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特表2024-509774サービスをハンドリングするための方法および装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-05
(54)【発明の名称】サービスをハンドリングするための方法および装置
(51)【国際特許分類】
   H04W 36/12 20090101AFI20240227BHJP
   H04W 92/24 20090101ALI20240227BHJP
   H04W 48/02 20090101ALI20240227BHJP
【FI】
H04W36/12
H04W92/24
H04W48/02
【審査請求】有
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023550688
(86)(22)【出願日】2022-06-22
(85)【翻訳文提出日】2023-09-13
(86)【国際出願番号】 CN2022100451
(87)【国際公開番号】W WO2023273986
(87)【国際公開日】2023-01-05
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2021/104259
(32)【優先日】2021-07-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】598036300
【氏名又は名称】テレフオンアクチーボラゲット エルエム エリクソン(パブル)
(74)【代理人】
【識別番号】110003281
【氏名又は名称】弁理士法人大塚国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ル, ユンジェ
(72)【発明者】
【氏名】ヤン, ヨン
【テーマコード(参考)】
5K067
【Fターム(参考)】
5K067DD57
5K067EE16
(57)【要約】
本開示の実施形態は、サービスハンドリングのための方法および装置を提供する。第1のネットワークエンティティにおいて実行される方法は、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに送信することを含む。本方法は、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信することをさらに有する。第1の拒否レスポンスは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティを用いて、または、任意の別の代替の第2のネットワークエンティティへリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含み、第2のパラメータを有する情報を含む第1の拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。
【選択図】図2
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のネットワークエンティティにおいて実行される方法(200)であって、
リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに送信すること(202)と、
前記第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信すること(204)と、を有し、
前記第1の拒否レスポンスは、
前記第1のリクエストが前記第2のネットワークエンティティを用いてまたは任意の別の代替の第2のネットワークエンティティへリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または、
同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために前記代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含み、前記第2のパラメータを有する情報を含む前記第1の拒否レスポンスが前記代替の第2のネットワークエンティティから受信される、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記第2のネットワークエンティティおよび/または前記代替の第2のネットワークエンティティのうちの2つ以上が、ネットワーク機能セット、ネットワーク機能サービスセット、または、ネットワーク機能サービスインスタンスセットにグループ化され、前記第2のネットワークエンティティおよび/または前記代替の第2のネットワークエンティティのうちの前記2つ以上が、置き換え可能であり、前記同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストを共有する、方法。
【請求項3】
請求項1または2に記載の方法であって、前記情報は、さらに、
前記第1のリクエストがアプリケーションロジックエラーまたは状態競合に起因して拒絶されるかどうかと、または、
前記リソースコンテキストまたはセッションコンテキストが前記第2のネットワークエンティティによって引き継がれたかどうかと、のうちの少なくとも1つを示す、方法。
【請求項4】
請求項1~3のいずれか一項に記載の方法であって、さらに、
前記第1の拒否レスポンスが、第1のパラメータを有する情報を含み、かつ、前記第1のパラメータが、前記第1のリクエストが前記第2のネットワークエンティティを用いてまたは任意の別の代替の第2のネットワークエンティティへリトライされるべきであることを示す場合、前記第1のリクエストのリトライを回避すること(206)、を有する、方法。
【請求項5】
請求項1~4のいずれか一項に記載の方法であって、さらに、
前記第1の拒否レスポンスが第2のパラメータを有する情報を含み、かつ、前記第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために前記代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、前記同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために前記代替の第2のネットワークエンティティを使用すること(208)、を有する、方法。
【請求項6】
請求項1~5のいずれか一項に記載の方法であって、前記第2のネットワークエンティティまたは前記代替の第2のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルサーバであり、前記第1のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントであり、前記第2のネットワークエンティティまたは前記代替の第2のネットワークエンティティと前記第1のネットワークエンティティとの間の通信は、サービス通信プロキシを用いない直接通信である、方法。
【請求項7】
請求項1~5のいずれか一項に記載の方法であって、前記第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティがハイパーテキストトランスファープロトコルサーバであり、前記第1のネットワークエンティティがサービス通信プロキシである、方法。
【請求項8】
請求項7に記載の方法であって、さらに、
ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントから前記リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第2のリクエストを受信すること(302)と、ここで、前記リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする前記第1のリクエストを前記第2のネットワークエンティティに送信することは、前記ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントから前記第2のリクエストを受信したことに応じて実行され、
前記第2のネットワークエンティティから前記第1の拒否レスポンスを受信したことに応じて、前記第2のリクエストに対するレスポンスとして前記第1の拒否レスポンスを前記ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントに転送すること(308)と、を有する、方法。
【請求項9】
請求項8に記載の方法であって、前記第2のリクエストは、前記第2のネットワークエンティティの前記アプリケーションプログラムインタフェースルートを含む、方法。
【請求項10】
請求項8に記載の方法であって、前記第2のリクエストが、別の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含み、前記方法は、さらに、
前記別の第2のネットワークエンティティが到達可能でないか、および/または、前記別の第2のネットワークエンティティが前記第2のリクエストを取り扱うことができない、と判定すること(404)と、
前記別の第2のネットワークエンティティが到達可能でないか、および/または、前記別のネットワークエンティティが前記第2のリクエストを取り扱うことができない、という前記判定に基づいて、前記第2のネットワークエンティティを再選択すること(406)と、
前記第1の拒否レスポンスが前記第2のパラメータを有する情報を含み、かつ、前記第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために前記第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、前記第2のネットワークエンティティまたは前記代替の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを前記第1の拒否レスポンスに追加すること(412)と、を有する、方法。
【請求項11】
請求項1~10のいずれか一項に記載の方法であって、前記情報は、暗黙的情報または明示的情報を含む、方法。
【請求項12】
請求項1~11のいずれか一項に記載の方法であって、前記情報は、新しいハイパーテキストトランスファープロトコルヘッダ、または、
3gpp-Sbi-Target-apiRoot、または、
3gpp-Sbi-Bindingによって搬送される、方法。
【請求項13】
請求項1~12のいずれか一項に記載の方法であって、前記第1のリクエストは、前記第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む、方法。
【請求項14】
第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティによって実行される方法(500)であって、
第1のネットワークエンティティからリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを受信すること(502)と、
前記第1のネットワークエンティティに第1の拒否レスポンスを送信すること(504)と、を有し、
前記第1の拒否レスポンスは、
前記第1のリクエストが前記第2のネットワークエンティティを用いて、または、任意の別の代替の第2のネットワークエンティティへリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または、
同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために前記代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有し、前記第2のパラメータを有する情報を含む前記第1の拒否レスポンスが前記代替の第2のネットワークエンティティから受信される、方法。
【請求項15】
請求項14に記載の方法であって、前記第2のネットワークエンティティおよび/または前記代替の第2のネットワークエンティティのうちの2つ以上が、ネットワーク機能セット、ネットワーク機能サービスセット、またはネットワーク機能サービスインスタンスセットにグループ化され、前記第2のネットワークエンティティおよび/または前記代替の第2のネットワークエンティティのうちの前記2つ以上が、置き換え可能であり、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストを共有する、方法。
【請求項16】
請求項14または15に記載の方法であって、前記情報は、さらに、
前記第1のリクエストが、アプリケーションロジックエラーまたは状態競合に起因して拒否されるかどうかと、または、
前記リソースコンテキストまたはセッションコンテキストが前記第2のネットワークエンティティによって引き継がれたかどうかと、のうちの少なくとも一つを示す、方法。
【請求項17】
請求項14~16のいずれか一項に記載の方法であって、前記第2のネットワークエンティティまたは前記代替の第2のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルサーバであり、前記第1のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントであり、前記第2のネットワークエンティティまたは前記代替の第2のネットワークエンティティと前記第1のネットワークエンティティとの間の通信は、サービス通信プロキシを用いない直接通信である、方法。
【請求項18】
請求項14~17のいずれか一項に記載の方法であって、前記第2のネットワークエンティティまたは前記代替の第2のネットワークエンティティがハイパーテキストトランスファープロトコルサーバであり、前記第1のネットワークエンティティがサービス通信プロキシである、方法。
【請求項19】
請求項14~18のいずれか一項に記載の方法であって、
前記情報は、暗黙的情報または明示的情報を含む、方法。
【請求項20】
請求項19に記載の方法であって、前記暗黙的情報は、前記第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む、方法。
【請求項21】
請求項14~20のいずれか一項に記載の方法であって、前記第1のリクエストは、前記第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む、方法。
【請求項22】
請求項14~21のいずれか一項に記載の方法であって、前記第1の拒否レスポンスが、前記第2のネットワークエンティティまたは前記代替の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを有する、方法。
【請求項23】
請求項14~22のいずれか一項に記載の方法であって、前記情報は、新しいハイパーテキストトランスファープロトコルヘッダ、または、
3gpp-Sbi-Target-apiRoot、または、
3gpp-Sbi-Bindingによって搬送される、方法。
【請求項24】
第3のネットワークエンティティによって実行される方法(600)であって、
リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとするリクエストをサービス通信プロキシに送信すること(602)と、
前記サービス通信プロキシから拒否レスポンスを受信すること(604)と、ここで、前記拒否レスポンスは、
前記リクエストが第2のネットワークエンティティを用いてまたは任意の別の代替の第2のネットワークエンティティへリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または、
同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、有する情報を含み、ここで、前記第2のパラメータを有する情報を含む前記拒否レスポンスが前記代替の第2のネットワークエンティティから受信され、
前記拒否レスポンスが前記第2のパラメータを有する情報を含み、かつ、前記第2のパラメータが同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために前記代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合に、前記同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために当該代替の第2のネットワークエンティティを使用すること(606)と、を有する、方法。
【請求項25】
請求項24に記載の方法であって、前記リクエストは、前記第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む、方法。
【請求項26】
請求項24に記載の方法であって、前記リクエストは、別の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む、方法。
【請求項27】
請求項24~26のいずれか一項に記載の方法であって、前記第2のネットワークエンティティおよび/または前記代替の第2のネットワークエンティティのうちの2つ以上が、ネットワーク機能セット、ネットワーク機能サービスセット、またはネットワーク機能サービスインスタンスセットにグループ化され、前記第2のネットワークエンティティおよび/または前記代替の第2のネットワークエンティティのうちの前記2つ以上が、置き換え可能であり、前記同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストを共有する、方法。
【請求項28】
請求項24~27のいずれか一項に記載の方法であって、前記情報は、さらに、
前記リクエストがアプリケーションロジックエラーまたは状態競合に起因して拒否されること、または、
前記リソースコンテキストまたはセッションコンテキストが前記第2のネットワークエンティティによって引き継がれたかどうか、のうちの少なくとも1つを示す、方法。
【請求項29】
請求項24~28のいずれか一項に記載の方法であって、
前記情報は、暗黙的情報または明示的情報を含む、方法。
【請求項30】
請求項29に記載の方法であって、前記暗黙的情報は、前記第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む、方法。
【請求項31】
請求項24~30のいずれか一項に記載の方法であって、前記拒否レスポンスが、前記第2のネットワークエンティティまたは前記代替の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む、方法。
【請求項32】
請求項24~31のいずれか一項に記載の方法であって、前記情報は、新しいハイパーテキストトランスファープロトコルヘッダ、または、
3gpp-Sbi-Target-apiRoot、または、
3gpp-Sbi-Bindingによって搬送される、方法。
【請求項33】
請求項24~32のいずれか一項に記載の方法であって、前記第3のネットワークエンティティがハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントである、方法。
【請求項34】
第1のネットワークエンティティ(900)であって、
プロセッサ(921)と、
前記プロセッサ(921)に接続されたメモリ(922)と、を有し、前記メモリ(922)は、前記プロセッサ(921)によって実行可能な命令を含み、それによって前記第1のネットワークエンティティ(900)は、
リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに送信し、
前記第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信する、ように動作可能であり、
前記第1の拒否レスポンスは、
前記第1のリクエストが前記第2のネットワークエンティティを用いてまたは任意の別の代替の第2のネットワークエンティティへリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または、
同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために前記代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含み、前記第2のパラメータを有する情報を含む前記第1の拒否レスポンスが前記代替の第2のネットワークエンティティから受信される、第1のネットワークエンティティ。
【請求項35】
請求項34に記載の第1のネットワークエンティティであって、前記第1のネットワークエンティティが、請求項2~13のいずれか一項に記載の方法を実行するようにさらに動作可能である、第1のネットワークエンティティ。
【請求項36】
第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティ(900)であって、
プロセッサ(921)と、
前記プロセッサ(921)に接続されたメモリ(922)と、を有し、前記メモリ(922)は、前記プロセッサ(921)によって実行可能な命令を含み、それによって、前記第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティ(900)は、
第1のネットワークエンティティからリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを受信し、
第1の拒否レスポンスを前記第1のネットワークエンティティに送信する、ように動作可能であり、
前記第1の拒否レスポンスは、
前記第1のリクエストが前記第2のネットワークエンティティを用いてまたは任意の別の代替の第2のネットワークエンティティへリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または、
同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために前記代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含み、前記第2のパラメータを有する情報を含む前記拒否レスポンスが前記代替の第2のネットワークエンティティから受信される、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティ(900)。
【請求項37】
請求項36に記載の第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティであって、前記第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティが、請求項15~23のいずれか一項に記載の方法を実行するようにさらに動作する、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティ(900)。
【請求項38】
第3のネットワークエンティティ(900)であって、
プロセッサ(921)と、
前記プロセッサ(921)に接続されたメモリ(922)と、を有し、前記メモリ(922)は、前記プロセッサ(921)によって実行可能な命令を含み、それによって前記第3のネットワークエンティティ(900)は、
リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとするリクエストをサービス通信プロキシに送信し、
前記サービス通信プロキシから拒否レスポンスを受信し、ここで、前記拒否レスポンスは、
前記リクエストが第2のネットワークエンティティを用いてまたは任意の別の代替の第2のネットワークエンティティへリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または、
同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために前記代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含み、ここで、前記第2のパラメータを有する情報を含む前記拒否レスポンスが前記代替の第2のネットワークエンティティから受信され、
前記拒否レスポンスが前記第2のパラメータを有する情報を含み、かつ、前記第2のパラメータが前記同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために前記代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、前記同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために前記代替の第2のネットワークエンティティを使用する、ように動作可能である、第3のネットワークエンティティ。
【請求項39】
請求項38に記載の第3のネットワークエンティティであって、前記第3のネットワークエンティティは、請求項25~33のいずれか一項に記載の方法を実行するようにさらに動作可能である、第3のネットワークエンティティ。
【請求項40】
少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、請求項1~33のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体。
【請求項41】
少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、請求項1~33のいずれかに記載の方法を実行させる命令を含む、コンピュータプログラム製品。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の非限定的かつ例示的な実施形態は、一般に、通信の技術分野に関し、具体的には、サービスをハンドリングする(取り扱う)ための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
このセクションは、本開示のより良い理解を容易にし得る態様を紹介する。したがって、このセクションの記述は、この観点から読まれるべきであり、何が従来技術にあるか、または何が従来技術でないかについての承認として理解されるべきでない。
【0003】
ネットワーク機能(NF)インスタンスは、分散化、冗長化、およびスケーラビリティを一緒にNFインスタンスのセットとして提供するために、いくつかのネットワーク機能インスタンスがNFセット内に存在するように、配備される。NFサービスについても同様である。これは、同等なNFおよびNFサービスが同じコンテキストデータを共有する場合に達成されたり、ネットワーク機能/NFサービスコンテキスト転送プロシージャにより達成されたりする。たとえば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標)) TS23.501 V17.0.0はここに引用によりその全体が取り込まれてるが、5GC(第5世代コアネットワーク)アーキテクチャは、NFセットを用いた冗長性をサポートしており、これは、同じNFセット内の別のインスタンスによって作成/管理された既存のリソースコンテキストまたはセッションコンテキストを別のNF(サービス)インスタンスが引き継ぐことを可能にしている。
【発明の概要】
【0004】
この概要は、以下の詳細な説明においてさらに説明される概念の選択を簡略化された形態で紹介するために提供される。この発明の概要は、特許請求される主題の主要な特徴または本質的な特徴を特定することを意図するものではなく、特許請求される主題の範囲を限定するために使用されることも意図するものでもない。
【0005】
NFコンシューマまたはサービス通信プロキシ(SCP)が、NF上のリソースコンテキストまたはセッションコンテキストにアクセスしようと試み、そのNFがもはや利用可能でないことを検出したとき(たとえば、NFに対して呼び出されたサービスの動作中におけるエラーレスポンス、またはネットワークリポジトリ機能(NRF)を介したNFステータス通知などによって検出したとき)、NFコンシューマまたはSCPは、同じNFセット内の代替のNFインスタンスを再選択し、代替のNFインスタンスに対してサービスリクエストを(再)送信してもよい。代替のNFインスタンスは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストを復元し、サービスリクエストを処理してサービスを継続する。再選択がSCPによって行われる場合、SCPは、代替のNFインスタンスID(識別子)ならびにターゲットAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)ルートをNFコンシューマに示す。NFコンシューマは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストが現在のところ代替のNFインスタンスによってホストされていることを考慮し、その代替のNFインスタンスを使用してリソースコンテキストまたはセッションコンテキストに対してサービス動作を呼び出す。同じ挙動は、通知のためのNFコンシューマ再選択にも適用可能であり、ここで、通知リクエストは、NFプロデューサによって送信され、再選択は、NFプロデューサ(またはSCP)によって実行される。
【0006】
再選択された代替のNFインスタンスが、サービスリクエストを正常に処理し、サービスリクエストの送信者(NFコンシューマまたはSCP)に肯定的ステータスコードでレスポンスする場合、送信者は、代替のNFインスタンスがリソースコンテキストまたはセッションコンテキストを正常に引き継いだことを確認することができ、したがって、代替のNFインスタンスに向けてリソースコンテキストまたはセッションコンテキストのための後続のメッセージを送信する。
【0007】
ただし、障害の場合は、シナリオが異なりうる。たとえば、ハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)スタックスキーマチェックでサービスリクエストが失敗した場合、またはOpenAPIインスペクションで失敗した場合、サービスリクエストは対応するエラーコードを用いて拒否され、上位アプリケーションロジックは関与しない。つまり、代替のNFインスタンスはリソースコンテキストまたはセッションコンテキストの復元を全く試みない。
【0008】
代替のNFインスタンスが、サービスリクエストを受信したときにビジー(たとえば、過負荷)であり、それを処理することができない場合、当該代替のNFインスタンスは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをまったく復元することなく、サービスリクエストを直接拒否することができ、またはポリシーによってリソースコンテキストまたはセッションコンテキストを復元することができ、たとえば、それが処理されるべき高優先度サービスに関連するかどうかをチェックすることができる。
【0009】
サービスリクエストが正しく(たとえば、HTTPスタックスキーマチェックをパスし)、代替のNFインスタンスが過負荷でない場合、代替のNFインスタンスは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストを復元し、サービスリクエストの処理を継続する。しかし、サービスリクエストは、アプリケーションロジックのために最終的に失敗することがあり、たとえば、一部のリソースは、その時点で変更されることが許可されない。
【0010】
とりわけ、サービスリクエストが失敗した場合、サービスリクエストの送信者が、代替のNFインスタンスがリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをすでに引き継いでいるかどうかを識別することは非常に困難である。たとえば、ビジネスロジックを理解しないSCPでは、代替のNFインスタンスがリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをすでに引き継いでいるかどうかを判別することは不可能である。代替のNFインスタンスがリソースコンテキスト/セッションコンテキストをすでに引き継いでいるかどうかを特定することなく、NFコンシューマまたはSCPは、リソースコンテキスト/セッションコンテキストに関する後続のメッセージが、どのNF、たとえば、代替のNFまたは原稿のNFまたは別の代替のNFに送信されるべきかどうかを知らないことになる。
【0011】
さらに、いくつかのエラーについては、別の代替のNFでのさらなる再試行(リトライ)は推奨されない。たとえば、アプリケーションロジックのエラーまたは状態競合が原因でサービスリクエストが拒否された場合などである。この場合、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをホストするNFインスタンスに関係なく、同じ結果が返される。
【0012】
少なくとも1つの上述の問題または他の問題を克服または軽減するために、本開示の実施形態は、改善されたサービス処理ソリューションを提案する。
【0013】
一実施形態によれば、代替のNFが、コンテキストデータが代替のNFによって引き継がれた既存のコンテキストデータ(リソースコンテキストまたはセッションコンテキストなど)をアドレス指定するためのリクエスト(HTTPリクエストなど)のメッセージ送信者を明示的に示すことを可能にするための機構が、5GCにおいて提供される。
【0014】
一実施形態によれば、代替のNFが、再選択を実行することを決定するエンティティ(直接通信が適用される場合はNFコンシューマ、または間接通信が適用される場合はSCP)を明示的に示すことを可能にする、5GCにおける機構が提供され、代替のNFのさらなる再選択は、同じ結果を得ることができるので、回避されるべきである。
【0015】
一実施形態によれば、ネットワーク機能プロデューサは、ネガティブサービス動作レスポンス/通知レスポンスにおいて、関係するリソースコンテキストまたはセッションコンテキストがネットワーク機能プロデューサによって引き継がれたこと、およびネットワーク機能プロデューサのさらなる再選択が回避されるべきかどうかを示すインジケーションを提供することができる。
【0016】
本開示の第1の態様では、第1のネットワークエンティティにおいて実行される方法が提供される。本方法は、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに送信することを含む。本方法は、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信することをさらに有する。第1の拒否レスポンスは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティを用いて、または任意の別の代替の第2のネットワークエンティティへリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む第1の拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。
【0017】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティおよび/または代替の第2のネットワークエンティティのうちの2つ以上は、ネットワーク機能セット、ネットワーク機能サービスセット、またはネットワーク機能サービスインスタンスセットにグループ化され、第2のネットワークエンティティおよび/または代替の第2のネットワークエンティティのうちの2つ以上は、置き換え可能であり、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストを共有する。
【0018】
一実施形態によれば、情報は、第1のリクエストがアプリケーションロジックエラーまたは状態競合のために拒否されるかどうかと、またはリソースコンテキストまたはセッションコンテキストが第2のネットワークエンティティによって引き継がれたかどうかと、のうちの少なくとも1つをさらに示す。
【0019】
一実施形態によれば、本方法は、第1の拒否レスポンスが第1のパラメータを有する情報を含み、かつ、第1のパラメータが、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティを用いてまたは任意の別の代替の第2のネットワークエンティティへリトライされるべきであることを示す場合、第1のリクエストのリトライを回避すること、をさらに含む。
【0020】
一実施形態によれば、本方法は、第1の拒否レスポンスが第2のパラメータを有する情報を含み、かつ、第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用すること、をさらに含む。
【0021】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルサーバであり、第1のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントであり、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティと第1のネットワークエンティティとの間の通信は、サービス通信プロキシを用いない直接通信である。
【0022】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルサーバであり、第1のネットワークエンティティは、サービス通信プロキシである。
【0023】
一実施形態によれば、本方法は、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントから第2のリクエストを受信することをさらに含む。リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに送信することは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントから第2のリクエストを受信したことに応じて実行される。本方法は、第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信したことに応じて、第2のリクエストに対するレスポンスとして第1の拒否レスポンスをハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントに転送することをさらに含む。
【0024】
一実施形態によれば、第2のリクエストは、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0025】
一実施形態によれば、第2のリクエストは、別の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含み、本方法は、この別の第2のネットワークエンティティが到達可能でない、および/またはこの別の第2のネットワークエンティティが第2のリクエストをハンドリング(処理)できないと判定すること、をさらに含む。本方法は、前記別の第2のネットワークエンティティが到達可能でない、および/または前記別のネットワークエンティティが第2のリクエストを処理できないという判定に基づいて、第2のネットワークエンティティを再選択すること、をさらに含む。第1の拒否レスポンスが、第2のパラメータを有する情報を含み、かつ、第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、本方法は、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを第1の拒否レスポンスに追加すること、をさらに含む。
【0026】
一実施形態によれば、情報は、暗黙的情報または明示的情報を含む。
【0027】
一実施形態によれば、第1のリクエストは、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0028】
一実施形態によれば、情報は、新しいハイパーテキストトランスファープロトコルヘッダ、または3gpp-Sbi-Target-apiRoot、または3gpp-Sbi-Bindingによって搬送される。
【0029】
本開示の第2の態様では、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティによって実行される方法が提供される。この方法は、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを第1のネットワークエンティティから受信することを含む。本方法は、第1の拒否レスポンスを第1のネットワークエンティティに送信することをさらに有し、ここで、第1の拒否レスポンスは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティを用いて、または任意の別の代替の第2のネットワークエンティティへリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む第1の拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。
【0030】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティおよび/または代替の第2のネットワークエンティティのうちの2つ以上は、ネットワーク機能セット、ネットワーク機能サービスセット、またはネットワーク機能サービスインスタンスセットにグループ化され、第2のネットワークエンティティおよび/または代替の第2のネットワークエンティティのうちの2つ以上は、置き換え可能であり、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストを共有する。
【0031】
一実施形態によれば、情報は、第1のリクエストがアプリケーションロジックエラーまたは状態競合のために拒否されるかどうかと、またはリソースコンテキストまたはセッションコンテキストが第2のネットワークエンティティによって引き継がれたかどうかと、のうちの少なくとも1つをさらに示す。
【0032】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルサーバであり、第1のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントであり、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティと第1のネットワークエンティティとの間の通信は、サービス通信プロキシを用いない直接通信である。
【0033】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルサーバであり、第1のネットワークエンティティは、サービス通信プロキシである。
【0034】
一実施形態によれば、情報は、暗黙的情報または明示的情報を含む。
【0035】
一実施形態によれば、暗黙的情報は、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0036】
一実施形態によれば、第1のリクエストは、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0037】
一実施形態によれば、第1の拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0038】
一実施形態によれば、情報は、新しいハイパーテキストトランスファープロトコルヘッダ、または3gpp-Sbi-Target-apiRoot、または3gpp-Sbi-Bindingによって搬送される。
【0039】
本開示の第3の態様では、第3のネットワークエンティティによって実行される方法が提供される。本方法は、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとするリクエストをサービス通信プロキシに送信すること、を有する。本方法は、サービス通信プロキシから拒否レスポンスを受信することをさらに有する。拒否レスポンスは、リクエストが第2のネットワークエンティティを用いてまたは任意の別の代替の第2のネットワークエンティティへリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用すべきかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。本方法は、拒否レスポンスが第2のパラメータを有する情報を有し、第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用することをさらに有する。
【0040】
一実施形態によれば、リクエストは、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0041】
一実施形態によれば、リクエストは、別の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0042】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティおよび/または代替の第2のネットワークエンティティのうちの2つ以上は、ネットワーク機能セット、ネットワーク機能サービスセット、またはネットワーク機能サービスインスタンスセットにグループ化され、第2のネットワークエンティティおよび/または代替の第2のネットワークエンティティのうちの2つ以上は、置き換え可能であり、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストを共有する。
【0043】
一実施形態によれば、情報は、アプリケーションロジックエラーまたは状態競合によってリクエストが拒否されるかどうかと、またはリソースコンテキストまたはセッションコンテキストが第2のネットワークエンティティによって引き継がれたかどうかと、のうちの少なくとも1つをさらに示す。
【0044】
一実施形態によれば、情報は、暗黙的情報または明示的情報を含む。
【0045】
一実施形態によれば、暗黙的情報は、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0046】
一実施形態によれば、拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0047】
一実施形態によれば、情報は、新しいハイパーテキストトランスファープロトコルヘッダ、または3gpp-Sbi-Target-apiRoot、または3gpp-Sbi-Bindingによって搬送される。
【0048】
一実施形態によれば、第3のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントである。
【0049】
本開示の第4の態様では、第1のネットワークエンティティが提供される。第1のネットワークエンティティは、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、を有する。このメモリは、このプロセッサによって実行可能な命令を含む。第1のネットワークエンティティは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに送信するように動作可能である。第1のネットワークエンティティは、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信するようにさらに動作可能である。第1の拒否レスポンスは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティを用いて、または任意の別の代替の第2のネットワークエンティティへリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む第1の拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。
【0050】
本開示の第5の態様では、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティが提供される。第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、を有する。メモリは、プロセッサによって実行可能な命令を含む。第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、第1のネットワークエンティティからリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを受信するように動作可能である。第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、第1の拒否レスポンスを第1のネットワークエンティティに送信するようにさらに動作可能である。第1の拒否レスポンスは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティを用いて、または任意の別の代替の第2のネットワークエンティティへリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む第1の拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。
【0051】
本開示の第6の態様では、第3のネットワークエンティティが提供される。第3のネットワークエンティティは、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、を有する。メモリは、プロセッサによって実行可能な命令を含む。第3のネットワークエンティティは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとするリクエストをサービス通信プロキシに送信するように動作可能である。第3のネットワークエンティティは、サービス通信プロキシから拒否レスポンスを受信するようにさらに動作可能である。拒否レスポンスは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティを用いて、または任意の別の代替の第2のネットワークエンティティへリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用すべきかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。第3のネットワークエンティティは、拒否レスポンスが第2のパラメータを有する情報を含み、かつ、第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するようにさらに動作可能である。
【0052】
本開示の第7の態様では、第1のネットワークエンティティが提供される。第1のネットワークエンティティは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに送信するように構成された送信モジュールを有する。第1のネットワークエンティティは、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信するように構成された第1の受信モジュールをさらに有する。第1の拒否レスポンスは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティを用いて、または任意の別の代替の第2のネットワークエンティティへリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む第1の拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。
【0053】
一実施形態によれば、第1のネットワークエンティティは、第1の拒否レスポンスが第1のパラメータを有する情報を含む場合に、第1のリクエストのリトライを回避するように構成された回避モジュールをさらに有し、ここで、第1のパラメータは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティを用いて、または、任意の別の代替の第2のネットワークエンティティへリトライされるべきであることを示す。
【0054】
一実施形態によれば、第1のネットワークエンティティは、第1の拒否レスポンスが第2のパラメータを有する情報を含み、かつ、第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合に、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用する、ように構成された使用モジュールをさらに有する。
【0055】
一実施形態によれば、第1のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントから第2のリクエストを受信するように構成された第2の受信モジュールをさらに有する。送信モジュールは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントから第2のリクエストを受信することに応じて、第2のネットワークエンティティにリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを送信するように構成される。
【0056】
一実施形態によれば、第1のネットワークエンティティは、第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信したことに応じて、第1の拒否レスポンスを第2のリクエストに対するレスポンスとしてハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントに転送するように構成された転送モジュールをさらに有する。
【0057】
第1のネットワークエンティティは、別の第2のネットワークエンティティが到達可能でない、および/または別の第2のネットワークエンティティが第2のリクエストを処理できないと判定するように構成された判定モジュールをさらに有する。
【0058】
第1のネットワークエンティティは、前記別の第2のネットワークエンティティが到達可能でない、および/または別のネットワークエンティティが第2のリクエストを処理できないという判定に基づいて、第2のネットワークエンティティを再選択するように構成された再選択モジュールをさらに有する。
【0059】
第1のネットワークエンティティは、第1の拒否レスポンスが第2のパラメータを有する情報を含み、かつ、第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを第1の拒否レスポンスに追加するように構成された第1の追加モジュールをさらに有する。
【0060】
本開示の第8の態様では、本開示の実施形態による第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティが提供される。第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、第1のネットワークエンティティからリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを受信するように構成された受信モジュールを有する。第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、第1の拒否レスポンスを第1のネットワークエンティティに送信するように構成された送信モジュールをさらに有する。第1の拒否レスポンスは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティを用いて、または、任意の別の代替の第2のネットワークエンティティへリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む第1の拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。
【0061】
本開示の第9の態様では、第3のネットワークエンティティが提供される。第3のネットワークエンティティは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとするリクエストをサービス通信プロキシに送信するように構成された送信モジュールを有する。第3のネットワークエンティティは、サービス通信プロキシから拒否レスポンスを受信するように構成された受信モジュールをさらに有する。拒否レスポンスは、リクエストが第2のネットワークエンティティを用いて、または、任意の別の代替の第2のネットワークエンティティへリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用すべきかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信され、第3のネットワークエンティティは、拒否レスポンスが第2のパラメータを有する情報を含み、かつ、第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するように構成された使用モジュールをさらに有する。
【0062】
本開示の第10の態様では、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、少なくとも1つのプロセッサに、本開示の第1、第2、および第3の態様による方法のいずれかを実行させる命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体が提供される。
【0063】
本開示の第11の態様では、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されると、少なくとも1つのプロセッサに、本開示の第1、第2、および第3の態様による方法のいずれかを実行させる命令を有するコンピュータプログラム製品が提供される。
【0064】
本開示の実施形態による提案された解決策を適用することによって、多くの利点が達成され得る。たとえば、本開示のいくつかの実施形態は、現在のリクエストが第2のNFによって拒否されたときに、第2のNFが、第1のNF(第2のNFにリクエストを送信する)が後続のリクエストを送信する方法を示すことを可能にすることができる。たとえば、第2のNFは、コンテキストデータ(リソースコンテキストまたはセッションコンテキストなど)が第2のNFによって引き継がれたこと、または第2のネットワークエンティティが第1のNFからの後続のリクエストを処理するために使用されたこと、を第1のNFに示し得る。第1のNFは、現在のリクエストが第2のNFによって拒否された場合でも、第2のNFのapiRootを使用してapiRootを置き換えることによって、リソースURIまたはセッションURIを更新する。本開示のいくつかの実施形態は、NF再選択を実行するNFに、NF再選択を行わないように命令する機構を提供し、それは、さらなるNF再選択のための余分なシグナリングを低減し得る。本明細書の実施形態は、上述の特徴および利点に限定されない。当業者は、以下の詳細な説明を読めば、追加の特徴および利点を認識するであろう。
【図面の簡単な説明】
【0065】
本開示の様々な実施形態の上記および他の態様、特徴、および利点は、同様の参照番号または文字が同様または同等の要素を指定するために使用される、添付の図面を参照する以下の詳細な説明から、例として、より完全に明らかになるであろう。図面は、本開示の実施形態のより良い理解を容易にするために示されており、必ずしも一定の縮尺で描かれているわけではない。
【0066】
図1a】は、本開示の実施形態による、第5世代ネットワークにおけるハイレベルアーキテクチャを概略的に示す。
【0067】
図1b】は、本開示の実施形態による、NF/NFサービス対話のための通信モデルを示す。
【0068】
図2】は、本開示の実施形態による方法のフローチャートを示す。
【0069】
図3】は、本開示の別の実施形態による方法のフローチャートを示す。
【0070】
図4】は、本開示の別の実施形態による方法のフローチャートを示す。
【0071】
図5】は、本開示の別の実施形態による方法のフローチャートを示す。
【0072】
図6】は、本開示の別の実施形態による方法のフローチャートを示す。
【0073】
図7】は、本開示の別の実施形態による方法のフローチャートを示す。
【0074】
図8】は、本開示の別の実施形態による方法のフローチャートを示す。
【0075】
図9】は、本開示のいくつかの実施形態を実施する際に使用するのに適した装置を示すブロック図である。
【0076】
図10】は、本開示の一実施形態による第1のネットワークエンティティを示すブロック図である。
【0077】
図11】は、本開示の実施形態による、第2のネットワークエンティティを示すブロック図である。
【0078】
図12】は、本開示の実施形態による、第3のネットワークエンティティを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0079】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。これらの実施形態は、当業者が本開示をよりよく理解し、実施することを可能にする目的でのみ論じられ、本開示の範囲に対するいかなる限定も示唆するものではないことを理解されたい。本明細書を通して、特徴、利点、または類似の言葉への参照は、本開示によって実現され得る特徴および利点のすべてが、本開示の任意の単一の実施形態であるべきであるか、またはその中にあるべきであることを暗示するものではない。むしろ、特性および利点に言及する言葉は、実施形態とコネクションて説明される具体的な特性、利点、または特性が、本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味すると理解される。さらに、本開示の記載された特性、利点、および特性は、1つまたは複数の実施形態において任意の適切な様式で組み合わせることができる。当業者は、本開示が、特定の実施形態の特定の特徴または利点のうちの1つまたは複数なしに実施され得ることを認識するであろう。他の事例では、本開示のすべての実施形態に存在しない場合がある特定の実施形態において、追加の特徴および利点が認識され得る。
【0080】
本明細書で使用される、「ネットワーク」という用語は、新しい無線(NR)、ロングタームエボリューション(LTE)、LTEアドバンスト、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))、高速パケットアクセス(HSPA)、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元アクセス(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)、および他のワイヤレスネットワークなどの任意の適切な通信規格に従うネットワークを指す。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装することができ、UTRAは、WCDMA(登録商標)およびCDMAの他の変形を含む。TDMAネットワークは、移動体通信のための全地球システム(GSM)などの無線技術を実装することができる。OFDMAネットワークは、進化型UTRA(E-UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDMA、アドホックネットワーク、無線センサネットワークなどの無線技術を実装することができる。以下の説明において、「ネットワーク」および「システム」という用語は、互換的に使用することができる。さらに、ネットワーク内の2つのデバイス間の通信は、3GPP(登録商標)などの標準化組織によって定義された通信プロトコルを含むが、それに限定されない、任意の適切な通信プロトコルに従って実行され得る。たとえば、通信プロトコルは、第1世代(1G)、2G、3G、4G、4.5G、5Gの通信プロトコル、および/または現在知られているか、または将来開発されるべき任意の他のプロトコルを含み得る。
【0081】
「ネットワークデバイス」または「ネットワークノード」または「ネットワーク機能(NF)」という用語は、通信ネットワークのネットワークエンティティ(物理的または仮想的)に実装され得る任意の好適な機能を指す。たとえば、ネットワーク機能は、専用ハードウェア上のネットワーク要素として、専用ハードウェア上で実行されるソフトウェアインスタンスとして、または、たとえばクラウドインフラストラクチャ上の適切なプラットフォーム上でインスタンス化された仮想化された機能として、実装可能である。たとえば、5Gシステム(5GS)は、AMF(アクセスおよびモビリティ機能)、SMF(セッション管理機能)、AUSF(認証サービス機能)、UDM(ユニファイドデータマネージメント)、PCF(ポリシー制御機能)、AF(アプリケーション機能)、NEF(ネットワーク公開機能)、UPF(ユーザプレーン機能)およびNRF(ネットワークリポジトリ機能)、RAN(無線アクセスネットワーク)、SCP(サービス通信プロキシ)、NWDAF(ネットワークデータ分析機能)、NSSF(ネットワークスライス選択機能)、NSSAAF(ネットワークスライス特定認証および承認機能)などの複数のNFを含むことができる。
【0082】
本明細書における「一つの実施形態」、「実施形態」、「例示的な実施形態」などへの言及は、記載された実施形態が特定の特徴、構造、または特性を含むことができることを示すが、すべての実施形態が特定の特徴、構造、または特性を含むことは必ずしも必要ではない。さらに、そのような語句は、必ずしも同じ実施形態を参照しているわけではない。さらに、特定の特徴、構造、または特性が、実施形態とコネクションて記載される場合、明示的に記載されるか否かにかかわらず、他の実施形態との関連で、そのような特徴、構造、または特性に影響を及ぼすことは、当業者の知識の範囲内であることが理解されよう。
【0083】
本明細書では、様々な要素を説明するために「第1の」および「第2の」などの用語が使用され得るが、これらの要素はこれらの用語によって限定されるべきではないことを理解されたい。これらの条件は、1つの要素を別の要素から区別するためにのみ使用される。たとえば、例示的な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の要素を第2の要素と呼ぶことができ、同様に、第2の要素を第1の要素と呼ぶことができる。本明細書で使用する場合、用語「および/または」は、関連する列挙された用語のうちの1つ以上の任意のおよび全ての組合せを含む。
【0084】
本明細書で使用する場合、「AおよびBのうちの少なくとも1つ」または「AまたはBのうちの少なくとも1つ」というフレーズは、「Aのみ、Bのみ、またはAとBの両方」を意味すると理解されるべきである。「Aおよび/またはB」というフレーズは、「Aのみ、Bのみ、またはAとBの両方」を意味すると理解されるべきである。
【0085】
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的としており、例示的な実施形態を限定することを意図するものではない。本明細書で使用される場合、単数形「a」、「an」および「the」は、コンテキストが明らかにそうでないことを示さない限り、複数形も含むことが意図される。用語として「有する」、「有している」、「備える」、「備えている」、「含む」、および/または「含んでいる」は、本明細書で使用される場合、述べられた特徴、要素、および/または構成要素などの存在を特定するが、1つまたは複数の他の特徴、要素、および/または構成要素などの存在を排除するものではない。
【0086】
なお、本明細書で使用されるこれらの用語は、ノード、装置またはネットワークなどの間の記述および差別化を容易にするためにのみ使用される。本技術の発展に伴い、同様の/同じ意味を有する他の用語も使用され得る。
【0087】
以下の説明および特許請求の範囲では、別段の定義がない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本開示が属する技術分野の通常の技能のうちの1つによって一般に理解されるものと同じ意味を有する。
【0088】
本明細書で説明される主題は、任意の好適な構成要素を使用して任意の適切な種類のシステムで実装され得るが、本明細書で開示される実施形態は、図1a~図1bに示される例示的なシステムアーキテクチャに準拠する通信システムに関して説明される。簡単にするために、図1a~図1bのシステムアーキテクチャは、いくつかの例示的な要素のみを示す。実際には、通信システムは、端末デバイス間、または無線デバイスと別の通信デバイス、たとえば、固定電話機、サービスプロバイダー、または任意の他のネットワークノードもしくは端末デバイスとの間の通信を支援するのに適した任意の追加の要素をさらに含み得る。通信システムは、通信システムによって、またはそれを介して提供されるサービスへの端末デバイスのアクセスおよび/またはそのサービスの使用を容易にするために、1つまたは複数の端末デバイスに通信および様々なタイプのサービスを提供することができる。
【0089】
図1aは、本開示の実施形態による、第5世代ネットワークにおけるハイレベルアーキテクチャを概略的に示す。たとえば、第5世代ネットワークは5GSであってもよい。図1aのアーキテクチャは、3GPP(登録商標) TS 23.501 V17.0.0に記述されている図4.2.3-1と同じである。図1aのシステムアーキテクチャは、AUSF、AMF、DN(データネットワーク)、NEF、NRF、NSSF、PCF、SMF、UDM、UPF、AF、UE(ユーザ装置)、(R)AN((無線)アクセスネットワーク)、SCP(サービス通信プロキシ)、NSSAAF(ネットワークスライス固有の認証および承認機能)、NSACF(ネットワークスライス受付制御機能)などのいくつかの例示的要素を含むことができる。
【0090】
例示的な実施形態によれば、UEは、図1aに示すように、リファレンスポイントN1を介してAMFとのシグナリングコネクションを確立することができる。このシグナリングコネクションは、UEとコアネットワークとの間のNAS(非アクセス階層)シグナリング交換を可能にし得るものであり、これは、UEと(R)ANとの間のシグナリングコネクションと、このUEのための(R)ANとAMFとの間のN2コネクションと、を含む。(R)ANは、リファレンスポイントN3上でUPFと通信することができる。UEは、リファレンスポイントN6を介するともにUPFを通じてDN(データネットワーク、たとえばオペレータネットワークまたはインターネット)へのプロトコルデータユニット(PDU)セッションを確立することができる。
【0091】
図1aにさらに示すように、例示的なシステムアーキテクチャは、NRF、NEF、AUSF、UDM、PCF、AMF、NSACF、およびSMFなどのNFによって示される、Nnrf、Nnef、Nausf、Nudm、Npcf、Namf、Nnsacf、およびNsmfなどのサービスベースのインターフェースも含む。さらに、図1aは、NFにおけるNFサービス間の相互作用をサポートすることができるN1、N2、N3、N4、N6、およびN9などのいくつかのリファレンスポイントも示す。たとえば、これらのリファレンスポイントは、特定のシステムプロシージャを実行するために、対応するNFサービスベースのインタフェースを通して、いくつかのNFサービスコンシューマおよびプロバイダならびにそれらの対話を指定することによって実現され得る。
【0092】
図1aに示す様々なNFは、セッション管理、モビリティ管理、認証、セキュリティなどの機能を担当することができる。AUSF、AMF、DN、NEF、NRF、NSSF、PCF、SMF、UDM、UPF、AF、UE、(R)AN、SCP、NSACFは、たとえば、3GPP(登録商標) TS 23.501 V17.0.0の6.2節に定義されているような機能を含むことができる。
【0093】
本明細書で使用される場合、NFコンシューマは、別のNFによって提供される1つまたは複数のサービスを使用する必要がある任意の適切なNFまたはNFインスタンスであり得る。NFプロデューサは、1つまたは複数のNFコンシューマに1つまたは複数のサービスを提供することができる任意の適切なNFまたはNFインスタンスであり得る。NFが任意の他のNFに1つまたは複数のサービスを提供することができる場合、NFは、そのNFプロファイルをNRFに登録することができる。
【0094】
図1bは、本開示の実施形態による、NF/NFサービス対話のための通信モデルを示す。
【0095】
ネットワーク要素としてのサービス通信プロキシ(SCP)をサービスフレームワークに導入した。ネットワーク機能(NF)相互作用機構のためのサービスベースインタフェース(SBI)メッセージのルーティングは、図1bのモデルAおよびモデルBに示されるように直接的であってもよく、または図1bのモデルCおよびモデルDにおいて間接的であってもよい。間接通信の場合、SCPは、NFサービスコンシューマによって使用される。SCPは、NFサービスコンシューマとNFサービスプロデューサとの間でメッセージをルーティングし、NFサービスコンシューマに代わってNFサービスプロデューサのディスカバリ(発見)および関連する選択を行うことができる。
【0096】
モデルA - NRFインタラクション(対話)を用いない直接通信:NRFもSCPも使用されない。コンシューマは、プロデューサの「NFプロファイル」で構成され、選択したプロデューサと直接通信する。
【0097】
モデルB - NRF対話を用いる直接通信:コンシューマは、NRFに問い合わせることによってディスカバリを実行する。ディスカバリの結果に基づいて、コンシューマは選択を行う。コンシューマは、選択されたプロデューサにリクエストを送信する。
【0098】
モデルC - 委任されたディスカバリを用いない間接通信:コンシューマはNRFに問い合わせることによってディスカバリを行う。ディスカバリの結果に基づいて、コンシューマは、NFセットまたはNFセットの特定のNFインスタンスの選択を行う。コンシューマは、NFサービスインスタンスまたはNFサービスインスタンスのセットを指す選択されたサービスプロデューサのアドレスを含むリクエストをSCPに送信する。後者の場合、SCPはNFサービスインスタンスを選択する。可能であれば、SCPは、ロケーション(位置)、キャパシティ(容量)などの選択パラメータを得るためにNRFと対話する。SCPは、選択されたNFサービスプロデューサインスタンスにリクエストをルーティングする。
【0099】
モデルD - 委任されたディスカバリーを用いる間接通信:コンシューマはディスカバリーまたは選択を行わない。コンシューマは、適切なプロデューサを見つけるために必要とされる任意の必要なディスカバリおよび選択パラメータをサービスリクエストに追加する。SCPは、リクエストメッセージ内のリクエストアドレスおよびディスカバリおよび選択パラメータを使用して、リクエストを任意のプロデューサインスタンスにルーティングする。SCPは、NRFでディスカバリを実行し、ディスカバリの結果を得ることができる。
【0100】
3GPP(登録商標) TS 23.501 V17.0.0の6.2.19節に記載されているように、SCPは、以下の機能のうちの1つまたは複数を含み得る。SCP機能のいくつかまたはすべては、SCPの単一のインスタンスにおいてサポートされ得る:
【0101】
-間接通信。
【0102】
-委任されたディスカバリ。
【0103】
-宛先NF/NFサービスへのメッセージ転送およびルーティング。
【0104】
-メッセージの転送とネクストホップSCPへのルーティング。
【0105】
-通信セキュリティ(例:NFサービスコンシューマのNFサービスプロデューサAPIへのアクセス許可など)、ロードバランシング、監視、過負荷制御など。
【0106】
-UDR(ユニファイドデータリポジトリ)とオプションで対話して、UDM(ユニファイドデータマネージメント)のグループID(識別子)/UDRグループID/AUSFグループID/PCFグループID/CHF(課金機能)グループID/HSS(ホーム加入者サーバ)グループIDを、UE識別子(例:SUPI(加入者永久識別子)またはIMPI(IPマルチメディアプライベート識別子)/IMPU(IPマルチメディアパブリック識別子))に基づいて、リゾルブ(解決)する。
【0107】
SCPは、分散化、冗長化、およびスケーラブル化して、展開されてもよい。SCPは、PLMN(パブリックランドモバイルネットワーク)レベル、共有スライスレベル、およびスライス固有レベルで展開され得る。
【0108】
SCPがいくつかのSCP(すなわち、ネクストSCPホップディスカバリ)を通してメッセージをルーティングすることを可能にするために、SCPは、そのプロファイルをNRFに登録することができる。あるいは、ローカルコンフィギュレーション(構成)が使用されてもよい。
【0109】
図2は、本開示の実施形態による方法のフローチャートを示し、それは、第1のネットワークエンティティにおいて/そのように実装されるか、または第1のネットワークエンティティに通信可能に結合される装置によって実行され得る。したがって、装置は、方法200の種々の部分を達成するための手段、ならびに他の構成要素と併せて他のプロセスを達成するための手段を提供することができる。
【0110】
ブロック202において、第1のネットワークエンティティは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに送信し得る。第1のネットワークエンティティは、ネットワーク機能コンシューマまたはサービス通信プロキシなどの任意の適切なネットワーク機能であり得る。第2のネットワークエンティティは、ネットワーク機能プロデューサなどの任意の適切なネットワーク機能であり得る。
【0111】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティはネットワーク機能プロデューサであり、第1のネットワークエンティティはネットワーク機能コンシューマである。
【0112】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティは、ネットワーク機能プロデューサであり、第1のネットワークエンティティは、サービス通信プロキシである。
【0113】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルサーバである。第1のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントである。第2のネットワークエンティティと第1のネットワークエンティティとの間の通信は、サービス通信プロキシを用いない直接通信である。
【0114】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルサーバであり、第1のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントであり、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティと第1のネットワークエンティティとの間の通信は、サービス通信プロキシを用いない直接通信である。
【0115】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルサーバであり、第1のネットワークエンティティは、サービス通信プロキシである。
【0116】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティはハイパーテキストトランスファープロトコルサーバであり、第1のネットワークエンティティはサービス通信プロキシである。
【0117】
一実施形態によれば、2つ以上の第2のネットワークエンティティが、ネットワーク機能セットにグループ化される。2つ以上の第2のネットワークエンティティは、置き換え可能であり、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストを共有する。たとえば、3GPP(登録商標) TS 23.501 V17.0.0の節5.21.3に記載されているように、均等な制御プレーンNFは、NFセットにグループ化することができ、たとえば、いくつかのSMFインスタンスは、SMFセットにグループ化される。NFセット内のNFは、同じコンテキストデータを共有するので置き換え可能であり、異なる場所、たとえば、異なるデータセンタに展開され得る。NFプロデューサインスタンスは、NFサービスプロデューサをホストするNFインスタンスである。NFプロデューサインスタンスが利用可能でない場合、同じNFセット内の別のNFプロデューサインスタンスが選択される。直接通信モードの場合、NFサービスコンシューマは、NRFからのNFインスタンスのステータス変更通知に加入することができる。NFサービスコンシューマが、NRFによって通知されるか、またはそれ自体によって、NFプロデューサインスタンスがもはや利用可能でないことを検出する(たとえば、リクエストがレスポンスされない)場合、同じNFセット内の別の利用可能なNFプロデューサインスタンスが、NFサービスコンシューマによって選択される。間接通信モードの場合、SCPまたはNFサービスコンシューマは、NRFからのNFインスタンスのステータス変更通知に加入することができ、UEをサービングするオリジナル側のNFプロデューサインスタンスがもはや利用可能でない場合、同じNFセット内の別のNFプロデューサインスタンスを選択する。
【0118】
第1のリクエストは、任意の適切なリクエストであり得る。たとえば、第1のリクエストは、3GPP(登録商標) TS 23.502 V17.0.0に記載されているように、NFコンシューマからNFプロデューサに、またはSCPからNFプロデューサに送信することができる任意の適切なリクエストであってもよく、その開示は、その全体が基準により本明細書に組み込まれる。一実施形態によれば、第1のリクエストは、HTTPリクエストであり得る。
【0119】
一実施形態によれば、第1のリクエストは、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含むことができる。第1のネットワークエンティティは、様々な方法で第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを取得することができる。たとえば、3GPP(登録商標) TS 23.502 V17.0.0の第4.17.4節および第4.17.5節において定義されたNF/NFサービスディスカバリ手順は、第1のネットワークエンティティによって実行されてもよい。ディスカバリが成功すると、第1のネットワークエンティティは、Nnrf_NFDiscovery_Requestメッセージにおいて提供されるサーチ基準に一致するNFプロファイルを取得する。3GPP(登録商標) TS 23.502 V17.0.0の第4.17.9節および第4.17.10節において定義される委任型サービスディスカバリが使用される場合、3GPP(登録商標) TS 23.502 V17.0.0の第4.17.4節および第4.17.5節において定義されるNF/NFサービスディスカバリ手順は、SCPによって実行され得る。成功した発見において、SCPは、Nnrf_NFDiscovery_Requestメッセージにおいて提供されるサーチ基準に一致するNFプロファイルを取得し、NFを選択し、選択されたNFの情報を第1のネットワークエンティティに送信する。
【0120】
ブロック204において、第1のネットワークエンティティは、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信し得る。
【0121】
一実施形態によれば、第1の拒否レスポンスは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティによって、または任意の別の代替の第2のネットワークエンティティに対してリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む第1の拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。
【0122】
一実施形態によれば、第1の拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティの再選択による第1のリクエストのリトライを回避するかどうかを示す情報と、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す情報と、を含む。拒否は、たとえば、第1のリクエストがHTTPスタックスキーマチェックで失敗するか、またはOpenAPI検査で失敗するか、第2のネットワークエンティティが、リクエストメッセージを受信したときにビジー(過負荷)であるためにそれを処理することができないか、第1のリクエストが、アプリケーションロジックのために失敗するか、たとえば、何らかのリソースが、その時点で変更されることが許可されないか、などの、様々な理由に起因し得る。
【0123】
一実施形態によれば、情報は、新しいハイパーテキストトランスファープロトコルヘッダ、または3gpp-Sbi-Target-apiRoot、または3gpp-Sbi-Bindingによって搬送され得る。3gpp-Sbi-Target-apiRootおよび3gpp-Sbi-Bindingは、3GPP(登録商標) TS 29.500 V17.2.0に記載されている3gpp-Sbi-Target-apiRootおよび3gpp-Sbi-Bindingと同じであってもよく、その開示はその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0124】
一実施形態によれば、情報は、インジケータ、ビット、フラグなどの任意の適切な形態をとることができる。
【0125】
一実施形態によれば、情報は、第1のリクエストがアプリケーションロジックエラーまたは状態競合のために拒否されるかどうかと、またはリソースコンテキストまたはセッションコンテキストが第2のネットワークエンティティによって引き継がれたかどうかと、のうちの少なくとも1つをさらに示す。第1の拒否レスポンスを受信した後、第1のネットワークエンティティは、拒否理由と、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストが第2のネットワークエンティティによって引き継がれたかどうかと、を知ることができる。第1のネットワークエンティティは、そのような情報に基づいて任意の適切なアクションを実行することができる。たとえば、第1のネットワークエンティティは、アプリケーションロジックエラーまたは状態競合を回避するために第1のリクエストを修正し、修正された第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに再送信することができる。第1のネットワークエンティティは、後に第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに再送信することができる。あるいは、第1のネットワークエンティティは、エラー情報を任意の他の適切なネットワーク機能に通知することができる。
【0126】
一実施形態によれば、情報は、暗黙的情報または明示的情報を含むことができる。明示的情報は、専用のインジケーション情報であってもよい。暗黙的情報は、そのようなインジケーションおよび任意の他の好適な用途のために使用され得る任意の好適な情報であり得る。たとえば、暗黙的情報は、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含むことができる。第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルート(apiRoot)は、ターゲットのユニフォームリソース識別子(URI)のapiRootを示すために使用され得る。一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートは、3GPP(登録商標) TS 29.500 V17.2.0の第5.2.3.2.4節に記載されるように、3gpp-Sbi-Target-apiRootであってもよい。3gpp-Sbi-Target-apiRootの実例は、3gpp-Sbi-Target-apiRoot: https://example.com/a/b/cである。
【0127】
ブロック206において、オプションで、第1のネットワークエンティティは、第1の拒否レスポンスが第1のパラメータを有する情報を含み、かつ、第1のパラメータが、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティを用いて、または、任意の別の代替の第2のネットワークエンティティに対してリトライされるべきであることを示す場合、第1のリクエストのリトライを回避し得る。
【0128】
一実施形態によれば、第1のネットワークエンティティは、第1の拒否レスポンスが、第2のネットワークエンティティの再選択による第1のリクエストのリトライを回避することを示す情報と、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用することを示す情報と、を含む場合、第2のネットワークエンティティの再選択による第1のリクエストのリトライを回避し得る。第1のネットワークエンティティは、同じ結果を得ることができるので、代替の第2のネットワークエンティティのさらなる再選択を回避すべきであることを知ることができる。この実施形態によれば、それは、さらなる再選択のための余分なシグナリングを削減することができる。
【0129】
ブロック208において、オプションで、第1のネットワークエンティティは、第1の拒否レスポンスが第2のパラメータを有する情報を含み、第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用し得る。
【0130】
一実施形態によれば、第1のネットワークエンティティは、第1の拒否レスポンスが、第2のネットワークエンティティの再選択によって第1のリクエストのリトライを回避することを示す情報を含む場合、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用することを示す情報を含む場合、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用することができる。
【0131】
図3は、本開示の別の実施形態による方法のフローチャートを示し、それは、第1のネットワークエンティティにおいて/そのように実装されるか、または第1のネットワークエンティティに通信可能に結合される装置によって実行され得る。したがって、装置は、方法300の種々の部分を達成するための手段、および、他の構成要素と併せて他のプロセスを達成するための手段を提供することができる。なお、上記実施の形態で説明した一部の部分については、簡潔にするために詳細な説明を省略する。この実施形態によれば、第2のネットワークエンティティは、ネットワーク機能プロデューサまたはハイパーテキストトランスファープロトコルサーバであってもよく、第1のネットワークエンティティは、サービス通信プロキシであってもよい。
【0132】
ブロック302において、第1のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアント(たとえば、NFサービスコンシューマ)から第2のリクエストを受信し得る。第1のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントから第2のリクエストを受信したことに応じて、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに送信することができる。たとえば、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントが第2のネットワークエンティティ(たとえば、NFサービスプロデューサまたはハイパーテキストトランスファープロトコルサーバ)と通信しようとする場合、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントは、SCPなどの第1のネットワークエンティティに第2のリクエストを送信してもよい。
【0133】
一実施形態によれば、第2のリクエストは、第2のネットワークエンティティをディスカバリ(探索)および選択するために必要なディスカバリパラメータおよび選択パラメータを含み得る。ディスカバリおよび選択パラメータは、SCPなどの第1のネットワークエンティティがリクエスト本体を解析する必要がないように、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントによって第2のリクエストに含まれる。SCPなどの第1のネットワークエンティティは、Nnrf_NFDiscoveryサービスを使用してNRFと対話することによる、第2のリクエストのときにディスカバリを実行してもよいし、または、(Nnrf_NFDiscoveryサービスまたはNnrf_NFManagement_NFStatusNotifyサービス動作による)NRFとの過去の対話の際に収集された情報を使用してもよい。SCPなどの第1のネットワークエンティティは、NRFとともに、第2のリクエストを許可する。SCPなどの第1のネットワークエンティティは、第2のネットワークエンティティを選択する。
【0134】
別の実施形態によれば、第2のリクエストは、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含むことができる。たとえば、作成されたリソースコンテキストまたはセッションコンテキストに対する後続の動作では、NFサービスコンシューマは、第2のNFによって返されたリソースアドレスを介して既存のコンテキストデータ(リソースコンテキストまたはセッションコンテキストなど)をアドレス指定する。この場合、第1のNFは、第2のリクエストが第2のNFのリソースアドレスに送信/転送され得ることを知ることができる。
【0135】
ブロック304において、ネットワーク機能コンシューマから第2のリクエストを受信したことに応じて、第1のネットワークエンティティは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに送信することができる。
【0136】
ブロック306において、第1のネットワークエンティティは、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信し得る。第1の拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティの再選択による第1のリクエストのリトライを回避するかどうかを示す情報と、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す情報と、を有する。
【0137】
ブロック308において、第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信したことに応じて、第1のネットワークエンティティは、第2のリクエストに対するレスポンスとして第1の拒否レスポンスをハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントに転送することができる。
【0138】
図4は、本開示の別の実施形態による方法のフローチャートを示し、それは、第1のネットワークエンティティにおいて/そのように実装されるか、または第1のネットワークエンティティに通信可能に結合される装置によって実行され得る。したがって、装置は、方法400の種々の部分を達成するための手段、ならびに他の構成要素と併せて他のプロセスを達成するための手段を提供することができる。なお、上記実施の形態で説明した一部の部分については、簡潔にするために詳細な説明を省略する。この実施形態によれば、第2のネットワークエンティティは、ネットワーク機能プロデューサであり得、第1のネットワークエンティティは、サービス通信プロキシであり得る。
【0139】
ブロック402において、第1のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントから、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第2のリクエストを受信し得る。
【0140】
一実施形態によれば、第2のリクエストは、別の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含むことができる。たとえば、作成されたリソースに対する後続の動作において、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアント(NFサービスコンシューマなど)は、別の第2のネットワークエンティティによって返されたリソースアドレスを介して既存のコンテキストデータ(リソースコンテキスト/セッションコンテキストなど)をアドレス指定する。この場合、第1のNFは、第2のリクエストが別の第2のNFのリソースアドレスに送信/転送され得ることを知ることができる。
【0141】
ブロック404において、第1のNFは、別の第2のネットワークエンティティが到達可能でない、および/または別の第2のネットワークエンティティが第2のリクエストをハンドリング(処理)できないと判定することができる。第1のNFは、前記別の第2のネットワークエンティティが、様々な方法で、第2のリクエストに到達できないか、または、第2のリクエストを処理できないと判定することができる。たとえば、第1のネットワークエンティティは、第2のリクエストを別の第2のネットワークエンティティに送信/転送し、別の第2のネットワークエンティティからエラーレスポンスを受信してもよく、または別の第2のネットワークエンティティからエラーレスポンスを受信してもよい。第2のリクエストは、たとえば、メモリが不十分であるなど、第2のリクエストが処理されないことを示す一時的な障害原因など、の様々な理由のために、拒否され得る。第2のリクエストは、タイムアウト(レスポンスが受信されない)であり得る。第1のNFは、別の第2のネットワークに到達できないことを既に判定している。
【0142】
ブロック406において、第1のネットワークエンティティは、別の第2のネットワークエンティティが到達可能でない、および/または別のネットワークエンティティが第2のリクエストを処理できないという判定に基づいて、第2のネットワークエンティティを再選択することができる。第2のネットワークエンティティおよび別の第2のネットワークエンティティは、ネットワーク機能セットに属していてもよく、置き換え可能であり、かつ、同じコンテキストデータ(リソースコンテキストまたはセッションコンテキストなど)を共有する。たとえば、ターゲットNFサービスプロデューサインスタンスの再選択の詳細は、TS 23.501 V17.0.0の6.3.1.0節に記載されている。
【0143】
ブロック408において、ネットワーク機能コンシューマから第2のリクエストを受信し、第2のネットワークエンティティを再選択したことに応じて、第1のネットワークエンティティは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを再選択された第2のネットワークエンティティに送信することができる。
【0144】
ブロック410において、第1のネットワークエンティティは、再選択された第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信し得る。第1の拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティの再選択による第1のリクエストのリトライを回避するかどうかを示す情報、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す情報、を有する。
【0145】
ブロック412において、第1の拒否レスポンスが、第2のパラメータを有する情報を含み、かつ、第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、第1のネットワークエンティティは、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを第1の拒否レスポンスに追加し得る。
【0146】
一実施形態によれば、第1の拒否レスポンスが、第2のネットワークエンティティの再選択による第1のリクエストのリトライを回避することを示す情報、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用することを示す情報を含む場合、第1のネットワークエンティティは、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを第1の拒否レスポンスに追加することができる。第1の拒否レスポンスが第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む場合、ブロック412はスキップされ得る。
【0147】
ブロック414において、第1の拒否レスポンスが、第2のネットワークエンティティの再選択による第1のリクエストのリトライを示す情報、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストについて第2のネットワークエンティティを無効にすることを示す情報を含む場合、第1のネットワークエンティティは、別の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを第1の拒否レスポンスに追加し得る。
【0148】
ブロック416において、第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信したことに応じて、第1のネットワークエンティティは、第2のリクエストに対するレスポンスとして第1の拒否レスポンスをハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントに転送することができる。第1の拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートまたは別の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートなどのリソースアドレスを含むので、ネットワーク機能コンシューマは、関連するリソースに関する後続のリクエストのためにそれを使用することができる。
【0149】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティおよび/または代替の第2のネットワークエンティティのうちの2つ以上は、ネットワーク機能セット、ネットワーク機能サービスセット、またはネットワーク機能サービスインスタンスセットにグループ化され、第2のネットワークエンティティおよび/または代替の第2のネットワークエンティティのうちの2つ以上は、置き換え可能であり、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストを共有する。
【0150】
図5は、本開示の別の実施形態による方法のフローチャートを示し、これは、第2のネットワークエンティティまたは別の第2のネットワークエンティティに実装されるか/として実装されるか、または通信的に結合される装置によって実行されてもよい。したがって、装置は、方法500の種々の部分を達成するための手段、ならびに他の構成要素と併せて他のプロセスを達成するための手段を提供することができる。なお、上記実施の形態で説明した一部の部分については、簡潔にするために詳細な説明を省略する。
【0151】
ブロック502において、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、第1のネットワークエンティティから、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを受信し得る。たとえば、第1のネットワークエンティティは、図2のブロック204において、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに送信してもよいし、次いで、第2のネットワークエンティティは、第1のネットワークエンティティからリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを受信し得る。
【0152】
ブロック504において、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、第1の拒否レスポンスを第1のネットワークエンティティに送信することができる。
【0153】
一実施形態によれば、第1の拒否レスポンスは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティによって、または任意の別の代替の第2のネットワークエンティティに対してリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む第1の拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。
【0154】
一実施形態によれば、第1の拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティの再選択による第1のリクエストのリトライを回避するかどうかを示す情報と、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す情報と、を含む。第1のリクエストは、様々な理由により、第2のネットワークエンティティによって拒否され得る。たとえば、第2のネットワークエンティティは、アプリケーションロジックエラーまたは状態競合のために、現在の第1のリクエストを処理することができない。さらに、第2のネットワークエンティティは、第1のリクエストのためのコンテキストデータ(リソースコンテキストまたはセッションコンテキストなど)を引き継いでいてもよい。第2のネットワークエンティティは、第1のネットワークエンティティからの後続のリクエストを処理することを予想する。第2のネットワークエンティティは、第1のネットワークエンティティが別の第2のネットワークエンティティを再選択すべきではないと判定し得る。
【0155】
一実施形態によれば、第1の拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0156】
図6は、本開示の別の実施形態による方法のフローチャートを示し、それは、第3のネットワークエンティティにおいて/そのように実装されるか、または第3のネットワークエンティティに通信可能に結合される装置によって実行され得る。したがって、装置は、方法600の種々の部分を達成するための手段、ならびに他の構成要素と併せて他のプロセスを達成するための手段を提供することができる。なお、上記実施の形態で説明した一部の部分については、簡潔にするために詳細な説明を省略する。
【0157】
ブロック602において、第3のネットワークエンティティは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとするリクエストをサービス通信プロキシに送信し得る。たとえば、リクエストは、上記で説明されたような第2のリクエストであり得る。
【0158】
一実施形態によれば、第3のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントである。
【0159】
一実施形態によれば、リクエストは、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0160】
一実施形態によれば、リクエストは、別の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0161】
ブロック604において、第3のネットワークエンティティは、サービス通信プロキシから拒否レスポンスを受信し得る。
【0162】
一実施形態によれば、拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティの再選択によるリクエストのリトライを回避するかどうか、および/または後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用するかどうか、を示す情報を含む。たとえば、拒否レスポンスは、上述した第1の拒否レスポンスであってもよい。
【0163】
一実施形態によれば、拒否レスポンスは、リクエストが第2のネットワークエンティティを用いて、または、任意の別の代替の第2のネットワークエンティティに対してリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。
【0164】
一実施形態によれば、拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0165】
一実施形態によれば、情報は、アプリケーションロジックエラーまたは状態競合によってリクエストが拒否されるかどうかと、またはリソースコンテキストまたはセッションコンテキストが第2のネットワークエンティティによって引き継がれたかどうかと、のうちの少なくとも1つをさらに示す。
【0166】
一実施形態によれば、情報は、暗黙的情報または明示的情報を含む。
【0167】
一実施形態によれば、暗黙的情報は、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0168】
一実施形態によれば、拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0169】
一実施形態によれば、情報は、新しいハイパーテキストトランスファープロトコルヘッダ、または3gpp-Sbi-Target-apiRoot、または3gpp-Sbi-Bindingによって搬送される。
【0170】
ブロック606において、第3のネットワークエンティティは、拒否レスポンスが第2のパラメータを有する情報を有し、かつ、第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用し得る。
【0171】
一実施形態によれば、第3のネットワークエンティティは、拒否レスポンスが、第2のネットワークエンティティの再選択によるリクエストのリトライを回避することを示す情報と、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用することを示す情報と、を含む場合、後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用することができる。たとえば、第3のネットワークエンティティは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストURIを、同じコンテキストリソースコンテキストまたはセッションコンテキストに対する後続のリクエストの拒否レスポンスに含まれるもので更新することができる。
【0172】
図7は、本開示の別の実施形態による方法のフローチャートを示す。この実施形態によれば、第2のNF1および第2のNF2は、ネットワーク機能セットにグループ化される。第2のNF1および第2のNF2は、置き換え可能であり、同じコンテキストデータを共有する。本実施形態は、SCPを用いない直接通信に関する。2つのNFのみがネットワーク機能セットに含まれるように図示されているが、ネットワーク機能セットは、任意の適切な数のNFを含むことができることに留意されたい。
【0173】
ステップ701において、第1のNFは、第2のNF1にHTTPリクエストを送信することができる。HTTPリクエストは、第2のNF1内の既存のリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをアドレス指定する。リクエストURIには、第2のNF1に関連するapiRootが含まれる。
【0174】
ステップ702において、HTTPリクエストは、たとえば、メモリが不十分なために、HTTPリクエストが第2のNF1によって処理されないか、または、HTTPリクエストがタイムアウト(第2のNFからレスポンスが受信されない)であるか、または、第1のNFが第2のNF1に到達できないとすでに判定しているか、などを示す一時的な障害原因を用いて拒否される。
【0175】
ステップ703において、第1のNFは、コンテキストのバインディング情報または第2のNF1のNFプロファイルに従って再選択(たとえば、同じNFセット中の第2のNF2)を行うことを決定し得る。たとえば、ターゲットNFサービスプロデューサインスタンスの再選択の詳細は、TS 23.501 V17.0.0の6.3.1.0節に記載されている。
【0176】
ステップ704において、第1のNFは、リクエストURIのapiRootを第2のNF2のapiRootに置き換えることによって、HTTPリクエストを第2のNF2に送信/リダイレクトすることができる。
【0177】
ステップ705において、第2のNF2は、拒否レスポンスを第1のNFに送信することができる。たとえば、HTTPリクエストは、第2のNF2がアプリケーションロジックを適用した後でも拒否される。たとえば、HTTPリクエストは受け入れられない。しかし、第2のNF2は、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストを引き継ぐことを決定した。そうである場合、第2のNF2は、「3gpp-Sbi-Targrt-Apiroot」または「3gpp-Sbi-Response-Info」と呼ばれ得る新しい3GPP(登録商標)カスタマーヘッダに、第1のNFは、アプリケーションロジックエラーによってHTTPリクエストが拒否され、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストが第2のNF2によって引き継がれたことを示すインジケーションを含め、すなわち、第1のNFは、別の再選択(同じ結果を有することになるので)を継続しないものとし、第1のNFは、コンテキストの後続のリクエストにおけるリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをアドレス指定するために、第2のNF2のapiRootであるapiRoot(ステップ704におけるHTTPリクエストに含まれる)を使用するものとする。
【0178】
図8は、本開示の別の実施形態による方法のフローチャートを示す。この実施形態によれば、第2のNF3および第2のNF4は、ネットワーク機能セットにグループ化される。第2のNF3および第2のNF4は、置き換え可能であり、同じコンテキストデータを共有する。本実施形態は、SCPとの間接通信に関する。2つのNFのみがネットワーク機能セットに含まれるように示されているが、ネットワーク機能セットは、任意の適切な数のNFを含むことができることに留意されたい。
【0179】
ステップ801において、第1のNFは、HTTPリクエストをSCPに送信することができる。HTTPリクエストは、第2のNF3内の既存のリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをアドレス指定する。リクエストURIは、第2のNF3に関連するapiRootを含む。
【0180】
ステップ802において、SCPは、HTTPリクエストを第2のNF3に転送する。
【0181】
ステップ803において、HTTPリクエストは、たとえば、メモリが不十分なために、HTTPリクエストが第2のNF3によって処理されないか、または、HTTPリクエストがタイムアウトした(第2のNFからレスポンスが受信されなかった)か、または、SCPが第2のNF3に到達できなかったと既に判定しているか、のいずれかを示す一時的な障害原因を用いて、拒否される。
【0182】
ステップ804において、SCPは、コンテキストのバインディング情報または第2のNF3のNFプロファイルに従って再選択(たとえば、同じNFセット中の第2のNF4)を行うことを決定し得る。たとえば、ターゲットNFサービスプロデューサインスタンスの再選択の詳細は、TS 23.501 V17.0.0の6.3.1.0節に記載されている。
【0183】
ステップ805において、SCPは、リクエストURIのapiRootを第2のNF4のapiRootに置き換えることによって、HTTPリクエストを第2のNF4に送信/リダイレクトすることができる。
【0184】
ステップ806において、第2のNF4は、拒否レスポンスをSCPに送信することができる。たとえば、HTTPリクエストは、第2のNF4がアプリケーションロジックを適用した後でも拒否される。たとえば、HTTPリクエストは受け入れられない。しかし、第2のNF4は、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストを引き継ぐと判定している。そうである場合、第2のNF4は、「3gpp-Sbi-Targrt-Apiroot」または「3gpp-Sbi-Response-Info」と呼ばれ得る新しい3GPP(登録商標)カスタマーヘッダに、アプリケーションロジックエラーによってHTTPリクエストが拒否され、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストが第2のNF4によって引き継がれたことをSCPが示すインジケーションを含め、すなわち、SCPは、別の再選択(同じ結果を有することになるので)を継続しないものとし、SCPは、コンテキストのための後続のシグナリングにおいてリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをアドレス指定するために、第2のNF4のapiRootであるapiRoot(ステップ805においてHTTPリクエストに含まれる)を使用するものとする。
【0185】
ステップ807で、SCPは、拒否レスポンスを第1のNFに転送/送信することができる。拒否レスポンスがそのような情報を含まない場合、SCPは、3gpp-Sbi-Targrt-Apiroot、または新しい3GPP(登録商標)カスタマーヘッダを含めることができる。第1のNFは、コンテキストのための後続のシグナリングのため、3gpp-Sbi-Targrt-Apiroot、または新しい3GPP(登録商標)カスタマーヘッダに含まれているもので、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストURIを更新することができる。
【0186】
本開示の実施形態による提案された解決策を適用することによって、多くの利点が達成され得る。たとえば、本開示のいくつかの実施形態は、現在のリクエストが第2のNFによって拒否されたときに、(第2のNFにリクエストを送信する)第1のNFに後続のリクエストを送信する方法を第2のNFが示すことを可能にする。たとえば、第2のNFは、コンテキストデータ(リソースコンテキストまたはセッションコンテキストなど)が第2のNFによって引き継がれたこと、または第1のNFからの後続のリクエストを処理するために第2のネットワークエンティティが使用されることを第1のNFに示し得る。第1のNFは、現在のリクエストが第2のNFによって拒否された場合でも、第2のNFのapiRootを使用してapiRootを置き換えることによって、リソースURIまたはセッションURIを更新する。本開示のいくつかの実施形態は、NF再選択を実行するNFに、NF再選択を行わないように命令する機構を提供し、それは、さらなるNF再選択のための余分なシグナリングを削減し得る。本明細書の実施形態は、上述の特徴および利点に限定されない。当業者は、以下の詳細な説明を読めば、追加の特徴および利点を認識するであろう。
【0187】
図9は、本開示のいくつかの実施形態を実施するのに適した装置を示すブロック図である。たとえば、上記で説明した第1のネットワークエンティティ、第2のネットワークエンティティ、または第3のネットワークエンティティのうちのいずれか1つは、装置900として、またはそれを介して実装され得る。
【0188】
装置900は、デジタルプロセッサ(DP)などの少なくとも1つのプロセッサ921と、プロセッサ921に結合された少なくとも1つのメモリ(MEM)922と、を有する。装置900は、プロセッサ921に結合された送信機TXおよび受信機RX923をさらに備え得る。MEM922は、プログラム(PROG)924を格納する。PROG924は、関連するプロセッサ921上で実行されると、装置900が本開示の実施形態に従って動作することを可能にする命令を含み得る。少なくとも1つのプロセッサ921と少なくとも1つのMEM922との組合せは、本開示の様々な実施形態を実装するように適合された処理手段925を形成し得る。
【0189】
本開示の様々な実施形態は、プロセッサ921、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数によって実行可能なコンピュータプログラムによって実装され得る。
【0190】
MEM922は、たとえば、半導体ベースのメモリデバイス、磁気メモリデバイスおよびシステム、光メモリデバイスおよびシステム、固定メモリおよびリムーバブルメモリのような、任意の適切なデータストレージ技術を用いて実装されてもよい。
【0191】
プロセッサ921は、ローカル技術環境に適した任意のタイプであってもよく、非限定的な例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、およびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの1つまたは複数を含んでもよい。
【0192】
装置が第1のネットワークエンティティとして、または第1のネットワークエンティティにおいて実装される実施形態によれば、メモリ922は、プロセッサ921によって実行可能な命令を含み、それによって、第1のネットワークエンティティは、上記で説明されたように、第1のネットワークエンティティに関連する方法のいずれかに従って動作する。
【0193】
装置が第2のネットワークエンティティとして、または第2のネットワークエンティティにおいて実装される実施形態によれば、メモリ922は、プロセッサ921によって実行可能な命令を含み、それによって、第2のネットワークエンティティは、上記で説明されたように、第2のネットワークエンティティに関連する方法のいずれかに従って動作する。
【0194】
装置が第3のネットワークエンティティとして、または第3のネットワークエンティティにおいて実装される一実施形態によれば、メモリ922は、プロセッサ921によって実行可能な命令を含み、それによって、第3のネットワークエンティティは、上記で説明されたように、第3のネットワークエンティティに関連する方法のいずれかに従って動作する。
【0195】
図10は、本開示の一実施形態による第1のネットワークエンティティを示すブロック図である。図示のように、第1のネットワークエンティティ1000は、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに送信するように構成された送信モジュール1001を有する。第1のネットワークエンティティ1000は、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信するように構成された第1の受信モジュール1002をさらに有する。一実施形態によれば、第1の拒否レスポンスは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティを用いて、または、任意の別の代替の第2のネットワークエンティティに対してリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む第1の拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。
【0196】
一実施形態によれば、第1の拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティの再選択による第1のリクエストのリトライを回避するかどうかを示す情報と、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す情報と、を含む。
【0197】
一実施形態によれば、第1のネットワークエンティティ1000は、第1の拒否レスポンスが第1のパラメータを有する情報を含む場合に、第1のリクエストのリトライを回避するように構成された回避モジュール1003をさらに有し、第1のパラメータは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティまたは任意の別の代替の第2のネットワークエンティティでリトライされるべきであることを示す。
【0198】
一実施形態によれば、回避モジュール1003は、第2のネットワークエンティティの再選択による第1のリクエストのリトライを回避するように構成され、第1の拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティの再選択による第1のリクエストのリトライを回避することを示す情報、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用することを示す情報を含む。
【0199】
ある実施形態によれば、第1のネットワークエンティティ1000は、第1の拒否レスポンスが第2のパラメータを有する情報を含み、第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティに構成された使用モジュール1004をさらに有する
【0200】
一実施形態によれば、使用モジュール1004は、第1の拒否レスポンスが、第2のネットワークエンティティの再選択によって第1のリクエストのリトライを回避することを示す情報を含む場合、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用することを示す情報を含む場合、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用するように構成される。
【0201】
一実施形態によれば、第1のネットワークエンティティ1000は、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントから第2のリクエストを受信するように構成された第2の受信モジュール1005をさらに有する。送信モジュール1001は、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントから第2のリクエストを受信することに応じて、第2のネットワークエンティティにリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを送信するように構成される。
【0202】
一実施形態によれば、第1のネットワークエンティティ1000は、第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信したことに応じて、第1の拒否レスポンスを第2のリクエストに対するレスポンスとしてハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントに転送するように構成された転送モジュール1006をさらに有する。
【0203】
第1のネットワークエンティティ1000は、別の第2のネットワークエンティティが到達可能でないか、および/または、別の第2のネットワークエンティティが第2のリクエストを処理できない、と判定するように構成された決定モジュール1007をさらに有する。
【0204】
第1のネットワークエンティティ1000は、前記別の第2のネットワークエンティティが到達可能でないか、および/または、別のネットワークエンティティが第2のリクエストを処理できない、という判定に基づいて、第2のネットワークエンティティを再選択するように構成された再選択モジュール1008をさらに有する。
【0205】
第1のネットワークエンティティ1000は、追加モジュール1009をさらに有し、追加モジュール1009は、第1の拒否レスポンスが第2のパラメータを有する情報を含み、かつ、第2のパラメータが、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティを使用して、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストワークエンティティを第1の拒否レスポンスにターゲティングする後続のリクエストのために使用することを示す場合、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを追加するように構成されている。
【0206】
一実施形態によれば、追加モジュール1009は、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを第1の拒否レスポンスに追加するように構成され、第1の拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティの再選択によって第1のリクエストのリトライを回避することを示す情報、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用することを示す情報、を含む。
【0207】
一実施形態によれば、追加モジュール1009は、第1の拒否レスポンスが、第2のネットワークエンティティの再選択による第1のリクエストのリトライを示す情報、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストについて第2のネットワークエンティティを無効にすることを示す情報を含む場合、別の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを第1の拒否レスポンスに追加するように構成される。
【0208】
図11は、本開示の実施形態による、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティを示すブロック図である。図示のように、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティ1100は、第1のネットワークエンティティからリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを受信するように構成された受信モジュール1101を有する。第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティ1100は、第1の拒否レスポンスを第1のネットワークエンティティに送信するように構成された送信モジュール1102をさらに有する。一実施形態によれば、第1の拒否レスポンスは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティを用いて、または、任意の別の代替の第2のネットワークエンティティに対してリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む第1の拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。
【0209】
一実施形態によれば、第1の拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティの再選択による第1のリクエストのリトライを回避するかどうかを示す情報と、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す情報と、を含む。
【0210】
図12は、本開示の実施形態による、第3のネットワークエンティティを示すブロック図である。図示のように、第3のネットワークエンティティ1200は、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとするリクエストをサービス通信プロキシに送信するように構成された送信モジュール1201を有する。第3のネットワークエンティティ1200は、サービス通信プロキシから拒否レスポンスを受信するように構成された受信モジュール1202をさらに有する。
【0211】
一実施形態によれば、拒否レスポンスは、リクエストが第2のネットワークエンティティを用いて、または、任意の別の代替の第2のネットワークエンティティに対してリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。一実施形態によれば、拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティの再選択によるリクエストのリトライを回避するかどうか、および/または後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す情報を含む。第3のネットワークエンティティ1200は、拒否レスポンスが第2のパラメータを有する情報を有し、第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するように構成された使用モジュール1203をさらに有する。
【0212】
ユニットまたはモジュールという用語は、電子機器、電気デバイスおよび/または電子デバイスの分野における従来の意味を有してもよく、たとえば、本明細書に記載されているような、それぞれの作業、手続き、演算、出力、および/または表示の機能などを実行するための、電気および/または電子回路、デバイス、モジュール、プロセッサ、メモリ、ロジックソリッドステートおよび/またはディスクリートデバイス、コンピュータプログラムまたは命令を含んでもよい。
【0213】
機能ユニットでは、第1のネットワークエンティティ、第2のネットワークエンティティ、または第3のネットワークエンティティは、固定のプロセッサまたはメモリを必要としなくてもよく、任意の演算リソースおよび記憶リソースが、通信システム内の第1のネットワークエンティティ、第2のネットワークエンティティ、または第3のネットワークエンティティから構成されてもよい。仮想化技術およびネットワークコンピューティング技術の導入は、ネットワークリソースの使用効率およびネットワークの柔軟性を改善することができる。
【0214】
本開示の一態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体に有形に記憶され、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されたときに、少なくとも1つのプロセッサに上記の方法のいずれかを実行させる命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。
【0215】
本開示の一態様によれば、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、少なくとも1つのプロセッサに、上述の方法のいずれかを実行させる命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体が提供される。
【0216】
さらに、本開示は、上述のコンピュータプログラムを含むキャリアを提供することもでき、キャリアは、電気信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである。コンピュータ可読記憶媒体は、たとえば、光コンパクトディスク、またはRAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリーメモリ)、フラッシュメモリ、磁気テープ、CD-ROM、DVD、ブルーレイディスクなどの電子メモリデバイスとすることができる。
【0217】
本明細書で説明される技法は、実施形態とともに説明する対応する装置の1つまたは複数の機能を実装する装置が、従来技術の手段だけでなく、実施形態とともに説明する対応する装置の1つまたは複数の機能を実装するための手段も有するように、様々な手段によって実装され得、別個の機能ごとに別個の手段、または2つ以上の機能を実行するように構成され得る手段を備え得る。たとえば、これらの技法は、ハードウェア(1つまたは複数の装置)、ファームウェア(1つまたは複数の装置)、ソフトウェア(1つまたは複数のモジュール)、またはそれらの組合せで実装され得る。ファームウェアまたはソフトウエアについては、本明細書に記載の機能を実行するモジュール(たとえば、プロシージャ、ファンクション等)を介して実施することができる。
【0218】
本明細書の例示的な実施形態は、方法および装置のブロック図およびフローチャート図を参照して上述されている。ブロック図およびフローチャートの各ブロック、ならびにブロック図およびフローチャートの各ブロックの組合せは、コンピュータプログラム命令を含む様々な手段によって実装され得ることが理解されよう。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラム可能なデータ処理装置上にロードされて、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置上で実行される命令が、1つまたは複数のフローチャートブロックで指定された機能を実装するための手段を作成するように、マシンを生成することができる。
【0219】
さらに、動作は特定の順序で描かれているが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が、示された特定の順序で、または連続的な順序で実行されること、またはすべての示された動作が実行されることを必要とするものとして理解されるべきではない。特定の状況では、マルチタスク処理および並列処理が有利であり得る。同様に、いくつかの特定の実装の詳細が上記の議論に含まれるが、これらは、本明細書に記載される主題の範囲に対する限定としてではなく、むしろ特定の実施形態に特有であり得る特徴の説明として解釈されるべきである。別個の実施形態のコンテキストで説明される特定の特徴はまた、単一の実施形態において組み合わせて実装されてもよい。逆に、単一の実施形態のコンテキストで説明される様々な特徴は、複数の実施形態において別々に、または任意の適切なサブコンビネーションで実装されてもよい。
【0220】
本明細書は、多くの特定の実装の詳細を含むが、これらは、任意の実装の範囲または特許請求され得るものの限定として解釈されるべきではなく、むしろ、特定の実装の特定の実施形態に固有であり得る特徴の説明として解釈されるべきである。別々の実施形態のコンテキストで本明細書に記載される特定の特徴は、単一の実施形態において組み合わせて実施することもできる。逆に、単一の実施形態のコンテキストで説明される様々な特徴は、複数の実施形態において別々に、または任意の適切なサブコンビネーションで実装することもできる。さらに、特徴は、特定の組み合わせで作用するものとして上述されてもよく、最初にそのように特許請求されたものとしてさえも、特許請求された組み合わせからの1つまたは複数の特徴は、場合によっては、その組み合わせから切り離されてもよく、特許請求された組み合わせは、サブコンビネーションまたはサブコンビネーションの変形に向けられてもよい。
【0221】
技術が進歩するにつれて、本開示の概念が様々な方法で実施され得ることは、当業者には明らかであろう。上記の実施形態は、本開示を限定するのではなく説明するために与えられたものであり、当業者が容易に理解するように、本開示の精神および範囲から逸脱することなく、修正形態および変形形態が利用され得ることを理解されたい。そのような修正および変更は、本開示および添付の特許請求の範囲内にあると考えられる。本開示の保護範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義される。
図1a
図1b
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
【手続補正書】
【提出日】2023-09-13
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示の非限定的かつ例示的な実施形態は、一般に、通信の技術分野に関し、具体的には、サービスをハンドリングする(取り扱う)ための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
このセクションは、本開示のより良い理解を容易にし得る態様を紹介する。したがって、このセクションの記述は、この観点から読まれるべきであり、何が従来技術にあるか、または何が従来技術でないかについての承認として理解されるべきでない。
【0003】
ネットワーク機能(NF)インスタンスは、分散化、冗長化、およびスケーラビリティを一緒にNFインスタンスのセットとして提供するために、いくつかのネットワーク機能インスタンスがNFセット内に存在するように、配備される。NFサービスについても同様である。これは、同等なNFおよびNFサービスが同じコンテキストデータを共有する場合に達成されたり、ネットワーク機能/NFサービスコンテキスト転送プロシージャにより達成されたりする。たとえば、第3世代パートナーシッププロジェクト(3GPP(登録商標)) TS23.501 V17.0.0はここに引用によりその全体が取り込まれてるが、5GC(第5世代コアネットワーク)アーキテクチャは、NFセットを用いた冗長性をサポートしており、これは、同じNFセット内の別のインスタンスによって作成/管理された既存のリソースコンテキストまたはセッションコンテキストを別のNF(サービス)インスタンスが引き継ぐことを可能にしている。
【発明の概要】
【0004】
この概要は、以下の詳細な説明においてさらに説明される概念の選択を簡略化された形態で紹介するために提供される。この発明の概要は、特許請求される主題の主要な特徴または本質的な特徴を特定することを意図するものではなく、特許請求される主題の範囲を限定するために使用されることも意図するものでもない。
【0005】
NFコンシューマまたはサービス通信プロキシ(SCP)が、NF上のリソースコンテキストまたはセッションコンテキストにアクセスしようと試み、そのNFがもはや利用可能でないことを検出したとき(たとえば、NFに対して呼び出されたサービスの動作中におけるエラーレスポンス、またはネットワークリポジトリ機能(NRF)を介したNFステータス通知などによって検出したとき)、NFコンシューマまたはSCPは、同じNFセット内の代替のNFインスタンスを再選択し、代替のNFインスタンスに対してサービスリクエストを(再)送信してもよい。代替のNFインスタンスは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストを復元し、サービスリクエストを処理してサービスを継続する。再選択がSCPによって行われる場合、SCPは、代替のNFインスタンスID(識別子)ならびにターゲットAPI(アプリケーションプログラミングインタフェース)ルートをNFコンシューマに示す。NFコンシューマは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストが現在のところ代替のNFインスタンスによってホストされていることを考慮し、その代替のNFインスタンスを使用してリソースコンテキストまたはセッションコンテキストに対してサービス動作を呼び出す。同じ挙動は、通知のためのNFコンシューマ再選択にも適用可能であり、ここで、通知リクエストは、NFプロデューサによって送信され、再選択は、NFプロデューサ(またはSCP)によって実行される。
【0006】
再選択された代替のNFインスタンスが、サービスリクエストを正常に処理し、サービスリクエストの送信者(NFコンシューマまたはSCP)に肯定的ステータスコードでレスポンスする場合、送信者は、代替のNFインスタンスがリソースコンテキストまたはセッションコンテキストを正常に引き継いだことを確認することができ、したがって、代替のNFインスタンスに向けてリソースコンテキストまたはセッションコンテキストのための後続のメッセージを送信する。
【0007】
ただし、障害の場合は、シナリオが異なりうる。たとえば、ハイパーテキストトランスファープロトコル(HTTP)スタックスキーマチェックでサービスリクエストが失敗した場合、またはOpenAPIインスペクションで失敗した場合、サービスリクエストは対応するエラーコードを用いて拒否され、上位アプリケーションロジックは関与しない。つまり、代替のNFインスタンスはリソースコンテキストまたはセッションコンテキストの復元を全く試みない。
【0008】
代替のNFインスタンスが、サービスリクエストを受信したときにビジー(たとえば、過負荷)であり、それを処理することができない場合、当該代替のNFインスタンスは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをまったく復元することなく、サービスリクエストを直接拒否することができ、またはポリシーによってリソースコンテキストまたはセッションコンテキストを復元することができ、たとえば、それが処理されるべき高優先度サービスに関連するかどうかをチェックすることができる。
【0009】
サービスリクエストが正しく(たとえば、HTTPスタックスキーマチェックをパスし)、代替のNFインスタンスが過負荷でない場合、代替のNFインスタンスは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストを復元し、サービスリクエストの処理を継続する。しかし、サービスリクエストは、アプリケーションロジックのために最終的に失敗することがあり、たとえば、一部のリソースは、その時点で変更されることが許可されない。
【0010】
とりわけ、サービスリクエストが失敗した場合、サービスリクエストの送信者が、代替のNFインスタンスがリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをすでに引き継いでいるかどうかを識別することは非常に困難である。たとえば、ビジネスロジックを理解しないSCPでは、代替のNFインスタンスがリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをすでに引き継いでいるかどうかを判別することは不可能である。代替のNFインスタンスがリソースコンテキスト/セッションコンテキストをすでに引き継いでいるかどうかを特定することなく、NFコンシューマまたはSCPは、リソースコンテキスト/セッションコンテキストに関する後続のメッセージが、どのNF、たとえば、代替のNFまたは原稿のNFまたは別の代替のNFに送信されるべきかどうかを知らないことになる。
【0011】
さらに、いくつかのエラーについては、別の代替のNFでのさらなる再試行(リトライ)は推奨されない。たとえば、アプリケーションロジックのエラーまたは状態競合が原因でサービスリクエストが拒否された場合などである。この場合、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをホストするNFインスタンスに関係なく、同じ結果が返される。
【0012】
少なくとも1つの上述の問題または他の問題を克服または軽減するために、本開示の実施形態は、改善されたサービス処理ソリューションを提案する。
【0013】
一実施形態によれば、代替のNFが、コンテキストデータが代替のNFによって引き継がれた既存のコンテキストデータ(リソースコンテキストまたはセッションコンテキストなど)をアドレス指定するためのリクエスト(HTTPリクエストなど)のメッセージ送信者を明示的に示すことを可能にするための機構が、5GCにおいて提供される。
【0014】
一実施形態によれば、代替のNFが、再選択を実行することを決定するエンティティ(直接通信が適用される場合はNFコンシューマ、または間接通信が適用される場合はSCP)を明示的に示すことを可能にする、5GCにおける機構が提供され、代替のNFのさらなる再選択は、同じ結果を得ることができるので、回避されるべきである。
【0015】
一実施形態によれば、ネットワーク機能プロデューサは、ネガティブサービス動作レスポンス/通知レスポンスにおいて、関係するリソースコンテキストまたはセッションコンテキストがネットワーク機能プロデューサによって引き継がれたこと、およびネットワーク機能プロデューサのさらなる再選択が回避されるべきかどうかを示すインジケーションを提供することができる。
【0016】
本開示の第1の態様では、第1のネットワークエンティティにおいて実行される方法が提供される。本方法は、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに送信することを含む。本方法は、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信することをさらに有する。第1の拒否レスポンスは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティ任意の別の代替の第2のネットワークエンティティとのいずれかを用いてリトライされるべきかかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む第1の拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。
【0017】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティおよび/または代替の第2のネットワークエンティティのうちの2つ以上は、ネットワーク機能セット、ネットワーク機能サービスセット、またはネットワーク機能サービスインスタンスセットにグループ化され、第2のネットワークエンティティおよび/または代替の第2のネットワークエンティティのうちの2つ以上は、置き換え可能であり、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストを共有する。
【0018】
一実施形態によれば、情報は、第1のリクエストがアプリケーションロジックエラーまたは状態競合のために拒否されるかどうかと、またはリソースコンテキストまたはセッションコンテキストが代替の第2のネットワークエンティティによって引き継がれたかどうかと、のうちの少なくとも1つをさらに示す。
【0019】
一実施形態によれば、本方法は、第1の拒否レスポンスが第1のパラメータを有する情報を含み、かつ、第1のパラメータが、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティを用いてまたは任意の別の代替の第2のネットワークエンティティへリトライされるべきでないことを示す場合、第1のリクエストのリトライを回避すること、をさらに含む。
【0020】
一実施形態によれば、本方法は、第1の拒否レスポンスが第2のパラメータを有する情報を含み、かつ、第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用すること、をさらに含む。
【0021】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルサーバであり、第1のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントであり、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティと第1のネットワークエンティティとの間の通信は、サービス通信プロキシを用いない直接通信である。
【0022】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルサーバであり、第1のネットワークエンティティは、サービス通信プロキシである。
【0023】
一実施形態によれば、本方法は、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントから第2のリクエストを受信することをさらに含む。リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに送信することは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントから第2のリクエストを受信したことに応じて実行される。本方法は、第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信したことに応じて、第2のリクエストに対するレスポンスとして第1の拒否レスポンスをハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントに転送することをさらに含む。
【0024】
一実施形態によれば、第2のリクエストは、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0025】
一実施形態によれば、第2のリクエストは、別の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含み、本方法は、この別の第2のネットワークエンティティが到達可能でない、および/またはこの別の第2のネットワークエンティティが第2のリクエストをハンドリング(処理)できないと判定すること、をさらに含む。本方法は、前記別の第2のネットワークエンティティが到達可能でない、および/または前記別のネットワークエンティティが第2のリクエストを処理できないという判定に基づいて、第2のネットワークエンティティを再選択すること、をさらに含む。第1の拒否レスポンスが、第2のパラメータを有する情報を含み、かつ、第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、本方法は、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを第1の拒否レスポンスに追加すること、をさらに含む。
【0026】
一実施形態によれば、情報は、暗黙的情報または明示的情報を含む。
【0027】
一実施形態によれば、第1のリクエストは、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0028】
一実施形態によれば、情報は、新しいハイパーテキストトランスファープロトコルヘッダ、または3gpp-Sbi-Target-apiRoot、または3gpp-Sbi-Bindingによって搬送される。
【0029】
本開示の第2の態様では、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティによって実行される方法が提供される。この方法は、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを第1のネットワークエンティティから受信することを含む。本方法は、第1の拒否レスポンスを第1のネットワークエンティティに送信することをさらに有し、ここで、第1の拒否レスポンスは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティ任意の別の代替の第2のネットワークエンティティとのいずれかを用いてリトライされるべきかかを示す第1のパラメータと、および/または、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む第1の拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。
【0030】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティおよび/または代替の第2のネットワークエンティティのうちの2つ以上は、ネットワーク機能セット、ネットワーク機能サービスセット、またはネットワーク機能サービスインスタンスセットにグループ化され、第2のネットワークエンティティおよび/または代替の第2のネットワークエンティティのうちの2つ以上は、置き換え可能であり、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストを共有する。
【0031】
一実施形態によれば、情報は、第1のリクエストがアプリケーションロジックエラーまたは状態競合のために拒否されるかどうかと、またはリソースコンテキストまたはセッションコンテキストが代替の第2のネットワークエンティティによって引き継がれたかどうかと、のうちの少なくとも1つをさらに示す。
【0032】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルサーバであり、第1のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントであり、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティと第1のネットワークエンティティとの間の通信は、サービス通信プロキシを用いない直接通信である。
【0033】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルサーバであり、第1のネットワークエンティティは、サービス通信プロキシである。
【0034】
一実施形態によれば、情報は、暗黙的情報または明示的情報を含む。
【0035】
一実施形態によれば、暗黙的情報は、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0036】
一実施形態によれば、第1のリクエストは、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0037】
一実施形態によれば、第1の拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0038】
一実施形態によれば、情報は、新しいハイパーテキストトランスファープロトコルヘッダ、または3gpp-Sbi-Target-apiRoot、または3gpp-Sbi-Bindingによって搬送される。
【0039】
本開示の第3の態様では、第3のネットワークエンティティによって実行される方法が提供される。本方法は、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとするリクエストをサービス通信プロキシに送信すること、を有する。本方法は、サービス通信プロキシから拒否レスポンスを受信することをさらに有する。拒否レスポンスは、リクエストが第2のネットワークエンティティを用いてまたは任意の別の代替の第2のネットワークエンティティへリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用すべきかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。本方法は、拒否レスポンスが第2のパラメータを有する情報を有し、第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用することをさらに有する。
【0040】
一実施形態によれば、リクエストは、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0041】
一実施形態によれば、リクエストは、別の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0042】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティおよび/または代替の第2のネットワークエンティティのうちの2つ以上は、ネットワーク機能セット、ネットワーク機能サービスセット、またはネットワーク機能サービスインスタンスセットにグループ化され、第2のネットワークエンティティおよび/または代替の第2のネットワークエンティティのうちの2つ以上は、置き換え可能であり、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストを共有する。
【0043】
一実施形態によれば、情報は、アプリケーションロジックエラーまたは状態競合によってリクエストが拒否されるかどうかと、またはリソースコンテキストまたはセッションコンテキストが代替の第2のネットワークエンティティによって引き継がれたかどうかと、のうちの少なくとも1つをさらに示す。
【0044】
一実施形態によれば、情報は、暗黙的情報または明示的情報を含む。
【0045】
一実施形態によれば、暗黙的情報は、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0046】
一実施形態によれば、拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0047】
一実施形態によれば、情報は、新しいハイパーテキストトランスファープロトコルヘッダ、または3gpp-Sbi-Target-apiRoot、または3gpp-Sbi-Bindingによって搬送される。
【0048】
一実施形態によれば、第3のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントである。
【0049】
本開示の第4の態様では、第1のネットワークエンティティが提供される。第1のネットワークエンティティは、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、を有する。このメモリは、このプロセッサによって実行可能な命令を含む。第1のネットワークエンティティは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに送信するように動作可能である。第1のネットワークエンティティは、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信するようにさらに動作可能である。第1の拒否レスポンスは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティ任意の別の代替の第2のネットワークエンティティとのいずれかを用いてへリトライされるべきかかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む第1の拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。
【0050】
本開示の第5の態様では、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティが提供される。第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、を有する。メモリは、プロセッサによって実行可能な命令を含む。第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、第1のネットワークエンティティからリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを受信するように動作可能である。第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、第1の拒否レスポンスを第1のネットワークエンティティに送信するようにさらに動作可能である。第1の拒否レスポンスは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティ任意の別の代替の第2のネットワークエンティティとのいずれかを用いてリトライされるべきかかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む第1の拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。
【0051】
本開示の第6の態様では、第3のネットワークエンティティが提供される。第3のネットワークエンティティは、プロセッサと、プロセッサに結合されたメモリと、を有する。メモリは、プロセッサによって実行可能な命令を含む。第3のネットワークエンティティは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとするリクエストをサービス通信プロキシに送信するように動作可能である。第3のネットワークエンティティは、サービス通信プロキシから拒否レスポンスを受信するようにさらに動作可能である。拒否レスポンスは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティを用いて、または任意の別の代替の第2のネットワークエンティティへリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用すべきかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。第3のネットワークエンティティは、拒否レスポンスが第2のパラメータを有する情報を含み、かつ、第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するようにさらに動作可能である。
【0052】
本開示の第7の態様では、第1のネットワークエンティティが提供される。第1のネットワークエンティティは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに送信するように構成された送信モジュールを有する。第1のネットワークエンティティは、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信するように構成された第1の受信モジュールをさらに有する。第1の拒否レスポンスは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティ任意の別の代替の第2のネットワークエンティティとのいずれかを用いてリトライされるべきかかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む第1の拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。
【0053】
一実施形態によれば、第1のネットワークエンティティは、第1の拒否レスポンスが第1のパラメータを有する情報を含む場合に、第1のリクエストのリトライを回避するように構成された回避モジュールをさらに有し、ここで、第1のパラメータは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティを用いて、または、任意の別の代替の第2のネットワークエンティティへリトライされるべきでないことを示す。
【0054】
一実施形態によれば、第1のネットワークエンティティは、第1の拒否レスポンスが第2のパラメータを有する情報を含み、かつ、第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合に、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用する、ように構成された使用モジュールをさらに有する。
【0055】
一実施形態によれば、第1のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントから第2のリクエストを受信するように構成された第2の受信モジュールをさらに有する。送信モジュールは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントから第2のリクエストを受信することに応じて、第2のネットワークエンティティにリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを送信するように構成される。
【0056】
一実施形態によれば、第1のネットワークエンティティは、第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信したことに応じて、第1の拒否レスポンスを第2のリクエストに対するレスポンスとしてハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントに転送するように構成された転送モジュールをさらに有する。
【0057】
第1のネットワークエンティティは、別の第2のネットワークエンティティが到達可能でない、および/または別の第2のネットワークエンティティが第2のリクエストを処理できないと判定するように構成された判定モジュールをさらに有する。
【0058】
第1のネットワークエンティティは、前記別の第2のネットワークエンティティが到達可能でない、および/または別のネットワークエンティティが第2のリクエストを処理できないという判定に基づいて、第2のネットワークエンティティを再選択するように構成された再選択モジュールをさらに有する。
【0059】
第1のネットワークエンティティは、第1の拒否レスポンスが第2のパラメータを有する情報を含み、かつ、第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを第1の拒否レスポンスに追加するように構成された第1の追加モジュールをさらに有する。
【0060】
本開示の第8の態様では、本開示の実施形態による第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティが提供される。第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、第1のネットワークエンティティからリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを受信するように構成された受信モジュールを有する。第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、第1の拒否レスポンスを第1のネットワークエンティティに送信するように構成された送信モジュールをさらに有する。第1の拒否レスポンスは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティ任意の別の代替の第2のネットワークエンティティとのいずれかを用いてリトライされるべきかかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む第1の拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。
【0061】
本開示の第9の態様では、第3のネットワークエンティティが提供される。第3のネットワークエンティティは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとするリクエストをサービス通信プロキシに送信するように構成された送信モジュールを有する。第3のネットワークエンティティは、サービス通信プロキシから拒否レスポンスを受信するように構成された受信モジュールをさらに有する。拒否レスポンスは、リクエストが第2のネットワークエンティティを用いて、または、任意の別の代替の第2のネットワークエンティティへリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用すべきかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信され、第3のネットワークエンティティは、拒否レスポンスが第2のパラメータを有する情報を含み、かつ、第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するように構成された使用モジュールをさらに有する。
【0062】
本開示の第10の態様では、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、少なくとも1つのプロセッサに、本開示の第1、第2、および第3の態様による方法のいずれかを実行させる命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体が提供される。
【0063】
本開示の第11の態様では、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されると、少なくとも1つのプロセッサに、本開示の第1、第2、および第3の態様による方法のいずれかを実行させる命令を有するコンピュータプログラム製品が提供される。
【0064】
本開示の実施形態による提案された解決策を適用することによって、多くの利点が達成され得る。たとえば、本開示のいくつかの実施形態は、現在のリクエストが第2のNFによって拒否されたときに、第2のNFが、第1のNF(第2のNFにリクエストを送信する)が後続のリクエストを送信する方法を示すことを可能にすることができる。たとえば、第2のNFは、コンテキストデータ(リソースコンテキストまたはセッションコンテキストなど)が第2のNFによって引き継がれたこと、または第2のネットワークエンティティが第1のNFからの後続のリクエストを処理するために使用されたこと、を第1のNFに示し得る。第1のNFは、現在のリクエストが第2のNFによって拒否された場合でも、第2のNFのapiRootを使用してapiRootを置き換えることによって、リソースURIまたはセッションURIを更新する。本開示のいくつかの実施形態は、NF再選択を実行するNFに、NF再選択を行わないように命令する機構を提供し、それは、さらなるNF再選択のための余分なシグナリングを低減し得る。本明細書の実施形態は、上述の特徴および利点に限定されない。当業者は、以下の詳細な説明を読めば、追加の特徴および利点を認識するであろう。
【図面の簡単な説明】
【0065】
本開示の様々な実施形態の上記および他の態様、特徴、および利点は、同様の参照番号または文字が同様または同等の要素を指定するために使用される、添付の図面を参照する以下の詳細な説明から、例として、より完全に明らかになるであろう。図面は、本開示の実施形態のより良い理解を容易にするために示されており、必ずしも一定の縮尺で描かれているわけではない。
【0066】
図1a】は、本開示の実施形態による、第5世代ネットワークにおけるハイレベルアーキテクチャを概略的に示す。
【0067】
図1b】は、本開示の実施形態による、NF/NFサービス対話のための通信モデルを示す。
【0068】
図2】は、本開示の実施形態による方法のフローチャートを示す。
【0069】
図3】は、本開示の別の実施形態による方法のフローチャートを示す。
【0070】
図4】は、本開示の別の実施形態による方法のフローチャートを示す。
【0071】
図5】は、本開示の別の実施形態による方法のフローチャートを示す。
【0072】
図6】は、本開示の別の実施形態による方法のフローチャートを示す。
【0073】
図7】は、本開示の別の実施形態による方法のフローチャートを示す。
【0074】
図8】は、本開示の別の実施形態による方法のフローチャートを示す。
【0075】
図9】は、本開示のいくつかの実施形態を実施する際に使用するのに適した装置を示すブロック図である。
【0076】
図10】は、本開示の一実施形態による第1のネットワークエンティティを示すブロック図である。
【0077】
図11】は、本開示の実施形態による、第2のネットワークエンティティを示すブロック図である。
【0078】
図12】は、本開示の実施形態による、第3のネットワークエンティティを示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0079】
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。これらの実施形態は、当業者が本開示をよりよく理解し、実施することを可能にする目的でのみ論じられ、本開示の範囲に対するいかなる限定も示唆するものではないことを理解されたい。本明細書を通して、特徴、利点、または類似の言葉への参照は、本開示によって実現され得る特徴および利点のすべてが、本開示の任意の単一の実施形態であるべきであるか、またはその中にあるべきであることを暗示するものではない。むしろ、特性および利点に言及する言葉は、実施形態とコネクションて説明される具体的な特性、利点、または特性が、本開示の少なくとも1つの実施形態に含まれることを意味すると理解される。さらに、本開示の記載された特性、利点、および特性は、1つまたは複数の実施形態において任意の適切な様式で組み合わせることができる。当業者は、本開示が、特定の実施形態の特定の特徴または利点のうちの1つまたは複数なしに実施され得ることを認識するであろう。他の事例では、本開示のすべての実施形態に存在しない場合がある特定の実施形態において、追加の特徴および利点が認識され得る。
【0080】
本明細書で使用される、「ネットワーク」という用語は、新しい無線(NR)、ロングタームエボリューション(LTE)、LTEアドバンスト、広帯域符号分割多元接続(WCDMA(登録商標))、高速パケットアクセス(HSPA)、符号分割多元接続(CDMA)、時分割多元アクセス(TDMA)、周波数分割多元接続(FDMA)、直交周波数分割多元接続(OFDMA)、シングルキャリア周波数分割多元接続(SC-FDMA)、および他のワイヤレスネットワークなどの任意の適切な通信規格に従うネットワークを指す。CDMAネットワークは、ユニバーサル地上無線アクセス(UTRA)などの無線技術を実装することができ、UTRAは、WCDMA(登録商標)およびCDMAの他の変形を含む。TDMAネットワークは、移動体通信のための全地球システム(GSM)などの無線技術を実装することができる。OFDMAネットワークは、進化型UTRA(E-UTRA)、ウルトラモバイルブロードバンド(UMB)、IEEE802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802.20、Flash-OFDMA、アドホックネットワーク、無線センサネットワークなどの無線技術を実装することができる。以下の説明において、「ネットワーク」および「システム」という用語は、互換的に使用することができる。さらに、ネットワーク内の2つのデバイス間の通信は、3GPP(登録商標)などの標準化組織によって定義された通信プロトコルを含むが、それに限定されない、任意の適切な通信プロトコルに従って実行され得る。たとえば、通信プロトコルは、第1世代(1G)、2G、3G、4G、4.5G、5Gの通信プロトコル、および/または現在知られているか、または将来開発されるべき任意の他のプロトコルを含み得る。
【0081】
「ネットワークデバイス」または「ネットワークノード」または「ネットワーク機能(NF)」という用語は、通信ネットワークのネットワークエンティティ(物理的または仮想的)に実装され得る任意の好適な機能を指す。たとえば、ネットワーク機能は、専用ハードウェア上のネットワーク要素として、専用ハードウェア上で実行されるソフトウェアインスタンスとして、または、たとえばクラウドインフラストラクチャ上の適切なプラットフォーム上でインスタンス化された仮想化された機能として、実装可能である。たとえば、5Gシステム(5GS)は、AMF(アクセスおよびモビリティ機能)、SMF(セッション管理機能)、AUSF(認証サービス機能)、UDM(ユニファイドデータマネージメント)、PCF(ポリシー制御機能)、AF(アプリケーション機能)、NEF(ネットワーク公開機能)、UPF(ユーザプレーン機能)およびNRF(ネットワークリポジトリ機能)、RAN(無線アクセスネットワーク)、SCP(サービス通信プロキシ)、NWDAF(ネットワークデータ分析機能)、NSSF(ネットワークスライス選択機能)、NSSAAF(ネットワークスライス特定認証および承認機能)などの複数のNFを含むことができる。
【0082】
本明細書における「一つの実施形態」、「実施形態」、「例示的な実施形態」などへの言及は、記載された実施形態が特定の特徴、構造、または特性を含むことができることを示すが、すべての実施形態が特定の特徴、構造、または特性を含むことは必ずしも必要ではない。さらに、そのような語句は、必ずしも同じ実施形態を参照しているわけではない。さらに、特定の特徴、構造、または特性が、実施形態とコネクションて記載される場合、明示的に記載されるか否かにかかわらず、他の実施形態との関連で、そのような特徴、構造、または特性に影響を及ぼすことは、当業者の知識の範囲内であることが理解されよう。
【0083】
本明細書では、様々な要素を説明するために「第1の」および「第2の」などの用語が使用され得るが、これらの要素はこれらの用語によって限定されるべきではないことを理解されたい。これらの条件は、1つの要素を別の要素から区別するためにのみ使用される。たとえば、例示的な実施形態の範囲から逸脱することなく、第1の要素を第2の要素と呼ぶことができ、同様に、第2の要素を第1の要素と呼ぶことができる。本明細書で使用する場合、用語「および/または」は、関連する列挙された用語のうちの1つ以上の任意のおよび全ての組合せを含む。
【0084】
本明細書で使用する場合、「AおよびBのうちの少なくとも1つ」または「AまたはBのうちの少なくとも1つ」というフレーズは、「Aのみ、Bのみ、またはAとBの両方」を意味すると理解されるべきである。「Aおよび/またはB」というフレーズは、「Aのみ、Bのみ、またはAとBの両方」を意味すると理解されるべきである。
【0085】
本明細書で使用される用語は、特定の実施形態を説明することのみを目的としており、例示的な実施形態を限定することを意図するものではない。本明細書で使用される場合、単数形「a」、「an」および「the」は、コンテキストが明らかにそうでないことを示さない限り、複数形も含むことが意図される。用語として「有する」、「有している」、「備える」、「備えている」、「含む」、および/または「含んでいる」は、本明細書で使用される場合、述べられた特徴、要素、および/または構成要素などの存在を特定するが、1つまたは複数の他の特徴、要素、および/または構成要素などの存在を排除するものではない。
【0086】
なお、本明細書で使用されるこれらの用語は、ノード、装置またはネットワークなどの間の記述および差別化を容易にするためにのみ使用される。本技術の発展に伴い、同様の/同じ意味を有する他の用語も使用され得る。
【0087】
以下の説明および特許請求の範囲では、別段の定義がない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本開示が属する技術分野の通常の技能のうちの1つによって一般に理解されるものと同じ意味を有する。
【0088】
本明細書で説明される主題は、任意の好適な構成要素を使用して任意の適切な種類のシステムで実装され得るが、本明細書で開示される実施形態は、図1a~図1bに示される例示的なシステムアーキテクチャに準拠する通信システムに関して説明される。簡単にするために、図1a~図1bのシステムアーキテクチャは、いくつかの例示的な要素のみを示す。実際には、通信システムは、端末デバイス間、または無線デバイスと別の通信デバイス、たとえば、固定電話機、サービスプロバイダー、または任意の他のネットワークノードもしくは端末デバイスとの間の通信を支援するのに適した任意の追加の要素をさらに含み得る。通信システムは、通信システムによって、またはそれを介して提供されるサービスへの端末デバイスのアクセスおよび/またはそのサービスの使用を容易にするために、1つまたは複数の端末デバイスに通信および様々なタイプのサービスを提供することができる。
【0089】
図1aは、本開示の実施形態による、第5世代ネットワークにおけるハイレベルアーキテクチャを概略的に示す。たとえば、第5世代ネットワークは5GSであってもよい。図1aのアーキテクチャは、3GPP(登録商標) TS 23.501 V17.0.0に記述されている図4.2.3-1と同じである。図1aのシステムアーキテクチャは、AUSF、AMF、DN(データネットワーク)、NEF、NRF、NSSF、PCF、SMF、UDM、UPF、AF、UE(ユーザ装置)、(R)AN((無線)アクセスネットワーク)、SCP(サービス通信プロキシ)、NSSAAF(ネットワークスライス固有の認証および承認機能)、NSACF(ネットワークスライス受付制御機能)などのいくつかの例示的要素を含むことができる。
【0090】
例示的な実施形態によれば、UEは、図1aに示すように、リファレンスポイントN1を介してAMFとのシグナリングコネクションを確立することができる。このシグナリングコネクションは、UEとコアネットワークとの間のNAS(非アクセス階層)シグナリング交換を可能にし得るものであり、これは、UEと(R)ANとの間のシグナリングコネクションと、このUEのための(R)ANとAMFとの間のN2コネクションと、を含む。(R)ANは、リファレンスポイントN3上でUPFと通信することができる。UEは、リファレンスポイントN6を介するともにUPFを通じてDN(データネットワーク、たとえばオペレータネットワークまたはインターネット)へのプロトコルデータユニット(PDU)セッションを確立することができる。
【0091】
図1aにさらに示すように、例示的なシステムアーキテクチャは、NRF、NEF、AUSF、UDM、PCF、AMF、NSACF、およびSMFなどのNFによって示される、Nnrf、Nnef、Nausf、Nudm、Npcf、Namf、Nnsacf、およびNsmfなどのサービスベースのインターフェースも含む。さらに、図1aは、NFにおけるNFサービス間の相互作用をサポートすることができるN1、N2、N3、N4、N6、およびN9などのいくつかのリファレンスポイントも示す。たとえば、これらのリファレンスポイントは、特定のシステムプロシージャを実行するために、対応するNFサービスベースのインタフェースを通して、いくつかのNFサービスコンシューマおよびプロバイダならびにそれらの対話を指定することによって実現され得る。
【0092】
図1aに示す様々なNFは、セッション管理、モビリティ管理、認証、セキュリティなどの機能を担当することができる。AUSF、AMF、DN、NEF、NRF、NSSF、PCF、SMF、UDM、UPF、AF、UE、(R)AN、SCP、NSACFは、たとえば、3GPP(登録商標) TS 23.501 V17.0.0の6.2節に定義されているような機能を含むことができる。
【0093】
本明細書で使用される場合、NFコンシューマは、別のNFによって提供される1つまたは複数のサービスを使用する必要がある任意の適切なNFまたはNFインスタンスであり得る。NFプロデューサは、1つまたは複数のNFコンシューマに1つまたは複数のサービスを提供することができる任意の適切なNFまたはNFインスタンスであり得る。NFが任意の他のNFに1つまたは複数のサービスを提供することができる場合、NFは、そのNFプロファイルをNRFに登録することができる。
【0094】
図1bは、本開示の実施形態による、NF/NFサービス対話のための通信モデルを示す。
【0095】
ネットワーク要素としてのサービス通信プロキシ(SCP)をサービスフレームワークに導入した。ネットワーク機能(NF)相互作用機構のためのサービスベースインタフェース(SBI)メッセージのルーティングは、図1bのモデルAおよびモデルBに示されるように直接的であってもよく、または図1bのモデルCおよびモデルDにおいて間接的であってもよい。間接通信の場合、SCPは、NFサービスコンシューマによって使用される。SCPは、NFサービスコンシューマとNFサービスプロデューサとの間でメッセージをルーティングし、NFサービスコンシューマに代わってNFサービスプロデューサのディスカバリ(発見)および関連する選択を行うことができる。
【0096】
モデルA - NRFインタラクション(対話)を用いない直接通信:NRFもSCPも使用されない。コンシューマは、プロデューサの「NFプロファイル」で構成され、選択したプロデューサと直接通信する。
【0097】
モデルB - NRF対話を用いる直接通信:コンシューマは、NRFに問い合わせることによってディスカバリを実行する。ディスカバリの結果に基づいて、コンシューマは選択を行う。コンシューマは、選択されたプロデューサにリクエストを送信する。
【0098】
モデルC - 委任されたディスカバリを用いない間接通信:コンシューマはNRFに問い合わせることによってディスカバリを行う。ディスカバリの結果に基づいて、コンシューマは、NFセットまたはNFセットの特定のNFインスタンスの選択を行う。コンシューマは、NFサービスインスタンスまたはNFサービスインスタンスのセットを指す選択されたサービスプロデューサのアドレスを含むリクエストをSCPに送信する。後者の場合、SCPはNFサービスインスタンスを選択する。可能であれば、SCPは、ロケーション(位置)、キャパシティ(容量)などの選択パラメータを得るためにNRFと対話する。SCPは、選択されたNFサービスプロデューサインスタンスにリクエストをルーティングする。
【0099】
モデルD - 委任されたディスカバリーを用いる間接通信:コンシューマはディスカバリーまたは選択を行わない。コンシューマは、適切なプロデューサを見つけるために必要とされる任意の必要なディスカバリおよび選択パラメータをサービスリクエストに追加する。SCPは、リクエストメッセージ内のリクエストアドレスおよびディスカバリおよび選択パラメータを使用して、リクエストを任意のプロデューサインスタンスにルーティングする。SCPは、NRFでディスカバリを実行し、ディスカバリの結果を得ることができる。
【0100】
3GPP(登録商標) TS 23.501 V17.0.0の6.2.19節に記載されているように、SCPは、以下の機能のうちの1つまたは複数を含み得る。SCP機能のいくつかまたはすべては、SCPの単一のインスタンスにおいてサポートされ得る:
【0101】
-間接通信。
【0102】
-委任されたディスカバリ。
【0103】
-宛先NF/NFサービスへのメッセージ転送およびルーティング。
【0104】
-メッセージの転送とネクストホップSCPへのルーティング。
【0105】
-通信セキュリティ(例:NFサービスコンシューマのNFサービスプロデューサAPIへのアクセス許可など)、ロードバランシング、監視、過負荷制御など。
【0106】
-UDR(ユニファイドデータリポジトリ)とオプションで対話して、UDM(ユニファイドデータマネージメント)のグループID(識別子)/UDRグループID/AUSFグループID/PCFグループID/CHF(課金機能)グループID/HSS(ホーム加入者サーバ)グループIDを、UE識別子(例:SUPI(加入者永久識別子)またはIMPI(IPマルチメディアプライベート識別子)/IMPU(IPマルチメディアパブリック識別子))に基づいて、リゾルブ(解決)する。
【0107】
SCPは、分散化、冗長化、およびスケーラブル化して、展開されてもよい。SCPは、PLMN(パブリックランドモバイルネットワーク)レベル、共有スライスレベル、およびスライス固有レベルで展開され得る。
【0108】
SCPがいくつかのSCP(すなわち、ネクストSCPホップディスカバリ)を通してメッセージをルーティングすることを可能にするために、SCPは、そのプロファイルをNRFに登録することができる。あるいは、ローカルコンフィギュレーション(構成)が使用されてもよい。
【0109】
図2は、本開示の実施形態による方法のフローチャートを示し、それは、第1のネットワークエンティティにおいて/そのように実装されるか、または第1のネットワークエンティティに通信可能に結合される装置によって実行され得る。したがって、装置は、方法200の種々の部分を達成するための手段、ならびに他の構成要素と併せて他のプロセスを達成するための手段を提供することができる。
【0110】
ブロック202において、第1のネットワークエンティティは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに送信し得る。第1のネットワークエンティティは、ネットワーク機能コンシューマまたはサービス通信プロキシなどの任意の適切なネットワーク機能であり得る。第2のネットワークエンティティは、ネットワーク機能プロデューサなどの任意の適切なネットワーク機能であり得る。
【0111】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティはネットワーク機能プロデューサであり、第1のネットワークエンティティはネットワーク機能コンシューマである。
【0112】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティは、ネットワーク機能プロデューサであり、第1のネットワークエンティティは、サービス通信プロキシである。
【0113】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルサーバである。第1のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントである。第2のネットワークエンティティと第1のネットワークエンティティとの間の通信は、サービス通信プロキシを用いない直接通信である。
【0114】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルサーバであり、第1のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントであり、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティと第1のネットワークエンティティとの間の通信は、サービス通信プロキシを用いない直接通信である。
【0115】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルサーバであり、第1のネットワークエンティティは、サービス通信プロキシである。
【0116】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティはハイパーテキストトランスファープロトコルサーバであり、第1のネットワークエンティティはサービス通信プロキシである。
【0117】
一実施形態によれば、2つ以上の第2のネットワークエンティティが、ネットワーク機能セットにグループ化される。2つ以上の第2のネットワークエンティティは、置き換え可能であり、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストを共有する。たとえば、3GPP(登録商標) TS 23.501 V17.0.0の節5.21.3に記載されているように、均等な制御プレーンNFは、NFセットにグループ化することができ、たとえば、いくつかのSMFインスタンスは、SMFセットにグループ化される。NFセット内のNFは、同じコンテキストデータを共有するので置き換え可能であり、異なる場所、たとえば、異なるデータセンタに展開され得る。NFプロデューサインスタンスは、NFサービスプロデューサをホストするNFインスタンスである。NFプロデューサインスタンスが利用可能でない場合、同じNFセット内の別のNFプロデューサインスタンスが選択される。直接通信モードの場合、NFサービスコンシューマは、NRFからのNFインスタンスのステータス変更通知に加入することができる。NFサービスコンシューマが、NRFによって通知されるか、またはそれ自体によって、NFプロデューサインスタンスがもはや利用可能でないことを検出する(たとえば、リクエストがレスポンスされない)場合、同じNFセット内の別の利用可能なNFプロデューサインスタンスが、NFサービスコンシューマによって選択される。間接通信モードの場合、SCPまたはNFサービスコンシューマは、NRFからのNFインスタンスのステータス変更通知に加入することができ、UEをサービングするオリジナル側のNFプロデューサインスタンスがもはや利用可能でない場合、同じNFセット内の別のNFプロデューサインスタンスを選択する。
【0118】
第1のリクエストは、任意の適切なリクエストであり得る。たとえば、第1のリクエストは、3GPP(登録商標) TS 23.502 V17.0.0に記載されているように、NFコンシューマからNFプロデューサに、またはSCPからNFプロデューサに送信することができる任意の適切なリクエストであってもよく、その開示は、その全体が基準により本明細書に組み込まれる。一実施形態によれば、第1のリクエストは、HTTPリクエストであり得る。
【0119】
一実施形態によれば、第1のリクエストは、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含むことができる。第1のネットワークエンティティは、様々な方法で第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを取得することができる。たとえば、3GPP(登録商標) TS 23.502 V17.0.0の第4.17.4節および第4.17.5節において定義されたNF/NFサービスディスカバリ手順は、第1のネットワークエンティティによって実行されてもよい。ディスカバリが成功すると、第1のネットワークエンティティは、Nnrf_NFDiscovery_Requestメッセージにおいて提供されるサーチ基準に一致するNFプロファイルを取得する。3GPP(登録商標) TS 23.502 V17.0.0の第4.17.9節および第4.17.10節において定義される委任型サービスディスカバリが使用される場合、3GPP(登録商標) TS 23.502 V17.0.0の第4.17.4節および第4.17.5節において定義されるNF/NFサービスディスカバリ手順は、SCPによって実行され得る。成功した発見において、SCPは、Nnrf_NFDiscovery_Requestメッセージにおいて提供されるサーチ基準に一致するNFプロファイルを取得し、NFを選択し、選択されたNFの情報を第1のネットワークエンティティに送信する。
【0120】
ブロック204において、第1のネットワークエンティティは、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信し得る。
【0121】
一実施形態によれば、第1の拒否レスポンスは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティ任意の別の代替の第2のネットワークエンティティとのいずれかを用いてリトライされるべきかかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む第1の拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。
【0122】
一実施形態によれば、第1の拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティの再選択による第1のリクエストのリトライを回避するかどうかを示す情報と、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す情報と、を含む。拒否は、たとえば、第1のリクエストがHTTPスタックスキーマチェックで失敗するか、またはOpenAPI検査で失敗するか、第2のネットワークエンティティが、リクエストメッセージを受信したときにビジー(過負荷)であるためにそれを処理することができないか、第1のリクエストが、アプリケーションロジックのために失敗するか、たとえば、何らかのリソースが、その時点で変更されることが許可されないか、などの、様々な理由に起因し得る。
【0123】
一実施形態によれば、情報は、新しいハイパーテキストトランスファープロトコルヘッダ、または3gpp-Sbi-Target-apiRoot、または3gpp-Sbi-Bindingによって搬送され得る。3gpp-Sbi-Target-apiRootおよび3gpp-Sbi-Bindingは、3GPP(登録商標) TS 29.500 V17.2.0に記載されている3gpp-Sbi-Target-apiRootおよび3gpp-Sbi-Bindingと同じであってもよく、その開示はその全体が参照により本明細書に組み込まれる。
【0124】
一実施形態によれば、情報は、インジケータ、ビット、フラグなどの任意の適切な形態をとることができる。
【0125】
一実施形態によれば、情報は、第1のリクエストがアプリケーションロジックエラーまたは状態競合のために拒否されるかどうかと、またはリソースコンテキストまたはセッションコンテキストが代替の第2のネットワークエンティティによって引き継がれたかどうかと、のうちの少なくとも1つをさらに示す。第1の拒否レスポンスを受信した後、第1のネットワークエンティティは、拒否理由と、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストが第2のネットワークエンティティによって引き継がれたかどうかと、を知ることができる。第1のネットワークエンティティは、そのような情報に基づいて任意の適切なアクションを実行することができる。たとえば、第1のネットワークエンティティは、アプリケーションロジックエラーまたは状態競合を回避するために第1のリクエストを修正し、修正された第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに再送信することができる。第1のネットワークエンティティは、後に第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに再送信することができる。あるいは、第1のネットワークエンティティは、エラー情報を任意の他の適切なネットワーク機能に通知することができる。
【0126】
一実施形態によれば、情報は、暗黙的情報または明示的情報を含むことができる。明示的情報は、専用のインジケーション情報であってもよい。暗黙的情報は、そのようなインジケーションおよび任意の他の好適な用途のために使用され得る任意の好適な情報であり得る。たとえば、暗黙的情報は、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含むことができる。第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルート(apiRoot)は、ターゲットのユニフォームリソース識別子(URI)のapiRootを示すために使用され得る。一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートは、3GPP(登録商標) TS 29.500 V17.2.0の第5.2.3.2.4節に記載されるように、3gpp-Sbi-Target-apiRootであってもよい。3gpp-Sbi-Target-apiRootの実例は、3gpp-Sbi-Target-apiRoot: https://example.com/a/b/cである。
【0127】
ブロック206において、オプションで、第1のネットワークエンティティは、第1の拒否レスポンスが第1のパラメータを有する情報を含み、かつ、第1のパラメータが、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティを用いて、または、任意の別の代替の第2のネットワークエンティティに対してリトライされるべきでないことを示す場合、第1のリクエストのリトライを回避し得る。
【0128】
一実施形態によれば、第1のネットワークエンティティは、第1の拒否レスポンスが、第2のネットワークエンティティの再選択による第1のリクエストのリトライを回避することを示す情報と、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用することを示す情報と、を含む場合、第2のネットワークエンティティの再選択による第1のリクエストのリトライを回避し得る。第1のネットワークエンティティは、同じ結果を得ることができるので、代替の第2のネットワークエンティティのさらなる再選択を回避すべきであることを知ることができる。この実施形態によれば、それは、さらなる再選択のための余分なシグナリングを削減することができる。
【0129】
ブロック208において、オプションで、第1のネットワークエンティティは、第1の拒否レスポンスが第2のパラメータを有する情報を含み、第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用し得る。
【0130】
一実施形態によれば、第1のネットワークエンティティは、第1の拒否レスポンスが、第2のネットワークエンティティの再選択によって第1のリクエストのリトライを回避することを示す情報を含む場合、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用することを示す情報を含む場合、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用することができる。
【0131】
図3は、本開示の別の実施形態による方法のフローチャートを示し、それは、第1のネットワークエンティティにおいて/そのように実装されるか、または第1のネットワークエンティティに通信可能に結合される装置によって実行され得る。したがって、装置は、方法300の種々の部分を達成するための手段、および、他の構成要素と併せて他のプロセスを達成するための手段を提供することができる。なお、上記実施の形態で説明した一部の部分については、簡潔にするために詳細な説明を省略する。この実施形態によれば、第2のネットワークエンティティは、ネットワーク機能プロデューサまたはハイパーテキストトランスファープロトコルサーバであってもよく、第1のネットワークエンティティは、サービス通信プロキシであってもよい。
【0132】
ブロック302において、第1のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアント(たとえば、NFサービスコンシューマ)から第2のリクエストを受信し得る。第1のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントから第2のリクエストを受信したことに応じて、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに送信することができる。たとえば、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントが第2のネットワークエンティティ(たとえば、NFサービスプロデューサまたはハイパーテキストトランスファープロトコルサーバ)と通信しようとする場合、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントは、SCPなどの第1のネットワークエンティティに第2のリクエストを送信してもよい。
【0133】
一実施形態によれば、第2のリクエストは、第2のネットワークエンティティをディスカバリ(探索)および選択するために必要なディスカバリパラメータおよび選択パラメータを含み得る。ディスカバリおよび選択パラメータは、SCPなどの第1のネットワークエンティティがリクエスト本体を解析する必要がないように、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントによって第2のリクエストに含まれる。SCPなどの第1のネットワークエンティティは、Nnrf_NFDiscoveryサービスを使用してNRFと対話することによる、第2のリクエストのときにディスカバリを実行してもよいし、または、(Nnrf_NFDiscoveryサービスまたはNnrf_NFManagement_NFStatusNotifyサービス動作による)NRFとの過去の対話の際に収集された情報を使用してもよい。SCPなどの第1のネットワークエンティティは、NRFとともに、第2のリクエストを許可する。SCPなどの第1のネットワークエンティティは、第2のネットワークエンティティを選択する。
【0134】
別の実施形態によれば、第2のリクエストは、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含むことができる。たとえば、作成されたリソースコンテキストまたはセッションコンテキストに対する後続の動作では、NFサービスコンシューマは、第2のNFによって返されたリソースアドレスを介して既存のコンテキストデータ(リソースコンテキストまたはセッションコンテキストなど)をアドレス指定する。この場合、第1のNFは、第2のリクエストが第2のNFのリソースアドレスに送信/転送され得ることを知ることができる。
【0135】
ブロック304において、ネットワーク機能コンシューマから第2のリクエストを受信したことに応じて、第1のネットワークエンティティは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに送信することができる。
【0136】
ブロック306において、第1のネットワークエンティティは、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信し得る。実施形態によれば、第1の拒否レスポンスは、1のリクエストが第2のネットワークエンティティと任意の別の代替の第2のネットワークエンティティとのいずれかを用いてリトライされるべきか否かを示す第1のパラメータを有する情報と、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータを有する情報と、を有する。第2のパラメータを有する情報を含む第1の拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。
【0137】
ブロック308において、第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信したことに応じて、第1のネットワークエンティティは、第2のリクエストに対するレスポンスとして第1の拒否レスポンスをハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントに転送することができる。
【0138】
図4は、本開示の別の実施形態による方法のフローチャートを示し、それは、第1のネットワークエンティティにおいて/そのように実装されるか、または第1のネットワークエンティティに通信可能に結合される装置によって実行され得る。したがって、装置は、方法400の種々の部分を達成するための手段、ならびに他の構成要素と併せて他のプロセスを達成するための手段を提供することができる。なお、上記実施の形態で説明した一部の部分については、簡潔にするために詳細な説明を省略する。この実施形態によれば、第2のネットワークエンティティは、ネットワーク機能プロデューサであり得、第1のネットワークエンティティは、サービス通信プロキシであり得る。
【0139】
ブロック402において、第1のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントから、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第2のリクエストを受信し得る。
【0140】
一実施形態によれば、第2のリクエストは、別の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含むことができる。たとえば、作成されたリソースに対する後続の動作において、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアント(NFサービスコンシューマなど)は、別の第2のネットワークエンティティによって返されたリソースアドレスを介して既存のコンテキストデータ(リソースコンテキスト/セッションコンテキストなど)をアドレス指定する。この場合、第1のNFは、第2のリクエストが別の第2のNFのリソースアドレスに送信/転送され得ることを知ることができる。
【0141】
ブロック404において、第1のNFは、別の第2のネットワークエンティティが到達可能でない、および/または別の第2のネットワークエンティティが第2のリクエストをハンドリング(処理)できないと判定することができる。第1のNFは、前記別の第2のネットワークエンティティが、様々な方法で、第2のリクエストに到達できないか、または、第2のリクエストを処理できないと判定することができる。たとえば、第1のネットワークエンティティは、第2のリクエストを別の第2のネットワークエンティティに送信/転送し、別の第2のネットワークエンティティからエラーレスポンスを受信してもよく、または別の第2のネットワークエンティティからエラーレスポンスを受信してもよい。第2のリクエストは、たとえば、メモリが不十分であるなど、第2のリクエストが処理されないことを示す一時的な障害原因など、の様々な理由のために、拒否され得る。第2のリクエストは、タイムアウト(レスポンスが受信されない)であり得る。第1のNFは、別の第2のネットワークに到達できないことを既に判定している。
【0142】
ブロック406において、第1のネットワークエンティティは、別の第2のネットワークエンティティが到達可能でない、および/または別のネットワークエンティティが第2のリクエストを処理できないという判定に基づいて、第2のネットワークエンティティを再選択することができる。第2のネットワークエンティティおよび別の第2のネットワークエンティティは、ネットワーク機能セットに属していてもよく、置き換え可能であり、かつ、同じコンテキストデータ(リソースコンテキストまたはセッションコンテキストなど)を共有する。たとえば、ターゲットNFサービスプロデューサインスタンスの再選択の詳細は、TS 23.501 V17.0.0の6.3.1.0節に記載されている。
【0143】
ブロック408において、ネットワーク機能コンシューマから第2のリクエストを受信し、第2のネットワークエンティティを再選択したことに応じて、第1のネットワークエンティティは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを再選択された第2のネットワークエンティティに送信することができる。
【0144】
ブロック410において、第1のネットワークエンティティは、再選択された第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信し得る。第1の拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティの再選択による第1のリクエストのリトライを回避するかどうかを示す情報、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す情報、を有する。
【0145】
ブロック412において、第1の拒否レスポンスが、第2のパラメータを有する情報を含み、かつ、第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、第1のネットワークエンティティは、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを第1の拒否レスポンスに追加し得る。
【0146】
一実施形態によれば、第1の拒否レスポンスが、第2のネットワークエンティティの再選択による第1のリクエストのリトライを回避することを示す情報、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用することを示す情報を含む場合、第1のネットワークエンティティは、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを第1の拒否レスポンスに追加することができる。第1の拒否レスポンスが第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む場合、ブロック412はスキップされ得る。
【0147】
ブロック414において、第1の拒否レスポンスが、第2のネットワークエンティティの再選択による第1のリクエストのリトライを示す情報(「再選択」とはここでは別の第2のネットワークエンティティを選択することを意味する)、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストについて第2のネットワークエンティティを無効にすることを示す情報を含む場合、第1のネットワークエンティティは、別の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを第1の拒否レスポンスに追加し得る。
【0148】
ブロック416において、第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信したことに応じて、第1のネットワークエンティティは、第2のリクエストに対するレスポンスとして第1の拒否レスポンスをハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントに転送することができる。第1の拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートまたは別の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートなどのリソースアドレスを含むので、ネットワーク機能コンシューマは、関連するリソースに関する後続のリクエストのためにそれを使用することができる。
【0149】
一実施形態によれば、第2のネットワークエンティティおよび/または代替の第2のネットワークエンティティのうちの2つ以上は、ネットワーク機能セット、ネットワーク機能サービスセット、またはネットワーク機能サービスインスタンスセットにグループ化され、第2のネットワークエンティティおよび/または代替の第2のネットワークエンティティのうちの2つ以上は、置き換え可能であり、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストを共有する。
【0150】
図5は、本開示の別の実施形態による方法のフローチャートを示し、これは、第2のネットワークエンティティまたは別の第2のネットワークエンティティに実装されるか/として実装されるか、または通信的に結合される装置によって実行されてもよい。したがって、装置は、方法500の種々の部分を達成するための手段、ならびに他の構成要素と併せて他のプロセスを達成するための手段を提供することができる。なお、上記実施の形態で説明した一部の部分については、簡潔にするために詳細な説明を省略する。
【0151】
ブロック502において、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、第1のネットワークエンティティから、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを受信し得る。たとえば、第1のネットワークエンティティは、図2のブロック204において、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに送信してもよいし、次いで、第2のネットワークエンティティは、第1のネットワークエンティティからリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを受信し得る。
【0152】
ブロック504において、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティは、第1の拒否レスポンスを第1のネットワークエンティティに送信することができる。
【0153】
一実施形態によれば、第1の拒否レスポンスは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティ任意の別の代替の第2のネットワークエンティティとのいずれかを用いて
リトライされるべきかどかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む第1の拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。
【0154】
一実施形態によれば、第1の拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティの再選択による第1のリクエストのリトライを回避するかどうかを示す情報と、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す情報と、を含む。第1のリクエストは、様々な理由により、第2のネットワークエンティティによって拒否され得る。たとえば、第2のネットワークエンティティは、アプリケーションロジックエラーまたは状態競合のために、現在の第1のリクエストを処理することができない。さらに、第2のネットワークエンティティは、第1のリクエストのためのコンテキストデータ(リソースコンテキストまたはセッションコンテキストなど)を引き継いでいてもよい。第2のネットワークエンティティは、第1のネットワークエンティティからの後続のリクエストを処理することを予想する。第2のネットワークエンティティは、第1のネットワークエンティティが別の第2のネットワークエンティティを再選択すべきではないと判定し得る。
【0155】
一実施形態によれば、第1の拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0156】
図6は、本開示の別の実施形態による方法のフローチャートを示し、それは、第3のネットワークエンティティにおいて/そのように実装されるか、または第3のネットワークエンティティに通信可能に結合される装置によって実行され得る。したがって、装置は、方法600の種々の部分を達成するための手段、ならびに他の構成要素と併せて他のプロセスを達成するための手段を提供することができる。なお、上記実施の形態で説明した一部の部分については、簡潔にするために詳細な説明を省略する。
【0157】
ブロック602において、第3のネットワークエンティティは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとするリクエストをサービス通信プロキシに送信し得る。たとえば、リクエストは、上記で説明されたような第2のリクエストであり得る。
【0158】
一実施形態によれば、第3のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントである。
【0159】
一実施形態によれば、リクエストは、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0160】
一実施形態によれば、リクエストは、別の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0161】
ブロック604において、第3のネットワークエンティティは、サービス通信プロキシから拒否レスポンスを受信し得る。
【0162】
一実施形態によれば、拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティの再選択によるリクエストのリトライを回避するかどうか、および/または後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用するかどうか、を示す情報を含む。たとえば、拒否レスポンスは、上述した第1の拒否レスポンスであってもよい。
【0163】
一実施形態によれば、拒否レスポンスは、リクエストが第2のネットワークエンティティ任意の別の代替の第2のネットワークエンティティとのいずれかを用いてリトライされるべきかかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。
【0164】
一実施形態によれば、拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0165】
一実施形態によれば、情報は、アプリケーションロジックエラーまたは状態競合によってリクエストが拒否されるかどうかと、またはリソースコンテキストまたはセッションコンテキストが代替の第2のネットワークエンティティによって引き継がれたかどうかと、のうちの少なくとも1つをさらに示す。
【0166】
一実施形態によれば、情報は、暗黙的情報または明示的情報を含む。
【0167】
一実施形態によれば、暗黙的情報は、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0168】
一実施形態によれば、拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む。
【0169】
一実施形態によれば、情報は、新しいハイパーテキストトランスファープロトコルヘッダ、または3gpp-Sbi-Target-apiRoot、または3gpp-Sbi-Bindingによって搬送される。
【0170】
ブロック606において、第3のネットワークエンティティは、拒否レスポンスが第2のパラメータを有する情報を有し、かつ、第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用し得る。
【0171】
一実施形態によれば、第3のネットワークエンティティは、拒否レスポンスが、第2のネットワークエンティティの再選択によるリクエストのリトライを回避することを示す情報と、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用することを示す情報と、を含む場合、後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用することができる。たとえば、第3のネットワークエンティティは、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストURIを、同じコンテキストリソースコンテキストまたはセッションコンテキストに対する後続のリクエストの拒否レスポンスに含まれるもので更新することができる。
【0172】
図7は、本開示の別の実施形態による方法のフローチャートを示す。この実施形態によれば、第2のNF1および第2のNF2は、ネットワーク機能セットにグループ化される。第2のNF1および第2のNF2は、置き換え可能であり、同じコンテキストデータを共有する。本実施形態は、SCPを用いない直接通信に関する。2つのNFのみがネットワーク機能セットに含まれるように図示されているが、ネットワーク機能セットは、任意の適切な数のNFを含むことができることに留意されたい。
【0173】
ステップ701において、第1のNFは、第2のNF1にHTTPリクエストを送信することができる。HTTPリクエストは、第2のNF1内の既存のリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをアドレス指定する。リクエストURIには、第2のNF1に関連するapiRootが含まれる。
【0174】
ステップ702において、HTTPリクエストは、たとえば、メモリが不十分なために、HTTPリクエストが第2のNF1によって処理されないか、または、HTTPリクエストがタイムアウト(第2のNFからレスポンスが受信されない)であるか、または、第1のNFが第2のNF1に到達できないとすでに判定しているか、などを示す一時的な障害原因を用いて拒否される。
【0175】
ステップ703において、第1のNFは、コンテキストのバインディング情報または第2のNF1のNFプロファイルに従って再選択(たとえば、同じNFセット中の第2のNF2)を行うことを決定し得る。たとえば、ターゲットNFサービスプロデューサインスタンスの再選択の詳細は、TS 23.501 V17.0.0の6.3.1.0節に記載されている。
【0176】
ステップ704において、第1のNFは、リクエストURIのapiRootを第2のNF2のapiRootに置き換えることによって、HTTPリクエストを第2のNF2に送信/リダイレクトすることができる。
【0177】
ステップ705において、第2のNF2は、拒否レスポンスを第1のNFに送信することができる。たとえば、HTTPリクエストは、第2のNF2がアプリケーションロジックを適用した後でも拒否される。たとえば、HTTPリクエストは受け入れられない。しかし、第2のNF2は、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストを引き継ぐことを決定した。そうである場合、第2のNF2は、「3gpp-Sbi-Targrt-Apiroot」または「3gpp-Sbi-Response-Info」と呼ばれ得る新しい3GPP(登録商標)カスタマーヘッダに、第1のNFは、アプリケーションロジックエラーによってHTTPリクエストが拒否され、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストが第2のNF2によって引き継がれたことを示すインジケーションを含め、すなわち、第1のNFは、別の再選択(同じ結果を有することになるので)を継続しないものとし、第1のNFは、コンテキストの後続のリクエストにおけるリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをアドレス指定するために、第2のNF2のapiRootであるapiRoot(ステップ704におけるHTTPリクエストに含まれる)を使用するものとする。
【0178】
図8は、本開示の別の実施形態による方法のフローチャートを示す。この実施形態によれば、第2のNF3および第2のNF4は、ネットワーク機能セットにグループ化される。第2のNF3および第2のNF4は、置き換え可能であり、同じコンテキストデータを共有する。本実施形態は、SCPとの間接通信に関する。2つのNFのみがネットワーク機能セットに含まれるように示されているが、ネットワーク機能セットは、任意の適切な数のNFを含むことができることに留意されたい。
【0179】
ステップ801において、第1のNFは、HTTPリクエストをSCPに送信することができる。HTTPリクエストは、第2のNF3内の既存のリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをアドレス指定する。リクエストURIは、第2のNF3に関連するapiRootを含む。
【0180】
ステップ802において、SCPは、HTTPリクエストを第2のNF3に転送する。
【0181】
ステップ803において、HTTPリクエストは、たとえば、メモリが不十分なために、HTTPリクエストが第2のNF3によって処理されないか、または、HTTPリクエストがタイムアウトした(第2のNFからレスポンスが受信されなかった)か、または、SCPが第2のNF3に到達できなかったと既に判定しているか、のいずれかを示す一時的な障害原因を用いて、拒否される。
【0182】
ステップ804において、SCPは、コンテキストのバインディング情報または第2のNF3のNFプロファイルに従って再選択(たとえば、同じNFセット中の第2のNF4)を行うことを決定し得る。たとえば、ターゲットNFサービスプロデューサインスタンスの再選択の詳細は、TS 23.501 V17.0.0の6.3.1.0節に記載されている。
【0183】
ステップ805において、SCPは、リクエストURIのapiRootを第2のNF4のapiRootに置き換えることによって、HTTPリクエストを第2のNF4に送信/リダイレクトすることができる。
【0184】
ステップ806において、第2のNF4は、拒否レスポンスをSCPに送信することができる。たとえば、HTTPリクエストは、第2のNF4がアプリケーションロジックを適用した後でも拒否される。たとえば、HTTPリクエストは受け入れられない。しかし、第2のNF4は、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストを引き継ぐと判定している。そうである場合、第2のNF4は、「3gpp-Sbi-Targrt-Apiroot」または「3gpp-Sbi-Response-Info」と呼ばれ得る新しい3GPP(登録商標)カスタマーヘッダに、アプリケーションロジックエラーによってHTTPリクエストが拒否され、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストが第2のNF4によって引き継がれたことをSCPが示すインジケーションを含め、すなわち、SCPは、別の再選択(同じ結果を有することになるので)を継続しないものとし、SCPは、コンテキストのための後続のシグナリングにおいてリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをアドレス指定するために、第2のNF4のapiRootであるapiRoot(ステップ805においてHTTPリクエストに含まれる)を使用するものとする。
【0185】
ステップ807で、SCPは、拒否レスポンスを第1のNFに転送/送信することができる。拒否レスポンスがそのような情報を含まない場合、SCPは、3gpp-Sbi-Targrt-Apiroot、または新しい3GPP(登録商標)カスタマーヘッダを含めることができる。第1のNFは、コンテキストのための後続のシグナリングのため、3gpp-Sbi-Targrt-Apiroot、または新しい3GPP(登録商標)カスタマーヘッダに含まれているもので、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストURIを更新することができる。
【0186】
本開示の実施形態による提案された解決策を適用することによって、多くの利点が達成され得る。たとえば、本開示のいくつかの実施形態は、現在のリクエストが第2のNFによって拒否されたときに、(第2のNFにリクエストを送信する)第1のNFに後続のリクエストを送信する方法を第2のNFが示すことを可能にする。たとえば、第2のNFは、コンテキストデータ(リソースコンテキストまたはセッションコンテキストなど)が第2のNFによって引き継がれたこと、または第1のNFからの後続のリクエストを処理するために第2のネットワークエンティティが使用されることを第1のNFに示し得る。第1のNFは、現在のリクエストが第2のNFによって拒否された場合でも、第2のNFのapiRootを使用してapiRootを置き換えることによって、リソースURIまたはセッションURIを更新する。本開示のいくつかの実施形態は、NF再選択を実行するNFに、NF再選択を行わないように命令する機構を提供し、それは、さらなるNF再選択のための余分なシグナリングを削減し得る。本明細書の実施形態は、上述の特徴および利点に限定されない。当業者は、以下の詳細な説明を読めば、追加の特徴および利点を認識するであろう。
【0187】
図9は、本開示のいくつかの実施形態を実施するのに適した装置を示すブロック図である。たとえば、上記で説明した第1のネットワークエンティティ、第2のネットワークエンティティ、または第3のネットワークエンティティのうちのいずれか1つは、装置900として、またはそれを介して実装され得る。
【0188】
装置900は、デジタルプロセッサ(DP)などの少なくとも1つのプロセッサ921と、プロセッサ921に結合された少なくとも1つのメモリ(MEM)922と、を有する。装置900は、プロセッサ921に結合された送信機TXおよび受信機RX923をさらに備え得る。MEM922は、プログラム(PROG)924を格納する。PROG924は、関連するプロセッサ921上で実行されると、装置900が本開示の実施形態に従って動作することを可能にする命令を含み得る。少なくとも1つのプロセッサ921と少なくとも1つのMEM922との組合せは、本開示の様々な実施形態を実装するように適合された処理手段925を形成し得る。
【0189】
本開示の様々な実施形態は、プロセッサ921、ソフトウェア、ファームウェア、ハードウェア、またはそれらの組合せのうちの1つまたは複数によって実行可能なコンピュータプログラムによって実装され得る。
【0190】
MEM922は、たとえば、半導体ベースのメモリデバイス、磁気メモリデバイスおよびシステム、光メモリデバイスおよびシステム、固定メモリおよびリムーバブルメモリのような、任意の適切なデータストレージ技術を用いて実装されてもよい。
【0191】
プロセッサ921は、ローカル技術環境に適した任意のタイプであってもよく、非限定的な例として、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP)、およびマルチコアプロセッサアーキテクチャに基づくプロセッサのうちの1つまたは複数を含んでもよい。
【0192】
装置が第1のネットワークエンティティとして、または第1のネットワークエンティティにおいて実装される実施形態によれば、メモリ922は、プロセッサ921によって実行可能な命令を含み、それによって、第1のネットワークエンティティは、上記で説明されたように、第1のネットワークエンティティに関連する方法のいずれかに従って動作する。
【0193】
装置が第2のネットワークエンティティとして、または第2のネットワークエンティティにおいて実装される実施形態によれば、メモリ922は、プロセッサ921によって実行可能な命令を含み、それによって、第2のネットワークエンティティは、上記で説明されたように、第2のネットワークエンティティに関連する方法のいずれかに従って動作する。
【0194】
装置が第3のネットワークエンティティとして、または第3のネットワークエンティティにおいて実装される一実施形態によれば、メモリ922は、プロセッサ921によって実行可能な命令を含み、それによって、第3のネットワークエンティティは、上記で説明されたように、第3のネットワークエンティティに関連する方法のいずれかに従って動作する。
【0195】
図10は、本開示の一実施形態による第1のネットワークエンティティを示すブロック図である。図示のように、第1のネットワークエンティティ1000は、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに送信するように構成された送信モジュール1001を有する。第1のネットワークエンティティ1000は、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信するように構成された第1の受信モジュール1002をさらに有する。一実施形態によれば、第1の拒否レスポンスは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティ任意の別の代替の第2のネットワークエンティティとのいずれかを用いてリトライされるべきかかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む第1の拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。
【0196】
一実施形態によれば、第1の拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティの再選択による第1のリクエストのリトライを回避するかどうかを示す情報と、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す情報と、を含む。
【0197】
一実施形態によれば、第1のネットワークエンティティ1000は、第1の拒否レスポンスが第1のパラメータを有する情報を含む場合に、第1のリクエストのリトライを回避するように構成された回避モジュール1003をさらに有し、第1のパラメータは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティまたは任意の別の代替の第2のネットワークエンティティでリトライされるべきでないことを示す。
【0198】
一実施形態によれば、回避モジュール1003は、第2のネットワークエンティティの再選択による第1のリクエストのリトライを回避するように構成され、第1の拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティの再選択による第1のリクエストのリトライを回避することを示す情報、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用することを示す情報を含む。
【0199】
ある実施形態によれば、第1のネットワークエンティティ1000は、第1の拒否レスポンスが第2のパラメータを有する情報を含み、第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティに構成された使用モジュール1004をさらに有する
【0200】
一実施形態によれば、使用モジュール1004は、第1の拒否レスポンスが、第2のネットワークエンティティの再選択によって第1のリクエストのリトライを回避することを示す情報を含む場合、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用することを示す情報を含む場合、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用するように構成される。
【0201】
一実施形態によれば、第1のネットワークエンティティ1000は、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントから第2のリクエストを受信するように構成された第2の受信モジュール1005をさらに有する。送信モジュール1001は、ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントから第2のリクエストを受信することに応じて、第2のネットワークエンティティにリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを送信するように構成される。
【0202】
一実施形態によれば、第1のネットワークエンティティ1000は、第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信したことに応じて、第1の拒否レスポンスを第2のリクエストに対するレスポンスとしてハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントに転送するように構成された転送モジュール1006をさらに有する。
【0203】
第1のネットワークエンティティ1000は、別の第2のネットワークエンティティが到達可能でないか、および/または、別の第2のネットワークエンティティが第2のリクエストを処理できない、と判定するように構成された決定モジュール1007をさらに有する。
【0204】
第1のネットワークエンティティ1000は、前記別の第2のネットワークエンティティが到達可能でないか、および/または、別のネットワークエンティティが第2のリクエストを処理できない、という判定に基づいて、第2のネットワークエンティティを再選択するように構成された再選択モジュール1008をさらに有する。
【0205】
第1のネットワークエンティティ1000は、追加モジュール1009をさらに有し、追加モジュール1009は、第1の拒否レスポンスが第2のパラメータを有する情報を含み、かつ、第2のパラメータが、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティを使用して、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキスト第1の拒否レスポンスにターゲティングする後続のリクエストのために使用することを示す場合、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを追加するように構成されている。
【0206】
一実施形態によれば、追加モジュール1009は、第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを第1の拒否レスポンスに追加するように構成され、第1の拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティの再選択によって第1のリクエストのリトライを回避することを示す情報、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用することを示す情報、を含む。
【0207】
一実施形態によれば、追加モジュール1009は、第1の拒否レスポンスが、第2のネットワークエンティティの再選択による第1のリクエストのリトライを示す情報、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストについて第2のネットワークエンティティを無効にすることを示す情報を含む場合、別の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを第1の拒否レスポンスに追加するように構成される。
【0208】
図11は、本開示の実施形態による、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティを示すブロック図である。図示のように、第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティ1100は、第1のネットワークエンティティからリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを受信するように構成された受信モジュール1101を有する。第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティ1100は、第1の拒否レスポンスを第1のネットワークエンティティに送信するように構成された送信モジュール1102をさらに有する。一実施形態によれば、第1の拒否レスポンスは、第1のリクエストが第2のネットワークエンティティ任意の別の代替の第2のネットワークエンティティとのいずれかを用いてリトライされるべきかかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む第1の拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。
【0209】
一実施形態によれば、第1の拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティの再選択による第1のリクエストのリトライを回避するかどうかを示す情報と、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す情報と、を含む。
【0210】
図12は、本開示の実施形態による、第3のネットワークエンティティを示すブロック図である。図示のように、第3のネットワークエンティティ1200は、リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとするリクエストをサービス通信プロキシに送信するように構成された送信モジュール1201を有する。第3のネットワークエンティティ1200は、サービス通信プロキシから拒否レスポンスを受信するように構成された受信モジュール1202をさらに有する。
【0211】
一実施形態によれば、拒否レスポンスは、リクエストが第2のネットワークエンティティを用いて、または、任意の別の代替の第2のネットワークエンティティに対してリトライされるべきかどうかを示す第1のパラメータと、および/または同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含む。第2のパラメータを有する情報を含む拒否レスポンスは、代替の第2のネットワークエンティティから受信される。一実施形態によれば、拒否レスポンスは、第2のネットワークエンティティの再選択によるリクエストのリトライを回避するかどうか、および/または後続のリクエストのために第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す情報を含む。第3のネットワークエンティティ1200は、拒否レスポンスが第2のパラメータを有する情報を有し、第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するように構成された使用モジュール1203をさらに有する。
【0212】
ユニットまたはモジュールという用語は、電子機器、電気デバイスおよび/または電子デバイスの分野における従来の意味を有してもよく、たとえば、本明細書に記載されているような、それぞれの作業、手続き、演算、出力、および/または表示の機能などを実行するための、電気および/または電子回路、デバイス、モジュール、プロセッサ、メモリ、ロジックソリッドステートおよび/またはディスクリートデバイス、コンピュータプログラムまたは命令を含んでもよい。
【0213】
機能ユニットでは、第1のネットワークエンティティ、第2のネットワークエンティティ、または第3のネットワークエンティティは、固定のプロセッサまたはメモリを必要としなくてもよく、任意の演算リソースおよび記憶リソースが、通信システム内の第1のネットワークエンティティ、第2のネットワークエンティティ、または第3のネットワークエンティティから構成されてもよい。仮想化技術およびネットワークコンピューティング技術の導入は、ネットワークリソースの使用効率およびネットワークの柔軟性を改善することができる。
【0214】
本開示の一態様によれば、コンピュータ可読記憶媒体に有形に記憶され、少なくとも1つのプロセッサ上で実行されたときに、少なくとも1つのプロセッサに上記の方法のいずれかを実行させる命令を含むコンピュータプログラム製品が提供される。
【0215】
本開示の一態様によれば、少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、少なくとも1つのプロセッサに、上述の方法のいずれかを実行させる命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体が提供される。
【0216】
さらに、本開示は、上述のコンピュータプログラムを含むキャリアを提供することもでき、キャリアは、電気信号、光信号、無線信号、またはコンピュータ可読記憶媒体のうちの1つである。コンピュータ可読記憶媒体は、たとえば、光コンパクトディスク、またはRAM(ランダムアクセスメモリ)、ROM(リードオンリーメモリ)、フラッシュメモリ、磁気テープ、CD-ROM、DVD、ブルーレイディスクなどの電子メモリデバイスとすることができる。
【0217】
本明細書で説明される技法は、実施形態とともに説明する対応する装置の1つまたは複数の機能を実装する装置が、従来技術の手段だけでなく、実施形態とともに説明する対応する装置の1つまたは複数の機能を実装するための手段も有するように、様々な手段によって実装され得、別個の機能ごとに別個の手段、または2つ以上の機能を実行するように構成され得る手段を備え得る。たとえば、これらの技法は、ハードウェア(1つまたは複数の装置)、ファームウェア(1つまたは複数の装置)、ソフトウェア(1つまたは複数のモジュール)、またはそれらの組合せで実装され得る。ファームウェアまたはソフトウエアについては、本明細書に記載の機能を実行するモジュール(たとえば、プロシージャ、ファンクション等)を介して実施することができる。
【0218】
本明細書の例示的な実施形態は、方法および装置のブロック図およびフローチャート図を参照して上述されている。ブロック図およびフローチャートの各ブロック、ならびにブロック図およびフローチャートの各ブロックの組合せは、コンピュータプログラム命令を含む様々な手段によって実装され得ることが理解されよう。これらのコンピュータプログラム命令は、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、または他のプログラム可能なデータ処理装置上にロードされて、コンピュータまたは他のプログラム可能なデータ処理装置上で実行される命令が、1つまたは複数のフローチャートブロックで指定された機能を実装するための手段を作成するように、マシンを生成することができる。
【0219】
さらに、動作は特定の順序で描かれているが、これは、望ましい結果を達成するために、そのような動作が、示された特定の順序で、または連続的な順序で実行されること、またはすべての示された動作が実行されることを必要とするものとして理解されるべきではない。特定の状況では、マルチタスク処理および並列処理が有利であり得る。同様に、いくつかの特定の実装の詳細が上記の議論に含まれるが、これらは、本明細書に記載される主題の範囲に対する限定としてではなく、むしろ特定の実施形態に特有であり得る特徴の説明として解釈されるべきである。別個の実施形態のコンテキストで説明される特定の特徴はまた、単一の実施形態において組み合わせて実装されてもよい。逆に、単一の実施形態のコンテキストで説明される様々な特徴は、複数の実施形態において別々に、または任意の適切なサブコンビネーションで実装されてもよい。
【0220】
本明細書は、多くの特定の実装の詳細を含むが、これらは、任意の実装の範囲または特許請求され得るものの限定として解釈されるべきではなく、むしろ、特定の実装の特定の実施形態に固有であり得る特徴の説明として解釈されるべきである。別々の実施形態のコンテキストで本明細書に記載される特定の特徴は、単一の実施形態において組み合わせて実施することもできる。逆に、単一の実施形態のコンテキストで説明される様々な特徴は、複数の実施形態において別々に、または任意の適切なサブコンビネーションで実装することもできる。さらに、特徴は、特定の組み合わせで作用するものとして上述されてもよく、最初にそのように特許請求されたものとしてさえも、特許請求された組み合わせからの1つまたは複数の特徴は、場合によっては、その組み合わせから切り離されてもよく、特許請求された組み合わせは、サブコンビネーションまたはサブコンビネーションの変形に向けられてもよい。
【0221】
技術が進歩するにつれて、本開示の概念が様々な方法で実施され得ることは、当業者には明らかであろう。上記の実施形態は、本開示を限定するのではなく説明するために与えられたものであり、当業者が容易に理解するように、本開示の精神および範囲から逸脱することなく、修正形態および変形形態が利用され得ることを理解されたい。そのような修正および変更は、本開示および添付の特許請求の範囲内にあると考えられる。本開示の保護範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義される。
【手続補正2】
【補正対象書類名】特許請求の範囲
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正の内容】
【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1のネットワークエンティティにおいて実行される方法(200)であって、
リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに送信すること(202)と、
前記第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信すること(204)と、を有し、
前記第1の拒否レスポンスは、
前記第1のリクエストが前記第2のネットワークエンティティ任意の別の代替の第2のネットワークエンティティとのいずれかを用いてリトライされるべきかかを示す第1のパラメータと、および/または、
同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために前記代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含み、前記第2のパラメータを有する情報を含む前記第1の拒否レスポンスが前記代替の第2のネットワークエンティティから受信される、方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、前記第2のネットワークエンティティおよび/または前記代替の第2のネットワークエンティティのうちの2つ以上が、ネットワーク機能セット、ネットワーク機能サービスセット、または、ネットワーク機能サービスインスタンスセットにグループ化され、前記第2のネットワークエンティティおよび/または前記代替の第2のネットワークエンティティのうちの前記2つ以上が、置き換え可能であり、前記同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストを共有する、方法。
【請求項3】
請求項1記載の方法であって、前記情報は、さらに、
前記第1のリクエストがアプリケーションロジックエラーまたは状態競合に起因して拒絶されるかどうかと、または、
前記リソースコンテキストまたはセッションコンテキストが前記代替の第2のネットワークエンティティによって引き継がれたかどうかと、のうちの少なくとも1つを示す、方法。
【請求項4】
請求項1記載の方法であって、さらに、
前記第1の拒否レスポンスが、第1のパラメータを有する情報を含み、かつ、前記第1のパラメータが、前記第1のリクエストが前記第2のネットワークエンティティを用いてまたは任意の別の代替の第2のネットワークエンティティへリトライされるべきでないことを示す場合、前記第1のリクエストのリトライを回避すること(206)、を有する、方法。
【請求項5】
請求項1記載の方法であって、さらに、
前記第1の拒否レスポンスが第2のパラメータを有する情報を含み、かつ、前記第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために前記代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、前記同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために前記代替の第2のネットワークエンティティを使用すること(208)、を有する、方法。
【請求項6】
請求項1記載の方法であって、前記第2のネットワークエンティティまたは替の第2のネットワークエンティティは、ハイパーテキストトランスファープロトコルサーバであり、前記第1のネットワークエンティティは、ービス通信プロキシであり前記方法は、
ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントから前記リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第2のリクエストを受信すること(302)と、ここで、前記リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする前記第1のリクエストを前記第2のネットワークエンティティに送信することは、前記ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントから前記第2のリクエストを受信したことに応じて実行され、
前記第2のネットワークエンティティから前記第1の拒否レスポンスを受信したことに応じて、前記第2のリクエストに対するレスポンスとして前記第1の拒否レスポンスを前記ハイパーテキストトランスファープロトコルクライアントに転送すること(308)と、を有する、方法
【請求項7】
請求項に記載の方法であって、前記第2のリクエストは、前記第2のネットワークエンティティのプリケーションプログラムインタフェースルートを含むまたは、
前記第2のリクエストが、別の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含み、前記方法は、さらに、
前記別の第2のネットワークエンティティが到達可能でないか、および/または、前記別の第2のネットワークエンティティが前記第2のリクエストを取り扱うことができない、と判定すること(404)と、
前記別の第2のネットワークエンティティが到達可能でないか、および/または、前記別のネットワークエンティティが前記第2のリクエストを取り扱うことができない、という前記判定に基づいて、前記第2のネットワークエンティティを再選択すること(406)と、
前記第1の拒否レスポンスが前記第2のパラメータを有する情報を含み、かつ、前記第2のパラメータが、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために前記第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、前記第2のネットワークエンティティまたは前記代替の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを前記第1の拒否レスポンスに追加すること(412)と、を有する、
方法。
【請求項8】
第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティによって実行される方法(500)であって、
第1のネットワークエンティティからリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを受信すること(502)と、
前記第1のネットワークエンティティに第1の拒否レスポンスを送信すること(504)と、を有し、
前記第1の拒否レスポンスは、
前記第1のリクエストが前記第2のネットワークエンティティ任意の別の代替の第2のネットワークエンティティとのいずれかを用いてリトライされるべきかかを示す第1のパラメータと、および/または、
同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために前記代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有し、前記第2のパラメータを有する情報を含む前記第1の拒否レスポンスが前記代替の第2のネットワークエンティティから受信される、方法。
【請求項9】
請求項に記載の方法であって、前記第2のネットワークエンティティおよび/または前記代替の第2のネットワークエンティティのうちの2つ以上が、ネットワーク機能セット、ネットワーク機能サービスセット、またはネットワーク機能サービスインスタンスセットにグループ化され、前記第2のネットワークエンティティおよび/または前記代替の第2のネットワークエンティティのうちの前記2つ以上が、置き換え可能であり、同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストを共有する、方法。
【請求項10】
請求項に記載の方法であって、前記情報は、さらに、
前記第1のリクエストが、アプリケーションロジックエラーまたは状態競合に起因して拒否されるかどうかと、または、
前記リソースコンテキストまたはセッションコンテキストが前記代替の第2のネットワークエンティティによって引き継がれたかどうかと、のうちの少なくとも一つを示す、方法。
【請求項11】
請求項に記載の方法であって、
前記情報は、暗黙的情報または明示的情報を含
前記暗黙的情報は、前記第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む、方法。
【請求項12】
請求項に記載の方法であって、前記第1のリクエストは、前記第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを含む、および/または、
前記第1の拒否レスポンスが、前記第2のネットワークエンティティまたは前記代替の第2のネットワークエンティティのアプリケーションプログラムインタフェースルートを有する、方法。
【請求項13】
第3のネットワークエンティティによって実行される方法(600)であって、
リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとするリクエストをサービス通信プロキシに送信すること(602)と、
前記サービス通信プロキシから拒否レスポンスを受信すること(604)と、ここで、前記拒否レスポンスは、
前記リクエストが第2のネットワークエンティティ任意の別の代替の第2のネットワークエンティティとのいずれかを用いてリトライされるべきかかを示す第1のパラメータと、および/または、
同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、有する情報を含み、ここで、前記第2のパラメータを有する情報を含む前記拒否レスポンスが前記代替の第2のネットワークエンティティから受信され、
前記拒否レスポンスが前記第2のパラメータを有する情報を含み、かつ、前記第2のパラメータが同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために前記代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合に、前記同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために当該代替の第2のネットワークエンティティを使用すること(606)と、を有する、方法。
【請求項14】
第1のネットワークエンティティ(900)であって、
プロセッサ(921)と、
前記プロセッサ(921)に接続されたメモリ(922)と、を有し、前記メモリ(922)は、前記プロセッサ(921)によって実行可能な命令を含み、それによって前記第1のネットワークエンティティ(900)は、
リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを第2のネットワークエンティティに送信し、
前記第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティから第1の拒否レスポンスを受信する、ように動作可能であり、
前記第1の拒否レスポンスは、
前記第1のリクエストが前記第2のネットワークエンティティ任意の別の代替の第2のネットワークエンティティとのいずれかを用いてリトライされるべきかかを示す第1のパラメータと、および/または、
同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために前記代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含み、前記第2のパラメータを有する情報を含む前記第1の拒否レスポンスが前記代替の第2のネットワークエンティティから受信される、第1のネットワークエンティティ。
【請求項15】
請求項14に記載の第1のネットワークエンティティであって、前記第1のネットワークエンティティが、請求項2~のいずれか一項に記載の方法を実行するようにさらに動作可能である、第1のネットワークエンティティ。
【請求項16】
第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティ(900)であるネットワークエンティティであって、
プロセッサ(921)と、
前記プロセッサ(921)に接続されたメモリ(922)と、を有し、前記メモリ(922)は、前記プロセッサ(921)によって実行可能な命令を含み、それによって、前記第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティ(900)は、
第1のネットワークエンティティからリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする第1のリクエストを受信し、
第1の拒否レスポンスを前記第1のネットワークエンティティに送信する、ように動作可能であり、
前記第1の拒否レスポンスは、
前記第1のリクエストが前記第2のネットワークエンティティ任意の別の代替の第2のネットワークエンティティとのいずれかを用いてリトライされるべきかかを示す第1のパラメータと、および/または、
同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために前記代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含み、前記第2のパラメータを有する情報を含む前記第1の拒否レスポンスが前記代替の第2のネットワークエンティティから受信される、ネットワークエンティティ
【請求項17】
請求項16に記載のネットワークエンティティであって、前記第2のネットワークエンティティまたは代替の第2のネットワークエンティティが、請求項12のいずれか一項に記載の方法を実行するようにさらに動作する、ネットワークエンティティ
【請求項18】
第3のネットワークエンティティ(900)であって、
プロセッサ(921)と、
前記プロセッサ(921)に接続されたメモリ(922)と、を有し、前記メモリ(922)は、前記プロセッサ(921)によって実行可能な命令を含み、それによって前記第3のネットワークエンティティ(900)は、
リソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとするリクエストをサービス通信プロキシに送信し、
前記サービス通信プロキシから拒否レスポンスを受信し、ここで、前記拒否レスポンスは、
前記リクエストが第2のネットワークエンティティ任意の別の代替の第2のネットワークエンティティとのいずれかを用いてリトライされるべきかかを示す第1のパラメータと、および/または、
同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために前記代替の第2のネットワークエンティティを使用するかどうかを示す第2のパラメータと、を有する情報を含み、ここで、前記第2のパラメータを有する情報を含む前記拒否レスポンスが前記代替の第2のネットワークエンティティから受信され、
前記拒否レスポンスが前記第2のパラメータを有する情報を含み、かつ、前記第2のパラメータが前記同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために前記代替の第2のネットワークエンティティを使用することを示す場合、前記同じリソースコンテキストまたはセッションコンテキストをターゲットとする後続のリクエストのために前記代替の第2のネットワークエンティティを使用する、ように動作可能である、第3のネットワークエンティティ。
【請求項19】
少なくとも1つのプロセッサによって実行されると、前記少なくとも1つのプロセッサに、請求項1~13のいずれか一項に記載の方法を実行させる命令を記憶するコンピュータ可読記憶媒体。
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正の内容】
図2
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正の内容】
図5
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正の内容】
図6
【国際調査報告】