュしないと決定する場合、S605~S606を実行し、表示対象情報の識別子を共有プラットフォームに送信する。
【0082】
S603:提供側は、表示対象情報を共有プラットフォームに送信する。
【0083】
S604:共有プラットフォームは、表示対象情報をキャッシュする。
【0084】
提供側は、表示対象情報だけでなく、表示対象情報に対応する識別子を共有プラットフォームに送信することもでき、これにより、共有プラットフォームは、識別子と表示対象情報との間の対応関係を記憶できる。
【0085】
S605:提供側は、表示対象情報の識別子を共有プラットフォームに送信する。
【0086】
S606:共有プラットフォームは、表示対象情報の識別子を記憶する。
【0087】
共有プラットフォームが、表示対象情報を記憶することが許容されない場合、提供側は、表示対象情報の識別子を共有プラットフォームに送信し、共有プラットフォームが当該識別子を記憶する。
【0088】
なお、表示側が共有プラットフォームの表示キャリアを集積できるため、表示側は、表示対象情報の識別子を取得し、当該識別子を記憶することができる。表示側が表示対象情報を表示する必要がある場合、対応する表示対象情報を当該識別子を介して要求することができる。即ち、表示側は、表示対象情報を記憶する必要がなく、表示対象情報に対応する識別子を記憶するだけが必要であり、これにより、表示側の記憶空間に対する占有を低減する。
【0089】
可能な実施形態では、識別子に対応する表示対象情報が変化した場合、提供側はさらに、表示対象情報の識別子を含む通知メッセージを共有プラットフォームに送信することができ、当該通知メッセージは、識別子に対応する表示対象情報が更新されたことを共有プラットフォームに通知するために使用される。通知メッセージにはさらに、更新後の表示対象情報を含むことができる。
【0090】
可能な実施形態では、共有プラットフォームは、通知メッセージを受信した後、当該識別子に対応する表示対象情報が展示されている状態にあるか否かをさらに判断することができ、当該識別子に対応する表示対象情報が展示されている状態にあることに応答して、共有プラットフォームは、更新後の表示対象情報を取得することで、更新後の表示対象情報を表示側に展示する。具体的には、共有プラットフォームが表示対象情報を記憶することが提供側によって許容される場合、共有プラットフォームは、通知メッセージを受信した後、ローカルに記憶された表示対象情報を更新することができる。
【0091】
システム実施例
上記実施例に基づいて、本出願の実施例は情報インタラクションシステムを提供し、以下、図面を結合して説明する。
【0092】
図7を参照して、当該図は、本出願の実施例により提供される、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示するシステム構造図であり、
図7に示すように、当該システムは、インタラクションオブジェクト701と、共有プラットフォーム300とを含むことができる。
前記共有プラットフォーム300は、データ標準を提供し、前記インタラクションオブジェクトが、表示対象情報を前記データ標準に応じて生成するために使用され、前記データ標準は、前記表示対象情報において表示する必要があるフィールドを指示するために使用される。
前記共有プラットフォーム300は、前記インタラクションオブジェクトから送信された表示要求に応じて、前記表示対象情報を前記インタラクションオブジェクトに提供するために使用され、前記表示要求は、前記表示対象情報の識別子を含む。
【0093】
可能な実施形態では、共有プラットフォームは、データ管理モジュールおよび表示キャリアを含む。データ管理モジュールおよび表示キャリアの実現について、
図3に示す実施例の関連記載を参照可能である。
【0094】
可能な実施形態では、データ管理モジュールは、インタラクションオブジェクトと情報インタラクションを行う。インタラクションオブジェクトが表示側である場合、データ管理モジュールとインタラクションオブジェクトとの間のインタラクションについて、
図3、
図5に示す実施例における関連記載を参照可能である。インタラクションオブジェクトが提供側である場合、データ管理モジュールとインタラクションオブジェクトとの間のインタラクションについて、
図3、
図6に示す実施例における関連記載を参照可能である。
【0095】
可能な実施形態では、前記データ管理モジュールはさらに、表示対象情報を記憶するために使用される。データ管理モジュールの具体的な実現について、
図3に示す実施例における関連記載を参照可能である。
【0096】
可能な実施形態では、表示キャリアは、インタラクションオブジェクトのロードに基づいて、表示対象情報をインタラクションオブジェクトのプリセット位置に表示するために使用される。表示キャリアの具体的な実現について、
図3、または
図5に示す実施例における関連記載を参照可能である。
【0097】
可能な実施形態では、表示対象情報が変化した場合、データ管理モジュールはさらに、インタラクションオブジェクトから送信された、識別子を含む通知メッセージを受信するために使用される。データ管理モジュールの具体的な実現について、
図6に示す実施例における関連記載を参照可能である。
【0098】
可能な実施形態では、前記データ管理モジュールはさらに、前記識別子に対応する表示対象情報が展示されている状態にあるか否かを判断し、前記識別子に対応する表示対象情報が展示されている状態にあることに応答して、前記データ管理モジュールは、前記識別子を含む更新メッセージを前記表示キャリアに送信し、前記表示キャリアは、更新後の表示対象情報をコールバックし、前記更新後の表示対象情報を前記インタラクションオブジェクトに展示する。データ管理モジュールおよび表示キャリアの具体的な実現について、
図3、または
図5に示す実施例における関連記載を参照可能である。
【0099】
可能な実施形態では、前記インタラクションオブジェクトは、前記表示対象情報を提供するための提供側7011、または前記表示対象情報を表示するための表示側7012である。
【0100】
上記から分かるように、提供側は、共有プラットフォームによって提供されるデータ標準により、転送可能な表示対象情報を作成し、共有プラットフォームに提供する。一方(表示側)が他方(提供側)の情報を展示しようとする場合、表示側は、表示対象情報の識別子を含みる表示要求を共有プラットフォームに送信する。共有プラットフォームは、表示要求を受信した後、表示対象情報を表示要求における識別子に応じて取得することで、表示側が前記表示対象情報を表示できる。このように、本出願の実施例によって提供される技術案により、複数の表示側が存在する場合、各表示側と提供側との間はいずれも、データ通信ネゴシエートを行う必要がなく、提供側によって提供される表示対象情報を表示でき、通信ネゴシエートの占有するリソースを低減させ、情報インタラクションの効率を向上させる。
【0101】
装置実施例
上記方法実施例に基づいて、本出願の実施例は、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する装置を提供し、以下、図面を結合して説明する。
【0102】
図8を参照して、当該図は、本出願の実施例により提供される、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する装置構造図であり、当該装置800は、共有プラットフォームの機能を実現でき、当該装置は、受信ユニット801と、取得ユニット802とを含むことができる。
受信ユニット801は、表示側から送信された表示要求を受信し、前記表示要求は表示対象情報の識別子を含み、前記表示対象情報は、提供側が前記共有プラットフォームのデータ標準に基づいて生成したものであり、前記データ標準は、前記表示対象情報において表示する必要があるフィールドを指示するために使用され、
取得ユニット802は、前記識別子に応じて前記表示対象情報を取得する。
【0103】
具体的な実現形態では、前記取得ユニット802は、前記識別子に応じてローカルから前記表示対象情報を検索して取得し、あるいは、前記表示対象情報を取得する要求メッセージを前記識別子に応じて前記提供側に送信し、前記提供側から送信された応答メッセージを受信し、前記応答メッセージが前記表示対象情報を含む。
【0104】
具体的な実現形態では、前記装置は、提供ユニット(図示せず)をさらに含み、
提供ユニットは、前記装置に対する前記表示側のロードに応答して、前記表示側に表示キャリアを提供することで、前記表示側が前記表示キャリアを介して前記表示対象情報を表示する。
【0105】
具体的な実現形態では、前記表示対象情報は、対応する表示コンポーネントがあり、前記表示コンポーネントは、前記表示対象情報の表示方式を指示するために使用される。
【0106】
具体的な実現形態では、前記装置によって提供される表示キャリアは、前記表示コンポーネントに実行環境を提供するために使用される。
【0107】
具体的な実現形態では、前記受信ユニット801はさらに、前記識別子に対応する表示対象情報が変化した場合、前記提供側から送信された通知メッセージを受信するために使用され、前記通知メッセージは前記識別子を含む。
【0108】
具体的な実現形態では、前記通知メッセージは、更新後の表示対象情報をさらに含む。
【0109】
具体的な実現形態では、前記装置は、判断ユニット(図示せず)をさらに含み、
判断ユニットは、前記通知メッセージを受信した後、前記識別子に対応する表示対象情報が展示されている状態にあるか否かを判断し、
前記取得ユニット802はさらに、前記識別子に対応する表示対象情報が展示されている状態にあることに応答して、更新後の表示対象情報を取得することで、前記表示側が、前記更新後の表示対象情報を展示する。
【0110】
具体的な実現形態では、前記装置は、記憶ユニット(図示せず)をさらに含み、
記憶ユニットは、前記更新後の表示対象情報をローカルに記憶する。
【0111】
具体的な実現形態では、前記データ標準は、前記フィールドに対応するタイプを指示する。
【0112】
なお、本実施例における各ユニットの実現について、上記方法実施例における共有プラットフォームの関連記載を参照可能であり、本実施例はここで贅言しない。
【0113】
図9を参照して、当該図は、本出願の実施例により提供される別の、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する装置構造図であり、当該装置は、表示側の機能を実現でき、当該装置は、取得ユニット901と、表示ユニット902とを含むことができる。
取得ユニット901は、ユーザのトリガ操作に応答して、表示対象情報を共有プラットフォームにより取得し、前記表示対象情報は、提供側が前記共有プラットフォームのデータ標準に基づいて生成したものであり、前記データ標準は、前記表示対象情報において表示する必要があるフィールドを指示するために使用され、
表示ユニット902は、前記表示対象情報を表示する。
【0114】
具体的な実現形態では、取得ユニット901は具体的に、前記表示対象情報の識別子を含む表示要求を前記共有プラットフォームに送信することで、前記共有プラットフォームが前記表示対象情報の識別子に応じてローカルから前記表示対象情報を検索し、または前記表示対象情報を前記提供側に要求する。
【0115】
具体的な実現形態では、表示ユニット902は具体的に、前記表示対象情報に対応する表示コンポーネントに応じて前記表示対象情報を表示し、前記表示コンポーネントは、前記表示対象情報の表示方式を指示するために使用され、前記表示コンポーネントは、前記提供側によって提供されるものである。
【0116】
具体的な実現形態では、表示ユニット902は具体的に、表示キャリアをロードし、前記表示キャリアに基づいて前記表示対象情報を表示し、前記表示キャリアは、前記共有プラットフォームによって提供され、前記表示対象情報を表示するためのキャリアである。
【0117】
具体的な実現形態では、前記表示対象情報は、前記表示対象情報に対してユーザが実行可能な操作を指示するための拡張能力を有する。
【0118】
具体的な実現形態では、前記拡張能力は前記表示側に結合される。
【0119】
具体的な実現形態では、前記拡張能力は前記表示側とデカップリングする。
【0120】
具体的な実現形態では、前記装置は、出力ユニット(図示せず)をさらに含み、
前記出力ユニットは、前記表示対象情報に対するユーザのトリガ操作に応答して、前記拡張能力に対応する拡張コントロール、または前記拡張能力に対応する拡張結果を出力する。
【0121】
具体的な実現形態では、前記拡張能力は、前記表示対象情報に対してタグ追加操作を行う能力、または前記表示対象情報に対してコメント操作を行う能力を含む。
【0122】
具体的な実現形態では、前記装置は、ジャンプユニットと、追加ユニットと、をさらに含み、
ジャンプユニットは、前記表示対象情報のタグコントロールに対するユーザのトリガ操作に応答して、タグ追加ページに入り、
追加ユニットは、前記ユーザが前記タグ追加ページで入力したタグ情報を受信し、前記表示対象情報を、追加されたタグ情報と関連付けて展示する。
【0123】
具体的な実現形態では、前記装置は、ジャンプユニットと、追加ユニットと、をさらに含み、
ジャンプユニットは、前記表示対象情報のコメントコントロールに対するユーザのトリガ操作に応答して、コメントページに入り、
追加ユニットは、前記ユーザが前記コメントページで入力したコメントコンテンツを受信し、前記表示対象情報を、前記コメントコンテンツと関連付けて展示する。
【0124】
なお、本実施例における各ユニットの実現について、上記の表示側に関する関連記載を参照可能であり、本実施例はここで贅言しない。
【0125】
図10を参照して、当該図は、本出願の実施例により提供されるさらに別の、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する装置構造図であり、当該装置は、提供側の機能を実現でき、当該装置は、生成ユニット1001と、決定ユニット1002と、送信ユニット1003と、を含んでもよい。
生成ユニット1001は、表示対象情報を、共有プラットフォームによって提供されるデータ標準に応じて生成し、前記データ標準は、前記表示対象情報において表示する必要があるフィールドを指示するために使用され、
決定ユニット1002は、前記表示対象情報を前記共有プラットフォームにキャッシュするか否かを決定し、
送信ユニット1003は、前記表示対象情報を前記共有プラットフォームにキャッシュすると決定した後、前記表示対象情報を前記共有プラットフォームに送信する。
【0126】
具体的な実現形態では、前記装置は、パッケージユニット(図示せず)をさらに含み、
パッケージユニットは、前記表示対象情報に拡張能力をパッケージする。
【0127】
具体的な実現形態では、前記拡張能力は表示側に結合される。
【0128】
具体的な実現形態では、前記拡張能力は前記表示側とデカップリングする。
【0129】
具体的な実現形態では、前記装置は、前記拡張能力と前記表示側との対応関係を記憶する。
【0130】
なお、本実施例における各ユニットの実現について、上記実施例における提供側の関連記載を参照可能であり、本実施例はここで贅言しない。
【0131】
図11を参照して、本開示の実施例を実現するのに適した電子機器(例えば、
図11における端末機器またはサーバ)1100の構造概略図が示される。本開示の実施例における端末機器は、携帯電話、ノートパソコン、デジタル放送受信機、PDA(携帯情報端末)、PAD(タブレット)、PMP(ポータブルマルチメディアプレーヤー)、車載端末(例えば、車載ナビゲーション端末)などの携帯端末、及びデジタルTV、デスクトップコンピュータなどの固定端末を含むことができるが、これらに限定されない。
図11に示す電子機器は、1つの例示に過ぎず、本開示の実施例の機能及び使用範囲に任意の制限を与えるべきではない。
【0132】
図11に示すように、電子機器1100は処理装置(例えば、中央処理ユニット、グラフィックプロセッサなど)1101を含むことができ、当該処理装置は、リードオンリーメモリ(ROM)1102に記憶されたプログラム、または記憶装置1108からランダムアクセスメモリ(RAM)1103にロードされたプログラムに従って、様々な適切な動作及び処理を実行できる。RAM1103には、電子機器1100の操作に必要な様々なプログラム及びデータがさらに記憶されている。処理装置1101、ROM1102及びRAM1103は、バス1104を介して互いに接続される。入出力(I/O)インタフェース1105もバス1104に接続される。
【0133】
通常、I/Oインタフェース1105には、例えばタッチスクリーン、タッチパッド、キーボード、マウス、カメラ、マイクロフォン、加速度計、ジャイロなどを含む入力装置1106と、例えば、液晶ディスプレー(LCD)、スピーカー、バイブレーターなどを含む出力装置1107と、例えば、磁気テープ、ハードディスクなどを含む記憶装置1108と、通信装置1109とが接続されることができる。通信装置1109は、電子機器1100が他のデバイスと無線または有線通信を行ってデータを交換することを可能にする。
図11には、様々な装置を有する電子機器1100を示しているが、示した全ての装置を実施または具備する必要がないことを理解すべきである。代わりに、より多くのまたはより少ない装置を実施または具備してもよい。
【0134】
特に、本開示の実施例によれば、フローチャートを参照して以上で説明される過程は、コンピュータソフトウェアプログラムとして実現されることができる。例えば、本出願の実施例は、非一時的なコンピュータ読み取り可能な媒体上に担持されるコンピュータプログラムを含むコンピュータプログラム製品を含み、当該コンピュータプログラムは、フローチャートに示す方法を実行するためのプログラムコードを含む。このような実施例では、当該コンピュータプログラムは、通信装置1109を介してネットワークからダウンロード及びインストールされ、または、記憶装置1108からインストールされ、またはROM1102からインストールされることができる。当該コンピュータプログラムが処理装置1101によって実行される場合、本出願の実施例の方法で限定される上記機能を実行する。
【0135】
本開示の実施例によって提供される電子機器と、上記実施例によって提供される、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する方法とは、同一の発明構想に属し、本実施例に詳しく記載されていない技術的詳細について、上記実施例を参照可能であり、それに、本実施例は、上記実施例と同じ有益な効果を有する。
【0136】
本開示の実施例はコンピュータ記憶媒体を提供し、コンピュータプログラムが記憶されており、当該プログラムがプロセッサによって実行される場合、上記実施例によって提供される、アプリケーションプログラムにおいて情報を表示する方法を実現する。
【0137】
なお、本開示の実施例に記載のコンピュータ読み取り可能な媒体は、コンピュータ読み取り可能な信号媒体、またはコンピュータ読み取り可能な記憶媒体、または上記両者の任意の組み合わせであってもよい。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体は、例えば、電気、磁気、光、電磁気、赤外線、または半導体のシステム、装置、若しくはデバイス、または任意の以上の組み合わせであってもよいが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例としては、1つまたは複数のワイヤを有する電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、リードオンリーメモリ(ROM)、消去可能なプログラマブルリードオンリーメモリ(electricalprogrammableROM、EPROMまたはフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクトディスクリードオンリーメモリ(compactdiscROM、CD-ROM)、光記憶デバイス、磁気記憶デバイス、または上記の任意の適切な組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。本開示の実施例では、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体はプログラムを含むかまたは記憶する任意の有形媒体であってもよく、当該プログラムは、指令実行システム、装置、またはデバイスによって使用され、またはこれらと結合して使用されることができる。本開示の実施例では、コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、ベースバンドで、または搬送波の一部として伝搬するデータ信号を含むことができ、当該データ信号にコンピュータ読み取り可能なのプログラムコードが担持される。このように伝搬されるデータ信号は、多種の形式を採用することができ、電磁信号、光信号、または上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、コンピュータ読み取り可能な記憶媒体を除いた任意のコンピュータ読み取り可能な媒体であってもよく、当該コンピュータ読み取り可能な信号媒体は、指令実行システム、装置、またはデバイスによって使用され、またはこれらと結合して使用されるためのプログラムを送信、伝搬、または伝送することができる。コンピュータ読み取り可能な媒体に含まれるプログラムコードは、任意の適切な媒体によって伝送されることができ、電線、光ファイバケーブル、RF(無線周波数)など、または上記の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。
【0138】
いくつかの実施形態では、クライアントやサーバは、例えばHTTP(HyperText Transfer Protocol、ハイパーテキスト・トランスファー・プロトコル)などのような、現在既知、又は将来開発される任意のネットワークプロトコルを利用して通信することができ、任意の形態又は媒体のデジタルデータ通信(例えば、通信ネットワーク)と相互接続されることができる。通信ネットワークの例は、ローカルネットワーク(「LAN」)、ワイドエリアネットワーク(「WAN」)、ワールドワイドウェブ(例えば、インターネット)、エンドツーエンドネットワーク(例えば、adhocエンドツーエンドネットワーク)、及び現在既知、又は将来開発されるネットワークを含む。
【0139】
上記コンピュータ読み取り可能な媒体は、上記電子機器に含まれてもよいし、当該電子機器に配置されず、個別として存在しもよい。
【0140】
上記コンピュータ読み取り可能な媒体に1つまたは複数のプログラムが担持されており、上記1つまたは複数のプログラムが当該電子機器によって実行される場合、当該電子機器に、
共有プラットフォームは、表示側から送信された表示要求を受信するステップであって、前記表示要求は表示対象情報の識別子を含み、前記表示対象情報は、提供側が前記共有プラットフォームのデータ標準に基づいて生成したものであり、前記データ標準は、前記表示対象情報において表示する必要があるフィールドを指示するために使用されるステップと、
前記共有プラットフォームは、前記識別子に応じて前記表示対象情報を取得するステップと、を実行させることができる。
【0141】
あるいは、当該電子機器に、
ユーザのトリガ操作に応答して、表示側は、表示対象情報を共有プラットフォームにより取得するステップであって、前記表示対象情報は、提供側が前記共有プラットフォームのデータ標準に基づいて生成したものであり、前記データ標準は、前記表示対象情報において表示する必要があるフィールドを指示するために使用されるステップと、
前記表示側は前記表示対象情報を表示するステップと、を実行させることができる。
【0142】
あるいは、当該電子機器に、
提供側は、表示対象情報を、共有プラットフォームによって提供されるデータ標準に応じて生成するステップであって、前記データ標準は、前記表示対象情報において表示する必要があるフィールドを指示するために使用されるステップと、
前記提供側は、前記表示対象情報を前記共有プラットフォームにキャッシュするか否かを決定するステップと、
前記表示対象情報を前記共有プラットフォームにキャッシュすると決定した後、前記提供側は、前記表示対象情報を前記共有プラットフォームに送信するステップと、を実行させることができる。
【0143】
本開示の操作を実行するためのコンピュータプログラムコードは、1種または多種のプログラミング言語またはそれらの組み合わせで記述することができ、上記プログラミング言語は、Java、Smalltalk、C++のようなオブジェクト指向プログラミング言語を含み、「C」言語または類似するプログラミング言語のような従来のプロシージャプログラミング言語をさらに含むが、これらに限定されない。プログラムコードは、ユーザのコンピュータ上で完全に、ユーザのコンピュータ上で一部的に、1つの独立型ソフトウェアパッケージとして、ユーザのコンピュータ上で一部的にかつリモートコンピュータ上で一部的に、またはリモートコンピュータ若しくはサーバ上で完全に実行することができる。リモートコンピュータが関与する場合、リモートコンピュータは、ローカルエリアネットワーク(LAN)またはワイドエリアネットワーク(WAN)を含む、任意の種類のネットワークを介してユーザのコンピュータに接続することができ、または、外部コンピュータに接続することができる(例えば、インタネットサービスプロバイダを利用してインターネットを介して接続する)。
【0144】
図面におけるフローチャート及びブロック図は、本出願の様々な実施例のシステム、方法及びコンピュータプログラム製品に従って実現可能なアーキテクチャ、機能及び操作を示す。この点について、フローチャートまたはブロック図における各ブロックは、1つのモジュール、プログラムセグメント、またはコードの一部を代表することができ、当該モジュール、プログラムセグメント、またはコードの一部は、所定の論理機能を実現するための1つまたは複数の実行可能な指令を含む。なお、いくつかの代替の実現において、ブロックに示されている機能は、図に示されている順序とは異なる順序に従って発生してもよい。例えば、連続的に示される2つのブロックは実際には、基本的に並行して実行されてもよく、ある場合、逆の順序に従って実行されてもよく、関連する機能に応じて決定される。また、ブロック図及び/又はフローチャートにおける各ブロック、並びにブロック図及び/又はフローチャートにおけるブロックの組み合わせは、所定の機能又は操作を実行するための、ハードウェアによる専用システムで実現されてもよいし、又は専用ハードウェアとコンピュータ指令との組み合わせで実現されてもよい。
【0145】
本開示の実施例に係るユニットは、ソフトウェアの方式で実現されてもよいし、ハードウェアの方式で実現されてもよい。ユニット/モジュールの名称は、ある場合、当該ユニット自身に対する限定を構成しない。
【0146】
本明細書で上記に説明された機能は、少なくとも部分的に1つ又は複数のハードウェアロジック部材によって実行されてもよい。例えば、利用できるハードウェアロジック部材の例示的なタイプは、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、特定用途向け集積回路(ASIC)、特定用途向け標準製品(ASSP)、システムオンチップ(SOC)、コンプレックスプログラマブルロジックデバイス(CPLD)などを含むが、これらに限定されない。
【0147】
本開示において、機械読み取り可能な媒体は有形媒体であってもよく、指令実行システム、装置又は機器によって使用されるため、又はそれらと組み合わせて使用されるプログラムを含むか、又は記憶することができる。機械読み取り可能な媒体は、機械読み取り可能な信号媒体又は機械読み取り可能な記憶媒体であってもよい。機械読み取り可能な媒体は、電子、磁気、光学、電磁、赤外線、又は半導体システム、装置又は機器、或いは上記の内容の任意の適切な組み合わせを含むが、これらに限定されない。機械読み取り可能な記憶媒体のより具体的な例は、1つ又は複数のワイヤによる電気接続、ポータブルコンピュータディスク、ハードディスク、ランダムアクセスメモリ(RAM)、読み取り専用メモリ(ROM)、消去可能プログラマブル読み取り専用メモリ(EPROM又はフラッシュメモリ)、光ファイバ、ポータブルコンパクト磁気ディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、光記憶装置、磁気記憶装置、又は上記内容の任意の適切な組み合わせを含む。
【0148】
なお、本明細書における各実施例は漸進的に記載され、各実施例が重点的に説明するのは他の実施例との相違点であり、各実施例間の同じ又は類似の部分は互いに参照すればよい。実施例に開示されたシステムまたは装置について、実施例に開示された方法に対応するので、簡単的に説明し、関連する部分は方法部分を参照すればよい。
【0149】
本出願では、「少なくとも1つ(項)」とは、1つまたは複数を意味し、「複数」とは、2つまたは2つ以上を意味することを理解すべきである。「および/または」は、関連オブジェクトの関連関係を記載するために使用され、3種の関係の存在が可能であることを示し、例えば、「Aおよび/またはB」は、Aのみが存在すること、Bのみが存在すること、およびAおよびBが同時に存在することという3つの状況を示すことができ、A、Bは、単数または複数であってもよい。文字「/」は一般的に、前後の関連オブジェクトが「または」の関係であることを示す。「以下の少なくとも1項(個)」、またはその類似する表現は、これらの項のうちの任意の組み合わせを意味し、単一項(個)または複数項(個)の任意の組み合わせを含む。例えば、a、bまたはcのうちの少なくとも1項(個)は、a、b、c、「aおよびb」、「aおよびc」、「bおよびc」、または「a、bおよびc」を示すことができ、a、b、cは、単一であってもよいし、複数であってもよい。
【0150】
なお、「第1」及び「第2」などのような関係用語は、単に、エンティティまたは動作を他のエンティティまたは操作と区別するためのものであり、必ずしも、これらのエンティティまたは操作間に任意のこのような実際の関係または順序があるように要求または暗示するとは限らない。さらに、「含む」、「包含」という用語またはその他の任意の変形は、非排他的な包含をカバーするように意図され、一連の要素を含むプロセス、方法、品物または機器は、それらの要素だけでなく、明確にするに列挙されていない他の要素、或いは、このようなプロセス、方法、品物または機器の固有の要素をさらに含む。それ以上の制限がない場合、「○○を含む」という語句で限定される要素は、前記要素を含むプロセス、方法、品物または機器には他の同じ要素がさらに存在することを排除しない。
【0151】
本明細書に開示された実施例に結合して説明された方法又はアルゴリズムのステップは、ハードウェア、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュール、又はそれらの組み合わせで直接実施することができる。ソフトウェアモジュールは、ランダムアクセスメモリ(RAM)、メモリ、リードオンリーメモリ(ROM)、電気的にプログラム可能なROM、電気的消去可能プログラマブルROM、レジスタ、ハードディスク、リムーバブルディスク、CD―ROM、又は当該技術分野において既知の他の任意の形態の記憶媒体に配置することができる。
【0152】
開示された実施例の上記説明は、当業者が本発明を実現又は使用できるようにする。これらの実施例に対する様々な変更は、当業者にとって自明であり、本明細書で定義される一般的な原理は、本発明の精神又は範囲から逸脱することなく、他の実施例において実現される。従って、本願は、本明細書に示される実施例に限定されず、本明細書に開示される原理及び新規な特徴と一致する最も広い範囲に適合する。
【国際調査報告】