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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】公表特許公報(A)
(11)【公表番号】
(43)【公表日】2024-03-05
(54)【発明の名称】回転切断ユニット
(51)【国際特許分類】
   B26D 1/40 20060101AFI20240227BHJP
   B26F 1/38 20060101ALI20240227BHJP
   B26D 11/00 20060101ALI20240227BHJP
   B26D 7/20 20060101ALI20240227BHJP
【FI】
B26D1/40 502F
B26D1/40 503
B26F1/38 A
B26D11/00
B26D7/20
【審査請求】未請求
【予備審査請求】未請求
(21)【出願番号】P 2023554355
(86)(22)【出願日】2022-02-16
(85)【翻訳文提出日】2023-10-26
(86)【国際出願番号】 US2022016520
(87)【国際公開番号】W WO2022191966
(87)【国際公開日】2022-09-15
(31)【優先権主張番号】63/160,162
(32)【優先日】2021-03-12
(33)【優先権主張国・地域又は機関】US
(31)【優先権主張番号】2102204
(32)【優先日】2021-03-08
(33)【優先権主張国・地域又は機関】FR
(81)【指定国・地域】
(71)【出願人】
【識別番号】523339148
【氏名又は名称】ハイペリオン マテリアルズ アンド テクノロジーズ インコーポレイテッド
(74)【代理人】
【識別番号】110002077
【氏名又は名称】園田・小林弁理士法人
(72)【発明者】
【氏名】杉浦 元紀
(72)【発明者】
【氏名】ガシェ, ジョルダン
【テーマコード(参考)】
3C021
3C060
【Fターム(参考)】
3C021GA01
3C021GA07
3C060AA03
3C060AB01
3C060BA03
3C060BB04
3C060BD03
3C060BE08
3C060BG06
(57)【要約】
(i)フレームと、(ii)第1の回転軸を有する回転切断面を有する回転切断ドラムを含む回転カッターと、を含む回転切断ユニットが提供される。少なくとも1つのナイフ部材が回転切断面の上に固着される。回転切断ユニットが、(iii)第2の回転軸を有する、少なくとも1つのナイフ部材に直接に接触するように構成されたアンビル面を有するアンビル部分を含むアンビル、をさらに含む。回転切断ドラム上の第1の耐荷重構造体およびアンビル上の第2の耐荷重構造体の表面が互いに接触する。これらの構造体が好適には切断ドラムおよびアンビルのうちの一方の端部のみに位置し、その結果、複数の回転切断ユニットを含む回転切断システムがさらに提供される。
【選択図】図7A
【特許請求の範囲】
【請求項1】
フレームと、
回転カッターであって、
回転切断面および第1の回転軸を有する回転切断ドラム、
前記第1の回転軸に一致するように位置する第1のアクスル、
前記回転切断ドラムの第1の端部および第2の端部のうちの一方のみに位置する第1の耐荷重構造体、ならびに、
前記回転切断面上に位置する少なくとも1つのナイフ部材
を含む回転カッターと、
アンビルであって、
前記少なくとも1つのナイフ部材に直接に接触するように構成されたアンビル面および第2の回転軸を有するアンビル部分、
前記第2の回転軸に一致するように位置する第2のアクスル、ならびに、
前記アンビル部分の第1の端部および第2の端部のうちの一方のみに位置する第2の耐荷重構造体
を有するアンビルと、
前記第1の回転軸を中心とした回転のために前記第1のアクスルを支持する第1の複数のベアリングと、
前記第2の回転軸を中心とした回転のために前記第2のアクスルを支持する第2の複数のベアリングと、
を備え、
前記第1の耐荷重構造体の表面が前記第2の耐荷重構造体の表面に接触する、
回転切断ユニット。
【請求項2】
前記第1の回転軸に沿って、
前記第1のアクスルの第1の部分が前記回転切断ドラムの一方側に存在し、
前記第1のアクスルの第2の部分が前記回転切断ドラムの第2の側に存在する、
請求項1に記載の回転切断ユニット。
【請求項3】
前記第1の複数のベアリングが、
前記第1の回転軸を中心とした回転のために前記第1のアクスルの前記第1の部分を支持するように構成された第1の回転カッターベアリングと、
前記第1の軸を中心とした回転のために前記第1のアクスルの前記第2の部分を支持するように構成された第2の回転カッターベアリングと、
を含む2つの回転カッターベアリングを備える、請求項2に記載の回転切断ユニット。
【請求項4】
前記第2の回転軸に沿って、
前記第2のアクスルが前記アンビル部分の一方側に存在し、
前記第2の耐荷重構造体がアンビル部分から離隔される、
請求項2または3に記載の回転切断ユニット。
【請求項5】
前記第2の複数のベアリングが2つのアンビルベアリングを含み、各々の前記アンビルベアリングが前記第2の軸を中心とした回転のために前記第2のアクスルを支持するように構成され、
前記第2の回転軸に沿って、
前記2つのアンビルベアリングのうちの第1のアンビルベアリングが前記第2の耐荷重構造体と前記アンビル部分との間にあり、
前記第2の耐荷重構造体が前記2つのアンビルベアリングのうちの前記第1のアンビルベアリングと前記2つのアンビルベアリングのうちの第2のアンビルベアリングとの間にある、
請求項3または4に記載の回転切断ユニット。
【請求項6】
第1の荷重を前記第2の複数のベアリングに加えるように構成された第1の空気圧シリンダをさらに備える、請求項5に記載の回転切断ユニット。
【請求項7】
前記回転カッターが、前記第1の回転軸を中心とした回転において駆動されるようにモータに連結される、請求項1から6のいずれか一項に記載の回転切断ユニット。
【請求項8】
前記第1および第2のアクスルのうちの前記第1のアクスルのみが前記フレームにより直接に支持される、請求項7に記載の回転切断ユニット。
【請求項9】
前記アンビルが前記第2の回転軸を中心とした回転において駆動されるようにモータに連結される、請求項1から6のいずれか一項に記載の回転切断ユニット。
【請求項10】
前記第1および第2のアクスルのうちの前記第2のアクスルのみが前記フレームにより直接に支持される、請求項9に記載の回転切断ユニット。
【請求項11】
前記第1の回転軸に沿って、
前記第1のアクスルが前記回転切断ドラムの一方側に存在し、
前記第1の耐荷重構造体が前記回転切断ドラムから離隔される、
請求項1に記載の回転切断ユニット。
【請求項12】
前記第1の複数のベアリングが2つの回転カッターベアリングを有し、各々の前記回転カッターベアリングが前記第1の軸を中心とした回転のために前記第1のアクスルを支持するように構成され、
前記第1の回転軸に沿って、
前記2つの回転カッターベアリングのうちの第1の回転カッターベアリングが前記第1の耐荷重構造体と前記回転切断ドラムとの間にあり、
前記第1の耐荷重構造体が前記2つの回転カッターベアリングのうちの前記第1の回転カッターベアリングと前記2つの回転カッターベアリングのうちの第2の回転カッターベアリングとの間にある、
請求項11に記載の回転切断ユニット。
【請求項13】
前記第2の回転軸に沿って、
前記第2のアクスルの第1の部分が前記アンビル部分の一方側に存在し、
前記第2のアクスルの第2の部分が前記アンビル部分の第2の側に存在する、
請求項11または12に記載の回転切断ユニット。
【請求項14】
前記第2の複数のベアリングが、
前記第2の回転軸を中心とした回転のために前記第2のアクスルの前記第1の部分を支持するように構成された第1のアンビルベアリングと、
前記第2の軸を中心とした回転のために前記第2のアクスルの前記第2の部分を支持するように構成された第2のアンビルベアリングと、
を含む2つのアンビルベアリングを備える、請求項13に記載の回転切断ユニット。
【請求項15】
第1の荷重を前記第2の複数のベアリングに加えるように構成された第1の空気圧シリンダをさらに備える、請求項12から14のいずれか一項に記載の回転切断ユニット。
【請求項16】
第2の荷重を前記第1の複数のベアリングに加えるように構成された第2の空気圧シリンダをさらに備える、請求項15に記載の回転切断ユニット。
【請求項17】
第1の荷重を前記第1の複数のベアリングに加えるように構成された第1の空気圧シリンダをさらに備える、請求項11から14のいずれか一項に記載の回転切断ユニット。
【請求項18】
前記回転カッターが、前記第1の回転軸を中心とした回転において駆動されるようにモータに連結される、請求項11から17のいずれか一項に記載の回転切断ユニット。
【請求項19】
前記第1および第2のアクスルのうちの前記第1のアクスルのみが前記フレームにより直接に支持される、請求項18に記載の回転切断ユニット。
【請求項20】
前記アンビルが前記第2の回転軸を中心とした回転において駆動されるようにモータに連結される、請求項11から17のいずれか一項に記載の回転切断ユニット。
【請求項21】
前記第1および第2のアクスルのうちの前記第2のアクスルのみが前記フレームにより直接に支持される、請求項20に記載の回転切断ユニット。
【請求項22】
前記回転カッターが前記アンビルの上方に水平に存在する、請求項1から21のいずれか一項に記載の回転切断ユニット。
【請求項23】
前記アンビルが前記回転カッターの上方に水平に存在する、請求項1から21のいずれか一項に記載の回転切断ユニット。
【請求項24】
前記第1の耐荷重構造体が前記回転切断ドラムの遠い側にある、請求項1から23のいずれか一項に記載の回転切断ユニット。
【請求項25】
前記第1の耐荷重構造体が前記回転切断ドラムの中心から外れる、請求項1から23のいずれか一項に記載の回転切断ユニット。
【請求項26】
前記第1の耐荷重構造体が複数の隣り合う耐荷重サブ構造体を備える、請求項1から25のいずれか一項に記載の回転切断ユニット。
【請求項27】
曲げ効果が前記回転カッターまたは前記アンビルのうちの一方に適用される、請求項1から26のいずれか一項に記載の回転切断ユニット。
【請求項28】
複数の回転切断ユニットを備える回転切断システムであって、前記複数の回転切断ユニットの各々が請求項1から27のいずれか一項に記載の回転切断ユニットを含む、回転切断システム。
【請求項29】
前記複数の回転切断ユニットのうちの第1の回転切断ユニットが、前記第1の回転切断ユニットの前記回転カッターの前記第1のアクスルを第2の回転切断ユニットの前記回転カッターの前記第1のアクスルに同軸にするように、前記複数の回転切断ユニットのうちの前記第2の回転切断ユニットに対して配置される、請求項28に記載の回転切断システム。
【請求項30】
前記第2の回転切断ユニットの前記回転カッターの前記第1のアクスルに同軸である前記第1の回転切断ユニットの前記回転カッターの前記第1のアクスルが、前記第1の回転切断ユニットおよび前記第2の回転切断ユニットにわたる一体化されたアクスルを形成する、請求項29に記載の回転切断システム。
【請求項31】
一体化されたアンビルが、単一の回転軸に対して回転する連続するアンビル面を有する、請求項30に記載の回転切断システム。
【請求項32】
一体化されたアンビルが単一の回転軸に対して回転する不連続のアンビル面を有し、前記不連続のアンビル面が、
前記第1の回転切断ユニットの前記回転カッターに関連付けられた第1のアンビル面と、
前記第2の回転切断ユニットの前記回転カッターに関連付けられた第2のアンビル面と、
を備える、請求項30に記載の回転切断システム。
【請求項33】
前記第1の回転切断ユニットを前記第2の回転切断ユニットから分離する距離が摺動により調整可能である、請求項29から32のいずれか一項に記載の回転切断システム。
【請求項34】
前記回転切断ユニットの前記アンビルが前記第2の回転切断ユニットの前記アンビルに一体化される、請求項29から32のいずれか一項に記載の回転切断システム。
【請求項35】
前記第1の回転切断ユニットおよび前記第2の回転切断ユニットの各々の前記回転カッターが、そのそれぞれの回転切断ユニットの前記フレームに固定される、請求項34に記載の回転切断システム。
【請求項36】
前記第1の回転切断ユニットおよび前記第2の回転切断ユニットの各々の前記回転カッターが、前記第1の回転切断ユニットを前記第2の回転切断ユニットから分離する距離が摺動により調整可能であるように、その回転切断ユニットのそれぞれのフレーム上でそれぞれのレールに取り付けられる、請求項34に記載の回転切断システム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は回転カッターおよび回転可能アンビルを備える回転切断ユニットに関する。より詳細には、本開示は、一方側にある耐荷重構造体およびオープンフレームを備えるロールによる、回転ダイ切断のための回転切断ユニットに関する。
【背景技術】
【0002】
以下の考察では、特定の構造体および/または方法に言及する。しかし、以下の言及は、いかなる状況であっても、これらの構造体および/または方法が従来技術を構成することを認めるものとして解釈されるべきではない。出願人は、これらの構造体および/または方法が本発明の主題に対しての従来技術の資格を取得するものではないことを立証する権利を明確に留保する。
【0003】
例示の回転切断ユニットが米国特許第6,244,148号から知られており、この例示の回転切断ユニットは、回転アンビルとの動作関係を有する回転カッターを備える。回転カッターが、円筒形切断面を有する実質的に円形の円筒形ボディと、表面から突出する少なくとも1つのナイフ部材と、を装備する。ナイフ部材の径方向に突出する周縁パートが表面の直径より大きい直径を有する。回転カッターの各側がベアリング内で支持されるアクスルを装備する。アクスルと表面との間に、すなわち、表面の各側に、一対の環状当接部材が設けられる。当接部材が、アンビルの一対の荷重受け部分に対しての当接を可能にするために表面の直径より大きい直径を有する。
【0004】
アンビルが、アンビル部分と、一対の荷重受け部分と、を装備する。アンビル部分が回転切断ドラムのナイフ部材と協働するように適合され、対して荷重受け部分が回転カッターの当接部材に当接されるように構成される。アンビルが、アンビルの軸方向に延在方向で見て、アンビル部分の外側にありさらには耐荷重部分の外側にあるベアリング内で支持される。
【0005】
さらに、当接部材が、ナイフ部材の径方向に突出する周縁パートと実質的に等しい直径を有する。当接部材が荷重を受けるように位置するようにおよび荷重を伝達するように適合され、その結果、所望の切断特性を達成するための所定の圧力がアンビルの荷重受け部分に作用するようになる。任意選択で、この当接がさらに、回転カッタードラムの回転をアンビル面に伝達することができ、その結果、アンビル面が回転カッターの回転に反対の方向に回るようになる。
【0006】
中央に配置構成されたナイフ部材により、ドラムの間に導入されたウェブから製品が切断される。
【0007】
切断ユニットの別の例が米国特許第7,942,088号から知られている。米国特許第7,942,088号の関連技術の回転切断ユニットでは、回転カッターが、円筒形表面を有する実質的に円形の円筒形中空ボディまたは中実ボディと、表面から突出する少なくとも1つのナイフ部材と、を装備する。ナイフ部材の径方向に延在する周縁パートが表面の直径より大きい直径を有する。回転カッターが、回転カッターの各側から軸方向に延在してベアリング内で支持されるアーバーの上に配置構成されるかまたはこのアーバーと一体パートである。表面の各側において一対の環状当接部材が軸方向に設けられる。当接部材が、アンビルに対しての当接を可能にするために表面の直径より大きい直径を有する。
【0008】
アンビルが、アクスルと、アンビル部分と、一対の荷重伝達部分と、を有する。アンビル部分が回転カッターのナイフ部材と協働するように適合され、対して荷重伝達部分が回転カッターの当接面に当接されるように適合される。さらに、当接部材が、ナイフ部材の径方向周縁パートと実質的に等しい直径を有する。
【0009】
アンビル部分の各側においてアクスルがベアリング内に回転可能に軸方向に配置構成され、各アクスルが非回転荷重受け部材によって囲まれる。荷重受け部材が荷重伝達部分の内部に軸方向に配置構成され、すなわち、各荷重受け部分がアンビル部分と各荷重伝達部分との間で軸方向に位置する。
【0010】
一対の空気圧シリンダにより上向きの荷重が荷重受け部材に加えられる。さらに、荷重が荷重伝達部分を介して当接部材に伝達される。上向きの荷重が荷重伝達部分を介して当接部材に伝達される。合計の上向きの荷重がアンビルの重量より大きく、アンビルを回転カッターの方に曲げるのに十分な大きさである。これにより、ナイフ部材の特には軸方向中央部分において、改善された切断特性が得られる。荷重により表面8のところで逆向きの力が発生し、この逆向きの力がベアリングに伝達されて力を発生させる。荷重によりアンビルがわずかに上向きに曲げられる。一対の空気圧シリンダによって加えられる荷重は、切断動作を実施することによりおよび切断結果を確認することにより、調整される。切断結果が望まれるものではない場合、回転カッターおよびアンビルの延在の全体にわたって切断が均一になるまで圧力が増大されるかまたは減少される。
【0011】
アンビルが直線である場合すなわち、ラインが直線である場合に最適な切断が達成される。その理由は、当接部材およびナイフ部材が表面の上方で実質的に等しい程度で突出することで、アンビル部分の全体に沿って一定の切断特性を有するようになるからである。
【0012】
例えば、現在の回転切断ユニットでは、回転切断ユニットの中まで送られ得る材料の幅が、回転カッターおよびアンビルの各側における構造体の間の分離距離によって(すなわち、回転軸の長手方向の向きに対応して沿う長手方向において)制限される。これらの構造体が回転カッターおよびアンビルの両側で閉じている側部を形成する。しかし、回転カッターを支持することおよび/またはアンビルを一方側で支持することにより、開いている側部を有する配置構成が形成され、回転カッターおよびアンビルのより幅広の材料が回転切断ユニットを通して送られ得る。例えば、非織布材料などの材料の第1の幅の部分が、非織布材料を切断するためのナイフ部材の作用を受けるように回転カッターとアンビルとの間で回転切断ユニットを通るように送られ得る。非織布材料の第2の幅の部分が、開いている側部を有する配置構成を通って延在することができ、例えば、回転カッターおよびアンビルのエンベロープの外側に突き出ることができる。
【0013】
上記に鑑みて、回転切断ユニットのフィールドの技術分野の言及した制約および不利益のうちの1つまたは複数を排除する、回転切断ユニット、および、複数の回転切断ユニットを有する回転切断システムが求められる。
【発明の概要】
【0014】
本開示の第1の目的は、フレームおよび回転カッターを有する回転切断ユニットを提供することである。回転カッターが、第1の回転軸を有する回転切断面を有する回転切断ドラムを有する。第1のアクスルが第1の回転軸に一致するように位置する。第1の耐荷重構造体が、回転切断ドラムの第1の端部および第2の端部のうちの一方のみに位置する。少なくとも1つのナイフ部材が回転切断面上に位置する。回転カッターユニットが、第2の回転軸を有する、少なくとも1つのナイフ部材に直接に接触するように構成されたアンビル面を有するアンビル部分を有するアンビルをさらに有する。第2のアクスルが第2の回転軸に一致するように位置する。第2の耐荷重構造体が、アンビル部分の第1の端部および第2の端部のうちの一方のみに位置する。回転切断ユニットが、第1の回転軸を中心とした回転のために第1のアクスルを支持する第1の複数のベアリングをさらに有する。さらに、回転切断ユニットが、第2の回転軸を中心とした回転のために第2のアクスルを支持する第2の複数のベアリングを有する。第1の耐荷重構造体の表面が第2の耐荷重構造体の表面に接触する。
【0015】
任意選択で、第1の回転軸に沿って、第1のアクスルの第1の部分が回転切断ドラムの一方側に存在し、第1のアクスルの第2の部分が回転切断ドラムの第2の側に存在する。
【0016】
任意選択で、第1の複数のベアリングが、第1の回転軸を中心とした回転のために第1のアクスルの第1の部分を支持するように構成された第1の回転カッターベアリングと、第1の軸を中心とした回転のために第1のアクスルの第2の部分を支持するように構成された第2の回転カッターベアリングと、を含む2つの回転カッターベアリングを備える。
【0017】
任意選択で、第2の回転軸に沿って、第2のアクスルがアンビル部分の一方側に存在し、第2の耐荷重構造体がアンビル部分から離隔される。
【0018】
任意選択で、第2の複数のベアリングが2つのアンビルベアリングを含み、各々のアンビルベアリングが第2の軸を中心とした回転のために第2のアクスルを支持するように構成される。第2の回転軸に沿って、2つのアンビルベアリングのうちの第1のアンビルベアリングが第2の耐荷重構造体とアンビル部分との間にあり、第2の耐荷重構造体が2つのアンビルベアリングのうちの第1のアンビルベアリングと2つのアンビルベアリングのうちの第2のアンビルベアリングとの間にある。
【0019】
任意選択で、回転カッターが、第1の回転軸を中心とした回転において駆動されるようにモータに連結される。
【0020】
任選選択で、第1および第2のアクスルのうちの第1のアクスルのみがフレームにより直接に支持される。
【0021】
任意選択で、アンビルが第2の回転軸を中心とした回転において駆動されるようにモータに連結される。
【0022】
任意選択で、第1および第2のアクスルのうちの第2のアクスルのみがフレームにより直接に支持される。
【0023】
任意選択で、第1の回転軸に沿って、第1のアクスルが回転切断ドラムの一方側に存在し、第1の耐荷重構造体が回転切断ドラムから離隔される。
【0024】
任選選択で、第1の複数のベアリングが2つの回転カッターベアリングを有し、各々の回転カッターベアリングが第1の軸を中心とした回転のために第1のアクスルを支持するように構成される。第1の回転軸に沿って、2つの回転カッターベアリングのうちの第1の回転カッターベアリングが第1の耐荷重構造体と回転切断ドラムとの間にあり、第1の耐荷重構造体が2つの回転カッターベアリングのうちの第1の回転カッターベアリングと2つの回転カッターベアリングのうちの第2の回転カッターベアリングとの間にある。
【0025】
任意選択で、第2の回転軸に沿って、第2のアクスルの第1の部分がアンビル部分の一方側に存在し、第2のアクスルの第2の部分がアンビル部分の第2の側に存在する。
【0026】
任意選択で、第2の複数のベアリングが、第2の回転軸を中心とした回転のために第2のアクスルの第1の部分を支持するように構成された第1のアンビルベアリングと、第2の軸を中心とした回転のために第2のアクスルの第2の部分を支持するように構成された第2のアンビルベアリングと、を含む2つのアンビルベアリングを備える。
【0027】
任意選択で、第1の空気圧シリンダが第1の荷重を第1の複数のベアリングに加えるように構成される。
【0028】
任意選択で、第1の空気圧シリンダが第1の荷重を第2の複数のベアリングに加えるように構成される。
【0029】
任意選択で、第2の空気圧シリンダが第2の荷重を第1の複数のベアリングを加えるように構成される。
【0030】
任意選択で、回転カッターが、第1の回転軸を中心とした回転において駆動されるようにモータに連結される。
【0031】
任意選択で、第1および第2のアクスルのうちの第1のアクスルのみがフレームにより直接に支持される。
【0032】
任意選択で、アンビルが第2の回転軸を中心とした回転において駆動されるようにモータに連結される。
【0033】
任意選択で、第1および第2のアクスルのうちの第2のアクスルのみがフレームにより直接に支持される。
【0034】
任意選択で、回転カッターがアンビルの上方に水平に存在する。
【0035】
任選選択で、アンビルが回転カッターの上方に水平に存在する。
【0036】
任意選択で、第1の耐荷重構造体が回転切断ドラムの遠い側にある。
【0037】
任意選択で、第1の耐荷重構造体が回転切断ドラムの中心から外れる。
【0038】
任意選択で、第1の耐荷重構造体が複数の隣り合う耐荷重サブ構造体を備える。
【0039】
任選選択で、曲げ効果が回転カッターまたはアンビルのうちの一方に適用される。
【0040】
本開示の第2の目的は、複数の回転切断ユニットを備える回転切断システムを提供することである。
【0041】
任選選択で、複数の回転切断ユニットのうちの第1の回転切断ユニットが、第1の回転切断ユニットの回転カッターの第1のアクスルを第2の回転切断ユニットの回転カッターの第1のアクスルに同軸にするように、複数の回転切断ユニットのうちの第2の回転切断ユニットに対して配置される。
【0042】
任意選択で、第2の回転切断ユニットの回転カッターの第1のアクスルに同軸である第1の回転切断ユニットの回転カッターの第1のアクスルが、第1の回転切断ユニットおよび第2の回転切断ユニットにわたる一体化されたアクスルを形成する。
【0043】
任選選択で、一体化されたアンビルが、単一の回転軸に対して回転する連続するアンビル面を有する。
【0044】
任選選択で、一体化されたアンビルが単一の回転軸に対して回転する不連続のアンビル面を有し、不連続のアンビル面が、第1の回転切断ユニットの回転カッターに関連付けられた第1のアンビル面と、第2の回転切断ユニットの回転カッターに関連付けられた第2のアンビル面と、を備える。
【0045】
任意選択で、第1の回転切断ユニットを第2の回転切断ユニットから分離する距離が摺動により調整可能である。
【0046】
任意選択で、第1の回転切断ユニットのアンビルが第2の回転切断ユニットのアンビルに一体化される。
【0047】
第1の回転切断ユニットおよび第2の回転切断ユニットの各々の回転カッターが、そのそれぞれの回転切断ユニットのフレームに固定される。
【0048】
任選選択で、第1の回転切断ユニットおよび第2の回転切断ユニットの各々の回転カッターが、第1の回転切断ユニットを第2の回転切断ユニットから分離する距離が摺動により調整可能であるように、その回転切断ユニットのそれぞれのフレーム上でそれぞれのレールに取り付けられる。
【0049】
以下の図および詳細な説明の説明において、他のシステム、方法、特徴、および利点が当業者には明らかであるかまたは明らかとなる。すべてのこのような追加のシステム、方法、特徴、および利点が本記述に含まれ、本開示の範囲内にあり、以下の特許請求の範囲によって保護される、ことを意図される。本セクション内のいずれも特許請求の範囲を制限するものとみなすべきではない。以下で、本開示の実施形態と併せて別の態様および利点が考察される。本開示の上記の概略の説明および以下の詳細な説明の両方が例であり、説明的なものであり、特許請求の範囲に記載される本開示をさらに説明することを意図されることが理解されよう。
【0050】
本主題をさらに理解するのを可能にするために含まれる添付図面が本明細書に組み込まれて本明細書の一部を構成し、本主題の実装形態を示しており、本記述と併せて本開示の原理を説明する働きをする。
【図面の簡単な説明】
【0051】
図1A】本主題の例示の実施形態による回転切断ユニットを示す側面図である。
図1B】本主題の例示の実施形態による回転切断ユニットを示す側面図である。
図1C】本主題の例示の実施形態による回転切断ユニットを示す側面図である。
図2A】本主題の例示の実施形態による回転切断ユニットを示す側面図である。
図2B】本主題の例示の実施形態による回転切断ユニットを示す側面図である。
図3A】本主題の例示の実施形態による回転切断ユニットを示す側面図である。
図3B】本主題の例示の実施形態による回転切断ユニットを示す側面図である。
図3C】本主題の例示の実施形態による回転切断ユニットを示す側面図である。
図3D】本主題の例示の実施形態による回転切断ユニットを示す側面図である。
図4A】本主題の例示の実施形態による回転切断ユニットを示す側面図である。
図4B】本主題の例示の実施形態による回転切断ユニットを示す側面図である。
図5A】本主題の例示の実施形態による回転切断ユニットを示す側面図である。
図5B】本主題の例示の実施形態による回転切断ユニットを示す側面図である。
図6】本主題の例示の実施形態による回転切断ユニットを示す側面図である。
図7A】本主題の例示の実施形態による回転切断システムを示す側面図である。
図7B】本主題の例示の実施形態による回転切断システムを示す側面図である。
図7C】本主題の例示の実施形態による回転切断システムを示す側面図である。
図8】本主題の例示の実施形態による回転切断システムを示す側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0052】
図1Aから図8の側面図は回転切断ユニットまたは回転切断システムを通過する材料の方向で見る送り方向であり、これは、種々の図において、回転カッターおよびアンビルの回転軸に対して垂直である。
【0053】
見やすいように、いくつかの例では、図中の指定の特徴のうちのいくつかの特徴のみに参照符号が付される。図面および詳細の説明を通して、特に明記しない限り、図面の等しい参照符号は、同じ要素、特徴、および構造体を指しているものと理解すべきである。これらの要素の相対的サイズおよび描写は、分かりやすさのために、例示のための、および便宜のために、調整され得る。
【0054】
他の意味で定義されない限り、本明細書で使用されるすべての技術用語および科学用語は、本明細書で説明される主題の関連の技術分野の当業者に一般に理解される意味と同じ意味を有する。
【0055】
例えば濃度範囲、パーセンテージ範囲、または比率範囲などの値の範囲が提供される場合、文脈により他の意味が明確に示されない限り、この範囲の上限値と下限値との間にある、下限値の1つ下の桁までの各々の中間値およびこの言及される範囲内にある任意の他の言及される値または中間値が、説明される本主題に包含されることが理解される。これらの小さい範囲の上限値および下限値は独立してこの小さい範囲に含まれ得、このような実施形態も説明される本主題に包含され、言及される範囲内において任意特定の限界値の排除に従うものである。言及される範囲が限界値のうちの一方または両方を含む場合、これらの含まれる限界値のいずれかまたは両方を排除する範囲も説明される本主題に含まれる。
【0056】
以下の定義は、説明される本主題のパラメータを説明するものである。
【0057】
本開示で使用される場合の「約(about)」および「およそ(approximately)」という用語は置換可能に使用される。これらの用語は当該の数の数値のプラス1%またはマイナス1%を意味することを意図され、これらの用語は、このプラス1%またはマイナス1%を用いて、特許請求の範囲および本開示で使用される。したがって、「約(about)」および「およそ(approximately)」は、所与の値が所与の値より「大きくなる可能性がある」または「小さくなる可能性がある」という条件を与えることにより、数値範囲の終端に対しての融通性を提供するのに使用される。したがって、例えば、50%の値は49.5%~50.5%によって画定される範囲を包含することを意図される。
【0058】
本開示で使用される場合の「主として」という用語は、特許請求の範囲内の所与の実在物の少なくとも95%および同様に本開示で説明される特徴の少なくとも95%を包含することを意図される。
【0059】
本開示を通していかなる場所で使用される場合でも「概して」という用語は、「およそ(approximately)」、「一般に(typically)」、あるいは、「近い」または「付近のまたは範囲内の」、の意味を有する。
【0060】
本開示で使用される場合の「実質的」または「実質的に」という用語は、行為、性質、特性、状態、構造体、アイテム、または結果の完全な程度または度合いあるいはほぼ完全な程度または度合いを意味する。
【0061】
本開示で使用される場合の「アンビル」という用語は、回転カッターとの動作関係を有する本明細書で開示される回転切断ユニットとなるように例えば成形され得る平坦化された頂部表面を有する硬質構造体を意味する。アンビルは任意適切なサイズから構築され得る。アンビルは、限定しないが以下の材料:鋼鉄、セラミック、青銅、銅、別の適切な金属または金属合金、あるいは、有意な硬さを与えるその任意の所望の組み合わせなどの、適切な材料で作られ得る。
【0062】
本開示で使用される場合の「ベアリング」という用語は、相対的モーションを所望の種類のモーションに限定し、さらには可動パートの間の摩擦を低減する、物理的要素を意味する。独自のデザインのベアリングが、可動パートに伝達される特定の種類の運動を決定する。特定のデザインのベアリングが、例えば、可動パートの自由線形移動を支援することができるか、または、固定された軸を中心とした自由回転を同様に与えることもできる。別法として、ベアリングは、可動パートに物理的に作用する垂直荷重または垂直力のベクトルを特には制御することにより、モーションを防止するか、抑制するか、または他の手法で阻止することができる。ベアリングは、摩擦の影響を最小にすることにより所望のモーションを支援する。したがって、ベアリングは、専ら、特定の種類の動作、許容される特定の種類のモーション、または、可動パートに加えられる荷重および力の特定の方向、に従って分類される。
【0063】
本開示で使用される場合の「アスクル」という用語は、例えば、ホイール、一対のホイール、または別の回転パートをそこに取り付けるかまたは添着することができるところである回転棒を意味する。
【0064】
本開示で使用される場合の「空気圧シリンダ」という用語は、往復動(すなわち、繰り返しの前後のモーション)線形モーションをもたらすための力を発生させるために圧縮ガスのパワーを一般には利用する機械的デバイスを意味する。作動させられると、圧縮ガス(すなわち、通常は圧縮空気)がピストンの一方の端部において管に入り、その後ピストンに力を与える。結果として、実際にはピストンが変位させられる。空気圧シリンダとほぼ同様に、圧縮ガスが空気圧シリンダ内のピストンを所望の方向に強制的に移動させる。ピストンは、大抵の場合、ディスクまたはシリンダである。ピストン棒が、圧縮ガスのパワーの作用により発生する力を、移動させられることが所望される物体に伝える。
【0065】
本開示で使用される場合の「モータ」という用語は、モーションを作り出す機械的デバイスまたは電気デバイスを意味する。
【0066】
本開示で使用される場合の「ナイフ部材」という用語は、例えば、ナイフ、ダガー、ダーク(dirk)、または、実際的には、適用される材料を加工するために回転切断ユニットに適用される材料を切断することができる実質的に鋭利であるブレードを有する任意の材料を意味する。
【0067】
本開示で使用される場合の「回転切断ユニット」という用語は、(i)フレームと、(ii)第1の回転軸を有する回転切断面を有する回転切断ドラムを含む回転カッターと、を含む回転切断・加工用の実在物を意味する。少なくとも1つのナイフ部材が回転切断面の上に固着される。回転切断ユニットが、(iii)第2の回転軸を有する、少なくとも1つのナイフ部材に直接に接触するように構成されたアンビル面を有するアンビル部分を含むアンビル、をさらに含む。
【0068】
本開示で使用される場合の「回転切断システム」という用語は、複数の上で言及した回転切断ユニットを含む。
【0069】
図1Aから図6は、各々、種々の例示の実施形態による回転切断ユニットの側面図である。
【0070】
図1A図2Bを参照すると、回転切断ユニット(例えば、図1Aの回転切断ユニット1、図1Bの回転切断ユニット2、図1Cの回転切断ユニット3、図2Aの回転切断ユニット10、および図2Bの回転切断ユニット100)が、フレーム20、回転カッター3、およびアンビル50を有する。回転カッター30が、回転切断面34および第1の回転軸36を有する回転切断ドラム32と、第1の回転軸に一致するように位置する第1のアクスル38と、回転切断ドラム32の第1の端部および第2の端部のうちの一方のみに位置する第1の耐荷重構造体40(図1Aを参照)と、回転切断面34に位置する少なくとも1つのナイフ部材42と、を有する。いくつかの実施形態では、第1の耐荷重構造体40が、図1Aのように、回転切断ドラム32の遠い側に配置され得る。他の実施形態では、回転切断ドラム32の遠い側ではなく、図1Bの第1の耐荷重構造体40のように、第1の耐荷重構造体40が回転切断ドラム32の中心により近いところにあってよいが、それでも中心から外れる。さらに、いくつかの実施形態では、第1の耐荷重構造体40が、図1Cに示される第1および第2の耐荷重サブ構造体44を有する第1の耐荷重構造体40に示されるように、例えば互いから離隔されて配置構成された複数のより小さい耐荷重サブ構造体44を有することができる。実施形態は2つのみの耐荷重サブ構造体44のみに限定されず、異なる幅(第1の回転軸36の方向)の耐荷重サブ構造体44を含めたより多くの耐荷重サブ構造体44が適用されてもよい。耐荷重サブ構造体44は、本明細書で開示される第1の耐荷重構造体40のいずれかにおいて使用され得るかまたは代用され得る。
【0071】
アンビル50が、少なくとも1つのナイフ部材42に直接に接触するように構成されたアンビル面54および第2の回転軸56を有するアンビル部分52と、第2の回転軸56に一致するように位置する第2のアクスル58と、アンビル部分52の第1の端部および第2の端部のうちの一方のみに位置する第2の耐荷重構造体60と、を有する。第1の複数のベアリング70が、第1の回転軸36を中心とした回転のために第1のアクスル38を支持し、第2の複数のベアリング72が、第2の回転軸56を中心とした回転のために第2のアクスル58を支持する。第1の耐荷重構造体40の表面が第2の耐荷重構造体60の表面に接触する。
【0072】
さらに図1A図2Bを参照すると、第1の回転軸36に沿って、第1のアクスル38の第1の部分が回転切断ドラム32の一方側に存在することができ、第1のアクスル38の第2の部分が回転切断ドラム32の第2の側に存在することができる。第1の複数のベアリング70が、第1の回転軸36を中心とした回転のために第1のアクスル38の第1の部分を支持するように構成された第1の回転カッターベアリングと、第1の軸36を中心とした回転のために第1のアクスル38の第2の部分を支持するように構成された第2の回転カッターベアリングと、を含む2つの回転カッターベアリングを有することができる。第2の回転軸56に沿って、第2のアクスル58がアンビル部分52の一方側に存在することができ、第2の耐荷重構造体60がアンビル部分52から離隔され得る。第2の複数のベアリング72が2つのアンビルベアリングを含むことができ、各々のアンビルベアリングが第2の軸56を中心とした回転のために第2のアクスル58を支持するように構成される。第2の回転軸56に沿って、2つのアンビルベアリングのうちの第1のアンビルベアリングが第2の耐荷重構造体60とアンビル部分52との間にあってよく、第2の耐荷重構造体60が2つのアンビルベアリングのうちの第1のアンビルベアリングと2つのアンビルベアリングのうちの第2のアンビルベアリングとの間にあってよい。回転切断ユニット1、2、3、10、100が、第1の荷重を第2の複数のベアリングに加えるように構成された第1の空気圧シリンダ80を有することができる。本明細書では「空気圧シリンダ」として説明されるが、液圧シリンダが空気圧シリンダと併せて使用されてもよく(例えば、いくつかのシリンダが空気圧式であり、他のシリンダが液圧式である)、または液圧シリンダが空気圧シリンダの代わりに使用されてもよい。
【0073】
回転カッター30が、第1の回転軸を中心とした回転において駆動されるようにモータ37に連結され得る。この事例では、第1のアクスル38および第2のアクスル58のうちの第1のアクスル38のみがフレーム20により直接に支持され得る。別法として、アンビル50が第2の回転軸を中心とした回転において駆動されるようにモータ37に連結され得る。この事例では、第1のアクスル38および第2のアクスル58のうちの第2のアクスル58のみがフレーム20により直接に支持され得る(図5Aを参照)。
【0074】
図3A図5を参照すると、回転切断ユニット200、250、260、270、300、350、400、450のそれぞれの実施形態において、第1の回転軸36に沿って、第1のアクスル38が回転切断ドラム32の一方側に存在することができ、第1の耐荷重構造体40が回転切断ドラム32から離隔され得る。第1の複数のベアリング70が2つの回転カッターベアリングを有することができ、各々の回転カッターベアリングが第1の軸36を中心とした回転のために第1のアクスル38を支持するように構成される。第1の回転軸36に沿って、2つの回転カッターベアリングのうちの第1の回転カッターベアリングが第1の耐荷重構造体40と回転切断ドラム32との間にあってよく、第1の耐荷重構造体40が2つの回転カッターベアリングのうちの第1の回転カッターベアリングと2つの回転カッターベアリングのうちの第2の回転カッターベアリングとの間にあってよい。第2の回転軸56に沿って、第2のアクスル58の第1の部分がアンビル部分52の一方側に存在することができ、第2のアクスル58の第2の部分がアンビル部分52の第2の側に存在することができる。第2の複数のベアリング72が、第2の回転軸56を中心とした回転のために第2のアクスル58の第1の部分を支持するように構成された第1のアンビルベアリングと、第2の軸56を中心とした回転のために第2のアクスル58の第2の部分を支持するように構成された第2のアンビルベアリングと、を含む2つのアンビルベアリングを含むことができる。第2の耐荷重構造体60がアンビル面54に一体にあってよい。
【0075】
回転切断ユニットが、1つまたは複数のベアリングに荷重を加えるように構成された1つまたは複数の空気圧シリンダを有することができる。例えば、切断ユニットが各ベアリングに関連付けられた空気圧シリンダを有することができるか、または、1つの空気圧シリンダが2つ以上のベアリングに関連付けられ得るか、あるいは、ベアリングに対しての1対1および1対複数の空気圧シリンダの関連付けの組み合わせが使用され得る。さらに、いくつかのベアリングが関連付けられた空気圧シリンダを有することができ、対して他のベアリングが関連付けられるシリンダを有さない。図3A図3Bを参照すると、回転切断ユニット200、250が、第2の複数のベアリング72のうちの1つのベアリングに第1の荷重を加えるように構成された第1の空気圧シリンダ80をさらに有することができる。図3A図3B、および図6を参照すると、回転切断ユニット500が、第2の複数のベアリング72のうちの別の1つのベアリングに第2の荷重を加えるように構成された第2の空気圧シリンダ82をさらに有することができる。図4A図5Bを参照すると、回転切断ユニット300、350、400、450が、第1の複数のベアリング70に第1の荷重を加えるように構成された第1の空気圧シリンダ80をさらに有することができる。いくつかの実施形態では、回転切断ユニットが、すでにベアリングに関連付けられた第1の空気圧シリンダまたは第2の空気圧シリンダを有さないベアリングのうちの1つのベアリングに別の荷重を加えるように構成された別の空気圧シリンダを有することができる(例えば、回転カッター30の第1の複数のベアリング70のうちの1つのベアリングに別の荷重を加えるように構成された別の空気圧シリンダ84を有する、図6の回転切断ユニット500を参照されたい)。
【0076】
図3A図3D図4A図4B、および図6を参照すると、回転切断ユニット200、250、260、270、300、350、500において、回転カッター30が、第1の回転軸56を中心とした回転において駆動されるようにモータ37に連結され得る。この事例では、第1のアクスル38および第2のアクスル58のうちの第1のアクスル38のみがフレーム20により直接に支持され得る。図5A図5Bを参照すると、回転切断ユニット400、450において、アンビル50が第2の回転軸56を中心とした回転において駆動されるようにモータ37に連結され得る。この事例では、第1のアクスル38および第2のアクスル58のうちの第2のアクスル58がフレーム20により直接に支持され得る。当業者には理解されるように、駆動されるアクスル56、58は置換可能である。
【0077】
図1A図1C図2A図3A図3C図4A図5A、および図6を参照すると、回転カッター30がアンビル50の上方に水平に存在することができる。図1B図2B図3B図3D図4B、および図5Bを参照すると、アンビル50が回転カッター30の上方に水平に存在することができる。図6の回転切断ユニット500が、アンビル50を回転カッター30の上方で水平に存在するように構成されてもよい。言及した図では、回転切断ユニットのフレーム20の基部90が地面の方に方向付けられ、例えば、フロアまたは適切なプラットフォームの上にあり、上方に水平に存在する回転カッター30またはアンビル50が基部90の位置を基準とする。
【0078】
図2A図2Bを参照すると、第1の空気圧シリンダ80が、第1の耐荷重構造体40に対して押圧される第2の耐荷重構造体60の両側に荷重を加えることにより、第2の回転軸56に沿った曲げ効果をアンビル50(「正バイアスアンビル」または「PBA(positive bias anvil)」)に適用することができる。図3A図3Bを参照すると、第2の耐荷重構造体60に対して押圧される第1の耐荷重構造体40の両側に荷重を加えることにより、第1の回転軸36に沿った曲げ効果が回転カッター30(「正バイアスカッター」または「PBC(positive bias cutter)」)に適用され得る。図3C図3Dを参照すると、図3A図3Bに示されるような回転カッター30に対しての同じPBC効果が、複数の耐荷重サブ構造体を備える第1の耐荷重構造体40に適用され得る。図4A図4Bを参照すると、アンビル側において第2の複数のベアリング70の上にある第1の空気圧シリンダ80および第2の空気圧シリンダ82を示す図3A図3Bの構成より低い切断高さを可能にするようにカッター側において第1の空気圧シリンダ80により第1の複数のベアリング70に荷重を加えることにより、PBC曲げ効果が回転カッター30(「正バイアスカッター」または「PBC」)に適用され得る。図4A図4Bの構成はさらに、回転カッター30上にある第1の耐荷重構造体40の平行移動および回転を可能にすることができる。図5Aが、駆動される回転カッター30の第1のアクスル56を有する図2Bの構成とは異なり、駆動されるアンビル50の第2のアクスル58を有する。図5Bが、駆動される回転カッター30の第1のアクスル56を有する図2Aの構成とは異なり、駆動されるアンビル50の第2のアクスル58を有する。図6図3Aのように回転カッター30に対してのPBC効果を有するが、第3の空気圧シリンダ84が曲げ効果の大きさに対しての追加の制御を実現する。
【0079】
図2B図2Aの配置構成と同様の配置構成であるが、回転カッター30およびアンビルの位置が入れ替わっており、その結果、回転カッター30が垂直方向においてアンビル50の下方に配置構成される。図3B図3Aの配置構成と同様の配置構成であるが、回転カッター30およびアンビル50の位置が入れ替わっており、その結果、回転カッター30が垂直方向においてアンビル50の下方に配置構成される。図3D図3Cの配置構成と同様の配置構成であるが、回転カッター30およびアンビルの位置が入れ替わっており、その結果、回転カッター30が垂直方向においてアンビル50の下方に配置構成される。図4B図4Aの配置構成と同様の配置構成であるが、回転カッター30およびアンビル50の位置が入れ替わっており、その結果、回転カッター30が垂直方向においてアンビル50の下方に配置構成される。図5B図5Aの配置構成と同様の配置構成であるが、回転カッター30およびアンビル50の位置が入れ替わっており、その結果、回転カッター30が垂直方向においてアンビル50の下方に配置構成される。
【0080】
2つ以上の回転切断ユニットが回転切断システムとして動作するように組み合わされ得る。例えば、回転切断システムが、第1の回転切断ユニットおよび第2の回転切断ユニットを有することができる。第1および第2の回転切断ユニットが、第1の回転切断ユニットの開いている側部を有する配置構成を第2の回転切断ユニットの開いている側部を有する配置構成の方に方向付けるように、配置され得る。このような配置構成を有する回転切断システムでは、材料の第1の縁部領域などの材料の第1の部分が、切断するためのナイフ部材の作用を受けるように回転カッターとアンビルとの間で第1の回転切断ユニットを通して送られ得、同時に、材料の第2の縁部領域などの材料の第2の部分が、切断するためのナイフ部材の作用を受けるように回転カッターとアンビルとの間で第2の回転切断ユニットを通して送られ得る。第1の回転切断ユニットおよび第2の回転切断ユニットの開いている側部を有する配置構成が、送り方向においてそこを通るように材料を移動させることができるところである空間を提供し、対して、材料の第1および第2の端部領域がそれぞれの回転切断ユニットによって作業される。図7A図7Cが回転切断システムの例を概略的に示しており、図7Aが例示の実施形態による回転切断システムの側面図であり、図7Bが別の例示の実施形態による回転切断システムの側面図であり、図7Cが別の例示の実施形態による回転切断システムの側面図である。
【0081】
図7A図7Cを参照すると、回転切断システム600、650、660が、図1A図6を参照して上で説明した複数の回転切断ユニット1、2、3、10、100、200、250、260、270、300、350、400、450、500を有することができる。複数の回転切断ユニットの第1の回転切断ユニット610が、第1の回転切断ユニット610の回転カッター30の第1のアクスル38を第2の回転切断ユニット620の回転カッター30の第1のアクスル38に同軸にするように、複数の回転切断ユニットの第2の回転切断ユニット620に対して配置される。代替的実施形態では、第1の回転切断ユニット610の回転カッター30の第1のアクスル38が平行であり、さらには、第2の回転切断ユニット620の回転カッター30の第1のアクスル38からオフセットされる。図7Aを参照すると、回転切断システム600において、第1の回転切断ユニット610を第2の回転切断ユニット620から分離する距離が摺動などにより調整可能となり得る。図7Bを参照すると、回転切断システム650において、第1の回転切断ユニット610のアンビル50が第2の回転切断ユニット620のアンビル50に一体化され、それにより第1の回転切断ユニット610および第2の回転切断ユニット620にわたる単一の一体化されたアンビルユニット750を提供する。図7Bの一体化されたアンビル750は、図7Aの構成とは対照的に、第1の回転切断ユニット610と第2の回転切断ユニット620との間の距離を調整不可にする。図7Cを参照すると、回転切断システム660において、第1の回転切断ユニット610のアンビル50が第2の回転切断ユニット620のアンビル50に一体化され、その結果、一体化されたアンビル750が提供される。図7Bの構成とは対照的に、第1の回転切断ユニット610および第2の回転切断ユニット620の各々の回転カッター30がレール770上のフレーム20から吊設され、それにより、第2の回転切断ユニット620から第1の回転切断ユニット610を分離する距離を摺動などにより調整可能にすることが可能となる。
【0082】
いくつかの実施形態では、一体化されたアンビル750が、単一の回転軸630に対しての回転する1つの連続するアンビル面を有する。図7Bおよび図7Cが、連続するアンビル面を1つのみ有する一体化されたアンビルの例を示す。他の実施形態では、一体化されたアンビルが、第1の回転切断ユニット610の回転カッターに関連付けられた第1のアンビル面と、第2の回転切断ユニット620の回転カッターに関連付けられた第2のアンビル面と、を有するなどにより、単一の回転軸630に対して回転する不連続のアンビル面を有する。図8が、図7Cの実施形態と同様の回転切断システム800の実施形態を示しており、これが、第1のアンビル面805および第2のアンビル面810の形態である不連続のアンビル面を備える一体化されたアンビル750の例を含む。
【0083】
本発明の実施形態に関連させて本開示を説明してきたが、添付の特許請求の範囲で定義される本開示の精神および範囲から逸脱することなく、具体的には説明されない追加、削除、修正、および置換が行われ得ることを当業者であれば認識するであろう。
【0084】
本明細書で説明される主題は、場合によっては、異なる他の構成要素に含まれるかまたは異なる他の構成要素に結び付けられる異なる構成要素を示す。このような描かれるアーキテクチャが単に例示であること、および、実際には、同じ機能性を達成する多くの他のアーキテクチャが実装され得ることが理解されよう。概念的な意味では、同じ機能性を達成するための構成要素の任意の配置構成は、所望の機能性を達成するように効果的に「関連付け」られる。したがって、特定の機能性を達成するために組み合わされる本明細書の任意の2つの構成要素が、アーキテクチャまたは中間構成要素に関係なく所望の機能性を達成するように互いに「関連付けられている」とみなされ得る。同様に、このように関連付けられる任意の2つの構成要素は、所望の機能性を達成するために互いに「動作可能に接続されている」または「動作可能に連結されている」ともみなされ得、さらに、このように関連付けられ得る任意の2つの構成要素は、所望の機能性を達成するために互いに「動作可能に連結可能である」とみなされ得る。動作可能に連結可能である具体的な例には、限定しないが、物理的に対合可能であるおよび/または物理的に相互作用する構成要素、無線で相互作用可能であるおよび/または無線で相互作用する構成要素、ならびに/あるいは、論理的に相互作用するおよび/または論理的に相互作用可能である構成要素が含まれる。
【0085】
いくつかの例では、本明細書では、1つまたは複数の構成要素が、「するように構成される」、「によって構成される」、「するように構成可能である」、「するように動作可能である/動作する」、「適合される/適合可能である」、「することができる」、「適合可能である/適合される」などと説明され得る。これらの用語(例えば、「するように構成される」など)は、文脈により別の意味を必要としない限り、概して、活動状態にある構成要素および/または非活動状態にある構成要素、ならびに/あるいは、待機状態にある構成要素を包含することができることを当業者であれば認識するであろう。
【0086】
本明細書で説明される本発明の主題の特定の態様を示して説明してきたが、本明細書の教示に基づいて、本明細書で説明される主題から逸脱することなく変更形態および修正形態が作られ得ること、ならびに、その広範な態様およびひいては添付の特許請求の範囲が、本明細書で説明される主題の真の精神および範囲内にあるようなすべての変更形態および修正形態をその範囲内に包含することは、当業者には明らかであろう。概して、本明細書で使用される用語が、また特には添付の特許請求の範囲(例えば、添付の特許請求の範囲の本文)で使用される用語が概して「オープン」タームであることを意図されることを当業者であれば理解されよう(例えば、「含んでいる」という用語は「限定しないが含んでいる」として解釈されるべきであり、「有する」という用語は「少なくとも有する」として解釈されるべきであり、「含む」という用語は「限定しないが含む」として解釈されるべきである、など)。
【0087】
さらに、前置きのあるクレーム言及物(introduced claim recitation)の特定の数が意図される場合、このような意図は特許請求の範囲に明示され、このような言及物がない場合にはこのような意図もない、ことを当業者であれば理解されよう。例えば、理解を支援するものとして、以下の添付の特許請求の範囲は、クレーム言及物に前置きを付けるために「少なくとも1つ」および「1つまたは複数」という前置きフレーズを使用することを含むことができる。しかし、このようなフレーズの使用は、不定冠詞「a」または「an」によるクレーム言及物の前置きは、このような前置きのあるクレーム言及物を含む任意特定のクレームを、この言及物を1つのみ含むクレームのみに限定することを暗に意味するものとして解釈すべきではない(この同じクレームに、「1つまたは複数」または「少なくとも1つ」という前置きフレーズ、および、不定冠詞「a」または「an」を含む場合であっても)(例えば、「a」および/または「an」は、通常、「少なくとも1つ」または「1つまたは複数」を意味するものとして解釈すべきである)。クレーム言及物に前置きを付けるために使用される定冠詞を使用する場合にも同じことが当てはまる。
【0088】
加えて、前置きのあるクレーム言及物の特定の数が明記される場合、この言及物が通常は少なくとも記載される数を意味するものとして解釈されなければならないことを当業者であれば認識するであろう(例えば、他の修飾語を有さない「2つの言及物」の言及物のみは、通常、少なくとも2つの言及物あるいは2つ以上の言及物を意味する)。
【0089】
さらに、「A、B、およびCなどのうち少なくとも1つ」と同様の表現(convention)が使用されるような例では、一般に、このような構文(construction)は、当業者によりその表現が理解されるであろう意味であることを意図される(例えば、「A、B、およびCのうち少なくとも1つを有するシステム」は、限定しないが、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびBの両方、AおよびCの両方、BおよびCの両方、ならびに/あるいは、A、B、およびCのすべて、などを有するシステムを含む)。さらに、「A、B、またはCなどのうち少なくとも1つ」に同様の表現が使用されるような例では、一般に、このような構文は、当業者によりその表現が理解されるであろう意味であることを意図される(例えば、「A、B、またはCのうち少なくとも1つを有するシステム」は、限定しないが、Aのみ、Bのみ、Cのみ、AおよびBの両方、AおよびCの両方、BおよびCの両方、ならびに/あるいは、A、B、およびCのすべてなどを有するシステムを含む)。さらに、一般的に、2つ以上の代替用語を表す選言的な単語および/またはフレーズは、文脈により他の意味を示されない限り、本記述内であろうと、特許請求の範囲内であろうと、あるいは図面内であろうと、それら用語のうちの1つ、それらの用語のうちのいずれか、またはそれらの用語の両方を含む可能性を意図すると理解されるべきであることを、当業者であれば理解するであろう。例えば、「AまたはB」というフレーズは、一般的に、「A」または「B」あるいは「AおよびB」の可能性を含むものと理解されるであろう。
【0090】
添付の特許請求の範囲に関して、本明細書で言及される動作は一般に任意の順序で実施され得ることを当業者であれば認識するであろう。また、種々の動作の流れが並びで提示されるが、種々の動作が示される順序ではない他の順序でも実施され得るかまたは同時に実施され得ることが理解されよう。このような代替の順序の例には、文脈により他の意味が示されない限りにおいて、重複、交互配置、割り込み、再順序付け、インクリメンタル、予備的、追加、同時、逆転、または他の変異の順序が含まれ得る。さらに、「に応答して」、「に関連する」などの用語、または他の過去時制の形容詞は、一般に、文脈により他の意味が示されない限りにおいて、その変化形を排除することを意図されない。
【0091】
上記の特定の例示のプロセスおよび/またはデバイスならびに/あるいは技術は、本明細書と共に提出される特許請求の範囲および/または本出願の他の箇所などの、本明細書の他の箇所で教示される、より一般的なプロセスおよび/またはデバイスならびに/あるいは技術を表すものであることを当業者であれば認識するであろう。
【0092】
本明細書で種々の態様および実施形態を開示してきたが、他の態様および実施形態も当業者には明らかとなろう。本明細書で開示される種々の態様および実施形態は例示を目的とするものであり、限定的であることを意図されず、真の範囲および精神は以下の特許請求の範囲によって示される。
【0093】
詳細な説明、図面、および特許請求の範囲で説明される例示の実施形態は、限定的であることを意図されない。本明細書で提示される主題の精神または範囲から逸脱することなく、他の実施形態も利用され得、他の変更形態も作られ得る。
【0094】
値の範囲が提供される場合、文脈により他の意味が明確に示されない限り、この範囲の上限値と下限値との間にある、下限値の1つ下の桁までの各々の中間値およびこの言及される範囲内にある任意の他の言及される値または中間値が、本開示に包含されることが理解される。これらの小さい範囲に独立して含まれ得るこれらの小さい範囲の上限値および下限値も本開示に包含され、言及される範囲内において任意特定の限界値の排除に従うものである。言及される範囲が限界値のうちの一方または両方を含む場合、これらの含まれる限界値のいずれかまたは両方を排除する範囲も説明される本開示に含まれる。
【0095】
本明細書で説明される構成要素(例えば、動作)、デバイス、物体、およびこれらに付随する考察が概念を明確にするための例として使用されること、ならびに、多様な構成の修正形態が企図されること、を当業者であれば認識するであろう。結果として、本明細書で使用される場合の、記載される特定の典型例および付随の考察は、それらのより一般的な部類を表すことを意図される。一般に、任意特定の典型例の使用はその分類を表すことを意図され、特定の構成要素(例えば、動作)、デバイス、および物体を含まないことは限定的なものとしてみなされるべきではない。
【0096】
加えて、例えば、本開示で説明されるシステムおよび方法の任意の並びおよび/または並びの時間順序は例示であり、本質的に限定的であると解釈されるべきではない。したがって、プロセスステップが並びとしてまたは時間順所として示されて説明されるが、これらのプロセスステップは任意特定の並びまたは順序で実行されることのみに必ずしも限定されないことが理解されるべきである。例えば、このようなプロセスまたは方法のステップは、本開示の範囲内に留まりながら、概して、多種多様な並びおよび順序で実行され得る。
【0097】
最後に、本明細書で考察される出願公開公報および/または特許文献は、単に、説明される本開示の出願日より前のそれらの開示のために提示されるものである。本明細書ではいかなるものも、説明される本開示が以前の開示によるこのような公開公報に先行する権利を有さないことを認めるものとして解釈されるべきではない。
図1A
図1B
図1C
図2A
図2B
図3A
図3B
図3C
図3D
図4A
図4B
図5A
図5B
図6
図7A
図7B
図7C
図8
【国際調査報告】