IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ インテル コーポレイションの特許一覧

(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-05
(54)【発明の名称】HARQ-ACK送信
(51)【国際特許分類】
   H04W 28/04 20090101AFI20240227BHJP
   H04W 72/232 20230101ALI20240227BHJP
   H04W 72/1273 20230101ALI20240227BHJP
   H04W 72/1268 20230101ALI20240227BHJP
   H04L 1/1607 20230101ALI20240227BHJP
【FI】
H04W28/04 110
H04W72/232
H04W72/1273
H04W72/1268
H04L1/1607
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023553280
(86)(22)【出願日】2022-02-28
(85)【翻訳文提出日】2023-09-28
(86)【国際出願番号】 US2022018160
(87)【国際公開番号】W WO2022187145
(87)【国際公開日】2022-09-09
(31)【優先権主張番号】63/155,670
(32)【優先日】2021-03-02
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2021/081492
(32)【優先日】2021-03-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】PCT/CN2021/081509
(32)【優先日】2021-03-18
(33)【優先権主張国・地域又は機関】CN
(31)【優先権主張番号】63/186,721
(32)【優先日】2021-05-10
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】63/215,837
(32)【優先日】2021-06-28
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】593096712
【氏名又は名称】インテル コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(74)【代理人】
【識別番号】100135079
【弁理士】
【氏名又は名称】宮崎 修
(72)【発明者】
【氏名】リ,インヤン
(72)【発明者】
【氏名】ション,ガン
(72)【発明者】
【氏名】リー,デウォン
(72)【発明者】
【氏名】ダビドフ,アレクセイ
(72)【発明者】
【氏名】レイン,プリラナ
【テーマコード(参考)】
5K014
5K067
【Fターム(参考)】
5K014DA02
5K014FA03
5K067EE02
5K067HH28
5K067JJ13
(57)【要約】
本明細書の様々な実施形態は、セルラーネットワークにおけるハイブリッド自動再送要求肯定応答(HARQ-ACK)送信に関する技法を提供する。いくつかの実施形態は、比較的高いキャリア周波数(たとえば、約52.6ギガヘルツ(GHz)を上回るキャリア周波数)を使用するネットワークにおけるHARQ-ACK送信に関し得る。いくつかの実施形態は、マルチ物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)スケジューリングのためのHARQ-ACKコードブックサイズ決定に関し得る。いくつかの実施形態は、マルチPDSCHスケジューリングのためのダウンリンク制御およびHARQ-ACK送信に関し得る。他の実施形態が説明および/または特許請求され得る。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
セルラーネットワークのユーザ機器(UE)に関連付けられた電子デバイスによって実行される方法であって、
physical downlink control channel(PDCCH)送信を介して1つまたは複数の受信されたdownlink control information(DCI)を識別することと、
前記1つまたは複数の受信されたDCIに基づいて、送信のためのhybrid automatic repeat request acknowledgement(HARQ-ACK)コードブックメッセージを生成することであって、前記HARQ-ACKコードブックメッセージは、前記1つまたは複数のDCIの個々のDCIに関連付けられたHARQ-ACKビット数の指示を含む、生成することと、
前記HARQ-ACKコードブックメッセージの送信を容易にすることと
を含む方法。
【請求項2】
前記HARQ-ACKコードブックメッセージは、discontinuous transmission(DTX)の1つ以上の指示を含み、前記1つまたは複数の指示は、前記1つ以上のDCIが受信されたことを示すためのものである、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
前記1つまたは複数の指示は、1つまたは複数の追加のDCIが受信されなかったことをさらに示すためのものである、請求項2に記載の方法。
【請求項4】
前記HARQ-ACKコードブックメッセージは、受信されなかった前記1つまたは複数の追加のDCIのためのHARQ-ACKビット数の指示を含まない、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
前記1つまたは複数のDCIは、複数のDCIであり、前記複数のDCIのうちの最後のDCIは、前記複数のDCIによってスケジュールされた1つまたは複数のphysical downlink shared channel(PDSCH)送信に関連付けられたHARQ-ACKフィードバックのためのリソースアロケーションを含む、
請求項1ないし4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項6】
前記1つまたは複数のDCIが、送信のために1つまたは複数のphysical downlink shared channel(PDSCH)送信をスケジュールするためのものであり、前記方法は、前記1つまたは複数のDCIの後に、追加のDCIを受信することをさらに含む、
請求項1ないし4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項7】
前記追加のDCIは、前記1つまたは複数のPDSCH送信に関連するHARQ-ACKフィードバックを搬送するためのphysical uplink control channel(PUCCH)またはphysical uplink shared channel(PUSCH)送信をスケジュールするためのものである、請求項6に記載の方法。
【請求項8】
前記1つまたは複数のDCIは、互いに同じphysical uplink control channel(PUCCH)またはphysical uplink shared channel(PUSCH)送信をスケジュールするための少なくとも2つのDCIを含む、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項9】
前記HARQ-ACKコードブックは、前記1つまたは複数のDCIのうちの1つのDCI内のcounter downlink assignment index(C-DAI)フィールドに関係する、請求項1ないし4のいずれか一項に記載の方法。
【請求項10】
前記HARQ-ACKコードブックは、前記1つまたは複数のDCIにおける受信されたまたは受信されていないC-DAIの指示を含み得る、請求項9に記載の方法。
【請求項11】
セルラーネットワークのユーザ機器(UE)に関連付けられた電子デバイスによって実行される方法であって、
physical downlink control channel(PDCCH)送信を介して受信されたdownlink control information(DCI)を識別することと、
前記DCIに基づいて、1つまたは複数のphysical downlink shared channel(PDSCH)送信を復号することであって、前記1つまたは複数のPDSCH送信は、前記DCIによってスケジュールされる、復号することと、
前記1つまたは複数のPDSCH送信に関係するhybrid automatic repeat request acknowledgement(HARQ-ACK)情報を生成することと、
前記HARQ-ACK情報に基づいてHARQ-ACKコードブックを生成することと、
前記HARQ-ACKコードブックの送信を容易にすることと
を含む方法。
【請求項12】
前記HARQ-ACKコードブックは、第1のサブコードブックおよび第2のサブコードブックを含む、請求項11に記載の方法。
【請求項13】
前記第1のサブコードブックは、単一のPDSCHをスケジューリングするDCIによってスケジューリングされるPDSCH送信に関連するHARQ-ACK情報を含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項14】
前記第2のサブコードブックは、単一PDSCHをスケジューリングするDCIによってスケジューリングされたPDSCH送信以外のPDSCH送信に対するHARQ-ACK情報を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項15】
前記第2のサブコードブックは、複数のPDSCH送信をスケジューリングするDCIによってスケジューリングされるPDSCH送信に関連するHARQ-ACK情報を含む、
請求項12に記載の方法。
【請求項16】
前記第1のサブコードブックは、サービングセルに設定されたトランスポート・ブロック(TB)ベースのPDSCH送信及び単一PDSCHスケジューリングのためのDCIに関するHARQ-ACK情報を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項17】
前記第1のサブコードブックは、codebook group(CBG)ベースの送信またはマルチPDSCHスケジューリングで構成されたサービングセル上のフォールバックDCIに関するHARQ-ACK情報を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項18】
前記第1のサブコードブックは、単一PDSCHをスケジューリングするマルチPDSCH DCIに関するHARQ-ACK情報を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項19】
前記第1のサブコードブックは、semi-persistent scheduling(SPS)PDSCHリリースをトリガするDCIに関連するHARQ-ACK情報を含む、請求項12に記載の方法。
【請求項20】
前記第1のサブコードブックは、secondary cell(SCell)の休止を示すDCIセルに関連するHARQ-ACK情報を含む、請求項12に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
様々な実施形態は、概して、ワイヤレス通信の分野に関し得る。例えば、いくつかの実施形態は、様々なセルラーネットワークシナリオにおけるHybrid Automatic Repeat Request(HARQ-ACK)送信に関し得る。
【背景技術】
【0002】
様々な実施形態は、概して、ワイヤレス通信の分野に関し得る。
【0003】
(関連出願の相互参照。)
本出願は、2021年3月2日に出願された米国仮特許出願第63/155,670号;2021年3月18日に出願された国際特許出願第PCT/CN2021/081492号;2021年3月18日に出願された国際特許出願第PCT/CN2021/081509号;2021年5月10日に出願された米国仮特許出願第63/186,721号;および2021年6月28日に出願された米国仮特許出願第63/215,837号に対する優先権を主張する。
【図面の簡単な説明】
【0004】
実施形態は、添付の図面と併せて以下の詳細な説明によって容易に理解されるであろう。この説明を容易にするために、同様の参照番号は同様の構造要素を示す。実施形態は、添付の図面の図において限定としてではなく例として示される。
図1】様々な実施形態による、長いPhysical Downlink Shared Channel(PDSCH)送信持続時間の一例を示す。
図2】様々な実施形態による、PDSCH送信の早期終了の一例を示す。
図3】様々な実施形態による、新しい送信または再送信の指示の一例を示す。
図4】様々な実施形態による、新しい送信または再送信の指示の代替例を示す。
図5】様々な実施形態による、新しい送信または再送信の指示の代替例を概略的に示す。
図6】様々な実施形態による、新しい送信または再送信の指示の代替例を示す。
図7】様々な実施形態による、Physical Uplink Shared Channel(PUSCH)またはPhysical Uplink Control Channel(PUCCH)送信をスケジューリングするためのアップリンクグラント(uplink grant)を含む最後のDownlink Control Information(DCI)の一例を示す。
図8】様々な実施形態による、PUSCHまたはPUCCH送信をスケジューリングするためのアップリンクグラントを含む後のDCIの一例を示す。
図9】様々な実施形態による、同じPUSCHまたはPUCCH送信をスケジューリングするためのアップリンクグラントを含む2つ以上のDCIの例を示す。
図10】は、様々な実施形態による、より大きいサブキャリア間隔の短いスロット持続時間の一例を示す。
図11】様々な実施形態による、PDSCHのためのマルチTransmission Time Interval(TTI)スケジューリングの一例を示す。
図12】様々な実施形態による、2つのHARQ-ACKサブコードブックの生成の一例を示す。
図13】様々な実施形態による、2つのHARQ-ACKサブコードブックの生成の別の例を示す。
図14】様々な実施形態による、2つのHARQ-ACKサブコードブックの生成の別の例を示す。
図15】様々な実施形態による、直接HARQ-ACKペイロードサイズ指示の一例を示す。
図16】様々な実施形態による、Total Downlink Assignment Index(T-DAI)による量子化されたHARQ-ACKペイロードサイズの一例を示す。
図17】様々な実施形態による、Downlink Control Information(DCI)フォーマットにおけるDownlink Assignment Index(DAI)フィールドのサイズの一例を示す。
図18】様々な実施形態によるワイヤレスネットワークを概略的に示す。
図19】様々な実施形態によるワイヤレスネットワークの構成要素を概略的に示す。
図20】機械可読媒体またはコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)から命令を読み取り、本明細書で説明する方法のうちの任意の1つまたは複数を実行することができる、いくつかの例示的な実施形態による構成要素を示すブロック図である。
図21】様々な実施形態による、図1図20のいずれかの1つまたは複数の要素によって実行され得る例示的な手順を示す。
図22】様々な実施形態による、図1~20のいずれかの1つまたは複数の要素によって実行され得る例示的な手順を示す。
図23】様々な実施形態による、図1~20のいずれかの1つまたは複数の要素によって実行され得る例示的な手順を示す。
図24】様々な実施形態による、図1~20のいずれかの1つまたは複数の要素によって実行され得る例示的な手順を示す。
【発明を実施するための形態】
【0005】
以下の詳細な説明において、添付の図面を参照する。同じ参照番号の要素を識別するために、同じ参照番号が異なる図面において使用され得る。以下の説明では、限定ではなく説明を目的として、様々な実施形態の様々な態様の完全な理解を提供するために、特定の構造、アーキテクチャ、インターフェース、技法などの特定の詳細が記載される。しかしながら、本開示の利益を有する当業者には言うまでもなく、様々な実施形態の様々な態様が、これらの特定の詳細から逸脱する他の例において実施され得る。いくつかの例では、不要な詳細によって様々な実施形態の説明を不明瞭にしないように、周知のデバイス、回路、および方法の説明は省略される。本明細書の目的のために、語句「AまたはB」および「A/B」は、(A)、(B)、または(AおよびB)を意味する。

高キャリア周波数HARQ-ACK送信
いくつかの実施形態は、比較的高い周波数キャリア(たとえば、約52.6ギガヘルツ(GHz)以上の周波数をもつキャリア)をもつネットワークにおけるHARQ-ACK送信について説明するか、またはそれに関し得る。
【0006】
特に、モバイル通信は、初期の音声システムから今日の高度に洗練された統合通信プラットフォームへと著しく進化してきた。次世代無線通信システム(第5世代(5G)または新しい無線(NR)と呼ばれる)は、様々なユーザおよびアプリケーションによって、どこでも、いつでも、情報へのアクセスおよびデータの共有を提供し得る。NRは、大きく異なり、時には競合する性能次元およびサービスを満たすことを目標とする統合ネットワーク/システムであり得る。そのような多様な多次元要件は、異なるサービスおよびアプリケーションによって駆動され得る。一般に、NRは、Third Generation Partnership Project(3GPP(登録商標))Long-term evolution(LTE)-Advancedに基づいて進化し得、追加の潜在的な新しいRadio Access Technologies(RAT)が、人々の生活をより良好な、単純な、シームレスなワイヤレス接続性ソリューションで豊かにする。NRは、様々なデバイスがワイヤレスによって接続され、高速でリッチなコンテンツおよびサービスを配信することを可能にし得る。
【0007】
NRシステムは、スロットの概念に基づいて動作することができる。Physical Downlink Shared Channel(PDSCH)送信またはPhysical Uplink Shared Channel(PUSCH)送信は、スロット内に制限され得る。PDSCHまたはPUSCHに対するそのような制限は、高周波数ネットワークにおいて依然として適用され得る。一方、52.6GHzを超えるキャリア周波数で動作するシステム、特にテラヘルツ通信では、深刻な位相雑音に対処するために、より大きいサブキャリア間隔が必要とされる場合がある。より大きいサブキャリア間隔、例えば、1.92メガヘルツ(MHz)または3.84MHzが採用される場合、スロット持続時間は非常に短くなり得る。例えば、1.92MHzサブキャリア間隔の場合、1スロット持続時間は、図10に示されるように、約7.8マイクロ秒(μs)である。この極端に短いスロット持続時間は、Medium Access Layer(MAC)およびRadio Link Control(RLC)などを含む上位レイヤ処理にとって十分でないことがある。この問題に対処するために、NR基地局(gNB)は、長い送信持続時間をもつスロット境界にわたるダウンリンク(DL)またはアップリンク(UL)データ送信をスケジュールし得る。言い換えれば、スロット概念は、データ送信をスケジューリングするときに必要とされないことがある。図1は、複数のスロット105に及ぶ長いPDSCH送信110の持続時間の一例100を示す。
【0008】
DL送信では、gNBがすでにDL Downlink Control Information(DCI)を送出しているとき、または前のPDSCH送信が依然として進行中であるとき、より多くのDLトラフィックがgNBに到着し得る。gNBは、PDSCHをスケジュールするために新しいDL DCIを送信しなければならず、これは、データ送信の遅延をもたらす。1つの解決策は、gNBが、バッファ中の現在のDLデータを送信するために必要とされるものよりも多くのDLリソースをスケジュールすることを可能にすることであり得る。したがって、新しいDLトラフィックが到着した場合、gNBは、スケジュールされたDLリソース上で新しいDLトラフィックのためのPDSCH送信を継続することができる。代替として、新しい着信DLトラフィックが存在しない場合、スケジュールされたDLリソースは、より早く解放される必要があり得る(例えば、PDSCH送信の早期終了)。実際、新しいDLトラフィックがない場合に加えて、gNBがDL送信をより早く終了する必要がある他の理由も存在し得る。図2は、割り振られたDLリソースが10個のCode Blocks(CB)(たとえば、CB#0~CB#9)を搬送し得る例を示す。しかしながら、DL送信は、6個のCBの送信後にのみ終了され得る。具体的には、図2に示されるように、CB#0~CB#5は送信されてもよいが、CB#6~CB#9は送信されなくてもよい。
【0009】
NRにおけるDLまたはUL送信の場合、媒体アクセス制御(MAC)レイヤからのトランスポートブロック(TB)は、物理(PHY)レイヤにおいて送信され得る。DL送信のハイブリッド自動再送要求(HARQ)送信の場合、単一のHARQ-ACKビットが、TBについてUEによって報告され得る。代替的に、コードブロックグループ(CBG)ベースの送信が構成される場合、例えば、TBはn個のCBGに分割され、n<=N、N=1,2,4,8、CBGは、1つまたは複数のCBを含み得る。CBG送信インジケータ(CBGTI)フィールドは、DCIによってCBGがスケジュールされるか否かを示すために使用され得る。UEは、TBのためのn個またはN個のHARQ-ACKビットを報告し得る。各CBGに1つのHARQ-ACKビットが報告されてもよい。Nは、上位層によって構成され得るCBGの最大数であり得る。DCIがX個のTBをスケジュールする場合、DCI中にX個の新しいデータインジケータ(NDI)ビットがあり得る。52.6GHzキャリア周波数より上で動作するシステムの場合、早期終了を伴うまたは伴わない長いPDSCH送信をサポートするために、効率的なHARQ-ACK送信方式が望ましいことがある。
【0010】
本明細書の様々な実施形態は、52.6GHzキャリア周波数以上で動作するシステムのための早期終了を伴うまたは伴わない長いPDSCH送信をサポートするためのHARQ-ACK送信のための機構を提供する。
【0011】
以下の説明において、DCIによってスケジューリングされるダウンリンクまたはアップリンクデータ送信は、M個のコードブロックバンドル(CBB)を含むことができる。Mは、割り当てられた時間リソース及び/又は周波数リソースに応じて変更されてもよい。各CBBは、1つまたは複数の連続するCBを含むことができる。巡回冗長検査(CRC)が各CBに追加され得る。CBBは、1つまたは複数の連続するデータシンボルに排他的にマッピングされ得る。このようにして、CBBに対してシンボルアライメントが達成され得る。N個のCBBは、CBBバンドルを形成することができ、N>=1。1つのHARQ-ACKビットが、CBBごとに、またはCBBバンドルごとに生成され得る。この意味で、CBBバンドルは、NRにおけるCBGとみなすことができる。CBBまたはCBBバンドルは、MAC PDUまたはTBに対応することができる。別個のHARQプロセス番号が、各CBBまたは各CBBバンドルに割り当てられ得る。以下の説明では、CBBを用いる場合がある。HARQ-ACKビットがCBBバンドルごとに報告される場合、CBBは、CBBバンドルによって置き換えられ得る。
【0012】
DCIによって割り振られるDL時間リソースの持続時間はフレキシブルであり得るので、DCIによってスケジュールされるCBBの数は、それに応じて変動し得る。その結果、DLデータ送信のためのHARQ-ACKビットの正確な数は固定されないことがある。固定数のHARQ-ACKビットがDCIに関連付けられる場合、その数は、スケジューリング可能なDL時間リソースの最大持続時間によって決定されてもよく、これは、HARQ-ACKコードブックにおける大きなオーバーヘッドをもたらし得る。したがって、UEが、DCIによってスケジュールされたDLデータ送信のためのHARQ-ACKビットの正確な数を報告することが好ましい。
【0013】
ULリソース中で送信されるHARQ-ACKコードブックは、1つまたは複数のDCIによってスケジュールされる(1つまたは複数の)DLデータ送信のためのHARQ-ACKビットを含み得る。UEは、HARQ-ACKコードブックのヘッダ中で各DCIについての不連続送信(DTX)指示(indication)を報告し得る。ヘッダは、ビットマップの形式であってもよい。したがって、ヘッダ内の各ビットは、対応するDCIが検出されたか否かを示し得る。DTXがDCIに対してヘッダ内で示されない場合、例えば、DCIが受信される場合、UEは、DCIによってスケジュールされるDLデータ送信に対するHARQ-ACKビットの正確な数を報告することができる。一方、DTXがDCIに対してヘッダ内で示される場合、例えば、DCIが受信されない場合、HARQ-ACKビットはDCIに対するコードブックに含まれない。より早く終了されるDL送信の場合、HARQ-ACKビットの数は、早期終了がないと仮定した場合のHARQ-ACKビットの数に、依然として等しくなり得る。代替的に、HARQ-ACKビットの数は、送信されたCBBの実際の数によって導出され得る。
【0014】
HARQ-ACKコードブックのコードブックサイズは、ULリソースを示す最後のDCIによって示され得る。例えば、最後のDCI内のYビットは、2個の異なるコードブックサイズを示すことができる。ヘッダビットおよびHARQ-ACKビットの総数が、示されたコードブックサイズ未満である場合、パディングビットが、示されたコードブックサイズに追加される。ヘッダビットおよびHARQ-ACKビットの総数が、示されたコードブックサイズを超える場合、HARQ-ACKビットの数を低減するために、あるバンドリングが適用され得る。例えば、CBBごとに1つのHARQ-ACKビットを報告する代わりに、UEは、CBBバンドルごとに1つのHARQ-ACKビットを報告してもよい。
【0015】
具体的には、ULリソース上でのHARQ-ACK送信は、UEが最後のDCIを受信したことを暗黙的に示し得るので、ヘッダは、HARQ-ACK送信のためのULリソースを示す最後のDCIのためのビットを含まなくてもよい。
【0016】
図3は、DCIに対するDTX指示を有するHARQ-ACKコードブック生成の例を示す。DLデータ送信をスケジューリングするUEによって最大5個のDCIが受信され得ると仮定する。UEは、第2および第5のDCIのみを検出する。その結果、UEは、305において「0 1 0 0 1」のヘッダビットマップを示す。次いで、UEは、(310における)第2および(315における)第5のDCIによってスケジュールされたDLデータ送信のためのHARQ-ACKビットを含める。
【0017】
一実施形態では、ヘッダは、DLデータ送信をスケジューリングする1つまたは複数のDCIが、M個の連続する構成された物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)monitoring occasions(MOs)において検出されるかどうかを示し得る。PDCCH MOは、探索空間セット構成によって決定され得る。値Mは、上位層シグナリングによって半静的に設定されてもよく、最後のDCIによって動的に指示されてもよい。HARQ-ACKコードブック内のヘッダビットマップは、Mビットを含むことができる。
【0018】
●値Mが上位層によって構成される場合、UEは、M個のMOの最初のm個(m<M)のDCIにおけるDCIに対応するHARQ-ACKビットをすでに報告している可能性があり、UEは、最初のm個のMOに対応するヘッダビットを「0」に設定する可能性がある。代替的に、UEはまた、現在のHARQ-ACK送信における最初のm個のMO中のDCIに対応するHARQ-ACKビットを報告し得る。
【0019】
●値Mが最後のDCIにおいて動的に示される場合、HARQ-ACKコードブックは、M個のPDCCH MO内で検出された任意のDCIに対応するHARQ-ACKビットを含むことができる。
【0020】
1つのオプションでは、M個の連続する構成されたPDCCH MOは、HARQ-ACKビットがHARQ-ACKコードブックに含まれるDLデータ送信をスケジュールする最後のDCIに対して決定される。最後のDCIを搬送するPDCCH MOは、M個のMOのうちの最後である。
【0021】
図4は、最後のDCIに対して構成されたPDCCH MOを決定する例を示す。上記のPDCCH MOは、最後のDLデータ送信をスケジューリングするPDCCHを搬送するPDCCH MOより遅くないM個の連続するPDCCH MO400を含むことができる。言うまでもなく、NRは、同じスロット内の同じシンボルでのPDCCHおよびPDSCH送信を可能にするので、いくつかの実施形態では、PDCCH MOは、PDCCHおよびスケジュールされたPDSCHを指し得る。したがって、PDSCHからHARQ-ACKへのフィードバック遅延(すなわち、図4のK)は、PDCCH MOを参照して示される。加えて、言うまでもないが、図4図9に関して、灰色で塗りつぶされたPDCCH MO(例えば、図4において400とマークされたPDCCH MO)は、M個の連続するPDCCH MO内にあるが、斜めの陰影を有するPDCCH MO(例えば、マークされていないPDCCH MO)は、M個のPDCCH MO内にない。
【0022】
1つのオプションでは、M個の連続する構成されたPDCCH MO400は、必要なPDSCH処理時間を受けるHARQ-ACK情報を搬送するULリソース405(たとえば、PUSCHおよび/またはPUCCH)に対して決定される。M個のMO400の最後は、ULリソースの開始シンボルの前に行う(図5Aに示されるように)少なくともX個のシンボルで終わる最後のMO410であり得る。Xは、たとえば、UE PDSCH処理時間に依存し得る。言い換えれば、最後のMO410は、(図4図9において)PDCCH410の受信から405におけるPUSCH/PUCCHの送信までの間の遅延を指すPDSCHからHARQ-ACKへのフィードバック遅延「K」に基づき得る。そのような場合、値Mを示すこと、または第1のMOを示すことは、M個の連続する構成されたMOを決定するために使用され得る。
【0023】
代替として、図5に示されるように、M個のMO510の最後は、ULリソースの開始シンボルの少なくともX個のシンボル前に終了する最後のMO505よりも早くてもよい。最初のMOおよび値Mは、HARQ-ACK送信をトリガする最後のPDCCH内の開始および長さインジケータ値(SLIV)によって示され得る。代替的に、最後のMOおよび値Mは、HARQ-ACK送信をトリガする最後のPDCCH中の開始および長さインジケータ値(SLIV)によって示され得る。
【0024】
図5は、ULリソースに対して構成されたPDCCH MOを決定する例を示す。上記のPDCCH MOは、ULリソースの開始シンボルの少なくともX個のシンボル前に終了するM個の最後の連続するPDCCH MOからなる。
【0025】
一実施形態では、ヘッダは、DLデータ送信をスケジュールするDCIの動的に決定されたセット中の各DCIがUEによって受信されるかどうかを示し得る。DCIのセット中のDCIは、DCI中のカウンタダウンリンク割当てインデックス(C-DAI)フィールドによって順序付けられ得る。DCIのセット中のk番目のDCIは、C-DAIがk、k=1,2,・・・に等しいことを示し得る。c-DAIのサイズを低減するためにC-DAIにモジュロ演算を適用し得る。DCIの動的に決定されたセットのサイズMは、セット中の最後のDCIによって導出され得る。HARQ-ACKコードブック内のヘッダビットマップは、Mビットを含むことができる。HARQ-ACKコードブックは、DCIのセット中の任意の受信されたDCIに対応するHARQ-ACKビットを含み得る。
図6は、HARQ-ACKコードブック生成のためのDCIの動的に決定されたセットの例を示す。HARQ-ACK送信のためのULリソースを導出するために使用される最後のDCI中のC-DAI(すなわち、C-DAI=3)に従って、UEは、gNBがDLデータ送信をスケジュールする3つのDCIを送信することを識別することが可能であり得る。したがって、HARQ-ACKコードブック内のヘッダは3ビットを有することができる。さらに、UEが第2のDCI(例えば、図6に示したような、クロスアウトしたC-DAI=2を有するDCI)を見逃すと仮定すると、UEはC-DAI=3を有するDCIを受信し得るので、UEは紛失を識別することが可能であり得る。ヘッダビットマップは‘101’であり得る。最後に、UEは、第1のDCI(たとえば、C-DAI=1をもつDCI)および第3のDCI(たとえば、C-DAI=3をもつDCI)に関連付けられたHARQ-ACKビットのみをコードブックに含め得る。コードブックサイズが最後のDCIによって示されるコードブックサイズに等しくなり得るように、パディングビットが存在し得る。
【0026】
別の実施形態では、1つのPDCCHを使用して、1つまたは複数のPDSCHのHARQ-ACKフィードバックを搬送するPUCCHまたはPUSCH送信をスケジュールすることができる。特に、PDSCHをスケジューリングするための最後のDCIはまた、HARQ-ACKフィードバックを搬送するPUCCHまたはPUSCH送信のための時間および周波数におけるリソース割振りを含み得る。
【0027】
図7は、PUSCH/PUCCHをスケジューリングするためのアップリンクグラントを含む最後のDCIの例を示す。この例では、PDSCHをスケジューリングするために使用される最後のDCI(たとえば、C-DAI=3をもつDCI)は、3つのPDSCHのHARQ-ACKフィードバックを搬送する、PUSCHまたはPUCCHをスケジューリングするためのアップリンク許可を含み得る。
【0028】
別の実施形態では、PDSCH復号およびPUSCH/PUCCH送信のための処理時間、またはそれぞれK1およびK2値に応じて、PDSCHをスケジューリングするための最後のDCIの後に送信されるDCIが、HARQ-ACKフィードバックを搬送するPUCCHまたはPUSCH送信をスケジューリングするために使用され得る。
【0029】
図8は、PUSCH/PUCCHをスケジューリングするためのアップリンクグラントを含む後のDCIの一例を示す。この例では、最後のDCIの後に送信されるDCIは、3つのPDSCHのHARQ-ACKフィードバックを搬送するPUSCHまたはPUCCHをスケジューリングするためのアップリンクグラントを含む。
【0030】
別の実施形態では、同じPUCCHまたはPUSCHをスケジュールするための2つ以上のDCIが送信され得、これは、制御情報の送信の信頼性を改善するのに役立ち得る。なお、2つ以上のDCIは、PDSCHをスケジューリングする最後のDCIであってもよいし、最後のDCIよりも後に送信されるDCIであってもよい。代替的に、2つ以上のDCIは、PDSCHをスケジューリングする任意のDCI、または最後のDCIよりも後に送信されるDCIを含み得る。PUSCHまたはPUCCHは、1つ以上のPDSCHのHARQ-ACKフィードバックを搬送することができる。
【0031】
さらに、時間および周波数における同じアップリンクリソース割振りが、PUCCHまたはPUSCHをスケジュールするための2つ以上のDCIに含まれ得る。また、M個の連続する構成されたPDCCH MOが、HARQ-ACKコードブックを決定するために使用される場合、2つ以上のDCIは、HARQ-ACKコードブック生成のためのM個の連続する構成されたPDCCH MOの同じセットを含み得る。同様に、DAIオフセットがHARQ-ACKコードブック生成を命令するために使用される場合、DAIオフセットは、PDSCHをスケジューリングするためのDCIの同じセットを指す必要があり得る。
【0032】
図9は、同じPUSCH/PUCCHをスケジューリングするためのアップリンクグラントを含む2つ以上のDCIの一例を示す。この例では、最後のDCIと最後のDCIの後に送信されるDCIの両方が、3つのPDSCHのHARQ-ACKフィードバックを搬送するPUSCHまたはPUCCHをスケジューリングするためのアップリンクグラントを含む。

マルチPDSCHスケジューリングのためのダウンリンク制御およびHARQ-ACK送信
本明細書のいくつかの実施形態は、マルチPDSCHスケジューリングのためのダウンリンク制御およびHARQ-ACK送信に関し得る。具体的には、いくつかの実施形態は、上位レイヤまたはさらにはスケジューラ実装のための長い送信持続時間および適切な処理時間を可能にする機構に関連し得る。
【0033】
いくつかの実施形態では、DCIを搬送するPDCCH送信は、異なるTBをもつ1つまたは複数のPDSCH送信をスケジュールするために使用され得る。図11は、PDSCHに対するマルチTTIスケジューリングの一例を示す。この例では、異なるトランスポートブロック(TB)をもつ4つのPDSCH(PDSCH#0~3)が単一のDCIによってスケジュールされ得る。
【0034】
とりわけ、本明細書における実施形態は、データ送信のためのマルチTTIスケジューリングが約52.6GHzのキャリア周波数を超えて動作するシステムにおいて考慮されるときのDCI設計および対応するHARQ-ACK送信に関する。
【0035】
異なるTBを有する複数のPDSCH送信をスケジュールすることができるDCIは、マルチPDSCH DCIと呼ばれる。Nとして示される、DCIによってスケジュールされるPDSCHの数は、DCI内のフィールドによって明示的に示され得る。代替として、DCIによってスケジュールされたPDSCHの数は、他の情報フィールドとともにジョイントコーディングされ得る。たとえば、時間領域リソース割振り(TDRA)テーブル中の行のためにスケジュールされたPDSCHの数は、その行の構成されたSLIVsの数に等しくなり得る。マルチPDSCH DCIによってスケジュールされるPDSCHの最大数は、すべての行の中でスケジュールされるPDSCHの最大数とすることができ、これはNmaxと表される。
【0036】
レガシーNR設計では、DAIは2ビットであり得、これは、DLデータスケジューリングのためのPDCCHの数をカウントする。DAIのための2ビットを用いて、UEは、連続する失われたPDCCHの数が3以下(no more than 3)である場合、失われたPDCCHを特定し得る。代替的に、DAIはPDCCHのカウンタであり得るので、gNBおよびUEが、PDCCHによってスケジュールされるPDSCHのためのHARQ-ACKの位置を特定し得るように、PDCCHごとに同じ数のHARQ-ACKビットがHARQ-ACKコードブックにおいて仮定され得る。このように、異なるPDSCHが異なる数のHARQ-ACKビットに関連付けられている場合、全てのPDSCHのうちの最大のHARQ-ACKビット数がPDSCHごとに報告される。
【0037】
マルチPDSCHスケジューリングのためのDCIの場合、DAIが依然としてPDCCHをカウントする場合、HARQ-ACKオーバーヘッドは増加され得る。HARQ-ACKコードブックサイズを低減するために、DAIは、スケジュールされたPDSCHまたはスケジュールされたPDSCHのセットの数をカウントすることができる。その結果、DAIのサイズは2ビットより大きくなり得る。本明細書で開示されるDAIフィールドを扱うための方式は、C-DAIのみに適用され得るか、またはC-DAIと総DAI(T-DAI)の両方に適用され得る。

HARQ-ACKコードブック生成
NRにおけるタイプ2HARQ-ACKコードブックは、2つのサブコードブックを含んでもよい。第1のサブコードブックは、すべてのTBベースのPDSCH送信に対するHARQ-ACKを含むことができる。ここで、各PDSCHは、1つのTBを搬送し、または、空間レイヤの数が4より大きい場合、2つのTBを搬送する。第2のサブコードブックは、すべてのコードブロックグループ(CBG)ベースのPDSCH送信のためのHARQ-ACKを含む。UEのための少なくとも1つのサービングセルがマルチPDSCHスケジューリングを用いて構成されるとき、HARQ-ACKコードブックは2つのサブコードブックを含み得る。
【0038】
一実施形態では、第1のサブコードブックは、単一PDSCH DCIによってスケジュールされたTBベースのPDSCH送信のためのHARQ-ACKビットを含む。本明細書で使用される場合、単一のPDSCHのみをスケジュールすることができるDCIは、単一PDSCH DCIと呼ばれる。第2のサブコードブックは、他のPDSCH送信に対するHARQ-ACKを含む。例えば、以下の場合に関連するHARQ-ACKを第1のサブコードブックに含めることができる:
●サービングセル構成のTBベースのPDSCH送信及び単一PDSCHスケジューリングの任意のDCI;
●CBGベースの送信またはマルチPDSCHスケジューリングで構成されたサービングセル上のフォールバックDCI;
●SPS PDSCHリリースをトリガするDCI
●SCell休止(dormancy)を示すDCI。
【0039】
一実施形態では、第1のサブコードブックは、単一のPDSCHをスケジュールするDCIによってスケジュールされるTBベースのPDSCH送信のためのHARQ-ACKビットを含むことができる。第2のサブコードブックは、他のPDSCH送信に対するHARQ-ACKを含む。例えば、以下の場合に関連するHARQ-ACKを第1のサブコードブックに含めることができる:
●サービングセル構成のTBベースのPDSCH送信及び単一PDSCHスケジューリングの任意のDCI;
●CBGベースの送信またはマルチPDSCHスケジューリングで構成されたサービングセル上のフォールバックDCI;
●単一のPDSCHをスケジューリングするマルチPDSCH DCI;
●SPS PDSCHリリースをトリガするDCI
●SCell休止(dormancy)を示すDCI。
【0040】
図12は、2つのサブコードブックの生成の一例を示す。この例では、3つのセルがUEのために構成される。セル1は、TBベースの送信および単一PDSCHスケジューリングを用いて構成され、マルチPDSCHスケジューリングは、セル2およびセル3のために構成される。各PDSCHは、セル2のための2つのTBを搬送する。各PDSCHは、セル3のための単一のTBを搬送する。以下の場合のHARQ-ACKは、図12の斜線のブロックに対応する第1のHARQ-ACKサブコードブックに含まれる:
●セル1上のすべてのPDSCH送信;
●セル2及びセル3でフォールバックDCIによってスケジューリングされたPDSCH送信;
●マルチPDSCH DCI(例えば、非フォールバックDCI)によってスケジューリングされるセル2およびセル3上での単一PDSCH送信。
【0041】
一方、以下の場合のHARQ-ACKは、第2のHARQ-ACKサブコードブックに含まれ、これは、図3の水平に網掛けされたブロックに対応する:
●マルチPDSCH DCIによってスケジュールされる、セル2およびセル3上の2つ以上のPDSCH送信。
【0042】
一実施形態では、第1のサブコードブックは、1つまたは2つのTBをスケジュールするDCIによってスケジュールされるTBベースのPDSCH送信のためのHARQ-ACKビットを含む。第2のサブコードブックは、他のPDSCH送信に対するHARQ-ACKを含む。例えば、以下の場合に関連するHARQ-ACKを第1のサブコードブックに含めることができる:
●サービングセル構成のTBベースのPDSCH送信及び単一PDSCHスケジューリングのための任意のDCI;
●CBGベースの送信またはマルチPDSCHスケジューリングで構成されたサービングセル上のフォールバックDCI;
●4つ以下の(no more than 4)レイヤを有する2つのPDSCHまたは4つより多くのレイヤを有する単一のPDSCHをスケジュールするマルチPDSCH DCI;
●SPS PDSCHリリースをトリガするDCI
●SCell休止を示すDCI。
【0043】
図13は、図12と同じCA仮定を使用する2つのサブコードブックの生成の一例を示す。以下の場合のHARQ-ACKは、13の斜線ブロックに対応する第1のHARQ-ACKサブコードブックに含まれる:
●セル1上のすべてのPDSCH送信;
●セル2及びセル3でフォールバックDCIによってスケジューリングされたPDSCH送信;
●マルチPDSCH DCI(例えば、非フォールバックDCI)によってスケジューリングされるセル2上の単一PDSCH送信;
●マルチPDSCH DCI(例えば、非フォールバックDCI)によってスケジューリングされるセル3上の1つまたは2つのPDSCH送信。
【0044】
一方、以下の場合のHARQ-ACKは、第2のHARQ-ACKサブコードブックに含まれ、これは、図13の水平に陰影付けされたブロックに対応する:
●マルチPDSCH DCIによってスケジューリングされるセル2上の2つ以上のPDSCH送信;
●マルチPDSCH DCIによってスケジューリングされる、セル3上の2つより多いPDSCH送信。
【0045】
一実施形態では、第1のサブコードブックにおいて、DCIに関連付けられたHARQ-ACKの数は1または2である。第2のサブコードブックは、他のDCIに対するHARQ-ACKを含む。例えば、以下の場合に関連するHARQ-ACKを第1のサブコードブックに含めることができる:
●サービングセル構成のTBベースPDSCH送信及び単一PDSCHスケジューリングのための任意のDCI;
●CBGベースの送信またはマルチPDSCHスケジューリングで構成されたサービングセル上のフォールバックDCI;
●4つ以下(no more than 4)のレイヤを有する2つのPDSCHまたは4つより多くのレイヤを有する単一のPDSCHをスケジュールするマルチPDSCH DCI;
●PDSCHのための2つのCBGで構成されるサービングセル上でのPDSCH送信をスケジュールするDCI;
●SPS PDSCHリリースをトリガするDCI;
●SCell休止を示すDCI。

DCIフォーマットにおけるDAIフィールドのサイズ
DCIにおけるDAIフィールドは、UEに送信されるPDSCHの数をカウントすることができる。DAIフィールドのサイズは、事前に定義されるか、上位層シグナリングによって構成されるか、またはPDSCHの最大数によって決定されることができ、すべてのサービングセルの間でDCIによってスケジュールされ得るNCA maxと示される。例えば、UEが3つの連続するPDCCHの欠落を識別する可能性を可能にするために、DAIのサイズは
【0046】
【数1】
であるべきである。PDSCH当たりのHARQ-ACKビットの数は、すべてのサービングセルの間のコードブックまたはサブコードブックに関連付けられたPDSCHごとのHARQ-ACKの最大数によって決定され得る。
【0047】
代替的に、DCI内のDAIフィールドは、UEに送信されるPDSCHのセットの数をカウントし得る。DCIによってスケジューリングされるN個のPDSCHに対して、DCIによってスケジューリングされるPDSCHのセットの数をGとし、セット内のPDSCHの数をgとすると、
【0048】
【数2】
。第1のG-1個のセットの各々は、g個のPDSCHを含む。残りのPDSCHは、最後のセットに属する。DCIによってスケジューリングされるPDSCHのセットの最大数をGmaxで示し、
【0049】
【数3】
である。一例では、2つのサービングセルは、PDSCHの同じ数のセットで構成され得るが、セット当たりのPDSCHの数は異なる。別の例では、2つのサービングセルは、PDSCHの異なる数のセットで構成され得るが、セット当たりのPDSCHの数は同じである。DAIフィールドのサイズは、あらかじめ定義されるか、上位層シグナリングによって構成されるか、またはPDSCHのセットの最大数によって決定され、GCA maxで示され、すべてのサービングセルの間でDCIによってスケジュールされ得る。例えば、UEが3つの連続するPDCCHの欠落を識別する可能性を可能にするために、DAIのサイズは
【0050】
【数4】
であるべきである。セット当たりのHARQ-ACKビットの数は、すべてのサービングセルの間のコードブックまたはサブコードブックに関連付けられたセット当たりのHARQ-ACKの最大数によって決定され得る。
【0051】
一実施形態では、すべてのサービングセルのためのDCIフォーマットは、マルチPDSCHスケジューリングの構成にかかわらず、同じサイズのDAIフィールドで構成される。例えば、DAIフィールドのサイズは2ビットより大きい。注:フォールバックDCIは、カウンタDAI(C-DAI)のための2ビットを依然として含み得る。DCI内のDAIフィールドは、UEに送信されるPDSCHの数をカウントする。あるいは、DCI内のDAIフィールドは、UEに送信されるPDSCHのセットの数をカウントする。
【0052】
1つのオプションでは、HARQ-ACKコードブックは、2つのサブコードブックを含み得る。第1のサブコードブックは、単一PDSCH DCIによって、単一PDSCHをスケジュールするDCIによって、または1つもしくは2つのTBをスケジュールするDCIによってスケジュールされたTBベースのPDSCH送信のためのHARQ-ACKビットを含む。あるいは、第1のサブコードブックにおいて、DCIに関連付けられたHARQ-ACKビットの数は、1または2である。第2のサブコードブックは、他のPDSCH送信またはDCIに対するHARQ-ACKを含む。
【0053】
別のオプションでは、HARQ-ACKコードブックは、すべてのサービングセル上のPDSCHに対するHARQ-ACKビットを順序付けることによって生成される。DAIがPDSCHの数をカウントする場合、PDSCHに関連付けられたHARQ-ACKビットの数は、すべてのサービングセルの中でPDSCHごとに構成されたHARQ-ACKビットの最大数によって決定される。DAIがPDSCHのセットの数をカウントする場合、そのセットに関連付けられたHARQ-ACKビットの数は、すべてのサービングセルの間のセットごとの構成されたHARQ-ACKビットの最大数によって決定される。単一PDSCH DCIによってスケジューリングされるPDSCHの場合、単一PDSCHを有するセットにマッピングされる。
【0054】
一実施形態では、DCI内のDAIフィールドのサイズは、サービングセルに対して固定される。TBベースのPDSCH送信および単一PDSCHスケジューリングで構成された第1のセルの場合、DAIフィールドはsizeAのサイズを有し、たとえばsizeAは2に等しい。DCI中のDAIフィールドは、依然としてPDCCHの数をカウントし得る。CBGベースのPDSCH送信またはマルチPDSCHスケジューリングで構成された第2のセルに対して、DAIフィールドはsizeBのサイズを有し、例えば、sizeBは2より大きくてもよい。注:フォールバックDCIは、C-DAIのための2ビットを依然として含み得る。DCI内のDAIフィールドは、UEに送信されるPDSCHの数をカウントする。あるいは、DCI内のDAIフィールドは、UEに送信されるPDSCHのセットの数をカウントする。
【0055】
HARQ-ACKコードブックは、2つのサブコードブックを含むことができる。第1のサブコードブックは、単一PDSCH DCIによって、単一PDSCHをスケジュールするDCIによって、または1つもしくは2つのTBをスケジュールするDCIによってスケジュールされたTBベースのPDSCH送信のためのHARQ-ACKビットを含む。マルチPDSCH DCIによってスケジューリングされる第2のセル上のPDSCH送信に対して、DCIに対して関連付けられたHARQ-ACKが第1のサブコードブックに含まれる場合、DCI内のDAIは、第1のサブコードブックに関連付けられたPDCCHの数をカウントする。このようにして、第1のサブコードブックに関連付けられたすべてのDCIは、DAIの共通の定義を有する。一方、DCIに対する関連付けられたHARQ-ACKが第2のサブコードブックに含まれる場合、関連付けられたDCI内のDAIは、第2のサブコードブックに対するPDSCHまたはPDSCHのセットの数をカウントする。
【0056】
一実施形態では、HARQ-ACKコードブックが2つのサブコードブックを含むと仮定すると、DCIフォーマット内のDAIフィールドは、同じサブコードブックに関連付けられたすべてのDCIについて同じサイズを有することができる。第1のサブコードブックは、単一PDSCH DCIによって、単一PDSCHをスケジュールするDCIによって、または1つもしくは2つのTBをスケジュールするDCIによってスケジュールされたTBベースのPDSCH送信のためのHARQ-ACKビットを含む。あるいは、第1のサブコードブックにおいて、DCIに関連付けられたHARQ-ACKビットの数は、1または2である。第2のサブコードブックは、他のPDSCH送信またはDCIに対するHARQ-ACKを含む。
【0057】
DCIにおけるDAIのサイズは、第1のサブコードブックに対してsizeAビットであり、例えば、sizeAは2に等しい。第1のサブコードブックのためのDCI中のDAIは、依然としてPDCCHの数をカウントし得る。一方、DCI内のDAIのサイズは、第2のサブコードブックに対してsizeBビットであり、例えば、sizeBは2より大きくてもよい。第2のサブコードブックのためのDCIにおけるDAIは、PDSCHまたはPDSCHのセットの数をカウントする。注:フォールバックDCIは、C-DAIのための2ビットを依然として含み得る。
【0058】
1つのオプションでは、第2のサブコードブックについて、DAIフィールドのサイズは、PDSCHの最大数によって決定され得る。別のオプションでは、第2のサブコードブックについて、DAIフィールドのサイズは、PDSCHのセットの最大数によって決定される。
【0059】
マルチPDSCH DCI中のDAIフィールドのサイズは、DCIに関連付けられたHARQ-ACKを送信するために使用されるサブコードブックによって決定され得る。DCIによってスケジュールされたPDSCH送信に対するHARQ-ACKが第1のサブコードブックに含まれる場合、DCI内のDAIフィールドはsizeAを有する。一方、DCIによってスケジューリングされたPDSCH送信に対するHARQ-ACKビットが第2のサブコードブックに含まれる場合、DCI内のDAIフィールドのサイズはsizeBを有する。
【0060】
図14は、図12と同じCA仮定を使用したDCI内のDAIフィールドのサイズの一例を示す。DCI内のDAIフィールドのサイズは、以下の場合に対して2であり、これは、図14実線の濃い影付きのPDCCHに対応する:
●セル1上のすべてのDCI;
●セル2およびセル3上のフォールバックDCI;
●セル2およびセル3上での単一のPDSCH送信をスケジュールするマルチPDSCH DCI。
【0061】
一方、DAIがPDSCH送信の数をカウントすると仮定し、マルチPDSCH DCIが最大8個のPDSCHをスケジューリングできると仮定すると、DCI内のDAIフィールドのサイズは、以下の場合に対して5であり、これは黒いグリッドを有するPDCCHに対応する:
●セル2およびセル3上で2つ以上のPDSCH送信をスケジュールするマルチPDSCH DCI。

マルチPDSCHスケジューリングのためのDCIフォーマットのサイズ
HARQ-ACKコードブックは、2つのサブコードブックを含むことができる。DCIにおけるDAIのサイズは、第1のサブコードブックに対してsizeAビットであり、例えば、sizeAは2に等しい。一方、DCI内のDAIのサイズは、第2のサブコードブックのsizeBビットであり、例えば、sizeBは2より大きくてもよい。
【0062】
1つのオプションでは、第1のサブコードブックが、単一のPDSCHをスケジュールするDCIによってスケジュールされるTBベースのPDSCH送信のためのHARQ-ACKビットを含むと仮定すると、マルチPDSCH DCIのサイズは、単一のPDSCHがDCIによってスケジュールされるときのDCIサイズと、最大数のPDSCHがDCIによってスケジュールされるときのDCIサイズとの最大値によって決定される。
【0063】
別のオプションでは、第1のサブコードブックが、1つまたは2つのTBをスケジュールするDCIによってスケジュールされるTBベースのPDSCH送信のためのHARQ-ACKビットを含むと仮定すると、マルチPDSCH DCIのサイズは、1つまたは2つのPDSCHがDCIによってスケジュールされるときのDCIサイズと、最大数のPDSCHがDCIによってスケジュールされるときのDCIサイズとの最大値によって決定される。マルチPDSCHスケジューリングで構成されたサービングセルの場合、各PDSCHが1つのTBのみを搬送すると仮定する。

手順例
いくつかの実施形態では、本明細書で説明される図18-20、または本明細書のいくつかの他の図の電子デバイス(複数可)、ネットワーク(複数可)、システム(複数可)、チップ(複数可)もしくは構成要素(複数可)、またはそれらの部分もしくは実装は、本明細書で説明されるような1つ以上のプロセス、技法、もしくは方法、またはそれらの部分を行うように構成され得る。そのようなプロセスの1つを図21に示す。たとえば、プロセスは、2101において、ユーザ機器(UE)によって、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を介してダウンリンク制御情報(DCI)を受信することを含み得る。プロセスは、2102において、UEによって、DCIによってスケジュールされる1つまたは複数の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を復号することをさらに含む。プロセスは、2103において、DCIによってスケジュールされた1つまたは複数のPDSCH送信のためのHybrid automatic repeat request-acknowledgement(HARQ-ACK)情報を搬送するHARQ-ACKコードブックを含む、UEによる送信のためのメッセージを符号化することをさらに含む。
【0064】
1つまたは複数の実施形態について、前述の図のうちの1つまたは複数に記載される構成要素のうちの少なくとも1つは、以下の例示的なセクションに記載されるような1つまたは複数の動作、技法、プロセス、および/または方法を実行するように構成され得る。例えば、前述の図のうちの1つ以上に関連して上述されたベースバンド回路は、以下に記載される例のうちの1つ以上に従って動作するように構成されてもよい。別の例では、前述の図のうちの1つまたは複数に関連して上記で説明したように、UE、基地局、ネットワーク要素などに関連付けられた回路は、以下の例示的なセクションで説明する例のうちの1つまたは複数に従って動作するように構成され得る。
【0065】
マルチPDSCHスケジューリングのためのHARQ-ACKコードブックサイズ決定
いくつかの実施形態は、マルチPDSCHスケジューリングのためのHARQ-ACKコードブックサイズ決定に関し得る。具体的には、いくつかの実施形態は、上位レイヤまたはさらにはスケジューラ実装のための長い送信持続時間および適切な処理時間を可能にする機構に関連し得る。
【0066】
(例えば、図11に関して)前述したように、DCI情報を搬送するPDCCH送信は、異なるTBを有する1つまたは複数のPDSCH送信をスケジュールするために使用され得る。上述したように、図11は、PDSCHに対するマルチTTIスケジューリングの一例を示す。この例では、異なるトランスポートブロック(TB)をもつ4つのPDSCH(PDSCH#0~3)が単一のDCIによってスケジュールされる。
【0067】
とりわけ、本開示の実施形態は、52.6GHzキャリア周波数より上で動作するシステムにおいてデータ送信のためのマルチTTIスケジューリングが考慮されるときのDCI設計および対応するHARQ-ACK送信を対象とする。
【0068】
本明細書で使用される場合、異なるTBを用いて複数のPDSCH送信をスケジュールすることができるDCIは、マルチPDSCH DCIと呼ばれる。単一のPDSCHのみをスケジューリングすることができるDCIは、単一(single)PDSCH DCIと呼ばれる。HARQ-ACKコードブックは、2つのサブコードブックを含むことができる。第1のサブコードブックは、単一PDSCH DCIによって、単一PDSCHをスケジュールするDCIによって、または1つもしくは2つのTBをスケジュールするDCIによってスケジュールされたTBベースのPDSCH送信のためのHARQ-ACKビットを含む。あるいは、第1のサブコードブックにおいて、DCIに関連付けられたHARQ-ACKビットの数は、1または2である。第2のサブコードブックは、他のPDSCH送信またはDCIに対するHARQ-ACKを含む。
【0069】
マルチPDSCHスケジューリングのためのDCIの場合、HARQ-ACKコードブックサイズを低減するために、C-DAIは、スケジュールされたPDSCHまたはスケジュールされたPDSCHのセットの数をカウントし得る。その結果、C-DAIのサイズは2ビットより大きくなり得る。

C-DAIおよびT-DAIの処理
NR HARQ-ACK送信では、C-DAIは、コードブック中のHARQ-ACKビットを順序付けるために使用されるPDCCHの数をカウントし得る。さらに、T-DAIは、HARQ-ACK送信のためのコードブックサイズを決定するために使用され得る。
【0070】
一実施形態では、C-DAIおよびT-DAIは、サービングセル上で(1つまたは複数の)PDSCH送信をスケジュールするDCI中で同じサイズを有し得る。
【0071】
1つのオプションでは、C-DAIがすべてのサービングセル上のPDSCHまたはPDSCHのセットの数をカウントする場合、T-DAIは、gNBによってスケジュールされるPDSCHまたはPDSCHのセットの総数を示す。例えば、最大8個のPDSCHがDCIによってスケジューリングされることができる場合、C-DAI及びT-DAIはいずれも5ビットに増加されることができる。
【0072】
別のオプションでは、C-DAIがサブコードブックに関連付けられたPDSCHまたはPDSCHのセットの数をカウントする場合、T-DAIは、同じサブコードブックに関連付けられたgNBによるPDSCHまたはPDSCHのセットの総数を示す。例えば、最大8個のPDSCHがDCIによってスケジューリングされることができ、PDSCHの各セットが最大4個のPDSCHを含むことができる場合、C-DAIとT-DAIの両方を3ビットに増加させることができる。
【0073】
一実施形態では、T-DAIは、HARQ-ACKペイロードの正確なサイズを直接示すことができる。たとえば、最大HARQ-ACKペイロードサイズがXとして構成され、T-DAIのためのTビットを有すると仮定すると、指示可能なHARQ-ACKペイロードサイズは
【0074】
【数5】
であり得る。C-DAI及びT-DAIは、サービングセル上でPDSCH送信をスケジューリングするDCI内で同じサイズ又は異なるサイズを有することができる。C-DAIは、PDCCHの数またはPDSCHのセットの数をカウントすることができる。HARQ-ACKビットは、HARQ-ACKビットのシーケンスが生成され得るように、C-DAIによって順序付けられ得る。C-DAIによって生成されたHARQ-ACKビットのシーケンスの長さが、T-DAIによって示されるHARQ-ACKペイロードサイズ未満である場合、長さがT-DAIによって示されるペイロードサイズに等しくなるまで、パディングビットが追加される。一例を15に示す。
【0075】
一実施形態では、T-DAIは、C-DAIによって生成されるHARQ-ACKビットのシーケンスの長さに基づいて、量子化されたHARQ-ACKペイロードサイズを示す。C-DAIおよびT-DAIは、サービングセル上でのPDSCH送信をスケジュールするDCIにおいて異なるサイズであり得る。C-DAIは、PDCCHの数またはPDSCHのセットの数をカウントすることができる。HARQ-ACKビットは、HARQ-ACKビットのシーケンスが生成され得るように、C-DAIによって順序付けられ得る。HARQ-ACKシーケンスの長さをLと表し、T-DAIのサイズをTと表す。
【0076】
X個までの連続したPDCCHの欠落を識別することができるように、PDCCHに関連付けられたHARQ-ACKビットの最大数をDとし、T-DAI値は、
【0077】
【数6】
に基づいて決定され得る。T-DAIは範囲[0,Y-1]内の2個の値、例えばT=2を示すことができる。例えば、その値は
【0078】
【数7】
である。最後のDCIにおけるT-DAIは、mod(L,Y)以上である最小T-DAI値Qに設定される。HARQ-ACKコードブックサイズは、
【0079】
【数8】
である。UEが最後のX個までのPDCCHを逃す可能性があると仮定すると、UE側でC-DAIによって生成されるHARQ-ACKシーケンスの長さは、
【0080】
【数9】
1より大きくなければならず、したがって、UEは、正しいHARQ-ACKコードブックサイズを
【0081】
【数10】
と決定することができるが、なぜなら、T-DAIは値Qを示すからである。
【0082】
1つのオプションでは、C-DAIがPDSCHの数をカウントし、C-DAIのサイズをCと示し、PDSCHごとのHARQビットの最大数をMと示す場合、T-DAI値は、
【0083】
【数11】
に基づいて決定され得る。T-DAIは範囲[0, 2*M-1]内の2個の値、例えばT=2を示し得る。例えば、値は
【0084】
【数12】
である。最後のDCIにおけるT-DAIは、
【0085】
【数13】
以上である最小T-DAI値Qに設定される。HARQ-ACKコードブックサイズは、
【0086】
【数14】
である。
【0087】
別のオプションでは、C-DAIがPDSCHのセットの数をカウントし、C-DAIのサイズをCとして示し、セットごとのHARQビットの最大数をGとして示す場合、T-DAI値は、
【0088】
【数15】
に基づいて決定され得る。T-DAIは範囲[0, 2・G-1]内の2個の値、例えばT=2を示すことができる。例えば、値は
【0089】
【数16】
である。最後のDCIにおけるT-DAIは、
【0090】
【数17】
以上である最小T-DAI値Qに設定される。HARQ-ACKコードブックサイズは、
【0091】
【数18】
である。
【0092】
DCI内のC-DAIがPDCCHの数をカウントする場合、同じDCI内のT-DAIは、gNBによって送信されるDCIの総数をカウントする。例えば、HARQ-ACKコードブックが2つのサブコードブックを含む場合、第1のサブコードブックに関連付けられたDCI内のC-DAIおよびT-DAIは、PDCCHの数をカウントする。第1のサブコードブックのためのC-DAIおよびT-DAIのサイズは2ビットであり得る。一方、第2のサブコードブックに関して、C-DAIは、PDSCHまたはPDSCHのセットの数をカウントし、T-DAIは、C-DAIによって生成される第2のサブコードブックのHARQ-ACKビットのシーケンスの長さに基づいて量子化されたHARQ-ACKペイロードサイズを示す。第2のサブコードブックのためのC-DAIのサイズは2ビットより大きくてもよいが、第2のサブコードブックのためのT-DAIのサイズは依然として2ビットであってもよい。
【0093】
図16は、T-DAIフィールドを解釈するための一例を示す。各マルチPDSCH DCIは最大8個のPDSCHをスケジューリングすることができ、各PDSCHに対して1つのHARQ-ACKビットが報告される必要があり、C-DAIは5ビットを使用してスケジューリングされたPDSCHの数をカウントし、T-DAIは2ビットを使用すると仮定する。4個のPDCCHによってスケジューリングされたPDSCH送信に対するHARQ-ACKビットの数は、最大32ビットであり得るので、T-DAIは、[0、8、16、24]からの1つの値であり得る。HARQ-ACKビットの数が、C-DAIによって決定されるLであると仮定すると、最後のDCIにおけるT-DAIは、mod(L, 32)以上である最小値に設定され、これはQとして示される。HARQ-ACKペイロードサイズは、
【0094】
【数19】
である。図4において、T-DAIは16に設定され、これは量子化されたペイロードサイズが
【0095】
【数20】
であることを示す。UE側では、UEが最大3つの最後のPDCCHを見逃す可能性があると仮定すると、UE側でC-DAIによって生成されるHARQ-ACKシーケンスの長さは、
【0096】
【数21】
より大きくなければならず、したがって、UEは、正しいHARQ-ACKコードブックサイズを
【0097】
【数22】
のように決定することができる。T-DAIは値Qを示すからである。
【0098】
図17は、マルチPDSCH DCIにおけるC-DAIおよびT-DAIフィールドのサイズの一例を示す。各multi-PDSCH DCIは最大8個のPDSCHをスケジューリングでき、C-DAIは5ビットを使用してスケジューリングされたPDSCHの個数をカウントし、T-DAIは2ビットを使用すると仮定する。マルチPDSCH DCIは、5ビットのC-DAIフィールド及び2ビットのT-DAIフィールドを含む。さらに、HARQ-ACK送信のための2つのPDSCHグループがRel-16 NR-Uで定義されるように使用され、両方のPDSCHグループのためのT-DAIがDCIにおいて構成されると仮定すると、マルチPDSCH DCIは、5ビットのC-DAIフィールドと2ビットの2つのT-DAIフィールドとを含む。

ULグラントにおけるDAI
NRでは、UL許可中のDAIフィールドは、HARQ-ACKがPUSCH上で送信されるとき、HARQ-ACKコードブックサイズのサイズを決定するために使用され得る。ULグラントは、HARQ-ACKサブコードブックの構成に従って1つ、2つまたは4つのDAIを含むことができ、HARQ-ACK送信のためのPDSCHグループは、Rel-16 NR-Uで定義されたように使用される。
【0099】
1つのオプションでは、DL割り当てにおけるC-DAIが、すべてのサービングセル上のPDSCHまたはPDSCHのセットの数をカウントする場合、ULグラントにおけるDAIは、gNBによってスケジュールされるPDSCHまたはPDSCHのセットの総数を示す。例えば、最大8個のPDSCHがDCIによってスケジューリングされることができ、DAIがPDSCHの数をカウントすると仮定すると、サイズC-DAIは5ビットであり得る。それに対応して、ULグラントにおけるDAIも5ビットを有する。ULグラントにX個のDAIが存在する場合、DAIのオーバーヘッドは2Nビットである。
【0100】
別のオプションでは、DL割当てにおけるC-DAIが、サブコードブックに関連付けられたPDSCHまたはPDSCHのセットの数をカウントする場合、ULグラントにおけるDAIは、同じサブコードブックに関連付けられたgNBによるPDSCHまたはPDSCHのセットの総数を示す。例えば、第1のサブコードブックのためのT-DAIがPDCCHの数をカウントするために依然として2ビットであり、第2のサブコードブック内のT-DAIがPDSCHの数をカウントするために5ビットであると仮定すると、ULグラント内のDAIのサイズは、第1および第2のサブコードブックについてそれぞれ2および5である。その結果、ULグラントにおける2つのDAIのオーバーヘッドは、2+5=7ビットを有する。NR-Uにおけるように2つのPDSCHグループが適用される場合、ULグラントにおける4つのDAIのオーバーヘッドは、2+5+2+5=14ビットを有する。
【0101】
別のオプションでは、ULグラント内のDAIは、C-DAIによって生成されるHARQ-ACKビットのシーケンスの長さに基づいて、量子化されたHARQ-ACKペイロードサイズを示す。例えば、DLグラントにおけるC-DAIのサイズが2ビットより大きい場合、ULグラントにおける2ビットのDAIは、4つの量子化されたペイロードサイズのうちの1つを示すことができる。ULグラントにX個のDAIが存在する場合、DAIのオーバーヘッドは2Nビットである。
【0102】
別のオプションでは、サブコードブックに関連付けられたULグラント内のDAIフィールドは、同じサブコードブックのためのDL割り当て内のT-DAIフィールドと同じサイズを有する。例えば、DL grantにおけるC-DAIのサイズが2ビットより大きい場合、DL assignmentにおけるT-DAIのサイズ及びUL grantにおけるDAIは2ビットであってもよい。

DL割り当てにおけるT-DAIの存在
NRでは、UEが単一サービングセルで構成される場合、DCI内にC-DAIのみが存在するが、DCI内にT-DAIは存在しない。実際に、単一のサービングセルの場合、T-DAIは常にC-DAIと同じ値を有する。したがって、T-DAIは不要である。2つのサブコードブックを含むHARQ-ACKコードブックの場合、T-DAIの存在は異なるように処理され得る。
【0103】
1つのオプションでは、CA動作の場合、TBベースの送信および単一PDSCHスケジューリングで構成されたサービングセルが1つしかない場合、T-DAIは、第1のサブコードブックに関連付けられたDCI内に存在しない。さらに、CBGベースの送信および/またはマルチPDSCHスケジューリングで構成されたサービングセルが1つしかない場合、T-DAIは、第2のサブコードブックに関連付けられたDCI内に存在しない。
【0104】
別のオプションでは、CA動作の場合、TBベースの送信および単一PDSCHスケジューリングで構成されたサービングセルが1つしかない場合、T-DAIは、サービングセルに関連付けられたDCI内に存在しない。さらに、CBGベースの送信および/またはマルチPDSCHスケジューリングで構成されたサービングセルが1つしかない場合、T-DAIは、サービングセルに関連付けられたDCI内に存在しない。
【0105】
別のオプションでは、CA動作の場合、TBベースの送信および単一PDSCHスケジューリングを用いて構成されたサービングセルが1つしかない場合、ならびに第1のサブコードブックが、CBGベースの送信および/またはマルチPDSCHスケジューリングを用いて構成されたサービングセル上でのPDSCH送信をスケジュールする非フォールバックDCIに関連付けられたHARQ-ACKビットを含まない場合、T-DAIは、第1のサブコードブックに関連付けられたDCI内に存在しない。さらに、CBGベースの送信および/またはマルチPDSCHスケジューリングで構成されたサービングセルが1つしかない場合、T-DAIは、第2のサブコードブックに関連付けられたDCI内に存在しない。

手順例
いくつかの実施形態では、図18図20、または本明細書のいくつかの他の図の電子デバイス(複数可)、ネットワーク(複数可)、システム(複数可)、チップ(複数可)もしくは構成要素(複数可)、またはそれらの部分もしくは実装形態は、本明細書に記載の1つまたは複数のプロセス、技法、もしくは方法、またはそれらの部分を実行するように構成され得る。そのようなプロセスの1つを図22に示す。たとえば、プロセスは、2201において、ユーザ機器(UE)によって、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を介してダウンリンク制御情報(DCI)を受信することを含み得る。プロセスは、2202において、UEによって、DCIによってスケジュールされる1つまたは複数の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を決定することをさらに含み、ここにおいて、DCIは、DCI中に共通ビットサイズを有するダウンリンク割当てインデックスカウンタ(C-DAI)およびダウンリンク割当てインデックス合計(T-DAI)の指示を含む。プロセスは、2203において、DCIによってスケジュールされた1つまたは複数のPDSCH送信のためのハイブリッド自動再送要求肯定応答(HARQ-ACK)情報を搬送するHARQ-ACKコードブックをUEが送信するためのメッセージを符号化することをさらに含む。
【0106】
1つまたは複数の実施形態について、前述の図のうちの1つまたは複数に記載される構成要素のうちの少なくとも1つは、以下の例示的なセクションに記載されるような1つまたは複数の動作、技法、プロセス、および/または方法を実行するように構成され得る。例えば、前述の図のうちの1つ以上に関連して上述されたベースバンド回路は、以下に記載される例のうちの1つ以上に従って動作するように構成されてもよい。別の例では、前述の図のうちの1つまたは複数に関連して上記で説明したUE、基地局、ネットワーク要素などに関連付けられた回路は、以下の例示的なセクションで説明する例のうちの1つまたは複数に従って動作するように構成され得る。

追加の例示的手順
いくつかの実施形態では、図18図20、または本明細書のいくつかの他の図の電子デバイス(複数可)、ネットワーク(複数可)、システム(複数可)、チップ(複数可)もしくは構成要素(複数可)、またはそれらの部分もしくは実装形態は、本明細書に記載の1つまたは複数のプロセス、技法、もしくは方法、またはそれらの部分を実行するように構成され得る。そのようなプロセスの1つを図23に示す。図23のプロセスは、セルラーネットワークのユーザ機器(UE)に関連付けられた電子デバイスによって実行され得る。プロセスは、2301において、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)送信を介して1つまたは複数の受信されたダウンリンク制御情報(DCI)を識別することと、2302において、1つまたは複数の受信されたDCIに基づいて、送信のためのハイブリッド自動再送要求肯定応答(HARQ-ACK)コードブックメッセージを生成することであって、HARQ-ACKコードブックメッセージが、1つまたは複数のDCIの個々のDCIに関連付けられたHARQ-ACKビット数の指示を含む、生成することと、2303において、HARQ-ACKコードブックメッセージの送信を容易にすることとを含み得る。
【0107】
別のそのようなプロセスを図24に示す。図24のプロセスは、同様に、セルラーネットワークのUEに関連付けられた電子デバイスによって実行され得る。プロセスは、2401において、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)送信を介して受信されたダウンリンク制御情報(DCI)を識別することと、2402において、DCIに基づいて、1つまたは複数の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信を復号することであって、1つまたは複数のPDSCH送信がDCIによってスケジュールされる、復号することと、2403において、1つまたは複数のPDSCH送信に関するハイブリッド自動再送要求肯定応答(HARQ-ACK)情報を生成することと、2404において、HARQ-ACK情報に基づいてHARQ-ACKコードブックを生成することと、2405において、HARQ-ACKコードブックの送信を容易にすることとを含み得る。
【0108】
1つまたは複数の実施形態について、前述の図のうちの1つまたは複数に記載される構成要素のうちの少なくとも1つは、以下の例示的なセクションに記載されるような1つまたは複数の動作、技法、プロセス、および/または方法を実行するように構成され得る。例えば、前述の図のうちの1つ以上に関連して上述されたベースバンド回路は、以下に記載される例のうちの1つ以上に従って動作するように構成されてもよい。別の例では、前述の図のうちの1つまたは複数に関連して上記で説明したUE、基地局、ネットワーク要素などに関連付けられた回路は、以下の例示的なセクションで説明する例のうちの1つまたは複数に従って動作するように構成され得る。

システムおよび実装
図18図20は、開示される実施形態の態様を実装し得る様々なシステム、デバイス、および構成要素を示す。
【0109】
図18は、様々な実施形態によるネットワーク1800を示す。ネットワーク1800は、LTEまたは5G/NRシステムのための3GPP技術仕様と一致する方法で動作し得る。しかしながら、例示的な実施形態はこの点に限定されず、説明される実施形態は、将来の3GPPシステムなど、本明細書で説明される原理から利益を得る他のネットワークに適用され得る。
【0110】
ネットワーク1800は、オーバージエア接続を介してRAN1804と通信するように設計された任意のモバイルまたは非モバイルコンピューティングデバイスを含み得るUE1802を含み得る。UE1802は、UuインターフェースによってRAN1804と通信可能に結合され得る。UE1802は、限定はしないが、スマートフォン、タブレットコンピュータ、ウェアラブルコンピュータデバイス、デスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、車載インフォテインメント、車載エンターテインメントデバイス、インストルメントクラスタ、ヘッドアップディスプレイデバイス、車載診断デバイス、ダッシュトップモバイル機器、モバイルデータ端末、電子エンジン管理システム、電子/エンジン制御ユニット、電子/エンジン制御モジュール、組み込みシステム、センサ、マイクロコントローラ、制御モジュール、エンジン管理システム、ネットワークアプライアンス、マシンタイプ通信デバイス、M2MまたはD2Dデバイス、IoTデバイスなどであり得る。
【0111】
いくつかの実施形態では、ネットワーク1800は、サイドリンクインターフェースを介して互いに直接結合された複数のUEを含み得る。UEは、限定はしないが、PSBCH、PSDCH、PSSCH、PSCCH、PSFCHなどの物理サイドリンクチャネルを使用して通信するM2M/D2Dデバイスであり得る。
【0112】
いくつかの実施形態では、UE1802は、オーバージエア接続を介してAP1806とさらに通信し得る。AP1806は、WLAN接続を管理することができ、これは、RAN1804から一部/すべてのネットワークトラフィックをオフロードするように働くことができる。UE1802とAP1806との間の接続は、任意のIEEE802.11プロトコルと一致してもよく、AP1806は、ワイヤレスフィデリティ(Wi-Fi(登録商標))ルータであってもよい。いくつかの実施形態では、UE1802、RAN1804、およびAP1806は、Cellular-WLANアグリゲーション(たとえば、LWA/LWIP)を利用し得る。Cellular-WLANアグリゲーションは、セルラ無線リソースとWLANリソースの両方を利用するようにUE1802がRAN1804によって構成されることを伴い得る。
【0113】
RAN1804は、1つまたは複数のアクセスノード、たとえばAN1808を含むことができる。AN1808は、RRC、PDCP、RLC、MAC、およびL1プロトコルを含むアクセス層プロトコルを提供することによって、UE1802のためのエアインターフェースプロトコルを終了させ得る。このようにして、AN1808は、CN1820とUE1802との間のデータ/音声接続を可能にすることができる。いくつかの実施形態では、AN1808は、別個のデバイスにおいて、または例えば、CRANもしくは仮想ベースバンドユニットプールと称され得る仮想ネットワークの一部としてサーバコンピュータ上で動作する1つ以上のソフトウェアエンティティとして実装されてもよい。AN1808は、BS、gNB、RANノード、eNB、ng-eNB、NodeB、RSU、TRxP、TRPなどと呼ばれることがある。AN1808は、マクロセルと比較して、より小さいカバレージエリア、より小さいユーザ容量、またはより高い帯域幅を有するフェムトセル、ピコセル、または他の同様のセルを提供するためのマクロセル基地局または低電力基地局であり得る。
【0114】
RAN1804が複数のANを含む実施形態では、それらは、X2インターフェース(RAN1804がLTE RANである場合)またはXnインターフェース(RAN1804が5G RANである場合)を介して互いに結合され得る。X2/Xnインターフェースは、いくつかの実施形態では、制御/ユーザプレーンインターフェースに分離され得るが、ANが、ハンドオーバー、データ/コンテキスト転送、モビリティ、負荷管理、干渉協調等に関連する情報を通信することを可能にし得る。
【0115】
RAN1804のANはそれぞれ、ネットワーク・アクセスのためのエアインターフェースをUE1802に提供するために、1つまたは複数のセル、セル・グループ、コンポーネント・キャリアなどを管理することができる。UE1802は、RAN1804の同じまたは異なるANによって提供される複数のセルと同時に接続され得る。たとえば、UE1802およびRAN1804は、各々がPcellまたはScellに対応する複数のコンポーネント・キャリアとUE1802が接続することを可能にするために、キャリアアグリゲーションを使用し得る。二重接続シナリオでは、第1のANは、MCGを提供するマスター・ノードであってもよく、第2のANは、SCGを提供するセカンダリノードであってもよい。第1/第2のANは、eNB、gNB、ng-eNB等の任意の組み合わせであってもよい。
【0116】
RAN1804は、認可スペクトルまたは無認可スペクトルを介してエアインターフェースを提供し得る。無認可スペクトルにおいて動作するために、ノードは、PCell/SCellを用いたキャリアアグリゲーション技術に基づいて、LAA、ELaA、および/またはfeLAAメカニズムを使用し得る。無認可スペクトルにアクセスするより前に、ノードは、たとえば、リッスン・ビフォア・トーク(LBT:listen-before-talk)プロトコルに基づいて媒体/キャリア感知動作を実行し得る。
【0117】
V2Xシナリオでは、UE1802またはAN1808は、V2X通信のために使用される任意の輸送インフラストラクチャエンティティを指し得る、RSUであるか、またはRSUとして働き得る。RSUは、適切なANまたは静止した(または比較的静止した)UEにおいて、またはそれによって実装され得る。RSUは、UEにおいて、またはそれによって実装され、「UEタイプRSU」と呼ばれることがあり、eNBにおいて、またはそれによって実装され、「eNBタイプRSU」と呼ばれることがあり、gNBにおいて、またはそれによって実装され、「gNBタイプRSU」と呼ばれることがある、などである。一例では、RSUは、通過する車両UEに接続性サポートを提供する道路側に位置する無線周波数回路に結合されたコンピューティングデバイスである。RSUはまた、交差点マップジオメトリ、交通統計、メディア、ならびに進行中の車両および歩行者交通を感知および制御するためのアプリケーション/ソフトウェアを記憶するための内部データ記憶回路を含み得る。RSUは、衝突回避、交通警報などの高速イベントに必要な非常に短い待ち時間の通信を提供することができる。追加または代替として、RSUは、他のセルラ/WLAN通信サービスを提供し得る。RSUの構成要素は、屋外設置に適した耐候性エンクロージャ内にパッケージ化されてもよく、交通信号コントローラまたはバックホールネットワークへの有線接続(例えば、イーサネット(登録商標))を提供するためのネットワークインターフェースコントローラを含んでもよい。
【0118】
いくつかの実施形態では、RAN1804は、eNB、例えばeNB1812を有するLTE RAN1810であり得る。LTE RAN1810は、以下の特性を有するLTEエアインターフェースを提供することができる。LTEエアインターフェースは、CSI取得およびビーム管理のためのCSI-RSと、PDSCH/PDCCH復調のためのPDSCH/PDCCH DMRSと、セル探索および初期取得、チャネル品質測定、ならびにUEにおけるコヒーレント復調/検出のためのチャネル推定のためのCRSとに依拠し得る。LTEエアインターフェースは、サブ6GHz帯域上で動作し得る。
【0119】
いくつかの実施形態では、RAN1804は、gNB、たとえばgNB1816、またはng-eNB、たとえばng-eNB1818を有するNG-RAN1814であってもよい。gNB1816は、5G NRインターフェースを使用して5G対応UEと接続することができる。gNB1816は、N2インターフェースまたはN3インターフェースを含み得るNGインターフェースを介して5Gコアと接続することができる。ng-eNB1818はまた、NGインターフェースを通して5Gコアと接続し得るが、LTEエアインターフェースを介してUEと接続し得る。gNB1816およびng-eNB1818は、Xnインターフェースを介して互いに接続することができる。
【0120】
いくつかの実施形態では、NGインターフェースは、2つの部分、すなわち、NG-RAN1814のノードとUPF1848(たとえば、N3インターフェース)との間でトラフィックデータを搬送するNGユーザプレーン(NG-U)インターフェースと、NG-RAN1814のノードとAMF1844(たとえば、N2インターフェース)との間のシグナリングインターフェースであるNG制御プレーン(NG-C)インターフェースとに分割され得る。
【0121】
NG-RAN1814は、以下の特性を有する5G-NRエアインターフェースを提供することができる:可変SCS;DLのためのCP-OFDM、ULのためのCP-OFDMおよびDFT-s-OFDM;制御のためのポーラ(polar)、反復(repetition)、シンプレックス(simplex)、およびリード・マラー(Reed-Muller)符号、ならびにデータのためのLDPC。5G-NRエアインターフェースは、LTEエアインターフェースと同様に、CSI-RS、PDSCH/PDCCH DMRSに依存し得る。5G-NRエアインターフェースは、CRSを使用しないことがあるが、PBCH復調のためにPBCH DMRSを、PDSCHのための位相トラッキングのためのPTRSと、時間トラッキングのためのトラッキング基準信号とを使用し得る。5G-NRエアインターフェースは、サブ6GHz帯域を含むFR1帯域、または24.25GHzから52.6GHzまでの帯域を含むFR2帯域上で動作し得る。5G-NRエアインターフェースは、PSS/SSS/PBCHを含むダウンリンクリソースグリッドのエリアであるSSBを含み得る。
【0122】
いくつかの実施形態では、5G-NRエアインターフェースは、様々な目的のためにBWPを利用し得る。例えば、BWPは、SCSの動的適応のために使用されることができる。たとえば、UE1802は、各BWP構成が異なるSCSを有する複数のBWPで構成され得る。BWP変更がUE1802に示されたとき、送信のSCSも変更される。BWPの別のユースケースの例は、電力節約に関する。特に、複数のBWPは、異なるトラフィック負荷シナリオの下でデータ送信をサポートするために、異なる量の周波数リソース(たとえば、PRB)を用いてUE1802のために構成され得る。より少ない数のPRBを含むBWPは、UE1802において、および場合によってはgNB1816において電力節約を可能にしながら、小さいトラフィック負荷をもつデータ送信のために使用され得る。より多数のPRBを含むBWPは、より高いトラフィック負荷を有するシナリオのために使用され得る。
【0123】
RAN1804は、データおよび電気通信サービスをサポートするための様々な機能を顧客/加入者(たとえば、UE1802のユーザ)に提供するためのネットワーク要素を含むCN1820に通信可能に結合される。CN1820のコンポーネントは、1つの物理ノードまたは別個の物理ノードにおいて実装され得る。いくつかの実施形態では、NFVは、CN1820のネットワーク要素によって提供される機能のいずれかまたは全てを、サーバ、スイッチ等における物理的計算/記憶リソース上に仮想化するために利用されてもよい。CN1820の論理インスタンス化は、ネットワーク・スライスと称されてもよく、CN1820の一部の論理インスタンス化は、ネットワークサブスライスと称されてもよい。
【0124】
いくつかの実施形態では、CN1820は、EPCと呼ばれることもあるLTE CN1822であり得る。LTE CN1822は、図示のようにインターフェース(または「基準点」)を介して互いに結合されたMME1824、SGW1826、SGSN1828、HSS1830、PGW1832、およびPCRF1834を含み得る。LTE CN1822の各構成要素の機能を簡単に説明すれば、次の通りである。
【0125】
MME 1824は、ページング、ベアラアクティブ化/非アクティブ化、ハンドオーバー、ゲートウェイ選択、認証などを容易にするために、UE1802の現在のロケーションを追跡するためのモビリティ管理機能を実装し得る。
【0126】
SGW 1826は、RANに向かうS1インターフェースを終端し、RANとLTE CN1822との間でデータパケットをルーティングすることができる。SGW 1826は、RANノード間ハンドオーバーのためのローカルモビリティアンカーポイントであってもよく、3GPP間モビリティのためのアンカーを提供してもよい。他の責任は、合法的傍受、課金、およびいくつかのポリシー施行を含み得る。
【0127】
SGSN1828は、UE1802のロケーションを追跡し、セキュリティ機能とアクセス制御とを実行し得る。さらに、SGSN1828は、異なるRATネットワーク間のモビリティのためのEPCノード間シグナリング、MME1824によって指定されるPDNおよびS-GW選択、ハンドオーバーのためのMME選択などを実行することができる。MME1824とSGSN1828との間のS3基準点は、アイドル/アクティブ状態における3GPPアクセス・ネットワーク間モビリティのためのユーザおよびベアラ情報交換を可能にすることができる。
【0128】
HSS1830は、通信セッションのネットワークエンティティの処理をサポートするための加入関連情報を含む、ネットワークユーザのためのデータベースを含み得る。HSS1830は、ルーティング/ローミング、認証、認可、ネーミング/アドレス解決、ロケーション依存性などに対するサポートを提供することができるHSS1830とMME1824との間のS6a基準点は、LTE CN1820へのユーザアクセスを認証/認可するための加入および認証データの転送を可能にし得る。
【0129】
PGW1832は、アプリケーション/コンテンツサーバ1838を含み得るデータ・ネットワーク(DN)1836に向かうSGiインターフェースを終端させ得る。PGW1832は、LTE CN1822とデータ・ネットワーク1836との間でデータパケットをルーティングし得る。PGW1832は、ユーザプレーントンネリングおよびトンネル管理を容易にするために、S5基準点によってSGW1826と結合され得る。PGW1832は、ポリシー実施および課金データ収集のためのノード(たとえば、PCEF)をさらに含み得る。加えて、PGW1832とデータ・ネットワーク1836との間のSGi基準点は、たとえば、IMSサービスの提供のための、事業者外部パブリック、プライベートPDN、または事業者内パケット・データ・ネットワークであり得る。PGW1832は、Gx基準点を介してPCRF1834と結合され得る。
【0130】
PCRF1834は、LTE CN1822のポリシーおよび課金制御要素である。PCRF1834は、サービスフローのための適切なQoSおよび課金パラメータを決定するために、アプリ/コンテンツサーバ1838に通信可能に結合され得る。PCRF1832は、適切なTFTおよびQCIとともに、(Gx参照点を介して)関連付けられたルールをPCEFにプロビジョニングし得る。
【0131】
いくつかの実施形態において、CN1820は5GC1840であってもよい。5GC1840は、図示のようにインターフェース(または「基準点」)を介して互いに結合されたAUSF1842、AMF1844、SMF1846、UPF1848、NSSF1850、NEF1852、NRF1854、PCF1856、UDM1858、およびAF1860を含むことができる。5GC1840の各構成要素の機能を簡単に説明すれば、次の通りである。
【0132】
AUSF1842は、UE1802の認証のためのデータを記憶し、認証関連機能を処理し得る。AUSF1842は、様々なアクセスタイプのための共通認証フレームワークを容易にし得る。示されるような基準点を介して5GC1840の他の要素と通信することに加えて、AUSF1842は、Nausfサービスベースのインターフェースを提示し得る。
【0133】
AMF1844は、5GC1840の他の機能が、UE1802およびRAN1804と通信し、UE1802に関するモビリティイベントについての通知に加入することを可能にし得る。AMF1844は、登録管理(たとえば、UE1802を登録するためのもの)、接続管理、到達可能性管理、モビリティ管理、AMF関連イベントの合法的傍受、ならびにアクセス認証および認可を担当し得る。AMF1844は、UE1802とSMF1846との間のSMメッセージのためのトランスポートを提供し得、SMメッセージをルーティングするための透過プロキシとして働き得る。AMF1844はまた、UE1802とSMSFとの間のSMSメッセージのためのトランスポートを提供し得る。AMF1844は、AUSF1842およびUE1802と対話して、様々なセキュリティ・アンカーおよびコンテキスト管理機能を実行することができる。さらに、AMF1844は、RAN1804とAMF1844との間のN2基準点を含み得るか、またはN2基準点であり得る、RAN CPインターフェースの終端点であり得、AMF1844は、NAS(N1)シグナリングの終端点であり得、NAS暗号化および完全性保護を実行し得る。AMF1844はまた、N3 IWFインターフェースを介したUE1802とのNASシグナリングをサポートし得る。
【0134】
SMF1846は、SM(例えば、UPF1848とAN1808との間のトンネル管理、セッション確立)、UE IPアドレス割り当ておよび管理(任意選択の許可を含む)、UP機能の選択および制御、トラフィックを適切な宛先にルーティングするためのUPF1848におけるトラフィックステアリングの構成、ポリシー制御機能へのインターフェースの終了、ポリシー施行、課金、およびQoSの一部の制御、(SMイベントおよびL1システムへのインターフェースのための)合法的傍受、NASメッセージのSM部分の終了、ダウンリンクデータ通知、AMF1844を介してN2上でAN1808に送信されるAN固有のSM情報の開始、ならびにセッションのSSCモードの決定を担うことができる。SMは、PDUセッションの管理を指すことがあり、PDUセッションまたは「セッション」は、UE1802とデータ・ネットワーク1836との間のPDUの交換を提供または可能にするPDU接続サービスを指すことがある。
【0135】
UPF1848は、RAT内およびRAT間モビリティのためのアンカーポイント、データ・ネットワーク1836への相互接続の外部PDUセッションポイント、およびマルチホームPDUセッションをサポートするための分岐点として働くことができる。UPF1848はまた、パケットルーティングおよび転送を実行し、パケット検査を実行し、ポリシールールのユーザプレーン部分を実施し、合法的にパケットを傍受し(UP収集)、トラフィック使用報告を実行し、ユーザプレーンのためのQoS処理(例えば、パケットフィルタリング、ゲーティング、UL/DLレート実施)を実行し、アップリンクトラフィック検証(例えば、SDF-to-QoSフローマッピング)を実行し、アップリンクおよびダウンリンクにおけるトランスポートレベルパケットマーキングを実行し、ダウンリンクパケットバッファリングおよびダウンリンクデータ通知トリガリングを実行し得る。UPF1848は、データ・ネットワークへのトラフィックフローのルーティングをサポートするアップリンク分類器を含むことができる。
【0136】
NSSF1850は、UE1802にサービスするネットワークスライスインスタンスのセットを選択し得る。NSSF1850はまた、必要な場合、許可されたNSSAIと、加入されたS-NSSAIsへのマッピングとを決定し得る。NSSF1850はまた、好適な構成に基づいて、場合によってはNRF1854に問い合わせることによって、UE1802にサービス提供するために使用されるべきAMFセット、または候補AMFのリストを決定し得る。UE1802のためのネットワークスライスインスタンスのセットの選択は、NSSF1850と相互作用することによって、UE1802が登録されるAMF1844によってトリガされ得、それは、AMFの変化をもたらし得る。NSSF1850は、N22基準点を介してAMF1844と相互作用することができ、N31基準点(図示せず)を介して訪問先ネットワーク内の別のNSSFと通信することができる。加えて、NSSF1850は、Nnssfサービスベースのインターフェースを示し得る。
【0137】
NEF1852は、サードパーティ、内部被ばく/再公開、AF(たとえば、AF1860)、エッジコンピューティングまたはフォグコンピューティングシステムなどのために3GPPネットワーク機能によって提供されるサービスおよび能力をセキュアに公開することができる。そのような実施形態では、NEF1852は、AFを認証、認可、または抑制することができる。NEF1852はまた、AF1860と交換された情報および内部ネットワーク機能と交換された情報を変換することができる。例えば、NEF1852は、AFサービス識別子と内部5GC情報との間で変換することができる。NEF1852は、他のNFの公開された能力に基づいて、他のNFから情報を受信することもできる。この情報は、構造化されたデータとしてNEF1852に記憶されてもよいし、標準化されたインターフェースを用いてデータ記憶装置NFに記憶されてもよい。次いで、記憶された情報は、NEF1852によって他のNFおよびAFに再公開されるか、または分析などの他の目的のために使用され得る。さらに、NEF1852は、Nnefサービスベースのインターフェースを示すことができる。
【0138】
NRF1854は、サービス発見機能をサポートし、NFインスタンスからNF発見要求を受信し、発見されたNFインスタンスの情報をNFインスタンスに提供することができる。NRF1854はまた、利用可能なNFインスタンスおよびそれらのサポートされるサービスの情報を維持する。本明細書で使用される場合、「インスタンス化する(instantiate)」、「インスタンス化(instantiation)」などの用語は、インスタンスの作成を指す場合があり、「インスタンス」は、例えば、プログラムコードの実行中に発生し得るオブジェクトの具体的な発生を指す場合がある。さらに、NRF1854は、Nnrfサービスベースのインターフェースを示すことができる。
【0139】
PCF1856は、ポリシールールを制御プレーン機能に提供して、それらを実施することができ、また、統合されたポリシーフレームワークをサポートして、ネットワーク挙動を管理することもできる。PCF1856はまた、UDM1858のUDR内のポリシー決定に関連する加入情報にアクセスするためのフロントエンドを実装し得る。PCF1856は、図示の通り参照点を介して機能と通信することに加えて、PCFは、Npcfサービスベースのインターフェースを示す。
【0140】
UDM1858は、通信セッションのネットワークエンティティの処理をサポートするために加入関連情報を処理することができ、UE1802の加入データを記憶することができる。例えば、加入(subscription)データは、UDM1858とAMF1844との間のN8基準点を介して通信され得る。UDM1858は、アプリケーションフロントエンドおよびUDRの2つの部分を含むことができる。UDRは、UDM1858およびPCF1856のための加入データおよびポリシーデータ、ならびに/または公開のための構造化データおよびNEF1852のためのアプリケーションデータ(アプリケーション検出のためのPFD、複数のUE1802のためのアプリケーション要求情報を含む)を記憶することができる。Nudrサービスベースのインターフェースは、UDR221によって示されて、UDM1858、PCF1856、およびNEF1852が、記憶されたデータの特定のセットにアクセスすること、ならびにUDR内の関連データ変更の通知を読み取ること、更新すること(たとえば、追加すること、修正すること)、削除すること、およびサブスクライブすることを可能にし得る。UDMは、資格情報の処理、位置管理、加入管理などを担当するUDM-FEを含むことができる。いくつかの異なるフロントエンドは、異なるトランザクションにおいて同じユーザにサービスを提供することができる。UDM-FEは、UDRに記憶された加入情報にアクセスし、認証証明書処理、ユーザ識別処理、アクセス許可、登録/モビリティ管理、および加入管理を実行する。図示のように基準点を介して他のNFと通信することに加えて、UDM1858は、Nudmサービスベースのインターフェースを示すことができる。
【0141】
AF1860は、トラフィックルーティングに対するアプリケーションの影響を提供し、NEFへのアクセスを提供し、ポリシー制御のためにポリシーフレームワークと対話することができる。
【0142】
いくつかの実施形態では、5GC1840は、UE1802がネットワークにアタッチされるポイントに地理的に近くなるようにオペレータ/サードパーティサービスを選択することによって、エッジコンピューティングを可能にし得る。これは、ネットワーク上の待ち時間および負荷を低減し得る。エッジコンピューティング実装形態を提供するために、5GC1840は、UE1802に近いUPF1848を選択し、N6インターフェースを介してUPF1848からデータ・ネットワーク1836へのトラフィックステアリングを実行することができる。これは、UE加入データ、UEロケーション、およびAF1860によって提供される情報に基づき得る。このようにして、AF1860は、UPF(再)選択およびトラフィックルーティングに影響を及ぼし得る。オペレータ展開に基づいて、AF1860が信頼できるエンティティであると考えられるとき、ネットワークオペレータは、AF1860が関連するNFと直接対話することを許可することができる。加えて、AF1860は、Nafサービスベースのインターフェースを示し得る。
【0143】
データ・ネットワーク1836は、たとえばアプリケーション/コンテンツサーバ1838を含む1つまたは複数のサーバによって提供され得る様々なネットワーク事業者サービス、インターネットアクセス、またはサードパーティサービスを表し得る。
【0144】
図19は、様々な実施形態によるワイヤレスネットワーク1900を概略的に示す。ワイヤレスネットワーク1900は、AN1904とワイヤレス通信しているUE1902を含み得る。UE1902およびAN1904は、本明細書の他の場所で説明される同様の名称の構成要素と同様であり、実質的に交換可能であり得る。
【0145】
UE1902は、接続1906を介してAN1904と通信可能に結合され得る。接続1906は、通信結合を可能にするためのエアインターフェースとして示されており、mm波または6GHz未満の周波数で動作するLTEプロトコルまたは5G NRプロトコルなどのセルラ通信プロトコルに準拠することができる。
【0146】
UE1902は、モデムプラットフォーム1910に結合されたホストプラットフォーム1908を含み得る。ホストプラットフォーム1908は、モデムプラットフォーム1910のプロトコル処理回路1914と結合され得るアプリケーション処理回路1912を含み得る。アプリケーション処理回路1912は、アプリケーションデータをソース/シンクするUE1902のための様々なアプリケーションを実行することができる。アプリケーション処理回路1912はさらに、データ・ネットワークへ/からアプリケーションデータを送信/受信するために、1つまたは複数のレイヤ動作を実装し得る。これらのレイヤ動作は、トランスポート(例えば、UDP)およびインターネット(例えば、IP)動作を含んでもよい。
【0147】
プロトコル処理回路1914は、接続1906を介したデータの送信または受信を容易にするために、レイヤ動作のうちの1つまたは複数を実装し得る。プロトコル処理回路1914によって実装されるレイヤ動作は、例えば、MAC、RLC、PDCP、RRC及びNAS動作を含んでもよい。
【0148】
モデムプラットフォーム1910は、ネットワークプロトコルスタックにおいてプロトコル処理回路1914によって実行される「下位」レイヤ動作である1つまたは複数のレイヤ動作を実装し得るデジタルベースバンド回路1916をさらに含み得る。これらの動作は、たとえば、HARQ-ACK機能、スクランブル/デスクランブル、符号化/復号、レイヤマッピング/デマッピング、変調シンボルマッピング、受信シンボル/ビットメトリック決定、時空間、空間周波数または空間符号化のうちの1つまたは複数を含み得るマルチアンテナポートプリコーディング/復号、基準信号生成/検出、プリアンブルシーケンス生成および/または復号、同期シーケンス生成/検出、制御チャネル信号ブラインド復号、ならびに他の関連する機能のうちの1つまたは複数を含むPHY動作を含み得る。
【0149】
モデムプラットフォーム1910は、送信回路1918、受信回路1920、RF回路1922、およびRFフロントエンド(RFFE)1924をさらに含むことができ、RFFE210は、1つまたは複数のアンテナパネル1926を含むか、またはそれに接続することができる。送信回路1918は、デジタルアナログコンバータ、ミキサ、中間周波数(IF)コンポーネントなどを含むことができ、受信回路1920は、アナログデジタルコンバータ、ミキサ、IFコンポーネントなどを含むことができ、RF回路1922は、低雑音増幅器、電力増幅器、電力トラッキングコンポーネントなどを含むことができ、RFFE1924は、フィルタ(例えば、表面/バルク弾性波フィルタ)、スイッチ、アンテナチューナ、ビーム形成コンポーネント(例えば、フェーズアレイアンテナコンポーネント)などを含むことができる。送信回路1918、受信回路1920、RF回路1922、RFFE1924、およびアンテナパネル1926(総称的に「送信/受信コンポーネント」と呼ばれる)のコンポーネントの選択および配置は、例えば、通信がミリ波(mmWave)またはサブ6GHz周波数におけるTDMまたはFDMであるかなど、特定の実装の詳細に固有であり得る。
【0150】
いくつかの実施形態では、プロトコル処理回路1914は、制御回路(図示せず)の1つ以上のインスタンスを含み、送信/受信構成要素のための制御機能を提供してもよい。
【0151】
UE受信は、アンテナパネル1926、RFFE1924、RF回路1922、受信回路1920、デジタルベースバンド回路1916、及びプロトコル処理回路1914によって、及びこれらを介して確立され得る。いくつかの実施形態では、アンテナパネル1926は、1つまたは複数のアンテナパネル1926の複数のアンテナ/アンテナ要素によって受信された信号を受信ビームフォーミングすることによって、AN1904からの送信を受信することができる。
【0152】
UE送信は、プロトコル処理回路1914、デジタルベースバンド回路1916、送信回路1918、RF回路1922、RFFE1924、及びアンテナパネル1926によって、及びこれらを介して確立され得る。いくつかの実施形態では、UE1904の送信構成要素は、アンテナパネル1926のアンテナ要素によって放出される送信ビームを形成するために、送信されるべきデータに空間フィルタを適用し得る。
【0153】
UE1902と同様に、AN1904は、モデムプラットフォーム1930に結合されたホストプラットフォーム1928を含み得る。ホストプラットフォーム1928は、モデムプラットフォーム1930のプロトコル処理回路1934に結合されたアプリケーション処理回路1932を含むことができる。モデムプラットフォームは、デジタルベースバンド回路1936と、送信回路1938と、受信回路1940と、RF回路1942と、RFFE回路1944と、アンテナパネル1946とをさらに含み得る。AN1904の構成要素は、UE1902の同様の名称の構成要素と同様であり、実質的に交換可能であり得る。上述のようにデータ送信/受信を実行することに加えて、AN1908の構成要素は、例えば、無線ベアラ管理、アップリンクおよびダウンリンク動的無線リソース管理、ならびにデータパケットスケジューリングなどのRNC機能を含む様々な論理機能を実行することができる。
【0154】
図20は、機械可読媒体またはコンピュータ可読媒体(例えば、非一時的機械可読記憶媒体)から命令を読み取り、本明細書で説明する方法のうちの任意の1つまたは複数を実行することができる、いくつかの例示的な実施形態による構成要素を示すブロック図である。具体的には、図20は、1つ以上のプロセッサ(又はプロセッサコア)2010、1つ以上のメモリ/記憶デバイス2020、及び1つ以上の通信リソース2030を含むハードウェアリソース2000の概略図を示し、これらの各々は、バス2040又は他のインターフェース回路を介して通信可能に結合され得る。ノード仮想化(例えば、NFV)が利用される実施形態では、ハイパーバイザ2002は、ハードウェアリソース2000を利用するための1つ以上のネットワーク・スライス/サブスライスのための実行環境を提供するように実行されてもよい。
【0155】
プロセッサ2010は、例えば、プロセッサ2012及びプロセッサ2014を含んでもよい。プロセッサ2010は、例えば、中央処理装置(CPU)、縮小命令セットコンピューティング(RISC)プロセッサ、複合命令セットコンピューティング(CISC)プロセッサ、グラフィックス処理ユニット(GPU)、ベースバンドプロセッサなどのDSP、ASIC、FPGA、無線周波数集積回路(RFIC)、別のプロセッサ(本明細書で説明されるものを含む)、またはそれらの任意の適切な組み合わせであってもよい。
【0156】
メモリ/ストレージデバイス2020は、メインメモリ、ディスクストレージ、またはそれらの任意の適切な組合せを含み得る。メモリ/ストレージデバイス2020は、限定はしないが、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EPROM)、電気的消去可能プログラマブル読取り専用メモリ(EEPROM)、フラッシュメモリ、ソリッドステートストレージなど、任意のタイプの揮発性、不揮発性、または半揮発性メモリを含み得る。
【0157】
通信リソース2030は、ネットワーク2008を介して1つ以上の周辺デバイス2004または1つ以上のデータベース2006または他のネットワーク要素と通信するために、相互接続またはネットワークインターフェースコントローラ、コンポーネント、または他の適切なデバイスを含み得る。例えば、通信リソース2030は、有線通信コンポーネント(例えば、USB、イーサネット(登録商標)で結合するための)有線通信コンポーネント、セルラ通信コンポーネント、NFCコンポーネント、Bluetooth(登録商標)(またはBluetooth(登録商標)Low Energy)コンポーネント、Wi-Fi(登録商標)コンポーネント、および他の通信コンポーネントを含んでもよい。
【0158】
命令2050は、ソフトウェア、プログラム、アプリケーション、アプレット、アプリ、またはプロセッサ2010のうちの少なくともいずれかに、本明細書で説明される方法のうちのいずれか1つ以上を実行させるための他の実行可能コードを備え得る。命令2050は、プロセッサ2010(例えば、プロセッサのキャッシュメモリ内)、メモリ/記憶デバイス2020、またはそれらの任意の好適な組み合わせのうちの少なくとも1つの中に完全にまたは部分的に存在し得る。さらに、命令2050の任意の部分は、周辺デバイス2004またはデータベース2006の任意の組合せからハードウェアリソース2000に転送され得る。したがって、プロセッサ2010のメモリ、メモリ/記憶デバイス2020、周辺デバイス2004、およびデータベース2006は、コンピュータ可読媒体および機械可読媒体の例である。
【0159】
1つまたは複数の実施形態について、前述の図のうちの1つまたは複数に記載される構成要素のうちの少なくとも1つは、以下の例示的なセクションに記載されるような1つまたは複数の動作、技法、プロセス、および/または方法を実行するように構成され得る。例えば、前述の図のうちの1つ以上に関連して上述されたベースバンド回路は、以下に記載される例のうちの1つ以上に従って動作するように構成されてもよい。別の例では、前述の図のうちの1つまたは複数に関連して上記で説明したUE、基地局、ネットワーク要素などに関連付けられた回路は、以下の例示的なセクションで説明する例のうちの1つまたは複数に従って動作するように構成され得る。

実施例
例A.1は、52.6GHzを超えるキャリア周波数についてのHARQ-ACK情報を送信するためのワイヤレス通信の方法を含み得る。
【0160】
例A.2は、例A.1および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでもよく、UEは、HARQ-ACKコードブックのヘッダ内の各DCIに対するDTX指示を報告する。
【0161】
例A.3は、例A.2および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、DTXがDCIに対して示されない場合、UEは、DCIによってスケジュールされるDLデータ送信に対するHARQ-ACKビットの正確な数を示し、DTXがDCIに対して示される場合、HARQ-ACKビットはDCIに対して報告されない。
【0162】
例A.4は、例A.2および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含むことができ、ヘッダビットおよびHARQ-ACKビットの総数が、示されたコードブックサイズを超える場合、バンドリングが適用されて、HARQ-ACKビットの数を低減する。
【0163】
例A.5は、例A.2および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、ヘッダは、HARQ-ACK送信のためのULリソースを示す最後のDCIのためのビットを含まない。
【0164】
例A.6は、例A.2および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、ヘッダは、DLデータ送信をスケジューリングする1つまたは複数のDCIが、M個の連続する構成されたPDCCH監視機会において検出されるかどうかを示す。
【0165】
例A.7は、例A.6および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでもよく、M個の連続する構成されたPDCCH MOは、HARQ-ACKビットがHARQ-ACKコードブックに含まれるDLデータ送信をスケジュールする最後のDCIに対して決定される。
【0166】
例A.8は、例A.6および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでもよく、M個の連続する構成されたPDCCH MOは、必要なPDSCH処理時間を受けるHARQ-ACK情報を搬送するULリソースに対して決定される。
【0167】
例A.9は、例A.7もしくはA.8および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、値Mは、上位レイヤシグナリングによって半静的に構成されるか、または最後のDCIによって動的に示される。
【0168】
例A.10は、例A.2および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでもよく、ヘッダは、DLデータ送信をスケジュールするDCIの動的に決定されたセット内の各DCIがUEによって受信されるか否かを示す。
【0169】
例A.11は、例A.1および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでもよく、DCIのセット内のDCIは、カウンタダウンリンク割り当てインデックス(C-DAI)によって順序付けられる。
【0170】
例A.12は、例A.1および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、DCIのセットのサイズMは、セット内の最後のDCIによって導出される。
【0171】
例A.13は、例A.1および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでもよく、PDSCHをスケジューリングするための最後のDCIはまた、HARQ-ACKフィードバックを搬送するPUCCHまたはPUSCH送信のための時間および周波数におけるリソース割り当てを含んでもよい。
【0172】
例A.14は、例A.1および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでもよく、PDSCHをスケジューリングするための最後のDCIの後に送信されるDCIは、HARQ-ACKフィードバックを搬送するPUCCHまたはPUSCH送信をスケジューリングするために使用され得る。
【0173】
例A.15は、例A.1および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、同じPUCCHまたはPUSCHをスケジューリングするための2つ以上のDCIが送信され得る。
【0174】
例A.16は、例A.1および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでもよく、PDSCHをスケジューリングするための最後のDCIはまた、HARQ-ACKフィードバックを搬送するPUCCHまたはPUSCH送信のための時間および周波数におけるリソース割り当てを含んでもよい。
【0175】
例A.17は、例A.1および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでもよく、PDSCHをスケジューリングするための最後のDCIの後に送信されるDCIは、HARQ-ACKフィードバックを搬送するPUCCHまたはPUSCH送信をスケジューリングするために使用され得る。
【0176】
例A.18は、例A.1および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、同じPUCCHまたはPUSCHをスケジューリングするための2つ以上のDCIが送信され得る。
【0177】
例A.19は、以下を含む方法を含み得る:
1つまたは複数のDCIを受信することと
送信のためのHARQ-ACKコードブックメッセージを生成することとであって、ここにおいて、前記HARQ-ACKコードブックメッセージが、前記1つまたは複数のDCIの個々のDCIに関連付けられたHARQ-ACKビットの数の指示を含む、生成すること。
【0178】
例A.20は、例A.19および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでもよく、HARQ-ACKコードブックメッセージは、受信された1つまたは複数のDCIおよび受信されなかった1つまたは複数の他のDCIを示すためのDTX指示を含む。
【0179】
例A.21は、例A.19および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでもよく、HARQ-ACKコードブックメッセージは、受信されなかった1つまたは複数の他のDCIに対するHARQ-ACKビットの数の指示を含まない。
【0180】
例A.22は、例A.19および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、1つまたは複数のDCIは、複数のDCIを含み、複数のDCIのうちの最後のDCIは、複数のDCIによってスケジュールされたPDSCHに関連付けられたHARQ-ACKフィードバックのためのリソース割り当てを含む。
【0181】
例A.23は、例A.22および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、1つまたは複数のDCIは、送信のために1つまたは複数のPDSCHをスケジュールし、方法は、1つまたは複数のPDSCHに対するHARQ-ACKフィードバックを搬送するPUCCHまたはPUSCH送信をスケジュールするために、1つまたは複数のDCIの後に別のDCIを受信することをさらに含む。
【0182】
例A.24は、例A.19~A.23のいずれかおよび/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、1つまたは複数のDCIは、同じPUCCHまたはPUSCHをスケジュールするための2つ以上のDCIを含む。
【0183】
例A.25は、例A.19~A.24のいずれかおよび/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、方法は、UEまたはその一部によって実行される。
【0184】
例B.1は、マルチPDSCHスケジューリングが使用されるときにダウンリンク制御情報およびHARQ-ACK情報を送信するためのワイヤレス通信の方法を含むことができ、この方法は
UEによって、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)からDCIを復号することと
前記UEによって、前記DCIによってスケジュールされた1つまたは複数の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を復号することと
前記UEによって、前記DCIによってスケジュールされた前記PDSCH送信のためのHARQ-ACK情報を搬送するHARQ-ACKコードブックを送信することとを含み得る。
【0185】
例B.2は、例B.1および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、HARQ-ACKコードブックは、2つのサブコードブックを含む。
【0186】
例B.3は、例B.2および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでもよく、第1のサブコードブックは、単一のPDSCH DCIによってスケジューリングされるTBベースのPDSCH送信のためのHARQ-ACKビットを含む。
【0187】
例B.4は、例B.2および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、第1のサブコードブックは、単一のPDSCHをスケジュールするDCIによってスケジュールされるTBベースのPDSCH送信のためのHARQ-ACKビットを含む。
【0188】
例B.5は、例B.2および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、第1のサブコードブックは、1つまたは2つのTBをスケジュールするDCIによってスケジュールされるTBベースのPDSCH送信のためのHARQ-ACKビットを含む。
【0189】
例B.6は、例B.2および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、第1のサブコードブックにおいて、DCIに関連付けられたHARQ-ACKの数は1または2である。
【0190】
例B.7は、例B.1および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、すべてのサービングセルのためのDCIフォーマットは、マルチPDSCHスケジューリングの構成にかかわらず、同じサイズのDAIフィールドで構成される。
【0191】
例B.8は、例B.1および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでもよく、DCI内のDAIフィールドのサイズは、サービングセル1に対して固定される。
【0192】
例B.9は、例B.8および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、TBベースのPDSCH送信および単一PDSCHスケジューリングを用いて構成された第1のセルについて、DAIフィールドは2ビットを有し、PDCCHの数をカウントする。CBGベースのPDSCH送信またはマルチPDSCHスケジューリングで構成された第2のセルの場合、DAIフィールドは2ビットよりも多いビットを有する。
【0193】
例B.10は、例B.9および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでもよく、マルチPDSCH DCIに対する関連付けられたHARQ-ACKが第1のサブコードブックに含まれる場合、DCI内のDAIは、第1のサブコードブックに関連付けられたPDCCHの数をカウントし、そうでない場合、DCI内のDAIは、第2のサブコードブックに対するPDSCHまたはPDSCHのセットの数をカウントする。
【0194】
例B.11は、例B.1および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、DCIフォーマット内のDAIフィールドは、同じサブコードブックに関連付けられたすべてのDCIについて同じサイズを有する。
【0195】
例B.12は、例B.11および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、第1のサブコードブックに関連付けられたDCI内のDAIは、PDCCHの数をカウントする2ビットを有し、第2のサブコードブックに関連付けられたDCI内のDAIは、2ビットより多くを有する。第2のサブコードブックのためのDCIにおけるDAIは、PDSCHまたはPDSCHのセットの数をカウントする。
【0196】
例B.13は、例B.12および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、マルチPDSCH DCIにおけるDAIフィールドのサイズは、DCIに関連付けられたHARQ-ACKを送信するために使用されるサブコードブックによって決定される。
【0197】
例B.14は、例B.7~B.13および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、DAIフィールドのサイズは、すべてのサービングセルの間でDCIによってスケジュール可能なPDSCHの最大数によって決定される。
【0198】
例B.15は、例B.7~B.13および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、DAIフィールドのサイズは、すべてのサービングセルの間でDCIによってスケジュール可能なPDSCHのセットの最大数によって決定される。
【0199】
例B.16は、以下を含む方法を含む:
ユーザ機器(UE)によって、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を介してダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと;
前記UEによって、前記DCIによってスケジュールされた1つまたは複数の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を復号することと;
前記DCIによってスケジュールされた前記1つまたは複数のPDSCH送信のためのハイブリッド自動再送要求肯定応答(HARQ-ACK)情報を搬送するHARQ-ACKコードブックを含む、前記UEによる送信のためのメッセージを符号化すること。
【0200】
例C.1は、マルチPDSCHスケジューリングが使用されるときのHARQ-ACKコードブックサイズ決定のための無線通信の方法であって:
UEによって、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)からDCIを復号することと;
前記UEによって、前記DCIによってスケジュールされた1つまたは複数の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を復号することと;
前記UEによって、前記DCIによってスケジュールされた前記PDSCH送信のためのHARQ-ACK情報を搬送するHARQ-ACKコードブックを送信すること。
【0201】
例C.2は、例C.1および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、C-DAIおよびT-DAIは、サービングセル上のPDSCH送信をスケジュールするDCIにおいて同じサイズを有する。
【0202】
例C.3は、例C.1および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、T-DAIは、HARQ-ACKペイロードの正確なサイズを直接示す。
【0203】
例C.4は、例C.1および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、T-DAIは、C-DAIによって生成されるHARQ-ACKビットのシーケンスのLとして示される長さに基づく量子化されたHARQ-ACKペイロードサイズを示す。
【0204】
例C.5は、例C.4および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、最後のDCIにおけるT-DAIは、
【0205】
【数23】
以上である最も低いT-DAI値Qに設定され、ここでDはPDCCHに関連付けられたHARQ-ACKビットの最大数であり、Xは、UEに知られている連続した紛失PDCCHの最大数である。
【0206】
例C.6は、例C.5および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、T-DAIの値は
【0207】
【数24】
である。
【0208】
例C.7は、例C.5および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、HARQ-ACKコードブックサイズは
【0209】
【数25】
である。
【0210】
例C.8は、例C.4および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、C-DAIがPDSCHの数をカウントする場合、最後のDCIにおけるT-DAIは、
【0211】
【数26】
以上である最も低いT-DAI値に設定され、ここでCはC-DAIのサイズであり、MはPDSCH当たりのHARQビットの最大数である。
【0212】
例C.9は、例C.4および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、C-DAIがPDSCHのセットの数をカウントする場合、最後のDCIにおけるT-DAIは、
【0213】
【数27】
以上である最も低いT-DAI値に設定され、ここでCはC-DAIのサイズであり、Gはセット当たりのHARQビットの最大数である。
【0214】
例C.10は、例C.5~C.9および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、第1のサブコードブックに関連付けられたDCI内のC-DAIおよびT-DAIは、PDCCHの数をカウントする。
【0215】
例C.11は、例C.1および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでもよく、ULグラントにおけるDAIは、PDSCHまたはPDSCHのセットの総数を示す。
【0216】
例C.12は、例C.1および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでよく、ULグラント内のDAIは、C-DAIによって生成されるHARQ-ACKビットのシーケンスの長さに基づいて、量子化されたHARQ-ACKペイロードサイズを示す。
【0217】
例C.13は、例C.1および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでもよく、サブコードブックに関連付けられたULグラントにおけるDAIフィールドは、同じサブコードブックに対するDL割り当てにおけるT-DAIフィールドと同じサイズを有する。
【0218】
例C.14は、例C.1および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでもよく、TBベースの送信および単一PDSCHスケジューリングを用いて構成されたサービングセルが1つしかない場合、T-DAIは、第1のサブコードブックに関連付けられたDCI内に存在しない。
【0219】
例C.15は、例C.1および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでもよく、TBベースの送信および単一PDSCHスケジューリングを用いて構成されたサービングセルが1つしかない場合、T-DAIは、サービングセルに関連付けられたDCI内に存在しない。
【0220】
例C.16は、例C.1および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでもよく、TBベースの送信および単一PDSCHスケジューリングを用いて構成されたサービングセルが1つしかない場合、および第1のサブコードブックが、CBGベースの送信および/またはマルチPDSCHスケジューリングを用いて構成されたサービングセル上のPDSCH送信をスケジューリングする非フォールバックDCIに関連付けられたHARQ-ACKビットを含まない場合、T-DAIは、第1のサブコードブックに関連付けられたDCI内に存在しない。
【0221】
例C.17は、例C.1~C.16および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含んでもよく、C-DAIは、PDCCHの数、またはPDSCHのセットの数をカウントする。
【0222】
例C.18は、以下を含む方法を含む:
ユーザ機器(UE)によって、物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)を介してダウンリンク制御情報(DCI)を受信することと;
前記UEによって、前記DCIによってスケジュールされる1つまたは複数の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)を決定することであって、前記DCIが、前記DCI内に共通ビットサイズを有するダウンリンク割当てインデックスカウンタ(C-DAI)およびダウンリンク割当てインデックス合計(T-DAI)の指示を含む、ことと;
前記DCIによってスケジュールされた前記1つまたは複数のPDSCH送信のためのハイブリッド自動再送要求肯定応答(HARQ-ACK)情報を搬送するHARQ-ACKコードブックを送信するためのメッセージを、前記UEによって符号化すること。
【0223】
例D.1は、セルラーネットワークのユーザ機器(UE)に関連付けられた電子デバイスによって実行される方法を含み、方法は:
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)送信を介して1つまたは複数の受信されたダウンリンク制御情報(DCI)を識別することと;
前記1つまたは複数の受信されたDCIに基づいて、送信のためのハイブリッド自動再送要求肯定応答(HARQ-ACK)コードブックメッセージを生成することであって、ここにおいて、前記HARQ-ACKコードブックメッセージは、前記1つまたは複数のDCIの個々のDCIに関連付けられたHARQ-ACKビット数の指示を含む、ことと;
前記HARQ-ACKコードブックメッセージの送信を容易にすること。
【0224】
例D.2は、例D.1および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含み、HARQ-ACKコードブックメッセージは、不連続送信(DTX)の1つまたは複数の指示を含み、1つまたは複数の指示は、1つまたは複数のDCIが受信されたことを示すためのものである。
【0225】
例D.3は、例D.2および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含み、1つまたは複数の指示は、1つまたは複数の追加のDCIが受信されなかったことをさらに示す。
【0226】
例D.4は、例D.3および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含み、HARQ-ACKコードブックメッセージは、受信されなかった1つまたは複数の追加のDCIに対するHARQ-ACKビットの数の指示を含まない。
【0227】
例D.5は、例D.1~D.4のいずれか、および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含み、1つまたは複数のDCIは複数のDCIであり、複数のDCIのうちの最後のDCIは、複数のDCIによってスケジュールされた1つまたは複数の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信に関連付けられたHARQ-ACKフィードバックのためのリソース割り当てを含む。
【0228】
例D.6は、例D.1~D.4のいずれか、および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含み、1つまたは複数のDCIは、送信のために1つまたは複数の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信をスケジュールするものであり、方法は、1つまたは複数のDCIの後に追加のDCIを受信するステップをさらに含む。
【0229】
例D.7は、例D.6および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含み、追加のDCIは、1つまたは複数のPDSCH送信に関連するHARQ-ACKフィードバックを搬送する物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信をスケジュールする。
【0230】
例D.8は、例D.1~D.4のいずれか、および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含み、1つまたは複数のDCIは、互いに同じ物理アップリンク制御チャネル(PUCCH)または物理アップリンク共有チャネル(PUSCH)送信をスケジュールする少なくとも2つのDCIを含む。
【0231】
例D.9は、例D.1~D.4のいずれか、および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含み、HARQ-ACKコードブックは、1つまたは複数のDCIのうちのDCI内のカウンタダウンリンク割り当てインデックス(C-DAI)フィールドに関連する。
【0232】
例D.10は、例D.9および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含み、HARQ-ACKコードブックは、1つまたは複数のDCI内の受信されたまたは受信されていないC-DAIの指示を含み得る。
【0233】
例D.11は、セルラーネットワークのユーザ機器(UE)に関連付けられた電子デバイスによって実行される方法を含み、方法は:
物理ダウンリンク制御チャネル(PDCCH)送信を介して受信されたダウンリンク制御情報(DCI)を識別することと;
前記DCIに基づいて、1つまたは複数の物理ダウンリンク共有チャネル(PDSCH)送信を復号することであって、ここにおいて、前記1つまたは複数のPDSCH送信は、前記DCIによってスケジュールされる、ことと;
前記1つまたは複数のPDSCH送信に関係するハイブリッド自動再送要求肯定応答(HARQ-ACK)情報を生成することと;
前記HARQ-ACK情報に基づいてHARQ-ACKコードブックを生成することと;
前記HARQ-ACKコードブックの送信を容易にすること。
【0234】
例D.12は、例D.11および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含み、HARQ-ACKコードブックは、第1のサブコードブックおよび第2のサブコードブックを含む。
【0235】
例D.13は、例D.12の方法、および/または本明細書のいくつかの他の例を含み、第1のサブコードブックは、単一のPDSCHをスケジュールするDCIによってスケジュールされるPDSCH送信に関連するHARQ-ACK情報を含む。
【0236】
例D.14は、例D.12~D.13のいずれか、および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含み、第2のサブコードブックは、単一のPDSCHをスケジュールするDCIによってスケジュールされたPDSCH送信以外のPDSCH送信に対するHARQ-ACK情報を含む。
【0237】
例D.15は、例D.12~D.14のいずれか、および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含み、第2のサブコードブックは、複数のPDSCH送信をスケジュールするDCIによってスケジュールされるPDSCH送信に関連するHARQ-ACK情報を含む。
【0238】
例D.16は、例D.12~D.15のいずれか、および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含み、第1のサブコードブックは、サービングセル構成トランスポート・ブロック(TB)ベースのPDSCH送信および単一PDSCHスケジューリングのためのDCIに関するHARQ-ACK情報を含む。
【0239】
例D.17は、例D.12~D.16のいずれか、および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含み、第1のサブコードブックは、コードブックグループ(CBG)ベースの送信またはマルチPDSCHスケジューリングで構成されたサービングセル上のフォールバックDCIに関連するHARQ-ACK情報を含む。
【0240】
例D.18は、例D.12~D.17のいずれか、および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含み、第1のサブコードブックは、単一のPDSCHをスケジュールするマルチPDSCH DCIに関連するHARQ-ACK情報を含む。
【0241】
例D.19は、例D.12~D.18のいずれか、および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含み、第1のサブコードブックは、半永続的スケジューリング(SPS)PDSCHリリースをトリガするDCIに関連するHARQ-ACK情報を含む。
【0242】
例D.20は、例D.12~D.19のいずれか、および/または本明細書のいくつかの他の例の方法を含み、第1のサブコードブックは、セカンダリセル(SCell)の休止を示すDCIセルに関連するHARQ-ACK情報を含む。
【0243】
例Z01は、例A.1~D.20のいずれかにおいて説明されるか、もしくはそれらに関連する方法、または本明細書において説明される任意の他の方法もしくはプロセスの1つまたは複数の要素を実行するための手段を備える装置を含み得る。
【0244】
例Z02は、電子デバイスの1つ以上のプロセッサによる命令の実行時に、電子デバイスに、例A.1~D.20のいずれかに記載もしくは関連する方法、または本明細書に記載の任意の他の方法もしくはプロセスの1つ以上の要素を実行させる命令を含む1つ以上の非一時的コンピュータ可読媒体を含んでもよい。
【0245】
例Z03は、例A.1~D.20のいずれかにおいて説明される、もしくはそれらに関連する方法、または本明細書において説明される任意の他の方法もしくはプロセスのうちの1つまたは複数の要素を実行するための論理、モジュール、または回路を備える装置を含み得る。
【0246】
例Z04は、例A.1~D.20のいずれかに記載された、またはそれらに関連する方法、技法、またはプロセス、あるいはそれらの部分または一部を含んでもよい。
【0247】
例Z05は、1つまたは複数のプロセッサと、1つまたは複数のプロセッサによって実行されたときに、例A.1~D.20のいずれかに記載もしくは関連する方法、技法、もしくはプロセス、またはその一部を1つまたは複数のプロセッサに実行させる命令を含む1つまたは複数のコンピュータ可読媒体とを備える装置を含むことができる。
【0248】
例Z06は、例A.1~D.20のいずれかにおいて説明されるような、もしくは例A.1~D.20のいずれかに関連する信号、またはその一部もしくは部分を含み得る。
【0249】
例Z07は、例A.1~D.20のいずれかに記載されるか、もしくはそれらに関連するデータグラム、パケット、フレーム、セグメント、プロトコルデータユニット(PDU)、もしくはメッセージ、またはそれらの部分もしくは部分、あるいは本開示に記載される他のものを含み得る。
【0250】
例Z08は、例A.1~D.20のいずれかにおいて説明されるような、もしくは例A.1~D.20のいずれかに関連するデータ、またはそれらの部分もしくはパーツ、あるいは本開示において別様に説明されるようなデータで符号化された信号を含み得る。
【0251】
例Z09は、例A.1~D.20のいずれかに記載された、もしくは関連するデータグラム、パケット、フレーム、セグメント、プロトコルデータユニット(PDU)、もしくはメッセージ、またはそれらの部分もしくは部分、あるいは本開示に記載された別の方法で符号化された信号を含み得る。
【0252】
例Z10は、コンピュータ可読命令を搬送する電磁信号を含んでよく、1つまたは複数のプロセッサによるコンピュータ可読命令の実行は、1つまたは複数のプロセッサに、例A.1~D.20のいずれかに記載されたまたは関連する方法、技法、もしくはプロセス、またはそれらの一部を実行させる。
【0253】
例Z11は、命令を含むコンピュータプログラムを含んでよく、処理要素によるプログラムの実行は、処理要素に、例A.1~D.20のいずれかに記載もしくは関連する方法、技法、もしくはプロセス、またはそれらの一部を実行させる。
【0254】
例Z12は、本明細書に示され説明されるようなワイヤレスネットワークにおける信号を含み得る。
【0255】
例Z13は、本明細書に示され説明されるようなワイヤレスネットワークにおいて通信する方法を含み得る。
【0256】
例Z14は、本明細書に示され説明されるようなワイヤレス通信を提供するためのシステムを含み得る。
【0257】
例Z15は、本明細書に示され説明されるようなワイヤレス通信を提供するためのデバイスを含み得る。
【0258】
上記の例のいずれも、明示的に別段の定めがない限り、任意の他の例(または例の組合せ)と組み合わせることができる。1つまたは複数の実装形態の上記の説明は、例示および説明を提供するが、網羅的であること、または実施形態の範囲を開示された厳密な形態に限定することを意図するものではない。上記の教示に照らしての教示に照らして可能であるか、または様々な実施形態の実践から獲得され得る。

略語
本明細書で異なるように使用されない限り、用語、定義、および略語は、3 GPP TR 21.905
v16.0.0(2019-06)において定義される用語、定義、および略語と一致し得る。本明細書の目的のために、以下の略語が、本明細書で論じられる実施例および実施形態に適用され得る。
3GPP Third Generation Partnership Project 第3世代パートナーシップ・プロジェクト
4G Fourth Generation 第4世代
5G Fifth Generation 第5世代
5GC 5G Core network 5Gコアネットワーク
AC Application Client アプリケーション・クライアント
ACK Acknowledgement 確認応答
ACID Application Client Identification アプリケーション・クライアント識別情報
AF Application Function アプリケーション機能
AM Acknowledged Mode 確認応答されたモード
AMBR Aggregate Maximum Bit Rate アグリゲート最大ビットレート
AMF Access and Mobility Management Function アクセスおよび移動性管理機能
AN Access Network アクセス・ネットワーク
ANR Automatic Neighbour Relation 自動近傍関係
AP Application Protocol アプリケーションプロトコル、Antenna Port アンテナ・ポート、Access Point アクセス・ポイント
API Application Programming Interface アプリケーションプログラミングインターフェース
APN Access Point Name アクセス・ポイント名
ARP Allocation and Retention Priority 割り当ておよび保持優先度
ARQ Automatic Repeat Request 自動再送要求
AS Access Stratum アクセス層
ASP Application Service Provider アプリケーション・サービス・プロバイダー
ASN.1 Abstract Syntax Notation One 抽象構文記法1
AUSF Authentication Server Function 認証サーバ機能
AWGN Additive White Gaussian Noise 加法的白色ガウシアン騒音
BAP Backhaul Adaptation Protocol バックホール適応プロトコル
BCH Broadcast Channel 放送チャネル
BER Bit Error Ratio ビット誤り率
BFD Beam Failure Detection ビーム故障検出
BLER Block Error Rate ブロック誤り率
BPSK Binary Phase Shift Keying 2状態位相シフトキーイング
BRAS Broadband Remote Access Server ブロードバンドリモートアクセスサーバー
BSS Business Support System 事業支援システム
BS Base Station 基地局
BSR Buffer Status Report バッファステータスレポート
BW Bandwidth 帯域幅
BWP Bandwidth Part 帯域幅部分
C-RNTI Cell Radio Network Temporary Identity セル無線ネットワーク一時的識別情報
CA Carrier Aggregation キャリアアグリゲーション、Certification Authority 認証局
CAPEX CAPital EXpenditure 資本的支出
CBRA Contention Based Random Access 競合ベースのランダムアクセス
CC Component Carrier コンポーネント・キャリア、Country Code 国コード、Cryptographic Checksum 暗号学的チェックサム
CCA Clear Channel Assessment 空きチャネル評価
CCE Control Channel Element 制御チャネル要素
CCCH Common Control Channel 共通制御チャネル
CE Coverage Enhancement カバレッジ強化
CDM Content Delivery Network コンテンツ送達ネットワーク
CDMA Code-Division Multiple Access 符号分割多重アクセス
CFRA Contention Free Random Access 競合フリーのランダムアクセス
CG Cell Group セル・グループ
CGF Charging Gateway Function 課金ゲートウェイ機能
CHF Charging Function 課金機能
CI セルの素性〔識別情報〕
CID Cell-ID セルID(たとえば、測位方法)
CIM Common Information Model 共通情報モデル
CIR Carrier to Interference Ratio 搬送波対干渉比
CK Cipher Key 暗号鍵
CM Connection Management 接続管理、Conditional Mandatory 条件付必須
CMAS Commercial Mobile Alert Service 商用モバイルアラートサービス
CMD Command コマンド
CMS Cloud Management System クラウド管理システム
CO Conditional Optional 条件付きオプション
CoMP Coordinated Multi-Point 協調マルチポイント
CORESET Control Resource Set 制御資源集合
COTS Commercial Off-The-Shelf 商用オフザシェルフ
CP Control Plane 制御プレーン、Cyclic Prefix 巡回的プレフィックス、Connection Point 接続ポイント
CPD Connection Point Descriptor 接続ポイント記述子
CPE Customer Premise Equipment 顧客構内設備
CPICH Common Pilot Channel 共通パイロットチャネル
CQI Channel Quality Indicator チャネル品質インジケータ
CPU CSI processing unit CSI処理装置、Central Processing Unit 中央処理装置
C/R Command/Response field bit コマンド/応答フィールド・ビット
CRAN Cloud Radio Access Network クラウド無線アクセス・ネットワーク、Cloud RAN クラウドRAN
CRB Common Resource Block 共通資源ブロック
CRC Cyclic Redundancy Check 巡回冗長検査
CRI Channel-State Information Resource Indicator チャネル状態情報資源インジケータ、CSI-RS Resource Indicator CSI-RS資源インジケータ
C-RNTI Cell RNTI セルRNTI
CS Circuit Switched 回線交換式
CSAR Cloud Service Archive クラウドサービスアーカイブ
CSI Channel-State Information チャネル状態情報
CSI-IM CSI Interference Measurement CSI干渉測定
CSI-RS CSI Reference Signal CSI参照信号
CSI-RSRP CSI reference signal received power CSI参照信号受信電力
CSI-RSRQ CSI reference signal received quality CSI参照信号受信品質
CSI-SINR CSI signal-to-noise and interference ratio CSI信号対雑音・干渉比
CSMA Carrier Sense Multiple Access キャリアセンス多重アクセス
CSMA/CA CSMA with collision avoidance 衝突回避を伴うCSMA
CSS Common Search Space 共通探索空間、Cell-specific Search Space セル固有の探索空間
CTF Charging Trigger Function 課金トリガ機能
CTS Clear-to-Send 送信可能〔クリア・ツー・センド〕
CW Codeword 符号語
CWS Contention Window Size 競合窓サイズ
D2D Device-to-Device 装置間
DC Dual Connectivity 二重接続、Direct Current 直流
DCI Downlink Control Information 下りリンク制御情報
DF Deployment Flavour 展開フレーバー
DL Downlink 下りリンク
DMTF Distributed Management Task Force 分散管理タスクフォース
DPDK Data Plane Development Kit データ・プレーン開発キット
DM-RS, DMRS Demodulation Reference Signal 復調参照信号
DN Data network データ・ネットワーク
DNN Data Network Name データ・ネットワーク名
DNAI Data Network Access Identifier データ・ネットワーク・アクセス識別子
DRB Data Radio Bearer データ無線ベアラ
DRS Discovery Reference Signal 発見参照信号
DRX Discontinuous Reception 不連続受信
DSL Domain Specific Language ドメイン固有言語、Digital Subscriber Line デジタル加入者線
DSLAM DSL Access Multiplexer DSLアクセスマルチプレクサ
DwPTS Downlink Pilot Time Slot 下りリンク・パイロット時間スロット
E-LAN Ethernet Local Area Network イーサネットローカルエリアネットワーク
E2E End-to-End エンドツーエンド
ECCA extended clear channel assessment 拡張空きチャネル評価、extended CCA 拡張CCA
ECCE Enhanced Control Channel Element 向上された制御チャネル、Enhanced CCE 向上CCE
ED Energy Detection エネルギー検出
EDGE Enhanced Datarates for GSM Evolution GSMエボリューション(GSM Evolution)のための向上データレート
EAS Edge Application Server エッジ・アプリケーション・サーバー
EASID Edge Application Server Identification エッジ・アプリケーション・サーバー識別情報
ECS Edge Configuration Server エッジ構成サーバ
ECSP Edge Computing Service Provider エッジ・コンピューティング・サービス・プロバイダー
EDN Edge Data Network エッジ・データ・ネットワーク
EEC Edge Enabler Client エッジ・イネーブラー・クライアント
EECID Edge Enabler Client Identification エッジ・イネーブラー・クライアント識別情報
EES Edge Enabler Server エッジ・イネーブラー・サーバー
EESID Edge Enabler Server Identification エッジ・イネーブラー・サーバー識別情報
EHE Edge Hosting Environment エッジ・ホスティング環境
EGMF Exposure Governance tableManagement Function 公開ガバナンステーブル管理機能
EGPRS Enhanced GPRS 向上GPRS
EIR Equipment Identity Register 装置識別情報レジスタ
eLAA enhanced Licensed Assisted Access 向上されたライセンスのある支援されたアクセス、enhanced LAA 向上LAA
EM、Element Manager 要素マネージャ
eMBB Enhanced Mobile Broadband 拡張モバイルブロードバンド
EMS Element Management System 要素管理システム
eNB evolved NodeB 進化型ノードB、E-UTRAN NodeB E-UTRANノードB
EN-DC E-UTRA-NR Dual Connectivity E-UTRA-NRデュアル接続性
EPC Evolved Packet Core 進化形パケット・コア
EPDCCH enhanced PDCCH 向上PDCCH、enhanced Physical Downlink Control Cannel 物理的下りリンク制御チャネル
EPRE Energy per resource element 資源要素当たりのエネルギー
EPS Evolved Packet System 進化型パケットシステム
EREG enhanced REG 向上REG、enhanced resource element groups 向上資源要素グループ
ETSI European Telecommunications Standards Institute ヨーロッパ電気通信規格協会
ETWS Earthquake and Tsunami Warning System 地震・津波警報システム
eUICC embedded UICC 埋め込みUICC、embedded Universal Integrated Circuit Card ユニバーサル集積回路カード
E-UTRA Evolved UTRA 進化型UTRA
E-UTRAN Evolved UTRAN 進化型UTRAN
EV2X 向上V2X
F1AP F1 Application Protocol F1アプリケーションプロトコル
F1-C F1 Control plane interface F1制御プレーン・インターフェース
F1-U F1 User plane interface F1ユーザプレーンインターフェース
FACCH Fast Associated Control CHannel 高速関連制御チャネル
FACCH/F Fast Associated Control Channel/Full rate 高速関連制御チャネル/フルレート
FACCH/H Fast Associated Control Channel/Half rate 高速関連制御チャネル/ハーフレート
FACH Forward Access Channel 前方アクセスチャネル
FAUSCH Fast Uplink Signalling Channel 高速上りリンク信号伝達チャネル
FB Functional Block 機能ブロック
FBI Feedback Information フィードバック情報
FCC Federal Communications Commission 米連邦通信委員会
FCCH Frequency Correction CHannel 周波数補正チャネル
FDD Frequency Division Duplex 周波数分割複信
FDM Frequency Division Multiplex 周波数分割多重
FDMA Frequency Division Multiple Access 周波数分割マルチアクセス
FE Front End フロントエンド
FEC Forward Error Correction 前方誤り訂正
FFS For Further Study さらに研究すること
FFT Fast Fourier Transformation 高速フーリエ変換
feLAA further enhanced Licensed Assisted Access さらに向上されたライセンスのある支援アクセス、further enhanced LAA 追加向上LAA
FN Frame Number フレーム番号
FPGA Field-Programmable Gate Array フィールドプログラマブルゲートアレイ
FR Frequency Range 周波数範囲
FQDN Fully Qualified Domain Name 完全修飾ドメイン名
G-RNTI GERAN Radio Network Temporary Identity GERAN無線ネットワーク一時的識別情報
GERAN GSM EDGE RAN GSM EDGE RAN、GSM EDGE Radio Access Network GSM EDGE無線アクセス網
GGSN Gateway GPRS Support Node ゲートウェイGPRSサポート・ノード
GLONASS GLObal'naya NAvigatsionnaya Sputnikovaya Sistema(英語:Global Navigation Satellite System[グローバル航法衛星システム])
gNB Next Generation NodeB 次世代ノードB
gNB-CU gNB-centralized unit gNB中央集中ユニット、Next Generation NodeB centralized unit、次世代ノードB中央集中ユニット
gNB-DU gNB-distributed unit gNB分散ユニット、Next Generation NodeB distributed unit 次世代ノードB分散ユニット
GNSS Global Navigation Satellite System グローバルナビゲーション衛星システム
GPRS General Packet Radio Service 一般パケット無線サービス
GSM Global System for Mobile Communications グローバル移動通信システム、Groupe Sp´ecial Mobile GSM連合
GTP GPRS Tunneling Protocol GPRSトンネルプロトコル
GTP-U GPRS Tunnelling Protocol for User Plane ユーザプレーンのためのGPRSトンネルプロトコル
GTS Go To Sleep Signal スリープ移行信号(WUS関連)
GUMMEI Globally Unique MME Identifier グローバルに一意的なMME識別子
GUTI Globally Unique Temporary UE Identity グローバルに一意的な一時的UE識別情報
HARQ Hybrid ARQ ハイブリッドARQ、Hybrid Automatic Repeat Request ハイブリッド自動再送要求
HANDO Handover ハンドオーバー
HFN HyperFrame Number ハイパーフレーム番号
HHO Hard Handover ハードハンドオーバー
HLR Home Location Register ホーム位置レジスタ
HN Home Network ホームネットワーク
HO Handover ハンドオーバー
HPLMN Home Public Land Mobile Network 家庭公衆陸上モバイル・ネットワーク
HSDPA High Speed Downlink Packet Access 高速下りリンクパケットアクセス
HSN Hopping Sequence Number ホッピングシーケンス番号
HSPA High Speed Packet Access 高速パケットアクセス
HSS Home Subscriber Server ホーム・サブスクライバー・サーバー
HSUPA High Speed Uplink Packet Access 高速上りリンクパケットアクセス
HTTP Hyper Text Transfer Protocol ハイパーテキスト転送プロトコル
HTTPS Hyper Text Transfer Protocol Secure ハイパーテキスト転送プロトコル・セキュア(httpsはhttp/1.1 over SSL、すなわちポート443)
I-Block Information Block 情報ブロック
ICCID Integrated Circuit Card Identification ICカード識別
IAB Integrated Access and Backhaul 統合されたアクセスおよびバックホール
ICIC Inter-Cell Interference Coordination セル間干渉連携
ID Identity, identifier 識別情報、識別子
IDFT Inverse Discrete Fourier Transform 逆離散フーリエ変換
IE Information element 情報要素
IBE In-Band Emission 帯域内放出
IEEE Institute of Electrical and Electronics Engineers 電気電子技術者協会
IEI Information Element Identifier 情報要素識別子
IEIDL Information Element Identifier Data Length 情報要素識別子データ長
IETF Internet Engineering Task Force インターネット技術特別調査委員会
IF Infrastructure インフラストラクチャ
IM Interference Measurement 干渉測定、Intermodulation 相互変調、IP Multimedia IPマルチメディア
IMC IMS Credentials IMSクレデンシャル
IMEI International Mobile Equipment Identity 国際移動体装置識別情報
IMGI International mobile group identity 国際移動体グループ識別情報
IMPI IP Multimedia Private Identity IPマルチメディア・プライベート識別情報
IMPU IP Multimedia PUblic identity IPマルチメディア・パブリック識別情報
IMS IP Multimedia Subsystem IPマルチメディアサブシステム
IMSI International Mobile Subscriber Identity 国際移動体加入者識別情報
IoT Internet of Things モノのインターネット
IP Internet Protocol インターネットプロトコル
Ipsec IP Security IPセキュリティ、Internet Protocol Security インターネットプロトコルセキュリティ
IP-CAN IP-Connectivity Access Network IP接続性アクセス・ネットワーク
IP-M IP Multicast IPマルチキャスト
IPv4 Internet Protocol Version 4 インターネットプロトコル・バージョン4
IPv6 Internet Protocol Version 6 インターネットプロトコル・バージョン6
IR Infrared 赤外線
IS In Sync 同期中
IRP Integration Reference Point 統合基準点
ISDN Integrated Services Digital Network 統合サービス・デジタル・ネットワーク
ISIM IM Services Identity Module IMサービス識別情報モジュール
ISO International Organisation for Standardisation 国際標準化機構
ISP Internet Service Provider インターネットサービスプロバイダー
IWF Interworking-Function インターワーキング機能
I-WLAN Interworking WLAN インターワーキングWLAN
Constraint length of the convolutional code 畳み込み符号の制約長、USIM Individual key USIM個別鍵
kB Kilobyte キロバイト(1000バイト)
kbps kilo-bits per second キロビット毎秒
Kc Ciphering key 暗号化鍵
Ki Individual subscriber authentication key 個人加入者認証鍵
KPI Key Performance Indicator 重要成績指標
KQI Key Quality Indicator 重要品質指標
KSI Key Set Identifier 鍵集合識別子
ksps kilo-symbols per second キロシンボル毎秒
KVM Kernel Virtual Machine カーネル仮想マシン
L1 Layer 1 (physical layer) 層1(物理層)
L1-RSRP Layer 1 reference signal received power 層1参照信号受信電力
L2 Layer 2 (data link layer) 層2(データリンク層)
L3 Layer 3 (network layer) 層3(ネットワーク層)
LAA Licensed Assisted Access ライセンスされる支援アクセス
LAN Local Area Network ローカルエリアネットワーク
LADN Local Area Data Network ローカル・エリア・データ・ネットワーク
LBT Listen Before Talk リッスン・ビフォア・トーク
LCM LifeCycle Management ライフサイクル管理
LCR Low Chip Rate 低チップレート
LCS Location Services 位置情報サービス
LCID Logical Channel ID 論理チャネルID
LI Layer Indicator 層インジケータ
LLC Logical Link Control 論理リンク制御、Low Layer Compatibility 下位層互換性
LPLMN Local PLMN ローカルPLMN
LPP LTE Positioning Protocol LTE位置決めプロトコル
LSB Least Significant Bit 最下位ビット
LTE Long Term Evolution ロングタームエボリューション
LWA LTE-WLAN aggregation LTE-WLANアグリゲーション
LWIP LTE/WLAN Radio Level Integration with IPsec Tunnel IPsecトンネルによるLTE/WLAN電波レベル統合
LTE Long Term Evolution ロングタームエボリューション
M2M Machine-to-Machine マシン対マシン
MAC Medium Access Control 媒体アクセス制御(プロトコル階層化のコンテキスト)
MAC Message authentication code メッセージ認証コード(セキュリティ/暗号化のコンテキスト)
MAC-A MAC used for authentication and key agreement 認証および鍵合意のために使用されるMAC(TSG T WG3のコンテキスト)
MAC-I MAC used for data integrity 信号伝達メッセージのデータ完全性のために使用されるMAC(TSG T WG3のコンテキスト)
MANO Management and Orchestration 管理・運営・オーケストレーション
MBMS Multimedia Broadcast and Multicast Service マルチメディア・ブロードキャストおよびマルチキャスト・サービス
MBSFN Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network マルチメディア・ブロードキャスト・マルチキャスト・サービス単一周波数ネットワーク
MCC Mobile Country Code 移動体国別コード
MCG Master Cell Group マスターセルグループ
MCOT Maximum Channel Occupancy Time 最大チャネル占有時間
MCS Modulation and coding scheme 変調および符号化方式
MDAF Management Data Analytics Function 管理データ分析機能
MDAS Management Data Analytics Service マネジメント・データ分析サービス
MDT Minimization of Drive Tests ドライブ・テストの最小化
ME Mobile Equipment 移動体装置
MeNB master eNB マスターeNB
MER Message Error Ratio メッセージ誤り率
MGL Measurement Gap Length 測定ギャップ長
MGRP Measurement Gap Repetition Period 測定ギャップ反復周期
MIB Master Information Block マスター情報ブロック、Management Information Base 管理情報ベース
MIMO Multiple Input Multiple Output 複数入力複数出力
MLC Mobile Location Centre 移動体位置センター
MM Mobility Management 移動性管理
MME Mobility Management Entity 移動性管理エンティティ
MN Master Node マスター・ノード
MNO Mobile Network Operator モバイル・ネットワーク事業者
MO Measurement Object 測定対象、Mobile Originated モバイル起源
MPBCH MTC Physical Broadcast CHannel MTC物理ブロードキャスト・チャネル
MPDCCH MTC Physical Downlink Control CHannel MTC物理下りリンク制御チャネル
MPDSCH MTC Physical Downlink Shared CHannel MTC物理下りリンク共有チャネル
MPRACH MTC Physical Random Access CHannel MTC物理的ランダムアクセス・チャネル
MPUSCH MTC Physical Uplink Shared Channel MTC物理的上りリンク共有チャネル
MPLS MultiProtocol Label Switching マルチプロトコル・ラベル・スイッチング
MS Mobile Station 移動局
MSB Most Significant Bit 最上位ビット
MSC Mobile Switching Centre モバイル・スイッチング・センター
MSI Minimum System Information 最小システム情報、MCH Scheduling Information
MSID Mobile Station Identifier 移動局識別子
MSIN Mobile Station Identification Number 移動局識別番号
MSISDN Mobile Subscriber ISDN Number モバイル加入者ISDN番号
MT Mobile Terminated モバイル終点、Mobile Termination モバイル終端
MTC Machine-Type Communications マシン型通信
mMTC massive MTC 大規模MTC、massive Machine-Type Communications
機械式 大規模マシン型通信
MU-MIMO Multi User MIMO マルチユーザーMIMO
MWUS MTC wake-up signal MTC覚醒信号、MTC WUS MTC WUS
NACK Negative Acknowledgement 否定確認応答
NAI Network Access Identifier ネットワーク・アクセス識別子
NAS Non-Access Stratum 非アクセス層、Non-Access Stratum layer 非アクセス層レイヤ
NCT Network Connectivity Topology ネットワークの接続性トポロジー
NC-JT Non-Coherent Joint Transmission 非コヒーレント合同送信
NEC Network Capability Exposure ネットワーク機能公開
NE-DC NR-E-UTRA Dual Connectivity NR-E-UTRAデュアル接続性
NEF Network Exposure Function ネットワーク公開機能
NF Network Function ネットワーク機能
NFP Network Forwarding Path ネットワーク転送経路
NFPD Network Forwarding Path Descriptor ネットワーク転送経路記述子
NFV Network Functions Virtualization ネットワーク機能仮想化
NFVI NFV Infrastructure NFVインフラストラクチャ
NFVO NFV Orchestrator NFVオーケストレーター
NG Next Generation 次世代、Next Gen
NGEN-DC NG-RAN E-UTRA-NR Dual Connectivity NG-RAN E-UTRA-NRデュアル接続性
NM Network Manager ネットワークマネージャ
NMS Network Management System ネットワーク管理システム
N-PoP Network Point of Presence ネットワーク・ポイントオブプレゼンス
NMIB, N-MIB Narrowband MIB 狭帯域MIB
NPBCH Narrowband Physical Broadcast CHannel 狭帯域物理ブロードキャスト・チャネル
NPDCCH Narrowband Physical Downlink Control CHannel 狭帯域物理下りリンク制御チャネル
NPDSCH Narrowband Physical Downlink Shared CHannel 狭帯域物理下りリンク共有チャネル
NPRACH Narrowband Physical Random Access CHannel 狭帯域物理ランダムアクセス・チャネル
NPUSCH Narrowband Physical Uplink Shared CHannel 狭帯域物理上りリンク共有チャネル
NPSS Narrowband Primary Synchronization Signal 狭帯域主要同期信号
NSSS Narrowband Secondary Synchronization Signal 狭帯域副次同期信号
NR New Radio ニューラジオ、Neighbour Relation 近傍関係
NRF NF Repository Function NFリポジトリ機能
NRS Narrowband Reference Signal 狭帯域参照信号
NS Network Service ネットワーク・サービス
NSA Non-Standalone operation mode 非単独動作モード
NSD Network Service Descriptor ネットワーク・サービス記述子
NSR Network Service Record ネットワークサービスレコード
NSSAI Network Slice Selection Assistance Information ネットワーク・スライス選択支援情報
S-NNSAI Single-NSSAI 単一NSSAI
NSSF Network Slice Selection Function ネットワーク・スライスの選択機能
NW Network ネットワーク
NWUS Narrowband wake-up signal 狭帯域覚醒信号、Narrowband WUS 狭帯域WUS
NZP Non-Zero Power 非ゼロ・パワー
O&M Operation and Maintenance 運用・保守
ODU2 Optical channel Data Unit - type 2 光チャネルデータユニット・タイプ2
OFDM Orthogonal Frequency Division Multiplexing 直交周波数分割多重化
OFDMA Orthogonal Frequency Division Multiple Access 直交周波数分割多元接続
OOB Out-of-band 帯域外
OOS Out of Sync 同期外
OPEX OPerating EXpense 営業費用
OSI Other System Information その他システム情報
OSS Operations Support System 動作支援システム
OTA over-the-air 空中〔オーバーザエア〕
PAPR Peak-to-Average Power Ratio ピーク対平均電力比率
PAR Peak to Average Ratio ピーク対平均比
PBCH Physical Broadcast Channel 物理ブロードキャスト・チャネル
PC Power Control 電力制御、Personal Computer パーソナルコンピュータ
PCC Primary Component Carrier 主要コンポーネント・キャリア、Primary CC 主要CC
PCell Primary Cell 主要セル
PCI Physical Cell ID 物理セルID、Physical Cell Identity 物理セル識別情報
PCEF Policy and Charging Enforcement Function ポリシーおよび課金実施機能
PCF Policy Control Function ポリシー制御機能
PCRF Policy Control and Charging Rules Function ポリシー制御および課金規則機能
PDCP Packet Data Convergence Protocol パケットデータコンバージェンスプロトコル、Packet Data Convergence Protocol layer パケットデータコンバージェンスプロトコル層
PDCCH Physical Downlink Control Channel 物理下りリンク制御チャネル
PDCP Packet Data Convergence Protocol パケットデータコンバージェンスプロトコル
PDN Packet Data Network パケット・データ・ネットワーク、Public Data Network 公共データ・ネットワーク
PDSCH Physical Downlink Shared Channel 物理下りリンク共有チャネル
PDU Protocol Data Unit プロトコルデータ単位
PEI Permanent Equipment Identifiers 永久装置識別子
PFD Packet Flow Description パケットフロー記述
P-GW PDN Gateway
PHICH Physical hybrid-ARQ indicator channel 物理ハイブリッドARQインジケータ・チャネル
PHY Physical layer 物理層
PLMN Public Land Mobile Network 公共陸上移動体ネットワーク
PIN Personal Identification Number 個人識別番号
PM Performance Measurement 性能測定
PMI Precoding Matrix Indicator 前置符号化マトリクス・インジケータ
PNF Physical Network Function 物理ネットワーク機能
PNFD Physical Network Function Descriptor 物理ネットワーク機能記述子
PNFR Physical Network Function Record 物理ネットワーク機能記録
POC PTT over Cellular セルラを通じたPTT
PP, PTP Point-to-Point ポイント・ツー・ポイント
PPP Point-to-Point Protocol ポイントツーポイント・プロトコル
PRACH Physical RACH 物理RACH
PRB Physical resource block 物理資源ブロック
PRG Physical resource block group 物理資源ブロックグループ
ProSe Proximity Services 近接サービス、Proximity-Based Service 近接ベースのサービス
PRS Positioning Reference Signal 位置決め参照信号
PRR Packet Reception Radio パケット受信無線
PS Packet Services パケットサービス
PSBCH Physical Sidelink Broadcast Channel 物理サイドリンクブロードキャストチャネル
PSDCH Physical Sidelink Downlink Channel 物理サイドリンク・下りリンク・チャネル
PSCCH Physical Sidelink Control Channel 物理的サイドリンク制御チャネル
PSSCH Physical Sidelink Shared Channel 物理サイドリンク共有チャネル
PSCell Primary SCell 主要SCell
PSS Primary Synchronization Signal 一次同期信号
PSTN Public Switched Telephone Network 公衆交換電話ネットワーク
PT-RS Phase-tracking reference signal 位相追跡参照信号
PTT Push-to-Talk プッシュ・ツー・トーク
PUCCH Physical Uplink Control Channel 物理上りリンク制御チャネル
PUSCH Physical Uplink Shared Channel 物理上りリンク共有チャネル
QAM Quadrature Amplitude Modulation 直交振幅変調
QCI QoS class of identifier 識別子のQoSクラス
QCL Quasi co-location 準コロケーション
QFI QoS Flow ID QoSフローID、QoS Flow Identifier QoSフロー識別子
QoS Quality of Service サービス品質
QPSK Quadrature (Quaternary) Phase Shift Keying 直交(第四)位相シフトキーイング
QZSS Quasi-Zenith Satellite System 準天頂衛星システム
RA-RNTI Random Access RNTI ランダムアクセスRNTI
RAB Radio Access Bearer 無線アクセスベアラ、Random Access Burst ランダムアクセスバースト
RACH Random Access Channel ランダムアクセス・チャネル
RADIUS Remote Authentication Dial In User Service ユーザーサービス中のリモート認証ダイヤル
RAN Radio Access Network 無線アクセス・ネットワーク
RAND RANDom number ランダム番号(認証のために使用)
RAR Random Access Response ランダムアクセス応答
RAT Radio Access Technology 無線アクセス技術
RAU Routing Area Update ルーティング領域の更新
RB Resource block 資源ブロック、Radio Bearer 無線ベアラ
RBG Resource block group 資源ブロックグループ
REG Resource Element Group 資源要素グループ
Rel Release リリース
REQ REQuest 要求
RF Radio Frequency 無線周波数
RI Rank Indicator ランクインジケータ
RIV Resource indicator value 資源インジケータ値
RL Radio Link 無線リンク
RLC Radio Link Control 無線リンク制御、Radio Link Control layer 無線リンク制御層
RLC AM RLC Acknowledged Mode RLC確認応答モード
RLC UM RLC Unacknowledged Mode RLC確認応答なしモード
RLF Radio Link Failure 無線リンク障害
RLM Radio Link Monitoring 無線リンク監視
RLM-RS Reference Signal for RLM RLMのための参照信号
RM Registration Management 登録管理
RMC Reference Measurement Channel 参照測定チャネル
RMSI Remaining MSI 残留MSI、Remaining Minimum System Information 残留最小システム情報
RN Relay Node 中継ノード
RNC Radio Network Controller 無線ネットワークコントローラ
RNL Radio Network Layer 無線ネットワーク層
RNTI Radio Network Temporary Identifier 無線ネットワーク一時的識別子
ROHC RObust Header Compression ロバストヘッダ圧縮
RRC Radio Resource Control 無線資源管理、Radio Resource Control layer
無線資源制御層
RRM Radio Resource Management 無線資源管理
RS Reference Signal 参照信号
RSRP Reference Signal Received Power 受信参照信号電力
RSRQ Reference Signal Received Quality 受信参照信号品質
RSSI Received Signal Strength Indicator 受信信号強度指標
RSU Road Side Unit 路側ユニット
RSTD Reference Signal Time difference 基準信号時間差
RTP Real Time Protocol リアルタイムプロトコル
RTS Ready-To-Send 送信準備完了
RTT Round Trip Time ラウンドトリップ時間
Rx Reception, Receiving 受信、受領、Receiver 受信機
S1AP S1 Application Protocol S1アプリケーションプロトコル
S1-MME S1 for the control plane 制御プレーンのためのS1
S1-U S1 for the user plane ユーザプレーンのためのS1
S-GW Serving Gateway サービス・ゲートウェイ
S-RNTI SRNC Radio Network Temporary Identity SRNC無線ネットワーク一時的識別情報
S-TMSI SAE Temporary Mobile Station Identifier SAE一時的移動局識別子
SA Standalone operation mode 単独動作モード
SAE System Architecture Evolution システムアーキテクチャー進化
SAP Service Access Point サービスアクセスポイント
SAPD Service Access Point Descriptor サービスアクセスポイント記述子
SAPI Service Access Point Identifier サービスアクセスポイント識別子
SCC Secondary Component Carrier 副次コンポーネント・キャリア、Secondary CC 副次CC
SCell Secondary Cell 副次セル
SCEF Service Capability Exposure Function サービス能力公開機能
SC-FDMA Single Carrier Frequency Division Multiple Access 単一キャリア周波数分割多元接続
SCG Secondary Cell Group 副次セル・グループ
SCM Security Context Management セキュリティコンテキスト管理
SCS Subcarrier Spacing サブキャリア間隔
SCTP Stream Control Transmission Protocol ストリーム制御伝送プロトコル
SDAP Service Data Adaptation Protocol サービス・データ適応プロトコル、Service Data Adaptation Protocol layer サービス・データ適応プロトコル層
SDL Supplementary Downlink 補助的な下りリンク
SDNF Structured Data Storage Network Function 構造化データ記憶ネットワーク機能
SDP Session Description Protocol セッション記述プロトコル
SDSF Structured Data Storage Function 構造化データ記憶機能
SDU Service Data Unit サービス・データ単位
SEAF Security Anchor Function セキュリティ・アンカー機能
SeNB secondary eNB 副次eNB
SEPP Security Edge Protection Proxy セキュリティエッジ保護プロキシ
SFI Slot format indication スロットフォーマット指示
SFTD Space-Frequency Time Diversity 空間‐周波数時間ダイバーシチ、SFN and frame timing difference SFNおよびフレーム・タイミング差
SFN System Frame Number システムフレーム番号
SgNB Secondary gNB 副次gNB
SGSN Serving GPRS Support Node サービスするGPRSサポート・ノード
S-GW Serving Gateway サービス・ゲートウェイ
SI System Information システム情報
SI-RNTI System Information RNTI システム情報RNTI
SIB System Information Block システム情報ブロック
SIM Subscriber Identity Module 加入者識別情報モジュール
SIP Session Initiated Protocol セッション開始プロトコル
SiP System in Package システムインパッケージ
SL Sidelink サイドリンク
SLA Service Level Agreement サービスレベル合意
SM Session Management セッション管理
SMF Session Management Function セッション管理機能
SMS Short Message Service ショートメッセージサービス
SMSF SMS Function SMS機能
SMTC SSB-based Measurement Timing Configuration SSBベースの測定タイミング構成
SN Secondary Node 副次ノード、Sequence Number シーケンス番号
SoC System on Chip システムオンチップ
SON Self-Organizing Network 自己組織化ネットワーク
SpCell Special Cell 特殊セル
SP-CSI-RNTI Semi-Persistent CSI RNTI 半永続的CSI RNTI
SPS Semi-Persistent Scheduling 半永続的スケジューリング
SQN Sequence number シーケンス番号
SR Scheduling Request スケジュール要求
SRB Signalling Radio Bearer 信号伝達無線ベアラ
SRS Sounding Reference Signal 探測参照信号
SS Synchronization Signal 同期信号
SSB Synchronization Signal Block 同期信号ブロック
SSID Service Set Identifier サービスセット識別子
SS/PBCH Block SS/PBCHブロック
SSBRI SS/PBCH Block Resource Indicator SS/PBCHブロック資源インジケータ、Syncheronization Signal Block Resource Indicator 同期信号ブロック資源インジケータ
SSC Session and Service Continuity セッションとサービスの連続性
SS-RSRP Synchronization Signal based Reference Signal Received Power 同期信号ベースの参照信号受信電力
SS-RSRQ Synchronization Signal based Reference Signal Received Quality 同期信号ベースの参照信号受信品質
SS-SINR Synchronization Signal based Signal to Noise and Interference Ratio 同期信号ベースの信号対雑音・干渉比
SSS Secondary Synchronization Signal 副次同期信号
SSSG Search Space Set Group 探索空間セット・グループ
SSSIF Search Space Set Indicator 探索空間セット・インジケータ
SST Slice/Service Types スライス/サービス・タイプ
SU-MIMO Single User MIMO 単一ユーザMIMO
SUL Supplementary Uplink 補助上りリンク
TA Timing Advance タイミング先行量、Tracking Area 追跡領域
TAC Tracking Area Code 追跡エリア・コード
TAG Timing Advance Group タイミング先行量グループ
TAI Tracking Area Identity 追跡エリア識別情報
TAU Tracking Area Update 追跡エリア更新
TB Transport Block トランスポート・ブロック
TBS Transport Block Size トランスポート・ブロック・サイズ
TBD To Be Defined のちに定義される
TCI Transmission Configuration Indicator 伝送構成インジケータ
TCP Transmission Communication Protocol 伝送通信プロトコル
TDD Time Division Duplex 時分割複信
TDRA Time Domain Resource Allocation 時間領域資源割り当て
TDM Time Division Multiplexing 時分割多重
TDMA Time Division Multiple Access 時分割多元接続
TE Terminal Equipment 端末設備
TEID Tunnel End Point Identifier トンネル終点識別子
TFT Traffic Flow Template トラフィックフローテンプレート
TMSI Temporary Mobile Subscriber Identity 一時的モバイル加入者識別情報
TNL Transport Network Layer トランスポートネットワーク層
TPC Transmit Power Control 送信出力制御
TPMI Transmitted Precoding Matrix Indicator 送信される前置符号化マトリクス・インジケータ
TR Technical Report 技術報告書
TRP, TRxP Transmission Reception Point 送受信ポイント
TRS Tracking Reference Signal 追跡参照信号
TRx Transceiver トランシーバ
TS Technical Specifications 技術仕様、Technical Standard 技術標準
TTI Transmission Time Interval 送信時間間隔
Tx Transmission、Transmitting 伝送、送信、Transmitter 送信機
U-RNTI UTRAN Radio Network Temporary Identity UTRAN無線ネットワーク一時的識別情報
UART Universal Asynchronous Receiver and Transmitter ユニバーサル非同期受信機および送信機
UCI Uplink Control Information 上りリンク制御情報
UE User Equipment ユーザ装置
UDM Unified Data Management 一元的なデータ管理
UDP User Datagram Protocol ユーザーデータグラムプロトコル
UDSF Unstructured Data Storage Network Function 非構造化データ記憶ネットワーク機能
UICC Universal Integrated Circuit Card ユニバーサル集積回路カード
UL Uplink 上りリンク
UM Unacknowledged Mode 確認応答なしモード
UML Unified Modelling Language 統一モデル化言語
UMTS Universal Mobile Telecommunications System 万国移動体電気通信システム
UP User Plane ユーザプレーン
UPF User Plane Function ユーザプレーン機能
URI Uniform Resource Identifier 一様資源識別子
URL Uniform Resource Locator 一様資源位置指定子
URLLC Ultra-Reliable and Low Latency 超高信頼・低遅延
USB Universal Serial Bus ユニバーサルシリアルバス
USIM Universal Subscriber Identity Module ユニバーサル加入者識別情報モジュール
USS UE-specific search space UE固有の探索空間
UTRA UMTS Terrestrial Radio Access UMTS地上波無線アクセス
UTRAN Universal Terrestrial Radio Access Network ユニバーサル地上無線アクセス・ネットワーク
UwPTS Uplink Pilot Time Slot 上りリンク・パイロット時間スロット
V2I Vehicle-to-Infrastruction 車両対インフラ
V2P Vehicle-to-Pedestrian 車両対歩行者
V2V Vehicle-to-Vehicle 車両対車両
V2X Vehicle-to-everything 車両対万物
VIM Virtualized Infrastructure Manager 仮想化インフラストラクチャーマネジャー
VL Virtual Link 仮想リンク、
VLAN Virtual LAN 仮想LAN、Virtual Local Area Network 仮想ローカルエリアネットワーク
VM Virtual Machine 仮想マシン
VNF Virtualized Network Function 仮想化ネットワーク機能
VNFFG VNF Forwarding Graph VNF転送グラフ
VNFFGD VNF Forwarding Graph Descriptor VNF転送グラフ記述子
VNFM VNF Manager VNFマネージャ
VoIP Voice-over-IP, Voice-over-Internet Protocol IPを通じた音声、インターネットプロトコルを通じた音声
VPLMN Visited Public Land Mobile Network 訪問された公衆陸上移動体ネットワーク
VPN Virtual Private Network 仮想プライベートネットワーク
VRB Virtual Resource Block 仮想資源ブロック
WiMAX Worldwide Interoperability for Microwave Access マイクロ波アクセスのための世界的な相互運用性
WLAN Wireless Local Area Network 無線ローカルエリアネットワーク
WMAN Wireless Metropolitan Area Network 無線都市圏ネットワーク
WPAN Wireless Personal Area Network 無線パーソナルエリアネットワーク
X2-C X2-Control plane X2制御プレーン
X2-U X2-User plane X2ユーザプレーン
XML eXtensible Markup Language 拡張可能マークアップ言語
XRES EXpected user RESponse 期待されるユーザ応答
XOR eXclusive OR 排他的論理和
ZC Zadoff-Chu ザドフ・チュー
ZP Zero Po ゼロ・パワー

専門用語
本明細書の目的のために、以下の用語および定義が、本明細書で論じられる実施例および実施形態に適用可能である。
【0259】
本明細書で使用されている「回路」という用語は、記載されている機能を提供するよう構成されている電子回路、ロジック回路、プロセッサ(共有、分散、又はグループ)、及び/又はメモリ(共有、分散、又はグループ)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルデバイス(FPD)(例えば、フィールドプログラマグルゲートアレイ(FPGA)、プログラマブルロジックデバイス(PLD)、複合PLD(CPLD)、高容量PLD(HCPLD)、構造化されたASIC、プログラマブルSoC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)などのハードウェア部品を指しても、その部分であっても、あるいは、それを含んでもよい。いくつかの実施形態において、回路は、記載されている機能の少なくとも一部を提供する1つ以上のソフトウェア又はファームウェアプログラムを実行してもよい。「回路」という用語はまた、プログラムコードの機能を実行するよう使用されるプログラムコードとの1つ以上のハードウェア要素の組み合わせ(又は電気若しくは電子システムで使用される回路の組み合わせ)を指してもよい。このような実施形態では、ハードウェア要素とプログラムコードとの組み合わせは、特定のタイプの回路と呼ばれることがある。
【0260】
本明細書で使用される「プロセッサ回路」という用語は、算術若しくは論理演算のシーケンスを順次かつ自動的に実行すること、あるいは、デジタルデータを記録、記憶及び/又は転送することが可能な回路を指しても、その部分であっても、又はそれを含んでもよい。処理回路は、命令を実行する1つ以上のプロセッシングコアと、プログラム及びデータ情報を記憶する1つ以上のメモリ構造とを含んでよい。「プロセッサ回路」という用語は、1つ以上のアプリケーションプロセッサ、1つ以上のベースバンドプロセッサ、物理中央演算処理装置(CPU)、シングルコアプロセッサ、デュアルコアプロセッサ、トリプルコアプロセッサ、クアッドコアプロセッサ、及び/又はプログラムコード、ソフトウェアモジュール、及び/又は機能プロセスなどのコンピュータ実行可能命令を実行又は別なふうに操作することができる任意の他のデバイスを指してもよい。プロセッシング回路は、マイクロプロセッサ、プログラム可能プロセッシングデバイス、などであってよい更なるハードウェアアクセラレータを含んでもよい。1つ以上のハードウェアアクセラレータは、例えば、コンピュータビジョン(CV)及び/又はディープラーニング(DL)アクセラレータを含んでもよい。「アプリケーション回路」及び/又は「ベースバンド回路」という用語は、「プロセッサ回路」と同義と見なされることがあり、「プロセッサ回路」と呼ばれることがある。
【0261】
本明細書で使用される「インターフェース回路」という用語は、2つ以上のコンポーネント又はデバイスの間の情報の交換を可能にする回路を指しても、その部分であっても、又はそれを含んでもよい。「インターフェース回路」という用語は、1つ以上のハードウェアインターフェース、例えば、バス、I/Oインターフェース、ペリフェラルコンポーネントインターフェース、ネットワークインターフェースカード、及び/又は同様のものを指してもよい。
【0262】
本明細書で使用される「ユーザ装置」又は「UE」という用語は、無線通信機能を備えたデバイスを指し、通信ネットワーク内のネットワークリソースのリモートユーザについて記載してもよい。「ユーザ装置」又は「UE」という用語は、クライアント、モバイル、モバイルデバイス、モバイル端末、ユーザ端末、モバイルユニット、モバイル局、モバイルユーザ、加入者、ユーザ、リモート局、アクセスエージェント、ユーザエージェント、受信器、ラジオ装置、再設定可能な無線装置、再設定可能なモバイルデバイス、などと同義と見なされてもよく、そのように呼ばれてもよい。更に、「ユーザ装置」又は「UE」という用語は、任意のタイプの無線/有線デバイス又は無線通信インターフェースを含む任意のコンピューティングデバイスを含んでもよい。
【0263】
本明細書で使用される「ネットワーク要素」という用語は、有線又は無線通信ネットワーク・サービスを提供するために使用される物理又は仮想化装置及び/又はインフラストラクチャを指す。「ネットワーク要素」という用語は、ネットワーク化されたコンピュータ、ネットワーキングハードウェア、ネットワーク装置、ネットワークノード、ルータ、スイッチ、ハブ、ブリッジ、ラジオネットワークコントローラ、RANデバイス、RANノード、ゲートウェイ、サーバ、仮想化VNF、NFVI、及び/又は同様のものと同義と見なされてもよく、及び/又はそのように呼ばれてもよい。
【0264】
本明細書で使用される「コンピュータシステム」という用語は、任意のタイプの相互接続された電子デバイス、又はそのコンポーネントを指す。更に、「コンピュータシステム」及び/又は「システム」という用語は、互いに通信可能に結合されているコンピュータの様々なコンポーネントを指してもよい。更に、「コンピュータシステム」及び/又は「システム」という用語は、互いに通信可能に結合され、計算及び/又はネットワーク資源を共有するよう構成される複数のコンピュータデバイス及び/又は複数のコンピューティングシステムを指してもよい。
【0265】
本明細書で使用される「アプライアンス」、「コンピュータアプライアンス」、などの用語は、特定の計算資源を提供するよう特に設計されているプログラムコード(例えば、ソフトウェア又はファームウェア)を備えたコンピュータデバイス又はコンピュータシステムを指す。「仮想アプライアンス」は、コンピュータアプライアンスを仮想化又はエミュレートするハイパーバイザ装備デバイスによって実装される仮想マシン画像であるか、あるいは、別なふうに特定の計算資源を提供するために捧げられている。
【0266】
本明細書で使用される「リソース」という用語は、コンピュータデバイス、機械デバイス、メモリ空間、プロセッサ/CPU時間、プロセッサ/CPU利用、プロセッサ及びアクセラレータ負荷、ハードウェア時間又は利用、電力、入力/出力動作、ポート又はネットワークソケット、チャネル/リンク割り当て、スループット、メモリ利用、ネットワーク、データベース及びアプリケーション、ワークロードユニット、及び/又はどのようのものなどのような、物理又は仮想デバイス、コンピューティング環境内の物理又は仮想コンポーネント、及び/又は特定のデバイス内の物理又は仮想コンポーネントを指す。「ハードウェアリソース」は、物理ハードウェア要素によって提供される計算、記憶、及び/又はネットワーク資源を指してもよい。「仮想化されたリソース」は、アプリケーション、デバイス、システム、などへ仮想化インフラストラクチャによって提供される計算、記憶、及び/又はネットワーク資源を指してもよい。「ネットワークリソース」又は「通信リソース」という用語は、通信ネットワークを介してコンピュータデバイス/システムによってアクセス可能であるリソースを指してもよい。「システムリソース」という用語は、サービスを提供するための任意の種類の共有エンティティを指してもよく、計算及び/又はネットワーク資源を含んでもよい。システムリソースは、サーバを通じてアクセス可能なコヒーレント機能、ネットワークデータオブジェクト又はサービスの組と見なされてもよく、そのようなシステムリソースは、単一のホスト又は複数のホストに存在し、明らかに識別可能である。
【0267】
本明細書で使用される「チャネル」という用語は、データ又はデータストリームを通信するために使用される、有形な又は無形な任意の伝送媒体を指す。「チャネル」という用語は、「通信チャネル」、「データ通信チャネル」、「伝送チャネル」、「データ伝送チャネル」、「アクセスチャネル」、「データアクセスチャネル」、「リンク」、「データリンク」、「キャリア」、「無線周波数キャリア」、及び/又はデータが通信される経路若しくは媒体を表す任意の他の同様の用語と同義及び/又は同等であり得る。更に、本明細書で使用される「リンク」という用語は、情報を送信及び受信するためのRATを通じた2つのデバイス間の接続を指す。
【0268】
本明細書で使用される「インスタンス化する」、「インスタンス化」などの用語は、インスタンスの生成を指す。「インスタンス」はまた、例えば、プログラムコードの実行中に起こり得るオブジェクトの具体的な出現を指す。
【0269】
「結合される」、「通信可能に結合される」という用語は、その派生語とともに、本明細書で使用されている。「結合される」という用語は、2つ以上の要素が互いに物理的又は電気的に直接接触していること意味することができ、2つ以上の要素が互いに間接的に接触していながら依然として互いに協調又は相互作用することを意味することができ、かつ/あるいは、1つ以上の他の要素が、互いに結合されていると言われている要素間に結合又は接続されることを意味することができる。「直接結合される」という用語は、2つ以上の要素が互いに直接接触していることを意味することができる。「通信可能に結合される」という用語は、2つ以上の要素が、有線又は他のインターコネクト接続を通じて、無線通信チャネル又はリンクを通じて、及び/又は同様のものを含む通信手段によって、互いに接触し得ることを意味することができる。
【0270】
「情報要素」という用語は、1つ以上のフィールドを含む構造要素を指す。「フィールド」という用語は、情報要素の個々のコンテンツ、又はコンテンツを含むデータ要素を指す。
【0271】
「SMTC」という用語は、SSB-MeasurementTimingConfigurationによって設定されたSSBベースの測定タイミング設定を指す。
【0272】
「SSB」という用語は、SS/PBCHブロックを指す。
【0273】
「プライマリセル」という用語は、UEが初期接続確立プロシージャを実行するか、又は接続再確立プロシージャを開始するプライマリ周波数で作動するMCGセルを指す。
【0274】
「プライマリSCGセル」という用語は、UEがDC動作のための同期付き再設定プロシージャを実行するときにランダムアクセスを実行するSCGセルを指す。
【0275】
「セカンダリセル」という用語は、CAにより設定されたUEのための特別なセルに加えて追加の無線資源を提供するセルを指す。
【0276】
「セカンダリセルグループ」という用語は、PSCellと、DCにより設定されたUEのためのゼロ又はそれ以上のセカンダリセルとを有するサービスセルのサブセットを指す。
【0277】
「サービングセル」という用語は、CA/DCにより設定されていないRRC_CONNECTEDのUEのためのプライマリセルを指し、プライマリセルを構成するサービングセルは1つだけである。
【0278】
「サービングセル」又は「複数のサービングセル」という用語は、CA/により設定されたRRC_CONNECTEDのUEのための特別なセル及び全てのセカンダリセルを含むセルの組を指す。
【0279】
「特別なセル」という用語は、DC動作のためのMCGのPCell又はSCGnoPSCellを指し、それ以外の場合、「特別なセル」という用語はPCellを指す。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
【国際調査報告】